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特表2025-505464測定方法、装置、関連機器及び記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-02-26
(54)【発明の名称】測定方法、装置、関連機器及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 36/30 20090101AFI20250218BHJP
   H04W 24/10 20090101ALI20250218BHJP
   H04W 16/28 20090101ALI20250218BHJP
   H04W 36/08 20090101ALI20250218BHJP
【FI】
H04W36/30
H04W24/10
H04W16/28
H04W36/08
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024547645
(86)(22)【出願日】2023-02-08
(85)【翻訳文提出日】2024-08-14
(86)【国際出願番号】 CN2023075063
(87)【国際公開番号】W WO2023151605
(87)【国際公開日】2023-08-17
(31)【優先権主張番号】202210130197.5
(32)【優先日】2022-02-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.FRAM
(71)【出願人】
【識別番号】518389015
【氏名又は名称】中国移動通信有限公司研究院
【氏名又は名称原語表記】China Mobile Communication Co., Ltd Research Institute
【住所又は居所原語表記】32 Xuanwumen West Street, Xicheng District, Beijing 100053, China
(71)【出願人】
【識別番号】518301095
【氏名又は名称】中国移動通信集団有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100118256
【弁理士】
【氏名又は名称】小野寺 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100166338
【弁理士】
【氏名又は名称】関口 正夫
(72)【発明者】
【氏名】陳 晶晶
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067EE02
5K067EE10
5K067JJ39
5K067KK02
(57)【要約】
本願は、測定方法、装置、端末、ネットワーク機器及び記憶媒体を開示している。そのうち、方法は、端末が第一セルの測定に関する情報である第一情報を取得することを含み、前記第一セルの測定には、レイヤ1測定と、候補ビーム検出(CBD)と、ビーム障害検出(BFD)と、無線リンク監視(RLM)とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【選択図】 図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末に適用される測定方法であって、
第一セルの測定に関する情報である第一情報を取得することを含み、前記第一セルの測定には、
レイヤ1測定と、
候補ビーム検出(CBD)と、
ビーム障害検出(BFD)と、
無線リンク監視(RLM)とのうち、少なくとも1つが含まれる、測定方法。
【請求項2】
前記第一セルは、非サービングセル、又は、サービングセルの物理セル識別子(PCI)とは異なるセルを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第一情報には、測定期間に適用される第一ファクタが含まれる、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第一ファクタは、
パーセンテージと、
正数と、
分数とのうち、1つを含み、
サービングセルの参照シンボルと第一セルの参照シンボルとに部分的な重複がある場合、第一ファクタ=K1/(1-A/B)、又は第一ファクタ=K1/(1-B/A)であり、ここで、K1が正数であり、Aが第一セルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表し、Bがサービングセルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表し、
第一セルの参照シンボルと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第一ファクタ=K2/(1-A/Z)であり、ここで、K2が正数であり、Aが第一セルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表し、Zが測定間隔の周期を表し、
サービングセルの参照シンボルと第一セルの参照シンボルとに部分的な重複があり、且つ第一セルの参照シンボルと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第一ファクタ=K3/(1-A/B-A/Z)、又は第一ファクタ=K3/(1-B/A-A/Z)、又は第一ファクタ=K3/(1-B/A-B/Z)であり、ここで、K3が正数であり、Aが第一セルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表し、Zが測定間隔の周期を表し、Bがサービングセルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表す、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記第一ファクタは、
サービングセルの参照シンボルと第一セルの参照シンボルとに重複がある場合、前記第一ファクタがパラメータA及びパラメータBに関連するものであり、パラメータAが第一セルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表し、パラメータBがサービングセルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表すことと、
第一セルの参照シンボルと測定間隔とに重複がある場合、前記第一ファクタがパラメータA及びパラメータZに関連するものであり、パラメータAが第一セルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表すことと、
サービングセルの参照シンボルと第一セルの参照シンボルとに重複があり、且つ第一セルの参照シンボルと測定間隔とに重複がある場合、前記第一ファクタがパラメータA、パラメータB及びパラメータZに関連するものであり、パラメータAが第一セルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表し、パラメータBがサービングセルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表すこととのうち、1つを満たす、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記第一情報には、測定期間に適用される第二ファクタが含まれる、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第二ファクタは、
パーセンテージと、
正数と、
分数とのうち、1つを含み、
第一セルのレイヤ1の参照シンボルと第二セルのレイヤ3の参照シンボルとに部分的な重複がある場合、第二ファクタ=M1/(1-A/C)、又は第二ファクタ=M1/(1-C/A)であり、ここで、M1が正数であり、Aが第一セルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表し、Cが第二セルのレイヤ3の参照シンボルの周期を表し、
第一セルの参照シンボルと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第二ファクタ=M2/(1-A/Z)であり、ここで、M2が正数であり、Aが第一セルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表し、Zが測定間隔の周期を表し、
第一セルの参照シンボルと第二セルの参照シンボルとに部分的な重複があり、且つ第一セルの参照シンボルと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第二ファクタ=M3/(1-A/C-A/Z)、又は第二ファクタ=M3/(1-C/A-A/Z)、又は第二ファクタ=M3/(1-C/A-C/Z)であり、ここで、M3が正数であり、Aが第一セルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表し、Zが測定間隔の周期を表し、Cが第二セルのレイヤ3の参照シンボルの周期を表す、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記第二ファクタは、
第一セルのレイヤ1の参照シンボルと第二セルのレイヤ3の参照シンボルとに重複がある場合、前記第二ファクタがパラメータA及びパラメータCに関連するものであり、パラメータAが第一セルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表し、パラメータCが第二セルのレイヤ3の参照シンボルの周期を表すことと、
第一セルの参照シンボルと測定間隔とに重複がある場合、前記第二ファクタがパラメータA及びパラメータZに関連するものであり、パラメータAが第一セルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表すことと、
第一セルの参照シンボルと第二セルの参照シンボルとに重複があり、且つ第一セルの参照シンボルと測定間隔とに重複がある場合、前記第二ファクタがパラメータA、パラメータC及びパラメータZに関連するものであり、パラメータAが第一セルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表し、パラメータCが第二セルのレイヤ3の参照シンボルの周期を表すこととのうち、1つを満たす、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記第一情報には、測定期間に適用される第三ファクタが含まれる、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記第三ファクタは、
パーセンテージと、
正数と、
分数とのうち、1つを含み、
第一セルのBFDと第三セルのCBDとの参照シンボルに部分的な重複がある場合、第三ファクタ=N1/(1-D/E)、又は第三ファクタ=N1/(1-E/D)であり、ここで、N1が正数であり、Dが第一セルのBFDの参照シンボルの周期を表し、Eが第三セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、
第一セルのBFDの参照シンボルと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第三ファクタ=N2/(1-D/Z)であり、ここで、N2が正数であり、Dが第一セルのBFDの参照シンボルの周期を表し、Zが測定間隔の周期を表し、
第一セルのCBDの参照シンボルと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第三ファクタ=N6/(1-F/Z)であり、ここで、N6が正数であり、Fが第一セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、Zが測定間隔の周期を表し、
第一セルのBFDと第三セルのCBDとの参照シンボルに部分的な重複があり、且つ第一セルのBFDと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第三ファクタ=N3/(1-D/E-D/Z)、又は第三ファクタ=N3/(1-E/D-D/Z)、又は第三ファクタ=N3/(1-E/D-E/Z)であり、ここで、N3が正数であり、Dが第一セルのBFDの参照シンボルの周期を表し、Zが測定間隔の周期を表し、Eが第三セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、
第一セルのCBDと第三セルのBFDとの参照シンボルに部分的な重複がある場合、第三ファクタ=N4/(1-F/G)、又は第三ファクタ=N4/(1-G/F)であり、ここで、N4が正数であり、Fが第一セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、Gが第三セルのBFDの参照シンボルの周期を表し、
第一セルのCBDと第三セルのBFDとの参照シンボルに部分的な重複があり、且つ第一セルのCBDと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第三ファクタ=N5/(1-F/G-F/Z)、又は第三ファクタ=N5/(1-G/F-F/Z)、又は第三ファクタ=N5/(1-G/F-G/Z)であり、ここで、N5が正数であり、Fが第一セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、Zが測定間隔の周期を表し、Gが第三セルのBFDの参照シンボルの周期を表す、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記第三ファクタは、
第一セルのBFDと第三セルのCBDとの参照シンボルに重複がある場合、前記第三ファクタがパラメータD及びパラメータEに関連するものであり、パラメータDが第一セルのBFDの参照シンボルの周期を表し、パラメータEが第三セルのCBDの参照シンボルの周期を表すことと、
第一セルのBFDの参照シンボルと測定間隔とに重複がある場合、前記第三ファクタがパラメータD及びパラメータZに関連するものであり、パラメータDが第一セルのBFDの参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表すことと、
第一セルのCBDの参照シンボルと測定間隔とに重複がある場合、前記第三ファクタがパラメータF及びパラメータZに関連するものであり、パラメータFが第一セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表すことと、
第一セルのBFDと第三セルのCBDとの参照シンボルに重複があり、且つ第一セルのBFDと測定間隔とに重複がある場合、前記第三ファクタがパラメータD、パラメータE及びパラメータZに関連するものであり、パラメータDが第一セルのBFDの参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表し、パラメータEが第三セルのCBDの参照シンボルの周期を表すことと、
第一セルのCBDと第三セルのBFDとの参照シンボルに重複がある場合、前記第三ファクタがパラメータF及びパラメータGに関連するものであり、パラメータFが第一セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、パラメータGが第三セルのBFDの参照シンボルの周期を表すことと、
第一セルのCBDと第三セルのBFDとの参照シンボルに重複があり、且つ第一セルのCBDと測定間隔とに重複がある場合、前記第三ファクタがパラメータF、パラメータG及びパラメータZに関連するものであり、パラメータFが第一セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表し、パラメータGが第三セルのBFDの参照シンボルの周期を表すこととのうち、1つを満たす、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記第一情報には、
第一セルのレイヤ1測定とサービングセルのレイヤ1測定とに重複がある場合に同時に測定するかどうかを指示する第一指示情報と、
第一セルのレイヤ1測定と第二セルのレイヤ3測定とに重複がある場合に同時に測定するかどうかを指示する第二指示情報と、
第一セルのBFD測定と第三セルのCBD測定とに重複がある場合に同時に測定するかどうかを指示するか、又は第一セルのCBD測定と第三セルのBFD測定とに重複がある場合に同時に測定するかどうかを指示する第三指示情報と、
第一セルのレイヤ1の測定結果の迅速な報告をオン又はオフすること、又は第一スレッショルドを指示する第四指示情報とのうち、少なくとも1つが含まれる、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記第四指示情報が第一セルのレイヤ1の測定結果の迅速な報告をオンすることを指示するものであるか、又は第一セルのレイヤ1の測定結果が前記第一スレッショルド以上である場合、第一セルのレイヤ1の測定結果をP1個得た後に測定結果を前記ネットワーク側に報告するか、
或いは、前記第四指示情報が第一セルのレイヤ1の測定結果の迅速な報告をオフすることを指示するものであるか、又は第一セルのレイヤ1の測定結果が前記第一スレッショルド未満である場合、第一セルのレイヤ1の測定結果をQ1個得た後に測定結果を前記ネットワーク側に報告し、P1が1以上の整数であり、Q1が1以上の整数であり、P1がQ1よりも小さい、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記第四指示情報が第一セルのレイヤ1の測定結果の迅速な報告をオン又はオフすることを指示するものであれば、前記第四指示情報には、第一カウンタが含まれ、
得られた第一セルのレイヤ1の測定結果の個数が前記第一カウンタの要求を満たす場合、測定結果を報告する、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記方法は、
前記ネットワーク側から送信された第二情報であって、第二スレッショルドを指示する第二情報を受信することと、
第一セルのレイヤ1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果を前記ネットワーク側に報告することとを更に含む、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記方法は、
前記ネットワーク側から送信された第三情報であって、第三スレッショルドを指示する第三情報を受信することと、
レイヤ1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果の個数が第三スレッショルドを満たす場合、レイヤ1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果を前記ネットワーク側に報告することとを更に含む、請求項13に記載の方法。
【請求項17】
前記第三情報には、第二カウンタが含まれ、
レイヤ1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果の個数が前記第二カウンタの要求を満たす場合、レイヤ1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果を前記ネットワーク側に報告する、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記方法は、
前記ネットワーク側から送信された第四情報であって、報告される測定結果の最大数量を指示する第四情報を受信することと、
レイヤ1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果の個数が前記最大数量よりも大きい場合、前記第二スレッショルド以上の測定結果の中から前記最大数量の分の測定結果を選択して報告することとを更に含む、請求項16に記載の方法。
【請求項19】
測定結果の絶対値を報告するか、
又は、
第一ビームの測定結果に対する測定結果の相対値を報告する、請求項13に記載の方法。
【請求項20】
前記第一ビームは、
第一セルの最も品質の高いビームと、
サービングセルの最も品質の高いビームとのうち、1つを含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
第一セルのレイヤ1の測定結果を報告する場合、前記方法は、
第一セルのレイヤ3の測定結果を報告することを更に含む、請求項13に記載の方法。
【請求項22】
前記方法は、
前記ネットワーク側から送信された第五情報であって、第一セルのレイヤ3の測定結果を報告するかどうかを前記端末に指示する第五情報を受信することと、
前記第五情報が第一セルのレイヤ3の測定結果を報告することを前記端末に指示するものであれば、第一セルのレイヤ1の測定結果を報告すると同時にレイヤ3の測定結果を報告することとを更に含む、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
ネットワーク機器に適用される測定方法であって、
第一セルの測定に関する情報である第一情報を端末に送信することを含み、前記第一セルの測定には、
レイヤ1測定と、
CBDと、
BFDと、
RLMとのうち、少なくとも1つが含まれる、測定方法。
【請求項24】
前記第一セルは、非サービングセル、又は、サービングセルのPCIとは異なるセルを含む、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記第一情報には、測定期間に適用される第一ファクタが含まれる、請求項23に記載の方法。
【請求項26】
前記第一ファクタは、
パーセンテージと、
正数と、
分数とのうち、1つを含み、
サービングセルの参照シンボルと第一セルの参照シンボルとに部分的な重複がある場合、第一ファクタ=K1/(1-A/B)、又は第一ファクタ=K1/(1-B/A)であり、ここで、K1が正数であり、Aが第一セルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表し、Bがサービングセルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表し、
第一セルの参照シンボルと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第一ファクタ=K2/(1-A/Z)であり、ここで、K2が正数であり、Aが第一セルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表し、Zが測定間隔の周期を表し、
サービングセルの参照シンボルと第一セルの参照シンボルとに部分的な重複があり、且つ第一セルの参照シンボルと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第一ファクタ=K3/(1-A/B-A/Z)、又は第一ファクタ=K3/(1-B/A-A/Z)、又は第一ファクタ=K3/(1-B/A-B/Z)であり、ここで、K3が正数であり、Aが第一セルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表し、Zが測定間隔の周期を表し、Bがサービングセルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表す、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記第一ファクタは、
サービングセルの参照シンボルと第一セルの参照シンボルとに重複がある場合、前記第一ファクタがパラメータA及びパラメータBに関連するものであり、パラメータAが第一セルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表し、パラメータBがサービングセルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表すことと、
第一セルの参照シンボルと測定間隔とに重複がある場合、前記第一ファクタがパラメータA及びパラメータZに関連するものであり、パラメータAが第一セルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表すことと、
サービングセルの参照シンボルと第一セルの参照シンボルとに重複があり、且つ第一セルの参照シンボルと測定間隔とに重複がある場合、前記第一ファクタがパラメータA、パラメータB及びパラメータZに関連するものであり、パラメータAが第一セルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表し、パラメータBがサービングセルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表すこととのうち、1つを満たす、請求項25に記載の方法。
【請求項28】
前記第一情報には、測定期間に適用される第二ファクタが含まれる、請求項23に記載の方法。
【請求項29】
前記第二ファクタは、
パーセンテージと、
正数と、
分数とのうち、1つを含み、
第一セルのレイヤ1の参照シンボルと第二セルのレイヤ3の参照シンボルとに部分的な重複がある場合、第二ファクタ=M1/(1-A/C)、又は第二ファクタ=M1/(1-C/A)であり、ここで、M1が正数であり、Aが第一セルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表し、Cが第二セルのレイヤ3の参照シンボルの周期を表し、
第一セルの参照シンボルと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第二ファクタ=M2/(1-A/Z)であり、ここで、M2が正数であり、Aが第一セルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表し、Zが測定間隔の周期を表し、
第一セルの参照シンボルと第二セルの参照シンボルとに部分的な重複があり、且つ第一セルの参照シンボルと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第二ファクタ=M3/(1-A/C-A/Z)、又は第二ファクタ=M3/(1-C/A-A/Z)、又は第二ファクタ=M3/(1-C/A-C/Z)であり、ここで、M3が正数であり、Aが第一セルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表し、Zが測定間隔の周期を表し、Cが第二セルのレイヤ3の参照シンボルの周期を表す、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記第二ファクタは、
第一セルのレイヤ1の参照シンボルと第二セルのレイヤ3の参照シンボルとに重複がある場合、前記第二ファクタがパラメータA及びパラメータCに関連するものであり、パラメータAが第一セルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表し、パラメータCが第二セルのレイヤ3の参照シンボルの周期を表すことと、
第一セルの参照シンボルと測定間隔とに重複がある場合、前記第二ファクタがパラメータA及びパラメータZに関連するものであり、パラメータAが第一セルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表すことと、
第一セルの参照シンボルと第二セルの参照シンボルとに重複があり、且つ第一セルの参照シンボルと測定間隔とに重複がある場合、前記第二ファクタがパラメータA、パラメータC及びパラメータZに関連するものであり、パラメータAが第一セルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表し、パラメータCが第二セルのレイヤ3の参照シンボルの周期を表すこととのうち、1つを満たす、請求項28に記載の方法。
【請求項31】
前記第一情報には、測定期間に適用される第三ファクタが含まれる、請求項23に記載の方法。
【請求項32】
前記第三ファクタは、
パーセンテージと、
正数と、
分数とのうち、1つを含み、
第一セルのBFDと第三セルのCBDとの参照シンボルに部分的な重複がある場合、第三ファクタ=N1/(1-D/E)、又は第三ファクタ=N1/(1-E/D)であり、ここで、N1が正数であり、Dが第一セルのBFDの参照シンボルの周期を表し、Eが第三セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、
第一セルのBFDの参照シンボルと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第三ファクタ=N2/(1-D/Z)であり、ここで、N2が正数であり、Dが第一セルのBFDの参照シンボルの周期を表し、Zが測定間隔の周期を表し、
第一セルのCBDの参照シンボルと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第三ファクタ=N6/(1-F/Z)であり、ここで、N6が正数であり、Fが第一セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、Zが測定間隔の周期を表し、
第一セルのBFDと第三セルのCBDとの参照シンボルに部分的な重複があり、且つ第一セルのBFDと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第三ファクタ=N3/(1-D/E-D/Z)、又は第三ファクタ=N3/(1-E/D-D/Z)、又は第三ファクタ=N3/(1-E/D-E/Z)であり、ここで、N3が正数であり、Dが第一セルのBFDの参照シンボルの周期を表し、Zが測定間隔の周期を表し、Eが第三セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、
第一セルのCBDと第三セルのBFDとの参照シンボルに部分的な重複がある場合、第三ファクタ=N4/(1-F/G)、又は第三ファクタ=N4/(1-G/F)であり、ここで、N4が正数であり、Fが第一セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、Gが第三セルのBFDの参照シンボルの周期を表し、
第一セルのCBDと第三セルのBFDとの参照シンボルに部分的な重複があり、且つ第一セルのCBDと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第三ファクタ=N5/(1-F/G-F/Z)、又は第三ファクタ=N5/(1-G/F-F/Z)、又は第三ファクタ=N5/(1-G/F-G/Z)であり、ここで、N5が正数であり、Fが第一セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、Zが測定間隔の周期を表し、Gが第三セルのBFDの参照シンボルの周期を表す、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記第三ファクタは、
第一セルのBFDと第三セルのCBDとの参照シンボルに重複がある場合、前記第三ファクタがパラメータD及びパラメータEに関連するものであり、パラメータDが第一セルのBFDの参照シンボルの周期を表し、パラメータEが第三セルのCBDの参照シンボルの周期を表すことと、
第一セルのBFDの参照シンボルと測定間隔とに重複がある場合、前記第三ファクタがパラメータD及びパラメータZに関連するものであり、パラメータDが第一セルのBFDの参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表すことと、
第一セルのCBDの参照シンボルと測定間隔とに重複がある場合、前記第三ファクタがパラメータF及びパラメータZに関連するものであり、パラメータFが第一セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表すことと、
第一セルのBFDと第三セルのCBDとの参照シンボルに重複があり、且つ第一セルのBFDと測定間隔とに重複がある場合、前記第三ファクタがパラメータD、パラメータE及びパラメータZに関連するものであり、パラメータDが第一セルのBFDの参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表し、パラメータEが第三セルのCBDの参照シンボルの周期を表すことと、
第一セルのCBDと第三セルのBFDとの参照シンボルに重複がある場合、前記第三ファクタがパラメータF及びパラメータGに関連するものであり、パラメータFが第一セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、パラメータGが第三セルのBFDの参照シンボルの周期を表すことと、
第一セルのCBDと第三セルのBFDとの参照シンボルに重複があり、且つ第一セルのCBDと測定間隔とに重複がある場合、前記第三ファクタがパラメータF、パラメータG及びパラメータZに関連するものであり、パラメータFが第一セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表し、パラメータGが第三セルのBFDの参照シンボルの周期を表すこととのうち、1つを満たす、請求項31に記載の方法。
【請求項34】
前記第一情報には、
第一セルのレイヤ1測定とサービングセルのレイヤ1測定とに重複がある場合に同時に測定するかどうかを指示する第一指示情報と、
第一セルのレイヤ1測定と第二セルのレイヤ3測定とに重複がある場合に同時に測定するかどうかを指示する第二指示情報と、
第一セルのBFD測定と第三セルのCBD測定とに重複がある場合に同時に測定するかどうかを指示するか、又は第一セルのCBD測定と第三セルのBFD測定とに重複がある場合に同時に測定するかどうかを指示する第三指示情報と、
第一セルのレイヤ1の測定結果の迅速な報告をオン又はオフすること、又は第一スレッショルドを指示する第四指示情報とのうち、少なくとも1つが含まれる、請求項23に記載の方法。
【請求項35】
前記第一情報に前記第四指示情報が含まれる場合、前記方法は、
前記端末から前記第一情報に基づいて報告された第一セルのレイヤ1の測定結果を受信することを更に含む、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記第四指示情報が第一セルのレイヤ1の測定結果の迅速な報告をオン又はオフすることを指示するものであれば、前記第四指示情報には、得られた第一セルのレイヤ1の測定結果の個数が第一カウンタの要求を満たす場合に測定結果を報告することを前記端末に指示するための前記第一カウンタが含まれる、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記方法は、
第二スレッショルドを指示する第二情報であって、前記第二スレッショルドが、第一セルのレイヤ1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果を前記端末が報告するためのものである第二情報を前記端末に送信することを更に含む、請求項35に記載の方法。
【請求項38】
前記方法は、
第三スレッショルドを指示する第三情報であって、前記第三スレッショルドが、レイヤ1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果の個数が第三スレッショルドを満たす場合、レイヤ1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果を前記端末が前記ネットワーク側に報告するためのものである第三情報を前記端末に送信することを更に含む、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記第三情報には、レイヤ1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果の個数が前記第二カウンタの要求を満たす場合、レイヤ1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果を前記ネットワーク側に報告することを前記端末に指示するための第二カウンタが含まれる、請求項36に記載の方法。
【請求項40】
前記方法は、
報告される測定結果の最大数量を指示する第四情報を前記端末に送信することを更に含む、請求項37に記載の方法。
【請求項41】
第一セルのレイヤ1の測定結果を受信する場合、前記方法は、
前記端末から報告された第一セルのレイヤ3の測定結果を受信することを更に含む、請求項35に記載の方法。
【請求項42】
前記方法は、
第一セルのレイヤ3の測定結果を報告するかどうかを前記端末に指示する第五情報を前記端末に送信することと、
前記第五情報が第一セルのレイヤ3の測定結果を報告することを前記端末に指示するものであれば、前記端末から報告された第一セルのレイヤ1の測定結果を受信すると同時に、前記端末から報告されたレイヤ3の測定結果を受信することとを更に含む、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
測定装置であって、
第一セルの測定に関する情報である第一情報を取得するように構成された取得ユニットを含み、前記第一セルの測定には、
レイヤ1測定と、
CBDと、
BFDと、
RLMとのうち、少なくとも1つが含まれる、測定装置。
【請求項44】
測定装置であって、
第一セルの測定に関する情報である第一情報を端末に送信するように構成された送信ユニットを含み、前記第一セルの測定には、
レイヤ1測定と、
CBDと、
BFDと、
RLMとのうち、少なくとも1つが含まれる、測定装置。
【請求項45】
第一プロセッサ及び第一通信インターフェースを含む端末であって、
前記第一プロセッサが、第一セルの測定に関する情報である第一情報を取得するように構成され、前記第一セルの測定には、
レイヤ1測定と、
CBDと、
BFDと、
RLMとのうち、少なくとも1つが含まれる、端末。
【請求項46】
第二プロセッサ及び第二通信インターフェースを含むネットワーク機器であって、
前記第二通信インターフェースが、第一セルの測定に関する情報である第一情報を端末に送信するように構成され、前記第一セルの測定には、
レイヤ1測定と、
CBDと、
BFDと、
RLMとのうち、少なくとも1つが含まれる、ネットワーク機器。
【請求項47】
第一プロセッサと、プロセッサ上で動作可能なコンピュータプログラムを記憶するように構成された第一メモリとを含む端末であって、
前記第一プロセッサが、前記コンピュータプログラムを動作させると、請求項1~22の何れか一項に記載の方法のステップを実行するように構成されている、端末。
【請求項48】
第二プロセッサと、プロセッサ上で動作可能なコンピュータプログラムを記憶するように構成された第二メモリとを含むネットワーク機器であって、
前記第二プロセッサが、前記コンピュータプログラムを動作させると、請求項23~42の何れか一項に記載の方法のステップを実行するように構成されている、ネットワーク機器。
【請求項49】
コンピュータプログラムを記憶した記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1~22の何れか一項に記載の方法のステップが実現されるか、又は請求項23~42の何れか一項に記載の方法のステップが実現される、記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、出願番号が202210130197.5、出願日が2022年02月11日である中国特許出願に基づいて出願され、当該中国特許出願の優先権を主張し、当該中国特許出願の内容の全ては、ここで参照として本願に組み込まれる。
本願は、無線通信技術に関し、特に、測定方法、装置、関連機器及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
関連技術では、モビリティ操作について、まず、端末から報告されたレイヤ3(L3)の測定結果に基づいてターゲットセルのハンドオーバを行い、次に、ターゲットセルにおいて、ビーム管理の報告結果に基づき、無線リソース制御(RRC)再構成メッセージを介して伝送構成指示状態(TCI state)の構成を行い、端末が適切な下りビームを選択してデータ受信できるようにする。
【0003】
しかしながら、上記のビーム管理は、サービングセルにおいてのみ行われる。また、データの送受信も、サービングセルにおいてのみ行われる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
関連技術における問題を解決するために、本願の実施例は、測定方法、装置、関連機器及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願の実施例の技術態様は、次のように実現されている。
【0006】
本願の実施例は、端末に適用される測定方法であって、
第一セルの測定に関する情報である第一情報を取得することを含み、前記第一セルの測定には、
レイヤ1(L1)測定と、
候補ビーム検出(CBD、Candidate Beam Detection)と、
ビーム障害検出(BFD、Beam Failure Detection)と、
無線リンク監視(RLM、Radio Link Monitoring)とのうち、少なくとも1つが含まれる、測定方法を提供する。
【0007】
上記態様において、前記第一セルは、非サービングセル、又は、サービングセルの物理セル識別子(PCI)とは異なるセルを含む。
【0008】
上記態様において、前記第一情報には、測定期間に適用される第一ファクタが含まれる。
【0009】
上記態様において、前記第一ファクタは、
パーセンテージと、
正数と、
分数とのうち、1つを含み、
サービングセルの参照シンボルと第一セルの参照シンボルとに部分的な重複がある場合、第一ファクタ=K1/(1-A/B)、又は第一ファクタ=K1/(1-B/A)であり、ここで、K1が正数であり、Aが第一セルのL1の参照シンボルの周期を表し、BがサービングセルのL1の参照シンボルの周期を表し、
第一セルの参照シンボルと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第一ファクタ=K2/(1-A/Z)であり、ここで、K2が正数であり、Aが第一セルのL1の参照シンボルの周期を表し、Zが測定間隔の周期を表し、
サービングセルの参照シンボルと第一セルの参照シンボルとに部分的な重複があり、且つ第一セルの参照シンボルと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第一ファクタ=K3/(1-A/B-A/Z)、又は第一ファクタ=K3/(1-B/A-A/Z)、又は第一ファクタ=K3/(1-B/A-B/Z)であり、ここで、K3が正数であり、Aが第一セルのL1の参照シンボルの周期を表し、Zが測定間隔の周期を表し、BがサービングセルのL1の参照シンボルの周期を表す。
【0010】
上記態様において、前記第一ファクタは、
サービングセルの参照シンボルと第一セルの参照シンボルとに重複がある場合、前記第一ファクタがパラメータA及びパラメータBに関連するものであり、パラメータAが第一セルのL1の参照シンボルの周期を表し、パラメータBがサービングセルのL1の参照シンボルの周期を表すことと、
第一セルの参照シンボルと測定間隔とに重複がある場合、前記第一ファクタがパラメータA及びパラメータZに関連するものであり、パラメータAが第一セルのL1の参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表すことと、
サービングセルの参照シンボルと第一セルの参照シンボルとに重複があり、且つ第一セルの参照シンボルと測定間隔とに重複がある場合、前記第一ファクタがパラメータA、パラメータB及びパラメータZに関連するものであり、パラメータAが第一セルのL1の参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表し、パラメータBがサービングセルのL1の参照シンボルの周期を表すこととこととのうち、1つを満たす。
【0011】
上記態様において、前記第一情報には、測定期間に適用される第二ファクタが含まれる。
【0012】
上記態様において、前記第二ファクタは、
パーセンテージと、
正数と、
分数とのうち、1つを含み、
第一セルのL1の参照シンボルと第二セルのL3の参照シンボルとに部分的な重複がある場合、第二ファクタ=M1/(1-A/C)、又は第二ファクタ=M1/(1-C/A)であり、ここで、M1が正数であり、Aが第一セルのL1の参照シンボルの周期を表し、Cが第二セルのL3の参照シンボルの周期を表し、
第一セルの参照シンボルと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第二ファクタ=M2/(1-A/Z)であり、ここで、M2が正数であり、Aが第一セルのL1の参照シンボルの周期を表し、Zが測定間隔の周期を表し、
第一セルの参照シンボルと第二セルの参照シンボルとに部分的な重複があり、且つ第一セルの参照シンボルと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第二ファクタ=M3/(1-A/C-A/Z)、又は第二ファクタ=M3/(1-C/A-A/Z)、又は第二ファクタ=M3/(1-C/A-C/Z)であり、ここで、M3が正数であり、Aが第一セルのL1の参照シンボルの周期を表し、Zが測定間隔の周期を表し、Cが第二セルのL3の参照シンボルの周期を表す。
【0013】
上記態様において、前記第二ファクタは、
第一セルのL1の参照シンボルと第二セルのL3の参照シンボルとに重複がある場合、前記第二ファクタがパラメータA及びパラメータCに関連するものであり、パラメータAが第一セルのL1の参照シンボルの周期を表し、パラメータCが第二セルのL3の参照シンボルの周期を表すことと、
第一セルの参照シンボルと測定間隔とに重複がある場合、前記第二ファクタがパラメータA及びパラメータZに関連するものであり、パラメータAが第一セルのL1の参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表すことと、
第一セルの参照シンボルと第二セルの参照シンボルとに重複があり、且つ第一セルの参照シンボルと測定間隔とに重複がある場合、前記第二ファクタがパラメータA、パラメータC及びパラメータZに関連するものであり、パラメータAが第一セルのL1の参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表し、パラメータCが第二セルのL3の参照シンボルの周期を表すこととのうち、1つを満たす。
【0014】
上記態様において、前記第一情報には、測定期間に適用される第三ファクタが含まれる。
【0015】
上記態様において、前記第三ファクタは、
パーセンテージと、
正数と、
分数とのうち、1つを含み、
第一セルのBFDと第三セルのCBDとの参照シンボルに部分的な重複がある場合、第三ファクタ=N1/(1-D/E)、又は第三ファクタ=N1/(1-E/D)であり、ここで、N1が正数であり、Dが第一セルのBFDの参照シンボルの周期を表し、Eが第三セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、
第一セルのBFDの参照シンボルと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第三ファクタ=N2/(1-D/Z)であり、ここで、N2が正数であり、Dが第一セルのBFDの参照シンボルの周期を表し、Zが測定間隔の周期を表し、
第一セルのCBDの参照シンボルと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第三ファクタ=N6/(1-F/Z)であり、ここで、N6が正数であり、Fが第一セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、Zが測定間隔の周期を表し、
第一セルのBFDと第三セルのCBDとの参照シンボルに部分的な重複があり、且つ第一セルのBFDと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第三ファクタ=N3/(1-D/E-D/Z)、又は第三ファクタ=N3/(1-E/D-D/Z)、又は第三ファクタ=N3/(1-E/D-E/Z)であり、ここで、N3が正数であり、Dが第一セルのBFDの参照シンボルの周期を表し、Zが測定間隔の周期を表し、Eが第三セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、
第一セルのCBDと第三セルのBFDとの参照シンボルに部分的な重複がある場合、第三ファクタ=N4/(1-F/G)、又は第三ファクタ=N4/(1-G/F)であり、ここで、N4が正数であり、Fが第一セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、Gが第三セルのBFDの参照シンボルの周期を表し、
第一セルのCBDと第三セルのBFDとの参照シンボルに部分的な重複があり、且つ第一セルのCBDと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第三ファクタ=N5/(1-F/G-F/Z)、又は第三ファクタ=N5/(1-G/F-F/Z)、又は第三ファクタ=N5/(1-G/F-G/Z)であり、ここで、N5が正数であり、Fが第一セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、Zが測定間隔の周期を表し、Gが第三セルのBFDの参照シンボルの周期を表す。
【0016】
上記態様において、前記第三ファクタは、
第一セルのBFDと第三セルのCBDとの参照シンボルに重複がある場合、前記第三ファクタがパラメータD及びパラメータEに関連するものであり、パラメータDが第一セルのBFDの参照シンボルの周期を表し、パラメータEが第三セルのCBDの参照シンボルの周期を表すことと、
第一セルのBFDの参照シンボルと測定間隔とに重複がある場合、前記第三ファクタがパラメータD及びパラメータZに関連するものであり、パラメータDが第一セルのBFDの参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表すことと、
第一セルのCBDの参照シンボルと測定間隔とに重複がある場合、前記第三ファクタがパラメータF及びパラメータZに関連するものであり、パラメータFが第一セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表すことと、
第一セルのBFDと第三セルのCBDとの参照シンボルに重複があり、且つ第一セルのBFDと測定間隔とに重複がある場合、前記第三ファクタがパラメータD、パラメータE及びパラメータZに関連するものであり、パラメータDが第一セルのBFDの参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表し、パラメータEが第三セルのCBDの参照シンボルの周期を表すことと、
第一セルのCBDと第三セルのBFDとの参照シンボルに重複がある場合、前記第三ファクタがパラメータF及びパラメータGに関連するものであり、パラメータFが第一セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、パラメータGが第三セルのBFDの参照シンボルの周期を表すことと、
第一セルのCBDと第三セルのBFDとの参照シンボルに重複があり、且つ第一セルのCBDと測定間隔とに重複がある場合、前記第三ファクタがパラメータF、パラメータG及びパラメータZに関連するものであり、パラメータFが第一セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表し、パラメータGが第三セルのBFDの参照シンボルの周期を表すこととのうち、1つを満たす。
【0017】
上記態様において、前記第一情報には、
第一セルのL1測定とサービングセルのL1測定とに重複がある場合に同時に測定するかどうかを指示する第一指示情報と、
第一セルのL1測定と第二セルのL3測定とに重複がある場合に同時に測定するかどうかを指示する第二指示情報と、
第一セルのBFD測定と第三セルのCBD測定とに重複がある場合に同時に測定するかどうかを指示するか、又は第一セルのCBD測定と第三セルのBFD測定とに重複がある場合に同時に測定するかどうかを指示する第三指示情報と、
第一セルのL1の測定結果の迅速な報告をオン又はオフすること、又は第一スレッショルドを指示する第四指示情報とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0018】
上記態様において、前記第四指示情報が第一セルのL1の測定結果の迅速な報告をオンすることを指示するものであるか、又は第一セルのL1の測定結果が前記第一スレッショルド以上である場合、第一セルのL1の測定結果をP1個得た後に測定結果を前記ネットワーク側に報告するか、
或いは、前記第四指示情報が第一セルのL1の測定結果の迅速な報告をオフすることを指示するものであるか、又は第一セルのL1の測定結果が前記第一スレッショルド未満である場合、第一セルのL1の測定結果をQ1個得た後に測定結果を前記ネットワーク側に報告し、P1が1以上の整数であり、Q1が1以上の整数であり、P1がQ1よりも小さい。
【0019】
上記態様において、前記第四指示情報が第一セルのL1の測定結果の迅速な報告をオン又はオフすることを指示するものであれば、前記第四指示情報には、第一カウンタが含まれ、
得られた第一セルのL1の測定結果の個数が前記第一カウンタの要求を満たす場合、測定結果を報告する。
【0020】
上記態様において、前記方法は、
前記ネットワーク側から送信された第二情報であって、第二スレッショルドを指示する第二情報を受信することと、
第一セルのL1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果を前記ネットワーク側に報告することとを更に含む。
【0021】
上記態様において、前記方法は、
前記ネットワーク側から送信された第三情報であって、第三スレッショルドを指示する第三情報を受信することと、
L1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果の個数が第三スレッショルドを満たす場合、L1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果を前記ネットワーク側に報告することとを更に含む。
【0022】
上記態様において、前記第三情報には、第二カウンタが含まれ、
L1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果の個数が前記第二カウンタの要求を満たす場合、L1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果を前記ネットワーク側に報告する。
【0023】
上記態様において、前記方法は、
前記ネットワーク側から送信された第四情報であって、報告される測定結果の最大数量を指示する第四情報を受信することと、
L1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果の個数が前記最大数量よりも大きい場合、前記第二スレッショルド以上の測定結果の中から前記最大数量の分の測定結果を選択して報告することとを更に含む。
【0024】
上記態様において、測定結果の絶対値を報告するか、
又は、
第一ビームの測定結果に対する測定結果の相対値を報告する。
【0025】
上記態様において、前記第一ビームは、
第一セルの最も品質の高いビームと、
サービングセルの最も品質の高いビームとのうち、1つを含む。
【0026】
上記態様において、第一セルのL1の測定結果を報告する場合、前記方法は、
第一セルのL3の測定結果を報告することを更に含む。
【0027】
上記態様において、前記方法は、
前記ネットワーク側から送信された第五情報であって、第一セルのL3の測定結果を報告するかどうかを前記端末に指示する第五情報を受信することと、
前記第五情報が第一セルのL3の測定結果を報告することを前記端末に指示するものであれば、第一セルのL1の測定結果を報告すると同時にL3の測定結果を報告することとを更に含む。
【0028】
本願の実施例は、ネットワーク機器に適用される測定方法であって、
第一セルの測定に関する情報である第一情報を端末に送信することを含み、前記第一セルの測定には、
L1測定と、
CBDと、
BFDと、
RLMとのうち、少なくとも1つが含まれる、測定方法を更に提供する。
【0029】
上記態様において、前記第一セルは、非サービングセル、又は、サービングセルのPCIとは異なるセルを含む。
【0030】
上記態様において、前記第一情報には、測定期間に適用される第一ファクタが含まれる。
【0031】
上記態様において、前記第一ファクタは、
パーセンテージと、
正数と、
分数とのうち、1つを含み、
サービングセルの参照シンボルと第一セルの参照シンボルとに部分的な重複がある場合、第一ファクタ=K1/(1-A/B)、又は第一ファクタ=K1/(1-B/A)であり、ここで、K1が正数であり、Aが第一セルのL1の参照シンボルの周期を表し、BがサービングセルのL1の参照シンボルの周期を表し、
第一セルの参照シンボルと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第一ファクタ=K2/(1-A/Z)であり、ここで、K2が正数であり、Aが第一セルのL1の参照シンボルの周期を表し、Zが測定間隔の周期を表し、
サービングセルの参照シンボルと第一セルの参照シンボルとに部分的な重複があり、且つ第一セルの参照シンボルと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第一ファクタ=K3/(1-A/B-A/Z)、又は第一ファクタ=K3/(1-B/A-A/Z)、又は第一ファクタ=K3/(1-B/A-B/Z)であり、ここで、K3が正数であり、Aが第一セルのL1の参照シンボルの周期を表し、Zが測定間隔の周期を表し、BがサービングセルのL1の参照シンボルの周期を表す。
【0032】
上記態様において、前記第一ファクタは、
サービングセルの参照シンボルと第一セルの参照シンボルとに重複がある場合、前記第一ファクタがパラメータA及びパラメータBに関連するものであり、パラメータAが第一セルのL1の参照シンボルの周期を表し、パラメータBがサービングセルのL1の参照シンボルの周期を表すことと、
第一セルの参照シンボルと測定間隔とに重複がある場合、前記第一ファクタがパラメータA及びパラメータZに関連するものであり、パラメータAが第一セルのL1の参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表すことと、
サービングセルの参照シンボルと第一セルの参照シンボルとに重複があり、且つ第一セルの参照シンボルと測定間隔とに重複がある場合、前記第一ファクタがパラメータA、パラメータB及びパラメータZに関連するものであり、パラメータAが第一セルのL1の参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表し、パラメータBがサービングセルのL1の参照シンボルの周期を表すこととのうち、1つを満たす。
【0033】
上記態様において、前記第一情報には、測定期間に適用される第二ファクタが含まれる。
【0034】
上記態様において、前記第二ファクタは、
パーセンテージと、
正数と、
分数とのうち、1つを含み、
第一セルのL1の参照シンボルと第二セルのL3の参照シンボルとに部分的な重複がある場合、第二ファクタ=M1/(1-A/C)、又は第二ファクタ=M1/1-C/A)であり、ここで、M1が正数であり、Aが第一セルのL1の参照シンボルの周期を表し、Cが第二セルのL3の参照シンボルの周期を表し、
第一セルの参照シンボルと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第二ファクタ=M2/(1-A/Z)であり、ここで、M2が正数であり、Aが第一セルのL1の参照シンボルの周期を表し、Zが測定間隔の周期を表し、
第一セルの参照シンボルと第二セルの参照シンボルとに部分的な重複があり、且つ第一セルの参照シンボルと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第二ファクタ=M3/(1-A/C-A/Z)、又は第二ファクタ=M3/(1-C/A-A/Z)、又は第二ファクタ=M3/(1-C/A-C/Z)であり、ここで、M3が正数であり、Aが第一セルのL1の参照シンボルの周期を表し、Zが測定間隔の周期を表し、Cが第二セルのL3の参照シンボルの周期を表す。
【0035】
上記態様において、前記第二ファクタは、
第一セルのL1の参照シンボルと第二セルのL3の参照シンボルとに重複がある場合、前記第二ファクタがパラメータA及びパラメータCに関連するものであり、パラメータAが第一セルのL1の参照シンボルの周期を表し、パラメータCが第二セルのL3の参照シンボルの周期を表すことと、
第一セルの参照シンボルと測定間隔とに重複がある場合、前記第二ファクタがパラメータA及びパラメータZに関連するものであり、パラメータAが第一セルのL1の参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表すことと、
第一セルの参照シンボルと第二セルの参照シンボルとに重複があり、且つ第一セルの参照シンボルと測定間隔とに重複がある場合、前記第二ファクタがパラメータA、パラメータC及びパラメータZに関連するものであり、パラメータAが第一セルのL1の参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表し、パラメータCが第二セルのL3の参照シンボルの周期を表すこととのうち、1つを満たす。
【0036】
上記態様において、前記第一情報には、測定期間に適用される第三ファクタが含まれる。
【0037】
上記態様において、前記第三ファクタは、
パーセンテージと、
正数と、
分数とのうち、1つを含み、
第一セルのBFDと第三セルのCBDとの参照シンボルに部分的な重複がある場合、第三ファクタ=N1/(1-D/E)、又は第三ファクタ=N1/(1-E/D)であり、ここで、N1が正数であり、Dが第一セルのBFDの参照シンボルの周期を表し、Eが第三セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、
第一セルのBFDの参照シンボルと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第三ファクタ=N2/(1-D/Z)であり、ここで、N2が正数であり、Dが第一セルのBFDの参照シンボルの周期を表し、Zが測定間隔の周期を表し、
第一セルのCBDの参照シンボルと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第三ファクタ=N6/(1-F/Z)であり、ここで、N6が正数であり、Fが第一セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、Zが測定間隔の周期を表し、
第一セルのBFDと第三セルのCBDとの参照シンボルに部分的な重複があり、且つ第一セルのBFDと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第三ファクタ=N3/(1-D/E-D/Z)、又は第三ファクタ=N3/(1-E/D-D/Z)、又は第三ファクタ=N3/(1-E/D-E/Z)であり、ここで、N3が正数であり、Dが第一セルのBFDの参照シンボルの周期を表し、Zが測定間隔の周期を表し、Eが第三セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、
第一セルのCBDと第三セルのBFDとの参照シンボルに部分的な重複がある場合、第三ファクタ=N4/(1-F/G)、又は第三ファクタ=N4/(1-G/F)であり、ここで、N4が正数であり、Fが第一セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、Gが第三セルのBFDの参照シンボルの周期を表し、
第一セルのCBDと第三セルのBFDとの参照シンボルに部分的な重複があり、且つ第一セルのCBDと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第三ファクタ=N5/(1-F/G-F/Z)、又は第三ファクタ=N5/(1-G/F-F/Z)、又は第三ファクタ=N5/(1-G/F-G/Z)であり、ここで、N5が正数であり、Fが第一セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、Zが測定間隔の周期を表し、Gが第三セルのBFDの参照シンボルの周期を表す。
【0038】
上記態様において、前記第三ファクタは、
第一セルのBFDと第三セルのCBDとの参照シンボルに重複がある場合、前記第三ファクタがパラメータD及びパラメータEに関連するものであり、パラメータDが第一セルのBFDの参照シンボルの周期を表し、パラメータEが第三セルのCBDの参照シンボルの周期を表すことと、
第一セルのBFDの参照シンボルと測定間隔とに重複がある場合、前記第三ファクタがパラメータD及びパラメータZに関連するものであり、パラメータDが第一セルのBFDの参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表すことと、
第一セルのCBDの参照シンボルと測定間隔とに重複がある場合、前記第三ファクタがパラメータF及びパラメータZに関連するものであり、パラメータFが第一セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表すことと、
第一セルのBFDと第三セルのCBDとの参照シンボルに重複があり、且つ第一セルのBFDと測定間隔とに重複がある場合、前記第三ファクタがパラメータD、パラメータE及びパラメータZに関連するものであり、パラメータDが第一セルのBFDの参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表し、パラメータEが第三セルのCBDの参照シンボルの周期を表すことと、
第一セルのCBDと第三セルのBFDとの参照シンボルに重複がある場合、前記第三ファクタがパラメータF及びパラメータGに関連するものであり、パラメータFが第一セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、パラメータGが第三セルのBFDの参照シンボルの周期を表すことと、
第一セルのCBDと第三セルのBFDとの参照シンボルに重複があり、且つ第一セルのCBDと測定間隔とに重複がある場合、前記第三ファクタがパラメータF、パラメータG及びパラメータZに関連するものであり、パラメータFが第一セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表し、パラメータGが第三セルのBFDの参照シンボルの周期を表すこととをのうち、1つを満たす。
【0039】
上記態様において、前記第一情報には、
第一セルのL1測定とサービングセルのL1測定とに重複がある場合に同時に測定するかどうかを指示する第一指示情報と、
第一セルのL1測定と第二セルのL3測定とに重複がある場合に同時に測定するかどうかを指示する第二指示情報と、
第一セルのBFD測定と第三セルのCBD測定とに重複がある場合に同時に測定するかどうかを指示するか、又は第一セルのCBD測定と第三セルのBFD測定とに重複がある場合に同時に測定するかどうかを指示する第三指示情報と、
第一セルのL1の測定結果の迅速な報告をオン又はオフすること、又は第一スレッショルドを指示する第四指示情報とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0040】
上記態様において、前記第一情報に前記第四指示情報が含まれる場合、前記方法は、
前記端末から前記第一情報に基づいて報告された第一セルのL1の測定結果を受信することを更に含む。
【0041】
上記態様において、前記第四指示情報が第一セルのL1の測定結果の迅速な報告をオン又はオフすることを指示するものであれば、前記第四指示情報には、得られた第一セルのL1の測定結果の個数が前記第一カウンタの要求を満たす場合に測定結果を報告することを前記端末に指示する第一カウンタが含まれる。
【0042】
上記態様において、前記方法は、
第二スレッショルドを指示する第二情報であって、前記第二スレッショルドが、第一セルのL1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果を前記端末が報告するためのものである第二情報を前記端末に送信することを更に含む。
【0043】
上記態様において、前記方法は、
第三スレッショルドを指示する第三情報であって、前記第三スレッショルドが、L1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果の個数が第三スレッショルドを満たす場合、L1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果を前記端末が前記ネットワーク側に報告するためのものである第三情報を前記端末に送信することを更に含む。
【0044】
上記態様において、前記第三情報には、L1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果の個数が前記第二カウンタの要求を満たす場合、L1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果を前記ネットワーク側に報告することを前記端末に指示するための第二カウンタが含まれる。
【0045】
上記態様において、前記方法は、
報告される測定結果の最大数量を指示する第四情報を前記端末に送信することを更に含む。
【0046】
上記態様において、第一セルのL1の測定結果を受信する場合、前記方法は、
前記端末から報告された第一セルのL3の測定結果を受信することを更に含む。
【0047】
上記態様において、前記方法は、
第一セルのL3の測定結果を報告するかどうかを前記端末に指示する第五情報を前記端末に送信することと、
前記第五情報が第一セルのL3の測定結果を報告することを前記端末に指示するものであれば、前記端末から報告された第一セルのL1の測定結果を受信すると同時に、前記端末から報告されたL3の測定結果を受信することとを更に含む。
【0048】
本願の実施例は、測定装置であって、
第一セルの測定に関する情報である第一情報を取得するように構成された取得ユニットを含み、前記第一セルの測定には、
L1測定と、
CBDと、
BFDと、
RLMとのうち、少なくとも1つが含まれる、測定装置を更に提供する。
【0049】
本願の実施例は、測定装置であって、
第一セルの測定に関する情報である第一情報を端末に送信するように構成された送信ユニットを含み、前記第一セルの測定には、
L1測定と、
CBDと、
BFDと、
RLMとのうち、少なくとも1つが含まれる、測定装置を更に提供する。
【0050】
本願の実施例は、第一プロセッサ及び第一通信インターフェースを含む端末であって、
前記第一プロセッサが、第一セルの測定に関する情報である第一情報を取得するように構成され、前記第一セルの測定には、
L1測定と、
CBDと、
BFDと、
RLMとのうち、少なくとも1つが含まれる、端末を更に提供する。
【0051】
本願の実施例は、第二プロセッサ及び第二通信インターフェースを含むネットワーク機器であって、
前記第二通信インターフェースが、第一セルの測定に関する情報である第一情報を端末に送信するように構成され、前記第一セルの測定には、
L1測定と、
CBDと、
BFDと、
RLMとのうち、少なくとも1つが含まれる、ネットワーク機器を更に提供する。
【0052】
本願の実施例は、第一プロセッサと、プロセッサ上で動作可能なコンピュータプログラムを記憶するように構成された第一メモリとを含む端末であって、
前記第一プロセッサが、前記コンピュータプログラムを動作させると、上記端末側の何れか1つの方法のステップを実行するように構成されている、端末を更に提供する。
【0053】
本願の実施例は、第二プロセッサと、プロセッサ上で動作可能なコンピュータプログラムを記憶するように構成された第二メモリとを含むネットワーク機器であって、
前記第二プロセッサが、前記コンピュータプログラムを動作させると、上記ネットワーク機器側の何れか1つの方法のステップを実行するように構成されている、ネットワーク機器を更に提供する。
【0054】
本願の実施例は、コンピュータプログラムを記憶した記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記端末側の何れか1つの方法のステップが実現されるか、又は上記ネットワーク機器側の何れか1つの方法のステップが実現される。
【発明の効果】
【0055】
本願の実施例による測定方法、装置、関連機器及び記憶媒体では、端末が第一セルの測定に関する情報である第一情報を取得し、前記第一セルの測定には、L1測定と、CBDと、BFDと、RLMとのうち、少なくとも1つが含まれ、本願の実施例による態様では、端末が隣接セルのL1測定に関する情報を取得することで、前記情報に基づいて測定を実行でき、更に、L1測定に基づいて行われる隣接セルのビームハンドオーバの安定性を向上させ、モビリティ性能を向上させることができ、端末が隣接セルのリンク品質監視に関する情報を取得することで、前記情報に基づいて測定を実行でき、更に、セルハンドオーバを行わずに1つ又は複数の隣接セルとのデータ送受信を行うことを実現し、スループットを向上させ、システムの性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0056】
図1a】L1ベースのモビリティシーンの模式図である。
図1b】別のL1ベースのモビリティシーンの模式図である。
図2】本願の実施例に係る測定方法のフロー模式図である。
図3】本願の実施例に係る別の測定方法のフロー模式図である。
図4】本願の実施例に係る測定装置の構造模式図である。
図5】本願の実施例に係る別の測定装置の構造模式図である。
図6】本願の実施例に係る端末の構造模式図である。
図7】本願の実施例に係るネットワーク機器の構造模式図である。
図8】本願の実施例に係る測定システムの構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0057】
以下、図面及び実施例と併せて、本願を更に詳述する。
【0058】
関連技術では、ビーム管理は、サービングセルにおいてのみ行われ、端末は、隣接セルに対してビーム管理の関連測定を行う必要がない。しかしながら、システムのスループットを向上させるために、L1ベースのモビリティ操作を用いることが可能である。L1ベースのモビリティ操作の基本思想としては、L1の測定結果に基づいて、セル間ハンドオーバを行わずに、ビーム管理の方式で隣接セルのビームに基づいてデータ送受信を行うことである。L1ベースのモビリティ操作については、以下の3つの応用シーンがあり得る。
1つ目は、まず、隣接セルのビーム管理用のL1測定に基づいて、隣接セルに対するビームのハンドオーバ(ビームレベルのハンドオーバと称されてもよい)、次に、隣接セルへのハンドオーバを行う(即ち、セルレベルのハンドオーバを行う)。具体的に、図1aに示すように、端末は隣接セルのL1測定を行い、ネットワーク側は、端末から報告された隣接セルのL1の測定結果を参照して、隣接セルの該当ビームを端末が受信するように構成し、次に、当該隣接セルのL3測定を端末が行うように構成し、更に、当該隣接セルをターゲットセルとするハンドオーバを行う。
2つ目は、まず、隣接セルのビーム管理用のL1測定を行い、次に、隣接セルのビームハンドオーバ及び隣接セルへのハンドオーバを同時に行う。具体的に、図1bに示すように、端末は隣接セルのL1測定を行い、ネットワークは、端末から報告された隣接セルのL1の測定結果を参照して、端末による隣接セルに対するビームハンドオーバ及びセルハンドオーバを同時にトリガする。
3つ目は、まず、隣接セルのビーム管理用のL1測定を行い、次に、隣接セルのビームハンドオーバのみを行い、即ち、L3が感知しないハンドオーバを行い(セルハンドオーバを行わない)、ビームハンドオーバの方式のみで隣接セルのデータを受信する。
【0059】
以上の記述から分かるように、上記3つの応用シーンの実現方式において、端末は、まず、隣接セルのビーム管理の関連測定(即ち隣接セルのL1測定)を行い、次に、他の操作をトリガする必要がある。このような方式には、以下の問題が存在する可能性がある。
第一、隣接セルのL1の測定結果がフィルタリングされていない(平均化されていないと理解でき、サンプリング後、そのままネットワーク側に報告される)ため、測定結果が不安定であり、ロバスト性が強くなく、ピンポン効果が生じ易い。
第二、実際には、関連技術では、隣接セルのビーム管理の関連測定を行わず(即ち、非サービングセルのL1測定を行わない)、もし隣接セルのビーム管理の関連測定を行うと、サービングセルのL1測定、隣接セルのL3測定に影響が与えられ、例えば、ビーム走査等により、サービングセルのL1測定及び/又は隣接セルのL3測定が中断され、更にシステムの性能に影響が与えられる。
【0060】
つまり、隣接セルのL1測定については、如何に測定するか(測定に衝突がある)という問題と、測定後に如何に報告するかという問題との両方を考慮する必要がある。
【0061】
これに鑑みて、本願の各実施例では、端末が隣接セルのL1測定に関する情報を取得することで、前記情報に基づいて測定を実行でき、更に、L1測定に基づいて行われる隣接セルのビームハンドオーバの安定性を向上させ、モビリティ性能を向上させることができる。それに、端末が隣接セルのリンク品質監視の測定に関する情報を取得することで、セルハンドオーバを行わずに1つ又は複数の隣接セルとのデータ送受信を行うことを実現し、スループットを向上させ、システムの性能を向上させることができる。
【0062】
本願の実施例は、端末に適用される測定方法を提供し、図2に示すように、当該方法は、以下のステップ201~202を含み、
ステップ201は、第一セルの測定に関する情報である第一情報を取得することであり、前記第一セルの測定には、L1測定と、CBDと、BFDと、RLMとのうち、少なくとも1つが含まれ、
ステップ202は、第一情報に基づいて測定を行うことである。
【0063】
そのうち、実際の応用の際、前記端末は、ユーザ機器(UE)、端末機器、機器又はユーザ等と称されてもよい。
【0064】
ステップ201において、実際の応用の際、前記端末は、
ネットワーク側から送信された第一情報を受信する方式と、
第一情報を予め規定し、即ち第一情報を予め定義する方式と、
端末が自ら確定し、即ち前記端末の内部実装によって確定する方式とのうち、少なくとも1つの方式で前記第一情報を得てもよい。
【0065】
そのうち、実際の応用の際、前記ネットワーク側は、ブロードキャスト又はRRCシグナリング等を介して前記端末に第一情報を送信してもよいが、本願の実施例は、これについて限定しない。
【0066】
前記第一セルとは、前記端末の位置するサービングセルの隣接セルを指し、具体的に、前記第一セルは、
非サービングセルと、
サービングセルのPCIとは異なるセルとのうち、1つを含んでもよい。
そのうち、非サービングセルについては、非サービングセルの伝送受信ポイント(TRP)とサービングセルのTRPとが異なり、この場合、非サービングセルのPCIとサービングセルのPCIとは、同じである可能性があるし、異なる可能性もある。
【0067】
実際の応用の際、L1の測定には、
L1参照信号受信電力(L1-RSRP)と
L1参照信号受信品質(L1-RSRQ)と
L1信号対干渉ノイズ比(L1-SINR)とのうち、少なくとも1つが含まれてもよい。
【0068】
関連技術では、端末は、サービングセルのL1測定を行うだけでよい。しかしながら、隣接セルのL1測定を行う(システムのスループットを高め、システムの性能を向上させるために、端末がセルハンドオーバを行わずにビーム切替(ハンドオーバと称されてもよい)を介して1つ又は複数の隣接セルとのデータ送受信を行う)必要がある場合、隣接セルのL1の参照シンボルのビームとサービングセルのL1の参照シンボルのビームとの方向が異なるため、もし隣接セルのL1の参照シンボルとサービングセルのL1の参照シンボルとに時間領域で重複があると、同一時刻に一方向受信のみをサポートするFR2端末については、端末は、或る時刻で特定方向の信号(参照シンボル又はデータ)しか受信できず、隣接セルのL1測定及びサービングセルのL1測定を同時に遂行できない可能性があり、つまり、もしサービングセルの信号と隣接セルの信号とが異なる方向からのものであれば、端末は、それらを同時に受信できない。つまり、第一セルのL1の測定時には、サービングセルのL1測定と第一セルのL1測定とに重複があるという状況が存在し得る。この場合、前記端末は、第一情報に基づいて測定を行う。
【0069】
具体的に、前記第一情報には第一ファクタが含まれ、サービングセルのL1測定と第一セルのL1測定とに重複がある場合、前記第一ファクタが適用されてもよく、つまり、前記第一ファクタは、サービングセルのL1測定と第一セルのL1測定とに重複がある場合に適用されてもよい。ここで、前記の「重複がある」とは、サービングセルのL1測定と第一セルのL1測定との完全な重複又は部分的な重複を含んでもよい。前記重複は、時間領域の重複及び/又は周波数領域の重複を含んでもよい。
【0070】
前記第一ファクタは、サービングセルのL1測定と第一セルのL1測定とに衝突がある場合、サービングセルのL1測定及び第一セルのL1測定の割り当てを如何に行うかを端末に指示するものであってもよい。具体的に、前記第一ファクタは、測定期間に適用され、前記端末は、前記第一ファクタに基づいて、サービングセルのL1測定と第一セルのL1測定との両者の間でリソースの割り当てを行う。
【0071】
また、実際の応用の際、隣接セルのL1の参照シンボルと測定間隔との間に重複がある可能性も存在する。無論、このような重複は、隣接セルのL1の参照シンボルと測定間隔との完全な重複又は部分的な重複を含んでもよい。前記重複は、時間領域の重複及び/又は周波数領域の重複を含んでもよく、この場合、前記端末は、第一情報に基づいて測定を行う。
【0072】
そのうち、一実施例において、前記第一ファクタは、
パーセンテージ(即ち、前記第一ファクタの値がパーセンテージとなる)と、
例えば0.8、1.5又は3等の100以下の正数と、
例えば4/5等の分数とのうち、1つを含み、
サービングセルの参照シンボルと第一セルの参照シンボルとに重複がある場合、前記第一ファクタがパラメータA及びパラメータBに関連するものであり、パラメータAが第一セルのL1の参照シンボルの周期(L1測定用の参照シンボルの周期と称されてもよい)を表し、パラメータBがサービングセルのL1の参照シンボルの周期を表し、具体的に、サービングセルの参照シンボルと第一セルの参照シンボルとに部分的な重複がある場合、第一ファクタ=K1/(1-A/B)、又は第一ファクタ=K1/(1-B/A)であり、ここで、K1が正数であり、
第一セルの参照シンボルと測定間隔とに重複がある場合、前記第一ファクタがパラメータA及びパラメータZに関連するものであり、パラメータAが第一セルのL1の参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表し、具体的に、第一セルの参照シンボルと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第一ファクタ=K2/(1-A/Z)であり、ここで、K2が正数であり、
サービングセルの参照シンボルと第一セルの参照シンボルとに重複があり、且つ第一セルの参照シンボルと測定間隔とに重複がある場合、前記第一ファクタがパラメータA、B、Zに関連するものであり、Aが第一セルのL1の参照シンボルの周期を表し、Zが測定間隔の周期を表し、BがサービングセルのL1の参照シンボルの周期を表し、具体的に、サービングセルの参照シンボルと第一セルの参照シンボルとに部分的な重複があり、且つ第一セルの参照シンボルと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第一ファクタ=K3/(1-A/B-A/Z)、又は第一ファクタ=K3/(1-B/A-A/Z)、又は第一ファクタ=K3/(1-B/A-B/Z)であり、ここで、K3が正数である。
【0073】
そのうち、実際の応用の際、前記第一ファクタは、第一セルの測定に適用されてもよいし、サービングセルの測定に適用されてもよい。
【0074】
前記第一ファクタがパーセンテージ又は分数を含む場合、実際の応用の際、前記第一ファクタは、第一セルのL1測定の測定リソースを暗黙的または明示的に指示するものであってもよい。例示的に、第一ファクタの値がパーセンテージ、例えばP2%であれば、前記第一ファクタが第一セルのL1測定の測定リソースを明示的に指示するものであれば、第一セルのL1測定用の測定リソースがP2%であると理解でき、それに応じて、第一セルのL1測定の遅延は、1/P2倍延長される必要がある。これに対応して、サービングセルのL1測定用の測定リソースが(1-P2)%となり、それに応じて、サービングセルのL1測定の遅延は、1/(1-P2)倍延長される必要がある。前記第一ファクタが第一セルのL1測定の測定リソースを暗黙的に指示するものであれば、サービングセルのL1測定用の測定リソースがP2%であると理解でき、それに応じて、サービングセルのL1測定の遅延は、1/P2倍延長される必要がある。これに対応して、第一セルのL1測定用の測定リソースが(1-P2)%となり、それに応じて、第一セルのL1測定の遅延は、1/(1-P2)倍延長される必要がある。
【0075】
第一ファクタの値が非ゼロの正数、例えば第一ファクタの値がP3(例えば3)であれば、前記第一ファクタが第一セルのL1測定に使用される場合、第一セルのL1測定の遅延は、P3倍延長される必要があり、前記第一ファクタがサービングセルのL1測定に使用される場合、サービングセルのL1測定の遅延は、P3倍延長される必要がある。
【0076】
第一ファクタの値は、パーセンテージ、正数又は分数であり、完全な重複のシーンに適用されてもよいし、完全な重複ではないシーンに適用されてもよい。
【0077】
サービングセルのL1測定と第一セルのL1測定とが重複しない場合、第一ファクタの値が1とされる。
【0078】
実際の応用の際、K1、K2及びK3の値は、必要に応じて確定可能であり、例えば参照シンボルの周期、不連続受信周期(DRX cycle)、キャリア測定性能スケーリングファクタ(CSSF、Carrier-specific scaling factor)、測定間隔の周期(MGRP)等の少なくとも1つの要素に基づいて確定してもよく、例えばその値が1又は1.5等とされる。K1、K2及びK3の値は、同じであってもよいし、異なってもよい。
【0079】
本願の実施例において、前記参照シンボルは、
同期信号ブロック(SSB)と、
チャネル状態情報参照信号(CSI-RS)とのうち、少なくとも1つを含んでもよい。
それに応じて、本願の実施例において、前記参照シンボルの周期は、
SSB周期と、
SSBの測定時間構成(SMTC)周期と、
CSI-RS周期とのうち、少なくとも1つを含んでもよい。
【0080】
具体的に、実際の応用の際、サービングセル及び第一セルの参照シンボルの周期が共にSSB周期であってもよいし、サービングセル及び第一セルの参照シンボルの周期が共にCSI-RS周期であってもよく、また、サービングセル及び第一セルの参照シンボルの周期が共にSMTC周期であってもよいし、サービングセル及び第一セルの参照シンボルの周期がSSB周期、CSI-RS周期、SMTC周期のうち、何れか二者の組み合わせであってもよい。
【0081】
サービングセルのL1の参照シンボルと第一セルのL1の参照シンボルとに部分的な重複がある場合、第一セルのL1測定は、サービングセルのL1測定とは重複しない参照シンボルの位置でのみ行われ、つまり、前記端末は、サービングセルの参照シンボルとの重複が存在しない第一セルの参照シンボルの位置でのみL1測定を行う。例示的に、第一セルのL1の参照シンボルの周期がサービングセルのL1の参照シンボルの周期よりも小さい場合、第一ファクタ=K1/(1-A/B)であり、この場合、第一セルのL1の測定期間は、K1/(1-A/B)倍時間延長される必要があり、即ち第一ファクタが第一セルのL1測定に適用され、サービングセルのL1測定が影響を受けず、即ち、前記端末は、サービングセルのL1の全ての参照シンボルの位置で測定可能である。そのうち、第一セルのL1の参照シンボルの周期がサービングセルのL1の参照シンボルの周期よりも大きい場合、第一ファクタ=K1/(1-B/A)であり、この場合、サービングセルのL1測定は、K1/(1-B/A)倍時間延長される必要があり、即ち第一ファクタがサービングセルのL1測定に適用され、第一セルのL1測定が影響を受けず、即ち、前記端末は、第一セルのL1の全ての参照シンボルの位置で測定可能である。ここで、実際の応用の際、当該態様は、隣接セル(即ち第一セル)のL1測定がSMTC外で行われるシーンに適用されてもよいし、隣接セルのL1測定がSMTC内で行われるシーンに適用されてもよい。
【0082】
第一セルのL1の参照シンボルと測定間隔(英語では、MGと表現されてもよい)とに部分的な重複がある場合、前記端末は、測定間隔との重複が存在しない第一セルの参照シンボルの位置でのみL1測定を行う。具体的に、第一セルのL1の参照シンボルの周期が測定間隔の周期よりも小さく、且つ第一セルのL1の参照シンボルとサービングセルのL1の参照シンボルとに部分的な重複がある場合、前記端末は、測定間隔との重複が存在しないとともにサービングセルのL1の参照シンボルとの重複も存在しない第一セルの参照シンボルの位置でのみL1測定を行い、この場合、第一ファクタ=K2/(1-A/Z)である。
【0083】
サービングセルのL1の参照シンボルと第一セルのL1の参照シンボルとに部分的な重複があり、且つ第一セルの参照シンボルと測定間隔とに部分的な重複がある場合、前記端末は、測定間隔との重複が存在しないとともにサービングセルのL1の参照シンボルとの重複も存在しない第一セルの参照シンボルの位置でのみL1測定を行う。具体的に、第一セルのL1の参照シンボルの周期が測定間隔の周期よりも小さく、且つ第一セルのL1の参照シンボルとサービングセルのL1の参照シンボルとに部分的な重複がある場合、前記端末は、測定間隔との重複が存在しないとともにサービングセルのL1の参照シンボルとの重複も存在しない第一セルの参照シンボルの位置でのみL1測定を行う。それに応じて、前記端末は、測定間隔との重複が存在しないとともに第一セルのL1測定の参照シンボルとの重複も存在しないサービングセルの参照シンボルの位置でのみL1測定を行う。より具体的に、第一ファクタ=K3/(1-A/B-A/Z)、及び第一ファクタ=K3/(1-B/A-A/Z)が第一セルの測定に適用され、第一ファクタ=K3/(1-B/A-B/Z)がサービングセルの測定に適用される。
【0084】
一実施例において、前記測定期間は、
測定周期(英語では、measurement periodと表現されてもよい)と、
プライマリ同期信号(PSS)/セカンダリ同期信号(SSS)の検出周期(検出遅延と称されてもよく、英語では、Time period for PSS/SSS detectionと表現されてもよい)と、
時間インデックス検出周期(英語では、Time period for time index detectionと表現されてもよく、端末によるリソースインデックス(例えばSSBインデックス等)の取得に必要な時間として理解できる)と、
RLM検出周期(英語では、RLM evaluation periodと表現されてもよい)と、
BFD検出周期(英語では、BFD evaluation periodと表現されてもよい)と、
CBD検出周期(英語では、CBD evaluation periodと表現されてもよい)とのうち、少なくとも1つを含んでもよい。
【0085】
関連技術では、端末は、隣接セルのL3測定を行うだけでよい。しかしながら、隣接セルのL1測定を行う(システムのスループットを高め、システムの性能を向上させるために、端末がセルハンドオーバを行わずにビーム切替(ハンドオーバと称されてもよい)を介して1つ又は複数の隣接セルとのデータ送受信を行う)必要がある場合、L1の参照シンボルのビームとL3の参照シンボルのビームとの方向が異なるため、もしL1の参照シンボルとL3の参照シンボルとに時間領域で重複があると、同一時刻に一方向受信のみをサポートするFR2端末については、端末は、或る時刻で特定方向の信号(参照シンボル又はデータ)しか受信できず、隣接セルのL3測定及び隣接セルのL1測定を同時に遂行できない可能性があり、つまり、もし第一セルのL1測定用の信号及び第二セルのL3測定用の信号が異なる方向からのものであれば、端末は、それらを同時に受信できない。つまり、第一セルのL1の測定時には、第二セルのL3測定と第一セルのL1測定とに重複があるという状況が存在し得る。この場合、前記端末は、第一情報に基づいて測定を行う。
【0086】
具体的に、前記第一情報には第二ファクタが含まれ、第一セルのL1測定と第二セルのL3測定とに重複がある場合、前記第二ファクタが適用されてもよく、つまり、前記第二ファクタは、第二セルのL3測定と第一セルのL1測定とに重複がある場合に適用されてもよい。ここで、前記の「重複がある」とは、第二セルのL3測定と第一セルのL1測定との完全な重複又は部分的な重複を含んでもよい。前記重複は、時間領域の重複及び/又は周波数領域の重複を含んでもよい。
【0087】
前記第二ファクタは、第二セルのL3測定と第一セルのL1測定とに衝突がある場合、第二セルのL3測定のリソース及び第一セルのL1測定のリソースの割り当てを如何に行うかを端末に指示するものであってもよい。具体的に、前記第二ファクタは、測定期間に適用され、前記端末は、前記第二ファクタに基づいて、第二セルのL3測定と第一セルのL1測定との両者の間でリソースの割り当てを行う。
【0088】
また、実際の応用の際、隣接セルのL1の参照シンボルと測定間隔との間に重複がある可能性も存在する。無論、このような重複は、隣接セルのL1の参照シンボルと測定間隔との完全な重複又は部分的な重複を含んでもよい。前記重複は、時間領域の重複及び/又は周波数領域の重複を含んでもよく、この場合、前記端末は、第一情報に基づいて測定を行う。
【0089】
そのうち、一実施例において、前記第二ファクタは、
パーセンテージ(即ち、前記第二ファクタの値がパーセンテージとなる)と、
例えば0.8、1.5又は3等の100以下の正数と、
例えば4/5等の分数とのうち、1つを含み、
第一セルのL1の参照シンボルと第二セルのL3の参照シンボルとに重複がある場合、前記第二ファクタがパラメータA及びパラメータCに関連するものであり、パラメータAが第一セルのL1の参照シンボルの周期を表し、パラメータCが第二セルのL3の参照シンボルの周期を表し、具体的に、第一セルのL1の参照シンボルと第二セルのL3の参照シンボルとに部分的な重複がある場合、第二ファクタ=M1/(1-A/C)、又は第二ファクタ=M1/(1-C/A)であり、ここで、M1が正数であり、
第一セルの参照シンボルと測定間隔とに重複がある場合、前記第二ファクタがパラメータA及びパラメータZに関連するものであり、パラメータAが第一セルのL1の参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表し、具体的に、第一セルの参照シンボルと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第二ファクタ=M2/(1-A/Z)であり、ここで、M2が正数であり、
第一セルの参照シンボルと第二セルの参照シンボルとに重複があり、且つ第一セルの参照シンボルと測定間隔とに重複がある場合、前記第二ファクタがパラメータA、C、Zに関連するものであり、パラメータAが第一セルのL1の参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表し、パラメータCが第二セルのL3の参照シンボルの周期を表し、具体的に、第一セルの参照シンボルと第二セルの参照シンボルとに部分的な重複があり、且つ第一セルの参照シンボルと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第二ファクタ=M3/(1-A/C-A/Z)、又は第二ファクタ=M3/(1-C/A-A/Z)、又は第二ファクタ=M3/(1-C/A-C/Z)であり、ここで、M3が正数である。
【0090】
そのうち、実際の応用の際、前記第二セルは、
サービングセルと、
非サービングセルと、
サービングセルのPCIとは異なるセルとのうち、少なくとも1つを含んでもよい。
【0091】
ここで、第一セル及び第二セルが共に非サービングセルである場合、第一セルと第二セルとは、PCIが異なってもよい。第一セル及び第二セルが共にサービングセルのPCIとは異なるセルである場合、第一セルと第二セルとは、PCIが異なる。第一セル及び第二セルが共にTRPである場合、第一セルと第二セルとは、PCI又はTRP IDが異なるか、又は異なるネットワークノードに対応する。
【0092】
実際の応用の際、前記第二ファクタは、第一セルの測定に適用されてもよいし、第二セルの測定に適用されてもよい。
【0093】
前記第二ファクタがパーセンテージ又は分数を含む場合、実際の応用の際、前記第二ファクタは、第一セルのL1測定の測定リソースを暗黙的または明示的に指示するものであってもよい。例示的に、第二ファクタの値がパーセンテージ、例えばP4%であれば、前記第一ファクタが第一セルのL1測定の測定リソースを明示的に指示するものであれば、第一セルのL1測定用の測定リソースがP4%であると理解でき、それに応じて、第一セルのL1測定の遅延は、1/P4倍延長される必要がある。これに対応して、第二セルのL3測定用の測定リソースが(1-P4)%となり、それに応じて、第二セルのL3測定の遅延は、1/(1-P4)倍延長される必要がある。前記第二ファクタが第一セルのL1測定の測定リソースを暗黙的に指示するものであれば、第二セルのL3測定用の測定リソースがP4%であると理解でき、それに応じて、第二セルのL3測定の遅延は、1/P4倍延長される必要がある。これに対応して、第一セルのL1測定用の測定リソースが(1-P4)%となり、それに応じて、第一セルのL1測定の遅延は、1/(1-P4)倍延長される必要がある。
【0094】
第二ファクタの値が非ゼロの正数、例えば第二ファクタの値がP5(例えば1.5)であれば、前記第二ファクタが第一セルのL1測定に使用される場合、該当する第一セルのL1測定の遅延は、P5倍延長される必要があり、前記第二ファクタが第二セルのL3測定に使用される場合、第二セルのL3測定の遅延は、P5倍延長される必要がある。
【0095】
第二ファクタの値は、パーセンテージ、正数又は分数であり、完全な重複のシーンに適用されてもよいし、完全な重複ではないシーンに適用されてもよい。
【0096】
第二セルのL3測定と第一セルのL1測定とが重複しない場合、第二ファクタの値が1とされる。
【0097】
L3測定には、
同期信号(SS)-RSRPと、
SS-RSRQと、
SS-SINRと、
チャネル状態情報(CSI)-RSRPと、
CSI-RSRQと、
CSI-SINRとのうち、少なくとも1つが含まれてもよい。
【0098】
実際の応用の際、M1、M2及びM3の値は、必要に応じて確定可能であり、例えば参照シンボルの周期、DRX cycle、CSSF、MGRP等の少なくとも1つの要素に基づいて確定してもよく、例えばその値が1又は1.5等とされる。M1、M2及びM3の値は、同じであってもよいし、異なってもよい。
【0099】
実際の応用の際、第二セル及び第一セルの参照シンボルの周期が共にSSB周期であってもよいし、第二セル及び第一セルの参照シンボルの周期が共にCSI-RS周期であってもよく、また、第二セル及び第一セルの参照シンボルの周期が共にSMTC周期であってもよいし、第二セル及び第一セルの参照シンボルの周期がSSB周期、CSI-RS周期、SMTC周期のうち、何れか二者の組み合わせであってもよい。
【0100】
第一セルのL1の参照シンボルと第二セルのL3の参照シンボルとに部分的な重複がある場合、第一セルのL1測定は、第二セルのL3測定とは重複しない参照シンボルの位置でのみ行われ、つまり、前記端末は、第二セルの参照シンボルとの重複が存在しない第一セルの参照シンボルの位置でのみL1測定を行う。例示的に、第一セルのL1の参照シンボルの周期が第二セルのL3の参照シンボルの周期よりも小さい場合、第二ファクタ=M1/(1-A/C))であり、この場合、第一セルのL1の測定期間は、M1/(1-A/C)倍時間延長される必要があり、即ち第二ファクタが第一セルのL1測定に適用され、第二セルのL3測定が影響を受けず、即ち、前記端末は、第二セルのL3の全ての参照シンボルの位置で測定可能であり、第一セルのL1の参照シンボルの周期が第二セルのL3の参照シンボルの周期よりも大きい場合、第二ファクタ=M1/(1-C/A)であり、この場合、第二セルのL3測定は、M1/(1-C/A)倍時間延長される必要があり、即ち第一ファクタが第二セルのL3測定に適用され、第一セルのL1測定が影響を受けず、即ち、前記端末は、第一セルのL1の全ての参照シンボルの位置で測定可能である。
【0101】
第一セルのL1の参照シンボルと測定間隔とに部分的な重複がある場合、前記端末は、測定間隔との重複が存在しない第一セルの参照シンボルの位置でのみL1測定を行う。具体的に、第一セルのL1の参照シンボルの周期が測定間隔の周期よりも小さい場合、前記端末は、測定間隔との重複が存在しない第一セルの参照シンボルの位置でのみL1測定を行い、この場合、第二ファクタ=M2/(1-A/Z)である。
【0102】
第二セルのL3の参照シンボルと第一セルのL1の参照シンボルとに部分的な重複があり、且つ第一セルのL1の参照シンボルと測定間隔とに部分的な重複がある場合、前記端末は、測定間隔との重複が存在しないとともに第二セルのL3の参照シンボルとの重複も存在しない第一セルの参照シンボルの位置でのみL1測定を行う。具体的に、第一セルのL1の参照シンボルの周期が測定間隔の周期よりも小さく、且つ第一セルのL1の参照シンボルと第二セルのL3の参照シンボルとに部分的な重複がある場合、前記端末は、測定間隔との重複が存在しないとともに第二セルのL3の参照シンボルとの重複も存在しない第一セルの参照シンボルの位置のみでL1測定を行う。それに応じて、前記端末は、測定間隔との重複が存在しないとともに第一セルのL1の参照シンボルとの重複も存在しない第二セルの参照シンボルの位置でのみL3測定を行う。より具体的に、第二ファクタ=M3/(1-A/C-A/Z)、及び第二ファクタ=M3/(1-C/A-A/Z)が第一セルの測定に適用され、第二ファクタ=M3/(1-C/A-C/Z)が第二セルの測定に適用される。
【0103】
関連技術では、端末は、サービングセルとのデータ送受信を行うだけでよい。スループットを高め、システムの性能を向上させるために、端末は、セルハンドオーバを行わずに1つ又は複数の隣接セルとのデータ送受信を行ってもよい。しかし、この場合、端末に別途の要求があり、それに、隣接セルとのデータ送受信を行うとき、リンク品質監視を行って、BFD用の関連リソース(英語では、resourceと表現されてもよい)の測定及び/又はCBD用の関連リソースの測定を行う必要もある。この場合、もし異なるセルのBFD用及びCBD用のリソースに時間領域の重複があると、異なるセルのデータの方向が異なるため、端末は、同時に取り扱うことができない。この場合、前記端末は、第一情報に基づいて測定を行う。
【0104】
具体的に、前記第一情報には第三ファクタが含まれ、第一セルのBFDと第三セルのCBDとに重複がある場合、前記第三ファクタが適用されてもよく、つまり、前記第三ファクタは、第一セルのBFDと第三セルのCBDとに重複がある場合に適用されてもよい。ここで、前記の「重複がある」とは、第一セルのBFDと第三セルのCBD測定との完全な重複又は部分的な重複を含んでもよい。前記重複は、時間領域の重複及び/又は周波数領域の重複を含んでもよい。
【0105】
前記第三ファクタは、第一セルのBFDと第三セルのCBDとのリソースに衝突がある場合、第一セルのBFDと第三セルのCBDとのリソースの割り当てを如何に行うかを端末に指示するものであってもよい。具体的に、前記第三ファクタは、測定期間に適用され、前記端末は、前記第三ファクタに基づいて、第一セルのBFDと第三セルのCBD測定との両者の間でリソースの割り当てを行う。
【0106】
また、実際の応用の際、隣接セルのBFD及び/又はCBDのリソースと測定間隔との間に重複がある可能性も存在する。無論、このような重複は、BFD及び/又はCBDのリソースと測定間隔との完全な重複又は部分的な重複を含んでもよい。前記重複は、時間領域の重複及び/又は周波数領域の重複を含んでもよく、この場合、前記端末は、第一情報に基づいて測定を行う。
【0107】
そのうち、一実施例において、前記第三ファクタは、
パーセンテージ(即ち、前記第三ファクタの値がパーセンテージとなる)と、
例えば0.8、1.5又は3等の100以下の正数と、
例えば4/5等の分数とのうち、1つを含み、
第一セルのBFDと第三セルのCBDとの参照シンボル(即ちリソース)に重複がある場合、前記第三ファクタがパラメータD及びパラメータEに関連するものであり、パラメータDが第一セルのBFDの参照シンボルの周期を表し、パラメータEが第三セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、具体的に、第一セルのBFDと第三セルのCBDとの参照シンボル(即ちリソース)に部分的な重複がある場合、第三ファクタ=N1/(1-D/E)、又は第三ファクタ=N1/(1-E/D)であり、ここで、N1が正数であり、
第一セルのBFDの参照シンボルと測定間隔とに重複がある場合、前記第三ファクタがパラメータD及びパラメータZに関連するものであり、パラメータDが第一セルのBFDの参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表し、具体的に、第一セルのBFDの参照シンボルと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第三ファクタ=N2/(1-D/Z)であり、ここで、N2が正数であり、
第一セルのCBDの参照シンボルと測定間隔とに重複がある場合、前記第三ファクタがパラメータF及びパラメータZに関連するものであり、パラメータFが第一セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表し、具体的に、第一セルのCBDの参照シンボルと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第三ファクタ=N6/(1-F/Z)であり、ここで、N6が正数であり、
第一セルのBFDと第三セルのCBDとの参照シンボルに重複があり、且つ第一セルのBFDと測定間隔とに重複がある場合、前記第三ファクタがパラメータD、E、Zに関連するものであり、パラメータDが第一セルのBFDの参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表し、パラメータEが第三セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、具体的に、第一セルのBFDと第三セルのCBDとの参照シンボルに部分的な重複があり、且つ第一セルのBFDと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第三ファクタ=N3/(1-D/E-D/Z)、又は第三ファクタ=N3/(1-E/D-D/Z)、又は第三ファクタ=N3/(1-E/D-E/Z)であり、ここで、N3が正数であり、
第一セルのCBDと第三セルのBFDとの参照シンボルに重複がある場合、前記第三ファクタがパラメータF及びパラメータGに関連するものであり、パラメータFが第一セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、パラメータGが第三セルのBFDの参照シンボルの周期を表し、具体的に、第一セルのCBDと第三セルのBFDとの参照シンボルに部分的な重複がある場合、第三ファクタ=N4/(1-F/G)、又は第三ファクタ=N4/(1-G/F)であり、ここで、N4が正数であり、
第一セルのCBDと第三セルのBFDとの参照シンボルに重複があり、且つ第一セルのCBDと測定間隔とに重複がある場合、前記第三ファクタがパラメータF、G、Zに関連するものであり、パラメータFが第一セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表し、パラメータGが第三セルのBFDの参照シンボルの周期を表し、具体的に、第一セルのCBDと第三セルのBFDとの参照シンボルに部分的な重複があり、且つ第一セルのCBDと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第三ファクタ=N5/(1-F/G-F/Z)、又は第三ファクタ=N5/(1-G/F-F/Z)、又は第三ファクタ=N5/(1-G/F-G/Z)であり、ここで、N5が正数である。
【0108】
そのうち、前記第三セルは、
サービングセルと、
非サービングセルと、
サービングセルのPCIとは異なるセルとのうち、少なくとも1つを含んでもよい。
【0109】
ここで、第一セル及び第三セルが共に非サービングセルである場合、第一セルと第三セルとは、PCIが異なってもよい。第一セル及び第三セルが共にサービングセルのPCIとは異なるセルである場合、第一セルと第三セルとは、PCIが異なる。第一セル及び第三セルが共にTRPである場合、第一セルと第三セルとは、PCI又はTRP IDが異なるか、又は異なるネットワークノードに対応する。
【0110】
実際の応用の際、前記第三ファクタは、第一セルの測定に適用されてもよいし、第三セルの測定に適用されてもよい。
【0111】
第一セルのBFDと第三セルのCBDとのリソースが重複しない場合、第三ファクタの値が1とされる。
【0112】
実際の応用の際、N1、N2、N3、N4、N5及びN6の値は、必要に応じて確定可能であり、例えば参照シンボルの周期、DRX cycle、CSSF、MGRP等の少なくとも1つの要素に基づいて確定してもよく、例えばその値が1又は1.5等とされる。N1、N2、N3、N4、N5及びN6の値は、同じであってもよいし、異なってもよい。
【0113】
第一セルのBFDと第三セルのCBDとのリソースに部分的な重複がある場合、第一セルのBFD測定は、第三セルのCBD測定とは重複しないリソースの位置でのみ行われ、つまり、前記端末は、第三セルのCBDリソースとの重複が存在しない第一セルのBFDの参照シンボル(BFD測定用の参照シンボルと称されてもよい)の位置でのみ測定を行う。例示的に、第一セルのBFDの参照シンボルの周期が第三セルのCBDの参照シンボル(CBD測定用の参照シンボルと称されてもよい)の周期よりも小さい場合、第三ファクタ=N1/(1-D/E)であり、この場合、第三ファクタは、第一セルのBFD測定に適用される。第一セルのBFDの参照シンボルの周期が第三セルのCBDの参照シンボルの周期よりも大きい場合、第三ファクタ=N1/(1-E/D)であり、この場合、第三ファクタは、第三セルのCBD測定に適用される。
【0114】
第一セルのBFDのリソースと測定間隔とに部分的な重複がある場合、前記端末は、測定間隔との重複が存在しない第一セルのBFDの参照シンボルの位置でのみ測定を行う。具体的に、第一セルのBFDの参照シンボルの周期が測定間隔の周期よりも小さい場合、前記端末は、測定間隔との重複が存在しない第一セルのBFDの参照シンボルの位置でのみ測定を行い、この場合、第三ファクタ=N2/(1-D/Z)である。
【0115】
第一セルのCBDのリソースと測定間隔とに部分的な重複がある場合、前記端末は、測定間隔との重複が存在しない第一セルのCBDの参照シンボルの位置でのみ測定を行う。具体的に、第一セルのCBDの参照シンボルの周期が測定間隔の周期よりも小さい場合、前記端末は、測定間隔との重複が存在しない第一セルのCBDの参照シンボルの位置でのみ測定を行い、この場合、第三ファクタ=N6/(1-F/Z)である。
【0116】
第一セルのBFDと第三セルのCBDとのリソースに部分的な重複があり、且つ第一セルのBFDと測定間隔とに部分的な重複がある場合、前記端末は、測定間隔との重複が存在しないとともに第三セルのCBDの参照シンボルとの重複も存在しない第一セルのBFDの参照シンボルの位置でのみ測定を行う。具体的に、第一セルのBFDの参照シンボルの周期が測定間隔の周期よりも小さく、且つ第一セルのBFDの参照シンボルと第三セルのCBDの参照シンボルとに部分的な重複がある場合、前記端末は、測定間隔との重複が存在しないとともに第三セルのCBDの参照シンボルとの重複も存在しない第一セルのBFDの参照シンボルの位置でのみ測定を行い、この場合、第三ファクタは、第一セルのBFD測定に適用される。無論、前記端末は、測定間隔との重複が存在しないとともに第一セルのBFDとの重複も存在しない第三セルのCBDの参照シンボルの位置でのみCBD測定を行い、この場合、第三ファクタは、第三セルのCBD測定に適用される。より具体的に、第三ファクタ=N3/(1-D/E-D/Z)及び第三ファクタ=N3/(1-E/D-D/Z)が第一セルの測定に適用され、第三ファクタ=N3/(1-E/D-E/Z)が第三セルの測定に適用される。
【0117】
第一セルのCBDと第三セルのBFDとのリソースに部分的な重複がある場合、第一セルのCBD測定は、第三セルのBFD測定とは重複しないリソースの位置でのみ行われ、つまり、前記端末は、第三セルのBFDのリソースとの重複が存在しない第一セルのCBDの参照シンボルの位置でのみ測定を行う。具体的に、第一セルのCBDの参照シンボルの周期が第三セルのBFDの参照シンボルの周期よりも小さい場合、第三ファクタは、第一セルのBFD測定に適用される。第一セルのCBDの参照シンボルの周期が第三セルのBFDの参照シンボルの周期よりも大きい場合、第三ファクタは、第三セルのCBD測定に適用される。
【0118】
第一セルのCBDと第三セルのBFDとのリソースに部分的な重複があり、且つ第一セルのCBDと測定間隔とに部分的な重複がある場合、前記端末は、測定間隔との重複が存在しないとともに第三セルのBFDの参照シンボルとの重複も存在しない第一セルのCBDの参照シンボルの位置でのみ測定を行う。具体的に、第一セルのCBDの参照シンボルの周期が測定間隔の周期よりも小さく、且つ第一セルのCBDの参照シンボルと第三セルのBFDの参照シンボルとに部分的な重複がある場合、前記端末は、測定間隔との重複が存在しないとともに第三セルのBFDの参照シンボルとの重複も存在しない第一セルのCBDの参照シンボルの位置でのみ測定を行い、この場合、第三ファクタは、第一セルのCBD測定に適用される。無論、前記端末は、測定間隔との重複が存在しないとともに第一セルのCBDとの重複も存在しない第三セルのBFDの参照シンボルの位置でのみBFD測定を行い、この場合、第三ファクタは、第三セルのBFD測定に適用される。より具体的に、第三ファクタ=N5/(1-F/G-F/Z)、及び第三ファクタ=N5/(1-G/F-F/Z)が第一セルの測定に適用され、第三ファクタ=N5/(1-G/F-G/Z)が第三セルの測定に適用される。
【0119】
一実施例において、上記ファクタによる測定期間(第一セル、第二セル、第三セルの少なくとも1つ)への影響は、
測定期間=max(T,ceil(M*P)*参照シンボルの周期*ファクタ)と、
測定期間=M*P*参照シンボルの周期*ファクタと、
測定期間=ceil(M*P)*参照シンボルの周期*ファクタと、
測定期間=max(T,ceil(K*M*P)*max(DRX cycle,参照シンボルの周期))*ファクタと、
測定期間=K*M*P*max(DRX cycle,参照シンボルの周期))*ファクタと、
測定期間=ceil(M*P)*DRX cycle*ファクタと、
測定期間=max(T,ceil(M*P*N)*参照シンボルの周期)*ファクタと、
測定期間=max(T,ceil(1.5*M*P*N)*max(DRX cycle,参照シンボルの周期))*ファクタと、
測定期間=ceil(1.5*M*P*N)*DRX cycle*ファクタと、
測定期間=max(600ms,ceil(M*P)*参照シンボルの周期)*CSSF*ファクタと、
測定期間=max(600ms,ceil(K*M*P)*max(参照シンボルの周期,DRX cycle))*CSSF*ファクタと、
測定期間=ceil(M*P)*DRX cycle*CSSF*ファクタと、
測定期間=max(600ms,ceil(M*P*Q)*参照シンボルの周期)*CSSF*ファクタと、
測定期間=max(600ms,ceil(1.5*M*P*Q)*max(参照シンボルの周期,DRX cycle))*CSSF*ファクタと、
測定期間=ceil(M*P*Q)*DRX cycle*CSSF*ファクタと、
測定期間=max(600ms,M*max(MGRP、参照シンボルの周期))*CSSF*ファクタと、
測定期間=max(600ms,ceil(M*K)*max(MGRP,参照シンボルの周期,DRX cycle))*CSSF*ファクタと、
測定期間=M*max(MGRP,DRX cycle)*CSSF*ファクタと、
測定期間=max(600ms,M*max(MGRP,参照シンボルの周期))*CSSF*ファクタと、
測定期間=max(600ms,ceil(1.5*M)*max(MGRP,参照シンボルの周期,DRX cycle))*CSSF*ファクタと、
測定期間=M*max(MGRP,DRX cycle)*CSSF*ファクタとのうち、1つの式で表されてもよい。
【0120】
そのうち、max()は、最大値を求めるための関数であり、ceil()は、切り上げ用の関数であり、Tは、特定の時間長さであり、測定の報告に使用されてもよいし、測定に使用されてもよく、Mは、整数であり、その値が必要に応じて設定可能であり、例えばその値が1、3、5、24、40又は64とされ、Pの値は、1又は他の正数の数値であってもよく、その具体的な値がサービングセルの参照シンボル及び測定間隔又はSMTCに関係する。Nは、整数であり、例えばその値が8とされ、ビームに関係するものであると理解でき、Kは、正数であり、その値が1、1.5又は7.5とされてもよく、高速鉄道の構成及び/又はSMTC周期に関係するものであり、CSSFは、キャリア測定性能スケーリングファクタ(英語では、Carrier-specific scaling factorと表現されてもよい)であり、周波数ポイントの数量及び/又は周波数帯域の数量に関係するものであると理解でき、Qの値は、1又は1.5であり、具体的にサービングセルのRLM、BFD、CBD又はL1の参照シンボル及びSMTCの時間領域位置に関係する。
【0121】
ここで、説明すべきなのは、上記の式におけるファクタは、第一ファクタ、第二ファクタ又は第三ファクタであってもよい。
【0122】
実際の応用の際、測定時には、シーンに応じて上記3つのファクタを単独で使用してもよいし、上記3つのファクタのうち、2つのファクタを使用してもよく、また、3つのファクタを同時に使用してもよい。そのうち、上記の2つのファクタ又は3つのファクタを使用する場合、式におけるファクタは、2つのファクタ又は3つのファクタの積となる。
【0123】
また、本願の実施例において、測定期間の時間長さは、ファクタに関連するものであり、上記の式におけるファクタと測定期間との間に直接の倍数関係があり、実際の応用の際、ファクタと測定期間との間に他の関係があってもよく、例示的に、ファクタは、1つの関数の中にあり、測定期間と当該関数とには、直接の倍数関係等がある。
【0124】
そのうち、実際の応用の際、上記の測定期間を確定する式において、ファクタが第一ファクタである場合、サービングセルと第一セルとの時間オフセット(英語では、timing offsetと表現されてもよく、端末によるサービングセルと第一セルとのデータ又は信号の受信の時間差として理解できる)が一定のスレッショルド(例えば、サイクリックプレフィックス(CP)、又はCP/2等)以下となるシーンに適用されてもよい。
【0125】
上記の測定期間を確定する式において、ファクタが第二ファクタである場合、第二セルと第一セルとの時間オフセット(端末による第二セルと第一セルとのデータ又は信号の受信の時間差として理解できる)が一定のスレッショルド(例えば、CP、又はCP/2等)以下となるシーンに適用されてもよい。
【0126】
上記の測定期間を確定する式において、ファクタが第三ファクタである場合、第三セルと第一セルとの時間オフセット(端末による第三セルと第一セルとのデータ又は信号の受信の時間差として理解できる)が一定のスレッショルド(例えば、CP、又はCP/2等)以下となるシーンに適用されてもよい。
【0127】
説明すべきなのは、第一ファクタ、第二ファクタ及び第三ファクタについては、対応する時間オフセットが、対応するスレッショルドを超える場合、測定期間を確定する式において、非サービングセルのセルデータを別途に追加してもよく、具体的に、上記の式において、該当するファクタを乗算するだけでなく、非サービングセルのセル数量を乗算してもよい。
【0128】
ロバスト性とモビリティとを両立させるために、前記端末は、補助情報(即ち指示情報)を得てもよく、前記端末は、補助情報を利用して隣接セルのビーム管理の測定及び/又はリンク品質監視の関連測定(即ちBFD測定及び/又はCBD測定)を行う。
【0129】
これに基づき、一実施例において、前記第一情報には、
第一セルのL1測定とサービングセルのL1測定とに重複がある場合に同時に測定するかどうかを指示する第一指示情報と、
第一セルのL1測定と第二セルのL3測定とに重複がある場合に同時に測定するかどうかを指示する第二指示情報と、
第一セルのBFD測定と第三セルのCBD測定とに重複がある場合に同時に測定するかどうかを指示するか、又は第一セルのCBD測定と第三セルのBFD測定とに重複がある場合に同時に測定するかどうかを指示する第三指示情報と、
第一セルのL1の測定結果の迅速な報告をオン又はオフすること、又は第一スレッショルドを指示する第四指示情報とのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0130】
そのうち、実際の応用の際、上記指示情報については、同時に測定するかどうかをTRUE及びFALSEで指示してもよく、例えばTRUEは、同時に測定する必要があることを表し、FALSEは、同時に測定する必要がないことを表す。また、ビット系列で指示してもよい。例えば、ビット系列の値が0であれば、同時に測定する必要がないことを表し、ビット系列の値が1であれば、同時に測定する必要があることを表す。
【0131】
前記第一指示情報は、第一セルのL1測定とサービングセルのL1測定とに衝突がある場合、第一セルのL1測定を放棄する必要があるかどうかを指示するものである(この場合、サービングセルのL1測定がリンク品質監視に影響を与えるため、端末用に合理的な送受信ビームが構成されるように、サービングセルのL1測定の放棄を考慮しなくてもよい)。前記第一指示情報が第一セルのL1測定を放棄することを指示するものであれば、前記端末は、第一セルのL1測定を放棄し、この場合、サービングセルのL1測定に影響を与えない。前記第一指示情報が第一セルのL1測定を放棄しないことを指示するものであれば、前記端末は、第一セルのL1測定及びサービングセルのL1測定の両方を配慮して、両者の間でリソースの割り当てを行う必要があり、具体的に、前記端末は、第一ファクタに基づいて測定を行ってもよい。前記第一指示情報は、ネットワーク側から配信されてもよい(例えばブロードキャスト又はRRCシグナリングを介して配信される)。例示的に、前記第一ファクタは、ネットワーク側から配信されてもよい(例えばRRCシグナリングを介して配信される)。ネットワークによる指示の方式によれば、異なるシーンで異なる割り当て方式が用いられることを実現でき、より適応性がある。例えば、ネットワークがサービングセルのビーム管理性能を確保したい場合、ネットワークは、前記第一ファクタの構成によってサービングセルのL1測定により多くのリソースを割り当てて、サービングセルのL1測定への影響を低減してもよい。例えば、ネットワークが適切な隣接セルのビームを迅速に見つけ、端末用に隣接セルのビームを構成して高速のデータ送受信を実現したい場合、ネットワークは、前記第一ファクタの構成によって隣接セルのL1測定により多くのリソースを割り当てて、L1測定を加速させてもよい。
【0132】
前記第二指示情報は、第一セルのL1測定と第二セルのL3測定とに衝突がある場合、共有メカニズムをオンする必要があるかどうかを指示するものである。前記第二指示情報が共有メカニズムをオンしないことを指示するものであれば、端末は、第二セルのL3測定及び第一セルのL1測定の中から、どちらの測定を放棄するかを選択する必要があり、この場合、前記第二指示情報は、前記端末に第一セルのL1測定を放棄すること、又は第二セルのL3測定を放棄することを更に指示してもよい。例示的に、ネットワーク側がセルハンドオーバを迅速に完了させたい場合、ネットワーク側は、(例えばRRCシグナリングを介して)端末に、時間領域で衝突する場合に隣接セルのL3測定を行う(隣接セルのL1測定を放棄する)ことを指示してもよい。例えば、ネットワーク側が適切な隣接セルのビームを迅速に見つけ、端末用に隣接セルのビームを構成して高速のデータ送受信を実現したい場合、ネットワーク側は、(例えばRRCシグナリングを介して)端末に、時間領域で衝突する場合に隣接セルのL1測定を行う(隣接セルのL3測定を放棄する)ことを指示してもよい。前記第二指示情報が共有メカニズムをオンすることを指示するものであれば、前記端末は、第一セルのL1測定及び第二セルのL3測定の両方を配慮して、両者の間でリソースの割り当てを行う必要があり、具体的に、前記端末は、第二ファクタに基づいて測定を行ってもよい。例示的に、前記第二指示情報は、ネットワーク側から配信されてもよい(例えばブロードキャスト又はRRCシグナリングを介して配信される)。ネットワークによる指示の方式によれば、異なるシーンで異なる割り当て方式が用いられることを実現でき、より適応性がある。例えば、ネットワーク側がセルハンドオーバを迅速に完了させたい場合、ネットワーク側は、前記第二ファクタの構成によって隣接セルのL3測定により多くのリソースを割り当てて、L3測定を加速させてもよい。例えば、ネットワーク側が適切な隣接セルのビームを迅速に見つけ、端末用に隣接セルのビームを構成して高速のデータ送受信を実現したい場合、ネットワーク側は、前記第二ファクタの構成によって隣接セルのL1測定により多くのリソースを割り当てて、L1測定を加速させてもよい。
【0133】
前記第三指示情報は、第一セルのBFD測定と第三セルのCBD測定とに衝突がある場合、共有メカニズムをオンするかどうかを指示するものであってもよい。前記第三指示情報が共有メカニズムをオンしないことを指示するものであれば、端末は、第一セルのBFD測定及び第三セルのCBD測定の中から、どちらの測定を放棄するかを選択する必要があり、この場合、前記第三指示情報は、前記端末に第一セルのBFD測定を放棄すること、又は第三セルのCBD測定を放棄することを更に指示してもよい。例示的に、ネットワーク側がCBD測定を迅速に行いたい場合、ネットワーク側は、(例えばRRCシグナリングを介して)端末に、時間領域で衝突する場合にCBD測定を行う(隣接セルのBFD測定を放棄する)ことを指示してもよい。例えば、ネットワーク側がリンク品質をより好適に検出したい場合、ネットワーク側は、(例えばRRCシグナリングを介して)端末に、時間領域で衝突する場合に第一セルのBFD測定を行う(隣接セルのCBD測定を放棄する)ことを指示してもよい。前記第三指示情報が共有メカニズムをオンすることを指示するものであれば、前記端末は、第一セルのBFD測定及び第三セルのCBD測定の両方を配慮して、両者の間でリソースの割り当てを行う必要があり、具体的に、前記端末は、第三ファクタに基づいて測定を行ってもよい。例示的に、前記第三指示情報は、ネットワーク側から配信されてもよい(例えばブロードキャスト又はRRCシグナリングを介して配信される)。ネットワークによる指示の方式によれば、異なるシーンで異なる割り当て方式が用いられることを実現でき、より適応性がある。例えば、ネットワーク側がCBDを迅速に行いたい場合、ネットワーク側は、前記第三ファクタの構成によって隣接セルのCBD測定により多くのリソースを割り当てて、CBD測定を加速させてもよい。例えば、ネットワーク側がリンク品質をより好適に検出したい場合、ネットワーク側は、前記第三ファクタの構成によって隣接セルのBFD測定により多くのリソースを割り当てて、BFD測定を加速させてもよい。
【0134】
前記第三指示情報は、第一セルのCBD測定と第三セルのBFD測定とに衝突がある場合、共有メカニズムをオンするかどうかを指示するものであってもよい。前記第三指示情報が共有メカニズムをオンしないことを指示するものであれば、端末は、第一セルのCBD測定及び第三セルのBFD測定の中から、どちらの測定を放棄するかを選択する必要があり、この場合、前記第三指示情報は、前記端末に第一セルのCBD測定を放棄すること、又は第三セルのBFD測定を放棄することを更に指示してもよい。例示的に、ネットワーク側がCBDを迅速に行いたい場合、ネットワーク側は、(例えばRRCシグナリングを介して)端末に、時間領域で衝突する場合に第一セルのCBD測定を行う(隣接セルのBFD測定を放棄する)ことを指示してもよい。例えば、ネットワーク側がリンク品質をより好適に検出したい場合、ネットワーク側は、(例えばRRCシグナリングを介して)端末に、時間領域で衝突する場合に第三セルのBFD測定を行う(隣接セルのCBD測定を放棄する)ことを指示してもよい。前記第三指示情報が共有メカニズムをオンすることを指示するものであれば、前記端末は、第一セルのCBD測定及び第三セルのBFD測定の両方を配慮して、両者の間でリソースの割り当てを行う必要があり、具体的に、前記端末は、第三ファクタに基づいて測定を行ってもよい。例示的に、前記第三指示情報は、ネットワーク側から配信されてもよい(例えばブロードキャスト又はRRCシグナリングを介して配信される)。ネットワークによる指示の方式によれば、異なるシーンで異なる割り当て方式が用いられることを実現でき、より適応性がある。例えば、ネットワーク側がCBDを迅速に行いたい場合、ネットワーク側は、前記第三ファクタの構成によって隣接セルのCBD測定により多くのリソースを割り当てて、CBD測定を加速させてもよい。例えば、ネットワーク側がリンク品質をより好適に検出したい場合、ネットワーク側は、前記第三ファクタの構成によって隣接セルのBFD測定により多くのリソースを割り当てて、BFD測定を加速させてもよい。
【0135】
前記第四指示情報については、前記第四指示情報が第一セルのL1の測定結果の迅速な報告をオンすることを指示するものであるか、又は第一セルのL1の測定結果が前記第一スレッショルド以上である場合、第一セルのL1の測定結果をP1個得た後に測定結果を前記ネットワーク側に報告し、前記第四指示情報が第一セルのL1の測定結果の迅速な報告をオフすることを指示するものであるか、又は第一セルのL1の測定結果が前記第一スレッショルド未満である場合、第一セルのL1の測定結果をQ1個得た後に測定結果を前記ネットワーク側に報告し、P1が1以上の整数であり、Q1が1以上の整数であり、P1がQ1よりも小さい。
【0136】
そのうち、前記第四指示情報は、第一セルのビーム管理の測定結果、即ち第一セルのL1の測定結果の迅速な報告が可能であるかどうかを前記端末に指示するものである。例示的に、ネットワーク側にデータ伝送があり、隣接セルのビームハンドオーバを迅速に行いたい場合、前記第四指示情報を介して、迅速な報告をオンすることを指示してもよく、そうすると、端末は、L1の測定結果を取得した後にすぐ報告可能となる。ネットワーク側が隣接セルのビームハンドオーバの安定性を確保したい場合、前記第四指示情報を介して迅速な報告をオフすることを指示してもよく、そうすると、端末は、L1の測定結果をいくつか(即ちQ1個)取得した後に報告可能となる。
【0137】
そのうち、前記第四指示情報が第一セルのL1の測定結果の迅速な報告が可能であることを前記端末に指示するものであり、且つP1が1である場合、前記端末は、第一セルのL1の測定結果を1個得た度にすぐ報告し、P1が1よりも大きい整数である場合、前記端末は、第一セルのL1の測定結果をP1個得た度にすぐ報告する。ここで、報告の際、前記端末は、P1個の測定結果の平均値を報告してもよいし、P1個の測定結果のうち、最大値又は最小値を報告してもよいが、本願の実施例は、これについて限定しない。
【0138】
前記第四指示情報が第一セルのL1の測定結果の迅速な報告をオフすることを前記端末に指示するものであれば、前記端末は、第一セルのL1の測定結果をQ1個取得した後に報告可能となる。そのうち、報告の際、前記端末は、Q1個の測定結果の平均値を報告してもよいし、Q1個の測定結果のうち、最大値又は最小値を報告してもよいが、本願の実施例は、これについて限定しない。
【0139】
実際の応用の際、前記第四指示情報は、第一セルのビーム管理の測定結果の迅速な報告が可能であるかどうかを前記端末に暗黙的に指示するものであってもよい。具体的に、カウンタの方式で、第一セルのビーム管理の測定結果の迅速な報告が可能であるかどうかを前記端末に指示してもよい。
【0140】
より具体的に、前記第四指示情報が第一セルのL1の測定結果の迅速な報告をオン又はオフすることを指示するものであれば、前記第四指示情報には、第一カウンタが含まれ、
得られた第一セルのL1の測定結果の個数が前記第一カウンタの要求を満たす場合、前記端末は、測定結果を報告する。
【0141】
そのうち、カウンタの値によれば、第一セルのビーム管理の測定結果の迅速な報告が可能であるかどうかを前記端末に指示できる。ここで、実際の応用の際、ネットワーク側は、異なるシーンの需要に応じて異なるカウンタの値を構成して、ロバスト性とモビリティ性能との両立を実現することが可能である。
【0142】
前記第四指示情報が第一スレッショルドを指示するものであれば、第一セルのL1の測定結果が第一スレッショルド以上であり(第一セルの現在のチャネル品質が良いことを意味し、前記端末による測定結果の迅速な報告が可能である)、且つP1が1である場合、前記端末は、第一セルのL1の測定結果を1個得た度にすぐ報告し、P1が1よりも大きい整数である場合、前記端末は、第一セルのL1の測定結果をP1個得た度にすぐ報告する。ここで、報告の際、前記端末は、P1個の測定結果の平均値を報告してもよいし、P1個の測定結果のうち、最大値又は最小値を報告してもよいが、本願の実施例は、これについて限定しない。それに応じて、第一セルのL1の測定結果が前記第一スレッショルド未満である(第一セルの現在のチャネル品質が悪いことを意味し、前記端末による測定結果の迅速な報告が不可能である)場合、前記端末は、第一セルのL1の測定結果をQ1個取得した後に報告可能となる。そのうち、報告の際、前記端末は、Q1個の測定結果の平均値を報告してもよいし、Q1個の測定結果のうち、最大値又は最小値を報告してもよいが、本願の実施例は、これについて限定しない。
【0143】
実際の応用の際、P1及びQ1の値は、ネットワーク側によって構成されてもよく、例えばブロードキャスト又はRRCシグナリング等を介して構成される。
【0144】
ロバスト性を高めるために、ビーム管理の測定結果の報告のスレッショルド(即ち品質スレッショルド)を導入して、ビーム品質が当該スレッショルドよりも高いビームに限って報告されるようにしてもよい。
【0145】
これに基づき、一実施例において、当該方法は、
前記ネットワーク側から送信された第二情報であって、第二スレッショルドを指示する第二情報を受信することと、
第一セルのL1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果を前記ネットワーク側に報告することとを更に含んでもよい。
【0146】
そのうち、前記ネットワーク側は、ブロードキャスト又はRRCシグナリング等を介して第二情報を送信してもよいが、本願の実施例は、これについて限定しない。
【0147】
実際の応用の際、ロバスト性を高めるために、前記第二スレッショルド以上の第一セルのビーム数量が一定のスレッショルドを満たす場合に限って報告されることになる。
【0148】
これに基づき、一実施例において、当該方法は、
前記ネットワーク側から送信された第三情報であって、第三スレッショルドを指示する第三情報を受信することと、
第一セルのL1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果の個数が第三スレッショルドを満たす場合、L1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果を前記ネットワーク側に報告することとを更に含んでもよい。
【0149】
そのうち、前記ネットワーク側は、ブロードキャスト又はRRCシグナリング等を介して第三情報を送信してもよいが、本願の実施例は、これについて限定しない。
【0150】
具体的に、一実施例において、前記第三情報には、第二カウンタが含まれ、
L1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果の個数が前記第二カウンタの要求を満たす場合、前記端末は、第一セルのL1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果を前記ネットワーク側に報告する。
【0151】
ここで、実際の応用の際、ネットワーク側は、異なるシーンの需要に応じて異なるカウンタの値を構成して、ロバスト性を実現することが可能である。
【0152】
前記端末による第一セルのL1測定の報告については、ネットワーク側は、上記第二スレッショルドと組み合わせられるように、報告可能なビーム数量の最大値を前記端末用に構成すれば、端末は、品質スレッショルドを満たすビームの報告しかできない。品質スレッショルドを満たすビーム数量がネットワークによって構成されたビーム数量の最大値よりも大きければ、端末は、最も高いビーム品質から、品質スレッショルドの降順でソートして、ビーム数量の報告要求を満たすビームを選択して報告することしかできない。
【0153】
これに基づき、一実施例において、当該方法は、
前記ネットワーク側から送信された第四情報であって、報告される測定結果の最大数量を指示する第四情報を受信することと、
L1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果の個数が前記最大数量よりも大きい場合、前記第二スレッショルド以上の測定結果の中から前記最大数量の分の測定結果を選択して報告することとを更に含んでもよい。
【0154】
そのうち、前記ネットワーク側は、ブロードキャスト又はRRCシグナリング等を介して第四情報を送信してもよいが、本願の実施例は、これについて限定しない。
【0155】
ビーム管理に関する測定結果の報告については、端末は、絶対値を報告してもよく、即ち前記端末は、第一セルのL1の測定結果の絶対値を報告してもよい。ネットワークは、端末から第一ビームの測定結果に対する相対値が報告されるように構成してもよく、即ち前記端末は、第一ビームの測定結果に対する第一セルのL1の測定結果の相対値を報告してもよい。
【0156】
そのうち、第一ビーム品質は、第一セルの最も品質の高いビームであってもよいし、サービングセルの最も品質の高いビームであってもよい。ここで、前記品質とは、測定量を指し、測定結果と称されてもよく、
SS-RSRPと、
SS-SINRと、
SS-RSRQと、
L1-RSRPと、
L1-SINRと、
L1-RSRQと、
CSI-RSRPと、
CSI-RSRQと、
CSI-SINRとのうち、少なくとも1つを含む。
【0157】
端末により、ビーム管理の測定が行われるセルに対しても、隣接セルのモビリティに関する測定(L3測定)を行われた可能性があることを考慮すると、このような端末については、ターゲットセル(即ち第一セル)のビーム管理の測定結果を報告すると同時に、L3の測定結果を報告してもよい。
【0158】
これに基づき、一実施例において、第一セルのL1の測定結果を報告する場合、前記方法は、
第一セルのL3の測定結果を報告することを更に含む。
【0159】
そのうち、ネットワーク側は、シグナリング(例えばRRCシグナリング)を介して、L3の測定結果を報告するかどうかを端末に指示してもよい。このような方式によれば、ネットワークによるターゲットセル状況のより好適な把握を支援でき、後続のスケジューリング決定に有利である。
【0160】
これに基づき、一実施例において、当該方法は、
前記ネットワーク側から送信された第五情報であって、第一セルのL3の測定結果を報告するかどうかを前記端末に指示する第五情報を受信することと、
前記第五情報が第一セルのL3の測定結果を報告することを前記端末に指示するものであれば、第一セルのL1の測定結果を報告すると同時にL3の測定結果を報告することとを更に含んでもよい。
【0161】
ステップ202において、前記端末が測定を行い、前記測定が前記第一情報に関係するものである。
【0162】
説明すべきなのは、前記第一セルの測定にRLMが含まれる場合、RLM測定の参照シンボルは、L1測定、CBD測定、BFD測定の参照シンボルと同じタイプであり、測定時の処理方式もこれらの測定の処理方式と同じである。つまり、上記ファクタの原理は、RLM測定に適用可能である。
【0163】
前記端末が第一セルの測定結果をネットワーク側に報告した後、ネットワーク側は、報告された測定結果に基づいてビームハンドオーバの構成を行い、それに応じて、前記端末は、ネットワーク側の構成に基づいて、ビームハンドオーバを行い、隣接セルのビームにハンドオーバする。
【0164】
それに応じて、本願の実施例は、ネットワーク側、即ちネットワーク機器(具体的に、基地局)に適用される測定方法を更に提供しており、図3に示すように、当該方法は、以下のステップ301~302を含み、
ステップ301は、第一セルの測定に関する情報である第一情報を確定することであり、前記第一セルの測定には、L1測定と、CBDと、BFDと、RLMとのうち、少なくとも1つが含まれ、
ステップ302は、第一情報を端末に送信することである。
【0165】
そのうち、実際の応用の際、前記ネットワーク機器は、シーンの需要に応じて第一情報を確定するが、本願の実施例は、これについて限定しない。
【0166】
一実施例において、前記第一情報には、第一セルのL1の測定結果の迅速な報告をオン又はオフすること、又は第一スレッショルドを指示する第四指示情報が含まれ、
前記端末から前記第一情報に基づいて報告された第一セルのL1の測定結果を受信する。
【0167】
一実施例において、当該方法は、
第二スレッショルドを指示する第二情報であって、前記第二スレッショルドが、第一セルのL1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果を前記端末が報告するためのものである第二情報を前記端末に送信することを更に含んでもよい。
【0168】
一実施例において、当該方法は、
第三スレッショルドを指示する第三情報であって、前記第三スレッショルドが、L1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果の個数が第三スレッショルドを満たす場合、L1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果を前記端末が前記ネットワーク側に報告するためのものである第三情報を前記端末に送信することを更に含んでもよい。
【0169】
一実施例において、当該方法は、
報告される測定結果の最大数量を指示する第四情報を前記端末に送信することを更に含んでもよい。
【0170】
一実施例において、第一セルのL1の測定結果を受信する場合、当該方法は、
前記端末から報告された第一セルのL3の測定結果を受信することを更に含んでもよい。
【0171】
一実施例において、当該方法は、
第一セルのL3の測定結果を報告するかどうかを前記端末に指示する第五情報を前記端末に送信することと、
前記第五情報が第一セルのL3の測定結果を報告することを前記端末に指示するものであれば、前記端末から報告された第一セルのL1の測定結果を受信すると同時に、前記端末から報告されたL3の測定結果を受信することとを更に含んでもよい。
【0172】
本願の実施例による測定方法では、端末が第一セルの測定に関する情報である第一情報を取得し、前記第一セルの測定には、L1測定と、CBDと、BFDと、RLMとのうち、少なくとも1つが含まれ、本願の実施例による態様では、端末が隣接セルのL1測定に関する情報を取得することで、前記情報に基づいて測定を実行でき、更に、L1測定に基づいて行われる隣接セルのビームハンドオーバの安定性を向上させ、モビリティ性能を向上させることができ、端末が隣接セルのリンク品質監視の測定に関する情報を取得することで、前記情報に基づいて測定を実行でき、更に、セルハンドオーバを行わずに1つ又は複数の隣接セルとのデータ送受信を行うことを実現し、スループットを向上させ、システムの性能を向上させることができる。
【0173】
本願の実施例に係る端末側の方法を実現するために、本願の実施例は、端末に設けられる測定装置を更に提供しており、図4に示すように、当該装置は、
第一セルの測定に関する情報である第一情報を取得するように構成された取得ユニット401を含み、前記第一セルの測定には、L1測定と、CBDと、BFDと、RLMとのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0174】
そのうち、一実施例において、図4に示すように、当該装置は、
第一情報に基づいて測定を行うとともに、測定の報告を行うように構成された測定ユニット402を更に含んでもよい。
【0175】
一実施例において、前記第一情報には、第一セルのL1の測定結果の迅速な報告をオン又はオフすること、又は第一スレッショルドを指示する第四指示情報が含まれ、
前記測定ユニット402は、
前記第四指示情報が第一セルのL1の測定結果の迅速な報告をオンすることを指示するものであるか、又は第一セルのL1の測定結果が前記第一スレッショルド以上である場合、第一セルのL1の測定結果をP1個得た後に測定結果を前記ネットワーク側に報告し、前記第四指示情報が第一セルのL1の測定結果の迅速な報告をオフすることを指示するものであるか、又は第一セルのL1の測定結果が前記第一スレッショルド未満である場合、第一セルのL1の測定結果をQ1個得た後に測定結果を前記ネットワーク側に報告するように構成され、P1が1以上の整数であり、Q1が1以上の整数であり、P1がQ1よりも小さい。
【0176】
そのうち、一実施例において、前記第四指示情報が第一セルのL1の測定結果の迅速な報告をオン又はオフすることを指示するものであれば、前記第四指示情報には、第一カウンタが含まれ、
得られた第一セルのL1の測定結果の個数が前記第一カウンタの要求を満たす場合、前記測定ユニット402は、測定結果を報告する。
【0177】
一実施例において、前記取得ユニット401は、前記ネットワーク側から送信された第二情報であって、第二スレッショルドを指示する第二情報を受信するように更に構成され、
前記測定ユニット402は、第一セルのL1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果を前記ネットワーク側に報告するように構成されている。
【0178】
一実施例において、前記取得ユニット401は、前記ネットワーク側から送信された第三情報であって、第三スレッショルドを指示する第三情報を受信するように更に構成され、
前記測定ユニット402は、L1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果の個数が第三スレッショルドを満たす場合、L1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果を前記ネットワーク側に報告するように構成されている。
【0179】
一実施例において、前記第三情報には、第二カウンタが含まれ、
L1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果の個数が前記第二カウンタの要求を満たす場合、前記測定ユニット402は、L1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果を前記ネットワーク側に報告する。
【0180】
一実施例において、前記取得ユニット401は、前記ネットワーク側から送信された第四情報であって、報告される測定結果の最大数量を指示する第四情報を受信するように更に構成され、
前記測定ユニット402は、L1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果の個数が前記最大数量よりも大きい場合、前記第二スレッショルド以上の測定結果の中から前記最大数量の分の測定結果を選択して報告するように構成されている。
【0181】
一実施例において、前記測定ユニット402は、
測定結果の絶対値を報告するか、
又は、
第一ビームの測定結果に対する測定結果の相対値を報告するように構成されている。
【0182】
一実施例において、第一セルのL1の測定結果を報告する場合、前記測定ユニット402は、第一セルのL3の測定結果を報告するように更に構成されている。
【0183】
一実施例において、前記取得ユニット401は、前記ネットワーク側から送信された第五情報であって、第一セルのL3の測定結果を報告するかどうかを前記端末に指示する第五情報を受信するように更に構成され、
前記測定ユニット402は、前記第五情報が第一セルのL3の測定結果を報告することを前記端末に指示するものであれば、第一セルのL1の測定結果を報告すると同時にL3の測定結果を報告するように構成されている。
【0184】
実際の応用の際、前記取得ユニット401及び測定ユニット402は、測定装置内のプロセッサと通信インターフェースとを組み合わせて実現されてもよい。
【0185】
本願の実施例に係るネットワーク機器側の方法を実現するために、本願の実施例は、ネットワーク機器に設けられる測定装置を更に提供しており、図5に示すように、当該装置は、
第一セルの測定に関する情報である第一情報を端末に送信するように構成された送信ユニット501を含み、前記第一セルの測定には、L1測定と、CBDと、BFDと、RLMとのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0186】
そのうち、一実施例において、図5に示すように、当該装置は、
前記第一情報を確定するように構成された確定ユニット502を更に含んでもよい。
【0187】
一実施例において、当該装置は、受信ユニットを更に含んでもよく、そのうち、
前記第一情報には、第一セルのL1の測定結果の迅速な報告をオン又はオフすること、又は第一スレッショルドを指示する第四指示情報が含まれ、
前記受信ユニットは、前記端末から前記第一情報に基づいて報告された第一セルのL1の測定結果を受信するように構成されている。
【0188】
一実施例において、前記送信ユニット501は、第二スレッショルドを指示する第二情報であって、前記第二スレッショルドが、第一セルのL1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果を前記端末が報告するためのものである第二情報を前記端末に送信するように更に構成されている。
【0189】
一実施例において、前記送信ユニット501は、第三スレッショルドを指示する第三情報であって、前記第三スレッショルドが、L1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果の個数が第三スレッショルドを満たす場合、L1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果を前記端末が前記ネットワーク側に報告するためのものである第三情報を前記端末に送信するように更に構成されている。
【0190】
一実施例において、前記送信ユニット501は、報告される測定結果の最大数量を指示する第四情報を前記端末に送信するように更に構成されている。
【0191】
一実施例において、前記受信ユニット、第一セルのL1の測定結果を受信する場合、前記端末から報告された第一セルのL3の測定結果を受信するように構成されている。
【0192】
一実施例において、前記送信ユニット501は、第一セルのL3の測定結果を報告するかどうかを前記端末に指示する第五情報を前記端末に送信するように更に構成され、
前記第五情報が第一セルのL3の測定結果を報告することを前記端末に指示するものであれば、前記受信ユニットは、前記端末から報告された第一セルのL1の測定結果を受信すると同時に、前記端末から報告されたL3の測定結果を受信する。
【0193】
実際の応用の際、前記送信ユニット501及び受信ユニットは、測定装置内の通信インターフェースによって実現されてもよく、前記確定ユニット502は、測定装置内のプロセッサによって実現されてもよい。
【0194】
説明すべきなのは、上記実施例による測定装置が測定を行う場合、上記各プログラムモジュールの分割を例として説明したが、実際の応用では、必要に応じて、上記処理を異なるプログラムモジュールによって遂行されるように割り当てられてもよく、即ち装置の内部構造を異なるプログラムモジュールに分割して、上記で説明された全て又は一部の処理を遂行させてもよい。また、上記実施例による測定装置は、測定方法の実施例と同じ構想に属し、その具体的な実現手順の詳細については、方法実施例を参照されたく、ここで繰り返して述べない。
【0195】
上記プログラムモジュールのハードウェア実装に基づき、且つ本願の実施例に係る端末側の方法を実現するために、本願の実施例は、端末を更に提供しており、図6に示すように、当該端末600は、
ネットワーク側との情報のやり取りが可能な第一通信インターフェース601と、
ネットワーク側との情報のやり取りが実現されるように前記第一通信インターフェース601に接続された第一プロセッサであって、コンピュータプログラムを動作させると、上記端末側の1つ又は複数の技術態様による方法を実行するように構成された第一プロセッサ602と、
前記コンピュータプログラムが記憶された第一メモリ603とを含む。
【0196】
具体的に、前記第一プロセッサ602は、第一セルの測定に関する情報である第一情報を取得するように構成され、前記第一セルの測定には、L1測定と、CBDと、BFDと、RLMとのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0197】
そのうち、一実施例において、前記第一プロセッサ602は、前記第一通信インターフェース601を介して、ネットワーク側から送信された第一情報を受信する。
【0198】
一実施例において、前記第一プロセッサ602は、前記第一通信インターフェース601を介して第一情報に基づいた測定を行うとともに、前記第一通信インターフェース601を介して測定の報告を行うように構成されている。
【0199】
一実施例において、前記第一情報には、第一セルのL1の測定結果の迅速な報告をオン又はオフすること、又は第一スレッショルドを指示する第四指示情報が含まれ、
前記第一プロセッサ602は、
前記第四指示情報が第一セルのL1の測定結果の迅速な報告をオンすることを指示するものであるか、又は第一セルのL1の測定結果が前記第一スレッショルド以上である場合、第一セルのL1の測定結果をP1個得た後に測定結果を前記ネットワーク側に報告し、前記第四指示情報が第一セルのL1の測定結果の迅速な報告をオフすることを指示するものであるか、又は第一セルのL1の測定結果が前記第一スレッショルド未満である場合、第一セルのL1の測定結果をQ1個得た後に測定結果を前記ネットワーク側に報告するように構成され、P1が1以上の整数であり、Q1が1以上の整数であり、P1がQ1よりも小さい。
【0200】
そのうち、一実施例において、前記第四指示情報が第一セルのL1の測定結果の迅速な報告をオン又はオフすることを指示するものであれば、前記第四指示情報には、第一カウンタが含まれ、
得られた第一セルのL1の測定結果の個数が前記第一カウンタの要求を満たす場合、前記第一プロセッサ602は、測定結果を報告する。
【0201】
一実施例において、前記第一通信インターフェース601は、前記ネットワーク側から送信された第二情報であって、第二スレッショルドを指示する第二情報を受信するように構成され、
前記第一プロセッサ602は、第一セルのL1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果を前記ネットワーク側に報告するように構成されている。
【0202】
一実施例において、前記第一通信インターフェース601は、前記ネットワーク側から送信された第三情報であって、第三スレッショルドを指示する第三情報を受信するように更に構成され、
前記第一プロセッサ602は、L1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果の個数が第三スレッショルドを満たす場合、L1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果を前記ネットワーク側に報告するように構成されている。
【0203】
一実施例において、前記第三情報には、第二カウンタが含まれ、
L1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果の個数が前記第二カウンタの要求を満たす場合、前記第一プロセッサ602は、L1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果を前記ネットワーク側に報告する。
【0204】
一実施例において、前記第一通信インターフェース601は、前記ネットワーク側から送信された第四情報であって、報告される測定結果の最大数量を指示する第四情報を受信するように更に構成され、
前記第一プロセッサ602は、L1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果の個数が前記最大数量よりも大きい場合、前記第二スレッショルド以上の測定結果の中から前記最大数量の分の測定結果を選択して報告するように構成されている。
【0205】
一実施例において、前記第一プロセッサ602は、
測定結果の絶対値を報告するか、
又は、
第一ビームの測定結果に対する測定結果の相対値を報告するように構成されている。
【0206】
一実施例において、第一セルのL1の測定結果を報告する場合、前記第一プロセッサ602は、前記第一通信インターフェース601を介して、第一セルのL3の測定結果を報告するように更に構成されている。
【0207】
一実施例において、前記第一通信インターフェース601は、前記ネットワーク側から送信された第五情報であって、第一セルのL3の測定結果を報告するかどうかを前記端末に指示する第五情報を受信するように更に構成され、
前記第一プロセッサ602は、前記第五情報が第一セルのL3の測定結果を報告することを前記端末に指示するものであれば、第一セルのL1の測定結果を報告すると同時にL3の測定結果を報告するように構成されている。
【0208】
説明すべきなのは、第一プロセッサ602及び第一通信インターフェース601の具体的な処理手順については、上記方法を参照して理解することが可能である。
【0209】
勿論、実際の適用の際、端末600内の各コンポーネントは、バスシステム604を介して結合されている。理解できることに、バスシステム604は、これらのコンポーネント間の接続通信を実現するように構成されている。バスシステム604は、データバスに加え、電源バス、制御バス及び状態信号バスを含む。しかし、説明を明確にするために、図6では、各種のバスを全てバスシステム604として示している。
【0210】
本願の実施例における第一メモリ603は、端末600の操作をサポートするために様々なタイプのデータを記憶するように構成されている。これらのデータの例としては、端末600上で操作するためのいかなるコンピュータプログラムが含まれる。
【0211】
上記本願の実施例で掲示された方法は、前記第一プロセッサ602内に適用されるか、又は前記第一プロセッサ602によって実現されてもよい。前記第一プロセッサ602は、信号の処理能力を有する集積回路チップであり得る。実現の際、上記方法の各ステップは、前記第一プロセッサ602内のハードウェアである集積ロジック回路又はソフトウェア形式のコマンドによって完成可能である。上述した前記第一プロセッサ602は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP、Digital Signal Processor)、又は他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネント等であってもよい。前記第一プロセッサ602は、本願の実施例に開示の各方法、ステップ及びロジックブロック図を実現又は実行可能である。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ又はいかなる常用的なプロセッサ等であってもよい。本願の実施例に開示の方法におけるステップとの結合は、直接具現化として、ハードウェアデコーダプロセッサによる実行で完成されてもよいし、又は、デコーダプロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせによる実行で完成されてもよい。ソフトウェアモジュールは、記憶媒体内に位置してもよく、当該記憶媒体は、第一メモリ603内に位置し、前記第一プロセッサ602は、第一メモリ603内の情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて、前述方法におけるステップを完成させる。
【0212】
例示的な実施例において、端末600は、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC、Application Specific Integrated Circuit)、DSP、プログラマブルロジックデバイス(PLD、Programmable Logic Device)、コンプレックスプログラマブルロジックデバイス(CPLD、Complex Programmable Logic Device)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA、Field-Programmable Gate Array)、汎用プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ(MCU、Micro Controller Unit)、マイクロプロセッサ(Microprocessor)、又は他の電子部品によって実現され、前述した方法を実行するように構成されてもよい。
【0213】
上記プログラムモジュールのハードウェア実装に基づき、且つ本願の実施例に係るネットワーク機器側の方法を実現するために、本願の実施例は、ネットワーク機器を更に提供しており、図7に示すように、当該ネットワーク機器700は、
端末との情報のやり取りが可能な第二通信インターフェース701と、
端末との情報のやり取りが実現されるように前記第二通信インターフェース701に接続された第二プロセッサであって、コンピュータプログラムを動作させると、上記ネットワーク機器側の1つ又は複数の技術態様による方法を実行するように構成された第二プロセッサ702と、
前記コンピュータプログラムが記憶された第二メモリ703とを含む。
【0214】
具体的に、前記第二通信インターフェース701は、第一セルの測定に関する情報である第一情報を端末に送信するように構成され、前記第一セルの測定には、L1測定と、CBDと、BFDと、RLMとのうち、少なくとも1つが含まれる。
【0215】
そのうち、一実施例において、前記第二プロセッサ702は、前記第一情報を確定するように構成されている。
【0216】
一実施例において、前記第一情報には、第一セルのL1の測定結果の迅速な報告をオン又はオフすること、又は第一スレッショルドを指示する第四指示情報が含まれ、
前記第二通信インターフェース701は、前記端末から前記第一情報に基づいて報告された第一セルのL1の測定結果を受信するように更に構成されている。
【0217】
一実施例において、前記第二通信インターフェース701は、第二スレッショルドを指示する第二情報であって、前記第二スレッショルドが、第一セルのL1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果を前記端末が報告するためのものである第二情報を前記端末に送信するように更に構成されている。
【0218】
一実施例において、前記第二通信インターフェース701は、第三スレッショルドを指示する第三情報であって、前記第三スレッショルドが、L1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果の個数が第三スレッショルドを満たす場合、L1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果を前記端末が前記ネットワーク側に報告するためのものである第三情報を前記端末に送信するように更に構成されている。
【0219】
一実施例において、前記第二通信インターフェース701は、報告される測定結果の最大数量を指示する第四情報を前記端末に送信するように更に構成されている。
【0220】
一実施例において、前記受信ユニットは、第一セルのL1の測定結果を受信する場合、前記端末から報告された第一セルのL3の測定結果を受信するように構成されている。
【0221】
一実施例において、前記第二通信インターフェース701は、第一セルのL3の測定結果を報告するかどうかを前記端末に指示する第五情報を前記端末に送信するように更に構成され、
前記第五情報が第一セルのL3の測定結果を報告することを前記端末に指示するものであれば、前記第二通信インターフェース701は、前記端末から報告された第一セルのL1の測定結果を受信すると同時に、前記端末から報告されたL3の測定結果を受信する。
【0222】
説明すべきなのは、前記第二プロセッサ702及び第二通信インターフェース701の具体的な処理手順については、上記方法を参照して理解することが可能である。
【0223】
勿論、実際の適用の際、ネットワーク機器700内の各コンポーネントは、バスシステム704を介して結合されている。理解できることに、バスシステム704は、これらのコンポーネント間の接続通信を実現するように構成されている。バスシステム704は、データバスに加え、電源バス、制御バス及び状態信号バスを含む。しかし、説明を明確にするために、図7では、各種のバスを全てバスシステム704として示している。
【0224】
本願の実施例における第二メモリ703は、ネットワーク機器700の操作をサポートするために様々なタイプのデータを記憶するように構成されている。これらのデータの例としては、ネットワーク機器700上で操作するためのいかなるコンピュータプログラムが含まれる。
【0225】
上記本願の実施例で掲示された方法は、前記第二プロセッサ702内に適用されるか、又は前記第二プロセッサ702によって実現されてもよい。前記第二プロセッサ702は、信号の処理能力を有する集積回路チップであり得る。実現の際、上記方法の各ステップは、前記第二プロセッサ702内のハードウェアである集積ロジック回路又はソフトウェア形式のコマンドによって完成可能である。上述した前記第二プロセッサ702は、汎用プロセッサ、DSP、又は他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネント等であってもよい。前記第二プロセッサ702は、本願の実施例に開示の各方法、ステップ及びロジックブロック図を実現又は実行可能である。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ又はいかなる常用的なプロセッサ等であってもよい。本願の実施例に開示の方法におけるステップとの結合は、直接具現化として、ハードウェアデコーダプロセッサによる実行で完成されてもよいし、又は、デコーダプロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせによる実行で完成されてもよい。ソフトウェアモジュールは、記憶媒体内に位置してもよく、当該記憶媒体は、第二メモリ703内に位置し、前記第二プロセッサ702は、第二メモリ703内の情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて、前述方法におけるステップを完成させる。
【0226】
例示的な実施例において、ネットワーク機器700は、1つ又は複数のASIC、DSP、PLD、CPLD、FPGA、汎用プロセッサ、コントローラ、MCU、Microprocessor、又は他の電子部品によって実現され、前述した方法を実行するように構成されてもよい。
【0227】
理解できることに、本願の実施例におけるメモリ(第一メモリ603、第二メモリ703)は、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、揮発性及び不揮発性メモリの両方を含んでもよい。そのうち、不揮発性メモリは、読取専用メモリ(ROM、Read Only Memory)、プログラマブル読取専用メモリ(PROM、Programmable Read-Only Memory)、消去可能なプログラマブル読取専用メモリ(EPROM、Erasable Programmable Read-Only Memory)、電気的に消去可能なプログラマブル読取専用メモリ(EEPROM、Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、磁気ランダムアクセスメモリ(FRAM、ferromagnetic random access memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)、磁気表面メモリ、光ディスク、又は読取専用光ディスク(CD-ROM、Compact Disc Read-Only Memory)であってもよく、磁気表面メモリは、磁気ディスクメモリ又は磁気テープメモリであってもよい。揮発性メモリは、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)であってもよく、外部高速キャッシュとして用いられる。例示的に説明すると、例えば静的ランダムアクセスメモリ(SRAM、Static Random Access Memory)、同期静的ランダムアクセスメモリ(SSRAM、Synchronous Static Random Access Memory)、動的ランダムアクセスメモリ(DRAM、Dynamic Random Access Memory)、同期動的ランダムアクセスメモリ(SDRAM、Synchronous Dynamic Random Access Memory)、ダブルデータレート同期動的ランダムアクセスメモリ(DDRSDRAM、Double Data Rate Synchronous Dynamic Random Access Memory)、拡張同期動的ランダムアクセスメモリ(ESDRAM、Enhanced Synchronous Dynamic Random Access Memory)、同期接続動的ランダムアクセスメモリ(SLDRAM、SyncLink Dynamic Random Access Memory)、ダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ(DRRAM、Direct Rambus Random Access Memory)のような様々なRAMが利用可能であるが、これらに限定されない。本開示の実施例に記載のメモリは、これら及び任意の他の適合タイプのメモリを含むが、限定されるものではない。
【0228】
本願の実施例は、測定システムを更に提供しており、図8に示すように、当該システムは、端末801及びネットワーク機器802を含む。
【0229】
ここで、説明すべきなのは、前記端末801及びネットワーク機器802の具体的な処理手順について、上記で詳述しているため、ここで繰り返して述べない。
【0230】
例示的な実施例において、本願の実施例は、記憶媒体、即ちコンピュータ記憶媒体を更に提供しており、具体的に、コンピュータ読取可能な記憶媒体とされ、例えばコンピュータプログラムを記憶した第一メモリ603が含まれ、上記コンピュータプログラムは、前述した端末側の方法に記載のステップが完成されるように、端末600の第一プロセッサ602によって実行されることが可能である。更に例えば、コンピュータプログラムを記憶した第二メモリ703が含まれ、上記コンピュータプログラムは、前述した端末側の方法に記載のステップが完成されるように、ネットワーク機器700の第二プロセッサ702によって実行されることが可能である。コンピュータ読取可能な記憶媒体は、FRAM、ROM、PROM、EPROM、EEPROM、Flash Memory、磁気表面メモリ、光ディスク、又はCD-ROM等のメモリであってもよい。
【0231】
説明すべきなのは、「第一」や「第二」等は、類似したオブジェクトを区別するために使用されるものであり、必ずしも特定の順序又は前後順番を記述するために使用されるとは限らない。
【0232】
また、本願の実施例に記載の技術態様同士は、矛盾しない限り、任意に組み合わせることが可能である。
【0233】
上述したのは、あくまでも本願の好ましい実施例に過ぎず、本願の保護範囲を限定するためのものではない。
図1a
図1b
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2024-08-14
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末に適用される測定方法であって、
第一セルの測定に関する情報である第一情報を取得することを含み、前記第一セルの測定には、
レイヤ1測定と、
候補ビーム検出(CBD)と、
ビーム障害検出(BFD)と、
無線リンク監視(RLM)とのうち、少なくとも1つが含まれる、測定方法。
【請求項2】
前記第一セルは、非サービングセル、又は、サービングセルの物理セル識別子(PCI)とは異なるセルを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第一情報には、測定期間に適用される第一ファクタが含まれ
及び/又は、
前記第一情報には、測定期間に適用される第二ファクタが含まれ、
及び/又は、
前記第一情報には、測定期間に適用される第三ファクタが含まれる、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第一ファクタは、
パーセンテージと、
正数と、
分数とのうち、1つを含み、
サービングセルの参照シンボルと第一セルの参照シンボルとに部分的な重複がある場合、第一ファクタ=K1/(1-A/B)、又は第一ファクタ=K1/(1-B/A)であり、ここで、K1が正数であり、Aが第一セルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表し、Bがサービングセルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表し、
第一セルの参照シンボルと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第一ファクタ=K2/(1-A/Z)であり、ここで、K2が正数であり、Aが第一セルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表し、Zが測定間隔の周期を表し、
サービングセルの参照シンボルと第一セルの参照シンボルとに部分的な重複があり、且つ第一セルの参照シンボルと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第一ファクタ=K3/(1-A/B-A/Z)、又は第一ファクタ=K3/(1-B/A-A/Z)、又は第一ファクタ=K3/(1-B/A-B/Z)であり、ここで、K3が正数であり、Aが第一セルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表し、Zが測定間隔の周期を表し、Bがサービングセルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表し、
又は、
前記第一ファクタは、
サービングセルの参照シンボルと第一セルの参照シンボルとに重複がある場合、前記第一ファクタがパラメータA及びパラメータBに関連するものであり、パラメータAが第一セルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表し、パラメータBがサービングセルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表すことと、
第一セルの参照シンボルと測定間隔とに重複がある場合、前記第一ファクタがパラメータA及びパラメータZに関連するものであり、パラメータAが第一セルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表すことと、
サービングセルの参照シンボルと第一セルの参照シンボルとに重複があり、且つ第一セルの参照シンボルと測定間隔とに重複がある場合、前記第一ファクタがパラメータA、パラメータB及びパラメータZに関連するものであり、パラメータAが第一セルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表し、パラメータBがサービングセルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表すこととのうち、1つを満たす、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記第二ファクタは、
パーセンテージと、
正数と、
分数とのうち、1つを含み、
第一セルのレイヤ1の参照シンボルと第二セルのレイヤ3の参照シンボルとに部分的な重複がある場合、第二ファクタ=M1/(1-A/C)、又は第二ファクタ=M1/(1-C/A)であり、ここで、M1が正数であり、Aが第一セルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表し、Cが第二セルのレイヤ3の参照シンボルの周期を表し、
第一セルの参照シンボルと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第二ファクタ=M2/(1-A/Z)であり、ここで、M2が正数であり、Aが第一セルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表し、Zが測定間隔の周期を表し、
第一セルの参照シンボルと第二セルの参照シンボルとに部分的な重複があり、且つ第一セルの参照シンボルと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第二ファクタ=M3/(1-A/C-A/Z)、又は第二ファクタ=M3/(1-C/A-A/Z)、又は第二ファクタ=M3/(1-C/A-C/Z)であり、ここで、M3が正数であり、Aが第一セルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表し、Zが測定間隔の周期を表し、Cが第二セルのレイヤ3の参照シンボルの周期を表し、
又は、
前記第二ファクタは、
第一セルのレイヤ1の参照シンボルと第二セルのレイヤ3の参照シンボルとに重複がある場合、前記第二ファクタがパラメータA及びパラメータCに関連するものであり、パラメータAが第一セルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表し、パラメータCが第二セルのレイヤ3の参照シンボルの周期を表すことと、
第一セルの参照シンボルと測定間隔とに重複がある場合、前記第二ファクタがパラメータA及びパラメータZに関連するものであり、パラメータAが第一セルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表すことと、
第一セルの参照シンボルと第二セルの参照シンボルとに重複があり、且つ第一セルの参照シンボルと測定間隔とに重複がある場合、前記第二ファクタがパラメータA、パラメータC及びパラメータZに関連するものであり、パラメータAが第一セルのレイヤ1の参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表し、パラメータCが第二セルのレイヤ3の参照シンボルの周期を表すこととのうち、1つを満たす、請求項に記載の方法。
【請求項6】
前記第三ファクタは、
パーセンテージと、
正数と、
分数とのうち、1つを含み、
第一セルのBFDと第三セルのCBDとの参照シンボルに部分的な重複がある場合、第三ファクタ=N1/(1-D/E)、又は第三ファクタ=N1/(1-E/D)であり、ここで、N1が正数であり、Dが第一セルのBFDの参照シンボルの周期を表し、Eが第三セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、
第一セルのBFDの参照シンボルと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第三ファクタ=N2/(1-D/Z)であり、ここで、N2が正数であり、Dが第一セルのBFDの参照シンボルの周期を表し、Zが測定間隔の周期を表し、
第一セルのCBDの参照シンボルと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第三ファクタ=N6/(1-F/Z)であり、ここで、N6が正数であり、Fが第一セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、Zが測定間隔の周期を表し、
第一セルのBFDと第三セルのCBDとの参照シンボルに部分的な重複があり、且つ第一セルのBFDと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第三ファクタ=N3/(1-D/E-D/Z)、又は第三ファクタ=N3/(1-E/D-D/Z)、又は第三ファクタ=N3/(1-E/D-E/Z)であり、ここで、N3が正数であり、Dが第一セルのBFDの参照シンボルの周期を表し、Zが測定間隔の周期を表し、Eが第三セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、
第一セルのCBDと第三セルのBFDとの参照シンボルに部分的な重複がある場合、第三ファクタ=N4/(1-F/G)、又は第三ファクタ=N4/(1-G/F)であり、ここで、N4が正数であり、Fが第一セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、Gが第三セルのBFDの参照シンボルの周期を表し、
第一セルのCBDと第三セルのBFDとの参照シンボルに部分的な重複があり、且つ第一セルのCBDと測定間隔とに部分的な重複がある場合、第三ファクタ=N5/(1-F/G-F/Z)、又は第三ファクタ=N5/(1-G/F-F/Z)、又は第三ファクタ=N5/(1-G/F-G/Z)であり、ここで、N5が正数であり、Fが第一セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、Zが測定間隔の周期を表し、Gが第三セルのBFDの参照シンボルの周期を表し、
又は、
前記第三ファクタは、
第一セルのBFDと第三セルのCBDとの参照シンボルに重複がある場合、前記第三ファクタがパラメータD及びパラメータEに関連するものであり、パラメータDが第一セルのBFDの参照シンボルの周期を表し、パラメータEが第三セルのCBDの参照シンボルの周期を表すことと、
第一セルのBFDの参照シンボルと測定間隔とに重複がある場合、前記第三ファクタがパラメータD及びパラメータZに関連するものであり、パラメータDが第一セルのBFDの参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表すことと、
第一セルのCBDの参照シンボルと測定間隔とに重複がある場合、前記第三ファクタがパラメータF及びパラメータZに関連するものであり、パラメータFが第一セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表すことと、
第一セルのBFDと第三セルのCBDとの参照シンボルに重複があり、且つ第一セルのBFDと測定間隔とに重複がある場合、前記第三ファクタがパラメータD、パラメータE及びパラメータZに関連するものであり、パラメータDが第一セルのBFDの参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表し、パラメータEが第三セルのCBDの参照シンボルの周期を表すことと、
第一セルのCBDと第三セルのBFDとの参照シンボルに重複がある場合、前記第三ファクタがパラメータF及びパラメータGに関連するものであり、パラメータFが第一セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、パラメータGが第三セルのBFDの参照シンボルの周期を表すことと、
第一セルのCBDと第三セルのBFDとの参照シンボルに重複があり、且つ第一セルのCBDと測定間隔とに重複がある場合、前記第三ファクタがパラメータF、パラメータG及びパラメータZに関連するものであり、パラメータFが第一セルのCBDの参照シンボルの周期を表し、パラメータZが測定間隔の周期を表し、パラメータGが第三セルのBFDの参照シンボルの周期を表すこととのうち、1つを満たす、請求項に記載の方法。
【請求項7】
前記第一情報には、
第一セルのレイヤ1測定とサービングセルのレイヤ1測定とに重複がある場合に同時に測定するかどうかを指示する第一指示情報と、
第一セルのレイヤ1測定と第二セルのレイヤ3測定とに重複がある場合に同時に測定するかどうかを指示する第二指示情報と、
第一セルのBFD測定と第三セルのCBD測定とに重複がある場合に同時に測定するかどうかを指示するか、又は第一セルのCBD測定と第三セルのBFD測定とに重複がある場合に同時に測定するかどうかを指示する第三指示情報と、
第一セルのレイヤ1の測定結果の迅速な報告をオン又はオフすること、又は第一スレッショルドを指示する第四指示情報とのうち、少なくとも1つが含まれる、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記第四指示情報が第一セルのレイヤ1の測定結果の迅速な報告をオンすることを指示するものであるか、又は第一セルのレイヤ1の測定結果が前記第一スレッショルド以上である場合、第一セルのレイヤ1の測定結果をP1個得た後に測定結果をネットワーク側に報告するか、
或いは、前記第四指示情報が第一セルのレイヤ1の測定結果の迅速な報告をオフすることを指示するものであるか、又は第一セルのレイヤ1の測定結果が前記第一スレッショルド未満である場合、第一セルのレイヤ1の測定結果をQ1個得た後に測定結果を前記ネットワーク側に報告し、P1が1以上の整数であり、Q1が1以上の整数であり、P1がQ1よりも小さい、請求項に記載の方法。
【請求項9】
前記第四指示情報が第一セルのレイヤ1の測定結果の迅速な報告をオン又はオフすることを指示するものであれば、前記第四指示情報には、第一カウンタが含まれ、
得られた第一セルのレイヤ1の測定結果の個数が前記第一カウンタの要求を満たす場合、測定結果を報告する、請求項に記載の方法。
【請求項10】
前記方法は、
前記ネットワーク側から送信された第二情報であって、第二スレッショルドを指示する第二情報を受信することと、
第一セルのレイヤ1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果を前記ネットワーク側に報告することとを更に含み、
前記方法は、
前記ネットワーク側から送信された第三情報であって、第三スレッショルドを指示する第三情報を受信することと、
レイヤ1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果の個数が第三スレッショルドを満たす場合、レイヤ1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果を前記ネットワーク側に報告することとを更に含み、
前記第三情報には、第二カウンタが含まれ、
レイヤ1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果の個数が前記第二カウンタの要求を満たす場合、レイヤ1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果を前記ネットワーク側に報告し、
又は、
前記方法は、
前記ネットワーク側から送信された第四情報であって、報告される測定結果の最大数量を指示する第四情報を受信することと、
レイヤ1の測定結果のうち、前記第二スレッショルド以上の測定結果の個数が前記最大数量よりも大きい場合、前記第二スレッショルド以上の測定結果の中から前記最大数量の分の測定結果を選択して報告することとを更に含む、請求項に記載の方法。
【請求項11】
測定結果の絶対値を報告するか、
又は、
第一ビームの測定結果に対する測定結果の相対値を報告し、
前記第一ビームは、
第一セルの最も品質の高いビームと、
サービングセルの最も品質の高いビームとのうち、1つを含み、
又は、
第一セルのレイヤ1の測定結果を報告する場合、前記方法は、
第一セルのレイヤ3の測定結果を報告することを更に含み、
前記方法は、
前記ネットワーク側から送信された第五情報であって、第一セルのレイヤ3の測定結果を報告するかどうかを前記端末に指示する第五情報を受信することと、
前記第五情報が第一セルのレイヤ3の測定結果を報告することを前記端末に指示するものであれば、第一セルのレイヤ1の測定結果を報告すると同時にレイヤ3の測定結果を報告することとを更に含む、請求項に記載の方法。
【請求項12】
前記端末は、
ネットワーク側から送信された第一情報を受信する方式と、
第一情報を予め定義する方式と、
端末が自ら確定する方式とのうち、少なくとも1つの方式で前記第一情報を得る、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
ネットワーク機器に適用される測定方法であって、
第一セルの測定に関する情報である第一情報を端末に送信することを含み、前記第一セルの測定には、
レイヤ1測定と、
CBDと、
BFDと、
RLMとのうち、少なくとも1つが含まれる、測定方法。
【請求項14】
測定装置であって、
第一セルの測定に関する情報である第一情報を取得するように構成された取得ユニットを含み、前記第一セルの測定には、
レイヤ1測定と、
CBDと、
BFDと、
RLMとのうち、少なくとも1つが含まれる、測定装置。
【請求項15】
測定装置であって、
第一セルの測定に関する情報である第一情報を端末に送信するように構成された送信ユニットを含み、前記第一セルの測定には、
レイヤ1測定と、
CBDと、
BFDと、
RLMとのうち、少なくとも1つが含まれる、測定装置。
【国際調査報告】