(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-03-11
(54)【発明の名称】動作センサベースのスマートゴルフラウンド情報システム
(51)【国際特許分類】
A63B 71/06 20060101AFI20250304BHJP
A63B 69/36 20060101ALI20250304BHJP
【FI】
A63B71/06 R
A63B69/36 541P
A63B71/06 U
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024549227
(86)(22)【出願日】2023-01-10
(85)【翻訳文提出日】2024-08-20
(86)【国際出願番号】 KR2023000430
(87)【国際公開番号】W WO2023163371
(87)【国際公開日】2023-08-31
(31)【優先権主張番号】10-2022-0025485
(32)【優先日】2022-02-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524007929
【氏名又は名称】カカオ ブイエックス コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】KAKAO VX Corp.
【住所又は居所原語表記】(Sampyeong-dong,H-Square) 5F,S-dong,231,Pangyoyeok-ro,Bundang-gu,Seongnam-si,Gyeonggi-do,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110000523
【氏名又は名称】アクシス国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】ドン・ジン・シン
(72)【発明者】
【氏名】クァン・ジュン・イ
(72)【発明者】
【氏名】ウン・ス・パク
(72)【発明者】
【氏名】ユ・スン・キム
(57)【要約】
本発明は、動作センサベースのスマートゴルフラウンド情報システムに関し、ゴルファーの身体の一部につけた着用部材に収納され、動作センサとGPS(全地球測位システム)とを備えるポータブルデバイスと、ゴルファーが立っているゴルフ場の地形データを格納するデータベースと、動作センサからポータブルデバイスの動作データをリアルタイムで受信してゴルファーのスイングを感知し、データベースからゴルフ場の地形データを読み出し、GPSからゴルファーのGPS位置情報を受信し、ゴルフ場の地形データとGPS位置情報とを組み合わせてポータブルデバイスの現在位置を補正し、ゴルファーが位置している場所でのスイング情報をベースとしてポータブルデバイスにラウンド情報を送信するサーバと、を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
動作センサベースのスマートゴルフラウンド情報システムであって、ゴルファーの身体の一部につけた着用部材に収納され、動作センサとGPS(全地球測位システム)とを備えるポータブルデバイスと、前記ゴルファーが立っているゴルフ場の地形データを格納するデータベースと、前記動作センサから前記ポータブルデバイスの動作データをリアルタイムで受信して前記ゴルファーのスイングを感知し、前記データベースから前記ゴルフ場の地形データを読み出し、前記GPSから前記ゴルファーのGPS位置情報を受信し、前記ゴルフ場の地形データと前記GPS位置情報とを組み合わせて前記ポータブルデバイスの現在位置を補正し、前記ゴルファーが位置している場所でのスイング情報をベースとして前記ポータブルデバイスにラウンド情報を送信するサーバと、を含む、スマートゴルフラウンド情報システム。
【請求項2】
各ホールでのプレーの終了後、前記動作センサが感知したスイングの回数に基づいて決められたスコアを前記サーバに送信し、前記サーバは、前記スコアから罰打となった位置を推定して格納する、請求項1に記載のスマートゴルフラウンド情報システム。
【請求項3】
前記サーバは、同一の位置にて、設定された時間以内に前記ゴルファーのスイングが2回感知された場合、OB(アウトオブバウンズ)と見なして罰打を加える、請求項1に記載のスマートゴルフラウンド情報システム。
【請求項4】
前記サーバは、前記ゴルファーがボールを持ち出すためにカートの方向へ移動したことや、前記ゴルファーが手に持ったボールを地面に置くために前かがみとなったことが感知された時、ハザードでのペナルティとして罰打を加える、請求項1に記載のスマートゴルフラウンド情報システム。
【請求項5】
前記ラウンド情報は、ティーショットの飛距離、OBの比率、ハザードの比率、アプローチの正確度、パッティング精度のうちの少なくとも一つである、請求項1に記載のスマートゴルフラウンド情報システム。
【請求項6】
前記ラウンド情報は、コースの上り傾斜、ペナルティエリア、ドッグレッグのうちのいずれか一つにおけるスコアの統計である、請求項1に記載のスマートゴルフラウンド情報システム。
【請求項7】
前記サーバは各ホールに対して、前記地形データと前記GPSから受信した前記ゴルファーのGPS位置情報とに基づいて現在位置からピンまでの距離や高低差を含む攻略情報を提供し、グリーンの傾斜およびホールカップの位置に基づいてグリーンの攻略情報を提供する、請求項6に記載のスマートゴルフラウンド情報システム。
【請求項8】
前記スコアは、前記ゴルファーのスイングの回数と組み合わせて算出する、請求項6に記載のスマートゴルフラウンド情報システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、動作センサベースのスマートゴルフラウンド情報システムに関し、具体的には、ポータブルデバイスが含む動作センサに基づいてポータブルデバイスにゴルフのラウンド情報を送信することができる、動作センサベースのスマートゴルフラウンド情報システムに関する。
【背景技術】
【0002】
「背景技術」に記載された内容は、発明の背景に関する理解を深めるためのものであり、当業者に周知に従来技術でない内容まで含めることができる。
【0003】
一般的に、ゴルフは小さいゴルフボールを正確に打つ運動として定義され、ゴルフでは、正しいスイング(素振り)の仕方を体に覚えさせることが何よりも大事であると認識されている。ゴルファーならプロやアマチュアを問わず、正しい構え方を覚えてスイングを上達させるために努力を惜しまない節がある。
【0004】
特にゴルフ場でラウンドをする場合、いい記録を出したゴルファーは自分のスイングや構えを動画に残して記念したいと思い、あまり結果がよくなかったゴルファーもまた、動画を撮ってスイングの問題を突き止めたいと思うことが多い。
【0005】
しかしながら、従来のゴルフスイング動画デバイスやシステムは、音センサで利用者がボールを打ったときの打撃音を感知し、つまりインパクトの瞬間と基準として動画を撮って、スイング動画を切り取って提供する構成となっていた。
【0006】
韓国特許出願第2000-0002408号、韓国特許出願第1994-7002515号、韓国特許出願第2012-0131412号などを含む様々な先行技術文献においては、音センサを用いてインパクトの瞬間を特定する方式を例として開示している。
【0007】
しかしながら、出願人は、数回の実験を経て、音センサのみでインパクトの瞬間を特定し、それを基準として撮像した動画から利用者のスイング動画を切り取ることは、信頼性が低い結果をもたらすという結論に至ったのである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】大韓民国登録特許公報第10-1703858号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、ゴルファーが持ち歩くポータブルデバイスにサーバからラウンド情報を送信することで、ゴルファーはそのラウンド情報に基づいて自分のスコアを正確かつ容易に把握し、能力の向上を図ることができる、動作センサベースのスマートゴルフラウンド情報システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一実施形態による動作センサベースのスマートゴルフラウンド情報システムは、ゴルファーの身体の一部につけた着用部材に収納され、動作センサとGPS(全地球測位システム)とを備えるポータブルデバイスと、ゴルファーが立っているゴルフ場の地形データを格納するデータベースと、動作センサからポータブルデバイスの動作データをリアルタイムで受信してゴルファーのスイングを感知し、データベースからゴルフ場の地形データを読み出し、GPSからゴルファーのGPS位置情報を受信し、ゴルフ場の地形データとGPS位置情報とを組み合わせてポータブルデバイスの現在位置を補正し、ゴルファーが位置している場所でのスイング情報をベースとしてポータブルデバイスにラウンド情報を送信するサーバと、を含む。
【0011】
各ホールでのプレーの終了後、動作センサが感知したスイングの回数に基づいて決められたスコアをサーバに送信し、サーバは、スコアから罰打となった位置を推定して格納する。
【0012】
サーバは、同一の位置にて、設定された時間以内にゴルファーのスイングが2回感知された場合、OB(アウトオブバウンズ)と見なして罰打を加える。
【0013】
サーバは、ゴルファーがボールを持ち出すためにカートの方向へ移動したことや、ゴルファーが手に持ったボールを地面に置くために前かがみとなったことが感知された時、ハザードでのペナルティとして罰打を加える。
【0014】
ラウンド情報は、ティーショットの飛距離、OBの比率、ハザードの比率、アプローチの正確度、パッティング精度のうちの少なくとも一つである。
【0015】
サーバは各ホールに対して、地形データとGPSから受信したゴルファーのGPS位置情報とに基づいて現在位置からピンまでの距離や高低差を含む攻略情報を提供し、グリーンの傾斜およびホールカップの位置に基づいてグリーンの攻略情報を提供する。
【0016】
更にスコアは、ゴルファーのスイングの回数と組み合わせて算出する。
【発明の効果】
【0017】
本発明によると、ゴルファーが持ち歩くポータブルデバイスにサーバからラウンド情報を送信することで、ゴルファーはそのラウンド情報に基づいて自分のスコアを正確かつ容易に把握し、能力の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本発明の一実施形態による、動作センサベースのスマートゴルフラウンド情報システムの概略構成図
【
図2】本発明の一実施形態によるGPSの概略構成図
【
図3】本発明の一実施形態による動作センサの概略構成図
【
図4】本発明の一実施形態によるラウンド情報を説明するためのゴルフ場の地形図
【
図5】本発明の一実施形態による、動作センサベースのスマートゴルフラウンド情報提供方法のフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明の利点、特徴、それを成し遂げる方法を、添付の図面を参照して下記の本発明の実施の形態(実施形態)を以って説明するものとする。ただし、以下で説明する実施形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施形態は、以下のものに限られる訳ではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。実施形態は本発明の開示を完全なものとし、本発明の要旨に対する当業者の理解を深めるためのものであり、本発明は、請求の範囲のみによって定義される。
【0020】
図1は、本発明の一実施形態による、動作センサベースのスマートゴルフラウンド情報システムの概略構成図である。
図2は、本発明の一実施形態によるGPSの概略構成図である。
図3は、本発明の一実施形態による動作センサの概略構成図である。
【0021】
図1および
図2によると、動作センサベースのスマートゴルフラウンド情報システム(1000)(以下「スマートゴルフラウンド情報システム」という)は、ポータブルデバイス(100)と、ゴルフ場の地形データベース(200)と、サーバ(300)とを含む。
【0022】
ポータブルデバイス(100)、地形データベース(200)、サーバ(300)は、通信ネットワークを介して相互連結されている。
【0023】
ここで「通信ネットワーク」とは、インターネット(internet)などのような有線ネットワーク、無線ネットワーク、或いはこれらの組み合わせを意味する。本発明の一実施形態ではネットワークの種類に特に制限がなく、従来のインターネットや移動通信ネットワークを全て含むものとして解釈してもよい。
【0024】
例えば、ポータブルデバイス(100)と、地形データベース(200)と、サーバ(300)とを、インターネットや移動通信ネットワークのような従来のネットワークの様々な組み合わせによって連結してもよく、連結方式に関しては特に制限がない。
【0025】
ゴルファー(golfer)は、スマートゴルフラウンド情報アプリ(application)をポータブルデバイス(100)にダウンロードしてインストールし、アプリを実行してスマートゴルフラウンド情報システム(1000)にアクセスすることで、スマートゴルフラウンド情報サービスを利用することができる。
【0026】
下記にゴルフラウンド情報システム(1000)の構成について説明する。
【0027】
ポータブルデバイス(100)は、ゴルファーの身体の一部につけた着用部材に収納され、動作センサ(110)と、GPS(120、全地球測位システム)とを備える。ポータブルデバイス(100)は、動作センサ(110)やGPS(120、全地球測位システム)の他にも、多様な機能を有する構成を備えてもよい。動作センサ(110)は、加速度センサ(111)とジャイロスコープセンサ(112)とを含むように構成されてもよい。着用部材としては、ストラップやバックなどが用いられ得る。
【0028】
ゴルフ場の地形データベース(200)は、ゴルファーが現在立っているゴルフ場の地形データを格納する。ゴルフ場の地形データには、ゴルフ場内の具体的な地形はもちろん、ホール(hole)の位置などを表示してもよい。
【0029】
サーバ(300)は、動作センサ(110)からポータブルデバイス(100)の動作データをリアルタイムで受信してゴルファーのスイング(素振り、swing)を感知し、地形データベース(200)からゴルフ場の地形データを読み出す。
【0030】
サーバ(300)は更に、GPS(120)からポータブルデバイス(100)のGPS位置情報を受信し、ゴルフ場の地形データとGPS位置情報とを組み合わせてポータブルデバイス(100)の現在位置を補正する。
【0031】
各ホールでのプレーの終了後、動作センサ(110)が感知したスイングの回数に基づいて決められたスコアがサーバ(300)に送信される。サーバ(300)は、スコアから罰打となった位置を推定して格納する。
【0032】
サーバ(300)は、同一の位置にて、設定された時間以内にゴルファーのスイングが2回感知された場合、OB(アウトオブバウンズ、out of bounds)と見なして罰打を加える。
【0033】
サーバ(300)は、ゴルファーがボールを持ち出すためにカートの方向へ移動したことや、ゴルファーが手に持ったボールを地面に置くために前かがみとなったことが感知された時、ハザードでのペナルティとして罰打を加える。
【0034】
勿論、罰打の決め方は上記の実施形態に限られず、多様な方法を適用して罰打を決めてもよい。
【0035】
サーバ(300)は、ゴルファーが位置している場所でのスイング情報をベースとしてポータブルデバイス(100)にラウンド情報を送信する。
【0036】
ラウンド情報は、ティーショットの飛距離、OBの比率、ハザード(hazard)の比率、アプローチ(approach)の正確度、パッティング(putting)精度のうちの少なくとも一つであってもよい。
【0037】
更に、サーバ(300)は各ホールに対して、地形データとGPSから受信したゴルファーのGPS位置情報とに基づいて現在位置からピンまでの距離や高低差を含む攻略情報を提供する。サーバ(300)はまた、グリーンの傾斜およびホールカップの位置に基づいてグリーンの攻略情報を提供する。
【0038】
ラウンド情報は、コースの上り傾斜、ペナルティエリア、ドッグレッグ(dog-leg)のうちのいずれか一つにおけるスコアの統計であってもよい。ドッグレッグとは、ゴルフコースにおいてそのコース、もしくはホールが途中で左右どちらかに、まるで犬の後ろ脚のように曲がっていることである。
【0039】
スコアは、ゴルファーのスイングの回数と組み合わせて算出されてもよい。ゴルファーのスイングの回数と組み合わせてスコアを計算する方法については、
図4を参照すること。
【0040】
図4は、本発明の一実施形態によるラウンド情報を説明するためのゴルフ場の地形図である。
【0041】
図1及び
図4によると、黒色の下向き矢印の指す地点はティーがある場所であり、破線はゴルファーの動線に当たる。一方、緑のひし形はスイング動作が探知された地点、オレンジ色のひし形はボールを置く動作とスイングが探知された位置を意味する。黒丸はホールを指す。
【0042】
1番ホール(h1)はパー(par)4のホールであるが、ゴルファーが5打でホールアウトしたため、ボギーとなる。ボギーとは、ゴルフプレーで、そのホールの規定多数より1打多い打数でホールアウトすることを指す。
【0043】
パー3の2番ホール(h2)では、3回のスイングが探知されているが、ゴルファーがゴルフボールを置くために一度前かがみとなったことがわかり、ハザードでのペナルティと見なし、やはりボギーとなる。
【0044】
以上のように、ゴルファーが持ち歩くポータブルデバイス(100)にサーバ(300)からラウンド情報を送信することで、ゴルファーはそのラウンド情報に基づいて自分のスコアを正確かつ容易に把握し、能力の向上を図ることができる。
【0045】
図5は、本発明の一実施形態による、動作センサベースのスマートゴルフラウンド情報提供方法のフローチャートである。S100~S500に関する具体的な説明は、上記の
図1~
図3にかかわる説明を参照するものとする。
【0046】
まず、ゴルファーはポータブルデバイス(100)を身体に一部につけてラウンドを開始する(S100)。つける位置はどこでも構わないが、一般的にはゴルファーの腰元につけるものとする。
【0047】
S100の後、ポータブルデバイス(100)からGPS位置情報と動作データとをサーバ(300)に送信する(S200)。サーバ(300)はゴルフ場内であればどこに設置されてもよく、好ましくはゴルフ場の施設を管理する管理室に設置されるものとする。
【0048】
S200の後、ゴルファーの動作データに基づいてスイングを感知する(S300)。S200~S300を通して、サーバ(300)は経時的にゴルファーの移動やゴルファーのスイング時間を認識して格納する。ゴルフアーの動線はGPS位置情報から、ゴルファーのスイング時間は動作データから把握することができる。
【0049】
S300の後、サーバがOBやハザードでのペナルティとして罰打を加える(S400)。具体的には、サーバ(300)は、同一の位置にて、設定された時間以内にゴルファーのスイングが2回感知された場合、OB(アウトオブバウンズ)と見なして罰打を加える。設定時間は5秒、または10秒であってもよいが、特に限定される訳ではない。更にサーバ(300)は、ゴルファーがボールを持ち出すためにカートの方向へ移動したことや、ゴルファーが手に持ったボールを地面に置くために前かがみとなったことが感知された時、ハザードでのペナルティとして罰打を加える。
【0050】
OB、つまりアウトオブバウンズとは、各ホールの規定の場所から外(プレーできる区域外)にボールが出ていくことをいう。ハザードとは、コースを設計する際に意図的に配置した障害物区域のことである。ゴルフコースの難易度を高めるため、或いは景観の良さを演出するためにあえて入れる。
【0051】
或いは、正確なスコア計算のために、カメラを設けてその撮像情報を活用してもよい。カメラはゴルフ場の少なくとも1箇所以上に設置するものとするが、場所には特に制限がない。
【0052】
S400の後、サーバ(300)は、ゴルファーのポータブルデバイス(100)にラウンド情報を送る(S500)。ここで、ラウンド情報は、ティーショットの飛距離、OBの比率、ハザードの比率、アプローチの正確度、パッティング精度のうちの少なくとも一つとする。
【0053】
ラウンド情報は、コースの上り傾斜、ペナルティエリア、ドッグレッグのうちのいずれか一つにおけるスコア(score)の統計であってもよい。この時、スコアは、ゴルファーのスイングの回数と組み合わせて算出されてもよい。
【0054】
上記の本発明の実施形態は、理解を深めるための図面を参照して説明されたが、本発明はこれらに限られず、実施形態は、本発明の一例に過ぎない。当業者であれば、種々の変形・変更が可能であることを理解するはずであり、本発明の保護範囲は、あくまでも添付の請求の範囲によってのみ定められる。
【符号の説明】
【0055】
100:ポータブルデバイス
110:動作センサ
111:加速度センサ
112:ジャイロスコープセンサ
120:GPS
200:ゴルフ場の地形データベース
300:サーバ
1000:スマートゴルフラウンド情報システム
【国際調査報告】