(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2015-530215(P2015-530215A)
(43)【公表日】2015年10月15日
(54)【発明の名称】スポイト型化粧品容器
(51)【国際特許分類】
A45D 34/04 20060101AFI20150918BHJP
【FI】
A45D34/04 525B
A45D34/04 540
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2015-535560(P2015-535560)
(86)(22)【出願日】2013年10月2日
(85)【翻訳文提出日】2015年4月8日
(86)【国際出願番号】KR2013008811
(87)【国際公開番号】WO2014054882
(87)【国際公開日】20140410
(31)【優先権主張番号】10-2012-0109822
(32)【優先日】2012年10月4日
(33)【優先権主張国】KR
(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VC
(71)【出願人】
【識別番号】505475921
【氏名又は名称】ヨンウー カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】キム,ユ−ソブ
(57)【要約】
本発明は、スポイト型化粧品容器に関することで、本発明に係るスポイト型化粧品容器は、内キャップの両側にピストンロッドの昇下降をガイドする螺旋状溝を形成し、ピストンロッドの両側には、螺旋状溝に沿って移動されるガイド突起を形成して、ピストンロッドが内キャップの螺旋状溝に沿って昇、下降するように構成されることで、ピストンによって発生する圧力を最小化し、内容物が急激に排出されることを防止できることが特徴である。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内容物が収容され、上部には外周面を取り囲んで第1ねじ山が形成される結合部が具備される
容器本体と;
前記容器本体に収容された内容物を吸入するスポイトパイプと;
前記スポイトパイプの下部に結合されて内容物を排出するアプリケーター部と;
前記容器本体の第1ネジ山とネジ結合される第2ネジ山が内周面に形成される本体と、前記本体の上端から上部に延長され、外周面の両側に一対の螺旋状溝が形成される昇下降ガイド部を含む内キャップと;
前記内キャップの内部で昇下降され、その先端に前記スポイトパイプ内の圧力を変化させて内容物の吸入または排出を誘導するように、ピストンが結合されるピストンロッドと、前記ピストンロッドの外周面の両側に形成され、前記内キャップの螺旋状溝に沿って移動するガイド突起を含む昇下降部材と;
前記昇下降部材の上部に結合され、ユーザー加圧による圧力を昇下降部材へ転達するボタン部と;および
前記内キャップを覆って回転可能に結合され、中空が形成されて、その内周面に前記ガイド突起の垂直移動をガイドする垂直ガイド溝が形成される外キャップと;を含むことを特徴とするスポイト型化粧品容器。
【請求項2】
前記アプリケーター部は、ユーザー肌に触れ合い、回転によって内容物を排出するスチールボールと、
前記スポイトパイプの下部に結合され、前記スチールボールが回転する空間を形成するボール支持体および
前記ボール支持体の先端に結合されてスチールボールの脱離を防止するボールキャップを含むことを特徴とする請求項1に記載のスポイト型化粧品容器。
【請求項3】
前記内キャップの本体外周面両側には、前記外キャップの独立的な回転範囲を制限するように内側方向に陥没された一対の陥没部が形成されることを特徴とする請求項1に記載のスポイト型化粧品容器。
【請求項4】
前記外キャップの内側には、前記一対の陥没部内で回転運動する一対の回転突起が具備されることを特徴とする請求項1に記載のスポイト型化粧品容器。
【請求項5】
前記ボタン部は、前記ピストンロッドの上部に結合されるボタンと、前記外キャップの中空に結合され、前記のボタンを覆って形成されて、ボタンに圧力を伝達するためのボタンキャップで構成されることを特徴とする請求項1に記載のスポイト型化粧品容器。
【請求項6】
前記スポイトパイプの上端には、前記容器本体の結合部の上端に安着される安着部が形成され、前記安着部の下端には、ガスケットが結合されることを特徴とする請求項1に記載のスポイト型化粧品容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スポイト型化粧品容器に関するもので、より詳細には、内キャップの両側にピストンロッドの昇下降をガイドする螺旋状溝を形成し、ピストンロッドの両側には螺旋状溝に沿って移動されるガイド突起を形成して、ピストンロードが内キャップの螺旋状溝に沿って昇、下降するように構成されることにより、ピストンによって発生する圧力を最小化し、内容物が急激に排出されることを防止できるスポイト型化粧品容器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的に、アイクリームなど、一度に少量を使用し、正確に定量を使用することが好ましい化粧品など、液体の状態の内容物を使用する方法で、従来は、各使用回次ごとに使用する量だけカプセルなどの形で個別包装する方式が使用された。しかし、これらの個別包装方式は、ユーザーが内容物を使用した後にも、比較的多くの量がカプセルの内部に残っているので、極めて非効率的である問題があった。
【0003】
これらの個別包装方式の問題点を克服するために、内容物を容器に収容した後、スポイトを用いて内容物を一定量吸い出して使用するスポイト型化粧品容器が提案された。
【0004】
前記のような従来のスポイト型化粧品容器は、ボタン部の加圧時に、ボタン部の下部に結合されたピストンロッドの下降が行われ、これと同時に、ピストンロッドの下部に結合されたピストンが下降し、スポイトパイプの内圧を発生させて、スポイトパイプの内部に吸入された内容物の排出が行われ、ピストンロッドが垂直に下降するように構成されるので、ボタン部の加圧力がピストンにそのまま伝達され、スポイトパイプの内圧を強く発生させて内容物の急激な排出が行われるようになるので、目的の部位に正確に塗布することが容易ではなく、ユーザーの不便さをもたらすようになる問題点があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上述した問題点を解決しようと案出されたもので、本発明の目的は、内キャップの両側にピストンロッドの昇下降をガイドする螺旋状溝を形成し、ピストンロッドの両側には、螺旋状溝に沿って移動されるガイド突起を形成して、ピストンロッドが内キャップの螺旋状溝に沿って昇、下降するように構成されることにより、ピストンによって発生する圧力を最小化し、内容物が急激に排出されることを防止できるスポイト型化粧品容器を提供するものである。
【0006】
また、スポイトパイプの下部に内容物が排出されるボールアプリケーターを組み合わせて、目的の部位に正確に内容物を塗布することが可能なスポイト型化粧品容器を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記のような問題点を解決するために、本発明に係るスポイト型化粧品容器は、内容物が収容され、上部には外周面を取り巻いて第1ねじ山が形成される結合部が具備される容器本体と;前記容器本体に収容された内容物を吸入するスポイトパイプと;前記スポイトパイプの下部に結合されて内容物を排出するアプリケーター部と;前記容器本体の第1ネジ山とネジ結合される第2ネジ山が内周面に形成される本体と、前記本体の上端から上部へ延長され、外周面の両側に一対の螺旋状溝が形成される昇下降ガイド部を含む内キャップと;前記内キャップの内部で昇下降され、その先端に前記スポイトパイプ内の圧力を変化させて内容物の吸入または排出を誘導するように、ピストンが結合されるピストンロッドと、前記ピストンロッドの外周面両側に形成され、前記内キャップの螺旋状溝に沿って移動するガイド突起を含む昇下降部材と;前記昇下降部材の上部に結合され、ユーザー加圧による圧力を昇下降部材に伝達するボタン部と;前記内キャップを覆って回転可能に結合され、中空が形成されて、その内周面に前記ガイド突起の垂直移動をガイドする垂直ガイド溝が形成される外キャップ;を含むことを特徴とする。
【0008】
また、前記アプリケータ部は、ユーザーの肌に触れ合い、回転によって内容物を排出するスチールボールと、前記スポイトパイプの下部に結合され、前記スチールボールが回転する空間を形成するボール支持体および前記ボール支持体の先端に結合されてスチールボールの脱離を防止するボールキャップを含むことを特徴とする。
【0009】
また、前記内キャップの本体、外周面両側には、前記外キャップの独立的な回転範囲を制限するように内側方向へ陥没した一対の陥没部が形成されることを特徴とする。
【0010】
また、前記外キャップの内側には、前記一対の陥没部内で回転運動する一対の回転突起が具備されることを特徴とする。
【0011】
また、前記ボタン部は、前記ピストンロッドの上部に結合されるボタンと、前記外キャップの中空に結合され、前記ボタンを覆って形成されて、ボタンで圧力を伝達するボタンキャップで構成されることを特徴とする。
【0012】
また、前記スポイトパイプの上端には、前記容器本体の結合部の上端に安着される安着部が形成され、前記安着部の下端には、ガスケットが結合されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
上述したように、本発明によれば、内キャップの両側にピストンロッドの昇下降をガイドする螺旋状溝を形成して、ピストンロッドの両側には、螺旋状溝に沿って移動されるガイド突起を形成してピストンロッドが内キャップの螺旋状溝に沿って昇、下降するように構成されることにより、ピストンによって発生する圧力を最小化し、内容物が急激に排出されることを防止できる長所がある。
【0014】
また、スポイトパイプの下部に内容物が排出されるボールアプリケーターを結合し、目的の部位に正確に内容物を塗布することが可能な長所がある。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本発明の好ましい実施例に係るスポイト型化粧品容器の構成を示した分解斜視図である。
【
図2】本発明の好ましい実施例に係るスポイト型化粧品容器の構成を示した結合斜視図である。
【
図3】本発明の好ましい実施例に係るスポイト型化粧品容器の構成を示す断面図である。
【
図4】本発明の好ましい実施例に係るスポイト型化粧品容器の外キャップの回転によって内キャップの陥没部内で回転する回転突起の移動状態を示す説明図である。
【
図5】本発明の好ましい実施例に係るスポイト型化粧品容器の使用状態を示す説明図である。
【
図6】本発明の好ましい実施例に係るスポイト型化粧品容器の使用状態を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面を参照して、本発明を詳細に説明する。各図面に提示された同一な参照符号は同一な部材を示す。
【0017】
図1は、本発明の好ましい実施例に係るスポイト型化粧品容器の構成を示した分解斜視図であり、
図2は、本発明の好ましい実施例に係るスポイト型化粧品容器の構成を示した結合斜視図である。
【0018】
図3は、本発明の好ましい実施例に係るスポイト型化粧品容器の構成を示す断面図であり、
図4は、本発明の好ましい実施例に係るスポイト型化粧品容器の外キャップの回転によって、内キャップの陥没部内で回転する回転突起の移動状態を示す説明図である。
【0019】
図1〜4を参照すると、本発明の好ましい実施例に係るスポイト型化粧品容器は、容器本体(100)、スポイトパイプ(200)、アプリケータ部(300)、内キャップ(400)、昇下降部材(500)、ボタン部(600)、外キャップ(700)が含まれる。
【0020】
前記容器本体(100)は、内容物が収容されるもので、上部には、後述する内キャップ(400)が結合されることが可能なように外周面を取り巻いて第1ネジ山(111)が形成された結合部(110)が具備される。
【0021】
前記スポイトパイプ(200)は、前記容器本体(100)に収容された内容物を吸入するもので、前記スポイトパイプ(200)の上部には、前記容器本体(100)の結合部(110)の上端に安着される
安着部(210)が形成され、前記安着部(210)の下端には、容器本体(100)に収容された内容物が流出することを防止し、スポイトパイプ(200)の破損を防止するようにガスケット(220)が結合されることが好ましい。
【0022】
前記アプリケータ部(300)は、前記スポイトパイプ(200)の下部に結合されて内容物を排出するもので、ユーザーの肌に触れ合い、回転によって内容物を排出するスチールボール(310)と、前記スポイトパイプ(200)の下部に結合され、前記スチールボール(310)が回転する空間を形成するボール支持体(320)および、前記ボール支持体(320)の先端に結合されてスチールボール(310)の脱離を防止するボールキャップ(330)で構成される。
【0023】
前記内キャップ(400)は、前記容器本体(100)の結合部(110)にねじ結合され、昇下降部材(500)の昇下降をガイドするもので、本体(410)、昇下降ガイド部(420)が含まれる。
【0024】
前記本体(410)は、前記容器本体(100)の結合部(110)を覆ってネジ結合されるもので、その内周面に前記第1ネジ山(111)とねじ結合される第2ネジ山(411)が形成される。
【0025】
本発明において、前記本体(410)の外周面両側には内側方向へ陥没された一対の陥没部(412)が形成されるのが特徴で、前記陥没部(412)は、後述する外キャップ(700)の回転突起(730)が位置して外キャップ(700)の回転時に陥没部(412)の両先端を通じて外キャップ(700)の回転範囲を限定することとなる。
【0026】
前記陥没部(412)は、内キャップ(400)が容器本体(100)に結合された状態で、外キャップ(300)を開放方向へ回転時に外キャップ(300)の独立的な回転が行われるように空間を形成するようになり、これによって、後述する昇下降部材(500)の上昇が行われることとなる。
【0027】
一方、前記本体(400)の外周面には、外キャップ(700)との結合が可能なように外周面を取り囲む結合突起(413)が形成されることが好ましい。
【0028】
前記昇下降ガイド部(420)は、前記本体(410)の上端から上部へ延長される管形状で構成されるもので、本発明においては、昇下降ガイド部(420)の外周面両側には、昇下降部材(500)の昇勝降下をガイドするように一対の螺旋状溝(421)が形成されることが特徴である。
【0029】
前記螺旋状溝(421)は、ボタン部(600)の加圧によって昇下降部材(500)の下降時にガイド突起(520)が螺旋状溝(421)に沿って移動するように案内することで、昇下降部材(500)の下降速度を制御することとなり、これによって、内容物が急激に排出されることを防止できるようになる。
【0030】
前記昇下降部材(500)は、ボタン部(600)に結合され、ボタン部(600)の昇下降作動によって前記内キャップ(400)の内部で昇下降され、スポイトパイプ(200)内の圧力を変化させて内容物の吸入または排出を誘導するもので、ピストンロッド(510)、ガイド突起(520)が含まる。
【0031】
前記ピストンロッド(510)は、ボタン(610)に結合され、ボタン(610)の昇下降作動によって、一緒に昇下降されるもので、前記ピストンロッド(510)の下部には、内キャップ(400)の内壁に密着されて昇下降され、スポイトパイプ(200)内の圧力を変化させて内容物の吸入または排出を誘導するピストン(511)が結合される。
【0032】
前記ガイド突起(520)は、前記ピストンロッド(510)の外周面両側に突出形成されるもので、本発明において、前記ガイド突起(520)は、前記内キャップ(400)の螺旋状溝(421)に沿って移動するように構成されるのが特徴である。
【0033】
前記ガイド突起(520)は、螺旋状溝(421)に沿って移動することで、ボタン部(600)の加圧による昇下降部材(500)の下降時に下降速度を制御することとなり、これにより、ピストン(511)によって発生する圧力を最小化し、内容物が急激に排出されることを防止するようになる。
【0034】
前記ボタン部(600)は、前記昇下降部材(500)の上部に結合され、ユーザー加圧による圧力を昇下降部材(500)に転達するもので、前記ピストンロッド(510)の上部に結合されるボタン(610)と、後述する外キャップ(700)の中空に結合され、前記ボタン(610)を覆って形成されてボタン(610)に圧力を伝達するボタンキャップ(620)で構成される。
【0035】
前記外キャップ(700)は、前記内キャップ(400)を覆って回転可能なように結合されるもので、前記ボタンキャップ(620)の結合を可能なように中空(710)が形成され、その内周面には、前記内キャップ(400)の結合突起(413)と結合される結合溝(740)が形成される。
【0036】
本発明において、前記外キャップ(700)の内周面には、前記ガイド突起(520)の垂直移動をガイドするようにガイド突起(520)が挿入される垂直ガイドホーム(720)が形成されることが特徴で、前記垂直ガイドホーム(720)は、外キャップ(700)の独立的な回転時にガイド突起(520)が螺旋状溝(421)に沿って移動するようにガイドすることとなる。
【0037】
一方、前記外キャップ(700)の内側には、前記一対の陥没部(412)内で回転運動する一対の回転突起(730)が具備されることが特徴で、前記回転突起(730)は、外キャップ(700)の回転時に陥没部(412)の両先端に安着され、外キャップ(300)の独立的な回転範囲を限定することになり、陥没部(412)の両先端に安着される場合、内キャップ(400)が外キャップ(700)と一緒に回転するようにガイドすることになる。
【0038】
以下では、
図5および6を参照して、本発明の好ましい実施例に係るスポイト型化粧品容器の使用方法を説明する。
【0039】
図5及び6は、本発明の好ましい実施例に係るスポイト型化粧品容器の使用状態を示す説明図である。
図5および6を参照すると、本発明の好ましい実施例に係るスポイト型化粧品容器は、容器本体(100)の上部に内キャップ(400)と外キャップ(700)が結合された状態で、ユーザーが外キャップ(700 )を一側へ回転するようになると、陥没部(412)の一端に位置していた回転突起(730)が陥没部(412)の他端へ安着されるまで、外キャップ(700)の独立的な回転が行われるようになり、前記のように、外キャップ(700)の独立的な回転が行われるようになると、外キャップ(700)の垂直ガイド溝(720)に挿入された昇下降部材(500)のガイド突起(520)が内キャップ(400)の螺旋状溝( 421)に沿って上昇するようになり、これにより、昇下降部材(500)が一緒に移動してピストン(500)の上昇が行われることとなる。
【0040】
前記のようにピストン(500)が上昇すると、その圧力によってスポイトパイプ(200)の内部へ内容物の吸入が行われるようになり、この時、昇下降部材(500)が上昇することによって昇下降部材(500)の上部に結合されたボタン部(600)が上方向へ移動するようになる。
【0041】
次に、外キャップ(700)の独立的な回転が完了すると、つまり、陥没部(412)の一端に位置していた回転突起(730)が陥没部(412)の他端へ安着が行われると、以降は外キャップ(700 )の回転と一緒に内キャップ(400)の回転が行われるようになり、これにより、内キャップ(400)と容器本体(100)のネジ結合が解体され、容器本体(100)から内キャップ(400)の脱離が行われるようになる。
【0042】
ユーザーは、外キャップ(700)を把持して内キャップ(400)を容器本体(100)から脱離させた後、ボタン部(600)を加圧することで、アプリケータ部(300)を通じて内容物の使用が可能になり、この時、ボタン部(600)の加圧時に昇下降部材(500)が垂直にすぐに下降するのではなく、昇下降部材(500)のガイド突起(520)が螺旋状溝(421)に沿って回転し、下降するように構成されることにより、昇下降部材(500)の下降速度を制御できるようになる。これにより、ピストンによって発生する圧力を最小化し、スポイトパイプ(200)の内部に貯蔵された内容物が急激に排出される現象を防止できるようになり、アプリケータ部(300)を通じて正確な部位に内容物を塗布することが可能となる。
【0043】
図面と明細書で最適の実施例が開示された。ここで特定の用語らが用いられたが、これは単に本発明を説明するための目的で用いられたものであり、意味の限定や特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を制限するために用いられたのではない。従って、当該技術分野の通常の知識を持つ者であれば、多様な変形及び均等な他の実施例が可能であることを理解すべきである。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は、添付された特許請求の範囲の技術的思想によって定められるべきである。
【国際調査報告】