特表2015-502024(P2015-502024A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特表2015502024-バックライト付自動車エンブレム 図000003
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2015-502024(P2015-502024A)
(43)【公表日】2015年1月19日
(54)【発明の名称】バックライト付自動車エンブレム
(51)【国際特許分類】
   F21S 8/10 20060101AFI20141216BHJP
   B60R 13/00 20060101ALI20141216BHJP
   F21Y 101/02 20060101ALN20141216BHJP
【FI】
   F21S8/10 400
   B60R13/00
   F21Y101:02
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】7
(21)【出願番号】特願2014-547136(P2014-547136)
(86)(22)【出願日】2012年9月4日
(85)【翻訳文提出日】2014年7月1日
(86)【国際出願番号】RU2012000722
(87)【国際公開番号】WO2013089582
(87)【国際公開日】20130620
(31)【優先権主張番号】2011150805
(32)【優先日】2011年12月13日
(33)【優先権主張国】RU
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KM,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VC,VN
(71)【出願人】
【識別番号】514149059
【氏名又は名称】シャーロフ、アレクサンドル アレクセイヴィッチ
【氏名又は名称原語表記】ZHAROV,Aleksandr Alekseevich
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【弁理士】
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】シャーロフ、アレクサンドル アレクセイヴィッチ
【テーマコード(参考)】
3D024
3K243
【Fターム(参考)】
3D024BA03
3D024BA08
3D024BA15
3K243DB02
3K243EA07
3K243EB19
3K243EE07
3K243FA04
(57)【要約】
自動車のための装飾器具に関し、照明効果を向上させる。外表面及び表面より内側の内部第一表面を有する主要部材と、内部第二表面及び接合面を有する光透過性部材と、光源が製造され、また必要に応じて固定具が製造される。光透過性部材において内部第二表面側に溝が作られる。光源は光透過性部材の溝に配置される。内部第二表面と光透過性部材は、例えば接着剤または当該分野で利用される他の方法により前記第一面に接合される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
照明があたる自動車エンブレムであって、
前記自動車エンブレムは、外表面と内部第一表面を互いに反対側に配置するように有する主要部材と、内部第二表面と接合面を互いに反対側に配置するように有する光透過性部材と、光源とを備え、
前記主要部材は非光透過性の素材からなり、前記内部第一表面は前記光透過性部材と前記内部第二表面により接合していて、前記光源はLEDテープの形状であり、前記主要部材と前記接合面の間に配置されていて、前記光透過性部材の前記内部第二表面側に溝が作られ、前記光源が前記溝に配置されている
ことを特徴とする自動車エンブレム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車のための装飾器具に関する。
【背景技術】
【0002】
最も近いプロトタイプは、下側からの照明があたるエンブレムである(例えば、非特許文献1)。照明があたるエンブレムは、透明でないエンブレム、ダイオードを有するテープ、光透過性のフレーム、及び固定具で構成されている。エンブレムの凹み部分にはダイオードを有するテープが配置されている。ダイオードを有するテープ側では、エンブレムが光透過性のフレームに接合されている。光透過性のフレームは、エンブレムとの接合の反対側に固定具を備えている。固定具は、自動車の表面へエンブレムと照明を取り付ける役割を果たす。
【0003】
このプロトタイプの欠点は、ダイオードを有するテープがエンブレムの深い位置に配置されること、及び発光が光透過性でないエンブレムの素材に吸収されることによる照明効率の低さである。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】http://www.drive2.ru/communities/LEDtuning/blog/288230376151805419/
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記において照明効率の向上を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
照明があたる自動車エンブレムが、外表面と外表面より内側の内部第一表面とを互いに反対側に有する主要部材、外表面より内側の内部第二表面と接合面とを互いに反対側に有する光透過性の部材及び光源を含み、前記主要部材は非光透過性の素材からなり、前記主要部材の内部第一表面が前記光透過性部材と内部第二表面により接合していて、光源はLEDテープの形状で、主要部材と接合面の間に配置されていて、光透過性部材の内部第二表面側に溝が作られ、光源がその溝に配置されていることにより、本発明の目的は達成される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明器具の部分的な切断面を示す説明図
【発明を実施するための形態】
【0008】
図面には、主要部材1、外表面2、内部第一表面3、内部第二表面4、光透過性部材5、接合面6、溝7、テープ8、光源9が示されている。
【0009】
当該器具の主な構成要素は主要部材1、光透過性部材5、光源9及び固定具である。
【0010】
エンブレムは装飾器具であり、その形状によってあらゆる文字記号またはあらゆる図形及びあらゆる図形の輪郭を描くことができる。エンブレムは主要部材1、光透過性部材5、光源9で構成されている。
【0011】
主要部材1はその形状によってあらゆる文字記号またはあらゆる図形及びあらゆる図形の輪郭を描くことができる。主要部材1は非光透過性であり、すなわち光を通さないものである。主要部材1は例えばプラスチックや金属等のいかなる硬質の素材で作られていてもよい。
主要部材1は外表面2及び内部第一表面3を備えている。その際に、外表面2と内部第一表面3は互いに反対側、すなわち互いに対して主要部材1において反対側に配置されている。外表面2と内部第一表面3の間の距離は、内部第一表面3及び外表面2の幅の数分の一である。個々の場合において、主要部材1の外表面2と内部第一表面3は、全面的に平らなものとなることも、または例えば互いに対して縞状に配置され、必要な文字を形成することのできる一定の模様をなす、いくつかの部分からなる面となることもできる。その際個々の場合において、外表面2及び内部第一表面3は同様の形状であり、同様の配置になっている。外表面2は当該器具の外側へ向き、光透過性部材5の反対側へ向いている。内部第一表面3は光透過性部材5の方へ向いている。
【0012】
光透過性部材5は平らな形状で、外形は主要部材1と同様である。光透過性部材5は内部第二表面4及び接合面6を備えている。その際に、接合面6及び内部第二表面4は互いに反対側に配置している。内部第二表面4と接合面6の間の距離は、内部第二表面4と接合面6の幅の何分の一かである。個々の場合において、光透過性部材5の内部第二表面4及び接合面6は全面的に平らなものとなることも、またはいくつかの部分からなるものとなることもできる。内部第二表面4と接合面6の形状は、内部第一表面3の形状と同様のものである。光透過性部材5は、内部第二表面4により内部第一表面3と接合している。接合面6は、例えば、固定具が自動車の車体に接着することができるように作られている。光透過性部材5は光透過性の素材、それ自体の中を光が通過する素材でできている。光透過性部材5の内部第二表面4には溝7が作られている。
【0013】
溝7は細長い凹みであり、その中に光源9が配置されるように作られている。溝7は、光透過性部材5を構成する一つ一つの部分、または光透過性部材5が平らな面で作られている場合には光透過性部材5の外周に沿って作られる。
【0014】
固定具は、自動車の車体に接着することができるように作られている。固定具としては、例えば接合面6に備えられる接着質の物質や、当該分野で利用される他のあらゆる装備を利用することができる。
【0015】
光源9は、LEDテープの形状である。本願において、LEDテープは、LEDが互いに一定の距離で配置され、電力供給源への連結が可能であり、またLEDが柔軟性のある細長い素材により互いに連結されていて、その長さが前記細長い素材の太さの数倍となる、例えばテープ、糸または何本かの糸の束、あるいはチューブや線、またはその他の同様の形状をした素材であると解釈するものとする。LEDテープの太さ及び幅は、溝7への配置が可能であるものとなる。
【0016】
本発明は、以下の方法で実現する。外表面2及び内部第一表面3を有する主要部材1、内部第二表面4及び接合面6を有する光透過性部材5、及び光源9が製造される。また、必要に応じて固定具が製造される。光透過性部材5の中の内部第二表面4側に溝7が作られる。光源9は光透過性部材5の中に作られた溝7の中に配置される。光透過性部材5は、例えば接着質の物質または他の当該分野で利用されるあらゆる方法により、内部第二表面4において内部第一表面3に接合される。
【0017】
接合面6は、固定具により自動車の車体へ接着される。光源9からの導線は、自動車に搭載された電源に接続される。外表面2は自動車の車体と反対側へ向けられている。自動車に搭載された電源が入れられると、光源9が作動する。光源9から発せられる光は、非光透過性すなわち光を吸収する主要部材1を通過することはない。光源9が溝7の中に配置することにより、主要部材1に吸収される光の角度が前記プロトタイプと比べて小さくなる。光源9から発せられる光は光透過性部材5を通過し、当該器具の外周で発せられる。その際、発せられる光はいかなる色でもあり得る。この可能性は、光源9が一色または数色の色調を有し光透過性部材5が無色であること、または光源9は無色であるが光透過性部材5が何かしらの色調を有することにより、もたらされるものである。
【0018】
上記のような方法により、非光透過性の主要部材、光透過性部材及び光源からなる器具は、光源が光透過性部材に作られる溝の中に配置されることにより、照明効率を向上させる。
図1
【国際調査報告】