特表2016-525477(P2016-525477A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2016-525477(P2016-525477A)
(43)【公表日】2016年8月25日
(54)【発明の名称】乗客座席用シートバック
(51)【国際特許分類】
   B60N 3/00 20060101AFI20160729BHJP
   B60N 3/10 20060101ALI20160729BHJP
   B60N 2/64 20060101ALI20160729BHJP
   A47C 7/64 20060101ALI20160729BHJP
【FI】
   B60N3/00 A
   B60N3/10 A
   B60N2/64
   A47C7/64 A
【審査請求】未請求
【予備審査請求】有
【全頁数】20
(21)【出願番号】特願2016-523706(P2016-523706)
(86)(22)【出願日】2014年6月20日
(85)【翻訳文提出日】2016年1月20日
(86)【国際出願番号】SG2014000295
(87)【国際公開番号】WO2015002609
(87)【国際公開日】20150108
(31)【優先権主張番号】201305203-0
(32)【優先日】2013年7月4日
(33)【優先権主張国】SG
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.iPad
(71)【出願人】
【識別番号】516002646
【氏名又は名称】シンガポール テクノロジーズ エアロスペース リミテッド
(71)【出願人】
【識別番号】000003517
【氏名又は名称】天龍ホールディングス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100102978
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 初志
(74)【代理人】
【識別番号】100102118
【弁理士】
【氏名又は名称】春名 雅夫
(74)【代理人】
【識別番号】100160923
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 裕孝
(74)【代理人】
【識別番号】100119507
【弁理士】
【氏名又は名称】刑部 俊
(74)【代理人】
【識別番号】100142929
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 隆一
(74)【代理人】
【識別番号】100148699
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 利光
(74)【代理人】
【識別番号】100128048
【弁理士】
【氏名又は名称】新見 浩一
(74)【代理人】
【識別番号】100129506
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 智彦
(74)【代理人】
【識別番号】100114340
【弁理士】
【氏名又は名称】大関 雅人
(74)【代理人】
【識別番号】100114889
【弁理士】
【氏名又は名称】五十嵐 義弘
(74)【代理人】
【識別番号】100121072
【弁理士】
【氏名又は名称】川本 和弥
(72)【発明者】
【氏名】チェン グオ イン
(72)【発明者】
【氏名】タン ウィー ホン アナ
(72)【発明者】
【氏名】吉村 智征
【テーマコード(参考)】
3B087
3B088
【Fターム(参考)】
3B087DE10
3B088AA02
3B088LA01
3B088LB03
(57)【要約】
乗客座席のためのシートバック、乗客座席、および乗客座席のためのシートバックを製造する方法を提供する。シートバックは、前面および背面を有し、前面が乗客を支持することができる、上向きに延びるベース;背面に取り付けられたポケット;背面に取り付けられ、収納位置と使用位置との間で動作可能なトレーテーブルを含み、背面が縦方向長さおよび横方向幅を有し、トレーテーブルが、収納位置にあるとき、少なくとも部分的にポケットと横方向に整列する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
前面および背面を有し、該前面が乗客を支持することができる、上向きに延びるベース;
該背面に取り付けられたポケット;
該背面に取り付けられ、収納位置と使用位置との間で動作可能なトレーテーブル
を含み、
該背面が縦方向長さおよび横方向幅を有し、該トレーテーブルが、該収納位置にあるとき、少なくとも部分的に該ポケットと横方向に整列する、
乗客座席のためのシートバック。
【請求項2】
トレーテーブルが、第一の半分と、使用位置において該第一の半分と実質的に連続し、収納位置において該第一の半分に折り重ねられるようなやり方で、該第一の半分に可動的に結合された、第二の半分とを含む、請求項1記載のシートバック。
【請求項3】
第二の半分がヒンジ手段によって第一の半分に結合されている、請求項2記載のシートバック。
【請求項4】
トレーテーブルが第一および第二の回転可能アームによってベースに枢動的に取り付けられている、請求項2または3記載のシートバック。
【請求項5】
第一の半分が第一の回転可能なアームに接続され、第二の半分が、トレーテーブルが使用位置にあるとき第二のアームに接続された支持部材と係合するように構成されたラッチを含む、請求項5記載のシートバック。
【請求項6】
トレーテーブルが、使用位置にあるとき、同じ横方向水準でベースへとまたはベースからスライド可能である、請求項2〜5のいずれか一項記載のシートバック。
【請求項7】
トレーテーブルをベースへとまたはベースからスライドさせるための、第一の半分および第二の半分のそれぞれ一方に接続された少なくとも一つの伸縮可能なレールをさらに含む、請求項6記載のシートバック。
【請求項8】
ポケットが、カップホルダーおよびコートハンガーの少なくとも一つを受け入れるように構成された外向き面を含む、前記請求項のいずれか一項記載のシートバック。
【請求項9】
カップホルダーおよびコートハンガーが、独立して、カップホルダーおよびコートハンガーが前記面と面一になる折り畳み位置と、カップホルダーおよびコートハンガーが前記面から離れて延びる展開位置との間で動作可能である、請求項8記載のシートバック。
【請求項10】
ポケットが、そこに組み付けられた電子装置を支持するように構成された外向き面を含む、請求項1〜7のいずれか一項記載のシートバック。
【請求項11】
ポケットが硬質材料でできている、前記請求項のいずれか一項記載のシートバック。
【請求項12】
前記請求項のいずれか一項記載のシートバックを含む、乗客座席。
【請求項13】
前面および背面を有し、該前面が乗客を支持することができ、該背面が縦方向長さおよび横方向幅を有する、上向きに延びるベースを形成する工程;
ポケットを該背面に取り付ける工程;
収納位置と使用位置との間で動作可能なトレーテーブルを、該トレーテーブルが、該収納位置にあるとき、少なくとも部分的に該ポケットと横方向に整列するようなやり方で該背面に取り付ける工程
を含む、乗客座席のためのシートバックを製造する方法。
【請求項14】
カップホルダーおよびコートハンガーの少なくとも一つをポケットの外向き面に取り付ける工程をさらに含む、請求項13記載の方法。
【請求項15】
カップホルダーおよびコートハンガーの少なくとも一つをポケットの外向き面に取り付ける工程が、該カップホルダーおよび該コートハンガーそれぞれを、該外向き面に形成された相補形状の凹みに枢動的に組み付ける工程を含む、請求項14記載の方法。
【請求項16】
電子装置のための支持体をポケットの外向き面に取り付ける工程をさらに含む、請求項13記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明の分野
本発明は、広くは、航空機、列車、船または車両の乗客座席に関し、より具体的には、ただし非排他的に、そのような乗客座席のシートバックに関する。
【背景技術】
【0002】
背景
レッグルームとは、特に長距離フライト(たとえば6時間超)の場合、一般に乗客快適さの決定的な指標とみなされる、後に座る乗客に利用可能な空間をいう。シートピッチとは、一つの座席のある点と直前の座席の同じ点との間の距離をいう。シートピッチ、シートバック構造の奥行き、クッションおよびシートバックに設置されたアメニティーが、後に座る乗客に利用可能なレッグルームを決定し得る。
【0003】
図1は、従来のエアラインシートバック100の画像を示す。長距離フライト中に乗客が使用するためにシートバック100に一般に提供されるアメニティーは、機内エンターテイメント(IFE)ディスプレイ102、シートバック100の上寄り部分にあるIFEコントローラ104、シートバック100の近接中間部分にあるトレーテーブル106、乗客が着席したとき、シートバック100の近接下寄り部分にある、たとえば安全情報を乗客からすぐ見える位置に保持する機内誌ポケット108ならびに他のアイテム、たとえばカップホルダー110およびコートハンガー112を含み得る。これらのアメニティーは、多くの場合、後に座る乗客に利用可能な空間を侵害して、ひいては乗客のレッグルームを減らし、おそらくはその快適さレベルを低下させる。
【0004】
図2は、座席204と後の座席206との間のレッグルーム202および座席204、206間のシートピッチ208を示す、隣接する二列の従来の乗客座席の略側面図を示す。一般に、シートピッチ208は、設置し得る座席列数を最大にするために、できるだけ小さく維持される。この例において、座席ピッチ81.3cm(32インチ)の場合、後の座先206のエッジ210とシート204のシートバックの機内誌ポケット212との間の距離によって決まるレッグルーム202は約27.2cm(10.7インチ)である。そのようなレッグルームの量は、特に長身の乗客にとっていくぶん足りないといえる。
【0005】
図1を参照すると、シートバックトレーテーブル106は一般に、シートバック100に対してしまうことができ、かつ、シートの後に座る乗客によって使用されるための略水平位置へとシートバック100から下方かつ離れる方向に枢動することができるよう、枢動的に組み付けられている。従来、カップホルダー110は普通、トレーテーブル106上に設置され、コートハンガー112は通常、空間制約のために小さなフックを有するトレーテーブルラッチと一体化されている。そのような配置の場合、トレーテーブル106をしまうと、カップホルダー110はアクセス不可能になる。小さなフックは、そのサイズおよび位置のせいで使用が限られる。これが乗客にとっていくらかの不便を生じさせ得る。
【0006】
より最近、トレーテーブル106の背後に独立したカップホルダー110を提供する(図1に示すように)乗客座席があるが、この場合、トレーテーブル106が展開されているとき、カップホルダー110はアクセス不可能になる。独立したコートハンガー112が、トレーテーブル106から離れるように座席の側縁に設けられ得る。しかし、これは、それぞれの座席に対応する正しいハンガーに関して乗客の間で混乱を招き得る。
【0007】
したがって、上記課題の少なくとも一つを解決しようとする装置および方法を提供する、または有用な代替を提供する必要性が存在する。
【発明の概要】
【0008】
概要
本発明の第一の局面にしたがって、
前面および背面を有し、前面が乗客を支持することができる、上向きに延びるベース;
背面に取り付けられたポケット;および
背面に取り付けられ、収納位置と使用位置との間で動作可能なトレーテーブル
を含み、背面が縦方向長さおよび横方向幅を有し、トレーテーブルが、収納位置にあるとき、少なくとも部分的にポケットと横方向に整列する、
乗客座席のためのシートバックが提供される。
【0009】
トレーテーブルは、第一の半分と、使用位置において第一の半分と実質的に連続し得、収納位置において第一の半分に折り重ねられ得るようなやり方で、第一の半分に可動的に結合された、第二の半分とを含み得る。
【0010】
第二の半分はヒンジ手段によって第一の半分に結合され得る。
【0011】
トレーテーブルは第一および第二の回転可能アームによってベースに枢動的に取り付けられ得る。
【0012】
第一の半分は第一の回転可能なアームに接続され得、第二の半分は、トレーテーブルが使用位置にあるとき第二のアームに接続された支持部材と係合するように構成されたラッチを含み得る。
【0013】
トレーテーブルは、使用位置にあるとき、同じ横方向水準でベースへとまたはベースからスライド可能であり得る。
【0014】
シートバックはさらに、トレーテーブルをベースへとまたはベースからスライドさせるための、第一の半分および第二の半分のそれぞれ一方に接続された少なくとも一つの伸縮可能なレールを含み得る。
【0015】
ポケットは、カップホルダーおよびコートハンガーの少なくとも一つを受け入れるように構成された外向き面を含み得る。
【0016】
カップホルダーおよびコートハンガーは、独立して、カップホルダーおよびコートハンガーが前記面と面一になり得る折り畳み位置と、カップホルダーおよびコートハンガーが前記面から離れて延び得る展開位置との間で動作可能であり得る。
【0017】
ポケットは、組み付けられた電子装置を支持するように構成された外向き面を含み得る。
【0018】
ポケットは硬質材料で作られ得る。
【0019】
本発明の第二の局面にしたがって、第一の局面において定義されたシートバックを含む乗客座席が提供される。
【0020】
本発明の第三の局面にしたがって、
前面および背面を有し、前面が乗客を支持することができ、背面が縦方向長さおよび横方向幅を有する、上向きに延びるベースを形成する工程;
ポケットを背面に取り付ける工程;
収納位置と使用位置との間で動作可能なトレーテーブルを、トレーテーブルが、収納位置にあるとき、少なくとも部分的にポケットと横方向に整列するようなやり方で背面に取り付ける工程
を含む、乗客座席のためのシートバックを製造する方法が提供される。
【0021】
方法はさらに、カップホルダーおよびコートハンガーの少なくとも一つをポケットの外向き面に取り付ける工程を含み得る。
【0022】
カップホルダーおよびコートハンガーの少なくとも一つをポケットの外向き面に取り付ける工程は、前記カップホルダーおよび前記コートハンガーそれぞれを、前記外向き面に形成された相補形状の凹みに枢動的に組み付ける工程を含み得る。
【0023】
方法はさらに、電子装置のための支持体をポケットの外向き面に組み付ける工程を含み得る。
【図面の簡単な説明】
【0024】
本発明の態様は、実例としての以下の詳細な説明を図面と関連させて読むことにより、当業者にはより良く理解され、容易に明らかになるであろう。
【0025】
図1】従来のエアラインシートバックの画像を示す。
図2】隣接する二列の従来の乗客座席の略側面図を示す。
図3】例示的態様のシートバックの略斜視図を示す。
図4図3のシートバックの代替略斜視図を示す。
図5図3のシートバックを組み込む隣接する二列の乗客座席の略側面図を示す。
図6】折り重ね状態にある図3のトレーテーブルの略斜視図を示す。
図7】使用のための展開状態にある図3のトレーテーブルの略斜視図を示す。
図8図7のトレーテーブルを下から見た拡大図を示す。
図9】展開位置にある図7のトレーテーブルを示す。
図10図9の位置にあるトレーテーブルのコーナー部の拡大図を示す。
図11】コートハンガーおよびカップホルダーが折り畳まれた状態の図3のポケットの拡大図を示す。
図12図11のコートハンガーの断面図を示す。
図13図11のカップホルダーの断面図を示す。
図14】コートハンガーおよびカップホルダーが展開された状態の図11のポケットを示す。
図15】例示的態様にしたがって図3のシートバックを有する乗客座席列の略斜視図を示す。
図16】例示的態様にしたがって乗客座席のためのシートバックを製造する方法を説明する流れ図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0026】
詳細な説明
より多くのレッグルームを生み出そうとして、本発明の態様は、トレーテーブルがシートバックの幅の一部分しか占有しないシートバックを提供する。これは、たとえば、その新たな収納位置に嵌まるために緯度軸に沿って折り重ね可能なテーブルによって達成される。そのようなトレーテーブルを用いると、以下さらに詳細に説明するように、シートバックの残りの幅を機内誌ポケットのために使用し得、シートバックの下寄り部分が乗客のレッグルームとして完全に利用可能になる。
【0027】
図3は、例示的態様のシートバック300の略斜視図を示す。図4は、図3のシートバック300の代替略斜視図を示す。
【0028】
シートバック300は、前面301および背面303を有する、上向きに延びるベース302を含む。前面301は、着席した乗客を支持することができる。背面303は、上寄り部分304、中間部分306および下寄り部分308でできている。加えて、背面303は、縦方向長さ305および横方向幅307を有する。
【0029】
一般に、背面303の上寄り部分304には、機内エンターテイメントおよび情報のためのディスプレイ310が組み付けられている。背面303の中間部分306の片側(たとえば左側)には、印刷物、たとえば安全のしおり、機内誌など、または小さなアイテム、たとえばイヤホン、アイマスクなどを受け入れるための開口部314を含むポケット312が取り付けられている。ポケット312は、後で説明するように、コートハンガー316および/またはカップホルダー318を支持することができる。一般に、シートバック300のベース302は、着席した乗客を支持するために硬質材料でできている。前面301は、乗客の快適さレベルを改善するためのクッション材料を含み得る。また、ベース302は、望むならば着席した乗客が席を後に倒すことを許すため、当業者によって理解されるやり方で下端320を中心に所定の量だけ回動可能であり得る。
【0030】
トレーテーブル322が、トレーテーブル322を使用位置と収納位置との間で動かすためにベース302に対して回動可能である強固な支持アーム324、326によってベース302の背面303に取り付けられている。図3に示すような使用位置において、トレーテーブル322は、多様なアイテム、たとえば飲食物トレー、ラップトップコンピュータ、本など(図示せず)を支持することができる実質的に平坦な面を提供する。同じく図3に示すように、トレーテーブル322は、第一の半分328と、使用位置において第一の半分328と一緒に連続面を形成する第二の半分330とを含む。ここで、第二の半分330は、たとえば収納の前に、図3に示す位置から第一の半分328に対して右回りに180°折り重ねることができるよう、第一の半分328に可動的に結合されている。たとえば、第二の半分330は、トレーテーブル322の中心線336に沿って配置されたヒンジ332、334によって第一の半分328に接続されている。または、テーブルの第二の半分330は、収納前、同様なヒンジを使用して第一の半分328に対して左回りに180°折り重ねられ得る。機内誌ポケット312は、背面303の中間部分306の右側に取り付けられてもよい。
【0031】
図4に示すような収納位置において、第二の半分330は、第一の半分328に折り重ねられ、ベース302と第一の半分328との間に配置されている。トレーテーブル322は、全体として、保定レバー338により、中間部分306に隣接するあたりでベース302に固着されている。換言するならば、トレーテーブル322は、少なくとも部分的にポケット312と横方向に整列している。たとえば、トレーテーブル322およびポケット312のサイズは、トレーテーブルが収納位置にあるとき、トレーテーブル312が、ポケット312によって使用されない背面303の幅の残り部分(たとえば右半分)を占有するように選択される。必要ならば、または所望により、トレーテーブル322およびポケット312の位置を横方向に交換してもよい。
【0032】
前記のように、ベース302の背面303におけるポケット312の位置を変更することにより、背面303の下寄り部分308に隣接する空間が着席した乗客のレッグルームのために空けられる。そのうえ、図3〜4に示すように、太めの枠340、342、344および凹んだ中央区域346を有する下寄り部分308を作製することにより、レッグルームを増大することができる。
【0033】
図5は、いずれも図3のシートバック300を組み込む座席504と後の座席506との間のレッグルーム502を示す、隣接する二列の乗客座席の略側面図を示す。実例として、81.3cm(32インチ)の同じ座席ピッチを使用する場合、後の座席506のエッジ508と座席504のシートバック512の下寄り部分510との間の距離によって決まるレッグルーム502は約40cm(12.2インチ)であり、すなわち、従来の乗客座席に対して約14%の改善である。これは、機内誌ポケットが厚さ3.81cm(1.5インチ)であるという仮定に基づく。
【0034】
次に、図6〜10を参照して、図3のトレーテーブル322の例示的実施態様を説明する。図中、類似のパーツは、図3に使用されているものを含む類似の参照番号で示されている。
【0035】
図6は、折り重ね状態にあるトレーテーブル322の略斜視図を示す。図7は、使用のための展開状態にあるトレーテーブル322の略斜視図を示す。支持バー602がアーム324、326を接続し、トレーテーブル322を図6に示す位置に支持する。ヒンジ332、334が、第二の半分330が第一の半分328に対して折り重ね状態と展開状態との間で回動することを可能にする。展開状態においては、第一の半分328の側縁604が第二の半分330の隣接する側縁606に当接し、第二の半分330のさらなる回動を制限する。
【0036】
加えて、トレーテーブル322を下から見た図を提供する図8により明確に示すように、第二の半分330は、アーム326の一端に固く組み付けられた対応する支持部材、たとえばキー804と解放可能に係合することができるラッチ802を含む。たとえば、ラッチ802およびキー804は、第二の半分330が平たく展開されたときキー804がラッチ802を受け入れることを可能にする、嵌合する突起806、808および凹み810、812を有する。したがって、キー804は、第二の半分330を展開状態に固定し、第二の半分330およびその上に配置された任意の物品の重量をアーム326に伝達するのに役立つことができる。代替態様においては、第二の半分330を使用位置に固定し、かつ支持する他の機構が使用されてもよい。
【0037】
使用位置において、トレーテーブル322は、好ましくは、実質的に水平な(すなわち横方向の)水準を維持しながらも、ベース302の背面303へとまたはベース302の背面303から、選択された量だけスライド可能である(図3)。図9は、トレーテーブル322がアーム324、326から離れて(すなわち、図示しない着席した乗客に向かって)延びる使用位置にあるトレーテーブル322を示す。たとえば、伸縮可能な第一のレール902が、一端でアーム324に枢動的に組み付けられ、他端で第一の半分328に受け入れられて、第一の半分328によるスライド動を可能にしている。また、第二の半分330のコーナー部の拡大図を提供する図10により明確に示すように、伸縮可能な第二のレール904の端部にラッチ802が形成され、このラッチが、第二の半分330による、アーム326への、またはアーム326からのスライド動を可能にする。ここで、キー804上の突起808がラッチ802上の対向する突起806と干渉し、トレーテーブル322がベース302の背面303へとまたはベース302の背面303から動くときの脱離を防ぐ。第一のレール902および第二のレール904は、たとえば、それぞれ第一の半分328および第二の半分330に形成された細長い穴(図示せず)と入れ子式に係合した硬いビームまたは管であることができる。いくつかの態様においては、図9に示すように(詳細には示さず)、さらなる伸縮可能な第三のレール906が、第一の半分328の、第二の半分330に近い側の端部に組み込まれてもよい。
【0038】
前記のように、トレーテーブル322は、使用位置にあるとき、たとえばサイズ、収容力、スライド動などにおいて従来のテーブルと同様な機能を提供することができながらも、収納位置にあるとき、従来のトレーテーブルの幅の一部分しか占有しない。例示的態様において、そのような形態は、ポケット312(図3)をベース302(図3)の背面303の中間部分306(図3)に取り付けるための空間を提供する。
【0039】
次に、図11〜14を参照して、ポケット312の例示的実施態様を説明する。図中、類似のパーツは、図3に使用されているものを含む類似の参照番号で示されている。
【0040】
図11は、ポケット312を示す、図3における背面303の中間部分306の拡大図を示す。一般に、ポケット312は、開口部314を通してその中に入れられる物品の重量ならびにそこから吊り下げられるコートおよび/または飲料カップの重量を支持するために、プラスチックのような硬質材料でできている。ポケット312の外向き面1102が、コートハンガー316およびカップホルダー318をそれぞれ受け入れるように成形された凹み1104、1106を含む。凹み1104、1106の深さおよび輪郭は、コートハンガー316およびカップホルダー318が折り畳まれた図11に示す位置において、面1102が実質的に平らになる、すなわち突出を有しないように選択される。
【0041】
そのうえ、コートハンガー316の断面図およびカップホルダー318の断面図をそれぞれ提供する図12および13に示すように、コートハンガー316およびカップホルダー318は、それぞれのピン1108、1110によってポケット312に枢動的に組み付けられている。ピン1108、1110は、コートハンガー316およびカップホルダー318が折り畳み位置から展開位置へと枢動することを可能にする。図14は、コートハンガー312およびカップホルダー318が面1102から離れて延び、使用される準備ができている、図11の拡大図に類似した拡大図を示す。
【0042】
上記のような配置は、乗客にとっていつでもアクセス可能かつ使用可能でもある独立したコートハンガー316、およびトレーテーブルの配置にかかわらずいつでも、特に乱気流時でも利用可能であるカップホルダー318を提供する。好ましくは、コートハンガー318は、そこから吊り下げられたコートがトレーテーブルの使用に干渉しないよう、シートバック302の縁に比較的近く配置される。
【0043】
図15は、例示的態様にしたがって図3のシートバックをそれぞれが有する乗客座席1502、1504の列の略斜視図を示す。シートバック1506、1508は、既存のシートバックと実質的に同じアメニティーを提供しながらも、座席1502、1504の後に座る乗客に利用可能なレッグルームを増す。シートバック1506、1508は、座席列の数を犠牲にすることなく乗客の快適さを改善するために、既存のシートバックに代えて使用することができる。
【0044】
図16は、例示的態様にしたがって乗客座席のためのシートバックを製造する方法を示す流れ図1600を示す。工程1602で、前面および背面を有する、上向きに延びるベースを形成する。前面は乗客を支持することができ、背面は縦方向長さおよび横方向幅を有する。工程1604で、ポケットを背面に取り付ける。工程1606で、収納位置と使用位置との間で動作可能なトレーテーブルを、トレーテーブルが、収納位置にあるとき、少なくとも部分的にポケットと横方向に整列するようなやり方で背面に取り付ける。
【0045】
広義に記載したような発明の精神または範囲を逸脱することなく、特定の態様において示したような本発明に対して数多くの変形および/または修飾を加え得ることが当業者によって理解されよう。たとえば、ポケットは、シートバックの幅の半分よりも多くを占有してもよく、トレーテーブルは、ヒンジによって接合された、二つの半分ではなく、三つの折り重ね区分で構成されてもよい。ポケットの外向き面は、この面に形成される物品がトレーテーブルの使用によって妨害されることがないという条件で、カップホルダーおよび/またはコートハンガーを受け入れる以外の目的、たとえば電子装置、たとえばタブレット、電子書籍リーダ、iPadなどのためのホルダーまたは支持体を形成する目的に使用されることもできる。したがって、本態様は、あらゆる点で、例示的であるとみなされ、限定的であるとはみなされない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
【手続補正書】
【提出日】2016年3月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
前面および背面を有し、該前面が乗客を支持することができる、上向きに延びるベース;および
該背面に取り付けられ、収納位置と使用位置との間で動作可能なトレーテーブル
を含み、
該背面が縦方向長さおよび横方向幅を有し、該トレーテーブルが、該収納位置にあるとき、横方向幅の所定の部分を占有し、該使用位置にあるとき、ベースの後方に延びて、実質的に横方向幅の全体を占有する、
乗客座席のためのシートバック。
【請求項2】
背面に取り付けられたポケットをさらに含む、請求項1記載のシートバックであって、トレーテーブルが、収納位置にあるとき、ポケットと横方向に整列する、シートバック。
【請求項3】
トレーテーブルが、第一の半分と、使用位置において該第一の半分と実質的に連続し、収納位置において該第一の半分に折り重ねられるようなやり方で、該第一の半分に可動的に結合された、第二の半分とを含む、請求項1または2記載のシートバック。
【請求項4】
第二の半分がヒンジ手段によって第一の半分に結合されている、請求項3記載のシートバック。
【請求項5】
トレーテーブルが第一および第二の回転可能アームによってベースに枢動的に取り付けられている、請求項3または4記載のシートバック。
【請求項6】
第一の半分が第一の回転可能なアームに接続され、第二の半分が、トレーテーブルが使用位置にあるとき第二のアームに接続された支持部材と係合するように構成されたラッチを含む、請求項5記載のシートバック。
【請求項7】
トレーテーブルが、使用位置にあるとき、同じ横方向水準でベースへとまたはベースからスライド可能である、請求項36のいずれか一項記載のシートバック。
【請求項8】
トレーテーブルをベースへとまたはベースからスライドさせるための、第一の半分および第二の半分のそれぞれ一方に接続された少なくとも一つの伸縮可能なレールをさらに含む、請求項7記載のシートバック。
【請求項9】
ポケットが、カップホルダーおよびコートハンガーの少なくとも一つを受け入れるように構成された外向き面を含む、求項2〜8のいずれか一項記載のシートバック。
【請求項10】
カップホルダーおよびコートハンガーが、独立して、カップホルダーおよびコートハンガーが前記面と面一になる折り畳み位置と、カップホルダーおよびコートハンガーが前記面から離れて延びる展開位置との間で動作可能である、請求項9記載のシートバック。
【請求項11】
ポケットが、そこに組み付けられた電子装置を支持するように構成された外向き面を含む、請求項28のいずれか一項記載のシートバック。
【請求項12】
前記請求項のいずれか一項記載のシートバックを含む、乗客座席。
【請求項13】
前面および背面を有し、該前面が乗客を支持することができ、該背面が縦方向長さおよび横方向幅を有する、上向きに延びるベースを形成する工程
トレーテーブルが、収納位置にあるとき、横方向幅の所定の部分を占有し、使用位置にあるとき、ベースの後方に延びて、実質的に横方向幅の全体を占有するように、収納位置と使用位置との間で動作可能なトレーテーブルを形成する工程;および
該トレーテーブルを背面に取り付ける工程
を含む、乗客座席のためのシートバックを製造する方法。
【請求項14】
トレーテーブルが、収納位置にあるとき、ポケットと横方向に整列するように、ポケットを背面に取り付ける工程をさらに含む、請求項13記載の方法。
【請求項15】
カップホルダーおよびコートハンガーの少なくとも一つをポケットの外向き面に取り付ける工程をさらに含む、請求項14記載の方法。
【請求項16】
カップホルダーおよびコートハンガーの少なくとも一つをポケットの外向き面に取り付ける工程が、該カップホルダーおよび該コートハンガーそれぞれを、該外向き面に形成された相補形状の凹みに枢動的に組み付ける工程を含む、請求項15記載の方法。
【請求項17】
電子装置のための支持体をポケットの外向き面に取り付ける工程をさらに含む、請求項14記載の方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
概要
本発明の第一の局面にしたがって、
前面および背面を有し、前面が乗客を支持することができる、上向きに延びるベースおよび
背面に取り付けられ、収納位置と使用位置との間で動作可能なトレーテーブル
を含み、背面が縦方向長さおよび横方向幅を有し、トレーテーブルが、収納位置にあるとき、横方向幅の所定の部分を占有し、使用位置にあるとき、ベースの後方に延びて、実質的に横方向幅の全体を占有する、
乗客座席のためのシートバックが提供される。
シートバックはさらに、背面に取り付けられたポケットを含んでもよく、トレーテーブルは、収納位置にあるとき、ポケットと横方向に整列してもよい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0020】
本発明の第三の局面にしたがって、
前面および背面を有し、前面が乗客を支持することができ、背面が縦方向長さおよび横方向幅を有する、上向きに延びるベースを形成する工程
トレーテーブルが、収納位置にあるとき、横方向幅の所定の部分を占有し、使用位置にあるとき、ベースの後方に延びて、実質的に横方向幅の全体を占有するように、収納位置と使用位置との間で動作可能なトレーテーブルを形成する工程;および
トレーテーブルを背面に取り付ける工程
を含む、乗客座席のためのシートバックを製造する方法が提供される。
方法はさらに、トレーテーブルが、収納位置にあるとき、ポケットと横方向に整列するように、ポケットを背面に取り付ける工程を含んでもよい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0023】
方法はさらに、電子装置のための支持体をポケットの外向き面に組み付ける工程を含み得る。
[本発明1001]
前面および背面を有し、該前面が乗客を支持することができる、上向きに延びるベース;
該背面に取り付けられたポケット;
該背面に取り付けられ、収納位置と使用位置との間で動作可能なトレーテーブル
を含み、
該背面が縦方向長さおよび横方向幅を有し、該トレーテーブルが、該収納位置にあるとき、少なくとも部分的に該ポケットと横方向に整列する、
乗客座席のためのシートバック。
[本発明1002]
トレーテーブルが、第一の半分と、使用位置において該第一の半分と実質的に連続し、収納位置において該第一の半分に折り重ねられるようなやり方で、該第一の半分に可動的に結合された、第二の半分とを含む、本発明1001のシートバック。
[本発明1003]
第二の半分がヒンジ手段によって第一の半分に結合されている、本発明1002のシートバック。
[本発明1004]
トレーテーブルが第一および第二の回転可能アームによってベースに枢動的に取り付けられている、本発明1002または1003のシートバック。
[本発明1005]
第一の半分が第一の回転可能なアームに接続され、第二の半分が、トレーテーブルが使用位置にあるとき第二のアームに接続された支持部材と係合するように構成されたラッチを含む、本発明1005のシートバック。
[本発明1006]
トレーテーブルが、使用位置にあるとき、同じ横方向水準でベースへとまたはベースからスライド可能である、本発明1002〜1005のいずれかのシートバック。
[本発明1007]
トレーテーブルをベースへとまたはベースからスライドさせるための、第一の半分および第二の半分のそれぞれ一方に接続された少なくとも一つの伸縮可能なレールをさらに含む、本発明1006のシートバック。
[本発明1008]
ポケットが、カップホルダーおよびコートハンガーの少なくとも一つを受け入れるように構成された外向き面を含む、前記本発明のいずれかのシートバック。
[本発明1009]
カップホルダーおよびコートハンガーが、独立して、カップホルダーおよびコートハンガーが前記面と面一になる折り畳み位置と、カップホルダーおよびコートハンガーが前記面から離れて延びる展開位置との間で動作可能である、本発明1008のシートバック。
[本発明1010]
ポケットが、そこに組み付けられた電子装置を支持するように構成された外向き面を含む、本発明1001〜1007のいずれかのシートバック。
[本発明1011]
ポケットが硬質材料でできている、前記本発明のいずれかのシートバック。
[本発明1012]
前記本発明のいずれかのシートバックを含む、乗客座席。
[本発明1013]
前面および背面を有し、該前面が乗客を支持することができ、該背面が縦方向長さおよび横方向幅を有する、上向きに延びるベースを形成する工程;
ポケットを該背面に取り付ける工程;
収納位置と使用位置との間で動作可能なトレーテーブルを、該トレーテーブルが、該収納位置にあるとき、少なくとも部分的に該ポケットと横方向に整列するようなやり方で該背面に取り付ける工程
を含む、乗客座席のためのシートバックを製造する方法。
[本発明1014]
カップホルダーおよびコートハンガーの少なくとも一つをポケットの外向き面に取り付ける工程をさらに含む、本発明1013の方法。
[本発明1015]
カップホルダーおよびコートハンガーの少なくとも一つをポケットの外向き面に取り付ける工程が、該カップホルダーおよび該コートハンガーそれぞれを、該外向き面に形成された相補形状の凹みに枢動的に組み付ける工程を含む、本発明1014の方法。
[本発明1016]
電子装置のための支持体をポケットの外向き面に取り付ける工程をさらに含む、本発明1013の方法。
【国際調査報告】