(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2016-528658(P2016-528658A)
(43)【公表日】2016年9月15日
(54)【発明の名称】コンテンツ再生装置及び方法
(51)【国際特許分類】
G06F 3/0484 20130101AFI20160819BHJP
G06F 3/0488 20130101ALI20160819BHJP
G06F 3/0481 20130101ALI20160819BHJP
【FI】
G06F3/0484 150
G06F3/0488
G06F3/0481 170
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】26
(21)【出願番号】特願2016-538835(P2016-538835)
(86)(22)【出願日】2014年8月5日
(85)【翻訳文提出日】2016年2月26日
(86)【国際出願番号】KR2014007199
(87)【国際公開番号】WO2015030383
(87)【国際公開日】20150305
(31)【優先権主張番号】10-2013-0103252
(32)【優先日】2013年8月29日
(33)【優先権主張国】KR
(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ
(71)【出願人】
【識別番号】516060495
【氏名又は名称】ピクスツリー テクノロジーズ、インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000855
【氏名又は名称】特許業務法人浅村特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】シン、ジェ ソブ
(72)【発明者】
【氏名】リュ、スン クル
(72)【発明者】
【氏名】ソン、セ フン
(72)【発明者】
【氏名】パク、カン ウ
(72)【発明者】
【氏名】ファン、イン ソク
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA29
5E555BA04
5E555BB04
5E555BC08
5E555BE12
5E555CA12
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5E555CB12
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5E555DC29
5E555DC82
5E555EA11
5E555EA14
5E555FA00
(57)【要約】
【課題】 本発明が解決しようとする課題は、複数のコンテンツをモバイルデバイスの制限的な画面で効率的に表示することができるコンテンツ再生装置を提供することである。
【解決手段】 コンテンツ再生装置は、一つ以上のコンテンツを表示し、上記コンテンツに対する使用者のタッチ入力を感知するタッチスクリーン;上記コンテンツを再生する命令語を保存するメモリ;及び、上記命令語に従って上記タッチスクリーンに上記コンテンツが表示されるように制御するプロセッサ;を含み、上記命令語は、一つ以上のコンテンツをあらかじめ指定されたサイズで表示する段階;及び、上記タッチ入力に従って上記コンテンツを移動させ上記コンテンツのサイズを拡大して上記タッチスクリーンを通して表示する段階;の遂行のための命令語を含むことを特徴とする。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一つ以上のコンテンツを表示し、上記コンテンツに対する使用者のタッチ入力を感知するタッチスクリーン;上記コンテンツを再生する命令語を保存するメモリ;及び、上記命令語に従って上記タッチスクリーンに上記コンテンツが表示されるように制御するプロセッサ;を含み、上記命令語は、一つ以上のコンテンツをあらかじめ指定されたサイズで表示する段階;及び、上記タッチ入力に従って上記コンテンツを移動させ上記コンテンツのサイズを拡大して上記タッチスクリーンを通して表示する段階;の遂行のための命令語を含むことを特徴とするコンテンツ再生装置。
【請求項2】
上記タッチ入力に従って上記コンテンツを移動させ上記コンテンツのサイズを拡大して上記タッチスクリーンを通して表示する段階は、上記タッチ入力のうちドラッグ(drag)入力に従って上記コンテンツを移動させる段階;上記ドラッグ入力が停止された後、タッチが維持される時間の間、あらかじめ指定された単位時間毎にあらかじめ指定された倍率で上記コンテンツのサイズを拡大する段階;及び、タッチが終了される場合、拡大された上記コンテンツのサイズで上記タッチスクリーン上に上記コンテンツを表示する段階;を含むことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ再生装置。
【請求項3】
上記タッチ入力に従って上記コンテンツを移動させ上記コンテンツのサイズを拡大して上記タッチスクリーンを通して表示する段階は、上記タッチ入力のうちドラッグ(drag)入力に従って上記コンテンツを移動させる段階;上記タッチ入力途中の圧力によって上記コンテンツのサイズを拡大する段階;及び、タッチが終了される場合、拡大された上記コンテンツのサイズで上記タッチスクリーン上に上記コンテンツを表示する段階;を含むことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ再生装置。
【請求項4】
上記タッチ入力途中の圧力によって上記コンテンツのサイズを拡大する段階は、上記圧力に比例して上記コンテンツのサイズを拡大する段階であることを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ再生装置。
【請求項5】
上記タッチ入力途中の圧力によって上記コンテンツのサイズを拡大する段階は、上記圧力があらかじめ指定された数値以上の場合、上記圧力があらかじめ指定された数値以上に維持される時間の間、あらかじめ指定された単位時間毎にあらかじめ指定された倍率で上記コンテンツのサイズを拡大する段階であることを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ再生装置。
【請求項6】
上記タッチ入力に従って上記コンテンツを移動させ上記コンテンツのサイズを拡大して上記タッチスクリーンを通して表示する段階は、上記タッチ入力のうちドラッグ(drag)入力による経路線が交差する場合、上記経路線のうち単一閉曲線によって形成された図形によるサイズ及び位置に相応するように上記コンテンツを表示する段階であることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ再生装置。
【請求項7】
上記タッチ入力に従って上記コンテンツを移動させ上記コンテンツのサイズを拡大して上記タッチスクリーンを通して表示する段階は、上記タッチ入力のうちドラッグ(drag)入力による経路線が交差する場合、上記経路線のうち単一閉曲線によって形成された図形に外接する長方形及び内接する長方形のうち一つ以上によるサイズ及び位置に相応するように上記コンテンツを表示する段階であることを特徴とする請求項6に記載のコンテンツ再生装置。
【請求項8】
タッチスクリーンを備えたコンテンツ再生装置がコンテンツを再生する方法において、上記タッチスクリーン上に一つ以上のコンテンツをあらかじめ指定されたサイズで表示する段階;及び、タッチ入力に従って上記コンテンツを移動させ上記コンテンツのサイズを拡大して上記タッチスクリーンを通して表示する段階;を含むコンテンツ再生方法。
【請求項9】
上記タッチ入力に従って上記コンテンツを移動させ上記コンテンツのサイズを拡大して上記タッチスクリーンを通して表示する段階は、上記タッチ入力のうちドラッグ(drag)入力に従って上記コンテンツを移動させる段階;上記ドラッグ入力が終了された後、タッチが維持される時間の間、あらかじめ指定された単位時間毎にあらかじめ指定された倍率で上記コンテンツのサイズを拡大する段階;及び、タッチが終了される場合、拡大された上記コンテンツのサイズで上記タッチスクリーン上に上記コンテンツを表示する段階;を含むことを特徴とする請求項8に記載のコンテンツ再生方法。
【請求項10】
上記タッチ入力に従って上記コンテンツを移動させ上記コンテンツのサイズを拡大して上記タッチスクリーンを通して表示する段階は、上記タッチ入力のうちドラッグ(drag)入力に従って上記コンテンツを移動させる段階;上記タッチ入力途中の圧力によって上記コンテンツのサイズを拡大する段階;及び、タッチが終了される場合、拡大された上記コンテンツのサイズで上記タッチスクリーン上に上記コンテンツを表示する段階;を含むことを特徴とする請求項8に記載のコンテンツ再生方法。
【請求項11】
上記タッチ入力途中の圧力によって上記コンテンツのサイズを拡大する段階は、上記圧力に比例して上記コンテンツのサイズを拡大する段階であることを特徴とする請求項10に記載のコンテンツ再生方法。
【請求項12】
上記タッチ入力途中の圧力によって上記コンテンツのサイズを拡大する段階は、上記圧力があらかじめ指定された数値以上の場合、上記圧力があらかじめ指定された数値以上に維持される時間の間、あらかじめ指定された単位時間毎にあらかじめ指定された倍率で上記コンテンツのサイズを拡大する段階であることを特徴とする請求項10に記載のコンテンツ再生方法。
【請求項13】
上記タッチ入力に従って上記コンテンツを移動させ上記コンテンツのサイズを拡大して上記タッチスクリーンを通して表示する段階は、上記タッチ入力のうちドラッグ(drag)入力による経路線が交差する場合、上記経路線のうち単一閉曲線によって形成された図形によるサイズ及び位置に相応するように上記コンテンツを表示する段階であることを特徴とする請求項8に記載のコンテンツ再生方法。
【請求項14】
上記タッチ入力に従って上記コンテンツを移動させ上記コンテンツのサイズを拡大して上記タッチスクリーンを通して表示する段階は、上記タッチ入力のうちドラッグ(drag)入力による経路線が交差する場合、上記経路線のうち単一閉曲線によって形成された図形に外接する長方形及び内接する長方形のうち一つ以上によるサイズ及び位置に相応するように上記コンテンツを表示する段階であることを特徴とする請求項13に記載のコンテンツ再生方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツを再生する技術に関し、より詳しくは、複数のコンテンツを再生する装置及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
スマートフォンなどのモバイルデバイスは、性能上の問題により動画などのコンテンツを同時に一つだけ再生するようにするのが一般的である。しかし、最近、ソフトウェアで動画などのコンテンツをデコーディングして出力する方式とハードウェアを通してコンテンツをデコーディングして出力する方式が導入されると共に、モバイルデバイスでも複数のコンテンツを再生できるようになった。
但し、複数のコンテンツを再生するためのユーザインターフェースは提供されず、複数のコンテンツの提供を使用者が受けることは困難な点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明が解決しようとする課題は、複数のコンテンツをモバイルデバイスの制限的な画面で効率的に表示することができるコンテンツ再生装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の一側面によると、一つ以上のコンテンツを表示し、上記コンテンツに対する使用者のタッチ入力を感知するタッチスクリーン;上記コンテンツを再生する命令語を保存するメモリ;及び、上記命令語に従って上記タッチスクリーンに上記コンテンツが表示されるように制御するプロセッサ;を含み、上記命令語は、一つ以上のコンテンツをあらかじめ指定されたサイズで表示する段階;及び、上記タッチ入力に従って上記コンテンツを移動させ上記コンテンツのサイズを拡大して上記タッチスクリーンを通して表示する段階;の遂行のための命令語を含むことを特徴とするコンテンツ再生装置が提供される。
【0005】
上記タッチ入力に従って上記コンテンツを移動させ上記コンテンツのサイズを拡大して上記タッチスクリーンを通して表示する段階は、上記タッチ入力のうちドラッグ(drag)入力に従って上記コンテンツを移動させる段階;上記ドラッグ入力が終了された後、タッチが維持される時間の間、あらかじめ指定された単位時間毎にあらかじめ指定された倍率で上記コンテンツのサイズを拡大する段階;及び、タッチが終了される場合、拡大された上記コンテンツのサイズで上記タッチスクリーン上に上記コンテンツを表示する段階;を含むことができる。
【0006】
上記タッチ入力に従って上記コンテンツを移動させ上記コンテンツのサイズを拡大して上記タッチスクリーンを通して表示する段階は、上記タッチ入力のうちドラッグ(drag)入力に従って上記コンテンツを移動させる段階;上記タッチ入力途中の圧力によって上記コンテンツのサイズを拡大する段階;及び、タッチが終了される場合、拡大された上記コンテンツのサイズで上記タッチスクリーン上に上記コンテンツを表示する段階;を含むことができる。
【0007】
上記タッチ入力途中の圧力によって上記コンテンツのサイズを拡大する段階は、上記圧力に比例して上記コンテンツのサイズを拡大する段階であり得る。
【0008】
上記タッチ入力途中の圧力によって上記コンテンツのサイズを拡大する段階は、上記圧力があらかじめ指定された数値以上の場合、上記圧力があらかじめ指定された数値以上に維持される時間の間、あらかじめ指定された単位時間毎にあらかじめ指定された倍率で上記コンテンツのサイズを拡大する段階であり得る。
【0009】
上記タッチ入力に従って上記コンテンツを移動させ上記コンテンツのサイズを拡大して上記タッチスクリーンを通して表示する段階は、上記タッチ入力のうちドラッグ(drag)入力による経路線が交差する場合、上記経路線のうち単一閉曲線によって形成された図形によるサイズ及び位置に相応するように上記コンテンツを表示する段階であり得る。
【0010】
上記タッチ入力に従って上記コンテンツを移動させ上記コンテンツのサイズを拡大して上記タッチスクリーンを通して表示する段階は、上記タッチ入力のうちドラッグ(drag)入力による経路線が交差する場合、上記経路線のうち単一閉曲線によって形成された図形に外接する長方形及び内接する長方形のうち一つ以上によるサイズ及び位置に相応するように上記コンテンツを表示する段階であり得る。
【0011】
本発明の他の側面によると、タッチスクリーンを備えたコンテンツ再生装置がコンテンツを再生する方法において、上記タッチスクリーン上に一つ以上のコンテンツをあらかじめ指定されたサイズで表示する段階;及び、上記タッチ入力に従って上記コンテンツを移動させ上記コンテンツのサイズを拡大して上記タッチスクリーンを通して表示する段階;を含むコンテンツ再生方法が提供される。
【0012】
上記タッチ入力に従って上記コンテンツを移動させ上記コンテンツのサイズを拡大して上記タッチスクリーンを通して表示する段階は、上記タッチ入力のうちドラッグ(drag)入力に従って上記コンテンツを移動させる段階;上記ドラッグ入力が終了された後、タッチが維持される時間の間、あらかじめ指定された単位時間毎にあらかじめ指定された倍率で上記コンテンツのサイズを拡大する段階;及び、タッチが終了される場合、拡大された上記コンテンツのサイズで上記タッチスクリーン上に上記コンテンツを表示する段階;を含むことができる。
【0013】
上記タッチ入力に従って上記コンテンツを移動させ上記コンテンツのサイズを拡大して上記タッチスクリーンを通して表示する段階は、上記タッチ入力のうちドラッグ(drag)入力に従って上記コンテンツを移動させる段階;上記タッチ入力途中の圧力によって上記コンテンツのサイズを拡大する段階;及び、タッチが終了される場合、拡大された上記コンテンツのサイズで上記タッチスクリーン上に上記コンテンツを表示する段階;を含むことができる。
【0014】
上記タッチ入力途中の圧力によって上記コンテンツのサイズを拡大する段階は、上記圧力に比例して上記コンテンツのサイズを拡大する段階であり得る。
【0015】
上記タッチ入力途中の圧力によって上記コンテンツのサイズを拡大する段階は、上記圧力があらかじめ指定された数値以上の場合、上記圧力があらかじめ指定された数値以上に維持される時間の間、あらかじめ指定された単位時間毎にあらかじめ指定された倍率で上記コンテンツのサイズを拡大する段階であり得る。
【0016】
上記タッチ入力に従って上記コンテンツを移動させ上記コンテンツのサイズを拡大して上記タッチスクリーンを通して表示する段階は、上記タッチ入力のうちドラッグ(drag)入力による経路線が交差する場合、上記経路線のうち単一閉曲線によって形成された図形によるサイズ及び位置に相応するように上記コンテンツを表示する段階であり得る。
【0017】
上記タッチ入力に従って上記コンテンツを移動させ上記コンテンツのサイズを拡大して上記タッチスクリーンを通して表示する段階は、上記タッチ入力のうちドラッグ(drag)入力による経路線が交差する場合、上記経路線のうち単一閉曲線によって形成された図形に外接する長方形及び内接する長方形のうち一つ以上によるサイズ及び位置に相応するように上記コンテンツを表示する段階であり得る。
【発明の効果】
【0018】
上述のように本発明によれば、タッチスクリーンを備えたデバイスにおいて複数のコンテンツを使用者の意図によって容易に配置して画面に表示することを可能にする。
【0019】
また、本発明によれば、使用者がコンテンツ再生装置を通して共有されるコンテンツの再生を外部デバイスを通して制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】本発明の一実施例によるコンテンツ再生装置を例示したブロック図である。
【
図2】本発明の第1実施例によるコンテンツ再生装置がユーザインターフェースを通して複数のコンテンツを再生する画面を示した図面である。
【
図3】本発明の第2実施例によるコンテンツ再生装置がユーザインターフェースを通して複数のコンテンツを再生する画面を示した図面である。
【
図4】本発明の一実施例によるコンテンツ再生装置がコンテンツを再生する過程を例示した流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明は、多様な変更の付加が可能であり、様々な実施例を有することができるため、特定の実施例を図面に例示しこれを詳細な説明で詳しく説明する。しかし、これは、本発明を特定の実施形態に対して限定しようとするものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれる全ての変更、均等物ないし代替物を含むものと理解されなければならない。
また、本明細書で、一構成要素が他の構成要素に信号を“送信する”と言及された時は、上記一構成要素が上記他の構成要素と直接連結されて信号を送信することができるが、特に反対の記載が存在しない以上、中間にまた他の構成要素を媒介して信号を送信することもできると理解されなければならない。
【0022】
図1は、本発明の一実施例によるコンテンツ再生装置を例示したブロック図である。
図1を参照すると、コンテンツ再生装置は、タッチスクリーン110、メモリ120、プロセッサ130、通信部140及びカメラ150を含む。
【0023】
タッチスクリーン110は、プロセッサ130から受信した映像を表示する。また、タッチスクリーン110は、当該タッチスクリーン110上に使用者の指またはペンなどを通してタッチ入力を受けて入力情報を生成することができる。この時、タッチ入力は、使用者がタッチスクリーン上をタッチする入力、指またはペンをタッチスクリーン110上から離す入力、指またはペンをタッチスクリーン110上に接触させた状態で移動する入力(ドラッグ(drag)入力)及びタッチによる圧力のうち一つ以上を含むことができる。入力情報は上述の入力を示す情報である。タッチスクリーン110は入力情報をプロセッサ130に送信する。
【0024】
メモリ120は、一つ以上のコンテンツを再生するためのユーザインターフェース(User Interface)及び命令語を含むプログラム、一つ以上のコンテンツを保存する。
プロセッサ130は、メモリ120に保存された命令語に従ってコンテンツをユーザインターフェースを通して再生する映像を生成しタッチスクリーン110に送信する。以下、プロセッサ130がユーザインターフェースを通して映像を生成しタッチスクリーン110を通して表示する過程は当業者にとって自明な事項であるため、これに関する詳細な説明は省略することにする。この時、ユーザインターフェースは、再生されているコンテンツをサムネイルイメージで表示するサムネイルイメージ表示領域、コンテンツが使用者により設定された位置及びサイズで表示される主領域を含み、主領域はサムネイルイメージ表示領域を含む全体タッチスクリーン110領域になり得る。この時、プロセッサ130は、使用者がサムネイルイメージで表示されたコンテンツをタッチ及びドラッグして主領域に移動させた後タッチを維持する場合、タッチの維持時間によってコンテンツを拡大させる。よって、コンテンツ再生装置は、使用者がタッチ入力を通してコンテンツの再生位置やサイズを容易に調節することを可能にする。次に、
図2及び
図3を参照して、ユーザインターフェースを通してコンテンツの再生位置及びサイズを調節する過程を詳しく説明する。
【0025】
また、プロセッサ130は、通信部140を通して他のデバイスに送信する送信映像を生成することができる。例えば、プロセッサ130は、第1コンテンツを全体画面で再生する送信映像を生成することができる。プロセッサ130は、送信映像を通信部140を通して他のデバイスに送信することができる。この時、他のデバイスは、モバイルデバイス、テレビなど、通信部140とあらかじめ指定された通信プロトコルを通して連結され送信映像を受信して表示することができるデバイスであり得る。
【0026】
通信部140は、他のデバイスと連結されて送信映像を送信する。また、通信部140は、他のデバイスからコンテンツを受信しプロセッサ130に送信することができる。この時、プロセッサ130は、コンテンツをメモリ120に保存し、これをユーザインターフェース(User Interface)を通した再生命令に従ってすぐタッチスクリーン110に表示することができる。また、通信部140は、公知の方式の通信モジュールを複数含むことができる。
【0027】
カメラ150は、外部環境を撮影してコンテンツを生成することができる。カメラ150は生成したコンテンツをプロセッサ130に送信し、プロセッサ130はコンテンツをメモリ120に保存して再生することができる。また、プロセッサ130は、カメラ150が生成するコンテンツをユーザインターフェース(User Interface)を通してすぐタッチスクリーン110に表示することができる。
【0028】
図2は、本発明の第1実施例によるコンテンツ再生装置がユーザインターフェースを通して複数のコンテンツを再生する画面を示した図面である。
【0029】
図2を参照すれば、ユーザインターフェースは、サムネイルイメージ表示領域203及び主領域206を含む。この時、主領域206は、サムネイルイメージ表示領域203を含む全体タッチスクリーン110領域にもなり得る。すなわち、サムネイルイメージ表示領域203の全面あるいは背景領域までコンテンツを表示する主領域として使用することができる。
【0030】
この時、サムネイルイメージ表示領域203では複数のコンテンツがサムネイルイメージで再生されることができる。使用者からコンテンツのうち何れか一つ210をタッチして主領域206にドラッグする入力を受ける場合、プロセッサ130はコンテンツを使用者がドラッグした地点に移動させる。使用者のドラッグ入力が終わり使用者の指またはペンがタッチした状態で止まっている場合、プロセッサ130はコンテンツのサイズを、タッチが終了するまであらかじめ指定された単位時間毎にあらかじめ指定された倍率で拡大させる。例えば、使用者の入力に従ってコンテンツ210を地点220に移動させた後、プロセッサ130は、タッチが維持される時間の間、サムネイルイメージ210のサイズを230のサイズに拡大させる。この時、使用者のタッチ入力が維持され続ける場合、プロセッサ130はコンテンツ210のサイズを240のサイズに拡大させる。この時、使用者のタッチ入力が終了される場合、プロセッサ130はコンテンツ210のサイズ変化を中断する。よって、使用者のタッチ、ドラッグ、タッチ解除の入力に従って、コンテンツ再生装置はサムネイルイメージで表示されるコンテンツが再生される位置及びコンテンツが再生されるサイズを設定することができる。よって、コンテンツ再生装置がモバイルデバイスなどの小さな画面を有するデバイスの場合にも、押しにくい小さなボタンなしで、コンテンツが再生される位置及びサイズを使用者が設定することを可能にする。よって、使用者が複数のコンテンツを主領域206に表示させたい場合、各コンテンツを再生するサムネイルイメージに対するタッチ、ドラッグ、タッチ解除を含む使用者入力を通して、コンテンツ再生装置が複数のコンテンツを再生して表示することを可能にする。
【0031】
上述のコンテンツが再生されるサイズは、タッチ入力が維持される時間によって決定されると説明したが、具現方法により使用者がタッチしている圧力によって決定されるものに変更できる。
【0032】
例えば、プロセッサ130は、タッチ入力による圧力が強くなるほどコンテンツが再生されるサイズを拡大させることができる。よって、使用者はドラッグ終了後、コンテンツが再生されるサイズが拡大されることを待たなくてもサイズを調節することができる。また、プロセッサ130は、タッチ入力による圧力があらかじめ指定された数値以上の場合、コンテンツが再生されるサイズを徐々に拡大させることができる。よって、使用者が位置を指定するためにしばらくドラッグ入力を中止してもコンテンツが再生されるサイズが変更されないようにして、使用者がコンテンツを再生する位置を把握するためにしばらくドラッグ入力を中止してもコンテンツが再生されるサイズが調節される過程に突入することを防止できる。
【0033】
図3は、本発明の第2実施例によるコンテンツ再生装置がユーザインターフェースを通して複数のコンテンツを再生する画面を示した図面である。
【0034】
図3を参照すると、ユーザインターフェースはサムネイルイメージ表示領域203及び主領域206を含む。
【0035】
この時、サムネイルイメージ表示領域203では、複数のコンテンツがサムネイルイメージで再生されることができる。使用者からコンテンツのうち何れか一つ210をタッチして主領域206にドラッグする入力を受ける場合、プロセッサ130はドラッグ入力による経路を線(以下、“経路線”と言う)で表示する。以後、プロセッサ130は、ドラッグ入力による経路線が交差する場合、経路線のうち単一閉曲線で形成される図形に外接する長方形310のサイズにコンテンツが再生されるサイズを設定し、該当長方形の位置に該当コンテンツを表示する。
【0036】
もちろん、具現方法によってプロセッサ130は、単一閉曲線で形成される図形に内接する長方形320によるサイズ及び位置に該当コンテンツを表示することができる。または、プロセッサ130は、単一閉曲線で形成される図形に外接する長方形310の各辺と内接する長方形320の各辺とを位置によって1対1でマッチングさせた時、マッチングされる各辺と距離が同一である点(以下、“同一距離点”と言う)の集合で形成される長方形330によってコンテンツのサイズ及び位置を設定することができる。例えば、プロセッサ130は、図形に外接する長方形310の上辺と図形に内接する長方形320の上辺とをマッチングさせ、各上辺と距離が同一の同一距離点を算出することができる。また、プロセッサ130は、長方形310及び長方形320の左辺、右辺、下辺についても上述のような過程で同一距離点を算出することができる。プロセッサ130は、同一距離点で構成された長方形330によってコンテンツのサイズ及び位置を設定することができる。
【0037】
従って、本発明の第2実施例によるコンテンツ再生装置は、使用者のドラッグ入力を通してコンテンツが表示されるサイズ及び位置を設定することができる。
【0038】
上記の本発明の方法(
図2、
図3)で再生されて表示されているコンテンツについても、同一の方法で、タッチ、ドラッグ、タッチ維持、タッチ解除の方法を含む使用者入力を通してコンテンツの位置移動及びサイズ変更、或いは同じ位置でサイズ変更を行うことができる。
【0039】
図4は、本発明の一実施例によるコンテンツ再生装置がコンテンツを再生する過程を例示した流れ図である。以下説明する過程は、コンテンツ再生装置に含まれた各機能部により動作する過程であるが、発明の明確且つ簡潔な説明のために、主体をコンテンツ再生装置と通称して説明する。
【0040】
図4を参照すると、段階410でコンテンツ再生装置は、サムネイルイメージ領域203に一つ以上のコンテンツを表示する。この時、各コンテンツは、通信部140を通して外部デバイスから受信したコンテンツ、カメラ150の撮影を通して生成したコンテンツなどであり得る。
【0041】
段階420でコンテンツ再生装置は、使用者のタッチスクリーン110上のタッチ入力を感知する。この時、タッチ入力は、タッチ、ドラッグ、タッチ解除などのタッチスクリーン110上で使用者が行なえる公知の入力であり得る。
【0042】
段階430でコンテンツ再生装置は、使用者によって最初にタッチされたサムネイルイメージに相応するコンテンツが再生される位置を設定する。例えば、コンテンツ再生装置は、使用者が最初にタッチした地点に位置するコンテンツをドラッグ入力に従って移動させることができる。コンテンツ再生装置は、ドラッグ入力が終了(タッチされた状態で指またはペンの動きが止まる)される場合、ドラッグ入力が終了された地点をコンテンツが再生される位置として設定することができる。
【0043】
段階440でコンテンツ再生装置は、タッチ入力に従ってコンテンツが再生されるサイズを設定する。例えば、コンテンツ再生装置は、ドラッグ入力が終了された後、タッチが維持される時間の間、コンテンツのサイズを拡大させ、コンテンツのサイズが拡大される途中にタッチ解除が発生する場合、コンテンツのサイズ拡大を中断し、拡大されたサムネイルイメージのサイズをコンテンツが再生されるサイズとして設定する。
【0044】
段階440でタッチが維持される時間によってコンテンツが表示されるサイズを設定することと説明したが、具現方法によってコンテンツが表示されるサイズを設定する条件が変更され得る。
【0045】
例えば、コンテンツ再生装置は、段階440でタッチ入力による圧力に比例してコンテンツのサイズを変更することができる。または、コンテンツ再生装置は、タッチ入力があらかじめ指定された数値以上の場合、単位時間毎にあらかじめ指定された倍率だけコンテンツが表示されるサイズを変更することができる。
【0046】
また、段階440は、コンテンツ再生装置が、
図3を参照して上述したように、使用者のドラッグ入力による経路線を用いてコンテンツが再生されるサイズ及び位置を設定する段階に変更されることができる。
【0047】
段階450でタッチ入力が完了し、コンテンツ再生装置はコンテンツ再生のための制御が完了し、制御によるコンテンツを再生する。
【0048】
また、既に主領域に一つ以上のコンテンツが再生されている場合、各再生中のコンテンツの再生位置及び再生サイズの変更のために、
図4の流れ図から410過程を除いた420、430、440、450過程のみを使用できる。すなわち、既に再生中のコンテンツの再生位置を変更し同時にその再生サイズを調整しようとする場合、上記
図4の説明における420過程で、既に再生中のコンテンツのうち再生位置及びサイズを変更するコンテンツを選択するタッチ入力を感知し、430及び440で上記説明した方法により再生位置を設定し(430)、再生サイズを設定した後(440)、タッチ入力を完了し(450)、既に再生中のコンテンツの再生位置及び再生サイズを変更して再生することができる。また、既に再生中のコンテンツの再生サイズだけを調整しようとする場合、上記
図4の説明における420で、既に再生中のコンテンツのうち再生サイズを変更するコンテンツを選択するタッチ入力を感知し、430のための位置移動入力なしで、再生サイズ設定のためのタッチ入力が感知される場合、例えば、420のタッチ入力後、ドラッグなしでタッチが一定時間持続されるか、圧力が一定以上感知される場合、440で上記説明した方法により再生サイズを設定した後(440)、タッチ入力を完了し(450)、既に再生中のコンテンツの再生サイズを変更して再生することができる。
【0049】
これまで本発明についてその実施例を中心に考察した。上述の実施例以外の多くの実施例が本発明の特許請求の範囲内に存在する。本発明の属する技術分野において通常の知識を有する者は、本発明が本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で変形された形態で具現され得ることを理解できるはずである。従って、開示された実施例は、限定的な観点ではなく説明的な観点で考慮されなければならない。本発明の範囲は、上述の説明ではなく特許請求の範囲に示されており、それと同等の範囲内にある全ての差異点は本発明に含まれることと解釈されなければならない。
【国際調査報告】