(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-03-07
(54)【発明の名称】仕上げ材の乾式施工システム
(51)【国際特許分類】
E04F 13/08 20060101AFI20250228BHJP
【FI】
E04F13/08 102N
E04F13/08 Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024573243
(86)(22)【出願日】2022-11-28
(85)【翻訳文提出日】2024-08-23
(86)【国際出願番号】 KR2022018930
(87)【国際公開番号】W WO2023167392
(87)【国際公開日】2023-09-07
(31)【優先権主張番号】10-2022-0027169
(32)【優先日】2022-03-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524318076
【氏名又は名称】株式会社ユート
【氏名又は名称原語表記】EUTO INC.
(74)【代理人】
【識別番号】110002066
【氏名又は名称】弁理士法人筒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】呂竜寿
【テーマコード(参考)】
2E110
【Fターム(参考)】
2E110AA42
2E110AA57
2E110AB04
2E110AB22
2E110BC09
2E110CA09
2E110DC06
2E110EA05
2E110GB06Y
2E110GB28W
2E110GB46W
(57)【要約】
本発明の一側面による仕上げ材の乾式施工のためのシステムは建築物の外壁に固定される固定ブラケットと、前記固定ブラケットの一面に設けられ、前記固定ブラケットと向き合う一面に挿入溝が形成されて前記固定ブラケットにはめ込み式で結合されるブリックと、前記ブリックに設けられて光を発光するLEDと、を備えることができる。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
建築物の外壁に固定される固定ブラケットと、
前記固定ブラケットの一面に設けられ、前記固定ブラケットと向き合う一面に挿入溝が形成されて前記固定ブラケットにはめ込み式で結合されるブリックと、
前記ブリックに設けられて光を発光するLEDと、を含む、
仕上げ材の乾式施工システム。
【請求項2】
前記ブリックは、前記挿入溝が形成されて前記固定ブラケットと結合する第1結合部と、
前記第1結合部と対応するように設けられて前記LEDが内蔵される第2結合部と、を備える、
請求項1記載の仕上げ材の乾式施工システム。
【請求項3】
前記第1結合部は、上下方向に長く設けられる本体と、
前記本体の前記固定ブラケット側の一面から前記本体と垂直を成すように前記固定ブラケット側に延長される多数の第1延長突起と、
前記多数の第1延長突起の一段から下方向に延長されて前記第1延長突起と垂直を成す多数の第1結合突起と、
前記多数の第1延長突起の一段から上方向に延長されて前記第1延長突起と垂直を成す多数の第2結合突起と、
向き合う前記第1結合突起と前記第2結合突起の間に形成されて前記固定ブラケットの一部が前記挿入溝に挿入されるようにする開口部と、を備える、
請求項2記載の仕上げ材の乾式施工システム。
【請求項4】
前記第2結合部は、前記本体の最上段と最下段にそれぞれ設けられて前記第1延長突起と対応する方向に延長される一対の第2延長突起と、
前記第2延長突起の一段から前記第2延長突起と垂直を成すように上方向又は下方向に延長される一対の第3延長突起と、
前記本体、前記一対の第2延長突起及び前記一対の第3延長突起によって形成される結合空間と、を備えて、
前記LEDは、前記本体の最下段に設けられる前記第2延長突起の上面に設けられて、
前記LEDの上部には、前記LEDから発光された光を受光する受光板が設けられる、
請求項3記載の仕上げ材の乾式施工システム。
【請求項5】
前記第1結合部は、上下方向に長く設けられる本体と、
前記本体の前記固定ブラケット側の一面から前記本体と垂直を成すように前記固定ブラケット側に延長される多数の第1延長突起と、
前記多数の第1延長突起の一段から下方向に延長されて前記第1延長突起と垂直を成す多数の第1結合突起と、
前記第1結合突起と前記第1延長突起の間に形成されて前記固定ブラケットの一部が前記挿入溝に挿入されるようにする開口部と、を備える、
請求項2記載の仕上げ材の乾式施工システム。
【請求項6】
前記第2結合部は、前記本体の最上段に設けられて前記第1延長突起と対応する方向に延長される第2延長突起と、
前記第2延長突起の一段から前記第2延長突起と垂直を成すように下方向に延長される第3延長突起と、
前記第2延長突起と前記第3延長突起が接する内側面に設けられて前記LEDが設けられる結合空間と、
前記本体の一面に傾斜がつくように設けられて前記LEDから発光された光を反射する前方反射面と、を備える、
請求項5記載の仕上げ材の乾式施工システム。
【請求項7】
前記ブリックは、前記挿入溝が形成されて前記固定ブラケットと結合して、上段に前記LEDが設けられる第1結合部を備えて、
前記第1結合部は上下方向に長く設けられる本体と、前記本体の前記固定ブラケット側の一面から前記本体と垂直を成すように前記固定ブラケット側に延長される多数の第1延長突起と、前記多数の第1延長突起の一段から下方向に延長されて前記第1延長突起と垂直を成す多数の第1結合突起と、前記第1結合突起と前記第1延長突起の間に形成されて前記固定ブラケットの一部が前記挿入溝に挿入されるようにする開口部と、最上段に位置する前記第1結合突起から上方向に延長される安着突起と、前記本体と前記安着突起が接する内側面に設けられて前記LEDが結合される安着空間と、前記本体の下段から前記ブリックの外側に延長されて下方向に隣り合うまた別の前記ブリックに設けられた前記LEDから発光した光を反射する後方反射面と、を備える、
請求項1記載の仕上げ材の乾式施工システム。
【請求項8】
前記固定ブラケットは、版状に設けられる多数の平面部及び前記多数の平面部の間に位置するように前記平面部から延長されて前記平面部より相対的に建築物方向に突出される突出部を備える固定プレートと、
前記平面部の前記ブリック側の一面に設けられて前記挿入溝に挿入される挿入突起と、
前記挿入突起の下段に位置するように前記平面部の前記ブリック側の一面に設けられて前記挿入突起を弾力的に支持する弾性体と、
前記挿入突起の上段に位置するように前記平面部の前記ブリック側の一面に設けられて前記第1結合突起と接触して前記ブリックを建築物の外側方向に押す加圧突起と、を備える、
請求項4、6又は7記載の仕上げ材の乾式施工システム。
【請求項9】
建築物の外壁に固定される固定ブラケットと、
前記固定ブラケットの一面に設けられ、前記固定ブラケットと向き合う一面に挿入溝が形成されて前記固定ブラケットにはめ込み式で結合されるブリックと、
前記固定ブラケットの一面に設けられるが、上下に隣り合う一対の前記ブリックの間に位置するよう設けられて光を発光するLEDと、を含む、
仕上げ材の乾式施工システム。
【請求項10】
前記ブリックは、前記挿入溝が形成されて前記固定ブラケットと結合する第1結合部と、
前記第1結合部と対応するように設けられて前記LEDから発光された光が反射するようにする第2結合部と、を備える、
請求項9記載の仕上げ材の乾式施工システム。
【請求項11】
前記第1結合部は、上下方向に長く設けられる本体と、
前記本体の前記固定ブラケット側の一面から前記本体と垂直を成すように前記固定ブラケット側に延長される複数の第1延長突起と、
前記第1延長突起の一段から下方向に延長されて前記第1延長突起と垂直を成す第1結合突起と、
前記第1延長突起と前記第1結合突起の間に形成されて前記固定ブラケットの一部が前記挿入溝に挿入されるようにする開口部と、を備える、
請求項10記載の仕上げ材の乾式施工システム。
【請求項12】
前記固定ブラケットは、版状に設けられる多数の平面部及び前記多数の平面部の間に位置するように前記平面部から延長されて前記平面部より相対的に建築物方向に突出される突出部を備える固定プレートと、
前記突出部の前記ブリック側の一面に設けられて前記挿入溝に挿入される挿入突起と、
前記挿入突起の下段に位置するように前記突出部の前記ブリック側の一面に設けられて前記挿入突起を弾力的に支持する弾性体と、
前記挿入突起の上段に位置するように前記突出部の前記ブリック側の一面に設けられて前記第1延長突起と接触して前記ブリックを建築物の外側方向に押す第1加圧突起と、
前記挿入突起の下段に位置するようにまた別の前記突出部の前記ブリック側の一面に設けられてまた別の前記第1延長突起と接触して前記ブリックを建築物の外側方向に押す第2加圧突起と、を備える、
請求項11記載の仕上げ材の乾式施工システム。
【請求項13】
隣り合う一対の前記ブリックの間に設けられて前記LEDが装着される装着ブラケットをさらに備えて、
前記装着ブラケットは、前記平面部と接する第1部分と、
前記第1部分の上段から延長される第2部分と、
前記第1部分の下段から延長される第3部分と、を備える、
請求項12記載の仕上げ材の乾式施工システム。
【請求項14】
前記固定ブラケットは、版状に設けられる多数の平面部及び前記多数の平面部の間に位置するように前記平面部から延長されて前記平面部より相対的に建築物方向に突出される突出部を備える固定プレートと、
前記突出部の前記ブリック側の一面に設けられて前記挿入溝に挿入される挿入突起と、
前記挿入突起の下段に位置するように前記突出部の前記ブリック側の一面に設けられて前記挿入突起を弾力的に支持する弾性体と、
前記挿入突起の上段に位置するように前記突出部の前記ブリック側の一面に設けられて前記第1延長突起と接触して前記ブリックを建築物の外側方向に押す第1加圧突起と、
前記挿入突起の下段に位置するように前記平面部の前記ブリック側の一面に設けられてまた別の前記第1延長突起と接触して前記ブリックを建築物の外側方向に押す第2加圧突起と、を備える、
請求項11記載の仕上げ材の乾式施工システム。
【請求項15】
隣り合う一対の前記ブリックの間に設けられて前記LEDが装着される装着ブラケットをさらに備えて、
前記装着ブラケットは、前記平面部と接する第1部分と、
前記第1部分の上段から延長されて前記第2加圧突起の下部に位置する第2部分と、
前記第1部分の下段から延長される第3部分と、
前記第2部分から下方向に延長される第4部分と、
前記第4部分から前記ブリック方向に延長される第5部分と、
前記第3部分から下方向に延長される第6部分と、
前記第6部分から前記ブリック方向に延長される第7部分と、を備える、
請求項14記載の仕上げ材の乾式施工システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は仕上げ材の乾式施工システムに関するもので、より詳しくは、LEDが内蔵されて画面を送出することができる仕上げ材の乾式施工システムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に建築物の内・外装工事の場合、陶器、セラミック、石材又はテラコッタパネル(Terracotta panel)、ブリック(brick)のような仕上げ材を建築物の内・外壁に付着し固定する仕上げ工法として湿式工法と乾式工法がある。
【0003】
乾式工法は内・外壁と仕上げ材の間に金属などからなる別途の固定部材を設けて仕上げ材を建築物の内・外壁と離隔されるように付着することで、施工時間が短く作業が便利であり、さらに断熱の構成が容易であるというメリットがある。よって最近では乾式工法を利用してブリックのような外装材を固定する施工法が多く行われている。
【0004】
しかし、ブリックのような仕上げ材を金属などからなる別途の固定部材にはめ込むことはできるが、仕上げ材が固定部材に挟まれた状態では揺れなどが発生するので仕上げ材が固定部材に挟まれた状態で仕上げ材と固定部材を固定する2次固定作業が必要となる。
【0005】
このように外装材を固定部材に固定するための2次固定作業の必要性により人件費及び資材費の増加や、施工時間が長くなるという問題点があった。
【0006】
そして2次固定作業の場合、熟練者ではない者が施工して施工が精密にならないと、建築物の仕上げが器用でないという問題点があった。
【0007】
一方、従来の建物の広告はモニターや照明を使うことが殆どで、広告ボード自体が都心の景観を乱す問題が発生する。
【0008】
よって、仕上げ材に設けられるが平常は仕上げ材の形を維持して、広告をする際には画面を送出することができる技術の開発が必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は以上のような問題点を解決するために案じられたもので、本発明の目的は仕上げ材自体が画面になりメディアを送出することができる仕上げ材の乾式施工システムを提供することである。
【0010】
そして有線無線インターネットと連結して映像を送出することができる仕上げ材の乾式施工システムを提供することである。
【0011】
また、仕上げ材を固定部材に固定するための2次固定作業が必要なく乾式施工だけで仕上げ材を設置することができる仕上げ材の乾式施工システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
以上のような目的を達成するための本発明の一実施例による仕上げ材の乾式施工システムは建築物の外壁に固定される固定ブラケットと、前記固定ブラケットの一面に設けられ、前記固定ブラケットと向き合う一面に挿入溝が形成されて前記固定ブラケットにはめ込み式で結合されるブリックと、前記ブリックに設けられて光を発光するLEDと、を備えることができる。
【0013】
前記ブリックは前記挿入溝が形成されて前記固定ブラケットと結合する第1結合部と、前記第1結合部と対応するように設けられて前記LEDが内蔵される第2結合部と、を備えることができる。
【0014】
前記第1結合部は上下方向に長く設けられる本体と、前記本体の前記固定ブラケット側の一面から前記本体と垂直を成すように前記固定ブラケット側に延長される多数の第1延長突起と、前記多数の第1延長突起の一段から下方向に延長されて前記第1延長突起と垂直を成す多数の第1結合突起と、前記多数の第1延長突起の一段から上方向に延長されて前記第1延長突起と垂直を成す多数の第2結合突起と、向き合う前記第1結合突起と前記第2結合突起の間に形成されて前記固定ブラケットの一部が前記挿入溝に挿入されるようにする開口部と、を備えることができる。
【0015】
前記第2結合部は前記本体の最上段と最下段にそれぞれ設けられて前記第1延長突起と対応する方向に延長される一対の第2延長突起と、前記第2延長突起の一段から前記第2延長突起と垂直を成すように上方向又は下方向に延長される一対の第3延長突起と、前記本体、前記一対の第2延長突起及び前記一対の第3延長突起によって形成される結合空間を備えて、前記LEDは前記本体の最下段に設けられる前記第2延長突起の上面に設けられて、前記LEDの上部には前記LEDから発光された光を受光する受光板が設けられることができる。
【0016】
前記第1結合部は上下方向に長く設けられる本体と、前記本体の前記固定ブラケット側の一面から前記本体と垂直を成すように前記固定ブラケット側に延長される多数の第1延長突起と、前記多数の第1延長突起の一段から下方向に延長されて前記第1延長突起と垂直を成す多数の第1結合突起と、前記第1結合突起と前記第1延長突起の間に形成されて前記固定ブラケットの一部が前記挿入溝に挿入されるようにする開口部と、を備えることができる。
【0017】
前記第2結合部は前記本体の最上段に設けられて前記第1延長突起と対応する方向に延長される第2延長突起と、前記第2延長突起の一段から前記第2延長突起と垂直を成すように下方向に延長される第3延長突起と、第2延長突起と前記第3延長突起が接する内側面に設けられて前記LEDが設けられる結合空間と、前記本体の一面に傾斜がつくように設けられて前記LEDから発光された光を反射する前方反射面を備えることができる。
【0018】
前記ブリックは前記挿入溝が形成されて前記固定ブラケットと結合して、上段に前記LEDが設けられる第1結合部を備えて、前記第1結合部は上下方向に長く設けられる本体と、前記本体の前記固定ブラケット側の一面から前記本体と垂直を成すように前記固定ブラケット側に延長される多数の第1延長突起と、前記多数の第1延長突起の一段から下方向に延長されて前記第1延長突起と垂直を成す多数の第1結合突起と、前記第1結合突起と前記第1延長突起の間に形成されて前記固定ブラケットの一部が前記挿入溝に挿入されるようにする開口部と、最上段に位置する前記第1結合突起から上方向に延長される安着突起と、前記本体と前記安着突起が接する内側面に設けられて前記LEDが結合される安着空間と、前記本体の下段から前記ブリックの外側に延長されて下方向に隣り合うまた別の前記ブリックに設けられた前記LEDから発光した光を反射する後方反射面と、を備えることができる。
【0019】
前記固定ブラケットは版状に設けられる多数の平面部及び前記多数の平面部の間に位置するように前記平面部から延長されて前記平面部より相対的に建築物方向に突出される突出部を備える固定プレートと、前記平面部の前記ブリック側の一面に設けられて前記挿入溝に挿入される挿入突起と、前記挿入突起の下段に位置するように前記平面部の前記ブリック側の一面に設けられて前記挿入突起を弾力的に支持する弾性体と、前記挿入突起の上段に位置するように前記平面部の前記ブリック側の一面に設けられて前記第1結合突起と接触して前記ブリックを建築物の外側方向に押す加圧突起と、を備えることができる。
【0020】
一方、以上と同一の目的を達成するための本発明の別の実施例による仕上げ材の乾式施工システムは建築物の外壁に固定される固定ブラケットと、前記固定ブラケットの一面に設けられ、前記固定ブラケットと向き合う一面に挿入溝が形成されて前記固定ブラケットにはめ込み式で結合されるブリックと、前記固定ブラケットの一面に設けられるが、上下に隣り合う一対の前記ブリックの間に位置するよう設けられて光を発光するLEDと、を備えることができる。
【0021】
前記ブリックは前記挿入溝が形成されて前記固定ブラケットと結合する第1結合部と、前記第1結合部と対応するように設けられて前記LEDから発光された光が反射するようにする第2結合部と、を備えることができる。
【0022】
前記第1結合部は上下方向に長く設けられる本体と、前記本体の前記固定ブラケット側の一面から前記本体と垂直を成すように前記固定ブラケット側に延長される複数の第1延長突起と、前記第1延長突起の一段から下方向に延長されて前記第1延長突起と垂直を成す第1結合突起と、前記第1延長突起と前記第1結合突起の間に形成されて前記固定ブラケットの一部が前記挿入溝に挿入されるようにする開口部と、を備えることができる。
【0023】
前記固定ブラケットは版状に設けられる多数の平面部及び前記多数の平面部の間に位置するように前記平面部から延長されて前記平面部より相対的に建築物方向に突出される突出部を備える固定プレートと、前記突出部の前記ブリック側の一面に設けられて前記挿入溝に挿入される挿入突起と、前記挿入突起の下段に位置するように前記突出部の前記ブリック側の一面に設けられて前記挿入突起を弾力的に支持する弾性体と、前記挿入突起の上段に位置するように前記突出部の前記ブリック側の一面に設けられて前記第1延長突起と接触して前記ブリックを建築物の外側方向に押す第1加圧突起と、前記挿入突起の下段に位置するようにまた別の前記突出部の前記ブリック側の一面に設けられてまた別の前記第1延長突起と接触して前記ブリックを建築物の外側方向に押す第2加圧突起と、を備えることができる。
【0024】
隣り合う一対の前記ブリックの間に設けられて前記LEDが装着される装着ブラケットをさらに備えて、前記装着ブラケットは前記平面部と接する第1部分と、前記第1部分の上段から延長される第2部分と、前記第1部分の下段から延長される第3部分と、を備えることができる。
【0025】
前記固定ブラケットは版状に設けられる多数の平面部及び前記多数の平面部の間に位置するように前記平面部から延長されて前記平面部より相対的に建築物方向に突出される突出部を備える固定プレートと、前記突出部の前記ブリック側の一面に設けられて前記挿入溝に挿入される挿入突起と、前記挿入突起の下段に位置するように前記突出部の前記ブリック側の一面に設けられて前記挿入突起を弾力的に支持する弾性体と、前記挿入突起の上段に位置するように前記突出部の前記ブリック側の一面に設けられて前記第1延長突起と接触して前記ブリックを建築物の外側方向に押す第1加圧突起と、前記挿入突起の下段に位置するように前記平面部の前記ブリック側の一面に設けられてまた別の前記第1延長突起と接触して前記ブリックを建築物の外側方向に押す第2加圧突起と、を備えることができる。
【0026】
隣り合う一対の前記ブリックの間に設けられて前記LEDが装着される装着ブラケットをさらに備えて、前記装着ブラケットは前記平面部と接する第1部分と、前記第1部分の上段から延長されて前記第2加圧突起の下部に位置する第2部分と、前記第1部分の下段から延長される第3部分と、前記第2部分から下方向に延長される第4部分と、前記第4部分から前記ブリック方向に延長される第5部分と、前記第3部分から下方向に延長される第6部分と、前記第6部分から前記ブリック方向に延長される第7部分と、を備えることができる。
【発明の効果】
【0027】
本発明による仕上げ材の乾式施工システムによると、仕上げ材自体が画面になりメディアを送出することができる。
【0028】
そして有線無線インターネットと連結して映像を送出することができる。
【0029】
また、仕上げ材を固定部材に固定するための2次固定作業が必要なく乾式施工だけで仕上げ材を設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
ここで説明した図面は、本開示のさらなる理解を提供するためのものであり、本開示の一部を構成し、本開示の例示的な実施例及びその説明は、本開示を解釈するためのものであり、本開示を不当に限定するものではない。
【
図1】
図1は本発明の一実施例による仕上げ材の乾式施工システムが適用された様を示す図面である。
【
図2】
図2は
図1に示された仕上げ材の乾式施工システムを示す断面図である。
【
図3】
図3は
図2に示された仕上げ材の乾式施工システムの変形例を示す断面図である。
【
図4】
図4は
図2に示された仕上げ材の乾式施工システムのまた別の変形例を示す断面図である。
【
図5】
図5は本発明の別の実施例による仕上げ材の乾式施工システムを示す図面である。
【
図7】
図7は
図6に示されたLEDと装着ブラケットを示す図面である。
【
図8】
図8は
図5に示された仕上げ材の乾式施工システムの変形例を示す図面である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下では添付された図面を参照して本発明の一実施例による仕上げ材の乾式施工システムについて詳細に説明する。
【0032】
図1は本発明の一実施例による仕上げ材の乾式施工システムが適用された様を示す図面で、
図2は
図1に示された仕上げ材の乾式施工システムを示す断面図である。
【0033】
図1及び
図2を参照すると、本発明の一実施例による仕上げ材の乾式施工システム10は建築物20の外壁に固定される固定ブラケット100と、固定ブラケット100の一面に設けられ、固定ブラケット100と向き合う一面に挿入溝200aが形成されて固定ブラケット100にはめ込み式で結合されるブリック200と、を備えることができる。
【0034】
固定ブラケット100はブリック200を乾式工法で固定するために使われるものでPVC射出又はアルミニウム圧出等の方式で製作されて建築物20の外壁に固定されることができる。
【0035】
ブリック200は固定ブラケット100に多数設けられて建築物20の外壁に固定された固定ブラケット100を覆うような形となり、テラコッタ方式で形成されることができる。
【0036】
テラコッタブリック200は粘土を所定の形状で圧出成形した後、1,000~1,450℃程度の高温で塑性して得られる。
【0037】
よって美感と成形性が優秀なだけでなく材料が豊かで均質して天然石材の仕上げ材を代替することができて、重さを経るために内部に少なくとも一つ以上の中空部(符号無し)が形成されることができる。
【0038】
そして多数のブリック200にはLED300がそれぞれ設けられて建築物20の外壁に写真や映像などが送出されて、LED300が発光する場合は広告又は広報などの効果が発揮されるようにして、LED300が発光しない場合は建築物20の外装材として効果を発揮することができる。
【0039】
このために、ブリック200は挿入溝200aが形成されて固定ブラケット100と結合する第1結合部210と、第1結合部210と対応するように設けられて光を発光するLED300が内蔵される第2結合部220と、を備えることができる。
【0040】
そして第1結合部210は上下方向に長く設けられる本体211と、本体211の固定ブラケット100側の一面から本体211と垂直を成すように固定ブラケット100側に延長される多数の第1延長突起212と、多数の第1延長突起212の一段から下方向に延長されて第1延長突起212と垂直を成す多数の第1結合突起213と、多数の第1延長突起212の一段から上方向に延長されて第1延長突起212と垂直を成す多数の第2結合突起214と、向き合う第1結合突起213と第2結合突起214の間に形成されて固定ブラケット100の一部が挿入溝200aに挿入されるようにする開口部215と、を備えることができる。
【0041】
本体211の長さはブリック200の全体的なサイズによって95mm~195mm等のような様々な長さで設けられることができて、第1延長突起212、第1結合突起213及び第2結合突起214は本体211の長さによって数が増えたり減ったりすることができる。
【0042】
ここで、挿入溝200aと開口部215は本体211の長さと第1延長突起212、第1結合突起213及び第2結合突起214の数に関係なく常に同一のサイズで設けられてブリック200のサイズと無関係に固定ブラケット100と容易に結合することができる。
【0043】
一方、第2結合部220は本体211の最上段と最下段にそれぞれ設けられて第1延長突起212と対応する方向に延長される一対の第2延長突起221と、第2延長突起221の一段から第2延長突起221と垂直を成すように上方向又は下方向に延長される一対の第3延長突起222と、本体211、一対の第2延長突起221及び一対の第3延長突起222によって形成される結合空間223を備えることができる。
【0044】
結合空間223には本体211の最下段に設けられる第2延長突起221の上面に設けられて光を発光するLED300と、LED300の上部に設けられてLED300から発光された光を受光する受光板400が設けられて、LED300から発光された光は受光板400を通して拡散することで送出の効果を高めることができる。
【0045】
ここで、LED300と受光板400は別途の固定部材や接着剤などを通じた結合ではなく本体211,一対の第2延長突起221及び一対の第3延長突起222によって形成された結合空間223にはめ込み式で結合されることで施工性と維持管理の便利性を高めることができる。
【0046】
一方、固定ブラケット100は版状に設けられる多数の平面部111及び多数の平面部111の間に位置するように平面部111から延長されて平面部111より相対的に建築物20方向に向突出される突出部112を備える固定プレート110と、平面部111のブリック200側の一面に設けられて挿入溝200aに挿入される挿入突起120と、挿入突起120の下段に位置するように平面部111のブリック200側の一面に設けられて挿入突起120を弾力的に支持する弾性体130と、挿入突起120の上段に位置するように平面部111のブリック200側の一面に設けられて第1結合突起213と接触してブリック200を建築物20の外側方向に押す加圧突起140と、を備えることができる。
【0047】
固定プレート110は平面部111と突出部112が交互に設けられることで平面部111のみ設けられるものに比べて相対的に構造的剛性を高めることができて、突出部112にピースなどの固定部材(図示無し)を締結して固定プレート110を建築物20に固定することができる。
【0048】
そして上下方向に隣り合う一対の固定プレート110は突出部112の間に重ねるようにして上方向に位置した固定プレート110の突出部112が下方向に位置した固定プレート110の突出部112に乗られる形で備えることができる。
【0049】
また、突出部112にはLED300とケーブル500を通して連結されてLED300の電源供給及び制御をするコントローラー600が設けられるが、LED300ごとにコントローラー600が個別的に設けられてLED300を通じて送出しようとする写真や映像に合う光が個別的に発行するようにできる。
【0050】
一方、挿入突起120は「二ウン(ハングル字母の
の名)」字の形状として設けられて開口部215を通して挿入された後、挿入溝200aに安着して第1結合突起213の挿入溝200a側の一面と対面されて下面を支えてブリック200が挿入突起120によって固定ブラケット100に載せられる形になるようにし、挿入突起120はブリック200に衝撃が与えられる場合、弾性体130によって弾力的に動くことができて固定ブラケット100又はブリック200の損傷を低減することができる。
【0051】
加圧突起140はブリック200を建築物20の外側方向に押す力を発揮して挿入突起120と共にブリック200の結合力を高める効果が発揮できる。
【0052】
次は本発明の一実施例による仕上げ材の乾式施工システム10の変形例について説明する。以下の説明では上述した実施例とは相異な部分だけを詳細に説明して同様又は極めて類似な部分については詳細な説明を省略する。
【0053】
図3は
図2に示された仕上げ材の乾式施工システムの変形例を示す断面図である。
【0054】
図1から
図3を参照すると、本発明の一実施例による仕上げ材の乾式施工システム10は建築物20の外壁に固定される固定ブラケットと、固定ブラケットの一面に設けられ、固定ブラケットと向き合う一面に挿入溝200aが形成されて固定ブラケットにはめ込み式で結合されるブリック200と、ブリック200に設けられて光を発光するLED300と、を備えて、ブリック200は挿入溝200aが形成されて固定ブラケットと結合する第1結合部210と、第1結合部210と対応するように設けられてLED300が内蔵される第2結合部220と、を備えることができる。
【0055】
そして第1結合部210は上下方向に長く設けられる本体211と、本体211の固定ブラケット側の一面から本体211と垂直を成すように固定ブラケット側に延長される多数の第1延長突起212と、多数の第1延長突起212の一段から下方向に延長されて第1延長突起212と垂直を成す多数の第1結合突起213と、第1結合突起213と第1延長突起212の間に形成されて固定ブラケットの一部が挿入溝200aに挿入されるようにする開口部215と、を備えることができる。
【0056】
また、第2結合部220は本体211の最上段に設けられて第1延長突起212と対応する方向に延長される第2延長突起221と、第2延長突起221の一段から第2延長突起221と垂直を成すように下方向に延長される第3延長突起222と、第2延長突起221と第3延長突起222が接する内側面に設けられてLED300が設けられる結合空間223と、本体211の一面に傾斜がつくように設けられてLED300から発光された光を反射する前方反射面224を備えることができる。
【0057】
結合空間223に設けられるLED300は後方、即ち建築物20の内側方向に光を発光し、LED300から発光された光は前方反射面224を通して建築物20の外側に反射されることができる。
【0058】
そしてLED300は第2延長突起221と第3延長突起222によって外部に露出されることが遮断されて雨天の場合、雨水に触れることや直射光線に露出されることが遮断できる。
【0059】
次は本発明の一実施例による仕上げ材の乾式施工システム10のまた別の変形例について説明する。以下の説明では上述した実施例とは相異な部分だけを詳細に説明して同様又は極めて類似な部分については詳細な説明を省略する。
【0060】
図4は
図2に示された仕上げ材の乾式施工システムのまた別の変形例を示す断面図である。
【0061】
図1から
図4を参照すると、本発明の一実施例による仕上げ材の乾式施工システム10は建築物20の外壁に固定される固定ブラケットと、固定ブラケットの一面に設けられ、固定ブラケットと向き合う一面に挿入溝200aが形成されて固定ブラケットにはめ込み式で結合されるブリック200と、ブリック200に設けられて光を発光するLED300と、を備えて、ブリック200は挿入溝200aが形成されて固定ブラケットと結合して、上段にLED300が設けられる第1結合部210と、を備えることができる。
【0062】
そして第1結合部210は上下方向に長く設けられる本体211と、本体211の固定ブラケット側の一面から本体211と垂直を成すように固定ブラケット側に延長される多数の第1延長突起212と、多数の第1延長突起212の一段から下方向に延長されて第1延長突起212と垂直を成す多数の第1結合突起213と、第1結合突起213と第1延長突起212の間に形成されて固定ブラケット100の一部が挿入溝200aに挿入されるようにする開口部215と、最上段に位置する第1結合突起213から上方向に延長される安着突起216と、本体211と安着突起216が接する内側面に設けられてLED300が結合される安着空間217と、本体211の下段からブリック200の外側に延長されて下方向に隣り合うまた別のブリック200に設けられたLED300から発光した光を反射する後方反射面218と、を備えることができる。
【0063】
安着空間217に設けられるLED300は前方、即ち建築物20の外側方向に光を発光し、LED300から発光された光は上方向に隣り合うまた別のブリック200の後方反射面218を通して反射されることができる。
【0064】
そしてLED300は上方向に隣り合うまた別のブリック200の後方反射面218によって外部に露出されることが遮断されて雨天の場合、雨水に触れることや直射光線に露出されることが遮断できる。
【0065】
次は本発明の別の実施例による仕上げ材の乾式施工システムについて説明する。
【0066】
図5は本発明の別の実施例による仕上げ材の乾式施工システムを示す図面であり、
図6は
図5に示されたA部分を示す図面であり、
図7は
図6に示されたLEDと装着ブラケットを示す図面である。
【0067】
図5から
図7を参照すると、本発明の別の実施例による仕上げ材の乾式施工システム10は建築物20の外壁に固定される固定ブラケット100と、固定ブラケット100の一面に設けられ、固定ブラケット100と向き合う一面に挿入溝200aが形成されて固定ブラケット100にはめ込み式で結合されるブリック200と、を備えることができる。
【0068】
固定ブラケット100はブリック200を乾式工法で固定するために使われるものでPVC射出又はアルミニウム圧出等の方式で製作されて建築物20の外壁に固定されることができる。
【0069】
ブリック200は固定ブラケット100に多数設けられて建築物20の外壁に固定された固定ブラケット100を覆うような形となり、テラコッタ方式で形成されることができる。
【0070】
テラコッタブリック200は粘土を所定の形状で圧出成形した後、1,000~1,450℃程度の高温で塑性して得られる。
【0071】
よって美感と成形性が優秀なだけでなく材料が豊かで均質して天然石材の仕上げ材を代替することができて、重さを経るために内部に少なくとも一つ以上の中空部(符号無し)が形成されることもある。
【0072】
そして固定ブラケット100の一面には上下に隣り合う一対のブリック200の間に位置するよう設けられて光を発光するLED300が設けられて、LED300から発光された光はブリック200によって間接照明になれる。
【0073】
まず、ブリック200について詳しく見ると、ブリック200は挿入溝200aが形成されて固定ブラケット100と結合する第1結合部210と、第1結合部210と対応するように設けられてLED300から発光された光が反射されるようにする第2結合部220と、を備えることができる。
【0074】
第1結合部210は上下方向に長く設けられる本体211と、本体211の固定ブラケット100側の一面から本体211と垂直を成すように固定ブラケット100側に延長される複数の第1延長突起212と、第1延長突起212の一段から下方向に延長されて第1延長突起212と垂直を成す第1結合突起213と、第1延長突起212と第1結合突起213の間に形成されて固定ブラケット100の一部が挿入溝200aに挿入されるようにする開口部215と、を備えることができる。
【0075】
本体211の長さはブリック200の全体的なサイズによって95mm~195mm等のような様々な長さで設けられることができて、第1延長突起212及び第1結合突起213は本体211の長さによって数が増えたり減ったりすることができる。
【0076】
ここで、挿入溝200a及び開口部215は本体211の長さと第1延長突起212、第1結合突起213の数に関係なく常に同一のサイズで設けられてブリック200のサイズと無関係に固定ブラケット100と容易に結合することができる。
【0077】
第2結合部220は本体211から下方向に延長される形で設けられ、相対的に上側に位置するブリック200の第2結合部220が相対的に下側に位置するブリック200の上段とLED300を覆うような形となり、LED300が第2結合部220によって隠されることで外部に露出されることが遮断されて雨天の場合、雨水に触れることや直射光線に露出されることが遮断できる。
【0078】
一方、固定ブラケット100は版状に設けられる多数の平面部111及び多数の平面部111の間に位置するように平面部111から延長されて平面部111より相対的に建築物20方向に突出される突出部112を備える固定プレート110と、 突出部112のブリック200側の一面に設けられて挿入溝200aに挿入される挿入突起120と、挿入突起120の下段に位置するように突出部112のブリック200側の一面に設けられて挿入突起120を弾力的に支持する弾性体130と、挿入突起120の上段に位置するように突出部112のブリック200側の一面に設けられて第1延長突起212と接触してブリック200を建築物20の外側方向に押す第1加圧突起150と、挿入突起120の下段に位置するようにまた別の突出部112のブリック200側の一面に設けられてまた別の第1延長突起212と接触してブリック200を建築物20の外側方向に押す第2加圧突起160と、を備えることができる。
【0079】
固定プレート110は平面部111及び突出部112が交互に設けられることで平面部111のみ設けられるものに比べて相対的に構造的剛性を高めることができて、平面部111にピースなどの固定部材(符号無し)を締結して固定プレート110を建築物20に固定することができる。
【0080】
挿入突起120は「二ウン(ハングル字母の
の名)」字の形状として設けられて開口部215を通して挿入された後、挿入溝200aに安着して第1結合突起213の挿入溝200a側の一面と対面されて下面を支えてブリック200が挿入突起120によって固定ブラケット100に載せられる形になるようにし、挿入突起120はブリック200に衝撃が与えられる場合、弾性体130によって弾力的に動くことができて固定ブラケット100又はブリック200の損傷を低減することができる。
【0081】
第1加圧突起150及び第2加圧突起160はブリック200を建築物20の外側方向に押す力を発揮して挿入突起120と共にブリック200の結合力を高める効果が発揮できる。
【0082】
一方、本発明の一実施例による仕上げ材の乾式施工システム10は隣り合う一対のブリック200の間に設けられてLED300が装着される装着ブラケット500をさらに備えることができる。
【0083】
装着ブラケット500は平面部111と接する第1部分510と、第1部分510の上段から延長される第2部分520と、第1部分510の下段から延長される第3部分530と、を備えて「ティグッ(ハングル字母の
の名)」字の形状として設けられることができる。
【0084】
第1部分510は平面部111に締結されるピース等の固定部材(符号無し)によって固定ブラケット100に固定され、LED300は装着ブラケット500の内側空間に挿入された形で設けられることができる。
【0085】
そして第2部分520及び第3部分530は多少の弾力性を持ち、第2部分520及び第3部分530の一段にLED300方向に突出された突起(符号無し)がそれぞれ設けられてLED300が装着ブラケット500にはめ込み式で結合されるようにすると共に結合後LED300が装着ブラケット500から離脱することが防げる。
【0086】
以上のように、装着ブラケット500を設けることでLED300を安定的に固定ブラケット100に固定することができ、LED300の交代、修理などの維持管理が容易にできる。
【0087】
次は本発明の別の実施例による仕上げ材の乾式施工システム10の変形例について説明する。以下の説明では上述した実施例とは相異な部分だけを詳細に説明して同様又は極めて類似な部分については詳細な説明を省略する。
【0088】
図8は
図5に示された仕上げ材の乾式施工システムの変形例を示す図面であり、
図9は
図8に示されたB部分を示す図面であり、
図10は
図9に示されたLEDと装着ブラケットを示す図面である。
【0089】
図8から
図10を参照すると、本発明の別の実施例による仕上げ材の乾式施工システム10の固定ブラケット100は版状に設けられる多数の平面部111及び多数の平面部111の間に位置するように平面部111から延長されて平面部111より相対的に建築物20方向に突出される突出部112を備える固定プレート110と、突出部112のブリック200側の一面に設けられて挿入溝200aに挿入される挿入突起120と、挿入突起120の下段に位置するように突出部112のブリック200側の一面に設けられて挿入突起120を弾力的に支持する弾性体130と、挿入突起120の上段に位置するように突出部112のブリック200側の一面に設けられて第1延長突起212と接触してブリック200を建築物20の外側方向に押す第1加圧突起150と、挿入突起120の下段に位置するように平面部111のブリック200側の一面に設けられてまた別の第1延長突起212と接触してブリック200を建築物20の外側方向に押す第2加圧突起160と、を備えることができる。
【0090】
そして本発明の一実施例による仕上げ材の乾式施工システム10は隣り合う一対のブリック200の間に設けられてLED300が装着される装着ブラケット500をさらに備えて、装着ブラケット500は平面部111と接する第1部分510と、第1部分510の上段から延長されて第2加圧突起160の下部に位置する第2部分520と、第1部分510の下段から延長される第3部分530と、第2部分520から下方向に延長される第4部分540と、第4部分540からブリック200方向に延長される第5部分550と、第3部分530から下方向に延長される第6部分560と、第6部分560からブリック200方向に延長される第7部分570と、を備えることができる。
【0091】
第1部分510から第7部分570は装着ブラケット500が折れ曲がれた形で設けられることでブリック200のサイズなどに合わせて装着ブラケット500の固定とLED300の装着が容易にできる。
【0092】
本発明の一実施例では装着ブラケット500が第1部分510から第7部分570まで備えることを見せたが、装着ブラケット500はこれに限らずブリック200のサイズなどの設置環境によって第7部分570以上を備えることができる。
【0093】
以上では本発明の別の実施例による仕上げ材の乾式施工システムについて説明したが、本発明の思想は本明細書において提示される実施例に限られない。そして本発明の思想を理解する当業者は同一の思想の範囲内で構成要素の付加、変更、削除、追加などによって別の実施例を容易に提案することができるはずだが、それもまた本発明の思想範囲内である。
【国際調査報告】