(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-06-24
(54)【発明の名称】アドホックデバイスを制御しそれと通信する事後獲得能力を可能にするシステム構成と通信方法
(51)【国際特許分類】
H04L 69/08 20220101AFI20250617BHJP
G06F 8/38 20180101ALI20250617BHJP
【FI】
H04L69/08
G06F8/38
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024568963
(86)(22)【出願日】2022-08-22
(85)【翻訳文提出日】2024-11-19
(86)【国際出願番号】 CN2022114003
(87)【国際公開番号】W WO2024040399
(87)【国際公開日】2024-02-29
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】524426360
【氏名又は名称】ウォン ホーイン
【氏名又は名称原語表記】WONG, Ho Yin
【住所又は居所原語表記】Flat 2602, 26/F, Shek Wai House, Shek Lei (II) Estate NT, Hong Kong
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】セー チュンクエン
(72)【発明者】
【氏名】ウォン ホーイン
【テーマコード(参考)】
5B376
【Fターム(参考)】
5B376BC21
5B376BC31
(57)【要約】
本開示は、通信の技術分野に関する通信方法、装置、デバイス、及びシステムを提供する。被制御デバイスと制御端末との間の通信中、コントローラによって変換を実行することができる。被制御デバイスのSDP及びSDPのSDPIDは事前に作成されるので、コントローラは、SDPに対応するすべての機能をコントローラのネイティブ実行コーディングに変換することができる。任意の機能を変更する必要があるか、又は任意の機能を追加する必要がある場合、同じプロセスに従って新しいSDP及びSDPのSDPIDを再作成するだけでよい。即ち、すべてのデバイスの機能をアドホック形式で再定義することができ、コントローラの相手側は、まったく同じメカニズムに基づいてオンデマンドで対応する。これらのプロセスはすべて、ユーザが介入することなく、又は意識することなく自動的に行うことができる。ユーザの観点からは、彼らのコントローラとのFW互換性について心配する必要がなく、必要なのは、彼らのシステムに「別の」新しい被制御デバイスを追加することだけである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信方法であって、被制御デバイスの構造化されたデバイス制御/通信プロトコル情報(以下、SDPという)が事前に作成され、前記SDPは、SDP識別子(以下、SDPIDという)と、前記被制御デバイスの開発者によって定義及び登録されたSDPデータカプセル化フォーマット記述テーブル(以下、SDPDEFという)情報の少なくとも1つとを含み、SDP内の各SDPDEF情報に対応して、デコード・エンコードツールと、SDPDEF識別子(以下、SDPDEFIDという)と、制御端末で使用されるユーザインターフェイス制御及び表示生成ツール(以下、UIツールという)とを含み、前記方法は、
コントローラが、アイデンティティ認証に合格した後にペアリング被制御デバイスによって送信された1つ以上のSDPIDを取得し、前記コントローラは、その後、取得したSDPIDを使用して、前記被制御デバイスを制御しそれと通信する方法に必要な情報を解析するために、SDPデータストレージ(以下、SDPDSという)デバイスから対応するSDP及びSDPDEF情報を取得し、この段階まで、この被制御デバイスは前記コントローラと相互運用可能であり、互換性のある被制御デバイスとして知られ、ペアリングされる被制御デバイスによって提供されるSDPIDの数は少なくとも1つであり、対応するSDPは、デバイス開発者によって作成されるか、又は前記デバイス開発者の入力からSDP提出ポータルインターフェイス(以下、SDPSPという)によって作成されるか、又は前記SDPSPを介して他の互換性のある被制御デバイスの開発者からのSDPDEF情報を追加することによって作成されるものとするステップと、
オプションのユーザ制御端末が、コントローラからキャプション付きで互換性のある被制御デバイスの、このような被制御デバイスの割り当てられた名称を含む制御情報と、キャプション付き開発者によって作成されたユーザインターフェイスの対応する情報とを取得し、それにより、この制御端末は、適切なユーザのインターフェイスを生成し、制御データを生成し、コントローラを介して被制御デバイスとの間の状態報告を解析することができるステップと、
前記コントローラが第1制御命令を受信し、前記第1制御命令が、対象被制御デバイスの開発者によって作成された制御端末内の対応する被制御デバイスユーザインターフェイスによって生成されるか、又はコントローラからの自動事前設定条件によって生成され、対応するUIツールにパッケージされ、対象被制御デバイスID及び第1制御データのうちの少なくとも1つを含むステップと、
前記コントローラが、対象SDP及びSDPDEF情報に基づいて前記第1制御命令に対応する第1エンコード・デコードツールを解析し、前記第1エンコード・デコードツールに基づいて前記第1制御命令をデコードして、対象被制御デバイスID、第1SDPID、第1SDPDEF、及び第2制御データのうちの少なくとも1つを含む第2制御命令を得、それにより、前記コントローラは、前記第2制御命令を前記対象被制御デバイスに送信するステップと、
を含むことを特徴とする通信方法。
【請求項2】
前記コントローラは、前記対象被制御デバイスによって送信された第1状態報告を受信し、前記第1状態報告は、対象被制御デバイスID、第2SDPID、第2SDPDEFID、第1状態データのうちの少なくとも1つを含み、前記第1SDPIDと前記第2SDPIDは同じであるか、又は前記第1SDPIDと前記第2SDPIDは異なるステップと、
前記コントローラは、前記対象SDP及びSDPDEF情報に基づいて前記第1状態報告に対応する第2エンコード・デコードツールを解析し、前記第2エンコード・デコードツールに基づいて前記第1状態報告をデコードして、対象被制御デバイスID及び第2状態データのうちの少なくとも1つを含む第2状態報告を得るステップと、
前記コントローラは、前記制御端末に第2状態報告を送信し、それにより、前記制御端末は、前記UIツールを使用して前記対象被制御デバイスの開発者によって作成されたユーザインターフェイスをレンダリングし、前記第2状態報告に基づいて前記対象被制御デバイスの状態を更新するステップと、
をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記コントローラは、アイデンティティ認証に合格した後にペアリング被制御デバイスによって送信された1つ以上のSDPIDを取得し、前記コントローラは、その後、取得したSDPIDを使用して、前記被制御デバイスを制御しそれと通信する方法に必要な情報を解析するために、SDPデータストレージ(以下、SDPDSという)デバイスから対応するSDP及びSDPDEF情報を取得し、この段階まで、この被制御デバイスは、前記コントローラと相互運用可能であり、互換性のある被制御デバイスとして知られ、ペアリングされる被制御デバイスによって提供されるSDPIDの数は少なくとも1つであり、対応するSDPは、前記デバイス開発者によって作成されるか、又は前記デバイス開発者の入力からSDP提出ポータルインターフェイス(以下、SDPSPという)によって作成されるか、又は前記SDPSPを介して他の互換性のある被制御デバイスの開発者からのSDPDEF情報を追加することによって作成されるものとし、前記方法は、
前記コントローラが、前記対象被制御デバイスにポーリング要求を送信し、前記ポーリング要求は、SDPと前記対象被制御デバイスの開発者によって定義及び登録されたSDPDEF情報とに基づいてエンコードされた前記第1状態報告をフェッチするために使用され、前記第1状態報告は、対象被制御デバイスID、第2SDPID、第2SDPDEFID、及び第2状態データのうちの少なくとも1つを含み、前記第1SDPIDと前記第2SDPIDは同じであるか、又は前記第1SDPIDと前記第2SDPIDは異なるステップと、
前記コントローラが、前記対象SDP及びSDPDEF情報に基づいて前記第1状態報告に対応する第2エンコード・デコードツールを解析し、前記第2エンコード・デコードツールに基づいて前記第1状態報告をデコードして、対象被制御デバイスID及び第2状態データのうちの少なくとも1つを含む第2状態報告を得るステップと、
前記コントローラが、前記制御端末に第2状態報告を送信し、それにより、前記制御端末は、前記UIツールを使用して前記対象被制御デバイスの開発者によって作成されたユーザインターフェイスをレンダリングし、前記第2状態報告に基づいて前記対象被制御デバイスの状態を更新するステップと、
をさらに含むことを特徴とする請求項1~2のいずれか一項に記載の方法。
【請求項4】
対象被制御デバイスが、アイデンティティ認証に合格した後に1つ以上のSDPIDが取得されるペアリングコントローラによって送信された第2制御命令を受信し、前記コントローラは、その後、取得したSDPIDを使用し、前記被制御デバイスを制御しそれと通信する方法に必要な情報を解析するために、SDPDSデバイスから対応するSDP及びSDPDEF情報を取得し、この段階まで、この被制御デバイスは、前記コントローラと相互運用可能であり、互換性のある被制御デバイスとして知られ、ペアリングされる被制御デバイスによって提供されるSDPIDの数は少なくとも1つであり、対応するSDPは、デバイス開発者によって作成されるか、又は前記デバイス開発者の入力からSDPSPによって作成されるか、又は前記SDPSPを介して他の互換性のある被制御デバイスの開発者からのSDPDEF情報を追加することによって作成されるものとし、前記第2制御命令は、対象被制御デバイスID、第1SDPID、第1SDPDEFID、及び、コントローラが第1の対応するエンコード・デコードツールに基づいて第1制御命令をエンコードすることによって得られた第2制御データのうちの少なくとも1つを含むステップと、
前記対象被制御デバイスは、前記第2制御命令を実行し、実行結果を反映する第3状態データを報告し、前記対象被制御デバイスは、脱カプセル化ツールによって得られた前記第3状態報告を相手側コントローラに送信し、記第3状態報告は、対象被制御デバイスID、第3SDPID、第3SDPDEFID、及び第3状態データのうちの少なくとも1つを含み、それにより、前記コントローラは、前記対象SDP及びSDPDEF情報に基づいて前記第3状態報告に対応する第3エンコード・デコードツールを解析し、前記第3状態報告をデコードして第4状態報告を得、前記第1SDPID、前記第2SDPID及び前記第3SDPIDは同じであるか、あるいは、前記第1SDPID、前記第2SDPID、及び前記第3SDPIDは異なるステップと、
前記コントローラは、前記制御端末に第4状態報告を送信し、それにより、前記制御端末は、前記UIツールを使用して前記対象被制御デバイスの開発者によって作成されたユーザインターフェイスをレンダリングし、前記第4状態報告に基づいて前記対象被制御デバイスの状態を更新するステップと、
を含む通信方法。
【請求項5】
前記対象被制御デバイスは、前記相手側コントローラによって送信されたポーリング要求を受信し、前記ポーリング要求は、SDP及びSDPDEF情報に基づいてエンコードされた前記第1状態報告をフェッチするために使用され、前記第1状態報告は、対象被制御デバイスID、第2SDPID、第2SDPDEFID、及び第1状態データのうちのの少なくとも1つを含むステップと、
前記対象被制御デバイスは、前記相手側コントローラに第1状態報告を送信し、それにより、前記コントローラは、前記SDP及びSDPDEF情報に基づいて前記第1状態報告に対応する第2エンコード・デコードツールを解析し、前記第2エンコード・デコードツールに基づいて前記第1状態報告をデコードして、第2状態報告を得、前記第2状態報告は、対象被制御デバイスID及び第2状態データのうちの少なくとも1つを含み、前記第1SDPID、前記第2SDPID、及び前記第3SDPIDは同じであるか、あるいは前記第1SDPID、前記第2SDPID、及び前記第3SDPIDは異なるステップと、
前記コントローラは、前記制御端末に第2状態報告を送信し、それにより、前記制御端末は、前記UIツールを使用して前記対象被制御デバイスの開発者によって作成されたユーザインターフェイスをレンダリングし、前記第2状態報告に基づいて前記対象被制御デバイスの状態を更新するステップと、
をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
SDPSPが、被制御デバイス開発者によって送信されたSDP作成要求を受信し、前記作成要求は、対象被制御デバイスに対して互換性のある又は適切なSDPDEF情報が見つからない場合に前記開発者によって送信されるステップと、
前記SDPSPは、作成ページ又はアプリケーションプログラミングインターフェイス(以下、というAPI)を提供し、それにより、前記対象被制御デバイスの開発者は、作成情報に基づいて入力から情報を定義及び作成し、前記作成情報は、前記被制御デバイスの開発者によって定義された少なくとも1つのSDPDEF情報を含み、各SDPDEF情報に対応して、デコード・エンコードツールと、SDPDEFIDと、前記制御端末で使用されるUIツールとを含むステップと、
前記SDPSPは、前記被制御デバイス開発者によって送信されたSDP登録要求を受信し、前記登録要求は、SDPSP上の作成ページ又は提供されるAPIに前記作成情報を入力した後に前記開発者によって送信されるステップと、
前記SDPSPは、前記SDP登録要求をSDPDSデバイスに送信し、それにより、前記SDPDSデバイスは対象作成情報を登録し、SDPIDと前記対象被制御デバイスの前記開発者によって定義されたSDPDEF情報の少なくとも1つとを含むSDPを生成し、SDPSPを介して前記SDPを前記開発者に送信し、前記SDPSPと前記SDPDSデバイスは同じデバイスに配置されるか、又は前記SDPSPと前記SDPDSデバイスは異なるデバイスに配置されるステップと、
を含む通信方法。
【請求項7】
SDPDSデバイスが、SDPSPによって送信されたSDP登録要求を受信し、作成情報を持つ前記登録要求は、被制御デバイスの開発者によって定義された少なくとも1つのSDPDEF情報を含み、それにより、前記SDPDSは、SDPIDとSDPDEF情報の少なくとも1つとを含むSDPを生成し、SDPSPを介して前記開発者に送り返し、前記SDPSPと前記SDPDSデバイスは同じデバイスに配置されるか、又は前記SDPSPと前記SDPDSデバイスは異なるデバイスに配置されるステップを含む、通信方法。
【請求項8】
前記SDPDSデバイスは、コントローラによって送信された要請要求を受信するステップであって、前記要請要求は、アイデンティティ認証に合格した後にペアリング被制御デバイスによって送信された1つ以上のSDPIDを含むステップと、
前記SDPDSデバイスは、対象SDPIDに対応するSDPデータパッケージを識別し、前記コントローラに送信するステップであって、前記SDPデータパッケージは、SDPIDと、被制御デバイスの開発者によって定義及び登録されたSDPDEF情報の少なくとも1つとを含み、SDP内の各SDPDEF情報に対応して、デコード・エンコードツールと、SDPDEFIDと、UIツールとを含むステップと、
をさらに含むことを特徴とする請求項7に記載の通信方法。
【請求項9】
コントローラであって、トランシーバと、メモリと、プロセッサとを含み、前記メモリは、前記プロセッサ上で実行できるコンピュータプログラムを記憶し、前記コンピュータプログラムを実行する際に、前記プロセッサは、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法のステップを実施する、ことを特徴とするコントローラ。
【請求項10】
被制御デバイスであって、トランシーバと、メモリと、プロセッサとを含み、前記メモリは、前記プロセッサ上で実行できるコンピュータプログラムを記憶し、前記コンピュータプログラムを実行する際に、前記プロセッサは、請求項4~5のいずれか一項に記載の方法のステップを実施する、ことを特徴とする被制御デバイス。
【請求項11】
SDPSPであって、トランシーバと、メモリと、プロセッサとを含み、前記メモリは、前記プロセッサ上で実行できるコンピュータプログラムを記憶し、前記コンピュータプログラムを実行する際に、前記プロセッサは、請求項6に記載の方法のステップを実施する、ことを特徴とするSDPSP。
【請求項12】
SDPDSデバイスであって、トランシーバと、メモリと、プロセッサとを含み、前記メモリは、前記プロセッサ上で実行できるコンピュータプログラムを記憶し、前記コンピュータプログラムを実行する際に、前記プロセッサは、請求項7~8のいずれか一項に記載の方法のステップを実施する、ことを特徴とするSDPDSデバイス。
【請求項13】
請求項9に記載のコントローラと、請求項10に記載の被制御デバイスと、請求項11に記載のSDPSPと、請求項12に記載のSDPDSデバイスとを含む通信システム。
【請求項14】
通信方法であって、被制御デバイスのSDPが事前に作成され、前記SDPは、SDPIDと、被制御デバイスの開発者によって定義及び登録されたSDPDEF情報の少なくとも1つとを含み、SDP内の各SDPDEF情報に対応して、デコード・エンコードツールと、SDPDEFIDと、制御端末で使用されるUIツールとを含み、前記方法は、決定モジュールと、受信モジュールと、エンコード・デコードモジュールと、送信モジュールとを含み、
前記決定モジュールは、アイデンティティ認証に合格した後にペアリング被制御デバイスによって送信されたSDPIDを解析するように構成され、コントローラは、その後、取得したSDPIDを使用して、前記被制御デバイスを制御しそれと通信する方法に必要な情報を解析するために、SDPDSデバイスから対応するSDP及びSDPDEF情報を取得し、この段階まで、この被制御デバイスは、前記コントローラと相互運用可能であり、互換性のある被制御デバイスとして知られ、ペアリングされる被制御デバイスによって提供される前記SDPIDの数は少なくとも1つであり、対応するSDPは、デバイス開発者によって作成されるか、又は前記デバイス開発者の入力からSDPSPによって作成されるか、又は前記SDPSPを介して他の互換性のある被制御デバイスの開発者からのSDPDEF情報を追加することによって作成されるものとし、
前記受信モジュールは、対象被制御デバイスの開発者によって作成された制御端末の対応する被制御デバイスユーザインターフェイスによって生成されたか、又はコントローラからの自動事前設定条件によって生成された第1制御命令を受信するように構成され、前記第1制御命令は、対象被制御デバイスID及び第1制御データのうちの少なくとも1つを含み、
前記エンコード・デコードモジュールは、対象SDP及びSDPDEF情報に基づいて第1制御命令に対応する第1エンコード・デコードツールをレンダリングし、前記第1エンコード・デコードツールに基づいて前記第1制御命令をエンコードして第2制御命令を得るように構成され、
前記送信モジュールは、前記第2制御命令を前記対象被制御デバイスに送信するように構成され、それにより、前記対象被制御デバイスは前記第2制御命令を実行する、ことを特徴とする通信方法。
【請求項15】
前記受信モジュールは、前記対象被制御デバイスによって送信された第1状態報告を受信するようにさらに構成され、前記第1状態報告は、対象被制御デバイスID、第2SDPID、第2SDPDEFID、及び第1状態データのうちの少なくとも1つを含み、
前記エンコード・デコードモジュールは、前記対象SDP及びSDPDEF情報に基づいて前記第1状態報告に対応する第2エンコード・デコードツールをレンダリングし、前記第2エンコード・デコードツールに基づいて前記第1状態報告をデコードして第2状態報告を得るようにさらに構成され、
前記送信モジュールは、前記第2状態報告を前記制御端末に送信するようにさらに構成され、それにより、前記制御端末は、前記UIツールを使用して前記対象被制御デバイスの前記開発者によって作成されたユーザインターフェイスをレンダリングし、前記第2状態報告に基づいて前記対象被制御デバイスの状態を更新する、ことを特徴とする請求項14に記載の装置。
【請求項16】
前記送信モジュールは、前記対象被制御デバイスにポーリング要求を送信するようにさらに構成され、前記ポーリング要求は、SDPと前記対象被制御デバイスの開発者によって定義及び登録されたSDPDEF情報とに基づいてエンコードされた前記第1状態報告をフェッチするために使用され、前記第1状態報告は、対象被制御デバイスID、第2SDPID、第2SDPDEFID、及び第2状態データのうちの少なくとも1つを含み、
前記エンコード・デコードモジュールは、前記対象被制御デバイスからの前記対象SDP及びSDPDEF情報に基づいて解析し、前記第2エンコード・デコードツールに基づいて前記第1状態報告をデコードして、第2状態報告を得るようにさらに構成され、
前記送信モジュールは、前記制御端末に第2状態報告を送信するようにさらに構成され、それにより、前記制御端末は、前記UIツールを使用して前記対象被制御デバイスの前記開発者によって作成されたユーザインターフェイスをレンダリングし、前記第2状態報告に基づいて前記対象被制御デバイスの状態を更新する、ことを特徴とする請求項14~15のいずれか一項に記載の装置。
【請求項17】
通信装置であって、決定モジュールと、受信モジュールと、実行モジュールと、送信モジュールとを含み、
前記決定モジュールは、登録されたSDPID及びカプセル化ツールを解析するように構成され、
前記受信モジュールは、アイデンティティ認証に合格した後に1つ以上のSDPIDが取得されるペアリングコントローラによって送信された第2制御命令を受信するように構成され、前記コントローラは、その後、取得したSDPIDを使用して、被制御デバイスを制御しそれと通信する方法に必要な情報を解析するためにSDPDSデバイスから対応するSDP及びSDPDEF情報を取得し、この段階まで、この被制御デバイスは、前記コントローラと相互運用可能であり、互換性のある被制御デバイスとして知られ、ペアリングされる被制御デバイスによって提供されるSDPIDの数は少なくとも1つであり、前記対応するSDPは、デバイス開発者によって作成されるか、又は前記デバイス開発者の入力からSDPSPによって作成されるか、又は前記SDPSPを介して他の互換性のある被制御デバイスの開発者からのSDPDEF情報を追加することによって作成されるものとし、前記第2制御命令は、対象被制御デバイスID、第1SDPID、第1SDPDEFID、及び前記コントローラが第1対応するエンコード・デコードツールに基づいて第1制御命令をエンコードすることによって得られた第2制御データのうちの少なくとも1つを含み、
前記実行モジュールは、前記第2制御命令を実行して第3状態データを得るように構成され、
前記送信モジュールは、脱カプセル化ツールによって得られた前記第3状態報告を相手側コントローラに送信するように構成され、前記第3状態報告は、前記対象被制御デバイスID、第3SDPID、第3SDPDEFID、及び第3状態データのうちの少なくとも1つを含み、それにより、前記コントローラは、対象SDP及びSDPDEF情報に基づいて第3状態報告に対応する第3エンコード・デコードツールを解析し、前記制御端末に送信する前に前記第3状態報告をデコードして第4状態報告を得、それにより、前記制御端末は、UIツールを使用して前記対象被制御デバイスの開発者によって作成されたユーザインターフェイスをレンダリングし、前記第4状態報告に基づいて前記対象被制御デバイスの状態を更新する、ことを特徴とする通信装置。
【請求項18】
前記受信モジュールは、前記相手側コントローラによって送信されたポーリング要求を受信するようにさらに構成され、前記ポーリング要求は、SDP及びSDPDEF情報に基づいてエンコードされた前記第1状態報告を取得するために使用され、前記第1状態報告は、対象被制御デバイスID、第2SDPID、第2SDPDEFID、及び第1状態データのうちのの少なくとも1つを含み、
前記送信モジュールは、前記相手側コントローラに第1状態報告を送信するようにさらに構成され、それにより、前記コントローラは、前記SDP及びSDPDEF情報に基づいて前記第1状態報告に対応する第2エンコード・デコードツールを解析し、前記第2エンコード・デコードツールに基づいて前記第1状態報告をデコードして、第2状態報告を得る、ことを特徴とする請求項17に記載の装置。
【請求項19】
通信装置であって、受信モジュールと、レンダリングモジュールと、送信モジュールとを含み、
前記受信モジュールは、被制御デバイス開発者によって送信されたSDP作成要求を受信するように構成され、前記作成要求は開発者によって送信され、
前記レンダリングモジュールは、作成ページ又はAPIを生成するように構成され、それにより、対象被制御デバイスの開発者は、作成情報に基づいて前記情報を入力して定義及び作成し、前記作成情報は、前記被制御デバイスの開発者によって定義された少なくとも1つのSDPDEF情報を含み、各SDPDEF情報に対応して、デコード・エンコードツールと、SDPDEFIDと、制御端末で使用されるUIツールとを含み、
前記受信モジュールは、前記被制御デバイス開発者によって送信された登録要求を受信するようにさらに構成され、前記登録要求は、SDPSP上の作成ページ又は提供されるAPIに前記作成情報を入力した後に前記開発者によって送信され、
前記送信モジュールは、前記登録要求をSDPDSデバイスに送信するようにさらに構成され、それにより、前記SDPDSデバイスは、前記対象作成情報を登録し、SDPIDと、前記対象被制御デバイスの開発者によって定義されたSDPDEF情報の少なくとも1つとを含むSDPを生成し、SDPSPを介して前記SDPを前記開発者に送信する、ことを特徴とする通信装置。
【請求項20】
通信装置であって、受信モジュールと、登録モジュールと、送信モジュールとを含み、
前記受信モジュールは、SDPSPによって送信された登録要求を受信するように構成され、作成情報を持つ前記登録要求は、被制御デバイスの開発者によって定義された少なくとも1つのSDPDEF情報を含み、それにより、SDPDSは、SDPIDとSDPDEF情報の少なくとも1つとを含SDPを生成し、SDPSPを介して前記開発者に送り返し、
前記登録モジュールは、前記対象SDPを登録し、対象SDP作成情報の対象SDPIDを生成するように構成され、
前記送信モジュールは、前記対象SDPを前記被制御デバイスの開発者に送信するように構成される、ことを特徴とする通信装置。
【請求項21】
前記受信モジュールは、コントローラによって送信された要請要求を受信するようにさらに構成され、前記要請要求は前記対象SDPIDを含み、
前記決定モジュールは、前記対象SDPIDに対応するSDPを識別するようにさらに構成され、前記SDPは、SDPIDと、前記被制御デバイスの前記開発者によって定義及び登録されたSDPDEF情報の少なくとも1つを含み、SDP内の各SDPDEF情報に対応して、デコード・エンコードツールと、SDPDEFIDと、UIツールとを含み、
送信モジュールは、前記対象SDPを前記コントローラに送信するように構成される、ことを特徴とする請求項20に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信の技術分野に関し、特に、通信方法、装置、デバイス、及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
過去数十年にわたり、スマートホームガジェット及びIoT(モノのインターネット)製品は、驚くべきペースで出現し、普及しつつある。実装は多様化しており、それらのほとんどは、無線通信、BLE、Wi-Fi、Z-Wave及びZigbeeなどの大きな成功を収めている幾つかのよく知られている工業規格に基づいている。それらは、異なるベンダーからの製品間でデータセキュリティと相互運用性を実現するために、事前定義されたプロトコルに基づいて実装されており、互換性のあるデバイス(一般的には、センサ及びアクチュエータなどのインテリジェントデバイスを指し、ここでは「被制御(controlee)デバイス」と呼ぶ)の機能制御コードが事前定義されている必要があり、コントローラ(例えば、ゲートウェイHUB)が生成されると、任意の「既知の」被制御デバイスのすべての必要な機能を実行するために、特定の通信プロトコルをサポートするようにプログラムする必要があることを意味する。それらは、何らかの方法で後方互換性を維持することができた。言い換えれば、更新されたプロトコルライブラリを有する新世代のコントローラは、古い世代の被制御デバイスをサポートできるが、これは一方通行の互換性であり、その逆はない。
【0003】
実際には、「工業規格」又は「専有プロトコル」に関係なく、それらはすべて、古い設計の欠陥に対処するか、又はより高度なアプリケーションを可能にするために、プロトコルのリビジョンの更新をリリースする必要がある。その結果、多くの新世代の被制御デバイスがその後開発され、消費者が利用できるようになってきた。これらの新世代の被制御デバイスは、新しいプロトコルをサポートするためにアップグレードすることが必ずしも可能ではない初期に作られた、消費者がすでに所有しているコントローラと互換性がない、又は完全に互換性がない、より高度な機能を備えている。
【0004】
要約すると、これまで実装されてきた従来の相互運用プロトコルの最も一般的な課題の1つは、技術進歩及び新しいイノベーションに対する自己適応性の欠如であり、それは現実の世界で多くの互換性のフラストレーション及び無駄を生み出していた。この点で、実用的で将来性のある「前方互換性」IoTアプリケーションを実現するための自己適応型プロトコルと実装メカニズムを作成することは、ゲームチェンジャーとなるであろう。
【発明の概要】
【0005】
本開示の実施形態の目的は、既存の技術がすべてのデバイスのすべての機能をコントローラによって効果的に制御することができないという技術的課題を解決するために、通信方法、装置、デバイス、及びシステムを提供することを含む。
【0006】
上記の課題を解決するために、本開示の実施形態は、以下のようにして実現することができる。
【0007】
第1態様では、本開示の実施形態は、通信方法を提供する。ここで、被制御デバイスの構造化されたデバイス制御/通信プロトコル情報(以下、SDPという)が事前に作成され、SDPは、SDP識別子(以下、SDPIDという)と、被制御デバイスの開発者によって定義及び登録されたSDPデータカプセル化フォーマット(Data Encapsulation Format)記述テーブル(以下、SDPDEFという)情報の少なくとも1つを含み、SDP内の各SDPDEF情報に対応して、デコード・エンコードツールと、SDPDEF識別子(以下、SDPDEFIDという)と、制御端末で使用されるユーザインターフェイス制御及び表示生成ツール(以下、UIツールという)とを含み、前記方法は、
コントローラが、アイデンティティ認証に合格した後にペアリング被制御デバイスによって送信された1つ以上のSDPIDを取得し、前記コントローラは、その後、取得したSDPIDを使用して、前記被制御デバイスを制御しそれと通信する方法に必要な情報を解析するために、SDPデータストレージ(以下、SDPDSという)デバイスから対応するSDP及びSDPDEF情報を取得する。この段階まで、この被制御デバイスは前記コントローラと相互運用可能であり、互換性のある被制御デバイスとして知られている。ペアリングされる被制御デバイスによって提供されるSDPIDの数は少なくとも1つであり、対応するSDPは、デバイス開発者によって作成されるか、又は前記デバイス開発者の入力からSDP提出ポータルインターフェイス(以下、SDPSPという)によって作成されるか、又は前記SDPSPを介して他の互換性のある被制御デバイスの開発者からのSDPDEF情報を追加することによって作成されるものとするステップと、
オプションのユーザ制御端末が、コントローラからキャプション付きで互換性のある被制御デバイスの、このような被制御デバイスの割り当てられた名称を含む制御情報と、キャプション付き開発者によって作成されたユーザインターフェイスの対応する情報とを取得し、それにより、この制御端末は、適切なユーザのインターフェイスを生成し、制御データを生成し、コントローラを介して被制御デバイスとの間の状態報告を解析することができるステップと、
前記コントローラが第1制御命令を受信し、前記第1制御命令が、対象被制御デバイスの開発者によって作成された制御端末内の対応する被制御デバイスユーザインターフェイスによって生成されるか、又はコントローラからの自動事前設定条件によって生成され、対応するUIツールにパッケージされ、対象被制御デバイスID及び第1制御データのうちの少なくとも1つを含むステップと、
前記コントローラが、対象SDP及びSDPDEF情報に基づいて前記第1制御命令に対応する第1エンコード・デコードツールを解析し、前記第1エンコード・デコードツールに基づいて前記第1制御命令をデコードして、対象被制御デバイスID、第1SDPID、第1SDPDEF、及び第2制御データのうちの少なくとも1つを含む第2制御命令を得、それにより、前記コントローラは、前記第2制御命令を前記対象被制御デバイスに送信するステップと、を含む。
【0008】
オプションの実施形態では、前記方法は、
前記コントローラが、前記対象被制御デバイスによって送信された第1状態報告を受信し、前記第1状態報告が、対象被制御デバイスID、第2SDPID、第2SDPDEFID、及び第1状態データのうちの少なくとも1つを含み、前記第1SDPIDと前記第2SDPIDは同じであるか、又は前記第1SDPIDと前記第2SDPIDは異なるステップと、
前記コントローラが、前記対象SDP及びSDPDEF情報に基づいて前記第1状態報告に対応する第2エンコード・デコードツールを解析し、前記第2エンコード・デコードツールに基づいて前記第1状態報告をデコードして、対象被制御デバイスID及び第2状態データのうちの少なくとも1つを含む第2状態報告を得るステップと、
前記コントローラが、前記制御端末に第2状態報告を送信し、それにより、前記制御端末は、前記UIツールを使用して前記対象被制御デバイスの開発者によって作成されたユーザインターフェイスをレンダリングし、前記第2状態報告に基づいて前記対象被制御デバイスの状態を更新するステップと、をさらに含む。
【0009】
オプションの実施形態では、前記コントローラは、アイデンティティ認証に合格した後にペアリング被制御デバイスによって送信された1つ以上のSDPIDを取得し、前記コントローラは、その後、取得したSDPIDを使用して、前記被制御デバイスを制御しそれと通信する方法に必要な情報を解析するために、SDPデータストレージ(以下、SDPDSという)デバイスから対応するSDP及びSDPDEF情報を取得する。この段階まで、この被制御デバイスは前記コントローラと相互運用可能であり、互換性のある被制御デバイスとして知られている。ペアリングされる被制御デバイスによって提供されるSDPIDの数は少なくとも1つであり、対応するSDPは、前記デバイス開発者によって作成されるか、又は前記デバイス開発者の入力からSDP提出ポータルインターフェイス(以下、SDPSPという)によって作成されるか、又は前記SDPSPを介して他の互換性のある被制御デバイスの開発者からのSDPDEF情報を追加することによって作成されるものとし、前記方法は、
前記コントローラが、前記対象被制御デバイスにポーリング要求を送信し、前記ポーリング要求は、SDPと前記対象被制御デバイスの開発者によって定義及び登録されたSDPDEF情報とに基づいてエンコードされた前記第1状態報告をフェッチするために使用され、前記第1状態報告は、対象被制御デバイスID、第2SDPID、第2SDPDEFID、及び第2状態データのうちの少なくとも1つを含み、前記第1SDPIDと前記第2SDPIDは同じであるか、又は前記第1SDPIDと前記第2SDPIDは異なるステップと、
前記コントローラが、前記対象SDP及びSDPDEF情報に基づいて前記第1状態報告に対応する第2エンコード・デコードツールを解析し、前記第2エンコード・デコードツールに基づいて前記第1状態報告をデコードして、対象被制御デバイスID及び第2状態データのうちの少なくとも1つを含む第2状態報告を得るステップと、
前記コントローラが、前記制御端末に第2状態報告を送信し、それにより、前記制御端末は、前記UIツールを使用して前記対象被制御デバイスの開発者によって作成されたユーザインターフェイスをレンダリングし、前記第2状態報告に基づいて前記対象被制御デバイスの状態を更新するステップと、をさらに含む。
【0010】
第2態様では、本開示の実施形態は通信方法を提供する。この方法は、
対象被制御デバイスが、アイデンティティ認証に合格した後に1つ以上のSDPIDが取得されるペアリングコントローラによって送信された第2制御命令を受信し、前記コントローラは、その後、取得したSDPIDを使用し、前記被制御デバイスを制御しそれと通信する方法に必要な情報を解析するために、SDPDSデバイスから対応するSDP及びSDPDEF情報を取得する。この段階まで、この被制御デバイスは、前記コントローラと相互運用可能であり、互換性のある被制御デバイスとして知られている。ペアリングされる被制御デバイスによって提供されるSDPIDの数は少なくとも1つであり、対応するSDPは、デバイス開発者によって作成されるか、又は前記デバイス開発者の入力からSDPSPによって作成されるか、又は前記SDPSPを介して他の互換性のある被制御デバイスの開発者からのSDPDEF情報を追加することによって作成されるものとし、前記第2制御命令は、対象被制御デバイスID、第1SDPID、第1SDPDEFID、及び、コントローラが第1の対応するエンコード・デコードツールに基づいて第1制御命令をエンコードすることによって得られた第2制御データのうちの少なくとも1つを含むステップと、
前記対象被制御デバイスが、前記第2制御命令を実行し、実行結果を反映する第3状態データを報告し、前記対象被制御デバイスは、脱カプセル化ツールによって得られた前記第3状態報告を相手側コントローラに送信し、記第3状態報告は、対象被制御デバイスID、第3SDPID、第3SDPDEFID、及び第3状態データのうちの少なくとも1つを含み、それにより、前記コントローラは、前記対象SDP及びSDPDEF情報に基づいて前記第3状態報告に対応する第3エンコード・デコードツールを解析し、前記第3状態報告をデコードして第4状態報告を得、前記第1SDPID、前記第2SDPID及び前記第3SDPIDは同じであるか、あるいは、前記第1SDPID、前記第2SDPID、及び前記第3SDPIDは異なるステップと、
前記コントローラが、前記制御端末に第4状態報告を送信し、それにより、前記制御端末は、前記UIツールを使用して前記対象被制御デバイスの開発者によって作成されたユーザインターフェイスをレンダリングし、前記第4状態報告に基づいて前記対象被制御デバイスの状態を更新するステップと、を含む。
【0011】
オプションの実施形態では、前記方法は、
前記対象被制御デバイスが、前記相手側コントローラによって送信されたポーリング要求を受信し、前記ポーリング要求は、SDP及びSDPDEF情報に基づいてエンコードされた前記第1状態報告をフェッチするために使用され、前記第1状態報告は対象被制御デバイスID、第2SDPID、第2SDPDEFID、及び第1状態データのうちの少なくとも1つを含むステップと、
前記対象被制御デバイスが、前記相手側コントローラに第1状態報告を送信し、それにより、前記コントローラは、前記SDP及びSDPDEF情報に基づいて前記第1状態報告に対応する第2エンコード・デコードツールを解析し、前記第2エンコード・デコードツールに基づいて前記第1状態報告をデコードして、第2状態報告を得、前記第2状態報告は、対象被制御デバイスID及び第2状態データのうちの少なくとも1つを含み、前記第1SDPID、前記第2SDPID、及び前記第3SDPIDは同じであるか、あるいは前記第1SDPID、前記第2SDPID、及び前記第3SDPIDは異なるステップと、
前記コントローラが、前記制御端末に第2状態報告を送信し、それにより、前記制御端末は、前記UIツールを使用して前記対象被制御デバイスの開発者によって作成されたユーザインターフェイスをレンダリングし、前記第2状態報告に基づいて前記対象被制御デバイスの状態を更新するステップと、をさらに含む。
【0012】
第3態様では、本開示の実施形態は通信方法を提供する。この方法は、
SDPSPが、被制御デバイス開発者によって送信されたSDP作成要求を受信し、前記作成要求は、対象被制御デバイスに対して互換性のある又は適切なSDPDEF情報が見つからない場合に前記開発者によって送信されるステップと、
前記SDPSPが、作成ページ又はアプリケーションプログラミングインターフェイス(以下、というAPI)を提供し、それにより、前記対象被制御デバイスの開発者は、作成情報に基づいて入力から情報を定義及び作成し、前記作成情報は、前記被制御デバイスの開発者によって定義された少なくとも1つのSDPDEF情報を含み、各SDPDEF情報に対応して、デコード・エンコードツールと、SDPDEFIDと、前記制御端末で使用されるUIツールとを含むステップと、
前記SDPSPが、前記被制御デバイス開発者によって送信されたSDP登録要求を受信し、前記登録要求は、SDPSP上の作成ページ又は提供されるAPIに前記作成情報を入力した後に前記開発者によって送信されるステップと、
前記SDPSPが、前記SDP登録要求をSDPDSデバイスに送信し、それにより、前記SDPDSデバイスは対象作成情報を登録し、SDPIDと前記対象被制御デバイスの前記開発者によって定義されたSDPDEF情報の少なくとも1つとを含むSDPを生成し、SDPSPを介して前記SDPを前記開発者に送信し、前記SDPSPと前記SDPDSデバイスは同じデバイスに配置されるか、又は前記SDPSPと前記SDPDSデバイスは異なるデバイスに配置されるステップと、を含む。
【0013】
第4態様では、本開示の実施形態は通信方法を提供する。この方法は、
SDPDSデバイスが、SDPSPによって送信されたSDP登録要求を受信し、作成情報を持つ前記登録要求は、被制御デバイスの開発者によって定義された少なくとも1つのSDPDEF情報を含み、それにより、前記SDPDSは、SDPIDとSDPDEF情報の少なくとも1つとを含むSDPを生成し、SDPSPを介して前記開発者に送り返し、前記SDPSPと前記SDPDSデバイスは同じデバイスに配置されるか、又は前記SDPSPと前記SDPDSデバイスは異なるデバイスに配置されるステップを含む。
【0014】
オプションの実施形態では、前記方法は、
前記SDPDSデバイスが、コントローラによって送信された要請要求を受信するステップであって、前記要請要求は、アイデンティティ認証に合格した後にペアリング被制御デバイスによって送信された1つ以上のSDPIDを含むステップと、
前記SDPDSデバイスは、対象SDPIDに対応するSDPデータパッケージを識別し、前記コントローラに送信するステップであって、前記SDPデータパッケージは、SDPIDと、被制御デバイスの開発者によって定義及び登録されたSDPDEF情報の少なくとも1つとを含み、SDP内の各SDPDEF情報に対応して、デコード・エンコードツールと、SDPDEFIDと、UIツールとを含むステップと、をさらに含む。
【0015】
第5態様では、本開示の実施形態はコントローラを提供する。このコントローラは、トランシーバと、メモリと、プロセッサとを含み、前記メモリは、前記プロセッサ上で実行できるコンピュータプログラムを記憶し、前記コンピュータプログラムを実行する際に、前記プロセッサは、上記の実施形態のいずれかに記載の方法のステップを実施する。
【0016】
第6態様では、本開示の実施形態は被制御デバイスを提供する。この被制御デバイスは、トランシーバと、メモリと、プロセッサとを含み、前記メモリは、前記プロセッサ上で実行できるコンピュータプログラムを記憶し、前記コンピュータプログラムを実行する際に、前記プロセッサは、上記の実施形態のいずれかに記載の方法のステップを実施する。
【0017】
第7態様では、本開示の実施形態はSDPSPを提供する。このSDPSPは、トランシーバと、メモリと、プロセッサとを含み、前記メモリは、前記プロセッサ上で実行できるコンピュータプログラムを記憶し、前記コンピュータプログラムを実行する際に、前記プロセッサは、上記の実施形態のいずれかに記載の方法のステップを実施する。
【0018】
第8態様では、本開示の実施形態はSDPDSデバイスを提供する。このSDPDSデバイスは、トランシーバと、メモリと、プロセッサとを含み、前記メモリは、前記プロセッサ上で実行できるコンピュータプログラムを記憶し、前記コンピュータプログラムを実行する際に、前記プロセッサは、上記の実施形態のいずれかに記載の方法のステップを実施する。
【0019】
第9態様では、本開示の実施形態は通信システムを提供する。この通信システムは、請求項9に記載のコントローラと、請求項10に記載の被制御デバイスと、請求項11に記載のSDPSPと、上記の実施形態に記載のSDPDSデバイスとを含む。
【0020】
第10態様では、本開示の実施形態は通信方法を提供する。ここで、被制御デバイスのSDPが事前に作成され、前記SDPは、SDPIDと、被制御デバイスの開発者によって定義及び登録されたSDPDEF情報の少なくとも1つとを含み、SDP内の各SDPDEF情報に対応して、デコード・エンコードツールと、SDPDEFIDと、制御端末で使用されるUIツールとを含み、前記方法は、決定モジュールと、受信モジュールと、エンコード・デコードモジュールと、送信モジュールとを含み、
前記決定モジュールは、アイデンティティ認証に合格した後にペアリング被制御デバイスによって送信されたSDPIDを解析するように構成され、コントローラは、その後、取得したSDPIDを使用して、前記被制御デバイスを制御しそれと通信する方法に必要な情報を解析するために、SDPDSデバイスから対応するSDP及びSDPDEF情報を取得する。この段階まで、この被制御デバイスは、前記コントローラと相互運用可能であり、互換性のある被制御デバイスとして知られている。ペアリングされる被制御デバイスによって提供される前記SDPIDの数は少なくとも1つであり、対応するSDPは、デバイス開発者によって作成されるか、又は前記デバイス開発者の入力からSDPSPによって作成されるか、又は前記SDPSPを介して他の互換性のある被制御デバイスの開発者からのSDPDEF情報を追加することによって作成されるものとし、
前記受信モジュールは、対象被制御デバイスの開発者によって作成された制御端末の対応する被制御デバイスユーザインターフェイスによって生成されたか、又はコントローラからの自動事前設定条件によって生成された第1制御命令を受信するように構成され、前記第1制御命令は、対象被制御デバイスID及び第1制御データのうちの少なくとも1つを含み、
前記エンコード・デコードモジュールは、対象SDP及びSDPDEF情報に基づいて第1制御命令に対応する第1エンコード・デコードツールをレンダリングし、前記第1エンコード・デコードツールに基づいて前記第1制御命令をエンコードして第2制御命令を得るように構成され、
前記送信モジュールは、前記第2制御命令を前記対象被制御デバイスに送信するように構成され、それにより、前記対象被制御デバイスは前記第2制御命令を実行する。
【0021】
オプションの実施形態では、前記受信モジュールは、前記対象被制御デバイスによって送信された第1状態報告を受信するようにさらに構成され、前記第1状態報告は、対象被制御デバイスID、第2SDPID、第2SDPDEFID、及び第1状態データのうちの少なくとも1つを含み、
前記エンコード・デコードモジュールは、前記対象SDP及びSDPDEF情報に基づいて前記第1状態報告に対応する第2エンコード・デコードツールをレンダリングし、前記第2エンコード・デコードツールに基づいて前記第1状態報告をデコードして第2状態報告を得るようにさらに構成され、
前記送信モジュールは、前記第2状態報告を前記制御端末に送信するようにさらに構成され、それにより、前記制御端末は、前記UIツールを使用して前記対象被制御デバイスの前記開発者によって作成されたユーザインターフェイスをレンダリングし、前記第2状態報告に基づいて前記対象被制御デバイスの状態を更新する。
【0022】
オプションの実施形態では、前記送信モジュールは、前記対象被制御デバイスにポーリング要求を送信するようにさらに構成され、前記ポーリング要求は、SDPと前記対象被制御デバイスの開発者によって定義及び登録されたSDPDEF情報とに基づいてエンコードされた前記第1状態報告をフェッチするために使用され、前記第1状態報告は、対象被制御デバイスID、第2SDPID、第2SDPDEFID、及び第2状態データのうちの少なくとも1つを含み、
前記エンコード・デコードモジュールは、前記対象被制御デバイスからの前記対象SDP及びSDPDEF情報に基づいて解析し、前記第2エンコード・デコードツールに基づいて前記第1状態報告をデコードして、第2状態報告を得るようにさらに構成され、
前記送信モジュールは、前記制御端末に第2状態報告を送信するようにさらに構成され、それにより、前記制御端末は、前記UIツールを使用して前記対象被制御デバイスの前記開発者によって作成されたユーザインターフェイスをレンダリングし、前記第2状態報告に基づいて前記対象被制御デバイスの状態を更新する。
【0023】
第11態様では、本開示の実施形態は通信装置を提供する。この装置は、決定モジュールと、受信モジュールと、実行モジュールと、送信モジュールとを含み、
前記決定モジュールは、登録されたSDPID及びカプセル化ツールを解析するように構成され、
前記受信モジュールは、アイデンティティ認証に合格した後に1つ以上のSDPIDが取得されるペアリングコントローラによって送信された第2制御命令を受信するように構成され、前記コントローラは、その後、取得したSDPIDを使用して、被制御デバイスを制御しそれと通信する方法に必要な情報を解析するためにSDPDSデバイスから対応するSDP及びSDPDEF情報を取得する。この段階まで、この被制御デバイスは、前記コントローラと相互運用可能であり、互換性のある被制御デバイスとして知られている。ペアリングされる被制御デバイスによって提供されるSDPIDの数は少なくとも1つであり、前記対応するSDPは、デバイス開発者によって作成されるか、又は前記デバイス開発者の入力からSDPSPによって作成されるか、又は前記SDPSPを介して他の互換性のある被制御デバイスの開発者からのSDPDEF情報を追加することによって作成されるものとし、前記第2制御命令は、対象被制御デバイスID、第1SDPID、第1SDPDEFID、及び第1対応するエンコード・デコードツールに基づいて第1制御命令をエンコードする前記コントローラによって得られた第2制御データのうちの少なくとも1つを含み、
前記実行モジュールは、前記第2制御命令を実行して第3状態データを得るように構成され、
前記送信モジュールは、脱カプセル化ツールによって得られた前記第3状態報告を相手側コントローラに送信するように構成され、前記第3状態報告は、前記対象被制御デバイスID、第3SDPID、第3SDPDEFID、及び第3状態データのうちの少なくとも1つを含み、それにより、前記コントローラは、対象SDP及びSDPDEF情報に基づいて第3状態報告に対応する第3エンコード・デコードツールを解析し、前記制御端末に送信する前に前記第3状態報告をデコードして第4状態報告を得、それにより、前記制御端末は、UIツールを使用して前記対象被制御デバイスの開発者によって作成されたユーザインターフェイスをレンダリングし、前記第4状態報告に基づいて前記対象被制御デバイスの状態を更新する。
【0024】
オプションの実施形態では、前記受信モジュールは、前記相手側コントローラによって送信されたポーリング要求を受信するようにさらに構成され、前記ポーリング要求は、SDP及びSDPDEF情報に基づいてエンコードされた前記第1状態報告を取得するために使用され、前記第1状態報告は、対象被制御デバイスID、第2SDPID、第2SDPDEFID、及び第1状態データのうちの少なくとも1つを含み、
前記送信モジュールは、前記相手側コントローラに第1状態報告を送信するようにさらに構成され、それにより、前記コントローラは、前記SDP及びSDPDEF情報に基づいて前記第1状態報告に対応する第2エンコード・デコードツールを解析し、前記第2エンコード・デコードツールに基づいて前記第1状態報告をデコードして、第2状態報告を得る。
【0025】
第12態様では、本開示の実施形態は通信装置を提供する。この装置は、受信モジュールと、レンダリングモジュールと、送信モジュールとを含み、
前記受信モジュールは、被制御デバイス開発者によって送信されたSDP作成要求を受信するように構成され、前記作成要求は開発者によって送信され、
前記レンダリングモジュールは、作成ページ又はAPIを生成するように構成され、それにより、対象被制御デバイスの開発者は、作成情報に基づいて前記情報を入力して定義及び作成し、前記作成情報は、前記被制御デバイスの開発者によって定義された少なくとも1つのSDPDEF情報を含み、各SDPDEF情報に対応して、デコード・エンコードツールと、SDPDEFIDと、制御端末で使用されるUIツールとを含み、
前記受信モジュールは、前記被制御デバイス開発者によって送信された登録要求を受信するようにさらに構成され、前記登録要求は、SDPSP上の作成ページ又は提供されるAPIに前記作成情報を入力した後に前記開発者によって送信され、
前記送信モジュールは、前記登録要求をSDPDSデバイスに送信するようにさらに構成され、それにより、前記SDPDSデバイスは、前記対象作成情報を登録し、SDPIDと、前記対象被制御デバイスの開発者によって定義されたSDPDEF情報の少なくとも1つとを含むSDPを生成し、SDPSPを介して前記SDPを前記開発者に送信する。
【0026】
第13態様では、本開示の実施形態は通信装置を提供する。この装置は、受信モジュールと、登録モジュールと、送信モジュールとを含み、
前記受信モジュールは、SDPSPによって送信された登録要求を受信するように構成され、作成情報を持つ前記登録要求は、被制御デバイスの開発者によって定義された少なくとも1つのSDPDEF情報を含み、それにより、SDPDSは、SDPIDとSDPDEF情報の少なくとも1つとを含SDPを生成し、SDPSPを介して前記開発者に送り返し、
前記登録モジュールは、前記対象SDPを登録し、対象SDP作成情報の対象SDPIDを生成するように構成され、
前記送信モジュールは、前記対象SDPを前記被制御デバイスの開発者に送信するように構成される。
【0027】
オプションの実施形態では、前記受信モジュールは、コントローラによって送信された要請要求を受信するようにさらに構成され、前記要請要求は対象SDPIDを含み、
前記決定モジュールは、前記対象SDPIDに対応するSDPを識別するようにさらに構成され、前記SDPは、SDPIDと、前記被制御デバイスの前記開発者によって定義及び登録されたSDPDEF情報の少なくとも1つとを含み、SDP内の各SDPDEF情報に対応して、デコード・エンコードツールと、SDPDEFIDと、UIツールとを含み、
送信モジュールは、前記対象SDPを前記コントローラに送信するように構成される。
【0028】
本開示は、通信の技術分野に関する通信方法、装置、デバイス、及びシステムを提供する。被制御デバイスと制御端末との間の通信中、コントローラによって変換を実行することができる。被制御デバイスのSDP及びSDPのSDPIDは事前に作成されるので、コントローラは、SDPに対応するすべての機能をコントローラのネイティブ実行コーディングに変換することができる。任意の機能を変更する必要があるか、又は任意の機能を追加する必要がある場合、同じプロセスに従って新しいSDP及びSDPのSDPIDを再作成するだけでよい。即ち、すべてのデバイスの機能をアドホック形式で再定義することができ、コントローラの相手側は、まったく同じメカニズムに基づいてオンデマンドで対応する。これらのプロセスはすべて、ユーザが介入することなく、又は意識することなく自動的に行うことができる。ユーザの観点からは、彼らのコントローラとのFW互換性について心配する必要がなく、必要なのは、彼らのシステムに「別の」新しい被制御デバイスを追加することだけである。
【0029】
本開示の上記の目的、特徴、及び利点をより明確かつ理解しやすくするために、好ましい実施形態を特に以下に図示して、添付の図面と併せて詳細な説明を行う。
【図面の簡単な説明】
【0030】
本開示の実施形態の技術的解決策をより明確に説明するために、本開示の実施形態で使用する必要のある添付図面を以下に簡単に紹介するが、以下の添付図面は単に本開示の幾つかの実施形態を示すものであり、したがって、それらは範囲を制限するものとみなされるべきではなく、当業者は、創造的な努力をすることなく、これらの添付図面に従って他の関連する添付図面を得ることができることを理解されたい。
【0031】
【
図1】本開示の一実施形態で提供される通信システムの構造模式図である。
【
図2】本開示の一実施形態で提供されるコントローラの構造模式図である。
【
図3】本開示の一実施形態で提供される被制御デバイスの構造模式図である。
【
図4】本開示の一実施形態で提供されるSDPSPの構造模式図である。
【
図5】本開示の一実施形態で提供されるSDPDSの構造模式図である。
【
図6】本開示の一実施形態で提供される通信方法の模式的なフローチャートである。
【
図7】本開示の一実施形態で提供される別の通信方法の模式的なフローチャートである。
【
図8】本開示の一実施形態で提供される別の通信方法の模式的なフローチャートである。
【
図9】本開示の一実施形態で提供される別の通信方法の模式的なフローチャートである。
【
図10】本開示の一実施形態で提供される別の通信方法の模式的なフローチャートである。
【
図11】本開示の一実施形態で提供される対象被制御デバイスの開発方法の模式的なフローチャートである。
【
図12】本開示の一実施形態で提供されるスイッチ制御モジュールの模式図である。
【
図13】本開示の一実施形態で提供される別のスイッチ制御モジュールの模式図である。
【
図14】本開示の一実施形態で提供される対象被制御デバイスの追加及び制御方法の模式的なフローチャートである。
【
図15】本開示の一実施形態で提供される通信装置の構造模式図である。
【
図16】本開示の一実施形態で提供される別の通信装置の構造模式図である。
【
図17】本開示の一実施形態で提供される別の通信装置の構造模式図である。
【
図18】本開示の一実施形態で提供される別の通信装置の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
本開示の実施形態の目的、技術的解決策、及び利点をより明確にするために、本開示の実施形態の技術的解決策を、本開示の実施形態の添付図面と併せて以下に明確かつ完全に説明するが、明らかに、説明される実施形態は本開示の実施形態の一部であって、本開示の実施形態のすべてではない。一般に、本開示の実施形態の構成要素は、本明細書に説明され添付図面に示されているように、様々な異なる構成で配置及び設計することができる。
【0033】
したがって、添付図面で提供される本開示の実施形態の以下の詳細な説明は、請求される本開示の範囲を制限することを意図するものではなく、単に本開示の選択された実施形態を例示するものである。当業者が本開示の実施形態に基づいて創造的な努力をすることなく得られる他のすべての実施形態は、本開示の保護範囲内に含まれるものとする。
【0034】
以下の添付図面では、同様の参照符号及び文字は同様の項目を表しているため、ある項目が1つの添付図面で定義されている場合は、後続の添付図面でさらに定義または説明する必要はない。
【0035】
本開示の幾つかの実施形態は、図面と組み合わせて以下に詳細に説明される。以下の実施形態及び実施形態内の特徴は、矛盾することなく互いに組み合わせることができる。
【0036】
次の点に留意する必要がある:
SDP(構造化されたデバイス制御/通信プロトコル情報)は、SDPSP(SDP提出ポータルインターフェイス(SDP Submission Portal interface))を介して被制御デバイス開発者によって事前に作成され、SDPDS(SDPデータストレージ)デバイスに記憶された情報である。基本的に、SDPは、SDPID(SDP識別子)と、SDPDEF(SDPデータカプセル化フォーマット記述テーブル(SDP Data Encapsulation Format description table))情報の少なくとも1つとを含む。
【0037】
SDPDEFは、被制御デバイスの開発者によって定義及び登録され、デコード・エンコードツール、SDPDEFID(SDPDEF識別子)、制御端末で使用されるUIツール(ユーザインターフェイス制御及び表示生成ツール)を含んでもよい。
【0038】
SDPDEFは、コントローラ、被制御デバイス、及びSDPDSでのデータ交換中にカプセル化されるフォーマットである。各SDPは、1つ以上のSDPDEF情報を含んでもよい。すべてのデータは、被制御デバイス又はアプリケーション要件に従って、それ自体で修正することができる。
【0039】
例えば、SDPDEFの基本フォーマットは、以下の通りであってもよい:
上記では、ペイロードのコンテンツは、被制御デバイス開発者の被制御デバイス要件に従って定義され、ここで、開発者は、ペイロード内の値のフォーマット及び有効な範囲を定義する必要がある。
【0040】
SDPDEFの一例として:
以下のSDPDEF情報は、被制御デバイスのオン及びオフ状態のスイッチ制御のために定義され、具体的には以下のようになる:
【0041】
上記において、ペイロードリスト内の値のフォーマット及び有効範囲は、以下の通りである:
【0042】
SDPDEF情報の別の例として、以下のSDPDEF情報は、被制御デバイスのオン及びオフ状態を伴うスイッチ状態を報告するために使用される。これは、具体的には以下のようになる:
【0043】
上記において、ペイロードリスト内の値のフォーマット及び有効範囲は、以下の通りである:
SDPDEF情報はバージョン番号を含むことができ、SDPDEF情報の異なるバージョンは互換性があるか、又は互換性がないことに留意されたい。後続の被制御デバイス開発者は、被制御デバイス内のSDPDEF情報の新しいバージョンをサポートするために、古いバージョンのSDPDEF情報を更新することができる。
【0044】
SDPDEF情報のデコーダ及びエンコーダ:各SDPDEF情報は、対応するデコード・エンコードツールを有し、それは、SDPSPによって生成されるか、又はSDPSPを介してSDPDEF情報開発者によってコンピュータ言語で書き込むことができる。デコードツールは、被制御デバイスによって送信された報告をデコード、制御端末によって使用されるデータを得るために使用される。エンコードツールは、制御端末によって送信された制御コマンドをエンコードし、被制御デバイスを制御するためのデータを得るために使用される。
【0045】
SDPDS(即ち、SDPデータベースストレージサーバ)デバイスの機能は:SDPに関連するデータを記憶することと;SDP IDを登録及び割り当てることと;SDPSP又はAPIを介して開発者入力によって登録されたデータを記憶すること、及び開発者アカウントを記憶することとを含み得る。幾つかの実施形態では、SDPDSは、SDPDEF情報にカプセル化されたデータをデコードし、SDPDEFにカプセル化されたデータをエンコードすることを含み得る。幾つかの実施形態では、SDPDSは、被制御デバイスによって登録されたデータを記憶し、開発者アカウントを記憶し、コントローラと制御端末を接続し、被制御デバイス用のカプセル化ツール(即ち、SDPDEFの開発キットコード)を生成するようにさらに構成されてもよい。幾つかの実施形態では、SDPDSは、すべての暗号化キー(DKEY、デバイスキー、及び被制御デバイスの暗号化キー)、及び被制御デバイスの識別子(DID、デバイスid)を記憶し、DKEYとDIDを生成して割り当てるようにさらに構成されてもよい。
【0046】
本開示の一実施形態では、コントローラは、ネットワーク通信能力を有するローカル制御ゲートウェイ(Hub)であってもよく、また、被制御デバイスと直接通信するオンライン制御サーバであってもよい。上記のコントローラの具体的な形態は、本開示の実施形態に限定されるものではない。
【0047】
本開示の一実施形態では、被制御デバイスは、SDPを介して通信及び制御をサポートすることができる様々なデバイス(例えば、センサ若しくはアクチュエータ、又はこれらのデバイスの複数のハイブリッド(即ち、デバイスは、センサ、アクチュエータ、又はハイブリッドを含む))であってもよい。コントローラと被制御デバイスとの間の通信は、有線又は無線で実施されてもよい。
【0048】
本開示の一実施形態では、制御端末は、携帯電話端末内のAPPであってもよく、また、コンピュータ端末、専用のコントローラ端末、本文中のコントローラ、又は未知のデバイスのサードパーティコントロールパネルであってもよい。制御端末の形態は、本開示の実施形態に特に限定されない。
【0049】
本開示の一実施形態は通信システムを提供する。このシステムは、少なくとも1つのコントローラ、少なくとも1つの被制御デバイス、少なくとも1つの制御端末、少なくとも1つのSDPSP、及び少なくとも1つのSDPDSデバイスを含む。上記では、SDPSPとSDPDSデバイスは互いに協働して、SDP、制御端末のAPP UIツール、及びSDPエンコード・デコードツールの開発、登録、ストレージ、及び配信などの機能を実施する。
【0050】
図1を参照すると、
図1は、本開示の一実施形態で提供される通信システムの構造模式図である。
図1に示すように、コントローラはHubであってもよく、また、制御ゲートウェイとも呼ばれる。1つ以上のコントローラがあってもよい。被制御デバイスは、追加されるデバイス、例えば、
図1に示すデバイスA~Fであってもよい。デバイスA~Fは、SDPDEFに基づいてHubと通信する。サーバはSDPDSであってもよい。SDPDSとHubも、SDPDEFに基づいて通信してもよい。
図1に示すAPPは、制御端末(例えば、スマートフォン端末)にインストールされてもよい。
【0051】
幾つかの実施形態では、SDPDSは、SDP、SDP ID、DID、DKEY、及びSDKなどの情報を記憶し、HUBは、SDP ID又はDIDなどの情報に基づいてSDPDSからSDP及びDKEYなどの情報をダウンロードしてもよい。デバイスA~Fは、SDPDSからSDPID、DID、DKEY、及びSDKなどの情報をダウンロードしてもよい。
【0052】
幾つかの実施形態では、HUBは、編集(エンコード・デコード)機能を有してもよく、この場合、HUBは、デバイスA~FとAPPとの間の通信編集を実施してもよい。
【0053】
幾つかの実施形態では、SDPDSは編集機能を有してもよく、この場合、SDPDSは、デバイスA~FとAPPとの間の通信編集を実施してもよい。
【0054】
ここでの編集とは、主に、エンコーダ及びデコーダを介したエンコード又はデコードを指す。
【0055】
幾つかの実施形態では、
図1に示すように、システムに含まれる登録ポータルインターフェイスはSDPSPであってもよく、
図1に示すデバイスA~Fの開発者は、異なる被制御デバイス、SDP、SDPDEFに対応する開発者を指してもよく、また、他の異なる被制御デバイスSDPDEFによって使用される開発デバイス(即ち、通信システムはまた、開発デバイスを含んでもよい)、例えば、デバイスA~FのSDPDEFによって使用される開発デバイスであってもよい。
【0056】
幾つかの実施形態では、開発者又は開発デバイスは、主に、SDPSPによって被制御デバイスに対応するSDPを開発し、開発したSDPをSDPSPなどによってサーバに登録及び発行する。
【0057】
上記では、サーバに登録するときに、サーバはSDPIDを生成し、SDP IDをSDPSPに返し、最終的にSDP IDをデバイスA~F開発者に提示してもよい。
【0058】
図2を参照すると、
図2は、本開示の一実施形態で提供されるコントローラの構造模式図である。
図2に示すように、コントローラは、トランシーバ201、メモリ202、及びプロセッサ203、例えば、前述のHUBを含み得るメモリ202は、プロセッサ203上で実行できるコンピュータプログラムを記憶する。コンピュータプログラムを実行すると、プロセッサ203は、以下のステップを実施する。
アイデンティティ認証に合格した後にペアリング被制御デバイスによって送信されたSDPIDを解析し、コントローラは、その後、取得したSDPIDを使用して、前記被制御デバイスを制御しそれと通信する方法に必要な情報を解析するために、SDPDSデバイスから対応するSDP及びSDPDEF情報を取得する。この段階まで、この被制御デバイスは、前記コントローラと相互運用可能であり、互換性のある被制御デバイスとして知られている。ペアリングされる被制御デバイスによって提供される前記SDPIDの数は少なくとも1つであり、対応するSDPは、デバイス開発者によって作成されるか、又は前記デバイス開発者の入力からSDPSPによって作成されるか、又は前記SDPSPを介して他の互換性のある被制御デバイスの開発者からのSDPDEF情報を追加することによって作成されるものとする。
対象被制御デバイスの開発者によって作成された制御端末の対応する被制御デバイスユーザインターフェイスによって生成されたか、又はコントローラからの自動事前設定条件によって生成された第1制御命令を受信する。第1制御命令は、対象被制御デバイスID及び第1制御データのうちの少なくとも1つを含む。
対象SDP及びSDPDEF情報に基づいて第1制御命令に対応する第1エンコード・デコードツールをレンダリングし、第1エンコード・デコードツールに基づいて第1制御命令をエンコードして、第2制御命令を得る。
第2制御命令を対象被制御デバイスに送信し、それにより、対象被制御デバイスは第2制御命令を実行する。
【0059】
具体的には、被制御デバイスのSDPは事前に作成され、SDPは、SDPIDと、被制御デバイスの開発者によって定義および登録されたSDPDEF情報の少なくとも1つを含む。SDP内の各SDPDEF情報に対応して、デコード・エンコードツールと、SDPDEFIDと、制御端末で使用されるUIツールとが含まれる。コントローラは、SDPIDを用いてSDPDSから対応するSDP及びSDPDEF情報を取得し、UIツールを制御端末に送信した後、それにより、制御端末は、SDPDEF情報のUIツールに基づいて第1制御命令を送信する。
【0060】
上記において、対象制御デバイスによって送信されたSDPIDの数は少なくとも1つであるので、使用される対象被制御デバイスに対応する対象SDPは1つ以上存在してもよい。
【0061】
なお、上記の第1制御命令に含まれる情報は、第1制御命令に対応する一意の第1エンコード・デコードツールを解析することができ、具体的には、第1制御命令に対応する第1エンコード・デコードツールは、具体的には第1制御命令における第1SDPDEFID及び第1SDPIDに対応する第1エンコード・デコードツールであってもよく、さらに、第1制御命令における第1制御命令における対象被制御デバイスの識別子に対応する第1エンコード・デコードツールであってもよく、第1エンコード・デコードツールは、第1制御命令に含まれる特定の情報によって一意に解析される。
【0062】
幾つかの実施形態では、以下のステップをさらに実現することができる:
対象被制御デバイスによって送信された第1状態報告を受信する。第1状態報告は、対象被制御デバイスID、第2SDPID、第2SDPDEFID、及び第1状態データのうちの少なくとも1つを含む。
対象SDP及びSDPDEF情報に基づいて第1状態報告に対応する第2エンコード・デコードツールをレンダリングし、第2エンコード・デコードツールに基づいて第1状態報告をデコードして第2状態報告を得る。
第2状態報告を制御端末に送信し、それにより、制御端末は、UIツールを使用して対象被制御デバイスの開発者によって作成されたユーザインターフェイスをレンダリングし、第2状態報告に基づいて対象被制御デバイスの状態を更新する。
【0063】
なお、上記の第1状態報告に含まれる情報は、第1状態報告に対応する一意の第2エンコード・デコードツールを解析することができ、具体的には、第1状態報告に対応する第2エンコード・デコードツールは、具体的には第1状態報告における第2SDPDEFID及び第2SDPIDに対応する第2エンコード・デコードツールであってもよく、さらに、第1状態報告における対象被制御デバイスの識別子に対応する第2エンコード・デコードツールであってもよく、第2エンコード・デコードツールは、第1状態報告に含まれる特定の情報によって一意に解析される。
【0064】
幾つかの実施形態では、アイデンティティ認証に合格した後にペアリングする被制御デバイスによって送信された1つ以上のSDPIDをコントローラが受信した後、取得したSDPIDを使用して、コントローラは、その後、SDPDSデバイスから対応するSDP及びSDPDEF情報を取得する。以下のステップをさらに実現することができる:
対象被制御デバイスにポーリング要求を送信する。ポーリング要求は、SDPと対象被制御デバイスの開発者によって定義及び登録されたSDPDEF情報とに基づいてエンコードされた第1状態報告をフェッチするために使用される。第1状態報告は、対象被制御デバイスID、第2SDPID、第2SDPDEFID、及び第2状態データのうちの少なくとも1つを含む。
対象SDP及びSDPDEF情報に基づいて第1状態報告に対応する第2エンコード・デコードツールを解析し、第2エンコード・デコードツールに基づいて第1状態報告をデコードして第2状態報告を得る。第2状態報告は、対象被制御デバイスID及び第2状態データのうちの少なくとも1つを含む。
制御端末に第2状態報告を送信し、それにより、制御端末は、UIツールを使用して対象被制御デバイスの開発者によって作成されたユーザインターフェイスをレンダリングし、第2状態報告に基づいて対象被制御デバイスの状態を更新する。
【0065】
なお、上記の第1状態報告は、初期状態報告(元の状態報告)であってもよいし、初期状態報告でなくてもよい(これはまた、上記の第1状態報告であってもよい)。これは、本開示の実施形態において特に限定されない。
【0066】
図3を参照すると、
図3は、本開示の一実施形態で提供される被制御デバイスの構造模式図である。
図3に示すように、被制御デバイスは、トランシーバ301、メモリ302、及びプロセッサ303を含み得る。メモリ302は、プロセッサ303上で実行できるコンピュータプログラムを記憶する。コンピュータプログラムを実行すると、プロセッサ303は、以下の方法ステップを実施する:
登録されたSDP ID及びカプセル化ツールを決定する。
アイデンティティ認証に合格した後に1つ以上のSDPIDが取得されるペアリングするコントローラによって送信された第2制御命令を受信する。第2制御命令は、対象被制御デバイスID、第1SDPID、第1SDPDEFID、及び前記コントローラが第1対応するエンコード・デコードツールに基づいて第1制御命令をエンコードすることによって得られた第2制御データのうちの少なくとも1つを含む。
第2制御命令を実行し、実行結果を反映する第3状態データを報告する。対象被制御デバイスは、脱カプセル化ツールによって得られた第3状態報告を相手側コントローラに送信する。
対象SDP及びSDPDEF情報に基づいて第3状態報告に対応する第3エンコード・デコードツールを解析し、第3状態報告をデコードして第4状態報告を得る。
制御端末に第4状態報告を送信し、それにより、制御端末は、UIツールを使用して対象被制御デバイスの開発者によって作成されたユーザインターフェイスをレンダリングし、第4状態報告に基づいて対象被制御デバイスの状態を更新する。
【0067】
具体的には、第1SDPID、第2SDPID、及び第3SDPIDは同じであるか、あるいは第1SDPID、第2SDPID、及び第3SDPIDは異なる。これは、本開示の実施形態において特に限定されない。
【0068】
幾つかの実施形態では、方法は、
相手側コントローラによって送信されたポーリング要求を受信し、ポーリング要求は、SDP及びSDPDEF情報に基づいてエンコードされた第1状態報告をフェッチするために使用され、第1状態報告は対象被制御デバイスID、第2SDPID、第2SDPDEFID、及び第1状態データのうちの少なくとも1つを含むステップと、
SDP及びSDPDEF情報に基づいて第1状態報告に対応する第2エンコード・デコードツールを解析し、第2エンコード・デコードツールに基づいて第1状態報告をデコードして第2状態報告を得るステップと、
制御端末に第2状態報告を送信し、それにより、制御端末は、UIツールを使用して対象被制御デバイスの開発者によって作成されたユーザインターフェイスをレンダリングし、第2状態報告に基づいて対象被制御デバイスの状態を更新するステップと、を含む。
【0069】
図4を参照すると、
図4は、本開示の一実施形態で提供されるSDPSPの構造模式図である。
図4に示すように、SDPSPは、トランシーバ401、メモリ402、及びプロセッサ403を含み得る。メモリ402は、プロセッサ403上で実行できるコンピュータプログラムを記憶する。コンピュータプログラムを実行すると、プロセッサ403は、以下の方法ステップを実施する:
被制御デバイス開発者によって送信されたSDP作成要求を受信する。この作成要求は、開発者によって送信される。
作成ページ又はAPIをレンダリングし、それにより、対象被制御デバイスの開発者は、作成情報に基づいて情報を入力して定義及び作成する。作成情報は、被制御デバイスの開発者によって定義された少なくとも1つのSDPDEF情報を含む。各SDPDEF情報に対応して、デコード・エンコードツールと、SDPDEFIDと、制御端末で使用されるUIツールとが含まれる。
被制御デバイス開発者によって送信された登録要求を受信する。登録要求は、SDPSP上の作成ページ又は提供されるAPIに作成情報を入力した後に開発者によって送信される。
登録要求をSDPDSデバイスに送信し、それにより、SDPDSデバイスは、対象作成情報を登録し、SDPIDと対象被制御デバイスの開発者によって定義されたSDPDEF情報の少なくとも1つとを含むSDPを生成し、SDPSPを介して前記SDPを開発者に送信する。
【0070】
具体的には、上記の開発者は、さらに、開発被制御デバイスであってもよい。エンコード・デコードツールとSDPDEFIDとを使用して対象SDPDEF情報を作成することに加えて、開発者はさらに、SDPDEF入力に基づいて対象SDPDEF情報に対応するUIツールを作成することができる。具体的には、SDPSPによって提供されるUIモジュールは、各対象SDPDEF情報によって使用される独立したUIツールを確立するために使用されてもよい。対象SDPは、さらに、各対象SDPDEF情報に対応するUIツールを含んでもよい。
【0071】
図5を参照すると、
図5は、本開示の一実施形態で提供されるSDPDSデバイスの構造模式図である。
図5に示すように、サーバは、トランシーバ501、メモリ502、及びプロセッサ503を含み得る。メモリ502は、プロセッサ503上で実行できるコンピュータプログラムを記憶する。コンピュータプログラムを実行すると、プロセッサ503は、以下の方法ステップを実施する:
SDPSPによって送信されたSDP登録要求を受信する。作成情報を持つ登録要求は、被制御デバイスの開発者によって定義された少なくとも1つのSDPDEF情報を含む。
対象SDP及びSDP IDを登録する。
SDPSPを介して開発者にSDPID及びSDPDEF情報を送信する。
【0072】
具体的には、対象SDPファイルは、さらに、各対象SDPDEF情報に対応するUIツールを含んでもよい。
【0073】
幾つかの実施形態では、方法は、
コントローラによって送信された、アイデンティティ認証に合格した後にペアリング被制御デバイスによって送信された1つ以上のSDPIDを含む要請要求を受信するステップと、
対象SDPIDに対応するSDPデータパッケージを識別し、コントローラに送信するステップと、をさらに含む。
【0074】
具体的には、SDPは、さらに、各SDPDEF情報に対応するUIツールを含んでもよい。
【0075】
上記において、
図2~5のメモリは、高速ランダムアクセスメモリ(RAM)を含んでもよく、また、不揮発性モリ、例えば、少なくとも1つディスクメモリを含んでもよい。このシステムネットワーク要素と少なくとも1つの他のネットワーク要素との間の通信接続は、少なくとも1つの通信インターフェイス(有線又は無線でもよい)を介して実現され、インターネット、ワイドエリアネットワーク、ローカルネットワーク、メトロポリタンエリアネットワークなどが使用されてもよい。
【0076】
バスは、ISAバス、PCIバス、又はEISAバスなどであってもよい。バスは、バス、データバス、制御バスなどであってもよい。表現を容易にするために、バスは、
図2~5では単に1つの双方向矢印で表されているが、これはバスが1つだけ、又はバスの種類が1つだけであることを意味するものではない。
【0077】
上記において、メモリは、プログラムを記憶するように構成され、プロセッサは、実行命令を受信するとプログラムを実行する。前記本開示の任意の実施形態で開示されているプロセスによって定義された装置によって実行される方法は、プロセッサに適用すること、又はプロセッサによって実施することができる。
【0078】
プロセッサは、信号処理機能を備えた集積回路であってもよい。実施プロセスでは、上記の方法の様々なステップは、プロセッサ内のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形式の命令によって完了してもよい。上記のプロセッサは、中央処理装置(略してCPU)、ネットワークプロセッサ(略してNP)などを含む汎用プロセッサであってもよく、また、ディジタル信号プロセッサ(略してDSP)、特定用途向け集積回路(略してASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(略してFPGA)若しくはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲート、トランジスタ論理デバイス、又は本開示で開示される様々な方法、ステップ、及び論理ブロックを実現又は実施できるディスクリートハードウェアコンポーネントであってもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよく、又はプロセッサは、また、任意の従来のプロセッサなどであってもよい。本開示で開示される方法におけるステップは、ハードウェアデコードプロセッサによって直接実行し完了してもよいし、ハードウェアとデコードプロセッサ内のソフトウェアモジュールとを組み合わせることによって実行し完了してもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ、又は電気的消去可能なプログラマブルメモリなどの当該技術分野における成熟した記憶媒体、及びレジスタに配置されてもよい。記憶媒体はメモリに配置され、プロセッサはメモリ内の情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わされて上記の方法のステップを完了する。
【0079】
図6を参照すると、
図6は、本開示の一実施形態で提供される通信方法の模式的なフローチャートである。被制御デバイスのSDPが事前に作成される。SDPは、SDPIDと、被制御デバイスの開発者によって定義及び登録されたSDPDEF情報の少なくとも1つとを含む。SDP内の各SDPDEF情報に対応して、デコード・エンコードツールと、SDPDEFIDと、制御端末で使用されるUIツールが含まれる。
図6に示すように、方法は、HUBなどのコントローラに適用されてもよく、且つこの方法は、以下のステップS610~S640を含んでもよい。
【0080】
S610では、アイデンティティ認証に合格した後にペアリング被制御デバイスによって送信されたSDPIDを解析する。取得したSDPIDを使用して、コントローラは、その後、被制御デバイスを制御しそれと通信する方法に必要な情報を解析するために、SDPDSデバイスから対応するSDP及びSDPDEF情報を取得する。この段階まで、この被制御デバイスは、コントローラと相互運用可能であり、互換性のある被制御デバイスとして知られている。ペアリングされる被制御デバイスによって提供されるSDPIDの数は少なくとも1つであり、対応するSDPは、デバイス開発者によって作成されるか、又はデバイス開発者の入力からSDPSPによって作成されるか、又はSDPSPを介して他の互換性のある被制御デバイスの開発者からのSDPDEF情報を追加することによって作成されるものとする。
【0081】
S620では、対象被制御デバイスの開発者によって作成された制御端末の対応する被制御デバイスユーザインターフェイスによって生成されたか、又はコントローラからの自動事前設定条件によって生成された第1制御命令を受信する。第1制御命令は、対応するUIツールにパッケージされ、対象被制御デバイスID及び第1制御データのうちの少なくとも1つを含む。
【0082】
S630では、対象SDP及びSDPDEF情報に基づいて第1制御命令に対応する第1エンコード・デコードツールを解析し、第1エンコード・デコードツールに基づいて第1制御命令をエンコードして第2制御命令を得る。第2制御命令は、対象被制御デバイスID、第1SDPID、第1SDPDEF、及び第2制御データのうちの少なくとも1つを含む。
【0083】
S640では、第2制御命令を対象被制御デバイスに送信する。
【0084】
具体的には、被制御デバイスのSDPは事前に作成され、SDPは、SDPIDと、被制御デバイスの開発者によって定義及び登録されたSDPDEF情報の少なくとも1つとを含む。SDP内の各SDPDEF情報に対応して、デコード・エンコードツールと、SDPDEFIDと、制御端末で使用されるUIツールとが含まれる。コントローラは、SDPIDを用いてSDPDSから対応するSDP及びSDPDEF情報を取得し、UIツールを制御端末に送信した後、それにより、制御端末は、SDPDEF情報のUIツールに基づいて第1制御命令を送信する。
【0085】
上記において、対象制御デバイスによって送信されたSDPIDの数は少なくとも1つであるので、使用される対象被制御デバイスに対応する対象SDPは1つ以上存在してもよい。
【0086】
なお、上記の第1制御命令に含まれる情報は、第1制御命令に対応する一意の第1エンコード・デコードツールを解析することができる。具体的には、第1制御命令に対応する第1エンコード・デコードツールは、具体的には第1制御命令における第1SDPID及び第1SDPDEFIDに対応する第1エンコード・デコードツールであってもよく、さらに、第1制御命令における対象被制御デバイスの識別子に対応する第1エンコード・デコードツールであってもよく、第1エンコード・デコードツールは、第1制御命令に含まれる特定の情報によって一意に解析される。
【0087】
本開示の実施形態を通して、通信の技術分野に関する通信方法、装置、デバイス、及びシステムを提供する。被制御デバイスと制御端末との間の通信中、コントローラによって変換を実行することができる。被制御デバイスのSDP情報及びSDP情報のSDPIDは事前に作成されるので、コントローラは、SDP情報に対応するすべての機能をコントローラのネイティブ実行コーディングに変換することができる。任意の機能を変更する必要があるか、又は任意の機能を追加する必要がある場合、同じプロセスに従って新しいSDP情報及びSDP情報のSDPIDを再作成するだけでよい。即ち、すべてのデバイスの機能をアドホック形式で再定義することができ、コントローラの相手側は、まったく同じメカニズムに基づいてオンデマンドで対応する。これらのプロセスはすべて、ユーザが介入することなく、又は意識することなく自動的に行うことができる。ユーザの観点からは、彼らのコントローラとのFW互換性について心配する必要がなく、必要なのは、彼らのシステムに「別の」新しい被制御デバイスを追加することだけである。
【0088】
幾つかの実施形態では、前記方法は、以下のステップS650~S670をさらに含む。
S650では、対象被制御デバイスによって送信された第1状態報告を受信する。第1状態報告は、対象被制御デバイスID、第2SDPID、第2SDPDEFID、及び第1状態データのうちの少なくとも1つを含む。
【0089】
S660では、対象SDP及びSDPDEF情報に基づいて、第1状態報告に対応する第2エンコード・デコードツールを解析し、第2エンコード・デコードツールに基づいて第1状態報告をデコードして第2状態報告を得る。第2状態報告は、対象被制御デバイスID及び第2状態データのうちの少なくとも1つを含む。
【0090】
S670では、制御端末に第2状態報告を送信し、それにより、制御端末は、UIツールを使用して対象被制御デバイスの開発者によって作成されたユーザインターフェイスをレンダリングし、第2状態報告に基づいて対象被制御デバイスの状態を更新する。
【0091】
なお、上記の第1状態報告に含まれる情報は、第1状態報告に対応する一意の第2エンコード・デコードツールを解析することができ、具体的には、第1状態報告に対応する第2エンコード・デコードツールは、具体的には第1状態報告における第2SDPDEFID及び第2SDPIDに対応する第2エンコード・デコードツールであってもよく、さらに、第1状態報告における対象被制御デバイスの識別子に対応する第2エンコード・デコードツールであってもよく、第2エンコード・デコードツールは、第1状態報告に含まれる特定の情報によって一意に解析される。
【0092】
なお、上記の第1状態報告は、初期状態報告(元の状態報告)であってもよいし、初期状態報告でなくてもよい(これはまた、上記の第1状態報告であってもよい)。これは、本開示の実施形態において特に限定されない。
【0093】
さらに、
図7に示すように、アイデンティティ認証に合格した後にペアリングする被制御デバイスによって送信された1つ以上のSDPIDをコントローラが取得した後、取得したSDPIDを使用して、コントローラは、その後、SDPデバイスから対応するSDP及びSDPDEF情報を取得する。さらに、コントローラは、以下のステップS710~S730を通じて、ポーリング要求を対象被制御デバイスに送信して状態を取得してもよい:
S710では、対象被制御デバイスにポーリング要求を送信する。ポーリング要求は、SDPと対象被制御デバイスの開発者によって定義及び登録されたSDPDEF情報とに基づいてエンコードされた第1状態報告をフェッチするために使用される。第1状態報告は、対象被制御デバイスID、第2SDPID、第2SDPDEFID、及び第2状態データのうちの少なくとも1つを含む。
【0094】
S720では、対象SDP及びSDPDEF情報に基づいて、第1状態報告に対応する第2エンコード・デコードツールを解析し、第2エンコード・デコードツールに基づいて第1状態報告をデコードして第2状態報告を得る。第2状態報告は、対象被制御デバイスID及び第2状態データのうちの少なくとも1つを含む。
【0095】
S730では、制御端末に第2状態報告を送信し、それにより、制御端末は、UIツールを使用して対象被制御デバイスの開発者によって作成されたユーザインターフェイスをレンダリングし、第2状態報告に基づいて対象被制御デバイスの状態を更新する。
【0096】
なお、上記の第1状態報告は、初期状態報告(元の状態報告)であってもよいし、初期状態報告でなくてもよい(これはまた、上記の第1状態報告であってもよい)。これは、本開示の実施形態において特に限定されない。
【0097】
図8を参照すると、
図8は、本開示の一実施形態で提供される通信方法の模式的なフローチャートである。
図8に示すように、方法は、以下のステップS810~S840を含んでもよい:S810では、登録されたSDPID及びカプセル化ツールを解析する。
【0098】
S820では、アイデンティティ認証に合格した後に1つ以上のSDPIDが請求されるペアリングコントローラによって送信された第2制御命令を受信し、コントローラは、その後、取得したSDPIDを使用して、被制御デバイスを制御しそれと通信する方法に必要な情報を解析するためにSDPDSデバイスから対応するSDP及びSDPDEF情報を取得する。この段階まで、この被制御デバイスは、コントローラと相互運用可能であり、互換性のある被制御デバイスとして知られている。ペアリングされる被制御デバイスによって提供されるSDPIDの数は少なくとも1つであり、対応するSDPは、デバイス開発者によって作成されるか、又はデバイス開発者の入力からSDPSPによって作成されるか、又はSDPSPを介して他の互換性のある被制御デバイスの開発者からのSDPDEF情報を追加することによって作成されるものとする。第2制御命令は、対象被制御デバイスID、第1SDPID、第1SDPDEFID、ならびにコントローラが第1対応するエンコード・デコードツールに基づいて第1制御命令をエンコードすることによって得られた第2制御データのうちの少なくとも1つを含む。
【0099】
S830では、第2制御命令を実行して第3状態データを得る。
【0100】
S840では、脱カプセル化ツールによって得られた第3状態報告を相手側コントローラに送信する。第3状態報告は、対象被制御デバイスID、第3SDPID、第3SDPDEFID、及び第3状態データのうちの少なくとも1つを含む。それにより、コントローラは、対象SDP及びSDPDEF情報に基づいて第3状態報告に対応する第3エンコード・デコードツールを解析し、制御端末に送信する前に第3状態報告をデコードして、第4状態報告を得、それにより、制御端末は、UIツールを使用して対象被制御デバイスの開発者によって作成されたユーザインターフェイスをレンダリングし、第4状態報告に基づいて対象被制御デバイスの状態を更新する。
【0101】
具体的には、第3SDPIDは、第1SDPIDと同じであってもよく、第1SDPIDと異なっていてもよい。同様に、第3SDPDEFIDは、第1SDPDEFIDと同じであってもよく、第1SDPDEFIDと異なっていてもよい。これは、本開示の実施形態において特に限定されない。
【0102】
幾つかの実施形態では、方法は、
相手側コントローラによって送信されたポーリング要求を受信し、ポーリング要求は、SDP及びSDPDEF情報に基づいてエンコードされた第1状態報告を取得するために使用され、第1状態報告は対象被制御デバイスID、第2SDPID、第2SDPDEFID、及び第1状態データのうちの少なくとも1つを含むステップと、
【0103】
SDP及びSDPDEF情報に基づいて第1状態報告に対応する第2エンコード・デコードツールを解析し、第2エンコード・デコードツールに基づいて第1状態報告をデコードして第2状態報告を得るステップと、を含む。
【0104】
図9を参照すると、
図9は、本開示の一実施形態で提供される別の通信方法の模式的なフローチャートである。
図9に示すように、方法は、以下のステップS910~S940を含んでもよい。
S910では、被制御デバイス開発者によって送信されたSDP作成要求を受信する。この作成要求は、開発者によって送信される。
【0105】
S920において、レンダリングモジュールは、作成ページ又はAPIを生成するように構成され、それにより、対象被制御デバイスの開発者は、作成情報に基づいて情報を入力して定義及び作成する。作成情報は、被制御デバイスの開発者によって定義された少なくとも1つのSDPDEF情報を含む。各SDPDEF情報に対応して、デコード・エンコードツールと、SDPDEFIDと、制御端末で使用されるUIツールとが含まれる。
【0106】
S930では、被制御デバイス開発者によって送信された登録要求を受信する。登録要求は、SDPSP上の作成ページ又は提供されるAPIに作成情報を入力した後に開発者によって送信される。
【0107】
S940では、登録要求をSDPDSデバイスに送信し、それにより、SDPDSデバイスは、対象作成情報を登録し、SDPIDと対象被制御デバイスの開発者によって定義されたSDPDEF情報の少なくとも1つとを含むSDPを生成し、SDPSPを介して前記SDPを開発者に送信する。
【0108】
具体的には、上記の開発者は、さらに、開発デバイスであってもよい。対象SDPDEF情報と対象SDPDEF情報に対応するエンコード・デコードツールとを作成することに加えて、開発者はさらに、SDPDEF入力に基づいて対象SDPDEF情報に対応するUIツールを作成することができる。具体的には、SDPSPによって提供されるUIモジュールは、各対象SDPDEF情報によって使用される独立したUIツールを確立するために使用されてもよい。対象SDPは、さらに、各対象SDPDEF情報に対応するUIツールを含んでもよい。
【0109】
図10を参照すると、
図10は、本開示の一実施形態で提供される別の通信方法の模式的なフローチャートである。
図10に示すように、方法は、以下のステップS1010~S1030を含んでもよい。
S1010では、SDPSPによって送信された登録要求を受信する。作成情報を有する登録要求は、被制御デバイスの開発者によって定義された少なくとも1つのSDPDEF情報を含む。それにより、SDPDSは、SDPIDとSDPDEF情報の少なくとも1つとを含むSDPを生成し、SDPSPを介して開発者に送り返す。
【0110】
S1020では、対象SDPを登録し、対象SDP作成情報の対象SDPIDを生成する。
【0111】
S1030では、対象SDPを被制御デバイスの開発者に送信する。
【0112】
具体的には、対象SDPは、さらに、各対象SDPDEF情報に対応するUIツールを含んでもよい。
【0113】
幾つかの実施形態では、方法は、
コントローラによって送信された、アイデンティティ認証に合格した後にペアリング被制御デバイスによって送信された1つ以上のSDPIDを含む要請要求を受信するステップと、
対象SDPIDに対応するSDPデータパッケージを識別し、コントローラに送信するステップであって、前記SDPデータパッケージは、SDPIDと、被制御デバイスの開発者によって定義及び登録されたSDPDEF情報の少なくとも1つとを含み、SDP内の各SDPDEF情報に対応して、デコード・エンコードツールと、SDPDEFIDと、UIツールとを含むステップと、をさらに含む。
【0114】
図11を参照すると、
図11は、本開示の一実施形態で提供される対象被制御デバイスの開発方法の模式的なフローチャートである。
【0115】
対象被制御デバイスを開発する場合、対象被制御デバイスの開発者又は開発デバイスは、対象被制御デバイスによる要件、即ち登録される機能を定義する必要がある。例えば、エアコンコントローラの登録される機能は、風速制御、風速報告、モード制御、モード報告、温度制御、及び温度報告を含む。
【0116】
次に、対象被制御デバイスの開発者又は開発デバイスは、SDPSP上で上記の登録される機能を検索し、上記の登録される機能に一致する対象SDPDEF情報があるか否かを判定する。例えば、検索結果は次のようになる:
【0117】
これは、温度制御及び温度報告の対象SDPDEF情報を示すが、風速制御、風速報告、モード制御、及びモード報告の対象SDPDEF情報がない。次に、対象被制御デバイスの開発者又は開発デバイスは、SDP作成要求をSDPSPに送信する。具体的な実施方式としては、開発者が、被制御デバイス要件に対応するSDPDEF情報を含むSDPSPの入力からSDPを作成することが可能である。理解を容易にするために、上記の風速制御、風速報告、モード制御、及びモード報告に対応する対象SDPDEF情報は、それぞれ例によって以下に示される(ここに示されているのは、単にSDPDEFの1つのカプセル化形態であり、SDPDEFはさらに他の形態を含む可能性があり、SDPDEFのカプセル化形態は、本開示の実施形態では特に限定されるものではないことに留意されたい)。
【0118】
【0119】
【0120】
【0121】
【0122】
【0123】
【0124】
【0125】
【0126】
対象SDPDEF情報が確立され、取得された後、各SDPDEF情報のデコーダ及びエンコーダが、SDPSPによって生成されるか、又はSDPSP上のコンピュータ言語で書き込むことができる。
【0127】
例えば、風速報告のSDPDEF状態データは次のようになる:
【0128】
【0129】
モード報告のSDPDEF状態データは次のようになる:
【0130】
【0131】
風速制御の制御命令(制御端末のAPPによって送信されたUIデータ)は次のようになる:
【0132】
【0133】
モード制御の制御命令(制御端末のAPPによって送信されたUIデータ)は次のようになる:
【0134】
【0135】
各対象SDPDEF情報のデコーダ及びエンコーダを得た後、対象被制御デバイスの開発者又は開発デバイスは、SDPSPによって提供されるUI開発モジュールを使用して、各対象SDPDEF情報によって使用される独立したUIツールを確立する。
【0136】
開発者又は開発デバイスは、SDPSP上に提供されるUI開発モジュールを使用して、制御端末でデコードされたコンテンツを表示し、生成されたデータを送出することができるように、各対象SDPDEF情報に従って設計する必要がある。開発者は、同じSDPDEF情報に対してUIツールでそれを1つ以上開発してもよい。
【0137】
SDPSP上に提供されるUI開発モジュールは、以下のモジュールを含むが、これらに限定されない:
1)トグルスイッチモジュール;
2)双方向スイッチモジュール;
3)円形数値バー(円形進行状況制御バー)モジュール;
4)ロング型数値バーモジュール;
5)テキスト表示列モジュール;
6)リスト型テキスト表示列モジュール;
7)ドロップダウンリストモジュール。
【0138】
例えば、
図12に示すように、SDPSP上のモジュールを使用して開発されたスイッチ制御UIは、以下の表に示すような内容を含む。
【0139】
例えば、
図13に示すように、SDPSP上のモジュールを使用して開発された調光制御UIは、以下の表に示すような内容を含む。
【0140】
例えば、風速制御UIと報告表示UIは、次のようになる:
【0141】
モード制御及び報告のために使用されるUIツールは、次のようになる:
【0142】
上記の設計が完了した後、被制御デバイス開発者は、SDPSPを介して対象SDPの登録要求をSDPDSデバイスに送信する。対象SDPは、被制御デバイスの開発者によって定義された少なくとも1つのSDPDEF情報を含む。各SDPDEF情報に対応して、デコード・エンコードツールと、SDPDEFIDと、制御端末で使用されるUIツールとが含まれる。上記の例について、対象SDPは:風速制御SDPDEFIDのエンコード・デコードツールとUIツールとを含む風速制御の第1SDPDEF情報、SDPDEFIDとエンコード・デコードツールとUIツールとを含む風速報告の第2SDPDEF情報、SDPDEFIDとエンコード・デコードツールとUIツールとを含むモード制御の第3SDPDEF情報、ならびに、SDPDEFIDとエンコード・デコードツールとUIツールとを含むモード報告の第4SDPDEF情報を含む。
【0143】
対象SDPの登録要求を受信してチェックを通過した後、SDPDSデバイスは対象作成情報を登録し、SDPIDと対象被制御デバイスの開発者によって定義されたSDPDEF情報の少なくとも1つとを含むSDPを生成し、SDPSPを介して該SDPを開発者に送信する。具体的には、SDPSPによって対象SDPID及びカプセル化ツールを対象被制御デバイスの開発者に送信することが可能であり、又は対象被制御デバイス開発者はSDPSPを介してSDPDSデバイスから対象SDPID及びカプセル化ツールをダウンロードすることが可能である。このようにして、上記の登録要求に対応する成功報告を報告すると、被制御デバイス要件登録のSDP及びSDPDEF情報が完了する。
【0144】
対象被制御デバイスのソフトウェア開発が完了した後、ハードウェアバージョン番号、バッテリーモード、使用されているSDPDEF、及びデフォルト名称がSDPSPにさらに登録される。例えば:
【0145】
これらの被制御デバイス情報は、SDPSPに登録され、SDPDSデバイスに記憶される。例えば、被制御デバイス情報は次のようになる:
【0146】
ソフトウェアデータは、少なくとも1つのAPPリストに表示される方法及び数値と、SDPDEFコンポーネントを使用して形成された少なくとも1つの制御インターフェイスと、全ての使用されるSDPDEFと、追加時に送信されたSDPDEFと、ソフトウェアバージョン番号と、エンコードされたソフトウェアアーカイブとをさらに含んでもよい。
【0147】
対象被制御デバイスが製造されると、SDPDSデバイスから次のデータを得る必要がある:対象被制御デバイスの識別子(DID)、暗号化キー(DKEY)、製造日、及びSN。
【0148】
上記の対象被制御デバイスの開発が完了した後、対象被制御デバイスはコントローラに追加されてもよい。
図14を参照すると、
図14は、本開示の一実施形態で提供される対象被制御デバイスの追加及び制御方法の模式的なフローチャートである。制御端末(APP)のユーザは、ボタンを押した後、APP内で追加プロセスを開始する。APPは、二次元コード読み取りページに移動し、対象被制御デバイス上で提供された二次元コードの読み取りをユーザに命令する。ユーザは、命令に従って対象被制御デバイス上の二次元コードを読み取る。次に、制御端末のAPPは、対象被制御デバイスの識別子(DID)を取得することができる。
【0149】
次に、制御端末のAPPは、対象被制御デバイスの識別子(DID)を有する対象被制御デバイスの追加要求をSDPDSデバイスに送信する。SDPDSデバイスは、追加要求における対象被制御デバイスの識別子(DID)に従って対応する暗号化キー(DKEY)を決定する。さらに、SDPDSデバイスは、対象被制御デバイスの識別子(DID)及び暗号化キー(DKEY)を伴ってコントローラに追加命令を送信して、コントローラが追加モードに入るようにする。
【0150】
また、制御端末のAPPは、対象被制御デバイスの識別子を有する追加要求をコントローラに送信し、コントローラは、対象被制御デバイスの識別子に基づいてSDPDSデバイスから対象被制御デバイスの暗号化キー(DKEY)を取得することも可能である。
【0151】
コントローラが対象被制御デバイスの暗号化キー(DKEY)を得た後、ユーザは、対象被制御デバイスをペアリングして、ユーザマニュアル上で提供される方法に従ってテスト報告データをコントローラに送信する。データは暗号化キーで暗号化され、コントローラは、SDPDSデバイスからの暗号化キー(DKEY)を使用してテスト状態データを復号化する。復号化が成功すると、対象被制御デバイスはアイデンティティ認証に合格し、アイデンティティ認証に合格したという報告がSDPDSデバイスに返され、SDPDSデバイスは、対象被制御デバイスの識別子(DID)に従って、UIツールと、対象被制御デバイス上にサポートされるすべてのSDPDEFと、コントローラに対応するSDPとを含む対象被制御デバイスの登録情報を決定する。次いで、UIツール、SN、プリセット名称は、コントローラ又はSDPDSを介して制御端末に送信される。
【0152】
コントローラは、少なくとも1つのポーリング要求を被制御デバイスに送信する。ここで、ポーリング要求は、SDPDSに登録された被制御デバイス情報に基づいて第1状態報告をフェッチするために使用される。次いで、対象被制御デバイスは、SDPDEFに基づいてエンコードされた第1状態報告をコントローラに返す。
【0153】
【0154】
コントローラは、上記の状態報告からエンコード・デコードツールを解析する。具体的には、コントローラは、第1状態報告におけるSDPID及びSDPDEFID(クラス、id)に基づいて、SDPのSDPDEF内の対応するエンコード・デコードツール(具体的には、デコードツール)を解析し、対象デコードツールを使用して第1状態報告(具体的には、第1状態報告の値)をデコードして、第2状態報告を得る。第2状態報告は次のようになる:
【0155】
次に、コントローラは、制御端末に第2状態報告を送信する。それにより、制御端末は、UIツールを使用して対象被制御デバイスの開発者によって作成されたユーザインターフェイスをレンダリングし、第2状態報告に基づいて対象被制御デバイスの状態を更新する。
【0156】
その後、ユーザが対象被制御デバイスを制御すると、コントローラは、制御端末内の対応する被制御デバイスユーザインターフェイスによって生成された第1制御命令のSDPIDを決定し、第1制御命令は、それに対応して、対象被制御デバイスのSDPID、第1SDPDEFID(クラスとIdを含む)、及び第1制御データを有する。
【0157】
例えば、制御端末内の対応する被制御デバイスユーザインターフェイスによって生成された第1制御命令は次のようになる:
【0158】
コントローラは、上記の制御データからエンコード・デコードツールを解析する。具体的には、コントローラは、第1制御命令におけるSDPID及びSDPDEFID(クラス、id)に基づいてSDPのSDPDEF内の対応するエンコード・デコードツール(具体的には、エンコードツール)を解析し、対象エンコードツールを使用して第1制御命令(具体的には、第1制御命令の値)をエンコードして、第2制御命令を得る。即ち:
【0159】
次に、コントローラは第2制御命令を対象被制御デバイスに送信し、それにより、対象被制御デバイスは第2制御命令を実行する。
【0160】
図15を参照すると、
図15は、本開示の一実施形態で提供される通信装置の構造模式図である。被制御デバイスのSDPが事前に作成される。該SDPは、SDPIDと、被制御デバイスの開発者によって定義及び登録されたSDPDEF情報の少なくとも1つとを含む。SDP内の各SDPDEF情報に対応して、デコード・エンコードツールと、SDPDEFIDと、制御端末で使用されるUIツールとが含まれる。方法は、決定モジュール1501と、受信モジュール1502、エンコード・デコードモジュール1503と、送信モジュール1504とを含む。
決定モジュール1501は、アイデンティティ認証に合格した後にペアリング被制御デバイスによって送信されたSDPIDを解析するように構成される。取得したSDPIDを使用して、コントローラは、その後、被制御デバイスを制御しそれと通信する方法に必要な情報を解析するために、SDPDSデバイスから対応するSDP及びSDPDEF情報を取得する。この段階まで、この被制御デバイスは、前記コントローラと相互運用可能であり、互換性のある被制御デバイスとして知られている。ペアリングされる被制御デバイスによって提供されるSDPIDの数は少なくとも1つであり、対応するSDPは、デバイス開発者によって作成されるか、又はデバイス開発者の入力からSDPSPによって作成されるか、又はSDPSPを介して他の互換性のある被制御デバイスの開発者からのSDPDEF情報を追加することによって作成されるものとする。
受信モジュール1502は、対象被制御デバイスの開発者によって作成された制御端末の対応する被制御デバイスユーザインターフェイスによって生成されたか、又はコントローラからの自動事前設定条件によって生成された第1制御命令を受信するように構成される。第1制御命令は、対象被制御デバイスID及び第1制御データのうちの少なくとも1つを含む。
エンコード・デコードモジュール1503は、対象SDP及びSDPDEF情報に基づいて第1制御命令に対応する第1エンコード・デコードツールをレンダリングし、第1エンコード・デコードツールに基づいて第1制御命令をエンコードして第2制御命令を得るように構成される。
送信モジュール1504は、第2制御命令を対象被制御デバイスに送信するように構成され、それにより、対象被制御デバイスは第2制御命令を実行する。
【0161】
幾つかの実施形態では、受信モジュール1502は、対象被制御デバイスによって送信された第1状態報告を受信するようにさらに構成される。第1状態報告は、対象被制御デバイスID、第2SDPID、第2SDPDEFID、及び第1状態データのうちの少なくとも1つを含む。
エンコード・デコードモジュールは、対象SDP及びSDPDEF情報に基づいて第1状態報告に対応する第2エンコード・デコードツールをレンダリングし、第2エンコード・デコードツールに基づいて第1状態報告をデコードして第2状態報告を得るようにさらに構成される。
送信モジュールは、制御端末に第2状態報告を送信するようにさらに構成され、それにより、制御端末は、UIツールを使用して対象被制御デバイスの開発者によって作成されたユーザインターフェイスをレンダリングし、第2状態報告に基づいて対象被制御デバイスの状態を更新する。
【0162】
図16を参照すると、
図16は、本開示の実施形態で提供される別の通信装置の構造模式図である。
図16に示すように、装置は、以下の決定モジュール1601と、受信モジュール1602と、実行モジュール1603と、送信モジュール1604とを含む:
決定モジュール1601は、登録されたSDPID及びカプセル化ツールを解析するように構成される。
受信モジュール1602は、アイデンティティ認証に合格した後に1つ以上のSDPIDが取得されるペアリングコントローラによって送信された第2制御命令を受信するように構成される。取得したSDPIDを使用して、コントローラは、その後、被制御デバイスを制御しそれと通信する方法に必要な情報を解析するためにSDPDSデバイスから対応するSDP及びSDPDEF情報を取得する。この段階まで、この被制御デバイスは、コントローラと相互運用可能であり、互換性のある被制御デバイスとして知られている。ペアリングされる被制御デバイスによって提供されるSDPIDの数は少なくとも1つであり、対応するSDPは、デバイス開発者によって作成されるか、又はデバイス開発者の入力からSDPSPによって作成されるか、又はSDPSPを介して他の互換性のある被制御デバイスの開発者からのSDPDEF情報を追加することによって作成されるものとする。第2制御命令は、対象被制御デバイスID、第1SDPID、第1SDPDEFID、ならびに、コントローラが第1対応するエンコード・デコードツールに基づいて第1制御命令をエンコードすることによって得られた第2制御データのうちの少なくとも1つを含む。
実行モジュール1603は、第2制御命令を実行して第3状態データを得るように構成される。
送信モジュール1604は、脱カプセル化ツールによって得られた第3状態報告を相手側コントローラに送信するように構成される。第3状態報告は、対象被制御デバイスID、第3SDPID、第3SDPDEFID、及び第3状態データのうちの少なくとも1つを含む。それにより、コントローラは、対象SDP及びSDPDEF情報に基づいて第3状態報告に対応する第3エンコード・デコードツールを解析し、制御端末に送信する前に第3状態報告をデコードして、第4状態報告を得、それにより、制御端末は、UIツールを使用して対象被制御デバイスの開発者によって作成されたユーザインターフェイスをレンダリングし、第4状態報告に基づいて対象被制御デバイスの状態を更新する。
【0163】
幾つかの実施形態では、受信モジュール1602は、さらに、相手側コントローラによって送信されたポーリング要求を受信するように構成される。ポーリング要求は、SDP及びSDPDEF情報に基づいてエンコードされた第1状態報告を取得するために使用される。第1状態報告は、対象被制御デバイスID、第2SDPID、第2SDPDEFID、及び第1状態データのうちの少なくとも1つを含む。
送信モジュール1604は、さらに、相手側コントローラに第1状態報告を送信するように構成され、それにより、コントローラは、SDP及びSDPDEF情報に基づいて第1状態報告に対応する第2エンコード・デコードツールを解析し、第2エンコード・デコードツールに基づいて第1状態報告をデコードして、第2状態報告を得る。
【0164】
図17を参照すると、
図17は、本開示の実施形態で提供される別の通信装置の構造模式図である。
図17に示すように、装置は、受信モジュール1701と、レンダリングモジュール1702と、送信モジュール1702とを含む。
受信モジュール1701は、被制御デバイス開発者によって送信されたSDP作成要求を受信するように構成される。作成要求は開発者によって送信される。
レンダリングモジュール1702は、作成ページ又はAPIを生成するように構成され、それにより、対象被制御デバイスの開発者は、作成情報に基づいて情報を入力して定義及び作成する。作成情報は、被制御デバイスの開発者によって定義された少なくとも1つのSDPDEF情報を含む。各SDPDEF情報に対応して、デコード・エンコードツールと、SDPDEFIDと、制御端末で使用されるUIツールとが含まれる。
受信モジュール1701は、被制御デバイス開発者によって送信された登録要求を受信するようにさらに構成される。前記登録要求は、SDPSP上の作成ページ又は提供されるAPIに前記作成情報を入力した後に前記開発者によって送信される。
送信モジュール1702は、登録要求をSDPDSデバイスに送信するようにさらに構成され、それにより、SDPDSデバイスは、対象作成情報を登録し、SDPIDと、対象被制御デバイスの開発者によって定義されたSDPDEF情報の少なくとも1つとを含むSDPを生成し、SDPSPを介してSDPを開発者に送信する。
図18を参照すると、
図18は、本開示の一実施形態で提供される別の通信装置の構造模式図である。
図18に示すように、装置は、受信モジュール1801と、登録モジュール1802と、送信モジュール1803とを含む。
受信モジュール1801は、SDPSPによって送信された登録要求を受信するように構成され、作成情報を持つ登録要求は、被制御デバイスの開発者によって定義された少なくとも1つのSDPDEF情報を含み、それにより、SDPDSは、SDPIDとSDPDEF情報の少なくとも1つとを含むSDPを生成し、SDPSPを介して前記開発者に送り返す。
登録モジュール1802は、対象SDPを登録し、対象SDP作成情報の対象SDPIDを生成するように構成される。
送信モジュール1803は、対象SDPを被制御デバイスの開発者に送信するように構成される。
【0165】
幾つかの実施形態では、受信モジュール1801は、コントローラによって送信された取得要求を受信するようにさらに構成され、取得要求は対象SDP IDを含み、
決定モジュールは、対象SDPIDに対応するSDPを識別するようにさらに構成され、SDPは、SDPIDと、被制御デバイスの開発者によって定義及び登録されたSDPDEF情報の少なくとも1つとを含み、SDP内の各SDPDEF情報に対応して、デコード・エンコードツールと、SDPDEFIDと、UIツールとを含み、
送信モジュールは、対象SDPをコントローラに送信するように構成される。
【0166】
本開示の一実施形態は、機械実行可能記憶媒体をさらに提供する。機械実行可能記憶媒体は、機械実行可能命令を記憶する。機械実行可能命令がプロセッサによって呼び出されて実行されると、機械実行可能命令は、プロセッサに、本開示の実施形態によって提供される上記の通信方法を実行させる。
【0167】
本開示で提供される幾つかの実施形態では、開示されている装置及び方法は、他の方式でも実施され得ることが理解されるべきである。上述した装置実施形態は単なる例示であり、例えば、添付図面のフローチャート及びブロック図は、本開示の複数の実施形態による装置、方法、及びコンピュータプログラム製品の可能なシステムアーキテクチャ、機能、及び操作を示す。この点に関して、フローチャート又はブロック図内の各ブロックは、1つのモジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部を表すことができ、モジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部には、指定された論理機能を実現するように構成された1つ以上の実行可能命令が含まれる。また、幾つかの実施形態では、代替として、ブロック内に示される機能は、図面に示される順序とは異なる順序で実行される場合もあることに留意されたい。例えば、2つの連続したブロックは、実質的にはほぼ並行して実行できるが、関係する機能によっては逆の順序で実行される場合もある。また、ブロック図及び/又はフローチャート内の各ブロック、ならびにブロック図及び/又はフローチャート内のブロックの組み合わせは、指定された機能又はアクションを実行するように構成された専用のハードウェアベースのシステムによって実現することができるか、あるいは、専用のハードウェアとコンピュータ命令の組み合わせによって実現することができることに留意する必要がある。
【0168】
最後に、上記の様々な実施形態は、本開示を限定するものではなく、本開示の技術的解決策を説明するためにのみ使用されることに留意すべきである。様々な先行実施形態を参照して本開示に詳細な説明がなされているが、当業者は、様々な先行実施形態に記載されている技術的解決策を修正し、又は、その中の技術的特徴の一部又は全部に等価な置換を行うことができることを理解すべきである。これらの変更又は置換は、対応する技術的解決策を本開示の様々な実施形態の技術的解決策の範囲から逸脱させるものではない。
【0169】
産業上の利用可能性
本開示は、通信の技術分野に関する通信方法、装置、デバイス、及びシステムを提供する。被制御デバイスと制御端末との間の通信中、コントローラによって変換を実行することができる。被制御デバイスのSDP及びSDPのSDPIDは事前に作成されるので、コントローラは、SDPに対応するすべての機能をコントローラのネイティブ実行コーディングに変換することができる。任意の機能を変更する必要があるか、又は任意の機能を追加する必要がある場合、同じプロセスに従って新しいSDP及びSDPのSDPIDを再作成するだけでよい。即ち、すべてのデバイスの機能をアドホック形式で再定義することができ、コントローラの相手側は、まったく同じメカニズムに基づいてオンデマンドで対応する。これらのプロセスはすべて、ユーザが介入することなく、又は意識することなく自動的に行うことができる。ユーザの観点からは、彼らのコントローラとのFW互換性について心配する必要がなく、必要なのは、彼らのシステムに「別の」新しい被制御デバイスを追加することだけである。
【国際調査報告】