特表-16136054IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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再表2016-136054撮像制御装置、撮像制御方法および撮像制御システム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
【公報種別】再公表特許(A1)
(11)【国際公開番号】WO/0
(43)【国際公開日】2016年9月1日
【発行日】2017年12月21日
(54)【発明の名称】撮像制御装置、撮像制御方法および撮像制御システム
(51)【国際特許分類】
   H04N 5/232 20060101AFI20171124BHJP
   G03B 15/00 20060101ALI20171124BHJP
   G03B 17/24 20060101ALI20171124BHJP
【FI】
   H04N5/232 030
   G03B15/00 R
   G03B15/00 Q
   G03B17/24
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】37
【出願番号】特願2017-501847(P2017-501847)
(21)【国際出願番号】PCT/0/0
(22)【国際出願日】2015年11月20日
(31)【優先権主張番号】特願2015-38211(P2015-38211)
(32)【優先日】2015年2月27日
(33)【優先権主張国】JP
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
(71)【出願人】
【識別番号】000002185
【氏名又は名称】ソニー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100095957
【弁理士】
【氏名又は名称】亀谷 美明
(74)【代理人】
【識別番号】100096389
【弁理士】
【氏名又は名称】金本 哲男
(74)【代理人】
【識別番号】100101557
【弁理士】
【氏名又は名称】萩原 康司
(74)【代理人】
【識別番号】100128587
【弁理士】
【氏名又は名称】松本 一騎
(72)【発明者】
【氏名】藤本 祐介
(72)【発明者】
【氏名】渡邉 昌弘
(72)【発明者】
【氏名】清水 政宏
(72)【発明者】
【氏名】中山 哲法
【テーマコード(参考)】
2H103
5C122
【Fターム(参考)】
2H103AA11
2H103AA38
2H103AA43
5C122DA03
5C122DA04
5C122EA55
5C122EA63
5C122FA07
5C122FA08
5C122GC05
5C122GC17
5C122GC76
5C122HB01
5C122HB05
5C122HB09
(57)【要約】
【課題】コストの増加を抑制しながら、適したタイミングで撮像を行うことが可能な撮像制御装置、撮像制御方法および撮像制御システムを提供する。
【解決手段】受信される電波の強度を示す電波強度情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得される前記電波強度情報の変化に基づいて撮像制御を行う制御部と、を備える撮像制御装置。電波を送信する通信部、を有する通信装置と、前記通信装置の前記通信部から受信される電波の強度を示す電波強度情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得される前記電波強度情報の変化に基づいて撮像制御を行う制御部と、を有する撮像制御装置と、を備える撮像制御システム。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
受信される電波の強度を示す電波強度情報を取得する取得部と、
前記取得部によって取得される前記電波強度情報の変化に基づいて撮像制御を行う制御部と、
を備える撮像制御装置。
【請求項2】
前記制御部は、電波の強度の閾値についての前記電波強度情報の変化に基づいて撮像制御を行う、請求項1に記載の撮像制御装置。
【請求項3】
前記閾値は、複数設けられ、
前記制御部は、前記電波強度情報の示す電波の強度が前記閾値の各々に達した際に、前記閾値の各々に対応する撮像制御を行う、請求項2に記載の撮像制御装置。
【請求項4】
前記制御部は、複数の前記閾値の各々から選択される閾値を設定し、前記電波強度情報の示す電波の強度が設定された閾値に達した際に、設定される閾値を他の閾値に変更する、請求項3に記載の撮像制御装置。
【請求項5】
前記撮像制御は、連続する撮像動作における撮像の開始および終了を含む、請求項2に記載の撮像制御装置。
【請求項6】
前記撮像制御は、撮像に係る設定を含む、請求項2に記載の撮像制御装置。
【請求項7】
前記撮像制御は、連続する撮像動作における、前記撮像動作によって得られる画像への情報付与を含む、請求項2に記載の撮像制御装置。
【請求項8】
前記制御部は、複数の前記電波強度情報の示す電波の強度の測定態様に基づいて前記閾値の到達の有無を判定する、請求項3に記載の撮像制御装置。
【請求項9】
前記測定態様は、所定の長さの期間であって、前記電波強度情報の示す電波の強度が前記閾値を跨いだ状態が継続される期間が、所定の回数出現することを含む、請求項8に記載の撮像制御装置。
【請求項10】
前記測定態様は、所定の長さの期間における、前記電波強度情報の示す電波の強度が前記閾値を跨いだ回数が所定の回数であることを含む、請求項8に記載の撮像制御装置。
【請求項11】
前記測定態様は、所定の長さの期間における、前記電波強度情報の示す電波の強度の代表値が前記閾値を跨ぐ値であることを含む、請求項8に記載の撮像制御装置。
【請求項12】
前記制御部は、複数の通信装置から電波が受信される場合、前記複数の通信装置のうちの特定の通信装置から受信される電波の強度の、前記閾値についての変化に基づいて前記撮像制御を行う、請求項2に記載の撮像制御装置。
【請求項13】
前記特定の通信装置は、他の通信装置から受信される電波よりも先に前記閾値に達した電波を送信した通信装置を含む、請求項12に記載の撮像制御装置。
【請求項14】
前記特定の通信装置は、前記閾値に達する電波を送信した全ての通信装置を含む、請求項12に記載の撮像制御装置。
【請求項15】
前記閾値は、ユーザ操作に基づいて設定される、請求項2に記載の撮像制御装置。
【請求項16】
前記ユーザ操作は、撮影内容の選択を含み、
前記制御部は、選択される前記撮影内容に対応する前記閾値を設定する、請求項15に記載の撮像制御装置。
【請求項17】
前記取得部は、通信装置から電波を受信する中継装置から前記電波強度情報を取得する、請求項2に記載の撮像制御装置。
【請求項18】
前記制御部は、前記撮像制御の状態のユーザへの通知を制御する、請求項2に記載の撮像制御装置。
【請求項19】
取得部によって、受信される電波の強度を示す電波強度情報を取得することと、
前記取得部によって取得される前記電波強度情報の変化に基づいて撮像制御を行うことと、
を含む撮像制御方法。
【請求項20】
電波を送信する通信部、を有する通信装置と、
前記通信装置の前記通信部から受信される電波の強度を示す電波強度情報を取得する取得部と、
前記取得部によって取得される前記電波強度情報の変化に基づいて撮像制御を行う制御部と、を有する撮像制御装置と、
を備える撮像制御システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、撮像制御装置、撮像制御方法および撮像制御システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、通信技術が適用された撮像装置および当該撮像装置を用いた撮像システムに係る技術が開発されるようになっている。このような技術の中には、通信を介して得られる情報に基づいて撮像を行う技術がある。
【0003】
例えば、特許文献1では、ユーザの所持する無線タグから受信される信号に基づいてユーザを検知する広域センサ、無線タグと通信を行う通信デバイスおよび撮像を行う撮像デバイスを備える撮影システムに係る発明が開示されている。当該撮影システムは、広域センサによってユーザが検知されると撮像デバイスに撮像準備を行わせ、その後に通信デバイスによって無線タグから信号を受信すると撮像デバイスに撮像を行わせる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−289433号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1で開示される発明では、撮像タイミングを計るために広域センサおよび通信デバイスといった複数の装置が用いられるため、設備が大がかりになり、コストも嵩むことになる。
【0006】
そこで、本開示では、コストの増加を抑制しながら、適したタイミングで撮像を行うことが可能な、新規かつ改良された撮像制御装置、撮像制御方法および撮像制御システムを提案する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示によれば、受信される電波の強度を示す電波強度情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得される前記電波強度情報の変化に基づいて撮像制御を行う制御部と、を備える撮像制御装置が提供される。
【0008】
また、本開示によれば、取得部によって、受信される電波の強度を示す電波強度情報を取得することと、前記取得部によって取得される前記電波強度情報の変化に基づいて撮像制御を行うことと、を含む撮像制御方法が提供される。
【0009】
また、本開示によれば、電波を送信する通信部、を有する通信装置と、前記通信装置の前記通信部から受信される電波の強度を示す電波強度情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得される前記電波強度情報の変化に基づいて撮像制御を行う制御部と、を有する撮像制御装置と、を備える撮像制御システムが提供される。
【発明の効果】
【0010】
以上説明したように本開示によれば、コストの増加を抑制しながら、適したタイミングで撮像を行うことが可能な撮像制御装置、撮像制御方法および撮像制御システムが提供される。なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本開示の一実施形態に係る撮像制御装置の概要を説明するための図である。
図2】本開示の第1の実施形態に係る撮像制御装置および通信装置の概略的な機能構成を示すブロック図である。
図3】受信信号強度の時系列における典型的な変化の例を示すグラフである。
図4】同実施形態に係る撮像制御装置の撮像制御処理を説明するための図である。
図5】同実施形態に係る撮像制御装置の処理を概念的に示すフローチャートである。
図6】同実施形態の第1の変形例に係る撮像制御装置の撮像設定処理を説明するための図である。
図7】同実施形態の第3の変形例に係る撮像制御装置における受信信号強度の測定態様に対する閾値到達判定のパターンを説明するための図である。
図8】同実施形態の第3の変形例に係る撮像制御装置における受信信号強度の測定態様に対する閾値到達判定のパターンを説明するための図である。
図9】同実施形態の第3の変形例に係る撮像制御装置における受信信号強度の測定態様に対する閾値到達判定のパターンを説明するための図である。
図10A】同実施形態の第4の変形例に係る撮像制御装置のユーザ操作に基づく受信信号強度の閾値の設定処理を説明するための図である。
図10B】同実施形態の第4の変形例に係る撮像制御装置のユーザ操作に基づく受信信号強度の閾値の設定処理を説明するための図である。
図11】本開示の第2の実施形態に係る撮像制御装置および通信装置の概略的な機能構成を示すブロック図である。
図12】同実施形態に係る撮像制御装置における複数の通信装置に対する撮像制御処理を説明するための図である。
図13】同実施形態に係る撮像制御装置の処理を概念的に示すフローチャートである。
図14】同実施形態の変形例に係る撮像制御装置における複数の通信装置に対する撮像制御処理を説明するための図である。
図15】同実施形態の変形例の適用例を説明するための図である。
図16】本開示の第3の実施形態に係る撮像制御装置、リピータおよび通信装置の概略的な物理構成を示す図である。
図17】同実施形態に係る撮像制御装置、リピータおよび通信装置の概略的な機能構成を示すブロック図である。
図18】同実施形態に係る撮像制御装置、リピータおよび通信装置の処理を概念的に示すシーケンス図である。
図19】同実施形態の変形例に係る撮像制御装置、リピータおよび通信装置の処理を概念的に示すシーケンス図である。
図20】本開示の第4の実施形態に係る撮像制御装置および通信装置の概略的な機能構成を示すブロック図である。
図21】同実施形態に係る撮像制御装置のユーザ通知処理を説明するための図である。
図22】同実施形態の変形例に係る通信装置のユーザ通知処理を説明するための図である。
図23】本開示の一実施形態に係る撮像制御装置のハードウェア構成を示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0013】
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.本開示の一実施形態に係る撮像制御装置の概要
2.第1の実施形態(撮像制御装置および通信装置が1対1である例)
3.第2の実施形態(撮像制御装置および通信装置が1対多である例)
4.第3の実施形態(撮像制御装置と通信装置との間にリピータが設けられる例)
5.第4の実施形態(ユーザ通知機能が設けられる例)
6.本開示の一実施形態に係る撮像制御装置のハードウェア構成
7.むすび
【0014】
<1.本開示の一実施形態に係る撮像制御装置の概要>
まず、図1を参照して、本開示の一実施形態に係る撮像制御装置の概要について説明する。図1は、本開示の一実施形態に係る撮像制御装置の概要を説明するための図である。
【0015】
撮像制御装置100は、撮像機能および通信機能を有する。撮像機能は、撮像制御装置100の周辺の被写体を撮像する。また、通信機能は、撮像制御装置100外部の通信装置からの電波を受信する。このため、撮像制御装置100は、外部の通信装置からの電波受信に基づいて撮像を行うことが可能である。
【0016】
例えば、撮像制御装置100は、図1に示したように、自転車等が走行するハーフパイプ等の脇に取り付けられ、自転車等に乗るユーザが有する無線通信端末(図示せず。)と通信を行う。そして、撮像制御装置100は、無線通信端末から通信を介して得られる情報、例えばユーザの撮像開始指示等に基づいて撮像の開始等の撮像制御を行う。
【0017】
ここで、通信により得られる情報に基づく従来の撮像制御では概して、撮像タイミングを計るために複数の装置が用いられる。例えば、撮像装置の撮像範囲に近づく被写体を検知する装置と、当該撮像範囲に被写体が入ったことを検知する装置とが設けられ、前者の装置によって被写体が検知されると撮像装置は撮像準備を開始し、後者の装置によって被写体が検知されると撮像装置は撮像を行う。このため、撮像制御に係る設備が大がかりになり、設備にかかるコストも嵩むことになる。また、同じ理由から、従来の撮像制御においては概して、被写体の検知に係る装置の数が少なく済む静止画撮影が制御対象であり、動画撮影等の連続性を有する撮像動作は制御対象となりにくかった。
【0018】
そこで、本開示の一実施形態に係る撮像制御装置100は、受信される電波の強度を示す電波強度情報を取得し、取得される電波強度情報の変化に基づいて撮像制御を行う。例えば、撮像制御装置100は、図1に示したようなユーザが有する無線通信端末から受信される電波の強度が第1の閾値に達した際に撮像準備を行い、当該電波の強度が第1の閾値よりも高い第2の閾値に達した際に、撮像を行う。
【0019】
このため、1つの撮像制御装置100において、通信相手との距離に対応する受信電波の強度に基づいて撮像制御が行われることにより、コストの増加を抑制しながら、適したタイミングで撮像を行うことが可能となる。なお、上記では、ハーフパイプの脇に撮像制御装置100が設置される例を説明したが、撮像制御装置100の設置は他の形態であってもよい。例えば、撮像制御装置100は、スノーボード、サーフボードまたは自動二輪車に設置されてもよい。また、説明の便宜上、第1〜第4の実施形態による撮像制御装置100等を、撮像制御装置100−1〜撮像制御装置100−4のように、末尾に実施形態に対応する番号を付することにより区別する。
【0020】
<2.第1の実施形態(撮像制御装置および通信装置が1対1である例)>
以上、本開示の一実施形態に係る撮像制御装置100の概要について説明した。続いて、本開示の第1の実施形態に係る撮像制御装置100−1について説明する。
【0021】
<2−1.装置の構成>
まず、図2を参照して、本開示の第1の実施形態に係る撮像制御装置100−1および通信装置200−1の機能構成について説明する。図2は、本開示の第1の実施形態に係る撮像制御装置100−1および通信装置200−1の概略的な機能構成を示すブロック図である。
【0022】
(撮像制御装置の構成)
撮像制御装置100−1は、図2に示したように、通信部102、制御部104、記憶部106および撮像部108を備える。
【0023】
通信部102は、通信装置200−1と通信を行う。具体的には、通信部102は、通信装置200−1から撮像制御装置100−1への動作指示等を受信し、通信装置200−1に撮像により得られる画像を送信する。例えば、通信部102は、Bluetooth(登録商標)またはWi−Fi(登録商標)等の通信方式を用いて無線通信を行う。
【0024】
また、通信部102は、取得部として、受信される電波の強度を取得する。具体的には、通信部102は、通信装置200−1から電波が受信されると、当該電波の強度(以下、受信信号強度とも称する。)を示す情報(以下、電波強度情報とも称する。)を生成する。なお、通信部102は、受信される電波のうちの一部の電波についてのみ電波強度情報を生成してもよい。また、通信部102は、電波が受信されない場合は、電波の強度が零を示す電波強度情報を生成してもよい。
【0025】
制御部104は、撮像制御装置100−1の動作を全体的に制御する。具体的には、制御部104は、通信部102および撮像部108の動作を制御する。より具体的には、制御部104は、通信部102によって生成される電波強度情報の変化に基づいて撮像制御を行う。例えば、制御部104は、受信信号強度の閾値についての電波強度情報の変化に基づいて撮像制御を行う。さらに、図3および図4を参照して、制御部104の撮像制御処理について詳細に説明する。図3は、受信信号強度の時系列における典型的な変化の例を示すグラフであり、図4は、本実施形態に係る撮像制御装置100−1の撮像制御処理を説明するための図である。
【0026】
まず、制御部104は、通信部102によって生成される電波強度情報の示す値が閾値に達した際に、当該閾値に対応する撮像制御を行う。例えば、制御部104は、受信信号強度が−50dB未満から−50dB以上に変化した際に、撮像部108に静止画の撮像を行わせ得る。なお、制御部104は、閾値超過への変化と閾値未満への変化とで異なる撮像制御を行ってもよい。
【0027】
さらに、受信信号強度の閾値は複数設けられ、制御部104は、電波強度情報の示す受信信号強度が複数の当該複数の閾値の各々に達した際に、閾値の各々に対応する撮像制御をそれぞれ行う。例えば、制御部104は、受信信号強度が第1の閾値に到達した際に撮像部108の電源を入れ、受信信号強度が第1の閾値よりも高い第2の閾値に到達した際に撮像部108に静止画の撮像を行わせ得る。
【0028】
ここで、受信電波の強度は概して、通信距離が同じであっても一定の値にならず、ある程度の幅の範囲で変化する。例えば、Bluetooth等の無線通信における受信信号強度RSSI(Received Signal Strength Indication)は、時間毎に図3に示したような幅Rの範囲内で変化し得る。そのため、例えば−50dB等のような特定の値が固定的に閾値として設定される場合、当該閾値を挟んで受信信号強度の値が変化することにより、閾値未満および閾値以上において行われる撮像制御がチャタリングのように交互に細かく繰り返される。その結果、ユーザの意図しない撮像が行われることになる。
【0029】
そこで、本実施形態に係る撮像制御装置100−1では、制御部104は、複数の閾値の各々から選択される閾値を設定し、受信信号強度が設定された閾値に達した際に、設定される閾値を他の閾値に変更する。
【0030】
具体的には、制御部104はまず、初期の撮像制御の状態に対応する第1の閾値を設定する。例えば、制御部104は、撮像部108の電源オン状態および動画の記録状態に対応する第1の閾値を設定する。受信信号強度が当該第1の閾値の強度以上となる撮像制御装置100−1周辺の領域(以下、閾値に対応する領域とも称する。)は、図4の左図に示したような領域A1であり得る。
【0031】
次に、制御部104は、通信装置200−1から受信される電波の強度が第1の閾値に達すると、第1の閾値に対応する撮像制御を行うと共に受信信号強度の閾値を第2の閾値に変更する。例えば、図4の左図に示したように通信装置200−1が領域A1内に入ってくると、当該通信装置200−1から受信される電波の強度は第1の閾値に達する。そして、受信信号強度が第1の閾値に達すると、制御部104は、例えば撮像部108の電源オンおよび動画の記録開始指示を行う。また、制御部104は、受信信号強度の閾値を第1の閾値よりも低い、動画の非記録状態および電源オフ状態に対応する第2の閾値に変更する。第2の閾値に対応する領域は、図4の右図に示したような、領域A1よりも広い領域A2であり得る。
【0032】
その後、制御部104は、通信装置200−1から受信される電波の強度が第2の閾値に達すると、第2の閾値に対応する撮像制御を行うと共に受信信号強度の閾値を第1の閾値に戻す。例えば、図4の右図に示したように通信装置200−1が領域A2内を移動している間は、たとえ領域A1外に通信装置200−1が移動したとしても、撮像制御の状態は変更されず、閾値も第2の閾値から変更されない。しかし、通信装置200−1が領域A2外に移動した、すなわち受信信号強度が第2の閾値を下回った際には、制御部104は、動画の記録停止指示および撮像部108の電源オフを行う。また、制御部104は、受信信号強度の閾値を第1の閾値に変更する。
【0033】
なお、上記では、第2の閾値が第1の閾値よりも低い値である例を説明したが、第2の閾値は第1の閾値よりも高く設定されてもよい。例えば、領域A2が領域A1よりも狭くなるように第2の閾値が設定され、通信装置200−1が領域A1よりも撮像制御装置100−1にさらに近づいた際に、別の撮像制御が行われてもよい。
【0034】
また、上記では、2つの閾値および撮像制御が設けられる例を説明したが、閾値および撮像制御は、さらに細かく設定されてもよい。例えば、第1〜第4の閾値が設けられ、受信信号強度が第1の閾値に達すると、撮像部108の電源オンが行われ、受信信号強度が第2の閾値に達すると、動画等の撮像が開始される。そして、受信信号強度が第3の閾値に達すると、動画等の撮像が終了され、受信信号強度が第4の閾値に達すると、撮像部108の電源オフが行われる。
【0035】
記憶部106は、制御部104の動作に係る情報を記憶する。具体的には、記憶部106は、受信信号強度の閾値、通信部102の通信によって得られる情報および撮像部108の撮像により得られる画像等を記憶する。例えば、受信信号強度の閾値は、撮像制御の状態と対応付けられた状態で記憶部106に記憶される。
【0036】
撮像部108は、撮像制御装置100−1の周辺の撮像を行う。具体的には、撮像部108は、制御部104からの指示および撮影モードに基づいて動画撮影、静止画撮影および静止画の連続撮影(以下、静止画連写とも称する。)等を行う。例えば、撮像部108は、光を集光する撮影レンズおよびズームレンズなどの撮像光学系、およびCCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の信号変換素子を備え得る。
【0037】
(通信装置の構成)
また、通信装置200−1は、図2に示したように、通信部202、制御部204および表示部206を備える。
【0038】
通信部202は、撮像制御装置100−1と通信を行う。具体的には、通信部202は、制御部204から提供される情報を撮像制御装置100−1に送信し、撮像制御装置100−1から情報を受信する。例えば、通信部202は、撮像制御装置100−1への動作要求を撮像制御装置100−1に送信し、撮像により得られた画像を撮像制御装置100−1から受信する。
【0039】
制御部204は、通信装置200−1の動作を全体的に制御する。具体的には、制御部204は、通信部202および表示部206の動作を制御する。例えば、制御部204は、通信部202に電波送信の期間および送信内容等を指示し、表示部206に通信部202によって受信される画像の表示を行わせる。また、制御部204は、表示部206に表示させる画像の生成および編集等も行う。
【0040】
表示部206は、画像の表示を行う。具体的には、表示部206は、制御部204から提供される画像を表示する。例えば、表示部206は、液晶パネルまたは有機EL(Electro Luminescence)等の表示装置であり得る。
【0041】
<2−2.装置の処理>
次に、図5を参照して、本実施形態に係る撮像制御装置100−1の処理について説明する。図5は、本実施形態に係る撮像制御装置100−1の処理を概念的に示すフローチャートである。
【0042】
まず、撮像制御装置100−1は、電波強度情報を取得する(ステップS402)。具体的には、通信部102は、通信装置200−1から電波が受信されると、当該電波の受信強度を示す電波強度情報を生成する。
【0043】
次に、撮像制御装置100−1は、電波強度情報が変化したかを判定する(ステップS404)。具体的には、制御部104は、通信部102によって電波強度情報が生成されると、当該電波強度情報の示す値が、設定されている受信信号強度の閾値に達しているかを判定する。
【0044】
電波強度情報が変化したと判定される場合、撮像制御装置100−1は、撮像制御を実行する(ステップS406)。具体的には、制御部104は、電波強度情報の示す値が、設定されている受信信号強度の閾値に達していると判定される場合、当該閾値に対応する撮像制御を行った後、設定される閾値を別の閾値に変更する。
【0045】
このように、本開示の第1の実施形態によれば、撮像制御装置100−1は、受信される電波の強度を示す電波強度情報を取得し、取得される前記電波強度情報の変化に基づいて撮像制御を行う。このため、1つの撮像制御装置100において、通信相手との距離に対応する受信電波の強度に基づいて撮像制御が行われることにより、コストの増加を抑制しながら、適したタイミングで撮像を行うことが可能となる。
【0046】
また、撮像制御装置100−1は、電波の強度の閾値についての電波強度情報の変化に基づいて撮像制御を行う。このため、閾値に応じて撮像制御が行われることにより、閾値の調整によって撮像タイミングの正確性をさらに向上させることが可能となる。
【0047】
また、上記の閾値は、複数設けられ、撮像制御装置100−1は、電波強度情報の示す電波の強度が閾値の各々に達した際に、閾値の各々に対応する撮像制御を行う。このため、撮像制御が段階的に行われることにより、複雑な撮像制御を行うことができ、多様なユーザニーズに対応することが可能となる。
【0048】
また、撮像制御装置100−1は、複数の閾値の各々から選択される閾値を設定し、受信信号強度が設定された閾値に達した際に、設定される閾値を他の閾値に変更する。このため、撮像制御の状態に応じて閾値が変化することにより、撮像制御の状態がチャタリングのように切り替えられることが防止され、ユーザの意図に沿わない撮影が行われることを抑制することが可能となる。
【0049】
また、撮像制御は、連続する撮像動作における撮像の開始および終了を含む。そして、撮像制御装置100−1は、電波強度情報の示す電波の強度が第1の閾値に達した際に撮像の開始指示を行った後、電波強度情報の示す電波の強度が第2の閾値に達した際に撮像の終了指示を行う。このため、複数の装置を設けることなく、動画等の撮像制御が行われることにより、設備の増大が抑制され、ユーザは気軽に動画等の撮像を行うことができ、利便性が向上される。
【0050】
<2−3.変形例>
以上、本開示の第1の実施形態について説明した。なお、本実施形態は、上述の例に限定されない。以下に、本実施形態の第1〜第4の変形例について説明する。
【0051】
(第1の変形例)
本実施形態の第1の変形例として、撮像制御装置100−1は、撮像制御として、撮像に係る設定(以下、撮像設定とも称する。)を行ってもよい。具体的には、制御部104は、受信信号強度が閾値に到達すると、当該閾値に対応する撮像に係る設定を行う。さらに、図6を参照して、本変形例の処理について詳細に説明する。図6は、本実施形態の第1の変形例に係る撮像制御装置100−1の撮像設定処理を説明するための図である。
【0052】
まず、制御部104は、初期の撮像制御の状態に対応する第1の閾値を設定する。例えば、第1の閾値に対応する領域は、図6の左図に示したような領域A3であり得る。
【0053】
次に、制御部104は、通信装置200−1から受信される電波の強度が第1の閾値に達すると、第1の閾値に対応する撮像設定を行うと共に第2の閾値を追加的に設定する。例えば、図6に示したように通信装置200−1が領域A3内に入ってくると、制御部104は、例えば撮像部108の電源オンおよび動画等の撮像開始指示を行うと共に、フレームレートの初期設定を行う。また、制御部104は、受信信号強度の閾値を第1の閾値よりも高い、当該初期設定のフレームレートよりも高いフレームレートに対応する第2の閾値を追加的に設定する。例えば、第2の閾値に対応する領域は、図6の右図に示したような、領域A3よりも狭い領域A4であり得る。
【0054】
次に、制御部104は、通信装置200−1から受信される電波の強度が第2の閾値に達すると、第2の閾値に対応する撮像設定を行う。例えば、図6の右図に示したように通信装置200−1が領域A4内に入ってくると、制御部104は、フレームレートを初期設定のフレームレートよりも高いフレームレートに設定する。
【0055】
そして、制御部104は、通信装置200−1から受信される電波の強度が第2の閾値未満になると、第1の閾値に対する撮像設定を行う。例えば、図6の右図に示したように通信装置200−1が領域A3内であって領域A4外に移動すると、制御部104は、フレームレートを初期設定のフレームレートに設定する。
【0056】
なお、撮像設定は、上記で説明したフレームレートの設定のほか、感度、絞りもしくは露光時間の設定、画角の設定、ズーム設定またはフォーカス設定等の撮像における各種設定のいずれかまたは組合せであり得る。また、撮像設定および第1の実施形態で説明した撮像動作の制御は、それぞれ独立して行われてもよい。また、上記では、閾値が追加的に設定される例を説明したが、第1の実施形態と同様に、閾値が撮像設定に応じて変更されてもよい。
【0057】
このように、本実施形態の第1の変形例によれば、撮像制御装置100−1は、受信信号強度が閾値に到達すると、当該閾値に対応する撮像に係る設定を行う。このため、通信装置200−1すなわち被写体との距離に応じて適した撮像設定が行われることにより、ユーザにとって好ましい撮影を自動的に行うことが可能となる。
【0058】
(第2の変形例)
本実施形態の第2の変形例として、撮像制御装置100−1は、通信装置200−1の接近に応じて、撮像結果に記録を残してもよい。具体的には、制御部104は、受信信号強度が閾値に達した際に、連続する撮像動作において、撮像により得られる画像に情報付与を行う。
【0059】
例えば、制御部104は、撮像部108に動画撮影を継続的に行わせ、通信装置200−1から受信される電波の強度が閾値に達する度に、当該動画撮影によって得られる動画に、当該動画のメタデータの付与としてのタグ付けを行う。より詳細には、制御部104は、通信装置200−1が所定の閾値に対応する領域内に入った際、すなわち受信信号強度が当該所定の閾値に達した際に開始タグを付与し、通信装置200−1が当該領域外に移動した際、すなわち受信信号強度が当該所定の閾値を下回った際に、終了タグを付与する。
【0060】
なお、タグとして付与される情報は、付与日時、場所および通信装置200−1の識別情報等が含まれ得る。また、閾値は複数設けられ、制御部104は、閾値毎に異なるタグを付与してもよい。
【0061】
このように、本実施形態の第2の変形例によれば、制御部104は、受信信号強度が閾値に達した際に、連続する撮像動作において、当該撮像動作によって得られる画像に情報付与を行う。このため、通信装置200−1に係るタグ付けが動画等について行われることにより、当該動画等における通信装置200−1に関係する場面を検索することが容易となり、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
【0062】
(第3の変形例)
本実施形態の第3の変形例として、撮像制御装置100−1は、受信信号強度の閾値到達判定に時間をかけてもよい。上述したように、受信信号強度は通信距離が同じであってもある程度の幅の範囲で変化する。そこで、本変形例に係る撮像制御装置100−1は、複数の受信信号強度を利用することによって閾値への到達有無を判定する。具体的には、制御部104は、複数の電波強度情報の示す電波の強度の測定態様に基づいて閾値の到達の有無を判定する。さらに、図7図9を参照して、本変形例の処理について詳細に説明する。図7図9は、それぞれ本実施形態の第3の変形例に係る撮像制御装置100−1における受信信号強度の測定態様に対する閾値到達判定のパターンを説明するための図である。
【0063】
まず、図7を参照して、受信信号強度の測定態様のうちの、所定の長さの期間であって、電波強度情報の示す電波の強度が閾値を跨いだ状態が継続される期間が、所定の回数出現するパターン(以下、第1のパターンとも称する。)について説明する。例えば、制御部104は、図7に示したような受信信号強度の測定が7回行われる期間(以下、ブロックとも称する。)において常に受信信号強度が閾値を上回るブロックが、図7の両矢印で示したように3回出現する場合、閾値超過であると判定する。
【0064】
続いて、図8を参照して、受信信号強度の測定態様のうちの、所定の長さの期間における、電波強度情報の示す電波の強度が閾値を跨いだ回数が所定の回数であるパターン(以下、第2のパターンとも称する。)について説明する。例えば、制御部104は、図8に示したような受信信号強度の測定が11回行われる期間において、閾値を上回る受信信号強度が8回出現する場合、閾値超過であると判定する。
【0065】
続いて、図9を参照して、受信信号強度の測定態様のうちの、所定の長さの期間における、電波強度情報の示す電波の強度の代表値が閾値を跨ぐ値であるパターン(以下、第3のパターンとも称する。)について説明する。例えば、制御部104は、図9に示したような受信信号強度の測定が14回行われる期間における、受信信号強度の平均値が閾値を上回る場合、閾値超過であると判定する。なお、上記の代表値は、平均値のほか、最頻値等であってもよい。
【0066】
なお、上記では、閾値超過の判定の例を説明したが、閾値未満の判定も同様に行われ得る。また、上記の測定態様における回数または期間の値は、上記の例に限定されず、種々の値が設定され得る。
【0067】
このように、本実施形態の第3の変形例によれば、撮像制御装置100−1は、複数の電波強度情報の示す電波の強度の測定態様に基づいて閾値の到達の有無を判定する。このため、閾値の到達有無が複数の受信信号強度に基づいて判定されることにより、撮像制御の状態がチャタリングのように切り替えられることが防止され、ユーザの意図に沿わない撮影が行われることを抑制することが可能となる。
【0068】
また、上記の測定態様は、所定の長さの期間であって、電波強度情報の示す電波の強度が閾値を跨いだ状態が継続される期間が、所定の回数出現することを含む。このため、閾値の到達有無の判定に係る条件が他のパターンと比べて厳しいため、他のパターンよりも当該判定の正確性を向上させることが可能となる。
【0069】
また、上記の測定態様は、所定の長さの期間における、電波強度情報の示す電波の強度が閾値を跨いだ回数が所定の回数であることを含む。このため、閾値の到達有無の判定に係る条件が第1のパターンと比べて簡易であるため、第1のパターンよりも当該判定にかかる時間を短縮することが可能となる。例えば、走行車両またはスポーツをする人等の動きが歩行等よりも速い被写体を撮像制御装置100−1が撮影する場合に、本構成は効果的に作用すると考えられる。
【0070】
また、上記の測定態様は、所定の長さの期間における、電波強度情報の示す電波の強度の代表値が閾値を跨ぐ値であることを含む。このため、閾値の到達有無の判定に係る条件が第1のパターンと比べて簡易であり、また第2のパターンと比べて偶然性による影響が抑制されるため、当該判定の正確性と判定時間との間のバランスを維持することが可能となる。
【0071】
(第4の変形例)
本実施形態の第4の変形例として、受信信号強度の閾値は、ユーザによって設定されてもよい。具体的には、撮像制御装置100−1は別途に操作部を備え、制御部104は、操作部に対するユーザの操作に基づいて受信信号強度の閾値の設定を行う。さらに、図10Aおよび図10Bを参照して、本変形例の処理について詳細に説明する。図10Aおよび図10Bは、それぞれ本実施形態の第4の変形例に係る撮像制御装置100−1のユーザ操作に基づく受信信号強度の閾値の設定処理を説明するための図である。
【0072】
制御部104は、ユーザによって選択される撮影内容に対応する閾値を設定する。例えば、撮影内容の選択は、動画、静止画および静止画連写等の撮影モードの選択であり、制御部104は、図10Aに示したような、選択される撮影モードに対応する閾値を受信信号強度の閾値に設定する。
【0073】
また、撮影内容の選択は、自転車、テニスおよびランニング等の撮影対象(撮影シーン)の選択であり、制御部104は、図10Bに示したような、選択される撮影対象に対応する閾値を受信信号強度の閾値に設定する。
【0074】
さらに、制御部104は、複数の撮影内容の組合せに基づいて受信信号強度の閾値を設定してもよい。例えば、撮影対象に対応する値は係数であり、制御部104は、選択される撮影モードに対応する閾値および選択される撮影対象に対応する係数から算出される閾値を受信信号強度の閾値に設定する。なお、撮影モードに対応する値が係数で、撮影対象に対応する値が閾値であってもよい。また、撮影モードおよび撮影対象に対応する閾値または係数は記憶部106に記憶される。
【0075】
なお、上記では、ユーザ操作が撮影内容の選択である例を説明したが、ユーザ操作は被写体までの距離の設定であってもよい。例えば、ユーザ操作は、被写体までの距離を示すNear、NormalおよびFar等の距離の目安となる情報の選択であり得る。そして、制御部104は、選択される当該被写体までの距離の目安となる情報に対応する閾値を記憶部106から取得し、取得される閾値を受信信号強度の閾値に設定する。また、被写体までの距離を示す情報は、具体的な距離の長さ、例えばメートル単位で表された数値であってもよい。
【0076】
また、上記では、撮像制御装置100−1に対するユーザ操作に基づいて受信信号強度の閾値が設定される例を説明したが、通信装置200−1に対するユーザ操作に基づいて当該閾値が設定されてもよい。例えば、通信装置200−1に対して行われた上記のような撮影内容の選択操作に基づいて通信装置200−1から当該撮影内容の選択操作に係る情報が送信される。そして、制御部104は、受信される当該情報に基づいて記憶部106から閾値または閾値および係数を取得し、取得される値を用いて受信信号強度の閾値を算出する。この場合、通信装置200−1は例えば撮像制御装置100−1のリモートコントローラであり得る。
【0077】
このように、本実施形態の第4の変形例によれば、受信信号強度の閾値は、ユーザ操作に基づいて設定される。このため、ユーザの設定する閾値すなわち撮影タイミングで撮影が行われることにより、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
【0078】
また、上記のユーザ操作は、撮影内容の選択を含み、撮像制御装置100−1は、選択される撮影内容に対応する閾値を設定する。このため、受信信号強度の閾値がユーザ操作によって間接的に設定されることにより、当該閾値の設定が直接的に行われる場合と比べて操作が容易となり、ユーザの利便性をさらに向上させることが可能となる。
【0079】
<3.第2の実施形態(撮像制御装置および通信装置が1対多である例)>
以上、本開示の第1の実施形態に係る撮像制御装置100−1について説明した。次に、本開示の第2の実施形態に係る撮像制御装置100−2について説明する。第2の実施形態のおいては、通信装置200−2が複数存在する。
【0080】
<3−1.装置の構成>
まず、図11を参照して、本開示の第2の実施形態に係る撮像制御装置100−2および通信装置200−2の機能構成について説明する。図11は、本実施形態に係る撮像制御装置100−2および通信装置200−2の概略的な機能構成を示すブロック図である。なお、本実施形態に係る撮像制御装置100−2の構成は、第1の実施形態に係る構成と実質的に同一であるが、制御部104の機能が一部異なる。そのため、撮像制御装置100−2については制御部104についてのみ説明する。その他、第1の実施形態と実質的に同一である機能については説明を省略する。
【0081】
(撮像制御装置の構成)
制御部104は、複数の通信装置200−2から電波が受信される場合、当該複数の通信装置200−2のうちの特定の通信装置200−2から受信される電波の強度の、閾値についての変化に基づいて撮像制御を行う。具体的には、当該特定の通信装置200−2は、他の通信装置200−2から受信される電波よりも先に閾値に達した電波を送信した通信装置200−2であり、制御部104は、当該特定の通信装置200−2から受信される電波の強度の、閾値に対する変化に基づいて撮像制御を行う。さらに、図12を参照して複数の通信装置200−2から電波を受信する場合の処理について説明する。図12は、本実施形態に係る撮像制御装置100−2における複数の通信装置200−2に対する撮像制御処理を説明するための図である。
【0082】
まず、制御部104は、所定の撮像制御に対応する閾値を設定する。例えば、制御部104は、動画の撮影開始に対応する閾値を設定する。なお、当該閾値に対応する領域は、図12に示したような領域A5であり得る。
【0083】
次に、制御部104は、通信装置200−2から閾値に達する電波が受信されると、撮像制御を行うと共に、受信される電波の送信元を記録する。例えば、制御部104は、図12に示したように通信装置200−2Aが領域A5内に入り、当該通信装置200−2Aから閾値を超える強度の電波が受信されると、当該閾値に対応する撮像制御、例えば動画の記録開始指示を行う。また、制御部104は、当該電波によって送られる情報に含まれる通信装置200−2Aを示す識別情報を取得し、取得される識別情報を記憶部106に記憶させる。なお、識別情報が記録された後に、図12に示したような他の通信装置200−2Bから閾値に達する電波が受信される場合、制御部104は、撮像制御を行わず、当該他の通信装置200−2の識別情報を記録しない。また、識別情報は、通信装置200−2の個体識別番号または通信におけるアドレス等の情報であり得る。
【0084】
次に、制御部104は、記録された識別情報に係る通信装置200−2から受信される電波の強度が閾値について変化したかを判定する。例えば、制御部104は、通信装置200−2Aが領域A5外に移動し、当該通信装置200−2Aから受信される電波の強度が閾値を下回った際に、動画の記録停止指示を行う。なお、制御部104は、通信装置200−2Bが通信装置200−2Aよりも先に領域A5の外に移動し、当該通信装置200−2Bから送信される電波の強度が閾値を下回ったとしても、撮像制御を行わない。
【0085】
(通信装置の構成)
通信装置200−2は、図11に示したように、通信部202および制御部204のみを有する。例えば、通信装置200−2は、無線IC(Integrated Circuit)タグのような無線通信デバイスであり得る。
【0086】
通信部202は、制御部204の指示に基づいて定期的に電波を送信する。具体的には、通信部202は、撮像制御装置100−2と双方向の通信を行わず、通信装置200−2の識別情報を含む情報を定期的に送信する。例えば、通信部202は、Bluetooth通信におけるアドバタイジングのように定期的に電波を送信する。
【0087】
制御部204は、通信部202に送信処理を指示する。具体的には、制御部204は、通信装置200−2が別途に備える記憶部に記憶される通信装置200−2の識別情報を通信部202に定期的に送信させる。なお、制御部204は、当該識別情報を生成してもよい。
【0088】
<3−2.装置の処理>
次に、図13を参照して、本実施形態に係る撮像制御装置100−2の処理について説明する。図13は、本実施形態に係る撮像制御装置100−2の処理を概念的に示すフローチャートである。なお、第1の実施形態における処理と実質的に同一である処理は説明を省略する。
【0089】
まず、撮像制御装置100−2は、電波強度情報を取得し(ステップS502)、取得された電波強度情報に係る電波の送信元を記憶する(ステップS504)。具体的には、通信装置200−2から識別情報が重畳された電波が通信部102によって受信されると、制御部104は、当該識別情報を記憶部106に記憶させる。
【0090】
次に、撮像制御装置100−2は、記憶される送信元に係る電波強度情報が閾値に対して変化したかを判定する(ステップS506)。具体的には、制御部104は、通信部102によって電波が受信される度に、当該電波に重畳された識別情報が記憶部106に記憶される識別情報と一致する場合、当該電波の強度が閾値に達したかを判定する。
【0091】
記憶される送信元に係る電波強度情報が変化したと判定される場合、撮像制御装置100−2は、撮像制御を実行する(ステップS508)。具体的には、制御部104は、記憶部106に記憶される識別情報に係る電波の受信信号強度が閾値に達したと判定される場合、当該閾値に対応する撮像制御を行う。
【0092】
このように、本開示の第2の実施形態によれば、撮像制御装置100−2は、複数の通信装置から電波が受信される場合、当該複数の通信装置のうちの特定の通信装置200−2から受信される電波の強度の、閾値についての変化に基づいて撮像制御を行う。このため、複数の通信装置200−2のうちのユーザが撮影対象としたい通信装置200−2のみ基づいて撮像制御が行われることにより、撮像制御装置100−2の利用可能な場面が増加し、利便性を向上させることが可能となる。
【0093】
また、上記の特定の通信装置200−2は、他の通信装置から受信される電波よりも先に閾値に達した電波を送信した通信装置200−2を含む。このため、1つの通信装置200−2に焦点を当てて撮像制御を行うことが可能となる。
【0094】
なお、上記の特定の通信装置200−2は、予め識別情報が登録される通信装置200−2であってもよい。この場合、登録される通信装置200−2に焦点を当てた撮像を行うことが可能となる。
【0095】
また、制御部104は、閾値に対応する領域内の通信装置200−2の数に応じて変化する情報に基づいて動作を変化させてもよい。具体的には、制御部104は、閾値に対応する領域内の通信装置200−2の多寡に応じた撮像制御を実行する。例えば、制御部104は、閾値に対応する領域内の通信装置200−2の数が所定数よりも少ない場合、撮影モードを静止画に設定し、通信装置200−2の数が所定数以上である場合、撮影モードを動画に設定する。なお、制御部104は、閾値に対応する領域内の通信装置200−2の密度に基づいて撮像制御を実行してもよい。また、制御部104は、閾値に対応する領域内の通信装置200−2の数の変化に基づいて撮像制御の状態を変更してもよい。例えば、制御部104は、閾値に対応する領域内の通信装置200−2の数が所定数未満から所定数以上に変化した際に、撮影モードを静止画から動画に切り替える。
【0096】
<3−3.変形例>
以上、本開示の第2の実施形態について説明した。なお、本実施形態は、上述の例に限定されない。以下に、本実施形態の変形例について説明する。
【0097】
本実施形態の変形例として、撮像制御装置100−2は、閾値に対応する領域に入った通信装置200−2の全てを対象として撮像制御を行ってもよい。具体的には、制御部104は、複数の通信装置200−2のうちの、閾値に達する電波を送信した全ての通信装置200−2から受信される電波の強度の、閾値についての変化に基づいて撮像制御を行う。さらに、図14および図15を参照して、本変形例の処理について詳細に説明する。図14は、本実施形態の変形例に係る撮像制御装置100−2における複数の通信装置200−2に対する撮像制御処理を説明するための図であり、図15は、本実施形態の変形例の適用例を説明するための図である。
【0098】
まず、制御部104は、所定の撮像制御に対応する閾値を設定する。例えば、制御部104は、動画の撮影開始に対応する閾値を設定する。なお、当該閾値に対応する領域は、図14に示したような領域A6であり得る。
【0099】
次に、制御部104は、通信装置200−2から閾値に達する電波が受信されると、撮像制御を行うと共に、受信される電波の送信元をカウントする。例えば、制御部104は、図14に示したように通信装置200−2Aが領域A6内に入り、当該通信装置200−2Aから閾値を超える強度の電波が受信されると、当該閾値に対応する撮像制御、例えば動画の記録開始指示を行う。そして、制御部104は、領域A6内に存在する通信装置200−2の数をカウントアップする。また、当該カウントアップ後に、図14に示したような他の通信装置200−2Bから閾値に達する電波が受信される場合、制御部104は、撮像制御の状態は維持したまま、領域A6内の通信装置200−2の数をカウントアップする。
【0100】
次に、制御部104は、通信装置200−2から受信される電波の強度が閾値を下回る度に送信元のカウントを減らす。例えば、制御部104は、通信装置200−2Aが領域A6外に移動し、当該通信装置200−2Aから受信される電波の強度が閾値を下回った際に、領域A6内の通信装置200−2の数のカウントダウンを行う。
【0101】
そして、制御部104は、送信元のカウントが零となった際に撮像制御を行う。例えば、制御部104は、最後に領域A6内に残っていた通信装置200−2Bが領域A6の外に移動し、当該通信装置200−2Bから送信される電波の強度が閾値を下回った際に、動画の記録停止指示を行う。
【0102】
上述したような本変形例に係る撮像制御装置100−2は、人または物が集団で移動する競技等に適用され得る。例えば、本変形例に係る撮像制御装置100−2は、マラソンまたはエンデューロレース等の競技において利用され得る。
【0103】
より詳細には、撮像制御装置100−2は、図15に示したようにコース上の各所P1〜P5の各々に設置され、走行者は通信装置200−2としての無線ICタグ等を保持する。なお、無線ICタグと撮像制御装置100−2がBluetooth通信を行う場合は、事前にペアリング等の認証登録作業が行われる。
【0104】
次に、当該走行者のうちの先行者がコース各所の撮像制御装置100−2の閾値に対応する領域内に差し掛かると、撮像制御装置100−2は撮像を開始する。そして、走行者が当該撮像制御装置100−2の閾値に対応する領域内からいなくなると、撮像制御装置100−2は撮像を停止する。
【0105】
そして、撮像制御装置100−2の各々は、撮像により得られた動画または静止画等を、通信ネットワークを経由してサーバに送信する。その後、ユーザはサーバにアクセスすることによって動画または静止画等を参照することができる。
【0106】
このように、本実施形態の変形例によれば、撮像制御装置100−2は、複数の通信装置200−2のうちの、閾値に達する電波を送信した全ての通信装置200−2から受信される電波の強度の、閾値についての変化に基づいて撮像制御を行う。このため、複数の通信装置200−2について1つの集団として撮像制御が行われることにより、当該集団をひとまとまりとした撮影が可能となる。
【0107】
なお、上述した特定の通信装置200−2は、ユーザ操作に基づいて決定されてもよい。具体的には、第2の実施形態の方式および本変形例の方式のうちのいずれかをユーザに選択させ、選択された方式に従って制御部104は処理を行う。
【0108】
<4.第3の実施形態(撮像制御装置と通信装置との間にリピータが設けられる例)>
以上、本開示の第2の実施形態に係る撮像制御装置100−2について説明した。次に、本開示の第3の実施形態に係る撮像制御装置100−3について説明する。第3の実施形態のおいては、リピータ300が通信装置200−3と通信を行う。
【0109】
<4−1.装置の構成>
まず、図16を参照して、本開示の第3の実施形態に係る撮像制御装置100−3、リピータ300および通信装置200−3の物理構成について説明する。図16は、本実施形態に係る撮像制御装置100−3、リピータ300および通信装置200−3の概略的な物理構成を示す図である。
【0110】
本実施形態では、撮像制御装置100−3は、通信装置200−3と直接的に通信することが困難な位置に設置される。例えば、通信距離が20m程度である場合に、撮像制御装置100−3は、図16に示したように、通信装置200−3の通過する位置から40m以上離れた位置に設置され得る。
【0111】
そこで、撮像制御装置100−3と通信装置200−3の通過する位置との間にリピータ300が設置される。例えば、リピータ300は、図16に示したように、撮像制御装置100−3と通信装置200−3の通過する位置との間に20m間隔で2台設置され得る。
【0112】
続いて、図17を参照して、本実施形態に係る撮像制御装置100−3、リピータ300および通信装置200−3の機能構成について説明する。図17は、本実施形態に係る撮像制御装置100−3、リピータ300および通信装置200−3の概略的な機能構成を示すブロック図である。なお、本実施形態に係る撮像制御装置100−2および通信装置200−3の構成は、第1または第2の実施形態に係る構成と実質的に同一であるが、制御部104の機能が一部異なる。そのため、撮像制御装置100−3については制御部104についてのみ説明する。その他、第1または第2の実施形態と実質的に同一である機能については説明を省略する。
【0113】
(リピータの構成)
リピータ300は、中継装置として、図17に示したように、通信部302および制御部304を備える。なお、図17は、リピータ300が一台である例を示している。
【0114】
通信部302は、撮像制御装置100−3および通信装置200−3と通信を行う。具体的には、通信部302は、通信装置200−3から受信される動作指示等を撮像制御装置100−3に向けて中継し、撮像制御装置100−3から受信される画像を通信装置200−3に向けて中継する。また、通信部302は、リピータ300で生成される電波強度情報等を含む情報(以下、リピータ情報とも称する。)を撮像制御装置100−3に送信する。なお、撮像制御装置100−3との通信は有線通信であってもよい。
【0115】
また、通信部302は、取得部として、受信される電波の強度を示す電波強度情報を生成する。具体的には、通信部302は、通信装置200−3から電波が受信されると、当該電波の受信電波強度を示す電波強度情報を生成する。
【0116】
制御部304は、リピータ300の動作を全体的に制御する。具体的には、制御部304は、通信部302上述したような情報の中継処理を行わせる。例えば、制御部304は、通信部302によって生成される電波強度情報およびリピータ300を識別する識別情報を含むリピータ情報を通信部302に撮像制御装置100−3に向けて送信させる。
【0117】
(撮像制御装置の構成)
通信部102は、リピータ300と通信を行う。具体的には、通信部102は、取得部として、リピータ300から送信されるリピータ情報を受信し、受信されるリピータ情報から電波強度情報を取得する。また、通信部102は、リピータ300を介して通信装置200−3と通信を行う。なお、取得部として動作する通信部102の電波強度情報の「取得」は、電波強度情報の要求を伴ってもよく、ただ電波強度情報を受け取るだけであってもよい。例えば、通信部102は、リピータ300に対して電波強度情報の送信を要求することによって電波強度情報を受信してもよく、リピータ300から自発的に送信される電波強度情報を受信してもよい。
【0118】
制御部104は、リピータ情報に基づいて撮像制御を行う。具体的には、制御部104は、リピータ情報に含まれるリピータ300の識別情報から当該リピータ300までの距離を特定し、特定された距離および電波強度情報と閾値との関係に基づいて撮像制御を行う。
【0119】
例えば、リピータ300の識別情報に対応する撮像制御装置100−3からリピータ300までの距離を示す情報(以下、距離情報とも称する。)は記憶部106に記憶される。そして、制御部104は、リピータ情報が受信されると、リピータ情報に含まれるリピータ300の識別情報を基に記憶部106から距離情報を取得する。
【0120】
次に、制御部104は、取得される距離情報に基づいて受信信号強度の閾値を特定し、リピータ情報に含まれる電波強度情報の示す値が当該特定される閾値に達しているかを判定する。なお、当該閾値は、距離情報に対応して設定される。例えば、撮像制御すなわち閾値に対応する領域の境界が撮像制御装置100−3からほぼ一定の距離となるように設定される場合には、距離情報の示す値が大きいほど閾値は高く設定され、距離情報の示す値が小さいほど閾値は低く設定される。
【0121】
そして、制御部104は、電波強度情報の示す値が閾値に達していると判定される場合、動画の記録開始指示等の撮像制御を行う。
【0122】
なお、上記では、距離情報が記憶部106に記憶される例を説明したが、制御部104は、リピータ300との通信に用いられる電波の強度からリピータ300までの距離を算出してもよい。また、リピータ300の位置を示す位置情報がリピータ情報に含まれ、当該位置情報と自装置の位置情報とを用いて撮像制御装置100−3からリピータ300までの距離が算出されてもよい。
【0123】
<4−2.装置の処理>
次に、図18を参照して、本実施形態に係る撮像制御装置100−3、リピータ300および通信装置200−3の処理について説明する。図18は、本実施形態に係る撮像制御装置100−3、リピータ300および通信装置200−3の処理を概念的に示すシーケンス図である。なお、第1および第2の実施形態における処理と実質的に同一である処理は説明を省略する。
【0124】
まず、通信装置200−3は、電波を送信する(ステップS602)。具体的には、通信部202は、制御部204の指示に基づいて定期的に電波を送信する。
【0125】
電波が受信されると、リピータ300は、受信される電波に係る電波強度情報を生成する(ステップS604)。具体的には、通信部302は、通信装置200−3から電波が受信されると、当該電波の強度を示す電波強度情報を生成する。
【0126】
次に、リピータ300は、電波強度情報および識別情報を撮像制御装置100−3に送信する(ステップS606)。具体的には、制御部304は、生成される電波強度情報とリピータ300を識別する識別情報とを含むリピータ情報を生成し、生成されるリピータ情報を通信部302に撮像制御装置100−3に向けて送信させる。なお、リピータ300は、直接的に撮像制御装置100−3と通信が困難である場合は、他のリピータ300を介してリピータ情報を撮像制御装置100−3に送信する。この場合、他のリピータ300はリピータ情報の中継処理を行う。
【0127】
電波強度情報および識別情報が受信されると、撮像制御装置100−3は、受信される識別情報から距離情報を特定する(ステップS608)。具体的には、制御部104は、受信される識別情報を基に、記憶部106からリピータ300までの距離を示す距離情報を取得する。
【0128】
次に、撮像制御装置100−3は、電波強度情報と距離情報とに基づいて撮像制御の実行有無を判定する(ステップS610)。具体的には、制御部104は、取得される距離情報から受信信号強度の閾値を特定し、電波強度情報の示す値が当該特定される閾値に達しているかを判定する。
【0129】
次に、撮像制御装置100−3は、判定結果に基づいて撮像制御を実行する(ステップS612)。具体的には、制御部104は、電波強度情報の示す値が当該特定される閾値に達しているかと判定される場合、当該特定される閾値に対応する撮像制御を行う。
【0130】
このように、本開示の第3の実施形態によれば、撮像制御装置100−3は、通信装置から電波を受信するリピータ300から電波強度情報を取得し、当該電波強度情報の変化に基づいて撮像制御を行う。このため、撮像制御装置100−3の通信範囲よりも広い範囲で撮像制御が行われることにより、撮像制御装置100−3の通信距離よりも遠方に位置する通信装置200−3を保持する物体を撮像制御の対象とすることが可能となる。
【0131】
なお、上記では、制御部104は、距離情報および電波強度情報と閾値との関係に基づいて撮像制御を行う例を説明したが、制御部104は、電波強度情報と閾値との関係のみに基づいて撮像制御を行ってよい。例えば、リピータ300の各々が固定される場合、制御部104は、リピータ情報が受信されると、リピータ情報に含まれる電波強度情報の示す値が当該リピータ情報の送信元であるリピータ300に対応する閾値に達しているかを判定する。当該値が閾値に達していると判定される場合、制御部104は当該閾値に対応する撮像制御を行う。さらに、リピータ300が撮像制御装置100−3から等距離に配置される場合は、閾値はリピータ300の各々で共通の値であってもよい。
【0132】
<4−3.変形例>
以上、本開示の第3の実施形態について説明した。なお、本実施形態は、上述の例に限定されない。以下に、本実施形態の変形例について説明する。
【0133】
本実施形態の変形例として、撮像制御装置100−3の代わりに、またはそれと共に、リピータ300が撮像制御を行ってもよい。具体的には、制御部304は、通信部302によって生成される電波強度情報と閾値との関係および撮像制御装置100−3からリピータ300までの距離に基づいて撮像制御を行う。さらに、図19を参照して、本変形例の処理について詳細に説明する。図19は、本実施形態の変形例に係る撮像制御装置100−3、リピータ300および通信装置200−3の処理を概念的に示すシーケンス図である。なお、第3の実施形態における処理と実質的に同一である処理は説明を省略する。
【0134】
まず、通信装置200−3は、電波を送信し(ステップS702)、通信装置200−3から電波を受信したリピータ300は、受信される電波に係る電波強度情報を生成する(ステップS704)。
【0135】
次に、リピータ300は、距離情報を取得する(ステップS706)。具体的には、制御部304は、リピータ300が別途に備える記憶部に記憶されるリピータ300から撮像制御装置100−3までの距離を示す距離情報を取得する。
【0136】
次に、リピータ300は、電波強度情報と距離情報とに基づいて撮像制御の実行有無を判定する(ステップS708)。具体的には、制御部304は、取得される距離情報から受信信号強度の閾値を特定し、電波強度情報の示す値が当該特定される閾値に達しているかを判定する。
【0137】
次に、リピータ300は、撮像制御指示を撮像制御装置100−3に送信する(ステップS710)。具体的には、制御部304は、電波強度情報の示す値が当該特定される閾値に達しているかと判定される場合、撮像制御指示、例えば動画の記録開始指示等を撮像制御装置100−3に送信する。
【0138】
撮像制御指示が受信されると、撮像制御装置100−3は、撮像制御指示に基づいて撮像制御を実行する(ステップS712)。具体的には、制御部104は、受信された撮像制御指示に基づいて撮像部108に動作指示を行う。
【0139】
このように、本実施形態の変形例によれば、リピータ300は、電波強度情報と撮像制御装置100−3からリピータ300までの距離に基づいて撮像制御を行う。このため、撮像制御装置100−3の構成および処理が簡素化されることにより、撮像制御装置100−3のコスト低減および省電力化が可能となる。
【0140】
<5.第4の実施形態(ユーザ通知機能が設けられる例)>
以上、本開示の第3の実施形態に係る撮像制御装置100−3について説明した。次に、本開示の第4の実施形態に係る撮像制御装置100−4について説明する。第4の実施形態のおいては、撮像制御装置100−4の撮像制御の状態がユーザに通知される。
【0141】
<5−1.装置の構成>
まず、図20を参照して、本実施形態に係る撮像制御装置100−4および通信装置200−4の機能構成について説明する。図20は、本実施形態に係る撮像制御装置100−4および通信装置200−4の概略的な機能構成を示すブロック図である。なお、第1〜第3の実施形態と実質的に同一である機能については説明を省略する。
【0142】
(撮像制御装置の構成)
撮像制御装置100−4は、図20に示したように、通信部102、制御部104、記憶部106および撮像部108に加えて、通知部110を備える。
【0143】
通知部110は、ユーザに対する通知を行う。具体的には、通知部110は、制御部104の指示に基づいてユーザが知覚可能な出力を行う。例えば、通知部110は、表示出力、音声出力または触覚振動出力等を行う出力装置であり得る。
【0144】
制御部104は、通知部110の動作を制御する。具体的には、制御部104は、撮像制御の状態に対応する出力を決定し、決定される出力に係る動作指示を通知部110に対して行う。さらに、図21を参照して、ユーザ通知処理について詳細に説明する。図21は、本実施形態に係る撮像制御装置100−4のユーザ通知処理を説明するための図である。
【0145】
まず、制御部104は、図21のF10に示したように、通信装置200−4が閾値に対応する領域A7外にある場合、通知部110に待機状態である旨を示す点滅表示を撮像部108に対して行わせる。
【0146】
次いで、制御部104は、図21のF12に示したように、通信装置200−4が領域A7内に入ってくると、動画の記録開始指示等の撮像制御を撮像部108に対して行うと共に、通知部110に動画の記録中である旨を示す色の表示を行わせる。
【0147】
そして、制御部104は、図21のF14に示したように、通信装置200−4が領域A7外に移動すると、動画の記録停止指示等の撮像制御を撮像部108に対して行うと共に、通知部110に待機状態である旨を示す点滅表示を行わせる。
【0148】
(通信装置の構成)
通信装置の構成は、第2の実施形態における構成と実質的に同一であるため説明を省略する。
【0149】
<5−2.装置の処理>
本実施形態における撮像制御装置100−4の撮像制御に係る処理は、第1〜第3の実施形態と実質的に同一であるため、説明を省略する。
【0150】
このように、本開示の第4の実施形態によれば、撮像制御装置100−4は、撮像制御の状態のユーザへの通知を制御する。このため、ユーザは、撮像制御の状態に沿った行動、例えば撮像制御装置100−4に向かってのポーズ等を被写体であるユーザに促すことによってユーザの意図する撮影を行うことができ、ユーザの満足度を向上させることが可能となる。
【0151】
<5−3.変形例>
以上、本開示の第4の実施形態について説明した。なお、本実施形態は、上述の例に限定されない。以下に、本実施形態の変形例について説明する。
【0152】
本実施形態の変形例として、撮像制御装置100−4側でユーザ通知を行う代わりに、またはそれと共に、通信装置200−4側でユーザ通知を行ってもよい。具体的には、撮像制御装置100−4は、撮像制御の状態を示す情報(以下、撮像制御状態情報とも称する。)を通信装置200−4に送信し、通信装置200−4は、受信される撮像制御状態情報に基づいてユーザ通知を行う。さらに、図22を参照して、本変形例の処理について詳細に説明する。図22は、本実施形態の変形例に係る通信装置200−4のユーザ通知処理を説明するための図である。
【0153】
まず、制御部104は、図22のF20に示したように通信装置200−4が閾値に対応する領域A8外にある場合、待機状態である旨を示す撮像制御状態情報を通信部102に通信装置200−4に向けて送信させる。そして、当該撮像制御状態情報が受信されると、制御部204は、図22のF20に示したように、第1の実施形態等における表示部206に、撮像制御装置100−4を示すオブジェクトを、撮像制御装置100−4が待機状態であることを示すグレーで表示させる。なお、本変形例に係る通信装置200−4は、撮像制御装置100−4のリモートコントローラあり得る。
【0154】
次に、制御部104は、図22のF22に示したように通信装置200−4が領域A8内であって領域A8に対応する閾値よりも高い閾値に対応する領域A9外である位置に移動すると、撮像部108に電源オンを指示する。それと共に、制御部104は、撮像制御の状態が撮影準備状態であることを示す撮像制御状態情報を通信部102に通信装置200−4に向けて送信させる。なお、制御部104は、当該撮像制御状態情報を送信すると共に、撮像部108の撮像により得られる画像の通信装置200−4への送信を開始し得る。そして、当該撮像制御状態情報が受信されると、制御部204は、図22のF22に示したように、撮像制御装置100−4から提供される画像30を表示部206に表示させる。
【0155】
次に、制御部104は、図22のF24に示したように通信装置200−4が領域A9内に入ってくると、動画の記録開始指示等を行う。それと供に、制御部104は、撮像制御の状態が動画の記録状態であることを示す撮像制御状態情報を通信部102に通信装置200−4に向けて送信させる。そして、当該撮像制御状態情報が受信されると、制御部204は、図22のF24に示したような、動画の記録中であることを示すオブジェクト40を表示部206に表示させる。
【0156】
次に、制御部104は、図22のF26に示したように通信装置200−4が領域A9外であって領域A8内である位置に移動すると、動画の記録停止指示を行う。それと共に、制御部104は、撮像制御の状態が撮影準備状態であることを示す撮像制御状態情報を通信部102に通信装置200−4に向けて送信させる。そして、当該撮像制御状態情報が受信されると、制御部204は、図22のF26に示したように、動画の記録中である旨を示すオブジェクト40を表示部206に削除させる。
【0157】
そして、制御部104は、図22のF28に示したように通信装置200−4が領域A8外に移動すると、待機状態である旨を示す撮像制御状態情報を通信部102に通信装置200−4に向けて送信させる。そして、当該撮像制御状態情報が受信されると、制御部204は、図22のF28に示したように、表示部206に、撮像制御装置100−4を示すオブジェクトがグレーで表示される画面に戻させる。
【0158】
このように、本実施形態の変形例によれば、通信装置200−4は、撮像制御装置100−4から提供される撮像制御の状態に基づいてユーザへの通知を行う。このため、被写体であるユーザに直接的に撮像制御の状態が通知されることにより、撮像制御装置100−4が自動的に作動する場合であっても、ユーザの意図する撮影が行われ、利便性を向上させることが可能となる。
【0159】
<6.本開示の一実施形態に係る撮像制御装置のハードウェア構成>
以上、本開示の各実施形態に係る撮像制御装置100について説明した。上述した撮像制御装置100の処理は、ソフトウェアと、以下に説明する撮像制御装置100のハードウェアとの協働により実現される。
【0160】
図23は、本開示の一実施形態に係る撮像制御装置100のハードウェア構成を示した説明図である。図23に示したように、撮像制御装置100は、CPU(Central Processing Unit)132と、ROM(Read Only Memory)134と、RAM(Random Access Memory)136と、ブリッジ138と、バス140と、インターフェース142と、入力装置144と、出力装置146と、ストレージ装置148と、ドライブ150と、接続ポート152と、通信装置154とを備える。
【0161】
CPU132は、演算処理装置として機能し、各種プログラムと協働して撮像制御装置100内の制御部104の動作を実現する。また、CPU132は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM134は、CPU132が使用するプログラムまたは演算パラメータ等を記憶する。RAM136は、CPU132の実行にいて使用するプログラムまたは実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。ROM134およびRAM136により、撮像制御装置100内の記憶部106の一部を実現する。CPU132、ROM134およびRAM136は、CPUバスなどから構成される内部バスにより相互に接続されている。
【0162】
入力装置144は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイクロフォン、スイッチおよびレバーなどユーザが情報を入力するための入力手段、およびユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU132に出力する入力制御回路などから構成されている。撮像制御装置100のユーザは、入力装置144を操作することにより、撮像制御装置100に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
【0163】
出力装置146は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置、ランプなどの装置への出力を行う。さらに、出力装置146は、スピーカおよびヘッドフォンなどの音声出力を行ってもよい。
【0164】
ストレージ装置148は、データ格納用の装置である。ストレージ装置148は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されるデータを削除する削除装置等を含んでもよい。ストレージ装置148は、CPU132が実行するプログラムや各種データを格納する。
【0165】
ドライブ150は、記憶媒体用リーダライタであり、撮像制御装置100に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ150は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記憶媒体に記録されている情報を読み出して、RAM134に出力する。また、ドライブ150は、リムーバブル記憶媒体に情報を書込むこともできる。
【0166】
接続ポート152は、例えば、撮像制御装置100の外部の情報処理装置または周辺機器と接続するためのバスである。また、接続ポート152は、USB(Universal Serial Bus)であってもよい。
【0167】
通信装置154は、例えば、撮像制御装置100の通信部102の一例として、ネットワークに接続するための通信デバイスで構成される通信インターフェースである。また、通信装置154は概して、無線LAN(Local Area Network)対応通信装置であるが、LTE(Long Term Evolution)対応通信装置であってもよい。
【0168】
<7.むすび>
以上、本開示の第1の実施形態によれば、1つの撮像制御装置100において、通信相手との距離に対応する受信電波の強度に基づいて撮像制御が行われることにより、コストの増加を抑制しながら、適したタイミングで撮像を行うことが可能となる。
【0169】
また、本開示の第2の実施形態によれば、複数の通信装置200−2のうちのユーザが撮影対象としたい通信装置200−2のみ基づいて撮像制御が行われることにより、撮像制御装置100−2の利用可能な場面が増加し、利便性を向上させることが可能となる。
【0170】
また、本開示の第3の実施形態によれば、撮像制御装置100−3の通信範囲よりも広い範囲で撮像制御が行われることにより、撮像制御装置100−3の通信距離よりも遠方に位置する通信装置200−3を保持する物体を撮像制御の対象とすることが可能となる。
【0171】
また、本開示の第4の実施形態によれば、ユーザは撮像制御の状態に沿った行動、例えば撮像制御装置100−4に向かってのポーズ等を被写体であるユーザに促すことができ、ユーザの意図する撮影が行われ、ユーザの満足度を向上させることが可能となる。
【0172】
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
【0173】
例えば、上記実施形態では、閾値についての受信信号強度の変化に基づいて撮像制御が行われるとしたが、本技術はかかる例に限定されない。例えば、電波の受信有無の変化に基づいて撮像制御が行われてもよい。例えば、通信部102は、通信装置200から電波が受信されると、当該電波の強度を示す電波強度情報を生成し、制御部104は、通信部によって電波強度情報が生成されると撮像制御を行う。なお、制御部104は、通信部102によって生成される電波強度情報の示す値が零および零と異なる値の間で変化した場合に、撮像制御を行ってもよい。
【0174】
また、上記実施形態では、受信信号強度が閾値に到達したと判定された際に撮像制御が行われる例を説明したが、閾値の到達後であって所定の時間経過後に撮像制御が行われてもよい。
【0175】
また、上記実施形態では、通信装置200が撮像制御装置100のリモートコントローラであってもよい旨を説明したが、通信装置200は撮像制御装置100の制御機能を有するアプリケーションを備えたスマートフォン等の携帯通信端末であってもよい。
【0176】
また、上記実施形態では、閾値に対応する撮像制御が行われる例を説明したが、実行される撮像制御は閾値と当該閾値との差分によって特定されてもよい。例えば、撮像部108の電源オンに対応する閾値と動画の記録開始指示に対応する差分値または係数とが記憶部106に記憶され、制御部104は、撮像部108の電源オンを指示した後は、当該閾値に差分値が加算され、または係数が乗算されて得られる値と、受信信号強度とを比較する。
【0177】
また、上記実施形態では、撮像制御装置100が単体である例を説明したが、撮像制御装置100は複数あってもよい。この場合、撮像制御装置100の各々は、上記実施形態の各々で説明した処理のいずれかまたは全てを実行する。
【0178】
また、上記の実施形態および変形例の各々に係る処理は、互いに組み合わされてもよい。例えば、第4の実施形態の変形例において、第1の実施形態の第2の変形例における動画データへのタグ付けが行われた旨を示す情報が通信装置200に送信され、通信装置200においてその旨がユーザに通知されてもよい。
【0179】
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
【0180】
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)受信される電波の強度を示す電波強度情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得される前記電波強度情報の変化に基づいて撮像制御を行う制御部と、を備える撮像制御装置。
(2)前記制御部は、電波の強度の閾値についての前記電波強度情報の変化に基づいて撮像制御を行う、前記(1)に記載の撮像制御装置。
(3)前記閾値は、複数設けられ、前記制御部は、前記電波強度情報の示す電波の強度が前記閾値の各々に達した際に、前記閾値の各々に対応する撮像制御を行う、前記(2)に記載の撮像制御装置。
(4)前記制御部は、複数の前記閾値の各々から選択される閾値を設定し、前記電波強度情報の示す電波の強度が設定された閾値に達した際に、設定される閾値を他の閾値に変更する、前記(3)に記載の撮像制御装置。
(5)前記撮像制御は、連続する撮像動作における撮像の開始および終了を含む、前記(2)〜(4)のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
(6)前記撮像制御は、撮像に係る設定を含む、前記(2)〜(4)のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
(7)前記撮像制御は、連続する撮像動作における、前記撮像動作によって得られる画像への情報付与を含む、前記(2)〜(4)のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
(8)前記制御部は、複数の前記電波強度情報の示す電波の強度の測定態様に基づいて前記閾値の到達の有無を判定する、前記(3)〜(7)のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
(9)前記測定態様は、所定の長さの期間であって、前記電波強度情報の示す電波の強度が前記閾値を跨いだ状態が継続される期間が、所定の回数出現することを含む、前記(8)に記載の撮像制御装置。
(10)前記測定態様は、所定の長さの期間における、前記電波強度情報の示す電波の強度が前記閾値を跨いだ回数が所定の回数であることを含む、前記(8)に記載の撮像制御装置。
(11)前記測定態様は、所定の長さの期間における、前記電波強度情報の示す電波の強度の代表値が前記閾値を跨ぐ値であることを含む、前記(8)に記載の撮像制御装置。
(12)前記制御部は、複数の通信装置から電波が受信される場合、前記複数の通信装置のうちの特定の通信装置から受信される電波の強度の、前記閾値についての変化に基づいて前記撮像制御を行う、前記(2)〜(11)のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
(13)前記特定の通信装置は、他の通信装置から受信される電波よりも先に前記閾値に達した電波を送信した通信装置を含む、前記(12)に記載の撮像制御装置。
(14)前記特定の通信装置は、前記閾値に達する電波を送信した全ての通信装置を含む、前記(12)に記載の撮像制御装置。
(15)前記閾値は、ユーザ操作に基づいて設定される、前記(2)〜(14)のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
(16)前記ユーザ操作は、撮影内容の選択を含み、前記制御部は、選択される前記撮影内容に対応する前記閾値を設定する、前記(15)に記載の撮像制御装置。
(17)前記取得部は、通信装置から電波を受信する中継装置から前記電波強度情報を取得する、前記(2)〜(16)のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
(18)前記制御部は、前記撮像制御の状態のユーザへの通知を制御する、前記(2)〜(17)のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
(19)取得部によって、受信される電波の強度を示す電波強度情報を取得することと、前記取得部によって取得される前記電波強度情報の変化に基づいて撮像制御を行うことと、を含む撮像制御方法。
(20)
電波を送信する通信部、を有する通信装置と、前記通信装置の前記通信部から受信される電波の強度を示す電波強度情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得される前記電波強度情報の変化に基づいて撮像制御を行う制御部と、を有する撮像制御装置と、を備える撮像制御システム。
【符号の説明】
【0181】
100 撮像制御装置
102 通信部
104 制御部
106 記憶部
108 撮像部
110 通知部
200 通信装置
202 通信部
204 制御部
206 表示部
300 リピータ
302 通信部
304 制御部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10A
図10B
図11
図12
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図15
図16
図17
図18
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図22
図23
【国際調査報告】