(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2015-530126(P2015-530126A)
(43)【公表日】2015年10月15日
(54)【発明の名称】粉体及び泡ディスペンサー
(51)【国際特許分類】
A47K 5/12 20060101AFI20150918BHJP
B05B 1/02 20060101ALI20150918BHJP
A47K 5/10 20060101ALI20150918BHJP
B65D 83/00 20060101ALI20150918BHJP
【FI】
A47K5/12 A
B05B1/02 101
A47K5/10
B65D83/00 K
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2015-520348(P2015-520348)
(86)(22)【出願日】2013年6月24日
(85)【翻訳文提出日】2015年2月16日
(86)【国際出願番号】US2013047240
(87)【国際公開番号】WO2014004340
(87)【国際公開日】20140103
(31)【優先権主張番号】61/664,365
(32)【優先日】2012年6月26日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】13/800,680
(32)【優先日】2013年3月13日
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VC
(71)【出願人】
【識別番号】506190555
【氏名又は名称】ゴジョ・インダストリーズ・インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100082647
【弁理士】
【氏名又は名称】永井 義久
(72)【発明者】
【氏名】ビュエル,シェルビー・ジェイ
(72)【発明者】
【氏名】リチャーズ,チン・ピー
(72)【発明者】
【氏名】コーニー,リチャード・イー
(72)【発明者】
【氏名】カンフィランパンヨ,トービー
【テーマコード(参考)】
3E014
4F033
【Fターム(参考)】
3E014PA01
3E014PA02
3E014PB04
3E014PB05
3E014PC08
3E014PD11
3E014PF10
4F033BA03
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4F033QB02Y
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4F033QF08X
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4F033QH03
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4F033QJ12
(57)【要約】
【課題】
粉体を液体に追加するとディスペンサーの目詰まりの問題を引き起こすことがある。加えて、粉体を含む液体から泡を作成するときにディスペンサーの目詰まりを起こさずにすることは困難である。
【解決手段】
液体を保持する液体容器、液体を前記液体容器から第一の出口へ移動する液体ポンプ、粉体を保持する粉体容器、前記粉体を前記容器から第二の出口へ移動する空気ポンプを有するディスペンサーであって、前記ディスペンサーは前記液体ポンプと前記空気ポンプを駆動するアクチュエーターを含み、操作中に前記液体ポンプは液体をディスペンスし、前記空気ポンプは第一の流路を通し前記粉体容器へ空気を流入させて少なくとも幾ばくかの粉体を第二の流路を通して第二の出口から前記液体へと流出させるディスペンサー。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスペンサー(dispenser)であって:
液体を保持する液体容器 (111)と;
液体ポンプ(116)の下流に位置されてかつ第一の出口(120)の上流に位置される混合チャンバーであって液体を前記液体ポンプ(116)から及び空気を空気源(118)から受入れ前記液体及び空気を混合し泡の形態で前記第一の出口(120)でディスペンスされる混合物を生成する混合チャンバーへ前記液体容器(111)から前記液体を移動する液体ポンプ(116)と;
粉体を保持する粉体容器 (130)と;
空気ポンプ(136)と;
前記空気ポンプ(136) から前記粉体容器(130)へ伸びる第一の流路と;
前記粉体容器(130)から第二の出口(146)へ伸びる第二の流路 (144)と;及び
前記液体ポンプ(116)と前記空気ポンプ(136)を駆動するアクチュエータ― (150) を含み;
前記空気ポンプ(136)は、前記第一の流路(138)を通って前記粉体容器(111) へ空気を流し、及び少なくとも幾ばくかの粉体を第二の流路(144) 及び前記第二の出口(146)を通して流すディスペンサー。
【請求項2】
第二の出口(146)は、第一の出口(120)に向けられて前記粉体及び泡がディスペンスされると前記粉体が前記泡へ接触する請求項1記載のディスペンサー。
【請求項3】
前記空気源(118)は、第二の空気ポンプである請求項1記載のディスペンサー。
【請求項4】
前記第一の及び第二の空気ポンプ(136) , (128)のうち少なくともひとつが前記第一の及び第二の容器(130) , (111)のうちの一つに付されて、及び少なくとも前記液体及び粉体容器(130) , (111)が前記ディスペンサーから取り外されるときに前記容器(130) , (111)に付されたままである請求項3記載のディスペンサー。
【請求項5】
前記液体容器(111)、前記液体ポンプ(116)、前記混合チャンバー及び前記空気源(118)が交換可能な再充てんユニットを形成する請求項1記載のディスペンサー。
【請求項6】
第一の流路(138)と液体で連通している第一のシュノーケル(140)、及び第二の流路(144),と液体で連通している第二のシュノーケル(142)をさらに含み、前記第一及び第二のシュノーケル(140) , (142) は少なくとも一部が前記粉体容器(130)内に配置される請求項1記載のディスペンサー。
【請求項7】
前記粉体容器(130)は乾燥粉体用の容器である請求項1記載のディスペンサー。
【請求項8】
前記粉体容器(130)は再充てん可能である請求項1記載のディスペンサー。
【請求項9】
ディスペンサー用の粉体再充てんユニットであって:
粉体を保持する容器(130)と;
空気ポンプ(136)と;
前記空気ポンプ(136)及び前記粉体容器(130)間の第一の流路(138)と;及び
前記粉体容器(130)と出口(146)間の第二の流路(144)と;
を含み、前記容器(130)、前記空気ポンプ(136)、前記第一の流路(138)及び第二の流路(144)は一つのユニットを形成してディスペンサーに挿入されると前記ディスペンサーの駆動が粉体を前記容器(130)から前記出口(146)へ空気圧によって移動させるディスペンサー。
【請求項10】
粉体及び泡ディスペンサーであって:
液体再充てんユニットを受ける受口は:
a)泡生成可能な液体を保持する容器(111)と;
b)前記液体を移動するための液体ポンプ(116)と;
c)混合チャンバーであって前記混合チャンバーは空気を受入れて前記液体と混合し泡としてディスペンスする混合物を形成する空気入口を含む混合チャンバーとを含み;
乾燥粉体容器(130)を受ける受口、前記乾燥粉体容器(130)は;
空気ポンプ(136)と;
前記空気ポンプ(136)と前記乾燥粉体(130)を受入れる前記受口間の第一の流路(138)と;
第一の端が前記容器(130)内に伸びるように構成されて第二の端が少なくとも一部が粉体の出口(146)を形成している第二の流路(144)と;及び
前記液体ポンプ(116)及び前記空気ポンプ(136)を駆動して粉体及び泡をディスペンスするアクチュエータ―(150)
を備えるディスペンサー。
【請求項11】
液体再充てん(110)ユニットが前記ディスペンサーに導入されるときには、前記空気ポンプ(118)から前記混合チャンバーと接続するコネクターまで伸びる前記第三の流路をさらに含む請求項10記載の粉体及び泡ディスペンサー。
【請求項12】
前記第一の流路(138) の一端に位置するシュノーケル(140)及び前記第二の流路(144)の一端に位置するシュノーケル(142)をさらに含む請求項10記載の粉体及び泡ディスペンサー。
【請求項13】
再充てんユニット(110)及び粉体容器(130)をさらに含む請求項10記載の粉体及び泡ディスペンサー。
【請求項14】
粉体及び泡クレンザー用の源をユーザーに供給する方法であって:
ディスペンサー用の泡生成可能な液体を再充てんユニット(110)を備え、前記再充てんユニットは容器(111)及び前記泡生成可能な液体を混合チャンバーへ移動して空気と混合し泡として泡出口(120)にてディスペンスする液体ポンプ(116)を含み;
粉体容器(130)が空気ポンプ(136)から空気を受入れて粉体を前記粉体容器(130)から粉体出口(146)へ移動するように構成されている前記ディスペンサー用の前記粉体容器(130)を供給し;
前記粉体出口(146)は、前記泡出口(120)に向けられて操作中に粉体が前記粉体出口(146)からディスペンスされて前記泡出口(120)からディスペンスされている前記泡の側方へ方向付けられる方法。
【請求項15】
前記泡生成可能な液体の再充てんユニットを備える方法は:
泡生成可能な液体用の容器(111)を備え;
液体ポンプ(116)を備え;
混合チャンバーを備え;及び
一つのユニットとして前記混合チャンバーと液体で連通する空気ポンプ(118)を備える請求項14記載の方法。
【請求項16】
前記泡生成可能な液体を保持する再充てんユニット(110)及び前記粉体容器(111)をディスペンサー(100)にさらに備える請求項14記載の方法。
【請求項17】
前記液体ポンプ(116)及び前記空気ポンプ(136)を起動するアクチュエータ―(150)をさらに備える請求項16記載の方法。
【請求項18】
ユーザーに前記アクチュエータ―を起動して粉体及び泡クレンザーをディスペンスする指図をさらに備える請求項17記載の方法。
【請求項19】
ユーザーの手の現出を検知して前記アクチュエータ―を駆動し粉体及び泡クレンザーをディスペンスする電子センサ―をさらに含む請求項18記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【0001】
本出願は2013年3月13日に出願された米国特許出願第13/800,680号「粉体及び泡ディスペンサー」;及び2012年6月26日に仮出願された米国特許出願第61/664,365号「粉体及び泡ディスペンサー」の優先権とその利益を主張する。当該米国出願の内容は本出願に組み込まれたものとする。
【技術分野】
【0002】
本発明は、概して、液体、泡、粉体入りの液体又は粉体入りの泡をディスペンスするディスペンサー(dispenser)システムに関する。
【背景技術】
【0003】
液体石鹸及び衛生ディスペンサー等の液体ディスペンサーシステムは、ディスペンサーの作動と同時に所定の量の液体をユーザーに供給する。加えて、時として液体を泡の形態でディスペンスすることが望まれ、例えば、液体に空気を射出し液体と空気をミックスした泡状の液体と空気のバブルを生成する。一般的に言って、軽度に汚れた手や物に使用される。重度に汚れた手や物は、重度用の洗剤又は洗浄剤をディスペンスするのが望ましく、重度に汚れた手や物を有効にきれいにする。重度用の洗剤又は洗浄剤は粉体を液体に追加して作られることがある。しかし、粉体を液体に追加するとディスペンサーの目詰まりの問題を引き起こすことがある。加えて、粉体を含む液体から泡を作成するときにディスペンサーの目詰まりを起こさずにすることは困難である。
【発明の開示】
【0004】
代表的なディスペンサーの実施形態がここで開示される。一実施形態では、液体を保持する液体容器、液体を液体ポンプから第一の出口へ移動する液体ポンプ、粉体を保持する粉体容器、及び粉体を容器から第二の出口へ移動する空気ポンプを備えるディスペンサーを開示する。ディスペンサーは前記液体ポンプと空気ポンプを駆動するアクチュエータを含む。操作中、液体ポンプは、液体を第一の出口を通じてディスペンスし、空気ポンプは、空気が粉体容器へ第一の流路を通って流れ込み、少なくとも幾ばくかの粉体を第二の流路を通って第二の出口からディスペンスされる液体(又は泡)に流出させる。
【0005】
ディスペンサー用の粉体再充てんユニットの代表的な実施形態がここで開示される。これらには、粉体を保持する容器及び粉体を移動する空気ポンプが含まれる。第一の流路は空気ポンプと粉体容器との間に伸び、第二の流路は粉体容器と粉体出口間に伸びている。
【0006】
一実施の粉体と泡ディスペンサーでは、液体再充てんユニットを受ける受口を含むこともある。前記液体再充てんユニットは、a)泡生成可能な液体を保持する容器と;b)液体を移動する液体ポンプと;c)混合チャンバーを含み、混合チャンバーは空気を取り込んで液体と混合し泡としてディスペンスする混合体を生成する空気の入口を含む。ディスペンサーは、乾燥した粉体の容器を受入れる受口及び空気ポンプも含む。第一の流路は、前記空気ポンプと前記乾燥粉体容器を受入れる受口との間に備えられている。第一の流路は、粉体容器がディスペンサーに据付けられるときに粉体容器に伸びるように構成される一端を含む。第二の流路は、ディスペンサーに粉体容器が導入されるときに粉体容器に伸びるように構成される第一の端及び少なくとも部分的に粉体出口を形成する第二の端を備える。液体ポンプ及び空気ポンプを駆動するアクチュエータが備えられ、ディスペンサーは粉体及び泡の混合物をディスペンスする。
【0007】
ユーザーに粉体及び泡クレンザーの源を供給する方法の一例には、容器及び、泡生成可能な液体を空気と混合されて泡として泡出口からディスペンスされる混合チャンバーに移動する液体ポンプを含むディスペンサー用の泡生成可能な液体の再充てんユニットを含むものもある。前記方法は、さらにディスペンサー用の粉体容器を備えるものを含み、ここで粉体容器は空気源から空気を受入れて粉体を粉体容器から粉体出口へと移動するように構成されている。一実施態様では、前記粉体出口は、前記泡出口に向けられて操作中に粉体が前記粉体出口からディスペンスされて前記泡出口からディスペンスされている前記泡の側方へ方向付けられる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
これら及び他の本発明の特徴と利点は、以下の記述と添付図面についてよりよく理解されるであろう、すなわち:
【0009】
図1は、ディスペンサー100の代表的な一実施形態の模式図を示す;
【0010】
図2は、粉体及び泡ディスペンサー200の代表的な一実施形態の模式図を再充てんユニット及びディスペンサー内に導入された粉体容器と共に示す;
【0011】
図3は、粉体及び泡ディスペンサー200の代表的な一実施形態の模式図を液体再充てんユニットが取り外された状態で示す;
【0012】
図4は、粉体ディスペンシングコンポーネント400の代表的な一実施形態;及び
【0013】
図5は、粉体及び泡の混合物の供給方法の代表的な一実施形態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1は、粉体及び泡ディスペンサー100の代表的な一実施形態を示す。粉体及び泡ディスペンサー100の代表的な実施形態は、ディスペンサー匡体102を含む。ディスペンサー匡体102は、アクチュエータ―150を含む。ディスペンサー匡体102は、どのようなタイプのディスペンサー匡体でもよく、例えば、このようなディスペンサー及び匡体は、USパテントNo.7,066,357,「透明窓を備える壁据付ディスペンサーアセンブリー」があり、これはその全体が参照されて組み込まれる。
【0015】
ディスペンサー匡体102の内部には、泡生成可能な液体の再充てんユニット110が設置されている。泡生成可能な液体の再充てんユニット110は、泡生成可能な液体の再充てんユニット110を正しい位置にしっかりと保持する(図示されていない)受入れ受口によって匡体102に接続されている。泡生成可能な液体の再充てんユニット110は、容器111、首112(首112は図示しないネジ山を備える)及び液体ポンプ116及び空気ポンプ118を含んでいる泡ポンプ115を含む。泡ポンプ115は、容器111にキャップ114によって接続されている。再充てんユニット110は泡出口120を含む。一実施形態では、空気ポンプ118は、再充てんユニット110から分離されて匡体102に付けられている。その実施形態では、再充てんユニットがディスペンサーに挿入されると、コネクターが空気ポンプを再充てんユニットに接続する。
【0016】
ディスペンサー匡体102は首131を備える粉体容器130を含む。首131はネジ山を有する(図示しない)。首131に固定されるのはキャップ132である。キャップ132は、二つのそこを貫通するオリフィスを含む。空気ポンプ136は、ディスペンサー匡体102に備えられている。アクチュエータ150がD方向に動き泡ポンプ115を駆動するときに、空気ポンプを駆動する位置に空気ポンプ136は配置されている。空気ポンプ136は、どのようなポンプでもよく、例えば、ベローポンプ、ピストンポンプ、ドームポンプ又はロータリーポンプのいずれでもよい。空気ポンプ136は、ディスペンサー匡体102に永続的に接続されていてもよいし、粉体容器130に接続されて、粉体容器130と共に外されてもよい。
【0017】
粉体容器130は交換可能、再充てん可能又は交換可能かつ再充てん可能のいずれの場合もある。一実施形態では、容器130は粉体容器130の上部に位置されて再充てん粉体容器に粉体と共に外されるキャップ(図示しない)を含む。第一の流路138は空気ポンプ136を粉体容器130と液体で連絡するように配置されている、一実施形態では、第一の流路138は、空気ポンプ136から延長されてキャップ132を通って粉体容器130に至るチューブである。他のオプションでは、粉体が第一の流路138を流れ落ちるのを防止するために、例えば、流路は粉体容器に粉体容器のトップ又はサイドから入る構成も取れる。第二の流路144は、粉体容器130からキャップ132を通って出口146へ伸びている。出口146は、分離された部品又は第二の流路と144の一端又はその組合せでも良い。
【0018】
第二の流路144は、曲がったシュノーケル部142を粉体容器130に配置するものを含むものもあり、粉体は重力のみでは粉体容器130から出口146へ流れ続けないものとされている。上記で議論されたように、粉体は、重力のみや他の手段によって第二の流路144を意図されず流れ落ちないようにされている場合もある。第二の流路144は、どのようなタイプの流路でも、どのようなタイプの断面形でもよく、粉体を流れさせるものであれば、例えば、円形断面、矩形断面又は楕円形断面のようなものでもよく、一実施形態では、第二の流路144はチューブである。
【0019】
泡出口120は、泡出口120からディスペンスされる泡が下方に向け方向づけられる。その一実施形態では、粉体出口146は、泡出口の下方に向けられて粉体は粉体出口146から流れ出て泡が泡出口からディスペンスされたときに泡を打つ。粉体は泡と混合され又は打ち当たる結果、ユーザーは粉体と泡の混合物を受ける。
【0020】
一実施形態では、ディスペンサー100は複数のアクチュエータを含む(図示しない)。その実施形態では、ユーザーは、一つのアクチュエータを起動し、泡生成された液体の一ショットを受けて、次には、粉体の一ショットを受けて、又は、なお次には、泡生成された液体及び粉体の混合物の一ショットを受ける場合もある。一実施形態では、再充てんユニット110は、泡生成可能でなく、空気ポンプを含まず、むしろ単に石鹸のような液体をディスペンスするだけである。乾燥した粉体が石鹸の中に入れられて、石鹸と粉体の混合物を生成するものもある。
【0021】
図2及び3は、粉体及び泡ディスペンサー200の代表的な一実施形態を示す。粉体及び泡ディスペンサー200は、泡ポンプ115を含む再充てんユニット110を含む。
図2は、再充てんユニット110がディスペンサーに挿入されるのを示し、
図3は、ディスペンサーに再充てんユニットが導入されていないものを示す。粉体容器130はディスペンサー200に据え付けられる。空気ポンプ136(
図3)は、ディスペンサー200内に配置されてアクチュエータ―150の上方への動作で空気ポンプ136を圧縮する。空気ポンプ136は、空気入口304及び一方向バルブ302を含む。一方向バルブ302は、空気を空気ポンプに再チャージ又は流れ込むのを可能とし、空気ポンプ136から空気が空気入口144から抜け出るのを防止する。一実施形態では、粉体容器130、空気ポンプ136、第一の流路138及び第二の流路144は、粉体容器を形成し、一つのユニットとして交換されるものもある。
【0022】
図4は、粉体ディスペンスコンポーネント400の一実施形態を示す。粉体ディスペンシングコンポーネント400は、キャップ132を含み粉体容器130と接続されるものもある。空気入口チューブ138は、キャップ132を通って上下にJ字形にシュノーケル140を形成し伸びきっている。出口流路144は、キャップ132を通ってこれもJ字形にシュノーケル142を形成し伸びている。
【0023】
一実施形態での操作では、アクチュエーター150は駆動されると上方に動く。液体は、液体ポンプ116から混合チャンバー(図示しない)へ流れる。空気は、空気ポンプ118から混合チャンバー(図示しない)へポンプされて、そこでは、液体と一緒にされて泡として出口120から出される。同時に、アクチュエータ150は空気ポンプ136に空気をポンプさせる。空気は、流路138を通り、シュノーケル140を通り、粉体容器130に移動する。空気の粉体との混合の突発は粉体と空気をシュノーケル142へ流路144を通り出口146まで吹き上げる。出口146は角度を付けられて、出口146からの粉体は泡出口120から流れ出る泡に入るように向けられている。粉体は泡にストライクし泡と一緒になり粉体及び泡の混合物を形成する。アクチュエーター150がリリースされると同時に、空気ポンプ136、気体ポンプ116及び空気ポンプ118は再チャージされて次のディスペンスサイクルに備える。
【0024】
図5は、一実施形態でのユーザーに粉体及び泡混合物源を提供する方法を示す。一実施形態は、ボックス502でディスペンサーに用いる泡生成可能な液体再充てんユニットを備える。再充てんユニットは、容器と及び泡生成可能な液体を混合チャンバーへ移動して空気と混合し泡として泡出口からディスペンスする液体ポンプを含む。ボックス504では、粉体容器は、空気源から空気を受入れて粉体を粉体容器から粉体出口へ移動されるように構成されている。粉体容器は、ボックス506で備える。ボックス508では、粉体出口は泡出口に向けられ、操作時に粉体は粉体出口からディスペンスされて泡出口からディスペンスされる泡に方向付けられる。実施形態のステップは、ある順序で表現されているが、ステップはどの順番で実行されてもよいものと考えられ、ステップは、ここに開示される発明の実施形態の精神と範囲から乖離せず追加又は削除されてもよい。
【0025】
本発明が、ここに記載された実施形態に描かれ、実施形態は、かなり詳細に記載されているが、出願人は、添付する特許請求の範囲をいかようにも制限、限定する意図はない。追加の利点や修正は、当業者に理解される。其の上、一つの実施形態に記載された要素は、他の実施形態にも採用可能である。例えば、一つの空気ポンプで泡を生成し、粉体を移動させることも可能である。加えて、電子ディスペンサーでは、ユーザーが彼又は彼女の手をディスペンサーの下に位置すると、粉体及び泡の混合物を自動的にディスペンスするように用いられるものもある。一実施形態では、ディスペンサーは、光学的センサーを備え、ユーザーの手がひどく汚れているか、軽度に汚れているかを決定できるものもある。ユーザーの手が重度に汚れているならば、ディスペンサーは自動的に粉体及び泡をディスペンスする。ユーザーの手の汚れが重度でなければ、ディスペンサーは自動的に粉体を含まない泡をディスペンスする。其の上、一つの実施形態に記載された要素は、他の実施形態にも採用可能である。したがって、発明は、広い面で、特定の詳細事項に限定されず、各々の機器と実施例が示され、記載されている。したがって、出願人の一般的発明概念の精神とスコープから乖離しないで、これらの詳細から離れることもあり得る。
【国際調査報告】