(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2015-519239(P2015-519239A)
(43)【公表日】2015年7月9日
(54)【発明の名称】片持式トレーテーブルおよびそれを備える航空機特別客室
(51)【国際特許分類】
B60N 3/00 20060101AFI20150612BHJP
B64D 11/06 20060101ALI20150612BHJP
A47B 5/04 20060101ALI20150612BHJP
A47B 9/00 20060101ALI20150612BHJP
【FI】
B60N3/00 A
B64D11/06
A47B5/04
A47B9/00 Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2015-501749(P2015-501749)
(86)(22)【出願日】2013年3月13日
(85)【翻訳文提出日】2014年11月13日
(86)【国際出願番号】US2013030785
(87)【国際公開番号】WO2013142183
(87)【国際公開日】20130926
(31)【優先権主張番号】61/614,042
(32)【優先日】2012年3月22日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/614,060
(32)【優先日】2012年3月22日
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KM,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VC
(71)【出願人】
【識別番号】500413696
【氏名又は名称】ビーイー・エアロスペース・インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000110
【氏名又は名称】特許業務法人快友国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ヘンショー ロバート ジェイ.
(72)【発明者】
【氏名】スティーブンス ベンジャミン ディー.
(72)【発明者】
【氏名】ゲーリング フランシス エックス.
(72)【発明者】
【氏名】ポジ アレクサンダー ニコラス
(72)【発明者】
【氏名】ジョンソン グレン アレン
【テーマコード(参考)】
3B053
3B088
【Fターム(参考)】
3B053NA03
3B053NA06
3B053NB00
3B053NC03
3B088AA05
(57)【要約】
客席用のトレーテーブルアセンブリであって、座席上位置と客席の前方位置との間で水平に摺動するように構成された片持式部分を有するテーブル天板と、テーブル天板に水平移動を行わせる直線摺動部であって、客席に隣接する壁に装着され、テーブル天板を水平位置に支持するように構成された直線摺動部とを備えるトレーテーブルアセンブリを提供する。航空機特別客室用のトレーテーブルアセンブリを提供する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
客席用のトレーテーブルアセンブリであって、
座席上位置と客席の前方位置との間で水平に摺動するように構成された片持式部分を備えるテーブル天板と、
前記テーブル天板に水平移動を行わせる直線摺動部であって、前記客席に隣接する壁に装着され、前記テーブル天板を水平位置に支持するように構成された前記直線摺動部と
を備えるトレーテーブルアセンブリ。
【請求項2】
前記テーブル天板が、前記片持式部分に対して垂直に配置された基底部分をさらに備え、前記基底部分が前記直線摺動部に装着されている、請求項1に記載のトレーテーブルアセンブリ。
【請求項3】
前記片持式部分が前記基底部分に蝶着されている、請求項1に記載のトレーテーブルアセンブリ。
【請求項4】
前記片持式部分と前記基底部分とが、それらの間の相対運動を妨げるために一体化されている、請求項1に記載のトレーテーブルアセンブリ。
【請求項5】
前記客席に面する前記テーブル天板の前縁部に沿って配置された解除ラッチであって、ブレーキケーブルを介してブレーキパッドに連結され、前記テーブル天板をどちらの方向にも水平に移動させるために、前記ブレーキケーブルを引っ張って前記ブレーキパッドを前記直線摺動部との接触から外すように構成された、前記解除ラッチをさらに備える、請求項1に記載のトレーテーブルアセンブリ。
【請求項6】
前記ブレーキパッドが枢支点周りに枢動し、それによって、前記ブレーキパッドが前記直線摺動部と接触する休止位置にあるとき、前記テーブル天板を前記客席の前記前方位置の方へ押し動かすことができるが、前記ブレーキパッドが前記直線摺動部と接触する前記休止位置にあるとき、前記テーブル天板を前記座席上方向に向かって移動させることが妨げられる、請求項5に記載のトレーテーブルアセンブリ。
【請求項7】
前記ブレーキパッドが休止位置にあるとき、前記テーブル天板が前記座席上方向へ向かって決して摺動しないようにするために、前記ブレーキを強制的に前記直線摺動部に接触させる捩りばねをさらに備える、請求項5に記載のトレーテーブルアセンブリ。
【請求項8】
ラッチを作動させなくても前記テーブル天板を前記客席の前記前方位置の方へ移動させることを可能にするように構成されたラッチおよびブレーキパッドアセンブリであって、前記テーブル天板を前記座席上位置へ移動させるには前記ラッチを作動させることを必要とする前記ラッチおよびブレーキパッドアセンブリをさらに備え、前記ブレーキパッドが前記直線摺動部に係合し、前記ラッチが、前記ブレーキパッドを前記直線摺動部との係合から解除するように働く、請求項1に記載のトレーテーブルアセンブリ。
【請求項9】
前記テーブル天板をその中に受け入れる垂直収納函を画成するハウジングをさらに備え、前記テーブル天板が、前記ハウジングに取り付けられ、前記収納函内に垂直に配置された案内レールに沿って前記ハウジングに対して摺動可能であり、前記ハウジングが、前記直線摺動部に取り付けられ、前記直線摺動部が装着されている前記壁に対して水平に摺動するように構成されている、請求項1に記載のトレーテーブルアセンブリ。
【請求項10】
前記テーブル天板が、一端で、前記収納函内の前記案内レール内を移動する案内部に蝶着され、前記テーブル天板が、前記案内部に対して90度枢動して、前記テーブルが垂直位置と水平位置との間で動く、請求項1に記載のトレーテーブルアセンブリ。
【請求項11】
航空機特別客室であって、
直立座位置と水平のベッド座位置との間で動くように構成された背もたれ部および座部を備える客席と、
前記客席に隣接して配置され、前記特別室への開口を画成する個室壁と、
座席上位置と前記客席の前方位置との間で水平に摺動するように構成された片持式部分を有するテーブル天板を備えるトレーテーブルアセンブリと、
前記テーブル天板に水平移動を行わせる直線摺動部であって、前記客席に隣接する前記個室壁に装着され、前記テーブル天板を水平位置に支持するように構成されている前記直線摺動部と、
を備える航空機特別客室。
【請求項12】
前記テーブル天板が、前記片持式部分に対して垂直に配置された基底部分をさらに備え、前記基底部分が前記直線摺動部に装着されている、請求項11に記載の航空機特別客室。
【請求項13】
前記客席に面する、前記テーブル天板の前縁部に沿って配置された解除ラッチであって、ブレーキケーブルを介してブレーキパッドに連結され、前記テーブル天板をどちらの方向にも水平に移動させるために、前記ブレーキケーブルを引っ張って前記ブレーキパッドを前記直線摺動部との接触から外すように構成された前記解除ラッチをさらに備える、請求項11に記載の航空機特別客室。
【請求項14】
前記ブレーキパッドが枢支点周りに枢動し、それによって、前記ブレーキパッドが前記直線摺動部と接触する休止位置にあるとき、前記テーブル天板を前記客席の前記前方位置の方へ押し動かすことができるが、前記ブレーキパッドが前記直線摺動部と接触する前記休止位置にあるとき、前記テーブル天板を前記座席上方向に向かって移動させることが妨げられる、請求項13に記載の航空機特別客室。
【請求項15】
前記テーブル天板が、前記座席上位置にあるとき、前記特別室への前記開口を塞ぐ、請求項11に記載の航空機特別客室。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、航空機の客席およびその関連設備に関し、より詳細には、座席への出入りを可能にするために水平に摺動するように構成された片持式トレーテーブル、ならびに片持式トレーテーブルを備える特別客室に関する。
【背景技術】
【0002】
トレーテーブルは、作業、食事などのための平坦な水平面を乗客に提供するために、殆どあらゆるタイプおよびクラスの航空機座席に附設されている。トレーテーブルは、通常、地上走行、離陸、および着陸中などの使用されていないときの収納位置と、飛行中の展開使用位置との間を移動するように構成されている。エコノミークラスの座席構成では、トレーテーブルは、前方に配置された座席の背面に取り付けられることが多く、後ろの座席の乗客によって使用するために水平位置まで枢動させて下げられる。座席が個室隔壁によって隔てられている上級クラスの座席配置におけるような、前方に座席が配置されていない座席配置構成では、トレーテーブルは、通常、座席の側方へ、収納区画内などに収納され、その結果、トレーテーブルを持ち上げ、枢動させ、乗客の膝の上に回転させることのできる複雑なヒンジアセンブリおよび骨組みが必要になる。
【0003】
前述の座席配置クラスのいずれにおいても、従来のトレーテーブル設計の欠点は、通常、乗客が座席に出入りできるようにするために、トレーテーブルを収納する必要があることである。従来のアセンブリでは、トレーテーブルを収納するには、通常、作業面の水平の向きを変える必要があり、それには、乗客が、事前に自分の物を片付ける必要がある。これは、たとえば洗面所を使用するために乗客がほんの束の間自分の座席を離れようとするとき、物を仕舞う代替場所が限られている場合、特に面倒である。さらに、直立座位置から水平のベッド位置へ座席を調節するとき、とりわけ、トレーテーブルが、他の場所に置くのが難しい食べ物や飲み物を載せているとき、トレーテーブルを収納しなければならないのは面倒である。
【0004】
したがって、必要とされるのは、トレーテーブルの作業面をその間ずっと水平に保ち、乗客が使用できるままで、客席への出入りをさせるべく移動するように構成されたトレーテーブルである。そのようなトレーテーブルは、乗客の快適さおよび利便性を向上させる筈である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、本発明の目的は、座席への出入りを可能にするために水平に摺動するように構成されたトレーテーブルを提供することである。
【0006】
本発明の別の目的は、座席から離れた前方位置および着席した乗客の膝の上で使用される後方位置の両方で、トレーテーブルの作業面が水平の向きに維持されるトレーテーブルを提供することである。
【0007】
本発明の別の目的は、トレーテーブルが座席から離れた位置にあり、かつ/または収納されているとき、その上にある少なくともあるタイプの品物を支持するように構成されたトレーテーブルを提供することである。
【0008】
本発明の別の目的は、客席空間との干渉を最小限に抑えるために片持式設計を有するトレーテーブルを提供することである。
【0009】
本発明の別の目的は、特別座席室内の個室壁を支持壁として使用するトレーテーブルを提供することである。
【0010】
本発明の別の目的は、使用できる状態のままで、直立座位置と水平ベッド座位置との間で座席を調節できるように移動し、かつ直立または水平ベッド座位置のいずれでも乗客がトレーテーブルを使用することができるように構成されたトレーテーブルを提供することである。
【0011】
本発明の別の目的は、乗客および航空機乗務員共に手が届く、テーブルを水平に摺動させるための解除機構を備えるトレーテーブルアセンブリを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
これらおよび他の目的および利点は、客席用のトレーテーブルアセンブリであって、座席上位置と客席の前方位置との間で水平に摺動するように構成された片持式部分を備えるテーブル天板と、テーブル天板に水平移動を行わせる直線摺動部であって、客席に隣接する壁に装着され、テーブル天板を水平位置に支持するように構成された直線摺動部とを備えるトレーテーブルアセンブリを提供することによって達成される。
【0013】
本発明の別の実施形態によれば、テーブル天板が、片持式部分に対して垂直に配置された基底部分を備えていてもよく、基底部分が直線摺動部に装着されていてもよい。
【0014】
本発明の別の実施形態によれば、片持式部分は基底部分に蝶着されていてもよい。
【0015】
本発明の別の実施形態によれば、片持式部分と基底部分とは、それらの間の運動を妨げるために一体化されていてもよい。
【0016】
本発明の別の実施形態によれば、トレーテーブルアセンブリが、客席に面するテーブル天板の前縁部に沿って配置された解除ラッチであって、ブレーキケーブルを介してブレーキパッドに連結され、テーブル天板をどちらの方向にも水平に移動させるために、ブレーキケーブルを引っ張ってブレーキパッドを直線摺動部との接触から外すように構成された、解除ラッチを備えてもよい。
【0017】
本発明の別の実施形態によれば、ブレーキパッドが枢支点周りに枢動し、それによって、ブレーキパッドが直線摺動部と接触する休止位置にあるとき、テーブル天板を客席の前方位置の方へ押し動かすことができるが、ブレーキパッドが直線摺動部と接触する休止位置にあるとき、テーブル天板を座席上方向に向かって移動させることを妨げるようにしてもよい。
【0018】
本発明の別の実施形態によれば、トレーテーブルアセンブリは、ブレーキパッドが休止位置にあるとき、テーブル天板が座席上方向へ向かって決して摺動しないようにするために、ブレーキを強制的に直線摺動部に接触させる捩りばねを備えてもよい。
【0019】
本発明の別の実施形態によれば、トレーテーブルアセンブリは、ラッチを作動させなくてもテーブル天板を客席の前方位置の方へ移動させることを可能にするように構成されたラッチおよびブレーキパッドアセンブリであって、テーブル天板を座席上位置へ移動させるにはラッチを作動させることを必要とするラッチおよびブレーキパッドアセンブリを備えてもよく、ブレーキパッドは直線摺動部に係合し、ラッチが、ブレーキパッドを直線摺動部との係合から解除するように働いてもよい。
【0020】
本発明の別の実施形態によれば、トレーテーブルアセンブリが、テーブル天板をその中に受け入れる垂直収納函を画成するハウジングを備えてもよく、テーブル天板が、ハウジングに取り付けられ、収納函内に垂直に配置された案内レールに沿ってハウジングに対して摺動可能であり、ハウジングが、直線摺動部に取り付けられ、直線摺動部が装着されている壁に対して水平に摺動するように構成されていてもよい。
【0021】
本発明の別の実施形態によれば、テーブル天板が、一端で、収納函内の案内レール内を移動する案内部に蝶着されてもよく、テーブルが、案内部に対して90度枢動して、垂直位置と水平位置との間で動いてもよい。
【0022】
本発明の別の実施形態によれば、本明細書では、航空機特別客室であって、直立座位置と水平のベッド座位置との間で動くように構成された背もたれ部および座部を有する客席と、客席に隣接して配置され、前記特別室への開口を画成する個室壁と、座席上位置と客席の前方位置との間で水平に摺動するように構成された片持式部分を有するテーブル天板を備えるトレーテーブルアセンブリと、テーブル天板に水平移動を行わせる直線摺動部であって、客席に隣接する個室壁に装着され、テーブル天板を水平位置に支持するように構成されている直線摺動部とを備える航空機特別客室が提供される。
【0023】
本発明の別の実施形態によれば、テーブル天板が、片持式部分に対して垂直に配置された基底部分を備えていてもよく、基底部分が直線摺動部に装着されていてもよい。
【0024】
本発明の別の実施形態によれば、片持式部分は基底部分に蝶着されていてもよい。
【0025】
本発明の別の実施形態によれば、片持式部分と基底部分とは、それらの間の運動を妨げるために一体化されていてもよい。
【0026】
本発明の別の実施形態によれば、トレーテーブルアセンブリが、客席に面するテーブル天板の前縁部に沿って配置された解除ラッチであって、ブレーキケーブルを介してブレーキパッドに連結され、テーブル天板をどちらの方向にも水平に移動させるために、ブレーキケーブルを引っ張ってブレーキパッドを直線摺動部との接触から外すように構成された解除ラッチを備えてもよい。
【0027】
本発明の別の実施形態によれば、ブレーキパッドが枢支点周りに枢動することができ、それによって、ブレーキパッドが直線摺動部と接触する休止位置にあるとき、テーブル天板を客席の前方位置の方へ押し動かすことができるが、ブレーキパッドが直線摺動部と接触する休止位置にあるとき、テーブルを天板座席上方向に向かって移動させることを妨げるようにしてもよい。
【0028】
本発明の別の実施形態によれば、トレーテーブルアセンブリは、ブレーキパッドが休止位置にあるとき、テーブル天板が座席上方向へ向かって決して摺動しないようにするために、ブレーキを強制的に直線摺動部に接触させる捩りばねを備えていてもよい。
【0029】
本発明の別の実施形態によれば、トレーテーブルアセンブリが、テーブル天板をその中に受け入れる垂直収納函を画成するハウジングを備えてもよく、テーブル天板が、ハウジングに取り付けられ、収納函内に垂直に配置された案内レールに沿ってハウジングに対して摺動可能であり、ハウジングが、直線摺動部に取り付けられ、直線摺動部が装着されている壁に対して水平に摺動するように構成されていてもよい。
【0030】
本発明の別の実施形態によれば、テーブル天板が、一端で、収納函内の案内レール内を移動する案内部に蝶着されてもよく、テーブルが、案内部に対して90度枢動して、垂直位置と水平位置との間で動いてもよい。
【0031】
本発明の別の実施形態によれば、テーブル天板は、座席上位置にあるとき、特別室への開口を塞いでもよい。
【0032】
本明細書に開示されているトレーテーブルアセンブリの実施形態は、上記の特徴の1つまたは複数の、あるいは任意の組み合わせを有し得る。
【0033】
本発明は、添付図面を参照して本発明の以下の詳細な説明を読むとき、最も良く理解される。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【
図1】本発明の実施形態による片持式トレーテーブルを備える特別客室の上方からの斜視図である。
【0035】
【
図2】座席への出入りができるようにトレーテーブルが前方位置にあるところを示す、片持式トレーテーブルを有する特別客室の上方からの斜視図である。
【0036】
【
図3】片持式トレーテーブル前面および側面の斜視図である。
【0037】
【0038】
【
図5】後方位置にあるトレーテーブルを示す側面図である。
【0039】
【
図6】片持式トレーテーブルおよびそれに伴う案内レールを示す等角図である。
【0040】
【
図7】片持式トレーテーブルおよび支持壁を示す等角図である。
【0041】
【
図8】テーブルが展開位置へ向かって決して摺動しないようにブレーキに圧力を加えるための捩りばね配置を示す詳細図である。
【0042】
【
図9】トレーテーブルが直線軸受に沿ってどちらの方向にも摺動することができるように係合解除されたブレーキを示す詳細図である。
【発明を実施するための形態】
【0043】
次いで、本発明が、本発明の例示的実施形態が示されている添付図面を参照して、以降、より十分に説明される。ただし、本発明は、多くの様々な形態で実現することができ、本明細書に説明された代表的実施形態に限定されるものと理解されるべきではない。例示的実施形態は、本開示が、網羅的であると共に完全なものになり、本発明の範囲を十分に伝達し、当業者に本発明を実施し、利用し、実行させることができるように提供される。様々な図面を通して、同じ参照番号は同じ要素を示す。
【0044】
ここで図面を参照すると、本明細書では、客席への出入りを可能にすべく水平に摺動するように構成された片持式トレーテーブルの実施形態が開示されている。その客席は、商用航空機の上級クラス座席配置区画に見られるような特別室など、特別客室に附設された座席であってもよい。その客席は、直立座位置と水平座位置との間で調節されるように構成されたタイプであってもよい。本明細書に開示されたトレーテーブルの実施形態は、航空機内の任意の構造体、たとえば特別客室に付随する個室壁または隔壁によって支持されていてもよい。
【0045】
本明細書に開示された実施形態では、座席から離れた前方位置と、着座した乗客の膝の上で使用されている後方位置との両方において、テーブル天板の高さがそれぞれの位置の間で変化することがあっても、テーブル天板を水平の向きに維持することができる。これによって、乗客は、物をテーブル天板に載せたままにして、座席へ出入りするために、または直立座位置とベッド座位置との間で調節するために、テーブル天板を移動させることができる。片持式設計は、有利には、支持するために必要な壁が1つだけであり、また、客席空間との干渉を最小限に抑える。トレーテーブルアセンブリは、さらに、特別客室への開口部を遮蔽するように働くことができ、それによってプライバシーを向上させる。
【0046】
ここで図面を参照すると、客席用のトレーテーブルアセンブリの第1の実施形態が、全体として
図1および2に参照番号20で示されている。トレーテーブルアセンブリ20は、一般に、座席上位置(
図1参照)と客席24の前方位置(
図2参照)との間で水平に摺動するように構成された片持式部分を備えるテーブル天板22を具備する。テーブル天板22の水平摺動移動は、客席24に隣接する個室壁28の内側に装着するように構成された直線摺動部26によって達成される。直線摺動部26は、水平位置状態でテーブル天板22の移動を支持し案内するように壁28に沿って水平に装着されていてもよく、または下記のようにある角度で装着されていてもよい。本明細書で使用するとき、用語「直線摺動部」は、少なくとも1方向に運動を案内する任意の装置を一般的に示そうとするものであり、たとえば、直線運動軸受、転がり軸受、ローラスライド、滑り軸受などを含めてもよい。
【0047】
ハウジング30が、壁に沿って配置され、その中に、テーブル天板22を完全な収納位置で受け入れる垂直収納函を画成する。テーブル天板22は一端で、収納函内に垂直に配置された案内レール34に沿って垂直に移動する案内部32に蝶着されている。この構成では、テーブル天板22の自由端は、水平位置からほぼ垂直位置へ上方に枢動され、続いて、垂直収納函内へ降ろされる。テーブル天板22を収納函から引き出すには、テーブル天板の自由端を掴み、上方へ引いて、案内部32を案内レール34に沿ってその最高点まで移動させる。次いで、テーブル天板22を所定位置まで下方に枢動させる。案内部32に対してテーブル天板22を動かす枢動範囲は、たとえば、約90度でよい。アセンブリは、展開位置または収納位置のどちらにおいても、テーブル天板22を移動、収納、解除、および固定するために、任意のタイプの解除機構、ラッチ、ロック、または自動式補助機構を備えてもよい。
【0048】
図3〜7を参照すると、客席用の片持式トレーテーブルアセンブリの別の実施形態が、全体を参照番号40で示されている。この実施形態は、互いに垂直に配置され一体化されたテーブル天板部分42および基底部分44を備え、基底部分44を個室壁28などの垂直壁に当てて装着するように使用してテーブル天板42を水平に配置する。テーブル天板部分42は、座席上位置(
図5参照)と客席24の前方位置(
図3および4参照)との間で水平に摺動するように構成されている。テーブル天板42の水平摺動移動は、客席24に隣接する個室壁28の内側に装着するように構成された直線摺動部26によって達成される。直線摺動部26は、一定の高さを維持したまま水平位置状態でテーブル天板22の移動を支持し案内するように壁28に沿って水平に装着するようにしてもよい。あるいは、
図4に示すように、直線摺動部26は、ある角度で壁28に装着し、その結果、テーブル天板42は、摺動移動を通して水平のままであるが、高さが変化するようにしてもよい。
【0049】
高さの変化は、前方位置でのテーブル天板22の高さを上げて、座席をベッドに変えるための空間を空けるために、望ましく、かつ/または必要になることがある。ある特定の例では、テーブル天板42は、座席から離れた前方位置で5cm〜15cm高くすることができ、座席上位置から前方位置まで30cm〜50cm移動させることができ、その間ずっとテーブル面は床に対して実質的に平行のままである。
図4に示すように、直線摺動部26は、水平に対してある角度で装着され、基底部分44は、テーブル天板42が座席上位置から座席から離れた前方位置の方へ押し動かされるとき、壁28に隣接して装着された傾斜路46に接触するような形状にしてもよい。基底部分44と傾斜路46との接触、および傾斜路の斜面によって、テーブル天板42を前方に押すとき、テーブル天板42の床に対する高さを増加させることができる。高さ変化の程度および昇降経路は、傾斜路46および/または直線摺動部26の傾きによって制御可能である。
【0050】
どちらのトレーテーブル実施形態でも、アセンブリは、テーブル天板の摺動移動を制御するラッチおよびブレーキ機構をさらに備え得る。
図8および9を参照すると、解除ラッチ50が、テーブル天板42の前面または前方縁部に沿い、客席に面して配置されている(
図4および6参照)。解除ラッチ50は、1以上の案内プーリ56を廻って動くブレーキケーブル54を介してブレーキパッド52に連結されている。解除ラッチ50は、ブレーキケーブル54を引いてブレーキパッド52を直線摺動部26との接触から外し、それによってテーブル天板をどちらの方向にも水平に移動させるように作動可能である。
【0051】
ブレーキパッド52は、ブレーキパッド52を直線摺動部26と接触させ、それとの接触から外すように枢支点60周りに枢動するL字形部材58によって、保持されている。ブレーキパッド52の休止位置では、ブレーキパッドは、直線摺動部と接触しており、それとほぼ平行に配置されている(
図8参照)。テーブル天板がどちらの方向にも水平に摺動することができる解放位置では、ブレーキパッド52は、直線摺動部26に対してある角度で配置されている(
図9参照)。この構成では、テーブル天板22、42は、ブレーキパッド52が直線摺動部と接触する休止位置にあるとき、客席の前方位置の方へ押し動かすことができるが、座席上方向に向かって動かすのは妨げられる。この構成では、テーブル天板は、解除ラッチを作動させることなしに客席の前方位置の方へ移動させることができ、テーブル天板を座席上位置の方へ移動させるには解除ラッチを作動させる必要があり、すなわち、「一方向」ブレーキが実現される。解除ラッチ50の働きは、このように、ラッチを探し当て作動させる必要なしに乗客が座席から出られるようにする点で有利である。さらに、それは、客室乗務員がラッチを探し当て作動させることなしにテーブル天板を収納位置に移動させることにも役立ち得る。
【0052】
解除ラッチおよびブレーキアセンブリは、ブレーキパッドが休止位置にあるとき、テーブル天板が座席上方向へ向かって決して摺動しないようにするために、ブレーキパッド52を強制的に直線摺動部26に接触させる捩りばね62をさらに備える。テーブル天板を安定させるために、個室壁28に沿って摺動する1以上のローラ64または低摩擦部材を、直線摺動部26から間隔を置いて設けてもよい。解除ラッチ50は、テーブル天板の全長のどの部分に沿って設けてもよく、押し下げられるバーなどでよい。解除ラッチ50は、乗客および乗務員の両方の手が簡単に届く位置にあることが好ましい。解除ラッチは、テーブル天板の位置決めの融通性を乗客に許容するために、直線摺動部に沿って数限りない停止位置を有し得る。
【0053】
本発明のさらに別の実施形態によれば、本明細書では、本明細書に開示されたトレーテーブルアセンブリのどちらかの実施形態を有するトレーテーブルアセンブリを備える航空機特別客室が開示されている。
図1を参照すると、特別室は、全体的に参照番号70で示されており、他の機能品や設備の中に、平坦に横たえることができる座席24、収納区画、調度品、およびオーディオ/ビデオ設備の入った乗客生活空間を画成する個室隔壁または壁を備える。客席に隣接して配置された個室壁は、特別室への開口を画成する。トレーテーブルアセンブリ20は、座席上位置(
図1参照)と客席の前方位置(
図2参照)との間で水平に摺動するように構成されている。テーブル天板22は、座席上位置にあるとき、特別室への開口を塞ぎ、それによってプライバシーを向上させる。テーブル天板22は、座席の前方位置にあるとき特別室への開口を空け、それによって座席への出入りを可能にする。テーブル天板の上方の空間は、テーブル天板が前方へ摺動されたとき品物が払い落とされるのを防ぐために空いていることが好ましい。
【0054】
図3および5は、特別室開口に対するテーブル天板の同じ開放および遮蔽位置を示すが、第2のトレーテーブル実施形態および異なる特別室構成を用いている。
【0055】
片持式トレーテーブルの実施形態および特別室構成が上記に説明されている。本発明の個々の細部は、本発明の範囲から逸脱することなく変更することができる。さらに、本発明の実施形態および本発明を実施するための最良の形態に関する前述の説明は、例示の目的のためのみに行われ、限定する目的のために行われたものではない。
【手続補正書】
【提出日】2014年11月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
客席用のトレーテーブルアセンブリであって、
座席上位置と客席の前方位置との間で水平に摺動するように構成された片持式部分を備えるテーブル天板と、
前記テーブル天板に水平移動を行わせる直線摺動部であって、前記客席に隣接する壁に装着され、前記テーブル天板を水平位置に支持するように構成された前記直線摺動部と
を備えるトレーテーブルアセンブリ。
【請求項2】
前記テーブル天板が、前記片持式部分に対して垂直に配置された基底部分をさらに備え、前記基底部分が前記直線摺動部に装着されている、請求項1に記載のトレーテーブルアセンブリ。
【請求項3】
前記片持式部分が前記基底部分に蝶着されている、請求項2に記載のトレーテーブルアセンブリ。
【請求項4】
前記片持式部分と前記基底部分とが、それらの間の相対運動を妨げるために一体化されている、請求項2に記載のトレーテーブルアセンブリ。
【請求項5】
前記客席に面する前記テーブル天板の前縁部に沿って配置された解除ラッチであって、ブレーキケーブルを介してブレーキパッドに連結され、前記テーブル天板をどちらの方向にも水平に移動させるために、前記ブレーキケーブルを引っ張って前記ブレーキパッドを前記直線摺動部との接触から外すように構成された、前記解除ラッチをさらに備える、請求項1から4のいずれか一項に記載のトレーテーブルアセンブリ。
【請求項6】
前記ブレーキパッドが枢支点周りに枢動し、それによって、前記ブレーキパッドが前記直線摺動部と接触する休止位置にあるとき、前記テーブル天板を前記客席の前記前方位置の方へ押し動かすことができるが、前記ブレーキパッドが前記直線摺動部と接触する前記休止位置にあるとき、前記テーブル天板を前記座席上方向に向かって移動させることが妨げられる、請求項5に記載のトレーテーブルアセンブリ。
【請求項7】
前記ブレーキパッドが休止位置にあるとき、前記テーブル天板が前記座席上方向へ向かって決して摺動しないようにするために、前記ブレーキパッドを強制的に前記直線摺動部に接触させる捩りばねをさらに備える、請求項5または6に記載のトレーテーブルアセンブリ。
【請求項8】
ラッチを作動させなくても前記テーブル天板を前記客席の前記前方位置の方へ移動させることを可能にするように構成されたラッチおよびブレーキパッドアセンブリであって、前記テーブル天板を前記座席上位置へ移動させるには前記ラッチを作動させることを必要とする前記ラッチおよびブレーキパッドアセンブリをさらに備え、前記ブレーキパッドが前記直線摺動部に係合し、前記ラッチが、前記ブレーキパッドを前記直線摺動部との係合から解除するように働く、請求項1から7のいずれか一項に記載のトレーテーブルアセンブリ。
【請求項9】
前記テーブル天板をその中に受け入れる垂直収納函を画成するハウジングをさらに備え、前記テーブル天板が、前記ハウジングに取り付けられ、前記垂直収納函内に垂直に配置された案内レールに沿って前記ハウジングに対して摺動可能であり、前記ハウジングが、前記直線摺動部に取り付けられ、前記直線摺動部が装着されている前記壁に対して水平に摺動するように構成されている、請求項1から8のいずれか一項に記載のトレーテーブルアセンブリ。
【請求項10】
前記テーブル天板が、一端で、前記垂直収納函内の前記案内レール内を移動する案内部に蝶着され、前記テーブル天板が、前記案内部に対して90度枢動して、前記テーブル天板が垂直位置と水平位置との間で動く、請求項9に記載のトレーテーブルアセンブリ。
【請求項11】
航空機特別客室であって、
直立座位置と水平のベッド座位置との間で動くように構成された背もたれ部および座部を備える客席と、
前記客席に隣接して配置され、前記特別室への開口を画成する個室壁と、
座席上位置と前記客席の前方位置との間で水平に摺動するように構成された片持式部分を有するテーブル天板を備えるトレーテーブルアセンブリと、
前記テーブル天板に水平移動を行わせる直線摺動部であって、前記客席に隣接する前記個室壁に装着され、前記テーブル天板を水平位置に支持するように構成されている前記直線摺動部と、
を備える航空機特別客室。
【請求項12】
前記テーブル天板が、前記片持式部分に対して垂直に配置された基底部分をさらに備え、前記基底部分が前記直線摺動部に装着されている、請求項11に記載の航空機特別客室。
【請求項13】
前記客席に面する、前記テーブル天板の前縁部に沿って配置された解除ラッチであって、ブレーキケーブルを介してブレーキパッドに連結され、前記テーブル天板をどちらの方向にも水平に移動させるために、前記ブレーキケーブルを引っ張って前記ブレーキパッドを前記直線摺動部との接触から外すように構成された前記解除ラッチをさらに備える、請求項11または12に記載の航空機特別客室。
【請求項14】
前記ブレーキパッドが枢支点周りに枢動し、それによって、前記ブレーキパッドが前記直線摺動部と接触する休止位置にあるとき、前記テーブル天板を前記客席の前記前方位置の方へ押し動かすことができるが、前記ブレーキパッドが前記直線摺動部と接触する前記休止位置にあるとき、前記テーブル天板を前記座席上方向に向かって移動させることが妨げられる、請求項13に記載の航空機特別客室。
【請求項15】
前記テーブル天板が、前記座席上位置にあるとき、前記特別室への前記開口を塞ぐ、請求項11から14のいずれか一項に記載の航空機特別客室。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0018】
本発明の別の実施形態によれば、トレーテーブルアセンブリは、ブレーキパッドが休止位置にあるとき、テーブル天板が座席上方向へ向かって決して摺動しないようにするために、ブレーキ
パッドを強制的に直線摺動部に接触させる捩りばねを備えてもよい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0020】
本発明の別の実施形態によれば、トレーテーブルアセンブリが、テーブル天板をその中に受け入れる垂直収納函を画成するハウジングを備えてもよく、テーブル天板が、ハウジングに取り付けられ、
垂直収納函内に垂直に配置された案内レールに沿ってハウジングに対して摺動可能であり、ハウジングが、直線摺動部に取り付けられ、直線摺動部が装着されている壁に対して水平に摺動するように構成されていてもよい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0021】
本発明の別の実施形態によれば、テーブル天板が、一端で、
垂直収納函内の案内レール内を移動する案内部に蝶着されてもよく、テーブル
天板が、案内部に対して90度枢動して、垂直位置と水平位置との間で動いてもよい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0028】
本発明の別の実施形態によれば、トレーテーブルアセンブリは、ブレーキパッドが休止位置にあるとき、テーブル天板が座席上方向へ向かって決して摺動しないようにするために、ブレーキ
パッドを強制的に直線摺動部に接触させる捩りばねを備えていてもよい。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0029】
本発明の別の実施形態によれば、トレーテーブルアセンブリが、テーブル天板をその中に受け入れる垂直収納函を画成するハウジングを備えてもよく、テーブル天板が、ハウジングに取り付けられ、
垂直収納函内に垂直に配置された案内レールに沿ってハウジングに対して摺動可能であり、ハウジングが、直線摺動部に取り付けられ、直線摺動部が装着されている壁に対して水平に摺動するように構成されていてもよい。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0030】
本発明の別の実施形態によれば、テーブル天板が、一端で、
垂直収納函内の案内レール内を移動する案内部に蝶着されてもよく、テーブル
天板が、案内部に対して90度枢動して、垂直位置と水平位置との間で動いてもよい。
【国際調査報告】