特表2017-501759(P2017-501759A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2017-501759(P2017-501759A)
(43)【公表日】2017年1月19日
(54)【発明の名称】車輪付き荷物ケース
(51)【国際特許分類】
   A45C 5/14 20060101AFI20161222BHJP
   B60B 37/10 20060101ALI20161222BHJP
【FI】
   A45C5/14 C
   B60B37/10 Z
【審査請求】有
【予備審査請求】有
【全頁数】30
(21)【出願番号】特願2016-527254(P2016-527254)
(86)(22)【出願日】2013年10月28日
(85)【翻訳文提出日】2016年6月24日
(86)【国際出願番号】IL2013050878
(87)【国際公開番号】WO2015063752
(87)【国際公開日】20150507
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
(71)【出願人】
【識別番号】515359547
【氏名又は名称】トラベル ライト リミテッド
【氏名又は名称原語表記】TRAVEL LIGHT LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100140109
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 新次郎
(74)【代理人】
【識別番号】100075270
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 泰
(74)【代理人】
【識別番号】100101373
【弁理士】
【氏名又は名称】竹内 茂雄
(74)【代理人】
【識別番号】100118902
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 修
(74)【代理人】
【識別番号】100147511
【弁理士】
【氏名又は名称】北来 亘
(74)【代理人】
【識別番号】100172041
【弁理士】
【氏名又は名称】小畑 統照
(72)【発明者】
【氏名】シャルギ,ネッタ
【テーマコード(参考)】
3B045
【Fターム(参考)】
3B045AA02
3B045CA00
3B045CE03
3B045CE08
3B045FB02
3B045GD04
(57)【要約】
車輪付き荷物ケースは、(a)収納室と、(b)収納室の少なくとも1つの側部に開口を規定し、収納室内への迅速なアクセスを提供する蓋と、地面に沿ってケースを牽引するために室に作動的に連結された、少なくとも2つのラビリンス構造の軸なし車輪とを備える。ラビリンス構造の軸なし車輪は、内側リムと、地面境界面を備える外側リムと、内側リムと外側リムとの間の回転体スペーサー内部に、スペーサーにより円周方向に均一な様式で回転可能に配置された回転体と、外側カバーとを備える。車輪内のラビリンス構造タイプの集塵経路が、リム、および、内側リムに機械的に連結された外側プレートにより規定される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ラビリンス構造の軸なし車輪であって、
a.内側リムと、
b.地面境界面を備える外側リムと、
c.前記内側リムと前記外側リムとの間の回転体スペーサー内部に、スペーサーにより円周方向に均一な様式で回転可能に配置された回転体と、
d.外側カバーと
を備え、
ラビリンス構造タイプの集塵経路が、前記リム、および、前記内側リムに機械的に連結された前記外側プレートにより規定される、ラビリンス構造の軸なし車輪。
【請求項2】
前記リムの少なくとも一方が、前記リムにわたって円周方向に分散された集塵室を備える、請求項1に記載の車輪。
【請求項3】
前記回転体が、2つの側方平坦環状部材を有する回転体スペーサー内部に配置され、前記部材が、前記部材にわたって円周方向に分散された集塵室を備える、請求項1に記載の車輪。
【請求項4】
前記環状部材が、前記回転体を担持する前記部材にわたって円周方向に分散されたピン軸により相互に連結される、請求項1に記載の車輪。
【請求項5】
少なくとも1つの回転体が、少なくとも部分的な円周方向の塵収集溝を備える、請求項1に記載の車輪。
【請求項6】
前記外側カバーが、前記カバーにわたって円周方向に分散された少なくとも1つの集塵室を備える、請求項1に記載の車輪。
【請求項7】
車輪付き荷物ケースであって、
a.収納室と、
b.前記収納室の少なくとも1つの側部に開口を規定し、前記収納室内への迅速なアクセスを提供する蓋と、
c.地面に沿って前記ケースを牽引するために前記室に作動的に連結された、請求項1に記載の少なくとも2つのラビリンス構造の軸なし車輪と
を備える車輪付き荷物ケース。
【請求項8】
前記車輪に運動学的に連結された発電機であって、前記発電機に接続可能な負荷に電力供給するように構成された発電機を備える、請求項7に記載のケース。
【請求項9】
充電可能な内部電池を備える、請求項8に記載のケース。
【請求項10】
内部に前記電池を収容するように構成された内部区画を備える、請求項7に記載のケース。
【請求項11】
前記ケースを立位状態で支持する、また、立位状態で動かすように構成された少なくとも1つの玉軸受けを備える、請求項7に記載のケース。
【請求項12】
電池充電、内部温度、および冷却機動作からなる群から選択される少なくとも1つのパラメータを制御するように構成された埋込型制御ユニットを備える、請求項7に記載のケース。
【請求項13】
前記制御装置により制御されたパラメータを表示するように構成された表示装置を備える、請求項12に記載のケース。
【請求項14】
反対方向に開くことができる2つの垂れ蓋を有する、請求項7に記載のケース。
【請求項15】
使用者の経路を照らし、前記ケースの安全性を強化するように構成された少なくとも1つの外側照明を備える、請求項7に記載のケース。
【請求項16】
前記ケースの内部空間を照らすように構成された少なくとも1つの内側照明を備える、請求項7に記載のケース。
【請求項17】
前記室が透光性材料から作製され、前記ケースが、前記ケースの色を変化させるように構成された内側または外側照明手段をさらに備える、請求項7に記載のケース。
【請求項18】
伸縮自在に突出可能な把手を備える、請求項7に記載のケース。
【請求項19】
前記伸縮自在に突出可能な把手が、放射状に構成される、請求項18に記載のケース。
【請求項20】
前記制御ユニットが、GPSチップを備える、請求項12に記載のケース。
【請求項21】
前記制御ユニットが、RFIDチップを備える、請求項12に記載のケース。
【請求項22】
前記制御ユニットが、USBインターフェースを備える、請求項12に記載のケース。
【請求項23】
前記制御ユニットにより制御される冷却手段を備える、請求項7に記載のケース。
【請求項24】
前記ケースの容積を増すように構成された拡張手段を備える、請求項7に記載のケース。
【請求項25】
前記拡張手段が、前記枠に埋め込まれた伸縮自在部材、ばね付勢部材、面ファスナー、および、それらの任意の組み合わせからなる群から選択される、請求項24に記載のケース。
【請求項26】
特定の種類の物品を収容するように構成された少なくとも1つの内部区画を備える、請求項7に記載のケース。
【請求項27】
前記区画は、前記特定の種類の物品を見分ける印がつけられる、請求項26に記載のケース。
【請求項28】
使用者の物品を前記区画内部に保持するように構成された少なくとも1つの調整可能な連結手段を備える、請求項7に記載のケース。
【請求項29】
自転車により牽引するためのアダプターを備える、請求項7に記載のケース。
【請求項30】
前記アダプターが、前記自転車のフレームを抱持する締め具と、前記伸縮自在に突出可能な把手を抱持する締め具と、それらの間の剛性連結具とを備える、請求項29に記載のケース。
【請求項31】
前記2つのラビリンス構造の軸なし車輪が、前記ケースの側壁と面一に装着される、請求項7に記載のケース。
【請求項32】
前記ラビリンス構造の軸なし車輪のそれぞれが、折り畳み状態と、展開状態とを有する展開機構を備える、請求項31に記載のケース。
【請求項33】
前記展開機構が、前記ラビリンス構造の軸なし車輪を取り付けるように構成された環状部材と、前記部材と前記ケースの前記側壁とを蝶番式に相互に連結するレバーアームとを備える、請求項32に記載のケース。
【請求項34】
前記レバーアームが、前記ケースの前記側壁に平行な第1の定常状態と、前記アームが前記第1の状態に対して鈍角回転された第2の定常状態とを有する、請求項33に記載のケース。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車輪付き荷物入れに関し、より詳細には、軸なし(axle−free)のラビリンス構造(labyrinth)の車輪を備えるケースに関する。
【背景技術】
【0002】
スーツケースは、区別可能な形態の荷物入れに対する一般的な用語である。その大半に共通する形状は、角に耐衝撃性を備える、扁平の長方形のかばんであり、金属、硬質プラスチック、半硬質プラスチックのいずれかから作製されるか、または、布、http://en.wikipedia.org/wiki/Vinylにあるような重合体、革複合材料(composite materials leather)、あるいは、それらの任意の組み合わせから作製される。それは、持ち運び用把手を有し、衣服、および他の所有物を旅行中に輸送するために主に使用される。それは、その中身にアクセスするための開口側部と、別の区分とを有する。
【0003】
昨今の多くのスーツケースは、固定型、または、伸長可能な把手により、あるいは、格納可能な、または、収納可能な引き紐(leash)により、スーツケースが表面上に沿って転がされて進むことを可能にする内蔵された小さな車輪を有する。
【0004】
米国特許第8118146号に開示された技術的解決方法が周知されており、それによれば、車輪付き荷物ケースは、(停止状態で立位時の)車輪付き荷物ケース自体の重心の高さよりも十分に大きい直径を特徴とする、自由に回転する一対の大きな車輪を有する。車輪付き荷物ケースの重量は、牽引時に大部分が大きな車輪の対に伝達され、使用者にかかる荷重負担を低減し、例えば、空港のターミナル間など、長距離にわたって車輪付き荷物ケースを引くことを容易にする。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
動作中に、回転する車輪の物品は塵で覆われ、車輪の回転が妨害される。したがって、塵の多い、凍結した、濡れた、湿気のある、凹凸した表面、積雪、および、滑りやすい状態において、安全な動作を確保する車輪付き荷物ケースを提供するという、長く望まれながらも達成されていなかった要請がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
したがって、本発明の1つの目的は、ラビリンス構造の軸なし車輪を開示することである。該車輪は、(a)内側リムと、(b)地面境界面(ground interface)を備える外側リムと、(c)該内側リムと該外側リムとの間の回転体スペーサー内部に、スペーサーにより円周方向に均一な様式で回転可能に配置された回転体と、(d)外側カバーとを備える。
【0007】
本発明の中心的目的は、該リム、および、該内側リムに機械的に連結された該外側プレートにより規定されたラビリンス構造の集塵経路(dust passage)を提供することである。
【0008】
本発明の別の目的は、リムの少なくとも一方が、リムにわたって円周方向に分散された集塵室(dust chambers)を備えることを開示することである。
【0009】
本発明のさらなる目的は、2つの側方平坦環状部材を有する回転体スペーサー内部に配置された回転体を開示することである。この部材は、部材にわたって円周方向に分散された集塵室を備える。
【0010】
本発明のさらなる目的は、回転体を担持するこの部材にわたって円周方向に分散されたピン軸(pintles)により相互に連結された環状部材を開示することである。
【0011】
本発明のさらなる目的は、少なくとも1つの塵収集溝を備える少なくとも1つの回転体を開示することである。
【0012】
本発明のさらなる目的は、外側カバーが、カバーにわたって円周方向に分散された少なくとも1つの集塵室を備えることを開示することである。
【0013】
本発明のさらなる目的は、(a)収納室(storage chamber)と、(b)収納室の少なくとも1つの側部に開口を規定し、収納室内への迅速なアクセスを提供する蓋と、地面に沿ってケースを牽引するために室に作動的に連結された、少なくとも2つのラビリンス構造の軸なし車輪とを備える、車輪付き荷物ケースを開示することである。
【0014】
本発明のさらなる目的は、車輪に運動学的に連結された発電機であって、発電機に接続可能な負荷に電力供給するように構成された発電機を備える、ケースを開示することである。
【0015】
本発明のさらなる目的は、充電可能な内部電池を備えるケースを開示することである。
【0016】
本発明のさらなる目的は、内部に電池を収容するように構成された内部区画を備えるケースを開示することである。
【0017】
本発明のさらなる目的は、ケースを立位状態で支持する、また、立位状態で動かすように構成された少なくとも1つの玉軸受けを備えるケースを開示することである。
【0018】
本発明のさらなる目的は、電池充電、内部温度、および冷却機動作からなる群から選択される少なくとも1つのパラメータを制御するように構成された埋込型制御ユニットを備えるケースを開示することである。
【0019】
本発明のさらなる目的は、制御装置により制御されたパラメータを表示するように構成された表示装置を備えるケースを開示することである。
【0020】
本発明のさらなる目的は、反対方向に開くことができる2つの垂れ蓋を有するケースを開示することである。
【0021】
本発明のさらなる目的は、使用者の経路を照らし、ケースの安全性を強化するように構成された少なくとも1つの外側照明(external lights)を備えるケースを開示することである。
【0022】
本発明のさらなる目的は、ケースの内部空間を照らすように構成された少なくとも1つの内側照明(internal light)を備えるケースを開示することである。
【0023】
本発明のさらなる目的は、透光性材料から作製された室を開示することであり、該ケースは、ケースの色を変化させるように構成された内側または外側照明手段をさらに備える。
【0024】
本発明のさらなる目的は、伸縮自在に突出可能な把手を備えるケースを開示することである。
【0025】
本発明のさらなる目的は、放射状に構成された伸縮自在に突出可能な把手を開示することである。
【0026】
本発明のさらなる目的は、GPSチップを備える制御ユニットを開示することである。
【0027】
本発明のさらなる目的は、RFIDチップを備える制御ユニットを開示することである。
【0028】
本発明のさらなる目的は、USBインターフェース/コネクタを備える制御ユニットを開示することである。
【0029】
本発明のさらなる目的は、制御ユニットにより制御される冷却手段を備えるケースを開示することである。
【0030】
本発明のさらなる目的は、ケースの容積を増すように構成された拡張手段を備えるケースを開示することである。
【0031】
本発明のさらなる目的は、枠に埋め込まれた伸縮自在部材、ばね付勢部材、面ファスナー(zipper)、および、それらの任意の組み合わせからなる群から選択される拡張手段を開示することである。
【0032】
本発明のさらなる目的は、特定の種類の物品を収容するように構成された少なくとも1つの内部区画を備えるケースを開示することである。
【0033】
本発明のさらなる目的は、特定の種類の物品を見分ける印がつけられた区画を開示することである。
【0034】
本発明のさらなる目的は、使用者の物品を区画内部に保持するように構成された少なくとも1つの調整可能なストラップを備えるケースを開示することである。
【0035】
本発明のさらなる目的は、自転車により牽引するためのアダプターを備えるケースを開示することである。
【0036】
本発明のさらなる目的は、アダプターが、該自転車のフレームを抱持する締め具と、該伸縮自在に突出可能な把手を抱持する締め具と、それらの間の剛性連結具とを備えることを開示することである。
【0037】
本発明のさらなる目的は、該ケースの側壁と面一に装着された2つのラビリンス構造の軸なし車輪を開示することである。
【0038】
本発明のさらなる目的は、折り畳み状態(collapsed position)と、展開状態(deployed position)とを有する展開機構(deploying mechanism)を備える、それぞれの該ラビリンス構造の軸なし車輪を開示することである。
【0039】
本発明のさらなる目的は、該ラビリンス構造の軸なし車輪を取り付けるように構成された部材と、該環状部材と該ケースの該側壁とを蝶番式に相互に連結するレバーアームとを備える展開機構を開示することである。
【0040】
本発明のさらなる目的は、該ケースの該側壁に平行な第1の定常状態と、該アームが該第1の状態に対して鈍角回転された(rotated by an obtuse angle)第2の定常状態とを有するレバーアームを開示することである。
【0041】
本発明を理解するために、また、実際にどのように実装され得るか把握するために、ここで、添付の図面を参照し、非限定的に、例示のみを目的とし、複数の実施形態が採用され説明される。
【図面の簡単な説明】
【0042】
図1】軸なし車輪を有するケースの全体図である。
図2】軸なし車輪の等角分解図である。
図3】軸なし車輪の部分断面図である。
図4】外側リムの全体図である。
図5】外側リムの部分拡大図である。
図6】内側リムの全体図である。
図7】内側リムの部分拡大図である。
図8】回転体の等角図である。
図9】環状部材の全体図である。
図10】環状部材の部分拡大図である。
図11】外側プレートの全体図である。
図12】外側プレートの部分拡大図である。
図13】側部が拡張可能な車輪付きケースの等角分解図である。
図14図14aは、側部が伸長拡張可能な車輪付きケースの拡張されていない状態の図である。図14bは、側部が伸長拡張可能な車輪付きケースの半拡張状態の図である。図14cは、側部が伸長拡張可能な車輪付きケースの完全に拡張された状態の図である。図14dは、側部が伸長拡張可能な車輪付きケースの拡張されていない状態の図である。図14eは、側部が伸長拡張可能な車輪付きケースの半拡張状態の図である。図14fは、側部が伸長拡張可能な車輪付きケースの完全に拡張された状態の図である。
図15図15aは、受け入れプレートを備える、軸なし車輪を有するケースの等角分解図である。図15bは、受け入れプレートを備える、軸なし車輪を有するケースの等角分解図である。図15cは、受け入れプレートを備える、軸なし車輪を有するケースの等角分解図である。図15dは、受け入れプレートを備える、軸なし車輪を有するケースの等角分解図である。
図16図16aは、紐で駆動される車輪付きケースの概略図である。図16bは、紐で駆動される車輪付きケースの概略図である。図16cは、紐で駆動される車輪付きケースの概略図である。図16dは、紐で駆動される車輪付きケースの概略図である。
図17】発電機を備える車輪付きケースの等角内面図である。
図18】USBポートを備える車輪付きケースの全体図である。
図19】USBポートを備える車輪付きケースの部分拡大図である。
図20】固定された支持部材を備える車輪付きケースの底面図である。
図21】玉軸受け部材を備える車輪付きケースの底面図である。
図22】側部を下にして置かれた(placed side along)車輪付きケースの側面図である。
図23図23aは、閉状態の車輪付きケースの等角図である。図23bは、開状態の車輪付きケースの等角図である。図23cは、半開状態の車輪付きケースの等角図である。
図24図24aは、区画分けされた車輪付きケースの等角内面図である。図24bは、区画分けされた車輪付きケースの等角内面図である。
図25図25aは、X線セキュリティー手続きを図示する図である。図25bは、X線セキュリティー手続きを図示する図である。
図26図26aは、車の荷台からの車輪付き荷物ケースの取出しを図示する図である。図26bは、車の荷台からの車輪付き荷物ケースの取出しを図示する図である。図26cは、車の荷台からの車輪付き荷物ケースの取出しを図示する図である。図26dは、車の荷台からの車輪付き荷物ケースの取出しを図示する図である。
図27】自転車により牽引される本発明の実施形態を図示する図である。
図28図28aは、自転車により牽引される本発明の実施形態を図示する図である。図28bは、自転車により牽引される本発明の実施形態を図示する図である。
図29図29aは、閉状態にある、本のように開くことができるケースの等角図である。図29bは、開状態にある、本のように開くことができるケースの等角図である。
図30図30aは、折り畳まれた軸なし車輪を有する、本のように開くことができるケースの等角図である。図30bは、展開された軸なし車輪を有する、本のように開くことができるケースの等角図である。
図31】本のように開くことができるケースの等角分解図である。
図32】軸なし車輪の展開を図示する、本のように開くことができるケースの等角図である。
【発明を実施するための形態】
【0043】
以下の説明は、当業者が本発明を利用できるようにするために提供され、本発明者により考えられた、本発明を実施する最良の形態を説明するものである。しかしながら、本発明の包括的な諸原理は、ラビリンス構造の軸なし車輪、および、該ラビリンス構造の軸なし車輪を備える荷物ケースを提供することであると明確に定義されているため、様々な修正が行われることが当業者には依然として明らかなままになされる。
【0044】
「ラビリンス構造の軸なし車輪」という用語は、以下、平坦面に機械的に取付け可能な車輪を意味し、車輪面は取付け面と平行である。
【0045】
「地面境界面」という用語は、以下、外側リムにわたって円周方向に分散された部材を意味し、これは、地面と接触することができる。
【0046】
ここで、スロット770内部にケース壁と面一に装着された一対のラビリンス構造の軸なし車輪100を備える車輪付きケース510の全体図を提示する、図1を参照する。
【0047】
ここで、地面境界面を備える外側リム160と、内側リム150と、機械的に結合された2つの環状部材130および140から構成される回転体スペーサー内部に回転可能に配置された回転体170とを含む、ラビリンス構造の軸なし車輪100の分解図を提示する、図2を参照する。環状部材110および120は、車輪を両側で覆う。車輪の物品は、機械的に共に組み立てられ、平坦面(図示せず)に取り付けられる。
【0048】
車輪10の拡大部分断面図を提示する図3は、ラビリンス構造の集塵構成(labyrinth dust configuration)を明示する。ラビリンス構造は、右側の環状部材110および130、左側の環状部材120および140、ならびに、内側リム150および外側リム165により規定される。塵は、以下に示されるように、専用の集塵室を備える部材110、120、130、および140の内面に付着する。加えて、外側リム165は集塵室168を備え、内側リム150は集塵室155を備える。任意選択で、回転体170が、少なくとも1つの円周方向の溝173を備えてもよい。
【0049】
ここで、外側リム165の全体図および拡大図を提示する図4および5を参照する。拡大図は、リム165にわたって円周方向に分散された集塵室168の幾何学的構成を明示する。
【0050】
ここで、内側リム150の全体図および拡大図を提示する図6および7を参照する。拡大図は、リム150にわたって円周方向に分散された集塵室155の幾何学的構成を明示する。
【0051】
ここで、本発明の1つの実施形態にしたがって、少なくとも1つの溝173を備える回転体170の全体図を提示する、図8を参照する。この溝は、回転体170の近傍で塵を収集する機能を果たし、塵の妨害により回転体170が動かなくなることを防止する。
【0052】
ここで、隔離環状部材150/160の全体図および拡大図を提示する図9および10を参照する。拡大図は、隔離環状部材150/160にわたって円周方向に分散された集塵室176の幾何学的構成を明示する。組み立て時に、部材150は、部材160に対して角度調整されて配置され(angularly displaced)、全てのピン軸178がスロット型ピン軸179内に挿入される。
【0053】
ここで、外側カバー環状部材110/120の全体図および拡大図を提示する図11および12を参照する。拡大図は、外側環状部材110/120にわたって円周方向に分散された集塵室117の幾何学的構成を明示する。
【0054】
ここで、側部が拡張可能な、車輪付き荷物ケースの図を提示する図13aおよび13bを参照する。本発明の1つの実施形態によれば、荷物ケースは、被覆材で被覆された伸縮自在に拡張可能な枠330と、車輪100を装着するように構成された装着面310を有する側壁320とを備える。符号335は、拡張された状態にある伸縮自在機構を示す。側壁320は、水平状態(例えば、ケースが開けられたときなど)にあるケースを支持する部材350を備える。本発明の1つの実施形態によれば、部材350は、水平状態でのケースの牽引を可能にする玉軸受け部材(図示せず)で置き換えられることができる。荷物ケースは、使用者によって、伸縮自在に構成された延長式把手340により動かされる。
【0055】
ここで、別様に拡張された荷物ケースを提示する図14aから14fを参照する。具体的に言うと、例示的様式では、領域337または339は、該領域の面ファスナー(図示せず)を開ける(unzipping)ことにより拡張されることができる。該枠に埋め込まれた伸縮自在部材、ばね付勢部材などの拡張手段が、本発明の範囲に含まれる。
【0056】
ここで、ケース壁の一部であるスロット770に内蔵された外側カバー部材120aを備える本発明の特定の実施形態を示す、図15aから15dを参照する。
【0057】
ここで、紐250により水平状態で牽引することができる本発明のさらなる実施形態を示す、図16aから16dを参照する。荷物ケースは、車輪100、および玉軸受け式回転可能支持部材260により動かされる。
【0058】
ここで、荷物ケースの概略内面図を提示する図17を参照する。発電機360は、車輪100と回転接続しており、使用者が荷物ケースを動かすと、発電機360が電池370を充電し、電池370は、USBコネクタを介して使用者の携帯機器240をさらに充電するために使用されることができる。
【0059】
ここで、軸なし車輪100を有する車輪付き荷物ケースを提示する図18および19を参照する。荷物ケースは、携帯機器240を充電するための耐水性USBコネクタ220を備える。該機器240は、ケーブル230によりUSBコネクタ220に接続される。符号215は、使用者の経路を照らし、ケース使用上の利便性および安全性を強化するように構成された外側照明を示す。
【0060】
ここで、本発明の代替的な実施形態を提示する図20および21を参照する。図20では、支持部材270は、車輪付き荷物ケースの安定した立位状態を提供する。図21によれば、荷物ケースは、玉軸受け支持部材280により地面に沿って立位状態で動くことができる。
【0061】
ここで、軸なし車輪の上になるように側部を下にして荷物ケースを置く選択肢を図示する、図22を参照する。軸なし車輪100は、側壁320と面一に装着されることを強調しておく。
【0062】
ここで、本発明のさらなる実施形態を図示する図23aから23cを参照する。車輪付き荷物ケースは、主収容部380と、蓋部材390とを備え、これらは、蓋部材390の開きを制限する連結手段395により相互に連結される。
【0063】
ここで、少なくとも1つの間仕切り400により分割された状態を提示する、図24aおよび24bを参照する。荷物ケースの区画分けは、追加的な利便性を使用者に提供する。
【0064】
ここで、X線セキュリティー手続きを図示する図25aおよび25bを参照する。本発明の車輪付き荷物ケースは、X線検査機器420において開状態でセキュリティー検査を受ける追加的選択肢を提供する。具体的に言うと、携帯型コンピュータ410または他の携帯機器は、検査のために開口した状態にある主収容部380または蓋部材390内に置かれることができる。
【0065】
ここで、車の荷台500からの車輪付き荷物ケース510の取出しを図示する、図26aから26dを参照する。ケース510には、車の荷台500内へ置かれるとき、および、車の荷台500から取り出されるときに、追加的な利便性があるということを強調しておく。具体的に言うと、把手を備えるケース510の一部分がわずかに持ち上げられると(図25aおよび25c参照)、ケース510は、車輪により容易に動かされる(図25bおよび25d)。
【0066】
ここで、自転車600により牽引するケース510として構成された本発明の実施形態を提示する、図27、28aおよび28bを参照する。具体的に言うと、ケース510は、自転車600のサドル支柱(seat post)650を抱持する締め具620と、伸縮自在に突出可能な把手340を抱持する締め具640と、締め具620と640とを相互に連結する剛性連結具630とを備えるアダプター610により、自転車600に機械的に連結される。
【0067】
ここで、閉状態、開状態にある、本のように開くことができるケースをそれぞれ提示する、図29aおよび29bを参照する。本発明の車輪付きケースの横寸法を小さくするために、軸なし車輪100は、スロット550(背面から図示)内部に側壁560と面一に装着される。
【0068】
ここで、展開機構を備える本発明の実施形態を提示する図30aおよび30bを参照する。本実施形態によれば、展開機構は、図30aおよび30bにそれぞれ示される、折り畳み状態と、展開状態とを有する。具体的に言うと、図30aでは、ケース700は、ケース710のスロット770内部に収まった(sunk)軸なし車輪100を特徴とし、これは、展開機構の折り畳み状態に対応する。折り畳み状態では、軸なし車輪100と地面との機械的接触はない。折り畳み状態とは逆に、展開状態では、軸なし車輪100はスロット770から突出し、車輪が地面と接触する。
【0069】
ここで、展開状態の車輪付きケースの分解図を提示する図31を参照する。展開機構は、ラビリンス構造の軸なし車輪100を機械的に取り付けるように構成された環状部材730を備える。少なくとも2つのレバーアーム740が、部材730とケースのスロット770とを蝶番式に相互に連結する。
【0070】
補助アーム750は、展開状態での機械的安定性を提供する。図29(a、b)および30からわかるように、レバーアーム740は、ケース710のスロット770に平行な第1の定常状態(折り畳み状態)と、アーム740が、第1の状態に対して鈍角回転された第2の定常状態(展開状態)とを有する。符号760は、車輪が地面(図示せず)に対してケース710を支持することができる、軸なし車輪100の展開方向を示す。
【0071】
ここで、車輪付きケース700から軸なし車輪100を展開する手順を図示する、図32を参照する。具体的に言うと、把手790は、該車輪100をスロット770から手動で引き出すように設計されている。揺動係止手段780は、折り畳み状態の(スロット770内部に収まった)車輪100を、ケース壁に平行のメイン状態に保つ。図32に示されるように係止手段780が手動で傾けられると、車輪100が解放される。該揺動係止手段は、上述の折り畳み状態および展開状態に確実に固定するように構成されるということを強調しておく。加えて、折り畳み状態と展開状態との間の任意の中間状態での固定が、本発明の範囲に含まれる。
【0072】
要約すると、本発明の上述の実施形態は、以下の技術的特徴を特徴とする。
【0073】
1.本発明の実施形態は、本のように開くことができるケースとして構成される。
【0074】
2.折り畳み可能状態にある軸なし車輪は、ケースの壁のスロット内部に収まる。
【0075】
3.軸なし車輪は、壁のスロットから引き出されて展開状態になることができ、ケースの寸法に比べて車輪が張り出され(enlarged)、使用時に、ケースの揺れまたは転倒を防止する。
【0076】
本発明によれば、ラビリンス構造の軸なし車輪が開示される。該車輪は、(a)内側リムと、(b)地面境界面を備える外側リムと、(c)内側リムと外側リムとの間の回転体スペーサー内部に、スペーサーにより円周方向に均一な様式で回転可能に配置された回転体と、(d)外側カバーとを備える。
【0077】
本発明の中心的特徴は、リム、および、内側リムに機械的に連結された外側プレートにより規定されたラビリンス構造の集塵経路を提供することである。
【0078】
本発明の別の実施形態によれば、リムの少なくとも一方は、リムにわたって円周方向に分散された集塵室を備える。
【0079】
本発明のさらなる実施形態によれば、回転体は、2つの側方平坦環状部材を有する回転体スペーサー内部に配置される。この部材は、部材にわたって円周方向に分散された集塵室を備える。
【0080】
本発明の別の実施形態によれば、環状部材は、回転体を担持するこの部材にわたって円周方向に分散されたピン軸により相互に連結される。
【0081】
本発明の別の実施形態によれば、少なくとも1つの回転体が、少なくとも1つの塵収集溝を備える。
【0082】
本発明の別の実施形態によれば、外側カバーは、カバーにわたって円周方向に分散された少なくとも1つの集塵室を備える。
【0083】
本発明の別の実施形態によれば、車輪付き荷物ケースは、(a)収納室と、(b)収納室の少なくとも1つの側部に開口を規定し、収納室内への迅速なアクセスを提供する蓋と、地面に沿ってケースを牽引するために室に作動的に連結された、少なくとも2つのラビリンス構造の軸なし車輪とを備える。床、階段、および他の種類の表面が、本発明の範囲に含まれる。
【0084】
本発明の別の実施形態によれば、ケースは、車輪に運動学的に連結された発電機であって、発電機に接続可能な負荷に電力供給するように構成された発電機を備える。
【0085】
本発明の別の実施形態によれば、ケースは、充電可能な内部電池を備える。
【0086】
本発明の別の実施形態によれば、ケースは、内部に電池を収容するように構成された内部区画を備える。
【0087】
本発明の別の実施形態によれば、ケースは、ケースを立位状態で支持する、また、立位状態で動かすように構成された少なくとも1つの玉軸受けを備える。
【0088】
本発明の別の実施形態によれば、ケースは、電池充電、内部温度、および冷却機動作からなる群から選択される少なくとも1つのパラメータを制御するように構成された埋込型制御ユニットを備える。
【0089】
本発明の別の実施形態によれば、ケースは、制御装置により制御されたパラメータを表示するように構成された表示装置を備える。
【0090】
本発明の別の実施形態によれば、ケースは、反対方向に開くことができる2つの垂れ蓋を有する。
【0091】
本発明の別の実施形態によれば、ケースは、使用者の経路を照らし、ケースの安全性を強化するように構成された少なくとも1つの外側照明を備える。
【0092】
本発明の別の実施形態によれば、ケースは、ケースの内部空間を照らすように構成された少なくとも1つの内側照明を備える。
【0093】
本発明の別の実施形態によれば、室は透光性材料から作製され、ケースは、ケースの色を変化させるように構成された内側照明手段をさらに備える。
【0094】
本発明の別の実施形態によれば、ケースは、伸縮自在に突出可能な把手を備える。
【0095】
本発明の別の実施形態によれば、伸縮自在に突出可能な把手は、放射状に構成される。
【0096】
本発明の別の実施形態によれば、制御ユニットは、GPSチップ、RFIDチップ、ならびに/または、USBインターフェースおよび他の通信ポートを備える。
【0097】
本発明の別の実施形態によれば、ケースは、制御ユニットにより制御される冷却手段を備える。
【0098】
本発明の別の実施形態によれば、ケースは、ケースの容積を増すように構成された拡張手段を備える。
【0099】
本発明の別の実施形態によれば、拡張手段は、枠に埋め込まれた伸縮自在部材、ばね付勢部材、および、それらの任意の組み合わせからなる群から選択される。
【0100】
本発明の別の実施形態によれば、ケースは、特定の種類の物品を収容するように構成された少なくとも1つの内部区画を備える。
【0101】
本発明の別の実施形態によれば、区画は、特定の種類の物品を見分ける印がつけられる。
【0102】
本発明の別の実施形態によれば、ケースは、使用者の物品を区画内部に保持するように構成された少なくとも1つの調整可能な連結手段を備える。本発明の別の実施形態によれば、ケースは、自転車により牽引するためのアダプターを備える。
【0103】
本発明の別の実施形態によれば、アダプターは、自転車のフレームを抱持する締め具と、伸縮自在に突出可能な把手を抱持する締め具と、それらの間の剛性連結具とを備える。
【0104】
本発明の別の実施形態によれば、2つのラビリンス構造の軸なし車輪は、ケースの側壁と面一に装着される。
【0105】
本発明の別の実施形態によれば、ラビリンス構造の軸なし車輪のそれぞれは、折り畳み状態と、展開状態とを有する展開機構を備える。
【0106】
本発明の別の実施形態によれば、展開機構は、ラビリンス構造の軸なし車輪を取り付けるように構成された環状部材と、部材とケースの側壁とを蝶番式に相互に連結するレバーアームとを備える。
【0107】
本発明の別の実施形態によれば、レバーアームは、ケースの側壁に平行な第1の定常状態と、アームが第1の状態に対して鈍角回転された第2の定常状態とを有する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13a
図13b
図14a
図14b
図14c
図14d
図14e
図14f
図15a
図15b
図15c
図15d
図16a.16b】
図16c
図16d
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23a
図23b
図23c
図24a
図24b
図25a
図25b
図26a
図26b
図26c.26d】
図27
図28a
図28b
図29a
図29b
図30a
図30b
図31
図32
【手続補正書】
【提出日】2015年7月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ラビリンス構造の軸なし車輪であって、
a.内側リムと、
b.地面境界面を備える外側リムと、
c.前記内側リムと前記外側リムとの間の回転体スペーサー内部に、スペーサーにより円周方向に均一な様式で回転可能に配置された回転体と、
d.外側カバーと
を備え、
前記軸なし車輪が、前記リム、および、前記内側リムに機械的に連結された前記外側プレートにより規定されるラビリンス構造タイプの集塵経路を備える、ラビリンス構造の軸なし車輪。
【請求項2】
前記リムの少なくとも一方が、前記リムにわたって円周方向に分散された集塵室を備える、請求項1に記載の車輪。
【請求項3】
前記回転体が、2つの側方平坦環状部材を有する回転体スペーサー内部に配置され、前記部材が、前記部材にわたって円周方向に分散された集塵室を備える、請求項1に記載の車輪。
【請求項4】
前記環状部材が、前記回転体を担持する前記部材にわたって円周方向に分散されたピン軸により相互に連結される、請求項1に記載の車輪。
【請求項5】
少なくとも1つの回転体が、少なくとも部分的な円周方向の塵収集溝を備える、請求項1に記載の車輪。
【請求項6】
前記外側カバーが、前記カバーにわたって円周方向に分散された少なくとも1つの集塵室を備える、請求項1に記載の車輪。
【請求項7】
車輪付き荷物ケースであって、
a.収納室と、
b.前記収納室の少なくとも1つの側部に開口を規定し、前記収納室内への迅速なアクセスを提供する蓋と、
c.地面に沿って前記ケースを牽引するために前記室に作動的に連結された、請求項1に記載の少なくとも2つのラビリンス構造の軸なし車輪と
を備える車輪付き荷物ケース。
【請求項8】
前記車輪に運動学的に連結された発電機であって、前記発電機に接続可能な負荷に電力供給するように構成された発電機を備える、請求項7に記載のケース。
【請求項9】
充電可能な内部電池を備える、請求項8に記載のケース。
【請求項10】
内部に前記電池を収容するように構成された内部区画を備える、請求項7に記載のケース。
【請求項11】
前記ケースを立位状態で支持する、また、立位状態で動かすように構成された少なくとも1つの玉軸受けを備える、請求項7に記載のケース。
【請求項12】
電池充電、内部温度、および冷却機動作からなる群から選択される少なくとも1つのパラメータを制御するように構成された埋込型制御ユニットを備える、請求項7に記載のケース。
【請求項13】
前記制御装置により制御されたパラメータを表示するように構成された表示装置を備える、請求項12に記載のケース。
【請求項14】
反対方向に開くことができる2つの垂れ蓋を有する、請求項7に記載のケース。
【請求項15】
使用者の経路を照らし、前記ケースの安全性を強化するように構成された少なくとも1つの外側照明を備える、請求項7に記載のケース。
【請求項16】
前記ケースの内部空間を照らすように構成された少なくとも1つの内側照明を備える、請求項7に記載のケース。
【請求項17】
前記室が透光性材料から作製され、前記ケースが、前記ケースの色を変化させるように構成された内側または外側照明手段をさらに備える、請求項7に記載のケース。
【請求項18】
伸縮自在に突出可能な把手を備える、請求項7に記載のケース。
【請求項19】
前記伸縮自在に突出可能な把手が、放射状に構成される、請求項18に記載のケース。
【請求項20】
前記制御ユニットが、GPSチップを備える、請求項12に記載のケース。
【請求項21】
前記制御ユニットが、RFIDチップを備える、請求項12に記載のケース。
【請求項22】
前記制御ユニットが、USBインターフェースを備える、請求項12に記載のケース。
【請求項23】
前記制御ユニットにより制御される冷却手段を備える、請求項7に記載のケース。
【請求項24】
前記ケースの容積を増すように構成された拡張手段を備える、請求項7に記載のケース。
【請求項25】
前記拡張手段が、前記枠に埋め込まれた伸縮自在部材、ばね付勢部材、面ファスナー、および、それらの任意の組み合わせからなる群から選択される、請求項24に記載のケース。
【請求項26】
特定の種類の物品を収容するように構成された少なくとも1つの内部区画を備える、請求項7に記載のケース。
【請求項27】
前記区画は、前記特定の種類の物品を見分ける印がつけられる、請求項26に記載のケース。
【請求項28】
使用者の物品を前記区画内部に保持するように構成された少なくとも1つの調整可能な連結手段を備える、請求項7に記載のケース。
【請求項29】
自転車により牽引するためのアダプターを備える、請求項7に記載のケース。
【請求項30】
前記アダプターが、前記自転車のフレームを抱持する締め具と、前記伸縮自在に突出可能な把手を抱持する締め具と、それらの間の剛性連結具とを備える、請求項29に記載のケース。
【請求項31】
前記2つのラビリンス構造の軸なし車輪が、前記ケースの側壁と面一に装着される、請求項7に記載のケース。
【請求項32】
前記ラビリンス構造の軸なし車輪のそれぞれが、折り畳み状態と、展開状態とを有する展開機構を備える、請求項31に記載のケース。
【請求項33】
前記展開機構が、前記ラビリンス構造の軸なし車輪を取り付けるように構成された環状部材と、前記部材と前記ケースの前記側壁とを蝶番式に相互に連結するレバーアームとを備える、請求項32に記載のケース。
【請求項34】
前記レバーアームが、前記ケースの前記側壁に平行な第1の定常状態と、前記アームが前記第1の状態に対して鈍角回転された第2の定常状態とを有する、請求項33に記載のケース。
【国際調査報告】