特表2016-541201(P2016-541201A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 京セラ株式会社の特許一覧

<>
  • 特表2016541201-装置間通信リソースの管理 図000003
  • 特表2016541201-装置間通信リソースの管理 図000004
  • 特表2016541201-装置間通信リソースの管理 図000005
  • 特表2016541201-装置間通信リソースの管理 図000006
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2016-541201(P2016-541201A)
(43)【公表日】2016年12月28日
(54)【発明の名称】装置間通信リソースの管理
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/10 20090101AFI20161205BHJP
   H04W 92/18 20090101ALI20161205BHJP
【FI】
   H04W72/10
   H04W92/18
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】23
(21)【出願番号】特願2016-539258(P2016-539258)
(86)(22)【出願日】2014年12月18日
(85)【翻訳文提出日】2016年8月4日
(86)【国際出願番号】US2014071266
(87)【国際公開番号】WO2015095586
(87)【国際公開日】20150625
(31)【優先権主張番号】61/919,284
(32)【優先日】2013年12月20日
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
(71)【出願人】
【識別番号】000006633
【氏名又は名称】京セラ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001106
【氏名又は名称】キュリーズ特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】カルハン アミット
(72)【発明者】
【氏名】チャン ヘンリー
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067BB05
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE25
5K067JJ02
5K067JJ21
(57)【要約】
基地局は、端末間(D2D)通信リソースの第1のセットを第1のD2Dグループに割り当て、第2のセットのD2D通信リソースを第2のD2Dグループに割り当てる。第1のセットのD2D通信リソースは、第2のセットのD2D通信リソースとは異なる。第1のセットのD2D通信リソース及び第2のセットのD2D通信リソースは、D2D UE装置と基地局との間の上りリンク通信用の通信仕様により定義された、定義済みの上りリンク通信リソースのサブセットである予備のD2D通信リソースのサブセットであり、予備のD2D通信リソースは、基地局への上りリンク伝送には使用されない。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のD2Dユーザ機器(UE)装置を含む第1の端末間(D2D)グループを特定する工程と、
他の複数のD2D UE装置を含む第2のD2Dグループを特定する工程と、
第1のセットのD2D通信リソースを前記第1のD2Dグループに割り当て、第2のセットのD2D通信リソースを前記第2のD2Dグループに割り当てる工程であって、前記第1のセットのD2D通信リソースは、前記第2のセットのD2D通信リソースとは異なり、前記第1のセットのD2D通信リソース及び前記第2のセットのD2D通信リソースは、予備のD2D通信リソースのサブセットであり、前記予備のD2D通信リソースは、前記D2D UE装置と基地局との間の上りリンク通信用の通信仕様により定義された、定義済みの上りリンク通信リソースのサブセットであり、前記予備のD2D通信リソースは、前記基地局への上りリンク送信に使用されない、工程と、を含む、方法。
【請求項2】
前記第1のD2DグループのUE装置間のD2D通信に関する第1の優先順位を判定する工程と、
前記第2のD2DグループのUE装置間のD2D通信に関する第2の優先順位を判定する工程と、
前記第1の優先順位及び前記第2の優先順位に基づいて、前記第1のセットのD2D通信リソースを前記第1のD2Dグループに、前記第2のセットのD2D通信リソースを前記第2のD2Dグループに割り当てる工程と、を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の優先順位を前記第1のD2Dグループの前記優先順位として特定し、前記第2の優先順位を前記第2のD2Dグループの前記優先順位として特定する、優先度情報をネットワークから受信する工程を更に含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記優先度情報は、前記第1の優先順位を前記第1のD2Dグループの第1のグループIDに関連付け、前記第2の優先順位を前記第2のD2Dグループの第2のグループIDに関連付ける、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
中継UE装置から、前記第1のD2Dグループの前記優先順位として前記第1の優先順位を特定する優先度情報を受信する工程を更に含む、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記優先度情報は、前記第1の優先順位を前記第1のD2DグループのグループIDに関連付ける、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のセットのD2D通信リソースの第1の選択された通信リソースは、前記第1のD2Dグループの1つ又は2つ以上のUE装置により判定された時点におけるD2D送信のために、前記第1のグループの前記1つ又は2つ以上のUE装置により選択され、前記第2のセットのD2D通信リソースの第2の選択された通信リソースは、前記第2のグループの1つ又は2つ以上のUE装置により判定された時点におけるD2D送信のために、前記第2のグループの前記1つ又は2つ以上のUE装置により選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記選択された通信リソースは、どのUE装置も前記選択された通信リソースを使用していないと判定された場合のみ、選択された通信リソースを使用して選択される、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記予備のD2D通信リソースは、予備のカバレッジ内(InC)D2D通信リソースと、予備のカバレッジ外(OoC)D2D通信リソースと、を含み、前記InC D2D通信リソースは、前記第1のセットのD2D通信リソースと、前記第2のセットの通信リソースと、を含み、前記予備のInC D2D通信リソースは、前記基地局のサービスエリア内にあるInC D2D UE装置によるD2D送信のために確保され、前記予備のOoC D2D通信リソースは、前記サービスエリア外にあるOoC D2D UE装置によるD2D送信のために確保される、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記第1のD2Dグループは、前記サービスエリア内に位置するInC D2D UE装置と、前記サービスエリア外に位置するOoC D2D UE装置と、を含み、前記InC D2D UE装置は、前記第1のセットのD2D通信リソース内の選択されたD2D通信リソースを使用して、D2D信号を送信し、前記OoC D2D UE装置は、前記予備のOoC D2D通信リソースから選択された、選択されたD2D通信リソースだけを使用して、D2D信号を送信する、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記サービスエリア内に通信リソース割り当て情報をブロードキャストする工程であって、前記通信リソース割り当て情報は、前記第1のセットのD2D通信リソースが前記第1のD2Dグループに割り当てられ、前記第2のセットのD2D通信リソースが前記第2のD2Dグループに割り当てられることを示す、工程を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
通信リソース割り当て情報を、個別シグナリングを介して、前記第1のD2Dグループの各D2D UE装置に対して送信する工程であって、前記通信リソース割り当て情報は、前記第1のセットのD2D通信リソースが前記第1のD2Dグループに割り当てられることを示す、工程を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
第1の通信リソース割り当て情報を前記第1のD2Dグループの少なくとも1つのD2D UE装置に送信し、第2の通信リソース割り当て情報を前記第2のD2Dグループの少なくとも1つのD2D UE装置に送信する工程であって、前記第1の通信リソース割り当て情報は、前記第1のセットのD2D通信リソースが前記第1のD2Dグループに割り当てられることを示し、前記第2の通信リソース割り当て情報は、前記第2のセットのD2D通信リソースが前記第2のD2Dグループに割り当てられることを示す、工程を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
サービスエリア内に無線サービスを提供する基地局と、
複数のD2Dユーザ機器(UE)装置を含む第1の端末間(D2D)グループと、
他の複数のD2D UE装置を含む第2のD2Dグループと、を備え、
前記基地局は、第1のセットのD2D通信リソースを前記第1のD2Dグループに割り当て、第2のセットのD2D通信リソースを前記第2のD2Dグループに割り当てるように構成され、前記第1のセットのD2D通信リソースは、前記第2のセットのD2D通信リソースとは異なり、前記第1のセットのD2D通信リソース及び前記第2のセットのD2D通信リソースは、予備のD2D通信リソースのサブセットであり、前記予備のD2D通信リソースは、前記D2D UE装置と基地局との間の上りリンク通信用の通信仕様により定義された、定義済みの上りリンク通信リソースのサブセットであり、前記予備のD2D通信リソースは、前記基地局への上りリンク伝送には使用されない、セルラ通信システム。
【請求項15】
前記基地局は、
前記第1のD2DグループのUE装置間のD2D通信に関する第1の優先順位を判定し、
前記第2のD2DグループのUE装置間のD2D通信に関する第2の優先順位を判定し、
前記第1の優先順位及び前記第2の優先順位に基づいて、前記第1のセットのD2D通信リソースを前記第1のD2Dグループに、前記第2のセットのD2D通信リソースを前記第2のD2Dグループに、割り当てるように更に構成されている、請求項14に記載の通信システム。
【請求項16】
前記基地局は、前記第1の優先順位を、前記第1のD2Dグループの前記優先順位として特定し、前記第2の優先順位を、前記第2のD2Dグループの前記優先順位として特定する、優先度情報をネットワークから受信するように更に構成されている、請求項15に記載の通信システム。
【請求項17】
前記優先度情報は、前記第1の優先順位を前記第1のD2Dグループの第1のグループIDに関連付け、前記第2の優先順位を前記第2のD2Dグループの第2のグループIDに関連付ける、請求項16に記載の通信システム。
【請求項18】
前記基地局は、中継UE装置から、前記第1の優先順位を、前記第1のD2Dグループの前記優先順位として特定する優先度情報を受信するように更に構成されている、請求項15に記載の通信システム。
【請求項19】
前記優先度情報は、前記第1の優先順位を前記第1のD2DグループのグループIDに関連付ける、請求項18に記載の通信システム。
【請求項20】
前記第1のセットのD2D通信リソースの第1の選択された通信リソースは、前記第1のD2Dグループの1つ又は2つ以上のUE装置により判定された時点におけるD2D送信のために、前記第1のグループの前記1つ又は2つ以上のUE装置により選択され、前記第2のセットのD2D通信リソースの第2の選択された通信リソースは、前記第2のグループの1つ又は2つ以上のUE装置により判定された時点におけるD2D送信のために、前記第2のグループの前記1つ又は2つ以上のUE装置により選択される、請求項14に記載の通信システム。
【請求項21】
どのUE装置も前記選択された通信リソースを使用していないと判定された場合のみ、前記選択された通信リソースは、選択された通信リソースを使用して選択される、請求項20に記載の通信システム。
【請求項22】
前記予備のD2D通信リソースは、予備のカバレッジ内(InC)D2D通信リソースと、予備のカバレッジ外(OoC)D2D通信リソースと、を含み、前記InC D2D通信リソースは、前記第1のセットのD2D通信リソースと、前記第2のセットの通信リソースと、を含み、前記予備のInC D2D通信リソースは、前記基地局のサービスエリア内にあるInC D2D UE装置によるD2D送信のために確保され、前記予備のOoC D2D通信リソースは、前記サービスエリア外にあるOoC D2D UE装置によるD2D送信のために確保される、請求項14に記載の通信システム。
【請求項23】
前記第1のD2Dグループは、前記サービスエリア内に位置するInC D2D UE装置と、前記サービスエリア外に位置するOoC D2D UE装置と、を含み、前記InC D2D UE装置は、前記第1のセットのD2D通信リソース内の選択されたD2D通信リソースを使用して、D2D信号を送信し、前記OoC D2D UE装置は、前記予備のOoC D2D通信リソースから選択された、選択されたD2D通信リソースだけを使用して、D2D信号を送信する、請求項22に記載の通信システム。
【請求項24】
基地局は、
前記サービスエリア内に通信リソース割り当て情報をブロードキャストするように構成された送信部であって、前記通信リソース割り当て情報は、前記第1のセットのD2D通信リソースが前記第1のD2Dグループに割り当てられ、前記第2のセットのD2D通信リソースが前記第2のD2Dグループに割り当てられることを示す、送信部を備える、請求項14に記載の通信システム。
【請求項25】
通信リソース割り当て情報を、個別のシグナリングを介して、前記第1のD2Dグループの各D2D UE装置に対して送信するように構成された送信部であって、前記通信リソース割り当て情報は、前記第1のセットのD2D通信リソースが前記第1のD2Dグループに割り当てられることを示す、送信部を更に備える、請求項14に記載の通信システム。
【請求項26】
前記基地局は、
第1の通信リソース割り当て情報を前記第1のD2Dグループの少なくとも1つのD2D UE装置に送信するように構成され、第2の通信リソース割り当て情報を前記第2のD2Dグループの少なくとも1つのD2D UE装置に送信する、送信部であって、前記第1の通信リソース割り当て情報は、前記第1のセットのD2D通信リソースが前記第1のD2Dグループに割り当てられることを示し、前記第2の通信リソース割り当て情報は、前記第2のセットのD2D通信リソースが前記第2のD2Dグループに割り当てられることを示す、送信部を備える、請求項14に記載の通信システム。
【発明の詳細な説明】
【優先権の主張】
【0001】
本出願は、本出願の譲受人に譲受され、その全体が参照により明示的に本明細書に援用されている、2013年12月20日出願の整理番号TPRO 00234 USの「D2D通信のためのスケジューリング(Scheduling for D2D Communications)」と題される仮特許出願第61/919,284号の優先権を主張するものである。
【技術分野】
【0002】
本発明は、概ね、無線通信に関し、より具体的には、端末間(D2D)通信リソースの管理に関する。
【背景技術】
【0003】
多くの無線通信システムは、基地局(通信局、送受信機局、eNodeB、eNB)を使用して、無線通信ユーザ機器装置(UE装置)が、UE装置が位置する特定の地理的サービスエリアを提供する基地局と通信を行う地理的サービスエリアを提供する。基地局は、ネットワーク内で接続されるので、UE装置と他の装置との間の通信リンクを形成することができる。通信システムは、携帯型UE装置の多様なニーズに応えるため、様々なサイズを有する重複するサービスエリアを提供する基地局を備えてもよい。例えば、マクロセル通信局は、より大きいマクロセルサービスエリアを提供してもよく、小セル基地局により提供される1つ又は2つ以上の小セルサービスエリアをカバーしてもよい。
【0004】
状況によっては、通信リンクは、互いに近接する無線通信UE装置間に形成される。これらの状態では、基地局を介して通信するより、2つの無線UE装置間に直接的な通信リンクがあることが好まれ得る。装置間のそのような直接的な通信は、端末間(D2D)通信又はピアツーピア(P2P)通信と称される場合が多い。D2D通信のために使用される通信リソース(例えば、時間周波数ブロック)は、典型的には、UE装置と基地局との間の通信のための通信システムにより使用される通信リソースのサブセットである。
【0005】
カバレッジ内(InC)のUE装置は、基地局のサービスエリア内にあり、基地局と通信可能であるUE装置である。カバレッジ外(OoC)のUE装置は、任意の基地局のサービスエリア内に存在しないUE装置である。互いにD2D通信に関与しているD2D UE装置は、グループを形成する。従って、D2Dグループは、2つ以上のD2D UE装置を含む。D2Dグループにより生じる5つの典型的なカバレッジシナリオが存在する。第1のカバレッジシナリオでは、D2DグループのUE装置の全てが、単一の基地局のサービスエリア内に位置する。従って、第1のシナリオに関して、D2DグループのD2D UE装置の全てが、単一のサービスエリア内のInC UE装置である。第2のカバレッジシナリオでは、D2DグループのどのUE装置も任意の基地局の任意のサービスエリア内に位置しない。従って、第2のシナリオに関して、D2DグループのD2D UE装置の全てが、OoC UE装置である。第3のカバレッジシナリオでは、D2DグループのUE装置のうち少なくとも1つは、単一の基地局のサービスエリア内に位置し、グループの少なくとも1つのD2D UE装置は、全てのサービスエリア外に存在する。従って、第3のシナリオに関して、D2DグループのD2D UE装置のうち少なくとも1つは、単一のサービスエリア内のInC UE装置であり、少なくとも1つのUE装置は、OoC UE装置である。第3のカバレッジシナリオは、パーシャルカバレッジシナリオと称される場合がある。第4のカバレッジシナリオでは、D2DグループのUE装置のうち少なくとも1つは、第1の基地局の第1のサービスエリア内に位置し、グループの少なくとも1つのD2D UE装置は、第2の基地局の第2のサービスエリア内に位置する。従って、第4のシナリオに関して、D2DグループのD2D UE装置のうち少なくとも2つは、異なるサービスエリア内のInC UE装置である。第5のカバレッジシナリオでは、D2DグループのUE装置のうち少なくとも1つは、第1の基地局の第1のサービスエリア内に位置し、グループの少なくとも1つのD2D UE装置は、第2の基地局の第2のサービスエリア内に位置し、D2Dグループの少なくとも1つのUE装置は、OoC UE装置である。従って、第5のシナリオに関して、D2DグループのD2D UE装置のうち少なくとも2つは、異なるサービスエリア内のInC UE装置であり、グループの少なくとも1つのD2D UE装置は、OoC UE装置である。他のカバレッジシナリオも可能である。グループのUE装置は、移動型であるので、D2Dグループのカバレッジシナリオが変わる状態がある。例えば、D2Dグループの1つだけのUE装置がカバレッジ内にあり、これがカバレッジ外に移動する場合、カバレッジシナリオは、パーシャルカバレッジシナリオからカバレッジ外シナリオへ変化している。
【発明の概要】
【0006】
基地局は、端末間(D2D)通信リソースの第1のセットを第1のD2Dグループに割り当て、第2のセットのD2D通信リソースを第2のD2Dグループに割り当てる。第1のセットのD2D通信リソースは、第2のセットのD2D通信リソースとは異なる。第1のセットのD2D通信リソース及び第2のセットのD2D通信リソースは、D2D UE装置と基地局との間の上りリンク通信用の通信仕様により定義された、定義済みの上りリンク通信リソースのサブセットである、予備のD2D通信リソースのサブセットであり、予備のD2D通信リソースは、基地局への上りリンク伝送には使用されない。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、マクロセル通信リソースが端末間(D2D)通信のために使用される通信システムのブロック図である。
【0008】
図2は、マクロセル通信リソースとD2D通信リソースとのブロック図である。
【0009】
図3は、OoC優先度セット(priority set)を有する予備のOoC D2Dリソースのブロック図である。
【0010】
図4は、セルラシステムにおける端末間(D2D)通信リソースを管理する方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
通信仕様は、基地局(通信局、eNBなど)と無線通信ユーザ機器(UE)装置との間の通信用のマクロセル通信リソースを定義する。マクロセル通信リソースは、定義済みの下りリンク通信リソースと、定義済みの上りリンク通信リソースと、を含み、両リソースは、通信規格により定義される。下りリンク通信用に割り当てられた(スケジューリングされた)定義済みの下りリンク通信リソースから選択された下りリンク通信リソースは、スケジューリング済みの下りリンク通信リソースと称される。上りリンク通信用に割り当てられた(スケジューリングされた)定義済みの上りリンク通信リソースから選択された上りリンク通信リソースは、スケジューリング済みの上りリンク通信リソースと称す。本発明の実施形態に従って、いくつかのマクロセル通信リソースが端末間(D2D)通信のために確保される。これらの予備のリソースは、予備のD2D通信リソースと称される。定義済みの下りリンク通信リソース及び/又は定義済みの上りリンク通信リソースは、D2D通信に使用可能であり、定義済みの上りリンクリソースだけが、本明細書における例では、D2D通信に使用される。予備のD2D通信リソースの一部は、カバレッジ外(OoC)D2D通信用に確保され、別の部分は、カバレッジ内(InC)D2D通信用に確保される。カバレッジ外(OoC)D2D通信用の予備のD2D通信リソース部分は、本明細書では、OoC D2D予備通信リソース、カバレッジ内(InC)D2D通信用の予備の部分は、本明細書では、InC D2D予備通信リソースと称される。例として、OoC D2D通信用に確保されない全ての予備のD2D通信リソースは、InC D2D通信用に確保される。以下で更に詳細に論じるように、様々なセットのInC D2D予備通信リソースが様々なD2Dグループに割り当てられる。リソースの割り当てを示す通信リソース割り当て情報は、状況によっては、基地局のサービスエリア内の全てのD2D UE装置へブロードキャストされる。他の状況では、通信リソース割り当て情報は、D2DグループのD2D UE装置のうち少なくとも1つに送信される。いくつかの例に関して、InC D2D通信リソースは、グループの優先順位に基づいて、D2Dグループに割り当てられる。D2Dグループの優先順位は、ネットワークから取得されたり、かつ/又は1つ又は2つ以上のD2D UE装置により基地局に中継されたりする。状況によっては、D2Dグループは、少なくとも1つのInC D2D UE装置及び少なくとも1つのOoC D2D UE装置を含むパーシャルカバレッジシナリオであってもよい。そのようなシナリオでは、(複数の)OoC D2D UE装置は、予備のOoC D2D通信リソースから選択された選択OoC D2D通信リソースだけを使用してD2D信号を送信する。InC D2D UE装置は、InC D2D通信リソースの割り当てられたセットから選択された選択InC D2D通信リソースを使用して送信する。いくつかの例外的なケースでは、InC D2D UE装置は、OoC通信リソースを使用してもよい。D2D通信リソースを確保する1つの利点は、D2D通信の受信に関心があるUE装置が信号をより効率的に監視できることである。
【0012】
図1は、マクロセル通信リソースが端末間(D2D)通信のために使用される通信システム100のブロック図である。基地局102は、「セル」と称される場合がある地理的サービスエリア110内の無線通信UE装置103〜109に無線通信サービスを提供する。複数の基地局は、典型的には、バックホールを介して相互に接続されて、複数のサービスエリアを提供して、広域をカバーしている。通信システム100を参照して説明されるブロックの多様な機能及び動作は、任意の数の装置、回路、又は要素において実装されてもよい。機能ブロックのうち2つ以上が1つの装置に統合されてもよく、任意の1つの装置において実行されるように記載される機能は、複数の装置に亘って実装されてもよい。例えば、制御部112の機能のうち少なくとも一部は、基地局102により実行されてもよく、その逆でもよい。セルラ通信システムは、典型的には、通信規格又は仕様に従う必要がある。第3世代パートナシッププロジェクト・ロング・ターム・エボリューション(3GPP LTE)通信仕様は、下りリンクに関する直交周波数分割多重方式(OFDM)及び上りリンクに関するシングルキャリア周波数分割多元接続方式(SC−FDMA)を使用して、基地局(eNodeB)がサービスを無線通信装置(ユーザ機器(UE)装置)に提供するシステムのための仕様である。本明細書に記載される技術は、他のタイプの通信システムに適用可能ではあるが、本明細書で検討される例示的なシステムは、3GPP LTE通信仕様に従って動作する。
【0013】
基地局102は、eNodeB又はeNBと称される場合がある固定型の送受信機局であり、状況によっては、制御部を備えてもよい。基地局102は、有線通信、光通信、及び/又は無線通信チャネルの任意の組み合わせを含んでもよいバックホールを介して、セルラネットワーク113内の制御部112に接続されている。本明細書における例として、制御部112は、Mobility Management Entity(MME)及びPacket Gateway(P−GW)の機能性を備える。よって、制御部112は、スケジューラ114を備える。本例では、スケジューラ114は、UE装置103〜109間、並びに基地局102とUE装置103〜109との間の通信用の時間−周波数リソースを割り当てる。地理的サービスエリア110外の無線UE通信装置116〜118は、装置116〜118がサービスエリア110内の場合、基地局102から無線サービスを受信することができる。しかしながら、装置116〜118は、基地局102の範囲外であるので、サービスエリア110外にある場合、装置116〜118に対して通信リソースを動的に割り当てることができず、又はスケジューリングすることができない。
【0014】
無線(UE)通信装置103〜109、116〜118(一括して、UE装置)は、モバイル装置、無線装置、無線通信装置、及びモバイル無線装置、UE、UE装置、並びにそれ以外の名称で称されてもよい。UE装置は、基地局と通信するための、かつ端末間構成における他のUE装置と通信するための、電子部品及びコードを備える。UE装置として、携帯電話、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、無線モデムカード、無線モデム、無線通信用電子部品を有するテレビ、並びにラップトップ及びデスクトップ型のコンピュータなどの装置、並びに他の装置が挙げられる。従って、無線通信電子部品を電子装置と組み合わせることにより、UE装置を形成することができる。例えば、UE装置は、電化製品、コンピュータ、テレビ、又は他の装置に接続された無線モデムを備えてもよい。
【0015】
上で説明したように、いくつかの状態では、2つ以上のUE装置は、基地局を通した通信を介さず、互いに通信してもよい。そのような端末間(D2D)通信は、基地局のサービスエリア内又はサービスエリア外のUE装置間で生じてもよい。本明細書で説明される例として、カバレッジ内(InC)D2D UE装置104〜109は、サービスエリア110内にあり、D2D通信を使用して、同一のD2Dグループ内の他のD2D UE装置と通信する。カバレッジ外(OoC)D2D UE装置116〜118は、サービスエリア110外にあり、D2D通信を使用して、互いに通信する。
【0016】
図1の例として、D2D UE装置は、4つのD2Dグループ121、122、123、124の一部である。第1のD2Dグループは、3つのD2D UE装置104、105、106を含み、他のD2Dグループ122、123、124は、2つのD2D UE装置を含むが、D2Dグループは、2つ以上の任意の数のD2D UE装置を含むことができる。従って、D2Dグループは、D2D通信リソースを使用して、互いに通信する少なくとも2つのD2D UE装置を含む。D2Dグループは、カバレッジ内(InC)のシナリオ、パーシャルカバレッジシナリオ、又はカバレッジ外(OoC)のシナリオ内に存在してもよい。図1の第1のD2Dグループ121及び第2のD2Dグループ122は、InCシナリオ内に存在する。D2Dグループ123の少なくとも1つのD2D UE装置109がサービスエリア110内であり、D2Dグループ123の少なくとも1つのD2D UE装置117がサービスエリア110外であるので、第3のD2Dグループ123は、パーシャルカバレッジシナリオ内に存在する。第4のD2Dグループ124は、OoCシナリオ内に存在する。
【0017】
基地局102は、サービスエリア110内のUE装置103〜109と無線信号を送受信することができる無線送受信部(送信部及び受信部)を備える。基地局からのかつUE装置103〜109からの送信は、送信のシグナリング、プロトコル、及びパラメータを定義する通信仕様により定められる。通信仕様は、通信用の厳格な規則を提供することができ、また、具体的な実施は異なるが通信仕様には従っている一般的な要件を提供することができる。以下の検討は、3GPPロング・ターム・エボリューション(LTE)通信仕様に関するが、状況によっては、他の通信仕様が使用されてもよい。通信仕様は、少なくとも、上りリンク及び下りリンク伝送用のデータチャネル及び制御チャネルを定義し、基地局からUE装置への物理下りリンク制御チャネルに対する少なくとも一部のタイミング及び周波数パラメータを特定する。
【0018】
マクロセル通信リソースの大半部分は、下りリンク信号及び上りリンク信号を送信するために使用される。基地局102は、下りリンク通信用に確保され、通信仕様により定義された、定義済みの下りリンク通信リソースのスケジューリングされた下りリンク通信リソースを使用して、下りリンク信号をUE装置103〜109に送信する。UE装置は、上りリンク通信用に確保され、通信仕様により定義された、定義済みの上りリンク通信リソースのスケジューリングされた上りリンク通信リソースを使用して、上りリンク信号を基地局102に送信する。マクロセル通信リソースは、時間で分割された周波数帯を含み、各周波数帯及び時間の区間は、スケジューラ114により識別され、基地局102からUE装置103〜109に送られる制御信号に記述される。従って、通信仕様又は他のシステムの規則は、下りリンク用の適用可能な通信リソース及び上りリンク用の適用可能な通信リソースを定義する。スケジューラ114は、異なる時間−周波数リソースを異なる装置に割り当てて、干渉を最小化しながら、リソースを効率的に利用する。従って、あるUE装置と送受信される信号のために使用されるスケジューリング済みのマクロセル通信リソースは、他のUE装置と送受信される他の信号のために使用されるスケジューリング済みのマクロセル通信リソースと異なる。従って、本明細書で参照されるように、定義済みのマクロセル通信リソースは、仕様及び/又は通信システムの規則により通信のために確保される通信リソースである。しかしながら、特定の信号に対するマクロセル送信のためのスケジューリング済みのリソースは、予備のマクロセル通信リソースのサブセットであり、典型的には、運用中、動的に変更される。
【0019】
従来のシステムでは、スケジューラは、基地局とUE装置との間の通信のために、時間−周波数リソースを割り当てる。しかしながら、本明細書で検討される例では、スケジューラ114はまた、UE装置104〜109間の通信のために、時間−周波数リソース(D2D通信リソース)を割り当てて、端末間(D2D)通信リンクを確立及び維持する。本明細書の例として、スケジューラ及び/又は基地局102は、予備のInC D2D通信リソースのセットをD2Dグループ121〜124に割り当てる。InC D2D UE装置は、D2Dグループに割り当てられたD2D通信リソースのセットからリソースを選択する。それに対して、OoCUE装置は、スケジューラによる動的なスケジューリング又は割り当てなしで予備のOoC D2D通信リソースからリソースを選択する。
【0020】
図1の例として、予備のInC D2D通信リソースの第1のセットのD2D通信リソースは、第1のD2Dグループ121に割り当てられ、予備のInC D2D通信リソースの第2のセットのD2D通信リソースは、第2のD2Dグループ122に割り当てられる。更に、予備のInC D2D通信リソースのD2D通信リソースの第3のセットは、第3のD2Dグループに割り当てられる。InC D2D UE装置は、D2D通信用のリソースの割り当てられたセットから通信リソースを選択する。例として、D2D UE装置は、他の装置が送信用のリソースを使用しているかを判定するために、通信リソースを観察する(聴取する(listening))ことによりリソースを選択する。D2D UE装置は、リソースが現在使用されていないと判定した場合にのみ、通信リソースの選択し使用する。OoC D2D UE装置116、118は、同様に、予備のOoC D2D通信リソースからリソースを選択してもよい。
【0021】
本明細書の例として、D2Dリソースは、基地局102の基地局制御部126により選択される。基地局制御部126は、基地局の一部であってもよく、又は基地局102に接続されていてもよい。基地局制御部126は、ネットワーク113と通信し、D2Dグループに割り当てるための適切なリソースに関する判定を行い、かつ本明細書で検討される他の機能を実行する。状態によっては、基地局制御部126に実行されると記載された機能は、ネットワーク113又は基地局内の他の機器又はエンティティにより実行されてもよい。更に、基地局102により実行されると記載された機能は、状況によっては、基地局制御部126により実行される。
【0022】
図2は、マクロセル通信リソースとD2D通信リソースとのブロック図である。図2の多様なブロックは、通信リソースのセットを表し、第2のブロック内の第1のブロックは、第2のブロックのサブセットである通信リソースを第1のブロックが含むことを示す。通信リソースは、周波数、時間、及び/又はコーディングで分割することができる。本明細書における例として、通信リソースは、時間−周波数通信リソースである。同形の単一ブロックであっても、ブロック内の全てのリソースが周波数及び時間において連続していることを必ず示すわけではない。従って、ブロックは、時間又は周波数において隣接していなくてもよいリソースの集まりを表す。
【0023】
本明細書における例として、定義済みの上りリンク通信リソース200の一部が、D2D通信のために確保されている。いくつかの定義済みの上りリンク通信リソース200は、D2D発見信号送信のために確保され、D2D発見信号リソース202と称される。定義済みの上りリンク通信リソース200の他の部分は、他のD2D送信のために確保され、予備のD2D通信リソース204と称される。予備のD2D通信リソース204は、予備のInC D2D通信リソース206及び予備のOoC D2D通信リソース208を含む。
【0024】
予備のInC D2D通信リソース206は、サービスエリア110内のD2D通信のために制御部112によってD2Dグループ121、122、123内のInC D2D UE装置へスケジューリングされる(割り当てられる)通信リソースのプールを提供する。リソースがD2Dグループに割り当てられた場合、割り当て済みD2D通信リソースと称される。図2の例として、2つのセットのInC D2D通信リソースが割り当てられている。従って、例として、予備のInC D2D通信リソース206は、割り当て済みD2D通信リソース210の第1のセットと、割り当て済みD2Dリソース212の第2のセットと、を含む。割り当て済みD2D通信リソース210の第1のセットは、1つのD2Dグループ(例えば、第1のD2Dグループ121)に割り当てられ、割り当て済みD2D通信リソース212の第2のセットは、他のD2Dグループ(例えば、第2のD2Dグループ122)に割り当てられる。2つのグループが地理的に十分分離している場合、同一の(又は重複する)通信リソースが2つのD2Dグループに割り当てられてもよい。
【0025】
下りリンク通信リソースがD2D通信用に割り当てられると、これらのリソースは、下りリンク通信には使用されない。例えば、通信リソースが時間−周波数通信リソースの場合、D2D通信リンクに割り当てられた時間区間及び周波数帯は、非D2D無線通信UE装置(104)へサービスを提供する基地局102によって使用されない。上りリンク通信リソースがD2D通信のために割り当てられる場合、リソースは、D2D無線通信UE装置のグループ間の通信が他のグループの任意の他のD2D無線通信UE装置間の通信を干渉しないように、割り当てられる。例えば、直交する又は略直交するリソースが他の近隣のD2D装置グループに対して使用されてもよい。互いに十分離れているD2D装置グループは、通信リソースを再利用でき、干渉を避けることが可能であり得る。例えば、各グループのD2D装置が相対的に互いに近接しているが、D2Dグループが相対的に互いに離れている場合、各D2Dグループ内で使用される送信電力レベルは、十分低くなり、同一のサービスエリア110内の通信リソースの再利用が可能となる。同一のカバレッジエリア110内のリソースの再利用の判定は、D2D通信信号の送信電力を制御する手順に依存する。例えば、UE装置が最大の電力で送信をしている場合、同一のカバレッジエリア内の他のグループがリソースを再利用する能力は、大幅に削減され、又は不能にされる。基地局102が各D2Dグループに対するUE装置の少なくとも全体的な位置に関する情報を有している状態において、基地局は、D2Dグループが干渉を避けるように十分離間しているかどうかを判定する。D2D通信リソースが割り当てられると、続いて基地局は、最大許容送信電力を特定する。又は、基地局は、同一のグループ内のUE装置が、D2Dグループ内の他のD2D UE装置からの受信電力に基づいて、自身の送信電力を規制することを許可してもよい。
【0026】
ほとんどの状態において、D2DグループのInC D2D UEは、D2D通信用のリソースを基地局102から要求することとなる。要求は、D2D通信リンクのニーズを特定する情報を含んでもよい。要求はまた、InC D2D UEが属するD2DグループのグループIDを含んでもよい。グループIDは、D2Dグループのニーズを判定するために有益な追加情報を提供してもよい。例えば、グループIDは、D2D通信リソースの割り当てを少なくとも部分的に指示することができる、以下で記載される、優先順位と関連していてもよい。D2D接続を確立すべきであるという判定に応じて、制御部112は、(InC D2D通信リソース210に割り当てられる)D2D時間−周波数リソースをD2Dグループ121に割り当てる。従って、本明細書における実施形態に従って、予備のInC D2D通信リソース206の一部は、2つ以上の無線通信UE装置間の端末間(D2D)通信用に、適宜、割り当てられる。
【0027】
状態によっては、D2Dグループに対するD2Dリソースの割り当ては、グループのD2D通信の優先順位に基づいている。優先順位は、通信の相対的な重要性又は嗜好性を確立する。例えば、高い優先順位は、公共の安全のためのD2D通信を確立するD2Dグループと関連付けられてもよく、商業活動に関連するD2Dグループ内のD2D通信は、低い優先順位と関連付けられてもよい。特定の実施に応じて任意の数の優先順位を用いることができる。優先度が高いグループに割り当てられた通信リソースは、優先が低いグループより多くのリソースを含んでもよい。
【0028】
従って、例として、InC通信リソース210の第1のセットがD2Dグループ121の優先順位に基づいて第1のD2Dグループ121に割り当てられてもよい。InC通信リソース212の第2のセットがD2Dグループ122の優先順位に基づいて第2のD2Dグループ122に割り当てられてもよい。特定のD2Dグループの優先順位は、典型的には、ネットワーク113により確立される。状態によっては、スケジューラ114は、ネットワーク113からグループの優先順位を取得する。他の状態では、基地局102は、D2Dグループ内のUE装置から優先順位を取得してもよく、優先順位をスケジューラ114に提供して、D2Dリソースの割り当てを容易にすることができる。
【0029】
多数の手法のいずれかを使用して、InC D2D UEに対してスケジューリング済みのリソースを通知してもよい。1つの手法として、制御部112がD2Dリンク通信を確立すべきであると判定し、D2Dに対して割り当てるべきリソースを判定した後、通信リソース割り当て(CRA)情報を、基地局102からD2DグループのInC D2D UE装置106のうち少なくとも1つに対して送信することが挙げられる。InC D2D通信リソース206を割り当てる他の例では、基地局102が、第1のD2Dグループ121により使用される、割り当てられたInC D2D通信リソース210のセットを特定するメッセージをブロードキャストし、第1のD2Dグループ122により使用される、割り当てられたInC D2D通信リソース211の第2のセットを特定するメッセージをブロードキャストする。CRA情報をブロードキャストするための好適な手法の例として、D2D通信用の_System Information Block Type 18及びD2D発見送信用のSystem Information Block Type 19_においてCRA情報を送信することが挙げられる。ブロードキャスト情報は、割り当てられたリソースに関連するグループIDを含んでもよい。又は、CRA情報はまた、専用シグナリング又はより具体的には、proseDiscConfig又はproseCommConfigを含むRRCConnectionReconfigurationメッセージを使用して、InC D2D UEに送られてもよい。専用のシグナリングにより、基地局102は、同一のリソースを、同一のグループに属する全てのInC D2D UEに割り当てるであろうと想定される。D2Dグループ内のUE装置は、搬送波感知多重アクセス(Carrier Sense Multiple Access)(CSMA)手順に従って、伝送前聴取(listen−before−transmit)手順を用いて、各特定のグループにより使用されることとなるスケジューリング済みのInC D2D通信リソース210を特定する。
【0030】
InC D2D UE装置は、D2Dグループに割り当てられたD2D通信リソースの割り当てられたセットからリソースを選択する。従って、例として、D2D UE装置104,105,106は、リソース(選択されたD2D通信リソース214)を、第1のグループ121に割り当てられた割り当て済みD2D通信リソース210の第1のセットから選択し、D2D UE装置107、108は、リソース(選択されたD2D通信リソース216)を、第2のD2Dグループ122に割り当てられた割り当て済みD2D通信リソース211の第2のセットから選択する。選択されたInC D2Dリソース214は、割り当て済みD2D通信リソース210の割り当てられたセット内の複数のブロック内に分散していてもよい。言い換えると、選択された通信リソースは、必ずしも隣接したリソースの連続的なセットではない。更に、D2Dリソース210の割り当てられたセットは、予備のInC D2D通信リソース206内の複数のブロック内に分散していてもよい。
【0031】
OoC D2D UE装置116、118は、基地局102からのスケジューリング又は割り当てなしで、予備のOoC D2D通信108から通信リソースを選択する。OoC D2D UE装置116、118は、リソース(選択されたOoC D2D通信リソース212)を、予備のOoC D2D予備通信リソース208から、他のOoC D2Dグループ間の干渉を最小化する手法を使用して、自律的に選択する。リソースを選択する好適な例として、搬送波感知多重アクセス(CSMA)手法に従って、伝送前聴取手順を用いることが挙げられる。他の方法を使用して、予備のOoC D2D通信リソースのうちどれが特定のOoC D2Dグループに対して使用されることとなるかを判定してもよい。
【0032】
状態によっては、基地局102は、OoC D2Dリソースのうち一部をInC D2D UEに割り当ててもよい。しかしながら、OoC D2D UE装置116、118は、送信用の予備のOoC D2D通信リソースからだけリソースを選択してもよい。基地局102がD2DリソースをInC D2D UEにスケジューリングしていないか、ないしは割り当てていない一部の状況において、InC D2D UEは、OoC D2D UE装置に使用されている、選択されたOoC D2D通信リソースではない予備のOoC D2D通信リソース208を使用する。場合によっては、InC D2D UEは、基地局102に許可された場合、OoC D2D通信リソース208を使用してもよい。
【0033】
選択されたOoC D2Dリソースは、予備のOoC D2D通信リソース208内の複数のブロック内に分散していてもよい。言い換えると、OoC D2D UE装置の第1のグループにより選択された通信リソースの第1のセットは、OoC D2D UE装置の第2のグループにより選択された通信リソースの第2のセットから時間及び周波数において分離していてもよい。更に、任意の特定のD2Dグループにより選択されたリソースはまた、予備のOoC D2D通信リソース内で分離していてもよい。
【0034】
第3のD2Dグループ123は、パーシャルカバレッジシナリオにおけるD2Dグループの一例である。例として、グループのOoC D2D UE117は、D2Dグループ123内のD2D信号を送信するための選択されたOoC D2D通信リソース212のみを使用し、D2Dグループ123のInC D2D UE装置109は、(図2には図示されない)割り当て済みD2D通信リソースのセットから選択された、選択D2D通信リソースを使用して、D2D信号を送信する。状態によっては、InC D2D UE装置109は、送信のためにOoCリソースを使用する。
【0035】
図3は、OoC優先度セット302、304を有する予備のOoC D2Dリソース300のブロック図である。図3の例として、予備のOoC D2D通信リソースは、優先度セット302、304に更に体系化される。従って、予備のOoC D2Dリソース300は、図2の予備のOoC D2Dリソース208の例であり、OoCリソースは、2つの優先度セット302、304に体系化される。状況によっては、優先度セット302及び304は、基地局102により、準静的に割り当てられる。他の状態では、優先度セット303、304は、静的であり、事前に設定されている。追加の優先度セットが状況によって使用されてもよい。本明細書における例として、優先度は、グループIDにより特定される。グループIDは、ProSe機能又はD2Dアプリケーションレイヤなどの高いレイヤにより割り当てられる優先順位と関連する。基地局102は、D2D UE装置がそのような情報を有している場合、そのような情報を、ProSe機能から、直接的に又はUE装置を介して取得する。他の例では、OoC D2D UE装置は、D2D通信優先順位が優先度セットに関連する優先順位以上の場合、リソースを優先度セットから選択してもよい。上記のように、優先順位は、典型的には、ネットワーク113により確立される。OoCUE装置は、ネットワークへのアクセス権がないため、UE装置がカバレッジ内にいた最後に、D2D通信のタイプに対して確立された優先順位がOoC D2D通信のために維持される。上記のように、優先順位は、準静的に確立されるため、結果的に、OoCUE装置において維持される優先順位情報は、恐らく正確である。OoCUE装置が優先順位を確立した可能性がある状態の一例は、一部のUE装置が公共の安全の目的のD2Dリソースを使用し、他のOoCUE装置が、商用使用のためのD2D通信など他の目的のために、D2Dリソースを使用している場合、生じる。公共の安全のために使用されるUE装置は、他のUE装置より高い優先順位を割り当てられる。その結果、公共の安全の目的のためにD2D通信に関与していないUE装置は、OoC D2D通信リソースの第2の優先度セットに制限される。OoC D2D通信リソースの第1の優先度セットは、公共の安全のUE装置に利用可能である。状態によっては、OoC D2D通信リソースの第2の優先度セットはまた、優先度の高いUE装置に利用可能であってもよい。
【0036】
従って、OoC D2D UE装置は、グループID及びD2Dグループに割り当てられた優先順位に基づいて、UE装置のために認証されたD2D通信リソースの優先度セットからリソースを選択する。従って、第1の優先度のD2D UE装置は、D2D通信リソース302の第1の優先度セットからリソース(選択されたD2D通信リソース306)を選択し、第2のレベルの優先度を有するD2D UE装置は、D2D通信リソース304の第2の優先度セットからリソース(選択されたD2D通信リソース308)を選択する。選択されたD2Dリソース306は、D2D通信リソース302の第1の優先度セット内の複数のブロック内に分散していてもよい。
【0037】
図4は、セルラシステムにおける端末間(D2D)通信リソースを管理する方法のフローチャートである。
【0038】
ステップ402では、第1のD2Dグループが特定される。第1のD2Dグループは、少なくとも2つのD2D UE装置を含む。例として、基地局102は、UE装置からD2D通信リソースに対するリクエストを受信する。リクエストは、D2D通信リソースを使用して、互いに通信することとなるUE装置を特定する。基地局及び/又は制御部は、D2D UE装置を第1のD2Dグループに関連付ける。
【0039】
ステップ404では、第2のD2Dグループが特定される。第2のD2Dグループは、少なくとも2つのD2D UE装置を含む。
【0040】
ステップ406では、第1のセットのD2D通信リソースは、第1のD2Dグループに割り当てられ、第2のセットのD2D通信リソースは、第2のD2Dグループに割り当てられる。第1のセットのD2D通信リソースは、第2のセットのD2D通信リソースとは異なる。上記のように、第1のセットのD2D通信リソース及び第2のセットのD2D通信リソースは、予備のD2D通信リソースのサブセットであり、このサブセットは、UE装置と基地局との間の上りリンク通信用の通信仕様により定義される定義済みの上りリンク通信リソースのサブセットである。予備のD2D通信リソースは、基地局への上りリンク伝送のために使用されない。
【0041】
第1のD2DグループからのUE装置は、第1のセットからリソースを選択し、第2のグループからのUE装置は、第2のセットからリソースを選択する。上記のように、リソースを選択する好適な方法として、CSMAなどの伝送後聴取(listen then transmit)手法が挙げられる。従って、第1のグループの1つ又は2つ以上のUE装置は、1つ又は2つ以上のUE装置により判定された時点におけるD2D送信用の第1のセットのためのD2D通信リソースを選択する。UE装置は、どのUE装置も選択された通信リソースを使用していないと判定された場合にのみ、選択された通信リソースを使用して、D2D信号を送信する。場合によっては、UE装置は、同一のグループに属する他のUE装置から一切D2D信号を受信していない場合にのみ、D2D信号を送信する。第2のD2DグループのUE装置は、同様の様式で第2のセットからリソースを選択する。
【0042】
例として、基地局102の制御部126は、各グループのD2D通信の優先順位に基づいて、D2D通信リソースのセットをD2Dグループに割り当てる。例として、優先順位は、3GPPのLTE通信仕様により特定されるProSe機能により判定される。優先度は、典型的には、準静的に割り当てられるため、頻繁に変わらない。D2Dグループの優先順位は、他の手法を使用してもよいが、PC3インターフェース(IPプロトコル)を使用して、典型的には、UE装置に伝達される。基地局の制御部126は、ProSe機能又はUE装置のいずれか一方から情報を取得することにより、D2Dグループから優先順位を判定する。従って、ネットワーク113から直接受信又はUE装置により中継された情報に基づいて、基地局102の制御部126は、第1のD2DグループのUE装置間のD2D通信のための第1の優先順位を判定し、第2のD2DグループのUE装置間のD2D通信のための第2の優先順位を判定する。その後、基地局102は、第1の優先順位及び第2の優先順位に基づいて、D2D通信リソースを割り当てる。通信リソースは、情報をブロードキャストすることにより、又は専用のシグナリングにより、UE装置に伝達される。D2D UE装置がグループID情報を有している状態において、基地局102は、グループIDに割り当てられたD2D通信リソースを特定する情報だけをブロードキャストしてもよい。その後、UE D2D装置は、どのD2D通信リソースが通信をしている最中のグループに割り当てるかを判定することができる。
【0043】
上記のように、予備のD2D通信リソースは、予備のカバレッジ内(InC)D2D通信リソース及び予備のカバレッジ外(OoC)D2D通信リソースを含む。InC D2D通信リソースは、第1のセットのD2D通信リソース及び通信リソースの第2のセットを含む。予備のInC D2D通信リソースは、基地局のサービスエリア内のInC D2D UE装置によるD2D送信のために確保され、予備のOoC D2D通信リソースは、サービスエリア外のOoC D2D UE装置によるD2D送信のために確保される。
【0044】
上記のように、パーシャルカバレッジシナリオは、D2Dグループが、サービスエリア内に位置する1つ又は2つ以上のInC D2D UE装置と、サービスエリア外に位置する1つ又は2つ以上のOoC D2D UE装置と、を含む場合に生じ得る。このような状態では、InC D2D UE装置は、D2D通信リソースの割り当てられたセット内の選択されたD2D通信リソースを使用して、D2D信号を送信し、OoC D2D UE装置は、予備のOoC D2D通信リソースから選択された選択されたD2D通信リソースだけを使用して、D2D信号を送信する。
【0045】
本発明の他の実施形態及び変更例が、これらの教示を参酌して、当業者に容易に創作されることとなるのは明らかである。上述の記載は、例示的であり、限定的なものではない。本発明は、上記の明細書及び添付の図面に基づく実施形態及び変更例の全てを含む、以下の請求の範囲によってのみ限定されることとなる。従って、本発明の範囲は、上記の説明を参照して判定されるのではなく、均等物の全範囲と共に、添付される請求の範囲を参照して判定されるべきである。
図1
図2
図3
図4
【手続補正書】
【提出日】2016年8月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のD2Dユーザ機器(UE)装置を含む第1の端末間(D2D)グループを特定する工程と、
他の複数のD2D UE装置を含む第2のD2Dグループを特定する工程と、
第1のセットのD2D通信リソースを前記第1のD2Dグループに割り当て、第2のセットのD2D通信リソースを前記第2のD2Dグループに割り当てる工程であって、前記第1のセットのD2D通信リソースは、前記第2のセットのD2D通信リソースとは異なり、前記第1のセットのD2D通信リソース及び前記第2のセットのD2D通信リソースは、予備のD2D通信リソースのサブセットであり、前記予備のD2D通信リソースは、前記D2D UE装置と基地局との間の上りリンク通信用の通信仕様により定義された、定義済みの上りリンク通信リソースのサブセットであり、前記予備のD2D通信リソースは、前記基地局への上りリンク送信に使用されない、工程と、を含む、方法。
【請求項2】
前記第1のD2DグループのD2D UE装置間のD2D通信に関する第1の優先順位を判定する工程と、
前記第2のD2DグループのD2D UE装置間のD2D通信に関する第2の優先順位を判定する工程と、
前記第1の優先順位及び前記第2の優先順位に基づいて、前記第1のセットのD2D通信リソースを前記第1のD2Dグループに、前記第2のセットのD2D通信リソースを前記第2のD2Dグループに割り当てる工程と、を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の優先順位を前記第1のD2Dグループの前記優先順位として特定し、前記第2の優先順位を前記第2のD2Dグループの前記優先順位として特定する、優先度情報をネットワークから受信する工程を更に含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記優先度情報は、前記第1の優先順位を前記第1のD2Dグループの第1のグループIDに関連付け、前記第2の優先順位を前記第2のD2Dグループの第2のグループIDに関連付ける、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
中継UE装置から、前記第1のD2Dグループの前記優先順位として前記第1の優先順位を特定する優先度情報を受信する工程を更に含む、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記優先度情報は、前記第1の優先順位を前記第1のD2DグループのグループIDに関連付ける、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のセットのD2D通信リソースの第1の選択された通信リソースは、前記第1のD2Dグループの1つ又は2つ以上のD2D UE装置により判定された時点におけるD2D送信のために、前記第1のグループの前記1つ又は2つ以上のD2D UE装置により選択され、前記第2のセットのD2D通信リソースの第2の選択された通信リソースは、前記第2のグループの1つ又は2つ以上のD2D UE装置により判定された時点におけるD2D送信のために、前記第2のグループの前記1つ又は2つ以上のD2D UE装置により選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記選択された通信リソースは、どのD2D UE装置も前記選択された通信リソースを使用していないと判定された場合のみ、選択された通信リソースを使用して選択される、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記予備のD2D通信リソースは、予備のカバレッジ内(InC)D2D通信リソースと、予備のカバレッジ外(OoC)D2D通信リソースと、を含み、前記InC D2D通信リソースは、前記第1のセットのD2D通信リソースと、前記第2のセットのD2D通信リソースと、を含み、前記予備のInC D2D通信リソースは、前記基地局のサービスエリア内にあるInC D2D UE装置によるD2D送信のために確保され、前記予備のOoC D2D通信リソースは、前記サービスエリア外にあるOoC D2D UE装置によるD2D送信のために確保される、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記第1のD2Dグループは、前記サービスエリア内に位置するInC D2D UE装置と、前記サービスエリア外に位置するOoC D2D UE装置と、を含み、前記InC D2D UE装置は、前記第1のセットのD2D通信リソース内の選択されたD2D通信リソースを使用して、D2D信号を送信し、前記OoC D2D UE装置は、前記予備のOoC D2D通信リソースから選択された、選択されたD2D通信リソースだけを使用して、D2D信号を送信する、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記サービスエリア内に通信リソース割り当て情報をブロードキャストする工程であって、前記通信リソース割り当て情報は、前記第1のセットのD2D通信リソースが前記第1のD2Dグループに割り当てられ、前記第2のセットのD2D通信リソースが前記第2のD2Dグループに割り当てられることを示す、工程を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
通信リソース割り当て情報を、個別シグナリングを介して、前記第1のD2Dグループの各D2D UE装置に対して送信する工程であって、前記通信リソース割り当て情報は、前記第1のセットのD2D通信リソースが前記第1のD2Dグループに割り当てられることを示す、工程を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
第1の通信リソース割り当て情報を前記第1のD2Dグループの少なくとも1つのD2D UE装置に送信し、第2の通信リソース割り当て情報を前記第2のD2Dグループの少なくとも1つのD2D UE装置に送信する工程であって、前記第1の通信リソース割り当て情報は、前記第1のセットのD2D通信リソースが前記第1のD2Dグループに割り当てられることを示し、前記第2の通信リソース割り当て情報は、前記第2のセットのD2D通信リソースが前記第2のD2Dグループに割り当てられることを示す、工程を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
サービスエリア内に無線サービスを提供する基地局と、
複数のD2Dユーザ機器(UE)装置を含む第1の端末間(D2D)グループと、
他の複数のD2D UE装置を含む第2のD2Dグループと、を備え、
前記基地局は、第1のセットのD2D通信リソースを前記第1のD2Dグループに割り当て、第2のセットのD2D通信リソースを前記第2のD2Dグループに割り当てるように構成され、前記第1のセットのD2D通信リソースは、前記第2のセットのD2D通信リソースとは異なり、前記第1のセットのD2D通信リソース及び前記第2のセットのD2D通信リソースは、予備のD2D通信リソースのサブセットであり、前記予備のD2D通信リソースは、前記D2D UE装置と基地局との間の上りリンク通信用の通信仕様により定義された、定義済みの上りリンク通信リソースのサブセットであり、前記予備のD2D通信リソースは、前記基地局への上りリンク伝送には使用されない、セルラ通信システム。
【請求項15】
前記基地局は、
前記第1のD2DグループのD2D UE装置間のD2D通信に関する第1の優先順位を判定し、
前記第2のD2DグループのD2D UE装置間のD2D通信に関する第2の優先順位を判定し、
前記第1の優先順位及び前記第2の優先順位に基づいて、前記第1のセットのD2D通信リソースを前記第1のD2Dグループに、前記第2のセットのD2D通信リソースを前記第2のD2Dグループに、割り当てるように更に構成されている、請求項14に記載の通信システム。
【請求項16】
前記基地局は、前記第1の優先順位を、前記第1のD2Dグループの前記優先順位として特定し、前記第2の優先順位を、前記第2のD2Dグループの前記優先順位として特定する、優先度情報をネットワークから受信するように更に構成されている、請求項15に記載の通信システム。
【請求項17】
前記優先度情報は、前記第1の優先順位を前記第1のD2Dグループの第1のグループIDに関連付け、前記第2の優先順位を前記第2のD2Dグループの第2のグループIDに関連付ける、請求項16に記載の通信システム。
【請求項18】
前記基地局は、中継UE装置から、前記第1の優先順位を、前記第1のD2Dグループの前記優先順位として特定する優先度情報を受信するように更に構成されている、請求項15に記載の通信システム。
【請求項19】
前記優先度情報は、前記第1の優先順位を前記第1のD2DグループのグループIDに関連付ける、請求項18に記載の通信システム。
【請求項20】
前記第1のセットのD2D通信リソースの第1の選択された通信リソースは、前記第1のD2Dグループの1つ又は2つ以上のD2D UE装置により判定された時点におけるD2D送信のために、前記第1のグループの前記1つ又は2つ以上のD2D UE装置により選択され、前記第2のセットのD2D通信リソースの第2の選択された通信リソースは、前記第2のグループの1つ又は2つ以上のD2D UE装置により判定された時点におけるD2D送信のために、前記第2のグループの前記1つ又は2つ以上のD2D UE装置により選択される、請求項14に記載の通信システム。
【請求項21】
どのUE装置も前記選択された通信リソースを使用していないと判定された場合のみ、前記選択された通信リソースは、選択された通信リソースを使用して選択される、請求項20に記載の通信システム。
【請求項22】
前記予備のD2D通信リソースは、予備のカバレッジ内(InC)D2D通信リソースと、予備のカバレッジ外(OoC)D2D通信リソースと、を含み、前記InC D2D通信リソースは、前記第1のセットのD2D通信リソースと、前記第2のセットのD2D通信リソースと、を含み、前記予備のInC D2D通信リソースは、前記基地局のサービスエリア内にあるInC D2D UE装置によるD2D送信のために確保され、前記予備のOoC D2D通信リソースは、前記サービスエリア外にあるOoC D2D UE装置によるD2D送信のために確保される、請求項14に記載の通信システム。
【請求項23】
前記第1のD2Dグループは、前記サービスエリア内に位置するInC D2D UE装置と、前記サービスエリア外に位置するOoC D2D UE装置と、を含み、前記InC D2D UE装置は、前記第1のセットのD2D通信リソース内の選択されたD2D通信リソースを使用して、D2D信号を送信し、前記OoC D2D UE装置は、前記予備のOoC D2D通信リソースから選択された、選択されたD2D通信リソースだけを使用して、D2D信号を送信する、請求項22に記載の通信システム。
【請求項24】
基地局は、
前記サービスエリア内に通信リソース割り当て情報をブロードキャストするように構成された送信部であって、前記通信リソース割り当て情報は、前記第1のセットのD2D通信リソースが前記第1のD2Dグループに割り当てられ、前記第2のセットのD2D通信リソースが前記第2のD2Dグループに割り当てられることを示す、送信部を備える、請求項14に記載の通信システム。
【請求項25】
通信リソース割り当て情報を、個別のシグナリングを介して、前記第1のD2Dグループの各D2D UE装置に対して送信するように構成された送信部であって、前記通信リソース割り当て情報は、前記第1のセットのD2D通信リソースが前記第1のD2Dグループに割り当てられることを示す、送信部を更に備える、請求項14に記載の通信システム。
【請求項26】
前記基地局は、
第1の通信リソース割り当て情報を前記第1のD2Dグループの少なくとも1つのD2D UE装置に送信するように構成され、第2の通信リソース割り当て情報を前記第2のD2Dグループの少なくとも1つのD2D UE装置に送信する、送信部であって、前記第1の通信リソース割り当て情報は、前記第1のセットのD2D通信リソースが前記第1のD2Dグループに割り当てられることを示し、前記第2の通信リソース割り当て情報は、前記第2のセットのD2D通信リソースが前記第2のD2Dグループに割り当てられることを示す、送信部を備える、請求項14に記載の通信システム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0031】
OoC D2D UE装置116、118は、基地局102からのスケジューリング又は割り当てなしで、予備のOoC D2D通信リソース208から通信リソースを選択する。OoC D2D UE装置116、118は、リソース(選択されたOoC D2D通信リソース212)を、予備のOoC D2D予備通信リソース208から、他のOoC D2Dグループ間の干渉を最小化する手法を使用して、自律的に選択する。リソースを選択する好適な例として、搬送波感知多重アクセス(CSMA)手法に従って、伝送前聴取手順を用いることが挙げられる。他の方法を使用して、予備のOoC D2D通信リソースのうちどれが特定のOoC D2Dグループに対して使用されることとなるかを判定してもよい。
【国際調査報告】