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特表2025-528077端末装置、ネットワーク装置及び方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-08-26
(54)【発明の名称】端末装置、ネットワーク装置及び方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 24/10 20090101AFI20250819BHJP
   H04W 72/566 20230101ALI20250819BHJP
【FI】
H04W24/10
H04W72/566
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2025505892
(86)(22)【出願日】2022-08-01
(85)【翻訳文提出日】2025-03-31
(86)【国際出願番号】 CN2022109552
(87)【国際公開番号】W WO2024026649
(87)【国際公開日】2024-02-08
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
2.WCDMA
(71)【出願人】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】ガオ ユーカイ
(72)【発明者】
【氏名】グアン ペン
(72)【発明者】
【氏名】ワン ガン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD34
5K067DD43
5K067EE02
5K067EE10
5K067JJ13
5K067LL11
(57)【要約】
本開示の例示的な実施形態は、CSI報告を処理するための効果的なメカニズムに関する。この解決案では、端末装置は、端末装置において、チャネル状態情報(CSI)フィードバックのための少なくとも1つの設定をネットワーク装置から受信し、異なる省略優先度を有する複数のパーティションを含むCSIフィードバックを少なくとも1つの設定に基づいてネットワーク装置に送信し、複数のパーティションは、複数の第1のベクトルと複数の第2のベクトルと複数の第3のベクトルとに関連付けるパラメータを含む。これにより、パラメータを3種類のベクトルに関連付けることで、TD/DD情報をSD情報及びFD情報とともに報告することができる。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末装置において、チャネル状態情報(CSI)フィードバックのための少なくとも1つの設定をネットワーク装置から受信することと、
異なる省略優先度を有する複数のパーティションを含む前記CSIフィードバックを前記少なくとも1つの設定に基づいて前記ネットワーク装置に送信することとを含み、
前記複数のパーティションは、
複数の第1のベクトルと、
複数の第2のベクトルと、
複数の第3のベクトルと、
に関連付けるパラメータを含む、通信方法。
【請求項2】
前記複数の第1のベクトルのうちの第1のベクトルについてのそれぞれの第1の優先度、
前記複数の第2のベクトルのうちの第2のベクトルについてのそれぞれの第2の優先度、
前記複数の第3のベクトルのうちの第3のベクトルについてのそれぞれの第3の優先度、及び
前記CSIフィードバックに含まれる前記パラメータのうちのパラメータについてのそれぞれの第4の優先度、
のうちの少なくとも1つを含む優先度を決定することと、
前記優先度に基づいて、前記CSIフィードバックを生成することと、
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記優先度を決定することは、
第3のベクトルのインデックスに少なくとも部分的に基づいて、前記優先度を決定することを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記優先度を決定することは、
プライマリ第1のベクトル、プライマリ第2のベクトル及びプライマリ第3のベクトルのうちの1つであるプライマリベクトルと、
前記プライマリ第1のベクトルを含む第1のベクトルの第1のセットと、
前記プライマリ第2のベクトルを含む第2のベクトルの第1のセットと、
前記プライマリ第3のベクトルを含む第3のベクトルの第1のセットと、
のうちの少なくとも1つに関連付けるパラメータを優先することを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記プライマリベクトルは、最強係数、最強振幅係数又は最大パワーのうちの1つに対応する、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記複数のパーティションは、第1のパーティションと第2のパーティションとを少なくとも含み、
前記第1のパーティションは、前記第2のパーティションに比べてより高い省略優先度を有するように設定されること、
前記第2のパーティションのペイロードサイズは、前記第1のパーティション内の少なくとも1つの指示に基づくこと、又は
第2のパーティションは、複数の情報グループを含み、前記複数の情報グループのうちの第1の情報グループは、前記複数の情報グループのうちの他の情報グループに比べてより高い省略優先度を有するように設定されること、であり、
前記第2のパーティションの前記第1の情報グループと前記第1のパーティションとのうちの1つは、
前記CSIフィードバックが第3のベクトルに関連付けられているか否か、又はドップラー領域(DD)圧縮が有効になるか否かを示す指示、
特定の時間ユニットに対応するチャネル品質インジケータ(CQI)セット、
前記特定の時間ユニットのインデックス、
プライマリベクトルに対応する非ゼロ係数の第1の数、
前記プライマリベースのインデックス、
非ゼロ係数の総数、
前記複数の第3のベクトルの長さ、及び
前記複数の第3のベクトルの数、
のうちの少なくとも1つを示す、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第2のパーティションの前記第1の情報グループは、前記プライマリベクトルに対応するレイヤのための最強係数を示す、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記複数の情報グループのうちの他の情報グループは、非ゼロ係数情報を示し、前記非ゼロ係数情報は、
プライマリ第1のベクトル、
プライマリ第2のベクトル、
プライマリ第3のベクトル、
前記プライマリ第1のベクトルを含む又は除く前記複数の第1のベクトルのサブセット、
前記プライマリ第2のベクトルを含む又は除く前記複数の第2のベクトルのサブセット、
前記プライマリ第3のベクトルを含む又は除く前記複数の第3のベクトルのサブセット、
前記複数の第1のベクトル、
前記複数の第2のベクトル、又は
前記複数の第3のベクトル、
のうちの1つに関連付けられている非ゼロ係数を示すビットマップ、
前記非ゼロ係数に対応する振幅係数、及び
前記非ゼロ係数に対応する位相係数、
のうちの少なくとも1つを示す、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記複数の情報グループのうちの他の情報グループは、第2の情報グループと、前記第2の情報グループに比べてより低い優先度を有する第3の情報グループとを含み、
前記第2の情報グループは、より高い優先度を有する非ゼロ係数に対応する第1の非ゼロ係数情報を示し、
前記第3の情報グループは、より低い優先度を有する非ゼロ係数に対応する第2の非ゼロ係数情報を示す、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記複数の情報グループの情報グループの数は3よりも大きいか、又は3に等しい、請求項6に記載の方法。
【請求項11】
前記CSIフィードバックは、複数のCSI報告を含み、前記複数のCSI報告の各々は、複数の時間ユニットのそれぞれの時間ユニットに対応する、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
各CSI報告は、
前記それぞれの時間ユニットに対応する少なくとも1つの振幅係数、
前記それぞれの時間ユニットに対応する少なくとも1つの位相係数、
前記それぞれの時間ユニットに対応する非ゼロ係数の数、
前記非ゼロ係数のビットマップ、及び
それぞれのリソースに対応するレイヤのための最強係数、
のうちの少なくとも1つを示す、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記複数のCSI報告のうちのCSI報告が、前記複数の時間ユニットのうちの第1の時間ユニットに対応する場合、前記CSI報告は、
ランクインジケータ(RI)、
チャネル品質インジケータ(CQI)、
最強振幅係数に対応する前記時間ユニットのインデックス、及び
前記複数の時間ユニットの数、
のうちの少なくとも1つを示す、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記CSIフィードバックを前記ネットワーク装置に送信することは、
前記パラメータの第1の部分を第1のタイプのチャネルで送信することと、
前記パラメータの第2の部分を第2のタイプのチャネルで送信することと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記CSIフィードバックは、第3のベクトルと無関係である別のCSIフィードバックに比べてより高い優先度を有するように設定される、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記第1のベクトルは周波数領域(FD)ベースであり、前記第2のベクトルは空間領域(SD)ベースであり、前記第3のベクトルはドップラー領域(DD)ベースである、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
ネットワーク装置において、チャネル状態情報(CSI)フィードバックのための少なくとも1つの設定を端末装置に送信することと、
異なる省略優先度を有する複数のパーティションを含む前記CSIフィードバックを前記少なくとも1つの設定に基づいて前記端末装置から受信することとを含み、
前記複数のパーティションは、
複数の第1のベクトルと、
複数の第2のベクトルと、
複数の第3のベクトルと、
に関連付けるパラメータを含む、通信方法。
【請求項18】
前記複数のパーティションは、第1のパーティションと第2のパーティションとを少なくとも含み、
前記第1のパーティションは、前記第2のパーティションに比べてより高い省略優先度を有するように設定されること、
前記第2のパーティションのペイロードサイズは、前記第1のパーティション内の少なくとも1つの指示に基づくこと、又は
第2のパーティションは、複数の情報グループを含み、前記複数の情報グループのうちの第1の情報グループは、前記複数の情報グループのうちの他の情報グループに比べてより高い省略優先度を有するように設定されること、であり、
前記第2のパーティションの前記第1の情報グループと前記第1のパーティションとのうちの1つは、
前記CSIフィードバックが第3のベクトルに関連付けられているか否か、又はドップラー領域(DD)圧縮が有効になるか否かを示す指示、
特定の時間ユニットに対応するチャネル品質インジケータ(CQI)セット、
前記特定の時間ユニットのインデックス、
プライマリベクトルに対応する非ゼロ係数の第1の数、
前記プライマリベースのインデックス、
非ゼロ係数の総数、
前記複数の第3のベクトルの長さ、及び
前記複数の第3のベクトルの数、
のうちの少なくとも1つを示す、請求項11に記載の方法。
【請求項19】
前記第2のパーティションの前記第1の情報グループは、前記プライマリベクトルに対応するレイヤのための最強係数を示す、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記複数の情報グループのうちの他の情報グループは、非ゼロ係数情報を示し、前記非ゼロ係数情報は、
プライマリ第1のベクトル、
プライマリ第2のベクトル、
プライマリ第3のベクトル、
前記プライマリ第1のベクトルを含む又は除く前記複数の第1のベクトルのサブセット、
前記プライマリ第2のベクトルを含む又は除く前記複数の第2のベクトルのサブセット、
前記プライマリ第3のベクトルを含む又は除く前記複数の第3のベクトルのサブセット、
前記複数の第1のベクトル、
前記複数の第2のベクトル、又は
前記複数の第3のベクトル、
のうちの1つに関連付けられている非ゼロ係数を示すビットマップ、
前記非ゼロ係数に対応する振幅係数、及び
前記非ゼロ係数に対応する位相係数、
のうちの少なくとも1つを示す、請求項18に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の例示的な実施形態は、一般的に、通信技術の分野に関し、特に、チャネル状態情報(CSI:channel state information)フィードバックを設定及び送信するための方法、装置及び媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
増加する無線データトラフィックの需要に対応するために、複数のスキームが提案及び実装されており、その中でも多入力多出力(MIMO:Multiple Input Multiple Output)技術は、通信システムにおいて高いデータスループットを達成するための強力なスキームの1つと考えられている。MIMOには、6GHz未満の周波数帯域および6GHzを超える周波数帯域の両方について、ネットワーク装置(例えば、基地局(BS))における多数のアンテナ素子の利用を支援する機能が含まれている。
【0003】
一般的に言えば、ネットワーク装置はネットワークの状況を理解し、より適切な後続のスケジュールを立てることができるように、端末装置とネットワーク装置との通信中、端末装置はネットワーク装置にCSIフィードバックを報告する必要がある。いくつかのシナリオでは、端末装置は高速/中速で移動するため、報告されたCSIフィードバックが将来のチャネルのために利用できない(即ち、古い)可能性がある。
【0004】
具体的には、ダウンリンクマルチアンテナ送信の場合、端末装置は、ネットワーク装置から送信されるCSI参照信号(CSI-RS:CSI-reference signal)を測定し、推奨プリコーダ行列、又は推奨プリコーダ行列の指示、及び/又はチャネル品質インジケータ(CQI:channel quality indicator)をCSI報告でネットワーク装置に報告することができる。そして、ネットワーク装置は、端末装置にデータ送信を行う際に、推奨プリコーダ行列を使用することができる。しかしながら、非理想的な条件下で、好ましいプリコーダ行列及び/又はCQIは時間に敏感であり、ネットワーク装置がある時間期間後に端末装置へのダウンリンクデータ送信をスケジューリングするとき、推奨プリコーダ行列及び/又はCQIは適用できなくなる可能性がある。したがって、端末装置が高速/中速で移動するシナリオにおいてCSI報告をサポートする解決案を提供することが望ましい。
【発明の概要】
【0005】
本開示の実施形態は、全体としてCSIフィードバックを設定及び送信する方法、装置、及びコンピュータ記憶媒体を提供する。
【0006】
第1の態様では、端末装置によって実行される通信方法が提供される。この方法は、端末装置において、CSIフィードバックのための少なくとも1つの設定をネットワーク装置から受信することと、異なる省略優先度を有する複数のパーティションを含むCSIフィードバックを少なくとも1つの設定に基づいてネットワーク装置に送信することとを含み、複数のパーティションは、複数の第1のベクトルと、複数の第2のベクトルと、複数の第3のベクトルと、に関連付けるパラメータを含む。
【0007】
第2の態様では、ネットワーク装置によって実行される通信方法が提供される。この方法は、ネットワーク装置において、CSIフィードバックのための少なくとも1つの設定を端末装置に送信することと、異なる省略優先度を有する複数のパーティションを含むCSIフィードバックを少なくとも1つの設定に基づいて端末装置から受信することとを含み、複数のパーティションは、複数の第1のベクトルと、複数の第2のベクトルと、複数の第3のベクトルと、に関連付けるパラメータを含む。
【0008】
第3の態様では、端末装置が提供される。端末装置は、処理ユニットと、処理ユニットに結合され、命令が記憶されているメモリとを備え、命令は、処理ユニットによって実行されると、装置に第1の態様に記載の方法を実行させる。
【0009】
第4の態様では、ネットワーク装置が提供される。ネットワーク装置は、処理ユニットと、処理ユニットに結合され、命令が記憶されているメモリとを備え、命令は、処理ユニットによって実行されると、装置に第2の態様に記載の方法を実行させる。
【0010】
第5の態様では、命令が記憶されており、命令は、少なくとも1つのプロセッサ上で実行されると、少なくとも1つのプロセッサに、上記第1及び第2の態様のいずれかに記載の方法を実行させるコンピュータ可読媒体が提供される。
【0011】
本開示の他の特徴は、以下の説明を通して容易に理解されるはずである。
【図面の簡単な説明】
【0012】
添付図面における本開示のいくつかの例示的な実施形態をさらに詳細に説明することで、本開示の上述の及びその他の目的、特徴及び利点を、さらに明らかにする。
【0013】
図1】従来の解決案に係るCSI報告の例示的なブロックを示す。
図2】本開示の例示的な実施形態が実装され得る例示的な通信環境を示す。
図3】本開示のいくつかの実施形態に係る通信のプロセスを示すシグナリングチャートを示す。
図4A】空間領域、周波数領域、及びドップラー/時間領域ベースの模式図を示す。
図4B】空間領域、周波数領域、及びドップラー/時間領域ベースの別の模式図を示す。
図4C】空間領域、周波数領域、及びドップラー/時間領域ベースのまた別の模式図を示す。
図5A】本開示のいくつかの実施形態に係るCSIフィードバックの例示的なブロックを示す。
図5B】本開示のいくつかの実施形態に係るCSIフィードバックの例示的なブロックを示す。
図6】本開示のいくつかの実施形態に係る端末装置によって実行される例示的な方法を示す。
図7】本開示のいくつかの実施形態に係るネットワーク装置によって実行される例示的な方法を示す。
図8】本開示の例示的な実施形態を実装するのに適した装置の概略ブロック図を示す。
【0014】
図面全体を通して、同一又は類似の参照番号は同一又は類似の要素を表す。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本開示の原理について、いくつかの実施形態を参照しながら説明する。これらの実施形態は、単に説明を目的として説明されるもので、当業者が本開示を理解し実施する際に役立つものであり、本開示の範囲に対するいかなる限定も示唆しないことを理解されたい。ここに説明される本開示は、以下で説明するもの以外にも様々な態様で実施することができる。
【0016】
以下の説明及び特許請求の範囲において、別途定義されない限り、使用されるすべての技術用語及び科学用語は、本開示が属する技術分野の当業者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。
【0017】
本開示において、「端末装置」という用語は、無線又は有線の通信機能を有する任意の装置を指す。端末装置の例としては、ユーザ装置(UE)、パーソナルコンピュータ、デスクトップ、携帯電話、セルラーホン、スマートフォン、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ポータブルコンピュータ、タブレット、ウェアラブル装置、モノのインターネット(IoT)装置、超信頼性及び低遅延通信(URLLC)装置、あらゆるモノのインターネット(IoE)装置、マシンタイプ通信(MTC)装置、Xが歩行者、車両又はインフラストラクチャ/ネットワークを表すV2X通信のための車載装置、統合アクセス及びバックホール(IAB)のための装置、無人航空機システム(UAS)を含む衛星及び高高度プラットフォーム(HAP:Satellites and High Altitude Platforms)を含む非地上ネットワーク(NTN)内の宇宙船または空中船、拡張現実(AR)、複合現実(MR)、仮想現実(VR)等の異なる種類の現実を含むエクステンデッド・リアリティ(XR:eXtended Reality)装置、一般にドローンと呼ばれる無人航空機(UAV)、つまり人間の操縦士がいない航空機、高速列車(HST)での機器、又はデジタルカメラ、センサー、ゲーム機器などの画像キャプチャ装置、音楽保存・再生機器、無線または有線インターネットアクセスや閲覧などを可能にするインターネットアプライアンスなどを含むが、これらに限定されない。「端末装置」は、さらに、「マルチキャスト/ブロードキャスト」機能を有することができ、公衆安全及びミッションクリティカル、V2Xアプリケーション、TRANSPARENT IPV4/IPV6マルチキャスト配送、IPTV、SMART TV、無線サービス、無線によるソフトウェア配送、グループ通信、及びIOTアプリケーションをサポートすることができる。マルチSIMと呼ばれる1つまたは複数の加入者識別モジュール(SIM)を内蔵してもよい。用語「端末装置」は、UE、移動局、加入者局、移動端末、ユーザ端末又は無線装置と交換可能に使用され得る。
【0018】
「ネットワーク装置」という用語は、端末装置が通信できるセル又はカバレッジを提供又はホストすることが可能な装置を指す。ネットワーク装置の例としては、Node B(NodeB又はNB)、進化型NodeB(eNodeB又はeNB)、次世代NodeB(gNB)、送受信ポイント(TRP)、リモート無線ユニット(RRU)、無線ヘッド(RH)、リモート無線ヘッド(RRH)、IABノード、フェムトノード、ピコノード等の低電力ノード、及び再設定可能な知的表面(RIS:reconfigurable intelligent surface)を含むが、これらに限定されない。
【0019】
端末装置またはネットワーク装置は、人工知能(AI)または機械学習機能を有してもよい。通常、特定の機能のために多数の収集データからトレーニングされたモデルを含み、何らかの情報の予測に用いることができる。
【0020】
端末装置またはネットワーク装置は、例えば、FR1(410MHZ~7125MHZ)、FR2(24.25GHZ~71GHZ)、100GHZよりも大きい周波数帯域、及びTERAヘルツ(THZ)等の複数の周波数範囲で動作してもよい。さらに、ライセンス/非ライセンス/共有スペクトルでも動作できる。端末装置は、マルチ無線デュアルコネクティビティ(MR-DC:Multi-Radio Dual Connectivity)のアプリケーションのシナリオで、ネットワーク装置との接続を複数有してもよい。端末装置またはネットワーク装置は、全二重、フレキシブル二重及び交差分割二重モードで動作することができる。
【0021】
本開示の実施形態は、例えば、シグナルジェネレータ、シグナルアナライザ、スペクトラムアナライザ、ネットワークアナライザ、テスト端末装置、テストネットワーク装置、チャネルエミュレータなどのテスト装置において実施されてもよい。いくつかの実施形態において、端末装置は、第1のネットワーク装置及び第2のネットワーク装置に接続されてもよい。第1のネットワーク装置及び第2のネットワーク装置の一方がマスタノードであり、他方がセカンダリノードであってもよい。第1のネットワーク装置及び第2のネットワーク装置は、異なる無線アクセス技術(RAT)を用いてもよい。いくつかの実施形態において、第1のネットワーク装置は第1のRAT装置であってもよく、第2のネットワーク装置は第2のRAT装置であってもよい。いくつかの実施形態において、第1のRAT装置はeNBであり、第2のRAT装置はgNBである。異なるRATに関連する情報は、第1のネットワーク装置及び第2のネットワーク装置のうちの少なくとも一方から端末装置に送信されてもよい。いくつかの実施形態において、第1の情報が第1のネットワーク装置から端末装置に送信されてもよく、第2の情報が直接又は第1のネットワーク装置を介して第2のネットワーク装置から端末装置に送信されてもよい。いくつかの実施形態において、第2のネットワーク装置により設定される端末装置の設定に関連する情報は、第2のネットワーク装置から第1のネットワーク装置を介して送信されてもよい。第2のネットワーク装置により設定される端末装置の再設定に関連する情報は、第2のネットワーク装置から直接又は第1のネットワーク装置を介して端末装置に送信されてもよい。
【0022】
本開示において、文中で他に明記していない限り、単数形の「ある」、「当該」及び「該」は、複数形も含むものとする。「含む」という用語及びその変形は、「含むがこれに限定されない」ことを意味する開放式の用語として解釈される。「に基づいて」という用語は、「少なくとも部分的に基づいて」と解釈される。「1つの実施形態」及び「実施形態」という用語は、「少なくとも1つの実施形態」と解釈される。「別の実施形態」という用語は、「少なくとも1つの他の実施形態」と解釈される。「第1」、「第2」等の用語は、異なる対象又は同じ対象を指してもよい。以下の内容には、明示的及び暗黙的な他の定義が含まれることがある。
【0023】
いくつかの例において、値、プロシージャ又は装置は、「最適」、「最低」、「最高」、「最小」、「最大」等と称される。理解される点として、こうした説明は、使用される複数の機能的代替の中から、選択可能であると示すことを意図しており、こうした選択は、他の選択と比べて、より優れていたり、より小さかったり、より高かったり、又はより好ましかったりする必要はない。
【0024】
上述したように、無線通信ネットワークにおいてCSIフィードバックは重要である。第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)リリース18では、例えば、CSI拡張についてのいくつかの議論がさらに検討されると期待される。高速/中速及びコヒーレントジョイント送信(CJT:Coherent Joint Transmission)についてのCSI拡張が規定されると期待され、リソースごとのCSI-RSポートの最大数が32であってもよい。
【0025】
さらに、ダウンリンクのプリコーディングを支援するために時間領域(TD)相関及び/又はドップラー領域(DD)情報を活用することによって、周波数範囲1(FR1)をターゲットとする高速/中速についてのCSI報告拡張を以下のように規定することが期待される。
> 空間領域(SD)ベースと周波数領域(FD)ベースを変更することなく、リリース16/17タイプIIコードブックの改良であり、
> トラッキングのためにCSI参照信号(RS)を介して測定されたTDチャネル特性(TDCP:TD channel property)のUE報告である。
【0026】
さらに、理想的なバックホールと同期、及びTRP間で同じ数のアンテナポート数を仮定し、FR1と最大4つのTRPをターゲットとするCJTについてのCSI取得の拡張を以下のように規定することが期待される。
> スループットとオーバーヘッドのトレードオフを考慮して、FDDをターゲットとするCJTマルチTRPとそれに関連するCSI報告のためのリリース16/17タイプIIコードブックの改良であり、
> 1)サウンディング参照信号(SRS:Sounding Reference Signal)用の追加リソースを消費しないこと、2)既存のSRSコ-ム構造を再利用すること、及び3)新たなSRSルートシーケンスがないこと、である制限で、SRS容量(capacity)拡張及び/又は干渉ランダム化を介して、時分割複信(TDD:Time Division Duplex)CJTをターゲットとするTRP間SRS干渉(inter-TRP cross-SRS interference)を管理するためのSRS拡張である。
【0027】
図1は、CSI報告100の例示的なブロックを示す。図1に示すように、CSI報告は2つのパート、即ちパート1とパート2に分割され、パート2はさらに3つのグループ、即ちグループ0~グループ2に分割される。また、CSI報告は、PMIフィールドXとPMIフィールドXを含んでもよい。例えば、PMIフィールドXはCSIグループ0に含まれてもよい。別の一例として、PMIフィールドXは、CSIグループ1及びCSIグループ2に含まれてもよい。さらに別の一例として、PMIフィールドXのサブセットはCSIグループ1に含まれ、PMIフィールドXの残りはCSIグループ2に含まれてもよい。
【0028】
以下の表1は、CSIパート1である1つのCSI報告のCSIフィールドのマッピング順位の例を示す。
表1 CSIパート1である1つのCSI報告のCSIフィールドのマッピング順位の例
【0029】
以下の表2は、RIとCQI(情報要素codebookType=typeII-r16又はtypeII-PortSelection-r16により定義される)の例を示す。
表2 RIとCQIの例
【0030】
さらに、ランクインジケータ(RI)フィールドの値は、昇順で許可ランクインジケータ値にマッピングされ、ここで、「0」は最小の許可ランクインジケータ値にマッピングされる。インジケータKNZフィールドの値は、TS38.214の5.2.2.2.5項及び5.2.2.2.6項に従って、昇順でKNZの許可値にマッピングされ、ここで、「0」はKNZ=1にマッピングされる。
【0031】
いくつかの実施形態において、許可ランクインジケータ値の数のパラメータ(例えば、nRI)は、ネットワーク装置によって設定されてもよい。
【0032】
いくつかの実施形態において、vは、レイヤの数又はランクインジケータフィールドの値であってもよい。例えば、レイヤの数又はランクインジケータフィールドの値は、端末装置からネットワーク装置に報告されてもよい。
【0033】
以下の表3は、RIとCQI(情報要素codebookType=typeII-PortSelection-r17で定義される)の例を示す。
表3 RIとCQIの例を示す
【0034】
ランクインジケータ(RI)フィールドの値は、昇順で許可ランクインジケータ値にマッピングされ、ここで、「0」は最小の許可ランクインジケータ値にマッピングされる。インジケータKNZフィールドの値は、TS38.214の5.2.2.2.7項に従って、昇順でKNZの許可値にマッピングされ、ここで、「0」はKNZ=1にマッピングされる。
【0035】
いくつかの実施形態において、端末装置は、ネットワーク装置から、CSIフィードバックのための少なくとも1つの設定を受信し、ここで、少なくとも1つの設定は、
・複数のCSI-RSリソース、
・1つのCSI-RSリソースのための複数のアンテナポート、
・アンテナポート設定のための少なくとも1つのパラメータ、コードブックタイプのための設定、
・報告タイプのための設定、
・コードブックのための少なくとも1つのパラメータ、
・帯域幅部分(BWP:BandWidth Part)における物理リソースブロック(PRB:Physical Resource Block)の数、
・複数の第1のサブバンドの数、
・1つの第1のサブバンドのサイズ、
・1つの第1のサブバンドのPRBの数、
・複数の第2のサブバンドの数(例えば、Nとして表される)、
・1つの第2のサブバンドのサイズ、
・1つの第2のサブバンドのPRBの数、
・複数の時間ユニットの数(例えば、Nとして表される)、
・1つの時間ユニットのサイズ(例えば、T又はTとして表される)、
・1つの時間ユニットのスロット/サブスロット/シンボルの数(例えば、Tu又はTiとして表される)、
・複数の第2のベクトルの数(例えば、Lとして表される)、
・複数の第1のベクトルの数(例えば、Mとして表される)、
・複数の第3のベクトルの数(例えば、Mとして表される)、
・コードブックのための第1のパラメータ(例えば、Rとして表される)、
・コードブックのための第2のパラメータ(例えば、pとして表される)、
・コードブックのための第3のパラメータ(例えば、βとして表される)、
・コードブックのための第4のパラメータ(例えば、Rとして表される)、
・コードブックのための第5のパラメータ(例えば、pv,dとして表される)、
・コードブックのための第6のパラメータ(例えば、βとして表される)、及び
・コードブックのための第7のパラメータ(例えば、Mとして表される)、
のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0036】
いくつかの実施形態において、複数のCSI-RSリソースの数は正の整数であってもよい。例えば、複数のCSI-RSリソースの数は、1以上で64以下であってもよい。いくつかの実施形態において、1つのCSI-RSリソースのための複数のアンテナポートの数は正の整数であってもよい。例えば、1つのCSI-RSリソースのための複数のアンテナポートの数は、{1,2,4,8,12,16,24,32}のうちの1つであってもよい。
【0037】
いくつかの実施形態において、端末装置は、CSIフィードバックのための少なくとも1つの設定に基づいて、レイヤの数及び少なくとも1つのコードブックインジケータをネットワーク装置に送信してもよい。いくつかの実施形態において、少なくとも1つのコードブックインジケータは、
・複数の第1のベクトルのための1つ又は複数のインジケータ、
・複数の第2のベクトルのための1つ又は複数のインジケータ、
・複数の第3のベクトルのための1つ又は複数のインジケータ、
・インデックスを有する1つのレイヤに対応する複数の第1の振幅係数のためのフィールド、
・インデックスを有する1つのレイヤに対応する複数の第2の振幅係数のためのフィールド、
・インデックスを有する1つのレイヤに対応する複数の第3の振幅係数のためのフィールド、
・インデックスを有する1つのレイヤに対応する複数の第1の位相係数のためのフィールド、
・インデックスを有する1つのレイヤに対応する複数の第2の位相係数のためのフィールド、
・インデックスを有する1つのレイヤに対応する複数の第3の位相係数のためのフィールド、
・インデックスを有する1つのレイヤに対応する非ゼロ係数を示すためのビットマップ、及び
・インデックスを有する1つのレイヤに対応する最強係数のインジケータ、
のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0038】
いくつかの実施形態において、非ゼロ係数を示すためのビットマップは、複数の第1/第2/第3の振幅係数のためのフィールド内のどの係数が、非ゼロであるか又は報告されているかを示してもよい。いくつかの実施形態において、非ゼロ係数を示すためのビットマップは、複数の第1/第2/第3の位相係数のためのフィールド内のどの係数が、非ゼロであるか又は報告されているかを示してもよい。
【0039】
以下の表4は、CSIパート2である1つのCSI報告のCSIフィールド(情報要素codebookType=typeII-r16又はtypeII-PortSelection-r16によって定義される)の例示的なマッピング順位を示す。
表4 CSIパート2である1つのCSI報告のCSIフィールドのマッピング順位の例
【0040】
以下の表5は、CSIパート2である1つのCSI報告のCSIフィールド(情報要素codebookType=typeII-PortSelection-r17により定義される)の例示的なマッピング順位を示す。
表5 CSIパート2である1つのCSI報告のCSIフィールドのマッピング順位の別の一例
【0041】
上述したように、いくつかのシナリオでは、端末装置は、高速/中速で移動するため、報告されたCSIフィードバックが将来のチャネル予測のために利用できなくなる可能性がある。高速/中速を有する端末装置に対してより良い将来のチャネル予測を達成するために、時間領域(TD)/ドップラー領域(DD)情報が導入される。TD/DD情報を報告することにより、ネットワーク装置は、端末装置が高速/中速で移動しても、将来のチャネル予測を予測することができる。ただし、リリース16及びリリース17で定義されたCSI報告は、TD/DD情報の報告をサポートしていない。
【0042】
いくつかの実施形態において、少なくとも1つのコードブックインジケータは、複数の第1のベクトルのための1つ又は複数のフィールドと、複数の第2のベクトルのための1つ又は複数のフィールドと、複数の第3のベクトルのための1つ又は複数のフィールドとのうちの少なくとも1つを含んでもよい。いくつかの実施形態において、複数の第1のベクトルのための1つのフィールドは、複数の第1のベクトルのための1つのインジケータに対応してもよい。いくつかの実施形態において、複数の第2のベクトルのための1つのフィールドは、複数の第2のベクトルのための1つのインジケータに対応してもよい。いくつかの実施形態において、複数の第3のベクトルのための1つのフィールドは、複数の第3のベクトルのための1つのインジケータに対応してもよい。
【0043】
いくつかの実施形態において、複数の第1のベクトルのための1つ又は複数のフィールドの各々は、インデックスを有する1つのレイヤに対応してもよい。いくつかの実施形態において、複数の第2のベクトルのための1つ又は複数のフィールドの各々は、インデックスを有する1つのレイヤに対応してもよい。いくつかの実施形態において、複数の第3のベクトルのための1つ又は複数のフィールドの各々は、インデックスを有する1つのレイヤに対応してもよい。
【0044】
いくつかの実施形態において、複数の第1のベクトルのための1つ又は複数のフィールドは、ある数のレイヤの各レイヤに対応してもよい。例えば、複数の第1のベクトルのための1つ又は複数のフィールドは、ある数のレイヤの各レイヤに対して同じであってもよい。いくつかの実施形態において、複数の第2のベクトルのための1つ又は複数のフィールドは、ある数のレイヤの各レイヤに対応してもよい。例えば、複数の第2のベクトルのための1つ又は複数のフィールドは、ある数のレイヤの各レイヤに対して同じであってもよい。いくつかの実施形態において、複数の第3のベクトルのための1つ又は複数のフィールドは、ある数のレイヤの各レイヤに対応してもよい。例えば、複数の第3のベクトルのための1つ又は複数のフィールドは、ある数のレイヤの各レイヤに対して同じであってもよい。
【0045】
いくつかの実施形態において、N個のサブバンド及び/又はN個の時間ユニットに対応する複数のプリコーディング行列又は複数のコードブックは、少なくとも1つのコードブックインジケータに基づいて決定されてもよい。
【0046】
いくつかの実施形態において、端末装置は、帯域幅部分(BWP:BandWidth Part)のためのPRBの数、又はBWPのためのサイズを有するように設定されてもよい。いくつかの実施形態において、BWPのためのPRBの数(例えば、NBWP sizeとして表される)は、正の整数であってもよい。例えば、NBWPは正の整数であってもよい。例えば、24≦NBWP size≦275である。
【0047】
いくつかの実施形態において、端末装置は、BWPの開始位置(例えば、NBWP startとして表される)を有するように設定されてもよい。例えば、NBWP startは非負の整数であってもよい。例えば、0≦NBWP start≦275である。
【0048】
いくつかの実施形態において、BWPの開始位置とBWPのためのPRBの数は、1つの上位レイヤパラメータにおいて設定されてもよい。
【0049】
いくつかの実施形態において、第1のサブバンドは、CQI用サブバンド又はCQIサブバンド又はCSIサブバンドに対応してもよい。1つの具体例の実施形態では、第1のサブバンドは1つの時間ユニットに対応する。
【0050】
いくつかの実施形態において、1つの第1のサブバンドのサイズ又は1つの第1のサブバンドのPRBの数は、NPRB SBとして表され、NPRB SBは正の整数である。例えば、1≦NPRB SB≦32である。例えば、NPRB SBは、{4,8,16,32}のうちの1つであってもよい。
【0051】
いくつかの実施形態において、NPRB SBは、NBWPの値に基づくものであってもよい。いくつかの実施形態において、24≦NBWP≦72である場合、NPRB SBは、4又は8であってもよい。例えば、NPRB SBは、サブバンドのための1つの上位レイヤパラメータに基づいて、4又は8に設定されてもよい。いくつかの実施形態において、73≦NBWP≦144である場合、NPRB SBは8又は16であってもよい。例えば、NPRB SBは、サブバンドのための上位レイヤパラメータに基づいて、8又は16に設定されてもよい。いくつかの実施形態において、145≦NBWP≦275である場合、NPRB SBは16又は32であってもよい。例えば、NPRB SBは、サブバンドのための上位レイヤパラメータに基づいて16又は32に設定されてもよい。
【0052】
いくつかの実施形態において、アンテナポート設定のための少なくとも1つのパラメータは、
・複数のCSI-RSリソースの数、
・1つのCSI-RSリソースのためのアンテナポートの数、
・第1の複数のアンテナポートグループ、
・第1の複数のアンテナポートグループの数、
・1つのアンテナポートグループにおけるアンテナポートの数、及び
・アンテナポート設定の第1のパラメータ及びアンテナポート設定の第2のパラメータ、
のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0053】
いくつかの実施形態において、1つのアンテナポートグループは、TRP又はTRPのアンテナポートに対応してもよい。いくつかの実施形態において、1つのアンテナポートグループは、1つのCSI-RSリソースに対応してもよい。いくつかの実施形態において、アンテナポートの数は、複数のCSI-RSリソース内の各CSI-RSリソースに対して同じであってもよい。
【0054】
いくつかの実施形態において、少なくとも1つの設定は、1つのアンテナポートグループ内の複数のアンテナポート、又は1つのCSI-RSリソースのための複数のアンテナポートを含んでもよい。いくつかの実施形態において、1つのアンテナポートグループ内の複数のアンテナポートの数又は1つのCSI-RSリソースのための複数のアンテナポートの数(例えば、Pとして表される)は、{1,2,4,6,8,12,16,24,32}のうちの1つであり得る。いくつかの実施形態において、各アンテナポートグループ内のアンテナポートの数又は複数のCSI-RSリソース内の各CSI-RSリソースのためのアンテナポートの数は同じであってもよい。例えば、Pは正の整数であってもよい。例えば、Pは、{1,2,4,6,8,12,16,24,32}のうちの1つであってもよい。
【0055】
いくつかの実施形態において、端末装置は、少なくとも1つのCSI-RSリソースのためのアンテナポートの数に基づいて、複数のCSI-RSリソースのうちの少なくとも1つを受信してもよい。
【0056】
いくつかの実施形態において、アンテナポート設定の第1のパラメータの値は、Nとして表されてもよい。例えば、Nは正の整数であってもよい。例えば、Nは、{2,3,4,6,8,12,16}のうちの1つであってもよい。いくつかの実施形態において、アンテナポート設定の第2のパラメータの値は、Nとして表されてもよい。例えば、Nは正の整数であってもよい。例えば、Nは、{1,2,3,4}のうちの1つであってもよい。いくつかの実施形態において、アンテナポート設定の第1のパラメータ及びアンテナポート設定の第2のパラメータは、1つの上位レイヤパラメータにおいて設定されてもよい。
【0057】
いくつかの実施形態において、1つのアンテナポートグループ内のアンテナポートの数又は1つのCSI-RSリソースのためのアンテナポートの数は、アンテナポート設定の第1のパラメータとアンテナポート設定の第2のパラメータに基づいて決定されてもよい。いくつかの実施形態において、1つのアンテナポートグループ内のアンテナポートの数又は1つのCSI-RSリソースのためのアンテナポートの数は、P=N・N・2であってもよい。
【0058】
いくつかの実施形態において、パラメータ「O」が存在してもよく、「O」は、第1の次元における第1の離散フーリエ変換(DFT:Discrete Fourier Transform)オーバーサンプリングを表し得る。例えば、「O」は、{1,2,4}のうちの1つであってもよい。別の一例では、「O」は2又は4であってもよい。いくつかの実施形態において、パラメータ「O」が存在してもよく、「O」は、第2の次元における第2のDFTオーバーサンプリングを表し得る。例えば、「O」は、{1,2,4}のうちの1つであってもよい。別の一例では、「O」は2又は4であってもよい。
【0059】
いくつかの実施形態において、(N,N)の1つの設定は、(O,O)の1つの設定に対応してもよい。いくつかの実施形態において、(O,O)の1つの設定は、(N,N)の1つの設定に対応してもよい。
【0060】
いくつかの実施形態において、(N,N)と(O,O)及び/又はPの例示的な設定は、以下の表6の行及び/又は列の少なくとも1つであってもよい。

表6 例示的な設定
【0061】
いくつかの実施形態において、ベクトルumが存在し得る。いくつかの実施形態において、umは、DFTベクトルであってもよい。いくつかの実施形態において、N>1である場合、
である。いくつかの実施形態において、N=2である場合、
である。いくつかの実施形態において、ベクトルuの長さはNであってもよい。いくつかの実施形態において、ベクトルuのサイズは、(N)*1 1*(N)であってもよい。いくつかの実施形態において、N=1である場合、u=1である。いくつかの実施形態において、mは、ベクトルuのインデックスであってもよい。いくつかの実施形態において、mは非負の整数であってもよい。例えば、0≦m≦O-1である。
【0062】
いくつかの実施形態において、ベクトルvl,mが存在し得る。いくつかの実施形態において、
である。いくつかの実施形態において、lは、ベクトルvl,mのインデックスであってもよい。いくつかの実施形態において、ベクトルvl,mの長さは、N*N又はP/2であってもよい。いくつかの実施形態において、ベクトルvl,mのサイズは、(N*N)*1又は(P/2)*1又は1*(N*N)又は1*(P/2)であってもよい。
【0063】
いくつかの実施形態において、N=2及びN=2である場合、
である。いくつかの実施形態において、N=4及びN=1である場合、
である。いくつかの実施形態において、lは非負の整数であってもよい。例えば、0≦l≦O-1である。いくつかの実施形態において、[ ]Tは、ベクトル又は行列の転置を表してもよい。
【0064】
いくつかの実施形態において、端末装置は、少なくとも1つの設定に基づいて、レイヤの数及び少なくとも1つのコードブックインジケータを決定し又はネットワーク装置に報告してもよい。いくつかの実施形態において、レイヤの数(例えば、vriとして表される)は、{1,2}又は{1,2,3,4}又は{1,2,3,4,5,6,7,8}のうちの1つであってもよい。いくつかの実施形態において、複数のレイヤが存在してもよく、各レイヤはインデックスを有し、レイヤのインデックスは、rとして表され、rは非負の整数であってもよい。例えば、1≦r≦vri。例えば、rは、{1,2,...vri}又は{1,2}又は{1,2,3,4}又は{1,2,3,4,5,6,7,8}のうちの1つであってもよい。
【0065】
いくつかの実施形態において、少なくとも1つのコードブックインジケータは、
・複数の第1のベクトルのための1つ又は複数のインジケータ(又はフィールド)、
・複数の第2のベクトルのための1つ又は複数のインジケータ(又は1つ又は複数のフィールド)、複数の第2のベクトルについての第1の複数の回転のための1つ又は複数のインジケータ(又はフィールド)、
・複数の第3のベクトルのための1つ又は複数のインジケータ(又はフィールド)、複数の第3のベクトルについての第2の複数の回転のための1つ又は複数のインジケータ(又は1つ又は複数のフィールド)、最強係数のための1つ又は複数のインジケータ(又は1つ又は複数のフィールド)、
・複数の第1の振幅係数のための1つ又は複数のインジケータ(又はフィールド)、
・複数の第2の振幅係数のための1つ又は複数のインジケータ(又は1つ又は複数のフィールド)、
・第1の数の非ゼロ係数、複数の位相係数のための1つ又は複数のインジケータ(又は1つ又は複数のフィールド)、及び、
・非ゼロ係数を示す1つ又は複数のインジケータ(又は1つ又は複数のビットマップ)、
のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0066】
いくつかの実施形態において、非ゼロ係数を示すための1つ又は複数のインジケータ(又は1つ又は複数のビットマップ)は、第2の振幅係数のインデックスを示し、及び/又は位相係数のインデックスを示してもよく、インデックスに対応する第2の振幅係数の値、及び/又はインデックスに対応する位相係数の値は、非ゼロであってもよい。
【0067】
代替として、いくつかの実施形態において、非ゼロ係数を示すための1つ又は複数のインジケータ(又は1つ又は複数のビットマップ)は、1つ又は複数の指示内の又は複数の第2の振幅係数のフィールド内のどの係数が非ゼロであるか、又は報告されているかを示してもよい。
【0068】
代替として、いくつかの実施形態において、非ゼロ係数を示すための1つ又は複数のインジケータ(又は1つ又は複数のビットマップ)は、1つ又は複数の指示内の又は複数の位相係数のフィールド内のどの係数が非ゼロであるか、又は報告されているかを示してもよい。
【0069】
いくつかの実施形態において、少なくとも1つのコードブックインジケータ又はフィールドのうちの1つ又は複数は、ある数のレイヤの各レイヤに対して同じであるか、又はある数のレイヤの各レイヤに対して適用されてもよく、例えば、レイヤ共通である。いくつかの実施形態において、少なくとも1つのコードブックインジケータ又はフィールドのうちの1つ又は複数のうちの各々は、インデックスを有する1つのレイヤに対応してもよく、例えば、レイヤ固有である。
【0070】
いくつかの実施形態において、複数の第1のベクトルのための1つ又は複数のインジケータ(又は1つ又は複数のフィールド)は、ある数のレイヤの各レイヤに対して同じであるか、又はある数のレイヤの各レイヤに対して適用されてもよく、例えば、レイヤ共通である。いくつかの実施形態において、複数の第1のベクトルのための1つ又は複数のインジケータ(又はフィールド)は、インデックスを有する1つのレイヤに対応してもよく、例えば、レイヤ固有である。
【0071】
いくつかの実施形態において、複数の第2のベクトルのための1つ又は複数のインジケータ(又は1つ又は複数のフィールド)は、ある数のレイヤの各レイヤに対して同じであるか、又はある数のレイヤの各レイヤに対して適用されてもよく、例えば、レイヤ共通である。いくつかの実施形態において、複数の第2のベクトルのための1つ又は複数のインジケータ(又は1つ又は複数のフィールド)は、インデックスを有する1つのレイヤに対応してもよく、例えば、レイヤ固有である。
【0072】
いくつかの実施形態において、複数の第2のベクトルについての第1の複数の回転のための1つ又は複数のインジケータ(又は1つ又は複数のフィールド)は、ある数のレイヤの各レイヤに対して同じであるか、又はある数のレイヤの各レイヤに対して適用されてもよく、例えば、レイヤ共通である。いくつかの実施形態において、複数の第2のベクトルについての第1の複数の回転のための1つ又は複数のインジケータ(又はフィールド)は、インデックスを有する1つのレイヤに対応してもよく、例えば、レイヤ固有である。
【0073】
いくつかの実施形態において、複数の第3のベクトルについての第2の複数の回転のための1つ又は複数のインジケータ(又は1つ又は複数のフィールド)は、ある数のレイヤの各レイヤに対して同じであるか、又はある数のレイヤの各レイヤに対して適用されてもよく、例えば、レイヤ共通である。いくつかの実施形態において、複数の第3のベクトルについての第2の複数の回転のための1つ又は複数のインジケータ(又は1つ又は複数のフィールド)は、インデックスを有する1つのレイヤに対応してもよく、例えば、レイヤ固有である。
【0074】
いくつかの実施形態において、複数の第3のベクトルのための1つ又は複数のインジケータ(又は1つ又は複数のフィールド)は、ある数のレイヤの各レイヤに対して同じであるか、又はある数のレイヤの各レイヤに対して適用されてもよく、例えば、レイヤ共通である。いくつかの実施形態において、複数の第3のベクトルのための1つ又は複数のインジケータ(又は1つ又は複数のフィールド)は、インデックスを有する1つのレイヤに対応してもよく、例えば、レイヤ固有である。
【0075】
いくつかの実施形態において、最強係数のためのインジケータ(又はフィールド)は、ある数のレイヤの各レイヤに対して同じであるか、又はある数のレイヤの各レイヤに対して適用されてもよく、例えば、レイヤ共通である。いくつかの実施形態において、最強係数のためのインジケータ(又はフィールド)は、インデックスを有する1つのレイヤに対応してもよく、例えば、レイヤ固有である。
【0076】
いくつかの実施形態において、複数の第1の振幅係数のための1つ又は複数のインジケータ(又は1つ又は複数のフィールド)は、ある数のレイヤの各レイヤに対して同じであるか、又はある数のレイヤの各レイヤに対して適用されてもよく、例えば、レイヤ共通である。いくつかの実施形態において、複数の第1の振幅係数のための1つ又は複数のインジケータ(又は1つ又は複数のフィールド)は、インデックスを有する1つのレイヤに対応してもよく、例えば、レイヤ固有である。
【0077】
いくつかの実施形態において、複数の位相係数のための1つ又は複数のインジケータ(又は1つ又は複数のフィールド)は、ある数のレイヤの各レイヤに対して同じであるか、又はある数のレイヤの各レイヤに対して適用されてもよく、例えば、レイヤ共通である。いくつかの実施形態において、複数の位相係数のための1つ又は複数のインジケータ(又は1つ又は複数のフィールド)は、インデックスを有する1つのレイヤに対応してもよく、例えば、レイヤ固有である。
【0078】
いくつかの実施形態において、複数の第2の振幅係数のための1つ又は複数のインジケータ(又は1つ又は複数のフィールド)は、ある数のレイヤの各レイヤに対して同じであるか、又はある数のレイヤの各レイヤに対して適用されてもよく、例えば、レイヤ共通である。いくつかの実施形態において、複数の第2の振幅係数のための1つ又は複数のインジケータ(又は1つ又は複数のフィールド)は、インデックスを有する1つのレイヤに対応してもよく、例えば、レイヤ固有である。
【0079】
いくつかの実施形態において、非ゼロ係数を示すための1つ又は複数のインジケータ(又は1つ又は複数のフィールド)は、ある数のレイヤの各レイヤに対して同じであるか、又はある数のレイヤの各レイヤに対して適用されてもよく、例えば、レイヤ共通である。いくつかの実施形態において、非ゼロ係数を示すための1つ又は複数のインジケータ(又はフィールド)は、インデックスを有する1つのレイヤに対応してもよく、例えば、レイヤ固有である。
【0080】
いくつかの実施形態において、非ゼロ係数の第1の数は、ある数のレイヤの各レイヤに対して同じであるか、又はある数のレイヤの各レイヤに対して適用されてもよく、例えば、レイヤ共通である。いくつかの実施形態において、非ゼロ係数の第1の数は、インデックスを有する1つのレイヤに対応してもよく、例えば、レイヤ固有である。
【0081】
いくつかの実施形態において、複数の第2のベクトルの数、コードブックのための第2のパラメータ、及びコードブックのための第3のパラメータは、1つの上位レイヤパラメータにおいて設定又は指示されてもよい。いくつかの実施形態において、コードブックのための第5のパラメータ及びコードブックのための第6のパラメータは、1つの上位レイヤパラメータにおいて設定又は指示されてもよい。
【0082】
いくつかの実施形態において、コードブックのための第2のパラメータは、{1/2,1/4,1/8}のうちの1つであってもよい。いくつかの実施形態において、コードブックのための第3のパラメータは、{1/4,1/2,3/4}のうちの1つであってもよい。いくつかの実施形態において、複数の第2のベクトルの数(例えば、Lとして表される)は、{2,4,6}のうちの1つ、又は少なくとも{2,4,6,8}、又は{2,4,6,8,12,16,24,32}のうちの少なくとも1つであってもよい。いくつかの実施形態において、Lは正の整数であってもよい。いくつかの実施形態において、Lは、{2,4,6}のうちの1つ、又は{2,4,6,8}のうちの1つ、又は{2,4,6,8,12,16,24,32}のうちの1つであってもよい。
【0083】
いくつかの実施形態において、コードブックのための第3のパラメータは、レイヤの数にさらに基づくものであってもよい。いくつかの実施形態において、1つの上位レイヤパラメータは、L=2及びβ=1/4を示し、レイヤの数が1又は2である場合、pv=1/4であり、レイヤの数が3又は4である場合、pv=1/8である。
【0084】
代替として、いくつかの実施形態において、1つの上位レイヤパラメータは、L=2及びβ=1/2を示し、レイヤの数が1又は2である場合、pv=1/4であり、レイヤの数が3又は4である場合、pv=1/8である。
【0085】
代替として、いくつかの実施形態において、1つの上位レイヤパラメータは、L=4及びβ=1/4を示し、レイヤの数が1又は2である場合、pv=1/4であり、レイヤの数が3又は4である場合、pv=1/8である。
【0086】
代替として、いくつかの実施形態において、1つの上位レイヤパラメータは、L=4及びβ=1/2を示し、レイヤの数が1又は2である場合、pv=1/4であり、レイヤの数が3又は4である場合、pv=1/8である。
【0087】
代替として、いくつかの実施形態において、1つの上位レイヤパラメータは、L=4と、β=3/4と、pv=1/4とを示してもよい。
【0088】
代替として、いくつかの実施形態において、1つの上位レイヤパラメータは、L=4及びβ=1/2を示し、レイヤの数が1又は2である場合、pv=1/2であり、レイヤの数が3又は4である場合、pv=1/4である。
【0089】
代替として、いくつかの実施形態において、1つの上位レイヤパラメータは、L=6と、β=1/2と、pv=1/4とを示してもよい。例えば、レイヤの数は1又は2である。いくつかの実施形態において、1つの上位レイヤパラメータは、L=6と、β=3/4と、pv=1/4とを示してもよい。例えば、レイヤの数は1又は2である。
【0090】
いくつかの実施形態において、コードブックのための第1のパラメータ(例えば、Rとして表される)は、正の整数であってもよい。例えば、Rは正の整数であってもよい。例えば、Rは、{1,2}のうちの1つであってもよい。いくつかの実施形態において、プリコーディング行列の数は、コードブックのための第1のパラメータ及び複数の第1のサブバンドの数に基づいて決定されてもよい。いくつかの実施形態において、コードブックのための第1のパラメータは、設定された第1のサブバンドの数又は複数の第1のサブバンドの数、1つの第1のサブバンドのサイズ、及びBWPのためのPRBの数の関数として、PMIによって示されるプリコーディング行列の総数を制御してもよい。
【0091】
いくつかの実施形態において、第2のサブバンドは、プリコーディング行列インジケータ(PMI)のためのサブバンド又はPMIサブバンドに対応してもよい。
【0092】
いくつかの実施形態において、1つの第2のサブバンドのサイズ又は1つの第2のサブバンドのPRBの数は、NPMIとして表されてもよく、NPMIは正の整数である。例えば、1≦NPMI≦32である。例えば、NPMIは、{2,4,8,16,32}のうちの1つであってもよい。いくつかの実施形態において、NPMIは、NPRB SB及びRに基づくものであってもよい。例えば、NPMI=NPRB SB/Rである。
【0093】
【0094】
いくつかの実施形態において、R=1であるとき、1つのプリコーディング行列が各第1のサブバンドにいて示されてもよい。いくつかの実施形態において、R=2であるとき、BWP内の複数の第1のサブバンドのうちの最初/先頭の第1のサブバンド又は最後/末尾の第1のサブバンドではない1つの第1のサブバンドについて、2つのプリコーディング行列が複数の第1のサブバンドのうちの1つについて示されてもよい。例えば、第1のプリコーディング行列は、複数の第1のサブバンドのうちの1つの第1のサブバンドの第1のNPRB SB/2個のPRBに対応し、第2のプリコーディング行列は、複数の第1のサブバンドのうちの1つの第1のサブバンドの最後のNPRB SB/2個のPRBに対応する。
【0095】
いくつかの実施形態において、R=2であるとき、BWP内の複数の第1のサブバンドのうちの最初/先頭の第1のサブバンド又は最後/末尾の第1のサブバンドである1つの第1のサブバンドについて、
である場合、複数の第1のサブバンドのうちの最初/先頭の第1のサブバンドに対応する1つのプリコーディング行列が示されてもよい。
【0096】
いくつかの実施形態において、R=2であるとき、BWP内の複数の第1のサブバンドのうちの最初/先頭の第1のサブバンド又は最後/末尾の第1のサブバンドである1つの第1のサブバンドについて、
である場合、複数の第1のサブバンドのうちの最初/先頭の第1のサブバンドに対応する2つのプリコーディング行列が示されてもよい。例えば、第1のプリコーディング行列は、複数の第1のサブバンドの最初/先頭の第1のサブバンドの最初の
個のPRBに対応してもよく、第2のプリコーディング行列は、複数の第1のサブバンドの最初/先頭の第1のサブバンドの最後の
個のPRBに対応する。いくつかの実施形態において、R=2であるとき、BWP内の複数の第1のサブバンドのうちの最初/先頭の第1のサブバンド又は最後/末尾の第1のサブバンドである1つの第1のサブバンドについて、
である場合、複数の第1のサブバンドのうちの最後/末尾の第1のサブバンドに対応する1つのプリコーディング行列が示されてもよい。
【0097】
いくつかの実施形態において、R=2であるとき、複数の第1のサブバンドの最初/先頭の第1のサブバンド又は最後/末尾の第1のサブバンドである1つの第1のサブバンドについて、
である場合、複数の第1のサブバンドの最後/末尾の第1のサブバンドに対応する2つのプリコーディング行列が示されてもよい。例えば、第1のプリコーディング行列は、複数の第1のサブバンドの最後/末尾の第1のサブバンドの最初の
個のPRBに対応してもよく、第2のプリコーディング行列は、複数の第1のサブバンドの最後/末尾の第1のサブバンドの最後の
個のPRBに対応してもよい。
【0098】
いくつかの実施形態において、複数の第1のベクトルの数Mυは、正の整数であってもよい。例えば、
である。例えば、Mυは、{1,2,3,4,5,6,7,8,9,10}のうちの1つであってもよい。
【0099】
いくつかの実施形態において、nchoosekは、n個の値からk個の値を選択する関数であってもよい。いくつかの実施形態において、nchoosek(a,b)=a!/(b!*(a-b)!)である。いくつかの実施形態において、「!」は階乗であってもよい。いくつかの実施形態において、a!=1*2*...*(a-1)*aである。
【0100】
いくつかの実施形態において、少なくとも1つのコードブックインジケータは、PMI内又はCSI内に含まれてもよい。いくつかの実施形態において、PMI又はCSIは、PMI(又はCSI)の第1の部分と、PMI(又はCSI)の第2の部分を含んでもよい。例えば、PMI(又はCSI)の第2の部分のサイズは、PMI(又はCSI)の第1の部分に基づいてもよい。いくつかの実施形態において、PMI(又はCSI)は、PMI(又はCSI)の第1の部分、PMI(又はCSI)の第2の部分、及びPMI(又はCSI)の第3の部分を含んでもよい。例えば、PMI(又はCSI)の第2の部分のサイズは、PMI(又はCSI)の第1の部分に基づいてもよい。別の一例として、PMI(又はCSI)の第3の部分のサイズは、PMI(又はCSI)の第1の部分及びPMI(又はCSI)の第2の部分の少なくとも一方に基づいてもよい。
【0101】
いくつかの実施形態において、1つの第2のベクトルの長さは、1つのアンテナポートグループ内のアンテナポートの数、又は1つのCSI-RSリソースのためのアンテナポートの数に基づいてもよい。いくつかの実施形態において、1つの第2のベクトルの長さは、1つのアンテナポートグループ内の複数のアンテナポートの数、又は1つのCSI-RSリソースのための複数のアンテナポートの数を2で割ったものであってもよい。いくつかの実施形態において、1つの第2のベクトルの長さは、P/2であってもよい。例えば、Pは、{4,8,12,16,24,32}のうちの1つであってもよい。
【0102】
いくつかの実施形態において、最強係数のためのインジケータ(又はフィールド)の数は、レイヤの数に基づいてもよく、最強係数のための各インジケータ(又はフィールド)はそれぞれ、インデックスを有するレイヤに対応する。
【0103】
いくつかの実施形態において、最強係数のためのインジケータ(又はフィールド)は、インデックスを有するレイヤに対応し、又は最強係数のためのインジケータ(又はフィールド)のビットサイズ(又はビット幅)は、インデックスを有するレイヤに対応し、値2と、インデックスを有する1つのレイヤに対応する非ゼロ係数の第1の数と、複数の第2のベクトルの数とのうちの少なくとも1つに基づいてもよい。
【0104】
いくつかの実施形態において、最強係数のためのインジケータ(又はフィールド)のビットサイズはインデックスを有するレイヤに対応し、インデックスを有する1つのレイヤに対応する非ゼロ係数の第1の数、及び2と複数の第2のベクトルの数との乗算、のうちの少なくとも1つに基づいてもよい。
【0105】
いくつかの実施形態において、最強係数のためのインジケータ(又はフィールド)は、インデックスを有するレイヤに対応し、PMI(又はCSI)、又はPMI(又はCSI)の第1の部分、又はPMI(又はCSI)の第2の部分に含まれてもよい。
【0106】
いくつかの実施形態において、Kb2は位相係数の各々につてのビットサイズであってもよい。例えば、Kb2は、2又は3又は4ビットであってもよい。
【0107】
いくつかの実施形態において、非ゼロ係数を示すための1つ又は複数のインジケータ(又は1つ又は複数のビットマップ)は、第2の振幅係数のインデックス及び/又は位相係数のインデックスを示してよい。いくつかの実施形態において、インジケータ(又はビットマップ)の各ビット又はコードポイントは、インデックスを有するレイヤに対応し、インデックスを有する第2のベクトル(又はビーム)に対応し、インデックスを有する第1のベクトルに対応し、かつインデックスを有する第3のベクトルに対応する第2の振幅係数及び/又は位相係数が報告されるかどうか(又は値が0であるかどうか)を示してもよい。
【0108】
いくつかの実施形態において、各ビットの値は0又は1のいずれかである。例えば、0は、インデックスを有するレイヤに対応し、インデックスを有する第2のベクトル(又はビーム)に対応し、インデックスを有する第1のベクトルに対応し、かつインデックスを有する第3のベクトルに対応する第2の振幅係数及び/又は位相係数が報告されていない(又は値が0である)ことを示してもよい。例えば、1は、インデックスを有するレイヤに対応し、インデックスを有する第2のベクトル(又はビーム)に対応し、インデックスを有する第1のベクトルに対応し、かつインデックスを有する第3のベクトルに対応する第2の振幅係数及び/又は位相係数が報告される(又は値が0ではない)ことを示してもよい。
【0109】
いくつかの実施形態において、非ゼロ係数を示すための1つ又は複数のインジケータ(又は1つ又は複数のビットマップ)の数は、レイヤの数と同じであってもよい。例えば、非ゼロ係数を示すためのそれぞれのインジケータ(又は1つのビットマップ)は、インデックスを有する1つのレイヤに対応してもよい。
【0110】
いくつかの実施形態において、インデックスを有するレイヤに対応する非ゼロ係数を示すためのインジケータ(又はビットマップ)のサイズは、インデックスを有するレイヤに対応する複数の第1のベクトルの数、複数の第2のベクトルの数、及びインデックスを有するレイヤに対応する複数の第3のベクトルの数に基づいてもよい。
【0111】
いくつかの実施形態において、複数の第1のベクトルの数は、レイヤの数、1つの第1のサブバンドのサイズ、コードブックのための第1のパラメータ、1つの第2のサブバンドのサイズ、コードブックのための第3のパラメータ、及びコードブックのための第2のパラメータのうちの少なくとも1つに基づいて決定されてもよい。
【0112】
いくつかの実施形態において、非ゼロ係数を示すための1つ又は複数のインジケータ(又は1つ又は複数のビットマップ)の数は、レイヤの数に基づいてもよい。いくつかの実施形態において、非ゼロ係数を示すための1つ又は複数のインジケータ(又は1つ又は複数のビットマップ)の各々は、インデックスを有するレイヤに対応してもよい。
【0113】
いくつかの実施形態において、インデックスを有するレイヤに対応する複数の第2の振幅係数のための1つ又は複数のインジケータ(又は1つ又は複数のフィールド)の数は、非ゼロ係数の第1の数、インデックスを有するレイヤに対応する非ゼロ係数を示すためのインジケータ(又はビットマップ)内のインジケータ数又は値「1」を有する値(又はビット又はコードポイント)の数のうちの少なくとも1つに基づいてもよい。
【0114】
いくつかの実施形態において、インデックスを有するレイヤに対応する複数の位相係数のための1つ又は複数のインジケータ(又は1つ又は複数のフィールド)の数は、非ゼロ係数の第1の数、インデックスを有するレイヤに対応する非ゼロ係数を示すためのインジケータ(又はビットマップ)内のインジケータ数又は値「1」を有する値(又はビット又はコードポイント)の数のうちの少なくとも1つに基づいてもよい。
【0115】
いくつかの実施形態において、複数の第1のベクトルの数Mυは、BWPのためのPRBの数、レイヤの数、1つの第1のサブバンドのサイズ、複数の第1のサブバンドの数、コードブックのための第1のパラメータ、1つの第2のサブバンドのサイズ、複数の第2のサブバンドの数、及びコードブックのための第2のパラメータのうちの少なくとも1つに基づいて決定されてもよい。いくつかの実施形態において、コードブックのための第2のパラメータは、レイヤの数に基づいて決定されてもよい。
【0116】
いくつかの実施形態において、1つの第1のベクトルのサイズ又は長さは、BWPのためのPRBの数、レイヤの数、1つの第1のサブバンドのサイズ、複数の第1のサブバンドの数、コードブックのための第1のパラメータ、1つの第2のサブバンドのサイズ、複数の第2のサブバンドの数、及びコードブックのための第2のパラメータのうちの少なくとも1つに基づいて決定されてもよい。いくつかの実施形態において、1つの第1のベクトルのサイズ又は長さは、Nであってもよい。
【0117】
いくつかの実施形態において、複数の第3のベクトルの数Mは、時間ユニットの数、レイヤの数、1つの時間ユニットのサイズ、1つの時間ユニットについてのスロット/サブスロット/シンボルの数、2つの時間ユニットの間の時間間隔、コードブックのための第4のパラメータ、コードブックのための第5のパラメータ、及びコードブックのための第6のパラメータのうちの少なくとも1つに基づいて決定されてもよい。
【0118】
いくつかの実施形態において、複数の第3のベクトルの数Mは、ネットワーク装置210によって設定されてもよい。いくつかの実施形態において、複数の第3のベクトルの数Mは、端末装置220によって報告されてもよい。
【0119】
いくつかの実施形態において、複数の第4のベクトルの数Mは正の整数であってもよい。例えば、

である。例えば、Mは、{1,2,3,4,5,6,7,8,9,10}のうちの1つであってもよい。
【0120】
いくつかの実施形態において、1つの第3のベクトルのサイズ又は長さは、時間ユニットの数、レイヤの数、1つの時間ユニットのサイズ、1つの時間ユニットについてのスロット/サブスロット/シンボルの数、2つの時間ユニットの間の時間間隔、コードブックのための第4のパラメータ、コードブックのための第5のパラメータ、及びコードブックのための第6のパラメータのうちの少なくとも1つに基づいて決定されてもよい。いくつかの実施形態において、1つの第3のベクトルのサイズ又は長さは、Nであってもよい。
【0121】
いくつかの実施形態において、コードブックのための第4のパラメータRは、{1/8,1/4,1/2,1,2}のうちの1つであってもよい。
【0122】
いくつかの実施形態において、1つの第3のベクトルのサイズ又は長さは、正の整数であってもよい。例えば、1≦N≦256である。
【0123】
いくつかの実施形態において、端末装置は、少なくとも1つのCSI-RSを受信してもよく、ここで、少なくとも1つのCSI-RSのためのアンテナポートの数は、アンテナポート設定のための少なくとも1つのパラメータに基づいて決定されてもよい。
【0124】
いくつかの実施形態において、第2のベクトルは、空間領域のベクトルであってもよい。いくつかの実施形態において、第2のベクトルは、vl,mとして表されてもよい。いくつかの実施形態において、第2のベクトルは、周波数領域のベクトルであってもよい。いくつかの実施形態において、第2のベクトルは、DFTベクトルであってもよい。いくつかの実施形態において、第3のベクトルは、ドップラー領域又は時間領域のベクトルであってもよい。いくつかの実施形態において、第3のベクトルは、DFTベクトル又は離散コサイン変換(DCT:Discrete Cosine Transformation)ベクトル又はSlepianベクトル又はオーバーサンプリング/回転されたDFTベクトル又は値1の要素を1つだけ有し、値0の他の要素を有するベクトル又はアイデンティティベクトルであってもよい。
【0125】
いくつかの実施形態において、N個のサブバンド及び/又はN個の時間ユニットに対応する複数のプリコーディング行列又は複数のコードブックは、L+Mυ個のベクトル又はL+Mυ+M個のベクトルから決定されてもよい。
【0126】
いくつかの実施形態において、1つの第2のベクトルの長さは、1つのCSI-RSリソースにおける複数のアンテナポートの数を2で割った値に基づいてもよい。
【0127】
いくつかの実施形態において、1つの第1のベクトルの長さは、コードブックのための第1のパラメータ及び第1のサブバンドの数に基づいて決定されてもよい。いくつかの実施形態において、複数の第1のベクトルの数は、コードブックのための第3のパラメータ、第2のサブバンドの数、及びコードブックのための第1のパラメータに基づいて決定されてもよい。いくつかの実施形態において、第2のサブバンドの数は、コードブックのための第1のパラメータ及び第1のサブバンドの数に基づいてもよい。いくつかの実施形態において、1つの第2のサブバンドの第2のサイズは、コードブックのための第1のパラメータ及び1つの第1のサブバンドの第1のサイズに基づいて決定されてもよい。
【0128】
本開示の実施形態は、CSIフィードバックを設定及び送信するための解決案を提供する。本解決案において、CSIフィードバックは、異なる省略(omission)優先度を有する複数のパーティション(partition)を含み、CSIフィードバックによって報告されるパラメータは、複数の第1のベクトル、複数の第2のベクトル、及び複数の第3のベクトルに関連付けられている。パラメータを3種類のベクトルに関連付けることにより、TD/DD情報を空間領域(SD)情報及び周波数領域(FD)情報とともに報告してもよい。さらに、これらのパラメータは、異なる省略優先度を有する異なるパーティションに含まれ、これにより、ネットワーク装置と端末装置との間の通信が中断されないように、ネットワーク装置が少なくとも1つのビームに対して将来のチャネル予測を少なくとも予測できることが保証される。
【0129】
議論を容易にするために、以下の説明で使用されるいくつかの用語を以下に列挙する。
・省略優先度:廃棄又は省略を制御するための優先度。具体的には、CSIフィードバック内の異なるパーティション/情報グループが、異なる省略優先度を有するように設定され/異なる省略優先度に関連付けられてもよい。例えば、送信リソースが不足している場合や、送信の符号化率が閾値以上である場合には、(複数の)省略優先度のレベルがより低い(複数の)パーティション/(複数の)情報グループ(関連パラメータを含む)が第1に廃棄又は省略される。
・第1のベクトルとは、FDベース、SDベース、又はDD/TDベースであり得る特定のベクトルを指す。さらに、第1のベクトルは、最強係数、最強振幅係数、又は最大パワーに対応してもよい。
・プライマリ第1のベクトルは、第1のFDベースを指す。
・FDベースの第1のセット:第1のFDベースを含むFDベースのセットを指す。
・FDベースの第2のセット:FDベースの第1のセットとは異なるFDベースのセットを指す。
・FDベースのサブセット:第1のFDベースを除くFDベースのサブセットを指す。
・プライマリ第1のベクトルは、第1のSDベースを指す。
・SDベースの第1のセット:第1のSDベースを含むSDベースのセットを指す。
・SDベースの第2のセット:SDベースの第1のセットとは異なるSDベースのセットを指す。
・SDベースのサブセット:第1のSDベースを除くSDベースのサブセットを指す。
・プライマリ第1のベクトルは、第1のDD/TDベースを指す。
・DD/TDベースの第1のセット:第1のDD/TDベースを含むDD/TDベースのセットを指す。
・DD/TDベースの第2のセット:DD/TDベースの第1のセットとは異なるDD/TDベースのセットを指す。
・DD/TDベースのサブセット:第1のDD/TDベースを除くDD/TDベースのサブセットを指す。
・複数の第1のベクトル/FDベース:すべてのFDベースを指す。
・複数の第2のベクトル/SDベース:すべてのSDベースを指す。
・複数の第3のベクトル/DDベース/TDベース:すべてのDDベース/TDベースを指す。
【0130】
本出願の文脈では、「ベクトル」、「ビーム」、「ベース(bases)」及び「ベース(basis)」という用語は互換的に使用することができる。
【0131】
「第1のベクトル」、「第1のベース(bases)」、「周波数領域/FDベースベクトル」、「周波数領域/FDベクトル」、「周波数領域/FDベース(basis)」、「周波数領域/FDベース(bases)」及び「第1のベース(basis)」という用語は、互換的に使用することができる。
【0132】
「第2のベクトル」、「第2のビーム」、「ビーム」、「第2のベース(bases)」、「空間領域/SDベースベクトル」、「空間領域/SDベクトル」、「空間領域/SDベース」、「第2のベース(basis)」という用語は、互換的に使用することができる。
【0133】
「第3のベクトル」、「第3のベース(bases)」、「ドップラー/時間領域ベースベクトル」、「ドップラー/時間領域ベクトル」、「ドップラー/時間領域ベース(basis)」、「ドップラー/時間領域ベース(bases)」、「DD/TDベースベクトル」、「DD/TDベクトル」、「DD/TDベース」、「ドップラー/時間領域ベース(bases)」、「DD/TDベクトル」、「第3のベース(basis)」という用語は、互換的に使用することができる。
【0134】
「時間ユニット」、「ドップラーユニット」、「時間領域のユニット」、「ドップラー領域のユニット」、「時点」、「第3のベクトルのためのユニット」という用語は、互換的に使用することができる。
【0135】
本出願の文脈において、「送信機会」、「受信機会」、「繰り返し」、「送信」、「受信」、「物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)送信機会」、「PDSCH繰り返し」、「物理アップリンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)送信機会」、「PUSCH繰り返し」、「物理アップリンク制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)機会」、「PUCCH繰り返し」、「繰り返し送信」、「繰り返し受信」、「PDSCH送信」、「PDSCH受信」、「PUSCH送信」、「PUSCH受信」、「PUCCH送信」、「PUCCH受信」、「RS送信」、「RS受信」、「通信」、「送信」及び「受信」という用語は、互換的に使用することができる。
【0136】
本出願の文脈では、「TCI状態」、「(複数の)QCLパラメータのセット」、「(複数の)QCLパラメータ」、「QCL仮定」及び「QCL設定」という用語は、互換的に使用することができる。また、「TCIフィールド」、「TCI状態フィールド」、「送信設定指示」という用語は、互換的に使用することができる。
【0137】
「プリコーディング行列」、「プリコーディング」、「ビーム」、「ビームフォーミング」、「プリコーダ」という用語は、互換的に使用してもよい。
【0138】
本出願の文脈において、「単一のTRP」、「単一のTCI状態」、「単一のTCI」、「S-TCI」、「単一のCORESET」、「単一の制御リソースセットプール」、「S-TRP」及び「S-TCI状態」という用語は、互換的に使用することができる。
【0139】
「複数のTRP」、「複数のTCI状態」、「複数のCORESET」及び「複数の制御リソースセットプール」、「マルチTRP」、「マルチTCI状態」、「マルチTCI」、「マルチCORESET」及び「マルチ制御リソースセットプール」、「MTRP」及び「M-TCI」、「M-TPR」という用語は、互換的に使用することができる。
【0140】
本出願の文脈において、「プール」、「セット」、「サブセット」、「グループ」、「ユニット」及び「サブグループ」という用語は、互換的に使用することができる。
【0141】
本出願の文脈では、「インデックス」、「インジケータ」、「指示」、「フィールド」、「ビットフィールド」及び「ビットマップ」という用語は、互換的に使用することができる。「物理リソースブロック」、「リソースブロック」、「PRB」及び「RB」という用語は、互換的に使用することができる。「ビットサイズ」、「ビットのサイズ」、「ビット数」、「フィールドのサイズ」及び「フィールドサイズ」という用語は、互換的に使用することができる。
【0142】
本出願の文脈において、「指示フィールドの要素」、「パラメータ」、「指示」という用語は、互換的に使用することができる。
【0143】
本開示の原理及び実装を、図面を参照しながら以下に詳細に説明する。
【0144】
通信ネットワークの例
図2は、本開示の例示的な実施形態が実装され得る例示的な通信環境200を示す。
【0145】
通信環境200は、ネットワーク装置210と端末装置220とを含み、さらにネットワーク装置210は、物理通信チャネル又はリンクを介して端末装置220と通信することができる。また、ネットワーク装置210は、1より多くのサービングエリアを提供してもよい。
【0146】
通信環境200の具体例では、端末装置220からネットワーク装置210へのリンクをアップリンクと呼び、ネットワーク装置210から端末装置220へのリンクをダウンリンクと呼ぶ。さらに、通信環境200ではMIMOがサポートされており、ネットワーク装置210と端末装置220が異なるビームを介して互いに通信し、指向性のある通信を可能にする。ダウンリンクにおいて、ネットワーク装置210は送信(TX)装置(又は送信機)であり、端末装置220は受信(RX)装置(又は受信機)であり、ネットワーク装置210は、1つ又は複数のビームを介して端末装置220にダウンリンク送信を送信してもよい。図2に示すように、ネットワーク装置210は、ビーム240-1~ビーム240-3を介して端末装置220にダウンリンク送信を送信する。
【0147】
これに対応して、アップリンクにおいて、ネットワーク装置210はRX装置(又は受信機)であり、端末装置220はTX装置(又は送信機)であり、端末装置220は、1つ又は複数のビームを介してネットワーク装置210にアップリンク送信を送信してもよい。図2に示すように、端末装置220は、ビーム230-1~ビーム230-3を介してネットワーク装置210にアップリンク送信を送信する。議論の目的で、ビーム230-1~ビーム230-3又はビーム240-1~ビーム240-3をそれぞれビーム230又はビーム240とまとめて又は個別に呼ぶ。
【0148】
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置210-1は、CSIフィードバックのための(複数の)設定を端末装置220に送信し、端末装置220もCSIフィードバックをネットワーク装置210に送信してもよい。いくつかの実施形態において、CSIフィードバックはPUSCHで送信される。代替として、他のいくつかの実施形態において、CSIフィードバックはPUCCHで送信される。
【0149】
図2の具体例では、端末装置220は、フィードバックを送信する際に、高速/中速の移動にあってもよい。さらに、端末装置220は、CSI/PMI報告のためのDD/TDベース報告を有するように設定されるか、又はコードブックのためにTD/DD圧縮が適用される。
【0150】
図2における装置の数及びそれらの接続は、本開示の制限を示唆することなく、説明の目的で与えられていることを理解されたい。通信環境200は、本開示の実装を実施するのに適する任意の適切な数のネットワーク装置及び/又は端末装置を含み得る。
【0151】
いくつかの実施形態において、端末装置220及びネットワーク装置210は、エアインターフェース(例えば、Uuインターフェース)での無線通信チャネルなどのチャネルを介して互いに通信してもよい。無線通信チャネルは、PUCCH、PUSCH、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH:Physical Random-Access Channel)、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)、PDSCH、及び物理ブロードキャストチャネル(PBCH:Physical Broadcast Channel)を含んでもよい。もちろん、任意の他の適切なチャネルも実現可能である。
【0152】
通信環境200における通信は、GSM(Global System for Mobile Communications)、LTE(Long Term Evolution)、LTE-Evolution、LTE-A(LTE-Advanced)、NR(New Radio)、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、CDMA(Code Division Multiple Access)、GERAN(GSM EDGE Radio Access Network)、MTC(Machine Type Communication)などを含むが、これらに限定されない任意の好適な規格に準拠してよい。本開示の実施形態は、現在知られている、又は将来開発されるいずれかの世代の通信プロトコルに従って実行されてもよい。通信プロトコルの例としては、第1世代(1G)、第2世代(2G)、2.5G、2.75G、第3世代(3G)、第4世代(4G)、4.5G、第5世代(5G)通信プロトコル、5.5G、5G-Advancedネットワーク、又は第6世代(6G)ネットワークが挙げられるが、これらに限定されない。
【0153】
プロセスの例
(複数の)特徴/(複数の)操作は、特定の例示的な実施形態で個別に検討されているが、反対のことが明確に示されない限り、異なる例示的な実施形態で説明されるこれらの(複数の)特徴/(複数の)操作は、任意の好適な組合せで使用され得ることが理解されたい。
【0154】
さらに、以下の説明では、端末装置220とネットワーク装置210の間でいくつかのインタラクションが実行される(例えば、(複数の)設定の交換など)。インタラクションは、システム情報、無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)メッセージ、ダウンリンク制御情報(DCI:Downlink Control Information)メッセージ、アップリンク制御情報(UCI:Uplink Control Information)メッセージ、メディアアクセス制御(MAC:Media Access Control)制御要素(CE:Control Element)などを含む、単一のシグナリング/メッセージ又は複数のシグナリング/メッセージのいずれかで実施されてもよいことを理解されたい。本開示はこの点で限定されない。
【0155】
本開示の原理及び実装は、図3を参照して以下に詳細に説明され、図3は、本開示のいくつかの例示的な実施形態に係る通信のプロセス300を示すシグナリングチャートを示す。議論のために、プロセス300は、図2を参照して説明される。プロセス300は、端末装置220及びネットワーク装置210が関与する。
【0156】
上述したように、いくつかのシナリオにおいて、端末装置は高速/中速で移動し得て、これにより、報告されたCSIフィードバックが将来のチャネル予測に利用できなくなる可能性がある。高速/中速の端末装置220に対してより良い将来のチャネル予測を達成するために、TD/DD情報が導入される。TD/DD情報を報告することにより、ネットワーク装置210は、端末装置220が高速/中速で移動しても、将来のチャネル予測を行うことができる。
【0157】
いくつかの実施形態において、CSIフィードバックは、CSI-RSリソースインジケータ(CRI:CSI-RS Resource Indicator)、RI、PMI、CQI及びレイヤインジケータ(LI:Layer Indicator)を含んでもよい。RIは、CRIを条件として算出される。PMIは、RI及びCRIを条件として算出される。CQIはPMI、RI、及びCRIを条件として算出される。LIは、CQI、PMI、RI、及びCRIを条件として算出される。上述したように、端末装置220の高速/中速移動を対処するために、CSIフィードバックは、継続時間210より前でない時間ユニットに対応するPMIを条件とするCQIを含む。時間ユニットは、1つ又は複数のスロットを含んでもよく、継続時間とは異なってもよく、又は継続時間と同じ時間長を有してもよい。
【0158】
図4Aは、空間領域、周波数領域、及びドップラー/時間領域ベースの模式図400を示す。図4Aに示すように、複数のコードブック又はプリコーディング行列において、空間領域、周波数領域及びDD/TDベクトルを含む。図4Aに示すように、空間領域において、第1の行列(例えば、SDベース又は複数の第2のベクトルによって構成される)Wは、P*2Lの次元を有し、ここで、Pは、CSI-RSリソースのためのアンテナポートの数又はアンテナポートグループ内のアンテナポートの数を示し、Lは、(例えば、2つの偏波方向から構成される各偏波グループにおける)ビーム又は第2のベクトルの数を示す。
【0159】
周波数領域において、第3の行列(例えば、FDベース又は複数の第1のベクトルによって構成される)W は、M*Nの次元を有し、ここで、Nは、周波数ユニットの数又は第2のサブバンドの数を示す。例えば、Nは周波数領域におけるサブバンドの数と理解することができる。MはFDベース又は第1のベクトルの数である。ドップラー/時間領域において、第4の行列(例えば、ドップラー/時間領域ベース又は複数の第3のベクトルによって構成される)W は、M*Nの次元を有し、ここで、Nはドップラー/時間ユニットの数を示し、MdはDD/TDベースの数又は第3のベクトルの数である。
【0160】
いくつかの実施形態において、図4Aに示すように、t=0,1,2,3,...,N-1のようなドップラー/時間領域の各時点又は時間ユニットにおいて、対応するW(t)が存在する。空間領域、周波数領域及びドップラー/時間領域ベクトルを含む複数のコードブック又はプリコーディング行列において、N個のサブバンド及び/又はN個の時間ユニットに対応する複数のコードブック又は複数のプリコーディング行列W(例えば、対応するW)は、以下の式(1-1)によって求めることができる。
【数1】
【0161】
いくつかの実施形態において、複数のコードブック又はプリコーディング行列Wに、N*N列のベクトルが存在してもよい(例えば、各列のベクトルは、Cとしてインデックス付け又は表され、Cは正の整数であり、1≦C≦N*Nである)。いくつかの実施形態において、各列のベクトルの長さ又はサイズは、2*N*N又はPであってもよい。例えば、各列のベクトルは、ドップラー/時間領域における時間ユニット及び周波数領域におけるサブバンド(例えば、第2のサブバンド)に対応するプリコーダであってもよい。いくつかの実施形態において、W(t)は、インデックスを有する時間ユニットに対応しかつ周波数領域におけるすべての第2のサブバンドに対応するコードブック又はプリコーディング行列のサブセットに対応してもよい。いくつかの実施形態において、W(t)は、複数のコードブック又はプリコーディング行列Wからの複数の列及び/又は複数の行によって構成されてもよい。例えば、複数の列は、インデックスt+1≦C≦t+Nを有する列であってもよい。例えば、W(0)は、複数のコードブック又はプリコーディング行列Wからの1列目からN列目までの複数の列のベクトルによって構成されてもよい。
【0162】
いくつかの実施形態において、空間領域、周波数領域及びドップラー/時間領域ベクトルを含む複数のコードブック又はプリコーディング行列において、N個のサブバンド及び/又はN個の時間ユニットに対応する複数のコードブック又はプリコーディング行列W’は、式(1-2)のように表すことができる。
【数2】
【0163】
いくつかの実施形態において、t=0,1,2,3,...,N-1のようなドップラー/時間領域における各時点又は時間ユニットにおいて、対応するW(t)が存在する。いくつかの実施形態において、複数のコードブック又はプリコーディング行列W’において、N*Nの列のベクトルが存在してもよい(例えば、各列のベクトルは、Cとしてインデックス付け又は表されてもよく、Cは正の整数であり、1≦C≦N*N)。いくつかの実施形態において、各列のベクトルの長さ又はサイズは、2*N*N又はPであってもよい。例えば、各列のベクトルは、ドップラー/時間領域における時間ユニット及び周波数領域における第2のサブバンドに対応するプリコーダであってもよい。
【0164】
いくつかの実施形態において、W(t)は、インデックスを有する時間ユニットに対応し、かつ周波数領域におけるすべての第2のサブバンドに対応するコードブック又はプリコーディング行列のサブセットに対応し得る。いくつかの実施形態において、W(t)は、コードブック又はプリコーディング行列W’からの複数の列及び/又は複数の行によって構成されてもよい。例えば、複数の列は、インデックスC=t+f*N+1を有する列であってもよく、fは非負の整数であり、0≦f≦N-1。例えば、W(0)は、複数のコードブック又はプリコーディング行列W’からのインデックス{1,N+1,2*N+1,...(N-1)*N+1}を有する複数の列のベクトルによって構成されてもよい。
【0165】
いくつかの実施形態において、N個のサブバンド及び/又はN個の時間ユニットに対応する複数のコードブック又は複数のプリコーディング行列は、W又はW’として表されてもよい。
【0166】
いくつかの実施形態において、N個のサブバンド及び/又はN個の時間ユニットに対応する複数のコードブック又は複数のプリコーディング行列は、第1の行列(例えば、W)、第2の行列(例えば、
又は
)、第3の行列(例えば、W又はW )、及び第4の行列(例えば、W又はW )によって構成されてもよい。
【0167】
いくつかの実施形態において、第2の行列のサイズは、(2L)*(M*M)であってもよい。いくつかの実施形態において、第2の行列の各要素は、Pr(1)*Pr,i,mv,md (2)*φr,i,mv,mdとして表されてもよい。いくつかの実施形態において、Pr(1)は、インデックスrを有するレイヤに対応する第1の振幅係数であってもよい。いくつかの実施形態において、Pr(1)は必要としなくてもよい。いくつかの実施形態において、P (1)は1に固定されてもよい。いくつかの実施形態において、Pr,i,mv,md (2)は、インデックスrを有するレイヤに対応し、インデックスiを有する1つの第2のベクトルに対応し、インデックスmvを有する第3のベクトルに対応し、かつインデックスmdを有する第3のベクトルに対応する第2の振幅係数であってもよい。
【0168】
いくつかの実施形態において、φr,i,mv,mdは、インデックスrを有するレイヤに対応し、インデックスiを有する第2のベクトルに対応し、インデックスmvを有する第3のベクトルに対応し、かつインデックスmdを有する第3のベクトルに対応する位相係数であってもよい。
【0169】
いくつかの実施形態において、Pr(1)の値、及び/又は、Pr,i,mv,md (2)の値、及び/又は、φr,i,mv,mdの値は、2つの偏波のそれぞれに対して、又は、第2のベクトルの異なるグループに対して、別々であってもよい。
【0170】
いくつかの実施形態において、インデックスrを有するレイヤに対応する第3の行列又は複数の第2のベクトル(例えば、Wとして表される)について、
である。いくつかの実施形態において、Wのサイズは、M*Nであってもよい。
【0171】
いくつかの実施形態において、n3,l (mv)∈{0,1,…,N-1}である。
【0172】
いくつかの実施形態において、
である。
【0173】
いくつかの実施形態において、
である。
【0174】
いくつかの実施形態において、zは、第2のサブバンドのインデックスであってもよい。例えば、z={0,1,…N-1}。
【0175】
いくつかの実施形態において、1つの第2のベクトルはviとして表されてもよい。
【0176】
いくつかの実施形態において、
、ここで、B=vv…vL-1である。例えば、Wのサイズは(2*N*N)*(2*L)であってもよい。例えば、Wの各要素のサイズは、(N*N)*Lであってもよく、W内の「0」は、サイズ(N*N)*Lを有するゼロ行列であってもよい。
【0177】
いくつかの実施形態において
である。
【0178】
いくつかの実施形態において、
ある。いくつかの実施形態において、mvは非負の整数であってもよい。例えば、0≦mv≦Mである。いくつかの実施形態において、W2,mvは、サイズ(2L)*(M)を有する行列であってもよい。例えば、インデックスmvを有する第2のベクトルに対応し、複数の第3のベクトルに対応する。
【0179】
いくつかの実施形態において、
である。いくつかの実施形態において、mdは非負の整数であってもよい。例えば、0≦md≦Mである。いくつかの実施形態において、W2,mdは、サイズ(2L)*(M)を有する行列であってもよい。例えば、インデックスmdを有する第3のベクトルに対応し、複数の第2のベクトルに対応する。
【0180】
いくつかの実施形態において、インデックスrを有するレイヤに対応して、第2の行列は
である。
【0181】
いくつかの実施形態において、
及び
(例えば、
と同じ)は、インデックスrを有するレイヤに対応する第1の振幅係数であってもよい。いくつかの実施形態において、
は、インデックスrを有するレイヤに対応し、インデックスiを有する1つの第2のベクトルに対応し、インデックスmvを有する第3のベクトルに対応し、かつインデックスmdを有する第3のベクトルに対応する第2の振幅係数であってもよい。いくつかの実施形態において、
(例えば、ψr,i,mv,mdと同じ)は、インデックスrを有するレイヤに対応し、インデックスiを有する第2のベクトルに対応し、インデックスmvを有する第3のベクトルに対応し、かつインデックスmdを有する第3のベクトルに対応する位相係数であってもよい。
【0182】
いくつかの実施形態において、インデックスrを有するレイヤに対応し、インデックスzを有する第2のサブバンドに対応し、かつインデックスTを有する時間ユニットに対応するコードブック又はプリコーディング行列又はプリコーダについて、
である。
【0183】
いくつかの実施形態において、γz,r,Tは、パワー計算又はパワー正規化用の変数であってもよい。
【0184】
いくつかの実施形態において、γz,r,Tは、複数の第2の振幅係数、複数の位相係数、及び複数の第1の振幅係数に基づいてもよい。いくつかの実施形態において、γz,r,Tは、複数の第2のベクトルの数に基づいてもよく、複数の第1のベクトルの数及び複数の第2のベクトルの数のうちの少なくとも1つに基づいてもよい。
【0185】
いくつかの実施形態において、
である。
【0186】
いくつかの実施形態において、値が0である非ゼロ係数を示すための1つ又は複数のインジケータ(又は1つ又は複数のビットマップ)のビット又はコードポイント又は値について、ビット又はコードポイント又は値に対応する第2の振幅係数及び/又は位相係数を0に設定してもよい。
【0187】
いくつかの実施形態において、インデックスrを有するレイヤに対応する第4の行列又は複数の第3のベクトル(例えば、Wとして表される)について、
である。いくつかの実施形態において、Wのサイズは、M*Nであってもよい。
【0188】
いくつかの実施形態において、
である。
【0189】
いくつかの実施形態において、
である。
【0190】
いくつかの実施形態において、
である。
【0191】
いくつかの実施形態において、mdは1つの第3のベクトルのインデックスであってもよい。例えば、md=0,1,・・・M-1である。
【0192】
いくつかの実施形態において、1つの第1の振幅係数の値は、
のうちの1つであってもよい。いくつかの実施形態において、1つの第1の振幅係数のためのビットサイズは4ビットであってもよい。いくつかの実施形態において、1つの第1の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドの値は、{0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15}のうちの1つであってもよい。
【0193】
いくつかの実施形態において、値0を有する1つの第1の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値0を有する第1の振幅係数に対応してもよい。いくつかの実施形態において、値1を有する1つの第1の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値
を有する第1の振幅係数に対応してもよい。いくつかの実施形態において、値2を有する1つの第1の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値
を有する第1の振幅係数に対応してもよい。
【0194】
いくつかの実施形態において、値3を有する1つの第1の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値1/8を有する第1の振幅係数に対応してもよい。いくつかの実施形態において、値4を有する1つの第1の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値
を有する第1の振幅係数に対応してもよい。
【0195】
いくつかの実施形態において、値5を有する1つの第1の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値
を有する第1の振幅係数に対応してもよい。いくつかの実施形態において、値6を有する1つの第1の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値
を有する第1の振幅係数に対応してもよい。
【0196】
いくつかの実施形態において、値7を有する1つの第1の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値1/4を有する第1の振幅係数に対応してもよい。いくつかの実施形態において、値8を有する1つの第1の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値
を有する第1の振幅係数に対応してもよい。
【0197】
いくつかの実施形態において、値9を有する1つの第1の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値
を有する第1の振幅係数に対応してもよい。いくつかの実施形態において、値10を有する1つの第1の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値
を有する第1の振幅係数に対応してもよい。
【0198】
いくつかの実施形態において、値11を有する1つの第1の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値1/2を有する第1の振幅係数に対応してもよい。いくつかの実施形態において、値12を有する1つの第1の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値
を有する第1の振幅係数に対応してもよい。
【0199】
いくつかの実施形態において、値13を有する1つの第1の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値
を有する第1の振幅係数に対応してもよい。いくつかの実施形態において、値14を有する1つの第1の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値
を有する第1の振幅係数に対応してもよい。
【0200】
いくつかの実施形態において、値15を有する1つの第1の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値1を有する第1の振幅係数に対応してもよい。
【0201】
いくつかの実施形態において、1つの第1の振幅係数の値は、
のうちの1つであってもよい。いくつかの実施形態において、1つの第1の振幅係数のためのビットサイズは4ビットであってもよい。いくつかの実施形態において、1つの第1の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドの値は、{0,1,2,3,4,5,6,7}のうちの1つであってもよい。
【0202】
いくつかの実施形態において、値0を有する1つの第1の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値0を有する第1の振幅係数に対応してもよい。いくつかの実施形態において、値1を有する1つの第1の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値
を有する第1の振幅係数に対応してもよい。
【0203】
いくつかの実施形態において、値2を有する1つの第1の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値
を有する第1の振幅係数に対応してもよい。いくつかの実施形態において、値3を有する1つの第1の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値1/4を有する第1の振幅係数に対応してもよい。
【0204】
いくつかの実施形態において、値4を有する1つの第1の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値
を有する第1の振幅係数に対応してもよい。いくつかの実施形態において、値5を有する1つの第1の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値1/2を有する第1の振幅係数に対応してもよい。
【0205】
いくつかの実施形態において、値6を有する1つの第1の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値
を有する第1の振幅係数に対応してもよい。いくつかの実施形態において、値7を有する1つの第1の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値1を有する第1の振幅係数に対応してもよい。
【0206】
いくつかの実施形態において、第1のアンテナポートグループ(例えば、インデックスTを有するアンテナポートグループ)に対応する第1の振幅係数の値は1であってもよい。いくつかの実施形態において、第1のアンテナポートグループ(例えば、インデックスTを有するアンテナポートグループ)に対応する第1の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドの値は15であってもよい。いくつかの実施形態において、第1のアンテナポートグループ(例えば、インデックスTを有するアンテナポートグループ)に対応する第1の振幅係数の値又は第1の振幅係数のためのインジケータもしくはフィールドの値は、PMIにおいて報告されなくてもよい。
【0207】
いくつかの実施形態において、第2の複数のアンテナポートグループに含まれないアンテナポートグループに対応する第1の振幅係数の値は0であってもよい。いくつかの実施形態において、第2の複数のアンテナポートグループに含まれないアンテナポートグループに対応する第1の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドの値は0であってもよい。いくつかの実施形態において、第2の複数のアンテナポートグループに含まれないアンテナポートグループに対応する第1の振幅係数の値又は第1の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドの値は、PMIにおいて報告されなくてもよい。
【0208】
いくつかの実施形態において、1つの第2の振幅係数の値は、
のうちの1つであってもよい。いくつかの実施形態において、1つの第2の振幅係数のためのビットサイズは4ビットであってもよい。いくつかの実施形態において、1つの第2の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドの値は、{1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15}のうちの1つであってもよい。
【0209】
いくつかの実施形態において、値0を有する1つの第2の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値0を有する第2の振幅係数に対応してもよい。いくつかの実施形態において、値1を有する1つの第2の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値
を有する第2の振幅係数に対応してもよい。
【0210】
いくつかの実施形態において、値2を有する1つの第2の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値
を有する第2の振幅係数に対応してもよい。いくつかの実施形態において、値3を有する1つの第2の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値1/8を有する第2の振幅係数に対応してもよい。
【0211】
いくつかの実施形態において、値4を有する1つの第2の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値
を有する第2の振幅係数に対応してもよい。いくつかの実施形態において、値5を有する1つの第2の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値
を有する第2の振幅係数に対応してもよい。
【0212】
いくつかの実施形態において、値6を有する1つの第2の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値
を有する第2の振幅係数に対応してもよい。いくつかの実施形態において、値7を有する1つの第2の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値1/4を有する第2の振幅係数に対応してもよい。
【0213】
いくつかの実施形態において、値8を有する1つの第2の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値
を有する第2の振幅係数に対応してもよい。いくつかの実施形態において、値9を有する1つの第2の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値
を有する第2の振幅係数に対応してもよい。
【0214】
いくつかの実施形態において、値10を有する1つの第2の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値
を有する第2の振幅係数に対応してもよい。いくつかの実施形態において、値11を有する1つの第2の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値1/2を有する第2の振幅係数に対応してもよい。
【0215】
いくつかの実施形態において、値12を有する1つの第2の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値
を有する第2の振幅係数に対応してもよい。いくつかの実施形態において、値13を有する1つの第2の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値
を有する第2の振幅係数に対応してもよい。
【0216】
いくつかの実施形態において、値14を有する1つの第2の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値
を有する第2の振幅係数に対応してもよい。いくつかの実施形態において、値15を有する1つの第2の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値1を有する第2の振幅係数に対応してもよい。
【0217】
いくつかの実施形態において、1つの第2の振幅係数の値は、
のうちの1つであってもよい。いくつかの実施形態において、1つの第2の振幅係数のためのビットサイズは4ビットであってもよい。いくつかの実施形態において、1つの第2の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドの値は、{0,1,2,3,4,5,6,7}のうちの1つであってもよい。いくつかの実施形態において、値0を有する1つの第2の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値0を有する第2の振幅係数に対応してもよい。
【0218】
いくつかの実施形態において、値1を有する1つの第2の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値
を有する第2の振幅係数に対応してもよい。いくつかの実施形態において、値2を有する1つの第2の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値
を有する第2の振幅係数に対応してもよい。いくつかの実施形態において、値3を有する1つの第2の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値1/4を有する第2の振幅係数に対応してもよい。いくつかの実施形態において、値4を有する1つの第2の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値
を有する第2の振幅係数に対応してもよい。いくつかの実施形態において、値5を有する1つの第2の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値1/2を有する第2の振幅係数に対応してもよい。いくつかの実施形態において、値6を有する1つの第2の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値
を有する第2の振幅係数に対応してもよい。いくつかの実施形態において、値7を有する1つの第2の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値1を有する第2の振幅係数に対応してもよい。
【0219】
いくつかの実施形態において、1つの第2の振幅係数の値は、
のうちの1つであってもよい。いくつかの実施形態において、1つの第2の振幅係数のためのビットサイズは3ビットであってもよい。いくつかの実施形態において、1つの第2の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドの値は、{0,1,2,3,4,5,6,7}のうちの1つであってもよい。
【0220】
いくつかの実施形態において、値0を有する1つの第2の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値
を有する第2の振幅係数に対応してもよい。いくつかの実施形態において、値1を有する1つの第2の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値1/8を有する第2の振幅係数に対応してもよい。いくつかの実施形態において、値2を有する1つの第2の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値
を有する第2の振幅係数に対応してもよい。いくつかの実施形態において、値3を有する1つの第2の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値1/4を有する第2の振幅係数に対応してもよい。いくつかの実施形態において、値4を有する1つの第2の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値
を有する第2の振幅係数に対応してもよい。いくつかの実施形態において、値5を有する1つの第2の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値1/2を有する第2の振幅係数に対応してもよい。いくつかの実施形態において、値6を有する1つの第2の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値
を有する第2の振幅係数に対応してもよい。いくつかの実施形態において、値7を有する1つの第2の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値1を有する第2の振幅係数に対応してもよい。いくつかの実施形態において、1つの第2の振幅係数は、1つの第1の振幅係数に対応する差分値であってもよい。
【0221】
いくつかの実施形態において、1つの第2の振幅係数の値は、{
,1}のうちの1つであってもよい。いくつかの実施形態において、1つの第2の振幅係数のためのビットサイズは1ビットであってもよい。いくつかの実施形態において、1つの第2の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドの値は、{0、1}のうちの1つであってもよい。いくつかの実施形態において、値0を有する1つの第2の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値
を有する第2の振幅係数に対応してもよい。いくつかの実施形態において、値1を有する1つの第2の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドは、値1を有する第2の振幅係数に対応してもよい。いくつかの実施形態において、1つの第2の振幅係数は、1つの第1の振幅係数に対応する差分値であってもよい。
【0222】
いくつかの実施形態において、第2の複数のアンテナポートグループに含まれないアンテナポートグループに対応する第2の振幅係数の値は0であってよい。いくつかの実施形態において、第2の複数のアンテナポートグループに含まれないアンテナポートグループに対応する第2の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドの値は0であってもよい。いくつかの実施形態において、第2の複数のアンテナポートグループに含まれないアンテナポートグループに対応する第2の振幅係数の値又は第2の振幅係数のためのインジケータもしくはフィールドの値は、PMIにおいて報告されなくてもよい。
【0223】
いくつかの実施形態において、値が0である非ゼロ係数を示すための1つ又は複数のインジケータ(又は1つ又は複数のビットマップ)のビット又はコードポイント又は値について、ビット又はコードポイント又は値に対応する第1の振幅係数の値は0に設定されてもよく、及び/又は、ビット又はコードポイント又は値に対応する第1の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドの値は0に設定されてもよい。いくつかの実施形態において、ビット又はコードポイント又は値に対応する第1の振幅係数の値、及び/又はビット又はコードポイント又は値に対応する第1の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドの値は、PMIにおいて報告されなくてもよい。
【0224】
いくつかの実施形態において、値が0である非ゼロ係数を示すための1つ又は複数のインジケータ(又は1つ又は複数のビットマップ)のビット又はコードポイント又は値について、ビット又はコードポイント又は値に対応する第2の振幅係数の値は0に設定されてもよく、及び/又は、ビット又はコードポイント又は値に対応する第2の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドの値は0に設定されてもよい。いくつかの実施形態において、ビット又はコードポイント又は値に対応する第2の振幅係数の値、及び/又は、ビット又はコードポイント又は値に対応する第2の振幅係数のためのインジケータ又はフィールドの値は、PMIにおいて報告されなくてもよい。
【0225】
いくつかの実施形態において、値が0である非ゼロ係数を示すための1つ又は複数のインジケータ(又は1つ又は複数のビットマップ)のビット又はコードポイント又は値について、ビット又はコードポイント又は値に対応する位相係数の少なくとも1つの位相係数の値は0に設定されてもよく、及び/又はビット又はコードポイント又は値に対応する位相係数の少なくとも1つのためのインジケータ又はフィールドの値は0に設定されてもよい。いくつかの実施形態において、ビット又はコードポイント又は値に対応する位相係数の少なくとも1つの位相係数の値、及び/又はビット又はコードポイント又は値に対応する位相係数の少なくとも1つのためのインジケータ又はフィールドの値は、PMIにおいて報告されなくてもよい。
【0226】
いくつかの実施形態において、1つの位相係数の値は
であってもよい。いくつかの実施形態において、φpは、位相係数のための1つのインジケータ又は1つのフィールドの値であってもよい。いくつかの実施形態において、1つの第2の位相係数の値は
であってもよい。いくつかの実施形態において、φpは非負の整数であってもよい。いくつかの実施形態において、0≦φp≦NPSK-1である。いくつかの実施形態において、φpは、{0,1,2,3}又は{0,1,2,3,4,5,6,7}又は{0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15}のうちの1つであってもよい。いくつかの実施形態において、NPSKは、φpの指示のためのサイズであってもよい。いくつかの実施形態において、NPSKは、正の整数であってもよい。いくつかの実施形態において、NPSKは{2,4,8,16,32,64}のうちの1つであってもよい。
【0227】
いくつかの実施形態において、CJTマルチTRPのタイプIIコードブック改良の作業範囲は、事前に定義されたコードブック構造から少なくとも1つをダウンセレクションすること、又は事前に定義されたコードブック構造からマージすることを含む。
【0228】
いくつかの実施形態において、事前定義されたコードブック構造の一例は、TRP(ポートグループ又はリソース)ごとのSD/FDベース選択及び相対的共位相/振幅(ワイドバンド及び/又はサンバンドを含む)を通じて有効になる。例示的な式(N=TRP又はTRPグループの数)は以下の通りである。
ここで、a=共振幅、p=共位相である。さらに、a=p=1(共スケーリングなし)又はa=0である特別な場合を含む。
【0229】
いくつかの実施形態において、事前定義されたコードブック構造の別の一例は、TRP(ポートグループ又はリソース)ごとの共同SD-FDベース選択及び相対的共位相/振幅(ワイドバンド及び/又はサンバンドを含む)を通じて有効になる。例示的な式(N=TRP又はTRPグループの数):
である。ここで、a=共振幅、p=共位相である。さらに、a=p=1(共スケーリングなし)又はa=0である特別な場合を含む。
【0230】
いくつかの実施形態において、事前定義されたコードブック構造のさらなる別の一例は、TRPごと(ポートグループ又はリソース)のSDベース選択及び共同(N個のTRPにわたる)FDベース選択を通じて有効になる。例示的な式(N=TRP又はTRPグループの数):
である。
【0231】
いくつかの実施形態において、高速/中速についてのタイプIIコードブック改良の作業範囲は、以下のコードブック構造からのダウンセレクションを含む。
・TDベースに関して
すべてのSD/FDベースについて一般的に選択されるTDベース、例えば
であり、Wは、特別な場合とするアイデンティティであってもよい、
異なるSD/FDベースについて独立に選択されるTDベース。
・DDベースに関して
すべてのSD/FDベースについて一般的に選択されるDDベース、例えば
であり、Wは、特別な場合とするアイデンティティであってもよい、
異なるSD/FDベースについて独立に選択されるDDベース。
【0232】
いくつかの実施形態において、複数のW、単一のW、及びW報告を有するリリース16/17タイプIIコードブックが再利用されてもよい。
【0233】
いくつかの実施形態において、パラメータMはDD/TDベースについてのベース数を指し、パラメータNはDD/TDベースの長さを指す。
【0234】
いくつかの実施形態において、端末装置220は、DD/TDベースの数、DD/TDベースの長さ、ドップラー/時間領域に関連付ける時間ユニットの長さ、コードブックのための係数に関連付ける行列内の非ゼロ係数のビットマップ、又は上記の任意の組合せをネットワーク装置210に報告してもよい。代替的又は追加的に、端末装置220は、DD/TDベースの数、DD/TDベースの長さ、ドップラー/時間領域に関連付ける時間ユニットの長さ、コードブックのための係数に関連付ける行列内の非ゼロ係数のビットマップ、又は上記の任意の組合せをネットワーク装置210から受信することができる。
【0235】
いくつかの実施形態において、DD/TDベース又は1つの第3のベクトルの長さNは、ネットワーク装置210によって設定されるか、又は端末装置220によって報告される。1つの具体例の実施形態では、端末装置220は、CSIパート1に長さNを含めて、CSIをネットワーク装置210に報告してもよい。別の具体例の実施形態では、端末装置220は、ネットワーク装置210から長さNを受信してもよい。いくつかの実施形態において、長さNは、測定用のCSI-RSリソース間の時間間隔と同じであってもよい。
【0236】
いくつかの実施形態において、DD/TDベースのベース数Mは、ネットワーク装置210によって設定されるか、又は端末装置220によって報告される。例えば、端末装置220は、CSIパート1に数Mを含めて、CSIをネットワーク装置210に報告してもよい。別の一例として、端末装置220は、ネットワーク装置210から数Mを受信してもよい。
【0237】
いくつかの実施形態において、非ゼロ係数の指示(例えば、ビットマップ)は、端末装置220によって報告されてもよい。ビットマップのサイズは、インデックスrを有する1つのレイヤについて2L*M*Mであってもよく、ここで、Mは、周波数ベースベクトル又は第2のベクトルの数であってもよい。
【0238】
特定のM、M値については、ビットマップ内の各ビットは、特定のドップラー周波数領域係数にマッピングされる。ビットマップ形式の非ゼロ係数の指示は、端末装置220によってネットワーク装置210に報告されてもよい。例えば、端末装置220は、非ゼロ係数を示す第1の指示フィールドをCSIに含めて、CSIをネットワーク装置210に報告してもよい。
【0239】
いくつかの実施形態において、レイヤにわたる非ゼロ振幅/位相係数の全体の数は、M個のDD/TDベースのすべてについて算出されてもよく、即ち、KNZである。
【0240】
代替として、いくつかの実施形態において、レイヤにわたる非ゼロ振幅/位相係数の数は、DD/TDベースごとに算出されてもよい。即ち、
【0241】
いくつかの実施形態において、SDベースの数はLと表され、Lは正の整数である。
【0242】
いくつかの実施形態において、複数の第3のベクトル(例えば、ドップラー/時間ベース)の選択又は指示は、端末装置220によってネットワーク装置210に報告されてもよい。例えば、端末装置220は、複数の第3のベクトル(例えば、ドップラー/時間ベース)の選択又は指示を、CSI報告内の指示フィールドを介してネットワーク装置210に送信してもよい。第2の指示フィールドのサイズは、ceil(log2(C(Ns,Md)))又はceil(log2(Ns-1,Md-1))(例えば、回転により、1つのベースは、[1,1,...1]となるように回転される)であってもよく、Nsは、N4(例えば、ドップラー/時間ベースのための直交DFTベースである場合)、N4*O3(例えば、ドップラー/時間ベースのためのオーバーサンプリングDFTベース)、及びN5(例えば、N4又はN4*O3から選択されるウィンドウであり、周波数領域圧縮のためのN3>19である場合と同様で、例えば、N5=A*Md、Aは2又は3又は4であってもよい)のうちの少なくとも1つであってもよい。
【0243】
いくつかの実施形態において、最強係数インジケータ(SCI)は、端末装置220によってネットワーク装置210に報告されてもよい。例えば、端末装置220は、CSI報告内の指示フィールド(レイヤ指示ごと)を介してSCIをネットワーク装置210に送信してもよい。
【0244】
いくつかの実施形態において、コードブック行列は、以下の式(2)のように表され得る。
【数3】
【0245】
以下では、TD/DD領域圧縮(又は、DD/TDベースに関連付けるCSIフィードバック)が有効になるシナリオに対して、CSIフィードバックをどのように設定し報告するかに関するいくつかの例を示す。
【0246】
図3に示すように、いくつかの実施形態において、ネットワーク装置210は、端末装置220がCSIフィードバックを報告するように構成してもよい。図3に示すように、端末装置220は、(複数の)CSIフィードバックのための設定をネットワーク装置から受信する(310)。
【0247】
次に、端末装置220は、少なくとも1つの設定に基づいて、CSIフィードバックをネットワーク装置210に送信する(330)。
【0248】
いくつかの実施形態において、CSIフィードバックは、異なる省略優先度を有する複数のパーティションを含み、さらに、複数のパーティションは、報告されるべきパラメータ(CSI情報とも呼ばれる)を含む。特に、CSIフィードバックによって報告されるパラメータは、複数の第1のベクトル、複数の第2のベクトル、及び複数の第3のベクトルに関連付けられる。
【0249】
より良く理解するために、以下の説明では、FDベースを第1のベクトルの例として、SDベースを第2のベクトルの例として、DD/TDベースを第3のベクトルの例として説明する。
【0250】
これにより、パラメータを3種類のベクトルに関連付けることにより、TD/DD情報は、SD情報及びFD情報とともに報告することができる。さらに、これらのパラメータは、異なる省略優先度を有する異なるパーティションに含まれるため、ネットワーク装置210は、少なくとも1つのビームに対して将来のチャネル予測を少なくとも行うことができ、これにより、ネットワーク装置と端末装置との間の通信が中断されないようになる。
【0251】
いくつかの実施形態において、優先度は、第3のベクトル(即ち、DD/TDベース)のインデックスに少なくとも部分的に基づいて決定されてもよい。
【0252】
いくつかの実施形態において、端末装置220は、優先度を決定し(320)、優先度に基づいてCSIフィードバックの複数のパーティションにパラメータを含める。いくつかの実施形態において、端末装置220は、複数の第1のベクトルのうちの第1のベクトル(即ち、FDベース)についてのそれぞれの第1の優先度を決定する。代替的又は追加的に、いくつかの他の実施形態において、端末装置220は、複数の第2のベクトルのうちの第2のベクトル(即ち、SDベース)についてのそれぞれの第2の優先度を決定する。代替的又は追加的に、いくつかの別一実施形態において、端末装置220は、複数の第3のベクトルのうちの第3のベクトル(即ち、TD/DDベース)についてのそれぞれの第3の優先度を決定する。代替的又は追加的に、いくつかの別一実施形態において、端末装置220は、CSIフィードバックに含まれるパラメータのうちのパラメータについてのそれぞれの第4の優先度を決定する。これにより、優先度の高いパラメータの廃棄リスクを低減することができる。
【0253】
いくつかの実施形態において、CSIフィードバックについてのいくつかの優先度ルールは、高速又は中速の端末装置220に対して規定されてもよい。
【0254】
いくつかの実施形態において、第1のベクトル及び/又は第2のベクトル及び/又は第3のベクトルに対応するいくつかのパラメータ(振幅係数及び/又は位相係数など)は、優先されるか、又はより高い優先度に関連付けられる。いくつかの実施形態において、パラメータの第1のサブセットは、パラメータの第2のサブセットよりも高い優先度を有し、パラメータの第1のサブセットは、DD/TDベースの第1のサブセットに対応し、SDベースの第1のサブセットに対応し、かつFDベースの第1のサブセットに対応し、一方、パラメータの第2のサブセットは、DD/TDベースの第2のサブセットに対応し、SDベースの第2のサブセットに対応し、かつFDベースの第2のサブセットに対応する。
【0255】
代替として、いくつかの実施形態において、パラメータの第1のサブセットは、パラメータの第2のサブセットよりも高い優先度を有し、パラメータの第1のサブセットは、複数のDD/TDベースに対応し、SDベースの第1のサブセットに対応し、かつFDベースの第1のサブセットに対応し、パラメータの第2のサブセットは、複数のDD/TDベースに対応し、SDベースの第2のサブセットに対応し、かつFDベースの第2のサブセットに対応する。
【0256】
代替として、いくつかの実施形態において、パラメータの第1のサブセットは、パラメータの第2のサブセットよりも高い優先度を有し、パラメータの第1のサブセットは、DD/TDベースの第1のサブセットに対応し、複数のSDベースに対応し、かつFDベースの第1のサブセットに対応し、パラメータの第2のサブセットは、DD/TDベースの第2のサブセットに対応し、複数のSDベースに対応し、かつFDベースの第2のサブセットに対応する。
【0257】
代替として、いくつかの実施形態において、パラメータの第1のサブセットは、パラメータの第2のサブセットよりも高い優先度を有し、パラメータの第1のサブセットは、DD/TDベースの第1のサブセットに対応し、SDベースの第1のサブセットに対応し、かつ複数のFDベースに対応し、一方、パラメータの第2のサブセットは、DD/TDベースの第2のサブセットに対応し、SDベースの第2のサブセットに対応し、かつ複数のFDベースに対応する。
【0258】
代替として、いくつかの実施形態において、パラメータの第1のサブセットは、パラメータの第2のサブセットよりも高い優先度を有し、パラメータの第1のサブセットは、DD/TDベースの第1のサブセットに対応し、複数のSDベースに対応し、かつ複数のFDベースに対応し、パラメータの第2のサブセットは、DD/TDベースの第2のサブセットに対応し、複数のSDベースに対応し、かつ複数のFDベースに対応する。いくつかの実施形態において、パラメータの第1のサブセットは、パラメータの第2のサブセットよりも高い優先度を有し、パラメータの第1のサブセットは、複数のDD/TDベースに対応し、SDベースの第1のサブセットに対応し、かつ複数のFDベースに対応し、一方、パラメータの第2のサブセットは、複数のDD/TDベースに対応し、SDベースの第2のサブセットに対応し、かつ複数のFDベースに対応する。いくつかの実施形態において、パラメータの第1のサブセットは、パラメータの第2のサブセットよりも高い優先度を有し、パラメータの第1のサブセットは、複数のDD/TDベースに対応し、複数のSDベースに対応し、かつFDベースの第1のサブセットに対応し、一方、パラメータの第2のサブセットは、複数のDD/TDベースに対応し、複数のSDベースに対応し、かつFDベースの第2のサブセットに対応する。
【0259】
これにより、少なくともDD/TDベースのサブセットを持つ少なくともCSI情報のサブセットは、高い優先度を有する。
【0260】
いくつかの実施形態において、プライマリベクトル(プライマリ第1のベクトル、プライマリ第2のベクトル、及びプライマリ第3のベクトルのうちの1つであってもよい)に関連付けるパラメータは、優先されるか、又はより高い優先度に関連付けられてもよい。プライマリベクトルの一例は、最強係数に対応するベクトルである。プライマリベクトルの別の一例は、最強振幅係数に対応するベクトルである。プライマリベクトルのさらに別の一例は、最大パワーに対応するベクトルである。これにより、ネットワーク装置は、少なくとも、最も強いビームに対して将来のチャネル状況(condition)を予測することができる。
【0261】
代替的又は追加的に、いくつかの実施形態において、少なくとも1つのコードブックインジケータに最強振幅係数が存在し、最強振幅係数は、第1のベクトルの第1のインデックスに対応し、第2のベクトルの第2のインデックスに対応し、かつ第3のベクトルの第3のインデックスに対応してもよい。いくつかの実施形態において、第1のインデックスを有する第1のベクトルは、プライマリベクトル(例えば、プライマリ第1のベクトル)に対応してもよい。いくつかの実施形態において、第2のインデックスを有する第2のベクトルは、プライマリベクトル(例えば、プライマリ第2のベクトル)に対応してもよい。いくつかの実施形態において、第3のインデックスを有する第3のベクトルは、プライマリベクトル(例えば、プライマリ第3のベクトル)に対応してもよい。
【0262】
代替として、いくつかの実施形態において、プライマリ第2のベクトルを含む第2のベクトルの第1のセット(即ち、プライマリSDを含むSDベースの第1のセット)に関連付けるパラメータは、優先されるか、又はより高い優先度に関連付けられてもよい。これにより、完全なDD/TDベースの少なくともサブセット又はすべてを有するいくつかの強いビーム(即ち、SDベース)は、より高い優先度を有する。例えば、複数のDD/TDベースを有するいくつかの強いビーム(即ち、SDベース)は、より高い優先度に関連付けられてもよい。
【0263】
代替として、いくつかの実施形態において、プライマリ第1のベクトルを含む第1のベクトルの第1のセット(即ち、プライマリFDを含むFDベースの第1のセット)に関連付けるパラメータは、優先されるか、又はより高い優先度に関連付けられてもよい。これにより、完全なDD/TDベースの少なくともサブセット又はすべてを有するいくつかの強いサブバンド(即ち、FDベース)は、より高い優先度を有する。例えば、複数のDD/TDベースを有するいくつかの強いサブバンド(即ち、FDベース)は、より高い優先度に関連付けられてもよい。
【0264】
代替として、いくつかの実施形態において、プライマリ第3のベクトルを含む第3のベクトルの第1のセット(即ち、プライマリDDを含むDDベースの第1のセット)に関連付けるパラメータは、優先されるか、又はより高い優先度に関連付けられてもよい。これにより、複数の周波数領域ベース及び/又は複数の空間領域ベースを有するいくつかの強い時間/ドップラー領域ベース(即ち、TD/DDベース)は、より高い優先度を有する。
【0265】
ここで、図4B及び図4Cを参照する。図4B及び図4Cに示すように、パラメータ424及び464は、複数の第1のベクトルのサブセット及び/又は複数の第2のベクトルのサブセットに対応し、パラメータ424及び464は、複数の第3のベースのすべて(例えば、全部のDD/TD情報又はDD/TDベースのすべて)に対応する。パラメータ422及び462は、1つの特定の時間ユニットにおける複数の第1のベース及び/又は複数の第2のベース(例えば複数のSDベースのすべて及び/又は複数のFDベースのすべて、又は例えば全部SD/FD情報)に対応する。例えば、パラメータ422及び462のDD/TD情報は不完全である。端末装置220が高速又は中速で移動する場合、ネットワーク装置210は、十分なDD/TD情報が欠けているため、パラメータ422及び462に依存してさらなるチャネル状況(condition)を適切に予測することができない。対照的に、ネットワーク装置210は、パラメータ424及び464に依存していくつかのSD/FDベースのさらなるチャネル状況を適切に予測することができる。
【0266】
その結果、図4Bの具体例の実施形態では、パラメータ424は、パラメータ422に比べて高い優先度を有する。図4Cの具体例の実施形態では、パラメータ464は、パラメータ462に比べて高い優先度を有する。
【0267】
これにより、より低い省略優先度を有するCSI情報が廃棄される場合、時間領域及び/又は周波数領域における(振幅/位相係数を有する)少なくともいくつかの強いビームが利用可能である。
【0268】
以下の文章では、より良く理解するために、優先度ルールのいくつかの例を以下のように列挙する。いくつかの実施形態において、所与のCSIフィードバック(例えば、CSI報告#n)に対して、1つ又は複数のパラメータによってインデックス付けられる指示フィールド(例えば、ビットマップ、振幅係数及び位相係数)の各報告された要素は、以下の通りである。
・r,レイヤインデックス、
・i,SDベースインデックス(又は第2のベースのインデックス)、
・md,DD/TDベースインデックス(又は第3のベースのインデックス)、及び
・f,FDベースインデックス(又は第1のベースのインデックス)。
【0269】
1つの具体例では、各報告された要素又はPMIフィールド(パラメータなど)に関連付ける優先度は、以下の式(3-1又は3-2)によって決定されてもよい。
【数4】
【0270】
【0271】
上記式(3-1)又は(3-2)によれば、優先度(例えば、パラメータ)への寄与順は、{FDベースインデックス、DD/TDベースインデックス、SDベースインデックス、レイヤインデックス}としてもよい。例えば、順がより低い優先度からより高い優先度へでもよい。
【0272】
別の具体例では、各報告された要素(例えば、パラメータ)に関連付ける優先度は、以下の式(3-3)又は(3-4)によって決定される。
【数5】
【0273】
【0274】
上記式(3-3)又は式(3-4)によれば、優先度(例えば、パラメータ)への寄与順は、{DD/TDベースインデックス、FDベースインデックス、SDベースインデックス、レイヤインデックス}としてもよい。例えば、順がより低い優先度からより高い優先度へでもよい。
【0275】
いくつかの実施形態において、各報告された要素(例えば、パラメータ)に関連付ける優先度は、以下の式(3-5)又は(3-6)によって決定される。
【数6】
【0276】
【0277】
上記式(3-5)又は(3-6)によれば、優先度(例えば、パラメータ)への寄与順は、{FDベースインデックス、SDベースインデックス、DD/TDベースインデックス、レイヤインデックス}としてもよい。例えば、順がより低い優先度からより高い優先度へでもよい。
【0278】
いくつかの実施形態において、max(ρ(md))は、md=0,1,…,M-1であるρ(md)の値のうちの最大値であってもよい。
【0279】
いくつかの実施形態において、端末装置220は、FDベースインデックスに基づいて、又はSDベースインデックスに基づいて、少なくとも1つのコードブックインジケータ(又はレイヤインデックス、第1のベースインデックス、第2のベースインデックス及び第3のベースインデックスに対応するパラメータ)の優先度を計算し、DD/TDベースインデックスに基づいて、別の優先度を計算してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置220は、まずFDベースインデックスに基づいて少なくとも1つのコードブックインジケータ(又はレイヤインデックス、第1のベースインデックス、第2のベースインデックス及び第3のベースインデックスに対応するパラメータ)の優先度を計算し、次に、DD/TDベースインデックスに基づいて別の優先度を計算してもよい。
【0280】
いくつかの実施形態において、端末装置220は、まずDD/TDベースインデックスに基づいて少なくとも1つのコードブックインジケータ(又は、レイヤインデックス、第1のベースインデックス、第2のベースインデックス、及び第3のベースインデックスに対応するパラメータ)の優先度を計算し、次に、SDベースインデックスに基づいて、又はFDベースインデックスに基づいて、別の優先度を計算してもよい。
【0281】
いくつかの実施形態において、端末装置220は、レイヤインデックス、第1のベースインデックス及び第2のベースインデックスに基づいて計算される優先度に基づいて、ビットマップ(非ゼロ振幅係数及び/又は非ゼロ位相係数を示す)、複数の振幅係数及び複数の位相係数のうちの少なくとも1つを、2つのグループ(例えば、第1のグループ及び第2のグループ)に分割してもよい。例えば、第1のグループは、優先度の高いビットマップのビットの第1のサブセット、振幅係数の第1のサブセット、及び位相係数の第1のサブセットを含んでもよく、第2のグループは、より低い優先度を有するビットマップのビットの第2のサブセット(又は残り)、振幅係数の第2のサブセット(又は残り)、及び位相係数の第2のサブセット(又は残り)を含んでもよい。
【0282】
いくつかの実施形態において、端末装置220は、レイヤインデックス、第1のベースインデックス及び第2のベースインデックスのうちの少なくとも1つ及び/又は第3のベースインデックスに基づいて計算される優先度に基づいて、第1のグループを2つのサブグループ(例えば、第1のサブグループ及び第2のサブグループ)に分割してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置220は、レイヤインデックス、第1のベースインデックス及び第2のベースインデックスのうちの少なくとも1つ及び/又は第3のベースインデックスに基づいて計算される優先度に基づいて、第2のグループを2つのサブグループ(例えば、第3のサブグループ及び第4のサブグループ)に分割してもよい。
【0283】
例えば、第1のサブグループは、優先度の高いビットマップのビットの第1のサブセットの第1のサブグループ、振幅係数の第1のサブセットの第1のサブグループ、及び位相係数の第1のサブセットの第1のサブグループを含んでもよく、第2のサブグループは、より低い優先度を有するビットマップのビットの第1のサブセットの第2のサブグループ(又は残り)、振幅係数の第1のサブセットの第2のサブグループ(又は残り)、及び位相係数の第1のサブセットの第2のサブグループ(又は残り)を含んでもよい。別の一例では、第3のサブグループは、優先度の高いビットマップのビットの第2のサブセットの第1のサブグループ、振幅係数の第2のサブセットの第1のサブグループ、及び位相係数の第2のサブセットの第1のサブグループを含んでもよく、第4のサブグループは、より低い優先度を有するビットマップのビットの第2のサブセットの第2のサブグループ(又は残り)、振幅係数の第2のサブセットの第2のサブグループ(又は残り)、及び位相係数の第2のサブセットの第2のサブグループ(又は残り)を含んでもよい。
【0284】
いくつかの実施形態において、端末装置220は、以下の式(4-1)により、第1のグループ及び第2のグループのためのレイヤインデックス、SDベースインデックス、及びFDベースインデックスに基づいて優先度を計算してもよい。
【数7】
【0285】
いくつかの実施形態において、端末装置220は、以下の式(4-2)又は(4-3)により、DD/TDベースインデックスに基づいて、第1のサブグループ及び第2のサブグループの優先度、及び/又は第3のサブグループ及び第4のサブグループの優先度を計算してもよい。
【数8】
【数9】
【0286】
いくつかの実施形態において、端末装置220は、以下の式(4-4)により、第1のグループ及び第2のグループのためのレイヤインデックス、SDベースインデックス、及びDD/TDベースインデックスに基づいて優先度を計算してもよい。
【数10】
【0287】
いくつかの実施形態において、端末装置220は、以下の式(4-5)又は(4-6)により、FDベースインデックスに基づいて、第1のサブグループ及び第2のサブグループの優先度、及び/又は第3のサブグループ及び第4のサブグループの優先度を計算してもよい。
【数11】
【0288】
いくつかの実施形態において、端末装置220は、以下の式(4-7)又は(4-8)又は(4-9)又は(4-10)又は(3-1)又は(3-2)又は(3-3)又は(3-4)又は(3-5)又は(3-6)により、第1のグループ及び第2のグループのためのレイヤインデックス、FDベースインデックス、及びDD/TDベースインデックスに基づいて優先度を計算してもよい。
【数12】
【0289】
いくつかの実施形態において、端末装置220は、以下の式(4-11)又は(4-12)により、SDベースインデックスに基づいて、第1のサブグループ及び第2のサブグループの優先度、及び/又は、第3のサブグループ及び第4のサブグループの優先度を計算してもよい。
【数13】
【数14】
【0290】
1つの具体例の実施形態では、端末装置220は、まず、FDベースインデックス及び/又はSDベースインデックス及び/又はレイヤインデックスに基づいて優先度を計算してもよい。計算された優先度に基づいて、パラメータは、最も高い/より高いFD優先度グループ(グループ#1として表される)と、最も低い/より低いFD優先度グループ(グループ#2として表される)とに分割されてもよい。グループ#1及びグループ#2の各々について、端末装置220は、DD/TDベースインデックスに基づいて優先度をさらに計算してもよい。例えば、計算された優先度に基づいて、パラメータは、第1のサブグループ(グループ#1-1として表される)(例えば、FD優先度が最も高い/より高いでDD優先度が最も高い/より高いサブグループ)、第2のサブグループ(グループ#1-2として表される)(例えば、FD優先度が最も高い/より高いでDD優先度が最も低い/より低いサブグループ)、第3のサブグループ(グループ#2-1として表される)(例えば、FD優先度が最も低い/より低いでDD優先度が最も高い/より高いサブグループ)、第4のサブグループ(グループ#2-2として表される)(例えば、FD優先度が最も低い/より低いでDD優先度が最も低い/より低いサブグループ)に分割されてもよい。
【0291】
いくつかの実施形態において、端末装置220は、以下の式(5)により、FDベースインデックスに基づいて優先度を計算してもよい。
【数15】
【0292】
また、端末装置220は、以下の式(6)又は式(4-3)により、DD/TDベースインデックスに基づいて優先度を計算する。
【数16】
【0293】
1つの具体例の実施形態では、端末装置220は、まず、DD/TDベースインデックス及び/又はSDベースインデックス及び/又はレイヤインデックスに基づいて優先度を計算してもよい。計算された優先度に基づいて、パラメータは、最も高い/より高いDD/TD優先度グループ(グループ#1として表される)と、最も低い/より低いDD/TD優先度グループ(グループ#2として表される)とに分割されてもよい。グループ#1及びグループ#2の各々について、端末装置220は、さらにFDベースインデックスに基づいて優先度を計算してもよい。例えば、計算された優先度に基づいて、パラメータは、第1のサブグループ(グループ#1-1として表される)(例えば、DD/TD又はSD優先度が最も高い/より高いで、FD優先度が最も高い/より高いサブグループ)、第2のサブグループ(グループ#1-2として表される)(例えば、DD/TD又はSD優先度が最も高い/より高いで、FD優先度が最も低い/より低いサブグループ)、第3のサブグループ(グループ#2-1として表される)(例えば、DD/TD又はSD優先度が最も低い/より低いで、FD優先度が最も高い/より高いサブグループ)、及び第4のサブグループ(グループ#2-2として表される)(例えば、DD/TD又はSD優先度が最も低い/より低いで、FD優先度が最も低い/より低いサブグループ)に分割されてもよい。
【0294】
1つの具体例の実施形態では、端末装置220は、まず、DD/TDベースインデックス及び/又はFDベースインデックス及び/又はレイヤインデックスに基づいて優先度を計算してもよい。計算された優先度に基づいて、パラメータは、最も高い/より高いDD/TD又はFD又はレイヤ優先度グループ(グループ#1として表される)と、最も低い/より低いDD/TD又はFD又はレイヤ優先度グループ(グループ#2として表される)とに分割されてもよい。グループ#1及びグループ#2の各々について、端末装置220は、さらにSDベースインデックスに基づいて優先度を計算してもよい。例えば、計算された優先度に基づいて、パラメータは、第1のサブグループ(グループ#1-1として表される)(例えば、FD又はDD/TD優先度が最も高い/より高いで、SD優先度が最も高い/より高いサブグループ)、第2のサブグループ(グループ#1-2として表される)(例えば、FD又はDD/TD優先度が最も高い/より高いで、SD優先度が最も低い/より低いサブグループ)、第3のサブグループ(グループ#2-1として表される)(例えば、FD又はDD/TD優先度が最も低い/より低いで、SD優先度が最も高い/より高いサブグループ)、及び第4のサブグループ(グループ#2-2として表される)(例えば、FD又はDD/TD優先度が最も低い/より低いで、SD優先度が最も低い/より低いサブグループ)に分割されてもよい。
【0295】
1つの具体例の実施形態では、端末装置220は、まず、SDベースインデックス及び/又はレイヤインデックスに基づいて優先度を計算してもよい。計算された優先度に基づいて、パラメータは、最も高い/より高いSD又はレイヤ優先度グループ(グループ#1として表される)と、最も低い/より低いSD又はレイヤ優先度グループ(グループ#2として表される)とに分割されてもよい。グループ#1及びグループ#2の各々について、端末装置220は、さらに、FDベースインデックス及び/又はDD/TDベースインデックスに基づいて優先度を計算してもよい。例えば、計算された優先度に基づいて、パラメータは、第1のサブグループ(グループ#1-1として表される)(例えば、SD又はレイヤ優先度が最も高い/より高いで、FD又はDD/TD優先度が最も高い/より高いサブグループ)、第2のサブグループ(グループ#1-2として表される)(例えば、SD又はレイヤ優先度が最も高い/より高いで、FD又はDD/TD優先度が最も低い/より低いサブグループ)、第3のサブグループ(グループ#2-1として表される)(例えば、SD又はレイヤ優先度が最も低い/より低いで、FD又はDD/TD優先度が最も高い/より高いサブグループ)、第4のサブグループ(グループ#2-2として表される)(例えば、SD又はレイヤ優先度が最も低い/より低いで、FD又はDD/TD優先度が最も低い/より低いサブグループ)に分割されてもよい。
【0296】
1つの具体例の実施形態では、端末装置220は、まず、FDベースインデックス及び/又はレイヤインデックスに基づいて優先度を計算してもよい。計算された優先度に基づいて、パラメータは、最も高い/より高いFD又はレイヤ優先度グループ(グループ#1として表される)と、最も低い/より低いFD又はレイヤ優先度グループ(グループ#2として表される)とに分割されてもよい。グループ#1及びグループ#2の各々について、端末装置220は、さらに、SDベースインデックス及び/又はDD/TDベースインデックスに基づいて優先度を計算してもよい。例えば、計算された優先度に基づいて、パラメータは、第1のサブグループ(グループ#1-1として表される)(例えば、FD又はレイヤ優先度が最も高い/より高いで、SD又はDD/TD優先度が最も高い/より高いサブグループ)、第2のサブグループ(グループ#1-2として表される)(例えば、FD又はレイヤ優先度が最も高い/より高いで、SD又はDD/TD優先度が最も低い/より低いサブグループ)、第3のサブグループ(グループ#2-1として表される)(例えば、FD又はレイヤ優先度が最も低い/より低いで、SD又はDD/TD優先度が最も高い/より高いサブグループ)、及び第4のサブグループ(グループ#2-2として表される)(例えば、FD又はレイヤ優先度が最も低い/より低いで、SD又はDD/TD優先度が最も低い/より低いサブグループ)に分割されてもよい。
【0297】
1つの具体例の実施形態では、端末装置220は、まず、DD/TDベースインデックス及び/又はレイヤインデックスに基づいて優先度を計算してもよい。計算された優先度に基づいて、パラメータは、最も高い/より高いDD/TD又はレイヤ優先度グループ(グループ#1として表される)と、最も低い/より低いDD/TD又はレイヤ優先度グループ(グループ#2として表される)とに分割されてもよい。グループ#1及びグループ#2の各々について、端末装置220は、さらに、FDベースインデックス及び/又はSDベースインデックスに基づいて優先度を計算してもよい。例えば、計算された優先度に基づいて、パラメータは、第1のサブグループ(グループ#1-1として表される)(例えば、DD/TD又はレイヤ優先度が最も高い/より高いで、FD又はSD優先度が最も高い/より高いサブグループ)、第2のサブグループ(グループ#1-2として表される)(例えば、DD/TD又はレイヤ優先度が最も高い/より高いで、FD又はSD優先度が最も低い/より低いサブグループ)、第3のサブグループ(グループ#2-1として表される)(例えば、DD/TD又はレイヤ優先度が最も低い/より低いで、FD又はSD優先度が最も高い/より高いサブグループ)、及び第4のサブグループ(グループ#2-2として表される)(例えば、DD/TD又はレイヤ優先度が最も低い/より低いで、FD又はSD優先度が最も低い/より低いサブグループ)に分割されてもよい。
【0298】
いくつかの実施形態において、パラメータは以下のように4つのグループに分割されてもよい。
> グループ#1-1:FD優先度が最も高く、DD/TD優先度が最も高いパラメータ、
> グループ#1-2:FD優先度が最も高く、DD/TD優先度が最も低いパラメータ、
> グループ#2-1:FD優先度が最も低く、DD/TD優先度が最も高いパラメータ、
> グループ#2-2:FD優先度が最も低く、DD/TD優先度が最も低いパラメータ。
【0299】
別の具体例の実施形態では、端末装置220は、まずDD/TDベースインデックスに基づいて優先度を計算する。計算された優先度に基づいて、パラメータは、最高DD/TD優先度グループ(グループ#1として表される)と最低DD/TD優先度グループ(グループ#2として表される)とに分割されてもよい。グループ#1及びグループ#2の各々について、端末装置220はさらに、FDベースインデックスに基づいて優先度を計算する。いくつかの実施形態において、パラメータは以下のように4つのグループに分割されてもよい。
> グループ#1-1:DD/TD優先度が最も高く、FD優先度が最も高いパラメータ、
> グループ#1-2:DD/TD優先度が最も高く、FD優先度が最も低いパラメータ、
> グループ#2-1:DD/TD優先度が最も低く、FD優先度が最も高いパラメータ、
> グループ#2-2:DD/TD優先度が最も低く、FD優先度が最も低いパラメータ。
【0300】
いくつかの実施形態において、端末装置220は、まず、第1のベースインデックス(又は第2のベースインデックス又は第3のベースインデックス)及び/又はレイヤインデックスに基づいて優先度を計算してもよい。計算された優先度に基づいて、パラメータは、最も高い/より高い優先度グループ(グループ#1として表される)と、最も低い/より低い優先度グループ(グループ#2として表される)とに分割されてもよい。グループ#1及びグループ#2の各々について、端末装置220は、次に、第2のベースインデックス(又は第3のベースインデックス又は第1のベースインデックス)に基づいて優先度を計算してもよい。例えば、計算された優先度に基づいて、パラメータは、第1のサブグループ(グループ#1-1として表される)、第2のサブグループ(グループ#1-2として表される)、第3のサブグループ(グループ#2-1として表される)、及び第4のサブグループ(グループ#2-2として表される)に分割されてもよい。
【0301】
さらに、サブグループ#1-1、サブグループ#1-2、サブグループ#2-1及びサブグループ#2-2の各々について、端末装置220は、次に、第3のベースインデックス(又は第1のベースインデックス又は第2のベースインデックス)に基づいて、優先度を計算してもよい。例えば、計算された優先度に基づいて、パラメータは、第1のサブセット(グループ#1-1-1として表される)、第2のサブセット(グループ#1-1-2として表される)、第3のサブセット(グループ#1-2-1として表される)、第4のサブセット(グループ#1-2-2として表される)、第5のサブセット(グループ#2-1-1として表される)、第6のサブセット(グループ#2-1-2として表される)、第7のサブセット(グループ#2-2-1として表される)、及び第8のサブセット(グループ#2-2-2として表される)に分割されてもよい。
【0302】
上述した例示的な実施形態はすべて、いかなる制限を示唆することなく、説明のためのものに過ぎないことを理解されたい。優先度を決定するための具体的な態様は、上述した例示的な実施形態の教示に基づいて変更されてもよく、そのような変更された実施形態も、本開示の範囲内にあると考えられるべきである。
【0303】
上述したように、CSIフィードバックは、異なる省略優先度を有する複数のパーティションを含む。図5A及び図5Bは、本開示のいくつかの実施形態に係るCSIフィードバック500及び550の例示的なブロックを示す。図5A及び図5Bに示す特定の構造は、いかなる制限を示唆することなく、説明のためのものに過ぎないことを理解されたい。言い換えれば、パーティション、情報グループの数は、他の例示的な実施形態において変更されてもよい。
【0304】
以下の文章では、パラメータをどのようにCSIフィードバックの異なるパーティションに含めるかに関する例について、図5A図5Bを参照して説明する。
【0305】
以下の例は、いかなる制限を示唆することなく、説明のためのものに過ぎないことを明確にする。さらに、いくつかの特定のパラメータは、いくつかの特定のパーティションに含まれるように説明されているが、他の実施形態では、説明されたすべてのパラメータ及び説明されたパーティションは、以下に説明される例示的な実施形態の教示に基づいて変更されてもよく、そのような変更も、本開示の範囲内にあると考えられるべきである。
【0306】
図5A及び図5Bに示すように、CSIフィードバックは、少なくとも第1のパーティション(例えば、CSIパート1)と第2のパーティション(例えば、CSIパート2)を含む。いくつかの実施形態において、第1のパーティションは、第2のパーティションに比べてより高い省略優先度を有するように設定される。代替的又は追加的に、いくつかの実施形態において、第2のパーティションのペイロードサイズは、第1のパーティション内の少なくとも1つの指示に基づくものである。代替的又は追加的に、いくつかの実施形態において、第2のパーティションは、複数の情報グループを含み、複数の情報グループのうちの第1の情報グループは、複数の情報グループのうちの他の情報グループに比べてより高い省略優先度を有するように設定される。
【0307】
いくつかの実施形態において、第2のパーティションに含まれる情報グループの数は3よりも大きく、又は3に等しい。情報グループの数が3に等しい場合、CSIフィードバックは現在のCSI報告の構造を再利用してもよい。代替として、情報グループの数が3よりも大きい場合、CSIフィードバックの構造はより実現可能である。
【0308】
第2のパーティションの第1の情報グループ又は第1のパーティションは相対的に高い省略優先度を持つため、相対的に重要なパラメータは、第1のパーティション又は第1の情報グループに含まれてもよい。
【0309】
相対的に重要なパラメータの例としては、
・CSIフィードバックが第3のベクトル(DD/TDベースなど)に関連付けられているか否か、又はDD/TD圧縮が有効になるか否かを示す指示、
・特定の時間ユニットに対応するCQIセット、
・特定の時間ユニットのインデックス、
・プライマリベクトルに対応する非ゼロ係数の第1の数、
・プライマリベースのインデックス、
・非ゼロ係数の総数、
・複数の第3のベクトルの長さ、又は
・複数の第3のベクトルの数
を含むが、これらに限定されない。
【0310】
相対的に重要なパラメータが第1のパーティションに含まれる場合、相対的に重要なパラメータは最も高い省略優先度を享受してもよい。相対的に重要なパラメータが第2のパーティションの第1の情報グループに含まれる場合、CSIフィードバックの第1のパーティションはCSIパート1の現在の構造を再利用してもよい。
【0311】
いくつの実施形態では、第2のパーティションの第1の情報グループは、さらに、プライマリベクトルに対応するレイヤのための最強係数を示してもよい。
【0312】
いくつかの実施形態において、非ゼロ係数情報はまた、第2のパーティションの他の情報グループ(即ち、第1の情報グループではなく、例えば、図5Aに示す第2の情報グループ及び第3の情報グループ)に含まれてもよい。いくつかの実施形態において、非ゼロ係数情報は、関連非ゼロ係数、関連非ゼロ係数に対応する振幅係数、又は関連非ゼロ係数に対応する位相係数を示すビットマップを示してもよい。
【0313】
さらに、関連する非ゼロ係数は、プライマリ第1のベクトル(即ち、プライマリFDベース)、プライマリ第2のベクトル(即ち、プライマリSDベース)、プライマリ第3のベクトル(即ち、プライマリDD/TDベース)のいずれかに関連付けられてもよい。
【0314】
代替として、関連する非ゼロ係数は、プライマリ第1のベクトルを含む又は除く複数の第1のベクトルのサブセット(即ち、プライマリFDを含む又は除くFDベースのサブセット)、プライマリ第2のベクトルを含む又は除く複数の第2のベクトルのサブセット(即ち、プライマリDDを含む又は除くSDベースのサブセット)、プライマリ第3のベクトルを含む又は除く複数の第3のベクトルのサブセット(即ち、プライマリTD/DDを含む又は除くTD/DDベースのサブセット)に関連付けられてもよい。
【0315】
代替として、関連する非ゼロ係数は、複数の第1のベクトル(即ち、すべてのFDベース)、複数の第2のベクトル(即ち、すべてのSDベース)、及び複数の第3のベクトル(即ち、すべてのDD/TDベース)のいずれかに関連付けられてもよい。
【0316】
さらに、1つの特定のベクトル/ベクトルセットに関連付ける非ゼロ係数は、異なる優先レベルを有してもよい。こである場合、同じベクトル/ベクトルセットに関連付けるが、異なる優先レベルを有するパラメータは、異なる情報グループに含まれてもよい。
【0317】
1つの具体例として、図5Aに示すように、他の情報グループは、第2の情報グループと、第2の情報グループに比べてより低い省略優先度を有する第3の情報グループを含む。こである場合、第2の情報グループは、より高い優先度を有する非ゼロ係数に対応する第1の非ゼロ係数情報を示し、第3の情報グループは、より低い優先度を有する非ゼロ係数に対応する第2の非ゼロ係数情報を示す。
【0318】
より良く理解するために、CSIフィードバックに関するいくつかの例を以下に示す。以下の文章では、異なるパーティション/情報グループが別々に説明されることがあり、そのため、いくつかのパラメータは、説明された複数のパーティション/情報グループに含まれることになる。しかし、そのようなパラメータを複数回送信する必要があるという意味ではなく、そのようなパラメータはどのパーティション/情報グループにも含まれてもよいという意味である。言い換えれば、パラメータをパーティション/情報グループに含めるための一般的なルールとして、異なるパーティション/情報グループに含まれるパラメータが重複したり、繰り返されたりしてはならない。
【0319】
いくつかの実施形態において、第1のパーティション(例えば、CSIパート1)は、以下のパラメータのうちの少なくとも1つを示してもよい。
・DD/TDベースタイプ又はDD/TD圧縮の有無を示す指示(報告される場合)。具体的には、CSIフィードバックがDD/TDベースに関連付ける(又はDD/TD圧縮に関連付ける)ことを指示が示す場合、本開示で説明される優先度ルールが適用される。
・(複数の時間ユニットに対応する)複数のCQIセットが報告される場合、第1の時間ユニットに対応する第1のCQIセット(ワイドバンドCQI及び/又は第1のサブバンド差分CQIセットを含む)、
・第1の時間ユニットのインデックス、
・DD/TDベース又はFDベース又はSDベースのそれぞれに対応するレイヤにわたる非ゼロ振幅/位相係数の全体数の指示(例えば、
)。ここで、レイヤにわたる非ゼロ振幅/位相係数の総数は、
の合計であってもよい。
・第1のDD/TDベース(即ち、プライマリ第3のベクトル)又は第1のFDベース(即ち、プライマリ第1のベクトル)又は第1のSDベース(即ち、プライマリ第2のベクトル)の(相対的)インデックスは、CSIパート1に含まれてもよい。第1のDD/TDベース/FDベース/SDベースは、最強係数に対応する。
・ネットワーク装置210によって設定されるか、又は端末装置220によって報告されるDD/TDベースの長さN4。N4個の時間ユニットインデックスがあってもよい。
・ネットワーク装置210によって設定されるか、又は端末装置220によって報告されるベース数Md、
・ランクインジケータ(vriなど)、
・(1つのCQIセットのみが報告される場合)1つのCQIセット(ワイドバンドCQI及び/又は第1のサブバンド差分CQIセットを含む)、
・複数のTRPに対応するレイヤにわたる非ゼロ振幅/位相係数の全体数の指示(KNZなど)。
【0320】
いくつかの実施形態において、第2のパーティションの第1の情報グループ(例えば、CSIパート2のグループ0)は、以下のパラメータのうちの少なくとも1つを示してもよい。
・第1の/プライマリDD/TDベース(即ち、プライマリ第3のベクトル)又は第1の/プライマリFDベース(即ち、プライマリ第1のベクトル)又は第1の/プライマリSDベース(即ち、プライマリ第2のベクトル)に対応する各レイヤのための最強係数は、CSIパート1に含まれてもよい。第1のDD/TDベース/FDベース/SDベースは、最強係数に対応する。
・DD/TDベースのサブセット(即ち、第1のTD/DDベースを除くTD/DDベースのサブセット)のそれぞれに対応する各レイヤのための相対的最強係数指示、
> ドップラー/時間ベースのサブセットのそれぞれに対応する最強係数の振幅係数及び/又は位相係数の最終値は、報告された値に基づいてもよい(即ち、1であると仮定されない)。
> 最強係数の振幅係数及び/又は位相係数はより高い優先度を有する。
・複数のTRPに対応するSDベースインジケータ(即ちi1,2)、
・複数のTRPに対応するSD回転因子(即ちi1,1)、
・各レイヤのための最強係数。
【0321】
いくつかの実施形態において、他の情報グループのうちの1つ(第2の情報グループなど、例えば、CSIパート2のグループ1)は、以下のパラメータ/要素のうちの少なくとも1つを示してもよい。
・(又は第1のTD/DDベースを除くTD/DDベースのサブセットに対応する)DD/TDベース間の相対的共位相係数及び/又は相対的振幅係数、
> DD/TDベースのサブセットのそれぞれに対応する位相係数及び/又は振幅係数は、相対的共位相係数及び/又は相対的振幅係数に基づく差分であってもよい。
・(ベースごとのSCI報告である場合)DD/TDベースのサブセット(第1のTD/DDベースを除くTD/DDベースのサブセット)のそれぞれに対応する各レイヤのための相対的最強係数指示、
> TD/DDベースのサブセットのそれぞれに対応する最強係数の振幅係数及び/又は位相係数の最終値は、報告された値に基づいてもよい(即ち、1であると仮定されない)。
> 最強係数の振幅係数及び/又は位相係数は、より高い優先度を有する。
・(各レイヤのための)DD/TDベースインジケータ、
・DD/FDベースウィンドウのための初期インデックス(必要な場合)。
【0322】
以下では、いくつかの例をFDベースに関して説明する。FDベースに関して説明した例は、DD/TDベース/SDベースにも適することを理解されたい。単に簡潔にするために、同様の内容はここでは省略する。
【0323】
上述したように、非ゼロ係数情報は、他の情報グループ(即ち、第1の情報グループではなく、図5Aに示す第2の情報グループ及び第3の情報グループなど)で示されてもよい。以下では、他の情報グループに関するいくつかの例について説明する。
【0324】
いくつかの実施形態において、他の1つの情報グループ(第2の情報グループなど、例えば、CSIパート2のグループ1)は、以下のパラメータ/要素のうちの少なくとも1つを示してもよい。
・ビットマップの複数の最高優先度要素(i1,7,r)(複数のFDベース、即ちすべてのFDベースに対応する)、
> ここで、ビットマップは、複数のFDベースに対応する該当振幅/位相係数が報告されるかどうかを示すものであり、フィールドサイズは2*L*vri*M*Mであってもよい。
> ここで、ビットマップの複数の最高優先度要素の数はY1_1_1であってもよく、例えば、

・振幅係数インジケータの複数の最高優先度要素(i2,4,r)(例えば、複数のFDベースに対応する複数の振幅係数のサブセット)、
> ここで、複数の振幅係数のサブセットの複数の最高優先度要素の数は、Y2_1_1であってもよく、例えば、

・位相係数インジケータの複数の最高優先度要素(i2,5,r)(例えば、複数のFDベースに対応する複数の位相係数のサブセット)、
> ここで、複数の位相係数のサブセットの複数の最高優先度要素の数は、Y3_1_1であってもよく、例えば
【0325】
これにより、複数のFDベースのうちの最も高い優先度を優先することができる。
【0326】
代替として、いくつかの実施形態において、他の1つの情報グループ(第2の情報グループなど、例えば、CSIパート2のグループ1)は、以下のパラメータ/要素のうちの少なくとも1つを示してもよい。
・(第1のFDベース、即ちプライマリ第1のベクトルに対応する)ビットマップの複数の最高優先度要素(i1,7,r,s)、
> ここで、ビットマップは、第1のTRPに対応する該当振幅/位相係数が報告されるかどうかを示すものであり、フィールドサイズは2*L*vri*Mであってもよい。
> ここで、ビットマップの複数の最高優先度要素の数はY1_2_1であってもよく、例えば、
・振幅係数インジケータの複数の最高優先度要素(i2,4,r,s)(例えば、第1のFDベースに対応する複数の振幅係数のサブセット)、
> ここで、複数の振幅係数のサブセットの複数の最高優先度要素の数は、Y2_2_1であってもよく、例えば、
・位相係数インジケータの複数の最高優先度要素(i2,5,r,s)(例えば、第1のFDベースに対応する複数の位相係数のサブセット)、
> ここで、複数の位相係数のサブセットの複数の最高優先度要素の数は、Y3_2_1であってもよく、例えば、
【0327】
これにより、優先度が最も高い第1のFDを有する非ゼロ係数情報をすべて優先することができる。
【0328】
代替として、いくつかの実施形態において、他の1つの情報グループ(第2の情報グループなど、例えば、CSIパート2のグループ1)は、以下のパラメータ/要素のうちの少なくとも1つを示してもよい。
・(第1のFDベースに対応する)ビットマップのすべてのパラメータ(i1,7,r,s)、
> ここで、ビットマップは、第1のFDベースに対応する該当振幅/位相係数が報告されるかどうかを示すものであり、フィールドサイズは2*L*vri*Mであってもよい。
・振幅係数インジケータ(i2,4,r,s)(例えば、第1のFDベースに対応する複数の振幅係数)、
> ここで、複数の振幅係数の数はY2_4_1であってもよく、例えば、
・位相係数インジケータ(i2,5,r,s)(例えば、第1のFDベースに対応する複数の位相係数)、
> ここで、複数の位相係数の数はY3_4_1であってもよく、例えば、
【0329】
これにより、プライマリFDベースに関連付けるすべてのパラメータを優先することができる。
【0330】
代替として、いくつかの実施形態において、他の1つの情報グループ(第2の情報グループなど、例えば、CSIパート2のグループ1)は、以下のパラメータ/要素のうちの少なくとも1つを示してもよい。
・(FDベースの第1のセット、即ち、第1の/プライマリFDベースを含むFDベースのセットに対応する)ビットマップ(i1,7,r,t1)、
> ここで、ビットマップは、FDベースの第1のセットに対応する該当振幅/位相係数が報告されるかどうかを示すものであり、フィールドサイズは、
であってもよい。
・振幅係数インジケータ(i2,4,r,t1)(例えば、FDベースの第1のセットに対応する複数の振幅係数)、
> ここで、複数の振幅係数の数は、Y2_5_1であってもよく、例えば、
・位相係数インジケータ(i2,5,r,t1)(例えば、FDベースの第1のセットに対応する複数の位相係数)、
> ここで、複数の位相係数の数はY3_5_1であってもよく、例えば、
・各レイヤのためのFDベースインデックス(i1,6,r)、
・FDベースウィンドウのための初期インデックス(i1,5)、
・各レイヤのための弱偏波用の基準振幅(i2,3,r)。
【0331】
これにより、第1の/プライマリFDベースを含むFDベースのセットに関連付けるすべてのパラメータを優先することができる。
【0332】
いくつかの実施形態において、他の1つの情報グループ(第3の情報グループなど、例えば、CSIパート2のグループ2)は、以下のパラメータ/要素のうちの少なくとも1つを示してもよい。
・(複数のFDベース、即ちすべてのFDベースに対応する)第1のビットマップの複数の最低優先度要素(i1,7,r)、
> ここで、ビットマップは、複数のFDベースに対応する該当振幅/位相係数が報告されるかどうかを示すものであり、フィールドサイズは2*L*vri*M*Mであってもよい。
> ここで、ビットマップの複数の最低優先度要素の数はY1_1_2であってもよく、例えば、
・振幅係数インジケータの複数の最低優先度要素(i2,4,r)(例えば、複数のFDベースに対応する複数の振幅係数のサブセット)、
> ここで、複数の振幅係数のサブセットの複数の最低優先度要素の数は、Y2_1_2であってもよく、例えば、
・位相係数インジケータの複数の最低優先度要素(i2,5,r)(例えば、複数のFDベースに対応する複数の位相係数のサブセット)、
> ここで、複数の位相係数のサブセットの複数の最低優先度要素の数は、Y3_1_2であってもよく、例えば、
【0333】
代替として、いくつかの実施形態において、他の1つの情報グループ(第3の情報グループなど、例えば、CSIパート2のグループ2)は、以下のパラメータ/要素のうちの少なくとも1つを示してもよい。
・(第1のFDベースに対応する)ビットマップの複数の最低優先度要素(i1,7,r,s)、
> ここで、ビットマップは、第1のTRPに対応する該当振幅/位相係数が報告されるかどうかを示すものであり、フィールドサイズは2*L*vri*Mであってもよい。
> ここで、ビットマップの複数の最低優先度要素の数はY1_2_2であってもよく、例えば
・振幅係数インジケータの複数の最低優先度要素(i2,4,r,s)(例えば、第1のFDベースに対応する複数の振幅係数のサブセット)、
> ここで、複数の振幅係数のサブセットの複数の最低優先度要素の数は、Y2_2_2であってもよく、例えば、
・位相係数インジケータの複数の最低優先度要素(i2,5,r,s)(例えば、第1のFDベースに対応する複数の位相係数のサブセット)、
> ここで、複数の位相係数のサブセットの複数の最低優先度要素の数は、Y3_2_2であってもよく、例えば、
【0334】
代替として、いくつかの実施形態において、他の1つの情報グループ(第3の情報グループなど、例えば、CSIパート2のグループ2)は、以下のパラメータ/要素のうちの少なくとも1つを示してもよい。
・(FDベースのサブセット、即ち第1のFDを除くFDベースのセットに対応する)第3のビットマップの複数の最高優先度要素(i1,7,r,t)、
> ここで、ビットマップは、TRPのサブセットに対応する該当振幅/位相係数が報告されるかどうかを示すものであり、フィールドサイズは2*L*vri*(M-1)*Mであってもよい。
> ここで、ビットマップの複数の最高優先度要素の数はY1_3_1であってもよく、例えば、
・振幅係数インジケータの複数の最高優先度要素(i2,4,r,t)(例えば、FDベースのサブセットに対応する複数の振幅係数のサブセット)、
> ここで、複数の振幅係数のサブセットの複数の最高優先度要素の数は、Y2_3_1であってもよく、例えば、
・位相係数インジケータの複数の最高優先度要素(i2,5,r,t)(例えば、FDベースのサブセットに対応する複数の位相係数のサブセット)、
> ここで、複数の位相係数のサブセットの複数の最高優先度要素の数は、Y3_3_1であってもよく、例えば、
【0335】
代替として、いくつかの実施形態において、他の1つの情報グループ(第3の情報グループなど、例えば、CSIパート2のグループ2)は、以下のパラメータ/要素のうちの少なくとも1つを示してもよい。
・(FDベースのサブセット、即ち第1のFDを除くFDベースのセットに対応する)ビットマップ(i1,7,r,t)、
> ここで、ビットマップは、TRPのサブセットに対応する該当振幅/位相係数が報告されるかどうかを示すものであり、フィールドサイズは、2*L*vri*(M-1)*Mであってもよい。
・振幅係数インジケータ(i2,4,r,t)(例えば、FDベースのサブセットに対応する複数の振幅係数)、
> ここで、複数の振幅係数の数はY2_4_2であってもよく、例えば、
・位相係数インジケータ(i2,5,r,t)(例えば、FDベースのサブセットに対応する複数の位相係数)、
> ここで、複数の位相係数の数はY3_4_2であってもよく、例えば、
【0336】
代替として、いくつかの実施形態において、他の1つの情報グループ(第3の情報グループなど、例えば、CSIパート2のグループ2)は、以下のパラメータ/要素のうちの少なくとも1つを示してもよい。
・(第1のFDベースを含むFDベースの第1のセットとは異なるFDベースの第2のセットに対応する)ビットマップ(i1,7,r,t2)、
> ここで、ビットマップは、FDベースの第2のセットに対応する該当振幅/位相係数が報告されるかどうかを示すものであり、フィールドサイズは
であってもよい。
・振幅係数インジケータ(i2,4,r,t2)(例えば、FDベースの第2のセットに対応する複数の振幅係数)、
> ここで、複数の振幅係数の数はY2_5_2であってもよく、例えば、
・位相係数インジケータ(i2,5,r,t2)(例えば、FDベースの第2のセットに対応する複数の位相係数)、
> ここで、複数の位相係数の数はY3_5_2であってもよく、例えば、
【0337】
上述したように、情報グループの数は3つよりも大きくてもよい。以下では、情報グループの数が3つよりも大きい場合のいくつかの例について説明する。
【0338】
いくつかの実施形態において、他の1つの情報グループ(第4の情報グループなど、例えば、CSIパート2のグループ3)は、以下のパラメータ/要素のうちの少なくとも1つを示してもよい。
・(FDベースのサブセット、即ち第1のFDを除くFDベースのセットに対応する)第3のビットマップの複数の最低優先度要素(i1,7,r,t)、
> ここで、ビットマップは、TRPのサブセットに対応する該当振幅/位相係数が報告されるかどうかを示すものであり、フィールドサイズは、2*L*vri*(M-1)*Mであってもよい。
> ここで、ビットマップの複数の最低優先度要素の数はY1_3_2であってもよく、例えば、
・振幅係数インジケータの複数の最低優先度要素(i2,4,r,t)(例えば、FDベースのサブセットに対応する複数の振幅係数のサブセット)、
> ここで、複数の振幅係数の第2のサブセットの複数の最低優先度要素の数は、Y2_3_2であってもよく、例えば、
・位相係数インジケータの複数の最低優先度要素(i2,5,r,t)(例えば、FDベースのサブセットに対応する複数の位相係数のサブセット)、
> ここで、複数の位相係数のサブセットの複数の最低優先度要素の数は、Y3_3_2であってもよく、例えば、
【0339】
いくつかの実施形態において、端末装置220は、複数のCQIセット(各CQIセットには、ワイドバンドCQI及び/又は複数のサブバンドCQIがあり得る)を報告してもよい。
【0340】
いくつかの実施形態において、第1のCQIセットは第1のパーティション(CSIパート1など)で報告され、複数のCQIセットのうちの他のセットはグループ0又はグループ1で報告されてもよい。
【0341】
いくつかの実施形態において、複数のCQIセットのうちの他のセットの優先度は、DD/TDベースタイプの指示又はDD/TD圧縮の有無、DD/TDベースインデックス、及び第1のCQIセットのいずれかに比べて低くてもよい。
【0342】
いくつかの実施形態において、DD/TDベース又はDD/TD圧縮が適用される場合にのみ、複数のCQIセットのうちの他のセットは報告されてもよい。
【0343】
上記例は、特定の情報グループに関して説明したものである。以下では、いくつかの例を、特定の情報グループの組合せに関して説明する。さらに、以下の例では、優先レベルは、最も高い優先度と最も低い優先度を含む。具体的には、最高優先度パラメータは、コードブック指示フィールドの複数の最高優先度要素(パラメータ)を指し、最低優先度パラメータは、コードブック指示フィールドの複数の最低優先度要素を指し、すべてのパラメータは、コードブック指示フィールドのすべての要素(パラメータ)を指す。
【0344】
いくつかの実施形態において、コードブック指示フィールドは、ビットマップ、振幅係数指示フィールド、及び位相係数指示フィールドのうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0345】
上記の説明と同様に、以下では、いくつかの例をFDベースに関して説明する。FDベースに関して説明する例は、SDベースにも適することを理解されたい。単に簡潔にするために、同様の内容はここでは省略する。
【0346】
いくつかの実施形態において、所与のCSIフィードバックについて、パラメータと第2のパーティションの他の情報グループとの間の対応は、以下のように規定されてもよい。
・第2の情報グループ(CSIグループ1など):FDベースの第1のセット(即ち、第1のFDベースを含むFDベースのセット)の最高優先度パラメータ。
・第3の情報グループ(CSIグループ2など):FDベースの第1のセットの最低優先度パラメータと、FDベースの第2のセットのすべてのパラメータ。
【0347】
代替として、いくつかの実施形態において、所与のCSIフィードバックについて、パラメータと第2のパーティション(CSIパート2など)の他の情報グループとの間の対応は、以下のように規定されてもよい。
・第2の情報グループ(CSIグループ1など):FDベースの第1のセットのすべてのパラメータ。
・第3の情報グループ(CSIグループ2など):FDベースの第2のセットのすべてのパラメータ。
【0348】
代替として、いくつかの実施形態において、所与のCSIフィードバックについて、パラメータと第2のパーティション(例えば、CSIパート2)の他の情報グループとの間の対応は、以下のように規定されてもよい。
・第2の情報グループ(CSIグループ1など):FDベースの第1のセットの最高優先度パラメータ。
・第3の情報グループ(CSIグループ2など):FDベースの第1のセットの最低優先度パラメータ、及びFDベースの第2のセットの最高優先度パラメータ。
・第4の情報グループ(CSIグループ3など):FDベースの第2のセットの最低優先度パラメータ。
【0349】
代替として、いくつかの実施形態において、所与のCSIフィードバックについて、パラメータと第2のパーティション(CSIパート2など)の他の情報グループとの間の対応は、以下のように規定されてもよい。
・第2の情報グループ(CSIグループ1など):FDベースに基づいて決定される最高優先度パラメータと、DD/TDベースに基づいて決定される最高優先度パラメータ。
・第3の情報グループ(CSIグループ2など):FDベースに基づいて決定される最低優先度パラメータと、DD/TDベースに基づいて決定される最高優先度パラメータ。
・第4の情報グループ(CSIグループ3など):FDベースに基づいて決定される最高優先度パラメータと、DD/TDベースに基づいて決定される最低優先度パラメータ。
・第5の情報グループ(CSIグループ4など):FDベースに基づいて決定される最低優先度パラメータと、DD/TDベースに基づいて決定される最低優先度パラメータ。
【0350】
代替として、いくつかの実施形態において、所与のCSIフィードバックについて、パラメータと第2のパーティション(CSIパート2など)の他の情報グループとの間の対応は、以下のように規定されてもよい。
・第2の情報グループ(CSIグループ1など):FDベースに基づいて決定される最高優先度パラメータと、DD/TDベースに基づいて決定される最高優先度パラメータ。
・第3の情報グループ(CSIグループ2など):FDベースに基づいて決定される最高優先度パラメータと、DD/TDベースに基づいて決定される最低優先度パラメータ。
・第4の情報グループ(CSIグループ3など):FDベースに基づいて決定される最低優先度パラメータと、DD/TDベースに基づいて決定される最高優先度パラメータ。
・第5の情報グループ(CSIグループ4など):FDベースに基づいて決定される最低優先度パラメータと、DD/TDベースに基づいて決定される最低優先度パラメータ。
【0351】
上記の例は、いかなる制限を示唆することなく、説明のためにのみ例示されることを理解されたい。
【0352】
いくつかの実施形態において、CSIフィードバックは複数のCSI報告を含み、複数のCSI報告の各々は複数の時間ユニットのそれぞれの時間ユニットに対応する。図5Bは、本開示のいくつかの実施形態に係るCSIフィードバック550の例示的なブロックを示し、CSIフィードバック550は、1よりも多くのCSI報告を含む。
【0353】
いくつかの実施形態において、各CSI報告は、
・それぞれの時間ユニットに対応する少なくとも1つの振幅係数、
・それぞれの時間ユニットに対応する少なくとも1つの位相係数、
・それぞれの時間ユニットに対応する非ゼロ係数の数、
・非ゼロ係数のビットマップ、及び
・それぞれのリソースに対応するレイヤのための最強係数、
のうちの少なくとも1つを示す。
【0354】
いくつかの実施形態において、複数のCSI報告のうちのCSI報告が第1の時間ユニットに対応する場合、CSI報告は、さらに、RI、CQI、及び複数の時間ユニットの数のうちの少なくとも1つを示す。
【0355】
いくつかの実施形態において、高速/中速についてのCSI報告について、(図5Bに示すように)CSI/PMI報告のセットが存在してもよく、CSI/PMI報告の数はT(ここで、Tは、CSI/PMI報告のための時間ユニットの数である)であってもよく、各CSI/PMI報告は1つの時間ユニットに対応する。
【0356】
いくつかの実施形態において、各CSI/PMI報告は、時間ユニットに対応する非ゼロ係数の数、時間ユニットに対応する非ゼロ係数のビットマップ、時間ユニットに対応するSCI、時間ユニットに対応する(第1の時間ユニットに関する)基準共位相/振幅のうちの少なくとも1つと、時間ユニットに対応する振幅/位相係数と、を含む。
【0357】
いくつかの実施形態において、第1の時間ユニットに対応するCSI/PMI報告は、さらに、最強時間ユニットインデックス、時間ユニットの数、(時間ユニット中の)非ゼロ係数の全体数、(時間ユニット中の)非ゼロ係数のビットマップ、(第1の時間ユニットを除く)時間ユニットのサブセットに対応する基準共位相/振幅係数、SDベース/回転、...のうちの少なくとも1つと、(第1の時間ユニットに対応する)CQI、RI、SCIを含んでもよい。
【0358】
いくつかの実施形態において、第1の時間ユニットに対応するCSI/PMI報告は、他のCSI/PMI報告及び他のCSI/PMI報告よりも高い優先度を有し、他のCSI/PMI報告の優先度は、その時間ユニットインデックスに基づいてもよい。代替として、他のCSI/PMI報告の優先度は、第1の時間ユニットの優先度よりも低い同一優先レベルに基づいてもよい。
【0359】
いくつかの実施形態において、CSIフィードバックがTD/DDベースと無関係である場合、端末装置220は、第1のアップリンクリソースを介してCSIフィードバックを送信する。代替として、TD/DD領域圧縮(又はドップラー/時間領域ベースに関連付けるCSIフィードバック)が有効になる場合、端末装置220は、第2のアップリンクリソースを介してCSIフィードバックを送信する。さらに、第1及び第2のアップリンクリソースのいずれかは、PUSCH又はPUCCHリソースのうちの1つである。
【0360】
いくつかの実施形態において、CSIフィードバックのための少なくとも1つの設定は、第1のアップリンクリソース及び第2のアップリンクリソースを示す。
【0361】
いくつかの実施形態において、高速/中速についてのCSI報告について、端末装置220は、DD/TDベースタイプ又はDD/TD圧縮の有無の指示を報告してもよく、PUCCHリソースID及び/又はPUCCH/PUSCH時間/周波数リソースのサイズは、指示に依存してもよい。具体的には、第1のDD/TDベースタイプ又はDD/TD圧縮仮説なしである場合に適用されるPUCCH/PUSCH時間/周波数リソースの第1のサイズは、第2のDD/TDベースタイプ又はDD/TD圧縮の適用である場合に適用されるPUCCH/PUSCH時間/周波数リソースの第2のサイズよりも小さくてもよい。
【0362】
いくつかの実施形態において、端末装置220は、パラメータの第1の部分を第1のタイプのチャネルで送信し、パラメータの第2の部分を第2のタイプのチャネルで送信する。
【0363】
いくつかの実施形態において、高速/中速についてのCSI報告について、PMIのサブセット又は高速/中速についてのCSIのサブセットは、PUCCHリソースで報告されてもよい。いくつかの実施形態において、PMI情報のサブセット又はCSI情報のサブセットは、CSIパート1、CSIパート2のグループ0のうちの少なくとも1つを含んでもよい。さらに、いくつかの実施形態において、PMI情報のサブセット又はCSI情報のサブセットは、SDベースの指示、SD回転の指示、時間ユニットインデックスの数、DD/TD長さの値、DD/TDベースの数、RI、FDベースの指示、DD/TDベースタイプの指示、又はDD/TD圧縮の有無のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0364】
さらに、いくつかの実施形態において、他のPMI情報又はCSI情報の他のサブセットはPUSCHで報告されてもよく、PUSCHで搬送される高速/中速についてのCSI報告は、PUCCH(例えば、PUCCHフォーマット3又は4)で搬送される高速/中速についての最新のCSI報告に基づいて計算されることができる。
【0365】
代替として、すべてのPMI情報、又は高速/中速についてのCSI情報全体は、PUSCHで報告されてもよい。
【0366】
いくつかの実施形態において、高速/中速についてのCSI情報を搬送する第1のCSI報告(又は、DD/TDベース又はトラッキングRS(TRS)に基づいて測定される時間領域チャネル特性(TDCP)を有するCSIフィードバック、又はドップラー情報を有するCSIフィードバック)は、高速/中速についてのCSI情報を搬送しない第2のCSI報告、L1-RSRP又はL1-SINR(周期性、半永続性、非周期性)を搬送する第3のCSI報告のいずれかよりも高い優先度を有してもよい。
【0367】
いくつかの実施形態において、端末装置220mが、高速/中速についての第1のCSI報告(又は、DD/TDベース又はトラッキングRS(TRS)に基づいて測定される時間領域チャネル特性(TDCP)を有する第1のCSI報告、又はドップラー情報を有する第1のCSI報告)を報告するように設定/指示される場合、第1のCSIのための時間/周波数リソースと第2のCSIのための時間/周波数リソースとが衝突又は重複すると、端末装置220は、高速/中速についてのCSI情報を搬送しない第2のCSI報告を報告しなくてもよい。
方法の例
【0368】
図6は、本開示のいくつかの実施形態に係る例示的な方法600のフローチャートを示す。例えば、方法600は、図2に示す端末装置220で実施することができる。
【0369】
ブロック610において、端末装置220は、CSIフィードバックのための少なくとも1つの設定をネットワーク装置210から受信する。
【0370】
ブロック620において、端末装置220は、少なくとも1つの設定に基づいて、CSIフィードバックをネットワーク装置210に送信する。CSIフィードバックは、異なる省略優先度を有する複数のパーティションを含み、複数のパーティションは、複数の第1のベクトルと複数の第2のベクトルと複数の第3のベクトルとに関連付けるパラメータを含む。
【0371】
いくつかの実施形態において、端末装置220は、複数の第1のベクトルのうちの第1のベクトルについてのそれぞれの第1の優先度、複数の第2のベクトルのうちの第2のベクトルについてのそれぞれの第2の優先度、複数の第3のベクトルのうちの第3のベクトルについてのそれぞれの第3の優先度、及びCSIフィードバックに含まれるパラメータのうちのパラメータについてのそれぞれの第4の優先度のうちの少なくとも1つを含む優先度を決定する。端末装置220はさらに、優先度に基づいて、パラメータをCSIフィードバックの複数のパーティションに含める。
【0372】
いくつかの実施形態において、端末装置220は、第3のベクトルのインデックスに少なくとも部分的に基づいて優先度を決定する。
【0373】
いくつかの実施形態において、端末装置220は、プライマリ第1のベクトル、プライマリ第2のベクトル、及びプライマリ第3のベクトルのうちの1つであるプライマリベクトルに関連付けるパラメータを優先する。
【0374】
代替的又は追加的に、いくつかの実施形態において、端末装置220は、プライマリ第1のベクトルを含む第1のベクトルの第1のセットに関連付けるパラメータを優先する。
【0375】
代替的又は追加的に、いくつかの実施形態において、端末装置220は、プライマリ第2のベクトルを含む第2のベクトルの第1のセットに関連付けるパラメータを優先する。
【0376】
代替的又は追加的に、いくつかの実施形態において、端末装置220は、プライマリ第3のベクトルを含む第3のベクトルの第1のセットに関連付けるパラメータを優先する。
【0377】
いくつかの実施形態において、プライマリベクトルは、最強係数に対応する。
【0378】
代替的又は追加的に、いくつかの実施形態において、プライマリベクトルは最強振幅係数に対応する。
【0379】
代替的又は追加的に、いくつかの実施形態において、プライマリベクトルは最大パワーに対応する。
【0380】
いくつかの実施形態において、複数のパーティションは、第1のパーティションと第2のパーティションとを少なくとも含み、第1のパーティションは、第2のパーティションに比べてより高い省略優先度を有するように設定される。第1のパーティションは、CSIフィードバックが第3のベクトルに関連付けられているか否か、又はDD圧縮が有効になるか否かを示す指示、特定の時間ユニットに対応するCQIセット、特定の時間ユニットのインデックス、プライマリベクトルに対応する非ゼロ係数の第1の数、プライマリベースのインデックス、非ゼロ係数の総数、複数の第3のベクトルの長さ、又は複数の第3のベクトルの数のうちの少なくとも1つを示す。
【0381】
いくつかの実施形態において、複数のパーティションは、少なくとも第1のパーティションと第2のパーティションを含み、第2のパーティションのペイロードサイズは、第1のパーティション内の少なくとも1つの指示に基づく。第1のパーティションは、CSIフィードバックが第3のベクトルに関連付けられているか否か、又はDD圧縮が有効になるか否かを示す指示と、特定の時間ユニットに対応するCQIセットと、特定の時間ユニットのインデックスと、プライマリベクトルに対応する非ゼロ係数の第1の数と、プライマリベースのインデックスと、非ゼロ係数の総数と、複数の第3のベクトルの長さと、複数の第3のベクトルの数とのうちの少なくとも1つを示す。
【0382】
いくつかの実施形態において、複数のパーティションは、第1のパーティションと第2のパーティションとを少なくとも含み、第2のパーティションは、複数の情報グループを含み、複数の情報グループのうちの第1の情報グループは、複数の情報グループのうちの他の情報グループに比べてより高い省略優先度を有するように設定される。第1の情報グループは、CSIフィードバックが第3のベクトルに関連付けられているか否か、又はDD圧縮が有効になるか否かを示す指示、特定の時間ユニットに対応するCQIセット、特定の時間ユニットのインデックス、プライマリベクトルに対応する非ゼロ係数の第1の数、プライマリベースのインデックス、非ゼロ係数の総数、複数の第3のベクトルの長さ、又は複数の第3のベクトルの数のうちの少なくとも1つを示す。
【0383】
いくつかの実施形態において、第2のパーティションの第1の情報グループは、プライマリベクトルに対応するレイヤのための最強係数を示す。
【0384】
いくつかの実施形態において、複数の情報グループのうちの他の情報グループは、非ゼロ係数情報を示し、非ゼロ係数情報は、非ゼロ係数を示すビットマップ、非ゼロ係数に対応する振幅係数、及び非ゼロ係数に対応する位相係数のうちの少なくとも1つを示す。非ゼロ係数は、プライマリ第1のベクトル、プライマリ第2のベクトル、プライマリ第3のベクトル、プライマリ第1のベクトルを含む又は除く複数の第1のベクトルのサブセット、プライマリ第2のベクトルを含む又は除く複数の第2のベクトルのサブセット、プライマリ第3のベクトルを含む又は除く複数の第3のベクトルのサブセット、複数の第1のベクトル、複数の第2のベクトル、又は複数の第3のベクトルのうちの1つに関連付けられる。
【0385】
いくつかの実施形態において、複数の情報グループのうちの他の情報グループは、第2の情報グループと、第2の情報グループに比べてより低い優先度を有する第3の情報グループを含む。第2の情報グループは、より高い優先度を有する非ゼロ係数に対応する第1の非ゼロ係数情報を示し、第3の情報グループは、より低い優先度を有する非ゼロ係数に対応する第2の非ゼロ係数情報を示す。
【0386】
いくつかの実施形態において、複数の情報グループの情報グループの数は3よりも大きいか、又は3に等しい。
【0387】
いくつかの実施形態において、CSIフィードバックは複数のCSI報告を含み、複数のCSI報告の各々は、複数の時間ユニットのそれぞれの時間ユニットに対応する。
【0388】
いくつかの実施形態において、各CSI報告は、それぞれの時間ユニットに対応する少なくとも1つの振幅係数、それぞれの時間ユニットに対応する少なくとも1つの位相係数、それぞれの時間ユニットに対応する非ゼロ係数の数、非ゼロ係数のビットマップ、及びそれぞれのリソースに対応するレイヤのための最強係数のうちの少なくとも1つを示す。
【0389】
いくつかの実施形態において、複数のCSI報告のうちのCSI報告が複数の時間ユニットのうちの第1の時間ユニットに対応する場合、CSI報告は、RI、CQI、最強振幅係数に対応する時間ユニットのインデックス、及び複数の時間ユニットの数のうちの少なくとも1つを示す。
【0390】
いくつかの実施形態において、端末装置220は、パラメータの第1の部分を第1のタイプのチャネルで送信し、パラメータの第2の部分を第2のタイプのチャネルで送信する。
【0391】
いくつかの実施形態において、CSIフィードバックは、第3のベクトルと無関係である別のCSIフィードバックに比べてより高い優先度を有するように設定される。
【0392】
いくつかの実施形態において、第1のベクトルはFDベースであり、第2のベクトルはSDベースであり、第3のベクトルはDDベースである。
【0393】
図7は、本開示のいくつかの実施形態に係る例示的な方法700のフローチャートを示す。例えば、方法700は、図2に示すネットワーク装置210において実施され得る。
【0394】
ブロック710において、ネットワーク装置210は、CSIフィードバックのための少なくとも1つの設定を端末装置220に送信する。
【0395】
ブロック720において、ネットワーク装置210は、少なくとも1つの設定に基づいて、端末装置220からCSIフィードバックを受信する。CSIフィードバックは、異なる省略優先度を有する複数のパーティションを含み、複数のパーティションは、複数の第1のベクトル、複数の第2のベクトル、及び複数の第3のベクトルに関連付けるパラメータを含む。
【0396】
いくつかの実施形態において、複数のパーティションは、少なくとも第1のパーティションと第2のパーティションを含み、第1のパーティションは、第2のパーティションに比べてより高い省略優先度を有するように設定される。第1のパーティションは、CSIフィードバックが第3のベクトルに関連付けられているか否か、又はDD圧縮が有効になるか否かを示す指示、特定の時間ユニットに対応するCQIセット、特定の時間ユニットのインデックス、プライマリベクトルに対応する非ゼロ係数の第1の数、プライマリベースのインデックス、非ゼロ係数の総数、複数の第3のベクトルの長さ、又は複数の第3のベクトルの数、のうちの少なくとも1つを示す。
【0397】
いくつかの実施形態において、複数のパーティションは、少なくとも第1のパーティションと第2のパーティションを含み、第2のパーティションのペイロードサイズは、第1のパーティション内の少なくとも1つの指示に基づく。第1のパーティションは、CSIフィードバックが第3のベクトルに関連付けられているか否か、又はDD圧縮が有効になるか否かを示す指示と、特定の時間ユニットに対応するCQIセットと、特定の時間ユニットのインデックスと、プライマリベクトルに対応する非ゼロ係数の第1の数と、プライマリベースのインデックスと、非ゼロ係数の総数と、複数の第3のベクトルの長さと、複数の第3のベクトルの数とのうちの少なくとも1つを示す。
【0398】
いくつかの実施形態において、複数のパーティションは、第1のパーティションと第2のパーティションとを少なくとも含み、第2のパーティションは、複数の情報グループを含み、複数の情報グループのうちの第1の情報グループは、複数の情報グループのうちの他の情報グループに比べてより高い省略優先度を有するように設定される。第1の情報グループは、CSIフィードバックが第3のベクトルに関連付けられているか否か、又はDD圧縮が有効になるか否かを示す指示、特定の時間ユニットに対応するCQIセット、特定の時間ユニットのインデックス、プライマリベクトルに対応する非ゼロ係数の第1の数、プライマリベースのインデックス、非ゼロ係数の総数、複数の第3のベクトルの長さ、又は複数の第3のベクトルの数のうちの少なくとも1つを示す。
【0399】
いくつかの実施形態において、第2のパーティションの第1の情報グループは、プライマリベクトルに対応するレイヤのための最強係数を示す。
【0400】
いくつかの実施形態において、複数の情報グループのうちの他の情報グループは、非ゼロ係数情報を示し、非ゼロ係数情報は、非ゼロ係数を示すビットマップ、非ゼロ係数に対応する振幅係数、及び非ゼロ係数に対応する位相係数のうちの少なくとも1つを示す。非ゼロ係数は、プライマリ第1のベクトル、プライマリ第2のベクトル、プライマリ第3のベクトル、プライマリ第1のベクトルを含む又は除く複数の第1のベクトルのサブセット、プライマリ第2のベクトルを含む又は除く複数の第2のベクトルのサブセット、プライマリ第3のベクトルを含む又は除く複数の第3のベクトルのサブセット、複数の第1のベクトル、複数の第2のベクトル、又は複数の第3のベクトルのうちの1つに関連付けられる。
【0401】
いくつかの実施形態において、複数の情報グループのうちの他の情報グループは、第2の情報グループと、第2の情報グループに比べてより低い優先度を有する第3の情報グループを含む。第2の情報グループは、より高い優先度を有する非ゼロ係数に対応する第1の非ゼロ係数情報を示し、第3の情報グループは、より低い優先度を有する非ゼロ係数に対応する第2の非ゼロ係数情報を示す。
【0402】
いくつかの実施形態において、複数の情報グループの情報グループの数は3よりも大きいか、又は3に等しい。
【0403】
いくつかの実施形態において、CSIフィードバックは複数のCSI報告を含み、複数のCSI報告の各々は複数の時間ユニットのそれぞれの時間ユニットに対応する。
【0404】
いくつかの実施形態において、各CSI報告は、それぞれの時間ユニットに対応する少なくとも1つの振幅係数、それぞれの時間ユニットに対応する少なくとも1つの位相係数、それぞれの時間ユニットに対応する非ゼロ係数の数、非ゼロ係数のビットマップ、及びそれぞれのリソースに対応するレイヤのための最強係数のうちの少なくとも1つを示す。
【0405】
いくつかの実施形態において、複数のCSI報告のうちのCSI報告が複数の時間ユニットのうちの第1の時間ユニットに対応する場合、CSI報告は、RI、CQI、最強振幅係数に対応する時間ユニットのインデックス、及び複数の時間ユニットの数のうちの少なくとも1つを示す。
【0406】
いくつかの実施形態において、第1のベクトルはFDベースであり、第2のベクトルはSDベースであり、第3のベクトルはDDベースである。
【0407】
装置(APPARATUS)と装置(DEVICE)の例
図8は、本開示の実施形態を実施するのに適する装置800の簡略化されたブロック図である。装置800は、図2に示す端末装置220又はネットワーク装置210の別一例示的な実装とみなすことができる。したがって、装置800は、端末装置220又はネットワーク装置210の少なくとも一部で、又は少なくとも一部として実装され得る。
【0408】
図示のように、装置800は、プロセッサ810と、プロセッサ810に結合されるメモリ820と、プロセッサ810に結合される適当な送信機(TX)/受信機(RX)840と、TX/RX840に結合される通信インターフェースとを備える。メモリ810は、プログラム830の少なくとも一部を記憶する。TX/RX840は双方向通信用である。TX/RX840は、通信を容易にするために少なくとも1つのアンテナを有するが、実際には、本願で言及するアクセスノードは複数のアンテナを有してもよい。通信インタフェースは、eNB/gNB間の双方向通信のためのX2/Xnインタフェース、モビリティ管理エンティティ(MME:Mobility Management Entity)/アクセス及びモビリティ管理機能(AMF:Mobility Management Function)/SGW/UPFとeNB/gNBとの間の通信のためのS1/NGインタフェース、eNB/gNBと中継ノード(RN:relay node)との間の通信のためのUnインタフェース、又はeNB/gNBと端末装置との間の通信のためのUuインタフェースなど、他のネットワーク要素との通信に必要な任意のインタフェースを表してもよい。
【0409】
プログラム830は、関連するプロセッサ810によって実行されると、図2図7を参照して本明細書で説明されるように、本開示の実施形態に従って装置800が動作することを可能にするプログラム命令を含むと想定される。本明細書における実施形態は、装置800のプロセッサ810によって実行可能なコンピュータソフトウェアによって、又はハードウェアによって、又はソフトウェアとハードウェアの組合せによって実施され得る。プロセッサ810は、本開示の様々な実施形態を実施するように構成されてもよい。さらに、プロセッサ810及びメモリ820の組合せは、本開示の様々な実施形態を実施するのに適する処理手段880を形成してもよい。
【0410】
メモリ820は、ローカル技術ネットワークに適する任意のタイプのものであってもよく、非限定的な例として、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体、半導体ベースのメモリ装置、磁気メモリ装置及びシステム、光メモリ装置及びシステム、固定メモリ及びリムーバブルメモリなどの任意の適切なデータ記憶技術を使用して実装されてよい。装置800にメモリ820が1つだけ示されているが、装置800には物理的に異なる複数のメモリモジュールがあってもよい。プロセッサ810は、ローカル技術ネットワークに適する任意のタイプのものであってもよく、非限定的な例として、汎用コンピュータ、特殊用途コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、及びマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサのうちの1つ又は複数を含んでもよい。装置800は、メインプロセッサを同期させるクロックに時間的にスレーブされる特定用途向け集積回路チップのような複数のプロセッサを有してもよい。
【0411】
いくつかの実施形態において、端末装置220は、構成される回路を備える。
【0412】
いくつかの実施形態において、端末装置220は、ネットワーク装置210からチャネル状態情報(CSI)フィードバックのための少なくとも1つの設定を受信し、少なくとも1つの設定に基づいてCSIフィードバックをネットワーク装置210に送信するように構成される回路を備える。CSIフィードバックは、異なる省略優先度を有する複数のパーティションを含み、複数のパーティションは、複数の第1のベクトル、複数の第2のベクトル、及び複数の第3のベクトルに関連付けるパラメータを含む。
【0413】
いくつかの実施形態において、回路はさらに、複数の第1のベクトルのうちの第1のベクトルについてのそれぞれの第1の優先度、複数の第2のベクトルのうちの第2のベクトルについてのそれぞれの第2の優先度、複数の第3のベクトルのうちの第3のベクトルについてのそれぞれの第3の優先度、及びCSIフィードバックに含まれる複数のパラメータのうちのパラメータについてのそれぞれの第4の優先度のうちの少なくとも1つを含む優先度を決定するように構成される。回路はさらに、優先度に基づいてCSIフィードバックの複数のパーティションにパラメータを含めるように構成される。
【0414】
いくつかの実施形態において、回路はさらに、第3のベクトルのインデックスに少なくとも部分的に基づいて優先度を決定するように構成される。
【0415】
いくつかの実施形態において、回路はさらに、プライマリ第1のベクトル、プライマリ第2のベクトル、及びプライマリ第3のベクトルのうちの1つであるプライマリベクトルに関連付けるパラメータを優先するように構成される。
【0416】
代替的又は追加的に、いくつかの実施形態において、回路はさらに、プライマリ第1のベクトルを含む第1のベクトルの第1のセットに関連付けるパラメータを優先するように構成される。
【0417】
代替的又は追加的に、いくつかの実施形態において、回路はさらに、プライマリ第2のベクトルを含む第2のベクトルの第1のセットに関連付けるパラメータを優先するように構成される。
【0418】
代替的又は追加的に、いくつかの実施形態において、回路はさらに、プライマリ第3のベクトルを含む第3のベクトルの第1のセットに関連付けるパラメータを優先するように構成される。
【0419】
いくつかの実施形態において、プライマリベクトルは最強係数に対応する。
【0420】
代替的又は追加的に、いくつかの実施形態において、プライマリベクトルは最強振幅係数に対応する。
【0421】
代替的又は追加的に、いくつかの実施形態において、プライマリベクトルは、最大パワーに対応する。
【0422】
いくつかの実施形態において、複数のパーティションは、少なくとも第1のパーティションと第2のパーティションを含み、第1のパーティションは、第2のパーティションに比べてより高い省略優先度を有するように設定される。第1のパーティションは、CSIフィードバックが第3のベクトルに関連付けられているか否か、又はDD圧縮が有効になるか否かを示す指示、特定の時間ユニットに対応するCQIセット、特定の時間ユニットのインデックス、プライマリベクトルに対応する非ゼロ係数の第1の数、プライマリベースのインデックス、非ゼロ係数の総数、複数の第3のベクトルの長さ、又は複数の第3のベクトルの数のうちの少なくとも1つを示す。
【0423】
いくつかの実施形態において、複数のパーティションは、少なくとも第1のパーティションと第2のパーティションを含み、第2のパーティションのペイロードサイズは、第1のパーティション内の少なくとも1つの指示に基づく。第1のパーティションは、CSIフィードバックが第3のベクトルに関連付けられているか否か、又はDD圧縮が有効になるか否かを示す指示と、特定の時間ユニットに対応するCQIセットと、特定の時間ユニットのインデックスと、プライマリベクトルに対応する非ゼロ係数の第1の数と、プライマリベースのインデックスと、非ゼロ係数の総数と、複数の第3のベクトルの長さと、複数の第3のベクトルの数とのうちの少なくとも1つを示す。
【0424】
いくつかの実施形態において、複数のパーティションは、第1のパーティションと第2のパーティションとを少なくとも含み、第2のパーティションは、複数の情報グループを含み、複数の情報グループのうちの第1の情報グループは、複数の情報グループのうちの他の情報グループに比べて、高い省略優先度で設定される。第1の情報グループは、CSIフィードバックが第3のベクトルに関連付けられているか否か、又はDD圧縮が有効になるか否かを示す指示、特定の時間ユニットに対応するCQIセット、特定の時間ユニットのインデックス、プライマリベクトルに対応する非ゼロ係数の第1の数、プライマリベースのインデックス、非ゼロ係数の総数、複数の第3のベクトルの長さ、又は複数の第3のベクトルの数のうちの少なくとも1つを示す。
【0425】
いくつかの実施形態において、第2のパーティションの第1の情報グループは、プライマリベクトルに対応するレイヤのための最強係数を示す。
【0426】
いくつかの実施形態において、複数の情報グループのうちの他の情報グループは、非ゼロ係数情報を示し、非ゼロ係数情報は、非ゼロ係数を示すビットマップ、非ゼロ係数に対応する振幅係数、及び非ゼロ係数に対応する位相係数のうちの少なくとも1つを示す。非ゼロ係数は、プライマリ第1のベクトル、プライマリ第2のベクトル、プライマリ第3のベクトル、プライマリ第1のベクトルを含む又は除く複数の第1のベクトルのサブセット、プライマリ第2のベクトルを含む又は除く複数の第2のベクトルのサブセット、プライマリ第3のベクトルを含む又は除く複数の第3のベクトルのサブセット、複数の第1のベクトル、複数の第2のベクトル、又は複数の第3のベクトルのうちの1つに関連付けられる。
【0427】
いくつかの実施形態において、複数の情報グループのうちの他の情報グループは、第2の情報グループと、第2の情報グループに比べてより低い優先度を有する第3の情報グループを含む。第2の情報グループは、より高い優先度を有する非ゼロ係数に対応する第1の非ゼロ係数情報を示し、第3の情報グループは、より低い優先度を有する非ゼロ係数に対応する第2の非ゼロ係数情報を示す。
【0428】
いくつかの実施形態において、複数の情報グループの情報グループの数は3よりも大きいか、又は3に等しい。
【0429】
いくつかの実施形態において、CSIフィードバックは複数のCSI報告を含み、複数のCSI報告の各々は複数の時間ユニットのそれぞれの時間ユニットに対応する。
【0430】
いくつかの実施形態において、各CSI報告は、それぞれの時間ユニットに対応する少なくとも1つの振幅係数、それぞれの時間ユニットに対応する少なくとも1つの位相係数、それぞれの時間ユニットに対応する非ゼロ係数の数、非ゼロ係数のビットマップ、及びそれぞれのリソースに対応するレイヤのための最強係数のうちの少なくとも1つを示す。
【0431】
いくつかの実施形態において、複数のCSI報告のうちのCSI報告が複数の時間ユニットのうちの第1の時間ユニットに対応する場合、CSI報告は、RI、CQI、最強振幅係数に対応する時間ユニットのインデックス、及び複数の時間ユニットの数のうちの少なくとも1つを示す。
【0432】
いくつかの実施形態において、回路はさらに、パラメータの第1の部分を第1のタイプのチャネルで送信し、パラメータの第2の部分を第2のタイプのチャネルで送信するように構成される。
【0433】
いくつかの実施形態において、CSIフィードバックは、第3のベクトルと無関係である別のCSIフィードバックに比べてより高い優先度を有するように設定される。
【0434】
いくつかの実施形態において、第1のベクトルはFDベースであり、第2のベクトルはSDベースであり、第3のベクトルはDDベースである。
【0435】
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置210は、CSIフィードバックのための少なくとも1つの設定を端末装置220に送信し、少なくとも1つの設定に基づいて端末装置220からCSIフィードバックを受信するように構成される回路を備える。CSIフィードバックは、異なる省略優先度を有する複数のパーティションを含み、複数のパーティションは、複数の第1のベクトル、複数の第2のベクトル、及び複数の第3のベクトルに関連付けるパラメータを含む。
【0436】
いくつかの実施形態において、複数のパーティションは、少なくとも第1のパーティションと第2のパーティションを含み、第1のパーティションは、第2のパーティションに比べてより高い省略優先度を有するように設定される。第1のパーティションは、CSIフィードバックが第3のベクトルに関連付けられているか否か、又はDD圧縮が有効になるか否かを示す指示、特定の時間ユニットに対応するCQIセット、特定の時間ユニットのインデックス、プライマリベクトルに対応する非ゼロ係数の第1の数、プライマリベースのインデックス、非ゼロ係数の総数、複数の第3のベクトルの長さ、又は複数の第3のベクトルの数のうちの少なくとも1つを示す。
【0437】
いくつかの実施形態において、複数のパーティションは、少なくとも第1のパーティションと第2のパーティションを含み、第2のパーティションのペイロードサイズは、第1のパーティション内の少なくとも1つの指示に基づく。第1のパーティションは、CSIフィードバックが第3のベクトルに関連付けられているか否か、又はDD圧縮が有効になるか否かを示す指示と、特定の時間ユニットに対応するCQIセットと、特定の時間ユニットのインデックスと、プライマリベクトルに対応する非ゼロ係数の第1の数と、プライマリベースのインデックスと、非ゼロ係数の総数と、複数の第3のベクトルの長さと、複数の第3のベクトルの数とのうちの少なくとも1つを示す。
【0438】
いくつかの実施形態において、複数のパーティションは、第1のパーティションと第2のパーティションとを少なくとも含み、第2のパーティションは、複数の情報グループを含み、複数の情報グループのうちの第1の情報グループは、複数の情報グループのうちの他の情報グループに比べてより高い省略優先度を有するように設定される。第1の情報グループは、CSIフィードバックが第3のベクトルに関連付けられているか否か、又はDD圧縮が有効になるか否かを示す指示、特定の時間ユニットに対応するCQIセット、特定の時間ユニットのインデックス、プライマリベクトルに対応する非ゼロ係数の第1の数、プライマリベースのインデックス、非ゼロ係数の総数、複数の第3のベクトルの長さ、又は複数の第3のベクトルの数のうちの少なくとも1つを示す。
【0439】
いくつかの実施形態において、第2のパーティションの第1の情報グループは、プライマリベクトルに対応するレイヤのための最強係数を示す。
【0440】
いくつかの実施形態において、複数の情報グループのうちの他の情報グループは、非ゼロ係数情報を示し、非ゼロ係数情報は、非ゼロ係数を示すビットマップ、非ゼロ係数に対応する振幅係数、及び非ゼロ係数に対応する位相係数のうちの少なくとも1つを示す。非ゼロ係数は、プライマリ第1のベクトル、プライマリ第2のベクトル、プライマリ第3のベクトル、プライマリ第1のベクトルを含む又は除く複数の第1のベクトルのサブセット、プライマリ第2のベクトルを含む又は除く複数の第2のベクトルのサブセット、プライマリ第3のベクトルを含む又は除く複数の第3のベクトルのサブセット、複数の第1のベクトル、複数の第2のベクトル、又は複数の第3のベクトルのうちの1つに関連付けられる。
【0441】
いくつかの実施形態において、複数の情報グループのうちの他の情報グループは、第2の情報グループと、第2の情報グループに比べてより低い優先度を有する第3の情報グループを含む。第2の情報グループは、より高い優先度を有する非ゼロ係数に対応する第1の非ゼロ係数情報を示し、第3の情報グループは、より低い優先度を有する非ゼロ係数に対応する第2の非ゼロ係数情報を示す。
【0442】
いくつかの実施形態において、複数の情報グループの情報グループの数は3よりも大きいか、又は3に等しい。
【0443】
いくつかの実施形態において、CSIフィードバックは複数のCSI報告を含み、複数のCSI報告の各々は複数の時間ユニットのそれぞれの時間ユニットに対応する。
【0444】
いくつかの実施形態において、各CSI報告は、それぞれの時間ユニットに対応する少なくとも1つの振幅係数、それぞれの時間ユニットに対応する少なくとも1つの位相係数、それぞれの時間ユニットに対応する非ゼロ係数の数、非ゼロ係数のビットマップ、及びそれぞれのリソースに対応するレイヤのための最強係数のうちの少なくとも1つを示す。
【0445】
いくつかの実施形態において、複数のCSI報告のうちのCSI報告が複数の時間ユニットのうちの第1の時間ユニットに対応する場合、CSI報告は、RI、CQI、最強振幅係数に対応する時間ユニットのインデックス、及び複数の時間ユニットの数のうちの少なくとも1つを示す。
【0446】
いくつかの実施形態において、第1のベクトルはFDベースであり、第2のベクトルはSDベースであり、第3のベクトルはDDベースである。
【0447】
本明細書で使用される「回路」という用語は、ハードウェア回路及び/又はハードウェア回路とソフトウェアの組合せを指してもよい。例えば、回路は、アナログ及び/又はデジタルハードウェア回路とソフトウェア/ファームウェアとの組合せであってもよい。別の一例として、回路は、ソフトウェアを有するハードウェアプロセッサの任意の部分であってもよく、ハードウェアプロセッサは、(複数の)デジタル信号プロセッサ、ソフトウェア、及び(複数の)メモリを含み、これらが協働して、端末装置やネットワーク装置などの装置が様々な機能を実行するように動作することを可能にする。さらに別の一例では、回路は、マイクロプロセッサ又はマイクロプロセッサの一部などのハードウェア回路及び/又はプロセッサであってもよく、動作のためにソフトウェア/ファームウェアを必要とするが、動作に必要でないときにソフトウェアは存在しなくてもよい。本明細書で使用される場合、回路という用語は、単にハードウェア回路もしくは(複数の)プロセッサ又はハードウェア回路もしくは(複数の)プロセッサの一部と、それ(又はそれら)に付随するソフトウェア及び/又はファームウェアの実装も含む。
【0448】
要約すると、本開示の実施形態は、以下の解決案を提供する。
【0449】
1つの解決案では、通信方法は、端末装置において、CSIフィードバックのための少なくとも1つの設定をネットワーク装置から受信することと、異なる省略優先度を有する複数のパーティションを含むCSIフィードバックを少なくとも1つの設定に基づいてネットワーク装置に送信することとを含み、複数のパーティションは、複数の第1のベクトルと、複数の第2のベクトルと、複数の第3のベクトルと、に関連付けるパラメータを含む。
【0450】
いくつかの実施形態において、CSIフィードバックを送信することは、複数の第1のベクトルのうちの第1のベクトルについてのそれぞれの第1の優先度、複数の第2のベクトルのうちの第2のベクトルについてのそれぞれの第2の優先度、複数の第3のベクトルのうちの第3のベクトルについてのそれぞれの第3の優先度、及びCSIフィードバックに含まれる複数のパラメータのうちのパラメータについてのそれぞれの第4の優先度、のうちの少なくとも1つを含む優先度を決定することと、優先度に基づいて、パラメータをCSIフィードバックの複数のパーティションに含めることによって、CSIフィードバックを生成することと、を含む。
【0451】
いくつかの実施形態において、優先度を決定することは、第3のベクトルのインデックスに少なくとも部分的に基づいて優先度を決定することを含む。
【0452】
いくつかの実施形態において、優先度を決定することは、プライマリ第1のベクトル、プライマリ第2のベクトル、及びプライマリ第3のベクトルのうちの1つであるプライマリベクトルと、プライマリ第1のベクトルを含む第1のベクトルの第1のセットと、プライマリ第2のベクトルを含む第2のベクトルの第1のセットと、プライマリ第3のベクトルを含む第3のベクトルの第1のセットとのうちの少なくとも1つに関連付けるパラメータを優先することを含む。
【0453】
いくつかの実施形態において、プライマリベクトルは、最強係数、最強振幅係数、又は最大パワーのうちの1つに対応する。
【0454】
いくつかの実施形態において、複数のパーティションは、第1のパーティションと第2のパーティションとを少なくとも含み、ここで、第1のパーティションは、第2のパーティションに比べてより高い省略優先度を有するように設定されること、第2のパーティションのペイロードサイズは、第1のパーティション内の少なくとも1つの指示に基づくこと、又は、第2のパーティションは、複数の情報グループを含み、前記複数の情報グループのうちの第1の情報グループは、前記複数の情報グループのうちの他の情報グループに比べてより高い省略優先度を有するように設定されること、であり、第1のパーティションと第2のパーティションの第1の情報グループとのうちの1つは、CSIフィードバックが第3のベクトルに関連付けられているか否か、又はDD圧縮が有効になるか否かを示す指示と、特定の時間ユニットに対応するCQIセットと、特定の時間ユニットのインデックスと、プライマリベクトルに対応する非ゼロ係数の第1の数と、プライマリベースのインデックスと、非ゼロ係数の総数と、複数の第3のベクトルの長さと、複数の第3のベクトルの数とのうちの少なくとも1つを示す。
【0455】
いくつかの実施形態において、第2のパーティションの第1の情報グループは、プライマリベクトルに対応するレイヤのための最強係数を示す。
【0456】
いくつかの実施形態において、複数の情報グループのうちの他の情報グループは、非ゼロ係数情報を示し、非ゼロ係数情報は、非ゼロ係数を示すビットマップ、非ゼロ係数に対応する振幅係数、及び非ゼロ係数に対応する位相係数のうちの少なくとも1つを示し、非ゼロ係数は、プライマリ第1のベクトル、プライマリ第2のベクトル、プライマリ第3のベクトル、プライマリ第1のベクトルを含む又は除く複数の第1のベクトルのサブセット、プライマリ第2のベクトルを含む又は除く複数の第2のベクトルのサブセット、プライマリ第3のベクトルを含む又は除く複数の第3のベクトルのサブセット、複数の第1のベクトル、複数の第2のベクトル、又は複数の第3のベクトル、のうちの1つに関連付ける。
【0457】
いくつかの実施形態において、複数の情報グループのうちの他の情報グループは、第2の情報グループと、第2の情報グループに比べてより低い優先度を有する第3の情報グループを含み、第2の情報グループは、より高い優先度を有する非ゼロ係数に対応する第1の非ゼロ係数情報を示し、第3の情報グループは、より低い優先度を有する非ゼロ係数に対応する第2の非ゼロ係数情報を示す。
【0458】
いくつかの実施形態において、複数の情報グループの情報グループの数は3よりも大きいか、又は3に等しい。
【0459】
いくつかの実施形態において、CSIフィードバックは複数のCSI報告を含み、複数のCSI報告の各々は複数の時間ユニットのそれぞれの時間ユニットに対応する。
【0460】
いくつかの実施形態において、各CSI報告は、それぞれの時間ユニットに対応する少なくとも1つの振幅係数、それぞれの時間ユニットに対応する少なくとも1つの位相係数、それぞれの時間ユニットに対応する非ゼロ係数の数、非ゼロ係数のビットマップ、及びそれぞれのリソースに対応するレイヤのための最強係数のうちの少なくとも1つを示す。
【0461】
いくつかの実施形態において、複数のCSI報告のうちのCSI報告が複数の時間ユニットのうちの第1の時間ユニットに対応する場合、CSI報告は、RI、CQI、最強振幅係数に対応する時間ユニットのインデックス、及び複数の時間ユニットの数のうちの少なくとも1つを示す。
【0462】
いくつかの実施形態において、CSIフィードバックをネットワーク装置に送信することは、パラメータの第1の部分を第1のタイプのチャネルで送信することと、パラメータの第2の部分を第2のタイプのチャネルで送信することとを含む。
【0463】
いくつかの実施形態において、CSIフィードバックは、第3のベクトルと無関係である別のCSIフィードバックに比べてより高い優先度を有するように設定される。
【0464】
いくつかの実施形態において、第1のベクトルはFDベースであり、第2のベクトルはSDベースであり、第3のベクトルはDDベースである。
【0465】
別の解決案では、通信方法は、ネットワーク装置において、端末装置に、CSIフィードバックのための少なくとも1つの設定を送信することと、少なくとも1つの設定に基づいて、端末装置からCSIフィードバックを受信することであって、CSIフィードバックは、異なる省略優先度を有する複数のパーティションを含み、複数のパーティションは、複数の第1のベクトル、複数の第2のベクトル、及び複数の第3のベクトルに関連付けるパラメータを含むことと、を含む。
【0466】
いくつかの実施形態において、複数のパーティションは、第1のパーティションと第2のパーティションとを少なくとも含み、ここで、第1のパーティションは、第2のパーティションに比べてより高い省略優先度を有するように設定され、第2のパーティションのペイロードサイズは、第1のパーティション内の少なくとも1つの指示に基づくこと、又は、第2のパーティションは、複数の情報グループを含み、複数の情報グループのうちの第1の情報グループは、複数の情報グループのうちの他の情報グループに比べてより高い省略優先度を有するように設定されること、であり、第1のパーティションと第2のパーティションの第1の情報グループとのうちの1つは、CSIフィードバックが第1のベクトルに関連付けられているか、又はDD圧縮が有効になるかを示す指示と、特定の時間ユニットに対応するCQIセットと、特定の時間ユニットのインデックスと、プライマリベクトルに対応する非ゼロ係数の第1の数と、プライマリベースのインデックスと、非ゼロ係数の総数と、複数の第3のベクトルの長さと、又は複数の第3のベクトルの数とのうちの少なくとも1つを示す。
【0467】
いくつかの実施形態において、第2のパーティションの第1の情報グループは、プライマリベクトルに対応するレイヤのための最強係数を示す。
【0468】
いくつかの実施形態において、複数の情報グループのうちの他の情報グループは、非ゼロ係数情報を示し、非ゼロ係数情報は、非ゼロ係数を示すビットマップ、非ゼロ係数に対応する振幅係数、及び非ゼロ係数に対応する位相係数のうちの少なくとも1つを示し、非ゼロ係数は、CSIフィードバックに関連付ける複数の第1のベクトルと、複数の第2のベクトルと、複数の第3のベクトルと、プライマリ第1のベクトルと、プライマリ第2のベクトルと、プライマリ第3のベクトルと、プライマリ第1のベクトルを含む又は除く複数の第1のベクトルと、プライマリ第2のベクトルを含む又は除く複数の第2のベクトルと、プライマリ第3のベクトルを含む又は除く複数の第3のベクトルと、のうちの1つに関連付ける。
【0469】
いくつかの実施形態において、複数の情報グループのうちの他の情報グループは、第2の情報グループと、第2の情報グループに比べてより低い優先度を有する第3の情報グループを含み、第2の情報グループは、より高い優先度を有する非ゼロ係数に対応する第1の非ゼロ係数情報を示し、第3の情報グループは、より低い優先度を有する非ゼロ係数に対応する第2の非ゼロ係数情報を示す。
【0470】
いくつかの実施形態において、複数の情報グループの情報グループの数は3よりも大きいか、又は3に等しい。
【0471】
いくつかの実施形態において、CSIフィードバックは複数のCSI報告を含み、複数のCSI報告の各々は複数の時間ユニットのそれぞれの時間ユニットに対応する。
【0472】
いくつかの実施形態において、各CSI報告は、それぞれの時間ユニットに対応する少なくとも1つの振幅係数、それぞれの時間ユニットに対応する少なくとも1つの位相係数、それぞれの時間ユニットに対応する非ゼロ係数の数、非ゼロ係数のビットマップ、及びそれぞれのリソースに対応するレイヤのための最強係数のうちの少なくとも1つを示す。
【0473】
いくつかの実施形態において、複数のCSI報告のうちのCSI報告が複数の時間ユニットのうちの第1の時間ユニットに対応する場合、CSI報告は、RI、CQI、最強振幅係数に対応する時間ユニットのインデックス、及び複数の時間ユニットの数のうちの少なくとも1つを示す。
【0474】
いくつかの実施形態において、第1のベクトルはFDベースであり、第2のベクトルはSDベースであり、第3のベクトルはDDベースである。
【0475】
別の解決案では、通信装置は、上記方法のいずれかを装置に実行させるように構成されるプロセッサを備える。
【0476】
一般的に、本開示の様々な実施形態は、ハードウェア又は特殊用途回路、ソフトウェア、ロジック、又はそれらの任意の組合せで実施され得る。いくつかの態様は、ハードウェアに実装されてもよく、他の態様は、コントローラ、マイクロプロセッサ又は他のコンピューティング装置によって実行され得るファームウェア又はソフトウェアに実装されてもよい。本開示の実施形態の様々な態様は、ブロック図、フローチャート、又は他の何らかの絵画的表現を用いて図示及び説明されているが、本明細書で説明されるブロック、装置、システム、技術又は方法は、非限定的な例として、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、特殊用途回路又はロジック、汎用ハードウェア又はコントローラ、又は他のコンピューティング装置、又はそれらの何らかの組合せで実装され得ることが理解されたい。
【0477】
本開示はまた、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体に有形なものとして記憶される少なくとも1つのコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品は、図2図6を参照して上述したプロセス又は方法を実行するために、ターゲット実プロセッサ又は仮想プロセッサ上の装置で実行されるコンピュータ実行可能命令(プログラムモジュールに含まれるコンピュータ実行可能命令など)を含む。一般的に、プログラムモジュールには、特定のタスクを実行したり、特定の抽象データ型を実装したりするルーチン、プログラム、ライブラリ、オブジェクト、クラス、コンポーネント、データ構造などが含まれる。プログラムモジュールの機能は、様々な実施形態において、所望に応じてプログラムモジュール間で組み合わせるか、分割してもよい。プログラムモジュールへの機械実行可能命令は、ローカル又は分散装置内で実行されてもよい。分散装置において、プログラムモジュールは、ローカル及びリモートの記憶媒体の両方に配置されてもよい。
【0478】
本開示の方法を実施するためのプログラムコードは、1つ又は複数のプログラミング言語の任意の組合せで記述され得る。これらのプログラムコードは、汎用コンピュータ、特殊用途コンピュータ、又は他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサ又はコントローラに提供されてもよく、これにより、プログラムコードは、プロセッサ又はコントローラによって実行されると、フローチャート及び/又はブロック図で指定される機能/動作を実現する。プログラムコードは、完全にマシンで実行されてもよいし、部分的にマシンで実行されてもよいし、スタンドアロンソフトウェアパッケージとして実行されてもよいし、部分的にマシンで実行され、部分的にリモートマシンで実行されてもよいし、完全にリモートマシン又はサーバーで実行されてもよい。
【0479】
上記プログラムコードは、機械可読媒体に具現化されてもよく、この機械可読媒体は、命令実行システム、装置、又は装置によって使用され、又はそれらとともに使用されるためのプログラムを含むか、又は記憶することができる任意の有形媒体であってもよい。機械可読媒体は、機械可読信号媒体又は機械可読記憶媒体であってもよい。機械可読媒体は、電子、磁気、光学、電磁、赤外線、又は半導体システム、装置もしくは装置、又はこれらの任意の適切な組合せを含むが、これらに限定されない。機械可読記憶媒体のより具体的な例としては、1本又は複数本のワイヤを有する電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、シーディーロム(CD-ROM)、光学記憶装置、磁気記憶装置、又は前述の任意の適切な組合せを含む。
【0480】
さらに、操作は特定の順位で描かれているが、望ましい結果を達成するために、そのような操作は、示された特定の順位で実行されること、又は順次に実行されること、又は図示されたすべての操作が実行されることを要求するものとして理解されるべきではない。特定の状況では、マルチタスク及び並列処理が有利であり得る。同様に、いくつかの具体的な実装の詳細が上記の説明に含まれているが、これらは、本開示の範囲を制限するものとして解釈されるべきではなく、むしろ、特定の実施形態に固有であり得る特徴の説明として解釈されるべきである。別々の実施形態の文脈で説明される特定の特徴は、単一の実施形態に組み合わせて実装することもできる。逆に、単一の実施形態の文脈で説明される様々な特徴もまた、複数の実施形態において別々に、又は任意の適切なサブコンビネーションで実施され得る。
【0481】
本開示は、構造的特徴及び/又は方法論理動作に特有の言語で説明されてきたが、添付の特許請求の範囲に限定される本開示は、必ずしも上述した特定の特徴又は動作に限定されないことを理解されたい。むしろ、上述した特定の特徴及び動作は、特許請求の範囲を実施する例示的な形態として開示されている。
図1
図2
図3
図4A
図4B
図4C
図5A
図5B
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2025-07-31
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コードブックタイプを含む設定をネットワーク装置から受信する手段と、
前記設定に対応するチャネル状態情報(CSI)報告を前記ネットワーク装置に送信する手段とを備え、
前記CSI報告は、ドップラー領域ベースベクトルに関連付けられている第1のインジケータと、ビットマップの第2のインジケータとを含み、
前記第2のインジケータの各報告された要素は、優先度に関連付けられ、前記優先度は、前記ドップラー領域ベースベクトルのインデックスに基づいて決定される、
端末装置。
【請求項2】
前記CSI報告に対応する複数のプリコーディング行列は、前記第1のインジケータに関連付けられているドップラー領域ベースベクトルの数に基づいて決定される、
請求項1に記載の端末装置。
【請求項3】
前記ビットマップは報告される振幅係数または位相係数を示し、前記第2のインジケータのためのビットサイズは2*L*v ri *M *M に等しく、Lは第1のベクトルの数、M は第2のベクトルの数、M は前記第1のインジケータに関連付けられているドップラー領域ベースベクトルの数、v ri はレイヤの数である、
請求項1に記載の端末装置。
【請求項4】
前記CSI報告は第1のCSI部分と第2のCSI部分とを含み、前記第2のCSI部分のペイロードサイズは前記第1のCSI部分に基づいて決定され、
前記第1のCSI部分は第1の時間ユニットに対応する第1のCQIを含み、前記第2のCSI部分は第2の時間ユニットに対応する第2のCQIを含む、
請求項1に記載の端末装置。
【請求項5】
前記CSI報告は最強係数に関連付けられている第3のインジケータを含み、前記最強係数は前記ドップラー領域ベースベクトルの前記インデックスに対応する、
請求項1に記載の端末装置。
【請求項6】
コードブックタイプを含む設定を端末装置に送信する手段と、
前記設定に対応するチャネル状態情報(CSI)報告を前記端末装置から受信する手段とを備え、
前記CSI報告は、ドップラー領域ベースベクトルに関連付けられている第1のインジケータと、ビットマップの第2のインジケータとを含み、
前記第2のインジケータの各報告された要素は、優先度に関連付けられ、前記優先度は、前記ドップラー領域ベースベクトルのインデックスに基づいて決定される、
ネットワーク装置。
【請求項7】
前記CSI報告に対応する複数のプリコーディング行列は、前記第1のインジケータに関連付けられているドップラー領域ベースベクトルの数に基づいて決定される、
請求項6に記載のネットワーク装置。
【請求項8】
前記ビットマップは報告される振幅係数または位相係数を示し、前記第2のインジケータのためのビットサイズは2*L*v ri *M *M に等しく、Lは第1のベクトルの数、M は第2のベクトルの数、M は前記第1のインジケータに関連付けられているドップラー領域ベースベクトルの数、v ri はレイヤの数である、
請求項6に記載のネットワーク装置。
【請求項9】
前記CSI報告は第1のCSI部分と第2のCSI部分とを含み、前記第2のCSI部分のペイロードサイズは前記第1のCSI部分に基づいて決定され、
前記第1のCSI部分は第1の時間ユニットに対応する第1のCQIを含み、前記第2のCSI部分は第2の時間ユニットに対応する第2のCQIを含む、
請求項6に記載のネットワーク装置。
【請求項10】
前記CSI報告は最強係数に関連付けられている第3のインジケータを含み、前記最強係数は前記ドップラー領域ベースベクトルの前記インデックスに対応する、
請求項6に記載のネットワーク装置。
【請求項11】
端末装置により実行される方法であって、前記方法は、
コードブックタイプを含む設定をネットワーク装置から受信することと、
前記設定に対応するチャネル状態情報(CSI)報告を前記ネットワーク装置に送信することとを含み、
前記CSI報告は、ドップラー領域ベースベクトルに関連付けられている第1のインジケータと、ビットマップの第2のインジケータとを含み、
前記第2のインジケータの各報告された要素は、優先度に関連付けられ、前記優先度は、前記ドップラー領域ベースベクトルのインデックスに基づいて決定される、
方法。
【請求項12】
前記CSI報告に対応する複数のプリコーディング行列は、前記第1のインジケータに関連付けられているドップラー領域ベースベクトルの数に基づいて決定される、
請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記ビットマップは報告される振幅係数または位相係数を示し、前記第2のインジケータのためのビットサイズは2*L*v ri *M *M に等しく、Lは第1のベクトルの数、M は第2のベクトルの数、M は前記第1のインジケータに関連付けられているドップラー領域ベースベクトルの数、v ri はレイヤの数である、
請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記CSI報告は第1のCSI部分と第2のCSI部分とを含み、前記第2のCSI部分のペイロードサイズは前記第1のCSI部分に基づいて決定され、
前記第1のCSI部分は第1の時間ユニットに対応する第1のCQIを含み、前記第2のCSI部分は第2の時間ユニットに対応する第2のCQIを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項15】
ネットワーク装置により実行される方法であって、前記方法は、
コードブックタイプを含む設定を端末装置に送信することと、
前記設定に対応するチャネル状態情報(CSI)報告を前記端末装置から受信することとを含み、
前記CSI報告は、ドップラー領域ベースベクトルに関連付けられている第1のインジケータと、ビットマップの第2のインジケータとを含み、
前記第2のインジケータの各報告された要素は、優先度に関連付けられ、前記優先度は、前記ドップラー領域ベースベクトルのインデックスに基づいて決定される、
方法。
【国際調査報告】