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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
【公報種別】再公表特許(A1)
(11)【国際公開番号】WO/0
(43)【国際公開日】2018年7月26日
【発行日】2019年11月7日
(54)【発明の名称】鞍乗り型車両のフロントカバー構造
(51)【国際特許分類】
   B62J 23/00 20060101AFI20191011BHJP
【FI】
   B62J23/00 A
   B62J23/00 C
【審査請求】有
【予備審査請求】有
【全頁数】27
【出願番号】特願2018-562774(P2018-562774)
(21)【国際出願番号】PCT/0/0
(22)【国際出願日】2017年1月18日
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ
(71)【出願人】
【識別番号】000005326
【氏名又は名称】本田技研工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001081
【氏名又は名称】特許業務法人クシブチ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】前田 康幸
(72)【発明者】
【氏名】中西 孝文
(72)【発明者】
【氏名】大石 健一
(57)【要約】
鞍乗り型車両のフロントカバーの構造を簡素化できるようにする。
左右一対で設けられるサイドカバー(50L,50R)、及び、左右のサイドカバー(50L,50R)の間に設けられるセンターカバー(51)を有するフロントカバー(30)を備えた鞍乗り型車両のフロントカバー構造において、センターカバー(51)の左右の側部に設けられた係合部(78,79)と、左右のサイドカバー(50L,50R)にそれぞれ設けられた被係合部(70,71)とが係合することで、センターカバー(51)と左右のサイドカバー(50L,50R)とが一体に連結される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
左右一対で設けられるサイドカバー(50L,50R)、及び、左右の前記サイドカバー(50L,50R)の間に設けられるセンターカバー(51)を有するフロントカバー(30)を備えた鞍乗り型車両のフロントカバー構造において、
前記センターカバー(51)の左右の側部に設けられた係合部(78,79)と、左右の前記サイドカバー(50L,50R)にそれぞれ設けられた被係合部(70,71)とが係合することで、前記センターカバー(51)と左右の前記サイドカバー(50L,50R)とが一体に連結されていることを特徴とする鞍乗り型車両のフロントカバー構造。
【請求項2】
左右の前記サイドカバー(50L,50R)は、左右の当該サイドカバー(50L,50R)を互いに連結する相互連結部(52)を備え、
左右の前記サイドカバー(50L,50R)は、前記センターカバー(51)が前記被係合部(70,71)を介して連結されることで、位置決めされていることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両のフロントカバー構造。
【請求項3】
左右の前記サイドカバー(50L,50R)は、カバー部(53)と灯体部(54)とをそれぞれ備え、
前記被係合部(70,71)は、前記灯体部(54)のケース(61)に設けられるとともに、当該ケース(61)は、前記サイドカバー(50L,50R)と前記センターカバー(51)との合わせ部(76)に沿って配置されていることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両のフロントカバー構造。
【請求項4】
左右の前記サイドカバー(50L,50R)は、カバー部(53)と灯体部(54)とをそれぞれ備え、
前記相互連結部(52)は、前記灯体部(54)のケース(61)に設けられるとともに、当該ケース(61)は、前記サイドカバー(50L,50R)と前記センターカバー(51)との合わせ部(76)に沿って配置されていることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両のフロントカバー構造。
【請求項5】
前記灯体部(54)の前記ケース(61)は、車体側の前部に固定される前部固定部(68)を備えることを特徴とする請求項3または4記載の鞍乗り型車両のフロントカバー構造。
【請求項6】
左右の前記サイドカバー(50L,50R)の後部には、車体側に固定されたレッグシールド(32,33)に係止される係止部(53e,53f,53j)が設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の鞍乗り型車両のフロントカバー構造。
【請求項7】
前記センターカバー(51)の左右上部には、車体側に固定されたレッグシールド(32)の上部に設けられた締結部(32a)に締結される被締結部(83)が設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の鞍乗り型車両のフロントカバー構造。
【請求項8】
左右の前記サイドカバー(50L,50R)は、前記相互連結部(52)で左右の前記サイドカバー(50L,50R)に挿通される1本のピン部材(75)によって連結され、
前記ピン部材(75)を中心とする左右の前記サイドカバー(50L,50R)の回動は前記センターカバー(51)によって規制されることを特徴とする請求項2記載の鞍乗り型車両のフロントカバー構造。
【請求項9】
前記フロントカバー(30)は、その前端側に行くほど車幅方向の幅が小さくなるように形成されているとともに、左右の前記サイドカバー(50L,50R)の車幅方向の内側の側縁部(61b)は、前記前端側に行くほど互いの距離が近くなるように形成されており、
前記相互連結部(52)は、左右の前記サイドカバー(50L,50R)の前記側縁部(61b)の前端部に設けられていることを特徴とする請求項2または8記載の鞍乗り型車両のフロントカバー構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鞍乗り型車両のフロントカバー構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、鞍乗り型車両のフロントカバー構造において、左右のサイドカバーを、バッテリ保持部材を兼ねる連結部材及びクロスプレートで連結し、左右のサイドカバーの間をセンターカバーで覆うものが知られている。(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、センターカバーは、連結部材及びレッグシールドに連結されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−234477号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記従来のフロントカバー構造では、連結部材及び専用のクロスプレートでサイドカバーを左右に連結するため、部品点数が増加するとともに、構造が複雑になっている。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、鞍乗り型車両のフロントカバーの構造を簡素化できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、左右一対で設けられるサイドカバー(50L,50R)、及び、左右の前記サイドカバー(50L,50R)の間に設けられるセンターカバー(51)を有するフロントカバー(30)を備えた鞍乗り型車両のフロントカバー構造において、前記センターカバー(51)の左右の側部に設けられた係合部(78,79)と、左右の前記サイドカバー(50L,50R)にそれぞれ設けられた被係合部(70,71)とが係合することで、前記センターカバー(51)と左右の前記サイドカバー(50L,50R)とが一体に連結されていることを特徴とする。
また、上記発明において、左右の前記サイドカバー(50L,50R)は、左右の当該サイドカバー(50L,50R)を互いに連結する相互連結部(52)を備え、左右の前記サイドカバー(50L,50R)は、前記センターカバー(51)が前記被係合部(70,71)を介して連結されることで、位置決めされていても良い。
【0006】
また、上記発明において、左右の前記サイドカバー(50L,50R)は、カバー部(53)と灯体部(54)とをそれぞれ備え、前記被係合部(70,71)は、前記灯体部(54)のケース(61)に設けられるとともに、当該ケース(61)は、前記サイドカバー(50L,50R)と前記センターカバー(51)との合わせ部(76)に沿って配置されていても良い。
さらに、上記発明において、左右の前記サイドカバー(50L,50R)は、カバー部(53)と灯体部(54)とをそれぞれ備え、前記相互連結部(52)は、前記灯体部(54)のケース(61)に設けられるとともに、当該ケース(61)は、前記サイドカバー(50L,50R)と前記センターカバー(51)との合わせ部(76)に沿って配置されていても良い。
【0007】
また、上記発明において、前記灯体部(54)の前記ケース(61)は、車体側の前部に固定される前部固定部(68)を備える構成としても良い。
また、上記発明において、左右の前記サイドカバー(50L,50R)の後部には、車体側に固定されたレッグシールド(32,33)に係止される係止部(53e,53f)が設けられている構成としても良い。
また、上記発明において、前記センターカバー(51)の左右上部には、車体側に固定されたレッグシールド(32)の上部に設けられた締結部(32a)に締結される被締結部(83)が設けられている構成としても良い。
【0008】
また、上記発明において、左右の前記サイドカバー(50L,50R)は、前記相互連結部(52)で左右の前記サイドカバー(50L,50R)に挿通される1本のピン部材(75)によって連結され、前記ピン部材(75)を中心とする左右の前記サイドカバー(50L,50R)の回動は前記センターカバー(51)によって規制されても良い。
また、上記発明において、前記フロントカバー(30)は、その前端側に行くほど車幅方向の幅が小さくなるように形成されているとともに、左右の前記サイドカバー(50L,50R)の車幅方向の内側の側縁部(61b)は、前記前端側に行くほど互いの距離が近くなるように形成されており、前記相互連結部(52)は、左右の前記サイドカバー(50L,50R)の前記側縁部(61b)の前端部に設けられていても良い。
【発明の効果】
【0009】
本発明の鞍乗り型車両のフロントカバー構造によれば、左右一対で設けられるサイドカバー、及び、左右のサイドカバーの間に設けられるセンターカバーを有するフロントカバーを備え、センターカバーの左右の側部に設けられた係合部と、左右のサイドカバーにそれぞれ設けられた被係合部とが係合することで、センターカバーと左右のサイドカバーとが一体に連結されている。これにより、センターカバーによって左右のサイドカバーを連結できるため、専用の連結部材を省略でき、フロントカバーの構造を簡素化できる。
また、上記発明において、左右のサイドカバーは、左右のサイドカバーを互いに連結する相互連結部を備え、左右のサイドカバーは、センターカバーが被係合部を介して連結されることで、位置決めされていても良い。この構成によれば、相互連結部によってフロントカバーの強度を向上できるため、センターカバーの係合部が受け持つ強度負担を下げることができ、センターカバーの構造を簡素化できる。
【0010】
また、上記発明において、左右のサイドカバーは、カバー部と灯体部とをそれぞれ備え、被係合部は、灯体部のケースに設けられるとともに、ケースは、サイドカバーとセンターカバーとの合わせ部に沿って配置されていても良い。この構成によれば、サイドカバーとセンターカバーとの合わせ部に沿って配置される灯体部のケースによってサイドカバーの剛性を効果的に向上できるとともに、合わせ部に沿うように被係合部を配置でき、被係合部の配置の自由度を向上できる。
さらに、上記発明において、相互連結部は、灯体部のケースに設けられるとともに、ケースは、サイドカバーとセンターカバーとの合わせ部に沿って配置されていても良い。この構成によれば、サイドカバーとセンターカバーとの合わせ部に沿って配置される灯体部のケースによってサイドカバーの剛性を効果的に向上できるとともに、相互連結部の配置位置の自由度を向上できる。
【0011】
また、上記発明において、灯体部のケースは、車体側の前部に固定される前部固定部を備えていても良い。この構成によれば、ケースの前部固定部を利用してサイドカバーを車体側に高い強度で固定できる。
また、上記発明において、左右のサイドカバーの後部には、車体側に固定されたレッグシールドに係止される係止部が設けられていても良い。この構成によれば、サイドカバーを車体側に直接的に固定する固定部材を設けなくとも、サイドカバーをレッグシールドに簡単な構造で固定できる。
また、上記発明において、センターカバーの左右上部には、車体側に固定されたレッグシールドの上部に設けられた締結部に締結される被締結部が設けられていても良い。この構成によれば、センターカバーを車体側に直接的に固定する固定部材を設けなくとも、センターカバーをレッグシールドの締結部に簡単な構造で固定できる。
【0012】
また、上記発明において、左右のサイドカバーは、相互連結部で左右のサイドカバーに挿通される1本のピン部材によって連結され、ピン部材を中心とする左右のサイドカバーの回動はセンターカバーによって規制されても良い。この構成によれば、左右のサイドカバーにピン部材を挿通する簡単な構造で左右のサイドカバーを連結できるとともに、サイドカバーの回動をセンターカバーを利用して簡単な構造で規制できる。
また、上記発明において、フロントカバーは、その前端側に行くほど車幅方向の幅が小さくなるように形成されているとともに、左右のサイドカバーの車幅方向の内側の側縁部は、前端側に行くほど互いの距離が近くなるように形成されており、相互連結部は、左右のサイドカバーの側縁部の前端部に設けられていても良い。この構成によれば、フロントカバーがその前端側に行くほど車幅方向の幅が小さくなるため、フロントカバーの空力特性が良い。さらに、相互連結部が、前端側に行くほど互いの距離が近くなるサイドカバーの車幅方向の内側の側縁部の前端部に設けられるため、相互連結部をコンパクトに設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1図1は、本発明に係る自動二輪車の右側面図である。
図2図2は、サイドカバーの取付部を有するバッテリーケースの車体フレームへの固定状態を左前方側から見た斜視図である。
図3図3は、自動二輪車の前部を左前方側から見た斜視図である。
図4図4は、センターカバーを取り外した状態で自動二輪車の前部を左前方側から見た斜視図である。
図5図5は、フロントカバーの組立体を後方側から見た斜視図である。
図6図6は、図4のVI−VI断面図である。
図7図7は、図6のVII−VII断面図である。
図8図8は、図4のVIII−VIII断面図である。
図9図9は、図4のIX−IX断面図である。
図10図10は、図4のX−X断面図である。
図11図11は、図5のXI−XI断面図である。
図12図12は、自動二輪車の前部を左側方から見た斜視図である。
図13図13は、図12のXIII−XIII断面図である。
図14図14は、下側レッグシールドの周辺部を側方側から見た斜視図である。
図15図15は、図12のXV−XV断面図である。
図16図16は、左右のサイドカバー及びセンターカバーが一体に組み付けられた状態を示す斜視図である。
図17図17は、フロントカバーの着脱を示す概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。また、図中では車体右方を符号RHで示すことがある。
【0015】
図1は、本発明に係る自動二輪車1の右側面図である。なお、図1では、左右一対で設けられるものは、符号を含み右側のものだけが図示されている。
自動二輪車1は、車体フレーム10にパワーユニットとしてのエンジン11が支持され、前輪2を操舵可能に支持するフロントフォーク12が車体フレーム10の前端に操舵可能に支持され、後輪3を支持するスイングアーム13が車体フレーム10の後部側に設けられた車両である。自動二輪車1は、乗員が跨るようにして着座するシート14が車体フレーム10の後部の上方に設けられた鞍乗り型車両である。
【0016】
車体フレーム10は、ヘッドパイプ15、メインフレーム16、左右一対の後部フレーム17,17、及び、ピボットフレーム18を備える。
ヘッドパイプ15は、車体フレーム10の前端部に設けられ、車幅の中央に位置する。
メインフレーム16は、ヘッドパイプ15から車幅の中央に沿って一本で後下方に延びている。
後部フレーム17,17は、メインフレーム16の後部から左右に分岐して後方に延びるパイプ状のフレームである。各後部フレーム17は、メインフレーム16から略水平に後方へ延びる前側延出部17aと、前側延出部17aの後端から後上がりに延びる傾斜部17bと、傾斜部17bの上端から略水平に後方へ延びる後側延出部17cとを備える。
ピボットフレーム18は、前側延出部17a,17aの後部側から下方に延びている。
【0017】
フロントフォーク12は、ヘッドパイプ15によって操舵可能に支持される。フロントフォーク12の上部には操舵ハンドル12aが設けられる。
スイングアーム13は、ピボットフレーム18を車幅方向に貫通するピボット軸19に前端部を軸支され、ピボット軸19を中心に上下に揺動する。後輪3は、スイングアーム13の後端部に軸支される。
スイングアーム13の後部と後部フレーム17,17の後側延出部17c,17cとの間には、リアサスペンション20,20が掛け渡される。
【0018】
エンジン11は、クランクケース21と、クランクケース21の前部から前方へ延びるシリンダ部22とを備える。エンジン11は、シリンダ部22の軸線22aが略水平に延びる水平エンジンである。
エンジン11は、ピボットフレーム18の前方で、車体フレーム10から吊り下げられるようにして支持されている。
【0019】
エンジン11の動力は、エンジン11と後輪3とを繋ぐ駆動チェーン(不図示)によって後輪3に伝達される。
エンジン11の吸気装置41(図14)は、シリンダ部22の上方に配置される。
エンジン11の排気管23は、シリンダ部22の下部から後方に延出し、後輪3の側方のマフラー24に接続される。
【0020】
自動二輪車1は、ヘルメット等の物品を収納可能な収納ボックス25と、燃料タンク26とを備える。
収納ボックス25は上面が開口した箱である。収納ボックス25は、傾斜部17b,17bの前方且つ前側延出部17a,17aの上方に配置され、後部フレーム17,17に支持される。
燃料タンク26は、収納ボックス25の上部の後方且つ後輪3の上方に位置し、左右の後側延出部17c,17cの間に配置される。
【0021】
シート14は、収納ボックス25及び燃料タンク26を上方から覆う。シート14は、収納ボックス25の前端部の上部に設けられるヒンジ部(不図示)によって収納ボックス25に連結されている。シート14は、ヒンジ部を中心に前後方向に回動可能である。
シート14は、運転者用の前側シート14aと、同乗者用の後側シート14bとを一体に備える。
【0022】
自動二輪車1は、車体フレーム10やエンジン11等で構成される車体を覆う車体カバー29を備える。
車体カバー29は、一般的な合成樹脂を成形した成形品である。車体カバー29は、ヘッドパイプ15等を前方から覆うフロントカバー30と、操舵ハンドル12aの中央部を覆うトップカバー31と、シート14の前方に位置する上側レッグシールド32と、上側レッグシールド32(レッグシールド)の下方でシリンダ部22を覆う下側レッグシールド33(レッグシールド)とを備える。
【0023】
また、車体カバー29は、シート14の下方の部分を覆う左右一対のリアサイドカバー34,34と、シート14の後方の部分を上方から覆うリアセンターカバー35とを備える。
さらに、自動二輪車1は、リアフェンダー36と、前輪2を上方から覆うフロントフェンダー37とを備える。
シート14に着座した運転者が足を乗せる左右一対のステップ38,38は、クランクケース21の外側方に設けられている。
ヘッドパイプ15の前面の下部には、バッテリーケース39が固定されている。バッテリーケース39は、フロントカバー30の内側に設けられており、フロントカバー30によって前方から覆われている。
【0024】
図2は、後述するサイドカバーの取付部を有するバッテリーケース39の車体フレーム10への固定状態を左前方側から見た斜視図である。
バッテリーケース39は、その前面部39aが開口した箱状のケースであり、車両側面視で前面部39aが前下がりとなる向きでヘッドパイプ15の前部に固定されている。
バッテリ40は、前面部39aからバッテリーケース39内に収納され、前面部39aに設けられるバンド部材39bによって固定される。
バッテリーケース39は、前面部39aの左右の下部から車幅方向外側且つ下方に延びる取付部としてのカバーステー39c,39cを備える。
【0025】
図3は、自動二輪車1の前部を左前方側から見た斜視図である。
図1及び図3に示すように、フロントカバー30は、車体フレーム10の前部の左右の側方に一対で設けられるサイドカバー50L,50Rと、左右のサイドカバー50L,50Rの間に設けられるセンターカバー51とを備える。サイドカバー50L,50R及びセンターカバー51は、樹脂成型品である。
フロントカバー30は、その上部30aが、ヘッドパイプ15を前方及び左右の側方から覆い、その下部30bが、ヘッドパイプ15の左右の側方から後下方に延びている。
【0026】
フロントカバー30の上部30aは、後部からその前端側に行くほど車幅方向の幅が小さくなるように形成されているとともに、側面視では前下がりに形成されている。
フロントカバー30の下部30bは、ヘッドパイプ15の下方で前輪2とエンジン11の前部との間の部分を左右の側方から覆う。
下側レッグシールド33は、前側シート14aの前下方でメインフレーム16の後部及びエンジン11の前部を左右の側方から覆うカバーであり、左右一対で設けられている。また、下側レッグシールド33は、フロントカバー30の下部30bの後縁に連続して設けられ、前側シート14aの下方まで延びる。
【0027】
上側レッグシールド32は、ヘッドパイプ15及びメインフレーム16を後方側から覆うカバーであり、フロントカバー30の上部30aの後縁、フロントカバー30の下部30bの上縁、及び、下側レッグシールド33の上縁に連続して設けられている。
上側レッグシールド32及び下側レッグシールド33は、ステップ38,38の前方且つフロントカバー30の後方に位置するカバーであり、運転者の脚を前方から覆う。
トップカバー31は、フロントカバー30の上端の上方に設けられる。トップカバー31の前面における車幅方向の中央部には、ヘッドライト31aが設けられている。
【0028】
図4は、センターカバー51を取り外した状態で自動二輪車1の前部を左前方側から見た斜視図である。図5は、フロントカバー30、及び、後述する灯体部54のケース61とセンターカバー51との取付状態を後方側から見た斜視図である。図5に示す中心線Cは、車幅の中央に位置する線である。
図3図5を参照し、センターカバー51は、車幅の中央でヘッドパイプ15の前方に配置され、ヘッドパイプ15を前方から覆う。センターカバー51は、ヘッドパイプ15の前方に配設されたヒューズ、メインスイッチ、配線カプラー、バッテリ40、及び、灯体部54のウインカーのバルブ(発光体60)等の部品の保守点検用に、着脱自在に配設されている。
左右のサイドカバー50L,50Rは、センターカバー51の左右にそれぞれ設けられる。サイドカバー50L,50Rは、車体フレーム10の前部や吸気装置41(図14)を側方から覆う。
左右のサイドカバー50L,50Rは、その前端部を除き、車幅方向に互いに離間して配置されており、左右のサイドカバー50L,50Rの間に配置されるセンターカバー51にそれぞれ係合することで互いに連結される。また、サイドカバー50L,50Rは、その前端部に設けられた相互連結部52によって互いに連結される。
【0029】
左右のサイドカバー50L,50Rは、左右で略対称に形成されている。
サイドカバー50L,50Rは、板状のカバー部53,53と、カバー部53,53に取り付けられる灯体部54,54とを備える。
カバー部53,53は、フロントカバー30の上部30aの側部を構成するサイドカバー前面部53a,53aと、サイドカバー前面部53a,53aの外側縁から後下方に延びるサイドカバー側面部53b,53bとを一体に備える。サイドカバー側面部53b,53bは、フロントカバー30の下部30bを構成する。
【0030】
サイドカバー前面部53a,53aは、側面視では前下がりに傾斜して設けられる。
サイドカバー前面部53a,53aの内面には、灯体部54,54が取り付けられる灯体固定部として、図5に示すように、後側固定部55a、中間固定部55b及び前側固定部55cがそれぞれ設けられている。
後側固定部55aは、サイドカバー前面部53aの上部の後縁から車幅方向内側に延出している。
中間固定部55bは、サイドカバー前面部53aにおいて後側固定部55aの前下方の位置から車幅方向内側に延出している。
前側固定部55cは、サイドカバー前面部53aにおいて中間固定部55bの前下方の位置から車幅方向内側に延出しており、サイドカバー前面部53aの前端部に位置する。
【0031】
また、サイドカバー前面部53a,53aの前端部には、その内面から車幅方向内側に延出する前側フロントカバー固定部56,56が設けられている。前側フロントカバー固定部56,56は、前側固定部55c,55cよりも前方に位置する。
【0032】
サイドカバー50L,50Rの灯体部54,54は、前下がりの姿勢で前後方向に延びており、前後に細長く形成されている。
灯体部54,54は、サイドカバー前面部53a,53aにおける車幅方向内側の内縁部に沿うように配置されており、この内縁部の後端から前端部まで延びている。灯体部54,54は、サイドカバー前面部53a,53aの上記内縁部に沿って、その後端から、車幅方向内側且つ前下方に向かって斜めに延びている。
【0033】
灯体部54,54は、発光体60,60(図4)と、発光体60,60を支持するケース61,61と、ケース61,61に取り付けられて発光体60,60を覆うレンズ62,62とを備える。灯体部54,54は、ウインカーである。
ケース61,61は、サイドカバー前面部53a,53aの上記内縁部に沿って前後に延在している。発光体60,60は、ケース61,61の前面側の灯体収容部内に収容される。
レンズ62,62は、透光性を有する合成樹脂等で形成されたカバーであり、ケース61,61の前面に取り付けられ、ケース61,61の前面の略全体を覆う。
灯体部54,54は、サイドカバー前面部53a,53aの内面側に取り付けられ、レンズ62,62が、サイドカバー前面部53a,53aの表面から前方に露出する。
【0034】
ケース61,61は合成樹脂等で形成される。ケース61,61は、サイドカバー前面部53a,53aに固定されるステーとして、図5に示すように、後側固定部55aに固定される後側ステー63aと、中間固定部55bに固定される中間ステー63bと、前側固定部55cに固定される前側ステー63cとをそれぞれ備える。
後側ステー63a、中間ステー63b及び前側ステー63cは、ケース61,61の車幅方向外側の縁部である外縁部61a,61a(図5)から下方に延びている。
【0035】
後側ステー63aは、後側固定部55a及び後側ステー63aに後上方から挿通されるクリップ部材65によってサイドカバー前面部53aに固定される。クリップ部材65は、後側固定部55a及び後側ステー63aに嵌合する軸部を有するクリップであり、軸方向に抜き差しされることで、容易に着脱される。
中間ステー63bは、車幅方向内側から中間ステー63bに挿通されて中間固定部55bに締結されるボルト66によって、サイドカバー前面部53aに固定される。
【0036】
前側ステー63cは、車幅方向内側から前側ステー63cに挿通されて前側固定部55cに締結されるボルト67によって、サイドカバー前面部53aに固定される。
また、ケース61,61は、外縁部61a,61aから下方に延びる車体取付ステー68,68(前部固定部)を備える。車体取付ステー68,68は、ケース61,61の前端部で前側ステー63c,63cと一体に形成されている。車体取付ステー68,68は、前側ステー63c,63cの後方に位置する。
【0037】
ケース61,61の車幅方向内側の縁部である内縁部61b,61b(側縁部)は、サイドカバー前面部53a,53aにおける車幅方向の内縁部を構成する。また、内縁部61b,61bの位置は、レンズ62,62における車幅方向の内縁部の位置に略一致する。
内縁部61b,61bは、その後端から、車幅方向内側且つ前下方に向かって斜めに延びている。すなわち、左右の内縁部61b,61bの間の距離は、その前端側に行くほど小さくなる。
ケース61,61は、内縁部61b,61bの後部から車幅方向内側へ延びる板状の後側被係合部70,70(被係合部)と、内縁部61b,61bの前部から車幅方向内側へ延びる板状の前側被係合部71,71(被係合部)とを備える。
後側被係合部70,70は、係合孔70a,70aを備える。前側被係合部71,71は、係合孔71a,71aを備える。
【0038】
また、左側のケース61は、内縁部61bの前端部から車幅方向内側へ延びる板状の内側延出部72Lを備える。右側のケース61も、内縁部61bの前端部から車幅方向内側へ延びる板状の内側延出部72Rを備える。内側延出部72L,72Rは、前側被係合部71,71の前方に位置するとともに、前側被係合部71,71と一体に形成されている。
内側延出部72L,72R、前側被係合部71,71及び後側被係合部70,70は、車両側面視では、センターカバー51に沿うように前下がりに傾斜している。
内側延出部72L,72Rは、前側被係合部71,71よりも車幅方向内側に延出しており、車幅の中央部でその板厚方向に互いに重なる。
【0039】
図6は、図4のVI−VI断面図である。ここで、図6では、図3のようにセンターカバー51を取り付けた状態の断面が図示されている。
図4図6を参照し、内側延出部72L,72Rには、内側延出部72L,72Rをその板厚方向に貫通する係合孔73,74が設けられている。係合孔73,74は、車幅の中央に位置する。
内側延出部72L,72Rは、係合孔73,74に前上方から挿通される固定具としてのピン部材75によって相互に連結される。ピン部材75は、係合孔73,74に嵌合する軸部75aを有するクリップであり、軸方向に抜き差しされることで、容易に着脱される。
すなわち、相互連結部52は、内側延出部72L,72Rによって構成され、左右のサイドカバー50L,50Rは、相互連結部52によって互いに連結されている。
【0040】
図7図6のVII−VII断面図である。
図5図7に示すように、サイドカバー50L,50Rの各前側固定部55cは、サイドカバー前面部53aの内面から車幅方向内側に延びる台座部55c1と、台座部55c1の先端から車幅方向内側に突出する嵌合部55c2と、ボルト67が締結されるねじ穴部55c3とを備える。ねじ穴部55c3は、嵌合部55c2及び台座部55c1の内部を車幅方向に延びる。
各ケース61の前側ステー63cは、嵌合部55c2が嵌合する孔63c1を備える。
各ケース61は、前側ステー63cの孔63c1が嵌合部55c2に嵌合された状態で、ボルト67の頭部と台座部55c1との間に狭持される。
なお、中間固定部55b(図5)、中間ステー63b及びボルト66についても、図7と同様に構成されている。
【0041】
図8は、図4のVIII−VIII断面図である。
図3図8を参照し、センターカバー51は、車幅の中央で側面視において前下がりに延びる板状のカバーである。センターカバー51は、車幅方向における中央部が上下の全長の略全体に亘り前方に凸となるように緩やかに湾曲している。
【0042】
センターカバー51は、左右のケース61,61の内縁部61b,61bの間の空間の略全体を埋める形状に形成されている。
図3に示すように、センターカバー51の前縁部51aは、サイドカバー前面部53a,53aの前縁部53c,53cに連続する。
センターカバー51の後縁部51bは、灯体部54,54の後端部54a,54aに連続する。
センターカバー51の左右の側縁部51c,51cは、ケース61,61の内縁部61b,61bに沿うように形成されており、その後端から、車幅方向内側且つ前下方に向かって斜めに延びている。
センターカバー51がサイドカバー50L,50Rに取り付けられた状態では、側縁部51c,51cと内縁部61b,61bとが合わさる合わせ部76,76が形成される。
前後に延びる合わせ部76,76に沿ってケース61,61がカバー部53,53に取り付けられるため、カバー部53,53の剛性をケース61,61によって効果的に向上できる。
【0043】
図5及び図8に示すように、センターカバー51は、サイドカバー50L,50Rの相対位置を保持する係合部78,79を有する。詳細には、センターカバー51は、側縁部51c,51cの内面の後部から下方に延びる後側係合部78,78(係合部)と、側縁部51c,51cの内面の前部から下方に延びる前側係合部79,79(係合部)とを備える。
後側係合部78,78は、ケース61,61の後側被係合部70,70の係合孔70a,70aに前上方から挿通される。
後側係合部78,78は、係合孔70a,70aにスナップフィット方式で嵌合する突起部であり、係合孔70a,70aに抜き差しされることで容易に着脱される。
前側係合部79,79は、ケース61,61の前側被係合部71,71の係合孔71a,71aに前上方から挿通される。
前側係合部79,79は、係合孔71a,71aにスナップフィット方式で嵌合する突起部であり、係合孔71a,71aに抜き差しされることで容易に着脱される。
【0044】
図9は、図4のIX−IX断面図である。ここで、図9では、図3のようにセンターカバー51を取り付けた状態の断面が図示されている。
図4図6及び図9を参照し、センターカバー51は、側縁部51c,51cの内面の前端部から下方に延びる前端側ステー部81,81を備える。前端側ステー部81,81には、係合孔81a,81aが形成されている。
センターカバー51の前端側ステー部81,81は、サイドカバー50L,50Rの前側フロントカバー固定部56,56の孔56a,56a及び係合孔81a,81aに下方から係合する固定具82,82によって、前側フロントカバー固定部56,56に連結される。これにより、センターカバー51は、サイドカバー50L,50Rに対し前後左右方向に位置決めされる。固定具82,82は、孔56a,56a及び係合孔81a,81aに嵌合する軸部82aを備えるクリップ部材として、軸方向に抜き差しされることで、容易に着脱される。また、固定具82,82は、孔56a,56a及び係合孔81a,81aに差し込まれた状態で、多少前後方向に移動可能に隙間を介して取り付けられている。
【0045】
図10は、図4のX−X断面図である。ここで、図9では、図3のようにセンターカバー51を取り付けた状態の断面が図示されている。
図4図5及び図10を参照し、センターカバー51は、後縁部51bの内面から下方に延びる後端側ステー部83,83(被締結部)を備える。後端側ステー部83,83は、後縁部51b(センターカバー51の上部)の左右の端部にそれぞれ設けられる。
後端側ステー部83,83は、センターカバー51を固定するボルト84,84が締結されるナット部83a,83aを備える。ナット部83a,83aは、例えば、後端側ステー部83,83に装着されるクリップナットである。
これらボルト84,84を外すとともに、センターカバー51の前端側ステー部81,81の係合孔81a,81aを固定具82(クリップ部材)の軸部82aに沿って抜き、さらに、前述したスナップフィット方式で嵌合する後側と前側の各係合部係合部78,79が解除されることで、センターカバー51を取り外すことが可能となる。
【0046】
上側レッグシールド32は、センターカバー51の後縁部51bに合わさる上端部に、固定孔部32a,32a(締結部)を備える。
センターカバー51の後縁部51bは、上側レッグシールド32の固定孔部32a,32aに後方から挿通されるボルト84,84がナット部83a,83aに締結されることで、上側レッグシールド32に連結されている。
上側レッグシールド32は、不図示の固定部によって、車体フレーム10側に固定されている。すなわち、センターカバー51は、上側レッグシールド32を介して車体フレーム10側に固定される。
【0047】
図11は、図5のXI−XI断面図である。ここで、図11では、バッテリーケース39もケース61と共に図示されている。
図2図5及び図11を参照し、バッテリーケース39のカバーステー39c,39cは、ナット部39d,39dを備える。ナット部39d,39dには、サイドカバー50L,50Rのケース61,61を固定するボルト86,86が締結される。ナット部39d,39dは、例えば、カバーステー39c,39cに装着されるクリップナットである。
【0048】
ケース61,61の車体取付ステー68,68は、固定孔部68a,68aを備える。
車体取付ステー68,68は、車幅方向外側から固定孔部68a,68aに挿通されてナット部39d,39dに締結されるボルト86,86によってバッテリーケース39のカバーステー39c,39cに連結される。
すなわち、サイドカバー50L,50Rは、ケース61,61及びバッテリーケース39を介して、車体フレーム10側に固定されている。バッテリーケース39は、比較的重量が大きなバッテリ40を支持するものであり、剛性が大きいため、サイドカバー50L,50Rを良好に支持できる。
【0049】
図3及び図4を参照し、バッテリーケース39は、フロントカバー30の内側の空間の下部に位置する。バッテリーケース39の左右の側部は、前側被係合部71,71及び内側延出部72L,72Rによって前方から覆われている。
電装系のヒューズボックス87は、センターカバー51とバッテリーケース39との間に配置されている。
【0050】
図12は、自動二輪車1の前部を左側方から見た斜視図である。図13は、図12のXIII−XIII断面図である。
図12に示すように、サイドカバー50L,50Rのカバー部53,53の左右の後縁部53d,53dは、上側レッグシールド32の左右の側縁部32b,32bに合わさる。
後縁部53d,53dは、側方から見ると、その上端から前下がりに延びる部分と、この部分の下端から後下がりに延びる部分とを備える。
【0051】
図13に示すように、左右のカバー部53,53は、後縁部53d,53dから車幅方向内側へ延びる係止部53e,53eを備える。
また、上側レッグシールド32は、係止部53e,53eが車幅方向外側から挿入される係止孔32c,32cを側縁部32b,32bに備える。
すなわち、サイドカバー50L,50Rは、係止部53e,53eが係止孔32c,32cに係止されることで、後縁部53d,53dが上側レッグシールド32に固定される。
さらに、サイドカバー50L,50Rは、カバー部53,53上に設けられる他の複数の係止部、例えば、図5のサイドカバー50L,50Rの側部に設けられるスナップフィット方式の係止部79´(図5)等によっても、上側レッグシールド32に係止されている。
【0052】
図14は、下側レッグシールド33の周辺部を側方側から見た斜視図である。ここで、図14では、サイドカバー50L,50Rを取り外した状態が図示されている。
下側レッグシールド33,33は、複数の固定部によって車体側に固定されている。例えば、下側レッグシールド33,33の上部は、係止具33fで上側レッグシールド32に取り付けられ、下側レッグシールド33,33の下部は、車幅方向外側から挿通されるボルト88,88によって車体側のステー89,89(図15)に締結されている。
【0053】
下側レッグシールド33,33の前部の上部には、係止孔33aが設けられている。さらに、サイドカバー側面部53b,53bの後端部を取り付けるための下側レッグシールド33,33の前部の下部には、係止孔33bと、この係止孔33bに車幅方向内側から挿通される係止具33cとが設けられている。
図12に示すように、サイドカバー側面部53b,53bの後部の上部には、下側レッグシールド33,33の係止孔33a,33aに車幅方向外側から挿通されて係止される係止部53f,53fが設けられている。
また、サイドカバー側面部53b,53bの後部の下部には、下側レッグシールド33,33の係止具33c(図14)が車幅方向内側から挿通されて係止される係止部53j(図1)が設けられている。
【0054】
図15は、図14のXV−XV断面図である。
図12図14及び図15に示すように、各サイドカバー側面部53bは、その前縁から後方側に行くほど車幅方向外側に位置するように傾斜した前側傾斜面53gと、前側傾斜面53gの後端から後方側に行くほど車幅方向内側に位置するように傾斜した後側傾斜面53hとを備える。
また、各下側レッグシールド33は、サイドカバー側面部53bの内側且つ後側傾斜面53hの前方側から後側傾斜面53hと略平行に設けられる内側傾斜面33dと、内側傾斜面33dの後端から角度を変えて後側傾斜面53hの後方へ延びる平坦面33eとをその前部に備える。各下側レッグシールド33の後部は、平坦面33eの後端から後方且つ車幅方向の内側へ延びている。
【0055】
前側傾斜面53g、後側傾斜面53h、内側傾斜面33d及び平坦面33eによって、下側レッグシールド33の内側の空気を下側レッグシールド33の外側に通す空気通路90が形成される。
内側傾斜面33dは後側傾斜面53hに対向している。内側傾斜面33dの前端と前側傾斜面53gとの間には隙間が形成されている。後側傾斜面53hの後端と平坦面33eとの間には隙間が形成されている。
前方側からサイドカバー側面部53bの内側に流入した走行風の一部W1は、下側レッグシールド33の内面に沿ってシリンダ部22の側面側に流れる。また、前方側からサイドカバー側面部53bの内側に流入した走行風の他の一部W2は、空気通路90を通って、後側傾斜面53hの後端と平坦面33eとの間の隙間から後方に排出される。
【0056】
図16は、左右のサイドカバー50L,50R及びセンターカバー51が一体に組み付けられた状態を示す斜視図である。
ここで、フロントカバー30の車体への組み付け手順を説明する。
まず、図5等を参照し、カバー部53,53に灯体部54,54が取り付けられることで、左右のサイドカバー50L,50Rが組み立てられる。詳細には、灯体部54,54は、クリップ部材65,65、ボルト66,66及びボルト67,67によって固定される。
次いで、相互連結部52にピン部材75が挿通されることで、左右のサイドカバー50L,50Rが仮組みされる。この状態では、1本のピン部材75によってサイドカバー50L,50Rを容易に連結できるが、サイドカバー50L,50Rは、ピン部材75を中心に互いに回動可能である。
【0057】
次に、サイドカバー50L,50Rにセンターカバー51が連結されることで、図16に示すようにサイドカバー50L,50R及びセンターカバー51が一体となった小組体91であるフロントカバー30が形成される。
詳細には、センターカバー51は、後側係合部78,78及び前側係合部79,79が、サイドカバー50L,50Rの後側被係合部70,70及び前側被係合部71,71に差し込まれて係合されることで、サイドカバー50L,50Rに固定される。このように、センターカバー51を差し込むだけでサイドカバー50L,50Rに連結できるため、容易に小組体91を形成できる。
また、小組体91の状態では、図16に示すようにサイドカバー50L,50Rは、センターカバー51によって互いに位置決めされて回動不能になる。このため、組立作業時に小組体91を扱いやすい。
さらに、小組体91の状態では、サイドカバー50L,50Rは、前側フロントカバー固定部56,56に挿通される固定具82,82によってもセンターカバー51に連結される。
【0058】
また、図2に示すように、バッテリーケース39は、車体フレーム10に固定した状態とされる。
続いて、小組体91が車体側に組み付けられる。詳細には、図5及び図10に示すように、小組体91は、センターカバー51の後端側ステー部83,83がボルト84,84で上側レッグシールド32に連結される。
さらに、図5及び図11を参照し、小組体91はケース61,61の車体取付ステー68,68がボルト86,86でバッテリーケース39のカバーステー39c,39cに連結される。
すなわち、フロントカバー30(小組体91)は、上側レッグシールド32及びバッテリーケース39を介して車体に固定される。
また、フロントカバー30は、その後部に設けられた係止部53e,53e(図13)等の係止部が上側レッグシールド32に係止されるとともに、係止部53f,53f(図12)及び係止部53j,53j(図1)等の係止部が下側レッグシールド33に係止されることで、車体側に係止される。
【0059】
図17は、フロントカバー30の着脱を示す概念図である。
本実施の形態では、フロントカバー30を車体に組み付ける際には、図16のようにフロントカバー30を小組体91にした状態で車体側に組み付けできるため、フロントカバー30が、サイドカバー50L,50R及びセンターカバー51に分割された構造であっても、フロントカバー30の車体への組立工程を簡略化でき、組立てが容易である。
また、自動二輪車1の完成車状態では、図17に示すように、センターカバー51のみを単体で車体側から取り外すことができる。この状態では、バッテリ40、ヒューズボックス87、電装系のカプラー、及び、ウインカーの発光体60等の部品に左右のサイドカバー50L,50Rの間の空間からアクセスでき、メンテナンス性を向上できる。
また、センターカバー51のみを外した状態では、サイドカバー50L,50Rは車体側に固定されて位置決めされているため、センターカバー51を外してもサイドカバー50L,50Rは位置がずれない。このため、センターカバー51のみを取り外してバッテリ40等の部品をメンテナンスした後に、センターカバー51を車体側に容易に再組み付けでき、メンテナンス性が良い。
【0060】
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、自動二輪車1のフロントカバー構造は、左右一対で設けられるサイドカバー50L,50R、及び、左右のサイドカバー50L,50Rの間に設けられるセンターカバー51を有するフロントカバー30を備え、センターカバー51の左右の側部に設けられた後側係合部78,78及び前側係合部79,79と、左右のサイドカバー50L,50Rにそれぞれ設けられた後側被係合部70,70及び前側被係合部71,71とが係合することで、センターカバー51と左右のサイドカバー50L,50Rとが一体に連結されている。これにより、センターカバー51によって左右のサイドカバー50L,50Rを連結できるため、専用の連結部材を省略でき、フロントカバー30の構造を簡素化できる。
また、左右のサイドカバー50L,50Rは、左右のサイドカバー50L,50Rを互いに連結する相互連結部52を備え、左右のサイドカバー50L,50Rは、センターカバー51が後側被係合部70,70及び前側被係合部71,71を介して連結されることで、位置決めされている。これにより、相互連結部52によってフロントカバー30の強度を向上できるため、センターカバー51の後側被係合部70,70及び前側被係合部71,71が受け持つ強度負担を下げることができ、センターカバー51の構造を簡素化できる。
【0061】
また、左右のサイドカバー50L,50Rは、カバー部53,53と灯体部54,54とをそれぞれ備え、後側被係合部70,70及び前側被係合部71,71は、灯体部54,54のケース61,61に設けられるとともに、ケース61,61は、サイドカバー50L,50Rとセンターカバー51との合わせ部76,76に沿って配置されている。これにより、サイドカバー50L,50Rとセンターカバー51との合わせ部76,76に沿って配置される灯体部54,54のケース61,61によってサイドカバー50L,50Rの剛性を効果的に向上できるとともに、合わせ部76,76に沿うように後側被係合部70,70及び前側被係合部71,71を配置でき、後側被係合部70,70及び前側被係合部71,71の配置の自由度を向上できる。
さらに、相互連結部52は、灯体部54,54のケース61,61に設けられるとともに、ケース61,61は、サイドカバー50L,50Rとセンターカバー51との合わせ部76,76に沿って配置されている。これにより、サイドカバー50L,50Rとセンターカバー51との合わせ部76,76に沿って配置される灯体部54,54のケース61,61によってサイドカバー50L,50Rの剛性を効果的に向上できるとともに、相互連結部52の配置位置の自由度を向上できる。
【0062】
また、灯体部54,54のケース61,61は、車体側の前部に固定される車体取付ステー68,68を備えるため、ケース61,61の車体取付ステー68,68を利用してサイドカバー50L,50Rを車体側に高い強度で固定できる。
また、左右のサイドカバー50L,50Rの後部には、車体側に固定された上側レッグシールド32に係止される係止部53e,53e、及び、下側レッグシールド33に固定される係止部53f,53f,53j,53jが設けられている。このため、サイドカバー50L,50Rを車体側に直接的に固定する固定部材を設けなくとも、サイドカバー50L,50Rを上側レッグシールド32及び下側レッグシールド33に簡単な構造で固定できる。
また、センターカバー51の左右上部には、車体側に固定された上側レッグシールド32の上部に設けられた固定孔部32a,32aに締結される後端側ステー部83,83が設けられている。このため、センターカバー51を車体側に直接的に固定する固定部材を設けなくとも、センターカバー51を上側レッグシールド32の固定孔部32a,32aに簡単な構造で固定できる。
【0063】
また、左右のサイドカバー50L,50Rは、相互連結部52で左右のサイドカバー50L,50Rに挿通される1本のピン部材75によって連結され、ピン部材75を中心とする左右のサイドカバー50L,50Rの回動はセンターカバー51によって規制される。これにより、左右のサイドカバー50L,50Rにピン部材75を挿通する簡単な構造で左右のサイドカバー50L,50Rを連結できるとともに、サイドカバー50L,50Rの回動をセンターカバー51を利用して簡単な構造で規制できる。これにより、フロントカバー30を小組体91として一体的に車体へ着脱が可能となり、組立性及び整備性が向上する。
また、フロントカバー30は、その前端側に行くほど車幅方向の幅が小さくなるように形成されているとともに、左右のサイドカバー50L,50Rの車幅方向の内側の内縁部61b,61bは、前端側に行くほど互いの距離が近くなるように形成されており、相互連結部52は、左右のサイドカバー50L,50Rの内縁部61b,61bの前端部に設けられる。これにより、フロントカバー30がその前端側に行くほど車幅方向の幅が小さくなるため、フロントカバー30の空力特性が良い。さらに、相互連結部52が、前端側に行くほど互いの距離が近くなるサイドカバー50L,50Rの車幅方向の内縁部61b,61bの前端部に設けられるため、相互連結部52をコンパクトに設けることができる。
【0064】
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記第1及び第2の実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、サイドカバー50L,50Rは、カバー部53,53と灯体部54,54とを備えるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、灯体部54,54を備えずに、左右のカバー部をセンターカバー51で直接的に連結しても良い。
上記実施の形態では、自動二輪車を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備えた3輪の鞍乗り型車両、4輪以上を備えた鞍乗り型車両、及び、スクーターなどの鞍乗り型車両に適用可能である。
【符号の説明】
【0065】
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
30 フロントカバー
32 上側レッグシールド(レッグシールド)
32a,32a固定孔部(締結部)
33 下側レッグシールド(レッグシールド)
50L,50R サイドカバー
51 センターカバー
52 相互連結部
53,53 カバー部
53e,53e 係止部
53f,53f,53j,53j 係止部
54,54 灯体部
61,61 ケース
61b,61b 内縁部(側縁部)
68,68 車体取付ステー(前部固定部)
70,70 後側被係合部(被係合部)
71,71 前側被係合部(被係合部)
75 ピン部材
76,76 合わせ部
78,78 後側係合部(係合部)
79,79 前側係合部(係合部)
83,83 後端側ステー部(被締結部)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
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図9
図10
図11
図12
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図14
図15
図16
図17

【手続補正書】
【提出日】2018年5月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
左右一対で設けられるサイドカバー(50L,50R)、及び、左右の前記サイドカバー(50L,50R)の間に設けられるセンターカバー(51)を有するフロントカバー(30)を備えた鞍乗り型車両のフロントカバー構造において、
前記センターカバー(51)の左右の側部に設けられた係合部(78,79)と、左右の前記サイドカバー(50L,50R)にそれぞれ設けられた被係合部(70,71)とが係合することで、前記センターカバー(51)と左右の前記サイドカバー(50L,50R)とが一体に連結され、
左右の前記サイドカバー(50L,50R)は、左右の当該サイドカバー(50L,50R)を互いに連結する相互連結部(52)を備え、
左右の前記サイドカバー(50L,50R)は、前記センターカバー(51)が前記被係合部(70,71)を介して連結されることで、位置決めされていることを特徴とする鞍乗り型車両のフロントカバー構造。
【請求項2】
左右の前記サイドカバー(50L,50R)は、カバー部(53)と灯体部(54)とをそれぞれ備え、
前記被係合部(70,71)は、前記灯体部(54)のケース(61)に設けられるとともに、当該ケース(61)は、前記サイドカバー(50L,50R)と前記センターカバー(51)との合わせ部(76)に沿って配置されていることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両のフロントカバー構造。
【請求項3】
左右の前記サイドカバー(50L,50R)は、カバー部(53)と灯体部(54)とをそれぞれ備え、
前記相互連結部(52)は、前記灯体部(54)のケース(61)に設けられるとともに、当該ケース(61)は、前記サイドカバー(50L,50R)と前記センターカバー(51)との合わせ部(76)に沿って配置されていることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両のフロントカバー構造。
【請求項4】
前記灯体部(54)の前記ケース(61)は、車体側の前部に固定される前部固定部(68)を備えることを特徴とする請求項2または3記載の鞍乗り型車両のフロントカバー構造。
【請求項5】
左右の前記サイドカバー(50L,50R)の後部には、車体側に固定されたレッグシールド(32,33)に係止される係止部(53e,53f,53j)が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の鞍乗り型車両のフロントカバー構造。
【請求項6】
前記センターカバー(51)の左右上部には、車体側に固定されたレッグシールド(32)の上部に設けられた締結部(32a)に締結される被締結部(83)が設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の鞍乗り型車両のフロントカバー構造。
【請求項7】
左右の前記サイドカバー(50L,50R)は、前記相互連結部(52)で左右の前記サイドカバー(50L,50R)に挿通される1本のピン部材(75)によって連結され、
前記ピン部材(75)を中心とする左右の前記サイドカバー(50L,50R)の回動は前記センターカバー(51)によって規制されることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の鞍乗り型車両のフロントカバー構造。
【請求項8】
前記フロントカバー(30)は、その前端側に行くほど車幅方向の幅が小さくなるように形成されているとともに、左右の前記サイドカバー(50L,50R)の車幅方向の内側の側縁部(61b)は、前記前端側に行くほど互いの距離が近くなるように形成されており、
前記相互連結部(52)は、左右の前記サイドカバー(50L,50R)の前記側縁部(61b)の前端部に設けられていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の鞍乗り型車両のフロントカバー構造。
【請求項9】
左右一対で設けられるサイドカバー(50L,50R)、及び、左右の前記サイドカバー(50L,50R)の間に設けられるセンターカバー(51)を有するフロントカバー(30)を備えた鞍乗り型車両のフロントカバー構造において、
前記センターカバー(51)の左右の側部に設けられた係合部(78,79)と、左右の前記サイドカバー(50L,50R)にそれぞれ設けられた被係合部(70,71)とが係合することで、前記センターカバー(51)と左右の前記サイドカバー(50L,50R)とが一体に連結され、
左右の前記サイドカバー(50L,50R)は、カバー部(53)と灯体部(54)とをそれぞれ備え、
前記被係合部(70,71)は、前記灯体部(54)のケース(61)に設けられるとともに、当該ケース(61)は、前記サイドカバー(50L,50R)と前記センターカバー(51)との合わせ部(76)に沿って配置されていることを特徴とする鞍乗り型車両のフロントカバー構造。
【請求項10】
左右一対で設けられるサイドカバー(50L,50R)、及び、左右の前記サイドカバー(50L,50R)の間に設けられるセンターカバー(51)を有するフロントカバー(30)を備えた鞍乗り型車両のフロントカバー構造において、
前記センターカバー(51)の左右の側部に設けられた係合部(78,79)と、左右の前記サイドカバー(50L,50R)にそれぞれ設けられた被係合部(70,71)とが係合することで、前記センターカバー(51)と左右の前記サイドカバー(50L,50R)とが一体に連結され、
左右の前記サイドカバー(50L,50R)は、カバー部(53)と灯体部(54)とをそれぞれ備え、
前記相互連結部(52)は、前記灯体部(54)のケース(61)に設けられるとともに、当該ケース(61)は、前記サイドカバー(50L,50R)と前記センターカバー(51)との合わせ部(76)に沿って配置されていることを特徴とする鞍乗り型車両のフロントカバー構造。
【国際調査報告】