特表2015-534698(P2015-534698A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ シャオミ・インコーポレイテッドの特許一覧

<>
  • 特表2015534698-ITO薄膜および端末装置 図000003
  • 特表2015534698-ITO薄膜および端末装置 図000004
  • 特表2015534698-ITO薄膜および端末装置 図000005
  • 特表2015534698-ITO薄膜および端末装置 図000006
  • 特表2015534698-ITO薄膜および端末装置 図000007
  • 特表2015534698-ITO薄膜および端末装置 図000008
  • 特表2015534698-ITO薄膜および端末装置 図000009
  • 特表2015534698-ITO薄膜および端末装置 図000010
  • 特表2015534698-ITO薄膜および端末装置 図000011
  • 特表2015534698-ITO薄膜および端末装置 図000012
  • 特表2015534698-ITO薄膜および端末装置 図000013
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2015-534698(P2015-534698A)
(43)【公表日】2015年12月3日
(54)【発明の名称】ITO薄膜および端末装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/041 20060101AFI20151106BHJP
【FI】
   G06F3/041 400
   G06F3/041 662
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2015-542160(P2015-542160)
(86)(22)【出願日】2014年5月14日
(85)【翻訳文提出日】2014年7月31日
(86)【国際出願番号】CN2014077466
(87)【国際公開番号】WO2015055003
(87)【国際公開日】20150423
(31)【優先権主張番号】201310492710.6
(32)【優先日】2013年10月18日
(33)【優先権主張国】CN
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
(71)【出願人】
【識別番号】513309030
【氏名又は名称】シャオミ・インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】ガオ ユエン
(72)【発明者】
【氏名】ジン ホンジ
(72)【発明者】
【氏名】ハン ガオツァイ
(57)【要約】
本発明は、電子技術の分野に属し、キー領域の厚さを薄くすることができるITO薄膜および端末装置を提供している。前記ITO薄膜は、光拡散用のパターンを含む。
【選択図】図2A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
光拡散用のパターンを含むことを特徴とするITO薄膜。
【請求項2】
前記ITO薄膜は、ITO層、光伝導性材料層およびPET層を含み、 前記ITO層および前記光伝導性材料層は、それぞれ前記PET層の両側に貼り合わせられ、 前記光伝導性材料層には、前記パターンが形成されている ことを特徴とする請求項1に記載のITO薄膜。
【請求項3】
前記ITO薄膜は、ITO層およびPET層を含み、 前記PET層の前記ITO層側と反対の側に、前記パターンを形成するための凹凸点が形成されている ことを特徴とする請求項1に記載のITO薄膜。
【請求項4】
タッチパネルを含み、 前記タッチパネルは、透明カバープレート、ITO薄膜およびLCDモジュールを含み、 前記透明カバープレートは、前記LCDモジュールと貼り合わせられ、 前記ITO薄膜は、光拡散用のパターンを備え、且つ前記透明カバープレートと貼り合わせられ、 前記ITO薄膜と前記透明カバープレートとの貼り合わせ位置は、端末装置のキー領域に位置している ことを特徴とする端末装置。
【請求項5】
前記パターンは、前記キー領域のキーの位置における部分が、キー以外の位置における部分より密集していることを特徴とする請求項4に記載の端末装置。
【請求項6】
前記端末装置は、さらに、前記キー領域の延在方向の側面に位置する少なくとも1つの発光部品を含み、 前記パターンは、前記発光部品からの距離が遠い部分ほど密集している ことを特徴とする請求項4に記載の端末装置。
【請求項7】
前記ITO薄膜は、ITO層、光伝導性材料層、およびPET層を含み、 前記ITO層、および前記光伝導性材料層は、それぞれ前記PET層の両側に貼り合わせられ、 前記光伝導性材料層には、前記パターンが形成されている ことを特徴とする請求項4に記載の端末装置。
【請求項8】
前記光伝導性材料層は、前記透明カバープレートと貼り合わせられていることを特徴とする請求項7に記載の端末装置。
【請求項9】
前記ITO薄膜は、ITO層およびPET層を含み、 前記PET層は前記透明カバープレートと貼り合わせられ、 前記PET層の前記透明カバープレートと貼り合わせられた側に、前記パターンを形成するための凹凸点が形成されている ことを特徴とする請求項4に記載の端末装置。
【請求項10】
前記透明カバープレートが保護ガラスであることを特徴とする請求項4に記載の端末装置。
【請求項11】
前記ITO薄膜は、前記透明カバープレートと前記LCDモジュールとの間に位置していることを特徴とする請求項4に記載の端末装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子技術の分野に属し、特にITO薄膜および端末装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電子技術の発展に伴い、フルタッチパネルの端末装置が非常に普及されている。そして、端末装置全体の美しさのために、タッチもキー領域において実現されている。
【0003】
関連技術では、表示領域とキー領域におけるタッチを実現するために、酸化インジウムスズ(Indium Tin Oxide:ITO)薄膜は重要な技術である。ITO薄膜は、高い導電率、高い可視光透過率、高い機械的硬度および優れた化学的安定性を有するn型半導体材料である。したがって、ITO薄膜は、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ(PDP)、エレクトロルミネセンスディスプレイ(EL/OLED)、タッチパネル(TouchPanel)、太陽電池および他の電子機器の透明電極に最もよく使用される薄膜材料である。
【0004】
キー領域のキーは、タッチされないとき点灯されなく、タッチされるとき点灯される。各キーの輝度を均一にするために、通常に導光フィルム(Light Guide Film:LGF)を使用する必要がある。導光フィルムは、発光ダイオード(Light−Emitting Diode:LED)の点光源を面光源に変換するための製品である。導光フィルムは、携帯電話のキーのバックライトに適用され、超薄、発光の均一化、多くの色変化等の特性を有する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ITO薄膜に導光フィルムが積層されている場合、端末装置の厚さを必ず増加させてしまう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
従来の関連技術の問題点を解決するために、本発明は、ITO薄膜および端末装置を提供する。
【0007】
本発明に係る実施例の第1の態様によれば、本発明は、ITO薄膜を提供しており、当該ITO薄膜は、光拡散用のパターンを含む。
【0008】
本発明の実施例では、ITO薄膜と導光フィルムとを一体化することにより、厚さを薄くすることができる。
【0009】
前記ITO薄膜は、ITO層、光伝導性材料層およびPET層を含み、前記ITO層、および前記光伝導性材料層は、それぞれ、前記PET層の両側に貼り合わせられ、前記光伝導性材料層には、前記パターンが形成されている。
【0010】
本発明の実施例では、ITO層、および光伝導性材料層を同一のPET層上に貼り合わせることにより、厚さを薄くすることができる。
【0011】
前記ITO薄膜は、ITO層およびPET層を含み、 前記PET層の前記ITO層側と反対の側に、前記パターンを形成するための凹凸点が形成されている。
【0012】
本発明の実施例では、PET層の一側に凹凸点が設計されることにより、光伝導性材料を省略し、ITO薄膜の厚さを更に薄くすることができる。
【0013】
本発明に係る実施例の第2の態様によれば、本発明は、端末装置を提供し、前記端末装置は、 タッチパネルを備え、 前記タッチパネルは、透明カバープレート、ITO薄膜およびLCDモジュールを含み、 前記透明カバープレートは、前記LCDモジュールと貼り合わせられ、 前記ITO薄膜は、光拡散用のパターンを備え、且つ、前記透明カバープレートと貼り合わせられ、 前記ITO薄膜と前記透明カバープレートとの貼り合わせ位置は、前記端末装置のキー領域に位置している。
【0014】
本発明の実施例では、光拡散用のパターンを有するITO薄膜を、端末装置のキー領域に位置させることにより、キー領域の厚さを薄くすることができ、キーに、良好なタッチ効果および表示効果を有させることができる。
【0015】
前記パターンは、前記キー領域のキーの位置における部分が、キー以外の位置における部分より密集している。
【0016】
本発明の実施例では、パターンの不均一な分布により、キー上における光の表示均一性を向上させることができる。
【0017】
また、前記端末装置は、さらに、前記キー領域の延在方向の側面に位置する少なくとも1つの発光部品を含み、 前記パターンは、前記発光部品からの距離が遠い部分ほど密集している。
【0018】
本発明の実施例では、発光部品の位置に応じてパターンを設計することにより、さらに表示効果を向上させることができる。
【0019】
前記ITO薄膜は、ITO層、光伝導性材料層、およびPET層を含み、 前記ITO層、および前記光伝導性材料層は、それぞれ、前記PET層の両側に貼り合わせられ、 前記光伝導性材料層には、前記パターンが形成されている。
【0020】
本発明の実施例では、ITO層および光伝導性材料層を同一のPET層上に貼り合わせることにより、厚さを薄くすることができる。
【0021】
前記光伝導性材料層は、前記透明カバープレートと貼り合わせられている。
【0022】
本発明の実施例では、光伝導性材料層と透明カバープレートとを貼り合わせることにより、ITO層の回路を簡単に設計することができる。
【0023】
前記ITO薄膜は、ITO層およびPET層を含み、 前記PET層は前記透明カバープレートと貼り合わせられ、 前記PET層の前記透明カバープレートと貼り合わせられた側に、前記パターンを形成するための凹凸点が形成されている。
【発明の効果】
【0024】
本発明に係る実施例により提供された技術案は、次の有益な効果を有する。
【0025】
一方で、本発明の実施例では、PET層の一側に凹凸点が設計されることにより、光伝導性材料を省略し、ITO薄膜の厚さをさらに薄くすることができる。また、透明カバープレートが保護ガラスであってもよい。
【0026】
他方で、本発明の実施例では、保護ガラスを使用するので、透明度が高く、プロセスの実現が簡単である。前記ITO薄膜は、前記透明カバープレートと前記LCDモジュールとの間に位置している。
【0027】
本発明の実施例では、当該技術案を使用することにより、空間を十分に活用することができ、空間の使用率を向上させ、端末装置の厚さおよび長さを減少する。
【0028】
以上の一般的な記述及び以下の詳細な記述は、例示的なものに過ぎず、本発明を限定するものではないと理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【0029】
ここの図面は明細書に合併されて明細書の一部を構成し、本発明に符合する実施例を例示して、明細書に合わせて本発明の原理を解釈する。
図1A】例示的な実施例に係るITO薄膜を示す模式図である。
図1B】例示的な実施例に係る光伝送を示す模式図である。
図2A】例示的な実施例に係るITO薄膜を示す第1側断面図である。
図2B】例示的な実施例に係るITO薄膜を示す第2側断面図である。
図3】例示的な実施例に係る端末装置を示す第1模式図である。
図4A】例示的な実施例に係る端末装置を示す第2模式図である。
図4B】例示的な実施例に係る端末装置を示す第3模式図である。
図5】例示的な実施例に係る端末装置を示す第4模式図である。
図6】例示的な実施例に係るパターンを示す第1模式図である。
図7】例示的な実施例に係るパターンを示す第2模式図である。
図8】例示的な実施例に係る端末装置を示すブロック図である。 上記図面を通じて本発明の明確な実施例を例示し、以下にさらに詳しく記述する。このような図面と文字記述は本発明の旨の範囲を制限するものではなく、特定の実施例を参照することによって、本技術分野の当業者に本発明の概念を理解させるためのものである。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、本発明の目的、技術案及び利点をより明瞭にするために、実施形態及び図面を併せて、本発明について更に詳細に説明する。ここで、本発明の模式的な実施形態及びその説明は、本発明を解釈するためのものであり、本発明を制限するものではない。
【0031】
本発明の実施例は、ITO薄膜および端末装置を提供し、以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。
【0032】
本発明の実施例において、ITO薄膜と導光フィルムとを一体化することにより、厚さを薄くすることができる。
【0033】
本発明の発明者らは、ITO薄膜がn型半導体材料であり、PET膜を基材とする材料であることを見出した。PET膜は、耐高温性のポリエステルフィルムともいう。PET膜は、優れた物理的特性、化学的特性、および寸法安定性、透明性、リサイクル性を有しており、磁気記録、感光性材料、電子、電気絶縁、産業用フィルム、包装用装飾等の分野に広く適用される。また、導光フィルム(LGF)も、PET膜を基材とする材料である。したがって、ITO薄膜と導光フィルムとを一体化することにより、光拡散用のパターンを有するITO薄膜を得ることができる。
【0034】
一実施例において、例えば、図1Aに示すように、ITO薄膜は、光拡散用のパターンを含む。光拡散用のパターンを明瞭的に示すために、図1Aには、ITO材料は示されていない。
【0035】
一実施例において、例えば、図1Bに示すように、ITO薄膜は、PET層203を備えており、光拡散用パターン101は、PET層203をベースに形成される。PET層203は、非常に薄いが、一定の厚さ、約0.1mmを有する。光照射の条件下で、少なくとも一部の光102は、PET層203内に全反射される。例えば、図1Bに示すように、光102は、PET層203の上下の2つの表面で直接全反射される。光をPET層203から射出させる必要がある場合、入射角または材料密度(即ち、屈折率)を変更しても良い。本実施例では、光が射出する位置は、パターン101が形成されている位置である。入射角を変更する方式として、例えば、PET層203の表面に凹点、凸点、または凹点および凸点の両者(以下、凹凸点と略称)を設計することができる。光102が凹凸点へ入射するときの入射角は、全反射の条件を満たさなければよい。材料密度を変更する方式として、例えば、PET層203の表面に他の材料を印刷してパターン101を形成する。印刷した材料の密度は、PET層203の材料密度より大きければよい。以
下の実施例により、ITO薄膜の詳細な構造を理解することができる。
【0036】
一実施例において、図2Aに示すように、ITO薄膜200は、ITO層201、光伝導性材料層202、およびPET層203を含んでおり、ITO層201および光伝導性材料層202は、それぞれ、PET層203の両側に貼り合わせられ、光伝導性材料層202には、前記パターンが形成されている。
【0037】
ITO層201は、複数のITO材料の透明電極2011から構成されている。透明電極2011の形状および分布は、導電性能と関係があり、実際の要求に応じて設計することができる。
【0038】
光伝導性材料層202は、複数の光伝導性材料の導光点2021から構成されている。各導光点2021のパターンは、同じであってもよいし、異なってもよい。各導光点2021の分布は、均一であってもよいし、不均一であってもよい。導光点2021の面積および形状を様々的に変化させることができる。光線は、導光点2021に入射するとき、全反射および乱反射を発生している。導光点2021内部のパターンが密集しているほど、また各導光点2021の間が密集しているほど、反射される光の量が多くなる。導光点2021の材料は、光を吸収しないインク材料であってもよく、この場合、光の反射効果が良好になる。
【0039】
PET層の材料は、ポリカーボネート(Polycarbonate:PC)、またはポリメチルメタクリレート(Polymethyl Methacrylate:PMMA)樹脂を使用してもよい。
【0040】
本発明の実施例におけるITO薄膜は、端末装置の厚さを薄くするために、端末装置に適用されることができる。
【0041】
一実施例では、図2Bに示すように、ITO薄膜200は、ITO層201およびPET層203を含む。
【0042】
PET層203のITO層201側と反対の側に、光拡散用のパターンを形成するための凹凸点2031が形成されている。
【0043】
PET層の一側に凹凸点が設計されることにより、光伝導性材料を省略し、さらにITO薄膜の厚さを薄くすることができる。
【0044】
凹点および凸点の形状は、方形、円形、または他の形状に限定されるものではない。凸点および凹点のサイズは、同じであってもよいし、異なってもよい。凸点および凹点の高さは、反射の効果と関係があり、実際の要求に応じて設定されることができる。凹点の凹面および凸点の凸面は、平面、弧形面、またはV字状の面であってもよい。
【0045】
一実施例において、図3図4Aおよび図4Bに示すように、端末装置は、タッチパネルを含む。
【0046】
タッチパネルは、透明カバープレート302、ITO薄膜200、およびLCDモジュール303を含む。
【0047】
透明カバープレート302とLCDモジュール303が貼り合わせられている。LCDモジュール303が表示領域、および駆動領域を含み、LCDモジュール303の表示領域は透明カバープレート302と貼り合わせられている。LCDモジュール303の表示領域と駆動領域との厚さが異なっているため、LCDモジュール303の駆動領域と透明カバープレート302との間に隙間が形成されている。LCDモジュール303の駆動領域は、キー領域301に位置する。
【0048】
ITO薄膜200は、光拡散用のパターンを備え、且つ透明カバープレート302と貼り合わせられ、ITO薄膜200と透明カバープレート302の貼り合わせ位置は、端末のキー領域301に位置している。
【0049】
キー領域301には、例えば、メニューキー、バックキー、およびホームキー等のファンクションキーのアイコンが含まれる。ITO薄膜200に含まれた透明電極2011により、メニューキー、バックキー、およびホームキーを実現することができる。
【0050】
光拡散用のパターンを有するITO薄膜を端末装置のキー領域に設置することにより、キー領域の厚さを薄くすることができ、且つキーに、より良いタッチ効果および表示効果を有させる。
【0051】
ITO薄膜および導光フィルムが使用される場合、ITO薄膜および導光フィルムは、厚さが大きすぎるため、LCDモジュール303の駆動領域と透明カバープレート302との間の隙間に設置されることができず、ITO薄膜がキー領域301において使用されることができなくなってしまう。しかしながら、本実施例に係るITO薄膜は、非常に薄く、且つITO薄膜と導光フィルムとの両方の特性を兼ねるので、当該隙間に設置されることができる。これにより、ITO薄膜がキー領域301において使用されることが実現された。
【0052】
本実施例では、図5に示すように、ITO薄膜200は透明カバープレート302と貼り合わせられるので、ITO薄膜の位置を容易に固定することができる。そして、透明カバープレート302を製造する場合、ITO薄膜200を粘着することができるので、簡単に処理することができる。
【0053】
透明カバープレート302は、保護ガラスであり、その透明度も硬度も良好であり、且つ製造プロセスが簡単で、コストが低い。
【0054】
図2Aに示すように、ITO薄膜200が光伝導性材料層202を含む場合、その光伝導性材料層202は、ITO層の回路を容易に設計するために、透明カバープレート302と貼り合わせられている。
【0055】
図6に示すように、キー領域301において、ITO薄膜200上のパターンは、キーの位置における部分が、キー以外の位置における部分より密集しているため、キー上の光の表示均一性を向上させることができる。
【0056】
図2Bに示すように、ITO薄膜200が光伝導性材料層202を含まない場合、そのPET層203は透明カバープレート302と貼り合わせられている。PET層203の透明カバープレート302と貼り合わせられる側に、前記パターンを形成するための凹凸点が形成されている。凹凸点は、キー領域301のキーの位置における部分が、キー以外の位置における部分より密集しているため、キー上の光の表示均一性を向上させることができる。
【0057】
図4に示すように、端末装置は、キー領域301の延在方向の側面に位置する少なくとも1つの発光部品を含む。本実施例では、キー領域301の延在方向の両側に位置する2つの発光部品304および305を例として説明している。発光部品304および305は、LED(発光ダイオード)等であってもよい。発光部品304および305をITO薄膜200上に附着することにより、キー領域301に照明を提供し、且つ、達成のプロセスが簡単であり、加工のコストも低い。
【0058】
ITO薄膜200上のパターンは図7に示される。ITO薄膜200上のパターンは、発光部品304および305からの距離が遠い部分ほど密集するように設計することにより、さらに表示効果を向上させることができる。
【0059】
キーのカラー効果を実現するために、PET層203はカラー材料を使用してもよい。
【0060】
図8は、本発明の実施例に係る端末装置(要求端末または関連端末であってもよい)の構成を模式的に示すブロック図である。
【0061】
端末装置800には、通信ユニット110、コンピューターが読み取り可能な記録媒体を一つ以上含むメモリ120、入力ユニット130、表示ユニット140、センサー150、オーディオ回路160、無線通信ユニット170、一つ以上の処理コアを有するプロセッサ180、および電源190等の部品を含む。当業者は、図に示す端末装置の構成は端末装置に対する限定ではなく、当該端末装置が、図示した部品より多い数、または少ない数の部品を備えてもよく、或いは、幾つかの部品の組み合わせ、または異なる部品配置を有してもよいことを理解すべきである。
【0062】
通信ユニット110は、情報の送受信または通話中において、信号を受信及び送信するためのものである。当該通信ユニット110は、RF(Radio Frequency)回路、ルーター、モデム等のネットワーク通信装置であってもよい。特に、通信ユニット110がRF回路である場合、通信ユニット110は、基地局からの下り情報を受信した後、1つ、或いは1つ以上のプロセッサ180に渡して処理させる。また、上りデータを基地局に送信する。一般的に、通信ユニットとしてのRF回路は、アンテナ、少なくとも1つのアンプ、チューナー、1つ又は複数の発振器、加入者識別モジュール(SIM)カード、受発信機、カプラー、LNA(Low Noise Amplifier、ローノイズアンプ)、デュプレクサ等を含むが、これらに限らない。なお、通信ユニット110は、無線通信でネットワーク又は他の装置と通信することができる。上記無線通信として、GSM(登録商標)(Global System of Mobile communication)、GPRS(General Packet Radio Service)、CDMA(Code Division Multiple Access)、WCDMA(登録商標)(Wideband Code Division Multiple Access)、LTE(Long Term Evolution)、電子メール、SMS(Short Messaging Service)等を含む任意の通信規格またはプロトコルを利用してもよいが、これらに限らない。メモリ120は、ソフトウェアプログラム及びモジュールを記憶するためのものであり、プロセッサ180は、メモリ120に記憶されたソフトウェア・プログラム及びモジュールを実行することで、各種機能のアプリ及びデータ処理を実施する。メモリ120には、主に、プログラム記憶領域とデータ記憶領域を有する。プログラム記憶領域には、OS、少なくとも1つの機能を実行するアプリ(例えば、音声再生機能、画像再生機能等)等が記憶される。データ記憶領域には、端末装置800の使用により作成されたデータ(例えば、オーディオデータ、電話帳等)等が記憶される。また、メモリ120は、高速RAM(Random Access Memory)を含んでもよく、さらに、例えば少なくとも1つの磁気ディスクメモリ、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリ、または他の揮発性のSSD(solid state drive)メモリを含んでもよい。また、メモリ120は、プロセッサ180及び入力ユニット130がメモリ120にアクセスできるように、メモリ制御器をさらに含んでもよい。
【0063】
入力ユニット130は、数字或いはキャラクター情報の入力の受け付け、及び、ユーザ設定及び機能制御に関するキーボード、マウス、ジョイスティック、光学ボールやトラックボールにより信号入力を発生させるためのものである。入力ユニット130は、タッチセンシティブ表面131及び他の入力装置132を含んでもよい。タッチセンシティブ表面131は、タッチパネルやタッチパッドとも呼ばれ、ユーザがその表面上や付近に対するタッチ操作(例えば、ユーザが指やタッチペンなどの任意の適した物や付属品を使用して、タッチセンシティブ表面131上やタッチセンシティブ表面131付近に対して行う操作)を収集するとともに、予め設定されたプログラムにしたがって、関連する接続装置を駆動する。タッチセンシティブ表面131は、選択的に、タッチ検出手段及びタッチ制御器の2つの部分を含んでもよい。ここで、タッチ検出手段は、ユーザのタッチ位置を検出するとともに、タッチ操作による信号を検出し、そのタッチ情報をタッチ制御器に送信する。タッチ制御器は、タッチ検出手段からタッチ情報を受信し、当該情報を接触点座標に変換してプロセッサ180に送信するとともに、プロセッサ180からの命令を受信して実行する。なお、抵抗式、容量式、赤外線式及び表面弾性波式などの様々な方式によりタッチセンシティブ表面131を実現することができる。入力ユニット130は、タッチセンシティブ表面131に加えて、他の入力装置132をさらに含んでもよい。他の入力装置132は、物理的なキーボード、ファンクションキー
(例えば、ボリュームキー、スイッチキー等)、トラックボール、マウス、ジョイスティック等の中の一つ又は複数を含んでもよいが、これらに限らない。
【0064】
表示ユニット140は、ユーザが入力した情報やユーザに提供する情報、及び端末装置800の各種のグラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)を表示するためのものである。これらのグラフィカル・ユーザー・インターフェースは、図形、テキスト、アイコン、ビデオ及びそれらの任意の組合せで構成されることができる。表示ユニット140は、表示パネル141を含む。表示パネル141は、LCD(Liquid Crystal Display)、OLED(Organic Light−Emitting Diode)等の形態で構成されてもよい。さらに、タッチセンシティブ表面131は、表示パネル141を覆うように設けられる。タッチセンシティブ表面131がその表面または付近に対するタッチ操作を検出すると、その検出結果をプロセッサ180に転送してタッチイベントのタイプを確認させ、その後、プロセッサ180は、タッチイベントのタイプに基づいて、表示パネル141上に対応する視覚的出力を提供するように構成されてもよい。図8において、タッチセンシティブ表面131と表示パネル141とが2つの独立した部品として出力及び入力の機能を実現するように構成されているが、タッチセンシティブ表面131と表示パネル141とを集積構成して入力及び出力機能を実現する実施例もあり得る。
【0065】
端末装置800は、さらに、例えば光センサー、運動センサー及び他のセンサーなどの、少なくとも1つのセンサー150を含んでもよい。光センサーは、環境光センサーと近接センサーを含んでもよい。環境光センサーは、環境光の明るさに基づいて、表示パネル141の輝度を調整することができる。近接センサーは、端末装置800がユーザの耳元まで移動すると、表示パネル141及び/又はバックライトをオフする。運動センサーの一種としての重力加速度センサーは、各方向(一般的には、3軸)における加速度の大きさを検出することができ、静止の状態では、重力の大きさ及びその方向を検出することができるので、携帯電話の姿勢を認識するアプリ(例えば、画面の横縦向きの切り替え、ゲーム、磁力計の姿勢校正)、振動認識に関する機能(例えば、歩数計、パーカッション)等に使用される。端末装置800には、さらに、ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサー等のほかのセンサーが備えられるが、ここで、その具体的な説明は省略する。
【0066】
オーディオ回路160、スピーカ161、マイク162は、ユーザと端末装置800との間のオーディオインタフェースを提供する。オーディオ回路160は、受信したオーディオデータから変換された電気信号をスピーカ161に転送し、スピーカ161により音声信号に変換して出力する。一方、マイク162は、収集した音声信号を電気信号に変換しする。オーディオ回路160が当該電気信号を受信した後オーディオデータに変換し、オーディオデータをプロセッサ180に転送して処理してから、RF回路110を介して例えば他の端末装置に転送するか、或いはオーディオデータをメモリ120に送信して更に処理を行うようにする。オーディオ回路160は、端末装置800が外部のイヤホンと通信できるように、イヤホン挿入孔を含んでもよい。
【0067】
当該端末装置は、無線通信を実現するために、無線通信ユニット170を備えてもよい。当該無線通信ユニット170は、WiFi(wireless fidelity)モジュールであってもよい。WiFiは近距離無線通信技術に属し、ユーザに無線のブロードバンドインターネットアクセスを提供するので、ユーザは、端末装置800の無線通信ユニット170を利用して、電子メールの送受信、ウェブの閲覧、ストリーミングメディアのアクセス等を行なうことができる。図において無線通信ユニット170を示しているが、当該無線通信ユニット170は、端末装置800にとって不可欠な構成ではなく、本発明の趣旨を変更しない範囲内で必要に応じて省略することができる、ことを理解すべきである。
【0068】
プロセッサ180は、端末装置800の制御センターであり、各種のインタフェース及び回路を介して携帯電話全体の各部と接続されている。メモリ120内に格納されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを実行または作動させるとともに、メモリ120内に格納されたデータを呼び出すことによって、端末装置800の各種機能の実行及びデータの処理を実現することで、プロセッサ180は端末装置全体をコントロールする。プロセッサ180は、1つ又は複数の処理コアを含んでもよい。プロセッサ180は、アプリプロセッサとモデムプロセッサを集積して構成されてもよい。ここで、アプリプロセッサは、主に、OS、ユーザインタフェース、及びアプリなどを処理し、モデムプロセッサは、主に、無線通信を処理する。また、上記モデムプロセッサがプロセッサ180に集積されなくてもよいことを理解すべきである。
【0069】
端末装置800は、さらに、各部に電力を供給する電源190(例えば、バッテリー)を含む。当該電源190は、電源管理システムを介してプロセッサ180にロジック的に接続されることにより、電源管理システムを介して充電・放電管理、及び電力管理等の機能を実現することができる。電源190は、さらに、1つ或いは1つ以上の直流又は交流電源、再充電システム、電源故障検出回路、電源コンバータ又はインバータ、電源状態インジケータ等の任意のアセンブリを含んでもよい。
【0070】
端末装置800は、図示してはないが、カメラ、ブルートゥース(登録商標)モジュール等をさらに含んでもよいが、ここで、その具体的な説明は省略する。
【0071】
端末装置800は、光拡散用のパターンを有するITO薄膜を含み、前記ITO薄膜は、端末装置のキー領域に位置している。
【0072】
前記パターンは、キー領域のキーの位置における部分が、キー以外の位置における部分より密集している。
【0073】
また、前記端末装置800は、キー領域の延在方向の側面に位置する少なくとも1つの発光部品を更に含み、 前記パターンは、発光部品からの距離が遠い部分ほど密集している。
【0074】
前記ITO薄膜は、ITO層、光伝導性材料層、およびPET層を含み、前記ITO層、および前記光伝導性材料層は、それぞれ、前記PET層の両側に貼り合わせられ、光伝導性材料層には、前記パターンが形成されている。
【0075】
前記端末装置は、前記ITO薄膜と貼り合わせられる保護ガラスをさらに含む。 前記光伝導性材料層は、前記保護ガラスと貼り合わせられている。 前記端末装置は、LCDモジュールをさらに含み、前記ITO薄膜は、前記保護ガラスと前記LCDモジュールとの間に位置している。 さらに、本開示で説明された一般的な携帯端末は、携帯電話や携帯情報端末(Personal Digital Assistance:PDA)等の様々なハンドヘルド携帯端末であってもよい。本開示の範囲は、特定のタイプの携帯端末に限定されるものではない。
【0076】
以上の開示内容により、本発明の実施例を例示的に示しているが、請求項により限定される本発明の範囲を逸脱しない限り、多種の変更及び修正を行うことができる。なお、本発明に係る要素は、個体として記載又は要求されているが、単数であると明確に限定されていない限り、複数であってもよい。
【0077】
上記の具体的な実施形態において、本発明の目的、技術案及び有益な効果について更に詳細に説明しているが、上記の内容は、本発明の具体的な実施形態であって、本発明の保護範囲に対する限定ではなく、本発明の趣旨及び原則範囲内で行われる任意の修正、均等の取替、改良などは、その何れも本発明の保護範囲に含まれるべきである、ということを理解すべきである。
【0078】
本願は、出願番号が201310492710.6であって、出願日が2013年10月18日である中国特許出願に基づき優先権を主張し、当該中国特許出願のすべての内容を本願に援用する。
図1A
図1B
図2A
図2B
図3
図4A
図4B
図5
図6
図7
図8
【国際調査報告】