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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-09-25
(54)【発明の名称】クリーニングワイプ
(51)【国際特許分類】
   A47L 13/16 20060101AFI20250917BHJP
【FI】
A47L13/16 A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2025514735
(86)(22)【出願日】2023-10-03
(85)【翻訳文提出日】2025-03-11
(86)【国際出願番号】 US2023075795
(87)【国際公開番号】W WO2024076961
(87)【国際公開日】2024-04-11
(31)【優先権主張番号】22199948.5
(32)【優先日】2022-10-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.VELCRO
(71)【出願人】
【識別番号】590005058
【氏名又は名称】ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー
【氏名又は名称原語表記】THE PROCTER & GAMBLE COMPANY
【住所又は居所原語表記】One Procter & Gamble Plaza, Cincinnati, OH 45202,United States of America
(74)【代理人】
【識別番号】100110423
【弁理士】
【氏名又は名称】曾我 道治
(74)【代理人】
【識別番号】100111648
【弁理士】
【氏名又は名称】梶並 順
(74)【代理人】
【識別番号】100221729
【弁理士】
【氏名又は名称】中尾 圭介
(72)【発明者】
【氏名】ウェルズ、アグネス・エレイン
(72)【発明者】
【氏名】ラモス・メディナ、ネイダ・リズ
(72)【発明者】
【氏名】ポリチッチオ、ニコラ・ジョン
(72)【発明者】
【氏名】キース、ブライアン・リー
(72)【発明者】
【氏名】デント、テラ・ルイーズ
【テーマコード(参考)】
3B074
【Fターム(参考)】
3B074AA08
3B074AB01
3B074AC03
(57)【要約】
複数の第1の不織布ストリップを有する第1の不織布と、複数の第2の不織布ストリップを有する第2の不織布と、複数の第3の不織布ストリップを有する第3の不織布と、複数の第4の不織布ストリップを有する第4の不織布とを備えるクリーニングワイプ。クリーニングワイプは、中央結合部分を含み、第4の不織布は、一対の外側結合部によって第3の不織布にさらに接合されている。第2の不織布ストリップの自由端部が第2の不織布ストリップの固定端部に対して面外に曲げられるように、第2の不織布ストリップの約10%超が曲げられている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
長手方向軸と交差する対向する横方向縁部(5)の間に延在する前記長手方向軸(L)と、前記長手方向軸から離間し、前記横方向縁部の間に延在する長手方向縁部(10)とを有するクリーニングワイプ(1)であって、
前記長手方向軸に沿って延在し、第1の不織布固定端部(25)から延在する複数の第1の不織布ストリップ(20)を含む第1の不織布(15)であって、前記第1の不織布固定端部が、前記長手方向軸に向かって配向されている、第1の不織布と、
前記長手方向軸に沿って延在する第2の不織布(40)であって、前記第2の不織布は、中央結合部分(35)に沿って前記第1の不織布に接合されており、かつ第2の不織布固定端部(50)から第2の不織布自由端部(54)まで延在する複数の第2の不織布ストリップ(45)を含み、前記第2の不織布固定端部が、前記長手方向軸に向かって配向されており、前記第2の不織布が、前記中央結合部分に沿って、前記第1の不織布の下にある、第2の不織布と、
前記長手方向軸に沿って延在する第3の不織布(135)であって、前記第3の不織布は、前記中央結合部分に沿って前記第2の不織布に直接又は間接的に接合されており、かつ第3の不織布固定端部(145)から延在する複数の第3の不織布ストリップ(140)を含み、前記第3の不織布固定端部が、前記長手方向軸に向かって配向されており、前記第2の不織布が、前記中央結合部分に沿って、前記第1の不織布と前記第3の不織布との間にある、第3の不織布と、
前記長手方向軸に沿って延在する第4の不織布(175)であって、前記第4の不織布は、前記中央結合部分に沿って前記第3の不織布に接合されており、かつ第4の不織布固定端部(185)から延在する複数の第4の不織布ストリップ(180)を含み、前記第4の不織布固定端部が前記長手方向軸Lに向かって配向されており、前記第3の不織布が、前記中央結合部分に沿って、前記第2の不織布と前記第4の不織布との間にあり、前記第4の不織布が、前記長手方向軸の両側で前記中央結合部分の外側にある一対の外側結合部(37)によって前記第3の不織布にさらに接合され、前記外側結合部が前記横方向縁部の間に延在している、第4の不織布(110)と、を備え、
前記第2の不織布ストリップの数の約10%超は、前記第2の不織布自由端部が前記第2の不織布固定端部に対して面外になるように曲げられている、クリーニングワイプ。
【請求項2】
前記中央結合部分は熱結合部を含む、請求項1に記載のクリーニングワイプ。
【請求項3】
前記中央結合部分は化学結合部を含む、請求項1又は請求項2に記載のクリーニングワイプ。
【請求項4】
前記第1の不織布は、ゲート折りされており、かつ前記長手方向軸を横切って延在する第1の不織布主要部分(55)と、前記長手方向軸の両側にある一対の第1の不織布折り線(60)と、それぞれが前記第1の不織布折り線のうちの1つから前記中央結合部分に向かって延在し、前記第1の不織布主要部分に結合されている一対の第1の不織布ゲート部分(65)とを備える、請求項1~3のいずれか一項に記載のクリーニングワイプ。
【請求項5】
前記第1の不織布ゲート部分は、前記第1の不織布主要部分と前記第2の不織布との間にある、請求項4に記載のクリーニングワイプ。
【請求項6】
前記第1の不織布折り線に隣接する前記第1の不織布ゲート部分の各部と前記第1の不織布主要部分とが互いに結合されていない、請求項4又は請求項5に記載のクリーニングワイプ。
【請求項7】
前記第2の不織布は、ゲート折りされており、かつ前記長手方向軸を横切って延在する第2の不織布主要部分(75)と、前記長手方向軸の両側にある一対の第2の不織布折り線(80)と、それぞれが前記第2の不織布折り線のうちの1つから前記中央結合部分に向かって延在し、前記第2の不織布主要部分に結合されている一対の第2の不織布ゲート部分(85)とを備える、請求項1~6のいずれか一項に記載のクリーニングワイプ。
【請求項8】
前記第2の不織布ゲート部分はそれぞれ、個々の第2の不織布ゲート部分端部(90)まで延在しており、前記第2の不織布折り線に隣接する前記第2の不織布ゲート部分の各部と前記第2の不織布主要部分は、互いに結合されていない、請求項7に記載のクリーニングワイプ。
【請求項9】
前記第3の不織布ストリップは、前記第2の不織布ストリップよりも前記長手方向軸からさらに離れて延在している、請求項1~8のいずれか一項に記載のクリーニングワイプ。
【請求項10】
前記第3の不織布は、ゲート折りされており、かつ前記長手方向軸を横切って延在する第3の不織布主要部分(155)と、前記長手方向軸の両側にある一対の第3の不織布折り線(160)と、それぞれが前記第3の不織布折り線のうちの1つから前記中央結合部分に向かって延在し、前記第3の不織布主要部分に結合されている一対の第3の不織布ゲート部分(165)とを備える、請求項1~9のいずれか一項に記載のクリーニングワイプ。
【請求項11】
前記第3の不織布ゲート部分は、前記長手方向軸の両側にあり前記長手方向軸から離れた位置で、前記第3の不織布主要部分に結合されている、請求項10に記載のクリーニングワイプ。
【請求項12】
前記第3の不織布ゲート部分はそれぞれ、個々の第3の不織布ゲート部分端部(170)まで延在しており、前記第3の不織布折り線に隣接する前記第3の不織布ゲート部分の各部と前記第3の不織布主要部分は、互いに結合されていない、請求項10又は11に記載のクリーニングワイプ。
【請求項13】
前記第4の不織布は、ゲート折りされており、かつ前記長手方向軸を横切って延在する第4の不織布主要部分(190)と、前記長手方向軸の両側にある一対の第4の不織布折り線(195)と、それぞれが前記第4の不織布折り線のうちの1つから前記中央結合部分に向かって延在し、前記第4の不織布主要部分に結合されている一対の第4の不織布ゲート部分(200)とを備える、請求項1~12のいずれか一項に記載のクリーニングワイプ。
【請求項14】
前記第4の不織布ゲート部分は、前記長手方向軸の両側にあり前記長手方向軸から離れた位置で、前記第4の不織布主要部分に結合されている、請求項13に記載のクリーニングワイプ。
【請求項15】
前記第1の不織布ストリップは第1の色を有し、前記第2の不織布ストリップは第2の色を有し、前記第1の色は前記第2の色と異なっている、請求項1~14のいずれか一項に記載のクリーニングワイプ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
床用のクリーニングワイプ。
【背景技術】
【0002】
様々な使い捨て及び洗浄可能な床クリーニングワイプが消費者に利用可能である。これらのクリーニングワイプは、典型的には、様々な層が積み重ねられた積層体である。これらの層は、典型的には、不連続性のない材料の平坦なウェブである。使用時に、使用者は、いくらかのクリーニング液を床に塗布し、床に接触する層を使用して、床をこすり洗いし、モップ掛けする。床接触層は、床から使用済みクリーニング液を獲得する能力を層が有するように、親水性であり得る。一部のクリーニングワイプは、吸収性コアを含む。床接触層は、汚れたクリーニング液を吸収性コアに輸送することができる。
【0003】
典型的な家庭は、様々な床面を有する。硬木又は合成硬木を有するようないくつかの表面は、滑らかであるか、又はいくらか軽度のテクスチャを有し得る。タイル表面は、同様に滑らかであってもテクスチャ加工されていてもよく、タイル間のグラウトの位置にレリーフがあってもよい。コンクリート及び装飾用コンクリート並びに同様の材料にも、様々な表面テクスチャを与えることができる。繊維材料の層の積層体から構成されるクリーニングワイプは、清掃用ワイプが床の表面テクスチャの谷を清掃することを可能にする、清掃用ワイプの十分にトポグラフ的に変化する床接触層を提供しない場合がある。適合性が不十分なクリーニングワイプを使用して床をクリーニングする場合、床の表面テクスチャの谷にゴミが残る可能性があるので、結果は不満足であることが多い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の制限を考慮すると、様々な表面テクスチャを有する床面のクリーニングに有用な多層クリーニングワイプに対する未解決のニーズが依然として存在する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
長手方向軸と交差する対向する横方向縁部間に延在する長手方向軸と、長手方向軸から離間し、横方向縁部間に延在する長手方向縁部とを有するクリーニングワイプであって、長手方向軸に沿って延在し、第1の不織布固定端部から延在する複数の第1の不織布ストリップを含む第1の不織布であって、第1の不織布固定端部が、長手方向軸に向かって配向されている、第1の不織布と;長手方向軸に沿って延在する第2の不織布であって、第2の不織布は、中央結合部分に沿って第1の不織布に接合されており、かつ第2の不織布固定端部から第2の不織布自由端部まで延在する複数の第2の不織布ストリップを含み、第2の不織布固定端部が、長手方向軸に向かって配向されており、第2の不織布が、中央結合部分に沿って、第1の不織布の下にある、第2の不織布と;長手方向軸に沿って延在する第3の不織布であって、第3の不織布は、中央結合部分に沿って第2の不織布に直接又は間接的に接合されており、かつ第3の不織布固定端部から延在する複数の第3の不織布ストリップを含み、第3の不織布固定端部が、長手方向軸に向かって配向されており、第2の不織布が、中央結合部分に沿って、第1の不織布と第3の不織布との間にある、第3の不織布と;
長手方向軸に沿って延在する第4の不織布であって、第4の不織布は、中央結合部分に沿って第3の不織布に接合されており、かつ第4の不織布固定端部から延在する複数の第4の不織布ストリップを含み、第4の不織布固定端部が長手方向軸に向かって配向されており、第3の不織布が、中央結合部分に沿って、第2の不織布と第4の不織布との間にあり、第4の不織布は、長手方向軸の両側の中央結合部分の外側にある一対の外側結合部によって第3の不織布にさらに接合され、外側結合部が横方向縁部間に延在している、第4の不織布と;を備え、第2の不織布ストリップの数の約10%超は、第2の不織布自由端部が第2の不織布固定端部に対して面外になるように曲げられている、クリーニングワイプ。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】下にある構造が見えるように様々な部分が除去されたクリーニングワイプの斜視図である。
図2】クリーニングワイプの分解断面図である。
図3】折り畳まれていない材料の単一層を有するクリーニングワイプの分解断面図である。
図4】クリーニングワイプを収容する未開封の容器である。
図5】折り畳まれたクリーニングワイプである。
図6】第1の不織布ストリップが第1の色を有し、第2の不織布ストリップが第2の色を有するクリーニングワイプの斜視図である。
図7】クリーニングワイプを毛羽立たせるための装置の一部分である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
クリーニングワイプ1の上部斜視断面図が図1に示されている。クリーニングワイプ1の上部は、本明細書では、使用時に床に接触する側であると考えられる。クリーニングワイプ1は、長手方向軸Lと交差する対向する横方向縁部5の間に延びる長手方向軸Lを有することができる。クリーニングワイプ1は、長手方向軸Lから離間され、横方向縁部5の間に延びる長手方向縁部10を有することができる。クリーニングワイプ1は、長手方向軸Lに直交する横断方向軸Tを有し得る。クリーニングワイプ1は、クリーニングワイプ1が、長手方向軸L及び横断方向軸Tに直交するz軸に沿うよりも、長手方向軸L及び横断方向軸Tに沿って延在し得るという点で、概ね平面状であり得る。
【0008】
クリーニングワイプ1は、約0.1m~約1m、任意選択的に約0.2m~約0.6mの長手方向軸Lに沿った長さを有することができる。クリーニングワイプ1は、約0.1m~約0.3m、任意選択的に約0.1m~約0.2mの長手方向軸Lに直交する幅を有することができる。一般に、クリーニングワイプ1は、本明細書に記載される基材自体並びに変形したストリップ及び/又は重なり合うストリップの三次元性にもかかわらず、長さ及び幅の横方向寸法が厚さよりも相当に大きいという点で、平面的な物体である。
【0009】
長手方向縁部10は、直線状、曲線状、波状、ギザギザ状、階段状、又は実際に切断可能な他の形状であってもよい。クリーニングワイプ1の平面形状は、長方形、実質的に長方形、又は床を拭くために使用するのに実用的な他の概ね平面の形状であり得る。
【0010】
クリーニングワイプ1は、ヘッドと、ヘッドに枢動可能に取り付けられたポールとを有するクリーニング器具に取り外し可能に取り付けられ得る。使用者は、クリーニングワイプ1をヘッドに取り付け、次に、ポールを用いてクリーニングワイプ1を床に押し付けることができる。
【0011】
クリーニングワイプ1は、長手方向軸Lに沿って延在する第1の不織布15を備えることができる。第1の不織布15は、長手方向軸Lに沿って全体的に又は部分的に延在することができる。第1の不織布15はまた、クリーニングワイプ1の幅にわたって全体的に又は部分的に延在することもできる。第1の不織布15は、長手方向軸Lに向かって配向された第1の不織布固定端部25から第1の不織布自由端部30まで延在する、複数の第1の不織布ストリップ20を含み得る。長手方向軸Lの両側で互いに直接対向する第1の不織布固定端部25は、第1の不織布ストリップ20が平面内で延在するとき、約15mm~約60mm離れていてもよく、任意選択的に約25mm~約40mm離れていてもよい。
【0012】
クリーニングワイプ1は、中央結合部分35に沿って第1の不織布15に接合された第2の不織布40をさらに含むことができる。第2の不織布40は、長手方向軸Lに向かって配向された第2の不織布固定端部50から第2の不織布自由端部54まで延在する複数の第2の不織布ストリップ45を含み得る。第2の不織布40は、中央結合部分35に沿って、第1の不織布15の下にある。長手方向軸Lの両側で互いに直接対向する第2の不織布固定端部50は、約15mm~約60mm離れていてもよく、任意選択的に約25mm~約40mm離れていてもよい。
【0013】
第1の不織布固定端部25及び第2の不織布固定端部50は、中央結合部分35の外側にあり得る。任意選択的に、第1の不織布固定端部25及び第2の不織布固定端部は、中央結合部分35から離間していてもよい。
【0014】
中央結合部分35は、第1の不織布15及び第2の不織布40を通って延在することができる。中央結合部分35は、第1の不織布15及び第2の不織布40の厚さにわたって延在することができ、厚さはz軸Zに平行である。中央結合部分35は、長手方向軸Lに概ね沿った、沿った、平行な、概ね一致する、又は一致する方向に、任意選択的に長手方向軸Lに沿って延在する、連続的又は断続的な熱結合部及び/又は化学結合部、及び/又は熱若しくは化学結合部のパターンであり得る。熱結合は、超音波結合を含む。中央結合部分35又はその一部分は、第1の不織布15と第2の不織布40との間にあり得る。
【0015】
第1の不織布ストリップ20及び第2の不織布ストリップ45の一部は、長手方向軸Lに沿って中央結合部分35から離れて反対方向に平面的に延在することができる。すなわち、第1の不織布ストリップ20及び第2の不織布ストリップ45は、長手方向縁部10に沿って中央結合部分35の側面に位置することができる。第1の不織布ストリップ20及び第2の不織布ストリップ45は、それぞれ、第1の不織布15及び第2の不織布40の個々の平坦な指状部又は平坦なフィンガーとすることができ、長手方向軸Lから離れて長手方向縁部10のうちの1つに向かう方向に部分的に延在することができる。変形可能であるこれらの平坦な指状部又はフィンガーは、曲げられるか、ねじられるか、又は他の方法で変形されて、それぞれの不織布により大きな三次元性を提供することができる。すなわち、第1の不織布15及び第2の不織布40の実質的に平坦な二次元不織布ウェブであるものは全体で、厚さにかかわらず、より嵩高く、より毛羽立ちする三次元構造に変換することができる。これらの指状部又はフィンガーは、クリーニングワイプ1が使用されているときに、床を掃除又はモップ掛けして、ゴミ及び/又は液体を捕捉することができる。個々の第1の不織布ストリップ20及び第2の不織布ストリップ45は、床の表面のうちの不規則な表面トポグラフィーを有する部分に個々に少なくとも部分的に適合することができるように、他の第1の不織布ストリップ20に対して独立して移動可能であり得る。多数のストリップが床を掃除又はモップ掛けする場合、クリーニングワイプ1が使用されるときに、床の大部分、ほぼ全て、又は全ての部分が、複数ではないにしても少なくとも1つのストリップによって接触される可能性が高い。
【0016】
より毛羽立ちするクリーニングワイプ1は、床の表面のうちの不規則な表面トポグラフィーを有する部分により良好に部分的に適合することが可能であり得る。そのような毛羽立ちを提供するために、第2の不織布自由端部54が第2の不織布固定端部50に対して面外にあるように、第2の不織布ストリップ45の数の約10%超、任意選択的に約20%超、任意選択的に約30%超、任意選択的に約50%超、任意選択的に約70%超が曲げられ得る。任意選択的に、第2の不織布ストリップ45の数の約10%超、任意選択的に約20%超、任意選択的に約30%超、任意選択的に約50%超、任意選択的に約70%超は、第2の不織布ストリップ45の各部分が第1の不織布ストリップ20の各部分の上にあるように、第1の不織布ストリップ20と織り混ぜられ得る。同様に、第1の不織布ストリップ20の数の約10%超、任意選択的に約20%超、任意選択的に約30%超、任意選択的に約50%超、任意選択的に約70%超は、第1の不織布自由端部30が第1の不織布固定端部25に対して面外にあるように曲げられて、クリーニングワイプ1に毛羽立ちをもたらすことができる。
【0017】
第2の不織布ストリップ45を曲げること、及び/又は第1の不織布ストリップ20と第2の不織布ストリップ45とを織り混ぜることは、本質的に平坦な二次元不織布基材が使用中に平坦なままであるクリーニングワイプ1と比較して、クリーニングワイプ1をより毛羽立ちする状態に変える。曲げ及び/又は織り混ぜは、いくつかの第2の不織布ストリップ45のいくつかの部分をクリーニングワイプ1の上部にもたらし、上部は、クリーニングワイプ1のうちの使用中に床に接触する側である。さらに、曲げ及び/又は織り混ぜは、いくつかの第1の不織布ストリップ20のいくつかの部分を、第2の不織布ストリップ45の下に、すなわち、クリーニングワイプ1のより内側に向かって位置付けることができる。曲げられたストリップ及び/又は織り混ぜられたストリップは、近くの1つ又は複数の層のストリップと上に重なり合う部分及び/又は下に重なり合う部分を有することができる。第1の不織布ストリップ20を曲げることは、同様に、平坦な第1の不織布15をより三次元的な構造に変換することによって、クリーニングワイプ1を毛羽立たせることができる。
【0018】
実際には、第1の不織布15及び第2の不織布40は、不織布の平坦な本質的に二次元のウェブから形成される。ストリップは、第1の不織布15及び第2の不織布40の長手方向縁部10にスリットを切り込むことによって形成され得る。ストリップは固定端部を有し、全て実用的な二次元構造であるので、不織布の厚さにかかわらず、第1の不織布ストリップ20及び/又は第2の不織布ストリップ45のそれぞれの固定端部付近の部分のある程度の曲げ及び/又はねじれ及び/又は折り畳み及び/又は皺寄せ及び/又はプリーツ加工及び/又は伸張は、クリーニングワイプ1の毛羽立ち及び/又はストリップの織り混ぜを伴い得る。
【0019】
曲げること及び/又は織り混ぜることは、1つ以上の第1の不織布ストリップ20と1つ以上の隣接する第2の不織布ストリップ45との混ぜ合わせであってもよい。曲げること及び/又は織り混ぜることは、一方の不織布のストリップを、他方又は別の不織布の近くのストリップの曲げ、ねじれ、又は折り目と混ざり合うような方向に曲げること、ねじること、又は折り畳むことであってもよい。ストリップは、その自由端部が長手方向軸Lに向かって戻るように配向されるように、後方に曲げられてもよい。ストリップのいくつかは、その自由端部が、クリーニングワイプ1の横方向縁部5のうちの1つに向かって、又は長手方向軸Lに向かって配向されている位置又は長手方向軸Lから離れて配向されている位置の間のどこかの位置に向かって配向されるように、角度を付けて曲げられてもよい。曲げ及び/又は織り混ぜは、ストリップの二重の折り、曲げ、ねじれなどによって提供され得る。曲げ及び/又は織り混ぜは、クリーニングワイプ1の内部層のストリップの一部を、使用時に床に接触するクリーニングワイプ1の上部表面に向かって引き出すことができる。
【0020】
第1の不織布固定端部25は、第2の不織布固定端部50と位置合わせすることができる。この配置は、個々の不織布のストリップが、スタックに配置された不織布の複数の層を通過する単一の切断ナイフ又はレーザーによって形成され得るという点で実用的であり得る。
【0021】
第1の不織布ストリップ20は、長手方向軸Lからさらに離れて延在してもよく、若しくは長手方向軸Lからさらに離れて延在可能であってもよく、又は第2の不織布ストリップ20より長くてもよい。これにより、第1の不織布ストリップ20が床に接触する傾向を第2の不織布ストリップ45と比較してより高くすることができるが、それでもなお、第1の不織布ストリップ20が曲げられ、かつ/又は第2の不織布ストリップ45と織り混ぜられるときに適切な毛羽立ちが提供される。
【0022】
任意選択的に、第1の不織布ストリップ20及び第2の不織布ストリップ45は、長手方向軸Lに対して互いに同様の広がりを持つか又は同様に広がり可能であってもよい。これは、第1の不織布ストリップ20が第2の不織布ストリップ45よりも長手方向軸Lからさらに離れて延在する配置と比較して、クリーニングへの第2の不織布ストリップ45の寄与を増大させることができる。
【0023】
第1の不織布ストリップ20及び第2の不織布ストリップ45の曲げ及び/又は織り混ぜの割合が大きいほど、クリーニングワイプ1の毛羽立ち又は嵩張りの量が大きくなる。第2の不織布ストリップ45の数の約30%~約95%、任意選択的に約50%~約95%は、第2の不織布ストリップ45の各部分が第1の不織布ストリップ20の各部分の上にあるように、曲げられ、かつ/又は第1の不織布ストリップ20と織り混ぜられ得る。例えば、第2の不織布40が80本の第2の不織布ストリップ45を有し、そのうちの40本が一方の長手方向縁部10に沿っており、他の40本が他方の長手方向縁部10に沿っており、第2の不織布ストリップ45のうちの60本が曲げられ、かつ/又は第1の不織布ストリップ20と織り混ぜられている場合、第2の不織布ストリップ45の数の75%が曲げられ、かつ/又は第1の不織布ストリップ20と織り混ぜられている。
【0024】
ストリップ自体は、第1の不織布15及び第2の不織布40のうちの1つ以上におけるゲート折り目によって、さらに嵩高化され、ループ構造に形成され得る。ゲート折り目は、3つのパネルを形成するために2つの平行な折り目が設けられた平坦な基材と考えることができ、2つのゲートパネルは、中央パネルの幅の約半分であり、互いに向かって、任意選択的に中央パネルの同じ側で互いに向かって内側に折り畳まれる。理論に束縛されるものではないが、ゲート折りは、両方の長手方向縁部10が自由縁部ではなくそれぞれの不織布の折り線によって画定されるので、ゲート折りは、蛇行折り、c折り、又はz折りよりも加工プロセスにおいて容易に制御され得る。蛇行折り、c折り、又はz折りの場合、長手方向縁部10は、不織布ウェブを正確に制御することをより困難にし得る自由縁部を含む。
【0025】
任意選択的に、クリーニングワイプ1は、流体捕捉層230とバックシート210との間にある吸収性コア225を含むことができる。任意選択的に、クリーニングワイプ1は、第3の不織布135を含むことができる。
【0026】
クリーニングワイプ1の断面が図2に示されている。z軸Zは、長手方向軸L及び横断方向軸Tに直交し、クリーニングワイプ1の構成不織布の厚さを通過する。第1の不織布15は、ゲート折りすることができ、長手方向軸Lを横切って延在する第1の不織布主要部分55と、長手方向軸Lの両側にある一対の第1の不織布折り線60と、それぞれが第1の不織布折り線60のうちの1つから中央結合部分35に向かって延在し、第1の不織布主要部分55に結合される一対の第1の不織布ゲート部分65と、を含むゲート折り目52を含むか、又は有することができる。第1の不織布15のゲート折り目52は、平坦化されたループ、開放したループ、変形したループ、又は不規則なループである第1の不織布ストリップ20を提供することができる。第2の不織布ストリップ45を第1の不織布ストリップ20と織り混ぜることにより、第1の不織布ストリップ20を構成するループを開放するか、部分的に開放するか、又は不規則に変形させることができる。これは、平坦なループ状でない第1の不織布ストリップ20と比較して、第1の不織布15のより多くの毛羽立ち及び嵩高化をもたらすことができる。任意選択的に、第1の不織布ゲート部分65は、長手方向軸Lに対して中央結合部分35の外側で第1の不織布主要部分55に結合することができる。
【0027】
第1の不織布ゲート部分65は、第1の不織布主要部分55と第2の不織布40との間にあり得る。これは、クリーニングワイプ1が粗い床表面上で使用されるときにゲート部分の端部が中央結合部分35から外れることから保護され得るので、構造的により堅牢な設計であり得る。
【0028】
第1の不織布ゲート部分65のうちの第1の不織布折り線60に隣接する部分と、第1の不織布主要部分55とが互いに結合されないようにすることによって、開放したループ又は開放可能なループが第1の不織布ストリップ20として提供され得る。そのような構造は、開放可能なループ又は開放したループであり得る。
【0029】
第1の不織布ゲート部分65は、第1の不織布折り線60から第1の不織布ゲート部分端部70まで延在することができる。第1の不織布ゲート部分端部70は、第1の不織布主要部分55に結合され得る。
【0030】
第2の不織布40は、第1の不織布15と同様に構造化することができる。第2の不織布40は、ゲート折りすることができ、長手方向軸Lを横切って延在する第2の不織布主要部分75と、長手方向軸の両側にある一対の第2の不織布折り線80と、それぞれが第2の不織布折り線80のうちの1つから中央結合部分35に向かって延在し、第2の不織布主要部分75に結合される一対の第2の不織布ゲート部分85と、を含むゲート折り目52を含むか、又は有することができる。第2の不織布40のゲート折り目52は、平坦化されたループ、開放したループ、変形したループ、又は不規則なループである第2の不織布ストリップ45を提供することができる。第2の不織布ストリップ45を曲げること及び/又は第2の不織布ストリップ45を第1の不織布ストリップ20と織り混ぜることにより、第2の不織布ストリップ45を構成するループを開放するか、部分的に開放するか、又は不規則に変形させることができる。これは、平坦なループ状でない第2の不織布ストリップ45と比較して、第2の不織布40のより多くの毛羽立ち及び嵩高化をもたらすことができる。任意選択的に、第2の不織布ゲート部分85は、長手方向軸Lに対して中央結合部分35の外側で第2の不織布主要部分75に結合することができる。
【0031】
第2の不織布主要部分75は、第2の不織布ゲート部分85と第1の不織布15との間にあり得る。第2の不織布主要部分75は、第2の不織布ゲート部分85と第1の不織布主要部分55との間にあり得る。第1の不織布15から離れて折り畳まれた第2の不織布ゲート部分85を提供することは、クリーニングワイプ1を組み立てるために製造中に必要とされる様々な不織布の位置制御の量を低減し得る。任意選択的に、第2の不織布ゲート部分85は、第2の不織布主要部分75と第1の不織布主要部分55との間にあり得る。
【0032】
第2の不織布ゲート部分85のうちの第2の不織布折り線80に隣接する部分と、第2の不織布主要部分75とが互いに結合されないようにすることによって、開放したループ又は開放可能なループが第2の不織布ストリップ45として提供され得る。そのような構造は、開放可能なループ又は開放したループであり得る。
【0033】
第2の不織布ゲート部分85は、第2の不織布折り線80から第2の不織布ゲート部分端部90まで延在することができる。第2の不織布ゲート部分端部90は、第2の不織布主要部分75に結合され得る。
【0034】
第1の不織布ストリップ20と第2の不織布ストリップ45は、互いに同じ形状を有することができる。任意選択的に、第1の不織布ストリップ20及び第2の不織布ストリップ45は、直線、曲線、又はこれらの組み合わせであってもよい。
【0035】
クリーニングワイプ1に追加の層を追加することによって、より嵩高いクリーニングワイプ1が可能である。例えば、クリーニングワイプ1は、中央結合部分35に沿って第2の不織布40に接合された中間不織布95をさらに含むことができる。中間不織布95は、長手方向軸Lに向かって配向された中間不織布固定端部105から中間不織布自由端部110まで延在する複数の中間不織布ストリップ100を含むことができる。第2の不織布40は、中央結合部分35に沿って、第1の不織布15と中間不織布95との間にあり得る。中間不織布95は、中央結合部分35に沿って、第2の不織布40の下にあり得る。長手方向軸Lの両側で互いに直接対向する中間不織布固定端部105は、約15mm~約60mm離れていてもよく、任意選択的に約25mm~約40mm離れていてもよい。
【0036】
中央結合部分35は、第2の不織布40及び中間不織布95を通って延在することができる。中央結合部分35は、第1の不織布15、第2の不織布40、及び中間不織布95を通って延在することができる。中央結合部分35は、第2の不織布40及び中間不織布95の厚さにわたって延在することができる。中央結合部分35は、第1の不織布15、第2の不織布40、中間不織布95の厚さにわたって延在することができ、厚さはz軸Zに平行である。中央結合部分35は、第2の不織布40と中間不織布95との間にあり得る。中央結合部分35又はその一部分は、第1の不織布15と第2の不織布40との間、及び第2の不織布40と中間不織布95との間にあり得る。
【0037】
中間不織布固定端部105は、中央結合部分35の外側にあってもよい。任意選択的に、中間不織布固定端部105は、中央結合部分35から離間していてもよい。
【0038】
毛羽立ちする又は嵩高いクリーニングワイプ1を提供するために、中間不織布ストリップ100の数の約10%超、任意選択的に約20%超、任意選択的に約30%超、任意選択的に約50%超、任意選択的に約70%超が、中間不織布ストリップ100の各部分が第2の不織布ストリップ45の各部分の上にあるように、曲げられ、かつ/又は第2の不織布ストリップ45と織り混ぜられ得る。任意選択的に、中間不織布ストリップ100の数の約30%超、又はさらには約50%超、又はさらには約70%超が、中間不織布ストリップ100の各部分が第2の不織布ストリップ45の各部分の上にあるように、曲げられ、かつ/又は第2の不織布ストリップ45と織り混ぜられ得る。曲げられた中間不織布ストリップ100、及び/又は中間不織布ストリップ100と第2の不織布ストリップ45との織り混ぜの割合が大きいほど、クリーニングワイプ1の毛羽立ち又は嵩張りの量が大きくなる。中間不織布ストリップ100の数の約30%~約95%、任意選択的に約30%~約100%、任意選択的に約50%~約95%、任意選択的に約50%~約100%は、中間不織布ストリップ100の各部分が第2の不織布ストリップ45の各部分の上にあるように、曲げられてもよく、かつ/又は第2の不織布ストリップ45と織り混ぜられてもよい。
【0039】
各中間不織布ストリップ100は、中央結合部分35に向かって配向された中間不織布固定端部105を有し、中間不織布自由端部110まで延在することができる。中間不織布自由端部110のいくつかは、長手方向縁部10に向かって配向され得る。毛羽立ちを提供するために、中間不織布自由端部110が中間不織布固定端部105に対して面外にあるように、中間不織布ストリップ100の数の約10%超、任意選択的に約20%超、任意選択的に約30%超、任意選択的に約50%超、任意選択的に約70%超が曲げられ得る。
【0040】
中間不織布95は、ゲート折りすることができ、長手方向軸Lを横切って延在する中間不織布主要部分115と、長手方向軸の両側にある一対の中間不織布折り線120と、それぞれが中間不織布折り線120のうちの1つから中央結合部分35に向かって延在し、中間不織布主要部分115に結合される一対の中間不織布ゲート部分125と、を含むゲート折り目52を含むか、又は有することができる。中間不織布95のゲート折り目52は、平坦化されたループ、開放したループ、変形したループ、又は不規則なループである中間不織布ストリップ100を提供することができる。中間不織布ストリップ100を曲げること及び/又は中間不織布ストリップ100を第1の不織布ストリップ45と織り混ぜることにより、中間不織布ストリップ100を構成するループを開放するか、部分的に開放するか、又は不規則に変形させることができる。これは、平坦なループ状でない中間不織布ストリップ100と比較して、中間不織布95のより多くの毛羽立ち及び嵩高化をもたらすことができる。任意選択的に、中間不織布ゲート部分125は、長手方向軸Lに対して中央結合部分35の外側で中間不織布主要部分115に結合することができる。
【0041】
中間不織布主要部分115は、中間不織布ゲート部分125と第2の不織布40との間にあり得る。中間不織布主要部分115は、中間不織布ゲート部分125と第2の不織布主要部分75との間にあり得る。理論に束縛されるものではないが、第2の不織布40から離れて折り畳まれた中間不織布ゲート部分125を提供することは、クリーニングワイプ1を組み立てるために製造中に必要とされる様々な不織布の位置制御の量を低減し得る。任意選択的に、中間不織布ゲート部分125は、中間不織布主要部分115と第2の不織布主要部分75との間にあり得る。
【0042】
中間不織布ゲート部分125のうちの中間不織布折り線120に隣接する部分と、中間不織布主要部分115とが互いに結合されないようにすることによって、開放したループ又は開放可能なループが中間不織布ストリップ100として提供され得る。そのような構造は、開放可能なループ又は開放したループであり得る。
【0043】
中間不織布ゲート部分125は、中間不織布折り線120から中間不織布ゲート部分端部130まで延在することができる。中間不織布ゲート部分端部130は、中間不織布主要部分115に結合され得る。
【0044】
第2の不織布ストリップ45と中間不織布ストリップ100は、互いに同じ形状を有することができる。任意選択的に、第1の不織布ストリップ20と、第2の不織布ストリップ45と、中間不織布ストリップ100は、互いに同じ形状を有することができる。任意選択的に、第1の不織布ストリップ20、第2の不織布ストリップ45、及び中間不織布ストリップ100のうちの1つ以上は、直線、曲線、又はこれらの組み合わせであってもよい。
【0045】
クリーニングワイプ1は、中央結合部分35に沿って第2の不織布40に直接的に又は間接的に接合された第3の不織布135をさらに含むことができる。第3の不織布135は、長手方向軸Lに向かって配向された第3の不織布固定端部145から第3の不織布自由端部150まで延在する複数の第3の不織布ストリップ140を含み得る。第2の不織布40は、中央結合部分35に沿って、第1の不織布15と第3の不織布135との間にあり得る。任意選択的に、中間不織布95が提供される場合、中間不織布95は、中央結合部分35に沿って、第2の不織布40と第3の不織布135との間にあり得る。第3の不織布135は、中央結合部分35に沿って、第2の不織布40又は任意選択の中間不織布95の下にあり得る。
【0046】
中央結合部分35は、第3の不織布135及び任意選択の中間不織布95を通って延在することができる。中央結合部分35は、第2の不織布40及び第3の不織布135を通って延在することができる。中央結合部分35は、第2の不織布40、中間不織布95、及び第3の不織布135を通って延在することができる。中央結合部分35は、第1の不織布15、第2の不織布40、中間不織布95、及び第3の不織布135を通って延在することができる。中央結合部分35は、第2の不織布40及び第3の不織布135の厚さにわたって延在することができる。中央結合部分35は、第2の不織布40、中間不織布95、及び第3の不織布135の厚さにわたって延在することができる。中央結合部分35は、第1の不織布15、第2の不織布40、中間不織布95、及び第3の不織布135の厚さにわたって延在することができ、厚さはz軸Zに平行である。中央結合部分35は、第3の不織布135と任意選択の中間不織布95との間にあり得る。中央結合部分35又はその一部分は、第2の不織布40と第3の不織布135との間にあり得る。
【0047】
各第3の不織布ストリップ140は、中央結合部分35に向かって配向された第3の不織布固定端部145を有し、第3の不織布自由端部150まで延在することができる。第3の不織布自由端部150のいくつかは、長手方向縁部10に向かって配向され得る。任意選択的に、第3の不織布ストリップ140の約30%超、任意選択的に約50%超、任意選択的に約70%超は、第3の不織布自由端部150が第3の不織布固定端部145に対して面外にあるように曲げられ得る。
【0048】
第3の不織布固定端部145は、中央結合部分35の外側にあってもよい。任意選択的に、第3の不織布固定端部145は、中央結合部分35から離間していてもよい。
【0049】
第3の不織布135は、ゲート折りすることができ、長手方向軸Lを横切って延在する第3の不織布主要部分155と、長手方向軸の両側にある一対の第3の不織布折り線160と、それぞれが第3の不織布折り線160のうちの1つから中央結合部分35に向かって延在し、第3の不織布主要部分155に結合される一対の第3の不織布ゲート部分165と、を含むゲート折り目52を含むか、又は有することができる。第3の不織布ゲート部分165は、長手方向軸Lの両側で長手方向軸Lから離れた位置、任意選択的に離間した位置で、第3の不織布主要部分155に結合され得る。第3の不織布135のゲート折り目52は、平坦化された、開放した、変形した、又は不規則なループである第3の不織布ストリップ140を提供することができる。任意選択的に、第3の不織布ゲート部分165は、長手方向軸Lに対して中央結合部分35の外側で第3の不織布主要部分155に結合することができる。
【0050】
第3の不織布主要部分155は、第3の不織布ゲート部分165と第2の不織布40との間にあり得る。第3の不織布主要部分155は、第3の不織布ゲート部分165と任意選択の中間不織布95との間にあり得る。
【0051】
理論に束縛されるものではないが、第2の不織布40及び/又は任意選択の中間不織布95から離れて折り畳まれた第3の不織布ゲート部分165を提供することは、クリーニングワイプ1を組み立てるために製造中に必要とされる様々な不織布の位置制御の量を減少させ得る。任意選択的に、第3の不織布ゲート部分165は、第3の不織布主要部分155と第2の不織布主要部分75又は任意選択の中間不織布主要部分115との間にあり得る。
【0052】
第3の不織布ゲート部分165のうちの第3の不織布折り線160に隣接する部分と、第3の不織布主要部分155とが互いに結合されないようにすることによって、開放したループ又は開放可能なループが第3の不織布ストリップ140として提供され得る。そのような構造は、開放可能なループ又は開放したループであり得る。
【0053】
第3の不織布ゲート部分165は、第3の不織布折り線160から第3の不織布ゲート部分端部170まで延在することができる。第3の不織布ゲート部分端部170は、第3の不織布主要部分155に結合され得る。
【0054】
第2の不織布ストリップ45及び/又は中間不織布ストリップ100と、第3の不織布ストリップ140は、互いに同じ形状を有することができ、あるいは部分的に同じ形状を有することができる。任意選択的に、第1の不織布ストリップ20及び第2の不織布ストリップ45と、中間不織布ストリップ100と、第3の不織布ストリップ140は、互いに同じ形状又は部分的に同じ形状を有することができる。任意選択的に、第1の不織布ストリップ20、第2の不織布ストリップ45、任意選択の中間不織布ストリップ100、及び任意選択の第3の不織布ストリップ140のうちの1つ以上は、直線、曲線、又はこれらの組み合わせであってもよい。
【0055】
第3の不織布ストリップ140は、第2の不織布ストリップ45よりも長手方向軸Lからさらに離れて延在し得るか、又は延在可能であり得る。任意選択的に、第3の不織布ストリップ140は、第1の不織布ストリップ20及び/又は中間不織布ストリップ100よりも長手方向軸Lからさらに離れて延在し得るか、又は延在可能であり得る。
【0056】
クリーニングワイプ1は、中央結合部分35に沿って第3の不織布135に直接的に又は間接的に接合された第4の不織布175をさらに含むことができる。第4の不織布175は、長手方向軸Lに向かって配向された第4の不織布固定端部185から第4の不織布自由端部192まで延在する複数の第4の不織布ストリップ180を含み得る。第3の不織布135は、中央結合部分35に沿って、第2の不織布40と第4の不織布175との間にあり得る。任意選択的に、中間不織布95が提供される場合、央結合部分35に沿って、中第3の不織布135は、中間不織布95と第4の不織布175との間にあり得る。第4の不織布175は、中央結合部分35に沿って、第3の不織布135又は任意選択の中間不織布95の下にあり得る。
【0057】
中央結合部分35は、第4の不織布175及び第3の不織布135を通って延在することができる。中央結合部分35は、第3の不織布135及び第4の不織布175を通って延在することができる。中央結合部分は、第1の不織布15、第2の不織布40を通って、任意選択的に任意選択の中間不織布95、第3の不織布135、及び第4の不織布175を通って延在することができる。中央結合部分は、第1の不織布15、第2の不織布40、任意選択の中間不織布95、第3の不織布135、及び第4の不織布175の厚さにわたって延在することができ、厚さはz軸Zに平行である。中央結合部分35又はその一部分は、第4の不織布175と第3の不織布135との間にあり得る。
【0058】
各第4の不織布ストリップ180は、中央結合部分35に向かって配向された第4の不織布固定端部185を有し、第4の不織布自由端部192まで延在することができる。第4の不織布自由端部192のいくつかは、長手方向縁部10に向かって配向され得る。任意選択的に、第4の不織布ストリップ180の約30%超、任意選択的に約50%超、任意選択的に約70%超は、第4の不織布自由端部192が第4の不織布固定端部185に対して面外にあるように曲げられ得る。第4の不織布175は、ゲート折りされており、かつ長手方向軸Lを横切って延在する第4の不織布主要部分190と、長手方向軸Lの両側にある一対の第4の不織布折り線195と、それぞれが第4の不織布折り線195のうちの1つから中央結合部分35に向かって延在し、第4の不織布主要部分190に結合される一対の第4の不織布ゲート部分200と、を含むゲート折り目52を含むか、又は有することができる。第4の不織布ゲート部分200は、長手方向軸Lの両側で長手方向軸Lから離れた位置、任意選択的に離間した位置で、第4の不織布主要部分190に結合され得る。第4の不織布175のゲート折り目52は、平坦化された、開放した、変形した、又は不規則なループである第4の不織布ストリップ180を提供することができる。任意選択的に、第4の不織布ゲート部分200は、長手方向軸Lに対して中央結合部分35の外側で第4の不織布主要部分190に結合され得る。任意選択的に、第4の不織布175は、一対の外側結合部37によって中央結合部分35の外側で第3の不織布135に結合され得る。外側結合部37は、中央結合部分35の長手方向外側にあってもよい。外側結合部37は、中央結合部分35から横方向に分離することができる。外側結合部37は、長手方向軸Lの両側で横方向縁部5の間に延在することができ、中央結合部分35よりも長手方向縁部10に近くてもよい。外側結合部37は、約20mm~約80mm、任意選択的に約30mm~約60mm、任意選択的に約40mm~約50mmだけ互いに離間され得る。外側結合部37のそれぞれは、長手方向軸Lから等距離にあり得る。外側結合部37は、任意選択の吸収性コア225の外側にあり得る。外側結合部37は、長手方向軸L上の、又は長手方向軸Lに沿った、又は任意選択的に長手方向軸Lに概ね平行な方向に延在する、連続的又は断続的な熱結合部及び/又は化学結合部、及び/又は熱結合部若しくは化学結合部のパターンであり得る。
【0059】
第4の不織布主要部分190は、第4の不織布ゲート部分200と第3の不織布135との間にあり得る。
【0060】
第3の不織布135から離れて折り畳まれた第4の不織布ゲート部分200を提供することは、クリーニングワイプ1を組み立てるために製造中に必要とされる様々な不織布の位置制御の量を低減し得る。任意選択的に、第4の不織布ゲート部分200は、第4の不織布主要部分190と第3の不織布135との間にあり得る。
【0061】
第4の不織布ゲート部分200のうちの第4の不織布折り線195に隣接する部分と、第4の不織布主要部分190とが互いに結合されないようにすることによって、開放したループ又は開放可能なループが第4の不織布ストリップ180として提供され得る。そのような構造は、開放可能なループ又は開放したループであり得る。
【0062】
第4の不織布ゲート部分200は、第4の不織布折り線195から第4の不織布ゲート部分端部205まで延在することができる。第4の不織布ゲート部分端部205は、第4の不織布主要部分190に結合され得る。
【0063】
第1の不織布ストリップ20及び/又は第2の不織布ストリップ45及び/又は中間不織布ストリップ100及び/又は第3の不織布ストリップ140及び/又は第4の不織布ストリップ180は、互いに同じ形状を有することができ、あるいは部分的に同じ形状を有することができる。任意選択的に、第1の不織布ストリップ20、第2の不織布ストリップ45、任意選択の中間不織布ストリップ100、任意選択の第3の不織布ストリップ140、及び任意選択の第4の不織布ストリップ180のうちの1つ以上は、直線、曲線、又はこれらの組み合わせであってもよい。
【0064】
第4の不織布ストリップ180は、第3の不織布ストリップ140よりも長手方向軸Lからさらに離れて延在し得るか、又は延在可能であり得る。任意選択的に、第4の不織布ストリップ180は、第1の不織布ストリップ20及び/又は第2の不織布ストリップ45及び/又は中間不織布ストリップ100及び/又は第3の不織布ストリップ140よりも長手方向軸Lからさらに離れて延在し得るか、又は延在可能であり得る。
【0065】
第3の不織布固定端部145は、第4の不織布固定端部185と位置合わせすることができる。
【0066】
第1の不織布ストリップ20は、長手方向中心線Lに直交する第1の不織布ストリップ長さ、及び長手方向軸Lに平行な第1の不織布ストリップ幅を有することができる。第1の不織布ストリップ長さは、第1の不織布ストリップ幅よりも少なくとも2倍、任意選択的に3倍、任意選択的に4倍大きくてもよい。同様に、第2の不織布ストリップ45は、長手方向中心線Lに直交する第2の不織布ストリップ長さ、及び長手方向軸Lに平行な第2の不織布ストリップ幅を有することができる。第2の不織布ストリップ長さは、第2の不織布ストリップ幅よりも少なくとも2倍、任意選択的に3倍、任意選択的に4倍大きくてもよい。同様に、中間不織布ストリップ100は、長手方向中心線Lに直交する中間不織布ストリップ長さ、及び長手方向軸Lに平行な中間不織布ストリップ幅を有することができる。中間不織布ストリップ長さは、中間不織布ストリップ幅よりも少なくとも2倍、任意選択的に3倍、任意選択的に4倍大きくてもよい。同様に、第3の不織布ストリップ140は、長手方向中心線Lに直交する第3の不織布ストリップ長さ、及び長手方向軸Lに平行な第3の不織布ストリップ幅を有することができる。第3の不織布ストリップ長さは、第3の不織布ストリップ幅よりも少なくとも2倍、任意選択的に3倍、任意選択的に4倍大きくてもよい。同様に、第4の不織布ストリップ180は、長手方向中心線Lに直交する第4の不織布ストリップ長さ、及び長手方向軸Lに平行な第4の不織布ストリップ幅を有することができる。第4の不織布ストリップ長さは、第4の不織布ストリップ幅よりも少なくとも2倍、任意選択的に3倍、任意選択的に4倍大きくてもよい。
【0067】
第1の不織布ストリップ長さ、第2の不織布ストリップ長さ、及び中間不織布ストリップ長さは、約10mm~約100mm、任意選択的に約20mm~約70mm、任意選択的に約30mm~約60mmであり得る。第1の不織布ストリップ幅、第2の不織布ストリップ幅、及び中間不織布ストリップ幅は、約2mm~約30mm、任意選択的に約4mm~約20mm、任意選択的に約5mm~約15mmであり得る。
【0068】
本明細書に記載される不織布は、スパンボンド不織布、カード不織布、水流交絡スパンボンド不織布、ウェットレイド不織布、又はエアレイド不織布であり得る。不織布は、マイクロファイバー不織布であってよい。不織布を構成する繊維は、セルロース、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、及びこれらの組み合わせの群から選択することができる。不織布を構成する繊維は、天然繊維であっても合成繊維であってもよい。不織布は、清掃される床から液体を捕捉することができるように、親水性不織布であり得る。1つ以上の不織布は、ポリエチレンのシースとポリエステルのコアとを有する二成分繊維を含むことができる。本明細書に記載される不織布は、ポリエステルの外側シースとポリエチレンコアとの二成分熱可塑性合成繊維であり得る。各不織布の坪量は、約5~約500 g/m、任意選択的に約10~約120g/m、約15~約70g/m、約20~約50g/mであり得る。本明細書に記載される不織布は、親水性繊維と疎水性繊維との混合物、例えば、セルロース繊維とポリエチレン繊維又はポリプロピレン繊維との混合物であり得る。繊維組成の一部として親水性繊維を含むものを含む、本明細書に記載される不織布は、均一に混合することができ、カード熱結合、スルーエア結合、スパンレース、又は湿式堆積によって作製することができる。本明細書に記載される不織布は、合成繊維と天然繊維の積層体、例えば、合成繊維の層の間に挟まれたセルロースティッシュであり得る。本明細書に記載される不織布の繊維は、繊維によって集められた固体を保持するそのようなコーティングされた繊維の能力を増大させるために、ワックス又は油でコーティングされてもよい。本明細書に記載の不織布は、マイクロファイバーを含むことができる。
【0069】
第1の不織布15、第2の不織布40、中間不織布95、第3の不織布135、及び第4の不織布175のうちの1つ以上に好適な不織布は、約20g/m~約150g/m、任意選択的に約20g/m~約70g/mの坪量を有する不織布材料を含むことができる。不織布材料は、パルプ/ティッシュと、ウェットレイドプロセスにおいてパルプに水流交絡されたスパンボンドポリプロピレンとの組み合わせを含むことができる。任意選択的に、不織布のうちの1つ以上は、約10g/m~約40g/mのパルプ/ティッシュと、パルプに水流交絡された約10g/m~約30g/mのスパンボンドポリプロピレンとを含むことができる。不織布材料のそれぞれの厚さは、約300~約600ミクロンとすることができる。任意選択的に、不織布のうちの1つ以上は、約23g/mのパルプ/ティッシュと、ウェットレイドプロセスにおいてパルプに水流交絡された約17g/mのスパンボンドポリプロピレンとを含むことができる。好適な不織布としては、30g/m~70g/m、任意選択的に40g/mの、Suominen(Helsinki,Finland)から入手可能なGENESIS不織布が挙げられる。
【0070】
不織布材料は、1.7DTEXの円形ポリエステルステープル繊維シースと2.2DTEXの円形スパンボンドポリプロピレン繊維コアとを含む二成分繊維を含むことができる。不織布材料は、約0.5mm~約4mm、任意選択的に約1mm~約2mmの厚さを有することができる。任意選択的に、不織布材料は、50重量%以上のポリエチレンテレフタレートを含むことができる。
【0071】
製造性を助けるために、第1の不織布15及び第2の不織布40の構成繊維が互いに異なる、すなわち繊維組成が互いに異なることが実用的であり得る。第1の不織布15及び第2の不織布40の繊維組成の違いは、ストリップが切断されるときに、第1の不織布ストリップ20が第2の不織布ストリップ45に意図せずに結合される傾向を低減するのに役立ち得る。第1の不織布15は、約40重量%超、任意選択的に約50重量%超のパルプを含むことができる。任意選択的に、第2の不織布は、約40重量%超、任意選択的に約50重量%超のポリエチレンテレフタレートを含むことができる。任意選択的に、第1の不織布15は、約40重量%超のパルプを含むことができ、第2の不織布40は、第1の不織布15とは異なっていてもよい。任意選択的に、第1の不織布15と中間不織布95は、互いに同じであってもよい。任意選択的に、第2の不織布40と第3の不織布135は、互いに同じであってもよい。任意選択的に、第2の不織布40は、第1の不織布15、中間不織布95、及び第3の不織布135のうちの1つ以上とは異なり得る。任意選択的に、第1の不織布は第1の不織布構成繊維を含み、第2の不織布は第2の不織布構成繊維を含み、第1の不織布構成繊維は第2の不織布構成繊維とは化学的に異なる。
【0072】
任意選択的に、第1の不織布15、第2の不織布40、中間不織布95、第3の不織布135、及び第4の不織布175のうちの1つ以上は、約20g/m~約70g/mのマイクロファイバー不織布であってもよく、任意選択的に約60重量%~約80重量%のポリエチレンテレフタレート及び20重量%~約40重量%のナイロン6であってもよい。任意選択で、マイクロファイバーは、約70重量%のポリエチレンテレフタレート及び約30重量%のナイロン6を含むマイクロファイバーであってもよい。
【0073】
クリーニングワイプ1は、第1の不織布15の反対側のクリーニングワイプ1の裏側表面215の少なくとも一部を形成するバックシート210をさらに含むことができる。バックシート210は、中央結合部分35よりも長手方向軸Lからさらに離れて延在することができる。バックシート210は、ポリマーフィルムであってもよい。バックシート210は、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンフィルム、低密度ポリエチレンフィルムなどであってよい。バックシート210は、約20g/m~約80g/m、任意選択的に約30g/m~約60g/m、任意選択的に約45g/mの坪量を有する水流交絡されたスパンボンド不織布であり得る。バックシート210は、約5g/m~約100g/mの坪量を有するポリマーフィルムであってもよい。バックシート210は、不織布、任意選択的にスパンボンド不織布であり得る。
【0074】
バックシート210は、クリーニング器具のヘッドに直接的にあるいは間接的に取り付けられ得るクリーニングワイプ1の構成部分であり得る。バックシート210は、流体不透過性であってもよい。流体不透過性バックシート210は、クリーニングワイプ1によって捕捉された液体がクリーニング器具のヘッドを濡らすのを防止することができる。
【0075】
バックシート210は、バックシート210の長手方向縁部10をクリーニング器具のヘッドの長手方向縁部の周りに巻き付け、一部を覆う部分をクリーニング器具のヘッドの一部である把持部に詰め込むことによって、クリーニング器具のヘッドに直接取り付けることができる。任意選択的に、バックシート210は、クリーニング器具のヘッドの長手方向縁部の周りにバックシート210の長手方向縁部10を巻き付け、クリーニング器具のヘッド上の突出部がバックシート210に穴を開け、突出部がバックシート210をヘッドに固定するようにバックシート210を押すことによって、クリーニング用具のヘッドに直接取り付けることができる。
【0076】
バックシート210は、第2の不織布40、中間不織布95、第3の不織布135、第4の不織布175、又はバックシート210に向かって提示されるいずれかの構成層に直接接合することができる。バックシート210は、このような構成層に化学的に結合することができる。
【0077】
任意選択的に、クリーニングワイプ1は、長手方向軸Lの両側でバックシート210に接合され、第1の不織布15から離れて配向された一対の離間した取り付け部材220を備えることができる。
【0078】
取り付け部材220は、複数のループを有するループ材料を含むことができる。ループは、構成繊維のループ又は形成されたループであり得る。ループ材料は、不織布材料であり得る。取り付け部材220は、クリーニング器具のヘッド上の相補的フック材料と係合及び係合解除することができる。取り付け部材220及び相補的フック材料は、VELCROから形成することができる。
【0079】
クリーニングワイプ1は、クリーニング液と組み合わせて使用することができる。このような用途では、クリーニングワイプ1は、使用済みのクリーニング液を床から捕捉するように機能することもできる。使用済みクリーニング液の貯蔵をもたらすために、クリーニングワイプ1は吸収性コア225を含むことができる。吸収性コア225は、流体捕捉層230とバックシート210との間に配置することができる。流体捕捉層230は、吸収性コア225と第1の不織布15との間にあってもよい。流体捕捉層230、吸収性コア225、及びバックシート210は、長手方向軸Lに沿って延在していてもよい。
【0080】
流体獲得層230は、中央結合部分35及び任意選択の外側結合部37による衝突がなくてもよい。中央結合部分35は、流体捕捉層230に存在しなくてもよい。これは、流体捕捉層230の透過性を維持し得る。流体捕捉層230は、第2の不織布40、中間不織布95、第3の不織布135、第4の不織布175、又は流体捕捉層230に向かって提示されるいずれかの構成層に直接接合することができる。流体捕捉層230は、このような構成層に化学的に結合することができる。
【0081】
吸収性コア225は、エアレイドコアであり得る。吸収性コア225は、セルロース繊維を含むことができる。任意選択的に、吸収性コア225は、吸収性ゲル化材料を含むことができる。吸収性コア225は、発泡体、ウェットレイドセルロース繊維、エアレイドセルロース繊維、ティッシュ、ポリプロピレンスパンボンド不織布、ポリエステル繊維、複合セルロース及び合成繊維などの層を含む材料の複数のプライを含むことができる。
【0082】
吸収性コア225は、長手方向軸Lに沿ってクリーニングワイプ1の全長にわたって延在することができる。任意選択的に、吸収性コア225は、長手方向軸Lに沿ってクリーニングワイプ1の長さの約50%~約100%、任意選択的に約50%~95%にわたって延在することができる。吸収性コア225は、約20mm~約100mm、任意選択的に約40mm~約60mmの、長手方向軸Lに直交する幅を有することができる。吸収性コア225の幅は、取り付け部材220間の間隔よりも小さくてもよい。吸収性コア225は、約15mm~約80mm、任意選択的に約30mm~約60mm、任意選択的に約40mm~約50mmの幅を有することができる。
【0083】
吸収性コア225は、中央結合部分35及び任意選択の外側結合部37による衝突がなくてもよい。中央結合部分35は、吸収性コア225に存在しなくてもよい。これは、吸収性コア225の吸収能力を維持し得る。吸収性コア225は、流体捕捉層230に化学的に結合することができる。吸収性コア225は、バックシート210に化学的に結合することができる。
【0084】
流体捕捉層230とバックシート210は、長手方向軸Lの外側のそれらの長手方向縁部10に沿って互いに接合することができる。流体捕捉層230とバックシート210は、それぞれの長手方向縁部10に沿って、熱結合、化学結合、又は圧着結合によって互いに接合することができる。
【0085】
クリーニングワイプ1を組み立てるための実用的なアプローチは、第1の不織布15を連続ウェブとして、第2の不織布40を連続ウェブとして提供することであり得、両方とも機械方向に移動する。任意選択的に、第1の不織布15と第2の不織布40との間に化学結合を形成するための材料は、第2の不織布40の上部又は第1の不織布15の底部に積み重ねることができる。第1の不織布15は、第2の不織布40の上に配置され、次いで、例えば化学結合又は熱結合によって互いに結合され得る。中間不織布95、及び/又は第3の不織布135、及び/又は第4の不織布175、及び/又は追加の層が、吸収性コア225が存在しないバックシート210などの連続ウェブとして提供される場合、これらの層及びそれらの間に化学結合を形成するための任意選択の材料は、適切な順序で積み重ねられ、その後、例えば化学結合又は熱結合によって互いに結合され得る。流体捕捉層230及び吸収性コア225が設けられない場合には、不織布の積層体が互いに結合され、その結合された積層体がバックシート210に結合されてもよい。
【0086】
流体捕捉層230、吸収性コア225、及びバックシート210は、不織布層とは独立した連続ウェブとして組み立てられ、その後、第1の不織布15及び第2の不織布40、並びに任意選択の1つ以上の中間不織布95、任意選択の第3の不織布135、及び任意選択の第4の不織布175、並びに任意の他の追加の任意選択の不織布層の拭き取りアセンブリに接合され得る。拭き取りアセンブリは、長手方向軸L上であるいは長手方向軸Lに沿って化学結合又は熱結合によって流体捕捉層230に接合することができる。拭き取りアセンブリ及びバックシート210、又は任意選択的に拭き取りアセンブリ及び流体捕捉層230、吸収性コア225、及びバックシート210の層が組み立てられ、所望のように互いに結合されると、組み立てられた連続ウェブを横方向に切断して、個々のクリーニングワイプ1を形成することができる。
【0087】
吸収性コア225は、二成分セルロース/合成エアレイド材料を含むことができる。吸収性コア225は、約85:15のセルロース対二成分繊維材料のエアレイドを含むことができる。吸収性コア225は、セルロース繊維と合成繊維との混合物であってもよく、セルロース繊維は、吸収性コア225の約5重量%~約100重量%を構成する。吸収性コア225は、約60g/m~約500g/mの坪量、任意選択で約60g/m~約200g/mの坪量を有し得る。吸収性コア225は、約135g/mの坪量を有する85:15のセルロース対二成分繊維のエアレイドであってもよい。
【0088】
第1の不織布15、第2の不織布40、中間不織布95、第3の不織布135、及び第4の不織布175に関して、これらの層の1つ以上又は全ては、図3に示される非限定的な例として、不織布材料の単一の折り畳まれていない層であってもよい。それぞれの層のストリップは、不織布層のそれぞれの長手方向縁部10におけるスリット又は切り込みによって画定することができる。
【0089】
クリーニングワイプ1は、閉じた容器235と、容器235に収容された複数のクリーニングワイプ1とを含む製品2として使用者に提供することができる(図4)。容器235は、2つ以上のクリーニングワイプ1を収容することができる。容器235は、クリーニングワイプ1が充填された、事前に開封されていない容器235であり得る。容器235は、クリーニングワイプ1が取り外されていないものであり得る。容器235は、板紙又は段ボールカートン又は他のパルプベースの容器235であり得る。容器235は、パルプを含むバッグ、プラスチックバッグ、プラスチックタブなどであり得る。容器235は、無傷の脆弱な開口機構240を含むことができる。容器235は、密封された容器235、非限定的な例として、ポリマーバッグ又はプラスチックタブであり得る。脆弱な開口機構240は、容器235が初めて開かれることを可能にするように引き裂かれる容器壁245の一部分を画定するか、又は部分的に画定する弱化線であり得る。脆弱な開口機構240は、容器235が最初に使用者に提供されるまで容器235を閉鎖状態に維持するために容器235に適用される接着剤又は収縮包装の一部であり得る。
【0090】
容器235内に収容されるクリーニングワイプ1は、第2の不織布ストリップ45の数の約10%超、任意選択的に約20%超、任意選択的に約30%超、任意選択的に約50%超、任意選択的に約70%超が、第2の不織布自由端部54が第2の不織布固定端部50に対して面外になるように曲げられるようなものであり得る。任意選択的に、容器235に収容されるクリーニングワイプ1は、第2の不織布ストリップ45の数の約10%超、任意選択的に約20%超、任意選択的に約30%超、任意選択的に約50%超、任意選択的に約70%超が、第2の不織布ストリップ45の各部分が第1の不織布ストリップ20の各部分の上にあるように、第1の不織布ストリップ20と織り混ぜられるようなものであり得る。任意選択的に、容器235に収容されるクリーニングワイプ1は、第1の不織布ストリップ20の数の約10%超、任意選択的に約20%超、任意選択的に約30%超、任意選択的に約50%超、任意選択的に約70%超が、第1の不織布自由端部30が第1の不織布固定端部25に対して面外にあり、クリーニングワイプ1に毛羽立ちを提供するように曲げられるようなものであり得る。任意選択的に、中間不織布ストリップ100の数の約10%超、任意選択的に約20%超、任意選択的に約30%超、任意選択的に約50%超、任意選択的に約70%超は、中間不織布ストリップ100の各部分が第2の不織布ストリップ45の各部分の上にあるように、曲げられ、及び/又は第2の不織布ストリップ45と織り混ぜられ得る。
【0091】
このように、クリーニングワイプ1は、クリーニングワイプ1を容器235に詰めるときに適切に毛羽立てられるか又は嵩高化され、容器235から取り出すとすぐに有効に使用される状態となる。これは、使用者が忘れるか、省略するか、又は不適切に実行する可能性があるステップ又は動作であり得る、使用前にクリーニングワイプ1を毛羽立たせるか又は嵩高化するための任意のステップ又は動作を使用者が行う必要がないので、クリーニングワイプ1の使用を単純化し、性能を改善することができる。
【0092】
クリーニングワイプ1のよりコンパクトな分配及び保管を提供するために、各クリーニングワイプ1は、長手方向軸Lに直交して折り畳むことができる(図5)。任意選択的に、クリーニングワイプ1は、長手方向軸Lに直交する折り畳み軸Fを中心に折り畳まれ、折り畳み軸Fの両側の第1の不織布15の部分は、互いに面することができる。クリーニングワイプ1は、長手方向軸Lを横切って二つ折りにすることができ、任意選択で、二つ折りが横方向縁部5から等距離に位置するようにすることができる。
【0093】
任意選択的に、第1の不織布ストリップ20は第1の色を有することができ、第2の不織布ストリップ45は第2の色を有することができる(図6)。第1の色は、第2の色と異なっていてもよい。第1の色及び第2の色は、色L、a、及びbに従ってハンター反射率計試験で測定することができ、L、a、及びb、色の差は、L、a、及びb値を使用して、式ΔE=[(L -L +(a -a +(b -b 1/2によって計算され、式中、Xは第1の不織布ストリップ20を表し、Yは第2の不織布ストリップ45を表し、第1不織布ストリップ20と第2不織布ストリップ45との間のΔEは、少なくとも約1である。
【0094】
反射色は、Hunter Associates Laboratory(Reston,Virginia,United States of America)から得られるHunter Lab LabScan XE反射分光光度計を使用して測定される。第1の不織布ストリップ20及び第2の不織布ストリップ45の色は、18℃~24℃の周囲温度及び50%~80%の相対湿度で試験される。
【0095】
分光光度計をCIELabカラースケールに設定し、D65照明を用いる。観察者を10°に設定し、モードを45/0°に設定する。エリアビューを0.125インチに設定し、ポートサイズを0.20インチに設定する。ベンダーから機器と共に供給される黒色ガラス及び白色基準タイルを利用して、分光光度計を試料分析の前に較正する。較正は、LabScan XE User’s Manual、Manual Version 1.1、August 2001、A60-1010-862に記載されている製造業者の指示に従って行う。基準タイル又はサンプルのクリーニングが必要とされる場合、エンボス加工、ローション、又は光沢剤を含有しないティッシュのみが使用されるべきである(例えば、PUFFSティッシュ)。分析すべき色を含むそれぞれのストリップ上の任意のサンプル点を選択することができる。
【0096】
それぞれのストリップを分光光度計のサンプルポート上に置き、白色クランプディスクをそれぞれのストリップの後ろに置く。
【0097】
それぞれのストリップを除去し、ストリップの色の最低6回の読み取りが行われるように再配置する。可能であれば(例えば、問題のそれぞれのストリップ上に付与された色のサイズが、6つの離散的に異なる、重複しないサンプル点を有する能力を制限しない)、2つのサンプル点が重複しないように、それぞれのストリップ上の実質的に異なる領域で読み取りの各々を実行する。それぞれのストリップのサイズがサンプル点の重複を必要とする場合、任意の2つのサンプル点間の重複を最小限にするように選択されたサンプル点を用いて、6つのサンプルのみが取られるべきである。読み取り値を平均して、それぞれのストリップの外部から見える表面上の特定の色について報告されたL、a、及びb値を得る。
【0098】
第1の色と第2の色は、ΔEが約1より大きい場合、異なる色を有するとみなされる。任意選択的に、第1の色と第2の色は、ΔEが約10より大きい場合、異なる色を有するとみなされ得る。任意選択的に、第1の色と第2の色は、ΔEが約30より大きい場合、任意選択的に約50より大きい場合、異なる色を有するとみなされ得る。
【0099】
任意選択的に、第1の不織布ストリップ20は第1の色を有することができ、第2の不織布ストリップ45は第2の色を有することができ、中間不織布ストリップ100は第3の色を有することができる。第2の色は第1の色と異なってもよく、第2の色は第3の色と異なってもよい。任意選択的に、第2の色は、第1の色及び第3の色のうちの少なくとも1つと異なってもよい。第2の色は、上述のように測定することができる。第3の色は、第1の不織布ストリップ20に対して行われた測定の代わりに第3の不織布ストリップ140に対して行われた測定を用いて、第1の不織布ストリップ20について上述したように測定することができる。中間不織布ストリップ100は第3の色を有することができ、第2の不織布ストリップ45は第2の色を有することができる。第3の色及び第2の色は、色L、a、及びに従ってハンター反射率計試験によって測定される。第3の色及び第2の色は、L、a、及びb値を使用して式ΔE=[(L -L +(a -a +(b -b 1/2によって計算される色の差を有することができ、式中、Zは中間不織布ストリップ100を表し、Yは第2の不織布ストリップ45を表す。中間不織布ストリップ100と第2の不織布ストリップ45との間のΔEは、10より大きくてもよい。第2の色と第3の色は、ΔEが約10より大きい場合、異なる色を有するとみなされ得る。任意選択的に、第2の色と第3の色は、ΔEが約10より大きい場合、異なる色を有するとみなされ得る。任意選択的に、第2の色と第3の色は、ΔEが約30より大きい場合、異なる色を有するとみなされ得る。任意選択的に、第2の色と第3の色は、ΔEが約50より大きい場合、異なる色を有するとみなされ得る。
【0100】
第1の不織布ストリップ20と第2の不織布ストリップ45との間、及び任意選択的に第2の不織布ストリップ45と第3の不織布ストリップ140との間の色の違いは、クリーニングワイプ1が適切に毛羽立てられているか又は嵩高化されていることを使用者が識別するのを助けることができる。それぞれのストリップ間の色の違いにより、使用者は、それぞれのストリップの織り混ぜ又は重なり合いを視認することができる。それぞれのストリップの全てが同じ色、例えば白色を有する場合、ストリップが互いに織り混ぜられていることを使用者が視認し、クリーニングワイプ1が十分に毛羽立てられているか、又は所望の程度に毛羽立てられているかを理解することは困難であり得る。
【0101】
本明細書に記載される不織布の各層及び不織布の各部分は、熱結合によって互いに結合され得る。任意選択的に、不織布の各層及び不織布の各部分は、化学結合によって互いに結合され得る。化学結合部は接着剤を含む。結合部は、線結合などの連続的な結合部であってもよく、又は結合部が互いに離間している断続的な結合部であってもよい。例えば、中央結合部分35及び任意選択的に外側結合部37は、横方向縁部5の間に連続的に延在する連続的な線結合部とすることができる。任意選択的に、中央結合部分35及び任意選択の外側結合部37は、断続的な結合部であってもよい。断続的な結合部は、規則的又は不規則なパターンで互いに離間された複数の別個の結合部であってもよく、その集合体は、横方向縁部5の間に延在するか又は実質的に延在する。
【0102】
クリーニングワイプ1は、本明細書に記載され、図7に非限定的な例として示されるクリーニングワイプ1を提供することを含むプロセスによって包装することができる。クリーニングワイプ1は、最初に、様々な不織布のストリップが互いに織り混ぜられていない状態にあってもよい。クリーニングワイプ1は、長手方向軸Lと整列する方向に移動され得る。様々な不織布のストリップは、手動で、又は長手方向軸Lの両側の位置250から長手方向縁部10のそれぞれに向かって、また長手方向縁部10を越えてガス251を移動させることによって、曲げられるか、又は互いに織り混ぜることができ、それによって、第2の不織布ストリップ45を曲げて、第2の不織布自由端部54が第2の不織布固定端部50に対して面外になるようにして、クリーニングワイプ1を毛羽立たせる。様々な不織布のストリップは、長手方向軸Lの両側の位置250から長手方向縁部10を越えて長手方向軸Lに向かってガスを移動させることによって、曲げるか又は互いに織り混ぜることができ、それによって、第2の不織布ストリップ45を曲げて、第2の不織布自由端部54が第2の不織布固定端部50に対して面外になるようにして、クリーニングワイプ1を毛羽立たせる。任意選択的に、長手方向軸Lの両側の位置250から各長手方向縁部10に向かって、また長手方向縁部10を越えてガス251を移動させることにより、第1の不織布ストリップ20と第2の不織布ストリップ45を織り混ぜて、毛羽立てられたクリーニングワイプ1を形成することができる。ガス251は、位置250からガス251を吹き付けることによって、又は長手方向軸Lの上方に配置された真空ダクトによって長手方向軸Lに向かってガス251を引き込むことによって移動させることができる。毛羽立てられたクリーニングワイプ1は容器235内に配置することができ、容器235は閉じることができる。
【0103】
位置250は、両側の長手方向縁部10に個々に向けられた送風機252を備えることができる。送風機252は、ガス251の流れを方向付けるノズルを備えることができる。
【0104】
位置250は、長手方向縁部10の外側のクリーニングワイプ1の長手方向軸L及び横断方向軸Tと同一平面内にあり得る。2つ以上のそのような位置が存在し得る。任意選択的に又は追加的に、位置250は、クリーニングワイプの長手方向軸L及び横断方向軸Tによって画定される平面の上方、かつ長手方向縁部10の外側に設けられ得る。長手方向縁部10に対して高く、長手方向縁部10の外側に2つ以上のそのような隆起部があってもよい。ガス251は、長手方向軸L及び横断方向軸Tによって画定されるクリーニングワイプ1の平面に対してある角度で方向付けることができる。1つの実用的な構成では、ガス251は、クリーニングワイプ1の長手方向軸L及び横断方向軸Tによって画定される平面内で長手方向縁部10を横切って移動させることができる。任意選択的に又は追加的に、ガス251は、長手方向軸L及び横断方向軸Tによって画定されるクリーニングワイプ1の平面に対してある角度で長手方向縁部10にわたってある角度で移動させることができる。すなわち、ガス251は、長手方向縁部251にわたってクリーニングワイプ1に対してある角度で移動させることができる。このような配置は、ベンチュリ効果によって、様々な不織布のストリップをクリーニングワイプの平面から持ち上げるのを助けることができる。
【0105】
ガス251は、約1バール~約6バール、任意選択的に約2バール~約4バールの圧力で供給することができる。
【0106】
任意選択的に、毛羽立てられたクリーニングワイプ1は、毛羽立てられたクリーニングワイプ1を容器235内に配置する前に、長手方向軸Lに直交する折り畳み軸Fを中心に折り畳むことができる。毛羽立てられたクリーニングワイプ1は、折り畳み軸Fの両側の第1の不織布15の部分が互いに向き合うことができるように折り畳むことができる。このような配置は、様々な不織布ストリップがある程度連結するか又は相互にかみ合うことができ、ストリップがそこから延在する不織布の部分とより平面的になるようにストリップが逆戻りする可能性を低減するのを助けることができるので、折り目の内部の毛羽立てられた構造を保存及び保護することができる。さらに、隣接する梱包されたクリーニングワイプ1の毛羽立てられた表面が互いに実質的に接触しないので、コンパクトに梱包することがより容易であり得る。折り畳み軸Fの両側の第1の不織布15が互いから離れて面する配置では、様々な不織布ストリップは、ストリップが延在する不織布の部分とより平面的になるように逆戻りする傾向があり得る。
【0107】
折り畳みは、手動で、又はそのような目的のために設計された機械を使用することによって行うことができる。任意選択的に、クリーニングワイプ1は、折り畳み軸Fの両側の第1の不織布15の部分が折り目の外側になるように折り畳むことができ、これは、実施するのがより容易な折り畳みプロセスであり得る。
【0108】
様々な不織布ストリップを曲げるか、又は様々な不織布ストリップを織り混ぜるプロセスの一部として、クリーニングワイプ1は、第1のサンドイッチベルトコンベア255から第2のサンドイッチベルトコンベア260に移動させることができる。位置250は、第1のサンドイッチベルトコンベア255の下流かつ第2のサンドイッチベルトコンベア260の上流であり得る。クリーニングワイプ1が第1のサンドイッチベルトコンベア255から第2のサンドイッチベルトコンベア260へと下流に渡されているとき、クリーニングワイプ1のうちの第1のサンドイッチベルトコンベア255と第2のサンドイッチベルトコンベア260との間の部分は、長手方向軸Lに直交する方向に拘束されないことが可能である。クリーニングワイプ1の面外で拘束されないことによって、ストリップの様々な層が、クリーニングワイプ1の面外で操作され得る。長手方向縁部10に向かって移動したガス251は、不織布の不織布ストリップを曲げること、及び/又は持ち上げること、及び/又ははためかせる(flutter)ことができ、その結果、異なる不織布の不織布ストリップを曲げること、及び/又は互いに織り混ぜることができる。第1のサンドイッチベルトコンベア255及び第2のサンドイッチベルトコンベア260の一方又は両方は、クリーニングワイプ1の位置を制御することができ、ガス251が長手方向縁部10に向かって移動する際に、クリーニングワイプ1が長手方向軸Lに直交する横方向に移動するのを抑制することができる。
【0109】
クリーニングワイプ1は、長手方向軸Lに沿ってワイプ長さWLを有することができる。第1のサンドイッチベルトコンベヤ255及び第2のサンドイッチベルトコンベヤ260は、ガスを各長手方向縁部10に向かって移動させるとき、クリーニングワイプ1の長さの約10%超、任意選択的に約20%超、任意選択的に約40%超、任意選択的に約60%超、任意選択的に約80%超を一緒に又は個別に保持することができる。
【0110】
組み合わせ
実施例は、以下のとおりである:
A.長手方向軸と交差する対向する横方向縁部(5)の間に延在する長手方向軸(L)と、当該長手方向軸から離間し、当該横方向縁部の間に延在する長手方向縁部(10)とを有するクリーニングワイプ(1)であって、
当該長手方向軸に沿って延在し、第1の不織布固定端部(25)から延在する複数の第1の不織布ストリップ(20)を含む第1の不織布(15)であって、当該第1の不織布固定端部が、当該長手方向軸に向かって配向されている、第1の不織布と、
当該長手方向軸に沿って延在する第2の不織布(40)であって、当該第2の不織布は、中央結合部分(35)に沿って当該第1の不織布に接合されており、かつ第2の不織布固定端部(50)から第2の不織布自由端部(54)まで延在する複数の第2の不織布ストリップ(45)を含み、当該第2の不織布固定端部が、当該長手方向軸に向かって配向されており、当該第2の不織布が、当該中央結合部分に沿って、当該第1の不織布の下にある、第2の不織布と、
当該長手方向軸に沿って延在する第3の不織布(135)であって、当該第3の不織布は、当該中央結合部分に沿って当該第2の不織布に直接又は間接的に接合されており、かつ第3の不織布固定端部(145)から延在する複数の第3の不織布ストリップ(140)を含み、当該第3の不織布固定端部が、当該長手方向軸に向かって配向されており、当該第2の不織布が、当該中央結合部分に沿って、当該第1の不織布と当該第3の不織布との間にある、第3の不織布と、
当該長手方向軸に沿って延在する第4の不織布(175)であって、当該第4の不織布は、当該中央結合部分に沿って当該第3の不織布に接合されており、かつ第4の不織布固定端部(185)から延在する複数の第4の不織布ストリップ(180)を含み、当該第4の不織布固定端部が当該長手方向軸Lに向かって配向されており、当該第3の不織布が、当該中央結合部分に沿って、当該第2の不織布と当該第4の不織布との間にあり、当該第4の不織布が、当該長手方向軸の両側で当該中央結合部分の外側にある一対の外側結合部(37)によって当該第3の不織布にさらに接合され、当該外側結合部が当該横方向縁部の間に延在している、第4の不織布(110)と、を備え、
当該第2の不織布ストリップの数の約10%超は、当該第2の不織布自由端部が当該第2の不織布固定端部に対して面外になるように曲げられている、クリーニングワイプ。
【0111】
B.当該中央結合部分は熱結合部を含む、段落Aに記載のクリーニングワイプ。
【0112】
C.当該中央結合部分は化学結合部を含む、段落A又はBに記載のクリーニングワイプ。
【0113】
D.当該第1の不織布固定端部は、当該第2の固定端部と位置合わせされている、段落A~Cのいずれかに記載のクリーニングワイプ。
【0114】
E.当該第1の不織布ストリップは、当該第2の不織布ストリップよりも長い、段落A~Dに記載のクリーニングワイプ。
【0115】
F.当該第2の不織布ストリップの数の30%超は、当該第2の不織布自由端部が当該第2の不織布固定端部に対して面外になるように曲げられている、段落A~Eのいずれかに記載のクリーニングワイプ。
【0116】
G.当該第1の不織布は、ゲート折りされており、かつ当該長手方向軸を横切って延在する第1の不織布主要部分(55)と、当該長手方向軸の両側にある一対の第1の不織布折り線(60)と、それぞれが当該第1の不織布折り線のうちの1つから当該中央結合部分に向かって延在し、当該第1の不織布主要部分に結合されている一対の第1の不織布ゲート部分(65)とを備える、段落A~Fのいずれかに記載のクリーニングワイプ。
【0117】
H.当該第1の不織布ゲート部分は、当該第1の不織布主要部分と当該第2の不織布との間にある、段落Gに記載のクリーニングワイプ。
【0118】
I.当該第1の不織布折り線に隣接する当該第1の不織布ゲート部分の各部と当該第1の不織布主要部分とが互いに結合されていない、段落G又はHに記載のクリーニングワイプ。
【0119】
J.当該第2の不織布は、ゲート折りされており、かつ当該長手方向軸を横切って延在する第2の不織布主要部分(75)と、当該長手方向軸の両側にある一対の第2の不織布折り線(80)と、それぞれが当該第2の不織布折り線のうちの1つから当該中央結合部分に向かって延在し、当該第2の不織布主要部分に結合されている一対の第2の不織布ゲート部分(85)とを備える、段落A~Iのいずれかに記載のクリーニングワイプ。
【0120】
K.当該第2の不織布主要部分は、当該第2の不織布ゲート部分と当該第1の不織布との間にある、段落Jに記載のクリーニングワイプ。
【0121】
L.当該第2の不織布ゲート部分はそれぞれ、個々の第2の不織布ゲート部分端部(90)まで延在しており、当該第2の不織布折り線に隣接する当該第2の不織布ゲート部分の各部と当該第2の不織布主要部分は、互いに結合されていない、段落J又はKに記載のクリーニングワイプ。
【0122】
M.当該クリーニングワイプは、
当該長手方向軸に沿って延在する中間不織布(95)であって、当該中間不織布は、当該中央結合部分に沿って当該第2の不織布に接合されており、かつ中間不織布固定端部(105)から延在する複数の中間不織布ストリップ(100)を含み、当該中間不織布固定端部は、当該長手方向軸に向かって配向されており、当該第2の不織布は、当該中央結合部分に沿って、当該第1の不織布と当該中間不織布との間にある、中間不織布、をさらに備える、段落A~Lのいずれかに記載のクリーニングワイプ。
【0123】
N.当該中間不織布固定端部は、当該第1の不織布固定端部及び当該第2の不織布固定端部と位置合わせされている、段落Mに記載のクリーニングワイプ。
【0124】
O.当該中間不織布は、ゲート折りされており、かつ当該長手方向軸を横切って延在する中間不織布主要部分(115)と、当該長手方向軸の両側にある一対の中間不織布折り線(120)と、それぞれが当該中間不織布折り線のうちの1つから当該中央結合部分に向かって延在し、当該中間不織布主要部分に結合されている一対の中間不織布ゲート部分(125)とを備える、段落M又はNに記載のクリーニングワイプ。
【0125】
P.当該中間不織布主要部分は、当該中間不織布ゲート部分と当該第2の不織布との間にある、段落Oに記載のクリーニングワイプ。
【0126】
Q.当該中間不織布ゲート部分はそれぞれ、個々の中間不織布ゲート部分端部(130)まで延在しており、当該中間不織布折り線に隣接する当該中間不織布ゲート部分の各部と当該第2の不織布主要部分は、互いに結合されていない、段落O又はPに記載のクリーニングワイプ。
【0127】
R.当該第3の不織布ストリップは、当該第2の不織布ストリップよりも当該長手方向軸からさらに離れて延在している、段落A~Qのいずれかに記載のクリーニングワイプ。
【0128】
S.当該第3の不織布は、ゲート折りされており、かつ当該長手方向軸を横切って延在する第3の不織布主要部分(155)と、当該長手方向軸の両側にある一対の第3の不織布折り線(160)と、それぞれが当該第3の不織布折り線のうちの1つから当該中央結合部分に向かって延在し、当該第3の不織布主要部分に結合されている一対の第3の不織布ゲート部分(165)とを備える、段落A~Rのいずれかに記載のクリーニングワイプ。
【0129】
T.当該第3の不織布ゲート部分は、当該長手方向軸の両側で当該長手方向軸から離れた位置、任意選択的に離間した位置で、当該第3の不織布主要部分に結合されている、段落Sに記載のクリーニングワイプ。
【0130】
U.当該第3の不織布主要部分は、当該第3の不織布ゲート部分と当該第2の不織布との間にある、段落S又はTに記載のクリーニングワイプ。
【0131】
V.当該第3の不織布ゲート部分はそれぞれ、個々の第3の不織布ゲート部分端部(170)まで延在しており、当該第3の不織布折り線に隣接する当該第3の不織布ゲートの各部と当該第3の不織布主要部分は、互いに結合されていない、段落S~Uのいずれかに記載のクリーニングワイプ。
【0132】
W.当該第4の不織布ストリップは、当該第2の不織布ストリップよりも当該長手方向軸からさらに離れて延在している、段落A~Vのいずれかに記載のクリーニングワイプ。
【0133】
X.当該第4の不織布は、ゲート折りされており、かつ当該長手方向軸を横切って延在する第4の不織布主要部分(190)と、当該長手方向軸の両側にある一対の第4の不織布折り線(195)と、それぞれが当該第4の不織布折り線のうちの1つから当該中央結合部分に向かって延在し、当該第4の不織布主要部分に結合されている一対の第4の不織布ゲート部分(200)とを備える、段落A~Wのいずれかに記載のクリーニングワイプ。
【0134】
Y.当該第4の不織布ゲート部分は、当該長手方向軸の両側で当該長手方向軸から離れた位置、任意選択的に離間した位置で、当該第4の不織布主要部分に結合されている、段落Xに記載のクリーニングワイプ。
【0135】
Z.当該第4の不織布主要部分は、当該第4の不織布ゲート部分と当該第3の不織布との間にある、段落X又はYに記載のクリーニングワイプ。
【0136】
AA.当該第4の不織布ゲート部分はそれぞれ、個々の第4の不織布ゲート部分端部(205)まで延在しており、当該第4の不織布折り線に隣接する当該第4の不織布ゲートの各部と当該第4の不織布主要部分は、互いに結合されていない、段落X~Zのいずれかに記載のクリーニングワイプ。
【0137】
BB.当該クリーニングワイプは、当該第1の不織布と反対側の当該クリーニングワイプの裏側表面(215)の少なくとも一部を形成するバックシート(210)をさらに備え、当該バックシートは、当該中央結合部分よりも当該長手方向軸からさらに離れて延在している、段落A~AAのいずれかに記載のクリーニングワイプ。
【0138】
CC.当該クリーニングワイプは、当該長手方向軸の両側で当該バックシートに接合され、当該第1の不織布から離れて配向された一対の離間した取り付け部材(220)をさらに備える、段落BBに記載のクリーニングワイプ。
【0139】
DD.当該クリーニングワイプは、流体捕捉層(230)と当該バックシートとの間に配置された吸収性コア(225)をさらに含み、当該流体捕捉層は、当該吸収性コアと当該第1の不織布との間にあり、当該流体捕捉層、当該吸収性コア、及び当該バックシートのそれぞれは、当該長手方向軸の少なくとも一部に沿って延在している、段落BB又はCCに記載のクリーニングワイプ。
【0140】
EE.当該吸収性コアはエアレイドコアである、段落DDに記載のクリーニングワイプ。
【0141】
FF.当該第1の不織布ストリップは第1の色を有し、当該第2の不織布ストリップは第2の色を有し、当該第1の色は当該第2の色と異なっている、段落A~EEのいずれかに記載のクリーニングワイプ。
【0142】
GG.当該第1の不織布ストリップは第1の色を有し、当該第2の不織布ストリップは第2の色を有し、当該中間不織布ストリップは第3の色を有し、当該第2の色は当該第1の色と異なり、当該第2の色は当該第3の色と異なっている、段落M~Qのいずれかに記載のクリーニングワイプ。
【0143】
HH.当該第1の不織布ストリップは第1の色を有し、当該第2の不織布ストリップは第2の色を有し、当該中間不織布ストリップは第3の色を有し、当該第2の色は当該第1の色及び当該第3の色のうちの少なくとも1つと異なっている、段落M~Qのいずれかに記載のクリーニングワイプ。
【0144】
II.当該第1の不織布ストリップは第1の色を有し、当該第2の不織布ストリップは第2の色を有し、当該第1の色及び当該第2の色は、色L、a、及びbに従ってハンター反射率計試験によって測定され、当該第1の色及び当該第2の色は、L、a、及びb値を使用して式ΔE=[(L -L +(a -a +(b -b 1/2によって計算される色において差異を有し、式中、Xは当該第1の不織布ストリップを表し、Yは当該第2の不織布ストリップを表し、第1の不織布ストリップと第2不織布ストリップとの間のΔEは10より大きい、段落A~HHのいずれかに記載のクリーニングワイプ。
【0145】
JJ.当該中間不織布ストリップは第3の色を有し、当該第2の不織布ストリップは第2の色を有し、当該第3の色及び当該第2の色は、色L、a、及びbに従ってハンター反射率計試験によって測定され、当該第3の色及び当該第2の色は、L、a、及びb値を使用して式ΔE=[(L -L +(a -a +(b -b 1/2によって計算される色において差異を有し、式中、Zは当該中間不織布ストリップを表し、Yは当該第2の不織布ストリップを表し、中間不織布ストリップと第2不織布ストリップとの間のΔEは10より大きい、段落M~Qのいずれかに記載のクリーニングワイプ。
【0146】
KK.当該中央結合部分は、連続結合又は断続結合である、段落A~JJのいずれかに記載のクリーニングワイプ。
【0147】
LL.当該外側結合部は、連続結合又は断続結合である、段落A~KKのいずれかに記載のクリーニングワイプ。
【0148】
MM.当該第1の不織布ストリップは、当該第1の不織布固定端部から第1の不織布自由端部(30)まで延在しており、当該第1の不織布ストリップの数の約10%超は、当該第1の不織布自由端部が当該第1の不織布固定端部に対して面外になるように曲げられている、段落A~LLのいずれかに記載のクリーニングワイプ。
【0149】
NN.当該第1の不織布は約40重量%超のパルプを含み、当該第2の不織布は当該第1の不織布と異なっている、段落A~MMのいずれかに記載のクリーニングワイプ。
【0150】
OO.当該第1の不織布は第1の不織布構成繊維を含み、当該第2の不織布は第2の不織布構成繊維を含み、当該第1の不織布構成繊維は当該第2の不織布構成繊維とは化学的に異なっている、段落A~NNのいずれかに記載のクリーニングワイプ。
【0151】
本明細書に開示されている寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限定されるものとして理解されるべきではない。その代わりに、特に指示がない限り、このような寸法は各々、列挙された値とその値を囲む機能的に同等な範囲の両方を意味することが、意図される。例えば、「40mm」と開示された寸法は、「約40mm」を意味することが、意図される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2025-03-11
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
長手方向軸と交差する対向する横方向縁部(5)の間に延在する前記長手方向軸(L)と、前記長手方向軸から離間し、前記横方向縁部の間に延在する長手方向縁部(10)とを有するクリーニングワイプ(1)であって、
前記長手方向軸に沿って延在し、第1の不織布固定端部(25)から延在する複数の第1の不織布ストリップ(20)を含む第1の不織布(15)であって、前記第1の不織布固定端部が、前記長手方向軸に向かって配向されている、第1の不織布と、
前記長手方向軸に沿って延在する第2の不織布(40)であって、前記第2の不織布は、中央結合部分(35)に沿って前記第1の不織布に接合されており、かつ第2の不織布固定端部(50)から第2の不織布自由端部(54)まで延在する複数の第2の不織布ストリップ(45)を含み、前記第2の不織布固定端部が、前記長手方向軸に向かって配向されており、前記第2の不織布が、前記中央結合部分に沿って、前記第1の不織布の下にある、第2の不織布と、
前記長手方向軸に沿って延在する第3の不織布(135)であって、前記第3の不織布は、前記中央結合部分に沿って前記第2の不織布に直接又は間接的に接合されており、かつ第3の不織布固定端部(145)から延在する複数の第3の不織布ストリップ(140)を含み、前記第3の不織布固定端部が、前記長手方向軸に向かって配向されており、前記第2の不織布が、前記中央結合部分に沿って、前記第1の不織布と前記第3の不織布との間にある、第3の不織布と、
前記長手方向軸に沿って延在する第4の不織布(175)であって、前記第4の不織布は、前記中央結合部分に沿って前記第3の不織布に接合されており、かつ第4の不織布固定端部(185)から延在する複数の第4の不織布ストリップ(180)を含み、前記第4の不織布固定端部が前記長手方向軸Lに向かって配向されており、前記第3の不織布が、前記中央結合部分に沿って、前記第2の不織布と前記第4の不織布との間にあり、前記第4の不織布が、前記長手方向軸の両側で前記中央結合部分の外側にある一対の外側結合部(37)によって前記第3の不織布にさらに接合され、前記外側結合部が前記横方向縁部の間に延在している、第4の不織布(110)と、を備え、
前記第2の不織布ストリップの数の約10%超は、前記第2の不織布自由端部が前記第2の不織布固定端部に対して面外になるように曲げられている、クリーニングワイプ。
【請求項2】
前記中央結合部分は熱結合部を含む、請求項1に記載のクリーニングワイプ。
【請求項3】
前記中央結合部分は化学結合部を含む、請求項1又は請求項2に記載のクリーニングワイプ。
【請求項4】
前記第1の不織布は、ゲート折りされており、かつ前記長手方向軸を横切って延在する第1の不織布主要部分(55)と、前記長手方向軸の両側にある一対の第1の不織布折り線(60)と、それぞれが前記第1の不織布折り線のうちの1つから前記中央結合部分に向かって延在し、前記第1の不織布主要部分に結合されている一対の第1の不織布ゲート部分(65)とを備える、請求項1に記載のクリーニングワイプ。
【請求項5】
前記第1の不織布ゲート部分は、前記第1の不織布主要部分と前記第2の不織布との間にある、請求項4に記載のクリーニングワイプ。
【請求項6】
前記第1の不織布折り線に隣接する前記第1の不織布ゲート部分の各部と前記第1の不織布主要部分とが互いに結合されていない、請求項4又は請求項5に記載のクリーニングワイプ。
【請求項7】
前記第2の不織布は、ゲート折りされており、かつ前記長手方向軸を横切って延在する第2の不織布主要部分(75)と、前記長手方向軸の両側にある一対の第2の不織布折り線(80)と、それぞれが前記第2の不織布折り線のうちの1つから前記中央結合部分に向かって延在し、前記第2の不織布主要部分に結合されている一対の第2の不織布ゲート部分(85)とを備える、請求項1に記載のクリーニングワイプ。
【請求項8】
前記第2の不織布ゲート部分はそれぞれ、個々の第2の不織布ゲート部分端部(90)まで延在しており、前記第2の不織布折り線に隣接する前記第2の不織布ゲート部分の各部と前記第2の不織布主要部分は、互いに結合されていない、請求項7に記載のクリーニングワイプ。
【請求項9】
前記第3の不織布ストリップは、前記第2の不織布ストリップよりも前記長手方向軸からさらに離れて延在している、請求項1に記載のクリーニングワイプ。
【請求項10】
前記第3の不織布は、ゲート折りされており、かつ前記長手方向軸を横切って延在する第3の不織布主要部分(155)と、前記長手方向軸の両側にある一対の第3の不織布折り線(160)と、それぞれが前記第3の不織布折り線のうちの1つから前記中央結合部分に向かって延在し、前記第3の不織布主要部分に結合されている一対の第3の不織布ゲート部分(165)とを備える、請求項1に記載のクリーニングワイプ。
【請求項11】
前記第3の不織布ゲート部分は、前記長手方向軸の両側にあり前記長手方向軸から離れた位置で、前記第3の不織布主要部分に結合されている、請求項10に記載のクリーニングワイプ。
【請求項12】
前記第3の不織布ゲート部分はそれぞれ、個々の第3の不織布ゲート部分端部(170)まで延在しており、前記第3の不織布折り線に隣接する前記第3の不織布ゲート部分の各部と前記第3の不織布主要部分は、互いに結合されていない、請求項10又は11に記載のクリーニングワイプ。
【請求項13】
前記第4の不織布は、ゲート折りされており、かつ前記長手方向軸を横切って延在する第4の不織布主要部分(190)と、前記長手方向軸の両側にある一対の第4の不織布折り線(195)と、それぞれが前記第4の不織布折り線のうちの1つから前記中央結合部分に向かって延在し、前記第4の不織布主要部分に結合されている一対の第4の不織布ゲート部分(200)とを備える、請求項1に記載のクリーニングワイプ。
【請求項14】
前記第4の不織布ゲート部分は、前記長手方向軸の両側にあり前記長手方向軸から離れた位置で、前記第4の不織布主要部分に結合されている、請求項13に記載のクリーニングワイプ。
【請求項15】
前記第1の不織布ストリップは第1の色を有し、前記第2の不織布ストリップは第2の色を有し、前記第1の色は前記第2の色と異なっている、請求項1に記載のクリーニングワイプ。
【国際調査報告】