特表2016-530115(P2016-530115A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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特表2016-530115工作機械のための制御コンソールを保持するための装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2016-530115(P2016-530115A)
(43)【公表日】2016年9月29日
(54)【発明の名称】工作機械のための制御コンソールを保持するための装置
(51)【国際特許分類】
   B23Q 1/00 20060101AFI20160902BHJP
【FI】
   B23Q1/00 G
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2016-542308(P2016-542308)
(86)(22)【出願日】2014年9月11日
(85)【翻訳文提出日】2016年5月10日
(86)【国際出願番号】EP2014069402
(87)【国際公開番号】WO2015036487
(87)【国際公開日】20150319
(31)【優先権主張番号】13184333.6
(32)【優先日】2013年9月13日
(33)【優先権主張国】EP
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
(71)【出願人】
【識別番号】508067024
【氏名又は名称】ディエムジー・モリ・アクチェンゲゼルシャフト
【氏名又は名称原語表記】DMG MORI AKTIENGESELLSCHAFT
(71)【出願人】
【識別番号】000146847
【氏名又は名称】DMG森精機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】特許業務法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ザイツ,ラインホルト
(72)【発明者】
【氏名】シュトレベロウ,アレクサンダー
【テーマコード(参考)】
3C048
【Fターム(参考)】
3C048AA05
(57)【要約】
本発明は、それを通じて使用者が工作機械2を制御可能な操作パネル3と、操作パネル3を保持する支持アーム4を備え、操作パネル3を保持する支持アーム4がヒンジ44の縦軸A1の周辺で工作機械2に対して相対的に旋回可能な方法で工作機械2にヒンジ44によって取り付けられており、装置1には支持アーム4が縦軸A1の周辺で工作機械に対して旋回した際に装置1と工作機械2との衝突により生じる衝撃を減衰する少なくとも1つの減衰要素51および/または52が提供される、工作機械とともに使用する装置に関する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
工作機械とともに用いる装置であって、
それを通じて使用者が工作機械(2)を制御可能な操作パネル(3)と、
前記操作パネル(3)を支持する支持アーム(4)とを備え、前記操作パネル(3)を保持する前記支持アーム(4)がヒンジ(44)の縦軸(A1)の周りに前記工作機械(2)に対して相対的に旋回可能な方法で前記ヒンジ(44)によって前記工作機械(2)に前記支持アームが取り付けられ、前記装置(1)には前記支持アーム(4)が縦軸(A1)の周りに前記工作機械(2)に対して旋回した際に前記装置(1)と前記工作機械(2)との衝突により生じる衝撃を減衰する少なくとも1つの減衰要素(51;52)が設けられる、装置。
【請求項2】
前記操作パネル(3)が、前記支持アーム(4)によって保持され、その上に前記操作パネル(3)の表示ユニット(7)および入力ユニット(8)が保持されるヒンジ要素(9)を備え、前記ヒンジ要素(9)は横軸(A2)に沿って延び、前記表示ユニット(7)および/または前記入力ユニット(8)は前記横軸(A2)の周りで旋回可能である、ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記少なくとも1つの減衰要素(51;52)が前記横軸(A2)の方向に前記表示ユニット(7)及び/または前記入力ユニット(8)を超えて前記操作パネル(3)から離れて延びる、ことを特徴とする請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記ヒンジ要素(9)の第1の端部(91)が前記支持アーム(4)の端部に設けられる接続要素(41)上に取り付けられる、ことを特徴とする請求項2または3に記載の装置。
【請求項5】
第1の減衰要素(51)が前記接続要素(41)上に取り付けられる、ことを特徴とする請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記横軸(A2)が前記第1の減衰要素(51)を通じて延びる、ことを特徴とする請求項5に記載の装置。
【請求項7】
前記第1の減衰要素(51)が前記横軸(A2)方向に前記操作パネル(3)から離れて前記ヒンジ要素(41)を超えて延びる、ことを特徴とする請求項5または6に記載の装置。
【請求項8】
第2の減衰要素(52)が前記ヒンジ要素(9)の前記第1の端部(91)とは逆の第2の端部に配置される、ことを特徴とする請求項4から7のいずれかに記載の装置。
【請求項9】
前記第2の減衰要素(52)が前記横軸方向(A2)に前記操作パネル(3)から離れて前記表示ユニット(7)および/または前記入力ユニット(8)を超えて延びる、ことを特徴とする請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記支持アーム(4)がL形状を備え、前記支持アーム(4)の水平部(42)が前記ヒンジ(44)によって前記工作機械(2)上に取り付けられ、前記支持アームの上方に延びるアーム部(43)上に前記接続要素(41)が取り付けられ、前記接続要素(41)は第2の縦軸(A3)周りで前記上方に延びるアーム部(43)に対して旋回可能である、ことを特徴とする請求項4から9のいずれかに記載の装置。
【請求項11】
前記少なくとも1つの減衰要素(51;52)がプラスチック素材、特に弾性プラスチック素材を備える、ことを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の装置。
【請求項12】
前記少なくとも1つの減衰要素(51;52)が前記装置(1)に着脱可能に取り付けられた、ことを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の装置。
【請求項13】
数値制御された工作機械であって、
請求項1から12の1つに記載の装置と、
ヒンジ(44)とを備え、前記支持アーム(4)が前記操作パネル(3)を保持し、前記操作パネル(3)を保持する前記支持アーム(4)が前記ヒンジ(44)の前記縦軸(A1)周りで前記工作機械(2)に対して相対的に旋回可能な方法により前記工作機械(2)上に取り付けられ、前記装置(1)が、前記支持アーム(4)が縦軸(A1)周りで工作機械に対して旋回した際に前記装置(1)と前記工作機械(2)との衝突により生じる衝撃を減衰する少なくとも1つの減衰要素(51;52)を備える、数値制御された工作機械。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は工作機械とともに使用する装置およびそのような装置を備えた工作機械に関する。
【背景技術】
【0002】
工作機械、とりわけ数値制御される工作機械を使用者が操作または制御するために、工作機械外部から使用者が容易にアクセス可能で、支持アームを介して工作機械に接続されている操作パネルまたは操作装置および/または制御装置が使用可能である。
【0003】
操作パネルまたは操作装置および/または制御装置は概ね、工作機械制御情報を表示する表示ユニット(たとえばモニター)および、工作機械制御情報または操作情報を入力するための入力ユニット(たとえば、キーボード、マウス、トラックボール、操作ボタン)を備える。通常、操作パネルは、たとえば支持アームを工作機械に対して旋回させることにより、工作機械に対して動かすことができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、工作機械操作時に使用者が柔軟な方法で工作機械を操作することと、操作パネルおよび工作機械ハウジングが損傷することを避けることを可能とする装置の創出にある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この目的を解決するため、本発明は請求項1記載の装置を提供する。有利な実施例および本発明の着想の発展は従属請求項に記載されている。
【0006】
本発明の実施例によれば、工作機械を制御するための操作パネルと、それを介して操作パネルが工作機械と接続可能な支持アームを備える装置が提供される。装置は、装置と工作機械との相対運動により、装置が工作機械(あるいは外部の物体)と衝突する際に生じる装置の振動を減衰するのに適した少なくとも1つの減衰要素を備える。
【0007】
装置がそのような方法、たとえば支持アームが本発明に従う工作機械に対して移動および/または旋回および/または回転可能なように構成されれば、1以上の減衰装置が操作パネルおよび/または支持アーム上の適切な位置に取り付けられた際、工作機械に対する支持アームの相対的な動きから生じる多くの種類の衝撃を減衰できる。
【0008】
特に、たとえば操作パネルが旋回時に導かれる経路上の工作機械または工作機械ハウジング(たとえば外部の工作機械のキャビン壁)またはその他の外部の物体と衝突するよう遠くまで旋回した際に生じる衝撃を緩和することができる。さらに、支持アームが工作機械に引き込まれた際や、操作パネルと対向する工作機械のドアやクラップが操作パネルの方向に大きく開かれている際に生じる衝撃が緩和される。
【0009】
第1の態様によれば、それを通じて使用者によって制御可能な操作パネルを有する工作機械および操作パネルを保持しまたは保つ支持アームとともに使用する装置が、本発明の意味において提案される。支持アームは、操作パネルを保持または保つ支持アームがヒンジの縦軸の周りで工作機械に対して相対的に旋回されるような方法でヒンジにより工作機械に取り付けられる。この場合、縦とは概ね工作機械を設定可能な作業場の床面に対して垂直方向を意味する。
【0010】
本発明によれば、装置は、支持アームが工作機械に向かって縦軸の周りで旋回した際、装置と工作機械との衝突によって生じる装置の衝撃を吸収する少なくとも1つの減衰要素、とりわけ一体の減衰要素を備える。
【0011】
第2の態様によれば、本発明の意味において、既に述べた請求項1記載の装置およびヒンジを備える数値制御工作機械が提案され、支持アームは操作パネルを保持または保ち、操作パネルを保持する支持アームが工作機械に向かってヒンジの縦軸の周りで相対的に旋回可能なような方法で、ヒンジによって工作機械上にとりつけられ、装置には支持アームが工作機械に向かって縦軸の周りで旋回する際に装置と工作機械との間の衝突により生じる装置の衝撃を吸収する少なくとも1つの減衰要素が設けられる。
【0012】
本発明の好ましい実施例によれば、操作パネルは、支持アームによって保持され、その上に操作パネルの表示ユニットまたは入力ユニットが保持されたヒンジ要素(もしくは軸部材)を備える。ヒンジ要素は好ましくは横軸に沿って延び、表示ユニットおよび/または入力ユニットは好ましくは横軸の回りを旋回する。
【0013】
好ましくは、減衰要素が衝撃を吸収し、特に操作パネルを有する工作機械のキャビン壁と外部物体との間の衝突、特に、表示ユニットおよび/または入力ユニットを有する操作パネルの側での衝突を防止するよう少なくとも1つの減衰要素が表示ユニットおよび/または入力ユニットを超えて横軸の方向に操作パネルから離れて延び、これにより横軸方向に露出点を形成する。さらに、操作パネル内の電子部品もまた振動によって生じる損傷から保護されるよう、特に有利に振動を低減することができる。
【0014】
好ましくは、ヒンジ要素の第1の端部が支持アームの端部の意図された接続要素に取り付けられ、接続要素には減衰要素が取り付けられ、横軸は第1の減衰要素を通じて延びるのが望ましく、第1の減衰要素は接続要素を超えて横軸方向に操作パネルから離れて延びるのが好ましい。第1の減衰要素はこうして衝撃を吸収し、特に操作パネルを有する工作機械のキャビン壁が外部の物体との衝突、特に、表示ユニットおよび/または入力ユニットを有する操作パネルの側での衝突を防止するよう横軸方向に露出点を形成する。さらに、操作パネル内の電子部品もまた振動によって生じる損傷から保護されるよう、特に有利に振動を低減することができる。
【0015】
さらに好ましい実施例によれば、第2の減衰要素が第1の端部と対向する第2の端部に配置され、第2の減衰要素は表示ユニットおよび/または入力ユニットを超えて横軸方向に操作パネルから離れて延びる。第2の減衰要素はこうして、第2の減衰要素が衝撃を吸収し、特に操作パネルを有する工作機械のキャビン壁が外部の物体との衝突、特に表示ユニットおよび/または入力ユニットを有する操作パネルの別の側での衝突を防止するよう横軸方向に操作パネルの対向して整列する面に露出点を形成する。さらに、操作パネル内の電子部品もまた振動によって生じる損傷から保護されるよう、特に有利に振動を低減することができる。
【0016】
さらに好ましい実施例によれば、支持アームはL形状を備え、支持アームの水平なアーム部がヒンジによって工作機械上に取り付けられ、接続要素が支持アームの上方向に延びるアーム部に取り付けられ、接続要素は上方向に延びるアーム部に対して第2の縦軸(すなわち特に工作機械のヒンジの軸に平行)の周りで旋回することができる。
【0017】
これにより操作者は、工程の監視のために、一方で操作パネルを使用しつつ、他方で操作パネルを支持アームとの関係において旋回させることにより作業スペースの視軸に操作パネルの向きを適合させ、必要に応じて所望の場所から工作機械の作業スペースが見える場所に操作パネルを旋回することができるので、特に最適な工作機械の使用性が得られる。
【0018】
本発明の好ましい実施形態によれば、少なくとも1つの減衰要素は、プラスチック素材、特に好ましくは弾性変形により衝撃を吸収するのに適した弾性プラスチック素材を備える。
【0019】
少なくとも1つの減衰要素は着脱可能に装置に取り付けられるのが望ましい。これは、減衰要素あるいは仮に損傷した減衰要素が、機械室内の非熟練操作者によっても簡単に機械の操作に影響を与えることなく取り換えられるという利点を有する。減衰要素のない時に起こる操作パネルそれ自体(たとえば表示または入力ユニット)またはキャビン壁または工作機械への損傷時、あるいは振動により生じる操作パネル内の数値制御装置の電気部品の損傷時でも、機械は熟練スタッフにより修理されなければならず機械のホールドアップ時間が予測され、それに応じて操作パネルも完全に取り換えられて適切にされなければならない。
【0020】
本発明の好ましい実施例によれば、操作パネルまたは操作装置および/または制御装置はたとえば、工作機械制御情報を表示する表示ユニットおよび工作機械制御情報を入力する入力ユニットを備え、表示ユニットは横軸の周りで入力ユニットに相対的に旋回可能であることが望ましい。この文脈において、横とは工作機械を設定することが可能な作業場の床に対して概ね水平であることを意味する。
【0021】
軸要素の第1の端部は表示ユニットおよび/または入力ユニットを超えて軸方向に延びることができ、好ましい第1の減衰要素がその後軸要素の第1の端部に配置される。軸要素の第1の端部は表示ユニットおよび/または入力ユニットを超えて軸方向に延びるという事実により、操作パネルはこの露出ポイントにおいて工作機械または外部の物体を非常に押圧しがちであり、それにより、この位置における減衰要素の取付けが非常に有利となる。
【0022】
減衰要素は軸要素の第1の端部に配置されたねじに着脱可能に螺着されるか、装置の受け部に着脱可能に装着される。こうして、異なる減衰要素が必要に応じて使用されることができる。たとえば、大きな衝撃が予測される際には高減衰性の減衰要素を用いることができる。
【0023】
さらに、損傷した場合でも、機械室内の非熟練操作者によって、機械の操作に影響することなく減衰要素を交換することが可能である減衰要素がない場合に起こりうる。操作パネルそれ自体(たとえば表示または入力ユニット)への損傷また工作機械のキャビン壁への損傷時には、機械は熟練スタッフにより修理されなければならず機械のホールドアップ時間が予測され、その間に操作パネルもそれに応じて取り換えられなければならない。
【0024】
支持アームは、軸要素の第2の端部に隣接する支持アームの第1の部分が少なくとも実質的に操作パネルから離れて軸方向に延びるように、軸要素の第2の端部に接続してもよい。この場合には、第2の減衰装置が、横軸の軸レベルで、少なくとも1つの減衰要素を通じて仮想軸が延長するような態様で、操作パネルからそれた支持アームの第1の部分の端部に好適に設けられる。
【0025】
好ましくは、支持アームは第2の部分において下方向に延び、軸要素からそれた第1の部分の端部から始まり、第3の部分(とりわけL形状が好ましい)における工作機械に向かって延び、第3の部分の方向に支持アームの第2の部分が整列し、工作機械に向かって水平に延びる第1の要素および床に向かって垂直に延びる第2の要素を備え、第1の要素は第2の要素よりも小さく、それにより軸要素からそれた第1の要素の端部は同様に衝撃のよく起きる露出部である。このケースでは、軸要素からそれた第1の部分の端部は工作機械の支持アームの最も遠いポイントを形成する。こうして、減衰要素をこの部分に設置するのが特に適切である。
【0026】
少なくとも1つの減衰要素は、たとえば、任意の望ましい弾性プラスチック素材または弾性発砲体から成ることができる。代替的に、たとえば、ばね要素を備えたばね装置もまた提供可能である。
【0027】
以下では、本発明は実施例の図を参照することにより、本発明をより詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図1A図1Aは工作機械の正面図における本発明の実施例による装置を示す。
図1B図1Bは工作機械の斜視図における図1による装置を示す。
図1C図1Cは工作機械の斜視図における図1による装置の詳細を示す。
図2A図2Aは本発明の実施例による装置の正面斜視図を示す。
図2B図2B図2Aによる装置の第1の背面斜視図を示す。
図2C図2C図2Aによる装置の正面図を示す。
図2D図2D図2Aによる装置の第2の背面斜視図を示す。
図3図3図2Dの方向からの分解図としての図2Aの装置の斜視図を示す。
図4図4図2Aによる装置の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
本発明において、同一または対応する部分、構成要素あるいは構成要素のグループは同一の参照記号で示されると有用である。
【0030】
図1Aから図1Cは本発明の実施例に従った装置1を示す。特に、図1Aは工作機械の正面図で本発明の実施例による装置を示し、図1Bは工作機械の斜視図で図1による装置を示し、図1Cは工作機械の斜視図で図1による装置の詳細を示す。装置1は工作機械2を操作/制御するための操作パネル3および、それを介して操作パネル3を工作機械2に接続し、特にヒンジ44によって工作機械上に旋回可能に取り付けられた支持アーム4を備える。
【0031】
特に本実施例では支持アーム4が旋回可能にヒンジ44に取り付けられ、旋回させることにより、作業スペースから垂直方向に向いた第1の縦軸A1の周りで回転可能で、操作パネル3もまた支持アーム4を旋回させることにより第1の縦軸A1の周りで旋回可能である。この場合、縦軸A1は平坦な作業場の床面上に工作機械を設置する際、作業場の床面から実質的に垂直方向を向くように配向される。
【0032】
さらに、操作パネル3は支持アーム4上の第2段階の自由部によって旋回可能に取り付けられる。この場合、操作パネル3は第2の縦軸A3の周りで支持アーム4に垂直に回転可能である。この場合、第2の縦軸A3はまた、縦軸A1および縦軸A3の両方が互いに平行に向くよう工作機械を平坦な作業場の床面に設置する際、作業場の床面に対して概ね垂直に向くように配向される。
【0033】
さらに、操作パネル3は支持アーム4の第3段階の自由部によって旋回可能に取り付けられる。この場合、操作パネルの全体またはその部分は横軸A2の周りで支持アーム4との相関関係で回転可能である。この場合、横軸A2は横軸A2が一般的に2つの縦軸に対して垂直方向を向くよう。平坦な作業場の床面に工作機械を設置する際、作業場の床面に実質的に平行に向くように配向される。
【0034】
上記の形状と旋回可能性および軸は、1またはそれ以上の軸A1,A2およびA3について操作パネルをそれぞれ旋回させることにより操作パネル3の作業場の床面との距離が実質的に一定(操作パネルの一部が横軸の周りで回転することにより作業場の床面との距離を変えることができる)を保つよう設計される。
【0035】
さらに、支持アーム4は概ねL形状でヒンジ44上に取り付けられた水平に延びる部分42および軸AU1の方向に上方に延びる部分43を備える。このケースでは、操作パネルに延びる上方に延びる部分43が工作機械から離れ、部分43の下部が部分43の上部よりも工作機械との距離が短くなるよう、縦軸A3に対して鋭角の方向に軸が配向される。これは支持アーム4が延びる方向に向かって操作者が操作パネルの下でより多くの立つための空間や座る空間を得るという利点がある。
【0036】
図2Aは本発明の実施例による装置の正面側の斜視図を示す。図2B図2Aによる実施例の第1の背面側の斜視図を示す。図2C図2Aによる実施例の正面図を示す、図2D図2Aによる実施例の第2の背面側の斜視図を示す。
【0037】
図2Aから図2Dの実施例による装置1には装置1と工作機械2の相対運動の結果装置1が工作機械2またはそのハウジングまたは外部の物体と衝突する際に生じる装置1(特に操作パネル3の)の振動を減衰するために操作パネルの対向する側面に減衰要素51および52が備え付けられる。
【0038】
図2Aに特に示されるように、操作パネル3は工作機械制御情報を表示する表示ユニット7と工作機械制御情報を入力する入力ユニット8からなる。
【0039】
より好ましい実施例では、表示ユニット7は軸体9(後に「ヒンジ要素」と呼ばれる)によって入力ユニット8に向かって相対的に旋回可能である(図3も参照)。こうして、表示ユニット7と入力ユニット8の双方が横軸A2の周りで互いに独立して回転可能である(図4も参照)。横軸は両方の側面に配置された減衰要素51および52を通じて延びる。
【0040】
減衰要素51および52は着脱可能に受け部に取り付けられ付着されるか、あるいは、ねじに螺着される(示されていない)。こうして、要求に応じて異なるサイズおよび素材の第1の減衰要素51および52を異なる実施例とすることができる。たとえば、大きな衝撃が予測される場合、高減衰性の減衰要素を用いることができる。
【0041】
支持アーム4は、ヒンジ要素9(少なくとも接続片41の部分において)と隣接する支持アーム4の端部が概ね軸方向A2に操作パネルから離れて延びるような方法でヒンジ要素41によってヒンジ要素9の端部91に接続される。この場合、減衰要素51は支持アーム4の接続片41の端部にヒンジ要素9からそれて設けられる。
【0042】
支持アーム4のアーム部43のAU1の向きは工作機械に向かって水平に延びる第1の成分K1と床に向かって垂直に延びる第2の成分K2からなり、第1の成分K1は第2の成分K2より小さい。
【0043】
言い換えれば、部分43の向きAU1は部分43の上側端部が部分43の下側端部よりも工作機械1から離れているような方法で比較的垂直方向に傾いている。こうしてヒンジ要素9からそれた支持アーム4のヒンジ要素の端部は衝突が度々起こる露出点である。こうして第2の減衰要素52がこの位置に設けられる。
【0044】
図3図2Aによる装置の図2Dの視点からの斜視図で分解図を示す。
これにより、横軸A2に沿って操作パネル3の第1の端部から第2の端部に延びるヒンジ要素9は可視で、その上に表示ユニット7および入力ユニット8がそれぞれ横軸A2の周りに回転可能に配置または保存される。減衰要素52は環状固定要素9aを通じて操作パネル3の端部に取り付けられ、こうして減衰要素52は、好ましくは固定要素9aに差し込まれ、および/または固定要素9aに嵌合されることにより、特に着脱可能に装置1に取り付けられる。
【0045】
操作パネルの軸方向に減衰要素52とは逆の操作パネル3の側面上に、ヒンジ要素9の端部91が支持アーム4の接続片41上に取り付けられる。軸方向A2に操作パネルからそれた接続片41の側面上に減衰要素51が支持アーム4の接続片41上に取り付けられる。減衰要素51は望ましくは、接続片41に着脱可能に取り付けられるのが特に好適で支持アーム4の接続片41に差し込まれおよび/または接続要素41に嵌合されてもよい。
【0046】
前述の説明によれば、支持アーム4の接続片41は操作パネル3が縦軸A3(横軸A2に垂直であることを意味する)の周りで支持アーム4に相対的に旋回可能であるような方法で支持アーム4上に取り付けられる。支持アームの接続片41は特に、支持アーム4の部分42および43に対して接続片41の回転により、接続片41が縦軸A3の周りで支持アーム4の部分42および43が回転可能で、かつ縦軸A3の周りで支持アームに対して操作パネルが旋回可能となるよう軸受の方法で支持部4上に回転可能に取り付けられる。これは縦軸A3の周りで操作パネルを旋回させる際減衰要素51と操作パネル3の配置と向きが変わらないままであるという利点があり、これにより、接続片41の側の操作パネル3および支持アーム4が縦軸A3の周りの旋回方向において減衰要素51によって独立して保護されたままである。
【0047】
図4図2Aによる装置の側面図を示す。これにより、横軸A2の直行する横軸A2の周りの表示ユニット7および入力ユニット8の独立した旋回が図示される。表示ユニット7の旋回範囲は水平面に対して93°から123°上方で、入力ユニットの旋回範囲は水平面に対して19.5°から76°下方である。
【0048】
追加的な減衰要素が支持アーム4および操作パネル3の他の適切な位置に備えられてもよい。本発明によれば、操作パネル3および/または支持アーム4の適した場所に減衰装置を取付けることにより多くの種類の衝撃を減衰することができる。このようにして、操作パネル3が工作機械2または支持アーム4を旋回させることにより操作パネル3が動かされる方向に沿った経路上の他の物体と衝突して、円弧に沿って遠くに旋回することによる生じる衝撃を緩和することができる。さらに、支持アーム4が工作機械2に引き込まれた際や操作パネル3と対向する工作機械1のドア6が操作パネル3の方向に遠く開いた際に生じる衝撃を軽減することができる。
図1A
図1B
図1C
図2A
図2B
図2C
図2D
図3
図4
【国際調査報告】