特表2016-501759(P2016-501759A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特表2016-501759通貨式タイヤ充填・修復装置及び方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2016-501759(P2016-501759A)
(43)【公表日】2016年1月21日
(54)【発明の名称】通貨式タイヤ充填・修復装置及び方法
(51)【国際特許分類】
   B60S 5/04 20060101AFI20151218BHJP
   B60C 19/12 20060101ALI20151218BHJP
   B29C 73/02 20060101ALI20151218BHJP
   B29C 73/24 20060101ALI20151218BHJP
【FI】
   B60S5/04
   B60C19/12 Z
   B29C73/02
   B29C73/24
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2015-535878(P2015-535878)
(86)(22)【出願日】2013年10月7日
(85)【翻訳文提出日】2015年4月7日
(86)【国際出願番号】US2013063746
(87)【国際公開番号】WO2014055993
(87)【国際公開日】20140410
(31)【優先権主張番号】61/710,649
(32)【優先日】2012年10月5日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】13/835,369
(32)【優先日】2013年3月15日
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
(71)【出願人】
【識別番号】515092091
【氏名又は名称】パーシュ, ロバート, ダブリュ.
(74)【代理人】
【識別番号】100124257
【弁理士】
【氏名又は名称】生井 和平
(72)【発明者】
【氏名】パーシュ, ロバート, ダブリュ.
【テーマコード(参考)】
3D026
4F213
【Fターム(参考)】
3D026DA10
4F213AD16
4F213AH20
4F213WA95
4F213WB01
4F213WM01
4F213WM07
(57)【要約】
本発明は、タイヤシーラントタンクと、タイヤシーラントタンクに結合されるエア装置と、タンクとエア装置との間の流体連結を制御するように構成されるバルブと、バルブを制御するように構成される通貨式装置とを具備するタイヤ修復装置を提供する。タイヤ修復方法は、タイヤ修復装置に通貨が投入されると、タイヤシーラントをタイヤ修復装置からタイヤに供給する過程を具備する方法が備わっている。独立型通貨式タイヤ修復装置は、タイヤシーラントタンクと、タンクに動作可能に結合されるエアコンプレッサと、タンクとエアコンプレッサとの間に動作可能に配列されるバルブと、タンクとエアコンプレッサとの間に動作可能に配列される流量計と、エアコンプレッサ、バルブ及び流量計に動作可能に結合されるコンピュータ処理回路とを具備する装置が備わっている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
タイヤ修復装置であって、該装置は、
タイヤシーラントタンクと、
前記タイヤシーラントタンクに結合されるエア装置と、
前記タンクとエア装置との間の流体連結を制御するように構成されるバルブと、
前記バルブを制御するように構成される通貨式装置と、
を具備することを特徴とするタイヤ修復装置。
【請求項2】
請求項1に記載のタイヤ修復装置において、前記タイヤシーラントタンクは、液状の薄片と細繊維の懸濁液、及び/又は、天然又は合成液体ゴムを収容することを特徴とするタイヤ修復装置。
【請求項3】
請求項1に記載のタイヤ修復装置において、前記タイヤシーラントタンクは、ラテックスを収容することを特徴とするタイヤ修復装置。
【請求項4】
請求項1に記載のタイヤ修復装置であって、さらに、前記エア装置、シーラントタンク、通貨式装置及び/又はバルブの1つ以上に動作可能に結合される、コンピュータ処理回路を具備することを特徴とするタイヤ修復装置。
【請求項5】
請求項4に記載のタイヤ修復装置において、前記コンピュータ処理回路は、通信用インタフェースをさらに具備することを特徴とするタイヤ修復装置。
【請求項6】
請求項5に記載のタイヤ修復装置において、前記通信用インタフェースは、情報を無線で提供及び/又は受信するように構成されることを特徴とするタイヤ修復装置。
【請求項7】
請求項6に記載のタイヤ修復装置において、前記情報は、シーラント量、受領通貨及び/又はクレジットカード情報の1つ以上を含むことを特徴とするタイヤ修復装置。
【請求項8】
請求項1に記載のタイヤ修復装置であって、さらに、前記エア装置及びタイヤシーラント容器と関連する一掃装置を具備することを特徴とするタイヤ修復装置。
【請求項9】
請求項1に記載のタイヤ修復装置であって、さらに、前記タイヤシーラントタンク及び/又はタンクと関連する導管に動作可能に結合される、温度制御装置を具備することを特徴とするタイヤ修復装置。
【請求項10】
請求項1に記載のタイヤ修復装置であって、さらに、前記タイヤシーラントタンクの出口に動作可能に結合される、流量計を具備することを特徴とするタイヤ修復装置。
【請求項11】
タイヤを修復するための方法であって、該タイヤ修復方法は、タイヤ修復装置内に通貨が投入されると、タイヤシーラントをタイヤ修復装置からタイヤに供給する過程を具備することを特徴とするタイヤ修復方法。
【請求項12】
請求項11に記載のタイヤ修復方法であって、さらに、前記シーラント供給過程の後に、シーラントを供給するために使用されるすべての導管からすべての残余シーラントを洗い流す過程を具備することを特徴とするタイヤ修復方法。
【請求項13】
請求項11に記載のタイヤ修復方法であって、さらに、前記タイヤシーラントをタイヤ修復装置内で流体状態に保つ過程を具備することを特徴とするタイヤ修復方法。
【請求項14】
請求項11に記載のタイヤ修復方法であって、さらに、前記供給過程用に使用可能なタイヤシーラントの量を測定する過程を具備することを特徴とするタイヤ修復方法。
【請求項15】
請求項11に記載のタイヤ修復方法であって、さらに、供給されるタイヤシーラントの量を測定する過程を具備することを特徴とするタイヤ修復方法。
【請求項16】
請求項11に記載のタイヤ修復方法であって、さらに、前記供給過程に応じて、タイヤ修復装置の状態を遠隔コンピュータ処理システムに信号で伝える過程を具備することを特徴とするタイヤ修復方法。
【請求項17】
請求項11に記載のタイヤ修復方法であって、さらに、前記タイヤ修復装置から遠隔コンピュータと定期的にデータを通信する過程を具備することを特徴とするタイヤ修復方法。
【請求項18】
請求項12に記載のタイヤ修復方法において、前記データは、受領通貨及び/又はタイヤシーラント量を含むことを特徴とするタイヤ修復方法。
【請求項19】
請求項11に記載のタイヤ修復方法であって、さらに、前記タイヤ修復装置を遠隔コンピュータから制御する過程を具備し、前記制御過程は、タイヤ修復装置の温度を変化させる過程であることを特徴とするタイヤ修復方法。
【請求項20】
独立型通貨式タイヤ修復装置であって、該装置は、
タイヤシーラントタンクと、
前記タンクに動作可能に結合されるエアコンプレッサと、
前記タンクとエアコンプレッサとの間に動作可能に配列されるバルブと、
前記タンクとエアコンプレッサとの間に動作可能に配列される流量計と、
前記エアコンプレッサ、バルブ及び流量計に動作可能に結合されるコンピュータ処理回路と、
を具備することを特徴とする独立型通貨式タイヤ修復装置。
【発明の詳細な説明】
【関連出願との相互参照】
【0001】
本出願は、2012年10月5日に提出された米国仮特許出願番号第61/710,649号及び2013年3月15日に提出された米国特許出願番号第13/835,369号の優先権を主張し、該米国出願の記載事項はすべて参照文献として本明細書に組み込まれる。
【技術分野】
【0002】
本発明は、タイヤ充填修復装置(アセンブリ)及び方法に関し、詳細な実施形態では、通貨式流体付加・タイヤ修復装置及び方法に関する。
【背景技術】
【0003】
タイヤの漏れ穴個所を修復するのにタイヤに付加でき得る流体が、現在利用可能である。本発明は、これらの流体を遠隔地において有料で消費者に提供し、それにより、消費者が車両内にこれらの液体を貯蔵する手間を省くという問題に取り組んだものである。これらの流体の貯蔵が困難なのは、消費者に、これらの流体をより新しい又は未使用の別の流体と定期的に交換することを求めることにある。本発明は、これらの流体を提供するための通貨式装置及び方法を提供する。これらの装置及び方法の準備が難しいのは、少なくとも、このような流体が長期間導管内に存在すると、流体が導管を詰まらせる傾向があるという理由による。本発明の実施形態は、これらの問題を克服する方法及び装置を提供する。
【発明の概要】
【0004】
本発明は、タイヤシーラントタンクと、タイヤシーラントタンクに結合されるエア装置と、タンクとエア装置との間の流体連結を制御するように構成されるバルブと、バルブを制御するように構成される通貨式装置と、を具備するタイヤ修復装置を提供する。
【0005】
また、タイヤ修復方法は、タイヤ修復装置内に通貨が投入されると、タイヤシーラントをタイヤ修復装置からタイヤに供給する過程を具備する方法が備わっている。
【0006】
また、独立型通貨式タイヤ修復装置は、タイヤシーラントタンクと、タンクに動作可能に結合されるエアコンプレッサと、タンクとエアコンプレッサとの間に動作可能に配列されるバルブと、タンクとエアコンプレッサとの間に動作可能に配列される流量計と、エアコンプレッサ、バルブ及び流量計に動作可能に結合されるコンピュータ処理回路と、を具備する装置が備わっている。
【図面の簡単な説明】
【0007】
下記添付図面を参照して、本発明の実施形態を以下に説明する。
図1図1は、本発明の実施形態に係る装置である。
図2図2は、本発明の別の実施形態に係る装置である。
図3図3は、実施形態に係る図1及び/又は図2の装置と共に使用するための動作概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1乃至3を参照して、本発明の装置及び方法を説明する。まず、図1を参照すると、エア圧密装置12を含む装置10が示されている。エア圧密装置12は、例えば、電動式コンプレッサとすることが可能である。また、加圧エアタンクとすることも可能である。利用することができ得るエアは、例えば、純酸素でも良いし、酸素、窒素及び二酸化炭素の混合物である空気そのものであっても良い。また、例えば窒素でも良い。このエア供給部12は、バルブ装置16に結合しても良い。バルブ装置16は、例えば、機械的及び/又は電気的手段によって動作可能なソレノイドバルブであれば良い。構成例によれば、機械動作のソレノイドバルブは、エアを装置12から流体貯蔵装置14に提供すれば良い。流体貯蔵装置14は、例えば、金属製、又はポリプロピレン又はポリスチレン材料のような不活性プラスチック製からなり得るタンク又はその他の容器であれば良い。流体容器14は、例えば、タイヤシーラントを収容し得る。流体は、例えば、パンク穴を塞ぐために粘性凝固特性が変化する液体ラテックスベースの、液体ゴムベースの合成発泡剤とすることができる。装置12から液体容器14を介してエアを供給するためのバルブ16の制御は、ユーザインタフェースによって行うことができる。ユーザインタフェースは、機械的及び/又は電気的であれば良い。ユーザインタフェースは、例えば、コンピュータにより動作されても良い。ユーザインタフェースは、動作用にコイン又はドル紙幣のようなその他の通貨を受領できるような構成にすれば良い。ユーザインタフェースは、動作用にクレジットカードを受け取れる構成にしても良い。バルブソレノイドが始動すると、エアをエア貯蔵装置12から流体容器14に供給することができ、流体とエアを、所望通りに、再充填及び/又は修復のために、タイヤに供給することができる。エア装置12と流体装置14とを接続する配管及びタイヤへの配管は、タンク14内のシーラント材料の凝固を促進することのない不活性物質から構成され得る。構成例によれば、タイヤの修復及び/又は充填が容易になるように、一連の手順を開始することが可能である。例えば、装置10が動作を始めると、少量のエアをタイヤに追加することが可能になり、次に、タイヤシーラントをタイヤに供給するために、ソレノイドが係合し、次に、所望量のタイヤシーラント又は所定量のタイヤシーラントが追加され、そしてその後に、エアが管を介してタイヤに供給される。このような方式によって、次に使用するために、装置から出ている管から、シーラントを除去することが可能になる。
【0009】
図2を参照すると、別の実施形態に係る装置20が備えられている。構成例によれば、装置20は、ここに示されるような、エアコンプレッサであるエア装置12を含んでいる。装置20は、バルブ装置16及びタンク装置14を含むことができる。装置20は、インタフェース22を含むこともできる。ここに示されるように、インタフェース22は、コイン式インタフェースとすることもできる。装置20は、トップカバー30と、装置20内部に相当数の装置を包含するハウジング28に接続されても良いドアパネル32とを含むことが可能である。装置20は、充填用にタイヤ26まで延ばすために利用され得るタイヤホースのような管24を含むことも可能である。
【0010】
装置20から分かるように、デザインによって、修復保守のための手段を、装置20の異なる構成要素に提供することができる。例えば、修復・保守用に、エア装置12へ接近可能なように、カバー30を装置20から取り外すことができる。また、タンク14の修復・保守及び/又は再充填が可能なように、ドア32をハウジング28に結合することもできる。実装例によれば、タンク14は、硬質の側壁を有していなくても良い詰め替え用タンクとすることができる。タンクは、単に、タンク内に吊り下げられる軟質の側壁を有する袋状のものでも良い。これらのタンクは、装置12のハードウェアへの着脱を可能にする簡易留め金構造、即ち、スナップ式のものを有することができる。実装例によれば、修復・充填手順が始まると、コンプレッサ12を暫くの間始動させ、タイヤ26に供給するのに十分な圧力とエアを作り出すことができ、所定の時間で又は望ましい時間で、バルブ16を係合させ、タンク14から配管24を介して流体をタイヤ26に供給することができる。望ましい時間及び/又は量の流体がタイヤ26に供給されると、終了又は洗浄手順が開始され、タイヤ管24のような管から流体を除去することが可能になる。
【0011】
図3を参照すると、タイヤ修復装置50は、タイヤシーラントタンク51を含んでいる。タンク51は、製品貯蔵タンクとして構成することができ、他の未承認シーラントの利用を防止するために、製作/操作者により設計されたインタフェースだけを受け入れる専用充填ユニットを含むことができ得る。タンク51には、液状の薄片と細繊維の懸濁液、及び/又は、天然又は合成液体ゴムを収容可能である。材料例としては、ラテックス材料がある。
【0012】
ダイアフラムポンプ、ピストン又はスクリューポンプ及び/又は気圧ポンプのようなエアコンプレッサを含み得る圧力ユニットのようなエア装置52を、圧力ユニット製品接続部59を介して、タイヤシーラントタンク51に結合することができる。接続部59のような接続は、装置52の構成要素を動作可能に結合するのに使用できる。この場合、動作可能な結合は、流体連結である。実装例によれば、これらの構成要素間の流体連結と、装置内のすべての構成要素間の流体連結は、バルブ及び/又は流量計の一方又は組み合わせによって制御することができる。
【0013】
ここに示されたように、装置50は通貨式装置を含んでいる。この装置は、構成要素間の流体連結に沿って動作可能に配列された1つ以上のバルブ及び/又は流量計に機械的及び/又は電子的に結合することができ得る。一実施例では、機械的結合によって、バルブ及び/又は流量計を係合/非係合状態にすることが可能である。
【0014】
別の実装例によれば、装置50は、コンピュータ処理回路70を含み得る。回路70は、装置50のバルブ及び/又は流量計を制御するように、さらには、装置50のその他の構成要素を記録/制御するように構成/使用することができる。回路70は、処理回路72及び記憶回路74を含み得る。回路70は、例えば、有線又は無線インタフェース方式のユーザインタフェースを有し得る。処理回路の実施例は、無線通信装置のような通信回路、例えば、WiFi装置を含むことができるが、このような通信回路に限定されるわけではない。通信回路の実施例は、WiFi接続部を備えたミニコンピュータとすることができる。
【0015】
処理回路は、少なくとも一実施形態では、適切な媒体によって供給される所望のプログラムを実装するように構成された回路を備えても良い。例えば、処理回路は、例えばソフトウェア及び/又はファームウェア命令を含む実行可能な命令を実行するように構成された1つ以上のプロセッサ及び/又はその他の構成、及び/又はハードウェア回路として実装しても良い。処理回路の実施形態としては、ハードウェア論理、PGA、FPGA、ASIC、状態機械、及び/又は、その他の構成、又は単体又はプロセッサとの組み合わせがある。これらの処理回路の実施例は、例示が目的でありその他の構成も可能である。
【0016】
ここに記述したいくつかの実施形態又は態様は、適切なプロセッサ使用可能媒体に記憶され、及び/又は、ネットワーク又はその他の伝送媒体を介して伝達され、適切な処理回路を制御するように構成されたプログラムを使用することで実装されれば良い。例えば、プログラムは、製品内で実施されるもの、通信ネットワーク(例えば、インターネット及び/又はプライベートネットワーク)、有線電気的接続、光学的接続及び/又は電磁エネルギのような適切な伝送媒体を介して、例えば通信用インタフェースを介して伝達されるデータ信号(例えば、変調搬送波、データパケット、デジタル表現等)内で実施されるものを含む適切な媒体を介して提供されれば良いし、その他の適切な通信構造又は媒体を介して提供されても良い。プロセッサ使用可能コードを含むプログラムの例は、搬送波の内で実施されるデータ信号として伝達させることができるが、それは一例である。
【0017】
記憶回路は、情報記憶用の電子、磁気、光学、電磁気又はその他の技術を使用することで、多種多様な方法で実施されれば良い。いくつかの記憶回路の具体例としては、フロッピディスクのような携帯磁気コンピュータディスク、ZIPディスク、ハードドライブ、ランダムアクセスメモリ、読出し専用メモリ、フラッシュメモリ、キャッシュメモリ、及び/又は、プログラム、データ又はその他のデジタル情報が記憶可能なその他の構成があるが、それらに限定されるわけではない。一実施形態では、記憶回路は、処理回路によって実装されるプログラムを記憶しても良い。
【0018】
ユーザインタフェースは、ユーザへのデータ(例えば、ユーザによる観測用の表示データ、ユーザへの音声通信データ等)の伝達、及び、ユーザからの入力(例えば、触覚入力、音声指示等)の受け取りを含めて、ユーザと対話するように構成されている。したがって、一実施形態では、ユーザインタフェースは、視覚情報及び音声システムを表示するように構成されたディスプレイ(例えば、ブラウン管、LCD等)、及び、キーボード、マウス及び/又はその他の入力装置を含めば良い。例えば、このインタフェースは通貨装置と一体化しても良い。また、ユーザとの対話用のその他のあらゆる適当な装置を利用しても良い。
【0019】
回路は、エア装置、シーラントタンク、通貨式装置及び/又はバルブの1つ以上と動作可能に結合されている。インタフェースを介して、シーラント量、受領通貨及び/又はクレジットカード情報の1つ以上のような情報を、遠隔コンピュータに提供することが可能である。
【0020】
装置50は、エア装置及びタイヤシーラント容器と関連する一掃装置を含むこともできる。したがって、圧力ユニット一掃装置56は、圧力ユニット一掃接続部64を介して、エア装置52に動作可能に結合できる流量計57に直結することができる。
【0021】
装置50は、タイヤシーラントタンク51及び/又は当該タンクと関連する導管に動作可能に結合された温度制御部55のような温度制御装置を含むことも可能である。
【0022】
流量計57のような流量計が、タイヤシーラントタンクの出口並びに装置52及び56に動作可能に結合されても良い。
【0023】
装置50は、使用済み/使用可能なシーラント量に関するデータを取得するために、タンク51と動作可能に係合でき得るスケール53を含むことも可能である。このデータは、回路70によって取得/処理することができ得る。スケール53は、容量センサを含むことが可能であり、及び/又は、シーラント液面は、例えば、ウェイトフロート方式、目視ウィンドウによって測定しても良い。シーラントの流量を調節するために、時間流量コントローラ54を利用しても良く、及び/又は、夜間に加熱及び/又は日中に冷却を行うために、装置50の温度制御を利用しても良い。
【0024】
各装置を動作可能に接続するために、接続部58、60、61、62及び/又は63を利用することが可能である。動作可能な接続部は、例えば、流体導管及び電線管を含むことができる。
【0025】
本発明の装置は、動作用電源しか必要としない独立型ユニットとして提供しても良く、又は、装置の構成要素を、既存ユニット及び再構成された既存ユニットに提供することが可能である。
【0026】
提供された装置によれば、タイヤ修復方法は、タイヤ修復装置に通貨が投入されると、タイヤ修復装置からタイヤにタイヤシーラントを供給することを含むことが可能である。ある実施例形態によれば、シーラントの供給後に、シーラントを供給するために使用されたすべての導管からすべての残余シーラントを洗い流すことが可能である。
【0027】
例えば、温度を制御することによって、タイヤシーラントを流体状態に保つことが可能であり、この制御は、例えば、所定の計画に従って行うことも、遠隔命令に応じて行うこともできる。別の遠隔制御例では、シーラントの供給時に、処理回路が、タイヤ修復装置の状態を遠隔コンピュータ処理システムに信号で伝えることが可能である。これは定期的に行うことも可能であり、データは2つのシステム間で交換可能であり、このようなデータは使用可能/使用済みシーラント量及び/又は受領通貨を含むことが可能である。
図1
図2
図3
【国際調査報告】