再表2018-225436IP Force 特許公報全文掲載

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
【公報種別】再公表特許(A1)
(11)【国際公開番号】WO/0
(43)【国際公開日】2018年12月13日
【発行日】2019年11月7日
(54)【発明の名称】ゲート駆動装置
(51)【国際特許分類】
   H02M 1/00 20070101AFI20191011BHJP
   H02M 1/08 20060101ALI20191011BHJP
   H03K 17/12 20060101ALI20191011BHJP
【FI】
   H02M1/00 M
   H02M1/08 A
   H02M1/08 341B
   H03K17/12
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】17
【出願番号】特願2019-523408(P2019-523408)
(21)【国際出願番号】PCT/0/0
(22)【国際出願日】2018年5月7日
(31)【優先権主張番号】特願2017-112333(P2017-112333)
(32)【優先日】2017年6月7日
(33)【優先権主張国】JP
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
(71)【出願人】
【識別番号】000005234
【氏名又は名称】富士電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002918
【氏名又は名称】特許業務法人扶桑国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】野村 一郎
【テーマコード(参考)】
5H740
5J055
【Fターム(参考)】
5H740BA12
5H740BB01
5H740BB02
5H740BB05
5H740BB09
5H740BC01
5H740BC02
5H740KK01
5H740LL05
5H740MM18
5J055AX08
5J055BX16
5J055CX07
5J055DX12
5J055DX73
5J055EY01
5J055EY21
5J055GX01
5J055GX02
5J055GX04
(57)【要約】
並列駆動される主スイッチの電流アンバランスを解消したゲート駆動装置を提供する。
主スイッチのMOSトランジスタ(11,12,13)は、主ゲートドライブ部(20)によってターンオンまたはターンオフされる。スイッチング時間計測部(21)は、ゲート電圧の立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジを起点に主スイッチがターンオンまたはターンオフするまでの遅延時間を算出する。信号処理部(22)は、算出されたターンオンまたはターンオフの遅延時間の中でそれぞれ最短の遅延時間との時間差を算出する。スイッチングタイミング調整部(23,24)は、時間差に相当する期間、補助スイッチのMOSトランジスタ(25,26,27)で主スイッチのゲート端子にソース電流を供給させ、MOSトランジスタ(28,29,30)で主スイッチのゲート端子からシンク電流を吸い込ませ、主スイッチの電流バランスを取る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のスイッチング素子を並列に接続した主スイッチを駆動するゲート駆動装置であって、
前記スイッチング素子のゲート端子に印加されるゲート電圧の立ち上がりエッジを起点に前記スイッチング素子がターンオンするタイミングまでの第1の遅延時間および前記ゲート電圧の立ち下がりエッジを起点に前記スイッチング素子がターンオフするタイミングまでの第2の遅延時間を前記スイッチング素子ごとに算出するスイッチング時間計測部と、
前記第1の遅延時間の中で最も短い第1の最短遅延時間と前記第1の遅延時間との時間差を算出して第1の時間差信号を出力する第1の時間差算出部と、
前記第2の遅延時間の中で最も短い第2の最短遅延時間と前記第2の遅延時間との時間差を算出して第2の時間差信号を出力する第2の時間差算出部と、
前記第1の時間差信号の時間差に相当するパルス幅を有する第1のパルスを発生する第1のパルス発生部と、
前記第2の時間差信号の時間差に相当するパルス幅を有する第2のパルスを発生する第2のパルス発生部と、
電源と前記スイッチング素子の前記ゲート端子との間に接続され、前記第1のパルスが印加される期間だけ前記ゲート端子にソース電流を供給する第1の補助スイッチと、
前記スイッチング素子の前記ゲート端子とグランドとの間に接続され、前記第2のパルスが印加される期間だけ前記ゲート端子からシンク電流を吸い込む第2の補助スイッチと、
を備えているゲート駆動装置。
【請求項2】
前記スイッチング時間計測部は、前記スイッチング素子に流れる電流を検出した電流検出信号と所定のしきい値とを比較する比較器と、前記スイッチング素子がターンオンして前記電流検出信号が前記所定のしきい値まで上昇したことを前記比較器が検出したときにセットされる第1のRSフリップフロップと、前記ゲート電圧の立ち上がりエッジのタイミングでクロックのカウントを開始し、前記第1のRSフリップフロップがセットされたときに前記クロックのカウントを停止して前記スイッチング素子がターンオンしたときの第1の遅延時間を算出する第1のカウンタと、前記スイッチング素子がターンオフして前記電流検出信号が前記所定のしきい値まで低下したことを前記比較器が検出したときにセットされる第2のRSフリップフロップと、前記ゲート電圧の立ち下がりエッジのタイミングで前記クロックのカウントを開始し、前記第2のRSフリップフロップがセットされたときに前記クロックのカウントを停止して前記スイッチング素子がターンオフしたときの第2の遅延時間を算出する第2のカウンタと、を有している、請求項1記載のゲート駆動装置。
【請求項3】
前記第1の時間差算出部は、前記ゲート電圧の立ち上がりエッジをトリガとする第1のスタート信号の入力に基づいて前記第1の時間差信号の算出を開始し、前記第2の時間差算出部は、前記ゲート電圧の立ち下がりエッジをトリガとする第2のスタート信号の入力に基づいて前記第2の時間差信号の算出を開始する、請求項1記載のゲート駆動装置。
【請求項4】
前記主スイッチの前記スイッチング素子、および、前記第1の補助スイッチおよび前記第2の補助スイッチの一部またはすべては、ワイドバンドギャップ半導体で構成した素子である、請求項1記載のゲート駆動装置。
【請求項5】
前記ワイドバンドギャップ半導体は、炭化珪素、窒化ガリウム系材料、酸化ガリウム系材料またはダイヤモンドである、請求項4記載のゲート駆動装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はゲート駆動装置に関し、特に複数のスイッチング素子を並列駆動する際に生じるスイッチング素子間の電流のアンバランスを修正するようにしたゲート駆動装置
【背景技術】
【0002】
スイッチング素子を用いたスイッチ回路においては、複数のスイッチング素子を並列に接続してこれらのスイッチング素子を並列駆動することにより、電流容量の大きなスイッチ回路にすることが行われている。
【0003】
図7は並列駆動される複数のスイッチング素子を用いたスイッチ回路の例を示す図、図8は並列駆動される複数のスイッチング素子を用いたスイッチ回路の特性例を示す図である。
【0004】
図7に示したスイッチ回路は、3つのスイッチング素子を並列駆動する場合の例を示している。ここでは、スイッチング素子として、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)(MOSトランジスタという)が用いられている。3つのMOSトランジスタ101,102,103は、それぞれドレイン端子がまとめて負荷104の一方の端子に接続され、負荷104の他方の端子は、電源端子105に接続されている。負荷104は、コイルのような誘導性負荷の場合を示している。MOSトランジスタ101,102,103のソース端子は、それぞれグランド端子106に接続されている。MOSトランジスタ101,102,103のゲート端子は、抵抗107,108,109の一方の端子に接続され、抵抗107,108,109の他方の端子は、共通のゲート電圧入力端子110に接続されている。
【0005】
ゲート電圧入力端子110に入力されるゲート電圧Vgがロー(L)レベルからハイ(H)レベルになると、MOSトランジスタ101,102,103がそれぞれターンオンされる。これにより、MOSトランジスタ101には、ドレイン電流Id101が流れ、MOSトランジスタ102には、ドレイン電流Id102が流れ、MOSトランジスタ103には、ドレイン電流Id103が流れる。したがって、負荷104には、これらを合計した電流を流すことができる。
【0006】
ここで、MOSトランジスタ101,102,103は、それぞれ特性上の個体差があるため、駆動されるゲート電圧Vgが同じでも、実際に電流が流れ始めるタイミングが異なっている。たとえば、MOSトランジスタ101,102,103がこの順序でターンオンするとした場合、それぞれのドレイン電流Id101,Id102,Id103は、図8に示したような振る舞いをする。すなわち、初めにMOSトランジスタ101がターンオンすると、このMOSトランジスタ101には、まず、これら3個のMOSトランジスタ101,102,103に分散して流れるはずの電流がすべて集中するため、ドレイン電流Id101が跳ね上がる。次に、MOSトランジスタ102がターンオンすると、MOSトランジスタ101のドレイン電流Id101は、跳ね上がった電流値の半分になる。さらに、MOSトランジスタ103がターンオンすると、MOSトランジスタ101のドレイン電流Id101は、跳ね上がった電流値の1/3になる。また、MOSトランジスタ101,102,103がターンオフする場合も同じで、最初に、MOSトランジスタ103がターンオフし、MOSトランジスタ102がターンオフする。このため、MOSトランジスタ101には、ターンオフ直前に電流が集中し、ドレイン電流Id101が跳ね上がる。そして、MOSトランジスタ101がターンオフすると、ドレイン電流Id101は、跳ね上がった位置から0まで低下する。
【0007】
このように、MOSトランジスタ101,102,103の特性上の個体差によりMOSトランジスタ101には、一時的に大きな電流が流れてしまう。このターンオンおよびターンオフが繰り返されると、MOSトランジスタ101だけ温度が過大となって、劣化や破壊の進行が進み、MOSトランジスタ101の寿命だけが極端に短くなるおそれがある。
【0008】
このような電流アンバランスをなくす技術が知られている(たとえば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の技術によれば、並列に接続されたスイッチング素子の各ゲート端子に、ゲート信号の時間調整を行うゲート駆動回路を設け、このゲート駆動回路がゲート信号自体をそれぞれ前後に調整してスイッチング素子の導通タイミングを変えている。これにより、それぞれのスイッチング素子がターンオンおよびターンオフするタイミングが揃い、1つのスイッチング素子のみに電流が集中してしまうことがなくなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2004−48949号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、ゲート信号の時間調整を行うゲート駆動回路が多くの回路によって構成されているため、ゲート駆動回路の構成が複雑になってしまうという問題点があった。
【0011】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、並列駆動されるスイッチング素子の電流アンバランスを別の簡単な構成で解消することができるゲート駆動装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明では、の課題を解決するために、複数のスイッチング素子を並列に接続した主スイッチを駆動するゲート駆動装置が提供される。このゲート駆動装置は、スイッチング素子のゲート端子に印加されるゲート電圧の立ち上がりエッジを起点にスイッチング素子がターンオンするタイミングまでの第1の遅延時間およびゲート電圧の立ち下がりエッジを起点にスイッチング素子がターンオフするタイミングまでの第2の遅延時間をスイッチング素子ごとに算出するスイッチング時間計測部と、第1の遅延時間の中で最も短い第1の最短遅延時間と第1の遅延時間との時間差を算出して第1の時間差信号を出力する第1の時間差算出部と、第2の遅延時間の中で最も短い第2の最短遅延時間と第2の遅延時間との時間差を算出して第2の時間差信号を出力する第2の時間差算出部と、第1の時間差信号の時間差に相当するパルス幅を有する第1のパルスを発生する第1のパルス発生部と、第2の時間差信号の時間差に相当するパルス幅を有する第2のパルスを発生する第2のパルス発生部と、電源とスイッチング素子のゲート端子との間に接続され、第1のパルス信号が印加される期間だけゲート端子にソース電流を供給する第1の補助スイッチと、スイッチング素子のゲート端子とグランドとの間に接続され、第2のパルス信号が印加される期間だけゲート端子からシンク電流を吸い込む第2の補助スイッチと、を備えている。
【発明の効果】
【0013】
構成のゲート駆動装置は、主スイッチのスイッチング素子のターンオン、ターンオフのタイミングが同等となるため、特定のスイッチング素子の過剰な発熱による劣化と破壊を防止でき、かつ、定格電流がより小さい低コストのスイッチング素子が使用できるという利点がある。
【0014】
本発明のおよび他の目的、特徴および利点は、本発明の例として好ましい実施の形態を表す添付の図面と関連した以下の説明により明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】ゲート駆動装置を含むスイッチ回路の構成例を示す図である。
【図2】スイッチング時間計測部の構成例を示す回路図である。
【図3】信号処理部の構成例を示す回路図である。
【図4】主スイッチがターンオンされるときの動作を示す要部波形例を示す図である。
【図5】主スイッチがターンオフされるときの動作を示す要部波形例を示す図である。
【図6】並列駆動される主スイッチの特性例を示す図である。
【図7】並列駆動される複数のスイッチング素子を用いたスイッチ回路の例を示す図である。
【図8】並列駆動される複数のスイッチング素子を用いたスイッチ回路の特性例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態について、並列駆動される3個のスイッチング素子で主スイッチを構成し、スイッチング素子にNチャネルのMOSトランジスタを使用した場合を例に図面を参照して詳細に説明する。
【0017】
図1はゲート駆動装置を含むスイッチ回路の構成例を示す図である。
このスイッチ回路では、MOSトランジスタ11,12,13は、ドレイン端子がともに接続され、ソース端子が電流検出抵抗14,15,16の一方の端子に接続され、電流検出抵抗14,15,16の他方の端子がともに接続されて主スイッチを構成している。ドレイン端子は、電源または負荷に接続され、電流検出抵抗14,15,16の他方の端子は、負荷またはグランドに接続される。電流検出抵抗14,15,16は、MOSトランジスタ11,12,13のドレイン電流Id1,Id2,Id3を検出するものであり、ドレイン電流Id1,Id2,Id3は、これらに比例した電圧Vid1,Vid2,Vid3に変換される。
【0018】
MOSトランジスタ11,12,13のゲート端子は、それぞれ抵抗17,18,19の一方の端子に接続され、抵抗17,18,19の他方の端子は、ゲート電圧を出力する主ゲートドライブ部20に接続されている。
【0019】
MOSトランジスタ11,12,13のソース端子と電流検出抵抗14,15,16との接続点は、スイッチング時間計測部21に接続されている。このスイッチング時間計測部21は、主ゲートドライブ部20が出力するゲート電圧の立ち上がりエッジのタイミングからドレイン電流Id1,Id2,Id3が流れるタイミングまでの立ち上がり遅延時間を計測する。スイッチング時間計測部21は、また、主ゲートドライブ部20が出力するゲート電圧の立ち下がりエッジのタイミングからドレイン電流Id1,Id2,Id3が流れなくなるタイミングまでの立ち下がり遅延時間を計測する。
【0020】
スイッチング時間計測部21は、信号処理部22に接続されている。この信号処理部22では、スイッチング時間計測部21が計測したMOSトランジスタ11,12,13の立ち上がり遅延時間および立ち下がり遅延時間から相互の時間差を算出する。MOSトランジスタ11,12,13の立ち上がり遅延時間に基づく相互の時間差信号は、ターンオン側のスイッチングタイミング調整部23に出力される。また、MOSトランジスタ11,12,13の立ち下がり遅延時間に基づく相互の時間差信号は、ターンオフ側のスイッチングタイミング調整部24に出力される。信号処理部22は、また、図示しない上位装置から受けたゲート電圧を主ゲートドライブ部20に出力する。
【0021】
ターンオン側のスイッチングタイミング調整部23は、信号処理部22が出力した時間差信号を受けて時間差に相当するパルス幅を持ったパルスを生成する時間差パルス発生部23a,23b,23cを有している。時間差パルス発生部23a,23b,23cの出力は、補助スイッチを構成するPチャネルのMOSトランジスタ25,26,27のゲート端子に接続されている。MOSトランジスタ25,26,27のソース端子は、電源に接続され、MOSトランジスタ25,26,27のドレイン端子は、MOSトランジスタ11,12,13のゲート端子にそれぞれ接続されている。
【0022】
ターンオフ側のスイッチングタイミング調整部24は、信号処理部22が出力した時間差信号を受けて時間差に相当するパルス幅を持ったパルスを生成する時間差パルス発生部24a,24b,24cを有している。時間差パルス発生部24a,24b,24cの出力は、補助スイッチを構成するNチャネルのMOSトランジスタ28,29,30のゲート端子に接続されている。MOSトランジスタ28,29,30のドレイン端子は、MOSトランジスタ11,12,13のゲート端子にそれぞれ接続され、MOSトランジスタ28,29,30のソース端子は、グランドに接続されている。
【0023】
次に、スイッチング時間計測部21および信号処理部22の具体的な構成例について説明する。
図2はスイッチング時間計測部の構成例を示す回路図である。この図2に示すスイッチング時間計測部21aは、主スイッチのMOSトランジスタ11が出力するドレイン電流Id1の情報のみを扱う回路を示している。したがって、実際には、スイッチング時間計測部21は、主スイッチのMOSトランジスタ12,13が出力するドレイン電流Id2,Id3の情報を扱う回路も備えている。なお、ドレイン電流Id2,Id3の情報を扱う回路は、スイッチング時間計測部21aと同じ構成を有しているので、ここでは、スイッチング時間計測部21aだけについて説明する。
【0024】
スイッチング時間計測部21aは、比較器31を備え、この比較器31の非反転入力端子には、ドレイン電流Id1に比例した電圧Vid1が入力され、比較器31の反転入力端子には、基準電圧32が接続されている。この基準電圧32は、MOSトランジスタ12がターンオンまたはターンオフしたと見做すドレイン電流Id1の値に相当するしきい値電圧である。比較器31の出力端子は、RSフリップフロップ33のセット端子とインバータ34の入力端子とに接続され、インバータ34の出力端子は、RSフリップフロップ35のセット端子に接続されている。
【0025】
RSフリップフロップ33の出力端子は、カウンタ36のストップ端子(stop)に接続され、RSフリップフロップ35の出力端子は、カウンタ37のストップ端子(stop)に接続されている。カウンタ36は、また、スタート端子(start)とクロック端子(ck)とを有し、スタート端子には、主スイッチのゲート電圧の立ち上がりエッジをトリガとするスタート信号が入力され、クロック端子には、基本クロックが入力される。カウンタ37は、また、スタート端子(start)とクロック端子(ck)とを有し、スタート端子には、主スイッチのゲート電圧の立ち下がりエッジをトリガとするスタート信号が入力され、クロック端子には、基本クロックが入力される。
【0026】
このスイッチング時間計測部21aは、カウンタ36がゲート電圧の立ち上がりエッジのタイミングで基本クロックのカウントを開始する。次に、主スイッチのMOSトランジスタ11がターンオンすることによってドレイン電流Id1が流れ始め、そのドレイン電流Id1に相当する電圧Vid1が基準電圧32の電圧まで上昇すると、比較器31は、Hレベルを出力する。これにより、RSフリップフロップ33は、セットされて出力端子からストップ信号を出力する。このストップ信号は、カウンタ36に入力され、このタイミングで、カウンタ36は、基本クロックのカウントを停止し、遅延時間信号tdon1を出力する。この遅延時間信号tdon1は、MOSトランジスタ11のゲート電圧の立ち上がりエッジを起点にし、MOSトランジスタ11がターンオンしてドレイン電流Id1が所定のしきい値に達するまでの遅延時間を表している。
【0027】
このスイッチング時間計測部21aは、また、カウンタ37がゲート電圧の立ち下がりエッジのタイミングで基本クロックのカウントを開始する。次に、主スイッチのMOSトランジスタ11がターンオフすることによってドレイン電流Id1が減り始め、そのドレイン電流Id1に相当する電圧Vid1が基準電圧32の電圧まで低下すると、比較器31は、Lレベルを出力する。このLレベルの信号は、インバータ34によってHレベルの信号に反転され、これにより、RSフリップフロップ35は、セットされて出力端子からストップ信号を出力する。このストップ信号は、カウンタ37に入力され、このタイミングで、カウンタ37は、基本クロックのカウントを停止し、遅延時間信号tdoff1を出力する。この遅延時間信号tdoff1は、MOSトランジスタ11のゲート電圧の立ち下がりエッジを起点にし、MOSトランジスタ11がターンオフしてドレイン電流Id1が所定のしきい値に低下するまでの遅延時間を表している。
【0028】
なお、RSフリップフロップ33は、カウンタ36のカウントをスタートさせるスタート信号によってあらかじめリセットしておくのがよい。同様に、RSフリップフロップ35についても、カウンタ37がスタート信号によってカウントをスタートしたとき、そのスタート信号によってリセットしておくのがよい。
【0029】
図3は信号処理部の構成例を示す回路図である。
信号処理部22は、ターンオン側の信号処理を行う時間差算出部41とターンオフ側の信号処理を行う時間差算出部42とを有している。時間差算出部41は、スイッチング時間計測部21から出力された遅延時間信号tdon1,tdon2,tdon3を入力し、ゲート電圧の立ち上がりエッジをトリガとするスタート信号を入力している。時間差算出部41は、入力した遅延時間信号tdon1,tdon2,tdon3のうち最も遅延時間の短い最短遅延時間の信号と遅延時間信号tdon1,tdon2,tdon3との時間差を算出する。これにより、時間差算出部41は、主スイッチの3つのMOSトランジスタ11,12,13のうち最初にターンオンしたタイミングを起点にそれぞれのMOSトランジスタ11,12,13がターンオンするタイミングまでの時間差を表す時間差信号tdiffon1,tdiffon2,tdiffon3を出力する。この時間差信号tdiffon1,tdiffon2,tdiffon3は、スイッチングタイミング調整部23に送られる。スイッチングタイミング調整部23では、時間差パルス発生部23a,23b,23cがそれぞれ時間差に相当するパルス幅のパルスを発生し、補助スイッチのMOSトランジスタ25,26,27を駆動する。
【0030】
時間差算出部42は、スイッチング時間計測部21から出力された遅延時間信号tdoff1,tdoff2,tdoff3を入力し、ゲート電圧の立ち下がりエッジをトリガとするスタート信号を入力している。時間差算出部42は、入力した遅延時間信号tdoff1,tdoff2,tdoff3のうち最も遅延時間の短い最短遅延時間の信号と遅延時間信号tdoff1,tdoff2,tdoff3との時間差を算出する。これにより、時間差算出部42は、主スイッチの3つのMOSトランジスタ11,12,13のうち最初にターンオフしたタイミングを起点にそれぞれのMOSトランジスタ11,12,13がターンオフするタイミングまでの時間差を表す時間差信号tdiffoff1,tdiffoff2,tdiffoff3を出力する。この時間差信号tdiffoff1,tdiffoff2,tdiffoff3は、スイッチングタイミング調整部24に送られる。スイッチングタイミング調整部24では、時間差パルス発生部24a,24b,24cがそれぞれ時間差に相当するパルス幅のパルスを発生し、補助スイッチのMOSトランジスタ28,29,30を駆動する。
【0031】
次に、このスイッチ回路の動作について、図4および図5の波形例を参照して詳細に説明する。
図4は主スイッチがターンオンされるときの動作を示す要部波形例を示す図、図5は主スイッチがターンオフされるときの動作を示す要部波形例を示す図、図6は並列駆動される主スイッチの特性例を示す図である。
【0032】
図4および図5において、上から、基本クロック、ゲート電圧、MOSトランジスタ11,12,13のドレイン電流Id1,Id2,Id3、カウンタ36,37のカウント期間1〜3、MOSトランジスタ11,12,13のゲート電流Ig1,Ig2,Ig3を示している。また、図6において、縦軸は、MOSトランジスタ11,12,13のドレイン電流Id1,Id2,Id3およびゲート端子のゲート電圧Vgを示し、横軸は、時間を示している。
【0033】
まず、主スイッチのMOSトランジスタ11,12,13をターンオンさせるために時刻t0(図4参照)にてゲート電圧が入力されると、そのゲート電圧の立ち上がりエッジのタイミングでカウンタ36がカウントを開始する。ここで、MOSトランジスタ11,12,13は、ゲート端子にゲート電圧が印加されてからターンオンするまでスイッチング時間が揃っていないとする。この実施の形態では、ゲート電圧が印加されてから、MOSトランジスタ11が最初にターンオンし、その後、MOSトランジスタ12,13がこの順にターンオンするものとしている。
【0034】
ドレイン電流Id1に相当する電圧Vid1を受けているスイッチング時間計測部21aでは、カウンタ36がゲート電圧の立ち上がりエッジのタイミングで基本クロックのカウントを開始する。このとき、RSフリップフロップ33は、リセットされていて、カウンタ36へのストップ信号は、Lレベルである。この状態は、ドレイン電流Id2,Id3に相当する電圧Vid2,Vid3を受けているスイッチング時間計測部でも同じである。
【0035】
最初に、MOSトランジスタ11が時刻t1でターンオンすると、比較器31は、Hレベルの信号を出力するので、RSフリップフロップ33はセットされ、Hレベルのストップ信号を出力する。これにより、カウンタ36は、カウントを停止し、遅延時間信号tdon1を出力する。
【0036】
次に、MOSトランジスタ12が時刻t2でターンオンすると、このMOSトランジスタ12に相当するスイッチング時間計測部は、遅延時間信号tdon2を出力する。そして、MOSトランジスタ13が時刻t3でターンオンすると、このMOSトランジスタ13に相当するスイッチング時間計測部は、遅延時間信号tdon3を出力する。
【0037】
スイッチング時間計測部21が出力した遅延時間信号tdon1,tdon2,tdon3は、信号処理部22の時間差算出部41に入力される。時間差算出部41では、入力した遅延時間信号tdon1,tdon2,tdon3のうち最も遅延時間の短い信号、すなわち、遅延時間信号tdon1と遅延時間信号tdon1,tdon2,tdon3との時間差を算出する。MOSトランジスタ11の時間差は、遅延時間信号tdon1と遅延時間信号tdon1との時間差であるので、時間差信号tdiffon1=0となる。MOSトランジスタ12の時間差は、遅延時間信号tdon2と遅延時間信号tdon1との時間差であるので、時間差信号tdiffon2は、tdon2−tdon1となる。MOSトランジスタ13の時間差は、遅延時間信号tdon3と遅延時間信号tdon1との時間差であるので、時間差信号tdiffon3は、tdon3−tdon1となる。
【0038】
時間差信号tdiffon1,tdiffon2,tdiffon3は、スイッチングタイミング調整部23の時間差パルス発生部23a,23b,23cにて時間差に相当するパルス幅のパルスを発生する。時間差パルス発生部23aは、時間差信号tdiffon1=0が入力されるので、パルス幅が0のパルスを出力する。このため、補助スイッチのMOSトランジスタ25は導通することはないので、MOSトランジスタ11のゲート電流Ig1は、主ゲートドライブ部20から与えられたゲート電流だけとなる。
【0039】
時間差パルス発生部23bは、時間差信号tdiffon2としてtdon2−tdon1が入力されるので、パルス幅がtdon2−tdon1のパルスを出力する。このため、補助スイッチのMOSトランジスタ26は、tdon2−tdon1の期間、導通するので、MOSトランジスタ12のゲート電流Ig2は、主ゲートドライブ部20から与えられたゲート電流にMOSトランジスタ26から供給されるソース電流を加えた値となる。なお、ソース電流が供給される期間は、時間差信号tdiffon2(=tdon2−tdon1)に等しい期間でもよく、時間差信号tdiffon2に比例した期間でもよい。これにより、MOSトランジスタ12は、MOSトランジスタ11と同じタイミングでターンオンすることになる。
【0040】
時間差パルス発生部23cは、時間差信号tdiffon3としてtdon3−tdon1が入力されるので、パルス幅がtdon3−tdon1のパルスを出力する。このため、補助スイッチのMOSトランジスタ27は、tdon3−tdon1の期間、導通するので、MOSトランジスタ13のゲート電流Ig3は、主ゲートドライブ部20から与えられたゲート電流にMOSトランジスタ27から供給されるソース電流を加えた値となる。これにより、MOSトランジスタ13は、MOSトランジスタ11,12と同じタイミングでターンオンすることになる。
【0041】
次に、主スイッチのMOSトランジスタ11,12,13をターンオフさせるために時刻t10(図5参照)にてゲート電圧が遮断されると、そのゲート電圧の立ち下がりエッジのタイミングでカウンタ37がカウントを開始する。ここで、MOSトランジスタ11,12,13は、ゲート端子に印加されていたゲート電圧が遮断されてからターンオフするまでスイッチング時間が揃っていないとする。この実施の形態では、ゲート電圧が印加されてから、MOSトランジスタ13が最初にターンオフ、その後、MOSトランジスタ12,11がこの順にターンオフするものとしている。
【0042】
ドレイン電流Id3に相当する電圧Vid3を受けているスイッチング時間計測部では、ターンオフ側のカウンタ37がゲート電圧の立ち下がりエッジのタイミングで基本クロックのカウントを開始する。このとき、RSフリップフロップ35は、リセットされていて、カウンタ37へのストップ信号は、Lレベルである。この状態は、ドレイン電流Id1,Id2に相当する電圧Vid1,Vid2を受けているスイッチング時間計測部でも同じである。
【0043】
最初に、MOSトランジスタ13が時刻t11でターンオフすると、その時点でMOSトランジスタ13に対応するスイッチング時間計測部は、スイッチング遅延時間のカウントを停止し、遅延時間信号tdoff3を出力する。
次に、MOSトランジスタ12が時刻t12でターンオフすると、このMOSトランジスタ12に相当するスイッチング時間計測部は、遅延時間信号tdoff2を出力する。そして、MOSトランジスタ11が時刻t13でターンオフすると、このMOSトランジスタ11に相当するスイッチング時間計測部21aは、遅延時間信号tdoff1を出力する。
【0044】
スイッチング時間計測部21が出力した遅延時間信号tdoff1,tdoff2,tdoff3は、信号処理部22の時間差算出部42に入力される。時間差算出部42では、入力した遅延時間信号tdoff1,tdoff2,tdoff3のうち最も遅延時間の短い信号、すなわち、遅延時間信号tdoff3と遅延時間信号tdoff1,tdoff2,tdoff3との時間差を算出する。MOSトランジスタ13の時間差は、遅延時間信号tdoff3と遅延時間信号tdoff3との時間差であるので、時間差信号tdiffoff3=0となる。MOSトランジスタ12の時間差は、遅延時間信号tdoff2と遅延時間信号tdoff3との時間差であるので、時間差信号tdiffoff3は、tdoff2−tdoff3となる。MOSトランジスタ11の時間差は、遅延時間信号tdoff1と遅延時間信号tdoff3との時間差であるので、時間差信号tdiffoff1は、tdoff1−tdoff3となる。
【0045】
時間差信号tdiffoff1,tdiffoff2,tdiffoff3は、スイッチングタイミング調整部24の時間差パルス発生部24a,24b,24cにて時間差に相当するパルス幅のパルスを発生する。時間差パルス発生部24cは、時間差信号tdiffoff3=0が入力されるので、パルス幅が0のパルスを出力する。このため、補助スイッチのMOSトランジスタ30は導通することはないので、MOSトランジスタ13のゲート電流Ig3は、主ゲートドライブ部20から与えられたマイナスのゲート電流だけとなる。
【0046】
時間差パルス発生部24bは、時間差信号tdiffoff2としてtdoff2−tdoff3が入力されるので、パルス幅がtdoff2−tdoff3のパルスを出力する。このため、補助スイッチのMOSトランジスタ29は、tdoff2−tdoff3の期間、導通するので、MOSトランジスタ12のゲート電流Ig2は、主ゲートドライブ部20から与えられたマイナスのゲート電流にMOSトランジスタ29によって吸い込まれるシンク電流を加えた値となる。これにより、MOSトランジスタ12は、MOSトランジスタ13と同じタイミングでターンオフすることになる。
【0047】
時間差パルス発生部24aは、時間差信号tdiffoff1としてtdoff1−tdoff3が入力されるので、パルス幅がtdoff1−tdoff3のパルスを出力する。このため、補助スイッチのMOSトランジスタ28は、tdoff1−tdoff3の期間、導通するので、MOSトランジスタ13のゲート電流Ig1は、主ゲートドライブ部20から与えられたマイナスのゲート電流にMOSトランジスタ28によって吸い込まれるシンク電流を加えた値となる。これにより、MOSトランジスタ11は、MOSトランジスタ12,13と同じタイミングでターンオフすることになる。
【0048】
以上のようにして、並列駆動されるMOSトランジスタ11,12,13は、ターンオンおよびターンオフのタイミングが揃うので、特定の1つのMOSトランジスタだけに大電流が偏って流れてしまうことがなくなる。すなわち、図6に示したように、MOSトランジスタ11,12,13のドレイン電流Id1,Id2,Id3は、ほぼ均等になるため、電流のアンバランスがなくなり、MOSトランジスタ11,12,13の熱分担が同等になる。この結果、特定のMOSトランジスタの過剰な発熱がなくなるので、MOSトランジスタ11,12,13の破壊を防止でき、かつ、定格電流がより小さい低コストのMOSトランジスタが使用できる。
【0049】
以上のスイッチ回路は、1つの主スイッチを構成するものであって、たとえばハーフブリッジ回路では、このようなスイッチ回路が2つ必要であり、三相モータの駆動回路では、このようなスイッチ回路が6つ必要である。
【0050】
主スイッチのMOSトランジスタ11,12,13、および、補助スイッチのMOSトランジスタ25,26,27およびMOSトランジスタ28,29,30の一部またはすべては、炭化珪素、窒化ガリウム系材料、酸化ガリウム系材料、ダイヤモンドのようなワイドバンドギャップ半導体で構成した素子とすることができる。これにより、高温動作または高周波スイッチングのスイッチ回路への適用が容易になる。
【0051】
については単に本発明の原理を示すものである。さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、本発明はに示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。
【符号の説明】
【0052】
11,12,13 MOSトランジスタ(主スイッチ)
14,15,16 電流検出抵抗
17,18,19 抵抗
20 主ゲートドライブ部
21 スイッチング時間計測部
21a スイッチング時間計測部
22 信号処理部
23,24 スイッチングタイミング調整部
23a,23b,23c 時間差パルス発生部
24a,24b,24c 時間差パルス発生部
25,26,27,28,29,30 MOSトランジスタ(補助スイッチ)
31 比較器
32 基準電圧
33 RSフリップフロップ
34 インバータ
35 RSフリップフロップ
36,37 カウンタ
41,42 時間差算出部
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】

【手続補正書】
【提出日】2019年6月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0024】
スイッチング時間計測部21aは、比較器31を備え、この比較器31の非反転入力端子には、ドレイン電流Id1に比例した電圧Vid1が入力され、比較器31の反転入力端子には、基準電圧32が接続されている。この基準電圧32は、MOSトランジスタ11がターンオンまたはターンオフしたと見做すドレイン電流Id1の値に相当するしきい値電圧である。比較器31の出力端子は、RSフリップフロップ33のセット端子とインバータ34の入力端子とに接続され、インバータ34の出力端子は、RSフリップフロップ35のセット端子に接続されている。
【国際調査報告】

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