【実施例】
【0125】
特定の式(I)の化合物、およびこれらを調製するために使用される中間体の合成を、下記のセクションにおいて詳述する。任意の化合物番号は、便宜のため一覧表示する。
【0126】
水分および/または酸素感受性材料が関与する全ての操作は、事前乾燥させたガラス器において乾燥窒素の雰囲気下で行った。他に断らない限り、材料は市販の源から得て、それ以上精製することなく使用した。
【0127】
フラッシュクロマトグラフィーは、Teledyne IscoによるRediSep Rfシリカゲルカートリッジを使用してIsco Combiflash Companionで行った。薄層クロマトグラフィーは、E.Merckから購入した事前コーティングしたプレート(シリカゲル60PF254、0.25mm)を使用して行い、スポットを長波長紫外線光、それに続く適当な染色試薬で可視化した。
【0128】
核磁気共鳴(「NMR」)スペクトルは、Varian400MHzの共鳴分光計で記録した。
1H NMR化学シフトは、内部標準としてテトラメチルシラン(「TMS」)または残留溶媒シグナル(CHCl3=δ7.24、DMSO=δ2.50)を使用してTMSからの百万分率(δ)低磁場で示す。
1H NMRの情報は、下記のフォーマットで作表する。多重度(s、一重線;d、二重線;t、三重線;q、四重線;m、多重線)、ヘルツでの結合定数(複数可)(J)、プロトンの数。接頭辞appは真のシグナル多重度が分解されていない場合、時折適用し、brは、問題になっているシグナルが広幅化されたことを示す。
【0129】
化合物は、ChemBioDraw Ultraバージョン12.0を使用して命名した。
【0130】
LCMS分析は、Phenomenex Luna5ミクロンC
18カラムを有するPE SCIEX API2000分光計を使用して行った。
【0131】
予備HPLCは、Phenomenexカラム(Luna5μ、C
18、100AまたはGemini10μ、C
18、110A)およびUV/VIS156検出器を有するGilson HPLC215または271液体処理器で行った。
【0132】
出発材料の生成について特に記載されていないとき、化合物は公知であり、あるいは当技術分野において公知の方法と類似して、または実施例において開示されているように調製し得る。本明細書に記載されている合成法は、本明細書に記載されている化合物の調製のための方法の単に代表的なものであり、本明細書に記載されている方法の他の公知の方法および変異形を使用し得ることを当業者は認識する。様々な実施例に記載されている方法または特徴は、様々な方法で合わせ、または適応させて、本明細書に記載されている化合物を作製するさらなる方法を提供し得る。
【0133】
本明細書に記載されている新規な化合物を得る方法、例えば、下記の反応スキームおよび実施例において、ならびに本明細書において引用した参照文献において記載した手順は、当業者には明らかである。
スキーム1
【化39】
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ステップ1:(S1−2)の調製
【0134】
式(S1−2)の化合物(R
1aおよびR
1bは、式(I)の化合物について定義した通りである)は、塩基の存在下で置換イソオキサゾールボロン酸エステルへのニトロアニリン(S1−1)の鈴木カップリングによって調製することができる。イソオキサゾールボロン酸、他のボロン酸エステル、または他の適当なホウ素錯体(例えば、−BF
3K塩など)はまた、鈴木カップリング反応において使用し得ることが理解される。ニトロアニリン(S1−1)上の置換基Xは、任意の適当な脱離基(例えば、Cl、Br、I、OTf)でよく、Xは、出現する毎に、同一でも、または異なってもよい。適切な触媒は、パラジウム触媒、例えば、(1,3−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)イミダゾリジン(imidazolidene))(3−クロロピリジル)パラジウム(II)ジクロリド(Peppsi−iPr)を含む。適切な塩基は、例えば、炭酸セシウムまたは1,8−ジアゾビシクロウンデカ−7−エンを含む。適切な溶媒には、例えば、ジメトキシエタンおよび水を含めた有機溶媒および水の組合せが含まれる。反応は適当な溶媒中、窒素下で70〜150℃にて30分間から5時間行われる。反応が実質的に完了すると、反応物を室温に冷却する。反応混合物は、水相と有機相との間で分配することができる。水相を廃棄し、有機相をシリカゲルでのクロマトグラフィーによって精製する。代わりに、式(S1−2)の化合物を、精製せずに次のステップにおいて使用し得る。
ステップ2:(S1−3)の調製
【0135】
次いで、式(S1−2)の化合物は、適当なヨウ素源、例えば、ヨウ素元素の存在下でヨウ素化することができる。反応は典型的には銀塩の存在下で適当な溶媒中で行われる。適切な銀塩には、例えば、硝酸銀が含まれる。適切な溶媒には、例えば、エタノールを含めたアルコール性溶媒が含まれる。出発材料は典型的には室温にて合わせ、12〜18時間反応させる。反応が実質的に完了したとき、式(S1−3)の化合物は、通常の手段によって、例えば、ブラインおよび有機溶媒、例えば、酢酸エチルを使用した抽出によって単離される。有機層を乾燥させ、濃縮する。式(S1−3)の粗化合物は、シリカゲルでのクロマトグラフィーを使用して精製し、または精製せずに次のステップにおいて使用し得る。
ステップ3:(S1−4)の調製
【0136】
化合物(S1−3)のニトロ基は、適当な還元剤、例えば、塩化第一スズの存在下で、アルコール性溶媒、例えば、エタノールを含めた適当な溶媒中で還元することができる。出発材料を合わせ、高温、例えば、50〜100℃にし、温度を上げた状態で3〜10時間保持する。反応が実質的に完了したとき、式(S1−4)の化合物を、通常の手段によって、例えば、抽出によって単離し、シリカゲルでのクロマトグラフィーによって精製する。
ステップ4:(S1−5)の調製
【0137】
次いで、式(I)の化合物について定義したような置換基R
5を有する適当に置換されている塩化アシルは、適当な溶媒中で式(S1−4)の化合物と反応させ、室温に近い温度にて一定の期間、例えば、1〜5時間反応させ、アシル化中間体を形成させる。適当な溶媒は、塩基性有機溶媒、例えば、ピリジンを含む。塩化アシルの代わりに、他の適当なアシル化試薬、例えば、臭化アシルまたは酸無水物を使用し得ることが理解される。反応が十分に完了したとき、溶媒を減圧下で除去し、粗アシル化中間体を適当な酸性溶媒、例えば、氷酢酸中に溶解する。次いで、強酸、例えば、濃塩酸を加えてもよく、反応混合物を還流温度にて12〜18時間撹拌する。反応が実質的に完了したとき、式(S1−5)の化合物を、通常の手段によって、例えば、酸性溶媒の中和、それに続く抽出によって単離し、それ以上精製することなく使用するか、またはシリカゲルでのクロマトグラフィーによって精製する。
代替ステップ4:(S1−5)の調製
【化40】
[この文献は図面を表示できません]
【0138】
式(I)の化合物について定義したような置換基R
5を有する置換カルボン酸、または代わりに、適切な酸性溶媒、例えば、氷酢酸中のR
5の置換基を担持する塩化アシルの混合物を、溶媒酸の還流温度にて化合物(S1−4)とニートで15分間から24時間反応させる。反応が実質的に完了したとき、化合物(S1−5)を通常の手段によって、例えば、酸性溶媒の中和、それに続く抽出によって単離し、それ以上精製することなく使用するか、またはシリカゲルでのクロマトグラフィーによって精製する。
ステップ5:(Ic)の調製
【0139】
式(Ic)の化合物は、塩基の存在下でボロン酸への化合物(S1−5)の鈴木カップリングによって調製することができる。上で示すように、ボロン酸は、式(I)の化合物について定義されているような炭素連結アリールまたはヘテロアリールR
4で置換されている。ボロン酸エステル、または他の適当なホウ素錯体(例えば、−BF
3K塩など)をまた、ボロン酸の代わりに使用し得る。適切な触媒は、パラジウム触媒、例えば、(1,3−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)イミダゾリジン)(3−クロロピリジル)パラジウム(II)ジクロリド(Peppsi−iPr)を含む。適切な塩基は、例えば、炭酸セシウムまたは1,8−ジアゾビシクロウンデカ−7−エンを含む。適切な溶媒には、例えば、ジメトキシエタンまたはジメチルホルムアミドおよび水を含めた有機溶媒および水の組合せが含まれる。反応は適当な溶媒中、窒素下で70〜150℃にて30秒から5時間行われる。反応が実質的に完了したとき、反応物を室温に冷却する。反応混合物は、水相と有機相との間で分配することができる。水相を廃棄し、有機相を減圧下で濃縮し、残渣を、適当な溶媒混合物、例えば、アセトニトリルおよび水で溶出する逆相高速液体クロマトグラフィーによって精製し、化合物を単離する。代わりに、化合物(Ic)は、他の通常の手段、例えば、シリカゲルクロマトグラフィーまたは再結晶化によって精製し得る。
ステップ6:(Ib)の調製
【0140】
式(Ib)の化合物は、適当な溶媒、例えば、THF、DMF、CH
2Cl
2またはCHCl
3中でのハロゲン化剤、例えば、NCS、NBSまたはNISによる化合物(Ic)のハロゲン化によって調製することができる。反応は0〜150℃にて30秒から5時間行われる。反応が実質的に完了したとき、反応物を室温に冷却する。反応混合物は、水相と有機相との間で分配することができる。水相を廃棄し、有機相を減圧下で濃縮し、残渣を、適当な溶媒混合物、例えば、アセトニトリルおよび水で溶出する逆相高速液体クロマトグラフィーによって精製し、化合物を単離する。代わりに、化合物(Ib)は、他の通常の手段、例えば、シリカゲルクロマトグラフィーまたは再結晶化によって精製し得る。
スキーム2
【0141】
スキーム2は、式(Id)の化合物を調製する例示的方法を記載し、R
1a、R
1bおよびR
5は、式(Id)の化合物について記載されている通りであり、R
3は、アリールまたはヘテロアリールであり、これらのそれぞれは、式(Id)の化合物について記載したように任意選択で置換されていてもよい。
【化41】
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ステップ1:(S2−1)の調整
【0142】
化合物(S2−1)は、塩基、例えば、酢酸カリウムの存在下で適切な溶媒中、ホウ素化試薬、例えば、示したビス(ピナコラト)ジボロンによる上記の化合物(S1−5)のホウ素化によって調製することができる。適切な触媒は、パラジウム触媒、例えば、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)を含む。適切な溶媒は、極性有機溶媒、例えば、ジメチルホルムアミドまたはジメチルスルホキシドを含む。反応は適当な溶媒中、窒素下で約70〜130℃にて1〜18時間行われる。反応が実質的に完了したとき、反応物を室温に冷却する。反応混合物は、水相と有機相との間で分配することができる。水相を廃棄し、有機相を減圧下で濃縮し、残渣を、適当な溶媒混合物、例えば、アセトニトリルおよび0.1%TFAを含む水で溶出する逆相高速液体クロマトグラフィーによって精製し、自発的ボロン酸エステル加水分解が精製条件下で起こり、化合物(S5−1)がボロン酸として単離される。代わりに、化合物(S5−1)は、ステップ2においてその粗ボロン酸エステル形態で使用し得る。
ステップ2:(Id)の調製
【0143】
化合物(Id)は、塩基の存在下でX−R
3への化合物(S5−1)の鈴木カップリングによって調製することができ、Xは、脱離基、例えば、ブロミドまたはヨージドであり、R
3は、アリールまたはヘテロアリールであり、これらのそれぞれは、式(Id)の化合物について記載したように任意選択で置換されていてもよい。適切な触媒は、パラジウム触媒、例えば、(1,3−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)イミダゾリジン)(3−クロロピリジル)パラジウム(II)ジクロリド(Peppsi−iPr)を含む。適切な塩基は、例えば、炭酸セシウムまたは1,8−ジアゾビシクロウンデカ−7−エンを含む。適切な溶媒には、例えば、ジメトキシエタンまたはジメチルホルムアミドおよび水を含めた有機溶媒および水の組合せが含まれる。反応は適当な溶媒中、窒素下で約70〜150℃にて30秒から5時間行われる。反応が実質的に完了したとき、反応物を室温に冷却する。反応混合物は、水相と有機相との間で分配することができる。水相を廃棄し、有機相を減圧下で濃縮し、残渣を、適当な溶媒混合物、例えば、アセトニトリルおよび水で溶出する逆相高速液体クロマトグラフィーによって精製し、化合物(Ie)を単離し、R
3は、アリールまたはヘテロアリールであり、これらのそれぞれは、式(I)の化合物について記載したように任意選択で置換されていてもよい。代わりに、化合物(Ie)は、上記のような他の通常の手段によって精製し得る。
スキーム3
【0144】
スキーム3は、式(Ic)の化合物を調製する例示的方法を記載し、R
1a、R
1bおよびR
5は、式(I)の化合物について記載した通りであり、R
3は、式(I)の化合物について記載したような任意選択で置換されたアミノ基である。
【化42】
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【0145】
化合物(S1−5)は、パラジウムまたは銅触媒(例えば、CuI、CuOAc、CuO、Cu
2O)および適当な配位子、例えば、4,7−ジメトキシ−1,10−フェナントロリンの存在下で、適切な塩基、例えば、炭酸セシウム、およびPEG−3350の存在下で、適切な溶媒(例えば、ブチロニトリル、THF、DMF、DMA、ピリジン、トルエンまたは1,4−ジオキサン)中、第一級もしくは第二級アミンNHR
yR
z(上記の「アミノ」の定義を参照されたい)またはNHを担持する複素環と反応し、化合物(Id)を生成し得、R
3は、式(Id)の化合物について記載したように任意選択で置換されたアミノ基である。反応混合物は100〜150℃にて24〜96時間行われる。反応が実質的に完了したとき、反応物を室温に冷却する。反応混合物を上記のように濃縮および精製して、化合物(Id)を得ることができる。
スキーム4
【0146】
スキーム4は、スキーム3において記載された反応の特定のサブセットを記載し、ここでは、化合物(S1−5)は、環状アミン(例えば、示されるような任意選択で置換されているラクタム)と反応して、式(S4−1)の化合物を生じさせ、R
1a、R
1bおよびR
5は、式(Id)の化合物について記載されている通りであり、R
3は、任意選択で置換されたヘテロアルキルまたはヘテロアリールアルキル(heterarylalkyl)、この場合、任意選択で置換されたラクタム基であり、各R
20は、式(Id)の化合物について記載されている通りであり、nは、0〜5、例えば、0、1、または2である。
【化43】
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【0147】
(S4−1)の化合物は、銅触媒、アミノ配位子、および塩基の存在下で、化合物(S1−5)に任意選択で置換されたラクタムをカップリングすることによって調製することができる。上で示すように、R
5およびR
20は、式(I)の化合物について上記で定義されている。上記で記載したように、各R
20は、一覧表示した基から独立に選択してもよく、nは、0〜5である。適当な銅触媒は、ハロゲン化銅、例えば、ヨウ化銅(I)でよい。アミノ配位子は、置換アミン、例えば、N,N
’−ジメチルエタン−1,2−ジアミンでよい。塩基は、適当な無機塩基、例えば、炭酸セシウムである。反応は適当な溶媒、例えば、1−メチルピロリジン−2−オン(NMP)中で50〜200℃にて0.5〜24時間、通常の加熱またはマイクロ波補助加熱下で行われる。反応が実質的に完了したとき、生成物(S4−1)を、通常の手段によって、例えば、濾過、抽出、それに続く残渣のシリカゲルでのクロマトグラフィーによる精製によって単離する。
スキーム5
【0148】
スキーム5は、式(S5−5)、(S5−6)および(S5−7)の化合物(全て、式(I)の亜属)を調製する例示的方法を記載し、R
1a、R
1b、R
5、およびR
20は、式(I)の化合物について記載した通りであり、R
3は、1〜5個のR
20基で任意選択で置換されているアルキルであり、各R
20は、式(I)の化合物について記載される基から独立に選択される。
【化44】
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ステップ1:(S5−2)の調製
【0149】
化合物(S5−2)は、スキーム1、ステップ1において記載されているように、(S5−1)と置換イソオキサゾールボロン酸エステルとを反応させることによって調製し得る。
ステップ2:(S5−3)の調製
【0150】
化合物(S5−3)は、スキーム1、ステップ3において記載されているように、適当な還元剤、例えば、塩化第一スズの存在下でニトロ基を還元することによって調製し得る。他の還元剤、例えば、パラジウムをまた使用し得る。
ステップ3:(S5−4)の調製
【0151】
化合物S5−4は、スキーム1、ステップ4において記載したのと同様の様式で(S5−3)から調製し得る。代わりに、このプロセスは、アルコール性溶媒、例えば、MeOH中で高温にて2、3時間から数時間まで、エチルアルキルカルビミデート(alkylcarbimidate)塩酸塩で処理することによって行うことができる。
ステップ4:(S5−5)の調製
【0152】
化合物(S5−5)は、塩基の存在下で(S5−4)に1種または複数のグリニャール試薬をカップリングすることによって調製することができる。この実施例において、各R
20は、同一でも異なってもよく、すなわち、各R
20は、式(I)の化合物について記載した置換基の群から独立に選択し得る。各R
20が同じ基である場合、2当量のR
20MgXを使用することができる。各R
20が異なる場合、1当量のR
20MgX、それに続いて、1当量の異なるR
20MgXを使用し得る。反応は、適当な溶媒、例えば、テトラヒドロフラン(THF)中で、−78℃から周囲温度までの範囲の温度にて、1時間から24時間のいずれかで行われる。反応混合物を室温に温めることができる。反応が実質的に完了したとき、これを例えば、水またはメタノールでクエンチすることができ、式2の生成物を、通常の手段によって、例えば、抽出、それに続く残渣のシリカゲルでのクロマトグラフィーによる精製によって単離する。代わりに、化合物(S5−5)は、適当な溶媒、例えば、ヘキサン、THF、ジエチルエーテル、ジクロロメタン(dichrolomethane)中で必要に応じてより低い温度にて、強塩基、例えば、LDA、LiHMP、n−BuLi、sec−BuLi、tert−BuLiと(ヘテロ)芳香族化合物または(ヘテロ)芳香族ハライドとから生じたアルキルリチウム剤またはリチウム試薬と反応させることによって調製することができる。
【0153】
このプロセスは、適当な保護基、例えば、Bocによるベンゾイミダゾール上のNの保護の後に行って、化学収率を改善することができる。
ステップ5:(S5−6)の調製
【0154】
次いで、化合物(S5−5)は、酸の存在下で脱ヒドロキシル化を受けて、対応するアルケン、例えば、化合物(S5−6)を得ることができる。多種多様の有機酸および無機酸の両方は、この反応を促進することができることが理解される。適切な溶媒には、トルエンまたはアセトニトリルなどが含まれる。反応はまた、ニートで、すなわち、溶媒として試薬酸を使用して行い得る。使用することができる強酸の例には、硫酸またはリン酸およびまたトリフルオロ酢酸が含まれる。反応は、通常の加熱によって、またはマイクロ波照射の使用によって、適当な溶媒中、窒素下で約70〜150℃の温度を上げた状態で30分間から5時間行われる。反応が実質的に完了したとき、反応物を室温に冷却する。反応混合物は、水相と有機相との間で分配することができる。水相を廃棄し、有機相をシリカゲルでのクロマトグラフィーによって精製する。代わりに、化合物(S5−6)は、精製せずに次のステップにおいて使用し得る。
ステップ6:(S5−7)の調製
【0155】
次いで、化合物(S5−6)は、適当な金属触媒および水素の存在下で還元し、(S5−7)の化合物を得ることができる。反応は典型的には触媒、例えば、10%パラジウム担持カーボンおよび溶媒、例えば、エタノールまたは酢酸エチルの存在下で行われる。反応が実質的に完了したとき、固体を濾別し、濾液を真空下で濃縮する。反応混合物は、水相と有機相との間で分配することができる。水相を廃棄し、有機相をシリカゲルでのクロマトグラフィーによって精製する。化合物(S5−7)はまた、当業者が容易に利用可能な方法論を使用して化合物(S5−5)から直接作製することができることに留意すべきである。
ステップ7:(S5−8)の調製
【0156】
次いで、化合物(S5−8)は、求電子性フッ素付加に対する不活性溶媒、例えば、ジクロロメタン(dicloromethane)中で0℃から室温の適当な温度にて、フッ素化剤、例えば、DASTで処理することによって(S5−5)から調製することができる。
ステップ8:(S5−9)の調製
【0157】
次いで、化合物(S5−9)は、極性溶媒、例えば、水、アセトニトリル、DMF、THF、ジオキサン、または必要に応じて混合溶媒系中で、0℃から高温の適当な温度、望ましくは室温にて、シアン化物、例えば、NaCN、KCNまたはCuCNで処理することによって(S5−8)から調製することができる。
(S5−5)の調製のための代替方法
ステップ9:(S5−10)の調製
【0158】
化合物(S5−4)は、水および極性溶媒、例えば、MeOH、EtOH、THF、ジオキサン、または必要に応じて混合溶媒系中で、室温から高温の適当な温度にて、LiOH、NaOHまたはKOHで処理することによって、加水分解して、カルボン酸(S5−10)を得ることができる。
ステップ10:(S5−11)の調製
【0159】
化合物(S5−11)は、適当な溶媒、例えば、DMF、THF、ジオキサンまたはジクロロメタン中、室温から高温の適当な温度にて、N,Oジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩、有機tert−アミン(organo tert-amine)および適当なカップリング剤、例えば、HATU、DCCまたはEDCで処理することによってカルボン酸(S5−10)から得ることができる。
ステップ11:(S5−12)の調製
【0160】
化合物(S5−12)は、必要に応じて有機tert−アミンおよびDMAPの存在下で室温にてベンゾイミダゾール上のNHをBoc
2Oで保護することによって(S5−11)から得ることができる。
ステップ12および13:(S5−5)の調製
【0161】
化合物(S5−12)を、適当な溶媒、例えば、ヘキサン、THF、ジエチルエーテル、ジオキサンまたはジクロロメタン中でより低い温度から室温にて有機リチウム試薬または有機マグネシウム試薬で順次に処理し、tertアルコール上に2個の同じまたは異なるR
20を導入した。ベンゾイミダゾールのN上の保護基は、場合によって、反応の間に脱落する。しかし、Bocが留まる場合、生成物は、TFAで処理して、Bocを除去しなくてはならない。
【化45】
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(S5−2)の調製のための代替方法
【0162】
フェニル環がR
2aまたはR
2b位においてモノフッ素化されているとき、化合物(S5−15)は、スキーム1、ステップ1に記載されているのと同様の様式で(S5−14)から調製することができ、次いで、化合物(S5−15)は、NO
2+を生じさせる条件下でニトロ化し、(S5−2、R
2aまたはR
2bは、Fである)を得ることができる。
【化46】
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(S5−13)の調製のための代替方法
【0163】
化合物(S5−13)は、適当な強塩基、例えば、BuLi、sec−BuLiまたはtert−BuLiを使用してより低い温度、例えば、−78℃にて適当な溶媒、例えば、ヘキサン、THFまたはジエチルエーテル中でのリチオ化によって(S5−16)から調製することができる。生じたリチウム中間体は、カルボニル誘導体、例えば、ワインレブアミドで捕捉し、(S5−13)を得ることができる。
【化47】
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(S5−13)の調製のための代替方法
【0164】
(S5−13)上のR
20が飽和環系であるとき、本ケトン(keton)は、化合物(S5−11)から3つのステップシークエンスで調製することができる。
【化48】
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ステップ1:(S5−17)の調製
【0165】
化合物(S5−11)は適当な還元剤、例えば、LAHによって還元し、化合物(S5−17)が得られる。
ステップ2:(S5−18)の調製
【0166】
飽和環前駆体は、tert−ブチルヒドロペルオキシドで処理して、ラジカル中間体(環前駆体が環状エーテルである場合)を生じさせ、または強塩基、例えば、LDAで処理して、適当な溶媒中でリチウムエノレート(enorate)中間体(環系が環状ケトンである場合)を生じさせることができる。中間体は、化合物(S5−17)と反応して、アルコール(S5−18)を得ることができる。
ステップ3:(S5−13)の調製
【0167】
アルコール(S5−18)は、適当な溶媒、例えば、ジクロロメタンまたはクロロホルム中で適当な酸化剤、例えば、Dess−Martin試薬によって酸化させ、(S5−13)を得ることができる。
スキーム6
【0168】
スキーム6は、式(Id)の化合物を調製する例示的方法を記載し、R
1a、R
1bおよびR
3は、式(I)の化合物について記載した通りであり、R
5は、アルキルまたはヘテロアルキルであり、これらのそれぞれは、任意選択で式(Id)の化合物について記載されている通りであり得る。
【化49】
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ステップ1:式(S6−1)の調製
【0169】
化合物(S6−1)は、スキーム1、ステップ5において記載されているように、ボロン酸への化合物(S1−4)の鈴木カップリングによって調製することができる。
ステップ2:(Id)の調製
【0170】
次いで、置換ハロゲン化アシル(R
5C(O)X、式中、Xは、ハライド、例えば、Clであり、R
5は、アルキルまたはヘテロアルキルであり、これらのそれぞれは、任意選択で式(I)の化合物について記載されている通りであり得る)は、化合物(S6−1)と適当な溶媒中で1〜5時間室温にて反応し、アシル化中間体を形成する。適当な溶媒は、塩基性有機溶媒、例えば、ピリジンを含む。塩化アシルの代わりに、他の適当なアシル化試薬、例えば、臭化アシルまたは酸無水物を使用し得ることが理解される。他のアシル化戦略、例えば、ペプチドカップリングをまた使用して、このようなアシル化中間体を形成することができる。反応が十分に完了したとき、溶媒を減圧下で除去し、粗アシル化中間体を適当な酸性溶媒、例えば、氷酢酸に溶解する。次いで、強酸、例えば、トリフルオロ酢酸を加えてもよく、反応混合物を還流温度にて12〜18時間撹拌する。反応が実質的に完了したとき、反応混合物を酸性溶媒の中和、それに続く抽出に供し、適当な溶媒混合物、例えば、アセトニトリルおよび水で溶出する逆相高速液体クロマトグラフィーによって精製し、化合物(Id)を単離する。
スキーム7
【0171】
スキーム7は、式(S7−4)の化合物を調製する例示的方法を記載し、R
1a、R
1bは、式(I)の化合物について記載した通りであり、R
4bは、式(I)の化合物について記載したような任意選択で置換されたアルキルである。
【化50】
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ステップ1:(S7−1)の調製
【0172】
化合物(S7−1)は、適切な有機溶媒、例えば、ジメチルホルムアミド中で適切な塩基、例えば、炭酸セシウムの存在下で、化合物(S1−3)をR
4b−X(式中、R
4bは、式(I)の化合物について定義したような任意選択で置換されたアルキルであり、Xは、適当な脱離基、例えば、ヨードまたはトリフレートである)でアルキル化することによって調製し得る。出発材料を合わせ、30分間から5時間反応させる。反応が実質的に完了したとき、(S7−1)の化合物は、通常の手段によって、例えば、抽出によって単離し、そしてシリカゲルでのクロマトグラフィーにより精製する。
ステップ2:(S7−2)の調製
【0173】
次いで、化合物(S7−1)のニトロ基は、適当な還元剤、例えば、塩化第一スズの存在下でアルコール性溶媒、例えば、エタノールを含めた適当な溶媒中で還元することができる。出発材料を合わせ、高温、例えば、50〜100℃にし、温度を上げた状態で3〜10時間保持する。反応が実質的に完了したとき、(S7−2)の化合物は、通常の手段によって、例えば、抽出によって単離し、そしてシリカゲルでのクロマトグラフィーにより精製する。
ステップ3:(S7−3)の調製
【0174】
次いで、式(I)の化合物について本明細書に定義するような置換基R
5を有する適当に置換されている塩化アシルを、適当な溶媒中で化合物(S7−2)と反応させ、室温に近い温度にて一定の期間、例えば、1〜5時間反応させ、アシル化中間体を形成させる。適当な溶媒は、塩基性有機溶媒、例えば、ピリジンを含む。塩化アシルの代わりに、他の適当なアシル化試薬、例えば、臭化アシルまたは酸無水物を使用し得ることを理解すべきである。反応が十分に完了したとき、溶媒を減圧下で除去し、粗アシル化中間体を適当な酸性溶媒、例えば、氷酢酸に溶解する。次いで、強酸、例えば、濃塩酸を加えてもよく、反応混合物を還流温度にて12〜18時間撹拌する。反応が実質的に完了したとき、化合物(S7−3)を通常の手段、例えば、酸性溶媒の中和、それに続く抽出によって単離し、それ以上精製することなく使用するか、またはシリカゲルでのクロマトグラフィーによって精製する。
ステップ4−(S7−4)の調製
【0175】
化合物(S7−4)は、塩基の存在下で上に示した市販のボロン酸への化合物(S7−3)の鈴木カップリングによって調製することができる。上で示すように、ボロン酸は、式(I)の化合物について本明細書において定義したような炭素連結アリールまたはヘテロアリールR
3で置換されている。ボロン酸エステル、または他の適当なホウ素錯体(すなわち、−BF
3K塩など)をまた、ボロン酸の代わりに使用し得ることを理解すべきである。適切な触媒は、パラジウム触媒、例えば、(1,3−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)イミダゾリジン)(3−クロロピリジル)パラジウム(II)ジクロリド(Peppsi−iPr)を含み得る。適切な塩基は、例えば、炭酸セシウムまたは1,8−ジアゾビシクロウンデカ−7−エンを含み得る。適切な溶媒は、例えば、ジメトキシエタンまたはジメチルホルムアミドおよび水を含めた、有機溶媒および水の組合せを含み得る。反応は適当な溶媒中、窒素下で約70℃〜150℃の温度を上げた状態で約30秒から5時間行われる。反応が実質的に完了したとき、反応物を室温に冷却する。反応混合物は、水相と有機相との間で分配することができる。水相を廃棄し、有機相を減圧下で濃縮し、残渣を、適当な溶媒混合物、例えば、アセトニトリルおよび水で溶出する逆相高速液体クロマトグラフィーによって精製し、化合物(xiii)を単離する。代わりに、化合物(xiii)は、他の通常の手段、例えば、シリカゲルクロマトグラフィーまたは再結晶化によって精製し得る。
スキーム8
【0176】
スキーム8は、式(S8−1)の化合物を調製する例示的方法を記載し、R
1a、R
1b、R
3およびR
aは、式(I)の化合物について記載した通りである。
【化51】
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【0177】
このスキームにおいて定義するような置換基R
20で置換されているイソチオシアネートは、適当な溶媒、例えば、テトラヒドロフラン中、適当な塩基、例えば、トリエチルアミンの存在下で、1〜5時間、50〜100℃にて化合物(S6−1)と反応し、この時点で活性化カルボジイミド、例えば、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩化水素を加え、反応をさらに1〜5時間続ける。反応が実質的に完了したとき、溶媒を減圧下で除去し、粗残渣を適当な溶媒混合物、例えば、アセトニトリルおよび水で溶出する逆相高速液体クロマトグラフィーによって精製し、化合物(S8−1)を単離する。
スキーム9
【0178】
スキーム9は、式(S9−1)の化合物を調製する例示的方法を記載し、R
1a、R
1b、R
3およびR
aは、式(I)の化合物について記載した通りである。
【化52】
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【0179】
オルトカーボネートC(OR
a)
4(式中、R
aは、上記に記載し、例えば、アルキル、ハロアルキルである)を、ニートで、または適当な酸、例えば、酢酸の存在下で化合物(S5−1)と反応させ、30分間から18時間、25〜150℃にて反応させる。反応が実質的に完了したとき、溶媒を減圧下で除去し、粗残渣を、適当な溶媒混合物、例えば、アセトニトリルおよび水で溶出する逆相高速液体クロマトグラフィーによって、または通常の手段、例えば、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、化合物(S9−1)を単離する。
スキーム10
【0180】
スキーム10は、式(S10−3)の化合物を調製する例示的方法を記載し、R
1a、R
1b、R
3およびR
aは、式(I)の化合物について記載した通りである。
【化53】
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ステップ1:(S10−1)の調製
【0181】
適当な塩基、例えば、炭酸水素ナトリウムを含む適当な溶媒混合物、例えば、エタノール、アセトニトリル、および水中の化合物(S1−4)を、低い温度、例えば、0℃に冷却する。適当なハロゲン化シアン、例えば、示した臭化シアンを反応混合物に加え、反応混合物を室温に温め、12〜18時間反応させる。反応が実質的に完了したとき、エタノールを加え、反応混合物を濾過し、溶媒を真空下で除去し、粗残渣を通常の手段、例えば、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、(S10−1)の化合物を単離する。
ステップ2:(S10−2)の調製
【0182】
(S10−1)の化合物を、適当な溶媒、例えば、テトラヒドロフラン中で、適当な塩基、例えば、トリエチルアミンと合わせる。適当なスルホニル化試薬、例えば、シクロプロパンスルホニルクロリドを反応混合物に加え、反応物を12〜18時間の時間反応させる。反応が実質的に完了したとき、反応混合物は、通常の手段、例えば、抽出、それに続く有機溶媒の除去によって単離してもよく、粗残渣は通常の手段、例えば、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、(S10−2)の化合物を単離する。
ステップ3:(S10−3)の調製
【0183】
化合物(S10−3)は、上記のスキーム1に記載されるように、置換ボロン酸への化合物(S10−2)の鈴木カップリングによって調製することができる。
スキーム11
【0184】
スキーム11は、化合物(S11−7)を調製する例示的方法を記載し、R
aは、式(I)の化合物について記載した通りである。
【化54】
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ステップ1:式(S11−1)の調製
【0185】
化合物(S11−1)は、塩基、例えば、炭酸セシウムの存在下で市販の4−ブロモ−2−フルオロ−1−ニトロベンゼンへの市販のベンジルメルカプタンのカップリングによって調製することができる。反応は、適当な溶媒、例えば、ジメチルホルムアミド(DMF)中で、0℃から室温の温度にて約2時間行われる。反応が実質的に完了したとき、生成物(S11−1)は、通常の手段によって、例えば、抽出、それに続く残渣のシリカゲルでのクロマトグラフィーによる精製によって単離される。代わりに、化合物(S11−1)は、精製せずに次のステップにおいて使用し得る。
ステップ2:式(S11−2)の調製
【0186】
次いで、化合物(S11−1)は、適当に置換されているハロイミダゾリジン−2,4−ジオン化合物、例えば、1,3−ジクロロ−5,5−ジメチルイミダゾリジン−2,4−ジオンの存在下で酸化させることができる。反応は典型的には酸の存在下で適当な溶媒中で行われる。適切な酸は、例えば、酢酸を含み得る。適切な溶媒は、例えば、アセトニトリルおよび水を含めた、溶媒の組合せを含み得る。反応は0℃にて行われ、次いで、室温に温め、1時間撹拌し、その後、ブラインと酢酸エチルとの間で分配した。硫酸ナトリウムを使用して有機層を乾燥させ、蒸発させた。粗塩化スルホニルは、次のステップにおいてそれ以上精製することなく使用した。
ステップ3:(S11−3)の調製
【0187】
次いで、化合物(S11−2)は、スキーム1、ステップ1に記載されているように、ボロン酸エステルとの鈴木カップリング反応において使用することができる。
ステップ4:(S11−4)の調製
【0188】
化合物(S11−3)は、溶媒、例えば、HOAcに溶解し、Zn粉末で室温にて還元することができる。約25分間撹拌した後、Zn粉末を濾別する。揮発性物質を除去し、粗アニリンをAcOEtに溶解し、カーボネート溶液で洗浄し、シリカゲルでのクロマトグラフィーによって精製し、(S11−5)を得る。
ステップ5:(S11−5)の調製
【0189】
化合物(S11−4)は、溶媒、例えば、DCM/アセトニトリル中のNO
2BF
4を使用してニトロ化することができる。反応は0℃にて行われ、次いで、温度を室温に終夜ゆっくりと上げる。次いで、溶媒を蒸発させ、残渣をEtOAcに溶解し、飽和NaHCO
3溶液で洗浄する。次いで、有機溶媒を蒸発させ、シリカゲルでのクロマトグラフィーで精製し、(S11−5)を得る。
ステップ6:(S11−6)の調製
【0190】
化合物(S11−5)は、接触水素化を使用して還元することができる。反応は溶媒、例えば、MeOH中で行うことができ、使用する触媒はPd(炭素上10%)であった。反応は2時間で室温にて完了する。反応混合物を濾過し、溶媒を蒸発させる。次いで、残渣をシリカゲルでのクロマトグラフィーで精製し、(S11−6)を得る。
ステップ7:(S11−7)の調製
【0191】
化合物(S11−6)は、イソチオシアネート誘導体と反応させることができる。反応は、溶媒、例えば、THF中、塩基、例えば、トリエチルアミンの存在下で行うことができる。反応物を約80℃に3〜5時間加熱し、その後、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)−カルボジイミド塩化水素を加え、80℃にて30分間加熱する。次いで、溶媒を蒸発させる。次いで、残渣を分取HPLCで精製し、(S11−7)を得る。
スキーム12
【0192】
スキーム12は、式(12−1)の化合物を調製する例示的方法を記載し、R
5は、式(I)の化合物について記載した通りである。
【化55】
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(S12−1)の調製
【0193】
化合物(S11−6)は、スキーム1、代替ステップ4に記載したように置換カルボン酸と反応させ、(S12−1)を得ることができる。
スキーム13
【0194】
スキーム13は、式(13−2)の化合物を調製する例示的方法を記載し、R
aは、式(I)の化合物について記載した通りである。
【化56】
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ステップ1:(S13−1)の調製
【0195】
化合物(S11−6)は、溶媒、例えば、DMF中で1,1’−チオカルボニルジイミダゾールと反応させることができる。反応は90℃の温度にて終夜行われ、その後、溶媒を蒸発させる。次いで、残渣を分取HPLCで精製し、(S13−1)を得る。
ステップ2:(S13−2)の調製
【0196】
化合物(S13−1)は、溶媒、例えば、EtOH中で塩基、例えば、KOHの存在下でヨージド誘導体(例えば、任意選択で置換されたヨウ化アルキル)と反応させることができる。反応は室温にて終夜行われ、その後、溶媒を蒸発させた。次いで、残渣を分取HPLCで精製し、(S13−2)を得た。
スキーム14
【0197】
スキーム14は、式(14−1)の化合物を調製する例示的方法を記載し、R
aは、式(I)の化合物について記載した通りである。
【化57】
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ステップ1:(S14−1)の調製
【0198】
化合物(S13−2)は、溶媒、例えば、アセトニトリル中で2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジンおよびH
2O
2と反応させることができる。反応は室温にて終夜行われ、その後、溶媒を蒸発させる。次いで、残渣を分取HPLCで精製し、(S14−1)を得る。
スキーム15
【0199】
スキーム15は、式(15−1)の化合物を調製する例示的方法を記載し、R
aは、式(I)の化合物について記載した通りである。
【化58】
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(S15−1)の調製
【0200】
化合物(S13−2)は、溶媒、例えば、DCM中でmCPBAまたはH
2O
2と反応することができる。反応は室温にて30分間行われ、その後、溶媒を蒸発させる。次いで、残渣を分取HPLCで精製し、(S15−1)を得る。
【0201】
式(I)の化合物はまた、下記を含む。
【化59】
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【化60】
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【化61】
[この文献は図面を表示できません]
【化62】
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【0202】
式(I)の化合物はまた、下記を含む。
【化63】
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【0203】
下記の実施例は、さらなる態様を例示し、さらなる式(I)の化合物を提供する。
(実施例1)
N−シクロペンチル−2−(シクロプロピルメチルアミノ)−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−スルホンアミド(1020−1)
ステップ1:1−ブロモ−3−ベンジルチオ−4−ニトロベンゼンの調製
【化64】
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【0204】
ベンジルメルカプタン(2.36g、19mmol)を、窒素下0℃で1−ブロモ−3−フルオロ−4−ニトロベンゼン(5g、19mmol)、炭酸セシウム(7.87g、57mmol)のDMF(25ml)中混合物に滴下添加した。反応混合物を室温に加温し、2時間撹拌し、酢酸エチルと水との間で分配した。有機相をブライン(4回)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮した。熱EtOAcから結晶化して、生成物1−ブロモを得た。
ステップ2:5−ブロモ−N−シクロペンチル−2−ニトロベンゼンスルホンアミドの調製
【化65】
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【0205】
固体の1,3−ジクロロ−5,5−ジメチルイミダゾリジン−2,4−ジオン(1.21g、6.19mmol)を、1−ブロモ−3−ベンジルチオ−4−ニトロベンゼン(1g、3.09mmol)のアセトニトリル(25mL)、酢酸(1ml)および水(0.62ml)中氷冷懸濁液に加えた。透明溶液を室温に加温し、1時間撹拌した後、ブラインと酢酸エチルとの間で分配した。有機層を硫酸ナトリウムを使用して乾燥し、蒸発させた。粗製の塩化スルホニル(9:1ヘキサン/酢酸エチル中rf=0.23、出発物質rf=0.57)を更には精製せずに次のステップに使用した。
【0206】
シクロペンチルアミン(0.52g、6.18mmol)のピリジン(5ml)中溶液に、0℃でDCM(5mL)中の上記塩化スルホニルを加えた。反応物を室温で15分間撹拌した後、ブラインと酢酸エチルとの間で分配した。有機層をブライン、希HClおよび再度ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。シリカゲル(9:1ヘキサン/酢酸エチル中rf=0.33)で精製して、生成物5−ブロモ−N−シクロペンチル−2−ニトロベンゼンスルホンアミドを灰白色粉体として得た。
ステップ3:N−シクロペンチル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−ニトロベンゼンスルホンアミドの調製
【化66】
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【0207】
5−ブロモ−N−シクロペンチル−2−ニトロベンゼンスルホンアミド(1.394g、4mmol)、3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−ボロン酸ピナコールエステル(1.78g、8mmol)、PEPPSI(商標)−IPr(Sigma−Aldrich Corporation)(0.271g、0.4mmol)および炭酸セシウム(3.90g、12mmol)の混合物に、窒素下ジメトキシエタン(20mL)および水(10mL)を加えた。反応混合物をN
2で脱気し、次いで90℃に1時間加熱した。混合物を水と酢酸エチルとの間で分配し、有機物を濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(勾配DCMからDCM/酢酸エチル=1/1)により精製して、生成物N−シクロペンチル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−ニトロベンゼンスルホンアミドを白色粉体として得た。
ステップ4:2−アミノ−N−シクロペンチル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)ベンゼンスルホンアミドの調製
【化67】
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【0208】
N−シクロペンチル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−ニトロベンゼンスルホンアミド(1.27g、3.5mmol)を撹拌しながらAcOHに溶解し、Zn粉体(20g)を室温で少しずつ(5回、5分間隔で)加えた。25分間撹拌した後、Zn粉体を濾別した。揮発物を除去し、粗製のアニリンをEtOAcに溶解し、カルボネート水溶液で4回洗浄し、カラムクロマトグラフィー(rf=0.2、ヘキサン/EtOAc:1/1)により精製して、2−アミノ−N−シクロペンチル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)ベンゼンスルホンアミドを白色粉体として得た。
ステップ5:2−アミノ−3−ブロモ−N−シクロペンチル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)ベンゼンスルホンアミドの調製
【化68】
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【0209】
2−アミノ−N−シクロペンチル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)ベンゼンスルホンアミド(0.26g、0.763mmol)をDMF(5ml)に溶解し、0℃に冷却した。NBS(0.136g、0.763mmol)を加え、0℃で10分間、続いて室温で20分間撹拌した。溶液をEtOAc(20ml)で希釈し、ブラインで5回洗浄した。生成物(rf=0.5、ヘキサン/EtOAc=1/1)をCC(DCM中で装填、勾配ヘキサンからヘキサン/EtOAc=1/1)により精製して、2−アミノ−3−ブロモ−N−シクロペンチル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)ベンゼンスルホンアミドを白色粉体として得た。
ステップ6:2−アミノ−N−シクロペンチル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)ベンゼンスルホンアミドの調製
【化69】
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【0210】
2−アミノ−3−ブロモ−N−シクロペンチル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)ベンゼンスルホンアミド(4g)をMeOH(150ml)およびDCM(10mL)に溶解した。溶液にPd/C(2g、炭素担持10%)を加え、フラスコにH
2を仕込んだ。反応は終夜で完結した。反応混合物を濾過し、溶媒を蒸発させた。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜70%EtOAc/ヘキサン)により精製して、2−アミノ−N−シクロペンチル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)ベンゼンスルホンアミドを得た。
ステップ7:2−アミノ−N−シクロペンチル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−3−ニトロベンゼンスルホンアミドの調製
【化70】
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【0211】
2−アミノ−N−シクロペンチル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)ベンゼンスルホンアミド(336mg、1mmol))をDCM/アセトニトリル(15/15ml)に溶解した。溶液に0℃でNO
2BF
4(1.4mmol、2.8mL(0.5M))を加えた。温度を室温にゆっくり上げた。反応は1時間後約30%完結した。溶液に0.1当量のNO
2BF
4を加えた。反応は3時間後約50%完結した。溶液に更に0.2当量のNO
2BF
4を加え、室温で終夜撹拌した。次いで溶媒を蒸発させ、残留物をEtOAcに溶解し、飽和NaHCO
3溶液で洗浄した。次いで有機溶媒を蒸発させ、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜60%EtOAc/ヘキサン)で精製して、2−アミノ−N−シクロペンチル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−3−ニトロベンゼンスルホンアミドを得た。
ステップ8:2,3−ジアミノ−N−シクロペンチル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)ベンゼンスルホンアミドの調製
【化71】
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【0212】
2−アミノ−N−シクロペンチル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド(400mg)をMeOH(20ml)に溶解した。溶液にPd/C(200mg、炭素担持10%)を加え、次いで水素雰囲気下で撹拌しながら置いた。反応が完結した時点で、混合物を濾過し、溶媒を蒸発させた。次いで残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜20%MeOH/DCM)により精製して、2,3−ジアミノ−N−シクロペンチル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)ベンゼンスルホンアミドを得た。
ステップ9:N−シクロペンチル−2−(シクロプロピルメチルアミノ)−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−スルホンアミドの調製
【化72】
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【0213】
2,3−ジアミノ−N−シクロペンチル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)ベンゼンスルホンアミド(20mg、0.06mmol)をTHF(1mL)に溶解し、この溶液にシクロプロピルメチルイソチオシアネート(8mg、0.07mmol)およびトリエチルアミン(84μL)を加えた。反応物を80℃で終夜加熱した後、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)−カルボジイミド塩化水素(13mg、0.07mmol)を加え、80℃で2時間加熱した。次いで溶媒を真空下で蒸発させ、残留物を分取HPLC(0〜100%CH
3CN/H
2O)により精製して、N−シクロペンチル−2−(シクロプロピルメチルアミノ)−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−スルホンアミドを得た。
【0214】
C
21H
27N
5O
3S。430.2(M+1)。
1H NMR (400MHz, CD
3OD) δ 7.65 (s, 1H), 7.54 (s, 1H), 3.66-3.57 (m, 3H), 2.38(s, 3H), 2.25 (s, 3H), 2.00-1.51 (m, 4 H), 1.49-1.39 (m, 4H), 0.84-0.80 (m, 1H), 0.32-0.27 (m, 2H), 0.08-0.05 (m, 2H)。
(実施例2)
N−シクロペンチル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−(3−メトキシプロピルアミノ)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−スルホンアミド(1020−2)
【化73】
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【0215】
2,3−ジアミノ−N−シクロペンチル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)ベンゼンスルホンアミド(25mg、0.07mmol)(実施例1、ステップ8参照)をTHF(1mL)に溶解した。溶液に3−メトキシプロピルイソチオシアネート(11mg、0.09mmol)およびトリエチルアミン(300μL)を加えた。反応物を80℃で4時間加熱した後、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)−カルボジイミド塩化水素(16mg、0.08mmol)を加え、80℃で30分間加熱した。次いで溶媒を真空下で蒸発させ、残留物を分取HPLC(0〜100%CH
3CN/H
2O)で精製して、N−シクロペンチル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−(3−メトキシプロピルアミノ)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−スルホンアミドを得た。
【0216】
C
21H
29N
5O
4S。448.2(M+1)。
1H NMR (400MHz, CD
3OD) δ 7.56 (s, 1H), 7.53 (s, 1H), 3.66-3.57 (m, 5H), 3.38 (s, 3H), 2.44 (s, 3H), 2.27 (s, 3H), 2.26-2.10 (m, 2H), 2.00-1.51 (m, 4 H), 1.49-1.39 (m, 4H)。
(実施例3)
N−シクロペンチル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−メルカプト−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−スルホンアミド(1020−3)
【化74】
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【0217】
2,3−ジアミノ−N−シクロペンチル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)ベンゼンスルホンアミド(40mg、0.12mmol)をDMF(2mL)に溶解した。溶液に1,1’−チオカルボニルジイミダゾール(43mg、0.24mmol)を加えた。反応物を90℃で終夜加熱した後、真空下で蒸発させた。残留物を分取HPLC(0〜100%CH
3CN/H
2O)により精製して、N−シクロペンチル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−メルカプト−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−スルホンアミドを得た。
【0218】
C
17H
20N
4O
3S
2。393.1(M+1)。
1H NMR (400MHz, CD
3OD) δ 7.66 (s, 1H), 7.36 (s, 1H), 3.75-3.55 (m, 1H), 2.32 (s, 3H), 2.28 (s, 3H), 2.09-1.85 (m, 4 H), 1.64-1.47 (m, 4H)。
(実施例4)
N−シクロペンチル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−(メチルチオ)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−スルホンアミド(1020−4)
【化75】
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【0219】
N−シクロペンチル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−メルカプト−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−スルホンアミド(12mg、0.03mmol)をEtOH(2mL)に溶解した。溶液にメチルヨージド(5mg、0.037mmol)およびKOH(2.5mg、0.045mmol)を加えた。反応物を終夜撹拌した後、真空下で蒸発させた。残留物を分取HPLC(0〜100%CH
3CN/H
2O)により精製して、N−シクロペンチル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−(メチルチオ)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−スルホンアミドを得た。
【0220】
C
18H
22N
4O
3S
2。407.0(M+1)。
1H NMR (400MHz, CD
3OD) δ 7.54 (s, 1H), 7.35 (s, 1H), 3.62-3.48 (m, 1H), 2.58 (s, 3H), 2.33 (s, 3H), 2.27 (s, 3H), 2.07-1.88 (m, 4 H), 1.68-1.45 (m, 4H)。
(実施例5)
N−シクロペンチル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−(メチルスルフィニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−スルホンアミド(1020−5)
【化76】
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【0221】
N−シクロペンチル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−(メチルチオ)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−スルホンアミド(3.4mg、0.008mmol)をCH
3CN(1mL)に溶解した。溶液に2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジン(1.5mg、0.008mmol)およびH
2O
2(0.2mL、水中30%)を加えた。反応物を終夜撹拌した後、真空下で蒸発させた。残留物を分取HPLC(0〜100%CH
3CN/H
2O)により精製して、N−シクロペンチル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−(メチルスルフィニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−スルホンアミドを得た。
【0222】
C
18H
22N
4O
4S
2。423.0(M+1)。
1H NMR (400MHz, CD
3OD) δ 7.68 (s, 1H), 7.42 (s, 1H), 3.71-3.52 (m, 1H), 2.98 (s, 3H), 2.34 (s, 3H), 2.29 (s, 3H), 2.11-1.92 (m, 4 H), 1.72-1.44 (m, 4H)。
(実施例6)
N−シクロペンチル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−(メチルスルホニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−スルホンアミド(1020−6)
【化77】
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【0223】
N−シクロペンチル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−(メチルスルフィニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−スルホンアミド(3.4mg、0.008mmol)をDCM(1mL)に溶解した。溶液にmCPBA(2.6mg、0.015mmol)およびH
2O
2(1mL、水中30%)を加えた。反応物を30分間撹拌した後、真空下で蒸発させた。残留物を分取HPLC(0〜100%CH
3CN/H
2O)により精製して、N−シクロペンチル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−(メチルスルホニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−スルホンアミドを得た。
【0224】
C
18H
22N
4O
5S
2。439.0(M+1)。
1H NMR (400MHz, CD
3OD) δ 7.91 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 3.72-3.64 (m, 1H), 3.49 (s, 3H), 2.46 (s, 3H), 2.30 (s, 3H), 1.64-1.60 (m, 4 H), 1.45-1.29 (m, 4H)。
(実施例7)
N−シクロペンチル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−スルホンアミド(1020−7)
【化78】
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【0225】
2,3−ジアミノ−N−シクロペンチル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)ベンゼンスルホンアミド(20mg、0.06mmol)を4N HCl(2mL)に溶解した。溶液にトリフルオロ酢酸(65mg、0.6mmol)を加えた。反応物を終夜還流した後、真空下で蒸発させた。残留物を分取HPLC(0〜100%CH
3CN/H
2O)により精製して、N−シクロペンチル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−スルホンアミドを得た。
【0226】
C
18H
19F
3N
4O
3S。429.0(M+1)。1H NMR (400MHz, CD3OD) δ 7.51 (s, 1H), 7.45 (s, 1H), 3.62-3.52 (m, 1H), 2.44 (s, 3H), 2.31 (s, 3H), 1.68-1.52 (m, 4 H), 1.42-1.25 (m, 4H)。
(実施例8)
4−(2−シクロプロピル−4−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−8)
ステップ1:4−(3,5−ジメチルピラゾール−4−イル)−2−ニトロアニリンの調製
【化79】
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【0227】
出発物質の4−ブロモ−2−ニトロアニリン(1g、4.6mmol)および3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−ボロン酸ピナコールエステル(2g、9.2mmol)を1,2−ジメトキシエタン(12ml)および水(6ml)の溶媒混合物に加えた。上記混合物にPEPPSI−IPr(312mg、0.46mmol)およびCs
2CO
3(4.5g、13.8mmol)を加えた。反応混合物を120℃で30分間加熱した。次いで反応混合物をEtOAc(100ml)で希釈し、ブライン(50mL×2)で洗浄した。有機溶媒を蒸発させ、残留物をDCMに溶解し、シリカゲルクロマトグラフィー(生成物は50%EtOAc/ヘキサンで溶出した)で精製して、4−(3,5−ジメチルピラゾール−4−イル)−2−ニトロアニリンを黄色固体として得た。
【0228】
C
11H
11N
3O
3。234.3(M+1)。
ステップ2:4−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−ヨード−6−ニトロアニリンの調製
【化80】
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【0229】
出発物質化合物4−(3,5−ジメチルピラゾール−4−イル)−2−ニトロアニリン(1g、4.6mmol)をEtOH(50ml)に加え、混合物にI
2(1.4g、5.5mmol)およびAgNO
3(0.94g、5.5mmol)を加えた。反応混合物を室温で終夜撹拌した。溶媒を蒸発させ、次いで残留物をEtOAc(50ml)に溶解し、ブライン(30mL×2)で洗浄した。有機物を蒸発させ、残留物をDCMに溶解し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(生成物は35%EtOAc/ヘキサンで溶出した)により精製して、4−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−ヨード−6−ニトロアニリンをオレンジ色固体として得た。
【0230】
C
11H
10IN
3O
3。360.2(M+1)。
ステップ3:5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−3−ヨードベンゼン−1,2−ジアミンの調製
【化81】
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【0231】
4−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−ヨード−6−ニトロアニリン(0.9g、2.5mmol)をEtOH(50ml)に加え、混合物にSnCl
2(2.4g、12.5mmol)を加えた。反応混合物を75℃で7時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、次いで残留物をEtOAc(100ml)に溶解し、1N NaOH(100mL×3)で洗浄した。有機溶媒を蒸発させ、残留物をDCMに溶解し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(生成物は60%EtOAc/ヘキサンで溶出した)で精製して、5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−3−ヨードベンゼン−1,2−ジアミンを茶褐色固体として得た。
【0232】
C
11H
12IN
3O 330.1(M+1)。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 2.21 (s, 3H), 2.39 (s, 3H), 7.16 (d, 1H), 7.62 (d, 1H)。
ステップ4:4−(2−シクロプロピル−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールの調製
【化82】
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【0233】
5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−3−ヨードベンゼン−1,2−ジアミン(0.92g、2.8mmol)をピリジン(10ml)に溶解し、溶液にシクロプロピルカルボニルクロリド(0.29g、2.8mmol)を加えた。反応物を室温で3時間撹拌した後、溶媒を蒸発させた。残留物を酢酸(5ml)に溶解し、溶液に塩化水素(1ml)を加えた。次いで反応混合物を100℃で終夜加熱した。次いで酸を減圧下に蒸発させ、残留物をDCMに溶解し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(生成物は70%EtOAc/ヘキサンで溶出した)により精製して、生成物4−(2−シクロプロピル−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを茶褐色固体として得た。
【0234】
C
15H
14IN
3O。380.1(M+1)。
ステップ5:4−(2−シクロプロピル−4−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールの調製
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
【0235】
3,5−ジメチルピラゾール−4−ボロン酸,ピナコールエステル(29mg、0.13mmol)を、4−(2−シクロプロピル−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(25mg、0.066mmol)の1,2−ジメトキシエタンおよび水(2/1mL)中溶液に加えた。混合物に炭酸セシウム(65mg、0.2mmol)およびPEPPSI−IPr(5mg、0.0066mmol)を加えた。反応物をマイクロ波反応器中に入れ、120℃で30分間加熱した後、真空下で蒸発させた。残留物を分取HPLC(0〜100%CH
3CN/H
2O)により精製して、4−(2−シクロプロピル−4−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。
C
20H
21N
5O。348.2(M+1)。
1H NMR (400MHz, CD
3OD) δ 7.56 (s, 1H), 7.32 (s, 1H), 2.46 (s, 3H), 2.45-2.44 (m, 1H), 2.30 (s, 3H), 2.21 (s, 6H), 1.53-1.51 (m, 2 H), 1.41-1.39 (m, 2H)。
(実施例9)
4−(2−シクロプロピル−7−(2−メチルピリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−9)
【化84】
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【0236】
撹拌子を装着した0.5〜2mLのSmithプロセスバイアルに、2−メチルピリジン−3−イルボロン酸(0.45mmol、62mg)、4−(2−シクロプロピル−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(37.9mg、0.1mmol)(実施例8、ステップ4)、炭酸カリウム(0.90mmol、125mg)およびPEPPSI−IPr触媒(0.01mmol、6.8mg)を加えた。反応容器をゴム製セプタムで密栓し、排気し、N
2で3回再充填し、続いて1,4−ジオキサン(0.4mL)および水(0.1mL)を加えた。次いで反応混合物をマイクロ波反応器中130℃で30分間加熱した。次いで有機層を注射器により除去し、濾過し、分取逆相高速液体クロマトグラフィー(Phenomenex Gemini C18カラム、0.1%TFAを含む水中5%〜50%勾配アセトニトリル)により精製するために直接注入して、4−(2−シクロプロピル−7−(2−メチルピリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールをTFA塩として得た。
【0237】
C
21H
20N
4O。345.2(M+1)。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 8.81 (dd, J = 5.7, 1.5 Hz, 1H), 8.43 (dd, J = 7.9, 1.5 Hz, 1H), 7.93 (dd, J = 7.8, 5.8 Hz, 1H), 7.70 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.42 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 2.62 (s, 3H), 2.47 (s, 3H), 2.45 - 2.34 (m, 1H), 2.31 (s, 3H), 1.53 - 1.42 (m, 2H), 1.39 - 1.31 (m, 2H)。
(実施例10)
4−(2−シクロプロピル−7−(3−メチルピリジン−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−10)
【化85】
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【0238】
3−メチルピリジン−4−イルボロン酸を2−メチルピリジン−3−イルボロン酸の代わりに用い、実施例9の方法と同様の方法で、4−(2−シクロプロピル−7−(3−メチルピリジン−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(5.8mg、13%)をTFA塩として調製した。
【0239】
C
21H
20N
4O。345.2(M+1)。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 8.77 (s, 1H), 8.68 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 7.81 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.63 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.32 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 2.45 (s, 3H), 2.35 (s, 3H), 2.35 - 2.29 (m, 1H), 2.29 (s, 3H), 1.44 - 1.34 (m, 2H), 1.34 - 1.24 (m, 2H)。
(実施例11)
4−(2−シクロプロピル−7−(4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−11)
【化86】
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【0240】
4−メチルピリジン−3−イルボロン酸を2−メチルピリジン−3−イルボロン酸の代わりに用い、実施例9の方法と同様の方法で、4−(2−シクロプロピル−7−(4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(4.4mg、9.9%)をTFA塩として調製した。
【0241】
C
21H
20N
4O。345.2(M+1)。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 8.68 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 7.83 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.64 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.35 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 2.47 (s, 3H), 2.43 (s, 3H), 2.39 - 2.33 (m, 1H), 2.31 (s, 3H), 1.46 - 1.36 (m, 2H), 1.36 - 1.25 (m, 2H)。
(実施例12)
4−(2−シクロプロピル−7−(1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−12)
【化87】
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【0242】
1,4−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを2−メチルピリジン−3−イルボロン酸の代わりに用い、実施例9の方法と同様の方法で、4−(2−シクロプロピル−7−(1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(21mg、46%)をTFA塩として調製した。
【0243】
C
20H
21N
5O。348.1(M+1)。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 7.75 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.53 (s, 1H), 7.46 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 3.74 (s, 3H), 2.59 - 2.40 (m, 4H), 2.31 (s, 3H), 2.00 (s, 3H), 1.65 - 1.51 (m, 2H), 1.51 - 1.35 (m, 2H)。
(実施例13)
4−(2−シクロプロピル−7−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−13)
【化88】
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【0244】
3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジンを2−メチルピリジン−3−イルボロン酸の代わりに用い、実施例9の方法と同様の方法で、4−(2−シクロプロピル−7−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(10mg、20%)をTFA塩として調製した。
【0245】
C
22H
19N
5O。370.1(M+1)。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 8.42 (dd, J = 6.9, 1.0 Hz, 1H), 8.34 (d, J = 1.3 Hz, 1H), 8.06 - 8.01 (m, 2H), 7.83 - 7.77 (m, 1H), 7.68 - 7.63 (m, 1H), 7.47 (ddd, J = 7.0, 4.9, 3.3 Hz, 1H), 2.46 - 2.33 (m, 4H), 2.26 (s, 3H), 1.50 - 1.37 (m, 2H), 1.32 (dd, J = 8.2, 3.7 Hz, 2H)。
(実施例14)
4−(2−シクロプロピル−7−(キノリン−8−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−14)
【化89】
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【0246】
キノリン−8−イルボロン酸を2−メチルピリジン−3−イルボロン酸の代わりに用い、実施例9の方法と同様の方法で、4−(2−シクロプロピル−7−(キノリン−8−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1.7mg、2.8%)をTFA塩として調製した。
【0247】
C
24H
20N
4O。381.1(M+1)。1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 8.82 (dd, J = 4.3, 1.7 Hz, 1H), 8.54 (dd, J = 8.3, 1.7 Hz, 1H), 8.18 (dd, J = 8.2, 1.3 Hz, 1H), 7.97 (dd, J = 7.1, 1.4 Hz, 1H), 7.82 (dd, J = 8.0, 7.3 Hz, 2H), 7.69 - 7.63 (m, 2H), 2.48 (s, 3H), 2.40 - 2.33 (m, 1H), 2.32 (s, 3H), 1.53 - 1.42 (m, 2H), 1.39 - 1.27 (m, 2H)。
(実施例15)
4−(2−シクロプロピル−7−(キノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−15)
【化90】
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【0248】
キノリン−5−イルボロン酸を2−メチルピリジン−3−イルボロン酸の代わりに用い、実施例9の方法と同様の方法で、4−(2−シクロプロピル−7−(キノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(30mg、49%)をTFA塩として調製した。
【0249】
C
24H
20N
4O。381.1(M+1)。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 9.08 (dd, J = 4.7, 1.5 Hz, 1H), 8.35 (dd, J = 18.7, 8.5 Hz, 2H), 8.11 (dd, J = 8.6, 7.2 Hz, 1H), 7.93 (dd, J = 7.1, 1.0 Hz, 1H), 7.79 - 7.69 (m, 2H), 7.53 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 2.48 (s, 3H), 2.36 (tt, J = 8.5, 5.1 Hz, 1H), 2.32 (s, 3H), 1.53 - 1.42 (m, 2H), 1.40 - 1.29 (m, 2H)。
(実施例16)
4−(2−シクロプロピル−7−(イソキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−16)
【化91】
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イソキノリン−5−イルボロン酸を2−メチルピリジン−3−イルボロン酸の代わりに用い、実施例9の方法と同様の方法で、4−(2−シクロプロピル−7−(イソキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(26.7mg、44%)をTFA塩として調製した。
【0250】
C
24H
20N
4O。381.1(M+1)。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 9.82 (s, 1H), 8.62 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 8.53 (d, J = 6.6 Hz, 1H), 8.29 (dd, J = 7.2, 1.0 Hz, 1H), 8.14 (dd, J = 8.2, 7.3 Hz, 1H), 7.98 (d, J = 6.6 Hz, 1H), 7.77 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.55 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 2.48 (s, 3H), 2.37 (tt, J = 8.4, 5.0 Hz, 1H), 2.32 (s, 3H), 1.52 - 1.42 (m, 2H), 1.41 - 1.29 (m, 2H)。
(実施例17)
4−(2−シクロプロピル−7−(イソキノリン−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−17)
【化92】
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【0251】
イソキノリン−4−イルボロン酸を2−メチルピリジン−3−イルボロン酸の代わりに用い、実施例9の方法と同様の方法で、4−(2−シクロプロピル−7−(イソキノリン−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(10.2mg、17%)をTFA塩として調製した。
【0252】
C
24H
20N
4O。381.1(M+1)。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 9.86 (s, 1H), 8.78 (s, 1H), 8.61 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 8.14 (ddd, J = 8.4, 7.0, 1.3 Hz, 1H), 8.06 (ddd, J = 8.2, 7.0, 1.1 Hz, 1H), 7.88 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.84 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.64 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 2.50 (s, 3H), 2.41 (tt, J = 8.4, 5.0 Hz, 1H), 2.34 (s, 3H), 1.56 - 1.45 (m, 2H), 1.43 - 1.33 (m, 2H)。
(実施例18)
4−(2−シクロプロピル−7−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−18)
【化93】
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【0253】
撹拌子を装着した2〜5mLのSmithプロセスバイアルに、6−メチルキノリン−5−イルボロン酸(3mmol、561mg)、4−(2−シクロプロピル−7−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(379mg、1mmol)、炭酸カリウム(10mmol、1.38g)およびPEPPSI−IPr触媒(0.1mmol、68mg)を加えた。反応容器をゴム製セプタムで密栓し、排気し、N
2で3回再充填し、続いて1,4−ジオキサン(4mL)および水(1mL)を加えた。次いで反応混合物をマイクロ波反応器中135℃で1時間加熱した。次いで有機層を注射器により除去し、濾過し、分取逆相高速液体クロマトグラフィー(Phenomenex Gemini C18カラム、0.1%TFAを含む水中5%から50%勾配アセトニトリル)により精製するために直接注入した。次いで所望の生成物を含む溶出するフラクションを減圧下に濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル中0%から20%勾配メタノール)を使用して再度精製して、4−(2−シクロプロピル−7−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。
【0254】
C
25H
22N
4O。395.2(M+1)。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 8.48 (dd, J = 6.9, 1.0 Hz, 1H), 8.39 (d, J = 1.3 Hz, 1H), 8.12 - 8.07 (m, 2H), 7.89 - 7.83 (m, 1H), 7.74 - 7.68 (m, 1H), 7.52 (ddd, J = 7.0, 4.9, 3.3 Hz, 1H), 2.51 - 2.38 (m, 4H), 2.31 (s, 3H), 1.55 - 1.43 (m, 2H), 1.42 - 1.29 (m, 2H)。
(実施例19)
4−(2−シクロプロピル−4−(2−フェニルピリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−19)
【化94】
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【0255】
4−(2−シクロプロピル−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(50.0mg、0.132mmol)を、マイクロ波反応器中15℃にて10分間PEPPSI−IPr(4.5mg、0.0066mmol、0.05当量)の存在下1,4−ジオキサン(3mL)中2−フェニルピリジン−3−イルボロン酸(39.4mg、0.198mmol、1.5当量)、2M Na
2CO
3(水溶液)(1mL)で処理した。反応混合物に水(30mL)およびEtOAc(70mL)を加え、次いで混合物をセライト(3g)を通して濾過し、次いで有機層を濾液から分離した。有機層をブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥した。溶媒を減圧下に除去して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(0.05%トリフルオロ酢酸を含む5〜95%アセトニトリル:水、Phenomenex Luna C18カラム)により精製して、4−(2−シクロプロピル−4−(2−フェニルピリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。
【0256】
C
26H
22N
4O。MS.407.2(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 8.87 (dd, J = 5.0, 1.7 Hz, 1H), 8.35 (dd, J = 8.3, 1.7 Hz, 1H), 7.83 (dd, J = 8.3, 5.0 Hz, 1H), 7.56 (d, J = 1.7 Hz, 1H), 7.42-7.28 (m, 5H), 7.22 (d, J = 1.7 Hz, 1H), 2.43-2.34 (m, 1H), 2.22 (s, 3H), 2.05 (s, 3H), 1.52-1.46 (m, 2H), 0.36-1.30 (m, 2H)。
(実施例20)
4−(2−シクロプロピル−4−(5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−20)
【化95】
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【0257】
5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−4−イルボロン酸を用い、実施例19の方法と同様の方法で、4−(2−シクロプロピル−4−(5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを合成した。
【0258】
C
24H
20FN
5O。MS.414.1(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 8.03 (s, 1H), 7.53 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.41 (dd, J = 8.8, 5.3 Hz, 2H), 7.20 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.07 (t, J = 8.8 Hz, 2H), 2.42 (tt, J = 8.5, 5.1 Hz, 1H), 2.29 (s, 3H), 2.12 (s, 3H), 1.56 - 1.46 (m, 2H), 1.35 (dt, J = 7.5, 4.7 Hz, 2H)。
(実施例21)
4−(4−(ビフェニル−2−イル)−2−シクロプロピル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−21)
【化96】
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【0259】
ビフェニル−2−イルボロン酸を用い、実施例19の方法と同様の方法で、4−(4−(ビフェニル−2−イル)−2−シクロプロピル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを合成した。
【0260】
C
27H
23N
3O。MS.406.2(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 7.66 - 7.09 (m, 11H), 2.43 - 2.32 (m, 1H), 2.20 (s, 3H), 2.03 (s, 3H), 1.54 - 1.44 (m, 2H), 1.38 - 1.27 (m, 2H)。
(実施例22)
4−(4−(2−ベンジルフェニル)−2−シクロプロピル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−22)
【化97】
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【0261】
2−ベンジルフェニルボロン酸を用い、実施例19の方法と同様の方法で、4−(4−(2−ベンジルフェニル)−2−シクロプロピル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを合成した。
【0262】
C
28H
25N
3O。MS.420.2(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 7.60 - 7.50 (m, 3H), 7.45 (td, J = 7.2, 2.0 Hz, 1H), 7.38 - 7.31 (m, 1H), 7.21 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.02 - 6.93 (m, 3H), 6.67 - 6.60 (m, 2H), 3.92 (d, J = 11.5 Hz, 1H), 3.87 (d, J = 11.5 Hz, 1H), 2.40 (s, 1H), 2.25 (s, 1H), 2.30 - 2.22 (m, 1H), 1.53 - 1.45 (dt, J = 8.1, 3.5 Hz, 1H), 1.35 - 1.27 (m, 1H)。
(実施例23)
4−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ベンズアミド(1020−23)
【化98】
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【0263】
4−カルバモイルフェニル−ボロン酸を用い、実施例19の方法と同様の方法で、4−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ベンズアミドを合成した。
【0264】
C
22H
20N
4O
2。MS.373.1(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 8.1 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 7.80 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 7.62 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.52 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 2.56 - 2.48 (tt, J = 8.5, 5.0 Hz, 1H), 2.46 (s, 3H), 2.30 (s, 3H), 1.61 - 1.50 (m, 2H), 1.50 - 1.41 (m, 2H)。
(実施例24)
3−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ベンズアミド(1020−24)
【化99】
[この文献は図面を表示できません]
【0265】
3−カルバモイルフェニル−ボロン酸を用い、実施例19の方法と同様の方法で、3−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ベンズアミドを合成した。
【0266】
C
22H
20N
4O
2。MS.373.1(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 8.16 (t, J = 1.4 Hz, 1H), 8.02 (dt, J = 7.7, 1.4 Hz, 1H), 7.88 (dt, J = 7.7, 1.4 Hz, 1H), 7.71 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 7.61 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.54 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 2.56 - 2.47 (m, 1H), 2.46 (s, 3H), 2.30 (s, 3H), 1.58 - 1.50 (m, 2H), 1.49 - 1.42 (m, 2H)。
(実施例25)
4−(2−シクロプロピル−4−(2−メトキシ−4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−25)
【化100】
[この文献は図面を表示できません]
【0267】
2−メトキシ−4−メチルピリジン−3−イルボロン酸を用い、実施例19の方法と同様の方法で、4−(2−シクロプロピル−4−(2−メトキシ−4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを合成した。
【0268】
C
22H
22N
4O
2。MS.374.9(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 8.17 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.62 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.34 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.07 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 3.86 (s, 3H), 2.50 - 2.38 (m, 2H), 2.46 (s, 3H), 2.29 (s, 3H), 2.19 (s, 3H), 1.56-1.49 (m, 2H), 1.46 - 1.35 (m, 2H)。
(実施例26)
4−(2−シクロプロピル−4−(2−エトキシ−4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−26)
【化101】
[この文献は図面を表示できません]
【0269】
2−エトキシ−4−メチルピリジン−3−イルボロン酸を用い、実施例19の方法と同様の方法で、4−(2−シクロプロピル−4−(2−エトキシ−4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを合成した。
【0270】
C
23H
24N
4O
2。MS.388.9(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 8.14 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.62 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.34 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.04 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 4.40 - 4.23 (m, 2H), 2.46 (s, 3H), 2.46 - 2.38 (m, 1H), 2.29 (s, 3H), 2.19 (s, 3H), 1.60 - 1.47 (m, 2H), 1.45 - 1.34 (m, 2H), 1.15 (t, J = 7.0 Hz, 3H)。
(実施例27)
3−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−4−メチルピリジン−2−オール(1020−27)
【化102】
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【0271】
4−(2−シクロプロピル−4−(2−メトキシ−4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(40.0mg、0.08189mmol)のTFA(3mL)中溶液を、マイクロ波反応器中160℃で1時間加熱した。溶媒を減圧下に除去して、粗製物を得た。粗製物を分取HPLC(0.05%トリフルオロ酢酸を含む5〜95%アセトニトリル:水、Phenomenex Luna C18カラム)により精製して、3−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−4−メチルピリジン−2−オールを得た。
【0272】
C
21H
20N
4O
2。MS.361.1(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 7.59 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.50 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.34 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 6.50 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 2.47 - 2.39 (m, 1H), 2.45 (s, 3H), 2.28 (s, 3H), 2.18 (s, 3H), 1.57 - 1.47 (m, 2H), 1.44 - 1.37 (m, 2H)。
(実施例28)
(E)−4−(2−シクロプロピル−4−(ヘキサ−3−エン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−28)
【化103】
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【0273】
4−(2−シクロプロピル−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(100mg、0.265mmol)(実施例8、ステップ4)、(Z)−3−ヘキセニル−3−ボロン酸カテコールエステル(81mg、0.400mmol)、炭酸セシウム(260mg、0.8mmol)およびPEPPSI−IPr(商標)(18mg、0.026mmol)のDME:H
2O(2:1)10mL中懸濁液を密封容器中マイクロ波により110℃で90分間加熱した。次いで反応物を冷却し、水と酢酸エチルとの間で分配した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。シリカゲル(ヘキサン中60%酢酸エチル中でrf=0.5)で精製して、(E)−4−(2−シクロプロピル−4−(ヘキサ−3−エン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを灰白色固体として得た。
【0274】
C
21H
25N
3O。336.2(M+1)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.28 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 6.92 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 5.68 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 2.66 (q, J = 7.5 Hz, 2H), 2.47 - 2.17 (m, 9H), 1.38 - 1.24 (m, 1H), 1.20 - 1.08 (m, 7H), 0.95 (t, J = 7.5 Hz, 3H)。
(実施例29)
4−(2−シクロプロピル−4−(2,6−ジメチルフェニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−29)
【化104】
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【0275】
2,6−ジメチルフェニルボロン酸,ピナコールエステル(33mg、0.22mmol)を、4−(2−シクロプロピル−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(40mg、0.11mmol)(実施例8、ステップ4)の1,2−ジメトキシエタンおよび水(2/1mL)中溶液に加えた。混合物に炭酸セシウム(107mg、0.33mmol)およびPEPPSI−IPr(8mg、0.011mmol)を加えた。反応物をマイクロ波反応器中に入れ、120℃で30分間加熱した後、真空下で蒸発させた。残留物を分取HPLC(0〜100%CH
3CN/H
2O)により精製して、4−(2−シクロプロピル−4−(2,6−ジメチルフェニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。
【0276】
C
23H
23N
3O。358.3(M+1)。
1H NMR (400MHz, CD
3OD) δ 7.58 (s, 1H), 7.33-7.31 (m, 1H), 7.29-7.21 (m, 2H), 7.06-7.02 (m, 1H), 6.93-6.90 (m, 2H), 2.45 (s, 3H), 2.39-2.33 (m, 1H), 2.29 (s, 3H), 2.28 (s, 3H), 1.50-1.45 (m, 2 H), 1.38-1.35 (m, 2H)。
(実施例30)
4−(2−シクロプロピル−4−o−トリル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−30)
【化105】
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【0277】
実施例29の方法と同様の方法で、4−(2−シクロプロピル−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(実施例8、ステップ4)を2−メチルフェニルボロン酸と反応させることにより、4−(2−シクロプロピル−4−o−トリル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを合成した。
【0278】
C
22H
21N
3O。344.3(M+1)。
1H NMR (400MHz, CD
3OD) δ 8.75 (dd, J = 5.0, 1.3 Hz, 1H), 8.33 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 8.08 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.82 - 7.74 (m, 1H), 7.65 - 7.62 (m, 1H), 7.20 (s, 1H), 2.74-2.71 (m, 1H), 2.35 (s, 3H), 2.26 (s, 3H), 2.19 (s, 3H), 1.14-1.10 (m, 2H), 0.97-0.82 (m, 2H)。
(実施例31)
4−(2−シクロプロピル−4−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−31)
【化106】
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【0279】
実施例29の方法と同様の方法で、4−(2−シクロプロピル−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(実施例8、ステップ4)をフェニルボロン酸と反応させることにより、4−(2−シクロプロピル−4−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(40mg、46%)を合成した。
【0280】
C
21H
19N
3O。330.2(M+1)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.78 (d, J = 53.8 Hz, 2H), 7.54 (t, J = 7.0 Hz, 2H), 7.45 (d, J = 9.1 Hz, 2H), 7.16 (s, 1H), 2.46 (s, 3H), 2.31 (s, 4H), 1.25 - 1.07 (m, 4H)。
(実施例32)
4−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)フェノール(1020−32)
【化107】
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【0281】
実施例29の方法と同様の方法で、4−(2−シクロプロピル−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(実施例8、ステップ4)を4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェノールと反応させることにより、4−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)フェノールを合成した。
【0282】
C
21H
19N
3O
2。346.2(M+1)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.47 (s, 2H), 7.31 (s, 1H), 7.05 (s, 1H), 6.99 - 6.87 (m, 2H), 2.41 (s, 3H), 2.26 (s, 3H), 2.19 (d, J = 6.2 Hz, 1H), 1.20 - 1.06 (m, 4H)。
(実施例33)
4−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−2,6−ジメチルフェノール(1020−33)
【化108】
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【0283】
実施例29の方法と同様の方法で、4−(2−シクロプロピル−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(実施例8、ステップ4)を4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニルボロン酸ピナコールエステルと反応させることにより、4−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−2,6−ジメチルフェノールを合成した。
【0284】
C
23H
23N
3O
2。374.2(M+1)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.31 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.28 (s, 2H), 7.06 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 2.44 (s, 3H), 2.33 (s, 6H), 2.29 (s, 3H), 2.27 - 2.21 (m, 1H), 1.17 (ddd, J = 7.6, 4.0, 2.5 Hz, 4H)。
(実施例34)
4−(2−シクロプロピル−4−(3,5−ジメチルフェニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−34)
【化109】
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【0285】
実施例29の方法と同様の方法で、4−(2−シクロプロピル−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(実施例8、ステップ4)を3,5−ジメチルフェニルボロン酸と反応させることにより、4−(2−シクロプロピル−4−(3,5−ジメチルフェニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを合成した。
【0286】
C
23H
23N
3O。358.2(M+1)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.34 (d, J = 29.8 Hz, 3H), 7.11 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 2.44 (d, J = 13.2 Hz, 9H), 2.31 (s, 3H), 2.24 (p, J = 6.8 Hz, 1H), 1.23 - 1.07 (m, 4H)。
(実施例35)
4−(2−シクロプロピル−4−(2,3−ジメチルフェニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−35)
【化110】
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【0287】
実施例29の方法と同様の方法で、4−(2−シクロプロピル−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(実施例8、ステップ4)を2,3−ジメチルフェニルボロン酸と反応させることにより、4−(2−シクロプロピル−4−(2,3−ジメチルフェニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを合成した。
【0288】
C
23H
23N
3O。358.2(M+1)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.41 (s, 1H), 7.31 - 7.08 (m, 3H), 6.94 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 2.45 (s, 3H), 2.40 (s, 3H), 2.30 (s, 3H), 2.10 (s, 4H), 1.24 - 1.04 (m, 4H)。
(実施例36)
4−(2−シクロプロピル−4−(3,5−ジメトキシフェニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−36)
【化111】
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【0289】
実施例29の方法と同様の方法で、4−(2−シクロプロピル−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(実施例8、ステップ4)を2−(3,5−ジメトキシ)−フェニル−4,4,5,5−テトラメチル−(1,3,2)−ジオキサボロランと反応させることにより、4−(2−シクロプロピル−4−(3,5−ジメトキシフェニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを合成した。
【0290】
C
23H
23N
3O
3。390.3(M+1)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.45 - 7.30 (m, 1H), 7.15 (d, J = 1.7 Hz, 1H), 6.87 (s, 2H), 6.65 - 6.48 (m, 1H), 3.87 (s, 6H), 2.46 (s, 3H), 2.30 (s, 4H), 1.24 - 1.05 (m, 4H)。
(実施例37)
(E)−4−(2−シクロプロピル−4−スチリル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−37)
【化112】
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【0291】
実施例29の方法と同様の方法で、4−(2−シクロプロピル−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(実施例8、ステップ4)をtrans−2−フェニルビニルボロン酸と反応させることにより、(E)−4−(2−シクロプロピル−4−スチリル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを合成した。
【0292】
C
23H
21N
3O。356.2(M+1)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.77 - 7.64 (m, 3H), 7.50 - 7.35 (m, 4H), 7.33 - 7.24 (m, 2H), 2.45 (s, 3H), 2.30 (s, 4H), 1.33 - 1.16 (m, 4H)
(実施例38)
4−(2−シクロプロピル−4−(1−フェニルビニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−38)
【化113】
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【0293】
4−(2−シクロプロピル−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(100mg、0.265mmol)(実施例8、ステップ4)、1−フェニルビニルボロン酸(59mg、0.400mmol)、炭酸セシウム(260mg、0.8mmol)およびPEPPSI−IPr(商標)(18mg、0.026mmol)のDME:H
2O(2:1)10mL中懸濁液を密封容器中マイクロ波により110℃で90分間加熱した。次いで反応物を冷却し、水と酢酸エチルとの間で分配した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。シリカゲル(ヘキサン中60%酢酸エチル中でrf=0.6)で精製して、4−(2−シクロプロピル−4−(1−フェニルビニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。
【0294】
C
23H
21N
3O。356.2(M+1)。
1H NMR (CDCl
3) δ 7.48 (s, 1H), 7.39 (m, 5H), 7.04 (s, 1H), 5.73 (s, 1H), 5.59 (br, 1H), 3.69 (s, 1H), 2.39 (s, 3H), 2.26 (s, 3H), 1.87 (br, 1H), 1.14-1.03 (m, 4H)。
(実施例39)
4−(2−シクロプロピル−4−(1−(4−フルオロフェニル)ビニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−39)
【化114】
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【0295】
実施例38の方法と同様の方法で、4−(2−シクロプロピル−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(実施例8、ステップ4)を1−(4−フルオロフェニル)ビニルボロン酸,ピナコールエステルと反応させることにより、4−(2−シクロプロピル−4−(1−(4−フルオロフェニル)ビニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを合成した。
【0296】
C
23H
20FN
3O。374.2(M+1)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.61 - 7.24 (m, 3H), 7.09 (t, J = 8.8 Hz, 2H), 6.93 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 5.93 (d, J = 0.9 Hz, 1H), 5.63 (s, 1H), 2.40 (s, 3H), 2.33 - 2.10 (m, 4H), 1.27 - 1.07 (m, 4H)。
19F NMR (376 MHz, メタノール-d
4) δ -116.27 .
(実施例40)
4−(2−シクロプロピル−4−(1−(3−フルオロフェニル)ビニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−40)
【化115】
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【0297】
実施例38の方法と同様の方法で、4−(2−シクロプロピル−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(実施例8、ステップ4)を1−(3−フルオロフェニル)ビニルボロン酸,ピナコールエステルと反応させることにより、4−(2−シクロプロピル−4−(1−(3−フルオロフェニル)ビニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを合成した。
【0298】
C
23H
20FN
3O。374.2(M+1)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.46 - 7.30 (m, 2H), 7.23 - 7.01 (m, 3H), 6.89 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 5.99 (d, J = 1.0 Hz, 1H), 5.70 (s, 1H), 3.67 (s, 1H), 2.39 (s, 3H), 2.26 - 2.12 (m, 4H), 1.19 - 1.09 (m, 4H)。
19F NMR (376 MHz, メタノール-d
4) δ -116.09。
(実施例41)
4−(4−(1−(4−クロロフェニル)ビニル)−2−シクロプロピル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−41)
【化116】
[この文献は図面を表示できません]
【0299】
実施例38の方法と同様の方法で、4−(2−シクロプロピル−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(実施例8、ステップ4)を1−(4−クロロフェニル)ビニルボロン酸,ピナコールエステルと反応させることにより、4−(4−(1−(4−クロロフェニル)ビニル)−2−シクロプロピル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを合成した。
【0300】
C
23H
20ClN
3O。390.2(M+1)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.44 - 7.32 (m, 5H), 6.91 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 5.97 (d, J = 0.9 Hz, 1H), 5.67 (d, J = 0.9 Hz, 1H), 2.40 (s, 3H), 2.27 - 2.13 (m, 4H), 1.42 (s, 1H), 1.17 (d, J = 6.7 Hz, 4H)。
(実施例42)
4−(2−シクロプロピル−4−(1−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ビニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−42)
【化117】
[この文献は図面を表示できません]
実施例38の方法と同様の方法で、4−(2−シクロプロピル−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(実施例8、ステップ4)を1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−ビニルボロン酸,ピナコールエステルと反応させることにより、4−(2−シクロプロピル−4−(1−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ビニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを合成した。
C
24H
20F
3N
3O。424.2(M+1)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.63 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.54 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 7.41 (s, 1H), 6.86 (s, 1H), 6.04 (s, 1H), 5.77 (d, J = 48.9 Hz, 1H), 2.36 (s, 3H), 2.20 (s, 4H), 1.18 - 1.00 (m, 4H)。
19F NMR (376 MHz, メタノール-d
4) δ -64.6。
(実施例43)
4−(2−シクロプロピル−4−(1−フェニルエチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−43)
【化118】
[この文献は図面を表示できません]
4−(2−シクロプロピル−4−(1−フェニルビニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(50mg、0.141mmol)(実施例38)および炭素担持10%パラジウム(10mg)のエタノール5mL中懸濁液を水素ガスでパージし、2時間撹拌した。次いで反応物を濾過し、溶媒を蒸発させた。シリカゲル(ヘキサン中60%酢酸エチル中でrf=0.6)で精製して、4−(2−シクロプロピル−4−(1−フェニルエチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。
【0301】
C
23H
23N
3O。358.2(M+1)。
1H NMR (CDCl
3) δ 7.4-7.2 (m, 6H), 6.96 (s, 1H), 4.41 (br, 1H), 2.38 (s, 3H), 2.21 (s, 3H), 1.85 (br, 1H), 1.74 (d, 3H, J = 7.2 Hz), 1.24 (br, 1H), 1.05 (m, 4H)。
(実施例44)
4−(2−シクロプロピル−4−(1−(4−フルオロフェニル)エチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−44)
【化119】
[この文献は図面を表示できません]
【0302】
実施例43の方法と同様の方法で、4−(2−シクロプロピル−4−(1−(4−フルオロフェニル)ビニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(実施例39)を還元することにより、4−(2−シクロプロピル−4−(1−(4−フルオロフェニル)エチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。
【0303】
C
23H
22FN
3O。376.2(M+1)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.45 - 7.25 (m, 2H), 7.20 (s, 1H), 6.99 (t, J = 8.8 Hz, 2H), 6.80 (s, 1H), 2.32 (s, 3H), 2.16 (d, J = 3.2 Hz, 4H), 1.70 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 1.38 (s, 1H), 1.20 - 1.06 (m, 3H)。
19F NMR (376 MHz, メタノール-d
4) δ -119.6。
(実施例45)
4−(2−シクロプロピル−4−(1−(3−フルオロフェニル)エチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−45)
【化120】
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【0304】
実施例43の方法と同様の方法で、4−(2−シクロプロピル−4−(1−(3−フルオロフェニル)ビニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(実施例40)を還元することにより、4−(2−シクロプロピル−4−(1−(3−フルオロフェニル)エチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。
【0305】
C
23H
22FN
3O。376.2(M+1)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.34 - 7.23 (m, 2H), 7.20 - 7.13 (m, 1H), 7.13 - 7.06 (m, 1H), 6.93 (dt, J = 8.6, 4.5 Hz, 1H), 6.87 (s, 1H), 2.36 (s, 3H), 2.20 (s, 4H), 1.75 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 1.41 (s, 1H), 1.22 - 1.13 (m, 4H)。
19F NMR (376 MHz, メタノール-d
4) δ -116.1。
(実施例46)
4−(2−シクロプロピル−4−(1−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)エチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−46)
【化121】
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【0306】
実施例43の方法と同様の方法で、4−(2−シクロプロピル−4−(1−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ビニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(実施例42)を還元することにより、4−(2−シクロプロピル−4−(1−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)エチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。
【0307】
C
24H
22F
3N
3O。426.2(M+1)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.60 - 7.47 (m, 4H), 7.23 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 6.86 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 2.32 (s, 3H), 2.24 - 2.13 (m, 4H), 1.76 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 1.20 - 1.11 (m, 4H)。
19F NMR (376 MHz, メタノール-d
4) δ -64.6。
(実施例47)
4−(2−シクロプロピル−4−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−47)
【化122】
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【0308】
2−シクロプロピル−4−ヨード−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)ベンゾイミダゾール(30mg、0.079mmol)(実施例8、ステップ4)、2,4−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,3−チアゾール(38mg、0.158mmol)およびDBU(75μL、0.50mmol)の混合物に、窒素下DMF(1.6mL)および水(0.8mL)を、続いてPEPPSI−IPr Pd触媒(6mg、0.008mmol)を加えた。反応混合物を密栓し、マイクロ波反応器中130℃に30分間加熱した。混合物を水と酢酸エチルとの間で分配し、水相を酢酸エチルで2回抽出し、合わせた有機相を1M K
2CO
3水溶液、ブラインで洗浄し、乾燥し、セライトの層を通して濾過し、濃縮した。粗生成物を0.1%TFAを含むアセトニトリル/水で溶出する逆相HPLCにより精製して、4−(2−シクロプロピル−4−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。
【0309】
C
20H
20N
4OS。365.1(M+1)。
1H NMR (DMSO-d6) δ 7.59 (s, 1H), 7.29 (s, 1H), 2.73 (m, 4H), 2.47 (s, 3H), 2.36 (m, 4H), 2.29 (s, 3H), 1.27 (m, 4H)。
(実施例48)
4−(2−シクロプロピル−4−(4,5−ジメチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−48)
【化123】
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【0310】
4−(2−シクロプロピル−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(35mg、0.13mmol)(実施例8、ステップ4)、4,5−ジメチルイミダゾール(50mg)、Cu
2O(1mg、0.007mmol)、4,7−ジメトキシ−1,10−フェナントロリン(3mg、0.012mmol)、炭酸セシウム(41mg、0.126mmol)、およびPEG−3350(20mg)のブチロニトリル(1mL)中懸濁液を120℃で72時間加熱した。溶媒を除去し、残留物を分取HPLCにより精製して、4−(2−シクロプロピル−4−(4,5−ジメチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。
【0311】
C
20H
21N
5O。348.1(M+1)。
1H NMR (DMSO) δ 9.34 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.39 (s, 1H), 2.45 (s, 3H), 2.36 (s, 3H), 2.27 (s, 3H), 2.18 (m, 1H), 2.13 (s, 3H), 1.12 (m, 2H), 1.04 (m, 2H)。
【0312】
市販されている適切な複素環を4,5−ジメチルイミダゾールの代わりに用い、実施例48と同様の方法で、化合物(1020−49)、(1020−50)、(1020−51)、(1020−52)、(1020−53)、(1020−54)、(1020−55)および(1020−56)を調製した:
(実施例49)
4−(2−シクロプロピル−4−(3,5−ジメチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−49)
【化124】
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【0313】
C
19H
20N
6O。349.1(M+1)。
1H NMR (DMSO) δ 7.62 (s, 1H), 7.38 (s, 1H), 2.42 (s, 3H), 2.37 (s, 3H), 2.32 (s, 3H), 2.30 (m, 1H), 2.23 (s, 3H), 1.21 (m, 4H)。
(実施例50)
N−シクロペンチル−2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−アミン(1020−50)
【化125】
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【0314】
C
20H
24N
4O。337.1(M+1)。
1H NMR (DMSO) δ 6.76 (s, 1H), 6.43 (s, 1H), 5.75 (br, 1H), 3.95 (br, 1H), 2.40 (s, 3H), 2.39 (m, 1H), 2.22 (s, 3H), 2.03 (m, 2H), 1.8-1.2 (m, 12H)。
(実施例51)
4−(2−シクロプロピル−4−(3,5−ジメチル−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−51)
【化126】
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【0315】
C
19H
20N
6O。349.1(M+1)。
1H NMR (DMSO) δ 10.19 (s, 1H), 7.41 (s, 1H), 7.33 (s, 1H), 2.50 (s, 3H), 2.43 (m, 1H), 2.39 (s, 3H), 2.21 (s, 3H), 2.16 (s, 3H), 1.29 (m, 4H)。
(実施例52)
4−(2−シクロプロピル−4−(2,5−ジメチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−52)
【化127】
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【0316】
C
20H
21N
5O。348.1(M+1)。
1H NMR (DMSO) δ 7.66 (s, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.40 (s, 1H), 2.45 (s, 3H), 2.40 (s, 3H), 2.27 (s, 3H), 2.18 (m, 1H), 2.06 (s, 3H), 1.2-1.0 (m, 4H)。
(実施例53)
4−(2’−シクロプロピル−2−メチル−1’H−1,4’−ビベンゾ[d]イミダゾール−6’−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−53)
【化128】
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【0317】
C
23H
21N
5O。384.1(M+1)。
1H NMR (DMSO) δ 7.91 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.6-7.4 (m, 3H), 7.32 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 2.67 (s, 3H), 2.48 (s, 3H), 2.30 (s, 3H), 2.17 (m, 1H), 1.2-1.0 (m, 4H)。
(実施例54)
4−(2−シクロプロピル−4−(2−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−54)
【化129】
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【0318】
C
19H
19N
5O。334.1(M+1)。
1H NMR (DMSO) δ 7.95 (s, 1H), 7.83 (s, 1H), 7.65 (s, 1H), 7.40 (s, 1H), 2.54 (s, 3H), 2.45 (s, 3H), 2.27 (s, 3H), 2.19 (m, 1H), 1.13-1.06 (m, 4H)。
(実施例55)
4−(2’−シクロプロピル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1’H−1,4’−ビベンゾ[d]イミダゾール−6’−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−55)
【化130】
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【0319】
C
22H
23N
5O。374.1(M+1)。
1H NMR (DMSO) δ 9.38 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.41 (s, 1H), 2.74 (m, 2H), 2.56 (m, 2H), 2.44 (s, 3H), 2.27 (s, 3H), 2.20 (m, 1H), 1.80 (m, 4H), 1.2-1.0 (m, 4H)。
(実施例56)
4−(2’−シクロプロピル−1’H−1,4’−ビベンゾ[d]イミダゾール−6’−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−56)
【化131】
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【0320】
C
22H
19N
5O。370.1(M+1)。
1H NMR (DMSO) δ 9.09 (s, 1H), 7.88 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.6-7.4 (m, 4H), 2.47 (s, 3H), 2.30 (s, 3H), 2.20 (m, 1H), 1.2-1.0 (m, 4H)。
(実施例57)
4−(2−シクロプロピル−7−(2,4−ジメチルピリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−57)
【化132】
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【0321】
撹拌子を装着した10mLのSmithプロセスバイアルに、4−(2−シクロプロピル−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(758mg、2mmol)(実施例8、ステップ4)、ビス(ピナコラト)ジボロン(2.54g、10mmol)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(146mg、0.2mmol)および酢酸カリウム(1.96g、20mmol)を加えた。次いで1,4−ジオキサンを加え、反応容器をゴム製セプタムで密栓し、排気し、N
2で3回再充填した。次いで反応混合物を100℃で18時間、続いて110℃で6時間加熱した。次いで反応混合物を酢酸エチル(100mL)で希釈し、濾過し、水(100mL)で、続いてブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。次いでこの混合物を濃縮乾固して、粗製の4−(2−シクロプロピル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。C
15H
17BN
3O
3。298.1((M−ピナコール)+1)。
【0322】
前ステップからの粗製の4−(2−シクロプロピル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(粗製混合物280mg、約0.2mmol)を、撹拌子を装着した0.5から2mLのSmithプロセスバイアルに加えた。反応容器に3−ブロモ−2,4−ジメチルピリジン(112mg、0.6mmol)、炭酸カリウム(276mg、2mmol)、PEPPSI−IPr触媒(13.6mg、0.02mmol)、1,4−ジオキサン(0.8mL)および水(0.2mL)を加えた。反応混合物をマイクロ波反応器中135℃で45分間加熱し、次いで有機層を注射器により除去し、濾過し、分取逆相高速液体クロマトグラフィー(Phenomenex Gemini C18カラム、0.1%TFAを含む水中5%〜50%勾配アセトニトリル)に直接注入して、4−(2−シクロプロピル−7−(2,4−ジメチルピリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(34mg)をTFA塩として得た。
【0323】
C
22H
22N
4O。359.2(M+1)。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 8.69 (d, J = 6.2 Hz, 1H), 7.94 (d, J = 6.2 Hz, 1H), 7.79 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.44 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 2.50 (s, 3H), 2.49 - 2.40 (m, 4H), 2.36 (s, 3H), 2.30 (s, 3H), 1.57 - 1.46 (m, 2H), 1.46 - 1.37 (m, 2H)。
(実施例58)
4−(2−シクロプロピル−7−(3−シクロプロピル−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−58)
【化133】
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【0324】
粗製の4−(2−シクロプロピル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(粗製混合物729mg、約0.5mmol)(実施例57)を、撹拌子を装着した2〜5mLのSmithプロセスバイアルに加えた。反応容器に4−ブロモ−3−シクロプロピル−5−メチル−1H−ピラゾール塩酸塩(355.5mg、1.5mmol)、炭酸カリウム(690mg、5mmol)、PEPPSI−IPr触媒(34mg、0.05mmol)、1,4−ジオキサン(2mL)および水(0.5mL)を加えた。反応混合物をマイクロ波反応器中135℃で1時間加熱し、次いで有機層を注射器により除去し、濾過し、分取逆相高速液体クロマトグラフィー(Phenomenex Gemini C18カラム、0.1%TFAを含む水中5%〜50%勾配アセトニトリル)に直接注入して、4−(2−シクロプロピル−7−(3−シクロプロピル−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールをTFA塩として得た。
【0325】
C
22H
23N
5O。374.2(M+1)。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 7.64 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.39 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 2.53 - 2.39 (m, 4H), 2.29 (s, 3H), 2.23 (s, 3H), 1.87 - 1.70 (m, 1H), 1.58 - 1.48 (m, 2H), 1.48 - 1.40 (m, 2H), 1.02 - 0.73 (m, 4H)。
(実施例59)
4−(2−シクロプロピル−4−(3−メチル−5−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−59)
【化134】
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【0326】
粗製の4−(2−シクロプロピル−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(74mg,0.05mmol)(実施例57)および4−ブロモ−3−メチル−5−フェニル−1H−ピラゾール(36mg、0.15mmol)を1,2−ジメトキシエタン(2mL)および水(1mL)の溶媒混合物に加えた。上記混合物にPEPPSI−IPr(4mg、0.005mmol)およびCs
2CO
3(72mg、0.2mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波反応器中120℃で30分間加熱した。反応混合物を蒸発させ、残留物を分取HPLC(0〜100%CH
3CN/H
2O)により精製して、4−(2−シクロプロピル−4−(3−メチル−5−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。
【0327】
C
25H
23N
5O。410.3(M+1)。
1H NMR (400MHz, CD
3OD) δ 7.61 (d, J =1.2 Hz, 1H), 7.35-7.28 (m, 5H), 7.26 (d, J =1.2 Hz, 1H), 2.41-2.39 (m, 1H), 2.33 (s, 3H), 2.31 (s, 3H), 2.13 (s, 3H), 1.51-1.48 (m, 2H), 3.34 (s, 2H)。
(実施例60)
4−(2−シクロプロピル−4−(3,5−ジシクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−60)
【化135】
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ステップ1
【0328】
1,3−ジシクロプロピルプロパン−1,3−ジオン(1.1g、7.23mmol)を0℃にてEtOH(25mL)中で撹拌し、ヒドラジン(0.232g、7.23mmol)をゆっくり加えた。室温で2時間撹拌した後、揮発物を除去し、残留物をEtOAcに溶解し、有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。シリカゲル(ヘキサン 酢酸エチル0〜100%)で精製して、3,5−ジシクロプロピル−1H−ピラゾールを得た。
ステップ2
【0329】
3,5−ジシクロプロピル−1H−ピラゾール(1.0g、6.79mmol)を酢酸(10ml)に溶解し、NBS(1.209g、6.79mmol)と反応させた。1時間撹拌した後、揮発物を除去し、残留物をEtOAcに溶解し、有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。シリカゲル(ヘキサン 酢酸エチル0〜100%)で精製して、4−ブロモ−3,5−ジシクロプロピル−1H−ピラゾールを得た。
ステップ3
【0330】
4−ブロモ−3,5−ジシクロプロピル−1H−ピラゾールを、標準の鈴木条件下に4−(2−シクロプロピル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3−メチルイソオキサゾール(実施例59参照)と反応させて、4−(2−シクロプロピル−4−(3,5−ジシクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。
【0331】
C
24H
25N
5O。400.2(M+1)。1H NMR (400 MHz, dmso) δ 7.61 (s, 1H), 7.34 (s, 1H), 2.45 (s, 3H), 2.26 (s, 3H), 1.71 - 1.59 (m, 1H), 1.48 - 1.33 (m, 8H), 0.74 (m, 6H)。
(実施例61)
5−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)キノリン−2(1H)−オン(1020−61)
ステップ1:2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イルボロン酸の調製
【化136】
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【0332】
4−(2−シクロプロピル−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(300.0mg、0.791mmol)(実施例8、ステップ4)を、油浴中170℃で30分間PdCl
2dppf(28.9mg、0.03955mmol、0.05当量)の存在下DMSO(5mL)中4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(301.3mg、1.1865mmol、1.5当量)、KOAc(232.9mg、2.373mmol、3.0当量)で処理した。反応混合物に水(30mL)およびEtOAc(70mL)を加えた。全体をセライト(3g)を通して濾過し、次いで有機層を濾液から分離した。有機層をブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥した。溶媒を減圧下に除去して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(0.05%トリフルオロ酢酸を含む5〜95%アセトニトリル:水、Phenomenex Luna C18カラム)により精製して、2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イルボロン酸を得た。
【0333】
C
15H
16BN
3O
3:MS.m/z 297.9(M+1)。
ステップ2:5−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)イソキノリン−1(2H)−オンの調製
【化137】
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【0334】
2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イルボロン酸(47.1mg、0.1585mmol)を、マイクロ波反応器中150℃で10分間PEPPSI−IPr(5.3mg、0.007925mmol、0.05当量)の存在下1,4−ジオキサン(3mL)中の5−ブロモキノリン−2(1H)−オン(106.5mg、0.4755mmol、3.0当量)、2M−Na
2CO
3(水溶液)(1mL)で処理した。反応混合物に水(30mL)およびEtOAc(70mL)を加えた。全体をセライト(3g)を通して濾過し、次いで有機層を濾液から分離した。有機層をブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥した。溶媒を減圧下に除去して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(0.05%トリフルオロ酢酸を含む5〜95%アセトニトリル:水、Phenomenex Luna C18カラム)およびシリカゲルクロマトグラフィー(MeOH:CH
2Cl
2=3:97〜10:90)により精製して、5−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)イソキノリン−1(2H)−オンを得た。
【0335】
C
24H
20N
4O
2。MS.m/z 396.9(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 8.45 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 7.81 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 7.66 (t, J = 7.3, 1.5 Hz, 1H), 7.48 (s, 1H), 7.13 (d, J = 7.3, 1H), 7.07 (s, 1H), 6.35 (d, J = 7.3, 1H), 2.45 (s, 3H), 2.30 (s, 3H), 2.15 - 2.05 (m, 1H), 1.17 - 1.05 (m, 4H)。
(実施例62)
5−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−1(2H)−オン(1020−62)
【化138】
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【0336】
5−ブロモ−3,4−ジヒドロイソキノリン−1(2H)−オンを用い、実施例61、ステップ2の方法と同様の方法で、5−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−1(2H)−オンを合成した。
【0337】
C
24H
22N
4O
2。MS.399.2(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 8.07 (dd, J = 7.7, 1.4 Hz, 1H), 7.60 (dd, J = 7.7, 1.4 Hz, 1H), 7.50 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 7.43 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.01 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 3.41 (t, J = 6.7 Hz, 2H), 2.96 - 2.64 (m, 2H), 2.44 (s, 3H), 2.29 (s, 3H), 2.20 - 2.07 (五重線, J = 7.0 Hz, 1H), 1.20 - 1.07 (d, J = 7.0 Hz, 4H)。
(実施例63)
5−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)キノリン−2(1H)−オン(1020−63)
【化139】
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【0338】
5−ブロモキノリン−2(1H)−オンを用い、実施例61、ステップ2の方法と同様の方法で、5−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)キノリン−2(1H)−オンを合成した。
【0339】
C
24H
20N
4O
2。MS.397.1(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 7.68 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.67 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.49 (s, 1H), 7.47 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.35 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.08 (s, 1H), 6.55 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 2.46 (s, 3H), 2.30 (s, 3H), 2.11 (五重線, J = 7.0 Hz, 1H), 1.13 (d, J = 7.0 Hz, 4H)。
(実施例64)
5−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(1020−64)
【化140】
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【0340】
5−ブロモ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンを用い、実施例61、ステップ2の方法と同様の方法で、5−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンを合成した。
【0341】
C
24H
22N
4O
2。MS.399.1(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 7.41 (br s, 1H), 7.29 (br t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.08 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.01 - 6.95 (m, 2H), 2.91 - 2.60 (m, 2H), 2.55 - 2.45 (br m, 1H), 2.43 (s, 3H), 2.28 (s, 3H), 2.16 - 2.07 (m, 1H), 1.12 (d, J = 7.4 Hz, 4H)。
(実施例65)
5−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−4,6−ジメチルピリミジン−2−オール(1020−65)
【化141】
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【0342】
5−ブロモ−4,6−ジメチルピリミジン−2−オールを用い、実施例61、ステップ2の方法と同様の方法で、5−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−4,6−ジメチルピリミジン−2−オールを合成した。
【0343】
C
21H
21N
5O
2。MS.376.1(M+1)。
1H NMR (CD
3CN) δ 7.81 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.28 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 2.56 - 2.45 (m, 1H), 2.42 (s, 3H), 2.26 (s, 3H), 2.15 - 2.05 (m, 6H), 1.57 - 1.52 (m, 2H), 1.50-1.40 (m, 2H)。
(実施例66)
5−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−4−メチルピリミジン−2−オール(1020−66)
【化142】
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【0344】
5−ブロモ−4−メチルピリミジン−2−オールを用い、実施例61、ステップ2の方法と同様の方法で、5−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−4−メチルピリミジン−2−オールを合成した。
【0345】
C
20H
19N
5O
2。MS.362.1(M+1)。
1H NMR (CD
3CN) δ 8.29 (s, 1H), 7.75 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.34 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 2.49 (五重線, J = 6.7 Hz, 1H), 2.42 (s, 3H), 2.29 (s, 3H), 2.26 (s, 3H), 1.49 (d, J = 6.7 Hz, 4H)。
(実施例67)
4−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)フタラジン−1(2H)−オン(1020−67)
【化143】
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【0346】
4−ブロモフタラジン−1(2H)−オンを用い、実施例61、ステップ2の方法と同様の方法で、4−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)フタラジン−1(2H)−オンを合成した。
【0347】
C
23H
19N
5O
2。MS.398.1(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 8.51 (dd, J = 7.5, 1.4 Hz, 1H), 7.95 (td, J = 7.5, 1.4 Hz, 2H), 7.92 (td, J = 7.5, 1.4 Hz, 1H), 7.77 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.67 (dd, J = 7.5, 1.4 Hz, 1H), 7.66 (d, 1.4 Hz, 1H), 2.49 (s, 3H), 2.48 - 2.40 (m, 1H), 2.33 (s, 3H), 1.58 - 1.49 (m, 2H), 1.44 - 1.35 (m, 2H)。
(実施例68)
5’−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)スピロ[シクロプロパン−1,1’−イソインドリン]−3’−オン(1020−68)
【化144】
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【0348】
3’−オキソスピロ[シクロプロパン−1,1’−イソインドリン]−5’−イルトリフルオロメタンスルホネートを用い、実施例61、ステップ2の方法と同様の方法で、5’−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)スピロ[シクロプロパン−1,1’−イソインドリン]−3’−オンを合成した。
【0349】
C
25H
22N
4O
2。MS.411.1(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 8.05 (br s, 1H), 7.90 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.30 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.27 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.10 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 2.35 (s, 3H), 2.20 (s, 3H), 2.08 - 2.16 (s, 1H), 1.58 - 1.50 (m, 2H), 1.50 - 1.47 (m, 2H), 1.11 - 1.02 (m, 4H)。
(実施例69)
5−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−1−メチル−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(1020−69)
ステップ1
【化145】
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【0350】
5−ブロモ−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(300.0mg、1.327mmol)を、窒素雰囲気下−78℃で30分間THF(3mL)中のKHMDS(1.33mL、1.327mmol、1.0当量、THF中1M溶液)で処理した。反応混合物に同一温度でMeI(367.7mg、2.654mmol、2.0当量)のTHF(1mL)中溶液を加えた。次いで反応物を室温に加温し、45分間撹拌した。反応混合物に水(30mL)を加えた。全体をCH
2Cl
2(30mL×3)で抽出した。得られた有機層をブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥した。溶媒を減圧下に除去して、粗生成物を得た。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(MeOH:CH
2Cl
2=0:100〜1:99)により精製して、5−ブロモ−1−メチル−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンを得た。
【0351】
C
10H
10BrNO:MS.m/z 240.0(M−1)、242.0(M+1)。
ステップ2:5−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−1−メチル−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンの調製
【化146】
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【0352】
4−ブロモ−2−tert−ブトキシピリジンを用い、実施例61、ステップ2の方法と同様の方法で、5−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−1−メチル−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オンを合成した。
【0353】
C
25H
24N
4O
2。MS.m/z 413.2(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 7.63 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.50 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.36 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.35 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.19 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 3.45 (s, 3H), 2.72 (t, J = 7.3 Hz, 2H), 2.55 (br t, J = 7.3 Hz, 2H), 2.46 (s, 3H), 2.46 - 2.39 (m, 1H), 2.30 (s, 3H), 1.56 - 1.47 (m, 2H), 1.42 - 1.35 (m, 2H)。
(実施例70)
4−(4−(2−tert−ブトキシピリジン−4−イル)−2−シクロプロピル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−70)
【化147】
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【0354】
4−ブロモ−2−tert−ブトキシピリジンを用い、実施例61、ステップ2の方法と同様の方法で、4−(4−(2−tert−ブトキシピリジン−4−イル)−2−シクロプロピル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを合成した。
【0355】
C
24H
26N
4O
2。MS.403.2(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 8.21 (br s, 1H), 7.50 - 7.30 (br m, 2H), 7.30 - 7.10 (br m, 2H), 2.43 (s, 2H), 2.28 (s, 2H), 2.22 (五重線, J = 7.0 Hz, 1H), 1.61 (s, 9H), 1.16 (d, J = 7.0 Hz, 4H)。
(実施例71)
4−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ピリジン−2−オール(1020−71)
【化148】
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【0356】
4−(4−(2−tert−ブトキシピリジン−4−イル)−2−シクロプロピル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(10.1mg、0.0251mmol)を室温でTFA(2mL)中に溶解した。反応混合物を同一温度で1時間撹拌した。溶媒を減圧下に除去して、4−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ピリジン−2−オールを得た。
【0357】
C
20H
18N
4O
2。MS.m/z 347.1(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 7.67 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.65 (d, J = 6.8 Hz, 0H), 7.55 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 6.83 (d, J = 1.7 Hz, 1H), 6.70 (dd, J = 6.8, 1.7 Hz, 1H), 2.49 - 2.57 (m, 1H), 2.45 (s, 3H), 2.29 (s, 3H), 1.60 - 1.52 (m, 1H), 1.49 - 1.41 (m, 1H)。
(実施例72)
N−(4−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−ヨード−6−ニトロフェニル)−N−メチルシクロプロパンカルボキサミド(1020−72)
ステップ1:4−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−ヨード−N−メチル−6−ニトロアニリンの調製
【化149】
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【0358】
4−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−ヨード−6−ニトロアニリン(1000mg、2.78mmol、1当量)(実施例8、ステップ2参照)を含むフラスコ中に、DMF(15mL、0.2M)を加えた後、炭酸セシウム(1.4gm、4.17mmol、1.5当量)およびヨードメタン(idomethane)(260μL、4.17mmol、1.5当量)を加えた。1時間後、反応を水でクエンチし、反応物を水と酢酸エチルとの間で分配した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。フラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製を行って、4−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−ヨード−N−メチル−6−ニトロアニリンを得た。
【0359】
LCMS(m/z+1)373.85。
1H NMR (400 MHz, cdcl3) δ 7.81 (t, J = 3.0 Hz, 1H), 7.70 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 2.97 (s, 3H), 2.40 (d, J = 16.8 Hz, 3 H), 2.26 (d, J = 14.2 Hz, 3H)。
ステップ2:N−(4−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−ヨード−6−ニトロフェニル)−N−メチルシクロプロパンカルボキサミドの調製
【化150】
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【0360】
4−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−ヨード−N−メチル−6−ニトロアニリン(300mg、0.8mmol、1当量)を含むフラスコに、二塩化メチレン(8ml、0.1M)およびTEA(335μL、2.42mmol、3当量)を加えた。0℃で、シクロプロパンカルボニルクロリド(110μL、1.21mmol、1.5当量)を加えた。1時間後、反応は完結した。反応物をEtOAcで抽出し、水、飽和NH
4Clで洗浄した。MgSO
4で乾燥した後、これを濾過し、濃縮乾固した。生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、N−(4−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−ヨード−6−ニトロフェニル)−N−メチルシクロプロパンカルボキサミドを得た。
【0361】
LCMS(m/z+1)442.06
ステップ3:4−(2−シクロプロピル−7−ヨード−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールの調製
【化151】
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【0362】
N−(4−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−ヨード−6−ニトロフェニル)−N−メチルシクロプロパンカルボキサミド(110mg、0.23mmol、1当量)を含むマイクロ波バイアル中に、AcOH(5mL、0.25M)および塩化錫(II)(86mg、0.45mmol、2当量)を加えた。反応物を120℃で90分間加熱した。次いで反応物を2N NaOH溶液中で20分間撹拌した後、水と酢酸エチルとの間で分配した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、4−(2−シクロプロピル−7−ヨード−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。
LCMS(m/z+1)394.05。
ステップ4:4−(2−シクロプロピル−7−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールの調製
【化152】
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【0363】
4−(2−シクロプロピル−7−ヨード−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(4mg、0.01mmol、1当量)を含むマイクロ波バイアルに、3,5−ジメチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(6mg、0.025mmol、2.5当量)、Cs
2CO
3(13mg、0.04mmol、4当量)およびPEPPSI(商標)−IPr触媒(0.8mg、0.02mmol、0.1当量)を加え、DME−H
2O(20mL、0.2M、2/1、容量/容量)に溶解した。混合物を120℃に加熱した。1時間後、反応は完結した。反応物を真空中で濃縮し、次いで逆相HPLCにより精製を行って、4−(2−シクロプロピル−7−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。
【0364】
LCMS(m/z+1)362.22。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 7.44 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 6.87 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 3.54 (s, 3H), 2.40 (s, 3H), 2.25 (s, 3H), 2.15 (s, 1H), 2.10 (s, 6H), 1.37 (s, 2H), 1.19 - 1.07 (m, 2H)。
(実施例73)
4−(2−シクロプロピル−7−(1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−73)
【化153】
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【0365】
4−(2−シクロプロピル−7−ヨード−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(22mg、0.056mmol、1当量)を含むマイクロ波バイアルに、1,4−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(31mg、0.14mmol、2.5当量)、Cs
2CO
3(72mg、0.22mmol、4当量)およびPEPPSI(商標)−IPr触媒(4mg、0.006mmol、0.1当量)を加え、DME−H
2O(4mL、0.2M、2/1、容量/容量)に溶解した。混合物を120℃に加熱した。1時間後、反応は完結した。反応物を真空中で濃縮し、次いで逆相HPLCにより精製を行って、4−(2−シクロプロピル−7−(1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。
【0366】
LCMS(m/z+1)362.24。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 7.57 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.46 (s, 1H), 7.02 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 3.70 - 3.58 (m, 3H), 3.40 (s, 3H), 2.42 (s, 3H), 2.26 (s, 3H), 2.24 - 2.12 (m, 1H), 1.93 (s, 3H), 1.20 - 1.04 (m, 4H)。
(実施例74)
4−(2−シクロプロピル−1−メチル−7−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−74)
【化154】
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【0367】
4−(2−シクロプロピル−7−ヨード−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(22mg、0.056mmol、1当量)を含むマイクロ波バイアルに、3,5−6−メチルキノリン−5−イルボロン酸(26mg、0.14mmol、2.5当量)、Cs
2CO
3(72mg、0.22mmol、4当量)およびPEPPSI(商標)−IPr触媒(4mg、0.006mmol、0.1当量)を加え、DME−H
2O(4mL、0.2M、2/1、容量/容量)に溶解した。混合物を120℃に加熱した。1時間後、反応は完結した。反応物を真空中で濃縮し、次いで逆相HPLCにより精製を行って、4−(2−シクロプロピル−1−メチル−7−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。
【0368】
LCMS(m/z+1)409.52。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 8.73 (d, J = 4.3 Hz, 1H), 8.02 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.75 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.64 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.51 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.34 (dd, J = 8.6, 4.3 Hz, 1H), 6.87 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 2.97 (s, 3H), 2.34 (s, 3H), 2.20 (d, J = 9.3 Hz, 6H), 1.99 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 1.07 - 0.93 (m, 4H)。
(実施例75)
4−(2−シクロブチル−4−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−75)
ステップ1:3−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)ベンゼン−1,2−ジアミンの調製
【化155】
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【0369】
3,5−ジメチルピラゾール−4−ボロン酸,ピナコールエステル(1.35g、6.08mmol)を、5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−3−ヨードベンゼン−1,2−ジアミン(500mg、1.52mmol)の1,2−ジメトキシエタンおよび水(8/4mL)中溶液に加えた。混合物に炭酸セシウム(2.5g、7.6mmol)およびPEPPSI−IPr(103mg、0.15mmol)を加えた。反応物をマイクロ波反応器中に入れ、130℃で60分間加熱した後、真空下で蒸発させた。残留物を分取HPLC(0〜100%CH
3CN/H
2O)により精製して、3−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)ベンゼン−1,2−ジアミンを得た。
【0370】
C
16H
19N
5O。298.4(M+1)。
ステップ2:4−(2−シクロブチル−4−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールの調製
【化156】
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【0371】
3−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)ベンゼン−1,2−ジアミン(50mg、0.17mmol)をピリジン(1mL)に溶解した。溶液にシクロブチルカルボニルクロリド(20mg、0.17mmol)を加えた。反応物を室温で1時間撹拌した後、溶媒を真空下で蒸発させ、TFA(1mL)を加え、反応混合物を80℃で終夜加熱した。溶媒を真空下で除去し、残留物を分取HPLC(0〜100%CH
3CN/H
2O)により精製して、4−(2−シクロブチル−4−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。
【0372】
C
21H
23N
5O。362.3(M+1)。
1H NMR (400MHz, CD
3OD) δ 7.77 (d, J =1.6 Hz, 1H), 7.47 (d, J =1.6 Hz, 1H), 4.14-4.10 (m, 1H), 2.64-2.58 (m, 4H), 2.48 (s, 3H), 2.33(s, 6H), 2.31 (s, 3H), 2.12-2.10 (m, 2H)。
(実施例76および77)
4−(2−(ジフルオロメチル)−7−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−76);および
4−(7−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−77)
【化157】
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【0373】
丸底フラスコに、撹拌しながら3−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)ベンゼン−1,2−ジアミン(52.5mg、0.18mmol)(実施例75、ステップ1参照)および塩化メチレン(1mL)を加えた。この溶液にジフルオロ酢酸無水物(25μL、0.198mmol)を加えた。この溶液を室温で1時間撹拌した後、TFA(5mL)を加えた。得られた溶液を18時間還流し、次いで真空中で濃縮した。次いで残留物をメタノールに溶解し、分取逆相高速液体クロマトグラフィー(Phenomenex Gemini C18カラム、0.1%TFAを含む水中5%〜50%勾配アセトニトリル)に注入して、2種の生成物を得た:
【0374】
4−(2−(ジフルオロメチル)−7−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール:C
18H
17F
2N
5O。358.1(M+1)。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 7.67 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.27 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.05 (td, J = 53.4, 0.8 Hz, 1H), 2.47 (s, 3H), 2.38 - 2.35 (m, 6H), 2.32 (s, 3H)。
【0375】
4−(7−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール:C
18H
19N
5O。322.1(M+1)。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 7.72 (d, J = 1.1 Hz, 1H), 7.40 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 2.87 (s, 3H), 2.47 (s, 3H), 2.31 (s, 3H), 2.27 (s, 6H)。
(実施例78)
4−(2−(2,2−ジフルオロシクロプロピル)−7−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−78)
【化158】
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【0376】
3−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)ベンゼン−1,2−ジアミン(52.5mg、0.18mmol)(実施例75、ステップ1参照)のDMF(1mL)中撹拌溶液に、2,2−ジフルオロシクロプロパンカルボン酸(24.2mg、0.198mmol)、DIPEA(157μL、0.9mmol)およびHATU(150mg、0.396mmol)を加えた。この溶液を室温で1時間撹拌し、次いでTFA(2mL)を加え、溶液を80℃に18時間加熱した。得られた溶液を真空中で濃縮し、濾過し、分取逆相HPLC(Phenomenex Gemini C18カラム、0.1%TFAを含む水中5%〜50%勾配アセトニトリル)により精製して、4−(2−(2,2−ジフルオロシクロプロピル)−7−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。
【0377】
C
20H
19F
2N
5O。384.2(M+1)。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 7.66 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.35 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 3.50 - 3.34 (m, 1H), 2.47 (s, 3H), 2.47 - 2.38 (m, 2H), 2.31 (s, 3H), 2.28 (s, 6H)。
(実施例79)
N−(シクロプロピルメチル)−4−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミン(1020−79)
【化159】
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【0378】
3−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)ベンゼン−1,2−ジアミン(20mg、0.07mmol)(実施例75、ステップ1)をTHF(1mL)に溶解した。溶液にシクロプロピルメチルイソチオシアネート(9mg、0.08mmol)およびトリエチルアミン(93uL)を加えた。反応物を80℃で3時間加熱した後、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)−カルボジイミド塩化水素(30mg、0.16mmol)を加え、80℃で4時間加熱した。次いで溶媒を真空下で蒸発させ、残留物を分取HPLC(0〜100%CH
3CN/H
2O)により精製して、N−(シクロプロピルメチル)−4−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミンを得た。
【0379】
C
21H
24N
6O。377.3(M+1)。
1H NMR (400MHz, CD
3OD) δ 7.04 (s, 1H), 6.80 (s, 1H), 2.52-2.51 (m, 2H), 2.09(s, 3H), 1.99 (s, 6H), 1.91 (s, 3H), 0.95-0.85 (m, 1H), 0.30-0.27 (m, 2H), 0.15-0.05 (m, 2H)。
(実施例80)
4−(4−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(1−フルオロシクロプロピル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−80)
【化160】
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【0380】
3−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)ベンゼン−1,2−ジアミン(20.0mg、0.0673mmol)(実施例75、ステップ1参照)を、室温にて2時間DMF(1mL)中の1−フルオロシクロプロパンカルボン酸(7.0mg、0.0673mmol、1.0当量)、HATU(30.7mg、0.0808mmol、1.2当量)およびi−Pr
2NEt(0.3mL)で処理した。反応混合物にTFA(3mL)を加え、混合物を100℃で15分間加熱した。減圧下にTFAを除去した後、反応混合物をブライン(30mL)でクエンチした。全体をAcOEt(30mL×3)で抽出した。有機層をブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥した。溶媒を減圧下に除去して、粗生成物を得た。粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc:MeOH=100:0〜90:10)により精製した。
【0381】
C
20H
21FN
5O。366.2(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 7.47 (d, J = 1.0 Hz, 1H), 7.05 (d, J = 1.0 Hz, 1H), 2.46 (s, 3H), 2.31 (s, 3H), 2.22 (s, 6H), 1.70-1.60 (m, 2H), 1.54-1.45 (m, 2H)。
(実施例81)
N−シクロプロピル−4−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミン(1020−81)
【化161】
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【0382】
イソチオシアナトシクロプロパンをシクロプロピルメチルイソチオシアネートの代わりに用い、実施例79と同様の方法で、N−シクロプロピル−4−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミンを調製した。
【0383】
C
20H
22N
6O。363.1(M+1)。
1H NMR (400MHz, CD
3OD) δ 7.45 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.20 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 2.84-2.80 (m, 1H), 2.45 (s, 3H), 2.36 (s, 6H), 2.29 (s, 3H), 1.05-0.98 (m, 2H), 0.84-0.80 (m, 2H)。
(実施例82)
4−(4−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−メトキシ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−82)
【化162】
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【0384】
3−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)ベンゼン−1,2−ジアミン(60mg、0.2mmol)を酢酸(2mL)に溶解した。溶液にテトラメチルオルトカルボネート(55mg、0.4mmol)を加えた。反応物を室温で3時間撹拌した後、溶媒を真空下で蒸発させ、残留物を分取HPLC(0〜100%CH
3CN/H
2O)により精製して、4−(4−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−メトキシ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(8mg、12%)を得た。
【0385】
C
18H
19N
5O
2。338.3(M+1)。
1H NMR (400MHz, CD
3OD) δ 7.08 (d, J =1.6 Hz, 1H), 6.91 (d, J =1.6 Hz, 1H), 2.42 (s, 3H), 2.35 (s, 6H), 2.34 (s, 3H), 2.27 (s, 3H)。
(実施例83)
3,5−ジメチル−4−(4−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)イソオキサゾール(1020−83)
【化163】
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ステップ1
【0386】
5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−3−ヨードベンゼン−1,2−ジアミン(1.39g)をギ酸に溶解し、15分間加熱還流した。揮発物を除去し、残留物をEtOAcに溶解し、有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。シリカゲル(ヘキサン酢酸エチル0〜100%)で精製して、4−(4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。
ステップ2
【0387】
4−(4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(0.1g、0.3mmol)を、マイクロ波反応器中130℃で30分間ジオキサン/水(4/2ml、アルゴンで脱気した)中の(6−メチルキノリン−5−イル)ボロン酸(0.275g、1.47mmol)、PEPPSI−IPr触媒(0.02g、0.03mmol)およびCs
2CO
3(0.3g、0.9mmol)と反応させた。水層を廃棄し、揮発物を除去し、残留物を予備HPLC(5〜100%、H
2O−MeCN、0.1%HCl)により精製して、3,5−ジメチル−4−(4−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)イソオキサゾールを得た。
【0388】
C
22H
18N
4O。355.1(M+1)。1H NMR (400 MHz, dmso) δ 9.41 (s, 1H), 9.07 (d, J = 3.7 Hz, 1H), 8.32 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 8.04 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.96 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.65 (dd, J = 8.5, 4.8 Hz, 1H), 7.50 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 2.46 (s, 3H), 2.28 (d, J = 3.0 Hz, 6H)。
(実施例84)
4−(4−(2,4−ジメチルピリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−84)
【化164】
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【0389】
(2,4−ジメチルピリジン−3−イル)ボロン酸を用い、実施例83、ステップ2の方法と同様の方法で、化合物(1020−84)を合成した。
【0390】
C
19H
18N
4O。319.2.1(M+1)。1H NMR (400 MHz, dmso) δ 9.43 (s, 1H), 9.09 (d, J = 3.7 Hz, 1H), 8.34 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 8.05 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.98 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.67 (dd, J = 8.5, 4.8 Hz, 1H), 7.52 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 2.48 (s, 3H), 2.30 (d, J = 3.0 Hz, 6H)。
(実施例85)
4−(4−(1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−85)
【化165】
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【0391】
(1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)ボロン酸,ピナコールエステルを用い、実施例83、ステップ2の方法と同様の方法で、化合物(1020−85)を合成した。
【0392】
C
17H
17N
5O。308.1(M+1)1H NMR (400 MHz, dmso) δ 9.09 (s, 1H), 9.09 (s, 1H), 7.83 (s, 1H), 7.83 (s, 1H), 7.45 (s, 1H), 7.45 (s, 1H), 7.40 (s, 1H), 7.40 (s, 1H), 3.70 (s, 3H), 2.47 (s, 3H), 2.29 (s, 3H), 1.95 (s, 3H)。
(実施例86)
3,5−ジメチル−4−(2−メチル−4−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)イソオキサゾール(1020−86)
【化166】
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ステップ1
【0393】
実施例83、ステップ1において酢酸を用い、12時間還流して、4−(4−ヨード−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1.43g、>95%)を生成した。
ステップ2
【0394】
実施例83、ステップ2の手順と同様の手順にてステップ1の生成物を使用して、3,5−ジメチル−4−(2−メチル−4−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)イソオキサゾールを得た。
【0395】
C
23H
20N
4O。368.8(M+1)1H NMR (400 MHz, cd3cn) δ 9.56 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 8.93 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 8.84 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 8.63 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 8.49 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 8.31 (dd, J = 8.6, 5.2 Hz, 1H), 7.98 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 3.28 (s, 3H), 3.01 (s, 3H), 2.91 (s, 3H), 2.85 (s, 3H)。
(実施例87)
4−(4−(2,4−ジメチルピリジン−3−イル)−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−87)
【化167】
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【0396】
実施例86、ステップ1に従って中間体化合物を合成し、この化合物を実施例84の方法と同様の方法で使用して最終生成物を作製することにより、化合物(1020−87)を調製した。
【0397】
C
20H
20N
4O。332.1(M+1)。1H NMR (400 MHz, cd3cn) δ 9.10 (s, 1H), 8.84 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 8.35 (d, J = 1.3 Hz, 1H), 7.94 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 4.74 (s, 5H), 3.31 (s, 3H), 3.05 (s, 6H), 2.96 (s, 3H), 2.79 (s, 3H)。
(実施例88)
3,5−ジメチル−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)イソオキサゾール(1020−88)
【化168】
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ステップ1
【0398】
5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−3−ヨードベンゼン−1,2−ジアミン(0.1g、0.336mmol)を酸性の酸(4ml)に溶解し、室温で1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニルクロリド(0.048g、0.336mmol)と共に24時間撹拌した。揮発物を除去し、残留物を予備HPLC(5〜100%、H
2O−MeCN、0.1%HCl)により精製して、4−(4−ヨード−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。
ステップ2
【0399】
実施例83、ステップ2の方法と同様の方法で、ステップ1の生成物および(6−メチルキノリン−5−イル)ボロン酸を用いることにより、化合物(1020−88)を作製した。
【0400】
C
26H
22N
6O。435.21(M+1)。
1H NMR (400 MHz, dmso) δ 8.94 (d, J = 4.2 Hz, 1H), 8.43 (s, 1H), 8.15 (d, J = 4.3 Hz, 2H), 7.93 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.81 (d, J = 7.0 Hz, 2H), 7.50 (dd, J = 8.6, 4.4 Hz, 1H), 7.27 (s, 1H), 3.92 (s, 3H), 2.47 (s, 17H), 2.47 (s, J = 12.2 Hz, 3H), 2.30 (s, 3H), 2.29 (s, 3H)。
(実施例89)
1−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)プロパン−1,3−ジオール(1020−89)
【化169】
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ステップ1
【0401】
2−オキセタンカルボン酸(0.77g、2.36mmol)およびCDI(0.858g、3.45mmol)をMeCN(4ml)に溶解し、室温で30分間撹拌した。MeCN(4ml)中の5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−3−ヨードベンゼン−1,2−ジアミン(0.77g、2.36mmol)を加え、溶液を室温で4日間および70℃で1日間撹拌した。揮発物を除去し、残留物を予備HPLC(5〜100%、H
2O−MeCN、0.1%HCl)により精製して、4−(4−ヨード−2−(オキセタン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。
ステップ2
【0402】
ステップ1の生成物および(6−メチルキノリン−5−イル)ボロン酸を用い、実施例83、ステップ2にて記載した方法を使用して、化合物(1020−89)を得た。
【0403】
C
25H
24N
4O
3。429.2(M+1)。1H NMR (400 MHz, dmso) δ 9.09 (d, J = 4.7 Hz, 1H), 8.22 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 8.07 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 8.01 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.80 - 7.71 (m, 1H), 7.30 (s, 1H), 6.87 (s, 1H), 2.48 - 2.45 (m, 2H), 2.39 (s, 3H), 2.32 (s, 3H), 2.30 - 2.25 (m, 3H), 2.23 (s, 3H)。
(実施例90)
5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−3−(6−メチルキノリン−5−イル)ベンゼン−1,2−ジアミン(1020−90)
ステップ1:5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−3−(6−メチルキノリン−5−イル)ベンゼン−1,2−ジアミンの調製
【化170】
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【0404】
(6−メチル−5−キノリニル)ボロン酸(0.91g、4.8mmol)を、5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−3−ヨードベンゼン−1,2−ジアミン(1g、3mmol)の1,2−ジメトキシエタンおよび水(10/5mL)中溶液に加えた。混合物に炭酸セシウム(2.9g、9mmol)およびPEPPSI−IPr(200mg、0.3mmol)を加えた。反応物をマイクロ波反応器中に入れ、130℃で120分間加熱した後、溶媒を真空下で蒸発させた。残留物を分取HPLC(0〜100%CH
3CN/H
2O)により精製して、5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−3−(6−メチルキノリン−5−イル)ベンゼン−1,2−ジアミンを得た。
【0405】
C
21H
20N
4O。345.18(M+1)。
ステップ2:4−(2−メトキシ−4−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールの調製
【化171】
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【0406】
5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−3−(6−メチルキノリン−5−イル)ベンゼン−1,2−ジアミン(60mg)を酢酸(1mL)に溶解し、溶液にテトラメチルオルトカルボネート(1ml)を加えた。反応物を室温で30分間撹拌した。次いで溶媒を真空下で蒸発させ、残留物を分取HPLC(0〜100%CH
3CN/H
2O)により精製して、4−(2−メトキシ−4−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。
【0407】
C
23H
20N
4O
2。385.2(M+1)。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 9.09 (dd, J = 5.1, 1.3 Hz, 1H), 8.45 (t, J = 8.6 Hz, 1H), 8.24 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 8.18 - 8.12 (m, 1H), 7.88 - 7.77 (m, 1H), 7.51 (t, J = 1.7 Hz, 1H), 7.05 (dd, J = 7.4, 1.6 Hz, 1H), 4.06 (s, 3H), 2.53 (s, 3H), 2.44 (s, 3H), 2.34 (s, 3H)。
(実施例91)
4−(2−エトキシ−4−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−91)
【化172】
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【0408】
5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−3−(6−メチルキノリン−5−イル)ベンゼン−1,2−ジアミン(100mg)をテトラエチルオルトカルボネート(1.2ml)に加えた。反応物を130℃で終夜撹拌した。次いで溶媒を真空下で蒸発させ、残留物を分取HPLC(0〜100%CH
3CN/H
2O)により精製して、4−(2−エトキシ−4−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。
【0409】
C
24H
22N
4O
2。399.2(M+1)。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 8.77 (dd, J = 2.8Hz, 1H), 8.05 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.83-7.80 (m, 2H), 7.42 - 7.38 (m, 2H), 6.92 (s, 1H), 4.46 (bs, 2H), 2.45 (s, 3H), 2.32 (s, 3H), 2.29 (s, 3H), 1.39 (s, 3H)。
(実施例92)
3,5−ジメチル−4−(4−(6−メチルキノリン−5−イル)−2−(トリフルオロメチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)イソオキサゾール(1020−92)
ステップ1
【化173】
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【0410】
5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−3−ヨードベンゼン−1,2−ジアミン(500mg)をTFA(5ml)に溶解した。反応物を60℃で終夜撹拌した後、溶媒を蒸発させた。残留物を粗製物(4−(4−ヨード−2−(トリフルオロメチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールとして使用した。
C
13H
9F
3IN
3O。408.1(M+1)。
ステップ2
【化174】
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【0411】
(6−メチル−5−キノリニル)ボロン酸(90mg、0.48mmol)を、4−(4−ヨード−2−(トリフルオロメチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(50mg、0.12mmol)の1,2−ジメトキシエタンおよび水(2/1mL)中溶液に加えた。混合物に炭酸セシウム(196mg、0.6mmol)およびPEPPSI−IPr(8mg、0.012mmol)を加えた。反応物をマイクロ波反応器中に入れ、130℃で120分間加熱した後、溶媒を真空下で蒸発させた。残留物を分取HPLC(0〜100%CH
3CN/H
2O)により精製して、3,5−ジメチル−4−(4−(6−メチルキノリン−5−イル)−2−(トリフルオロメチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)イソオキサゾールを得た。
【0412】
C
23H
17F
3N
4O。423.1(M+1)。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 9.04 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 8.28 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 8.24 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 8.12 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.75 (dd, J = 8.5, 5.0 Hz, 1H), 7.35 (d, J = 1.3 Hz, 1H), 2.49 (s, 3H), 2.37 (s, 3H), 2.33 (s, 3H)。
【0413】
市販されている適切なボロン酸またはボロン酸エステルを(6−メチル−5−キノリニル)ボロン酸の代わりに用い、実施例92の方法と同様の方法で、化合物(1020−93)、(1020−94)および(1020−95)を調製した:
(実施例93)
5−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン(1020−93)
【化175】
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【0414】
C
22H
17F
3N
4O
2。427.1(M+1)。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 7.68 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.32 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.25 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.11 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.01 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 2.76 (s, 2H), 2.50 (d, J = 7.5 Hz, 2H), 2.47 (s, 3H), 2.32 (s, 3H)。
(実施例94)
4−(4−(1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)−2−(トリフルオロメチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−94)
【化176】
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【0415】
C
18H
16F
3N
5O。376.1(M+1)。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 7.86 (s, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.43 (s, 1H), 3.30 (s, 3H), 2.47 (s, 3H), 2.31 (s, 3H), 2.07 (s, 3H)。
(実施例95)
3,5−ジメチル−4−(4−(キノリン−5−イル)−2−(トリフルオロメチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)イソオキサゾール(1020−95)
【化177】
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【0416】
C
22H
15F
3N
4O。409.1(M+1)。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 9.03 (dd, J = 5.0, 1.3 Hz, 1H), 8.49 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 8.21 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 8.12 - 8.04 (m, 1H), 7.90 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.75 - 7.72 (m, 1H), 7.71 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.38 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 2.40 (s, 3H), 2.24 (s, 3H)。
(実施例96)
4−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミン(1020−96)
ステップ1:6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミンの調製
【化178】
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【0417】
5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−3−ヨードベンゼン−1,2−ジアミン(1.5g、4.6mmol)をエタノール(10mL)およびアセトニトリル(10mL)の混合物に溶解した。次いでこの溶液に水(10mL)を、続いて固体の重炭酸ナトリウム(0.77g、9.2mmol)を加えた。次いで混合物を窒素下撹拌し、0℃に冷却した後、臭化シアン(0.97g、9.2mmol)を加えた。次いで反応物を室温に加温し、終夜撹拌した。翌日、反応溶媒を除去し、エタノール(100mL)を加えた。懸濁液を超音波処理し、次いで固体を濾別した。溶液を回転蒸発乾燥し、次いでシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン中10%メタノール中でrf=0.5)により精製して、6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミンを茶褐色固体として得た。
【0418】
C
12H
11IN
4O。355.0(M+1)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 11.03 (s, 1H), 7.21 (s, 1H), 7.06 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 6.56 (s, 2H), 2.37 (s, 3H), 2.19 (s, 3H)。
ステップ2
【化179】
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【0419】
6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミン(150mg、0.425mmol)、3,5−ジメチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(170mg、0.765mmol)、炭酸セシウム(415mg、1.28mmol)およびPEPPSI−IPr(商標)(30mg、0.043mmol)のDME:H
2O(2:1)12mL中懸濁液を密封容器中マイクロ波により110℃で90分間加熱した。次いで反応物を冷却し、水と酢酸エチルとの間で分配した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。シリカゲル(ジクロロメタン中25%メタノール中でrf=0.5)で精製して、4−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミンを灰白色固体として得た。
【0420】
C
17H
18N
6O。323.2(M+1)。
1H NMR (DMSO) δ 6.99 (s, 1H), 6.63 (s, 1H), 6.09 (br, 2H), 2.38 (s, 3H), 2.21 (s, 3H), 2.11 (s, 6H)。
(実施例97)
6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(1−フェニルビニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミン(1020−97)
【化180】
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【0421】
6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミン(100mg、0.265mmol)、1−フェニルビニルボロン酸(59mg、0.400mmol)、炭酸セシウム(260mg、0.8mmol)およびPEPPSI−IPr(商標)(18mg、0.026mmol)のDME:H
2O(2:1)10mL中懸濁液を密封容器中マイクロ波により110℃で90分間加熱した。次いで反応物を冷却し、水と酢酸エチルとの間で分配した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。シリカゲル(ジクロロメタン中20%メタノール中でrf=0.5)で精製して、6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(1−フェニルビニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミンを灰白色固体として得た。
【0422】
C
20H
18N
4O。331.2(M+1)。
1H NMR (MeOD) δ 7.36-7.31 (m, 4H), 7.10 (s, 1H), 6.69 (s, 1H), 5.79 (s, 1H), 5.55 (s, 1H), 2.35 (s, 3H), 2.20 (s, 3H)。
(実施例98)
6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(1−フェニルエチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミン(1020−98)
【化181】
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【0423】
6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(1−フェニルビニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミン(40mg、0.121mmol)および炭素担持10%パラジウム(10mg)のエタノール5mL中懸濁液を水素ガスでパージし、2時間撹拌した。次いで反応物を濾過し、溶媒を蒸発させた。シリカゲル(ジクロロメタン中20%メタノール中でrf=0.5)で精製して、6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(1−フェニルエチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミンを淡色固体として得た。
【0424】
C
20H
20N
4O。333.2(M+1)。
1H NMR (MeOD) δ 7.31-7.23 (m, 5H), 6.97 (s, 1H), 6.68 (s, 1H), 4.56 (q, 1H, , J = 7.2 Hz), 2.31 (s, 3H), 2.15 (s, 3H), 1.67 (d, 3H, J = 7.2 Hz).
(実施例99)
4−(4−(1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)−2−メトキシ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−99)
ステップ1:4−(4−ヨード−2−メトキシ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール
【化182】
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【0425】
5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−3−ヨードベンゼン−1,2−ジアミン(100mg)を酢酸(2ml)に溶解し、溶液にテトラメチルオルトカルボネート(0.08ml)を加えた。反応物を室温で30分間撹拌した。次いで溶媒を真空下で蒸発させ、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜60%EtOAc/ヘキサン)により精製して、4−(4−ヨード−2−メトキシ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。
【0426】
C
13H
12IN
3O
2。370.1(M+1)。1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 7.41 (s, 1H), 7.22 (s, 1H), 4.19 (s, 3H), 2.41 (s, 3H), 2.23 (s, 3H)。
ステップ2
【化183】
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【0427】
実施例75、ステップ1に記載した条件と同様の条件を用い、4−(4−ヨード−2−メトキシ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを3,5−ジメチルピラゾール−4−ボロン酸,ピナコールエステルと反応させることにより、4−(4−(1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)−2−メトキシ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを合成した。
【0428】
C
18H
19N
5O
2。338.1(M+1)。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 7.32-7.25 (m, 2H), 6.89 (d, J = 1.3 Hz, 1H), 4.03 (s, 3H), 3.63 (s, 3H), 2.34 (s, 3H), 2.19 (s, 3H), 1.89 (s, 3H)。
(実施例100)
N−(シクロプロピルメチル)−4,6−ビス(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミン(1020−100)
ステップ1:2,4−ビス(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−6−ニトロアニリンの調製
【化184】
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【0429】
4−ブロモ−2−ヨード−6−ニトロアニリン(150mg、0.44mmol)および3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−ボロン酸ピナコールエステル(390g、1.75mmol)を1,2−ジメトキシエタン(2ml)および水(1ml)の溶媒混合物に加えた。上記混合物にPEPPSI−Ipr(30mg、0.04mmol)およびCs
2CO
3(0.86g、2.64mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波反応器中120℃で2時間加熱した。次いで反応混合物をEtOAc(100ml)で希釈し、ブライン(50ml、2回)で洗浄した。有機溶媒を蒸発させ、残留物をDCMに溶解し、コンビフラッシュカラムクロマトグラフィー(生成物は25%MeOH/DCMで溶出した)で精製して、2,4−ビス(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−6−ニトロアニリンを得た。
【0430】
C
16H
16N
4O
4。329.2(M+1)。
ステップ2:3,5−ビス(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)ベンゼン−1,2−ジアミンの調製
【化185】
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【0431】
2,4−ビス(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−6−ニトロアニリン(0.1g、0.3mmol)をMeOH(5ml)に加えた。溶液にPd(炭素担持10%、100mg)を加えた。次いでフラスコにH
2風船を取り付けた。反応は2時間で完結した。反応混合物を濾過し、溶媒を蒸発させた。次いで残留物を分取HPLC(0〜100%CH
3CN/H
2O)で精製して、3,5−ビス(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)ベンゼン−1,2−ジアミンを得た。
【0432】
C
16H
18N
4O
2299.1(M+1)。
ステップ3:N−(シクロプロピルメチル)−4,6−ビス(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミンの調製
【化186】
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【0433】
3,5−ビス(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)ベンゼン−1,2−ジアミン(27mg、0.07mmol)をTHF(1mL)に溶解した。溶液にシクロプロピルメチルイソチオシアネート(12mg、0.08mmol)およびトリエチルアミン(130uL)を加えた。反応物を80℃で3分間加熱した後、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩化水素(20mg、0.08mmol)を加え、80℃で4時間加熱した。次いで溶媒を真空下で蒸発させ、残留物を分取HPLC(0〜100%CH
3CN/H
2O)で精製して、化合物(1020−106)を得た。
【0434】
C
21H
23N
5O
2。378.2(M+1)。
1H NMR (400MHz, CD
3OD) δ 7.00 (s, 1H), 6.78 (s, 1H), 2.98-2.96 (m, 2H), 2.08 (s, 3H), 2.01 (s, 3H), 1.92 (s, 6H), 1.85 (s, 3H), 0.85-0.75 (m, 1H), 0.32-0.27 (m, 2H), 0.03-0.01 (m, 2H)。
(実施例101)
メチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−カルボキシレート(1020−101)
ステップ1
【化187】
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【0435】
メチル2−アミノ−5−ブロモ−3−ニトロベンゾエート(4.0g、14.5mmol、1当量)を含むフラスコに、3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−ボロン酸ピナコールエステル(4866mg、21.8mmol、1.5当量)、Cs
2CO
3(14.2gm、43.6mmol、3当量)およびPEPPSI(商標)−IPr触媒(495mg、0.72mmol、0.05当量)を加え、DME−H
2O(70mL、0.2M、2/1、容量/容量)に溶解した。混合物を105℃に加熱した。3時間後、反応は完結した。冷却後、反応物をEtOAcで抽出し、水、飽和NH
4Clで洗浄した。MgSO
4で乾燥した後、これを濾過し、濃縮乾固した。得られた固体をEtOAcで洗浄した。からし黄色固体をメチル2−アミノ−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−3−ニトロベンゾエートとして得た。
【0436】
LCMS(m/z+1)291.96。
1H NMR (400 MHz, dmso) δ 8.34 (s, 2H), 8.24 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.11 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 3.84 (s, 3H), 2.35 (s, 3H), 2.17 (s, 3H)。
ステップ2
【化188】
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【0437】
メチル2−アミノ−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−3−ニトロベンゾエート(1.55g、5.32mmol、1当量)を含むフラスコに、10%Pd−C(600mg)およびEtOH(40mL)を加え、水素下で撹拌した。2時間後、反応は完結していると思われる。反応物を脱気し、反応物を濾過し、メタノールで洗浄した。濾液を真空中で濃縮して、メチル2,3−ジアミノ−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)ベンゾエートを得た。これを更には精製せずにステップ3に使用した。
【0438】
LCMS(m/z+1)262.03。
1H NMR (400 MHz, dmso) δ 6.99 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 6.66 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 6.31 (s, 2H), 4.91 (s, 2H), 3.74 (s, 3H), 2.30 (s, 3H), 2.12 (s, 3H)。
ステップ3
【化189】
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【0439】
メチル2,3−ジアミノ−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)ベンゾエート(750mg、2.9mmol、1当量)を含むフラスコに、THF(30ml、0.1M)およびTEA(1.2mL、8.6mmol、3当量)を加えた。0℃で、シクロプロパンカルボニルクロリド(315μL、3.4mmol、1.1当量)を加えた。1時間後、反応は完結した。反応物をEtOAcで抽出し、水、飽和NH
4Clで洗浄した。MgSO
4で乾燥した後、これを濾過し、濃縮乾固し、粗製のメチル2−アミノ−3−(シクロプロパンカルボキサミド)−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)ベンゾエートとして次の反応に使用した。
ステップ4
【化190】
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【0440】
マイクロ波バイアル中にメチル2−アミノ−3−(シクロプロパンカルボキサミド)−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)ベンゾエートを入れ、酢酸(10mL)を加え、マイクロ波中150℃で30分間加熱した。反応物を濃縮し、EtOAcで抽出し、水(3回)、飽和NaHCO
3およびブラインで洗浄した。MgSO
4で乾燥した後、これを濾過し、濃縮乾固し、次の反応に粗製物として使用した。生成物をヘキサン−EtOAcを用いるシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、薄茶褐色粉体を得た。
【0441】
LCMS(m/z+1)312.04。
1H NMR (400 MHz, dmso) δ 12.47 (s, 1H), 7.71 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.58 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 3.93 (s, 3H), 2.35 (s, 3H), 2.17 (s, 3H), 1.06 (t, J = 6.9 Hz, 5H)。
(実施例102)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ジフェニルメタノール(1020−102)
【化191】
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【0442】
メチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−カルボキシレート(実施例101、ステップ4)を、0℃から室温で20時間THF(3mL)中のPhMgBr(2.9M MeTHF溶液、Aldrich、1.24mL、3.531mmol、11当量)を用いて処理した。反応混合物をブライン(30mL)でクエンチした。全体をAcOEt(30mL×3)で抽出した。有機層をブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥した。溶媒を減圧下に除去して、粗生成物を得た。粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:EtOAc=1:1)により精製した。
【0443】
C
28H
26N
3O
2。436.2(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 7.40-7.24 (m, 12H), 2.60 (s, 3H), 2.24-2.14 (m, 1H), 2.08 (s, 3H), 1.14-1.06 (m, 4H)。
(実施例103)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ジ(チアゾール−2−イル)メタノール(1020−103)
【化192】
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【0444】
チアゾール(62mg、0.73mmol)をTHF(5ml)に溶解し、次いで反応フラスコをドライアイス−アセトン浴中に入れて温度を−78℃に低下させ、透明溶液にnBuLi(0.29ml、ヘキサン中2.5M)を加えた。反応混合物を−78℃で1時間撹拌し、次いで反応混合物に−78℃でTHF(2ml)中の1−tert−ブチル4−メチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1,4−ジカルボキシレートを加えた。反応温度を室温にゆっくり上げ、終夜撹拌した。反応物を水でクエンチし、溶媒を蒸発させ、残留物を0.1%TFA修飾剤を用いる分取HPLCで精製して、生成物(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ジ(チアゾール−2−イル)メタノール10mgを得た。
【0445】
C
22H
19N
5O
2S
2。450.0(M+1)。
1H NMR (400MHz, CD
3OD) δ 7.75 (d, J = 2.8 Hz, 2H), 7.58 (d, J = 3.2 Hz, 2H), 7.43 (s, 2H), 2.58-2.54 (m, 1H), 2.26 (s, 3H), 2.08 (s, 3H), 1.47-1.42 (m, 2H), 1.32-1.29 (m, 2H)。
(実施例104)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ジ(ピリジン−2−イル)メタノール(1020−104)
【化193】
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【0446】
2−メチルTHF中の3−ブロモピリジンを用い、実施例103の方法と同様の方法で化合物(1020−104)を作製した。
【0447】
C
26H
23N
5O
2438.1(M+1)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 8.55 (ddd, J = 5.0, 1.8, 0.9 Hz, 2H), 7.91 (td, J = 7.8, 1.8 Hz, 2H), 7.66 (dt, J = 8.1, 1.0 Hz, 2H), 7.54 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.40 (ddd, J = 7.6, 4.9, 1.1 Hz, 2H), 7.06 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 2.70 - 2.55 (m, 1H), 2.31 (s, 3H), 2.11 (s, 3H), 1.48 - 1.22 (m, 4H)。
(実施例105)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ジ(ピラジン−2−イル)メタノール(1020−105)
【化194】
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【0448】
ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M、0.61mL、1mmol)を、0℃で2,2,6,6−テトラメチルピペリジン(0.18mL、1.1mmol)のTHF(5mL)中溶液に加えた。5分間撹拌した後、反応物を−78℃に冷却し、ピラジン(78mg)を加えた。反応混合物を5分間撹拌し、1−tert−ブチル4−メチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1,4−ジカルボキシレート(80mg、0.19mmol)の溶液を加えた。反応混合物を室温に加温し、1M HClでクエンチし、重炭酸ナトリウム溶液で中和し、酢酸エチルで抽出し、逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【0449】
C
24H
21N
7O
2440.2(M+1)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 8.90 (d, J = 1.5 Hz, 2H), 8.61 (d, J = 2.5 Hz, 2H), 8.56 (dd, J = 2.5, 1.5 Hz, 2H), 7.54 (s, 1H), 6.94 (s, 1H), 2.55 (m, 1H), 2.29 (s, 3H), 2.09 (s, 3H), 1.27 (m, 4H)。
(実施例106)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−2−イル)(チアゾール−2−イル)メタノール(1020−106)
ステップ1:
【化195】
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【0450】
2−ブロモピリジン(0.87mL、9.0mmol)をMeTHF(30mL)に溶解し、−78℃に冷却した。n−BuLi(6.2mL、10.0mmol、1.6M)を滴下添加し、反応物を−78℃で1時間撹拌した。MeTHF中のtert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(メトキシ(メチル)カルバモイル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(2.0g、5.0mmol)を加え、反応物を0℃にし、15分間撹拌した後、水でクエンチした。反応物をEtOAcで希釈し、ブラインで2回洗浄し、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ピコリノイル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(1.2g、57%)を淡黄色粉体として得た。
ステップ2:
【化196】
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【0451】
チアゾール(39mg、0.46mmol)をTHF(5ml)に溶解し、次いで反応フラスコをドライアイス−アセトン浴中に入れて温度を−78℃に低下させ、透明溶液にnBuLi(0.18ml、ヘキサン中2.5M)を加えた。反応混合物を−78℃で1時間撹拌し、次いで反応混合物に−78℃でTHF(2ml)中のtert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ピコリノイル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(35mg、0.076mmol)を加えた。反応温度を室温にゆっくり上げ、終夜撹拌した。反応を水でクエンチし、溶媒を蒸発させ、残留物を0.1%TFA修飾剤を用いる分取HPLCで精製して、生成物(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−2−イル)(チアゾール−2−イル)メタノール20mgを得た。
【0452】
C
24H
21N
5O
2S。444.1(M+1)。
1H NMR (400MHz, CD
3OD) δ 8.56 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 7.80 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 7.78 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.70 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 7.60 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.42 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.38-7.35 (m, 1H), 2.68-2.56 (m, 1H), 2.33 (s, 3H), 2.15 (s, 3H), 1.48-1.42 (m, 2H), 1.38-1.30 (m, 2H)。
(実施例107)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−2−イル)(ピリジン−3−イル)メタノール(1020−107)
【化197】
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【0453】
臭化アリールとして3−ブロモピリジンを用い、実施例106の方法と同様の方法で、化合物1020−107を作製した。
【0454】
C
26H
23N
5O
2438.2(M+1)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 8.78 - 8.59 (m, 2H), 8.59 - 8.50 (m, 1H), 8.02 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.96 (td, J = 7.8, 1.8 Hz, 1H), 7.85 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.78 (br, 1H), 7.64 (t, J = 6.7 Hz, 1H), 7.56 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.41 (ddd, J = 7.4, 4.8, 1.1 Hz, 1H), 6.85 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 2.57 (s, 1H), 2.29 (s, 3H), 2.09 (s, 3H), 1.48 - 1.10 (m, 4H)。
(実施例108)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−2−イル)(ピリミジン−2−イル)メタノール(1020−108)
【化198】
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【0455】
ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M、0.2mL、0.32mmol)を、−78℃で2−ブロモピリミジン(47mg、0.3mmol)のジクロロメタン(5mL)中溶液に滴下添加した。15分間撹拌した後、tert−ブチル6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−エトキシ−4−ピコリノイル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(45mg、0.1mmol)のジクロロメタン(1mL)中溶液を加えた。反応混合物を室温に加温し、1M HClでクエンチし、重炭酸ナトリウム溶液で中和し、酢酸エチルで抽出し、逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【0456】
C
25H
22N
6O
2439.1(M+1)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 8.82 (d, J = 4.9 Hz, 2H), 8.55 - 8.35 (m, 1H), 7.91 (td, J = 7.6, 1.6 Hz, 1H), 7.78 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.54 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.49 (t, J = 4.9 Hz, 1H), 7.41 - 7.31 (m, 1H), 7.09 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 2.69 - 2.58 (m, 1H), 2.31 (s, 3H), 2.11 (s, 3H), 1.52 - 1.19 (m, 4H)。
(実施例109)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−2−イル)(ピリミジン−5−イル)メタノール(1020−109)
【化199】
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【0457】
5−ブロモピリミジンを2−ブロモピリミジンの代わりに、2−メチルTHFをジクロロメタンの代わりに用い、実施例108の方法と同様の方法で、化合物1020−109を作製した。
【0458】
C
25H
22N
6O
2439.1(M+1)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 9.09 (s, 1H), 8.72 (s, 2H), 8.59 - 8.55 (m, 1H), 7.93 (dd, J = 7.7, 1.8 Hz, 1H), 7.86 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.52 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.39 (dd, J = 7.6, 4.9 Hz, 1H), 6.84 (s, 1H), 2.55 (s, 1H), 2.27 (s, 3H), 2.07 (s, 3H), 1.31 (m, 4H)。
(実施例110)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリダジン−3−イル)(ピリジン−2−イル)メタノール(1020−110)
【化200】
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【0459】
ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M、2.15mL、3.4mmol)を、0℃で2,2,6,6−テトラメチルピペリジン(0.68mL、4.0mmol)のMeTHF(20mL)中溶液に加えた。5分間撹拌した後、反応物を−78℃に冷却し、ピリダジン(275mg、3.4mmol)を加えた。反応混合物を5分間撹拌し、tert−ブチル6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ピコリノイル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(525mg、1.15mmol)のMeTHF(5mL)中溶液を加えた。反応混合物を室温に加温し、1M HClでクエンチし、重炭酸ナトリウム溶液で中和し、酢酸エチルで抽出し、逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【0460】
C
25H
22N
6O
2439.1(M+1)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 9.18 (dd, J = 4.7, 1.8 Hz, 1H), 8.63 - 8.46 (m, 1H), 7.93 (td, J = 7.8, 1.8 Hz, 1H), 7.87 - 7.66 (m, 3H), 7.57 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.40 (ddd, J = 7.5, 4.8, 1.1 Hz, 1H), 6.99 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 2.62 (t, J = 4.9 Hz, 1H), 2.29 (s, 3H), 2.09 (s, 3H), 1.54 - 1.25 (m, 4H)。
(実施例111)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピラジン−2−イル)(ピリジン−2−イル)メタノール(1020−111)
【化201】
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【0461】
ピラジンをピリダジンの代わりに用い、実施例108の方法と同様の方法で、化合物1020−111を作製した。
【0462】
C
25H
22N
6O
2439.1(M+1)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 8.79 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 8.59 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 8.57 - 8.55 (m, 1H), 8.53 (d, J = 4.7 Hz, 1H), 7.91 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 7.72 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.53 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.39 (dd, J = 7.4, 4.9 Hz, 1H), 6.97 (s, 1H), 2.60 (m, 1H), 2.30 (s, 3H), 2.10 (s, 3H), 1.33 (d, J = 25.6 Hz, 4H)。
(実施例112)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(フェニル)(ピリジン−3−イル)メタノール(1020−112)
【化202】
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ステップ1:
【0463】
THF中のフェニルマグネシウムクロリド(2M、3mL)を、2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−N−メトキシ−N−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−カルボキサミドのNMP中溶液(6mL)に加え、反応混合物を15分間撹拌し、重炭酸ナトリウム溶液でクエンチし、酢酸エチルを使用して抽出した。シリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(フェニル)メタノンを得た。
ステップ2:
【0464】
3−ピリジルマグネシウムブロミド(2当量)および(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(フェニル)メタノン(30mg)の溶液を、室温で15分間撹拌した。反応混合物を1M HCl溶液でクエンチし、濃縮し、逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【0465】
C
27H
24N
4O
2437.1(M+1)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 8.67 - 8.50 (m, 2H), 7.81 (s, 1H), 7.53 (d, J = 7.4 Hz, 3H), 7.49 - 7.21 (m, 5H), 6.62 (s, 1H), 2.25 (s, 3H), 2.05 (s, 3H), 1.31 (m, 5H)。
(実施例113)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(フェニル)(ピリジン−2−イル)メタノール(1020−113)
【化203】
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【0466】
2−ピリジルマグネシウムブロミドを3−ピリジルマグネシウムブロミドの代わりに用い、実施例112の方法と同様の方法で、化合物1020−113を作製した。
【0467】
C
27H
24N
4O
2437.1(M+1)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 8.59 - 8.47 (m, 1H), 7.89 (dd, J = 7.6, 1.8 Hz, 1H), 7.79 - 7.59 (m, 1H), 7.53 - 7.46 (m, 1H), 7.39 - 7.23 (m, 5H), 6.83 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 2.27 (s, 3H), 2.07 (s, 3H), 1.47 - 1.17 (m, 5H)。
(実施例114)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(6−メチルピリジン−2−イル)(テトラヒドロフラン−2−イル)メタノール(1020−114)
ステップ1
【化204】
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【0468】
tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ホルミル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(280mg、0.73mmol、1当量)を含むフラスコ中にTHF(10mL)を加え、0℃に冷却した後、トリエチルボラン(8.8mL、8.8mmol、12当量、1M THF)を加える。tert−ブチルヒドロペルオキシド(0.8mL、4.4mmol、6当量、6Mデカン)を反応混合物にゆっくり加え、反応物を室温にゆっくり加温する。完結後、反応をNH
4OH溶液(5mL)でクエンチし、EtOAcで抽出し、水(FeSO
4・H
2SO
4・H
2Oの溶液(2mL)でスパイクした)で、次いで飽和NH
4Clで洗浄した。MgSO
4で乾燥した後、これを濾過し、濃縮乾固した。フラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製を行って、tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ヒドロキシ(テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(175mg、収率53%、dr 3:2)を得た。
【0469】
LCMS(m/z+1)454.34。
ステップ2:
【化205】
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【0470】
tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ヒドロキシ(テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(660mg、1.82mmol、1当量)を含むフラスコ中に、DCM(40mL)およびデス−マーチンペルヨージナン(802mg、2.4mmol、1.3当量)を加える。完結後、反応をチオ硫酸ナトリウム溶液でクエンチし、数分間撹拌した。これをDCMで抽出し、水および飽和NH
4Clで洗浄した。MgSO
4で乾燥した後、これを濾過し、濃縮乾固した。フラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製を行って、tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ヒドロキシ(テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(175mg、収率53%)を得た。
【0471】
LCMS(m/z+1)452.23。
ステップ3:
【化206】
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【0472】
tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ヒドロキシ(テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(60mg、0.13mmol、1当量)を含むフラスコ中にTHF(5mL)を加え、これに(6−メチルピリジン−2−イル)マグネシウムブロミド(3.2mL、0.80mmol、6当量、0.25M THF、Rieke Metals)を加える。完結後、反応をクエンチし、EtOAcで抽出し、水、飽和NH
4Clで洗浄した。MgSO
4で乾燥した後、これを濾過し、濃縮乾固した。粗製物にTFA(5mL)を加え、30分間撹拌する。反応が完結した後、これを真空中で濃縮した。逆相HPLCにより精製を行って、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(6−メチルピリジン−2−イル)(テトラヒドロフラン−2−イル)メタノールをエナンチオマーの混合物として得た。
【0473】
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.62 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 7.37 (t, J = 1.6 Hz, 1H), 7.28 (s, 0H), 7.11 (dd, J = 6.1, 2.9 Hz, 1H), 5.34 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 3.89 (q, J = 6.9 Hz, 1H), 3.79 (t, J = 6.8 Hz, 1H), 2.58 (s, 2H), 2.38 (d, J = 1.4 Hz, 2H), 2.34 - 2.26 (m, 1H), 2.22 (d, J = 1.4 Hz, 2H), 2.01 - 1.69 (m, 3H), 1.16 (t, J = 5.7 Hz, 2H)。
【0474】
LCMS(m/z+1)445.23。
(実施例115)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリダジン−3−イル)(テトラヒドロフラン−2−イル)メタノール(1020−115)
【化207】
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【0475】
THFおよび2,2,6,6−テトラメチルピペリジン(0.12mL、4.4当量)を含む火炎乾燥したフラスコに、−78℃でn−BuLi(0.42mL、4.0当量)を滴下添加した。15分撹拌した後、ピリダジン(0.07mL、6当量)を加えた。溶液を15分間撹拌し、続いてtert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(テトラヒドロフラン−2−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(75mg、1当量)を加えた。反応物を−78℃で30分間撹拌し、次いで冷浴から除去し、室温に加温した。完結した時点で、溶液をDI H
2Oでクエンチし、EtOAcで3回抽出した。合わせた有機層を飽和NaClで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。粗製物にTFA(5mL)を加え、30分間撹拌した。完結した時点で、溶液を真空中で濃縮した。逆相HPLCにより精製を行って、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリダジン−3−イル)(テトラヒドロフラン−2−イル)メタノール(23mg、エナンチオマーの混合物として収率33%)を得た。エナンチオマーをChiralpak AD−Hカラム(ヘプタン:IPA、70:30)を使用して分割した。
【0476】
C
24H
25N
5O
3。MS.432.2(M+1)
1H NMR (400 MHz, MeOH-d
4) δ 9.02 (d, J = 4.9 Hz, 1H), 8.16 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.65 (dd, J = 8.7, 4.9 Hz, 1H), 7.29 (s, 2H), 5.48 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 3.99 - 3.87 (m, 2H), 3.78 (dd, J = 13.6, 7.2 Hz, 1H), 3.34 - 3.27 (m, 1H), 2.33 (s, 3H), 2.27 (dd, J = 13.0, 6.6 Hz, 1H), 2.17 (s, 3H), 1.95 (dqd, J = 26.1, 11.6, 7.5 Hz, 4H), 1.78 (qd, J = 11.3, 5.6 Hz, 1H), 1.14 (d, J = 6.1 Hz, 2H)。
(実施例116)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ジピリジン−3−イルメタノール(1020−116)
【化208】
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【0477】
メチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−カルボキシレート(実施例107、ステップ4)を、室温にて16時間THF(3mL)中の3−ピリジンマグネシウムブロミド(0.25M MeTHF溶液、Novel、5.6mL、1.42mmol、8.8当量)で処理した。反応混合物を水(30mL)でクエンチした。全体をAcOEt(30mL×3)で抽出した。有機層をブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥した。溶媒を減圧下に除去して、粗生成物を得た。粗生成物を分取HPLC(0.05%トリフルオロ酢酸を含む5〜95%アセトニトリル:水、Phenomenex Luna C
18カラム)により精製した。
【0478】
C
26H
24N
5O
2。438.2(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 8.81 (s, 2H), 8.77 (d, J = 5.0 Hz, 2H), 8.27 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 7.84 (dd, J = 8.3, 5.0 Hz, 2H), 7.62 (d, J = 1.0 Hz, 1H), 6.94 (d, J = 1.0 Hz, 1H), 2.60-2.50 (m, 1H), 2.31 (s, 3H), 2.13 (s, 3H), 1.55-1.47 (m, 2H), 1.40-1.34 (m, 2H)。
(実施例117〜118)
1−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)プロパン−1−オール(1020−117);および
3−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ペンタン−3−オール(1020−118)
【化209】
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【0479】
メチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−カルボキシレート(60mg、0.19mmol、1当量)(実施例107、ステップ4)を含むフラスコ中にTHF(4mL、0.05M)を加えた後、0℃に冷却した。エチルマグネシウムブロミド(0.39mL、1.15mmol、6当量、3Mヘキサン)をゆっくり加え、反応物を室温に加温した。出発物質が消費された後、反応物を水と酢酸エチルとの間で分配した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。逆相HPLCにより精製を行って、2種の生成物を得た:
【0480】
1−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)プロパン−1−オール:LCMS(m/z+1)312.03。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 7.74 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.64 (s, 1H), 4.83 (s, 14H), 4.01 (s, 4H), 3.29 (dt, J = 3.2, 1.6 Hz, 26H), 3.11 (s, 2H), 2.42 - 2.20 (m, 10H), 1.22 - 1.10 (m, 6H);
【0481】
3−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ペンタン−3−オール:LCMS(m/z+1)339.07。
1H NMR (400 MHz, cdcl
3) δ 7.38 (s, 1H), 6.71 (s, 1H), 2.38 (d, J = 5.8 Hz, 3H), 2.24 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 2.10 (s, 1H), 1.99 (dd, J = 14.4, 7.4 Hz, 2H), 1.90 (td, J = 14.7, 7.4 Hz, 2H), 1.46 (s, 2H), 1.30 (s, 2 H), 1.17 (s, 1H), 0.84 (t, J = 7.4 Hz, 6H)。
(実施例119)
4−(2−シクロプロピル−4−(ペンタ−2−エン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−119)
【化210】
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【0482】
マイクロ波バイアル中に3−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ペンタン−3−オール(25mg、0.074mmol、1当量)(実施例111)およびTFA(4ml)を入れた。反応物を150℃で30分間マイクロ波照射に供した。反応が完結した後、混合物を真空中で濃縮し、反応物を水と酢酸エチルとの間で分配した。有機層を飽和NaHCO
3溶液およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。逆相HPLCにより精製を行って、4−(2−シクロプロピル−4−(ペンタ−2−エン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(10.3mg、44%)を得た。この化合物をE/Z異性体の混合物として単離した。
LCMS(m/z+1)322.20。
1H NMR (400 MHz, cdcl
3) δ 7.34 (s, 1H), 6.91 (s, 1H), 5.82 (dd, J=2.2, 6.8 Hz,1H), 2.58 (d, J = 7.6 Hz, 2H), 2.38 (s, 3H), 2.25 (s, 3H), 2.08 (m, 1H), 1.87 (d, J=6.8Hz, 1H), 1.26 (m, 2H), 1.15 (m, 2 H), 0.97 (m, 4H)。
(実施例120)
4−(2−シクロプロピル−4−(ペンタン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−120)
【化211】
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【0483】
4−(2−シクロプロピル−4−(ペンタ−2−エン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(20mg、0.062mmol、1当量)(実施例112)を含むフラスコ中に、Pd−C(30mg、10%)およびエタノール(5mL)を加えた。懸濁液を水素雰囲気下1時間撹拌した。固体を濾別した後、濾液を真空中で濃縮した。逆相HPLCにより精製を行って、4−(2−シクロプロピル−4−(ペンタン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。
LCMS(m/z+1)324.22。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 7.21 (s, 1H), 6.88 (s, 1H), 2.38 (s, 3H), 2.23 (s, 3H), 2.18 (s, 1H), 1.93 - 1.78 (m, 3H), 1.78 - 1.63 (m, 3H), 1.13 (d, J = 7.4 Hz, 5H), 0.80 (t, J = 7.4 Hz, 7H)。
(実施例121〜122)
シクロペンチル(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)メタノール(1020−121);および
ジシクロペンチル(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)メタノール(1020−122)
【化212】
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【0484】
メチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−カルボキシレート(45mg、0.14mmol、1当量)(実施例107、ステップ4)を含むフラスコ中にTHF(4mL、0.05M)を加えた後、0℃に冷却した。シクロペンチルマグネシウムブロミド(0.29mL、1.15mmol、4当量、2Mジエチルエーテル)をゆっくり加え、反応物を室温に加温した。出発物質が消費された後、反応物を水と酢酸エチルとの間で分配した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。逆相HPLCにより精製を行って、2種の生成物を得た:
【0485】
シクロペンチル(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)メタノール:LCMS(m/z+1)352.02。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 7.26 (s, 1H), 6.88 (s, 1H), 2.57 (s, 2H), 2.38 (s, 3H), 2.22 (s, 5H), 1.83 (s, 3H), 1.47 (s,5H), 1.12 (d, J = 7.2 Hz, 5H)。
【0486】
ジシクロペンチル(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)メタノール:LCMS(m/z+1)420.03。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 7.26 (s, 1H), 7.08 (s, 1H), 2.46 - 2.31 (m, 4H), 2.31 - 2.15 (m, 4H), 1.84 (s, 1H), 1.77 - 1.45 (m, 58H), 1.33 (dd, J = 19.7, 11.9 Hz, 7H), 1.13 (d, J = 7.8 Hz, 6H)。
(実施例123〜124)
(S)−シクロペンチル(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)メタノール(1020−123)および
(R)−シクロペンチル(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)メタノール(1020−124)
【化213】
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【0487】
化合物1020−121のエナンチオマーをキラルカラム(DAICEL Chiralpak−IC、ヘプタン:EtOH(80:20))により分離した。
【0488】
(S)−シクロペンチル(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)メタノール:LCMS(m/z+1)352.02。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 7.26 (s, 1H), 6.88 (s, 1H), 2.57 (s, 2H), 2.38 (s, 3H), 2.22 (s, 5H), 1.83 (s, 3H), 1.47 (s,5H), 1.12 (d, J = 7.2 Hz, 5H)。
【0489】
(R)−シクロペンチル(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)メタノール:LCMS(m/z+1)352.02。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 7.26 (s, 1H), 6.88 (s, 1H), 2.57 (s, 2H), 2.38 (s, 3H), 2.22 (s, 5H), 1.83 (s, 3H), 1.47 (s,5H), 1.12 (d, J = 7.2 Hz, 5H)。
(実施例125〜126)
1−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−2−メチルプロパン−1−オール(1020−125);および
3−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−2,4−ジメチルペンタン−3−オール(1020−126)
【化214】
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【0490】
メチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−カルボキシレート(40mg、0.13mmol、1当量)(実施例107、ステップ4)を含むフラスコ中にTHF(4mL、0.05M)を加えた後、0℃に冷却した。イソプロピルマグネシウムブロミド(0.60mL、0.77mmol、6当量、2Mジエチルエーテル)をゆっくり加え、反応物を室温に加温した。出発物質が消費された後、反応物を水と酢酸エチルとの間で分配した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。逆相HPLCにより精製を行って、2種の生成物を得た:
【0491】
1−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−2−メチルプロパン−1−オール:LCMS(m/z+1)326.01。
1H NMR (400 MHz, cdcl
3) δ 7.36 (s, 1H), 6.81 (s, 1H), 4.70 (d, J = 6.6 Hz, 1H), 2.36 (s, 3H), 2.22 (s, 3H), 2.14 (dd, J = 13.2, 6.9 Hz, 3H), 1.26 (d, J = 18.0 Hz, 4H), 1.15 (d, J = 6.7 Hz, 2H), 1.05 (d, J = 6.6 Hz, 4H), 0.88 (d, J = 6.8 Hz, 5H)。
【0492】
3−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−2,4−ジメチルペンタン−3−オール:LCMS(m/z+1)368.03。
1H NMR (400 MHz, cdcl
3) δ 7.45 (s, 1H), 6.80 (s, 1H), 2.49 - 2.28 (m, 6H), 2.21 (d, J = 15.9 Hz, 4H), 1.36 (s, 2H), 1.27 - 1.10 (m, 3H), 0.85 (dt, J = 18.2, 9.1 Hz, 12H)。
(実施例127)
4−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ヘプタン−4−オール(1020−127)
【化215】
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【0493】
メチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−カルボキシレート(50mg、0.16mmol、1当量)(実施例101、ステップ4)を含むフラスコ中にTHF(3mL、0.05M)を加えた後、0℃に冷却した。イソプロピルマグネシウムブロミド(0.53mL、1.15mmol、6当量、27%THF)をゆっくり加え、反応物を室温に加温した。出発物質が消費された後、反応物を水と酢酸エチルとの間で分配した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。逆相HPLCにより精製を行って、4−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ヘプタン−4−オールを得た。
【0494】
LCMS(m/z+1)368.22。
1H NMR (400 MHz, cdcl
3) δ 7.38 (s, 1H), 6.71 (s, 1H), 2.38 (d, J = 5.8 Hz, 3H), 2.24 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 2.10 (s, 1H), 1.99 (dd, J = 14.4, 7.4 Hz, 2H), 1.90 (td, J = 14.7, 7.4 Hz, 2H), 1.46 (s, 2H), 1.30 (s, 2 H), 1.17 (s, 1H), 0.84 (t, J = 7.4 Hz, 6H)。
(実施例128)
4−(2−シクロプロピル−4−(ヘプタ−3−エン−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−128)
【化216】
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【0495】
マイクロ波バイアル中に4−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ヘプタン−4−オール(24mg、0.068mmol、1当量)(実施例120)およびTFA(4ml)を入れた。反応物を150℃で30分間マイクロ波照射に供した。反応が完結した後、混合物を真空中で濃縮し、反応物を水と酢酸エチルとの間で分配した。有機層を飽和NaHCO
3溶液およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。逆相HPLCにより精製を行って、4−(2−シクロプロピル−4−(ヘプタ−3−エン−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールをE/Z異性体の混合物として得た。
【0496】
LCMS(m/z+1)350.21。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 7.28 (s, 1H), 7.24 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 6.88 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 6.77 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 5.68 (dd, J = 15.7, 8.5 Hz, 2H), 2.61 (t, J = 7.4 Hz, 2H), 2.55 - 2.39 (m, 2H), 2.39 - 2.28 (m, 4H), 2.28 - 2.10 (m, 5H), 1.85 (dd, J = 15.0, 7.6 Hz, 1H), 1.31 (dt, J = 14.9, 7.4 Hz, 3H), 1.20 - 1.01 (m, 7H), 0.88 (dt, J = 13.1, 7.5 Hz, 5H)。
(実施例129)
4−(2−シクロプロピル−4−(ヘプタン−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−129)
【化217】
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【0497】
4−(2−シクロプロピル−4−(ヘプタ−3−エン−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(16mg、0.045mmol、1当量)(実施例121)を含むフラスコ中に、Pd−C(30mg、10%Pd−C)およびエタノール(5mL)を加えた。懸濁液を水素雰囲気下1時間撹拌した。固体を濾別した後、濾液を真空中で濃縮した。逆相HPLCにより精製を行って、4−(2−シクロプロピル−4−(ヘプタン−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。
【0498】
LCMS(m/z+1)352.26。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 7.19 (s, 1H), 6.89 (s, 1H), 3.18 (s, 1H), 2.39 (s, 3H), 2.21 (d, J = 10.4 Hz, 3H), 2.18 (d, J = 7.0 Hz, 1H), 1.72 (dd, J = 15.2, 7.4 Hz, 4H), 1.37 - 1.17 (m, 3H), 1.12 (dd, J = 14.5, 6.7 Hz, 6H), 0.84 (t, J = 7.4 Hz, 7H)。
(実施例130〜131)
メチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−カルボキシレート(1020−130);および
メチル2−シクロプロピル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−7−カルボキシレート(1020−131)
【化218】
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【0499】
メチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−カルボキシレート(500mg、1.60mmol、1当量)(実施例107、ステップ4)を含むフラスコ中に、DMF(16、0.1M)および炭酸セシウム(1560mg、4.81mmol、3当量)を加えた。次いでこれにヨードメタン(0.30mL、4.81mmol、3当量)を加えた。反応物を終夜撹拌し、出発物質が消費されていることを示した。出発物質が消費された後、反応物を水と酢酸エチルとの間で分配した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。シリカゲル(ヘキサン中20%酢酸エチル中でrf=0.3)で精製して、2種の異性体(1:1比)を分離した:
【0500】
メチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−カルボキシレート:LCMS(m/z+1)326.16。
1H NMR (400 MHz, cd3od) δ 7.72 (d, J = 1.6 Hz, 9H), 7.64 (d, J = 1.6 Hz, 8H), 3.95 (d, J = 4.2 Hz, 52H), 2.41 (s, 27H), 2.34 - 2.16 (m, 37H), 1.34 - 1.22 (m, 19H), 1.22 - 1.08 (m, 22H)。
【0501】
メチル2−シクロプロピル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−7−カルボキシレート:LCMS(m/z+1)326.16。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 7.63 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.61 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 4.03 (s, 3H), 3.97 (s, 3H), 2.41 (d, J = 15.6 Hz, 3H), 2.31 - 2.17 (m, 4H), 1.19 (dt, J = 8.2, 2.9 Hz, 2H), 1.16 - 1.08 (m, 2H)。
(実施例132)
3−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ペンタン−3−オール(1020−132)
【化219】
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【0502】
メチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−カルボキシレート(35mg、0.11mmol、1当量)(実施例130)を含むフラスコ中にTHF(4mL、0.05M)を加えた後、0℃に冷却した。エチルマグネシウムブロミド(0.22mL、1.15mmol、6当量、3Mヘキサン)をゆっくり加え、反応物を室温に加温した。出発物質が消費された後、反応物を水と酢酸エチルとの間で分配した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。逆相HPLCにより精製を行って、標題化合物を得た。
【0503】
LCMS(m/z+1)354.00。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 7.22 (d, J = 1.3 Hz, 1H), 6.92 (d, J = 1.3 Hz, 1H), 3.88 (s, 3H), 2.40 (s, 3H), 2.23 (d, J = 10.0 Hz, 3H), 2.18 (td, J = 8.0, 4.0 Hz, 1H), 2.08 (dq, J = 14.8, 7.4 Hz, 2H), 1.86 (dq, J = 14.6, 7.4 Hz, 2H), 1.23 - 0.99 (m, 4H), 0.72 (t, J = 7.4 Hz, 6H)。
(実施例133)
1−(2−シクロプロピル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−7−イル)プロパン−1−オール(1020−133)
【化220】
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【0504】
メチル2−シクロプロピル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−7−カルボキシレート(39mg、0.12mmol、1当量)(実施例124)を含むフラスコ中にTHF(4mL、0.05M)を加えた後、0℃に冷却した。エチルマグネシウムブロミド(0.24mL、1.15mmol、6当量、3Mヘキサン)をゆっくり加え、反応物を室温に加温した。出発物質が消費された後、反応物を水と酢酸エチルとの間で分配した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。逆相HPLCにより精製を行って、標題化合物を得た。
【0505】
LCMS(m/z+1)326.22。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 7.35 (d, J = 1.6 Hz, 7H), 7.23 (d, J = 1.4 Hz, 8H), 5.30 (dd, J = 7.4, 5.8 Hz, 9H), 4.17 (s, 22H), 2.39 (s, 20H), 2.31 - 2.20 (m, 23H), 2.20 - 2.13 (m, 7H), 2.02 - 1.80 (m, 18H), 1.23 - 0.97 (m, 53H)。
(実施例134)
3−(2−アミノ−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ペンタン−3−オール(1020−134)
ステップ1
【化221】
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【0506】
メチル2,3−ジアミノ−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)ベンゾエート(155mg、0.59mmol、1当量)を含むフラスコ中に、EtOH(2mL)、H
2O(2mL)およびCH
3CN(2mL)を加えた後、臭化シアン(75mg、0.71mmol、1.2当量)を加えた。室温で1時間後、次いで反応物を65℃に加温した。反応が完結した後、これを真空中で濃縮し、次いで希重炭酸ナトリウム溶液で洗浄した。沈殿物が生成し、濾過し、水および加温エタノールで洗浄して、生成物を得た。
【0507】
LCMS(m/z+1)286.96。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 7.41 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.25 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 3.90 (s, 3H), 2.31 (s, 3H), 2.15 (s, 3H), 1.94 (s, 1H)。
ステップ2
【化222】
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【0508】
メチル2−アミノ−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−7−カルボキシレート(30mg、0.09mmol、1当量)(実施例127)を含むフラスコ中にTHF(4mL、0.05M)を加えた後、0℃に冷却した。エチルマグネシウムブロミド(0.29mL、0.88mmol、10当量、3Mヘキサン)をゆっくり加え、反応物を室温に加温した。出発物質が消費された後、反応物を水と酢酸エチルとの間で分配した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。逆相HPLCにより精製を行って、標題化合物を得た。
【0509】
LCMS(m/z+1)314.91。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 7.00 (d, J = 1.4 Hz, 2H), 6.67 (d, J = 1.3 Hz, 2H), 2.38 (d, J = 2.9 Hz, 6H), 2.22 (d, J = 3.1 Hz, 6H), 2.05 - 1.91 (m, 4H), 1.91 - 1.72 (m, 5H), 0.79 (dd, J = 9.1, 5.7 Hz, 13H)。
(実施例135)
4,4’−(2−シクロプロピル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4,6−ジイル)ビス(3,5−ジメチルイソオキサゾール)(1020−135)
【化223】
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【0510】
4−(2−シクロプロピル−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(650mg、1.7mmol、1当量)(実施例8、ステップ5)を含むフラスコに、3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−ボロン酸ピナコールエステル(840mg、3.8mmol、2.2当量)、Cs
2CO
3(1.67gm、5.1mmol、3当量)およびPEPPSI(商標)−IPr触媒(120mg、0.2mmol、0.1当量)を加え、DME−H
2O(20mL、0.2M、2/1、容量/容量)に溶解した。混合物を125℃に加熱した。3時間後、反応は完結した。冷却後、反応物をEtOAcで抽出し、水、飽和NH
4Clで洗浄した。MgSO
4で乾燥した後、これを濾過し、濃縮乾固した。得られた固体をEtOAcで洗浄した。からし黄色固体を標題化合物として得た。
【0511】
LCMS(m/z+1)349.13。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 7.39 (s, 2H), 6.99 (d, J = 1.5 Hz, 2H), 3.64 (s, 2H), 2.42 (s, 6H), 2.35 (s, 6H), 2.26 (s, 6H), 2.20 (s, 6H), 2.15 (s, 3H), 1.15 (s, 9H)。
(実施例136)
1−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−5−メチルピロリジン−2−オン(1020−136)
【化224】
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【0512】
4−(2−シクロプロピル−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(30mg、0.08mmol)(実施例8、ステップ4)、5−メチルピロリジン−2−オン(100mg、1.00mmol)、ヨウ化銅(I)(15mg、0.08mmol)、炭酸セシウム(163mg、0.50mmol)の1,4−ジオキサン(2mL)中混合物に、窒素下N,N−ジメチルエタン−1,2−ジアミン(14mg、0.16mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波バイアル中、乾燥窒素でパージし、密栓し、マイクロ波反応器中140℃に約40分間加熱した。混合物を冷却し、酢酸エチル(10mL)で希釈し、セライトの層を通して濾過し、次いで水と酢酸エチルとの間で分配し、水相を酢酸エチルで2回抽出し、合わせた有機相を1M K
2CO
3水溶液、30%塩化アンモニウム水溶液、ブラインで洗浄し、乾燥し、濃縮した。粗生成物を0.1%TFAを含むアセトニトリル/水で溶出する逆相HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
【0513】
C
20H
22N
4O
2。351.2(M+1)。
1H NMR (DMSO-d6) δ 7.54 (s, 1H), 7.32 (s, 1H), 4.55 (m, 1H), 2.59 (m, 2H), 2.40-2.51 (m, 6H), 2.28 (s, 3H), 1.83 (m, 1H), 1.39 (m, 4H), 1.14 (d, J = 6.2 Hz, 3H)。
(実施例137)
1−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−5−エチルピロリジン−2−オン(1020−137)
【化225】
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【0514】
実施例136に記載した条件と同様の条件を用い、4−(2−シクロプロピル−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールおよび5−エチルピロリジン−2−オンから、化合物1020−137を合成した。
【0515】
C
21H
24N
4O
2。365.2(M+1)。
1H NMR (DMSO-d6) δ 7.47 (s, 1H), 7.25 (s, 1H), 4.87 (m, 1H), 2.59 (m, 2H), 2.45 (s, 3H), 2.30-2.43 (m, 3H), 2.27 (s, 3H), 1.80-2.00 (m, 1H), 1.54 (m, 1H), 1.20-1.45 (m, 5H), 0.85 (t, J = 7.4 Hz, 3H)。
(実施例138)
(S)−1−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピロリジン−2−オン(1020−138)
【化226】
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【0516】
実施例136に記載した条件と同様の条件を用い、4−(2−シクロプロピル−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールおよび5−トリフルオロメチルピロリジン−2−オンから、化合物1020−138を合成した。
【0517】
C
20H
19F
3N
4O
2。405.1(M+1)。
1H NMR (DMSO-d6) δ 7.47 (s, 1H), 7.32 (s, 1H), 5.60 (m, 1H), 2.52-2.80 (m, 2H), 2.48-2.50 (m, 4H), 2.40-2.47 (m, 6H), 1.23 (m, 4H)。
(実施例139)
2−アミノ−N−シクロペンチル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−スルホンアミド(1020−139)
【化227】
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【0518】
2,3−ジアミノ−N−シクロペンチル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)ベンゼンスルホンアミド(17mg、0.05mmol)(実施例1、ステップ8)をMeOH(1mL)に溶解した。溶液をアセトニトリル中5M BrCN(11ul)の水(1mL)中撹拌溶液にゆっくり加えた。反応物を室温で1時間撹拌した後、真空下で蒸発させた。残留物を分取HPLC(0〜100%CH
3CN/H
2O)で精製して、標題化合物を得た。
【0519】
C
17H
21N
5O
3S。376.0(M+1)。
1H NMR (400MHz, CD
3OD) δ 7.57 (s, 1H), 7.53 (s, 1H), 3.67-3.63 (m, 1H), 2.42 (s, 3H), 2.21 (s, 3H), 1.78-1.61 (m, 4 H), 1.50-1.38 (m, 4H)。
(実施例140)
N−シクロペンチル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−スルホンアミド(1020−140)
【化228】
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【0520】
2,3−ジアミノ−N−シクロペンチル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)ベンゼンスルホンアミド(20mg、0.06mmol)(実施例1、ステップ8)を4N HCl(2mL)に溶解した。上記溶液にグリコール酸(13mg、0.17mmol)を加えた。反応物を終夜還流した後、真空下で蒸発させた。残留物を分取HPLC(0〜100%CH
3CN/H
2O)で精製して、標題化合物を得た。
【0521】
C
18H
22N
4O
4S。391.1(M+1)。
1H NMR (400MHz, CD
3OD) δ 7.88 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 5.08 (s, 2H), 3.68-3.65 (m, 1H), 2.46 (s, 3H), 2.29 (s, 3H), 1.73-1.61 (m, 4 H), 1.49-1.46 (m, 4H)。
(実施例141)
2−ベンジル−N−シクロペンチル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−スルホンアミド(1020−141)
【化229】
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【0522】
2,3−ジアミノ−N−シクロペンチル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)ベンゼンスルホンアミド(20mg、0.06mmol)(実施例1、ステップ8)を2−フェニル酢酸と反応させることにより、実施例7の方法と同様の方法で、化合物1020−141を調製した。
【0523】
C
24H
26N
4O
3S。451.2(M+1)。
1H NMR (400MHz, CD
3OD) δ 7.66 (s, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.49-7.32 (m, 5H), 3.85 (s, 2H), 3.64-3.62 (m, 1H), 2.44 (s, 3H), 2.24 (s, 3H), 1.75-1.62 (m, 4 H), 1.58-1.44 (m, 4H)。
【0524】
実施例1、ステップ9において市販されている適切なソチオシアネートを代わりに用いることにより、N−シクロペンチル−2−(シクロプロピルメチルアミノ)−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−スルホンアミド(実施例1)と同様の方法で、化合物1020−142、1020−143、1020−144、1020−145、1020−146、1020−147および1020−148を調製した:
(実施例142)
N−シクロペンチル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−(フェニルアミノ)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−スルホンアミド(1020−142)
【化230】
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【0525】
C
23H
25N
5O
3S。452.2(M+1)。
1H NMR (400MHz, CD
3OD) δ 7.57-7.51 (m, 6H), 7.40-7.36 (m, 1H), 3.68-3.65 (m, 1H), 2.42 (s, 3H), 2.26 (s, 3H), 1.79-1.62 (m, 4 H), 1.52-1.44 (m, 4H)。
(実施例143)
2−(ベンジルアミノ)−N−シクロペンチル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−スルホンアミド(1020−143)
【化231】
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【0526】
C
24H
27N
5O
3S。466.2(M+1)。
1H NMR (400MHz, CD
3OD) δ 7.56 (s, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.48-7.34 (m, 5H), 4.74 (s, 2H), 3.65-3.62 (m, 1H), 2.42 (s, 3H), 2.24 (s, 3H), 1.79-1.64 (m, 4 H), 1.58-1.48 (m, 4H)。
(実施例144)
N−シクロペンチル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−(2−モルホリノエチルアミノ)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−スルホンアミド(1020−144)
【化232】
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【0527】
C
23H
32N
6O
4S。489.2(M+1)。
1H NMR (400MHz, CD
3OD) δ 7.61 (s, 1H), 7.59 (s, 1H), 4.74 (s, 2H), 4.08-4.01 (m, 6H), 3.67-3.64 (m, 1H), 3.60-3.48 (m, 6H), 2.44 (s, 3H), 2.27 (s, 3H), 1.74-1.64 (m, 4 H), 1.51-1.42 (m, 4H)。
(実施例145)
N−シクロペンチル−2−(シクロプロピルアミノ)−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−スルホンアミド(1020−145)
【化233】
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【0528】
C
20H
25N
5O
3S。416.1(M+1)。
1H NMR (400MHz, CD
3OD) δ 7.68 (s, 1H), 7.52 (s, 1H), 3.68-3.57 (m, 1H), 2.42 (s, 3H), 2.28 (s, 3H), 2.05-1.58 (m, 4 H), 1.49-1.39 (m, 4H), 1.35-1.20 (m, 1H)。0.35-0.24 (m, 2H), 0.18-0.15 (m, 2H)。
(実施例146)
N−シクロペンチル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−((テトラヒドロフラン−2−イル)メチルアミノ)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−スルホンアミド(1020−146)
【化234】
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【0529】
C
22H
29N
5O
4S。460.1(M+1)。
1H NMR (400MHz, CD
3OD) δ 7.67 (s, 1H), 7.58 (s, 1H), 3.81-3.75 (m, 2H), 3.45-3.37 (m, 2H), 3.00-2.95 (m, 1H), 2.43 (s, 3H), 2.28 (s, 3H), 2.05-1.58 (m, 8 H), 1.49-1.39 (m, 4H)。
(実施例147)
N−シクロペンチル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−(2−メトキシエチルアミノ)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−スルホンアミド(1020−147)
【化235】
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【0530】
C
20H
27N
5O
4S。434.2(M+1)。
1H NMR (400MHz, CD
3OD) δ 7.78 (s, 1H), 7.62 (s, 1H), 3.81-3.48 (m, 5H), 2.45(s, 3H), 2.27 (s, 3H), 2.02-1.59 (m, 4 H), 1.48-1.39 (m, 4H)。
(実施例148)
N−シクロペンチル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−(2,2,2−トリフルオロエチルアミノ)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−スルホンアミド(1020−148)
【化236】
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【0531】
C
19H
22F
3N
5O
3S。458.1(M+1)。
1H NMR (400MHz, CD
3OD) δ 7.72 (s, 1H), 7.58 (s, 1H), 3.60-3.58 (m, 3H), 2.43(s, 3H), 2.25 (s, 3H), 2.08-1.54 (m, 4 H), 1.48-1.32 (m, 4H)。
(実施例149および150)
(R)−4−(2−シクロプロピル−4−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−149)
および
(S)−4−(2−シクロプロピル−4−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−150)
【化237】
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【0532】
実施例18からの4−(2−シクロプロピル−4−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールをDAICEL、Chiralapk IC、EtOAc/ヘキサン/ジエチルアミン=70:30:0.1により光学分割した。
【0533】
(R)−4−(2−シクロプロピル−4−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−149):保持時間5.46分、99.8%e.e.(鏡像体過剰率)。
(S)−4−(2−シクロプロピル−4−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−150):保持時間5.87分、99.2%e.e.
(実施例151)
(S)−5−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−6−メチルキノリン1−オキシド(1020−151)
【化238】
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【0534】
(S)−4−(2−シクロプロピル−4−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(0.015g)をMeOH/DCM(1/1ml)中のMCPBA(0.016g)に供し、室温で24時間撹拌した。揮発物を除去し、残留物を逆相HPLC(水中5〜95%MeCN、0.1%TFA)により精製して、(S)−5−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−6−メチルキノリン1−オキシドを得た。
【0535】
LCMS(m/z+1)411.22。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.58 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 8.53 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 7.84 (d, J = 9.1 Hz, 2H), 7.55 (s, 2H), 7.35 - 7.23 (m, 1H), 7.11 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.01 (s, 1H), 2.42 (s, 3H), 2.24 (s, 2H), 2.21 (s, 2H)。
(実施例152)
5−(2−シクロプロピル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−7−イル)−6−メチルキノリン1−オキシド(1020−152)
【化239】
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【0536】
DCM(5mL)中の4−(2−シクロプロピル−1−メチル−7−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(120mg、0.29mmol、実施例74から1当量)を含むフラスコ中に、mCPBA(130mg、0.59mmol、2当量、77%)を加える。完結後、反応を水でクエンチし、DCMで抽出し、水、飽和NH
4Clで洗浄した。MgSO
4で乾燥した後、これを濾過し、濃縮乾固した。逆相HPLCにより精製を行って、5−(2−シクロプロピル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−7−イル)−6−メチルキノリン1−オキシドを得た。
【0537】
LCMS(m/z+1)425.34。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.75 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 8.62 (d, J = 4.2 Hz, 1 H), 7.90 (d, J = 5.2 Hz, 1 H), 7.60 (s, 1H), 7.55 - 7.40 (M, 2H), 7.00 (s , 1H), 3.29 (s, 3 H), 2.32 (s, 3H), 2.27 (s, 3H), 2.15 - 2.00 (m, 1H), 1.19 -1.02 (m, 4H)。
(実施例153)
5−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−6−メチルキノリン−2(1H)−オン(1020−153)
【化240】
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【0538】
5−ブロモ−6−メチルキノリン−2(1H)−オンを用い、実施例61、ステップ2の方法と同様の方法で、5−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−6−メチルキノリン−2(1H)−オンを合成した。
【0539】
C
25H
22N
4O
2。MS.411.1(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 7.59 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.50 (s, 1H), 7.41 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.405 (d, J = 9.8 Hz, 1H), 6.96 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 6.47 (d, J = 9.8 Hz, 1H), 2.45 (s, 3H), 2.30 (s, 3H), 2.15 (s, 3H), 2.09 (五重線, J = 6.7 Hz, 1H), 1.18 - 1.06 (m, 4H)。
(実施例154)
5−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−4−メチルピリジン−2(1H)−オン(1020−154)
【化241】
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【0540】
5−ブロモ−4−メチルピリジン−2(1H)−オンを用い、実施例61、ステップ2の方法と同様の方法で、5−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−4−メチルピリジン−2(1H)−オンを合成した。
【0541】
C
21H
20N
4O
2。MS.361.1(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 7.33 (s, 1H), 7.32 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 6.89 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 6.48 (br s, 1H), 2.33 (s, 3H), 2.17 (s, 3H), 2.11-2.01 (m, 1H), 2.01 (s, 3H), 1.11 - 1.00 (m, 4H)。
(実施例155)
4−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−5−メチルピリジン−2(1H)−オン(1020−155)
【化242】
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【0542】
4−ブロモ−5−メチルピリジン−2(1H)−オンを用い、実施例61、ステップ2の方法と同様の方法で、4−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−5−メチルピリジン−2(1H)−オンを合成した。
【0543】
C
21H
20N
4O
2。MS.361.1(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 7.33 (s, 1H), 7.32 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 6.89 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 6.48 (br s, 1H), 2.33 (s, 3H), 2.17 (s, 3H), 2.11-2.01 (m, 1H), 2.01 (s, 3H), 1.11 - 1.00 (m, 4H)。
(実施例156)
5−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−6−メチルピリジン−2(1H)−オン(1020−156)
【化243】
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【0544】
5−ブロモ−6−メチルピリジン−2(1H)−オンを用い、実施例61、ステップ2の方法と同様の方法で、5−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−6−メチルピリジン−2(1H)−オンを合成した。
【0545】
C
21H
20N
4O
2。MS.361.1(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 7.61 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.41 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.01 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 6.51 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 2.43 (s, 3H), 2.28 (s, 3H), 2.21 (s, 3H), 2.19 - 2.14 (m, 1H), 1.20 - 1.13 (m, 4H)。
(実施例157)
3,5−ジメチル−4−(4−(6−メチルキノリン−5−イル)−2−(オキセタン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)イソオキサゾール(1020−157)
【化244】
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【0546】
1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニルクロリドの代わりにオキセタン−3−カルボニルクロリドを用い、実施例88、ステップ1〜2の方法と同様の方法で、3,5−ジメチル−4−(4−(6−メチルキノリン−5−イル)−2−(オキセタン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)イソオキサゾールを合成した。
ステップ1:4−(4−ヨード−2−(オキセタン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール
【0547】
LCMS(m/z+1)396.0。
ステップ2:3,5−ジメチル−4−(4−(6−メチルキノリン−5−イル)−2−(オキセタン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)イソオキサゾール
【0548】
LCMS(m/z+1)411.1。
(実施例158)
3,5−ジメチル−4−(1−メチル−7−(6−メチルキノリン−5−イル)−2−(トリフルオロメチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)イソオキサゾール
【化245】
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【0549】
4−(7−ヨード−1−メチル−2−(トリフルオロメチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(80mg、0.19mmol、1当量)を含むマイクロ波バイアルに、3,5−6−メチルキノリン−5−イルボロン酸(106mg、0.57mmol、3当量)、Cs
2CO
3(371mg、1.14mmol、6当量)およびPEPPSI(商標)−IPr触媒(51mg、0.076mmol、0.4当量)を加え、DME−H
2O(10mL、0.2M、2/1、容量/容量)に溶解した。混合物を140℃に30分間加熱した。反応物をEtOAcで抽出し、水、飽和NH
4Clで洗浄した。MgSO
4で乾燥した後、これを濾過し、濃縮乾固した。得られた固体をEtOAcで洗浄した。逆相HPLCにより精製を行って、3,5−ジメチル−4−(1−メチル−7−(6−メチルキノリン−5−イル)−2−(トリフルオロメチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)イソオキサゾールを得た。
【0550】
LCMS(m/z+1)437.50。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.85 (d, 1H), 8.10 (d, J = 5.8 Hz, 1 H), 7.90 (d, J = 5.2 Hz, 1 H), 7.82 (d, J = 5.8 Hz, 1 H), 7.78 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.43 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.20 (d, J = 4.8 Hz, 1 H), 3.29 (s, 3 H), 2.46 (s, 3H), 2.30 (s, 3H)。
(実施例159)
4−(2−シクロプロピル−4−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−159)
【化246】
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【0551】
4−(2−シクロプロピル−4−ヨード−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(125mg、0.32mmol、1当量)を含むマイクロ波バイアルに、3,5−ジメチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(140mg、0.64mmol、2当量)、Cs
2CO
3(310mg、0.95mmol、3当量)およびPEPPSI(商標)−IPr触媒(22mg、0.031mmol、0.1当量)を加え、DME−H
2O(5mL、0.2M、2/1、容量/容量)に溶解した。混合物を140℃に30分間加熱した。反応物をEtOAcで抽出し、水、飽和NH
4Clで洗浄した。MgSO
4で乾燥した後、これを濾過し、濃縮乾固した。得られた固体をEtOAcで洗浄した。逆相HPLCにより精製を行って、4−(2−シクロプロピル−4−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。
【0552】
LCMS(m/z+1)362.21。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.73 (d, J = 1.2Hz, 1H), 6.95 (d, J = 1.2 Hz, 1 H), 3.92 (s, 3H), 2.43 (s, 3H), 2.29 (s, 3H), 2.18 (S,3), 2.19 (s, 3H), 2.20 -2.15 (m, 1H), 1.15 -1.05 (m, 4H)。
(実施例160)
4−(2−シクロプロピル−4−(プロパ−1−イン−1−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール
【化247】
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【0553】
4−(2−シクロプロピル−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(200mg、0.53mmol、1当量)を含むマイクロ波バイアルに、トリブチル(プロパ−1−イン−1−イル)スタンナン(245μL、0.79mmol、1.5当量)、Pd(PPh
3)
4(61mg、0.051mmol、0.1当量)を加え、THF(10mL)に溶解した。混合物を120℃に30分間加熱した。反応物をEtOAcで抽出し、水、飽和NH
4Clで洗浄した。MgSO
4で乾燥した後、これを濾過し、濃縮乾固した。逆相HPLCにより精製を行って、4−(2−シクロプロピル−4−(プロパ−1−イン−1−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。
【0554】
LCMS(m/z+1)292.11。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.23 (s, 1H), 7.05 (d, J = 1.2 Hz, 1 H), 2.37 (s, 3H), 2.21 (s, 3H), 2.20 -2.15 (m, 1H), 2.13 (s, 3H), 1.15 -1.05 (m, 4H)。
(実施例161)
N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)シクロプロパンスルホンアミド(1020−161)
ステップ1:N−シアノシクロプロパンスルホンアミドカルシウム塩の調製
【化248】
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【0555】
シクロプロパンスルホニルクロリド(1.09ml、10.14mmol)を、撹拌しながら45℃でカルシウムシアナミド(0.89g、11.15mmol)の蒸留水25mL中懸濁液に滴下添加した。混合物をこの温度で3時間撹拌し、濾過し、濾液を集めて、引き続き使用した。
ステップ2:N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)シクロプロパンスルホンアミドの調製。
【化249】
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【0556】
溶媒(2−プロパノール:酢酸、濃(36%)HCl−10:1:1)15mL中の5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−3−ヨードベンゼン−1,2−ジアミン(750mg、2.28mmol)に、カルシウムスルホニルシアナミド塩水溶液25mLを加えた。反応物を密封管中90℃に2日間加熱した。
【0557】
2日後、反応物を冷却し、水で1回希釈し、次いで氷上に置いた。沈殿物が生成し、これを続いて濾過し、集めて、N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)シクロプロパンスルホンアミド(215mg、21%)を得た。
LCMS(m/z+1)459.1
ステップ3:N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)シクロプロパンスルホンアミドの調製
【化250】
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【0558】
マイクロ波バイアル中でN−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)シクロプロパンスルホンアミド(50mg、0.11mmol)、(6−メチルキノリン−5−イル)ボロン酸(61.21mg、0.33mmol)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(0.1ml、0.65mmol)、PEPPSI−IPr触媒(2.48mg、0.005mmol)およびNMP/H
2O(容量で2:1)9mLを合わせ、135℃に45分間加熱した。冷却後、反応物をEtAcおよび塩化アンモニウム水溶液に希釈し、次いでEtAcで3回抽出し、有機物を水次いでブラインで洗浄した。次いで有機物を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮乾固した。最初にシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液としてDCM/EtAc)により、続いて逆相HPLCにより精製を行って、N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)シクロプロパンスルホンアミドを得た。
【0559】
LCMS(m/z+1)474.3。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.74 (s, 1H), 8.87 (dd, J = 4.1, 1.6 Hz, 1H), 8.06 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.79 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.72 - 7.59 (m, 1H), 7.53 - 7.32 (m, 2H), 7.03 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 2.63 - 2.58 (m, 1H), 2.46 (s, 3H), 2.28 (s, 6H), 1.38 (d, J = 3.8 Hz, 1H), 0.94 (dt, J = 5.2, 2.9 Hz, 2H), 0.88 (dt, J = 8.1, 3.0 Hz, 3H)。
(実施例162)
N−(4−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)シクロプロパンスルホンアミド(1020−162)
【化251】
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【0560】
N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)シクロプロパンスルホンアミド実施例161、ステップ3と同様の方法で、3,5−ジメチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを使用して、N−(4−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)シクロプロパンスルホンアミドを調製した。
【0561】
LCMS(m/z+1)427.2。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.39 (s, 1H), 11.66 (s, 2H), 7.30 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 6.92 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 2.68 - 2.59 (m, 1H), 2.45 (s, 3H), 2.27 (s, 3H), 2.13 (s, 6H), 1.01 - 0.84 (m, 4H)。
(実施例163)
N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(2−フェニルピリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)シクロプロパンスルホンアミド(1020−163)
【化252】
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【0562】
N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)シクロプロパンスルホンアミド実施例161、ステップ3と同様の方法で、(2−フェニルピリジン−3−イル)ボロン酸を使用して、N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(2−フェニルピリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)シクロプロパンスルホンアミドを調製した。
【0563】
LCMS(m/z+1)486.3。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.95 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 11.65 (s, 0H), 8.74 (dd, J = 4.7, 1.7 Hz, 1H), 7.94 (dd, J = 7.8, 1.7 Hz, 1H), 7.51 (dd, J = 7.7, 4.8 Hz, 1H), 7.39 - 7.31 (m, 2H), 7.26 (dt, J = 4.3, 2.9 Hz, 4H), 6.71 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 2.66 - 2.57 (m, 1H), 2.14 (s, 3H), 1.97 (s, 3H), 1.00 - 0.84 (m, 4H)。
(実施例164)
N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)エタンスルホンアミド(1020−164)
ステップ1:N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)エタンスルホンアミドの調製
【化253】
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【0564】
エタンスルホニルクロリド、実施例161、ステップ1〜2を用いることにより、N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)シクロプロパンスルホンアミドと同様の方法で、N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)エタンスルホンアミドの調製を行った。
【0565】
LCMS(m/z+1)447.0。
ステップ2:N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)エタンスルホンアミドの調製
【化254】
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【0566】
マイクロ波バイアル中で、N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)エタンスルホンアミド(50mg、0.11mmol)、6−メチルキノリン−5−イルボロン酸(83.81mg、0.45mmol)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(0.1ml、0.67mmol)、PEPPSI−IPr触媒(7.64mg、0.01mmol)およびNMP/H
2O(容量で2:1)9mLを合わせ、135℃に45分間加熱した。冷却後、反応物をEtAcおよび塩化アンモニウム水溶液に希釈し、次いでEtAcで3回抽出し、有機物を水次いでブラインで洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮乾固した。最初にシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液としてDCM/EtAc)により、続いて逆相HPLCにより精製を行って、N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)エタンスルホンアミドを得た。
【0567】
LCMS(m/z+1)462.3。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.60 (s, 2H), 8.83 (dd, J = 4.2, 1.6 Hz, 1H), 8.01 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.75 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.64 (ddd, J = 8.5, 1.6, 0.9 Hz, 1H), 7.47 - 7.36 (m, 2H), 6.98 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 2.95 (q, J = 7.3 Hz, 2H), 2.41 (s, 3H), 2.24 (s, 6H), 1.18 (t, J = 7.3 Hz, 3H)。
(実施例165)
N−(4,6−ビス(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)エタンスルホンアミド(1020−165)
【化255】
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【0568】
N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)エタンスルホンアミド、実施例164、ステップ2と同様の方法で、3,5−ジメチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソオキサゾールを使用して、N−(4,6−ビス(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)エタンスルホンアミドを調製した。
【0569】
LCMS(m/z+1)416.2。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.97 (s, 1H), 11.70 (s, 1H), 7.37 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.03 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 3.02 (q, J = 7.3 Hz, 2H), 2.43 (s, 3H), 2.31 (s, 3H), 2.25 (s, 3H), 2.15 (s, 3H), 1.23 (t, J = 7.3 Hz, 3H)。
(実施例166)
N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(2−フェニルピリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)エタンスルホンアミド(1020−166)
【化256】
[この文献は図面を表示できません]
【0570】
N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)エタンスルホンアミド、実施例164、ステップ2と同様の方法で、(2−フェニルピリジン−3−イル)ボロン酸を使用して、N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(2−フェニルピリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)エタンスルホンアミドを調製した。
【0571】
LCMS(m/z+1)474.3。
【0572】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.84 (s, 0H), 11.67 - 11.60 (m, 1H), 8.71 (dd, J = 4.8, 1.6 Hz, 1H), 7.91 (dd, J = 7.8, 1.7 Hz, 1H), 7.48 (dd, J = 7.7, 4.8 Hz, 1H), 7.35 - 7.28 (m, 2H), 7.26 - 7.19 (m, 4H), 6.70 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 2.97 (q, J = 7.3 Hz, 2H), 2.12 (s, 3H), 1.95 (s, 3H), 1.20 (t, J = 7.4 Hz, 3H)。
(実施例167)
N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)プロパン−2−スルホンアミド(1020−167)
ステップ1:N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)プロパン−2−スルホンアミドの調製
【化257】
[この文献は図面を表示できません]
【0573】
プロパン−2−スルホニルクロリド、実施例161、ステップ1〜2を用いることにより、N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)シクロプロパンスルホンアミドと同様の方法で、N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)プロパン−2−スルホンアミドの調製を行った。
【0574】
LCMS(m/z+1)461.1。
ステップ2:N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)プロパン−2−スルホンアミドの調製
【化258】
[この文献は図面を表示できません]
【0575】
マイクロ波バイアル中で、N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)プロパン−2−スルホンアミド(50mg、0.11mmol)、6−メチルキノリン−5−イルボロン酸(81.25mg、0.43mmol)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(0.1ml、0.67mmol)、PEPPSI−IPr触媒(7.64mg、0.01mmol)およびNMP/H
2O(容量で2:1)9mLを合わせ、135℃に45分間加熱した。冷却後、反応物をEtAcおよび塩化アンモニウム水溶液に希釈し、次いでEtAcで3回抽出し、有機物を水次いでブラインで洗浄した。次いで有機物を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮乾固した。最初にシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液としてDCM/EtAc)により、続いて逆相HPLCにより精製を行って、N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)プロパン−2−スルホンアミドを得た。
【0576】
LCMS(m/z+1)476.2。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.69 (s, 2H), 8.87 (dd, J = 4.1, 1.6 Hz, 1H), 8.05 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.79 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.72 - 7.65 (m, 1H), 7.51 - 7.40 (m, 2H), 7.02 (d, J = 1.7 Hz, 1H), 3.09 (p, J = 6.7 Hz, 1H), 2.45 (s, 3H), 2.28 (s, 6H), 1.24 (d, J = 6.8 Hz, 6H)。
(実施例168)
N−(4,6−ビス(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)プロパン−2−スルホンアミド(1020−168)
【化259】
[この文献は図面を表示できません]
【0577】
N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)プロパン−2−スルホンアミド、実施例167、ステップ2と同様の方法で、3,5−ジメチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソオキサゾールを使用して、N−(4,6−ビス(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)プロパン−2−スルホンアミドを調製した。
【0578】
LCMS(m/z+1)430.2。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.97 (s, 1H), 11.67 (s, 1H), 7.37 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.03 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 3.13 (p, J = 6.7 Hz, 1H), 2.43 (s, 3H), 2.31 (s, 3H), 2.25 (s, 3H), 2.15 (s, 3H), 1.26 (d, J = 6.7 Hz, 6H)。
(実施例169)
N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(2−フェニルピリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)プロパン−2−スルホンアミド(1020−169)
【化260】
[この文献は図面を表示できません]
【0579】
N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)プロパン−2−スルホンアミド、実施例167、ステップ2と同様の方法で、(2−フェニルピリジン−3−イル)ボロン酸を使用して、N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(2−フェニルピリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)プロパン−2−スルホンアミドを調製した。
【0580】
LCMS(m/z+1)488.4。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.85 (s, 1H), 11.61 (s, 1H), 8.75 (dd, J = 4.8, 1.7 Hz, 1H), 7.95 (dd, J = 7.8, 1.7 Hz, 1H), 7.52 (dd, J = 7.7, 4.8 Hz, 1H), 7.38 - 7.31 (m, 2H), 7.25 (dt, J = 5.7, 2.2 Hz, 4H), 6.76 (d, J = 1.7 Hz, 1H), 3.10 (p, J = 6.8 Hz, 1H), 2.17 (s, 3H), 2.00 (s, 3H), 1.25 (d, J = 6.7 Hz, 6H)。
(実施例170)
N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)メタンスルホンアミド(1020−170)
ステップ1:N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)メタンスルホンアミドの調製
【化261】
[この文献は図面を表示できません]
【0581】
メタンスルホニルクロリド、実施例161、ステップ1〜2を用いることにより、N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)シクロプロパンスルホンアミドと同様の方法で、N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)メタンスルホンアミドの調製を行った。
【0582】
LCMS(m/z+1)433.0。
ステップ2:N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)メタンスルホンアミド
【化262】
[この文献は図面を表示できません]
【0583】
マイクロ波バイアル中でN−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)メタンスルホンアミド(90mg、0.21mmol)、6−メチルキノリン−5−イルボロン酸(116.81mg、0.62mmol)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン、PEPPSI−IPr触媒(4.73mg、0.01mmol)およびNMP/H
2O(容量で2:1)15mLを合わせ、135℃に45分間加熱した。冷却後、反応物をEtAcおよび塩化アンモニウム水溶液に希釈し、次いでEtAcで3回抽出し、有機物を水次いでブラインで洗浄した。次いで有機物を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮乾固した。最初にシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液としてDCM/EtAc)により、続いて逆相HPLCにより精製を行って、N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)メタンスルホンアミドを得た。
【0584】
LCMS(m/z+1)448.2。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.64 (s, 2H), 8.84 (dd, J = 4.2, 1.6 Hz, 1H), 8.03 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.76 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.70 - 7.60 (m, 1H), 7.41 (dd, J = 8.5, 4.0 Hz, 2H), 6.95 (s, 1H), 2.90 (s, 3H), 2.43 (s, 3H), 2.26 (d, J = 1.4 Hz, 6H)。
(実施例171)
N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(2−フェニルピリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)メタンスルホンアミド(1020−171)
【化263】
[この文献は図面を表示できません]
【0585】
N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)メタンスルホンアミド、実施例170、ステップ2と同様の方法で、(2−フェニルピリジン−3−イル)ボロン酸を使用して、N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(2−フェニルピリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)メタンスルホンアミドを調製した。
【0586】
LCMS(m/z+1)460.3。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.90 (s, 1H), 11.72 (s, 1H), 8.75 (dd, J = 4.8, 1.6 Hz, 1H), 7.94 (dd, J = 7.8, 1.7 Hz, 1H), 7.52 (dd, J = 7.8, 4.8 Hz, 1H), 7.39 - 7.23 (m, 7H), 6.70 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 2.95 (s, 3H), 2.13 (s, 3H), 1.96 (s, 3H)。
(実施例172)
N−(4−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)メタンスルホンアミド(1020−172)
【化264】
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【0587】
N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)メタンスルホンアミド(50mg、0.12mmol)、PEPPSI(16mg、0.023mmol)、3,5−ジメチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(77mg、0.35mmol)および炭酸セシウム(226mg、0.69mmol)を含むマイクロ波バイアル中に、DME(2mL)およびDI水(1mL)を加えた。バイアルをマイクロ波中に入れ、130℃に30分間加熱した。完結した時点で、溶液をDI H
2Oでクエンチし、EtOAcで3回抽出した。合わせた有機層を飽和NaClで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。逆相HPLCにより精製を行って、N−(4−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)メタンスルホンアミドを得た。
【0588】
C
18H
20N
6O
3S。MS.m/z 401.5(M+1)。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 7.25 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 6.94 (s, 1H), 3.02 (s, 3H), 2.44 (s, 3H), 2.28 (s, 3H), 2.19 (s, 6H)。
(実施例173)
N−(4,6−ビス(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)メタンスルホンアミド(1020−173)の調製
【化265】
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【0589】
3,5−ジメチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに3,5−ジメチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソオキサゾールを用い、実施例172の方法と同様の方法で、N−(4,6−ビス(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)メタンスルホンアミドを合成した。
【0590】
C
18H
19N
5O
4S。MSm/z 402.1(M+1)。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 7.30 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 6.97 (d, J = 1.3 Hz, 1H), 3.03 (s, 3H), 2.43 (s, 3H), 2.36 (s, 3H), 2.28 (s, 3H), 2.21 (s, 3H)。
(実施例174)
N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(1020−174)
ステップ1:N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)ベンゼンスルホンアミドの調製
【化266】
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【0591】
ベンゼンスルホニルクロリド、実施例161、ステップ1〜2を用いることにより、N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)シクロプロパンスルホンアミドと同様の方法で、N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)ベンゼンスルホンアミドの調製を行った。
【0592】
LCMS(m/z+1)495.1。
ステップ2:N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)ベンゼンスルホンアミド
【化267】
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【0593】
マイクロ波バイアル中でN−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(50mg、0.11mmol)、6−メチルキノリン−5−イルボロン酸(83.81mg、0.45mmol)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(0.1ml、0.67mmol)、PEPPSI−IPr触媒(7.64mg、0.01mmol)およびNMP/H
2O(容量で2:1)9mLを合わせ、135℃に45分間加熱した。冷却後、反応物をEtAcおよび塩化アンモニウム水溶液に希釈し、次いでEtAcで3回抽出し、有機物を水次いでブラインで洗浄した。次いで有機物を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮乾固した。最初にシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液としてDCM/EtAc)により、続いて逆相HPLCにより精製を行って、N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)ベンゼンスルホンアミドを得た。
【0594】
LCMS(m/z+1)510.3。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.90 (s, 2H), 8.84 (dd, J = 4.2, 1.6 Hz, 1H), 8.03 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.91 - 7.79 (m, 2H), 7.76 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.64 (dt, J = 8.4, 1.3 Hz, 1H), 7.60 - 7.44 (m, 4H), 7.39 (dd, J = 8.6, 4.2 Hz, 1H), 7.02 (s, 1H), 2.44 (s, 3H), 2.27 (s, 3H), 2.23 (s, 3H)。
(実施例175)
N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−スルホンアミド(1020−175)
ステップ1:N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−スルホンアミドの調製
【化268】
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【0595】
3,3,3−トリフルオロプロパン−1−スルホニルクロリド、実施例161、ステップ1〜2を用いることにより、N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)シクロプロパンスルホンアミドと同様の方法で、N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−スルホンアミドの調製を行った。
【0596】
LCMS(m/z+1)515.0。
ステップ2:N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−スルホンアミドの調製
【化269】
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【0597】
マイクロ波バイアル中でN−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−スルホンアミド(50mg、0.1mmol)、6−メチルキノリン−5−イルボロン酸(72.73mg、0.39mmol)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(0.09ml、0.58mmol)、PEPPSI−IPr触媒(6.63mg、0.01mmol)およびNMP/H
2O(容量で2:1)9mLを合わせ、135℃に45分間加熱した。冷却後、反応物をEtAcおよび塩化アンモニウム水溶液に希釈し、次いでEtAcで3回抽出し、有機物を水次いでブラインで洗浄した。次いで有機物を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮乾固した。最初にシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液としてDCM/EtAc)により、続いて逆相HPLCにより精製して、N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−スルホンアミドを得た。
【0598】
LCMS(m/z+1)530.3。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.87 (s, 1H), 11.81 (s, 1H), 8.83 (dd, J = 4.3, 1.6 Hz, 1H), 8.02 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.75 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.68 - 7.60 (m, 1H), 7.47 - 7.35 (m, 2H), 7.01 (s, 1H), 3.25 - 3.16 (m, 2H), 2.71 - 2.59 (m, 2H), 2.42 (s, 3H), 2.24 (s, 6H)。
19F NMR (376 MHz, DMSO-d6) δ -64.98 (t, J = 11.1 Hz)。
(実施例176)
N−(5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1−メチル−7−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)メタンスルホンアミド(1020−176)
ステップ1:2−クロロ−4−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−N−メチル−6−ニトロアニリンの調製
【化270】
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【0599】
4−(3−クロロ−4−ヨード−5−ニトロフェニル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(4g、10.57mmol)を密封容器中1−メチル−2−ピロリジノン(10ml)に溶解した。これにメチルアミン塩酸塩(1.43g、21.13mmol)およびトリエチルアミン(5.89ml、42.27mmol)を加えた。容器を密栓し、120℃で1日間撹拌した。次いで反応物を室温に冷却し、粗製の混合物をEtAcおよび塩化アンモニウム水溶液に希釈し、EtAcで3回抽出した。有機物を塩化アンモニウム、水次いでブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に蒸発乾固して、2−クロロ−4−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−N−メチル−6−ニトロアニリンを極暗赤色油状物として得た。
【0600】
LCMS(m/z+1)281.9
ステップ2:6−クロロ−4−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−N1−メチルベンゼン−1,2−ジアミンの調製
【0601】
2−クロロ−4−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−N−メチル−6−ニトロアニリン(3.3g、11.7mmol)、塩化第一スズ(6.66g、35.1mmol)を、密封した圧力容器中エタノール100mL中で混合し、120℃に1時間加熱した。次いで反応物を室温に冷却した後、EtAc/1N NaOH中に20分間撹拌しながら注ぎ入れた。次いで反応物をEtAcで3回抽出し、1N NaOH、水で2回およびブラインで洗浄した。次いで有機物を硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下に除去した。粗製物を溶出液としてHex/EtAcを用いるシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、6−クロロ−4−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−N1−メチルベンゼン−1,2−ジアミンを暗黄色固体として得た。
【0602】
LCMS(m/z+1)252.2
ステップ3:6−クロロ−4−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−N1−メチルベンゼン−1,2−ジアミンからのN−(7−クロロ−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)メタンスルホンアミドの調製
【0603】
メタンスルホニルシアナミド、実施例161、ステップ1〜2を用いることにより、N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)シクロプロパンスルホンアミドと同様の方法で、6−クロロ−4−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−N1−メチルベンゼン−1,2−ジアミン(420mg、1.67mmol)からN−(7−クロロ−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)メタンスルホンアミドの調製を行った。
【0604】
LCMS(m/z+1)355.1
ステップ4:N−(5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1−メチル−7−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)メタンスルホンアミドの調製
【化271】
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【0605】
出発物質としてN−(7−クロロ−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)メタンスルホンアミドを用い、反応物を160℃に45分間加熱することにより、N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)シクロプロパンスルホンアミドの調製と同様の方法で、N−(5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1−メチル−7−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)メタンスルホンアミドの調製を行った。
【0606】
LCMS(m/z+1)462.3。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.96 (s, 1H), 8.90 (dd, J = 4.2, 1.6 Hz, 1H), 8.11 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.83 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.68 (dt, J = 8.5, 1.2 Hz, 1H), 7.58 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.47 (dd, J = 8.5, 4.2 Hz, 1H), 6.99 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 2.99 (s, 3H), 2.57 (s, 3H), 2.45 (s, 3H), 2.28 (d, J = 8.4 Hz, 6H)。
(実施例177)
N−ベンジル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミン(1020−177)
ステップ1:6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2(3H)−オンの調製
【化272】
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【0607】
5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−3−ヨードベンゼン−1,2−ジアミン(2.5g、7.6mmol)および1,1’−カルボニルジイミダゾール(2.71g、16.72mmol)を、密封容器中テトラヒドロフラン(75ml)に加え、撹拌しながら105℃に終夜加熱した。反応物を冷却し、次いでEtAc/H
2Oに希釈し、EtAcで4回抽出した。有機物を水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下に除去し、次いで最少量のEtAcで摩砕し、濾過して、固体を得た。プロセスを繰り返し、固体を合わせて、6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2(3H)−オンを得た。
【0608】
LCMS(m/z+1)356.0。
ステップ2:4−(2−クロロ−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールの調製
【0609】
6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2(3H)−オン(4.5g、12.67mmol)をPOCl
3(100mL)に溶解し、105℃に終夜加熱した。翌日、POCl
3を減圧下に除去した。次いで得られた残留物をDCMと2回共沸して、黄色がかった茶褐色固体を得た。粗製の混合物をEtAcおよび水に希釈し、EtAcで3回抽出した。有機物を水、次いで重炭酸ナトリウム水溶液、ブラインで洗浄した。次いで有機物を硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に蒸発乾固して、4−(2−クロロ−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。
【0610】
LCMS(m/z+1)374.0/376.0。
ステップ3:N−ベンジル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミン
【化273】
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【0611】
4−(2−クロロ−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(800mg、2.14mmol)を1−メチル−2−ピロリジノン(25ml)に溶解し、これにベンジルアミン(1.88ml、17.14mmol)およびトリエチルアミン(1mL、7.17mmol)を加えた。反応物を圧力容器中密栓し、120℃に1日間加熱した。この時点で、反応物を冷却し、次いでEtAc/塩化アンモニウム水溶液に希釈し、EtAcで3回抽出し、塩化アンモニウム(ammoium chloride)で2回、水で2回、ブラインで洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下に蒸発乾固した。残留物を溶出液としてHex/EtAcを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、N−ベンジル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミンを得た。
【0612】
LCMS(m/z+1)445.1。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.34 (ddd, J = 33.2, 23.7, 7.0 Hz, 5H), 7.13 - 7.06 (m, 1H), 4.63 (s, 2H), 2.39 (s, 3H), 2.23 (s, 3H)。
(実施例178)
4−(2−エトキシ−4−(1−メチル−4−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−178)
ステップ1:
【化274】
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【0613】
5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−3−ヨードベンゼン−1,2−ジアミン(1g、3mmol)をテトラエチルオルトカルボネート(2mL)に溶解した。次いで反応混合物を130℃で終夜加熱した。次いで溶媒を蒸発させ、残留物をコンビフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製して、4−(2−エトキシ−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール1.1gを得た。
【0614】
C
14H
14N
3O
2。384.1(M+1)。
ステップ2:
【化275】
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【0615】
5−ブロモ−1−メチル−4−フェニル−1H−ピラゾール(87mg、0.37mmol)および3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−ボロン酸ピナコールエステル(373mg、1.47mmol)を1,4−ジオキサン(2ml)に加えた。上記混合物にPd(dppf)Cl
2(27mg、0.037mmol)および酢酸カリウム(181mg、1.85mmol)を加えた。反応混合物を100℃で2時間加熱した。次いで反応混合物をEtOAc(100ml)で希釈し、ブライン(50ml×2)で洗浄した。有機溶媒を蒸発させ、残留物をDCMに溶解し、コンビフラッシュカラムクロマトグラフィー(生成物は45%EtOAc/ヘキサンで溶出した)で精製して、1−メチル−4−フェニル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを得た。
【0616】
C
16H
21BN
2O
2。285.3(M+1)。
ステップ3:
【化276】
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【0617】
4−(2−エトキシ−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(100mg、0.26mmol)および1−メチル−4−フェニル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(37mg、0.13mmol)を、1,2−ジメトキシエタン(2ml)および水(1ml)の溶媒混合物に加えた。上記混合物にPEPPSI−Ipr(18mg、0.026mmol)およびCs
2CO
3(127mg、0.39mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波反応器中130℃で30分間加熱した。次いで反応混合物を濾過し、有機溶媒を蒸発させ、残留物を分取HPLC(0〜100%CH
3CN/H
2O)で精製して、4−(2−エトキシ−4−(1−メチル−4−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。
【0618】
C
24H
23N
5O
2。414.5(M+1)。
1H NMR (400MHz, CD
3OD) δ 8.20 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.64 (d, J = 7.6 Hz, 2H), 7.55 (d, J = 7.6 Hz, 2H), 6.94 (s, 1H), 6.86 (s, 1H), 3.87 (s, 3H), 4.18 (q, J = 8.0 Hz, 2H), 2.39 (s, 3H), 2.22 (s, 3H), 1.22 (t, J = 8.0 Hz, 3H)。
(実施例179)
4−(2−イソプロポキシ−1−メチル−7−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−179)
ステップ1:
【化277】
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【0619】
5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−7−ヨード−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2(3H)−オン(48mg、0.13mmol)を、丸底フラスコ中POCl
3(0.1mL)に加え、80℃で終夜加熱した。次いでPOCl
3を蒸発させ、残留物をEtOAcに溶解し、NaHCO
3で洗浄し、有機層をMgSO
4で乾燥し、濾過し、次いで蒸発させた。残留物を高真空ポンプで乾燥して、粗製の4−(2−クロロ−7−ヨード−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール69mgを得た。
【0620】
C
13H
11ClN
3O。388.1(M+1)。
ステップ2:
【化278】
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【0621】
4−(2−クロロ−7−ヨード−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(46mg、0.12mmol)をイソプロパノール(2mL)に溶解し、溶液にナトリウムイソプロポキシド(sodium isoproponoxide)(195mg、2.4mmol)を加え、反応混合物を80℃で2時間加熱した。次いで溶媒を蒸発させ、残留物を分取HPLCで精製して、4−(7−ヨード−2−イソプロポキシ−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール14mgを得た。
【0622】
C
16H
18IN
3O
2。412.1(M+1)。
ステップ3:
【化279】
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【0623】
4−(7−ヨード−2−イソプロポキシ−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(13mg、0.03mmol)および(6−メチルキノリン−5−イル)ボロン酸(26mg、0.14mmol)を、1,2−ジメトキシエタン(2ml)および水(1ml)の溶媒混合物に加えた。上記混合物にPEPPSI−Ipr(3mg、0.004mmol)およびCs
2CO
3(52mg、0.16mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波反応器中130℃で30分間加熱した。次いで反応混合物を濾過し、有機溶媒を蒸発させ、残留物を分取HPLC(0〜100%CH
3CN/H
2O)で精製して、4−(2−イソプロポキシ−1−メチル−7−(6−メチルキノリン−5−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。
【0624】
C
26H
26N
4O
2。427.5(M+1)。
1H NMR (400MHz, CD
3OD) δ 8.72 (d, J = 4.0 Hz, 1H), 8.00 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.73 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.68 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.41 (s, 1H), 7.35 (d, J = 4.0, 8.4 Hz, 1H), 6.78 (s, 1H), 5.20-5.16 (m, 1H), 2.62 (s, 3H), 2.35 (s, 3H), 2.22 (s, 3H), 2.19 (s, 3H), 1.37-1.34 (m, 6H)。
(実施例180)
(4−クロロフェニル)(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−3−イル)メタノール(1020−180)
【化280】
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ステップ1:
【0625】
実施例101、ステップ4から、メチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−カルボキシレート(500mg、1.61mmol)をMeOH(5mL)およびNaOH(2M、1.6mL)に溶解した。反応物を室温で終夜撹拌した。次いで反応物を1N HClでpHを7に中和し、沈殿物を真空濾過により集めて、2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−カルボン酸(329mg、69%)を白色粉体として得た。
ステップ2:
【0626】
DMF(10mL)中の2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−カルボン酸(284mg、0.95mmol)をHATU(581mg、2mmol)と15分間合わせ、次いでN,O−ジルメチルヒドロキシルアミンHCl塩(0.28g、3mmol)およびトリエチルアミン(0.53ml、4mmol)を加え、室温で終夜撹拌した。EtOAcで希釈し、ブラインで洗浄し、EtOAcで4回逆抽出し、有機溶媒を蒸発させ、コンビフラッシュカラムで精製すると、生成物は100%EtOAcで溶出し、2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−N−メトキシ−N−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−カルボキサミドを定量的収率で得た。
ステップ3:
【0627】
2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−N−メトキシ−N−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−カルボキサミド(500mg、1.47mmol)をTHFに溶解し、溶液にジ−tert−ブチルジカルボネート(641mg、2.94mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.77ml、4.14mmol)および4−(ジメチルアミノ)ピリジン(36mg、0.29mmol)を加えた。室温で30分間撹拌した後、反応が完結した。EtOAcで希釈し、ブラインで洗浄し、有機溶媒を蒸発させ、コンビフラッシュカラムで精製した。生成物を70%EtOAc/ヘキサンで溶出して、tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(メトキシ(メチル)カルバモイル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(563mg、87%)を白色固体として得た。
ステップ4および5:
【化281】
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【0628】
4−クロロフェニルマグネシウムクロリドをフェニルマグネシウムクロリドの代わりに用い、実施例112と同様の方法で、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(フェニル)(ピリミジン−5−イル)メタノールを合成した。
C
27H
23ClN
4O
2471.2(M+1)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 8.61 (dd, J = 15.4, 3.5 Hz, 2H), 7.85 (s, 1H), 7.58 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 7.47 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 7.39 - 7.26 (m, 2H), 6.69 (s, 1H), 2.27 (s, 3H), 2.07 (s, 3H), 1.31 (d, J = 27.1 Hz, 5H)。
(実施例181)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−3−イル)(ピリミジン−2−イル)メタノール(1020−181)
【化282】
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【0629】
ステップ1において3−ピリジルマグネシウムブロミド(3-pyridylmagneisum bromide)をフェニルマグネシウムクロリドの代わりに用い、ステップ2において2−ピリミジニルリチウムを使用して、実施例112と同様の方法で、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(フェニル)(ピリミジン−5−イル)メタノールを合成した。
【0630】
C
25H
22N
6O
2439.1(M+1)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 8.90 (d, J = 4.9 Hz, 2H), 8.73 (s, 1H), 8.69 - 8.57 (m, 1H), 8.00 (m, 1H), 7.54 (dd, J = 10.6, 5.7 Hz, 4H), 6.84 (s, 1H), 2.29 (s, 3H), 2.09 (s, 3H), 1.28 (d, J = 28.3 Hz, 4H)。
(実施例182)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(フェニル)(ピリダジン−3−イル)メタノール(1020−182)
【化283】
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【0631】
ステップ2において2−ピリダジンリチウムを用い、実施例112と同様の方法で、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(フェニル)(ピリミジン−5−イル)メタノールを合成した。
【0632】
C
26H
23N
5O
2438.2(M+1)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 9.32 - 9.14 (m, 2H), 7.69 (s, 1H), 7.55 (s, 1H), 7.50 - 7.36 (m, 3H), 7.36 - 7.23 (m, 2H), 6.66 (s, 1H), 2.27 (s, 3H), 2.07 (s, 3H), 1.31 (s, 4H)。
(実施例183)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(フェニル)(ピラジン−2−イル)メタノール(1020−183)
【化284】
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【0633】
ステップ2において2−ピラジンリチウムを用い、実施例112と同様の方法で、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(フェニル)(ピリミジン−5−イル)メタノールを合成した。
【0634】
C
26H
23N
5O
2438.2(M+1)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 9.05 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 8.64 - 8.52 (m, 2H), 7.64 (s, 1H), 7.53 (s, 1H), 7.41 - 7.24 (m, 6H), 6.78 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 2.60 (br, 1H), 2.28 (s, 3H), 2.07 (s, 3H), 1.34 (d, J = 24.7 Hz, 4H)。
(実施例184)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(フェニル)(ピリジン−4−イル)メタノール(1020−184)
【化285】
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【0635】
ステップ2において4−ピリジニルリチウムを用い、実施例112と同様の方法で、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(フェニル)(ピリミジン−5−イル)メタノールを合成した。
【0636】
C
27H
24N
4O
2438.2(M+1)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 8.70 - 8.64 (m, 2H), 7.61 (s, 1H), 7.54 (s, 3H), 7.45 - 7.34 (m, 3H), 7.32 - 7.25 (m, 2H), 6.61 (s, 1H), 2.55 (m, 1H) 2.26 (s, 3H), 2.06 (s, 3H), 1.32 (br, J = 8.4 Hz, 2H), 1.25 (br, 2H)。
(実施例185)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(フェニル)(ピリミジン−5−イル)メタノール(1020−185)
【化286】
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【0637】
ステップ2において5−ピリミジニルリチウムを用い、実施例112と同様の方法で、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(フェニル)(ピリミジン−5−イル)メタノールを合成した。
【0638】
C
26H
23N
5O
2438.2(M+1)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 9.15 (s, 1H), 8.67 (s, 2H), 7.55 (d, J = 1.8 Hz, 2H), 7.47 - 7.23 (m, 6H), 6.72 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 2.58 (m, 1H), 2.25 (s, 3H), 2.05 (s, 3H), 1.32 (d, J = 24.4 Hz, 4H)。
(実施例186)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ジ(ピリジン−4−イル)メタノール(1020−186)
【化287】
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【0639】
実施例112、ステップ1〜2と同様の方法で、エーテル中で4−ブロモピリジンを使用して、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ジ(ピリジン−4−イル)メタノールを合成した。
【0640】
C
26H
23N
5O
2。MS.438.1(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 8.82 (d, J = 6.4 Hz, 2H), 7.90 (d, J = 5.2 Hz, 2H), 7.64 (s, 1H), 6.95 (s, 1H), 2.56 (td, J = 8.6, 4.3 Hz, 1H), 2.33 (s, 3H), 2.14 (s, 3H), 1.57 - 1.47 (m, 2H), 1.42 - 1.34 (m, 2H)。
(実施例187)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリダジン−3−イル)(チアゾール−2−イル)メタノール(1020−187)
ステップ1:
【化288】
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【0641】
チアゾール(0.35g、4mmol)をTHF(5ml)に溶解し、その反応フラスコを−78℃のドライアイス−アセトン浴中に入れ、透明溶液にnBuLi(2.55ml、ヘキサン中1.6M)を加え、反応混合物を−78℃で1時間撹拌し、次いでtert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(メトキシ(メチル)カルバモイル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートのTHF(2ml)中溶液を、−78℃で上記反応混合物に加えた。温度を室温にゆっくり上げ、室温で3時間撹拌した。反応を水でクエンチし、溶媒を蒸発させ、残留物をコンビフラッシュで精製して、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(チアゾール−2−イル)メタノン500mgを得た。
ステップ2:
【化289】
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【0642】
ピリダジン(52mg、0.65mmol)をTHF(2ml)に溶解し、その反応フラスコを−78℃のドライアイス−アセトン浴中に入れ、透明溶液にTMP−MgCl−LiCl(0.365ml、ヘキサン/トルエン中1.0M)を加え、温度を0℃に加温した。反応混合物を0℃で30分間撹拌し、反応混合物に0℃でTHF中の(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(チアゾール−2−イル)メタノン(50mg、0.1mmol)を加え、1時間撹拌し、次いで室温で終夜撹拌した。反応を水でクエンチし、EtOAcで抽出し、有機溶媒を蒸発させ、次いで分取HPLCで精製した。次いでTFA(1ml)を生成物の純粋なHPLCフラクションに加え、溶媒を50℃で蒸発させ、残留物を分取HPLCで再度精製して、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリダジン−3−イル)(チアゾール−2−イル)メタノール13mgを得た。
【0643】
C
23H
20N
6O
2S。445.1(M+1)。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 9.44 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 9.29-9.17 (m, 1H), 8.07-7.82 (m, 2H), 7.73 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 7.58 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.41 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 2.63 (tt, J = 8.4, 6.0 Hz, 1H), 2.35 (s, 3H), 2.17 (s, 3H), 1.64-1.47 (m, 2H), 1.50-1.32 (m, 2H)。
(実施例188)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)(ピリジン−3−イル)メタノール(1020−188)
ステップ1:tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ニコチノイル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート
【化290】
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【0644】
tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(メトキシ(メチル)カルバモイル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(300mg、0.68mmol)のTHF(30mL)中溶液に、3−ピリジニルMgCl(2当量)の溶液を加え、溶液を室温で1時間撹拌した。溶液に3−ピリジニルMgCl(2当量)を加え、溶液を室温で20分間撹拌した。更に3−ピリジニルMgCl(0.25mmol)を加え、溶液を室温で1.5時間撹拌した。NH
4Cl水溶液を加え、混合物をEtOAc(200mL)で抽出した。有機溶液をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥した。溶媒を除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜100%EtOAc)により精製して、tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ニコチノイル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートを得た。
【0645】
C
26H
26N
4O
4。MS.m/z 459.0。
1H NMR (クロロホルム-d) δ 8.92 (dd, J = 2.2, 0.9 Hz, 1H), 8.79 (dd, J = 5.0, 1.7 Hz, 1H), 8.25 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 8.07 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.57 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.50 (m, 1H), 2.76 (ddd, J = 8.0, 5.0, 2.8 Hz, 1H), 2.46 (s, 3H), 2.32 (s, 3H), 1.73 (s, 9H), 1.08 - 0.95 (m, 4H)。
ステップ2:(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)(ピリジン−3−イル)メタノール
【化291】
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【0646】
3,5−ジメチルイソオキサゾール(446mg、2mmol)のTHF(5mL)中溶液にブチルリチウム(96mg、1.5mmol、THF中1.6M)を加え、溶液を−78℃で1時間撹拌した。溶液に−78℃でtert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ニコチノイル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(69mg、0.15mmol)のTHF(3mL)中溶液を加え、溶液を室温で5時間撹拌した。H
2O(0.5mL)を加え、溶液を室温で20時間撹拌した。EtOAc(100mL)を加えた。有機溶液をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥した。溶媒を除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜5%MeOH/CH
2Cl
2)により精製して、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)(ピリジン−3−イル)メタノールを得た。
【0647】
C
26H
25N
5O
3。MS m/z 456.2(M+1)。
1H NMR (メタノール-d
4) δ 8.59 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 8.52 (dd, J = 5.0, 1.5 Hz, 1H), 7.85 (ddd, J = 8.1, 2.3, 1.5 Hz, 1H), 7.51 - 7.34 (m, 2H), 6.43 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 2.28 (s, 3H), 2.25 - 2.15 (m, 1H), 2.11 (s, 3H), 1.92 (s, 3H), 1.53 (s, 3H), 1.17 - 1.06 (m, 4H)。
(実施例189)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−3−イル)(チアゾール−2−イル)メタノール(1020−189)
【化292】
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【0648】
実施例188と同様の方法で、チアゾールを使用して、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−3−イル)(チアゾール−2−イル)メタノールを合成した。
【0649】
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−3−イル)(チアゾール−2−イル)メタノール:C
24H
21N
5O
2S。MS m/z 444.1(M+1)。
1H NMR (メタノール-d
4) δ 8.64 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.44 (dd, J = 4.6, 1.6 Hz, 1H), 7.92 (dt, J = 8.4, 1.9 Hz, 1H), 7.81 (d, J = 3.0 Hz, 1H), 7.59 (d, J = 3.3 Hz, 1H), 7.39 (dd, J = 8.1, 4.8 Hz, 2H), 6.94 (s, 1H), 2.32 (s, 3H), 2.20 (s, 1H), 2.15 (s, 3H), 1.10 (d, J = 8.1 Hz, 4H)。
(実施例190)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(オキサゾール−2−イル)(ピリジン−3−イル)メタノール(1020−190)
【化293】
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【0650】
実施例188と同様の方法で、オキサゾールを使用して、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(オキサゾール−2−イル)(ピリジン−3−イル)メタノールを合成した。
【0651】
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(オキサゾール−2−イル)(ピリジン−3−イル)メタノール:C
24H
21N
5O
3。MS m/z 428.1(M+1)。
1H NMR (メタノール-d
4) δ 8.66 (t, J = 1.6 Hz, 1H), 8.52 - 8.41 (m, 1H), 8.10 - 7.84 (m, 2H), 7.42 (dd, J = 8.1, 4.8 Hz, 2H), 7.22 (s, 1H), 6.56 (s, 1H), 2.32 (s, 3H), 2.19 (s, 1H), 2.15 (s, 3H), 1.09 (d, J = 7.9 Hz, 4H)。
(実施例191)
1−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−1,2−ジ(ピリジン−3−イル)エタノール(1020−191)
【化294】
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【0652】
実施例188と同様の方法で、3−ピコリンを使用して、1−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−1,2−ジ(ピリジン−3−イル)エタノールを合成した。
【0653】
1−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−1,2−ジ(ピリジン−3−イル)エタノール:C
27H
25N
5O
2。MS m/z 452.1(M+1)。
1H NMR (メタノール-d
4) δ 8.93 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.77 - 8.63 (m, 2H), 8.55 - 8.44 (m, 2H), 8.14 (dd, J = 8.1, 1.7 Hz, 1H), 7.84 (ddd, J = 15.5, 8.2, 5.4 Hz, 2H), 7.55 (dd, J = 10.0, 1.3 Hz, 2H), 4.14 (d, J = 2.2 Hz, 2H), 2.50 (dd, J = 8.8, 1.9 Hz, 1H), 2.40 (s, 3H), 2.23 (s, 3H), 1.56 - 1.42 (m, 2H), 1.32 (td, J = 6.9, 6.3, 3.9 Hz, 2H)。
(実施例192)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(6−メチルピリジン−2−イル)(ピリダジン−3−イル)メタノール(1020−192)
ステップ1:tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ピリダジン−3−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートの調製
【化295】
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【0654】
THFおよび2,2,6,6−テトラメチルピペリジン(1.6mL、9.6mmol)を含む火炎乾燥したフラスコに、−78℃でn−BuLi(5.9mL、9.5mmol、1.6M)を滴下添加した。15分撹拌した後、ピリダジン(0.66mL、9.1mmol)を加えた。溶液を15分間撹拌し、続いてtert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(メトキシ(メチル)カルバモイル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(500mg、1.1mmol)を加えた。溶液を30分間撹拌し、次いで冷浴から除去して室温に加温した。完結した時点で、溶液をDI H
2Oでクエンチし、EtOAcで3回抽出した。合わせた有機層を飽和NaClで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。粗生成物にTFA(5mL)を加え、30分間撹拌した。溶液を真空で中濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ピリダジン−3−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(270mg、収率52%)を得た。
【0655】
C
25H
25N
5O
4。MS.m/z 460.5(M+1)。
ステップ2:(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(6−メチルピリジン−2−イル)(ピリダジン−3−イル)メタノールの調製
【化296】
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【0656】
tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ピリダジン−3−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(50mg、0.11mmol)を含む火炎乾燥したフラスコに、(6−メチルピリジン−2−イル)マグネシウムブロミド(1.3mL、0.33mmol、0.25M)を加えた。反応物を30分間撹拌した。完結した時点で、溶液をDI H
2Oでクエンチし、EtOAcで3回抽出した。合わせた有機層を飽和NaClで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。粗生成物にTFA(5mL)を加え、30分間撹拌した。溶液を真空中で濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(6−メチルピリジン−2−イル)(ピリダジン−3−イル)メタノールを得た。
【0657】
C
26H
24N
6O
2。MS.m/z 443.5(M+1)。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 9.09 (d, J = 3.9 Hz, 1H), 8.03 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.76 - 7.63 (m, 2H), 7.37 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 7.20 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 6.73 (d, J = 1.3 Hz, 1H), 2.51 (s, 3H), 2.31 (s, 3H), 2.16 (d, J = 9.4 Hz, 1H), 2.14 (s, 3H), 1.09 (d, J = 7.1 Hz, 4H)。
(実施例193)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(3−メチルピリジン−2−イル)(フェニル)メタノール(1020−193)の調製
【化297】
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【0658】
実施例112、ステップ1からの中間体を用い、THFおよび2−ブロモ−3−メチルピリジン(56mg、0.33mmol)を含む火炎乾燥したフラスコに、−78℃でn−BuLi(0.41mL、6.6mmol)を滴下添加した。溶液を15分間撹拌し、続いてTHF(2mL)中のtert−ブチル4−ベンゾイル−2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(50mg、0.11mmol)を加えた。溶液を室温に加温した。完結した時点で、溶液をDI H
2Oでクエンチし、EtOAcで3回抽出した。合わせた有機層を飽和NaClで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。粗生成物にTFA(5mL)を加え、30分間撹拌した。溶液を真空中で濃縮し、逆相HPLCにより精製して、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(3−メチルピリジン−2−イル)(フェニル)メタノールを得た。
【0659】
C
28H
26N
4O
2。MS.m/z 451.5(M+1)。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 8.39 (s, 1H), 7.62 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.46 - 7.27 (m, 6H), 7.22 (s, 2H), 6.32 (s, 1H), 2.25 (s, 3H), 2.12 (d, J = 18.5 Hz, 2H), 2.06 (s, 3H), 1.92 (s, 3H), 1.08 (d, J = 8.1 Hz, 4H)。
(実施例194)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(フェニル)メタノン(1020−194)の調製
【化298】
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【0660】
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(フェニル)メタノンを実施例193から得た。この場合、脱保護した出発物質を回収し、特性評価した。
【0661】
C
22H
19N
3O
2。MS.m/z 358.4(M+1)。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 7.83 (d, J = 7.2 Hz, 2H), 7.67 (dd, J = 18.5, 11.1 Hz, 2H), 7.56 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 7.37 (s, 1H), 2.40 (s, 3H), 2.34 (s, 1H), 2.24 (s, 3H), 1.21 (d, J = 8.1 Hz, 4H)。
(実施例195)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(4−メチルピリジン−2−イル)(フェニル)メタノール(1020−195)の調製
【化299】
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【0662】
2−ブロモ−3−メチルピリジンの代わりに2−ブロモ−4−メチルピリジンを用い、実施例193と同様の方法で、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(4−メチルピリジン−2−イル)(フェニル)メタノールを合成した。
【0663】
C
28H
26N
4O
2。MS.m/z 451.5(M+1)。
1H NMR (400 MHz, dmso) δ 8.33 (d, J = 37.9 Hz, 1H), 7.77 (d, J = 51.4 Hz, 1H), 7.49 - 7.03 (m, 8H), 6.78 (d, J = 63.4 Hz, 1H), 6.44 (s, 1H), 2.09 (s, 1H), 0.95 (s, 4H)。
(実施例196)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(5−メチルピリジン−2−イル)(フェニル)メタノール(1020−196)の調製
【化300】
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【0664】
2−ブロモ−3−メチルピリジンの代わりに2−ブロモ−5−メチルピリジンを用い、実施例193と同様の方法で、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(5−メチルピリジン−2−イル)(フェニル)メタノールを合成した。
【0665】
C
28H
26N
4O
2。MS.m/z 451.5(M+1)。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 8.33 (s, 1H), 7.61 (dd, J = 8.2, 2.3 Hz, 1H), 7.45 - 7.19 (m, 7H), 6.33 (s, 1H), 2.52 (s, 3H), 2.26 (s, 3H), 2.17 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 2.08 (s, 3H), 2.00 (s, 1H), 1.11 (dd, J = 18.3, 7.0 Hz, 4H)。
(実施例197)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(2−メチルピリジン−3−イル)(フェニル)メタノール(1020−197)の調製
【化301】
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【0666】
2−ブロモ−3−メチルピリジンの代わりに3−ブロモ−2−メチルピリジンを用い、実施例193と同様の方法で、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(2−メチルピリジン−3−イル)(フェニル)メタノールを合成した。
【0667】
C
28H
26N
4O
2。MS.m/z 451.5(M+1)。
1H NMR (400 MHz, dmso) δ 8.33 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 7.65 (s, 1H), 7.31 (dt, J = 16.0, 7.6 Hz, 5H), 7.02 (s, 1H), 6.78 (s, 1H), 6.15 (s, 1H), 2.28 (s, 3H), 2.19 (s, 3H), 1.98 (s, 3H), 1.10 - 0.89 (m, 4H)。
(実施例198)
1−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−1−(5−フルオロ−6−メチルピリジン−2−イル)−2−メチルプロパン−1−オール(1020−198)
【化302】
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ステップ1:
【0668】
2−ブロモ−5−フルオロ−6−メチル−ピリジン(345mg、1.82mmol)のトルエン(4mL)中溶液に、iPrMgCl/LiCl(0.187g、1.8mmol、THF中1M)を加え、溶液を室温で4時間撹拌した。溶液にTHF(2mL)中のtert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(メトキシ(メチル)カルバモイル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(100mg、0.227mmol)を加え、溶液を室温で1時間撹拌した。EtOAc(100mL)を加え、溶液をNH
4Cl水溶液およびブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥した。溶媒を除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(CH
2Cl
2中0〜10%MeOH、次いでヘキサン中0〜60%EtOAc)により精製して、ケトン中間体(30mg)を得、これを次の反応のために2−メチル−THF(2mL)に溶解した。
ステップ2:
【0669】
2−ブロモ−5−フルオロ−6−メチル−ピリジン(93mg、0.49mmol)のトルエン(4mL)中溶液に、iPrMgCl/LiCl(50mg、0.49mmol、THF中1M)を加え、溶液を室温で4時間撹拌した。溶液に上記調製したケトンの溶液を加え、溶液を室温で1時間撹拌した。EtOAc(100mL)を加え、溶液をNH
4Cl水溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥した。溶媒を除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(CH
2Cl
2中0〜10%MeOH、次いでヘキサン中0〜60%EtOAc)により精製して、N−Boc保護化生成物を得、これをTHF(2mL)、TFA(2mL)および水(0.1mL)に溶解した。溶液を50℃で1時間加熱した。溶媒を除去し、残留物をHPLCにより精製して、1−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−1−(5−フルオロ−6−メチルピリジン−2−イル)−2−メチルプロパン−1−オールを得た。
【0670】
C
25H
27FN
4O
2。MS m/z 435.2(M+1)。
1H NMR (メタノール-d
4) δ 7.72 (ddd, J = 8.7, 3.6, 0.8 Hz, 1H), 7.65 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.48 (t, J = 8.9 Hz, 1H), 7.40 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 3.18 (p, J = 6.7 Hz, 1H), 2.67 (tt, J = 8.5, 5.0 Hz, 1H), 2.51 (d, J = 2.9 Hz, 3H), 2.40 (s, 3H), 2.24 (s, 3H), 1.61 - 1.49 (m, 2H), 1.40 (dddd, J = 14.2, 7.4, 5.6, 3.9 Hz, 2H), 0.94 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 0.81 (d, J = 6.6 Hz, 3H)。
(実施例199)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリダジン−3−イル)(チアゾール−2−イル)メタノール(1020−199)
【化303】
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【0671】
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリダジン−3−イル)(チアゾール−2−イル)メタノールを実施例198と同様の方法で合成した。
【0672】
C
23H
20N
6O
2S。445.1(M+1)。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 8.86 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.79-7.77 (m, 1H), 7.74-7.72 (m, 1H), 7.64 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.58 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.51 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.44-7.42 (m, 1H), 5.68 (s, 1H), 2.58-2.47 (m, 1H), 2.38 (s, 3H), 2.21 (s, 3H), 1.55-1.53 (m, 2H), 1.44-1.42 (m, 2H)。
(実施例200)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(2,6−ジメチルピリジン−3−イル)(ピリジン−3−イル)メタノール(1020−200)
【化304】
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【0673】
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(2,6−ジメチルピリジン−3−イル)(ピリジン−3−イル)メタノールを実施例198と同様の方法で合成した。
【0674】
C
28H
27N
5O
2。466.2(M+1)。
1H NMR (400MHz, CD
3OD) δ 8.41 (d, J = 3.6 Hz, 2H), 7.69 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.38-7.35 (m, 1H), 7.31 (bs, 1H), 6.88 (bs, 2H), 6.18 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 2.41 (s, 3H), 2.33 (s, 3H), 2.17 (s, 3H), 2.13-2.04 (m, 1H), 1.98 (s, 3H), 1.13-1.01 (m, 4H)。
(実施例201)
シクロプロピル(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−3−イル)メタノール(1020−201)
【化305】
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【0675】
シクロプロピル(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−3−イル)メタノールを実施例198と同様の方法で合成した。
【0676】
C
24H
24N
4O
2。401.1(M+1)。
1H NMR (400MHz, CD
3OD) δ 8.97 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.70 (dd, J = 1.2, 6.4 Hz, 1H), 8.42 (tt, J = 1.6, 8.0 Hz, 1H), 7.84 (dd, J = 1.6, 8.4 Hz, 1H), 7.55-7.52 (m, 2H), 2.58-2.51 (m, 1H), 2.41 (s, 3H), 2.24 (s, 3H), 1.88-1.83 (m, 1H), 1.53-1.49 (m, 2H), 1.38-1.36 (m, 2H), 0.74-0.65 (m, 4H)。
(実施例202)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(6−メチルピリジン−2−イル)(フェニル)メタノール(1020−202)
【化306】
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【0677】
tert−ブチル4−ベンゾイル−2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(50mg、0.11mmol、1当量)を含むフラスコ中に、THF(5mL)を加え、これに(6−メチルピリジン−2−イル)マグネシウムブロミド(2.6mL、0.66mmol、6当量、0.25M THF、Rieke Metals)を加える。完結後、反応をクエンチし、EtOAcで抽出し、水、飽和NH
4Clで洗浄した。MgSO
4で乾燥した後、これを濾過し、濃縮乾固した。粗製物にTFA(5mL)を加え、30分間撹拌する。反応が完結した後、これを真空中で濃縮した。逆相HPLCにより精製を行って、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(6−メチルピリジン−2−イル)(フェニル)メタノール(ラセミ体として)を得た。
【0678】
LCMS(m/z+1)467.23
(実施例203)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(3−メチルピリジン−2−イル)(ピリジン−2−イル)メタノール(1020−203)の調製
【化307】
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【0679】
THFおよびtert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(6−メチルピコリノイル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(45mg、0.095mmol)を含む火炎乾燥したフラスコに、(ピリジン−2−イル)マグネシウムブロミド(2.3mL、0.57mmol)を加えた。溶液を1時間撹拌した。完結した時点で、溶液をDI H
2Oでクエンチし、EtOAcで3回抽出した。合わせた有機層を飽和NaClで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。粗生成物にTFA(5mL)を加え、30分間撹拌した。溶液を真空中で濃縮し、逆相HPLCにより精製して、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(6−メチルピリジン−2−イル)(ピリジン−2−イル)メタノールを得た。
【0680】
C
27H
25N
5O
2。MS.m/z 452.5(M+1)。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 8.51 (d, J = 4.3 Hz, 1H), 7.80 (td, J = 7.8, 1.7 Hz, 1H), 7.67 - 7.60 (m, 2H), 7.36 (s, 1H), 7.33 - 7.28 (m, 1H), 7.24 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.18 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.68 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 2.52 (s, 3H), 2.29 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 2.18 (dd, J = 13.4, 7.0 Hz, 1H), 2.13 (s, 3H), 1.09 (d, J = 7.9 Hz, 4H)。
(実施例204)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(6−メトキシピリジン−3−イル)(ピリジン−2−イル)メタノール(1020−204)
ステップ1:tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(6−メトキシニコチノイル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート
【化308】
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【0681】
5−ブロモ−2−メトキシピリジン(705μL、5.45mmol、4当量)およびMeTHF(10mL)を含むフラスコを−78℃に冷却した後、BuLi(3.41mL、5.45mmol、4当量)を加えた。30分後、MeTHF(4mL)に溶解したtert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(メトキシ(メチル)カルバモイル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(600mg、1.36mmol、1当量)を反応混合物に加えた。完結後、反応をクエンチし、EtOAcで抽出し、水、飽和NH
4Clで洗浄した。MgSO
4で乾燥した後、これを濾過し、濃縮乾固した。フラッシュカラムクロマトグラフィーを行って、tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(6−メトキシニコチノイル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(325mg、49%、7/3EtOAc/Hex)を得た。
【0682】
LCMS(m/z+1)489.48
ステップ2:(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(6−メトキシピリジン−3−イル)(ピリジン−2−イル)メタノール
【化309】
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【0683】
2−ブロモピリジン(110μL、1.15mml、8当量)を含むフラスコ中にMeTHF(5mL)を加え、これにBuLi(720μL、1.15mmol、8当量)を−78℃でゆっくり加える。45分後、MeTHF(2mL)に溶解したtert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(6−メトキシニコチノイル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(70mg、0.14mmol、1当量)を反応物にゆっくり加えた。完結後、反応をクエンチし、EtOAcで抽出し、水、飽和NH
4Clで洗浄した。MgSO
4で乾燥した後、これを濾過し、濃縮乾固した。粗製物にTFA(5mL)を加え、30分間撹拌する。反応が完結した後、これを真空中で濃縮した。逆相HPLCにより精製を行って、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(6−メトキシピリジン−3−イル)(ピリジン−2−イル)メタノール(ラセミ体として)を得た。
【0684】
LCMS(m/z+1)468.23。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.62 (ddd, J = 4.9, 1.8, 0.9 Hz, 1H), 7.99 - 7.80 (m, 2H), 7.72 (dt, J = 8.1, 1.0 Hz, 1H), 7.64 (dd, J = 8.8, 2.6 Hz, 1H), 7.52 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.42 (ddd, J = 7.6, 4.9, 1.1 Hz, 1H), 7.04 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 6.83 (dd, J = 8.8, 0.7 Hz, 1H), 3.91 (s, 3H), 2.67 - 2.49 (m, 1H), 2.33 (s, 3H), 2.15 (s, 3H), 1.52 (dd, J = 8.4, 2.8 Hz, 2H), 1.45 - 1.26 (m, 2H)。
19F NMR (377 MHz, メタノール-d4) δ -78.08。
(実施例205)
5−((2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ヒドロキシ)(ピリジン−2−イル)メチル)ピリジン−2−オール(1020−205)
【化310】
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【0685】
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(6−メトキシピリジン−3−イル)(ピリジン−2−イル)メタノール(35mg、0.075mmol、1当量)を含むマイクロ波バイアル中に、THF(5mL)を加え、これにHCI(1mL、1N)を加える。反応物を100℃に30分間加熱した。完結後、反応物を濃縮乾固した。逆相HPLCにより精製を行って、5−((2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ヒドロキシ)(ピリジン−2−イル)メチル)ピリジン−2−オール(ラセミ体として)を得た。
【0686】
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.61 (ddd, J = 4.8, 1.8, 0.9 Hz, 1H), 7.92 (td, J = 7.8, 1.8 Hz, 1H), 7.78 (dt, J = 8.1, 1.0 Hz, 1H), 7.58 (dd, J = 9.6, 2.8 Hz, 1H), 7.52 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.40 (ddd, J = 7.6, 4.8, 1.1 Hz, 1H), 7.18 - 7.06 (m, 2H), 6.54 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 3.89 (s, 1H), 2.98 (s, 1H), 2.65 (s, 2H), 2.63 - 2.57 (m, 1H), 2.35 (s, 3H), 2.17 (s, 3H), 1.63 - 1.45 (m, 2H), 1.45 - 1.17 (m, 2H)。
19F NMR (377 MHz, メタノール-d4) δ -77.94。
(実施例206)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ビス(6−フルオロピリジン−3−イル)メタノール(1020−206)
ステップ1:メチル2−シクロプロピル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−7−カルボキシレートの調製
【化311】
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【0687】
メチル2,3−ジアミノ−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)ベンゾエート(10g、0.038mol)をMeOH(50ml)に加え、これにエチルシクロプロパンカルビミデート塩酸塩(8.6g、0.057mol)を加え、50℃に3時間加熱した。次いで溶媒を減圧下に除去し、残留物をトルエン(2回)と共に共沸させ、EtAcに溶解し、固体を濾別し、有機物を水で洗浄し、次いで溶媒を減圧下に除去して、メチル2−シクロプロピル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−7−カルボキシレート(11.3g、94%)を得た。
【0688】
LCMS(m/z+1)312.1
ステップ2:1−tert−ブチル4−メチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1,4−ジカルボキシレートの調製
【化312】
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【0689】
メチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−カルボキシレート(24g、77.09mmol)をテトラヒドロフラン(500ml)に溶解し、これにジ−tert−ブチルジカルボネート(33.65g、154.17mmol)、4−(ジメチルアミノ)ピリジン(1.88g、15.42mmol)および最後にトリエチルアミン(32.23ml、231.26mmol)を加えた。反応物を窒素下室温で2時間撹拌した。この時点で溶媒を減圧下に除去し、残留物をEtAc/塩化アンモニウム水溶液に希釈した。物質をEtAcで3回抽出し、塩化アンモニウム、水、ブラインで洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下に除去し、残留物を溶出液としてHex/EtAcを用いるシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。溶媒を減圧下に除去して、黄色がかった固体を得た。物質を最少量のEt
2O中で摩砕し、濾過し、空気乾燥して、1−tert−ブチル4−メチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1,4−ジカルボキシレートを純粋な白色固体として得た(28.0g、88%)。
【0690】
LCMS(m/z+1)411.7。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.00 (d, J = 1.7 Hz, 1H), 7.69 (d, J = 1.7 Hz, 1H), 3.87 (s, 3H), 2.80 (ddd, J = 8.2, 5.7, 3.1 Hz, 1H), 2.40 (s, 3H), 2.21 (s, 3H), 1.24 - 1.00 (m, 4H)。
ステップ3:tert−ブチル4−(ビス(6−フルオロピリジン−3−イル)(ヒドロキシ)メチル)−2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートの調製
【化313】
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【0691】
1−tert−ブチル4−メチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1,4−ジカルボキシレートを、室温にて16時間2−フルオロピリジン−5−マグネシウムブロミド(Me−THF中0.062M、3.8mL、3.0当量)で処理した。水性の後処理後、粗製物をHPLC精製により精製して、1−tert−ブチル4−(ビス(6−フルオロピリジン−3−イル)(ヒドロキシ)メチル)−2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートを得た。
C
31H
29F
2N
5O
4。MS.574.2(M+1)。
ステップ4:(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ビス(6−フルオロピリジン−3−イル)メタノールの調製
【化314】
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【0692】
次いで1−tert−ブチル4−(ビス(6−フルオロピリジン−3−イル)(ヒドロキシ)メチル)−2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(carboxylatem)を、室温にて1時間15分TFAで処理した。TFAを減圧下に除去した後、物質をHPLCにより精製して、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ビス(6−フルオロピリジン−3−イル)メタノールを得た。
【0693】
1H NMR (MeOH-d
4) δ 8.22 (d, J = 2.6 Hz, 2H), 7.95 (td, J = 8.0, 2.6 Hz, 2H), 7.57 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.13 (dd, J = 8.0, 2.6 Hz, 2H), 6.88 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 2.64-2.56 (m, 1H), 2.32 (s, 3H), 2.14 (s, 3H), 1.58 - 1.50 (m, 2H), 1.42 - 1.36 (m, 2H)。
(実施例207および208)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ビス(4−フルオロフェニル)メタノール(1020−207)および
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(4−フルオロフェニル)メタノン(1020−208)
【0694】
4−フルオロフェニルマグネシウムブロミドを用い、実施例206、ステップ3〜4の方法と同様の方法で、上記2種の化合物を合成した。
【化315】
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【0695】
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ビス(4−フルオロフェニル)メタノール:C
28H
23F2N
3O
2。MS.472.1(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 7.50 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.34 (dd, J = 9.6, 6.1 Hz, 4H), 7.11 (t, J = 9.6 Hz, 4H), 6.70 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 2.62-2.53 (m, 1H), 2.30 (s, 3H), 2.11 (s, 3H), 1.52 - 1.46 (m, 2H), 1.38 - 1.32 (m, 2H)。
【化316】
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【0696】
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(4−フルオロフェニル)メタノン:C
22H
18FN
3O
2。MS.376.1(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 7.99 (dd, J = 9.6, 6.1 Hz, 2H), 7.85 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.68 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.35 (t, J = 9.6 Hz, 2H), 2.56-2.64 (m, 1H), 2.44 (s, 3H), 2.28 (s, 3H), 1.61 - 1.54 (m, 2H), 1.50 - 1.44 (m, 2H)。
(実施例209)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(6−メチルピリダジン−3−イル)メタノン(1020−209)
ステップ1:tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(6−メチルピリダジン−3−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートの調製
【化317】
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【0697】
テトラメチルピペリジン(68.7mg、0.486mmol、4当量)のMe−THF(1mL)中溶液を、−78℃にてBuLi(ヘキサン中1.4M、0.49mL、0.486mmol、4当量)で処理した。15分後、溶液にMe−THF(3mL)中の3−メチルピリダジン(57.2mg、0.608mmol、5当量)を加えた。1時間撹拌した後、1−tert−ブチル4−メチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1,4−ジカルボキシレート(50.0mg、0.122mmol)を−78℃で加えた。水性の後処理後、粗製の混合物をカラムクロマトグラフィーおよび分取HPLCにより精製して、tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(6−メチルピリダジン−3−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートを得た。C
26H
27N
5O
4。MS.474.2(M+1)。
ステップ2:(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(6−メチルピリダジン−3−イル)メタノンの調製
【化318】
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【0698】
tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(6−メチルピリダジン−3−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートを室温にて30分間TFAで処理して、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(6−メチルピリダジン−3−イル)メタノンを得た。
【0699】
C
21H
19FN
5O
2。MS.374.2(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 8.48 (s, 1H), 8.30 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.90 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.88 (s, 1H), 2.84 (s, 3H), 2.64-2.56 (m, 1H), 2.49 (s, 3H), 2.33 (s, 3H), 1.60 - 1.40 (m, 4H)。
(実施例210)
3−((2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ヒドロキシ)(ピリジン−3−イル)メチル)ピリジン1−オキシド(1020−210)
ステップ1
【化319】
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【0700】
1−tert−ブチル4−メチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1,4−ジカルボキシレート(0.15g)を、室温でTHF(3ml)中の3−MgCl−ピリジン(過剰、Novel、0.25M)と反応させ、20分間撹拌した。MeOH(1mL)を加えた後、揮発物を除去し、残留物を逆相HPLC(水中5〜95%MeCN、0.1%TFA)により精製して、tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ヒドロキシジ(ピリジン−3−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートを得た。
【0701】
LCMS(m/z+1)438.2(親フラグメント−Boc)
ステップ2
【化320】
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【0702】
基質(0.057g)をMeOH/DCM(1/1ml)中のMCPBA(0.037g)に供し、室温で3時間撹拌した。揮発物を除去し、残留物をTFAに溶解し、1時間撹拌した。揮発物を除去し、残留物を逆相HPLC(水中5〜95%MeCN、0.1%TFA)により精製して、3−((2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ヒドロキシ)(ピリジン−3−イル)メチル)ピリジン1−オキシドを得た。ビス−N−オキシドも単離した、以下参照。
【0703】
LCMS(m/z+1)454.0。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.63 - 8.53 (m, 1H), 8.35 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 8.31 - 8.23 (m, 1H), 7.89 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.61 - 7.40 (m, 2H), 6.85 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 2.49 (s, 1H), 2.24 (s, 1H), 2.06 (s, 1H), 1.43 (dd, J = 8.4, 2.9 Hz, 3H), 1.32 - 1.23 (m, 3H)。
(実施例211)
3,3’−((2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ヒドロキシ)メチレン)ビス(ピリジン1−オキシド)(1020−211)
【化321】
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【0704】
LCMS(m/z+1)569.8。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.42 (t, J = 1.5 Hz, 1H), 8.36 (dt, J = 6.1, 1.5 Hz, 1H), 7.63 - 7.48 (m, 3H), 7.00 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 2.58 (s, 1H), 2.34 (s, 2H), 2.17 (s, 2H), 1.52 (dd, J = 8.3, 3.0 Hz, 2H), 1.43 - 1.29 (m, 2H)。
(実施例212)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(6−メチルピリダジン−3−イル)メタノン(1020−212)
ステップ1:tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(2−メチルイソニコチノイル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートの調製
【化322】
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【0705】
4−ブロモ−2−メチルピリジン(41.8mg、0.243mmol、4当量)のMe−THF(1mL)中溶液を、−78℃にてt−BuLi(ヘキサン中1.7M、0.14mL、0.243mmol、4当量)で処理した。10分後、溶液にMe−THF(2mL)中の1−tert−ブチル4−メチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1,4−ジカルボキシレート(25.0mg、0.061mmol)を加えた。1時間撹拌した後、反応混合物を後処理した。粗製の混合物をカラムクロマトグラフィー(35%から60%EtOAc/ヘキサン)により精製して、tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(2−メチルイソニコチノイル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートを得た。C
27H
28N
4O
4。MS.473.2(M+1)。
ステップ2:(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ビス(2−メチルピリジン−4−イル)メタノールの調製
【化323】
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【0706】
tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(2−メチルイソニコチノイル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートを本中間体を調製する条件と同様の条件に再度供して、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ビス(2−メチルピリジン−4−イル)メタノールを得た。
C
28H
27N
5O
2。MS.466.2(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 8.71 (d, J = 6.4 Hz, 2H), 7.93 (s, 2H), 7.84 (d, J = 6.4 Hz, 2H), 7.64 (d, J = 1.0 Hz, 1H), 7.00 (d, J = 1.0 Hz, 1H), 2.76 (s, 6H), 2.60-2.50 (m, 1H), 2.35 (s, 3H), 2.17 (s, 3H), 1.56 - 1.47 (m, 2H), 1.40 - 1.35 (m, 2H)。
(実施例213)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ビス(3−メチルピリジン−4−イル)メタノール(1020−213)
ステップ1:tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ヒドロキシビス(3−メチルピリジン−4−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートの調製
【化324】
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【0707】
4−ブロモ−3−メチルピリジン(167.2mg、0.972mmol、8当量)のMe−THF(1mL)中溶液を、−78℃にてt−BuLi(ヘキサン中1.42M、0.68mL、0.972mmol、8当量)で処理した。10分後、溶液にMe−THF(2mL)中の1−tert−ブチル4−メチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1,4−ジカルボキシレート(50.0mg、0.122mmol)を加えた。室温で1時間撹拌した後、反応混合物を後処理した。粗製の混合物を分取HPLCにより精製して、tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ヒドロキシビス(3−メチルピリジン−4−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートを得た。C
33H
35N
5O
4。MS.566.3(M+1)。
ステップ2:(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ビス(3−メチルピリジン−4−イル)メタノールの調製
【化325】
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【0708】
tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ヒドロキシビス(3−メチルピリジン−4−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートを室温にてTFAで処理して、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ビス(3−メチルピリジン−4−イル)メタノールを得た。
【0709】
C
28H
27N
5O
2。MS.466.2(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 8.70 (br s, 1H), 8.58 (br s, 1H), 7.64 (d, J = 1.0 Hz, 1H), 7.48 (br s, 1H), 6.61 (d, J = 1.0 Hz, 1H), 2.40 (m, 1H), 2.30 (s, 6H), 2.30 (s, 3H), 2.09 (s, 3H), 1.45 - 1.26 (m, 4H)。
(実施例214)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(2,5−ジメチルピリジン−4−イル)メタノン(1020−214)
【0710】
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(2,5−ジメチルピリジン−4−イル)メタノンを実施例209、ステップ1〜2と同様の方法で合成した。
ステップ1:
【化326】
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【0711】
C
33H
35N
5O
4。MS.566.3(M+1)。
ステップ2:(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(2,5−ジメチルピリジン−4−イル)メタノンの調製
【化327】
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【0712】
C
23H
22N
4O
2。MS.378.2(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 8.72 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.42 (s, 1H), 2.75 (s, 3H), 2.65-2.56 (m, 1H), 2.42 (s, 3H), 2.37 (s, 3H), 2.20 (s, 3H), 1.56 - 1.40 (m, 4H)。
(実施例215)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(6−(トリフルオロメチル)ピリダジン−3−イル)メタノン(1020−215)
【0713】
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(6−(トリフルオロメチル)ピリダジン−3−イル)メタノンを実施例209、ステップ1〜2と同様の方法で合成した。
【化328】
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【0714】
C
21H
16F
3N
5O
2。MS.428.1(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 8.62 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 8.49 (s, 1H), 8.44 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.94 (s, 1H), 2.70-2.62 (m, 1H), 2.50 (s, 3H), 2.33 (s, 3H), 1.64 - 1.44 (m, 4H)。
(実施例216)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリダジン−3−イル)メタノン(2010−216)
【0715】
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリダジン−3−イル)メタノンを実施例209、ステップ1〜2と同様の方法で合成した。
【化329】
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【0716】
C
20H
17F
3N
5O
2。MS.360.1(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 9.44 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 8.52 (s, 1H), 8.43 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 8.04 (dd, J = 8.6, 5.1 Hz, 2H), 7.93 (s, 1H), 2.73 - 2.62 (m, 1H), 2.50 (s, 3H), 2.33 (s, 3H), 1.65 - 1.44 (m, 4H)
(実施例217)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ビス(5−フルオロピリジン−2−イル)メタノール(2010−217)
ステップ1:tert−ブチル4−(ビス(5−フルオロピリジン−2−イル)(ヒドロキシ)メチル)−2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートの調製
【化330】
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【0717】
4−フルオロ−2−ブロモピリジン(4-Fluruolo-bromopyridine)(128.3mg、0.729mmol、10当量)を、室温にて1時間トルエン(2mL)中のイソプロピルマグネシウムブロミド(2M、THF、0.33mL、0.656mmol、9当量)で処理した。反応混合物に室温でトルエン(1mL)中の6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−カルボキシレート(50.0mg、0.175mmol)を加えた。18時間撹拌した後、反応混合物を後処理した。粗製の混合物を分取HPLCにより精製して、tert−ブチル4−(ビス(5−フルオロピリジン−2−イル)(ヒドロキシ)メチル)−2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートを得た。C
31H
29F
2N
5O
2。MS.574.2(M+1)。
ステップ2:(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ビス(5−フルオロピリジン−2−イル)メタノールの調製
【化331】
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【0718】
tert−ブチル4−(ビス(5−フルオロピリジン−2−イル)(ヒドロキシ)メチル)−2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートを、室温にて1時間TFA(3mL)で処理した。TFAを除去した後、混合物を分取HPLCおよびシリカゲルカラムクロマトグラフィー(50〜100%EtOAc/ヘキサン)により精製して、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ビス(5−フルオロピリジン−2−イル)メタノールを得た。
【0719】
C
26H
21F
2N
5O
2。MS.474.1(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 8.43 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.72 (dd, J = 8.6, 4.3 Hz, 1H), 7.64 (td, J = 8.6, 2.9 Hz, 1H), 7.50 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.21 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 2.62-2.54 (m, 1H), 2.35 (s, 3H), 2.17 (s, 3H), 1.56 - 1.48 (m, 2H), 1.42-1.34 (m, 2H)。
(実施例218)
(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ビス(5−フルオロピリジン−2−イル)メタノール(1020−218)
ステップ1:N−((3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル)アセトアミドの調製
【化332】
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【0720】
メチル2,3−ジアミノ−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)ベンゾエート(351.8mg、1.346mmol)を、70℃にて1時間MeOH中エチルアセトイミデート塩酸塩で処理した。水性の後処理後、粗製の混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(20〜40%EtOAc/ヘキサン)により精製して、メチル6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−カルボキシレートを得た。C
15H
15N
3O
3。MS.286.1(M+1)。
ステップ2:(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ビス(5−フルオロピリジン−2−イル)メタノールの調製
【化333】
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【0721】
4−フルオロ−2−ブロモピリジン(308.4mg、1.753mmol、10当量)を、室温にて1時間トルエン(3mL)中のイソプロピルマグネシウムブロミド(2M、THF、0.789mL、1.58mmol、9当量)で処理した。反応混合物に室温で6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−カルボキシレート(50.0mg、0.175mmol)を加えた。2時間撹拌した後、反応混合物を後処理した。粗製の混合物を分取HPLCにより精製して、(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ビス(5−フルオロピリジン−2−イル)メタノールを得た。
【0722】
C
24H
19F
2N
5O
2。MS.448.1(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 8.42 (d, J = 2.9 Hz, 1H), 7.72 (dd, J = 8.5, 5.8 Hz, 1H), 7.65 (dd, J = 8.5, 2.9 Hz, 1H), 7.61 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.25 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 2.84 (s, 2H), 2.36 (s, 2H), 2.18 (s, 2H)。
(実施例219)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ビス(5−メチルチアゾール−2−イル)メタノール(1020−219)
【化334】
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【0723】
5−メチルチアゾール(170mg、2.0mmol)のTHF(5mL)中溶液に、ブチルリチウム(96mg、1.5mmol)を加え、溶液を−78℃で1時間撹拌した。1−tert−ブチル4−エチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1,4−ジカルボキシレート(212mg、0.50mmol)のTHF(5mL)中溶液に、室温で上記調製したリチウム化物の溶液を加え、溶液を室温で4時間撹拌した。水(2mL)を加え、溶液を室温で1時間撹拌した。EtOAc(100mL)を加え、有機溶液をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥した。溶媒を除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜50%MeOH/CH
2Cl
2)により精製して、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ビス(5−メチルチアゾール−2−イル)メタノールを得た。
【0724】
C
24H
23N
5O
2S
2。MS m/z 478.1(M+1)。
1H NMR (メタノール-d
4) δ 7.41 (d, J = 24.1 Hz, 3H), 7.12 (s, 1H), 2.49 - 2.40 (m, 6H), 2.34 (s, 3H), 2.26 (d, J = 15.4 Hz, 1H), 2.18 (s, 3H), 1.18 - 1.07 (m, 4H)。
(実施例220)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−2−イル)(チアゾール−2−イル)メタノール(1020−220)
【化335】
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【0725】
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−2−イル)(チアゾール−2−イル)メタノールを実施例219と同様の方法で合成した。
【0726】
C
22H
19N
5O
2S
2。449.9(M+1)。
1H NMR (400MHz, CD
3OD) δ 8.47 (d, J = 1.6 Hz, 2H), 7.60 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 7.35 (d, J = 1.6 Hz, 2H), 7.10 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 2.68-2.64 (m, 1H), 2.33 (s, 3H), 2.18 (s, 3H), 1.57-1.51 (m, 2H), 1.44-1.39 (m, 2H)。
(実施例221)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ビス(2−メチルピリジン−3−イル)メタノール(1020−221)
【化336】
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【0727】
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ビス(2−メチルピリジン−3−イル)メタノールを実施例219と同様の方法で合成した。
【0728】
C
28H
27N
5O
2。466.2(M+1)。
1H NMR (400MHz, CD
3OD) δ 8.48 (d, J = 4.4 Hz, 2H), 7.42 (s, 2H), 7.36 (bs, 3H), 6.38 (s, 1H), 2.44 (s, 6H), 2.23 (s, 3H), 2.18-2.11 (m, 1H), 2.03 (s, 3H), 1.17-1.13 (m, 2H), 1.08-1.05 (m, 2H)。
(実施例222)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ビス(2,6−ジメチルピリジン−3−イル)メタノール(1020−222)
【化337】
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【0729】
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ビス(2,6−ジメチルピリジン−3−イル)メタノールを実施例219と同様の方法で合成した。
【0730】
C
30H
31N
5O
2。494.3(M+1)。
1H NMR (400MHz, CD
3OD) δ 7.87-7.85 (m, 2H), 7.60 (s, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.55 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 6.72 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 2.75 (s, 6H), 2.64 (s, 6H), 2.33 (s, 3H), 2.22-2.18 (m, 1H), 2.14 (s, 3H), 1.25-1.21 (m, 2H), 1.10-1.09 (m, 2H)。
(実施例223)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ビス(5−フルオロピリジン−3−イル)メタノール(1020−223)
【化338】
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【0731】
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ビス(5−フルオロピリジン−3−イル)メタノールを実施例219と同様の方法で合成した。
【0732】
C
26H
21F
2N
5O
2。474.0(M+1)。
1H NMR (400MHz, CD
3OD) δ 8.42 (d, J = 2.8 Hz, 2H), 8.32 (t, J = 1.6 Hz, 2H), 7.61-7.58 (m, 2H), 7.46 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 6.79 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 2.48-2.42 (m, 1H), 2.44 (s, 3H), 2.04 (s, 3H), 1.39-1.38 (m, 2H), 1.27-1.24 (m, 2H)。
(実施例224)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−7−フルオロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ジ(ピリジン−2−イル)メタノール(1020−224)
ステップ1:メチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−7−フルオロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−カルボキシレート
【化339】
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【0733】
メチル−2,3−ジアミノ−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−フルオロベンゾエート(500mg、1.95mmol、1当量)を含むフラスコに、1,2DCE(20ml、0.1M)およびDIPEA(1.0mL、5.87mmol、3当量)を加える。0℃で、シクロプロパンカルボニルクロリド(198μL、3.4mmol、1.1当量)を加えた。1時間後、反応は完結した。反応物をEtOAcで抽出し、水および飽和NH
4Clで洗浄した。MgSO
4で乾燥した後、これを濾過し、濃縮乾固し、粗製のメチル2−アミノ−3−(シクロプロパンカルボキサミド)−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−フルオロベンゾエートとして次の反応に使用した。
【0734】
マイクロ波バイアル中にメチル2−アミノ−3−(シクロプロパンカルボキサミド)−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−フルオロベンゾエートを入れ、これに酢酸(10mL)を加え、マイクロ波中150℃で30分間加熱した。反応物を濃縮し、EtOAcで抽出し、水(3回)、飽和NaHCO
3およびブラインで洗浄した。MgSO
4で乾燥した後、これを濾過し、濃縮乾固した。シリカゲルクロマトグラフィーをヘキサン−EtOAcを用いて行い、メチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−7−フルオロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−カルボキシレート(535mg、85%)を薄茶褐色粉体として得た。
【0735】
LCMS(m/z+1)330.04
ステップ2:(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−7−フルオロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ジ(ピリジン−2−イル)メタノール
【化340】
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【0736】
2−ブロモピリジン(135μL、1.37mmol、7当量)およびTHF(3mL)を含むフラスコを、−78℃に冷却した後、BuLi(0.86mL、1.37mmol、7当量)を加える。30分後、THF(2mL)に溶解したメチル6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−7−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−カルボキシレート(60mg、0.197mmol、1当量)を反応混合物に加える。完結後、反応をクエンチし、EtOAcで抽出し、水、飽和NH
4Clで洗浄した。MgSO
4で乾燥した後、これを濾過し、濃縮乾固した。逆相HPLCにより精製を行って、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−7−フルオロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ジ(ピリジン−2−イル)メタノールを得た。
【0737】
LCMS(m/z+1)455.48。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.62 (ddd, J = 5.1, 1.8, 0.9 Hz, 1H), 8.09 (ddd, J = 9.5, 6.5, 1.8 Hz, 1H), 7.88 (dq, J = 8.0, 1.5, 1.0 Hz, 1H), 7.58 (ddd, J = 7.4, 5.0, 1.3 Hz, 1H), 6.97 - 6.67 (m, 0H), 2.37 (td, J = 8.9, 8.4, 4.2 Hz, 1H), 2.27 (s, 1H), 2.09 (s, 2H), 1.46 - 1.14 (m, 2H)。19F NMR (377 MHz, メタノール-d4) δ -77.94, -132.51。
(実施例225)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−5−フルオロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ジ(ピリジン−2−イル)メタノール(1020−225)
【化341】
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ステップ1:メチル6−アミノ−3−ブロモ−2−フルオロベンゾエート
【0738】
6−アミノ−3−ブロモ−2−フルオロ安息香酸・HCl塩(6000mg、22mmol、1当量)、DCM(75mL)およびMeOH(20mL)を含むフラスコ中に、トリメチルシリルジアゾメタン(22mL、44mmol、2当量)を5分かけてゆっくり加える。1時間後、反応を1N HCl(3mL)でクエンチし、真空中で濃縮する。DCMを加え、反応物を重炭酸ナトリウムと水との溶液およびNH
4Cl溶液で洗浄する。MgSO
4で乾燥した後、これを濾過し、濃縮乾固した。物質をメチル6−アミノ−3−ブロモ−2−フルオロベンゾエートとして更には精製せずにそのまま使用する。
【0739】
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.20 (dd, J = 8.9, 7.1 Hz, 1H), 6.37 - 6.18 (m, 1H), 3.77 (s, 3H)。19F NMR (377 MHz, クロロホルム-d) δ -99.18 (d, J = 7.0 Hz)。
ステップ2:メチル6−アミノ−3−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−フルオロベンゾエート
【0740】
DME:H
2O(2:1)150mL中のメチル6−アミノ−3−ブロモ−2−フルオロベンゾエート(5100mg、20.56mol、1当量)、3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−ボロン酸,ピナコールエステル(6880mg、30.84mmol、1.5当量)、Pd(PH
3)
4(1155mg、1.03mmol、0.05当量)、炭酸セシウム(20098mg、61.68mmol、3当量)を撹拌し、圧力管中13℃に加熱した。次いで反応物を冷却し、水と酢酸エチルとの間で分配した。有機層を水次いでブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。シリカゲル(Hex/EtOAc)で精製して、メチル6−アミノ−3−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−フルオロベンゾエートを得た。
【0741】
LCMS(m/z+1)265.30。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.03 (dd, J = 8.6, 7.6 Hz, 1H), 6.54 (dd, J = 8.5, 1.1 Hz, 1H), 3.92 (s, 3H), 2.31 (d, J = 0.9 Hz, 3H), 2.18 (d, J = 0.9 Hz, 3H)。
19F NMR (377 MHz, クロロホルム-d) δ -106.99 (d, J = 7.5 Hz)。
ステップ3および4:メチル2,3−ジアミノ−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−6−フルオロベンゾエート
【0742】
メチル6−アミノ−3−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−フルオロベンゾエート(1400mg、5.29mmol)をTFA(20mL)に溶解し、アルゴン下0℃に冷却した。これにニトロニウムテトラフルオロボレート(13.7mL、6.89mmol、1.3当量、0.5Mスルホラン)を20分かけてゆっくり加えた。反応物を0℃で撹拌し、次いで1時間後に加温し、終夜反応させた。反応溶媒を減圧下に除去し、残留物をEtOAcに溶解し、NaHCO
3水溶液、次いで水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を減圧下に除去して、暗赤色油状物/液体を得た。この物質をエタノール20mLおよび塩化錫(II)(2.50g、13.25mmol、2.5当量)に溶解し、圧力管中110℃に加熱した。2時間後、反応物を冷却し、これにNaOH(10mL、1N)を加え、更に10分間撹拌し、溶媒を減圧下に除去した。残留物をEtOAcに溶解し、NaHCO
3水溶液、次いで水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を減圧下に除去した。粗製の残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液としてHex/EtOAc)により精製して、メチル−2,3−ジアミノ−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−6−フルオロベンゾエート(1.63g収率41%)を薄色油状物として得た。
【0743】
LCMS(m/z+1)280.2
ステップ5および6:tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ホルミル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート
【0744】
メチル2,3−ジアミノ−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−6−フルオロベンゾエート(150mg、0.53mmol、1当量)を含むフラスコに、1,2DCE(10ml、0.1M)およびDIPEA(0.44mL、1.53mmol、3当量)を加える。0℃で、シクロプロパンカルボニルクロリド(38μL、0.58mmol、1.1当量)を加えた。1時間後、反応は完結した。反応物をEtOAcで抽出し、水および飽和NH
4Clで洗浄した。MgSO
4で乾燥した後、これを濾過し、濃縮乾固し、メチル3−アミノ−2−(シクロプロパンカルボキサミド)−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−6−フルオロベンゾエートとして次の反応に使用した。
【0745】
マイクロ波バイアル中にメチル3−アミノ−2−(シクロプロパンカルボキサミド)−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−6−フルオロベンゾエートを入れ、これに酢酸(10mL)を加え、マイクロ波中150℃で30分間加熱した。反応物を濃縮し、EtOAcで抽出し、水(3回)、飽和NaHCO
3およびブラインで洗浄した。MgSO
4で乾燥した後、これを濾過し、濃縮乾固した。シリカゲルクロマトグラフィーをヘキサン−EtOAcを用いて行い、メチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−7−フルオロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−カルボキシレート(97mg、55%)を薄茶褐色粉体として得た。
【0746】
LCMS(m/z+1)330.04
ステップ7:
【化342】
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【0747】
2−ブロモピリジン(2-bromopridine)(60μL、0.61mmol、8当量)およびTHF(3mL)を含むフラスコを−78℃に冷却した後、BuLi(0.38mL、0.61mmol、8当量)を加える。30分後、THF(2mL)に溶解したメチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−5−フルオロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−カルボキシレート(25mg、0.076mmol、1当量)を反応混合物に加える。完結後、反応をクエンチし、EtOAcで抽出し、水で、続いて飽和NH
4Clで洗浄した。MgSO
4で乾燥した後、これを濾過し、濃縮乾固した。逆相HPLCにより精製を行って、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−5−フルオロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ジ(ピリジン−2−イル)メタノールを得た。
【0748】
LCMS(m/z+1)455.48。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.63 (ddd, J = 5.1, 1.9, 0.9 Hz, 1H), 8.02 (td, J = 8.1, 2.0 Hz, 1H), 7.64 (dd, J = 8.1, 1.2 Hz, 1H), 7.60 - 7.42 (m, 1H), 2.58 (d, J = 4.7 Hz, 0H), 2.27 (s, 2H), 2.07 (s, 1H), 1.49 (dd, J = 8.3, 3.0 Hz, 1H), 1.34 (dd, J = 4.9, 2.7 Hz, 1H)。
19F NMR (376 MHz, メタノール-d4) δ -77.91。
(実施例226)
(2−シクロプロピル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−7−イル)ジ(ピリジン−2−イル)メタノール(1020−226)
【化343】
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ステップ1:
【0749】
メチル2−フルオロ−3−ニトロベンゾエート(1g、5mmol)のDCM(10mL)中撹拌溶液に、炭酸カリウム(1.38g、10mmol)を室温で加えた。次いで反応物にTHF中メチルアミン(20mL、40mmol、2M)を加えた。反応の進行をLCMSによりモニターし、これはメチル2−フルオロ−3−ニトロベンゾエートが完全に転化していることを示した。反応物を水(50mL)で希釈し、次いでDCM(50mL)で抽出した。有機物を濃縮して、メチル2−(メチルアミノ)−3−ニトロベンゾエート(1g、95%)を得た。
ステップ2:
【0750】
メチル2−(メチルアミノ)−3−ニトロベンゾエート(2g、10mmol)の酢酸(14mL)中撹拌溶液に、酢酸(2mL)中の臭素(0.49mL、10mmol)を加えた。反応物を室温で30分間撹拌した。反応はLCMSによれば完結していたので、次いで氷(約100g)上に注ぎ入れた。得られた固体を濾過し、高真空で乾燥して、メチル5−ブロモ−2−(メチルアミノ)−3−ニトロベンゾエート(2.6g、94%)をオレンジ色固体として得た。
ステップ3:
【0751】
メチル5−ブロモ−2−(メチルアミノ)−3−ニトロベンゾエート(1.5g、5.2mmol)の1,2−ジメトキシエタン(1,2-deimethoxyethane)(15mL)および水(3mL)中撹拌溶液に、3,5−ジメチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソオキサゾール(2.1g、9.3mmol)を、続いて炭酸セシウム(2.8g、8.6mmol)を加えた。添加完了後、得られた反応混合物を室温で30分間撹拌し、続いてアルゴンで15分間脱気した。次いでPEPPSI−IPr触媒(0.2g、0.2mmol)を加え、再度反応混合物をアルゴンで更に15分間脱気した。次いで得られた反応混合物をアルゴン雰囲気下110℃で1時間撹拌しながら加熱した。反応は完結するまでLCMSによりモニターした。反応物を室温に冷却し、次いでEtOAc(25mL)および水(15mL)で希釈した。EtOAc(25mL)を使用して生成物を2回抽出した。有機層を合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮した。得られた混合物を順相0〜25%(EtOAc/ヘキサン)により精製して、メチル5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−(メチルアミノ)−3−ニトロベンゾエート(1.5g、38%)を得た。
ステップ4:
【0752】
メチル5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−(メチルアミノ)−3−ニトロベンゾエート(0.6g、2mmol)のEtOH(15mL)中撹拌溶液に、塩化第一スズ(1.87g、10mmol)を室温で加えた。次いで得られた反応混合物をアルゴン雰囲気下60℃で撹拌して1時間加熱し、反応が完結していることをLCMSによりモニターした。物質を濃縮して暗色固体を得、次いでEtOAc中でスラリー化した。次いでこれをセライトを通して濾過し、濃縮して、メチル3−アミノ−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−(メチルアミノ)ベンゾエート(0.5g、99%)を得た。
ステップ5:
【0753】
メチル3−アミノ−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−(メチルアミノ)ベンゾエート(6.5g、24.0mmol)のMeOH(125mL)中撹拌溶液に、エチルシクロプロパンカルビミデート塩酸塩(4.2g、30mmol)を加えた。次いで反応物を50℃に終夜加熱した。次いで反応物を濃縮し、トルエン(100mL)と共に共沸させて、メチル2−シクロプロピル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−7−カルボキシレート(7.5g、98%)を得た。
ステップ6:(2−シクロプロピル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−7−イル)ジ(ピリジン−2−イル)メタノール
【化344】
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【0754】
2−ブロモピリジン(0.18mL、1.84mmol)をTHF(22mL)に溶解し、−78℃に冷却した。n−BuLi(1.28mL、2.02mmol、1.6M)を滴下添加し、反応物を−78℃で30分間撹拌し、THF(3mL)中のメチル2−シクロプロピル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−7−カルボキシレート(150mg、0.46mmol)を加えた。反応物を室温で1時間撹拌した。反応をLCMSによりモニターし、完結した時点でこれを水(50mL)およびEtOAc(50mL)でクエンチした。有機層を抽出し、薄色油状物に濃縮した。油状物をRPHPLC 0〜50%(アセトニトリル/水)により精製して、(2−シクロプロピル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−7−イル)ジ(ピリジン−2−イル)メタノール(110mg、54%)を得た。
【0755】
C
27H
25N
5O
2 MS=452.21(M+H+)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.58 (ddd, J = 5.0, 1.8, 0.9 Hz, 2H), 7.95 - 7.86 (m, 2H), 7.62 - 7.51 (m, 3H), 7.44 (ddd, J = 7.6, 4.9, 1.1 Hz, 2H), 6.50 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 3.67 (d, J = 13.5 Hz, 3H), 2.42 - 2.34 (m, 1H), 2.25 (s, 3H), 2.07 (s, 3H), 1.46 - 1.39 (m, 2H), 1.32 - 1.23 (m, 2H)。
(実施例227)
(2−シクロプロピル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−7−イル)(ピリジン−2−イル)(ピリミジン−2−イル)メタノール(1020−227)
【化345】
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ステップ1:
【0756】
メチル2−シクロプロピル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−7−カルボキシレート(4.5g、14mmol)のMeOH(100mL)中撹拌溶液に、水酸化ナトリウム(1.2g、30mmol)を加えた。反応物をアルゴン雰囲気下40℃に終夜加熱した。反応をLCMSによりモニターし、完結した。次いで反応物を固体にまで濃縮して、2−シクロプロピル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−7−カルボン酸(4.1g、95%)を得た。
ステップ2:
【0757】
DMF(15mL)中の2−シクロプロピル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−7−カルボン酸(1.2g、3.9mmol)をHATU(1.76g、4.6mmol)と15分間合わせ、次いでN,O−ジルメチルヒドロキシルアミンHCl塩(0.56g、5.8mmol)およびDIPEA(3.1mL、22mmol)を加え、室温で終夜撹拌した。EtOAcで希釈し、ブラインで洗浄し、EtOAcで4回逆抽出し、有機溶媒を蒸発させ、順相0〜100%(EtOAc/ヘキサン)で精製して、2−シクロプロピル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−N−メトキシ−N,1−ジメチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−7−カルボキサミド(1g、73%)を得た。
ステップ3:
【0758】
2−ブロモピリジン(0.80mL、8.4mmol)をTHF(35mL)に溶解し、−78℃に冷却した。n−BuLi(6.2mL、10.0mmol、1.6M)を滴下添加し、反応物を−78℃で1時間撹拌した。THF(5mL)中の2−シクロプロピル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−N−メトキシ−N,1−ジメチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−7−カルボキサミド(0.5g、1.4mmol)を加え、反応物を0℃にし、15分間撹拌した後、水でクエンチした。反応物をEtOAcで希釈し、ブラインで2回洗浄し、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、(2−シクロプロピル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−7−イル)(ピリジン−2−イル)メタノン(0.46g、88%)を得た。
ステップ4:(2−シクロプロピル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−7−イル)(ピリジン−2−イル)(ピリミジン−2−イル)メタノール
【化346】
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【0759】
実施例1と同様の方法で、2−ブロモピリミジンおよび(2−シクロプロピル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−7−イル)(ピリジン−2−イル)メタノンを使用して、(2−シクロプロピル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−7−イル)(ピリジン−2−イル)(ピリミジン−2−イル)メタノールを合成した。
【0760】
C
26H
24N
6O
2 MS=453.23(M+H+)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 9.21 (dd, J = 4.9, 1.6 Hz, 1H), 8.63 - 8.60 (m, 1H), 8.06 - 7.96 (m, 2H), 7.92 (td, J = 7.8, 1.8 Hz, 1H), 7.87 - 7.78 (m, 2H), 7.62 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.51 (dt, J = 8.0, 1.0 Hz, 1H), 7.46 (ddd, J = 7.6, 4.9, 1.1 Hz, 1H), 6.53 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 3.92 (s, 1H), 3.67 (d, J = 11.2 Hz, 3H), 2.47 - 2.33 (m, 3H), 2.26 (s, 3H), 2.08 (s, 3H), 1.49 - 1.36 (m, 3H), 1.28 (dt, J = 6.5, 3.4 Hz, 3H)。
(実施例228)
(2−シクロプロピル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−7−イル)(ピリダジン−3−イル)(ピリジン−2−イル)メタノール(1020−228)
【化347】
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【0761】
THF(4mL)中の2,2,6,6−テトラメチルピペリジン(0.15mL、0.88mmol)を−78℃に冷却し、n−BuLi(0.50mL、0.80mmol)を加え、反応物を0℃で1時間撹拌した。反応物を−78℃に冷却し、ピリダジン(0.06mL、0,80mmol)を加えた。反応物を5分間撹拌し、これにTHF(1mL)中の(2−シクロプロピル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−7−イル)(ピリジン−2−イル)メタノン(100mg、0.27mmol)を加えた。反応物を室温に加温し、次いで1M HCl(5mL)でクエンチし、次いで反応物を濃縮し、TFA(2mL)を加え、再度濃縮して、薄黄色油状物を得た。次いで反応物をRPHPLC 0〜60%(アセトニトリル/水)により精製して、(2−シクロプロピル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−7−イル)(ピリダジン−3−イル)(ピリジン−2−イル)メタノールを得た。
【0762】
C
26H
24N
6O
2 MS=453.32(M+H+)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.85 (d, J = 4.9 Hz, 2H), 7.94 (ddd, J = 8.0, 7.6, 1.8 Hz, 1H), 7.70 (dt, J = 8.0, 1.0 Hz, 1H), 7.61 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.50 (t, J = 4.9 Hz, 1H), 7.44 (ddd, J = 7.5, 4.9, 1.1 Hz, 1H), 6.48 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 3.71 (s, 3H), 2.40 (tt, J = 8.5, 5.2 Hz, 1H), 2.26 (s, 3H), 2.08 (s, 3H), 1.50 - 1.39 (m, 3H), 1.30 (ddt, J = 5.8, 4.8, 1.9 Hz, 3H)。
(実施例229)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ジ(チオフェン−2−イル)メタノール(1020−229)
【化348】
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【0763】
実施例206と同様の方法で、1−tert−ブチル4−メチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1,4−ジカルボキシレートおよび2−ブロモチオフェンを使用して、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ジ(チオフェン−2−イル)メタノールを合成した。
【0764】
C
24H
21N
3O
2S
2 MS=447.80(M+H
+)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.48 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.44 (dd, J = 5.0, 1.3 Hz, 1H), 7.04 - 6.94 (m, 3H), 6.90 (s, 1H), 3.75 (s, 1H), 3.65 (s, 1H), 2.32 (s, 2H), 2.14 (s, 3H), 1.45 (s, 2H), 1.34 (d, J = 7.6 Hz, 3H)。
(実施例230)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(フラン−2−イル)(ピリジン−2−イル)メタノール(1020−230)
【0765】
標題化合物を実施例106、ステップ2の方法と同様の方法で合成した。
【化349】
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【0766】
C
25H
22N
4O
3。MS.427.1(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 8.00 (td, J = 8.0, 1.9 Hz, 1H), 7.78 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.60 (dd, J = 4.8, 1.0 Hz, 1H), 7.54 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 7.49 (ddd, J = 8.0, 4.8, 1.0 Hz, 1H), 7.08 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 6.47 (dd, J = 4.8, 1.6 Hz, 1H), 6.19 (dd, J = 4.8, 1.0 Hz, 1H), 2.65-2.56 (m, 1H), 2.36 (s, 3H), 2.18 (s, 3H), 1.60-1.34 (m, 4H)。
(実施例231)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−2−イル)(5−(トリフルオロメチル)チオフェン−2−イル)メタノール(1020−231)
【0767】
標題化合物を実施例106、ステップ2の方法と同様の方法で合成した。
【化350】
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【0768】
C
26H
21F
3N
4O
2S。MS.511.1(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 8.64 (td, J = 4.8 Hz, 1H), 7.92 (td, J = 8.0, 1.6 Hz, 1H), 7.81 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.53 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.46-7.40 (m, 2H), 7.22 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.03 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 2.68-2.60 (m, 1H), 2.34 (s, 3H), 2.16 (s, 3H), 1.60-1.48 (m, 2H), 1.44-1.34 (m, 2H)。
(実施例232)
(5−クロロチオフェン−2−イル)(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−2−イル)メタノール(1020−232)
【0769】
標題化合物を実施例106、ステップ2の方法と同様の方法で合成した。
【化351】
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【0770】
C
25H
21ClN
4O
2S。MS.477.1(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 8.62 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 7.91 (td, J = 8.0, 1.6 Hz, 1H), 7.78 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.52 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.41 (dd, J = 6.7, 4.8 Hz, 1H), 7.21 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 6.88 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 6.73 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 2.67-2.58 (m, 1H), 2.36 (s, 3H), 2.18 (s, 3H), 1.60-1.48 (m, 2H), 1.44-1.34 (m, 2H)。
(実施例233)
ベンゾフラン−2−イル(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−2−イル)メタノール(1020−233)
【0771】
標題化合物を実施例106、ステップ2の方法と同様の方法で合成した。
【化352】
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【0772】
C
29H
24N
4O
3。MS.477.2(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 8.60 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 7.96 (td, J = 6.4, 1.6 Hz, 1H), 7.84 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 7.57 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 7.54 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.46 (dd, J = 6.4, 4.8 Hz, 1H), 7.42 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 7.30 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 7.24 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 7.18 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 6.60 (s, 1H), 1.60-1.30 (m, 4H)。
(実施例234)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−2−イル)(キノリン−7−イル)メタノール(1020−234)
【0773】
標題化合物を実施例106、ステップ2の方法と同様の方法で合成した。
【化353】
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【0774】
C
30H
25N
5O
2。MS.488.2(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 8.75 (dd, J = 4.3, 1.7 Hz, 1H), 8.71 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 8.66 (d, J = 4.6 Hz, 1H), 8.02 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.81 (td, J = 7.9, 1.8 Hz, 1H), 7.57 (dd, J = 8.5, 7.3 Hz, 1H), 7.47 - 7.34 (m, 3H), 7.28 (dd, J = 8.8, 4.3 Hz, 1H), 6.84 (dd, J = 7.4, 1.1 Hz, 1H), 6.31 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 2.24 - 2.14 (m, 1H), 2.05 (s, 3H), 1.84 (s, 3H), 1.17 - 1.06 (m, 4H)。
(実施例235)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−2−イル)(m−トリル)メタノール(1020−235)
【化354】
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【0775】
50mLの2ッ口丸底フラスコ中、3−ブロモトルエン(30μL、0.25mmol)のテトラヒドロフラン(2mL)中溶液を、撹拌しながらドライアイス/アセトン浴中−78℃に冷却した。ペンタン中1.47M tert−ブチルリチウム溶液(330μL、0.48mmol)を滴下添加し、反応混合物を−78℃で15分間撹拌した。テトラヒドロフラン1mLの溶液中、tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ピコリノイル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(36.8mg、0.0803mmol)を滴下添加し、反応混合物を室温に加温した。15分後、反応は完結し、ブラインでクエンチし、酢酸エチルで希釈した。有機層を分離し、保存し、水層を酢酸エチルで3回逆抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥し、デカント除去し、濃縮した。粗製の反応混合物を分取TLCにより単離して、標題化合物(19.4、54%)を得た。
【0776】
C
28H
26N
4O
2。451.2(M+1)。Rf=0.15(1:1酢酸エチル:ヘキサン)。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.81 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.25 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.84 (dd, J = 7.4, 5.5 Hz, 1H), 7.65 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.48 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.29 - 7.26 (m, 2H), 7.00 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 6.91 (dd, J = 5.8, 2.4 Hz, 1H), 6.76 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 2.43 (td, J = 8.5, 4.4 Hz, 1H), 2.30 (s, 3H), 2.27 (s, 3H), 2.07 (s, 3H), 1.60 - 1.47 (m, 2H), 1.41 (dd, J = 8.5, 4.5 Hz, 2H)。
(実施例236)
シクロペンチル(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−2−イル)メタノール(1020−236)
【化355】
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【0777】
tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ピコリノイル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(35mg、0.076mmol)をTHF(5ml)に溶解し、反応フラスコに室温でシクロプロピルマグネシウムブロミドを加えた。反応混合物を室温で終夜撹拌した。次いでこれを水でクエンチした。後処理した混合物にTFA(1mL)を加え、70℃に1時間加熱した。次いで溶媒を蒸発させ、残留物を分取HPLCで精製して、シクロペンチル(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−2−イル)メタノールを得た。
【0778】
C
26H
28N
4O
2。429.1(M+1)。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) 8.49-8.48 (m, 1H), 7.78-7.76 (m, 2H), 7.57 (s, 1H), 7.31 (s, 1H), 7.27-7.24 (m, 1H), 3.40-3.36 (m, 1H), 2.55-2.52 (m, 1H), 2.30 (s, 3H), 2.13 (s, 3H), 1.58-1.50 (m, 6H), 1.44-1.42 (m, 2H), 1.18-1.08 (m, 4H)。
(実施例237)
シクロプロピル(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−2−イル)メタノール(1020−237)
【化356】
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【0779】
シクロプロピルマグネシウムブロミド(0.9mL、0.45mmol)を、室温で(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−2−イル)メタノン(40mg、0.11mmol)のTHF(1.2mL)中溶液に加え、30分間撹拌した後、水でクエンチし、濃縮し、逆相HPLCにより精製して、シクロプロピル(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−2−イル)メタノールを得た。
【0780】
C
24H
24N
4O
2 401.4(M+1)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 8.53 (dt, J = 4.8, 1.3 Hz, 1H), 7.95 - 7.87 (m, 2H), 7.61 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.49 (s, 1H), 7.36 (ddd, J = 7.1, 5.0, 2.3 Hz, 1H), 2.61 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 2.42 (s, 3H), 2.23 (s, 3H), 2.17 (s, 1H), 1.42 - 1.24 (m, 4H), 0.70 - 0.40 (m, 4H)。
(実施例238および239)
(R)および(S)−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−2−イル)(ピリミジン−2−イル)メタノール
【化357】
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【0781】
化合物1020−108により記載したエナンチオマーを、キラルカラム(DAICEL、ChiralPak AD−H、ヘプタン/IPA 70:30)により分離して、以下のエナンチオマーを得た。
最初に溶出する化合物は1020−238であり、2番目に溶出する化合物は1020−239である。
(実施例240)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(1H−イミダゾール−2−イル)(ピリジン−2−イル)メタノール(1020−240)
ステップ1:(1−(tert−ブチルジメチルシリル)−1H−イミダゾール−2−イル)(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−2−イル)メタノールの調製
【化358】
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【0782】
N−TBSイミダゾール(16mg、0.087mmol)のTHF(5mL)中溶液にLiBu(0.044mmol)を加え、溶液を−78℃で1時間撹拌した。溶液にTHF(3mL)中のtert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ピコリノイル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(20mg、0.044mmol)を加えた。反応溶液を室温で1時間撹拌した。EtOAc(100mL)を加え、有機溶液をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥した。溶媒を除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜50%MeOH/CH
2Cl
2)により精製して、LCMSにより同定した(1−(tert−ブチルジメチルシリル)−1H−イミダゾール−2−イル)(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−2−イル)メタノールを含むフラクションを得、これを更には精製せずに次の脱保護化に使用した。
ステップ2:(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(1H−イミダゾール−2−イル)(ピリジン−2−イル)メタノール
【化359】
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【0783】
粗製の(1−(tert−ブチルジメチルシリル)−1H−イミダゾール−2−イル)(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−2−イル)メタノールのTHF(5mL)中溶液に、TBAF(0.029g、0.11mmol)を加え、溶液を室温で20時間撹拌した。溶媒を除去し、残留物をHPLCにより精製して、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(1H−イミダゾール−2−イル)(ピリジン−2−イル)メタノールを得た。
【0784】
C
24H
22N
6O
2。MS m/z 427.1(M+1)。
1H NMR (メタノール-d
4) δ 8.76 (dd, J = 2.4, 0.8 Hz, 1H), 8.71 (dd, J = 5.1, 1.5 Hz, 1H), 8.15 (ddd, J = 8.2, 2.4, 1.5 Hz, 1H), 7.69 (ddd, J = 8.2, 5.1, 0.8 Hz, 1H), 7.65 - 7.50 (m, 3H), 7.12 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 2.45 (tt, J = 8.4, 5.0 Hz, 1H), 2.36 (s, 3H), 2.18 (s, 3H), 1.41 (dd, J = 8.4, 1.7 Hz, 2H), 1.28 (ddd, J = 7.8, 3.6, 1.8 Hz, 3H)。
(実施例241および242)
1−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン−1−オン(1020−241)および
3−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−2,2,4,4−テトラメチルペンタン−3−オール(1020−242)
【化360】
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【0785】
THF中メチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−カルボキシレート(50mg、0.16mmol)を含む火炎乾燥したフラスコ中に、THF中tert−ブチルマグネシウムクロリド(1.6mL、1.6mmol)を加えた。反応を24時間行った。完結した時点で、溶液をDI H
2Oでクエンチし、EtOAcで3回抽出した。合わせた有機層を飽和NaClで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。逆相HPLCにより精製を行って、1−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−2,2−ジメチルプロパン−1−オンを得た。場合によっては、ケトン、2級および3級アルコールを単離し特性評価した。
【0786】
化合物1020−241:C
20H
23N
3O
2。MS.m/z 338.5(M+1)。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 7.73 (s, 1H), 7.59 (s, 1H), 2.43 (s, 3H), 2.27 (s, 3H), 1.28 (dd, J = 30.6, 6.8 Hz, 1H), 1.17 (d, J = 7.0 Hz, 4H)。
【0787】
化合物1020−242:C
24H
33N
3O
2。MS.m/z 396.3(M+1)
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 7.29 (d, J = 6.7 Hz, 1H), 7.20 (s, 1H), 2.40 (s, 1H), 2.24 (s, 3H), 2.20 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 1.36 - 1.26 (m, 1H), 1.13 (d, J = 9.0 Hz, 23H)。
(実施例243)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(6−メチルピリジン−2−イル)メタノン(1020−243)の調製
【化361】
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【0788】
tert−ブチルマグネシウムクロリドの代わりに(6−メチルピリジン−2−イル)マグネシウムブロミドを用い、実施例241の方法と同様の方法で、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(6−メチルピリジン−2−イル)メタノンを合成した。
【0789】
C
22H
20N
4O
2。MS.m/z 373.2(M+1)。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 7.92 (t, J = 7.7 Hz, 3H), 7.83 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.51 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 2.61 (s, 3H), 2.44 (s, 3H), 2.35 (t, J = 6.5 Hz, 1H), 2.28 (s, 2H), 1.25 - 1.18 (m, 4H)。
(実施例244)
1−(2−シクロプロピル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−7−イル)−1−(ピリジン−2−イル)プロパ−2−イン−1−オール(1020−244)
【化362】
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【0790】
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−2−イル)メタノール(100mg、0.28mmol)をTHF(10ml)に溶解し、アルゴン下−78℃に冷却した。これに0.5Mエチニルマグネシウムブロミド(5.6ml、2.8mmol)を加え、反応物を室温に加温し、24時間反応させた。反応物をEtAcおよび塩化アンモニウム水溶液に希釈し、EtAcで3回抽出し、次いで塩化アンモニウム、水、ブラインで洗浄した後、有機物を硫酸ナトリウムで乾燥した。物質を濾過し、溶媒を減圧下に除去して粗製物を得、これを溶出液としてHex/EtAcを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、1−(2−シクロプロピル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−7−イル)−1−(ピリジン−2−イル)プロパ−2−イン−1−オールを得た。
【0791】
LCMS(m/z+1)385.1。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.46 (dt, J = 4.7, 1.3 Hz, 1H), 8.00 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.86 (td, J = 7.7, 1.8 Hz, 1H), 7.73 (s, 1H), 7.55 (s, 1H), 7.48 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.29 (ddd, J = 7.5, 4.8, 1.2 Hz, 1H), 3.89 (s, 1H), 2.61 (s, 1H), 2.39 (s, 3H), 2.21 (s, 3H), 1.33 - 1.22 (m, 4H)。
(実施例245)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−2−イル)(1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メタノール(1020−245)
【化363】
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【0792】
ag−2238からの(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(1−(4−メトキシベンジル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)(ピリジン−2−イル)メタノール(25mg、0.05mmol)をTFA(5mL)に溶解し、65℃に4時間加熱した。溶媒を減圧下に除去し、粗製物を逆相HPLCにより精製して、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−2−イル)(1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メタノールをTFA塩として得た。
【0793】
LCMS(m/z+1)428.1。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.58 (ddd, J = 5.0, 1.8, 0.9 Hz, 1H), 7.93 - 7.81 (m, 2H), 7.76 (s, 1H), 7.48 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.38 (ddd, J = 7.3, 4.8, 1.3 Hz, 1H), 7.28 - 7.22 (m, 1H), 2.65 - 2.56 (m, 1H), 2.34 (s, 3H), 2.17 (s, 3H), 1.56 - 1.47 (m, 2H), 1.41 - 1.35 (m, 2H)。
(実施例246)
(6−ブロモ−3−フルオロ−2−メチルピリジン−4−イル)(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−2−イル)メタノール(1020−246)
【化364】
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【0794】
実施例5と同様の方法で、6−ブロモ−3−フルオロ−2−メチルピリジンおよびtert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ピコリノイル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートを使用して、(6−ブロモ−3−フルオロ−2−メチルピリジン−4−イル)(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−2−イル)メタノールを合成した。
【0795】
C
27H
23BrFN
5O
2 MS=548.50(M+H
+)。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.61 - 8.52 (m, 1H), 7.72 (td, J = 7.8, 1.7 Hz, 1H), 7.39 (d, J = 16.1 Hz, 2H), 7.28 (ddd, J = 7.3, 4.9, 1.0 Hz, 1H), 7.05 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 6.63 (s, 1H), 2.37 (d, J = 3.2 Hz, 3H), 2.23 (s, 3H), 2.13 - 1.96 (m, 4H), 1.24 - 1.12 (m, 2H), 1.07 (dt, J = 8.6, 3.4 Hz, 2H)。
(実施例247)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(3−フルオロ−2−メチルピリジン−4−イル)(ピリジン−2−イル)メタノール(1020−247)
【化365】
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【0796】
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(3−フルオロ−2−メチルピリジン−4−イル)(ピリジン−2−イル)メタノール(40mg、0.07mmol)をEtOH(5mL)に溶解し、反応物にPd/C(20mg)を加えた。次いで反応物を脱気し、風船により水素雰囲気下に置いた。2時間後、反応を停止させ、セライトを通して濾過した。EtOHを濃縮し、RPHPLC 0〜40%(0.1%TFAを含むアセトニトリル/水)により精製した。
【0797】
C
27H
23BrFN
5O
2 MS=470.25(M+H
+)。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.58 - 8.47 (m, 1H), 8.31 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.79 (td, J = 7.8, 1.7 Hz, 1H), 7.59 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.43 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.38 - 7.33 (m, 1H), 7.30 (t, J = 5.8 Hz, 1H), 6.79 (t, J = 1.3 Hz, 1H), 2.57 - 2.43 (m, 4H), 2.23 (s, 3H), 2.06 (s, 3H), 1.29 (dq, J = 7.9, 4.6 Hz, 2H)。
(実施例248)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(チアゾール−2−イル)メタノール(1020−248)
【化366】
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【0798】
tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(チアゾール−2−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートをMeOH(2ml)に溶解し、次いで反応フラスコを氷浴中に置き、溶液にNaBH
4(10mg、0.26mmol)を加え、温度を室温にゆっくり上げ、終夜撹拌した。次いで反応をNH
4Clでクエンチし、EtOAcで抽出して、粗生成物170mgを得た。粗生成物60mgをEtOAcに溶解し、TFA(0.5ml)を加え、60℃で終夜加熱し、次いで溶媒を蒸発させ、残留物を分取HPLCで精製して、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(チアゾール−2−イル)メタノール25mgを得た。
【0799】
C
19H
18N
4O
2S。367.0(M+1)。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 7.64 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 7.49 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 7.42 (d, J = 0.9 Hz, 1H), 7.39 (s, 1H), 6.43 (s, 1H), 2.51-2.47 (m, 1H), 2.30 (s, 3H), 2.15 (s, 3H), 1.48-1.45 (m, 2H), 1.36-1.33 (m, 2H)。
(実施例249)
4−(4−(シクロプロポキシ(ピリジン−2−イル)メチル)−2−シクロプロピル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−249)
ステップ1:
【化367】
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【0800】
tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ピコリノイル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(170mg、0.37mmol)をMeOH(5ml)に溶解し、温度を0℃に下げ、溶液にNaBH
4(21mg、0.56mmol)を加え、温度を室温にゆっくり上げ、終夜撹拌した。次いで反応をNH
4Clでクエンチし、EtOAcで抽出し、有機溶媒を蒸発させて、粗製の4−(4−(シクロプロポキシ(ピリジン−2−イル)メチル)−2−シクロプロピル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール170mgを得た。
【0801】
C
26H
28N
4O
4。461.5(M+1)。
ステップ2:
【化368】
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【0802】
4−(4−(シクロプロポキシ(ピリジン−2−イル)メチル)−2−シクロプロピル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(32mg、0.09mmol)をDCM(5ml)に溶解し、溶液にSOCl
2(42mg、0.36mmol)を加え、室温で10分間撹拌した。次いで反応混合物に室温でシクロプロパノール(41mg、0.7mmol)を加えた。反応は直ちに完結し、NaHCO
3水溶液でクエンチし、有機溶媒を蒸発させ、残留物を分取HPLCで精製して、4−(4−(シクロプロポキシ(ピリジン−2−イル)メチル)−2−シクロプロピル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。
【0803】
C
24H
24N
4O
2。401.1(M+1)。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 8.82-8.81 (m, 1H), 7.90-7.88 (m, 1H), 7.86 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.66-7.64 (m, 1H), 7.50-7.47 (m, 2H), 6.66 (s, 1H), 3.98-3.87 (m, 1H), 2.40-2.38 (m, 1H), 2.32 (s, 3H), 2.15 (s, 3H), 2.16-2.10 (m, 2H), 1.35-1.24 (m, 8H)。
(実施例250)
4−(4−((1H−イミダゾール−1−イル)(ピリジン−2−イル)メチル)−2−シクロプロピル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−250)
【化369】
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【0804】
4−(4−((1H−イミダゾール−1−イル)(ピリジン−2−イル)メチル)−2−シクロプロピル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを実施例249と同様の方法で合成した。
【0805】
C
24H
22N
6O。411.0(M+1)。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 9.01-9.00 (m, 1H), 8.66-8.65 (m, 1H), 7.94-7.89 (m, 1H), 7.71-7.70 (m, 1H), 7.58 (d, J = 2.0 Hz, 2H), 7.54 (d, J = 0.8 Hz, 2H), 7.52-7.46 (m, 1H), 7.01 (s, 1H), 2.35-2.32 (m, 1H), 2.31 (s, 3H), 2.14 (s, 3H), 1.34-1.24 (m, 4H)。
(実施例251)
シクロペンチル(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリミジン−2−イル)メタノール(1020−251)
ステップ1:tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ピリミジン−2−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート
【化370】
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【0806】
乾燥し、アルゴンでパージした丸底フラスコに、THF(75mL)中のtert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(2.00g、0.004mol)を加え、フラスコを−78℃浴中に置いた。反応物にn−ブチルリチウム(3.39mL、0.01mol)を2分間かけて加えた。THF(25mL)中のN−メトキシ−N−メチルピリミジン−2−カルボキサミド(1.74g、0.01mol)を素早く加え、反応物を10分間撹拌した。反応物に飽和塩化アンモニウム(50mL)を、続いてEtOAc(250mL)を加えた。有機層を飽和ブライン(50mL)で洗浄し、次いで硫酸マグネシウムで乾燥し、暗茶褐色油状物に濃縮した。次いで物質を順相クロマトグラフィー0〜50%EtOAc/ヘキサンにより精製して、tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ピリミジン−2−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートを得、これを次の実施例に使用した。
ステップ2:シクロペンチル(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリミジン−2−イル)メタノール
【化371】
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【0807】
tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ピリミジン−2−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(100mg、0.21mmol)をTHF(5mL)に溶解し、反応物を0℃に冷却した。シクロペンチルマグネシウムブロミド(2.0M)(0.43mL、0.87mmol)を加えた。反応物を30分間撹拌し、反応物に飽和塩化アンモニウム(15mL)を、続いてEtOAc(20mL)を加えた。有機層を飽和ブライン(15mL)で洗浄し、次いで硫酸マグネシウムで乾燥し、黄色油状物に濃縮した。次いで物質を小シリカプラグに通し、濃縮した。次いでこの油状物をDCM(5mL)に溶解し、TFA(1mL)を加えた。反応物を30分間撹拌し、次いで濃縮して、黄色油状物を得た。残留物をRPHPLC(5〜50%アセトニトリル/水)により精製して、シクロペンチル(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリミジン−2−イル)メタノールを得た。
C
25H
27N
5O
2MS=430.23(M+H+)。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 10.83 (s, 1H), 8.77 (d, J = 4.9 Hz, 2H), 7.65 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.42 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 5.98 (s, 1H), 3.31 (t, J = 8.4 Hz, 1H), 2.40 (s, 3H), 2.27 (s, 3H), 2.11 (d, J = 3.8 Hz, 2H), 1.70 - 1.43 (m, 6H), 1.37 (s, 1H), 1.34 - 1.13 (m, 7H)。
(実施例252)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(5−フルオロピリジン−2−イル)(ピリミジン−2−イル)メタノール(1020−252)
【化372】
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【0808】
実施例248ステップ2と同様の方法で、2−マグネシウムブロミド−5−フルオロピリジンおよびtert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ピリミジン−2−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートを使用して、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(5−フルオロピリジン−2−イル)(ピリミジン−2−イル)メタノールを合成した。
【0809】
C
25H
21FN
6O
2 MS=457.27(M+H+)。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.79 (d, J = 4.8 Hz, 2H), 8.35 (d, J = 2.7 Hz, 1H), 7.65 - 7.52 (m, 2H), 7.39 (td, J = 8.4, 2.8 Hz, 1H), 7.32 (t, J = 4.9 Hz, 1H), 2.39 (s, 0H), 2.35 (s, 3H), 2.27 (d, J = 10.5 Hz, 0H), 2.18 (s, 2H), 1.36 - 1.28 (m, 2H), 1.28 - 1.16 (m, 2H)。
(実施例253)
(5−クロロピリジン−2−イル)(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリミジン−2−イル)メタノール(1020−253)
【化373】
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【0810】
実施例248、ステップ2と同様の方法で、2−マグネシウムブロミド−5−クロロピリジンおよびtert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ピリミジン−2−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートを使用して、(5−クロロピリジン−2−イル)(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリミジン−2−イル)メタノールを合成した。
【0811】
C
25H
21ClN
6O
2 MS=473.36(M+H
+)。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.79 (d, J = 4.9 Hz, 2H), 8.46 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.66 (dd, J = 8.6, 2.4 Hz, 1H), 7.63 - 7.49 (m, 3H), 7.33 (d, J = 4.9 Hz, 1H), 2.36 (s, 4H), 2.21 (s, 3H), 1.49 - 1.18 (m, 7H), 0.92 - 0.83 (m, 1H)。
(実施例254)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(フェニル)(ピリミジン−2−イル)メタノール(1020−254)
【化374】
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【0812】
実施例248、ステップ2と同様の方法で、フェニルマグネシウムブロミドおよびtert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ピリミジン−2−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートを使用して、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(フェニル)(ピリミジン−2−イル)メタノールを合成した。
【0813】
C
26H
23N
5O
2 MS=438.28(M+H
+)。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.82 (d, J = 4.7 Hz, 2H), 7.57 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.51 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.37 (t, J = 4.6 Hz, 1H), 7.30 (d, J = 3.0 Hz, 3H), 7.22 (dd, J = 6.4, 2.9 Hz, 2H), 3.02 (s, 1H), 2.93 (s, 1H), 2.41 (d, J = 11.9 Hz, 1H), 2.33 (s, 3H), 1.42 (d, J = 5.1 Hz, 2H), 1.38 - 1.29 (m, 2H), 1.27 (d, J = 8.7 Hz, 1H)。
(実施例255)
(6−ブロモ−3−フルオロ−2−メチルピリジン−4−イル)(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリミジン−2−イル)メタノール(1020−255)
【化375】
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【0814】
2−ブロモ−5−フルオロ−6−メチルピリジン(165mg、0.87mmol)のTHF(5mL)中溶液に、BuLi(56mg、0.87mmol、ヘキサン中1.6M)を加え、溶液を−78℃で1時間撹拌した。溶液にtert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ピリミジン−2−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(100mg、0.22mmol)のTHF(2mL)中溶液を加え、溶液を−78℃で1時間撹拌した。NH
4Cl水溶液を加え、溶液をEtOAc(200mL)で抽出した。有機溶液をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥した。溶媒を除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(CH
2Cl
2中0〜10%MeOH)により精製してN−Boc保護化中間体を得、これをTHF(2mL)、TFA(2mL)および水(0.1mL)に溶解した。溶液を50℃で3時間加熱し、減圧下に濃縮乾固した。残留物をHPLCにより精製して、(6−ブロモ−3−フルオロ−2−メチルピリジン−4−イル)(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリミジン−2−イル)メタノールを得た。
【0815】
C
26H
22BrFN
6O
2。MS.m/z 549.5(M+1)。
1H NMR (メタノール-d
4) δ 8.86 (d, J = 4.9 Hz, 2H), 7.64 - 7.55 (m, 2H), 7.50 (t, J = 4.9 Hz, 1H), 7.13 (t, J = 1.7 Hz, 1H), 2.61 (tt, J = 8.4, 5.0 Hz, 1H), 2.41 - 2.29 (m, 6H), 2.16 (s, 3H), 1.60 - 1.51 (m,2H), 1.51 - 1.38 (m, 2H)。
(実施例256および257)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(2,6−ジフルオロフェニル)(ピリミジン−2−イル)メタノール(1020−256)および
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(2,4−ジフルオロフェニル)(ピリミジン−2−イル)メタノール(1020−257)
【化376】
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【0816】
1−ブロモ−2,4−ジフルオロベンゼン(520mg、2,70mmol)をTHF(5mL)に溶解し、−78℃に冷却した。n−BuLi(1.68mL、2.70mmol、1.6M)を滴下添加し、反応物を−78℃で30分間撹拌した。反応物に化合物Aを加えた。反応物を30分間撹拌し、反応物に飽和塩化アンモニウム(15mL)を、続いてEtOAc(20mL)を加えた。有機層を飽和ブライン(15mL)で洗浄し、次いで硫酸マグネシウムで乾燥し、油状物に濃縮した。次いで物質を小シリカプラグに通し、濃縮した。次いでこの油状物をDCM(5mL)に溶解し、TFA(1mL)を加えた。反応物を30分間撹拌し、次いで油状物にまで濃縮した。残留物を順相クロマトグラフィー(0〜10%)MeOH/DCMにより精製した。
【0817】
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(2,6−ジフルオロフェニル)(ピリミジン−2−イル)メタノール:C
26H
21F
2N
5O
2 MS=474.22(M+H
+)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.83 (dd, J = 10.2, 4.9 Hz, 2H), 7.53 (dd, J = 17.4, 1.5 Hz, 1H), 7.47 - 7.39 (m, 3H), 6.98 - 6.89 (m, 2H), 2.60 (tt, J = 8.4, 5.0 Hz, 1H), 2.34 (d, J = 5.8 Hz, 3H), 2.16 (d, J = 5.7 Hz, 3H), 1.59 - 1.48 (m, 2H), 1.48 - 1.34 (m, 2H)
【0818】
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(2,4−ジフルオロフェニル)(ピリミジン−2−イル)メタノール:C
26H
21F
2N
5O
2 MS=474.28(M+H
+)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.85 (d, J = 4.9 Hz, 2H), 7.54 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.47 (t, J = 4.9 Hz, 1H), 7.29 - 7.23 (m, 1H), 7.22 (q, J = 1.5 Hz, 1H), 6.99 - 6.91 (m, 2H), 2.99 (s, 0H), 2.86 (d, J = 0.8 Hz, 0H), 2.59 (tt, J = 8.4, 5.0 Hz, 1H), 2.34 (s, 3H), 2.15 (s, 3H), 1.57 - 1.49 (m, 2H), 1.43 - 1.37 (m, 2H)。
(実施例258)
1−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−1−(ピリジン−3−イル)エタノール(1020−258)
ステップ1:
【化377】
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【0819】
2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−N−メトキシ−N−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−カルボキサミド(116mg、0.34mmol)をTHF(2ml)に溶解し、反応フラスコを氷浴中に置いた。溶液にメチルマグネシウムブロミド(0.45mL、THF中3M)を加え、0℃で4時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、ブラインで洗浄し、EtOAcで逆抽出し、有機溶媒を蒸発させて、1−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)エタノン116mgを得た。
【0820】
C
17H
17N
3O
2。296.2(M+1)。
ステップ2:
【化378】
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【0821】
1−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)エタノン(30mg、0.1mmol)をTHF(1ml)に溶解し、反応フラスコを氷浴中に置いた。溶液に2−ピリジルマグネシウムブロミド(2.4mL、THF中0.25M)を加え、室温で終夜撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、ブラインで洗浄し、EtOAcで逆抽出し、有機溶媒を蒸発させ、次いで分取HPLCで精製して、1−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−1−(ピリジン−3−イル)エタノールを得た。
【0822】
C
22H
22N
4O
2。373.3(M−1)。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) 8.91 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 8.54 (dd, J = 1.2, 5.2 Hz, 1H), 8.34 (tt, J = 1.6, 8.0 Hz, 1H), 7.67 (dd, J = 1.2, 8.0 Hz, 1H), 7.41 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 7.31 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 2.54-2.50 (m, 1H), 2.31 (s, 3H), 2.14 (s, 3H), 2.07 (s, 3H), 1.45-1.39 (m, 2H), 1.31-1.25 (m, 2H)。
(実施例259)
4−(2−シクロプロピル−4−(1−(ピリジン−3−イル)ビニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−259)
【化379】
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【0823】
1−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−1−(ピリジン−3−イル)エタノール(10mg、0.27mmol)をTFA(2ml)に溶解し、マイクロ波反応器中160℃に6時間加熱した。溶媒を蒸発させ、残留物を分取HPLCで精製して、4−(2−シクロプロピル−4−(1−(ピリジン−3−イル)ビニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。
【0824】
C
22H
20N
4O。357.3(M+1)。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) 8.75 (s, 1H), 8.69 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.25-8.22 (m, 1H), 7.78-7.63 (m, 1H), 7.41 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 7.63 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 7.30 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 6.36 (s, 1H), 5.94 (s, 1H), 2.47-2.43 (m, 1H), 2.41 (s, 3H), 2.24 (s, 3H), 1.54-1.49 (m, 2H), 1.41-1.39 (m, 2H)。
(実施例260)
4−(2−シクロプロピル−4−(1−(ピリジン−3−イル)エチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−260)
【化380】
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【0825】
4−(2−シクロプロピル−4−(1−(ピリジン−3−イル)ビニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(5mg、0.014mmol)をEtOAc(2ml)に溶解した。反応フラスコを脱気し、溶液にパラジウム(5mg、活性炭上10%)を加えた。フラスコを再度脱気し、水素風船を反応フラスコのトップに付けた。反応混合物を室温で1時間撹拌した。次いで反応混合物を濾過し、溶媒を蒸発させ、残留物を分取HPLCで精製して、4−(2−シクロプロピル−4−(1−(ピリジン−3−イル)エチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール5mgを得た。
【0826】
C
22H
22N
4O。359.3(M+1)。
1H NMR (400 MHz, CD
3OD) 8.63 (s, 1H), 8.52 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 8.17 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.67 (d, J = 5.2, 8.0 Hz, 1H), 7.39 (d, J = 1.6Hz, 1H), 7.18 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 4.85 (q, J = 6.8 Hz, 1H), 2.39-2.28 (m, 1H), 2.28 (s, 3H), 2.11 (s, 3H), 1.78 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 1.43-1.40 (m, 2H), 1.31-1.28 (m, 2H)。
(実施例261および262)
3−((2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ヒドロキシ)(ピリジン−2−イル)メチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オン(1020−261)および(1020−262)
【化381】
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【0827】
ノルカンファー(494.84mg、4.49mmol)を乾燥アルゴンでパージしたフラスコ中でTHF(40ml)に溶解した。溶液をアルゴン下−78℃に冷却した。これに2Mリチウムジイソプロピルアミド(2.34ml)をゆっくり加え、反応を30分間熟成した。この時点で(2−シクロプロピル−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−7−イル)(ピリジン−2−イル)メタノン(230mg、0.64mmol)のTHF(20mL)中溶液を素早く加え、反応物を−78℃で10分間撹拌した。反応物を氷浴から除去し、30分間加温した。反応物を撹拌しながらEtAc、塩化アンモニウム水溶液中にクエンチし、EtAcで3回抽出し、水次いでブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を減圧下に除去した。この物質の一部を逆相HPLCにより精製して、3−((2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ヒドロキシ)(ピリジン−2−イル)メチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オンの2種のジアステレオマーを得た。
【0828】
LCMS(m/z+1)469.2
【0829】
1020−261−ジアステレオマー「A」
【0830】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 9.21 (s, 1H), 8.71 (d, J = 30.1 Hz, 2H), 8.34 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 7.54 (d, J = 42.0 Hz, 2H), 6.77 (s, 1H), 2.89 (s, 2H), 2.39 - 1.81 (m, 6H), 1.53 (dd, J = 31.5, 18.4 Hz, 2H), 1.36 - 1.06 (m, 5H), 0.89 (d, J = 50.4 Hz, 3H)。
【0831】
1020−262−ジアステレオマー「B」
【0832】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.44 (s, 1H), 9.33 (d, J = 6.1 Hz, 1H), 8.50 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 8.15 (t, J = 6.9 Hz, 1H), 7.75 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.43 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.21 (s, 1H), 3.00 (d, J = 3.0 Hz, 1H), 2.81 (s, 1H), 2.75 (s, 1H), 2.46 (s, 3H), 2.27 (s, 3H), 2.05 (td, J = 8.0, 3.2 Hz, 2H), 1.68 (dp, J = 7.3, 4.1, 3.6 Hz, 2H), 1.43 - 1.30 (m, 2H), 1.11 (qd, J = 6.2, 3.2 Hz, 3H), 0.95 (dd, J = 9.6, 4.5 Hz, 1H), 0.75 (d, J = 9.0 Hz, 1H)。
(実施例263)
3−((2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ヒドロキシ)(ピリジン−2−イル)メチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オール(1020−263)
【化382】
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【0833】
粗製の3−((2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ヒドロキシ)(ピリジン−2−イル)メチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オン(300mg、0.64mmol)およびメタノール25mLを窒素下0℃に冷却した。これに水素化ホウ素ナトリウム(145mg、3.84mmol)を加え、反応物を0℃で撹拌した。2時間後、反応物を撹拌しながらEtAc、塩化アンモニウム水溶液中にクエンチし、EtACで3回抽出し、水次いでブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を減圧下に除去した。物質を溶出液としてHex/EtAcを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。次いで物質を逆相HPLCにより更に精製して、3−((2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ヒドロキシ)(ピリジン−2−イル)メチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オールをラセミ体混合物としてTFA塩として得た。
【0834】
LCMS(m/z+1)471.2。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.62 (ddd, J = 5.1, 1.7, 0.9 Hz, 1H), 7.96 - 7.88 (m, 1H), 7.85 (dt, J = 8.1, 1.1 Hz, 1H), 7.51 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.45 - 7.32 (m, 2H), 4.23 - 4.13 (m, 1H), 2.68 (tt, J = 8.5, 5.0 Hz, 1H), 2.52 (dd, J = 5.4, 1.8 Hz, 1H), 2.35 (s, 3H), 2.17 (s, 4H), 1.96 - 1.81 (m, 3H), 1.55 - 1.28 (m, 10H)。
(実施例264および265)
2−((2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ヒドロキシ)(ピリジン−2−イル)メチル)シクロペンタノール(1020−264)および(1020−265)
【化383】
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ステップ1:2−((2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ヒドロキシ)(ピリジン−2−イル)メチル)シクロペンタノンの調製
【0835】
シクロペンタノン(0.13ml、1.46mmol)を乾燥窒素でパージしたフラスコ中でTHF(5ml)に溶解した。溶液をアルゴン下−78℃に冷却した。これに2Mリチウムジイソプロピルアミド(0.73ml)をゆっくり加え、反応を30分間熟成した。この時点で(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−2−イル)メタノール(75mg、0.21mmol)のTHF(1mL)中溶液を素早く加え、反応物を−78℃で10分間撹拌した。反応物を撹拌しながらEtAc、塩化アンモニウム水溶液中にクエンチし、EtAcで3回抽出し、水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。次いで溶媒を減圧下に除去した(92mg、100%)。
【0836】
LCMS(m/z+1)443.1
ステップ2:2−((2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ヒドロキシ)(ピリジン−2−イル)メチル)シクロペンタノールの調製
【0837】
粗製の2−((2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ヒドロキシ)(ピリジン−2−イル)メチル)シクロペンタノン(92mg、0.21mmol)をメタノール5mlに溶解し、窒素下0℃に冷却し、これに水素化ホウ素ナトリウム(23.75mg、0.63mmol)を加えた。反応物を0℃で2時間撹拌した。溶媒を減圧下に除去し、反応物をEtAcおよび塩化アンモニウム水溶液に希釈した。次いで反応物をEtAcで3回抽出し、水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。次いで溶媒を減圧下に除去し、残留物を逆相HPLCにより精製して、2−((2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ヒドロキシ)(ピリジン−2−イル)メチル)シクロペンタノールを2種のジアステレオマーとして得た。
【0838】
LCMS(m/z+1)445.2
【0839】
1020−264−ジアステレオマー「A」
【0840】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.53 - 8.39 (m, 1H), 7.92 (dt, J = 8.1, 1.1 Hz, 1H), 7.79 (td, J = 7.7, 1.8 Hz, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.41 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.24 - 7.12 (m, 1H), 6.98 (s, 1H), 3.93 (dt, J = 6.1, 4.3 Hz, 1H), 2.68 (s, 1H), 2.41 (s, 3H), 2.23 (s, 3H), 1.83 - 1.07 (m, 11H)。
【0841】
1020−265−ジアステレオマー「B」
【0842】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.65 - 8.53 (m, 1H), 8.00 (dt, J = 8.1, 1.1 Hz, 1H), 7.83 (td, J = 7.8, 1.8 Hz, 1H), 7.53 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.40 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.27 (ddd, J = 7.5, 4.8, 1.2 Hz, 1H), 6.97 (s, 1H), 3.42 (ddd, J = 12.0, 8.5, 3.9 Hz, 1H), 2.73 (ddd, J = 13.1, 8.3, 5.0 Hz, 1H), 2.34 (s, 3H), 2.15 (s, 3H), 2.01 - 1.87 (m, 1H), 1.83 - 1.67 (m, 2H), 1.63 - 1.50 (m, 2H), 1.46 - 1.27 (m, 6H)。
(実施例266)
N−(4−(ジシクロペンチル(ヒドロキシ)メチル)−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)メタンスルホンアミド(1020−266)
【化384】
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【0843】
メチル6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−(メチルスルホンアミド)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−カルボキシレート(40mg、0.11mmol、1当量)およびTHF(3mL)を含む混合物に、0℃で30分間シクロペンチルマグネシウムクロリド(cylopentylmagnesium chloride)(0.38mL、0.77mmol、7当量)を加える。完結後、反応をクエンチし、EtOAcで抽出し、水、飽和NH
4Clで洗浄した。MgSO
4で乾燥した後、これを濾過し、濃縮乾固した。逆相HPLCにより精製を行って、N−(4−(ジシクロペンチル(ヒドロキシ)メチル)−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)メタンスルホンアミドを得た。
【0844】
LCMS(m/z+1)472.3。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.33 (s, 1H), 7.09 (s, 1H), 6.5 (s, 1H), 5.20 (bs, 1H), 2.90 (s, 3H), 2.48 (s, 3H), 2.15 (s, 3H), 1.80 - 1.72 (m, 2H), 1.43 -1.15 (m, 16H.
(実施例267)
(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ジ(ピリジン−2−イル)メタノール(1020−267)
ステップ1:
【化385】
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【0845】
ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M、21mL、34mmol)を−78℃で2−ブロモピリジン(3.0mL、31mmol)のMeTHF(100mL)中溶液に滴下添加した。反応混合物を1時間撹拌し、MeTHF(10mL)中のメチル2,3−ジアミノ−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)ベンゾエート(2g、7.7mmol)を加えた。反応混合物を室温に加温し、1M HClでクエンチし、重炭酸ナトリウム溶液で中和し、酢酸エチルで抽出し、シリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc/MeOH/NH
4OH)により精製して、(2,3−ジアミノ−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)フェニル)ジ(ピリジン−2−イル)メタノールを得た。
【0846】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 8.53 (dd, J = 5.1, 1.5 Hz, 2H), 7.95 (t, J = 8.0 Hz, 2H), 7.64 (d, J = 8.1 Hz, 2H), 7.42 (t, J = 6.1 Hz, 2H), 6.94 (s, 1H), 6.08 (s, 1H), 2.21 (s, 3H), 2.01 (s, 3H)。
ステップ2:
【化386】
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【0847】
(2,3−ジアミノ−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)フェニル)ジ(ピリジン−2−イル)メタノール(75mg、0.19mmol)をギ酸(1mL)に溶解し、120℃に3時間加熱した。反応混合物を逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【0848】
C
23H
19N
5O
2398.1(M+1)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 9.22 (s, 1H), 8.51 (ddd, J = 5.0, 1.7, 0.9 Hz, 2H), 7.89 (td, J = 7.8, 1.8 Hz, 2H), 7.71 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.65 (dt, J = 8.0, 1.0 Hz, 2H), 7.37 (ddd, J = 7.6, 4.9, 1.1 Hz, 2H), 7.19 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 2.33 (s, 3H), 2.13 (s, 3H)。
(実施例268)
(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ジ(ピリジン−2−イル)メタノール(1020−268)
【化387】
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【0849】
(2,3−ジアミノ−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)フェニル)ジ(ピリジン−2−イル)メタノール(100mg、0.26mmol)およびエチルアセトイミデート塩酸塩(52mg、0.52mmol)の溶液を、50℃で24時間加熱した。反応混合物を濃縮し、逆相HPLCにより精製して、所望の生成物を得た。
【0850】
C
24H
21N
5O
2412.1(M+1)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 8.61 - 8.43 (m, 2H), 7.88 (td, J = 7.7, 1.8 Hz, 2H), 7.74 - 7.58 (m, 3H), 7.44 - 7.29 (m, 2H), 7.12 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 2.77 (s, 3H), 2.32 (s, 3H), 2.12 (s, 3H)。
(実施例269)
(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−イソプロピル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ジ(ピリジン−2−イル)メタノール(1020−269)
【化388】
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【0851】
イソプロピルアセトイミデート塩酸塩を用い、実施例268の方法と同様の方法で、標題化合物を作製した。
【0852】
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 8.63 - 8.44 (m, 2H), 7.88 (td, J = 7.7, 1.8 Hz, 2H), 7.71 - 7.54 (m, 3H), 7.37 (ddd, J = 7.6, 4.9, 1.2 Hz, 2H), 7.13 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 3.58 (p, J = 7.0 Hz, 1H), 2.31 (s, 3H), 2.10 (s, 3H), 1.38 (d, J = 7.0 Hz, 6H)。
(実施例270)
(2−(ジフルオロメチル)−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ジ(ピリジン−2−イル)メタノール(1020−270)
【化389】
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【0853】
(2,3−ジアミノ−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)フェニル)ジ(ピリジン−2−イル)メタノール(30.0mg、0.049mmol)を、0℃で15分間iPr
2EtN(0.1mL)の存在下CH
2Cl
2(3mL)中でジフルオロ酢酸無水物(difluoroactic anhydride)(8.5mg、0.049mmol)で処理した。反応混合物を還流条件下15時間加熱した。溶媒を減圧下に除去した後、混合物を分取HPLCにより精製して、(2−(ジフルオロメチル)−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ジ(ピリジン−2−イル)メタノールを得た。
【0854】
C
24H
19F
2N
5O
2。MS.448.1(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 8.66 (d, J = 4.8 Hz, 2H), 8.23 (td, J = 8.0, 1.6 Hz, 1H), 8.11 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 7.70 (ddd, J = 8.0, 4.8, 1.6 Hz, 2H), 7.63 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 6.92 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 6.84 (t, J = 51.2 Hz, 1H), 2.35 (s, 3H), 2.18 (s, 3H)。
(実施例271)
(2−シクロブチル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ジ(ピリジン−2−イル)メタノール(1020−271)
【化390】
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ステップ1:
【0855】
2−ブロモピリジン(1.83mL、19mmol)をTHF(75mL)に溶解し、次いで−78℃に冷却した。次いでN−BuLi(12mL、19mmol、1.6M)を加えた。反応物を2分間撹拌し、次いで(メチル2,3−ジアミノ−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)ベンゾエート(1.0g、3.8mmol)をTHF(25mL)中で加え、反応物を30分間撹拌した。反応物に飽和塩化アンモニウム(50mL)を、続いてEtOAc(100mL)を加えた。有機層を飽和ブライン(50mL)で洗浄し、次いで硫酸マグネシウムで乾燥し、暗色油状物に濃縮した。
ステップ2:
【0856】
次いで物質を小シリカプラグに通し、濃縮して、(2,3−ジアミノ−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)フェニル)ジ(ピリジン−2−イル)メタノール350mgを得た。(2,3−ジアミノ−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)フェニル)ジ(ピリジン−2−イル)メタノール(100mg、0.26mmol)を取り、MeOH(10mL)に溶解し、これにエチルシクロブタンカルビミデート塩酸塩(64mg、0.39mmol)を加えた。次いで反応物を50℃で2時間加熱した。次いで反応物を濃縮し、RPHPLC 0〜50%(アセトニトリル/水)により精製した。
【0857】
C
27H
25N
5O
2 MS=452.25(M+H
+)。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.56 (dt, J = 4.8, 1.4 Hz, 2H), 7.78 - 7.70 (m, 3H), 7.63 (s, 1H), 7.32 - 7.19 (m, 3H), 7.10 (s, 1H), 3.83 (dd, J = 16.9, 8.0 Hz, 1H), 2.49 (q, J = 9.7 Hz, 4H), 2.33 (s, 3H), 2.18 (s, 4H), 1.25 (s, 1H)。
(実施例272)
N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ヒドロキシジ(ピリジン−2−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)メタンスルホンアミド(1020−272)
【化391】
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【0858】
N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)メタンスルホンアミドと同様の方法で、(2,3−ジアミノ−5−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)フェニル)ジ(ピリジン−2−イル)メタノールからN−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ヒドロキシジ(ピリジン−2−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)メタンスルホンアミドの調製を行った。次いで単離した固体を逆相HPLCにより精製して、N−(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ヒドロキシジ(ピリジン−2−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)メタンスルホンアミドをTFA塩として得た。
【0859】
LCMS(m/z+1)491.2
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.96 (s, 1H), 11.31 (s, 1H), 8.50 (ddd, J = 4.8, 1.7, 0.8 Hz, 2H), 7.87 (td, J = 7.8, 1.9 Hz, 2H), 7.60 (d, J = 8.1 Hz, 2H), 7.35 (dd, J = 7.4, 5.0 Hz, 2H), 7.17 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.07 (s, 1H), 2.83 (s, 3H), 2.33 (s, 3H), 2.13 (s, 3H)。
(実施例273)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(5−メチルピペリジン−3−イル)メタノール(1020−273)
【化392】
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【0860】
ヨージド(0.070g)およびケトン(0.047g)のTHF(4ml)中溶液に、−78℃でBuLi(2.5M、ヘキサン、0.1ml)を滴下添加し、溶液を室温に加温した(ステップ1)。MeOH(1ml)を加えた後、揮発物を除去し、残留物をTFAに溶解し、揮発物を除去し、残留物を逆相HPLC(水中5〜95%MeCN、0.1%TFA)により精製して、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(5−メチルピペリジン−3−イル)メタノール(ステップ2)を得た。
ステップ1:LCMS(m/z+1)467.1
ステップ2:LCMS(m/z+1)367.1。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.43 (d, J = 1.3 Hz, 1H), 7.26 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 3.54 (dtd, J = 18.3, 7.6, 6.9, 4.4 Hz, 2H), 3.38 (p, J = 1.6 Hz, 0H), 3.11 (ddd, J = 13.2, 7.7, 3.8 Hz, 1H), 3.03 (p, J = 1.6 Hz, 0H), 2.61 - 2.40 (m, 2H), 2.34 (s, 2H), 2.17 (s, 3H), 2.09 - 1.99 (m, 1H), 1.56 - 1.38 (m, 3H), 1.31 (dt, J = 7.8, 4.8 Hz, 1H)。
(実施例274)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(キヌクリジン−3−イル)メタノール(1020−274)
【化393】
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【0861】
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(キヌクリジン−3−イル)メタノールを、キヌクリジン−3−オンを使用して実施例273と同様の方法で合成した。
【0862】
LCMS(m/z+1)379.3
(実施例275)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(1,3−ジオキソラン−2−イル)メタノール(1020−275)
ステップ1:tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ホルミル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートの調製
【化394】
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【0863】
火炎乾燥し、窒素でパージしたフラスコに、tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(メトキシ(メチル)カルバモイル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(5g、11.35mmol)およびTHF(20mL)を加えた。反応物を撹拌し、窒素下−78℃に冷却した。これにジエチルエーテル中1M水素化アルミニウムリチウム(18ml、18mmol)をゆっくり加えた。反応物を0℃に予め冷却しておいたEtAc、希塩化アンモニウムを含む大フラスコ中に撹拌しながらクエンチした。粗製の懸濁液をセライトを通して濾過し、EtAc(3回)で抽出し、有機物を水次いでブラインで洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を減圧下に除去し、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ホルミル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート3.57g(82.5%)を黄色粉体として得た。
【0864】
LCMS(m/z+1)=381.8
ステップ2:tert−ブチル4−((1,3−ジオキソラン−2−イル)(ヒドロキシ)メチル)−2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートの調製
【化395】
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【0865】
1,3−ジオキソラン(5ml)中のtert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ホルミル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(500mg、1.31mmol)を窒素下0℃に冷却した。これに1Mトリエチルボラン(7.87ml)を、続いてデカン中5.5M tert−ブチルヒドロペルオキシド(2.38ml)を加えた。反応物を加温し、3日間反応させた。次いで反応物にNH
4OH溶液(5mL)を加え、5分間撹拌した後、FeSO
4・H
2SO
4・H
2O溶液(5mL)を加えた。溶液をEtAcで3回抽出し、水で洗浄し、FeSO
4・H
2SO
4・H
2O溶液、水、ブラインを加え、次いで硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下に除去して、tert−ブチル4−((1,3−ジオキソラン−2−イル)(ヒドロキシ)メチル)−2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートを黄色フィルムとして得た(212mg、32%)。
【0866】
LCMS(m/z+1)455.9
ステップ3:(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(1,3−ジオキソラン−2−イル)メタノール
【化396】
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【0867】
粗製のtert−ブチル4−((1,3−ジオキソラン−2−イル)(ヒドロキシ)メチル)−2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(53mg、0.116mmol)をDCM(5mL)に溶解し、これにTFA(1mL)を加え、反応物を室温で3時間撹拌した。溶媒を減圧下に除去し、粗製物を逆相HPLCにより精製して、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(1,3−ジオキソラン−2−イル)メタノールを得た。
【0868】
LCMS(m/z+1)356.1。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.46 (s, 1H), 7.34 (s, 1H), 6.24 - 5.93 (m, 1H), 5.08 (d, J = 4.0 Hz, 1H), 5.01 (d, J = 3.9 Hz, 1H), 3.87 (q, J = 7.6, 7.1 Hz, 1H), 3.83 - 3.69 (m, 4H), 2.40 (s, 3H), 2.21 (s, 3H), 1.43 - 1.22 (m, 4H)。
(実施例276)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(1,3−ジオキソラン−2−イル)(2−メチルピリジン−3−イル)メタノール(1020−276)
ステップ1:tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(1,3−ジオキソラン−2−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートの調製
【化397】
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【0869】
tert−ブチル4−((1,3−ジオキソラン−2−イル)(ヒドロキシ)メチル)−2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(600mg、1.32mmol)をDCM(100ml)に溶解し、これにデス−マーチンペルヨージナン(594.56mg、1.58mmol)を加え、反応物を窒素下室温で撹拌した。1時間後、反応をチオ硫酸ナトリウム水溶液でクエンチし、15分間撹拌した。次いで反応物をEtAcで3回抽出し、チオ硫酸ナトリウム、水、ブラインで洗浄し、最後に硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下に除去し、残留物を溶出液としてHex/EtAcを用いるシリカゲルクロマトグラフィー上でフラッシュして、tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(1,3−ジオキソラン−2−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(160mg、27%)を得た。
【0870】
LCMS(m/z+1)453.8
ステップ2:tert−ブチル4−((1,3−ジオキソラン−2−イル)(ヒドロキシ)(2−メチルピリジン−3−イル)メチル)−2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートの調製
【化398】
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【0871】
tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(1,3−ジオキソラン−2−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(50mg、0.11mmol)をTHF(5ml)に溶解し、窒素下−78℃に冷却した。これに0.25M(6−メチルピリジン−2−イル)マグネシウムブロミド(1.31ml)を5分かけて加えた。反応物を−78℃で30分間撹拌した。次いで反応物をEtAc/塩化アンモニウム中に撹拌しながらクエンチし、EtAcで3回抽出し、有機物を塩化アンモニウム、水、ブラインで洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下に除去し、粗製の残留物を溶出液としてHex/EtAcを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、tert−ブチル4−((1,3−ジオキソラン−2−イル)(ヒドロキシ)(2−メチルピリジン−3−イル)メチル)−2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(20mg、34%)を得た。
【0872】
LCMS(m/z+1)546.3
ステップ3:(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(1,3−ジオキソラン−2−イル)(2−メチルピリジン−3−イル)メタノールの調製
【0873】
次いでtert−ブチル4−((1,3−ジオキソラン−2−イル)(ヒドロキシ)(2−メチルピリジン−3−イル)メチル)−2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(20mg、0,037mmol)をジオキサン中4N HCl(2ml)およびエタノール2mlに溶解し、75℃に1時間加熱した。溶媒を減圧下に除去し、物質を逆相HPLCにより精製して、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(1,3−ジオキソラン−2−イル)(2−メチルピリジン−3−イル)メタノールをジアステレオマーの混合物として得た。
【0874】
LCMS(m/z+1)447.1。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.67 (d, J = 5.7 Hz, 2H), 7.86 (td, J = 14.4, 13.8, 5.4 Hz, 1H), 7.52 (s, 1H), 7.13 (s, 1H), 6.71 (s, 1H), 5.82 (s, 1H), 3.87 (dt, J = 15.4, 6.2 Hz, 4H), 2.81 (s, 1H), 2.43 - 2.29 (m, 3H), 2.24 (s, 3H), 2.02 (s, 3H), 1.61 - 1.26 (m, 4H)。
(実施例277および278)
3−((2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ヒドロキシ)メチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オン(1020−277)および
(Z)−3−((2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)メチレン)ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オン(1020−278)
ステップ1:tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ヒドロキシ(−3−オキソビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートの調製
【化399】
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【0875】
2−ノルボルナノン(173.28mg、1.57mmol)をTHF(5ml)に溶解し、窒素下−78℃に冷却した。これにTHF中2Mリチウムジイソプロピルアミド(0.92ml)を5分かけてゆっくり加え、得られた溶液を30分間撹拌した。この時点で、tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ホルミル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(100mg、0.26mmol)のTHF(2mL)中溶液をゆっくり加えた。反応物を−78℃で10分間撹拌した後、加温し、溶液が約0℃になったら、物質を塩化アンモニウム水溶液/EtAc中に撹拌しながらクエンチし、EtAcで3回抽出し、次いで有機物を水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を減圧下に除去して、粗製のtert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ヒドロキシ(−3−オキソビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートを異性体の混合物として得た(50mg、39%)。
【0876】
LCMS(m/z+1)492.1
ステップ2:3−((2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ヒドロキシ)メチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オンおよび(Z)−3−((2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)メチレン)ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オンの調製
【化400】
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【0877】
2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ヒドロキシ(−3−オキソビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(50mg、0.1mmol)をジオキサン中4N HCl(2ml)およびエタノール2mlに溶解し、50℃に1時間加熱した。溶媒を減圧下に除去し、物質を逆相HPLCにより精製して、3−((2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ヒドロキシ)メチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オンおよび(Z)−3−((2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)メチレン)ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オンの両方を異性体の混合物として得た。
【0878】
3−((2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ヒドロキシ)メチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オン:LCMS(m/z+1)392.2。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.51 - 7.38 (m, 1H), 7.23 (s, 1H), 5.91 (s, 1H), 5.22 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 2.51 (m, 2H), 2.40 (s, 4H), 2.32 (dd, J = 5.8, 2.9 Hz, 1H), 2.21 (d, J = 2.2 Hz, 3H), 1.84 (d, J = 10.2 Hz, 1H), 1.76 - 1.64 (m, 2H), 1.33 (td, J = 10.9, 10.1, 4.4 Hz, 7H)。
【0879】
(Z)−3−((2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)メチレン)ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オン:LCMS(m/z+1)374.2。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ 8.37 (d, J = 7.3 Hz, 2H), 8.15 (s, 1H), 3.61 - 3.53 (m, 1H), 3.28 (s, 3H), 3.10 (s, 4H), 3.00 - 2.73 (m, 3H), 2.40 - 2.26 (m, 2H), 2.18 (d, J = 3.7 Hz, 2H), 2.07 (d, J = 7.7 Hz, 8H)。
(実施例279)
3−((2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ヒドロキシ)メチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オール(1020−279)
【化401】
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【0880】
3−((2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ヒドロキシ)メチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オン(15mg、0.04mmol)をMeOH(1mL)に溶解し、アルゴン下0℃に冷却した。これに水素化ホウ素ナトリウム(4.35mg、0.11mmol)を加え、反応物を室温に2時間加温した。溶媒を減圧下に除去し、残留物をEtAc/塩化アンモニウム水溶液に希釈し、EtAcで3回抽出し、水次いでブラインで洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を減圧下に除去した。粗製の残留物を逆相HPLCにより精製して、3−((2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ヒドロキシ)メチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オールを異性体の混合物として得た。
【0881】
LCMS(m/z+1)394.3。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.42 (s, 1H), 7.26 (s, 1H), 4.80 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 2.40 (s, 3H), 2.21 (s, 3H), 2.15 - 2.08 (m, 1H), 1.86 - 1.75 (m, 1H), 1.72 (d, J = 4.0 Hz, 1H), 1.57 (d, J = 9.9 Hz, 1H), 1.43 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 1.48 - 0.91 (m, 9H)。
(実施例280)
2−((2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ヒドロキシ)メチル)シクロペンタノール(1020−280)
【化402】
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ステップ1:tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ヒドロキシ(2−ヒドロキシシクロペンチル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートの調製
【0882】
シクロペンタノン(0.14ml、1.57mmol)をTHF(5ml)に溶解し、アルゴン下−78℃に冷却した。これにTHF中2Mリチウムジイソプロピルアミド(0.92ml)を5分かけてゆっくり加え、得られた溶液を30分間撹拌した。この時点で、tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ホルミル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(100mg、0.26mmol)のTHF(2mL)中溶液をゆっくり加えた。反応物を−78℃で10分間撹拌し、塩化アンモニウム水溶液/EtAc中に撹拌しながらクエンチし、EtAcで3回抽出し、水次いでブラインで洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を減圧下に除去した。物質をメタノール5mLに直ちに溶解し、0℃に冷却し、水素化ホウ素ナトリウム(sodium borohydrode)(19.83mg、0.52mmol)をこれに加えた。反応物を室温に加温し、2時間反応させた。溶媒を減圧下に除去した。残留物をEtAc/塩化アンモニウム水溶液に溶解し、EtAcで3回抽出し、水次いでブラインで洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を減圧下に除去して、粗製のtert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ヒドロキシ(2−ヒドロキシシクロペンチル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートを2種のジアステレオマーのラセミ体混合物として得た。
【0883】
LCMS(m/z+1)468.2
ステップ2:2−((2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ヒドロキシ)メチル)シクロペンタノールの調製
【0884】
tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ヒドロキシ(2−ヒドロキシシクロペンチル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(122mg、0.26mmol)をエタノール(5ml)およびジオキサン中HCl(2.5mL)に溶解した。次いで混合物を65℃に40分間加熱した。溶媒を減圧下に除去し、残留物を逆相HPLCにより精製して、2−((2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ヒドロキシ)メチル)シクロペンタノールのTFA塩を4種のジアステレオマーのラセミ体混合物として得た。
【0885】
LCMS(m/z+1)368.2。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.46 (dq, J = 4.5, 1.4 Hz, 1H), 7.40 - 7.26 (m, 1H), 5.10 (d, J = 9.1 Hz, 0.3H), 5.01 (d, J = 9.1 Hz, 0.3H), 4.92 (d, J = 9.1 Hz, 0.3H), 4.87 (d, J = 9.1 Hz, 0.5H), 4.34 (t, J = 3.5 Hz, 0.3H), 4.10 (dt, J = 6.2, 4.3 Hz, 0.3H), 3.85 (q, J = 5.3 Hz, 0.5H), 3.61 (dd, J = 7.9, 4.3 Hz, 0.3H), 2.58 - 2.49 (m, 1H), 2.39 (d, J = 1.7 Hz, 3H), 2.21 (d, J = 1.5 Hz, 4H), 1.88 - 1.26 (m, 10H)。
(実施例281および282)
(S)−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(6−メチルピリジン−2−イル)((R)−テトラヒドロフラン−2−イル)メタノール(1020−281)および
(R)−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(6−メチルピリジン−2−イル)((S)−テトラヒドロフラン−2−イル)メタノール(1020−282)
【化403】
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【0886】
実施例114から、混合物をHPLCキラルカラムを使用して分離して、2種のエナンチオマーを得た。
LCMS(m/z+1)445.23
(実施例283および284)
(R)−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)((S)−テトラヒドロフラン−2−イル)メタノール(1020−283)および
(R)−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)((R)−テトラヒドロフラン−2−イル)メタノール(1020−284)
【化404】
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【0887】
tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ヒドロキシ(テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(36mg、0.079mmol、1当量)にTFA(5mL)を加え、30分間撹拌した。反応が完結した後、これを真空中で濃縮した。逆相HPLCにより精製を行って、異性体の混合物を得た。次いでこれをHPLCキラル分離を使用して分離して、2種の異性体を得、(R)−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)((S)−テトラヒドロフラン−2−イル)メタノールおよび(R)−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)((R)−テトラヒドロフラン−2−イル)メタノールを得た。
【0888】
化合物1020−283:LCMS(m/z+1)352.46。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.33 (s, 1H), 7.19 (s, 1H), 5.05 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 4.27 -4.18 (m, 1 H), 3.89-3.80 (m, 1 H), 3.78 -3 .60 (m, 1 H), 2.41 (s, 3H), 2.27 (s, 1H), 2.28 (m, 1 H), 1.49 (dd, J = 8.3, 3.0 Hz, 4H), 1.34 (dd, J = 4.9, 2.7 Hz, 4H)。
19F NMR (376 MHz, メタノール-d4) δ -77.91。
【0889】
化合物1020−284:LCMS(m/z+1)352.42。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.33 (s, 1H), 7.19 (s, 1H), 5.04 (d, J = 6.1 Hz, 1H), 4.31 - 4.15 (m, 1H), 3.96 - 3.82 (m, 1H), 3.79 (q, J = 7.3, 6.9 Hz, 1H), 2.41 (s, 4H), 2.25 (s, 5H), 1.95 - 1.68 (m, 5H), 1.21 (ddt, J = 10.3, 7.5, 2.6 Hz, 5H)。
(実施例285)
シクロペンチル(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)メタノン(1020−285)
【化405】
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【0890】
DCM(3mL)中のシクロペンチル(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)メタノール(25mg、0.07mmol、1当量)を含むフラスコ中に、デス−マーチンペルヨージナン(150mg、0.36mmol、5当量)を加えた。反応物をDCMで抽出し、水、飽和NH
4Clで洗浄した。MgSO
4で乾燥した後、これを濾過し、濃縮乾固した。逆相HPLCにより精製を行って、シクロペンチル(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)メタノンを得た。
【0891】
LCMS(m/z+1)350.28。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.77 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 4.00 -3.90 (m, 1 H), 2.42 (s, 3H), 2.27 (s, 3H), 2.32-2.25 (m, 1 H), 2.05-1.90 (m, 4H), 1.75-1.60 (m, 4H), 1.20-1.10 (m, 4H)。
19F NMR (376 MHz, メタノール-d4) δ -77.91。
(実施例286)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリミジン−2−イル)(テトラヒドロフラン−2−イル)メタノール(1020−286)
【化406】
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【0892】
DCM中の2−ブロモピリミジン(111mg、0.70mmol)を含む火炎乾燥したフラスコ中に、−78℃でn−BuLi(0.39mL、0.62mmol)を加えた。溶液を30分間撹拌し、続けてtert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(テトラヒドロフラン−2−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(70mg、0.16mmol)を加えた。溶液を室温に加温した。完結した時点で、溶液をDI H
2Oでクエンチし、EtOAcで3回抽出した。合わせた有機層を飽和NaClで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。粗生成物にTFA(5mL)を加え、30分間撹拌した。溶液を真空中で濃縮し、逆相HPLCにより精製して、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリミジン−2−イル)(テトラヒドロフラン−2−イル)メタノールを得た。
【0893】
C
24H
25N
5O
3。MS.m/z 432.5(M+1)。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 8.86 (d, J = 4.9 Hz, 2H), 7.94 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.48 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.41 (t, J = 4.9 Hz, 1H), 5.24 (t, J = 6.8 Hz, 1H), 3.92 (dt, J = 13.8, 7.0 Hz, 2H), 3.76 (dd, J = 12.4, 7.4 Hz, 2H), 2.43 (s, 3H), 2.26 (s, 3H)。
(実施例287)
6−((2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ヒドロキシ)(テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)−1−メチルピリジン−2(1H)−オン(1020−287)
【化407】
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【0894】
2−ブロモピリミジンの代わりに6−ブロモ−1−メチルピリジン−2(1H)−オン(128mg、0.68mmol)を、溶媒としてDCMの代わりにTHFを用い、実施例286と同様の方法で、6−((2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ヒドロキシ)(テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)−1−メチルピリジン−2(1H)−オンを合成した。
【0895】
C
26H
28N
4O
4。MS.m/z 641.5(M+1)。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 7.61 (dd, J = 9.0, 7.4 Hz, 1H), 7.52 (d, J = 1.3 Hz, 1H), 7.17 (d, J = 6.5 Hz, 1H), 6.80 (d, J = 1.1 Hz, 1H), 6.61 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 3.28 (s, 3H), 2.27 (s, 3H), 2.06 (s, 3H), 1.95 - 1.79 (m, 3H), 1.59 (td, J = 7.8, 5.0 Hz, 2H), 1.49 - 1.43 (m, 2H), 1.43 - 1.34 (m, 1H)。
(実施例288)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−2−イル)(テトラヒドロフラン−2−イル)メタノール(1020−288)
【化408】
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【0896】
6−ブロモ−1−メチルピリジン−2(1H)−オンを2−ブロモピリジンの代わりに用い、実施例286と同様の方法で、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−2−イル)(テトラヒドロフラン−2−イル)メタノールを合成した。
【0897】
C
25H
26N
4O
3。MS.m/ z431.5(M+1)。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 8.74 (d, J = 4.7 Hz, 1H), 8.25 (td, J = 7.9, 1.6 Hz, 1H), 8.12 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.73 - 7.69 (m, 1H), 7.59 (d, J = 1.3 Hz, 1H), 7.53 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 5.19 (t, J = 6.8 Hz, 1H), 3.99 - 3.90 (m, 1H), 3.85 (dd, J = 14.2, 6.6 Hz, 1H), 2.67 (ddd, J = 13.5, 8.5, 5.0 Hz, 1H), 2.38 (s, 3H), 2.21 (s, 3H), 1.96 - 1.86 (m, 4H), 1.57 - 1.51 (m, 2H), 1.45 - 1.38 (m, 2H)。
(実施例289および290)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリダジン−3−イル)(テトラヒドロフラン−2−イル)メタノールエナンチオマー1(1020−289)および
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリダジン−3−イル)(テトラヒドロフラン−2−イル)メタノールエナンチオマー2(1020−290)
【化409】
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【0898】
エナンチオマーをChiralpak AD−Hカラム(ヘプタン:IPA、70:30)を使用して分割して、2種の標題化合物を得た。
(実施例291)
tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ヒドロキシ(2−(メチルチオ)フェニル)(テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(1020−291)
【化410】
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【0899】
ケトン(0.1g)を2−Me−THF(4ml)に溶解し、−20℃に冷却し、グリニャール試薬(0.1ml、THF中0.5M)を滴下添加し、20分間撹拌した後、MeOH(1ml)を加え、揮発物を除去し、残留物を逆相HPLC(水中5〜95%MeCN、0.1%TFA)により精製して、tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ヒドロキシ(2−(メチルチオ)フェニル)(テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートを得た。
【0900】
LCMS(m/z+1)440.1。
1H NMR (400 MHz, アセトニトリル-d3) δ 12.05 (s, 1H), 7.81 - 7.70 (m, 1H), 7.45 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.40 (d, J = 1.4 Hz, 0H), 7.27 - 7.17 (m, 2H), 7.14 (ddd, J = 7.7, 6.2, 2.6 Hz, 1H), 7.07 (d, J = 1.4 Hz, 0H), 7.00 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 6.46 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 4.73 (dd, J = 7.6, 6.2 Hz, 1H), 4.34 (d, J = 13.0 Hz, 1H), 3.96 - 3.79 (m, 2H), 3.77 - 3.58 (m, 1H), 2.52 (tt, J = 8.5, 5.1 Hz, 2H), 2.24 (s, 1H), 1.92 (s, 2H), 1.83 - 1.48 (m, 7H), 1.45 - 1.33 (m, 2H), 1.34 - 1.24 (m, 1H), 1.19 (s, 1H)。
(実施例292)
1−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−2−メチル−1−(テトラヒドロフラン−2−イル)プロパン−1−オール(1020−292)
【化411】
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【0901】
tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(テトラヒドロフラン−2−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(100mg、0.22mmol)のトルエン(4mL)中溶液に、iPrMgCl(273mg、2.66mmol)を加え、溶液を室温で終夜撹拌した。EtOAc(100mL)を加え、溶液をNH
4Cl水溶液、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥した。溶媒を除去し、残留物をシリカゲルカラム(CH
2Cl
2中0〜15%MeOH)、次いで(ヘキサン中0〜60%EtOAc)により精製して、生成物をN−Boc中間体として得、これをMeTHF(2mL)、TFA(2mL)およびH
2O(0.2mL)の混合物に溶解した。溶液を50℃で1時間加熱した。溶液を濃縮乾固し、残留物をHPLCにより精製して、1−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−2−メチル−1−(テトラヒドロフラン−2−イル)プロパン−1−オールを得た。
【0902】
C
23H
29N
3O
3。MS.m/z 396.2(M+1)。
1H NMR (メタノール-d
4) δ 7.45 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.19 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 4.64 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 3.91 - 3.76 (m, 2H), 2.66 (tt, J = 8.5, 5.1 Hz, 1H), 2.54 - 2.38 (m, 4H), 2.25 (s, 3H), 1.88 - 1.73 (m, 2H), 1.70 - 1.60 (m, 2H), 1.58 - 1.49 (m, 2H), 1.46 - 1.33 (m, 2H), 0.94 (dd, J = 13.2, 6.8 Hz, 6H)。
(実施例293)
(6−ブロモ−3−フルオロ−2−メチルピリジン−4−イル)(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(テトラヒドロフラン−2−イル)メタノール(1020−293)
【化412】
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【0903】
2−ブロモ−5−フルオロ−6−メチル−2−ピリジン(337mg、1.77mmol)のTHF(10mL)中溶液に、BuLi(0.113mg、1.77mmol)を加え、溶液を−78℃で1時間撹拌した。溶液にtert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(テトラヒドロフラン−2−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(200mg、0.443mmol)のTHF(2mL)中溶液を加え、溶液を−78℃で1時間撹拌した。NH
4Cl水溶液を加え、溶液をEtOAc(200mL)で抽出した。有機溶液をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥した。溶媒を除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(CH
2Cl
2中0〜10%MeOH)により精製して、tert−ブチル4−((6−ブロモ−3−フルオロ−2−メチルピリジン−4−イル)(ヒドロキシ)(テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)−2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートおよび(6−ブロモ−3−フルオロ−2−メチルピリジン−4−イル)(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(テトラヒドロフラン−2−イル)メタノールを得た。
【0904】
tert−ブチル4−((6−ブロモ−3−フルオロ−2−メチルピリジン−4−イル)(ヒドロキシ)(テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)−2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート:C
31H
34BrFN
4O
5。MS.m/z 640.6(M+1)。
1H NMR (クロロホルム-d) δ 7.88 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.72 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.32 (dd, J = 2.4, 1.5 Hz, 1H), 5.25 (t, J = 6.6 Hz, 1H), 4.05 - 3.95 (m, 1H), 3.88 (td, J = 7.5, 5.2 Hz, 1H), 2.91 - 2.74 (m, 1H), 2.43 (s, 3H), 2.34 (d, J = 3.4 Hz, 3H), 2.29 (s, 3H), 2.02 - 1.76 (m, 4H), 1.68 (s, 9H), 1.18 (ddt, J = 10.8, 5.3, 2.6 Hz, 4H)。
【0905】
(6−ブロモ−3−フルオロ−2−メチルピリジン−4−イル)(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(テトラヒドロフラン−2−イル)メタノール:C
26H
26BrFN
4O
3。MS.m/z 541.5(M+1)。
1H NMR (メタノール-d4). 1H NMR (メタノール-d
4) δ 8.07 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.47 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.31 - 7.21 (m, 1H), 5.07 (t, J = 6.5 Hz, 1H), 4.01 (q, J = 7.1 Hz, 1H), 3.95 - 3.81 (m, 1H), 2.77 - 2.63 (m, 1H), 2.37 - 2.29 (m, 6H), 2.17 (s, 3H), 2.01 - 1.86 (m, 3H), 1.76 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 1.56 (dd, J = 8.5, 2.8 Hz, 2H), 1.47 - 1.33 (m, 2H)。
(実施例294)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(3−フルオロ−2−メチルピリジン−4−イル)(テトラヒドロフラン−2−イル)メタノール(1020−294)
【化413】
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【0906】
(6−ブロモ−3−フルオロ−2−メチルピリジン−4−イル)(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(テトラヒドロフラン−2−イル)メタノール(25mg、0.046mmol)およびPd/C(10%10mg)のMeOH(5mL)中混合物をH
2風船下3時間撹拌した。反応混合物を濾過し、濾液を濃縮乾固して、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(3−フルオロ−2−メチルピリジン−4−イル)(テトラヒドロフラン−2−イル)メタノールを得た。
【0907】
C
26H
27FN
4O
3。MS.m/z 463.2(M+1)。
1H NMR (メタノール-d
4) δ 8.38 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.10 (t, J = 5.8 Hz, 1H), 7.50 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.22 (t, J = 1.3 Hz, 1H), 5.11 (t, J = 7.0 Hz, 1H), 4.09 - 3.96 (m, 1H), 3.89 (ddd, J = 7.9, 6.4, 4.4 Hz, 1H), 2.73 (tt, J = 8.4, 5.0 Hz, 1H), 2.44 (d, J = 3.2 Hz, 3H), 2.34 (s, 3H), 2.16 (s, 3H), 2.04 - 1.90 (m, 3H), 1.78 (qd, J = 7.1, 4.8 Hz, 1H), 1.62 - 1.50 (m, 2H), 1.43 (tt, J = 5.1, 3.8 Hz, 2H)。
(実施例295)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(3−フルオロ−2−メチル−6−(メチルチオ)ピリジン−4−イル)(テトラヒドロフラン−2−イル)メタノール(1020−295)
【化414】
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【0908】
(6−ブロモ−3−フルオロ−2−メチルピリジン−4−イル)(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(テトラヒドロフラン−2−イル)メタノール(20mg、0.037mmol)のDMF(5mL)中溶液に、NaSMe(0.1g、過剰)を加え、混合物を120℃で1時間加熱した。溶媒を除去し、残留物をHPLCにより精製して、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(3−フルオロ−2−メチル−6−(メチルチオ)ピリジン−4−イル)(テトラヒドロフラン−2−イル)メタノールを得た。
【0909】
C
27H
29FN
4O
3S。MS m/z 509.3(M+1)。1H NMR (メタノール-d
4) δ 7.74 - 7.68 (m, 1H), 7.45 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.22 (t, J = 1.4 Hz, 1H), 5.06 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 4.05 - 3.96 (m, 1H), 3.89 (t, J = 6.9 Hz, 1H), 2.68 (dq, J = 9.2, 5.3, 4.6 Hz, 1H), 2.54 (s, 3H), 2.37 - 2.28 (m, 6H), 2.16 (s, 3H), 1.92 (s, 3H), 1.74 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 1.55 (dd, J = 8.5, 2.8 Hz, 2H), 1.45 - 1.35 (m, 2H)。
(実施例296)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(5,5−ジメチルテトラヒドロフラン−2−イル)(ピリジン−2−イル)メタノール(1020−296)
ステップ1:tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−((5,5−ジメチルテトラヒドロフラン−2−イル)(ヒドロキシ)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート
【化415】
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【0910】
tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ホルミル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(600mg、1.57mmol、1当量)を含むフラスコ中に、2,2−ジメチルテトラヒドロフラン(20mL)を加え、0℃に冷却した後、トリエチルボラン(2.2mL、14.16mmol、9当量)を加えた。tert−ブチルヒドロペルオキシド(1.7mL、9.43mmol、6当量、6Mデカン)を反応混合物にゆっくり加え、反応物を室温にゆっくり加温した。完結後、反応をNH
4OH溶液(5mL)でクエンチし、EtOAcで抽出し、水(FeSO
4・H
2SO
4・H
2Oの溶液(2mL)でスパイクした)で、次いで飽和NH
4Clで洗浄した。MgSO
4で乾燥した後、これを濾過し、濃縮乾固した。フラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製を行って、tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−((5,5−ジメチルテトラヒドロフラン−2−イル)(ヒドロキシ)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(505mg、収率41%、dr 3:2)を得た。
【0911】
LCMS(m/z+1)481.14
ステップ2:tert−ブチル−2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(5,5−ジメチルテトラヒドロフラン−2−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート
【化416】
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【0912】
tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−((5,5−ジメチルテトラヒドロフラン−2−イル)(ヒドロキシ)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(505mg、0.73mmol、1当量)を含むフラスコ中に、DCM(100mL)およびデス−マーチンペルヨージナン(467mg、1.10mmol、1.5当量)を加えた。完結後、反応をチオ硫酸ナトリウム溶液でクエンチし、数分間撹拌した。これをDCMで抽出し、水および飽和NH
4Clで洗浄した。MgSO
4で乾燥した後、これを濾過し、濃縮乾固した。フラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製を行って、tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(5,5−ジメチルテトラヒドロフラン−2−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(202mg、収率57%)を得た。
【0913】
LCMS(m/z+1)480.51
ステップ3:(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(5,5−ジメチルテトラヒドロフラン−2−イル)(ピリジン−2−イル)メタノール
【化417】
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【0914】
THF中2−ブロモピリミジン(99μL、1.04mmol、10当量)を含む火炎乾燥したフラスコ中に、−78℃でn−BuLi(0.71mL、1.14mmol、11当量)を加えた。溶液を30分間撹拌し、続いてtert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(5,5−ジメチルテトラヒドロフラン−2−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(50mg、0.10mmol、1当量)を加えた。溶液を室温に加温した。完結した時点で、溶液を水でクエンチし、EtOAcで3回抽出した。合わせた有機層を飽和NaClで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。粗生成物にTFA(5mL)を加え、30分間撹拌した。溶液を真空中で濃縮し、逆相HPLCにより精製して、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(5,5−ジメチルテトラヒドロフラン−2−イル)(ピリジン−2−イル)メタノールを得た。
【0915】
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.76 - 8.59 (m, 1H), 7.96 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.89 - 7.80 (m, 1H), 7.71 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.55 - 7.39 (m, 1H), 5.24 (t, J = 7.3 Hz, 1H), 2.61 (ddd, J = 8.5, 5.0, 3.5 Hz, 1H), 2.41 (s, 3H), 2.24 (s, 3H), 2.05 - 1.69 (m, 4H), 1.68 - 1.44 (m, 2H), 1.44 - 1.30 (m, 1H), 1.25 (s, 3H), 1.17 (s, 3H), 1.00 (t, J = 7.4 Hz, 1H)。
19F NMR (377 MHz, メタノール-d4) δ -77.90。
(実施例297)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(5,5−ジメチルテトラヒドロフラン−2−イル)(6−メチルピリジン−2−イル)メタノール(1020−297)
【化418】
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【0916】
tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(5,5−ジメチルテトラヒドロフラン−2−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(50mg、0.10mmol、1当量)を含むフラスコ中にTHF(5mL)を加え、これに(6−メチルピリジン−2−イル)マグネシウムブロミド(2.5mL、0.63mmol、6当量、0.25M THF、Rieke Metals)を加える。完結後、反応をクエンチし、EtOAcで抽出し、水、飽和NH
4Clで洗浄した。MgSO
4で乾燥した後、これを濾過し、濃縮乾固した。粗製物にTFA(5mL)を加え、30分間撹拌する。反応が完結した後、これを真空中で濃縮した。逆相HPLCにより精製を行って、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(5,5−ジメチルテトラヒドロフラン−2−イル)(6−メチルピリジン−2−イル)メタノール(ラセミ体の単一ジアステレオマーとして)を得た。
【0917】
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.99 - 7.80 (m, 1H), 7.70 (q, J = 3.5 Hz, 3H), 7.50 - 7.46 (m, 1H), 7.37 (s, 1H), 5.21 (t, J = 7.3 Hz, 1H), 2.67 (s, 4H), 2.64 - 2.53 (m, 1H), 2.41 (s, 4H), 2.24 (s, 4H), 2.05 - 1.81 (m, 2H), 1.83 - 1.70 (m, 1H), 1.64 - 1.55 (m, 1H), 1.54 - 1.47 (m, 2H), 1.36 (dd, J = 6.1, 2.6 Hz, 2H), 1.25 (s, 4H), 1.17 (s, 4H)。
19F NMR (377 MHz, メタノール-d4) δ -77.87。
(実施例298)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(5,5−ジメチルテトラヒドロフラン−2−イル)(ピリダジン−3−イル)メタノール(1020−298)
【化419】
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【0918】
ピリダジン(110μL、1.15mml、8当量)を含むフラスコ中にMeTHF(5mL)を加え、これにTMP・MgCl・LiCl(1.46mL、1.46mmol、10当量、1M)を−78℃で10分かけてゆっくり加えた。45分後、MeTHF(2mL)に溶解したtert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(5,5−ジメチルテトラヒドロフラン−2−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(70mg、0.14mmol、1当量)を、反応物にゆっくり加える。完結後、反応をクエンチし、EtOAcで抽出し、水、飽和NH
4Clで洗浄した。MgSO
4で乾燥した後、これを濾過し、濃縮乾固した。粗製物にTFA(5mL)を加え、30分間撹拌する。反応が完結した後、これを真空中で濃縮した。逆相HPLCにより精製を行って、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(5,5−ジメチルテトラヒドロフラン−2−イル)(ピリダジン−3−イル)メタノール(ラセミ体の単一ジアステレオマーとして)を得た。
【0919】
LCMS(m/z+1)460.23。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 9.33 (dd, J = 2.3, 1.2 Hz, 0H), 9.18 (dd, J = 5.5, 1.2 Hz, 0H), 9.11 (dd, J = 4.9, 1.6 Hz, 1H), 8.12 (dd, J = 8.7, 1.6 Hz, 1H), 8.03 (dd, J = 5.5, 2.4 Hz, 0H), 7.65 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.53 (d, J = 1.5 Hz, 0H), 7.48 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 5.41 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 2.65 (s, 3H), 2.43 (d, J = 4.8 Hz, 2H), 2.38 (s, 3H), 2.34 - 2.11 (m, 5H), 2.13 - 1.86 (m, 3H), 1.86 - 1.58 (m, 4H), 1.58 - 1.45 (m, 4H), 1.45 - 1.34 (m, 4H), 1.34 - 1.10 (m, 8H), 1.06 (s, 1H)。19F NMR (377 MHz, メタノール-d4) δ -77.96。
(実施例299)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(オキセタン−2−イル)メタノール(1020−299)の調製
ステップ1:tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ヒドロキシ(オキセタン−2−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートの調製
【化420】
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【0920】
tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ホルミル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(100mg、0.73mmol)を含むフラスコ中にオキセタン(10mL)を加え、0℃に冷却した後、トリエチルボラン(3.1mL、3.14、mmol、ヘキサン中1M)を加える。tert−ブチルヒドロペルオキシド(0.27mL、1.6mmol、5.5M)を反応混合物にゆっくり加える。反応物を室温にゆっくり加温した。完結後、反応をNH
4OH溶液でクエンチし、EtOAcで抽出し、水(FeSO
4・H
2SO
4・H
2Oの溶液(2mL)でスパイクした)で、次いで飽和NH
4Clで洗浄した。MgSO
4で乾燥した後、これを濾過し、濃縮乾固した。フラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製を行って、tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ヒドロキシ(オキセタン−2−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートを得た。
【0921】
C
24H
29N
3O
5。MS.m/z 440.5(M+1)。
ステップ2:tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(オキセタン−2−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートの調製
【化421】
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【0922】
tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ヒドロキシ(オキセタン−2−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(155mg、0.35mmol)を含む火炎乾燥したフラスコに、デス−マーチンペルヨージナン(0.194g、0.46mmol)を加えた。反応物を1時間撹拌した。完結した時点で、溶液を飽和チオ硫酸ナトリウムでクエンチし、20分間撹拌した。完結した時点で、溶液をDI H
2Oでクエンチし、EtOAcで3回抽出した。合わせた有機層を飽和NaClで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した(97.7mg、収率63%)。
ステップ3:(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(オキセタン−2−イル)メタノールの調製
【化422】
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【0923】
TFS(5mL)を含むフラスコに、tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ヒドロキシ(オキセタン−2−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(34mg、0.08mmol)を加えた。反応物を30分間撹拌した。完結した時点で、溶液を真空中で濃縮し、次いでこれを逆相HPLCにより精製して、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(オキセタン−2−イル)メタノールを得た。
【0924】
C
19H
21N
3O
3。MS.m/z 440.5(M+1)。
(実施例300)
1−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−1−(6−メチルピリジン−2−イル)ブタン−1,2,4−トリオール(1020−300)の調製
【化423】
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【0925】
tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(オキセタン−2−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(50mg、0.1mmol)を含む火炎乾燥したフラスコ中、THF中(6−メチルピリジン−2−イル)マグネシウムブロミド(2.74mL、0.69mmol、0.25M)を加えた。反応物を1時間撹拌した。完結した時点で、溶液をDI H
2Oでクエンチし、EtOAcで3回抽出した。合わせた有機層を飽和NaClで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。粗生成物にTFA(5mL)を加え、30分間撹拌した。溶液を真空中で濃縮し、逆相HPLCにより精製して、1−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−1−(6−メチルピリジン−2−イル)ブタン−1,2,4−トリオールを得た。
【0926】
C
25H
28N
4O
4。MS.m/z 449.5(M+1)。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 7.83 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.74 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.50 (d, J = 1.3 Hz, 1H), 7.42 (d, J = 1.3 Hz, 1H), 7.29 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 5.04 (dd, J = 10.3, 2.0 Hz, 2H), 3.70 (dd, J = 7.2, 5.3 Hz, 2H), 2.64 (s, 3H), 2.37 (s, 3H), 2.20 (s, 3H), 1.85 - 1.74 (m, 2H), 1.56 - 1.49 (m, 4H)。
(実施例301)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−2−イル)(テトラヒドロフラン−3−イル)メタノール(1020−301)の調製
ステップ1:tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(テトラヒドロフラン−3−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートの調製
【化424】
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【0927】
THF中tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(712mg、1mmol)およびN−メトキシ−N−メチルテトラヒドロフラン−3−カルボキサミド(215mg、1mmol)を含む火炎乾燥したフラスコ中、−78℃でn−BuLi(1.1mL、2mmol、1.6M)を加えた。溶液を10分間撹拌し、次いで冷浴から出して室温に加温した。完結した時点で、溶液をDI H
2Oでクエンチし、EtOAcで3回抽出した。合わせた有機層を飽和NaClで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(テトラヒドロフラン−3−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(0.56mg、収率46%)を得た。
【0928】
C
25H
29N
3O
5。MS.m/z 452.5(M+1)。
ステップ2:(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−2−イル)(テトラヒドロフラン−3−イル)メタノールの調製
【化425】
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【0929】
tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(テトラヒドロフラン−2−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(テトラヒドロフラン−3−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(275mg、0.6mmol)を用い、実施例288の方法と同様の方法で合成した。
【0930】
C
25H
26N
4O
3。MS.m/z 431.5(M+1)。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 8.60 (dd, J = 6.7, 5.6 Hz, 2H), 7.92 - 7.81 (m, 5H), 7.64 (d, J = 1.3 Hz, 1H), 7.61 (d, J = 1.3 Hz, 1H), 7.47 (d, J = 1.1 Hz, 2H), 7.38 - 7.33 (m, 2H), 4.39 - 4.28 (m, 1H), 4.16 - 4.04 (m, 2H), 4.00 - 3.83 (m, 7H), 3.83 - 3.71 (m, 6H), 3.65 (dt, J = 15.8, 8.7 Hz, 3H), 2.46 (s, 2H), 2.40 (s, 3H), 2.39 (s, 3H), 2.36 - 2.28 (m, 4H), 2.23 (s, 3H), 2.21 (s, 3H), 2.09 - 1.96 (m, 2H), 1.95 - 1.79 (m, 3H), 1.79 - 1.67 (m, 2H)。
(実施例302)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(6−メチルピリジン−2−イル)(テトラヒドロフラン−3−イル)メタノール(1020−302)の調製
【化426】
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【0931】
ピリジン−2−イルマグネシウムブロミドの代わりに(6−メチルピリジン−2−イル)マグネシウムブロミド(2.4mL、0.61mmol、0.25M)を用い、実施例301ステップ2の方法と同様の方法で、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(6−メチルピリジン−2−イル)(テトラヒドロフラン−3−イル)メタノールを合成した。
【0932】
C
26H
28N
4O
3。MS.m/z 445.5(M+1)。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 7.89 (ddd, J = 13.2, 12.1, 7.8 Hz, 3H), 7.75 - 7.67 (m, 3H), 7.63 (dd, J = 8.3, 1.3 Hz, 2H), 7.49 (dd, J = 3.1, 1.3 Hz, 2H), 7.37 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.33 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 4.16 - 4.04 (m, 1H), 3.97 - 3.85 (m, 5H), 3.83 - 3.72 (m, 5H), 3.70 - 3.61 (m, 3H), 2.71 - 2.60 (m, 9H), 2.41 (s, 3H), 2.40 (s, 3H), 2.24 (s, 3H), 2.23 (s, 3H), 2.03 (ddd, J = 18.6, 11.8, 5.6 Hz, 2H), 1.97 - 1.80 (m, 3H), 1.80 - 1.68 (m, 2H)。
(実施例303)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(6−メチルピリジン−2−イル)(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メタノール(1020−303)
ステップ1:tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートの調製
【化427】
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【0933】
オキセタン溶媒の代わりにテトラヒドロピランを用い、tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ヒドロキシ(オキセタン−2−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートと同様の方法で、tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートを合成した。
【0934】
C
26H
33N
3O
5。MS.m/z 468.6(M+1)。
ステップ2:tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートの調製
【化428】
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【0935】
tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ヒドロキシ(オキセタン−2−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ヒドロキシ(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(184mg、0.39mmol)を用い、tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(オキセタン−2−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートと同様の方法で、tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートを合成した(87.5mg、収率48%)。
ステップ3:(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(6−メチルピリジン−2−イル)(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メタノールの調製
【化429】
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【0936】
tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(テトラヒドロフラン−3−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートの代わりにtert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートを用い、実施例302の方法と同様の方法で、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(6−メチルピリジン−2−イル)(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メタノールを合成した。
【0937】
C
27H
30N
4O
3。MS.m/z 459.5(M+1)。
1H NMR (400 MHz, cd
3od) δ 8.03 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.91 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.50 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.46 (dd, J = 4.5, 3.1 Hz, 2H), 2.68 (s, 3H), 2.63 (td, J = 8.5, 4.2 Hz, 1H), 2.36 (s, 3H), 2.19 (s, 3H), 1.84 (s, 1H), 1.61 - 1.46 (m, 6H), 1.42 - 1.18 (m, 6H)。
(実施例304)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(5,5−ジメチルテトラヒドロフラン−3−イル)メタノール(1020−304)の調製
ステップ1:tert−ブチル2−シクロプロピル−4−((5,5−ジメチル−2−オキソテトラヒドロフラン−3−イル)(ヒドロキシ)メチル)−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートの調製
【化430】
[この文献は図面を表示できません]
【0938】
5,5−ジメチルジヒドロフラン−2(3H)−オン(90mg、0.79mmol)を含む火炎乾燥したフラスコ中、−78℃でLDA(0.59mL、1.18mmol、2M)を加えた。反応混合物を10分間撹拌し、続いてtert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ホルミル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(300mg、0.79mmol)を加えた。完結した時点で、溶液をDI H
2Oでクエンチし、EtOAcで3回抽出した。合わせた有機層を飽和NaClで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、tert−ブチル2−シクロプロピル−4−((5,5−ジメチル−2−オキソテトラヒドロフラン−3−イル)(ヒドロキシ)メチル)−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(40mg、収率10%)を得た。
【0939】
C
27H
33N
3O
6。MS m/z 496.6(M+1)。
ステップ2:tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ヒドロキシ(2−ヒドロキシ−5,5−ジメチルテトラヒドロフラン−3−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートの調製
【化431】
[この文献は図面を表示できません]
【0940】
tert−ブチル2−シクロプロピル−4−((5,5−ジメチル−2−オキソテトラヒドロフラン−3−イル)(ヒドロキシ)メチル)−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(30mg、0.065mmol)を含む火炎乾燥したフラスコに、−78℃でDIBAL(0.21mL、ヘキサン中1M)を加えた。反応物を室温に加温した。完結した時点で、溶液をHClでクエンチし、EtOAcで3回抽出した。合わせた有機層を飽和NaClで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ヒドロキシ(2−ヒドロキシ−5,5−ジメチルテトラヒドロフラン−3−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートを得た。
【0941】
C
27H
35N
3O
6。MS m/z 498.6(M+1)。
ステップ3:(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(5,5−ジメチルテトラヒドロフラン−3−イル)メタノールの調製
【化432】
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【0942】
tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ヒドロキシ(2−ヒドロキシ−5,5−ジメチルテトラヒドロフラン−3−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(11mg、0.02mmol)を含む火炎乾燥したフラスコに、−78℃でトリエチルシラン(0.14mL、0.84mmol)を、続いて三フッ化ホウ素ジエチルエーテレート(0.06mL、0.44mmol)を加えた。反応を終夜行った。完結した時点で、反応を重炭酸ナトリウムでクエンチし、EtOAcで3回抽出した。合わせた有機層を飽和NaClで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。生成物を分取HPLCにより精製して、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(5,5−ジメチルテトラヒドロフラン−3−イル)メタノールを得た。
【0943】
C
22H
27N
3O
3。MS m/z 382.2(M+1)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 7.47 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.39 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 4.97 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 3.67 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 3.02 - 2.89 (m, 1H), 2.57 (tt, J = 8.5, 5.0 Hz, 1H), 2.43 (s, 3H), 2.26 (s, 3H), 2.03 - 1.87 (m, 2H), 1.59 - 1.49 (m, 2H), 1.42 (dt, J = 7.9, 4.8 Hz, 2H), 1.33 (s, 3H), 1.20 (s, 3H)。
(実施例305)
(4S,5R)−5−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−1−メチル−4−(フェニルスルホニル)ピロリジン−2−オン(1020−305)の調製
【化433】
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【0944】
tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ホルミル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(200mg、0.52mmol)を含む火炎乾燥したフラスコ中、メチルアミン(0.262mL、0.52mmol)およびトリエチルオルトホルメート(0.262mL、2mmol)を加えた。溶液を3時間撹拌し、続いて3−(フェニルスルホニル)ジヒドロフラン−2,5−ジオン(0.13g、0.53mmol)を加えた。溶液を更に3時間撹拌し、続いて炭酸カリウム(145mg、1mmol)およびDI水を加えた。完結した時点で、溶液をDI H
2Oでクエンチし、EtOAcで3回抽出した。合わせた有機層を飽和NaClで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。粗生成物にTFA(5mL)を加え、30分間撹拌した。溶液を真空中で濃縮し、逆相HPLCにより精製して、(4S,5R)−5−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−1−メチル−4−(フェニルスルホニル)ピロリジン−2−オンを得た。
【0945】
C
26H
26N
4O
4S。MS.m/z 491.6(M+1)。
(実施例306)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(1,4−ジオキサン−2−イル)(ピリダジン−3−イル)メタノール(1020−306)
ステップ1:tert−ブチル4−((1,4−ジオキサン−2−イル)(ヒドロキシ)メチル)−2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート
【化434】
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【0946】
tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ホルミル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(600mg、1.57mmol、1当量)を含むフラスコ中に1,4−ジオキサン(1,4-dioaxane)(40mL)を加え、0℃に冷却した後、トリエチルボラン(2.7mL、18.88mmol、12当量)を加えた。tert−ブチルヒドロペルオキシド(2.86mL、15.73mmol、10当量、6Mデカン)を反応混合物にゆっくり加え、反応物を室温にゆっくり加温した。完結後、反応をNH
4OH溶液(5mL)でクエンチし、EtOAcで抽出し、水(FeSO
4・H
2SO
4・H
2Oの溶液(2mL)でスパイクした)で、次いで飽和NH
4Clで洗浄した。MgSO
4で乾燥した後、これを濾過し、濃縮乾固した。フラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製を行って、tert−ブチル4−((1,4−ジオキサン−2−イル)(ヒドロキシ)メチル)−2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(140mg、収率18%、dr 5:3)を得た。
【0947】
LCMS(m/z+1)470.55
ステップ2:tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(1,4−ジオキサン−2−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート
【化435】
[この文献は図面を表示できません]
【0948】
tert−ブチル4−((1,4−ジオキサン−2−イル)(ヒドロキシ)メチル)−2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(140mg、0.29mmol、1当量)を含むフラスコ中に、DCM(100mL)およびデス−マーチンペルヨージナン(164mg、0.38mmol、1.5当量)を加えた。完結後、反応をチオ硫酸ナトリウム溶液でクエンチし、数分間撹拌した。これをDCMで抽出し、水および飽和NH
4Clで洗浄した。MgSO
4で乾燥した後、これを濾過し、濃縮乾固した。フラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製を行って、tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(1,4−ジオキサン−2−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(102mg、収率75%)を得た。
【0949】
LCMS(m/z+1)468.55
ステップ3:(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(1,4−ジオキサン−2−イル)(ピリダジン−3−イル)メタノール
【化436】
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【0950】
ピリダジン(110μL、1.15mml、10当量)を含むフラスコ中にMeTHF(5mL)を加え、これにTMP・MgCl・LiCl(1.46mL、1.46mmol、10当量、1M)を−78℃で10分かけてゆっくり加えた。45分後、MeTHF(2mL)に溶解したtert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(1,4−ジオキサン−2−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(70mg、0.15mmol、1当量)を反応物にゆっくり加える。完結後、反応をクエンチし、EtOAcで抽出し、水、飽和NH
4Clで洗浄した。MgSO
4で乾燥した後、これを濾過し、濃縮乾固した。粗製物にTFA(5mL)を加え、30分間撹拌する。反応が完結した後、これを真空中で濃縮した。逆相HPLCにより精製を行って、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(1,4−ジオキサン−2−イル)(ピリダジン−3−イル)メタノール(ラセミ体の単一ジアステレオマーとして)を得た。
【0951】
LCMS(m/z+1)448.62。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 9.45 (dd, J = 2.5, 1.2 Hz, 1H), 9.18 (dd, J = 5.5, 1.1 Hz, 1H), 8.10 - 8.01 (m, 1H), 7.48 (dd, J = 22.5, 1.3 Hz, 2H), 4.75 (dd, J = 9.4, 3.2 Hz, 1H), 3.89 (ddd, J = 23.9, 11.5, 2.9 Hz, 2H), 3.79 - 3.63 (m, 3H), 3.58 (dd, J = 11.6, 3.1 Hz, 1H), 2.65 (s, 3H), 2.36 (s, 3H), 2.19 (s, 3H), 1.79 - 1.46 (m, 2H), 1.40 (ddd, J = 7.5, 4.8, 2.7 Hz, 2H)。
19F NMR (377 MHz, メタノール-d4) δ -77.96。
(実施例307)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(2,3−ジヒドロベンゾフラン−2−イル)メタノール(1020−307)
ステップ1:tert−ブチル2−シクロプロピル−4−((2,3−ジヒドロベンゾフラン−2−イル)(ヒドロキシ)メチル)−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート
【化437】
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【0952】
tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ホルミル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(200mg、0.52mmol、1当量)を含むフラスコ中に、2,3−ジヒドロベンゾフラン(2,3-dhydrobenzofuran)(10mL)を加え、0℃に冷却した後、トリエチルボラン(0.91mL、6.29mmol、12当量)を加えた。tert−ブチルヒドロペルオキシド(0.57mL、3.14mmol、6当量、5.5Mデカン)を反応混合物にゆっくり加え、反応物を室温にゆっくり加温した。完結後、反応をNH
4OH溶液(5mL)でクエンチし、EtOAcで抽出し、水(FeSO
4・H
2SO
4・H
2Oの溶液(2mL)でスパイクした)で、次いで飽和NH
4Clで洗浄した。MgSO
4で乾燥した後、これを濾過し、濃縮乾固した。フラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製を行って、tert−ブチル2−シクロプロピル−4−((2,3−ジヒドロベンゾフラン−2−イル)(ヒドロキシ)メチル)−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(dr 3:2)を得た。
【0953】
LCMS(m/z+1)502.60
ステップ2:(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(2,3−ジヒドロベンゾフラン−2−イル)メタノール
【化438】
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【0954】
tert−ブチル2−シクロプロピル−4−((2,3−ジヒドロベンゾフラン−2−イル)(ヒドロキシ)メチル)−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(50mg、0.06mmol、1当量)にTFA(3mL)を加える。30分後、反応は完結し、真空中で濃縮した。逆相HPLCにより精製を行って、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(2,3−ジヒドロベンゾフラン−2−イル)メタノールを得た。
【0955】
LCMS(m/z+1)402.50。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.52 (dd, J = 1.6, 0.7 Hz, 1H), 7.45 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.39 (dd, J = 3.2, 1.5 Hz, 1H), 7.06 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.94 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 6.72 - 6.62 (m, 1H), 6.56 - 6.43 (m, 1H), 5.39 (d, J = 4.6 Hz, 1H), 5.21 - 5.02 (m, 1H), 3.25 (dt, J = 9.0, 4.6 Hz, 2H), 2.57 (t, J = 4.9 Hz, 1H), 2.40 (d, J = 3.3 Hz, 4H), 2.24 (d, J = 3.4 Hz, 4H), 1.56 (ddd, J = 8.4, 5.1, 3.3 Hz, 3H), 1.49 - 1.30 (m, 2H)。
19F NMR (377 MHz, メタノール-d4) δ -77.71。
(実施例308)
(S)−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−2−イル)((R)−4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)メタノール(1020−308)
ステップ1:(S)−5−(((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)ジヒドロフラン−2(3H)−オン
【化439】
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【0956】
(S)−5−(ヒドロキシメチル)ジヒドロフラン−2(3H)−オン(5g、43mmol)のCH
2Cl
2(100mL)中溶液に、イミダゾール(8.74g、129mmol)およびTBDPSCl(14.2g、52mmol)を加え、溶液を室温で4時間撹拌した。溶媒を除去し、残留物をEtOAc(300mL)と混合し、有機溶液を水、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥した。溶媒を除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜60%EtOAc)により精製して、(S)−5−(((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)ジヒドロフラン−2(3H)−オンを得た。
【0957】
1H NMR (クロロホルム-d) δ 7.71 - 7.62 (m, 4H), 7.50 - 7.34 (m, 6H), 4.66 - 4.55 (m, 1H), 3.88 (dd, J = 11.3, 3.4 Hz, 1H), 3.69 (dd, J = 11.4, 3.4 Hz, 1H), 2.68 (ddd, J = 17.5, 10.1, 7.1 Hz, 1H), 2.51 (ddd, J = 17.7, 9.9, 6.6 Hz, 1H), 2.36 - 2.13 (m, 2H), 1.06 (s, 9H)。
ステップ2:(S)−1−(4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−3−ヒドロキシブチル)シクロプロパノール
【化440】
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【0958】
(S)−5−(((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)ジヒドロフラン−2(3H)−オン(15.2g、42.88mmol)のTHF(200mL)中溶液に、Ti(OiPr)
4(4.87g、17.15mmol)を加え、続いて15〜20℃でEtMgBrの溶液(14.29g、107mmol、Et
2O中3M)を加え、溶液を15℃で更に1時間撹拌した。反応をNH
4Cl水溶液でクエンチした。濾過し、EtOAc(200mL)で抽出した。合わせた有機溶液をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥した。溶媒を除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜50%EtOAc)により精製して、(S)−1−(4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−3−ヒドロキシブチル)シクロプロパノール(15.2g、92%)を得た。
【0959】
1H NMR (クロロホルム-d) δ 7.69 - 7.63 (m, 4H), 7.50 - 7.33 (m, 5H), 3.91 - 3.78 (m, 1H), 3.66 (dd, J = 10.1, 3.5 Hz, 1H), 3.52 (dd, J = 10.1, 8.1 Hz, 1H), 1.87 - 1.72 (m, 1H), 1.66 - 1.51 (m, 3H), 1.07 (s, 9H), 0.84 (td, J = 7.5, 3.1 Hz, 1H), 0.78 - 0.67 (m, 3H)。
ステップ3:(R)−(4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−イルメトキシ)(tert−ブチル)ジフェニルシラン
【化441】
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【0960】
(S)−1−(4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−3−ヒドロキシブチル)シクロプロパノール(15.2g、39.5mmol)のTHF(150mL)中溶液に、室温でPh
3P(15.55g、59.3mmol)次いでジイソプロピルアゾカルボキシレート(11.99g、59.28mmol)を加え、次いで溶液を60℃で4時間加熱した。溶液を濃縮乾固し、残留物をCH
2Cl
2に溶解した。溶液をシリカゲル(2インチ高)を通して濾過してほとんどのトリフェニルホスホキシド(thiphenyl phosphoxide)を除去した。カラムをCH
2Cl
2で洗浄した。合わせた濾液を濃縮乾固し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜40%EtOAc)により精製して、(R)−(4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−イルメトキシ)(tert−ブチル)ジフェニルシラン(9.5g、65.6%)を得た。
【0961】
1H NMR (クロロホルム-d) δ 7.71 - 7.59 (m, 4H), 7.46 - 7.31 (m, 6H), 4.22 - 4.11 (m, 1H), 3.72 (dd, J = 10.4, 4.9 Hz, 1H), 3.64 (dd, J = 10.4, 5.6 Hz, 1H), 2.20 - 2.09 (m, 1H), 2.07 - 1.87 (m, 3H), 1.06 (s, 9H), 0.79 (d, J = 1.8 Hz, 2H), 0.49 - 0.40 (m, 2H)。
ステップ4:(R)−4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−イルメタノール
【化442】
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【0962】
(R)−(4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−イルメトキシ)(tert−ブチル)ジフェニルシラン(9.5g、25.9mmol)のTHF(150mL)中溶液に、TBAF(6.8g、25.9mmol、THF中1M)を加え、溶液を室温で3時間撹拌した。溶媒を除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中10〜80%EtOAc)により精製して、(R)−4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−イルメタノール(3.0g、90.4%)を得た。
【0963】
1H NMR (クロロホルム-d) δ 4.25 - 4.08 (m, 1H), 3.68 (dd, J = 11.5, 3.3 Hz, 1H), 3.57 (dd, J = 11.6, 6.3 Hz, 1H), 2.18 - 2.03 (m, 1H), 2.00 - 1.92 (m, 2H), 1.92 - 1.81 (m, 1H), 0.89 - 0.80 (m, 2H), 0.61 - 0.40 (m, 2H)。
ステップ5:(R)−4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルバルデヒド
【化443】
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【0964】
(R)−4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−イルメタノール(0.2g、1.56mmol)のCH
2Cl
2中溶液に、デス−マーチンペルヨージナン(0.99g、2.34mmol)を一度に加えた。混合物に2滴の水を加え、混合物を室温で1時間撹拌した。混合物にデス−マーチンペルヨージナン(0.6g、1.4mmol)を加え、混合物を室温で更に1時間撹拌した。混合物にヘキサン(10mL)を加え、混合物を室温で10分間撹拌した。濾過し、固体をCH
2Cl
2−ヘキサン(1:1)の溶液10mLで洗浄した。溶媒を除去し、残留物をEt
2O(10mL)で摩砕し、濾過した。濾液を室温で濃縮乾固し、残留物を更には精製せずに次の反応に使用した。
ステップ6:(R,S)−ピリジン−2−イル((R)−4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)メタノール
【化444】
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【0965】
2−ブロモピリジン(2.47g、15.6mmol)のTHF(20mL)中溶液に、BuLi(ヘキサン中1.6M、15.6mmol)を加え、溶液を−78℃で1時間撹拌して、2−ピリジン−リチエートを得た。
【0966】
溶液に−78℃でステップ5において調製したアルデヒドのTHF(4mL)中溶液を加え、溶液を−78℃で20分間撹拌した。溶液にNH
4Cl水溶液を加え、混合物をEtOAc(200mL)で抽出した。有機溶液をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥した。溶媒を除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜80%EtOAc)により精製して、(R,S)−ピリジン−2−イル((R)−4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)メタノール(45mg、14%)をジアステレオマーの混合物として得た。
【0967】
C
12H
15NO
2。MS m/z 206.2。
1H NMR (クロロホルム-d) δ 8.54 (ddt, J = 6.3, 4.9, 1.3 Hz, 1H), 7.75 - 7.61 (m, 1H), 7.45 - 7.35 (m, 1H), 7.20 (dddd, J = 7.7, 4.5, 3.0, 1.2 Hz, 1H), 4.76 (dd, J = 23.7, 5.6 Hz, 1H), 4.34 - 4.19 (m, 1H), 2.23 - 1.74 (m, 4H), 1.05 - 0.75 (m, 2H), 0.63 - 0.34 (m, 2H)。
ステップ7:(R)−ピリジン−2−イル(4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)メタノン
【化445】
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【0968】
(R)−ピリジン−2−イル((R)−4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)メタノール(0.19g、0.93mmol)のCH
2Cl
2(10mL)中溶液に、デス−マーチンペルヨージナン(0.59g、1.39mmol)を一度に加え、溶液を室温で4時間撹拌した。固体を濾別し、溶媒を除去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜70%EtOAc)により精製して、(R)−ピリジン−2−イル(4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)メタノンを固体として得た(85mg、45%)。
【0969】
C
12H
13NO
2。MS m/z 204.08(M+1)。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.67 (ddd, J = 4.9, 1.7, 0.9 Hz, 1H), 8.08 (dt, J = 7.9, 1.1 Hz, 1H), 7.84 (td, J = 7.7, 1.7 Hz, 1H), 7.46 (ddd, J = 7.6, 4.8, 1.3 Hz, 1H), 5.79 (dd, J = 8.5, 7.1 Hz, 1H), 2.71 (dtd, J = 11.7, 8.2, 5.4 Hz, 1H), 2.21 - 1.87 (m, 4H), 1.17 - 1.04 (m, 1H), 1.03 - 0.90 (m, 1H), 0.65 - 0.46 (m, 2H)。
ステップ8:(S)−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−2−イル)((R)−4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)メタノール
【化446】
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【0970】
tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(472mg、0.98mmol)のTHF(10mL)中溶液に、BuLi(63mg、0.98mmol、THF中1.6M)を加え、続いて(R)−ピリジン−2−イル(4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)メタノン(40mg、0.2mmol)のTHF(4mL)中溶液を直ちに加え、溶液を−78℃で30分間撹拌した。NH
4Cl水溶液を加え、次いで混合物をEtOAc(200mL)で抽出した。有機溶液をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥した。溶媒を除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜20%MeOH/CH
2Cl
2)で精製して、tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−((S)−ヒドロキシ(ピリジン−2−イル)((R)−4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートを得、これをTHF(2mL)、TFA(2mL)および水(0.2mL)に溶解した。溶液を50℃で1時間加熱した。溶媒を除去し、残留物をHPLCにより精製して、(S)−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−2−イル)((R)−4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)メタノールを得た。
【0971】
C
27H
28N
4O
3。MS.m/z 457.3(M+1)。
1H NMR (メタノール-d
4) δ 8.60 (dt, J = 5.0, 1.3 Hz, 1H), 8.05 - 7.96 (m, 2H), 7.61 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.49 - 7.38 (m, 2H), 5.26 (t, J = 7.0 Hz, 1H), 2.64 (ddd, J = 8.5, 5.1, 3.5 Hz, 1H), 2.40 (s, 3H), 2.23 (s, 3H), 2.10 - 1.81 (m, 4H), 1.60 - 1.47 (m, 2H), 1.47 - 1.29 (m, 2H), 0.83 (ddd, J = 11.3, 6.5, 5.2 Hz, 1H), 0.70 (ddd, J = 11.3, 6.3, 4.6 Hz, 1H), 0.59 - 0.40 (m, 2H)。
(実施例309)
(S)−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(6−メチルピリジン−2−イル)((S)−4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)メタノール(1020−309)
ステップ1:(R)−5−(((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)ジヒドロフラン−2(3H)−オン
【化447】
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【0972】
実施例308、ステップ1の方法と同様の方法で、(R)−5−(ヒドロキシメチル)ジヒドロフラン−2(3H)−オンから(R)−5−(((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)ジヒドロフラン−2(3H)−オンを合成した。
【0973】
(R)−5−(((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)ジヒドロフラン−2(3H)−オン:
1H NMR (クロロホルム-d) δ 7.70 - 7.61 (m, 4H), 7.49 - 7.32 (m, 6H), 4.66 - 4.53 (m, 1H), 3.88 (dd, J = 11.3, 3.4 Hz, 1H), 3.69 (dd, J = 11.4, 3.4 Hz, 1H), 2.67 (ddd, J = 17.4, 10.1, 7.1 Hz, 1H), 2.51 (ddd, J = 17.7, 10.0, 6.6 Hz, 1H), 2.36 - 2.09 (m, 2H), 1.06 (s, 9H)。
ステップ2:(R)−1−(4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−3−ヒドロキシブチル)シクロプロパノール
【化448】
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【0974】
実施例308、ステップ2の方法と同様の方法で、(R)−5−(((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)ジヒドロフラン−2(3H)−オンから(R)−1−(4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−3−ヒドロキシブチル)シクロプロパノールを調製した。
【0975】
(R)−1−(4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−3−ヒドロキシブチル)シクロプロパノール:
1H NMR (クロロホルム-d) δ 7.71 - 7.59 (m, 4H), 7.46 - 7.33 (m, 6H), 3.85 (dtd, J = 11.6, 5.8, 3.5 Hz, 1H), 3.71 - 3.61 (m, 1H), 3.52 (dd, J = 10.1, 8.1 Hz, 1H), 1.88 - 1.74 (m, 1H), 1.67 - 1.55 (m, 2H), 1.48 - 1.40 (m, 1H), 1.07 (d, J = 2.6 Hz, 9H), 0.84 (td, J = 7.5, 3.1 Hz, 2H), 0.78 - 0.66 (m, 2H)。
ステップ3:(S)−(4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−イルメトキシ)(tert−ブチル)ジフェニルシラン
【化449】
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【0976】
実施例308、ステップ3の方法と同様の方法で、(R)−1−(4−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−3−ヒドロキシブチル)シクロプロパノールから(S)−(4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−イルメトキシ)(tert−ブチル)ジフェニルシランを調製した。
【0977】
(S)−(4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−イルメトキシ)(tert−ブチル)ジフェニルシラン:
1H NMR (クロロホルム-d) δ 7.75 - 7.61 (m, 4H), 7.48 - 7.29 (m, 6H), 4.17 (dq, J = 7.5, 5.5 Hz, 1H), 3.72 (dd, J = 10.4, 5.0 Hz, 1H), 3.64 (dd, J = 10.5, 5.6 Hz, 1H), 2.21 - 2.06 (m, 1H), 2.03 - 1.84 (m, 3H), 1.06 (s, 9H), 0.79 (q, J = 1.6, 1.0 Hz, 2H), 0.51 - 0.39 (m, 2H)。
ステップ4:(S)−4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−イルメタノール
【化450】
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【0978】
実施例308、ステップ4の方法と同様の方法で、(S)−(4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−イルメトキシ)(tert−ブチル)ジフェニルシランから(S)−4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−イルメタノールを調製した。
【0979】
(S)−4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−イルメタノール:
1H NMR (クロロホルム-d) δ 4.23 - 4.09 (m, 1H), 3.68 (dd, J = 11.5, 3.3 Hz, 1H), 3.57 (dd, J = 11.6, 6.2 Hz, 1H), 2.18 - 2.02 (m, 1H), 2.00 - 1.92 (m, 2H), 1.92 - 1.79 (m, 1H), 0.92 - 0.79 (m, 2H), 0.60 - 0.40 (m, 2H)。
ステップ5:(S)−4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルバルデヒド
【化451】
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【0980】
実施例308、ステップ5の方法と同様の方法で、(S)−4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−イルメタノールから(S)−4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルバルデヒドを調製した。調製した粗製のアルデヒドをシリカゲルカラム(ヘキサン中0〜100%Et
2O)により精製して、純粋な(S)−4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルバルデヒドを得、これを直ぐに次の反応に使用した。
【0981】
1H NMR (クロロホルム-d) δ 9.71 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 4.35 (ddd, J = 8.4, 6.2, 1.8 Hz, 1H), 2.33 (dtd, J = 12.6, 8.7, 5.6 Hz, 1H), 2.19 (ddt, J = 12.8, 8.7, 6.5 Hz, 1H), 2.03 (ddd, J = 12.1, 8.5, 6.6 Hz, 1H), 1.88 (ddd, J = 12.1, 8.7, 5.6 Hz, 1H), 1.01 - 0.83 (m, 2H), 0.66 - 0.43 (m, 2H)。
ステップ6:tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ヒドロキシ((S)−4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート
【化452】
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【0982】
tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(1.46g、3.04mmol)のTHF(40mL)中溶液に、−78℃でBuLi(2mL、ヘキサン中1.6M)を加えた。溶液に、実施例308、ステップ6の方法と同様の方法で調製したてのTHF(4mL)中溶液を−78℃で直ちに加え、溶液を−78℃で20分間撹拌した。溶液にNH
4Cl水溶液を加え、混合物をEtOAc(100mL)で抽出した。有機溶液をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥した。溶媒を除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜80%EtOAc)により精製して、tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ヒドロキシ((S)−4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(220mg、15%)をジアステレオマーの混合物として得た。
【0983】
C
27H
33N
3O
5。MS m/z 479.9(M+1)。1H NMR (クロロホルム-d) δ 7.69 (dd, J = 7.3, 1.5 Hz, 1H), 7.19 - 7.09 (m, 1H), 5.09 (br s, 1H), 4.30 (m, 1H), 2.93 - 2.78 (m, 1H), 2.42 (d, J = 2.3 Hz, 3H), 2.28 (t, J = 1.4 Hz, 3H), 2.08 - 1.81 (m, 2H), 1.75 - 1.62 (m, 11H), 1.31 - 1.20 (m, 2H), 1.18 - 1.07 (m, 2H), 0.95 - 0.72 (m, 2H), 0.49 (ddd, J = 28.2, 5.4, 4.1 Hz, 2H)。
ステップ7:(S)−tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート
【化453】
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【0984】
tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ヒドロキシ((S)−4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(190mg、0.40mmol)のCH
2Cl
2(10mL)中溶液に、デス−マーチンペルヨージナン(252mg、0.60mmol)を一度に加え、混合物を室温で4時間撹拌した。固体を濾過し、溶媒を除去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜70%EtOAc)により精製して、(S)−tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートを固体として得た。
【0985】
C
27H
31N
3O
5。MS m/z 477.8(M+1)。
1H NMR (クロロホルム-d) δ 8.01 (d, J = 1.7 Hz, 1H), 7.85 (d, J = 1.7 Hz, 1H), 6.20 (dd, J = 8.7, 5.8 Hz, 1H), 2.97 - 2.85 (m, 1H), 2.72 - 2.61 (m, 1H), 2.43 (s, 3H), 2.29 (s, 3H), 2.19 - 1.91 (m, 3H), 1.72 (s, 9H), 1.43 - 1.31 (m, 2H), 1.27 - 1.18 (m, 2H), 1.16 - 0.93 (m, 2H), 0.62 - 0.52 (m, 2H)。
ステップ8:(S)−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリダジン−3−イル)((S)−4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)メタノール
【化454】
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【0986】
ピリダジン(84mg、1.05mmol)のTHF(4mL)中溶液に、−78℃でTMP−MgCl−LiCl(1.04mmol、ヘキサン/トルエン中1.0M)を加え、混合物を0℃で30分間撹拌した。多量の固体が反応混合物中で沈殿した。THF(3mL)を加えてフラスコ壁上の固体を濯いだ。混合物にTHF(4mL)中の(S)−tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(50mg、0.1mmol)を加え、混合物を0℃で4時間撹拌した。反応をNH
4Cl水溶液でクエンチし、EtOAcで抽出した。有機溶液をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥した。溶媒を蒸発させ、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜20%MeOH/CH
2Cl
2)により精製して、Boc−保護化および脱−Boc生成物を得た。合わせた混合物をTFA(2mL)、THF(2mL)およびH
2O(0.2mL)で処理した。溶液を50℃で1時間加熱した。溶媒を除去し、残留物をHPLCにより精製して、生成物を得た。HPLCは、生成物が92:8の比でのジアステレオマーの混合物であることを示した。
【0987】
C
26H
27N
5O
3。MS m/z 558.4(M+1)。
1H NMR (メタノール-d4) δ 9.38 (dd, J = 2.4, 1.2 Hz, 1H), 9.17 (dd, J = 5.5, 1.2 Hz, 1H), 8.03 (dd, J = 5.5, 2.4 Hz, 1H), 7.55 (dd, J = 18.2, 1.4 Hz, 2H), 5.13 (t, J = 7.3 Hz, 1H), 2.65 (td, J = 8.4, 4.2 Hz, 1H), 2.39 (s, 3H), 2.22 (s, 3H), 2.17 - 2.05 (m, 2H), 1.96 - 1.76 (m, 2H), 1.62 - 1.48 (m, 2H), 1.47 - 1.33 (m, 2H), 0.86 - 0.75 (m, 2H), 0.57 - 0.42 (m, 2H)。
(実施例310)
(S)−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(6−メチルピリジン−2−イル)((S)−4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)メタノール(1020−310)
【化455】
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【0988】
(S)−tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(60mg、0.126mmol)のTHF(4mL)中溶液に、6−メチルピリジニル−2−マグネシウムブロミド(-2-magnisium bromide)(148mg、0.75mmol)の溶液を加え、溶液を室温で4時間撹拌した。NH
4Cl水溶液を加え、続いてEtOAc(150mL)で抽出した。有機溶液をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥した。溶媒を除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(CH
2Cl
2中0〜10%MeOH)により精製して、粗製のN−Boc保護化中間体を得、これをTHF−TFA−H
2O(2mL−2mL−0.2mL)に溶解した。溶液を50℃で1時間加熱した。溶媒を除去し、残留物をHPLCにより精製して、分離出来ない不純物(5〜8%)を含む(S)−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(6−メチルピリジン−2−イル)((S)−4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)メタノールを得た。
【0989】
C
28H
30N
4O
3。MS m/z 471.2(M+1)。
1H NMR (メタノール-d4) δ 7.87 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.74 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.64 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.46 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.35 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 5.34 (t, J = 7.3 Hz, 1H), 2.68 - 2.53 (m, 4H), 2.40 (s, 3H), 2.23 (s, 3H), 2.11 (q, J = 4.2 Hz, 1H), 2.05 - 1.83 (m, 3H), 1.53 (dd, J = 9.4, 2.5 Hz, 2H), 1.44 - 1.31 (m, 2H), 0.85 (dt, J = 10.4, 5.3 Hz, 1H), 0.79 - 0.64 (m, 1H), 0.59 - 0.39 (m, 2H)。
(実施例311)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリダジン−3−イル)((R)−4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)メタノール(1020−311)
ステップ1:tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ヒドロキシ((R)−4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート
【化456】
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【0990】
tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ヒドロキシ((R)−4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートを、実施例309、ステップ6の方法と同様の方法で、R−アルデヒドから調製した。
ステップ2:(R)−tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート
【化457】
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【0991】
(R)−tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートを、実施例309、ステップ7の方法と同様の方法で、R−アルコールから調製した。
【0992】
C
27H
31N
3O
5。MS m/z 477.7(M+1)。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 8.01 (d, J = 1.7 Hz, 1H), 7.85 (d, J = 1.7 Hz, 1H), 6.20 (dd, J = 8.7, 5.8 Hz, 1H), 2.98 - 2.82 (m, 1H), 2.75 - 2.57 (m, 1H), 2.42 (s, 3H), 2.29 (s, 3H), 2.19 - 1.91 (m, 4H), 1.72 (s, 9H), 1.41 - 1.29 (m, 2H), 1.20 (dd, J = 8.2, 3.5 Hz, 2H), 1.17 - 0.93 (m, 2H), 0.57 (td, J = 2.6, 0.8 Hz, 2H)。
ステップ3:(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリダジン−3−イル)((R)−4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)メタノール
【化458】
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【0993】
実施例309、ステップ8の方法と同様の方法で、(R)−tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−カルボニル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレートから(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリダジン−3−イル)((R)−4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)メタノールを調製した。HPLCは、生成物が56/39の比でのジアステレオマーの混合物であることを示した。
【0994】
C
26H
27N
5O
3。MS m/s 458.15(M+1)。1H NMR (メタノール-d
4) δ 9.37 (dd, J = 2.4, 1.2 Hz), 9.16 (dd, J = 5.5, 1.2 Hz), 9.09 (dd, J = 5.0, 1.6 Hz), 8.13 (dd, J = 8.7, 1.6 Hz), 8.02 (dd, J = 5.5, 2.4 Hz), 7.72 (dd, J = 8.7, 5.0 Hz), 7.64 (d, J = 1.5 Hz), 7.59 - 7.43 (m), 5.13 (t, J = 7.3 Hz), 2.66 (ddd, J = 16.8, 8.4, 4.2 Hz), 2.38 (d, J = 4.8 Hz), 2.21 (d, J = 6.1 Hz), 2.20 - 1.72 (m), 1.63 - 1.28 (m), 0.95 -0.35 (m).
(実施例312)
4−(2−シクロプロピル−7−フルオロ−4−(フルオロジ(ピリジン−2−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−312)
【化459】
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【0995】
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−7−フルオロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ジ(ピリジン−2−イル)メタノール(21mg、0.046mmol、1当量)およびDCM(3mL)を含むフラスコに、DAST(31μL、0.23mmol、5当量)を加える。1時間後、反応は完結しており、重炭酸ナトリウムの溶液中に注ぎ入れ、DCMで抽出する。合わせた有機層を水および飽和NH
4Clで洗浄する。MgSO
4で乾燥した後、これを濾過し、濃縮乾固した。逆相HPLCにより精製を行って、4−(2−シクロプロピル−7−フルオロ−4−(フルオロジ(ピリジン−2−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。
【0996】
LCMS(m/z+1)458.48。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.61 - 8.49 (m, 1H), 7.97 (td, J = 7.8, 1.7 Hz, 1H), 7.74 - 7.61 (m, 1H), 7.48 (ddt, J = 7.0, 5.0, 0.9 Hz, 1H), 7.09 - 6.84 (m, 0H), 2.50 - 2.36 (m, 0H), 2.34 - 2.23 (m, 2H), 2.10 (d, J = 0.9 Hz, 1H), 1.47 - 1.27 (m, 2H)。19F NMR (376 MHz, メタノール-d4) δ -77.92, -131.68 (d, J = 6.1 Hz), -142.09。
(実施例313)
4−(2−シクロプロピル−4−(フルオロ(オキサゾール−2−イル)(ピリジン−3−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−313)
【化460】
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【0997】
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(オキサゾール−2−イル)(ピリジン−3−イル)メタノール(40mg、0.094mmol)のCH
2Cl
2(5mL)中溶液にDAST(0.1mL)を加え、溶液を室温で2時間撹拌した。EtOAc(100mL)を加え、溶液をNaHCO
3水溶液、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥した。溶媒を除去し、残留物をHPLCにより精製して、4−(2−シクロプロピル−4−(フルオロ(オキサゾール−2−イル)(ピリジン−3−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。
【0998】
C
24H
20FN
5O
2。MS m/z 430.2(M+1)。
1H NMR (メタノール-d
4) δ 8.79 - 8.65 (m, 2H), 8.19 (dt, J = 1.6, 0.8 Hz, 1H), 8.02 (ddd, J = 8.3, 2.4, 1.2 Hz, 1H), 7.75 - 7.62 (m, 2H), 7.43 - 7.30 (m, 1H), 6.91 (t, J = 1.6 Hz, 1H), 2.49 (ddd, J = 8.4, 5.0, 3.4 Hz, 1H), 2.34 (d, J = 0.8 Hz, 3H), 2.15 (d, J = 0.8 Hz, 3H), 1.59 - 1.48 (m, 2H), 1.40 (dd, J = 5.0, 2.6 Hz, 2H)。
19F (メタノール-d4) δ 138.53。
(実施例314)
4−(2−シクロプロピル−4−(フルオロジ(ピリジン−3−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−314)
【化461】
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【0999】
実施例313と同様の方法で、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ジ(ピリジン−3−イル)メタノールから4−(2−シクロプロピル−4−(フルオロジ(ピリジン−3−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを合成した。
【1000】
4−(2−シクロプロピル−4−(フルオロジ(ピリジン−3−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール:C
26H
22FN
5O。MS m/z 440.1。
1H NMR (メタノール-d
4) δ 8.75 (d, J = 5.0 Hz, 2H), 8.60 (d, J = 2.6 Hz, 2H), 7.92 (ddd, J = 8.2, 2.6, 1.3 Hz, 2H), 7.74 - 7.59 (m, 3H), 6.79 (t, J = 1.6 Hz, 1H), 2.55 - 2.38 (m, 1H), 2.30 (d, J = 0.9 Hz, 3H), 2.10 (d, J = 0.9 Hz, 3H), 1.51 (td, J = 7.8, 4.8 Hz, 2H), 1.39 (dt, J = 8.1, 5.1 Hz, 2H)。
19F (メタノール-d4) δ 132.2。
(実施例315)
4−(2−シクロプロピル−4−(3−フルオロ−2,4−ジメチルペンタン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−315)
【化462】
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【1001】
実施例313と同様の方法で、3−(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)−2,4−ジメチルペンタン−3−オールから4−(2−シクロプロピル−4−(3−フルオロ−2,4−ジメチルペンタン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを合成した。
【1002】
4−(2−シクロプロピル−4−(3−フルオロ−2,4−ジメチルペンタン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール:C
22H
28FN
3O。MS m/ z370.1。
1H NMR (メタノール-d
4) δ 7.53 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.18 (s, 1H), 2.73 - 2.55 (m, 3H), 2.43 (s, 3H), 2.31, 2.26 (s, 3H), 1.54 (dt, J = 7.8, 3.7 Hz, 2H), 1.47 - 1.38 (m, 2H), 0.96 (dd, J = 33.9, 6.8 Hz, 12H)。
19F (メタノール-d4) δ 172.9。
(実施例316)
4−(2−シクロプロピル−4−((S)−フルオロ(ピリジン−2−イル)((R)−4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−316)
【化463】
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【1003】
tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−((S)−ヒドロキシ(ピリジン−2−イル)((R)−4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(200mg、0.36mmol)のCH
2Cl
2中溶液に、Et
3N(182mg、1.8mmol)次いでDAST(174mg、1.1mmol)を加え、溶液を室温で1時間撹拌した。EtOAc(100mL)を加え、溶液をNaHCO
3、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥した。溶媒を除去し、残留物をTHF(5mL)、TFA(5mL)および水(0.5mL)に溶解した。溶液を50℃で1時間加熱した。溶媒を除去し、残留物をPHLCにより精製して、4−(2−シクロプロピル−4−((S)−フルオロ(ピリジン−2−イル)((R)−4−オキサスピロ[2.4]ヘプタン−5−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。
【1004】
C
27H
27FN
4O
2。MS.m/z 459.3(M+1)。
1H NMR (メタノール-d
4) δ 8.70 - 8.60 (m, 1H), 7.96 - 7.82 (m, 2H), 7.64 (t, J = 1.4 Hz, 1H), 7.51 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.38 (ddd, J = 7.5, 4.8, 1.2 Hz, 1H), 5.51 - 5.29 (m, 1H), 2.73 -2.59 (m, 1H), 2.38 (s, 3H), 2.20 (s, 3H), 2.16 - 1.87 (m, 2H), 1.72 - 1.52 (m, 2H), 1.48 -1.32 (m, 4H), 0.78 - 0.35 (m, 4H)。
19F (メタノール-d
4). δ 179.28 (d, J = 29Hz)。
(実施例317)
4−(2−シクロプロピル−4−(フルオロ(6−メチルピリジン−2−イル)(テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−317)
【化464】
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【1005】
基質(0.067g)をDCM(4ml)に溶解し、室温でDAST(0.109g)と20分間反応させた。飽和NaHCO
3水溶液(1ml)を加え、30分間撹拌し、有機層を分離し、揮発物を除去し、残留物を逆相HPLC(水中5〜95%MeCN、0.1%TFA)により精製して、4−(2−シクロプロピル−4−(フルオロ(6−メチルピリジン−2−イル)(テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。
【1006】
LCMS(m/z+1)477.0。
19F NMR (376 MHz, メタノール-d4) δ -77.70.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.66 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.61 (t, J = 1.2 Hz, 1H), 7.53 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.42 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.16 - 7.09 (m, 1H), 5.20 (s, 2H), 3.86 - 3.61 (m, 3H), 2.53 (s, 1H), 2.47 (s, 2H), 2.33 (s, 2H), 2.16 (s, 2H), 1.85 (dd, J = 6.5, 2.8 Hz, 4H), 1.52 - 1.40 (m, 2H), 1.31 (dd, J = 5.6, 3.1 Hz, 2H)。
(実施例318)
4−(2−シクロプロピル−4−(フルオロジ(ピリジン−2−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−318)
【化465】
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【1007】
基質(0.1g)をDCM(4ml)に溶解し、室温でDAST(0.074g)と20分間反応させた。飽和NaHCO
3水溶液(1ml)を加え、10分間撹拌し、有機層を分離し、揮発物を除去し、残留物を逆相HPLC(水中5〜95%MeCN、0.1%TFA)により精製して、4−(2−シクロプロピル−4−(フルオロジ(ピリジン−2−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。
【1008】
LCMS(m/z+1)440.1。
19F NMR (376 MHz, メタノール-d4) δ -142.63.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.74 - 8.59 (m, 1H), 8.12 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 7.77 (dd, J = 8.0, 1.4 Hz, 1H), 7.71 - 7.66 (m, 0H), 7.62 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 7.14 (s, 1H), 3.04 (d, J = 7.3 Hz, 0H), 2.54 (ddd, J = 8.4, 5.0, 3.4 Hz, 1H), 2.33 (s, 1H), 2.14 (s, 1H), 1.64 - 1.49 (m, 1H), 1.48 - 1.36 (m, 1H)。
(実施例319)
4−(2−シクロプロピル−7−(フルオロジ(ピリジン−2−イル)メチル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−319)
【化466】
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【1009】
基質(0.05g)をDCM(4ml)に溶解し、室温でDAST(0.036g)と20分間反応させた。飽和NaHCO
3水溶液(1ml)を加え、15分間撹拌し、有機層を分離し、揮発物を除去し、残留物を逆相HPLC(水中5〜95%MeCN、0.1%TFA)により精製して、4−(2−シクロプロピル−7−(フルオロジ(ピリジン−2−イル)メチル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。
【1010】
LCMS(m/z+1)454.3。
19F NMR (376 MHz, アセトニトリル-d3) δ -77.00.
1H NMR (400 MHz, アセトニトリル-d3) δ 8.62 - 8.40 (m, 1H), 8.02 - 7.85 (m, 1H), 7.70 - 7.55 (m, 1H), 7.53 - 7.32 (m, 1H), 6.72 (t, J = 1.9 Hz, 1H), 3.50 (d, J = 2.4 Hz, 2H), 2.24 (s, 2H), 2.07 (s, 1H), 1.42 - 1.26 (m, 2H)。
(実施例320)
4−(2−シクロプロピル−7−(フルオロジ(ピリジン−2−イル)メチル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−320)
【化467】
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【1011】
基質(0.046g)を水/MeCN(5/1ml)に溶解し、NaCN(0.05g)を室温で加えた。室温で24時間撹拌した後、揮発物を除去し、残留物を逆相HPLC(水中5〜95%MeCN、0.1%TFA)により精製して、4−(2−シクロプロピル−7−(フルオロジ(ピリジン−2−イル)メチル)−1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールを得た。
【1012】
LCMS(m/z+1)447.2。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.61 (dt, J = 4.7, 1.5 Hz, 1H), 7.92 (td, J = 7.8, 1.8 Hz, 1H), 7.63 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.54 - 7.37 (m, 2H), 6.72 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 2.43 (s, 1H), 2.33 (s, 2H), 2.15 (s, 2H), 1.45 (dd, J = 8.2, 3.0 Hz, 1H), 1.32 (dd, J = 4.9, 2.8 Hz, 1H)。
(実施例321)
(4−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−5−メチルイソオキサゾール−3−イル)メタンアミン(1020−321)
【化468】
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【1013】
ベンジル((4−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−5−メチルイソオキサゾール−3−イル)メチル)カルバメートを、室温にて30分間AcOH(1mL)中48%HBr水溶液(6.7mg)で処理した。AcOH水溶液を減圧下に除去して、(4−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−5−メチルイソオキサゾール−3−イル)メタンアミンを得た。
【1014】
C
12H
12N
4O。MS.229.1(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 9.50 (s, 1H), 8.00 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.65 (dd, J = 8.0, 1.0 Hz, 1H), 4.32 (s, 2H), 2.52 (s, 3H)。
(実施例322)
N−((4−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−5−メチルイソオキサゾール−3−イル)メチル)アセトアミド(1020−322)
【化469】
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【1015】
(4−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−5−メチルイソオキサゾール−3−イル)メタンアミンを、室温にて1時間ピリジン中Ac
2Oで処理した。反応混合物を室温にて30分間次いで80℃にて30分間MeOH(3mL)で処理した。混合物を分取HPLCにより精製して、N−((4−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−5−メチルイソオキサゾール−3−イル)メチル)アセトアミドを得た。
【1016】
C
12H
12N
4O。MS.271.1.1(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 9.37 (s, 1H), 7.92 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.59 (dd, J = 9.6, 1.0 Hz, 1H), 4.45 (s, 2H), 2.43 (s, 3H), 1.80 (s, 3H)。
(実施例323)
N−((4−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル)アセトアミド(1020−323)
ステップ1:N−((3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル)アセトアミドの調製
【化470】
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【1017】
(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メタンアミン(100.0mg、0.892mmol)を、室温にて7時間Ac
2Oおよびピリジンで処理した。水性の後処理後、粗製の混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(20から40%EtOAc/ヘキサン)により精製して、N−((3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル)アセトアミドを得た。
【1018】
1H NMR (MeOH-d
4) δ 6.14 (s, 1H), 4.43 (s, 2H), 2.25 (s, 3H), 1.99 (s, 3H)。
ステップ2:N−((4−ブロモ−3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル)アセトアミドの調製
【化471】
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【1019】
N−((3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル)アセトアミド(86.4mg、0.56mmol)を、室温にて17時間DMF(2mL)中のNBS(109.7mg、0.616mmol、1.1当量)で処理した。混合物を分取HPLCにより精製して、N−((4−ブロモ−3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル)アセトアミドを得た。C
7H
9BrN
2O
2。MS.233.0(M−1)、235.0(M+1)。
ステップ3:N−((4−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル)アセトアミドの調製
【化472】
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【1020】
tert−ブチル5−および6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(116.0mg、0.337mmol、1.6当量)およびN−((4−ブロモ−3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル)アセトアミド(48.5mg、0.208mmol)を、マイクロ波反応器を使用して140℃にて30分間1,2−ジメトキシエタン(2mL)および水(1mL)中PEPPSIiPr(28.4mg、0.042mmol、0.2当量)およびCs
2CO
3(203.4mg、0.624mmol、3当量)で処理した。混合物を分取HPLCにより精製して、N−((4−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メチル)アセトアミドを得た。
【1021】
C
14H
14N
4O
2。MS.271.1(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 9.42 (s, 1H), 7.94 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.67 (dd, J = 9.6 Hz, 1H), 4.50 (s, 2H), 2.28 (s, 3H), 1.88 (s, 3H)。
(実施例324)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−3−イル)メタノール(1020−324)
【化473】
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【1022】
3−ピリジンマグネシウムブロミド(Me−THF中1M、0.91mL、8.8当量)で室温にて16時間処理することにより、2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−カルバルデヒド(29.0mg、0.103mmol)から、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−3−イル)メタノールを得た。水性の後処理後、粗製物をHPLC精製により精製した。
【1023】
C
21H
20N
4O
2。MS.361.3(M+1)。
1H NMR (MeOH-d
4) δ 9.00 (br s, 1H), 8.74 (br s, 1H), 8.50 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.91 (br s, 1H), 7.55 (d, J = 1.0 Hz, 1H), 7.45 (d, J = 1.0 Hz, 1H), 6.47 (s, 1H), 2.62-2.53 (m, 1H), 2.40 (s, 3H), 2.23 (s, 3H), 1.62 - 1.38 (m, 4H)。
(実施例325)
3−((2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ヒドロキシ)(テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)ピリジン1−オキシド(1020−325)
【化474】
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【1024】
2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ヒドロキシ(ピリジン−3−イル)(テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール(0.067g)をMeOH/DCM(1/1ml)中のMCPBA(0.175g)に供し、室温で24時間撹拌した。揮発物を除去し、残留物を逆相HPLC(水中5〜95%MeCN、0.1%TFA)により精製して、3−((2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ヒドロキシ)(テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)ピリジン1−オキシドを得た。
【1025】
LCMS(m/z+1)461.3。
1H NMR (400 MHz, アセトニトリル-d3) δ 7.84 - 7.78 (m, 1H), 7.59 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.43 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.36 (dd, J = 7.8, 1.9 Hz, 1H), 6.69 (s, 1H), 4.70 (s, 2H), 3.82 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 3.74 (td, J = 7.6, 5.3 Hz, 1H), 2.51 - 2.36 (m, 2H), 2.27 (s, 3H), 2.14 (s, 3H), 2.07 - 1.97 (m, 1H), 1.96 (s, 3H), 1.75 (dt, J = 11.9, 7.7 Hz, 2H), 1.54 (dt, J = 7.8, 4.7 Hz, 2H), 1.45 - 1.28 (m, 4H)。
(実施例326)
2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ヒドロキシビス(5−メチルチアゾール−2−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)(チオフェン−2−イル)メタノン(1020−326)
【化475】
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【1026】
実施例219からの生成物を使用して、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ビス(5−メチルチアゾール−2−イル)メタノール(60mg、0.126mmol)のCH
2Cl
2(5mL)およびピリジン(1mL)中溶液に、チオフェンカルボニルクロリド(37mg、0.25mmol)を滴下添加し、溶液を0℃で1時間撹拌した。EtOAc(100mL)を加え、溶液をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥した。溶媒を除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜10%MeOH/CH
2Cl
2)により精製して、(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(ヒドロキシビス(5−メチルチアゾール−2−イル)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)(チオフェン−2−イル)メタノンを得た。
【1027】
C
29H
25N
5O
3S
3。MS m/z 587.9(M+1)。
1H NMR (メタノール-d
4) δ 8.10 (dd, J = 5.0, 1.2 Hz, 1H), 7.80 (dd, J = 3.9, 1.2 Hz, 1H), 7.39 (q, J = 1.1 Hz, 2H), 7.32 - 7.23 (m, 2H), 7.14 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 2.45 (d, J = 1.2 Hz, 6H), 2.30 - 2.15 (m, 4H), 2.08 (s, 3H), 1.30 - 1.16 (m, 2H), 1.16 - 1.04 (m, 2H)。
(実施例327および328)
(S)および(R)−4−(2−シクロプロピル−5−メトキシ−4−(2−メチルピリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−327)および(1020−328)
【化476】
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【1028】
ラセミ体の6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(1−フェニルエチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−アミン(実施例98からの生成物)をキラル逆相HPLC(Chiralpak AD−H、150×4.6mm、5ミクロン、15分間15ml/分。90:10ヘプタン:IPA)を使用してキラル分割して、(R)および(S)−4−(2−シクロプロピル−5−メトキシ−4−(2−メチルピリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾールの両方を得た。
【1029】
化合物1020−327:保持時間−7.808分。
【1030】
化合物1020−328:保持時間−11.188分。
(実施例329)
(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(2,6−ジメチルピリジン−3−イル)(ピリジン−2−イル)メタノール(1020−329)
【化477】
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【1031】
tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ピコリノイル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(25mg、0.05mmol)をTHF(2ml)に溶解し、溶液に室温で(2,6−ジメチルピリジン−3−イル)マグネシウムブロミド(0.65mL、0.5M)を加えた。反応混合物を室温で終夜撹拌した。反応を水でクエンチし、反応混合物にTFA(1mL)を加え、反応混合物を60℃で2時間加熱した。次いで溶媒を蒸発させ、残留物を0.1%TFA修飾剤を用いる分取HPLCで精製して、生成物(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(2,6−ジメチルピリジン−3−イル)(ピリジン−2−イル)メタノール23mgを得た。
【1032】
C
28H
27N
5O
2。466.2(M+1)。
1H NMR (400MHz, CD
3OD) δ 8.63-8.62 (m, 1H), 7.99-7.95 (m, 1H), 7.81-7.78 (m, 2H), 7.60-7.46 (m, 2H), 7.45-7.42 (m, 1H), 6.86 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 2.74 (s, 3H), 2.57-2.54 (m, 1H), 2.52 (s, 3H), 2.31 (s, 3H), 2.12 (s, 3H), 1.52-1.49 (m, 2H), 1.40-1.38 (m, 2H)。
(実施例330)
(6−アミノピリジン−3−イル)(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−2−イル)メタノール(1020−330)
【化478】
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【1033】
25mLの2ッ口丸底フラスコ中、2−アミノ−5−ブロモピリジン(38.4mg、0.222mmol)をテトラヒドロフラン(1.1mL)、続いてクロロトリメチルシラン(58μL、0.46mmol)に溶解した。反応混合物を窒素下室温で30分間撹拌し、引き続きドライアイス/アセトン浴中−78℃に冷却した。n−ブチルリチウムのヘキサン中1.6M溶液(0.43mL、0.69mmol)を滴下添加し、反応混合物をドライアイス/アセトニトリル浴中で−40℃に加温し、1時間撹拌した。反応混合物を−78℃に再度冷却した後、tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ピコリノイル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(25.9mg、0.0565mmol)のテトラヒドロフラン(0.5mL)中溶液を反応混合物にゆっくり加えた。反応物を−78℃で30分間撹拌した後、これをブライン、続いて重炭酸ナトリウム水溶液でクエンチして、反応混合物を中和した。水層を酢酸エチル(3回)で抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濃縮した。粗製の反応混合物をトリフルオロ酢酸(boc脱保護化を完結するため)に溶解し、室温で30分間撹拌した。反応混合物を濃縮し、標題化合物を予備HPLCにより単離して、(6−アミノピリジン−3−イル)(2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)(ピリジン−2−イル)メタノールを得た。
【1034】
C
26H
23N
5O
3。453.1(M+1)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d
4) δ 8.66 (dt, J = 4.9, 1.3 Hz, 1H), 8.03 - 7.92 (m, 2H), 7.88 (dt, J = 8.0, 1.1 Hz, 1H), 7.68 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.60 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.47 (ddd, J = 7.6, 4.9, 1.2 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.05 (d, J = 9.4 Hz, 1H), 2.66 (tt, J = 8.5, 5.0 Hz, 1H), 2.37 (s, 3H), 2.18 (s, 3H), 1.56 (dt, J = 9.4, 3.8 Hz, 2H), 1.44 (dt, J = 7.7, 4.9 Hz, 2H)。
(実施例331)
(2−シクロプロピル−6−(5−(ヒドロキシメチル)−3−メチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ジ(ピリジン−2−イル)メタノール(1020−331)
【化479】
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ステップ1:メチル2,3−ジアミノ−5−ブロモベンゾエート
【1035】
メチル2−アミノ−5−ブロモ−3−ニトロベンゾエート(0.67g、2.44mmol)、鉄(0.68g、12.0mmol)および塩化アンモニウム(1.96g、37.0mmol)をTHF/エタノール/水の1:1:0.4混合物(29mL)に溶解し、激しく撹拌しながら95℃で1時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、セライトのプラグを通して濾過して固体を除去した。プラグをメタノールおよびテトラヒドロフランで繰り返し濯いだ。濾液を濃縮し、残留物を酢酸エチルと水との間で分配した。有機層をブラインで1回洗浄し、濃縮して、メチル2,3−ジアミノ−5−ブロモベンゾエート(0.59g、99%)を黄色粉体として得、これを更には精製せずに使用した。
ステップ2:メチル6−ブロモ−2−シクロプロピル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−カルボキシレート
【1036】
メチル2,3−ジアミノ−5−ブロモベンゾエート(0.59g、2.0mmol)およびエチルシクロプロパンカルビミデート(0.43g、3.0mmol)をメタノール(20mL)に溶解し、50℃に5時間加熱した。次いで反応物を室温に冷却し、溶媒を真空中で除去した。粗製物をEtOAcに溶解し、重炭酸ナトリウムで3回、水で1回洗浄し、濃縮して、メチル6−ブロモ−2−シクロプロピル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−カルボキシレート(0.7g、98%)を得、これを更には精製せずに使用した。
【化480】
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ステップ3:(6−ブロモ−2−シクロプロピル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ジ(ピリジン−2−イル)メタノール
【1037】
2−ブロモピリジン(1.3mL、2.2g、14.0mmol)をAr下Me−THFに溶解し、−78℃に冷却した。n−BuLi(9.0mL、0.92g、14.0mmol)を15分かけて滴下添加し、反応物を−78℃で更に5分間撹拌した。最少量のMe−THFに溶解したメチル6−ブロモ−2−シクロプロピル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−カルボキシレート(0.7g、2.4mmol)を反応物に加え、−78℃で3分間撹拌した後、水でクエンチした。反応物をEtOAcで3回抽出し、合わせた有機層を水で1回洗浄し、次いで濃縮した。粗製物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(80〜100%EtOAc/hex、100%EtOAc中でRf 0.42)により精製して、(6−ブロモ−2−シクロプロピル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ジ(ピリジン−2−イル)メタノール(0.62g、62%)を淡黄色粉体として得た。
【1038】
C
21H
17BrN
4O 422.4(M+1)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.45 (s, 1H), 11.78 (s, 1H), 8.55 - 8.49 (m, 2H), 7.82 (dt, J = 8.3, 4.3 Hz, 2H), 7.58 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 7.53 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 7.32 (dt, J = 7.4, 3.1 Hz, 2H), 7.08 (s, 1H), 6.85 (s, 1H), 2.27 (q, J = 6.5, 6.0 Hz, 1H), 0.99 (ddt, J = 13.1, 7.7, 4.4 Hz, 4H)。
【化481】
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ステップ4:4−ブロモ−3−メチル−5−(((トリイソプロピルシリル)オキシ)メチル)イソオキサゾール
【1039】
(4−ブロモ−3−メチルイソオキサゾール−5−イル)メタノール(0.5g、2.6mmol)のDMF(2.6mL)中溶液に、Ar下0℃でTIPS−Cl(0.72mL、0.65g、3.0mmol)およびイミダゾール(0.27g、4.0mmol)を加え、反応物を室温にし、5時間撹拌した。次いで混合物を水およびDCMで希釈し、水で3回およびブラインで1回洗浄した。有機層を真空中で濃縮し、シリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(0〜10%EtOAc/hex、Rf:0.6 10%EtOAc/hex)により精製して、4−ブロモ−3−メチル−5−(((トリイソプロピルシリル)オキシ)メチル)イソオキサゾール(0.65g、71%)を透明無色油状物として得た。
ステップ5:3−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−5−(((トリイソプロピルシリル)オキシ)メチル)イソオキサゾール
【1040】
4−ブロモ−3−メチル−5−(((トリイソプロピルシリル)オキシ)メチル)イソオキサゾール(0.32g、0.93mmol)、ビス(アセトニトリル)パラジウム(II)クロリド(9.6mg、0.037mmol)および2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’−6’−ジメトキシビフェニル(61mg、0.15mmol)をAr下1,4−ジオキサン(1mL)に溶解した。4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(0.20mL、0.18g、1.0mmol)およびトリエチルアミン(0.4mL、0.28g、3.0mmol)を注射器により加え、反応物を80℃に1.5時間加熱した。次いで反応物を室温に冷却し、EtOAcで希釈し、セライトを通して濾過し、真空中で濃縮して、3−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−5−(((トリイソプロピルシリル)オキシ)メチル)イソオキサゾールを得、これを更には精製せずに使用した。
【化482】
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ステップ6:(2−シクロプロピル−6−(5−(ヒドロキシメチル)−3−メチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ジ(ピリジン−2−イル)メタノール
【1041】
(6−ブロモ−2−シクロプロピル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ジ(ピリジン−2−イル)メタノール(40mg、0.095mmol)および3−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−5−(((トリイソプロピルシリル)オキシ)メチル)イソオキサゾール(150mg、0.38mmol)をDMF(2mL)および水(1mL)に溶解した。ジクロロ1,1−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)ジクロロメタン(6.9mg、0.009mmol)および炭酸セシウム(123mg、0.38mmol)を加え、反応容器を密栓し、85℃に1.5時間加熱した。反応物を室温に冷却し、EtOAcで希釈し、水で3回洗浄し、真空中で濃縮した。粗製物をTHF(2mL)に溶解し、数滴のTBAF溶液(THF中1.0M)を加え、反応物を6時間撹拌した。反応物を濃縮し、シリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(0〜15%MeOH/DCM)により精製して、(2−シクロプロピル−6−(5−(ヒドロキシメチル)−3−メチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ジ(ピリジン−2−イル)メタノールを得た。
【1042】
C
26H
23N
5O
3454.1(M+1)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.53 (ddd, J = 4.9, 1.8, 0.9 Hz, 2H), 7.80 (td, J = 7.8, 1.8 Hz, 2H), 7.59 (dt, J = 8.1, 1.0 Hz, 2H), 7.47 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.32 (ddd, J = 7.6, 4.8, 1.1 Hz, 2H), 6.77 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 4.54 (s, 2H), 2.25 - 2.08 (m, 4H), 1.10 (d, J = 6.2 Hz, 4H)。
(実施例332)
(2−シクロプロピル−6−(3−(ヒドロキシメチル)−5−メチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ジ(ピリジン−2−イル)メタノール(1020−332)
【化483】
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ステップ1:(4−ヨード−5−メチルイソオキサゾール−3−イル)メタノール
【1043】
(5−メチルイソオキサゾール−3−イル)メタノール(200mg、1.77mmol)を、ICl(0.115mL、0.37g、2.0mmol)の水(4.5mL)中懸濁液に加え、続いてTFA(0.135mL、0.2g、2.0mmol)を加え、反応物をアルゴン下65℃に2時間加熱した。反応物を室温に冷却し、水で希釈し、10%Na
2S
2O
5(5mL)で処理した。混合物を固体のNa
2CO
3を加えることにより塩基性にし、次いでDCMで3回抽出した。合わせた有機層を水、次いでブラインで1回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮乾固して、(4−ヨード−5−メチルイソオキサゾール−3−イル)メタノール(0.24g、56%)を白色粉体として得た。
ステップ2:4−ヨード−5−メチル−3−(((トリイソプロピルシリル)オキシ)メチル)イソオキサゾール
【1044】
TIPS−Cl(0.52mL、0.46g、2.0mmol)およびイミダゾール(0.19g、3.0mmol)を、Ar下(4−ヨード−5−メチルイソオキサゾール−3−イル)メタノール(0.24g、1.86mmol)のDMF(1.9mL)中溶液に加え、反応物を室温で4時間撹拌した。次いで混合物を水およびDCMで希釈し、水で3回およびブラインで1回洗浄した。有機層を真空中で濃縮し、シリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(0〜10%EtOAc/hex、Rf:0.36 10%EtOAc/hex)により精製して、4−ヨード−5−メチル−3−(((トリイソプロピルシリル)オキシ)メチル)イソオキサゾール(0.31g、42%)を透明無色油状物として得た。
ステップ3:5−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3−(((トリイソプロピルシリル)オキシ)メチル)イソオキサゾール
【1045】
4−ヨード−5−メチル−3−(((トリイソプロピルシリル)オキシ)メチル)イソオキサゾール(0.31g、0.79mmol)、ビス(アセトニトリル)パラジウム(II)クロリド(8.0mg、0.031mmol)および2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’−6’−ジメトキシビフェニル(52mg、0.13mmol)をAr下1,4−ジオキサン(1mL)に溶解した。4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(0.17mL、0.11g、1.0mmol)およびトリエチルアミン(0.33mL、0.24g、2.0mmol)を注射器により加え、反応物を80℃に1.5時間加熱した。次いで反応物を室温に冷却し、EtOAcで希釈し、セライトを通して濾過し、真空中で濃縮して、5−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3−(((トリイソプロピルシリル)オキシ)メチル)イソオキサゾールを得、これを更には精製せずに使用した。
【化484】
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ステップ4:(2−シクロプロピル−6−(3−(ヒドロキシメチル)−5−メチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ジ(ピリジン−2−イル)メタノール
【1046】
(6−ブロモ−2−シクロプロピル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ジ(ピリジン−2−イル)メタノール(40mg、0.095mmol)および5−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3−(((トリイソプロピルシリル)オキシ)メチル)イソオキサゾール(225mg、0.57mmol)を、DMF(2mL)および水(1mL)に溶解した。ジクロロ1,1−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)ジクロロメタン(7.0mg、0.0095mmol)および炭酸セシウム(186mg、0.57mmol)を加え、反応容器を密栓し、85℃に1.5時間加熱した。反応物を室温に冷却し、EtOAcで希釈し、水で3回洗浄し、真空中で濃縮した。粗製物をTHF(2mL)に溶解し、数滴のTBAF溶液(THF中1.0M)を加え、反応物を6時間撹拌した。反応物を濃縮し、シリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(0〜15%MeOH/DCM)により精製して、(2−シクロプロピル−6−(3−(ヒドロキシメチル)−5−メチルイソオキサゾール−4−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ジ(ピリジン−2−イル)メタノールを得た。
【1047】
C
26H
23N
5O
3454.3(M+1)。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.52 (ddd, J = 4.9, 1.8, 0.9 Hz, 2H), 7.78 (td, J = 7.8, 1.8 Hz, 2H), 7.59 (dt, J = 8.0, 1.0 Hz, 2H), 7.54 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.30 (ddd, J = 7.6, 4.9, 1.2 Hz, 2H), 6.79 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 4.53 (s, 2H), 2.30 (s, 3H), 2.21 - 2.11 (m, 1H), 1.12 - 1.04 (m, 4H)。
(実施例333)
(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−エトキシ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ジ(ピリジン−2−イル)メタノール(1020−333)
【化485】
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【1048】
2−ブロモピリジン(85mg、0.54mmol)をTHF(2ml)に溶解し、溶液に−78℃でN−ブチルリチウム(0.34mL、1.6M)を加え、−78℃で15分間撹拌し、次いで上記溶液にtert−ブチル6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−エトキシ−4−ピコリノイル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(50mg、0.11mmol)を加えた。反応温度を室温にゆっくり上げ、終夜撹拌した。次いで反応を水でクエンチした。次いで溶媒を蒸発させ、残留物を0.1%TFA修飾剤を用いる分取HPLCで精製して、13(6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−2−エトキシ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−4−イル)ジ(ピリジン−2−イル)メタノールを得た。
【1049】
C
25H
23N
5O
3。442.2(M+1)。1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 8.65 (ddd, J = 5.3, 1.7, 0.8 Hz, 2H), 8.19 (ddd, J = 8.2, 7.6, 1.7 Hz, 2H), 8.06 (dt, J = 8.1, 1.1 Hz, 2H), 7.67 (ddd, J = 7.6, 5.3, 1.2 Hz, 2H), 7.30 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 6.72 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 4.37 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 2.31 (s, 3H), 2.13 (s, 3H), 1.35 (t, J = 7.1 Hz, 3H)。
(実施例334)
4−(2−シクロプロピル−4−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール(1020−334)
ステップ1:
【化486】
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【1050】
tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−ヨード−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(400mg、0.83mmol)およびビス(ピナコラト)ジボロン(848mg、3mmol)を1,4−ジオキサン(5ml)に加えた。上記混合物にPd(dppf)Cl
2(61mg、0.084mmol)および酢酸カリウム(491mg、5mmol)を加えた。反応混合物を80℃で1時間加熱した。次いで反応混合物をEtOAc(100ml)で希釈し、ブライン(50ml×2)で洗浄した。有機溶媒を蒸発させ、残留物をDCMに溶解し、コンビフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製して、tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート300mgを得た。
【1051】
C
26H
34BN
3O
5。480.3(M+1)。
ステップ2:
【化487】
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【1052】
tert−ブチル2−シクロプロピル−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−カルボキシレート(200mg、0.53mmol)および3−ブロモ−2−シクロプロピルピリジン(209mg、1mmol)を、1,2−ジメトキシエタン(2ml)および水(1ml)の溶媒混合物に加えた。上記混合物にPEPPSI−Ipr(36mg、0.053mmol)およびCs
2CO
3(687mg、2mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波反応器中150℃で30分間加熱した。次いで反応混合物を濾過し、有機溶媒を蒸発させ、残留物を分取HPLC(0〜100%CH
3CN/H
2O)で精製して、4−(2−シクロプロピル−4−(2−シクロプロピルピリジン−3−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール8mgを得た。
【1053】
C
23H
22N
4O。371.4(M+1)。1H NMR (400 MHz, CD
3OD) δ 8.67-8.58 (m, 1H), 8.09 (dt, J = 7.7, 1.3 Hz, 1H), 7.69 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.61 (dt, J = 7.7, 5.0 Hz, 1H), 7.48 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 2.46 (s, 3H), 2.45-2.38 (m, 1H), 2.30 (s, 3H), 1.98-1.85 (m, 1H), 1.59-1.44 (m, 2H), 1.44-1.32 (m, 2H), 1.23-1.16 (m, 2H), 1.01 (dt, J = 8.3, 3.3 Hz, 2H)。
(実施例335)
【1054】
HTRFアッセイ:アセチル化ヒストンH4ペプチドへの2つのタンデムブロモドメイン、BRD4−1およびBRD4−2の結合を、ホモジニアス時間分解蛍光共鳴エネルギー移動(TR−FRET)アッセイを使用して測定した。ヒストンH4のアミノ酸1−18を含有する合成ペプチドを、リシン5、8、12、16においてアセチル化し、ビオチンにコンジュゲートした(SGRGACKGGACKGLGACKGGAACKRH−GSGSK−ビオチン)を、Milliporeから購入した。BRD4−1およびBRD4−2を、N末端His
6−タグ付加タンパク質としてEscherichia coliで発現させ、該Escherichia coliから精製した。BRD4を特異的に結合させるためにXL665標識抗His抗体(Cisbio)を使用し、クリプテート標識ストレプトアビジンタンパク質がビオチン化H4ペプチドを特異的に認識するため、該タンパク質を使用した。ペプチドへのBRD4の結合は、FRETシグナルの増加をもたらし、一方、小分子阻害剤によるこのタンパク質−ペプチド相互作用の破壊は、FRETシグナルの減少をもたらした。アッセイは、50mMのHepes(pH7.5)、150mMのNaCl、0.1mg/mlのBSA、0.01%(v/v)Brij、0.5%(v/v)DMSOおよび200nMのH4ペプチド中、各BRD4アイソフォームについて下記の濃度:60nMのBRD4−1および120nMのBRD4−2で行った。25℃での60分のアッセイ反応時間の後、結合を、2nMのクリプテート(crytptate)標識ストレプトアビジンおよび10nMの抗His−XL665抗体で測定した。TR−FRETシグナルは、Envisionプレートリーダーで検出した(Ex:320nm;Em:615/665nm;100μsの遅延ウインドウおよび200μsのリードウインドウ)。データは陽性対照(2μMのI−BET)および陰性対照(DMSO)に基づいて正規化し、IC
50値は4パラメータ式への用量反応曲線のフィットから計算した。全てのIC
50値は、最小で4回の決定の幾何平均値を表す。これらのアッセイは一般に、報告した平均の3倍以内の結果を生じた。結果を、表1において報告する。
【1055】
アルファアッセイ:アセチル化ヒストンH4ペプチドへのブロモドメインBRD4−Iの結合は、ビーズをベースとする増幅発光近接ホモジニアスアッセイ(ALPHA)を使用して測定した。ヒストンH4のアミノ酸1−18を含有する合成ペプチドを、リシン5、8、12、16においてアセチル化し、ビオチンにコンジュゲートした(SGRGACKGGACKGLGACKGGAACKRH−GSGSK−ビオチン)をMilliporeから購入した。BRD4−Iを、N末端His
6−タグ付加タンパク質としてEscherichia coliに発現させ、該Escherichia coliから精製した。BRD4−1を特異的に結合させるために、ニッケル−キレートALPHAアクセプタービーズ(Perkin Elmer)を使用し、ALPHAストレプトアビジンドナービーズ(Perkin Elmer)がビオチン化H4ペプチドを特異的に認識することから、それを使用した。ペプチドへのBRD4−1の結合は、ドナーおよびアクセプタービーズの接近をもたらしたが、これはALPHAシグナルの増加をもたらし、一方、小分子阻害剤によるこのタンパク質−ペプチド相互作用の破壊は、ALPHAシグナルの減少をもたらした。アッセイは、50mMのHepes(pH7.5)、150mMのNaCl、0.1mg/mlのBSA、0.01%(v/v)Brij、0.5%(v/v)DMSO、200nMのH4ペプチドおよび15nMのBRD4−1タンパク質中で行った。25℃での60分のアッセイ反応時間の後、結合は20μg/mlのストレプトアビジンドナービーズおよび20μg/mlのニッケル−キレートアクセプタービーズで測定した。ALPHAシグナルは、Envisionプレートリーダーで検出した(Ex:320nm;Em:570nm;Ex時間:180ms)。データは、陽性対照(2μMのI−BET)および陰性対照(DMSO)に基づいて正規化し、IC
50値は4パラメータ式への用量反応曲線のフィットから計算した。全てのIC
50値は、最小で4回の決定の幾何平均値を表す。これらのアッセイは一般に、報告した平均の3倍以内の結果を生じた。結果を、表1において報告する。
【1056】
MT−4増殖アッセイ:化合物を標準化されたハイスループット384ウェルアッセイフォーマットで試験した。各化合物をBiomek FXワークステーションを使用してポリプロピレン384ウェルプレートにおいて100%DMSO中で3倍段階希釈し、0.4μLの化合物を40μLのRPMI培地を含有するアッセイプレートに加えた。化合物を化合物毎に10種の濃度にて水平パターンでアレンジし、8種の化合物をプレート毎に加えた。低いDMSO忍容性に起因して、最終のDMSO濃度は0.5%(v/v)を一度も超えなかった。各アッセイプレートは、それぞれ、陽性対照および陰性対照として、RPMI−1640中に10μMのピューロマイシンおよび0.5%DMSOを含有した。MT−4細胞(HTLV−1形質転換、ヒトTリンパ芽球状細胞、NIH Aids試薬プログラム)を、Biotek uFlowワークステーション(Biotek、Winooski、VT)を使用してウェルあたり35μLの容量、およびウェルあたり2,000個の細胞を加え、続いて5%CO
2および90%湿度のインキュベーターセットにおいてプレートを5日間37℃でインキュベートした。
【1057】
5日後、22μLのCell Titer Glo(Promega)を、Biotek uFlowワークステーションでアッセイプレートに加えた。続いて、プレートをPerkin Elmer Envisionプレートリーダー上に5分間置いた後、発光シグナルを読み取った。EC
50値は、毒性の尺度である発光シグナルの50%の減少をもたらした化合物濃度から計算し、Pipeline Pilotソフトウェア(Accelrys、San Diego、CA)を使用して非線形回帰によって計算した。結果を表1において報告する。
【表1-1】
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【表1-2】
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【表1-3】
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【表1-4】
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【表1-5】
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【表1-6】
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【表1-7】
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n/a:該当データなし(アッセイは行わず)
(実施例336)
【1058】
BRD4−1リガンドKIおよびBRD4−2リガンドKIアッセイ:Cy5標識プローブ/リガンド(化合物1020−501)への2つのタンデムブロモドメイン、BRD4−IおよびBRD4−2の結合は、ホモジニアス時間分解蛍光共鳴エネルギー移動(TR−FRET)アッセイを使用して測定した。
【化488】
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【1059】
標識リガンドは、BRD4−1およびBRD4−2を特異的に結合し、同様またはオーバーラップする結合部位を共有する小分子阻害剤によって置き換えることができる。BRD4−IおよびBRD4−2を、N末端His
6−タグ付加タンパク質としてEscherichia coliに発現させ、該Escherichia coliから精製した。Eu−クリプテート標識抗His抗体(Perkin Elmer)を使用して、BRD4を特異的に結合した。標識されたプローブ/リガンドへのBRD4の結合は、FRETシグナルの増加をもたらし、一方、小分子阻害剤によるBRD4からのこの標識リガンドの置換えは、FRETシグナルの減少をもたらした。アッセイは、50mMのHepes(pH7.5)、150mMのNaCl、0.1mg/mlのBSA、0.01%(v/v)Brij、0.5%(v/v)DMSOおよび10nMの標識リガンド中、各BRD4アイソフォームについて以下の濃度:2nMのBRD4−1および0.5nMのBRD4−2で行った。25℃での60分のアッセイ反応時間の後、結合を、2nMのEu−クリプテート標識抗His抗体で測定した。TR−FRETシグナルは、Envisionプレートリーダーで検出した(Ex:320nm;Em:615/665nm;100μsの遅延および200μsのリードウインドウ)。データは陽性対照(2μMのI−BET)および陰性対照(DMSO)に基づいて正規化し、IC50値は4パラメータ式への用量反応曲線のフィットから計算した。全てのIC50値は、最小で4回の決定の幾何平均値を表す。IC50値を、競合阻害剤の作用様式のためのChengおよびPrusoff式を使用して、Ki値(BRD4−阻害剤複合体についての解離定数)に変換した。これらのアッセイは一般に、報告した平均の3倍以内の結果を生じた。
【1060】
MT−4増殖アッセイ:上記の通りである。
【1061】
c−MycダウンレギュレーションおよびMM.1S生存率アッセイ:Meso Scale診断(MSD)技術を使用した酵素結合免疫吸着アッセイを使用して、MM.1S細胞(ATCC)において産生されたc−Mycのレベルを検出した。MM.1S細胞を、10%FBS(Hyclone)、1%ペニシリン−ストレプトマイシン(Cellgro)、2−メルカプトエタノール(Gibco)を補充したRPMI−1640培地(Corning)中で培養し、100μlの容量の培地中に、用量設定した小分子阻害剤またはDMSO(0.4%)を含有する、40K細胞/ウェルの密度で384組織培養処理フィルター結合プレート(Millipore)上に播種した。24時間のインキュベーション時間の後、細胞を溶解し(プロテアーゼおよびホスファターゼ(phosophatase)阻害剤カクテル(Thermo)を補充した1×溶解緩衝液(Thermo))、プレートを遠心分離し(1000rpm、1分)、c−Mycをモノクローナルc−Myc抗体(Origene)をコーティングしたMSDプレート上に捕捉した。アッセイウェルを洗浄し(3×Invitrogen洗浄緩衝液)、MSDプラットホーム上のc−Mycのレベルを検出するためにポリクローナルc−Myc抗体(Abcam)およびMSD検出抗体溶液でプローブした。c−Myc捕捉は、組換えc−Mycタンパク質(Prosci)を使用する標準曲線に基づいてpg/mlで報告した。EC50値は4パラメータ式への用量反応曲線のフィットから計算した。全てのEC50値は、最小で4回の決定の幾何平均値を表す。これらのアッセイは一般に、報告した平均の3倍以内の結果を生じた。
【1062】
MM.1S細胞系における細胞生存率について、細胞を、用量設定した小分子阻害剤またはDMSO(0.2%)を含有する、384組織培養処置プレート(Greiner)上に60K細胞/ウェルの密度で播種した。72時間のインキュベーションの後、アッセイプレートにCellTiter Glo(Promega)を加えることによって、細胞を細胞生存率について分析した。室温にて15分のインキュベーションの後、生存細胞からのシグナルを、Envisionプレートリーダー(Perkin Elmer)で分析した。EC50値は4パラメータ式への用量反応曲線のフィットから計算した。全てのEC50値は、最小で4回の決定の幾何平均値を表す。これらのアッセイは一般に、報告した平均の3倍以内の結果を生じた。
【1063】
結果を、表2において報告する。
【表2-1】
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【表2-2】
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【表2-3】
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(実施例337)
【1064】
化合物1020−18は、表3において示すように、17種のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)細胞系、3種の多発性骨髄腫(MM)細胞系、および2種の濾胞性リンパ腫(FL)細胞系の生存率を低減させた。全ての細胞系に亘るEC
50値は、53nMの中央値を伴って9〜2300nMの範囲であった。
【1065】
Cell Titer Glo生存率アッセイ:全ての手順は、Seattle、WAおよびBranford、CTのGilead Sciences、Inc.で行った。化合物1020−18を、DMSOに溶解して、10mMのストック溶液を調製し、次いで、96ウェルプレートフォーマットにおいてDMSO中で3倍段階希釈し、試験培地において0.1%DMSO中の10μM〜0.17nMの最終用量範囲を達成した。細胞を、ウェルあたり10,000〜30,000個の細胞で二連または三連プレート中に蒔き、10〜20%FBSおよび100U/Lのペニシリン−ストレプトマイシンを補充したRPMI中で5%CO
2と共に37℃にて4日間インキュベートした。製造業者のプロトコルに従ってCell Titer Glo(Promega、Madison、WI)を使用して細胞生存率を評価した。4パラメータ可変性スロープモデル(GraphPad Prism6)を使用してEC
50値を決定した。全てのEC
50値は、3〜5回の決定の平均値を表す。これらのアッセイは一般に、報告した平均の3倍以内の結果を生じた。結果を、表3において報告する。
【表3】
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(実施例338)
【1066】
化合物1020−18は、15種の異なる広範ながんタイプにわたるOnco240細胞系パネル(Eurofins、Bothell、WA)における240のがん細胞系の生存能を阻害した(
図1)。全ての細胞系に亘る相対的IC50値は、0.012から>10μMまでの範囲であり、0.22μMの中央値および0.575μMの平均値を伴った。
【1067】
Onco240Ricercaパネル:全ての手順は、Eurofins PanLabs、Bothell、WAにおいて行った。細胞は、単一の細胞密度で384ウェルプレートにおいて標準的培地中に二連で播種した。24時間後に試験化合物を加え、ゼロ時点プレートを固定し、染色し、倍加計算のために分析した。化合物を、10μMで開始してDMSOに希釈し、次いで、DMSO中で3.16倍段階希釈し、濃度曲線を完成した。Echo550音響エネルギーに基づく移動を使用して、化合物をこれらの希釈物から細胞プレートに直接加えた。対照化合物スタウロスポリンは、各試験プレート上に含まれた。試験化合物プレートを72時間インキュベートした。相対的細胞数IC
50値(relative cell count IC
50 values)は、50%増殖阻害がDMSO対照(100%増殖)に対して達成される用量曲線上の濃度として計算した。相対的細胞数IC
50値を、
図1において報告する。各がんのタイプについての中央値は、横線によって示す。
(実施例339)
【1068】
化合物1020−18は、17種のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)細胞系、4種の多発性骨髄腫(MM)細胞系、および2種の濾胞性リンパ腫(FL)細胞系においてc−MYCタンパク質発現を阻害した(表4)。全ての細胞系に亘るEC
50値は、103nMの中央値を伴って19〜853nMの範囲であり、c−MYC阻害の最大パーセントは、31〜108%の範囲であった。
【1069】
c−MYCタンパク質アッセイ:全ての手順は、Gilead Sciences、Inc.、Branford、CTにおいて行った。c−MYC細胞タンパク質レベルを、MesoScale(Rockville、MD)アッセイで測定した。細胞は、96ウェルプレートに、細胞系に適した270μlの増殖培地中でウェルあたり2.5×10
5個の細胞で播種した。OCI−Ly3、OCI−Ly4およびOCI−Ly7は、Iscove+20%FBS中で増殖し、OCI−Ly10は、RPMI+20%FBS中で増殖し、OCI−Ly19は、alphaMEM+20%FBS中で増殖し、全ての他の細胞系はRPMI+10%FBS中で増殖した。各ウェルに、無血清培地中の30μlの10×化合物を加え、細胞を37℃にて5%CO
2中で4時間インキュベートした。3倍段階希釈での化合物の最終濃度は、0.1%(v/v)の最終DMSO濃度を伴って10〜0.0005μMの範囲であった。アッセイプレートを、300×gで室温にて5分間遠心分離し、細胞ペレットをDPBSで1回洗浄し、300×gで遠心分離した。排水したペレットを短時間ボルテックスし、プロテアーゼ阻害剤(Roche、Palo Alto CA)およびホスファターゼ阻害剤(Sigma、Saint Louis MO;Santa Cruz Technologies、Dallas TX)を含有する30μlの1×RIPA緩衝液(Cell Signaling Technology、Danvers MA)中でほぐし、溶解した。アッセイプレートを氷上で10分間インキュベートし、直接使用するか、またはMesoScaleアッセイにおける使用のために−80℃にて冷凍した。
【1070】
MesoScaleアッセイ標準−結合96ウェルプレートは、マウス抗c−MYC抗体を1μg/mL(Origene、Rockville MD)で終夜4℃にてコーティングし、洗浄緩衝液(TBS−Tween、0.05%、v/v)で3回洗浄し、PBS中の3%ブロッカーA(w/v;MesoScale)でブロッキングした。試料ライセートをウェルあたり30μl加え、振動させながら室温にて1時間インキュベートした。PBMCライセート中で希釈した60ng/mLで開始する、c−MYC精製組換えタンパク質(ProSci、Poway CA)の標準9ポイント3倍段階希釈曲線を、全てのアッセイプレート上に含めた。陰性対照として刺激されていないヒトB細胞からのライセート(AllCells Ltd、Alemeda CA;2.5×10
5個の細胞/ウェル)、ならびに陽性対照として20μg/mLの抗CD40(R&D Systems)および40μg/mLの抗IgG/抗IgM(Jackson ImmunoResearch、West Grove PA)で刺激したヒトB細胞を、全てのアッセイプレート上に含めた。アッセイプレートを洗浄緩衝液中で3回洗浄し、二次抗体ウサギ抗c−MYC(Abcam、Cambridge MA)をアッセイ緩衝液(PBS/0.05%Tween中の1%ブロッカーA(w/v)、MesoScale)中0.1μg/mLにて加え、プレートを1時間インキュベートし、洗浄緩衝液中で3回洗浄した。検出抗体抗ウサギスルホ−TAG(MesoScale)をアッセイ緩衝液中0.5μg/mLにて加え、1時間インキュベートし、プレートを洗浄緩衝液中で3回洗浄し、リード緩衝液(MesoScale)を5分間加えた。シグナルを、Meso Scale Sector2400Imager(MesoScale)で直ちに検出した。試料シグナルは、DMSO処理した細胞(100%c−MYC)および刺激されていないB細胞(0%c−MYC)におけるc−MYCシグナルに対して正規化した。c−MYCタンパク質濃度を標準曲線から内挿した。EC
50値は、4パラメータロジスティックフィット式への用量反応曲線のフィットから計算した。全てのEC
50値は、2〜4回の決定の平均を表す。これらのアッセイは一般に、報告した平均の3倍以内の結果を生じた。結果を、表4において報告する。
【表4】
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(実施例340)
【1071】
化合物1020−18は、MM.1S(
図2)およびDHL−10(
図3)異種移植片モデルにおいて腫瘍増殖を有意に阻害した。
MM.1S異種移植片モデル:
【1072】
全ての手順は、Molecular Imaging、Inc.(Ann Arbor、MI)において行った。7〜8週齢の雄性Charles River SCID Beigeマウス(CB17.Cg−PrkdcscidLystbg−J/Crl)を、この実験において使用した。MM.1S−luc細胞は、DFCIから得た。細胞は10%FBSおよび1%PSGを補充したRPMI1640培地中で増殖させた。試験動物の皮下に0日目において200μLのMM.1S−luc細胞(5×10
6個の細胞/マウス)を、27ゲージ針を使用して植え込んだ。10日目における全ての群についての平均推測腫瘍量は167mgであり、群の全ては対応した(群平均の範囲、158mg〜175mg)。12匹の動物の群に、11日目に開始して処置の日における個々の体重によって1日2回PO投薬した(0.1mL/20g)(表5を参照されたい)。全ての動物を臨床的徴候について少なくとも毎日観察した。明らかな窮迫または瀕死状態にあると見出されたものと同様に、2g超の腫瘍または潰瘍化しおよび湿潤性腫瘍(weeping tumor)を48時間超有する動物を安楽死させた。
【1073】
ビヒクルおよび化合物溶液はGilead Sciences、Inc.から供給され、毎週調製した。Solutol HS−15、EtOH、PEG400、および水(HCL調整)[10/10/40/40v/v]ビヒクルは、4℃にて貯蔵した。ビヒクル中の8mg/mL、4mg/mL、および2mg/mLの濃度の化合物1020−18を、4℃にて貯蔵した。溶液のpHは、ビヒクルについて7.3〜7.68、および化合物1020−18について3.25〜4.54の範囲であった。
【1074】
体重および腫瘍測定は週3回記録した。腫瘍量(mg)は、単位密度を想定する長楕円体の容量についての式によってカリパス測定から推定した。腫瘍量(mg)=(L×W2)/2(式中、LおよびWは、それぞれ、直交する腫瘍の長さおよび幅の測定値(mm)である)。一日当たりの群間の腫瘍重量は、二元配置分散分析(ANOVA)の適用によって分析し、各処置群についてのP値は、投薬の最後の日にビヒクルと比較して高度に有意であった(
***<0.0001)。群毎の平均値+SEMとしての腫瘍量の結果を、
図2において示す。
【表5】
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DHL−10異種移植片モデル:
【1075】
全ての手順を、Omeros Animal Facility(Seattle、WA)において行った。Charles Riverからの雌性Scid beigeマウス(CB17.Cg−PrkdcscidLystbg−J/Crl)を、この研究において使用した。動物は、実験の1日目(腫瘍細胞播種の日)に6〜7週齢であった。SU−DHL−10細胞はATCCから得て、10%FBSを補充したRPMI1640培地中で増殖させた。無血清培地および50%Matrigel(登録商標)を使用して細胞を増殖および再懸濁し、0.2mL中の25×10
6個の細胞/mLの濃度を生じさせた。試験動物に対して、27ゲージ針を使用して皮下の右の腋窩(腋の下)へと1日目に0.2mL(5×10
6個の細胞/マウス)を植え込んだ。全ての動物を臨床的徴候について少なくとも毎日観察した。体重および腫瘍体積をレーザースキャンシステム、Biopticon Tumorimager(Biopticon)でモニターし、週2回記録した。研究の投薬相の間に臨床的徴候を毎日モニターした。指定した時点における二酸化炭素への曝露によって全ての動物を屠殺した。
【1076】
腫瘍細胞播種の日は1日目としてマークし、処置は29日目に開始した。全ての実験動物についての29日目における平均腫瘍体積は246.3mm
3であり、実験における群の全ては良好に対応した(群平均の範囲、244.5〜248.9mm
3)。全てのマウスは、29日目において16.9〜23.1グラムの重量であった。
【1077】
ビヒクルは、Solutol HS−15/EtOH/PEG400/pH2.5の水を含有した[10/10/40/40v/v]。化合物1020−18は、ビヒクル中で4mg/mL、2mg/mL、0.6mg/mL、および0.2mg/mLの濃度で溶液として製剤化した。全てのビヒクル、およびビヒクル中の予備処方した化合物は、4℃にて貯蔵し、毎週調製した。
【1078】
群1、2、3、5、および6におけるマウスに、1日2回、ビヒクル、化合物1020−18を経口的に、それぞれ、20mg/kg、10mg/kg、3mg/kg、および1mg/kgで投薬した。群4におけるマウスに、化合物1020−18を10mg/kgで毎日一回投薬した(表6)。全てのマウスに、処置の日の個々の体重によって投薬した(5mL/kg)。処置の21日後、最後の投薬の2時間〜12時間後の二酸化炭素への曝露によって全ての群からの5匹のマウスを安楽死させた。
【1079】
毎日の群間の腫瘍重量を、二元配置分散分析(ANOVA)の適用によって分析し、20mg/kgのb.i.d.、10mg/kgのb.i.d.および10mg/kgのq.d.の処置群についての投薬の最後の日におけるP値はビヒクルと比較して有意であった(
**<0.005)。3mg/kgのb.i.d.および1mg/kgのb.i.d.群は、投薬の最後の日にビヒクル群と有意差がなかった。群毎の平均値+SEMとしての腫瘍量の結果を、
図3において報告する。
【表6】
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(実施例341)
【1080】
MM.1S細胞は、MYCの転写を過剰活性化するder3t(3:8)のブレークポイントにおいてIgHの挿入を含有する。BRD4は、MM.1S細胞におけるこのIgHスーパーエンハンサーに結合することおよびMYCプロモーターに結合することが従前に示された(Delmoreら、BET Bromodomain Inhibition as a Therapeutic Strategy to Target c-Myc、Cell(2011年)、doi:10.1016/j.cell.2011.08.017)。クロマチン免疫沈降法、それに続く
図4において示すPCR(ChIP−PCR)によってBRD4結合の用量反応性阻害によって決定するように、IgHスーパーエンハンサーにおけるBRD4結合は、対照Utr12座位の>420倍であり、化合物1020−18によって阻害された。
図4における結果は、1000個の細胞あたりの結合事象としての2連の平均値+SEMとして報告する。化合物1020−18の濃度は1.0μM〜0.0015nMの範囲であり、0ポイントはDMSO単独で処理した。対照的に、BRD4はMYC遺伝子のプロモーター(MYC−+966)において弱く結合するのみであり、MYC遺伝子の非対照領域(MYC−NR1)、または第12染色体上の遺伝子砂漠における対照座位(Utr12)には全く結合しなかった。
【1081】
ChIP−PCRアッセイ:MM.1S細胞(用量あたり1×10
7個の細胞)は、0.1%DMSOの最終濃度中1111nM〜1.5nMの範囲の3倍連続的希釈系列の化合物1020−18で二連で4時間処理した。細胞の各フラスコ中の既存の培地へと直接加えた1/10容量の新たに調製したホルムアルデヒド溶液(50mMのHEPES緩衝液中の最終濃度11%v/vのホルムアルデヒド、0.1MのNaCl、1mMのEDTA、pH8)で細胞を固定し、室温にて15分間撹拌した。既存の培地へ1/20容量のグリシン溶液(最終濃度0.125Mのグリシン、M.W.75)を加えることによって固定を停止し、細胞を室温にて5分間インキュベートした。細胞を50mLの円錐管中、冷却遠心機において800×gで10分間遠心分離し、ペレットを10mLの冷却したPBS−Igepal(PBS中の0.5%Nonidet P−40)に再懸濁した。細胞を800×gで再び10分間遠心分離し、ペレットを1mMのPMSFを有する10mLの冷却したPBS−Igepalに再懸濁させた。細胞を3回目に800×gで10分間遠心分離し、ペレットをドライアイス上で急速冷凍し、−80Cにて貯蔵し、Active Motif(Carlsbad、CA)にChIP−PCR分析のために発送した。
【1082】
クロマチンを、溶解緩衝液を加え、それに続くDounceホモジナイザーによる破砕によって単離した。ライセートを超音波処理し、DNAを300〜500bpの平均長に剪断した。ゲノムDNA(Input)は、アリコートのクロマチンをリボヌクレアーゼ、プロテイナーゼKで処理し、解架橋のために加熱し、それに続いてエタノール沈殿によって調製した。ペレットを再懸濁させ、このように得られたDNAをNanoDrop分光光度計で定量した。最初のクロマチン体積への外挿によって、総クロマチン収量の定量が可能となった。アリコートのクロマチン(30μg)を、プロテインAアガロースビーズ(Invitrogen)で予め清澄化した。ゲノムDNA領域を、BRD4に対する抗体(Bethyl Laboratories、A301−985A100、IPあたり4μg)を使用して単離した。4℃での終夜のインキュベーション後、プロテインAアガロースビーズを使用して、免疫複合体を単離した。複合体を洗浄し、SDS緩衝液でビーズから溶出させ、リボヌクレアーゼおよびプロテイナーゼK処理に供した。架橋を65℃での終夜のインキュベーションによって反転させ、ChIP DNAをフェノール−クロロホルム抽出およびエタノール沈殿によって精製した。定量的PCR(QPCR)反応を、SYBR Green Supermix(Bio−Rad)を使用して、表7において示した特定のゲノム領域上で三連で行った。このように得られたシグナルは、インプットDNAを使用して各プライマー対についてQPCRを行うことによってプライマー効率について正規化した。プライマー効率比は、内部対照を用いActive Motifによって決定した。データは、下記の式によって1000個の細胞あたりの結合事象に対して正規化した。
(平均qPCR値×(再懸濁体積/5)×(ChIPにおける1000/細胞同等物))/プライマー効率比=1000個の細胞あたりの結合事象
【表7】
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プライマーセット
1(MYC-+966、MYC-NR1、およびIGH-E2についてのプライマーセットは、Delmoreら、Cell、2011年におけるプライマーセットと同一であった。)
(実施例342)
【1083】
髄膜腫増殖阻害:16匹の8〜10週齢のヌードマウスを、IOMM−Lee細胞によるくも膜下の腫瘍播種のために使用する。動物をi.p.麻酔し(Rompun/Ketamine)、定位ヘッドフレームにおいて安定させる。ブレグマの2mm前側、ならびに矢状縫合から1.5mm左および右に2つの穴を、新皮質の最小の変化を伴って骨および下にある髄膜を貫通するように十分に深く穿孔する。5mLのPBS中の概ね2.5×10
5個の細胞を、穴毎にゆっくりと(1分)1mmの深さまでハミルトンシリンジで注射する。2日後、8匹のマウスは、式(I)の化合物、例えば、化合物1020−18の1日用量を20mg/kgでi.p.投与し、残りの8匹は、賦形剤PBSのみを投与する(対照群)。髄膜腫の増殖は、播種の2日後および9日後において磁気共鳴イメージングによってモニターする。
【1084】
上記の記載は特定の実施形態および態様を記載する一方、当業者は、様々な改変および代替を開発することができることを認識する。したがって、上記の特定の実施形態および態様は、単に例示であることを意味し、本発明の範囲を限定せず、本発明の範囲は添付の特許請求の範囲の完全な範囲、およびありとあらゆるその同等物に与えられる。