(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-02-28
(54)【発明の名称】パターン化されたコンクリート要素を製造するための鋳型装置および方法
(51)【国際特許分類】
B28B 7/06 20060101AFI20250220BHJP
B28B 7/16 20060101ALI20250220BHJP
B28B 11/08 20060101ALI20250220BHJP
【FI】
B28B7/06
B28B7/16
B28B11/08
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024571264
(86)(22)【出願日】2023-02-16
(85)【翻訳文提出日】2024-10-16
(86)【国際出願番号】 EP2023053914
(87)【国際公開番号】W WO2023161124
(87)【国際公開日】2023-08-31
(32)【優先日】2022-02-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FI
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524313646
【氏名又は名称】フォームコンクリート・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】FORMCONCRETE LTD
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】シーカマキ,ライヤ
(72)【発明者】
【氏名】シルム,レナータ
【テーマコード(参考)】
4G053
4G055
【Fターム(参考)】
4G053AA07
4G053AA15
4G053AA19
4G053BA02
4G053CA02
4G053DA06
4G053EA26
4G053EA36
4G053EB02
4G053EB05
4G053EB16
4G055AA01
4G055BA02
4G055BA43
4G055BA44
(57)【要約】
1つの要素から別の要素まで少なくとも1つの視覚的に連続するパターン(503)を有するパターン化されたコンクリート要素(501)を製造するための鋳型装置(100)および方法。鋳型装置(100)は、第1の領域を画定する閉じた剛性フレーム(111)と、鋳型(110)の上部に配置可能であり、第1の領域の少なくとも一部を覆うように寸法決めされた非剛性シート(120)と、非剛性シート(120)上に配置可能であり、前もって鋳型(110)に注入されたコンクリートに押し込められるように適合された補助鋳型(130)とを備える。補助鋳型(130)は、その下面から突出するフィン(131a、131b、131c)を有し、それらはコンクリートの表面にパターン(503)を付与する。鋳型(110)の内面の隣である各フィン(131)の狭い面の底エッジ(133)は、丸みを帯びているか、または傾斜している。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
a.第1の領域Aを画定する閉じた剛性フレーム(111)を備える鋳型(110)と、
b.前記鋳型(110)の上部に配置可能であり、前記第1の領域Aの少なくとも一部を覆うように寸法決めされた非剛性シート(120)と、
c.前記シート(120)上に配置可能であり、前記シート(120)と共に前記鋳型(110)に少なくとも部分的に押し込め可能な補助鋳型(130)であって、前記鋳型(110)に押し込め可能な前記補助鋳型(130)の前記部分の断面積が、前記非剛性シート(120)によって覆われた前記第1の領域Aよりも小さい、補助鋳型(130)と
を備え、
d.コンクリート(140)に面しているフィン(131)の底面のエッジが、フィン(131)の方向に鋳型(100)の内面の隣である前記部分から真っ直ぐな角度のエッジからずれており、コンクリート(140)に面している前記フィン(131)のエッジが、そのエッジ(133)の従来のエッジの丸み半径よりも大きい半径で丸みを帯びている
ことを特徴とする、鋳型装置(100)。
【請求項2】
a.第1の領域Aを画定する閉じた剛性フレーム(111)を備える鋳型(110)と、
b.前記鋳型(110)の上部に配置可能であり、前記第1の領域Aの少なくとも一部を覆うように寸法決めされた非剛性シート(120)と、
c.前記シート(120)上に配置可能であり、前記シート(120)と共に前記鋳型(110)に少なくとも部分的に押し込め可能な補助鋳型(130)であって、前記鋳型(110)に押し込め可能な前記補助鋳型(130)の前記部分の断面積が、前記非剛性シート(120)によって覆われた前記第1の領域Aよりも小さい、補助鋳型(130)と
を備え、
d.コンクリート(140)に面しているフィン(131)の底面のエッジが、フィン(131)の方向に鋳型(100)の内面の隣である前記部分から真っ直ぐな角度のエッジからずれており、コンクリート(140)に面している前記フィン(131)のエッジが、前記補助鋳型(130)のx方向とy方向との間に斜面を備える
ことを特徴とする、鋳型装置(100)。
【請求項3】
フィン(131)の前記エッジの丸みが、前記フィン(131)の連続性の方向に本質的に平行な方向「S」で起こることを特徴とする、請求項1に記載の鋳型装置。
【請求項4】
コンクリート(140)に面している前記補助鋳型(130)の前記底面のエッジ(133)が、2ミリメートルより大きい半径で丸みを帯びていることを特徴とする、請求項1または3に記載の鋳型装置(100)。
【請求項5】
本質的に垂直な境界(y)と、前記斜面が本質的に水平な底部境界(x)において始まる点との間の距離(d)が少なくとも5ミリメートルであることを特徴とする、請求項1または3に記載の鋳型装置(100)。
【請求項6】
前記補助鋳型(130)の本質的に水平な底部境界(x)と傾斜線(135)との間の角度である角度αが10~70度であることを特徴とする、請求項2または5に記載の鋳型装置(100)。
【請求項7】
コンクリート(140)に面している前記補助鋳型(130)の前記底面のエッジが、前記本質的に水平な底部境界(x)と、補助鋳型(130)が鋳型(110)内部の最大深さまで押し込められたときに前記鋳型(110)の内面の隣である前記補助鋳型(130)の本質的に上部の隅(553)との間に斜面を備えることを特徴とする、請求項2に記載の鋳型装置(100)。
【請求項8】
前記鋳型装置(100)が、前記鋳型(110)の前記上部に置かれた前記非剛性シート(120)と補助鋳型(130)との間に配置された剛性エッジバンド(550)を備えることを特徴とする、先行する請求項のいずれかに記載の鋳型装置(100)。
【請求項9】
前記剛性エッジバンド(550)が剛性材料から構成されることを特徴とする、請求項8に記載の鋳型装置(100)。
【請求項10】
前記鋳型(110)の開口領域、すなわち前記鋳型(110)の内壁によって制限される領域が、前記剛性エッジバンド(550)によって決定された開口領域と同じ製造公差内にあることを特徴とする、請求項8または9に記載の鋳型装置(100)。
【請求項11】
1つの要素(501)から別の要素まで少なくとも1つの視覚的に連続するパターン(503)を有するパターン化されたコンクリート要素(501)を製造するための方法であって、
a.閉じた剛性フレーム(111)を備える鋳型(110)にコンクリート混合物を注入することと、
b.前記鋳型(110)の上部に非剛性シート(120)を配置することと、
c.補助鋳型(130)を前記鋳型(110)に押し込めることと、
d.製造されたコンクリート要素(501)を少なくとも部分的に硬化させることと、
e.前記補助鋳型(130)を前記鋳型(110)から持ち上げることと
を含み、
f.補助鋳型(130)を前記鋳型(110)に押し込めたとき、コンクリート(140)に面しているフィン(131)の底面のエッジ(133)が、コンクリート(140)に面している前記フィン(131)の前記エッジが、コンクリート(140)を前記フィン(131)の側面に均等に流す従来のエッジの丸み半径よりも大きい半径で丸められるように、フィン(131)の方向に鋳型(100)の内面の隣である部分から真っ直ぐな角度のエッジからずれていて、前記コンクリート要素(501)の前記エッジに均等に連続し、1つの要素(501)から別の要素まで少なくとも1つの視覚的に連続するパターン(503)を有するコンクリート要素(501)を製造する少なくとも1つのパターン(503)が作成される
ことを特徴とする、方法。
【請求項12】
1つの要素(501)から別の要素まで少なくとも1つの視覚的に連続するパターン(503)を有するパターン化されたコンクリート要素(501)を製造するための方法であって、
a.閉じた剛性フレーム(111)を備える鋳型(110)にコンクリート混合物を注入することと、
b.前記鋳型(110)の上部に非剛性シート(120)を配置することと、
c.補助鋳型(130)を前記鋳型(110)に押し込めることと、
d.前記製造されたコンクリート要素(501)を少なくとも部分的に硬化させることと、
e.前記補助鋳型(130)を前記鋳型(110)から持ち上げることと
を含み、
f.補助鋳型(130)を前記鋳型(110)に押し込めたとき、コンクリート(140)に面しているフィン(131)の底面のエッジ(133)が、コンクリート(140)に面している前記フィン(131)の前記エッジが、コンクリート(140)を前記補助鋳型(130)の側面に均等に流す前記補助鋳型(130)のx方向とy方向との間に斜面を備えるように、フィン(131)の方向に鋳型(100)の内面の隣である部分から真っ直ぐな角度のエッジからずれていて、前記コンクリート要素(501)の前記エッジに均等に連続し、1つの要素(501)から別の要素まで少なくとも1つの視覚的に連続するパターン(503)を有するコンクリート要素(501)を製造するパターン(503)が作成される
ことを特徴とする、方法。
【請求項13】
前記フィン(131)の丸みエッジ(133)の半径が2ミリメートルよりも大きいことを特徴とする、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記フィン(131)の丸みエッジ(133)の半径が5ミリメートルよりも大きいことを特徴とする、請求項11に記載の方法。
【請求項15】
本質的に垂直な境界(y)と、前記斜面が本質的に水平な底部境界(x)において始まる点との間の距離(d)が少なくとも5ミリメートルであることを特徴とする、請求項12に記載の方法。
【請求項16】
前記補助鋳型(130)の本質的に水平な底部境界(x)と傾斜線(135)との間の角度である角度αが10~70度であることを特徴とする、請求項12に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明の分野
本発明は、一般に、コンクリート製品を製造するための装置および方法に関し、より正確には、独立請求項1、2、11、および12の前文ならびに従属請求項の前文によるコンクリート製品の表面を形成するための非剛性シートを備える鋳型を使用して、コンクリート製品を製造するための装置および方法に関する。さらにより正確には、本発明は、パターンが顕著な不連続性なしに1つの要素から別の要素まで続くように見える表面パターン化されたコンクリート要素の製造に関する。
【0002】
発明の背景
コンクリートは、最も耐久性のある建築材料の1つである。加えて、コンクリートは、設定可能な建築材料として、高いレベルの設計柔軟性を提供する。コンクリート構造は多くの異なる形状を有する場合があり、コンクリート構造の形状は、コンクリートが流し込まれてコンクリート構造を形作る鋳型の内側の鋳造面によって画定される。コンクリート構造の外観に作用するいくつかの方法が存在する。例えば、コンクリートの基本材料、すなわち、セメント、水、および骨材、ならびにそれらの比例量、ならびにコンクリート混合物調製中に加えられる可能性がある混和剤、添加剤、着色顔料などは、各々表面の色などの外観に影響を及ぼす。さらに、硬化したコンクリート構造に適用されるか、またはコンクリートが硬化している間に適用される異なる表面処理方法は、異なる表面組織を作り出す。また、コンクリートが鋳型に流し込まれる表面には、米国特許第5330694号明細書、東海ゴム工業株式会社、1994年7月19日に開示されている異なる3次元形状、またはパターン転写マットのような構造化材料が設けられて、コンクリート構造用の3次元表面を作成することができる。パターン転写マットは、3次元凹凸を有し、基材コンクリートに転写される多数の粒子を担持する転写面を有する。コンクリートは、マットの転写面に鋳造され、その場で硬化し、次いでマットが取り外される。
【0003】
フィンランド特許Fl127621B、Jakowleff、Renata Noemiは、剛性鋳型、補助鋳型、および非剛性シートを使用することを含む、コンクリート構造に3次元コンクリート表面を作成するための方法を記載する。非剛性シートは、剛性鋳型に注がれたコンクリートの上面と、少なくとも部分的にコンクリートに押し込まれる補助鋳型との間に配置され、非剛性シートは補助鋳型を押し込む前に配置される。
【0004】
Fl127621Bは、3次元コンクリート表面の製造に関する例を含み、Fl127621Bに記載された方法の例は、本発明にも適用することができる。しかしながら、Fl127621Bは、視覚的に独立した非連続表面パターンを生成することができ、したがって3Dパターン構造が剛性鋳型のエッジ近くに到達せず、したがって壁、ファサードのような連続構造を製造する際にあまり有用ではない方法をもたらす。言い換えれば、Fl127621Bに記載された鋳型および方法は、連続する構造のための要素を製造するよりも個々の要素を製造する際により有用である。
【0005】
発明の簡単な説明
本発明の目的は、1つの鋳造コンクリート要素から別の要素まで本質的に顕著な不連続性がないコンクリート要素を提供する装置および方法により、従来技術に見られる問題を除去するか、または少なくとも顕著に低減することである。
【0006】
本発明は、パターンが顕著な不連続性なしに1つの要素から別の要素まで続くように見える3D表面パターン化されたコンクリート要素の製造に関する。これは、剛性鋳型のエッジまでのパターン詳細の距離にかかわらず、モチーフの均一な視覚的輪郭を形作るために補助鋳型の最適な処理を必要とする。コンクリート要素の上面を形作るツールの窪みは、パターンが要素の中央部と比較して剛性鋳型のエッジ領域に近づくときに異なり、剛性鋳型のエッジの制限なしにパターンの窪みが発生する可能性がある。
【0007】
補助鋳型の部品は、パターンの窪みを形作り、押し込めると、移動したコンクリートの形状を形作る。
【0008】
本発明の方法は、少なくとも閉じた剛性フレームを備える鋳型にコンクリートを注入することと、鋳型によって覆われていないコンクリートの上面の上に非剛性シートおよび補助鋳型を配置することとを含み、非剛性シートはコンクリートの上面と補助鋳型との間にあり、非剛性シートは鋳型によって覆われていないコンクリートの上面を少なくとも部分的に覆う。補助フォームをコンクリートに押し込むことを可能にするために、シートに面する補助鋳型の断面積は、シートによって覆われたコンクリートの上部表面領域よりも小さい。
【0009】
補助鋳型は、コンクリート、すなわち鋳型に所定の深さまで押し込まれる。押し込めは、押し込め中に補助鋳型のシート対向面の少なくとも一部が接触する、対応する1つまたは複数のシートフィンを有する補助鋳型のシート対向面の少なくとも一部を、コンクリートの一部を移動させることによってコンクリートに入り込ませ、移動は、コンクリートの上面を上方に移動させ、補助鋳型のシート対向面の少なくとも一部と接触していない領域でシートを押し込める。
【0010】
コンクリートは、補助鋳型を取り外す前に少なくとも部分的に硬化する。
上記のテキストは、Fl127621Bについても有効である。本発明の特徴は、補助鋳型を剛性鋳型に押し込む前に、コンクリートの上面と非剛性シートとの間に、剛性鋳型によって制限された開口領域Aと製造公差内で同様の開口領域Bを有する剛性エッジバンドを配置することである。
【0011】
本発明の別の特性的な特徴は、コンクリートに面している補助鋳型の底面、およびコンクリート要素の表面に3次元構造を製造するために必要なフィンの底面が、真っ直ぐな角度のエッジから少なくともいくつかの部分でずれていることである。底面は、典型的な製造丸め(通常最大2mmの半径)よりも大きい半径で丸められる場合があるか、またはそれは(無限の半径で丸められた)斜面であり得る。丸め寸法または斜面寸法の実際の寸法は、鋳型の構造、コンクリートの深さ、コンクリートの組成などに依存する。本発明の本質は、丸みまたは斜面が、丸みまたは斜面による押し込めにおける最適なコンクリートの流れに起因して、表面構造がコンクリートのエッジに伝搬することを可能にするようなことである。そのような製造は、1つの要素から別の要素まで本質的に連続する表面パターンを有する3次元表面構造を製造する。
【0012】
本発明の一実施形態では、フィン131を備える補助鋳型130がコンクリート140に押し込まれる。コンクリート140に面しており、コンクリート140に押し込まれた補助鋳型130の底面のエッジ133ならびにフィン131のエッジ133は、真っ直ぐな角度のエッジからフィン131の方向に鋳型100の内面の隣である部分からずれている(
図1参照)。
【0013】
本発明の方法の一実施形態では、補助鋳型は、段階的に鋳型およびコンクリートに押し込まれる。補助鋳型はまた、段階的に鋳型から取り外される。補助鋳型を段階的に挿入または除去すると、コンクリートの流れが改善され、特にいくつかのコンクリート混合物で表面がより均一になる。
【0014】
本発明の方法で使用される非剛性シートは、補助鋳型と同時に、または補助鋳型より後に取り外される場合がある。
【0015】
必要なパターンを形成し、補助フォームをコンクリートに押し込むことを可能にするために、シートに面する補助鋳型の断面積は、非剛性シートによって覆われたコンクリートの上部表面領域よりも小さい必要がある。しかしながら、パターンの継続的な視覚性は、剛性鋳型の内側サイズおよび補助鋳型の外側エッジが、非剛性シートの品質および強度を考慮して他のものに近くなることを必要とする。パターンに対して連続的に前進する視覚性を作り出すために、補助鋳型の外側エッジおよびその斜面は、形作られるモチーフの視覚的要件に従って形成されなければならない。また、斜面の形状を設計する際に、パターンの詳細の互いに対する距離が考慮される必要がある。近い1つのパターンの詳細はまた、プレキャスト要素に必要な視覚的に連続するパターンを作成するために正確に考慮されるべき、最大弾性などの非剛性シートの品質に対する斜面の考慮を必要とする。
【0016】
パターンの補助鋳型製造輪郭がコンクリートに、すなわちパターンの所定の深さまで鋳型に押し込まれるとき、斜面は、最適量のコンクリートが補助鋳型部品の側面に移動するように、剛性鋳型のエッジの近くに押し込まれることができる必要がある。コンクリートの移動は、パターンの正確な形成を支持するようにコンクリートの上面を上方に移動させる必要がある。斜面の形状および剛性鋳型のエッジまでの形状のその距離は、移動したコンクリートがとる形状を画定する。加えて、斜面の形成は、コンクリートの材料粒径、粒径分布、および粘度などのコンクリート材料品質を考慮する必要がある。
【0017】
図面の簡単な説明
以下では、添付の図面を参照して、好ましい実施形態に関連して、本発明がより詳細に記載される。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】鋳型装置100の概略図を(A)側面から、および(B)正面(方向S)から示す図である。方向Sから、フィン131の形作られたエッジを見ることができる。
【
図2】補助フォーム130が鋳型110およびコンクリート140に入った状況の鋳型装置100の概略図である。
【
図3】エッジ133が斜面を形成する実施形態におけるフィンのエッジ133の形状の概略図である。
【
図4】エッジ133が丸みを形成する実施形態におけるフィンのエッジ133の形状の概略図である。
【
図5】パターン503を有するコンクリート製品501を形成するための方法の実施形態を示す図である。
【
図6】パターン503を有するコンクリート製品501を形成するための方法の実施形態を示す図である。
【
図7】フィン131がいくつかの異なる丸みで丸みを帯びた実施形態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
誤解を避けるために、図示された実施形態は例としてのみ示されており、それらは本発明の同じ装置に組み合わされてもよいことに留意されたい。
【0020】
発明の詳細な説明
次に、上に列挙された図を参照して本発明が詳細に記載される。
【0021】
図1は、本発明の鋳型装置100の概略図を示し、
図1Aは、剛性フレーム111および底部112によって画定された鋳型110内のコンクリート140に少なくとも部分的に押し込まれたときに特徴的な構造を与えるフィン131a、131b、および131cを示す補助鋳型130の構造を明らかにする側面図を示し、その底部112はまた、例えば剛性フレーム111が配置される鋳造テーブルの上部であり得る。
【0022】
鋳型装置100は、第1の領域A(符号は図に示されていない)を画定する閉じた剛性フレーム111をさらに備える鋳型110を備える。鋳型装置100は、鋳型110の上部に配置可能であり、第1の領域Aの少なくとも一部を覆うように寸法決めされた非剛性シート120をさらに備える。補助鋳型130は、シート120上に配置可能であり、シート120と共に鋳型110に少なくとも部分的に押し込め可能である。
【0023】
鋳型110に押し込み可能な補助鋳型130の部分の断面積は、非剛性シート120によって覆われた第1の領域Aよりも小さい。非剛性シート120は、本発明の一実施形態では、剛性エッジ550と鋳型110との間に押し込まれ、構造のエッジ550-シート120-フォーム110は、例えば適切なボルトであり得る手段551でロックされる。剛性エッジバンド550は、適切な本質的に剛性の材料から製造される場合がある。
【0024】
本発明の一実施形態では、コンクリート140に面している少なくとも1つのフィン131の底面のエッジ133は、フィン131の方向に鋳型110の内面の隣である部分から真っ直ぐな角度のエッジからずれている。言い換えれば、少なくともコンクリート140内に押し込み可能なフィン131は、丸みを帯びているか、またはフィン131の長手方向、すなわちフィン131に平行なエッジ133に斜面を備える。エッジ133は、鋳型110の内面の隣に位置する。そのような配置は、隣接する硬化コンクリート要素の連続的な表面構造で終わるコンクリート140の滑らかな流れを保証する。
【0025】
鋳型110の開口領域は、剛性エッジバンド550によって決定された開口領域と同じ製造公差内にある。
【0026】
本発明の本質は、コンクリート140に面している、少なくとも1つのフィン131にある底面のエッジ133が、真っ直ぐな角度のエッジから少なくともいくつかの部分でずれていることである。これは
図1Bに概略的に示されており、
図1Bは、
図1Aおよび
図1Bにおいてマークされた方向Sにおける鋳型装置100を示す。
【0027】
図2は、補助鋳型130が鋳型110およびコンクリート140の内部に押し込まれた状況の鋳型装置100を示す。フィン131a、131b、および131cは、コンクリート140に入り、フィン131a、131b、および131cの形態に本質的に従う非剛性シート120を引き延ばす。コンクリート140に入るフィンは、体積は本質的に変化しないが、コンクリート140の体積の形状が変化するように、コンクリート140の上面を持ち上げる。
【0028】
少なくとも1つのフィン131のエッジ133の形状は、要素が互いに接合したときに異なる鋳造コンクリート要素の表面構造が連続構造を形成するように鋳型装置100のコンクリートが流れることを保証する。接合は、連続的な表面構造が注目され得るように要素が互いに近接して配置されている限り、固定具の有無にかかわらず行うことができる。
【0029】
図3は、少なくとも1つのフィン131のいくつかの実施形態を示す。これらの実施形態は、エッジ133の斜面を示し、単なる例および真っ直ぐな角度からずれる任意のエッジ形状に向いている。
【0030】
図3Aは、鋳型装置100の斜面を示す。コンクリート140に面しているフィン131の底面のエッジは、本質的に水平な底部境界Xと、補助鋳型130が鋳型110内部の最大深さまで押し込まれたときに鋳型110の内面の隣である補助鋳型130の本質的に上部の隅553との間に斜面を備える。斜面の上位の点553はまた、Y方向の別の点に位置する場合がある。
【0031】
図3Bは、鋳型装置100の斜面を示す。コンクリート140に面しているフィン131の底面のエッジは、角度αの斜面を備える。
【0032】
図4は、コンクリート140に面しているフィン131の底面のエッジ133が、従来のエッジの丸み半径よりも大きい半径で丸められ、通常、隅が2mmよりも大きい半径で丸められた鋳型装置100の実施形態を示す。
【0033】
エッジ133の丸みの半径は、鋳型の寸法、コンクリート層の深さ、コンクリート混合物の特性などに依存する。本発明のいくつかの実施形態において、鋳型パラメータが表Iに示されている。
【0034】
【0035】
図3Bは、コンクリート140に面している補助鋳型130の底面のエッジ133が、補助鋳型130の水平線Xと垂直線Yとの間の角度αを示す斜面を形成する鋳型装置の別の実施形態を示す。斜面は、製造に使用される通常の斜面から逸脱し、本質的に垂直な境界Yと、斜面が本質的に水平な底部境界Xにおいて始まる点との間の距離dは、少なくとも5ミリメートルである。補助鋳型130の本質的に水平な底部境界Xと傾斜線135との間の角度である角度αは、コンクリート混合物140の良好な流れを保証するために調べられた、好ましくは10~70度、より好ましくは15~65度、最も好ましくは20~60度である。
【0036】
上記の章で補助鋳型130について記載されたものと同じものがフィン131にも有効であるが、簡単にするために補助鋳型130のみが説明される。
【0037】
補助鋳型がコンクリートに押し込められ、補助鋳型の真っ直ぐな底面がコンクリート材料に達する。補助鋳型の窪みは、コンクリート材料を補助鋳型の側面に均等に移動させる。
【0038】
補助鋳型は材料内により深く押し込まれ、斜面部分はコンクリート表面に達する。コンクリートの移動は、補助鋳型の真っ直ぐな底部領域の領域上に均一になるように連続的である。斜面がコンクリートに沈み込む領域の材料では、コンクリートの移動の方向は、剛性鋳型のエッジの近接によって影響を受け始める。コンクリートの移動は剛性鋳型の壁によって制限され、部分的に材料の移動は剛性鋳型のエッジから離れるように発生する。
【0039】
補助鋳型は所望の深さの点に向かって押し込まれ、補助鋳型のエッジは剛性鋳型の上部に達する。鋳型の遭遇は、要素のエッジに入るパターンの輪郭形状を形作る。
【0040】
コンクリートの最終的な移動は、それに応じて斜面の形状、深さの各点における剛性鋳型のエッジの近接度対剛性鋳型のエッジまでの距離、補助鋳型の鋳型部品間の相互距離、ならびに非剛性シートの長さ方向および幅方向の伸長をとる。
【0041】
図5および
図6に示された本発明の一実施形態では、1つの要素501から別の要素まで少なくとも1つの視覚的に連続するパターン503を有するパターン化されたコンクリート要素501を製造するための方法は、
a.閉じた剛性フレームを備える鋳型110にコンクリート混合物を注入することと、
b.鋳型110の上部に非剛性シート120を配置することと、
c.少なくとも1つのフィン131を有する補助鋳型130を鋳型110に押し込めることと、
d.鋳型110から補助鋳型130を持ち上げることと、
e.製造されたコンクリート要素501を硬化させることと
を含む。
【0042】
本発明の方法の本質は、補助鋳型131から突出する少なくとも1つのフィン131で補助鋳型130を鋳型110に押し込めることを特徴とすることである。コンクリート140に面しているフィン131の底面のエッジは、フィン131の方向に鋳型100の内面の隣である部分から真っ直ぐな角度のエッジからずれている。本質的に、コンクリート140に面しているフィン131のエッジは、フィン131の側面にコンクリート140を均等に流す従来のエッジの丸み半径よりも大きい半径で丸められ、コンクリート要素501のエッジに均等に連続し、1つの要素501から別の要素まで少なくとも1つの視覚的に連続するパターン503を有するコンクリート要素501を製造する少なくとも1つのパターン503が作成される。
【0043】
本発明の別の実施形態では、1つの要素501から別の要素まで少なくとも1つの視覚的に連続するパターン503を有するパターン化されたコンクリート要素501を製造するための方法は、
f.閉じた剛性フレームを備える鋳型110にコンクリート混合物を注入することと、
g.鋳型110の上部に非剛性シート120を配置することと、
h.少なくとも1つのフィン131を有する補助鋳型130を鋳型110に押し込めることと、
i.鋳型110から補助鋳型130を持ち上げることと、
j.製造されたコンクリート要素501を硬化させることと
を含む。
【0044】
本発明の方法の本質は、コンクリート140に面する少なくとも1つのフィン131で補助鋳型130を鋳型110に押し込めることを特徴とすることである。コンクリート140に面しているフィン131のエッジは、コンクリート140に面しているフィン131のエッジが補助鋳型130のx方向とy方向との間に斜面を備えるように、フィン131の方向に鋳型100の内面の隣である部分から真っ直ぐな角度のエッジからずれており、それにより、コンクリート140がフィン131の側面に均等に流れ、コンクリート要素501のエッジに均等に連続し、1つの要素501から別の要素まで少なくとも1つの視覚的に連続するパターン503を有するコンクリート要素501を製造するパターン503が作成される。
【0045】
方法が斜面ではなく丸みを帯びたエッジを使用したとき、フィン131の底面の丸みの半径は、好ましくは2ミリメートルより大きく、より好ましくは5ミリメートルより大きく、最も好ましくは10ミリメートルより大きい。フィン131のエッジはまた、2つ以上の丸み半径を備えるように形作られる場合がある。フィン131のそのような複数の丸みを帯びた配置は、コンクリート140のいくつかの混合物で視覚的に連続するパターン503を作成することを改善する。そのようなフィンの例が
図7に示されている。
【0046】
本発明の方法の別の実施形態では、フィン131のエッジの丸みではなく斜面が使用される。実施形態は、本質的に垂直な境界(y)と、斜面が本質的に水平な底部境界(x)において始まる点との間の距離(d)が少なくとも5ミリメートルであることを特徴とする。
【0047】
本発明のさらに別の実施形態では、方法で使用されるフィン131が、補助鋳型130の本質的に水平な底部境界(x)と傾斜線135との間の角度である角度αが10~70度であることを特徴とする。
【0048】
少なくとも1つのフィン131が組み合わされた斜面形状と丸めを有する実施形態を使用することも可能である。
【0049】
コンクリート要素501の製造に使用されるコンクリート向けの仕様は、以下の例である:欧州コンクリート規格EN-206による強度クラスはC30/37またはC35/45であるべきであり、欧州コンクリート規格EN-206による生コンクリートクラスはS3またはS4であるべきであり、骨材の最大粒径は12mmである。コンクリート構造の典型的な他の仕様は、欧州コンクリート規格EN-206XC3またはXC4による暴露クラスであり、さらに、北欧国などで凍結融解応力が予想される場合、クラスXF1またはXF3でもある。要素501を製造するために使用することができる様々なコンクリート混合物が存在することを認識することにより、フィン131の異なる形状の要件が明らかになる。
【0050】
技術が進歩するにつれて、本発明の基本的な概念は様々な方法で実装できることが当業者には明らかである。したがって、本発明およびその実施形態は、上記の例に限定されず、それらは特許請求の範囲内で変化する場合がある。
【手続補正書】
【提出日】2025-01-16
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
a.第1の領域Aを画定する閉じた剛性フレーム(111)を備える鋳型(110)と、
b.前記鋳型(110)の上部に配置可能であり、前記第1の領
域の少なくとも一部を覆うように寸法決めされた非剛性シート(120)と、
c.
前記鋳型(110)の少なくとも1つの内面に実質的に達する少なくとも1つのフィン(131)を含み、前記シート(120)上に配置可能であり、前記シート(120)と共に前記鋳型(110)に少なくとも部分的に押し込め可能な
、補助鋳型(130)であって、前記鋳型(110)に押し込め可能な前記補助鋳型(130)の前記部分の断面積が、前記非剛性シート(120)によって覆われた前記第1の領
域よりも小さい、補助鋳型(130)と
を備え、
d.コンクリート(140)に面しているフィン(131)の底面のエッジ
(133)が、フィン(131)の方向に鋳型(100)の内面の隣である前記部分から
直角のエッジからずれており、コンクリート(140)に面している前記フィン(131)の
前記エッジ
(133)が、
2ミリメートル(2mm)よりも大きい半径で丸みを帯びている
ことを特徴とする、鋳型装置(100)。
【請求項2】
フィン(131)の前記エッジの丸みが、前記鋳型(110)の内面の隣のエッジ(133)で生じていることを特徴とする、請求項1に記載の鋳型装置。
【請求項3】
a.第1の領
域を画定する閉じた剛性フレーム(111)を備える鋳型(110)と、
b.前記鋳型(110)の上部に配置可能であり、前記第1の領
域の少なくとも一部を覆うように寸法決めされた非剛性シート(120)と、
c.
前記鋳型(110)の少なくとも1つの内面に実質的に達する少なくとも1つのフィン(131)を含み、前記シート(120)上に配置可能であり、前記シート(120)と共に前記鋳型(110)に少なくとも部分的に押し込め可能な
、補助鋳型(130)であって、前記鋳型(110)に押し込め可能な前記補助鋳型(130)の前記部分の断面積が、前記非剛性シート(120)によって覆われた前記第1の領
域よりも小さい、補助鋳型(130)と
を備え、
d.コンクリート(140)に面しているフィン(131)の底面のエッジ
(133)が、フィン(131)の方向に鋳型(100)の内面の隣である前記部分から
直角のエッジからずれており、コンクリート(140)に面している前記フィン(131)の
前記エッジ
(133)が、前記
フィン(131)のx方向とy方向との間に斜面を備える
ことを特徴とする、鋳型装置(100)。
【請求項4】
本質的に垂直な境界(y)と、前記斜面が本質的に水平な底部境界(x)において始まる点との間の距離(d)が少なくとも5ミリメートルであることを特徴とする、請求
項3に記載の鋳型装置(100)。
【請求項5】
前記補助鋳型(130)の本質的に水平な底部境界(x)と傾斜線(135)との間の角度である角度αが10~70度であることを特徴とする、請求項
3または
4に記載の鋳型装置(100)。
【請求項6】
コンクリート(140)に面している前記補助鋳型(130)の前記底面のエッジが、前記本質的に水平な底部境界(x)と、
フィン(131)が鋳型(110)内部の最大深さまで押し込められたときに前記鋳型(110)の内面の隣である前記
フィン(131)の本質的に上部の隅(553)との間に斜面を備えることを特徴とする、請求項
3に記載の鋳型装置(100)。
【請求項7】
前記鋳型装置(100)が、前記鋳型(110)の前記上部に置かれた前記非剛性シート(120)と補助鋳型(130)との間に配置された剛性エッジバンド(550)を備えることを特徴とする、
請求項1から4および6のいずれかに記載の鋳型装置(100)。
【請求項8】
前記鋳型(110)の開口領域、すなわち前記鋳型(110)の内壁によって制限される領域が、前記剛性エッジバンド(550)によって決定された開口領域と同じ製造公差内にあることを特徴とする、請求
項7に記載の鋳型装置(100)。
【請求項9】
1つの要素(501)から別の要素まで少なくとも1つの視覚的に連続するパターン(503)を有するパターン化されたコンクリート要素(501)を製造するための方法であって、
a.閉じた剛性フレーム(111)を備える鋳型(110)にコンクリート混合物を注入することと、
b.前記鋳型(110)の上部に非剛性シート(120)を配置することと、
c.
少なくとも1つのフィン(131)を含む補助鋳型(130)を前記鋳型(110)に押し込めることと、
d.製造されたコンクリート要素(501)を少なくとも部分的に硬化させることと、
e.前記補助鋳型(130)を前記鋳型(110)から持ち上げることと
を含み、
f.補助鋳型(130)を前記鋳型(110)に押し込めたとき、コンクリート(140)に面しているフィン(131)の底面のエッジ(133)が、コンクリート(140)に面している前記フィン(131)の前記エッジ
(133)が、コンクリート(140)を前記フィン(131)の側面に均等に流す
2mmよりも大きい半径で丸められるように、フィン(131)の方向に鋳型(100)の内面の隣である部分から
直角のエッジからずれていて、前記コンクリート要素(501)の前記エッジ
(133)に均等に連続し、1つの要素(501)から別の要素まで少なくとも1つの視覚的に連続するパターン(503)を有するコンクリート要素(501)を製造する少なくとも1つのパターン(503)が作成される
ことを特徴とする、方法。
【請求項10】
前記フィン(131)の丸みエッジ(133)の半径が5ミリメートルよりも大きいことを特徴とする、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
1つの要素(501)から別の要素まで少なくとも1つの視覚的に連続するパターン(503)を有するパターン化されたコンクリート要素(501)を製造するための方法であって、
f.閉じた剛性フレーム(111)を備える鋳型(110)にコンクリート混合物を注入することと、
g.前記鋳型(110)の上部に非剛性シート(120)を配置することと、
h.
少なくとも1つのフィン(131)を含む補助鋳型(130)を前記鋳型(110)に押し込めることと、
i.前記製造されたコンクリート要素(501)を少なくとも部分的に硬化させることと、
j.前記補助鋳型(130)を前記鋳型(110)から持ち上げることと
を含み、
k.補助鋳型(130)を前記鋳型(110)に押し込めたとき、コンクリート(140)に面しているフィン(131)の底面のエッジ(133)が、コンクリート(140)に面している前記フィン(131)の前記エッジが、コンクリート(140)を前記補助鋳型(130)の側面に均等に流す前記
フィン(131)のx方向とy方向との間に斜面を備えるように、フィン(131)の方向に鋳型(100)の内面の隣である部分から
直角のエッジからずれていて、前記コンクリート要素(501)の前記エッジ
(133)に均等に連続し、1つの要素(501)から別の要素まで少なくとも1つの視覚的に連続するパターン(503)を有するコンクリート要素(501)を製造するパターン(503)が作成される
ことを特徴とする、方法。
【請求項12】
本質的に垂直な境界(y)と、前記斜面が本質的に水平な底部境界(x)において始まる点との間の距離(d)が少なくとも5ミリメートルであることを特徴とする、請求項
11記載の方法。
【請求項13】
前記
フィン(131)の本質的に水平な底部境界(x)と傾斜線(135)との間の角度である角度αが10~70度であることを特徴とする、請求項
11に記載の方法。
【国際調査報告】