(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2015-525369(P2015-525369A)
(43)【公表日】2015年9月3日
(54)【発明の名称】TFTアレイ基板及びその製造方法、表示装置
(51)【国際特許分類】
G02F 1/1368 20060101AFI20150807BHJP
H01L 29/786 20060101ALI20150807BHJP
H01L 21/336 20060101ALI20150807BHJP
G09F 9/30 20060101ALI20150807BHJP
【FI】
G02F1/1368
H01L29/78 616S
H01L29/78 616U
H01L29/78 627C
H01L29/78 616V
G09F9/30 338
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2015-514320(P2015-514320)
(86)(22)【出願日】2012年12月21日
(85)【翻訳文提出日】2013年6月18日
(86)【国際出願番号】CN2012087157
(87)【国際公開番号】WO2013181915
(87)【国際公開日】20131212
(31)【優先権主張番号】201210181978.3
(32)【優先日】2012年6月4日
(33)【優先権主張国】CN
(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KM,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VC
(71)【出願人】
【識別番号】507134301
【氏名又は名称】北京京東方光電科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100089037
【弁理士】
【氏名又は名称】渡邊 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(72)【発明者】
【氏名】沈 奇雨
【テーマコード(参考)】
2H192
5C094
5F110
【Fターム(参考)】
2H192AA24
2H192BC44
2H192CB05
2H192CB35
2H192CB42
2H192CB52
2H192CB54
2H192CB82
2H192CB83
2H192HA44
2H192HA47
2H192HA66
5C094AA43
5C094AA44
5C094BA03
5C094BA43
5C094CA19
5C094DA13
5C094FA04
5C094FB14
5C094GB01
5C094JA08
5F110AA16
5F110BB01
5F110CC03
5F110CC07
5F110CC10
5F110FF03
5F110FF09
5F110FF27
5F110GG02
5F110GG15
5F110HK07
5F110HK09
5F110HK16
5F110HK21
5F110HK25
5F110HM12
5F110NN72
5F110QQ02
5F110QQ10
(57)【要約】
薄膜トランジスタ(TFT)アレイ基板及びその製造方法並びに表示装置を提供する。基板(1)上に金属膜を堆積し、第1回のパターニング工程によりゲート(2)およびゲートラインを形成する工程と、前記基板(1)上に前記ゲート(2)および前記ゲートラインを覆うようにゲート絶縁層(3)およびパッシベーション層(4)を順次形成する工程と、透明導電層、第1ソースドレイン金属層、第1オーミック接触層を順次堆積し、第2回のパターニング工程によりTFTのドレイン(6)、画素電極(5)、データラインおよび第1オーミック接触層(7)を形成する工程と、半導体層、第2オーミック接触層、第2ソースドレイン金属層を順次堆積し、第3回のパターニング工程により前記TFTのソース(10)、第2オーミック接触層(9)及びソース(10)と前記ドレイン(6)との間の半導体チャンネルを形成する工程と、を備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板上に金属膜を堆積し、第1回のパターニング工程によりゲートおよびゲートラインを形成する工程と、
前記基板上に前記ゲートおよび前記ゲートラインを覆うようにゲート絶縁層およびパッシベーション層を順次形成する工程と、
透明導電層、第1ソースドレイン金属層、第1オーミック接触層を順次堆積し、第2回のパターニング工程によりTFTのドレイン、画素電極、データラインおよび前記TFTのドレインの上方に位置する第1オーミック接触層を形成する工程と、
半導体層、第2オーミック接触層、第2ソースドレイン金属層を順次堆積し、第3回のパターニング工程により前記TFTのソース、前記TFTのソースの下方に位置する第2オーミック接触層及び前記TFTのソースとドレインとの間の半導体チャンネルを形成する工程と、を備えるTFTアレイ基板の製造方法。
【請求項2】
前記第2回パターニング工程は、
前記第1オーミック接触層にフォトレジストを塗布し、前記フォトレジストに対して露光・現像して、前記TFTのドレインの領域に対応する第1厚さフォトレジスト領域と、前記画素電極の領域に対応する第2厚さフォトレジスト領域と、前記第1厚さフォトレジスト領域および前記第2厚さフォトレジスト領域の以外の他の領域であるフォトレジスト無し領域とを形成する工程と、
ドライエッチングにより前記フォトレジスト無し領域の第1オーミック接触層をエッチングし、ウェットエッチングにより前記フォトレジスト無し領域の第1ソースドレイン金属層をエッチングし、ウェットエッチングにより前記フォトレジスト無し領域の透明導電層をエッチングする工程と、
フォトレジストのアッシングにより前記第2厚さフォトレジスト領域のフォトレジストをアッシングして、前記第2厚さフォトレジスト領域が覆う領域を露出し、ドライエッチングにより該領域の第1オーミック接触層をエッチングし、ウェットエッチングにより該領域の第1ソースドレイン金属層をエッチングする工程と、
残っている第1厚さフォトレジストを剥離することで、TFTのドレイン、画素電極、データラインおよびTFTのドレインの上方に位置する第1オーミック接触層を得る工程と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のTFTアレイ基板の製造方法。
【請求項3】
前記第1厚さフォトレジストの厚さはaであり、前記第2厚さフォトレジストの厚さはbであり、厚さaと厚さbはa/3≦b≦a/2という条件を満たすことを特徴とする請求項2に記載のTFTアレイ基板の製造方法。
【請求項4】
厚さaの数値範囲は2.1μm〜2.7μmであることを特徴とする請求項3に記載のTFTアレイ基板の製造方法。
【請求項5】
前記第3回パターニング工程は、
前記第2ソースドレイン金属層にフォトレジストを塗布し、前記フォトレジストに対して露光・現像して、前記TFTのソースの領域に対応する第3厚さフォトレジスト領域と、前記TFTのドレインおよび前記TFTのドレインとソースとの間の領域に対応する第4厚さフォトレジスト領域と、前記第3厚さフォトレジスト領域および前記第4厚さフォトレジスト領域の以外の他の領域であるフォトレジスト無し領域とを形成する工程と、
ウェットエッチングにより前記フォトレジスト無し領域の第2ソースドレイン金属をエッチングし、ドライエッチングにより前記フォトレジスト無し領域の第2オーミック接触層、半導体層を順次エッチングする工程と、
フォトレジストのアッシングにより前記第4厚さフォトレジスト領域のフォトレジストをアッシングして、前記第4厚さフォトレジスト領域が覆う領域を露出し、前記領域の第2ソースドレイン金属層および第2オーミック接触層を順次エッチングする工程と、
残っている第3厚さフォトレジストを剥離することで、前記TFTのソース、前記TFTのソースとドレインとの間の半導体チャンネル及び前記TFTのソースの下方に位置する第2オーミック接触層を得る工程と、を備える請求項1に記載のTFTアレイ基板の製造方法。
【請求項6】
前記第3厚さフォトレジストの厚さはcであり、前記第4厚さフォトレジストの厚さはdであり、厚さcと厚さdはc/3≦d≦c/2という条件を満たすことを特徴とする請求項5に記載のTFTアレイ基板の製造方法。
【請求項7】
厚さcの数値範囲は2.1μm〜2.7μmであることを特徴とする請求項6に記載のTFTアレイ基板の製造方法。
【請求項8】
前記第1オーミック接触層と第2オーミック接触層はn+a−Si半導体層であり、前記半導体層はa−Si半導体層であることを特徴とする請求項1に記載のTFTアレイ基板の製造方法。
【請求項9】
基板に形成された複数のゲートラインおよび複数のデータラインを備え、これらのゲートラインおよびデータラインが互いに交差することによりマトリックス状に配列される複数の画素ユニットが画成される、各画素ユニットがTFTおよび画素電極を備えるTFTアレイ基板であって、
前記TFTは、前記基板上に形成されるゲートと、前記基板上に順次形成され、前記ゲートを覆うゲート絶縁層およびパッシベーション層と、前記パッシベーション層上に形成されるドレインと、前記ドレイン上に形成される第1オーミック接触層と、前記第1オーミック接触層および前記パッシベーション層上に形成される半導体層と、前記半導体層上に形成され、かつ前記ドレインおよび前記第1オーミック接触層と隔てられた第2オーミック接触層と、前記第2オーミック接触層上に形成されるソースと、を備えるTFTアレイ基板。
【請求項10】
前記TFTの半導体チャンネルは、TFTのドレイン上方に位置する第1オーミック接触層と、前記TFTのソース下方に位置する第2オーミック接触層と、前記第1オーミック接触層と前記第2オーミック接触層との間に位置する半導体層を備えることを特徴とする請求項9に記載のTFTアレイ基板。
【請求項11】
前記TFT半導体チャンネルの各層は同一の平面に位置することではなく、立体式に分布されることを特徴とする請求項10に記載のTFTアレイ基板。
【請求項12】
前記第1オーミック接触層および第2オーミック接触層は、n+a−Si半導体層であり、前記半導体層はa−Si半導体層であることを特徴とする請求項9に記載のTFTアレイ基板。
【請求項13】
前記画素電極の一部分が前記ドレインと前記パッシベーション層との間に挿設され、前記画素電極が前記ドレインに電気的に接続されることを特徴とする請求項9に記載のTFTアレイ基板。
【請求項14】
請求項9〜13の何れか1項に記載のTFTアレイ基板を備える表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、TFTアレイ基板及びその製造方法と表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
薄膜電界効果トランジスタ液晶表示装置(Thin Film Field Effect Transistor-Liquid Crystal Display,TFT-LCD)は、体積が小さく、電力消費量が低く、輻射が無いなどのメリットがあり、現在のフラットディスプレイ市場において主導的な地位を占めている。TFT−LCDは対向設置するアレイ基板と、カラーフィルム基板と、及びアレイ基板とカラーフィルム基板との間に充填される液晶層とを備える。アレイ基板上に複数のゲートラインと複数のデータラインとが形成され、これらのゲートラインとデータラインとが互いに交差することにより、マトリックス状に配列される複数の画素ユニットが画成される。各画素ユニットは薄膜トランジスタと画素電極とを備える。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来のアレイ基板は、通常、5回マスク(5Mask)工程又は4回マスク(4Mask)工程を採用して製造される。しかし、5Mask工程又は4Mask工程を採用する場合、製造過程に必要であるマスクの数量は比較的に多いため、製造工程は複雑であり、製造コストが高くなる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の一実施例は、アレイ基板の製造方法を提供する。当該方法は、基板上に金属膜を堆積し、第1回のパターニング工程によりゲートとゲートラインを形成する工程と、前記基板上にゲートとゲートラインを覆うようにゲート絶縁層およびパッシベーション層を順次形成する工程と、透明導電層、第1ソースドレイン金属層、第1オーミック接触層を順次堆積し、第2回のパターニング工程によりTFTのドレイン、画素電極、データラインおよび前記TFTのドレインの上方に位置する第1オーミック接触層を形成する工程と、半導体層、第2オーミック接触層、第2ソースドレイン金属層を順次堆積し、第3回のパターニング工程により前記TFTのソース、前記TFTのソースの下方に位置する第2オーミック接触層及び前記TFTのソースとドレインとの間の半導体チャンネルを形成する工程と、を備える。
【0005】
本発明の他の実施例は、アレイ基板を提供する。当該アレイ基板が前記方法により製造される。アレイ基板は、基板上に形成された複数のゲートラインと複数のデータラインを備え、これらのゲートラインとデータラインとが互いに交差することにより複数の画素ユニットが画成される。各画素ユニットはTFTと画素電極とを備える。前記TFTは、基板上に形成されるゲートと、前記基板上に順次形成され、前記ゲートを覆うゲート絶縁層およびパッシベーション層と、前記パッシベーション層上に形成されるドレインと、前記ドレイン上に形成される第1オーミック接触層と、前記第1オーミック接触層および前記パッシベーション層上に形成される半導体層と、前記半導体層上に形成され、前記ドレインおよび前記第1オーミック接触層と隔てられた第2オーミック接触層と、前記第2オーミック接触層上に形成されるソースと、を備える。
【0006】
本発明のまた他の実施例は、表示装置を提供する。当該表示装置は前記アレイ基板を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明の実施例によれば、3回マスク工程により所望のアレイ基板が得られ、且つ製造過程においてTFTの特性が変わらない。従って、製造工程を簡略化するとともに、製造コストも低減できる。
【0008】
本発明の実施例の技術案をより明確に説明するために、以下は実施例の図面を簡単に説明する。明らかに、以下の図面は単に本発明の一部の実施例を示すものであり、本発明に対して制限するものはない。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明に係る実施例のアレイ基板の製造工程のフローチャートである。
【
図2】本発明に係る実施例のアレイ基板の製造工程における第1回パターニング工程後のアレイ基板の断面概略図である。
【
図3】本発明に係る実施例のアレイ基板の製造工程におけるゲート絶縁層およびパッシベーション層が形成された後のアレイ基板の断面概略図である。
【
図4】本発明に係る実施例のアレイ基板の製造工程における第2回パターニング工程を行う時のアレイ基板の断面概略図である。
【
図5】本発明に係る実施例のアレイ基板の製造工程における第2回パターニング工程後のアレイ基板の断面概略図である。
【
図6】本発明に係る実施例のアレイ基板の製造工程における第3回パターニング工程を行う時のアレイ基板の断面概略図である。
【
図7】本発明に係る実施例のアレイ基板の製造工程における第3回パターニング工程後のアレイ基板の断面概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に係る実施例の目的、技術案およびメリットをもっと明確にするために、以下は本発明に係る実施例の図面を参照して、本発明に係る実施例の技術案を明確、完全に説明する。明らかに、説明する実施例は本発明の一部分の実施例のみであり、全ての実施例ではない。説明する本発明の実施例に基づき、当業者が創造的労働をしない前提で得られる全ての他の実施例のいずれも本発明の保護範囲に含まれる。
【0011】
本発明の実施例は、以下のステップを介してアレイ基板を製造することができる。即ち、基板上に金属膜を堆積し、第1回のパターニング工程によりゲートおよびゲートラインを形成するステップ、基板上にゲートおよびゲートラインを覆うようにゲート絶縁層およびパッシベーション層を順次形成するステップ、透明導電層、第1ソースドレイン金属層、および第1オーミック接触層を順次堆積し、第2回のパターニング工程によりTFTのドレイン、画素電極、データラインおよび前記TFTのドレインの上方に位置する第1オーミック接触層を形成するステップ、半導体層、第2オーミック接触層、第2ソースドレイン金属層を順次堆積し、第3回のパターニング工程によりTFTのソース、TFTのソースの下方に位置する第2オーミック接触層及びTFTのソースとドレインとの間の半導体チャンネルを形成するステップを備える。
【0012】
図1は、本発明に係る実施例のアレイ基板製造工程のフローチャートである。
図2〜7は、本発明に係る実施例のアレイ基板の製造工程におけるアレイ基板の断面概略図である。以下は、
図1〜7を参照しながら、本発明に係る実施例のアレイ基板の製造工程に対して詳しく説明する。
【0013】
図1に示すように、この方法は以下のステップを備える。
【0014】
ステップ101において、基板上に金属膜を堆積し、第1回パターニング工程によりゲートおよびゲートラインを形成してから、ゲート絶縁層およびパッシベーション層を順次形成する。
【0015】
前記基板1は、例えばガラス基板である。
【0016】
図2に示すように、基板1上に一層の金属膜を堆積し、第1回パターニング工程によりゲート2およびゲートライン(図示せず)を形成する。第1回パターニング工程により共通電極線11を同時に形成することが好ましい。第1回パターニング工程は従来の工程と同じであるため、説明は省略する。
【0017】
そして、
図2に示すアレイ基板に、ゲート絶縁層3およびパッシベーション層4を形成する。例えば、コーティング法によって、SiN
xによりなるゲート絶縁層3を形成する。また、形成されたゲート絶縁層3にコーティング法により、SiN
xによりなるパッシベーション層4を形成する。ゲート絶縁層3およびパッシベーション層4に対してパターニングする必要がない。
【0018】
ステップ102において、透明導電層と、第1ソースドレイン金属層と、第1オーミック接触層とを順次堆積し、第2回パターニング工程によりTFTのドレイン、画素電極、データラインおよびTFTのドレインの上方に位置する第1オーミック接触層を形成する。
【0019】
透明導電層は、例えば、インジウム錫金属酸化物(ITO)により形成され、第1オーミック接触層は、例えば、n+a−Si半導体層により形成される。
【0020】
図4に示すように、透明導電層5、第1ソースドレイン金属層6及び第1オーミック接触層7を順次堆積し、堆積された第1オーミック接触層7にフォトレジストを塗布し、フォトレジスト無し領域、第1厚さフォトレジスト領域12および第2厚さフォトレジスト領域13を形成するようにフォトレジストに対して露光・現像する。
【0021】
第1厚さフォトレジスト領域12はTFTのドレインの領域に対応し、第2厚さフォトレジスト領域13は画素電極領域に対応し、第1厚さフォトレジスト領域12および第2厚さフォトレジスト領域13の以外の他の領域はフォトレジスト無し領域である。例えば、TFTのドレインに対応する第1厚さフォトレジスト12の厚さはaであり、画素電極に対応する第2厚さフォトレジスト13の厚さはbである。厚さaと厚さbは、a/3≦b≦a/2という条件を満たす。厚さaの数値範囲は2.1μm〜2.7μmであってもよい。
【0022】
図5に示すように、ドライエッチングによりフォトレジスト無し領域の第1オーミック接触層7をエッチングし、ウェットエッチングによりフォトレジスト無し領域の第1ソースドレイン金属層6をエッチングし、ウェットエッチングによりフォトレジスト無し領域13の透明導電層5をエッチングする。フォトレジストに対してアッシング(ashing)を行って、第2厚さフォトレジスト領域13のフォトレジストをアッシングし、第2厚さフォトレジスト領域13が覆う領域を露出する。ドライエッチングにより該領域の第1オーミック接触層7をエッチングし、ウェットエッチングにより該領域の第1ソースドレイン金属層6をエッチングする。a/3≦b≦a/2であるため、厚さがbであるフォトレジスト13がアッシングされた後、厚さがaであるフォトレジスト12の一部分は残っている。残っているフォトレジスト12を剥離し、TFTのドレイン6と、画素電極5と、データライン(図示せず)と、TFTのドレイン6の上方に位置する第1オーミック接触層7とを得る。
【0023】
ステップ103において、半導体層、第2オーミック接触層、第2ソースドレイン金属層を順次堆積し、かつ第3回パターニング工程によりTFTのソース、TFTのソースとドレインとの間の半導体チャンネル、およびTFTのソースの下方に位置する第2オーミック接触層を形成する。
【0024】
ここで、前記半導体層は、例えばa−Si半導体層であり、第2オーミック接触層は、例えばn+a−Si半導体層である。
【0025】
図6に示すように、半導体層8、第2オーミック接触層9、第2ソースドレイン金属層10を順次堆積し、堆積された第2ソースドレイン金属層10にフォトレジストを塗布し、フォトレジスト無し領域、第3厚さフォトレジスト領域14、及び第4厚さフォトレジスト15を形成するようにフォトレジストに対して露光・現像する。
【0026】
第3厚さフォトレジスト領域14はTFTのソースの領域に対応し、第4厚さフォトレジスト領域15はTFTのドレイン及びTFTのソースとドレインとの間の領域に対応し、第3厚さフォトレジスト領域14および第4厚さフォトレジスト領域15の以外の他の領域はフォトレジスト無し領域である。例えば、TFTのソースの第3厚さフォトレジスト14の厚さはcであり、TFTのソースとドレインとの間の領域およびTFTのドレインに対応する第4厚さフォトレジスト15の厚さはdである。厚さcとdは、c/3≦d≦c/2という条件を満たす。前記cの数値範囲は2.1μm〜2.7μmであってもよい。
【0027】
図7に示すように、ウェットエッチングによりフォトレジスト無し領域の第2ソースドレイン金属10をエッチングし、ドライエッチングによりフォトレジスト無し領域の第2オーミック接触層9および半導体層8を順次エッチングし、フォトレジスト14および15に覆われたフィルム層を保留する。フォトレジストのアッシングにより第4厚さフォトレジスト領域15のフォトレジストをアッシングして、第4厚さフォトレジスト領域15が覆う領域を露出し、前記領域の第2ソースドレイン金属層10および第2オーミック接触層9を順次エッチングする。c/3≦d≦c/2であるため、厚さがdであるフォトレジスト15がアッシングされた後、厚さがcであるフォトレジスト14の一部分は残っている。残っているフォトレジスト14を剥離し、TFTのソースと、TFTのソースとドレインとの間の半導体チャンネルと、TFTのソースの下方に位置する第2オーミック接触層を得る。
図7の符号10はTFTのソースであり、符号6はTFTのドレインであり、符号9は第2オーミック接触層であり、符号7は第1オーミック接触層であり、符号8は半導体層であり、符号9、8、7はソース10とドレイン6との間の半導体チャンネルを構成する。
図7から分かるように、半導体チャンネルの各層は同一の平面に位置することではなく、立体式に分布される。
【0028】
本発明はTFTアレイ基板を提供する。前記アレイ基板は前記方法で製造されたアレイ基板である。
【0029】
当該TFTアレイ基板は、基板に形成された複数のゲートラインおよび複数のデータラインを備える。これらのゲートラインおよびデータラインが互いに交差することによりマトリックス状に配列される複数の画素ユニットが画成される。各画素ユニットは薄膜トランジスタおよび画素電極を備える。
【0030】
図7を参照すると、TFTは、基板1上に形成されるゲート2と、基板1上に順次形成されゲート2を覆うゲート絶縁層3およびパッシベーション層4と、パッシベーション層4に形成されるドレイン6と、ドレイン6に形成される第1オーミック接触層7と、第1オーミック接触層7およびパッシベーション層4に形成される半導体層8と、半導体層8に形成されかつドレイン6および第1オーミック接触層7と隔てられる第2オーミック接触層9と、第2オーミック接触層に形成されるソース10と、を備える。
【0031】
また、
図7を参照すると、TFTの半導体チャンネルは、TFTのドレイン6上方に位置する第1オーミック接触層7と、TFTのソース10下方に位置する第2オーミック接触層9と、第1オーミック接触層9と第2オーミック接触層7との間に位置する半導体層8を備える。第1オーミック接触層7および第2オーミック接触層9は、例えばn+a−Si半導体層であってもよく、半導体層8は、例えばa−Si半導体層であってもよい。
図7に示すように、TFT半導体チャンネルの各層は同一の平面に位置することではなく、立体式に分布される関係である。
【0032】
また、
図7を参照すると、画素電極5がドレイン6に電気的に接続されるように、画素電極5の一部分がドレイン6とパッシベーション層4との間に挿設される。
【0033】
本発明はさらにアレイ基板を備える表示装置を提供する。
【0034】
以上は、本発明の実施形態に過ぎず、本発明の保護範囲を制限することではない。本発明の保護範囲は添付された特許請求の範囲より確定される。
【符号の説明】
【0035】
1 基板
2 ゲート
3 ゲート絶縁層
4 パッシベーション層
5 画素電極
6 ドレイン
7 第1オーミック接触層
8 半導体層
9 第2オーミック接触層
10 ソース
【国際調査報告】