特表2015-525857(P2015-525857A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特表2015525857-アイソレータ・デカップラ 図000004
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2015-525857(P2015-525857A)
(43)【公表日】2015年9月7日
(54)【発明の名称】アイソレータ・デカップラ
(51)【国際特許分類】
   F16H 55/36 20060101AFI20150811BHJP
   F16D 41/20 20060101ALI20150811BHJP
   F16D 7/02 20060101ALI20150811BHJP
   F16F 15/12 20060101ALI20150811BHJP
【FI】
   F16H55/36 H
   F16D41/20 A
   F16D7/02 F
   F16F15/12 S
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2015-520177(P2015-520177)
(86)(22)【出願日】2013年4月22日
(85)【翻訳文提出日】2015年1月7日
(86)【国際出願番号】US2013037515
(87)【国際公開番号】WO2014007906
(87)【国際公開日】20140109
(31)【優先権主張番号】13/541,216
(32)【優先日】2012年7月3日
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KM,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VC
(71)【出願人】
【識別番号】504005091
【氏名又は名称】ゲイツ コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100090169
【弁理士】
【氏名又は名称】松浦 孝
(74)【代理人】
【識別番号】100124497
【弁理士】
【氏名又は名称】小倉 洋樹
(72)【発明者】
【氏名】シュナイダー,ディーン
(72)【発明者】
【氏名】サーク,アレクサンダー
(72)【発明者】
【氏名】ワード,ピーター
【テーマコード(参考)】
3J031
【Fターム(参考)】
3J031AA03
3J031BA20
3J031CA02
(57)【要約】
アイソレータ・デカップラは、プーリと、シャフトを備え、プーリは低摩擦ブッシュを介してシャフトに軸支され、プーリ内に配置されたスプリングキャリアと、プーリとスプリングキャリアの間に連結された捻りバネと、シャフトの周りに巻き回されるとともに摩擦係合し、スプリングキャリアに連結されたラップスプリング・ワンウェイクラッチとを備え、ラップスプリング・ワンウェイクラッチは捻りバネの径方向の内側に配設され、プーリは、解放方向において、ラップスプリング・ワンウェイクラッチの端部に一時的に係合可能であり、これによりラップスプリング・ワンウェイクラッチの端部とプーリの間の一時的な接触がシャフトに対するラップスプリング・ワンウェイクラッチの摩擦係合を一時的に減少させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プーリと、
シャフトを備え、
前記プーリは低摩擦ブッシュを介して前記シャフトに軸支され、
前記プーリ内に配置されたスプリングキャリアと、
前記プーリと前記スプリングキャリアの間に連結された捻りバネと、
前記シャフトの周りに巻き回されるとともに摩擦係合し、前記スプリングキャリアに連結されたラップスプリング・ワンウェイクラッチとを備え、
前記ラップスプリング・ワンウェイクラッチは前記捻りバネの径方向の内側に配設され、
前記プーリは、解放方向において、前記ラップスプリング・ワンウェイクラッチの端部に一時的に係合可能であり、これにより前記ラップスプリング・ワンウェイクラッチの端部と前記プーリの間の一時的な接触が前記シャフトに対する前記ラップスプリング・ワンウェイクラッチの摩擦係合を一時的に減少させる
アイソレータ・デカップラ。
【請求項2】
前記プーリと前記シャフトの間にスラストワッシャを備える請求項1に記載のアイソレータ・デカップラ。
【請求項3】
前記捩りバネは前記解放方向に負荷をかけられる請求項1に記載のアイソレータ・デカップラ。
【請求項4】
プーリと、
シャフトを備え、
前記プーリは前記シャフトに軸支され、
前記プーリ内に配置されたスプリングキャリアと、
前記プーリと前記スプリングキャリアの間に連結された捻りバネと、
前記シャフトの周りに巻き回されるとともに摩擦係合し、前記スプリングキャリアに連結されたラップスプリング・ワンウェイクラッチとを備え、
前記ラップスプリング・ワンウェイクラッチは前記捻りバネの径方向の内側に配設され、
前記プーリは、解放方向において、前記ラップスプリング・ワンウェイクラッチの端部に一時的に係合可能であり、これにより前記ラップスプリング・ワンウェイクラッチの端部と前記プーリの間の一時的な接触が前記シャフトから前記ラップスプリング・ワンウェイクラッチの摩擦係合を一時的に解放させる
アイソレータ・デカップラ。
【請求項5】
前記捩りバネは前記解放方向に負荷をかけられる請求項4に記載のアイソレータ・デカップラ。
【請求項6】
プーリと、
シャフトを備え、
前記プーリは前記シャフトに軸支され、
前記プーリ内に配置されたスプリングキャリアと、
前記プーリと前記スプリングキャリアの間に連結された捻りバネと、
前記シャフトの周りに巻き回されるとともに摩擦係合し、前記スプリングキャリアに連結されたラップスプリング・ワンウェイクラッチとを備え、
前記ラップスプリング・ワンウェイクラッチは前記捻りバネの径方向の内側に配設され、
前記プーリは、前記ラップスプリング・ワンウェイクラッチの端部に一時的に係合可能であり、これにより解放方向における前記端部との接触が前記シャフトに対する前記ラップスプリング・ワンウェイクラッチの摩擦係合を一時的に減少させる
アイソレータ・デカップラ。
【請求項7】
前記捩りバネは前記解放方向に負荷をかけられる請求項6に記載のアイソレータ・デカップラ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、解放方向に、ラップスプリング・ワンウェイクラッチの端部に一時的に係合するプーリを有し、ラップスプリング・ワンウェイクラッチの端部とプーリの一時的な接触により、ラップスプリング・ワンウェイクラッチの端部のシャフトとの係合が一時的に減少するアイソレータ・デカップラに関する。
【背景技術】
【0002】
本発明はオルタネータ調整装置に関し、特に、遮断のための捩りバネを有するオルタネータ・アイソレーティング・デカップラ(AID)のプーリに関する。オルタネータ調整装置の機能と役割は周知である。現在商業的に入手可能なAID装置は、アイソレーティングバネとワンウェイクラッチとベアリングとプーリといくつかの他の要素を有する。これらの各要素を必要とすることにより、通常、装置の全体的なサイズは、業界が望む大きさを越える。昨今の小さくなる一方のエンジンサイズや高い燃費の要求により、要求される機能性に合致しつつ小型化されたプーリ径を有するAID装置が必要とされる。
【0003】
この技術の代表は、米国特許第7153227号明細書であり、これは、バネ保持部材を介してハブ構造とともにオルタネータ・プーリに連結された弾性的螺旋バネを有するサーペンタイン型のオルタネータ・プーリのデカップラを開示する。ブッシュはバネ保持部材とハブ構造の間に配置されて、これらの間の摺動係合を容易にする。環状部材は、バネ部材とオルタネータ・プーリの間に配置されて、それらの間の摺動係合を容易にする。バネ部材は、その端部においてハブ構造に連結され、その他端部においてバネ保持部材に連結される。弾性的螺旋バネは、サーペンタインベルトによって、オルタネータ・プーリの被駆動回転運動をハブ構造に伝達し、この動作において、オルタネータのシャフトは、被駆動回転運動においてオルタネータ・プーリに対する反対方向の相対弾性運動を可能にしつつ、オルタネータ・プーリと同じ方向に回転する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
必要とされるのは、解放方向において、ラップスプリング・ワンウェイクラッチの端部に一時的に係合可能なプーリを有し、これによりラップスプリング・ワンウェイクラッチの端部とプーリの間の一時的な接触がラップスプリング・ワンウェイクラッチのシャフトとの摩擦係合が一時的に減少するアイソレータ・デカップラである。本発明はこの必要性に合致する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の主な特徴は、解放方向において、ラップスプリング・ワンウェイクラッチの端部に一時的に係合可能なプーリを有し、これによりラップスプリング・ワンウェイクラッチの端部とプーリの間の一時的な接触がラップスプリング・ワンウェイクラッチのシャフトとの摩擦係合が一時的に減少するアイソレータ・デカップラである。
【0006】
本発明の他の特徴は、本発明の次の記述と添付した図面により説明され、明らかになる。
【0007】
本発明は、プーリと、シャフトを備え、プーリは低摩擦ブッシュを介してシャフトに軸支され、プーリ内に配置されたスプリングキャリアと、プーリとスプリングキャリアの間に連結された捻りバネと、シャフトの周りに巻き回されるとともに摩擦係合し、スプリングキャリアに連結されたラップスプリング・ワンウェイクラッチとを備え、ラップスプリング・ワンウェイクラッチは捻りバネの径方向の内側に配設され、プーリは、解放方向において、ラップスプリング・ワンウェイクラッチの端部に一時的に係合可能であり、これによりラップスプリング・ワンウェイクラッチの端部とプーリの間の一時的な接触がシャフトに対するラップスプリング・ワンウェイクラッチの摩擦係合を一時的に減少させるアイソレータ・デカップラである。
【図面の簡単な説明】
【0008】
この明細書に組み込まれその一部を構成する添付図面は、本発明の好ましい実施形態を示し、説明とともに本発明の原理を説明するために用いられる。
図1】本発明装置の分解図である。
図2】本発明装置の断面図である。
図3】本発明装置の斜視断面図である。
図4】代替的な実施形態の断面図である。
図5】代替的な実施形態の斜視断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は本発明装置の分解図である。本発明はプーリ10、アイソレーティング捻りバネ20、スプリングキャリア30、ラップスプリング・ワンウェイクラッチ40、低摩擦ブッシュ50、51、52、53、55、スラストワッシャ54、ダストカバー60、およびシャフト70を備える。
【0010】
特に、プーリ10はブッシュ50および55を介してシャフト70に軸支される。ブッシュは、ニードルベアリングあるいはボールベアリング等の他のタイプのベアリングの代わりに用いられる。これはブッシュによって本装置の全体的な直径が小さくなるからである。この実施形態において、プーリ10は車両エンジンのフロントエンドアクセサリドライブ(FEAD)におけるベルトに係合するためにマルチリブド形状を有する。
【0011】
ラップスプリング・ワンウェイクラッチ40は螺旋状に巻かれたスプリングであり、シャフト70の外周面71の回りに巻き付けられる。ラップスプリング・ワンウェイクラッチ40とシャフト面71の間は摩擦係合する。ラップスプリング・ワンウェイクラッチ40の一端41はスプリングキャリア受容部32に連結される。ラップスプリング・ワンウェイクラッチ40は、捻りバネ20とシャフト70の間において捻りバネ20の径方向の内側に配置される。
【0012】
アイソレーティング捻りバネ20はプーリ10とスプリングキャリア30の間に連結される。作動中、捻りバネ20はプーリ10によって解放方向に負荷をかけられる。代替的な実施形態において、捻りバネ20は巻き付け方向に負荷をかけられる。この実施形態では、捻りバネ20は矩形の断面形状を有する。図2参照。
【0013】
ダストカバー60は異物が本装置に侵入すること、またブッシュを汚すことを防止する。スラストワッシャ54はプーリ10の端部に圧入される。ブッシュ53はシャフトフランジ72とスラストワッシャ54の間に配置される。ブッシュ51はスプリングキャリア30とシャフトフランジ72の間に配置される。ブッシュ52はプーリ10とシャフトフランジ72の間に設けられる。
【0014】
本発明装置におけるトルク伝達はプーリ10からアイソレーティング捻りバネ20へ、スプリングキャリア30へ、ラップスプリング・ワンウェイクラッチ40へ、そしてシャフト70へ行われる。作動中、ラップスプリング・ワンウェイクラッチ40は巻き取り方向へ負荷をかけられる。これにより、ラップスプリング・ワンウェイクラッチ40はシャフト70をクランプすることができる。
【0015】
図2は本装置の断面図である。スラストワッシャ54はプーリ10の端部に圧入される。スプリングキャリア30は、シャフト70に対し、ブッシュ51を介して回転可能である。
【0016】
オルタネータの定格最大トルクが、エンジンの始動時に見られる最大トルクよりも小さいことは知られている。例えば、典型的な自動車のオルタネータは、エンジンの始動時において、定格最大トルク12Nm,慣性0.0030kgm2、オルタネータにおける加速度8,400rad/s2である。式1を用いると、エンジン始動において、本装置はトルク25.2Nmを扱うことができるが、全ての他の作動状態において、このような高いトルクは見られない。
【数1】
T=トルク
I=オルタネータの慣性
α=加速度
T=(0.0030)* 8400 = 25.2 Nm
【0017】
アイソレーティング捻りバネ20を最適化するために、始動時に発生し、プーリ10からアイソレーティング捻りバネ20に伝達される、過大トルクを防止する過負荷特性を有することが有利である。アイソレーティング捻りバネ20に作用する過大トルクは、アイソレーティング捻りバネ20に過大ストレスを与えて早期の損傷を引き起こすかもしれない。本発明装置は、プーリ10が所定レベルを越えたトルクを伝達しようとするときに過負荷特性が発揮されるように構成される。
【0018】
ラップスプリング・ワンウェイクラッチは公知である。これは、ラップスプリング内の張力によって作用し、これはラップスプリングをシャフトの回りに巻き取り方向に締め付ける。張力はラップスプリングとシャフトの間に垂直力を生じる。垂直力はラップスプリングとシャフトの間に摩擦力を生じ、これはトルクをシャフトに伝達することを可能にする。ラップスプリングにおける張力の解放により、垂直力を減少あるいは除去し、これにより、クラッチ機能としてラップスプリングを減少させ、あるいは解放する。
【0019】
本発明装置におけるプーリ10は、ラップスプリング・ワンウェイクラッチ40の端部42に係合するための係合面11を備える。プーリ10は端部42に接触することによりラップスプリング・ワンウェイクラッチに係合し、その動作において、ラップスプリング・ワンウェイクラッチ40はシャフト10から解放される。この解放の結果はラップスプリング・ワンウェイクラッチ40における張力の減少であり、これにより、シャフト表面71からラップスプリング・ワンウェイクラッチが解放される。
【0020】
記載された過負荷特性により、ラップスプリング・ワンウェイクラッチ40が解放して、表面71においてスリップすることができるようになり、これは式1からオルタネータの慣性を効果的に除去して、伝達されるトルクを減少させ、延いては捻りバネ20を過剰トルクにさらすことをなくす。ラップスプリング40の係合する表面71に対する非係合は、所定のトルクにおいて、アイソレーティング捻りバネ20の変形によってプーリ10が十分な量だけ回転して、係合面11を端部42に係合させるときに生じる。図3参照。図3は本装置の斜視断面図である。プーリ10は、ラップスプリングの解放方向において、一時的にラップスプリング・ワンウェイクラッチ端部42に係合可能であり、これにより、プーリ10との一時的な接触がシャフト表面71からラップスプリング・ワンウェイクラッチ40の摩擦係合を部分的あるいは全体的に解放し、これは、延いてはシャフトをスリップさせ、これによりラップスプリング・ワンウェイクラッチに対して相対回転させる。
【0021】
アイソレーティング捩りバネ20は解放方向に負荷をかけられるように装着される。バネ20の端部21はプーリ10の表面13に係合する。捩りバネ20は、2つの対となる部分、すなわちプーリ10の内側面12とスプリングキャリア30の内側面31に対し、内径において干渉して嵌合するように設けられる。この干渉により、車両のトランスミッションシフトのときのように、シャフト70がプーリ10に対してオーバーランする状態において、これらの要素の回転位置が維持される。通常の負荷状態では、アイソレーティング捩りバネ20はプーリからスプリングキャリアへ捩り力を伝達することを遮断する。捩りバネ20とプーリ10とスプリングキャリア30の間の接触の維持は、通常の機能がオーバーラン状態の発生後にこれらの要素を結合させるときに、これらの要素の分離を防止して、関連した潜在的な騒音の発生を除去するために好ましい。干渉した嵌合により、アイソレーティング捩りバネ20はオーバーラン状態のときにラップスプリングのように作用し、これにより要素の接触が適切に維持される。
【0022】
図4は代替的な実施形態の断面図である。この実施形態では、ブッシュ50、55がベアリング90、91に置き換えられる。フランジ72は、ベアリング90、91がシャフト700に対してプーリを固定する作用を果たすので設けられず、これによりスラストワッシャ54が除去される。ベアリング90はニードルベアリングであり、ベアリング91はボールベアリングである。
【0023】
図5は代替的な実施形態の斜視断面図である。ラップスプリング40の端部41は、ダウウェル31によってスプリングキャリア30内に保持される。端部41はダウウェル31に係合するためにフック状を有する。スプリングキャリア30は端部41を受容するためにスロット32を有する。
【0024】
本発明の形態が説明されたが、ここに記載された発明の精神と範囲から逸脱することなく、構成と関連した部分に種々の変形を施すことは、当業者にとって自明である。
図1
図2
図3
図4
図5
【国際調査報告】