特表-13161424IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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再表2013-161424画像処理装置、画像処理方法及び記録媒体
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
【公報種別】再公表特許(A1)
(11)【国際公開番号】WO/0
(43)【国際公開日】2013年10月31日
【発行日】2015年12月24日
(54)【発明の名称】画像処理装置、画像処理方法及び記録媒体
(51)【国際特許分類】
   H04N 5/232 20060101AFI20151201BHJP
   H04N 5/225 20060101ALI20151201BHJP
【FI】
   H04N5/232 Z
   H04N5/225 A
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】28
【出願番号】特願2014-512411(P2014-512411)
(21)【国際出願番号】PCT/0/0
(22)【国際出願日】2013年3月14日
(31)【優先権主張番号】特願2012-97748(P2012-97748)
(32)【優先日】2012年4月23日
(33)【優先権主張国】JP
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KM,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VC
(71)【出願人】
【識別番号】000002185
【氏名又は名称】ソニー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100095957
【弁理士】
【氏名又は名称】亀谷 美明
(74)【代理人】
【識別番号】100096389
【弁理士】
【氏名又は名称】金本 哲男
(74)【代理人】
【識別番号】100101557
【弁理士】
【氏名又は名称】萩原 康司
(74)【代理人】
【識別番号】100128587
【弁理士】
【氏名又は名称】松本 一騎
(72)【発明者】
【氏名】赤穂 一樹
【テーマコード(参考)】
5C122
【Fターム(参考)】
5C122EA42
5C122EA61
5C122FD01
5C122FD13
5C122FH07
5C122FJ01
5C122FJ04
5C122FK12
5C122FK34
5C122FK37
5C122FK41
5C122FL03
5C122HB01
5C122HB05
(57)【要約】
画像処理装置は、ユーザによる指示入力を取得する指示入力取得部と、前記指示入力に基づいて、撮像画像をトリミングするトリミング枠を制御するトリミング枠制御部と、前記指示入力に基づいて、前記撮像画像のオートフォーカスを行う範囲を示すAF枠を制御するAF枠制御部と、を備える。この構成により、カスタマイズしたトリミング枠に対して最適なAF枠位置を設定することが可能となる。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザによる指示入力を取得する指示入力取得部と、
前記指示入力に基づいて、画像をトリミングするトリミング枠を設定するトリミング枠設定部と、
前記トリミング枠に対して、前記画像の検出を行う範囲を示す検出枠を設定する検出枠設定部と、
を備える、画像処理装置。
【請求項2】
前記指示入力取得部は、ユーザによる操作が入力される操作入力部である、請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記指示入力取得部は、タッチパネルから構成される、請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記トリミング枠設定部は、前記タッチパネルへのマルチタッチ操作に基づいて、前記トリミング枠を設定する、請求項3に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記指示入力取得部は、ユーザによる音声が入力される音声入力部である、請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記検出枠設定部は、前記トリミング枠に対して前記検出枠を自動で設定する、請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記検出枠設定部は、前記指示入力に基づいて、前記トリミング枠に対して前記検出枠を制御する、請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記トリミング枠及び前記検出枠を表示する表示部を備える、請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記撮像画像を撮像する撮像素子を備える、請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項10】
前記トリミング枠設定部は、前記トリミング枠のサイズ又は位置を制御する、請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項11】
前記検出枠検出部は、前記検出枠のサイズ又は位置、若しくは前記検出枠の追加又は削除を設定する、請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項12】
前記トリミング枠設定部は、前記トリミング枠のアスペクト比を予め定められたアスペクト比に設定する、請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項13】
確定した前記トリミング枠及び前記検出枠を記憶部に記憶させる記憶処理部を備える、請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項14】
前記記憶処理部は、確定した前記トリミング枠及び前記検出枠を登録名とともに記録させる、請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項15】
ユーザによる指示入力を取得することと、
前記指示入力に基づいて、画像をトリミングするトリミング枠を設定することと、
前記トリミング枠に対して、前記画像の検出を行う範囲を示す検出枠を設定することと、
を備える、画像処理方法。
【請求項16】
ユーザによる指示入力を取得することと、
前記指示入力に基づいて、画像をトリミングするトリミング枠を設定することと、
前記トリミング枠に対して、前記画像の検出を行う範囲を示す検出枠を設定することと、
をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、画像処理装置、画像処理方法及び記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、下記の特許文献1には、フォーカスエリアをプリセットすることが記載されている。また、下記の特許文献2には、ユーザがトリミング枠をカスタマイズすることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−224499号公報
【特許文献2】特開2006−279661号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、撮影した画像を例えば六切サイズや四切サイズ等の大きさでプリントしたい場合、3:2や4:3で撮影した画像に対して、トリミングする必要がある。そのとき、構図が変わってしまい、ユーザーのイメージと違ったものになる場合がある。
【0005】
特許文献1に記載された技術では、トリミング枠をカスタマイズすることは何ら想定しておらず、トリミング後の構図に対してベストなAF枠位置を設定することは困難である。特許文献2に記載された技術においても、トリミング後の構図に対してベストなAF枠位置を設定することは困難である。
【0006】
そこで、カスタマイズしたトリミング枠に対して最適なAF枠位置を設定することが求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示によれば、ユーザによる指示入力を取得する指示入力取得部と、前記指示入力に基づいて、画像をトリミングするトリミング枠を設定するトリミング枠設定部と、前記トリミング枠に対して、前記画像の検出を行う範囲を示す検出枠を設定する検出枠設定部と、を備える、画像処理装置が提供される。
【0008】
また、前記指示入力取得部は、ユーザによる操作が入力される操作入力部であっても良い。
【0009】
また、前記指示入力取得部は、タッチパネルから構成されるものであっても良い。
【0010】
また、前記トリミング枠設定部は、前記タッチパネルへのマルチタッチ操作に基づいて、前記トリミング枠を設定するものであっても良い。
【0011】
また、前記指示入力取得部は、ユーザによる音声が入力される音声入力部であっても良い。
【0012】
また、前記検出枠設定部は、前記トリミング枠に対して前記検出枠を自動で設定するものであっても良い。
【0013】
また、前記検出枠設定部は、前記指示入力に基づいて、前記トリミング枠に対して前記検出枠を制御するものであっても良い。
【0014】
また、前記トリミング枠及び前記検出枠を表示する表示部を備えるものであっても良い。
【0015】
また、前記撮像画像を撮像する撮像素子を備えるものであっても良い。
【0016】
また、前記トリミング枠設定部は、前記トリミング枠のサイズ又は位置を制御するものであっても良い。
【0017】
また、前記検出枠検出部は、前記検出枠のサイズ又は位置、若しくは前記検出枠の追加又は削除を設定するものであっても良い。
【0018】
また、前記トリミング枠設定部は、前記トリミング枠のアスペクト比を予め定められたアスペクト比に設定するものであっても良い。
【0019】
また、確定した前記トリミング枠及び前記検出枠を記憶部に記憶させる記憶処理部を備えるものであっても良い。
【0020】
また、前記記憶処理部は、確定した前記トリミング枠及び前記検出枠を登録名とともに記録させるものであっても良い。
【0021】
また、本開示によれば、ユーザによる指示入力を取得することと、前記指示入力に基づいて、画像をトリミングするトリミング枠を設定することと、前記トリミング枠に対して、前記画像の検出を行う範囲を示す検出枠を設定することと、を備える、画像処理方法が提供される。
【0022】
また、本開示によれば、ユーザによる指示入力を取得することと、前記指示入力に基づいて、画像をトリミングするトリミング枠を設定することと、前記トリミング枠に対して、前記画像の検出を行う範囲を示す検出枠を設定することと、をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供される。
【発明の効果】
【0023】
本開示によれば、カスタマイズしたトリミング枠に対して最適なAF枠位置を設定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1A】各実施形態に係るデジタルカメラの外観を示す模式図である。
図1B】各実施形態に係るデジタルカメラの外観を示す模式図である。
図2】デジタルカメラの構成を示すブロック図である。
図3A】トリミング枠・AF枠の設定モードに入ってからの操作の具体例を示す模式図である。
図3B】トリミング枠・AF枠の設定モードに入ってからの操作の具体例を示す模式図である。
図3C】トリミング枠・AF枠の設定モードに入ってからの操作の具体例を示す模式図である。
図3D】トリミング枠・AF枠の設定モードに入ってからの操作の具体例を示す模式図である。
図3E】トリミング枠・AF枠の設定モードに入ってからの操作の具体例を示す模式図である。
図3F】トリミング枠・AF枠の設定モードに入ってからの操作の具体例を示す模式図である。
図4A】AF枠の操作の具体例を示す模式図である。
図4B】AF枠の操作の具体例を示す模式図である。
図4C】AF枠の操作の具体例を示す模式図である。
図4D】AF枠の操作の具体例を示す模式図である。
図4E】AF枠の操作の具体例を示す模式図である。
図4F】AF枠の操作の具体例を示す模式図である。
図4G】AF枠の操作の具体例を示す模式図である。
図5A】第1の実施形態の処理手順を示すフローチャートである。
図5B】第1の実施形態の処理手順を示すフローチャートである。
図5C】第1の実施形態の処理手順を示すフローチャートである。
図5D】第1の実施形態の処理手順を示すフローチャートである。
図5E】第1の実施形態の処理手順を示すフローチャートである。
図5F】第1の実施形態の処理手順を示すフローチャートである。
図6A】トリミング枠・AF枠の設定モードに入ってからの操作の具体例を示す模式図である。
図6B】トリミング枠・AF枠の設定モードに入ってからの操作の具体例を示す模式図である。
図6C】トリミング枠・AF枠の設定モードに入ってからの操作の具体例を示す模式図である。
図6D】トリミング枠・AF枠の設定モードに入ってからの操作の具体例を示す模式図である。
図6E】トリミング枠・AF枠の設定モードに入ってからの操作の具体例を示す模式図である。
図6F】トリミング枠・AF枠の設定モードに入ってからの操作の具体例を示す模式図である。
図7A】AF枠の操作の具体例を示す模式図である。
図7B】AF枠の操作の具体例を示す模式図である。
図7C】AF枠の操作の具体例を示す模式図である。
図7D】AF枠の操作の具体例を示す模式図である。
図7E】AF枠の操作の具体例を示す模式図である。
図7F】AF枠の操作の具体例を示す模式図である。
図7G】AF枠の操作の具体例を示す模式図である。
図7H】AF枠の操作の具体例を示す模式図である。
図8A】第1の実施形態の処理手順を示すフローチャートである。
図8B】第1の実施形態の処理手順を示すフローチャートである。
図8C】第1の実施形態の処理手順を示すフローチャートである。
図8D】第1の実施形態の処理手順を示すフローチャートである。
図8E】第1の実施形態の処理手順を示すフローチャートである。
図9A】第3の実施形態の構成例を示す模式図である。
図9B】第3の実施形態の構成例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0026】
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.第1の実施形態
1.1.デジタルカメラの構成例
1.2.トリミング枠、AF枠をカスタマイズして設定する方法の具体例
1.3.第1の実施形態の処理手順
1.4.カスタマイズしたトリミング枠、AF枠で撮影する場合のAFについて
1.5.ユ−ザがカスタマイズしたトリミング枠、AF枠で撮影した画像データの再生について
2.第2の実施形態
2.1.トリミング枠、AF枠をカスタマイズして設定する方法の具体例
2.2.第2の実施形態の処理手順
3.第3の実施形態
【0027】
<1.第1の実施形態>
[1.1.デジタルカメラの構成例]
まず、図1A図1B図2を参照して、本開示の各実施形態に係るデジタルカメラ(画像処理装置)100の概略構成について説明する。図1A及び図1Bは、デジタルカメラ100の外観を示す模式図である。図1Aはデジタルカメラ100を正面から見た状態を示しており、図1Bはデジタルカメラ100を裏面から見た状態を示している。図1Aに示すように、デジタルカメラ100は、撮像レンズ102、撮像素子104、レリーズボタン106、記録メディア108の挿入口110、撮影モード設定キー112、液晶パネル114、測距窓116を有して構成される。また、図1Bに示すように、デジタルカメラ100は、表示情報設定変更キー118、ライブビュー表示用の液晶モニタ120、液晶モニタ120の表示画面上に設けられたタッチパネル121、撮影再生選択キー122、電源ボタン124、トリミング枠・AF枠カスタマイズボタン126、内蔵マイク128、電子ファインダ140を有して構成されている。
【0028】
ユーザが撮影モード設定キー112を操作することにより、液晶パネル114の表示と併せて、絞り優先、シャッタースピード優先といった露光条件の設定や、マクロ撮影の切り替え、ズーム等の設定が可能である。また、ユーザが情報表示設定変更キー118を押すと、情報表示形態が切り替わる。
【0029】
また、ユーザがトリミング枠・AF枠カスタマイズボタン126を押すことで、トリミング枠・AF枠をカスタマイズするモードに入る。内蔵マイク128は、音声認識を実現する機能を有する。
【0030】
図2は、デジタルカメラ100の構成を示すブロック図である。図2に示すように、デジタルカメラ100は、撮像レンズ102、撮像素子(CCD、CMOSセンサ等)104、A/D変換部130、画像処理部132、記録メディア108、CPU150、タイミング制御部134、タイミングジェネレータ(TG)136、時計部138、電子ファインダー140、液晶パネル114、内蔵マイク128、液晶モニタ120、タッチパネル121、メモリ142、カスタマイズメモリ144、撮像レンズ駆動部146、撮影モード設定キー112、レリーズボタン106、表示情報設定変更キー118、を有して構成されている。タッチパネル121として、例えば静電容量に基づいて操作を検出する静電容量センサ、押圧力に基づいて操作を検出する押圧力センサ等を用いることができる。
【0031】
図2において、細線の矢印は制御データの流れを示しており、太線の矢印は画像データの流れを示している。以下、図2に基づいて撮影、再生の流れを説明する。ユーザは、撮影前に、撮影再生選択キー122と液晶モニター120とを用いて、撮影状態か再生状態かを選択する。その設定内容は以下の通りである。
【0032】
撮影再生選択キー122がオンの場合、すなわち再生状態が設定されている場合、CPU150は、記録メディア108から画像データを読み出し、画像データを一旦メモリ142に記憶するよう制御する。CPU150はメモリ142に記憶された画像データを画像処理部132に送るよう制御する。画像処理部132は、CPU150の制御に基づいて、送られてきた画像データを液晶モニタ120や電子ファインダー140に表示できるフォーマットに処理し、処理後のデータを液晶モニタ120や電子ファインダー140に送る。また、液晶モニタ120はタッチパネル121を備えており、液晶モニタ120上をタッチ操作することにより、デジタルカメラ100の操作を行うこともできる。
【0033】
撮影再生選択キー122がオフの場合、すなわち撮影状態が設定されている場合、ユーザは撮影モード設定キー112と液晶モニタ120とを用いて、絞り優先、シャッタースピード優先といった露光条件の設定や、ホワイトバランスモードの切り替えなどを手動で設定できる。
【0034】
レリーズボタン106が押されると、デジタルカメラ100は、設定された撮影条件、画像処理モードの設定に基づいて撮影を行なう。すなわち、撮像レンズ駆動部146により撮像レンズ102を適当な被写体に合焦させるべく駆動した後、撮像素子(CCD、CMOSセンサ等)104から画像データを読み出す。
【0035】
すなわち、CPU150は、タイミングジェネレータ(TG)136に、撮像素子104の駆動モード情報を送り、指定のモードで撮像素子104を駆動するように制御する。また、CPU150は、A/D変換部130にISO感度の設定やゲイン調整情報を送り、指定通りにA/D変換を行うように制御する。
【0036】
読み出された画像データは、A/D変換部130で指定されたISO感度やゲインに従ってデジタルデータに変換される。A/D変換部130は、タイミング制御部134で生成されるタイミングパルスに基づいて、画像データをデジタルデータに変換する。
【0037】
そして、画像処理部132では、例えばゲイン処理やシェーディングテーブルを用いて色シェーディング補正等の画像処理を行い、処理の画像データを記録メディア108に記録する。
【0038】
トリミング枠・AF枠カスタマイズボタン126が押されると、CPU150は、トリミング枠及びAF枠をカスタマイズするモードと認識し、液晶モニター120のタッチパネル121から送られてくる検出データや、内蔵マイク128からの音声を認識し、トリミング枠、及びAF枠をカスタマイズするように制御する。トリミング枠及びAF枠をカスタマイズした内容は、カスタマイズメモリ144に記憶される。
【0039】
具体的には、CPU150は、トリミング枠設定部150a、及びAF枠設定部150b、記憶処理部150cを有して構成されている。トリミング枠設定部150aは、タッチパネル121への操作入力、内蔵マイク128への音声入力に基づいて、撮像画像をトリミングするトリミング枠のサイズ、位置等を設定する。AF枠制御部150bは、設定されたトリミング枠に対して、AF枠を自動又は手動により設定する。AF枠制御部150bは、ユーザの指示に基づいてAF枠を設定する場合は、タッチパネル121への操作入力、内蔵マイク128への音声入力に基づいて、撮像画像のオートフォーカスを行う範囲を示すAF枠のサイズ、位置、若しくはAF枠の追加又は削除等の設定を制御する。記録処理部150cは、トリミング枠及びAF枠をカスタマイズした内容(位置、サイズ、登録名を含む)をカスタマイズメモリ144に記憶させる。
【0040】
トリミング枠設定部150a、及びAF枠設定部150b、記憶処理部150cの構成は、CPU150と、CPU150を機能させるためのプログラム(ソフトウェア)によって構成することができる。この場合に、そのプログラムは、メモリ142や外部から挿入される記録メディア108などの記録媒体に記録されることができる。
【0041】
なお、本実施形態では、AF枠を設定する場合を例に挙げて説明するが、これに限定されるものではない。本実施形態は、トリリング枠に対して、画像に関するデータ(例えば、輝度、色合い、ホワイトバランス値など)の検出を行う範囲を示す検出枠を設定する場合に広く適用することができ、AF枠は検出枠の一例である。
【0042】
[1.2.トリミング枠、AF枠をカスタマイズして設定する方法の具体例]
デジタルカメラ100の背面の液晶モニタ120はタッチパネル121を備えており、ユーザの指の操作でより容易にトリミング枠やAF枠を配置することができる。なお、以下では、タッチパネル121に触れる操作によりトリミング枠やAF枠を配置する例を説明するが、タッチパネル121へ触れることなく、指を近接させることによっても同様の操作を行うことができる。また、タッチパネル121への押圧力に応じて操作入力を異ならせることも可能である。
【0043】
図3A図3Fは、トリミング枠・AF枠の設定モードに入ってからの操作の具体例を示したものである。トリミング枠・AF枠カスタマイズボタン126を押すと、図3A図3Fに示すような画面が順次に表示される。
【0044】
トリミング枠・AF枠カスタマイズボタン126が押されると、先ず、図3Aに示すような、トリミング枠のアスペクト比を決定するための項目が表れる。ここでは、写真の現像で一般的に使われる、2L版、6切、6切ワイド、4切、4切ワイド、正方形、カスタム、などのアスペクト比が表示されており、図3Bに示すように、ユーザはその中から所望のアスペクト比を選択することができる。
【0045】
この例では、ユーザが6切サイズを選択したものとする。ユーザは、図3Bに示すように、トリミング枠のアスペクト比(6切サイズ)を決定し、「確定」ボタンをタッチする。続いて、図3Cに示すように、AF枠配置の項目が表示される。ユーザは、図3Dに示すように、AF枠配置の項目の中から所望の項目を選択することができる。
【0046】
この例では、ユーザが「3分割構図交点」の項目を選択したものとする。ユーザは、複数の項目を選択することもできる。選択する場合、ユーザがAF枠の下欄の項目にタッチすると、その項目にレ点が表示され、その項目が選択される。ユーザがもう一度その項目をタッチすると、レ点が消去され、選択が解除される。
【0047】
ユーザが図3Dに示すようにAF枠配置の項目を選び、「確定」ボタンにタッチすると、図3Eに示すように、確定されたトリミング枠200とAF枠202が表示される。トリミング枠200のアスペクト比は、図3Bで選択した6切相当となっており、AF枠202の配置はそのトリミング枠200の中での3分割構図の交点に配置されている。
【0048】
図3Eに示すトリミング枠200は、例えば、左下の隅を親指で、右上の隅を人差し指でタッチパネル121に同時にタッチしてマルチタッチ操作することで、大きさを自由に変えることができる。また、指をスライドさせることで、トリミング枠200の位置を変更することもできる。なお、トリミング枠200の大きさや位置は自由に変更できるが、アスペクト比は既に選択された6切サイズが維持される。また、トリミング枠200の大きさや位置を変更した場合、AF枠202の位置は変更されたトリミング枠200の3分割構図交点に位置するように調整される。
【0049】
なお、ここでは、人差し指と親指の同時タッチでの操作を例に挙げたが、1本の指で操作することも可能である。例えば、ユーザがトリミング枠200の隅ではなく内部をタッチした場合は、トリミング枠200の移動と判断し、ユーザがトリミング枠200の隅をタッチした場合はトリミング枠200のサイズ変更と判断することで、サイズ、場所の変更を可能にできる。また、指で操作する場所についても、トリミング枠200の左下の隅へのタッチや右上の隅へのタッチに限定されるものではない。例えば、トリミング枠200の左上の隅へタッチした場合や右下の隅へタッチした場合でもサイズや場所を変更することができる。
【0050】
トリミング枠200を所望の位置とサイズに変更した後、図3Fに示すように、ユーザーは「確定」ボタンを押す。「確定」ボタンを押すことで、トリミング枠200の位置とサイズが確定する。次のステップからはAF枠の設定に移行する。
【0051】
図3Fでトリミング枠200の位置とサイズを確定すると、次のステップとして、AF枠202の操作に移る。この例では、ユーザの選択に基づき、トリミング枠200を三分割した交点にAF枠202が自動で配置されている。このAF枠202の配置に対して、ユーザは、AF枠202の追加や削除もしくは移動を行うことができる。
【0052】
ユーザーがAF枠202を移動する場合、先ず、図4Aに示すように、ユーザは「AF枠移動」ボタンをタッチする。その後、ユーザは、移動したいAF枠202の内部をタッチして、所望の場所へ移動させる。移動が完了し、ユーザが「確定」ボタンを押すと、AF枠202の位置が移動された場所に確定する。
【0053】
ユーザーは、AF枠202を追加する場合、図4Bに示すように、「AF枠追加」ボタンをタッチする。これにより、例えば図4Cに示すように、中央にAF枠202が追加される。追加したAF枠202は、上述した方法により移動することができる。
【0054】
ユーザーがAF枠202を削除する場合、先ず、図4Dに示すように、「AF枠削除」ボタンをタッチする。次に、図4Eに示すように、削除したいAF枠202の内部をタッチすることで、タッチされた右上のAF枠202が削除される。
【0055】
ユーザーがAF枠202の移動、追加、削除を行い、AF枠202の所望の配置を確定すると、図4Fのように、登録ボタンをタッチする。これにより、図4Gに示すように、設定されたトリミング枠200とAF枠202の配置について、登録名を選択する画面が表示される。なお、図4Gでは、3つの登録名を示しているが、3つに限定されるものではない。
【0056】
ユーザが所望の登録名をタッチし、続いて「決定」ボタンをタッチすることにより、所望の登録名でトリミング枠200とAF枠202の設定内容が登録される。図4Gでは、“トリミング3“という登録名を選択した例を示している。
【0057】
[1.3.第1の実施形態の処理手順]
次に、本実施形態の処理手順について説明する。図5A図5Dは、本実施形態の処理手順を示すフローチャートである。図5Aに示すように、ステップS10では、カスタマイズボタン126が押され、カスタマイズのモードへ遷移する。次のステップS11では、トリミング枠の選択項目が表示される。次のステップS12では、タッチパネル121の操作を検知し、「戻る」の操作が検知された場合はカスタマイズ処理を終了する。また、ステップS12において、トリミング枠の選択が検知された場合は、ステップS13へ進み、選択内容をメモリ142に1つだけ上書き記憶する。また、ステップS12において、「確定」ボタンの操作が検知された場合は、ステップS14へ進む。ステップS14では、トリミング枠200の選択内容を記憶する。例えば、トリミング枠が“6切”に選択された場合は、その旨を記憶する。
【0058】
次に、ステップS16では、AF枠の選択項目を表示する。次のステップS18では、タッチパネル121の操作を検知し、「戻る」の操作が検知された場合はステップS11へ戻る。また、ステップS18において、AF枠の選択が検知された場合は、ステップS20へ進み、選択されたAF枠が既に選択済のAF枠であるか否かを判定し、既に選択済のAF枠である場合はステップS22へ進み、選択されたAF枠を取り消す。また、ステップS20において、選択されたAF枠が既に選択済のAF枠でない場合はステップS24へ進み、選択されたAF枠を追加して記憶する。上述したようにAF枠は複数選択することが可能である。
【0059】
ステップS18で「確定」ボタンの操作が検知された場合は、ステップS26へ進む。ステップS26では、AF枠の選択内容を記憶する。例えば、3分割構図の交点と、中央の1点をAF枠の選択内容として記憶する。次のステップS28では、確定したトリミング枠とAF枠を表示する。ステップS28の後は、図5BのステップS30へ進む。
【0060】
ステップS30では、タッチパネル121の操作を検知し、「戻る」の操作が検知された場合は図5AのステップS16へ戻る。タッチパネル121の操作が検知されない場合は、ステップS30で待機する。ステップS30でサイズ調整の操作が検知された場合は、ステップS32へ進む。
【0061】
ステップS32では、タッチ操作に応じてトリミング枠のサイズを変更する。次のステップS34では、タッチパネル121の操作を検知し、「戻る」の操作が検知された場合は図5AのステップS16へ戻る。また、ステップS34において、サイズ調整の操作が検知された場合は、ステップS32に戻り、タッチ操作に応じてトリミング枠のサイズを変更する。また、ステップS34において、「確定」ボタンの操作が検知された場合は、ステップS36へ進む。ステップS36では、AF枠追加、AF枠削除、AF枠移動、登録ボタンを表示する。
【0062】
次のステップS38では、タッチパネル121の操作を検知し、タッチパネル121の操作に応じて、図5C図5D図5E図5Fの処理を行う。
【0063】
ステップS38において、「AF枠移動」ボタンの操作が検知された場合は、図5CのステップS40へ進む。ステップS40では、タッチパネル121の操作を検知し、「戻る」の操作が検知された場合は図5BのステップS38へ戻る。また、タッチパネル121の操作が検知されない場合は、ステップS40で待機する。また、ステップS40でAF枠を移動する操作がされた場合は、ステップS42へ進み、タッチパネル121の操作に応じてAF枠を選択する。
【0064】
ステップS42の後はステップS44へ進む。ステップS44では、タッチパネル121の操作を検知し、「戻る」の操作が検知された場合はステップS46へ進み、AF枠の選択を解除した後、ステップS40へ戻る。一方、ステップS44でAF枠の移動操作が検知された場合は、ステップS46へ進む。ステップS46では、タッチパネル121の操作に応じてAF枠を移動する。
【0065】
ステップS46の後はステップS48へ進む。ステップS48では、タッチパネル121の操作を検知し、「戻る」の操作が検知された場合はステップS50へ進み、AF枠を移動前の状態に戻し、ステップS44へ戻る。
【0066】
また、ステップS48でAF枠の移動操作が検知された場合は、ステップS46へ戻り、タッチパネル121の操作に応じてAF枠を移動する。また、ステップS48で「確定」の操作が検知された場合は、図5BのステップS38へ戻る。また、ステップS48でタッチパネル121の操作が検知されない場合は、ステップS48で待機する。
【0067】
また、図5BのステップS38において、「AF枠追加」ボタンの操作が検知された場合は、図5DのステップS50へ進む。ステップS50では、追加AF枠を表示する。ステップS50の後は図5BのステップS38へ戻る。
【0068】
また、図5BのステップS38において、「AF枠削除」ボタンの操作が検知された場合は、図5EのステップS52へ進む。ステップS52では、タッチパネル121の操作を検知し、「戻る」の操作が検知された場合は図5BのステップS38へ戻る。また、タッチパネル121の操作が検知されない場合は、ステップS52で待機する。また、ステップS52でAF枠を選択する操作がされた場合は、ステップS54へ進み、タッチパネル121の操作に応じて選択されたAF枠を削除する。ステップS54の後は図5BのステップS38へ戻る。
【0069】
また、図5BのステップS38において、「登録」ボタンの操作が検知された場合は、図5FのステップS56へ進む。ステップS56では決定ボタンを表示し、次のステップS58では登録名候補を表示する。次のステップS60では、タッチパネル121の操作を検知し、「戻る」の操作が検知された場合は図5BのステップS38へ戻る。また、タッチパネル121の操作が検知されない場合は、ステップS60で待機する。また、ステップS60において、選択された登録名が検知された場合は、ステップS62へ進み、選択内容が記憶される。選択された登録名は、1つだけ上書き記憶される。
【0070】
また、ステップS60において、「決定」ボタンの操作が検知された場合は、ステップS64へ進む。ステップS64では、タッチした登録名、すなわち、ステップS62で記憶された登録名でトリミング枠及びAF枠を記録する。ステップS64の後はステップS66へ進む。ステップS66では、トリミング枠及びAF枠のカスタマイズを終了する。
【0071】
[1.4.カスタマイズしたトリミング枠、AF枠で撮影する場合のAFについて]
次の、上述の方法によりトリミング枠、AF枠をカスタマイズした場合の撮影について説明する。ユーザがローカルAFを選択した場合は、設定したトリミング枠の中のAF枠から選択するようにする。また、ワイドエリアAFを選択した場合は、デジタルカメラ100に元々配置されているAF枠の中から、トリミング枠内のAF枠に加えて、ユーザが設定したAF枠を用いてワイドエリアオートフォーカス処理を行う。
【0072】
また、ユーザが設定したAF枠のみを用いてオートフォーカスをしても良い。この場合、ユーザにとって必要な場所のみでAFの計算が行われるため、高い確率でユーザの思い通りの位置でフォーカスを合わせることができる。
【0073】
[1.5.ユ−ザがカスタマイズしたトリミング枠、AF枠で撮影した画像データの再生について]
ユーザがカスタマイズしたトリミング枠、AF枠で撮影した場合、デジタルカメラ100は、撮像素子104が撮像した全画像データとともにトリミング枠のサイズ、位置情報を記録することができる。また、デジタルカメラ100は、撮像素子104が撮像した全画像データをトリミング枠によりトリミング処理してメディアに記録してもよい。これは、デジタルカメラ100の設定でいずれかを選択できるようにしておいても良い。デジタルカメラ100内で実際にトリミング処理をしてからメディアに記録する場合、より多くの枚数を記録することが可能である。
【0074】
撮影後、パーソナルコンピュータ(PC)で再生するときには、現像ソフトを起動する。カスタマイズしたトリミング枠、AF枠で撮影した画像の場合、トリミング情報を取得し、PC上での再生時、トリミング枠を表示させることもできる。また、そのトリミング枠にしたがって、トリミング処理を行うこともできる。
【0075】
以上説明したように本実施形態によれば、六切や四切でプリントしたい場合、縦横比が3:2表示や4:3表示のライブビューに、ユーザが所望のアスペクト比のトリミング枠を表示させることが可能となる。従って、ユーザがトリミング枠を想像しながら撮影を行う場合に比べて、ユーザは、はるかに精度高く、構図の追い込みを行うことができる。
【0076】
また、トリミング枠とAF枠の両方をカスタマイズできるため、トリミング枠を設定した上で、そのトリミング枠に対してユーザが所望のAF枠を設定することができる。これにより、ユーザは、トリミング枠に対するAF枠の位置をイメージし易くなり、トリミング後の画像に対するAF枠位置を的確に設定することができる。
【0077】
また、トリミング枠とAF枠の両方をカスタマイズできるため、所望のトリミング枠に適合したAF枠の配置を行うことができる。従って、トリミング後の画像に対して、構図、ピント位置共にユーザにとって最適の画像を得ることができる。
【0078】
また、トリミング枠を設定し、トリミング枠外の画像データを記録しないことにより、画像のデータ容量を低く抑えることができ、記録枚数を上げることができる。
【0079】
また、トリミング枠を横に対して縦が長いアスペクト比にすることにより、トリミング後は縦位置撮影の画像を得ることができる。また、その縦位置トリミング枠に対して、ユーザにとって最適な位置にAF枠を設定できる。これにより、縦位置グリップのような特殊な機材を使わなくても、縦位置でカメラを保持する独特な撮影スタイルを回避でき、水平を取りやすい横位置撮影スタイルで縦位置画像を得ることができる。
【0080】
<2.第2の実施形態>
[2.1.トリミング枠、AF枠をカスタマイズして設定する方法の具体例]
次に、本開示の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、タッチパネル操作と音声認識を組み合わせることで操作の柔軟性を高めたものである。第1の実施形態と同様に、デジタルカメラ100の背面の液晶モニタ120はタッチパネル121を有しており、ユーザの指操作により容易にトリミング枠200やAF枠202を配置できる。第2の実施形態では、内蔵マイク128による音声認識を併用することで、トリミング枠200とAF枠202の設定を行う。
【0081】
図6A図6Fは、トリミング枠200とAF枠202の設定モードに入った後の操作の具体例を示したものである。トリミング枠AF枠カスタマイズボタン126が押されると、例えば、図6Aに示すような表示が現れる。この状態から、ユーザは、図6Bに示すように人差し指と親指でタッチパネル121に触れる。そして、図6Cに示すように、ユーザが、デジタルカメラ100に向かって“6切”と発声すると、6切サイズの203:254のアスペクト比を有するトリミング枠200が表示される。トリミング枠200は、人差し指と親指でタッチしている位置がトリミング枠200の対角に位置するように表示する。ユーザは図6Dのようにタッチしている指を動かすことで、トリミング枠200の大きさ、位置を調整することができる。また、トリミング枠200のサイズ、位置を調整している最中でも、図6Eのように“4切”と発声すると、4切サイズの254:304のアスペクト比を有するトリミング枠200に変更することもできる。変更した場合においても、人差し指と親指でタッチしている位置が対角に近い形になる様に表示する。次に、図6Fに示すように、ユーザは、トリミング枠200の大きさ、位置を決めた後、“確定”と発声することで、トリミング枠200の大きさ、位置が確定する。
【0082】
第2の実施形態では、AF枠202も音声を用いて設定することができる。例えば図7Aに示すように、ユーザがデジタルカメラ100に向かって、“3分割構図交点”と発声すると、トリミング枠200を3分割した交点にAF枠202が表示される。AF枠202を追加したい場合、図7Bに示すように、ユーザが“追加”と発声することで、AF枠202の追加モードになり、更に、“中央一点”と話すと、AF枠202がトリミング枠200の中央1点に追加される。AF枠202を移動する場合は、図7Cに示すように、“移動”と発声することで、AF枠202を移動するモードとなり、移動させたいAF枠202をタッチして、所望の位置までもっていくことができる。図7Cでは、追加したAF枠202を選択して移動する例を示しているが、3分割構図交点上のAF枠202を移動させることももちろん可能である。更にAF枠202を追加する場合は、“追加”と発声すれば良い。
【0083】
AF枠202は単発で1つを追加することもできる。例えば図7Aに示す状態で、“追加”と発声することで、追加モードになり、更に、“AF枠”と発声すると、図7Dに示すようにAF枠202が1つ追加される。
【0084】
AF枠202の削除については、ユーザが“削除”と発声することでAF枠202の削除モードになり、図7Eに示すように、所望のAF枠202をタッチすると、そのAF枠202が削除される。
【0085】
所望のトリミング枠200、AF枠202の設定が終わると、ユーザはその内容を登録する。この時、ユーザは“登録”と発声する。これにより、図7Fに示すように、登録名の候補が表示される。そして、図7Gに示すように、登録名の候補の1つ“トリミング1”を発生すると、登録名候補として「トリミング1」が選択される。そして、図7Hに示すように、“確定”と発声することで登録名「トリミング1」が登録される。
【0086】
[2.2.第2の実施形態の処理手順]
次に、本実施形態の処理手順について説明する。図8A図8Dは、本実施形態の処理手順を示すフローチャートである。図8Aに示すように、ステップS70では、カスタマイズボタン126が押され、カスタマイズのモードへ遷移する。次のステップS72では、トリミング枠の選択項目が表示される。次のステップS74では、音声を認識し、「戻る」の音声が認識された場合はカスタマイズ処理を終了する。また、ステップS74において、「トリミング枠」の音声が認識検知された場合は、トリミング枠の選択内容をメモリ142に1つだけ上書き記憶する。また、ステップS74において、「確定」の音声が認識された場合は、ステップS76へ進む。ステップS76では、AF枠の選択項目を表示する。
【0087】
ステップS76の後はステップS78へ進む。ステップS78では、音声を認識し、「戻る」の音声が認識された場合はステップS72へ戻る。また、ステップS78において、AF枠の選択の音声が認識検知された場合は、ステップS80へ進み、AF枠を表示する。ステップS80の後はステップS78へ戻る。
【0088】
また、ステップS78において、「移動」の音声が認識された場合、「削除」の音声が認識された場合、「追加」の音声が認識された場合は、それぞれ図8B図8D図8Cの処理を行う。
【0089】
ステップS78において、「移動」の音声が認識された場合は、図8BのステップS100及びステップS102へ進む。以降の処理では、ステップS100の音声認識とステップS102以降のタッチパネルの検知処理を並行して行う。
【0090】
ステップS102では、タッチパネル121の操作を検知し、タッチパネル121が操作された場合はステップS104へ進む。ステップS104では、タッチパネル121の操作に応じてAF枠を選択する。一方、ステップS102でタッチパネル121が操作されない場合は、ステップS102で待機する。
【0091】
ステップS104の後はステップS106へ進む。ステップS106では、タッチパネル121の操作に応じてAF枠を移動する。
【0092】
また、ステップS102〜ステップS106の処理において、ステップS100で「戻る」または「確定」の音声が認識された場合は、図8AのステップS76へ戻る。
【0093】
ステップS78において、「削除」の音声が認識された場合は、図8DのステップS110及びステップS112へ進む。以降の処理では、ステップS110の音声認識とステップS112以降のタッチパネル検知処理を並行して行う。
【0094】
ステップS112では、タッチパネル121の操作を検知し、タッチパネル121が操作された場合はステップS114へ進む。ステップS114では、タッチパネル121の操作に応じて選択されたAF枠を削除する。ステップS114の後は図8AのステップS76へ戻る。
【0095】
また、ステップS112〜ステップS114の処理において、ステップS100で「戻る」の音声が認識された場合は、図8AのステップS76へ戻る。
【0096】
ステップS78において、「追加」の音声が認識された場合は、図8CのステップS120へ進む。ステップS120では、音声認識を行い、「追加AF枠選択」の音声が認識された場合は、図8AのステップS80へ進む。また、ステップS120において、「戻る」の音声が認識された場合は、図8AのステップS76へ戻る。
【0097】
また、ステップS120において、「AF枠」の音声を認識した場合は、ステップS122へ進む。ステップS122では、追加のAF枠を表示する。ステップS122の後は図8AのステップS76へ戻る。
【0098】
図8AのステップS78において、「登録」の音声が認識された場合は、ステップS80へ進む。ステップS80では、登録名の候補を表示する。次のステップS81では、音声認識を行い、「戻る」の音声が認識された場合は、図8AのステップS76へ戻る。また、「登録名」の音声が認識された場合は、ステップS82へ進み、選択登録名候補をハイライト表示する。ステップS82の後はステップS80へ戻る。また、ステップS80で音声認識がされなかった場合は、ステップS80で待機する。
【0099】
また、ステップS80で「確定」の音声が認識された場合は、ステップS84へ進み、認識した登録名でトリミング枠及びAF枠情報を記録する。次のステップS86では、トリミング枠及びAF枠のカスタマイズを終了する。
【0100】
ステップS74以降の処理は、図8Eに示すステップS130以降の処理と並列して行われる。ステップS130では、トリミング枠を表示する。トリミング枠のアスペクト比は、記憶されたトリミング枠の選択内容に基づいて定められる。ステップS130の後はステップS132へ進む。ステップS132では、タッチパネル121の操作に応じて、トリミング枠のサイズを変更する。ステップS132においても、トリミング枠のアスペクト比は、記憶されたトリミング枠の選択内容に基づいて定められる。
【0101】
ステップS130,S132においては、ステップS74の音声認識で「戻る」又は「確定」の音声が認識された場合は、カスタマイズ処理を終了する。
【0102】
以上説明したように本実施形態によれば、音声認識とタッチパネル操作を併用することで、トリミング枠とAF枠の設定をより容易に行うことが可能となる。従って、ユーザは、トリミング枠とAF枠を簡単な操作で設定することが可能となる。
【0103】
<3.第3の実施形態>
次に、本開示の第3の実施形態について説明する。上述した第1及び第2の実施形態では、デジタルカメラ100での操作を説明した。第3の実施形態では、パーソナルコンピュータ(PC)上で操作を行い、トリミング枠、AF枠をカスタマイズ設定する例について説明する。
【0104】
ここでは、トリミング枠、AF枠を設定するソフトウェアを用い、上述したデジタルカメラ100上で行う操作を、PC上でマウスを使って行うことができる。そして、設定した内容を、登録名を決めて記憶する。PCでは、キーボードを使うことができるため、登録名の設定の自由度を高めることもできる。記憶した内容は、例えば、CFカードなどのメディアに書き込み、このメディアをデジタルカメラ100の本体に装着して、トリミング枠及びAF枠のデータをデジタルカメラに取り込むようにしても良い。
【0105】
図9A及び図9Bは、第3の実施形態の構成例を示す模式図である。図9Aに示すパーソナルコンピュータ300は、図2のCPU150及び関連する構成要素を備えている。図9Aに示すように、パーソナルコンピュータ300をユーザが操作することにより、パーソナルコンピュータ300に挿入された記録メディア108にトリミング枠及びAF枠の情報が記憶される。トリミング枠及びAF枠は、“aaa”という登録名で記録メディア108に記録される。
【0106】
図9Bに示すように、トリミング枠、AF枠、及び登録名が記録された記録メディア108は、デジタルカメラ100の記録メディア108の挿入口110に挿入される。デジタルカメラ100は、記録メディア110に記録された情報を読み出すことで、トリミング枠、AF枠、及び登録名を取得し、カスタマイズ内容としてメモリに保存する。
【0107】
以上説明したように本実施形態によれば、パーソナルコンピュータ300上での操作により、トリミング枠及びAF枠を設定することができる。これにより、ユーザは、パーソナルコンピュータ300上で設定したトリミング枠及びAF枠が記録された記録メディアをデジタルカメラ100に挿入することで、デジタルカメラ100のトリミング枠及びAF枠を設定することができる。
【0108】
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
【0109】
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)ユーザによる指示入力を取得する指示入力取得部と、
前記指示入力に基づいて、画像をトリミングするトリミング枠を設定するトリミング枠設定部と、
前記トリミング枠に対して、前記画像の検出を行う範囲を示す検出枠を設定する検出枠設定部と、
を備える、画像処理装置。
(2)前記指示入力取得部は、ユーザによる操作が入力される操作入力部である、前記(1)に記載の画像処理装置。
(3)前記指示入力取得部は、タッチパネルから構成される、前記(2)に記載の画像処理装置。
(4)前記トリミング枠設定部は、前記タッチパネルへのマルチタッチ操作に基づいて、前記トリミング枠を設定する、前記(3)に記載の画像処理装置。
(5)前記指示入力取得部は、ユーザによる音声が入力される音声入力部である、前記(1)に記載の画像処理装置。
(6)前記検出枠設定部は、前記トリミング枠に対して前記検出枠を自動で設定する、前記(1)に記載の画像処理装置。
(7)前記検出枠設定部は、前記指示入力に基づいて、前記トリミング枠に対して前記検出枠を制御する、前記(1)に記載の画像処理装置。
(8)前記トリミング枠及び前記検出枠を表示する表示部を備える、前記(1)に記載の画像処理装置。
(9)前記撮像画像を撮像する撮像素子を備える、前記(1)に記載の画像処理装置。
(10)前記トリミング枠設定部は、前記トリミング枠のサイズ又は位置を制御する、前記(1)に記載の画像処理装置。
(11)前記検出枠検出部は、前記検出枠のサイズ又は位置、若しくは前記検出枠の追加又は削除を設定する、前記(1)に記載の画像処理装置。
(12)前記トリミング枠設定部は、前記トリミング枠のアスペクト比を予め定められたアスペクト比に設定する、前記(1)に記載の画像処理装置。
(13)確定した前記トリミング枠及び前記検出枠を記憶部に記憶させる記憶処理部を備える、前記(1)に記載の画像処理装置。
(14)前記記憶処理部は、確定した前記トリミング枠及び前記検出枠を登録名とともに記録させる、前記(1)に記載の画像処理装置。
(15)ユーザによる指示入力を取得することと、
前記指示入力に基づいて、画像をトリミングするトリミング枠を設定することと、
前記トリミング枠に対して、前記画像の検出を行う範囲を示す検出枠を設定することと、
を備える、画像処理方法。
(16)ユーザによる指示入力を取得することと、
前記指示入力に基づいて、画像をトリミングするトリミング枠を設定することと、
前記トリミング枠に対して、前記画像の検出を行う範囲を示す検出枠を設定することと、
をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【符号の説明】
【0110】
100 デジタルカメラ
104 撮像素子
108 記録メディア
120 液晶モニタ
128 内蔵マイク
144 カスタマイズメモリ
150 CPU
150a トリミング枠制御部
150b AF枠制御部
150c 記録処理部
図1A
図1B
図2
図3A
図3B
図3C
図3D
図3E
図3F
図4A
図4B
図4C
図4D
図4E
図4F
図4G
図5A
図5B
図5C
図5D
図5E
図5F
図6A
図6B
図6C
図6D
図6E
図6F
図7A
図7B
図7C
図7D
図7E
図7F
図7G
図7H
図8A
図8B
図8C
図8D
図8E
図9A
図9B
【国際調査報告】