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再表2013-153886無線通信装置、通信システムおよび通信方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
【公報種別】再公表特許(A1)
(11)【国際公開番号】WO/0
(43)【国際公開日】2013年10月17日
【発行日】2015年12月17日
(54)【発明の名称】無線通信装置、通信システムおよび通信方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 76/02 20090101AFI20151120BHJP
   H04W 84/12 20090101ALI20151120BHJP
   H04W 8/00 20090101ALI20151120BHJP
   H04W 8/22 20090101ALI20151120BHJP
   H04W 92/18 20090101ALI20151120BHJP
【FI】
   H04W76/02
   H04W84/12
   H04W8/00 110
   H04W8/22
   H04W92/18
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】36
【出願番号】特願2014-510078(P2014-510078)
(21)【国際出願番号】PCT/0/0
(22)【国際出願日】2013年3月7日
(31)【優先権主張番号】特願2012-91549(P2012-91549)
(32)【優先日】2012年4月13日
(33)【優先権主張国】JP
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KM,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VC
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.DLNA
(71)【出願人】
【識別番号】000002185
【氏名又は名称】ソニー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100112955
【弁理士】
【氏名又は名称】丸島 敏一
(72)【発明者】
【氏名】山浦 智也
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA34
5K067DD11
5K067EE02
5K067GG01
(57)【要約】
ユーザが所望するアプリケーションを容易に使用する。
無線通信装置は、通信部および制御部を具備する。通信部は、無線接続を確立する前に接続機器発見処理を実行する。また、通信部は、接続機器発見処理により発見された接続機器が特定のアプリケーションに対応することが検出された場合には特定のアプリケーションを指定するための情報要素を含めたデータを送受信して無線接続を確立するための確立処理を実行する。制御部は、確立処理の際に特定のアプリケーションが指定されず、無線接続を確立した後に特定のアプリケーションが指定されたときに、無線接続を切断せずに、情報要素に相当する情報を含めたデータを送受信させる。そして、特定のアプリケーションを指定するための制御を行う。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線接続を確立する前に接続機器発見処理を実行し、前記接続機器発見処理により発見された接続機器が特定のアプリケーションに対応することが検出された場合には前記特定のアプリケーションを指定するための情報要素を含めたデータを送受信して前記無線接続を確立するための確立処理を実行する通信部と、
前記確立処理の際に前記特定のアプリケーションが指定されなかった場合において、前記無線接続を確立した後に前記特定のアプリケーションが指定されたときには、前記無線接続を切断せずに、前記情報要素に相当する情報を含めたデータを送受信して前記特定のアプリケーションを指定するための制御を行う制御部と
を具備する無線通信装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記確立処理の際に前記特定のアプリケーションが指定されなかった場合において、前記無線接続を確立した後にユーザ操作により前記特定のアプリケーションが指定されたときに、前記無線接続を切断せずに、前記情報要素に相当する情報を含めたデータを送信して前記特定のアプリケーションを指定するための制御を行う請求項1記載の無線通信装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記確立処理の際に前記特定のアプリケーションが指定されなかった場合において、前記無線接続を確立した後に前記無線接続されている無線通信装置から前記情報要素に相当する情報を含めたデータを受信したときに、前記無線接続を切断せずに、当該受信したデータに対する応答として前記情報要素に相当する情報を含めたデータを前記無線接続されている無線通信装置に送信して前記特定のアプリケーションを指定するための制御を行う請求項1記載の無線通信装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記情報要素に相当する情報を含めたデータとして、IEEE802.11仕様で定められたvendor specific action frameを送受信する請求項1記載の無線通信装置。
【請求項5】
前記制御部は、起動すべき前記特定のアプリケーションを特定するための情報と、前記特定のアプリケーション内においてrequest frameを送信する当該無線通信装置が担うべき役割を特定するための情報とを含む前記情報要素としてvendor specific Information Elementを使用する前記request frameを、前記vendor specific action frameとして送信する請求項4記載の無線通信装置。
【請求項6】
前記制御部は、起動すべき前記特定のアプリケーションを特定するための情報と、前記特定のアプリケーション内においてrequest frameに対するresponse frameを送信する無線通信装置が担うべき役割を特定するための情報とを含む前記情報要素としてvendor specific Information Elementを使用する前記response frameを、前記vendor specific action frameとして送信する請求項4記載の無線通信装置。
【請求項7】
前記制御部は、起動すべき前記特定のアプリケーションを特定するための情報と、前記特定のアプリケーション内においてrequest frameを送信する当該無線通信装置が担うべき役割を特定するための情報とを含む前記情報要素としてvendor specific Information Elementを使用し、かつ、前記情報要素を含むassociation request frame bodyを、前記vendor specific action frameにカプセル化して送信する請求項4記載の無線通信装置。
【請求項8】
前記制御部は、起動すべき前記特定のアプリケーションを特定するための情報と、前記特定のアプリケーション内においてrequest frameに対するresponse frameを送信する無線通信装置が担うべき役割を特定するための情報とを含む前記情報要素としてvendor specific Information Elementを使用し、かつ、前記情報要素を含むassociation response frame bodyを、前記vendor specific action frameにカプセル化して送信する請求項4記載の無線通信装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記情報要素に相当する情報を含めたデータとして、暗号化されたフレームを送受信させる請求項1記載の無線通信装置。
【請求項10】
前記通信部は、前記無線接続として第2層での接続を確立する請求項1記載の無線通信装置。
【請求項11】
前記通信部は、前記接続機器発見処理として、IEEE802.11仕様で定められたProbe RequestまたはProbe Responseに、対応している特定のアプリケーションを示す情報を追加して送受信する処理を実行する請求項1記載の無線通信装置。
【請求項12】
前記無線通信装置は、P2P(Peer to Peer)接続を可能とするIEEE802.11仕様に準拠した無線通信装置である請求項1記載の無線通信装置。
【請求項13】
無線接続を確立する前に接続機器発見処理を互いに実行し、前記接続機器発見処理により発見された接続機器が特定のアプリケーションに対応することが検出された場合には前記特定のアプリケーションを指定するための情報要素を含めたデータを互いに送受信して前記無線接続を確立するための確立処理を実行する第1無線通信装置および第2無線通信装置を具備し、
前記第1無線通信装置および前記第2無線通信装置は、前記確立処理の際に前記特定のアプリケーションが指定されなかった場合において、前記無線接続を確立した後に前記特定のアプリケーションが指定されたときには、前記無線接続を切断せずに、前記情報要素に相当する情報を含めたデータを互いに送受信して前記特定のアプリケーションを指定する
通信システム。
【請求項14】
無線接続を確立する前に接続機器発見処理を実行する第1手順と、
前記接続機器発見処理により発見された接続機器が特定のアプリケーションに対応することが検出された場合には前記特定のアプリケーションを指定するための情報要素を含めたデータを送受信して前記無線接続を確立するための確立処理を実行する第2手順と、
前記確立処理の際に前記特定のアプリケーションが指定されなかった場合において、前記無線接続を確立した後に前記特定のアプリケーションが指定されたときには、前記無線接続を切断せずに、前記情報要素に相当する情報を含めたデータを送受信して前記特定のアプリケーションを指定するための制御を行う第3手順と
を具備する通信方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本技術は、無線通信装置に関する。詳しくは、無線通信を利用して各種情報のやり取りを行う無線通信装置、通信システムおよび通信方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、無線LAN(Local Area Network)を利用して無線通信を行う無線通信装置が広く普及している。この無線LANとして、例えば、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11に代表される無線LANが広く普及している。
【0003】
また、例えば、複数の無線通信装置間において、同一の周波数を利用して無線通信を行う無線通信システムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2011−124980号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の従来技術では、同一グループを構成する無線通信装置間の接続を維持したまま他のグループに接続することができる。
【0006】
ここで、複数の無線通信装置を無線接続してこれらの無線通信装置間において各種アプリケーションを実行することも想定される。例えば、無線接続の確立前または無線接続の確立後の何れにおいても、ユーザ操作によりアプリケーションを指定することが想定される。この場合に、例えば、無線接続の確立前または無線接続の確立後の何れにおいても、ユーザが所望するアプリケーションを容易に使用することができれば便利である。
【0007】
本技術はこのような状況に鑑みて生み出されたものであり、ユーザが所望するアプリケーションを容易に使用することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本技術は、上述の問題点を解消するためになされたものであり、その第1の側面は、無線接続を確立する前に接続機器発見処理を実行し、上記接続機器発見処理により発見された接続機器が特定のアプリケーションに対応することが検出された場合には上記特定のアプリケーションを指定するための情報要素を含めたデータを送受信して上記無線接続を確立するための確立処理を実行する通信部と、上記確立処理の際に上記特定のアプリケーションが指定されなかった場合において、上記無線接続を確立した後に上記特定のアプリケーションが指定されたときには、上記無線接続を切断せずに、上記情報要素に相当する情報を含めたデータを送受信して上記特定のアプリケーションを指定するための制御を行う制御部とを具備する無線通信装置およびその通信方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラムである。これにより、確立処理の際に特定のアプリケーションが指定されなかった場合において、無線接続を確立した後に特定のアプリケーションが指定されたときには、無線接続を切断せずに、特定のアプリケーションを指定するための情報要素に相当する情報を含めたデータを送受信して特定のアプリケーションを指定するという作用をもたらす。
【0009】
また、この第1の側面において、上記制御部は、上記確立処理の際に上記特定のアプリケーションが指定されなかった場合において、上記無線接続を確立した後にユーザ操作により上記特定のアプリケーションが指定されたときに、上記無線接続を切断せずに、上記情報要素に相当する情報を含めたデータを送信して上記特定のアプリケーションを指定するための制御を行うようにしてもよい。これにより、確立処理の際に特定のアプリケーションが指定されなかった場合において、無線接続を確立した後にユーザ操作により特定のアプリケーションが指定されたときに、無線接続を切断せずに、特定のアプリケーションを指定するための情報要素に相当する情報を含めたデータを送信して特定のアプリケーションを指定するという作用をもたらす。
【0010】
また、この第1の側面において、上記制御部は、上記確立処理の際に上記特定のアプリケーションが指定されなかった場合において、上記無線接続を確立した後に上記無線接続されている無線通信装置から上記情報要素に相当する情報を含めたデータを受信したときに、上記無線接続を切断せずに、当該受信したデータに対する応答として上記情報要素に相当する情報を含めたデータを上記無線接続されている無線通信装置に送信して上記特定のアプリケーションを指定するための制御を行うようにしてもよい。これにより、確立処理の際に特定のアプリケーションが指定されなかった場合において、無線接続を確立した後に無線接続されている無線通信装置から、特定のアプリケーションを指定するための情報要素に相当する情報を含めたデータを受信したときに、無線接続を切断せずに、その受信したデータに対する応答としてその情報要素に相当する情報を含めたデータを、その無線接続されている無線通信装置に送信して特定のアプリケーションを指定するという作用をもたらす。
【0011】
また、この第1の側面において、上記制御部は、上記情報要素に相当する情報を含めたデータとして、IEEE802.11仕様で定められたvendor specific action frameを送受信するようにしてもよい。これにより、特定のアプリケーションを指定するための情報要素に相当する情報を含めたデータとして、IEEE802.11仕様で定められたvendor specific action frameを送受信するという作用をもたらす。
【0012】
また、この第1の側面において、上記制御部は、起動すべき上記特定のアプリケーションを特定するための情報と、上記特定のアプリケーション内においてrequest frameを送信する当該無線通信装置が担うべき役割を特定するための情報とを含む上記情報要素としてvendor specific Information Elementを使用する上記request frameを、上記vendor specific action frameとして送信するようにしてもよい。これにより、情報要素としてvendor specific Information Elementを使用するrequest frameを、vendor specific action frameとして送信するという作用をもたらす。
【0013】
また、この第1の側面において、上記制御部は、起動すべき上記特定のアプリケーションを特定するための情報と、上記特定のアプリケーション内においてrequest frameに対するresponse frameを送信する無線通信装置が担うべき役割を特定するための情報とを含む上記情報要素としてvendor specific Information Elementを使用する上記response frameを、上記vendor specific action frameとして送信するようにしてもよい。これにより、情報要素としてvendor specific Information Elementを使用するresponse frameを、vendor specific action frameとして送信するという作用をもたらす。
【0014】
また、この第1の側面において、上記制御部は、起動すべき上記特定のアプリケーションを特定するための情報と、上記特定のアプリケーション内においてrequest frameを送信する当該無線通信装置が担うべき役割を特定するための情報とを含む上記情報要素としてvendor specific Information Elementを使用し、かつ、上記情報要素を含むassociation request frame bodyを、上記vendor specific action frameにカプセル化して送信するようにしてもよい。これにより、情報要素としてvendor specific Information Elementを使用し、かつ、その情報要素を含むassociation request frame bodyを、vendor specific action frameにカプセル化して送信するという作用をもたらす。
【0015】
また、この第1の側面において、上記制御部は、起動すべき上記特定のアプリケーションを特定するための情報と、上記特定のアプリケーション内においてrequest frameに対するresponse frameを送信する無線通信装置が担うべき役割を特定するための情報とを含む上記情報要素としてvendor specific Information Elementを使用し、かつ、上記情報要素を含むassociation response frame bodyを、上記vendor specific action frameにカプセル化して送信するようにしてもよい。これにより、情報要素としてvendor specific Information Elementを使用し、かつ、その情報要素を含むassociation response frame bodyを、vendor specific action frameにカプセル化して送信するという作用をもたらす。
【0016】
また、この第1の側面において、上記制御部は、上記情報要素に相当する情報を含めたデータとして、暗号化されたフレームを送受信させるようにしてもよい。これにより、情報要素に相当する情報を含めたデータとして、暗号化されたフレームを送受信させるという作用をもたらす。
【0017】
また、この第1の側面において、上記通信部は、上記無線接続として第2層での接続を確立するようにしてもよい。これにより、無線接続として第2層での接続を確立するという作用をもたらす。
【0018】
また、この第1の側面において、上記通信部は、上記接続機器発見処理として、IEEE802.11仕様で定められたProbe RequestまたはProbe Responseに、対応している特定のアプリケーションを示す情報を追加して送受信する処理を実行するようにしてもよい。これにより、接続機器発見処理として、IEEE802.11仕様で定められたProbe RequestまたはProbe Responseに、対応している特定のアプリケーションを示す情報を追加して送受信する処理を実行するという作用をもたらす。
【0019】
また、この第1の側面において、上記無線通信装置を、P2P(Peer to Peer)接続を可能とするIEEE802.11仕様に準拠した無線通信装置とするようにしてもよい。これにより、P2P接続を可能とするIEEE802.11仕様に準拠した無線通信装置を用いて無線接続を行うという作用をもたらす。
【0020】
また、本技術の第2の側面は、無線接続を確立する前に接続機器発見処理を互いに実行し、上記接続機器発見処理により発見された接続機器が特定のアプリケーションに対応することが検出された場合には上記特定のアプリケーションを指定するための情報要素を含めたデータを互いに送受信して上記無線接続を確立するための確立処理を実行する第1無線通信装置および第2無線通信装置を具備し、上記第1無線通信装置および上記第2無線通信装置は、上記確立処理の際に上記特定のアプリケーションが指定されなかった場合において、上記無線接続を確立した後に上記特定のアプリケーションが指定されたときには、上記無線接続を切断せずに、上記情報要素に相当する情報を含めたデータを互いに送受信して上記特定のアプリケーションを指定する通信システムおよびその通信方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラムである。これにより、確立処理の際に特定のアプリケーションが指定されなかった場合において、無線接続を確立した後に特定のアプリケーションが指定されたときには、無線接続を切断せずに、特定のアプリケーションを指定するための情報要素に相当する情報を含めたデータを互いに送受信して特定のアプリケーションを指定するという作用をもたらす。
【発明の効果】
【0021】
本技術によれば、ユーザが所望するアプリケーションを容易に使用することができるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】本技術の実施の形態における通信システム10の構成例を示す図である。
図2】本技術の実施の形態における第1無線通信装置100の機能構成例を示すブロック図である。
図3】本技術の実施の形態におけるメモリ150に保持される接続相手リスト180の構成例を模式的に示す図である。
図4】本技術の実施の形態における第1無線通信装置100の表示部170に表示される表示画面例(接続内容選択画面190)を示す図である。
図5】本技術の基礎となる各装置による通信処理例を示すシーケンスチャートである。
図6】本技術の基礎となる各装置による通信処理例を示すシーケンスチャートである。
図7】本技術の基礎となる各装置による通信処理において送受信されるフレームフォーマット(frame format)の構成例を模式的に示す図である。
図8】本技術の基礎となる各装置による通信処理例を示すシーケンスチャートである。
図9】本技術の基礎となる各装置による通信処理例を示すシーケンスチャートである。
図10】本技術の実施の形態における各装置間の通信処理において送受信されるフレームフォーマット(frame format)の構成例を模式的に示す図である。
図11】本技術の実施の形態における各装置間の通信処理において送受信されるフレームフォーマット(frame format)の構成例を模式的に示す図である。
図12】本技術の実施の形態における各装置間の通信処理において送受信されるフレームフォーマット(frame format)の構成例を模式的に示す図である。
図13】本技術の実施の形態における各装置による通信処理例を示すシーケンスチャートである。
図14】本技術の実施の形態における第1無線通信装置100による通信処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
図15】本技術の実施の形態における第1無線通信装置100による通信処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
図16】本技術の実施の形態における第1無線通信装置100による通信処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.実施の形態(通信制御:第2層での接続を切断せずに、第2層での接続後に用いる特定のアプリケーションを指定する例)
【0024】
<1.実施の形態>
[通信システムの構成例]
図1は、本技術の実施の形態における通信システム10の構成例を示す図である。
【0025】
通信システム10は、第1無線通信装置100と、第2無線通信装置200と、第3無線通信装置300と、第4無線通信装置400とを備える。
【0026】
第1無線通信装置100、第2無線通信装置200、第3無線通信装置300および第4無線通信装置400は、無線通信機能を備え、無線通信を利用して互いに接続して各種情報を送受信することが可能な無線通信装置である。また、これらの各無線通信装置は、P2P(Peer to Peer)接続を可能とするIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11仕様に準拠した無線通信装置である。すなわち、これらの各無線通信装置は、通信グループを形成し、アクセスポイント(図示せず)を介することなく直接通信することができる。この場合に、どの無線通信装置が親機として動作し、どの無線通信装置機器が子機として動作するかについては、各無線通信装置の製造時に決定するようにしてもよく、その製造時に決定しなくてもよい。また、製造時に決定しない場合には、複数の無線通信装置間で、どの無線通信装置が親機として動作し、どの無線通信装置機器が子機として動作するかを、ネゴシエーションにより決定することができる。例えば、第1無線通信装置100および第2無線通信装置200が通信グループを形成する場合には、第1無線通信装置100が第2無線通信装置200にデータ(例えば、動画コンテンツ)を直接送信することができる。この場合には、無線通信を利用して互いに接続して、第1無線通信装置100に記憶されている動画コンテンツを第2無線通信装置200に表示させることができる。なお、無線通信装置同士が直接通信するための通信規格の一例として、Wi−Fiダイレクト(Direct)が知られている。
【0027】
第1無線通信装置100は、例えば、携帯電話装置(例えば、通話機能およびデータ通信機能を備える無線通信装置)である。また、第2無線通信装置200は、例えば、動画コンテンツを記録または表示させる映像視聴装置(例えば、ハードディスク内蔵型テレビジョン)である。また、第3無線通信装置300は、例えば、各種情報処理を行う情報処理装置(例えば、ノート型PC(Personal Computer))である。また、第4無線通信装置400は、例えば、携帯型情報処理装置(例えば、通話機能およびデータ通信機能を備えるスマートフォン)である。
【0028】
なお、第1無線通信装置100、第2無線通信装置200、第3無線通信装置300および第4無線通信装置400は、無線通信を利用してアクセスポイント(図示せず)に接続して各種情報を送受信することができる。ここで、アクセスポイントは、例えば、IEEE802.11a/b/g/n等の無線LAN方式に対応するアクセスポイントである。すなわち、ルータおよびアクセスポイント(例えば、ルータにアクセスポイントを内蔵した製品)により、IEEE802.11a/b/g/nにより規格化された無線LANが実現される。
【0029】
また、複数の無線通信装置間において通信されるデータは、例えば、音楽、ラジオ番組等の音楽データ、映画、テレビジョン番組、ビデオプログラム、写真、文書、絵画、図表等の画像データ、ゲームデータおよびソフトウェア等のデータである。
【0030】
なお、図1に示す無線通信装置は一例であり、他の無線通信装置についても適用することができる。例えば、無線通信機能を備える撮像装置(例えば、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ(例えば、カメラ一体型レコーダ))、無線通信機能を備える音声出力装置(例えば、携帯型ミュージックプレーヤー)に適用することができる。また、例えば、無線通信機能を備える表示装置(例えば、デジタルフォトフレーム)、無線通信機能を備える電子書籍表示装置に適用することができる。また、例えば、無線通信機能を備える他の情報処理装置に適用することができる。無線通信機能を備える情報処理装置は、例えば、家庭用映像処理装置(DVDレコーダ、ビデオデッキ等)、PDA(Personal Digital Assistants)、家庭用ゲーム機器、家電機器、携帯用映像処理装置、携帯用ゲーム機器等である。また、例えば、無線通信機能を備える無線通信機器を装着することにより、無線通信を行うことが可能な情報処理装置(例えば、無線通信機能を備えていないパーソナルコンピュータ)についても適用することができる。
【0031】
[無線通信装置の構成例]
図2は、本技術の実施の形態における第1無線通信装置100の機能構成例を示すブロック図である。なお、第2無線通信装置200、第3無線通信装置300および第4無線通信装置400の機能構成(無線通信に関する機能構成)については、第1無線通信装置100と略同様であるため、ここでの説明を省略する。また、以下では、第1無線通信装置100以外の各無線通信装置の各部を説明する際には、第1無線通信装置100と同一の符号を用いて説明する。
【0032】
第1無線通信装置100は、アンテナ101と、データ処理部110と、伝送処理部120と、無線インターフェース部130と、制御部140と、メモリ150と、操作受付部160と、表示部170とを備える。
【0033】
データ処理部110は、制御部140の制御に基づいて、各種データを処理するものである。例えば、送信動作を行う場合には、データ処理部110は、上位レイヤからの要求に応じて各種データフレーム、データパケットを作成して伝送処理部120に供給する。また、例えば、受信動作を行う場合には、データ処理部110は、伝送処理部120から供給される各種データフレーム、データパケットを処理して解析する。
【0034】
伝送処理部120は、制御部140の制御に基づいて、各種伝送処理を行うものである。例えば、送信動作を行う場合には、伝送処理部120は、データ処理部110により生成されたパケットに対して各種データヘッダやFCS(Frame Check Sequence)等の誤り検出符号の付加等の処理を行う。そして、伝送処理部120は、その処理後のデータを無線インターフェース部130に供給する。また、例えば、受信動作を行う場合には、伝送処理部120は、無線インターフェース部130から供給される各種データフレームに付加されているヘッダを解析する。そして、伝送処理部120は、誤り検出符号に基づいてデータフレームに誤りがないことを確認すると、各種データフレームをデータ処理部110に供給する。
【0035】
無線インターフェース部130は、他の無線通信装置と接続して各種情報を送受信するためのインターフェースである。例えば、送信動作を行う場合には、無線インターフェース部130は、伝送処理部120から受け取ったデータから搬送波の周波数帯の変調信号を生成し、この生成された変調信号をアンテナ101から無線信号として送信させる。また、例えば、受信動作を行う場合には、無線インターフェース部130は、アンテナ101により受信された無線信号をダウンコンバージョンし、ビット列に変換することにより各種データフレームを復号する。
【0036】
このように、データ処理部110、伝送処理部120および無線インターフェース部130は、通信部102として機能する。通信部102は、例えば、無線接続(第2層で接続)を確立する前に接続機器発見処理を実行する。この接続機器発見処理は、例えば、device discoveryである。このdevice discoveryは、IEEE802.11仕様で定められたProbe RequestまたはProbe Responseに、機器情報や対応している特定のアプリケーションを示す情報を追加して送受信することにより行われる。
【0037】
また、通信部102は、無線接続を確立するための確立処理(第2層での接続を確立するための確立処理)を実行する。この場合に、接続機器発見処理により発見された接続機器が特定のアプリケーションに対応することが検出された場合には、通信部102は、特定のアプリケーションを指定するための情報要素(図7に示す)を含めたデータを送受信してその確立処理を実行する。
【0038】
制御部140は、データ処理部110、伝送処理部120および無線インターフェース部130の各々の受信動作および送信動作を制御するものである。例えば、制御部140は、利用周波数の決定、制御メッセージの作成や送信命令、制御メッセージの解釈等の動作を行う。なお、制御メッセージは、例えば、ビーコン、ビーコンの受信応答、プローブリクエスト(Probe request)、プローブレスポンス(Probe response)等の報知情報である。なお、制御部140により実行される制御内容については、図13乃至図16等を参照して詳細に説明する。
【0039】
メモリ150は、制御部140によるデータ処理の作業領域としての役割や、各種データを保持する記憶媒体としての機能を有する。また、メモリ150には、接続相手の無線通信装置に送信するデータに含める各種情報(例えば、図10乃至図12に示す情報要素)が記録される。また、メモリ150には、図3に示す接続相手リスト180が記録される。メモリ150として、例えば、不揮発性メモリ、磁気ディスク、光ディスク、MO(Magneto Optical)ディスク等の記憶媒体を用いることができる。なお、不揮発性メモリとして、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)を用いることができる。また、磁気ディスクとして、例えば、ハードディスク、円盤型磁性体ディスクを用いることができる。また、光ディスクとして、例えば、CD(Compact Disc)、DVD−R(Digital Versatile Disc Recordable)、BD(Blu-Ray Disc(登録商標))を用いることができる。
【0040】
操作受付部160は、ユーザにより操作された操作入力を受け付ける操作受付部であり、受け付けられた操作入力に応じた操作情報を制御部140に出力する。操作受付部160として、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイクロフォン、スイッチ、レバーを用いることができる。また、操作受付部160は、他の無線通信装置との間で各種データの送受信を行うための操作を受け付ける。
【0041】
表示部170は、制御部140の制御に基づいて、各種情報(文字情報や時刻情報等)を表示する表示部である。表示部170は、例えば、他の無線通信装置との間で各種データの送受信を行うための各情報(例えば、図4に示す表示画面)を表示する。なお、表示部170として、例えば、有機EL(Electro Luminescence)パネル、LCD(Liquid Crystal Display)パネル等の表示パネルを用いることができる。なお、操作受付部160および表示部170については、使用者がその指を表示面に接触または近接することにより操作入力を行うことが可能なタッチパネルを用いて一体で構成することができる。
【0042】
[接続相手リストの構成例]
図3は、本技術の実施の形態におけるメモリ150に保持される接続相手リスト180の構成例を模式的に示す図である。
【0043】
接続相手リスト180は、端末識別情報181と、MAC(Media Access Control address)アドレス182と、端末種類183と、特定アプリ対応184とにより構成される。これらの情報は、Device Discovery等の実行により各無線通信装置から取得され、制御部140により順次記録される。
【0044】
端末識別情報181は、各無線通信装置を識別するための識別情報(例えば、機器固有ID)である。なお、図3では、説明の容易のため、端末識別情報を「AAAA」、「BBBB」、「CCCC」で表し、対応する無線通信装置の名称を括弧内に表す。
【0045】
MACアドレス182は、各無線通信装置に一意に割り当てられる物理アドレスである。
【0046】
端末種類183は、各無線通信装置の種類を表す情報である。
【0047】
特定アプリ対応184は、各無線通信装置が特定のアプリケーション(特定アプリ)に対応しているか否かを示す情報である。なお、図3では、説明の容易のため、特定のアプリケーションに対応している無線通信装置を「有」で表し、対応している特定のアプリケーションの名称を括弧内に表す。また、特定のアプリケーションに対応していない無線通信装置を「無」で表す。
【0048】
[他の無線通信装置と無線接続する場合に用いる表示画面例]
図4は、本技術の実施の形態における第1無線通信装置100の表示部170に表示される表示画面例(接続内容選択画面190)を示す図である。
【0049】
接続内容選択画面190には、使用アプリ選択ボタン191乃至195と、キャンセルボタン196と、OKボタン197とが設けられている。
【0050】
使用アプリ選択ボタン191乃至195は、接続相手となる無線通信装置と、この無線通信装置との接続により使用するアプリとを選択するためのボタンである。使用アプリ選択ボタン191乃至195は、例えば、図3に示す接続相手リスト180の内容(例えば、端末識別情報181、特定アプリ対応184)に基づいて表示される。
【0051】
また、使用アプリ選択ボタン191乃至195のうちの何れかの押下後にOKボタン197が押下されると、制御部140は、押下されたボタンに応じたアプリを実行するための制御を行う。
【0052】
なお、使用アプリ選択ボタン191乃至195のうちの何れかの押下後に、その操作をキャンセルする場合には、キャンセルボタン196を押下する。
【0053】
[本技術の基礎となる無線通信装置の基本動作例]
ここで、本技術の基礎となる基本動作例について説明する。
【0054】
最初に、P2P(Peer to Peer)接続を確立して特定のアプリケーションを動作させるまでの無線パケット送受信の一例(図5および図6)を示す。
【0055】
次に、第2層で接続する前に、使用する特定のアプリケーションを指定してからP2P接続を確立して特定のアプリケーションを動作させるまでの無線パケット送受信の一例(図8)を示す。
【0056】
次に、図5および図6に示す例と図8に示す例とを組み合わせた場合において、第2層での接続後に、特定のアプリケーションを起動する場合の無線パケット送受信の一例(図9)を示す。
【0057】
[特定のアプリケーション動作開始時における通信例]
図5および図6は、本技術の基礎となる各装置による通信処理例を示すシーケンスチャートである。具体的には、Wi−Fi Allianceにおいて標準化されているWi−Fiダイレクト(Direct)規格(Wi−Fi P2Pと呼ばれることもある)での接続に至るダイレクト接続の確立手順の一例を示す。
【0058】
ここで、Wi−Fiダイレクトでは、複数の無線通信装置が互いの存在を検出する(Device Discovery、Service Discovery)。そして、接続機器選択を行うとその選択された機器間において、WPS(Wi-Fi Protected Setup)で機器認証を行うことによりダイレクト接続を確立する。また、Wi−Fiダイレクトでは、複数の無線通信装置が親機(Group Owner)または子機(Client)の何れとしての役割を担うかを決定して通信グループを形成する。
【0059】
ただし、図5および図6に示す通信処理例では、一部のパケット送受信については省略して示す。例えば、初回接続時には、上述したように、WPSを使うためのパケット交換が必要であり、Authentication Request/Responseのやり取り等においてもパケット交換が必要となる。しかしながら、図5および図6では、これらのパケット交換についての図示を省略し、2回目以降の接続についてのみを示す。
【0060】
なお、図5および図6では、第1無線通信装置100および第2無線通信装置200間における通信処理例を示すが、他の無線通信装置間における通信処理についても同様である。
【0061】
最初に、第1無線通信装置100および第2無線通信装置200間においてDevice Discoveryが行われる(501)。例えば、第1無線通信装置100は、Probe request(応答要求信号)を送信し、このProbe requestに対するProbe response(応答信号)を第2無線通信装置200から受信する。これにより、第1無線通信装置100および第2無線通信装置200は、互いの存在を発見することができる。また、Device Discoveryにより、相手のデバイス名や種類(TV、PC、スマートフォン等)を取得することができる。
【0062】
続いて、第1無線通信装置100および第2無線通信装置200間においてService Discoveryが行われる(502)。例えば、第1無線通信装置100は、Device Discoveryで発見した第2無線通信装置200が対応しているサービスを問い合わせるService Discovery Queryを送信する。そして、第1無線通信装置100は、Service Discovery Responseを第2無線通信装置200から受信することにより、第2無線通信装置200が対応しているサービスを取得する。すなわち、Service Discoveryにより、相手が実行可能なサービス等を取得することができる。相手が実行可能なサービスは、例えば、service、protocol(DLNA(Digital Living Network Alliance) DMR(Digital Media Renderer)等)である。
【0063】
続いて、ユーザにより接続相手の選択操作(接続相手選択操作)が行われる(503)。この接続相手選択操作は、第1無線通信装置100および第2無線通信装置200の何れか一方のみに発生することもある。例えば、第1無線通信装置100の表示部170に接続相手選択画面が表示され、この接続相手選択画面において接続相手として第2無線通信装置200がユーザ操作により選択される。
【0064】
ユーザにより接続相手選択操作が行われると(503)、第1無線通信装置100および第2無線通信装置200間においてGroup Owner Negotiationが行われる(504)。図5および図6では、Group Owner Negotiationの結果により、第1無線通信装置100がグループオーナー(Group Owner)505になり、第2無線通信装置200がクライアント(Client)506になる例を示す。
【0065】
続いて、第1無線通信装置100および第2無線通信装置200間において、各処理(507乃至510)が行われることにより、ダイレクト接続が確立される。すなわち、Association(L2(第2層) link確立)(507)、Secure link確立(508)が順次行われる。また、IP Address Assignment(509)、SSDP(Simple Service Discovery Protocol)等によるL3上でのL4 setup(510)が順次行われる。
【0066】
続いて、ユーザにより特定のアプリケーションの指定または起動操作(アプリ指定・起動操作)が行われる(511)。このアプリ指定・起動操作は、第1無線通信装置100および第2無線通信装置200の何れか一方のみに発生することもある。例えば、第1無線通信装置100の表示部170にアプリ指定・起動操作画面(例えば、図4に示す接続内容選択画面190)が表示され、このアプリ指定・起動操作画面において特定のアプリケーションがユーザ操作により選択される。
【0067】
ユーザによりアプリ指定・起動操作が行われると(511)、このアプリ指定・起動操作に対応する特定のアプリケーションが第1無線通信装置100および第2無線通信装置200間において実行される(512)。
【0068】
ここで、Wi−Fi Direct規格以前の仕様(IEEE802.11で標準化された仕様)の範囲内で、AP(Access Point)−STA(Station)間の接続を行う場合を想定する。この場合には、第2層で接続する前(IEEE802.11用語ではassociation前)には、どのようなデバイスと繋ごうとしているのかを事前に知ることができなかった。
【0069】
これに対して、図5および図6に示すように、Wi−Fi Directでは、Device discoveryやService Discovery(option)において、接続候補相手を探す際に、接続相手の情報を取得することができる。この接続相手の情報は、例えば、基本的なデバイスのタイプや、対応している特定のアプリケーション等である。そして、その取得された接続相手の情報に基づいて、ユーザに接続相手を選択させることができる。
【0070】
この仕組みを拡張して、第2層で接続する前に特定のアプリケーションを指定して、接続相手を選択し、この選択後に、自動的に特定のアプリケーションを起動させる無線通信システムを実現することも可能である。このような場合の接続に至るシーケンスの一例を、図8に示す。また、この通信処理において送受信されるフレームフォーマット(frame format)の構成例を図7に示す。
【0071】
[フレームフォーマットの構成例]
図7は、本技術の基礎となる各装置による通信処理において送受信されるフレームフォーマット(frame format)の構成例を模式的に示す図である。すなわち、図7には、第2層での接続を確立するためのMAC frameの構成例を示す。具体的には、図8に示すシーケンスを実現するためのAssociation Request/Response(527)のフレームフォーマットの一例である。
【0072】
なお、Frame Control(601)からSequence Control(606)までは、MACヘッダである。また、Association Requestを送信する際には、Frame Control(601)において、B3B2="0b00"、かつ、B7B6B5B4="0b0000"が設定される。また、Association Responseをencapsulateする際には、Frame Control(601)において、B3B2="0b00"、かつ、B7B6B5B4="0b0001"が設定される。なお、「0b00」は、2進法で「00」であることを示し、「0b0000」は、2進法で「0000」であることを示し、「0b0001」は、2進法で「0001」であることを示す。
【0073】
ここで、図7に示すMAC frameは、基本的には、IEEE802.11−2007仕様書section7.2.3.4節と7.2.3.5節に記載のAssociation Request/Response frame formatである。ただし、IEEE802.11仕様書内で定義されているInformation Element(以下、IEと省略)だけでなく、独自に拡張したIEを含めている点が異なる。
【0074】
また、Vendor Specific IE(610)であることを示すため、IE Type(Information Element ID(611))には、10進数で127がセットされる。この場合、IEEE802.11−2007仕様7.3.2.26節により、Lengthフィールド(612)と、OUIフィールド(613)が続き、この後にvendor specific content(614)が配置される。
【0075】
Vendor specific content(614)の内容としては、最初にvendor specific IEのtypeを示すフィールド(IE type(615))を設ける。そして、この後に、複数のsubelement(616)を格納することができる構成とすることが考えられる。
【0076】
subelement(616)の内容として、使われるべき特定のアプリケーションの名称(617)や、その特定のアプリケーション動作時のデバイスの役割(618)を含めることが考えられる。また、特定のアプリケーション、または、その制御のために使われるポート番号等の情報(L4セットアップのための情報)(619)や、特定のアプリケーション内でのCapabilityに関する情報(Capability情報)を含めることが考えられる。ここで、Capability情報は、例えば、指定する特定のアプリケーションがDLNAの場合に、音声送出/再生に対応している、映像送出/再生に対応している等を特定するための情報である。
【0077】
[特定のアプリケーション動作開始時における通信例]
図8は、本技術の基礎となる各装置による通信処理例を示すシーケンスチャートである。図8には、第2層で接続する前に特定のアプリケーションを指定して接続相手を選択し、この選択後に、自動的に特定のアプリケーションを起動させる場合における通信処理例を示す。なお、図8に示すシーケンスチャートは、図5および図6の一部を変形した変形例であるため、図5および図6に共通する部分についての説明の一部を省略する。
【0078】
最初に、第1無線通信装置100および第2無線通信装置200間においてDevice Discoveryが行われる(521)。
【0079】
ここで、device discoveryの段階で用いられるProbe request(応答要求信号)/Probe response(応答信号)の中に、図7に示すvendor specific IE(610)を含めることができる。これにより、Device discoveryの段階で、特定のアプリケーション(特定アプリ)に対応していることや、その特定アプリを動作させた際に自機が担うことのできる役割等のcapability情報を取得することができる。ここで、特定アプリを動作させた際に自機が担うことのできる役割は、例えば、server/client、master/slave、source/sink等である。
【0080】
続いて、第1無線通信装置100および第2無線通信装置200間においてService Discoveryが行われる(522)。
【0081】
ここで、Service Discoveryの段階で、その特定アプリでの詳細capability情報(例えば、DLNA対応の場合に、対応しているmedia format詳細等の情報)を含めることができる。これにより、その特定アプリ内での詳細capability情報を取得することができる。
【0082】
なお、図8に示す各処理(523、524)は、図5に示す各処理(503、504)に対応する。
【0083】
続いて、第1無線通信装置100および第2無線通信装置200間において、各処理(527乃至529)が行われることにより、ダイレクト接続が確立される。
【0084】
ここで、Association(527)の段階で、Association Request/Responseとして、図7に示すフレーム(MAC frame)を送受信する。このため、第2層での接続を確立するためのパケット交換(Association Request/Response)の段階(527)で、第2層での接続後に用いる特定のアプリケーションを指定することが可能である。また、その段階(527)で、その特定のアプリケーションを用いる際に必要な情報を含めることが可能である。
【0085】
このように、図8に示す例では、device discovery(521)と、Service Discovery(522)との段階で、図5および図6に示す例と異なる情報のやり取りを行う。この差異により、ユーザは、第2層で接続する前にデバイスを選択することにより、第2層での接続後に用いる特定のアプリケーションの指定を暗黙のうちに行うことができる。
【0086】
また、第2層での接続を確立するためのパケット交換の段階(527)での図5および図6に示す例との差異により、使用するアプリを自動的に決めることができるため、ユーザの手間を1段階減らすことができる。
【0087】
さらに、図5および図6に示す例と比較すると、SSDP等によるL3上でのL4 setup(510)の段階を省くことができる。このため、ユーザ体感として、アプリケーション起動までにかかる時間を短くすることができる。
【0088】
ここで、第2層での接続後に、図8に示す仕組みを用いて特定のアプリケーションを起動する場合を想定する。この場合に、図8に示す仕組みでは、Association Request/Responseに含まれるvendor specific IE(610(図7に示す))において、用いる特定のアプリケーションを暗示的に指定する。また、特定のアプリケーション動作に必要な情報も、vendor specific IE(610)に含まれている。このため、第2層での接続後に、図8に示す仕組みを用いて特定のアプリケーションを起動する場合には、不都合が生じる。この例を図9に示す。
【0089】
[特定のアプリケーション動作開始時における通信例]
図9は、本技術の基礎となる各装置による通信処理例を示すシーケンスチャートである。図9には、第2層での接続後に、図8に示す仕組みを用いて特定のアプリケーションを起動する場合における通信処理例を示す。
【0090】
なお、図9に示すシーケンスチャートは、図5図6および図8を組み合わせた例であるため、図5図6および図8に共通する部分についての説明の一部を省略する。具体的には、矩形541で囲まれた通信処理では、図5および図6に示す各処理(501乃至512)を行うものとする。また、矩形543で囲まれた処理は、図8に示す各処理(521乃至531)を行うものとする。
【0091】
例えば、図5および図6に示すように、第2層での接続をして他のアプリケーションを動作させた後に(541)、特定のアプリケーションを起動する場合を想定する。この場合には、一旦、Dis−Association Request/Response交換によるL2(第2層) link切断の処理を行い(542)、図8に示す手順を用いて再接続を行う必要がある(543)。
【0092】
このように、特定のアプリケーションを起動する場合には、Device discovery、第2層の接続処理、secure link確立処理、IP addressアサイン処理等を再度行う必要がある。このため、無線区間上のリソースの使用による衝突が増加するとともに、これらの各処理に要する時間だけ、ユーザの待ち時間が増加することになる。
【0093】
そこで、第2層のlink切断を避けるため、例えば、図5および図6に示すように、他のアプリケーション起動の場合と同様に、特定のアプリケーションに切り替える際に、SDP等のL3/L4でのプロトコルを用いることも考えられる。
【0094】
しかしながら、この場合には、図8に示すように、特定のアプリケーションを動作させる際に必要としていなかったプロトコルをサポートしなければいけない。さらに、この場合には、アプリケーションの接続要求が来るレイヤが異なるため、アプリケーショントリガ部分の実装が複雑になるおそれがある。例えば、図8に示す仕組みにより動作させる際には、第2層から特定のアプリケーションのトリガが出されるのに対して、既存のL2(第2層) linkを再利用して特定アプリを起動させる際には、SDP等のL3/L4のプロトコルを用いる。このように、SDP等のL3/L4のプロトコルを用いると、L3/L4から特定のアプリケーションのトリガが出されることになり、複数のレイヤにまたがる接続管理エンティティを用意する必要がある。このため、実装が複雑になるおそれがある。
【0095】
そこで、本技術の実施の形態では、第2層での接続後でも、特定のアプリケーションを容易に使用することができる例を示す。
【0096】
[フレームフォーマットの構成例]
図10は、本技術の実施の形態における各装置間の通信処理において送受信されるフレームフォーマット(frame format)の構成例を模式的に示す図である。すなわち、図10には、第2層での接続後に、特定のアプリケーションの起動(特定アプリ起動)をトリガするaction frameの構成例を示す。具体的には、MAC層レベルでのvendor specific action frameの構造例を示す。
【0097】
ここで、vendor specific action frameは、vendor specific IEを含むaction frameであるものとする。
【0098】
また、特定アプリ起動のためのパケット交換を行う場合には、例えば、IEEE802.11−2007仕様で定義されているaction frameを用いて必要な情報を交換することが可能である。
【0099】
なお、Frame Control(631)からSequence Control(636)までは、MACヘッダである。また、MACヘッダ中のFrame Control(631)において、B3B2="0b00"、かつ、B7B6B5B4="0b1101"と設定する。この設定により、このframeが、management frameに分類されるaction frameであることを示すことができる。
【0100】
また、frame body(637)中のCategoryフィールド(639)に10進法で"127"を設定することにより、このaction frameがvendor specificなものであることを示すことができる。この場合には、IEEE802.11−2007仕様7.4.5節により、OUIフィールド(640)と、Vendor Specific Contentフィールド(641)とが続くことになる。
【0101】
また、vendor specific contentフィールド(641)において、各情報を含めることにより、図13に示す動作シーケンスを実現することができる。ここで、各情報は、例えば、使われるべき特定のアプリケーションの名称や、その特定のアプリケーション動作時のデバイスの役割である。また、各情報は、例えば、特定のアプリケーションまたは特定のアプリケーションの制御のために使われるポート番号等の情報(L4セットアップのための情報)や、特定のアプリケーション内でのCapability情報である。
【0102】
また、Vendor Specific Contentフィールド(641)の実装方法として色々な方法が考えられるが、本技術の実施の形態では、次の2種類の構成例(図11図12に示す)を示す。
【0103】
[フレームフォーマットの構成例]
図11は、本技術の実施の形態における各装置間の通信処理において送受信されるフレームフォーマット(frame format)の構成例を模式的に示す図である。すなわち、図10に示すvendor specific action frameを構成するVendor Specific Contentとして、vendor specific Information Elementを用いる例を示す。すなわち、図11には、情報要素(IE)を用いる場合の構成方法を示す。
【0104】
ここで、vendor specific action frameが何に用いられるかを示すため、複数の部分に分けることが好ましい。例えば、vendor specific content type(652)の部分と、それ以降の情報要素格納部分(653)とに分けることが好ましい。すなわち、vendor specific content type(652)により、vendor specific action frameが何に用いられるかを示すことができる。
【0105】
本技術の実施の形態では、各frameのtypeをvendor specific content type(652)に記載することが想定される。このtypeは、例えば、P2PのL2(第2層) linkが存在しながら、特定アプリ起動を接続相手に示すためのrequest frameを示すtypeや、それに応答するためのresponse frameを示すtypeである。
【0106】
情報要素格納部分(653)については、IEEE802.11−2007仕様のsection7.3.2.26に示されるように、Lengthフィールド(655)と、OUIフィールド(656)とが続く。そして、この後に、vendor specific content(657)が配置される。
【0107】
また、vendor specific content(657)は、情報要素のタイプ(658)と、その構成要素であるsubelement(659)とに分けられる。そして、subelements部分(659)は、複数のsubelement(660乃至663)に分割される。
【0108】
タイプ部分(658)には、特定アプリを起動するための情報要素であることを示す情報を含め、subelements部分(659)には、各情報を含める。ここで、subelements部分(659)に含める各情報は、使われるべき特定のアプリケーションの名称(660)や、その特定のアプリケーション動作時のデバイスの役割(661)である。また、その各情報は、特定のアプリケーションまたは特定のアプリケーションの制御のために使われるポート番号等の情報(L4セットアップのための情報)(662)や、特定のアプリケーション内でのCapability情報(663)である。なお、Capability情報は、例えば、指定する特定のアプリケーションがDLNAの場合に、音声送出/再生に対応している、映像送出/再生に対応している等の情報である。
【0109】
この他にも、例えば、情報要素のタイプそのもので、起動すべき特定のアプリケーションを指定するような分類になることも考えられる。この場合には、subelementとして、起動をトリガする特定のアプリケーションの種類を指定するsubelementは不要となる。
【0110】
例えば、送信側(例えば、第1無線通信装置100)は、このような情報要素を含む特定のアプリケーションの起動をrequestするaction frameを受信側(例えば、第2無線通信装置200)に送信する。また、受信側は、そのaction frameを受信すると、これに対応する情報要素を含むresponse(特定のアプリケーションの起動をrequestするaction frameに対するresponse)のaction frameを返信する。このように、action frameを送受信することにより、送信側および受信側の双方の意図をマッチさせることができ、特定のアプリケーションを双方で自動的に起動させることができる。これにより、L2(第2層) linkにおける制御情報に基づいて特定のアプリケーションの動作を開始させることができる。
【0111】
ここで、Responseのaction frame内の情報要素中のsubelementにおいて、役割を指定して返信することもできる。例えば、request内で接続相手の役割がserverと指定されていた場合には、responseのaction frame内の情報要素中のsubelementでは、それに対応するclientという役割を指定して返信することが好ましい。
【0112】
他の実装方法として、図10に示すvendor specific content(641)として、所定部分をカプセル化して送る方法も考えられる。このカプセル化して送る所定部分は、特定の情報要素を含むassociation request frameやassociation response frameのframe body部分である。この実装方法のframe formatの構成例を図12に示す。
【0113】
[フレームフォーマットの構成例]
図12は、本技術の実施の形態における各装置間の通信処理において送受信されるフレームフォーマット(frame format)の構成例を模式的に示す図である。すなわち、図10に示すvendor specific action frameを構成するVendor Specific Contentとして、associationを用いる例を示す。
【0114】
ここで、図11に示す例と同様に、vendor specific action frameが何に用いられるかを示すため、複数の部分に分けることが好ましい。例えば、vendor specific content type(672)の部分と、それ以降のframeのカプセル化を行う情報要素格納部分(673)とに分けることが好ましい。すなわち、vendor specific content type(672)により、vendor specific action frameが何に用いられるかを示すことができる。
【0115】
本技術の実施の形態では、各frameのtypeをvendor specific content type(672)に記載することが想定される。このtypeは、例えば、P2PのL2(第2層) linkが存在しながら、特定アプリ起動を接続相手に示すためのassociation request frameをカプセル化したaction frameを示すtypeである。また、それに応答するためのassociation response frameをカプセル化したaction frameを示すtypeである。
【0116】
frameのカプセル化を行う情報要素格納部分(673)には、association request frame、または、それに応答する際のassociation response frameのbody部分(675)が格納される。
【0117】
カプセル化されるassociation request frameやassociation response frameのbody部分(675)のformat自体は、図7に示すframe bodyと同じ構成である。また、そのbody部分(675)のformat自体は、図11に示すものと同等であり、そのbody部分(675)に含まれる特定アプリを起動させるための情報要素についても、図11に示すものと同等である。このため、これらについての詳細な説明を省略する。
【0118】
このように、特定アプリを起動させるための情報要素を加えたassociation request frameをaction frameにカプセル化して接続相手に送信する。これにより、既存のL2(第2層) linkを維持したまま、特定アプリを起動することを要求していることを、その接続相手に伝えることができる。また、それを受信した接続相手は、特定アプリを起動させるための情報要素を加えたassociation response frameをaction frameにカプセル化して返信することができる。これにより、送信側および受信側の双方の意図をマッチさせることができ、特定のアプリケーションを双方で自動的に起動させることができる。これにより、既存のL2(第2層) linkにおける制御情報に基づいて特定のアプリケーションの動作を開始させることができる。
【0119】
[特定のアプリケーション動作開始時における通信例]
図13は、本技術の実施の形態における各装置による通信処理例を示すシーケンスチャートである。図13には、第2層での接続後に、特定のアプリケーションを起動する場合における通信処理例を示す。
【0120】
なお、図13に示すシーケンスチャートは、図5および図6の一部を変形した変形例であるため、図5および図6に共通する部分についての説明の一部を省略する。具体的には、矩形551で囲まれた通信処理では、図5および図6に示す各処理(501乃至512)を行うものとする。
【0121】
例えば、図5および図6に示すように、L2(第2層) linkが確立された後に、他のアプリケーションが実行される(551)。このように、L2(第2層) linkが確立された後において、特定のアプリケーション起動を、特定アプリ起動のためのパケット交換で実現する(552)。この特定アプリ起動のためのパケット交換では、図10乃至図12に示す各フレーム(action frame)を送受信する。この特定アプリ起動のためのパケット交換後には、特定アプリの実際のデータ伝送を行うことができる(553)。
【0122】
ここで、図9に示す例と比較すると、L2(第2層) linkの一時的な切断(542)等の各処理を省略することができる。なお、省略することが可能な各処理は、例えば、2回目のDevice discovery、2回目のService Discovery(optional)である。同様に、省略することが可能な各処理は、例えば、2回目のGroup Owner negotiation、2回目のAssociation、2回目のsecure link確立、2回目のIP address assignmentである。このように、L2(第2層) linkの一時的な切断(542)等の各処理を省略することができるため、短時間のうちに、次の特定のアプリケーションを起動することができる。
【0123】
ここで、図13に示すパケット交換(501乃至512)部分に含まれる最初のdevice discovery(図5に示す501に対応)において、必要な情報交換を行っていない場合も想定される。この場合には、接続相手がvendor specific action frame交換に対応しているか否かを把握することができないことも想定される。この場合には、例えば、受け取ったフレームを認識することができない旨を示す情報を送信して、接続相手がvendor specific action frameに非対応である旨を通知することができる。例えば、IEEE802.11−2007仕様7.3.1.11節に記載されているように、action frame中のcategoryフィールドに128乃至255を指定し、かつ、受信した情報要素を含めてそのままresponseを返信する。これにより、受信側がvendor specific action frameに非対応であることを通知することができる。
【0124】
また、vendor specific action frameの中身自体は解釈することができるものの、指定された特定のアプリケーションの起動には非対応であることも想定される。この場合には、vendor specificな情報要素として定義されるerror codeを用いて返信することにより非対応であることを通知することができる。
【0125】
このように、本技術の実施の形態では、IEEE802.11−2007仕様の範囲でaction frameを使用する例について説明した。ここで、IEEE802.11u仕様で定義されたGAS(generic advertisement service) Public Action frameを用いることも考えられる。ただし、この場合には、frameに暗号化が施されることが無い。このため、既にL2(第2層) linkが確立され、かつ、secureなlinkが確立されている無線通信装置間で情報のやり取りを行う場合には、action frameを用いることが好ましい。
【0126】
また、第2層接続を確立するためのパケット交換の段階で、第2層接続後に用いる特定のアプリケーションの指定や、その特定のアプリケーションを用いる際に必要な情報を含める以外に、他の情報を入れた情報要素を含むパケットを送受信することも考えられる。例えば、特定のアプリケーションを起動するか否かを示す情報を入れた情報要素を含むパケットを送受信することが考えられる。この場合において、その特定のアプリケーションを起動しないことを示す情報を入れた情報要素を含むパケットで第2層接続を確立した場合を想定する。この場合には、その確立後に、同じ情報要素の中で特定のアプリケーションを起動することを示す情報を入れた情報要素を含むパケットを用いて第2層接続を維持した状態で、特定のアプリケーションを起動させることができる。このため、このような場合についても、本技術の実施の形態を適用することができる。
【0127】
[無線通信装置の動作例]
図14乃至図16は、本技術の実施の形態における第1無線通信装置100による通信処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
【0128】
最初に、図14乃至図16に示す処理手順と、図5図6図8および図9に示す各処理との対応関係を示す。
【0129】
ステップS901乃至S905は、図8に示す521、522に対応する。また、ステップS906乃至S909は、図8に示す523に対応する。また、ステップS910は、図8に示す524に対応する。また、ステップS911乃至S915は、図8に示す527乃至531に対応する。
【0130】
また、ステップS919は、図5に示す504に対応する。また、ステップS920乃至S926は、図5および図6に示す507乃至512に対応する。
【0131】
また、ステップS927乃至S933、S914は、図13に示す552に対応する。この場合に、ステップS915は、図13に示す553に対応する。
【0132】
最初に、制御部140は、Device Discoveryを実行させる(ステップS901)。続いて、制御部140は、Device Discoveryにより発見された相手デバイスからの情報に、特定アプリ対応を示すIE(図7に示す610に相当)が含まれているか否を判断する(ステップS902)。この相手デバイスからの情報は、Device Discovery requestまたはDevice Discovery responseである。そして、特定アプリ対応を示すIEが含まれている場合には(ステップS902)、制御部140は、発見されたデバイスを特定アプリ対応相手としてリスト(例えば、図3に示す接続相手リスト180)に記録する(ステップS903)。また、特定アプリ対応を示すIEが含まれていない場合には(ステップS902)、制御部140は、発見されたデバイスを特定アプリ非対応相手としてリスト(例えば、図3に示す接続相手リスト180)に記録する(ステップS904)。例えば、特定アプリ対応を示すIEが含まれている場合には、図3に示す接続相手リスト180の特定アプリ対応184に「有」が記録され、特定アプリ対応を示すIEが含まれていない場合には、特定アプリ対応184に「無」が記録される。
【0133】
続いて、制御部140は、Device Discoveryにより発見された相手デバイスの全てをリストに記録したか否かを判断し(ステップS905)、その全てをリストに記録していない場合には、ステップS902に戻る。また、その全てをリストに記録した場合には(ステップS905)、制御部140は、ユーザによる接続相手指定操作が行われたか否かを判断する(ステップS906)。
【0134】
ユーザによる接続相手指定操作が行われていない場合には(ステップS906)、制御部140は、相手デバイスから接続要求を受信したか否かを判断する(ステップS907)。そして、相手デバイスから接続要求を受信していない場合には(ステップS907)、待機して(ステップS908)、ステップS901に戻る。また、相手デバイスから接続要求を受信した場合には(ステップS907)、ステップS909に進む。
【0135】
ユーザによる接続相手指定操作が行われた場合(ステップS906)、または、相手デバイスから接続要求を受信した場合には(ステップS907)、制御部140は、それにより特定アプリの指定が行われたか否かを判断する(ステップS909)。例えば、図4に示す接続内容選択画面190において、ユーザにより接続相手指定操作および特定アプリの指定操作が行われる。また、相手デバイスから受信した接続要求に含まれる情報に基づいて、特定アプリの指定が行われたか否かが判断される。
【0136】
そして、特定アプリの指定が行われた場合には(ステップS909)、制御部140は、特定アプリ対応IEを付加してGroup Owner Negotiationを実行させる(ステップS910)。このGroup Owner Negotiationの実行により、第1無線通信装置100は、GO(Group Owner)またはclientとなる。
【0137】
続いて、制御部140は、特定アプリ対応IEを付加してAssociationを実行させて第2層で接続する(ステップS911)。続いて、制御部140は、Secure link確立を実行させ(ステップS912)、IP Address Assignmentを実行させる(ステップS913)。
【0138】
続いて、制御部140は、特定アプリ対応IE内の情報に従って特定のアプリケーションを自動で起動させ(ステップS914)、その特定のアプリケーションを動作させる(ステップS915)。続いて、制御部140は、ユーザまたは接続相手から第2層の切断依頼を受けたか否かを判断し(ステップS916)、第2層の切断依頼を受けていない場合には、監視を継続して行う。一方、第2層の切断依頼を受けた場合には(ステップS916)、制御部140は、特定のアプリケーションの終了処理を実行させ(ステップS917)、第2層の切断処理を実行させ(ステップS918)、通信処理の動作を終了する。
【0139】
また、特定アプリの指定が行われていない場合には(ステップS909)、制御部140は、特定アプリ対応IEを付加せずにGroup Owner Negotiationを実行させる(ステップS919)。このGroup Owner Negotiationの実行により、第1無線通信装置100は、GO(Group Owner)またはclientとなる。
【0140】
続いて、制御部140は、特定アプリ対応IEを付加せずにAssociationを実行させて第2層で接続する(ステップS920)。続いて、制御部140は、Secure link確立を実行させ(ステップS921)、IP Address Assignmentを実行させる(ステップS922)。
【0141】
続いて、制御部140は、SSDPにより対応アプリを確認してL4 setupを実行させる(ステップS923)。続いて、制御部140は、ユーザまたは接続相手からアプリ起動指示を受信したか否かを判断し(ステップS924)、アプリ起動指示を受信していない場合には、監視を継続して行う。一方、アプリ起動指示を受信した場合には(ステップS924)、制御部140は、そのアプリ起動指示に従ってアプリケーションを起動させ(ステップS925)、そのアプリケーションを動作させる(ステップS926)。
【0142】
続いて、制御部140は、ユーザから特定アプリの開始指示を受けたか否かを判断し(ステップS927)、特定アプリの開始指示を受けた場合には、制御部140は、動作中のアプリケーションを停止させる(ステップS928)。続いて、制御部140は、特定アプリ対応IEを含むアプリ起動トリガrequestのVendor Specific Action frameを接続相手に送信する(ステップS929)。続いて、制御部140は、特定アプリ対応IEを含むアプリ起動トリガresponseのVendor Specific Action frameを接続相手から受信する(ステップS930)。
【0143】
ここで、Vendor Specific Action frameは、例えば、図10乃至図12に示すAction frameであり、Vendor Specific IE(特定アプリ対応IE)を含むものである。
【0144】
続いて、制御部140は、特定アプリ対応IE内の情報に従って特定のアプリケーションを自動で起動させ(ステップS914)、その特定のアプリケーションを動作させる(ステップS915)。
【0145】
特定アプリの開始指示を受けていない場合には(ステップS927)、制御部140は、特定アプリ対応IEを含むアプリ起動トリガrequestのVendor Specific Action frameを受信したか否かを判断する(ステップS931)。そのAction frameを受信した場合には(ステップS931)、制御部140は、特定アプリ対応IEを含むアプリ起動トリガresponseのVendor Specific Action frameを接続相手に送信する(ステップS932)。続いて、制御部140は、動作中のアプリケーションを停止させ(ステップS933)、ステップS914に進む。
【0146】
また、そのAction frameを受信していない場合には(ステップS931)、制御部140は、ユーザまたは接続相手から第2層の切断依頼を受けたか否かを判断する(ステップS934)。そして、第2層の切断依頼を受けていない場合には(ステップS934)、ステップS927に戻り監視を継続して行う。一方、第2層の切断依頼を受けた場合には(ステップS934)、制御部140は、アプリケーションの終了処理を実行させ(ステップS935)、第2層の切断処理を実行させ(ステップS936)、通信処理の動作を終了する。
【0147】
なお、ステップS901は、請求の範囲に記載の第1手順の一例である。また、ステップS910乃至S915は、請求の範囲に記載の第2手順の一例である。また、ステップS927乃至S933は、請求の範囲に記載の第3手順の一例である。
【0148】
このように、制御部140は、無線接続(第2層で接続)を確立する確立処理の際に特定のアプリケーションが指定されずに、無線接続を確立した後に特定のアプリケーションが指定されたときには、特定のアプリケーションを指定するための制御を行う。この場合に、制御部140は、その無線接続を切断せずに、特定のアプリケーションを指定するための情報要素(図7に示す)に相当する情報(図10乃至図12に示す)を含めたデータを送受信して特定のアプリケーションを指定するための制御を行う。また、制御部140は、その情報要素に相当する情報を含めたデータとして、暗号化されたフレームを送受信させる。
【0149】
例えば、制御部140は、無線接続を確立した後にユーザ操作により特定のアプリケーションが指定されたときに、その無線接続を切断せずに、その特定のアプリケーションの起動を指定するための情報要素に相当する情報を含めたデータを送信する。この送信により、その特定のアプリケーションを指定する。一方、無線接続を確立した後に、無線接続されている無線通信装置(例えば、第2無線通信装置200)から特定のアプリケーションの起動を指定するための情報要素に相当する情報を含めたデータを受信した場合を想定する。この場合には、制御部140は、無線接続を切断せずに、そのデータに対する応答としてその特定のアプリケーションの起動を指定するための情報要素に相当する情報を含めたデータをその無線通信装置(例えば、第2無線通信装置200)に送信する。この送信により、その特定のアプリケーションを指定する。
【0150】
具体的には、制御部140は、例えば、その情報要素に相当する情報を含めたデータとして、IEEE802.11仕様で定められたvendor specific action frameを送受信させる。この場合に、制御部140は、その情報要素としてvendor specific Information Elementを使用するrequest frameを、vendor specific action frameとして送信する。また、制御部140は、その情報要素としてvendor specific Information Elementを使用するresponse frameを、vendor specific action frameとして送信する。
【0151】
また、制御部140は、その情報要素を含むassociation request frame bodyを、vendor specific action frameにカプセル化して送信する。このassociation request frame bodyは、その情報要素としてvendor specific Information Elementが使用され、かつ、その情報要素を含む。
【0152】
また、制御部140は、その情報要素を含むassociation response frame bodyを、vendor specific action frameにカプセル化して送信する。このassociation response frame bodyは、その情報要素としてvendor specific Information Elementが使用され、かつ、その情報要素を含む。
【0153】
なお、制御部140は、無線接続を確立した後に、確立処理の際に指定されなかった特定のアプリケーションが新たに指定されたときには、その新たな特定のアプリケーションを指定するための制御を行うようにしてもよい。
【0154】
このように、本技術の実施の形態では、第2層で接続を確立する前に行われるdevice discoveryやservice discoveryの際に、特定のアプリケーションを指定することができる。また、device discoveryやservice discoveryの際に特定のアプリケーションが指定されなかった場合でも、第2層で接続を確立した後に、所定の情報要素を含めたframeを送ることができる。所定の情報要素は、例えば、device discoveryやservice discoveryの際に送受信される情報要素である。これにより、第2層での接続を切断せずに、第2層での接続後に用いる特定のアプリケーションを新たに指定および起動させることができる。すなわち、ユーザが所望するアプリケーションを容易に使用することができる。
【0155】
例えば、Wi−Fi Directの接続を維持したまま、特定のアプリケーションに切り替えられることができる。すなわち、第2層での接続後に、特定のアプリケーションに切り替える場合でも、第2層の接続切断および再接続を省略することができる。これにより、ユーザの手間やユーザの待ち時間を低減させることができる。また、動作に必要なパケットの数を減らすことができ、無線通信路の混雑を緩和することができる。
【0156】
また、本技術の実施の形態では、1対1で用いられるaction frameを利用して特定アプリを起動するために必要な情報のやり取りを行う。このaction frameは、暗号化可能であるため、セキュリティの面からも他者からの攻撃に対する耐性を高めることができる。
【0157】
なお、上述の実施の形態は本技術を具現化するための一例を示したものであり、実施の形態における事項と、請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本技術の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本技術は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
【0158】
また、上述の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。この記録媒体として、例えば、CD(Compact Disc)、MD(MiniDisc)、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリカード、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc(登録商標))等を用いることができる。
【0159】
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1) 無線接続を確立する前に接続機器発見処理を実行し、前記接続機器発見処理により発見された接続機器が特定のアプリケーションに対応することが検出された場合には前記特定のアプリケーションを指定するための情報要素を含めたデータを送受信して前記無線接続を確立するための確立処理を実行する通信部と、
前記確立処理の際に前記特定のアプリケーションが指定されなかった場合において、前記無線接続を確立した後に前記特定のアプリケーションが指定されたときには、前記無線接続を切断せずに、前記情報要素に相当する情報を含めたデータを送受信して前記特定のアプリケーションを指定するための制御を行う制御部と
を具備する無線通信装置。
(2) 前記制御部は、前記確立処理の際に前記特定のアプリケーションが指定されなかった場合において、前記無線接続を確立した後にユーザ操作により前記特定のアプリケーションが指定されたときに、前記無線接続を切断せずに、前記情報要素に相当する情報を含めたデータを送信して前記特定のアプリケーションを指定するための制御を行う前記(1)に記載の無線通信装置。
(3) 前記制御部は、前記確立処理の際に前記特定のアプリケーションが指定されなかった場合において、前記無線接続を確立した後に前記無線接続されている無線通信装置から前記情報要素に相当する情報を含めたデータを受信したときに、前記無線接続を切断せずに、当該受信したデータに対する応答として前記情報要素に相当する情報を含めたデータを前記無線接続されている無線通信装置に送信して前記特定のアプリケーションを指定するための制御を行う前記(1)または(2)に記載の無線通信装置。
(4) 前記制御部は、前記情報要素に相当する情報を含めたデータとして、IEEE802.11仕様で定められたvendor specific action frameを送受信する前記(1)から(3)のいずれかに記載の無線通信装置。
(5) 前記制御部は、起動すべき前記特定のアプリケーションを特定するための情報と、前記特定のアプリケーション内においてrequest frameを送信する当該無線通信装置が担うべき役割を特定するための情報とを含む前記情報要素としてvendor specific Information Elementを使用する前記request frameを、前記vendor specific action frameとして送信する前記(4)に記載の無線通信装置。
(6) 前記制御部は、起動すべき前記特定のアプリケーションを特定するための情報と、前記特定のアプリケーション内においてrequest frameに対するresponse frameを送信する無線通信装置が担うべき役割を特定するための情報とを含む前記情報要素としてvendor specific Information Elementを使用する前記response frameを、前記vendor specific action frameとして送信する前記(4)または(5)に記載の無線通信装置。
(7) 前記制御部は、起動すべき前記特定のアプリケーションを特定するための情報と、前記特定のアプリケーション内においてrequest frameを送信する当該無線通信装置が担うべき役割を特定するための情報とを含む前記情報要素としてvendor specific Information Elementを使用し、かつ、前記情報要素を含むassociation request frame bodyを、前記vendor specific action frameにカプセル化して送信する前記(4)に記載の無線通信装置。
(8) 前記制御部は、起動すべき前記特定のアプリケーションを特定するための情報と、前記特定のアプリケーション内においてrequest frameに対するresponse frameを送信する無線通信装置が担うべき役割を特定するための情報とを含む前記情報要素としてvendor specific Information Elementを使用し、かつ、前記情報要素を含むassociation response frame bodyを、前記vendor specific action frameにカプセル化して送信する前記(4)または(7)に記載の無線通信装置。
(9) 前記制御部は、前記情報要素に相当する情報を含めたデータとして、暗号化されたフレームを送受信させる前記(1)から(8)のいずれかに記載の無線通信装置。
(10) 前記通信部は、前記無線接続として第2層での接続を確立する前記(1)から(9)のいずれかに記載の無線通信装置。
(11) 前記通信部は、前記接続機器発見処理として、IEEE802.11仕様で定められたProbe RequestまたはProbe Responseに、対応している特定のアプリケーションを示す情報を追加して送受信する処理を実行する前記(1)から(10)のいずれかに記載の無線通信装置。
(12) 前記無線通信装置は、P2P(Peer to Peer)接続を可能とするIEEE802.11仕様に準拠した無線通信装置である前記(1)から(11)のいずれかに記載の無線通信装置。
(13) 無線接続を確立する前に接続機器発見処理を互いに実行し、前記接続機器発見処理により発見された接続機器が特定のアプリケーションに対応することが検出された場合には前記特定のアプリケーションを指定するための情報要素を含めたデータを互いに送受信して前記無線接続を確立するための確立処理を実行する第1無線通信装置および第2無線通信装置を具備し、
前記第1無線通信装置および前記第2無線通信装置は、前記確立処理の際に前記特定のアプリケーションが指定されなかった場合において、前記無線接続を確立した後に前記特定のアプリケーションが指定されたときには、前記無線接続を切断せずに、前記情報要素に相当する情報を含めたデータを互いに送受信して前記特定のアプリケーションを指定する
通信システム。
(14) 無線接続を確立する前に接続機器発見処理を実行する第1手順と、
前記接続機器発見処理により発見された接続機器が特定のアプリケーションに対応することが検出された場合には前記特定のアプリケーションを指定するための情報要素を含めたデータを送受信して前記無線接続を確立するための確立処理を実行する第2手順と、
前記確立処理の際に前記特定のアプリケーションが指定されなかった場合において、前記無線接続を確立した後に前記特定のアプリケーションが指定されたときには、前記無線接続を切断せずに、前記情報要素に相当する情報を含めたデータを送受信して前記特定のアプリケーションを指定するための制御を行う第3手順と
を具備する通信方法。
【符号の説明】
【0160】
10 通信システム
100 第1無線通信装置
101 アンテナ
110 データ処理部
120 伝送処理部
130 無線インターフェース部
140 制御部
150 メモリ
160 操作受付部
170 表示部
200 第2無線通信装置
300 第3無線通信装置
400 第4無線通信装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16

【手続補正書】
【提出日】2015年1月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線接続を確立する前に接続機器発見処理を実行し、前記接続機器発見処理により発見された接続機器が特定のアプリケーションに対応することが検出された場合には前記特定のアプリケーションを指定するためのデータを送受信して前記無線接続を確立するための確立処理を実行する通信部と、
前記確立処理の際に前記特定のアプリケーションが指定されなかった場合において、前記無線接続を確立した後に前記特定のアプリケーションが指定されたときには、前記無線接続を切断せずに、前記特定のアプリケーションを指定するためのデータを送受信して前記特定のアプリケーションを指定するための制御を行う制御部と
を具備する無線通信装置。
【請求項2】
前記通信部は、前記特定のアプリケーションを指定するための情報要素を含めたデータを送受信して前記確立処理を実行し、
前記制御部は、前記情報要素に相当する情報を含めたデータを送受信することにより前記特定のアプリケーションを指定する
請求項1記載の無線通信装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記確立処理の際に前記特定のアプリケーションが指定されなかった場合において、前記無線接続を確立した後にユーザ操作により前記特定のアプリケーションが指定されたときに、前記無線接続を切断せずに、前記情報要素に相当する情報を含めたデータを送信して前記特定のアプリケーションを指定するための制御を行う請求項記載の無線通信装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記確立処理の際に前記特定のアプリケーションが指定されなかった場合において、前記無線接続を確立した後に前記無線接続されている無線通信装置から前記情報要素に相当する情報を含めたデータを受信したときに、前記無線接続を切断せずに、当該受信したデータに対する応答として前記情報要素に相当する情報を含めたデータを前記無線接続されている無線通信装置に送信して前記特定のアプリケーションを指定するための制御を行う請求項2または3記載の無線通信装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記情報要素に相当する情報を含めたデータとして、IEEE802.11仕様で定められたvendor specific action frameを送受信する請求項2乃至4の何れかに記載の無線通信装置。
【請求項6】
前記制御部は、起動すべき前記特定のアプリケーションを特定するための情報と、前記特定のアプリケーション内においてrequest frameを送信する当該無線通信装置が担うべき役割を特定するための情報とを含む前記情報要素としてvendor specific Information Elementを使用する前記request frameを、前記vendor specificaction frameとして送信する請求項記載の無線通信装置。
【請求項7】
前記制御部は、起動すべき前記特定のアプリケーションを特定するための情報と、前記特定のアプリケーション内においてrequest frameに対するresponse frameを送信する無線通信装置が担うべき役割を特定するための情報とを含む前記情報要素としてvendor specific Information Elementを使用する前記response frameを、前記vendor specific action frameとして送信する請求項5または6記載の無線通信装置。
【請求項8】
前記制御部は、起動すべき前記特定のアプリケーションを特定するための情報と、前記特定のアプリケーション内においてrequest frameを送信する当該無線通信装置が担うべき役割を特定するための情報とを含む前記情報要素としてvendor specific Information Elementを使用し、かつ、前記情報要素を含むassociation request frame bodyを、前記vendor specific action frameにカプセル化して送信する請求項記載の無線通信装置。
【請求項9】
前記制御部は、起動すべき前記特定のアプリケーションを特定するための情報と、前記特定のアプリケーション内においてrequest frameに対するresponse frameを送信する無線通信装置が担うべき役割を特定するための情報とを含む前記情報要素としてvendor specific Information Elementを使用し、かつ、前記情報要素を含むassociation response frame bodyを、前記vendor specific action frameにカプセル化して送信する請求項5または8記載の無線通信装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記情報要素に相当する情報を含めたデータとして、暗号化されたフレームを送受信させる請求項2乃至9の何れかに記載の無線通信装置。
【請求項11】
前記通信部は、前記無線接続として第2層での接続を確立する請求項1乃至10の何れかに記載の無線通信装置。
【請求項12】
前記通信部は、前記接続機器発見処理として、IEEE802.11仕様で定められたProbe RequestまたはProbe Responseに、対応している特定のアプリケーションを示す情報を追加して送受信する処理を実行する請求項1乃至11の何れかに記載の無線通信装置。
【請求項13】
前記無線通信装置は、P2P(Peer to Peer)接続を可能とするIEEE802.11仕様に準拠した無線通信装置である請求項1乃至12の何れかに記載の無線通信装置。
【請求項14】
無線接続を確立する前に接続機器発見処理を互いに実行し、前記接続機器発見処理により発見された接続機器が特定のアプリケーションに対応することが検出された場合には前記特定のアプリケーションを指定するためのデータを互いに送受信して前記無線接続を確立するための確立処理を実行する第1無線通信装置および第2無線通信装置を具備し、
前記第1無線通信装置および前記第2無線通信装置は、前記確立処理の際に前記特定のアプリケーションが指定されなかった場合において、前記無線接続を確立した後に前記特定のアプリケーションが指定されたときには、前記無線接続を切断せずに、前記特定のアプリケーションを指定するためのデータを互いに送受信して前記特定のアプリケーションを指定する
通信システム。
【請求項15】
無線接続を確立する前に接続機器発見処理を実行する第1手順と、
前記接続機器発見処理により発見された接続機器が特定のアプリケーションに対応することが検出された場合には前記特定のアプリケーションを指定するためのデータを送受信して前記無線接続を確立するための確立処理を実行する第2手順と、
前記確立処理の際に前記特定のアプリケーションが指定されなかった場合において、前記無線接続を確立した後に前記特定のアプリケーションが指定されたときには、前記無線接続を切断せずに、前記特定のアプリケーションを指定するためのデータを送受信して前記特定のアプリケーションを指定する第3手順と
を具備する通信方法。
【国際調査報告】