(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-07-03
(54)【発明の名称】通信方法および通信装置
(51)【国際特許分類】
H04W 72/0446 20230101AFI20250626BHJP
H04W 72/0453 20230101ALI20250626BHJP
H04W 72/25 20230101ALI20250626BHJP
H04W 92/18 20090101ALI20250626BHJP
H04W 64/00 20090101ALI20250626BHJP
H04W 72/23 20230101ALI20250626BHJP
【FI】
H04W72/0446
H04W72/0453
H04W72/25
H04W92/18
H04W64/00
H04W72/23
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024573823
(86)(22)【出願日】2023-06-15
(85)【翻訳文提出日】2025-01-23
(86)【国際出願番号】 CN2023100379
(87)【国際公開番号】W WO2023241648
(87)【国際公開日】2023-12-21
(31)【優先権主張番号】202210689320.7
(32)【優先日】2022-06-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133569
【氏名又は名称】野村 進
(72)【発明者】
【氏名】李 成
(72)【発明者】
【氏名】黄 甦
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA33
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE25
5K067FF03
5K067JJ51
(57)【要約】
本出願の実施形態は、測位精度および測位性能を改善するための、通信方法および通信装置を開示する。本出願の実施形態における方法は、第1の通信装置が第1のリソースを決定することを含む。第1のリソースは第1の測位基準信号を送信するために使用され、第1のリソースは少なくとも2つの時間領域シンボルを占有し、少なくとも2つの時間領域シンボルは同じスロットに位置し、少なくとも2つの時間領域シンボルは第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボルを含み、第1のリソースは第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する。第1の通信装置は、第1のリソース上で第2の通信装置に第1の測位基準信号を送信する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信方法であって、
第1の通信装置により、第1のリソースを決定するステップであって、前記第1のリソースは第1の測位基準信号を送信するために使用され、前記第1のリソースは少なくとも2つの時間領域シンボルを占有し、前記少なくとも2つの時間領域シンボルは同じスロットに位置し、前記少なくとも2つの時間領域シンボルは第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボルを含み、前記第1のリソースは前記第1の時間領域シンボルおよび前記第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する、ステップと、
前記第1の通信装置により、前記第1のリソース上で第2の通信装置に前記第1の測位基準信号を送信するステップと
を含む、方法。
【請求項2】
通信方法であって、
第2の通信装置により、第1のリソース上で第1の通信装置によって送信された第1の測位基準信号を受信するステップであって、前記第1のリソースは少なくとも2つの時間領域シンボルを占有し、前記少なくとも2つの時間領域シンボルは同じスロットに位置し、前記少なくとも2つの時間領域シンボルは第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボルを含み、前記第1のリソースは前記第1の時間領域シンボルおよび前記第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する、ステップと、
前記第2の通信装置により、前記第1の測位基準信号を測定して測定結果を取得するステップと、
前記第2の通信装置により、前記測定結果に基づいて、前記第1の通信装置または前記第2の通信装置を位置決めするステップ、または前記第2の通信装置により、前記測定結果を第3の通信装置に送信するステップであって、前記測定結果は、前記第1の通信装置または前記第2の通信装置を位置決めするために前記第3の通信装置によって使用される、ステップと
を含む、方法。
【請求項3】
前記第1のリソースは第1の時間周波数単位を占有し、前記第1の時間周波数単位は、時間領域の1つのスロット、スロットの半分、または1つのスロットの時間領域シンボルの一部を占有する、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の時間領域シンボルは、前記第1のリソースによって占有される最初の時間領域シンボルであり、前記第2の時間領域シンボルは、前記第1のリソースによって占有される最後の時間領域シンボルまたは最後から二番目の時間領域シンボルである、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記第1の時間領域シンボルは自動利得制御(AGC)シンボルであり、前記第1の時間領域シンボルおよび前記第2の時間領域シンボルは不連続である、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
時間領域において前記第1のリソースによって占有される時間領域シンボルの数は、前記第1のリソースに対応するコーム値よりも1大きい、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のリソースは時間領域においてY個の時間領域シンボルを占有し、前記第1のリソースに対応するコーム値はXであり、XはYの整数倍に1を加えたものに等しい、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記第1のリソースは時間領域においてY個の時間領域シンボルを占有し、前記第1のリソースに対応するコーム値はXであり、XはY未満であり、YはXの整数倍ではない、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記少なくとも2つの時間領域シンボルは第3の時間領域シンボルをさらに含み、前記第1のリソースは前記第3の時間領域シンボルおよび前記第1の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記少なくとも2つの時間領域シンボルは第4の時間領域シンボルおよび第5の時間領域シンボルをさらに含み、前記第1のリソースは前記第4の時間領域シンボルおよび前記第5の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記少なくとも2つの時間領域シンボルのいずれか1つの時間領域シンボル上で前記第1のリソースによって占有されるサブキャリアにおいて、いずれか2つの隣接するサブキャリア間に等しい周波数領域間隔がある、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
周波数領域において前記第1のリソースによって占有される帯域幅はリソースプール帯域幅である、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
前記第1の通信装置により、第4の通信装置から第1の構成情報を受信するステップであって、前記第1の構成情報は前記第1のリソースを構成するために使用され、前記第1のリソースは時間領域においてY個の時間領域シンボルを占有し、前記第1のリソースに対応するコーム値はXであり、YはXに1を加えたものに等しいか、またはYはXの整数倍に1を加えたものに等しいか、またはXはYより小さく、YはXの整数倍ではない、ステップ
をさらに含み、
第1の通信装置により、第1のリソースを決定する前記ステップは、
前記第1の通信装置により、前記第1の構成情報に基づいて前記第1のリソースを決定するステップ
を含む、請求項1および3から12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
前記第1の通信装置により、第4の通信装置から第1の指示情報を受信するステップであって、前記第1の指示情報は、前記第1のリソースが前記第1の時間領域シンボルおよび前記第2の時間領域シンボル上で前記同じ周波数領域リソースを占有することを示す、ステップ
をさらに含み、
第1の通信装置により、第1のリソースを決定する前記ステップは、
前記第1の通信装置により、前記第1の指示情報に基づいて前記第1のリソースを決定するステップ
を含む、請求項1および3から12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
通信装置であって、
トランシーバモジュールと、処理モジュールとを備え、
前記トランシーバモジュールは、請求項1および3から14のいずれか一項に記載の方法の受信および送信動作を実行するように構成され、前記処理モジュールは、請求項1および3から14のいずれか一項に記載の方法の処理動作を実行するように構成されるか、または
前記トランシーバモジュールは、請求項2から12のいずれか一項に記載の方法の受信および送信動作を実行するように構成され、前記処理モジュールは、請求項2から12のいずれか一項に記載の方法の処理動作を行うように構成される、
通信装置。
【請求項16】
通信装置であって、プロセッサを備え、前記プロセッサは、メモリの中のコンピュータプログラムまたはコンピュータ命令を実行して、請求項1および3から14のいずれか一項に記載の方法を行うように、または請求項2から12のいずれか一項に記載の方法を行うように構成される、通信装置。
【請求項17】
前記通信装置が、前記メモリをさらに備える、請求項16に記載の通信装置。
【請求項18】
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体はコンピュータプログラムを記憶しており、前記コンピュータプログラムが通信装置によって実行されると、前記通信装置が請求項1および3から14のいずれか一項に記載の方法を実行可能となるか、または前記通信装置が請求項2から12のいずれか一項に記載の方法を実行可能となる、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2022年6月17日に中国国家知識産権局に提出された「通信方法および通信装置」と題する中国特許出願第202210689320.7号の優先権を主張するものであり、同中国特許出願は、参照によりその全体が本明細書に組み入れられる。
【0002】
本出願は、通信技術分野に関し、特に、通信方法および通信装置に関する。
【背景技術】
【0003】
測位機能は、通信システムの重要な機能である。現在、測位プロセスでは、送信端デバイスおよび/または受信端デバイスを位置決めするために、送信端デバイスと受信端デバイスの間で測位基準信号の送信が実行され得る。しかしながら、測位精度をどのように改善するかは注目に値する課題である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本出願は、測位精度および測位性能を改善するための、通信方法および通信装置を提供する。
【0005】
本出願の第1の態様は通信方法を提供する。本方法は、以下を含む。
【0006】
第1の通信装置は第1のリソースを決定し、第1のリソースは第1の測位基準信号を送信するために使用され、第1のリソースは第1の時間周波数単位に位置し、第1のリソースは少なくとも2つの時間領域シンボルを占有し、少なくとも2つの時間領域シンボルは第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボルを含み、第1のリソースは第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有し、第1の通信装置は、第1のリソース上で第2の通信装置に第1の測位基準信号を送信する。
【0007】
前述の解決策から、第1のリソースは第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有することが習得されることができる。これは、第2の通信装置が第1の通信装置または第2の通信装置上で正確な測位を実行するのを助け、測位精度を改善する。例えば、デバイス間のドップラーシフトは、時間領域における連続的な位相変化を導入する。したがって、第2の通信装置は、第1の時間領域シンボル上で第1の測位基準信号を測定することによって取得された位相と、第2の時間領域シンボル上で第1の測位基準信号を測定することによって取得された位相の間の位相差を使用することによって、第1の通信装置と第2の通信装置の間のドップラーシフトを正確に推定し得る。ドップラーシフト推定性能が改善される。このようにして、第2の通信装置は、ドップラーシフトに基づいて、測定を通して取得されたいくつかのマルチパスパラメータを補償し、次いで、補償されたマルチパスパラメータを使用して第1の通信装置または第2の通信装置上で正確な測位を実行することができる。したがって、測位精度が改善され、測位性能が改善される。
【0008】
本出願の第2の態様は、通信方法を提供する。本方法は、以下を含む。
【0009】
第2の通信装置は、第1のリソース上で第1の通信装置によって送信された第1の測位基準信号を受信し、第1のリソースは少なくとも2つの時間領域シンボルを占有し、少なくとも2つの時間領域シンボルは同じスロットに位置し、少なくとも2つの時間領域シンボルは第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボルを含み、第1のリソースは第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有し、第2の通信装置は、第1の測位基準信号を測定して測定結果を取得し、第2の通信装置は、測定結果に基づいて、第1の通信装置または第2の通信装置を位置決めし、または第2の通信装置は、測定結果を第3の通信装置に送信し、測定結果は、第1の通信装置または第2の通信装置を位置決めするために第3の通信装置によって使用される。
【0010】
前述の解決策から、第1のリソースは第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有することが習得されることができる。このようにして、第2の通信装置は第1の通信装置または第2の通信装置上で正確な測位を実行するのを助け、測位精度を改善する。例えば、デバイス間のドップラーシフトは、時間領域における連続的な位相変化を導入する。したがって、第2の通信装置は、第1の時間領域シンボル上で第1の測位基準信号を測定することによって取得された位相と、第2の時間領域シンボル上で第1の測位基準信号を測定することによって取得された位相の間の位相差を使用することによって、第1の通信装置と第2の通信装置の間のドップラーシフトを正確に推定し得る。ドップラーシフト推定性能が改善される。このようにして、第2の通信装置は、ドップラーシフトに基づいて、測定を通して取得されたいくつかのマルチパスパラメータを補償し、次いで、補償されたマルチパスパラメータを使用して第1の通信装置または第2の通信装置上で正確な測位を実行することができる。したがって、測位精度が改善され、測位性能が改善される。
【0011】
本出願の第3の態様は通信方法を提供する。本方法は、以下を含む。
【0012】
第4の通信装置は、第1の構成情報を第1の通信装置に送信する。第1の構成情報は第1のリソースを構成するために使用され、第1のリソースは時間領域においてY個の時間領域シンボルを占有し、第1のリソースに対応するコーム値はXであり、YはXに1を加えたものに等しいか、またはYはXの整数倍に1を加えたものに等しいか、またはXはYより小さく、YはXの整数倍ではない。
【0013】
前述の技術的解決策では、第4の通信装置は、第1の構成情報を使用して、第1のリソースによって占有される時間領域シンボルの数および第1のリソースに対応するコーム値を示す。第4の通信装置は、時間領域シンボルの数とコーム値の間のいくつかの可能な関係を使用して、第1のリソースが第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する必要があることを間接的に示す。このようにして、第1の通信装置は、測位精度を確保するために、第1のリソースを決定する。
【0014】
本出願の第4の態様は、通信方法を提供する。本方法は、以下を含む。
【0015】
第4の通信装置は、第1の指示情報を第1の通信装置に送信する。第1の指示情報は、第1のリソースが第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有し、第1のリソースが少なくとも2つの時間領域シンボルを占有し、少なくとも2つの時間領域シンボルが同じスロットに位置し、第1のリソースが第1の通信装置の第1の測位基準信号を送信するために使用されることを示す。
【0016】
前述の技術的解決策において、第4の通信装置は、第1の指示情報を使用することによって、第1のリソースが第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有することを示す。このようにして、第1の通信装置は、測位精度を確保するために、第1のリソースを決定する。
【0017】
第1の態様から第4の態様のいずれか1つに基づいて、本出願の第1の実装形態では、第1の時間周波数単位は、時間領域において1つのスロット、スロットの半分、または1つのスロットの時間領域シンボルの一部を占有する。
【0018】
この実装形態では、時間領域で第1の時間周波数単位によって占有される時間領域リソースのサイズが示されている。第1の時間周波数単位は、1つのスロット、スロットの半分、または1つのスロットの時間領域シンボルの一部にあることが習得されることができる。したがって、本出願の技術的解決策は、利用可能な時間領域シンボルの数が制限される測位シナリオに適合されることができ、例えば、サイドリンク上の利用可能な時間領域シンボルの数が制限される測位シナリオに適合される。
【0019】
第1の態様から第4の態様または第1の実装形態のいずれか1つに基づいて、本出願の第2の実装形態では、第1の時間領域シンボルは、第1のリソースによって占有される最初の時間領域シンボルであり、第2の時間領域シンボルは、第1のリソースによって占有される最後の時間領域シンボルまたは最後から二番目の時間領域シンボルである。
【0020】
この実装形態では、第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボルの位置が示されている。デバイス間のドップラーシフトは、時間領域における連続的な位相変化を導入する。したがって、上記の実装形態は、第2の通信装置が第1の通信装置と第2の通信装置の間のドップラーシフトを正確に決定するのを助ける。言い換えれば、第2の通信装置は、第1の時間領域シンボル上で第1の測位基準信号を測定することによって取得された第1の位相と、第2の時間領域シンボル上で第1の測位基準信号を測定することによって取得された第2の位相の間の位相差を使用することによってドップラーシフトを推定し得る。しかしながら、第1の時間領域シンボルと第2の時間領域シンボルの間の間隔は大きいため、位相差も大きい。このようにして、第2の通信装置は、位相差に基づいてドップラーシフトを正確に推定し、ドップラーシフトの精度を確保することができる。
【0021】
第1の態様から第4の態様、第1の実装形態、または第2の実装形態のいずれか1つに基づいて、本出願の第3の実装形態では、第1の時間領域シンボルは自動利得制御(automatic gain control,AGC)シンボルであり、第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボルは不連続である。
【0022】
この実装形態では、AGCシンボルは、測位基準信号が位置する時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有するために使用される。したがって、第2の通信装置は、測位精度を確保するために、第1の通信装置と第2の通信装置の間のドップラーシフトを正確に推定する。さらに、利用可能な時間領域シンボルの数が制限される測位シナリオでは時間周波数リソースが不十分であるという問題が効果的に解決される。例えば、本方法は、サイドリンク上の利用可能な時間領域シンボルの数が制限される測位シナリオに適合される。
【0023】
第1の態様から第4の態様のいずれか1つまたは第1の実装形態から第3の実装形態のいずれか1つに基づき、本出願の第4の実装形態では、第1のリソースは時間領域において5、7、9、または11個の時間領域シンボルを占有する。
【0024】
この実装形態では、第1のリソースは奇数の時間領域シンボルを占有する。本出願は、この実装形態のための周波数領域において第1のリソースによって占有される周波数領域リソースの実装形態を提供する。これは、利用可能な時間領域シンボルの数が制限される測位シナリオに適応される、例えば、サイドリンク上の利用可能な時間領域シンボルの数が制限される測位シナリオに適応されるのを助ける。
【0025】
第1の態様から第4の態様のいずれか1つまたは第1の実装形態から第4の実装形態のいずれか1つに基づいて、本出願の第5の実装形態では、時間領域で第1のリソースによって占有される時間領域シンボルの数は、第1のリソースに対応するコーム値よりも1大きい。
【0026】
この実装形態では、第1のリソースによって占有される時間領域シンボルの数は、第1のリソースに対応するコーム値よりも1大きいことが示されている。したがって、第1のリソースは第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する。このようにして、ドップラーシフト推定性能が確保され、測位精度が改善される。
【0027】
第1の態様から第4の態様のいずれか1つまたは第1の実装形態から第4の実装形態のいずれか1つに基づいて、本出願の第6の実装形態では、第1のリソースは時間領域においてY個の時間領域シンボルを占有し、第1のリソースに対応するコーム値はXであり、YはXの整数倍に1を加えたものに等しい。
【0028】
この実装形態では、第1のリソースは時間領域においてY個の時間領域シンボルを占有し、第1のリソースに対応するコーム値はXであり、YはXの整数倍に1を加えたものに等しい。したがって、第1のリソースは第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する。このようにして、ドップラーシフト推定性能が確保され、測位精度が改善される。加えて、Yは、Xの整数倍に1を加えたものに等しくなり得る。XおよびYは、1つのスロットの利用可能な時間領域シンボルの数に関連される。利用可能な時間領域シンボルの数が多いほど、Xの値が大きく、Yの値が大きいことを示す。Xの値が大きいほど、Yの値が大きいことを示し、これはスロットの多重化容量を増加させるのを助ける。
【0029】
第1の態様から第4の態様のいずれか1つまたは第1の実装形態から第4の実装形態のいずれか1つに基づいて、本出願の第7の実装形態では、第1のリソースは時間領域においてY個の時間領域シンボルを占有し、第1のリソースに対応するコーム値はXであり、XはYより小さく、YはXの整数倍ではない。
【0030】
この実装形態は、第1のリソースが第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有することを実施するのを助ける。このようにして、ドップラーシフト推定性能が確保され、測位精度が改善される。加えて、XはYより小さく、YはXの整数倍ではない。XおよびYは、1つのスロットの利用可能な時間領域シンボルの数に関連される。利用可能な時間領域シンボルの数が多いほど、Xの値が大きく、Yの値が大きいことを示す。Xの値が大きいほど、Yの値が大きいことを示し、これはスロットの多重化容量を増加させるのを助ける。
【0031】
第1の態様から第4の態様のいずれか1つまたは第1の実装形態から第7の実装形態のいずれか1つに基づいて、本出願の第8の実装形態では、少なくとも2つの時間領域シンボルは、第3の時間領域シンボルをさらに含み、第1のリソースは、第3の時間領域シンボルおよび第1の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する。
【0032】
この実装形態では、第1のリソースは、第3の時間領域シンボルおよび第4の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する。これは、第2の通信装置が第1の通信装置と第2の通信装置の間のドップラーシフトを正確に決定するのを助ける。
【0033】
第1の態様から第4の態様のいずれか1つまたは第1の実装形態から第7の実装形態のいずれか1つに基づいて、本出願の第9の実装形態では、少なくとも2つの時間領域シンボルは、第4の時間領域シンボルおよび第5の時間領域シンボルをさらに含み、第1のリソースは、第4の時間領域シンボルおよび第5の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する。
【0034】
この実装形態では、第1のリソースは第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有し、第1のリソースは第4の時間領域シンボルおよび第5の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する。これは、第2の通信装置が第1の通信装置と第2の通信装置の間のドップラーシフトを正確に決定するのを助ける。
【0035】
第1の態様から第4の態様のいずれか1つまたは第1の実装形態から第9の実装形態のいずれか1つに基づいて、本出願の第10の実装形態では、いずれか2つの隣接するサブキャリア間に等しい周波数領域間隔がある。
【0036】
この実装形態では、同じ時間領域シンボル上の第1のリソースのいずれか2つの隣接するサブキャリア間に等しい周波数領域間隔がある。これは、時間周波数リソースのマルチユーザ多重化を実施し、スロットの多重化容量を改善するのを助ける。
【0037】
第1の態様から第4の態様のいずれか1つまたは第1の実装形態から第10の実装形態のいずれか1つに基づいて、本出願の第11の実装形態では、周波数領域の第1のリソースによって占有される帯域幅はリソースプール帯域幅である。
【0038】
第1の態様または第1の実装形態から第11の実装形態のいずれか1つに基づいて、本出願の第12の実装形態では、本方法は、以下をさらに含む。
【0039】
第1の通信装置は、第4の通信装置から第1の構成情報を受信する。第1の構成情報は第1のリソースを構成するために使用され、第1のリソースは時間領域においてY個の時間領域シンボルを占有し、第1のリソースに対応するコーム値はXであり、YはXに1を加えたものに等しいか、またはYはXの整数倍に1を加えたものに等しいか、またはXはYより小さく、YはXの整数倍ではない。
【0040】
第1の通信装置が第1のリソースを決定することは、以下を含む。
【0041】
第1の通信装置は、第1の構成情報に基づいて第1のリソースを決定する。
【0042】
この実装形態では、第4の通信装置は、第1の構成情報を使用して、第1のリソースによって占有される時間領域シンボルの数および第1のリソースに対応するコーム値を示す。第4の通信装置は、時間領域シンボルの数とコーム値の間のいくつかの可能な関係を使用して、第1のリソースが第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する必要があることを間接的に示す。このようにして、第1の通信装置は、測位精度を確保するために、第1のリソースを決定する。
【0043】
第1の態様または第1の実装形態から第11の実装形態のいずれか1つに基づいて、本出願の第13の実装形態では、本方法は、以下をさらに含む。
【0044】
第1の通信装置は、第4の通信装置から第1の指示情報を受信する。第1の指示情報は、第1のリソースが第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有することを示す。
【0045】
第1の通信装置が第1のリソースを決定することは、以下を含む。
【0046】
第1の通信装置は、第1の指示情報に基づいて第1のリソースを決定する。
【0047】
この実装形態では、第4の通信装置は、第1の指示情報を使用することによって、第1のリソースが第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有することを示す。このようにして、第1の通信装置は、測位精度を確保するために、第1のリソースを決定する。
【0048】
第1の態様から第4の態様のいずれか1つまたは第1の実装形態から第13の実装形態のいずれか1つに基づいて、本出願の第14の実装形態では、第1の時間周波数単位は第2のリソースをさらに含み、第2のリソースは第5の通信装置の第2の測位基準信号を送信するために使用され、第2のリソースは少なくとも2つの時間領域シンボルを占有し、少なくとも2つの時間領域シンボルは第6の時間領域シンボルおよび第7の時間領域シンボルを含み、第2のリソースは第6の時間領域シンボルおよび第7の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する。第1のリソースおよび第2のリソースは同じ時間領域リソースを占有し、同じ時間領域シンボル上で第1のリソースおよび第2のリソースによって占有される周波数領域リソースは、周波数分割多重化関係を満たすか、または第1のリソースおよび第2のリソースは異なる時間領域リソースを占有する。
【0049】
この実装形態では、同じ時間領域シンボル上の第1のリソースおよび第2のリソースによって占有される周波数領域リソースは、周波数分割多重化関係を満たし得る。代替的に、第1のリソースおよび第2のリソースは異なる時間領域リソースを占有する。これは、時間周波数リソースのマルチユーザ多重化を実施し、単一のスロットの複数のユーザの多重化容量を改善するのを助ける。
【0050】
本出願の第5の態様は第1の通信装置を提供し、
第1のリソースを決定するように構成された、処理モジュールであって、
第1のリソースは第1の測位基準信号を送信するために使用され、第1のリソースは少なくとも2つの時間領域シンボルを占有し、少なくとも2つの時間領域シンボルは同じスロットに位置し、少なくとも2つの時間領域シンボルは第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボルを含み、第1のリソースは第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する、処理モジュールおよび
第1のリソース上で第2の通信装置に第1の測位基準信号を送信するように構成された、トランシーバモジュール
を含む。
【0051】
本出願の第6の態様は第2の通信装置を提供し、
第1のリソース上で第1の通信装置によって送信された第1の測位基準信号を受信するように構成されたトランシーバモジュールであって、
第1のリソースは少なくとも2つの時間領域シンボルを占有し、第1のリソースは少なくとも2つの時間領域シンボルを占有し、少なくとも2つの時間領域シンボルは第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボルを含み、第1のリソースは第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する、トランシーバモジュールおよび
測定結果を取得するために第1の測位基準信号を測定し、測定結果に基づいて第1の通信装置または第2の通信装置を位置決めするように構成するように構成された、処理モジュール
を含む。
【0052】
本出願の第7の態様は第4の通信装置を提供し、
第1の構成情報を第1の通信装置に送信するように構成された、トランシーバモジュールを含む。第1の構成情報は第1のリソースを構成するために使用され、第1のリソースは時間領域においてY個の時間領域シンボルを占有し、第1のリソースに対応するコーム値はXであり、YはXに1を加えたものに等しいか、またはYはXの整数倍に1を加えたものに等しいか、またはXはYより小さく、YはXの整数倍ではない。
【0053】
本出願の第8の態様は第4の通信装置を提供し、
第1の指示情報を第1の通信装置に送信するように構成された、トランシーバモジュールを含む。第1の指示情報は、第1のリソースが第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有し、第1のリソースが少なくとも2つの時間領域シンボルを占有し、少なくとも2つの時間領域シンボルが同じスロットに位置し、第1のリソースが第1の通信装置の第1の測位基準信号を送信するために使用されることを示す。
【0054】
第5の態様から第8の態様のいずれか1つに基づいて、本出願の第1の実装形態では、第1の時間周波数単位は、時間領域において1つのスロット、スロットの半分、または1つのスロットの時間領域シンボルの一部を占有する。
【0055】
第5の態様から第8の態様または第1の実装形態のいずれか1つに基づいて、本出願の第2の実装形態では、第1の時間領域シンボルは、第1のリソースによって占有される最初の時間領域シンボルであり、第2の時間領域シンボルは、第1のリソースによって占有される最後の時間領域シンボルまたは最後から二番目の時間領域シンボルである。
【0056】
第5の態様から第8の態様、第1の実装形態、または第2の実装形態のいずれか1つに基づいて、本出願の第3の実装形態では、第1の時間領域シンボルはAGCシンボルであり、第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボルは不連続である。
【0057】
第5の態様から第8の態様のいずれか1つまたは第1の実装形態から第3の実装形態のいずれか1つに基づき、本出願の第4の実装形態では、第1のリソースは時間領域において5、7、9、または11個の時間領域シンボルを占有する。
【0058】
第5の態様から第8の態様のいずれか1つまたは第1の実装形態から第4の実装形態のいずれか1つに基づいて、本出願の第5の実装形態では、時間領域で第1のリソースによって占有される時間領域シンボルの数は、第1のリソースに対応するコーム値よりも1大きい。
【0059】
第5の態様から第8の態様のいずれか1つまたは第1の実装形態から第4の実装形態のいずれか1つに基づいて、本出願の第6の実装形態では、第1のリソースは時間領域においてY個の時間領域シンボルを占有し、第1のリソースに対応するコーム値はXであり、YはXの整数倍に1を加えたものに等しい。
【0060】
第5の態様から第8の態様のいずれか1つまたは第1の実装形態から第4の実装形態のいずれか1つに基づいて、本出願の第7の実装形態では、第1のリソースは時間領域においてY個の時間領域シンボルを占有し、第1のリソースに対応するコーム値はXであり、XはYより小さく、YはXの整数倍ではない。
【0061】
第5の態様から第8の態様のいずれか1つまたは第1の実装形態から第7の実装形態のいずれか1つに基づいて、本出願の第8の実装形態では、少なくとも2つの時間領域シンボルは、第3の時間領域シンボルをさらに含み、第1のリソースは、第3の時間領域シンボルおよび第1の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する。
【0062】
第5の態様から第8の態様のいずれか1つまたは第1の実装形態から第7の実装形態のいずれか1つに基づいて、本出願の第9の実装形態では、少なくとも2つの時間領域シンボルは、第4の時間領域シンボルおよび第5の時間領域シンボルをさらに含み、第1のリソースは、第4の時間領域シンボルおよび第5の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する。
【0063】
第5の態様から第8の態様のいずれか1つまたは第1の実装形態から第9の実装形態のいずれか1つに基づいて、本出願の第10の実装形態では、いずれか2つの隣接するサブキャリア間に等しい周波数領域間隔がある。
【0064】
第5の態様から第8の態様のいずれか1つまたは第1の実装形態から第10の実装形態のいずれか1つに基づいて、本出願の第11の実装形態では、周波数領域の第1のリソースによって占有される帯域幅はリソースプール帯域幅である。
【0065】
第5の態様または第1の実装形態から第11の実装形態のいずれか1つに基づいて、本出願の第12の実装形態では、トランシーバモジュールは、
第4の通信装置から第1の構成情報を受信するようにさらに構成される。第1の構成情報は第1のリソースを構成するために使用され、第1のリソースは時間領域においてY個の時間領域シンボルを占有し、第1のリソースに対応するコーム値はXであり、YはXに1を加えたものに等しいか、またはYはXの整数倍に1を加えたものに等しいか、またはXはYより小さく、YはXの整数倍ではない。
【0066】
処理モジュールは、
第1の構成情報に基づいて第1のリソースを決定するように特に構成される。
【0067】
第5の態様または第1の実装形態から第11の実装形態のいずれか1つに基づいて、本出願の第13の実装形態では、トランシーバモジュールは、
第4の通信装置から第1の指示情報を受信するようにさらに構成される。第1の指示情報は、第1のリソースが第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有することを示す。
【0068】
処理モジュールは、
第1の指示情報に基づいて第1のリソースを決定するように特に構成される。
【0069】
第5の態様から第8の態様のいずれか1つまたは第1の実装形態から第13の実装形態のいずれか1つに基づいて、本出願の第14の実装形態では、第1の時間周波数単位は第2のリソースをさらに含み、第2のリソースは第5の通信装置の第2の測位基準信号を送信するために使用され、第2のリソースは少なくとも2つの時間領域シンボルを占有し、少なくとも2つの時間領域シンボルは第6の時間領域シンボルおよび第7の時間領域シンボルを含み、第2のリソースは第6の時間領域シンボルおよび第7の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する。第1のリソースおよび第2のリソースは同じ時間領域リソースを占有し、同じ時間領域シンボル上で第1のリソースおよび第2のリソースによって占有される周波数領域リソースは、周波数分割多重化関係を満たすか、または第1のリソースおよび第2のリソースは異なる時間領域リソースを占有する。
【0070】
第5の態様に示される有益な効果の説明については、第1の態様を参照されたい。詳細は再び説明されない。第6の態様に示される有益な効果の説明については、第2の態様を参照されたい。詳細は再び説明されない。第7の態様に示される有益な効果の説明については、第3の態様を参照されたい。詳細は再び説明されない。第8の態様に示される有益な効果の説明については、第4の態様を参照されたい。詳細は再び説明されない。
【0071】
本出願の第9の態様は、通信装置を提供する。通信装置はプロセッサを含む。プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行して、プロセッサが第1の態様から第4の態様の実装形態のいずれか1つを実施可能とするように構成される。
【0072】
任意選択で、通信装置は、トランシーバをさらに含む。プロセッサは、信号を送受信するようにトランシーバを制御するようにさらに構成される。
【0073】
任意選択で、通信装置は、メモリを含む。メモリは、コンピュータプログラムを記憶する。
【0074】
本出願の第10の態様は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供し、コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、第1の態様から第4の態様のいずれか1つのいずれかの実装形態を実行可能となる。
【0075】
本出願の第11の態様は、コンピュータ命令を含む、コンピュータ可読記憶媒体を提供し、コンピュータ命令がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、第1の態様から第4の態様のいずれか1つのいずれかの実装形態を実行可能となる。
【0076】
本出願の第12の態様は、チップ装置を提供し、チップ装置はプロセッサを含み、プロセッサは、メモリに接続され、メモリに記憶されたプログラムを呼び出して、第1の態様から第4の態様のいずれか1つのいずれかの実装形態を行うことを可能にするように構成される。
【0077】
本出願の第13の態様は、通信システムを提供する。通信システムは、第5の態様による第1の通信装置および第6の態様による第2の通信装置を含む。
【0078】
任意選択で、通信システムは、第7の態様による第4の通信装置または第8の態様による第4の通信装置をさらに含む。
【0079】
前述の技術的解決策によれば、本出願の実施形態は以下の利点を有することが習得されることができる。
【0080】
前述の技術的解決策から、第1の通信装置が第1のリソースを決定することが習得されることができる。第1のリソースは第1の測位基準信号を送信するために使用され、第1のリソースは少なくとも2つの時間領域シンボルを占有し、少なくとも2つの時間領域シンボルは同じスロットに位置し、少なくとも2つの時間領域シンボルは第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボルを含み、第1のリソースは第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する。第1の通信装置は、第1のリソース上で第2の通信装置に第1の測位基準信号を送信する。第1のリソースは第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有することが習得されることができる。これは、第2の通信装置が第1の通信装置または第2の通信装置上で正確な測位を実行するのを助け、測位精度を改善する。例えば、デバイス間のドップラーシフトは、時間領域における連続的な位相変化を導入する。したがって、第2の通信装置は、第1の時間領域シンボル上で第1の測位基準信号を測定することによって取得された位相と、第2の時間領域シンボル上で第1の測位基準信号を測定することによって取得された位相の間の位相差を使用することによって、第1の通信装置と第2の通信装置の間のドップラーシフトを正確に推定し得る。ドップラーシフト推定性能が改善される。このようにして、第2の通信装置は、ドップラーシフトに基づいて、測定を通して取得されたいくつかのマルチパスパラメータを補償し、次いで、補償されたマルチパスパラメータを使用して第1の通信装置または第2の通信装置上で正確な測位を実行することができる。したがって、測位精度が改善され、測位性能が改善される。
【図面の簡単な説明】
【0081】
【
図1】本出願の一実施形態による通信システムの図である。
【
図2】本出願の一実施形態による通信システムの別の図である。
【
図3】本出願の一実施形態による通信システムの別の図である。
【
図4】本出願の一実施形態による通信システムの別の図である。
【
図5A】本出願の一実施形態によるコーム値の図である。
【
図5B】本出願の一実施形態による通信方法の一実施形態の図である。
【
図6A】本出願の一実施形態による第1のリソースの図である。
【
図6B】本出願の一実施形態による第1のリソースの別の図である。
【
図6C】本出願の一実施形態による第1のリソースの別の図である。
【
図7A】本出願の一実施形態による第1のリソースの別の図である。
【
図7B】本出願の一実施形態による第1のリソースの別の図である。
【
図8A】本出願の一実施形態による第1のリソースの別の図である。
【
図8B】本出願の一実施形態による第1のリソースの別の図である。
【
図8C】本出願の一実施形態による第1のリソースの別の図である。
【
図8D】本出願の一実施形態による第1のリソースの別の図である。
【
図9A】本出願の一実施形態による第1のリソースの別の図である。
【
図9B】本出願の一実施形態による第1のリソースの別の図である。
【
図10A】本出願の一実施形態による第1のリソース、第2のリソース、第3のリソース、および第4のリソースの図である。
【
図10B】本出願の一実施形態による第1のリソース、第2のリソース、第3のリソース、および第4のリソースの図である。
【
図11】本出願の一実施形態による第1のリソースおよび第2のリソースの図である。
【
図12A】本出願の一実施形態による第1のリソースおよび第2のリソースの別の図である。
【
図12B】本出願の一実施形態による第1のリソースおよび第2のリソースの別の図である。
【
図12C】本出願の一実施形態による第1のリソースおよび第2のリソースの別の図である。
【
図13】本出願の一実施形態による第1のリソースの別の図である。
【
図14】本出願の一実施形態による第1の通信装置の構造の図である。
【
図15】本出願の一実施形態による第2の通信装置の構造の図である。
【
図16】本出願の一実施形態による第4の通信装置の構造の図である。
【
図17】本出願の一実施形態による端末デバイスの構造の図である。
【
図18】本出願の一実施形態による通信装置の構造の図である。
【発明を実施するための形態】
【0082】
本出願の実施形態は、測位精度および測位性能を改善するために、通信方法および通信装置を提供する。
【0083】
以下は、本出願の実施形態における添付の図面を参照して、本出願の実施形態における技術的解決策を明確かつ完全に説明する。説明されている実施形態は、本出願の実施形態の一部にすぎず、すべてではないことは明らかである。創造的な努力なしに本出願の実施形態に基づいて当業者によって得られる他のすべての実施形態は、本出願の保護範囲内にあるものとする。
【0084】
本出願で説明される「一実施形態」、「いくつかの実施形態」などへの言及は、本出願の1つまたは複数の実施形態が、実施形態を参照して説明される特定の特徴、構造、または特性を含むことを示す。したがって、本明細書の異なる箇所に現れる「一実施形態では」、「いくつかの実施形態では」、「いくつかの他の実施形態では」、「他の実施形態では」などの記述は、必ずしも同じ実施形態を指すことを意味しない。代わりに、これらの記述は、別の方法で特に強調されない限り、「実施形態のすべてではないが1つまたは複数」を意味する。「備える」、「含む」、「有する」という用語、およびそれらの変形はすべて、別の方法でとりわけ強調されない限り、「含むが、限定されない」を意味する。
【0085】
本出願の説明において、特に明記しない限り、「/」は「または」を意味する。例えば、A/Bは、AまたはBを意味し得る。本明細書における「および/または」という用語は、関連する対象間の関連付け関係のみを説明し、3つの関係が存在し得ることを示す。例えば、Aおよび/またはBは、以下の3つの場合、すなわち、Aのみが存在する場合、AとBの両方が存在する場合、およびBのみが存在する場合を表し得る。加えて、「少なくとも1つ」は1つまたは複数を意味し、「複数の」は2つ以上を意味する。「以下の項目(部分)のうちの少なくとも1つ」またはその類似の表現は、これらの項目の任意の組み合わせを指し、単数の項目(部分)または複数の項目(部分)の任意の組み合わせを含む。例えば、a、b、またはcの少なくとも1つは、a、b、c、aおよびb、aおよびc、bおよびc、またはa、b、およびcを示す場合がある。a、b、およびcは、単数でも複数でもよい。
【0086】
本出願の技術的解決策は、様々な通信システム、例えば、第5世代(5th generation,5G)の移動通信システム、新無線(new radio,NR)システム、ロングタームエボリューション(long term evolution,LTE)システム、LTE周波数分割複信(frequency division duplex,FDD)システム、LTE時分割複信(time division duplex,TDD)システム、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(universal mobile telecommunication system,UMTS)、5Gネットワーク後の移動通信システム(例えば、6G移動通信システム)、車車間/路車間(vehicle to everything,V2X)通信システム、デバイスツーデバイス(device to device,D2D)通信システムなどに適用されることができる。
【0087】
以下では、
図1から
図4を参照して、本出願が適用可能ないくつかのシナリオを説明する。
【0088】
図1は、本出願の一実施形態による通信システムの図である。
図1を参照されたい。通信システムは、アクセスネットワークデバイス102、アクセスおよびモビリティ管理機能(access and mobility management function,AMF)103、ならびに位置管理機能(location management function,LMF)104を含む。
【0089】
任意選択で、端末デバイス101はインターフェースを通してアクセスネットワークデバイス102に接続され、アクセスネットワークデバイスはインターフェースを通してAMF 103に接続され、AMF 104はインターフェースを通してLMF 104に接続される。LMF 104は、端末デバイス101の位置の測位計算および管理を実行するように構成される。
【0090】
例えば、端末デバイス101はNR-Uuインターフェースを通してアクセスネットワークデバイス103に接続され、アクセスネットワークデバイス102はNG-Cインターフェースを通してAMF 103に接続される。AMF 103は、NL1インターフェースを通してLMF 104に接続される。本出願の技術的解決策は、端末デバイス101とアクセスネットワークデバイス102の間で実行され、その結果、LMF 104は端末デバイス101を位置決めする。
【0091】
図1は、通信システムがアクセスネットワークデバイス102を含む一例のみを示している。しかしながら、実際の用途では、通信システムは、より多くのアクセスネットワークデバイスをさらに含んでもよい。これは本出願で具体的に限定されない。
【0092】
図2は、本出願の一実施形態による通信システムの別の実装形態の図である。
図2を参照されたい。通信システムは、端末デバイス201および端末デバイス202を含む。端末デバイス201および端末デバイス202は、アクセスネットワークデバイスの信号カバレッジ外にある。端末デバイス201は、近接サービス通信(proximity service communication 5,PC5)インターフェースを通して端末デバイス202と通信する。端末デバイス201は、本出願の技術的解決策を使用して、端末デバイス201および/または端末デバイス202を位置決めし得る。
【0093】
図3は、本出願の一実施形態による通信システムの別の実装形態の図である。
図3を参照されたい。通信システムは、端末デバイス301、路側ユニットRSU 302、RSU 303、およびRSU 304を含む。端末デバイス301、RSU 302、およびRSU 304は、アクセスネットワークデバイスの外部信号カバレッジである。
図3に示されるように、端末デバイス301は、PC5インターフェースを通してRSUと通信する。端末デバイス301およびRSUは、本出願の技術的解決策を使用して、端末デバイス301を位置決めすることができる。
【0094】
図3に示される通信システムでは、RSUの形態は一例にすぎず、本出願におけるRSUに特に限定されないことに留意されたい。
【0095】
RSUは、路側に配備された路側ユニットであり、サイドリンク通信および測位関連プロトコルをサポートし、端末デバイスに無線通信機能を提供することができることに留意されたい。RSUは、様々な形態の路側局、アクセスポイント、またはサイドリンクデバイスであってもよい。アクセスネットワークデバイスの場合、RSUは端末デバイスである。端末デバイスの場合、RSUはアクセスネットワークデバイスとして機能し得る。
【0096】
図4は、本出願の一実施形態による通信システムの別の実装形態の図である。この通信システムは、端末デバイス401、端末デバイス402、アクセスネットワークデバイス403、およびLMF 404を含む。端末デバイス401はアクセスネットワークデバイス403の信号カバレッジに位置し、端末デバイス402はアクセスネットワークデバイス403の信号カバレッジに位置しない。端末デバイス401および端末デバイス402は、本出願の技術的解決策を実行し、アクセスネットワークデバイス403を通してLMF 404に対応する測定結果を送信し得、その結果、LMF 404は、端末デバイス401および/または端末デバイス402を位置決めする。
【0097】
図1および
図4に示される通信システムにおいて、LMFは、現在の通信システムにおける名称である。将来の通信システムでは、通信システムの進化に伴いLMFの名称が変わる場合がある。LMFの名称は、本出願では限定されない。例えば、LMFは、位置管理デバイスと呼ばれる場合があり、位置管理デバイスは、端末デバイスの位置の測位計算を実行するように構成される。現在の通信システムまたは将来の通信システムにおいて、別の名称およびLMFと同様の機能を有する何らかの機能ネットワークエレメントが本出願の実施形態における位置管理デバイスとして理解されてもよく、本出願の実施形態で提供される通信方法に適用可能である。
【0098】
本出願が適用可能な前述の通信システムは一例にすぎない。実際の用途では、本出願は、測位要件を伴う別の通信システムにさらに適用可能である。これは本出願で具体的に限定されない。前述の例は、本出願の技術的解決策を限定することを意図されていない。
【0099】
以下では、本出願における端末デバイスおよびアクセスネットワークデバイスについて説明する。
【0100】
アクセスネットワークデバイスは、無線アクセスネットワークに配備され、端末デバイスに無線通信機能を提供する。アクセスネットワークデバイスは基地局であってもよく、基地局は、様々な形態のマクロ基地局、マイクロ基地局(スモールセルとも呼ばれる)、中継局、アクセスポイント(access point,AP)、ウェアラブルデバイス、車載デバイスなどである。代替的に、基地局は、送受信ポイント(transmission and reception point,TRP)、送信測定機能(transmission measurement function,TMF)などであってもよい。例えば、本出願の実施形態における基地局は、新無線(new radio,NR)における基地局であり得る。5G新無線(new radio,NR)における基地局は、ロングタームエボリューション(long term evolution,LTE)システムにおける送受信ポイント(transmission reception point,TRP)、送信ポイント(transmission point,TP)、次世代ノードB(next generation Node B,ngNB)、進化型ノードB(evolutional Node B,eNB或eNodeB)と呼ばれる場合もある。
【0101】
端末デバイスは、アクセスネットワークデバイスのスケジューリングおよび指示情報を受信することができる無線端末デバイスであってもよい。この無線端末デバイスは、ユーザに音声および/またはデータ接続を提供するデバイス、無線接続機能を有するハンドヘルドデバイス、または無線モデムに接続された別の処理デバイスであり得る。
【0102】
端末デバイスは、ユーザ機器(user equipment,UE)、移動局(mobile station,MS)、移動端末(mobile terminal,MT)などとも呼ばれ、無線通信機能(ユーザのために音声/データ接続を提供する)、例えば、無線接続機能を有するハンドヘルドデバイスまたは車載デバイスを含むデバイスである。現在、いくつかの端末デバイスの例は、携帯電話(mobile phone)、タブレットコンピュータ、ノートブックコンピュータ、パームトップコンピュータ、列車、車、無人航空機、飛行機、モバイルインターネットデバイス(mobile internet device,MID)、ウェアラブルデバイス、仮想現実(virtual reality,VR)デバイス、拡張現実(augmented reality,AR)デバイス、産業用制御(industrial control)の無線端末、車両のインターネットの無線端末、自動運転(self driving)の無線端末、スマートグリッド(smart grid)の無線端末、および輸送安全(transportation safety)の無線端末、スマートシティ(smart city)の無線端末などである。例えば、車両のインターネットにおける無線端末は、車載デバイス、車両デバイス全体、車載モジュール、車両などであってもよい。工業制御における無線端末は、ロボットなどであってもよい。
【0103】
測位プロセスでは、測位基準信号が異なる通信装置間で送信されて、通信装置を位置決めする。通信装置の移動により、測位プロセスにドップラーシフトが導入され、測位精度がドップラーシフトに影響されて、低い測位精度の原因となる。例えば、V2Xシステムでは、車両間の測距または角度測定などの測位プロセスにおいて、車両の移動によりドップラーシフトが導入され、測位精度が影響される。本出願は、測位精度および測位性能を改善するための対応する技術的解決策を提供する。本出願の技術的解決策によれば、第2の通信装置は、ドップラーシフトを正確に推定して、高精度測位を実施することができる。
【0104】
本出願が適用可能な通信システムは、第1の通信装置および第2の通信装置を含む。任意選択で、通信システムは、第3の通信装置、第4の通信装置、および/または第5の通信装置をさらに含む。
【0105】
以下では、第1の通信装置および第2の通信装置のいくつかの可能な実装形態を説明する。
【0106】
実装形態1:第1の通信装置は第1の端末デバイスであり、第2の通信装置は第1のアクセスネットワークデバイスである。
【0107】
実装形態1では、任意選択で、通信システムは第3の通信装置をさらに含み、第3の通信装置は位置管理デバイスであってもよい。
【0108】
実装形態1では、任意選択で、第4の通信装置および第2の通信装置は同じ通信装置であってもよく、言い換えれば、第2の通信装置はアクセスネットワークデバイスであってもよい。
【0109】
実装形態1では、任意選択で、通信システムは第5の通信装置をさらに含み、第5の通信装置は第2の端末デバイスであってもよい。
【0110】
例えば、
図1に示されるように、第1の通信装置は端末デバイス101であり、第2の通信装置および第4の通信装置は同じ通信装置であり、第2の通信装置はアクセスネットワークデバイス102であり、第3の通信装置はLMF 104である。
【0111】
実装形態2:第1の通信装置はアクセスネットワークデバイスであり、第2の通信装置は第1の端末デバイスである。
【0112】
実装形態2では、任意選択で、通信システムは第3の通信装置をさらに含み、第3の通信装置は位置管理デバイスであってもよい。任意選択で、通信システムは第5の通信装置をさらに含み、第5の通信装置は第2の端末デバイスであってもよい。
【0113】
例えば、
図1に示されるように、第1の通信装置はアクセスネットワークデバイス102であり、第2の通信装置は端末デバイス101であり、第3の通信装置はLMF 104である。
【0114】
実装形態3:第1の通信装置は第1の端末デバイスであり、第2の通信装置は第2の端末デバイスである。
【0115】
実装形態3では、任意選択で、通信システムは第4の通信装置をさらに含み、第4の通信装置はアクセスネットワークデバイスであってもよい。任意選択で、通信システムは第5の通信装置をさらに含み、第5の通信装置は第4の端末デバイスであってもよい。
【0116】
実装形態3では、任意選択で、通信システムは第3の通信装置をさらに含み、第3の通信装置は位置管理デバイスであってもよい。代替的に、第3の通信装置および第4の通信装置は同じ通信装置であり、言い換えれば、第3の通信装置はアクセスネットワークデバイスである。
【0117】
例えば、
図4に示されるように、第1の通信装置は端末デバイス401であり、第2の通信装置は端末デバイス402であり、第4の通信装置はアクセスネットワークデバイス403であり、第3の通信装置はLMF 404である。
【0118】
実装形態4:第1の通信装置は第1の端末デバイスであり、第2の通信装置はRSUである。
【0119】
実装形態4では、任意選択で、第4の通信装置および第2の通信装置は同じ通信装置である。
【0120】
実装形態4では、任意選択で、通信システムは第5の通信装置をさらに含み、第5の通信装置は第2の端末デバイスであってもよい。例えば、
図3に示されるように、第1の通信装置は端末デバイス301であり、第4の通信装置および第2の通信装置は同じ通信装置であり、第2の通信装置はRSU 302である。
【0121】
実装形態4では、任意選択で、通信システムは第3の通信装置をさらに含む。例えば、第3の通信装置は、位置管理デバイスである。
【0122】
実装形態5:第1の通信装置はRSUであり、第2の通信装置は第1の端末デバイスである。
【0123】
実装形態5では、任意選択で、第4の通信装置および第1の通信装置は同じ通信装置である。任意選択で、通信システムは第5の通信装置をさらに含み、第5の通信装置は第2の端末デバイスであってもよい。
【0124】
実装形態5では、任意選択で、通信システムは第3の通信装置をさらに含む。例えば、第3の通信装置は、位置管理デバイスである。
【0125】
第1の通信装置から第5の通信装置の実装形態は単なるいくつかの例であり、本出願に対する限定を構成するものではない。第1の通信装置から第5の通信装置は、他の実装形態をさらに有してもよい。これは本出願で具体的に限定されない。
【0126】
以下では、本出願における技術的用語について説明する。
【0127】
第1のリソースに対応するコーム値:一般に、コーム値は、1つの時間領域シンボル上のリソースによって占有されたサブキャリアの任意の2つの隣接するサブキャリアのインデックス間の差、または1つの時間領域シンボル上のリソースによって占有されたサブキャリアの任意の2つの隣接するサブキャリア間のサブキャリアの数に1を加えたものである。例えば、
図5Aに示されるように、リソースは、
図5Aの影部分によって表される時間周波数リソースを含む。リソースは、時間領域シンボル0上のサブキャリア0、サブキャリア4、サブキャリア8、サブキャリア12、サブキャリア16、およびサブキャリア20を占有する。サブキャリア0とサブキャリア4の間には3つのサブキャリアが存在し、サブキャリア4とサブキャリア8の間には3つのサブキャリアが存在する。同様に、サブキャリア16とサブキャリア20の間にも3つのサブキャリアが存在する。コーム値は4であることが習得されることができる。第1のリソースの場合、第1のリソースは少なくとも2つの時間領域シンボルを占有する。第1のリソースに対応するコーム値は、各時間領域シンボル上で第1のリソースによって占有されたサブキャリアの任意の2つの隣接するサブキャリアのインデックス間の差、または各時間領域シンボル上で第1のリソースによって占有されたサブキャリアの任意の2つの隣接するサブキャリア間のサブキャリアの数1を加えたものである。第1のリソースは、各時間領域シンボル上で同じコーム値を有する。各時間領域シンボル上で第1のリソースによって占有されるサブキャリアは、均等に分配されるか、または等間隔で分配される。例えば、
図6Bに示されるように、第1のリソースは、
図6Bに示される影部分を含む。各時間領域シンボル上の第1のリソースのコーム値は4である。
【0128】
以下で、具体的な実施形態を参照して本出願の技術的解決策が説明される。
【0129】
図5Bは、本出願の一実施形態による通信方法の一実施形態の図である。
図5Bを参照されたい。通信方法は、以下を含む。
【0130】
501:第1の通信装置は第1のリソースを決定する。
【0131】
第1のリソースは、第1の測位基準信号を送信するために使用される。第1のリソースは少なくとも2つの時間領域シンボルを占有し、少なくとも2つの時間領域シンボルは同じスロットに位置する。少なくとも2つの時間領域シンボルは、第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボルを含み、第1のリソースは、第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する。
【0132】
任意選択で、周波数領域において、第1のリソースは、通信システムにおいて構成された帯域幅部分(bandwidth part,BWP)を占有してもよく、リソースプール帯域幅を占有してもよく、リソースプール帯域幅の一部を占有してもよく、少なくとも1つのリソースブロック(resource block,RB)などを占有してもよい。これは本出願で具体的に限定されない。
【0133】
任意選択で、帯域幅部分は通信システムの動作帯域幅であり、リソースプール帯域幅は通常、帯域幅部分以下である。
【0134】
任意選択で、第1の通信装置の場合、第1のリソースは、第1の測位基準信号を送信するために第1の通信装置によって使用されるすべてのリソースであり得る。代替的に、第1の通信装置の場合、第1の測位基準信号を送信するためにより多くのリソースがさらに構成され得る。言い換えれば、第1のリソースは、第1の通信装置によって第1の測位基準信号を送信するために使用されるリソースの一部であってもよい。
【0135】
例えば、
図6Aに示されるように、サイドリンク(sindlink,SL)通信システムでは、第1の測位基準信号を送信するために第1の通信装置によって使用されるリソースは、周波数領域においてリソースプール帯域幅を占有し、リソースプール帯域幅は、サブチャネル0からサブチャネル4を含む。各サブチャネルは、周波数領域において2つのRBを占有する。各RBは12個のサブキャリアを含む。第1のリソースは、周波数領域において、サブチャネル0に対応する帯域幅を占有する。言い換えれば、第1のリソースは、第1の通信装置によって第1の測位基準信号を送信するために使用されるリソースの一部である。第1のリソースは、時間領域において時間領域シンボル1から時間領域シンボル5を占有する。第1の時間領域シンボルは時間領域シンボル1であり、第2の時間領域シンボルは時間領域シンボル5である。
図6Aに示されるように、サブチャネル0は、時間領域シンボル1および時間領域シンボル5上で同じ周波数領域リソースを占有し、具体的には、サブキャリア2、サブキャリア6、サブキャリア10、サブキャリア14、サブキャリア18、およびサブキャリア22を占有する。しかしながら、他のサブチャネルは、時間領域シンボル1および時間領域シンボル5上で同じサブキャリアを占有してもよく、または異なるサブキャリアを占有してもよい。これは本出願で具体的に限定されない。言い換えれば、第1の測位基準信号を送信するために第1の通信装置によって使用されるリソースにおいて、第1のリソースに加えて、他のリソースが第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有してもよく、または第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボル上で異なる周波数領域リソースを占有してもよい。これは本出願で具体的に限定されない。
【0136】
前述の例は、一例としてサブチャネルを使用して説明される。実際には、第1のリソースはリソースプール帯域幅の任意の帯域幅部分であってもよく、サブチャネルの構造に依存しない。以下では、説明のために、第1のリソースが第1の通信装置によって第1の測位基準信号を送信するために使用されるすべてのリソースである一例を主に使用する。
【0137】
任意選択で、第1のリソースは第1の時間周波数単位に位置し、第1の時間周波数単位は、時間領域の1つのスロット、またはスロットの半分、または1つのスロットの時間領域シンボルの一部を占有する。
【0138】
例えば、サイドリンク測位シナリオでは、各SLスロットによって占有される時間領域シンボルがSL送信に使用され得る。第1の時間周波数単位は、時間領域においてSLスロットを占有し得る。例えば、サイドリンク位置決めシナリオでは、1つのSLスロットは2つのサブスロット(sub-slot)に分割され、第1の時間周波数単位は、時間領域の1つのサブスロット、すなわちスロットの半分を占有する。実際の用途では、通信システムは、使用のためにサブスロットを第1の通信装置に割り当てることが理解され得る。
【0139】
各サブスロット(またはスロットの半分)によって占有される時間領域シンボルの数は、各SLスロットによって占有される時間領域シンボルの数を参照して決定されるべきであることに留意されたい。具体的には、各サブスロットによって占有される時間領域シンボルの数は、本出願では限定されない。例えば、各SLスロットが14個の時間領域シンボルを占有する場合、各サブスロットは7つの時間領域シンボルを占有する。例えば、各SLスロットが11個の時間領域シンボルを占有する場合、SLスロットは2つのサブスロットに分割され、一方のサブスロットは5つの時間領域シンボルを占有し、他方のサブスロットは6つの時間領域シンボルを占有する。
【0140】
例えば、サイドリンク測位シナリオでは、各SLスロットの5つの時間領域シンボル、7つの時間領域シンボル、9つの時間領域シンボル、または11個の時間領域シンボルが使用され得る。この場合、第1の時間周波数単位は、SLスロットの時間領域シンボルの一部として理解され得る。代替的に、各SLスロットにあり、第1の測位基準信号を送信するように構成された時間領域シンボルは、第1の時間周波数単位によって占有される時間領域シンボルとして理解されてもよい。
【0141】
第1の時間周波数単位によって占有される1つのスロットの時間領域シンボルの一部において、時間領域シンボルの一部は連続していてもよいし、不連続であってもよいことに留意されたい。これは本出願で具体的に限定されない。
【0142】
本明細書では、説明のために時間領域単位として時間領域シンボルが使用されることに留意されたい。実際の用途では、時間領域単位は、代替的に別の粒度の単位であってもよい。例えば、2つの時間領域シンボルが1つの時間領域単位として使用されるか、または半分の時間領域シンボルが1つの時間領域単位として使用される。これは本出願で具体的に限定されない。
【0143】
任意選択で、第1の時間領域シンボルは、第1のリソースによって占有される最初の時間領域シンボルであり、第2の時間領域シンボルは、第1のリソースによって占有される最後の時間領域シンボルまたは最後から二番目の時間領域シンボルである。
【0144】
例えば、
図6Bに示されるように、第1のリソースは、それぞれ、時間領域シンボル1から時間領域シンボル5までの5つの時間領域シンボルを占有する。最初の時間領域シンボル(すなわち、時間領域シンボル1)および最後の時間領域シンボル(すなわち、時間領域シンボル5)上で第1のリソースによって占有されるサブキャリアは同じである。
図6Bに示されるように、時間領域シンボル1および時間領域シンボル5上の第1のリソースによって占有されるサブキャリアは、すべてサブキャリア0、サブキャリア4、サブキャリア8、サブキャリア12、サブキャリア16、およびサブキャリア20である。
【0145】
例えば、
図6Cに示されるように、第1のリソースは、それぞれ、時間領域シンボル1から時間領域シンボル5までの5つの時間領域シンボルを占有する。最初の時間領域シンボル(すなわち、時間領域シンボル1)および最後から二番目の時間領域シンボル(すなわち、時間領域シンボル4)上の第1のリソースによって占有されるサブキャリアは同じである。
図6Cに示されるように、時間領域シンボル1および時間領域シンボル4上の第1のリソースによって占有されるサブキャリアは、すべてサブキャリア0、サブキャリア4、サブキャリア8、サブキャリア12、サブキャリア16、およびサブキャリア20である。
【0146】
第2の通信装置は、第1の位相を取得するために第1の時間領域シンボル上で受信された第1の測位基準信号を測定し、第2の位相を取得するために第2の時間領域シンボル上で受信された第1の測位基準信号を測定し得る。第2の通信装置は、第1の位相と第2の位相の位相差を使用して、第1の通信装置と第2の通信装置の間のドップラーシフトを推定してもよい。
【0147】
デバイス間のドップラーシフトは、時間領域における連続的な位相変化を導入する。したがって、上記の実装形態は、第2の通信装置が第1の通信装置と第2の通信装置の間のドップラーシフトを正確に決定するのを助ける。言い換えれば、第2の通信装置は、第1の時間領域シンボル上で第1の測位基準信号を測定することによって取得された第1の位相と、第2の時間領域シンボル上で第1の測位基準信号を測定することによって取得された第2の位相の間の位相差を使用することによってドップラーシフトを推定し得る。しかしながら、第1の時間領域シンボルと第2の時間領域シンボルの間の間隔は大きいため、位相差も大きい。このようにして、第2の通信装置は、位相差に基づいてドップラーシフトを正確に推定し、ドップラーシフトの精度を確保することができる。
【0148】
任意選択で、第1の時間領域シンボルはAGCシンボルであり、第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボルは不連続である。
【0149】
例えば、
図7Aに示されるように、第1のリソースは、それぞれ、時間領域シンボル0から時間領域シンボル4までの5つの時間領域シンボルを占有する。最初の時間領域シンボル(すなわち、時間領域シンボル0)および最後の時間領域シンボル(すなわち、時間領域シンボル4)上で第1のリソースによって占有されるサブキャリアは同じである。
図7Aに示されるように、時間領域シンボル0および時間領域シンボル4上の第1のリソースによって占有されるサブキャリアは、すべてサブキャリア0、サブキャリア4、サブキャリア8、サブキャリア12、サブキャリア16、およびサブキャリア20である。さらに、時間領域シンボル1がAGCシンボルとしてさらに使用される。
【0150】
例えば、
図7Bに示されるように、第1のリソースは、それぞれ、時間領域シンボル0から時間領域シンボル4までの5つの時間領域シンボルを占有する。最初の時間領域シンボル(すなわち、時間領域シンボル0)および最後から二番目の時間領域シンボル(すなわち、時間領域シンボル3)上の第1のリソースによって占有されるサブキャリアは同じである。
図7Bに示されるように、時間領域シンボル0および時間領域シンボル4上の第1のリソースによって占有されるサブキャリアは、すべてサブキャリア0、サブキャリア4、サブキャリア8、サブキャリア12、サブキャリア16、およびサブキャリア20である。さらに、時間領域シンボル1がAGCシンボルとしてさらに使用される。
【0151】
任意選択で、第1のリソースは、時間領域において5、7、9、または11個の時間領域シンボルを占有する。
【0152】
例えば、
図6Bに示されるように、第1のリソースは、時間領域において5つの連続した時間領域シンボルを占有する。
図6Bに示される例では、SL測位シナリオにおいて、通信システムは、1つのSLスロットの7つの時間領域シンボルが利用可能であると構成する。具体的には、
図6Bに示される時間領域シンボル1から時間領域シンボル7が使用される。時間領域シンボル0はAGCシンボルであり、時間領域シンボル1から時間領域シンボル5は、第1のリソースによって占有される5つの連続する時間領域シンボルである。時間領域シンボル6は、GAPシンボルである。
【0153】
例えば、
図8Aまたは
図8Bに示されるように、第1のリソースは、時間領域において5つの連続した時間領域シンボルを占有する。
図8Aに示される例では、SL測位シナリオにおいて、通信システムは、1つのSLスロットの9つの時間領域シンボルが利用可能であると構成する。可能な実装形態では、
図8Aに示されるように、時間領域シンボル0はAGCシンボルであり、時間領域シンボル1から時間領域シンボル5は、第1のリソースによって占有される5つの連続する時間領域シンボルである。時間領域シンボル6は、GAPシンボルである。時間領域シンボル7および時間領域シンボル8はブランクのままである。別の可能な実装形態では、
図8Bに示されるように、時間領域シンボル0および時間領域シンボル8はブランクのままであり、時間領域シンボル1はAGCシンボルであり、時間領域シンボル2から時間領域シンボル6は第1のリソースによって占有される5つの連続する時間領域シンボルであり、時間領域シンボル7はGAPシンボルである。
【0154】
例えば、
図8Cに示されるように、第1のリソースは、時間領域において7つの連続した時間領域シンボルを占有する。
図8Cに示される例では、SL測位シナリオにおいて、通信システムは、1つのSLスロットの9つの時間領域シンボルが利用可能であると構成する。
図8Cに示されるように、時間領域シンボル0はAGCシンボルであり、時間領域シンボル1から時間領域シンボル7は第1のリソースによって占有される7つの連続する時間領域シンボルであり、時間領域シンボル8はGAPシンボルである。
【0155】
第1のリソースに対応するコーム値および第1のリソースによって占有される時間領域シンボルは、1つのスロットの利用可能な時間領域シンボルの数に関連されることが習得されることができる。第1のリソースの位置は、より柔軟な構成を達成するために、1つの時間領域シンボルに構成され得る。第1のリソースが大量の時間領域シンボルを占有するとき、第1のリソースに対応するコーム値は、1つのスロットの多重化容量を増加させるのを助けるために、大きな値に設定され得る。例えば、
図10Aおよび
図10Bに示されるように、第1のリソースに対応するコーム値が4である場合、スロットの時間領域シンボル1から時間領域シンボル5によって占有される周波数領域リソースは4つのRSUによって多重化され得、その結果、多重化容量が改善される。
【0156】
任意選択で、少なくとも2つの時間領域シンボルのいずれか1つで第1のリソースによって占有されるサブキャリアにおいて、いずれか2つの隣接するサブキャリア間に等しい周波数領域間隔がある。
【0157】
例えば、
図6Bに示されるように、第1のリソースは、時間領域シンボル1上でサブキャリア0、サブキャリア4、サブキャリア8、サブキャリア12、サブキャリア16、およびサブキャリア20を占有する。サブキャリア0はサブキャリア4に隣接し、サブキャリア4はサブキャリア8に隣接する。サブキャリア0とサブキャリア4の間には3つのサブキャリアが存在し、サブキャリア4とサブキャリア8の間にも3つのサブキャリアが存在する。これは、任意の他の2つの隣接するサブキャリアにも適用可能である。任意の2つの隣接するサブキャリアは、等しい数のサブキャリアによって離間されることが習得されることができる。
【0158】
以下では、第1のリソースに対応するコーム値について説明する。
【0159】
例えば、
図6Bに示されるように、第1のリソースは、時間領域シンボル1上でサブキャリア0、サブキャリア4、サブキャリア8、サブキャリア12、サブキャリア16、およびサブキャリア20を占有する。サブキャリア0はサブキャリア4に隣接し、サブキャリア4はサブキャリア8に隣接する。同様に、サブキャリア16はサブキャリア20に隣接する。サブキャリア0とサブキャリア4の間には3つのサブキャリアが存在し、サブキャリア4とサブキャリア8の間にも3つのサブキャリアが存在する。同様に、サブキャリア16とサブキャリア20の間にも3つのサブキャリアが存在する。これは、別の時間領域シンボル上の第1のリソースによって占有されるサブキャリアの隣接するサブキャリアにも適用される。第1のリソースに対応するコーム値は4であることが習得されることができる。同様に、例えば、
図8Cに示されるように、第1のリソースに対応するコーム値は6である。
【0160】
この実装形態では、同じ時間領域シンボル上の第1のリソースのいずれか2つの隣接するサブキャリア間に等しい周波数領域間隔がある。これは、時間周波数リソースのマルチユーザ多重化を実施し、スロットの多重化容量を改善するのを助ける。詳細については、第1のリソースと第2のリソースの位置間の関係の以下の関連した説明を参照されたい。
【0161】
以下では、第1のリソースのいくつかの可能な実装形態について説明する。
【0162】
1.時間領域において第1のリソースによって占有される時間領域シンボルの数は、第1のリソースに対応するコーム値よりも1大きい。
【0163】
例えば、
図6Bに示されるように、第1のリソースは時間領域において5つの時間領域シンボルを占有し、第1のリソースに対応するコーム値は4である。時間領域シンボルの数は、第1のリソースに対応するコーム値よりも1大きいことが習得されることができる。これは、第1の通信装置が、第1のリソースが第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有するように設定するのを助ける。
【0164】
2.第1のリソースは時間領域においてY個の時間領域シンボルを占有し、第1のリソースに対応するコーム値はXであり、XはYの整数倍に1を加えたものに等しい。
【0165】
XとYとはどちらも1以上の整数である。
【0166】
例えば、
図8Cに示されるように、第1のリソースは時間領域において7つの時間領域シンボルを占有し、第1のリソースに対応するコーム値は6である。時間領域シンボルの数は、第1のリソースに対応するコーム値よりも1大きいことが習得されることができる。
【0167】
例えば、
図8Dに示されるように、第1のリソースは時間領域において9つの時間領域シンボルを占有し、第1のリソースに対応するコーム値は4である。時間領域シンボルの数は、第1のリソースに対応するコーム値の2倍に1を加えたものであることが習得されることができる。
【0168】
3.第1のリソースは時間領域においてY個の時間領域シンボルを占有し、第1のリソースに対応するコーム値はXであり、XはYより小さく、YはXの整数倍ではない。XとYはどちらも1以上の整数である。
【0169】
例えば、
図8Dに示されるように、第1のリソースは時間領域において9つの時間領域シンボルを占有し、第1のリソースに対応するコーム値は4である。時間領域シンボルの数は第1のリソースに対応するコーム値よりも大きく、時間領域シンボルの数は第1のリソースに対応するコーム値の整数倍ではないことが習得されることができる。
【0170】
可能な実装形態では、少なくとも2つの時間領域シンボルは第3の時間領域シンボルをさらに含み、第1のリソースは第3の時間領域シンボルおよび第1の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する。
【0171】
例えば、
図9Aに示されるように、第1のリソースは時間領域シンボル1から時間領域シンボル5を占有する。第1の時間領域シンボルは、第1のリソースによって占有される最初の時間領域シンボル(すなわち、時間領域シンボル1)である。第2の時間領域シンボルは、第1のリソースによって占有される最後の時間領域シンボル(すなわち、時間領域シンボル5)である。第3の時間領域シンボルは、第1のリソースによって占有される三番目の時間領域シンボル(すなわち、時間領域シンボル3)である。
図9Aから、第1のリソースは、時間領域シンボル1、時間領域シンボル3、および時間領域シンボル5上で同じサブキャリアを占有することが習得されることができる。
【0172】
本出願では、第1のリソースによって占有される時間領域シンボルにおいて、同じ周波数領域リソースが少なくとも2つの時間領域シンボル上で占有されることに留意されたい。前述では、第1の時間領域シンボル、第2の時間領域シンボル、および第3の時間領域シンボルを例として使用して、本出願の技術的解決策を説明したものであり、本出願に対する限定を構成するものではない。
【0173】
この実装形態では、第1のリソースは3つの時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有し、その結果、第2の通信装置は第1の通信装置と第2の通信装置の間のドップラーシフトを正確に決定することができることが習得されることができる。
【0174】
別の可能な実装形態では、少なくとも2つの時間領域シンボルは、第4の時間領域シンボルおよび第5の時間領域シンボルをさらに含み、第1のリソースは、第4の時間領域シンボルおよび第5の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する。
【0175】
例えば、
図9Bに示されるように、第1のリソースは時間領域シンボル1から時間領域シンボル7を占有する。第1の時間領域シンボルは、第1のリソースによって占有される最初の時間領域シンボル(すなわち、時間領域シンボル1)である。第2の時間領域シンボルは、第1のリソースによって占有される最後の時間領域シンボル(すなわち、時間領域シンボル7)である。第4の時間領域シンボルは、第1のリソースによって占有される二番目の時間領域シンボル(すなわち、時間領域シンボル2)であり、第5の時間領域シンボルは、第1のリソースによって占有される最後から二番目の時間領域シンボル(すなわち、時間領域シンボル6)である。
図9Bから、第1のリソースは時間領域シンボル1および時間領域シンボル7上で同じサブキャリアを占有することが習得されることができる。第1のリソースは時間領域シンボル2および時間領域シンボル6上で同じサブキャリアを占有する。
【0176】
この実装形態では、第1のリソースは第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有し、第1のリソースは第4の時間領域シンボルおよび第5の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有することが習得されることができる。これは、第2の通信装置が第1の通信装置と第2の通信装置の間のドップラーシフトを正確に決定するのを助ける。
【0177】
任意選択で、第1の時間周波数単位は、第2のリソースをさらに含む。第2のリソースは、第5の通信装置の第2の測位基準信号を送信するために使用される。第2のリソースは少なくとも2つの時間領域シンボルを占有し、少なくとも2つの時間領域シンボルは第6の時間領域シンボルおよび第7の時間領域シンボルを含み、第2のリソースは第6の時間領域シンボルおよび第7の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する。
【0178】
例えば、
図10Aおよび
図10Bに示されるように、第1の通信装置はRSU 1であり、第5の通信装置はRSU 2である。第1のリソースは時間領域シンボル1から時間領域シンボル5を占有し、第6の時間領域シンボルは時間領域シンボル1であり、第7の時間領域シンボルは時間領域シンボル5である。第2のリソースは時間領域シンボル1および時間領域シンボル5上で同じサブキャリアを占有する。
【0179】
任意選択で、第6の時間領域シンボルは、第2のリソースによって占有される最初の時間領域シンボルであり、第7の時間領域シンボルは、第2のリソースによって占有される最後の時間領域シンボルまたは最後から二番目の時間領域シンボルである。
【0180】
任意選択で、第6の時間領域シンボルはAGCシンボルであり、第6の時間領域シンボルおよび第7の時間領域シンボルは不連続である。
【0181】
第6の時間領域シンボルおよび第7の時間領域シンボルは、第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボルと同様である。詳細については、第1のリソースの第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボルの関連した説明を参照されたい。
【0182】
任意選択で、第2のリソースによって占有される少なくとも2つの時間領域シンボルは第8の時間領域シンボルをさらに含み、第2のリソースは第6の時間領域シンボルおよび第8の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する。第8の時間領域シンボルは、第3の時間領域シンボルと同様である。詳細については、第1のリソースによって占有される第3の時間領域シンボルの関連した説明を参照されたい。
【0183】
任意選択で、第2のリソースによって占有される少なくとも2つの時間領域シンボルは、第9の時間領域シンボルおよび第10の時間領域シンボルをさらに含む。第2のリソースは、第9の時間領域シンボルおよび第10の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する。第9の時間領域シンボルおよび第10の時間領域シンボルは、第4の時間領域シンボルおよび第5の時間領域シンボルと同様である。詳細については、第9の時間領域シンボルおよび第10の時間領域シンボルの関連した説明を参照されたい。
【0184】
第2のリソースによって占有される時間領域シンボルの数と第2のリソースに対応するコーム値の間の関係については、第1のリソースの関連した説明を参照されたい。本明細書では詳細は再び説明されない。
【0185】
以下では、第1のリソースおよび第2のリソースによって占有される時間周波数位置のいくつかの可能な実装形態について説明する。
【0186】
実施形態1:第1のリソースおよび第2のリソースは同じ周波数領域リソースを占有し、同じ時間領域シンボル上で第1のリソースおよび第2のリソースによって占有される周波数領域リソースは、周波数分割多重関係を満たし得る。
【0187】
例えば、
図10Aおよび
図10Bに示されるように、第1の通信装置はRSU 1であり、第2の通信装置は端末デバイスであり、第5の通信装置はRSU 2である。例えば、
図10Aおよび
図10Bに示されるRSU 1は、第1のリソースを使用して、第1の測位基準信号を送信する。RSU 2は、第2のリソースを使用して、第2の測位基準信号を送信する。
図10Aおよび
図10Bから、第1のリソースと第2のリソースの両方が時間領域において時間領域シンボル1から時間領域シンボル5を占有し、これらの時間領域シンボルの同じ時間領域シンボル上で、第1のリソースおよび第2のリソースは異なるサブキャリアを占有することが習得されることができる。言い換えれば、同じ時間領域シンボル上で第1のリソースおよび第2のリソースによって占有されるサブキャリアは、周波数分割多重関係を満たす。
【0188】
任意選択で、端末デバイスを測位するプロセスでは、より多くのRSUによって送信される第1の測位基準信号を参照して正確な測位がさらに実施され得る。
図10Aおよび
図10Bに示されるように、RSU 3は第3のリソースを使用して、第3の測位基準信号を送信し、RSU 4は第4のリソースを使用して、第4の測位基準信号を送信する。
図10Aおよび
図10Bから、第1のリソース、第2のリソース、第3のリソース、および第4のリソースはすべて、時間領域において時間領域シンボル1から時間領域シンボル5を占有することが習得されることができる。これらの時間領域シンボルの同じ時間領域シンボル上で、第1のリソース、第2のリソース、第3のリソース、および第4のリソースは異なるサブキャリアを占有する。言い換えれば、同じ時間領域シンボル上で第1のリソース、第2のリソース、第3のリソース、および第4のリソースによって占有されるサブキャリアは、周波数分割多重関係を満たす。これにより、サイドリンク通信システムにおいて、スロット単位でユーザがスケジュールされるときに、マルチユーザ多重化を実施することが困難であるという問題を解消することができる。
【0189】
図10Aおよび
図10Bから、時間領域シンボル1上の第1のリソースに対応する時間領域シンボル5への周波数領域オフセット(すなわち、サブキャリア0に対してオフセットされたサブキャリアの数)は、それぞれ0、2、1、3、および0であることが習得されることができる。時間領域シンボル2から時間領域シンボル6上の第2のリソースに対応する周波数領域オフセットは、それぞれ2、1、3、0、および2である。時間領域シンボル2から時間領域シンボル6上の第3のリソースに対応する周波数領域オフセットは、それぞれ1、3、0、2、および1である。時間領域シンボル2から時間領域シンボル6上の第4のリソースに対応する周波数領域オフセットは、それぞれ3、0、2、1、および3である。異なるRSUは、スロットの複数のユーザの多重化容量を改善するために、異なる周波数領域オフセットを使用して、周波数領域におけるリソース直交性を実装する。このようにして、クロックドリフトによる測位精度への異なるRSUの影響を回避するために、複数のRSUが同じスロットを多重化する。
【0190】
例えば、
図11に示されるように、第1の通信装置はRSU 1であり、第5の通信装置はRSU 2である。例えば、
図11に示されるRSU 1は、第1のリソースを使用して、第1の測位基準信号を送信する。RSU 2は、第2のリソースを使用して、第2の測位基準信号を送信する。
図11から、第1のリソースと第2のリソースの両方が時間領域において時間領域シンボル1から時間領域シンボル5を占有し、これらの時間領域シンボルの同じ時間領域シンボル上で、第1のリソースおよび第2のリソースは異なるサブキャリアを占有することが習得されることができる。例えば、
図11に示されるように、第1のリソースは、時間領域シンボル1上でサブキャリア0、サブキャリア4、およびサブキャリア8を占有する。しかしながら、第2のリソースは、時間領域シンボル1上でサブキャリア14、サブキャリア18、およびサブキャリア22を占有する。これは他の時間領域シンボルにも適用される。言い換えれば、同じ時間領域シンボル上で第1のリソースおよび第2のリソースによって占有されるサブキャリアは、周波数分割多重関係を満たす。例えば、第1の測位基準信号の到来角または出発角に基づく測位方法では、角度測定は、第1の測位基準信号が大きな帯域幅を占有することを必要とせず、言い換えれば、角度測定の精度は影響されない。したがって、第1のリソースおよび第2のリソースは、リソースプール帯域幅の帯域幅部分を別々に占有し得る。このようにして、リソース利用が改善される。これにより、サイドリンク通信システムにおいて、スロット単位でユーザがスケジュールされるときに、マルチユーザ多重化を実施することが困難であるという問題を解決することができる。
【0191】
前述の解決策は、システムリソースによって占有される時間領域シンボルの数が14未満であるシナリオに適用可能である。例えば、サイドリンク通信システムでは、1つのSLスロットによって占有される時間領域シンボルが14未満である。
【0192】
実装形態2:第1のリソースおよび第2のリソースは異なる時間領域リソースを占有する。
【0193】
例えば、
図12Aに示されるように、第1のリソースは時間領域シンボル1から時間領域シンボル3を占有し、第2のリソースは時間領域シンボル6から時間領域シンボル8を占有する。
【0194】
例えば、
図12Bに示されるように、第1のリソースは時間領域シンボル1から時間領域シンボル5を占有する。第2のリソースは時間領域シンボル8から時間領域シンボル12を占有する。
【0195】
例えば、
図12Cに示されるように、第1のリソースは時間領域シンボル1から時間領域シンボル3を占有する。第2のリソースは時間領域シンボル6から時間領域シンボル10を占有する。
【0196】
前述の例では、第1のリソースおよび第2のリソースは異なる時間領域シンボルを占有することが習得されることができる。しかしながら、第1のリソースおよび第2のリソースは、周波数領域において同じサブキャリアを占有し得る。
【0197】
前述の例では、水平座標に含まれる時間領域シンボルは、1つのスロットに含まれる時間領域シンボルとして理解され得る。言い換えれば、1つのスロットは、より小さい粒度のリソースに分割される。このようなリソース分割を通して、時間領域における多重化能力が追加的に提供されることができ、複数のユーザ間の干渉が回避され、測位精度が改善される。異なるユーザは異なる時間領域リソースを占有し、その結果、時間領域における単一のスロットの複数のユーザの多重化能力が実装される。これにより、サイドリンク通信システムにおいて、スロット単位でユーザがスケジュールされるときに、マルチユーザ多重化を実施することが困難であるという問題を解決することができる。
【0198】
任意選択で、第1のリソースおよび第2のリソースによって占有される時間領域シンボルの数は、同じであっても異なっていてもよい。これは本出願で具体的に限定されない。
【0199】
例えば、
図12Aに示されるように、第1のリソースおよび第2のリソースは各々、3つの時間領域シンボルを占有し、言い換えれば、第1のリソースおよび第2のリソースは各々、同じ数の時間領域シンボルを占有する。
【0200】
例えば、
図12Cに示されるように、第1のリソースは3つの時間領域シンボルを占有し、第2のリソースは5つの時間領域シンボルを占有する。言い換えれば、第1のリソースおよび第2のリソースは各々、同じ数の時間領域シンボルを占有する。
【0201】
任意選択で、第1のリソースに対応するコーム値および第2のリソースに対応するコーム値は同じであっても異なっていてもよい。これは本出願で具体的に限定されない。
【0202】
例えば、
図12Aに示されるように、第1のリソースに対応するコーム値および第2のリソースに対応するコーム値の両方が2である。言い換えれば、第1のリソースおよび第2のリソースは各々同じコーム値に対応する。
【0203】
例えば、
図12Cに示されるように、第1のリソースに対応するコーム値は2であり、第2のリソースに対応するコーム値は4である。言い換えれば、第1のリソースおよび第2のリソースは各々異なるコーム値に対応する。
【0204】
任意選択で、周波数領域において第1のリソースによって占有される帯域幅はリソースプール帯域幅である。例えば、SL通信システムでは、1つの帯域幅部分(bandwidth part,BWP)は、少なくとも1つのリソースプール帯域幅を含み、周波数領域において第1のリソースによって占有される帯域幅は、リソースプール帯域幅の1つであってもよい。
【0205】
例えば、
図6Bに示されるように、リソースプール帯域幅は、サブキャリア0とサブキャリア23の間の周波数領域帯域幅を含む。周波数領域において第1のリソースによって占有される帯域幅は、リソースプール帯域幅として理解され得る。
【0206】
任意選択で、第1のリソースは周波数領域においてリソースプール帯域幅の一部を占有し、第2のリソースは周波数領域においてリソースプール帯域幅の他の部分を占有する。
【0207】
例えば、
図11に示されるように、リソースプール帯域幅は、サブキャリア0とサブキャリア23の間の周波数領域帯域幅を含む。周波数領域において第1のリソースによって占有される帯域幅は、リソースプール帯域幅の半分として理解されてもよく、周波数領域において第2のリソースによって占有される帯域幅は、リソースプール帯域幅の他の半分として理解されてもよい。
【0208】
任意選択で、第1のリソースは、第1の通信装置によって決定されてもよく、または第1の通信装置のために第4の通信装置によって構成されてもよい。これは本出願で具体的に限定されない。
【0209】
例えば、第1の通信装置は、第1のリソースを構成し、その結果、第1のリソースが第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する。
【0210】
例えば、第1の通信装置は基地局であり、第2の通信装置は端末デバイスであり、基地局は第1のリソースを構成し得る。さらに、任意選択で、基地局は、第1のリソースの関連した構成を端末デバイスにさらに送信してもよい。このようにして、端末デバイスは、第1のリソース上で、基地局によって送信された第1の測位基準信号を受信する。
【0211】
第4の通信装置が第1の通信装置のために第1のリソースを構成するとき、第4の通信装置は、第1のリソースが第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有するように、以下の2つの可能な実装形態において第1の通信装置のために第1のリソースを構成する。これは、別の実装形態にも適用可能である。これは本出願で具体的に限定されない。
【0212】
以下では、ステップ501aを参照して実施形態1を説明する。
【0213】
任意選択で、
図5Bに示される実施形態は、ステップ501aをさらに含む。ステップ501aはステップ501の前に行われ得る。
【0214】
501a:第4の通信装置は、第1の構成情報を第1の通信装置に送信する。これに対応して、第1の通信装置は、第4の通信装置から第1の構成情報を受信する。
【0215】
第1の構成情報は第1の通信装置のために第1のリソースを構成するために使用され、第1のリソースは時間領域においてY個の時間領域シンボルを占有する。第1のリソースに対応するコーム値はXである。YはXに1を加えたものに等しいか、またはYはXの整数倍に1を加えたものに等しいか、またはXはY未満であり、YはXの整数倍ではない。
【0216】
第1のリソースによって占有される時間領域シンボルの数と第1のリソースに対応するコーム値の間のいくつかの可能な関係については、関連した説明を参照されたい。本明細書では詳細は再び説明されない。
【0217】
任意選択で、第1の通信装置は端末デバイスであり、第2の通信装置は基地局である。第2の通信装置および第4の通信装置は、同じ通信装置であってもよい。
【0218】
この実装形態では、第4の通信装置は、第1の構成情報を使用して、第1のリソースによって占有される時間領域シンボルの数および第1のリソースに対応するコーム値を示す。第4の通信装置は、時間領域シンボルの数とコーム値の間のいくつかの可能な関係を使用して、第1のリソースが第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する必要があることを間接的に示す。
【0219】
例えば、第4の通信装置は、第1の通信装置に、第1のリソースによって占有される時間領域シンボルの数が5であり、第1のリソースに対応するコーム値が4であることを示す。このようにして、第1の通信装置は第1のリソースを決定することができ、第1のリソースは第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する。
【0220】
任意選択で、第1の構成情報は、第1のリソースによって占有される時間領域シンボルの各々に対応する周波数領域オフセット、第1のリソースによって占有される時間領域シンボルの開始時間領域シンボルの位置、および第1のリソースによって占有される時間領域シンボルの終了時間領域シンボルの位置の少なくとも1つをさらに含む。
【0221】
前述のステップ501aに基づいて、任意選択で、前述のステップ501は、具体的には以下を含む。
【0222】
第1の通信装置は、第1の構成情報に基づいて第1のリソースを決定する。
【0223】
例えば、第1のリソースによって占有される時間領域シンボルの数は5であり、対応するコーム値は4である。第1のリソースによって占有される開始時間領域シンボルはスロットの時間領域シンボル2であり、第1のリソースによって占有される終了時間領域シンボルはスロットの時間領域シンボル6である。第1のリソースによって占有される時間領域シンボル6に対する時間領域シンボル2に対応する周波数領域オフセットは、0、2、1、3、および0である。したがって、第1のリソースは、
図6Bに示される影部分によって表される時間周波数リソースを含み得る。
【0224】
以下では、ステップ501bを参照して実施形態1を説明する。
【0225】
任意選択で、
図5Bに示される実施形態は、ステップ501bをさらに含む。ステップ501bはステップ501の前に行われ得る。
【0226】
501b:第4の通信装置は、第1の指示情報を第1の通信装置に送信する。これに対応して、第1の通信装置は、第4の通信装置から第1の指示情報を受信する。
【0227】
第1の指示情報は、第1のリソースが第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有することを示す。
【0228】
前述のステップ501bに基づいて、任意選択で、前述のステップ501は、具体的には以下を含む。
【0229】
第1の通信装置は、第1の指示情報に基づいて第1のリソースを決定する。
【0230】
例えば、
図13に示されるように、第4の通信装置は第1の通信装置のために第1のリソースを構成し、第1のリソースは4つの時間領域シンボルを占有し、第1のリソースに対応するコーム値は4である。第1の通信装置は、第1の指示情報に基づいて、第1のリソースによって占有される最初の時間領域シンボルおよび最後の時間領域シンボルが同じ周波数領域リソースを占有するように構成し得る。第1のリソースは、
図13の影部分に示される時間周波数リソースを含む。
【0231】
第1の時間領域シンボルがAGCシンボルであり、第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボルが不連続である解決策では、第1のリソースは2つの部分に分割され得ることに留意されたい。一方の部分はAGCに使用されるリソースであり、他方の部分は第1の測位基準信号を送信するために使用されるリソースである。
【0232】
例えば、第4の通信装置は、第1の通信装置のために、第1の測位基準信号を送信するために使用されるリソースを構成し得る。例えば、第1の測位基準信号を送信するのに使用されるリソースは、1つのスロットの4つの時間領域シンボル、すなわち、二番目の時間領域シンボルから五番目の時間領域シンボル(本明細書では時間領域シンボル1から時間領域シンボル4と呼ぶ)をそれぞれ占有する。第1の測位基準信号を送信するために使用されるリソースに対応するコーム値は4である。しかしながら、通信プロトコルは、スロットの最初の時間領域シンボルがAGCシンボルとして使用されることを指定し得、AGCシンボル上でAGCに使用されるリソースによって占有される周波数領域リソースは、最後の時間領域シンボルによって占有される周波数領域リソース、または第1の測位基準信号を送信するために使用される第1のリソースによって占有される最後から二番目の時間領域シンボルと同じである。
【0233】
任意選択で、第1の通信装置によってAGCシンボルで送信される信号は、第1の通信装置によって送信される第1の測位基準信号によって占有される最後の時間領域シンボルまたは最後から二番目の時間領域シンボルで送信される信号のコピーである。
【0234】
502:第1の通信装置は、第1のリソース上で第2の通信装置に第1の測位基準信号を送信する。これに対応して、第2の通信装置は、第1のリソース上で第1の通信装置によって送信された第1の測位基準信号を受信する。
【0235】
任意選択で、第1の通信装置はアクセスネットワークデバイスであり、第2の通信装置はアクセスネットワークデバイスである。この場合、第1の測位基準信号はダウンリンク測位基準信号であり得る。
【0236】
任意選択で、第1の通信装置はアクセスネットワークデバイスであり、第2の通信装置は端末デバイスである。この場合、第1の測位基準信号はアップリンク測位基準信号であり得る。
【0237】
任意選択で、第1の通信装置は第1の端末デバイスであり、第2の通信装置は第2の端末デバイスであり、第1の通信装置はRSUであり、第2の通信装置は端末デバイスであるか、または第1の通信装置は端末デバイスであり、第2の通信装置はRSUである。この場合、第1の測位基準信号は、サイドリンク測位基準信号(sidelink positioning reference signal,SL-PRS)であってもよい。
【0238】
503:第2の通信装置は第1の測位基準信号を測定して測定結果を取得する。
【0239】
任意選択で、測定結果は、第1の測位基準信号の到来時間および到来角の少なくとも1つを含む。
【0240】
具体的には、第2の通信装置は、マルチパスパラメータ、例えば、第1の測位基準信号が第2の通信装置に到達する時間および角度を取得するために、第1の測位基準信号を測定し得る。第2の通信装置は、第1の時間領域シンボル上の第1の測位基準信号を測定して第1の位相を取得し得る。第2の通信装置は、第2の時間領域シンボル上の第1の測位基準信号を測定して第2の位相を取得し得る。次いで、第1の通信装置は、第1の位相と第2の位相の間の位相差を決定し、位相差を使用して、第1の通信装置と第2の通信装置の間のドップラーシフトを決定する。そして、第1の通信装置は、ドップラーシフトを使用して、マルチパスパラメータを補償する。言い換えれば、測定結果はマルチパスパラメータを含み、マルチパスパラメータはドップラーシフトを使用して、補償される。代替的に、測定結果は、マルチパスパラメータおよびドップラーシフトを含み、マルチパスパラメータはドップラーシフトを使用して、補償されない。
【0241】
任意選択で、少なくとも1つの時間領域シンボルは第3の時間領域シンボルをさらに含み、第1のリソースは第3の時間領域シンボルおよび第1の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する。
【0242】
具体的には、第2の通信装置は、第3の時間領域シンボル上の第1の測位基準信号を測定して第3の位相を取得し得る。第2の通信装置は、第1の位相、第2の位相、および第3の位相を使用して、第1の通信装置と第2の通信装置の間のドップラーシフト1を包括的に決定し得る。
【0243】
任意選択で、少なくとも1つの時間領域シンボルは、第4の時間領域シンボルおよび第5の時間領域シンボルをさらに含む。第1のリソースは、第4の時間領域シンボルおよび第5の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する。
【0244】
具体的には、第2の通信装置は、第1の時間領域シンボル上の第1の測位基準信号を測定して第1の位相を取得し得る。第2の通信装置は、第2の時間領域シンボル上の第1の測位基準信号を測定して第2の位相を取得し得る。次いで、第1の通信装置は、第1の位相と第2の位相の間の位相差を決定し、位相差を使用して、第1の通信装置と第2の通信装置の間のドップラーシフト1を決定する。第2の通信装置は、第4の時間領域シンボル上の第1の測位基準信号を測定して第4の位相を取得し得る。第2の通信装置は、第5の時間領域シンボル上の第1の測位基準信号を測定して第5の位相を取得し得る。次いで、第2の通信装置は、第4の位相と第5の位相の間の位相差を決定し、位相差を使用して、第1の通信装置と第2の通信装置の間のドップラーシフト2を決定する。第2の通信装置は、ドップラーシフト1およびドップラーシフト2を参照して、第1の通信装置と第2の通信装置の間のドップラーシフトを最終的に決定し得る。
【0245】
任意選択で、第2の通信装置が測定結果を決定した後、第2の通信装置は、以下の2つの可能な解決策を実行してもよい。2つの解決策は以下で別々に説明される。
【0246】
以下では、ステップ504を参照して、第1の可能な解決策を説明する。
【0247】
任意選択で、
図5Bに示される実施形態はステップ504をさらに含み、ステップ504はステップ503の後に実行されてもよい。
【0248】
504:第2の通信装置は測定結果に基づいて第1の通信装置または第2の通信装置を位置決めする。
【0249】
例えば、測定結果は、ドップラーシフト補償を通して取得されたマルチパスパラメータを含む。
図2に示されように、第1の通信装置は端末デバイス201であり、第2の端末デバイスは端末デバイス202である。端末デバイス202は、マルチパスパラメータを使用して、端末デバイス201または端末デバイス202を位置決めし得る。
【0250】
例えば、測定結果は、ドップラーシフト補償を通して取得されたマルチパスパラメータを含む。
図3に示されるように、第1の通信装置はRSU 302であり、第2の通信装置は端末デバイス301である。端末デバイス301は、RSU 302、RSU 303、およびRSU 304にそれぞれ対応する測定結果を受信し得る。次いで、端末デバイス301は、これらのマルチパスパラメータを組み合わせて、端末デバイス301を位置決めする。
【0251】
以下では、ステップ505およびステップ506を参照して、第2の可能な解決策を説明する。
【0252】
任意選択で、
図5Bに示される実施形態は、ステップ505およびステップ506をさらに含む。ステップ505およびステップ506は、ステップ503の後に実行されてもよい。
【0253】
505:第2の通信装置は測定結果を第3の通信装置に送信する。これに対応して、第3の通信装置は、第2の通信装置から測定結果を受信する。
【0254】
例えば、
図1に示されるように、第1の通信装置は端末デバイス101であり、第2の通信装置はアクセスネットワークデバイス102であり、第3の通信装置はLMF 104である。アクセスネットワークデバイス102は、測定結果を、LMF 103を介してLMF 104に送信する。このようにして、LMF 104は、端末デバイス101を位置決めすることができる。
【0255】
例えば、
図4に示されるように、第1の通信装置は端末デバイス402であり、第2の通信装置は端末デバイス401であり、第3の通信装置はLMF 404である。端末デバイス401は、アクセスネットワークデバイス403を介してLMF 404に測定結果を送信する。このようにして、LMF 404は、端末デバイス402または端末デバイス401を位置決めすることができる。
【0256】
506::第3の通信装置は測定結果に基づいて第1の通信装置または第2の通信装置を位置決めする。
【0257】
例えば、測定結果は、ドップラーシフトを使用して、補償されないマルチパスパラメータおよびドップラーシフトを含み、第3の通信装置は、ドップラーシフトを使用して、マルチパスパラメータを補償してもよい。次いで、第3の通信装置は、補償されたマルチパスパラメータを使用して、第1の通信装置または第2の通信装置を位置決めする。
【0258】
例えば、
図1に示されるように、第1の通信装置は端末デバイス101であり、第2の通信装置はアクセスネットワークデバイス102であり、第3の通信装置はLMF 104である。アクセスネットワークデバイス102は、測定結果を、LMF 103を介してLMF 104に送信する。LMF 104は、ドップラーシフトを使用して、マルチパスパラメータを補償する。次いで、第3の通信装置は、補償されたマルチパスパラメータを使用して、端末デバイス101を位置決めする。
【0259】
本出願のこの実施形態では、第1の通信装置は第1のリソースを決定する。第1のリソースは第1の測位基準信号を送信するために使用され、第1のリソースは少なくとも2つの時間領域シンボルを占有し、少なくとも2つの時間領域シンボルは同じスロットに位置し、少なくとも2つの時間領域シンボルは第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボルを含み、第1のリソースは第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する。第1の通信装置は、第1のリソース上で第2の通信装置に第1の測位基準信号を送信する。第1のリソースは第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有することが習得されることができる。これは、第2の通信装置が第1の通信装置または第2の通信装置上で正確な測位を実行するのを助け、測位精度を改善する。例えば、デバイス間のドップラーシフトは、時間領域における連続的な位相変化を導入する。したがって、第2の通信装置は、第1の時間領域シンボル上で第1の測位基準信号を測定することによって取得された位相と、第2の時間領域シンボル上で第1の測位基準信号を測定することによって取得された位相の間の位相差を使用することによって、第1の通信装置と第2の通信装置の間のドップラーシフトを正確に推定し得る。ドップラーシフト推定性能が改善される。このようにして、第2の通信装置は、ドップラーシフトに基づいて、測定を通して取得されたいくつかのマルチパスパラメータを補償し、次いで、補償されたマルチパスパラメータを使用して第1の通信装置または第2の通信装置上で正確な測位を実行することができる。したがって、測位精度が改善され、測位性能が改善される。
【0260】
前述の例では、第1の時間領域シンボルがAGCシンボルである例以外の一例では、AGCシンボルの位置は一例にすぎず、本出願に対する限定を構成するものではない。前述の例におけるGAPシンボルの位置も一例であり、本出願に対する限定を構成するものではない。
【0261】
以下では、本出願の実施形態で提供される第1の通信装置について説明する。
図14は、本出願の一実施形態による第1の通信装置の構造の図である。第1の通信装置は、
図5Bに示される実施形態で第1の通信装置によって行われるステップを行うように構成されてもよい。詳細については、前述の方法実施形態における関連した説明を参照されたい。
【0262】
第1の通信装置1400は、トランシーバモジュール1401および処理モジュール1402を含む。
【0263】
トランシーバモジュール1401は、対応する通信機能を実装し得る。トランシーバモジュール1401は、通信インターフェースまたは通信ユニットと呼ばれてもよい。処理モジュール1402は、処理動作を実行するように構成される。
【0264】
任意選択で、第1の通信装置1400は、記憶モジュールをさらに含んでもよい。記憶モジュールは、命令および/またはデータを記憶するように構成されてもよい。処理モジュール1402は、通信装置が
図5Bに示される方法実施形態を実施するように、記憶モジュールの命令および/またはデータを読み取り得る。
【0265】
第1の通信装置1400は、前述の方法実施形態において第1の通信装置によって行われるアクションを行うように構成されてもよい。第1の通信装置1400は、第1の通信装置であってもよいし、第1の通信装置に配置され得る構成要素であってもよい。トランシーバモジュール1401は、前述の方法実施形態における第1の通信装置側で受信関連動作を行うように構成されており、処理モジュール1402は、前述の方法実施形態における第1の通信装置側で処理関連動作を行うように構成される。
【0266】
任意選択で、トランシーバモジュール1401は、送信モジュールおよび受信モジュールを含んでもよい。送信モジュールは、
図5Bに示される前述の方法実施形態における第1の通信装置の送信動作を実行するように構成される。受信モジュールは、
図5Bに示される前述の方法実施形態における第1の通信装置の受信動作を実行するように構成される。
【0267】
第1の通信装置1400は、送信モジュールを含んでもよいが、受信モジュールを含まなくてもよいことに留意されたい。代替的に、第1の通信装置1400は、受信モジュールを含んでもよいが、送信モジュールを含まなくてもよい。これは、第1の通信装置1400によって行われる前述の解決策が送信アクションおよび受信アクションを含むかどうかに応じて具体的に決定されてもよい。
【0268】
可能な実装形態では、第1の通信装置1400は以下の解決策を実行してもよい。
【0269】
処理モジュール1402は、第1のリソースを決定するように構成される。第1のリソースは第1の測位基準信号を送信するために使用され、第1のリソースは少なくとも2つの時間領域シンボルを占有し、少なくとも2つの時間領域シンボルは同じスロットに位置し、少なくとも2つの時間領域シンボルは第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボルを含み、第1のリソースは第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する。
【0270】
トランシーバモジュール1401は、第1のリソース上で第2の通信装置に第1の測位基準信号を送信するように構成される。
【0271】
可能な実装形態では、第1の時間周波数単位は、時間領域において1つのスロット、スロットの半分、または1つのスロットの時間領域シンボルの一部を占有する。
【0272】
別の可能な実装形態では、第1の時間領域シンボルは、第1のリソースによって占有される最初の時間領域シンボルであり、第2の時間領域シンボルは、第1のリソースによって占有される最後の時間領域シンボルまたは最後から二番目の時間領域シンボルである。
【0273】
別の可能な実装形態では、第1の時間領域シンボルはAGCシンボルであり、第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボルは不連続である。
【0274】
別の可能な実装形態では、第1のリソースは、時間領域において5、7、9、または11個の時間領域シンボルを占有する。
【0275】
別の可能な実装形態では、時間領域において第1のリソースによって占有される時間領域シンボルの数は、第1のリソースに対応するコーム値よりも1大きい。
【0276】
別の可能な実装形態では、第1のリソースは時間領域においてY個の時間領域シンボルを占有し、第1のリソースに対応するコーム値はXであり、XはYの整数倍に1を加えたものに等しい。
【0277】
別の可能な実装形態では、第1のリソースは時間領域においてY個の時間領域シンボルを占有し、第1のリソースに対応するコーム値はXであり、XはY未満であり、YはXの整数倍ではない。
【0278】
別の可能な実装形態では、少なくとも2つの時間領域シンボルは第3の時間領域シンボルをさらに含み、第1のリソースは第3の時間領域シンボルおよび第1の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する。
【0279】
別の可能な実装形態では、少なくとも2つの時間領域シンボルは、第4の時間領域シンボルおよび第5の時間領域シンボルをさらに含み、第1のリソースは、第4の時間領域シンボルおよび第5の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する。
【0280】
別の可能な実装形態では、少なくとも2つの時間領域シンボルのいずれか1つで第1のリソースによって占有されるサブキャリアにおいて、いずれか2つの隣接するサブキャリア間に等しい周波数領域間隔がある。
【0281】
別の可能な実装形態では、周波数領域において第1のリソースによって占有される帯域幅はリソースプール帯域幅である。
【0282】
別の可能な実装形態では、トランシーバモジュール1401は、
第4の通信装置から第1の構成情報を受信するようにさらに構成される。第1の構成情報は第1のリソースを構成するために使用され、第1のリソースは時間領域においてY個の時間領域シンボルを占有し、第1のリソースに対応するコーム値はXであり、YはXに1を加えたものに等しいか、またはYはXの整数倍に1を加えたものに等しいか、またはXはYより小さく、YはXの整数倍ではない。
【0283】
処理モジュール1402は、
第1の構成情報に基づいて第1のリソースを決定するように特に構成される。
【0284】
別の可能な実装形態では、トランシーバモジュール1401は、
第4の通信装置から第1の指示情報を受信するようにさらに構成される。第1の指示情報は、第1のリソースが第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有することを示す。
【0285】
処理モジュール1402は、
第1の指示情報に基づいて第1のリソースを決定するように特に構成される。
【0286】
別の可能な実装形態では、第1の時間周波数単位は、第2のリソースをさらに含む。第2のリソースは第5の通信装置の第2の測位基準信号を送信するために使用され、第2のリソースは少なくとも2つの時間領域シンボルを占有し、少なくとも2つの時間領域シンボルは第6の時間領域シンボルおよび第7の時間領域シンボルを含み、第2のリソースは第6の時間領域シンボルおよび第7の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する。
【0287】
第1のリソースおよび第2のリソースは同じ時間領域リソースを占有し、同じ時間領域シンボル上で第1のリソースおよび第2のリソースによって占有される周波数領域リソースは、周波数分割多重関係を満たし得る。代替的に、第1のリソースおよび第2のリソースは異なる時間領域リソースを占有する。
【0288】
以下では、本出願の実施形態で提供される第2の通信装置について説明する。
図15は、本出願の一実施形態による第2の通信装置の構造の図である。第2の通信装置は、
図5Bに示される実施形態で第2の通信装置によって行われるステップを行うように構成されてもよい。詳細については、前述の方法実施形態における関連した説明を参照されたい。
【0289】
第2の通信装置1500は、トランシーバモジュール1501および処理モジュール1502を含む。
【0290】
トランシーバモジュール1501は、対応する通信機能を実装し得る。トランシーバモジュール1501は、通信インターフェースまたは通信ユニットと呼ばれてもよい。処理モジュール1502は、処理動作を実行するように構成される。
【0291】
任意選択で、第2の通信装置1500は、記憶モジュールをさらに含んでもよい。記憶モジュールは、命令および/またはデータを記憶するように構成されてもよい。処理モジュール1502は、通信装置が
図5Bに示される方法実施形態を実施するように、記憶モジュールの命令および/またはデータを読み取り得る。
【0292】
第2の通信装置1500は、前述の方法実施形態において第2の通信装置によって行われるアクションを行うように構成されてもよい。第2の通信装置1500は、第2の通信装置であってもよいし、第2の通信装置に配置され得る構成要素であってもよい。トランシーバモジュール1501は、前述の方法実施形態における第2の通信装置側で受信関連動作を行うように構成されており、処理モジュール1502は、前述の方法実施形態における第2の通信装置側で処理関連動作を行うように構成される。
【0293】
任意選択で、トランシーバモジュール1501は、送信モジュールおよび受信モジュールを含んでもよい。送信モジュールは、
図5Bに示される前述の方法実施形態における第2の通信装置の送信動作を実行するように構成される。受信モジュールは、
図5Bに示される前述の方法実施形態における第2の通信装置の受信動作を実行するように構成される。
【0294】
第2の通信装置1500は、送信モジュールを含んでもよいが、受信モジュールを含まなくてもよいことに留意されたい。代替的に、第2の通信装置1500は、受信モジュールを含んでもよいが、送信モジュールを含まなくてもよい。これは、第2の通信装置1500によって行われる前述の解決策が送信アクションおよび受信アクションを含むかどうかに応じて具体的に決定されてもよい。
【0295】
可能な実装形態では、第2の通信装置1500は以下の解決策を実行してもよい。
【0296】
トランシーバモジュール1501は、第1のリソース上で第1の通信装置によって送信された第1の測位基準信号を受信するように構成される。
【0297】
第1のリソースは少なくとも2つの時間領域シンボルを占有し、少なくとも2つの時間領域シンボルは同じスロットに位置し、少なくとも2つの時間領域シンボルは第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボルを含み、第1のリソースは第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する。
【0298】
処理モジュール1502は、測定結果を取得するために第1の測位基準信号を測定するように構成され、測定結果に基づいて第1の通信装置または第2の通信装置1500を位置決めする。
【0299】
別の可能な実装形態では、第2の通信装置1500は以下の解決策を実行してもよい。
【0300】
トランシーバモジュール1501は、第1のリソース上で第1の通信装置によって送信された第1の測位基準信号を受信するように構成される。
【0301】
第1のリソースは第1の時間周波数単位に位置し、第1のリソースは少なくとも2つの時間領域シンボルを占有し、少なくとも2つの時間領域シンボルは第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボルを含み、第1のリソースは第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する。
【0302】
処理モジュール1502は、測定結果を取得するために第1の測位基準信号を測定するように構成される。
【0303】
トランシーバモジュール1501は、測定結果を第3の通信装置に送信するようにさらに構成される。
【0304】
任意選択で、第1の時間周波数単位は、時間領域において1つのスロット、スロットの半分、または1つのスロットの時間領域シンボルの一部を占有する。
【0305】
任意選択で、第1の時間領域シンボルは、第1のリソースによって占有される最初の時間領域シンボルであり、第2の時間領域シンボルは、第1のリソースによって占有される最後の時間領域シンボルまたは最後から二番目の時間領域シンボルである。
【0306】
任意選択で、第1の時間領域シンボルはAGCシンボルであり、第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボルは不連続である。
【0307】
任意選択で、第1のリソースは、時間領域において5、7、9、または11個の時間領域シンボルを占有する。
【0308】
任意選択で、時間領域において第1のリソースによって占有される時間領域シンボルの数は、第1のリソースに対応するコーム値よりも1大きい。
【0309】
任意選択で、第1のリソースは時間領域においてY個の時間領域シンボルを占有し、第1のリソースに対応するコーム値はXであり、XはYの整数倍に1を加えたものに等しい。
【0310】
任意選択で、第1のリソースは時間領域においてY個の時間領域シンボルを占有し、第1のリソースに対応するコーム値はXであり、XはY未満であり、YはXの整数倍ではない。
【0311】
任意選択で、少なくとも2つの時間領域シンボルは第3の時間領域シンボルをさらに含み、第1のリソースは第3の時間領域シンボルおよび第1の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する。
【0312】
任意選択で、少なくとも2つの時間領域シンボルは、第4の時間領域シンボルおよび第5の時間領域シンボルをさらに含み、第1のリソースは、第4の時間領域シンボルおよび第5の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する。
【0313】
任意選択で、少なくとも2つの時間領域シンボルのいずれか1つで第1のリソースによって占有されるサブキャリアにおいて、いずれか2つの隣接するサブキャリア間に等しい周波数領域間隔がある。
【0314】
任意選択で、周波数領域において第1のリソースによって占有される帯域幅はリソースプール帯域幅である。
【0315】
任意選択で、第1の時間周波数単位は、第2のリソースをさらに含む。第2のリソースは第5の通信装置の第2の測位基準信号を送信するために使用され、第2のリソースは少なくとも2つの時間領域シンボルを占有し、少なくとも2つの時間領域シンボルは第6の時間領域シンボルおよび第7の時間領域シンボルを含み、第2のリソースは第6の時間領域シンボルおよび第7の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する。
【0316】
第1のリソースおよび第2のリソースは同じ時間領域リソースを占有し、同じ時間領域シンボル上で第1のリソースおよび第2のリソースによって占有される周波数領域リソースは、周波数分割多重関係を満たし得る。代替的に、第1のリソースおよび第2のリソースは異なる時間領域リソースを占有する。
【0317】
以下では、本出願の実施形態で提供される第4の通信装置について説明する。
図16は、本出願の一実施形態による第4の通信装置の構造の図である。第4の通信装置は、
図5Bに示される実施形態で第4の通信装置によって行われるステップを行うように構成されてもよい。詳細については、前述の方法実施形態における関連した説明を参照されたい。
【0318】
第4の通信装置1600は、トランシーバモジュール1601を含む。任意選択で、第4の通信装置1600は、処理モジュール1602をさらに含む。
【0319】
トランシーバモジュール1601は、対応する通信機能を実装し得る。トランシーバモジュール1601は、通信インターフェースまたは通信ユニットと呼ばれてもよい。処理モジュール1602は、処理動作を実行するように構成される。
【0320】
任意選択で、第4の通信装置1600は、記憶モジュールをさらに含んでもよい。記憶モジュールは、命令および/またはデータを記憶するように構成されてもよい。処理モジュール1602は、通信装置が
図5Bに示される方法実施形態を実施するように、記憶モジュールの命令および/またはデータを読み取り得る。
【0321】
第4の通信装置1600は、前述の方法実施形態において第4の通信装置によって行われるアクションを行うように構成されてもよい。第4の通信装置1600は、第4の通信装置であってもよいし、第4の通信装置に配置され得る構成要素であってもよい。トランシーバモジュール1601は、前述の方法実施形態における第4の通信装置側で受信関連動作を行うように構成されており、処理モジュール1602は、前述の方法実施形態における第4の通信装置側で処理関連動作を行うように構成される。
【0322】
任意選択で、トランシーバモジュール1601は、送信モジュールおよび受信モジュールを含んでもよい。送信モジュールは、
図5Bに示される前述の方法実施形態における第4の通信装置の送信動作を実行するように構成される。受信モジュールは、
図5Bに示される前述の方法実施形態における第4の通信装置の受信動作を実行するように構成される。
【0323】
第4の通信装置1600は、送信モジュールを含んでもよいが、受信モジュールを含まなくてもよいことに留意されたい。代替的に、第4の通信装置1600は、受信モジュールを含んでもよいが、送信モジュールを含まなくてもよい。これは、第4の通信装置1600によって行われる前述の解決策が送信アクションおよび受信アクションを含むかどうかに応じて具体的に決定されてもよい。
【0324】
可能な実装形態では、第4の通信装置1600は、以下の解決策を実行するように構成される。
【0325】
トランシーバモジュール1601は、第1の構成情報を第1の通信装置に送信するように構成される。第1の構成情報は第1のリソースを構成するために使用され、第1のリソースは時間領域においてY個の時間領域シンボルを占有し、第1のリソースに対応するコーム値はXであり、YはXに1を加えたものに等しいか、またはYはXの整数倍に1を加えたものに等しいか、またはXはYより小さく、YはXの整数倍ではない。
【0326】
別の可能な実装形態では、第4の通信装置1600は、以下の解決策を実行するように構成される。
【0327】
トランシーバモジュール1601は、第1の指示情報を第1の通信装置に送信するように構成される。第1の指示情報は、第1のリソースが第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有し、第1のリソースが少なくとも2つの時間領域シンボルを占有し、少なくとも2つの時間領域シンボルが同じスロットに位置し、第1のリソースが第1の通信装置の第1の測位基準信号を送信するために使用されることを示す。
【0328】
図17は、通信装置が端末デバイスである可能な構造の図である。
【0329】
図17は、端末デバイスの簡略構造の図である。理解および図示を簡単にするために、
図17では、端末デバイスが携帯電話の一例が使用されている。
図17に示されるように、端末デバイスは、プロセッサ、メモリ、無線周波数回路、アンテナ、および入出力装置を含む。
【0330】
プロセッサは、通信プロトコル、および通信データを処理し、端末デバイスを制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理するなどのために主として構成される。メモリは、ソフトウェアプログラムおよびデータを記憶するように主に構成される。
【0331】
無線周波数回路は、ベースバンド信号と無線周波数信号との間の変換を行い、無線周波数信号を処理するように主に構成される。
【0332】
アンテナは、電磁波の形態の無線周波数信号を受信および送信するように主に構成される。
【0333】
タッチスクリーン、ディスプレイ、またはキーボードなどの入力/出力装置は、ユーザによって入力されたデータを受け取り、かつユーザに対してデータを出力するように、主に構成される。
【0334】
端末デバイスのタイプによっては、入出力装置を有していない場合があることに留意されたい。
【0335】
データを送信する必要があるとき、送信されるべきデータに対してベースバンド処理を実行した後、プロセッサは、無線周波数回路にベースバンド信号を出力し、無線周波数回路は、ベースバンド信号に対して無線周波数処理を実行し、次に、アンテナを介して電磁波の形態で無線周波数信号を外部に送信する。端末デバイスへデータが送信されると、無線周波数回路は、アンテナを通じて無線周波数信号を受信し、無線周波数信号をベースバンド信号に変換し、ベースバンド信号をプロセッサに出力する。プロセッサは、ベースバンド信号をデータに変換し、データを処理する。
【0336】
説明を容易にするために、
図17は、1つのメモリおよび1つのプロセッサのみを示す。実際の端末デバイス製品では、1つまたは複数のプロセッサ、および1つまたは複数のメモリがあってもよい。メモリは、記憶媒体、記憶デバイスなどと呼ばれてもよい。メモリは、プロセッサから独立して置かれてもよいし、またはプロセッサと統合されてもよい。これは本出願の実施形態では限定されない。
【0337】
本出願のこの実施形態では、アンテナおよびトランシーバ機能を有する無線周波数回路は、端末デバイスのトランシーバユニットと考えられてもよく、処理機能を有するプロセッサは、端末デバイスの処理ユニットと考えられてもよい。
図17に示されるように、端末デバイスは、トランシーバユニット1710および処理ユニット1720を含む。トランシーバユニットはまた、トランシーバ、トランシーバマシン、トランシーバ装置などと呼ばれてもよい。処理ユニットはまた、プロセッサ、処理基板、処理モジュール、処理装置などと呼ばれてもよい。
【0338】
任意選択で、受信機能を実施するように構成された、トランシーバユニット1710内の構成要素は受信ユニットと考えられてもよく、送信機能を実施するように構成された、トランシーバユニット1710内の構成要素は送信ユニットと考えられてもよい。言い換えれば、トランシーバユニット1710は、受信ユニットおよび送信ユニットを含む。トランシーバユニットは場合によってはトランシーバマシン、トランシーバ、トランシーバ回路などとも呼ばれる場合がある。受信ユニットは場合によっては、受信機マシン、受信機、受信回路などと呼ばれる場合もある。送信ユニットは場合によっては、送信機マシン、送信機、送信回路などと呼ばれる場合もある。
【0339】
トランシーバユニット1710は、前述の方法実施形態における第1の通信装置または第2の通信装置の送信動作および受信動作を行うように構成され、処理ユニット1720は、前述の方法実施形態における第1の通信装置または第2の通信装置の送信動作および受信動作以外の動作を行うように構成されることを理解されたい。
【0340】
第1の通信装置または第2の通信装置がチップである場合、チップは、トランシーバユニットおよび処理ユニットを含む。トランシーバユニットは、入力/出力回路または通信インターフェースであってもよい。処理ユニットは、プロセッサ、マイクロプロセッサ、集積回路、またはチップ上に集積された論理回路である。
【0341】
本出願は、通信装置をさらに提供する。
図18は、本出願の実施形態による通信装置の別の構造の図である。通信装置は、
図5に示される実施形態の第1の通信装置、第2の通信装置、または第4の通信装置によって実行されるステップを実行するように構成されてもよい。詳細については、前述の方法実施形態における関連した説明を参照されたい。
【0342】
通信装置はプロセッサ1801を含む。任意選択で、通信装置は、メモリ1802およびトランシーバ1803をさらに含む。
【0343】
可能な実装形態では、プロセッサ1801、メモリ1802、およびトランシーバ1803はバスを通して個別に接続され、メモリはコンピュータ命令を記憶する。
【0344】
任意選択で、前述の実施形態における処理モジュール1402は、具体的には、この実施形態におけるプロセッサ1801であってもよい。したがって、プロセッサ1801の具体的な実装形態については再度説明されない。前述の実施形態におけるトランシーバモジュール1401は、具体的には、この実施形態におけるトランシーバ1803であってもよい。したがって、トランシーバ1803の具体的な実装形態については再度説明されない。
【0345】
任意選択で、前述の実施形態における処理モジュール1502は、具体的には、この実施形態におけるプロセッサ1801であってもよい。したがって、プロセッサ1801の具体的な実装形態については再度説明されない。前述の実施形態におけるトランシーバモジュール1501は、具体的には、この実施形態におけるトランシーバ1803であってもよい。したがって、トランシーバ1803の具体的な実装形態については再度説明されない。
【0346】
任意選択で、前述の実施形態における処理モジュール1602は、具体的には、この実施形態におけるプロセッサ1801であってもよい。したがって、プロセッサ1801の具体的な実装形態については再度説明されない。前述の実施形態におけるトランシーバモジュール1601は、具体的には、この実施形態におけるトランシーバ1803であってもよい。したがって、トランシーバ1803の具体的な実装形態については再度説明されない。
【0347】
本出願の一実施形態は通信システムをさらに提供し、通信システムは第1の通信装置および第2の通信装置を含む。第1の通信装置は、
図5Bに示される実施形態で第1の通信装置によって行われるステップの全部または一部を行うように構成される。第2の通信装置は、
図5Bに示される実施形態で第2の通信装置によって行われるステップの全部または一部を行うように構成される。
【0348】
任意選択で、通信システムは第3の通信装置をさらに含み、第3の通信装置は、
図5Bに示される実施形態で第3の通信装置によって実行されるステップの全部または一部を実行するように構成される。
【0349】
任意選択で、通信システムは第4の通信装置をさらに含み、第4の通信装置は、
図5Bに示される実施形態で第4の通信装置によって実行されるステップの全部または一部を実行するように構成される。
【0350】
本出願の一実施形態は、命令を含むコンピュータプログラム製品をさらに提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは
図5Bに示される実施形態の方法を実行可能となる。
【0351】
本出願の一実施形態は、コンピュータ命令を含むコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ命令がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは
図5Bに示される実施形態の方法を実行可能となる。
【0352】
本出願の一実施形態は、メモリに接続し、メモリに記憶されたプログラムを呼び出す、プロセッサを含む、チップ装置をさらに提供し、その結果、プロセッサは、
図5Bに示される実施形態の方法を実行する。
【0353】
上記の任意のプロセッサは、汎用中央処理装置、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit,ASIC)、または
図5Bに示される実施形態の方法のプログラム実行を制御するように構成された1つまたは複数の集積回路であってよい。上記の任意のメモリは、読み出し専用メモリ(read-only memory,ROM)、静的情報および命令を記憶することができる別のタイプの静的記憶デバイス、ランダムアクセスメモリ(random access memory,RAM)などであってもよい。
【0354】
簡便な説明のために、前述のシステム、装置、およびユニットの詳細な動作プロセスについては、前述の方法実施形態における対応するプロセスを参照することが、当業者によって明確に理解され得る。本明細書では詳細は再び説明されない。
【0355】
本出願において提供されるいくつかの実施形態においては、開示のシステム、装置、および方法が他のやり方で実装され得ることを理解されたい。例えば、説明された装置の実施形態は単なる例である。例えば、ユニットへの分割は、単に論理的な機能分割であり、実際の実装に際しては他の分割であってもよい。例えば、複数のユニットまたは構成要素が組み合わされるか、または別のシステムに統合されてもよく、またはいくつかの特徴は無視されてよく、または実行されなくてもよい。これに加えて、表示されたり説明されたりしている相互接続や直接接続や通信接続がいくつかのインターフェースを使用して実施されてもよい。装置間またはユニット間の間接結合または通信接続は、電子的形態、機械的形態、または他の形態で実装されてもよい。
【0356】
別々の部分として説明されているユニットは、物理的に別々であってもなくてもよく、ユニットとして表示されている部分は、物理的なユニットであってもなくてもよく、1箇所に配置されてよく、または複数のネットワークユニット上に分散されてもよい。実施形態の解決策の目的を達成するために、実際の要件に基づいて、ユニットの一部または全部が選択されてもよい。
【0357】
加えて、本出願の実施形態の機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、ユニットの各々は、物理的に単独で存在してもよく、または2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。統合ユニットは、ハードウェアの形態で実装されてもよく、またはソフトウェア機能ユニットの形態で実装されてもよい。
【0358】
統合ユニットがソフトウェア機能ユニットの形態で実施され、独立した製品として販売または使用される場合、統合ユニットはコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてよい。そうした理解に基づき、本出願の技術的な解決策は本質的に、または現在の技術に寄与する部分は、または技術的な解決策の全部または一部は、ソフトウェア製品の形で実装されてよい。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスであり得る)に、本出願の実施形態において説明される方法のステップの全てまたは一部を実行するように命令するための複数の命令を含む。前述の記憶媒体は、例えば、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読み取り専用メモリ(read-only memory,ROM)、RAM、磁気ディスク、または光ディスクなどの、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体を包含する。
【0359】
前述の実施形態は、本出願を限定することではなく、本出願の技術的解決策を説明することを意図されているにすぎない。本出願は前述の実施形態に関連して詳細に説明されているが、本出願の実施形態の技術的解決策の趣旨および範囲を逸脱することなく、前述の実施形態に記載されている技術的解決策にさらに改変を行い得るかまたは前述の実施形態の一部の技術的特徴に対する等価の置換を行い得ることを当業者は理解されたい。
【符号の説明】
【0360】
101,201,202,301,401,402 端末デバイス
102,403 アクセスネットワークデバイス
103 アクセスおよびモビリティ管理機能AMF
104,404 位置管理機能(LMF)
302,303,304 路側ユニット(RSU)
1400 第1の通信装置
1401,1501,1601 トランシーバモジュール
1402,1502,1602 処理モジュール
1500 第2の通信装置
1600 第4の通信装置
1710 トランシーバユニット
1720 処理ユニット
1801 プロセッサ
1802 メモリ
1803 トランシーバ
【手続補正書】
【提出日】2025-01-23
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信方法であって、
第1の通信装置により、第1のリソースを決定するステップであって、前記第1のリソースは第1の測位基準信号を送信するために使用され、前記第1のリソースは少なくとも2つの時間領域シンボルを占有し、前記少なくとも2つの時間領域シンボルは同じスロットに位置し、前記少なくとも2つの時間領域シンボルは第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボルを含み、前記第1のリソースは前記第1の時間領域シンボルおよび前記第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する、ステップと、
前記第1の通信装置により、前記第1のリソース上で第2の通信装置に前記第1の測位基準信号を送信するステップと
を含む、方法。
【請求項2】
前記第1のリソースは第1の時間周波数単位を占有し、前記第1の時間周波数単位は、時間領域の1つのスロット、スロットの半分、または1つのスロットの時間領域シンボルの一部を占有する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の時間領域シンボルは、前記第1のリソースによって占有される最初の時間領域シンボルであり、前記第2の時間領域シンボルは、前記第1のリソースによって占有される最後の時間領域シンボルまたは最後から二番目の時間領域シンボルである、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の時間領域シンボルは自動利得制御(AGC)シンボルであり、前記第1の時間領域シンボルおよび前記第2の時間領域シンボルは不連続である、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
時間領域において前記第1のリソースによって占有される時間領域シンボルの数は、前記第1のリソースに対応するコーム値よりも1大きい、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のリソースは時間領域においてY個の時間領域シンボルを占有し、前記第1のリソースに対応するコーム値はXであり、YはXの整数倍に1を加えたものに等しい、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のリソースは時間領域においてY個の時間領域シンボルを占有し、前記第1のリソースに対応するコーム値はXであり、XはY未満であり、YはXの整数倍ではない、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記少なくとも2つの時間領域シンボルは第3の時間領域シンボルをさらに含み、前記第1のリソースは前記第3の時間領域シンボルおよび前記第1の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記少なくとも2つの時間領域シンボルは第4の時間領域シンボルおよび第5の時間領域シンボルをさらに含み、前記第1のリソースは前記第4の時間領域シンボルおよび前記第5の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記少なくとも2つの時間領域シンボルのいずれか1つの時間領域シンボル上で前記第1のリソースによって占有されるサブキャリアにおいて、いずれか2つの隣接するサブキャリア間に等しい周波数領域間隔がある、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
周波数領域において前記第1のリソースによって占有される帯域幅はリソースプール帯域幅である、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記第1の通信装置により、第4の通信装置から第1の構成情報を受信するステップであって、前記第1の構成情報は前記第1のリソースを構成するために使用され、前記第1のリソースは時間領域においてY個の時間領域シンボルを占有し、前記第1のリソースに対応するコーム値はXであり、YはXに1を加えたものに等しいか、またはYはXの整数倍に1を加えたものに等しいか、またはXはYより小さく、YはXの整数倍ではない、ステップ
をさらに含み、
第1の通信装置により、第1のリソースを決定する前記ステップは、
前記第1の通信装置により、前記第1の構成情報に基づいて前記第1のリソースを決定するステップ
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記第1の通信装置により、第4の通信装置から第1の指示情報を受信するステップであって、前記第1の指示情報は、前記第1のリソースが前記第1の時間領域シンボルおよび前記第2の時間領域シンボル上で前記同じ周波数領域リソースを占有することを示す、ステップ
をさらに含み、
第1の通信装置により、第1のリソースを決定する前記ステップは、
前記第1の通信装置により、前記第1の指示情報に基づいて前記第1のリソースを決定するステップ
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
通信方法であって、
第2の通信装置により、第1のリソース上で第1の通信装置によって送信された第1の測位基準信号を受信するステップであって、前記第1のリソースは少なくとも2つの時間領域シンボルを占有し、前記少なくとも2つの時間領域シンボルは同じスロットに位置し、前記少なくとも2つの時間領域シンボルは第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボルを含み、前記第1のリソースは前記第1の時間領域シンボルおよび前記第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する、ステップと、
前記第2の通信装置により、前記第1の測位基準信号を測定して測定結果を取得するステップと、
前記第2の通信装置により、前記測定結果に基づいて、前記第1の通信装置または前記第2の通信装置を位置決めするステップ、または前記第2の通信装置により、前記測定結果を第3の通信装置に送信するステップであって、前記測定結果は、前記第1の通信装置または前記第2の通信装置を位置決めするために前記第3の通信装置によって使用される、ステップと
を含む、方法。
【請求項15】
前記第1のリソースは第1の時間周波数単位を占有し、前記第1の時間周波数単位は、時間領域の1つのスロット、スロットの半分、または1つのスロットの時間領域シンボルの一部を占有する、請求項
14に記載の方法。
【請求項16】
前記第1の時間領域シンボルは、前記第1のリソースによって占有される最初の時間領域シンボルであり、前記第2の時間領域シンボルは、前記第1のリソースによって占有される最後の時間領域シンボルまたは最後から二番目の時間領域シンボルである、請求項
14に記載の方法。
【請求項17】
前記第1の時間領域シンボルは自動利得制御(AGC)シンボルであり、前記第1の時間領域シンボルおよび前記第2の時間領域シンボルは不連続である、請求項
14に記載の方法。
【請求項18】
時間領域において前記第1のリソースによって占有される時間領域シンボルの数は、前記第1のリソースに対応するコーム値よりも1大きい、請求項
14に記載の方法。
【請求項19】
前記第1のリソースは時間領域においてY個の時間領域シンボルを占有し、前記第1のリソースに対応するコーム値はXであり、
YはXの整数倍に1を加えたものに等しい、請求項
14に記載の方法。
【請求項20】
前記第1のリソースは時間領域においてY個の時間領域シンボルを占有し、前記第1のリソースに対応するコーム値はXであり、XはY未満であり、YはXの整数倍ではない、請求項
14に記載の方法。
【請求項21】
前記少なくとも2つの時間領域シンボルは第3の時間領域シンボルをさらに含み、前記第1のリソースは前記第3の時間領域シンボルおよび前記第1の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する、請求項
14に記載の方法。
【請求項22】
前記少なくとも2つの時間領域シンボルは第4の時間領域シンボルおよび第5の時間領域シンボルをさらに含み、前記第1のリソースは前記第4の時間領域シンボルおよび前記第5の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する、請求項
14に記載の方法。
【請求項23】
前記少なくとも2つの時間領域シンボルのいずれか1つの時間領域シンボル上で前記第1のリソースによって占有されるサブキャリアにおいて、いずれか2つの隣接するサブキャリア間に等しい周波数領域間隔がある、請求項
14に記載の方法。
【請求項24】
周波数領域において前記第1のリソースによって占有される帯域幅はリソースプール帯域幅である、請求項
14に記載の方法。
【請求項25】
通信装置であって、
トランシーバモジュールと、処理モジュールとを備え、
前記トランシーバモジュールは、請求項
1に記載の方法の受信および送信動作を実行するように構成され、前記処理モジュールは、請求項
1に記載の方法の処理動作を実行するように構成される
、通信装置。
【請求項26】
通信装置であって、プロセッサを備え、前記プロセッサは、メモリの中のコンピュータプログラムまたはコンピュータ命令を実行して、請求項
1に記載の方法を行うよう
に構成される、通信装置。
【請求項27】
前記通信装置が、前記メモリをさらに備える、請求項
26に記載の通信装置。
【請求項28】
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体はコンピュータプログラムを記憶しており、前記コンピュータプログラムが通信装置によって実行されると、前記通信装置が請求項
1に記載の方法を実行可能となる
、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項29】
通信装置であって、プロセッサを備え、前記プロセッサは、メモリの中のコンピュータプログラムまたはコンピュータ命令を実行して、請求項14に記載の方法を行うように構成される、通信装置。
【請求項30】
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体はコンピュータプログラムを記憶しており、前記コンピュータプログラムが通信装置によって実行されると、前記通信装置が請求項14に記載の方法を実行可能となる、コンピュータ可読記憶媒体。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0051】
本出願の第6の態様は第2の通信装置を提供し、
第1のリソース上で第1の通信装置によって送信された第1の測位基準信号を受信するように構成されたトランシーバモジュールであって、
第1のリソースは少なくとも2つの時間領域シンボルを占有し、少なくとも2つの時間領域シンボルは第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボルを含み、第1のリソースは第1の時間領域シンボルおよび第2の時間領域シンボル上で同じ周波数領域リソースを占有する、トランシーバモジュールおよび
測定結果を取得するために第1の測位基準信号を測定し、測定結果に基づいて第1の通信装置または第2の通信装置を位置決めするように構成するように構成された、処理モジュール
を含む。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0089
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0089】
任意選択で、端末デバイス101はインターフェースを通してアクセスネットワークデバイス102に接続され、アクセスネットワークデバイスはインターフェースを通してAMF 103に接続され、AMF 103はインターフェースを通してLMF 104に接続される。LMF 104は、端末デバイス101の位置の測位計算および管理を実行するように構成される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0090
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0090】
例えば、端末デバイス101はNR-Uuインターフェースを通してアクセスネットワークデバイス102に接続され、アクセスネットワークデバイス102はNG-Cインターフェースを通してAMF 103に接続される。AMF 103は、NL1インターフェースを通してLMF 104に接続される。本出願の技術的解決策は、端末デバイス101とアクセスネットワークデバイス102の間で実行され、その結果、LMF 104は端末デバイス101を位置決めする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0150
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0150】
例えば、
図7Bに示されるように、第1のリソースは、それぞれ、時間領域シンボル0から時間領域シンボル4までの5つの時間領域シンボルを占有する。最初の時間領域シンボル(すなわち、時間領域シンボル0)および最後から二番目の時間領域シンボル(すなわち、時間領域シンボル3)上の第1のリソースによって占有されるサブキャリアは同じである。
図7Bに示されるように、時間領域シンボル0および時間領域シンボル
3上の第1のリソースによって占有されるサブキャリアは、すべてサブキャリア0、サブキャリア4、サブキャリア8、サブキャリア12、サブキャリア16、およびサブキャリア20である。さらに、時間領域シンボル1がAGCシンボルとしてさらに使用される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0152
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0152】
例えば、
図6Bに示されるように、第1のリソースは、時間領域において5つの連続した時間領域シンボルを占有する。
図6Bに示される例では、SL測位シナリオにおいて、通信システムは、1つのSLスロットの7つの時間領域シンボルが利用可能であると構成する。具体的には、
図6Bに示される時間領域シンボル
0から時間領域シンボル
6が使用される。時間領域シンボル0はAGCシンボルであり、時間領域シンボル1から時間領域シンボル5は、第1のリソースによって占有される5つの連続する時間領域シンボルである。時間領域シンボル6は、GAPシンボルである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0164
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0164】
2.第1のリソースは時間領域においてY個の時間領域シンボルを占有し、第1のリソースに対応するコーム値はXであり、YはXの整数倍に1を加えたものに等しい。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0200
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0200】
例えば、
図12Cに示されるように、第1のリソースは3つの時間領域シンボルを占有し、第2のリソースは5つの時間領域シンボルを占有する。言い換えれば、第1のリソースおよび第2のリソースは各々、
異なる数の時間領域シンボルを占有する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0276
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0276】
別の可能な実装形態では、第1のリソースは時間領域においてY個の時間領域シンボルを占有し、第1のリソースに対応するコーム値はXであり、YはXの整数倍に1を加えたものに等しい。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0309
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0309】
任意選択で、第1のリソースは時間領域においてY個の時間領域シンボルを占有し、第1のリソースに対応するコーム値はXであり、YはXの整数倍に1を加えたものに等しい。
【国際調査報告】