特表2015-524983(P2015-524983A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2015-524983(P2015-524983A)
(43)【公表日】2015年8月27日
(54)【発明の名称】連結されたコネクタシステム
(51)【国際特許分類】
   H01R 13/518 20060101AFI20150731BHJP
   H01R 13/514 20060101ALI20150731BHJP
   H01R 12/71 20110101ALI20150731BHJP
【FI】
   H01R13/518
   H01R13/514
   H01R12/71
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-509218(P2015-509218)
(86)(22)【出願日】2013年5月6日
(85)【翻訳文提出日】2014年10月24日
(86)【国際出願番号】US2013039705
(87)【国際公開番号】WO2013166494
(87)【国際公開日】20131107
(31)【優先権主張番号】61/642,771
(32)【優先日】2012年5月4日
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KM,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VC
(71)【出願人】
【識別番号】591043064
【氏名又は名称】モレックス インコーポレイテド
【氏名又は名称原語表記】MOLEX INCORPORATED
(71)【出願人】
【識別番号】514271925
【氏名又は名称】ジェリー ディー カクリック
(71)【出願人】
【識別番号】514271914
【氏名又は名称】フィリップ ジェイ ダンバッハ
(71)【出願人】
【識別番号】514271903
【氏名又は名称】エマニュエル ジー バナキス
(74)【代理人】
【識別番号】100116207
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 俊明
(74)【代理人】
【識別番号】100096426
【弁理士】
【氏名又は名称】川合 誠
(72)【発明者】
【氏名】ジェリー ディー カクリック
(72)【発明者】
【氏名】フィリップ ジェイ ダンバッハ
(72)【発明者】
【氏名】エマニュエル ジー バナキス
【テーマコード(参考)】
5E087
5E123
【Fターム(参考)】
5E087EE11
5E087MM02
5E087RR03
5E087RR49
5E123AA11
5E123AB59
5E123AB74
5E123BA01
5E123BA07
5E123CB22
5E123CB31
5E123CD01
5E123DB09
5E123EB04
5E123EB13
5E123EB22
5E123EB32
(57)【要約】
【解決手段】コネクタシステムは、回路基板に搭載される複数のハウジングを含み、複数のケージが提供され、各ケージは、ハウジングのうちの1つを包囲し、ケージのそれぞれは、第1のポートを画定する前面を含み、ケージは、所定の距離で離間される。熱ワッシャは、ケージの周りに位置付けられ、熱ワッシャは、空気が熱ワッシャを通り、ケージ間の間隙に沿って流れることを可能にする空気開口部を有する、前面部分および主要部分を含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
回路基板と、
並べて配置され、前記回路基板に搭載される、複数のハウジングと、
複数のケージであって、該複数のケージのうちのそれぞれ1つは、前記複数のハウジングのうちの1つを包囲し、前記ケージのそれぞれは、第1のポートを画定する前面を含み、かつ該前面付近のケージの周辺部の周りに延在する電磁干渉(EMI)ガスケットをさらに含み、前記複数のケージは、所定の距離で離間される、複数のケージと、
該複数のケージの周りに位置付けられる、熱ワッシャであって、該熱ワッシャは、前面部分および主要部分を含み、該前面部分および主要部分のそれぞれは、空気開口部を含み、前記主要部分は、前記所定の距離にわずかに満たない第1の幅であり、前記主要部分は、前記EMIガスケットを係合し、前記前面部分は、前記所定の距離よりわずかに大きい第2の幅を有し、前記前面部分は、前記熱ワッシャの前記前面部分が、動作時に、前記前面を越えて押圧されることを防ぐように、前記前面を係合する、熱ワッシャと、を備える、コネクタシステム。
【請求項2】
前記複数のケージの前記前面の周りに延在するベゼルをさらに備え、前記熱ワッシャは、前記ベゼルに対して押圧するように構成されるシーリング面を有する、請求項1に記載のコネクタシステム。
【請求項3】
前記シーリング面と前記ベゼルとの間で加圧され、前記シーリング面と前記ベゼルとの間に位置付けられる、シールをさらに備える、請求項2に記載のコネクタシステム。
【請求項4】
前記ハウジングおよび前記ケージはそれぞれ、2つのポートを提供するように構成され、該2つのポートのうちの一方は、前記2つのポートのうちの他方の上に積み重ねられる、請求項3に記載のコネクタシステム。
【請求項5】
前記EMIガスケットは、複数のフィンガーであり、前記主要部分は、前記フィンガーのうちの少なくとも一部を湾曲させる、請求項4に記載のコネクタシステム。
【請求項6】
前記シーリング面は、前記前面部分が、前記前面に配置され、前記主要部分が、後方に陥凹し、前記シーリング面が、前記主要部分と比べて、さらに後方に陥凹するように、前記主要部分の後方に位置付けられる、請求項5に記載のコネクタシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願
本出願は、2012年5月4日に出願された米国仮特許出願第61/642,771号の優先権を主張するものであり、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0002】
本発明は、入力/出力(IO)コネクタの分野に関し、より具体的には、連結された構成におけるIOコネクタに関する。
【背景技術】
【0003】
IOコネクタの使用が知られている。1つの典型的な用途は、サーバまたはスイッチである。十分な数のIOポートを提供するために、連結された構成と呼ばれる構成において、並べて複数のIOコネクタを提供することが一般的である。連結されたコネクタの使用は、所与の幅のスイッチがさらなるポートを有することが可能であるように、コネクタ間のスペースを減少させる。増加したポートの数に起因して生じた1つの課題は、システムを冷却することがより困難となったことである。この冷却の課題は、ポート内に位置付けられているモジュールが、過去に頻繁に使用されたパッシブコンポーネントと比べて、アクティブ(例えば、電力を消費する)コンポーネントをますます要求しているという事実によって、さらに悪化する。したがって、連続的なケージシステムを使用した既存の連結されたソリューションは、熱性能の課題に起因して使用が困難になっている。その結果として、当業者は、連結されたコネクタシステムへのさらなる向上を理解する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
コネクタシステムは、複数のケージを含み、各ケージは、別々にハウジングを包囲し、各ケージは、少なくとも1つのポートを画定する。ケージは、隣接するケージ間に間隙が存在するように離間される。熱ワッシャは、複数のケージの周りに提供される。熱ワッシャは、空気が間隙間を流れることを可能にするように、空気開口部を含む。熱ワッシャは、ケージの前面を係合するように構成される前面部分を含むことができ、さらに、熱ワッシャがベゼルに対してシールすることを可能にするシーリング表面を含むことができる。
【0005】
本発明は、例として説明され、同様の参照番号が類似の要素を示す添付の図面に限定されない。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】連結されたコネクタシステムの実施形態の簡略化した斜視図である。
図2】連結されたコネクタシステムの実施形態の正面図である。
図3】連結されたコネクタシステムの実施形態の部分斜視図である。
図4】連結されたコネクタシステムの実施形態の側面図である。
図5】連結されたコネクタシステムの実施形態の部分分解斜視図である。
図6】熱ワッシャの実施形態の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
続く発明を実施するための形態は、例示的な実施形態を記載し、明確に開示された組み合わせに限定されるよう意図されない。したがって、別途述べられない限り、本明細書に開示される特徴は、共に組み合わされて、簡潔さの目的のために示されなかったさらなる組み合わせを形成し得る。
【0008】
図1〜6は、連結されたコネクタシステム10に組み入れられ得る特徴を例示する。回路基板40は、ハウジングがそれぞれ別々に包囲されるように、複数のケージ20が各ハウジング15の周りに位置付けられた状態で、離間された構成において並べて位置付けられる、複数のハウジング15を支持する。理解されるように、各隣接するケージ20の隣接する外壁21間に間隙17があり、間隙17は、隣接するケージ20間に所定の距離を提供する。
【0009】
示されるように、ケージ20(および対応するハウジング15)はそれぞれ、第1のポート28aおよび第2のポート28bを提供し、2つのポートは、積み重ねられた構成にある。しかしながら、所望される場合、ケージ20およびハウジング15は、単一のポートを提供するように構成され得ることに留意すべきである。そのような構成は、電力プロファイルであるが、回路基板40の前面縁部ごとに提供するポート数も少ない。
【0010】
ベゼル60が示され、ベゼル60は、複数のケージ20の周りに延在する開口を有する。ベゼル60は、開口を定義するへり62を含み、従来の様式でスイッチまたはサーバを形成する構造を支持することができる後面64を含む。
【0011】
理解されるように、示されたケージ20は、前面縁部22と、空気および/またはインジケータ(光パイプでの使用に適切なもの等)に適切な開口部を有する前面25と、を有する。熱ワッシャ80は、第1の幅D1を有する前面部分を提供するように縁部85を有する前面部分84を含む。前面部分84は、ケージの前面25および/または前面縁部22に対して押圧するように構成される。熱ワッシャ80は、幅D2を有する主要部分83をさらに含み、主要部分は、ケージ20間に位置付けられるよう意図され、電磁干渉(EMI)ガスケット29を係合することができる。EMIガスケットは、前面付近のケージの周辺部の周りに延在し、ケージがベゼルに挿入されるときに、ケージが適切なEMI保護を有することを可能にする。示されるように、EMIガスケット29は、フィンガーを含み、主要部分83は、フィンガーを係合し、それらを湾曲させる。理解されるように、幅D1は、幅D2より大きく、ケージ20の前面が熱ワッシャ80を係合することを可能にする。
【0012】
熱ワッシャ80は、空気が熱ワッシャを通り、ケージ20間の間隙17内を流れることを可能にするように構成される、複数の空気開口部86を含む。空気開口部86は、前面部分84および主要部分83の両方に提供される。熱ワッシャ80は、シーリング表面88とベゼル60の後面64との間でシール96を加圧するように構成されるシーリング表面88も含む。シール96は、コネクタシステムが良好なEMI保護を提供することができるように、EMIを遮断するのに役立つように構成することができる。したがって、熱ワッシャ80は、適切なEMI保護を提供しながら、熱的に有用な空気流を可能にする。加えて、熱ワッシャの設計は、ケージ20の前面が熱ワッシャ80に対して押圧することを可能にし、その力により、シーリング表面88は、ベゼル60の後面64に対してシール96を加圧させる。
【0013】
本明細書に提供される開示は、その好ましく、例示的な実施形態に関する特徴を記載する。本開示を再検討して、当業者には、添付の特許請求の範囲の範囲および趣旨内の多くの他の実施形態、修正、および変更が想起されるであろう。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【国際調査報告】