特表2016-541158(P2016-541158A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特表2016-541158高効率ワイヤレスネットワークにおける通信効率の改善のためのシステムおよび方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2016-541158(P2016-541158A)
(43)【公表日】2016年12月28日
(54)【発明の名称】高効率ワイヤレスネットワークにおける通信効率の改善のためのシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 74/04 20090101AFI20161205BHJP
   H04W 84/12 20090101ALI20161205BHJP
【FI】
   H04W74/04
   H04W84/12
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】30
(21)【出願番号】特願2016-526177(P2016-526177)
(86)(22)【出願日】2014年10月28日
(85)【翻訳文提出日】2016年6月23日
(86)【国際出願番号】US2014062567
(87)【国際公開番号】WO2015065971
(87)【国際公開日】20150507
(31)【優先権主張番号】61/897,135
(32)【優先日】2013年10月29日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/924,156
(32)【優先日】2014年1月6日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/928,845
(32)【優先日】2014年1月17日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】14/525,172
(32)【優先日】2014年10月27日
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
(71)【出願人】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100109830
【弁理士】
【氏名又は名称】福原 淑弘
(74)【代理人】
【識別番号】100158805
【弁理士】
【氏名又は名称】井関 守三
(74)【代理人】
【識別番号】100112807
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 貴志
(72)【発明者】
【氏名】メルリン、シモーネ
(72)【発明者】
【氏名】アブラハム、サントシュ・ポール
(72)【発明者】
【氏名】シュトゥパル、パトリック
(72)【発明者】
【氏名】ガラバグリア、アンドレア
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067EE02
5K067EE25
(57)【要約】
局のサブセットのためにネットワーク割当てベクトルを選択的に設定するための方法および装置。一態様では、複数のワイヤレスデバイスのためにワイヤレス通信媒体へのアクセスを予約する方法であって、ネットワーク割当てベクトル(NAV)を設定するようにとの複数のワイヤレスデバイスのうちのワイヤレスデバイスの第1のサブセットのための第1の指示を含み、NAVを設定しないようにとの複数のワイヤレスデバイスのうちのワイヤレスデバイスの第2のサブセットのための第2の指示をさらに含むメッセージを送信し、それによって、複数のワイヤレスデバイスのうちの少なくとも第2のサブセットのためにワイヤレス媒体へのアクセスを予約することを備える、方法。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のワイヤレスデバイスのためにワイヤレス通信媒体へのアクセスを予約する方法であって、ネットワーク割当てベクトル(NAV)を設定するようにとの前記複数のワイヤレスデバイスのうちのワイヤレスデバイスの第1のサブセットのための第1の指示を含み、前記NAVを設定しないようにとの前記複数のワイヤレスデバイスのうちのワイヤレスデバイスの第2のサブセットのための第2の指示をさらに含むメッセージを送信し、それによって、前記複数のワイヤレスデバイスのうちの少なくとも前記第2のサブセットのために前記ワイヤレス媒体へのアクセスを予約することを備える、方法。
【請求項2】
前記第2の指示は、前記メッセージのタイプフィールドおよびサブタイプフィールドのうちの少なくとも1つに情報を含めることによる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の指示および前記第2の指示は、前記メッセージのプロトコルバージョンフィールドに値を含めることにより、前記NAVを設定するようにとの前記第1の指示は、前記値が0に等しいときであり、前記NAVを設定しないようにとの前記第2の指示は、前記値が0よりも大きい値を備えるときである、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第2の指示は、無効な持続時間値を指示する前記メッセージの持続時間フィールドに情報を含めることにより、前記無効な持続時間値は、前記持続時間フィールドの許容可能な値の定義された範囲外の値を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記複数のワイヤレスデバイスのうちの少なくとも第3のサブセットのための第2のメッセージを送信することをさらに備え、前記第2のメッセージは、前記NAVをリセットするようにとのワイヤレスデバイスの前記第3のサブセットのための第3の指示を含み、前記NAVをリセットしないようにとの前記複数のワイヤレスデバイスのうちの第4のサブセットのための第4の指示をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第3の指示は、コンテンションフリー(CF)終了フレームの送信を利用することにより、前記第4の指示は、前記CF終了フレームの基本サービスセット識別子フィールドに情報を含めることによる、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第3の指示は、前記第2のメッセージの送信のために使用される物理レイヤフォーマットに基づき、前記第4の指示は、前記第2のメッセージのタイプフィールドおよびサブタイプフィールドのうちの少なくとも1つに情報を含めることによる、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記第1の指示は、前記メッセージのフィールドに情報を含めることにより、前記フィールドは、持続時間フィールド以外のものであり、前記情報は、前記複数のワイヤレスデバイスのうちの前記第1のサブセットが前記NAVを設定する持続時間を指示し、前記第2の指示は、前記NAVを設定しないために前記複数のワイヤレスデバイスのうちの前記第2のサブセットのために前記メッセージの前記持続時間フィールドにゼロの持続時間を含めることによる、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記メッセージは、送信可メッセージを備え、前記第1の指示は、前記送信可メッセージの持続時間フィールドに持続時間を含めることにより、前記第2の指示は、マルチキャストアドレスまたは特定の媒体アクセス制御アドレスのうちの1つを識別する前記送信可メッセージの受信機アドレスフィールドに情報を含めることによる、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記メッセージは、送信可メッセージを備え、前記第1の指示は、前記送信可メッセージの持続時間フィールドに持続時間を含めることにより、前記第2の指示は、マルチキャストアドレスまたは特定の媒体アクセス制御アドレスを識別する前記送信可メッセージの受信機アドレスフィールドに情報を含めることと、前記送信可メッセージのサービスフィールドに情報を含めることとによる、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記メッセージは、送信可メッセージを備え、前記第1の指示は、前記複数のワイヤレスデバイスの前記第1のサブセットの媒体アクセス制御アドレスのリストを含めることによる、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記メッセージは、送信可メッセージを備え、前記送信可メッセージは、潜在的に干渉するワイヤレスデバイスの最大数の値を含み、前記NAVを設定するようにとの前記第1の指示は、潜在的に干渉するワイヤレスデバイスの前記最大数が、前記メッセージを受信する前記複数のワイヤレスデバイスのうちのデバイスによって生成されるランダムな数よりも小さいときであり、前記NAVを設定しないようにとの前記第2の指示は、潜在的に干渉するワイヤレスデバイスの前記最大数が前記メッセージを受信する前記複数のワイヤレスデバイスのうちの前記デバイスによって生成されるランダムな数よりも大きいときである、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記メッセージは、送信要求メッセージであり、前記第1の指示は、前記送信要求メッセージの持続時間フィールドに持続時間を含めることにより、前記第2の指示は、マルチキャストアドレスを識別する前記送信要求メッセージの送信機アドレスフィールドに情報を含めることにより、前記送信要求メッセージのサービスフィールドに情報を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記メッセージは、送信要求メッセージを備え、前記第1の指示は、前記複数のワイヤレスデバイスの前記第1のサブセットの媒体アクセス制御アドレスのリストを含めることによる、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
送信可メッセージを受信することをさらに備え、前記送信可メッセージは、前記送信要求メッセージと同様に前記媒体アクセス制御アドレスの前記リストを含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記メッセージは、送信要求メッセージを備え、前記送信要求メッセージは、潜在的に干渉するワイヤレスデバイスの最大数の値を含み、前記NAVを設定するようにとの前記第1の指示は、潜在的に干渉するワイヤレスデバイスの前記最大数が前記メッセージを受信する前記複数のワイヤレスデバイスのうちのデバイスによって生成されるランダムな数よりも小さいときであり、前記NAVを設定しないようにとの前記第2の指示が、潜在的に干渉するワイヤレスデバイスの前記最大数が前記メッセージを受信する前記複数のワイヤレスデバイスのうちの前記デバイスによって生成されるランダムな数よりも大きいときである、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記メッセージは、データまたは管理フレームを備え、前記第1の指示は、前記送信要求メッセージの持続時間フィールドに持続時間を含めることにより、前記第2の指示は、マルチキャストアドレスを識別する前記データまたは管理フレームの送信機アドレスフィールド中に情報を含めることにより、さらに、前記データまたは管理フレームのサービスフィールドに情報を含めることによる、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記メッセージは、サービス品質ヌルフレームであり、前記第1の指示は、前記サービス品質ヌルフレームの持続時間フィールドに持続時間を含めることにより、前記第2の指示は、前記サービス品質ヌルフレームの制御フィールドに情報を含めることによる、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記メッセージは、制御ラッパーフレームであり、前記第1の指示は、前記制御ラッパーフレームの持続時間フィールドに持続時間を含めることにより、前記第2の指示は、無効値を指示する前記制御ラッパーフレームの高スループット制御フィールドに情報を含めることにより、前記無効値は、前記高スループット制御フィールドの許容可能な値の定義された範囲外の値である、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記メッセージは、前記ワイヤレス媒体にアクセスしようと試みる前に前記媒体がアイドルであるタイムスロットの指示された数の間待つようにとの前記メッセージを受信するワイヤレスデバイスのための命令を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項21】
ワイヤレス通信のためのデバイスであって、
メッセージ、ネットワーク割当てベクトル(NAV)を設定するようにとの複数のワイヤレスデバイスのうちのワイヤレスデバイスの第1のサブセットのための第1の指示、および前記NAVを設定しないようにとの前記複数のワイヤレスデバイスのうちのワイヤレスデバイスの第2のサブセットのための第2の指示をさらに含むことを生成することを行うように構成されたプロセッサと、
前記メッセージを送信し、それによって、前記複数のワイヤレスデバイスのうちの少なくとも前記第2のサブセットのためにワイヤレス媒体へのアクセスを予約することを行うように構成された送信機と
を備える、デバイス。
【請求項22】
前記プロセッサは、前記第2の指示が、前記メッセージのタイプフィールドおよびサブタイプフィールドのうちの少なくとも1つに情報を含めることによるように、前記メッセージを生成するようにさらに構成された、請求項21に記載のデバイス。
【請求項23】
前記送信機は、前記複数のワイヤレスデバイスのうちの少なくとも第3のサブセットのための第2のメッセージを送信するようにさらに構成され、前記第2のメッセージは、前記NAVをリセットするようにとのワイヤレスデバイスの前記第3のサブセットのための第3の指示を含み、前記NAVをリセットしないようにとの前記複数のワイヤレスデバイスのうちの第4のサブセットのための第4の指示をさらに含む、請求項21に記載のデバイス。
【請求項24】
前記第2のメッセージは、コンテンションフリー(CF)終了フレームを備え、前記第3の指示は、前記CF終了フレームの送信を利用することにより、前記第4の指示は、前記CF終了フレームの基本サービスセット識別子フィールドに情報を含めることによる、請求項23に記載のデバイス。
【請求項25】
前記プロセッサは、前記メッセージが、前記媒体にアクセスしようと試みる前に前記媒体がアイドルであるタイムスロットの示された数の間待つようにとの前記メッセージを受信するワイヤレスデバイスのための命令を含むように前記メッセージを生成するようにさらに構成された、請求項21に記載のデバイス。
【請求項26】
ワイヤレス通信のためのデバイスであって、
ネットワーク割当てベクトル(NAV)を設定するようにとの複数のワイヤレスデバイスのうちのワイヤレスデバイスの第1のサブセットのための第1の指示を含み、前記NAVを設定しないようにとの前記複数のワイヤレスデバイスのうちのワイヤレスデバイスの第2のサブセットのための第2の指示をさらに含むメッセージを生成するための手段と、
前記メッセージを送信し、それによって、前記複数のワイヤレスデバイスのうちの少なくとも前記第2のサブセットのためにワイヤレス媒体へのアクセスを予約するための手段と
を備える、デバイス。
【請求項27】
前記メッセージを生成するための前記手段は、送信可メッセージを生成するための手段を備え、前記第1の指示は、前記送信可メッセージの持続時間フィールドに持続時間を含めることにより、前記第2の指示は、マルチキャストアドレスまたは特定の媒体アクセス制御アドレスのうちの1つを識別する前記送信可メッセージの受信機アドレスフィールドに情報を含めることによる、請求項26に記載のデバイス。
【請求項28】
前記メッセージを生成するための前記手段は、送信要求メッセージを生成するための手段を備え、前記第1の指示は、前記送信要求メッセージの持続時間フィールドに持続時間を含めることにより、前記第2の指示は、マルチキャストアドレスを識別する前記送信要求メッセージの送信機アドレスフィールドに情報を含めることにより、前記送信要求メッセージのサービスフィールドに情報を備える、請求項26に記載のデバイス。
【請求項29】
前記メッセージを生成するための前記手段は、送信要求メッセージを生成するための手段を備え、前記送信要求メッセージは、潜在的に干渉するワイヤレスデバイスの最大数の値を含み、前記NAVを設定するようにとの前記第1の指示は、潜在的に干渉するワイヤレスデバイスの前記最大数が前記メッセージを受信する前記複数のワイヤレスデバイスのうちのデバイスによって生成されるランダムな数よりも小さいときであり、前記NAVを設定しないようにとの前記第2の指示は、潜在的に干渉するワイヤレスデバイスの前記最大数が前記メッセージを受信する前記複数のワイヤレスデバイスのうちの前記デバイスによって生成されるランダムな数よりも大きいときである、請求項26に記載のデバイス。
【請求項30】
実行されたとき、装置に、
ネットワーク割当てベクトル(NAV)を設定するようにとの複数のワイヤレスデバイスのうちのワイヤレスデバイスの第1のサブセットのための第1の指示を含み、前記NAVを設定しないようにとの前記複数のワイヤレスデバイスのうちのワイヤレスデバイスの第2のサブセットのための第2の指示をさらに含むメッセージを送信し、それによって、前記複数のワイヤレスデバイスのうちの少なくとも前記第2のサブセットのためにワイヤレス媒体へのアクセスを予約すること
を行わせるコードを備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001]本開示のいくつかの態様は、一般にワイヤレス通信に関し、より詳細には、ワイヤレスネットワークにおける通信を選択的にブロックするための方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
[0002]多くの電気通信システムでは、いくつかの対話している空間的に離れたデバイスの間でメッセージを交換するために、通信ネットワークが使用される。ネットワークは、たとえばメトロポリタンエリア、ローカルエリア、またはパーソナルエリアであり得る地理的範囲に従って分類され得る。そのようなネットワークはそれぞれ、ワイドエリアネットワーク(WAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、またはパーソナルエリアネットワーク(PAN)として指定され得る。ネットワークはまた、様々なネットワークノードとデバイスとを相互接続するために使用されるスイッチング/ルーティング技法(たとえば、回線交換対パケット交換)、送信のために用いられる物理媒体のタイプ(たとえば、有線対ワイヤレス)、および使用される通信プロトコルのセット(たとえば、インターネットプロトコルスイート、SONET(同期光ネットワーキング)、イーサネット(登録商標)など)によって異なる。
【0003】
[0003]ワイヤレスネットワークは、ネットワーク要素がモバイルであり、したがって動的な接続性を必要とするとき、またはネットワークアーキテクチャが固定されたトポロジでなくアドホックなトポロジで形成される場合に、好ましいことが多い。ワイヤレスネットワークは、無線、マイクロ波、赤外線、光などの周波数帯域中の電磁波を使用する非誘導伝搬モードでは、無形物理媒体を採用する。ワイヤレスネットワークは、有利には、固定されたワイヤードネットワークと比較すると、ユーザのモビリティと迅速なフィールド展開とを容易にする。
【0004】
[0004]ワイヤレスネットワーク内のデバイスは、互いの間で情報を送信/受信し得る。デバイスは、異なるデータレートで通信し得る。多くのデバイスが通信ネットワークを共有し、デバイスネットワークの通信レートの間に大きい差がある場合、輻輳および非効率的なリンク使用が生じ得る。したがって、高効率ワイヤレスネットワークにおける通信効率を改善するためのシステム、方法、および非一時的コンピュータ可読媒体が必要とされる。
【発明の概要】
【0005】
[0005]添付の特許請求の範囲内のシステム、方法およびデバイスの様々な実装形態は、それぞれいくつかの態様を有し、それらのうちの単一の態様が、単独で、本明細書で説明する望ましい属性を担当するとは限らない。添付の特許請求の範囲を限定することなしに、いくつかの顕著な特徴が本明細書で説明される。
【0006】
[0006]本明細書で説明する主題の1つまたは複数の実装形態の詳細は、添付の図面および以下の説明に示されている。他の特徴、態様、および利点は、説明、図面、および特許請求の範囲から明らかになるであろう。以下の図の相対寸法は一定の縮尺で描かれていないことがあることに留意されたい。
【0007】
[0007]本開示の一態様は、複数のワイヤレスデバイスのためにワイヤレス通信媒体へのアクセスを予約する方法を提供する。ネットワーク割当てベクトル(NAV:network allocation vector)を設定するようにとの複数のワイヤレスデバイスのうちのワイヤレスデバイスの第1のサブセットのための第1の指示を含み、NAVを設定しないようにとの複数のワイヤレスデバイスのうちのワイヤレスデバイスの第2のサブセットのための第2の指示をさらに含むメッセージを送信し、それによって、複数のワイヤレスデバイスのうちの少なくとも第2のサブセットのためにワイヤレス媒体へのアクセスを予約することを備える本方法。
【0008】
[0008]本開示の別の態様は、ワイヤレス通信の方法を提供する。媒体にアクセスしようと試みる前に媒体がアイドルであるタイムスロットの示された数の間待つように、受信するワイヤレスデバイスに命令するメッセージを送信することを備える本方法。
【0009】
[0009]本開示の別の態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。メッセージ、ネットワーク割当てベクトル(NAV)を設定するようにとの複数のワイヤレスデバイスのうちのワイヤレスデバイスの第1のサブセットのための第1の指示、およびNAVを設定しないようにとの複数のワイヤレスデバイスのうちのワイヤレスデバイスの第2のサブセットのための第2の指示をさらに含むことを生成することを行うように構成されたプロセッサを備える本装置。メッセージを送信し、それによって、複数のワイヤレスデバイスのうちの少なくとも第2のサブセットのためにワイヤレス媒体へのアクセスを予約することを行うように構成された送信機をさらに備える本装置。
【0010】
[0010]本開示の別の態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。媒体にアクセスしようと試みる前に媒体がアイドルであるタイムスロットの示された数の間待つように、受信するワイヤレスデバイスに命令するメッセージを生成するように構成されたプロセッサを備える本装置。メッセージを送信するように構成された送信機をさらに備える本装置。
【0011】
[0011]本開示の別の態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。ネットワーク割当てベクトル(NAV)を設定するようにとの複数のワイヤレスデバイスのうちのワイヤレスデバイスの第1のサブセットのための第1の指示を含み、NAVを設定しないようにとの複数のワイヤレスデバイスのうちのワイヤレスデバイスの第2のサブセットのための第2の指示をさらに含むメッセージを生成するための手段を備える本装置。メッセージを送信し、それによって、複数のワイヤレスデバイスのうちの少なくとも第2のサブセットのためにワイヤレス媒体へのアクセスを予約するための手段をさらに備える本装置。
【0012】
[0012]本開示の別の態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。媒体にアクセスしようと試みる前に媒体がアイドルであるタイムスロットの示された数の間待つように、受信するワイヤレスデバイスに命令するメッセージを生成するための手段を備える本装置。メッセージを送信するための手段をさらに備える本装置。
【0013】
[0013]本開示の別の態様は、非一時的コンピュータ可読媒体を提供する。実行されたとき、装置に、ネットワーク割当てベクトル(NAV)を設定するようにとの複数のワイヤレスデバイスのうちのワイヤレスデバイスの第1のサブセットのための第1の指示を含み、NAVを設定しないようにとの複数のワイヤレスデバイスのうちのワイヤレスデバイスの第2のサブセットのための第2の指示をさらに含むメッセージを送信し、それによって、複数のワイヤレスデバイスのうちの少なくとも第2のサブセットのためにワイヤレス媒体へのアクセスを予約することを行わせるコードを備える本媒体。
【0014】
[0014]本開示の別の態様は、非一時的コンピュータ可読媒体を提供する。実行されたとき、装置に、媒体にアクセスしようと試みる前に媒体がアイドルであるタイムスロットの示された数の間待つように、受信するワイヤレスデバイスに命令するメッセージを送信することを行わせるコードを備える本媒体。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】[0015]本開示の態様が利用され得るワイヤレス通信システムの一例を示す図。
図2】[0016]図1のワイヤレス通信システム内で採用され得るワイヤレスデバイスにおいて利用され得る様々な構成要素を示す図。
図3】[0017]例示的なワイヤレス通信システムの図。
図4】[0018]例示的なRTS/CTS交換の図。
図5】[0019]例示的なRTS/CTS交換の図。
図6】[0020]RTS/CTS交換の時間シーケンス図
図7】[0021]ワイヤレス通信システムにおける例示的なRTS/CTS交換の図。
図8】[0022]例示的な制限付きアクセスウィンドウ(RAW:restricted access window)動作の時間シーケンス図。
図9】[0023]ワイヤレス通信を提供するための例示的な方法の態様のフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0016】
[0024]新規のシステム、装置、および方法の様々な態様について、以下で、添付図面を参照してより十分に説明される。ただし、本開示教示は、多くの異なる形態で実施され得るものであり、本開示全体にわたって提示する任意の特定の構造または機能に限定されるものと解釈すべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示が徹底的で完全なものとなり、本開示の範囲を当業者に十分に伝えるように、与えられる。本明細書の教示に基づいて、本開示の範囲は、本発明の任意の他の態様とは無関係に実装されるか、本発明の任意の他の態様と組み合わされるかにかかわらず、本明細書で開示される新規のシステム、装置、および方法の任意の態様を包含するものであることを、当業者なら諒解されたい。たとえば、本明細書で開示される態様のうちの任意の個数を使用して、装置が実施され得、方法が実践され得る。加えて、本発明の範囲は、本明細書で述べられる本発明の様々な態様に加えて、またはそれ以外の、他の構造、機能、または構造および機能を使用して実施されるそのような装置または方法を包含することを意図する。本明細書で開示されるすべての態様が、ある請求項の1つまたは複数の要素によって実施され得ることを理解されたい。
【0017】
[0025]特定の態様が本明細書で説明されるが、これらの態様の多数の変形および置換が、本開示の範囲に含まれる。好ましい態様のいくつかの利益および利点が述べられるが、本開示の範囲は特定の利益、使用、または目的に限定されるものではない。むしろ、本開示の態様は、様々なワイヤレス技術、システム構成、ネットワーク、および伝送プロトコルに広く適用可能であるものとし、それらのいくつかを例として、図において、および好適な態様についての以下の説明において示す。この詳細な説明および図面は、限定的であるのではなく本開示の説明に役立つものにすぎず、本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲とその同等物とによって定義される。
【0018】
[0026]ワイヤレスネットワーク技術は、様々なタイプのワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を含み得る。WLANは、広く使用されているネットワーキングプロトコルを採用する、隣接デバイスをともに相互接続するために使用され得る。本明細書で説明される様々な態様は、Wi−Fi(登録商標)、またはより一般的には、ワイヤレスプロトコルのIEEE802.11ファミリーの任意のメンバーなど、任意の通信規格に適用され得る。
【0019】
[0027]いくつかの態様では、ワイヤレス信号は、直交周波数分割多重化(OFDM)、直接シーケンススペクトル拡散(DSSS:direct-sequence spread spectrum)通信、OFDM通信とDSSS通信との組合せ、または他の方式を使用して、高効率802.11プロトコルに従って送信され得る。高効率802.11プロトコルの実装形態は、インターネットアクセス、センサ、計測、スマートグリッドネットワーク、または他のワイヤレス適用例のために使用され得る。有利なことに、この特定のワイヤレスプロトコルを実装するいくつかのデバイスの態様は、他のワイヤレスプロトコルを実装するデバイスよりも消費電力が少ないことがあり、短い距離にわたってワイヤレス信号を送信するために使用されることがあり、および/または、人などの物体によって遮断されることがあまりなさそうな信号を送信することが可能であり得る。
【0020】
[0028]いくつかの実装形態では、WLANは、ワイヤレスネットワークにアクセスする構成要素である様々なデバイスを含む。たとえば、2つのタイプのデバイス、すなわちアクセスポイント(「AP」)と(局または「STA」とも呼ばれる)クライアントとがあり得る。概して、APはWLANのためのハブまたは基地局として働き、STAはWLANのユーザとして働く。たとえば、STAは、ラップトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、携帯電話などであり得る。ある例では、STAは、インターネットまたは他のワイドエリアネットワークへの全般的な接続性を取得するために、Wi−Fi(たとえば、802.11ahのようなIEEE802.11プロトコル)準拠ワイヤレスリンクを介してAPに接続する。いくつかの実装形態では、STAは、APとしても使用され得る。
【0021】
[0029]本明細書で説明する技法は、直交多重化方式に基づく通信システムを含む、様々なブロードバンドワイヤレス通信システムに使用され得る。そのような通信システムの例としては、空間分割多元接続(SDMA)、時分割多元接続(TDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)システムなどがある。SDMAシステムは、複数のユーザ端末に属するデータを同時に送信するために十分に異なる方向を利用し得る。TDMAシステムは、送信信号を異なるタイムスロットに分割することによって、複数のユーザ端末が同じ周波数チャネルを共有することを可能にし得、各タイムスロットは異なるユーザ端末に割り当てられる。TDMAシステムは、GSM(登録商標)または当技術分野で知られている何らかの他の規格を実装し得る。OFDMAシステムは、全システム帯域幅を複数の直交サブキャリアに区分する変調技法である、直交周波数分割多重化(OFDM)を利用する。これらのサブキャリアは、トーン、ビンなどと呼ばれることもある。OFDMでは、各サブキャリアは独立してデータで変調され得る。OFDMシステムは、IEEE802.11または当技術分野で知られている何らかの他の規格を実装し得る。SC−FDMAシステムは、システム帯域幅にわたって分散されたサブキャリア上で送信するためのインターリーブFDMA(IFDMA)、隣接するサブキャリアのブロック上で送信するための局所FDMA(LFDMA)、または隣接するサブキャリアの複数のブロック上で送信するための拡張FDMA(EFDMA)を利用し得る。一般に、変調シンボルは、OFDMでは周波数領域で、SC−FDMAでは時間領域で送信される。SC−FDMAシステムは、3GPP(登録商標)−LTE(登録商標)(第3世代パートナーシッププロジェクトロングタームエボリューション(3rd Generation Partnership Project Long Term Evolution))または他の規格を実装し得る。
【0022】
[0030]本明細書の教示は、様々な有線またはワイヤレス装置(たとえば、ノード)に組み込まれ得る(たとえば、その装置内で実装され、またはその装置によって実行され得る)。いくつかの態様では、本明細書の教示に従って実装されるワイヤレスノードはアクセスポイントまたはアクセス端末を備え得る。
【0023】
[0031]アクセスポイント(「AP」)は、NodeB、無線ネットワークコントローラ(「RNC」)、eNodeB、基地局コントローラ(「BSC」)、基地局装置(「BTS」)、基地局(「BS」)、送受信機機能(「TF」)、無線ルータ、無線送受信機、基本サービスセット(「BSS」)、拡張サービスセット(「ESS」)、無線基地局(「RBS」)、または何らかの他の用語を備えるか、それらのいずれかとして実装されるか、あるいはそれらのいずれかとして知られていることがある。
【0024】
[0032]局「STA」は、アクセス端末(「AT」)、加入者局、加入者ユニット、移動局、遠隔局、遠隔端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、ユーザ機器、もしくは他の何らかの用語を備えるか、それらのいずれかとして実装されるか、またはそれらのいずれかとして知られていることがある。いくつかの実装形態では、アクセス端末は、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された何らかの他の適切な処理デバイスを備え得る。したがって、本明細書で教示される1つまたは複数の態様は、電話(たとえば、セルラーフォンまたはスマートフォン)、コンピュータ(たとえば、ラップトップ)、ポータブル通信デバイス、ヘッドセット、ポータブルコンピューティングデバイス(たとえば、携帯データ端末)、エンターテインメントデバイス(たとえば、音楽デバイスもしくはビデオデバイス、または衛星ラジオ)、ゲームデバイスもしくはゲームシステム、全地球測位システムデバイス、または、ワイヤレス媒体を介して通信するために構成された任意の他の適切なデバイスに組み込まれ得る。
【0025】
[0033]上で論じたように、本明細書で説明するデバイスのいくつかは、たとえば、802.11ah規格を実装し得る。そのようなデバイスは、STAとして使用されるか、APとして使用されるか、他のデバイスとして使用されるかにかかわらず、スマート検針のためにまたはスマートグリッドネットワークにおいて使用され得る。そのようなデバイスは、センサへの適用例を提供し、またはホームオートメーションにおいて使用され得る。デバイスは、代わりにまたは加えて、たとえば、個人の健康管理のために、健康管理の状況において使用され得る。それらのデバイスはまた、(たとえば、ホットスポットとともに使用する)拡張された範囲のインターネット接続性を可能にするために、またはマシンツーマシン通信を実装するために、監視のために使用され得る。
【0026】
[0034]図1に、本開示の態様が採用され得るワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、ワイヤレス規格、たとえば、802.11ah、802.11ac、802.11n、802.11gおよび802.11b規格のうちの少なくとも1つに従って動作し得る。ワイヤレス通信システム100は、STA106と通信するAP104を含み得る。
【0027】
[0035]AP104とSTA106との間のワイヤレス通信システム100における送信のために、様々な処理および方法が使用され得る。たとえば、信号は、OFDM/OFDMA技法に従って、AP104とSTA106との間で送信および受信され得る。この場合、ワイヤレス通信システム100はOFDM/OFDMAシステムと呼ばれることがある。代替的に、信号は、CDMA技法に従って、AP104とSTA106との間で送信および受信され得る。この場合、ワイヤレス通信システム100はCDMAシステムと呼ばれることがある。
【0028】
[0036]AP104からSTA106の1つまたは複数への送信を支援する通信リンクはダウンリンク(DL)108と呼ばれることがあり、STA106の1つまたは複数からAP104への送信を支援する通信リンクはアップリンク(UL)110と呼ばれることがある。代替的に、ダウンリンク108は順方向リンクまたは順方向チャネルと呼ばれることがあり、アップリンク110は逆方向リンクまたは逆方向チャネルと呼ばれることがある。
【0029】
[0037]AP104は、基本サービスエリア(BSA)102においてワイヤレス通信カバレージを与え得る。AP104は、AP104と関連付けられ、通信のためにAP104を使用するSTA106とともに、基本サービスセット(BSS)と呼ばれ得る。ワイヤレス通信システム100は、中央AP104を有していないことがあり、むしろSTA106間のピアツーピアネットワークとして機能し得ることに留意されたい。したがって、本明細書で説明されるAP104の機能は、代替的に、STA106の1つまたは複数によって実行され得る。
【0030】
[0038]図2に、ワイヤレス通信システム100内で採用され得るワイヤレスデバイス202において利用され得る様々な構成要素を示す。ワイヤレスデバイス202は、本明細書に記載される様々な方法を実施するように構成され得るデバイスの一例である。たとえば、ワイヤレスデバイス202は、AP104を備えるか、またはSTA106のうちの1つを備え得る。
【0031】
[0039]ワイヤレスデバイス202は、ワイヤレスデバイス202の動作を制御するプロセッサ204を含み得る。プロセッサ204は、中央処理装置(CPU)と呼ばれることもある。読取り専用メモリ(ROM)とランダムアクセスメモリ(RAM)の両方を含み得るメモリ206は、プロセッサ204に命令とデータとを供給する。メモリ206の一部分は、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)も含み得る。プロセッサ204は、通常、メモリ206内に記憶されたプログラム命令に基づいて論理演算と算術演算とを実施する。メモリ206内の命令は、本明細書で説明される方法を実施するように実行可能であり得る。
【0032】
[0040]プロセッサ204は、1つまたは複数のプロセッサとともに実装された処理システムを備え得るか、またはその構成要素であり得る。1つまたは複数のプロセッサは、汎用マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、コントローラ、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア構成要素、専用ハードウェア有限状態機械、または情報の計算もしくは他の操作を実施することができる任意の他の適切なエンティティの任意の組合せにより実装され得る。
【0033】
[0041]処理システムはまた、ソフトウェアを記憶するための機械可読媒体を含み得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、またはそれ以外のいずれで呼ばれるかにかかわらず、任意のタイプの命令を意味するものとして広範に解釈されるべきである。命令は、(たとえば、ソースコードフォーマット、バイナリコードフォーマット、実行可能コードフォーマット、または任意の他の好適なコードフォーマットの)コードを含み得る。命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、処理システムに、本明細書で説明される様々な機能を実施させる。
【0034】
[0042]ワイヤレスデバイス202は、ワイヤレスデバイス202と遠隔位置との間のデータの送受信を可能にする送信機210と受信機212とを含み得るハウジング208も含み得る。送信機210および受信機212は、トランシーバ214に結合され得る。アンテナ216は、ハウジング208に取り付けられ、トランシーバ214に電気的に結合され得る。ワイヤレスデバイス202はまた、たとえば、MIMO通信中に利用され得る、(図示しない)複数の送信機、複数の受信機、複数のトランシーバ、および/または複数のアンテナを含み得る。
【0035】
[0043]ワイヤレスデバイス202はまた、トランシーバ214によって受信された信号のレベルを検出し定量化するために使用され得る、信号検出器218を含み得る。信号検出器218は、そのような信号を、総エネルギー、シンボルごとのサブキャリア当たりのエネルギー、電力スペクトル密度および他の信号として検出し得る。ワイヤレスデバイス202はまた、信号の処理に使用するためのデジタル信号プロセッサ(DSP)220を含み得る。DSP220は、送信のためのデータユニットを生成するために構成され得る。いくつかの態様では、データユニットは、物理レイヤデータユニット(PPDU)を備え得る。いくつかの態様では、PPDUは、パケットと呼ばれる。
【0036】
[0044]いくつかの態様では、ワイヤレスデバイス202はさらに、ユーザインターフェース222を備え得る。ユーザインターフェース222は、キーパッド、マイクロフォン、スピーカー、および/またはディスプレイを備え得る。ユーザインターフェース222は、ワイヤレスデバイス202のユーザに情報を伝達するおよび/またはユーザからの入力を受信する、任意の要素または構成要素を含み得る。
【0037】
[0045]ワイヤレスデバイス202の様々な構成要素は、バスシステム226によって互いに結合され得る。バスシステム226は、たとえば、データバス、ならびに、データバスに加えて、電力バスと、制御信号バスと、ステータス信号バスとを含み得る。ワイヤレスデバイス202の構成要素は、何らかの他の機構を使用して、互いに結合され得るか、または互いに対する入力を受け入れ、または提供し得ることを当業者は諒解されよう。
【0038】
[0046]図2には、いくつかの別個の構成要素が示されているが、構成要素のうちの1つまたは複数が組み合わされ得るかまたは共通に実装され得ることを当業者は認識されよう。たとえば、プロセッサ204は、プロセッサ204に関して上で説明された機能を実装するためだけでなく、信号検出器218および/またはDSP220に関して上で説明された機能を実装するためにも使用され得る。さらに、図2に示されている構成要素の各々は、複数の別個の要素を使用して実装され得る。
【0039】
[0047]上記で説明したように、ワイヤレスデバイス202は、AP104またはSTA106を備え得、通信を送信および/または受信するために使用され得る。ワイヤレスネットワークにおけるデバイスの間で交換される通信は、パケットまたはフレームを備え得るデータユニットを含み得る。いくつかの態様では、データユニットは、データフレーム、制御フレーム、および/または管理フレームを含み得る。データフレームは、APおよび/またはSTAから他のAPおよび/またはSTAにデータを送信するために使用され得る。制御フレームは、様々な動作を実行するため、およびデータを確実に送達するためのデータフレーム(たとえば、データの受領を肯定応答すること、APのポーリング、エリア−クリアリング動作、チャネル取得、キャリア−センシング維持機能など)とともに使用され得る。管理フレームは、様々な監督機能のために(たとえば、ワイヤレスネットワークに接続し、そこから離脱するためなどに)使用され得る。
【0040】
[0048]本開示のいくつかの態様は、AP104が、効率を改善するのに最適化された方法でSTA106の送信をスケジュールすることを可能にすることをサポートする。いくつかの実施形態では、高効率無線(HEW:high efficiency wireless)局は、802.11高効率プロトコル(たとえば、802.11ax以降に開発されたプロトコル)を利用する局として定義され得る。HEW局とより古いまたはレガシー802.11プロトコル(たとえば、802.11b)を使用する局は、ワイヤレス媒体へのアクセスについて競合し得る。本明細書で説明する高効率802.11プロトコルによって、デバイスが、同時に通信することができるデバイスと同時に通信することができないデバイスとを区別する、修正された機構のもとで動作することが可能になり得る。したがって、集合住宅または人口密度の高い公共空間の場合、高効率802.11プロトコルを使用するAPおよび/またはSTAは、アクティブなワイヤレスデバイスの数が増加する中でも、レイテンシの低減とネットワークスループットの増大を経験し、それによってユーザ体験を改善し得る。
【0041】
[0049]いくつかの実施形態では、AP104は、少なくともサイレンスにされる(silenced)べきワイヤレスデバイスがメッセージを復号することができ、ワイヤレスデバイスの第2のグループが送信のために媒体にアクセスし得るような伝送特性を使用してメッセージを送信することによってワイヤレス媒体へのアクセスを制御し得る。いくつかの実施形態では、メッセージは、第1のグループのネットワーク割当てベクトル(NAV)を設定する(たとえば、サイレンスにされる)ようにとの第1のグループのための第1の指示を含み得る。いくつかの実施形態では、メッセージは、デバイスの第2のグループのNAVを設定しない(たとえば、媒体にアクセスする)ようにとのデバイスの第2のグループのための第2の指示を含み得る。たとえば、図1に関して、STA106aおよび106bは、レガシーSTAであり得、106cおよび106dは、HEW STAであり得る。この実施形態では、レガシーSTA106aおよび106bからの干渉なしにSTA106cおよび106dがAP104と通信し得るように、STA106aおよび106bをサイレンスにすることが望ましいことがある。したがって、伝送特性は、少なくともSTA106aおよび106bがメッセージを復号し得るようなものであり得る。STA106aおよび106bがメッセージを検出すると、STA106aおよび106bは、メッセージ内の持続時間フィールドによって識別された間隔の間サイレンスにされ得る。メッセージの持続時間フィールドは、総通信時間の所定の割合が、STA106cおよび106dが通信するために予約されるように設定され得る。STA106cおよび106dはまた、メッセージを復号することが可能であり得るが、それらのネットワーク割当てベクトル(NAV)を設定しないようにとの命令を受信し、したがって、メッセージの持続時間フィールド中で識別された間隔の間サイレンスにされないことがある。
【0042】
[0050]いくつかの態様では、AP104またはSTA106は、レガシーSTAのためのNAVを設定するとの第1の指示とHEW STAのためのNAVを設定しないとの第2の指示とを備えるメッセージを送ることによってHEW STAのみまたはHEW STAのグループのために媒体を予約する伝送特性をもつメッセージを送信し得る。他の態様では、AP104またはSTA106は、HEW STAのNAVを設定するとの第1の指示とレガシーSTAのためのNAVを設定しないとの第2の指示とをもつメッセージを送ることによってレガシーSTAのみまたはレガシーSTAのグループのために媒体を予約する伝送特性をもつメッセージを送信し得る。これにより、AP104は、HEW STAとレガシーSTAとの間に媒体へのアクセスをより効率的に割り当てることが可能になることになる。
【0043】
[0051]一実施形態では、第1の指示は、第1の物理レイヤフレームフォーマットをもつ第1のフレームであり得る。第1の物理レイヤフレームフォーマットは、第1のタイプフィールドと第1のサブタイプフィールドとを備え得る。この実装形態では、図1に関して、STA106aおよび106bは、レガシーIEEE802.11規格(たとえば、IEEE802.11b)によるモードで動作し得、STA106cおよび106dは、IEEE802.11高効率プロトコルによるモードで動作し得る。一実施形態では、レガシーSTA106aおよび106bが、第1のタイプフィールドおよび第1のサブタイプフィールドにかかわらず第1のフレームのためのNAVを復号することが可能であり得るように、第1の物理レイヤフレームは、802.11b(または同様のプロトコル)フレームと同様の構造を有し得る。STA106aおよび106bは、次いで、第1のフレームに従ってそれらのNAVを設定し得る。一方、HEW STA106cおよび106dは、第1のフレームを復号するが、この第1の物理レイヤフレームタイプについて、タイプまたはサブタイプフィールド(たとえば、第2の指示)によって示されるように、それらが、第1のフレームのためのNAVを無視し得、したがって、第1のフレームの持続時間フィールドによって示される時間中に送信を送り得ることを決定し得る。いくつかの実施形態では、第1の物理レイヤフレームフォーマットは、STAの1つのグループによってのみ復号可能であり得る(すなわち、第1のフレームはレガシー局によって復号可能でない)。この実装形態では、図1に関して、STA106aおよび106bは、レガシーIEEE802.11規格(すなわち、IEEE802.11b)によるモードで動作し得、STA106cおよび106dは、IEEE802.11高効率プロトコルによるモードで動作し得る。この実施形態では、第1の物理レイヤフレームは、STA106cおよび106dによってのみ復号可能であり得、第1の指示を備え得る。STA106cおよび106dは、次いで、第1の物理レイヤフレームに従ってそれらのNAVを設定し得、一方、STA106aおよび106bは、第1の物理レイヤフレームを復号することができないことがあり、したがって、媒体がアイドルであったかのように送信を送り得る。したがって、第1の物理レイヤフレームはまた、NAVを設定しないようにとのSTA106aおよび106bのための第2の指示を備え得る。いくつかの実施形態では、第1の物理レイヤフレームはまた、それらのNAVを設定し得るHEW STAのグループまたはNAVを無視し得るHEW局のグループを示し得、それにより、HEW局のあるグループのために媒体を予約し得る。たとえば、第1の物理レイヤフレームは、STA106cがそれのNAVを設定すべきであるとの第1の指示を含み、STA106dがNAVを無視し、自由に送信し得るとの第2の指示を含み得る。いくつかの態様では、第1の物理レイヤフレームフォーマットは、送信要求(RTS:request to send)フレーム、送信可(CTS:clear to send)フレームまたはQoSヌルフレームのフォーマットと同様であり得る。
【0044】
[0052]いくつかの実施形態では、第1の指示は、既存のフレームフォーマットのフィールド中の情報であり得る。一態様では、AP104は、自身への送信可(clear-to-send (CTS) to self)フレームを送信し得る。一実施形態では、AP104は、CTSフレームのNAVを無視するようにとのSTAの第1のグループのための第2の指示としてマルチキャストアドレスまたは特定の媒体アクセス制御(MAC)アドレスにCTSフレームの受信機アドレス(RA:receiver address)を設定し得、一方、STAの第2のグループは、持続時間フィールドCTSフレーム(たとえば、第1の指示)の持続時間に従ってそれらのNAVを設定し得る。たとえば、図1に関して、STA106aおよび106bは、レガシーSTAであり得、106cおよび106dは、HEW STAであり得る。STA106aおよび106bは、CTSの持続時間フィールドの値に従ってそれらのNAVを設定し得、一方で、HEW STA106cおよび106dは、それらのNAVを設定しないとの第2の指示としてRAマルチキャストアドレスを認識し得、それによって、CTSの持続時間中に送信することが可能になり得る。別の実施形態では、AP104は、マルチキャストアドレスまたは特定の媒体アクセス制御(MAC)アドレスにCTSフレームの受信機アドレス(RA)を設定し、CTSフレームのNAVを無視するようにとのSTAの第1のグループへの第2の指示としてCTSフレームのサービスフィールド中のスクランブルシーケンス中のビットのうちの1つを使用し得、一方、STAの第2のセットは、第1の指示、たとえば、CTSフレームの持続時間フィールドに従ってそれらのNAVを設定し得る。
【0045】
[0053]別の態様では、AP104は、送信要求(RTS)フレームを送信し得る。一実施形態では、AP104は、マルチキャストアドレスに送信機アドレス(TA:transmitter address)を設定することによって第2の指示を定義し、RTSフレームのNAVを無視するようにとのSTAの第1のグループに指示するために、RTSのサービスフィールド中のスクランブルシーケンス中のビットのうちの1つを使用し得、一方、STAの第2のグループは、RTSフレームの持続時間フィールド(たとえば、第1の指示)の持続時間に従ってそれらのNAVを設定し得る。たとえば、図1に関して、STA106aおよび106bは、レガシーSTAであり得、106cおよび106dは、HEW STAであり得る。STA106aおよび106bは、RTSに従ってそれらのNAVを設定し得、一方、HEW STA106cおよび106dは、それらのNAVを設定しないとの指示としてTAマルチキャストアドレスおよびサービスフィールド中の1ビットの使用を認識し得、それによって、RTSの持続時間中に送信することが可能になり得る。他の実施形態では、AP104は、任意のデータまたは管理フレームを送信し、マルチキャストアドレスにTAを設定し、データまたは管理フレームのNAVを無視するようにSTAの第1のグループに指示する第2の指示として、データまたは管理フレームのサービスフィールド中のスクランブルシーケンス中のビットのうちの1つを使用し得、一方、STAの第2のグループは、第1の指示、たとえば、データまたは管理フレームの持続時間フィールドに従ってそれらのNAVを設定し得る。
【0046】
[0054]別の態様では、AP104またはSTA106は、サービス品質(QoS:quality of service)フレームを送信し得る。一実施形態では、AP104は、QoSフレームのNAVを無視するようにSTAの第1のグループに指示する第2の指示としてQoS制御フィールドの予約済みビット(reserved bits)中で1ビット指示を使用し得、一方、STAの第2のグループは、第1の指示、たとえば、QoSフレームの持続時間フィールドに従ってそれらのNAVを設定し得る。たとえば、図1に関して、STA106aおよび106bは、レガシーSTAであり得、106cおよび106dは、HEW STAであり得る。STA106aおよび106bは、第1の指示(たとえば、QoSの持続時間フィールド中の値)を認識し、QoSの持続時間フィールドに従ってそれらのNAVを設定し得、一方、HEW STA106cおよび106dは、それらのNAVを設定しないとの第2の指示として制御フィールド中の1ビット指示を認識し得、それによって、QoSの持続時間中に送信することが可能になり得る。
【0047】
[0055]別の態様では、AP104は、制御ラッパーフレーム(control wrapper frame)を送信し得る。いくつかの実施形態では、制御ラッパーフレームは、RTSまたはCTSフレームを搬送し得る。一実施形態では、AP104は、制御ラッパーフレームのNAVを無視するようにSTAの第1のグループに指示する第2の指示として、制御ラッパーフレームの高スループット制御フィールド中の無効フィールド設定を使用し得、一方、STAの第2のグループは、制御ラッパーフレームの持続時間フィールド(たとえば、第1の指示)の持続時間に従ってそれらのNAVを設定し得る。たとえば、図1に関して、STA106aおよび106bは、レガシーSTAであり得、106cおよび106dは、HEW STAであり得る。STA106aおよび106bは、第1の指示、(RTSフレーム、CTSフレーム、または他のフレームをもつ)制御ラッパーフレームの持続時間フィールドに従ってそれらのNAVを設定し得、一方、HEW STA106cおよび106dは、第2の指示として高スループット制御フィールド中の無効フィールド設定を認識し得、それによって、制御ラッパーフレームの持続時間中に送信することが可能になり得る。
【0048】
[0056]一実施形態では、第1および第2の指示は、プロトコルバージョンフィールド中の情報に基づき得る。この実施形態では、AP104は、フレームの持続時間フィールド中の持続時間に従ってNAVを設定するようにとのSTAの第1のグループへの第1の指示を備え得るゼロよりも大きい値に設定されたプロトコルバージョンフィールドをもつフレームを送信し、一方、STAの第2のグループは、フレームを復号することが可能でないことがあり、したがって、プロトコルバージョンフィールドの値は、それらのNAVを設定しないとの第2の指示を備え得る。たとえば、図1に関して、STA106aおよび106bは、レガシーSTAであり得、106cおよび106dは、HEW STAであり得る。STA106aおよび106bは、ゼロよりも大きい値に設定されたプロトコルバージョンフィールドをもつフレームを復号することが可能でないことがあり、一方、HEW STA106cおよび106dは、このフレームを復号することが可能であり得、フレームの持続時間フィールドに従ってそれらのNAVを設定し得る。したがって、STA106aおよび106bは、フレームの持続時間中に送信することが可能であり得る。
【0049】
[0057]別の実施形態では、第1の指示は、持続時間フィールド中に情報を備え得る。この実施形態では、AP104は、第1の指示を備え得る無効な持続時間値に設定された持続時間フィールドをもつフレームを送信し得、フレームに従ってNAVを設定するためにSTAの第1のグループによって復号可能であり得、一方、STAの第2のグループは、フレームを復号することが可能でないことがあり、したがって、無効な持続時間値は、第2の指示を備え得、STAの第2のグループは、それらのNAVを設定しないことがある。いくつかの実施形態では、持続時間フィールドは、ゼロと最大数との間の値、または別の定義された範囲の値の間の値しか受け入れないことがある。無効な継続時間フィールド値は、定義された範囲の許容可能な値の外の値を備え得る。たとえば、図1に関して、STA106aおよび106bは、レガシーSTAであり得、106cおよび106dは、HEW STAであり得る。STA106aおよび106bは、無効な値に設定された持続時間フィールドをもつフレームを復号することが可能でないことがあり、一方、HEW STA106cおよび106dは、これに反して、このフレームを復号することが可能であり得、フレームに従ってそれらのNAVを設定し得る。したがって、STA106aおよび106bは、フレームの持続時間中に送信することが可能であり得る。
【0050】
[0058]別の実施形態では、第1の指示は、既存のフレームフォーマットのフィールド中に情報を備え得る。一実施形態では、AP104は、ゼロに設定された持続時間フィールドを含むことによってなされる第2の指示をもつ第2のフレームを送信し得る。第2のフレームは、第2のフィールドを含み得、したがって、第2のフィールドは、第2のフレームの第2のフィールドに従ってNAVを設定するようにとのSTAの第1のグループによる第1の指示を備え得、一方、STAの第2のグループは、フレーム中の第2のフィールドを復号することが可能でないことがあり、したがって、それらのNAVを設定し得ない。たとえば、図1に関して、STA106aおよび106bは、レガシーSTAであり得、106cおよび106dは、HEW STAであり得る。STA106aおよび106bは、第2のフィールドを復号することが可能ではないことがあり、ゼロに設定された持続時間フィールドは、それらのNAVを設定しないようにとのSTA106aおよび106bのための第2の指示を備えることになり、一方、HEW STA106cおよび106dは、第2のフレーム中の第2のフィールドを復号することが可能であり得、第2のフィールドは、新しいフィールドに従ってそれらのNAVを設定するようにとのHEW STA106cおよび106dのための第1の指示を備え得る。したがって、STA106aおよび106bは、フレームの持続時間中に送信することが可能であり得る。
【0051】
[0059]いくつかの実施形態では、AP104またはSTA106は、その後、NAVをリセットするようにとの複数のワイヤレスデバイスのうちのワイヤレスデバイスの第3のサブセットのための第3の指示を備え、NAVをリセットしないとの複数のワイヤレスデバイスのうちの第4のサブセットのための第4の指示をさらに含むメッセージを送信し得る。いくつかの態様では、第3の指示は、HEW STAのみまたはHEW STAのグループがNAVをリセットし得るようなものであり得、第4の指示は、レガシーSTAがそれらのNAVをリセットしないようなものであり得る。他の態様では、第3の指示は、レガシーSTAのみまたはレガシーSTAのグループがそれらのNAVをリセットし得るようなものであり得、第4の指示は、HEW STAがそれらのNAVをリセットしないようなものであり得る。これにより、AP104は、HEW STAとレガシーSTAとの間に媒体へのアクセスをより効率的に割り当てることが可能になることになる。
【0052】
[0060]一実施形態では、第4の指示は、CF終了フレーム(CF end frame)中に情報を備え得る。この実施形態では、AP104は、第3の指示としてCF終了フレームを送信し得、CF終了フレームを無視するようにSTAの第1のグループに指示する第4の指示としてマルチキャストアドレスに基本サービスセット識別子(BSSID)を設定し得、一方、STAの第2のグループは、CF終了フレームに従ってそれらのNAVをリセットし得る。たとえば、図1に関して、STA106aおよび106bは、レガシーSTAであり得、106cおよび106dは、HEW STAであり得る。STA106aおよび106bは、CF終了に従ってそれらのNAVをリセットし得、一方、HEW STA106cおよび106dは、それらのNAVをリセットしないようにとの指示としてBSSIDマルチキャストアドレスを認識し得る。
【0053】
[0061]別の実施形態では、第3および第4の指示は、修正フレームフォーマット中のCF終了フレームに基づき得る。いくつかの実施形態では、修正CF終了フレームフォーマットは、STAの1つのグループによってしか復号可能でないことがある。この実装形態では、図1に関して、STA106aおよび106bは、レガシーIEEE802.11規格(すなわち、IEEE802.11b)によるモードで動作し得、STA106cおよび106dは、IEEE802.11高効率プロトコルによるモードで動作し得る。この実施形態では、修正CF終了フレームは、STA106cおよび106dによってしか復号可能でない第3の指示を備え得る。STA106cおよび106dは、次いで、修正CF終了フレームに従ってそれらのNAVをリセットし得、一方、STA106aおよび106bは、修正フレームを復号することが可能でないことがあり、したがって、修正CF終了フレームは、STA106cおよび106dがそれらのNAVをリセットし得ないことを指示する第4の指示を備え得る。
【0054】
[0062]一実施形態では、第3および第4の指示は、第3のタイプおよび第3のサブタイプをもつ第3のフレームフォーマットに基づき得、したがって、第3のフレームフォーマットは、レガシー局によって復号可能でない。この実装形態では、図1に関して、STA106aおよび106bは、レガシーIEEE802.11規格(すなわち、IEEE802.11b)によるモードで動作し得、STA106cおよび106dは、IEEE802.11高効率プロトコルによるモードで動作し得る。一実施形態では、第3のフレームは、802.11b(または同様のプロトコル)フレーム(すなわち、CF終了フレーム)と同様の構造を有し得るが、STA106aおよび106bは、第3のフレームを復号することが可能でないことがあり、したがって、第3のフレームフォーマットは、STA106aおよび106bがそれらのNAVをリセットし得ないことを指示する第4の指示を備え得る。HEW STA 106cおよび106dは、第3のフレームを復号し、この第3のフレームタイプが第3の指示を備えることと、それらがNAVをリセットし得、したがって、媒体にアクセスし得ることとを決定し得る。
【0055】
[0063]いくつかの実施形態では、AP104またはSTA106は、可変の時間期間の間媒体を予約し得る。一態様では、AP104またはSTA106は、媒体にアクセスしようと試みる前にタイムスロットの示された数の間待つようにSTAに命令するメッセージを送り得る。メッセージを受信する各STAは、示されたタイムスロット値で初期化されるカウンタをもつバックオフプロシージャを実行し得る。各タイムスロットの後に、STAは、媒体がタイムスロット中にビジーであったかどうかを検査し得る。媒体がビジーであった場合、カウンタは、前のタイムスロット値にとどまり得る。媒体がアイドルであった場合、カウンタは、1だけ減少し得、カウンタがゼロに達するまで待ち続け得る。したがって、AP104またはSTA106が媒体を予約する時間期間は、媒体中のトラフィックに依存し得、定義された値でないことがある。
【0056】
[0064]本開示のいくつかの態様は、APおよびSTAが、効率を改善するのに最適化された方法でRTS/CTS交換を使用してノードのいくつかのサブセットのNAVを選択的に設定することを可能にすることをサポートする。概して、通常の802.11プロトコル(たとえば、802.11a、802.11b、802.11ac、802.11g、802.11nなど)を使用するワイヤレスネットワークは、媒体アクセスのためのキャリアセンス多重アクセス(CSMA:carrier sense multiple access)機構の下で動作する。CSMAに従って、デバイスは、媒体を検知し、媒体がアイドルであると検知されたときにのみ送信する。ベースサービスエリア(BSA:base service area)の内部または外部に配置されたいくつかのAPまたはSTAが、BSA中のAPまたはSTAによって行われた送信に干渉することなしにデータを送信することが可能であり得るので、CSMA機構の使用は非効率を生じ得る。アクティブワイヤレスデバイスの数が増加し続けるにつれて、非効率性は、ネットワークレイテンシとスループットとに著しく影響を及ぼし始め得る。本明細書で説明するRTS/CTS交換プロトコルによって、デバイスが、RTSおよびCTSフレームを交換しているデバイスと同時に通信することができるデバイスと同時に通信することができないデバイスとを区別する、修正された機構のもとで動作することが可能になり得る。したがって、集合住宅または人口密度の高い公共空間の場合、本明細書で説明する修正RTS/CTSプロトコルを使用するAPおよび/またはSTAは、アクティブなワイヤレスデバイスの数が増加する中でも、レイテンシの低減とネットワークスループットの増大を経験し、それによってユーザ体験を改善し得る。
【0057】
[0065]図3は、チャネルxのための例示的なワイヤレス通信システム300の図である。図示の実施形態では、ワイヤレス通信システム300は、各々がBSA301〜304とSTA(たとえば、STA1x、STA2x、およびSTA4)とを有する複数のAP(たとえば、AP1x、AP2x、AP3x、およびAP4)を含む。いくつかの実施形態では、本明細書で説明するAPおよびSTAの様々な動作が交換され得る。チャネルxで作動する各AP−STAリンク(たとえば、参照リンク315)に関して、受信に成功したバイト数は、次のように表すことができる。
【数1】
RTS/CTS交換は、CSMA範囲外のチャネルx上でのデータ送信とチャネルx上での肯定応答(ACK)送信とによって有効に受信される総バイト数をゼロに変更し得る。CSMA範囲外のチャネルx上でデータ送信(Tx)を送るノードおよびチャネルx上で肯定応答(ACK)送信を送るノードは、チャネルx上の所与の参照リンク315に対する干渉を生じ得る「妨害物(jammers)」と見なされ得る。RTS/CTSメッセージがメッセージを受信するノードをサイレンスにするとすれば、RTS/CTSの使用がシステムスループットを減少させ得る。しかしながら、干渉を生じ得る多くのデバイスが存在するとき、RTS/CTS交換は、干渉を低減し、所与のSTAについて受信を改善し得る。
【0058】
[0066]図4は、例示的なRTS/CTS交換400の図である。図1に関連して、いくつかの実施形態では、AP104は、STA106にRTSフレームを送信し得、STA106は、AP104にCTSフレームを送ることによってRTSフレームに応答し得る。隠れノード緩和にとって、またはSTA106に関してデータ送信が成功しなかったときに媒体をクリアする(clearing)ことにとって、RTS/CTS交換が望ましいことがある。図4に示すように、AP1は、STA1にRTS405または他のメッセージを送信し得、RTS405は、延期範囲401内のすべてのSTAおよびAPを延期する。AP2は、延期範囲401の外側にあり、AP1に対して隠れノードと見なされ得る。図4に示すように、AP2は、それ自体の延期範囲402をもつSTA2にメッセージ410を送信し得、これは、RTS405のSTA1の受信、または応答するCTSフレームのそれの送信と干渉し得る。
【0059】
[0067]図5および図6に、RTS/CTSシステムの効果を示す。図5は、例示的なRTS/CTS交換の図500である。図6は、図5のRTS/CTS交換の時間シーケンス図600である。図5および図6では、AP1は、STA1に、延期範囲501をもつRTSフェーム601を送信する。STA1は、次いで、延期範囲502をもつCTSフレーム602で応答する。図3に関連して、AP2(隠れノード)は、次いで、延期され、期間610の間そのままになるが、AP1は、STA1にデータパケット604を送信し、STAはACKまたはブロックACK606を送る。したがって、RTS601およびCTS602は、媒体を予約し、データ送信604中に隠れノード(AP2)からの干渉を防ぎ得る。
【0060】
[0068]しかしながら、ノードが、ACK干渉効果を低減するためにRTS/CTSメッセージを生成する場合、RTS/CTSの使用はシステムに対する侵入であり得る。たとえば、N個の妨害物が、STA(図3に示すSTA1x)に影響を及ぼし得る。一態様では、システムのスループットは、すべてのN個の妨害物のスループットの和に等しくなることになる(Σj=妨害物Thj≡Thjammer)。RTS/CTS交換を用いるシステムのスループットは、図示のようにサイレンスにされていない局、STA1xのスループットに等しくなることになる(Σj=サイレンスにされていないSTAThj=STA1xのスループット≡Thsta)。N個の妨害物があって、それらのうちのM個(N>M)をAP1xまたはSTA1xが認識している場合、M個の妨害物はサイレンスにされるべきであり、したがって、STA1xは、スループットThsta*をもつデータを送信し得る。そのようなシステムでは、システムスループットは、STA1xのスループットにサイレンスにされていない妨害物のスループットの和を加えたものに等しくなることになる(たとえば、Thsta*+Σj=N-Mのサイレンスにされていない妨害物Thj>Thjammer>Thsta)。AP104またはSTA106は、任意の従来の手段によって妨害物の数を識別し得る。いくつかの態様では、AP104は、隣接基本サービスセット(BSS)と関係するノードとを識別するために走査プロシージャを実行し得る。いくつかの態様では、AP104は、次いで、データの目的とする受信側であるSTA106(たとえば、STA1が、図6のデータ604の目的とする受信側である)にキューイングメッセージ(たとえば、1つまたは複数のビーコン要求メッセージなど)を送ることができる。AP104によって聴取され、STAのクエリーメッセージ中に含まれていないBSSは、サイレンスにされるべきでない妨害物(N−M)を識別する。
【0061】
[0069]いくつかの実施形態では、AP104またはSTA106は、少なくともサイレンスにされるべきワイヤレスデバイスがメッセージを復号することができ、ワイヤレスデバイスの第2のグループが送信のために媒体にアクセスし得るような伝送特性を使用してメッセージを送信することによってワイヤレス媒体へのアクセスを制御し得る。いくつかの実施形態では、メッセージは、すべてのワイヤレスデバイスによって復号可能であり得、デバイスのワイヤレスのサブセットをサイレンスにするための命令を含み得る。図7は、ワイヤレス通信システム700における例示的なRTS/CTS交換の図である。たとえば、図7に示すように、STA1およびAP1は、それらのそれぞれの延期範囲701および702内のいくつかの妨害物を選択的にサイレンスにするためにRTS/CTS交換を使用し得る。この実施形態では、妨害物ノードからの干渉なしにAP1がSTA1と通信しながら、AP5がSTA5と通信することができるように、AP2、AP3、AP4、およびAP6における送信をサイレンスにし、AP5における送信を可能にすることが望ましいことがある。
【0062】
[0070]様々な実施形態では、潜在的に干渉するデバイスまたは妨害物は、肯定応答(ACK)干渉を生成する(またはそれを生成することが可能な、またはそれを生成する可能性がある)デバイスを含むことができる。たとえば、図7に示すように、AP6は、潜在的に干渉するデバイスであり得る。本明細書の様々な実施形態では、妨害物または潜在的に干渉するデバイスは、ACK干渉の可能性を低減するためにサイレンスにされ得る。
【0063】
[0071]いくつかの実施形態では、AP1は、妨害物のMACアドレスを認識していることがある。AP1は、サイレンスにされるべき妨害物(たとえば、AP2、STA2、AP3、STA4、AP6、およびSTA6)を選択し、RTSの未使用フィールド中にサイレンスにされる妨害物のリストを挿入し得る。AP1は、次いで、宛先ノードのSTA1にRTSを送る。STA1は、次いで、CTSの未使用フィールド中にサイレンスにされる妨害物の同じリストを挿入し、RTSに応答してAP1にCTSを送る。ワイヤレスシステム中のノードは、受信されたRTSまたはCTS中に含まれているリスト中にそれのMACアドレス(たとえば、AP2、STA2、AP3、STA4、AP6、およびSTA6)を発見する場合、RTSまたはCTS中に含まれている値にそれのNAVを設定する。したがって、MACアドレスのリストは、NAVを設定するようにとの、MACアドレスのリスト中に含まれたノードのための第1の指示を備え得る。ノードは、受信されたRTSまたはCTS中に含まれているリスト中にそれのMACアドレスを発見しない場合、RTSまたはCTS中に含まれている値にそれのNAVを設定しない。
【0064】
[0072]いくつかの実施形態では、図7を参照すると、AP1は、妨害物のMACアドレスを認識していることがある。AP1は、サイレンスにされるべき妨害物を選択し、識別子(たとえば、グループ識別子)に、サイレンスにされる妨害物のMACアドレスのリストを関連付け、STAに識別子を通信し得る。そのような通信は、オーバージエアで、または帯域外機構(たとえば、インターAP通信)を通して行われ得る。AP1は、次いで、RTS中にサイレンスにされるべきSTAのグループ識別子を挿入し、宛先ノードのSTA1にRTSを送る。STA1は、次いで、受信されたグループ識別子をコピーし、CTSの未使用フィールド中にサイレンスにされる妨害物の同じグループ識別子を挿入し、RTSに応答してAP1にCTSを送る。ワイヤレスシステム中のノードは、グループ識別子が受信されたRTSまたはCTS中に含まれているグループに属する場合、RTSまたはCTS中に含まれている値にそれのNAVを設定する。したがって、グループ識別子は、NAVを設定するようにとの、グループ識別子中に含まれたノードのための第1の指示を備え得る。ノードは、グループ識別子が受信されたRTSまたはCTS中に含まれているグループに属さない場合、RTSまたはCTS中に含まれている値にそれのNAVを設定しない。
【0065】
[0073]いくつかの実施形態では、図7を参照すると、AP1は、システム700中の妨害物の最大数を認識していることがある。AP1は、RTS中に妨害物の最大数の値Mを挿入し、次いで、宛先ノードのSTA1にRTSを送り得る。いくつかの実施形態では、値Mは、RTSの情報要素中に含まれ得る。STA1は、次いで、受信された値Mをコピーし、CTS中に値Mを挿入し、RTSに応答してAP1にCTSを送る。ノードが、値MをもつRTSまたはCTSを受信する場合、ノードは、次いで、ゼロからMの範囲内でランダム数Xを選ぶ。XがMよりも小さい場合、ノードは、RTS/CTSのNAVを設定する。したがって、値MがXよりも大きいとき、第1の指示はイベントを備え得る。そうでない場合、ノードは、NAVを設定しない。したがって、値MがXよりも小さいとき、第2の指示はイベントを備え得る。
【0066】
[0074]図8は、例示的な制限付きアクセスウィンドウ(RAW)動作の時間シーケンス図である。802.11ah規格では、RAW特徴は、少数のSTAへのアップリンクチャネルアクセスを制限することと、それらのアップリンクアクセス試行をより長い時間期間にわたって拡散することとを可能にし、これは、衝突を低減することによって媒体の利用率の効率を改善し得る。RAW動作では、APは、異なるRAWパラメータを用いてビーコン間隔802内でSTAの異なるグループに複数のRAW805を割り当て得る。この割当ては、ビーコンのRAWパラメータセット(RPS)要素中に示され得る。各RAW805は、スロット継続時間805とスロット境界810とをもつ少なくとも1つのスロットを含む。各スロット(すなわちスロット812)内で、スロットのグループに属するSTAのみが、スロット継続時間804中に送信または受信し得る。いくつかの実施形態では、APおよびSTAは、上記で説明したようにRTS/CTS交換を開始し得る。いくつかの態様では、APは、RAW動作を利用し、スロットのグループ識別子中にいくつかのSTAのみを含めることによってシステムの妨害物を選択的にサイレンスにし得る。
【0067】
[0075]図9は、本明細書で説明するいくつかの実施形態による、複数のワイヤレスデバイスのためにワイヤレス通信媒体へのアクセスを予約する例示的な方法900のフローチャートである。方法900は、上記で説明したメッセージのいずれかを生成し、送信するために使用され得る。メッセージは、AP104によって、図1に示されたSTA106a〜106dのうちの1つまたは複数に送信され得る。さらに、上記で説明したように、図2に示されたワイヤレスデバイス202は、AP104のより詳細な図を表し得る。したがって、一実装形態では、フローチャート900におけるステップのうちの1つまたは複数が、図2のプロセッサ204および送信機210など、プロセッサおよび/または送信機によって実行されるか、またはそれらに関連し得るが、本明細書で説明するステップのうちの1つまたは複数を実装するために他の構成要素が使用され得ることを当業者は諒解されよう。ブロックについてある順序で行われるものとして説明することがあるが、ブロックは並べ替えられ得、ブロックは省略され得、および/または追加のブロックが追加され得る。
【0068】
[0076]動作ブロック902では、AP104またはSTA106は、ネットワーク割当てベクトル(NAV)を設定するようにとの複数のワイヤレスデバイスのうちのワイヤレスデバイスの第1のサブセットのための第1の指示を含み、NAVを設定しないようにとの複数のワイヤレスデバイスのうちのワイヤレスデバイスの第2のサブセットのための第2の指示をさらに含むメッセージを送信し、それによって、複数のワイヤレスデバイスのうちの少なくとも第2のサブセットのためにワイヤレス媒体へのアクセスを予約し得る。たとえば、図1に関して、AP104は、少なくともSTA106aおよび106bがメッセージを復号し得るような伝送特性を使用してメッセージを送信し得る。そのような実装形態では、少なくともSTA106aおよび106bが、メッセージの継続時間の間サイレンスにされ、それによって、少なくともSTA106cおよび106dのために媒体へのアクセスを予約し得る。
【0069】
[0077]いくつかの実施形態では、装置は、方法900に関して上記で説明した機能のうちの1つまたは複数を実行し得る。本装置は、ネットワーク割当てベクトル(NAV)を設定するようにとの複数のワイヤレスデバイスのうちのワイヤレスデバイスの第1のサブセットのための第1の指示を含み、NAVを設定しないようにとの複数のワイヤレスデバイスのうちのワイヤレスデバイスの第2のサブセットのための第2の指示をさらに含むメッセージを生成するための手段を備え得る。本装置は、メッセージを送信するための手段をさらに備え得る。
【0070】
[0078]いくつかの実施形態では、AP104またはSTA106は、媒体を予約し、媒体にアクセスしようと試みる前に媒体がアイドルであるタイムスロットの示された数の間待つように、受信するワイヤレスデバイスに命令するメッセージを送信し得る。たとえば、図1に関して、AP104は、いくつかのタイムスロットの間媒体を予約するSTA106a〜106dにメッセージを送信し得る。そのような実装形態では、STA106a〜106dは、媒体にアクセスしようと試みる前にタイムスロットの示された数の間待ち、異なるデバイスが前に媒体にアクセスしたかどうかを検査することになる。
【0071】
[0079]いくつかの実施形態では、装置は、媒体を予約し、媒体にアクセスしようと試みる前に媒体がアイドルであるタイムスロットの示された数の間待つように、受信するワイヤレスデバイスに命令するメッセージを生成するための手段を備え得る。本装置は、メッセージを送信するための手段をさらに備え得る。
【0072】
[0080]情報および信号は多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを、当業者は理解されよう。たとえば、上記の説明全体を通して参照され得るデータと、命令と、コマンドと、情報と、信号と、ビットと、シンボルと、チップとが、電圧、電流、電磁波、磁場または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
【0073】
[0081]本開示で説明される実装形態への様々な修正が当業者に容易に明らかであり得るとともに、本明細書で定義される包括的な原理は、本開示の趣旨または範囲を逸脱することなく、他の実装形態にも適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で示された実装形態に限定されるものではなく、本明細書で開示される特許請求の範囲、原理および新規の特徴に一致する、最も広い範囲を与られるべきである。「例示的」という単語は、本明細書ではもっぱら「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために使用される。本明細書で「例示的」として説明されるいかなる実装形態も、必ずしも他の実装形態よりも好ましいか、または有利であると解釈されるべきではない。
【0074】
[0082]別個の実装形態の文脈で本明細書で説明された特定の特徴はまた、単一の実装形態において組合せで実装され得る。逆に、単一の実装形態の文脈で説明された様々な特徴は、複数の実装形態において別々に、または任意の適切な部分的な組合せで実装され得る。その上、特徴は、いくつかの組合せで働くものとして上記で説明され、初めにそのように請求されることさえあるが、請求される組合せからの1つまたは複数の特徴は、場合によってはその組合せから削除され得、請求される組合せは、部分組合せ、または部分組合せの変形形態を対象とし得る。
【0075】
[0083]本明細書で使用される場合、項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を参照する語句は、単一のメンバーを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、aと、bと、cと、a−bと、a−cと、b−cと、a−b−cとを包含することが意図される。
【0076】
[0084]上記で説明した方法の様々な動作は、様々なハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素、回路、ならびに/あるいはモジュールなど、それらの動作を実行することが可能な任意の好適な手段によって実行され得る。一般に、図に示す任意の動作は、それらの動作を実行することが可能な対応する機能的手段によって実行され得る。
【0077】
[0085]本開示に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ信号(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス(PLD)、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書で説明する機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せによって実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の市販のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。
【0078】
[0086]1つまたは複数の態様では、記載された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せに実装され得る。ソフトウェアに実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶され得、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体とコンピュータ通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の入手可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気記憶デバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を備えることができる。さらに、任意の接続がコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ソフトウェアがウェブサイト、サーバまたは他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、一方ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。したがって、いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は、非一時的コンピュータ可読媒体(たとえば有形媒体)を備え得る。さらに、いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は、一時的コンピュータ可読媒体(たとえば信号)を備え得る。上の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0079】
[0087]本明細書に開示された方法は、説明した方法を実現するための1つまたは複数のステップまたはアクションを備える。本方法のステップおよび/またはアクションは、特許請求の範囲から逸脱することなく、互いに交換され得る。言い換えれば、ステップまたはアクションの特定の順序が明記されていない限り、特定のステップおよび/またはアクションの順序および/または使用は、特許請求の範囲を逸脱することなく修正され得る。
【0080】
[0088]さらに、本明細書で説明した方法および技法を実行するためのモジュールおよび/または他の適切な手段は、適用可能な場合にユーザ端末および/または基地局によってダウンロードされ、および/または他の方法で取得され得ることを諒解されたい。たとえば、そのようなデバイスは、本明細書に記載された方法を実施するための手段の転送を容易にするために、サーバに結合され得る。代替的に、本明細書で説明される様々な方法は、ユーザ端末および/または基地局が記憶手段をデバイスに結合するかまたは提供すると様々な方法を取得することができるように、記憶手段(たとえば、RAM、ROM、コンパクトディスク(CD)またはフロッピーディスクなどの物理記憶媒体など)を介して提供され得る。その上、本明細書に記載された方法と技法とをデバイスに提供するための任意の他の適切な技法が利用され得る。
【0081】
[0089]上記は本開示の態様を対象とするが、本開示の他の態様およびさらなる態様は、それの基本的範囲から逸脱することなく考案され得、それの範囲は以下の特許請求の範囲によって決定される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【国際調査報告】