(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2016-537051(P2016-537051A)
(43)【公表日】2016年12月1日
(54)【発明の名称】回転吐出式化粧品容器
(51)【国際特許分類】
A45D 34/04 20060101AFI20161104BHJP
A45D 34/00 20060101ALI20161104BHJP
【FI】
A45D34/04 525B
A45D34/00 510Z
A45D34/04 560
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2016-521928(P2016-521928)
(86)(22)【出願日】2014年10月8日
(85)【翻訳文提出日】2016年4月8日
(86)【国際出願番号】KR2014009467
(87)【国際公開番号】WO2015053551
(87)【国際公開日】20150416
(31)【優先権主張番号】10-2013-0120568
(32)【優先日】2013年10月10日
(33)【優先権主張国】KR
(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ
(71)【出願人】
【識別番号】515033496
【氏名又は名称】ヨンウー カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001807
【氏名又は名称】特許業務法人磯野国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】ソン スジン
(72)【発明者】
【氏名】ジュング ヒョスン
(57)【要約】
本発明は、回転吐出式化粧品容器に関することであり、回転体の上部に吐出される内容物を吸収する内容物吸収部材を設置して内容物吸収部材に吸収された内容物を必要な量のみをパフなどのような化粧用塗布手段に付けて使用可能にすることで、不要に内容物が消耗されることを防止することが出来る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内容物が受容され、該内部に内容物の使用によって上昇するピストンが備えられる容器本体;
前記容器本体の上部に結合され、かつ、前記容器本体に受容された内容物が流入されるよう下段中央部に内容物流入孔が形成された内容物流入部が備えられるハウジング;
前記ハウジングの上部に回転可能に結合され、中央部に内容物が吐出される吐出口が形成される回転体;
前記回転体の回転によって昇降されポンピング作動によって内容物を排出するポンピング部材;
前記回転体の吐出口上部に位置して吐出口によって吐出される内容物を吸収する内容物吸収部材;
前記回転体と内容物吸収部材の間に位置して前記内容物吸収部材を支持し、前記吐出口によって吐出される内容物が移動されるよう少なくとも一つ以上の内容物移動孔が形成される内容物吸収部材支持体;
前記内容物吸収部材支持体の一方において上下に回動可能になるようヒンジ結合されて内容物吸収部材が設置された内容物吸収部材支持体の内部空間を開閉する収納キャップ;
前記収納キャップの上段に安着され、前記内容物吸収部材に吸収された内容物を付けてユーザー肌に塗布可能な内容物塗布部材;および前記内容物塗布部材を覆って前記回転体の一方において上下に回動可能になるようヒンジ結合されるエンドキャップ;
を含むことを特徴とする回転吐出式化粧品容器。
【請求項2】
前記ハウジングには、前記ポンピング部材の垂直移動をガイドするよう外周面を囲み多数の垂直ガイド溝が一定間隔で離隔して形成されることを特徴とする回転吐出式化粧品容器。
【請求項3】
前記回転体の内側には、前記ポンピング部材の昇降をガイドするよう内周面を囲み上下に交互に屈曲部を形成する回転ガイドが備えられることを特徴とする回転吐出式化粧品容器。
【請求項4】
前記ポンピング部材には、前記回転体の回転によって昇降するよう該外周面に前記垂直ガイド溝に挿入された状態で前記回転ガイドの下面に沿って移動して前記垂直ガイド溝内で昇降する多数のガイド突起が形成されることを特徴とする回転吐出式化粧品容器。
【請求項5】
前記ハウジングに回転体を回転可能に結合させる結合リングを更に含むことを特徴とする回転吐出式化粧品容器。
【請求項6】
前記内容物吸収部材支持体の上段には、前記収納キャップが結合される結合溝が形成され、前記収納キャップの下段には、前記結合溝に結合される結合突起が形成されることを特徴とする回転吐出式化粧品容器。
【請求項7】
前記回転体の前面部には、前記エンドキャップを開閉させるボタン部が結合され、かつ、前記ボタン部の上部には、前記エンドキャップの閉鎖時にエンドキャップの内側を支持してエンドキャップが開放されることを防止する為の係止突起が備えられることを特徴とする回転吐出式化粧品容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転吐出式化粧品容器みに関し、より詳細には、回転体の上部に吐出される内容物を吸収する内容物吸収部材を設置して内容物吸収部材に吸収された内容物を必要な量のみをパフのような化粧用塗布手段に付けて使用可能にすることで、不要に内容物が消耗されることを防止することができる回転吐出式化粧品容器に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、栄養クリームやマッサージクリーム、アイクリームまたはファウンデーションのようなクリームタイプの化粧品は油分が多い為、スキンやローションのような低貼度化粧品に比べ変質しやすいということは既に周知の事実であり、このようなクリームタイプの化粧品は手で取り出すよう比較的に入り口が広い容器に盛って提供されることで空気との接触による酸化の可能性が高いことのみならず、手に付いた異物質や水分などにより発生する。
【0003】
このような短所を補完する為、密閉状態でも内容物を一定量吐出させ使用することが出来るよう真空化粧品容器が既に広く普及されていて、特に内容物を手で直接吐出させることなく皿形状のボタンを提供し、所定の内容物が溜まる状態で使用することができるよう提供している。
【0004】
このような従来の皿形状のボタンが備えられた真空化粧品容器が韓国登録実用新案第20-0311503号(以下、'登録実用新案'と称す。)に図示されている。前記登録実用新案は本出願人が2003年02月04日先に出願して登録を受けた「ディスペンサー容器」に関することであり、内容物が貯蔵される容器部(10)と、前記容器部の上段に結合されるディスペンサー(100)を含み、前記ディスペンサー(100)は下段に吸入孔(22)が形成されて容器部(10)の上段に結合されるシリンダー(20)と、前記シリンダー(20)の吸入孔(22)に備えられる弁体(30)と、上段には、容器部(10)の上部をカバーする為に拡大された皿部(42)が備えられて繰り返しのポンピングが可能になるようシリンダー(20)に備えられるボタン(40)と、前記シリンダー(20)の内壁面とボタン(40)の下段部の間に備えられるピストン(50)を含むディスペンス容器において、前記ボタン(40)の中央部には、上下方向へスライド孔(44)が形成され、前記弁体(30)は上段部が上部に延長され前記ボタン(40)のスライド孔(44)にスライド可能に挿入され、前記弁体(30)の上段には、ボタン(40)のスライド孔(44)をカバーするカバー部材(60)が結合され、前記ボタン(40)を押すとボタン(40)が弁体(30)の外周面に沿って下降し、前記カバー部材(60)とボタン(40)の間にギャップが発生し、該ギャップにより内容物が吐出され、ボタン(40)の皿部(42)に溜まるようにしたことが特徴である。
【0005】
前記のような構成の登録実用新案は、ボタン(40)の上段部が中央部へ行くほど、陥没する皿形状からなり、ボタン(40)の上段へ吐出される内容物を手または化粧用塗布手段に付いて使用するよう構成されたものあり、ボタン(40)加圧による一回のポンピング作動によって一定量の内容物がボタン(40)の上段部に吐出されるよう構成され、ユーザによって内容物の使用量が異なる為、特定ユーザには一回ポンピング作動によって吐出量が使用することを求める量より多い場合が発生する。この際、必要な量より多く吐出された内容物を使用せず捨てたり、強引に肌へ塗布するなど、不要に内容物が消耗され、ユーザの費用負担を招く問題点があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上述した問題点を解決するために案出されたものであり、本発明の目的は、回転体の上部に吐出される内容物を吸収する内容物吸収部材を設置して内容物吸収部材に吸収された内容物を必要な量のみをパフのような化粧用塗布手段に付けて使用可能にすることで、不要に内容物が消耗されることを防止することができる回転吐出式化粧品容器を提供することである。
【0007】
また、内容物吸収部材支持体の一方において上下に回動可能な収納キャップが内容物吸収部材の上部を覆って結合され、普段、内容物吸収部材が設置された内容物吸収部材支持体内部空間の気密性を増大させ、内容物吸収部材に吸収された内容物が蒸発することを最小化することのみならず、内容物の変質を効率的に防止することが可能な回転吐出式化粧品容器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記の問題を解決すべく、本発明に係る回転吐出式化粧品容器は、内容物が受容され、該内部に内容物の使用により上昇するピストンが備えられる容器本体;前記容器本体の上部に結合され、かつ、前記容器本体に受容した内容物が流入されるよう下段中央部に内容物流入孔が形成された内容物流入部が備えられるハウジング;前記ハウジングの上部に回転可能に結合され、中央部に内容物が吐出される吐出口が形成される回転体;前記回転体の回転により昇降され、ポンピング作動により内容物を排出するポンピング部材;前記回転体の吐出口上部に位置して吐出口によって吐出される内容物を吸収する内容物吸収部材;前記回転体と内容物吸収部材の間に位置して前記内容物吸収部材を支持し、前記吐出口によって吐出される内容物が移動されるように少なくとも一つ以上の内容物移動孔が形成される内容物吸収部材支持体;前記内容物吸収部材支持体の一方において上下に回動可能になるようヒンジ結合されて内容物吸収部材が設置された内容物吸収部材支持体の内部空間を開閉する収納キャップ;前記収納キャップの上段に安着され、前記内容物吸収部材に吸収された内容物を付けてユーザー肌に塗布可能な内容物塗布部材;および前記内容物塗布部材を覆い前記回転体の一方において上下に回動可能になるようヒンジ結合されるエンドキャップ;を含むことを特徴とする。
【0009】
また、前記ハウジングには、前記ポンピング部材の垂直移動をガイドするよう外周面を囲み、多数の垂直ガイド溝が一定の間隔で離隔して形成されることを特徴とする。
【0010】
また、前記回転体の内側には、前記ポンピング部材の昇降をガイドするよう内周面を囲み、上下に交互に屈曲部を形成する回転ガイドが備えられることを特徴とする。
【0011】
また、前記ポンピング部材には、前記回転体の回転によって昇降するよう該外周面に前記垂直ガイド溝に挿入された状態で前記回転ガイドの下面に沿って移動して前記垂直ガイド溝内で昇降する多数のガイド突起が形成されることを特徴とする。
【0012】
また、前記ハウジングに回転体を回転可能に結合させる結合リングを更に含むことを特徴とする。
【0013】
また、前記内容物吸収部材支持体の上段には、前記収納キャップが結合される結合溝が形成され、前記収納キャップの下段には、前記結合溝に結合される結合突起が形成されることを特徴とする。
【0014】
また、前記回転体の前面部には、前記エンドキャップを開閉させるボタン部が結合され、かつ、前記ボタン部の上部には、前記エンドキャップの閉鎖時にエンドキャップの内側を支持してエンドキャップが開放されることを防止する為の係止突起が備えられることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
以上、上述の本発明によれば、回転体の上部に吐出される内容物を吸収する内容物吸収部材を設置して内容物吸収部材に吸収された内容物を必要な量のみをパフなどのような化粧用塗布手段に付けて使用可能にすることで、不要に内容物が消耗されることを防止が可能な長所を有する。
【0016】
または、内容物吸収部材支持体の一方において上下に回動可能な収納キャップが内容物吸収部材の上部を覆って結合され、普段内容物吸収部材が設置された内容物吸収部材支持体内部空間の気密性を増大させることで、内容物吸収部材に吸収された内容物が蒸発することを最小化することのみならず、内容物の変質を効率的に防止が可能な長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】
図1は本発明の好ましい実施の形態に係る回転吐出式化粧品容器の構成を示す分解断面図である。
【
図2】
図2は本発明の好ましい実施の形態に係る回転吐出式化粧品容器の構成を示す各部品を組み合わせた外観の斜視図である。
【
図3】
図3は本発明の好ましい実施の形態に係る回転吐出式化粧品容器の構成を示す断面図である。
【
図4】
図4は本発明の好ましい実施の形態に係る回転吐出式化粧品容器の回転キャップの構成を示す斜視図である。
【
図5】
図5は本発明の好ましい実施の形態に係る回転吐出式化粧品容器のガイド突起が回転ガイドに沿って移動する状態を示す説明図である。
【
図6】
図6は本発明の好ましい実施の形態に係る回転吐出式化粧品容器の内容物吐出過程を示す説明図である。
【
図7】
図7および8は本発明の好ましい実施の形態に係る回転吐出式化粧品容器の使用方法を示す説明図である。
【
図8】
図7および8は本発明の好ましい実施の形態に係る回転吐出式化粧品容器の使用方法を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を参照して、本発明を詳細に説明する。各図に記載された同一の参照符号は、同一の部材を示す。
【0019】
図1は、本発明の好ましい実施の形態に係る回転吐出式化粧品容器の構成を示す分解断面図であり、
図2は本発明の好ましい実施の形態に係る回転吐出式化粧品容器の構成を示す結合斜視図であり、
図2は本発明の好ましい実施の形態に係る回転吐出式化粧品容器の構成を示す断面図である。
【0020】
図4は本発明の好ましい実施の形態に係る回転吐出式化粧品容器の回転キャップの構成を示す斜視図であり、
図5は本発明の好ましい実施の形態に係る回転吐出式化粧品容器のガイド突起が回転ガイドに沿って移動する状態を示す説明図である。
【0021】
図1ないし5を参照すると、本発明の好ましい実施の形態に係る回転吐出式化粧品容器は、容器本体(100)、ハウジング(200)、回転体(300)、ポンピング部材(400)、内容物吸収部材(500)、内容物吸収部材支持体(600)、収納キャップ(700)、内容物塗布部材(800)、エンドキャップ(900)を含む。
【0022】
前記容器本体(100)は内容物が受容されるものであり、該内部には、内容物の使用によって上昇するピストン(110)が備えられる。
【0023】
前記ハウジング(200)は前記容器本体(100)の上部に結合されポンピング部材(400)の昇降によるポンピング作動で前記容器本体(100)に受容された内容物を吸入するものであり、前記容器本体(100)に受容された内容物が流入されるよう下段中央部に内容物流入孔(211)が形成された内容物流入部(210)が備えられる。
【0024】
前記内容物流入孔(211)には、ポンピング部材(400)のピストンロッド(420)およびシールキャップ(430)が内容物流入部(210)の内部で昇降時、内容物流入部(210)の内部に発生する圧力によって内容物流入孔(211)を開閉するチェックバルブ (212)が設置される。
【0025】
一方、本発明において、前記ハウジング(200)の外周面には、後述するガイド突起(450)が挿入され上/下に誘導されるよう長手方向に沿って垂直ガイド溝(220)が形成されることが特徴とし、前記垂直ガイド溝(220)は簡単に両側に二つが形成され、ガイド突起(450)の垂直移動をガイドすることが出来、ポンピング部材(400)の安定的作動する為、約120°の間隔で三つが一定間隔で離隔し形成されることが好ましい。
【0026】
一方、前記ハウジング(200)の上部には、前記ハウジング(200)に回転体(300)を回転可能に結合させる結合リング(230)が備えられる。
【0027】
前記回転体(300)は前記ハウジング(200)の上部に回転可能に結合されるものであり、中央部に内容物が吐出される吐出口(320)が形成される。
【0028】
本発明において、前記回転体(300)の内側には、内周面を囲み、上下交互に屈曲部を形成する回転ガイド(310)が備えられることを特徴とし、前記回転ガイド(310)は
図5に図示されたように、回転体(300)の回転時に該下段面に沿ってガイド突起(450)が移動するようガイドすることになり、下向傾斜面を形成する区間ではガイド突起(450)を加圧して下降させ、上向傾斜面を形成する区間ではスプリング(440)の弾性によってガイド突起(450)の上昇を誘導する。
【0029】
一方、前記回転体(300)の内側には、前記吐出口(320)を囲み、下方向へ延長される結合管(330)が備えられ、前記結合管(330)は結合管(330)の内壁に沿って移動する内容物移動管(460)の移動をガイドしてポンピング部材(400)の昇降時にねじりなく垂直移動されるようガイドする。
【0030】
一方、前記回転体の前面部には、エンドキャップ(900)を開閉させるボタン部(340)が結合され、前記ボタン部(340)の上部には、エンドキャップ(900)の閉鎖時にエンドキャップ(900)の内側を支持してエンドキャップ(900)が開放されることを防止する為の係止突起(341)が備えられる。
【0031】
前記ポンピング部材(400)は前記回転体(300)の回転により昇降し、ポンピング作動によって容器本体(100)に受容された内容物を吐出口(320)へ移動させるものであり、内容物流入部(210)の上部を覆って位置するポンプ本体(410)と、前記ポンプ本体(410)の内側に結合されポンプ本体(410)の移動によって一緒に移動するピストン(420)と、前記ピストンロッド(420)の下部に結合され、前記内容物流入部(210)の内周面に密着形成されて前記ピストンロッド(420)の昇降によって前記内容物流入部(210)内部の圧力を変化させて前記容器本体(100)に受容された内容物が内容物流入部(210)の内部へ流入されるようにガイドするシールキャップ(430)と、前記ポンプ本体(410)の下部に位置して弾性によりポンプ本体(410)を上方向へ移動させるスプリング(440)を含む。
【0032】
本発明において、前記ポンピング部材(400)の外周面には、前記垂直ガイド溝(220)に挿入された状態で前記回転ガイド(310)の下面に沿って移動して前記垂直ガイド溝(220)内で昇降する多数のガイド突起(450)が形成されることを特徴とし、前記ガイド突起(450)は回転体(300)の回転時に回転ガイド(310)の下面に加圧され垂直ガイド溝(220)内で下方向へ移動することでポンピング部材(400)を下降させ、これによって、前記内容物流入部(210)の圧力を変化させ内容物流入部(210)へ流入された内容物が上部へ移動されることを可能にする。
【0033】
または、前記ガイド突起(450)は回転ガイド(310)による加圧が解除されると、すなわち、交互に形成される屈曲部の下死点が終わる時からスプリング(440)の弾性により回転ガイド(310)の下面に沿って上昇し垂直ガイド溝(220)内で上方向へ移動することでポンピング部材(400)を上昇させ、これによって、前記内容物流入部(210)の圧力を変化させ容器本体(100)に受容された内容物が内容物流入部(210)へ吸入されることを可能にする。
【0034】
一方、前記ポンピング部材(400)には、前記結合管(330)に結合され結合管(330)の内壁に沿って昇降され、かつ、内容物が移動する通路を形成する内容物移動管(460)が備えられる。
【0035】
前記内容物吸収部材(500)は前記回転体(300)の吐出口(320)上部に位置して吐出口(320)によって吐出される内容物を吸収するものであり、望ましく前記吐出口(320)の上部で後述する内容物吸収部材支持体(600)に安着され内容物吸収部材支持体(600)の内容物移動孔(610)によって移動する内容物を吸収するよう構成される。
【0036】
前記内容物吸収部材(500)は内容物を吸収してユーザが手または内容物塗布部材(800)を利用して内容物を付けて使用することを可能にし、パフ、スポンジ、フォーム(foam)、ブラシなど内容物の吸収が可能な多様な酒類で構成されることができ、好ましく内容物の吸収が容易に多孔性製品からなるものが宜しい。
【0037】
前記内容物吸収部材(500)は吸収された内容物を全て使用ぜずにオーバーキャップ(900)を閉める場合、内容物が吸収された状態を維持することになり、これによって、再使用しようとする場合、別途のポンピング作用をしなくても手または内容物塗布部材(800)を利用して吸収された内容物の使用が可能になる。
【0038】
もし内容物吸収部材(500)に吸収された内容物が少ない場合、回転体(300)の回転によるポンピング部材(400)のポンピング作動によって内容物吸収部材(500)に内容物を再吸収させて使用することになる。
【0039】
前記内容物吸収部材支持体(600)は前記回転体(300)と内容物吸収部材(500)の間に位置して前記内容物吸収部材(500)を支持するものであり、前記内容物吸収部材支持体(600)の下段には、前記吐出口(320)によって吐出される内容物が上部に移動可能になるよう内容物移動孔(610)が形成され、前記内容物移動孔(610)は前記内容物吸収部材(500)の全体面に内容物が吸収可能になるよう内容物吸収部材支持体(600)の下段において一定間隔で離隔し多数が形成されることが好ましい。
【0040】
前記内容物吸収部材支持体(600)は多数の内容物移動孔(610)へ円滑に内容物が移動することが可能になるよう前記回転体(300)の吐出口(320)より小幅に離隔されて内容物が移動する空間を形成することが好ましい。
【0041】
一方、前記内容物吸収部材支持体(600)の上段には、後述する収納キャップ(700)の結合突起(720)と結合される結合溝(620)が形成される。
【0042】
一方、前記内容物吸収部材支持体(600)の内側には、前記内容物吸収部材(500)を固定させる内容物吸収部材固定体(630)が結合され、前記内容物吸収部材固定体(630)はユーザが内容物吸収部材(600)に吸収された内容物を使用可能になるよう内容物吸収部材(600)を外部に露出させる中孔(631)が形成される。
【0043】
前記収納キャップ(700)は前記内容物吸収部材支持体(600)の一方において上下に回動可能になるようヒンジ結合され内容物吸収部材(500)が設置された内容物吸収部材支持体(600)の内部空間を開閉するものであり、上段には、内容物吸収部材(500)が安着される安着溝(710)が形成され、下段には、内容物吸収部材支持体(600)の内部空間を閉鎖した状態で前記内容物吸収部材支持体(600)の結合溝(620)に結合される結合突起(720)が形成される。
【0044】
前記収納キャップ(700)は内容物吸収部材支持体(600)の内部空間を閉鎖することで、気密性を維持し内容物吸収部材(500)に吸収された液状の内容物の蒸発を最小化させる。
【0045】
一方、前記収納キャップ(700)の 一方においては、ユーザが収納キャップ(700)を上下に回動させることが容易に取手部(730)が形成されることが好ましい。
【0046】
前記内容物塗布部材(800)は前記収納キャップ(700)の上段に安着され、前記内容物吸収部材(500)に吸収された内容物を付けてユーザー肌に塗布するものであり、パフ、ブラシなどの多様なの化粧用塗布手段が可能になる。
【0047】
前記エンドキャップ(900)は前記内容物塗布部材(800)を覆って前記回転体の一方において上下に回動可能になるようヒンジ結合されるものであり、該内側には、ユーザが化粧状態を確認して化粧することが可能になるよう鏡(910)が備えられることが好ましい。
【0048】
以下では
図6を参照して、本発明の好ましい実施の形態に係る回転吐出式化粧品容器の内容物吐出過程を説明する。
図6は本発明の好ましい実施の形態に係る回転吐出式化粧品容器の内容物吐出過程を示す説明図である。
【0049】
図6を参照して、 本発明の好ましい実施の形態に係る回転吐出式化粧品容器の内容物吐出過程は、内容物流入部(210)の内部に内容物の流入が行われた状態でユーザが回転体(300)を回転時にONにすると、回転体(300)の内側に形成された回転ガイド(310)に沿ってポンピング部材(400)のガイド突起(450)が移動することになり、この際、回転ガイド(310)の形状によりガイド突起(450)が垂直ガイド溝(220)内で下方向へ移動してポンピング部材(400)を下降させる。
【0050】
前記のようポンピング部材(400)が下降すると、ポンピング部材(400)を構成するピストンロッド(420)およびシールキャップ(430)が下降することにより内容物流入部(210)内部の圧力が変化し、内容物流入部(210)に流入された内容物が内容物移動管(460)を経て吐出口(320)によって吐出が行われ、吐出口(320)によって吐出される内容物が内容物吸収部材支持体(600)の内容物移動孔(610)を通って移動して内容物吸収部材(500)に吸収されることで、内容物塗布部材(800)による内容物の使用が可能になる。
【0051】
以下では
図7および8を参照して、本発明の好ましい実施の形態に係る回転吐出式化粧品容器の使用方法を説明する。
図7および8は本発明の好ましい実施の形態に係る回転吐出式化粧品容器の使用方法を示す説明図である。
【0052】
図7および8を参照すると、本発明の好ましい実施の形態に係る回転吐出式化粧品容器の使用方法は、一方の手で先に容器本体(100)を把持した状態で他方の手で回転体(300)を回転させる。この際、回転体(300)の回転によってポンピング部材(400)のポンピング作動が行われ、内容物吸収部材(500)に内容物の吸収が行われる。
【0053】
図7の(b)に図示されたように、ボタン部(340)を加圧してエンドキャップ(900)を上方向へ回動させ収納キャップ(700)に安着された内容物塗布部材(800)を引出した後、
図8の(c)に図示されたように、取手部(730)を把持して収納キャップ(700)を上方向へ回動させる。
【0054】
前記のように、収納キャップ(700)を上方向へ回動させると、内容物が吸収された内容物吸収部材(500)が露出しながら引き出された内容物塗布部材(800)によって内容物吸収部材(500)に吸収された内容物を必要な量のみを付けて肌に塗布する。
【0055】
本発明は前述したように、回転体(300)の回転によるポンピング部材(400)のポンピング作動によって高貼度の内容物が吐出されることが可能になるよう構成することで、ファウンデーションのような高貼度からなるクリームタイプの化粧品を貯蔵するコンパクト容器より相対的に大きい容器に多量の内容物を貯蔵することができる為、ユーザに充分な使用期間を保障することのみならず、内容物を使用時に容器本体(100)に貯蔵された内容物を必要な量のみをポンピングして内容物吸収部材(500)に吸収させた後、内容物塗布部材(800)を利用して肌に塗布することが可能になる為、液状ファウンデーションの蒸発を最小化させる。
【0056】
図面と明細書において最適の実施の形態を開示した。本明細書で、特定の用語を使用したが、これは、本発明を説明する目的で使用されたものであり、意味限定または特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を制限するために使用されたものではない。したがって、本技術分野の通常の知識を有したものであれば、本明細書から多様な変形及び均等な他の実施の形態が可能であるということを理解できる。よって、本発明の真の技術的保護範囲は、添付された特許請求の範囲の技術的思想により定められる。
【国際調査報告】