(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2016-539732(P2016-539732A)
(43)【公表日】2016年12月22日
(54)【発明の名称】流体を表面に塗布するためのアプリケータ
(51)【国際特許分類】
A61M 35/00 20060101AFI20161125BHJP
【FI】
A61M35/00 Z
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】28
(21)【出願番号】特願2016-537998(P2016-537998)
(86)(22)【出願日】2014年12月3日
(85)【翻訳文提出日】2016年6月8日
(86)【国際出願番号】US2014068296
(87)【国際公開番号】WO2015088848
(87)【国際公開日】20150618
(31)【優先権主張番号】14/100,817
(32)【優先日】2013年12月9日
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
(71)【出願人】
【識別番号】514143161
【氏名又は名称】アムニール ファーマシューティカルズ エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100114775
【弁理士】
【氏名又は名称】高岡 亮一
(74)【代理人】
【識別番号】100121511
【弁理士】
【氏名又は名称】小田 直
(74)【代理人】
【識別番号】100202751
【弁理士】
【氏名又は名称】岩堀 明代
(74)【代理人】
【識別番号】100191086
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 香元
(72)【発明者】
【氏名】バンサル,パダム
(72)【発明者】
【氏名】パテル,ハーディック
(72)【発明者】
【氏名】スチッフ,デイビッド アール.
(72)【発明者】
【氏名】ザーウェック,ジェイソン
【テーマコード(参考)】
4C167
【Fターム(参考)】
4C167AA62
4C167BB02
4C167CC01
4C167GG03
4C167GG16
4C167GG36
4C167HH17
(57)【要約】
流体を表面に塗布するためのアプリケータが提供され、アプリケータは、上部外面および下部保持面を備える支持部と、可撓性膜であって、中央開口と、下端部および上端部を備える内壁と、支持部の上部外面を少なくとも部分的に包囲する外壁であって、外壁は下端部および上端部を備える、外壁と、内壁および外壁の上端部を連結する上部の折り畳まれた壁とを備える、可撓性膜と、可撓性膜の内壁の下端部を支持部の上部外面に堅固に固定するための膜保持部とを備え、膜保持部の上面および可撓性膜の内壁は流体を保持するための貯蔵容器を画定し、可撓性膜の外壁の下端部は、圧力が可撓性膜の上部の折り畳まれた壁に加えられると、支持部の上部外面に対して軸方向に自由に移動する。一実施形態では、アプリケータは、局所または経皮テストステロン組成物をテストステロン補充治療が必要な患者の皮膚に塗布するのに特に有用性をもつ。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
流体を表面に塗布するためのアプリケータであって、前記アプリケータは、
1)上部外面および下部保持面を備える支持部と、
2)可撓性膜であって、
中央開口と、
下端部および上端部を備える内壁と、
前記支持部の前記上部外面を少なくとも部分的に包囲する外壁であって、前記外壁は下端部および上端部を備える、外壁と、
前記内壁および前記外壁の前記上端部を連結する上部の折り畳まれた壁と
を備える、可撓性膜と、
3)前記可撓性膜の前記内壁の前記下端部を前記支持部の前記上部外面に堅固に固定するための膜保持部と
を備え、
前記膜保持部の前記上面および前記可撓性膜の前記内壁は流体を保持するための貯蔵容器を画定し、
前記可撓性膜の前記外壁の前記下端部は、圧力が前記可撓性膜の前記上部の折り畳まれた壁に加えられると、前記支持部の前記上部外面に対して軸方向に自由に移動する、
アプリケータ。
【請求項2】
前記支持部は、流体を含有するディスペンサボトル上に可動に取り付けるように適合されたその下端部で開いている、請求項1に記載のアプリケータ。
【請求項3】
前記支持部は、前記可撓性膜を覆うためにキャップを係合するように適合される、請求項1に記載のアプリケータ。
【請求項4】
前記膜保持部は前記可撓性膜の前記中心開口を覆い閉じる、請求項1に記載のアプリケータ。
【請求項5】
前記可撓性膜の前記上部の折り畳まれた壁は、圧力が前記上部の折り畳たまれた壁に加えられると、中心開口に横断する軸に沿ってその周囲に比較的均一に変形する、請求項1に記載のアプリケータ。
【請求項6】
圧力が前記上部の折り畳たまれた壁に固体または半固体面に対して加えられると、真空封止が形成される、請求項5に記載のアプリケータ。
【請求項7】
前記可撓性膜の前記外壁の前記下端部に固定されたスカートをさらに備え、前記スカートは、圧力が前記可撓性膜の前記上部の折り畳まれた壁に加えられると、前記支持部の前記上部外面に対して軸方向に自由に移動するために、前記支持部の前記上部外面の外寸より大きい寸法を有する、請求項1に記載のアプリケータ。
【請求項8】
前記膜保持部は、前記可撓性膜が前記支持部の前記上部外面に流体封止方法で固定されるように、前記可撓性膜の前記内壁の前記下端部に固定部材によって堅固に固定される、請求項1に記載のア
前記膜保持部は、前記可撓性膜のプリケータ。
【請求項9】
前記内壁の前記下端部に接着剤によって堅固に固定される、請求項2に記載のアプリケータ。
【請求項10】
ディスペンサボトルは流体を含有し、キャップは前記支持部を係合し前記アプリケータの前記可撓性膜を覆うように適合される、請求項1に記載のアプリケータを備えるキット。
【請求項11】
ディスペンサボトルは流体を含有し、キャップは前記支持部を係合し前記アプリケータの前記可撓性膜を覆うように適合される、請求項2に記載のアプリケータを備えるキット。
【請求項12】
前記ディスペンサボトルは局所または経皮テストステロン組成物を含有する、請求項10に記載のキット。
【請求項13】
前記ディスペンサボトルは局所または経皮テストステロン組成物を含有する、請求項11に記載のキット。
【請求項14】
局所または経皮テストステロン組成物をそれが必要な人の皮膚に塗布する方法であって、前記方法は請求項1に記載のアプリケータを提供することと、前記局所または経皮テストステロン組成物を前記アプリケータの前記貯蔵容器内に配置させることと、前記局所または経皮テストステロン組成物を前記貯蔵容器から前記皮膚に塗布することとを含む、方法。
【請求項15】
前記人は男性である、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記男性は、原発性性機能低下症または低ゴナドトロピン性性機能低下症を患っている、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記局所または経皮テストステロン組成物は前記男性の1つまたは複数の腋窩に塗布される、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記局所または経皮テストステロン組成物の1つまたは複数の塗布に続いて、約300ng/dL〜約1050ng/dLの血清テストステロン濃度が達成される、請求項16に記載の方法。
【請求項19】
流体を表面に塗布するためのアプリケータであって、前記アプリケータは、
1)上部外面および下部保持面を備える支持部と、
2)可撓性膜であって、
中央開口と、
下端部および上端部を備える内壁と、
前記支持部の前記上部外面を少なくとも部分的に包囲する外壁であって、前記外壁は下端部および上端部を備える、外壁と、
前記内壁および前記外壁の前記上端部を連結する上部の折り畳まれた壁とを備える、可撓性膜と、
3)前記可撓性膜の前記内壁の前記下端部を前記支持部の前記上部外面に堅固に固定するための膜保持部と、
4)前記可撓性膜の前記外壁の前記下端部に固定されたスカートであって、前記スカートは前記支持部の前記上部外面の外寸より大きい寸法を有する、スカートとを備え、
前記膜保持部の前記上面および前記可撓性膜の前記内壁は流体を保持するための貯蔵容器を画定し、
前記可撓性膜の前記外壁の前記下端部および前記スカートは、圧力が前記可撓性膜の前記上部の折り畳まれた壁に加えられると、前記支持部の前記上部外面に対して軸方向に自由に移動するために、圧力が前記可撓性膜の前記上部の折り畳まれた壁に加えられると、前記支持部の前記上部外面に対して軸方向に自由に移動する、アプリケータ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、流体を表面に塗布するためのアプリケータに関する。実施形態では、アプリケータは薬剤を含有する流体を皮膚に塗布するのに有用である。特定の実施形態では、アプリケータは、局所または経皮テストステロン組成物をテストステロン補充治療が必要な患者の皮膚に塗布するのに有用である。
【背景技術】
【0002】
テストステロンを含む一定量の液体を腋の下すなわち腋窩皮膚面に塗布するための器具が提供されることが、Baylyらによる米国特許第8,177,449号から公知である。この器具は、その上に弾性的に変形可能な薄い可撓性膜が取り付けられる、円筒形の剛性支持部またはハンドルを含む。膜は概ね円形形状を有し、内部円形領域または基部は円筒形の剛性支持部の上面に接触するが固定されない。膜は、固定された内部円形領域の周囲から離れて上方に延在し、上部の折り畳まれた縁部を生成するために折り重ねられる。次いで膜は剛性支持部に向かって下に延在し、膜の外周は下部外縁部を形成し、下部外縁部は剛性支持部に適位置で固定される。この構造では、固定された内部円形領域または基部、および直立壁は貯蔵容器を形成する。操作時に一定量の液体が貯蔵容器の中にポンプ供給される。膜の上部の折り畳まれた縁部は、次いで液体が塗布される皮膚面の上でこすられ、それによって上部の折り畳まれた縁部は液体をこの皮膚面の上に広げる。
【0003】
しかしこの特許の実装で、膜の上部の折り畳まれた縁部は皮膚面の上で回転するよりむしろ変形する傾向がある。この変形が原因で封止を維持することは困難であり、器具と皮膚面との間から液体が若干漏れる。加えてこの作用によって、腋毛が引っ張られる傾向があることにより人を不快にさせる。
【発明の概要】
【0004】
態様では、本発明は前述の問題を克服するアプリケータを提供する。
【0005】
一態様では、本発明は流体を表面に塗布するためのアプリケータを提供し、アプリケータは、
1)上部外面および下部保持面を備える支持部と、
2)可撓性膜であって、
中央開口と、
下端部および上端部を備える内壁と、
支持部の上部外面を少なくとも部分的に包囲する外壁であって、外壁は下端部および上端部を備える、外壁と、
内壁および外壁の上端部を連結する上部の折り畳まれた壁とを備える、可撓性膜と、
3)可撓性膜の内壁の下端部を支持部の上部外面に堅固に固定するための膜保持部とを備え、膜保持部の上面および可撓性膜の内壁は流体を保持するための貯蔵容器を画定し、可撓性膜の外壁の下端部は、圧力が可撓性膜の上部の折り畳まれた壁に加えられると、支持部の上部外面に対して軸方向に自由に移動する。
【0006】
別の態様では、本発明は、開示されたアプリケータ、流体を含有したディスペンサボトル、および支持部を係合し可撓性膜を覆うように適合されたキャップを備えたキットを提供する。
【0007】
別の態様では、本発明は、局所または経皮テストステロン組成物をそれが必要な人の皮膚に塗布する方法を提供し、方法は開示されたアプリケータを提供することと、局所または経皮テストステロン組成物をアプリケータの貯蔵容器内に配置させることと、局所または経皮テストステロン組成物を貯蔵容器から皮膚に塗布することとを備える。
【0008】
本発明の態様の様々な実施形態は以下に開示される。本発明の上記の特徴および他の特徴は、添付の図面に関連して読まれるその以下の詳述から容易に明らかになろう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】ディスペンサボトル上に取り付けられた、本発明によるアプリケータの斜視図である。
【
図2】キャップを取り除いたディスペンサボトルの上に取り付けられた、本発明によるアプリケータの斜視図である。
【
図3】本発明によるアプリケータがその上に取り付けられるように適合された、ディスペンサボトルの斜視図である。
【
図4】アプリケータおよびディスペンサボトルの分解正面立面図である。
【
図5】その5−5線に沿った
図4のアプリケータの断面図である。
【
図6】アプリケータおよびディスペンサボトルの分解側面立面図である。
【
図7】その7−7線に沿った
図6のアプリケータの断面図である。
【
図8】組み立てられた形の
図5のアプリケータの拡大断面図である。
【
図9】組み立てられた形の
図7のアプリケータの拡大断面図である。
【
図10】アプリケータの剛性支持部の頂面斜視図である。
【
図16】アプリケータのダイヤフラムの頂面斜視図である。
【
図23】アプリケータのダイヤフラム保持部の頂面斜視図である。
【
図29】アプリケータのスカートの頂面斜視図である。
【
図36】修正されたアプリケータおよびディスペンサボトルの分解正面立面図である。
【
図37】その37−37線に沿った
図36のアプリケータの断面図である。
【
図38】修正されたアプリケータおよびディスペンサボトルの分解側面立面図である。
【
図39】その39−39線に沿った
図38のアプリケータの断面図である。
【
図40】組み立てられた形の
図37のアプリケータの拡大断面図である。
【
図41】組み立てられた形の
図39のアプリケータの拡大断面図である。
【
図42】
図36のアプリケータの剛性支持部の頂面斜視図である。
【
図48】
図36のアプリケータのダイヤフラムの頂面斜視図である。
【
図51】ダイヤフラム保持部を伴う、
図48のダイヤフラムの底面平面図である。
【
図52】
図36のアプリケータのスカートの頂面斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図面を詳しく参照すると、本発明により流体を表面に塗布するためのアプリケータ10の一実施形態が
図1に示されている。
【0011】
「表面」への言及は、アプリケータと接触することができる1つまたは複数の領域、例えば木材、金属、鉱物、陶磁器、ガラス、プラスチック、重合体、および複合材料など、ならびに皮および他の器官の表面などの動物表面を有するあらゆる固体または半固体材料を含むように本明細書では使用される。本明細書で使用される「流体」への言及は、液体、溶液、泡、ローション、ゲル、クリーム、およびペーストなどの、あらゆる流動性物質を含むことが意図される。本明細書に説明されたアプリケータの実施形態は、テストステロンを含有する薬用局所または経皮流体を人の腋窩に塗布する際に特に有用性をもつ。この方法では、人の手で薬用流体に接触するのを回避することができ、それによってテストステロンの意図しない個人間の移動が最小になる。
【0012】
アプリケータ10は、流体を含有するボトル12の上端部上に着座するように意図され、ボトル12は、アプリケータ10がボトル12から取り除かれたときに流体をアプリケータ10に注ぐためのポンプディスペンサ14を有する。
図3に最もよく示されているように、ボトル12は概ね長円形の断面形状の本体16を有し、その上部開口端部はポンプディスペンサ14によって閉じられる。ポンプディスペンサ14は本体16の上端部上に着座する第1の直径の下環状壁18を有する。第2のより小さい直径の中間環状壁20の下縁部は、環状肩部22により下環状壁18の上縁部に連結される。第3のさらに小さい直径の上環状壁24の下縁部は、環状肩部26により中間環状壁20の上縁部に連結される。ポンプディスペンサ14のポンプ28は上環状壁24内に嵌合し、周知の手法で作動し、この手法は本明細書には説明されていない。
【0013】
図2および
図5〜
図15に示されたように、アプリケータ10は、概ね長円形の構成を有する、好ましくは剛性プラスチック材料の薄壁の剛性支持部30を含むが、本発明はこの構成に限定されない。剛性支持部30はハンドルまたは保持部として機能する。剛性支持部30は一体型の単一片構造として形成され、互いに連続して連結された3つの薄壁の部分32、34、および36からなる。下部32は本体16の形状と同様の概ね長円形状を有し、アプリケータ10を使用中に人がアプリケータ10を保持することができる保持部を形成する。また中間部34も概ね長円形状を有し、下部32よりわずかに小さい寸法であり、中間部34の下縁部は長円形の肩部38により下部32の上縁部に連結される。また上部36も概ね長円形状を有するが、中間部34より小さい寸法であり、上部36の下縁部は長円形の肩部40により中間部34の上縁部に連結される。
【0014】
2組の実質的に平行に離間されたリブ42、44、46、48、および50は、中間部34の内面に沿ってその上端部から下部32の内面に下方に約3分の1の位置まで連続して延在し、各組はその他の組に対して対向し、リブは下部32の中心軸の方向に延在する。各リブ42、44、46、48、および50の内縁部は、円形領域の周囲に延在し、各リブは円形領域の半径に沿って内方に面する。したがって下部32の内面は長円形部を有するので、外側リブ42および50は中間リブ44および48より大きく内方に延在し、中間リブ44および48は中心リブ46より大きく内方に延在する。この手法では、下部32がボトル12の本体16上に着座するとき、リブ42、44、46、48、および50の下縁部は環状肩部22上に着座し、リブ42、44、46、48、および50の内縁部は中間環状壁20の外面を摩擦係合する。加えてさらなるリブ52は軸方向下方にリブ42および50の下端部から下部32の下縁部に延在し、リブ52は小さいビードを有効に形成するように、非常に小さい内寸を有する。リブ42、44、46、48、および50が中間環状壁20の外面を摩擦係合するように剛性支持部30が本体16上に位置付けられるとき、リブ52は、本体16上で剛性支持部30がぐらつかないように、本体16の外壁と一部が摩擦係合するように機能する。
【0015】
リブの数は、構造の異なる寸法および材料の装置に対して要望通りに変えることができる。
【0016】
中間部34の外面は、肩部38のすぐ上の共通外周線の周囲に4つの等角に離間して伸長した陥没部35を提供し、この目的は以下の説明から理解されよう。
【0017】
上部36の上縁部は上部長円形状の頂壁54によって閉鎖され、補強リブ56は上部36の対向する内面に連結し、頂壁54の内面または下面に連結される。通気開口58はリブ56の間で頂壁54内に提供されることが可能である。加えて2つのガイド開口60はその長軸の対向する端部で長円形の頂壁54内に提供され、中心固定開口62はガイド開口60の間で同じ長軸に沿って提供される。通気開口58はこの長軸の対向する側部に提供される。最後に上部長円形の唇部63は、頂壁54の外周からわずかに内方に上方に延在する。
【0018】
図2、
図5〜
図9、および
図16〜
図22に最もよく示されているように、薄壁の可撓性膜すなわちダイヤフラム64は、シリコンゴム材料(特に薬用流体が皮膚に塗布される場合の医療用シリコンゴム)から形成されたある特定の実施形態では、これに限定されないが、長円形状の中心開口66を有し、内周は同じ材料の長円形状のリング68を形成するために厚く、長円形状のリング68も、長円形の唇部67を形成するために中心開口66の下に延在し、また長円形状のリング68は、長円形状の長軸に沿って互いに向かって内方に延在する内転した突起部70を有する。
【0019】
長円形状のリング68の外周から膜64は内壁部72に沿って上方に連続し、上部の折り畳まれた端部74を形成するためにその上端部で折り重ねられ、次いで外壁部76を形成するために下方に連続する。この実施形態における上部の折り畳まれた端部74は、連続した長円形状を形成する。しかし、器具に固定されたBaylyらによる米国特許第8,177,449号の器具の外壁部の下端部と違い、本発明による外壁部76の下端部78は支持部30に固定されず、実際には流体を表面に塗布中に上部36に対して軸方向に自由に移動する。結果として、使用者が膜64を表面に当て、圧力が上部の折り畳まれた端部74に加えられると、下端部78は上部36に下がり中間部34に向かって遠位に移動することにより、上部の折り畳まれた端部74が表面に対して横に変形することは皆無またはほとんどない。むしろ、上部の折り畳まれた端部74は中心開口66を横断する軸に沿ってその周囲の周りで比較的均一に変形することにより、より多くの回転作用をもたらし、これにより表面とのより緊密な封止が可能になる。ある特定の実施形態では、真空封止が生成される。結果として膜64が表面を横断して移動するときに流体の漏れが起こることが比較的少ないことがある。皮膚面に塗布されるとき、膜64の横移動中に毛を引っ張ることが減ることがある。
【0020】
以下の検討から理解されるように、下端部78は、下端部78から内方に延在する長円形状の唇部77を形成するために同じ材料で厚くされ、唇部77は概ね正方形または長方形の断面を有し、対向する突起部79は唇部77の長円形状の長軸に沿ってその内周で唇部77の上面において軸方向に上方に延在する。
【0021】
長円形状のリング68は膜保持具80により長円形状の頂壁54の上面に固定され、膜保持具80は
図2、
図5〜
図9、および
図23〜
図28に最もよく示されている。膜すなわちダイヤフラム保持具80は、わずかに凸状の上面を有する概ね長円形のプレート82、その外周に下降した唇部84、および唇部84より高く、下降した唇部84から内方に離間した長円形の下降した壁86を含み、その間に長円形の凹部88を形成する。長いリブ90は、その長軸に沿って長円形の下降した壁86の対向する側部の間に延在し、短いリブ92は、その短軸に沿って長円形の下降した壁86の対向する側部の間に延在し、どちらのリブもプレート82の下面に連結される。中心ボス94はリブ90と92の交点でプレート82の下面から下方に延在し、好ましくはネジ山のある内部開口95を有する。2つのガイドピン96は長いリブ90の対向する端部から下に延在する。加えて、長円形の下降した壁86は、長いリブ90の端部に対応する位置でガイドピン96の外側に切欠き98を含む。
【0022】
この構造では、膜64が長円形の唇部67を頂壁54上およびその上部長円形の唇部63の範囲内に位置付けることにより剛性支持部30上に位置付けられた後、膜保持部80はその外周で下降した唇部84がリング68上に着座するようにリング68の頂部上に位置付けられ、下降した壁86はリング68の範囲内に嵌合する。同時に、膜64の突起部70は切欠き98内に嵌合する。これに関連して、突起部70および切欠き98はそれぞれ第1および第2の整合要素を形成する。
【0023】
同時に、ガイドピン96はガイド開口60を通って嵌合し、中心ボス94は中心固定開口62を通って嵌合する。その後、固定部材100は下から中心ボス94の内部開口95の中にねじ込まれて、リング68を頂壁54に流体封止方法で堅固に固定する。
【0024】
それによって流体を保持するための貯蔵容器103は膜保持部80のプレート82(今は膜64の中心開口66を覆い閉じている)の上面によって画定され、膜64の内壁部72はそこから上方に延在する。薬用流体が皮膚に塗布される場合、プレート82は薬用流体に適合し(例えば滲出しない)、皮膚と接触しても安全な材料から作成されることが好ましい。
【0025】
この時、膜64の外壁部76は上部36を包囲するように位置付けられ、その下端部78は上部36の軸方向に自由に移動可能である。
【0026】
外壁部76の下端部78の自由な摺動移動の制御をより良好にさせるために、
図29〜
図33に最もよく示されている好ましい一実施形態では、下端部78は長円形のスカート102の上に固定され、スカート102が上部36に対して軸方向にも動けるように、スカート102は上部36の外寸より大きい寸法を有する。
【0027】
スカート102は、上部長円形のプレート104および下部長円形のプレート106によって形成され、下部長円形のプレート106は、プレート104およびプレート106の内縁部で連結された複数の等角に離間された連結壁108により、平行に離間した関係で一緒に連結されている。したがって長円形の凹部110はプレート104および106ならびに連結壁108によって画定される。加えて上壁はその外縁部において長円形状のスカート102の長軸に沿って互いに対向した関係で2つの小さい開口112を含む。したがって、膜64の長円形状の唇部77は長円形の凹部110内に嵌合し、その中に維持される。同時に、膜64の突起部79は小さい開口112内に嵌合する。
【0028】
最後に、使用されないときに、膜64を覆うためにキャップ114が提供される。具体的には、
図34〜
図35に最もよく示されているように、キャップ114は薄壁の長円形部116を含み、長円形部116はその下端部が開いており、その上端部で長円形の頂壁118によって閉じている。薄壁の長円形部116は、中間部34の4つの等角に離間された伸長された陥没部35内で係合するために、4つの等角に離間された伸長されたビード120をその内面で下開口端部に直接隣接して含むので、アプリケータ10が使用されないときに、キャップ112を中間部34上に解除可能に係止する。このようなとき、薄壁の長円形部116の下縁部は長円形の肩部38上に着座する。
【0029】
アプリケータ10、ボトル12およびキャップ114を備えるキットを提供することができる。作動中に、流体を皮膚面に塗布するために使用されるとき、アプリケータ10はボトル12から取り除かれ、キャップ114は中間部34から取り除かれる。その後、ボトル12から1回分の流体がポンプ28により貯蔵容器103の中にポンプ供給される。支持部30を保持して、膜64の上部の折り畳まれた端部74は次いで皮膚面と接触して置かれることにより、下端部78は支持部30の上部36に下がり中間部34に向かって遠位に移動し、それによって膜64と皮膚面との間に封止(好ましくは真空)が生成する。次いで、上部の折り畳まれた端部74は、所望の量の流体が貯蔵容器から皮膚に塗布されるまで、使用者により皮膚面を横切って移動されてもよい。
【0030】
流体が薬剤を含有する場合、貯蔵容器103は、薬剤の個人間の移動の可能性を低減するために、使用後に洗浄することができる。薬用流体は、所望の効果を達成するために皮膚に供給することができるあらゆる生理活性薬剤を含むことができる。したがって、アプリケータを使用して、薬物、ビタミン、化粧品、および日焼け止めなどを塗布してもよい。また薬用流体は、1つまたは複数の担体、増粘剤、揮発性剤、浸透促進剤、pH調整剤、防腐剤、界面活性剤、閉塞剤、乳化剤、および着色剤などを含む、1つまたは複数の不活性剤も含有してもよい。
【0031】
特定の一実施形態では、アプリケータ10を使用して、局所または経皮テストステロン組成物をそれが必要な人の皮膚に塗布する。皮膚を通してテストステロンを供給できるあらゆる組成物を使用でき、当技術分野で周知である。血液テストステロンレベルの増加が望まれるあらゆる症状を治療できる。一実施形態では、局所または経皮テストステロン組成物は、テストステロン補充療法を必要とする男性の1つまたは複数の腋窩に塗布される。液体テストステロン組成物での治療に適している内因性テストステロンの不足または欠乏に関連した症状には、停留精巣、両側精巣捻転、精巣炎、消失精巣症候群、精巣摘除術、クラインフェルター症候群、化学療法、またはアルコールもしくは重金属からの中毒性障害などの症状に起因する精巣機能障害を含む(先天性または後天性)原発性性機能低下症、および突発性ゴナドトロピンまたは黄体形成ホルモン放出ホルモン(LHRH)欠乏または腫瘍、外傷、もしくは放射線による下垂体視床下部損傷を含む低ゴナドトロピン性性機能低下症(先天性または後天性)が含まれる。局所または経皮テストステロン組成物は、1つまたは複数の塗布に続いて血清テストステロン濃度を正常範囲(すなわち約300ng/dL〜約1050ng/dL)に維持できることが好ましい。
【0032】
次に
図36〜
図54を参照すると、本発明の別の実施形態による修正されたアプリケータ210が示されており、本発明では、同じ部分は第1の実施形態と同じ数によって表され、修正された部分は同じ数だが200を加えて示されている。以下に検討されるように、ダイヤフラム保持部280は膜264の中に組み込まれる。
【0033】
図36〜
図41および
図48〜
図51に最もよく示されているように、薄壁の膜すなわちダイヤフラム264は、シリコンゴム材料から作成された実施形態では、これに限定されないが、長円形状の中心開口266を有し、薄い下方に延在する壁268は、中心開口266の下に延在する中心開口266の内周に形成される。長円形の唇部67、長円形状のリング68、浅い長円形の凹部69および内転した突起部70は除去されている。薄い下方に延在した壁268の上端部から、すなわち中心開口266から、膜264は内壁部272に沿って上方に連続し、上部の折り畳まれた端部274を形成するためにその上端部で折り重ねられ、次いで外壁部276を形成するために下方に連続する。外壁部276の下端部278は、下端部278から内方に延在する長円形状の補剛部277を形成するために厚くされる。しかし、器具に固定されているBaylyらによる米国特許第8,177,449号の器具の外壁部の自由端部と違い、本発明による外壁部276の下端部278は支持部230に固定されず、実際には流体を表面に塗布中に上部236に対して軸方向に自由に移動する。
【0034】
薄い下方に延在する壁268は、膜すなわちダイヤフラム保持部280の外周面、特にその概ね長円形状のリング282の外周面に、それと封止嵌合させるように接着剤により堅固に固定される。長いリブ290はその長軸に沿って長円形のリング282の対向する側部の間に延在し、短いリブ292はその短軸に沿って長円形のリング282の対向する側部の間に延在する。加えて、他の横断リブ293は、長円形のリング282の対向する側部の間で短いリブ292に対して平行に離間した関係で延在する。頂壁295は長円形状のリング282の上端部を閉じ、またすべてのリブ290、292および293は頂壁295に連結される。第1の実施形態の中心ボス94は除去されている。2つのガイドピン296は、リブ290と293の交点で長いリブ290の対向する端部から下方に延在する。
【0035】
加えて
図42〜
図47に最もよく示されているように、剛性支持部230の上部236は修正されている。具体的には、上部236の上縁部は上部の長円形状の頂壁254によって閉鎖されているが、通気開口58および中心固定開口62は除去されている。ガイド開口260には、膜264を上部236に固定するために緊密に摩擦し封止嵌合したガイドピン296を受容するように提供される。別法として、かつ/またはそれに加えて、ガイドピン296をガイド開口260に接着して固定することができる。頂壁254は第1の実施形態の頂壁54より小さい寸法を有し、これに関連して低い高さの長円形の隆起した壁255は、頂壁254の外周から上方に延在し、長円形のリング壁257は長円形の隆起した壁255の外周および上部236の側壁の上縁部を連結する。結果として、頂壁254および長円形の隆起した壁255は長円形の窪んだ領域259を形成し、長円形の窪んだ領域259は膜264の薄い下方に延在する壁268およびダイヤフラム保持部280の長円形状のリング282を受容する。
【0036】
外壁部276の下端部278の自由な摺動移動の制御をより良好にさせるために、
図52〜
図54に最もよく示されている好ましい一実施形態では、下端部278は、その下縁部で下方に延在する下隆起部すなわちプレート306を有する長円形状のリング壁305、および下隆起部306の位置からリング壁305にほぼ中間まで上の位置に延在する、リング壁305の外面内の長円形の窪んだ領域310によって形成された、スカート302の上に固定される。外壁部276の下端部はスカート302の上に伸縮嵌合し、長円形状の補剛部277は長円形の窪んだ領域310内に嵌合する。リング壁305の内寸は上部236の外寸より大きいので、リング壁305は上部236に対して上下に摺動できる。
【0037】
修正されたアプリケータ210の作動は上に説明された第1のアプリケータ10と同じである。
【0038】
本発明への修正は、添付の特許請求の範囲によって定義されているように、本発明の範囲で行うことができることが理解されよう。したがって、例えば多くの部分が長円形状を有するように説明されてきたが、本発明はそれによって限定されず、あらゆる他の適切な形状を使用することができる。具体的には、概ね円形、正方形、および長方形の形状が有益である。
【0039】
添付図面を参照して、本発明のある特定の態様および実施形態を説明したが、本発明はそれらの正確な実施形態に限定されず、様々な変更および修正が、添付の特許請求で定義されているように本発明の範囲または精神から逸脱することなく、当業者によりその中で効果が得られることが理解されよう。
【手続補正書】
【提出日】2016年6月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
流体を表面に塗布するためのアプリケータであって、前記アプリケータは、
1)上部外面および下部保持面を備える支持部と、
2)可撓性膜であって、
中央開口と、
下端部および上端部を備える内壁と、
前記支持部の前記上部外面を少なくとも部分的に包囲する外壁であって、前記外壁は下端部および上端部を備える、外壁と、
前記内壁および前記外壁の前記上端部を連結する上部の折り畳まれた壁と
を備える、可撓性膜と、
3)前記可撓性膜の前記内壁の前記下端部を前記支持部の前記上部外面に堅固に固定するための膜保持部と
を備え、
前記膜保持部の前記上面および前記可撓性膜の前記内壁は流体を保持するための貯蔵容器を画定し、
前記可撓性膜の前記外壁の前記下端部は、圧力が前記可撓性膜の前記上部の折り畳まれた壁に加えられると、前記支持部の前記上部外面に対して軸方向に自由に移動する、
アプリケータ。
【請求項2】
前記支持部は、流体を含有するディスペンサボトル上に可動に取り付けるように適合されたその下端部で開いている、請求項1に記載のアプリケータ。
【請求項3】
前記支持部は、前記可撓性膜を覆うためにキャップを係合するように適合されている、請求項1に記載のアプリケータ。
【請求項4】
前記膜保持部は前記可撓性膜の前記中心開口を覆い、閉じる、請求項1に記載のアプリケータ。
【請求項5】
前記可撓性膜の前記上部の折り畳まれた壁は、圧力が前記上部の折り畳たまれた壁に加えられると、中心開口に横断する軸に沿ってその周囲に比較的均一に変形する、請求項1に記載のアプリケータ。
【請求項6】
前記可撓性膜の前記外壁の前記下端部に固定されたスカートをさらに備え、前記スカートは、圧力が前記可撓性膜の前記上部の折り畳まれた壁に加えられると、前記支持部の前記上部外面に対して軸方向に自由に移動するために、前記支持部の前記上部外面の外寸より大きい寸法を有する、請求項1に記載のアプリケータ。
【請求項7】
前記膜保持部は、前記可撓性膜が前記支持部の前記上部外面に流体封止方法で固定されるように、前記可撓性膜の前記内壁の前記下端部に固定部材によって堅固に固定されている、請求項1に記載のアプリケータ。
【請求項8】
ディスペンサボトルは流体を含有し、キャップが、前記支持部を係合し、前記アプリケータの前記可撓性膜を覆うように適合されている、請求項1または2に記載のアプリケータを含むキット。
【請求項9】
前記ディスペンサボトルが局所または経皮テストステロン組成物を含有する、請求項8に記載のキット。
【請求項10】
局所または経皮テストステロン組成物をそれが必要な人の皮膚に塗布する方法であって、前記方法は請求項1に記載のアプリケータを提供することと、前記局所または経皮テストステロン組成物を前記アプリケータの前記貯蔵容器内に配置させることと、前記局所または経皮テストステロン組成物を前記貯蔵容器から前記皮膚に塗布することとを含む、方法。
【請求項11】
前記人は男性である、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記男性は、原発性性機能低下症または低ゴナドトロピン性性機能低下症を患っている、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記局所または経皮テストステロン組成物を、前記男性の1つまたは複数の腋窩に塗布する、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記局所または経皮テストステロン組成物の1つまたは複数の塗布に続いて、約300ng/dL〜約1050ng/dLの血清テストステロン濃度が達成される、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
流体を表面に塗布するためのアプリケータであって、前記アプリケータは、
1)上部外面および下部保持面を備える支持部と、
2)可撓性膜であって、
中央開口と、
下端部および上端部を備える内壁と、
前記支持部の前記上部外面を少なくとも部分的に包囲する外壁であって、前記外壁は下端部および上端部を備える、外壁と、
前記内壁および前記外壁の前記上端部を連結する上部の折り畳まれた壁と
を備える、可撓性膜と、
3)前記可撓性膜の前記内壁の前記下端部を前記支持部の前記上部外面に堅固に固定するための膜保持部と、
4)前記可撓性膜の前記外壁の前記下端部に固定されたスカートであって、前記スカートは前記支持部の前記上部外面の外寸より大きい寸法を有する、スカートと
を備え、
前記膜保持部の前記上面および前記可撓性膜の前記内壁は流体を保持するための貯蔵容器を画定し、
前記可撓性膜の前記外壁の前記下端部および前記スカートは、圧力が前記可撓性膜の前記上部の折り畳まれた壁に加えられると、前記支持部の前記上部外面に対して軸方向に自由に移動するために、圧力が前記可撓性膜の前記上部の折り畳まれた壁に加えられると、前記支持部の前記上部外面に対して軸方向に自由に移動する、
アプリケータ。
【国際調査報告】