(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2016-523324(P2016-523324A)
(43)【公表日】2016年8月8日
(54)【発明の名称】岩石及び岩石斜面を固定する網
(51)【国際特許分類】
E01F 7/04 20060101AFI20160711BHJP
【FI】
E01F7/04
【審査請求】未請求
【予備審査請求】有
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2016-522886(P2016-522886)
(86)(22)【出願日】2014年6月24日
(85)【翻訳文提出日】2015年12月24日
(86)【国際出願番号】IB2014001163
(87)【国際公開番号】WO2014207535
(87)【国際公開日】20141231
(31)【優先権主張番号】202013102795.2
(32)【優先日】2013年6月27日
(33)【優先権主張国】DE
(31)【優先権主張番号】202014101406.3
(32)【優先日】2014年3月26日
(33)【優先権主張国】DE
(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
(71)【出願人】
【識別番号】515348644
【氏名又は名称】プファイファー イゾファー アクチェンゲゼルシャフト
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100102819
【弁理士】
【氏名又は名称】島田 哲郎
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100153084
【弁理士】
【氏名又は名称】大橋 康史
(74)【代理人】
【識別番号】100160705
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 健太郎
(74)【代理人】
【識別番号】100157211
【弁理士】
【氏名又は名称】前島 一夫
(72)【発明者】
【氏名】マルセル フルデ
【テーマコード(参考)】
2D001
【Fターム(参考)】
2D001PA06
2D001PC03
2D001PD06
2D001PD10
2D001PD11
(57)【要約】
岩石及び岩石斜面の固定のため、並びに落石、崖崩れ又は同様の自然災害のための防護網及び安全網としての網であって、結び目なしで共に組み合わされたマルチフィラメント糸及び/又はモノフィラメント糸のグループのフィラメント糸を含む網である。この網では、各網目交差点において2本の材料ロープが互いに交わり、(a)各材料ロープ(A;B)は、少なくとも2本で好適には6本までの個別ロープ(A1,A2又はB1,B2)から構成され、(b)各材料ロープ(A又はB)の少なくとも1本の個別ロープ(A1又はB1)は、その延びる方向を変えることなく交差点を通過するのに対して、(c)各材料ロープ(A又はB)の少なくとも1本の個別ロープ(A2又はB2)は、それぞれの交差点の領域でその延びる方向を曲折されて、他方の材料ロープ(B又はA)の、前の交差点においてその延びる方向が変化しなかった個別ロープ(B1又はA1)に組み合わされる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
岩石及び岩石斜面の固定のため、並びに落石、崖崩れ又は同様の自然災害のための防護網及び安全網としての網であって、
結び目なしで共に組み合わされたマルチフィラメント糸及び/又はモノフィラメント糸のグループのフィラメント糸を含むことを特徴とする、網。
【請求項2】
高分子ポリマー繊維を含むことを特徴とする、請求項1に記載の網。
【請求項3】
高性能ポリエチレン繊維、特にUHMW-PE繊維を含むことを特徴とする、請求項2に記載の網。
【請求項4】
前記フィラメントが、3000〜4000N/mm2のフィラメント引張強さを有することを特徴とする、請求項3に記載の網。
【請求項5】
150kN/mより大きい網引張強さを有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の網。
【請求項6】
1200〜1800dtex、好適には1400〜1550dtex、特に1500dtexの番手を有する撚り糸を含むことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の網。
【請求項7】
摩耗保護及び紫外線保護のための被覆を含むことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の網。
【請求項8】
ステンレス鋼繊維、天然繊維、及び/又は無機繊維を含むことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の網。
【請求項9】
各網目交差点において2本の材料ロープが互いに交わる四辺形の網目を有する網であって:
(a)各材料ロープ(A;B)は、少なくとも2本で好適には6本までの個別ロープ(A1,A2又はB1,B2)から構成され;
(b)各材料ロープ(A又はB)の少なくとも1本の個別ロープ(A1又はB1)は、その延びる方向を変えることなく交差点を通過するのに対して;
(c)各材料ロープ(A又はB)の少なくとも1本の個別ロープ(A2又はB2)は、それぞれの交差点の領域でその延びる方向を曲折されて、他方の材料ロープ(B又はA)の、前の交差点においてその延びる方向が変化しなかった前記個別ロープ(B1又はA1)に組み合わされる;
ことを特徴とする、請求項1に記載の網。
【請求項10】
前記個別ロープ(A1,A2,B1,B2)が無機繊維を含むことを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の網。
【請求項11】
第1の交差点を曲折されることなく通って延びる各個別ロープ(A1又はB1)は、次の交差点の領域で曲折されるとともに、前の交差点の領域で曲折された他の個別ロープ(B2又はA2)に出会うことを特徴とする、請求項1又は2に記載の網。
【請求項12】
多角形、特に、四辺形、又は六角形、又は菱型の網目によって特徴づけられる、請求項10又は11に記載の網。
【請求項13】
無負荷状態にあるとき、交差点の領域にある前記材料ロープ(A,B)は15度〜90度の角度で互いに交わることを特徴とする、請求項10〜12のいずれか一項に記載の網。
【請求項14】
前記材料ロープ(A,B)が30度〜70度の角度で互いに交わることを特徴とする、請求項13に記載の網。
【請求項15】
各個別ロープ(A1,A2;B1,B2)が、特に、撚られたか、編組されたか、捩じられたか、又は広範囲で平行に組み合わされた、複数の個別の糸から構成されることを特徴とする、請求項1〜14のいずれか一項に記載の網。
【請求項16】
網目交差点で互いに交わる材料ロープ(A又はB)から構成される、請求項1〜15のいずれか一項に記載の網であって、前記材料ロープが繊維材料を含むことを特徴とする、網。
【請求項17】
前記個別ロープ(A1,A2;B1,B2)が繊維材料を含むことを特徴とする、請求項1〜15のいずれか一項に記載の網。
【請求項18】
前記個別ロープ(A1,A2;B1,B2)が合成繊維及び/又は天然繊維を含むことを特徴とする、請求項1〜17のいずれか一項に記載の網。
【請求項19】
前記個別ロープ(A1,A2;B1,B2)が無機繊維を含むことを特徴とする、請求項1〜18のいずれか一項に記載の網。
【請求項20】
前記個別ロープ(A1,A2;B1,B2)が、特に鋼又はアルミニウム製のワイヤ、ワイヤの束、ワイヤ撚り線、ワイヤロープを含むことを特徴とする、請求項1〜19のいずれか一項に記載の網。
【請求項21】
前記材料ロープ(A,B)が、撚られるか、編組されるか、又は広範囲で互いに平行に組み合わされていることを特徴とする、請求項1〜20のいずれか一項に記載の網。
【請求項22】
各材料ロープ(A,B)が、撚られるか、編組されるか、又は広範囲で互いに平行に組み合わされるかした複数の個別ロープ(A1,A2;B1,B2)から構成されていることを特徴とする、請求項1〜21のいずれか一項に記載の網。
【請求項23】
ポリマ繊維及び/又は天然繊維、及び無機繊維、及び/又はステンレス鋼又はアルミニウムの個別のワイヤのグループの異なる材料から作られた線条を含む個別ロープ(A1,A2;B1,B2)を含むことを特徴とする、請求項1〜22のいずれか一項に記載の網。
【請求項24】
クランプ要素及び/又は棒状アンカーを用いた、岩石表面及び斜面表面に対する、繊維を傷めない固定ための保護要素を含むことを特徴とする、請求項1〜23のいずれか一項に記載の網。
【請求項25】
共に接着、溶接、及び/又はクランプされた網目交差点を含むことを特徴とする、請求項1〜24のいずれか一項に記載の網。
【請求項26】
ラッシェル編みされた編組構造を有することを特徴とする、請求項1〜25のいずれか一項に記載の網。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、岩石及び岩石斜面の固定のため、並びに落石、崖崩れ、又は同様の自然災害に対する安全網としての網に関するものである。
【背景技術】
【0002】
斜面及び岩石の固定のため、並びに落石及び同様の自然災害に対する防護網又は安全網としての網の場合、網の構造に加えて、特に使用される材料の材料特性が、獲得可能な耐力に関して、並びに材料ロープの耐破壊破損性に関して、極めて重要である。
【0003】
欧州特許第0979239号明細書は、岩石固定のため又は地表面層の固定のための金網を記載している。その金網は、スチールコードへ撚り線加工された高張力鋼ワイヤから好適に構成されている。ワイヤの編組構造は、四辺形斜め構造の形にあり、その単一の網目はそれぞれ菱型である。個々のスチールコードは、約30度の好適な高低角のもとで基本的にはジグザグに延びており、そのことは、個々のワイヤが網目交差点において互いに巻き付けられることに起因して、120度の範囲にある個々のワイヤの偏りを引き起こし、それは耐破壊破損性に関して基本的に有害である。
【0004】
基本的に菱型の網目を有する独国特許第2327005号明細書による金網では、2本のワイヤが約30度の傾斜角で網目交差点を通って延びており、これらのワイヤの1つは、約120度の方向角で第2のワイヤに形成されたループを通って引っ張られ、それは、240度から270度の範囲に在る非常に有害な方向角を有する。四辺形金網は、それぞれ任意選択的で塑性変形可能な材料、特に光輝もしくは被覆の鋼又はアルミニウムから作られるだろう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】欧州特許第0979239号明細書
【特許文献2】独国特許第2327005号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、同じ目的のために使用される公知の網と比較して改善された特性を有する網を、岩石及び岩石斜面の固定のため、並びに落石、崖崩れ、及び同様の自然災害に対する、防護網又は安全網として提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この課題を解決するために、結び目なしに共に組み合わせられる非金属のマルチフィラメント糸及び/又はモノフィラメント糸のグループのフィラメント糸を含む網が提供される。
【0008】
非金属のモノフィラメント糸及び/又はマルチフィラメント糸の好適には単独の使用は、鋼ワイヤの網又は二軸(ポリマ)ファイバ網と比較して、かなりの重量軽減及び改良されたドレープ可能性という結果になる。
【0009】
本発明の好適な実施形態は、従属請求項2〜8に記載されており、それらは、本発明による網に好適に用いられる材料を記載している。好適な一実施形態によると、高分子繊維、特にマルチフィラメント糸としてのポリエチレン繊維UHMWPE(超高分子量ポリエチレン)を含む網が提供される。UHMWPEは、超高分子の、特に、平均分子量が5,000,000g/molで密度が0.93から0.94g/cm
3の結晶性熱可塑性樹脂材料である。この材料は、その優れた耐摩耗及び摩滅性、高い切欠き耐衝撃性及び衝撃強度(マイナス150℃までの温度でも)、低い吸湿性、並びに化学薬品に対する高い耐性に起因して、特に岩石及び岩石斜面を固定する網に適している。それは、さらに粘着防止性であって、付着を防止する。
【0010】
3000〜4000N/mm
2のフィラメント引張強さを好適に有する繊維が用いられる。網は、150kN/mより大きい網引張強さを好適に有する。
【0011】
網は、1200〜1800dtex、好適には1450〜1550dtex、特に1500dtexの番手を有する撚り糸を含む。
【0012】
摩耗保護及び紫外線保護の目的で、適切な被覆が与えられる。
【0013】
本発明による網は、それが斜面固定及び岩石斜面固定のため、並びに落石に対する防護網として用いられることで特徴付けられる。
【0014】
網は、クランプ要素及び/又は棒状アンカーによる、岩石表面及び斜面表面に対する繊維を傷めない固定ための保護要素を好適に含む。
【0015】
結び目のない構造を獲得するために、網は、各網目交差点において互いに交わる2本の材料ロープを含み、本発明の好適な実施形態によると:
(a)各材料ロープは、少なくとも2本の個別ロープから構成され;
(b)各材料ロープの少なくとも1本の個別ロープは、その延びる方向を変えることなく交差点を通過するのに対して;
(c)各材料ロープの少なくとも1本の個別ロープは、前記交差点の領域でその延びる方向を曲折されて、他方の材料ロープの、前記交差点においてその延びる方向が変化しなかった前記個別ロープに組み合わされる。
【0016】
材料ロープが、対向して位置する交差点からの領域で、一方では例えば60度の角度αで、他方では例えば120度の角度βで、互いに交わる網において、少なくとも1本の個別ロープが通過延長ロープとして曲折することなく、つまり0度の曲折角度の傾向がある材料保護角度で交差点を通って延びるのに対して、少なくとも一つの別の個別ロープが約30度の角度で曲折される。従って、一方では網の耐力が増大し、他方では材料ロープの破損及び破壊に対する高い抵抗力が獲得される。
【0017】
本発明による網は、それが高い弾性と高い寸法安定性を有することにおいて特徴づけられる一方で、通過する材料ロープに起因して高い耐力が獲得される。
【0018】
本発明の更に別の好適な実施形態によると、その延びる方向を変化させることなく交差点を通過した各個別ロープは、次の交差点の領域で曲折されるとともに、その方向が前の交差点で曲折された個別ロープに出会う。
【0019】
本発明の好適な別の実施形態によると、その延びる方向を変化させることなく第1の交差点を通って延びる個別ロープは、各々の次の交差点の領域で曲折されるとともに、第1の交差点の領域で曲折された他の個別ロープと組み合わされることが特徴とされる。
【0020】
各個別ロープは、特に、撚られたか、編組されたか、捩じられたか、又は広範囲で平行に組み合わされた、複数の個別の線条又は糸を好適に含む。
【0021】
各材料ロープは、少なくとも2本の個別ロープを好適に含んでおり、前記個別ロープは好適には、撚られたか、編組されたか、捩じられたか、又は広範囲で平行に組み合わされたものである。
【0022】
個別ロープ及び従って材料ロープは、繊維材料、合成繊維、天然繊維、無機繊維、また適切な場合には、金属材料、特に鋼又はアルミニウムワイヤの個別のワイヤから作られた線条を好適に含む。
【0023】
本発明の好適な網構造は図面を使って以下に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【
図2】網目交差点の領域における
図1の拡大詳細図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
図2は、少なくとも2本の撚られたか又は捩じられた個々のロープA1,A2,及びB1,B2をそれぞれ含む2本の材料ロープA及びBを示している。
【0026】
2本の個別ロープA1及びB1は、それらの延びる方向を変えることなく交差点Iを通って延びる。2本の個別ロープA2及びB2は、この交差点の領域で曲折されて、この交差点の後で、前記交差点を曲折することなく通って延びていた個別ロープA1及びB1と組み合わされる。
【0027】
各材料ロープA及びBは、2本以上で好適には6本までの個別ロープを含み、好適には、材料ロープの少なくとも1本の個別ロープは、それぞれの交差点を曲折することなく通って延びるのに対して、少なくとも1本の個別ロープは、この交差点の領域で曲折される。
【0028】
本発明によると、その延びる方向を変えられることなく1つの交差点を通過した各個別ロープは、すぐ次の交差点の領域で、あるいはさらにその次の交差点で曲折される。
【0029】
無負荷状態で、材料ロープA及びBは、対向して位置する交差点からの領域で15度〜90度、好適には30度〜70度の角度αで互いに交わる。
【0030】
約60度の角度αで各交差点の領域で互いに交わる材料ロープの場合、個別ロープの1つの傾斜角α/2は30度の範囲にあり、そのことから、材料ロープ及び個別ロープの微小な且つ材料を保護する座屈応力という結果になる。
【0031】
各材料ロープA及びBは、個別ロープ及個別の糸を含むことができ、個別ロープ及び個別の糸は、繊維材料、合成繊維及び/又は天然繊維、特に玄武岩繊維のような無機繊維、金属、特に鋼又はアルミニウム製の個別のワイヤ、ワイヤ撚り線、ワイヤストランドを含むことができる。各個別ロープは、撚られたか、編組されたか、捩じられたか、又は広範囲で平行に組み合わされた、複数の線条及び/又は糸を含むことができる。
【0032】
図1によると、交差点は、一方向において130mm〜160mm、好適には145mmの互いの間隔“X”を有し、他方向において60mm〜80mm、好適には70mmの間隔“Y”を有する。各々の個別ロープの平均径は、好適には2.5mm〜4mmで、特に3mmであるが、他の寸法も特別な使用条件によると可能である。
【0033】
網の製造は、分岐編み機で実行され得る。
【0034】
個別ロープ及び材料ロープ、即ち網は、仕上剤によって安定化され得る。熱可塑性樹脂が、網目交差点及び/又は網の端を安定化するために用いられてよい。
【0035】
本発明の好適な実施形態によると、網が、接着、溶接、及び/又はクランプされた交差点を含む。
【0036】
網の編組構造は好適にはラッシェル編みされる。
【国際調査報告】