特表-16147225IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
【公報種別】再公表特許(A1)
(11)【国際公開番号】WO/0
(43)【国際公開日】2016年9月22日
【発行日】2017年12月28日
(54)【発明の名称】撮像装置本体、撮像装置
(51)【国際特許分類】
   G03B 17/14 20060101AFI20171201BHJP
   G03B 17/55 20060101ALI20171201BHJP
   G03B 17/02 20060101ALI20171201BHJP
【FI】
   G03B17/14
   G03B17/55
   G03B17/02
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】19
【出願番号】特願2016-549807(P2016-549807)
(21)【国際出願番号】PCT/0/0
(22)【国際出願日】2015年9月24日
(31)【優先権主張番号】特願2015-56735(P2015-56735)
(32)【優先日】2015年3月19日
(33)【優先権主張国】JP
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
(71)【出願人】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106116
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 健司
(74)【代理人】
【識別番号】100170494
【弁理士】
【氏名又は名称】前田 浩夫
(72)【発明者】
【氏名】三浦 亮太郎
【テーマコード(参考)】
2H100
2H101
2H104
【Fターム(参考)】
2H100EE02
2H101EE08
2H101EE31
2H101EE43
2H104CC05
(57)【要約】
撮像装置本体は、ケースと、レンズユニットを着脱可能なマウントリングと、マウントリングの背面側に配置され、マウントリングをケースに取り付けるためのマウントベースと、マウントベースの背面側に配置された放熱板と、放熱板の前面側に取り付けられ、被写体の光学像を撮像して画像データを生成する撮像素子と、ケース及びマウントベースの背面側に配置される頭部を有し、マウントベースをケースに取り付ける第1ネジ部材と、第1ネジ部材の頭部とマウントベースとの間に装着された第1緩衝部材と、を備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
交換式のレンズユニットを着脱可能な撮像装置本体であって、
ケースと、
前記レンズユニットを着脱可能なマウントリングと、
前記マウントリングの背面側に配置され、前記マウントリングを前記ケースに取り付けるためのマウントベースと、
前記マウントベースの背面側に配置された放熱板と、
前記放熱板の前面に取り付けられ、被写体の光学像を撮像して画像データを生成する撮像素子と、
前記ケース及び前記マウントベースの背面側に配置される係止部を有し、前記マウントベースを前記ケースに取り付ける第1のネジ部材と、
前記第1のネジ部材の前記係止部と前記マウントベースとの間に装着された第1緩衝部材と、を備える、
撮像装置本体。
【請求項2】
前記マウントリングと前記マウントベースとの間に装着された第2緩衝部材をさらに有する、
請求項1記載の撮像装置本体。
【請求項3】
前記マウントベースと前記放熱板との間に装着された第3緩衝部材をさらに有する、
請求項2に記載の撮像装置本体。
【請求項4】
前記第1緩衝部材及び前記第2緩衝部材は硬質ゴムにより形成され、
前記第3緩衝部材はコイルバネにより構成される、
請求項3に記載の撮像装置本体。
【請求項5】
前記第1緩衝部材及び前記第2緩衝部材の硬度は、前記第3緩衝部材の硬度よりも小さい、
請求項3または請求項4に記載の撮像装置本体。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の撮像装置本体と、前記マウントリングに着脱可能な交換式のレンズユニットとを含む撮像装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、交換式のレンズユニットを着脱可能な撮像装置本体、及び撮像装置本体と交換式のレンズユニットを含む撮像装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、撮像装置モジュールを有する携帯電話機において、落下時における撮像装置モジュールに伝わる振動や衝撃を緩衝して、破損を防止する構造を開示している。具体的に、特許文献1の携帯電話機の撮像装置モジュールは、一体的に構成された撮像素子とレンズとを有し、実装基板に実装される。そして、この実装基板を、ゴムやスポンジなどの緩衝部材を介して外装カバーにネジで固着している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−284147号公報
【発明の概要】
【0004】
本開示における撮像装置本体は、交換式のレンズユニットを着脱可能である。撮像装置本体は、ケースと、レンズユニットを着脱可能なマウントリングと、マウントリングの背面側に配置され、マウントリングをケースに取り付けるためのマウントベースと、マウントベースの背面側に配置された放熱板と、放熱板の前面に取り付けられ、被写体の光学像を撮像して画像データを生成する撮像素子と、ケース及びマウントベースの背面側に配置される係止部を有し、マウントベースをケースに取り付ける第1のネジ部材と、第1のネジ部材の係止部とマウントベースとの間に装着された第1緩衝部材と、を備える。
【0005】
この構成により、落下等の衝撃によるフランジバックの変化を抑制する撮像装置本体、及び撮像装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1図1は、実施形態1における撮像装置の全体斜視図である。
図2図2は、実施形態1における撮像装置本体の全体斜視図である。
図3図3は、実施形態1における撮像装置本体の正面図である。
図4A図4Aは、図3のA−A線による撮像装置本体のマウントリング周辺の水平断面を示す模式図である。
図4B図4Bは、落下により撮像装置に衝撃が加わったときの状態を示す図である。
図5A図5Aは、実施形態2における撮像装置本体のマウントリング周辺の水平断面を示す模式図である。
図5B図5Bは、落下により撮像装置に衝撃が加わったときの状態を示す図である。
図5C図5Cは、落下により撮像装置に衝撃が加わったときの状態を示す図である。
図6A図6Aは、実施形態3における撮像装置本体のマウントリング周辺の水平断面を示す模式図である。
図6B図6Bは、落下により撮像装置に衝撃が加わったときの状態を示す図である。
図6C図6Cは、落下により撮像装置に衝撃が加わったときの状態を示す図である。
図6D図6Dは、落下により撮像装置に衝撃が加わったときの状態を示す図である。
図7図7は、実施形態4における撮像装置本体のマウントリング周辺の水平断面を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
【0008】
なお、出願人は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面及び以下の説明を提供するのであって、これらによって請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
【0009】
(開示の背景)
近年、交換式のレンズユニットを着脱可能な撮像装置においては、撮像素子のフルサイズ化等の大型化に伴いレンズユニットのレンズ口径が大きくなり、レンズ重量が増加する傾向にある。また、撮像装置本体が小型化、薄型化する傾向にある。そのため、レンズユニット装着時の撮像装置の重心位置がレンズユニット側に移動する傾向にある。このような傾向によると、ユーザの不注意等により撮像装置を落下させた場合、レンズユニット側が撮像装置本体側よりも下に位置する状態で落下し、レンズユニット側が床面に衝突する可能性が高くなる。
【0010】
ここで、交換式のレンズユニットを着脱可能な撮像装置本体を有する撮像装置においては、撮像素子は、撮像装置本体側に搭載される。つまり、レンズと撮像素子とは別体として構成されている。そのため、落下等により撮像装置に衝撃が加わったときに撮像装置本体側のレンズユニット支持部等が変形し、レンズユニットと撮像素子との間のフランジバックが変化する場合がある。
【0011】
(実施の形態1)
以下、図面を用いて、実施形態1を説明する。
【0012】
[1−1.構成]
[1−1−1.撮像装置本体の概略構造]
図1は、実施形態1における撮像装置の全体斜視図である。図2は、実施形態1における撮像装置本体の全体斜視図である。図3は、実施形態1における撮像装置本体の正面図である。ここで、図1はレンズユニット装着時、図2図3は、レンズユニット非装着時の状態を示す。以下、各部の詳細について説明する。
【0013】
撮像装置は、レンズ交換式のデジタル撮像装置である。撮像装置は、撮像装置本体1と、撮像装置本体1に対して着脱可能なレンズユニット2とを備える。レンズユニット2は、複数のレンズや手ぶれ補正機構を備える。
【0014】
撮像装置本体1の上面には、操作レバー7、レリーズ釦8、電子ビューファインダー6などが配置されている。
【0015】
撮像装置本体1の前面には、レンズユニット2を着脱可能なマウントリング42が設けられている。マウントリング42は、撮像装置本体1のケース3に形成された円形開口部3a(図4A参照)に配置されている。レンズユニット2は、マウントリング42に固定されることにより、撮像装置本体1との位置関係が所定の位置関係に決定される。
【0016】
撮像装置本体1の内部には、シャッターユニット12、塵芥付着防止用の振動板13、撮像素子100等が配置されている。
【0017】
[1−1−2.撮像装置本体のマウントリング周辺の構造]
図4Aは、図3のA−A線による撮像装置本体1のマウントリング周辺の水平断面を示す模式図である。具体的に、図4Aは、撮像装置に衝撃が加わっていないときの状態を示す図である。
【0018】
撮像装置本体1は、マウントリング42の周辺に、マウントベース41、放熱板101、撮像素子100を有する。
【0019】
マウントベース41は、マウントリング42をケース3に取り付けるための部材である。マウントベース41は、マウントリング42の背面側に配置されている。マウントベース41は、第1ネジ部材301によりケース3に取り付けられている。具体的に、第1ネジ部材301は、軸方向が光軸AX方向に平行な方向に一致するように配置され、先端部がケース3に螺合されている。
【0020】
マウントリング42は、レンズユニット2のレンズマウントが着脱可能に固定される部材である。
【0021】
放熱板101は、撮像素子100から発生する熱を放熱するための部材である。放熱板101は、両端のフランジ部がマウントベース41の背面側に位置するように配置されている。
【0022】
撮像素子100は、被写体の光学像を撮像して画像データを生成する。撮像素子100は、例えば横36mm×縦24mmの撮影領域を有するフルサイズのCMOSセンサ、あるいはCCDセンサである。なお、本開示においては、撮像素子は、フルサイズの撮像素子に限らず、他のサイズの撮像素子でもよい。撮像素子100は、放熱板101の前面側に所定のフランジバックDに調整され、取り付けられている。取り付け構造は、撮像素子100で発生した熱を放熱板101に伝導可能な構造であれば、どのような構造でもよい。
【0023】
[1−1−3.取付構造]
[1−1−3−1.マウントリングのマウントベースに対する取付構造]
マウントリング42は、その前面側において、マウントベース41の第1のネジボス部41aに第2ネジ部材302により取り付けられる。具体的に、マウントリング42は、光軸AX方向に貫通するネジ挿通孔を有する。ネジ挿通孔の直径は、第2ネジ部材302が当該ネジ挿通孔内で軸方向に移動可能な程度に若干、第2ネジ部材302のネジ軸部の直径より大きくされている。なお、図面においては、ネジ挿通孔は第2ネジ部材302のネジ軸部と重なっているため、特に符号を付していない。第2ネジ部材302は、マウントリング42のネジ挿通孔に挿通され、先端のネジ部がケース3に螺合される。
【0024】
[1−1−3−2.マウントベースのケースに対する取付構造]
マウントベース41は、第1のネジボス部41aの内面側において、ケース3に第1ネジ部材301により取り付けられる。具体的に、マウントベース41は、光軸AX方向に貫通するネジ挿通孔を有する。ネジ挿通孔の直径は、第1ネジ部材301が当該ネジ挿通孔内で軸方向に移動可能な程度に若干、第1ネジ部材301のネジ軸部の直径より大きくされている。なお、図面においては、ネジ挿通孔は第1ネジ部材301のネジ軸部と重なっているため、特に符号を付していない。第1ネジ部材301は、マウントベース41のネジ挿通孔に挿通され、先端のネジ部がケース3に螺合される。
【0025】
本実施形態においては、第1ネジ部材301の頭部301aとマウントベース41の第1のネジボス部41aとの間に、第1緩衝部材201が設けられている。第1緩衝部材201は第1ネジ部材301に挿通されている。第1緩衝部材201は弾性を有する硬質ゴム(例えばシリコンゴム)により形成されている。第1緩衝部材201は、圧縮された状態で、第1ネジ部材301の頭部301aとマウントベース41の第1のネジボス部41aとの間に設けられている。なお、本開示において、第1緩衝部材201はコイルバネにより構成されてもよい。第1緩衝部材201の圧縮状態は、第1ネジ部材301を軸方向に進退させることにより調整する。また、硬質ゴムにするかコイルバネにするかは、例えば、第1ネジ部材301の頭部301aとマウントベース41の第1のネジボス部41aとの間の距離で、硬質ゴムあるいはコイルバネを配置可能かどうかに基づいて決定してもよい。
【0026】
[1−1−3−3.放熱板のマウントベースに対する取付構造]
放熱板101は、マウントベース41の第2のネジボス部41bの後端部に第3ネジ部材303により取り付けられる。具体的に、放熱板101は、光軸AX方向に貫通するネジ挿通孔を有する。ネジ挿通孔の直径は、第3ネジ部材303が当該ネジ挿通孔内で軸方向に移動可能な程度に若干、第3ネジ部材303のネジ軸部の直径より大きくされている。なお、図面においては、ネジ挿通孔は第3ネジ部材303のネジ軸部と重なっているため、特に符号を付していない。第3ネジ部材303は、放熱板101のネジ挿通孔に挿通され、先端のネジ部が第2のネジボス部41bに螺合される。
【0027】
[1−1−3−4.各ネジ部材用のネジ挿通孔の位置]
各ネジ部材用のネジ挿通孔の位置は、光軸AX方向に垂直な平面内において第1ネジ部材301の軸心位置と第2ネジ部材302の軸心位置と第3ネジ部材303の軸心位置とが異なるように設定されている。第1ネジ部材301の軸心位置は、第2ネジ部材302及び第3ネジ部材303の軸心位置よりも光軸AXから遠い位置に設定されている。
【0028】
[1−2.作用]
図4Bを参照して、ユーザの不注意等により撮像装置が落下した場合について説明する。図4Bは、落下により撮像装置に衝撃が加わったときの状態を示す図である。なお、断面位置は図3のA−A線が示す位置である。
【0029】
落下時には、上述したような理由により、撮像装置はレンズユニット2側が撮像装置本体1側よりも下に位置する状態で落下する。そのため、レンズユニット2の先端側が床面に衝突し、最初にレンズユニット2に衝撃が加わることが多い。このようにレンズユニット2に加わった衝撃はマウントリング42に伝達され、さらにマウントリング42を介してマウントベース41に伝達される。マウントベース41の第1のネジボス部41aの背面側に配置された第1緩衝部材201の背面側が第1ネジ部材301の頭部301aに当接している。従って、マウントベース41は、光軸AX方向後方にスライド移動しながら、第1緩衝部材201が圧縮方向に弾性変形することとなる。つまり、マウントベース41が光軸AX方向後方にスライド移動するときに、第1緩衝部材201により衝撃が一定程度吸収される。そのため、マウントベース41の第1のネジボス部41aとケース3との結合部に衝撃が集中するのが抑制される。これにより、マウントベース41とケース3との結合部近傍部分等が衝撃により変形するのが抑制される。第1緩衝部材201は、衝撃を吸収した後、図4Aに示す圧縮状態に戻る。そのため、フランジバックDが落下前の状態に対して変化するのが抑制される。
【0030】
第1緩衝部材201が存在しない場合、上記のように落下してレンズユニット2に衝撃が加わったときに、マウントベース41の第1のネジボス部41aとケース3との結合部に撮像装置の荷重等による衝撃が集中する。これにより、上記結合部近傍部分等が変形し、フランジバックDが落下前の状態に対して変化する虞がある。しかし、本実施形態では、このようなフランジバックDの変化が抑制される。
【0031】
[1−3.効果等]
本実施形態の撮像装置本体1は、交換式のレンズユニット2を着脱可能である。撮像装置本体1は、ケース3と、レンズユニット2を着脱可能なマウントリング42と、マウントリング42の背面側に配置され、マウントリング42をケース3に取り付けるためのマウントベース41と、マウントベース41の背面側に配置された放熱板101と、放熱板101の前面側に取り付けられ、被写体の光学像を撮像して画像データを生成する撮像素子100と、ケース3及びマウントベース41の背面側に配置される頭部301a(係止部)を有する。また、マウントベース41をケース3に取り付ける第1ネジ部材301(第1のネジ部材)と、第1ネジ部材301の頭部301aとマウントベース41との間に装着された第1緩衝部材201と、を備える。
【0032】
これにより、装着されたレンズユニット2に落下等により衝撃が加わった場合でも、マウントリング42、マウントベース41、及び第1ネジ部材301等の支持部材に加わる衝撃が吸収される。そのため、各支持部材の変形が抑制される。したがって、落下等の衝撃によるフランジバックDの変化を抑制できる。
【0033】
本実施形態の撮像装置は、撮像装置本体1と、マウントリング42に着脱可能な交換式のレンズユニット2とを含む撮像装置である。
【0034】
これにより、撮像装置本体1と、マウントリング42に着脱可能な交換式のレンズユニット2とを含む撮像装置において、上述の効果が奏される。
【0035】
(実施の形態2)
図5A図5B図5Cを用いて、実施形態2を説明する。図5A図5B図5Cは、図3のA−A線による撮像装置本体のマウントリング周辺の水平断面を示す模式図である。具体的に、図5Aは、撮像装置に衝撃が加わっていないときの状態を示す図である。図5B図5Cは、落下により撮像装置に衝撃が加わったときの状態を示す図である。
【0036】
本実施形態においては、図5Aに示すように、マウントリング42とマウントベース41の第1のネジボス部41aとの間に、第2緩衝部材202が設けられている。第2緩衝部材202は第2ネジ部材302に挿通されている。第2緩衝部材202は弾性を有する硬質ゴム(例えばシリコンゴム)により形成されている。第2緩衝部材202の硬度は、第1緩衝部材201と同程度の硬度である。第2緩衝部材202は、圧縮された状態で、マウントリング42とマウントベース41の第1のネジボス部41aとの間に設けられている。なお、本開示において、第2緩衝部材202はコイルバネにより構成されてもよい。第2緩衝部材202の圧縮状態は、第2ネジ部材302を軸方向に進退させることにより調整する。
【0037】
上記以外の構成は、実施形態1と同様であるため、説明を省略する。
【0038】
本実施形態においては、レンズユニット2の先端側が床面に衝突した場合、衝突による衝撃は、マウントリング42に伝達される。その場合において、本実施形態では、第2ネジ部材302の軸心位置は、第1ネジ部材301の軸心位置よりも光軸AXから近い位置に設定されている。そのため、図5Bに示すように、マウントリング42が光軸AX方向後方にスライド移動しながら、まず第2緩衝部材202が圧縮方向に弾性変形することとなる。つまり、マウントベース41が光軸AX方向後方にスライド移動するときに、第2緩衝部材202により衝撃が一定程度吸収される。そのため、マウントベース41の第1のネジボス部41aとマウントリング42との結合部に衝撃が集中するのが抑制される。これにより、マウントベース41とマウントリング42との結合部近傍部分等が衝撃により変形するのが抑制される。また、第2緩衝部材202がマウントリング42を介してマウントベース41へ伝達される衝撃を吸収することで、マウントベース41の第1のネジボス部41aとケース3との結合部に衝撃が集中するのが抑制される。第1緩衝部材201及び第2緩衝部材202は、衝撃を吸収した後、図5Aに示す圧縮状態に戻る。そのため、フランジバックDが落下前の状態に対して変化するのが抑制される。
【0039】
なお、第2緩衝部材202の弾性変形により衝撃を吸収仕切れない場合、残りの衝撃は、図5Cに示すように、実施形態1同様に、マウントベース41が光軸AX方向後方にスライド移動しながら、第1緩衝部材201が圧縮方向に弾性変形することにより、さらに一定程度吸収される。これにより、マウントベース41とケース3との結合部近傍部分等が衝撃により変形するのがより一層抑制される。そのため、フランジバックDが落下前の状態に対して変化するのがより一層抑制される。
【0040】
また、第2緩衝部材202と第1緩衝部材201とが順次緩衝することにより、緩衝時間を延ばすことが可能となる。
【0041】
なお、第2緩衝部材202の硬度は、第1緩衝部材201と同程度とせず、異ならせてもよい。例えば、第1緩衝部材201よりも小さい硬度とすることにより、第2緩衝部材202による衝撃の吸収量を大きくすることができる。
【0042】
以上説明したように、本実施形態の撮像装置は、マウントリング42とマウントベース41との間に装着された第2緩衝部材202をさらに有する。
【0043】
これにより、第1緩衝部材201と第2緩衝部材202とにより衝撃を吸収できる。そのため、フランジバックDが落下前の状態に対して変化するのをより一層良好に抑制できる。
【0044】
(実施の形態3)
図6A図6B図6C図6Dを用いて、実施形態3を説明する。図6A図6B図6C図6Dは、図3のA−A線による撮像装置本体のマウントリング周辺の水平断面を示す模式図である。具体的に、図6Aは、撮像装置に衝撃が加わっていないときの状態を示す図である。図6B図6C図6Dは、落下により撮像装置に衝撃が加わったときの状態を示す図である。
【0045】
本実施形態においては、図6Aに示すように、マウントベース41の第2のネジボス部41bの後端部と放熱板101との間に、第3緩衝部材203が設けられている。第3緩衝部材203は第3ネジ部材303に挿通されている。第3緩衝部材203はコイルバネにより形成されている。第3緩衝部材203は、圧縮された状態で、マウントベース41の第2のネジボス部41bの後端部と放熱板101との間に設けられている。第3緩衝部材203の圧縮状態は、第3ネジ部材303を軸方向に進退させることにより調整する。第3緩衝部材203の硬度は、第1緩衝部材201及び第2緩衝部材202の硬度よりも高い硬度に設定されている。なお、本開示において、第3緩衝部材203は弾性を有する硬質ゴムにより構成されてもよい。
【0046】
上記以外の構成は、実施形態1と同様であるため、説明を省略する。
【0047】
本実施形態においては、レンズユニット2の先端側が床面に衝突した場合、衝突による衝撃は、図6B図6Cに示すように、実施形態2同様に、第1緩衝部材201と第2緩衝部材202とが弾性変形することにより一定程度吸収される。そのため、マウントベース41とケース3の第1のネジボス部41aとの結合部に衝撃が集中するのが抑制され、これにより、マウントベース41とケース3との結合部近傍部分等が衝撃により変形するのが抑制される。
【0048】
ここで、撮像素子100は、撮像装置の中に配置された部品の中でも相対的に重量が大きな部品である。そのため、レンズユニット2の先端側が床面に衝突した場合、撮像素子100には慣性により下向きの大きな力が働く。本実施形態では、マウントベース41の第2のネジボス部41bの後端部と放熱板101との間に、第3緩衝部材203が設けられている。そのため、図6Dに示すように、第3緩衝部材203が弾性変形することにより放熱板101に撮像素子100の慣性による衝撃が作用するのが抑制される。従って、放熱板101が変形するのが抑制される。第1緩衝部材201、第2緩衝部材202、及び第3緩衝部材203は、衝撃を吸収した後、図6Aに示す圧縮状態に戻る。そのため、フランジバックDが落下前の状態に対して変化するのが抑制される。
【0049】
以上説明したように、本実施形態の撮像装置は、マウントベース41と放熱板101との間に装着された第3緩衝部材203をさらに有する。
【0050】
これにより、第1緩衝部材201と第2緩衝部材202と第3緩衝部材203とにより衝撃を吸収できる。そのため、フランジバックDが落下前の状態に対して変化するのをより一層良好に抑制できる。
【0051】
また、本実施形態において、第1緩衝部材201及び第2緩衝部材202の弾性力は、第3緩衝部材203の弾性力よりも小さい。
【0052】
これにより、第1緩衝部材201及び第2緩衝部材202をまず弾性変形させて、その後に第3緩衝部材203を弾性変形させることができる。つまり、レンズユニット2に近い側から衝撃の吸収を行わせることができる。
【0053】
(実施の形態4)
図7を用いて、実施形態4を説明する。図7は、実施の形態4における撮像装置本体のマウントリング周辺の水平断面を示す模式図である。なお、断面位置は、図3のA−A線が示す位置である。
【0054】
ここで、レンズユニット2の先端側が床面に衝突したときの衝撃が想定以上に大きい場合、実施形態1〜3のように各ネジ部材に緩衝部材を設けても、衝撃を吸収仕切れず、フランジバックDが落下前の状態に対して変化する虞がある。これに対処するため、本実施形態では、フランジバックDを調整するための機構を有する。
【0055】
具体的に、本実施形態では、放熱板101を移動させる移動機構が設けられている。
【0056】
移動機構は、第3ネジ部材303を回転させて、第3ネジ部材303を軸方向に進退させることにより、第3緩衝部材203の圧縮状態を変化させながら、放熱板101を移動させるようになっている。
【0057】
具体的に、移動機構は、モータ400と、固定部材401とを有する。
【0058】
モータ400は、ケース3、あるいはケース3に対して位置関係が変わらない部材に固定されている。そして、撮像装置の制御装置は、撮像装置が有する所定の操作部材に対してユーザにより所定の操作が行われると、操作量に応じてモータ400を動作させる。
【0059】
固定部材401は、第3ネジ部材303の頭部303aに結合されるとともに、モータ400の駆動軸の先端部に結合されている。
【0060】
上記構成によれば、モータ400を作動させると、モータ400の駆動軸の回転に伴って固定部材401が回転し、これにより、第3ネジ部材303がネジ軸を中心として回転する。そのため、第3緩衝部材203の圧縮状態が変化しながら放熱板101が光軸方向に移動することとなる。そして、このときの移動量を、ユーザが操作部材を操作して調整すれば、フランジバックDを調整できる。
【0061】
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施形態1〜4を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施形態1〜4で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
【0062】
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
【0063】
上記実施形態では、第1のネジ部材は第1ネジ部材301である。しかし、本開示において、第1のネジ部材はネジ部材でなくてもよい。第1のネジ部材は、ケース3及びマウントベース41の背面側に配置される係止部を有し、マウントベース41をケース3に取り付けることができる部材であればよい。
【0064】
また、各緩衝部材は圧縮された状態で設けられたが、圧縮されていない状態で設けられてもよい。
【0065】
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面及び詳細な説明を提供した。
【0066】
したがって、添付図面及び詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
【0067】
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
【産業上の利用可能性】
【0068】
本開示は、交換式のレンズユニットを着脱可能な撮像装置本体、及び撮像装置本体と交換式のレンズユニットを含む撮像装置において広く利用可能である。
【符号の説明】
【0069】
1 撮像装置本体
2 レンズユニット
3 ケース
3a 円形開口部
41 マウントベース
41a 第1のネジボス部
41b 第2のネジボス部
42 マウントリング
6 電子ビューファインダー
7 操作レバー
8 レリーズ釦
12 シャッターユニット
13 振動板
100 撮像素子
101 放熱板
201 第1緩衝部材
202 第2緩衝部材
203 第3緩衝部材
301 第1ネジ部材
301a 頭部
302 第2ネジ部材
303 第3ネジ部材
303a 頭部
400 モータ
401 固定部材
AX 光軸
図1
図2
図3
図4A
図4B
図5A
図5B
図5C
図6A
図6B
図6C
図6D
図7
【国際調査報告】