(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-10-15
(54)【発明の名称】条件付きアクセス
(51)【国際特許分類】
H04W 36/28 20090101AFI20251007BHJP
H04W 76/15 20180101ALI20251007BHJP
H04W 76/19 20180101ALI20251007BHJP
H04W 16/32 20090101ALI20251007BHJP
H04W 92/20 20090101ALI20251007BHJP
【FI】
H04W36/28
H04W76/15
H04W76/19
H04W16/32
H04W92/20
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2025520861
(86)(22)【出願日】2023-10-04
(85)【翻訳文提出日】2025-06-10
(86)【国際出願番号】 EP2023077404
(87)【国際公開番号】W WO2024078927
(87)【国際公開日】2024-04-18
(32)【優先日】2022-10-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】515076873
【氏名又は名称】ノキア テクノロジーズ オサケユイチア
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100119013
【氏名又は名称】山崎 一夫
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【氏名又は名称】近藤 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100176418
【氏名又は名称】工藤 嘉晃
(72)【発明者】
【氏名】アワダ アーマッド
(72)【発明者】
【氏名】バラン イリナ-ミハエラ
(72)【発明者】
【氏名】エルマリ ウグル バラン
(72)【発明者】
【氏名】デカロー ギヨーム
(72)【発明者】
【氏名】ヴェクマン ベルンハルト
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA01
5K067DD36
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE24
5K067EE56
5K067JJ39
(57)【要約】
セカンダリ無線リンク障害情報を受信する手段であって、セカンダリ無線リンク障害情報は、ユーザ機器が、少なくとも1つのターゲットセカンダリノードに条件付きでアクセスするように構成されている間に、ユーザ機器と少なくとも1つのソースセカンダリノードとの間のセカンダリ無線リンクにおける障害の状況を示し、ユーザ機器は、ソースマスターノードおよびソースセカンダリノードとのデュアルコネクティビティを有する、受信する手段と、ユーザ機器による条件付きアクセスのために、少なくとも1つのターゲットセカンダリノードによって準備されるセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルを決定する手段と、受信されたセカンダリ無線リンク障害情報に少なくとも部分的に基づいて、アシスタンス情報を決定する手段であって、アシスタンス情報は、セカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルのうちのどの少なくとも1つが、ユーザ機器による条件付きアクセスのために少なくとも1つのターゲットセカンダリノードによって準備されるかを、少なくとも1つのターゲットセカンダリノードが決定するのを補助する、決定する手段と、セカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルを示す情報および決定されたアシスタンス情報を少なくとも1つのターゲットセカンダリノードに、直接または間接的に送信する手段とを備える、装置。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
セカンダリ無線リンク障害情報を受信する手段であって、前記セカンダリ無線リンク障害情報は、ユーザ機器が、少なくとも1つのターゲットセカンダリノードに条件付きでアクセスするように構成されている間に、前記ユーザ機器と少なくとも1つのソースセカンダリノードとの間のセカンダリ無線リンクにおける障害の状況を示し、前記ユーザ機器は、ソースマスターノードおよびソースセカンダリノードとのデュアルコネクティビティを有する、受信する手段と、
ユーザ機器による条件付きアクセスのために、前記少なくとも1つのターゲットセカンダリノードによって準備されるセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルを決定する手段と、
前記受信されたセカンダリ無線リンク障害情報に少なくとも部分的に基づいて、アシスタンス情報を決定する手段であって、前記アシスタンス情報は、セカンダリセルグループの前記複数の提案されるターゲットプライマリセルのうちのどの少なくとも1つが、ユーザ機器による条件付きアクセスのために前記少なくとも1つのターゲットセカンダリノードによって準備されるかを、前記少なくとも1つのターゲットセカンダリノードが決定するのを補助する、決定する手段と、
セカンダリセルグループの前記複数の提案されるターゲットプライマリセルを示す情報および前記決定されたアシスタンス情報を前記少なくとも1つのターゲットセカンダリノードに、直接または間接的に送信する手段と
を備える、装置。
【請求項2】
前記アシスタンス情報は、ユーザ機器による条件付きアクセスのための前記少なくとも1つのターゲットセカンダリノードによる準備のためにセカンダリセルグループの前記複数の提案されるターゲットプライマリセルについての優先度情報を含む、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記アシスタンス情報は、セカンダリセルグループの前記提案されるターゲットプライマリセルが、ユーザ機器による条件付きアクセスについて正しい選択であった回数を示す情報を含む、請求項1または2に記載の装置。
【請求項4】
セカンダリセルグループの前記複数の提案されるターゲットプライマリセルを示す情報および前記決定されたアシスタンス情報を送信することは、少なくとも1つのSgNB Change Requiredメッセージおよび/または少なくとも1つのSgNB Addition Requestメッセージを送信することを含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の装置。
【請求項5】
セカンダリセルグループの前記複数の提案されるターゲットプライマリセルを示す前記情報は、少なくとも1つのセルアイデンティティを含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の装置。
【請求項6】
前記手段は、
少なくとも1つのプロセッサと、
命令を記憶する少なくとも1つのメモリと
を備え、前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記装置の実施をもたらす、請求項1~5のいずれか1項に記載の装置。
【請求項7】
セカンダリ無線リンク障害情報を受信することであって、前記セカンダリ無線リンク障害情報は、ユーザ機器が、少なくとも1つのターゲットセカンダリノードに条件付きでアクセスするように構成されている間に、前記ユーザ機器と少なくとも1つのソースセカンダリノードとの間のセカンダリ無線リンクにおける障害の状況を示し、前記ユーザ機器は、ソースマスターノードおよびソースセカンダリノードとのデュアルコネクティビティを有する、受信することと、
ユーザ機器による条件付きアクセスのために、前記少なくとも1つのターゲットセカンダリノードによって準備されるセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルを決定することと、
前記受信されたセカンダリ無線リンク障害情報に少なくとも部分的に基づいて、アシスタンス情報を決定することであって、前記アシスタンス情報は、セカンダリセルグループの前記複数の提案されるターゲットプライマリセルのうちのどの少なくとも1つが、ユーザ機器による条件付きアクセスのために前記少なくとも1つのターゲットセカンダリノードによって準備されるかを、前記少なくとも1つのターゲットセカンダリノードが決定するのを補助する、決定することと、
セカンダリセルグループの前記複数の提案されるターゲットプライマリセルを示す情報および前記決定されたアシスタンス情報を前記少なくとも1つのターゲットセカンダリノードに、直接または間接的に送信することと
を含む、方法。
【請求項8】
前記アシスタンス情報は、ユーザ機器による条件付きアクセスのための前記少なくとも1つのターゲットセカンダリノードによる準備のためにセカンダリセルグループの前記複数の提案されるターゲットプライマリセルについての優先度情報を含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記アシスタンス情報は、セカンダリセルグループの前記提案されるターゲットプライマリセルが、ユーザ機器による条件付きアクセスについて正しい選択であった回数を示す情報を含む、請求項7または8に記載の方法。
【請求項10】
セカンダリセルグループの前記複数の提案されるターゲットプライマリセルを示す情報および前記決定されたアシスタンス情報を送信することは、少なくとも1つのSgNB change requiredメッセージおよび/または少なくとも1つのSgNB Addition Requestメッセージを送信することを含む、請求項7~9のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
セカンダリセルグループの前記複数の提案されるターゲットプライマリセルを示す前記情報は、少なくとも1つのセルアイデンティティを含む、請求項7~10のいずれか1項に記載の方法。
【請求項12】
命令を含むコンピュータプログラムであって、前記命令は、装置に、少なくとも以下、すなわち、
セカンダリ無線リンク障害情報を受信することであって、前記セカンダリ無線リンク障害情報は、ユーザ機器が、少なくとも1つのターゲットセカンダリノードに条件付きでアクセスするように構成されている間に、前記ユーザ機器と少なくとも1つのソースセカンダリノードとの間のセカンダリ無線リンクにおける障害の状況を示し、前記ユーザ機器は、ソースマスターノードおよびソースセカンダリノードとのデュアルコネクティビティを有する、受信することと、
ユーザ機器による条件付きアクセスのために、前記少なくとも1つのターゲットセカンダリノードによって準備されるセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルを決定することと、
前記受信されたセカンダリ無線リンク障害情報に少なくとも部分的に基づいて、アシスタンス情報を決定することであって、前記アシスタンス情報は、セカンダリセルグループの前記複数の提案されるターゲットプライマリセルのうちのどの少なくとも1つが、ユーザ機器による条件付きアクセスのために前記少なくとも1つのターゲットセカンダリノードによって準備されるかを、前記少なくとも1つのターゲットセカンダリノードが決定するのを補助する、決定することと、
セカンダリセルグループの前記複数の提案されるターゲットプライマリセルを示す情報および前記決定されたアシスタンス情報を前記少なくとも1つのターゲットセカンダリノードに、直接または間接的に送信することと
を実施させるためのものである、コンピュータプログラム。
【請求項13】
前記アシスタンス情報は、ユーザ機器による条件付きアクセスのための前記少なくとも1つのターゲットセカンダリノードによる準備のためにセカンダリセルグループの前記複数の提案されるターゲットプライマリセルについての優先度情報を含む、請求項12に記載のコンピュータプログラム。
【請求項14】
前記アシスタンス情報は、セカンダリセルグループの前記提案されるターゲットプライマリセルが、ユーザ機器による条件付きアクセスについて正しい選択であった回数を示す情報を含む、請求項12または13に記載のコンピュータプログラム。
【請求項15】
セカンダリセルグループの前記複数の提案されるターゲットプライマリセルを示す情報および前記決定されたアシスタンス情報を送信することは、少なくとも1つのSgNB change requiredメッセージおよび/または少なくとも1つのSgNB Addition Requestメッセージを送信することを含む、請求項12~14のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
【請求項16】
セカンダリセルグループの前記複数の提案されるターゲットプライマリセルを示す前記情報は、少なくとも1つのセルアイデンティティを含む、請求項12~15のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
【請求項17】
ユーザ機器による条件付きアクセスのためにターゲットセカンダリノードによって準備されるセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルを示す情報、および、セカンダリセルグループの前記複数の提案されるターゲットプライマリセルのうちのどの少なくとも1つが、ユーザ機器による条件付きアクセスのために少なくとも1つの前記ターゲットセカンダリノードによって準備されるかを、前記ターゲットセカンダリノードが決定するのを補助するように構成されるアシスタンス情報を受信する手段であって、前記アシスタンス情報は、前記ターゲットセカンダリノードに関連付けられるセカンダリ無線リンク障害情報に少なくとも部分的に基づいて決定される、受信する手段と、
前記受信されたアシスタンス情報に少なくとも部分的に基づいて、ユーザ機器による条件付きアクセスのために準備されるセカンダリセルグループの前記複数の提案されるターゲットプライマリセルのうちの少なくとも1つを決定する手段と、
セカンダリセルグループの前記決定された少なくとも1つのターゲットプライマリセルを示す条件付きアクセス構成情報をマスターノードに送信する手段と
を備える、装置。
【請求項18】
前記アシスタンス情報は、ユーザ機器による条件付きアクセスのための前記少なくとも1つのターゲットセカンダリノードによる準備のためにセカンダリセルグループの前記複数の提案されるターゲットプライマリセルについての優先度情報を含む、請求項17に記載の装置。
【請求項19】
前記アシスタンス情報は、セカンダリセルグループの前記提案されるターゲットプライマリセルが、ユーザ機器による条件付きアクセスについて正しい選択であった回数を示す情報を含む、請求項17または18に記載の装置。
【請求項20】
セカンダリセルグループの前記複数の提案されるターゲットプライマリセルを示す前記情報および前記アシスタンス情報を受信することは、少なくとも1つのSgNB Addition Requestメッセージを受信することを含む、請求項17~19のいずれか1項に記載の装置。
【請求項21】
前記アシスタンス情報は、ソースマスターノードまたはソースセカンダリノードによって生じる、請求項17~20のいずれか1項に記載の装置。
【請求項22】
ユーザ機器による条件付きアクセスのためにターゲットセカンダリノードによって準備されるセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルを示す情報、および、セカンダリセルグループの前記複数の提案されるターゲットプライマリセルのうちのどの少なくとも1つが、ユーザ機器による条件付きアクセスのために少なくとも1つの前記ターゲットセカンダリノードによって準備されるかを、前記ターゲットセカンダリノードが決定するのを補助するように構成されるアシスタンス情報を受信することであって、前記アシスタンス情報は、前記ターゲットセカンダリノードに関連付けられるセカンダリ無線リンク障害情報に少なくとも部分的に基づいて決定される、受信することと、
前記受信されたアシスタンス情報に少なくとも部分的に基づいて、ユーザ機器による条件付きアクセスのために準備されるセカンダリセルグループの前記複数の提案されるターゲットプライマリセルのうちの少なくとも1つを決定することと、
セカンダリセルグループの前記決定された少なくとも1つのターゲットプライマリセルを示す条件付きアクセス構成情報をマスターノードに送信することと
を含む、方法。
【請求項23】
前記アシスタンス情報は、ユーザ機器による条件付きアクセスのための前記少なくとも1つのターゲットセカンダリノードによる準備のためにセカンダリセルグループの前記複数の提案されるターゲットプライマリセルについての優先度情報を含む、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記アシスタンス情報は、セカンダリセルグループの前記提案されるターゲットプライマリセルが、ユーザ機器による条件付きアクセスについて正しい選択であった回数を示す情報を含む、請求項22または23に記載の方法。
【請求項25】
セカンダリセルグループの前記複数の提案されるターゲットプライマリセルを示す前記情報および前記アシスタンス情報を受信することは、少なくとも1つのSgNB Addition Requestメッセージを受信することを含む、請求項22~24のいずれか1項に記載の方法。
【請求項26】
前記アシスタンス情報は、ソースマスターノードまたはソースセカンダリノードによって生じる、請求項22~25のいずれか1項に記載の方法。
【請求項27】
命令を含むコンピュータプログラムであって、前記命令は、装置に、少なくとも以下、すなわち、
ユーザ機器による条件付きアクセスのためにターゲットセカンダリノードによって準備されるセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルを示す情報、および、セカンダリセルグループの前記複数の提案されるターゲットプライマリセルのうちのどの少なくとも1つが、ユーザ機器による条件付きアクセスのために少なくとも1つの前記ターゲットセカンダリノードによって準備されるかを、前記ターゲットセカンダリノードが決定するのを補助するように構成されるアシスタンス情報を受信することであって、前記アシスタンス情報は、前記ターゲットセカンダリノードに関連付けられるセカンダリ無線リンク障害情報に少なくとも部分的に基づいて決定される、受信することと、
前記受信されたアシスタンス情報に少なくとも部分的に基づいて、ユーザ機器による条件付きアクセスのために準備されるセカンダリセルグループの前記複数の提案されるターゲットプライマリセルのうちの少なくとも1つを決定することと、
セカンダリセルグループの前記決定された少なくとも1つのターゲットプライマリセルを示す条件付きアクセス構成情報をマスターノードに送信することと
を実施させるためのものである、コンピュータプログラム。
【請求項28】
前記アシスタンス情報は、ユーザ機器による条件付きアクセスのための前記少なくとも1つのターゲットセカンダリノードによる準備のためにセカンダリセルグループの前記複数の提案されるターゲットプライマリセルについての優先度情報を含む、請求項27に記載のコンピュータプログラム。
【請求項29】
前記アシスタンス情報は、セカンダリセルグループの前記提案されるターゲットプライマリセルが、ユーザ機器による条件付きアクセスについて正しい選択であった回数を示す情報を含む、請求項27または28に記載のコンピュータプログラム。
【請求項30】
セカンダリセルグループの前記複数の提案されるターゲットプライマリセルを示す前記情報および前記アシスタンス情報を受信することは、少なくとも1つのSgNB Addition Requestメッセージを受信することを含む、請求項27~29のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
【請求項31】
前記アシスタンス情報は、ソースマスターノードまたはソースセカンダリノードによって生じる、請求項27~30のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の例は、条件付きアクセスに関する。幾つかの例は、ターゲットセカンダリノードの条件付きアクセスに関する。
【背景技術】
【0002】
ワイヤレスネットワークは、端末ノードおよびアクセスノードを含む複数のネットワークノードを備える。端末ノードとアクセスノードとの間の通信は、ワイヤレスである。
【0003】
幾つかの状況において、ターゲットセカンダリノードの、端末ノードによる条件付きアクセスを改善または強化することが望ましい場合がある。
【発明の概要】
【0004】
必ずしも全てではないが種々の実施形態によれば、装置が提供され、装置は、
セカンダリ無線リンク障害情報を受信する手段であって、セカンダリ無線リンク障害情報は、ユーザ機器が、少なくとも1つのターゲットセカンダリノードに条件付きでアクセスするように構成されている間に、ユーザ機器と少なくとも1つのソースセカンダリノードとの間のセカンダリ無線リンクにおける障害の状況を示し、ユーザ機器は、ソースマスターノードおよびソースセカンダリノードとのデュアルコネクティビティを有する、受信する手段と、
ユーザ機器による条件付きアクセスのために、少なくとも1つのターゲットセカンダリノードによって準備されるセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルを決定する手段と、
受信されたセカンダリ無線リンク障害情報に少なくとも部分的に基づいて、アシスタンス情報を決定する手段であって、アシスタンス情報は、セカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルのうちのどの少なくとも1つが、ユーザ機器による条件付きアクセスのために少なくとも1つのターゲットセカンダリノードによって準備されるかを、少なくとも1つのターゲットセカンダリノードが決定するのを補助する、決定する手段と、
セカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル少なくとも1つおよび決定されたアシスタンス情報を少なくとも1つのターゲットセカンダリノードに、直接または間接的に送信する手段と
を備える。
【0005】
幾つかの例において、アシスタンス情報は、ユーザ機器による条件付きアクセスのための少なくとも1つのターゲットセカンダリノードによる準備のためにセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルについての優先度情報を含む。
【0006】
幾つかの例において、アシスタンス情報は、セカンダリセルグループの提案されるターゲットプライマリセルが、ユーザ機器による条件付きアクセスについて正しい選択であった回数を示す情報を含む。
【0007】
幾つかの例において、セカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルを示す情報および決定されたアシスタンス情報を送信することは、少なくとも1つのSgNB Change Requiredメッセージおよび/または少なくとも1つのSgNB Addition Requestメッセージを送信することを含む。
【0008】
幾つかの例において、セカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルを示す情報は、少なくとも1つのセルアイデンティティを含む。
【0009】
幾つかの例において、手段は、
少なくとも1つのプロセッサと、
命令を記憶する少なくとも1つのメモリと
を備え、命令は、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、装置の実施をもたらす。
【0010】
必ずしも全てではないが種々の実施形態によれば、方法が提供され、方法は、
セカンダリ無線リンク障害情報を受信することであって、セカンダリ無線リンク障害情報は、ユーザ機器が、少なくとも1つのターゲットセカンダリノードに条件付きでアクセスするように構成されている間に、ユーザ機器と少なくとも1つのソースセカンダリノードとの間のセカンダリ無線リンクにおける障害の状況を示し、ユーザ機器は、ソースマスターノードおよびソースセカンダリノードとのデュアルコネクティビティを有する、受信することと、
ユーザ機器による条件付きアクセスのために、少なくとも1つのターゲットセカンダリノードによって準備されるセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルを決定することと、
受信されたセカンダリ無線リンク障害情報に少なくとも部分的に基づいて、アシスタンス情報を決定することであって、アシスタンス情報は、セカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルのうちのどの少なくとも1つが、ユーザ機器による条件付きアクセスのために少なくとも1つのターゲットセカンダリノードによって準備されるかを、少なくとも1つのターゲットセカンダリノードが決定するのを補助する、決定することと、
セカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルを示す情報および決定されたアシスタンス情報を少なくとも1つのターゲットセカンダリノードに、直接または間接的に送信することと
を含む。
【0011】
幾つかの例において、アシスタンス情報は、ユーザ機器による条件付きアクセスのための少なくとも1つのターゲットセカンダリノードによる準備のためにセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルについての優先度情報を含む。
【0012】
幾つかの例において、アシスタンス情報は、セカンダリセルグループの提案されるターゲットプライマリセルが、ユーザ機器による条件付きアクセスについて正しい選択であった回数を示す情報を含む。
【0013】
幾つかの例において、セカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルを示す情報および決定されたアシスタンス情報を送信することは、少なくとも1つのSgNB change requiredメッセージおよび/または少なくとも1つのSgNB Addition Requestメッセージを送信することを含む。
【0014】
幾つかの例において、セカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルを示す情報は、少なくとも1つのセルアイデンティティを含む。
【0015】
必ずしも全てではないが種々の実施形態によれば、命令を含むコンピュータプログラムが提供され、命令は、装置に、少なくとも以下、すなわち、
セカンダリ無線リンク障害情報を受信することであって、セカンダリ無線リンク障害情報は、ユーザ機器が、少なくとも1つのターゲットセカンダリノードに条件付きでアクセスするように構成されている間に、ユーザ機器と少なくとも1つのソースセカンダリノードとの間のセカンダリ無線リンクにおける障害の状況を示し、ユーザ機器は、ソースマスターノードおよびソースセカンダリノードとのデュアルコネクティビティを有する、受信することと、
ユーザ機器による条件付きアクセスのために、少なくとも1つのターゲットセカンダリノードによって準備されるセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルを決定することと、
受信されたセカンダリ無線リンク障害情報に少なくとも部分的に基づいて、アシスタンス情報を決定することであって、アシスタンス情報は、セカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルのうちのどの少なくとも1つが、ユーザ機器による条件付きアクセスのために少なくとも1つのターゲットセカンダリノードによって準備されるかを、少なくとも1つのターゲットセカンダリノードが決定するのを補助する、決定することと、
セカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルを示す情報および決定されたアシスタンス情報を少なくとも1つのターゲットセカンダリノードに、直接または間接的に送信することと
を実施させるためのものである。
【0016】
幾つかの例において、アシスタンス情報は、ユーザ機器による条件付きアクセスのための少なくとも1つのターゲットセカンダリノードによる準備のためにセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルについての優先度情報を含む。
【0017】
幾つかの例において、アシスタンス情報は、セカンダリセルグループの提案されるターゲットプライマリセルが、ユーザ機器による条件付きアクセスについて正しい選択であった回数を示す情報を含む。
【0018】
幾つかの例において、セカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルを示す情報および決定されたアシスタンス情報を送信することは、少なくとも1つのSgNB change requiredメッセージおよび/または少なくとも1つのSgNB Addition Requestメッセージを送信することを含む。
【0019】
幾つかの例において、セカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルを示す情報は、少なくとも1つのセルアイデンティティを含む。
【0020】
必ずしも全てではないが種々の実施形態によれば、装置が提供され、装置は、
ユーザ機器による条件付きアクセスのためにターゲットセカンダリノードによって準備されるセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルを示す情報、および、セカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルのうちのどの少なくとも1つが、ユーザ機器による条件付きアクセスのために少なくとも1つのターゲットセカンダリノードによって準備されるかを、ターゲットセカンダリノードが決定するのを補助するように構成されるアシスタンス情報を受信する手段であって、アシスタンス情報は、ターゲットセカンダリノードに関連付けられるセカンダリ無線リンク障害情報に少なくとも部分的に基づいて決定される、受信する手段と、
受信されたアシスタンス情報に少なくとも部分的に基づいて、ユーザ機器による条件付きアクセスのために準備されるセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルのうちの少なくとも1つを決定する手段と、
セカンダリセルグループの決定された少なくとも1つのターゲットプライマリセルを示す条件付きアクセス構成情報をマスターノードに送信する手段と
を備える。
【0021】
幾つかの例において、アシスタンス情報は、ユーザ機器による条件付きアクセスのための少なくとも1つのターゲットセカンダリノードによる準備のためにセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルについての優先度情報を含む。
【0022】
幾つかの例において、アシスタンス情報は、セカンダリセルグループの提案されるターゲットプライマリセルが、ユーザ機器による条件付きアクセスについて正しい選択であった回数を示す情報を含む。
【0023】
幾つかの例において、セカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルを示す情報およびアシスタンス情報を受信することは、少なくとも1つのSgNB Addition Requestメッセージを受信することを含む。
【0024】
幾つかの例において、アシスタンス情報は、ソースマスターノードまたはソースセカンダリノードによって生じる。
【0025】
必ずしも全てではないが種々の実施形態によれば、方法が提供され、方法は、
ユーザ機器による条件付きアクセスのためにターゲットセカンダリノードによって準備されるセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルを示す情報、および、セカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルのうちのどの少なくとも1つが、ユーザ機器による条件付きアクセスのために少なくとも1つのターゲットセカンダリノードによって準備されるかを、ターゲットセカンダリノードが決定するのを補助するように構成されるアシスタンス情報を受信することであって、アシスタンス情報は、ターゲットセカンダリノードに関連付けられるセカンダリ無線リンク障害情報に少なくとも部分的に基づいて決定される、受信することと、
受信されたアシスタンス情報に少なくとも部分的に基づいて、ユーザ機器による条件付きアクセスのために準備されるセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルのうちの少なくとも1つを決定することと、
セカンダリセルグループの決定された少なくとも1つのターゲットプライマリセルを示す条件付きアクセス構成情報をマスターノードに送信することと
を含む。
【0026】
幾つかの例において、アシスタンス情報は、ユーザ機器による条件付きアクセスのための少なくとも1つのターゲットセカンダリノードによる準備のためにセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルについての優先度情報を含む。
【0027】
幾つかの例において、アシスタンス情報は、セカンダリセルグループの提案されるターゲットプライマリセルが、ユーザ機器による条件付きアクセスについて正しい選択であった回数を示す情報を含む。
【0028】
幾つかの例において、セカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルを示す情報およびアシスタンス情報を受信することは、少なくとも1つのSgNB Addition Requestメッセージを受信することを含む。
【0029】
幾つかの例において、アシスタンス情報は、ソースマスターノードまたはソースセカンダリノードによって生じる。
【0030】
必ずしも全てではないが種々の実施形態によれば、命令を含むコンピュータプログラムが提供され、命令は、装置に、少なくとも以下、すなわち、
ユーザ機器による条件付きアクセスのためにターゲットセカンダリノードによって準備されるセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルを示す情報、および、セカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルのうちのどの少なくとも1つが、ユーザ機器による条件付きアクセスのために少なくとも1つのターゲットセカンダリノードによって準備されるかを、ターゲットセカンダリノードが決定するのを補助するように構成されるアシスタンス情報を受信することであって、アシスタンス情報は、ターゲットセカンダリノードに関連付けられるセカンダリ無線リンク障害情報に少なくとも部分的に基づいて決定される、受信することと、
受信されたアシスタンス情報に少なくとも部分的に基づいて、ユーザ機器による条件付きアクセスのために準備されるセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルのうちの少なくとも1つを決定することと、
セカンダリセルグループの決定された少なくとも1つのターゲットプライマリセルを示す条件付きアクセス構成情報をマスターノードに送信することと
を実施させるためのものである。
【0031】
幾つかの例において、アシスタンス情報は、ユーザ機器による条件付きアクセスのための少なくとも1つのターゲットセカンダリノードによる準備のためにセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルについての優先度情報を含む。
【0032】
幾つかの例において、アシスタンス情報は、セカンダリセルグループの提案されるターゲットプライマリセルが、ユーザ機器による条件付きアクセスについて正しい選択であった回数を示す情報を含む。
【0033】
幾つかの例において、セカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルを示す情報およびアシスタンス情報を受信することは、少なくとも1つのSgNB Addition Requestメッセージを受信することを含む。
【0034】
幾つかの例において、アシスタンス情報は、ソースマスターノードまたはソースセカンダリノードによって生じる。
【0035】
必ずしも全てではないが種々の実施形態によれば、装置が提供され、装置は、
少なくとも1つのプロセッサと、
命令を記憶する少なくとも1つのメモリと
を備え、命令は、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、本明細書で開示される1つまたは複数の方法の少なくとも一部を装置に少なくとも実施させる。
【0036】
必ずしも全てではないが種々の実施形態によれば、本明細書で開示される1つまたは複数の方法の少なくとも一部を実施する手段を備える装置が提供される。
【0037】
必ずしも全ての例ではないが種々の例によれば、添付の特許請求の範囲において特許請求される例が提供される。
【0038】
本開示の上記例および任意の特徴は、別々に説明されるが、考えられる全ての組合せおよび並べ替えでのそれらの提供が本開示内に含まれることが理解される。本開示の種々の例が、本開示の他の例に関して説明される特徴の任意のまたは全ての特徴を含むことができ、およびその逆も同様であることが理解される。同様に、特徴の任意のうちの1つまたは複数または全てが、任意の組合せで、所望に応じておよび必要に応じて、装置、方法、および/またはコンピュータプログラム命令によって実装(implement)されてもよい/それに含まれてもよい/それによって実施可能であってもよいことが認識される。
【0039】
機能の説明は、その機能を実施するのに適する任意の手段を同様に開示するためにさらに考慮されるべきである。
【0040】
幾つかの例は、ここで、添付図面を参照して説明される。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【
図1】本明細書で説明される主題の例を示す図である。
【
図2】本明細書で説明される主題の別の例を示す図である。
【
図3A】本明細書で説明される主題の別の例を示す図である。
【
図3B】本明細書で説明される主題の別の例を示す図である。
【
図4】本明細書で説明される主題の別の例を示す図である。
【
図5】本明細書で説明される主題の別の例を示す図である。
【
図6】本明細書で説明される主題の別の例を示す図である。
【
図7A】本明細書で説明される主題の別の例を示す図である。
【
図7B】本明細書で説明される主題の別の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0042】
図は、必ずしも一定比例尺に従っていない。図の特定の特徴およびビューは、明確さおよび簡潔さのために、概略的に示され得、またはスケールが誇張され得る。例えば、図の幾つかの要素の寸法は、解説を補助するために他の要素に対して誇張され得る。同様の参照数字は、同様の特徴を指定するために図において使用される。明確さのために、全ての参照数字は、必ずしも全ての図において表示されるわけではない。
【0043】
定義
マスターノード(MN:Master Node):コアネットワークに向けて制御プレーンコネクティビティを提供するネットワークノード。
【0044】
マスターセルグループ(MCG:Master Cell Group):PCellおよびSCellを含む、MNに関連付けられるセルのグループ。
【0045】
セカンダリノード(SN:Secondary Node):UEのためにさらなる無線リソースを提供するが、MNでないネットワークノード。
【0046】
セカンダリセルグループ(SCG:Secondary Cell Group):PSCellおよびSCellを含む、SNに関連付けられるセルのグループ。
【0047】
PCell:MNに対するアップリンク/ダウンリンク接続のためのセル。MNに対する初期アクセスを開始する(initiate)ために使用されるMCGのセル。
【0048】
PSCell:SNに対するアップリンク/ダウンリンク接続のためのセル。SNに対する初期アクセスを開始するために使用されるSCGのセル。
【0049】
条件付きハンドオーバー(CHO:Conditional Handover):構成された実行条件が、準備された候補セルについて満たされるときにのみ、UEによってトリガーされるハンドオーバープロシージャ。条件は、ネットワークによって事前構成される。3GPPにおいて、条件付きハンドオーバー実行条件は、RRC再構成メッセージ内の条件付き再構成情報要素内のCondReconfigToAddModList情報要素内のcondExecutionCondによって指定される。
【0050】
デュアルコネクティビティ(DC:Dual Connectivity):
UEは、MNおよびSNに対する同時接続を有する。これは、マスターセルグループおよびセカンダリセルグループによって構成されるRRC_CONNECTEDにおけるUEの動作モードである。
【0051】
構成情報:
UEの動作を構成するために使用される情報。3GPPにおいて、構成情報は、例えば、RRC再構成メッセージ内に提供され得る。
用語、エンティティ(例えば、プライマリセルについてのハンドオーバー実行条件、プライマリセルによるデュアルコネクティビティについてのSN追加条件など)を「含む構成情報(configuration information comprising)」は、構成情報が、エンティティを取得するのに十分な情報を含むことを意味することができる。それは、エンティティの全てのパラメータを含んでもよく、含まなくてもよく、それは、代わりに、エンティティまたはエンティティのパラメータに対するポインターを備えてもよく、または、構成がエンティティを含むことを意味することができる。
【0052】
3GPPにおいて、RRC再構成メッセージは、DCについて追加情報を提供する条件付き再構成情報要素を指定する。条件付き再構成情報要素は、CondReconfigToAddModList情報要素を含む。CondReconfigToAddModList情報要素は、condExecutionCondおよびcondRRCReconfigを含む。プライマリセカンダリセル(PSCell:primary secondary cell)についての追加条件は、condExecutionCondによって指定される。指定された条件が満たされるときに適用されるRRC再構成メッセージは、condRRCReconfigによって提供される。
【0053】
測定構成
測定を実施するようにUEを構成するために使用される構成情報。3GPPにおいて、測定構成は、例えば、RRC再構成メッセージ内に提供され得る。用語「[エンティティ]測定構成([entity])measurement configuration」(例えば、ソースプライマリセル測定構成)は、エンティティによって準備される測定構成を意味することができる。
【0054】
canは、1つまたは複数の測定オブジェクトおよび1つまたは複数の測定アイデンティティによって関連付けられる1つまたは複数のレポーティング構成を含む。
【0055】
canは、TS 38.331で規定されるMeasConfig情報要素を含む。
【0056】
図1は、端末ノード110、アクセスノード120、および1つまたは複数のコアノード129を含む複数のネットワークノードを備えるネットワーク100の例を示す。端末ノード110およびアクセスノード120は互いに通信する。1つまたは複数のコアノード129はアクセスノード120と通信する。
【0057】
ネットワーク100は、この例では、端末ノード110およびアクセスノード120の少なくとも一部が、無線波/信号の送信/受信を使用して互いに通信する無線電気通信ネットワークである。
【0058】
1つまたは複数のコアノード129は、幾つかの例において、互いに通信してもよい。1つまたは複数のアクセスノード120は、幾つかの例において、互いに通信してもよい。
【0059】
ネットワーク100は、それぞれがアクセスノード120によってサービス提供される複数のセル122を備えるセルラーネットワークであってもよい。この例において、セル122を画定する端末ノード110とアクセスノード120との間のインターフェースは、ワイヤレスインターフェース124である。
【0060】
アクセスノード120は、セルラー無線トランシーバーである。端末ノード110は、セルラー無線トランシーバーである。
【0061】
示される例において、セルラーネットワーク100は、端末ノード110がユーザ機器(UE:user equipment)であり、アクセスノード120が基地局である第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP:third generation Partnership Project)ネットワークである。
【0062】
例において、ネットワーク100は、進化型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E-UTRAN:Evolved Universal Terrestrial Radio Access network)である。E-UTRANは、UE110に向けてE-UTRAユーザプレーンおよび制御プレーン(RRC)プロトコル終端を提供するE-UTRANノードB(eNB)120からなる。eNB120は、X2インターフェース126によって互いに相互接続される。eNBは、S1インターフェース128によってモビリティ管理エンティティ(MME:Mobility Management Entity)129にも接続される。
【0063】
他の例において、ネットワーク100は、次世代(またはニューラジオ、NR(New Radio))無線アクセスネットワーク(NG-RAN:Next Generation Radio Access network)である。NG-RANは、UE110に向けてユーザプレーンおよび制御プレーン(RRC)プロトコル終端を提供するgノードB(gNB)120からなる。gNB120は、Xnインターフェース126によって互いに相互接続される。gNBは、N2インターフェース128によってアクセスおよびモビリティ管理機能(AME:Access and Mobility Management Function)にも接続される。
【0064】
例において、ネットワーク100は、E-UTRANおよびNG-RANの組合せを備えることができる。
【0065】
ユーザ機器は、モバイル機器を備えることができる。ユーザ機器に対して参照が行われる場合、その参照は、可能な限り、モバイル機器に対する参照を含み、包含する。
【0066】
UE168は、UE168のサービングセルを変更するハンドオーバープロシージャを実施することができる。例において、ハンドオーバープロシージャは、条件付きハンドオーバープロシージャであることができる。
【0067】
条件付きハンドオーバー(CHO:conditional handover)プロシージャは、1つまたは複数のハンドオーバー実行条件が満たされると、UE168によってトリガーされるハンドオーバーと考えられ得る。1つまたは複数のハンドオーバー実行条件は、ネットワーク100によって事前構成され得る。
【0068】
例において、UE168は、デュアルコネクティビティ(DC:dual conectivity)を使用するさらなる無線リソースを備えることができる。
【0069】
DCにおいて、UE168のためのサービングセルの構成されたセットは、2つのサブセット、すなわち、マスターノード(MN:Master Node)172のサービングセルを含むマスターセルグループ(MCG:Master Cell Group)およびセカンダリノード(SN:Secondary Node)170のサービングセルを含むセカンダリセルグループ(SCG:Secondary Cell Group)を有する。
【0070】
例において、セカンダリセルグループのプライリマリセル(PSCell)の条件付き変更が構成され得る。UE168は、1つまたは複数のターゲットSN166に対してSN変更を実施するための実行条件を持つように構成され得る。したがって、UE168は、1つまたは複数のターゲットSN166に条件付きでアクセスするように構成され得る。
【0071】
例において、少なくとも1つのターゲットSN166は、UE168による条件付きアクセスのために少なくとも1つのターゲットPSCellを、効率的におよび/またはインテリジェントに準備するように構成され得、効率的におよび/またはインテリジェントに準備することができる。
【0072】
【0073】
例において、
図2は、複数の方法を示すために考えられ得る。例えば、
図2は、複数のアクター/エンティティにおける1つまたは複数のアクションを示す。例において、
図2は、個々のアクター/エンティティによって実施される複数の方法を示すために考えられ得る。
【0074】
図2に関連して論じられる特徴のうちの1つまたは複数は、他の図のうちの1つまたは複数において見出され得る。
【0075】
図2の例において、複数の装置は、ネットワークにわたっておよび/またはそれを介しておよび/またはそれを使用して1つまたは複数の信号および/または1つまたは複数のメッセージを送信および/または受信する。例において、任意の適切なネットワーク内の任意の適切な形態の通信が使用され得る。例えば、
図1のネットワーク100の少なくとも一部分が使用され得る。
【0076】
したがって、例において、
図2の複数の装置は、
図1に関連して説明されるネットワーク100の少なくとも一部分を形成する。
【0077】
示される例において、端末ノード110および3つのアクセスノード120は、1つまたは複数の信号および/または1つまたは複数のメッセージを送信および/または受信する。
図2の例において、端末ノード110はUE168であり、3つのアクセスノード120は、ソースMN172、ソースSN172、およびターゲットSN166である。
【0078】
図2の例において、UE168は、ソースMN172およびソースSN170とのデュアルコネクティビティを有する。
【0079】
例において、
図2に示される要素間の通信および/または送信は、介在要素がないことを含んで、任意の数の介在要素を介して進行することができる。
【0080】
1つのUE168が、
図2の例に示されるが、例において、任意の適切な数のUE168が含まれ得る。
【0081】
同様に、例において、任意の適切な数のネットワークノードが含まれ得る。
【0082】
例において、方法200および/または方法200の少なくとも一部は、ターゲットSNの条件付きアクセスを強化する方法と考えられ得る。
【0083】
例において、方法200および/または方法200の少なくとも一部は、UEによる条件付きアクセスのために少なくとも1つのターゲットPSCellの選択を強化する方法と考えられ得る。
【0084】
例において、方法200および/または方法200の少なくとも一部は、UEによる条件付きアクセスのため少なくとも1つのターゲットPSCellの選択を補助するために、ターゲットSNにアシスタンス情報を提供する方法と考えられ得る。
【0085】
示される例において、ブロックの場所は、アクションを実施するエンティティをインディケートする。例えば、ブロック202は、ソースSN170において/によって実施される。
【0086】
例において、方法200は、UE168が、少なくとも1つのターゲットSN166に条件付きでアクセスするように構成するおよび/またはすることを許可するおよび/またはすることを可能にする方法の一部である。幾つかの例において、方法200は、条件付きPSCell追加および変更(CPAC:conditional PSCell addition and Change)方法/プロセス/プロシージャの一部である。例えば、方法200は、条件付きPSCell変更(CPC:conditional PSCell Change)方法/プロセス/プロシージャまたは条件付きPSCell追加(CPA:conditional PSCell Addition)方法/プロセスの一部であることができる。
【0087】
幾つかの例において、方法200は、SN開始であると考えられ得る。すなわち、幾つかの例において、方法200は、ソースSN170によって開始され得る。例えば、方法200は、SN開始のCPAC方法/プロセス/プロシージャの一部であることができる。
【0088】
示される例において、方法200は、SN開始であり、ブロック202、204、および206は、ソースSN170において/によって実施され、ブロック208は、ソースSN170を含む。
【0089】
幾つかの例において、方法200は、MN開始であると考えられ得る。すなわち、幾つかの例において、方法200は、ソースMN172によって開始され得る。例えば、方法200は、MN開始のCPAC方法/プロセス/プロシージャの一部であることができる。
【0090】
そのような例において、ブロック202、204、および206は、ソースMN172において/によって実施され、ブロック208は、ソースMN172において/によって実施される。
【0091】
ブロック202にて、方法200は、セカンダリリンク障害(S-RLF:secondary link failure)情報164を受信することを含み、S-RLF情報は、UE168が、少なくとも1つのターゲットSN166に条件付きでアクセスするように構成されている間に、UE168と少なくとも1つのソースSN170との間のセカンダリ無線リンクの障害の状況を示し、UE168は、ソースMN172およびソースSN170とのデュアルコネクティビティを有する。
【0092】
幾つかの例において、方法200は、少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166に関連付けられるセカンダリリンク障害(S-RLF)情報164を受信することを含み、S-RLF情報は、UE168が、少なくとも1つのターゲットSN166に条件付きでアクセスするように構成されている間に、UE168と少なくとも1つのソースSN170との間のセカンダリ無線リンクの障害の状況を示し、UE168は、ソースMN172およびソースSN170とのデュアルコネクティビティを有する。
【0093】
図2は、例えば、1つまたは複数の信号を受信する1つまたは複数のアクションを示すため、
図2は、対応する送信すること/送信特徴/アクションをもたらすことも示す。
【0094】
同様に、任意の送信すること/送信特徴/アクションをもたらすことについて、
図2は、対応する受信すること/受信特徴/アクションをもたらすことも示す。
【0095】
例えば、UE168の観点から、ブロック202は、S-RLF情報164を送信することを示すと考えられ得る。
【0096】
幾つかの例において、S-RLF情報164は、セカンダリセルグループ(SCG)障害情報と考えられ得る。
【0097】
S-RLF障害情報164を受信することは、任意の適切な方法を使用して、任意の適切なやり方で実施され得る。例において、S-RLF情報164を受信することは、1つまたは複数の信号および/またはメッセージを受信することを含む。
【0098】
例において、S-RLF情報164は、任意の適切な数の異なるUE168から受信され得る。したがって、例において、S-RLF情報164は、複数の異なるUEによって経験されるセカンダリ無線リンクの障害の状況を示す。
【0099】
幾つかの例において、ブロック202にて、方法200は、セカンダリリンク障害(S-RLF)情報164を受信することを含み、S-RLF情報は、UE168が、少なくとも1つのターゲットSN170に条件付きでアクセスするように構成されている間に、複数のUE168と少なくとも1つのソースSN170との間のセカンダリ無線リンクの障害の状況を示し、UE168は、ソースMN172およびソースSN170とのデュアルコネクティビティを有する。
【0100】
S-RLF情報164は、任意の適切な期間にわたって受信および/または収集され得る。例えば、S-RLF情報164は、方法200が実施されることを可能するため、十分なS-RLF情報164が受信されることを可能にするのに十分な期間にわたって複数のUE168から受信され得る。例えば、S-RLF情報164は、アシスタンス情報176がブロック206にて決定されることを可能するため、十分なS-RLF情報164が受信されることを可能にするのに十分な期間にわたって受信され得る。
【0101】
例において、期間は、2~3時間、半日、1日、2~3日、1週間、2~3週間、1カ月などであることができる。
【0102】
例において、S-RLF情報164は、重要業績評価指標(KPI:Key Performance Indicator)収集期間にわたって受信され得る。
【0103】
S-RLF情報164は、任意の適切な情報を含むことができる。例えば、S-RLF情報164は、UE168が、少なくとも1つのターゲットSN166に条件付きでアクセスするように構成されている間に、UE168と少なくとも1つのソースSN170との間のセカンダリ無線リンクの障害の状況を示す任意の適切な情報を含むことができ、UE168は、ソースMN172およびソースSN170とのデュアルコネクティビティを有する。
【0104】
例えば、S-RLF情報164は、アシスタンス情報176がブロック206にて決定されることを可能するために任意の適切な情報を含むことができる。
【0105】
例において、S-RLF情報164は、ソースSN170のPSCellとの接続についてUE168が無線リンク障害を検出するときに、UE168によって送信されるSCG障害レポート情報を含む。
【0106】
S-RLF情報164は、障害タイプ(例えば、ダウンリンクまたはアップリンク無線問題による)および/またはUE168の場所情報および/または受信された信号電力情報および/または時間情報および/またはUE168の構成に関する情報などを含むことができる。
【0107】
図2の例において、方法200は、SN開始であり、S-RLF情報164は、UE168からソースMN172へ送信され、ソースMN172によってソースSN170に転送される。
【0108】
しかしながら、MN開始の例において、S-RLF情報164は、ソースSN170へS-RLF情報164を転送することなく、UE168からソースMN172へ送信され得、ブロック202は、ソースMN172において/によって実施される。
【0109】
例において、S-RLF情報164は、少なくとも1つのターゲットSN166に関連付けられ、UE168が、少なくとも1つのターゲットSN166に条件付きでアクセスするように構成されている間に、UE168と少なくとも1つのソースセカンダリノード170との間のセカンダリ無線リンク障害の状況を示す。
【0110】
S-RLF情報164は、ターゲットSN166に関連付けられると考えられ得る。なぜなら、UE168が、ターゲットSN166に条件付きでアクセスするように構成されている間に起こるセカンダリ無線リンクの障害にS-RLF情報164が起因したからである。
【0111】
セカンダリ無線リンクの障害の状況は、セカンダリ無線リンクの障害の状態と考えられ得る。
【0112】
セカンダリ無線リンクの障害の状況は、セカンダリ無線リンクの設定および/または障害の状況と考えられ得る。
【0113】
セカンダリ無線リンクの障害の状況は、S-RLFに先立って或る期間にわたってUE168が経験した物理的状況および/または無線状況と考えられ得る。
【0114】
任意の適切な期間が使用され得る。例えば、S-RLFの状況を適切にカバーする任意の適切な期間が使用され得る。
【0115】
例えば、5秒~30分の範囲内の期間が使用され得る。
【0116】
例えば、30秒~20分の範囲内の期間が使用され得る。
【0117】
例えば、1分~15分の範囲内の期間が使用され得る。
【0118】
例えば、5分~10分の範囲内の期間が使用され得る。
【0119】
例において、期間は、少なくともM秒であることができ、Mは正整数である。
【0120】
例において、期間は、少なくともX分であることができ、Xは正整数である。
【0121】
【0122】
図3Aは、例示的なシナリオを示す。
図3Aの例において、UE168は、ソースPSCell188内に位置し、ソースPSCell188によってサービス提供される。
【0123】
示される例において、UE168は、軌跡196に沿って移動し、UE168が、軌跡196に沿って移動するときに、UEは、2つのPSCell、すなわち、PSCell1 190およびPSCell2 192を検出する。
【0124】
図3Bは、UE168が、
図3Aの例に示される軌跡196に沿って移動するときの、ソースPSCell188、PSCell1 190、およびPSCell2 192についての参照信号受信電力(RSRP:reference signal received power)のプロットを示す。
【0125】
図3Bの例に示されるプロットに関して、時刻t1にて、PSCell1 190は、UE168にて構成されるRSRPオフセット194を満たす(fulfill)測定可能な信号強度に達し、CPCなどの、UE168による条件付きアクセスのための候補セルとしてPSCell1 190の準備をトリガーする。
【0126】
時刻t2にて、PSCell2 192は、UE168にて構成されるRSRPオフセット194準備基準を同様に満たし、測定イベントレポートが、UE168からソースPSCell188に送信され、ソースPSCell188は、次に、ターゲットPSCell1 190およびPSCell2 192の測定結果を含む、例えば、MNへのSgNB(条件付き)Change Requiredメッセージ、および、例えば、MNからターゲットSNへのSgNB(条件付き)Addition Requestメッセージをトリガーする。
【0127】
示される例において、ターゲットSNは、ターゲットPSCell1 190が、最良の受信測定を有するため、ターゲットPSCell1 190の準備を判断(decide)してもよい。
【0128】
しかしながら、後で、
図3Bの例において、時刻インスタンスt3にて、UE168は、現在のサービングPSCellに関してセカンダリ無線リンク障害を経験し、S-RLF障害情報をMNに送信する。
【0129】
示される例において、ターゲットSNは、ターゲットPSCell2 192の準備に間に合わず、それは、ソースPSCell188におけるS-RLFをもたらす。なぜなら、準備されるPSCell1 190についての条件付きアクセス実行基準に達しなかったからである。
【0130】
図3Aおよび
図3Bは、UE168によって経験されるS-RLFの状況を示すために考えられ得る。
図3の例において、S-RLF情報164は、状況、例えば、UE軌跡196および/またはRSRP測定および/またはタイミングおよび/またはUE構成などを示す情報を含む。
【0131】
図3Aおよび
図3Bの例において、S-RLF情報164に含まれる情報は、ターゲットPSCell2 192が、この場合には準備されているべきであることを示してもよい(ターゲットPSCell2 192が、S-RLFが起こったときに最良測定を有したため)。
【0132】
しかしながら、この例において、ターゲットSN166は、そのときに利用可能な情報に基づいて、UE168による条件付きアクセスのための候補、例えば、CPACのための候補として準備されるセルについて決定した。さらに、準備され得るセルの数が制限される場合がある。
【0133】
図2の例に戻ると、例において、S-RLF情報164は、UE168が、少なくとも1つのターゲットSN166に条件付きでアクセスするように構成されている間に、UE168と少なくとも1つのソースセカンダリノード170との間のセカンダリ無線リンクにおける障害の状況を示す。
【0134】
UE168は、任意の適切な方法を使用して、任意の適切なやり方で少なくとも1つのターゲットSN166に条件付きでアクセスするように構成され得る。例えば、UE168は、少なくとも1つの基準を満たすと、少なくとも1つのターゲットSN166にアクセスするようUE168を構成するために任意の適切な構成情報を受信することができる。
【0135】
例において、UE168は、少なくとも1つのCPAC構成を持つように構成され得る。例えば、UE168は、少なくとも1つのCPCまたはCPA構成を持つように構成され得る。
【0136】
例において、PSCellまたは任意の他の適切なセルにアクセスすることは、セルとのランダムアクセスプロシージャを実施することを含む。
【0137】
例において、PSCellまたは任意の他の適切なセルにアクセスすることは、セルとの接続を確立することを含む。
【0138】
例において、MN開始の例におけるソースSN170またはソースMN172は、受信されたS-RLF情報164に少なくとも部分的に基づいて統計量(statistics)を決定することができる。例えば、MN開始の例におけるソースSN170またはソースMN172は、S-RLF情報164によって観測されるかなりの量の間違った(wrong)ターゲットPSCell準備に基づいて統計量を決定することができ、例えば、
図3Aおよび3Bを参照されたい。
【0139】
例において、これは、統計的収束が達成されるまで行われ得る。
【0140】
ブロック204にて、方法200は、UE168による条件付きアクセスのために、少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166によって準備される複数の提案されるターゲットPSCell174を決定することを含む。
【0141】
少なくとも1つのターゲットSN166によって準備される複数の提案されるターゲットPSCell174を決定することは、任意の適切な方法を使用して、任意の適切なやり方で実施され得る。例えば、ブロック204にて複数の提案されるターゲットPSCell174を決定することは、CPAC方法/プロセス/プロシージャの一部として、例えば、CPC方法/プロセス/プロシージャまたはCPA方法/プロセス/プロシージャの一部として実施され得る。
【0142】
例において、ターゲットSN166は、提案されるターゲットPSCell174に含まれない、UE168による条件付きアクセスのためのPSCellを準備することができない。
【0143】
例において、ソースSN170またはMN開始の例におけるソースMN172は、PSCellにおける変更がUE168について必要とされてもよいと判定し、その判定に少なくとも部分的に基づいてブロック206を実施することができる。例えば、ソースSN170(またはソースMN172)は、UE168から少なくとも1つの測定レポートを受信し、受信された少なくとも1つの測定レポートに少なくとも部分的に基づいて、PSCellにおける変更がUE168について必要とされてもよいと判定することができる。
【0144】
UE168は、S-RLF情報164がそこから受信されたUE168であることができ、または、S-RLF情報164がそこから受信されなかったUE168であることができる。
【0145】
幾つかの例において、ソースSN170(またはソースMN172)は、複数の提案されるターゲットPSCell174のそれぞれについて条件付きアクセス実行条件を決定する。例えば、ソースSN170(またはソースMN172)は、複数の提案されるターゲットPSCell174のそれぞれについて、CPAC実行条件、例えば、CPCまたはCPA実行条件を決定することができる。
【0146】
幾つかの例において、ソースSN170(またはソースMN)は、ターゲットSN166によって準備され得る最大量のターゲットPSCellを決定する。したがって、例において、ターゲットSNは、複数の提案されるターゲットPSCell174から制限された数のターゲットPSCellを準備する。
【0147】
ブロック206にて、方法200は、受信されたS-RLF情報164に少なくとも部分的に基づいて、アシスタンス情報176を決定することを含み、アシスタンス情報は、複数の提案されるターゲットPSCell174のうちのどれが、UE168による条件付きアクセスのために少なくとも1つのターゲットSN166によって準備されるかを、少なくとも1つのターゲットSN166が決定するのを補助するように構成され、および/または補助する。
【0148】
ブロック206は、任意の適切な方法を使用して、任意の適切なやり方で実施され得る。例において、受信されたS-RLF情報164は、アシスタンス情報176を決定するために任意の適切なやり方で使用され得る。
【0149】
例えば、S-RLF情報164は、アシスタンス情報176が決定されることを可能にするために任意の適切なやり方で処理および/または分析され得る。例えば、S-RLF情報164から決定される統計量は、アシスタンス情報174を決定するときに使用され得る。
【0150】
したがって、例において、受信されたS-RLF情報164に少なくとも部分的に基づいて、アシスタンス情報176を決定することは、受信されたS-RLF情報164の分析および/または受信されたS-RLF情報164から決定される統計量に少なくとも部分的に基づいて、アシスタンス情報176を決定することを含む。
【0151】
例えば、
図3の例に関して、決定されたアシスタンス情報176は、UE168が、UE168による条件付きアクセスのために、候補PSCell1 190の代わりに、候補PSCell2 192を準備するのを補助するように構成される。
【0152】
幾つかの例において、アシスタンス情報を決定することは、モビリティロバスト性最適化アルゴリズムおよび/または人工知能および/または機械学習技法を使用することを含む。
【0153】
アシスタンス情報176は、任意の適切な形態を有する任意の適切な情報を含むことができる。例えば、アシスタンス情報176は、複数の提案されるターゲットPSCell174のうちのどの少なくとも1つが、UE168による条件付きアクセスのために少なくとも1つのターゲットSN166によって準備されるかを、少なくとも1つのターゲットSN166が決定するのを補助するために任意の適切な情報を含むことができる。
【0154】
例において、アシスタンス情報176は、複数の提案されるターゲットPSCell174のうちの少なくとも1つが、複数の提案されるターゲットPSCell174のうちの他の少なくとも1つと比較して、優先的に準備されることをターゲットSNにインディケートするために任意の適切な情報を含むことができる。
【0155】
例において、アシスタンス情報は、UE168による条件付きアクセスのための少なくとも1つのターゲットSN166による準備のために複数の提案されるターゲットPSCell174のランク付けをインディケートするために任意の適切な情報を含むことができる。
【0156】
幾つかの例において、アシスタンス情報176は、UE168による条件付きアクセスのための少なくとも1つのターゲットSN166による準備のために複数の提案されるターゲットPSCell174についての優先度情報を含む。
【0157】
優先度情報は、複数の提案されるターゲットPSCell174のうちの少なくとも1つの特定の提案されるターゲットPSCell174の準備を、少なくとも1つの他の提案されるターゲットPSCell174よりも優先させることをターゲットSN166にインディケートする情報と考えられ得る。
【0158】
例えば、優先度情報は、UE168による条件付きアクセスのために、ターゲットPSCell2 192の準備をターゲットPSCell1 190よりも優先させることを、
図3の例においてターゲットSN166にインディケートすることができる。
【0159】
優先度情報は、任意の適切な形態を有する任意の適切な情報を含むことができる。例えば、優先度情報は、複数の提案されるターゲットPSCell174のうちの少なくとも1つの特定の提案されるターゲットPSCell174の準備を、少なくとも1つの他の提案されるターゲットPSCell174よりも優先させることをターゲットSN166にインディケートするために任意の適切な情報を含むことができる。
【0160】
例において、優先度情報は、関連付けられるターゲットPSCellの優先度をインディケートする、複数の提案されるターゲットPSCell174のそれぞれに関連付けられる値を含むことができる。例えば、優先度情報は、複数の提案されるPSCell174について0と100との間の値を含むことができ、例えば、0は最低優先度をインディケートし、100は最高優先度をインディケートする。
【0161】
幾つかの例において、アシスタンス情報176は、提案されるターゲットPSCell174が、UE168による条件付きアクセスについて正しい選択であった回数を示す情報を含む。
【0162】
例において、提案されるターゲットPSCell174が、UE168による条件付きアクセスについて正しい選択であった回数を示す情報は、任意の適切な形態を有する任意の適切な情報を含むことができる。例えば、提案されるターゲットPSCell174が、UE168による条件付きアクセスについて正しい選択であった回数を示す情報は、絶対的にまたは相対的に回数をインディケートすることができる。
【0163】
例えば、情報は、複数の提案されるターゲットPSCell174のそれぞれが正しい選択であった回数をインディケートすることができ、および/または、複数の提案されるターゲットPSCell174のそれぞれが正しい選択であった時間のパーセンテージをインディケートすることができる。
【0164】
S-RLFの状況下で、UE168によるターゲットPSCellの条件付きアクセスが、S-RLFを防止したであろう場合、ターゲットPSCellは、UE168による条件付きアクセスについての正しい選択と考えられ得る。
【0165】
例えば、
図3の例において、PSCell2 192は、UE168による条件付きアクセスについての正しい選択と考えられ得る。なぜなら、
図3の例におけるS-RLF障害の状況下で、UE168が、PSCell2 192に条件付きでアクセスするように構成された場合、S-RLFが防止されたであろうからである。
【0166】
ブロック208にて、方法200は、複数の提案されるPSCell174および決定されたアシスタンス情報176を示す情報178を少なくとも1つのターゲットSN166に、直接または間接的に送信することを含む。
【0167】
その結果、
図2は、方法200を示し、方法200は、
セカンダリ無線リンク障害情報164を受信することであって、セカンダリ無線リンク障害情報164は、ユーザ機器168が、少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166に条件付きでアクセスするように構成されている間に、ユーザ機器168と少なくとも1つのソースセカンダリノード172との間のセカンダリ無線リンクにおける障害の状況を示し、ユーザ機器168は、ソースマスターノード172およびソースセカンダリノード170とのデュアルコネクティビティを有する、受信することと、
ユーザ機器168による条件付きアクセスのために、少なくとも1つのターゲットセカンダリノードによって準備されるセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル174を決定することと、
受信されたセカンダリ無線リンク障害情報164に少なくとも部分的に基づいて、アシスタンス情報176を決定することであって、アシスタンス情報176は、セカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル174のうちのどの少なくとも1つが、ユーザ機器168による条件付きアクセスのために少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166によって準備されるかを、少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166が決定するのを補助する、決定することと、
セカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル174および決定されたアシスタンス情報176を示す情報178を少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166に、直接または間接的に送信することと
を含む。
【0168】
複数の提案されるPSCell174および決定されたアシスタンス情報176を示す情報178は、任意の適切な情報を含むことができる。
【0169】
幾つかの例において、複数の提案されるターゲットPSCell174を示す情報178は、少なくとも1つのセルアイデンティティ、例えば、少なくとも1つの物理セルアイデンティティ(PCI:physical cell identity)および/または少なくとも1つのグローバルセルアイデンティティなどを含む。
【0170】
ブロック208は、任意の適切な方法を使用して任意の適切なやり方で実施され得る。例において、ブロック208にて情報178を送信することは、少なくとも1つの信号および/またはメッセージを送信することを含む。
【0171】
幾つかのSN開始の例において、ブロック208の情報178は、ソースSN170からソースMN172に送信され、ソースMN172によって少なくとも1つのターゲットSN166に転送される。
【0172】
幾つかのMN開始の例において、ブロック208の情報178は、ソースMN172から少なくとも1つのターゲットSN166に送信される。
【0173】
幾つかの例において、複数の提案されるターゲットPSCell174および決定されたアシスタンス情報176を示す情報178を送信することは、少なくとも1つのSgNB Change Requiredメッセージおよび/または少なくとも1つのSgNB Addition Requestメッセージを送信することを含む。
【0174】
例において、ターゲットSN166の観点から、ブロック208は、UE168による条件付きアクセスのためにターゲットSN166によって準備される複数の提案されるターゲットPSCell174を示す情報178、および、複数の提案されるターゲットPSCellのうちのどの少なくとも1つが、UE168による条件付きアクセスのために少なくとも1つのターゲットSN166によって準備されるかを、ターゲットSN166が決定するのを補助するように構成されるアシスタンス情報176を受信することを含み、アシスタンス情報176は、ターゲットSN166に関連付けられるS-RLF情報164に少なくとも部分的に基づいて決定される。
【0175】
例において、ターゲットSN166の観点から、複数の提案されるターゲットPSCell174およびアシスタンス情報176を示す情報178を受信することは、少なくとも1つのSgNB Addition Requestメッセージを受信することを含む。
【0176】
例において、アシスタンス情報176は、ソースMN172またはソースSN170によって生じる。
【0177】
ブロック210にて、受信されたアシスタンス情報176に少なくとも部分的に基づいて、UE168による条件付きアクセスのために準備される複数の提案されるターゲットPSCell174のうちの少なくとも1つを決定することを含む。
【0178】
ブロック210は、任意の適切な方法を使用して任意の適切なやり方で実施され得る。
【0179】
例において、アシスタンス情報176は、複数の提案されるターゲットPSCell174のうちのどの少なくとも1つが、UE168による条件付きアクセスのために準備されるかを、ターゲットSN166が決定するのを補助するために任意の適切なやり方で使用され得る。
【0180】
幾つかの例において、アシスタンス情報176は、複数の提案されるターゲットPSCell174のうちのどの少なくとも1つが、複数の提案されるターゲットPSCell174のうちの他の少なくとも1つと比較して、UE168による条件付きアクセスのために優先的に準備されるべきかを決定するためにターゲットSN166によって使用される。
【0181】
例において、ターゲットSN166は、アシスタンス情報176に少なくとも部分的に基づいて、複数の提案されるターゲットPSCell174のうちのどの少なくとも1つが、UE168による条件付きアクセスのための準備のために1つまたは複数の最高優先度を有するかを決定することができる。
【0182】
例えば、アシスタンス情報176が優先度情報を含む少なくとも幾つかの例において、ターゲットSN166は、複数の提案されるターゲットPSCell174のうちのどの少なくとも1つが、1つまたは複数の関連付けられる最高優先度値を有するかを決定することができる。
【0183】
例えば、アシスタンス情報が、提案されるターゲットPSCell174が、UE168による条件付きアクセスについて正しい選択であった回数を示す情報を含む少なくとも幾つかの例において、ターゲットSN166は、複数の提案されるPSCell174のうちのどの少なくとも1つまたは複数が、関連付けられる最大回数を有するかを決定することができる。
【0184】
例えば、
図3Aの例に関して、アシスタンス情報176は、PSCell2 192について80の優先度値およびPSCell1 190について20の優先度値を含むことができ、S-RLFを回避して、UE168による条件付きアクセスのために、ターゲットSN166がPSCell2 192を優先的に準備するのを補助する。
【0185】
例において、ターゲットSN166は、UE168による条件付きアクセスのために複数の提案されるターゲットPSCell174の決定された少なくとも1つを準備することができる。ターゲットSN166は、CPACのために、例えば、CPCまたはCPAのために、複数の提案されるターゲットPSCell174の決定された少なくとも1つを準備することができる。
【0186】
例において、ターゲットSN166は、複数の提案されるターゲットPSCell174の決定された少なくとも1つについて、条件付きアクセス構成情報186を準備することができる。
【0187】
条件付きアクセス構成情報186は、任意の適切な情報を含むことができる。例えば、条件付きアクセス構成情報186は、少なくとも1つの基準を満たすと、複数の提案されるターゲットPSCell174の決定された少なくとも1つにアクセスするようにUE168を構成するために任意の適切な情報を含むことができる。
【0188】
例において、条件付きアクセス構成情報186は、CPAC構成情報を含むことができる。例えば、条件付きアクセス構成情報186は、CPAまたはCPC構成情報を含むことができる。
【0189】
幾つかの例において、条件付きアクセス構成情報186は、複数の提案されるターゲットPSCell174の決定された少なくとも1つのそれぞれについて、CPAまたはCPC構成などのCPAC構成を含む。
【0190】
ブロック210にて、方法200は、決定された少なくとも1つのターゲットPSCellを示す条件付きアクセス構成情報186をMN172に送信することを含む。例において、決定された少なくとも1つのターゲットPSCellは、ブロック210内で/において決定される少なくとも1つのターゲットPSCellである。
【0191】
その結果、
図2は、方法200を示し、方法200は、
ユーザ機器168による条件付きアクセスのためにターゲットセカンダリノード166によって準備されるセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル174を示す情報178、および、セカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル174のうちのどの少なくとも1つが、ユーザ機器168による条件付きアクセスのために少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166によって準備されるかを、ターゲットセカンダリノード166が決定するのを補助するように構成されるアシスタンス情報176を受信することであって、アシスタンス情報176は、ターゲットセカンダリノード166に関連付けられるセカンダリ無線リンク障害情報164に少なくとも部分的に基づいて決定される、受信することと、
受信されたアシスタンス情報176に少なくとも部分的に基づいて、ユーザ機器168による条件付きアクセスのために準備されるセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル174のうちの少なくとも1つを決定することと、
セカンダリセルグループの決定された少なくとも1つのターゲットプライマリセルを示す条件付きアクセス構成情報186をマスターノード172に送信することと
を含む。
【0192】
例において、条件付きアクセス構成情報186は、決定された少なくとも1つのターゲットPSCellのおよび/またはそのための条件付きアクセス構成情報186と考えられ得る。
【0193】
ブロック210は、任意の適切な方法を使用して任意の適切なやり方で実施され得る。例において、決定された少なくとも1つのターゲットPSCellを示す条件付きアクセス構成情報186をMN172に送信することは、少なくとも1つの信号および/またはメッセージを送信することを含む。
【0194】
幾つかの例において、ターゲットSN166は、準備されたターゲットPSCellの、識別子、例えば、セルアイデンティティ、例えば、物理セルアイデンティティ(PCI)および/またはグローバルセルアイデンティティなどをMN172に送信する。
【0195】
例において、方法200は、その後、ブロック212にて送信される情報に少なくとも部分的に基づいて、ターゲットSN165に条件付きでアクセスするようにUEを構成するために、条件付きアクセス方法/プロセス/プロシージャに従って進行することができる。
【0196】
例えば、方法200は、その後、CPAまたはCPC方法/プロセス/プロシージャなどのCPAC方法/プロセス/プロシージャに従って進行することができる。例えば、
図6を参照されたい。
【0197】
例において、方法200は、任意の適切な回数、反復され得る。
【0198】
上記で述べられたように、例は、モビリティロバスト性最適化アルゴリズムを利用することができる。これに関して、自己組織化ネットワーク(SON:Self-Organizing Network)は、ネットワークからの収集された統計量に基づいて無線ネットワークパラメータを自動調整することができるネットワークである。モビリティロバスト性最適化(MRO)は、例において、セル変更(例えば、PSCellの変更)を制御するパラメータの調整を扱うSONの例である。
【0199】
MROにおいて、ネットワークは、例において、例えば、KPI収集期間によって示される特定の期間にわたって統計量(障害レポートは、統計量のうちの1つであることができる)を収集する。各KPI収集期間において、例えば、KPI統計量は、ネットワークによって処理され、変更を行うために決定が行われる。ネットワークは、例えばアシスタンス情報に変更を適用し、例えば、新しいKPI収集期間内に変更に関する新しい統計量を収集する。
【0200】
このプロセスは、KPI収集期間に達するまでネットワークによって反復され得、プロセスは、何も行われる必要がない(例えば、問題が解決されている、または、閾値/オフセットを調節することがもはや可能でない)と判断する。
【0201】
この場合には、MROが収束したと考えられ得る。例において、KPI収集期間のそれぞれにおいて収集されるパフォーマンスメトリクスの値は、変更を行うときに信頼性のあるネットワーク判断を有するために、統計的に有意(大きい数の統計量)であるべきである。
【0202】
本開示の例は、有利であり、技術的利益を提供する。
【0203】
例えば、本開示の例は、ターゲットSNが、提案されるターゲットPSCellの中で適切なターゲットPSCellを選択することを可能にする。
【0204】
例えば、本開示の例は、間違った候補PSCellを準備することによって引き起こされる無線リンク障害を低減する。
【0205】
【0206】
例において、方法400は、方法400を実施する任意の適切な手段を備える任意の適切な装置によって実施され得る。例えば、
図7Aおよび/または7Bに関連して説明される装置。
【0207】
例において、方法400は、
図2のソースSNなどのソースSN170によって実施され得る。
【0208】
例において、方法400は、
図2のソースMNなどのソースMN172によって実施され得る。
【0209】
ブロック402にて、方法400は、セカンダリ無線リンク障害情報164を受信することを含み、セカンダリ無線リンク障害情報164は、ユーザ機器168が、少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166に条件付きでアクセスするように構成されている間に、ユーザ機器168と少なくとも1つのソースセカンダリノード170との間のセカンダリ無線リンクにおける障害の状況を示し、ユーザ機器168は、ソースマスターノード172およびソースセカンダリノード170とのデュアルコネクティビティを有する。
【0210】
ブロック404にて、方法400は、ユーザ機器168による条件付きアクセスのために、少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166によって準備されるセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル174を決定することを含む。
【0211】
ブロック406にて、方法400は、受信されたセカンダリ無線リンク障害情報164に少なくとも部分的に基づいて、アシスタンス情報176を決定することを含み、アシスタンス情報176は、セカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル174のうちのどの少なくとも1つが、ユーザ機器168による条件付きアクセスのために少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166によって準備されるかを、少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166が決定するのを補助する。
【0212】
ブロック408にて、方法400は、セカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル174および決定されたアシスタンス情報176を示す情報178を少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166に、直接または間接的に送信することを含む。
【0213】
その結果、
図4は、方法400を示し、方法400は、
セカンダリ無線リンク障害情報164を受信することであって、セカンダリ無線リンク障害情報164は、ユーザ機器168が、少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166に条件付きでアクセスするように構成されている間に、ユーザ機器168と少なくとも1つのソースセカンダリノード170との間のセカンダリ無線リンクにおける障害の状況を示し、ユーザ機器168は、ソースマスターノード172およびソースセカンダリノード170とのデュアルコネクティビティを有する、受信することと、
ユーザ機器168による条件付きアクセスのために、少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166によって準備されるセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル174を決定することと、
受信されたセカンダリ無線リンク障害情報164に少なくとも部分的に基づいて、アシスタンス情報176を決定することであって、アシスタンス情報176は、セカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル174のうちのどの少なくとも1つが、ユーザ機器168による条件付きアクセスのために少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166によって準備されるかを、少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166が決定するのを補助する、決定することと、
セカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル174および決定されたアシスタンス情報176を示す情報178を少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166に、直接または間接的に送信することと
を含む。
【0214】
【0215】
例において、方法500は、方法500を実施する任意の適切な手段を備える任意の適切な装置によって実施され得る。例えば、
図7Aおよび/または7Bに関連して説明される装置。
【0216】
例において、方法500は、
図2のターゲットSN166などのターゲットSN166によって実施され得る。
【0217】
ブロック502にて、方法500は、ユーザ機器168による条件付きアクセスのためにターゲットセカンダリノード166によって準備されるセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル174を示す情報178、および、セカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル174のうちのどの少なくとも1つが、ユーザ機器168による条件付きアクセスのために少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166によって準備されるかを、ターゲットセカンダリノード166が決定するのを補助するように構成されるアシスタンス情報176を受信することを含み、アシスタンス情報176は、ターゲットセカンダリノード166に関連付けられるセカンダリ無線リンク障害164情報に少なくとも部分的に基づいて決定される。
【0218】
ブロック504にて、方法500は、受信されたアシスタンス情報176に少なくとも部分的に基づいて、ユーザ機器168による条件付きアクセスのために準備されるセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル174のうちの少なくとも1つを決定することを含む。
【0219】
ブロック506にて、方法500は、セカンダリセルグループの決定された少なくとも1つのターゲットプライマリセルを示す条件付きアクセス構成情報186をマスターノード172に送信することを含む。
【0220】
その結果、
図5は、方法500を示し、方法500は、
ユーザ機器168による条件付きアクセスのためにターゲットセカンダリノード166によって準備されるセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル174を示す情報178、および、セカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル174のうちのどの少なくとも1つが、ユーザ機器168による条件付きアクセスのために少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166によって準備されるかを、ターゲットセカンダリノード166が決定するのを補助するように構成されるアシスタンス情報176を受信することであって、アシスタンス情報176は、ターゲットセカンダリノード166に関連付けられるセカンダリ無線リンク障害164情報に少なくとも部分的に基づいて決定される、受信することと、
受信されたアシスタンス情報176に少なくとも部分的に基づいて、ユーザ機器168による条件付きアクセスのために準備されるセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル174のうちの少なくとも1つを決定することと、
セカンダリセルグループの決定された少なくとも1つのターゲットプライマリセルを示す条件付きアクセス構成情報186をマスターノード172に送信することと
を含む。
【0221】
【0222】
幾つかの例は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ネットワークに関する。
図6は、幾つかのそのような例を示すために考えられ得る。
【0223】
以下の説明は、幾つかのそのような例を示すために考えられ得る。
【0224】
図6の例において、複数の装置は、ネットワークにわたっておよび/またはそれを介しておよび/またはそれを使用して1つまたは複数の信号および/または1つまたは複数のメッセージを送信および/または受信する。例において、任意の適切なネットワーク内の任意の適切な形態の通信が使用され得る。例えば、
図1のネットワーク100の少なくとも一部分が使用され得る。
【0225】
したがって、例において、
図6の複数の装置は、
図1に関連して説明されるネットワーク100の少なくとも一部分を形成する。
【0226】
示される例において、端末ノード110および4つ以上のアクセスノード120は、1つまたは複数の信号および/または1つまたは複数のメッセージを送信および/または受信する。
図6の例において、端末ノード110はUE168であり、4つ以上のアクセスノード120は、ソースMN172、ソースSN170、ターゲットSN166、および他の考えられるターゲットノード166nである。
【0227】
図6の例において、UE168は、ソースMN172およびソースSN170とのデュアルコネクティビティを有する。
【0228】
例において、
図6に示される要素間の通信および/または送信は、介在要素がないことを含んで、任意の数の介在要素を介して進行することができる。
【0229】
1つのUE168が、
図6の例に示されるが、例において、任意の適切な数のUE168が含まれ得る。
【0230】
同様に、例において、任意の適切な数のネットワークノードが含まれ得る。
【0231】
高レベルフローチャートが、
図6に示され、SN開始のCPCが行われる。しかしながら、例において、MN開始のCPCが行われ得る。
【0232】
ブロック1:ソースSNは、UEから受信されるSCG障害情報レポートを使用して「間違ったCPC準備リスト(wrong CPC preparation list)」に関する情報/統計量を収集し、SN変更の場合に他のノードに送信されるその優先度/情報を更新する。
【0233】
態様1
・ ブロック2:ソースSNは、それぞれの提案されるターゲットPSCellについて優先度を提供することによって、特定のターゲットPSCellの準備を他のターゲットPSCellよりも優先させることをターゲットSNにインディケートすることによって、inter-SN PSCell変更を開始する。
・ ブロック3/4:MNは、受信された優先度を、SgNB Addition Requestと共にターゲットSNに転送する。
【0234】
態様2:この態様が、態様1に加えてまたはそれと独立に実装され得ることに留意されたい。
・ ブロック5:ソースSNは、それぞれの提案されるターゲットPSCellについて、正しいPSCellである成功の可能性に関する情報をターゲットSNにインディケートすることによって、inter-SN PSCell変更を開始する。この数値は、絶対数またはパーセンテージであることができる。
・ ブロック6/7:MNは、受信された情報を、SgNB Addition Requestと共にターゲットSNに転送する。
【0235】
ブロック8/9:ターゲットSN/他の考えられるターゲットノードは、CPC構成のためにターゲットPSCellを選択する間に、ソースSNによってインディケートされる高い優先度または高い成功の可能性を有するターゲットPSCellを優先させる。
【0236】
・ ブロック10/11において:ターゲットSNは、それぞれの準備されるターゲットPSCellについてのCPC構成および準備されるターゲットPSCellのIDをMNに送信する。
・ ブロック12において、MNは、候補ターゲットPSCellのCPC構成を含む条件付き(再)構成を、CPC実行条件と共にUEに送信する。
・ ブロック13において、UEは、条件付き構成の受信を確認するメッセージをMNに送信し、MNは、次に、ブロック14にてSN変更準備をソースSNに対して確認する。
・ ブロック15において、UEは、準備されるターゲットPSCellのCPC実行条件を評価する。
・ ブロック16において、CPC実行条件は、ターゲットSN1内のPSCell候補について満たされる。
・ UEは、CPC構成の実行をインディケートするメッセージを、ブロック17にてMNに送信する。メッセージは、ブロック18にて送信される、ターゲットSN1への埋め込みSN RRC再構成終了を含む。
・ UEは、ブロック19にてランダムアクセスを終了する。
【0237】
図7Aは、装置130の例を示す。装置130は、端末ノード110、例えばUE168などのデバイスの装置のコントローラ、または、eNBもしくはgNBなどのネットワーク要素172、170、および/もしくは166であってもよい。装置130は、コントローラと考えられてもよい。
【0238】
130の実装形態(implementation)は、コントローラ回路部であってもよい。コントローラ130は、ハードウェア単独で実装(されてもよく、ファームウェアのみを含むソフトウェアでの特定の態様を有してもよく、または、ハードウェアとソフトウェア(ファームウェアを含む)の組合せであることができる。
【0239】
図7Aに示されるように、コントローラ130は、ハードウェア機能を可能にする命令を使用して、例えば、汎用または専用プロセッサ132内のコンピュータプログラム136の実行可能命令を使用することによって実装されてもよく、実行可能命令は、そのようなプロセッサ132によって実行されるために、コンピュータ可読記憶媒体(ディスク、メモリなど)上に記憶されてもよい。
【0240】
プロセッサ132は、メモリ134から読み出し、メモリ134に書き出すように構成される。プロセッサ132は、データおよび/またはコマンドがそれを介してプロセッサ132によって出力される出力インターフェース、ならびに、データおよび/またはコマンドがそれを介してプロセッサ132に入力される入力インターフェースを備えてもよい。
【0241】
メモリ134は、コンピュータプログラム命令(コンピュータプログラムコード)を含むコンピュータプログラム136を記憶し、コンピュータプログラム136は、プロセッサ132内にロードされると、装置130の動作を制御する。コンピュータプログラム136のコンピュータプログラム命令は、添付図に示される方法を装置が実施することを可能にするロジックおよびルーチンを提供する。プロセッサ132は、メモリ134を読み取ることによって、コンピュータプログラム136をロードし実行することができる。
【0242】
例において、装置130は、
少なくとも1つのプロセッサ132と、
コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリ134と
を備え、少なくとも1つのメモリ134およびコンピュータプログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサ132によって、装置130に、少なくとも、
セカンダリ無線リンク障害情報164を受信することであって、セカンダリ無線リンク障害情報164は、ユーザ機器168が、少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166に条件付きでアクセスするように構成されている間に、ユーザ機器168と少なくとも1つのソースセカンダリノード170との間のセカンダリ無線リンクにおける障害の状況を示し、ユーザ機器168は、ソースマスターノード172およびソースセカンダリノード170とのデュアルコネクティビティを有する、受信すること、
ユーザ機器168による条件付きアクセスのために、少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166によって準備されるセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル174を決定すること、
受信されたセカンダリ無線リンク障害情報164に少なくとも部分的に基づいて、アシスタンス情報176を決定することであって、アシスタンス情報176は、セカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル174のうちのどの少なくとも1つが、ユーザ機器168による条件付きアクセスのために少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166によって準備されるかを、少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166が決定するのを補助する、決定すること、および、
セカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル174および決定されたアシスタンス情報176を示す情報178を少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166に、直接または間接的に送信すること
を実施させるように構成される。
【0243】
例において、装置130は、
少なくとも1つのプロセッサ132と、
コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリ134と
を備え、少なくとも1つのメモリ134およびコンピュータプログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサ132によって、装置130に、少なくとも、
ユーザ機器168による条件付きアクセスのためにターゲットセカンダリノード166によって準備されるセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル174を示す情報178、および、セカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルのうちのどの少なくとも1つが、ユーザ機器168による条件付きアクセスのために少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166によって準備されるかを、ターゲットセカンダリノード166が決定するのを補助するように構成されるアシスタンス情報176を受信することであって、アシスタンス情報176は、ターゲットセカンダリノード166に関連付けられるセカンダリ無線リンク障害164情報に少なくとも部分的に基づいて決定される、受信すること、
受信されたアシスタンス情報176に少なくとも部分的に基づいて、ユーザ機器168による条件付きアクセスのために準備されるセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル174のうちの少なくとも1つを決定すること、および、
セカンダリセルグループの決定された少なくとも1つのターゲットプライマリセルを示す条件付きアクセス構成情報186をマスターノード172に送信すること
を実施させるように構成される。
【0244】
例において、装置130は、
少なくとも1つのプロセッサ132と、
コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリ134と
を備え、少なくとも1つのメモリは、命令を記憶し、命令は、少なくとも1つのプロセッサ132によって実行されると、装置に、少なくとも、
セカンダリ無線リンク障害情報164を受信することであって、セカンダリ無線リンク障害情報164は、ユーザ機器168が、少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166に条件付きでアクセスするように構成されている間に、ユーザ機器168と少なくとも1つのソースセカンダリノード170との間のセカンダリ無線リンクにおける障害の状況を示し、ユーザ機器168は、ソースマスターノード172およびソースセカンダリノード170とのデュアルコネクティビティを有する、受信すること、
ユーザ機器168による条件付きアクセスのために、少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166によって準備されるセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル174を決定すること、
受信されたセカンダリ無線リンク障害情報164に少なくとも部分的に基づいて、アシスタンス情報176を決定することであって、アシスタンス情報176は、セカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル174のうちのどの少なくとも1つが、ユーザ機器168による条件付きアクセスのために少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166によって準備されるかを、少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166が決定するのを補助する、決定すること、および、
セカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル174および決定されたアシスタンス情報176を示す情報178を少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166に、直接または間接的に送信すること
を行わせる。
【0245】
例において、装置130は、
少なくとも1つのプロセッサ132と、
コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリ134と
を備え、少なくとも1つのメモリは、命令を記憶し、命令は、少なくとも1つのプロセッサ132によって実行されると、装置に、少なくとも、
ユーザ機器168による条件付きアクセスのためにターゲットセカンダリノード166によって準備されるセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル174を示す情報178、および、セカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル174のうちのどの少なくとも1つが、ユーザ機器168による条件付きアクセスのために少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166によって準備されるかを、ターゲットセカンダリノード166が決定するのを補助するように構成されるアシスタンス情報176を受信することであって、アシスタンス情報176は、ターゲットセカンダリノード166に関連付けられるセカンダリ無線リンク障害164情報に少なくとも部分的に基づいて決定される、受信すること、
受信されたアシスタンス情報176に少なくとも部分的に基づいて、ユーザ機器168による条件付きアクセスのために準備されるセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル174のうちの少なくとも1つを決定すること、および、
セカンダリセルグループの決定された少なくとも1つのターゲットプライマリセルを示す条件付きアクセス構成情報186をマスターノード172に送信すること
を行わせる。
【0246】
図7Aに示されるように、コンピュータプログラム136は、任意の適切な配達機構(delivery mechanism)162によって装置130に到着してもよい。配達機構162は、例えば、機械可読媒体、コンピュータ可読媒体、非一時的コンピュータ可読記憶媒体、コンピュータプログラム製品、メモリデバイス、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD-ROM:Compact Disc Read-Only Memory)またはデジタル多用途ディスク(DVD:Digital Versatile Disc)または固体メモリなどの記録媒体、コンピュータプログラム136を備えるかまたは有形に具現化する製造品であってもよい。配達機構は、コンピュータプログラム136を確実に転送するように構成される信号であってもよい。装置130は、コンピュータプログラム136をコンピュータデータ信号として伝搬または送信してもよい。
【0247】
装置に少なくとも以下、すなわち、
セカンダリ無線リンク障害情報164を受信することであって、セカンダリ無線リンク障害情報164は、ユーザ機器168が、少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166に条件付きでアクセスするように構成されている間に、ユーザ機器168と少なくとも1つのソースセカンダリノード170との間のセカンダリ無線リンクにおける障害の状況を示し、ユーザ機器168は、ソースマスターノード172およびソースセカンダリノード170とのデュアルコネクティビティを有する、受信すること、
ユーザ機器168による条件付きアクセスのために、少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166によって準備されるセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル174を決定すること、
受信されたセカンダリ無線リンク障害情報164に少なくとも部分的に基づいて、アシスタンス情報176を決定することであって、アシスタンス情報176は、セカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル174のうちのどの少なくとも1つが、ユーザ機器168による条件付きアクセスのために少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166によって準備されるかを、少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166が決定するのを補助する、決定すること、および、
セカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル174および決定されたアシスタンス情報176を示す情報178を少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166に、直接または間接的に送信すること
を実施させるための、または、少なくとも実施するための、コンピュータプログラム命令。
【0248】
装置に少なくとも以下、すなわち、
ユーザ機器168による条件付きアクセスのためにターゲットセカンダリノード166によって準備されるセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル174を示す情報178、および、セカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル174のうちのどの少なくとも1つが、ユーザ機器168による条件付きアクセスのために少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166によって準備されるかを、ターゲットセカンダリノード166が決定するのを補助するように構成されるアシスタンス情報176を受信することであって、アシスタンス情報176は、ターゲットセカンダリノード166に関連付けられるセカンダリ無線リンク障害164情報に少なくとも部分的に基づいて決定される、受信すること、
受信されたアシスタンス情報176に少なくとも部分的に基づいて、ユーザ機器168による条件付きアクセスのために準備されるセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル174のうちの少なくとも1つを決定すること、および、
セカンダリセルグループの決定された少なくとも1つのターゲットプライマリセルを示す条件付きアクセス構成情報186をマスターノード172に送信すること
を実施させるための、または、少なくとも実施するための、コンピュータプログラム命令。
【0249】
コンピュータプログラム命令は、コンピュータプログラム、非一時的コンピュータ可読媒体、コンピュータプログラム製品、機械可読媒体に含まれてもよい。必ずしも全てではないが幾つかの例において、コンピュータプログラム命令は、2つ以上のコンピュータプログラムにわたって分配されてもよい。
【0250】
メモリ134は、単一コンポーネント/回路部として示されるが、1つまたは複数の別個のコンポーネント/回路部として実装されてもよく、それらの一部または全ては、統合型/取り外し可能であってもよい、および/または、永久的/半永久的/ダイナミック/キャッシュ式ストレージを提供してもよい。
【0251】
例において、メモリ134は、ランダムアクセスメモリ158および読み出し専用メモリ160を備える。例において、コンピュータプログラム136は、読み出し専用メモリ158に記憶され得る。例えば、
図8Bを参照されたい。
【0252】
プロセッサ132は、単一コンポーネント/回路部として示されるが、1つまたは複数の別個のコンポーネント/回路部として実装されてもよく、それらの一部または全ては、統合型/取り外し可能であってもよい。プロセッサ132は、シングルコアまたはマルチコアプロセッサであってもよい。
【0253】
「コンピュータ可読記憶媒体(computer-readable storage medium)」、「コンピュータプログラム製品(computer program product)」、「有形に具現化されたコンピュータプログラム(tangibly embodied computer program)」など、または、「コントローラ(controller)」、「コンピュータ(computer)」、「プロセッサ(processor)」などに対する参照は、シングル/マルチプロセッサアーキテクチャおよびシーケンシャル(フォンノイマン)/並列アーキテクチャなどの異なるアーキテクチャを有するコンピュータだけでなく、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:field-programmable gate array)、特定用途向け回路(ASIC:application specific circuit)、信号処理デバイス、および他の処理回路部などの専用回路もまた包含することが理解されるべきである。コンピュータプログラム、命令、コードなどに対する参照は、プロセッサ用の命令であれ、固定機能デバイス、ゲートアレイ、またはプログラマブルロジックデバイスなど用の構成設定であれ、プログラマブルプロセッサ用のソフトウェア、または、例えば、ハードウェアデバイスのプログラマブルコンテンツなどのファームウェアを包含することが理解されるべきである。
【0254】
本出願で使用されるように、用語「回路部(circuitry)」は、以下、すなわち、
(a)ハードウェアのみの回路部実装態様(アナログおよび/またはデジタル回路部のみでの実装態様など)、ならびに、
(b)ハードウェア回路とソフトウェアの組合せ、例えば(該当する場合)、
(i)アナログ回路および/またはソフトウェア/ファームウェアを有するデジタルハードウェア回路の組合せ、および、
(ii)ソフトウェアを有するハードウェアプロセッサ(デジタル信号プロセッサを含む)の任意の部分、ソフトウェア、および、種々の機能を、モバイルフォンまたはサーバなどの装置に実施させるために共に働く、1つまたは複数のメモリ、ならびに、
(c)動作のためにソフトウェア(例えば、ファームウェア)を必要とするが、動作のために必要とされないときにソフトウェアは存在しなくてもよい、マイクロプロセッサまたはマイクロプロセッサの一部分などのハードウェア回路および/またはプロセッサ
のうちの1つまたは複数または全てを指ししてよい。
【0255】
回路部のこの定義は、任意の請求項におけるものを含む、本出願におけるこの用語の全ての使用に当てはまる。さらなる例として、本出願で使用されるように、用語、回路部は、単なるハードウェア回路またはプロセッサおよびその(またはそれらの)付随するソフトウェアおよび/またはファームウェアの実装形態もカバーする。用語、回路部は、例えば、および、特定の請求項の要素に適用可能である場合、モバイルデバイス用のベースバンド集積回路もしくはサーバ内の同様の集積回路、セルラーネットワークデバイス、または他のコンピューティングもしくはネットワークデバイスもカバーする。
【0256】
添付図に示されるブロックは、コンピュータプログラム136内の方法のステップおよび/またはコードのセクションを示してもよい。ブロックに対する特定の順序の例示は、ブロックについての必要とされるかまたは好ましい順序が存在することを必ずしも示唆せず、ブロックの順序および配置は変動してもよい。さらに、一部のブロックが省略されることが可能であってもよい。
【0257】
構造的特徴が説明された場合、構造的特徴は、構造的特徴の機能のうちの1つまたは複数を実施する手段によって、その機能またはそれらの機能が明示的に説明されても暗示的に説明されても、置換されてもよい。
【0258】
そのため、装置130は、例において、
セカンダリ無線リンク障害情報164を受信する手段であって、セカンダリ無線リンク障害情報164は、ユーザ機器168が、少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166に条件付きでアクセスするように構成されている間に、ユーザ機器168と少なくとも1つのソースセカンダリノード170との間のセカンダリ無線リンクにおける障害の状況を示し、ユーザ機器168は、ソースマスターノード172およびソースセカンダリノード170とのデュアルコネクティビティを有する、受信する手段と、
ユーザ機器168による条件付きアクセスのために、少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166によって準備されるセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル174を決定する手段と、
受信されたセカンダリ無線リンク障害情報164に少なくとも部分的に基づいて、アシスタンス情報176を決定する手段であって、アシスタンス情報176は、セカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル174のうちのどの少なくとも1つが、ユーザ機器168による条件付きアクセスのために少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166によって準備されるかを、少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166が決定するのを補助する、決定する手段と、
セカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル174および決定されたアシスタンス情報176を示す情報178を少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166に、直接または間接的に送信する手段と
を備えることができる。
【0259】
そのため、装置130は、例において、
ユーザ機器168による条件付きアクセスのためにターゲットセカンダリノード166によって準備されるセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル174を示す情報178、および、セカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル174のうちのどの少なくとも1つが、ユーザ機器168による条件付きアクセスのために少なくとも1つのターゲットセカンダリノード166によって準備されるかを、ターゲットセカンダリノード166が決定するのを補助するように構成されるアシスタンス情報176を受信する手段であって、アシスタンス情報176は、ターゲットセカンダリノード166に関連付けられるセカンダリ無線リンク障害164情報に少なくとも部分的に基づいて決定される、受信する手段と、
受信されたアシスタンス情報176に少なくとも部分的に基づいて、ユーザ機器168による条件付きアクセスのために準備されるセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセル174のうちの少なくとも1つを決定する手段と、
セカンダリセルグループの決定された少なくとも1つのターゲットプライマリセルを示す条件付きアクセス構成情報186をマスターノード172に送信する手段と
を備えることができる。
【0260】
例において、装置130は、本明細書で説明されるように、1つもしくは複数の方法または1つもしくは複数の方法の少なくとも一部を実施する手段を備えることができる。
【0261】
例において、装置130は、本明細書で説明されるように、1つもしくは複数の方法または1つもしくは複数の方法の少なくとも一部を実施するように構成され得る。
【0262】
システム、装置、方法、およびコンピュータプログラムは、統計的学習を含むことができる機械学習を使用してもよい。機械学習は、明示的にプログラムされることなく、学習する能力をコンピュータに与えるコンピュータ科学の分野である。コンピュータは、Pによって測定されるTにおけるタスクのそのパフォーマンスが経験Eによって改善する場合、或るクラスのタスクTおよびパフォーマンス尺度Pに関して経験Eから学習する。コンピュータは、将来のデータに関して予測するために従来の訓練データからしばしば学習することができる。機械学習は、全体的にまたは部分的に教師ありの学習および全体的にまたは部分的に教師なしの学習を含む。機械学習は、離散的出力(例えば、分類、クラスタリング)および連続的出力(例えば、回帰)を可能にしてもよい。機械学習は、例えば、コスト関数最小化、人工ニューラルネットワーク、サポートベクターマシン、およびベイジアンネットワークなどの異なるアプローチを使用して、例えば、実装されてもよい。コスト関数最小化は、例えば、線形および多項式回帰ならびにK-meansクラスタリングにおいて使用されてもよい。例えば、1つまたは複数の隠れ層を有する人工ニューラルネットワークは、入力ベクターと出力ベクターとの間の複雑な関係をモデル化する。サポートベクターマシンは、教師あり学習のために使用されてもよい。ベイジアンネットワークは、複数のランダム変数の条件付き独立を示す有向非巡回グラフである。
【0263】
上記で説明される例は、自動車システム、電気通信システム、消費者電子製品を含む電子システム、分散コンピューティングシステム、オーディオ、ビジュアル、およびオーディオビジュアルコンテンツ、ならびに、複合現実(mixed reality)、媒介現実、仮想現実および/または拡張現実を含むメディアコンテンツを生成するかまたはレンダリングするメディアシステム、パーソナルヘルスシステムまたはパーソナルフィットネスシステムを含むパーソナルシステム、ナビゲーションシステム、ヒューマンマシンインターフェースとしても知られるユーザインターフェース、セルラー、非セルラー、および光ネットワークを含むネットワーク、アドホックネットワーク、インターネット、モノのインターネット、仮想化ネットワーク、ならびに、関連ソフトウェアおよびサービスの実施可能なコンポーネント(enabling component)として適用される。
【0264】
装置は、本開示の例に従って、電子デバイス、例えば、モバイル端末内に設けられ得る。しかしながら、モバイル端末が、本開示の実装形態の例から利益を受けるであろう電子デバイスの単なる例証であり、したがって、本開示の範囲をモバイル端末に限定すると考えられるべきでないことが理解されるべきである。特定の実装形態の例において、装置はモバイル端末に設けられ得るが、他のタイプの電子デバイス、例えば、限定はしないが、モバイル通信デバイス、ハンドポータブル電子デバイス、装着可能コンピューティングデバイス、ポータブルデジタルアシスタンス(PDA:portable digital assistant)、ページャ、モバイルコンピュータ、デスクトップコンピュータ、テレビジョン、ゲーミングデバイス、ラップトップコンピュータ、カメラ、ビデオレコーダ、GPSデバイス、および他のタイプの電子システムは、本開示の例を容易に使用することができる。さらに、デバイスは、モビリティを提供するデバイスの意図によらず、本開示の例を容易に使用することができる。
【0265】
用語「備える(comprise)」は、排他的でない包含的な意味を持って、本文書で使用される。すなわち、XはYを備える、に対する任意の参照は、Xが、1つのYのみを備えてもよく、または、2つ以上のYを備えてもよいことをインディケートする。排他的な意味で「備える」を使用することが意図される場合、それは、「1つのみを備える(comprising only one ・・・)」を参照することによってまたは「からなる(consisting)」を使用することによって、文脈において明確にされるであろう。
【0266】
本説明において、表現「接続する(connect)」、「結合する(couple)」、「通信(communication)」、ならびにそれらの派生語は、動作可能に接続された/結合された/通信状態にあることを意味する。すなわち、直接的または間接的な接続/結合/通信を提供するために、任意の数または任意の組合せの介入コンポーネントが、存在する可能性がある(介入コンポーネントがないことを含む)ことが認識されるべきである。任意のそのような介入コンポーネントは、ハードウェアおよび/またはソフトウェアコンポーネントを含むことができる。
【0267】
本明細書で使用されるように、用語「決定する/決定(determine/determining)」(およびその文法的変形)は、少なくとも、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、測定(measuring)、調査(investigating)、識別(identifying)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベース、または別のデータ構造における探索)、確認(ascertaining)などを含むことができる。同様に、用語「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)、取得(obtaining)などを含むことができる。同様に、「決定する/決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)などを含むことができる。
【0268】
この説明において、種々の例に対して参照が行われた。例に関連する特徴または機能の説明は、それらの特徴または機能がその例に存在することをインディケートする。テキストにおける用語「例(example)」または「例えば(for example)」または「することができる(can)」または「してもよい(may)」の使用は、明示的に述べられても、述べられなくても、そのような特徴または機能が、少なくとも説明される例に存在すること、および、例として説明されても、説明されなくても、それらが、必ずしもそうではないが、他の例の一部または全てに存在することができることを示す。そのため、「例」、「例えば」、「することができる」、または「してもよい」は、或るクラスの例において特定のインスタンスを指す。インスタンスの特性は、そのインスタンスのみの特性またはクラスの特性またはインスタンスの全てではないが一部をクラスに含むクラスのサブクラスの特性であることができる。したがって、1つの例を参照するが別の例を参照せずに説明される特徴は、可能であれば、当該別の例において、実用的な組合せの一部として使用され得るが、当該別の例において必ずしも使用される必要がないことが暗示的に開示される。
【0269】
例は、種々の例を参照して先行する段落において説明されたが、与えられた例に対する修正が、特許請求の範囲から逸脱することなく行われ得ることが認識されるべきである。
【0270】
先行する説明において説明された特徴は、上記で明示的に説明される組合せ以外の組合せで使用されてもよい。
【0271】
機能は、特定の特徴を参照して説明されたが、それらの機能は、説明されても、説明されなくても、他の特徴によって実施可能であってもよい。
【0272】
特徴は、特定の例を参照して説明されたが、それらの特徴は、説明されても、説明されなくても、他の例に存在してもよい。
【0273】
用語「1つの(a)」、「1つの(an)」、または「その(the)」は、排他的ではなく包含的な意味を持って本文書で使用される。すなわち、Xが1つの(a)/1つの(an)/その(the)Yを備える、に対する参照は、Xが、文脈において明確に反対をインディケートされない限り、1つのYのみを備えてもよく、または、2つ以上のYを備えてもよいことをインディケートする。排他的意味を持って、「1つの(a)」、「1つの(an)」、または「その(the)」を使用することが意図される場合、それは、文脈において明らかになるであろう。幾つかの状況において、「少なくとも1つ(at least one)」または「1つまたは複数(one or more)」の使用は、包含的意味を強調するために使用されてもよいが、これらの用語の非存在は、いずれの排他的意味をも推測すると考えられるべきでない。
【0274】
請求項における特徴(または特徴の組合せ)の存在は、その特徴または(特徴の組合せ)それ自身、および同様に、実質的に同じ技術的効果を達成する特徴(等価な特徴)に対する参照である。等価な特徴は、例えば、変形であり、実質的に同じやり方で実質的に同じ結果を達成する特徴を含む。等価な特徴は、例えば、実質的に同じ結果を達成するために、実質的に同じやり方で実質的に同じ機能を実施する特徴を含む。
【0275】
本説明において、例の特性を説明するために、形容詞または形容詞句を使用して種々の例に対して参照が行われた。例に関連する特性のそのような説明は、特性が、まさに説明された幾つかの例に存在し、実質的に説明される他の例に存在することをインディケートする。
【0276】
上記説明は、本開示の幾つかの例を説明するが、しかしながら、当業者は、考えられる代替の構造および方法の特徴を知っており、それらは、本明細書において上記で説明されるそのような構造および特徴の特定の例に等価な機能を提供し、簡潔かつ明確にするために、上記説明から省略されている。それでも、上記説明は、そのような代替の構造および方法の特徴に対する参照を暗示的に含むものとして読まれるべきであり、それらは、本開示の例の上記説明においてそのような代替の構造または方法の特徴が明示的に排除されない限り、等価な機能を提供する。
【0277】
重要であると考えられる特徴に注意を引くよう上記明細書で努めるが、先に、図面を参照したおよび/または図面に示された、任意の特許性のある特徴または特徴の組合せに関して、それが強調されても、されなくても、出願人が、特許請求の範囲による保護を求めてもよいことが理解されるべきである。
【手続補正書】
【提出日】2025-06-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つのプロセッサ、及び
命令を記憶した少なくとも1つのメモリを含む装置であって、
前記命令は前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されたときに、前記装置に、
セカンダリ無線リンク障害情報を受信する
ことであって、前記セカンダリ無線リンク障害情報は、ユーザ機器が、少なくとも1つのターゲットセカンダリノードに条件付きでアクセスするように構成されている間に、前記ユーザ機器と少なくとも1つのソースセカンダリノードとの間のセカンダリ無線リンクにおける障害の状況を示し、前記ユーザ機器は、ソースマスターノードおよびソースセカンダリノードとのデュアルコネクティビティを有する、受信する
ことと、
ユーザ機器による条件付きアクセスのために、前記少なくとも1つのターゲットセカンダリノードによって準備されるセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルを決定する
ことと、
前記受信されたセカンダリ無線リンク障害情報に少なくとも部分的に基づいて、アシスタンス情報を決定する
ことであって、前記アシスタンス情報は、セカンダリセルグループの前記複数の提案されるターゲットプライマリセルのうちのどの少なくとも1つが、ユーザ機器による条件付きアクセスのために前記少なくとも1つのターゲットセカンダリノードによって準備されるかを、前記少なくとも1つのターゲットセカンダリノードが決定するのを補助する、決定する
ことと、
セカンダリセルグループの前記複数の提案されるターゲットプライマリセルを示す情報および前記決定されたアシスタンス情報を前記少なくとも1つのターゲットセカンダリノードに、直接または間接的に送信する
ことと
を
実行させる、装置。
【請求項2】
前記アシスタンス情報は、ユーザ機器による条件付きアクセスのための前記少なくとも1つのターゲットセカンダリノードによる準備のためにセカンダリセルグループの前記複数の提案されるターゲットプライマリセルについての優先度情報を含む、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記アシスタンス情報は、セカンダリセルグループの前記提案されるターゲットプライマリセルが、ユーザ機器による条件付きアクセスについて正しい選択であった回数を示す情報を含む、請求項1または2に記載の装置。
【請求項4】
セカンダリセルグループの前記複数の提案されるターゲットプライマリセルを示す情報および前記決定されたアシスタンス情報を送信することは、少なくとも1つのSgNB Change Requiredメッセージおよび/または少なくとも1つのSgNB Addition Requestメッセージを送信することを含む、請求項
1に記載の装置。
【請求項5】
セカンダリセルグループの前記複数の提案されるターゲットプライマリセルを示す前記情報は、少なくとも1つのセルアイデンティティを含む、請求項
1に記載の装置。
【請求項6】
少なくとも1つのプロセッサ、及び
命令を記憶した少なくとも1つのメモリを含む装置であって、
前記命令は前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されたときに、前記装置に、
ユーザ機器による条件付きアクセスのためにターゲットセカンダリノードによって準備されるセカンダリセルグループの複数の提案されるターゲットプライマリセルを示す情報、および、セカンダリセルグループの前記複数の提案されるターゲットプライマリセルのうちのどの少なくとも1つが、ユーザ機器による条件付きアクセスのために少なくとも1つの前記ターゲットセカンダリノードによって準備されるかを、前記ターゲットセカンダリノードが決定するのを補助するように構成されるアシスタンス情報を受信する
ことであって、前記アシスタンス情報は、前記ターゲットセカンダリノードに関連付けられるセカンダリ無線リンク障害情報に少なくとも部分的に基づいて決定される、受信する
ことと、
前記受信されたアシスタンス情報に少なくとも部分的に基づいて、ユーザ機器による条件付きアクセスのために準備されるセカンダリセルグループの前記複数の提案されるターゲットプライマリセルのうちの少なくとも1つを決定する
ことと、
セカンダリセルグループの前記決定された少なくとも1つのターゲットプライマリセルを示す条件付きアクセス構成情報をマスターノードに送信する
ことと
を備える、装置。
【請求項7】
前記アシスタンス情報は、ユーザ機器による条件付きアクセスのための前記少なくとも1つのターゲットセカンダリノードによる準備のためにセカンダリセルグループの前記複数の提案されるターゲットプライマリセルについての優先度情報を含む、請求項
6に記載の装置。
【請求項8】
前記アシスタンス情報は、セカンダリセルグループの前記提案されるターゲットプライマリセルが、ユーザ機器による条件付きアクセスについて正しい選択であった回数を示す情報を含む、請求項
6に記載の装置。
【請求項9】
セカンダリセルグループの前記複数の提案されるターゲットプライマリセルを示す前記情報および前記アシスタンス情報を受信することは、少なくとも1つのSgNB Addition Requestメッセージを受信することを含む、請求項
6に記載の装置。
【請求項10】
前記アシスタンス情報は、ソースマスターノードまたはソースセカンダリノードによって生じる、請求項
6に記載の装置。
【国際調査報告】