(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2016-533662(P2016-533662A)
(43)【公表日】2016年10月27日
(54)【発明の名称】パワーアップ及びパワーダウンシーケンスの間の電流制御
(51)【国際特許分類】
H03K 19/00 20060101AFI20160930BHJP
H03K 19/0175 20060101ALI20160930BHJP
【FI】
H03K19/00 A
H03K19/00 101S
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】22
(21)【出願番号】特願2016-519823(P2016-519823)
(86)(22)【出願日】2014年9月29日
(85)【翻訳文提出日】2016年6月1日
(86)【国際出願番号】US2014058011
(87)【国際公開番号】WO2015050812
(87)【国際公開日】20150409
(31)【優先権主張番号】14/043,565
(32)【優先日】2013年10月1日
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
(71)【出願人】
【識別番号】390020248
【氏名又は名称】日本テキサス・インスツルメンツ株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】507107291
【氏名又は名称】テキサス インスツルメンツ インコーポレイテッド
(74)【1名の代理人】
【識別番号】100098497
【弁理士】
【氏名又は名称】片寄 恭三
(72)【発明者】
【氏名】デブラジ マサランパリル ラジャゴパル
(72)【発明者】
【氏名】ラジャゴパラン パーササラティ
【テーマコード(参考)】
5J056
【Fターム(参考)】
5J056AA38
5J056BB40
5J056BB46
5J056CC03
5J056CC21
5J056CC26
5J056DD12
5J056DD13
5J056GG12
5J056KK03
(57)【要約】
入力/出力(IO)供給電圧(VDDS)によって給電される入力/出力(IO)回路(700)の説明される例において、供給検出器セルが、コア供給電圧(VDD)を検出し、供給検出信号を生成する。ドライバ回路(705)が、PAD(722)に接続され、供給検出信号を受け取る。フェイルセーフ回路(725)がPAD(722)電圧を受け取る。フェイルセーフ回路(725)及び供給検出器セルは、IO供給電圧(VDDS)及びPAD(722)電圧に基づいてPAD(722)からのリーク電流を制御する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力/出力(IO)供給電圧によって給電される入力/出力(IO)回路であって、
コア供給電圧を検出し、供給検出信号を生成するように構成される供給検出器セル、
PADに接続され、前記供給検出信号を受け取るように構成される、ドライバ回路、及び、
PAD電圧を受け取るように構成されるフェイルセーフ回路、
を含み、
前記フェイルセーフ回路及び前記供給検出器セルが、前記IO供給電圧及び前記PAD電圧に基づいて前記PADからのリーク電流を制御するように構成される、
IO回路。
【請求項2】
請求項1に記載のIO回路であって、
前記ドライバ回路が、
レベルシフタ回路の対であって、各レベルシフタ回路が、前記供給検出信号及び前記コア供給電圧を受け取るように構成され、前記供給検出信号をコア供給電圧レベルからIO供給電圧レベルに変換するように構成される、前記レベルシフタ回路の対、
プリドライバ論理回路の対であって、各プリドライバ論理回路がレベルシフタ回路の出力に接続される、前記プリドライバ論理回路の対、
ゲート回路の対であって、各ゲート回路がプリドライバ論理回路の出力に接続される、前記ゲート回路の対、及び、
最終ドライバ回路、
を含み、
前記フェイルセーフ回路と前記プリドライバ論理回路の対とが、前記IO供給電圧及び前記PAD電圧に基づいて前記PADからの前記リーク電流を制御するために前記最終ドライバ回路をディアクティベートする、前記ゲート回路の対を駆動するように構成される、
IO回路。
【請求項3】
請求項1に記載のIO回路であって、前記最終ドライバ回路が、最終ドライバPMOSトランジスタ及び最終ドライバNMOSトランジスタを含む、IO回路。
【請求項4】
請求項1に記載のIO回路であって、前記供給検出器セルが前記IO供給電圧によって給電され、
前記供給検出器セルが、
前記IO供給電圧に結合されるダイオード接続トランジスタ、
前記ダイオード接続トランジスタに接続され、前記コア供給電圧を入力として受け取るように構成される、入力インバータ段、
前記入力インバータ段の出力に接続される第2のインバータ段、
直列に結合される弱キーパートランジスタの対であって、前記弱キーパートランジスタの対のゲート端子が前記第2のインバータ段の出力に接続され、前記弱キーパートランジスタの対が前記入力インバータ段の前記出力を前記IO供給電圧レベルまでプルするように構成される、前記弱キーパートランジスタの対、及び、
前記第2のインバータ段に結合される出力インバータ段であって、前記出力インバータ段が、前記入力インバータ段の前記出力をバッファリングし供給検出信号を生成するように構成される、前記出力インバータ段、
を含む、IO回路。
【請求項5】
請求項4に記載のIO回路であって、前記ダイオード接続トランジスタがNMOSトランジスタ及びPMOSトランジスタのうちの1つを含む、IO回路。
【請求項6】
請求項4に記載のIO回路であって、前記ダイオード接続トランジスタが、前記IO供給電圧に接続されるドレイン端子及びゲート端子を含む、IO回路。
【請求項7】
請求項4に記載のIO回路であって、前記弱キーパートランジスタの対が、直列に接続される頂部PMOSトランジスタ及び底部PMOSトランジスタを含み、前記頂部PMOSトランジスタ及び前記底部PMOSトランジスタのゲート端子が、前記第2のインバータ段の前記出力を受け取るように構成され、前記頂部PMOSトランジスタのソース端子が前記IO供給電圧に接続され、前記底部PMOSトランジスタのドレイン端子が前記入力インバータ段の前記出力に接続される、IO回路。
【請求項8】
請求項4に記載のIO回路であって、前記供給検出信号が前記IO供給電圧に基づいて変化するように構成される、IO回路。
【請求項9】
請求項4に記載のIO回路であって、前記供給検出信号が、前記IO供給電圧がランプ関数であり前記コア供給電圧がOFF状態であるとき、IO供給電圧に従うように構成される、IO回路。
【請求項10】
請求項1に記載のIO回路であって、前記供給検出器セルが、前記IO供給電圧がトリップ点電圧を上回り、前記PAD電圧が論理HIGHであるとき、前記最終ドライバ回路のディアクティベーションを介して前記PADからの前記リーク電流を制御するように構成される、IO回路。
【請求項11】
請求項1に記載のIO回路であって、
前記フェイルセーフ回路が、
前記IO供給電圧を受け取るように構成されるソース端子を備える第1のPMOSトランジスタ、
前記PADに接続されるソース端子と、前記IO供給電圧に接続されるゲート端子と、基板信号を生成するために前記第1のPMOSトランジスタのドレイン端子に接続されるドレイン端子とを備える第2のPMOSトランジスタであって、前記基板信号が前記最終ドライバPMOSトランジスタに提供される、前記第2のPMOSトランジスタ、及び
反転段、
を含み、
前記反転段が、
前記IO供給電圧を受け取るように構成されるゲート端子と、前記PADに接続されるソース端子とを備える第3のPMOSトランジスタ、
前記IO供給電圧を受け取るように構成されるゲート端子と、制御信号を生成するために前記第3のPMOSのドレイン端子に接続されるドレイン端子とを備え、前記制御信号が前記ゲート回路の対に提供される、第1のNMOSトランジスタ、
前記IO供給電圧を受け取るように構成されるゲート端子を備える第2のNMOSトランジスタ、及び
前記IO供給電圧を受け取るように構成されるゲート端子と、接地に接続されるソース端子とを備える第3のNMOS、
を含み、前記第1のNMOSトランジスタ、前記第2のNMOSトランジスタ、及び前記第3のNMOSトランジスタがカスコード配置で接続される、
IO回路。
【請求項12】
入力/出力(IO)供給電圧によって給電される入力/出力(IO)回路であって、
コア供給電圧を検出するように構成される供給検出器セル、
レベルシフタ回路の対であって、各レベルシフタ回路が、前記供給検出器セルの出力を受け取るように構成され、また、前記供給検出器セルの前記出力をコア供給電圧レベルからIO供給電圧レベルに変換するように構成される、前記レベルシフタ回路の対、
プリドライバ論理回路の対であって、各プリドライバ論理回路がレベルシフタ回路の出力に接続される、前記プリドライバ論理回路の対、
ゲート回路の対であって、各ゲート回路がプリドライバ論理回路の出力に接続される、前記ゲート回路の対、及び、
PAD電圧を受け取るように構成されるフェイルセーフ回路、
を含み、
前記フェイルセーフ回路及び前記供給検出器セルが、前記IO供給電圧及び前記PAD電圧に基づいて前記PADからのリーク電流を制御するように構成される、
IO回路。
【請求項13】
方法であって、
コア供給電圧を検出すること、
入力/出力(IO)供給がトリップ点電圧を下回り、PADが論理HIGHであるとき、最終ドライバ回路のディアクティベーションを介して前記PADからのリーク電流を制御するようにフェイルセーフ回路を構成すること、及び、
コア供給電圧がOFF状態のとき、前記IO供給電圧がトリップ点電圧を上回り、前記PADが論理HIGHであるときに、前記最終ドライバ回路のディアクティベーションを介して前記PADからの前記リーク電流を制御するように供給検出器セルを構成すること、
を含む、方法。
【請求項14】
請求項13に記載の方法であって、前記IO供給電圧がランプ関数であり、前記コア供給電圧がOFF状態であるとき、前記IO供給電圧に従うように構成される供給検出信号を前記供給検出器セルにおいて生成することを更に含む、方法。
【請求項15】
請求項13に記載の方法であって、コア供給電圧のすべての値で前記供給検出器セルにおいてゼロ静的電流を生成することを更に含む、方法。
【請求項16】
請求項13に記載の方法であって、前記IO供給電圧によって前記供給検出器セルに給電することを更に含み、
前記供給検出器セルが、
前記IO供給電圧に結合されるダイオード接続トランジスタと、
前記ダイオード接続トランジスタに接続され、前記コア供給電圧を入力として受け取るように構成される、入力インバータ段と、
前記入力インバータ段の出力に接続される第2のインバータ段と、
直列に結合される弱キーパートランジスタの対であって、前記弱キーパートランジスタの対のゲート端子が前記第2のインバータ段の出力に接続され、前記弱キーパートランジスタの対が前記入力インバータ段の前記出力を前記IO供給電圧レベルまでプルするように構成される、前記弱キーパートランジスタの対と、
前記第2のインバータ段に結合される出力インバータ段であって、前記出力インバータ段が前記入力インバータ段の前記出力をバッファリングし供給検出信号を生成するように構成される、前記出力インバータ段と、
を含む、方法。
【請求項17】
請求項13に記載の方法であって、
前記フェイルセーフ回路が、
前記IO供給電圧を受け取るように構成されるソース端子を備える第1のPMOSトランジスタ、
前記PAD電圧に接続されるソース端子と、前記IO供給電圧に接続されるゲート端子と、基板信号を生成するために前記第1のPMOSトランジスタのドレイン端子に接続されるドレイン端子とを備える第2のPMOSトランジスタであって、前記基板信号が前記最終ドライバPMOSトランジスタに提供される、前記第2のPMOSトランジスタ、及び
反転段、
を含み、
前記反転段が、
前記IO供給電圧を受け取るように構成されるゲート端子と、前記PADに接続されるソース端子とを備える第3のPMOSトランジスタ、
前記IO供給電圧を受け取るように構成されるゲート端子と、制御信号を生成するために前記第3のPMOSのドレイン端子に接続されるドレイン端子とを備え、前記制御信号が前記ゲート回路の対に提供される、第1のNMOSトランジスタ、
前記IO供給電圧を受け取るように構成されるゲート端子を備える第2のNMOSトランジスタ、及び
前記IO供給電圧を受け取るように構成されるゲート端子と、接地に接続されるソース端子とを備える第3のNMOSトランジスタ、
を含み、前記第1のNMOSトランジスタ、前記第2のNMOSトランジスタ、及び前記第3のNMOSトランジスタがカスコード配置で接続される、
方法。
【請求項18】
コンピューティングデバイスであって、
処理ユニット、
前記処理ユニットに結合されるメモリモジュール、
前記処理ユニット及び前記メモリモジュールに結合される複数の論理回路、及び、
前記複数の論理回路のうちの少なくとも1つの論理回路に結合される入力/出力(IO)回路、
を含み、
前記IO回路が、
コア供給電圧を検出し、供給検出信号を生成するように構成される、供給検出器セルと、
PADに接続され、前記供給検出信号を受け取るように構成される、ドライバ回路と、
PAD電圧を受け取るように構成されるフェイルセーフ回路、
を含み、
前記フェイルセーフ回路及び前記供給検出器セルが、前記IO供給電圧及び前記PAD電圧に基づいて前記PADからのリーク電流を制御するように構成される、
コンピューティングデバイス。
【請求項19】
請求項18に記載のコンピューティングデバイスであって、
前記ドライバ回路が、
レベルシフタ回路の対であって、各レベルシフタ回路が、前記供給検出信号及び前記コア供給電圧を受け取るように構成され、また、前記供給検出信号をコア供給電圧レベルからIO供給電圧レベルに変換するように構成される、前記レベルシフタ回路の対、
プリドライバ論理回路の対であって、各プリドライバ論理回路がレベルシフタ回路の出力に接続される、前記プリドライバ論理回路の対、
ゲート回路の対であって、各ゲート回路がプリドライバ論理回路の出力に接続される、前記ゲート回路の対、及び、
最終ドライバ回路、
を含み、
前記フェイルセーフ回路と前記プリドライバ論理回路の対とが、前記IO供給電圧及び前記PAD電圧に基づいて前記PADからの前記リーク電流を制御するために、前記最終ドライバ回路をディアクティベートする前記ゲート回路の対を駆動するように構成される、
コンピューティングデバイス。
【請求項20】
請求項18に記載のコンピューティングデバイスであって、
前記供給検出器セルが前記IO供給電圧によって給電され、前記供給検出器セルが、
前記IO供給電圧に結合されるダイオード接続トランジスタ、
前記ダイオード接続トランジスタに接続され、前記コア供給電圧を受け取るように構成される、入力インバータ段、
前記入力インバータ段の出力に接続される第2のインバータ段、
直列に結合される弱キーパートランジスタの対であって、前記弱キーパートランジスタの対のゲート端子が前記第2のインバータ段の出力に接続され、前記弱キーパートランジスタの対が前記入力インバータ段の前記出力を前記IO供給電圧レベルまでプルするように構成される、前記弱キーパートランジスタの対、及び、
前記第2のインバータ段に接続される出力インバータ段であって、前記出力インバータ段が、前記入力インバータ段の前記出力をバッファリングし供給検出信号を生成するように構成される、前記出力インバータ段、
を含む、
コンピューティングデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、一般に集積回路(IC)に関し、特に、集積回路におけるパワーアップ及びパワーダウンシーケンスの間の電流制御
【背景技術】
【0002】
ポータブルメディアデバイスの増え続ける複雑さ及び性能要件は、集積回路(IC)内での効果的なシステムレベル電力管理を要求する。コア論理内に1つ又は複数の切り替え可能パワードメインを有することは、ポータブルメディアデバイス内のICに対して採用されるよく知られた低電力手法である。特定のパワードメインの電力供給がパワーダウンされるとき、IO(入力/出力)回路への入力として機能するそのパワードメインの出力はもはや有効ではなく、これらのIC回路は、起こり得るリーク電流を回避するためにトライステートとなる。IO回路は、外界とインターフェースするためにPADで信号を駆動及び受け取る。IO回路が適切にトライステートにならない場合、結果として、PADからIO回路内への高リーク電流(伝導電流)が生じる。IO供給電圧がパワーアップ又はパワーダウンされるとき、同様の条件が生じるが、PADは論理高状態に保持される。SLIMbus(Serial low-power inter-chip media bus)は、ポータブルメディアデバイスにおけるベースバンド又はアプリケーションプロセッサと周辺コンポーネントとの間の標準インターフェースである。SLIMbusは、フェイルセーフインターフェースであり、パワーアップの間、パワーダウンの間、及びポータブルメディアデバイスにおいて安定した電力状態を有する間、デバイスが超低PAD電流(又はピン電流)を有することを特定する。
【発明の概要】
【0003】
入力/出力(IO)供給電圧によって給電される入力/出力(IO)回路の説明される例において、供給検出器セルが、コア供給電圧を検出し、供給検出信号を生成する。ドライバ回路が、PADに接続され、供給検出信号を受け取る。フェイルセーフ回路がPAD電圧を受け取る。フェイルセーフ回路及び供給検出器セルは、IO供給電圧及びPAD電圧に基づいてPADからのリーク電流を制御する。
【図面の簡単な説明】
【0004】
【図1】供給検出器セルのブロック図である。
【0005】
【図2】供給検出器セルの概略図である。
【0006】
【図3(a)】異なる動作条件下での供給検出器セルの動作の例示グラフである。
【0007】
【図3(b)】異なる動作条件下での供給検出器セルにおけるリーク電流の例示グラフである。
【0008】
【図4】PADに結合されたドライバ回路のブロック図である。
【0009】
【図5】入力/出力(IO)回路の概略図である。
【0010】
【図6(a)】IO供給電圧に対する制御信号(Noff)の応答の例示グラフである。
【0011】
【図6(b)】PADからのリーク電流(伝導電流)の例示グラフである。
【0012】
【図7(a)】入力/出力(IO)回路のブロック図である。
【0013】
【図7(b)】入力/出力(IO)回路の概略図である。
【0014】
【図8(a)】IO供給電圧に対する制御信号(Noff)の応答の例示グラフである。
【0015】
【図8(b)】PADからのリーク電流(伝導電流)の例示グラフである。
【0016】
【図9】コンピューティングデバイスのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1は供給検出器セル100のブロック図である。供給検出器セル100は、入力/出力(IO)供給電圧(VDDS)102によって給電され、コア供給電圧(VDD)104を入力信号として受け取る。ダイオード接続トランジスタ106がIO供給電圧(VDDS)102によって給電される。少なくとも1つの例において、ダイオード接続トランジスタ106はNMOSトランジスタ又はPMOSトランジスタである。入力インバータ段108がダイオード接続トランジスタ106に結合される。入力インバータ段108はコア供給電圧(VDD)104を受け取る。第2のインバータ段110が、入力インバータ段108の出力を受け取り、IO供給電圧(VDDS)102によって給電される。弱キーパートランジスタ112の対が第2のインバータ段110の出力に結合される。弱キーパートランジスタ112は、直列に接続され、IO供給電圧(VDDS)102によって給電される。弱キーパートランジスタ112の対の出力が、入力として第2のインバータ段110に提供され、これは入力インバータ段108の出力でもある。出力インバータ段114が、第2のインバータ段110に結合され、供給検出信号116を生成する。出力インバータ段114はIO供給電圧(VDDS)102によって給電される。
【0018】
供給検出器セル100は、コア供給電圧(VDD)104を検出するように及び供給検出信号116を生成するように構成される。コア供給電圧(VDD)104がOFF状態であり、IO供給電圧(VDDS)102がランプアップしているとき、ダイオード接続トランジスタ106はONになる。したがって、入力インバータ段108の出力は(IO供給電圧(VDDS)−Vtn)である。Vtnはダイオード接続トランジスタ106のしきい値電圧である。入力インバータ段108の出力(IO供給電圧(VDDS)−Vtn)は、弱論理HIGHであり、第2のインバータ段110によって反転される。したがって、第2のインバータ段110の出力は弱論理LOWになる。この弱論理LOW信号を受け取ることに応答して、弱キーパートランジスタ112の対は、入力インバータ段108の出力を(VDDS−Vtn)からIO供給電圧(VDDS)レベルまでプルする。論理HIGH信号が第2のインバータ段110に提供されるため、これにより、第2のインバータ段110内にゼロ静的リーク電流が提供される。第2のインバータ段110において受け取られるこの論理HIGH信号の結果、第2のインバータ段110の出力における論理LOW信号となる。第2のインバータ段110の論理LOW信号出力は、入力として出力インバータ段114に提供され、その結果、論理HIGH供給検出信号116となる。したがって、出力インバータ段114は入力インバータ段108の出力をバッファリングする。
【0019】
図2は、供給検出器セル200の概略図である。供給検出器セル200は、接続及び動作において供給検出器セル100に類似している。供給検出器セル200は、入力/出力(IO)供給電圧(VDDS)202によって給電され、コア供給電圧(VDD)204を受け取る。ダイオード接続NMOSトランジスタ206がIO供給電圧(VDDS)202によって給電される。ダイオード接続NMOSトランジスタ206は、IO供給電圧(VDDS)202に接続されるゲート端子206G及びドレイン端子206Dを含む。一実施形態において、ダイオード接続NMOSトランジスタ206はPMOSトランジスタである。入力インバータ段208がダイオード接続NMOSトランジスタ206に結合される。入力インバータ段208は、直列に接続される、PMOSトランジスタ208a並びに2つのNMOSトランジスタ208b及び208cを含む。3つのトランジスタ208a、208b、及び208cのゲート端子208aG、208bG、及び208cGが、コア供給電圧(VDD)204をそれぞれ受け取る。それぞれのトランジスタ208a及び208bのドレイン端子208aD及び208bDが、入力インバータ段208の出力を生成するために組み合わされる。第2のインバータ段210が、入力インバータ段208の出力を受け取る。第2のインバータ段210は、PMOSトランジスタ201a及びNMOSトランジスタ210bを含む。PMOSトランジスタ210aのソース端子210aSが、IO供給電圧(VDDS)202を受け取る。ゲート端子210aG及び210bGが、入力インバータ段208の出力を受け取る。トランジスタ210a及び210bのドレイン端子210aD及び210bDがそれぞれ、第2のインバータ段210の出力を生成するために組み合わされる。弱キーパートランジスタ212の対が、第2のインバータ段210の出力に結合される。弱キーパートランジスタは、直列に接続される頂部PMOSトランジスタ212a及び底部PMOSトランジスタ212bを含む。頂部PMOSトランジスタ212a及び底部PMOSトランジスタ212bのゲート端子212aG及び212bGがそれぞれ、第2のインバータ段210の出力を受け取るために共に組み合わされる。頂部PMOSトランジスタ212aのソース端子212aSがIO供給電圧(VDDS)202に結合され、底部PMOSトランジスタ212bのドレイン端子212bDが入力インバータ段208の出力に結合され、これは第2のインバータ段210への入力でもある。出力インバータ段214が、第2のインバータ段210に結合され、供給検出信号216を生成する。出力インバータ段214は、PMOSトランジスタ214a及びNMOSトランジスタ214bを含む。PMOSトランジスタ214aのソース端子214aSがIO供給電圧(VDDS)202に接続される。ゲート端子214aG及び214bGが第2のインバータ段210の出力を受け取る。トランジスタ214a及び214bのドレイン端子214aD及び214bDがそれぞれ、供給検出信号216を生成するために組み合わされる。トランジスタ208c、210b、及び214bのソース端子208cS、210bS、及び214bSが接地端子に接続される。また、PMOSトランジスタ208a、210a、及び214aは、基板でIO供給電圧(VDDS)202を受け取る。一実施形態において、供給検出器セル200内のインバータ段が任意のインバータで置き換えられる。
【0020】
供給検出器セル200は、コア供給電圧(VDD)204を検出するように及び供給検出信号216を生成するように構成される。コア供給電圧(VDD)204がOFF状態にあるとき、NMOSトランジスタ208b及び208cはOFF状態にある。IO供給電圧(VDDS)202が、ランピングを開始し、ダイオード接続NMOSトランジスタ206のしきい値電圧(Vtn)より大きくなるとき、ダイオード接続NMOSトランジスタ206はONになる。したがって、入力インバータ段208の出力は(VDDS−Vtn)である。(VDDS−Vtn)の電圧は弱論理HIGHであり、出力が弱論理LOWになる第2のインバータ段210によって反転される。この弱論理LOW信号を受け取ることに応答して、弱キーパートランジスタ212の対は、入力インバータ段208の出力を(VDDS−Vtn)からIO供給電圧(VDDS)レベルまでプルする。論理HIGH信号が第2のインバータ段210に提供されるため、これにより、第2のインバータ段210内にゼロ静的リーク電流が提供される。第2のインバータ段210で受け取られる論理HIGH信号は、第2のインバータ段210の出力で論理LOW信号を生じさせる。第2のインバータ段210の論理LOW信号出力は、入力として出力インバータ段214に提供され、その結果、論理HIGH供給検出信号216が生じる。したがって、出力インバータ段214は入力インバータ段208の出力をバッファリングする。供給検出器セル200は、コア供給電圧(VDD)204がOFF状態であるとき、論理HIGH供給検出信号216を提供する。論理HIGH供給検出信号は、関連付けられた入力/出力回路をトライステートにするのに適している。有利なことに、IO供給電圧(VDDS)202がランプアップするとき、供給検出信号216もIO供給電圧(VDDS)202と共にランプアップする。また、供給検出器セル200は、コア供給電圧(VDD)204のすべての値でIO供給電圧(VDDS)202からゼロ静的電流を生成する。
【0021】
IO供給電圧(VDDS)202が安定である状態で、コア供給電圧(VDD)がランプアップしたとき、NMOSトランジスタ208b及び208cは、ONになり、それによって入力インバータ段208の出力を論理LOWまでプルする。供給検出信号216も論理LOWにプルされる。この条件において、PMOSトランジスタ208aのソースゲート電圧(Vsg)がPMOSトランジスタ208aのしきい値電圧(Vtp)より小さい場合、PMOSトランジスタ208aはOFF段になる。
Vsg=VDDS−Vtn−コア供給電圧<Vtp (1)
数式(1)の条件が、プロセス、電圧、及び温度の組み合わせにわたって合致する限り、供給検出器セル200におけるゼロ静的電流消費となる。したがって、供給検出器セル200は、複数のIO回路、動作条件、及び(1)を満たす異なるレンジのコア供給電圧(VDD)にわたって適用可能である。これは更に、図3(a)及び図3(b)を参照して示される。
【0022】
図3(a)は、供給検出器の動作の例示グラフである。図3(a)は、コア供給がそれぞれパワーダウン及びパワーアップするときに、供給検出信号が論理HIGH及び論理LOWに切り替わるコア供給値を示す。これらのコア供給電圧値(Y軸)は、異なる動作条件(X軸)下で示されている。
【0023】
図3(b)は、コア供給電圧(VDD)及びIO供給電圧(VDDS)の、異なる状態での供給検出器のゼロ静的電流挙動の例示グラフである。IO供給電圧(VDDS)を介したリーク電流は、異なる動作条件の下で示されている。最大IO供給リーク電流は、1.1Vのコア供給電圧(VDD)値、1.98VのIO供給電圧(VDDS)値、及び125Cの温度で、224nAである。
【0024】
図4は、PAD422に結合されるドライバ回路400のブロック図である。ドライバ回路400はIO(入力/出力)供給電圧(VDDS)402によって給電される。ドライバ回路400は、レベルシフタ回路406及び408の対を含む。それぞれの入力として、レベルシフタ回路406は入力信号Aを受け取り、レベルシフタ回路408はトライステート信号GZを受け取る。また、レベルシフタ回路406及び408の対は、コア供給電圧(VDD)404及びIO供給電圧(VDDS)402を受け取る。更に、ドライバ回路400は、プリドライバ論理回路410及び412の対を含む。各プリドライバ論理回路はレベルシフタ回路の出力に結合されるため、プリドライバ論理回路410はレベルシフタ回路406の出力に結合され、プリドライバ論理回路412はレベルシフタ回路408の出力に結合される。プリドライバ論理回路410及び412の対は、IO供給電圧(VDDS)402によって給電される。ゲート回路414及び416の対が、プリドライバ論理回路410及び412の対にそれぞれ結合される。ゲート回路414はプリドライバ論理回路410の出力に結合され、ゲート回路416はプリドライバ論理回路412の出力に結合される。ゲート回路414及び416の対は、フェイルセーフ回路(図4には図示せず)から制御信号(Noff)415を受け取る。ゲート回路414はまた、フェイルセーフ回路からIO供給電圧(VDDS)402及び基板信号(X)419を受け取る。最終ドライバ回路417がゲート回路414及び416の対に結合される。最終ドライバ回路417は、最終ドライバPMOSトランジスタ418及び最終ドライバNMOSトランジスタ420を含む。最終ドライバPMOSトランジスタ418は、IO供給電圧(VDDS)402によって給電され、フェイルセーフ回路(図4には図示せず)から基板信号(X)419を受け取る。PAD422は最終ドライバ回路417に結合される。レベルシフタ回路406及び408の対、プリドライバ論理回路410及び412の対、ゲート回路416、並びに最終ドライバNMOSトランジスタ420は、接地端子にも接続される。ドライバ回路400の動作は、図5に関連して説明する。
【0025】
図5は、入力/出力(IO)回路500の概略図である。IO回路500は、ドライバ回路505、PAD522、及びフェイルセーフ回路525を含む。ドライバ回路505は、接続及び動作においてドライバ回路400に類似している。ドライバ回路505はIO(入力/出力)供給502によって給電される。ドライバ回路505はレベルシフタ回路506及び508の対を含む。レベルシフタ回路506は入力信号Aを受け取り、レベルシフタ回路508はトライステート信号GZを受け取る。また、レベルシフタ回路506及び508は、コア供給電圧(VDD)504及びIO供給電圧(VDDS)502を受け取る。更に、ドライバ回路505はプリドライバ論理回路510及び512の対を含む。各プリドライバ論理回路はレベルシフタ回路の出力に結合され、そのため、プリドライバ論理回路510はレベルシフタ回路506の出力に結合され、プリドライバ論理回路512はレベルシフタ回路508の出力に結合される。プリドライバ論理回路510及び512の対は、IO供給電圧(VDDS)502によって給電される。
【0026】
ゲート回路514及び516の対が、それぞれ、プリドライバ論理回路510及び512の対に結合される。ゲート回路514はプリドライバ論理回路510の出力に結合され、ゲート回路516はプリドライバ論理回路512の出力に結合される。ゲート回路514は、2つのPMOSトランジスタ514a及び514b並びにNMOSトランジスタ514cを含む。PMOSトランジスタ514aは、ゲート端子で制御信号(Noff)515を、フェイルセーフ回路525からボディ端子で基板信号(X)538を受け取る。PMOSトランジスタ514bは、ゲート端子でIO供給電圧(VDDS)502を、ボディ端子で基板信号(X)538を受け取る。NMOSトランジスタ514cは、ゲート端子で反転制御信号(Noffz)515Xを受け取る。ゲート回路516はNMOSトランジスタ516aを含む。NMOSトランジスタ516aは、フェイルセーフ回路515からゲート端子で制御信号(Noff)515を受け取り、そのソース端子は接地に接続される。最終ドライバ回路517が、ゲート回路514及び516の対に結合される。最終ドライバ回路517は、最終ドライバPMOSトランジスタ518及び最終ドライバNMOSトランジスタ520を含む。最終ドライバPMOSトランジスタ518は、ソース端子でIO供給電圧(VDDS)502を受け取り、ボディ端子で基板信号(X)538を受け取る。ゲート回路514の出力が、最終ドライバPMOSトランジスタ518のゲート端子に接続される。最終ドライバNMOSトランジスタ520のゲート端子が、ゲート回路516の出力に接続される。最終ドライバNMOSトランジスタ520のソース端子は、接地端子に接続される。PAD522は最終ドライバ回路517に結合される。
【0027】
フェイルセーフ回路525は、制御信号(Noff)515及び基板信号(X)538を生成する。フェイルセーフ回路525は、第1のPMOSトランジスタ526、第2のPMOSトランジスタ528、及び反転段535を含む。第1のPMOSトランジスタ526のソース端子が、IO供給電圧(VDDS)502に接続される。第2のPMOSトランジスタ528のドレイン端子がPAD522に接続され、第2のPMOSトランジスタ528のゲート端子がIO供給電圧(VDDS)502に接続される。第2のPMOSトランジスタ528のソース端子、第1のPMOSトランジスタ526のドレイン端子、第1のPMOSトランジスタ526のボディ端子、及び第2のPMOSトランジスタ528のボディ端子は、基板信号(X)538を生成するように共に組み合わされる。フェイルセーフ回路525の反転段535は、第3のPMOSトランジスタ530、第1のNMOSトランジスタ532、第2のNMOSトランジスタ534、及び第3のNMOSトランジスタ536を含む。第1のNMOSトランジスタ532、第2のNMOSトランジスタ534、及び第3のNMOSトランジスタ536は、カスコード配置で接続される。第3のPMOSトランジスタ530、第1のNMOSトランジスタ532、第2のNMOSトランジスタ534、及び第3のNMOSトランジスタ536のゲート端子は、IO供給電圧(VDDS)502を受け取るように構成される。第3のPMOSトランジスタ530のソース端子がPAD522に接続される。第1のNMOSトランジスタ532のドレイン端子が、制御信号(Noff)515を生成するように第3のPMOSトランジスタ530のドレイン端子に接続される。第3のNMOSトランジスタ536のソース端子が接地に接続される。
【0028】
IO回路(プリドライバ論理回路510及び512の対、最終ドライバ回路517、並びにフェイルセーフ回路525)はIO供給電圧(VDDS)502で動作するため、レベルシフタ回路506及び508の対は、信号をコア供給電圧(VDD)レベルからIO供給電圧(VDDS)レベルに変換する。プリドライバ論理回路510及び512の対は、入力信号A及びトライステート信号GZのレベルシフトされたバージョンに基づいて論理を実装する。最終ドライバPMOSトランジスタ518及び最終ドライバNMOSトランジスタ520は、プリドライバ論理回路510及び512の対の出力によって制御される。プリドライバ論理回路510及び512は、下記の真理値表を実装し、ここで、「高インピーダンス」状態は、最終ドライバPMOSトランジスタ518及び最終ドライバNMOSトランジスタ520の両方がOFF状態にあるとき達成される。
【0029】
動作モードのうちの1つにおいて、PAD522は論理HIGHであり、IO供給電圧(VDDS)はパワーダウンされ、最終ドライバPMOSトランジスタ518及び最終ドライバNMOSトランジスタ520はOFFになっておらず、その結果、PAD522から、最終ドライバPMOSトランジスタ518を介してIO供給電圧(VDDS)502、又は最終ドライバNMOSトランジスタ520を介して接地端子、のいずれかへのリーク電流(伝導電流)が生じる。フェイルセーフ回路525は、最終ドライバPMOSトランジスタ518及び最終ドライバNMOSトランジスタ520を正しくOFFにすることによって、この動作モードを回避する。フェイルセーフ回路525は、最終ドライバPMOSトランジスタ518及び最終ドライバNMOSトランジスタ520をOFFにするために、制御信号(Noff)515を生成する。フェイルセーフ回路525は、PAD電圧によって給電され、IO供給電圧(VDDS)502を受け取る。PAD電圧はPAD522での電圧である。IO供給電圧(VDDS)502が存在せず、PAD電圧が論理HIGHであるとき、PMOSトランジスタ530はONになり、PAD522上の論理HIGH電圧を制御信号(NOFF)信号515に渡す。また、PMOSトランジスタ528はONになり、基板信号(X)538上の論理HIGHまでプルアップする。制御信号(NOFF)515は論理HIGHであるため、PMOS526はOFFになる。論理HIGH制御信号(Noff)515は、NMOS520のゲート端子を接地までプルすることによって、最終ドライバNMOSトランジスタ520をOFFにする。PMOSトランジスタ514a及びNMOSトランジスタ514cも、それぞれ論理HIGH制御信号(Noff)515及び論理LOW反転制御信号(NoffZ)515XによってOFFになり、それによって、プリドライバ論理回路510の出力を最終ドライバPMOSトランジスタ518から切断する。PAD電圧は論理HIGHであるため、最終ドライバPMOSトランジスタ518のゲート端子はPMOS514bによって論理HIGHまでプルアップされ、これがそのゲート端子でのIO供給電圧(VDDS)502及びそのドレインでのPAD電圧のためONになり、それによってPAD522から最終ドライバPMOSトランジスタ518を介するIO供給電圧(VDDS)502へのいかなるリーク電流(伝導電流)をも回避する。また、基板信号(X)538は、論理HIGHにプルされるため、最終ドライバPMOS518の内部pn接合の順方向バイアスを回避する。IO供給電圧(VDDS)502がトリップ点電圧(trip-point voltage)を下回るとき、フェイルセーフ回路525は有効である。少なくとも1つのバージョンにおいて、このトリップ点電圧は、フェイルセーフ回路525内の反転段535におけるトランジスタのしきい値電圧に依存する。例えば、トリップ点電圧は、フェイルセーフ回路525内のPMOSトランジスタ530とカスコードされたNMOSトランジスタ532、534、及び536の相対的な幅を設計することによって選択可能である。PMOSトランジスタ530とカスコードされたNMOSトランジスタ532、534、及び536の幅の比のスキューイングの程度は、NOFFが論理HIGHから論理LOWにトリップするとき、IO供給電圧(VDDS)502のランプアップの間のトリップ点電圧を決定する。PAD522が論理HIGHでありIO供給電圧(VDDS)502がトリップ点電圧を上回る場合、制御信号(Noff)515はOFFになり、そのため最終ドライバPMOSトランジスタ518及び最終ドライバNMOSトランジスタ520はOFFにならない。これにより、PAD522からIO供給電圧(VDDS)502へ又は接地端子へのリーク電流(伝導電流)が発生する。これについては、図6(a)及び図6(b)を参照して更に示す。
【0030】
図6(a)は、IO供給電圧(VDDS)502に対する制御信号(Noff)515の応答の例示グラフである。図6(a)に示されるように、制御信号(Noff)515は、IO供給電圧(VDDS)502がランプ関数として0ボルトから1.98ボルトまで増加するとき一定のままである。しかしながら、IO供給電圧(VDDS)502が、例示グラフでは1.25ボルトであるトリップ点電圧を超えるとき、制御信号(Noff)515はOFFになる。
【0031】
図6(b)は、PAD522が論理HIGHである一方でIO供給電圧(VDDS)502がトリップ点電圧を超えるときの、PAD522からIO供給電圧(VDDS)502への伝導(リーク)電流の例示グラフである。このグラフは、トリップ点電圧でのPADからのリーク電流(伝導電流)(約20mA)における非常に大きなスパイクを示す。
【0032】
図7(a)及び図7(b)に示されるように、入力/出力(IO)回路700が、ドライバ回路705、PAD722、フェイルセーフ回路725、及び供給検出器セル750を含む。ドライバ回路705は、接続及び動作においてドライバ回路505と同様である。フェイルセーフ回路725は、接続及び動作においてフェイルセーフ回路525と同様である。供給検出器セル750は、接続及び動作において供給検出器セル100と同様である。
【0033】
供給検出器セル750は、入力/出力(IO)供給702によって給電され、入力信号としてコア供給電圧(VDD)704を受け取る。ダイオード接続トランジスタ756が、IO供給電圧(VDDS)702によって給電される。少なくとも1つの例において、ダイオード接続トランジスタ756はNMOSトランジスタ又はPMOSトランジスタである。入力インバータ段758が、ダイオード接続トランジスタ756に結合される。入力インバータ段758は、コア供給電圧(VDD)704を受け取る。第2のインバータ段760は、入力インバータ段758の出力を受け取り、IO供給電圧(VDDS)702によって給電される。弱キーパートランジスタ762の対が、第2のインバータ段760の出力に結合される。トランジスタ762は、直列に接続され、IO供給電圧(VDDS)702によって給電される。弱キーパートランジスタ762の対の出力が、第2のインバータ段760への入力として提供され、これは入力インバータ段758の出力でもある。出力インバータ段764が、第2のインバータ段760に結合され、供給検出信号766を生成する。出力インバータ段764はIO供給電圧(VDDS)702によって給電される。
【0034】
ドライバ回路705はIO(入力/出力)供給702によって給電される。ドライバ回路705は、レベルシフタ回路706及び708の対を含む。レベルシフタ回路706は入力信号Aを受け取り、レベルシフタ回路708はトライステート信号GZを受け取る。レベルシフタ回路706及び708は、供給検出器セル750から供給検出信号766を受け取る。また、レベルシフタ回路706及び708は、コア供給電圧(VDD)704及びIO供給電圧(VDDS)702を受け取る。また、ドライバ回路705は、プリドライバ論理回路710及び712の対を含む。各プリドライバ論理回路はレベルシフタ回路の出力に結合され、そのため、プリドライバ論理回路710はレベルシフタ回路706の出力に結合され、プリドライバ論理回路712はレベルシフタ回路708の出力に結合される。プリドライバ論理回路710及び712の対は、IO供給電圧(VDDS)702によって給電される。
【0035】
ゲート回路714及び716の対が、それぞれプリドライバ論理回路710及び712の対に結合される。ゲート回路714はプリドライバ論理回路710の出力に結合され、ゲート回路716はプリドライバ論理回路712の出力に結合される。ゲート回路714は、2つのPMOSトランジスタ714a及び714b、並びにNMOSトランジスタ714cを含む。PMOSトランジスタ714aは、ゲート端子で制御信号(Noff)715を、ボディ端子でフェイルセーフ回路725から基板信号(X)738を受け取る。PMOSトランジスタ714bは、ゲート端子でIO供給電圧(VDDS)702を、ボディ端子で基板信号(X)738を受け取る。NMOSトランジスタ714cは、ゲート端子で反転制御信号(Noffz)715Xを受け取る。ゲート回路716はNMOSトランジスタ716aを含む。NMOSトランジスタ716aは、ゲート端子でフェイルセーフ回路725から制御信号(Noff)715を受け取り、そのソース端子は接地に接続される。最終ドライバ回路717が、ゲート回路714及び716の対に結合される。最終ドライバ回路715は、最終ドライバPMOSトランジスタ718及び最終ドライバNMOSトランジスタ720を含む。最終ドライバPMOSトランジスタ718は、ソース端子でIO供給電圧(VDDS)702を受け取り、ボディ端子で基板信号(X)738を受け取る。ゲート回路714の出力が、最終ドライバPMOSトランジスタ718のゲート端子に接続される。最終ドライバNMOSトランジスタ720のゲート端子が、ゲート回路716の出力に接続される。最終ドライバNMOSトランジスタ720のソース端子は、接地端子に接続される。PAD722は最終ドライバ回路715に結合される。レベルシフタ回路706及び708の対、並びにプリドライバ論理回路710及び712の対は、接地端子にも接続される。
【0036】
フェイルセーフ回路725は、制御信号(Noff)715及び基板信号(X)738を生成する。フェイルセーフ回路725は、第1のPMOSトランジスタ726、第2のPMOSトランジスタ728、及び反転段735を含む。第1のPMOSトランジスタ726のソース端子は、IO供給電圧(VDDS)702を受け取るように構成される。第2のPMOSトランジスタ728のドレイン端子がPAD722に接続され、第2のPMOSトランジスタ728のゲート端子がIO供給電圧(VDDS)702に接続される。第2のPMOSトランジスタ728のソース端子、第1のPMOSトランジスタ726のドレイン端子、第1のPMOSトランジスタ726のボディ端子、及び第2のPMOSトランジスタ728のボディ端子が、基板信号(X)738を生成するために共に組み合わされる。フェイルセーフ回路725の反転段735は、第3のPMOSトランジスタ730、第1のNMOSトランジスタ732、第2のNMOSトランジスタ734、及び第3のNMOSトランジスタ736を含む。第1のNMOSトランジスタ732、第2のNMOSトランジスタ734、及び第3のNMOSトランジスタ736は、カスコード配置で接続される。第3のPMOSトランジスタ730、第1のNMOSトランジスタ732、第2のNMOSトランジスタ734、及び第3のNMOSトランジスタ736のゲート端子は、IO供給電圧(VDDS)702を受け取るように構成される。第3のPMOSトランジスタ730のソース端子が、PAD722に接続される。第1のNMOSトランジスタ732のドレイン端子が、制御信号(Noff)715を生成するために第3のPMOSトランジスタ730のドレイン端子に接続される。第3のNMOSトランジスタ736のソース端子が、接地に接続される。
【0037】
供給検出器セル750は、コア供給電圧(VDD)704を検出するように及び供給検出信号766を生成するように構成される。IO回路(プリドライバ論理回路710及び712の対、最終ドライバ回路717、並びにフェイルセーフ回路725)はIO供給電圧(VDDS)702で動作するため、レベルシフタ回路706及び708の対は、信号をコア供給電圧(VDD)レベルからIO供給電圧(VDDS)レベルに変換する。供給検出信号766はまた、レベルシフタ回路706及び708の対への入力として受け取られる。プリドライバ論理回路710及び712の対は、入力信号Aとトライステート信号GZとのレベルシフトされたバージョンに基づいて論理を実装する。入力信号A及びトライステート信号GZは、レベルシフタ回路706及び708の対によって受け取られた供給検出信号766に基づいて改変される。最終ドライバPMOSトランジスタ718及び最終ドライバNMOSトランジスタ720は、プリドライバ論理回路710及び712の対の出力によって制御される。コア供給電圧(VDD)がOFF状態にある場合、供給検出信号766は論理HIGH状態である。このケースでは、レベルシフタ回路706及び708の対の出力は論理HIGHであり、これが最終ドライバPMOSトランジスタ718及び最終ドライバNMOSトランジスタ720の両方をOFFにする。
【0038】
フェイルセーフIOの場合、動作モードのうちの1つにおいて、PAD722は論理HIGHであり、IO供給電圧(VDDS)702はパワーダウンされ、最終ドライバPMOSトランジスタ718及び最終ドライバNMOSトランジスタ720はOFFになっておらず、その結果、PAD722から、最終ドライバPMOSトランジスタ718を介してIO供給電圧(VDDS)702、又は最終ドライバNMOSトランジスタ720を介して接地端子、のいずれかへのリーク電流(伝導電流)が生じる。フェイルセーフ回路725は、最終ドライバPMOSトランジスタ718及び最終ドライバNMOSトランジスタ720を正しくOFFにすることによって、この動作モードを回避する。フェイルセーフ回路725は、最終ドライバPMOSトランジスタ718及び最終ドライバNMOSトランジスタ720をOFFにするために、制御信号(Noff)715を生成する。フェイルセーフ回路725は、PAD電圧及びIO供給電圧(VDDS)702を受け取る。PAD電圧はPAD722での電圧である。IO供給電圧(VDDS)702が存在せず、PAD電圧が論理HIGHであるとき、PMOSトランジスタ730は、ONになり、PAD722上の論理HIGH電圧を制御信号(Noff)信号715に渡す。また、PMOSトランジスタ728はONになり、基板信号(X)738を論理HIGHまでプルする。制御信号(NOFF)715は論理HIGHであるため、PMOS526はOFFになる。論理HIGH制御信号(Noff)715は、NMOS720のゲート端子をプルアップすることによって、最終ドライバNMOSトランジスタ720をOFFにする。PMOSトランジスタ714a及びNMOSトランジスタ714cも、それぞれ論理HIGH制御信号(Noff)715及び論理LOW反転制御信号(NoffZ)715XによってOFFになり、それによって、プリドライバ論理回路710の出力を最終ドライバPMOSトランジスタ718から切断する。PAD電圧は論理HIGHであるため、最終ドライバPMOSトランジスタ718のゲート端子はPMOS714bによって論理HIGHまでプルアップされ、これが、そのゲート端子でのIO供給電圧(VDDS)702及びそのドレインでのPAD電圧のためONになり、それによって、PAD722から最終ドライバPMOSトランジスタ718を介するIO供給電圧(VDDS)702へのいかなるリーク電流(伝導電流)をも回避する。また、基板信号(X)738は、論理HIGHにプルされるため、最終ドライバPMOS718の内部pn接合の順方向バイアスを回避する。IO供給電圧(VDDS)702がトリップ点電圧を下回るとき、フェイルセーフ回路725は有効である。少なくとも1つのバージョンにおいて、トリップ点電圧は、フェイルセーフ回路725内の反転段735におけるトランジスタのしきい値電圧に依存する。例えば、トリップ点電圧は、フェイルセーフ回路725内のPMOSトランジスタ730とカスコードされたNMOSトランジスタ732、734、及び736の相対的な幅を設計することによって選択可能である。PMOSトランジスタ730とカスコードされたNMOSトランジスタ732、734、及び736の幅の比のスキューイングの程度は、NOFFが論理HIGHから論理LOWにトリップするとき、IO供給電圧(VDDS)のランプアップの間のトリップ点電圧を決定する。したがって、フェイルセーフ回路725は、PAD722が論理HIGHでありIO供給電圧(VDDS)702がトリップ点電圧を下回るとき、最終ドライバ回路715のディアクティベーションを介してリーク電流(伝導電流)を制御する。しかしながら、コア供給電圧(VDD)704がOFF状態にあり、PAD722が論理HIGHであり、IO供給電圧(VDDS)702がトリップ点電圧を上回る場合、制御信号(Noff)715はOFFになる。したがって、最終ドライバPMOSトランジスタ718及び最終ドライバNMOSトランジスタ720は誤ってゲーティングされ得、その結果、リーク電流が生じる。この状態は、供給検出器セル750によって回避される。
【0039】
コア供給電圧(VDD)704がOFF状態にありIO供給電圧(VDDS)702はランプアップしているとき、ダイオード接続トランジスタ756はONになる。したがって、入力インバータ段758の出力は(VDDS−Vtn)である。Vtnはダイオード接続トランジスタ756のしきい値電圧である。入力インバータ段758の出力(IO供給電圧(VDDS)−Vtn)は、弱論理HIGHであり、第2のインバータ段760によって反転される。したがって、第2のインバータ段760の出力は弱論理LOWになる。この弱論理LOW信号を受け取ることに応答して、弱キーパートランジスタ762の対は、入力インバータ段758の出力を(VDDS−Vtn)からIO供給電圧(VDDS)レベルまでプルする。これにより、論理HIGH信号が第2のインバータ段760に提供されるため、第2のインバータ段760内にゼロ静的リーク電流が提供される。第2のインバータ段760で受け取られる論理HIGH信号は、第2のインバータ段760の出力の論理LOW信号となる。第2のインバータ段760の論理LOW信号出力は、入力として出力インバータ段764に提供され、その結果、論理HIGH供給検出信号766が生じる。したがって、出力インバータ段764は入力インバータ段758の出力をバッファリングする。論理HIGH供給検出信号766が、レベルシフタ回路706及び708の対に提供される。レベルシフタ回路706及び708の対の出力は論理HIGHになり、これは、プリドライバ論理回路710及び712の対の出力をそれぞれ論理HIGH及び論理LOWに駆動し、それにより、プリドライバ論理回路710及び712を用いて最終ドライバPMOSトランジスタ718及び最終ドライバNMOSトランジスタ720の両方をOFFにする。したがって、コア供給電圧(VDD)704がOFF状態にあるとき、IO供給電圧(VDDS)702がトリップ点電圧を上回る場合、供給検出器セル750は、最終ドライバ回路717をOFFにするか又はディアクティベートする。IO回路700は、コア供給電圧(VDD)がOFF状態にあり、IO供給電圧(VDDS)702がトリップ点を上回るとき、たとえPADが論理HIGHにあるときでも、PAD722から非常に低いリーク電流を提供する。PMOSトランジスタ730及びNMOSトランジスタ732、734、736の相対的な幅をスキューイングすることによってトリップ点を選択するこの方法は、最大PAD電流/ピン電流を制御する際に用いられる。パワーダウンシーケンスの間、IO供給電圧(VDDS)702がランプダウンするとき、トリップ点より前に、供給検出器は、コア供給がLOWである一方で最終ドライバ回路717をディセーブルにする。トリップ点電圧を下回ると、フェイルセーフ回路725並びにゲート回路714及び716は最終ドライバを(トライステートによって)ディセーブルにする。IO回路700は、(SLIMbusインターフェースなどの)フェイルセーフIOインターフェースのパワーアップ又はパワーダウンの間、極度に低いPAD電流(ピン電流)を提供し、それによって真のフェイルセーフ追従を達成する。
【0040】
図8(a)は、IO供給電圧(VDDS)702に対する制御信号(Noff)715の応答の例示グラフである。図8(a)に示されるように、制御信号(Noff)715は、IO供給電圧(VDDS)702がランプ関数として0ボルトから1.25ボルトまで増加するとき、一定のままである。しかしながら、IO供給電圧(VDDS)702が、例示グラフでは1.25ボルトであるトリップ点電圧を超えると、制御信号(Noff)715はOFFになる。
【0041】
図8(b)は、IO供給電圧(VDDS)702がトリップ点電圧を超えるときの、PAD722からIO供給電圧(VDDS)702へのリーク電流の例示グラフである。このグラフは、PAD電圧が論理HIGHであり、IO供給電圧(VDDS)がトリップ点電圧を上回るとき、供給検出器セル750が最終ドライバ回路717をディアクティベートするので、PAD722からIO供給電圧(VDDS)702へのリーク電流が無視できることを示している。
【0042】
図9は、コンピューティングデバイス900のブロック図である。コンピューティングデバイス900は、モバイルフォン、携帯情報端末、パーソナルコンピュータ、又は任意の他のタイプの電子システムなどの、モバイル通信デバイス(又はこれに組み込まれる集積回路)である。
【0043】
いくつかの実施形態において、コンピューティングデバイス900は、CPU(中央処理ユニット)などの処理ユニット912、メモリユニット914(ランダムアクセスメモリ(RAM)など)、及びテスタ910を含む、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、又はシステムオンチップ(SoC)のうちの1つであるが、これらに限定されない。処理ユニット912は、例えば、CISCタイプ(複雑命令セットコンピュータ)CPU、RISCタイプCPU(縮小命令セットコンピュータ)、又はデジタル信号プロセッサ(DSP)とすることができる。メモリモジュール914(これは、RAM、フラッシュメモリ、又はディスクストレージなどのメモリとすることができる)は、処理ユニット912によって実行されたとき、コンピューティングデバイス900に関連付けられた任意の好適な機能を実施する(埋め込みアプリケーションなどの)1つ又は複数のソフトウェアアプリケーション930を記憶する。テスタ910は、ソフトウェアアプリケーション930を実行するコンピューティングデバイス900のテスト及びデバッグをサポートする論理を含む。例えば、テスタ910は、コンピューティングデバイス900上に実際に存在する場合、構成要素が様々な状況でどのように作動するか(構成要素がソフトウェアアプリケーション930とどのように相互作用するかなど)の検証を可能にするために、コンピューティングデバイス900の欠陥のある又は利用不能な構成要素をエミュレートするために適している。このようにして、ソフトウェアアプリケーション930は、製造後動作に類似する環境においてデバッグされ得る。
【0044】
処理ユニット912はキャッシュメモリ及び論理を含み、キャッシュメモリ及び論理は、メモリモジュール914から頻繁にアクセスされる情報を記憶及び用い、コンピューティングデバイスの動作に対して責務を負う。コンピューティングデバイス900は、処理ユニット912及びメモリモジュール914に結合される論理回路915を含む。IO回路916が、論理回路915のうちの少なくとも1つの論理回路に結合される。IO回路916は、コンピューティングデバイス900と外界との間のインターフェースとして動作する。IO回路916は、接続及び動作においてIO回路700に類似している。IO回路916は、パワーアップシーケンスの間、パワーダウンシーケンスの間、及び安定したパワーアップ状態の間、PADからの低リーク電流を有する。これは、IO回路916が、IO供給電圧(VDDS)がトリップ点電圧を下回るときフェイルセーフ回路機構を用い、IO供給電圧(VDDS)がトリップ点電圧を上回るときコア供給検出機構を用いるためである。
【0045】
前述の考察において、「論理HIGH」という用語は論理状態「1」にある信号を指し、「論理LOW」という用語は論理状態「0」にある信号を指す。また、「OFF状態」、又は「OFF」にする、又は「OFF」になるという用語は、デバイス、構成要素、又は信号のディアクティベーションを指す。「ON」になるという用語は、デバイス、構成要素、又は信号のアクティベーションを指す。
【0046】
したがって、入力/出力(IO)供給電圧によって給電される入力/出力(IO)回路の少なくとも1つのバージョンにおいて、供給検出器セルがコア供給電圧を検出する。また、IO回路はレベルシフタ回路の対を含む。各レベルシフタ回路は、供給検出器セルの出力を受け取り、供給検出器セルの出力をコア供給電圧レベルからIO供給電圧レベルに変換する。IO回路はプリドライバ論理回路の対を含む。各プリドライバ論理回路は、レベルシフタ回路の出力に接続される。IO回路はゲート回路の対を含み、各ゲート回路はプリドライバ論理回路の出力に接続される。IO回路は、PAD電圧を受け取るフェイルセーフ回路を含む。フェイルセーフ回路及び供給検出器セルは、IO供給電圧及びPAD電圧に基づいてPADからのリーク電流を制御する。
【0047】
別の例示の実施形態が、PADを介して電流を制御する方法を提供する。コア供給電圧が検出される。入力/出力(IO)供給がトリップ点電圧を下回りPADが論理HIGHであるとき、フェイルセーフ回路が、最終ドライバ回路のディアクティベーションを介してPADからのリーク電流を制御する。供給検出器セルが、コア供給電圧がOFF状態にあるとき、IO供給電圧がトリップ点電圧を上回りPADが論理HIGHであるとき最終ドライバ回路のディアクティベーションを介してPADからのリーク電流を制御する。
【0048】
例示の実施形態が、処理ユニットと、処理ユニットに結合されるメモリモジュールとを含むコンピューティングデバイスを提供する。論理回路が処理ユニット及びメモリモジュールに結合される。入力/出力(IO)回路が、論理回路のうちの少なくとも1つの論理回路に結合される。IO回路は供給検出器セルを含み、供給検出器セルは、コア供給電圧を検出し、供給検出信号を生成する。ドライバ回路が、PADに接続され、供給検出信号を受け取る。フェイルセーフ回路がPAD電圧を受け取る。フェイルセーフ回路及び供給検出器セルは、IO供給電圧及びPAD電圧に基づいてPADからのリーク電流を制御する。
【0049】
特許請求の範囲内で、説明した実施形態における改変が可能であり、他の実施形態が可能である。
【図1】
【図2】
【図3(a)】
【図3(b)】
【図4】
【図5】
【図6(a)】
【図6(b)】
【図7(a)】
【図7(b)】
【図8(a)】
【図8(b)】
【図9】
【国際調査報告】