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  • 再表WO2020032245-化粧料 図000010
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
【公報種別】再公表特許(A1)
(11)【国際公開番号】WO/0
(43)【国際公開日】2020年2月13日
【発行日】2021年8月10日
(54)【発明の名称】化粧料
(51)【国際特許分類】
   A61K 8/90 20060101AFI20210712BHJP
   A61K 8/34 20060101ALI20210712BHJP
   A61Q 17/04 20060101ALI20210712BHJP
【FI】
   A61K8/90
   A61K8/34
   A61Q17/04
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】32
【出願番号】特願2020-535912(P2020-535912)
(21)【国際出願番号】PCT/0/0
(22)【国際出願日】2019年8月9日
(31)【優先権主張番号】特願2018-151677(P2018-151677)
(32)【優先日】2018年8月10日
(33)【優先権主張国】JP
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
(71)【出願人】
【識別番号】000001959
【氏名又は名称】株式会社 資生堂
(74)【代理人】
【識別番号】100149294
【弁理士】
【氏名又は名称】内田 直人
(72)【発明者】
【氏名】長井 宏一
(72)【発明者】
【氏名】氏本 慧
(72)【発明者】
【氏名】永禮 由布子
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 稜哉
(72)【発明者】
【氏名】トゥアティ・マリアンヌ・彩香
(72)【発明者】
【氏名】八巻 悟史
【テーマコード(参考)】
4C083
【Fターム(参考)】
4C083AA112
4C083AB172
4C083AB212
4C083AB232
4C083AB242
4C083AB282
4C083AB332
4C083AB352
4C083AB432
4C083AC012
4C083AC072
4C083AC102
4C083AC111
4C083AC121
4C083AC122
4C083AC131
4C083AC132
4C083AC172
4C083AC182
4C083AC211
4C083AC212
4C083AC262
4C083AC302
4C083AC342
4C083AC372
4C083AC402
4C083AC422
4C083AC432
4C083AC442
4C083AC472
4C083AC512
4C083AC532
4C083AC552
4C083AC582
4C083AC622
4C083AC662
4C083AC792
4C083AC852
4C083AD022
4C083AD041
4C083AD042
4C083AD051
4C083AD052
4C083AD072
4C083AD092
4C083AD111
4C083AD152
4C083AD162
4C083AD172
4C083AD201
4C083AD212
4C083AD222
4C083AD242
4C083AD282
4C083AD332
4C083AD352
4C083AD412
4C083AD432
4C083AD492
4C083AD532
4C083AD642
4C083AD662
4C083BB46
4C083BB51
4C083CC05
4C083CC12
4C083CC19
4C083DD08
4C083DD30
4C083DD31
4C083DD32
4C083DD33
4C083DD41
4C083EE17
4C083FF04
(57)【要約】
熱によって紫外線防御効果が低下せず逆に効果が向上するという、従来にない革新的な特性を有する化粧料とその製造方法を提供する。
本発明は、(1)(A)紫外線防御剤と、(B)IOBが5.0以下であるアルキレンオキシド誘導体及び多価アルコールから選択される1種又は2種以上の保湿剤とを含有する試料組成物を準備する工程と、(2)下記(i)〜(iv):(i)基体上に試料組成物の塗膜を形成する工程、(ii)試料組成物の塗膜を加熱処理する工程、(iii)加熱処理されていない試料組成物の塗膜及び加熱処理された試料組成物の塗膜の紫外線防御効果を測定する工程、及び(iv)測定した紫外線防御効果を比較する工程、を含む評価方法に従って、加熱処理前と比べて加熱処理後の紫外線防御効果が向上した試料組成物を選別する工程と、を含む、熱により紫外線防御効果が向上する化粧料の製造方法に関する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
(1)(A)紫外線防御剤と、(B)IOBが5.0以下であるアルキレンオキシド誘導体及び多価アルコールから選択される1種又は2種以上の保湿剤とを含有する試料組成物を準備する工程と、
(2)下記(i)〜(iv):
(i)基体上に試料組成物の塗膜を形成する工程、
(ii)試料組成物の塗膜を加熱処理する工程、
(iii)加熱処理されていない試料組成物の塗膜及び加熱処理された試料組成物の塗膜の紫外線防御効果を測定する工程、及び
(iv)測定した紫外線防御効果を比較する工程、
を含む評価方法に従って、加熱処理前と比べて加熱処理後の紫外線防御効果が向上した試料組成物を選別する工程と、
を含む、熱により紫外線防御効果が向上する化粧料の製造方法。
【請求項2】
(B)保湿剤が、
下記式(I):
O−[(AO)(EO)]−R (I)
(上記式(I)中、AOは炭素原子数3〜4のオキシアルキレン基を示し、EOはオキシエチレン基を示し、R及びRは、それぞれ独立に、炭素原子数1〜4の炭化水素基又は水素原子を示し、1≦m≦70、1≦n≦70である)
で表されるポリオキシアルキレン・ポリオキシエチレン共重合体ジアルキルエーテル;
下記式(II):
HO(RO)H (II)
(式中、ROは炭素原子数2〜4のオキシアルキレン基を示し、pは3〜500である)
で表されるポリアルキレングリコール、及び、ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、プロパンジオール、エリスリトール、キシリトール、メチルグルセス−10、ソルビトールから成る群から選択される多価アルコール;又は
これらの組合せである、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
(B)保湿剤がPEG/PPG−9/2ジメチルエーテルとポリエチレングリコール300の両方を含む、請求項2に記載の製造方法。
【請求項4】
(A)紫外線防御剤として含まれる4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタンが化粧料全量に対して0.5質量%未満である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の製造方法。
【請求項5】
前記評価方法がインビボで実施される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の製造方法。
【請求項6】
前記評価方法がインビトロで実施される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の製造方法。
【請求項7】
(1)(A)紫外線防御剤と、(B)IOBが5.0以下であるアルキレンオキシド誘導体及び多価アルコールから選択される1種又は2種以上の保湿剤とを含有する試料組成物を準備する工程と、
(2)下記(i)〜(iv):
(i)基体上に試料組成物の塗膜を形成する工程、
(ii)試料組成物の塗膜を加熱処理する工程、
(iii)加熱処理されていない試料組成物の塗膜及び加熱処理された試料組成物の塗膜の紫外線防御効果を測定する工程、及び
(iv)測定した紫外線防御効果を比較する工程、
を含む評価方法に従って、加熱処理前と比べて加熱処理後の紫外線防御効果が向上した試料組成物を選別する工程と、
を含む方法によって製造される化粧料。
【請求項8】
(A)紫外線防御剤と、(B)IOBが5.0以下であるアルキレンオキシド誘導体及び多価アルコールから選択される1種又は2種以上の保湿剤とを含有し、熱処理後の塗膜の吸光度が向上する化粧料。
【請求項9】
(B)保湿剤が、
下記式(I):
O−[(AO)(EO)]−R (I)
(上記式(I)中、AOは炭素原子数3〜4のオキシアルキレン基を示し、EOはオキシエチレン基を示し、R及びRは、それぞれ独立に、炭素原子数1〜4の炭化水素基又は水素原子を示し、1≦m≦70、1≦n≦70である)
で表されるポリオキシアルキレン・ポリオキシエチレン共重合体ジアルキルエーテル;
下記式(II):
HO(RO)H (II)
(式中、ROは炭素原子数2〜4のオキシアルキレン基を示し、pは3〜500である)
で表されるポリアルキレングリコール、及び、ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、プロパンジオール、エリスリトール、キシリトール、メチルグルセス−10、ソルビトールから成る群から選択される多価アルコール;又は
これらの組合せである、請求項8に記載の化粧料。
【請求項10】
(B)保湿剤がPEG/PPG−9/2ジメチルエーテルとポリエチレングリコール300の両方を含む、請求項9に記載の化粧料。
【請求項11】
(A)紫外線防御剤として含まれる4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタンが化粧料全量に対して0.5質量%未満である、請求項8〜10のいずれか一項に記載の化粧料。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は日焼け止め効果を有する化粧料とその製造方法に関する。さらに詳しくは、耐熱性に優れ、加熱により塗布直後よりも紫外線防御効果が向上するという従来にない特性を有する化粧料とその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
日焼け止め効果を有する化粧料は、化粧料に配合された紫外線吸収剤や紫外線散乱剤の作用によって、当該化粧料を塗布した皮膚に到達する紫外線量を低下させることにより、皮膚への悪影響を抑制する効果がある。
【0003】
化粧料の紫外線防御効果の指標としては、サンプロテクション・ファクター(Sun Protection Factor: SPF)が最も広く知られており、紫外線防御効果がSPF値(例えば、「SPF30」等)として表示される。我が国においては、UVA領域の紫外線に関してPFA(Protection Factor of UVA)又はUVAPF(UVA Protection factor of product)が用いられ、製品のUVA防御効果の程度が、PFA又はUVAPFの値に基づくPA(Protection grade of UVA)分類(「PA++」等)で表示されている。米国では、UVAとUVBの防御効果のバランスを示す臨界波長(Critical Wavelength: CW)が用いられている。
【0004】
近年、紫外線による皮膚への悪影響を抑制するため、UVAからUVBに渡る広い波長領域で高い紫外線防御効果を発揮する化粧料が求められるようになっており、例えば、SPF50以上(50+)及びPA++++を訴求した日焼け止め製品が上市されるに至っている。
【0005】
日焼け止め製品による紫外線防御効果は、配合されている紫外線吸収剤や紫外線散乱剤(酸化チタン、酸化亜鉛等)によって発揮されるが、紫外線吸収剤の中には光照射によって紫外線吸収能が低下するものがあり、水分と接触することによって紫外線吸収剤や散乱剤が流出して防御能が低下することもある。
【0006】
紫外線防御効果の光劣化を抑制するための工夫は多数提案されており(特許文献1)、また、耐水性に関しては、水分に接触しても紫外線防御効果が低下せず、逆に防御効果が向上するという革新的な性能を有する化粧料が開発されている(特許文献2)。
【0007】
一方、光や水分と同様に、熱による紫外線防御効果の低下も無視できない。一般に、皮膚に塗布された化粧料に熱が加わると、化粧料に含まれる紫外線吸収剤やその他の成分が劣化し、紫外線防御効果が低下してしまう。しかしながら、熱に関しては、例えば、化粧料を含む乳化化粧料の乳化安定性に対する熱の影響を検討した例は存在するが(特許文献3)、加熱よる紫外線防御効果の変化については今日まで検討対象とされることはなく、熱による紫外線防御効果の低下抑制を目的とする化粧料はこれまでに提案されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2010−150172号公報
【特許文献2】WO2016/068300号公報
【特許文献3】特許第4397286号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、熱によって紫外線防御効果が低下せず逆に効果が向上するという、従来にない革新的な特性を有する化粧料を提供することを目的とする。
かくして、本発明における課題は、熱により紫外線防御効果が向上する化粧料とその製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者等は、前記の課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、(A)紫外線防御剤と(B)特定の保湿剤とを含み、さらに、所定の評価方法により選別された化粧料が、実際の使用において熱が付加した際に紫外線防御効果が劣化するどころか、却って向上することを見出し、本発明を完成するに至った。
【0011】
即ち、本発明の一つの態様は、
(1)(A)紫外線防御剤と、(B)IOBが5.0以下であるアルキレンオキシド誘導体及び多価アルコールから選択される1種又は2種以上の保湿剤と、を含有する試料組成物を準備する工程と、
(2)下記(i)〜(iv):
(i)基体上に試料組成物の塗膜を形成する工程、
(ii)試料組成物の塗膜を加熱処理する工程、
(iii)加熱処理されていない試料組成物の塗膜及び加熱処理された試料組成物の塗膜の紫外線防御効果を測定する工程、及び
(iv)測定した紫外線防御効果を比較する工程、
を含む評価方法に従って、加熱処理前と比べて加熱処理後の紫外線防御効果が向上した試料組成物を選別する工程と、
を含む、熱により紫外線防御効果が向上する化粧料の製造方法を提供するものである。
【0012】
本発明の別の態様は、
(1)(A)紫外線防御剤と、(B)IOBが5.0以下であるアルキレンオキシド誘導体及び多価アルコールから選択される1種又は2種以上の保湿剤と、を含有する試料組成物を準備する工程と、(2)下記(i)〜(iv):
(i)基体上に試料組成物の塗膜を形成する工程、
(ii)試料組成物の塗膜を加熱処理する工程、
(iii)加熱処理されていない試料組成物の塗膜及び加熱処理された試料組成物の塗膜の紫外線防御効果を測定する工程、及び
(iv)測定した紫外線防御効果を比較する工程、
を含む評価方法に従って、加熱処理前と比べて加熱処理後の紫外線防御効果が向上した試料組成物を選別する工程と、
を含む方法によって製造される化粧料を提供するものである。
【0013】
本発明のさらに別の態様は、
(A)紫外線防御剤と、(B)IOBが5.0以下であるアルキレンオキシド誘導体及び多価アルコールから選択される1種又は2種以上の保湿剤とを含有し、熱処理後の塗膜の吸光度が向上する化粧料を提供するものである。
【発明の効果】
【0014】
本発明の化粧料は、化粧料を肌に塗布した直後よりも、熱が加わった後の紫外線防御効果が顕著に向上する。即ち、本発明に係る化粧料は、従来の化粧料において効果劣化の原因とされていた熱により紫外線防御効果が却って向上するという、従来の常識とは逆の特性を有する革新的な化粧料である。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の評価方法の概略を示す説明図である。
図2】インビボで実施するのに適した本発明の評価方法の一例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
1.化粧料の製造方法
本発明に係る化粧料の製造方法は、(1)試料組成物を準備する工程と、(2)試料組成物を選別する工程とに分けられる。
なお、本明細書中、「試料組成物」とは、単に(A)紫外線防御剤と(B)保湿剤とを含有する組成物を指し、加熱処理前と比べて加熱処理後の紫外線防御効果が向上しないものまで包含する概念である。一方、本発明に係る「化粧料」とは、試料組成物のうち、加熱処理後の紫外線防御効果が向上すると選別されたものを指す。
以下、本発明の各要件について順次詳述する。
【0017】
(1)試料組成物を準備する工程
この工程では、少なくとも(A)紫外線吸収剤と(B)保湿剤とを配合することにより、試料組成物を準備する。
【0018】
<(A)紫外線防御剤(紫外線吸収剤及び/又は紫外線散乱剤)>
試料組成物に配合される(A)紫外線防御剤(以下、単に「(A)成分」と称する場合がある)は紫外線吸収剤及び/又は紫外線散乱剤を意味し、化粧料に通常配合されるものを使用することができる。
【0019】
紫外線吸収剤は、特に限定されるものではなく、一般に化粧料に用いられる紫外線吸収剤を広く挙げることができる。例えば、安息香酸誘導体、サリチル酸誘導体、ケイヒ酸誘導体、ジベンゾイルメタン誘導体、β,β−ジフェニルアクリラート誘導体、ベンゾフェノン誘導体、ベンジリデンカンファー誘導体、フェニルベンゾイミダゾール誘導体、トリアジン誘導体、フェニルベンゾトリアゾール誘導体、アントラニル誘導体、イミダゾリン誘導体、ベンザルマロナート誘導体、4,4−ジアリールブタジエン誘導体等が例示される。以下に具体例および商品名などを列挙するが、これらに限定されるものではない。
【0020】
安息香酸誘導体としては、パラ−アミノ安息香酸(PABA)エチル、エチル−ジヒドロキシプロピルPABA、エチルヘキシル−ジメチルPABA(例えば「エスカロール507」;ISP社)、グリセリルPABA、PEG−25−PABA(例えば「ユビナールP25」;BASF社)、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル(例えば「ユビナールAプラス」)などが例示される。
【0021】
サリチル酸誘導体としては、ホモサレート(「ユーソレックス(Eusolex)HMS」;ロナ/EMインダストリーズ社)、エチルヘキシルサリチレート(例えば「ネオ・ヘリオパン(NeoHeliopan)OS」;ハーマン・アンド・レイマー社)、ジプロピレングリコールサリチレート(例えば「ディピサル(Dipsal)」;スケル社)、TEAサリチラート(例えば「ネオ・ヘリオパンTS」;ハーマン・アンド・レイマー社)などが例示される。
【0022】
ケイヒ酸誘導体としては、オクチルメトキシシンナメートまたはメトキシケイヒ酸エチルヘキシル(例えば「パルソールMCX」;ホフマン−ラ・ロシュ社)、メトキシケイヒ酸イソプロピル、メトキシケイヒ酸イソアミル(例えば「ネオ・ヘリオパンE1000」;ハーマン・アンド・レイマー社)、シンノキセート、DEAメトキシシンナメート、メチルケイヒ酸ジイソプロピル、グリセリル−エチルヘキサノエート−ジメトキシシンナメート、ジ−(2−エチルヘキシル)−4’−メトキシベンザルマロネートなどが例示される。
【0023】
ジベンゾイルメタン誘導体としては、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン(例えば「パルソール1789」)などが例示される。
【0024】
β,β−ジフェニルアクリレート誘導体としては、オクトクリレン(例えば「ユビナールN539T」;BASF社)などが例示される。
【0025】
ベンゾフェノン誘導体としては、ベンゾフェノン−1(例えば「ユビナール400」;BASF社)、ベンゾフェノン−2(例えば「ユビナールD50」;BASF社)、ベンゾフェノン−3またはオキシベンゾン(例えば「ユビナールM40」;BASF社)、ベンゾフェノン−4(例えば「ユビナールMS40」;BASF社)、ベンゾフェノン−5、ベンゾフェノン−6(例えば「ヘリソーブ(Helisorb)11」;ノルクアイ社)、ベンゾフェノン−8(例えば「スペクトラ−ソーブ(Spectra−Sorb)UV−24」;アメリカン・シアナミド社)、ベンゾフェノン−9(例えば「ユビナールDS−49」;BASF社)、ベンゾフェノン−12などが例示される。
【0026】
ベンジリデンカンファー誘導体としては、3−ベンジリデンカンファー(例えば「メギゾリル(Mexoryl)SD」;シメックス社)、4−メチルベンジリデンカンファー、ベンジリデンカンファースルホン酸(例えば「メギゾリルSL」;シメックス社)、メト硫酸カンファーベンザルコニウム(例えば「メギゾリルSO」;シメックス社)、テレフタリリデンジカンファースルホン酸(例えば「メギゾリルSX」;シメックス社)、ポリアクリルアミドメチルベンジリデンカンファー(例えば「メギゾリルSW」;シメックス社)などが例示される。
【0027】
フェニルベンゾイミダゾール誘導体としては、フェニルベンゾイミダゾールスルホン酸(例えば「ユーソレックス232」;メルク社)、フェニルジベンゾイミダゾールテトラスルホン酸二ナトリウム(例えば「ネオ・ヘリオパンAP」;ハーマン・アンド・レイマー社)などが例示される。
【0028】
トリアジン誘導体としては、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン(例えば「チノソーブ(Tinosorb)S」;チバ・スペシャリティー・ケミカルズ社)、エチルヘキシルトリアゾン(例えば「ユビナールT150」;BASF社)、ジエチルヘキシルブタミドトリアゾン(例えば「ユバソーブ(Uvasorb)HEB」;シグマ3 V社)、2,4,6−トリス(ジイソブチル−4’−アミノベンザルマロナート)−s−トリアジン、2,4,6−トリス[4−(2−エチルヘキシルオキシカルボニル)アニリノ]−1,3,5−トリアジンなどが例示される。
【0029】
フェニルベンゾトリアゾール誘導体としては、ドロメトリゾールトリシロキサン(例えば「シラトリゾール(Silatrizole)」;ローディア・シミー社)、メチレンビス(ベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール)(例えば「チノソーブM」(チバ・スペシャリティー・ケミカルズ社))などが例示される。
【0030】
アントラニル誘導体としては、アントラニル酸メンチル(例えば「ネオ・ヘリオパンMA」;ハーマン・アンド・レイマー社)などが例示される。
【0031】
イミダゾリン誘導体としては、エチルヘキシルジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリンプロピオナートなどが例示される。
【0032】
ベンザルマロナート誘導体としては、ベンザルマロナート官能基を有するポリオルガノシロキサン(例えば、ポリシリコーン−15;「パルソールSLX」;DSMニュートリション ジャパン社)などが例示される。
【0033】
4,4−ジアリールブタジエン誘導体としては、1,1−ジカルボキシ(2,2’−ジメチルプロピル)−4,4−ジフェニルブタジエンなどが例示される。
【0034】
特に好ましい例としては、限定されないが、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、オクトクリレン、ジメチコジエチルベンザルマロネート、ポリシリコン−15、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン(t−ブチルメトキシジベンゾイルメタン)、エチルヘキシルトリアゾン、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、オキシベンゾン−3、メチレンビスベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸、3−(4‘−メチルベンジリデン)−d,l−カンファー、3−ベンジリデン―d,l−カンファー、ホモサレート、サリチル酸エチルへキシル等の有機紫外線吸収剤を挙げることができる。
【0035】
ただし、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタンを配合する場合には、その配合量は少ない方が好ましい。例えば、化粧料全量に対して0.5質量%未満、あるいは、(A)成分の全量に対して10質量%以下とすることが好ましい。4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタンは、(B)保湿剤を配合したときの加熱による紫外線防御効果の向上を妨げる傾向があるため、熱による紫外線防御効果の増強を実感しにくいからである。
【0036】
本発明で用いられる紫外線散乱剤は、特に限定されるものではないが、具体例としては、微粒子状の金属酸化物、例えば、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化鉄、酸化セリウム、酸化タングステン等を挙げることができる。
【0037】
紫外線散乱剤は、表面処理していないものでも各種疎水化表面処理したものでもよいが、疎水化表面処理をしたものが好ましく用いられる。表面処理剤としては、化粧料分野で汎用されているもの、例えば、ジメチコン、アルキル変性シリコーン等のシリコーン、オクチルトリエトキシシランなどのアルコキシシラン、パルミチン酸デキストリンなどのデキストリン脂肪酸エステル、ステアリン酸などの脂肪酸を用いることができる。
【0038】
本発明における(A)紫外線防御剤は、紫外線吸収剤のみからなる態様、紫外線散乱剤のみからなる態様、及び紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の両方を含む態様を包含する。
(A)紫外線防御剤の配合量は特に限定されないが、通常は試料組成物全量に対して5質量%以上、例えば5〜40質量%、好ましくは6〜40質量%、より好ましくは7〜30質量%である。(A)紫外線防御剤の配合量が5質量%未満では十分な紫外線防御効果が得られにくく、40質量%を超えて配合しても配合量に見合った紫外線防御効果の増加を期待できず、安定性が悪くなるなどの点から好ましくない。
【0039】
<(B)保湿剤>
試料組成物に配合される(B)保湿剤(以下、単に「(B)成分」と称する場合がある)は、IOB値が5.0以下、より好ましくは3.0以下、さらに好ましくは2.5以下のものである。IOB値が5.0を超えると、熱による紫外線防御能向上の効果が十分に得られない場合がある。IOB値の下限値は特に限定されない(0以上、例えば0.0001以上、0.001以上、あるいは0.01以上等)。
「IOB」とは、「Inorganic/Organic Balance」の略であって、IOB値=無機性値/有機性値として定義される。有機性値及び無機性値は、有機概念図において原子や官能基等に各々付与された特有の値である、有機概念図は、比較的相互作用の複雑な有機物の性状を良く表現するものとして、特に環境化学分野、薬理化学分野などで広く利用されている。詳細については、例えば、甲田善生著、「有機概念図−基礎と応用−」、三共出版、1984年発行を参照されたい。
このような保湿剤の中でも、特にアルキレンオキシド誘導体及び多価アルコールから選択される1種又は2種以上を好適に使用することができる。
【0040】
アルキレンオキシド誘導体としては、下記式(I)で表されるポリオキシアルキレン・ポリオキシエチレン共重合体ジアルキルエーテルが好ましい。
O−[(AO)(EO)]−R (I)
上記式(I)中、AOは炭素原子数3〜4のオキシアルキレン基を示す。具体的にはオキシプロピレン基、オキシブチレン基、オキシイソブチレン基、オキシトリメチレン基、オキシテトラメチレン基等が挙げられる。好ましくはオキシプロピレン基、オキシブチレン基が挙げられる。EOはオキシエチレン基を示す。
mはAOの平均付加モル数であり、1≦m≦70、好ましくは1≦m≦30、さらに好ましくは1≦m≦20である。nはEOの平均付加モル数であり、1≦n≦70、好ましくは1≦n≦30、さらに好ましくは1≦n≦20であり、m+nが40以下、好ましくは25以下、さらに好ましくは20以下である。
【0041】
AOおよびEOの付加する順序は特に限定されるものではない。AOとEOはブロック状に付加したブロック共重合体でもよく、あるいはランダムに付加したランダム共重合体でもよい。ブロック共重合体は、2段ブロックのみならず、3段以上のブロックを含む共重合体が含まれる。好ましくはランダム共重合体が用いられる。
前記式(I)で表されるポリオキシアルキレン・ポリオキシエチレン共重合体ジアルキルエーテルの分子量は、100〜10000、好ましくは200〜5000、さらに好ましくは300〜2000である。一分子中のAOとEOの合計に対するEOの割合[EO/(AO+EO)]は、20〜80質量%であることが好ましい。
【0042】
及びRは、それぞれ独立に、炭素原子数1〜4の炭化水素基又は水素原子を示す。炭化水素基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基などが挙げられる。好ましくはメチル基、エチル基である。
一分子中のR及びRは、それぞれ同一の1種の炭化水素基であってもよく、炭化水素基と水素原子とが混在してもよく、炭素原子数が異なる複数の炭化水素基が混在していてもよい。ただし、R及びRの各々について、炭化水素基と水素原子との存在割合は、炭化水素基の数(X)に対する水素原子の数(Y)の割合(Y/X)が0.15以下であるのが好ましく、より好ましくは0.06以下である。
【0043】
本発明で好ましく用いられるポリオキシアルキレン・ポリオキシエチレン共重合体ジアルキルエーテルの具体例としては、以下のポリオキシプロピレン・ポリオキシエチレン共重合体ジメチルエーテルが含まれるが、これらに限定されない。
PEG/PPG−9/2ジメチルエーテル
PEG/PPG−17/4ジメチルエーテル
PEG/PPG−14/7ジメチルエーテル
PEG/PPG−11/9ジメチルエーテル
PEG/PPG−55/28ジメチルエーテル
PEG/PPG−36/41ジメチルエーテル
PEG/PPG−6/3ジメチルエーテル
PEG/PPG−8/4ジメチルエーテル
PEG/PPG−6/11ジメチルエーテル
PEG/PPG−14/27ジメチルエーテル
【0044】
アルキレンオキシド誘導体は、分子量が比較的小さいものほど熱による紫外線防御能向上効果に優れる傾向がある。従って、上に列挙したポリオキシプロピレン・ポリオキシエチレン共重合体ジメチルエーテルの中でも、PEG/PPG−9/2ジメチルエーテルが最も高い効果を示す。
【0045】
一方、多価アルコールとしては、後述する式(II)のポリアルキレングリコール、及び、ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、プロパンジオール、エリスリトール、キシリトール、メチルグルセス−10、ソルビトール等を挙げることができる。
【0046】
ここで、ポリアルキレングリコールは、下記式(II):
HO(RO)H (II)
(式中、ROは炭素原子数2〜4のオキシアルキレン基を示し、pは3〜500である)
で表されるものである。
具体的には、ポリエチレングリコール(「PEG」とも表記する)、ポリプロピレングリコール(「PPG」とも表記する)およびポリブチレングリコール(「PBG」とも表記する)等、化粧料等の皮膚外用剤に使用可能なものから選択される。
【0047】
なかでも、上記式(II)において、ROがオキシエチレン基であり、pが3〜500、より好ましくは3〜60の範囲であるポリエチレングリコールが好ましい。好ましいポリエチレングリコールの平均分子量は150〜23000、さらに好ましくは150〜3000の範囲である。具体的には、ポリエチレングリコール300、ポリエチレングリコール400、ポリエチレングリコール1500、ポリエチレングリコール20000等を挙げることができる。
【0048】
ポリアルキレングリコールは、分子量が比較的小さいものほど熱による紫外線防御能向上効果に優れる傾向がある。したがって、上に列挙したポリエチレングリコールの中ではポリエチレングリコール300又はポリエチレングリコール400を用いると特に高い効果が得られる。
【0049】
本発明における(B)保湿剤は、アルキレンオキシド誘導体のみからなる態様、多価アルコールのみからなる態様、及びアルキレンオキシド誘導体と多価アルコールの両方を含む態様を包含する。なかでも、アルキレンオキシド誘導体と多価アルコールをそれぞれ一種以上組み合わせて含むことが好ましく、特に、低分子量のポリオキシプロピレン・ポリオキシエチレン共重合体ジメチルエーテルと、低分子量の多価アルコールとを組み合わせて含む場合に熱による紫外線防御効果の向上が顕著となる。このような組合せの具体例として、特にPEG/PPG−9/2ジメチルエーテルと、ポリエチレングリコール300との組合せを挙げることができる。
【0050】
(B)保湿剤の配合量は、試料組成物全量に対して0.1質量%以上であり、例えば0.1〜25質量%、好ましくは1.0〜20質量%である。配合量が0.1質量%未満であると、熱による紫外線防御能向上の効果が十分に得られない場合がある。一方、(B)保湿剤の配合量があまりに多すぎても安定性や使用性に影響を及ぼす場合がある。
【0051】
<任意配合成分>
試料組成物には、上記(A)成分及び(B)成分以外に、本発明の効果を妨げない範囲で、化粧料に通常用いられる成分を配合することができる。例えば、pH調整剤、キレート剤、防腐剤、酸化防止剤、油性活性剤、界面活性剤、水相増粘剤、アルコール類、粉末成分、色剤、色素、薬剤等を必要に応じて適宜配合することができる。薬剤としては、例えば、アスコルビン酸(ビタミンC)、トラネキサム酸、コウジ酸、エラグ酸、アルブチン、アルコキシサリチル酸、ニコチン酸アミド、グリチルリチン酸、トコフェロール、レチノール及びこれらの塩又は誘導体(例えば、L−アスコルビン酸ナトリウム、L−アスコルビン酸エステルマグネシウム塩、L−アスコルビン酸グルコシド、2−O−エチル−L−アスコルビン酸、3−O−エチル−L−アスコルビン酸、4−メトキシサリチル酸ナトリウム塩、4−メトキシサリチル酸カリウム塩、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸ステアリル、酢酸トコフェノール、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール)を例示することができる。また、グリセリン等のIOB値が5.0を超える保湿剤も本発明の効果を阻害しない範囲で配合可能である。
【0052】
また、試料組成物全量に対して5質量%以上のアルコールをさらに含むことが好ましい。アルコールを5質量%以上配合することにより、さらさらした使用感や伸びの向上が期待できる。しかし、アルコールの配合量が多すぎると安定性に劣る場合があるため、試料組成物全量に対して30質量%以下とするのが好ましい。
【0053】
また、球状粉末をさらに含むことが好ましい。球状粉末を配合することにより、べたつきが抑えられ、使用感が改善されてさらさらとした良好な感触を得ることができる。球状粉末としては、一般に化粧品等において用いられるものであれば特に制限されることなく任意に使用し得る。例えば、(メタ)アクリル酸エステル樹脂粉末、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリスチレン粉末、スチレンと(メタ)アクリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四弗化エチレン粉末、セルロース粉末、及びトリメチルシルセスキオキサン粉末等、並びにオルガノポリシロキサンエラストマー球状粉末またはこれを母粉末とする複合球状粉末を挙げることができる。球状粉末の平均粒子径は3〜20μmが好ましい。3μmより小さいとべたつきを抑制する効果が見られず、20μmより大きいと却ってざらつきを生じる場合がある。球状粉末の配合量は特に限定されないが、好ましくは1〜30質量%、さらに好ましくは3〜20質量%である。
さらに、試料組成物が乳化物の場合は、その油相にIOB値が0.3以上のエステル油を配合するのが好ましい。
【0054】
(2)試料組成物を選別する工程
この工程では、上記で得られた試料組成物について下記の評価方法により紫外線防御効果に対する熱の影響を調べ、熱により紫外線防御効果が上昇する試料組成物(本発明に係る「化粧料」)を選別する。
【0055】
本発明で使用する評価方法は、以下の工程(i)〜(iv)を含む。
(i)基体上に試料組成物の塗膜を形成する工程、
(ii)試料組成物の塗膜を加熱処理する工程、
(iii)加熱処理されていない試料組成物の塗膜及び加熱処理された試料組成物の塗膜の紫外線防御効果を測定する工程、及び
(iv)測定した紫外線防御効果を比較する工程。
この評価方法について、図を参照しながら以下に詳しく説明する。
【0056】
図1は、本発明の評価方法の概略を説明する図である。
工程(i)においては、化粧料のサンプル(試料組成物)1の所定量を基体2に塗布し、任意に乾燥させて、基体2上にサンプル1の塗膜を形成する。なお、形成されたサンプル塗膜の加熱前の紫外線防御効果(吸光度等)を測定する工程(i’)を任意に含んでいてもよい。
【0057】
次の工程(ii)において、工程(i)で形成されたサンプル塗膜に熱を付与する。この加熱工程(ii)は、基体上にサンプル塗布を形成した後に熱を付与してもよいし、工程(i)における基体を予め所定温度に加熱しておき、サンプルを塗布することによって加熱する(即ち、工程(i)と工程(ii)を同時に実施する)ようにしてもよい。
【0058】
次に、工程(iii)において加熱処理されたサンプル塗膜の紫外線防御効果(吸光度等)を測定する。
【0059】
本発明の評価方法においては、上記サンプルと同一の化粧料の別のサンプル(第2サンプル)を準備し、前記工程(i)において基体の別の箇所に第2サンプルを塗布して任意に乾燥させて第2サンプル塗膜を形成し(工程(iA))、当該第2サンプル塗膜には加熱処理(工程(ii))を施さず好ましくは常温に保持し(工程(iiA))、工程(iii)において非加熱の第2サンプル塗膜の紫外線防御効果を測定する工程(工程(iiiA))を含んでいてもよい。
【0060】
最後に、工程(iv)において、加熱されたサンプル塗膜の紫外線防御効果と、非加熱の第2サンプル塗膜の紫外線防御効果とを比較する(図示せず)。
【0061】
具体的には、前記工程(i)において、加熱前のサンプル塗膜の紫外線防御効果の測定(工程(i’))を実施した場合には、当該加熱前の紫外線防御効果と工程(iii)において測定した加熱後の紫外線防御効果とを比較(工程(iv’))する。
一方、前記工程(i)において第2サンプル塗膜を形成した場合には(工程(iA))、当該非加熱の第2サンプル塗膜の紫外線防御効果(工程(iiiA))と、工程(iii)において測定した加熱後の紫外線防御効果とを比較(工程(iv’A))する。
【0062】
本発明の評価方法は、インビボ又はインビトロで実施することができる。以下に詳述する。
【0063】
(A)インビボでの評価方法
図2は、インビボで実施される本発明の評価方法の一例を説明する図である。
以下は、紫外線防御効果測定としてSPF測定を採用した場合の例である。SPF測定方法の詳細に関しては、「日本化粧品連合会SPF測定法基準(2011年改訂)」及び「ISO24444 Cosmetics - Sun protection test methods - In vivo determination of the sun protection factor (SPF)」を参照されたい。
【0064】
まず、基体(被験者の皮膚)の所定部位に化粧料のサンプル(試料組成物)を塗布し、任意に乾燥させてサンプル塗膜を形成する(図2(A))。その際、同一のサンプルを、基体の少なくとも2箇所に塗布して塗膜形成させるのが好ましい。図2においては、2種類のサンプル(1)及びサンプル(2)を、各々2箇所に塗布している。
【0065】
前記の所定領域としては、特に限定されないが、被験者の背中の肩胛骨から腰の間の領域とするのが好ましい。
【0066】
次いで、図2(B)に示すように、基体の少なくとも2箇所に形成されたサンプル塗膜の少なくとも1つに熱を付与する加熱処理を実施する。
【0067】
加熱処理に先立って、加熱する部位(「加熱部位」:図2(B)における右側)を加熱したときの熱が加熱処理しない部位(「非加熱部位」:図2(B)における左側)の温度を上昇させないような措置を講じておくのが好ましい。例えば、非加熱部位をタオルやアルミホイルといった断熱性又は遮熱性の部材で被覆しておく、あるいは、加熱部位と非加熱部位との中間に遮蔽材10を設けておくのが好ましい。前記の所定部位として、被験者の背中の肩胛骨から腰の間の領域を用いる場合には、遮蔽材10を被験者の背骨に沿って配設するのが好ましいが、それに限られるものではない。
【0068】
遮蔽材10は、例えば図2(B)における赤外線ランプ20から照射される熱(赤外線)を遮蔽して、熱が非加熱部位に到達することを防止するものである。遮蔽材10は、熱伝導率の低い材料、例えば、ウレタンフォーム等の発泡系断熱材、コルク、セルロースファイバー等の繊維系断熱材などからなる板状の部材を用いるのが好ましい。
【0069】
加熱の方法は特に限られず、例えば、赤外線ランプ20での赤外光照射等が好ましく用いられる。
また、加熱処理中は、加熱部位の温度が所定温度に保持されていることを確認するため、サーモグラフィーや温度計等で確認するのが好ましい。同時に、非加熱部位が温度変化していないこともサーモグラフィーや温度計等で確認するのが好ましい。
【0070】
加熱処理は、体表面温度より高く、かつ約45℃以下の温度で実施するのが好ましい。体表面温度は環境温度や被験者の状態(発熱の有無や運動前後など)によって変動し得る。好ましくは、被験者として健常者(発熱のない者)を選択し、適温(例えば25℃)に温度調節された環境で所定時間(例えば、10分間、30分間、あるいは1時間など)安静にした被験者の体表面温度を採用するのが好ましい。通常は30℃以上程度、場合によっては、32℃以上、35℃以上、あるいは37℃以上になることもある。加熱処理は、当該体表面温度より少なくとも1℃以上、好ましくは2℃以上、より好ましくは3℃以上高い温度以上で実施するのが好ましい。加熱処理温度の上限は、化粧料の実使用温度(例えば、夏季の太陽光照射下での体表面温度は40℃程度、場合によっては41℃〜45℃になることもある)及び被験者の安全等を考慮して、約45℃以下とするのが好ましい。
加熱時間は、熱による影響を的確に評価するために、1分以上とするのが好ましく、より好ましくは10分以上である。加熱時間の上限としては、特に限定されないが、通常は60分以下、好ましくは30分以下である。
【0071】
加熱処理が終了した後、加熱部位の温度が低下して通常の皮膚温に戻るまで放置する。好ましくは、加熱部位と非加熱部位の温度が同等になったことをサーモグラフィーや温度計等で確認する。
【0072】
次に、任意に遮蔽材10等を除去した後、サンプル塗膜の紫外線防御効果(吸光度等)を測定する(図2(C))。
具体的には、被験部位のサンプル塗布部分及びサンプル塗布部分に近接した未塗布部分に紫外線を照射し、所定時間(通常は16〜24時間)経過後、被照射部分の2/3以上の面積に境界明瞭な、僅かな紅斑を最初に惹起する最小の紫外線量(MED)を決定する。なお、サンプル塗布部分のMEDをMEDp、未塗布部分のMEDをMEDuと称する。当該被験者について決定したMEDpi及びMEDuiとを用い、以下の式に従って、当該サンプルの当該被験者におけるSPF(SPFiともいう)を算出する。
【0073】
【数1】
【0074】
以上の工程を複数の被験者について実施し、各被験者において得られたSPFiの算術平均(小数点以下切り捨て)の値を当該サンプルのSPFとする。
【0075】
インビボで実施される評価方法において、紫外線防御効果の測定方法として、PA測定を採用する場合には、工程(i)及び(ii)は上記と同様に実施し、工程(iii)におけるSPF測定に代えて、好ましくは日本化粧品工業連合会UVA防止効果測定法基準(2012年改訂)又はISO24442に準じて測定したUVAPF又はPFAを算出し、以下の分類に従ってPAとして表示することができる。
【0076】
【表1】
【0077】
なお、被験者の皮膚に紫外線を照射してSPF、UVAPFを算出するインビボ測定においては、被験者に対して事前に説明文書を提示して測定の目的や内容を十分に説明し、文書による同意を得ておくのが好ましい。
また、医学的及び倫理的な配慮から、被験者はSPF測定を受ける前の最低4週間は被検部(背部)を太陽光に曝さないことが推奨されている。
【0078】
最後に、工程(iv)において、加熱部位の紫外線防御効果と非加熱部位の紫外線防御効果とを比較することにより、熱による紫外線防御効果の変化が検出できる。
加熱部位の紫外線防御効果が、非加熱部位の紫外線防御効果よりも高い試料組成物を選別することにより、本発明に係る化粧料を得ることができる。
【0079】
(B)インビトロでの評価方法
インビトロの評価方法では、基体としてPMMA、ナイロン、又はアクリル板等の樹脂基板、ガラスや石英等の無機物板を用いることができる。好ましくは、表面にV字形状の溝を設けたPMMA板からなる皮膚代替膜(「Sプレート」ともいう:特許第4453995号参照)等を用いる。
【0080】
図1に示した工程(i)において、基体表面に所定量の化粧料のサンプル(試料組成物)を塗布し、任意に乾燥させてサンプル塗膜を形成する。
次いで、工程(ii)においてサンプル塗膜を形成した基体を加熱する。加熱方法としては、上記した赤外線照射でもよいが、サンプル塗膜を形成した基体を所定温度に調整した恒温槽内に静置することによって実施してもよい。あるいは、予め所定温度に加熱した基体にサンプル塗膜を形成することにより、工程(i)と工程(ii)を同時に実施することもできる。
【0081】
加熱温度は30℃〜70℃の範囲とするのが好ましい。加熱温度が70℃を超えると樹脂製の基板が溶解する等の問題を生じることがある。前記範囲内の温度であれば特に限定されず、例えば32℃以上、35℃以上、37℃以上、あるいは40℃以上とすることができ、65℃以下、60℃以下、55℃以下、あるいは50℃以下の温度で加熱処理してもよい。
加熱時間は、熱による影響を的確に評価するために、1分以上とするのが好ましく、より好ましくは10分以上である。加熱時間の上限としては、特に限定されないが、通常は60分以下、好ましくは30分以下である。
【0082】
前記工程(i)においては、複数の基体の各々に同量の同一サンプルで塗膜を形成し、その内の少なくとも1つを工程(ii)における加熱処理に供し(加熱サンプル)、残り(非加熱サンプル)は常温に保持しておくのが好ましい。
【0083】
工程(ii)の終了後、好ましくは基体の温度が常温に戻るまで放置し、各基体のサンプル塗膜の所定波長(UVA又はUVB領域)における吸光度を測定する(工程(iii))。
本発明における「吸光度測定」には、単一波長(紫外線領域)での吸光度測定と、所定の波長領域に渡る吸光度測定とが含まれる(臨界波長測定も含む)。
【0084】
工程(iii)で測定した吸光度に基づいてSPF又はUVAPF(又はPFA)を算出して、それらを紫外線防御効果の指標としてもよい。
【0085】
次いで、工程(iv)において、前記「加熱サンプル」の紫外線防御効果と「非加熱サンプル」の紫外線防御効果とを比較することにより、熱による紫外線防御効果の変化が検出できる。
加熱サンプルの紫外線防御効果が、非加熱サンプルの紫外線防御効果よりも高い試料組成物を選別することにより、本発明に係る化粧料を得ることができる。
【0086】
さらに、工程(i)で形成された各サンプル塗膜の吸光度を測定する工程(i’)を設けることにより、「加熱サンプル」及び「非加熱サンプル」の工程(i)と工程(iii)における吸光度の変化が明らかになるので、それらの値を参照することにより、例えば経時的な変動といった熱に起因しない紫外線防御効果の変化を補償して、熱による変化を正確に把握することができる。
【0087】
インビボ及びインビトロの測定において、熱以外の要因の影響を排除する観点から、加熱処理(工程(ii))を、紫外線を遮断した環境で実施するのが好ましい。
【0088】
2.化粧料
本発明の化粧料は、上記製造方法によって得ることができる。
また、本発明の化粧料は、上記(A)紫外線防御剤と上記(B)保湿剤とを含有し、熱処理後の塗膜の吸光度が向上するものである。
本発明の化粧料は、上記評価方法により選別され、あるいは、熱処理後の塗膜の吸光度が向上するものであるため、実際の使用において熱が加わると却って紫外線防御効果が向上する。
【0089】
本発明の化粧料は、油性化粧料、油中水型乳化化粧料、水中油型乳化化粧料、多相乳化化粧料、あるいは水性化粧料の形態でよく、特に限定されない。
製品形態としては、日やけ止め化粧料のみならず、日やけ止め効果を付与したファンデーション等のメーキャップ化粧料や化粧下地、毛髪化粧料(紫外線から毛髪や頭皮を保護するためのヘアスプレーやヘアトリートメント等の各種ヘア製品を含む)、噴霧型化粧料などとして提供できる。
【実施例】
【0090】
以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳述するが、本発明はこれらにより何ら限定されるものではない。配合量は特記しない限り、その成分が配合される系に対する質量%で示す。
【0091】
(1)油中水型乳化化粧料
下記表2に示す油中水型乳化化粧料の組成物を調製した。具体的には、ホモミキサーを用いて混合した油性成分に粉末を分散させた後、よく混合した水性成分を添加して組成物を得た。
得られた組成物を、常温(25℃)においてPMMA製のプレートに2mg/cmの塗布量で塗布した後、吸光光度計を用いて280〜400nmの吸光度を測定した。
Sプレート(5×5cmのV溝PMMA板、SPFMASTER−PA01)に各例のサンプルを2mg/cmの量で滴下し、60秒間指で塗布し、15分間乾燥させて塗膜を形成した。未塗布のプレートをコントロールとして、前記塗膜の吸光度(280〜400nm)を株式会社日立製作所社製U−3500型自記録分光光度計にて測定し、得られた測定データから熱処理前の吸光度積算値を求めた。
次いで、測定したプレートに恒温槽で37℃、30分の加熱処理を行い、再び吸光度を測定し、得られた測定データから熱処理後の吸光度積算値を求めた。
加熱前後の前記波長領域における吸光度積算値の変化(熱反応率)を次式に従って算出した。
熱反応率(%)=(熱処理後の吸光度積算値)/(熱処理前の吸光度積算値)×100
各サンプルの熱反応率(%)の値を表2に併せて示す。
【0092】
【表2】
【0093】
表2に示されるように、所定の保湿剤を配合することにより、熱による紫外線防御効果の向上が確認されたが、保湿剤としてIOBが高すぎるグリセリン(IOB=6.0)を用いた場合には当該効果を確認できなかった。また、アルキレンオキシド誘導体及び多価アルコールのいずれについても、分子量が低いほど熱による紫外線防御効果が大きく向上する傾向が見られた。
【0094】
(2)油性化粧料
下記表3に示す油性化粧料の組成物を調製した。具体的には、油性成分と保湿成分をホモミキサーを用いて混合して組成物を得た。各サンプルの熱反応率(%)の値を表3に併せて示す。
【0095】
【表3】
【0096】
表3に示されるように、油性化粧料においても、加熱により紫外線防御効果が向上することが確認された。
【0097】
(3)油性化粧料
下記表4に示す全成分を、ホモミキサーを用いて混合して油性日やけ止め化粧料とした。油分固化剤を含む場合には、油性成分に油分固化剤を添加して加温・融解し、保湿剤を添加後、混合して均一化し、その後冷却して油性固形日やけ止め化粧料を得た。各サンプルの熱反応率(%)の値を表4に併せて示す。
【0098】
【表4】
【0099】
表4に示されるように、油性化粧料においても、加熱により紫外線防御効果が向上することが確認された。
【0100】
(4)水中油型乳化化粧料
下記表5に示す水中油型乳化化粧料の組成物を調製した。具体的には、ホモミキサーを用いて混合した油性成分に粉末を分散させた後、よく混合した水性成分を添加して組成物を得た。サンプルの熱反応率(%)の値を表5に併せて示す。
【0101】
【表5】
【0102】
表5に示されるように、水中油型乳化形態の化粧料においても、加熱により紫外線防御効果が向上することが確認された。
【0103】
(5)油中水型乳化化粧料
下記表6に示す油中水型乳化化粧料の組成物を調製した。具体的には、ホモミキサーを用いて混合した油性成分に粉末を分散させた後、よく混合した水性成分を添加して組成物を得た。各サンプルの熱反応率(%)の値を表6に併せて示す。
【0104】
【表6】
【0105】
表6に示されるように、(A)紫外線防御剤としてt−ブチルメトキシジベンゾイルメタンを配合する場合、その配合量が少い方が高い熱反応率が得られた。
【0106】
(6)油中水型乳化化粧料
下記表7に示す油中水型乳化化粧料の試料を調製した。具体的には、ホモミキサーを用いて混合した油性成分に粉末を分散させた後、よく混合した水性成分を添加して組成物を得た。各サンプルの熱反応率(%)の値を表7に併せて示す。
【0107】
【表7】
【0108】
表7に示されるように、(B)保湿剤として、アルキレンオキシド誘導体と多価アルコールの両方を含む場合に、熱による紫外線防御効果の向上が顕著であった。特にPEG/PPG−9/2ジメチルエーテルとポリエチレングリコール300とを組合せることで極めて高い効果が得られた。
【0109】
以下に、本発明の化粧料の処方を例示する。本発明はこれらの処方例によって何ら限定されるものではなく、請求の範囲によって特定されるものであることはいうまでもない。なお、配合量は全て化粧料全量に対する質量%で表す。
【0110】
処方例1:油中水型日焼け止め
(成分名) 配合量(質量%)
水 残余
エタノール 10
ポリエチレングリコール400 10
ジステアルジモニウムヘクトライト 0.5
PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 2
セバシン酸ジイソプロピル 5
ジメチコン 20
オクトクリレン 5
ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン

ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル 1
エチルヘキシルトリアゾン 1
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 5
疎水化処理微粒子酸化チタン 2
疎水化処理微粒子酸化亜鉛 10
球状シリコーンゴムパウダー 2
疎水化処理タルク 2
球状架橋型PMMA粉末 2
球状シリカ 2
キレート剤 適量
【0111】
処方例2:2層式の化粧下地
(成分名) 配合量(質量%)
精製水 残余
エタノール 5
PEG/PPG−9/2ジメチルエーテル 5
グリセリン 1
キシリトール 1
トルメンチラエキス 0.3
ヒアルロン酸ナトリウム 0.1
2−O−エチル−L−アスコルビン酸 0.1
グリチルリチン酸ジカリウム 0.05
イソドデカン 3
セバシン酸ジイソプロピル 10
PBG/PPG−9/1コポリマー 1
ジメチコン 13
カプリリルメチコン 3
高重合アミノプロピルジメチコン20%のジメチコン溶液

トリフルオロアルキルジメチルトリメチルシロキシケイ酸50%ジメチコン溶液

パルミチン酸デキストリン 0.5
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 7
オクトクリレン 5
ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル 1
ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン
0.5
疎水化微粒子酸化チタン 2
疎水化処理微粒子酸化亜鉛 5
疎水化処理顔料級酸化チタン 1
疎水化処理酸化鉄 0.07
メタクリル酸メチルクロスポリマー 2
(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー

疎水化処理タルク 2
PEG−9ポリジメチルポリシロキシエチルジメチコン 1.5
PEG/PPG−19/19ジメチコン 0.3
ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 0.4
イソステアリン酸 0.3
EDTA・3Na 適量
食塩 適量
ピロ亜硫酸ナトリウム 適量
トコフェロール 適量
香料 適量
【0112】
処方例3:クリーム状のファンデーションクリーム
(成分名) 配合量(質量%)
精製水 残余
エタノール 5
フェノキシエタノール 1
PEG/PPG−9/2ジメチルエーテル 5
グリセリン 3
エリスリトール 1
キシリトール 1
トルメンチラエキス 1
グリシルグリシン 0.1
トラネキサム酸 1
グリチルリチン酸ジカリウム 0.05
ピバリン酸トリプロピレングリコール 2
セバシン酸ジイソプロピル 5
ジメチコン 10
シクロメチコン 5
トリシロキシケイ酸50%のシクロペンタシロキサン溶液

パルミチン酸デキストリン 1
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 7
疎水化微粒子酸化チタン 3
疎水化微粒子酸化亜鉛 3
疎水化処理顔料級酸化チタン 6
疎水化処理酸化鉄 3.2
疎水化処理硫酸バリウム被覆雲母チタン 0.01
疎水化処理雲母チタン 0.01
ジメチコンクロスポリマー13%のシクロペンタシロキサン混合物

ポリメチルシルセスキオキサン 2
メタクリル酸メチルクロスポリマー 2
疎水化微粒子シリカ 0.5
ラウリルPEG−9ポリジメチルポリシロキシエチルジメチコン

(ジメチコン/(PEG−10/15))クロスポリマー

ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 1
イソステアリン酸 0.2
トコフェロール 適量
EDTA・3Na 適量
食塩 適量
ピロ亜硫酸ナトリウム 適量
香料 適量
【0113】
処方例4:エアゾールスプレー状の日焼け止め
(成分名) 配合量(質量%)
精製水 残余
エタノール 5
ポリエチレングリコール300 2
シリカ 0.5
グリセリン 1
PEG/PPG−14/7ジメチルエーテル 6
酢酸DL−α−トコフェロール 0.5
D−グルタミン酸 0.1
グリチルリチン酸ステアリル 0.1
イソドデカン 10
トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 5
ミルスチン酸イソプロピル 3
セバシン酸ジイソプロピル 5
PBG/PPG−9/1コポリマー 1
ジメチコン 13
トリシロキシケイ酸50%のシクロペンタシロキサン溶液
0.5
トリ酢酸テトラステアリン酸スクロース 0.5
パルミチン酸デキストリン 1
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 5
ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル 2
ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン

ポリシリコーン−15 2
オクトクリレン 5
メタクリル酸メチルクロスポリマー 5
(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー

疎水化処理タルク 1
セチルPEG/PPG−10/1ジメチコン 1
ラウリルPEG−9ポリジメチルポリシロキシエチルジメチコン

ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 0.5
イソステアリン酸 0.3
セスキイソステアリン酸ソルビタン 0.3
EDTA・3Na 適量
トコフェロール 適量
香料 適量
上記成分を混合して原液とし、原液とLPGとを50:50となるようにスプレー缶に充填して、エアゾールスプレータイプの日焼け止めを得た。
【0114】
処方例5:ジェル状のBBクリーム
(成分名) 配合量(質量%)
精製水 残余
エタノール 8
PEG/PPG−9/2ジメチルエーテル 5
イザヨイバラエキス 0.1
ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.2
(ジメチルアクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー
0.2
サクシノグルカン 0.1
グリセリン 3
ポリエチレングリコール300 1
ビスPEG−18メチルエーテルジメチルシラン 3
PEG/PPG−14/7ジメチルエーテル 1
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 10
セバシン酸ジイソプロピル 5
ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル 1
ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン

疎水化微粒子酸化チタン 3
疎水化処理微粒子酸化亜鉛 5
疎水化処理顔料級チタン 4
疎水化処理酸化鉄 0.4
ミルスチン酸イソプロピル 2
ポリプロピレングリコール(17) 2
N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・フィトステリル)
0.5
(パルミチン酸/エチルヘキサン酸)デキストリン 0.5
香料 適量
シリカ 1
【0115】
処方例6:乳液〜クリーム状のBBクリーム
(成分名) 配合量(質量%)
精製水 残余
エタノール 6
リン酸L−アスコルビルマグネシウム 0.5
アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム 0.1
水溶性コラーゲン 0.1
イザヨイバラエキス 0.1
(ジメチルアクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー
0.3
サクシノグルカン 0.2
セルロースガム 0.2
グリセリン 2
ブチレングリコール 4
PEG/PPG−14/7ジメチルエーテル 3
PEG/PPG−9/2ジメチルエーテル 2
ポリエチレングリコール300 1
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(100モル) 1
ポリオキシエチレン(8モル)ベヘニルエーテル 1
ステアロイルメチルタウリンナトリウム 0.1
ステアリルアルコール 0.5
ベヘニルアルコール 0.5
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 8
オクトクリレン 2
エチルヘキシルトリアジン 1
ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル 1
ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン

イソドデカン 10
セバシン酸ジイソプロピル 5
ジメチコン 2
マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル 1
N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・オクチルドデシル)
0.5
(パルミチン酸/エチルヘキサン酸)デキストリン 0.5
疎水化処理微粒子酸化亜鉛 8
顔料級疎水化処理酸化チタン 4
疎水化処理酸化鉄 0.2
イソステアリン酸 0.5
セスキイソステアリン酸ソルビタン 0.5
EDTA−2Na・H2O 適量
ヘキサメタリン酸ナトリウム 適量
クエン酸 適量
クエン酸ナトリウム 適量
香料 適量
タルク 3
シリカ 3
【符号の説明】
【0116】
1:サンプル、2:基体、10:遮蔽材、20:赤外線ランプ
図1
図2
【国際調査報告】