特表2015-528988(P2015-528988A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特表2015-528988投射型ディスプレイ用蛍光体式ランプ
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2015-528988(P2015-528988A)
(43)【公表日】2015年10月1日
(54)【発明の名称】投射型ディスプレイ用蛍光体式ランプ
(51)【国際特許分類】
   F21S 2/00 20060101AFI20150904BHJP
   G03B 21/14 20060101ALI20150904BHJP
   F21V 9/16 20060101ALI20150904BHJP
   F21Y 101/02 20060101ALN20150904BHJP
【FI】
   F21S2/00 311
   G03B21/14 A
   F21V9/16 100
   F21Y101:02
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2015-523092(P2015-523092)
(86)(22)【出願日】2013年6月19日
(85)【翻訳文提出日】2015年3月10日
(86)【国際出願番号】US2013046492
(87)【国際公開番号】WO2014014605
(87)【国際公開日】20140123
(31)【優先権主張番号】61/673,357
(32)【優先日】2012年7月19日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/834,119
(32)【優先日】2013年6月12日
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VC
(71)【出願人】
【識別番号】514172622
【氏名又は名称】ウェヴィエン,インコーポレイテッド.
【氏名又は名称原語表記】WAVIEN,INC.
(71)【出願人】
【識別番号】315010905
【氏名又は名称】リ,ケネス
【氏名又は名称原語表記】LI,Kenneth
(71)【出願人】
【識別番号】315010916
【氏名又は名称】稲次 誠二
(74)【代理人】
【識別番号】110000084
【氏名又は名称】特許業務法人アルガ特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100077562
【弁理士】
【氏名又は名称】高野 登志雄
(74)【代理人】
【識別番号】100096736
【弁理士】
【氏名又は名称】中嶋 俊夫
(74)【代理人】
【識別番号】100117156
【弁理士】
【氏名又は名称】村田 正樹
(74)【代理人】
【識別番号】100111028
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 博人
(72)【発明者】
【氏名】リ,ケネス
(72)【発明者】
【氏名】稲次 誠二
【テーマコード(参考)】
2K203
3K243
【Fターム(参考)】
2K203FA06
2K203FA25
2K203FA32
2K203FA45
2K203FA54
2K203GA04
2K203GA23
2K203GA32
2K203GA36
2K203HA25
2K203HA35
2K203HA74
2K203HA75
2K203HA88
2K203LA02
2K203LA15
2K203LA37
3K243MA01
(57)【要約】
本発明の蛍光体式ランプは、蛍光体材料と励起源を含み、励起源はレーザ及び/又はLEDであることができる。このランプは、高角度光を反射及び再利用して輝度を向上させるための光再利用カラーを含むことが好ましい。励起源がレーザである場合、ビームスプリッターは光再利用カラーの開口を通してレーザビームを蛍光体材料に再度向けることが好ましい。蛍光体材料が発する光は開口を通って出て、ビームスプリッターを通過してランプの出力となる。また、レンズを用いて、光再利用カラー周囲のレーザビームを蛍光体材料に再度向ける。好ましくは、複数の励起レーザを光再利用カラーの回りに配して、これらの出力を蛍光体材料上に、或は対向する壁に向けようにすると、出力は蛍光体材料上に反射される。このようなランプは投射型システムの一部として利用することができる。一実施形態において、この蛍光体材料はカラーホイール上に含まれる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
蛍光体材料で被覆されたLEDを含む蛍光体式ランプ。
【請求項2】
蛍光体材料に向かう出力を有する励起レーザ源を更に含む、請求項1に記載の蛍光体式ランプ。
【請求項3】
請求項2に記載の蛍光体式ランプにおいて、
前記蛍光体材料は中心軸に集光させた光を発し、前記ランプは前記中心軸が通過する中心開口を有する光再利用カラーを更に含み、
前記中心軸に対して所定の角度より小さい角度の発光は前記中心開口を通過し、
前記所定の角度より大きい角度の発光は、光再利用のための前記光再利用カラーによって前記蛍光体材料に向けて反射され、前記光再利用カラーは前記蛍光体材料に対して位置する、蛍光体式ランプ。
【請求項4】
蛍光体材料と蛍光体材料に向かう出力を有する励起レーザ源とを含む蛍光体式ランプ。
【請求項5】
請求項4に記載の蛍光体式ランプにおいて、
前記蛍光体材料は中心軸に集光させた光を発し、前記ランプは前記中心軸が通過する中心開口を有する光再利用カラーを更に含み、
前記中心軸に対して所定の角度より小さい角度の発光は前記中心開口を通過し、
前記所定の角度より大きい角度の発光は、光再利用のための前記光再利用カラーによって前記蛍光体材料に向けて反射され、前記光再利用カラーは前記蛍光体材料に対して位置する、蛍光体式ランプ。
【請求項6】
ビームスプリッターを更に含む請求項5に記載の蛍光体式ランプにおいて、
レーザ出力は前記ビームスプリッターに向けられ、
前記レーザ出力が前記開口を通って前記蛍光体材料に再度向けられるよう、前記ビームスプリッターは位置及び配向され、
前記蛍光体材料が発する、前記開口を通過する光は前記ビームスプリッターを出力光として通過する、蛍光体式ランプ。
【請求項7】
前記光再利用カラーは球状である、請求項6に記載の蛍光体式ランプ。
【請求項8】
前記光再利用カラーは放物線形状である、請求項6に記載の蛍光体式ランプ。
【請求項9】
前記ビームスプリッターと前記蛍光体材料との間に位置する光パイプを更に含む、請求項6に記載の蛍光体式ランプ。
【請求項10】
前記光パイプは、前記蛍光体材料が発する光を受容するための入力端と、それに対向する出力端を有し、前記出力端の一部は光を反射及び再利用するための反射コーティングを有する、請求項9に記載の蛍光体式ランプ。
【請求項11】
前記レーザ出力は前記光再利用カラーの外側を通過するように向けられ、前記ランプは、前記レーザ出力を前記蛍光体材料に再度向けるための少なくとも1個のレンズを含む、請求項5に記載の蛍光体式ランプ。
【請求項12】
前記光再利用カラーの回りに配される複数の励起レーザを含み、各レーザは前記蛍光体材料に向けられた出力を有する、請求項5に記載の蛍光体式ランプ。
【請求項13】
各励起レーザの前記出力は、前記光再利用カラーの開口を通過して前記蛍光体材料に達する、請求項12に記載の蛍光体式ランプ。
【請求項14】
前記光再利用カラーの回りに配される複数の励起レーザを含み、各レーザは前記光再利用カラーの対向する面に向けられた出力を有し、この対向する面は前記出力を前記蛍光体材料に再度向ける、請求項5に記載の蛍光体式ランプ。
【請求項15】
各励起レーザの前記出力は、前記光再利用カラーの開口を通過して対向する壁に達し、この壁において前記出力は前記蛍光体材料に向け反射される、請求項14に記載の蛍光体式ランプ。
【請求項16】
前記出力を前記蛍光体に再度向けるために、前記レーザ出力の経路に少なくとも1個のレンズを含む、請求項4に記載の蛍光体式ランプ。
【請求項17】
液体担体中に蛍光材料を含む蛍光セルと、前記液体担体を循環させるためのポンプと、前記液体担体を冷却するためのヒートシンクと、前記蛍光材料を発光せしめるための前記蛍光セルに向けた出力を有する励起レーザとを含む、蛍光体式ランプ。
【請求項18】
前記蛍光セルと前記励起レーザとの間に配置したフィルタを更に含み、前記励起レーザは前記励起レーザ光の波長を前記蛍光セルに伝達し、前記蛍光体が発する前記蛍光を出力方向に反射するよう設計される、請求項17に記載の蛍光体式ランプ。
【請求項19】
請求項17に記載の蛍光体式ランプにおいて、
前記蛍光体材料は中心軸に集光させた光を発し、前記ランプは前記中心軸が通過する中心開口を有する光再利用カラーを更に含み、
前記中心軸に対して所定の角度より小さい角度の発光は前記中心開口を通過し、
前記所定の角度より大きい角度の発光は、光再利用のための前記光再利用カラーによって前記蛍光体材料に向けて反射され、前記光再利用カラーは前記蛍光体材料に対して位置する、蛍光体式ランプ。
【請求項20】
請求項17に記載の蛍光体式ランプであって、前記蛍光体材料が発する光を受容するための入力端と、それに対向する出力端を有する光パイプを更に含み、前記出力端の一部は光を反射及び再利用するための反射コーティングを有する、蛍光体式ランプ。
【請求項21】
請求項4に記載の蛍光体式ランプ、該ランプからの光出力を受容するためのカラーホイール、前記カラーホイールの出力を受容するためのリレーレンズ、前記リレーレンズの出力を受容するためのプロジェクションエンジン及び出力プロジェクションレンズを有するプロジェクタシステム。
【請求項22】
光源、前記光源からの光出力を受容するためのカラーホイール、前記カラーホイールの出力を受容するためのリレーレンズ、前記リレーレンズの出力を受容するためのプロジェクションエンジン及び出力プロジェクションレンズを有し、前記カラーホイールは蛍光性材料で被覆されている、プロジェクタシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2012年7月19日出願の米国特許仮出願第61/673,357号及び2013年6月12日出願の米国特許仮出願第61/834,119号の優先権を主張するものである。
【背景技術】
【0002】
投射型ディスプレイに用いられる光源は多種知られており、公知の光源としてはアークランプ、LED、蛍光体が利用されている。長寿命と省エネルギーの観点からLED光源が望ましい。白色LEDは赤、緑、青の各LEDの組合せよりも単純で安価であることから、投射型ディスプレイに特に利用される。しかしながら、プロジェクタの出力はLEDの輝度によって制限される。輝度を向上するために、利用されないLEDの出力の一部を再利用して当該LEDに戻すことにより、プロジェクタの輝度を高めることが提案されている。
【0003】
レーザによって励起され得る蛍光体材料は、蛍光体粉末の取り扱い方法により一般に3種に分類される。
蛍光体粉末は、ガラス、金属等の基板の表面に素材をコートして薄層を形成できるよう、蛍光体粉末を接着剤やエポキシ等の有機材料で結着してなる。この場合、蛍光体の十分な熱低下と、レーザビームによる接着剤の焼けに注意が必要である。
【0004】
セラミック蛍光体は、蛍光体粉末をガラス等の無機材料で結着してなり、通常固体として用いられる。セラミック蛍光体は、薄いセラミック蛍光体シートに形成でき、接着剤を使用しないため、より高出力レーザのより高温に耐えられる。
【0005】
液状蛍光体は、蛍光体粉末を液体に懸濁してセルに入れられる。この蛍光体は流動可能であり、熱が素早く逃げるため、システムにおける粉末の取り扱い性が向上する。
【0006】
図1に投射型ディスプレイで用いるための他の光源としての、蛍光体式光源を示す。図1においては、蛍光体材料10がヒートシンク12上に設置される。レーザ14の出力は蛍光体10の表面に向けられて、蛍光体材料を励起し、光ビーム16を発光する。蛍光体輝尽光源においては、光の再利用も行われる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の蛍光体式ランプは蛍光体材料と励起源を含み、該励起源はレーザ及び/又はLEDであることができる。このランプは、高角度の光を反射及び再利用して輝度を向上させるための光再利用カラーを含むことが好ましい。
【0008】
励起源がレーザの場合、レーザ出力ビームはビームスプリッターに向けられ、ビームスプリッターはこのレーザビームを光再利用カラーの開口を通して蛍光体材料に再度向けることが好ましい。蛍光体材料から発せられ開口を通過する光は、ランプの出力として前記ビームスプリッターを通過する。また、光再利用カラー周囲のレーザビームを蛍光体材料に再度向けるためにレンズが用いられる。
【0009】
好ましくは、複数の励起レーザが光再利用カラーの周囲に配置され、これらの出力を蛍光体材料又は対抗する壁に向けることにより、各出力を前記蛍光体材料に反射する。
【0010】
このようなランプは投射型システムの一部として利用することができる。一実施形態においては、このランプは投射型システムの光源として働く。また、この投射型システムは従来の光源を利用することができ、前記蛍光体材料はカラーのホイール部にコートされ、前記光源によって励起される。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】従来技術の蛍光体光源の側断面概略図。
図2】蛍光体被覆LEDを利用したハイブリッド光源の側断面概略図。
図3】光再利用を採用した他のハイブリッド光源の側断面概略図。
図4】LEDと蛍光体のレーザ輝尽、及び光再利用を採用した他のハイブリッド光源の側断面概略図。
図5】ハイブリッド光源の他の実施形態の側断面概略図。
図6】ハイブリッド光源の他の実施形態の側断面概略図。
図7】本発明に係る光源を利用した投射型システムの側断面概略図。
図8】本発明に係る光源を利用した他の投射型システムの側断面概略図。
図9】本発明に係る光源の他の実施形態の側断面概略図。
図10】本発明に係る光源の更なる実施形態の側断面概略図。
図11】本発明に係る光源の更なる実施形態の側断面概略図。
図12】光パイプを利用した、本発明に係る光源の他の実施形態の側断面概略図。
図13】光パイプを利用した、本発明に係る光源の更なる実施形態の側断面概略図。
図14】光パイプを利用した、本発明に係る光源の更なる実施形態の側断面概略図。
図15】光パイプを利用した、本発明に係る光源の更なる実施形態の側断面概略図。
図16】光パイプを利用した、本発明に係る光源の更なる実施形態の側断面概略図。
図17】本発明に係る光源の他の実施形態の側断面概略図。
図18】蛍光体源から光再利用カラーの方向を見た図であって、励起レーザの配置を示す図。
図19】本発明に係る光源の他の実施形態の側断面概略図。
図20】蛍光体源から光再利用カラーの方向を見た図であって、励起レーザの配置を示す図。
図21】本発明に係る光源の他の実施形態の側断面概略図。
図22】蛍光体光源方向から見た光再利用カラーの図であって、励起レーザの他の配置を示す図。
図23A】本発明に係る蛍光体の配置を示す側面概略図。
図23B】本発明に係る蛍光体の配置を示す側面概略図。
図23C】本発明に係る蛍光体の配置を示す側面概略図。
図24】本発明に係る光源の他の実施形態の概略図。
図25図24の光源の他の実施形態の概略図。
図26】光パイプを利用した、図24の光源の他の実施形態の概略図。
図27】光パイプを利用した、図24の光源の他の実施形態の概略図。
図28図24の光源の他の実施形態の概略図。
図29】更に光パイプを利用した、図24の光源の他の実施形態の概略図。
図30】更に光パイプを利用した、図24の光源の他の実施形態の概略図。
図31図24の光源を利用した光プロジェクタの概略図。
図32】光源の他の実施形態の概略図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図2に白色光を発する光源の構造を示す。蛍光体材料18の層は青色LED20の上に配され、このLEDはヒートシンク22上に設置される。蛍光体層18はLED20が発生する青色光によって励起され、赤色光及び緑色光を発する。この蛍光体は通常、蛍光体層の層厚又は堆積した蛍光体の密度を変化させることにより調整され、LEDからの青色光と蛍光体材料18からの赤色光と緑色光が総合的に白色光として出力される。
【0013】
図3には、図2に示す青色LED20と蛍光体材料18を有する光源の実施形態を示すが、本実施形態には光再利用カラー24が更に含まれる。光再利用カラー24は、内側に光を反射する略半球状の外表面26と、発光軸30の中心に位置する開口28を有する。図示するように、LED20と蛍光体材料18からの光は軸30に対して低い発光角度を有し、開口を通過して光源からの出力となる。所定の角度より大きな発光角度を有する発光32は、光再利用カラー24の反射表面26に衝突し、蛍光体材料18に向かって反射する。図示しない他の実施形態において、光再利用カラー24は二重放物線形状を取り得る。
【0014】
図4においては、レーザ34(例えば青色レーザ)が光再利用カラー24aに設置される。レーザ34の出力36は蛍光体材料18に向けられ、蛍光体層18を更に励起する。このレーザ励起により、光源の光出力が増加し、システムの輝度が増加する。2以上のレーザを使用することができ、必要な出力に対応する追加輝度、LEDの光取り扱い性能、ヒートシンク22の性能及びシステムの寿命要求を満たすことができる。また、レーザ34は光再利用カラー24aの外部に設置することができ、この場合、出力36は光再利用カラー24aの穴を通して蛍光体材料18に向けられる。
【0015】
LEDと蛍光体材料18を使用する代わりに、図4の実施形態では蛍光体層のみが被覆されたヒートシンクを利用することができる。このような実施形態においては、システムは完全なレーザ輝尽システムとして作動する。
【0016】
図4の他の実施形態においては、システムのコスト低減の観点から光再利用カラー24aを使用しない。
【0017】
図5では、蛍光体材料で被覆された青色LEDを白色光源40として用いる。この光源の出力は、光パイプ44の入力端42に収容される。光パイプは直線状でもテーパー形状であってもよい(図示のごとく)。光パイプ44の出力端46はビームスプリッター48に結合される。励起レーザ14は、光パイプ44の中心軸52に対して約90°の角度で出力50がビームスプリッター48に向けられ、光源40へ反射されるように位置する。光源40が発する光54は、ほぼ軸52の方向に進み、ビームスプリッター48を通過し出力光となる。更に、ビームスプリッター48の出力端56の一部を反射層58で被覆し、光源40へ戻る出力光の一部を反射及び再利用して、出力の輝度を増大することもできる。
【0018】
蛍光体で被覆されたLEDを用いる代わりに、光源40を蛍光体層で被覆されたヒートシンクとすることができる。有色光を発する蛍光体層を用いることもできる。例えば、緑色蛍光体を用いて緑色光を作り出すことができる。レーザ励起によって、発生する緑色光の輝度が向上する。また、赤色蛍光体を用いることもできる。
【0019】
図6の実施形態においては、ある特定の色の出力の増大のために異なる波長の蛍光体が用いられる。例えば、光源がより緑色光を発するように、波長540nmの緑色LED60が緑色蛍光体層62と共に用いられる。この緑色蛍光体層は540nm光に対して透過性があるが、紫外光及び/又は青色光は吸収する。また、赤色出力の輝度を増大させたい場合、赤色蛍光体を用いることができる。
【0020】
一般に、どの色のLEDも用いることができ、上述のように透明蛍光体に向けられた励起レーザを用いて輝度を増大することができる。図5及び図6の実施形態のいずれにおいても、選択的な色の輝度を増大することができる。
【0021】
図7は、図2〜6に示される実施形態のいずれかであるレーザ/LED光源64を用いることができる、通常のDLPプロジェクタシステムの概略図である。光源64の出力は、カラーホイール66、光トンネル68及びリレーレンズ70を通過して、プロジェクタ72に至る。このプロジェクタは、通常のプロジェクションエンジン74、デジタル光プロセッサイメージャ76及びスクリ−ンにイメージを投影するための出力プロジェクションレンズ78(図示せず)を有する。DLPプロジェクションシステムはよく知られている限りにおいては、更なる説明は必要ない。3LCDやLCOSを利用した他の投射型システムを用いることもできる。
【0022】
図8にDLPプロジェクションシステムの他の実施形態を示す。図5に示すように、レーザ34の光の出力はビームスプリッター48に向けられる。このレーザ光は蛍光体材料18に向けて反射される。LED20及び蛍光体材料18が発する光はレンズ80により一直線となる。この平行な出力はビームスプリッター48を通過し光パイプ82に入り、カラーホイール66を通過する。カラーホイール66を通過した後、この出力光はレンズアレイ70を通過しプロジェクタ72に入る。プロジェクタにはエンジン74、DLPパネル76及び出力レンズ78が含まれる。
【0023】
図9にレーザ入力により作動する光源の実施形態を示す。レーザ14は、半導体材料、ソリッドステート又はガスレーザを含む他のレーザ材料からなるUV又は青色レーザであることができる。レーザ14の出力82はレンズ84を通過し、蛍光体材料18が被覆されたヒートシンク12に向かって出力82が反射されるような角度で選択フィルタ86に達する。蛍光体材料18はレーザ照射を吸収し、使用された材料の種類に応じて種々の色の光を発する。例えば、白色、赤色、緑色、青色、他の色等の光が発生する。
【0024】
蛍光体材料18は、蛍光体が低温に維持されて性能が改善するよう、ヒートシンク12の表面に取り付けられる。異なる色を発する一種以上の蛍光体材料を得ることができる。ヒートシンク12には、レーザ光と蛍光体が発する光の全部が出口開口28に向けられるよう、光再利用カラー24に対向する反射面が付与されている。
【0025】
蛍光体からの出力は通常ランベルティアンで、高角度の発光が含まれる。高角度発光は反射カラー24によって反射され蛍光体材料18に戻る。このカラーはイメージング装置を形成する際に球形とすることができ、高角度蛍光体の発光を蛍光体材料18に結像する。低角度発光は開口28から外に出て、コリメートレンズ80を通過する。続いて、この出力は選択フィルタ86を通過する。選択フィルタは蛍光体が発する光を伝達し、レーザ光を反射する。出力された平行ビーム87は光学的集光レンズ88によって小さなスポットに集光させることもできる。
【0026】
図10に、放物線形状を有する光再利用カラー24bの他の配置を示す。蛍光体材料18が発する光であって、軸方向52に対して所定の角度より大きい光は、カラー24bによって軸方向に垂直な方向に反射され、更に対向する表面により蛍光体材料18に反射される。
【0027】
図11に、放物線形状を有する光再利用カラー24cの他の配置を示す。この場合、蛍光体材料18は、光がヒートシンク12に向かってヒートシンク12に垂直に反射されるよう、パラボラリフレクタの焦点に取り付けられる。レフレクタ90は、平行ビームがパラボラリフレクタ24cに向けて反射され、蛍光体材料18に再利用されるために集光されるよう、ヒートシンク12に平行に、或はヒートシンク12の最表面に取り付けられる。
【0028】
図12に、テーパー光パイプ又は複合放物面集光器(CPC)92を用いた実施形態を示す。レーザの出力82は、レーザビームがテーパー光パイプ又はCPC92に向けて反射され蛍光体材料18に達するよう、選択ビームスプリッター48に向けられる。蛍光体が発する光は光パイプ92に収容され、選択ビームスプリッター48を通ってビームスプリッター48の出口端94に向かう。選択ビームスプリッター48は研磨された全六側面を有しており、ビームスプリッターを形成するプリズムの三角面で全内部反射が起こる導波管として機能する。
【0029】
ビームスプリッター48の出口端94は、低角度の光は通過可能であるが、高角度の光は反射又は再利用する中心開口98を有する環状光学リフレクタ96に覆われている。更に、反射ポーラライザ(図示せず)を出力開口上に設けて、利用されなかった偏光を再利用することもできる。
【0030】
図13に本発明の他の実施形態を示す。この実施形態においては、選択ビームスプリッター48が選択フィルタプレート100に変更されており、レーザ14から出力されるビーム82がテーパー光パイプ又はCPC92に向けて反射され蛍光体材料18に向かう。蛍光体材料18からの出力光は、光パイプ92を経由して選択フィルタプレート100に伝達される。CPC又はテーパー光パイプの出力端101は、軸に対して所定の角度より小さい角度を有する光のみを通過させるための中心開口104を備えた反射コーティング102によって被覆される。
【0031】
図14に複数の蛍光体材料18a及び18bを用いた他の実施形態を示す。蛍光体が存在しない領域M1は、再利用光が反射してCPC又はテーパー光パイプ92の出力端に向くよう、反射表面で被覆することができる。また、光パイプ92の入力端は部分的にM2で示す反射表面で被覆することができる。
【0032】
図15に光パイプ104が逆向テーパー形状を有する他の実施形態を示す。蛍光体材料18からの高角度発光が蛍光体材料18に反射されて再利用される。逆テーパー光パイプ104の場合、外表面を反射コーティングで被覆して全内部反射を創出する必要がある。
【0033】
図16図15の変形例を示す。この変形例では、逆テーパー光パイプ又はCPC104の出力が、第二のテーパー光パイプ又はCPC92への入力となる。このようなシステムにより、出力面の大きさと光の出力角度が調節可能となる。
【0034】
図15及び16で用いられるテーパー光パイプ又はCPCは中実でも中空でもよい。中実のCPCを用いれば、外表面を反射コーティングで被覆する必要がある。
【0035】
図17に、蛍光体材料18の層がヒートシンク12の最表面に設けられたレーザ励起蛍光体システムを示す。蛍光体材料18は、蛍光体粉末を接着剤又は他のバインダーで結着したもの、セラミック蛍光体又は液状蛍光体とすることができる。
【0036】
球状の光再利用カラー24aは、蛍光体が発する開口28を通過しない光が蛍光体自身に反射されるよう、湾曲の中心が実質的に蛍光体材料18に位置するように設置される。蛍光体が発する光の一部は、光再利用カラー24aの開口28から出て、システムの出力を創出する。開口28から出ない光の一部は蛍光体材料18に反射されて再利用されることになる。蛍光体材料に衝突する光の一部は再度放出され、開口28から出てシステムの出力となる。このような光の一部は、光再利用カラー24aによって、再度蛍光体材料に反射される。
【0037】
図17のシステムは複数の励起レーザ14を含み、レーザの出力は光再利用カラー24aの小さな開口111を通過して蛍光体材料18に向き、レーザビームを無駄なく侵入させることができる。
【0038】
図18に、レーザ源の配置の一例を示す。このような例においては、6個の開口111が光再利用カラー24aの周囲に、中心軸「C」から半径「r」の位置に均等に設けられている。レーザの数は、必要とされる全レーザの出力を提供するために調整することができる。高効率オペレ−ションには、レーザビーム用の開口を光再利用カラーの大きさに対して小さくし、再利用のために取り除く表面の量を最小限とする。
【0039】
図19に他の配置を示す。蛍光体材料18が発する光の高角度ビームが光再利用カラーの内面に衝突する際、二種の反射が起きるよう、光再利用カラー24cは放物線形状である。第一の反射ではビームが出力軸に垂直な方向に平行化し、第二の反射ではビームが蛍光体材料18に向けて集光する。この場合、励起レーザ14の出力は開口111を通り、開口に入るレーザビーム114が中心軸52に垂直な方向に進行するように配向することができる。レーザビーム114は、光再利用カラー24cの対向する内壁から反射し、蛍光体材料18に向けられる。図20に示すように、開口111を設計する際、開口が互いに対向するように設けないことが重要である。蛍光体材料18を反射性コーティング120で覆って、光再利用性を向上させることが好ましい。
【0040】
図21に蛍光体材料18を励起するための一以上のレーザ源14を用いた他の配置を示す。多重レンズ122、124を用いて蛍光体材料18が発する光を平行化及び集光する。3個のレーザ源14を、蛍光体材料18が発する平行化された光の大部分が通過する領域の外側に設置することにより、レーザ出力82はミラー126で反射されて蛍光体材料18に向かう。ミラー126はレーザビーム82のサイズに合うよう、小さいことが好ましい。このようにして、光の遮断量が最小となる。
【0041】
図22に3個のレーザ源14の配置の一例を示す。3個のレーザ14と3個の小型ミラー126が出力ビームの端部に設けられている。正確な波長を考慮すると、ミラーは二色性コーティングからなることができ、このミラーがレーザビームを反射し、蛍光体材料18の出力を伝達することにより、システムのブロック損失を低減する。
【0042】
図23に蛍光体材料の種々の配置を示す。(a)では蛍光体粉体/接着剤18a又はセラミック蛍光体18bがヒートシンク12の表面に設けられ、(b)では液体に懸濁させた蛍光体が容器18cに入れられ、(c)ではホイール130上の蛍光体18dがモータ132で回転されて、蛍光体材料の表面積を増大させる。これにより、実際の面積は減少し、全体的な粉体取扱い性能を向上させる。
【0043】
図24に蛍光セル140を用いたランプシステムの実施形態を示す。このシステムは液体と蛍光材料を含み、光源142によりエネルギーが供給される。光源142は好ましくはレーザであり、その波長は液体内の蛍光材料に吸収されるよう選択される。セル140はガラス又は他の透明材料からなる。この蛍光材料は種々の色の蛍光体、種々の色の染料又は他の蛍光材料(例えば、蛍光体粉末)とすることができる。蛍光材料は、液体に溶解可能、懸濁可能又はコロイド形成可能である。ある種の色についての要求から、数種の蛍光材料を混合して用いることができる。フィルタ156は、励起波長のレーザ光を伝達するように設計され、蛍光体が発する蛍光を出力方向に反射する。
【0044】
一例において、入力光源142は青色レーザである。液体はグリコール又はシリコーンオイルで、蛍光体がその中に懸濁している。蛍光体セル140は2枚の平板ガラスから構成され、入口144と出口146がセル140の対向する端部に配されるように形成される。セル140の厚さは、レーザ光の一部が吸収され、それが伝達されることにより、特定の応用のために必要な光学スペクトルを提供するように調整することができる。
【0045】
蛍光体セル140内の液体はチュービング148とポンプ150によって連続的に循環される。チュービングの第一セクション148aは、リザーバ152をポンプ150に結合する。チュービングの第二セクション148bは、このポンプをセル140の入口144に結合させる。チュービングの第三セクション148cは、セル140の出口146と冷却器154とを結合する。そして、チュービングの第四セクション148dは、冷却器152からリザーバ150に液体を戻す。尚、「チュービング」とは加圧下で液体を循環させるための適切なパイプ又は他の管のいずれをも広く意味すると解釈されたい。
【0046】
蛍光体は使用に伴って劣化し、発光効率は時間と共に減少する。このような理由で、リザーバ152は、リザーバ152が取り外し及び交換可能なように、チュービングの第一セクション148aとチュービングの第四セクション184dに継手又はコネクタ(図示せず)で結合されることが好ましい。リザーバ152は液体と蛍光体懸濁物を含むカートリッジであることが好ましく、このカートリッジは出力を元の値に戻すために必要な場合に交換することができる。チュービングセクション148aと148dからカートリッジを外した際、カートリッジは入力端部と出力端部が自動的に閉じられて液体の逸出を防ぐ構造を取ることが好ましい。所望であれば、冷却器154をカートリッジの一部とすることもできる。この場合、冷却器154の入口とリザーバ152の出口の間に継手を設ける。
【0047】
リザーバ152の液体収容量及びそれに含まれる蛍光体の量は望ましい有効寿命を提供するよう設計することができる。種々のサイズの交換可能なカートリッジが入手可能であり、ユーザーは、有効寿命に応じて選択することができる。
【0048】
図24のシステムは球状、楕円形状又は他の湾曲した光再利用カラー24であって、中心部に出口開口28を有する光再利用カラーを利用する。この光再利用カラーは、中心軸に対して所定の角度より小さい発光角度の光を放出するために、且つこのような角度より大きい発光角度の光を反射・再利用するために利用される。
【0049】
光再利用カラーは光の出力発散を制限するので、システムのエタンデュが低減される。再利用光の一部は開口28を通って出るため、出力の輝度は向上する。使用する液体と蛍光材料の種類によっては、再利用光が十分に散乱されて光の一部を出力に再度向けるよう、光学ディフューザを蛍光セルの前後に付加することができる。これら任意のディフューザは本発明の他の実施形態と共に使用することができる。
【0050】
更に他の実施形態においては、蛍光体材料に加えて、ガラス粉、ガラスビーズ等のパッシブ拡散性粉末の懸濁液を青色レーザ光の散乱に用いることができ、吸収されなかった青色レーザ光の一部がレーザビームとしてではなく、青色散乱光として出力させる。この散乱青色レーザ光は、プロジェクションエンジン用の蛍光体からの他の色の光と合成されることになる。これにより、制御された量の青色レーザ光がプロジェクションエンジン用の非コヒーレントな青色光として使用可能となる。
【0051】
図25に入口144aと出口146aを有する蛍光セル140を含む光源の他の実施形態を示す。図25において、セル140はヒートシンク12上に存在するか、或はヒートシンク12に付加されている。このセルは図24の冷却器154に代えて、或は冷却器154の機能補強のために用いられる。反射性コーティング又はミラー156が蛍光セル140の裏面に設けられ、蛍光の出力が光再利用カラー24(使用されていれば)に向けられる。図25において光源142は、レーザ光を蛍光セル140に向ける角度で配置される選択フィルタ158に光を向ける。この選択フィルタ150により、蛍光セル140が発する光160がフィルタ150を通過できる。
【0052】
図26に、真直ぐな光パイプ170に出力が収容される蛍光セル140を用いた光再利用システムを示す。光パイプの出口端172には開口176を有する反射表面174が含まれ、開口の中心は中心軸と一致することにより、低角度に光ビーム180が光パイプ170を出て行き、同時に残りの光が反射して入力端178向かい再利用される。この反射光は散乱され再度方向付けられることから、輝度が向上する。
【0053】
図27図26と同様であるが、テーパー状の光パイプ170a(即ち、出口172aから入口178aに向かってテーパーをなす光パイプ)を用いている点が異なる。
【0054】
図28に、光再利用カラー24と光源142、更に図25と同様の選択フィルタ158を用いた光再利用システムを示す。セル140はヒートシンク12に載置される。リフレクタ182はセル140とヒートシンク12との間に位置する。ディフューザに代わりに、このリフレクタには光再利用の機構を向上させるための散乱表面を設けることができる。入力光源142はセル140の出力側に設けることができ、選択フィルタ158によりセル140に向けて反射された光と合流する。セル140が発する出力光184は開口28から出て、選択フィルタ150を通過し、システムの出力となる。
【0055】
図29図26及び27と同様の光再利用システムの配置を示す。このシステムは反射的蛍光セル140に代えて透過的蛍光セルを有する。
【0056】
図30図29の変形例を示す。この変形例では、選択フィルタ158に代えてプリズムからなるビームスプリッター190を用いる。この場合、選択ビームスプリッターは、固体ビームスプリッター六面体(立方体又は異なる大きさの面を有する直線構成の立体であることができる)の中に存在する。この六面体の全面は、立方体内の光が一部の面において全反射されるよう、光学的に仕上げがなされている。図示のように、真直ぐ又は図示のようにテーパー形状であってもよい光パイプ170の端部とセル140と、及びビームスプリッター190とのそれぞれの間にはギャップが設けられていることが好ましい。
【0057】
図31図7と同様の投射型システムを示すが、光源が蛍光セル140である点が異なる。蛍光セル140及び光再利用カラー24の大きさは、光再利用光源のエタンデュがプロジェクションエンジン72のエタンデュに一致するよう選択される。蛍光セル140固有のエタンデュと投射型システムのエタンデュとの比は光再利用システムのゲインを決定する。光源(セル140)は白色光を発することが好ましい。
【0058】
図32に、R(赤色)、G(緑色)及びB(青色)の3種の異なる色をXキューブプリズム192を用いて組合せ、単一出力とした光源を示す。出力194はプロジェクションエンジン又は点光アプリケーションのための光源として利用される。
【0059】
以上、本発明の好ましい実施形態を記載してきたが、当業者にとって種々の変形例も明らかであろう。このような変形例や改変例の全てが、添付の請求の範囲に定義される発明の範囲に包含されると解釈されたい。
【符号の説明】
【0060】
10、18、18a、18b、18d 蛍光体材料
12、22 ヒートシンク
14、34 レーザ
16 光ビーム
18c 容器
20 青色LED
24、24a、24b、24c 光再利用カラー
26 外表面
28、111、176 開口
30 発光軸
32 発光
36、50、82、194 出力
40、142 光源
42、178 入力端
44、82、104、170、170a 光パイプ
46、56、101 出力端
48、190 ビームスプリッター
52 中心軸
54、160 光
58 反射層
60 緑色LED
62 緑色蛍光体層
64 LED光源
66 カラーホイール
68 光トンネル
70 リレーレンズ
72 プロジェクタ
74 プロジェクションエンジン
76 デジタル光プロセッサイメージャ
78 出力プロジェクションレンズ
80、84 レンズ
86、158 選択フィルタ
87 平行ビーム
88 光学的集光レンズ
90 レフレクタ
92 複合放物面集光器(CPC)
94、172 出口端
96 環状光学リフレクタ
98、104 中心開口
100 選択フィルタプレート
102 反射コーティング
114 レーザビーム
120 反射性コーティング
122、124 多重レンズ
126 ミラー
130 ホイール
132 モータ
140 蛍光セル
144、144a、178a 入口
146、146a、172a 出口
148 チュービング
148a チュービングの第一セクション
148b チュービングの第二セクション
148c チュービングの第三セクション
148d チュービングの第四セクション
150 ポンプ
152 リザーバ
154 冷却器
156 フィルタ
174 反射表面
182 リフレクタ
184 出力光
192 Xキューブプリズム
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23A
図23B
図23C
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30
図31
図32
【国際調査報告】