特表2016-515330(P2016-515330A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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特表2016-515330通信システムにおける信号伝送低減のためのシステムおよび方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2016-515330(P2016-515330A)
(43)【公表日】2016年5月26日
(54)【発明の名称】通信システムにおける信号伝送低減のためのシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/12 20090101AFI20160422BHJP
   H04J 99/00 20090101ALI20160422BHJP
   H04W 24/10 20090101ALI20160422BHJP
   H04W 28/18 20090101ALI20160422BHJP
   H04W 4/06 20090101ALI20160422BHJP
【FI】
   H04W72/12 130
   H04J15/00
   H04W24/10
   H04W28/18 110
   H04W4/06
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】64
(21)【出願番号】特願2015-560538(P2015-560538)
(86)(22)【出願日】2014年3月7日
(85)【翻訳文提出日】2015年10月16日
(86)【国際出願番号】CN2014073072
(87)【国際公開番号】WO2014135122
(87)【国際公開日】20140912
(31)【優先権主張番号】13/789,737
(32)【優先日】2013年3月8日
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
(71)【出願人】
【識別番号】504161984
【氏名又は名称】ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100146835
【弁理士】
【氏名又は名称】佐伯 義文
(74)【代理人】
【識別番号】100140534
【弁理士】
【氏名又は名称】木内 敬二
(72)【発明者】
【氏名】ホセイン・ニコプール
(72)【発明者】
【氏名】ケルヴィン・カー・キン・アウ
(72)【発明者】
【氏名】アリレザ・ベイエステ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA13
5K067BB04
5K067BB21
5K067DD11
5K067DD34
5K067DD43
5K067EE02
5K067EE10
5K067FF16
5K067GG08
5K067HH22
5K067JJ12
5K067JJ13
5K067LL05
(57)【要約】
本発明の一実施形態によれば、通信コントローラを動作させる方法が提供される。この方法は、伝送帯の1つまたは複数の符号領域要素(CDE)を、通信コントローラによってサービス提供され、伝送帯で動作し、かつ利用可能な伝送を有する複数のユーザ機器(UE)の各UEに割り当てるステップを有する。また、この方法は、動的制御信号伝送を利用することなく、1つまたは複数のCDEに配置されたダウンリンク情報を、UEに送信するステップを有する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信コントローラを動作させる方法であって、
前記通信コントローラにより、伝送帯の1つまたは複数の符号領域要素(CDE)を、前記通信コントローラによってサービス提供され、前記伝送帯で動作し、かつ利用可能な伝送を有する複数のユーザ機器(UE)の各UEに割り当てるステップと、
前記通信コントローラにより、動的制御信号伝送を利用することなく、前記1つまたは複数のCDEに配置されたダウンリンク情報を、前記UEに送信するステップと
を有する方法。
【請求項2】
前記ダウンリンク情報を送信するステップが、
前記1つまたは複数のCDEを、前記伝送帯に関連付けられた複数のネットワークリソースにマッピングするステップと、
前記複数のネットワークリソースを、前記UEにブロードキャストするステップと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記1つまたは複数のCDEの各々が、前記伝送帯に関連付けられた前記複数のネットワークリソースを完全に占有する、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記CDEが、符号領域で分離されている、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記CDEが、拡散符号、シグネチャ、およびコードブックのうちの1つによって分離されている、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記伝送帯で動作し、かつ利用可能な伝送を有する各UEを、前記伝送帯を含む伝送間隔でスケジューリングするステップをさらに有する、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
変調および符号化方式(MCS)を、前記伝送帯で動作し、かつ利用可能な伝送を有する各UEに信号伝送するステップをさらに有する、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
チャネル状態情報を、第1のUEから受信するステップと、
前記第1のUEに向けられた第1の伝送の符号化率を、前記チャネル状態情報に従って調整するステップと
をさらに有する、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記チャネル状態情報が、長期チャネル状態情報を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記長期チャネル状態情報が、前記通信コントローラと前記第1のUEとの間の通信チャネルのチャネル配置を含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記伝送帯で動作し、かつ利用可能な伝送を有する各UEへの伝送の伝送出力を調整するステップをさらに有する、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記1つまたは複数のCDEを割り当てるステップが、目標リンク品質に従って実行される、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
ユーザ機器を動作させる方法であって、
前記ユーザ機器により、伝送帯に関連付けられた複数のネットワークリソースにおける第1の伝送をブラインド検出するステップであって、前記第1の伝送は、符号領域で、前記複数のネットワークリソースに共存する第2の伝送から分離され、前記第1の伝送と前記第2の伝送とは、既知のコードブックからの符号によって分離されている、ステップと、
前記ユーザ機器により、前記第1の伝送の復号を試行するステップと、
前記ユーザ機器が前記第1の伝送を復号可能である場合、前記ユーザ機器により、前記第1の伝送が前記ユーザ機器に向けられたものであるか否かを判断するステップと、
前記第1の伝送が前記ユーザ機器に向けられたものではない場合、前記ユーザ機器により、前記既知のコードブックの残りの符号について、前記ブラインド検出するステップ、前記復号を試行するステップ、および前記判断するステップを繰り返すステップと
を有する方法。
【請求項14】
前記判断するステップが、前記第1の伝送の一部が前記ユーザ機器の識別子でマスクされているか否かを判断するステップを含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記判断するステップが、前記伝送の一部が前記ユーザ機器の識別子を含むか否かを判断するステップを含む、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
上位レイヤメッセージで変調および符号化方式を受信するステップと、
受信した前記変調および符号化方式に従って、ブラインド検出を調整するステップと
をさらに有する、請求項13に記載の方法。
【請求項17】
前記ユーザ機器にサービス提供する通信コントローラと前記ユーザ機器との間のチャネルのチャネル状態情報を抽出するステップと、
前記チャネル状態情報を、前記通信コントローラに送信するステップと、
前記チャネル状態情報に従って、ブラインド検出に用いられる符号化率を調整するステップと
をさらに有する、請求項13に記載の方法。
【請求項18】
前記ユーザ機器にサービスを提供する通信コントローラから、前記通信コントローラと前記ユーザ機器との間のチャネルのチャネル状態情報を受信するステップと、
前記チャネル状態情報を、前記通信コントローラに送信するステップと、
前記チャネル状態情報に従って、ブラインド検出に用いられる符号化率を調整するステップと
をさらに有する、請求項13に記載の方法。
【請求項19】
伝送帯の1つまたは複数の符号領域要素(CDE)を、通信コントローラによってサービス提供され、前記伝送帯で動作し、かつ利用可能な伝送を有する複数のユーザ機器(UE)の各UEに割り当てるように構成されたプロセッサと、
前記プロセッサに動作可能に接続され、動的制御信号伝送を利用することなく、前記1つまたは複数のCDEに配置された情報を、前記UEにダウンリンクするように構成された送信器と
を具備する通信コントローラ。
【請求項20】
前記送信器が、
前記1つまたは複数のCDEを、前記伝送帯に関連付けられた複数のネットワークリソースにマッピングし、
前記複数のネットワークリソースを、前記UEにブロードキャストするようにさらに構成される、請求項19に記載の通信コントローラ。
【請求項21】
前記プロセッサが、前記伝送帯で動作し、かつ利用可能な伝送を有する各UEを、前記伝送帯を含む伝送間隔でスケジューリングするようにさらに構成される、請求項19に記載の通信コントローラ。
【請求項22】
前記送信器が、変調および符号化方式(MCS)を、前記伝送帯で動作し、かつ利用可能な伝送を有する各UEに信号伝送するようにさらに構成される、請求項19に記載の通信コントローラ。
【請求項23】
前記プロセッサに動作可能に接続された受信器をさらに具備し、
前記受信器は、チャネル状態情報を、第1のUEから受信するように構成され、
前記プロセッサが、前記チャネル状態情報に従って、前記第1のUEに関連付けられた第1の伝送の符号化率を調整するようにさらに構成される、請求項19に記載の通信コントローラ。
【請求項24】
前記プロセッサが、前記伝送帯で動作し、かつ利用可能な伝送を有する各UEへの伝送の伝送出力を調整するようにさらに構成される、請求項19に記載の通信コントローラ。
【請求項25】
伝送帯に関連付けられた複数のネットワークリソースにおける第1の伝送をブラインド検出する手順であって、前記第1の伝送は、符号領域で、前記複数のネットワークリソースに共存する第2の伝送から分離され、前記第1の伝送と前記第2の伝送とは、既知のコードブックからの符号によって分離されている、手順と、
前記第1の伝送の復号を試行する手順と、
ユーザ機器が前記第1の伝送を復号可能である場合、前記第1の伝送がユーザ機器に向けられたものであるか否かを判断する手順と、
前記第1の伝送がユーザ機器に向けられたものではない場合、前記既知のコードブックの残りの符号について、前記ブラインド検出する手順、前記復号を試行する手順、および前記判断する手順を繰り返す手順と
を実行するように構成されたプロセッサを具備するユーザ機器。
【請求項26】
前記プロセッサが、前記第1の伝送の一部がユーザ機器の識別子でマスクされているか否かを判断するようにさらに構成される、請求項25に記載のユーザ機器。
【請求項27】
前記プロセッサが、前記伝送の一部がユーザ機器の識別子を含むか否かを判断するようにさらに構成される、請求項25に記載のユーザ機器。
【請求項28】
前記プロセッサに動作可能に接続された受信器をさらに具備し、
前記受信器は、上位レイヤメッセージで変調および符号化方式を受信するように構成され、
前記プロセッサが、受信した前記変調および符号化方式に従って、ブラインド検出を調整するようにさらに構成される、請求項25に記載のユーザ機器。
【請求項29】
前記プロセッサが、ユーザ機器にサービス提供する通信コントローラとユーザ機器との間のチャネルのチャネル状態情報を抽出し、前記チャネル状態情報に従って、ブラインド検出に用いられる符号化率を調整するようにさらに構成され、
前記プロセッサに動作可能に接続され、前記チャネル状態情報を、前記通信コントローラに送信するように構成された送信器をさらに具備する、請求項25に記載のユーザ機器。
【請求項30】
通信コントローラを動作させる方法であって、
前記通信コントローラにより、第1の伝送をユーザ機器に送信するステップであって、前記第1の伝送は、第1のサブフレームの第1の伝送帯の符号領域要素(CDE)に割り当てられる、ステップと、
前記通信コントローラにより、第1の再伝送を前記ユーザ機器に送信するステップであって、前記第1の再伝送は、前記第1の伝送に対応する第1の肯定応答が第1の所定時間内に受信されていないとの判断に応答して、第2のサブフレームの前記第1の伝送帯の前記CDEに割り当てられ、前記第2のサブフレームは、前記第1のサブフレームから第2の所定時間後に発生する、ステップと
を有する、方法。
【請求項31】
第2の再伝送を前記ユーザ機器に送信するステップであって、前記第2の再伝送は、前記第1の再伝送に対応する第2の肯定応答が前記第1の所定時間内に受信されていないとの判断に応答して、第3のサブフレームの前記第1の伝送帯の前記CDEに割り当てられ、前記第3のサブフレームは、前記第2のサブフレームから前記第2の所定時間後に発生する、ステップをさらに有する、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記第1の伝送を送信するステップが、
前記第1の伝送を、前記第1の伝送帯の前記CDEに割り当てるステップと、
前記CDEを、前記第1の伝送帯に関連付けられた前記第1のサブフレームの第1の複数のネットワークリソースにマッピングするステップと、
前記第1の複数のネットワークリソースを、前記ユーザ機器にブロードキャストするステップと
を含む、請求項30に記載の方法。
【請求項33】
前記第1の再伝送を送信するステップが、
前記第1の再伝送を、前記第1の伝送帯の前記CDEに割り当てるステップと、
前記CDEを、前記第1の伝送帯に関連付けられた前記第2のサブフレームの第2の複数のネットワークリソースにマッピングするステップと、
前記第2の複数のネットワークリソースを、前記ユーザ機器にブロードキャストするステップと
を含む、請求項30に記載の方法。
【請求項34】
ユーザ機器を動作させる方法であって、
前記ユーザ機器により、前記ユーザ機器に向けられた第1の伝送が復号不可能であると判断するステップであって、前記第1の伝送は、伝送帯の符号領域要素(CDE)に関連付けられ、第1のサブフレームで受信される、ステップと、
前記ユーザ機器により、前記伝送帯の前記CDEに関連付けられたバッファデータを、最大数のサブフレームまで組み合わせることによって、前記第1の伝送の回復を試行するステップと、
前記ユーザ機器が前記第1の伝送を回復可能である場合、前記ユーザ機器により、前記第1の伝送の送信元に応答を送信するステップと
を有する方法。
【請求項35】
前記第1の伝送の回復を試行するステップが、
前記第1の伝送に関連付けられた第1のデータを、第1のバッファされた伝送に関連付けられた第1のバッファデータと組み合わせて、第1の結合データを生成するステップと、
前記第1の結合データの復号を試行するステップと
を含む、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記第1のデータと前記第1のバッファデータとを組み合わせるために、結合対数尤度比が用いられる、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記第1の結合データを、第2のバッファされた伝送に関連付けられた第2のバッファデータと組み合わせて、第2の結合データを生成するステップと、
前記第2の結合データの復号を試行するステップと
をさらに有する、請求項35に記載の方法。
【請求項38】
第1の伝送をユーザ機器に送信するように構成された送信器を具備し、
前記第1の伝送は、第1のサブフレームの第1の伝送帯の符号領域要素(CDE)に割り当てられ、
前記送信器は、第1の再伝送を前記ユーザ機器に送信するようにさらに構成され、
前記第1の再伝送は、前記第1の伝送に対応する第1の肯定応答が第1の所定時間内に受信されていないとの判断に応答して、第2のサブフレームの前記第1の伝送帯の前記CDEに割り当てられ、
前記第2のサブフレームは、前記第1のサブフレームから第2の所定時間後に発生する、通信コントローラ。
【請求項39】
前記送信器が、第2の再伝送を前記ユーザ機器に送信するようにさらに構成され、
前記第2の再伝送は、前記第1の再伝送に対応する第2の肯定応答が前記第1の所定時間内に受信されていないとの判断に応答して、第3のサブフレームの前記第1の伝送帯の前記CDEに割り当てられ、
前記第3のサブフレームは、前記第2のサブフレームから前記第2の所定時間後に発生する、請求項38に記載の通信コントローラ。
【請求項40】
前記送信器に動作可能に接続されたプロセッサをさらに具備し、
前記プロセッサは、前記第1の伝送を、前記第1の伝送帯の前記CDEに割り当て、前記CDEを、前記第1の伝送帯に関連付けられた前記第1のサブフレームの第1の複数のネットワークリソースにマッピングするように構成され、
前記送信器が、前記第1の複数のネットワークリソースを、前記ユーザ機器にブロードキャストするようにさらに構成される、請求項38に記載の通信コントローラ。
【請求項41】
前記送信器に動作可能に接続されたプロセッサをさらに具備し、
前記プロセッサは、前記第1の再伝送を、前記第1の伝送帯の前記CDEに割り当て、前記CDEを、前記第1の伝送帯に関連付けられた前記第2のサブフレームの第2の複数のネットワークリソースにマッピングするように構成され、
前記送信器が、前記第2の複数のネットワークリソースを、前記ユーザ機器にブロードキャストするようにさらに構成される、請求項38に記載の通信コントローラ。
【請求項42】
プロセッサと、
前記プロセッサに動作可能に接続された送信器と
を具備し、
前記プロセッサは、ユーザ機器に向けられた第1の伝送が復号不可能であると判断するように構成され、
前記第1の伝送は、伝送帯の符号領域要素(CDE)に関連付けられ、第1のサブフレームで受信され、
前記プロセッサは、前記伝送帯の前記CDEに関連付けられたバッファデータを、最大数のサブフレームまで組み合わせることによって、前記第1の伝送の回復を試行するようにさらに構成され、
前記送信器は、ユーザ機器が前記第1の伝送を回復可能である場合に、前記第1の伝送の送信元に応答を送信するように構成される、ユーザ機器。
【請求項43】
前記プロセッサが、
前記第1の伝送に関連付けられた第1のデータを、第1のバッファされた伝送に関連付けられた第1のバッファデータと組み合わせて、第1の結合データを生成し、
前記第1の結合データの復号を試行するようにさらに構成される、請求項42に記載のユーザ機器。
【請求項44】
前記第1のデータと前記第1のバッファデータとを組み合わせるために、結合対数尤度比が用いられる、請求項43に記載のユーザ機器。
【請求項45】
前記プロセッサが、
前記第1の結合データを、第2のバッファされた伝送に関連付けられた第2のバッファデータと組み合わせて、第2の結合データを生成し、
前記第2の結合データの復号を試行するようにさらに構成される、請求項43に記載のユーザ機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2013年3月8日に出願された「System and Method for Reduced Signaling Transmissions in a Communications System」と題された米国特許出願第13/789,737号の優先権を主張するものであり、上記米国出願は、引用により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は、一般に、デジタル通信に関し、より詳細には、通信システムにおける信号伝送低減のためのシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0003】
典型的に、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ロングタームエボリューション(LTE)対応通信システムなどのセルラー通信システムにおいて、発展型NodeB(典型的に、基地局、通信コントローラ、NodeB端末基地局などとも称する)が、ユーザ機器(典型的に、移動局、端末、加入者、ユーザ、モバイルなどとも称する)への伝送を有するか、またはユーザ機器(UE)への伝送許可を有する場合、UEに対して、リソース要素についての制御情報、変調および符号化方式(MCS)、複数入力複数出力(MIMO)伝送モードなどを信号伝送する。
【0004】
通信システムが、より複雑になり、より多くの伝送モードに対応することが可能になると、UEへ信号伝送されて通信を可能にする情報量が増える。信号伝送される制御情報の量が増えると、通信システムリソースのうちの大きな割合が消費され、通信システム全体の性能に悪影響を及ぼす。したがって、通信における信号伝送のオーバーヘッド低減システムおよび方法が必要である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の例示的実施態様は、通信システムにおける信号伝送低減のためのシステムおよび方法を提供する。
【0006】
本開示の例示的実施態様によれば、通信コントローラを動作させる方法が提供される。この方法は、通信コントローラにより、伝送帯の1つまたは複数の符号領域要素(CDE)を、通信コントローラによってサービス提供され、伝送帯で動作し、かつ利用可能な伝送を有する複数のユーザ機器(UE)の各UEに割り当てるステップを含む。また、この方法は、通信コントローラにより、動的制御信号伝送を利用することなく、1つまたは複数のCDEに配置されたダウンリンク情報を、UEに送信するステップを含む。
【0007】
本開示の別の例示的実施態様によれば、ユーザ機器を動作させる方法が提供される。この方法は、ユーザ機器により、伝送帯に関連付けられた複数のネットワークリソースにおける第1の伝送を、ブラインド検出するステップであって、第1の伝送は、符号領域で、複数のネットワークリソースに共存する第2の伝送から分離され、第1の伝送と第2の伝送とは、既知のコードブックからの符号によって分離されている、ステップと、ユーザ機器により、第1の伝送の復号を試行するステップとを含む。また、この方法は、ユーザ機器が第1の伝送を復号可能である場合、ユーザ機器により、第1の伝送がユーザ機器に向けられたものであるか否かを判断するステップと、第1の伝送がユーザ機器に向けられたものではない場合、ユーザ機器により、既知のコードブックの残りの符号について、ブラインド検出するステップ、復号を試行するステップ、および判断するステップを繰り返すステップとを含む。
【0008】
本開示の別の例示的実施態様によれば、通信コントローラが提供される。この通信コントローラは、プロセッサと、このプロセッサに動作可能に接続された送信器とを含む。プロセッサは、伝送帯の1つまたは複数の符号領域要素(CDE)を、通信コントローラによってサービス提供され、伝送帯で動作し、かつ利用可能な伝送を有する複数のユーザ機器(UE)の各UEに割り当てる。また、送信器は、動的制御信号伝送を利用することなく、1つまたは複数のCDEに配置された情報を、UEにダウンリンクする。
【0009】
本開示の別の例示的実施態様によれば、ユーザ機器が提供される。このユーザ機器は、プロセッサを含む。プロセッサは、伝送帯に関連付けられた複数のネットワークリソースにおける第1の伝送をブラインド検出する。第1の伝送は、符号領域で、複数のネットワークリソースに共存する第2の伝送から分離され、第1の伝送と第2の伝送とは、既知のコードブックからの符号により分離されている。また、プロセッサは、第1の伝送を復号するよう試行して、ユーザ機器が第1の伝送を復号可能である場合、第1の伝送がユーザ機器に向けられたものであるか否かを判断し、第1の伝送がユーザ機器に向けられたものではない場合、既知のコードブックの残りの符号について、ブラインド検出、復号の試行、および判断することを繰り返す。
【0010】
本開示の別の例示的実施態様によれば、通信コントローラを動作させる方法が提供される。この方法は、通信コントローラにより、第1の伝送をユーザ機器に送信するステップであって、第1の伝送は、第1のサブフレームの第1の伝送帯の符号領域要素(CDE)に割り当てられる、ステップを含む。また、この方法は、通信コントローラにより、第1の再伝送をユーザ機器に送信するステップであって、第1の再伝送は、第1の伝送に対応する第1の肯定応答が第1の所定時間内に受信されていないとの判断に応答して、第2のサブフレームの第1の伝送帯のCDEに割り当てられ、第2のサブフレームは、第1のサブフレームから第2の所定時間後に発生する、ステップを含む。
【0011】
本開示の別の例示的実施態様によれば、ユーザ機器を動作させる方法が提供される。この方法は、ユーザ機器により、ユーザ機器に向けられた第1の伝送が復号不可能であると判断するステップを含む。第1の伝送は、伝送帯の符号領域要素(CDE)に関連付けられ、第1のサブフレームで受信される。また、この方法は、伝送帯のCDEに関連付けられたバッファデータを、最大数のサブフレームまで組み合わせることによって、第1の伝送の回復を試行するステップを含む。また、この方法は、ユーザ機器が第1の伝送を回復可能である場合、ユーザ機器により、第1の伝送の送信元に応答を送信するステップを含む。
【0012】
本開示の別の例示的実施態様によれば、通信コントローラが提供される。この通信コントローラは、送信器を含む。送信器は、第1の伝送をユーザ機器に送信する。第1の伝送は、第1のサブフレームの第1の伝送帯で符号領域要素(CDE)に割り当てられる。また、送信器は、第1の再伝送をユーザ機器に送信する。第1の再伝送は、第1の伝送に対応する第1の肯定応答が第1の所定時間内に受信されていないとの判断に応答して、第2のサブフレームの第1の伝送帯のCDEに割り当てられ、第2のサブフレームは、第1のサブフレームから第2の所定時間後に発生する。
【0013】
本開示の別の例示的実施態様によれば、ユーザ機器が提供される。このユーザ機器は、プロセッサと、このプロセッサに動作可能に接続された送信器とを含む。プロセッサは、ユーザ機器に向けられた第1の伝送が復号不可能であると判断する。第1の伝送は、伝送帯の符号領域要素(CDE)に関連付けられ、第1のサブフレームで受信される。また、プロセッサは、伝送帯のCDEに関連付けられたバッファデータを、最大数のサブフレームまで組み合わせることによって、第1の伝送の回復を試行する。送信器は、ユーザ機器が第1の伝送を回復可能である場合、第1の伝送の送信元に応答を送信する。
【発明の効果】
【0014】
実施形態の一利点は、送信に必要な信号伝送が減少するために、通信オーバーヘッドが緩和されること、特に、データペイロードが小さい伝送について、緩和されることである。
【0015】
実施形態のさらに別の利点は、信号伝送が減少したハイブリッド自動反復要求(HARQ)処理が提供されて、少ない信号伝送で、エラー検出およびエラー訂正ができるようになることである。
【0016】
本開示およびその利点をより完全に理解するために、以下の説明が、添付の図面と組み合わせて参照される。図面は以下のとおりである。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本明細書に記載する例示的実施形態による例示的な通信システムを示す図である。
図2】本明細書に記載する例示的実施形態による例示的な制御プレーンおよびデータプレーンを示す図である。
図3】本明細書に記載する例示的実施形態による、動的(または高速)制御信号伝送なしでの通信のための例示的なフレームワークを示す図である。
図4】本明細書に記載する例示的実施形態による、動的制御信号伝送なしでの通信に対応した通信システムの複数の例示的なフレームを示す図である。
図5】本明細書に記載する例示的実施形態による、UEをSSFTx帯に割り当てる例を強調している、例示的なフレームの詳細図である。
図6a】本明細書に記載する例示的実施形態による、リソースをUEに割り当てるシステムの例示的な図である。
図6b】本明細書に記載する例示的実施形態による、論理CDEと物理CDEとの関係の例を示す図である。
図7a】本明細書に記載する例示的実施形態による、動的制御信号伝送なしでの通信に対応した通信システムにおいてeNBがUEへ送信する際、eNBにおいて発生する動作の例示的なフローチャートである。
図7b】本明細書に記載する例示的実施形態による、動的制御信号伝送なしでの通信に対応した通信システムにおいてUEがeNBからの伝送を受信する際、UEにおいて発生する動作の例示的なフローチャートである。
図8a】本明細書に記載する例示的実施形態による、SSFTx帯内でパケットを受信可能なブラインド検出器の例示的な第1の例を示す図である。
図8b】本明細書に記載する例示的実施形態による、SSFTx帯内でパケットを受信可能なブラインド検出器の例示的な第2の例を示す図である。
図9a】本明細書に記載する例示的実施形態による、eNBが固定MCSレベルでSSFTx帯を構成する際、eNB内で発生する動作の例示的なフローチャートである。
図9b】本明細書に記載する例示的実施形態による、UEが固定MCSレベルに応じてその復号器を設定する際、UE内で発生する動作の例示的なフローチャートである。
図10a】本明細書に記載する例示的実施形態による、eNBがSSFTx帯内で動作中のUEへの伝送の符号化率を調整する際、eNB内で発生する動作の例示的なフローチャートである。
図10b】本明細書に記載する例示的実施形態による、UEが、UEのチャネル状態に応じて設定された適応符号化率での伝送を受信する際、UE内で発生する動作の例示的なフローチャートである。
図11a】本明細書に記載する例示的実施形態による、eNBがSSFTx帯内で動作中のUEへの伝送の送信出力レベルを調整する際、eNB内で発生する動作の例示的なフローチャートである。
図11b】本明細書に記載する例示的実施形態による、UEが、伝送の送信出力レベルがeNBにより適応可能である伝送を受信する際に、UE内で発生する動作を示す例示的なフローチャートである。
図11c】本明細書に記載する例示的実施形態による、eNBが相互に対をなすUE(CDE)の数を調整して、目標リンク品質を満たす際、eNB内で発生する動作の例示的なフローチャートである。
図12】本明細書に記載する例示的実施形態による、HARQ動作が強調された例示的なタイミング図である。
図13a】本明細書に記載する例示的実施形態による、eNBがブラインドHARQ処理を用いてUEへ送信する際、eNB内で発生する動作のフローチャートである。
図13b】本明細書に記載する例示的実施形態による、UEが伝送を受信してその伝送を復号する際、UE内で発生する動作の例示的なフローチャートである。
図13c】本明細書に記載する例示的実施形態による、UEがHARQ受信処理を実行する際、UE内で発生する動作の例示的なフローチャートである。
図14a】本明細書に記載する例示的実施形態による、第1の通信デバイスの例示的な図である。
図14b】本明細書に記載する例示的実施形態による、第1の通信デバイスの例示的な図である。
図14c】本明細書に記載する例示的実施形態による、第1の通信デバイスの例示的な図である。
図14d】本明細書に記載する例示的実施形態による、第1の通信デバイスの例示的な図である。
図15a】本明細書に記載する例示的実施形態による、第2の通信デバイスの例示的な図である。
図15b】本明細書に記載する例示的実施形態による、第2の通信デバイスの例示的な図である。
図15c】本明細書に記載する例示的実施形態による、第2の通信デバイスの例示的な図である。
図15d】本明細書に記載する例示的実施形態による、第2の通信デバイスの例示的な図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
現在の例示的実施形態の動作およびその構造について、以下に詳細に説明する。ただし、本開示は、広範な具体的文脈において実装され得る応用可能な発明の概念を、多数提供していることが、理解されるべきである。考察される具体的実施形態は、本開示内容の具体的構造、および本開示内容の動作方法を説明するためだけのものであり、本開示内容を限定するものではない。
【0019】
本開示内容の一実施形態は、通信システムにおける信号伝送低減に関する。たとえば、通信コントローラでは、この通信コントローラは、伝送帯の1つまたは複数の符号領域要素(CDE)を、この伝送帯で動作するとともに利用可能な伝送を有する各ユーザ機器(UE)に割り当て、CDEを、伝送帯に関連付けられた複数のネットワークリソースにマッピングし、複数のネットワークリソースをUEへブロードキャストする。別の例としては、通信コントローラにおいて、この通信コントローラは、第1の伝送をユーザ機器へ送信する。第1の伝送は、第1のサブフレームの第1の伝送帯内で符号領域要素(CDE)に割り当てられる。そして、通信コントローラは、第1の再伝送をユーザ機器へ送信する。第1の再伝送は、第1の伝送に対応した肯定応答が受信されていないとの判断に応じて、第2のサブフレームの第1の伝送帯内のCDEに割り当てられる。第2のサブフレームは、第1のサブフレームの特定時間後に発生する。
【0020】
本開示は、特定の文脈、すなわち、3GPP LTE対応の通信システムにおける例示的実施形態において説明される。しかしながら、本開示は、他の規格に対応するかまたは規格に対応しない通信システムにも、適用され得る。
【0021】
図1は、通信システム100を示す。通信システム100は、eNB105を含む。eNB105は、UE110、UE112、UE114、およびUE116など、複数のUEに、無線でサービスを提供し得る。典型的に、UEへの通信またはUEからの通信は、eNB105を通じて流れる必要がある。通信システムは、多数のUEと通信可能な複数のeNBを用い得ることが理解されているが、簡潔にするために、単一のeNBのみと多数のUEとが図示されている。
【0022】
一般に、信号伝送には、以下の3つのレベルがある。
1)ネットワーク構成ブロードキャスト信号伝送:非常に低い信号伝送速度として特徴付けられ得る。
2)無線リンク制御(RLC):低速度信号伝送として特徴付けられる。RLC信号伝送は、各UE毎になされ得る。
3)3GPP LTEにおける物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)などでの動的スケジューリング信号伝送:一般に、動的スケジューリング信号伝送は、高速信号伝送として特徴付けられ得る。なお、動的スケジューリング信号伝送は、特に少量のパケットについて、非常にオーバーヘッドの高い信号伝送である。
【0023】
3GPP LTE対応通信システムでは、動的スケジューリング信号伝送の典型的なコンテンツは、以下のものを含み得る。
-リソース割当情報:時間情報(たとえば、送信時間間隔(TTI)など)、周波数情報(たとえば、リソースブロック(RB)、リソースブロックグループ(RBG)など)、および符号化情報(たとえば、符号分割多元接続(CDMA)シグネチャ、疎符号多元接続(SCMA)コードブックなど)など
-リンク適応情報:変調レベル、符号化率、送信出力レベルなど
-ハイブリッド自動反復要求(HARQ)に対応する信号伝送
【0024】
なお、リアルタイムの用途、インスタントメッセージ伝送、マシンツーマシン(M2M)トラフィック、状態アップデートメッセージなど、現在および将来の多くの用途では、少量のパケットが生成される。信号伝送のオーバーヘッドは、少量のパケットにおいて強調される。説明のための例として、以下の状況を考える。単一のセルで50人のユーザに対応し、ダウンリンクチャネル上に各ユーザが1つのリソースブロック(RB)を占有するものとする。そして、ユーザ毎の信号伝送のオーバーヘッドは、ダウンリンク許可について2制御チャネル要素(CCE)、およびアップリンク許可について2CCEで、ユーザ毎に合計4CCEとなる。ユーザ毎の制御チャネル用リソース要素数(RE)は、以下のように表される。
【0025】
【数1】
【0026】
したがって、オーバーヘッドは、以下のように表される。
【0027】
【数2】
【0028】
86%のオーバーヘッドでは、データ伝送の余地がほとんどない。
【0029】
図2は、制御プレーン205およびデータプレーン210を示す。制御プレーン205は、UE-1 215、UE-2 217、およびUE-3 219などの様々なUEへの信号伝送を示す。データプレーン210は、UE-1 220、UE-2 222、およびUE-3 224などの様々なUEへのデータの伝送を示す。制御プレーン205での信号伝送は、データプレーン210でのリソース割当を示す。例として、制御プレーン205でのUE-1 215への信号伝送は、データプレーン210でのリソース(UE-1 220)に対応する。一旦、制御プレーン205においてリソースが使用されると、データプレーン210における未使用リソースは、使用されずに残る。一例として、データプレーン210における未使用リソース230は、制御プレーン205の制限により生じ得る。未使用リソース(たとえば、未使用リソース230)は、通信における他の形態で使用され得る。
【0030】
上述のように、制御プレーン205の信号伝送が、リソースを利用する必要がなければ、データプレーン210における未使用リソースは、通信に使用され得る。例示的実施形態によると、UEにおいて(すなわち、一般に、受信デバイスにおいて)ブラインド検出が用いられた場合、制御プレーンでの信号伝送を排除し得る。ブラインド検出により、UEは、典型的に、リソース割当情報、リンク適応、およびHARQ信号伝送などの動的スケジューリング信号伝送を使用することなく、情報を検出することができるようになる。説明のための例として、UEなどの受信デバイスは、受信デバイスが受信するリソースで複数の仮定を試すことにより、ブラインド検出を使用して、情報を検出し得る。試した仮定が正確であれば、UEは、理解可能な結果を得ることになる。試した仮定が不正確であれば、UEは、理解不能な結果を得ることになる。例示的仮定には、可能なリソース割当、リンク適応値、HARQ伝送などがある。
【0031】
図3は、動的(すなわち高速)制御信号伝送なしでの通信のためのフレームワーク300を示す。動的制御信号伝送なしでの通信を可能とするため、いくつかの低速信号伝送メカニズムが提示されている。それは以下のものを含む。
-ブロードキャストチャネルを使用してUEへ信号伝送して、通信システムが動的制御信号伝送なしでの通信に対応しているか否かを示す、伝送モード構成。
-通信システムと交信して、UEが動的制御信号伝送なしでの通信に対応しているか否かを示す、UE能力。
-探索空間およびアクセスコード。アクセスコードは、UEへブロードキャストチャネルを通じて信号伝送され、低速信号伝送チャネルを使用して更新され得る。また、設定されたアクセスコードの最大サイズも、更新されて、低速信号伝送チャネルを用いてUEへ信号伝送され得る。
-UEへブロードキャストチャネルを通じて信号伝送され、低速信号伝送チャネルを使用して更新され得る、変調および符号化方式(MCS)設定。
【0032】
フレームワーク300では、非スケジュール信号伝送通信(SSFTx:scheduling signaling free transmission)構造302が強調されている。SSFTx構造302は、非動的制御信号伝送スケジュールアクセス305、非動的制御信号伝送スケジュール適応(リンク適応)310、および非動的制御信号伝送スケジュールHARQ315への対応を含んでいる。非動的制御信号伝送スケジュールアクセス305は、リソース定義322およびリソース割当324(集合的に、リソース管理320と称する)のための非動的制御信号伝送がある、符号分割多元接続-直交周波数分割多重(CDMA-OFDM)、低密度シグネチャOFDM(LDS-OFDM)、SCMA-OFDMなど、マルチキャリア変調(MCM)でリソース共用される符号領域多元接続を含み得る。UE(すなわち、受信デバイス)では、非動的制御信号伝送スケジュールアクセス305は、アクティブ符号なしのブラインド符号領域受信、および/またはシグネチャの知識330を含み得る。非動的制御信号伝送スケジュール適応310は、動的制御信号伝送対応なしの長期リンク適応を含み得る。非動的制御信号伝送スケジュールHARQ315は、動的制御信号伝送対応なしのブラインドHARQ動作を含み得る。SSFTx302の各部について、以下に詳細に説明する。
【0033】
図4は、動的制御信号伝送なしでの通信に対応した通信システムの複数のフレーム400を示す。図4は、フレームN 405およびフレームN+1 407のフレーム構造を強調している。なお、複数のフレーム400は、他のフレームを含み得るが、考察のために、2つのフレームのみが示されている。また、フレームN 405のフレーム構造は、フレームN+1 407のフレーム構造と同じであることに留意されたい。したがって、フレームN 405の具体的構造についての考察は、フレームN+1 407の具体的構造にも適用され、逆も同様である。
【0034】
図4に示すように、フレームN 405は、TTI 1 410、TTI 2 412およびTTI M 414などの複数のTTIを含む。いくつかのTTI内に、非スケジュール動的制御信号伝送を通信のために予約されたいくつかのリソース(たとえば、時間リソース、周波数リソース、または時間-周波数リソース)があり得る。各TTI内のこのようなリソースを、SSFTx帯と称し得る。一例として、TTI 1 410内には、SSFTx帯1 420があり、TTI 2 412内には、別のSSFTx帯1 422がある。なお(図4には、図示された全てのTTIがSSFTx帯を有するが)、各TTI内に、SSFTx帯がなくともよい。なお、単一のSSFTx帯が、複数のTTIに亘ることもある。一例として、SSFTx帯1(ブロック420および422)は、TTI 1 410およびTTI 2 412に亘る。さらに、低速信号伝送チャネルまたは極低速信号伝送チャネル上のメッセージ伝送を通じて、eNBにより具体的に変更されなければ、連続したフレームについてのSSFTx帯の構成は、同一であることに留意されたい。図4に示すように、フレームN 405およびフレームN+1 407は、同一のSSFTx帯構成を有する。さらに、SSFTx帯の構成は、論理領域において定義されてもよいことに留意されたい。論理領域は、予め定義されたマッピング規則により、実際の物理リソースへとマッピングされる。論理領域から物理領域へのマッピングは、フレーム毎に変化してもよい。
【0035】
SSFTx帯、たとえば、フレームN+1 407のSSFTx帯2 430内で、リソースは、複数の符号領域要素(CDE)に関連付けられ得る。一例として、SSFTx帯2 430は、CDE1、CDE2、そしてCDE10までの10のCDEに関連付けられ得る。なお、各CDEは、SSFTx帯のリソースのサブセットに関連付けられ得る。説明のための例として、各CDEは、SSFTx帯のリソースのエンティティに関連付けられ得る。説明のための別の例として、いくつかのCDEが、SSFTx帯のリソースのエンティティに関連付けられ得るものであり(すなわち、CDEは、SSFTx帯のリソースを完全に占有する)、他のCDEは、SSFTx帯のリソースの一部に関連付けられ得る。説明のためのさらに別の例としては、各CDEは、SSFTx帯のリソースの一部に関連付けられ得る。
【0036】
各CDEは、符号領域内で分離されていてもよく、SSFTx帯のそれぞれのCDE間の相互相関が低いかまたはゼロであることを意味する。換言すると、CDEは、互いに直交するといえる。説明のための例として、第1のCDEに対応する伝送の情報は、それぞれのCDEが情報に適用された後、符号領域内で第2のCDEに対応する伝送の情報へと分離される。CDEの例は、CDMAシーケンス、LDSシグネチャ、SCMAコードブックなどを含み得る。
【0037】
SSFTx帯の構成は、eNBにより、上位レイヤ信号伝送(たとえば、無線リソース制御(RRC)信号伝送)などを通じて、低速信号伝送チャネルまたは極低速信号伝送チャネルで、UEに提供され得る。SSFTx帯の構成は、トラフィックの要求、通信システムの状態、UEの負荷、UE数、UEのトラフィックパターンなどの変更に遭遇する機会に、eNBにより変更され得る。SSFTx帯の構成を通じて、UEは、SSFTx帯毎のCDE数、SSFTx帯数、SSFTx帯の位置(すなわち、SSFTx帯に関連付けられたリソースなどについて認識する。なお、低速信号伝送チャネルまたは極低速信号伝送チャネルを使用することにより、リソースの管理が、非常に低いオーバーヘッドで可能となる。
【0038】
例示的実施形態によると、複数のUEは、各SSFTx帯に割り当てられ得る。さらに、単一のUEが、複数のSSFTx帯に割り当てられ得る。UEのSSFTx帯への割当は、UE優先度、UE種別、UE加入レベル、UEトラフィック種別、UEトラフィック優先度、UEトラフィックパターン、UEサービスヒストリなどの割当基準を考慮してなされ得る。
【0039】
図5は、UEのSSFTx帯への割当例を強調している、フレーム500の詳細図を示す。図5に示すように、フレーム500は、少なくともMのTTI(たとえば、TTI 1 505、TTI 2 507およびTTI M 509)と、2つのSSFTx帯(TTI 1 505(ブロック520)およびTTI 2 507(ブロック522)内にあるSSFTx帯1、ならびにTTI M 509(ブロック525)内にあるSSFTx帯2)とを含む。SSFTx帯1は、UE1、UE2、UE3、UE4、UE5、UE6、UE9、UE10、およびUE11を含む、割り当てられた9のUEを有し得るものであり、SSFTx帯2は、UE1、UE2、UE5、UE6、UE7、およびUE8を含む、割り当てられた6つのUEを有し得る。なお、UE1、UE2、UE5、およびUE6を含むいくつかのUEが、両SSFTx帯に対して割り当てられ、UE3、UE4、UE9、UE10、およびUE11が、SSFTx帯1に対してのみ割り当てられ、UE7およびUE8が、SSFTx帯2のみに対して割り当てられる。
【0040】
なお、UEは、1つまたは複数のSSFTx帯に割り当てられ得るが、UEに、伝送を受信するのに必要なリソースが配分されてもよく、配分されなくともよい。説明のための例として、eNBがUEへ送信するデータを有しない場合、eNBがUEからの伝送の要求を受信しない場合、eNBがUEに送信するデータを有していてもeNBがUEを選択してリソースを配分することがなかった場合など、UEには、伝送を受信するためのリソースが配分されないこともある。
【0041】
図6aは、リソースをUEに割り当てるシステム600の図を示す。システム600は、動的制御信号伝送なしでの通信に対応した通信システムのeNBの一部を表し得る。システム600は、スケジューラ605を含み得る。スケジューラ605は、送信するデータを有するSSFTx帯に対して割り当てられたUEの組のうちのどのUEかを決めるのに用いられ得る。説明のための例として、SSFTx帯2 610につき、SSFTx帯2 610に割り当てられたUEの組は、6つのUEを備える。ただし、10のUEのうちの4つだけについては、eNBが、送信するデータを有する。
【0042】
考察のために、eNBが、UE1、UE5、UE6およびUE7へ送信するデータを有する状況を考える。そして、スケジューラ605は、1つまたは複数のCDEの各UEに対する割当を選択し得る。なお、各UEには、1つまたは複数のCDEが割り当てられ得るが、単一のCDEは、単一のUEにのみが割り当てられ得る。図6aに示すように、UE1にはCDE1およびCDE2が割り当てられ、UE5にはCDE3およびCDE10が割り当てられるとともに、UE6にはCDE5が割り当てられ、UE7にはCDE8が割り当てられる。なお、UEに対して割り当てられたCDE数は、UEへ送信されるデータ量、割当に利用可能なCDE数、CDEを割り当てるUE数、UEに対して送信されるデータ量によるものであってもよい。
【0043】
なお、UEは、UEからCDEへの割当について認識しておらず、ブラインド検出を用いて、CDEが送信されるか否か、および送信されたなら、そのUEのデータまたは他のUEのデータを担持しているか否かを決定する。一例として、ブラインドLDSおよび/またはSCMAシグネチャ検出器は、UEに用いられて、SSFTx帯内でアクティブなCDEのリストを判断し得る。なお、UEが割り当てられているCDEは、物理CDEの組を表し得る論理CDEである。論理CDEを物理CDEへマッピングするために使用されるマッピング規則は、予め定義されて、BSおよびUEに認識されていてもよい。
【0044】
図6bは、論理CDEと物理CDEとの関係を示す。図6bに示すように、UE6に対して割り当てられた論理CDE655は、物理CDE660へとマッピングされる。図6aにおいて考察されたように、CDE5がUE6に対して割り当てられる。
【0045】
図7aは、動的制御信号伝送なしでの通信に対応した通信システムにおいてeNBがUEへ送信する際、eNBにおいて発生する動作700のフローチャートを示す。動作700は、eNBがUEへ、動的制御信号伝送なしでの通信を用いて送信する際、eNB105などのeNBにおいて発生する動作を示し得る。
【0046】
動作700は、eNBによりサービス提供されているUEのどれが、送信するデータを有するか、すなわち、どのUEがダウンリンク伝送を有するか判断することで、開始し得る(ブロック705)。一般に、eNBが、メモリまたはバッファに格納されたUE用のデータを有する場合、UEは、ダウンリンク伝送を有し得る。その代わりに、eNBがダウンリンク伝送を実行するときまでに、eNBがUE用のデータをメモリまたはバッファ内に有するものと推測する場合、UEは、ダウンリンク伝送を有し得る。典型的に、ダウンリンク伝送を有するUEは、eNBによりサービス提供されるUEのサブセットである。
【0047】
eNBは、ダウンリンク伝送のあるUEのサブセットをスケジューリングすることにより、スケジューリングされたUEを生成し得る(ブロック707)。スケジューリングは、ダウンリンク伝送のある(または、ダウンリンク伝送が利用可能な)UEのいくつかまたは全てを、スケジューリング基準により選択することを含み得る。この基準は、利用可能な送信機会または送信インターバルについて、UE優先度、UEサービスヒストリ、データ優先度、利用可能なリソース、送信するデータ量などを含み得る。説明のための例として、eNBが、ダウンリンク伝送を有するUEを、合計で10有するものの、ダウンリンク伝送に配分されたリソースが合計5つしかない状況を考える。eNBは、様々なスケジューリングアルゴリズムを使用し得る。このアルゴリズムは、5のリソースを割り当てる10のUEのサブセットを選択するために、公平性を均衡させることを目標とし、データスループットを最大化し、待ち時間を最短とするものなどを含む。実際のスケジューリング技術の考察は、本実施形態の範囲を超えている。
【0048】
eNBは、スケジューリングされたUEを論理CDEに割り当て得る(ブロック709)。上述のように、UEをスケジューリングすることは、リソース(たとえば、論理CDE)が割り当てられるUEを選択することを含み得る。eNBは、伝送帯の1つまたは複数の論理CDEを、スケジューリングされたUEの各々に、eNBにより実行されるスケジューリングに従って割り当て得る。説明のための例として、スケジューリングにより、3つのUEが選択されて、各々に単一の論理CDEが割り当てられたことが特定された場合、eNBは、単一の論理CDEを3つのUEの各々に割り当て得る。典型的に、論理CDEのUEへの割当は、任意になされ得る。ただし、いくつかの論理CDEが、他のものよりも、符号領域において分離されており、これらの論理CDEは、永久的に割り当てられることが可能となり得る。
【0049】
ダウンリンク伝送のあるUEを決定すること705と、ダウンリンク伝送のあるUEをスケジューリングすること707と、スケジューリングされたUEを割り当てること709とを、一括して、制御信号伝送のない通信のためのリソース割当と称してもよい(ブロック711)。eNBは、論理CDEを物理CDEにマッピングし得る(ブロック713)。参照として、論理CDEと物理CDEとの間の例示的関係を、図6bに提示する。一般に、論理CDEを物理CDEへマッピングすることは、ネットワークリソースが、各論理CDEに対応することを示す。
【0050】
eNBは、伝送をブロードキャストする(ブロック715)。伝送をブロードキャストすることは、eNBが、論理CDEに関連付けられた符号をダウンリンク伝送のデータに適用すること、データに対する、プリコード、増幅、変調、フィルタリングなどを含み、送信信号を生成して、送信信号を送信アンテナに提供し、送信信号を空中を通じてUEへ送る。論理CDEをマッピングすること713と、伝送をブロードキャストすること715とを一括して、動的制御信号伝送なしでデータを送信することと称する(ブロック717)。
【0051】
図7bは、動的制御信号伝送なしでの通信に対応した通信システムにおいてUEがeNBから伝送を受信する際、UEにおいて発生する動作750のフローチャートを示す。動作750は、動的制御信号伝送なしにUEがeNBから伝送を受信する際、UE110〜116などのUEで発生する動作を示し得る。
【0052】
動作750は、UEがSSFTx帯内でパケットを検出することで開始され得る(ブロック755)。例示的実施形態によると、UEは、ブラインド検出を利用して、SSFTx帯内のパケットを検出し得る。一般に、ブラインド検出は、異なる仮定および/またはシグネチャを、パケットのあるSSFTx帯内のRBに適用することを含む。説明のための例として、eNBは、符号をCDMAコードブックから、シグネチャをLDSコードブックから、符号をSCMAコードブックから拡散することを利用し得るものであり、これらは、SSFTx帯内でパケットを伝送するためのSSFTx帯のCDEに関連付けられている。一般に、CDEは、SSFTx帯内のパケットを、直交化または実質的に直交化する。
【0053】
図8aは、SSFTx帯内でパケットを受信可能な第1の例のブラインド検出器800を示す。ブラインド検出器800は、メッセージ通過アルゴリズムによるジョイントシグネチャおよびデータ検出(JMPA)検出器805を含む。シグネチャ脱相関器810は、シグネチャのソフトリストを提供する(たとえば、符号をCDMAコードブックから、シグネチャをLDSコードブックから、符号をSCMAコードブックから拡散するなど)。シグネチャプール815は、符号をCDMAコードブックから、シグネチャをLDSコードブックから、符号をSCMAコードブックから拡散することなどを含む。シグネチャのソフトリストおよび受信した信号を用いると、JMPA検出器805は、伝送されたデータおよびアクティブシグネチャ(一般にはCDE)をともに検出する。ブラインド検出器800のソフト出力は、シグネチャ(CDE)のソフトリストを更新するために、アプリオリ情報(a priori information)として用いられ得る。
【0054】
図8bは、SSFTx帯内でパケットを受信可能な第2の例のブラインド検出器850を示す。ダウンリンクでは、送信器が、アクティブなシグネチャ数を認識して、所定の順に用いるので、ブラインド検出器850は、ブラインド検出処理における計算量(complexity)を減少させ得る。シグネチャの利用順が、UE(およびブラインド検出器850)に対して提供されてもよい。利用順についての知見は、アクティブシグネチャ(CDE)の探索を単純化して改良するのに役立ち得る。さらに、出力の制限下で、各アクティブシグネチャの出力は、シグネチャ間に出力オフセットがない場合、アクティブシグネチャの合計数により、調整され得る。ブラインド検出器850は、ハード検出のある脱相関器という特徴がある。シグネチャ脱相関器860は、アクティブシグネチャのリストを、メッセージ通過アルゴリズム(MPA)検出器855によるMPA検出に提供する。MPA検出器855は、シグネチャ脱相関器860により提供されたハードリストが正確であると仮定して、複数のアクティブシグネチャに亘って、データの検出を試みてもよい。シグネチャプール865は、符号をCDMAコードブックから、シグネチャをLDSコードブックから、符号をSCMAコードブックから拡散することなどを含む。
【0055】
図7bに戻り、UEは、SSFTx帯内でパケットを発見したか否かを判断するために、検査を実行し得る(ブロック757)。説明のための例として、ブラインド検出器の出力は、パケットを発見したことを示すために、信号または割り込みをアサートし得る。UEは、信号または割り込みがアサートされたか否かを検査し得る。ブラインド検出器がパケットを発見していない場合、UEは、ブロック755に戻って、SSFTx帯内でのパケット探索を継続し得る。
【0056】
ブラインド検出器がパケットを発見した場合、UEは、そのパケットを復号し得る(ブロック758)。UEは、eNBにより指定されたMCSレベルに応じて、パケットを復号し得る。MCSレベルは、低速信号伝送チャネルまたは極低速信号伝送チャネルを用いて、UEへと信号伝送されていてもよい。
【0057】
UEがパケットを復号可能である場合、UEは、パケットの意図した受信器であるか否かについて別の検査を実行し得る(ブロック759)。例示的実施形態では、パケットは、意図した受信者でマークされ得る。説明のための例として、周期冗長検査(CRC)など、パケットの一部は、意図した受信者の識別情報(たとえば、意図した受信者の識別子)でマスクされ得る。説明のための別の例として、パケットのヘッダなど、パケットの一部は、意図した受信者の識別情報を含み得る。UEがパケットの意図した受信者でない場合、UEは、ブロック755に戻って、SSFTx帯内でのパケット探索を継続し得る。なお、パケットが、そのパケットの意図した受信器であるか否かを判断することは、パケットを復号することを含み得る。
【0058】
UEがパケットの意図した受信者である場合、UEは、パケットおよびそのコンテンツを処理し得る(ブロック761)。説明のための例として、パケットの処理は、パケットのコンテンツに応じて処理することを含み得る。説明のための例として、パケットが制御情報を含む場合、UEは、パケットに格納された制御情報に応じて、その構成を調整し得る。説明のための別の例として、パケットがデータを含む場合、UEは、データを利用するアプリケーションに、そのデータを提供したり、そのデータを格納したりすることなどができる。なお、UEが、SSFTx帯の検出を完了していないときには、ブロック755に戻り、SSFTx帯の検出を継続し得る。
【0059】
一般に、LDSリンクなどの通信リンク品質は、以下のいくつものパラメータによることになる。
-対になったユーザの変調および符号化方式(MCS)レベル、
-所与の伝送出力の制約下で、各レイヤに配分された出力、および
-対になったユーザ数、である。
典型的に、各パラメータ(またはその組み合わせ)は、通信リンクの品質を順応的に変更するために用いられ得る。ただし、そのいくつかは、信号伝送コストがないブラインドリンク適応の対象となる。
【0060】
例示的実施形態によると、MCSを、SSFTx帯毎に固定することが可能である。このような状況では、各SSFTx帯のMCSは、上位レイヤ信号伝送を通じるなどして、低速信号伝送チャネルまたは極低速信号伝送チャネルを用いて構成され得る。SSFTx帯に割り当てられた複数のUEは、チャネル状態、すなわちチャネル品質にかかわらず、同じMCSを用いる。eNBは、MCSレベルの異なる複数のSSFTx帯を設定してもよく、UEは、チャネル品質などの状態に応じて、適切なSSFTx帯に対して割り当てられてもよい。
【0061】
図9aは、eNBが固定MCSレベルでSSFTx帯を構成する際、eNB内で発生する動作900のフローチャートを示す。動作900は、eNBが固定MCSレベルでSSFTx帯を構成する際、eNB105などのeNB内での動作を示し得る。
【0062】
動作900は、eNBが、MCSレベルを設定することで、開始し得る(ブロック905)。なお、SSFTx帯についてのMCSレベル設定は、数通りの異なる方法でなされ得る。説明のための例として、SSFTx帯内の全UEのMCSレベルは、同レベルに設定されてもよい。例として、eNBは、複数のSSFTx帯を、各SSFTx帯内で、異なるMCSレベルで設定して、UEを、チャネル状態に応じて、適切なSSFTx帯に割り当て得る。説明のための別の例として、MCSレベルは、SSFTx帯内の各UEについて、個別に設定し得る。なお、MCSレベルが個別に設定された状況では、2つ以上のUEのMCSレベルは、同じ値に設定される。eNBは、制御情報を、上位レイヤメッセージ伝送(たとえば、RRCメッセージ伝送)を用いるなど、低速信号伝送チャネルまたは極低速信号伝送チャネルで送信することにより、MCSレベルを設定し得る。
【0063】
図9bは、UEが固定MCSレベルに応じて復号器を設定する際、UE内で発生する動作950のフローチャートを示す。動作950は、UEが、固定MCSレベルに応じてその復号器を設定する際、UE110〜116などのUE内の動作を示し得る。
【0064】
動作950は、UEがUEへの伝送のMCSレベルについての制御信号伝送を受信することで、開始し得る(ブロック955)。制御信号伝送は、UEにサービス提供しているeNBにより、UEへ送信されてもよい。制御信号伝送は、低速信号伝送チャネルまたは極低速信号伝送チャネルで受信され得る。制御信号伝送は、UEへの伝送の変調方式および/または符号化率を示すものであってもよい。なお、UEが複数の送信元からの伝送を受信中である場合、異なる伝送は異なるMCSレベルを有することになる。UEは、特定のMCSレベルを有する伝送を検出および/または復号するために、その受信器を設定し得る(ブロック960)。
【0065】
例示的実施形態により、単一のSSFTx帯の全UEへの伝送のMCSレベルが固定されている場合には、UEが、MCSレベルを、SSFTx帯番号などのSSFTx帯の識別情報に応じて推論可能となるので、MCSレベルの制御信号伝送は、著しく減少し得る。制御信号伝送は、MCSレベルが変更されたときなどの状況においてのみ、必要とされ得る。
【0066】
別の例示的実施形態により、SSFTx帯内で動作している単一のUEへの通信で用いられる変調レベルを固定することが可能となるが、伝送の符号化率は、たとえば、UEのチャネル状態を満たすように、順応的に変更され得る。変調レベルは、上位レイヤ信号伝送などで、低速信号伝送チャネルまたは極低速信号伝送チャネルを用いて設定された後に、固定され得る。符号化率は、たとえば、UEにより通知されると、UEのチャネル状態に応じてゆっくりと変化するなどして変化し得る。チャネル状態は、たとえば、UEにより通知されるか、またはチャネルの相互性を用いてeNBにより測定された、ダウンリンク配置などの長期チャネル状態情報の形態となり得る。適応符号化率は、eNBが低速信号伝送対応を犠牲にして長期リンク適応を適用し得る柔軟性を追加する。
【0067】
UEは、ブラインド検出を実行して、伝送の符号化率を求め得る。さらにブラインド検出を単純化するために、伝送の符号化率は、可能な符号化率の組から選択され得る。これにより、ブラインド検出の探索空間が減少することになる。可能な符号化率の組は、eNB、通信システムの操作者、技術規格などにより予め定義され、UEに対して提供され得る。可能な符号化率の組は、当初、通信システムに、またはeNBにより伝送もしくはブロードキャストされたメッセージ中に付加されている場合、UEに対して提供され得る。
【0068】
チャネル状態は、長期に変化し得るものであり、低速信号伝送チャネルまたは極低速信号伝送チャネルが、eNBおよびUEのチャネル状態を同期させることができる。UEは、そのチャネル状態を測定してeNBへ通知し得るか、または、eNBは、チャネルの相互性、およびUEによりなされたアップリンク伝送を利用して、UEのチャネル状態を測定し得る。
【0069】
例示的実施形態によると、eNBは、チャネル状態を符号化率にマッピングするために使用される規則を定義し得る。規則はUEもチャネル状態に応じて符号化率を決定できるように、UEに対して提供され得る。eNBおよびUEの両者が規則を認識しているので、符号化率は、UEに対して信号伝送される必要がない。その代わりに、UEは、eNBと同じ規則を用いて、チャネル状態(eNBに対して提供されるかまたはeNBから受信される)から符号化率を決定し得る。代替となる例示的実施形態により、符号化率は、チャネル状態に応じてゆっくりと変化するので、符号化率は、低速信号伝送チャネルまたは極低速信号伝送チャネルを用いて、UEに対して信号伝送されてもよい。
【0070】
図10aは、eNBがSSFTx帯内で動作中のUEへの伝送の符号化率を調整する際、eNB内で発生する動作1000のフローチャートを示す。動作1000は、eNBがSSFTx帯内で動作中のUEへの伝送の符号化率を調整する際、eNB105などのeNB内での動作を示し得る。
【0071】
動作1000は、eNBが、MCSレベルを設定することで、開始し得る(ブロック1005)。eNBは、制御情報を、上位レイヤメッセージ伝送(たとえば、RRCメッセージ伝送)を用いるなど、低速信号伝送チャネルまたは極低速信号伝送チャネルで送信することにより、SSFTx帯のMCSレベルまたはSSFTx帯内のUEのMCSレベルを設定し得る。eNBは、長期CSIを、UEから受信し得る(ブロック1007)。例として、UEは、eNBに、長期CSI(たとえば、eNBとUEとの間のチャネルのチャネル配置)を提供し得る。UEにより提供された長期CSIは、低速信号伝送チャネルまたは極低速信号伝送チャネルを用いて、提供され得る。その代わりに、長期CSIをUEから受信するのではなく、eNBは、UEによりなされた伝送を用いて、eNBとUEとの間のチャネルの測定を行うことで、測定を実行し、測定結果を長期CSIとして用い得る。eNBは、UEによりなされた伝送の複数の測定を実行して、その結果を利用する。なお、eNBが長期CSI測定を実行している場合、eNBは、低速信号伝送チャネルまたは極低速信号伝送チャネルを用いて、長期CSIをUEへ信号伝送し得る。その代わりに、UEは、それ自身の長期CSI測定を実行し得る。それにより、eNBが長期CSIを信号伝送する必要がなくなる。
【0072】
eNBは、長期CSIに応じて、UEへの伝送の符号化率を調整し得る(ブロック1009)。例として、長期CSIが、チャネル品質が高いことを示す場合、eNBは、符号化率を引き上げて、UEへ伝送可能なデータ量を上昇させ得る。一方、チャネル品質が低い場合、eNBは、符号化率を引き下げて、UEが受信する伝送を復号可能な確率を向上させ得る。マッピング規則は、長期CSIに基づき、符号化率を設定するために用いられ得る。マッピング規則は、eNB、技術規格、通信システムの操作者などにより、指定され得る。また、マッピング規則は、UEに対しても提供されてよいので、UEも、長期CSIが通知されることで、eNBが用いようとしている符号化率を認識し得る。
【0073】
図10bは、UEが、UEのチャネル状態に応じて設定された適応符号化率での伝送を受信する際、UE内で発生する動作1050のフローチャートを示す。動作1050は、UEが、UEのチャネル状態に応じて設定された適応符号化率での伝送を受信する際、UE110〜116などのUE内で発生する動作を示し得る。
【0074】
動作1050は、UEがUEへの伝送のMCSレベルについての制御信号伝送を受信することで、開始し得る(ブロック1055)。制御信号伝送は、UEにサービス提供しているeNBにより、UEへ送信されてもよい。制御信号伝送は、低速信号伝送チャネルまたは極低速信号伝送チャネルで受信され得る。制御信号伝送は、UEからUEへの伝送の変調方式および/または符号化率を示すものであってもよい。UEは、特定のMCSレベルを有する伝送を検出および/または復号するために、その受信器を設定し得る(ブロック1057)。
【0075】
UEは、eNBとUEとの間の通信チャネルのCSIを測定し得る(ブロック1059)。CSIは、eNBにより伝送された、パイロットシーケンス、基準シーケンスなどの特別なシーケンスを用いて、測定され得る。UEは、チャネルについて、チャネル配置などの長期CSIを生成するために、測定されたCSIを用い得る。UEは、長期CSIをeNBに通知する(ブロック1061)。UEが長期CSIを通知しているので、UEは、頻繁に通知する必要はなく、低速信号伝送チャネルまたは極低速信号伝送チャネルで充分である。
【0076】
UEは、ブラインド検出を用いて、伝送を検出し得る(ブロック1063)。ブラインド検出は、UEにより通知された長期CSIに応じて決定された符号化率を利用し得る。UEが、eNBにより用いられてUEへの伝送の符号化率を設定するマッピング規則を認識しているので、UEは、伝送において用いられる符号化率を決定することができる。なお、eNBが、長期CSIについての通知を受信してもしなくともよく、または、長期CSIに基づいて符号化率を調整してもしなくともよいので、長期CSIに応じて決定された符号化率は、いくつかの可能な伝送の符号化率のうちの1つとして用いられ得る。
【0077】
eNBが、UEとeNBとの間のチャネルのCSIおよび/または長期CSIを測定するシナリオでは、UEは、必ずしも長期CSIを通知する必要はない(たとえば、ブロック1061)。ただし、UEは、eNBによりなされるUEへの伝送の可能な符号化率を取得するために測定する長期CSIを、引き続き利用し得る。
【0078】
上述のように、LDSの性能は、オーバーレイユーザ(すなわち、UE)の数に依存し得る。LDSでは、信号対雑音比(SNR)は、UEにおける、合計受信信号出力対ノイズ出力として定義される。このため、多重化されたUE数が少なくなるほど、所与の受信SNRについて期待される性能が向上する。したがって、相互に対をなすUE数は、eNBが、信号伝送対応を必要とせずにリンク適応を制御するための柔軟なツールとして、利用され得る。UEがアクティブシグネチャ数をブラインド検出可能である限り、通信システムは機能し、同時に、適応リンク品質制御が可能である。
【0079】
一般に、相互に対をなすUE数は、eNBでのスケジューラにより決定される。また、伝送出力スペクトルは、相互に対をなすUEに対して、均等に配分される。したがって、アクティブシグネチャ間には、出力オフセットがほとんどまたは全くない。したがって、相互に対をなすUE数が、スケジューリングにより減少した場合、リンク品質の点で利益が生じる。この利益は、UE毎の伝送出力が増加することを含み、オーバーレイシグネチャ数が減少すると、MPA検出性能が向上する結果をもたらす。UEに関する長期CSI指標が、eNBに利用可能である場合、スケジューラは、相互に対をなすUE数を、そのCSIに応じて判断することができる。
【0080】
所与のスケジューリング間隔において、相互に対をなすUE数(したがって、相互に対をなすCDE数)は、リンク品質を制御するために、スケジューラにより判断され得る。一般に、リンク品質は、相互に対をなすCDE数に応じて変化し得る。相互に対をなすCDE数は、以下のいくつもの方式のリンク品質に影響を与え得る。
-UE毎に配分された伝送出力が、相互に対をなすCDE(相互に対をなすUE)数とともに変化する。例として、合計伝送出力が、N組の相互に対をなすCDE間で均等に分割されている場合、各CDEは、合計伝送出力の1/Nを受信する。
-相互CDE干渉(cross-CDE interference)のレベルが減少するために、相互に対をなすCDE数が減少する場合、検出性能は向上し得る。
【0081】
説明のための例として、伝送出力は、相互に対をなすCDEに対して、均等に配分され得る。CDE間に出力オフセットがある場合、UEによりブラインド機構が用いられて、ブラインド検出の目的での出力オフセットパターンを決定し得る。なお、SSFTx帯内の合計伝送出力は、技術規格、通信システムの操作者などにより設定されて、UEに対して提供され得る。また、SSFTx帯のパイロットは、データ(たとえば、データトーン)の合計伝送出力スペクトルに応じて、スケーリングされ得る。スケーリングされたパイロットを使用するには、UEへの合計伝送出力の信号伝送は不要である。
【0082】
図11aは、eNBがSSFTx帯内で動作中のUEへの伝送の伝送出力レベルを調整する際、eNB内で発生する動作1100のフローチャートを示す。動作1100は、eNBがSSFTx帯内で動作中のUEへの伝送の伝送出力レベルを調整する際、eNB105などのeNB内での動作を示し得る。
【0083】
動作1100は、eNBが、MCSレベルを設定することで、開始し得る(ブロック1105)。eNBは、制御情報を、上位レイヤメッセージ伝送(たとえば、RRCメッセージ伝送)を用いるなど、低速信号伝送チャネルまたは極低速信号伝送チャネルで送信することにより、SSFTx帯のMCSレベルまたはSSFTx帯内のUEのMCSレベルを、設定し得る。eNBは、UEをスケジューリングし得る(ブロック1107)。上述のように、eNBは、LDS動作について相互に対をなすUE数など、スケジューリングされたUEについて認識している。eNBは、スケジューリングされた全UEの送信出力レベルを、スケジューリングされたUE数に応じて調整し得る(ブロック1109)。説明のための例として、相互に対をなすUEがN組ある場合、eNBは、各UEへの伝送の送信出力レベルを、合計伝送出力レベル*1/Nに等しくなるように調整し得る。eNBは、スケジューリングされたUEへ送信し得る(ブロック1111)。
【0084】
図11bは、UEが、伝送の伝送出力レベルがeNBにより適応可能である伝送を受信する際、UE内で発生する動作1150を示すフローチャートを示す。動作1150は、UE110〜116などのUEが、伝送の伝送出力レベルがeNBにより適応可能である伝送を受信する際、そのUE内での動作を示し得る。
【0085】
動作1150は、UEがUEへの伝送のMCSレベルについての制御信号伝送を受信することで、開始し得る(ブロック1155)。制御信号伝送は、UEにサービス提供しているeNBにより、UEへ送信されてもよい。制御信号伝送は、低速信号伝送チャネルまたは極低速信号伝送チャネルで、受信され得る。制御信号伝送は、UEへの伝送の変調方式および/または符号化率を示すものであってもよい。UEは、特定のMCSレベルを有する伝送を検出および/または復号するために、その受信器を設定し得る(ブロック1157)。
【0086】
UEは、ブラインド検出を用いて、伝送を検出し得る(ブロック1159)。ブラインド検出は、eNBにより信号伝送されたMCS構成、および伝送を検出するための他のパラメータを、利用し得る。UEが伝送を検出する場合、およびそれが伝送の意図した受信者である場合、UEは、パケットのコンテンツを処理し得る(ブロック1161)。
【0087】
図11cは、eNBが相互に対をなすUE(CDE)の数を調整して、目標リンク品質を満たすようにする際、eNB内で発生する動作1175のフローチャートを示す。動作1175は、eNB105などのeNBが、いくつもの相互に対をなすUE(CDE)を調整して、SSFTx帯での目標リンク品質を満たすようにする際、そのeNB内での動作を示し得る。
【0088】
動作1175は、eNBが、MCSレベルを設定することで、開始し得る(ブロック1180)。eNBは、制御情報を、上位レイヤメッセージ伝送(たとえば、RRCメッセージ伝送)を用いるなど、低速信号伝送チャネルまたは極低速信号伝送チャネルで送信することにより、SSFTx帯のMCSレベルまたはSSFTx帯内のUEのMCSレベルを設定し得る。eNBは、UE(CDE)をスケジューリングして、目標リンク品質を満たすようにし得る(ブロック1182)。なお、このシナリオでは、UEをスケジューリングすることは、CDEをUEに割り当てることをも含む。上述のように、スケジューリングされたUE(CDE)数、または同様に、オーバーレイシグネチャは、リンク品質に影響し得る。例として、スケジューリングされたUE数は、スケジューリングされたUEへの伝送の配分された送信出力レベルに影響する。これは、一般に、スケジューリングされたUE数が多いことは、送信出力レベルが低くなることを意味するためである。別の例として、スケジューリングされたUE数は、検出性能にも影響する。これは、一般に、スケジューリングされたUE数が多くなると、相互干渉(cross interference)も増大することを意味するためである。したがって、目標リンク品質を満たすために、たとえば、追加のリソースが利用可能であったとしても、eNBは、一定数の数のUEをスケジューリングするようにしてもよい。eNBは、スケジューリングされたUEへの送信出力レベルを、スケジューリングされたUE数に応じて調整し得る(ブロック1184)。説明のための例として、eNBは、8つのUEをスケジューリングし、送信出力レベルは、eNBが単一のUEをスケジューリングした場合の送信出力レベルの1/8になり得る。eNBは、スケジューリングされたUEへ送信し得る(ブロック1186)。
【0089】
HARQは、通信システムにおいて、エラー検出およびエラー訂正に用いられる技術である。典型的に、受信器は、受信した伝送の復号を試み、受信した信号を復号することに成功した場合、受信器は、肯定応答(ACK)を、伝送の送信側へ送る。受信器が受信した伝送を復号することに成功しなかった場合、受信器は、否定応答(NACK)を、伝送の送信側へ送る。送信側において、ACKが受信されると、送信側は、伝送の送信に成功したものとみなす。しかしながら、NACKを受信するか、特定時間内にACKもNACKも受信しない場合、送信側は、伝送を再送信する。送信側は、ACKを受信するか、または伝送を特定の最大回数再送信するまで、伝送の再送信を継続し得る。また、典型的なHARQ技術は、制御信号伝送を含む。この伝送は、性能に悪影響を与えることがある。
【0090】
必要とされるのは、HARQ技術であり、この技術は、ブラインド技術であり、動的制御信号伝送を必要としない。ブラインドHARQ技術は、以下のことを特徴としている。
-動的制御信号伝送が不要であること、
-同期動作、
-復号性能向上に役立つように組み合わせるチェース(Chase)の使用、
-パケットに関連付けられた伝送および再伝送が、同一の論理CDEへとマッピングされること、
-各転送ブロック(TB)が、1つの前方エラー訂正符号(FEC)および1つの論理CDEへマッピングされること、
-UEは、スケジューリングされているか否か、検出された伝送が第1の伝送または再伝送であるか否かをわかっていないこと(換言すれば、UEは、HARQ処理がいつ開始されたのか認識していないこと)、
-UEは、配分された論理CDEについて認識していないこと、
-UEは、NACKを送信しないこと、
-FEC CRCは、UEの特定識別子でマスクされるか、または、伝送のMACヘッダが、UEの特定識別子を含むこと、および、
-HARQ技術が、完全にブラインド技術であること、である。
【0091】
最初の伝送では、eNBは、論理CDEをUEに割り当て、所定の規則に基づいて論理CDEを物理CDEへとマッピングし、最初の伝送を上述のように送信し得る。UEは、スケジューリングされているか否かを認識していない。FECブロックのCRCは、UEの特定識別子によりマスクされ得るか、または、MACヘッダは、UEの特定識別子を含んで、UEが伝送の意図した受信者を判断可能とし得る。UEは、上述のように動作して、伝送を検出し、伝送の意図した受信者か否かを決定し、伝送を復号する。換言すれば、最初の伝送についてeNBおよびUEにおいて発生している動作は、上述のとおりである。
【0092】
図12は、HARQ動作が強調されたタイミング図1200を示す。実際には、最初の伝送は失敗することがある。したがって、HARQ再伝送が必要になり得る。考察のために、LがHARQ伝送回数の最大数(なお、Lは、最初の伝送を含む)であり、Δが再送信間隔であり、iが整数値である状況を考える。時刻N(矢印1205として示される)において、最初の伝送がなされる。UEは、最初の伝送の復号に成功することができないものとする。
【0093】
UEは、最初の伝送を回復するために、HARQ受信動作を開始し得る。UEが、最初の伝送が実際に第1の伝送であるか、または単一の伝送に関連付けられたL回までの伝送のうちの1つであるか否かを認識していないので、UEは、復号を複数回試行する必要があり得る。UEは、最初の伝送に関連付けられた、1つまたは複数の論理CDEに対応した、バッファデータのL-1のインスタンスにアクセスし得るものであり、L-1のインスタンスの各々は、再伝送間隔(Δ)の整数倍で発生する。図12に示すように、第1の再伝送は、時刻N-Δ(矢印1210として示される)で発生し得るものであり、i番目の再伝送は、時刻N-iΔ(矢印1215として示される)で発生し得るものであり、X番目の再伝送は、時刻N-XΔ(矢印1220として示される)で発生し得るなどである。
【0094】
一般に、i番目の復号の試行は、時刻N-iΔ(矢印1215として示される)で発生する。i番目の復号の試行において、UEは、最初の伝送および最後のi-1回の伝送のFECブロックの対数尤度比(LLR)(矢印1205)を組み合わせて、結合データブロックとし、この結合データブロックの復号を試みる。一例として、i番目の復号の試行において、UEは、i番目のインスタンスに対応するバッファデータのLLRを組み合わせて(時刻N-iΔ、N-(i-1)Δ、N-Δ、およびN)、結合データブロックを生成し、結合データブロックの復号を試みる。復号が成功しなかった場合、UEは、i+1のインスタンス(時刻N-(i+1)Δから)に対応するバッファデータを、i番目の復号の試行からの結合データブロックと組み合わせることにより、(i+1)番目の復号を試み、結合データブロックを復号しようとする。なお、上述の例において、iとi+1とはいずれもL未満である。
【0095】
考察のために、X番目の復号の試行において(矢印1220により示される)、UEが伝送を復号することに成功した状況を考える。復号は中止され、UEは、ACKを送信側へ送る(矢印1225により示される)。そして、送信側は、伝送が成功しているものとみなすことができ、伝送を中止する。
【0096】
考察のために、UEによる復号の試行が一度も成功しなかった状況を考える。そして、L回の復号の試行後(矢印1230により示される)、合計L回の復号を試みても、伝送の復号に成功できなかったため、UEは、伝送が失敗したものとみなす。そして、最初の伝送についてのHARQ受信動作は中止し得る。特に、処理全体が成功するわけではないこともある。それには、主に2つの理由がある。すなわち、i)HARQ受信動作が、適切な時間期間ではない、すなわち、間隔N-(L-1)Δ〜N内の時間インスタンスの少なくとも1つのパケットが、そのUEに属していないか、または、ii)時間期間N-(L-1)Δ〜N内のパケットの全てが、意図したUEの全HARQ処理に属しているものの、UEは、チャネル状態が悪いために、伝送されたデータを復号することができないことである。なお、UEは、失敗したHARQ受信動作の理由を認識することはできない。
【0097】
なお、UE毎のHARQ処理の最大数は、Δ/伝送間隔として表現可能である。例として、UEが、特定のSSFTx構成により、2TTIの伝送間隔(スケジューリング可能)を有し、HARQ間隔(Δ)が8である場合、UE毎のHARQ処理の合計数は、8/2=4に等しい。
【0098】
図13aは、eNBがブラインドHARQ処理を用いてUEへ送信する際、eNB内で発生する動作1300のフローチャートを示す。動作1300は、eNBがUEへ、ブラインドHARQ処理を用いて送信する際、eNB105などのeNBにおいて発生する動作を示し得る。
【0099】
動作1300は、eNBがUEへパケットを送信することで開始し得る(ブロック1305)。パケットは、UEへの最初の伝送であり得る。eNBは、ACKをUEから受信したか否かの検査を実行し得る(ブロック1307)。eNBがACKをUEから受信した場合、eNBは、パケットの伝送が成功したものとみなし得る。
【0100】
eNBがACKを受信しなかった場合、eNBは、ACKタイマの時間(すなわち、eNBがACKを待つことが許される最長時間)が過ぎたか否かの検査を実行し得る(ブロック1309)。ACKタイマの時間が過ぎていない場合、eNBは、ブロック1307に戻り、ACKを待機し得る。ACKタイマの時間が過ぎた場合、eNBは、パケット伝送を最大回数実行したか否かの検査を実行し得る(ブロック1311)。eNBがパケットを最大回数伝送していない場合、eNBは、パケットをUEへ再送信し(ブロック1313)、ブロック1307へ戻って、ACKを待機し得る。eNBがパケットを最大回数伝送した場合、eNBは、パケットの伝送が失敗したと判断し得る。eNBは、後にパケットの送信を再度試行してもよく、パケットの送信を試行しなくともよい。
【0101】
図13bは、UEが伝送を受信してその伝送を復号する際、UE内で発生する動作1350のフローチャートを示す。動作1350は、UEがeNBから伝送を受信して、その伝送を復号する際、UE110〜116などのUEにおいて発生する動作を示し得る。
【0102】
動作1350は、SSFTx帯内でパケットを検出することで開始され得る(ブロック1355)。例示的実施形態によると、UEは、ブラインド検出を利用して、SSFTx帯内のパケットを発見し得る。UEは、SSFTx帯内でパケットを検出したか否かを判断するために、検査を実行し得る(ブロック1357)。UEがパケットを検出しなかった場合、UEは、ブロック1355に戻り、パケット検出を継続し得る。UEがパケットを検出した場合、UEは、パケットを復号できるか否かの判断を実行し得る(1359)。
【0103】
UEがパケットを復号可能である場合、UEは、パケットの意図した受信器(受信者)であるか否かを判断し得る(ブロック1361)。予め定義されたプロトコルの説明のための例として、送信側がCRCを、意図したUEのIDによりマスクした場合、UEがCRCの確認に成功すると、UEは、復号されたパケットの意図した受信者であると推論する。一方、CRCがマスクされていないもののパケットヘッダがUE識別情報を含む場合、UEは、その識別子などの識別情報があることについてのCRCチェックが成功した後、パケットヘッダ内をチェックし得る。識別情報がパケットヘッダ内にある場合、UEは、そのパケットの意図した受信者である。UEが、そのパケットの意図した受信者である場合、UEは、ACKを送信側へ送り(ブロック1363)、パケットのコンテンツを処理し得る(ブロック1365)。UEがパケットの意図した受信者でない場合、UEは、ブロック1355に戻って、SSFTx帯内でのブラインド検出の実行を継続し得る。
【0104】
UEがパケットを復号できない場合(ブロック1359)、UEは、HARQ受信処理を適用して、パケットの回復を試み得る(ブロック1367)。UEは、ブラインドHARQ処理を上述のように適用して、パケットを回復し得る。例示的なブラインドHARQ受信処理について、以下に詳述する。UEは、ブラインドHARQ受信処理技術の適用後、パケットを復号可能であるか否かの判断を実行し得る(ブロック1369)。UEがパケットを復号できなかった場合、UEは、ブロック1355に戻って、SSFTx帯内でのブラインド検出の実行を継続し得る。UEがパケットを復号可能である場合、UEは、ブロック1361へ進み、パケットの意図した受信器であるか否かを決定し得る。
【0105】
図13cは、UEがブラインドHARQ受信処理技術を適用してパケット伝送を回復する際、UE内で発生する動作1375のフローチャートを示す。動作1375は、UEがブラインドHARQ受信処理技術を利用してパケット伝送を回復する際、UE110〜116などのUE内で発生する動作を示し得る。
【0106】
動作1375は、UEが、復号の試行のカウンタiなどの変数を初期化することで、開始し得る(ブロック1380)。説明のための例として、iは、0に初期化され得る。UEは、i番目の復号の試行について、i番目のインスタンスに対応するバッファデータを、LLRを用いて組み合わせ、たとえば、結合データブロックを生成し得る(ブロック1382)。例として、iが3に等しい場合、UEは、仮定的に最初とみなされた伝送に対応するバッファデータ、最初の伝送の直前の伝送間隔において第1の伝送に対応したバッファデータ、および第1の伝送の伝送間隔の直前の伝送間隔において第2の伝送に対応したバッファデータを組み合わせて、結合データブロックを取得し得る。
【0107】
UEは、結合データブロックを復号できるか否かの検査を実行し得る(1384)。UEが結合データブロックを復号可能である場合、伝送は成功であると考えられ、動作1375は終了し得る。UEが結合データブロックを復号不可能である場合、UEはiを更新し得る(ブロック1386)。例として、iがもともと0に設定されていた場合、iを更新することは、iをインクリメントすることになる。UEは、復号の試行が、許可された最大回数実行されたか否か、すなわちi>Lであるか否かについての検査を実行し得る(ブロック1388)。上述のように、eNBは、伝送が失敗したと考えられるようになる前に、最大でL回、パケットの伝送を実行し得る(再送を含む)。したがって、UEは、L回までの復号の試行を期待し得る。UEが復号の試行をL回実行した場合、復号の試行の最大回数に達して、伝送は失敗する(ブロック1390)。ただし、UEが復号の試行をL回未満実行した場合、UEは、復号の試行を継続して実行し得る。
【0108】
UEは、i番目の伝送間隔にACKがあるか否かの検査を、実行し得る(ブロック1392)。UEは、バッファデータを調べているので、以前に受信されたかまたは送信されたデータを調べていることになる。このような状況において、UEが、既に、以前の伝送の復号に成功して、以前の伝送に対応するACKをi番目の伝送間隔に送信したということもあり得る。i番目の伝送間隔にACKがある場合、UEは、最初の伝送を復号可能でなくとも、HARQ処理が完了したと判断し得るものであり(ブロック1394)、動作1375は終了し得る。i番目の伝送間隔にACKがない場合、UEは、ブロック1382に戻って、i番目の伝送間隔に対応したバッファデータを、以前の結合データブロックと組み合わせることにより、最初の伝送の復号の試行を継続し得る。
【0109】
図14aは、第1の通信デバイス1400を示す。通信デバイス1400は、基地局、アクセスポイント、NodeB、eNBなど、通信コントローラの実装例であり得る。通信デバイス1400は、本明細書に記載する実施形態の様々な例を実装するために用いられ得る。図14aに示すように、送信器1405は、パケット、CSI、制御信号などを送信するように構成されている。また、通信デバイス1400は、パケット、CSIなどを受信するように構成された受信器1410をも含む。
【0110】
リソース定義ユニット1420は、SSFTx帯、SSFTx帯パラメータを指定し、UEをSSFTx帯に割り当てるなどするように構成されている。リソース配分ユニット1422は、CDE(論理CDEおよび物理CDE)を、伝送および/またはデータを有するUEに割り当てるように構成されている。リンク適応ユニット1424は、その符号化率、伝送出力レベル、変調技術など、通信チャネルを調整するように構成されている。リンク適応ユニット1424は、通信チャネルを調整して、通信デバイス1400によりサービス提供されているUEについての状態の変更に対応し得る。エラー制御ユニット1426は、伝送および再伝送を制御して、送信パケットの配信を確実にするのに役立つように構成されている。メモリ1430は、パケット、SSFTx帯情報、UE割当、CDE割当、CDEマッピング、リンク適応規則、CSI、マッピング規則などを格納するように構成されている。
【0111】
通信デバイス1400の要素は、具体的なハードウェアロジックブロックとして実装され得る。その代わりに、通信デバイス1400の要素は、プロセッサ、コントローラ、特定用途向け集積回路などとして実装可能である。さらに別の例では、通信デバイス1400の要素は、ソフトウェアおよび/またはハードウェアの組み合わせとして実装されてもよい。
【0112】
例として、受信器1410および送信器1405は、具体的なハードウェアブロックとして実装されてもよい。一方、リソース定義ユニット1420、リソース配分ユニット1422、リンク適応ユニット1424、およびエラー制御ユニット1426は、マイクロプロセッサ(プロセッサ1415など)、またはカスタム回路、または、フィールドプログラマブルロジックアレイのカスタムコンパイルロジックアレイ内で実行されるソフトウェアモジュールであってもよい。リソース定義ユニット1420、リソース配分ユニット1422、リンク適応ユニット1424、およびエラー制御ユニット1426は、メモリ1430内に格納されたモジュールであり得る。
【0113】
図14bは、リソース配分ユニット1440の詳細図である。リソース配分ユニット1440は、特定の伝送間隔内で伝送を受信する通信デバイス1400によりサービス提供される複数のUEからUEを選択するように構成されたUE決定ユニット1442を含み得る。スケジューラ1444は、UE決定ユニット1442により決定された選択UEをスケジューリングし得る。たとえば、スケジューラ1444は、選択されたUEの各々に、いくつのCDEが割り当てられているのか判断し得る。CDE割当ユニット1446は、スケジューラ1444により提供されたスケジューリング情報に応じて、論理CDEを、選択されたUEに割り当て得る。マッピングユニット1448は、選択されたUEに対して割り当てられた論理CDEを、物理CDEにマッピングするように構成されている。
【0114】
図14cは、リンク適応ユニット1450の詳細図である。リンク適応ユニット1450は、UEへの伝送のMCSレベルを選択するように構成されたMCS構成ユニット1452を含み得る。MCS構成ユニット1452は、UE能力、ネットワーク能力、ネットワーク状態、トラフィック特性などを含む基準に基づいて、MCSレベルを選択し得る。CSI処理ユニット1454は、UEから、または通信デバイス1400によりなされたCSI測定から得られる長期CSIなどのCSIを処理して、保障がある場合に、MSCへの調整を決定し得る。符号化率調整ユニット1456は、CSIに応じて、UEへの伝送の符号化率を調整し得る。符号化率調整ユニット1456は、所与のCSIの符号化率を指定するマッピング規則を用いて、符号化率を調整し得る。送信出力調整ユニット1458は、選択されたUE数、およびSSFTx帯内の通信デバイス1400の伝送の合計送信出力に基づいて、SSFTx帯内の選択されたUEの送信出力レベルを調整し得る。
【0115】
図14dは、エラー制御ユニット1460を示す。エラー制御ユニット1460は、UEから受信されたACKおよび/またはNACKを処理するように構成された応答処理ユニット1462を含み得る。応答処理ユニット1462は、受信したACK、NACK、または応答が全くないことに基づいて、パケットの伝送および再伝送を制御し得る。送信制御ユニット1464は、伝送および/または再伝送のために、伝送および/または再伝送目的のパケットをバッファすることを制御し、伝送の試行のカウントを管理し、CDEマッピングを制御し得る。
【0116】
図15aは、第2の通信デバイス1500を示す。通信デバイス1500は、UE、モバイル、移動局、加入者、端末、ユーザなど、通信デバイスの一実装例であり得る。通信デバイス1500は、本明細書に記載する実施形態の様々な例を実装するために用いられ得る。図15aに示すように、送信器1505は、パケット、CSIなどを送信するように構成されている。また、通信デバイス1500は、パケット、制御信号などを受信するように構成された受信器1510をも含む。
【0117】
受信ユニット1520は、ブラインド検出を実行して、SSFTx帯で伝送されたパケットを検出するように構成されている。受信ユニット1520は、検出されたパケットが通信デバイス1500に対するものであるか否かを決定して、検出されたパケットを復号するように構成されている。リンク適応ユニット1522は、受信ユニット1520の構成を調整して、送信デバイス1500への伝送に用いられたMCSの変更を満たすように構成されている。たとえば、リンク適応ユニット1522は、通信チャネルのCSIに応じて、符号化率を調整し得る。エラー制御ユニット1524は、復号の試行が成功するかまたは不成功となるかに応じて、ACKを生成するように構成されている。エラー制御ユニット1524は、単一のパケットの複数の送信によるデータを組み合わせて、パケットの復号が成功する確率を潜在的に向上させるように構成されている。メモリ1530は、パケット、SSFTx帯情報、リンク適応規則、CSI、マッピング規則、データ、結合データなどを格納するように構成されている。
【0118】
通信デバイス1500の要素は、具体的なハードウェアロジックブロックとして実装され得る。その代わりに、通信デバイス1500の要素は、プロセッサ、コントローラ、特定用途向け集積回路などで実行されるソフトウェアとして実装可能である。さらに別の例では、通信デバイス1500の要素は、ソフトウェアおよび/またはハードウェアの組み合わせとして実装されてもよい。
【0119】
例として、受信器1510および送信器1505は、具体的なハードウェアブロックとして実装されてもよい。一方、受信ユニット1520、リンク適応ユニット1522、およびエラー制御ユニット1524は、マイクロプロセッサ(プロセッサ1515など)、またはカスタム回路、または、フィールドプログラマブルロジックアレイのカスタムコンパイルロジックアレイ内で実行されるソフトウェアモジュールであってもよい。受信ユニット1520、リンク適応ユニット1522、およびエラー制御ユニット1524は、メモリ1530内に格納されたモジュールであり得る。
【0120】
図15bは、受信ユニット1530の詳細図である。受信ユニット1530は、様々なシグネチャでブラインド検出を用いてSSFTx帯内のパケットを検出するように構成されたブラインド検出ユニット1532を含み得る。ブラインド検出ユニット1532の例は、図8aおよび図8bに図示されたブラインド検出器などであってもよい。パケット処理ユニット1534は、パケットおよびそこに含まれたデータを処理し得る。
【0121】
図15cは、リンク適応ユニット1540の詳細図である。リンク適応ユニット1540は、指定されたMCSレベルに応じて、通信デバイス1500の受信器を設定するように構成されたMCS構成ユニット1542を含み得る。CSI処理ユニット1544は、通信デバイス1500により測定されるか、または通信デバイス1500にサービス提供するeNBから受信したCSIを処理して、チャネル配置などの長期CSIを決定し得る。符号化率調整ユニット1546は、長期CSIに応じて、通信デバイス1500の受信器内で用いられる符号化率を調整し得る。たとえば、符号化率調整ユニット1546は、マッピング規則を用いて、長期CSIからの符号化率を決定し得る。
【0122】
図15dは、エラー制御ユニット1550の詳細図を示す。エラー制御ユニット1550は、復号の試行が成功するかまたは不成功となることに応じて、ACKまたはNACKを生成するように構成された応答生成ユニット1552を含み得る。LLR結合ユニット1554は、パケットからのデータ、およびパケットの以前の伝送を組み合わせて、結合データを生成し得る。通信デバイス1500は、結合データの復号を試み得る。
【0123】
本開示およびその利点が詳述されたが、添付の特許請求の範囲により定義される本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、様々な変更、置換、および変更がなされ得ることを、理解されたい。
【符号の説明】
【0124】
100 通信システム
105 eNB
110,112,114,116 ユーザ機器(UE)
205 制御プレーン
210 データプレーン
600 システム
605 スケジューラ
610 SSFTx帯2
655 論理符号領域要素(CDE)
660 物理CDE
800 ブラインド検出器
805 メッセージ通過アルゴリズムによるジョイントシグネチャおよびデータ検出(JMPA)検出器
810 シグネチャ脱相関器
815 シグネチャプール
850 ブラインド検出器
855 メッセージ通過アルゴリズム(MPA)検出器
860 シグネチャ脱相関器
865 シグネチャプール
1400 第1の通信デバイス
1405 送信器
1410 受信器
1420 リソース定義ユニット
1422 リソース配分ユニット
1424 リンク適応ユニット
1426 エラー制御ユニット
1430 メモリ
1440 リソース配分ユニット
1442 UE決定ユニット
1444 スケジューラ
1446 CDE割当ユニット
1448 マッピングユニット
1450 リンク適応ユニット
1452 変調および符号化方式(MCS)構成ユニット
1454 チャネル状態情報(CSI)処理ユニット
1456 符号化率調整ユニット
1458 送信出力調整ユニット
1460 エラー制御ユニット
1462 応答(ACK)処理ユニット
1464 送信制御ユニット
1500 第2の通信デバイス
1505 送信器
1510 受信器
1515 プロセッサ
1520 受信ユニット
1522 リンク適応ユニット
1524 エラー制御ユニット
1530 メモリ
1530 受信ユニット
1532 ブラインド検出ユニット
1534 パケット処理ユニット
1540 リンク適応ユニット
1542 MCS構成ユニット
1544 CSI処理ユニット
1546 符号化率調整ユニット
1550 エラー制御ユニット
1552 ACK生成ユニット
1554 対数尤度比(LLR)結合ユニット
図1
図2
図3
図4
図5
図6a
図6b
図7a
図7b
図8a
図8b
図9a
図9b
図10a
図10b
図11a
図11b
図11c
図12
図13a
図13b
図13c
図14a
図14b
図14c
図14d
図15a
図15b
図15c
図15d
【手続補正書】
【提出日】2015年10月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2013年3月8日に出願された「System and Method for Reduced Signaling Transmissions in a Communications System」と題された米国特許出願第13/789,737号の優先権を主張するものであり、上記米国出願は、引用により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は、一般に、デジタル通信に関し、より詳細には、通信システムにおける信号伝送低減のためのシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0003】
典型的に、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ロングタームエボリューション(LTE)対応通信システムなどのセルラー通信システムにおいて、発展型NodeB(典型的に、基地局、通信コントローラ、NodeB端末基地局などとも称する)が、ユーザ機器(典型的に、移動局、端末、加入者、ユーザ、モバイルなどとも称する)への伝送を有するか、またはユーザ機器(UE)への伝送許可を有する場合、UEに対して、リソース要素についての制御情報、変調および符号化方式(MCS)、複数入力複数出力(MIMO)伝送モードなどを信号伝送する。
【0004】
通信システムが、より複雑になり、より多くの伝送モードに対応することが可能になると、UEへ信号伝送されて通信を可能にする情報量が増える。信号伝送される制御情報の量が増えると、通信システムリソースのうちの大きな割合が消費され、通信システム全体の性能に悪影響を及ぼす。したがって、通信における信号伝送のオーバーヘッド低減システムおよび方法が必要である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の例示的実施態様は、通信システムにおける信号伝送低減のためのシステムおよび方法を提供する。
【0006】
本開示の例示的実施態様によれば、通信コントローラを動作させる方法が提供される。この方法は、通信コントローラにより、伝送帯の1つまたは複数の符号領域要素(CDE)を、通信コントローラによってサービス提供され、伝送帯で動作し、かつ利用可能な伝送を有する複数のユーザ機器(UE)の各UEに割り当てるステップを含む。また、この方法は、通信コントローラにより、動的制御信号伝送を利用することなく、1つまたは複数のCDEに配置されたダウンリンク情報を、UEに送信するステップを含む。
【0007】
本開示の別の例示的実施態様によれば、ユーザ機器を動作させる方法が提供される。この方法は、ユーザ機器により、伝送帯に関連付けられた複数のネットワークリソースにおける第1の伝送を、ブラインド検出するステップであって、第1の伝送は、符号領域で、複数のネットワークリソースに共存する第2の伝送から分離され、第1の伝送と第2の伝送とは、既知のコードブックからの符号によって分離されている、ステップと、ユーザ機器により、第1の伝送の復号を試行するステップとを含む。また、この方法は、ユーザ機器が第1の伝送を復号可能である場合、ユーザ機器により、第1の伝送がユーザ機器に向けられたものであるか否かを判断するステップと、第1の伝送がユーザ機器に向けられたものではない場合、ユーザ機器により、既知のコードブックの残りの符号について、ブラインド検出するステップ、復号を試行するステップ、および判断するステップを繰り返すステップとを含む。
【0008】
本開示の別の例示的実施態様によれば、通信コントローラが提供される。この通信コントローラは、プロセッサと、このプロセッサに動作可能に接続された送信器とを含む。プロセッサは、伝送帯の1つまたは複数の符号領域要素(CDE)を、通信コントローラによってサービス提供され、伝送帯で動作し、かつ利用可能な伝送を有する複数のユーザ機器(UE)の各UEに割り当てる。また、送信器は、動的制御信号伝送を利用することなく、1つまたは複数のCDEに配置された情報を、UEにダウンリンクする。
【0009】
本開示の別の例示的実施態様によれば、ユーザ機器が提供される。このユーザ機器は、プロセッサを含む。プロセッサは、伝送帯に関連付けられた複数のネットワークリソースにおける第1の伝送をブラインド検出する。第1の伝送は、符号領域で、複数のネットワークリソースに共存する第2の伝送から分離され、第1の伝送と第2の伝送とは、既知のコードブックからの符号により分離されている。また、プロセッサは、第1の伝送を復号するよう試行して、ユーザ機器が第1の伝送を復号可能である場合、第1の伝送がユーザ機器に向けられたものであるか否かを判断し、第1の伝送がユーザ機器に向けられたものではない場合、既知のコードブックの残りの符号について、ブラインド検出、復号の試行、および判断することを繰り返す。
【0010】
本開示の別の例示的実施態様によれば、通信コントローラを動作させる方法が提供される。この方法は、通信コントローラにより、第1の伝送をユーザ機器に送信するステップであって、第1の伝送は、第1のサブフレームの第1の伝送帯の符号領域要素(CDE)に割り当てられる、ステップを含む。また、この方法は、通信コントローラにより、第1の再伝送をユーザ機器に送信するステップであって、第1の再伝送は、第1の伝送に対応する第1の肯定応答が第1の所定時間内に受信されていないとの判断に応答して、第2のサブフレームの第1の伝送帯のCDEに割り当てられ、第2のサブフレームは、第1のサブフレームから第2の所定時間後に発生する、ステップを含む。
【0011】
本開示の別の例示的実施態様によれば、ユーザ機器を動作させる方法が提供される。この方法は、ユーザ機器により、ユーザ機器に向けられた第1の伝送が復号不可能であると判断するステップを含む。第1の伝送は、伝送帯の符号領域要素(CDE)に関連付けられ、第1のサブフレームで受信される。また、この方法は、伝送帯のCDEに関連付けられたバッファデータを、最大数のサブフレームまで組み合わせることによって、第1の伝送の回復を試行するステップを含む。また、この方法は、ユーザ機器が第1の伝送を回復可能である場合、ユーザ機器により、第1の伝送の送信元に応答を送信するステップを含む。
【0012】
本開示の別の例示的実施態様によれば、通信コントローラが提供される。この通信コントローラは、送信器を含む。送信器は、第1の伝送をユーザ機器に送信する。第1の伝送は、第1のサブフレームの第1の伝送帯で符号領域要素(CDE)に割り当てられる。また、送信器は、第1の再伝送をユーザ機器に送信する。第1の再伝送は、第1の伝送に対応する第1の肯定応答が第1の所定時間内に受信されていないとの判断に応答して、第2のサブフレームの第1の伝送帯のCDEに割り当てられ、第2のサブフレームは、第1のサブフレームから第2の所定時間後に発生する。
【0013】
本開示の別の例示的実施態様によれば、ユーザ機器が提供される。このユーザ機器は、プロセッサと、このプロセッサに動作可能に接続された送信器とを含む。プロセッサは、ユーザ機器に向けられた第1の伝送が復号不可能であると判断する。第1の伝送は、伝送帯の符号領域要素(CDE)に関連付けられ、第1のサブフレームで受信される。また、プロセッサは、伝送帯のCDEに関連付けられたバッファデータを、最大数のサブフレームまで組み合わせることによって、第1の伝送の回復を試行する。送信器は、ユーザ機器が第1の伝送を回復可能である場合、第1の伝送の送信元に応答を送信する。
【発明の効果】
【0014】
実施形態の一利点は、送信に必要な信号伝送が減少するために、通信オーバーヘッドが緩和されること、特に、データペイロードが小さい伝送について、緩和されることである。
【0015】
実施形態のさらに別の利点は、信号伝送が減少したハイブリッド自動反復要求(HARQ)処理が提供されて、少ない信号伝送で、エラー検出およびエラー訂正ができるようになることである。
【0016】
本開示およびその利点をより完全に理解するために、以下の説明が、添付の図面と組み合わせて参照される。図面は以下のとおりである。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本明細書に記載する例示的実施形態による例示的な通信システムを示す図である。
図2】本明細書に記載する例示的実施形態による例示的な制御プレーンおよびデータプレーンを示す図である。
図3】本明細書に記載する例示的実施形態による、動的(または高速)制御信号伝送なしでの通信のための例示的なフレームワークを示す図である。
図4】本明細書に記載する例示的実施形態による、動的制御信号伝送なしでの通信に対応した通信システムの複数の例示的なフレームを示す図である。
図5】本明細書に記載する例示的実施形態による、UEをSSFTx帯に割り当てる例を強調している、例示的なフレームの詳細図である。
図6a】本明細書に記載する例示的実施形態による、リソースをUEに割り当てるシステムの例示的な図である。
図6b】本明細書に記載する例示的実施形態による、論理CDEと物理CDEとの関係の例を示す図である。
図7a】本明細書に記載する例示的実施形態による、動的制御信号伝送なしでの通信に対応した通信システムにおいてeNBがUEへ送信する際、eNBにおいて発生する動作の例示的なフローチャートである。
図7b】本明細書に記載する例示的実施形態による、動的制御信号伝送なしでの通信に対応した通信システムにおいてUEがeNBからの伝送を受信する際、UEにおいて発生する動作の例示的なフローチャートである。
図8a】本明細書に記載する例示的実施形態による、SSFTx帯内でパケットを受信可能なブラインド検出器の例示的な第1の例を示す図である。
図8b】本明細書に記載する例示的実施形態による、SSFTx帯内でパケットを受信可能なブラインド検出器の例示的な第2の例を示す図である。
図9a】本明細書に記載する例示的実施形態による、eNBが固定MCSレベルでSSFTx帯を構成する際、eNB内で発生する動作の例示的なフローチャートである。
図9b】本明細書に記載する例示的実施形態による、UEが固定MCSレベルに応じてその復号器を設定する際、UE内で発生する動作の例示的なフローチャートである。
図10a】本明細書に記載する例示的実施形態による、eNBがSSFTx帯内で動作中のUEへの伝送の符号化率を調整する際、eNB内で発生する動作の例示的なフローチャートである。
図10b】本明細書に記載する例示的実施形態による、UEが、UEのチャネル状態に応じて設定された適応符号化率での伝送を受信する際、UE内で発生する動作の例示的なフローチャートである。
図11a】本明細書に記載する例示的実施形態による、eNBがSSFTx帯内で動作中のUEへの伝送の送信出力レベルを調整する際、eNB内で発生する動作の例示的なフローチャートである。
図11b】本明細書に記載する例示的実施形態による、UEが、伝送の送信出力レベルがeNBにより適応可能である伝送を受信する際に、UE内で発生する動作を示す例示的なフローチャートである。
図11c】本明細書に記載する例示的実施形態による、eNBが相互に対をなすUE(CDE)の数を調整して、目標リンク品質を満たす際、eNB内で発生する動作の例示的なフローチャートである。
図12】本明細書に記載する例示的実施形態による、HARQ動作が強調された例示的なタイミング図である。
図13a】本明細書に記載する例示的実施形態による、eNBがブラインドHARQ処理を用いてUEへ送信する際、eNB内で発生する動作のフローチャートである。
図13b】本明細書に記載する例示的実施形態による、UEが伝送を受信してその伝送を復号する際、UE内で発生する動作の例示的なフローチャートである。
図13c】本明細書に記載する例示的実施形態による、UEがHARQ受信処理を実行する際、UE内で発生する動作の例示的なフローチャートである。
図14a】本明細書に記載する例示的実施形態による、第1の通信デバイスの例示的な図である。
図14b】本明細書に記載する例示的実施形態による、第1の通信デバイスの例示的な図である。
図14c】本明細書に記載する例示的実施形態による、第1の通信デバイスの例示的な図である。
図14d】本明細書に記載する例示的実施形態による、第1の通信デバイスの例示的な図である。
図15a】本明細書に記載する例示的実施形態による、第2の通信デバイスの例示的な図である。
図15b】本明細書に記載する例示的実施形態による、第2の通信デバイスの例示的な図である。
図15c】本明細書に記載する例示的実施形態による、第2の通信デバイスの例示的な図である。
図15d】本明細書に記載する例示的実施形態による、第2の通信デバイスの例示的な図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
現在の例示的実施形態の動作およびその構造について、以下に詳細に説明する。ただし、本開示は、広範な具体的文脈において実装され得る応用可能な発明の概念を、多数提供していることが、理解されるべきである。考察される具体的実施形態は、本開示内容の具体的構造、および本開示内容の動作方法を説明するためだけのものであり、本開示内容を限定するものではない。
【0019】
本開示内容の一実施形態は、通信システムにおける信号伝送低減に関する。たとえば、通信コントローラでは、この通信コントローラは、伝送帯の1つまたは複数の符号領域要素(CDE)を、この伝送帯で動作するとともに利用可能な伝送を有する各ユーザ機器(UE)に割り当て、CDEを、伝送帯に関連付けられた複数のネットワークリソースにマッピングし、複数のネットワークリソースをUEへブロードキャストする。別の例としては、通信コントローラにおいて、この通信コントローラは、第1の伝送をユーザ機器へ送信する。第1の伝送は、第1のサブフレームの第1の伝送帯内で符号領域要素(CDE)に割り当てられる。そして、通信コントローラは、第1の再伝送をユーザ機器へ送信する。第1の再伝送は、第1の伝送に対応した肯定応答が受信されていないとの判断に応じて、第2のサブフレームの第1の伝送帯内のCDEに割り当てられる。第2のサブフレームは、第1のサブフレームの特定時間後に発生する。
【0020】
本開示は、特定の文脈、すなわち、3GPP LTE対応の通信システムにおける例示的実施形態において説明される。しかしながら、本開示は、他の規格に対応するかまたは規格に対応しない通信システムにも、適用され得る。
【0021】
図1は、通信システム100を示す。通信システム100は、eNB105を含む。eNB105は、UE110、UE112、UE114、およびUE116など、複数のUEに、無線でサービスを提供し得る。典型的に、UEへの通信またはUEからの通信は、eNB105を通じて流れる必要がある。通信システムは、多数のUEと通信可能な複数のeNBを用い得ることが理解されているが、簡潔にするために、単一のeNBのみと多数のUEとが図示されている。
【0022】
一般に、信号伝送には、以下の3つのレベルがある。
1)ネットワーク構成ブロードキャスト信号伝送:非常に低い信号伝送速度として特徴付けられ得る。
2)無線リンク制御(RLC):低速度信号伝送として特徴付けられる。RLC信号伝送は、各UE毎になされ得る。
3)3GPP LTEにおける物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)などでの動的スケジューリング信号伝送:一般に、動的スケジューリング信号伝送は、高速信号伝送として特徴付けられ得る。なお、動的スケジューリング信号伝送は、特に少量のパケットについて、非常にオーバーヘッドの高い信号伝送である。
【0023】
3GPP LTE対応通信システムでは、動的スケジューリング信号伝送の典型的なコンテンツは、以下のものを含み得る。
-リソース割当情報:時間情報(たとえば、送信時間間隔(TTI)など)、周波数情報(たとえば、リソースブロック(RB)、リソースブロックグループ(RBG)など)、および符号化情報(たとえば、符号分割多元接続(CDMA)シグネチャ、疎符号多元接続(SCMA)コードブックなど)など
-リンク適応情報:変調レベル、符号化率、送信出力レベルなど
-ハイブリッド自動反復要求(HARQ)に対応する信号伝送
【0024】
なお、リアルタイムの用途、インスタントメッセージ伝送、マシンツーマシン(M2M)トラフィック、状態アップデートメッセージなど、現在および将来の多くの用途では、少量のパケットが生成される。信号伝送のオーバーヘッドは、少量のパケットにおいて強調される。説明のための例として、以下の状況を考える。単一のセルで50人のユーザに対応し、ダウンリンクチャネル上に各ユーザが1つのリソースブロック(RB)を占有するものとする。そして、ユーザ毎の信号伝送のオーバーヘッドは、ダウンリンク許可について2制御チャネル要素(CCE)、およびアップリンク許可について2CCEで、ユーザ毎に合計4CCEとなる。ユーザ毎の制御チャネル用リソース要素数(RE)は、以下のように表される。
【0025】
【数1】
【0026】
したがって、オーバーヘッドは、以下のように表される。
【0027】
【数2】
【0028】
86%のオーバーヘッドでは、データ伝送の余地がほとんどない。
【0029】
図2は、制御プレーン205およびデータプレーン210を示す。制御プレーン205は、UE-1 215、UE-2 217、およびUE-3 219などの様々なUEへの信号伝送を示す。データプレーン210は、UE-1 220、UE-2 222、およびUE-3 224などの様々なUEへのデータの伝送を示す。制御プレーン205での信号伝送は、データプレーン210でのリソース割当を示す。例として、制御プレーン205でのUE-1 215への信号伝送は、データプレーン210でのリソース(UE-1 220)に対応する。一旦、制御プレーン205においてリソースが使用されると、データプレーン210における未使用リソースは、使用されずに残る。一例として、データプレーン210における未使用リソース230は、制御プレーン205の制限により生じ得る。未使用リソース(たとえば、未使用リソース230)は、通信における他の形態で使用され得る。
【0030】
上述のように、制御プレーン205の信号伝送が、リソースを利用する必要がなければ、データプレーン210における未使用リソースは、通信に使用され得る。例示的実施形態によると、UEにおいて(すなわち、一般に、受信デバイスにおいて)ブラインド検出が用いられた場合、制御プレーンでの信号伝送を排除し得る。ブラインド検出により、UEは、典型的に、リソース割当情報、リンク適応、およびHARQ信号伝送などの動的スケジューリング信号伝送を使用することなく、情報を検出することができるようになる。説明のための例として、UEなどの受信デバイスは、受信デバイスが受信するリソースで複数の仮定を試すことにより、ブラインド検出を使用して、情報を検出し得る。試した仮定が正確であれば、UEは、理解可能な結果を得ることになる。試した仮定が不正確であれば、UEは、理解不能な結果を得ることになる。例示的仮定には、可能なリソース割当、リンク適応値、HARQ伝送などがある。
【0031】
図3は、動的(すなわち高速)制御信号伝送なしでの通信のためのフレームワーク300を示す。動的制御信号伝送なしでの通信を可能とするため、いくつかの低速信号伝送メカニズムが提示されている。それは以下のものを含む。
-ブロードキャストチャネルを使用してUEへ信号伝送して、通信システムが動的制御信号伝送なしでの通信に対応しているか否かを示す、伝送モード構成。
-通信システムと交信して、UEが動的制御信号伝送なしでの通信に対応しているか否かを示す、UE能力。
-探索空間およびアクセスコード。アクセスコードは、UEへブロードキャストチャネルを通じて信号伝送され、低速信号伝送チャネルを使用して更新され得る。また、設定されたアクセスコードの最大サイズも、更新されて、低速信号伝送チャネルを用いてUEへ信号伝送され得る。
-UEへブロードキャストチャネルを通じて信号伝送され、低速信号伝送チャネルを使用して更新され得る、変調および符号化方式(MCS)設定。
【0032】
フレームワーク300では、非スケジュール信号伝送通信(SSFTx:scheduling signaling free transmission)構造302が強調されている。SSFTx構造302は、非動的制御信号伝送スケジュールアクセス305、非動的制御信号伝送スケジュール適応(リンク適応)310、および非動的制御信号伝送スケジュールHARQ315への対応を含んでいる。非動的制御信号伝送スケジュールアクセス305は、リソース定義322およびリソース割当324(集合的に、リソース管理320と称する)のための非動的制御信号伝送がある、符号分割多元接続-直交周波数分割多重(CDMA-OFDM)、低密度シグネチャOFDM(LDS-OFDM)、SCMA-OFDMなど、マルチキャリア変調(MCM)でリソース共用される符号領域多元接続を含み得る。UE(すなわち、受信デバイス)では、非動的制御信号伝送スケジュールアクセス305は、アクティブ符号なしのブラインド符号領域受信、および/またはシグネチャの知識330を含み得る。非動的制御信号伝送スケジュール適応310は、動的制御信号伝送対応なしの長期リンク適応を含み得る。非動的制御信号伝送スケジュールHARQ315は、動的制御信号伝送対応なしのブラインドHARQ動作を含み得る。SSFTx302の各部について、以下に詳細に説明する。
【0033】
図4は、動的制御信号伝送なしでの通信に対応した通信システムの複数のフレーム400を示す。図4は、フレームN 405およびフレームN+1 407のフレーム構造を強調している。なお、複数のフレーム400は、他のフレームを含み得るが、考察のために、2つのフレームのみが示されている。また、フレームN 405のフレーム構造は、フレームN+1 407のフレーム構造と同じであることに留意されたい。したがって、フレームN 405の具体的構造についての考察は、フレームN+1 407の具体的構造にも適用され、逆も同様である。
【0034】
図4に示すように、フレームN 405は、TTI 1 410、TTI 2 412およびTTI M 414などの複数のTTIを含む。いくつかのTTI内に、非スケジュール動的制御信号伝送を通信のために予約されたいくつかのリソース(たとえば、時間リソース、周波数リソース、または時間-周波数リソース)があり得る。各TTI内のこのようなリソースを、SSFTx帯と称し得る。一例として、TTI 1 410内には、SSFTx帯1 420があり、TTI 2 412内には、別のSSFTx帯1 422がある。なお(図4には、図示された全てのTTIがSSFTx帯を有するが)、各TTI内に、SSFTx帯がなくともよい。なお、単一のSSFTx帯が、複数のTTIに亘ることもある。一例として、SSFTx帯1(ブロック420および422)は、TTI 1 410およびTTI 2 412に亘る。さらに、低速信号伝送チャネルまたは極低速信号伝送チャネル上のメッセージ伝送を通じて、eNBにより具体的に変更されなければ、連続したフレームについてのSSFTx帯の構成は、同一であることに留意されたい。図4に示すように、フレームN 405およびフレームN+1 407は、同一のSSFTx帯構成を有する。さらに、SSFTx帯の構成は、論理領域において定義されてもよいことに留意されたい。論理領域は、予め定義されたマッピング規則により、実際の物理リソースへとマッピングされる。論理領域から物理領域へのマッピングは、フレーム毎に変化してもよい。
【0035】
SSFTx帯、たとえば、フレームN+1 407のSSFTx帯2 430内で、リソースは、複数の符号領域要素(CDE)に関連付けられ得る。一例として、SSFTx帯2 430は、CDE1、CDE2、そしてCDE10までの10のCDEに関連付けられ得る。なお、各CDEは、SSFTx帯のリソースのサブセットに関連付けられ得る。説明のための例として、各CDEは、SSFTx帯のリソースのエンティティに関連付けられ得る。説明のための別の例として、いくつかのCDEが、SSFTx帯のリソースのエンティティに関連付けられ得るものであり(すなわち、CDEは、SSFTx帯のリソースを完全に占有する)、他のCDEは、SSFTx帯のリソースの一部に関連付けられ得る。説明のためのさらに別の例としては、各CDEは、SSFTx帯のリソースの一部に関連付けられ得る。
【0036】
各CDEは、符号領域内で分離されていてもよく、SSFTx帯のそれぞれのCDE間の相互相関が低いかまたはゼロであることを意味する。換言すると、CDEは、互いに直交するといえる。説明のための例として、第1のCDEに対応する伝送の情報は、それぞれのCDEが情報に適用された後、符号領域内で第2のCDEに対応する伝送の情報へと分離される。CDEの例は、CDMAシーケンス、LDSシグネチャ、SCMAコードブックなどを含み得る。
【0037】
SSFTx帯の構成は、eNBにより、上位レイヤ信号伝送(たとえば、無線リソース制御(RRC)信号伝送)などを通じて、低速信号伝送チャネルまたは極低速信号伝送チャネルで、UEに提供され得る。SSFTx帯の構成は、トラフィックの要求、通信システムの状態、UEの負荷、UE数、UEのトラフィックパターンなどの変更に遭遇する機会に、eNBにより変更され得る。SSFTx帯の構成を通じて、UEは、SSFTx帯毎のCDE数、SSFTx帯数、SSFTx帯の位置(すなわち、SSFTx帯に関連付けられたリソースなどについて認識する。なお、低速信号伝送チャネルまたは極低速信号伝送チャネルを使用することにより、リソースの管理が、非常に低いオーバーヘッドで可能となる。
【0038】
例示的実施形態によると、複数のUEは、各SSFTx帯に割り当てられ得る。さらに、単一のUEが、複数のSSFTx帯に割り当てられ得る。UEのSSFTx帯への割当は、UE優先度、UE種別、UE加入レベル、UEトラフィック種別、UEトラフィック優先度、UEトラフィックパターン、UEサービスヒストリなどの割当基準を考慮してなされ得る。
【0039】
図5は、UEのSSFTx帯への割当例を強調している、フレーム500の詳細図を示す。図5に示すように、フレーム500は、少なくともMのTTI(たとえば、TTI 1 505、TTI 2 507およびTTI M 509)と、2つのSSFTx帯(TTI 1 505(ブロック520)およびTTI 2 507(ブロック522)内にあるSSFTx帯1、ならびにTTI M 509(ブロック525)内にあるSSFTx帯2)とを含む。SSFTx帯1は、UE1、UE2、UE3、UE4、UE5、UE6、UE9、UE10、およびUE11を含む、割り当てられた9のUEを有し得るものであり、SSFTx帯2は、UE1、UE2、UE5、UE6、UE7、およびUE8を含む、割り当てられた6つのUEを有し得る。なお、UE1、UE2、UE5、およびUE6を含むいくつかのUEが、両SSFTx帯に対して割り当てられ、UE3、UE4、UE9、UE10、およびUE11が、SSFTx帯1に対してのみ割り当てられ、UE7およびUE8が、SSFTx帯2のみに対して割り当てられる。
【0040】
なお、UEは、1つまたは複数のSSFTx帯に割り当てられ得るが、UEに、伝送を受信するのに必要なリソースが配分されてもよく、配分されなくともよい。説明のための例として、eNBがUEへ送信するデータを有しない場合、eNBがUEからの伝送の要求を受信しない場合、eNBがUEに送信するデータを有していてもeNBがUEを選択してリソースを配分することがなかった場合など、UEには、伝送を受信するためのリソースが配分されないこともある。
【0041】
図6aは、リソースをUEに割り当てるシステム600の図を示す。システム600は、動的制御信号伝送なしでの通信に対応した通信システムのeNBの一部を表し得る。システム600は、スケジューラ605を含み得る。スケジューラ605は、送信するデータを有するSSFTx帯に対して割り当てられたUEの組のうちのどのUEかを決めるのに用いられ得る。説明のための例として、SSFTx帯2 610につき、SSFTx帯2 610に割り当てられたUEの組は、6つのUEを備える。ただし、10のUEのうちの4つだけについては、eNBが、送信するデータを有する。
【0042】
考察のために、eNBが、UE1、UE5、UE6およびUE7へ送信するデータを有する状況を考える。そして、スケジューラ605は、1つまたは複数のCDEの各UEに対する割当を選択し得る。なお、各UEには、1つまたは複数のCDEが割り当てられ得るが、単一のCDEは、単一のUEにのみが割り当てられ得る。図6aに示すように、UE1にはCDE1およびCDE2が割り当てられ、UE5にはCDE3およびCDE10が割り当てられるとともに、UE6にはCDE5が割り当てられ、UE7にはCDE8が割り当てられる。なお、UEに対して割り当てられたCDE数は、UEへ送信されるデータ量、割当に利用可能なCDE数、CDEを割り当てるUE数、UEに対して送信されるデータ量によるものであってもよい。
【0043】
なお、UEは、UEからCDEへの割当について認識しておらず、ブラインド検出を用いて、CDEが送信されるか否か、および送信されたなら、そのUEのデータまたは他のUEのデータを担持しているか否かを決定する。一例として、ブラインドLDSおよび/またはSCMAシグネチャ検出器は、UEに用いられて、SSFTx帯内でアクティブなCDEのリストを判断し得る。なお、UEが割り当てられているCDEは、物理CDEの組を表し得る論理CDEである。論理CDEを物理CDEへマッピングするために使用されるマッピング規則は、予め定義されて、BSおよびUEに認識されていてもよい。
【0044】
図6bは、論理CDEと物理CDEとの関係を示す。図6bに示すように、UE6に対して割り当てられた論理CDE655は、物理CDE660へとマッピングされる。図6aにおいて考察されたように、CDE5がUE6に対して割り当てられる。
【0045】
図7aは、動的制御信号伝送なしでの通信に対応した通信システムにおいてeNBがUEへ送信する際、eNBにおいて発生する動作700のフローチャートを示す。動作700は、eNBがUEへ、動的制御信号伝送なしでの通信を用いて送信する際、eNB105などのeNBにおいて発生する動作を示し得る。
【0046】
動作700は、eNBによりサービス提供されているUEのどれが、送信するデータを有するか、すなわち、どのUEがダウンリンク伝送を有するか判断することで、開始し得る(ブロック705)。一般に、eNBが、メモリまたはバッファに格納されたUE用のデータを有する場合、UEは、ダウンリンク伝送を有し得る。その代わりに、eNBがダウンリンク伝送を実行するときまでに、eNBがUE用のデータをメモリまたはバッファ内に有するものと推測する場合、UEは、ダウンリンク伝送を有し得る。典型的に、ダウンリンク伝送を有するUEは、eNBによりサービス提供されるUEのサブセットである。
【0047】
eNBは、ダウンリンク伝送のあるUEのサブセットをスケジューリングすることにより、スケジューリングされたUEを生成し得る(ブロック707)。スケジューリングは、ダウンリンク伝送のある(または、ダウンリンク伝送が利用可能な)UEのいくつかまたは全てを、スケジューリング基準により選択することを含み得る。この基準は、利用可能な送信機会または送信インターバルについて、UE優先度、UEサービスヒストリ、データ優先度、利用可能なリソース、送信するデータ量などを含み得る。説明のための例として、eNBが、ダウンリンク伝送を有するUEを、合計で10有するものの、ダウンリンク伝送に配分されたリソースが合計5つしかない状況を考える。eNBは、様々なスケジューリングアルゴリズムを使用し得る。このアルゴリズムは、5のリソースを割り当てる10のUEのサブセットを選択するために、公平性を均衡させることを目標とし、データスループットを最大化し、待ち時間を最短とするものなどを含む。実際のスケジューリング技術の考察は、本実施形態の範囲を超えている。
【0048】
eNBは、スケジューリングされたUEを論理CDEに割り当て得る(ブロック709)。上述のように、UEをスケジューリングすることは、リソース(たとえば、論理CDE)が割り当てられるUEを選択することを含み得る。eNBは、伝送帯の1つまたは複数の論理CDEを、スケジューリングされたUEの各々に、eNBにより実行されるスケジューリングに従って割り当て得る。説明のための例として、スケジューリングにより、3つのUEが選択されて、各々に単一の論理CDEが割り当てられたことが特定された場合、eNBは、単一の論理CDEを3つのUEの各々に割り当て得る。典型的に、論理CDEのUEへの割当は、任意になされ得る。ただし、いくつかの論理CDEが、他のものよりも、符号領域において分離されており、これらの論理CDEは、永久的に割り当てられることが可能となり得る。
【0049】
ダウンリンク伝送のあるUEを決定すること705と、ダウンリンク伝送のあるUEをスケジューリングすること707と、スケジューリングされたUEを割り当てること709とを、一括して、制御信号伝送のない通信のためのリソース割当と称してもよい(ブロック711)。eNBは、論理CDEを物理CDEにマッピングし得る(ブロック713)。参照として、論理CDEと物理CDEとの間の例示的関係を、図6bに提示する。一般に、論理CDEを物理CDEへマッピングすることは、ネットワークリソースが、各論理CDEに対応することを示す。
【0050】
eNBは、伝送をブロードキャストする(ブロック715)。伝送をブロードキャストすることは、eNBが、論理CDEに関連付けられた符号をダウンリンク伝送のデータに適用すること、データに対する、プリコード、増幅、変調、フィルタリングなどを含み、送信信号を生成して、送信信号を送信アンテナに提供し、送信信号を空中を通じてUEへ送る。論理CDEをマッピングすること713と、伝送をブロードキャストすること715とを一括して、動的制御信号伝送なしでデータを送信することと称する(ブロック717)。
【0051】
図7bは、動的制御信号伝送なしでの通信に対応した通信システムにおいてUEがeNBから伝送を受信する際、UEにおいて発生する動作750のフローチャートを示す。動作750は、動的制御信号伝送なしにUEがeNBから伝送を受信する際、UE110〜116などのUEで発生する動作を示し得る。
【0052】
動作750は、UEがSSFTx帯内でパケットを検出することで開始され得る(ブロック755)。例示的実施形態によると、UEは、ブラインド検出を利用して、SSFTx帯内のパケットを検出し得る。一般に、ブラインド検出は、異なる仮定および/またはシグネチャを、パケットのあるSSFTx帯内のRBに適用することを含む。説明のための例として、eNBは、符号をCDMAコードブックから、シグネチャをLDSコードブックから、符号をSCMAコードブックから拡散することを利用し得るものであり、これらは、SSFTx帯内でパケットを伝送するためのSSFTx帯のCDEに関連付けられている。一般に、CDEは、SSFTx帯内のパケットを、直交化または実質的に直交化する。
【0053】
図8aは、SSFTx帯内でパケットを受信可能な第1の例のブラインド検出器800を示す。ブラインド検出器800は、メッセージ通過アルゴリズムによるジョイントシグネチャおよびデータ検出(JMPA)検出器805を含む。シグネチャ脱相関器810は、シグネチャのソフトリストを提供する(たとえば、符号をCDMAコードブックから、シグネチャをLDSコードブックから、符号をSCMAコードブックから拡散するなど)。シグネチャプール815は、符号をCDMAコードブックから、シグネチャをLDSコードブックから、符号をSCMAコードブックから拡散することなどを含む。シグネチャのソフトリストおよび受信した信号を用いると、JMPA検出器805は、伝送されたデータおよびアクティブシグネチャ(一般にはCDE)をともに検出する。ブラインド検出器800のソフト出力は、シグネチャ(CDE)のソフトリストを更新するために、アプリオリ情報(a priori information)として用いられ得る。
【0054】
図8bは、SSFTx帯内でパケットを受信可能な第2の例のブラインド検出器850を示す。ダウンリンクでは、送信器が、アクティブなシグネチャ数を認識して、所定の順に用いるので、ブラインド検出器850は、ブラインド検出処理における計算量(complexity)を減少させ得る。シグネチャの利用順が、UE(およびブラインド検出器850)に対して提供されてもよい。利用順についての知見は、アクティブシグネチャ(CDE)の探索を単純化して改良するのに役立ち得る。さらに、出力の制限下で、各アクティブシグネチャの出力は、シグネチャ間に出力オフセットがない場合、アクティブシグネチャの合計数により、調整され得る。ブラインド検出器850は、ハード検出のある脱相関器という特徴がある。シグネチャ脱相関器860は、アクティブシグネチャのリストを、メッセージ通過アルゴリズム(MPA)検出器855によるMPA検出に提供する。MPA検出器855は、シグネチャ脱相関器860により提供されたハードリストが正確であると仮定して、複数のアクティブシグネチャに亘って、データの検出を試みてもよい。シグネチャプール865は、符号をCDMAコードブックから、シグネチャをLDSコードブックから、符号をSCMAコードブックから拡散することなどを含む。
【0055】
図7bに戻り、UEは、SSFTx帯内でパケットを発見したか否かを判断するために、検査を実行し得る(ブロック757)。説明のための例として、ブラインド検出器の出力は、パケットを発見したことを示すために、信号または割り込みをアサートし得る。UEは、信号または割り込みがアサートされたか否かを検査し得る。ブラインド検出器がパケットを発見していない場合、UEは、ブロック755に戻って、SSFTx帯内でのパケット探索を継続し得る。
【0056】
ブラインド検出器がパケットを発見した場合、UEは、そのパケットを復号し得る(ブロック758)。UEは、eNBにより指定されたMCSレベルに応じて、パケットを復号し得る。MCSレベルは、低速信号伝送チャネルまたは極低速信号伝送チャネルを用いて、UEへと信号伝送されていてもよい。
【0057】
UEがパケットを復号可能である場合、UEは、パケットの意図した受信器であるか否かについて別の検査を実行し得る(ブロック759)。例示的実施形態では、パケットは、意図した受信者でマークされ得る。説明のための例として、周期冗長検査(CRC)など、パケットの一部は、意図した受信者の識別情報(たとえば、意図した受信者の識別子)でマスクされ得る。説明のための別の例として、パケットのヘッダなど、パケットの一部は、意図した受信者の識別情報を含み得る。UEがパケットの意図した受信者でない場合、UEは、ブロック755に戻って、SSFTx帯内でのパケット探索を継続し得る。なお、パケットが、そのパケットの意図した受信器であるか否かを判断することは、パケットを復号することを含み得る。
【0058】
UEがパケットの意図した受信者である場合、UEは、パケットおよびそのコンテンツを処理し得る(ブロック761)。説明のための例として、パケットの処理は、パケットのコンテンツに応じて処理することを含み得る。説明のための例として、パケットが制御情報を含む場合、UEは、パケットに格納された制御情報に応じて、その構成を調整し得る。説明のための別の例として、パケットがデータを含む場合、UEは、データを利用するアプリケーションに、そのデータを提供したり、そのデータを格納したりすることなどができる。なお、UEが、SSFTx帯の検出を完了していないときには、ブロック755に戻り、SSFTx帯の検出を継続し得る。
【0059】
一般に、LDSリンクなどの通信リンク品質は、以下のいくつものパラメータによることになる。
-対になったユーザの変調および符号化方式(MCS)レベル、
-所与の伝送出力の制約下で、各レイヤに配分された出力、および
-対になったユーザ数、である。
典型的に、各パラメータ(またはその組み合わせ)は、通信リンクの品質を順応的に変更するために用いられ得る。ただし、そのいくつかは、信号伝送コストがないブラインドリンク適応の対象となる。
【0060】
例示的実施形態によると、MCSを、SSFTx帯毎に固定することが可能である。このような状況では、各SSFTx帯のMCSは、上位レイヤ信号伝送を通じるなどして、低速信号伝送チャネルまたは極低速信号伝送チャネルを用いて構成され得る。SSFTx帯に割り当てられた複数のUEは、チャネル状態、すなわちチャネル品質にかかわらず、同じMCSを用いる。eNBは、MCSレベルの異なる複数のSSFTx帯を設定してもよく、UEは、チャネル品質などの状態に応じて、適切なSSFTx帯に対して割り当てられてもよい。
【0061】
図9aは、eNBが固定MCSレベルでSSFTx帯を構成する際、eNB内で発生する動作900のフローチャートを示す。動作900は、eNBが固定MCSレベルでSSFTx帯を構成する際、eNB105などのeNB内での動作を示し得る。
【0062】
動作900は、eNBが、MCSレベルを設定することで、開始し得る(ブロック905)。なお、SSFTx帯についてのMCSレベル設定は、数通りの異なる方法でなされ得る。説明のための例として、SSFTx帯内の全UEのMCSレベルは、同レベルに設定されてもよい。例として、eNBは、複数のSSFTx帯を、各SSFTx帯内で、異なるMCSレベルで設定して、UEを、チャネル状態に応じて、適切なSSFTx帯に割り当て得る。説明のための別の例として、MCSレベルは、SSFTx帯内の各UEについて、個別に設定し得る。なお、MCSレベルが個別に設定された状況では、2つ以上のUEのMCSレベルは、同じ値に設定される。eNBは、制御情報を、上位レイヤメッセージ伝送(たとえば、RRCメッセージ伝送)を用いるなど、低速信号伝送チャネルまたは極低速信号伝送チャネルで送信することにより、MCSレベルを設定し得る。
【0063】
図9bは、UEが固定MCSレベルに応じて復号器を設定する際、UE内で発生する動作950のフローチャートを示す。動作950は、UEが、固定MCSレベルに応じてその復号器を設定する際、UE110〜116などのUE内の動作を示し得る。
【0064】
動作950は、UEがUEへの伝送のMCSレベルについての制御信号伝送を受信することで、開始し得る(ブロック955)。制御信号伝送は、UEにサービス提供しているeNBにより、UEへ送信されてもよい。制御信号伝送は、低速信号伝送チャネルまたは極低速信号伝送チャネルで受信され得る。制御信号伝送は、UEへの伝送の変調方式および/または符号化率を示すものであってもよい。なお、UEが複数の送信元からの伝送を受信中である場合、異なる伝送は異なるMCSレベルを有することになる。UEは、特定のMCSレベルを有する伝送を検出および/または復号するために、その受信器を設定し得る(ブロック960)。
【0065】
例示的実施形態により、単一のSSFTx帯の全UEへの伝送のMCSレベルが固定されている場合には、UEが、MCSレベルを、SSFTx帯番号などのSSFTx帯の識別情報に応じて推論可能となるので、MCSレベルの制御信号伝送は、著しく減少し得る。制御信号伝送は、MCSレベルが変更されたときなどの状況においてのみ、必要とされ得る。
【0066】
別の例示的実施形態により、SSFTx帯内で動作している単一のUEへの通信で用いられる変調レベルを固定することが可能となるが、伝送の符号化率は、たとえば、UEのチャネル状態を満たすように、順応的に変更され得る。変調レベルは、上位レイヤ信号伝送などで、低速信号伝送チャネルまたは極低速信号伝送チャネルを用いて設定された後に、固定され得る。符号化率は、たとえば、UEにより通知されると、UEのチャネル状態に応じてゆっくりと変化するなどして変化し得る。チャネル状態は、たとえば、UEにより通知されるか、またはチャネルの相互性を用いてeNBにより測定された、ダウンリンク配置などの長期チャネル状態情報の形態となり得る。適応符号化率は、eNBが低速信号伝送対応を犠牲にして長期リンク適応を適用し得る柔軟性を追加する。
【0067】
UEは、ブラインド検出を実行して、伝送の符号化率を求め得る。さらにブラインド検出を単純化するために、伝送の符号化率は、可能な符号化率の組から選択され得る。これにより、ブラインド検出の探索空間が減少することになる。可能な符号化率の組は、eNB、通信システムの操作者、技術規格などにより予め定義され、UEに対して提供され得る。可能な符号化率の組は、当初、通信システムに、またはeNBにより伝送もしくはブロードキャストされたメッセージ中に付加されている場合、UEに対して提供され得る。
【0068】
チャネル状態は、長期に変化し得るものであり、低速信号伝送チャネルまたは極低速信号伝送チャネルが、eNBおよびUEのチャネル状態を同期させることができる。UEは、そのチャネル状態を測定してeNBへ通知し得るか、または、eNBは、チャネルの相互性、およびUEによりなされたアップリンク伝送を利用して、UEのチャネル状態を測定し得る。
【0069】
例示的実施形態によると、eNBは、チャネル状態を符号化率にマッピングするために使用される規則を定義し得る。規則はUEもチャネル状態に応じて符号化率を決定できるように、UEに対して提供され得る。eNBおよびUEの両者が規則を認識しているので、符号化率は、UEに対して信号伝送される必要がない。その代わりに、UEは、eNBと同じ規則を用いて、チャネル状態(eNBに対して提供されるかまたはeNBから受信される)から符号化率を決定し得る。代替となる例示的実施形態により、符号化率は、チャネル状態に応じてゆっくりと変化するので、符号化率は、低速信号伝送チャネルまたは極低速信号伝送チャネルを用いて、UEに対して信号伝送されてもよい。
【0070】
図10aは、eNBがSSFTx帯内で動作中のUEへの伝送の符号化率を調整する際、eNB内で発生する動作1000のフローチャートを示す。動作1000は、eNBがSSFTx帯内で動作中のUEへの伝送の符号化率を調整する際、eNB105などのeNB内での動作を示し得る。
【0071】
動作1000は、eNBが、MCSレベルを設定することで、開始し得る(ブロック1005)。eNBは、制御情報を、上位レイヤメッセージ伝送(たとえば、RRCメッセージ伝送)を用いるなど、低速信号伝送チャネルまたは極低速信号伝送チャネルで送信することにより、SSFTx帯のMCSレベルまたはSSFTx帯内のUEのMCSレベルを設定し得る。eNBは、長期CSIを、UEから受信し得る(ブロック1007)。例として、UEは、eNBに、長期CSI(たとえば、eNBとUEとの間のチャネルのチャネル配置)を提供し得る。UEにより提供された長期CSIは、低速信号伝送チャネルまたは極低速信号伝送チャネルを用いて、提供され得る。その代わりに、長期CSIをUEから受信するのではなく、eNBは、UEによりなされた伝送を用いて、eNBとUEとの間のチャネルの測定を行うことで、測定を実行し、測定結果を長期CSIとして用い得る。eNBは、UEによりなされた伝送の複数の測定を実行して、その結果を利用する。なお、eNBが長期CSI測定を実行している場合、eNBは、低速信号伝送チャネルまたは極低速信号伝送チャネルを用いて、長期CSIをUEへ信号伝送し得る。その代わりに、UEは、それ自身の長期CSI測定を実行し得る。それにより、eNBが長期CSIを信号伝送する必要がなくなる。
【0072】
eNBは、長期CSIに応じて、UEへの伝送の符号化率を調整し得る(ブロック1009)。例として、長期CSIが、チャネル品質が高いことを示す場合、eNBは、符号化率を引き上げて、UEへ伝送可能なデータ量を上昇させ得る。一方、チャネル品質が低い場合、eNBは、符号化率を引き下げて、UEが受信する伝送を復号可能な確率を向上させ得る。マッピング規則は、長期CSIに基づき、符号化率を設定するために用いられ得る。マッピング規則は、eNB、技術規格、通信システムの操作者などにより、指定され得る。また、マッピング規則は、UEに対しても提供されてよいので、UEも、長期CSIが通知されることで、eNBが用いようとしている符号化率を認識し得る。
【0073】
図10bは、UEが、UEのチャネル状態に応じて設定された適応符号化率での伝送を受信する際、UE内で発生する動作1050のフローチャートを示す。動作1050は、UEが、UEのチャネル状態に応じて設定された適応符号化率での伝送を受信する際、UE110〜116などのUE内で発生する動作を示し得る。
【0074】
動作1050は、UEがUEへの伝送のMCSレベルについての制御信号伝送を受信することで、開始し得る(ブロック1055)。制御信号伝送は、UEにサービス提供しているeNBにより、UEへ送信されてもよい。制御信号伝送は、低速信号伝送チャネルまたは極低速信号伝送チャネルで受信され得る。制御信号伝送は、UEからUEへの伝送の変調方式および/または符号化率を示すものであってもよい。UEは、特定のMCSレベルを有する伝送を検出および/または復号するために、その受信器を設定し得る(ブロック1057)。
【0075】
UEは、eNBとUEとの間の通信チャネルのCSIを測定し得る(ブロック1059)。CSIは、eNBにより伝送された、パイロットシーケンス、基準シーケンスなどの特別なシーケンスを用いて、測定され得る。UEは、チャネルについて、チャネル配置などの長期CSIを生成するために、測定されたCSIを用い得る。UEは、長期CSIをeNBに通知する(ブロック1061)。UEが長期CSIを通知しているので、UEは、頻繁に通知する必要はなく、低速信号伝送チャネルまたは極低速信号伝送チャネルで充分である。
【0076】
UEは、ブラインド検出を用いて、伝送を検出し得る(ブロック1063)。ブラインド検出は、UEにより通知された長期CSIに応じて決定された符号化率を利用し得る。UEが、eNBにより用いられてUEへの伝送の符号化率を設定するマッピング規則を認識しているので、UEは、伝送において用いられる符号化率を決定することができる。なお、eNBが、長期CSIについての通知を受信してもしなくともよく、または、長期CSIに基づいて符号化率を調整してもしなくともよいので、長期CSIに応じて決定された符号化率は、いくつかの可能な伝送の符号化率のうちの1つとして用いられ得る。
【0077】
eNBが、UEとeNBとの間のチャネルのCSIおよび/または長期CSIを測定するシナリオでは、UEは、必ずしも長期CSIを通知する必要はない(たとえば、ブロック1061)。ただし、UEは、eNBによりなされるUEへの伝送の可能な符号化率を取得するために測定する長期CSIを、引き続き利用し得る。
【0078】
上述のように、LDSの性能は、オーバーレイユーザ(すなわち、UE)の数に依存し得る。LDSでは、信号対雑音比(SNR)は、UEにおける、合計受信信号出力対ノイズ出力として定義される。このため、多重化されたUE数が少なくなるほど、所与の受信SNRについて期待される性能が向上する。したがって、相互に対をなすUE数は、eNBが、信号伝送対応を必要とせずにリンク適応を制御するための柔軟なツールとして、利用され得る。UEがアクティブシグネチャ数をブラインド検出可能である限り、通信システムは機能し、同時に、適応リンク品質制御が可能である。
【0079】
一般に、相互に対をなすUE数は、eNBでのスケジューラにより決定される。また、伝送出力スペクトルは、相互に対をなすUEに対して、均等に配分される。したがって、アクティブシグネチャ間には、出力オフセットがほとんどまたは全くない。したがって、相互に対をなすUE数が、スケジューリングにより減少した場合、リンク品質の点で利益が生じる。この利益は、UE毎の伝送出力が増加することを含み、オーバーレイシグネチャ数が減少すると、MPA検出性能が向上する結果をもたらす。UEに関する長期CSI指標が、eNBに利用可能である場合、スケジューラは、相互に対をなすUE数を、そのCSIに応じて判断することができる。
【0080】
所与のスケジューリング間隔において、相互に対をなすUE数(したがって、相互に対をなすCDE数)は、リンク品質を制御するために、スケジューラにより判断され得る。一般に、リンク品質は、相互に対をなすCDE数に応じて変化し得る。相互に対をなすCDE数は、以下のいくつもの方式のリンク品質に影響を与え得る。
-UE毎に配分された伝送出力が、相互に対をなすCDE(相互に対をなすUE)数とともに変化する。例として、合計伝送出力が、N組の相互に対をなすCDE間で均等に分割されている場合、各CDEは、合計伝送出力の1/Nを受信する。
-相互CDE干渉(cross-CDE interference)のレベルが減少するために、相互に対をなすCDE数が減少する場合、検出性能は向上し得る。
【0081】
説明のための例として、伝送出力は、相互に対をなすCDEに対して、均等に配分され得る。CDE間に出力オフセットがある場合、UEによりブラインド機構が用いられて、ブラインド検出の目的での出力オフセットパターンを決定し得る。なお、SSFTx帯内の合計伝送出力は、技術規格、通信システムの操作者などにより設定されて、UEに対して提供され得る。また、SSFTx帯のパイロットは、データ(たとえば、データトーン)の合計伝送出力スペクトルに応じて、スケーリングされ得る。スケーリングされたパイロットを使用するには、UEへの合計伝送出力の信号伝送は不要である。
【0082】
図11aは、eNBがSSFTx帯内で動作中のUEへの伝送の伝送出力レベルを調整する際、eNB内で発生する動作1100のフローチャートを示す。動作1100は、eNBがSSFTx帯内で動作中のUEへの伝送の伝送出力レベルを調整する際、eNB105などのeNB内での動作を示し得る。
【0083】
動作1100は、eNBが、MCSレベルを設定することで、開始し得る(ブロック1105)。eNBは、制御情報を、上位レイヤメッセージ伝送(たとえば、RRCメッセージ伝送)を用いるなど、低速信号伝送チャネルまたは極低速信号伝送チャネルで送信することにより、SSFTx帯のMCSレベルまたはSSFTx帯内のUEのMCSレベルを、設定し得る。eNBは、UEをスケジューリングし得る(ブロック1107)。上述のように、eNBは、LDS動作について相互に対をなすUE数など、スケジューリングされたUEについて認識している。eNBは、スケジューリングされた全UEの送信出力レベルを、スケジューリングされたUE数に応じて調整し得る(ブロック1109)。説明のための例として、相互に対をなすUEがN組ある場合、eNBは、各UEへの伝送の送信出力レベルを、合計伝送出力レベル*1/Nに等しくなるように調整し得る。eNBは、スケジューリングされたUEへ送信し得る(ブロック1111)。
【0084】
図11bは、UEが、伝送の伝送出力レベルがeNBにより適応可能である伝送を受信する際、UE内で発生する動作1150を示すフローチャートを示す。動作1150は、UE110〜116などのUEが、伝送の伝送出力レベルがeNBにより適応可能である伝送を受信する際、そのUE内での動作を示し得る。
【0085】
動作1150は、UEがUEへの伝送のMCSレベルについての制御信号伝送を受信することで、開始し得る(ブロック1155)。制御信号伝送は、UEにサービス提供しているeNBにより、UEへ送信されてもよい。制御信号伝送は、低速信号伝送チャネルまたは極低速信号伝送チャネルで、受信され得る。制御信号伝送は、UEへの伝送の変調方式および/または符号化率を示すものであってもよい。UEは、特定のMCSレベルを有する伝送を検出および/または復号するために、その受信器を設定し得る(ブロック1157)。
【0086】
UEは、ブラインド検出を用いて、伝送を検出し得る(ブロック1159)。ブラインド検出は、eNBにより信号伝送されたMCS構成、および伝送を検出するための他のパラメータを、利用し得る。UEが伝送を検出する場合、およびそれが伝送の意図した受信者である場合、UEは、パケットのコンテンツを処理し得る(ブロック1161)。
【0087】
図11cは、eNBが相互に対をなすUE(CDE)の数を調整して、目標リンク品質を満たすようにする際、eNB内で発生する動作1175のフローチャートを示す。動作1175は、eNB105などのeNBが、いくつもの相互に対をなすUE(CDE)を調整して、SSFTx帯での目標リンク品質を満たすようにする際、そのeNB内での動作を示し得る。
【0088】
動作1175は、eNBが、MCSレベルを設定することで、開始し得る(ブロック1180)。eNBは、制御情報を、上位レイヤメッセージ伝送(たとえば、RRCメッセージ伝送)を用いるなど、低速信号伝送チャネルまたは極低速信号伝送チャネルで送信することにより、SSFTx帯のMCSレベルまたはSSFTx帯内のUEのMCSレベルを設定し得る。eNBは、UE(CDE)をスケジューリングして、目標リンク品質を満たすようにし得る(ブロック1182)。なお、このシナリオでは、UEをスケジューリングすることは、CDEをUEに割り当てることをも含む。上述のように、スケジューリングされたUE(CDE)数、または同様に、オーバーレイシグネチャは、リンク品質に影響し得る。例として、スケジューリングされたUE数は、スケジューリングされたUEへの伝送の配分された送信出力レベルに影響する。これは、一般に、スケジューリングされたUE数が多いことは、送信出力レベルが低くなることを意味するためである。別の例として、スケジューリングされたUE数は、検出性能にも影響する。これは、一般に、スケジューリングされたUE数が多くなると、相互干渉(cross interference)も増大することを意味するためである。したがって、目標リンク品質を満たすために、たとえば、追加のリソースが利用可能であったとしても、eNBは、一定数の数のUEをスケジューリングするようにしてもよい。eNBは、スケジューリングされたUEへの送信出力レベルを、スケジューリングされたUE数に応じて調整し得る(ブロック1184)。説明のための例として、eNBは、8つのUEをスケジューリングし、送信出力レベルは、eNBが単一のUEをスケジューリングした場合の送信出力レベルの1/8になり得る。eNBは、スケジューリングされたUEへ送信し得る(ブロック1186)。
【0089】
HARQは、通信システムにおいて、エラー検出およびエラー訂正に用いられる技術である。典型的に、受信器は、受信した伝送の復号を試み、受信した信号を復号することに成功した場合、受信器は、肯定応答(ACK)を、伝送の送信側へ送る。受信器が受信した伝送を復号することに成功しなかった場合、受信器は、否定応答(NACK)を、伝送の送信側へ送る。送信側において、ACKが受信されると、送信側は、伝送の送信に成功したものとみなす。しかしながら、NACKを受信するか、特定時間内にACKもNACKも受信しない場合、送信側は、伝送を再送信する。送信側は、ACKを受信するか、または伝送を特定の最大回数再送信するまで、伝送の再送信を継続し得る。また、典型的なHARQ技術は、制御信号伝送を含む。この伝送は、性能に悪影響を与えることがある。
【0090】
必要とされるのは、HARQ技術であり、この技術は、ブラインド技術であり、動的制御信号伝送を必要としない。ブラインドHARQ技術は、以下のことを特徴としている。
-動的制御信号伝送が不要であること、
-同期動作、
-復号性能向上に役立つように組み合わせるチェース(Chase)の使用、
-パケットに関連付けられた伝送および再伝送が、同一の論理CDEへとマッピングされること、
-各転送ブロック(TB)が、1つの前方エラー訂正符号(FEC)および1つの論理CDEへマッピングされること、
-UEは、スケジューリングされているか否か、検出された伝送が第1の伝送または再伝送であるか否かをわかっていないこと(換言すれば、UEは、HARQ処理がいつ開始されたのか認識していないこと)、
-UEは、配分された論理CDEについて認識していないこと、
-UEは、NACKを送信しないこと、
-FEC CRCは、UEの特定識別子でマスクされるか、または、伝送のMACヘッダが、UEの特定識別子を含むこと、および、
-HARQ技術が、完全にブラインド技術であること、である。
【0091】
最初の伝送では、eNBは、論理CDEをUEに割り当て、所定の規則に基づいて論理CDEを物理CDEへとマッピングし、最初の伝送を上述のように送信し得る。UEは、スケジューリングされているか否かを認識していない。FECブロックのCRCは、UEの特定識別子によりマスクされ得るか、または、MACヘッダは、UEの特定識別子を含んで、UEが伝送の意図した受信者を判断可能とし得る。UEは、上述のように動作して、伝送を検出し、伝送の意図した受信者か否かを決定し、伝送を復号する。換言すれば、最初の伝送についてeNBおよびUEにおいて発生している動作は、上述のとおりである。
【0092】
図12は、HARQ動作が強調されたタイミング図1200を示す。実際には、最初の伝送は失敗することがある。したがって、HARQ再伝送が必要になり得る。考察のために、LがHARQ伝送回数の最大数(なお、Lは、最初の伝送を含む)であり、Δが再送信間隔であり、iが整数値である状況を考える。時刻N(矢印1205として示される)において、最初の伝送がなされる。UEは、最初の伝送の復号に成功することができないものとする。
【0093】
UEは、最初の伝送を回復するために、HARQ受信動作を開始し得る。UEが、最初の伝送が実際に第1の伝送であるか、または単一の伝送に関連付けられたL回までの伝送のうちの1つであるか否かを認識していないので、UEは、復号を複数回試行する必要があり得る。UEは、最初の伝送に関連付けられた、1つまたは複数の論理CDEに対応した、バッファデータのL-1のインスタンスにアクセスし得るものであり、L-1のインスタンスの各々は、再伝送間隔(Δ)の整数倍で発生する。図12に示すように、第1の再伝送は、時刻N-Δ(矢印1210として示される)で発生し得るものであり、i番目の再伝送は、時刻N-iΔ(矢印1215として示される)で発生し得るものであり、X番目の再伝送は、時刻N-XΔ(矢印1220として示される)で発生し得るなどである。
【0094】
一般に、i番目の復号の試行は、時刻N-iΔ(矢印1215として示される)で発生する。i番目の復号の試行において、UEは、最初の伝送および最後のi-1回の伝送のFECブロックの対数尤度比(LLR)(矢印1205)を組み合わせて、結合データブロックとし、この結合データブロックの復号を試みる。一例として、i番目の復号の試行において、UEは、i番目のインスタンスに対応するバッファデータのLLRを組み合わせて(時刻N-iΔ、N-(i-1)Δ、N-Δ、およびN)、結合データブロックを生成し、結合データブロックの復号を試みる。復号が成功しなかった場合、UEは、i+1のインスタンス(時刻N-(i+1)Δから)に対応するバッファデータを、i番目の復号の試行からの結合データブロックと組み合わせることにより、(i+1)番目の復号を試み、結合データブロックを復号しようとする。なお、上述の例において、iとi+1とはいずれもL未満である。
【0095】
考察のために、X番目の復号の試行において(矢印1220により示される)、UEが伝送を復号することに成功した状況を考える。復号は中止され、UEは、ACKを送信側へ送る(矢印1225により示される)。そして、送信側は、伝送が成功しているものとみなすことができ、伝送を中止する。
【0096】
考察のために、UEによる復号の試行が一度も成功しなかった状況を考える。そして、L回の復号の試行後(矢印1230により示される)、合計L回の復号を試みても、伝送の復号に成功できなかったため、UEは、伝送が失敗したものとみなす。そして、最初の伝送についてのHARQ受信動作は中止し得る。特に、処理全体が成功するわけではないこともある。それには、主に2つの理由がある。すなわち、i)HARQ受信動作が、適切な時間期間ではない、すなわち、間隔N-(L-1)Δ〜N内の時間インスタンスの少なくとも1つのパケットが、そのUEに属していないか、または、ii)時間期間N-(L-1)Δ〜N内のパケットの全てが、意図したUEの全HARQ処理に属しているものの、UEは、チャネル状態が悪いために、伝送されたデータを復号することができないことである。なお、UEは、失敗したHARQ受信動作の理由を認識することはできない。
【0097】
なお、UE毎のHARQ処理の最大数は、Δ/伝送間隔として表現可能である。例として、UEが、特定のSSFTx構成により、2TTIの伝送間隔(スケジューリング可能)を有し、HARQ間隔(Δ)が8である場合、UE毎のHARQ処理の合計数は、8/2=4に等しい。
【0098】
図13aは、eNBがブラインドHARQ処理を用いてUEへ送信する際、eNB内で発生する動作1300のフローチャートを示す。動作1300は、eNBがUEへ、ブラインドHARQ処理を用いて送信する際、eNB105などのeNBにおいて発生する動作を示し得る。
【0099】
動作1300は、eNBがUEへパケットを送信することで開始し得る(ブロック1305)。パケットは、UEへの最初の伝送であり得る。eNBは、ACKをUEから受信したか否かの検査を実行し得る(ブロック1307)。eNBがACKをUEから受信した場合、eNBは、パケットの伝送が成功したものとみなし得る。
【0100】
eNBがACKを受信しなかった場合、eNBは、ACKタイマの時間(すなわち、eNBがACKを待つことが許される最長時間)が過ぎたか否かの検査を実行し得る(ブロック1309)。ACKタイマの時間が過ぎていない場合、eNBは、ブロック1307に戻り、ACKを待機し得る。ACKタイマの時間が過ぎた場合、eNBは、パケット伝送を最大回数実行したか否かの検査を実行し得る(ブロック1311)。eNBがパケットを最大回数伝送していない場合、eNBは、パケットをUEへ再送信し(ブロック1313)、ブロック1307へ戻って、ACKを待機し得る。eNBがパケットを最大回数伝送した場合、eNBは、パケットの伝送が失敗したと判断し得る。eNBは、後にパケットの送信を再度試行してもよく、パケットの送信を試行しなくともよい。
【0101】
図13bは、UEが伝送を受信してその伝送を復号する際、UE内で発生する動作1350のフローチャートを示す。動作1350は、UEがeNBから伝送を受信して、その伝送を復号する際、UE110〜116などのUEにおいて発生する動作を示し得る。
【0102】
動作1350は、SSFTx帯内でパケットを検出することで開始され得る(ブロック1355)。例示的実施形態によると、UEは、ブラインド検出を利用して、SSFTx帯内のパケットを発見し得る。UEは、SSFTx帯内でパケットを検出したか否かを判断するために、検査を実行し得る(ブロック1357)。UEがパケットを検出しなかった場合、UEは、ブロック1355に戻り、パケット検出を継続し得る。UEがパケットを検出した場合、UEは、パケットを復号できるか否かの判断を実行し得る(1359)。
【0103】
UEがパケットを復号可能である場合、UEは、パケットの意図した受信器(受信者)であるか否かを判断し得る(ブロック1361)。予め定義されたプロトコルの説明のための例として、送信側がCRCを、意図したUEのIDによりマスクした場合、UEがCRCの確認に成功すると、UEは、復号されたパケットの意図した受信者であると推論する。一方、CRCがマスクされていないもののパケットヘッダがUE識別情報を含む場合、UEは、その識別子などの識別情報があることについてのCRCチェックが成功した後、パケットヘッダ内をチェックし得る。識別情報がパケットヘッダ内にある場合、UEは、そのパケットの意図した受信者である。UEが、そのパケットの意図した受信者である場合、UEは、ACKを送信側へ送り(ブロック1363)、パケットのコンテンツを処理し得る(ブロック1365)。UEがパケットの意図した受信者でない場合、UEは、ブロック1355に戻って、SSFTx帯内でのブラインド検出の実行を継続し得る。
【0104】
UEがパケットを復号できない場合(ブロック1359)、UEは、HARQ受信処理を適用して、パケットの回復を試み得る(ブロック1367)。UEは、ブラインドHARQ処理を上述のように適用して、パケットを回復し得る。例示的なブラインドHARQ受信処理について、以下に詳述する。UEは、ブラインドHARQ受信処理技術の適用後、パケットを復号可能であるか否かの判断を実行し得る(ブロック1369)。UEがパケットを復号できなかった場合、UEは、ブロック1355に戻って、SSFTx帯内でのブラインド検出の実行を継続し得る。UEがパケットを復号可能である場合、UEは、ブロック1361へ進み、パケットの意図した受信器であるか否かを決定し得る。
【0105】
図13cは、UEがブラインドHARQ受信処理技術を適用してパケット伝送を回復する際、UE内で発生する動作1375のフローチャートを示す。動作1375は、UEがブラインドHARQ受信処理技術を利用してパケット伝送を回復する際、UE110〜116などのUE内で発生する動作を示し得る。
【0106】
動作1375は、UEが、復号の試行のカウンタiなどの変数を初期化することで、開始し得る(ブロック1380)。説明のための例として、iは、0に初期化され得る。UEは、i番目の復号の試行について、i番目のインスタンスに対応するバッファデータを、LLRを用いて組み合わせ、たとえば、結合データブロックを生成し得る(ブロック1382)。例として、iが3に等しい場合、UEは、仮定的に最初とみなされた伝送に対応するバッファデータ、最初の伝送の直前の伝送間隔において第1の伝送に対応したバッファデータ、および第1の伝送の伝送間隔の直前の伝送間隔において第2の伝送に対応したバッファデータを組み合わせて、結合データブロックを取得し得る。
【0107】
UEは、結合データブロックを復号できるか否かの検査を実行し得る(1384)。UEが結合データブロックを復号可能である場合、伝送は成功であると考えられ、動作1375は終了し得る。UEが結合データブロックを復号不可能である場合、UEはiを更新し得る(ブロック1386)。例として、iがもともと0に設定されていた場合、iを更新することは、iをインクリメントすることになる。UEは、復号の試行が、許可された最大回数実行されたか否か、すなわちi>Lであるか否かについての検査を実行し得る(ブロック1388)。上述のように、eNBは、伝送が失敗したと考えられるようになる前に、最大でL回、パケットの伝送を実行し得る(再送を含む)。したがって、UEは、L回までの復号の試行を期待し得る。UEが復号の試行をL回実行した場合、復号の試行の最大回数に達して、伝送は失敗する(ブロック1390)。ただし、UEが復号の試行をL回未満実行した場合、UEは、復号の試行を継続して実行し得る。
【0108】
UEは、i番目の伝送間隔にACKがあるか否かの検査を、実行し得る(ブロック1392)。UEは、バッファデータを調べているので、以前に受信されたかまたは送信されたデータを調べていることになる。このような状況において、UEが、既に、以前の伝送の復号に成功して、以前の伝送に対応するACKをi番目の伝送間隔に送信したということもあり得る。i番目の伝送間隔にACKがある場合、UEは、最初の伝送を復号可能でなくとも、HARQ処理が完了したと判断し得るものであり(ブロック1394)、動作1375は終了し得る。i番目の伝送間隔にACKがない場合、UEは、ブロック1382に戻って、i番目の伝送間隔に対応したバッファデータを、以前の結合データブロックと組み合わせることにより、最初の伝送の復号の試行を継続し得る。
【0109】
図14aは、第1の通信デバイス1400を示す。通信デバイス1400は、基地局、アクセスポイント、NodeB、eNBなど、通信コントローラの実装例であり得る。通信デバイス1400は、本明細書に記載する実施形態の様々な例を実装するために用いられ得る。図14aに示すように、送信器1405は、パケット、CSI、制御信号などを送信するように構成されている。また、通信デバイス1400は、パケット、CSIなどを受信するように構成された受信器1410をも含む。
【0110】
リソース定義ユニット1420は、SSFTx帯、SSFTx帯パラメータを指定し、UEをSSFTx帯に割り当てるなどするように構成されている。リソース配分ユニット1422は、CDE(論理CDEおよび物理CDE)を、伝送および/またはデータを有するUEに割り当てるように構成されている。リンク適応ユニット1424は、その符号化率、伝送出力レベル、変調技術など、通信チャネルを調整するように構成されている。リンク適応ユニット1424は、通信チャネルを調整して、通信デバイス1400によりサービス提供されているUEについての状態の変更に対応し得る。エラー制御ユニット1426は、伝送および再伝送を制御して、送信パケットの配信を確実にするのに役立つように構成されている。メモリ1430は、パケット、SSFTx帯情報、UE割当、CDE割当、CDEマッピング、リンク適応規則、CSI、マッピング規則などを格納するように構成されている。
【0111】
通信デバイス1400の要素は、具体的なハードウェアロジックブロックとして実装され得る。その代わりに、通信デバイス1400の要素は、プロセッサ、コントローラ、特定用途向け集積回路などとして実装可能である。さらに別の例では、通信デバイス1400の要素は、ソフトウェアおよび/またはハードウェアの組み合わせとして実装されてもよい。
【0112】
例として、受信器1410および送信器1405は、具体的なハードウェアブロックとして実装されてもよい。一方、リソース定義ユニット1420、リソース配分ユニット1422、リンク適応ユニット1424、およびエラー制御ユニット1426は、マイクロプロセッサ(プロセッサ1415など)、またはカスタム回路、または、フィールドプログラマブルロジックアレイのカスタムコンパイルロジックアレイ内で実行されるソフトウェアモジュールであってもよい。リソース定義ユニット1420、リソース配分ユニット1422、リンク適応ユニット1424、およびエラー制御ユニット1426は、メモリ1430内に格納されたモジュールであり得る。
【0113】
図14bは、リソース配分ユニット1440の詳細図である。リソース配分ユニット1440は、特定の伝送間隔内で伝送を受信する通信デバイス1400によりサービス提供される複数のUEからUEを選択するように構成されたUE決定ユニット1442を含み得る。スケジューラ1444は、UE決定ユニット1442により決定された選択UEをスケジューリングし得る。たとえば、スケジューラ1444は、選択されたUEの各々に、いくつのCDEが割り当てられているのか判断し得る。CDE割当ユニット1446は、スケジューラ1444により提供されたスケジューリング情報に応じて、論理CDEを、選択されたUEに割り当て得る。マッピングユニット1448は、選択されたUEに対して割り当てられた論理CDEを、物理CDEにマッピングするように構成されている。
【0114】
図14cは、リンク適応ユニット1450の詳細図である。リンク適応ユニット1450は、UEへの伝送のMCSレベルを選択するように構成されたMCS構成ユニット1452を含み得る。MCS構成ユニット1452は、UE能力、ネットワーク能力、ネットワーク状態、トラフィック特性などを含む基準に基づいて、MCSレベルを選択し得る。CSI処理ユニット1454は、UEから、または通信デバイス1400によりなされたCSI測定から得られる長期CSIなどのCSIを処理して、保障がある場合に、MSCへの調整を決定し得る。符号化率調整ユニット1456は、CSIに応じて、UEへの伝送の符号化率を調整し得る。符号化率調整ユニット1456は、所与のCSIの符号化率を指定するマッピング規則を用いて、符号化率を調整し得る。送信出力調整ユニット1458は、選択されたUE数、およびSSFTx帯内の通信デバイス1400の伝送の合計送信出力に基づいて、SSFTx帯内の選択されたUEの送信出力レベルを調整し得る。
【0115】
図14dは、エラー制御ユニット1460を示す。エラー制御ユニット1460は、UEから受信されたACKおよび/またはNACKを処理するように構成された応答処理ユニット1462を含み得る。応答処理ユニット1462は、受信したACK、NACK、または応答が全くないことに基づいて、パケットの伝送および再伝送を制御し得る。送信制御ユニット1464は、伝送および/または再伝送のために、伝送および/または再伝送目的のパケットをバッファすることを制御し、伝送の試行のカウントを管理し、CDEマッピングを制御し得る。
【0116】
図15aは、第2の通信デバイス1500を示す。通信デバイス1500は、UE、モバイル、移動局、加入者、端末、ユーザなど、通信デバイスの一実装例であり得る。通信デバイス1500は、本明細書に記載する実施形態の様々な例を実装するために用いられ得る。図15aに示すように、送信器1505は、パケット、CSIなどを送信するように構成されている。また、通信デバイス1500は、パケット、制御信号などを受信するように構成された受信器1510をも含む。
【0117】
受信ユニット1520は、ブラインド検出を実行して、SSFTx帯で伝送されたパケットを検出するように構成されている。受信ユニット1520は、検出されたパケットが通信デバイス1500に対するものであるか否かを決定して、検出されたパケットを復号するように構成されている。リンク適応ユニット1522は、受信ユニット1520の構成を調整して、送信デバイス1500への伝送に用いられたMCSの変更を満たすように構成されている。たとえば、リンク適応ユニット1522は、通信チャネルのCSIに応じて、符号化率を調整し得る。エラー制御ユニット1524は、復号の試行が成功するかまたは不成功となるかに応じて、ACKを生成するように構成されている。エラー制御ユニット1524は、単一のパケットの複数の送信によるデータを組み合わせて、パケットの復号が成功する確率を潜在的に向上させるように構成されている。メモリ1530は、パケット、SSFTx帯情報、リンク適応規則、CSI、マッピング規則、データ、結合データなどを格納するように構成されている。
【0118】
通信デバイス1500の要素は、具体的なハードウェアロジックブロックとして実装され得る。その代わりに、通信デバイス1500の要素は、プロセッサ、コントローラ、特定用途向け集積回路などで実行されるソフトウェアとして実装可能である。さらに別の例では、通信デバイス1500の要素は、ソフトウェアおよび/またはハードウェアの組み合わせとして実装されてもよい。
【0119】
例として、受信器1510および送信器1505は、具体的なハードウェアブロックとして実装されてもよい。一方、受信ユニット1520、リンク適応ユニット1522、およびエラー制御ユニット1524は、マイクロプロセッサ(プロセッサ1515など)、またはカスタム回路、または、フィールドプログラマブルロジックアレイのカスタムコンパイルロジックアレイ内で実行されるソフトウェアモジュールであってもよい。受信ユニット1520、リンク適応ユニット1522、およびエラー制御ユニット1524は、メモリ1530内に格納されたモジュールであり得る。
【0120】
図15bは、受信ユニット1530の詳細図である。受信ユニット1530は、様々なシグネチャでブラインド検出を用いてSSFTx帯内のパケットを検出するように構成されたブラインド検出ユニット1532を含み得る。ブラインド検出ユニット1532の例は、図8aおよび図8bに図示されたブラインド検出器などであってもよい。パケット処理ユニット1534は、パケットおよびそこに含まれたデータを処理し得る。
【0121】
図15cは、リンク適応ユニット1540の詳細図である。リンク適応ユニット1540は、指定されたMCSレベルに応じて、通信デバイス1500の受信器を設定するように構成されたMCS構成ユニット1542を含み得る。CSI処理ユニット1544は、通信デバイス1500により測定されるか、または通信デバイス1500にサービス提供するeNBから受信したCSIを処理して、チャネル配置などの長期CSIを決定し得る。符号化率調整ユニット1546は、長期CSIに応じて、通信デバイス1500の受信器内で用いられる符号化率を調整し得る。たとえば、符号化率調整ユニット1546は、マッピング規則を用いて、長期CSIからの符号化率を決定し得る。
【0122】
図15dは、エラー制御ユニット1550の詳細図を示す。エラー制御ユニット1550は、復号の試行が成功するかまたは不成功となることに応じて、ACKまたはNACKを生成するように構成された応答生成ユニット1552を含み得る。LLR結合ユニット1554は、パケットからのデータ、およびパケットの以前の伝送を組み合わせて、結合データを生成し得る。通信デバイス1500は、結合データの復号を試み得る。
【0123】
また、本願は、通信コントローラおよびUEを動作させる別の実施例を提供する。
【実施例1】
【0124】
通信コントローラを動作させる方法であって、この方法は、
通信コントローラにより、第1の伝送をユーザ機器に送信するステップであって、第1の伝送は、第1のサブフレームの第1の伝送帯の符号領域要素(CDE)に割り当てられる、ステップと、
通信コントローラにより、第1の再伝送をユーザ機器に送信するステップであって、第1の再伝送は、第1の伝送に対応する第1の肯定応答が第1の所定時間内に受信されていないとの判断に応答して、第2のサブフレームの第1の伝送帯のCDEに割り当てられ、第2のサブフレームは、第1のサブフレームから第2の所定時間後に発生する、ステップと
を有する。
【実施例2】
【0125】
実施例1の方法は、第2の再伝送をユーザ機器に送信するステップであって、第2の再伝送は、第1の再伝送に対応する第2の肯定応答が第1の所定時間内に受信されていないとの判断に応答して、第3のサブフレームの第1の伝送帯のCDEに割り当てられ、第3のサブフレームは、第2のサブフレームから第2の所定時間後に発生する、ステップをさらに有する。
【実施例3】
【0126】
実施例1の方法において、第1の伝送を送信するステップは、
第1の伝送を、第1の伝送帯のCDEに割り当てるステップと、
CDEを、第1の伝送帯に関連付けられた第1のサブフレームの第1の複数のネットワークリソースにマッピングするステップと、
第1の複数のネットワークリソースを、ユーザ機器にブロードキャストするステップと
を含む。
【実施例4】
【0127】
実施例1の方法において、第1の再伝送を送信するステップは、
第1の再伝送を、第1の伝送帯のCDEに割り当てるステップと、
CDEを、第1の伝送帯に関連付けられた第2のサブフレームの第2の複数のネットワークリソースにマッピングするステップと、
第2の複数のネットワークリソースを、ユーザ機器にブロードキャストするステップと
を含む。
【実施例5】
【0128】
ユーザ機器を動作させる方法であって、この方法は、
ユーザ機器により、ユーザ機器に向けられた第1の伝送が復号不可能であると判断するステップであって、第1の伝送は、伝送帯の符号領域要素(CDE)に関連付けられ、第1のサブフレームで受信される、ステップと、
ユーザ機器により、伝送帯のCDEに関連付けられたバッファデータを、最大数のサブフレームまで組み合わせることによって、第1の伝送の回復を試行するステップと、
ユーザ機器が第1の伝送を回復可能である場合、ユーザ機器により、第1の伝送の送信元に応答を送信するステップと
を有する。
【実施例6】
【0129】
実施例5の方法において、第1の伝送の回復を試行するステップは、
第1の伝送に関連付けられた第1のデータを、第1のバッファされた伝送に関連付けられた第1のバッファデータと組み合わせて、第1の結合データを生成するステップと、
第1の結合データの復号を試行するステップと
を含む。
【実施例7】
【0130】
実施例6の方法において、第1のデータと第1のバッファデータとを組み合わせるために、結合対数尤度比が用いられる。
【実施例8】
【0131】
実施例6の方法は、
第1の結合データを、第2のバッファされた伝送に関連付けられた第2のバッファデータと組み合わせて、第2の結合データを生成するステップと、
第2の結合データの復号を試行するステップと
をさらに有する。
【実施例9】
【0132】
通信コントローラは、第1の伝送をユーザ機器に送信するように構成された送信器を備え、第1の伝送は、第1のサブフレームの第1の伝送帯で符号領域要素(CDE)に割り当てられ、送信器は、第1の再伝送をユーザ機器に送信するようにさらに構成され、第1の再伝送は、第1の伝送に対応する第1の肯定応答が第1の所定時間内に受信されていないとの判断に応答して、第2のサブフレームの第1の伝送帯のCDEに割り当てられ、第2のサブフレームは、第1のサブフレームから第2の所定時間後に発生する。
【実施例10】
【0133】
実施例9の通信コントローラにおいて、送信器は、第2の再伝送を、ユーザ機器に送信するようにさらに構成され、第2の再伝送は、第1の再伝送に対応する第2の肯定応答が第1の所定時間内に受信されていないとの判断に応答して、第3のサブフレームの第1の伝送帯のCDEに割り当てられ、第3のサブフレームは、第2のサブフレームから第2の所定時間後に発生する。
【実施例11】
【0134】
実施例9の通信コントローラは、送信器に動作可能に接続されたプロセッサをさらに備え、プロセッサは、第1の伝送を、第1の伝送帯のCDEに割り当て、CDEを、第1の伝送帯に関連付けられた第1のサブフレームの第1の複数のネットワークリソースにマッピングするように構成され、送信器は、第1の複数のネットワークリソースを、ユーザ機器にブロードキャストするようにさらに構成される。
【実施例12】
【0135】
実施例9の通信コントローラは、送信器に動作可能に接続されたプロセッサをさらに備え、プロセッサは、第1の再伝送を、第1の伝送帯のCDEに割り当て、CDEを、第1の伝送帯に関連付けられた第2のサブフレームの第2の複数のネットワークリソースにマッピングするように構成され、送信器は、第2の複数のネットワークリソースを、ユーザ機器にブロードキャストするようにさらに構成される。
【実施例13】
【0136】
ユーザ機器は、ユーザ機器に向けられた第1の伝送が復号不可能であると判断するように構成されたプロセッサを備え、第1の伝送は、伝送帯の符号領域要素(CDE)に関連付けられ、第1のサブフレームで受信され、プロセッサは、伝送帯のCDEに関連付けられたバッファデータを、最大数のサブフレームまで組み合わせることによって、第1の伝送の回復を試行するようにさらに構成され、
ユーザ機器は、プロセッサに動作可能に接続された送信器をさらに備え、送信器は、ユーザ機器が第1の伝送を回復可能である場合、第1の伝送の送信元に応答を送信するように構成される。
【実施例14】
【0137】
実施例13のユーザ機器において、プロセッサは、第1の伝送に関連付けられた第1のデータを、第1のバッファされた伝送に関連付けられた第1のバッファデータと組み合わせて、第1の結合データを生成し、第1の結合データの復号を試行するようにさらに構成される。
【実施例15】
【0138】
実施例14のユーザ機器において、第1のデータと第1のバッファデータとを組み合わせるために、結合対数尤度比が用いられる。
【実施例16】
【0139】
実施例14のユーザ機器において、プロセッサは、第1の結合データを、第2のバッファされた伝送に関連付けられた第2のバッファデータと組み合わせて、第2の結合データを生成し、第2の結合データの復号を試行するようにさらに構成される。
【0140】
本開示およびその利点が詳述されたが、添付の特許請求の範囲により定義される本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、様々な変更、置換、および変更がなされ得ることを、理解されたい。
【符号の説明】
【0141】
100 通信システム
105 eNB
110,112,114,116 ユーザ機器(UE)
205 制御プレーン
210 データプレーン
600 システム
605 スケジューラ
610 SSFTx帯2
655 論理符号領域要素(CDE)
660 物理CDE
800 ブラインド検出器
805 メッセージ通過アルゴリズムによるジョイントシグネチャおよびデータ検出(JMPA)検出器
810 シグネチャ脱相関器
815 シグネチャプール
850 ブラインド検出器
855 メッセージ通過アルゴリズム(MPA)検出器
860 シグネチャ脱相関器
865 シグネチャプール
1400 第1の通信デバイス
1405 送信器
1410 受信器
1420 リソース定義ユニット
1422 リソース配分ユニット
1424 リンク適応ユニット
1426 エラー制御ユニット
1430 メモリ
1440 リソース配分ユニット
1442 UE決定ユニット
1444 スケジューラ
1446 CDE割当ユニット
1448 マッピングユニット
1450 リンク適応ユニット
1452 変調および符号化方式(MCS)構成ユニット
1454 チャネル状態情報(CSI)処理ユニット
1456 符号化率調整ユニット
1458 送信出力調整ユニット
1460 エラー制御ユニット
1462 応答(ACK)処理ユニット
1464 送信制御ユニット
1500 第2の通信デバイス
1505 送信器
1510 受信器
1515 プロセッサ
1520 受信ユニット
1522 リンク適応ユニット
1524 エラー制御ユニット
1530 メモリ
1530 受信ユニット
1532 ブラインド検出ユニット
1534 パケット処理ユニット
1540 リンク適応ユニット
1542 MCS構成ユニット
1544 CSI処理ユニット
1546 符号化率調整ユニット
1550 エラー制御ユニット
1552 ACK生成ユニット
1554 対数尤度比(LLR)結合ユニット
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信コントローラを動作させる方法であって、
前記通信コントローラにより、伝送帯の1つまたは複数の符号領域要素(CDE)を、前記通信コントローラによってサービス提供され、前記伝送帯で動作し、かつ利用可能な伝送を有する複数のユーザ機器(UE)の各UEに割り当てるステップと、
前記通信コントローラにより、動的制御信号伝送を利用することなく、前記1つまたは複数のCDEに配置されたダウンリンク情報を、前記UEに送信するステップと
を有する方法。
【請求項2】
前記ダウンリンク情報を送信するステップが、
前記1つまたは複数のCDEを、前記伝送帯に関連付けられた複数のネットワークリソースにマッピングするステップと、
前記複数のネットワークリソースを、前記UEにブロードキャストするステップと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記1つまたは複数のCDEの各々が、前記伝送帯に関連付けられた前記複数のネットワークリソースを完全に占有する、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記CDEが、拡散符号、シグネチャ、およびコードブックのうちの1つによって、符号領域で分離されている、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記伝送帯で動作し、かつ利用可能な伝送を有する各UEを、前記伝送帯を含む伝送間隔でスケジューリングするステップをさらに有する、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
変調および符号化方式(MCS)を、前記伝送帯で動作し、かつ利用可能な伝送を有する各UEに信号伝送するステップをさらに有する、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
チャネル状態情報を、第1のUEから受信するステップと、
前記第1のUEに向けられた第1の伝送の符号化率を、前記チャネル状態情報に従って調整するステップと
をさらに有する、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記チャネル状態情報が、長期チャネル状態情報を含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記長期チャネル状態情報が、前記通信コントローラと前記第1のUEとの間の通信チャネルのチャネル配置を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記伝送帯で動作し、かつ利用可能な伝送を有する各UEへの伝送の伝送出力を調整するステップをさらに有する、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記1つまたは複数のCDEを割り当てるステップが、目標リンク品質に従って実行される、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
ユーザ機器を動作させる方法であって、
前記ユーザ機器により、伝送帯に関連付けられた複数のネットワークリソースにおける第1の伝送をブラインド検出するステップであって、前記第1の伝送は、符号領域で、前記複数のネットワークリソースに共存する第2の伝送から分離され、前記第1の伝送と前記第2の伝送とは、既知のコードブックからの符号によって分離されている、ステップと、
前記ユーザ機器により、前記第1の伝送の復号を試行するステップと、
前記ユーザ機器が前記第1の伝送を復号可能である場合、前記ユーザ機器により、前記第1の伝送が前記ユーザ機器に向けられたものであるか否かを判断するステップと、
前記第1の伝送が前記ユーザ機器に向けられたものではない場合、前記ユーザ機器により、前記既知のコードブックの残りの符号について、前記ブラインド検出するステップ、前記復号を試行するステップ、および前記判断するステップを繰り返すステップと
を有する方法。
【請求項13】
前記判断するステップが、前記第1の伝送の一部が前記ユーザ機器の識別子でマスクされているか否か、または前記第1の伝送の一部が前記ユーザ機器の識別子を含むか否かを判断するステップを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
上位レイヤメッセージで変調および符号化方式を受信するステップと、
受信した前記変調および符号化方式に従って、ブラインド検出を調整するステップと
をさらに有する、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記ユーザ機器にサービス提供する通信コントローラと前記ユーザ機器との間のチャネルのチャネル状態情報を抽出するステップと、
前記チャネル状態情報を、前記通信コントローラに送信するステップと、
前記チャネル状態情報に従って、ブラインド検出に用いられる符号化率を調整するステップと
をさらに有する、請求項12に記載の方法。
【請求項16】
前記ユーザ機器にサービスを提供する通信コントローラから、前記通信コントローラと前記ユーザ機器との間のチャネルのチャネル状態情報を受信するステップと、
前記チャネル状態情報を、前記通信コントローラに送信するステップと、
前記チャネル状態情報に従って、ブラインド検出に用いられる符号化率を調整するステップと
をさらに有する、請求項12に記載の方法。
【請求項17】
請求項1から11のいずれか一項に記載の方法の各ステップを実行するように構成された手段を具備する通信コントローラ。
【請求項18】
請求項12から16のいずれか一項に記載の方法の各ステップを実行するように構成された手段を具備するユーザ機器。
【国際調査報告】