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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-07-25
(54)【発明の名称】車両
(51)【国際特許分類】
   B60K 1/04 20190101AFI20250717BHJP
   B62D 25/04 20060101ALI20250717BHJP
   B62D 25/20 20060101ALI20250717BHJP
   B62D 25/06 20060101ALI20250717BHJP
【FI】
B60K1/04 Z
B62D25/04 A
B62D25/20 C
B62D25/06 A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2025504737
(86)(22)【出願日】2023-07-28
(85)【翻訳文提出日】2025-03-06
(86)【国際出願番号】 CN2023109873
(87)【国際公開番号】W WO2024022499
(87)【国際公開日】2024-02-01
(31)【優先権主張番号】202210911282.5
(32)【優先日】2022-07-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】510177809
【氏名又は名称】ビーワイディー カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】BYD Company Limited
【住所又は居所原語表記】No. 3009, BYD Road, Pingshan, Shenzhen, Guangdong 518118, P. R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100118843
【弁理士】
【氏名又は名称】赤岡 明
(72)【発明者】
【氏名】イェン、チュンフェイ
(72)【発明者】
【氏名】チャオ、パオコアン
(72)【発明者】
【氏名】リウ、トンヨン
(72)【発明者】
【氏名】ホアン、ハイ
(72)【発明者】
【氏名】チャオ、イェンリー
【テーマコード(参考)】
3D203
3D235
【Fターム(参考)】
3D203AA02
3D203AA31
3D203BB06
3D203BB12
3D203BB16
3D203BB22
3D203BB35
3D203BB54
3D203BB62
3D203CA69
3D203DA37
3D235AA01
3D235BB25
3D235CC15
3D235DD35
3D235EE63
3D235FF07
3D235FF10
3D235FF13
(57)【要約】
車両。車両(100)は、左前縦ビーム(111)および右前縦ビーム(112)であって、左前縦ビーム(111)および右前縦ビーム(112)が車両の幅方向に間隔をあけて配置される、左前縦ビーム(111)および右前縦ビーム(112)と、左Aピラー(131)および右Aピラー(132)であって、左前縦ビーム(111)が左Aピラー(131)の下部セクションに接続され、右前縦ビーム(112)が右Aピラー(132)の下部セクションに接続される、左Aピラー(131)および右Aピラー(132)と、ウインドシールド上部横ビーム(14)であって、ウインドシールド上部横ビーム(14)の2つの端部がそれぞれ左Aピラー(131)の上部セクションおよび右Aピラー(132)の上部セクションに接続される、ウインドシールド上部横ビーム(14)と、電池パック(16)であって、電池パック(16)の前端部が左前縦ビーム(111)および右前縦ビーム(112)のそれぞれに直接接続される、電池パック(16)とを備える。左前縦ビーム(111)、右前縦ビーム(112)、左Aピラー(131)、右Aピラー(132)、ウインドシールド上部横ビーム(14)および電池パック(16)が、第1のAピラー環状力伝達構造(1)を形成し、それにより車両の前端部の構造強度を向上させ、車両のねじり強度を向上させることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両であって、
左前縦ビームおよび右前縦ビームであって、前記左前縦ビームおよび前記右前縦ビームが前記車両の幅方向に間隔をあけて配置されている、前記左前縦ビームおよび前記右前縦ビームと、
左Aピラーおよび右Aピラーであって、前記左Aピラーおよび前記右Aピラーが前記車両の前記幅方向に間隔をあけて配置され、前記左前縦ビームが前記左Aピラーの下部セクションに接続され、前記右前縦ビームが前記右Aピラーの下部セクションに接続されている、前記左Aピラーおよび前記右Aピラーと、
ウインドシールド上部横ビームであって、前記ウインドシールド上部横ビームの2つの端部がそれぞれ前記左Aピラーの上部セクションおよび前記右Aピラーの上部セクションに接続されている、前記ウインドシールド上部横ビームと、
電池パックであって、前記電池パックの前端部が前記左前縦ビームおよび前記右前縦ビームのそれぞれに直接接続されている、前記電池パックと
を備え、
前記左前縦ビーム、前記右前縦ビーム、前記左Aピラー、前記右Aピラー、前記ウインドシールド上部横ビームおよび前記電池パックが、第1のAピラー環状力伝達構造を形成する、
車両。
【請求項2】
ダッシュボード下部横ビームをさらに備え、前記ダッシュボード下部横ビームが、前記左前縦ビームと前記右前縦ビームとの間に配置され、前記左前縦ビームおよび前記右前縦ビームのそれぞれに接続され、
前記左前縦ビーム、前記右前縦ビーム、前記左Aピラー、前記右Aピラー、前記ウインドシールド上部横ビームおよび前記ダッシュボード下部横ビームが、第2のAピラー環状力伝達構造を形成する、
請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記車両の上下方向の前記電池パックの突出部が、前記車両の前記上下方向の前記ダッシュボード下部横ビームの突出部に少なくとも部分的にオーバーラップしている、請求項2に記載の車両。
【請求項4】
前記電池パックの前記前端部が、前記ダッシュボード下部横ビームに直接接続されている、請求項3に記載の車両。
【請求項5】
前記左前縦ビームが、前記左前縦ビームの後部セクションを備え、前記右前縦ビームが、前記右前縦ビームの後部セクションを備え、
前記左前縦ビームの前記後部セクションが、前記左Aピラーおよび前記ダッシュボード下部横ビームのそれぞれに接続され、前記右前縦ビームの前記後部セクションが、前記右Aピラーおよび前記ダッシュボード下部横ビームのそれぞれに接続されている、
請求項3または4に記載の車両。
【請求項6】
後部フロア上部横ビームと、
左シェルフ支持プレートおよび右シェルフ支持プレートであって、前記左シェルフ支持プレートおよび前記右シェルフ支持プレートが、前記車両の前記幅方向に間隔をあけて配置され、前記後部フロア上部横ビームの2つの端部が、それぞれ前記左シェルフ支持プレートの下部セクションおよび前記右シェルフ支持プレートの下部セクションに接続されている、前記左シェルフ支持プレートおよび前記右シェルフ支持プレートと、
シェルフ接続プレートであって、前記シェルフ接続プレートの2つの端部が、それぞれ前記左シェルフ支持プレートの上部セクションおよび前記右シェルフ支持プレートの上部セクションに接続されている、前記シェルフ接続プレートと
をさらに備え、
前記後部フロア上部横ビーム、前記左シェルフ支持プレート、前記右シェルフ支持プレートおよび前記シェルフ接続プレートが、第1のCピラー環状構造を形成する、
請求項1~5のいずれか一項に記載の車両。
【請求項7】
左Cピラーと、右Cピラーとをさらに備え、前記左シェルフ支持プレートが、前記左Cピラーに接続され、前記右シェルフ支持プレートが、前記右Cピラーに接続されている、請求項6に記載の車両。
【請求項8】
中央フロア下部横ビームと、
左後縦ビームおよび右後縦ビームであって、前記左後縦ビームおよび前記右後縦ビームが、前記車両の前記幅方向に間隔をあけて配置され、前記中央フロア下部横ビームの2つの端部が、それぞれ前記左後縦ビームおよび前記右後縦ビームに接続され、前記後部フロア上部横ビームの2つの端部が、それぞれ前記左後縦ビームおよび前記右後縦ビームに接続されている、前記左後縦ビームおよび前記右後縦ビームと
をさらに備えた、請求項7に記載の車両。
【請求項9】
前記電池パックの後端部が、前記中央フロア下部横ビームに接続されている、請求項8に記載の車両。
【請求項10】
後部フロアであって、前記後部フロア上部横ビームが前記後部フロアに接続されている、前記後部フロアをさらに備え
前記左後縦ビームが、左後縦ビーム封止プレートを備え、前記左後縦ビーム封止プレートが、前記中央フロア下部横ビームおよび前記後部フロアのそれぞれに接続され、
前記右後縦ビームが、右後縦ビーム封止プレートを備え、前記右後縦ビーム封止プレートが、前記中央フロア下部横ビームおよび前記後部フロアのそれぞれに接続されている、
請求項9に記載の車両。
【請求項11】
座席取付横ビームをさらに備え、前記座席取付横ビームが、前記左後縦ビーム封止プレートおよび前記右後縦ビーム封止プレートのそれぞれに接続されている、請求項10に記載の車両。
【請求項12】
左シルビームと、右シルビームとをさらに備え、前記左シルビームおよび前記右シルビームが、前記車両の前記幅方向に間隔をあけて配置され、前記左シルビームが、前記左Aピラーに接続され、前記右シルビームが、前記右Aピラーに接続され、前記電池パックの2つの側部が、それぞれ前記左シルビームおよび前記右シルビームに直接接続されている、請求項4~11のいずれか一項に記載の車両。
【請求項13】
前記左前縦ビームが前記左シルビームに接続され、前記右前縦ビームが前記右シルビームに接続されている、請求項12に記載の車両。
【請求項14】
中央フロア下部横ビームであって、前記中央フロア下部横ビームの2つの端部が、前記左シルビームおよび前記右シルビームに接続される、前記中央フロア下部横ビームと、
前記中央フロア下部横ビームに接続される前記電池パックの後端部と
をさらに備えた、請求項12または13に記載の車両。
【請求項15】
前記電池パックの上面の少なくとも一部が、車両フロアとして形成されている、請求項14に記載の車両。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本開示は、BYD Co.,Ltd.によって2022年7月29日に出願された、発明の名称が「車両」である中国特許出願第「202210911282.5」号の優先権を主張する。
【0002】
本開示は、電気車両の技術分野に関し、より詳細には、車両に関する。
【背景技術】
【0003】
電気車両の電池パックを保護するために、電池パックは、通常、車両底部に配置される。関連技術では、電池パックは、2つの側部に配置された連結ポイントにより、幅方向に車体アセンブリに2つの側部において接続される。しかしながら、電池パックは車体アセンブリの幅方向にしか車体アセンブリに連結されないので、電池パックは、車体のねじり特性を効果的に向上させることができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、関連技術における技術的課題の1つを少なくともある程度解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、車両を提供する。
【0006】
本開示による車両は、左前縦ビームと、右前縦ビームと、左Aピラーと、右Aピラーと、ウインドシールド上部横ビームと、電池パックとを含む。左前縦ビームおよび右前縦ビームは、車両の幅方向に間隔をあけて配置される。左Aピラーおよび右Aピラーは、車両の幅方向に間隔をあけて配置される。左前縦ビームは、左Aピラーの下部セクションに接続される。右前縦ビームは、右Aピラーの下部セクションに接続される。ウインドシールド上部横ビームの2つの端部は、それぞれ左Aピラーの上部セクションおよび右Aピラーの上部セクションに接続される。電池パックの前端部は、左前縦ビームおよび右前縦ビームのそれぞれに直接接続される。左前縦ビーム、右前縦ビーム、左Aピラー、右Aピラー、ウインドシールド上部横ビームおよび電池パックは、第1のAピラー環状力伝達構造を形成する。
【0007】
本開示のこの実施例による車両において、電池パックの前端部は、左前縦ビーム、電池パック、右前縦ビーム、右Aピラー、ウインドシールド上部横ビームおよび左Aピラーに、客室の前かつ電池パックの前上部に第1のAピラー環状力伝達構造を形成させるように、左前縦ビームおよび右前縦ビームのそれぞれに直接接続される。したがって、電池パックは、第1のAピラー環状力伝達構造の一部として使用され、それにより第1のAピラー環状力伝達構造の強度を効果的に高め、そのねじり抵抗を向上させ、車両のねじり強度を向上させることができる。
【0008】
本開示の追加的な態様および利点の一部は、以下の説明において提供される。その部分は、以下の説明から明らかになる、または本開示の実施により習得される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本開示の一実施例による、電池パックが取り付けられていない、車両の底面図である。
図2】本開示の一実施例による、電池パックが車両底部に取り付けられている、車両の底面図である。
図3】本開示の一実施例による車両の分解図である。
図4】本開示の一実施例による車両のAピラーの概略図である。
図5】本開示の一実施例による車両の後部フロアの概略図である。
図6】本開示の一実施例による車両の尾端の概略図である。
図7】本開示の一実施例による、中央フロアが除かれている、車両の尾端の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の実施例が以下に詳細に説明される。実施例の例は、添付の図面に示される。説明の全体を通して、同一もしくは類似の要素、または同一もしくは類似の機能を有する要素は、同一または類似の符号によって示されている。以下において、添付の図面を参照して説明される実施例は、例示的なものであり、本開示を説明するためのものであり、本開示を限定するためのものとして理解されるべきではない。
【0011】
本開示の説明において、用語「中心」、「縦方向」、「横方向」、「長さ」、「幅」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「頂」、「底」、「内」、「外」、および「周方向」などで示される方位または位置関係は、添付の図面に示される方位または位置関係に基づくものであり、例示および説明を容易にし、簡略化するためだけに使用され、記載される装置または構成要素が特定の方位を有さなければならない、または特定の方位で構成されて動作されなければならないことを示すまたは示唆するものではない。したがって、そのような用語は、本開示を限定するものであると理解されるべきではない。
【0012】
本開示において、別に明確な指定および定義されない限り、用語「取付」、「連結」、「接続」、および「固定」などは、広義に理解されるべきである。例えば、接続は、固定接続、着脱可能な接続、一体的な接続であってもよく、機械的な接続であってもよく、電気的な接続であってもよく、直接的な連結であってもよく、中間媒体を介した間接的な連結であってもよく、2つの要素の内部の連通であってもよく、または2つの要素の相互作用の関係であってもよい。当業者であれば、具体的な状況に応じて本開示における上記用語の具体的な意味を理解することができる。
【0013】
本開示の実施例における車両100は、図1から図7を参照して以下に説明される。
【0014】
図1図2および図4を参照すると、本開示の実施例は、車両100を提供する。車両は、左前縦ビーム111と、右前縦ビーム112と、左Aピラー131と、右Aピラー132と、ウインドシールド上部横ビーム14と、電池パック16とを含む。左前縦ビーム111および右前縦ビーム112は、車両100の幅方向に間隔をあけて配置される。左Aピラー131および右Aピラー132は、車両100の幅方向に間隔をあけて配置される。左前縦ビーム111は、左Aピラー131の下部セクションに接続される。右前縦ビーム112は、右Aピラー132の下部セクションに接続される。ウインドシールド上部横ビーム14の2つの端部は、それぞれ左Aピラー131の上部セクションおよび右Aピラー132の上部セクションに接続される。電池パックの前端部161は、左前縦ビーム111および右前縦ビーム112のそれぞれに直接接続される。左前縦ビーム111、右前縦ビーム112、左Aピラー131、右Aピラー132、ウインドシールド上部横ビーム14、および電池パック16は、第1のAピラー環状力伝達構造1を形成する。
【0015】
図1図2および図4を参照すると、本開示の実施例における車両100は、左前縦ビーム111と、右前縦ビーム112と、左Aピラー131と、右Aピラー132と、ウインドシールド上部横ビーム14と、電池パック16とを含む。左Aピラー131および右Aピラー132は、車両100の幅方向に間隔をあけて配置される。ウインドシールド上部横ビーム14の2つの端部は、それぞれ左Aピラー131の上部セクションおよび右Aピラー132の上部セクションに接続され、それにより左Aピラー131と右Aピラー132とがその上部セクションで互いに接続される。左前縦ビーム111および右前縦ビーム112は、車両100の幅方向に間隔をあけて配置される。電池パックの前端部161は、左前縦ビーム111および右前縦ビーム112のそれぞれに直接接続され、それにより左前縦ビーム111と右前縦ビーム112とが車両100の幅方向に互いに接続される。左前縦ビーム111は、左Aピラー131の下部セクションに接続される。右縦ビームの後部セクションは、右Aピラー132の下部セクションに接続され、それにより左Aピラー131と右Aピラー132とがその下部セクションで接続される。この場合、左前縦ビーム111、電池パック16、右前縦ビーム112、右Aピラー132、ウインドシールド上部横ビーム14、および左Aピラー131は、第1のAピラー環状力伝達構造1を形成する。電池パック16は比較的大きな強度および剛性を有するので、電池パック16は第1のAピラー環状力伝達構造1の一部として使用されることにより、第1のAピラー環状力伝達構造1の強度を効果的に高め、ねじり抵抗を向上させ、車両100のねじり強度を向上させることができる。
【0016】
このように、本開示の実施例による車両100において、電池パックの前端部161は、左前縦ビーム111、電池パック16、右前縦ビーム112、右Aピラー132、ウインドシールド上部横ビーム14および左Aピラー131に第1のAピラー環状力伝達構造1を形成させるように、左前縦ビーム111および右前縦ビーム112のそれぞれに直接接続される。第1のAピラー環状力伝達構造1により、車両100のねじり強度が向上され得る。
【0017】
いくつかの技術と比較すると、電池パック16は、幅方向における車両100の2つの側部だけに接続ポイントを備え、車両100の前端部においてAピラー13に接続されない。本開示では、電池パックの前端部161は、左前縦ビーム111および右前縦ビーム112のそれぞれに直接接続され、それにより左前縦ビーム111、右前縦ビーム112、右Aピラー132、ウインドシールド上部横ビーム14および左Aピラー131からなる第1のAピラー環状力伝達構造1が形成され、それにより第1のAピラー環状力伝達構造1の強度を効果的に高め、ねじり抵抗を向上させ、車両100のねじり強度を向上させることができる。
【0018】
本開示のいくつかの実施例において、図1および図4を参照すると、車両100は、ダッシュボード下部横ビーム21をさらに含む。ダッシュボード下部横ビーム21は、左前縦ビーム111と右前縦ビーム112との間に配置され、左前縦ビーム111および右前縦ビーム112のそれぞれに接続される。左前縦ビーム111、右前縦ビーム112、左Aピラー131、右Aピラー132、ウインドシールド上部横ビーム14およびダッシュボード下部横ビーム21は、第2のAピラー環状力伝達構造2を形成する。第2のAピラー環状力伝達構造2は、第1のAピラー環状力伝達構造1と組み合わされて、車両100のねじり強度を向上させる。
【0019】
本開示のいくつかの実施例において、図2を参照すると、車両100の上下方向の電池パック16の突出部は、電池パック16およびダッシュボード下部横ビーム21が少なくとも部分的に車両100の高さ方向における重ね合わされた二重層構造を形成するように、車両100の上下方向のダッシュボード下部横ビーム21の突出部に少なくとも部分的にオーバーラップし、それにより第1のAピラー環状力伝達構造1の強度を向上させ、ねじり抵抗を向上させ、車両100のねじり強度を向上させることができる。
【0020】
いくつかの実施例において、図2を参照すると、車両100の上下方向のダッシュボード下部横ビーム21の突出部は、車両100の上下方向の電池パック16の突出部に完全に収まる。
【0021】
本開示のいくつかの実施例において、図4を参照すると、電池パックの前端部161は、ダッシュボード下部横ビーム21に直接接続される。電池パックの前端部161は、第1のAピラー環状力伝達構造1と第2のAピラー環状力伝達構造2とが互いに接続されるように、ダッシュボード下部横ビーム21に直接接続され、それにより第1のAピラー環状力伝達構造1の強度が高まり、車両100のねじり抵抗が向上する。
【0022】
本開示のいくつかの実施例において、図1を参照すると、左前縦ビーム111は、左前縦ビームの後部セクション151を含む。右前縦ビーム112は、右前縦ビームの後部セクション152を含む。左前縦ビームの後部セクション151は、左Aピラー131およびダッシュボード下部横ビーム21のそれぞれに接続される。右前縦ビームの後部セクション152は、右Aピラー132およびダッシュボード下部横ビーム21のそれぞれに接続される。
【0023】
本開示のいくつかの実施例において、図5および図6を参照すると、車両100は、後部フロア上部横ビーム33と、左シェルフ支持プレート311と、右シェルフ支持プレート312と、シェルフ接続プレート32とをさらに含む。左シェルフ支持プレート311および右シェルフ支持プレート312は、車両100の幅方向において間隔をあけて配置される。後部フロア上部横ビーム33の2つの端部は、それぞれ左シェルフ支持プレート311の下部セクションおよび右シェルフ支持プレート312の下部セクションに接続される。シェルフ接続プレート32の2つの端部は、それぞれ左シェルフ支持プレート311の上部セクションおよび右シェルフ支持プレート312の上部セクションに接続される。後部フロア上部横ビーム33、左シェルフ支持プレート311、右シェルフ支持プレート312およびシェルフ接続プレート32は、第1のCピラー環状構造3を形成する。
【0024】
左シェルフ支持プレート311と右シェルフ支持プレート312とは、その上部セクションでシェルフ接続プレート32によって接続され、その下部セクションで後部フロア上部横ビーム33によって接続される。このように、左シェルフ支持プレート311、シェルフ接続プレート32、後部フロア上部横ビーム33および右シェルフ支持プレート312は、第1のCピラー環状構造3を形成し、それによりCピラーにおける車両100の構造強度が向上する。
【0025】
後部フロア上部横ビーム33は、後部フロア5の前端部に配置される。後部フロア5の左端部および右端部は、それぞれ内側ホイール・ハウジング・パネルに接続される。第1のジョイントは、後部フロア上部横ビーム33の2つの端部に接続される。後部フロア上部横ビーム33の2つの端部はそれぞれ、第1のジョイントにより、左シェルフ支持プレート311および右シェルフ支持プレート312に接続される。左シェルフ支持プレート311は、左シェルフ前部支持プレートと、左シェルフ後部支持プレートとを含む。後部フロア上部横ビーム33の左側において、第1のジョイントの上端部は、左シェルフ前部支持プレートの下端部および左シェルフ後部支持プレートの下端部に接続される。左シェルフ前部支持プレートの上端部および左シェルフ後部支持プレートの上端部は、シェルフ接続プレート32の一方の端部に接続される。後部フロア上部横ビーム33の右側において、第1のジョイントの上端部は、右シェルフ前部支持プレートの下端部および右シェルフ後部支持プレートの下端部に接続される。右シェルフ前部支持プレートの上端部および右シェルフ後部支持プレートの上端部は、シェルフ接続プレート32の他方の端部に接続される。
【0026】
本開示のいくつかの実施例において、図6および図7を参照すると、車両100は、左Cピラー34と、右Cピラー35とをさらに含む。左シェルフ支持プレート311は、左Cピラー34に接続される。右シェルフ支持プレート312は、右Cピラー35に接続される。第1のCピラー環状構造3は、左シェルフ支持プレート311および右シェルフ支持プレート312により、左Cピラー34および右Cピラー35に接続され、それによりさらに、車両100のねじり剛性を効果的に高め、第1のCピラー環状構造3の強度を高めつつ、ねじり抵抗を向上させることができる。
【0027】
本開示のいくつかの実施例において、図1を参照すると、車両100は、中央フロア下部横ビーム4と、左後縦ビーム411と、右後縦ビーム412とをさらに含む。左後縦ビーム411および右後縦ビーム412は、車両100の幅方向に間隔をあけて配置される。中央フロア下部横ビーム4の2つの端部は、それぞれ左後縦ビーム411および右後縦ビーム412に接続される。後部フロア上部横ビーム33の2つの端部は、それぞれ左後縦ビーム411および右後縦ビーム412に接続される。
【0028】
左後縦ビーム411と右後縦ビーム412とは、前端部で中央フロア下部横ビーム4によって接続され、後端部で後部フロア上部横ビーム33によって接続され、それにより閉じた第2のCピラー環状構造が形成され、それによりその位置における車両100の構造強度を向上させ、車両100の全体的な構造強度を促進し、また車両100のねじり剛性を効果的に向上させることができ、第1のCピラー環状構造3の強度を高めつつ、ねじり抵抗を向上させることができる。
【0029】
本開示のいくつかの実施例において、図7を参照すると、電池パックの後端部162は、電池パック16、左後縦ビーム411の前部セクション、後部フロア上部横ビーム33および右後縦ビーム412の前部セクションが閉じた第3のCピラー環状構造を形成するように、中央フロア下部横ビーム4に接続され、それにより電池パック16と車両100との間の接続強度を向上させ、その位置における車両100の構造強度を向上させ、車両100の全体的な構造強度を促進する。加えて、第1のCピラー環状構造3はさらに、車両100のねじり強度を向上させるように高められ得る。
【0030】
本開示のいくつかの実施例において、図6および図7を参照すると、車両100は、後部フロア5をさらに含む。後部フロア上部横ビーム33は、後部フロア5に接続される。左後縦ビーム411は、左後縦ビーム封止プレート51を含む。左後縦ビーム封止プレート51は、中央フロア下部横ビーム4および後部フロア5のそれぞれに接続される。右後縦ビーム412は、右後縦ビーム封止プレート52を含む。右後縦ビーム封止プレート52は、中央フロア下部横ビーム4および後部フロア5のそれぞれに接続される。第4のCピラー環状構造は、左後縦ビーム封止プレート51および右後縦ビーム封止プレート52によって、中央フロア下部横ビーム4と後部フロア上部横ビーム33とを接続することによって形成される。第4のCピラー環状構造は、第1のCピラー環状構造3に接続され、それにより第1のCピラー環状構造3の強度を高める。
【0031】
本開示のいくつかの実施例において、図6および図7を参照すると、車両100は、座席取付横ビーム53をさらに含む。座席取付横ビーム53は、左後縦ビーム封止プレート51および右後縦ビーム封止プレート52のそれぞれに接続される。第5のCピラー環状構造は、左後縦ビーム封止プレート51および右後縦ビーム封止プレート52によって、座席取付横ビーム53と中央フロア下部横ビーム4とを接続することによって形成され得る。第5のCピラー環状構造は、第1のCピラー環状構造3に接続され、それにより第1のCピラー環状構造3の強度を高める。
【0032】
本開示のいくつかの実施例において、図3を参照すると、車両100は、左シルビーム54と右シルビーム55とをさらに含む。左シルビーム54および右シルビーム55は、車両100の幅方向に間隔をあけて配置される。左シルビーム54は、左Aピラー131に接続される。右シルビーム55は、右Aピラー132に接続される。電池パック16の2つの側部は、それぞれ左シルビーム54および右シルビーム55に直接接続される。
【0033】
左シルビーム54および右シルビーム55は、車両100の2つの側部における電池パック16の取付ビームを形成する。電池パック16の2つの側部は、左シルビーム54および右シルビーム55に接続される。電池パック16を第1のAピラー環状力伝達構造1内により良好に含めることを可能にするため、左シルビーム54は、左Aピラー131に接続され、右シルビーム55は、右Aピラー132に接続され、それにより第1のAピラー環状力伝達構造1の強度をより良好に高め、ねじり抵抗を向上させ、車両100のねじり強度を向上させることができる。
【0034】
本開示のいくつかの実施例において、左前縦ビーム111は、左シルビーム54に接続され、右前縦ビーム112は、右シルビーム55に接続される。左前縦ビーム111は、左シルビーム54に接続され、右前縦ビーム112は、右シルビーム55に接続され、それにより第1のAピラー環状力伝達構造1の強度が高まり、ねじり抵抗が向上し、車両100のねじり強度が向上する。
【0035】
本開示のいくつかの実施例において、図6および図7を参照すると、車両100は、中央フロア下部横ビーム4をさらに含む。中央フロア下部横ビーム4の2つの端部は、左シルビーム54および右シルビーム55に接続される。電池パックの後端部162は、中央フロア下部横ビーム4に接続される。中央フロア下部横ビーム4とダッシュボード下部横ビーム21とは、全体の(overall)環状力伝達構造を形成するように、左シルビーム54、右シルビーム55、左前縦ビーム111および右前縦ビーム112によって接続される。電池取付ポイントは、左シルビーム54、右シルビーム55、左前縦ビーム111、右前縦ビーム112、中央フロア下部横ビーム4およびダッシュボード下部横ビーム21のそれぞれに配置される。電池パック16は、電池取付ポイントにより全体の環状力伝達構造に接続され、それにより全体の環状力伝達構造の強度を高めることができ、それにより車両100のねじり剛性が向上し、車両100の取り扱いが向上する。
【0036】
左後縦ビームはさらに、左シルビームに接続され、右後縦ビームはさらに、右後縦ビームに接続されるので、左後縦ビームおよび右後縦ビームは、全体の環状力伝達構造の強度を効果的に高め、力伝達能力およびねじり抵抗を向上させることができる。
【0037】
電池パックの前端部161は、ダッシュボード下部横ビーム21の電池取付ポイントに接続される。電池パックの後端部162は、中央フロア下部横ビーム4の電池取付ポイントに接続される。電池パックの左側部163は、左シルビーム54の電池取付ポイントに接続される。電池パックの右側部164は、右シルビーム55の電池取付ポイントに接続され、それにより車両の重量を効果的に減少させる、車両の地上高もしくは車両内の空間を増加させる、または、取り扱いを向上させるために車高を低減させることができる。
【0038】
本開示のいくつかの実施例において、電池パック16の上面の少なくとも一部は、車両100のフロアとして形成される。電池パック16は、電池接続プレートにより車体に接続され、電池パック16と車体構造との間の間隙は封止される。
【0039】
本明細書の説明では、用語「一実施例」、「いくつかの実施例」、「一例」、「具体的な例」または「いくつかの例」などを参照する説明は、実施例または例を参照して説明される具体的な特徴、構造、材料または特性が本開示の少なくとも1つの実施例または例に含まれることを意味する。本明細書において、上記用語に対する概略的な説明は、必ずしも同じ実施例または例を意味するわけではない。さらに、説明された具体的な特徴、構造、材料または特性は、いずれか1つまたは複数の実施例または例において適切な方式で組み合わされてもよい。加えて、互いに矛盾しない限り、当業者であれば、本明細書において説明された異なる実施例または例、および異なる実施例または例の特徴を結合する、または組み合わせることができる。
【0040】
本開示の実施例が示され、上記で説明されているが、理解できるように、上記実施例は、例示的なものであり、本開示を限定するものと理解され得ない。当業者であれば、本開示の範囲内で上記実施例に対して変更、修正、交換および変形を行うことができる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2025-03-06
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0036】
左後縦ビームはさらに、左シルビームに接続され、右後縦ビームはさらに、右シルビームに接続されるので、左後縦ビームおよび右後縦ビームは、全体の環状力伝達構造の強度を効果的に高め、力伝達能力およびねじり抵抗を向上させることができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両であって、
左前縦ビームおよび右前縦ビームであって、前記左前縦ビームおよび前記右前縦ビームが前記車両の幅方向に間隔をあけて配置されている、前記左前縦ビームおよび前記右前縦ビームと、
左Aピラーおよび右Aピラーであって、前記左Aピラーおよび前記右Aピラーが前記車両の前記幅方向に間隔をあけて配置され、前記左前縦ビームが前記左Aピラーの下部セクションに接続され、前記右前縦ビームが前記右Aピラーの下部セクションに接続されている、前記左Aピラーおよび前記右Aピラーと、
ウインドシールド上部横ビームであって、前記ウインドシールド上部横ビームの2つの端部がそれぞれ前記左Aピラーの上部セクションおよび前記右Aピラーの上部セクションに接続されている、前記ウインドシールド上部横ビームと、
電池パックであって、前記電池パックの前端部が前記左前縦ビームおよび前記右前縦ビームのそれぞれに直接接続されている、前記電池パックと
を備え、
前記左前縦ビーム、前記右前縦ビーム、前記左Aピラー、前記右Aピラー、前記ウインドシールド上部横ビームおよび前記電池パックが、第1のAピラー環状力伝達構造を形成する、
車両。
【請求項2】
ダッシュボード下部横ビームをさらに備え、前記ダッシュボード下部横ビームが、前記左前縦ビームと前記右前縦ビームとの間に配置され、前記左前縦ビームおよび前記右前縦ビームのそれぞれに接続され、
前記左前縦ビーム、前記右前縦ビーム、前記左Aピラー、前記右Aピラー、前記ウインドシールド上部横ビームおよび前記ダッシュボード下部横ビームが、第2のAピラー環状力伝達構造を形成する、
請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記車両の上下方向の前記電池パックの突出部が、前記車両の前記上下方向の前記ダッシュボード下部横ビームの突出部に少なくとも部分的にオーバーラップしている、請求項2に記載の車両。
【請求項4】
前記電池パックの前記前端部が、前記ダッシュボード下部横ビームに直接接続されている、請求項3に記載の車両。
【請求項5】
前記左前縦ビームが、前記左前縦ビームの後部セクションを備え、前記右前縦ビームが、前記右前縦ビームの後部セクションを備え、
前記左前縦ビームの前記後部セクションが、前記左Aピラーおよび前記ダッシュボード下部横ビームのそれぞれに接続され、前記右前縦ビームの前記後部セクションが、前記右Aピラーおよび前記ダッシュボード下部横ビームのそれぞれに接続されている、
請求項3に記載の車両。
【請求項6】
後部フロア上部横ビームと、
左シェルフ支持プレートおよび右シェルフ支持プレートであって、前記左シェルフ支持プレートおよび前記右シェルフ支持プレートが、前記車両の前記幅方向に間隔をあけて配置され、前記後部フロア上部横ビームの2つの端部が、それぞれ前記左シェルフ支持プレートの下部セクションおよび前記右シェルフ支持プレートの下部セクションに接続されている、前記左シェルフ支持プレートおよび前記右シェルフ支持プレートと、
シェルフ接続プレートであって、前記シェルフ接続プレートの2つの端部が、それぞれ前記左シェルフ支持プレートの上部セクションおよび前記右シェルフ支持プレートの上部セクションに接続されている、前記シェルフ接続プレートと
をさらに備え、
前記後部フロア上部横ビーム、前記左シェルフ支持プレート、前記右シェルフ支持プレートおよび前記シェルフ接続プレートが、第1のCピラー環状構造を形成する、
請求項1に記載の車両。
【請求項7】
左Cピラーと、右Cピラーとをさらに備え、前記左シェルフ支持プレートが、前記左Cピラーに接続され、前記右シェルフ支持プレートが、前記右Cピラーに接続されている、請求項6に記載の車両。
【請求項8】
中央フロア下部横ビームと、
左後縦ビームおよび右後縦ビームであって、前記左後縦ビームおよび前記右後縦ビームが、前記車両の前記幅方向に間隔をあけて配置され、前記中央フロア下部横ビームの2つの端部が、それぞれ前記左後縦ビームおよび前記右後縦ビームに接続され、前記後部フロア上部横ビームの2つの端部が、それぞれ前記左後縦ビームおよび前記右後縦ビームに接続されている、前記左後縦ビームおよび前記右後縦ビームと
をさらに備えた、請求項7に記載の車両。
【請求項9】
前記電池パックの後端部が、前記中央フロア下部横ビームに接続されている、請求項8に記載の車両。
【請求項10】
後部フロアであって、前記後部フロア上部横ビームが前記後部フロアに接続されている、前記後部フロアをさらに備え
前記左後縦ビームが、左後縦ビーム封止プレートを備え、前記左後縦ビーム封止プレートが、前記中央フロア下部横ビームおよび前記後部フロアのそれぞれに接続され、
前記右後縦ビームが、右後縦ビーム封止プレートを備え、前記右後縦ビーム封止プレートが、前記中央フロア下部横ビームおよび前記後部フロアのそれぞれに接続されている、
請求項9に記載の車両。
【請求項11】
座席取付横ビームをさらに備え、前記座席取付横ビームが、前記左後縦ビーム封止プレートおよび前記右後縦ビーム封止プレートのそれぞれに接続されている、請求項10に記載の車両。
【請求項12】
左シルビームと、右シルビームとをさらに備え、前記左シルビームおよび前記右シルビームが、前記車両の前記幅方向に間隔をあけて配置され、前記左シルビームが、前記左Aピラーに接続され、前記右シルビームが、前記右Aピラーに接続され、前記電池パックの2つの側部が、それぞれ前記左シルビームおよび前記右シルビームに直接接続されている、請求項4に記載の車両。
【請求項13】
前記左前縦ビームが前記左シルビームに接続され、前記右前縦ビームが前記右シルビームに接続されている、請求項12に記載の車両。
【請求項14】
中央フロア下部横ビームであって、前記中央フロア下部横ビームの2つの端部が、前記左シルビームおよび前記右シルビームに接続される、前記中央フロア下部横ビームと、
前記中央フロア下部横ビームに接続される前記電池パックの後端部と
をさらに備えた、請求項12に記載の車両。
【請求項15】
前記電池パックの上面の少なくとも一部が、車両フロアとして形成されている、請求項14に記載の車両。
【国際調査報告】