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特表2025-532018マルチメディアコンテンツ処理方法、装置、デバイス及び記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-09-29
(54)【発明の名称】マルチメディアコンテンツ処理方法、装置、デバイス及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/431 20110101AFI20250919BHJP
   G06F 3/0481 20220101ALI20250919BHJP
【FI】
H04N21/431
G06F3/0481
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2025515381
(86)(22)【出願日】2024-03-06
(85)【翻訳文提出日】2025-03-12
(86)【国際出願番号】 CN2024080413
(87)【国際公開番号】W WO2024188137
(87)【国際公開日】2024-09-19
(31)【優先権主張番号】202310269671.7
(32)【優先日】2023-03-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521431088
【氏名又は名称】北京字跳▲網▼絡技▲術▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Zitiao Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】0207, 2/F, Building 4, Zijin Digital Park, Haidian District, Beijing,P. R. China
(74)【代理人】
【識別番号】110004381
【氏名又は名称】弁理士法人ITOH
(72)【発明者】
【氏名】ジャオ,ジィアルォイ
(72)【発明者】
【氏名】シュイ,モンルゥォン
(72)【発明者】
【氏名】チェン,ルィハオ
(72)【発明者】
【氏名】リィウ,ペイジ
(72)【発明者】
【氏名】パン,ユィチョン
(72)【発明者】
【氏名】ジャオ,ミン
(72)【発明者】
【氏名】シ,ティエンウェン
(72)【発明者】
【氏名】ジュ,ジンポン
(72)【発明者】
【氏名】ジャン,シン
(72)【発明者】
【氏名】リィウ,スダ
【テーマコード(参考)】
5C164
5E555
【Fターム(参考)】
5C164PA44
5C164UB08S
5C164UB41S
5C164YA11
5E555AA41
5E555BA01
5E555BA16
5E555BB01
5E555BB16
5E555BC18
5E555DA23
5E555DB33
5E555DB42
5E555DB57
5E555DC05
5E555DC10
5E555DC25
5E555FA00
(57)【要約】
本開示は、マルチメディアコンテンツ処理方法、装置、デバイス及び記憶媒体を提供し、前記方法は、まず、第1のページにおいて、第1の展示スタイルに基づいて文章ジャンルコンテンツを展示することであって、文章ジャンルコンテンツはマルチメディア情報フローにあることと、その後、第1のページに作用する所定のトリガー操作に応答して、第1のページから第2のページにジャンプし、第2のページにおいて、第2の展示スタイルに基づいて文章ジャンルコンテンツを展示することであって、第2の展示スタイルは、文章ジャンルコンテンツを図文形式で展示するために使用されることと、を含む。ここで分かるように、本開示の実施例は、同じ文章ジャンルコンテンツを、マルチメディア情報フローの自動再生に基づいて展示する状態から図文形式で展示する状態に切り替えることをサポートすることができ、文章ジャンルコンテンツの関連展示機能を充実させ、文章ジャンルコンテンツの異なる展示状態に対するユーザの閲覧要求を満たし、ユーザの体験を向上させる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のページにおいて、第1の展示スタイルに基づいて文章ジャンルコンテンツを展示することであって、前記第1の展示スタイルは、前記文章ジャンルコンテンツを自動的に再生するために使用され、前記文章ジャンルコンテンツは、マルチメディア情報フローにあることと、
前記第1のページに作用する所定のトリガー操作に応答して、前記第1のページから第2のページにジャンプし、前記第2のページにおいて、第2の展示スタイルに基づいて前記文章ジャンルコンテンツを展示することであって、前記第2の展示スタイルは、前記文章ジャンルコンテンツを図文形式で展示するために使用されることと、
を含むことを特徴とするマルチメディアコンテンツ処理方法。
【請求項2】
前記第1のページにプログレスバーコンポーネントが設置されており、
前記プログレスバーコンポーネントに対する制御操作に応答して、前記制御操作に基づいて、前記第1のページにおける前記文章ジャンルコンテンツの再生プログレスを調整することをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のページに前記文章ジャンルコンテンツを展示する過程において、前記文章ジャンルコンテンツに対応する音声ファイルを再生することをさらに含み、
前記音声ファイルは、前記文章ジャンルコンテンツに基づいて生成されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のページに前記文章ジャンルコンテンツを展示する過程において、第1のオーディオトラックに基づいて背景音楽ファイルを再生することをさらに含み、
対応的に、前記文章ジャンルコンテンツに対応する音声ファイルを再生することは、
第2のオーディオトラックに基づいて、前記文章ジャンルコンテンツに対応する音声ファイルを再生することを含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のページに作用する所定のトリガー操作に応答して、前記第1のページから第2のページにジャンプし、前記第2のページにおいて、第2の展示スタイルに基づいて前記文章ジャンルコンテンツを展示することは、
前記第1のページに作用する所定のトリガー操作に応答して、前記第1のページにおける前記文章ジャンルコンテンツの再生プログレスを取得し、前記第1のページから前記第2のページにジャンプすることと、
前記第2のページにおいて、前記第2の展示スタイルに基づいて、前記第1のページにおける前記文章ジャンルコンテンツの再生プログレスに応じて、前記文章ジャンルコンテンツを展示することと、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のページから前記第2のページにジャンプする前に、
前記第1のページに作用する前記所定のトリガー操作に応答して、前記第1のページにおける前記文章ジャンルコンテンツの展示幅を所定の幅値に動的に調整するよう制御することをさらに含み、
前記所定の幅値は、前記第2のページにおいて前記文章ジャンルコンテンツの展示幅についての取り値であることを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のページから前記第2のページにジャンプすることは、
前記第1のページにおいて、所定の第1の透明度に基づいて前記第2のページを表示することと、
前記第1のページにおける前記文章ジャンルコンテンツの再生プログレスを取得した場合、前記第2のページの前記所定の第1の透明度を所定の第2の透明度に調整し、前記所定の第2の透明度に基づいて前記第2のページを表示することと、
を含むことを特徴とする請求項5又は6に記載の方法。
【請求項8】
前記第2のページに作用する所定の戻り操作に応答して、前記第2のページにおける前記文章ジャンルコンテンツの展示プログレスを取得し、前記第2のページから前記第1のページにジャンプすることと、
前記第1のページにおいて、前記第1の展示スタイルに基づいて、前記第2のページにおける前記文章ジャンルコンテンツの展示プログレスに応じて、前記文章ジャンルコンテンツを展示することと、
をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項9】
第1のページにおいて、第1の展示スタイルに基づいて文章ジャンルコンテンツを展示するための第1の展示モジュールであって、前記第1の展示スタイルは、前記文章ジャンルコンテンツを自動的に再生するために使用され、前記文章ジャンルコンテンツは、マルチメディア情報フローにある、第1の展示モジュールと、
前記第1のページに作用する所定のトリガー操作に応答して、前記第1のページから第2のページにジャンプし、前記第2のページにおいて、第2の展示スタイルに基づいて前記文章ジャンルコンテンツを展示するための第2の展示モジュールであって、前記第2の展示スタイルは、前記文章ジャンルコンテンツを図文形式で展示するために使用される、第2の展示モジュールと、
を備えることを特徴とするマルチメディアコンテンツ処理装置。
【請求項10】
端末装置上で実行されると、前記端末装置に請求項1~8のいずれか1項に記載の方法を実現させる命令が記憶されていることを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項11】
メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶され、前記プロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムと、を備え、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、請求項1~8のいずれか1項に記載の方法を実現することを特徴とするマルチメディアコンテンツ処理デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2023年3月15日に提出され、タイトルが「マルチメディアコンテンツ処理方法、装置、デバイス及び記憶媒体」であり、中国特許出願第2023102696717号の優先権を主張するものであり、その全内容は参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は、データ処理の分野に関し、特に、マルチメディアコンテンツ処理方法、装置、デバイス及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
マルチメディアコンテンツ処理技術の絶え間ない発展に伴い、人々のマルチメディアコンテンツ関連機能に対する要求はますます多様化している。現在、ショートビデオソフトウェアでは、文章、図文などの長大な図文タイプのマルチメディアコンテンツの展示形式は、ユーザの閲覧要求を満たすことができなくなる。
【0004】
そのため、長大な図文タイプのマルチメディアコンテンツに関する展示機能をいかに充実させて、ユーザのマルチメディアコンテンツ閲覧要求を満たすかは、現在早急に解決すべき技術課題である。
【発明の概要】
【0005】
本開示の実施例は、マルチメディアコンテンツ処理方法を提供する。
【0006】
第1の態様において、本開示は、マルチメディアコンテンツ処理方法を提供し、前記方法は、
第1のページにおいて、第1の展示スタイルに基づいて文章ジャンルコンテンツを展示することであって、前記第1の展示スタイルは、前記文章ジャンルコンテンツを自動的に再生するために使用され、前記文章ジャンルコンテンツは、マルチメディア情報フローにあることと、
前記第1のページに作用する所定のトリガー操作に応答して、前記第1のページから第2のページにジャンプし、前記第2のページにおいて、第2の展示スタイルに基づいて前記文章ジャンルコンテンツを展示することであって、前記第2の展示スタイルは、前記文章ジャンルコンテンツを図文形式で展示するために使用されることと、を含む。
【0007】
1つの選択可能な実施形態において、前記第1のページにプログレスバーコンポーネントが設置されており、前記方法は、
前記プログレスバーコンポーネントに対する制御操作に応答して、前記制御操作に基づいて、前記第1のページにおける前記文章ジャンルコンテンツの再生プログレスを調整することをさらに含む。
【0008】
1つの選択可能な実施形態において、前記方法は、
前記第1のページに前記文章ジャンルコンテンツを展示する過程において、前記文章ジャンルコンテンツに対応する音声ファイルを再生することをさらに含み、前記音声ファイルは、前記文章ジャンルコンテンツに基づいて生成される。
【0009】
1つの選択可能な実施形態において、前記方法は、
前記第1のページに前記文章ジャンルコンテンツを展示する過程において、第1のオーディオトラックに基づいて背景音楽ファイルを再生することをさらに含み、
対応的に、前記文章ジャンルコンテンツに対応する音声ファイルを再生することは、
第2のオーディオトラックに基づいて、前記文章ジャンルコンテンツに対応する音声ファイルを再生することを含む。
【0010】
1つの選択可能な実施形態において、前記第1のページに作用する所定のトリガー操作に応答して、前記第1のページから第2のページにジャンプし、前記第2のページにおいて、第2の展示スタイルに基づいて前記文章ジャンルコンテンツを展示することは、
前記第1のページに作用する所定のトリガー操作に応答して、前記第1のページにおける前記文章ジャンルコンテンツの再生プログレスを取得し、前記第1のページから第2のページにジャンプすることと、
前記第2のページにおいて、第2の展示スタイルに基づいて、前記第1のページにおける前記文章ジャンルコンテンツの再生プログレスに応じて、前記文章ジャンルコンテンツを展示することと、を含む。
【0011】
1つの選択可能な実施形態では、前記第1のページから第2のページにジャンプする前に、
前記第1のページに作用する前記所定のトリガー操作に応答して、前記第1のページにおける前記文章ジャンルコンテンツの展示幅を所定の幅値に動的に調整するよう制御することをさらに含み、前記所定の幅値は、前記第2のページにおいて前記文章ジャンルコンテンツの展示幅についての取り値である。
【0012】
1つの選択可能な実施形態において、前記第1のページから第2のページにジャンプすることは、
前記第1のページにおいて、所定の第1の透明度に基づいて第2のページを表示することと、
前記第1のページにおける前記文章ジャンルコンテンツの再生プログレスを取得した場合、前記第2のページの前記所定の第1の透明度を所定の第2の透明度に調整し、前記所定の第2の透明度に基づいて前記第2のページを表示することと、を含む。
【0013】
1つの選択可能な実施形態において、前記方法は、
前記第2のページに作用する所定の戻り操作に応答して、前記第2のページにおける前記文章ジャンルコンテンツの展示プログレスを取得し、前記第2のページから前記第1のページにジャンプすることと、
前記第1のページにおいて、前記第1の展示スタイルに基づいて、前記第2のページにおける前記文章ジャンルコンテンツの展示プログレスに応じて、前記文章ジャンルコンテンツを展示することと、をさらに含む。
【0014】
第2の態様において、本開示は、マルチメディアコンテンツ処理装置を提供し、前記装置は、
第1のページにおいて、第1の展示スタイルに基づいて文章ジャンルコンテンツを展示するための第1の展示モジュールであって、前記第1の展示スタイルは、前記文章ジャンルコンテンツを自動的に再生するために使用され、前記文章ジャンルコンテンツは、マルチメディア情報フローにある、第1の展示モジュールと、
前記第1のページに作用する所定のトリガー操作に応答して、前記第1のページから第2のページにジャンプし、前記第2のページにおいて、第2の展示スタイルに基づいて前記文章ジャンルコンテンツを展示するための第2の展示モジュールであって、前記第2の展示スタイルは、前記文章ジャンルコンテンツを図文形式で展示するために使用される、第2の展示モジュールと、を備える。
【0015】
第3の態様において、本開示は、端末装置上で実行されると、前記端末装置に上述した方法を実現させる命令が記憶されているコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0016】
第4の態様において、本開示は、メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶され、前記プロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムと、を備え、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、上述した方法を実現する、マルチメディアコンテンツ処理デバイスを提供する。
【0017】
第5の態様において、本開示は、プロセッサによって実行されると、上述した方法を実現するコンピュータプログラム/命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。
【0018】
本開示の実施例によって提供される技術案は、従来技術に対して少なくとも以下の利点を有する。
【0019】
本開示の実施例は、マルチメディアコンテンツ処理方法を提供し、まず、第1のページにおいて、第1の展示スタイルに基づいて文章ジャンルコンテンツを展示し、ここで、文章ジャンルコンテンツはマルチメディア情報フローにあり、次に、第1のページに作用する所定のトリガー操作に応答して、第1のページから第2のページにジャンプし、第2のページにおいて、第2の展示スタイルに基づいて文章ジャンルコンテンツを展示し、ここで、第2の展示スタイルは、文章ジャンルコンテンツを図文形式で展示するために使用される。これで分かるように、本開示の実施例は、同じ文章ジャンルコンテンツを、マルチメディア情報フローの自動再生に基づいて展示する状態から図文形式で展示する状態に切り替えることをサポートすることができ、文章ジャンルコンテンツの関連展示機能を充実させ、それによって、文章ジャンルコンテンツの異なる展示状態に対するユーザの閲覧要求を満たし、ユーザの体験を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
ここでの添付図面は、明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成し、本開示に適合する実施例を示し、明細書とともに本開示の原理を解釈するために使用される。
【0021】
本開示の実施例又は従来技術における技術案をより明確に説明するために、以下では、実施例又は従来技術への説明において使用される必要がある添付図面を簡単に紹介するが、当分野の普通技術者にとって、創造的な労力を支払うことなく、これらの添付図面から他の図面を得ることは明らかである。
図1】本開示の実施例によって提供されるマルチメディアコンテンツ処理方法のフローチャートである。
図2】本開示の実施例によって提供される第1のページの模式図である。
図3】本開示の実施例によって提供される別の第1のページの模式図である。
図4】本開示の実施例によって提供される第2のページの模式図である。
図5】本開示の実施例によって提供されるマルチメディアコンテンツ処理装置の構成模式図である。
図6】本開示の実施例によって提供されるマルチメディアコンテンツ処理デバイスの構成模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本開示の上記目的、特徴、及び利点をより明確に理解できるために、本開示のソリューションを以下にさらに説明する。本開示の実施例及び実施例における特徴は、矛盾することなく互いに組み合わせることができることに留意されたい。
【0023】
本開示を完全に理解するために、多くの具体的な詳細が以下の説明に記載されているが、本開示は、本明細書に記載されている形態とは異なる形態で実施されてもよい。明らかに、明細書における実施例は、本開示の実施例の一部に過ぎず、実施例のすべてではない。
【0024】
マルチメディアコンテンツ処理技術の絶え間ない発展に伴い、人々のマルチメディアコンテンツ関連機能に対する要求はますます多様化している。現在、ショートビデオソフトウェアでは、文章、図文などの長大な図文タイプのマルチメディアコンテンツの展示形式は、ユーザの閲覧要求を満たすことができなくなる。
【0025】
そのため、長大な図文タイプのマルチメディアコンテンツに関する展示機能をいかに充実させて、ユーザのマルチメディアコンテンツ閲覧要求を満たすかは、現在早急に解決すべき技術課題である。
【0026】
これに対して、本開示の実施例は、マルチメディアコンテンツ処理方法を提供し、まず、第1のページにおいて、第1の展示スタイルに基づいて文章ジャンルコンテンツを展示し、ここで、文章ジャンルコンテンツはマルチメディア情報フローにあり、次に、第1のページに作用する所定のトリガー操作に応答して、第1のページから第2のページにジャンプし、第2のページにおいて、第2の展示スタイルに基づいて文章ジャンルコンテンツを展示し、ここで、第2の展示スタイルは、文章ジャンルコンテンツを図文形式で展示するために使用される。これで分かるように、本開示の実施例は、同じ文章ジャンルコンテンツを、マルチメディア情報フローの自動再生に基づいて展示する状態から図文形式で展示する状態に切り替えることをサポートすることができ、文章ジャンルコンテンツの関連展示機能を充実させ、それによって、文章ジャンルコンテンツの異なる展示状態に対するユーザの閲覧要求を満たし、ユーザの体験を向上させる。
【0027】
これに基づいて、本開示の実施例は、マルチメディアコンテンツ処理方法を提供し、本開示の実施例によって提供されるマルチメディアコンテンツ処理方法のフローチャートである図1を参照して、この方法は、以下のステップを含む。
【0028】
S101:第1のページにおいて、第1の展示スタイルに基づいて文章ジャンルコンテンツを展示する。
【0029】
いくつかの実施例において、前記第1の展示スタイルは、前記文章ジャンルコンテンツを自動的に再生するために使用され、前記文章ジャンルコンテンツは、マルチメディア情報フローにある。
【0030】
本開示の実施例において、文章ジャンルコンテンツは、マルチメディア情報フローにあり、マルチメディア情報フロー内のマルチメディアコンテンツのいずれか1つであってもよく、具体的には、テキストコンテンツを含んでもよく、テキストコンテンツ及び画像コンテンツなどを含んでもよい。
【0031】
本開示の実施例では、マルチメディア情報フローは、テキストコンテンツ、テキスト及び画像コンテンツ、ビデオコンテンツ、オーディオコンテンツなどのマルチメディアコンテンツを含む情報フローのいずれか1つであってもよい。
【0032】
本開示の実施例において、第1のページは、マルチメディア情報フロー内のマルチメディアコンテンツを展示するために使用される。いくつかの実施例において、文章ジャンルコンテンツのマルチメディアコンテンツについて、第1のページは、第1の展示スタイルを使用して文章ジャンルコンテンツを展示してもよい。
【0033】
1つの選択可能な実施形態において、第1のページにおいて、第1の展示スタイルに基づいて文章ジャンルコンテンツを展示する過程において、所定のスクロール速度で第1のページで上方にスクロールして文章ジャンルコンテンツを展示しれてもよい。例えば、第1のページでは、所定のスクロール速度(例えば、20行/秒)で、1行ずつ上方にスクロールして文章ジャンルコンテンツを展示する。図2に示すように、図2は、本開示の実施例によって提供される第1のページの模式図である。第1の時点で、第1のページに展示される文章ジャンルコンテンツに含まれる「人生は楽じゃない、フレンチシェフが路上でケバブを焼く」という行のテキストコンテンツは、ページ展示位置201に展示される。
【0034】
図2に示すように、第1のページには、所定のスクロール速度で自動的に上方にスクロールして文章ジャンルコンテンツを展示するので、同じ行のテキストコンテンツは、異なる時点でのページ展示位置が異なる。本開示の実施例によって提供される別の第1のページの模式図である図3に示すように、文章ジャンルコンテンツに含まれる「人生は楽じゃない、フレンチシェフが路上でケバブを焼く」という行のテキストコンテンツは、第2の時点でページ展示位置301に展示される。
【0035】
また、第1のページが第1の展示スタイルに基づいて文章ジャンルコンテンツを展示する方式には、所定のページめくり速度で文章ジャンルコンテンツをページ毎に自動的に展示する方式なども含まれ得る。なお、本開示の実施例は、第1の展示スタイルに基づいて文章ジャンルコンテンツを自動的に再生、展示する具体的な方式を限定するものではない。
【0036】
1つの選択可能な実施形態において、ユーザが第1のページに展示された文章ジャンルコンテンツの再生プログレスを制御することを容易にするために、第1の展示スタイル内にプログレスバーコンポーネントが設置されてもよく、ユーザがプログレスバーコンポーネントにより文章ジャンルコンテンツの再生プログレスを調整することを容易にする。
【0037】
本開示の実施例において、第1のページにおけるプログレスバーコンポーネントに対する制御操作を受け取ると、その制御操作に基づいて、第1のページにおける文章ジャンルコンテンツの再生プログレスを調整する。
【0038】
本開示の実施例において、プログレスバーコンポーネントに対する制御操作は、このプログレスバーコンポーネントに作用する左へのドラッグ操作、右へのドラッグ操作、再生一時停止操作、再生継続操作、倍速再生操作などを含み得る。
【0039】
S102:前記第1のページに作用する所定のトリガー操作に応答して、前記第1のページから第2のページにジャンプし、前記第2のページにおいて、第2の展示スタイルに基づいて前記文章ジャンルコンテンツを展示する。
【0040】
いくつかの実施例において、前記第2の展示スタイルは、前記文章ジャンルコンテンツを図文形式で展示するために使用される。
【0041】
本開示の実施例において、第1のページに作用する所定のトリガー操作は、第1のページに作用する所定のスライド操作を含んでもよく、また、第1のページにおける所定のコントロールに対するトリガー操作を含んでもよい。いくつかの実施例では、所定のコントロールに対するトリガー操作は、クリック操作、長押し操作などを含んでもよい。
【0042】
本開示の実施例では、第1のページに作用する所定のトリガー操作を受け取ると、第1のページから第2のページに切り替え、第2のページに第2の展示スタイルを利用して文章ジャンルコンテンツを展示する。具体的には、第2の展示スタイルを利用して図文形式で文章ジャンルコンテンツを展示することは、第1の展示スタイルを利用して文章ジャンルコンテンツを展示することと効果が異なる。
【0043】
図2に示すように、第1のページにおいて、第1の展示スタイルに基づいて文章ジャンルコンテンツを展示する過程において、第1のページにおける所定のコントロール203に対するトリガー操作を受け取ると、図2に示す第1のページから第2のページにジャンプし、第2のページにおいて、第2の展示スタイルに基づいて文章ジャンルコンテンツを展示する。本開示の実施例によって提供される第2のページの模式図である図4に示すように、第2の展示スタイルは、文章ジャンルコンテンツを図文のフォーマットで展示するために使用される。
【0044】
実際の応用では、所定のコントロール203に「全文を展示する」という表示文字を展示して、所定のコントロールに対するトリガー操作により、第1のページから第2のページにジャンプし、文章ジャンルコンテンツを図文のフォーマットで展示することをトリガーできることをユーザに促し、それによってユーザの体験を向上させる。
【0045】
1つの選択可能な実施形態において、第2のページにおいて、第2の展示スタイルに基づいて文章ジャンルコンテンツを展示するとき、ユーザは、文章ジャンルコンテンツ内の全てのコンテンツを閲覧できるように、第2のページに作用する所定のスライド操作により、文章ジャンルコンテンツのスライド展示をトリガーしてもよい。いくつかの実施例において、第2のページに作用する所定のスライド操作は、上方へのスライド操作、下方へのスライド操作などを含み得る。
【0046】
本開示の実施例によって提供されるマルチメディアコンテンツ処理方法において、まず、第1のページにおいて、第1の展示スタイルに基づいて文章ジャンルコンテンツを展示し、ここで、文章ジャンルコンテンツは、第1のマルチメディア情報フローにあり、次に、第1のページに作用する所定のトリガー操作に応答して、第1のページから第2のページにジャンプし、第2のページにおいて、第2の展示スタイルに基づいて文章ジャンルコンテンツを展示し、ここで、第2の展示スタイルは、文章ジャンルコンテンツを図文のフォーマットで展示するために使用される。これで分かるように、本開示の実施例は、同じ文章ジャンルコンテンツを、マルチメディア情報フローの自動再生に基づいて展示する状態から図文形式で展示する状態に切り替えることをサポートすることができ、文章ジャンルコンテンツの関連展示機能を充実させ、それによって、マルチメディアコンテンツの異なる展示状態に対するユーザの閲覧要求を満たし、ユーザの体験を向上させる。
【0047】
実際の応用では、第1のページから第2のページにジャンプする過程において、文章ジャンルコンテンツに対するユーザの閲覧没入感を高めるために、第1のページに作用する所定のトリガー操作を受け取ると、まず、第1のページにおける文章ジャンルコンテンツの再生プログレスを取得し、その後、第1のページから第2のページにジャンプし、第2のページにおいて、第2の展示スタイルに基づいて、第1のページにおける文章ジャンルコンテンツの再生プログレスに応じて、文章ジャンルコンテンツを展示する。
【0048】
例を挙げて説明すると、図3に示すように、第1のページに作用する所定のトリガー操作を受け取ると、第1のページにおける文章ジャンルコンテンツの再生プログレスを取得し、第1のページの1行目に、文章ジャンルコンテンツにおける「人生は楽じゃない、フレンチシェフが路上でケバブを焼く」という行のテキストコンテンツが展示されていることを仮定すると、この行のテキストコンテンツに基づいて、第1のページにおける文章ジャンルコンテンツの再生プログレスを決定する。そして、図3に示す第1のページから図4に示す第2のページにジャンプした後、第2の展示スタイルに基づいて、第1のページにおける文章ジャンルコンテンツの再生プログレスに応じて、第2のページに文章ジャンルコンテンツを展示する。具体的には、第2の展示スタイルに基づいて、文章ジャンルコンテンツ内の「人生は楽じゃない、フレンチシェフが路上でケバブを焼く」という行のテキストコンテンツから、第2のページに文章ジャンルコンテンツを展示し続ける。
【0049】
実際の応用では、第2のページに文章ジャンルコンテンツを展示する過程において、ユーザは、第2のページに作用する所定の戻り操作により、第2のページにおける文章ジャンルコンテンツの展示プログレスを取得し、第2のページから第1のページにジャンプすることができる。第1のページにおいて、第1の展示スタイルに基づいて、第2のページにおける文章ジャンルコンテンツの展示プログレスに応じて、文章ジャンルコンテンツを展示し続ける。
【0050】
本開示の実施例において、第2のページに作用する所定の戻り操作は、第2のページに作用する左へのスワイプ操作などを含んでもよい。また、第2のページに戻りコントロールをさらに設けてもよい。従って、第2のページに作用する所定の戻り操作は、この戻りコントロールに作用するクリック操作などをさらに含んでもよい。
【0051】
図4に示すように、第2のページにおける戻りコントロール401に作用するクリック操作を受け取ると、第2のページにおける文章ジャンルコンテンツの展示プログレスを取得し、図4に示す第2のページから図3に示す第1のページにジャンプする。第1のページにおいて、第1の展示スタイルに基づいて、第2のページにおける文章ジャンルコンテンツの展示プログレスに応じて、文章ジャンルコンテンツを展示し続ける。
【0052】
1つの選択可能な実施形態では、第1のページから第2のページにジャンプする際に発生する切断感を低減し、ユーザの体験をさらに向上させるために、第1のページから第2のページにジャンプする過程において、切断感を低減することができる効果アニメーションを展示することができる。
【0053】
具体的には、第1のページに作用する所定のトリガー操作を受け取ると、まず、第1のページにおける文章ジャンルコンテンツの再生プログレスを取得し、第1のページにおける文章ジャンルコンテンツの展示幅を所定の幅値に動的に調整するよう制御する。次に、第1のページから第2のページにジャンプし、第2のページにおいて、第2の展示スタイルに基づいて、第1のページにおける文章ジャンルコンテンツの再生プログレスに応じて、文章ジャンルコンテンツの展示を継続する。いくつかの実施例において、所定の幅値は、第2のページにおいて文章ジャンルコンテンツの展示幅についての取り値である。
【0054】
また、第1のページから第2のページにジャンプする過程において、第1のページにおける文章ジャンルコンテンツの展示幅を、第2のページにおいて文章ジャンルコンテンツの展示幅についての取り値に動的に調整するよう制御する。したがって、ページジャンプによってユーザにもたらされる分断感を低減し、ユーザの体験を向上させることができる。
【0055】
例を挙げて説明すると、図3に示すように、第1のページにおける文章ジャンルコンテンツの展示幅についての取り値を150px(画素)とし、第1のページに作用する所定のトリガー操作を受け取ると、第1のページにおける文章ジャンルコンテンツの再生プログレスを取得し、文章ジャンルコンテンツの展示幅を150pxから所定の幅値(170pxと仮定する)に動的に調整するよう制御する。いくつかの実施例では、所定の幅値は、第2のページにおいて文章ジャンルコンテンツの展示幅についての取り値である。そして、図3に示す第1のページから図4に示す第2のページにジャンプし、第2の展示スタイルに基づいて、第1のページにおける文章ジャンルコンテンツの再生プログレスに応じて、文章ジャンルコンテンツを展示し続ける。
【0056】
1つの選択可能な実施形態において、ユーザの経験をさらに向上させるために、第1のページから第2のページにジャンプする方式は、具体的に、第1のページに作用する所定のトリガー操作に応答して、まず、第1のページにおける文章ジャンルコンテンツの再生プログレスを取得し、第1のページにおいて、所定の第1の透明度に基づいて第2のページを表示することと、次に、第1のページにおける文章ジャンルコンテンツの再生プログレスを取得した場合、第2のページの所定の第1の透明度を所定の第2の透明度に調整し、所定の第2の透明度に基づいて第2のページを表示することと、をさらに含んでもよい。
【0057】
いくつかの実施例では、所定の第1の透明度についての取り値と所定の第2の透明度についての取り値は異なる値であり、第1の透明度についての取り値は第2の透明度についての取り値よりもはるかに大きい。例えば、所定の第1の透明度についての取り値を100%に設定し、所定の第2の透明度についての取り値を10%に設定してもよい。
【0058】
例を挙げて説明すると、ユーザが第1のページに作用する所定のトリガー操作を受け取ると、第1のページにおける文章ジャンルコンテンツの再生プログレスを取得し、第1のページに第2のページを透明度100%で表示する。つまり、第1のページにおいて第2のページを非表示にし、第1のページにおける文章ジャンルコンテンツの再生プログレスを取得した際に、第2のページの透明度を100%から10%に調整することで、第2のページを完全に第1のページに展示することで、第1のページから第2のページにスムーズに切り替える効果を実現し、ユーザの体験をさらに向上させる。
【0059】
別の選択可能な実施形態において、第1のページから第2のページにジャンプする際に発生する切断感を低減するために、第1のページに作用する所定のトリガー操作を受け取った場合、まず、第1のページにおける文章ジャンルコンテンツの展示幅を所定の幅値に動的に調整するように制御し、その後、第1のページにおける文章ジャンルコンテンツの再生プログレスを取得し、第1のページにおいて、所定の第1の透明度に基づいて第2のページを表示してもよい。第1のページにおける文章ジャンルコンテンツの再生プログレスを取得した後、第2の展示スタイルに基づいて、第1のページにおける文章ジャンルコンテンツの再生プログレスに応じて、第2のページに文章ジャンルコンテンツを展示し、第2のページの所定の第1の透明度を所定の第2の透明度に調整し、さらに、所定の第2の透明度に基づいて、第2のページを表示する。これで分かるように、本開示の実施例は、再生プログレス、展示幅、透明度の3方向から第1のページから第2のページにジャンプする際に発生する分断感を低減することができ、そのため、ユーザの体験をさらに向上させる。
【0060】
実際の応用では、第1のページに文章ジャンルコンテンツを展示する過程で、文章ジャンルコンテンツに対応する音声ファイルを再生し、マルチメディアコンテンツに対する展示機能をさらに充実させ、ユーザの体験を向上させることができる。
【0061】
本開示の実施例において、音声ファイルは、文章ジャンルコンテンツに基づいて生成されてもよい。具体的には、音声ファイルは、文章ジャンルコンテンツに基づいて生成される音声読み上げファイルであってもよい。例えば、ニューラルネットワークのテキスト音声変換機能を用いて、文章ジャンルコンテンツを音声ファイルに変換してもよい。なお、本開示の実施例は、テキスト情報を音声ファイルに変換する方法について限定するものではなく、実際の応用では、要求に応じて決定してもよい。
【0062】
1つの選択可能な実施形態では、マルチメディアコンテンツの展示機能をさらに充実させるために、文章ジャンルコンテンツを第1のページに展示する過程で、文章ジャンルコンテンツに対応する背景音楽ファイルを再生してもよい。
【0063】
1つの選択可能な実施形態では、文章ジャンルコンテンツを第1のページに展示する過程で、文章ジャンルコンテンツに対応する背景音楽ファイルと音声ファイルを同じオーディオトラックに基づいて再生することで、第1のページにおけるマルチメディアコンテンツに対する展示機能を充実させることができる。
【0064】
実際の応用において、第1のページに文章ジャンルコンテンツを展示し、同じオーディオトラックに基づいて文章ジャンルコンテンツに対応する背景音楽ファイル及び音声ファイルを再生する過程において、第1のページにおけるプログレスバーコンポーネントに対するユーザの制御操作を受け取り、この制御操作に基づいて第1のページにおける文章ジャンルコンテンツ及び音声ファイルの再生プログレスを調整する場合、背景音楽ファイル及び音声ファイルは同じオーディオトラック上にあるため、音声ファイルの再生プログレスを調整する際に背景音楽ファイルの再生プログレスも対応的に変更し、ユーザの体験に影響を与える。
【0065】
上記実施例に加えて、音声ファイルの再生プログレスを調整すると同時に、背景音楽ファイルの再生プログレスを変更しないために、本開示の実施例では、文章ジャンルコンテンツに対応する音声ファイルと背景音楽ファイルを異なるオーディオトラックに基づいて再生することで、音声ファイルと背景音楽ファイルとを個別に制御する機能を実現することができる。
【0066】
具体的には、第1のオーディオトラックに基づいて背景音楽ファイルを再生し、第2のオーディオトラックに基づいて文章ジャンルコンテンツに対応する音声ファイルを再生する。いくつかの実施例では、第2のオーディオトラックと第1のオーディオトラックは、2つの異なるオーディオトラックである。
【0067】
実際の応用では、背景音楽ファイルと音声ファイルはそれぞれ異なるオーディオトラックに基づいて再生されるため、背景音楽ファイルと音声ファイルの再生プログレスをそれぞれ制御することができる。また、第1の展示スタイルを利用して文章ジャンルコンテンツを展示する場合の再生プログレスの制御も、上記2つのオーディオトラックから独立してもよい。
【0068】
本開示の実施例では、文章ジャンルコンテンツを第1のページに展示する過程において、文章ジャンルコンテンツに対応する音声ファイルと背景音楽ファイルとを異なるオーディオトラックに基づいて再生することによって、音声ファイルと背景音楽ファイルとをそれぞれ制御する機能を実現することができ、文章ジャンルコンテンツに対する展示機能をさらに充実させ、ユーザの体験を向上させる。
【0069】
上記の方法や実施例に基づいて、本開示は、マルチメディアコンテンツ処理装置も提供し、本開示の実施例によって提供されるマルチメディアコンテンツ処理装置の構成模式図である図5を参照すると、前記装置は、
第1のページにおいて、第1の展示スタイルに基づいて文章ジャンルコンテンツを展示するための第1の展示モジュール501であって、前記第1の展示スタイルは、前記文章ジャンルコンテンツを自動的に再生するために使用され、前記文章ジャンルコンテンツは、マルチメディア情報フローにある、第1の展示モジュール501と、
前記第1のページに作用する所定のトリガー操作に応答して、前記第1のページから第2のページにジャンプし、前記第2のページにおいて、第2の展示スタイルに基づいて前記文章ジャンルコンテンツを展示するための第2の展示モジュール502であって、前記第2の展示スタイルは、前記文章ジャンルコンテンツを図文形式で展示するために使用される、第2の展示モジュール502と、を備える。
【0070】
1つの選択可能な実施形態において、前記第1の展示スタイルはプログレスバーコンポーネントを設け、前記装置は、
前記プログレスバーコンポーネントに対する制御操作に応答して、前記制御操作に基づいて、前記第1のページにおける文章ジャンルコンテンツの再生プログレスを調整するためのプログレス調整モジュールをさらに備える。
【0071】
1つの選択可能な実施形態において、前記装置は、
前記文章ジャンルコンテンツを前記第1のページに展示する過程において、前記文章ジャンルコンテンツに対応する音声ファイルを再生するための音声再生モジュールをさらに備え、前記音声ファイルは、前記文章ジャンルコンテンツに基づいて生成される。
【0072】
1つの選択可能な実施形態において、前記装置は、
前記第1のページに前記文章ジャンルコンテンツを展示する過程において、第1のオーディオトラックに基づいて背景音楽ファイルを再生するための背景音楽再生モジュールをさらに備える。
【0073】
対応的に、前記音声再生モジュールは、
第2のオーディオトラックに基づいて、前記文章ジャンルコンテンツに対応する音声ファイルを再生するための音声再生サブモジュールを有する。
【0074】
1つの選択可能な実施形態において、前記第2の展示モジュールは、
前記第1のページに作用する所定のトリガー操作に応答して、前記第1のページにおける文章ジャンルコンテンツの再生プログレスを取得し、前記第1のページから第2のページにジャンプするためのジャンプサブモジュールと、
前記第2のページにおいて、第2の展示スタイルに基づいて、前記第1のページにおける前記文章ジャンルコンテンツの再生プログレスに応じて、前記文章ジャンルコンテンツを展示するための展示サブモジュールと、を有する。
【0075】
1つの選択可能な実施形態において、前記第2の展示モジュールは、
前記第1のページに作用する前記所定のトリガー操作に応答して、前記第1のページにおける前記文章ジャンルコンテンツの展示幅を所定の幅値に動的に調整するよう制御するための幅調整サブモジュールであって、前記所定の幅値は、前記第2のページにおいて前記文章ジャンルコンテンツの展示幅についての取り値である、幅調整サブモジュールをさらに有する。
【0076】
1つの選択可能な実施形態において、前記第2の展示モジュールは、
前記第1のページにおいて、所定の第1の透明度に基づいて第2のページを表示するための第1の表示サブモジュールと、
前記第1のページにおける文章ジャンルコンテンツの再生プログレスを取得した場合、前記第2のページの前記所定の第1の透明度を所定の第2の透明度に調整し、前記所定の第2の透明度に基づいて前記第2のページを表示するための第2の表示サブモジュールと、を有する。
【0077】
1つの選択可能な実施形態において、前記第2の展示モジュールは、
前記第2のページに作用する所定の戻り操作に応答して、前記第2のページにおける文章ジャンルコンテンツの展示プログレスを取得し、前記第2のページから前記第1のページにジャンプするためのジャンプサブモジュールと、
前記第1のページにおいて、前記第1の展示スタイルに基づいて、前記第2のページにおける前記文章ジャンルコンテンツの展示プログレスに応じて、前記文章ジャンルコンテンツを展示するための展示サブモジュールと、を有する。
【0078】
本開示の実施例によって提供されるマルチメディアコンテンツ処理装置において、まず、文章ジャンルコンテンツは、第1のページにおいて、第1の展示スタイルに基づいて展示され、文章ジャンルコンテンツは、マルチメディア情報フローにあり、次に、第1のページに作用する所定のトリガー操作に応答して、第1のページから第2のページにジャンプされ、文章ジャンルコンテンツは、第2のページにおいて、第2の展示スタイルに基づいて展示され、第2の展示スタイルは、文章ジャンルコンテンツを図文形式で展示するために使用される。これで分かるように、本開示の実施例は、同じ文章ジャンルコンテンツを、マルチメディア情報フローの自動再生に基づいて展示する状態から、図文形式で展示する状態に切り替えることをサポートすることができ、文章ジャンルコンテンツの関連展示機能を充実させ、そのため、マルチメディアコンテンツの異なる展示状態に対するユーザの閲覧要求を満たし、ユーザの体験を向上させる。
【0079】
上述した方法及び装置に加えて、本開示の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体も提供し、コンピュータ可読記憶媒体には、命令が記憶され、前記命令は端末装置上で実行されると、前記端末装置に、本開示の実施例に記載のマルチメディアコンテンツ処理方法を実現させる。
【0080】
本開示の実施例は、コンピュータプログラム製品も提供し、前記コンピュータプログラム製品は、プロセッサによって実行されると、本開示の実施例に記載のマルチメディアコンテンツ処理方法を実現するコンピュータプログラム/命令を含む。
【0081】
さらに、本開示の実施例は、マルチメディアコンテンツ処理デバイスも提供し、図6に示すように、このデバイスは、
プロセッサ601、メモリ602、入力装置603、及び出力装置604を備えてもよい。マルチメディアコンテンツ処理デバイス内のプロセッサ601の数は、1つ又は複数であってもよく、図6では、1つのプロセッサが例として取り上げられる。本開示のいくつかの実施例において、プロセッサ601、メモリ602、入力装置603、及び出力装置604は、バス又は他の手段を介して接続されてもよく、図6では、バスによる接続が例として取り上げられる。
【0082】
メモリ602は、ソフトウェアプログラム及びモジュールを記憶するために使用されてもよく、プロセッサ601は、メモリ602に記憶されたソフトウェアプログラム及びモジュールを実行することによって、マルチメディアコンテンツ処理デバイスの様々な機能アプリケーション及びデータ処理を実行する。メモリ602は、主に、記憶プログラム領域及び記憶データ領域を含んでもよく、記憶プログラム領域は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラムなどを記憶し得る。さらに、メモリ602は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、また、不揮発性メモリ、例えば、少なくとも1つのディスク記憶デバイス、フラッシュ記憶デバイス、又は他の揮発性ソリッドステート記憶デバイスを含んでもよい。入力装置603は、入力される数字又は文字情報を受け取り、マルチメディアコンテンツ処理デバイスのユーザ設定及び機能制御に関連する信号入力を生成するために使用され得る。
【0083】
具体的には、本実施例では、プロセッサ601は、以下の命令に従って、1つ以上のアプリケーションのプロセスに対応する実行可能なファイルをメモリ602にロードし、プロセッサ601が、メモリ602に記憶されたアプリケーションを実行することによって、上述したマルチメディアコンテンツ処理デバイスの各種機能を実現する。
【0084】
なお、本明細書では、「第1」や「第2」といった関係用語は、ある実体や操作を別の実体や操作と区別するためにのみ使用され、これらの実体や操作間に、必ずしもこのような実際の関係又は順序が存在することを要求又は示唆するものではないことに留意されたい。さらに、「含む」、「備える」又はその他の変形は、非限定的な包含を意図しており、一連の要素のプロセス、方法、物品又はデバイスがこれらの要素だけではなく、明示的に列挙されない他の要素をさらに含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又はデバイスに固有の要素も含む。さらに限定されない場合、「1つの...を含む」という表現で定義される要素は、当該要素を含むプロセス、方法、物品又はデバイスに別の同一要素の存在を排除するものではない。
【0085】
上記は、当業者が本開示を理解又は実施できる本開示の具体的な実施形態に過ぎない。これらの実施例に対する様々な修正は、当業者にとって明らかであり、本明細書で定義される一般原理は、本開示の精神又は範囲から逸脱することなく、他の実施例で実現され得る。したがって、本開示は、本明細書に記載されるこれらの実施例に限定されるものではなく、本明細書に開示される原理及び新規な特徴と一致する最も広い範囲に従う。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【手続補正書】
【提出日】2025-03-12
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のページにおいて、第1の展示スタイルに基づいて文章ジャンルコンテンツを展示することであって、前記第1の展示スタイルは、前記文章ジャンルコンテンツを自動的に再生するために使用され、前記文章ジャンルコンテンツは、マルチメディア情報フローにあることと、
前記第1のページに作用する所定のトリガー操作に応答して、前記第1のページから第2のページにジャンプし、前記第2のページにおいて、第2の展示スタイルに基づいて前記文章ジャンルコンテンツを展示することであって、前記第2の展示スタイルは、前記文章ジャンルコンテンツを図文形式で展示するために使用されることと、
を含むことを特徴とするマルチメディアコンテンツ処理方法。
【請求項2】
前記第1のページにプログレスバーコンポーネントが設置されており、
前記プログレスバーコンポーネントに対する制御操作に応答して、前記制御操作に基づいて、前記第1のページにおける前記文章ジャンルコンテンツの再生プログレスを調整することをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のページに前記文章ジャンルコンテンツを展示する過程において、前記文章ジャンルコンテンツに対応する音声ファイルを再生することをさらに含み、
前記音声ファイルは、前記文章ジャンルコンテンツに基づいて生成されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のページに前記文章ジャンルコンテンツを展示する過程において、第1のオーディオトラックに基づいて背景音楽ファイルを再生することをさらに含み、
対応的に、前記文章ジャンルコンテンツに対応する音声ファイルを再生することは、
第2のオーディオトラックに基づいて、前記文章ジャンルコンテンツに対応する音声ファイルを再生することを含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のページに作用する所定のトリガー操作に応答して、前記第1のページから第2のページにジャンプし、前記第2のページにおいて、第2の展示スタイルに基づいて前記文章ジャンルコンテンツを展示することは、
前記第1のページに作用する所定のトリガー操作に応答して、前記第1のページにおける前記文章ジャンルコンテンツの再生プログレスを取得し、前記第1のページから前記第2のページにジャンプすることと、
前記第2のページにおいて、前記第2の展示スタイルに基づいて、前記第1のページにおける前記文章ジャンルコンテンツの再生プログレスに応じて、前記文章ジャンルコンテンツを展示することと、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のページから前記第2のページにジャンプする前に、
前記第1のページに作用する前記所定のトリガー操作に応答して、前記第1のページにおける前記文章ジャンルコンテンツの展示幅を所定の幅値に動的に調整するよう制御することをさらに含み、
前記所定の幅値は、前記第2のページにおいて前記文章ジャンルコンテンツの展示幅についての取り値であることを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のページから前記第2のページにジャンプすることは、
前記第1のページにおいて、所定の第1の透明度に基づいて前記第2のページを表示することと、
前記第1のページにおける前記文章ジャンルコンテンツの再生プログレスを取得した場合、前記第2のページの前記所定の第1の透明度を所定の第2の透明度に調整し、前記所定の第2の透明度に基づいて前記第2のページを表示することと、
を含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記第2のページに作用する所定の戻り操作に応答して、前記第2のページにおける前記文章ジャンルコンテンツの展示プログレスを取得し、前記第2のページから前記第1のページにジャンプすることと、
前記第1のページにおいて、前記第1の展示スタイルに基づいて、前記第2のページにおける前記文章ジャンルコンテンツの展示プログレスに応じて、前記文章ジャンルコンテンツを展示することと、
をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項9】
第1のページにおいて、第1の展示スタイルに基づいて文章ジャンルコンテンツを展示するための第1の展示モジュールであって、前記第1の展示スタイルは、前記文章ジャンルコンテンツを自動的に再生するために使用され、前記文章ジャンルコンテンツは、マルチメディア情報フローにある、第1の展示モジュールと、
前記第1のページに作用する所定のトリガー操作に応答して、前記第1のページから第2のページにジャンプし、前記第2のページにおいて、第2の展示スタイルに基づいて前記文章ジャンルコンテンツを展示するための第2の展示モジュールであって、前記第2の展示スタイルは、前記文章ジャンルコンテンツを図文形式で展示するために使用される、第2の展示モジュールと、
を備えることを特徴とするマルチメディアコンテンツ処理装置。
【請求項10】
端末装置上で実行されると、前記端末装置に請求項1~8のいずれか1項に記載の方法を実現させる命令が記憶されていることを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項11】
メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶され、前記プロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムと、を備え、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、請求項1~8のいずれか1項に記載の方法を実現することを特徴とするマルチメディアコンテンツ処理デバイス。
【国際調査報告】