特表2016-518058(P2016-518058A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2016-518058(P2016-518058A)
(43)【公表日】2016年6月20日
(54)【発明の名称】セル間干渉協調のための方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 16/02 20090101AFI20160523BHJP
   H04W 52/24 20090101ALI20160523BHJP
   H04W 92/20 20090101ALI20160523BHJP
【FI】
   H04W16/02
   H04W52/24
   H04W92/20
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】31
(21)【出願番号】特願2016-505711(P2016-505711)
(86)(22)【出願日】2013年4月5日
(85)【翻訳文提出日】2015年12月4日
(86)【国際出願番号】EP2013057189
(87)【国際公開番号】WO2014161592
(87)【国際公開日】20141009
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KM,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VC
(71)【出願人】
【識別番号】504161984
【氏名又は名称】ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100146835
【弁理士】
【氏名又は名称】佐伯 義文
(74)【代理人】
【識別番号】100140534
【弁理士】
【氏名又は名称】木内 敬二
(72)【発明者】
【氏名】ウェイジュン・スン
(72)【発明者】
【氏名】パブロ・ソルダーティ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA03
5K067DD47
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE16
(57)【要約】
本発明は、上りリンクおよび下りリンク送信のためのサブフレームを備える無線フレームを使用するセルラー時分割複信TDDワイヤレス通信システムにおけるセル間干渉協調のための方法に関し、上記システムは、少なくとも1つの第1のセルを制御するために配列された少なくとも第1のネットワーク制御ノードと、少なくとも1つの第2のセルを制御するために配列された少なくとも第2のネットワーク制御ノードとを含み、上記方法は、1つ以上のサブフレームに関連づけられ、上記第1および第2のセル間の下りリンクから上りリンクへのセル間干渉IDL-to-ULおよび/または上りリンクから上りリンクへのセル間干渉IUL-to-ULにさらに関連する、少なくとも1つの干渉インジケータを、上記第1のネットワーク制御ノードにより送信するステップと、上記干渉インジケータを上記第2の制御ノードにより受信するステップと、上記干渉インジケータに基づいて、下りリンクまたは上りリンクにおけるスケジューリングおよび/または電力制御、および/または上記1つ以上のサブフレームのためのサブフレーム構成の変更を、上記第2のネットワーク制御ノードにより実行するステップとを備える。さらに、発明はまた、第1の制御ノードにおける方法、第2の制御ノードにおける方法、第1の制御ノードデバイス、第2の制御ノード、コンピュータプログラム、およびそのコンピュータプログラム製品に関する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上りリンクおよび下りリンク送信のためのサブフレームを備える無線フレームを使用するセルラー時分割複信TDDワイヤレス通信システムにおけるセル間干渉協調のための方法であって、前記システムは、
少なくとも1つの第1のセルを制御するために配列された少なくとも1つの第1のネットワーク制御ノードと、
少なくとも1つの第2のセルを制御するために配列された少なくとも1つの第2のネットワーク制御ノードとを含み、前記方法は、
1つ以上のサブフレームに関連づけられ、前記第1および第2のセル間の下りリンクから上りリンクへのセル間干渉IDL-to-ULおよび/または上りリンクから上りリンクへのセル間干渉IUL-to-ULにさらに関連する、少なくとも1つの干渉インジケータを、前記第1のネットワーク制御ノードにより送信するステップと、
前記干渉インジケータを前記第2の制御ノードにより受信するステップと、
前記干渉インジケータに基づいて、下りリンクまたは上りリンクにおけるスケジューリングおよび/または電力制御、および/または前記1つ以上のサブフレームのためのサブフレーム構成の変更を、前記第2のネットワーク制御ノードにより実行するステップとを備える、方法。
【請求項2】
前記干渉インジケータは、下りリンクから上りリンクへのセル間干渉IDL-to-ULに少なくとも関連し、
前記干渉インジケータに基づいて、下りリンクにおけるスケジューリングおよび/または電力制御、および/または前記1つ以上のサブフレームのためのサブフレーム構成の変更を、前記第2のネットワーク制御ノードにより行う、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記干渉インジケータは、上りリンクから上りリンクへのセル間干渉IUL-to-ULに少なくとも関連し、
前記干渉インジケータに基づいて、上りリンクにおけるスケジューリングおよび/または電力制御、および/または前記1つ以上のサブフレームのためのサブフレーム構成の変更を、前記第2のネットワーク制御ノードにより行う、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記干渉インジケータは、下りリンクから上りリンクへのIDL-to-ULおよび上りリンクから上りリンクへのIUL-to-ULセル間干渉の総計に少なくとも関連し、前記1つ以上のサブフレームは、前記第2のネットワーク制御ノードの下りリンクサブフレームであり、
前記干渉インジケータに基づいて、下りリンクにおけるスケジューリングおよび/または電力制御、および/または前記1つ以上のサブフレームのためのサブフレーム構成の変更を、前記第2のネットワーク制御ノードにより行う、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記干渉インジケータは、下りリンクから上りリンクへのIDL-to-ULおよび上りリンクから上りリンクへのIUL-to-ULセル間干渉の総計に少なくとも関連し、前記1つ以上のサブフレームは、前記第2の制御ノードの上りリンクサブフレームであり、
前記干渉インジケータに基づいて、上りリンクにおけるスケジューリングおよび/または電力制御、および/または前記1つ以上のサブフレームのためのサブフレーム構成の変更を、前記第2のネットワーク制御ノードにより行う、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記1つ以上のサブフレームは、前記第2のセルの下りリンクサブフレームであり、前記受信するステップは、
上りリンクから上りリンクへのセル間干渉IUL-to-ULに関連する第1の干渉インジケータと、下りリンクから上りリンクへのおよび上りリンクから上りリンクへのセル間干渉の総計に関連する第2の干渉インジケータとを受信するステップを含み、前記方法はさらに、
スケジューリングおよび/または電力制御が下りリンクにおいて行われるべきかどうか、および/または前記1つ以上のサブフレームのためのサブフレーム構成を変更するかどうかを決定するために、前記第1および第2の干渉インジケータを前記第2の制御ノードにより比較するステップを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記1つ以上のサブフレームは、前記第2のセルの上りリンクサブフレームであり、前記受信するステップは、
下りリンクから上りリンクへのセル間干渉IDL-to-ULに関連する第1の干渉インジケータと、下りリンクから上りリンクへのおよび上りリンクから上りリンクへのセル間干渉の総計に関連する第2の干渉インジケータとを受信するステップを含み、前記方法はさらに、
スケジューリングおよび/または電力制御が上りリンクにおいて行われるべきかどうか、および/または前記1つ以上のサブフレームのためのサブフレーム構成を変更するかどうかを決定するために、前記第1および第2の干渉インジケータを前記第2の制御ノードにより比較するステップを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記スケジューリングおよび/または電力制御および/またはサブフレーム構成の変更は、セル間干渉協調ICICにしたがって行われる、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記実行するステップはさらに、
前記干渉インジケータに基づいて前記1つ以上のサブフレームではない他のサブフレームのためのサブフレーム構成を変更するステップを含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記方法はさらに、上りリンクおよび下りリンク送信のためのサブフレームをサブフレームの第1、第2、および第3のグループにグループ分けするステップを備え、
前記第1のグループは、制限された上りリンクサブフレーム、すなわち、上りリンクTDD送信のためにのみ使用されるサブフレームを備え、
前記第2のグループは、制限された下りリンクサブフレーム、すなわち、下りリンクTDD送信のためにのみ使用されるサブフレームを備え、
前記第3のグループは、フレキシブルなサブフレーム、すなわち、上りリンクTDD送信のためにも下りリンクTDD送信のためにも使用されるサブフレームを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記干渉インジケータは、前記干渉が前記第1のネットワーク制御ノードによって測定された、制限された上りリンクサブフレーム、制限された下りリンクサブフレーム、およびフレキシブルなサブフレームを備えるグループにおける1つ以上のサブフレームをさらに示す、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
上りリンクから上りリンクへのセル間干渉IUL-to-ULは、
制限された上りリンクサブフレームnにおいて、上りリンク全体のセル間干渉、すなわち、IUL-to-UL(n)=IUL, ristricted_UL(n)として推定され、および/または
制限された下りリンクサブフレームnにおいて、ゼロ、すなわち、IUL-to-UL(n)=0として推定され、および/または
フレキシブルなサブフレームnにおいて、1つ以上の制限された上りリンクサブフレームにおける上りリンク全体のセル間干渉の分数、すなわち、IUL-to-UL(n)=αUL(n)IUL, ristricted_ULとして推定され、αUL(n)∈[0,1]は、上りリンク活動化ファクターである、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
下りリンクから上りリンクへのセル間干渉IDL-to-ULは、
制限された下りリンクサブフレームnにおいて、合計の上りリンク全体のセル間干渉、すなわち、IDL-to-UL(n)=IUL, ristricted_DL(n)として推定され、および/または
制限された上りリンクサブフレームnにおいて、ゼロ、すなわち、IDL-to-UL(n)=0として推定され、および/または
フレキシブルなサブフレームnにおいて、1つ以上の制限された下りリンクサブフレームにおける上りリンク全体のセル間干渉の分数、すなわち、IDL-to-UL(n)=αDL(n)IUL, ristricted_DLとして推定され、αDL(n)∈[0,1]は、下りリンク活動化ファクターである、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記下りリンク活動化ファクターαDL(n)∈[0,1]および/または前記上りリンク活動化ファクターαUL(n)∈[0,1]は、異なるネットワーク制御ノードに関連づけられた上りリンク/下りリンク構成に基づいて決定される、請求項12または13に記載の方法。
【請求項15】
下りリンクから上りリンクへのセル間干渉IDL-to-ULは、異なるネットワーク制御ノードに関連づけられた下りリンクから上りリンクへの2つ以上のセル間干渉推定の総計として推定され、および/または、
上りリンクから上りリンクへのセル間干渉IUL-to-ULは、異なるネットワーク制御ノードに関連づけられた上りリンクから上りリンクへの2つ以上のセル間干渉推定の総計として推定される、請求項12または13に記載の方法。
【請求項16】
異なるネットワーク制御ノードに関連づけられた前記上りリンクから上りリンクへのセル間干渉推定および/または前記下りリンクから上りリンクへのセル間干渉推定は、それぞれ、異なるネットワーク制御ノードに関連づけられた専用制御チャネルまたは参照信号に基づいて推定される、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
上りリンクから上りリンクへのセル間干渉IUL-to-ULは、上りリンク全体のセル間干渉と下りリンクから上りリンクへのセル間干渉との間の差として推定され、IUL-to-UL=IUL−IDL-to-ULであり、および/または、
下りリンクから上りリンクへのセル間干渉IDL-to-ULは、上りリンク全体のセル間干渉と上りリンクから上りリンクへのセル間干渉との間の差として推定され、IDL-to-UL=IUL−IUL-to-ULである、請求項12または13に記載の方法。
【請求項18】
前記干渉インジケータは、同一のサブフレーム番号を有する1つ以上のサブフレームのために、かつ、物理リソースブロックPRBあたり1つの干渉インジケータ、サブバンドもしくは少なくとも2つの物理リソースブロックPRBのグループあたり1つの干渉インジケータ、または全上りリンク帯域幅につき1つの干渉インジケータを備えるグループにおける頻度粒度で、送信される、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記干渉インジケータは、異なるサブフレーム番号を有する1つ以上のサブフレームのために、かつ、物理リソースブロックPRBあたり1つの干渉インジケータ、サブバンドもしくは少なくとも2つの物理リソースブロックPRBのグループあたり1つの干渉インジケータ、または全上りリンク帯域幅につき1つの干渉インジケータを備えるグループにおける頻度粒度で、送信される、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記干渉インジケータは、セル間干渉レベルを示す、請求項1に記載の方法。
【請求項21】
前記干渉インジケータは、最大2つまたは4つの可能なセル間干渉レベルをそれぞれが示す、1ビットまたは2ビットを含む、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
上りリンクおよび下りリンク送信のためのサブフレームを備える無線フレームを使用するセルラー時分割複信TDDワイヤレス通信システムにおけるセル間干渉協調のための第1のネットワーク制御ノードにおける方法であって、前記システムは、
少なくとも1つの第1のセルを制御するために配列された前記第1のネットワーク制御ノードと、
少なくとも1つの第2のセルを制御するために配列された少なくとも1つの第2のネットワーク制御ノードとを含み、前記方法は、
1つ以上のサブフレームに関連づけられ、前記第1および第2のセル間の下りリンクから上りリンクへのセル間干渉IDL-to-ULおよび/または上りリンクから上りリンクへのセル間干渉IUL-to-ULにさらに関連する、少なくとも1つの干渉インジケータを送信するステップを備える、方法。
【請求項23】
上りリンクおよび下りリンク送信のためのサブフレームを備える無線フレームを使用するセルラー時分割複信TDDワイヤレス通信システムにおけるセル間干渉協調のための第2の制御ノードにおける方法であって、前記システムは、
少なくとも1つの第1のセルを制御するために配列された少なくとも1つの第1のネットワーク制御ノードと、
少なくとも1つの第2のセルを制御するために配列された前記第2のネットワーク制御ノードとを含み、前記方法は、
1つ以上のサブフレームに関連づけられ、前記第1および第2のセル間の下りリンクから上りリンクへのセル間干渉IDL-to-ULおよび/または上りリンクから上りリンクへのセル間干渉IUL-to-ULにさらに関連する、少なくとも1つの干渉インジケータを受信するステップと、
前記干渉インジケータに基づいて、下りリンクまたは上りリンクにおけるスケジューリングおよび/または電力制御、および/または前記1つ以上のサブフレームのためのサブフレーム構成の変更を実行するステップとを備える、方法。
【請求項24】
処理手段によって実行された場合に前記処理手段に請求項1から23のいずれか一項に記載の前記方法を実行させるコード手段を特徴とする、コンピュータプログラム。
【請求項25】
コンピュータ可読媒体と請求項24に記載のコンピュータプログラムとを備えるコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータ可読媒体に含まれ、ROM(読み出し専用メモリ)、PROM(プログラム可能なROM)、EPROM(消去可能なPROM)、フラッシュメモリ、EEPROM(電気的EPROM)、およびハードディスクドライブのグループからの1つ以上を備える、コンピュータプログラム製品。
【請求項26】
上りリンクおよび下りリンク送信のためのサブフレームを備える無線フレームを使用するセルラー時分割複信TDDワイヤレス通信システムにおけるセル間干渉協調のために配列された第1のネットワーク制御ノードデバイスであって、前記システムは、
少なくとも1つの第1のセルを制御するために配列された第1のネットワーク制御ノードと、
少なくとも1つの第2のセルを制御するために配列された少なくとも1つの第2のネットワーク制御ノードとを含み、前記第1のネットワーク制御ノードデバイスは、
1つ以上のサブフレームに関連づけられ、前記第1および第2のセル間の下りリンクから上りリンクへのセル間干渉IDL-to-ULおよび/または上りリンクから上りリンクへのセル間干渉IUL-to-ULにさらに関連する、少なくとも1つの干渉インジケータを送信するために配列された、送信ユニットを備える、第1のネットワーク制御ノードデバイス。
【請求項27】
上りリンクおよび下りリンク送信のためのサブフレームを備える無線フレームを使用するセルラー時分割複信TDDワイヤレス通信システムにおけるセル間干渉協調のために配列された第2の制御ノードデバイスであって、前記システムは、
少なくとも1つの第1のセルを制御するために配列された少なくとも1つの第1のネットワーク制御ノードと、
少なくとも1つの第2のセルを制御するために配列された前記第2のネットワーク制御ノードとを含み、前記第2の制御ノードデバイスは、
1つ以上のサブフレームに関連づけられ、前記第1および第2のセル間の下りリンクから上りリンクへのセル間干渉IDL-to-ULおよび/または上りリンクから上りリンクへのセル間干渉IUL-to-ULにさらに関連する、少なくとも1つの干渉インジケータを受信するために配列された受信機ユニットと、
前記干渉インジケータに基づいて、下りリンクまたは上りリンクにおけるスケジューリングおよび/または電力制御、および/または前記1つ以上のサブフレームのためのサブフレーム構成の変更を行うために配列された制御ユニットとを備える、第2の制御ノードデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、セルラー時分割複信(TDD)ワイヤレス通信システムにおけるセル間干渉協調のための方法に関する。さらに、発明はまた、第1の制御ノードにおける方法、第2の制御ノードにおける方法、第1の制御ノードデバイス、第2の制御ノード、コンピュータプログラム、およびそのコンピュータプログラム製品に関する。
【背景技術】
【0002】
LTE TDDネットワークでは、普通、すべての基地局(すなわち、LTEの専門用語ではeノードBまたはeNB)が、良好に同期させられ、同一の無線フレーム構成を使用する。よって、(UEから基地局への)上りリンクサブフレームにおいて、基地局は主に、上りリンクから上りリンクへの(ULからULへの)干渉と呼ばれる、近隣セルにおいて上りリンク信号を送信するUEからの干渉を受ける。LTE Rel.8から11では、上りリンクセル間干渉協調方法が、ULからULへの干渉を緩和するために使用される。しかしながら、将来のLTE TDDネットワークでは、すべての基地局が、それら自身のトラフィック負荷に適合するために、異なる無線フレーム構成を使用し得る。よって、上りリンクサブフレームにおいて、基地局は、近隣セルにおいて上りリンク信号を送信するUEからだけでなく、近隣セルにおいて(基地局からUEへの)下りリンク信号を送信する基地局からも干渉を受けるであろう。よって、新たな方法が、これらのセル間干渉を緩和するために開発されるべきである。
【0003】
LTEでは、2つの無線フレーム構造、すなわち、
周波数分割複信(FDD)に適用可能な、タイプ−1の無線フレームと、
時分割複信(TDD)に適用可能な、タイプ−2の無線フレームとがサポートされる。
【0004】
LTE TDDにおいて、タイプ−2の各々の無線フレームは、各々が長さ5msの2つのハーフフレームからなる。図1に示されているように、各々のハーフフレームは、長さ1msの5つのサブフレームからなり、各々のサブフレームiは、各々が持続時間0.5msの2つのスロット2iおよび2i+1を備える。サポートされる上りリンク−下りリンク構成が表1にリストされ、ここで、無線フレームにおける各々のサブフレームについて、「D」は、下りリンク送信のために予約されたサブフレームを表し、「U」は、上りリンク送信のために予約されたサブフレームを表し、「S」は、3つのフィールド、DwPTS、GP、およびUpPTSを備える特別なサブフレームを表す。DwPTS、GP、およびUpPTSの合計の長さは、1msと同等である。サブフレーム1は、上りリンク/下りリンク構成にかかわらず、常に特別なサブフレームである一方で、サブフレーム6は、上りリンク/下りリンク構成に依存して、下りリンクサブフレームまたは特別なサブフレームであり得る。
【0005】
【表1】
【0006】
LTE Rel.8から11では、セル間干渉協調(ICIC)が、上りリンクのセル間干渉を緩和するために導入された。eNBが、物理リソースブロック(PRB)毎に上りリンクの干渉および雑音の電力を測定し、それが、上りリンク干渉の過負荷インジケーション(OI)レポートを作成するために使用される。PRBは、12個の連続した直交周波数分割多重(OFDM)サブキャリアからなる時間−周波数単位であり、時間領域における1つの時間スロット(0.5ms)は、サイクリックプリフィックス(CP)の長さに依存して6つまたは7つのOFDMシンボルを備える。低、中、および高のOIレポートが、PRBのレベルにしたがって近隣セルにシグナリングされ得る。近隣セルからOIレポートを受信すると、eNBは、近隣eNBでの干渉を緩和するために、上りリンクスケジューリングまたはそれにサービスされるUEの送信電力の調節を行い得る。
【0007】
一方、eNBはまた、その上りリンクにおけるPRBのレベルにしたがって、高い干渉感度の発生を示す高干渉インジケーション(HII)を送出し得る。近隣eNBからHIIを受信すると、eNBは、より高い送信電力を有するそのセル端UEを高い干渉により影響を及ぼされると示されたPRBにスケジューリングすることを回避し得る。
【0008】
LTE Rel.8から11において、OIおよびHIIレポートは、eNB間のX2インターフェースにわたって送信される。X2インターフェースにわたるバックホール遅延は普通、10msオーダーである。よって、同一のICICスキームが、いくつかの連続した無線フレームのための無線フレームにおけるすべての上りリンクサブフレームに対し、それぞれの更新シグナリングが受信されるまで適用されるであろう。
【0009】
LTE Rel.8から11では、ある種の参照信号(RS)が、データ復調、チャネル測定、または干渉測定のために使用され得る。上りリンクでは、復調参照信号(DMRS)がデータ復調のために使用され、サウンディング参照信号(SRS)がチャネル測定および/または干渉測定のために使用される。下りリンクでは、セル固有の参照信号(CRS)またはチャネル状態情報参照信号(CSI-RS)が、チャネル測定または干渉測定のために使用されると同時に、CRSまたは復調参照信号(DMRS)が、送信モードに依存してデータ復調のために使用される。そのうえ、CRSはまた、下りリンクにおける参照信号受信電力(RSRP)測定のためにも使用される。CRSの時間周波数リソースおよび関連スクランブリングシーケンスを含む、セルにおけるCRSの構成は、そのセルIDから推論され得る。CSI-RSの時間周波数リソースおよび関連づけられたアンテナポートを示す、CSI-RSの構成は、端末にシグナリングされる。
【0010】
TDDネットワークにおいて、異なる無線フレーム構成が隣接セルにおいて使用される場合、それは、図2に示されているように、いわゆるTDD固有のクロスリンク干渉を招き得、すなわち、サービングセルにおける下りリンク送信が近隣セルにおける上りリンク送信によって干渉され得、これは上りリンクから下りリンクへの(ULからDLへの)干渉と呼ばれ、逆もまた同様であり、すなわち、サービングセルにおける上りリンク送信が近隣セルにおける下りリンク送信によって干渉され得、これは下りリンクから上りリンクへの(DLからULへの)干渉と呼ばれる。
【0011】
LTE Rel.8から11において、eNBは、その近隣eNBでの上りリンクから上りリンクへの干渉を緩和するために、上りリンクのセル間干渉協調(ICIC)、すなわち、上りリンクスケジューリングおよび/または上りリンク電力制御を行い得る。しかしながら、その近隣eNBでの下りリンクから上りリンクへのセル間干渉を緩和するためにeNBが下りリンクスケジューリングおよび/または下りリンク電力制御を行うことは、未だサポートされていない。
【0012】
従来技術のソリューションによると、eNBは、その下りリンクまたは上りリンクサブフレームにおいて、それぞれ、下りリンクスケジューリングまたは上りリンクスケジューリングを行うように想定されている。しかしながら、eNBは、上りリンクから上りリンクへの干渉と下りリンクから上りリンクへの干渉とを区別できないので、不適切な動作を行い得る。たとえば、近隣セルが他のeノードBからのDLからULへの強い干渉に悩まされているのに対し、eノードBは、その上りリンクスケジューリングを調節することにより近隣セルで引き起こされた干渉を減じようと(不必要に)試み得る。
【発明の概要】
【0013】
本発明の目的は、従来技術のソリューションの欠点および問題を緩和または解決するソリューションを提供することである。
【0014】
発明の別の目的は、TDDワイヤレス通信システムにおけるセル間干渉を減じることによりシステム性能を改善することである。
【課題を解決するための手段】
【0015】
発明の第1の態様によると、上述された目的は、上りリンクおよび下りリンク送信のためのサブフレームを備える無線フレームを使用するセルラー時分割複信TDDワイヤレス通信システムにおけるセル間干渉協調のための方法により達成され、前記システムは、
少なくとも1つの第1のセルを制御するために配列された少なくとも第1のネットワーク制御ノードと、
少なくとも1つの第2のセルを制御するために配列された少なくとも第2のネットワーク制御ノードとを含み、前記方法は、
1つ以上のサブフレームに関連づけられ、前記第1および第2のセル間の下りリンクから上りリンクへのセル間干渉IDL-to-ULおよび/または上りリンクから上りリンクへのセル間干渉IUL-to-ULにさらに関連する、少なくとも1つの干渉インジケータを、前記第1のネットワーク制御ノードにより送信するステップと、
前記干渉インジケータを前記第2の制御ノードにより受信するステップと、
前記干渉インジケータに基づいて、下りリンクまたは上りリンクにおけるスケジューリングおよび/または電力制御、および/または前記1つ以上のサブフレームのためのサブフレーム構成の変更を、前記第2のネットワーク制御ノードにより実行するステップとを備える。
【0016】
発明の第2の態様によると、上述された目的は、上りリンクおよび下りリンク送信のためのサブフレームを備える無線フレームを使用するセルラー時分割複信TDDワイヤレス通信システムにおけるセル間干渉協調のための第1のネットワーク制御ノードにおける方法により達成され、前記システムは、
少なくとも1つの第1のセルを制御するために配列された前記第1のネットワーク制御ノードと、
少なくとも1つの第2のセルを制御するために配列された少なくとも第2のネットワーク制御ノードとを含み、前記方法は、
1つ以上のサブフレームに関連づけられ、前記第1および第2のセル間の下りリンクから上りリンクへのセル間干渉IDL-to-ULおよび/または上りリンクから上りリンクへのセル間干渉IUL-to-ULにさらに関連する、少なくとも1つの干渉インジケータを、前記第1のネットワーク制御ノードにより送信するステップを備える。
【0017】
発明の第3の態様によると、上述された目的は、上りリンクおよび下りリンク送信のためのサブフレームを備える無線フレームを使用するセルラー時分割複信TDDワイヤレス通信システムにおけるセル間干渉協調のための第2の制御ノードにおける方法により達成され、前記システムは、
少なくとも1つの第1のセルを制御するために配列された少なくとも第1のネットワーク制御ノードと、
少なくとも1つの第2のセルを制御するために配列された前記第2のネットワーク制御ノードとを含み、前記方法は、
1つ以上のサブフレームに関連づけられ、前記第1および第2のセル間の下りリンクから上りリンクへのセル間干渉IDL-to-ULおよび/または上りリンクから上りリンクへのセル間干渉IUL-to-ULにさらに関連する、少なくとも1つの干渉インジケータを、前記第2の制御ノードにより受信するステップと、
前記干渉インジケータに基づいて、下りリンクまたは上りリンクにおけるスケジューリングおよび/または電力制御、および/または前記1つ以上のサブフレームのためのサブフレーム構成の変更を、前記第2のネットワーク制御ノードにより実行するステップとを備える。
【0018】
本方法は、処理手段において実行され得、コンピュータプログラムとしてコンピュータプログラム製品に含まれ得る。
【0019】
発明の第4の態様によると、上述された目的は、上りリンクおよび下りリンク送信のためのサブフレームを備える無線フレームを使用するセルラー時分割複信TDDワイヤレス通信システムにおけるセル間干渉協調のために配列された第1のネットワーク制御ノードデバイスにより達成され、前記システムは、
少なくとも1つの第1のセルを制御するために配列された前記第1のネットワーク制御ノードと、
少なくとも1つの第2のセルを制御するために配列された少なくとも1つの第2のネットワーク制御ノードとを含み、前記第1のネットワーク制御ノードデバイスは、
1つ以上のサブフレームに関連づけられ、前記第1および第2のセル間の下りリンクから上りリンクへのセル間干渉IDL-to-ULおよび/または上りリンクから上りリンクへのセル間干渉IUL-to-ULにさらに関連する、少なくとも1つの干渉インジケータを送信するために配列された、送信ユニットを備える。
【0020】
発明の第5の態様によると、上述された目的は、上りリンクおよび下りリンク送信のためのサブフレームを備える無線フレームを使用するセルラー時分割複信TDDワイヤレス通信システムにおけるセル間干渉協調のために配列された第2の制御ノードデバイスにより達成され、前記システムは、
少なくとも1つの第1のセルを制御するために配列された少なくとも1つの第1のネットワーク制御ノードと、
少なくとも1つの第2のセルを制御するために配列された前記第2のネットワーク制御ノードとを含み、前記第2の制御ノードデバイスは、
1つ以上のサブフレームに関連づけられ、前記第1および第2のセル間の下りリンクから上りリンクへのセル間干渉IDL-to-ULおよび/または上りリンクから上りリンクへのセル間干渉IUL-to-ULにさらに関連する、少なくとも1つの干渉インジケータを受信するために配列された、受信機ユニットと、
前記干渉インジケータに基づいて、下りリンクまたは上りリンクにおけるスケジューリングおよび/または電力制御、および/または前記1つ以上のサブフレームのためのサブフレーム構成の変更を行うために配列された、制御ユニットとを備える。
【0021】
本発明は、異なるセルを制御するネットワーク制御ノードの協調が大幅に改善され得るソリューションを提供する。制御ノード間での干渉インジケータの形態の本質的なセル間干渉情報の交換により、上りリンクおよび/または下りリンク無線リソースが、効果的に割り振られ得る。
【0022】
さらに、本発明はまた、異なるセル間のセル間干渉を測定するための改善された方法を提供し、これは、システム性能がさらに改善され得ることを意味する。
【0023】
発明のさらなる応用例および利点が、以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
【0024】
添付図面は、本発明の異なる実施形態を明確にし、説明するように意図される。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】タイプ−2のフレーム構造を示す図である。
図2】TDDクロスリンク干渉を示す図である。
図3】発明に係るサブフレームのカテゴリー分類を示す図である。
図4】複数の無線フレームにわたる平均によって表された制限された上りリンクサブフレームのための上りリンクから上りリンクへのセル間干渉を示す図である。
図5】複数の無線フレームにわたるすべての制限された上りリンクサブフレームにわたってフィルタリングされた上りリンクから上りリンクへのセル間干渉測定を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
上述された目的および他の目的を達成するために、本発明は、TDDセルラーワイヤレス通信システムにおける方法と、第1のネットワーク制御ノードおよび第2のネットワーク制御ノードにおける対応する方法とに関する。上述されているように、システムは、基地局とモバイル局との間の上りリンクおよび下りリンク送信のための無線フレームを使用するTDDシステムである。さらに、システムは、少なくとも1つの第1のセルを制御するために配列された少なくとも1つの第1のネットワーク制御ノードと、少なくとも1つの第2のセルを制御するために配列された少なくとも1つの第2のネットワーク制御ノードとを備える。制御ノードは、基地局または別のネットワークノード、たとえば、1つ以上のセルを制御する対応するケイパビリティを有するアクセスポイントまたはネットワークコントローラであり得る。制御ノードは、たとえば、下りリンクおよび上りリンクデータ送信の無線リソースの割り振りおよび/または電力制御を担う。
【0027】
本方法は、第1の制御ノードにおける以下のステップ、すなわち、1つ以上のサブフレームに関連づけられ、第1および第2のセル間の下りリンクから上りリンクへのセル間干渉IDL-to-ULおよび/または上りリンクから上りリンクへのセル間干渉IUL-to-ULにさらに関連する、少なくとも1つの干渉インジケータを送信するステップを備える。
【0028】
さらに、方法は、第2の制御ノードにおける以下のステップ、すなわち、第1の制御ノードから干渉インジケータを受信するステップと、セル間干渉を緩和するために、干渉インジケータに基づいて、下りリンクまたは上りリンクにおけるスケジューリングおよび/または電力制御、および/または1つ以上のサブフレームのためのサブフレーム構成の変更を実行するステップとを備える。スケジューリングおよび/または電力制御を実行するステップは、ICICのような任意の適切な方法にしたがって行われ得る。サブフレーム構成の変更について、これは、セル間干渉を緩和するために、下りリンクサブフレームが上りリンクサブフレームに変更されること、およびその逆を含意する。
【0029】
下りリンクから上りリンクへの干渉が支配的である場合、第2の制御ノードは、近隣基地局での下りリンクから上りリンクへのセル間干渉を緩和するために、下りリンクサブフレーム(単数または複数)におけるスケジューリングおよび/または電力制御を行い得る。そうでなく、上りリンクから上りリンクへの干渉が支配的である場合、制御ノードは、その下りリンクデータ送信をスケジューリングする際に、述べられた干渉を考慮する必要はない。
【0030】
これに対応して、上りリンクから上りリンクへの干渉が支配的である場合、第2の制御ノードは、近隣セルでの上りリンクから上りリンクへのセル間干渉を緩和するために、上りリンクサブフレーム(単数または複数)におけるスケジューリングおよび/または電力制御を行い得る。そうでなく、下りリンクから上りリンクへの干渉が支配的である場合、第2の制御は、その上りリンクデータ送信をスケジューリングする際に、述べられた干渉を考慮する必要はない。
【0031】
発明の実施形態によると、干渉インジケータが下りリンクから上りリンクへのセル間干渉IDL-to-ULに少なくとも関連する場合には、スケジューリングおよび/または電力制御が下りリンクにおいて行われ、および/または、1つ以上のサブフレームのためのサブフレーム構成が変更される一方で、干渉インジケータが上りリンクから上りリンクへのセル間干渉IUL-to-ULに少なくとも関連する場合、スケジューリングおよび/または電力制御が上りリンクにおいて行われ、および/または、1つ以上のサブフレームのためのサブフレーム構成が変更される。
【0032】
さらに、干渉インジケータが、下りリンクから上りリンクへのIDL-to-ULおよび上りリンクから上りリンクへのIUL-to-ULセル間干渉の総計に少なくとも関連し、1つ以上のサブフレームが、第2のネットワーク制御ノードの下りリンクサブフレームである場合、下りリンクにおけるスケジューリングおよび/または電力制御が行われ、および/または、1つ以上のサブフレームのためのサブフレーム構成が変更される。それに応じて、発明の別の実施形態によると、干渉インジケータが、下りリンクから上りリンクへのIDL-to-ULおよび上りリンクから上りリンクへのIUL-to-ULセル間干渉の総計に少なくとも関連し、1つ以上のサブフレームが、第2の制御ノードの上りリンクサブフレームである場合、スケジューリングおよび/または電力制御が上りリンクにおいて行われ、および/または、1つ以上のサブフレームのためのサブフレーム構成が変更される。
【0033】
以下において、受信された干渉インジケータに依存する異なるセル間干渉協調スキームのさらなる例示的な実施形態が開示される。
【0034】
実施形態によると、第2の制御ノードは、無線フレームにおけるサブフレームのためのセル間干渉インジケータを受信し、ここで、サブフレームは、第2の制御ノードのための下りリンクサブフレームである。それゆえに、この下りリンクサブフレームにおいて、または他の下りリンクサブフレームのいずれかにおいて、
干渉インジケータが下りから上りリンクへの干渉のメトリックを少なくとも備える場合、第2の制御ノードは、下りリンクにおいてICICを使用し得、
干渉インジケータが上りリンク全体の干渉の単独のメトリックを備える場合、第2の制御ノードは、下りリンクにおいてICICスキームを使用し得、
干渉インジケータが上りリンクから上りリンクへの干渉の単独のメトリックを備える場合、第2の制御ノードは、下りリンクにおいてICICを行わないことを選択し得、
干渉インジケータが上りリンクから上りリンクへのおよび上りリンク全体の干渉のメトリックのみを備える場合、第2の制御ノードは、上りリンクから上りリンクへの干渉のメトリックを上りリンク全体の干渉のメトリックと比較することにより、下りリンクから上りリンクへの干渉が支配的であるかどうかを決定する。下りリンクから上りリンクへの干渉が支配的である場合、第2の制御ノードは、近隣セルでの干渉を減じるために、下りリンクにおいてICICスキームを使用し得る。
【0035】
干渉のメトリックのための可能な値が低、中、または高であると仮定すると、全体の干渉のメトリックが「高」の値であり、上りリンクから上りリンクへの干渉のメトリックが「低」の値であれば、下りリンクから上りリンクへの干渉は、支配的な干渉とみなされ得る。あるいは、全体の干渉のメトリックが「中」の値であり、上りリンクから上りリンクへの干渉のメトリックが「高」の値であれば、下りリンクから上りリンクへの干渉は、支配的な干渉とはみなされないことができる。
【0036】
述べられているように、第2の制御ノードは、その近隣セルでの下りリンクから上りリンクへのセル間干渉を緩和するために、下りリンクにおいてICICを使用し得る。ICICは、下りリンクスケジューリングおよび/または下りリンク電力制御を含み、および/または、1つ以上のサブフレームの送信方向を変更する。たとえば、第2の制御ノードは、下りリンクから上りリンクへの高いセル間干渉に悩まされているとフラグが立てられた下りリンクサブフレーム内のPRBにおいて、その下りリンク送信電力を減じ得る。あるいは、第2の制御ノードは、干渉インジケータにおいて示された1つまたはいくつかの下りリンクサブフレームをブランクにし得、すなわち、下りリンク送信を回避し得る。別の例によると、第2の制御ノードは、干渉インジケータにおいて示された1つまたはいくつかの下りリンクサブフレームを上りリンク送信のための上りリンクサブフレームとして再構成し得る。
【0037】
さらなる別の実施形態によると、第2の制御ノードは、無線フレームにおけるサブフレームのためのセル間干渉インジケータを受信し、ここで、サブフレームは、第2の制御ノードのための上りリンクサブフレームである。それゆえに、この上りリンクサブフレームにおいて、または他の上りリンクサブフレームのいずれかにおいて、
干渉インジケータが上りリンクから上りリンクへの干渉のメトリックを少なくとも備える場合、第2の制御ノードは、上りリンクにおいてICICを使用し得、
干渉インジケータが上りリンク全体の干渉の単独のメトリックを備える場合、第2の制御ノードは、上りリンクにおいてICICスキームを使用し得、
干渉インジケータが下りリンクから上りリンクへの干渉の単独のメトリックを備える場合、第2の制御ノードは、上りリンクにおいてICICを行わないことを選択し得、
干渉インジケータが下りリンクから上りリンクへのおよび上りリンク全体の干渉のメトリックのみを備える場合、第2の制御ノードは、下りリンクから上りリンクへの干渉のメトリックを上りリンク全体の干渉のメトリックと比較することにより、上りリンクから上りリンクへの干渉が支配的であるかどうかを決定する。上りリンクから上りリンクへの干渉が支配的である場合、第2の制御ノードは、近隣セルでの干渉を減じるために、上りリンクにおいてICICスキームを使用し得る。
【0038】
干渉メトリックの可能な値が低、中、または高であると仮定する。全体の干渉のメトリックが「高」の値であり、下りリンクから上りリンクへの干渉のメトリックが「低」の値であれば、上りリンクから上りリンクへの干渉は、支配的な干渉とみなされる。あるいは、全体の干渉のメトリックが「中」の値であり、下りリンクから上りリンクへの干渉のメトリックが「高」の値であれば、上りリンクから上りリンクへの干渉は、支配的な干渉とはみなされない。
【0039】
これらのケースにおいてもまた、第2の制御ノードは、近隣セルでの上りリンクから上りリンクへのセル間干渉を緩和するために、上りリンクにおいてICICを使用し得る。ICICは、上りリンクスケジューリングおよび/または上りリンク電力制御を含み、および/または、1つ以上のサブフレームの送信方向を変更する。たとえば、第2の制御ノードは、(典型的に、より高い送信電力を必要とする)そのセル端モバイル局が、低い干渉に悩まされていると示されたPRBペアにおいてのみスケジューリングされるように、その上りリンクスケジューリングを最適化し得る。あるいは、第2の制御ノードは、高い干渉に悩まされていると示されたPRBにおける上りリンク送信電力を減じるよう、そのユーザにシグナリングし得る。別の例において、第2の制御ノードはまた、1つまたはいくつかの上りリンクサブフレームにおいて、またはサブフレーム内のサブバンドにおいて、送信をブランクにし得る。別の例において、第2の制御ノードは、干渉インジケータにおいて示された1つまたはいくつかの上りリンクサブフレームを、下りリンク送信のための下りリンクサブフレームとして再構成し得る。
【0040】
測定
適切なセル間干渉協調のために、上りリンク全体のセル間干渉のみならず、上りリンクから上りリンクへのおよび/または下りリンクから上りリンクへの個々の干渉をも測定することが有益である。以下の説明では、実施形態が、上りリンクから上りリンクへのおよび下りリンクから上りリンクへのセル間干渉測定のためにそれぞれ説明される。
【0041】
本発明によると、上りリンクのセル間干渉は、上りリンクから上りリンク、下りリンクから上りリンク、および上りリンク全体の干渉について、それぞれ、IUL-to-UL、IDL-to-UL、およびIULとして表される。上りリンク全体の干渉IULは、IUL-to-ULとIDL-to-ULとの総計である。
【0042】
発明の実施形態によると、本方法はさらに、上りリンクおよび下りリンク送信のためのサブフレームをサブフレームの第1、第2、および第3のグループにグループ分け/カテゴリー分類するステップを備え、すなわち、第1のグループは、制限された上りリンクサブフレーム、すなわち、上りリンクTDD送信のためにのみ使用されるサブフレームを備え、第2のグループは、制限された下りリンクサブフレーム、すなわち、下りリンクTDD送信のためにのみ使用されるサブフレームを備え、第3のグループは、フレキシブルなサブフレーム、すなわち、上りリンクまたは下りリンクTDD送信のために使用されるサブフレームを備える。かくして、制限された上りリンクサブフレームは、セルにおけるトラフィック負荷にかかわらず、すべての可能なTDD無線フレーム構成について、常に上りリンク送信のために使用されるサブフレームを表す。制限された下りリンクサブフレームは、セルにおけるトラフィック負荷にかかわらず、すべての可能なTDD無線フレーム構成について、常に下りリンク送信のために使用されるサブフレームを表す。フレキシブルなサブフレームは、セルにおけるトラフィック負荷に依存して、異なるTDD無線フレーム構成において、下りリンクまたは上りリンク送信のいずれかのために使用され得るサブフレームを表す。
【0043】
異なる無線フレーム構成が選択され得るTDDベースのシステムでは、少なくとも、基地局のような第2の制御ノードでのセル間干渉を測定する目的のために、許可された無線フレーム構成のいずれにおいても、常に上りリンク送信として使用されるか、または常に下りリンク送信として使用されるか、のいずれかであるサブフレーム(すなわち、制限されたサブフレーム)と、異なる無線フレーム構成において上りリンクまたは下りリンク動作のいずれかのためにフレキシブルに使用され得るサブフレームとを区別することが有益である。発明に係る、制限された下りリンクサブフレーム、制限された上りリンクサブフレーム、およびフレキシブルなサブフレームへの、TDD無線フレームのサブフレームのカテゴリー分類は、すべての基地局が無線フレームにおけるサブフレームについて同一の情報を有するように、ワイヤレス通信規格によって指定されるか、またはシステム情報の一部としてネットワークによりシグナリングされるか、のいずれかであり得る。LTEシステムでは、図3に示されているように、制限された上りリンクサブフレーム、制限された下りリンクサブフレーム、およびフレキシブルなサブフレームとしてカテゴリー分類され得る、セルにおける異なる上りリンク/下りリンクトラフィック負荷に適応するように選択され得る7つのTDD無線フレーム構成が存在する。
【0044】
干渉インジケータが、セル間干渉が第1のネットワーク制御ノードにより、以下を備えるグループにおける1つ以上のサブフレーム、すなわち、制限された上りリンクサブフレームで測定されたか、制限された下りリンクサブフレームで測定されたか、フレキシブルなサブフレームで測定されたかをさらに示すことが有利であり得る。
【0045】
ULからULへの干渉の測定の態様
上りリンクサブフレームnのための上りリンクから上りリンクへの干渉IUL-to-ULをネットワーク制御ノードで測定するために、2つの主要な方法が使用され得る。すなわち、
サブフレームnにおいて受信された上りリンク信号から直接的にIUL-to-UL(n)を推定する。
サブフレームnにおいて受信された上りリンク信号から直接的に上りリンク全体の干渉IUL(n)と下りリンクから上りリンクへのセル間干渉IDL-to-UL(n)とを推定することにより、IUL-to-UL(n)=IUL(n)−IDL-to-UL(n)として、式IUL(n)=IUL-to-UL(n)+IDL-to-UL(n)から間接的にIUL-to-UL(n)を推定する。
【0046】
以下では、どのように上りリンクサブフレームにおいて直接的に上りリンクから上りリンクへのセル間干渉IUL-to-ULを測定するかが説明されるのに対し、間接的にIUL-to-ULを推定するケースは、その後に説明されるIDL-to-ULセル間干渉の直接的な推定の結果として当然のステップである。
【0047】
無線フレームの上りリンクサブフレームnにおいて上りリンクから上りリンクへのセル間干渉IUL-to-ULを推定するために、いくつかの好ましい実施形態に係る発明は、サブフレームが制限された上りリンクサブフレームであるか、制限された下りリンクサブフレームであるか、またはフレキシブルなサブフレームであるかに依存して、異なる方法を開示する。
【0048】
一実施形態において、制限された上りリンクサブフレームnにおいて推定される上りリンクから上りリンクへのセル間干渉IUL-to-ULは、上りリンク全体の合計のセル間干渉であり、すなわち、IUL-to-UL(n)=IUL(n)であり、さらに、制限された下りリンクサブフレームnにおいて推定される上りリンクから上りリンクへのセル間干渉IUL-to-ULは、ゼロであり、すなわち、IUL-to-UL(n)=0である。
【0049】
あらゆる制限された上りリンクサブフレームは、すべての可能なTDD無線フレーム構成において上りリンクサブフレームに対応するので、下りリンクから上りリンクへのセル間干渉はゼロであり、上りリンクから上りリンクへの干渉は、IUL(n)=IUL-to-UL(n)+IDL-to-UL(n)の結果として当然IUL-to-UL(n)=IUL(n)となる。同一の理由のために、IUL-to-UL(n)=0は、制限された下りリンクサブフレームではゼロである。したがって、全体のセル間干渉を測定するために使用されるいかなる方法も、制限された上りリンクサブフレームに適用可能である。
【0050】
発明の別の実施形態において、制御ノードは、フレキシブルなサブフレームnにおける上りリンクから上りリンクへの干渉を、制限された上りリンクサブフレームにおいて測定された上りリンク干渉の分数として、IUL-to-UL, f(n)=αUL(n)・IUL, ristricted_ULとして推定し、αUL(n)∈[0,1]は、フレキシブルなサブフレームnを上りリンクサブフレームとして使用する基地局のような近隣制御ノードの割合を表す、上りリンク活動化ファクターである。
【0051】
先の実施形態によると、ここではIUL, ristricted_ULによって示される、制限された上りリンクサブフレームにおいて推定された上りリンクから上りリンクへの干渉は、すべての近隣基地局が同一のサブフレームにおいて上りリンクにおいて動作した場合の上りリンク全体のセル間干渉の精確な尺度である。したがって、近隣基地局のTDD無線フレーム構成を交換することにより、基地局は、
【数1】
によって表される、各々のフレキシブルなサブフレームnのための上りリンク活動化ファクターを決定し得る。
【0052】
αUL(n)∈[0,1]の値は、フレキシブルなサブフレームnを上りリンクサブフレームとして使用する近隣基地局の分数を表す。あるいは、値αUL(n)は、それぞれのフレキシブルなサブフレームのために、ネットワークコントローラによりすべてのネットワーク制御ノードにシグナリングされ得る。このソリューションは、任意のフレキシブルなサブフレームにおける上りリンクから上りリンクへのセル間干渉を制限された上りリンクサブフレームにおいて測定されたセル間干渉の分数として推定することを制御ノードに可能にさせるという利点を有する。
【0053】
一実施形態において、少なくとも制限された上りリンクサブフレームのために、および/または、上りリンク干渉を測定する制御ノードで上りリンクサブフレームとして使用されるフレキシブルなサブフレームのために、近隣制御ノードは、そのサブフレームについて、それぞれのサービスエリアにおけるUEのようなモバイル端末のための上りリンクスケジューリンググラントおよび/または上りリンク参照信号の構成を交換する。
【0054】
フレキシブルなサブフレームについて近隣制御ノード間で上りリンク参照信号の構成を交換することにより、制御ノードは、近隣セルにおけるモバイル局によって送信された上りリンク参照信号からの受信電力を測定することにより、各々の近隣セルにおけるモバイル局によって引き起こされる上りリンクから上りリンクへの個々のセル間寄与IUL-to-UL, b(n)を推定する。したがって、フレキシブルなサブフレームを上りリンクサブフレームとして使用する制御ノードは、上りリンクから上りリンクへのセル間を、近隣セルにおけるモバイル局によって送信されたすべての受信上りリンク参照信号電力の総計として推定し得る。LTEシステムでは、SRSおよびDMRSが、適用範囲のために使用され得る。同様に、制御ノード間で上りリンクスケジューリンググラントを交換することにより、制御ノードは、近隣セルにおけるモバイル局からの上りリンクデータ送信を復号し、上りリンクサブフレームとして使用されるフレキシブルなサブフレームにおける上りリンクから上りリンクへのセル間干渉を、受信電力の総計として推定し得る。
【0055】
この方法の明確な利点は、各々の近隣セルからの上りリンクから上りリンクへの個々のセル間干渉を直接的に測定することが可能であることである。よって、ターゲット制御ノードから受信されたそのような個々の干渉測定にしたがって、近隣制御ノードは、それ自身のモバイル局からターゲット制御ノードへの厳密な干渉を緩和するために、上りリンクサブフレームにおいてセル間干渉協調を行い得る。
【0056】
この方法のさらなる利点は、制限された上りリンクサブフレームにおいて使用された場合、すべての近隣セルからの上りリンクから上りリンクへのセル間干渉寄与を推定することを制御ノードに可能にさせることである。かくして、近隣セルの無線フレーム構成がまた制御ノードで知られている場合、制限された上りリンクサブフレームにおいて得られたIUL-to-UL, bの測定は、各々のフレキシブルなサブフレームにおいて、フレキシブルなサブフレームを上りリンクサブフレームとして使用するセルbに対応する個々の寄与IUL-to-UL, b(n)を総計することによって対応する上りリンクから上りリンクへのセル間干渉IUL-to-UL(n)を再構成するために再利用されることができ、これは、
【数2】
によって表され、ここで、B(n)は、フレキシブルなサブフレームnを上りリンクサブフレームとして構成する基地局のセットを表す。
【0057】
DLからULへの干渉の測定の態様
上りリンクから上りリンクへの干渉と同様に、2つの主要な方法が、上りリンクサブフレームnのための基地局での上りリンクから上りリンクへの干渉IUL-to-ULを測定するために使用され得る。すなわち、
サブフレームnにおいて受信された上りリンク信号から直接的にIDL-to-UL(n)を推定する。
サブフレームnにおいて受信された上りリンク信号から直接的に上りリンク全体のセル間干渉IUL(n)と上りリンクから上りリンクへのセル間干渉IUL-to-UL(n)とを推定することにより、IDL-to-UL(n)=IUL(n)−IUL-to-UL(n)として、式IUL(n)=IUL-to-UL(n)+IDL-to-UL(n)から間接的にIDL-to-UL(n)を推定する。
【0058】
以下では、どのように下りリンクから上りリンクへのセル間干渉IDL-to-ULを上りリンクサブフレームにおいて直接的に測定するかが説明される一方で、間接的にIDL-to-ULを推定するケースは、先の実施形態からの当然の結果である。説明では、サブフレームが制限された上りリンクサブフレームであるか、制限された下りリンクサブフレームであるか、またはフレキシブルなサブフレームであるかに依存して、方法がさらに区別される。
【0059】
実施形態によると、制限された下りリンクサブフレームnにおいて推定される下りリンクから上りリンクへのセル間干渉IDL-to-ULは、制御ノードでの合計の全体のセル間干渉、すなわち、IDL-to-UL(n)=IUL(n)によって表され、さらに、制限された上りリンクサブフレームnにおいて推定される下りリンクから上りリンクへのセル間干渉IDL-to-ULは、ゼロ、すなわち、IDL-to-UL(n)=0である。制限された上りリンクサブフレームのケースでは、近隣基地局における下りリンク送信が存在しないので、IDL-to-UL(n)=0であることは明確である。
【0060】
すべての制御ノードが下りリンクにおいて送信する、制限された下りリンクサブフレームのケースでは、制御ノードでの下りリンクから上りリンクへの干渉をどのように推定するかは単純明快ではない。
【0061】
しかしながら、1つの方法は、測定制御ノードで、下りリンク送信のために使用されない時間周波数リソースを予約することである。これらのリソースにおいて、制御ノードは、すべての近隣セルにおける下りリンク送信ゆえに、IDL-to-ULを、測定された受信電力として推定する。1つの例示的な実施形態において、制御ノードは、IDL-to-ULを推定するために、1つの制限された下りリンクサブフレームにおける下りリンク周波数帯域幅全体を予約し、すなわち、その制御ノードは、下りリンク送信のためにそのサブフレームを使用しない。LTEシステムにおいて、この方法は、たとえば、任意の無線フレームの最初のサブフレームに適用されることができる。基地局のラウンドロビンスケジューリングが、このサブフレームにおける基地局の測定を調整することに役立ち得、すなわち、各々の基地局が、どの無線フレームおよび制限された下りリンクサブフレームで下りリンクから上りリンクへのセル間干渉IDL-to-ULを測定するかを告知するので、他の基地局は、測定のために同一のサブフレームを使用しないであろう。別の例では、ネットワーク制御エンティティが、IDL-to-ULを測定するためにどの制限された下りリンクサブフレームおよびどの無線フレームを使用するかを各々の基地局に示す測定スケジュールを広める。
【0062】
別の実施形態によると、少なくとも制限された下りリンクサブフレームn、または上りリンクサブフレームとして使用されるフレキシブルなサブフレームnにおいて、制御ノードは、近隣セルにおいて送信された下りリンク参照信号からの受信電力を測定することにより、各々の近隣制御ノードによって引き起こされる個々の下りリンクから上りリンクへのセル間寄与IDL-to-UL, b(n)を推定する。
【0063】
近隣制御ノード間で下りリンク参照信号の構成を交換することにより、測定制御ノードは、各々の近隣制御ノードによって引き起こされる個々の下りリンクから上りリンクへの干渉寄与IDL-to-UL, b(n)を推定することができる。自然な選択は、測定制御ノードで上りリンク動作のために使用されるフレキシブルなサブフレームにおいてこの方法を使用することである。
【0064】
非常に効果的な選択は、測定制御ノードが下りリンク周波数帯域の一部または全部の時間周波数リソースにおいて送信するのを止めてセル間干渉を測定するためにそれらのリソースを利用する、制限された下りリンクサブフレームを使用することである。近隣セルにおいて送信される下りリンク参照信号の構成の知識は、個々のセル間干渉寄与IDL-to-UL, b(n)を各々の近隣制御ノードから受信された参照信号受信電力(RSRP)として分離することを測定セルに可能にさせるという利点を有する。システムにおいて、この方法に適した下りリンク参照信号は、共通参照信号(CRS)、チャネル状態情報参照信号(CSI-RS)、または復調参照信号(DMR)、またはセル固有の構成を有する他の下りリンク参照信号である。
【0065】
この方法の明確な利点は、各々の近隣制御ノードによって引き起こされる個々の下りリンクから上りリンクへのセル間干渉を直接的に測定することが可能であることである。よって、ターゲット基地局から受信されたそのような個々の干渉測定にしたがって、近隣基地局は、それ自身からターゲット制御ノードへの厳密な干渉を緩和するために、下りリンクサブフレームにおけるセル間干渉協調を行い得る。
【0066】
この方法のさらなる利点は、制限された下りリンクサブフレームにおいて使用された場合、すべての近隣セルからの下りリンクから上りリンクへのセル間干渉寄与を推定することを制御ノードに可能にさせることである。かくして、近隣セルの無線フレーム構成がまた制御ノードで知られている場合、制限された下りリンクサブフレームにおいて得られたIDL-to-UL, bの測定は、各々のフレキシブルなサブフレームにおいて、フレキシブルなサブフレームを下りリンクサブフレームとして使用する基地局bに対応する個々の寄与IDL-to-UL, bを総計することによって対応する下りリンクから上りリンクへのセル間干渉IDL-to-UL(n)を再構成するために再利用されることができ、これは、
【数3】
によって表され、ここで、B(n)は、フレキシブルなサブフレームnを下りリンクサブフレームとして構成する制御ノードのセットを表す。
【0067】
発明の別の実施形態によると、制御ノードは、フレキシブルなサブフレームnにおける下りリンクから上りリンクへの干渉を、制限された下りリンクサブフレームにおいて測定された上りリンクセル間干渉の分数として、IDL-to-UL, f(n)=αDL(n)・IUL, ristricted_DLとして推定し、αDL(n)∈[0,1]は、フレキシブルなサブフレームnを下りリンクサブフレームとして使用する近隣制御ノードの割合を表す、下りリンク活動化ファクターである。
【0068】
この方法は、上りリンクから上りリンクへの干渉測定に対処する先の実施形態と同様である。制御ノードが、制限された下りリンクサブフレームにおける上りリンク全体の干渉IUL, ristricted_DLを測定する場合、基地局は、IUL, ristricted_DLの分数として、上りリンク動作のために使用されるフレキシブルなサブフレームにおける下りリンクから上りリンクへの干渉をさらに推定し得る。近隣制御ノードのTDD無線フレーム構成を交換することにより、制御ノードは、
【数4】
によって表される、各々のフレキシブルなサブフレームnのための下りリンク活動化ファクターを決定し得る。
【0069】
したがって、αDL(n)=1−αUL(n)は、フレキシブルなサブフレームnを下りリンクサブフレームとして使用する近隣制御ノードの分数を表す。あるいは、値αDL(n)は、それぞれのフレキシブルなサブフレームについて、ネットワークコントローラによりすべての制御ノードにシグナリングされ得る。
【0070】
さらなる実施形態によると、制御ノードは、それが下りリンクから上りリンクへの干渉を測定するであろうサブフレームおよび無線フレームの少なくともインジケータを備える、測定要求信号を近隣制御ノードにシグナリングする。測定要求を受信した近隣制御ノードは、下りリンク参照信号構成によって応答する。
【0071】
異なるアプローチは、干渉が測定されるサブフレームおよび無線フレームの少なくともインジケータを備える干渉測定要求を近隣制御ノードにシグナリングすることを制御ノードに可能にさせる近隣セル間の協調を可能にすることである。近隣制御ノードからの応答は、測定要求において指定されたサブフレームにおいて送出されるであろう測定参照信号の選択された構成を含む。測定参照信号は、下りリンク周波数帯域幅の全部または一部にわたって送信され得る。測定参照信号は、DMRS、CSI-RS、または新たな参照信号であり得る。新たな参照信号は、1つのOFDMシンボルのみにわたって送信され得る。測定要求は、物理レイヤ制御チャネルにわたって、またはより高いレイヤにおいて送信され得る。測定要求への応答は、物理レイヤにおける制御チャネルにわたって送信され得るか、またはより高いレイヤにおいてシグナリングされ得る。
【0072】
別の実施形態によると、専用制御チャネルが、下りリンクから上りリンクへのセル間干渉を測定するために使用される。制御ノードによって送信される新たな専用制御チャネルが、近隣制御ノードでの下りリンクから上りリンクへのセル間干渉を直接的に測定すること、または、本発明のさまざまな実施形態をサポートするために必要な制御情報を搬送すること、のいずれかのために使用され得る。前者のケースでは、専用制御チャネルが、参照信号そのものとして振る舞う。後者のケースでは、新たな制御チャネルが、以下の情報の少なくともいずれかまたは組み合わせを示す、複数の情報ビットを伝達する。
制御ノードの無線フレーム構成
制御ノードの物理レイヤの識別子
1つまたは複数のサブフレームのための1つまたは複数の下りリンク参照信号構成
1つまたは複数のサブフレームのための1つまたは複数の上りリンク参照信号構成、および/または、モバイル局のための上りリンクスケジューリンググラント
制御ノードの各々のフレキシブルなサブフレームのための下りリンクおよびまたは上りリンク活動化ファクター
【0073】
そのような専用制御チャネルは、物理レイヤチャネルであり得、制限された下りリンクサブフレームまたは下りリンクサブフレームとして使用されるフレキシブルなサブフレームのいずれかにおいて、制御ノードにより送信され得る。
【0074】
干渉測定のフィルタリング
本発明において使用される上述されたセル間干渉測定の各々、すなわち、上りリンクから上りリンクへの干渉IUL-to-UL、下りリンクから上りリンクへの干渉IDL-to-UL、および上りリンク全体のセル間干渉IULは、以下の方法の1つまたは組み合わせにしたがって、無線フレームにおける各々の個々の上りリンクサブフレーム毎に推定され得る。
上りリンク帯域幅における各々の個々の物理リソースブロックについて、
少なくとも1つの物理リソースブロックのグループを備える上りリンク帯域の少なくともサブバンドについて、
上りリンク帯域幅におけるすべての物理リソースブロックについて、
無線フレームにおける上りリンクサブフレームの上りリンク干渉測定を、複数の無線フレームにわたる同一のサブフレームにわたって平均(フィルタリング)することにより、
無線フレーム内の同一のカテゴリーのサブフレームのすべてまたはグループにわたって、および複数の無線フレームにわたって、上りリンク測定をフィルタリングすること
【0075】
一例では、個々の上りリンクから上りリンクへの干渉測定が、各々の制限された上りリンクサブフレームのために行われ、図4に示された複数の無線フレームにわたって、各々の個々の制限された上りリンクサブフレームのために、平均/フィルタリングされ得る。別の例では、すべての制限された上りリンクサブフレームおよびいくつかの無線フレームにわたって平均された単一の上りリンクから上りリンクへの干渉測定が、図5に示されたあらゆるサブフレームにおける上りリンクから上りリンクへのセル間を表すために使用される。この例では、サブフレーム2および7がTDDセルにおける制限された上りリンクサブフレームである。第1のケースでは、サブフレーム2および7のためのそれぞれ、2つの個々の上りリンクから上りリンクへの干渉メトリックが、複数の無線フレームにわたってフィルタリングされる。第2のケースでは、すべての制限された上りリンクサブフレームにわたっておよび複数の無線フレームにわたって平均された、単一の上りリンクから上りリンクへの干渉測定が、サブフレーム2および7の両方のための上りリンクから上りリンクへの干渉を表す。同様の方法が、制限された下りリンクサブフレームおよびフレキシブルなサブフレームにおける下りリンクから上りリンクへの干渉および全体の干渉の計算に適用される。
【0076】
シグナリングの態様
LTEのようなTDDネットワークでは、基地局が、サブフレーム毎の近隣基地局とのセル間干渉協調をサポートする目的のために、測定された上りリンクセル間干渉に関連するシグナリング情報を交換する。
【0077】
それゆえに、一実施形態によると、制御ノードは、それぞれIUL-to-UL、IDL-to-UL、およびIULのための干渉メトリックのいずれかまたはセットを備える、無線フレームにおける少なくともサブフレームに関する少なくとも上りリンクセル間干渉インジケータを少なくとも近隣制御ノードに送信する。
【0078】
制御ノードによってシグナリングされるセル間干渉インジケータは、3つ目はIUL(n)=IUL-to-UL(n)+IDL-to-UL(n)から導出され得るので、IUL-to-UL、IDL-to-UL、およびIULのための干渉メトリックのうちの少なくとも1つまたは2つを備え得る。無線フレームにおける個々のサブフレームに固有の干渉情報を交換する利点は、各々の個々のサブフレームのための異なるセル間干渉協調を実現することである。無線フレームにおけるサブフレームに関する干渉情報は、上記サブフレームのための新たな干渉インジケータが受信されるまで、制御ノードで有効なままであるだろう。
【0079】
さらなる別の実施形態によると、シグナリングされるセル間干渉インジケータは、以下の頻度粒度の1つによって無線フレームにおける少なくとも1つのサブフレームのために測定された少なくとも1つの干渉メトリックを示す。
物理リソースブロックあたり1つの干渉値
少なくとも2つの物理リソースブロックのサブバンドまたはグループあたり1つの干渉値
上りリンク帯域幅全体、すなわち広帯域について1つの干渉値
【0080】
システム帯域幅の各々のPRBペアのための無線フレームのサブフレームにおける測定されたセル間干渉の1つの値を報告することは、PRBペア毎のリソーススケジューリングまたは電力制御によってより良好なセル間干渉協調を可能にするという利点を有する。しかしながら、これは、特に異なるセル間干渉インジケータが無線フレームにおける異なるサブフレームのためにシグナリングされる場合、より高いシグナリングオーバーヘッドを必要とする。この問題を解決するために、無線フレームにおけるサブフレームのためのセル間干渉インジケータは、物理リソースブロックのグループ(すなわち、サブバンド)に関するより少ない値、または、上りリンク帯域幅全体について単一の値を伝達する。
【0081】
シグナリングされるセル間干渉インジケータは、異なる頻度粒度によって干渉メトリックを示し得る。これは、近隣制御ノードが異なる頻度粒度によってセル間干渉協調スキームを行うことを可能にし得る。たとえば、IUL-to-ULの干渉メトリックがPRB毎である場合、対応するICICは、PRB毎に行われる。IDL-to-ULまたはIULの干渉メトリックが上りリンク帯域幅全体、すなわち、広帯域のために有効である場合、対応するICICは、上りリンク帯域幅全体にわたって行われる。
【0082】
一実施形態において、シグナリングされるセル間干渉インジケータは、以下の粒度の1つによって無線フレームにおけるサブフレームのグループために測定された少なくとも1つの干渉メトリックを示す。
物理リソースブロックあたり1つの干渉値
少なくとも2つの物理リソースブロックのサブバンドまたはグループあたり1つの干渉値
上りリンク帯域幅全体、すなわち広帯域について1つの干渉値
【0083】
先の実施形態との差は、干渉インジケータが無線フレームにおける単一のサブフレームではなく、サブフレームのグループに関する点である。これはシグナリングオーバーヘッドをさらに減じ、それは、図5の例における制限された上りリンクサブフレームと同一の種類のサブフレームが複数の無線フレームにわたって同様の(平均的な)干渉レベルを経験するケースに適用可能である。
【0084】
一実施形態によると、制御ノードによってシグナリングされる干渉インジケータは、干渉が、以下のうちの1つまたはすべてにおいて測定されたかどうかをさらに示す。
制限された上りリンクサブフレーム
制限された下りリンクサブフレーム
フレキシブルな(上りリンク)サブフレーム
【0085】
この実施形態は、上りリンク全体の干渉を測定することのみによって、最大3種類の干渉メトリックを得るという利点を有する。実際、制限された上りリンクサブフレーム、制限された下りリンクサブフレーム、およびフレキシブルな上りリンクサブフレームのために、それぞれの上りリンク全体の干渉は、3つの異なる種類の干渉、すなわち、上りリンクから上りリンクへの干渉、下りリンクから上りリンクへの干渉、上りリンク全体の干渉である。
【0086】
あらゆる制限された上りリンクサブフレームは、すべての可能なTDD無線フレーム構成において上りリンクサブフレームに対応するので、下りリンクから上りリンクへのセル間干渉はゼロであり、上りリンクから上りリンクへの干渉は、上りリンク全体の干渉と同一である。これに対応して、あらゆる制限された下りリンクサブフレームは、すべての可能なTDD無線フレーム構成において下りリンクサブフレームに対応するので、上りリンクから上りリンクへのセル間干渉はゼロであり、下りリンクから上りリンクへの干渉は、上りリンク全体の干渉と同一である。しかしながら、あらゆるフレキシブルな上りリンクサブフレームはことによると、近隣セルにおいて上りリンクまたは下りリンクサブフレームとして使用されるかもしれないので、上りリンク全体のセル間干渉のみがフレキシブルな上りリンクサブフレームにおいて直接的に測定され得る。
【0087】
一実施形態において、干渉測定の頻度粒度に依存して、1つまたは2つのビットが、それぞれ最大2つおよび4つの干渉レベルを示すために使用される。
上りリンク周波数帯域幅における各々の物理リソースブロック
上りリンク周波数帯域幅における少なくとも2つの物理リソースブロックの各々のサブバンドまたはグループ
上りリンク帯域幅全体、すなわち広帯域
【0088】
上りリンク周波数帯域幅にわたるサブフレーム(またはサブフレームのグループ)における上りリンクセル間干渉のシグナリングは、ビットマップによって表された最小頻度単位のための干渉値に対応する各々のビットまたはビットのペアを有するビットマップからなり得る。最小頻度単位が1つの物理リソースブロックである場合、1ビットまたは2ビットが、上りリンクシステム帯域幅における各々のPRBペアのために、それぞれ最大2つまたは4つの干渉値を示すためにビットマップにおいて使用され得る。それゆえに、このケースでは、干渉インジケータが、セル間干渉レベルを示し、それぞれ、最大2つまたは4つの可能なセル間干渉レベルを示す1つまたは2つのビットを含む。1または2ビットが上りリンク帯域幅全体の干渉レベルを伝達し得るケースの限度まで最小リソース単位が物理リソースブロックのグループからなるサブバンドである場合、より少ないビットが必要とされる。
【0089】
制御ノード間で交換されるシグナリングは、異なる有効性持続時間を有し得る。いくつかは、長期間の特性をターゲットにする、より長い持続時間を有し得る。一方で、いくつかの他のものは、セルにおける変化するトラフィックに適合させられる、より短い持続時間を有し得る。そのようなシグナリングのいずれかが、新たなそれぞれのシグナリングが受信されるまで有効であり得る。シグナリングは、2つの基地局間のX2インターフェースまたは無線の物理チャネルにわたって送信され得る。
【0090】
さらに、当業者によって理解されるように、本発明に係る任意の方法はまた、処理手段によって実行された場合に処理手段に方法のステップを実行させるコード手段を有するコンピュータプログラムで実現され得る。コンピュータプログラムは、コンピュータプログラム製品のコンピュータ可読媒体に含まれる。コンピュータ可読媒体は、ROM(読み出し専用メモリ)、PROM(プログラム可能な読み出し専用メモリ)、EPROM(消去可能なPROM)、フラッシュメモリ、EEPROM(電気的に消去可能なPROM)、またはハードディスクドライブといった、本質的に任意のメモリを備え得る。
【0091】
さらに、本発明はまた、第1および第2の制御ノードデバイスに関する。上述されたデバイスは、本発明に係る任意の方法を行うための適切な手段およびユニットを備える。適切な手段およびユニットの例は、入力および出力ユニット、送信および受信ユニット、メモリ手段、処理ユニット、通信ユニット、制御ユニット、等である。
【0092】
第1のネットワーク制御ノードデバイスは、1つ以上のサブフレームに関連づけられ、第1および第2のセル間の下りリンクから上りリンクへのセル間干渉IDL-to-ULおよび/または上りリンクから上りリンクへのセル間干渉IUL-to-ULにさらに関連する、少なくとも1つの干渉インジケータを送信するために配列された、送信ユニットを備える。
【0093】
第2の制御ノードデバイスは、1つ以上のサブフレームに関連づけられ、第1および第2のセル間の下りリンクから上りリンクへのセル間干渉IDL-to-ULおよび/または上りリンクから上りリンクへのセル間干渉IUL-to-ULにさらに関連する、少なくとも1つの干渉インジケータを受信するために配列された、受信機ユニットと、干渉インジケータに基づいて、下りリンクまたは上りリンクにおけるスケジューリングおよび/または電力制御、および/または1つ以上のサブフレームのためのサブフレーム構成の変更を行うために配列された、制御ユニットとを備える。
【0094】
第1および第2の制御ノードデバイスは、本方法の異なる実施形態にしたがって、必要な変更を加えて修正変更され得る、ということに注意する。
【0095】
最後に、本発明は上述された実施形態に限定されるのではなく、添付の独立請求項の範囲内のすべての実施形態にも関連し、これらもまた組み込む、ということが理解されるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
【手続補正書】
【提出日】2015年12月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上りリンクおよび下りリンク送信のためのサブフレームを備える無線フレームを使用するセルラー時分割複信TDDワイヤレス通信システムにおけるセル間干渉協調のための方法であって、前記システムは、
少なくとも1つの第1のセルを制御するために配列された少なくとも1つの第1のネットワーク制御ノードと、
少なくとも1つの第2のセルを制御するために配列された少なくとも1つの第2のネットワーク制御ノードとを含み、前記方法は、
1つ以上のサブフレームに関連づけられ、前記第1および第2のセル間の少なくとも1つの下りリンクから上りリンクへのセル間干渉IDL-to-ULおよび上りリンクから上りリンクへのセル間干渉IUL-to-ULにさらに関連する、少なくとも1つの干渉インジケータを、前記第1のネットワーク制御ノードにより送信するステップと、
前記干渉インジケータを前記第2の制御ノードにより受信するステップと、
前記干渉インジケータに基づいて、下りリンクまたは上りリンクにおけるスケジューリングを、前記第2のネットワーク制御ノードにより実行するステップとを備える、方法。
【請求項2】
前記干渉インジケータは、異なるサブフレーム番号を有し、物理リソースブロックPRBあたり1つの干渉インジケータの頻度粒度を有する1つ以上のサブフレームのために送信される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記干渉インジケータは、セル間干渉レベルを示す、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記干渉インジケータは、下りリンクから上りリンクへのセル間干渉IDL-to-ULに少なくとも関連するか、または、
前記感想インジケータは、下りリンクから上りリンクへのセル間干渉IDL-to-ULおよび上りリンクから上りリンクへのセル間干渉IUL-to-ULに少なくとも関連し、前記1つ以上のサブフレームは前記第2のネットワーク制御ノードのダウンリンクサブフレームであって、
前記方法は
前記干渉インジケータに基づいて、下りリンクにおけるスケジューリングを、前記第2のネットワーク制御ノードにより行う、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記干渉インジケータは、上りリンクから上りリンクへのセル間干渉IUL-to-ULに少なくとも関連するか、または、
前記感想インジケータは、下りリンクから上りリンクへのセル間干渉IDL-to-ULおよび上りリンクから上りリンクへのセル間干渉IUL-to-ULに少なくとも関連し、前記1つ以上のサブフレームは前記第2のネットワーク制御ノードのダウンリンクサブフレームであって、
前記方法は、
前記干渉インジケータに基づいて、上りリンクにおけるスケジューリングを、前記第2のネットワーク制御ノードにより行う、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記1つ以上のサブフレームは、前記第2のセルの下りリンクサブフレームであり、前記受信するステップは、
上りリンクから上りリンクへのセル間干渉IUL-to-ULに関連する第1の干渉インジケータと、下りリンクから上りリンクへのおよび上りリンクから上りリンクへのセル間干渉の総計に関連する第2の干渉インジケータとを受信するステップを含み、前記方法はさらに、
スケジューリングが下りリンクにおいて行われるべきかどうかを決定するために、前記第1および第2の干渉インジケータを前記第2の制御ノードにより比較するステップを備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記1つ以上のサブフレームは、前記第2のセルの上りリンクサブフレームであり、前記受信するステップは、
下りリンクから上りリンクへのセル間干渉IDL-to-ULに関連する第1の干渉インジケータと、下りリンクから上りリンクへのおよび上りリンクから上りリンクへのセル間干渉の総計に関連する第2の干渉インジケータとを受信するステップを含み、前記方法はさらに、
スケジューリングが上りリンクにおいて行われるべきかどうかを決定するために、前記第1および第2の干渉インジケータを前記第2の制御ノードにより比較するステップを備える、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記方法はさらに、上りリンクおよび下りリンク送信のためのサブフレームをサブフレームの第1、第2、および第3のグループにグループ分けするステップを備え、
前記第1のグループは、制限された上りリンクサブフレーム、すなわち、上りリンクTDD送信のためにのみ使用されるサブフレームを備え、
前記第2のグループは、制限された下りリンクサブフレーム、すなわち、下りリンクTDD送信のためにのみ使用されるサブフレームを備え、
前記第3のグループは、フレキシブルなサブフレーム、すなわち、上りリンクTDD送信のためにも下りリンクTDD送信のためにも使用されるサブフレームを備える、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
上りリンクから上りリンクへのセル間干渉IUL-to-ULは、
制限された上りリンクサブフレームnにおいて、上りリンク全体のセル間干渉、すなわち、IUL-to-UL(n)=IUL, ristricted_UL(n)として推定され、および/または
制限された下りリンクサブフレームnにおいて、ゼロ、すなわち、IUL-to-UL(n)=0として推定され、および/または
フレキシブルなサブフレームnにおいて、1つ以上の制限された上りリンクサブフレームにおける上りリンク全体のセル間干渉の分数、すなわち、IUL-to-UL(n)=αUL(n)IUL, ristricted_ULとして推定され、αUL(n)∈[0,1]は、上りリンク活動化ファクターである、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
下りリンクから上りリンクへのセル間干渉IDL-to-ULは、
制限された下りリンクサブフレームnにおいて、合計の上りリンク全体のセル間干渉、すなわち、IDL-to-UL(n)=IUL, ristricted_DL(n)として推定され、および/または
制限された上りリンクサブフレームnにおいて、ゼロ、すなわち、IDL-to-UL(n)=0として推定され、および/または
フレキシブルなサブフレームnにおいて、1つ以上の制限された下りリンクサブフレームにおける上りリンク全体のセル間干渉の分数、すなわち、IDL-to-UL(n)=αDL(n)IUL, ristricted_DLとして推定され、αDL(n)∈[0,1]は、下りリンク活動化ファクターである、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
上りリンクおよび下りリンク送信のためのサブフレームを備える無線フレームを使用するセルラー時分割複信TDDワイヤレス通信システムにおけるセル間干渉協調のための第1のネットワーク制御ノードにおける方法であって、前記システムは、
少なくとも1つの第1のセルを制御するために配列された前記第1のネットワーク制御ノードと、
少なくとも1つの第2のセルを制御するために配列された少なくとも1つの第2のネットワーク制御ノードとを含み、前記方法は、
1つ以上のサブフレームに関連づけられ、前記第1および第2のセル間の少なくとも1つの下りリンクから上りリンクへのセル間干渉IDL-to-ULおよび上りリンクから上りリンクへのセル間干渉IUL-to-ULにさらに関連する、少なくとも1つの干渉インジケータを送信するステップを備える、方法。
【請求項12】
上りリンクおよび下りリンク送信のためのサブフレームを備える無線フレームを使用するセルラー時分割複信TDDワイヤレス通信システムにおけるセル間干渉協調のための第2の制御ノードにおける方法であって、前記システムは、
少なくとも1つの第1のセルを制御するために配列された少なくとも1つの第1のネットワーク制御ノードと、
少なくとも1つの第2のセルを制御するために配列された前記第2のネットワーク制御ノードとを含み、前記方法は、
1つ以上のサブフレームに関連づけられ、前記第1および第2のセル間の少なくとも1つの下りリンクから上りリンクへのセル間干渉IDL-to-ULおよび上りリンクから上りリンクへのセル間干渉IUL-to-ULにさらに関連する、少なくとも1つの干渉インジケータを受信するステップと、
前記干渉インジケータに基づいて、下りリンクまたは上りリンクにおけるスケジューリングを実行するステップとを備える、方法。
【請求項13】
処理手段によって実行された場合に前記処理手段に請求項1から12のいずれか一項に記載の前記方法を実行させるコード手段を特徴とする、コンピュータプログラム。
【請求項14】
上りリンクおよび下りリンク送信のためのサブフレームを備える無線フレームを使用するセルラー時分割複信TDDワイヤレス通信システムにおけるセル間干渉協調のために配列された第1のネットワーク制御ノードデバイスであって、前記システムは、
少なくとも1つの第1のセルを制御するために配列された第1のネットワーク制御ノードと、
少なくとも1つの第2のセルを制御するために配列された少なくとも1つの第2のネットワーク制御ノードとを含み、前記第1のネットワーク制御ノードデバイスは、
1つ以上のサブフレームに関連づけられ、前記第1および第2のセル間の少なくとも1つの下りリンクから上りリンクへのセル間干渉IDL-to-ULおよびは上りリンクから上りリンクへのセル間干渉IUL-to-ULにさらに関連する、少なくとも1つの干渉インジケータを送信するために配列された、送信ユニットを備える、第1のネットワーク制御ノードデバイス。
【請求項15】
上りリンクおよび下りリンク送信のためのサブフレームを備える無線フレームを使用するセルラー時分割複信TDDワイヤレス通信システムにおけるセル間干渉協調のために配列された第2の制御ノードデバイスであって、前記システムは、
少なくとも1つの第1のセルを制御するために配列された少なくとも1つの第1のネットワーク制御ノードと、
少なくとも1つの第2のセルを制御するために配列された前記第2のネットワーク制御ノードとを含み、前記第2の制御ノードデバイスは、
1つ以上のサブフレームに関連づけられ、前記第1および第2のセル間の少なくとも1つの下りリンクから上りリンクへのセル間干渉IDL-to-ULおよび上りリンクから上りリンクへのセル間干渉IUL-to-ULにさらに関連する、少なくとも1つの干渉インジケータを受信するために配列された受信機ユニットと、
前記干渉インジケータに基づいて、下りリンクまたは上りリンクにおけるスケジューリングを行うために配列された制御ユニットとを備える、第2の制御ノードデバイス。
【請求項16】
少なくとも1つの第1のセルを制御するために配列された少なくとも1つの請求項14に記載の第1のネットワーク制御ノードと、
少なくとも1つの第2のセルを制御するために配列された少なくとも1つの請求項14に記載の第2のネットワーク制御ノードとを備える、上りリンクおよび下りリンク送信のためのサブフレームを備える無線フレームを使用するセルラー時分割複信TDDワイヤレス通信システム。
【国際調査報告】