特表2015-522952(P2015-522952A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド.の特許一覧

特表2015-522952重畳モジュールパッケージ及びその製造方法
<>
  • 特表2015522952-重畳モジュールパッケージ及びその製造方法 図000003
  • 特表2015522952-重畳モジュールパッケージ及びその製造方法 図000004
  • 特表2015522952-重畳モジュールパッケージ及びその製造方法 図000005
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2015-522952(P2015-522952A)
(43)【公表日】2015年8月6日
(54)【発明の名称】重畳モジュールパッケージ及びその製造方法
(51)【国際特許分類】
   H01L 25/10 20060101AFI20150710BHJP
   H01L 25/11 20060101ALI20150710BHJP
   H01L 25/18 20060101ALI20150710BHJP
   H01L 25/07 20060101ALI20150710BHJP
【FI】
   H01L25/14 Z
   H01L25/04 C
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2015-520043(P2015-520043)
(86)(22)【出願日】2013年6月28日
(85)【翻訳文提出日】2014年12月25日
(86)【国際出願番号】KR2013005741
(87)【国際公開番号】WO2014003477
(87)【国際公開日】20140103
(31)【優先権主張番号】10-2012-0070668
(32)【優先日】2012年6月29日
(33)【優先権主張国】KR
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VC,VN
(71)【出願人】
【識別番号】594023722
【氏名又は名称】サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド.
(74)【代理人】
【識別番号】100088616
【弁理士】
【氏名又は名称】渡邉 一平
(74)【代理人】
【識別番号】100154379
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 博幸
(74)【代理人】
【識別番号】100154829
【弁理士】
【氏名又は名称】小池 成
(72)【発明者】
【氏名】ジョ,ウン ジョン
(72)【発明者】
【氏名】ソン,ヨン ホ
(72)【発明者】
【氏名】リム,ゼ ヒュン
(57)【要約】
【課題】各モジュールに、パワーモジュール、制御モジュール、発光モジュール、格納モジュールなどの様々な組合せを適用することで、製品ラインアップの多様性を確保することができる重畳モジュールパッケージ及びその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の重畳モジュールパッケージは、印刷回路基板100と、印刷回路基板100上に電気的に連結された第1モジュール300と、印刷回路基板100と第1モジュール300との間に重畳して備えられ、印刷回路基板100及び第1モジュール300に電気的に連結された第2モジュール200と、を含むものである。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
印刷回路基板と、
前記印刷回路基板上に電気的に連結された第1モジュールと、
前記印刷回路基板と第1モジュールとの間に重畳して備えられ、前記印刷回路基板及び第1モジュールに電気的に連結された第2モジュールと、を含む重畳モジュールパッケージ。
【請求項2】
前記印刷回路基板は多数の接続孔及びパッドを有し、
前記第2モジュールは前記接続孔に対応する第1貫通孔を備え、
前記第1モジュールは、前記第1貫通孔を経て前記接続孔に挿入装着される多数のリードフレームを備える、請求項1に記載の重畳モジュールパッケージ。
【請求項3】
前記印刷回路基板の下部面に実装され、前記印刷回路基板の接続孔に対応する第2貫通孔を有する第3モジュールをさらに含む、請求項2に記載の重畳モジュールパッケージ。
【請求項4】
前記第1モジュールは、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)またはパワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field−Effect Transistor)を含むパワーモジュールとして備えられる、請求項1に記載の重畳モジュールパッケージ。
【請求項5】
前記第1モジュールは、多数の発光素子を含む発光モジュールとして備えられる、請求項1に記載の重畳モジュールパッケージ。
【請求項6】
前記第2モジュールは、前記第1モジュールを制御するICまたは制御素子を含む制御モジュールとして備えられる、請求項1に記載の重畳モジュールパッケージ。
【請求項7】
前記第1モジュールは、上部面に伝導性ペーストによりヒートシンクが装着され得る放熱部をさらに含む、請求項1に記載の重畳モジュールパッケージ。
【請求項8】
前記第3モジュールは、半導体メモリ素子を含む格納モジュールとして備えられる、請求項3に記載の重畳モジュールパッケージ。
【請求項9】
多数の接続孔及びパッドを有する印刷回路基板を準備する段階と、
前記印刷回路基板の接続孔に第1貫通孔が対応して噛み合うように第2モジュールを実装する段階と、
リードフレームを前記第2モジュールの第1貫通孔を経て前記接続孔に挿入することで、前記第2モジュールに重畳する第1モジュールを装着する段階と、を含む重畳モジュールパッケージの製造方法。
【請求項10】
前記印刷回路基板の接続孔に対応する第2貫通孔を有する第3モジュールを、前記印刷回路基板の下部面に実装する段階をさらに含む、請求項9に記載の重畳モジュールパッケージの製造方法。
【請求項11】
前記印刷回路基板の接続孔は、貫通孔またはBVH(blind via hole)の形態で形成される、請求項9に記載の重畳モジュールパッケージの製造方法。
【請求項12】
前記印刷回路基板を準備する段階は、
前記多数の接続孔またはパッドに連結される内層回路を形成する段階を含む、請求項9に記載の重畳モジュールパッケージの製造方法。
【請求項13】
前記第1モジュールはパワーモジュールまたは発光モジュールであり、前記第2モジュールは前記第1モジュールを制御するための制御モジュールとして重畳して備えられる、請求項9に記載の重畳モジュールパッケージの製造方法。
【請求項14】
前記第3モジュールは半導体メモリ素子を含む格納モジュールとして備えられる、請求項10に記載の重畳モジュールパッケージの製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、重畳モジュールパッケージ及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
電力用電子産業の発展に伴い、軽い重量、小さいサイズ、低コスト、及び高い性能を有する電力用システムに対する要求が増大している。
【0003】
このような傾向に応じて、従来、特許文献1に記載されたように、様々な電力用半導体チップを一つのパッケージに集積させるだけでなく、電力用半導体チップを制御するための制御回路部品も一つのパッケージに含ませるインテリジェント(intelligent)半導体電力用モジュールが関心を集めている。
【0004】
しかし、このような従来のモジュールは、パワー部及び制御部が一つのモジュールに備えられるため、パワー部の部品または制御素子が不良を起こすと、モジュール全体が不良処理される。
【0005】
そのため、部品または素子一つの故障によってモジュール全体を廃棄しなければならず、コスト損失が発生する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】韓国公開特許第2001−0070014号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記の問題点を解消するための本発明の目的は、不良が発生した部品または素子を含むモジュールを容易に取り替えることができる重畳モジュールパッケージを提供することにある。
【0008】
上記の問題点を解消するための本発明の他の目的は、不良が発生した部品または素子を含むモジュールを容易に取り替えることができる重畳モジュールパッケージの製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一実施例による重畳モジュールパッケージは、印刷回路基板と、前記印刷回路基板上に電気的に連結された第1モジュールと、前記印刷回路基板と第1モジュールとの間に重畳して備えられ、前記印刷回路基板及び第1モジュールに電気的に連結された第2モジュールと、を含む。
【0010】
本発明の一実施例による重畳モジュールパッケージにおいて、前記印刷回路基板は多数の接続孔及びパッドを有し、前記第2モジュールは前記接続孔に対応する第1貫通孔を備え、前記第1モジュールは、前記第1貫通孔を経て前記接続孔に挿入装着される多数のリードフレームを備える。
【0011】
本発明の一実施例による重畳モジュールパッケージは、前記印刷回路基板の下部面に実装され、前記印刷回路基板の接続孔に対応する第2貫通孔を有する第3モジュールをさらに含む。
【0012】
本発明の一実施例による重畳モジュールパッケージにおいて、前記第1モジュールは、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)またはパワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field−Effect Transistor)を含むパワーモジュールとして備えられる。
【0013】
本発明の一実施例による重畳モジュールパッケージにおいて、前記第1モジュールは、多数の発光素子を含む発光モジュールとして備えられる。
【0014】
本発明の一実施例による重畳モジュールパッケージにおいて、前記第2モジュールは、前記第1モジュールを制御するICまたは制御素子を含む制御モジュールとして備えられる。
【0015】
本発明の一実施例による重畳モジュールパッケージにおいて、前記第1モジュールは、上部面に伝導性ペーストによりヒートシンクが装着され得る放熱部をさらに含む。
【0016】
本発明の一実施例による重畳モジュールパッケージにおいて、前記第3モジュールは、半導体メモリ素子を含む格納モジュールとして備えられる。
【0017】
また、本発明の他の実施例による重畳モジュールパッケージの製造方法は、多数の接続孔及びパッドを有する印刷回路基板を準備する段階と、前記印刷回路基板の接続孔に第1貫通孔が対応して噛み合うように第2モジュールを実装する段階と、リードフレームを前記第2モジュールの第1貫通孔を経て前記接続孔に挿入することで、前記第2モジュールに重畳する第1モジュールを装着する段階と、を含む。
【0018】
本発明の他の実施例による重畳モジュールパッケージの製造方法は、前記印刷回路基板の接続孔に対応する第2貫通孔を有する第3モジュールを、前記印刷回路基板の下部面に実装する段階をさらに含む。
【0019】
本発明の他の実施例による重畳モジュールパッケージの製造方法において、前記印刷回路基板の接続孔は、貫通孔またはBVH(blind via hole)の形態で形成される。
【0020】
本発明の他の実施例による重畳モジュールパッケージの製造方法において、前記印刷回路基板を準備する段階は、前記多数の接続孔またはパッドに連結される内層回路を形成する段階を含む。
【0021】
本発明の他の実施例による重畳モジュールパッケージの製造方法において、前記第1モジュールはパワーモジュールまたは発光モジュールであり、第2モジュールは前記第1モジュールを制御するための制御モジュールとして重畳して備えられる。
【0022】
本発明の他の実施例による重畳モジュールパッケージの製造方法において、前記第3モジュールは半導体メモリ素子を含む格納モジュールとして備えられる。
【発明の効果】
【0023】
本発明による重畳モジュールパッケージは、各モジュールに、パワーモジュール、制御モジュール、発光モジュール、格納モジュールなどの様々な組合せを適用することで、製品ラインアップの多様性を確保することができる。
【0024】
本発明による重畳モジュールパッケージの製造方法は、各モジュールを代替モジュールに容易に取り替えることができるために、モジュールを分離して代替モジュールをさらに装着することができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】本発明の一実施例による重畳モジュールパッケージの分解斜視図である。
図2】本発明の一実施例による重畳モジュールパッケージの斜視図である。
図3】本発明の他の実施例による重畳モジュールパッケージの分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
本発明の目的、特定の長所及び新規の特徴は、添付図面に係る以下の詳細な説明及び好ましい実施例によってさらに明らかになるであろう。本明細書において、各図面の構成要素に参照番号を付け加えるに際し、同一の構成要素に限っては、たとえ異なる図面に示されても、できるだけ同一の番号を付けるようにしていることに留意しなければならない。また、「一面」、「他面」、「第1」、「第2」などの用語は、一つの構成要素を他の構成要素から区別するために用いられるものであり、構成要素が前記用語によって限定されるものではない。以下、本発明を説明するにあたり、本発明の要旨を不明瞭にする可能性がある係る公知技術についての詳細な説明は省略する。
【0027】
以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。
【0028】
図1は、本発明の一実施例による重畳モジュールパッケージの分解斜視図であり、図2は、本発明の一実施例による重畳モジュールパッケージの斜視図である。
【0029】
本発明の一実施例による重畳モジュールパッケージは、印刷回路基板100と、印刷回路基板100上に電気的に連結された第1モジュール300と、印刷回路基板100と第1モジュール300との間に重畳して備えられて電気的に連結された第2モジュール200と、を含む。
【0030】
印刷回路基板100は、多数の接続孔110及びパッド120が形成された印刷回路基板である。接続孔110には第1モジュール300のリードフレーム310が挿入装着され、パッド120は、印刷回路基板100に実装された第2モジュール200と電気的に連結するために備えられる。
【0031】
このような印刷回路基板100の内部には、多数の接続孔110またはパッド120と連結される内層回路が備えられており、この内層回路により、多数の接続孔110またはパッド120が互いに電気的に連結されることができる。ここで、印刷回路基板100にはパッド120の他にバンプやワイヤなどの他の電気連結手段が備えられて、第2モジュール200と電気的に連結することもできる。
【0032】
第1モジュール300は、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、パワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field−Effect Transistor)などのパワー素子を含むパワーモジュール(Power Module)であり、片側面または両側面に、印刷回路基板100の接続孔110にそれぞれ挿入される多数のリードフレーム310を備え、上部面には、伝導性ペーストによりヒートシンクが装着され得る放熱部320を備える。
【0033】
勿論、第1モジュール300は、パワー素子を含むパワーモジュールの他にも、様々なモジュール、例えば、LEDなどの多数の発光素子を含む発光モジュールを選択的に備えることもできる。
【0034】
第2モジュール200は、第1モジュール300を制御するICまたは制御素子を含む制御モジュールであり、第1モジュール300に電気的に連結される。第2モジュール200は、印刷回路基板100に実装されており、一側面に多数の第1貫通孔210を備える。多数の貫通孔210は、印刷回路基板100の接続孔110に対応して形成され、第1モジュール300のリードフレーム310がそれぞれ貫通するように備える。
【0035】
このように構成された重畳モジュールパッケージは、図2に図示されたように、第1モジュール300と印刷回路基板100との間に第2モジュール200を重畳された状態で備える。第2モジュール200は、貫通孔210を貫通して連結されたリードフレーム310により第1モジュール300を制御することができる。
【0036】
また、本発明の一実施例による重畳モジュールパッケージは、第1モジュール300と第2モジュール200とを別に製作して、各モジュールの不良を検出した後、正常状態の第1モジュール300と第2モジュール200とをリードフレーム310を介して互いに電気的に連結することで重畳してパッケージングする。これにより、製造コストを大きく低減することができる。
【0037】
特に、第2モジュール200が制御モジュールとして重畳装着される場合、制御機能以外の機能を追加するために重畳モジュールパッケージ全体を修正する必要がなく、第2モジュール200のみを分離して修正した後さらに装着すればよい。勿論、第2モジュール200だけでなく、第1モジュール300も同様に、他の機能を追加するために、分離して修正した後さらに装着することができる。
【0038】
これにより、本発明の一実施例による重畳モジュールパッケージは、第1モジュール300及び第2モジュール200に、パワーモジュール、制御モジュール、発光モジュールなどの様々な組合せを適用して、製品ラインアップの多様性を確保することができる。
【0039】
また、本発明の一実施例による重畳モジュールパッケージは、第1モジュール300と印刷回路基板100との間の空き空間に制御モジュールなどの第2モジュール200を重畳して配置するため、サイズが縮小されたパッケージを具現することができる。
【0040】
この際、第1モジュール300が発熱が激しいパワーモジュールである場合、第2モジュール200は第1モジュール300から所定間隔離れて重畳されるため、熱による第2モジュール200の誤動作を低減し、第1モジュール300を安定して制御することができる。
【0041】
以下、本発明の一実施例による重畳モジュールパッケージの製造方法について、図1及び図2を参照して説明する。
【0042】
本発明の一実施例による重畳モジュールパッケージの製造方法は、まず、多数の接続孔110及びパッド120を有する印刷回路基板100を準備する。
【0043】
図1に図示されたように、印刷回路基板100は、第1モジュール300のリードフレーム310が挿入装着される接続孔110、及び第2モジュール200と電気的に連結するためのパッド120を有する。
【0044】
この際、接続孔110は、印刷回路基板100を貫通した貫通孔またはBVH(blind via hole)の形態で備えることができる。
【0045】
印刷回路基板100を準備した後、印刷回路基板100の接続孔110に第2モジュール200の第1貫通孔210が噛み合うように第2モジュール200を実装する。
【0046】
具体的に、第2モジュール200の第1貫通孔210は、印刷回路基板100の接続孔110と同一の直径を有する円形の開口形態で形成され、接続孔110に噛み合う。
【0047】
また、第2モジュール200の実装過程は、SMT(Surface Mounting Technology)方式で印刷回路基板100の表面に実装され、第2モジュール200のパッドまたは端子を印刷回路基板100のパッド120に電気的に連結する過程を含む。
【0048】
第2モジュール200を実装した後、第2モジュール200の上部に第1モジュール300を重畳して装着する。
【0049】
具体的に、第1モジュール300のリードフレーム310が第2モジュール200の第1貫通孔210を経て印刷回路基板100の接続孔110に挿入されることで、第1モジュール300が第2モジュール200に重畳装着される。
【0050】
上記のような本発明の一実施例による重畳モジュールパッケージの製造方法において、第2モジュール200を実装する過程と第1モジュール300を装着する過程とを同時に行うこともできる。即ち、第1モジュール300のリードフレーム310が第2モジュール200の第1貫通孔210を経て接続孔110に挿入された状態で、第2モジュール200を実装することができる。
【0051】
これにより、本発明の一実施例による重畳モジュールパッケージの製造方法は、第1モジュール300または第2モジュール200を、追加機能を有する代替モジュールに容易に取り替えるために、第1モジュール300または第2モジュール200を分離して代替モジュールをさらに装着することができる効果がある。
【0052】
したがって、本発明の一実施例による重畳モジュールパッケージの製造方法は、第1モジュール300及び第2モジュール200に、パワーモジュール、制御モジュール、発光モジュールなどの様々な組合せを適用することで、製品ラインアップの多様性を提供することができる。
【0053】
以下、図3を参照して、本発明の他の実施例による重畳モジュールパッケージについて説明する。
【0054】
図3は、本発明の他の実施例による重畳モジュールパッケージの分解斜視図である。
【0055】
本発明の他の実施例による重畳モジュールパッケージは、印刷回路基板400の下部面に第3モジュール500がさらに備えられることを除き、図1を参照して上述した本発明の一実施例による重畳モジュールパッケージと同様である。したがって、本発明の他の実施例による重畳モジュールパッケージについての説明において、本発明の一実施例による重畳モジュールパッケージと同様の部分についての説明は省略する。
【0056】
本発明の他の実施例による重畳モジュールパッケージは、印刷回路基板400と、印刷回路基板400の上部面に電気的に連結された第1モジュール700と、印刷回路基板400と第1モジュール700との間に重畳して備えられて電気的に連結された第2モジュール600と、印刷回路基板400の下部面に電気的にさらに連結された第3モジュール500と、を含む。
【0057】
第3モジュール500は、DRAM半導体メモリなどの半導体メモリ素子を含む格納モジュールであり、制御モジュールである第2モジュール600に対応して印刷回路基板400の下部面に実装される。第3モジュール500の片側面または両側面には、印刷回路基板400の接続孔410に対応する第2貫通孔510を備える。
【0058】
選択的に、第3モジュール500は、印刷回路基板400への別の電気的連結のために、パッド、バンプ、ワイヤなどの他の電気連結手段を一側に備えて、印刷回路基板400と電気的に連結することもできる。
【0059】
印刷回路基板400の接続孔410を貫通した第1モジュール700のリードフレーム710は、第3モジュール500の第2貫通孔510をそれぞれ貫通する。
【0060】
これにより、本発明の他の実施例による重畳モジュールパッケージは、第1モジュール700〜第3モジュール500を、パワーモジュール、制御モジュール、発光モジュール、格納モジュールなどの様々な機能のモジュールを組み合わせて重畳して具現することができる。
【0061】
したがって、本発明の他の実施例による重畳モジュールパッケージは、多数のモジュールを重畳して適用することができるため、製品ラインアップの組合せを多様に提供することができる。
【0062】
以上、本発明を具体的な実施例に基づいて詳細に説明したが、これは本発明を具体的に説明するためのものであり、本発明はこれに限定されず、該当分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想内にての変形や改良が可能であることは明白であろう。
【0063】
本発明の単純な変形乃至変更はいずれも本発明の領域に属するものであり、本発明の具体的な保護範囲は添付の特許請求の範囲により明確になるであろう。
【産業上の利用可能性】
【0064】
本発明は、重畳モジュールパッケージ及びその製造方法に適用可能である。
【符号の説明】
【0065】
100、400 印刷回路基板
110、410 接続孔
120、420 パッド
200、600 第2モジュール
210、610 第1貫通孔
300、700 第1モジュール
310、710 リードフレーム
320、720 放熱部
500 第3モジュール
510 第2貫通孔
図1
図2
図3
【国際調査報告】