特表2016-537191(P2016-537191A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特表2016-537191ギャレーのコンパクトな配管系統の排水用ストレーナ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2016-537191(P2016-537191A)
(43)【公表日】2016年12月1日
(54)【発明の名称】ギャレーのコンパクトな配管系統の排水用ストレーナ
(51)【国際特許分類】
   B01D 35/02 20060101AFI20161104BHJP
   E03C 1/264 20060101ALI20161104BHJP
   B64D 11/04 20060101ALI20161104BHJP
【FI】
   B01D35/02 A
   E03C1/264
   B64D11/04
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2016-537828(P2016-537828)
(86)(22)【出願日】2014年8月27日
(85)【翻訳文提出日】2016年4月26日
(86)【国際出願番号】US2014053005
(87)【国際公開番号】WO2015031535
(87)【国際公開日】20150305
(31)【優先権主張番号】61/872,364
(32)【優先日】2013年8月30日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】14/463,968
(32)【優先日】2014年8月20日
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG
(71)【出願人】
【識別番号】500413696
【氏名又は名称】ビーイー・エアロスペース・インコーポレーテッド
【氏名又は名称原語表記】B/E Aerospace, Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】100105924
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 賢樹
(72)【発明者】
【氏名】バード、ピーター ジョン レスリー
【テーマコード(参考)】
2D061
4D064
【Fターム(参考)】
2D061DA10
2D061DE15
4D064AA01
4D064BA04
4D064BA34
4D064BA40
(57)【要約】
【解決手段】ごみためから廃水をろ過するための装置及びシステムが開示される。装置は、廃水の逆流を防止し、ストレーナの掃除及び交換のために簡単にアクセスでき、見るための窓を提供する。装置はまた、装置から排水するための付加的なポートを提供する。装置は、フィルタアセンブリ本体(104)、アクセスパネル(102)、入口コネクタ(101)、フィルタアセンブリ本体の空洞に受けられるように構成され、液体廃棄物を濾すように構成されたストレーナ、及び、メイン出口コネクタ(103)を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体廃棄物をろ過する装置であって、
液体廃棄物を受けるための空洞を有するフィルタアセンブリ本体と、
前記フィルタアセンブリ本体に移動可能に取り付けられ、前記フィルタアセンブリ本体の一部を移動可能に覆い、密閉するためのアクセスパネルと、
前記フィルタアセンブリ本体に連結された入口コネクタであって、前記入口コネクタは、第1端部及び第2端部を有し、前記入口コネクタの第1端部は、前記液体廃棄物を受けるように構成された、入口コネクタと、
前記フィルタアセンブリ本体の空洞に受けられるように構成され、前記液体廃棄物を濾すように構成されたストレーナであって、前記入口コネクタの第2端部は、前記ストレーナに連結し、前記液体廃棄物を前記ストレーナに放出するように構成された、ストレーナと、
前記フィルタアセンブリ本体及び前記フィルタアセンブリ本体の空洞に連結されたメイン出口コネクタと、
を備える、装置。
【請求項2】
前記ストレーナは、浮遊性ボールを備える、
請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記アクセスパネルは、前記空洞内を見ることができる窓を備える、
請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記ストレーナは、前記アクセスパネルに取り付けられる、
請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記空洞本体から排水するための緊急出口コネクタであって、弁を有する緊急出口コネクタをさらに備える、
請求項1に記載の装置。
【請求項6】
液体廃棄物をろ過する装置であって、
空洞を有するフィルタアセンブリ本体と、
前記フィルタアセンブリ本体に移動可能に取り付けられ、前記フィルタアセンブリ本体の空洞の一部を覆い、密閉するためのアクセスパネルと、
前記フィルタアセンブリ本体及び前記フィルタアセンブリ本体の空洞に連結された入口ポートであって、前記入口ポートは、第1端部及び第2端部を有し、前記入口ポートの第1端部は、液体廃棄物を受けるように構成された、入口ポートと、
前記フィルタアセンブリ本体の空洞に受けられるように構成されて前記液体廃棄物をろ過するフィルタであって、前記入口ポートの第2端部は、前記フィルタに連結し、前記液体廃棄物を前記フィルタに放出するように構成された、フィルタと、
前記フィルタアセンブリ本体及び前記フィルタアセンブリ本体の空洞に連結された第1出口ポートと、
前記フィルタアセンブリ本体及び前記フィルタアセンブリ本体の空洞に連結され、前記空洞本体から排水するための、第2出口ポートと、
を備える、装置。
【請求項7】
前記アクセスパネルは、前記空洞内を見ることができる窓を備える、
請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記アクセスパネルは、前記フィルタアセンブリ本体に移動可能に固定されたドアを備える、
請求項6に記載の装置。
【請求項9】
前記アクセスパネルは、前記本体に取り外し可能に固定されたパネルを備える、
請求項6に記載の装置。
【請求項10】
前記フィルタは、前記フィルタアセンブリの入口ポートを受けるように構成されたコネクタを備える、
請求項6に記載の装置。
【請求項11】
前記フィルタは、前記アクセスパネルに取り外し可能に取り付けられるように構成される、
請求項6に記載の装置。
【請求項12】
前記フィルタは、前記フィルタを前記フィルタアセンブリの入口ポートに取り付けるように構成されたフィルタコネクタを備える、
請求項6に記載の装置。
【請求項13】
前記フィルタは、前記フィルタコネクタに隣接して配置されたボール弁を備える、
請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記ボール弁は、破片をろ過するための孔を備えるボールケージ内に移動可能に収容されたボールを備える、
請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記ボールは、前記フィルタコネクタよりも大きな直径を有する、
請求項14に記載の装置。
【請求項16】
前記ボールは、浮遊性材料で作られる、
請求項14に記載の装置。
【請求項17】
前記ボールは、中空の中心を有する、
請求項14に記載の装置。
【請求項18】
前記第2出口ポートは、弁を備える、
請求項6に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2013年8月30日に出願された米国特許出願第61/872,364号、及び、2014年8月20日に出願された米国特許出願第14/463,968号の優先権を主張し、それらの内容を参照により組み込む。
【背景技術】
【0002】
本発明は、一般的に、ギャレーの廃水配管系統に関し、特に、ギャレーの食事準備領域からの廃水のろ過装置に関する。
【0003】
航空機、列車、船などの大型の商用旅客車両は、一般的に、ギャレーと呼ばれることもある食事及び飲み物の準備領域を備える。従来、ギャレーには、ごみためが備えられており、液体廃棄物の便利な処理を可能にしていた。限られた空間であるため、ごみためは、廃水配管につながるカウンター上の、単なる格子状の孔であることもあった。ごみためのコンパクトな設計のため、ギャレーは、詰まることがなく、廃棄物の逆流がごみためから溢れることを防止する汎用的な配管系統を保持することが重要である。詰まりを防止するため、ギャレーは、液体廃棄物から破片及び微粒子を濾す取り外し可能な排水用ストレーナを用いることが多い。
【0004】
従来技術の排水用ストレーナは、十分ではあるが、まだ改善の余地がある。例えば、廃水配管系統に詰まりがあると、排水用ストレーナを掃除する必要があるのか、または、その先のどこか別の場所に問題があるのかを判定することが難しい。また、詰まりによって、ストレーナ内に逆流する液体が溢れ、ストレーナの取り外しが、厄介で不衛生になる。さらに、液体の逆流や旅客車両の移動がある場合、液体廃棄物は、ごみためから溢れ出る、または、逆流を波立たせることがある。これは、特に、ごみためが小型化されて本質的にカウンター上の格子状の孔となった場合、問題となる。液体廃棄物が溢れ出ること及び逆流が波立つことで、カウンターが汚れやすく、不衛生なギャレーになってしまう。さらに、旅客車両のコンパクト性のため、ギャレー機器の設置面積の削減が非常に望ましい。
【0005】
従って、廃水の逆流を防止する、従来のストレーナよりも小さく、目視検査及び排水を可能にする、ストレーナが求められている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
最も一般的な態様において、本発明は、内部を見ることができるコンパクトで頑丈な廃水ろ過システム、バイパスシステム及び廃水の逆流を防止するシステムの装置を含む。
【0007】
別の態様において、本発明は、ユーザに、付加的な入口/出口ポート、及び/または、廃水ろ過アセンブリの内部へのアクセスを提供するドアまたは取り外し可能なパネルによって、アセンブリの詰まりを除去するオプションを提供する廃水ろ過アセンブリを提供する。
【0008】
さらに別の態様において、本発明は、浮遊球体装置などの、廃水逆流防止機構の役割も果たすストレーナを提供する。
【0009】
さらに別の態様において、本発明は、ストレーナを取り外し可能なパネルまたはドアに取り付けることで、簡略化されたろ過システムを提供する。
【0010】
本発明の別の態様において、緊急排水口を備えるろ過アセンブリが提供される。
【0011】
本発明の他の特徴および利点が、例として、本発明の原理を図示する添付の図面と合わせて以下の詳細な記載から明らかになるだろう。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の一実施形態に係る、フィルタアセンブリの側面図である。
図2図1のフィルタアセンブリの取り外し可能なパネルの正面図である。
図3図1のフィルタアセンブリに使用されるストレーナを示す。
図4】ドアに取り付けられたストレーナを示す、図1のフィルタアセンブリの取り外し可能なパネルの後面図である。
図5】パネルが取り外された、図1のフィルタアセンブリの正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
限定のためではなく、例示の目的のため提供される図面を参照すると、本発明は、設置面積が削減されたストレーナまたはフィルタであって、逆流または水はねを防止する機構、緊急排水管、目視検査のための窓、及び、ストレーナ内への簡単なアクセスのためのドアまたは取り外し可能なパネルの利点のうち1つ以上を提供するストレーナまたはフィルタを提供する。
【0014】
図1は、一実施形態に係る側面から見たフィルタアセンブリ100を示す。フィルタアセンブリ100の上面には、入口コネクタまたはポート101がある。入口コネクタまたはポートは、ごみためから廃水を受けるための管状の中空パイプのような装置であってもよい。入口コネクタまたはポート101は、入口コネクタまたはポート101の上面に開口を有し、これにより、液体はフィルタアセンブリ100の本体104を通って入ることができる。アクセスパネル102は、本体に移動可能に固定されたドア、または、フィルタアセンブリ100の内部へのアクセスを提供する取り外し可能なパネルなどであってもよい。第1またはメイン出口コネクタまたはポート103は、フィルタアセンブリ100内部からの液体廃棄物がギャレーの廃水配管の他の部分に排出されることを可能にする管状の開口であってもよい。
【0015】
図2は、一実施形態に係る正面から見たアクセスパネル102を示す。アクセスパネル102は、取り付けられた際に、フィルタアセンブリの本体内を簡単に見ることを可能にする窓201を有してもよい。窓201は、例えば、プラスチック、プレキシグラス、ガラス、サファイアなどのあらゆる透明な材料で作られてもよい。これにより、詰まりがあるのか、及び、そのような詰まりがフィルタアセンブリ内部にあるのかを、人が簡単に判定することが可能となる。パネル102は、アクセスパネル102がフィルタアセンブリ100の本体に移動可能に、または、取り外し可能に取り付けられることを可能にする、ねじやボルトなどの締め具202を有してもよい。
【0016】
図3は、フィルタアセンブリのフィルタまたはストレーナ300を示す。フィルタまたはストレーナ300は、ストレーナをフィルタアセンブリの入口コネクタまたはポートに取り付けるためのコネクタまたはフランジ301を有してもよい。フィルタまたはストレーナ300のコネクタまたはフランジ301は、フィルタアセンブリの入口コネクタまたはポートをコネクタまたはフランジ301に挿入させるように構成されてもよい。入口コネクタまたはポート、または、フィルタまたはストレーナ300のどちらかが、ぴったりと合わせて防水性を確保するためのフランジ及び対応するスロットを有してもよい。
【0017】
図3に示すように、フィルタまたはストレーナ300はまた、ボール弁として構成される、ボールケージ303内に移動可能に収容されるボール302を有してもよい。ボール302は、浮遊性を有するように構成されてもよい。ボール302は、発泡体、プラスチックなどの単一の浮遊性材料で作られてもよい。あるいは、ボール302は、ほとんどの金属などの一般的に非浮遊性の材料であるが、中空の中心を有することで浮遊性を持たせることができる材料で作られてもよい。ボール弁に球状の浮遊装置を提供する別の手段を採用することは、当業者に容易に明らかであり、他の同様のボール弁または逆止弁が本発明の一部として考慮される。ボール302は、ボールがコネクタ301を覆った時、液体が通ることができないように、コネクタ301よりも大きな直径を有してもよい。ケージ303は、ボール302を封入または保持するが、ボール302がコネクタ301に向かう、及び、コネクタ301から離れる垂直運動が可能なようにボール302を囲ってもよい。ボール302とボールケージ303との組み合わせは、一方向弁を形成することにより、逆流及び逆流の波立ち防止装置として動作してもよい。液体は、コネクタ301の底面から排出されるが、液体が下から上がってくる場合、ボール302は、液体の表面上に上がり、ケージ303によってコネクタまたはフランジ301へ少なくとも一部導かれる。これにより、ボール302及びケージ303は、液体が下からコネクタまたはフランジ301に入ることを防止する。
【0018】
あるいは、ボールケージ303は、より小さな破片または微粒子がフィルタアセンブリを通り抜けないようにろ過するためのより微細な、または、より小さな孔を有してもよい。ボールケージ303は、微細なストレーナとして用いられる場合、ステンレス製網などの金属、プラスチック、紙、再利用物質、及び、他のあらゆる適切な多孔物質で作られてもよい。あるいは、ボールケージ303は、大きな破片のみを設けられた孔から通り抜けないようにろ過してもよい。
【0019】
フィルタまたはストレーナ300は、フィルタアセンブリのアクセスパネルまたはドアに連結または取り付けられてもよく、これにより、フィルタまたはストレーナ300の交換または清掃を簡略化してもよい。フィルタまたはストレーナ300は、容易に、コスト効率よく、使い捨てできるものとされてもよい。
【0020】
図4は、フィルタまたはストレーナが取り付けられたフィルタアセンブリのアクセスパネルまたはドアの背面図を示す。アクセスパネルまたはフィルタアセンブリドアは、フィルタまたはストレーナの取り付け及び取り外しを可能にする留め具またはインサートを提供してもよい。フィルタアセンブリのアクセスパネルまたはドアは、フィルタまたはストレーナの少なくとも一部より上に延びる窓を有してもよく、これにより、フィルタまたはストレーナを見ることができる。従って、ユーザは、フィルタアセンブリを開けずに、フィルタストレーナの掃除が必要かを観察することができる。
【0021】
図5は、フィルタアセンブリのアクセスパネルまたはドアが取り外されたフィルタアセンブリ例を示す。フィルタアセンブリは、ギャレーごみために取り付けられた際、ギャレーからの液体廃棄物を受ける入口コネクタまたはポートを有してもよい。コネクタまたはポートは、フランジまたは突起502を有して円筒状に形成されて、ごみためと連結し、密閉を維持するのを助けてもよい。入口コネクタまたはポートは、フィルタアセンブリの本体の空洞503に入り込んでもよく、これにより、液体廃棄物がフィルタアセンブリに流れ込むことができる。入口コネクタまたはポートの一部は、空洞503に入り込んでもよく、フィルタまたはストレーナを固定するためのスロットまたはフランジ504を有してもよい。
【0022】
フィルタアセンブリは、第1またはメイン出口ポート103に加えて、ギャレーの廃水配管に連結するのに用いられてもよい第2または緊急出口コネクタまたはポート506を有してもよく、これにより、廃水はフィルタアセンブリを通り抜けることができる。第1またはメイン出口コネクタまたはポート505は、ギャレーの廃水配管系統と防水密閉するのを助けるためのフランジ507を有してもよい。
【0023】
第2出口コネクタまたはポート506は、詰まりがある場合、フィルタアセンブリから排水して空にするのに用いられてもよい。第2出口ポート506はまた、第2出口コネクタまたはポート506を開閉するための弁508を有してもよい。フィルタアセンブリの外側またはフィルタアセンブリを過ぎた場所での詰まりの場合、ユーザは、廃水配管系統を迂回して出口ポート506を緊急排水管として用いてもよいが、依然としてフィルタアセンブリを通る廃水をろ過してもよい。第2出口コネクタまたはポートはまた、空洞内の詰まりを粉砕するため、フィルタアセンブリの本体の空洞内へ1つ以上の器具の挿入できるようにするために用いられるか、または、アクセスパネルまたはドアを開ける前に空洞503から予め排水するために用いられてもよい。フィルタアセンブリの本体はまた、フィルタアセンブリの移動可能、または、取り外し可能なアクセスパネルまたはドアを取り外し可能に取り付けるためのねじやボルトなどの締め具を取り外し可能に受ける1つ以上の孔509を有してもよい。
【0024】
本発明の特定の形態について例示及び記載したが、種々の改良が、本発明の要旨及び範囲を逸脱しない範囲で可能であることは、前述により明らかであろう。従って、本発明は、限定されることは意図されていなく、当業者に認識される全ての変更及び代替が本発明の範囲に含まれることが意図されている。
図1
図2
図3
図4
図5
【国際調査報告】