特表2016-529419(P2016-529419A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2016-529419(P2016-529419A)
(43)【公表日】2016年9月23日
(54)【発明の名称】車両載置用機構
(51)【国際特許分類】
   E04H 6/18 20060101AFI20160826BHJP
【FI】
   E04H6/18 601H
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2016-528324(P2016-528324)
(86)(22)【出願日】2014年7月8日
(85)【翻訳文提出日】2016年1月22日
(86)【国際出願番号】CN2014081812
(87)【国際公開番号】WO2015010534
(87)【国際公開日】20150129
(31)【優先権主張番号】201310312321.0
(32)【優先日】2013年7月23日
(33)【優先権主張国】CN
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
(71)【出願人】
【識別番号】515345377
【氏名又は名称】シェンヂェン ヂョンクェァ リーホン パーキング イクイップメント カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】SHENZHEN ZHONGKE LIHENG PARKING EQUIPMENT CO.,LTD
(71)【出願人】
【識別番号】515345388
【氏名又は名称】シァ ジェンミン
【氏名又は名称原語表記】XIA Jianming
(74)【代理人】
【識別番号】110001841
【氏名又は名称】特許業務法人梶・須原特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】シァ ジェンミン
(72)【発明者】
【氏名】ヤン ファンシォン
(57)【要約】
本発明は、車両載置搬送台と、前記車両載置搬送台を固結するフレームと、キャリアローラアセンブリとキャリアローラアセンブリ上に設ける搬送コンベアとを包括する前記車両載置搬送台を駆動して車両を搬送する駆動機構と、を含む車両載置用機構を開示する。前記車両載置搬送台は、二組の縁桁アセンブリを更に含み、二組の前記縁桁アセンブリが内縁桁と外縁桁とを包括し、前記内縁桁及び外縁桁上に各々一体成型して車輪を止めるためのストッパーを設けており、前記ストッパーの内側に各々若干の対応の取付位置を設け、前記若干の取付位置上に軸受台を各々設け、前記キャリアローラアセンブリの両端が前記の対応の両軸受台上に回転可能に設けられる。前記フレームは、若干の横桁を含み、前記若干の横桁が二組の前記縁桁アセンブリの間に固結される。本発明の組み立ては便利且つ迅速となり、大幅に組み立て効率をアップし、且つ外縁桁、内縁桁及びストッパーの強度が大きい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両載置搬送台と、前記車両載置搬送台を固結するフレームと、キャリアローラアセンブリとキャリアローラアセンブリ上に設ける搬送コンベアとを包括する前記車両載置搬送台を駆動して車両を搬送する駆動機構と、を含む車両載置用機構において、
前記車両載置搬送台は、二組の縁桁アセンブリを更に含み、二組の前記縁桁アセンブリが内縁桁と外縁桁とを包括し、前記内縁桁及び外縁桁上に各々一体成型して車輪を止めるためのストッパーを設けており、前記ストッパーの内側に各々若干の対応の取付位置を設け、前記キャリアローラアセンブリの両端が前記対応の2つの取付位置に設けられ、
前記フレームは、若干の横桁を含み、前記若干の横桁が二組の前記縁桁アセンブリの間に固結されることを特徴とする車両載置用機構。
【請求項2】
前記内縁桁と外縁桁は、各々基材を含み、前記基材の両端が同じ方向に向かって湾曲して支持部及び湾曲部を形成し、前記支持部の端部が基材と反対する方向に向かって湾曲して前記ストッパーを形成し、前記ストッパーの端部が前記基材と反対する方向に向けて湾曲してL字状湾曲部を形成することを特徴とする請求項1に記載の車両載置用機構。
【請求項3】
前記若干の取付位置は、若干の位置制限部材を含み、前記若干の位置制限部材が前記住ストッパーの内側に一列に分布し、2個ずつの隣り合う前記位置制限部材の間に間隔をあけ、且つ前記支持部の間と一緒に前記取付位置を定義することを特徴とする請求項2に記載の車両載置用機構。
【請求項4】
前記キャリアローラアセンブリは、若干のキャリアローラと、各前記キャリアローラの両端部に設ける軸受と、軸受外周に設ける軸受台とを包括し、前記キャリアローラアセンブリが前記両端部の軸受台を通じて前記取付位置に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の車両載置用機構。
【請求項5】
前記若干の取付位置の形状は、上部開口部のある矩形溝で、前記軸受台が矩形の軸受台本体を含み、前記軸受台本体と前記取付位置の形状がマッチし、前記軸受台が前記取付位置に係合することを特徴とする請求項4に記載の車両載置用機構。
【請求項6】
前記ストッパー内側、軸受台の上部に取付位置を固定し上下振動を防止するためのモールを取り付けることを特徴とする請求項5に記載の車両載置用機構。
【請求項7】
前記若干の横桁は、長横桁を更に含み、前記長横桁が各内縁桁及び外縁桁を互いに連接することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の車両載置用機構。
【請求項8】
前記内縁桁と前記外縁桁は、金物の湾曲材又は型材とすることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の車両載置用機構。
【請求項9】
前記駆動機構は、伝動軸と大型ロールアセンブリとを包括し、前記伝動軸が前記大型ロールアセンブリと連結し、前記伝動軸上に歯車組を設けており、前記歯車組が外付けの動力機構に連接することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の車両載置用機構。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、駐車搬送装置に関し、特に、車両載置用機構に関する。
【背景技術】
【0002】
経済の発展及び人々の生活水準の向上に伴い、家庭用乗用車も益々多くなってきたため、人々の駐車場に対する需要を満たすため大型の立体駐車場を構築している。該立体駐車場内は、一般的に複数の車両載置用機構を含み、車両載置用機構間の受け渡しを通じて車両を目標の駐車室に駐車させる。該大型立体駐車場において、一般的に入庫及び出庫のステップは、入庫時、車両を入口/出口の車両載置用機構上に停車し、そして昇降、運搬、搬送を通じて車両を目標位置の車両載置用機構上に停車することで実現する。出庫時、車両は駐車室の車両載置用機構上から多くの逆操作の升降、昇降、運搬、搬送を通じて車両を駐車場の出口に送る。
【0003】
図1図3は従来技術の車両載置用機構を示し、該機構は駐車スペースフレーム1と駆動機構3と搬送機構2とを包括し、搬送機構2が搬送ローラアセンブリ22と搬送コンベア23とストッパー100等とを包括する。ストッパー100は、フレーム1の縁桁上に穴をあけることで、ボルトで螺接される。具体的には、縁桁フレーム101上にねじ穴をあけてから複数のストッパー100を分縁桁フレーム101上の対応するねじ穴に各々螺接することで、複数枚繋ぎ合わせを実現し、繋ぎ合わせた後の複数枚は一列のストッパーを構成している。
【0004】
上記構造を用いた車両載置用機構の欠点は、以下の通りである。
一、駐車スペースフレームの剛性不足により吊り上げて運ぶ時に容易に変形する。
二、キャリアローラアセンブリは、キャリアローラ221を含み、各キャリアローラ221に2個の軸受台をセットし、軸受台から延出する鋼板を連結してストッパーとなることで、車両の搬送時車輪が搬送枠から出てこないよう保証する。該構造中のキャリアローラ221の軸受台と縁桁は、穴あけ・ねじ締め方式で固定される。該取付方式は、縁桁上に複数の穴をあけ、加工及び組立は手間掛かり、縁桁の強度が下げてしまう。
三、単一のストッパーを複数枚繋ぎ合わせて大盤を形成するため、ストッパーの剛性が低く、積層搬送時容易に圧し曲げ、搬送に不便で、よって2個の載置用機構が現場のみで組み立てることができ、効率が低く、且つ、品質が保証されにくい。
四、実際に使用する時、車輪がストッパーを圧迫した場合、湾曲が起き、ストップ効果が悪い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が主に解决しようとする技術的課題は、組み立てに便利で迅速で、フレームの強度及び剛性が良好な車両載置用機構を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記技術的課題を解決するため、本発明の用いる技術的思想は、車両載置搬送台と、前記車両載置搬送台を固結するフレームと、キャリアローラアセンブリとキャリアローラアセンブリ上に設ける搬送コンベアとを包括する前記車両載置搬送台を駆動して車両を搬送する駆動機構と、を含む車両載置用機構を提供する。
前記車両載置搬送台は、二組の縁桁アセンブリを更に含み、二組の前記縁桁アセンブリが内縁桁と外縁桁とを包括し、前記内縁桁及び外縁桁上に各々一体成型して車輪を止めるためのストッパーを設けており、前記ストッパーの内側に各々若干の対応の取付位置を設け、前記キャリアローラアセンブリの両端が前記対応の2つの取付位置に設けられる。
前記フレームは、若干の横桁を含み、前記若干の横桁が二組の前記縁桁アセンブリの間に固結される。
【0007】
前記内縁桁と外縁桁は、各々基材を含み、前記基材の両端が同じ方向に向かって湾曲して支持部及び湾曲部を形成し、前記支持部の端部が基材と反対する方向に向かって湾曲して前記ストッパーを形成し、前記ストッパーの端部が前記基材と反対する方向に向けて湾曲してL字状湾曲部を形成する。
【0008】
前記若干の取付位置は、若干の位置制限部材を含み、前記若干の位置制限部材が前記住ストッパーの内側に一列に分布し、2個ずつの隣り合う前記位置制限部材の間に間隔をあけ、且つ前記支持部の間と一緒に前記取付位置を定義する。
【0009】
前記キャリアローラアセンブリは、若干のキャリアローラと、各前記キャリアローラの両端部に設ける軸受と、軸受外周に設ける軸受台とを包括し、前記キャリアローラアセンブリが前記両端部の軸受台を通じて前記取付位置に取り付けられる。
【0010】
前記若干の取付位置の形状は、上部開口部のある矩形溝で、前記軸受台が矩形の軸受台本体を含み、前記軸受台本体と前記取付位置の形状がマッチし、前記軸受台が前記取付位置に係合する。
【0011】
前記ストッパー内側、軸受台の上部に軸受台を固定し上下振動を防止するためのモールを取り付ける。
【0012】
前記若干の横桁は、長横桁を更に含み、前記長横桁が各内縁桁及び外縁桁を互いに連接する。
【0013】
前記内縁桁と前記外縁桁は、金属板材の湾曲材又は型材とする。
【0014】
前記駆動機構は、伝動軸と大型ロールアセンブリとを包括し、前記伝動軸が前記大型ロールアセンブリ連結し、前記伝動軸上に歯車組を設けており、前記歯車組が外付けの動力機構に連接する。
【発明の効果】
【0015】
従来技術と異なり、本発明のストッパーは、一体成型して内縁桁と外縁桁上に設けられ、従来技術の複数枚繋ぎ合わせて大盤を形成する方式に比べて、ストッパーの剛性と強度を大幅に増進し、1つは車輪のずれを止めることができ、2つが縁桁の曲げ強度と剛性を強化した。
このほかに、内縁桁及び外縁桁は、特殊な構造の金属板材の湾曲材或いは型材を用い、内縁桁及び外縁桁上に位置制限部材を一列に設け、2個ずつの位置制限部材及び支持部で1つの取付位置を構成し、キャリアローラアセンブリ上に取付位置とマッチする軸受台を取り付け、該構造内ではキャリアローラアセンブリ端部の軸受台を取付位置に係合して固定すればよい。該構造は、ねじで締め付ける必要がなく、加工・組み立てが簡単である。且つ駐車スペースフレーム全体の剛性に優れるため、積層でき、工場で組み立ててから立体駐車場の現場に運ぶことができ、現場取り付けの利便性や迅速な利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】従来技術に係る車両載置用機構の構造を示す模式図である。
図2図1内のA部拡大図である。
図3図1の横断面図である。
図4】本発明の一好適な実施例の構造を示す模式図である。
図5図4内の車両載置搬送台の断面図である。
図6】本発明の一好適な実施例中の外縁桁及び内縁桁の横断面図である。
図7】本発明の一好適な実施例中の軸受台と取付位置をマッチした後の構造を示す模式図である。
図8】本発明の一好適な実施例中のキャリアローラアセンブリを取り付けた後の構造を示す模式図である。
図9】本発明の一好適な実施例中のキャリアローラアセンブリの構造を示す模式図である。
図10】本発明の一好適な実施例中の軸受台の構造を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下に、本発明の技術内容、構造の特徴、達成する目的及び効果を詳細に説明するため、実施形態を組み合わせて添付図面を基に説明する。
【0018】
図4に示す車両載置用機構は、主に大型駐車場に用いられ、車両載置搬送台2とフレーム1と駆動機構3とを包括し、該フレーム1が両側の車両載置搬送台2を固結し、該駆動機構3が車両載置搬送台2の一端に連接され、車両の放置後駆動機構3が車両載置搬送台2を駆動して車両の搬送を行う。
【0019】
図5を参照すると、該車両載置搬送台2は、二組の縁桁アセンブリ21とキャリアローラアセンブリ22と搬送コンベア23とを包括し、該二組の縁桁アセンブリ21が内縁桁212と外縁桁211とを各々含み、キャリアローラアセンブリ22の一端が内縁桁212に連接し、他端が外縁桁211に連接し、またキャリアローラ221上に搬送コンベア23を敷いている。本実施例において、該内縁桁212と外縁桁211は、数回湾曲してからなり、分かるように、その他の若干の実施例において該内縁桁212と外縁桁211が更に型材とすることができる。
【0020】
図6を参照すると、該内縁桁212と外縁桁211は、各々基材を含み、各基材の両端が各々同じ方向に向かって湾曲して内縁桁212と外縁桁211上の支持部2121、2111及び湾曲部2122、2112を形成し、支持部2121、2111の端部が基材と反対する方向に向かって湾曲してストッパー2123、2113を形成した。本実施例において、ストッパー2123、2113の端部は、湾曲するL字状湾曲部2124、2114で、且つ該L字状湾曲部2124、2114の端部が基材側に向かって湾曲する。分かるように、その他の若干の実施例において、該基材は、支持作用を果たす支持部及び止め作用を果たすストッパーのみ。を更に含む。該種の特殊な構造を用いた内縁桁及び外縁桁は、内縁桁及び外縁桁の全体的な強度を更に増進した。
【0021】
図7図8を参照すると、該内縁桁212及び外縁桁211上に一体成型して車輪を止めるためのストッパー2123、2113を設けており、ストッパー2123、2113の内側に若干の取付位置を各々対応設置する。該若干の取付位置は、ストッパー2123、2113内側に一列に分布する若干の位置制限部材7を含み、2個ずつの隣り合う置制限部材7の間に間隔をあけ、且つ2個ずつの位置制限部材7と支持部2121、2111とは一緒に1つの取付位置を定義する。
【0022】
図9図10を参照すると、該キャリアローラアセンブリ22は、若干のキャリアローラ221と軸受222と軸受台5とを包括し、軸受222がキャリアローラ221の両端部に連接され、軸受台5が軸受222の外周に連接される。軸受台は、軸受台本体51と軸受台本体51上に設ける取付穴52とを包括する。本実施例において、該若干の取付位置の形状は、上部開口部のある矩形溝で、軸受台5の軸受台本体51の形状が取付位置の形状とマッチする矩形とする。キャリアローラアセンブリ22は、端部の軸受台5を通じて取付位置に取り付けられる。分かるように、その他の若干の実施例において取付位置は、更に他の形状で、軸受台本体51が取付位置の形状にマッチする他の形状とすることができ、取付に便利で、効果的にキャリアローラの水平移動を防止できるとよい。
【0023】
軸受台5の上下振動を防止するため、該ストッパー2123、2113の内側、軸受台5の上部に軸受台5を固定して上下振動を防止するためのモール6を取り付けている。
【0024】
該特殊な構造を利用してストッパー2123、2113上に間隔をあけて位置制限部材7を取り付け、2個ずつの位置制限部材7と支持部2121、2111で1つの取付位置を構成し、キャリアローラアセンブリ22の取り付け時、キャリアローラアセンブリ22を取付位置に取り付けるだけでよく、大幅に時間を節約し、作業効率を向上し、組み立てに便利で迅速となる。
【0025】
このほかに、ストッパー2123、2113は一体成型して内縁桁212及び外縁桁211上に設けられるため、穴あけ、ねじ方式でストッパーを連接するステップを省き、作業プロセスを減らす。また、内縁桁212及び外縁桁211上に穴をあける必要がないため、内縁桁212及び外縁桁211の曲げ強度を増進する。最後に、従来技術内のストッパーは複数枚繋ぎ合わせて一列になり、このように設けたストッパーの全体的な強度が比較的低く、積層搬送時に湾曲を発生しやすく、且つ日常の実際の使用中、車両の車輪がずれた時の圧迫もストッパーの湾曲が起きてしなう。本構造において、一体成型の設計を用い、大幅にストッパー2123、2113の強度を増進し、且つ搬送過程及び使用過程中に湾曲変形が発生しにくい。
【0026】
その他の若干の実施例において、内縁桁212及び外縁桁211のL字状湾曲部2124、2114とストッパー2123、2113の間に各々収容部を形成し、収容部内にリブプレートを設ける。該設計は、内縁桁212及外縁桁211の全体的な強度をいっそう強化する。
【0027】
該フレーム1は、若干の横桁11を含み、横桁11が二組の前記縁桁アセンブリ21の間に固結される。本実施例において、中部の横桁11は、両内縁桁212の上に連接され、且つ駆動機構3の対向端には各内縁桁212と外縁桁211を連接する長横桁12を有し、該長横桁12の設置が車両載置用機構全体をいっそう強化した。該構造は、従来技術に比べて横桁を増やすことで横桁強度不足の課題を解決した。このほかに、搬送コンベアの下部も横桁11を連接しており、該横桁11が内縁桁212と外縁桁211を連接し、車両載置搬送台2の全体的な強度を強化する。
【0028】
該駆動機構3は、伝動軸を含み、伝動軸が大型ロールアセンブリ端部のキャリアローラと連結し、伝動軸上に歯車組を更に設け、該歯車組が外付けの動力機構に連接するために用いられる。該動力機構は、伝動軸上の歯車組と噛み合うことによって、動力機構が伝動軸の回転を駆動することで、大型ロールアセンブリ及び搬送コンベア23を移動させ、従って搬送コンベア上に駐車している車両を一緒に移動させる。
【0029】
上記を取りまとめると、本機構の利点は次の通りである。
一、既存のフレームに横桁を増やし、該機構の全体的な強度を増進することで、駐車室を吊り上げて運ぶ時に変形しにくい。
二、内縁桁212及び外縁桁211は、特殊な構造の型材を用いて上方へ延伸して全体を湾曲してストッパー2123、2113となり、穴あけ、ねじ方式の連接を避け、内縁桁212及び外縁桁211の強度を高め、曲げ抵抗効果に優れる。
三、内縁桁212及び外縁桁211上に支持部2121、2111を設けて軸受台5を置くために用いられ、また内縁桁212及び外縁桁211の内側に位置制限部材7を固定し、キャリアローラアセンブリ22が直接位置制限部材7と支持部2121、2111の間の空いた場所に置かれ、該特殊な構造は縁桁の強度を更に強化し、且つ組み立てが迅速で便利で、工場で組み立てから立体駐車場に運ぶことができ、現場で組み立てる必要がない。
【0030】
改良後の車両載置用機構の組み立てが便利且つ迅速に、運ぶことができ、吊り上げ時湾曲せず、ストッパー2123、2113の強度が大きく、相応しい作用を果たすことができる。
【0031】
本発明に係る車両載置用機構は、主に大型駐車場に用いられる。動作原理は駐車場の入口/出口部、駐車室上に該車両載置用機構を設け、車両が入口の車両載置搬送台に停車した後、昇降機上の車両載置搬送台が車両と結合し、車両を昇降機構上の車両載置搬送台に移載し、該昇降機構が車両を駐車室まで上がり、昇降機上の車両載置搬送台を通じて駐車室上の車両載置台と結合して、車両を駐車室に移載する。出庫時は、上記の入庫過程と逆に、車両は駐車室の車両載置用機構から昇降機構を経由し、最後に出口部の車両載置用機構上に到達し、出庫を完了する。ここではその説明を省略する。
【0032】
勿論、以上に述べたことは、あくまでも本発明の実施例であって、本発明はそのような具体例にのみ限定して狭義に解釈されるべきものではなく、本発明の明細書と添付図面の内容に基づいて実施する同じ効果を持つ構造又は流れの変形或いは直接的若しくは間接的にその他の関連技術分野に運用することは、いずれも本発明の保護範囲内に含まれる。
【符号の説明】
【0033】
1 フレーム
11 横桁
12 長横桁
2 車両載置搬送台
21 縁桁アセンブリ
211 外縁桁
212 内縁桁
22 キャリアローラアセンブリ
221 キャリアローラ
222 軸受
23 搬送コンベア
3 駆動機構
5 軸受台
51 軸受台本体
52 取付穴
6 モール
7 位置制限部材
2124、2114 L字状湾曲部
2123、2113 ストッパー
2121、2111 支持部
2122、2112 湾曲部
100 ストッパー
101 縁桁フレーム
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【国際調査報告】