(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2015-533718(P2015-533718A)
(43)【公表日】2015年11月26日
(54)【発明の名称】荷物室を伴う洗面所
(51)【国際特許分類】
B64D 11/02 20060101AFI20151030BHJP
【FI】
B64D11/02
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2015-534659(P2015-534659)
(86)(22)【出願日】2013年9月26日
(85)【翻訳文提出日】2015年5月25日
(86)【国際出願番号】US2013061939
(87)【国際公開番号】WO2014052604
(87)【国際公開日】20140403
(31)【優先権主張番号】61/707,422
(32)【優先日】2012年9月28日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】14/036,273
(32)【優先日】2013年9月25日
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ
(71)【出願人】
【識別番号】500413696
【氏名又は名称】ビーイー・エアロスペース・インコーポレーテッド
【氏名又は名称原語表記】B/E Aerospace, Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】100105924
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 賢樹
(72)【発明者】
【氏名】グリーヴ、ジェイムズ シー.
(72)【発明者】
【氏名】バンフィールド、ウィリアム ジェイ.
(72)【発明者】
【氏名】ハッシュバーガー、フランク イー.
(57)【要約】
【解決手段】扉(12)と、第1の側壁(20)と、後壁と、天井(26)と、第2の側壁(22)とを有している囲いを備え、前記第2の側壁が洗面台(36)を備え、前記第2の側壁が平面を定めており、前記洗面台が前記平面から内側に配置されている航空機の洗面所(10)。荷物室(32)のための空間を生み出すために、前記第2の側壁に平行かつ前記第2の側壁に隣接する追加の側壁(28)が形成される。この空間が、前記第2の側壁と前記追加の壁との間に形成される前記洗面所の外部からアクセスすることができる荷物室を収容する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
荷物室を伴う航空機の洗面所であって、
扉と、第1の側壁と、後壁と、天井と、第2の側壁とを有しており、前記第2の側壁が洗面台を備え、前記第2の側壁が平面を定めており、前記洗面台が前記平面から内側に配置されている囲いと、
前記第2の側壁に平行であり、前記第2の側壁に隣接し、前記第2の側壁との間に空間を生み出している追加の側壁と、
前記第2の側壁と前記追加の壁との間に形成され、当該洗面所の外部からアクセスすることができる荷物室と
を備える、荷物室を伴う航空機の洗面所。
【請求項2】
前記荷物室は、ロック手段を備える請求項1に記載の荷物室を伴う航空機の洗面所。
【請求項3】
前記荷物室は、スライド式の引き出しを備える請求項1に記載の荷物室を伴う航空機の洗面所。
【請求項4】
前記追加の側壁は、第2の洗面所の一部である請求項1に記載の荷物室を伴う航空機の洗面所。
【請求項5】
前記第2の洗面所の壁は、鉛直面において実質的に非平坦である請求項4に記載の荷物室を伴う航空機の洗面所。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2012年9月28日付の米国出願第61/707,422号および2013年9月25日付の米国出願第14/036,273号からの優先権を主張し、これらの出願の内容は、その全体がここでの言及によって完全に援用される。
【0002】
本発明は、広くには、航空機の囲いに関し、より詳しくは、航空機の客室の洗面所および洗面所内の壁に形成される区画に関する。
【背景技術】
【0003】
航空機の洗面所を使用した者は誰でも、何事においても利用できる空間が限られており、荷物置き場についても然りであると、証言することができる。洗面所の内部の空間は、よくても最小限であるが、多くの航空機の機体の構成において、洗面所の構造および位置は、壁のすぐ外側に特定の未使用の空間を残し、すなわち最終的にいかなる有用な目的も果たすことがない空間を残している。これは、一部には、客席のリクライニングが可能でなければならず、あるいは単に洗面所に隣接する最後の座席列を収容しなければならないという航空機の必要性の結果である。利用可能な空間の活用が、航空機の性能、快適性、および維持にとってきわめて重要であるため、荷物室などの有用な空間へと転換できる未使用の空間が多いほど、航空機はより効率的になると考えられる。本発明の発明者は、航空機における使用可能な空間を、洗面所内の有用な空間を失うことなく増やすための新規なやり方を考え出した。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
民間の航空機において、洗面所は、典型的には扉の幅に洗面台および便器(commode)が占める領域を加えたものである最小限の専有面積を有する。洗面台は、手などを洗うときに水の流れを捕捉するために必要であるとおり、洗面所における空間のかなりの部分を占める。洗面台の上方に、壁または鏡が位置し、小さな引き出しまたはキャビネットを、最小限の補給品、ティッシュペーパ、石けん、紙タオル、などのために設けることができる。多くの場合、航空機の洗面所の洗面台の下方の領域は、救命胴衣、防災用品、または客室乗務員によって使用される他の航空機用の品目を保管することができる航空機内の荷物室として役立てられる。しかしながら、本発明は、洗面所の扉の隣からアクセスすることができる新たな収納領域を生み出すために、壁の背後の領域を活用する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、洗面所に作り付けられ、主たる客室からアクセスすることができる荷物室である。荷物室は、おおむね洗面所の全長にわたって延びる洗面所の新規設置の壁の間に、天井から薄型の洗面台の直上の高さまで形成される。この新たに生み出された空間は、引き出し式の引き出しまたは荷物室へのアクセスをもたらす小さな扉を備えることができる。本発明は、客室の他の部分に対する洗面所の位置に応じて、乗客の足下空間のための領域または配膳準備室を縮小することなく、航空機における収納の領域を増加させる。
【0006】
本発明のこれらの態様および利点、ならびに他の態様および利点が、本発明の特徴をあくまでも例として示している以下の詳細な説明および添付の図面から、明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】航空機の客席と並置された先行技術の洗面所の配置の概略図である。
【
図2】便所の外部からアクセスすることができる新たな荷物室を備える本発明による洗面所の設置の概略図である。
【
図3】本発明を取り入れた奥まった構成の2連の洗面所の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1は、民間の航空機の後部において見られるような客席と並置された先行技術の航空機の洗面所の一変種を示している。洗面所は、洗面台を備えており、洗面台の上方の奥まった領域において、乗客は自身の手を洗うことができる。洗面台の下方の領域を、収納に利用することができるが、洗面所の壁が客席に当接しており、さらなる空間を利用可能にするあらゆる手段を排除している。
【0009】
図2に目を向けると、本発明の洗面所の第1の実施の形態が開示されている。洗面所10は、洗面所10への出入りのためのノブまたはハンドル14を有する扉12と、扉12の下部の通風孔16とを備える。洗面所は、第1の側壁20および第2の側壁22によって形成される。後壁(図示されていない)が、床24および天井26と協働し、標準的な洗面所の区画を形成する。本発明においては、追加の側壁28が、第2の側壁22に隣接して配置され、天井の下方に追加の側壁28と第2の側壁22との間の空間を形成する。この新たに生み出された空間を、2つのより小さい空間へと分割することができ、第1の空間が、トイレットペーパ、石けん、紙タオル、飛行機酔いのための袋、および航空機のトイレにおいて見られる他の品目のためのアメニティ領域30を形成する。空間の残りの部分は、洗面所10の外部からアクセス可能であり、好ましくはロック手段34を有している荷物室32を生み出すために用いられる。荷物室32は、扉によってアクセス可能であり、あるいは壁22、28の間の空間にスライド式にて出入りする引き出しであってよい。薄型の洗面台36が、洗面所内の洗面台36の位置を示す想像線にて図示されている。この場合、洗面台36は、洗面台が壁によって定められる平面の背後に配置されている先行技術の洗面台(
図1)と比べて、壁22の平面から(区画に対して)完全に内側へと延びている。洗面台を内側へと延ばすことによって、荷物室32を配置するための空間が生み出される。便器は、扉の背後に配置されると考えられるが、ここでは簡単のために省略されている。荷物室32を洗面台の直上に配置する必要はないが、これが壁の間の利用可能な空間を最大にするための効率的な位置をもたらす。
【0010】
ここでの言及によって本明細書に援用される米国特許出願公開第2011/0253835号が、洗面所に隣接してよい座席または他の構造物を収容するように形作られた航空機の洗面所を示している。
図3に示されるとおり、この形式の洗面所も、本発明と併せて使用することができる。2つの洗面所100が
図3に示されるように横並びで配置される場合、隣り合う壁が、本発明の荷物室32に使用することができる空間を間に生み出す。ここで、右側に位置する洗面所の一方の側壁が、外壁として機能し、図示のとおりの荷物室32のための空間を確立させることができる。概略図から、洗面所の右側の外形が奥まっており、洗面所の内部に典型的に配置されるアメニティ類ならびに主たる客室からアクセスできる別途の区画の両方を収容することができる使用可能な空間を生み出している。
【0011】
本発明の荷物室32は、洗面所の奥まった壁によって生み出される利用可能な空間を効率的なやり方で最大化する。この荷物室32は、頭上の荷物入れの空間を解放でき、あるいは配膳準備室または非常用設備のための追加の空間をもたらすことができる。この洗面所の荷物室は、実質的に任意の航空機の洗面所において使用可能であり、直線的な壁または凹状の壁に適合させることが可能である。
【0012】
本発明の1つの応用は、通常であれば頭上の荷物入れまたは収容箱に収容される航空機の設備のための安全かつ隔てられた場所を提供することである。本発明は、そのような設備への容易かつ便利なアクセスを、特定の設備を探し回る必要がない指定の場所とともに提供する。さらに、本発明の荷物室は、頭上の荷物入れに適合しない乗客の所有物のための収容空間を提供することができ、あるいは頭上の荷物入れが満杯の場合にあふれた荷物の収容場所となることができる。
【0013】
本発明の特定の形態を図示および説明したが、本発明の技術的思想および技術的範囲から離れることなく、種々の変更を行うことができることが、以上から明らかであろう。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲以外の何ものにも限定されるものではない。
【国際調査報告】