特表2015-521330(P2015-521330A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特表2015521330-コンテンツ協力作業の収益配分方法 図000003
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2015-521330(P2015-521330A)
(43)【公表日】2015年7月27日
(54)【発明の名称】コンテンツ協力作業の収益配分方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/06 20120101AFI20150701BHJP
   G06F 17/22 20060101ALN20150701BHJP
【FI】
   G06Q30/06 110E
   G06F17/22 688
   G06F17/22 611
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2015-514888(P2015-514888)
(86)(22)【出願日】2013年1月28日
(85)【翻訳文提出日】2014年11月13日
(86)【国際出願番号】KR2013000651
(87)【国際公開番号】WO2013176374
(87)【国際公開日】20131128
(31)【優先権主張番号】10-2012-0054762
(32)【優先日】2012年5月23日
(33)【優先権主張国】KR
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KM,KN,KP,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VC,VN
(71)【出願人】
【識別番号】514090382
【氏名又は名称】イ・チョンジョン
(74)【代理人】
【識別番号】506119992
【氏名又は名称】株式会社フイズ
(72)【発明者】
【氏名】イ・チョンジョン
【テーマコード(参考)】
5B109
【Fターム(参考)】
5B109QB18
5B109SA14
5B109VC03
(57)【要約】
本発明によるコンテンツ協力作業の収益配分方法は、コンテンツの協力作業者を登録する過程と、前記コンテンツの各パート別ウェーティングを設定する過程と、協力作業者が前記コンテンツの草案を作成しサーバーに登録する過程と、前記登録された草案の修正案を作成しそれぞれ異なるバージョンでサーバに登録する過程と、前記登録されたコンテンツバージョンのうち一つが選択されれば、選択されたバージョンのコンテンツに対して前記ウェーティングを適用して各協力作業者の寄与度を分析する過程と、前記分析された寄与度に応じて各協力作業者に提供される配分収益を決めて音盤製作会社側と契約を締結する過程と、を含んで形成される。本発明は、コンテンツの製作を二人又はそれ以上の作家が共に行い、最終的に彼らが製作したコンテンツが採択された際にコンテンツの製作に参加した作家(例えば、作詞家、作曲家、小説家、詩人、戯曲作家など)の収益配分方法を提供するコンテンツ協力作業の収益配分方法を具現する。そして、本発明はコンテンツ制作の協力作業が次第に重要になっていく状況の中、正確な利益の定義と分配を実現することでより良質のコンテンツを協業的な環境で生産するようにする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
曲の作詞、詩、小説、随筆、戯曲のうちいずれか一つのコンテンツの協力作業者を登録する過程と、
前記コンテンツの各パート別ウェーティングを設定する過程と、
協力作業者が前記コンテンツの草案を作成しサーバに登録する過程と、
前記登録された草案の修正案を作成しそれぞれ異なるバージョンでサーバに登録する過程と、
前記登録されたコンテンツバージョンのうち一つが選択されると、選択されたバージョンのコンテンツに対して前記ウェーティングを適用し各協力作業者の寄与度を分析する過程と、
前記分析された寄与度に応じて各協力作業者に適用される配分収益を決めて音盤制作会社側と契約を締結する過程と、を含んで形成され、
前記寄与度を分析する過程は、
最終的にバージョンRxのコンテンツが選択されるとバージョンR0からバージョンRxまで該当協力作業者の選択された単語の個数を合算する過程と、
前記合算された値にウェーティングを適用して最終ポイントを決定する過程と、
全ての協力作業者の最終ポイントを合算した値に対する前記最終ポイントの百分率を計算することで該当協力作業者の寄与度を求める過程と、を含むことを特徴とするコンテンツ協力作業の収益配分方法。
【請求項2】
前記寄与度を分析する過程は、
前記選択されたバージョンのコンテンツに対する文章の構成を品詞別に分けて各品詞の個数をカウントする過程を含むことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ協力作業の収益配分方法。
【請求項3】
前記品詞は、
名詞、形容詞、副詞、接頭辞、接尾辞を含むことを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ協力作業の収益配分方法。
【請求項4】
作曲コンテンツの協力作業者を登録する過程と、
前記作曲コンテンツの各パート別ウェーティングを設定する過程と、
協力作業者が前記作曲コンテンツの草案を作成しサーバに登録する過程と、
前記登録された草案の修正案を作成しそれぞれ異なるバージョンでサーバに登録する過程と、
前記登録されたコンテンツバージョンのうち一つが選択されると、選択されたバージョンのコンテンツに対して前記ウェーティングを適用し各協力作業者の寄与度を分析する過程と、
前記分析された寄与度に応じて各協力作業者に適用される配分収益を決めて音盤制作会社側と契約を締結する過程と、を含んで形成され、
前記寄与度を分析する過程は、
最終的にバージョンRxのコンテンツが選択されるとバージョンR0からバージョンRxまで該当協力作業者の選択された曲編成パートのポーションを合算する過程と、
前記合算された値にウェーティングを適用して最終ポイントを決定する過程と、
全ての協力作業者の最終ポイントを合算した値に対する前記最終ポイントの百分率を計算することで該当協力作業者の寄与度を求める過程と、を含むことを特徴とするコンテンツ協力作業の収益配分方法。
【請求項5】
前記寄与度を分析する過程は、
作曲コンテンツの曲の編成を前奏、メイン、サビ1、間奏、サビ2のパートで区分し、前記パート別に修正された作曲分量を検出する過程を含むことを特徴とする請求項6に記載のコンテンツ協力作業の収益配分方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はコンテンツ協力作業に関するものであり、特に多数の人の協力作業で作成されたコンテンツ協力作業の収益配分方法及びそのシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
最近、芸能、エンタテインメント産業はバイオ、半導体、ITのような先端産業や金融産業に劣らずにその市場の規模と影響力が大きくなっており、韓流の代表的な文化コンテンツとみなされる歌やダンスに関する関心だけでなく実用音楽の作詞や作曲を介して音楽的才能を育て発揮ようとする若者が非常に増えている。
そして、このような作詞、作曲(編曲)は専門学校や塾などに正規教育又は専門的な修学課程が設けられていて体系的な理論及び実技を習得することができ、またコンピュータソフトウェアの発達及びインターネットの普遍化によってオンライン上で作詞や作曲コンテンツを製作可能なサービスシステムが開発されている。
このようなインターネット上で作曲(又は作詞)をする方法及びそのシステムに関しては特許文献1に一部の内容が開示されている。
特許文献1による方法はその公開公報に記載されているように、インターネットを利用した共同作曲方法及びそのシステムとそれを利用した事業方法に関するものであり、通常の歌の構成要素である歌詞、メロディ又は伴奏部分を予め製作してサーバを介して提供し、残りの作曲要素のみを入力されて公開的に評価することで歌を共同制作して、完成された歌をエージェンシに競売で販売可能な事業方法に関するものである。
特許文献1による作曲方法は、クライアントPCからアクセス要請が入力され、予め製作されてサーバに貯蔵されている特定作曲要素(歌詞、メロディ又は伴奏などの必須データ)を選択するとサーバから要請された作曲要素に対するデータをクライアントPCに出力する第1ステップと、前記クライアントPCから伝送されたデータを利用して選択された作曲要素に対する残りの部分を入力するように画面に出力する第2ステップと、前記クライアントPCから選択された作曲要素に対する作曲データを入力する第3ステップと、前記第3ステップで入力された作曲データとユーザが選択した作曲要素を合成する第4ステップで形成されることを特徴とする。
しかし、前記特許文献1は才能のある新米作曲家を発掘及び養成することができ、より良質の音楽コンテンツを多数の作曲家(又は作詞家)から共謀し協業的な環境で生産することができる利点があるが、多数の作詞家(又は作曲家)が曲の製作に参加する場合には各参加者(作詞家又は作曲家)の寄与度を測定することが難しく、寄与度を分析するべき基準が設けられていないため公正な収益の配分が難しいという問題点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】韓国公開特許10−2001−0111126号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般に、作詞家(又は作曲家)は一人又は二人であり、二人である場合には大抵収益分配は二人の契約によって決定されるだけで正確に算定された寄与度に応じて行われることには限界があった。
なお、二人以上の多数の作詞家(又は作曲家やコンテンツの著者)が音盤製作又は執筆に参加する場合、各参加者(例えば、作詞家又は作曲家又はコンテンツの著者)の寄与度を測定することが難しく、寄与度を分析するべき基準が設けられていないため公正な収益の配分が難しい問題点がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の目的は、二人又はそれ以上の参加者が一緒にコンテンツ制作に参加する際、これらの参加者(例えば、作詞家、作曲家など)の寄与度を定量化し、寄与度に応じて収益配分が行われるようにするコンテンツ協力作業の収益配分方法を提供することにある。
本発明の付加的な特性及び利点は下記の説明に記載され、部分的には前記説明によって明白になるか本発明の実行を介して熟知される。本発明の目標及び他の利点は、特に以下に記載された説明及び添付した図面だけでなく特許請求の範囲で指摘した構造によって具現される。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、コンテンツの製作を二人又はそれ以上のコンテンツの作家が共に行い、最終的に彼らが製作したコンテンツが採択された際にコンテンツの製作に参加した作家(例えば、作詞家、作曲家、小説家など)の収益配分方法を提供するコンテンツ協力作業の収益配分方法を具現する。
そして、本発明はコンテンツ制作の協力作業が次第に重要になっていく状況の中、正確な利益の定義と分配を実現することで良質のコンテンツを協業的な環境で生産するようにする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明によるコンテンツ収益配分システムのブロック構成図である。
図2】本発明によるコンテンツ協力作業の収益配分方法の順序図である。
図3】協力作業で作成された作詞物の文章の構成を示す表である。
図4】作詞物にウェーティングを適用して協力作業者らの寄与度を分析した表である。
図5】本発明によって協業で作成された作曲物の曲の編成を示す表である。
図6】作曲物にウェーティングを適用して各協力者の寄与度を分析した表である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
前記のような目的を達成するための本発明によるコンテンツ協力作業の収益配分方法は、コンテンツの協力作業者を登録する過程と、前記コンテンツの各パート別ウェーティングを設定する過程と、協力作業者が前記コンテンツの草案を作成しサーバーに登録する過程と、前記登録された草案の修正案を作成しそれぞれ異なるバージョンでサーバに登録する過程と、前記登録されたコンテンツバージョンのうち一つが選択されれば、選択されたバージョンのコンテンツに対して前記ウェーティングを適用して各協力作業者の寄与度を分析する過程と、前記分析された寄与度に応じて各協力作業者に提供される配分収益を決めて音盤製作会社側と契約を締結する過程と、を含んで形成される。
好ましくは、前記コンテンツは曲の作詞、作曲、詩、小説、随筆、戯曲などの創作物のうちいずれか一つであることを特徴とする。
好ましくは、前記寄与度を分析する過程は前記選択されたバージョンのコンテンツに対する文章の構成を品詞別に分けて各品詞の個数をカウントする過程を含むことを特徴とする。
好ましくは、前記寄与度を分析する過程は、最終的にバージョンRxのコンテンツが選択された際にバージョンR0からバージョンRxまで該当協力作業者の選択された単語の個数を合算する過程と、前記合算された値にウェーティングを適用して最終ポイントPを求める過程と、全ての協力作業者の最終ポイントを合算した値APに対する前記最終ポイントPの百分率を計算することで該当協力作業者の寄与度を求める過程と、を含むことを特徴とする。
好ましくは、前記寄与度を分析する過程は作曲物の曲の編成を前奏、メイン、サビ1、間奏、サビ2のパートで区分し、各パート別に修正された作曲分量を検出する過程を含むことを特徴とする。
好ましくは、前記寄与度を分析する過程は、最終的にバージョンRxの作曲物が選択された際にバージョンR0からバージョンRxまで該当協力作業者の選択された曲の編成パートのポーションを合算する過程と、前記合算された値にウェーティングを適用して最終ポイントPを求める過程と、全ての協力作業者の最終ポイントを合算した値APに対する前記最終ポイントPの百分率を計算することで該当協力作業者の寄与度を求める過程と、を含むことを特徴とする。
本発明の着目点は、各種コンテンツ(例えば、作詞、作曲、詩、小説、随筆、戯曲など)を二人又はそれ以上の音楽家(執筆家)が共に進行し、最終的に彼らが製作した音盤又は出版物が採択された際に音盤の製作に参加した音楽家(例えば、作詞家や作曲家)や著者の収益配分方法を提供するコンテンツ協力作業の収益配分方法を具現することにある。
通常、作詞家(又は作曲家、執筆家)は一人又は二人であり、二人である場合には大抵二人間の契約によって収益分配が決定される。しかし、多数の作詞家(又は作曲家、執筆家)音盤の製作(又は出版)に参加する場合には収益配分に関する事項が明確ではなく、殆ど作詞(又は作曲、執筆)は一つがすることが多い。
以下、本発明の好ましい実施例を図面を参照して説明する。
本発明によるコンテンツ協力作業の収益配分方法は、音楽の製作(例えば、作詞、作曲)と文学作品(例えば、詩、小説、随筆、戯曲など)に適用可能である。
図1は、本発明によるコンテンツ収益配分システムのブロック構成図である。
図1に示したように、本発明によるコンテンツ収益配分システムは多数の協力作業者100(以下、「協業者」と称する)、音盤製作サーバ又は出版サーバ200、企画会社(又は歌手、出版社)300を含んで形成される。
前記多数の協業者100は各自の音楽的感性と個性を発揮して作詞又は作曲の草案を製作するか既に製作されている草案を修正して曲の製作に参加する。
前記音盤製作サーバ200は前記多数の協業者100が作成した草案又は修正案をそれぞれ異なるバージョンで登録し、前記登録された作詞又は作曲バージョンのうち一つが最終的に選択されれば選択されたバージョンの作詞又は作曲に対して予め設定されたウェーティングを適用して各協業者の寄与度を分析する。そして、前記分析された寄与度に応じて各協業者に提供される配分収益を決める。
前記企画会社300は前記音盤製作サーバ200に登録された作詞又は作曲バージョンのうち一つを最終的に選択し、音盤制作会社側200と音盤の売上げとコンサートによる収益などに関する契約を締結する。
図2は、本発明によるコンテンツ協力作業の収益配分方法の順序図である。
図2に示したように、本発明によるコンテンツ収益配分システムは、まず音盤作業に参加しようとする作詞家(執筆家)又は作曲家100はサーバ200に接続して音盤(出版物)製作の協業者として登録するS10。
そして、サーバ200に協業者として登録する過程S10でウェブ著作権に同意する手順を経るようにすることで、著作権紛争の発生余地を遮断する。
前記協業者登録ステップS10は、協業者環境を設定し協業者保安を設計する手順を含む。
前記協業者100の登録が全て完了されれば、作詞(執筆物)の各文章を構成する単語別ウェーティングを設定するS20。
この際、作詞(執筆)の各文章を構成する単語はウェーティング設定のために便宜上名詞、形容詞、副詞、接頭辞、接尾辞などの品詞で区分する。サーバ200は品詞別にそれぞれ異なるウェーティングを設定する。例えば、名詞のウェーティングは7点、形容詞のウェーティングは5点、副詞のウェーティングは4点、接頭辞と接尾辞のウェーティングはそれぞれ3点に設定しもてよく、各品詞別音節の長さに応じてそれを全体的に遍在する。
前記ウェーティング設定過程S20は、協業者100間のウェーティングを協議するステップと、協業者100間のウェーティングを仮決定するステップと、協業者100間のウェーティング仮決定に対する修正幅を協議するステップと、協業者100間のウェーティング仮決定に対する修正幅を決定するステップと、で形成される。
協業者100と制作会社側200は前記ウェーティング仮決定に対する修正幅を製作側200に委任する契約を締結する。製作者側200が後に実際の企画会社(又は歌手)と協議し実際の作詞物(執筆物)や作曲物が決定される際、ウェーティング仮決定に対する修正幅を制作会社側200に全的に委任するという契約が必要である。
次に、各単語別ウェーティングが設定されて製作コンテンツのテーマとジャンルに関する企画が完了されると、作詞(執筆)草案を完成した協業者100は完成された草案を制作会社サーバ200に登録するS30乃至S40。この際、作詞(執筆)草案を登録する過程S40は、制作会社サーバ200にアクセスするステップと、協業者100のユーザ認証を確認するステップと、ユーザ認証を承認されるステップと、作詞(執筆)草案を登録するステップで形成される。
まず、作詞(執筆)草案が登録されると、各協業者100はサーバ200にアクセスして登録された作詞(執筆)を修正し補完することで多様なバージョン(例えば、R0乃至R6)の作詞物(執筆物)を作成し、このように作成された多数のバージョンの作詞物(執筆物)をサーバ200に登録するS50乃至S60。
即ち、第1協業者が先に作詞(執筆)の草案R0をサーバ200に登録した後、第2協業者がサーバ200にアクセスして前記登録された草案を修正し、修正された作詞物(執筆物)を新しいバージョンR1としてサーバ200に登録する。そして、第3協業者がサーバ200に更にアクセスし、前記登録されたバージョンR1の作詞物(執筆物)を修正して修正された作詞物(執筆物)を新しいバージョンR3として更にサーバ200に登録する。このような過程が繰り返されることで、多様なバージョン(例えば、R0,R1,R2,R3,R4,R5,R6)の作詞物(執筆物)がサーバ200に登録される。
協業者は他人が登録したバージョンの作詞物(執筆物)を修正・補完することはもちろん、他人が登録したバージョンの作詞物(執筆物)を修正・補完することもできる。
前記の過程S30乃至S60を介して作詞物(執筆物)が完成されると、制作会社サーバ200は企画会社300(又は歌手、出版社)側に作詞物(執筆物)が完成されたことを通報し企画会社300のアクセスに待機する。
前記企画会社300は制作会社側200との著作物(例えば、作詞、作曲、執筆物など)を契約するために、制作会社サーバ200にアクセスして企画会社300の環境を設定するステップと企画会社300の保安を設定するステップを経てユーザとして登録する。
前記企画会社300が制作会社サーバ200にアクセスすると、まずサーバ200に登録された作詞物(執筆物)を閲覧することができるように全体バージョンの作詞物(執筆物)をディスプレーするS70。企画会社300はディスプレーされた各バージョンの作詞物(執筆物)を検討し、最終的に一つの作詞物(執筆物)を選択するS80。
一応最終的に一つの著作物(例えば、バージョンR6)が選択されれば、制作会社サーバ200は前記選択されたバージョンの著作物にウェーティングを適用して各協業者の寄与度を分析するS80乃至S90。
各協業者の寄与度を分析するために、まずサーバ200は前記選択された著作物(例えば、バージョンR6)の文章(単語)構成を分析する。本発明は選択された著作物(例えば、バージョンR6)の文章(単語)構成を品詞別(例えば、名詞、形容詞、副詞、接頭辞、接尾辞)に分けて各品詞の個数をカウントする。
図3は協業で作成された作詞物の文章構成を示した表であり、各バージョン別に作詞物を修正した協業者名と文章(品詞)構成、品詞の個数を示している。
図3に示したように、最初のバージョンR0の作詞物、即ち、作詞物の草案を作成した協業者は作詞家パク・ジンヨンであり、作詞物の文章は名詞124個、形容詞87個、副詞47個、接頭辞27個、接尾辞32個で形成される。
そして、最初のバージョンR0を修正した第2バージョンR1の作詞物は作詞家ギルが作成しており、一部の単語(例えば、名詞21個、形容詞24個、副詞17個、接頭辞18個、接尾辞13個)が修正されている。
後に、作詞家ユン・イルサンがバージョンR1の一部の単語(例えば、名詞5個、形容詞15個、副詞2個、接頭辞3個、接尾辞11個)が修正してバージョンR2が生成され、作詞家パク・ジンヨンが前記バージョンR2を更に修正(例えば、名詞20個、形容詞21個、副詞19個、接頭辞21個、接尾辞12個)してバージョンR3を生成した。
次に、、作詞家キム・ヒョンソクが前記バージョンR3を修正(例えば、名詞17個、形容詞22個、副詞11個、接頭辞13個、接尾辞10個)してバージョンR4を生成し、作詞家ユン・ジョンシンが前記バージョンR4を修正(例えば、名詞10個、形容詞9個、副詞13個、接頭辞14個、接尾辞3個)してバージョンR5を生成し、作詞家ユン・イルサンが更に前記バージョンR5を修正(例えば、名詞10個、形容詞5個、副詞7個、接頭辞11個、接尾辞12個)してバージョンR6を生成した。
図3の表のうち、括弧の中の数は最終的に一つの作詞物(例えば、バージョンR6)が選択された際に各バージョン別に採択された単語(品詞)の個数を示す。
そして、各バージョン別に採択された単語(品詞)の個数をカウントするに当たって、優先の原則が適用される。決定された前半部のR4、後半部のR7であっても、そのR4やR7の内容のうち変更があったとしても最終変更が決定されるのではなく、最終変更の際に同じ単語があればその単語の優先権は最初に発議した人が有することになる。
図4は、作詞物にウェーティングを適用して協力作業者らの寄与度を分析した表である。
最終的にバージョンR6の作詞物が選択された際、バージョンR0からバージョンR6まで(R0→R1→R2→R3→R4→R5→R6)各協業者100の選択された単語の個数(括弧の中の数)が合算され、ウェーティングを適用して最終ポイントを求める。そして、全ての協業者(例えば、パク・ジンヨン、ギル、ユン・イルサン、キム・ヒョンソク、ユン・ジョンシン)の最終ポイントを合算した値(例えば、1896)と対比する百分率を計算して該当協業者の寄与度を求める。
例えば、協業者パク・ジンヨンはバージョンR0とR3の作詞物を作成したため、R0の選択された単語(名詞95個、形容詞73個、副詞30個、接頭辞20個、接尾辞20個)とR3の選択された単語(名詞6個、形容詞6個、副詞9個、接頭辞6個、接尾辞4個)は合算され、ウェーティング(名詞7点、形容詞5点、副詞4点、接頭辞3点、接尾辞3点)を適用して最終ポイントP(例えば、1408)を求める。そして、全ての協業者の最終ポイント(AP)を合算した値(例えば、1896)と対比する前記1408の百分率を計算して該当協業者の寄与度(例えば、74.28%)を求める。
そして、このような方式で協業者であるギル、ユン・イルサン、キム・ヒョンソク、ユン・ジョンシンの寄与度(例えば、6.07%、9.23%、7.65%、2.80%)をそれぞれ求める。
次に、前記それぞれ求めた寄与度に応じて各協業者100に提供される配分収益を求め、各協業者100と契約を締結するS100。
前記各協業者100と契約を締結する過程S100は、寄与度に応じて決められた配分収益結果値を各参加者(協業者100)に伝達するステップと、各参加者(協業者100)が前記配分収益結果値を検討し承認するステップと、音盤製作会社側200と各参加者(協業者100)間の契約検討ステップと、音盤制作会社側200と各参加者(協業者100)間の契約承認ステップと、音盤制作会社側200と企画会社300(又は歌手)間の契約検討ステップと、音盤制作会社側200と企画会社300(又は歌手)間の契約承認ステップで形成される。
音盤制作会社側200と企画会社300(又は歌手)間で契約が承認された後、印税部分においてはシステム使用量を除いた数式が全て各協業者の寄与度に応じて正確に分配される。音盤製作会社サーバ200はこのような部分に対する分配システムまで構築して自動的に銀行口座に振り込まれるように設計することが好ましい。
上述した作詞に関する協力作業の収益配分力法は文学作品(例えば、詩、小説、随筆、戯曲など)にも同じく適用可能である。
次に、作曲の場合、即ち、協業によって作曲物が完成された際の寄与度を分析する方法を説明する。
作曲の場合、作曲物の曲の編成を前奏、メイン、サビ1、間奏、サビ2のパートで区分し、各パート(例えば、前奏、メイン、サビ1、間奏、サビ2)別にウェーティングを設定する。
サーバ200は曲編成パート別にそれぞれ異なるウェーティングを設定する。例えば、前奏のウェーティングは3点、メインのウェーティングは6点、サビ1のウェーティングは2点、間奏のウェーティングは3点、サビ2のウェーティングは2点に設定される。
また、前奏や間奏のウェーティングは低く、メインとサビのウェーティングは高くてもよい。
前奏と間奏はいくらその内容が長くても全体の20%を越えないようにし、メインとサビ(サビ1、2)は同じウェーティングを有するようにしてもよく、メインのウェーティングが6点、サビのウェーティングが4点であってもよく、メインのウェーティングが4点、サビのウェーティングが6点であってもよい。
前記各パートに適用されるウェーティングは事前に予め調律されて進行し、場合によっては作曲物を作成する前に企画会社300(又は歌手)が一定の調律を要請してもよい。作曲物に対する著作権者は公開しなくてもよい。
曲編成パート別に適用されるウェーティングは協業者間の相互協議によって決定され、それをサーバ200が反映して自動的に計算結果値(寄与度に応じて決められた配分収益結果値)を導出する。
図5は本発明によって協業で作成された作曲物の曲の編成を示す表であり、各バージョン別に作曲物を修正した協業者名と曲の編成、各編成パートの割合を示す。
図5に示したように、作曲物の草案、即ち、最初のバージョンR0の作曲物を作成した協業者は作曲家パク・ジンヨンであり、パク・ジンヨンが完成された形態の作曲物の草案を最初のバージョンR0でサーバ200に登録したと仮定する際、作曲物の曲の編成は前奏パートの100%、メインパートの100%、サビ1パートの100%、間奏パートの100%、サビ2パートの100%に当たると示される。
前記最初バージョンR0を修正した第2バージョンR1の作曲物は作曲家ギルが作成しており、曲の編成において前奏パートの30%、メインパートの15%、サビ1パートの30%、間奏パートの0%、サビ2パートの30%に当たる作曲分量が修正されている。
次に、前記作曲家ユン・イルサンがバージョンR1の前奏パートの25%、メインパートの50%、サビ1パートの45%、間奏パートの20%、サビ2パートの45%に当たる作曲分量を修正してバージョンR2が生成されており、作曲家パク・ジンヨンが更に前記バージョンR2を修正(例えば、前奏パートの7%、メインパートの65%、サビ1パートの75%、間奏パートの20%、サビ2パートの75%)してバージョンR3を生成した。
次に、作詞家キム・ヒョンソクが前記バージョンR3を修正(例えば、前奏パートの50%、メインパートの40%、サビ1パートの60%、間奏パートの35%、サビ2パートの60%)してバージョンR4を生成し、作曲家ユン・ジョンシンが前記バージョンR4を修正(例えば、前奏パートの20%、メインパートの30%、サビ1パートの35%、間奏パートの40%、サビ2パートの35%)してバージョンR5を生成し、作曲家ユン・ジョンシンが更に前記バージョンR5を修正(例えば、前奏パートの15%、メインパートの50%、サビ1パートの20%、間奏パートの20%、サビ2パートの20%)してバージョンR6を生成した。
図5の表のうち、括弧の中の数は最終的に一つの作曲物(例えば、バージョンR6)が選択された際に各バージョン別に採択された曲編成パートのポーション(%)を示す。
図6は、作曲物にウェーティングを適用して各協力者の寄与度を分析した表である。
最終的にバージョンR6の作曲物が選択された際、バージョンR0からバージョンR6まで(R0→R1→R2→R3→R4→R5→R6)各協業者の選択された曲編成パートのポーション(括弧の中の数)が合算され、ウェーティングを適用して最終ポイントを求める。そして、全ての協業者(例えば、パク・ジンヨン、ギル、ユン・イルサン、キム・ヒョンソク、ユン・ジョンシン)の最終ポイントを合算した値(例えば、1580)と対比する百分率を計算して該当協業者の寄与度を求める。
例えば、協業者パク・ジンヨンはバージョンR0とR3の作曲物を作成したため、R0の選択された曲編成パートのポーション(前奏パートの75%、メインパートの45%、サビ1パートの50%、間奏パートの80%、サビ2パートの50%)とR3の選択された曲編成パートのポーション(前奏パートの7%、メインパートの65%、サビ1パートの75%、間奏パートの20%、サビ2パートの75%)が合算され、ウェーティング(前奏パート3点、メインパート6点、、サビ1パート2点、間奏パート3点、サビ2パート2点)を適用して最終ポイントA(例えば、943)を求める。そして、全ての協業者の最終ポイントを合算した値AP(例えば、1580)と対比する前記943の百分率を計算して該当協業者の寄与度(例えば、59.68%)を求める。
そして、このような方式で協業者ギル、ユン・イルサン、キム・ヒョンソク、ユン・ジョンシンの寄与度(例えば、6.70%、18.48%、12.91%、2.23%)をそれぞれ求める。
これまで、上述したように本発明はコンテンツの製作を二人又はそれ以上の作家が共に進行し、最終的に彼らが製作したコンテンツが採択された際にコンテンツの製作に参加した作家(例えば、作詞家、作曲家、小説家など)の収益配分方法を提供するコンテンツ協力作業の収益配分方法を具現した。
本発明はコンテンツ制作の協力作業が次第に重要になっていく状況の中、正確な利益の定義と分配を実現することでより良質のコンテンツを協業的な環境で生産するようにする。
本発明は添付した図面に示した実施例(ら)を参照して説明したがこれは例示的なものに過ぎず、本技術分野で通常の知識を有する者であればそれから多様な変形が行われ、前記説明された実施例(ら)の全部又は一部が選択的に組み合わせられて構成され得ることを理解できるはずである。よって、本発明の真の技術的保護範囲は添付した特許請求の範囲の技術的思想によって決められるべきである。
これまで、上述したように本発明はコンテンツの製作を二人又はそれ以上のコンテンツの作家が共に進行し、最終的に彼らが製作したコンテンツが採択された際にコンテンツの製作に参加した作家(例えば、作詞家、作曲家、小説家など)の収益配分方法を提供するコンテンツ協力作業の収益配分方法を具現する。
そして、本発明はコンテンツ制作の協力作業が次第に重要になっていく状況の中、正確な利益の定義と分配を実現することでより良質のコンテンツを協業的な環境で生産するようにする。
【符号の説明】
【0009】
100:多数の協力作業者
200:音盤製作サーバ又は出版サーバ
300:企画会社又は出版社
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【国際調査報告】