(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2016-539448(P2016-539448A)
(43)【公表日】2016年12月15日
(54)【発明の名称】ユーザの計画及び目標のコンテキスト理解に基づくリソースのプラットフォーム自己管理
(51)【国際特許分類】
G06F 9/445 20060101AFI20161118BHJP
H04M 1/00 20060101ALI20161118BHJP
G06Q 10/06 20120101ALI20161118BHJP
【FI】
G06F9/06 610A
H04M1/00 R
G06Q10/06
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】22
(21)【出願番号】特願2016-553280(P2016-553280)
(86)(22)【出願日】2014年11月12日
(85)【翻訳文提出日】2016年5月10日
(86)【国際出願番号】US2014065237
(87)【国際公開番号】WO2015088696
(87)【国際公開日】20150618
(31)【優先権主張番号】14/105,676
(32)【優先日】2013年12月13日
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
(71)【出願人】
【識別番号】593096712
【氏名又は名称】インテル コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介
(72)【発明者】
【氏名】ヤーヴィス,マーク ディー.
(72)【発明者】
【氏名】ロード,クリストファー ジェイ.
(72)【発明者】
【氏名】エルマン,アダム
(72)【発明者】
【氏名】パッティ,アシュウィン
(72)【発明者】
【氏名】ウッパラ,アナンタ ディープティ
(72)【発明者】
【氏名】オモトショ,アデダモラ
(72)【発明者】
【氏名】リウコネン−オルミアラ,テア
(72)【発明者】
【氏名】パテル,スウェタ ケイ.
(72)【発明者】
【氏名】パンディット,ミリンド エス.
【テーマコード(参考)】
5B376
5K127
5L049
【Fターム(参考)】
5B376AA11
5B376AE54
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5K127BA03
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5K127MA31
5K127NA15
5L049AA13
(57)【要約】
方法及びシステムは、プラットフォームのユーザの活動計画を生成し、活動計画及びプラットフォームの現在の状態に基づきリソース計画を生成しても良い。さらに、活動計画とリソース計画との間の1又は複数の衝突が解決され得る。一例では、前記活動計画を生成するステップは、会議、旅行、プレゼンテーション、メディア消費セッション、又はアプリケーション使用のうちの1又は複数を予測するステップを有する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
リソースを自己管理するプラットフォームであって、
前記プラットフォームに電力を供給する1又は複数のバッテリ、情報を提示するディスプレイ、前記プラットフォームを無線ネットワークに接続するネットワークコントローラ、前記プラットフォームにタイミング情報を提供するクロック、前記プラットフォーム又はコンテンツをキャッシュするメモリの1又は複数の設定を管理するオペレーティングシステム、を含む複数のリソースと、
前記プラットフォームのユーザに活動計画を生成するユーザ計画モジュールと、
前記活動計画及び前記プラットフォームの現在の状態に基づき、リソース計画を生成するリソース計画モジュールと、
前記活動計画と前記リソース計画との間の1又は複数の衝突を解決する改善モジュールと、
を有するプラットフォーム。
【請求項2】
前記ユーザ計画モジュールは、前記活動計画を生成するために、会議、旅行、プレゼンテーション、メディア消費セッション、又はアプリケーション使用のうちの1又は複数を予測する、請求項1に記載のプラットフォーム。
【請求項3】
前記活動計画は、前記ユーザに関連付けられた位置情報、カレンダ情報、履歴情報、又はメッセージ情報、のうちの1又は複数に基づき生成される、請求項1に記載のプラットフォーム。
【請求項4】
前記リソース計画モジュールは、リソース計画を生成するために、プラットフォームの1又は複数のリソースニーズ、及び前記複数のリソースのうちの1又は複数の利用可能性を決定する、請求項1に記載のプラットフォーム。
【請求項5】
前記改善モジュールは、前記1又は複数の衝突を解決するために、1又は複数のプラットフォーム変更を自動的に実施し、又は1又は複数の環境変更を前記ユーザに提案する、のうちの1又は複数を行う、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のプラットフォーム。
【請求項6】
前記1又は複数のプラットフォーム変更は、充電設定スイッチ、ディスプレイ輝度設定変更、クロック周波数設定変更、無線接続スイッチ、画面上割り込み設定変更、更新設定変更、スリープ状態遷移、又はコンテンツキャッシング設定変更、のうちの1又は複数を含む、請求項5に記載のプラットフォーム。
【請求項7】
プラットフォームリソースを管理する方法であって、
プラットフォームのユーザの活動計画を生成するステップと、
前記活動計画及び前記プラットフォームの現在の状態に基づき、リソース計画を生成するステップと、
前記活動計画と前記リソース計画との間の1又は複数の衝突を解決するステップと、
を有する方法。
【請求項8】
前記活動計画を生成するステップは、会議、旅行、プレゼンテーション、メディア消費セッション、又はアプリケーション使用のうちの1又は複数を予測するステップを有する、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記活動計画は、前記ユーザに関連付けられた位置情報、カレンダ情報、履歴情報、又はメッセージ情報、のうちの1又は複数に基づき生成される、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記リソース計画を生成するステップは、前記プラットフォームの1又は複数のリソースニーズ及び1又は複数のリソースの利用可能性を決定するステップを有する、請求項7に記載の方法。
【請求項11】
前記1又は複数の衝突を解決するステップは、1又は複数のプラットフォーム変更を自動的に実施し、又は1又は複数の環境変更を前記ユーザに提案する、のうちの1又は複数を行うステップを有する、請求項7乃至10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記1又は複数のプラットフォーム変更は、充電設定スイッチ、ディスプレイ輝度設定変更、クロック周波数設定変更、無線接続スイッチ、画面上割り込み設定変更、更新設定変更、スリープ状態遷移、又はコンテンツキャッシング設定変更、のうちの1又は複数を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
コンピュータプログラムであって、プラットフォームにより実行されると、
前記プラットフォームに、
プラットフォームのユーザの活動計画を生成させ、
前記活動計画及び前記プラットフォームの現在の状態に基づき、リソース計画を生成させ、
前記活動計画と前記リソース計画との間の1又は複数の衝突を解決させる、
コンピュータプログラム。
【請求項14】
前記プラットフォームに、前記活動計画を生成するために、会議、旅行、プレゼンテーション、メディア消費セッション、又はアプリケーション使用のうちの1又は複数を予測させる、請求項13に記載のコンピュータプログラム。
【請求項15】
前記活動計画は、前記ユーザに関連付けられた位置情報、カレンダ情報、履歴情報、又はメッセージ情報、のうちの1又は複数に基づき生成される、請求項13に記載のコンピュータプログラム。
【請求項16】
前記プラットフォームに、前記リソース計画を生成するために、前記プラットフォームの1又は複数のリソースニーズ及び1又は複数のリソースの利用可能性を決定させる、請求項13に記載のコンピュータプログラム。
【請求項17】
前記プラットフォームに、前記1又は複数の衝突を解決するために、1又は複数のプラットフォーム変更を自動的に実施する、又は1又は複数の環境変更を前記ユーザに提案する、のうちの1又は複数をさせる、請求項13乃至16のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
【請求項18】
前記1又は複数のプラットフォーム変更は、充電設定スイッチ、ディスプレイ輝度設定変更、クロック周波数設定変更、無線接続スイッチ、画面上割り込み設定変更、更新設定変更、スリープ状態遷移、又はコンテンツキャッシング設定変更、のうちの1又は複数を含む、請求項17に記載のコンピュータプログラム。
【請求項19】
プラットフォームリソースを管理する装置であって、
将来の時間枠に渡り、ユーザの計画された活動を決定し、前記ユーザの計画された活動に関連する1又は複数のニーズに適合するために前記プラットフォームリソースを管理する1又は複数のモジュール、
を有する装置。
【請求項20】
前記1又は複数のモジュールは、
前記ユーザの活動計画を生成するユーザ計画モジュールと、
前記活動計画及びプラットフォームの現在の状態に基づき、リソース計画を生成するリソース計画モジュールと、
前記活動計画と前記リソース計画との間の1又は複数の衝突を解決する改善モジュールと、
を有する、請求項19に記載の装置。
【請求項21】
前記ユーザ計画モジュールは、前記活動計画を生成するために、会議、旅行、プレゼンテーション、メディア消費セッション、又はアプリケーション使用のうちの1又は複数を予測する、請求項20に記載の装置。
【請求項22】
前記活動計画は、前記ユーザに関連付けられた位置情報、カレンダ情報、履歴情報、又はメッセージ情報、のうちの1又は複数に基づき生成される、請求項20に記載の装置。
【請求項23】
前記リソース計画モジュールは、リソース計画を生成するために、プラットフォームの1又は複数のリソースニーズ、及び1又は複数のリソースの利用可能性を決定する、請求項20に記載の装置。
【請求項24】
前記改善モジュールは、前記1又は複数の衝突を解決するために、1又は複数のプラットフォーム変更を自動的に実装し、又は1又は複数の環境変更を前記ユーザに提案する、のうちの1又は複数を行う、請求項20乃至23のいずれか一項に記載の装置。
【請求項25】
前記1又は複数のプラットフォーム変更は、充電設定スイッチ、ディスプレイ輝度設定変更、クロック周波数設定変更、無線接続スイッチ、画面上割り込み設定変更、更新設定変更、スリープ状態遷移、又はコンテンツキャッシング設定変更、のうちの1又は複数を含む、請求項24に記載の装置。
【請求項26】
請求項13乃至18のいずれか一項に記載のコンピュータプログラムを記憶したコンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
概して、コンピューティングプラットフォーム管理に関する。より詳細には、ユーザの計画及び目標のコンテキスト理解に基づくリソースのプラットフォーム自己管理
【背景技術】
【0002】
従来、コンピューティングプラットフォームの使用は、プラットフォームのリソースを手動で管理する場合がある。例えば、バッテリ寿命警告は、モバイルコンピューティングプラットフォームがバッテリ電力が殆ど切れるとき、ユーザに通知する場合がある。このような警告は、ユーザが適切に将来の計画を立てていない場合、例えば会議又はフライトの直前のような折の悪いときに生じる場合がある。その結果、ユーザは、不便な設定でコンセント又は電源コードを探さなくてはならず、概して、プラットフォームに関して嫌なユーザ経験を有することがある。手動で将来の計画を立てることが解決策であるが、このようなアプローチは、特に複数のプラットフォームリソース及び多忙なスケジュールを有する個人の場合には、コンピューティングプラットフォームが複雑さを増すので、一層困難になる可能性がある。
【図面の簡単な説明】
【0003】
本発明の実施形態の種々の利点は、以下の詳細な説明及び添付の請求の範囲を読むことにより、及び以下の図面を参照することにより、当業者に明らかになるだろう。
【図1】一実施形態による例示的なプラットフォーム自己管理方式のブロック図である。
【図2】一実施形態による、例示的なロジックアーキテクチャのブロック図である。
【図3】一実施形態によるプラットフォームリソースを管理する例示的な方法のフローチャートである。
【図4】一実施形態による活動計画とリソース計画との間の衝突を解決する例示的な方法のフローチャートである。
【図5】一実施形態による、例示的なコンピューティングプラットフォームのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0004】
図1は、メディアプレイヤ、スマートフォン、MID(mobile Internet device)、PDA(personal digital assistant)、タブレットコンピュータ、コンバーチブルタブレット(例えば、ULTRABOOK)、ノート型パソコン、デスクトップコンピュータ、ワークステーション、ウェアラブル装置、等のようなコンピューティングプラットフォーム(図示しない)のユーザのために活動計画12(12a〜12e)が生成されるプラットフォーム自己管理方式10を示す。図示の例では、活動計画12は、ユーザ及び/又はプラットフォームに関連付けられる、会議12a、旅行12b、プレゼンテーション12c、アプリケーション使用12d、メディア消費セッション12e、等を有する。詳細に議論するように、活動計画12は、ユーザの計画及び/又は目標のコンテキスト理解の展開を可能にする。また、コンテキスト理解は、ユーザの予測ニーズ及び目標に合うよう、プラットフォームの基礎リソースの知的管理を可能にする。
【0005】
例えば、会議12aは、ユーザがコンピューティングプラットフォームと共に(例えば、持ち運びながら及び/又は操作しながら)出席することを期待される1又は複数の予約を有しても良い。旅行12bは、ユーザがコンピューティングプラットフォームと共に取ることを期待される1又は複数のフライト、休暇、等を有しても良い。プレゼンテーション12cは、ユーザがコンピューティングプラットフォームと共に与える及び/又は出席することを期待される1又は複数のセミナー、ワークショップ、コース、等を有しても良い。さらに、アプリケーション使用12dは、ユーザがコンピューティングプラットフォームと共に使用することを期待される1又は複数のメッセージアプリケーション、ビデオ会議アプリケーション、ブラウザ、文書処理アプリケーション、表計算アプリケーション、等を有しても良い。メディア消費セッション12eは、ユーザがコンピューティングプラットフォームと共に参加することを期待される1又は複数の閲覧セッション、オーディオ聴取セッション、等を有しても良い、等である。予測活動は、現在及び/又は将来に生じても良い。
【0006】
したがって、活動計画12は、ユーザが(おそらく彼らの装置/プラットフォームと共に)将来に使用しようとする物のセットであっても良く、時間枠は比較的柔軟であっても良い。例えば、時間枠は、具体的に次の3時間に渡るというより、1日の残りを通してであっても良い。しかしながら、時間枠は、通常、リソース消費の範囲内にあっても良い。例えば、時間枠は、1日のうちの一部から比較的少数の日数までの間である可能性の高い、所与のバッテリの放電の範囲内であり得る。簡単に言えば、活動計画12は、近い将来の又は1日の経過に渡り、ユーザの計画及び目標を予測し得る。
【0007】
活動計画12は、例えば、ユーザ及び/又はプラットフォームに関連付けられる、位置情報14、カレンダ情報16、メッセージ情報18、履歴情報20、等のような広範な情報に基づき、自動的に生成されても良い。例えば、位置情報14は、プラットフォームにある1又は複数のセンサ(例えば、GPS(global positioning system)、無線ネットワーク、NFC(near field communication)センサ)から得られても良い。位置情報14は、プラットフォームの物理的位置に対応する座標、住所、市、州、等を有し得る。位置情報14は、「食料品店」又は「自宅」のような論理的位置情報も有し得る。カレンダ情報16は、プラットフォームで又はリモートサーバ(例えば、クラウドに基づく)で実行する1又は複数のスケジューリングアプリケーション(例えば、MICROSOFT OUTLOOK、GOOGLE CALENDAR、APPLEICAL、等)から得られても良い。したがって、カレンダ情報16は、ユーザが過去に出席した及び/又は将来に出席することを期待される会議及び/又は予約の日にち、時間、場所、主題、議題、出席者、等を有しても良い。
【0008】
メッセージ情報18は、ユーザと他の個人及び/又はグループとの間の1又は複数の電子メールメッセージ、インスタントメッセージ、テキストメッセージ、ソーシャルネットワーキングメッセージ(例えば、ウォールポスト、直接メッセージ、チャットメッセージ)等から得られても良い。履歴情報20は、ユーザが通常プラットフォームと相互作用するとき及び方法に関する情報を有しても良い。例えば、履歴情報20は、ユーザが、通常、昼食又は夜間にプラットフォームを充電する、朝に電子メールを読む、夜にビデオを観る、又はフライトで映画を観る、プレゼンテーションスライドを読む若しくは生成するか、を示しても良い。履歴情報20は、プラットフォーム自体のリソースに関する情報も有しても良い。例えば、履歴情報20は、過去のクロック周波数、バッテリ充電状態、バッテリ放電レート、電力、及び/又はスリープ状態、ディスプレイ輝度設定、無線接続(例えば、アクセスポイント、セルラネットワーク)状態、オペレーティングシステム(OS)更新設定、コンテンツキャッシング設定、等を示しても良い。
【0009】
図示の自己管理方式10は、現在のプラットフォーム状態22も考慮に入れる。現在のプラットフォーム状態22は、現在のクロック周波数、バッテリ状態(例えば、合計パーセント)、バッテリ充電若しくは放電レート、プラットフォーム電源(AC又はバッテリ)、CPU(central processing unit)、GP(graphics processor)、メモリ電力使用、ディスプレイ輝度設定、無線接続(例えば、アクセスポイント、セルラネットワーク)状態、他のセンサ(例えば、周囲光センサ、加速度計/ジャイロスコープ)、等に関する情報を有しても良い。一例では、現在のプラットフォーム状態22は、履歴情報20を移植する(populate)ために用いられる。したがって、活動計画12は、ユーザの計画及び目標の包括的コンテキスト理解を自動的に提供できる。
【0010】
さらに、リソース計画24(24a、24b)は、活動計画12及び現在のプラットフォーム状態22に基づき自動的に生成されても良い。活動計画12とリソース計画24との間の1又は複数の衝突解決26も、自動的に生成されても良い。更に詳細に議論するように、衝突解決26は、プラットフォームをユーザのニーズにより良好に合わせる任意の変更を含み得る。より詳細には、図示のリソース計画24は、プラットフォームの1又は複数のリソースニーズ24aと、プラットフォームにある及び/又はプラットフォームの外部にある1又は複数のリソースの利用可能性24bと、を識別する。例えば、ユーザが30分以内に始まる4時間の会議を有することが活動計画12から、及び現在のバッテリ充電が50%であることが現在のプラットフォーム状態22から、決定され得る。このような例では、リソース計画24のリソースニーズ24aは、近く行われる会議の全部でプラットフォームを使用するための十分なバッテリ寿命の必要を示し得る。活動計画12とリソース計画24との間に衝突が存在する場合(例えば、会議の間を通してはバッテリ寿命が不十分である)、リソース計画24のリソース利用可能性24bは、現在の位置に及び会議が行われる会議室の中に利用可能な電力コンセントが存在することを決定するために使用されても良い。したがって、このようなシナリオにおける衝突解決26は、次の30分間にプラットフォームを充電し、及び会議に電源アダプタを持って行くよう、ユーザを促すことを含み得る。
【0011】
別の例では、ユーザが3時間の長さの映画を直近に観始めたこと(例えば、メディア消費セッション)を活動計画12から、及び80%のディスプレイ輝度設定で現在のバッテリ充電が40%であることを現在のプラットフォーム状態22から、決定しても良い。このような例では、リソース計画24のリソースニーズ24aは、映画全体を観るための十分なバッテリ寿命の必要を示し得る。活動計画12とリソース計画24との間に衝突が存在する場合(例えば、現在のディスプレイ輝度設定で映画全体を通してはバッテリ寿命が不十分である)、リソース計画24のリソース利用可能性24bは、輝度レベルが調整可能であることを決定し、知られている輝度/電力曲線(例えば、関係)を識別するために使用されても良い。したがって、衝突解決26は、ディスプレイ輝度レベルを、例えば60%に落とし、閲覧すべきより短いコンテンツ(例えば、30分のホームコメディ)を選択するよう、ユーザを促すことを有しても良い。衝突解決26は、プラットフォーム及び/又はユーザが自動調整を許可する場合、ディスプレイ輝度レベルを自動的に調整しても良い。
【0012】
様々な他のシナリオは、表1の例で以下に示すように図示のアプローチから利益を得る。提供される特定の値は、単に議論を容易にするためのものである。
[表1]
【0014】
【表1-2】
図2を参照すると、1又は複数のプラットフォームリソース30(30a〜30f)を管理するロジックアーキテクチャ28(28a〜28d)が示される。リソース30は、例えば、プラットフォームにタイミング情報を提供するクロック30a、プラットフォームに電力を供給するバッテリ30b、情報を提示するディスプレイ30c、プラットフォームをWiFiネットワーク(Wireless Fidelityネットワーク、例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11−2007、無線LAN(Local Area Network)MAC(Medium Access Control)及びPHY(Physical Layer)仕様)のような無線ネットワークに接続するネットワークコントローラ30d、プラットフォームの1又は複数の機能を作動するOS/アプリケーション30e、1又は複数のプラットフォーム外リソース30f(例えば、電源コンセント、WiFiアクセスポイント、印刷サービス、等)、等を有しても良い。プラットフォームの又はその装置の電源及び/又はスリープ状態を確立する電源管理(power management:PM)コンポーネントのような他のコンポーネント(図示しない)も、リソース30に含まれても良い。
【0015】
追加で、リソース30の種々のパラメータ及び/又は属性も、プラットフォームの考慮されるリソースであっても良い。例えば、クロック30aの周波数、バッテリ30bの充電構成(例えば、交流(AC)、直流(DC))、ディスプレイ30cの輝度(例えば、バックライト、ピクセル)設定、ネットワークコントローラ30dの無線接続、OS/アプリケーション30eのコンテンツキャッシング設定、画面上割り込み設定、及び/又は更新設定、等、例えばACPI(例えばAdvanced Configuration and Power Interface Specification, Rev.5.0a, December 6, 2011)状態のような電力及び/又はスリープ状態は、全て、本願明細書に記載の活動計画のニーズに合うために及び/又は衝突を解決するために使用され得る考慮されるリソースであり得る。
【0016】
図示の例では、アーキテクチャ28は、プラットフォームのユーザのための例えば活動計画12(図1)のような活動計画を生成するユーザ計画モジュール28aを有する。ユーザ計画モジュール28aは、活動計画を生成するために、会議、旅行、プレゼンテーション、メディア消費セッション、アプリケーション仕様、等のうちの1又は複数を予測しても良い。さらに、活動計画は、ユーザ及び/又はプラットフォームに関連付けられた位置情報、カレンダ情報、履歴情報、メッセージ情報、等のうちの1又は複数に基づき生成されても良い。アーキテクチャ28は、活動計画、プラットフォームの現在状態、及び外部リソース情報(例えば、所与の位置、利用可能なWiFiの位置、近くの印刷サービスの利用可能性、等)に基づき、例えばリソース計画24(図1)のようなリソース計画を生成するリソース計画モジュール28bも有しても良い。利用可能な印刷サービスは、例えば、FEDEX/KINKOS位置、公共プリンタを備える図書館、ユーザの自宅及び職場、等を有しても良い。リソース計画モジュール28bは、リソース計画を生成するために、プラットフォームの1又は複数のリソースニーズ、及びリソース30のうちの1又は複数の利用可能性を決定しても良い。
【0017】
図示のアーキテクチャ28は、活動計画とリソース計画との間の1又は複数の衝突を解決するために、改善モジュール28cも有しても良い。例えば、改善モジュール28cは、例えば解決26(図1)のような衝突解決を生成するために、1又は複数のプラットフォーム変更を自動的に実施し、ユーザインタフェース(UI)28dを用いて1又は複数の環境変更をユーザに提案し、又はそれらの任意の組合せを行っても良い。プラットフォーム変更は、例えば、充電構成切り替え、ディスプレイ輝度設定変更、クロック周波数設定変更、無線接続切り替え、画面上割り込み設定変更、更新設定変更、スリープ状態遷移、コンテンツキャッシング設定変更、等、又はそれらの任意の組合せを有しても良い。
【0018】
図3は、プラットフォームリソースを管理する方法32を示す。方法32は、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、PROM(programmable ROM)、ファームウェア、フラッシュメモリ等のような機械又はコンピュータ可読記憶媒体に格納された論理命令セットとして、例えばPLA(programmable logic array)、FPGA(field−programmable gate arrays)、CPLD(complex programmable logic device)のような構成可能ロジックで、例えばASIC(application−specific integrated circuit)、CMOS(complementary metal oxide semiconductor)又はTTL(transistor−transistor logic)技術のような回路技術を用いた固定機能論理ハードウェアで、又はそれらの組合せにより実装されても良い。
【0019】
図示の処理ブロック34は、プラットフォームのユーザの活動計画を生成するために設けられる。リソース計画は、ブロック36で、活動計画及びプラットフォームの現在の状態に基づき生成されても良い。上述のように、活動計画は、位置情報、カレンダ情報、履歴情報、メッセージ情報、等に基づき生成されても良く、会議、旅行、プレゼンテーション、メディア消費セッション、アプリケーション仕様、等、を有しても良い。さらに、リソース計画を生成するステップは、プラットフォームの1又は複数のリソースニーズ、及びプラットフォーム上の又はプラットフォーム外の1又は複数のリソースの利用可能性を決定するステップを有しても良い。図示のブロック38は、活動計画とリソース計画との間の1又は複数の衝突を解決する。
【0020】
図4は、衝突を解決する1つのアプローチを示す。図示の例では、活動計画とリソース計画との間の衝突は、ブロック40で識別される。ブロック42で、衝突の解決を実施するためにユーザの関与が必要か否かに関して決定が行われても良い。必要な場合、図示のブロック44は、ユーザに1又は複数の環境変更を提案する。したがって、ブロック44は、例えば、プラットフォームが間もなく始まる会議を乗り越えられるように、短時間の間、プラットフォームを電源コンセントに接続するようユーザを促すステップを有しても良い(例えば、充電構成切り替え)。したがって、環境変更は、外部環境に対する変更を含み、プラットフォームに影響を与える解決選択肢であっても良い(例えば、電源に接続する、電源コンセントが利用可能な場所に移動する、WiFiが利用可能な場所に移動する)。別の例では、ブロック44は、近くの無線ホットスポット/アクセスポイントまで歩く、データ接続のためにセルラネットワークを使用する、ユーザが仕事に戻るまで待つ、等のうちの電子メール送信選択肢をユーザに提供するステップを有しても良い(例えば、無線接続切り替え)。
【0021】
他方で、ユーザの関与が必要ない場合、ブロック46で、プラットフォーム変更のユーザ承認が必要か否かに関する決定が行われても良い。ユーザ承認が必要な場合、図示のブロック48は、例えばUI28d(図2)のようなユーザインタフェースにより、プラットフォーム変更のユーザ承認を要求する。ブロック50でユーザがプラットフォーム変更を承認したと決定された場合、又はブロック46でユーザ承認が必要ない場合、図示のブロック52は、プラットフォーム変更の実施を提供する。プラットフォーム変更は、例えば、ディスプレイ輝度設定変更、クロック周波数設定変更、画面上割り込み設定変更、更新設定変更、スリープ状態遷移、コンテンツキャッシング設定変更、等を有しても良い。特に留意すべきことに、ブロック42及び46からブロック52までの経路は、プラットフォームのリソース管理に関するユーザ経験を有意に向上し得る全自動衝突解決を表す。
【0022】
図5を参照すると、コンピューティングプラットフォーム54が示される。プラットフォーム54は、コンピューティング機能(例えば、PDA、ノート型コンピュータ、タブレットコンピュータ、コンバーチブルタブレット、デスクトップコンピュータ、ウェアラブルコンピュータ)、通信機能(例えば、無線スマートフォン)、画像機能、メディア再生機能(例えば、スマートテレビジョン(TV))、ウェアラブル機能(例えば、腕時計、衣服)、又はそれらの任意の組合せ(例えば、モバイルインターネット装置(MID))を有する装置の部分であっても良い。図示の例ではプラットフォーム54は、プロセッサ56、統合メモリコントローラ(integrated memory controller:IMC)58、入力出力(10)モジュール60、システムメモリ62、ネットワークコントローラ64、大容量記憶装置66(例えば、光ディスク、ハードディスクドライブ(HDD)、フラッシュメモリ)、情報を提示するディスプレイ68、プラットフォーム56に電力を供給するバッテリ70、バッテリ70を充電する無線充電装置71(例えば、共振回路)、及び1又はのセンサ69(例えば、周囲光センサ、加速度計、ジャイロスコープ)を有する。プロセッサ56は、例えばクロック30a(図2)のようなクロックからのタイミング情報に基づき動作しても良く、1又は複数のプロセッサコア72を有するコア領域を有しても良い。
【0023】
図示のIOモジュール60は、チップセットのサウスブリッジ(Southbridge)又はサウスコンプレックス(South Complex)と呼ばれることもあり、ホストコントローラとして機能し、ネットワークコントローラ64と通信する。ネットワークコントローラ64は、例えば携帯電話(例えばS−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)(UMTS(Universal Mobile Telecommunications System))、CDMA2000(IS−856/IS−2000)、等)、WiFi、4G LTE(Fourth Generation Long Term Evolution)、Bluetooth(登録商標)、WiMax(例えば、IEEE802.16−2004、LAN/MAN広帯域無線LANS)、GPS(Global Positioning System)、スプレッドスペクトル(例えば、900MHz)、及び他の無線周波数(RF)電信電話目的のような種々の目的でオフプラットフォーム通信機能を提供し得る。他の標準及び/又は技術も、ネットワークコントローラ64に実装されても良い。IOモジュール60は、このような機能をサポートする1又は複数の無線ハードウェア回路ブロックも有しても良い。さらに、図示のIOモジュール60は、プラットフォーム54及び/又はその装置のための種々のパワー及び/又はスリープ状態遷移を確立する電力管理(power management:PM)コンポーネント75を有しても良い。プロセッサ56及びIOモジュール60は、別個のブロックとして図示されるが、プロセッサ56及びIOモジュール60は、同じ半導体ダイの上にSoC(system on chip)として実装されても良い。
【0024】
システムメモリ62は、例えば、DDR(double data rate)SDRAM(synchronous dynamic random access memory、例えばDDR3 SDRAM JEDEC標準JESD79−3C、2008年4月)モジュールを有しても良い。システムメモリ62のモジュールは、SIMM(single inline memory module)、DIMM(dual inline memory module)、SODIMM(small outline DIMM)、等に組み込まれても良い。システムメモリ62、大容量記憶装置66、プロセッサ56の1又は複数の内部キャッシュ(図示しない)、等、又はそれらの任意の組合せは、本願明細書に記載のようにメディアコンテンツをキャッシュするために使用されても良い。
【0025】
図示の10個のモジュール60はロジック74を有する。ロジック74は、プラットフォーム54のユーザのために活動計画を生成し、活動計画及びプラットフォームの現在状態に基づきリソース計画を生成し、活動計画とリソース計画との間の1又は複数の衝突を解決する。したがって、ロジック74は、既に議論されたロジックアーキテクチャ28(図2)と同様に機能しても良い。
【0026】
<例示的なシナリオ>
以下のシナリオは、1日を通じて自身を管理するコンテキスト認識型プラットフォームを説明する。プラットフォームは、ユーザの計画及び目標を予測し、好適なプラットフォーム設定を学び、ユーザのニーズを達成するために絶え間なくリソースを準備し管理する。概して、プラットフォームは、期待される環境が与えられると、プラットフォーム要件及びリソースを予測するために将来を検討し、状況が困難である又はユーザの計画に合わないとき、改善ステップを提案しても良い。
【0027】
シナリオは、米国の五大湖地域の薬品販売員であり既婚で2人の子供を持つ架空の個人である「シャノン(Shannon)」を記載する。彼女は、仕事日の過程において幾つかの病院及び診療所を訪問することが多い。シャノンの雇用主は、彼女に製品発売、規制文書、研究結果、及び製品在庫を認識していることを要求する。彼らは、彼女に、製品付随物、モバイルアプリケーション、及びウェブに基づく訓練ツールを提供する。
【0028】
<プラットフォームはユーザ計画を予測しコンテンツをキャッシュする>
シャノンの1日は、キッチンに歩いて入り、彼女のラップトップを取り上げ、彼女の電子メールリーダを立ち上げることで始まる。シャノンの上司は、その日の終わりまでに2つの製品訓練ビデオに関する彼女のフィードバックを要求する電子メールを送信した。シャノンは、彼女の今日の予定表では、製品プレゼンテーションのために往復1時間のフライトを有する。シャノンの娘には、最新情報をチームのウェブページに、及び最近の試合のハイライトをYOUTUBE(登録商標)に投稿するサッカーコーチがいる。この例では、プラットフォームは、自身が利用可能なローカル記憶空間を有すること、自身が2つの訓練ビデオ及びYOUTUBE(登録商標)コンテンツをキャッシュすることを決定する。したがって、プラットフォームは、カレンダ、電子メール、タスク、及び履歴情報のような種々の情報源に基づき、ユーザのプラットフォームのニーズを予測し、必要なコンテンツを識別しキャッシュしても良い。プラットフォームが大容量記憶空間を有する場合(例えば、固体ディスク(solid state disk:SSD)>500GB)、プラットフォームは、ユーザの前の使用モデルに基づきコンテンツを知的に管理しても良い。
【0029】
<ビデオを観る>
学校への車中で、シャノン及び子供達は、歌の集いの曲を聴くのが好きである。彼女は、彼女の電話機のオーディオ出力を車の補助オーディオジャックに繋ぎ、電話機の音量を最大レベルまで上げる。次に、彼女は、彼女の車のアンプを用いて音量を調整する。子供達を学校で降ろした後、シャノンは、地域のコーヒーショップに立ち寄り、彼女の会社のネットワークに接続し、30分間の製品訓練ビデオを開始する(もう1つのビデオは1時間の長さである)。彼女は、明るく照らされた窓のある領域に座っている。この例では、彼女の装置は、周囲照明条件、現在のアプリケーション、及び選択されたスクリーン輝度のような環境的入力が与えられると、シャノンの好ましいスクリーン輝度を学習している。プラットフォームがバッテリ電力を使用している場合でも、本例では、プラットフォームは、直ちにバックライトを調整せず、代わりに、シャノンの好む設定を使用する。シャノンが彼女の訓練ビデオを終了すると、彼女は、彼女のイヤホンを電話機に差し込む。この例では、電話機は、場所の変化、オーディオメディアの種類、及び周囲背景雑音があたえられ、シャノンの前の使用例に基づき、音量を最大からあるレベルに自動的に調整する。したがって、プラットフォームは、周囲光及びフォアグランドアプリケーションのような環境要因が与えられると、スクリーン輝度のような好適な装置設定を学習しても良い。
【0030】
<緊急の送出電子メールメッセージに伴うWiFiの欠如>
訓練ビデオを観ている間、コーヒーショップにおけるWiFi接続が落ちてしまう。
【0031】
しかしながら、シャノンは、(コンテンツがキャッシュされていたので)30分の訓練ビデオを完了し、彼女の上司に、彼女が最初のビデオ訓練を完了したという応答を送信する。(タイムクリティカルでない)電子メールは、WiFiの欠如のために彼女の送信ボックスに入っている。
【0032】
次に、彼女は、託児所にいる子供達をピックアップしようとしていた隣人から、今日はそれができないというインスタントメッセージを受信する。シャノンは、子供達を6:30前にピックアップするようスケジュールを調整するよう、彼女の夫にテキストを送信する。彼女の夫は、6:30に開始するサッカーゲームに行こうと計画していたが、もはや彼は行くことができない。シャノンは、ゲームの電子チケットを持っており、今夜のゲームのために電子チケットを彼女の友人に転送することを望む。彼女は、電子メールを送信するが、依然としてWiFiアクセスが無い。重要なタイムクリティカルな電子メールメッセージが彼女の送信ボックスに保留中であることに気付き、本例では、彼女のラップトップは次の提案を提供する。彼女は、その日の遅くまで、彼女がWiFiアクセスを有する空港に居るとき、近所の図書館まで歩いていくとき、又は彼女のラップトップと電話機を組合せるとき、及びその電子メールを送信するときまで、待つことができる。彼女は、図書館まで歩いていくと決定する。図書館では、プラットフォームは、両方の電子メールメッセージを送信しても良い。プラットフォームは、彼女の上司の電子メールの中に列挙された訓練ビデオをキャッシュしたので、WiFiが切断してもビデオが完了する。したがって、プラットフォームは、利便性、コスト、及び適時性に基づきユーザに変化するオプションを提供することにより、緊急のWiFiアクセスのための改善ステップを提供しても良い。
【0033】
<文書を印刷する>
図書館に居る間、シャノンは、彼女が午後に訪問する予定のクライアントにより署名されるべき保留中の規制文書を有していることを理解する。シャノンは、彼女のラップトップを開け、文書をロードし、適切なクライアント情報を入力し、印刷を選択する。公共のプリンタがあるが、彼女のラップトップには正しいネットワーク及びプリンタドライバがインストールされていない。本例では、彼女のラップトップは、次のように彼女に印刷の提案を提供する。彼女は、家に帰って印刷できる、印刷するために近所のKinko’sでウェブに基づくサービスを使用できる、又は彼女は、ラップトップとプリンタとの間の中継として電話機を使用できる(例えば、「NFCファイル転送」)。シャノンは、彼女の電話機をラップトップにタップし、次にそれをプリンタの上に置く。ラップトップ及びプリンタはNFCにより組み合わせられ、ドライバ情報を交換し、ファイルを印刷する。したがって、プラットフォームは、印刷装置/サービスの改善を提供できる。ここで、ユーザの装置に跨るプラットフォームはユーザの目標を達成するために協働する。
【0034】
<無線電力共有>
シャノンは、彼女のキャリーバックに彼女の電話機とラップトップを入れて、車で空港へ向かって運転し始める。本例では、電話機は、使用例の事前の知識が与えられると、診療所へ行くために音声によるプロンプト及び交通警報を提供するために、着陸後、ナビゲーションアプリケーションが使用される可能性が高いことを決定する。彼女が未だ地元の空港に行く途中に、電話機及びラップトップは、ラップトップが無線充電ソースであること、及び電話機が無線充電シンクであることを発見する。本例では、ラップトップは、その日の自身の将来のバッテリリソース、及びその日の間に充電を要求する自身の能力を予測し、自身が電話機を無線で充電することを提案できることを決定する。したがって、このシナリオでは、電話機はラップトップから充電する。電話機は、完全に充電する必要はない。代わりに、電話機がナビゲーションを提供するために必要な充電の量、及びラップトップが自身の将来の電力ニーズのために必要な充電の量に基づき、2つの装置は、適切な量の電力を電話機に転送することを交渉しても良い。したがって、プラットフォームは、装置に跨るリソース使用モデルに基づき、クリティカルリソースを共有するために協働しても良い。
【0035】
<フライト中>
シャノンは、空港に到着し、飛行機に乗り込む。ここには、WiFiアクセスも、充電ステーションへのアクセスもない。シャノンは、1時間の訓練ビデオを完了する。彼女は、車を借り、診療所へのナビゲーションのために彼女の電話機を使い、30分早く到着する。
【0036】
<バッテリ/プラットフォーム消費>
クライアントとの会議の前に30分間待っている間、シャノンは、クライアントへのプレゼンテーションの最終的なレビューのために、彼女のラップトップを起動する。彼女は、医師のプレゼンテーションが1時間の会議であることを示すカレンダ入力を有する。プラットフォームは、彼女が資料をレビューしている間、スクリーン輝度のためにシャノンの好適な装置設定を用いている。数分後、本例では、プラットフォームは、次の1時間の会議を完了するためにはバッテリが低すぎることを決定する。したがって、プラットフォームは、バッテリを節約するために、スクリーン輝度をシャノンの好みより下に低下させる。更に数分後、プラットフォームは、バッテリが1時間の会議の間、持たないことを決定する。プラットフォームは、次の提案を提供しても良い。(1)今、プラットフォームの使用を停止する。(2)今、プラットフォームを25分間(彼女が現在の負荷で装置を動作し続ける間)充電する。又は、(3)会議中にプラグインする。彼女は、次の会議の間/前にAC電源を探し回ることを望まないので、彼女は、コンテンツを閲覧している間にプラットフォームを充電することを決定する。したがって、カレンダ情報及び前のプラットフォームの負荷経験を用いて、プラットフォームは、次のタスクのための自身の準備を予測できる。将来の/予測したリソース消費が不十分である場合、プラットフォームは、ユーザの期待される行動を達成するために、推奨を提供しても良い。現在の使用が将来の/予測される要求を達成するためには厳し過ぎる場合、プラットフォームは、好適なユーザ設定を自動的に調整しても良い。
【0037】
<会議の終わり、及び帰路>
会議の終わりに、シャノンは、プレゼンテーションが上手くいき、クライアントが注文を検討していると、彼女の上司へ電子メールを送信する。シャノンは、彼女が帰宅する推定時間について、彼女の夫に別の電子メールを送信する。シャノンは、通常、帰りのフライトではプラットフォームの電源をオフにする。本例では、プラットフォームは、シャノンにバッテリを再充電することを促さない。シャノンが瞼を閉じると、プラットフォームはS4(バイバネイト状態)に遷移する。したがって、プラットフォームは、知的に(例えば、以前の経験に基づき)、適切な時にサポート/改善のためにユーザに要求/提案するだけで良い。プラットフォームは、自身がレジューム時間を増大してでも余分な電力を節約し、S3(スリープ状態)ではなくS4(ハイバネイト状態)に遷移すべきであると決定しても良い。
【0038】
<補注、及び例>
例1は、リソースを自己管理するプラットフォームであって、前記プラットフォームに電力を供給する1又は複数のバッテリと、情報を提示するディスプレイと、前記プラットフォームを無線接続に接続するネットワークコントローラと、前記プラットフォームにタイミング情報を提供するクロックと、前記プラットフォーム又はコンテンツをキャッシュするメモリの1又は複数の設定を管理するオペレーティングシステムと、を含む複数のリソースを有するプラットフォームを含み得る。前記プラットフォームは、前記ユーザの活動計画を生成するユーザ計画モジュールと、前記活動計画及び前記プラットフォームの現在の状態に基づき、リソース計画を生成するリソース計画モジュールと、前記活動計画と前記リソース計画との間の1又は複数の衝突を解決する改善モジュールと、を更に有しても良い。
【0039】
例2は、例1に記載のプラットフォームであって、前記ユーザ計画モジュールは、前記活動計画を生成するために、会議、旅行、プレゼンテーション、メディア消費セッション、又はアプリケーション使用のうちの1又は複数を予測する、プラットフォームを有しても良い。
【0040】
例3は、例1に記載のプラットフォームであって、前記活動計画は、前記ユーザに関連付けられた位置情報、カレンダ情報、履歴情報、又はメッセージ情報、のうちの1又は複数に基づき生成される、プラットフォームを有しても良い。
【0041】
例4は、例1に記載のプラットフォームであって、前記リソース計画モジュールは、リソース計画を生成するために、プラットフォームの1又は複数のリソースニーズ、及び前記複数のリソースのうちの1又は複数の利用可能性を決定する、プラットフォームを有しても良い。
【0042】
例5は、例1乃至4のいずれか一項に記載のプラットフォームであって、前記改善モジュールは、前記1又は複数の衝突を解決するために、1又は複数のプラットフォーム変更を自動的に実装し、又は1又は複数の環境変更を前記ユーザに提案する、のうちの1又は複数を行う、プラットフォームを有しても良い。
【0043】
例6は、例5に記載のプラットフォームであって、前記1又は複数のプラットフォーム変更は、充電設定スイッチ、ディスプレイ輝度設定変更、クロック周波数設定変更、無線接続スイッチ、画面上割り込み設定変更、更新設定変更、スリープ状態遷移、又はコンテンツキャッシング設定変更、のうちの1又は複数を含む、プラットフォームを有しても良い。
【0044】
例7は、プラットフォームリソースを管理する方法であって、プラットフォームのユーザの活動予測を生成するステップと、前記活動計画及び前記プラットフォームの現在の状態に基づき、リソース計画を生成するステップと、前記活動計画と前記リソース計画との間の1又は複数の衝突を解決するステップと、を有する方法を有しても良い。
【0045】
例8は、例7に記載の方法であって、前記活動計画を生成するステップは、会議、旅行、プレゼンテーション、メディア消費セッション、又はアプリケーション使用のうちの1又は複数を予測するステップを有する、方法を有しても良い。
【0046】
例9は、例7に記載の方法であって、前記活動計画は、前記ユーザに関連付けられた位置情報、カレンダ情報、履歴情報、又はメッセージ情報、のうちの1又は複数に基づき生成される、方法を有しても良い。
【0047】
例10は、例7に記載の方法であって、前記リソース計画を生成するステップは、前記プラットフォームの1又は複数のリソースニーズ及び1又は複数のリソースの利用可能性を決定するステップを有する、方法を有しても良い。
【0048】
例11は、例7乃至10のいずれか一項に記載の方法であって、前記1又は複数の衝突を解決するステップは、1又は複数のプラットフォーム変更を自動的に実施し、又は1又は複数の環境変更を前記ユーザに提案する、のうちの1又は複数を行うステップを有する、方法を有しても良い。
【0049】
例12は、例11に記載の方法であって、前記1又は複数のプラットフォーム変更は、充電設定スイッチ、ディスプレイ輝度設定変更、クロック周波数設定変更、無線接続スイッチ、画面上割り込み設定変更、更新設定変更、スリープ状態遷移、又はコンテンツキャッシング設定変更、のうちの1又は複数を含む、方法を有しても良い。
【0050】
例13は、コンピュータプログラムであって、プラットフォームにより実行されると、前記プラットフォームに、プラットフォームのユーザの活動計画を生成させ、前記活動計画及び前記プラットフォームの現在の状態に基づき、リソース計画を生成させ、前記活動計画と前記リソース計画との間の1又は複数の衝突を解決させる、コンピュータプログラムを有しても良い。
【0051】
例14は、例13に記載のコンピュータプログラムであって、前記プラットフォームに、前記活動計画を生成するために、会議、旅行、プレゼンテーション、メディア消費セッション、又はアプリケーション使用のうちの1又は複数を予測させる、コンピュータプログラムを有しても良い。
【0052】
例15は、例13に記載のコンピュータプログラムであって、前記活動計画は、前記ユーザに関連付けられた位置情報、カレンダ情報、履歴情報、又はメッセージ情報、のうちの1又は複数に基づき生成される、コンピュータプログラムを有しても良い。
【0053】
例16は、例13に記載のコンピュータプログラムであって、前記プラットフォームに、前記リソース計画を生成するために、前記プラットフォームの1又は複数のリソースニーズ及び1又は複数のリソースの利用可能性を決定させる、コンピュータプログラムを有しても良い。
【0054】
例17は、例13乃至16のいずれか一項に記載のコンピュータプログラムであって、前記プラットフォームに、前記1又は複数の衝突を解決するために、1又は複数のプラットフォーム変更を自動的に実施する、又は1又は複数の環境変更を前記ユーザに提案する、のうちの1又は複数をさせる、コンピュータプログラムを有しても良い。
【0055】
例18は、例17に記載のコンピュータプログラムであって、前記1又は複数のプラットフォーム変更は、充電設定スイッチ、ディスプレイ輝度設定変更、クロック周波数設定変更、無線接続スイッチ、画面上割り込み設定変更、更新設定変更、スリープ状態遷移、又はコンテンツキャッシング設定変更、のうちの1又は複数を含む、コンピュータプログラムを有しても良い。
【0056】
例19は、プラットフォームリソースを管理する装置であって、将来の時間枠に渡り、ユーザの計画された活動を決定し、前記ユーザの計画された活動に関連する1又は複数のニーズに適合するために前記プラットフォームリソースを管理する1又は複数のモジュール、を有する装置を有しても良い。
【0057】
例20は、例19に記載の装置であって、前記1又は複数のモジュールは、前記ユーザの活動計画を生成するユーザ計画モジュールと、前記活動計画及び前記プラットフォームの現在の状態に基づき、リソース計画を生成するリソース計画モジュールと、前記活動計画と前記リソース計画との間の1又は複数の衝突を解決する改善モジュールと、を有する、装置を有しても良い。
【0058】
例21は、例20に記載の装置であって、前記ユーザ計画モジュールは、前記活動計画を生成するために、会議、旅行、プレゼンテーション、メディア消費セッション、又はアプリケーション使用のうちの1又は複数を予測する、装置を有しても良い。
【0059】
例22は、例20に記載の装置であって、前記活動計画は、前記ユーザに関連付けられた位置情報、カレンダ情報、履歴情報、又はメッセージ情報、のうちの1又は複数に基づき生成される、装置を有しても良い。
【0060】
例23は、例20に記載の装置であって、前記リソース計画モジュールは、リソース計画を生成するために、プラットフォームの1又は複数のリソースニーズ、及び1又は複数のリソースの利用可能性を決定する、装置を有しても良い。
【0061】
例24は、例20乃至23のいずれか一項に記載の装置であって、前記改善モジュールは、前記1又は複数の衝突を解決するために、1又は複数のプラットフォーム変更を自動的に実装し、又は1又は複数の環境変更を前記ユーザに提案する、のうちの1又は複数を行う、装置を有しても良い。
【0062】
例25は、例24に記載の装置であって、前記1又は複数のプラットフォーム変更は、充電設定スイッチ、ディスプレイ輝度設定変更、クロック周波数設定変更、無線接続スイッチ、画面上割り込み設定変更、更新設定変更、スリープ状態遷移、又はコンテンツキャッシング設定変更、のうちの1又は複数を含む、装置を有しても良い。
【0063】
例26は、例7乃至12のいずれか一項に記載の方法を実行する手段を有する、プラットフォームリソースを管理する装置を有しても良い。
【0064】
例27は、例13乃至18のいずれか一項に記載のコンピュータプログラムを記憶したコンピュータ可読記憶媒体を有しても良い。
【0065】
したがって、本願明細書に記載の技術は、ユーザコンテキスト情報を得て、ユーザの目標及び計画を理解し、ユーザの目標及び計画に適合するために必要な装置リソースを決定し、ユーザに影響を与えることなく動作を達成できるとき、このような動作を自動的に行い、利用可能なリソースと必要なリソースとの間の衝突を積極的に識別できる。このようなアプローチは、「常時接続」されるプラットフォームの提供を可能にし、有意に長いバッテリ寿命を示すことができる。さらに、本願明細書に記載の技術を用いるプラットフォームは、リソース管理及び一部のエンドユーザに対する配慮の必要性を除去できる。簡単に言うと、本願明細書に記載の技術により、ユーザは、より多くの時間及び労力を、彼らにとって重要な作業及び活動に費やすことができる。
【0066】
あらゆる種類の半導体集積回路(IC)チップと共に使用することに適する。これらのICチップの例は、限定ではなく、プロセッサ、コントローラ、チップセットコンポーネント、PLA(programmable logic array)、メモリチップ、ネットワークチップ、SoC(systems on chip)、SSD/NANDコントローラASIC、等を含む。さらに、幾つかの図において、信号導体線が線により示される。より多くの構成要素である信号経路を示すために幾つかは異なっても良く、構成要素である信号経路の数を示すために参照符号を有し、及び/又は主要な情報の流れの方向を示すために1又は複数の端において矢印を有しても良い。しかしながら、これは、限定的であると考えられるべきではない。むしろ、このような追加の詳細事項は、回路の容易な理解を助けるために、1又は複数の例示的な実施形態と組み合わせて用いられる。表された信号線は、追加情報を有するか否かにかかわらず、実際には、複数の方向に伝搬し得る1又は複数の信号を有しても良く、任意の適切な種類の信号スキーム、例えば、差動対により実装されるデジタル又はアナログ線、光ファイバ線、及び/又はシングルエンドライン、で実装されても良い。
【0067】
例示的なサイズ/モデル/値/範囲が与えられ得るが、本発明の実施形態はそれらに限定されない。製造技術(例えば、フォトリソグラフィー)は時間の経過と共に発展するので、より小型の装置が製造されることが期待される。さらに、ICチップ及び他のコンポーネントとのよく知られている電力/グランド接続は、図示される場合もあり、説明及び議論を簡単にするため及び本発明の実施形態の特定の態様を不明確にしないために図示されない場合もある。さらに、配置は、本発明の実施形態の特定の態様を不明確にしないために、及びこのようなブロック図配置の実装に関する詳細が実施形態が実施されるプラットフォームに大きく依存する、つまりこのような詳細は当業者の範囲内であるという事実の観点からブロック図の形式で示され得るが、本発明の例示的な実施形態を説明するために固有の詳細(例えば、回路)が説明される場合、当業者には、本発明の実施形態がこれら固有の詳細を有しないで又はそれらの変形を有して実施できることが明らかである。したがって、説明は、限定ではなく説明のためとして考えられるべきである。
【0068】
用語「結合される」は、本願明細書では、問題となっているコンポーネント間の直接的又は間接的な任意の種類の関係を表すために用いられ、電気的、機械的、流体、光学、電磁気、電気機械、又は他の接続に適用されても良い。さらに、用語「第1の」、「第2の」等は、本願明細書では、議論を行うためにのみ用いられ、特に示さない限り、特定の時間的又は年代順の意味を伝達しない。
【0069】
当業者は、本発明の実施形態の広範な技術が種々の形式で実施できることを前述の説明から理解するだろう。したがって、本発明の実施形態はそれらの特定の例と共に記載されたが、図面、明細書及び請求の範囲を調査すると、当業者には他の変形が明らかであるので、本発明の実施形態の真の範囲はそれら特定の例に限定されるべきではない。
【国際調査報告】