(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2017-501893(P2017-501893A)
(43)【公表日】2017年1月19日
(54)【発明の名称】一種の装丁用定規付ホッチキス
(51)【国際特許分類】
B25C 5/02 20060101AFI20161222BHJP
B43L 7/00 20060101ALN20161222BHJP
【FI】
B25C5/02 Z
B43L7/00 B
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2016-539124(P2016-539124)
(86)(22)【出願日】2014年11月6日
(85)【翻訳文提出日】2016年6月9日
(86)【国際出願番号】CN2014090403
(87)【国際公開番号】WO2015090121
(87)【国際公開日】20150625
(31)【優先権主張番号】201310697760.8
(32)【優先日】2013年12月18日
(33)【優先権主張国】CN
(31)【優先権主張番号】201410362505.2
(32)【優先日】2014年7月28日
(33)【優先権主張国】CN
(31)【優先権主張番号】201410451420.1
(32)【優先日】2014年9月7日
(33)【優先権主張国】CN
(81)【指定国】
AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
(71)【出願人】
【識別番号】516171953
【氏名又は名称】王佐良
【氏名又は名称原語表記】WANG,ZUOLIANG
(74)【代理人】
【識別番号】100169904
【弁理士】
【氏名又は名称】村井 康司
(74)【代理人】
【識別番号】100139549
【弁理士】
【氏名又は名称】原田 泉
(72)【発明者】
【氏名】王佐良
【テーマコード(参考)】
2C071
3C068
【Fターム(参考)】
2C071AA01
2C071AG10
2C071AH10
3C068AA04
3C068AA07
3C068BB02
3C068GG07
(57)【要約】
本発明は装丁用定規付のホッチキスに及ぶ、現存のホッチキス台座に装丁用定規を取り付ける、装丁用定規は独立した或いは数個の部品でできた部品である、独立した一つの部品の場合、装丁用定規は回転軸を通じ、台座に取り付けられる、使用しない時、装丁用定規は台座に収められ、使用する時、回転軸に沿って台座側へ90度曲がりだす、数個の部品の場合、想定用定規は相互的に対称した左と右という二つの部分に分ける、使用しない時に、左と右部分は折り畳んで台座に収められるが、使用する時、それぞれ台座の左右90度へ曲がりだし、長さは台座の幅より長い装丁用定規を形成する、使用者のために、針の装丁位置に参考を提供する、それにより、現存のホッチキスが装丁時、2本や2本以上の針が同じ装丁ラインに纏まらないこと、及び装丁辺縁と平行しない、距離の不均等、紙辺縁の上下距離と不一致などの問題を解決するのを目指す。本発明は使用者を配慮した工業設計需要を満たし、外形が美しく、構造がしっかりして、操作性が便利である、ホッチキスの機能を増やすが、ホッチキスの基本的な使用習慣を変えない、使いやすい。本発明は資料装丁の規範性を強め、数本の針で一つの資料を装丁する技術的要求を満たしている、装丁をより便利で速やかに行え、仕事の効率を高め、強い実用性がある。本発明は現存のホッチキスの主体構造を変えないため、装丁構造は現存の共通部品を使用している、新規の部品構造が簡単で、性能指数の要求が低い、基本的にプラスチック材質を使用している、生産における技術度が低く、低コスト、普及しやすい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一種の装丁用定規付のホッチキスであって、装丁用装置・台座・クリンチャでできており、その特徴は台座(2)に装丁用定規(4)が付き、装丁用定規(4)は独立した部品或いは数個の部品でできた部品、装丁用定規(4)は回転軸(5)を通じ台座(2)に取り付け、使用しない時に、装丁用定規(4)は台座(2)に収められ、使用する時に、回転軸(5)に沿って、台座側へ90度曲がりだし、長さが台座の幅より長い装丁定規(4)となる、使用者のために、針の装丁位置に参考を提供することを特徴とする、一種の装丁用定規付のホッチキス。
【請求項2】
述べられた装丁用定規(4)は長さが台座の幅より長く、幅が台座の幅より小さい或いは同じ平板であり、回転軸(5)は台座(2)に取り付けられていることを特徴とする、請求項1記載の一種の装丁用定規付のホッチキス。
【請求項3】
前記回転軸(5)は円形となり、その直径はクリンチャ(3)の最大対角線より長く、クリンチャ(3)の外側に固定され、クリンチャ(3)は円形回転軸(5)の円形内にあることを特徴とする、請求項2記載の一種の装丁用定規付のホッチキス。
【請求項4】
前記装丁用定規(4)は上層定規(6)、下層定規(7)でできており、使用しない時に重ね、使用する時、上層定規(6)と下層定規(7)は回転軸(5)を軸に台座の左右両側へ90度回転させ、装丁用定規(4)とすることを特徴とする、請求項2記載の一種の装丁用定規付のホッチキス。
【請求項5】
前記ホッチキス台座(2)に、回転軸(5)が台座(2)で前後滑走できるレール(8)があり、回転軸(5)はレール(8)に取り付けられ、装丁用定規(4)の位置は回転軸(5)の滑走に伴い、台座(2)で前後移動できることを特徴とする、請求項1記載の一種の装丁用定規付のホッチキス。
【請求項6】
前記装丁用定規(4)は台座(2)の下に取り付け、台座(2)の底部両側の長辺にそれぞれ定規(4)を台座(2)から取り出せるような長形の開け目があることを特徴とする、請求項5記載の一種の装丁用定規付のホッチキス。
【請求項7】
前記装丁用定規(4)の上にあて板(9)があり、あて板(9)の片側軸は装丁用定規(4)に取り付けられ、使用しない時に、あて板(9)は装丁用定規(4)と重なるが、使用する時、あて板(9)は上へ90度回転し、装丁用定規(4)と垂直状態となり、装丁時、あて板(9)は紙を止める役割を果たすことを特徴とする、請求項5又は6記載の一種の装丁用定規付のホッチキス。
【請求項8】
前記装丁定規(4)は相互に対称した左定規(11)と右定規(12)でできる、台座(2)に移動ブロック(10)があり、移動ブロック(10)は台座(2)のレール(8)に取り付けられ、移動ブロック(10)の両側に対称的に左回転軸(13)と右回転軸(14)を取り付け、左定規(11)は左回転軸(13)に、右定規(12)は右回転軸(14)に、使用しない時、左定規(11)は台座(2)の左側に、右定規(12)は台座(2)の右側に収められ、使用する時、左定規(11)は左回転軸(13)により左前方へ90度、右定規(12)は右回転軸(14)により右前方へ90度回転する、それで装丁定規を得ることを特徴とする、請求項1記載の一種の装丁用定規付のホッチキス。
【請求項9】
前記レール(8)は台座(2)の上にあり、台座(2)の長辺の上表面に左右両側それぞれ対称した長形の開け口があり、中部に長方形の隆起ができ、レール(8)となり、左定規(11)は左側の開け口の中に取り付け、右定規(12)は右側の開け口の中に取り付けることを特徴とする、請求項8記載の一種の装丁用定規付のホッチキス。
【請求項10】
前記左定規(11)の上に左あて板(15)、右定規(12)の上に右あて板(16)があり、左あて板(15)と右あて板(16)はそれぞれ左定規(11)と右定規(12)の隆起であり、或いは片側軸は左定規(11)、右定規(12)につけられる回転可能なあて板であることを特徴とする、請求項8記載の一種の装丁用定規付のホッチキス。
【請求項11】
前記レール(8)は新規の部品で、台座(2)の下へ取り付けられている、台座(2)の底部長辺の両側にそれぞれ左定規(11)と右定規(12)が台座(2)から曲がりだせるような長形開け目があることを特徴とする、請求項8記載の一種の装丁用定規付のホッチキス。
【請求項12】
前記左定規(11)の後側に左あて板(15)、右定規(12)の後側に右あて板(16)があり、左あて板(15)と右あて板(16)は使用しない時、それぞれ左定規(11)と右定規(12)の後ろにあるが、使用する時に上方向へ滑り出し、台座(2)の上表面より高くなることを特徴とする、請求項11記載の一種の装丁用定規付のホッチキス。
【請求項13】
前記ホッチキス台座(2)或いは装丁用定規(4)に縦方向の目盛り(17)、装丁用定規(4)に横方向の目盛り(18)があり、縦方向の目盛り(17)はクリンチャの溝中心点を「0」として、使用者に装丁ラインと紙辺縁との距離数値を提供し、横方向の目盛り(18)はクリンチャの溝中心点を「0」として、紙の上下辺縁とホッチキス中心点との間の距離数値を提供することを特徴とする、請求項1記載の一種の装丁用定規付のホッチキス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一種の定規付ホッチキスに及び、事務用品類に属する、使わない時に台座に収められ、使う時に取り出し、長さが台座の幅より長い定規を台座に取り付ける、現存のホッチキスが装丁する時に有効な参考がないことで、2本か2本以上の針が同じラインに装丁していない、装丁の縁が平行しない、距離が不均等、紙辺縁との上下距離が要求に一致しないなど問題を解決する。
【0002】
ホッチキスは主に装丁用装置・台座・クリンチャなどの部品でできている、現在大多数のホッチキスに装丁位置参考定規を取り付けていない、一部は装丁用あて板があるが、短いや目盛りがないため、効果的な位置測定と距離参考の役割を果たしていない。そのために、本人は2013年12月18日に、中国国家知識産権局専利局に「一種の装丁用あて板付ホッチキス」(201310697760.8)の特許申請を提出した、2014年7月28日と9月7日にそれぞれ「一種の装丁用定規付ホッチキス」(201410362505.2、201410451420.1)の特許申請を提出した、以上の三つの方法における同じ技術ソリューション案に基づき、その3つの特許を統合して、国際特許申請を提出する。
【背景技術】
【0003】
現存の現在大多数のホッチキスに装丁位置参考定規を取り付けていない、一部は装丁用あて板があるが、短いや目盛りがないため、効果的な位置測定と距離参考の役割を果たしていない、それにより装丁時、2本か2本以上の針が同じラインに装丁していない、装丁辺縁が平行しない、距離が不均等、紙辺との上下距離が要求に一致しないなどの技術問題が発生しかねない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明はホッチキス主な構造を変えない前提に、台座から回転でき、長さが台座幅より長い装丁用定規を付けることで、使用者が使用するときに、装丁位置の限定と距離の測り機能を提供することで、以上の技術問題を解決する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の技術ソリューション案は以下の通りである、ホッチキスに台座に装丁用定規を設ける、台座に装丁用定規が付き、装丁用定規は独立した部品或いは数個の部品でできた部品、装丁用定規は回転軸を通じ台座に取り付け、使用しない時に、装丁用定規は台座に収められ、使用する時に、回転軸に沿って、台座側へ90度曲がりだし、長さが台座の幅より長い装丁定規となる、使用者のために、針の装丁位置に参考を提供する。装丁用定規は長さが台座の幅より長く、幅が台座の幅より小さい或いは同じ平板であり、回転軸は台座の適切な場所に固定される、例えばクリンチャの周り。回転軸を円形プルタブにもできる、その直径はクリンチャの最大対角線より長く、クリンチャの外側に固定され、クリンチャは円形回転軸の円形内にある、そうなると、装丁用定規はクリンチャを中心に台座で回ることができる、回り出る時に装丁対象紙を支え、装丁位置への参考役割を果たす。装丁用定規は上層定規、下層定規でできている、使用しない時に重ねる、使用する時、上層定規と下層定規は回転軸を軸に台座の左右両側へ90度回転させ、装丁用定規とする。ホッチキス台座に、回転軸が台座で前後滑走できるレールがある、回転軸はレールに取り付けられ、装丁用定規の位置は回転軸の滑走に伴い、台座で前後移動できる、装丁ラインと紙縁の距離を柔軟に調整できる。装丁用定規は台座の上の他、台座の下に取り付けることも考えられる。その場合、定規を底部から取り出すために、台座底部の両長辺にそれぞれ長形の開け目を設ける必要がある。装丁用定規が台座で前後移動できるようになれば、装丁用定規に装丁紙を止めるためのあて板を設け、あて板は装丁用定規の表面より高く隆起したり凸梁でもよいし、一辺に軸が付き、定規自体に一体となったものでもよい、使用しない時に、あて板は装丁用定規と重なるが、使用する時、あて板は上へ90度回転し、装丁用定規と垂直状態となり、装丁時、あて板は紙を止める役割を果たす。装丁定規は相互に対称した左定規と右定規でできる、台座に移動ブロックがあり、移動ブロックは台座のレールに取り付けられ、移動ブロックの両側に対称的に左回転軸と右回転軸を取り付け、左定規は左回転軸に、右定規は右回転軸に、使用しない時、左定規は台座の左側に、右定規は台座の右側に収められる、使用する時、左定規は左回転軸により左前方へ90度、右定規は右回転軸により右前方へ90度回転する、それで装丁定規を得る。同じく、左定規と右定規は台座の上下どちらにも取り付けられる。レールは台座の上にあり、台座の長辺の上表面に左右両側それぞれ対称した長形の開け口がある、中部に長方形の隆起ができ、レールとなる、左定規は左側の開け口の中に取り付け、右定規は右側の開け口の中に取り付ける、左定規の上に左あて板、右定規の上に右あて板がある、左あて板と右あて板はそれぞれ左定規と右定規の隆起である、或いはち片側軸は左定規、右定規につけられる回転可能なあて板である。左定規・右定規は台座の下に取り付けられた場合、レールは新規の部品で、台座の下へ取り付けられている、台座の底部長辺の両側にそれぞれ左定規と右定規が台座から曲がりだせるような長形開け目がある、この時、左定規の後側に左あて板、右定規の後側に右あて板がある、左あて板と右あて板は使用しない時、それぞれ左定規と右定規の後ろにあるが、使用する時に上方向へ滑り出し、台座の上表面より高くなる、装丁時、紙を止める役割を果たす。前述したホッチキス台座或いは装丁用定規に縦方向の目盛り、装丁用定規に横方向の目盛りがある、縦方向の目盛りはクリンチャの溝中心点を「0」として、使用者に装丁ラインと紙辺縁との距離数値を提供する、横方向の目盛りはクリンチャの溝中心点を「0」として、紙の上下辺縁とホッチキス中心点との間の距離数値を提供する。
【発明の効果】
【0006】
ホッチキスに装丁用定規を取り付けることで、使用者は2本や2本以上の針で装丁する場合、定規の目盛りで装丁ラインと紙縁との距離及び平行関係を定められ、紙の上下辺縁と針中心点との距離数値を測れることにより、装丁の正確性と便利性を実現できる。装丁用定規にあて板が付くことで、紙を止められ、紙の整理と固定の役割を果たし、装丁時、紙の位置が安定しないことを解決している、装丁をより便利・正確へ。装丁用定規は使用しない場合、台座に収められるため、現存のホッチキスの構造を変えなくていい、ホッチキスの全体外観に影響を与えないため、生産しやすく、コストも安い。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図2】図面2は実施例1の使用状態下の立体図である。
【
図4】図面4は実施例2の使用状態下の立体図である。
【
図6】図面6は実施例3の使用状態下の立体図である。
【
図8】図面8は実施例4の使用状態下の立体図である。
【
図10】図面10は本発明実施例6の立体図である。
【
図11】図面11は本発明実施例6の使用状態下の立体図である。
【
図12】図面12は本発明実施例7の立体図である。
【
図13】図面13は本発明実施例8の立体図である。
【
図14】図面14は本発明実施例8の使用状態下の立体図である。
【
図15】図面15は本発明実施例9の使用状態下の立体図である。
【
図16】図面16は本発明実施例10の立体図である。
【
図17】図面17は本発明実施例10の使用状態下の立体図である。
【
図18】図面18は実施例10の定規分解立体図である。
【
図19】図面19は本発明実施例11の立体図である。
【
図20】図面20は本発明実施例11の使用状態下の立体図である。
【
図21】図面21は本発明実施例11の定規分解立体図である。
【
図22】図面22は実施例12の使用状態下の立体図である。
【0008】
図面における、1は装丁装置、2は台座、3はクリンチャ、4は装丁用定規、5は回転軸、6は上層定規、7は下層定規、8はレール、10は移動ブロック、11は左定規、12は右定規、13は左向け回転軸、14は右向け回転軸、15は左あて板、16は右あて板、17は縦方向目盛り、18は横方向目盛り、19は針入れである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の最適実施方式
図面9では、図面9は本発明実施例5の使用状態下の立体図である。当実施例は本発明の最良の実施方式を表している、装丁用定規は上下2層で、クリンチャ3の外側に取り付けている、回転軸5は環状で、その直径がクリンチャ3の最大対角線より大きい、クリンチャ3の外側に取り付けられている、クリンチャ3は環状回転軸5の円内にあり、上層定規6と下層定規7は使用しない時に重なり、使用する時、上層定規6と下層定規7それぞれ回転軸5を軸に、台座の左右に90度回転し、装丁用定規になる。その実施例はホッチキス外観へ最小の変更を配慮し、使用の便利性を考えている、装丁用定規の予期設計コンセプトを表し、大きな程度で使用者に充分とした装丁の便利さを図っている、同時に、生産・組立て時の便利性と低コストを配慮している。
【0010】
本発明の実施方式
図面1・2では、図面1は本発明実施例1の立体図、図面2は実施例1の使用状態下の立体図である。図面中のホッチキス台座2に装丁用定規4を取り付け、装丁用定規4は平板で長さが台座の幅より長く、幅が台座の幅より短い或いは同じである、装丁用定規4は回転軸5を通じ台座2に取り付けられ、使用しない時、装丁用定規4は台座2に収められ、使用するとき回転軸5に沿って台座側に90度回りだし、台座の幅より長い装丁用定規4になる、使用者に針の装丁位置確定に参考を提供する。その実施例は本発明設計の最も基本的な形であり、一つの定規と一つの回転軸でできて、回転軸はクリンチャの周りに固定されている。
【0011】
図面3・4では、図面3は本発明実施例2の立体図、図面4は実施例2の使用状態下の立体図である。その実施例において、回転軸5をクリンチャ3の外側に取り付け、回転軸5は円形となり、その直径はクリンチャ3の最大対角線より長く、クリンチャ3の外側に固定され、クリンチャ3は円形回転軸5の円形内にある。
【0012】
図面5・6では、図面5は実施例3の立体図、図面6は実施例3の使用状態下の立体図である。当実施例は実施例2をもとに、大型ロングホッチキスに技術ソリューションを提供する、図面にあるホッチキス台座2の長さは倍になり、ハンドルも倍になる、それで厚い資料の装丁が可能となり、図面にある装丁用定規4もそれに応じ長さが倍増して、回転軸5は装丁用定規4の真ん中に位置し、装丁用定規が回りだしたら、台座2の両側に同時に使用者へ装丁位置の参考を提供する、装丁用定規4がもっと長くなるため、使用者のために、紙の上下縁・針の中心点間の距離数値を便利に提供でき、装丁ラインと紙縁との並行状態をより精密に確認できる。
【0013】
普通の小型ホッチキスに実施例3と同じ長さの装丁用定規を使わせるために、実施例1・2の上、装丁用定規を上下2層構造にして、使用しない時に重ねる、使用する時にそれぞれ台座の左右両側へ90度回転させ、装丁用定規とする。
【0014】
図面7・8・9では、図面7は本発明実施例4の立体図、図面8は実施例4の使用状態下の立体図、図面9は実施例5の使用状態下の立体図である。実施例4は実施例1をもとに、装丁用定規を上下2層構造としている。実施例5は実施例2をもとに、装丁用定規を上下2層構造としている。図面7・8・9を対照に、装丁用定規4は上層定規6、下層定規7でできている、使用しない時に重ねる、使用する時、上層定規6と下層定規7は回転軸5を軸に台座の左右両側へ90度回転させ、装丁用定規4とする。
【0015】
大多数のホッチキス台座の幅は約3-5ミリであるため、前述した実施例の装丁用定規の場合、使用者に2-4ミリの装丁ライン参考距離を提供できる、多くの紙縁の装丁において装丁ラインの距離は通常1.75ミリで、即ち前述した実施例はほとんどの装丁需要を満たす。但し、不便な所もある、それは装丁用定規が固定されているが装丁ラインの距離が固定されていなく、紙を止めるあて板がないため、装丁時、装丁ラインと紙縁の平行関係について使用者は装丁用定規の目盛りにより判断している、紙がよく移動するため、上下2本の針と紙縁との並行関係をそれほど精密に確保できなく、装丁に不便さがある。次に、装丁ラインの距離が限られ、もっと大きな装丁距離の需要に満たせない。
【0016】
前述した問題を解決するために、位置移動可能な定規、また紙を止められるあて板を設ける必要がある、それにより、装丁をもっと便利に、より幅広い装丁需要を満たす。
【0017】
図面10・11では、図面10は本発明の実施例6の立体図、図面11は実施例6の使用状態下の立体図である。その実施例のおいて、ホッチキス台座2に、回転軸5が台座2で前後滑走できるレール8がある、回転軸5はレール8に取り付けられ、装丁用定規4の位置は回転軸5の滑走に伴い、台座2で前後移動できる。当実施例は本発明における装丁用定規4が台座2の前後移動できる基本的な設計の基本的な表現である。当実施例の装丁用定規4はクリンチャ3及び装丁装置1と台座2の連結場所間しか置けない、定規4は台座長さの半分ぐらいしかない。
【0018】
もっと長い装丁用定規を求めて、台座で前後移動可能な装丁用定規を台座の底部に取り付けることを考えられる、つまり図面12を対照とする、図面12は本発明実施例7の使用状態下の立体図である。実施例において、装丁用定規4は台座2の下に取り付け、台座2の底部両側の長辺にそれぞれ定規4を台座2から取り出せるような長形の開け目がある。そのように、装丁用定規4の長さは台座より短く、装丁位置に参考を提供する時に、的確性と充分性を高める。
【0019】
装丁用定規は台座で前後移動できるため、定規が台座における位置調整により、装丁ラインの距離を調整できる、それで装丁用定規に紙を止めるあて板を設けて、そのあて板は装丁時、装丁ラインと平行して、紙縁をあて板に沿わせるだけで、装丁ラインと紙縁との平行関係を確保でき、紙縁はあて板の補助で、紙整理や紙の固定を果たし、装丁時、紙の移動性を解決し、装丁をより便利で精密とする。
【0020】
図面13・14・15、図面13は本発明実施例8の立体図、図面14は実施例8の使用状態下の立体図である。図面15は本発明実施例9の使用状態下の立体図である。実施例8は実施例6をもとに、装丁用定規にあて板が増えている。実施例9は実施例7をもとに、装丁用定規にあて板が増えている。図面13,14,15を対照したら、わかることは、装丁用定規4の上にあて板9があり、あて板9の片側軸は装丁用定規4に取り付けられる、使用しない時に、あて板9は装丁用定規4と重なるが、使用する時、あて板9は上へ90度回転し、装丁用定規4と垂直状態となり、装丁時、あて板9は紙を止める役割を果たす。
【0021】
公用文A4紙は長さ29.7cm、2本のホッチキス針を側縁の1/3に装丁する場合、ホッチキス針それぞれ上下の辺縁より10cmが離れる、現存の事務用ホッチキスの台座の長さは12-14cmにあり、実施例9のより長い装丁定規がついているホッチキスは装丁用定規の総長は10-12cm、左右両側の測量距離は5-6cm、10cmの測量距離を満たせないため、以下の通り折畳式の左・右定規の技術ソリューション案を提供する。
【0022】
図面16・17・18では、図面16は本発明実施例10の立体図、図面17は実施例10の使用状態下の立体図、図面18は実施例10の装丁定規分解後の立体図である。図面16・17・18を対照したら、以下のことがわかる、それは、装丁定規4は相互に対称した左定規11と右定規12でできる、台座2に移動ブロック10があり、移動ブロック10は台座2のレール8に取り付けられ、移動ブロック10の両側に対称的に左回転軸13と右回転軸14を取り付け、左定規11は左回転軸13に、右定規12は右回転軸14に、使用しない時、左定規11は台座2の左側に、右定規12は台座2の右側に収められる、使用する時、左定規11は左回転軸13により左前方へ90度、右定規12は右回転軸14により右前方へ90度回転する、それで全長20cmの装丁定規を得る、使用者が紙の上下辺縁とホッチキス針中心点との10cm測量需要を満たす。
【0023】
図面16・17・18を対照したら、以下のこともわかる、当実施例ではレール8は台座2の上にあり、台座2の長辺の上表面に左右両側それぞれ対称した長形の開け口がある、中部に長方形の隆起ができ、レール8となる、左定規11は左側の開け口の中に取り付け、右定規12は右側の開け口の中に取り付ける。左定規11の上に左あて板15、右定規12の上に右あて板16がある、左あて板15と右あて板16はそれぞれ左定規11と右定規12の隆起である、実施例8と実施例9のあて板9と同じ構造もできる、即ち片側軸は左定規11、右定規12につけられる回転可能なあて板である(図面省略)。
【0024】
左・右定規を台座の下へ取り付けることも可能である、図面19・20・21・22では、図面19は本発明実施例11の立体図、図面20は実施例11の使用状態下の立体図、図面21は実施例11の装丁用定規分解後の立体図である。図面22は実施例12の使用状態下の立体図である。図面21・22を対照したら、わかるのは実施例11・12のレール8は新規の部品で、台座2の下へ取り付けられている、台座2の底部長辺の両側にそれぞれ左定規11と右定規12が台座2から曲がりだせるような長形開け目がある。実施例11・12はレール8の設計が違う他、すべて同じである、図面21が示す実施例11のレール8の構造は台座2の前後両側に繋がり、台座の中軸線と平行する2本の円形パイプである、図面22が示す実施例12のレール8は台座2の底部中軸線に取り付けられる長形移動ブロック式のレールである。図面21・22を対照したら、わかるのは、装丁用定規がそれほど長くなくてもいい、当実施例で生産されるホッチキス台座の高さは通常より高くなるため、当ホッチキスの実用性を増やすために、台座2の後ろ側に針保存用ボックス19がある。図面20・21・22を対照したら、わかるのは、左定規11の後側に左あて板15、右定規12の後側に右あて板16がある、左あて板15と右あて板16は使用しない時、それぞれ左定規11と右定規12の後ろにあるが、使用する時に上方向へ滑り出し、台座2の上表面より高くなる。図面19を対照したらわかるのは、当実施例の左・右定規の外側とホッチキス台座の二つの長辺の外側が位置する面とは一つの平面にあり、大きさ及び形状・台座長辺の長形開け目が同じ、使用しない時、左・右定規は折り畳み台座の底部に収められる、台座と一体となる、台座の全体外観に影響を与えない。
【0025】
各図面を対照したらわかるのは、本発明実施例のホッチキス台座2或いは装丁用定規4に縦方向の目盛り17、装丁用定規4に横方向の目盛り18がある、縦方向の目盛り17はクリンチャの溝中心点を「0」として、使用者に装丁ラインと紙辺縁との距離数値を提供する、横方向の目盛り18はクリンチャの溝中心点を「0」として、紙の上下辺縁とホッチキス中心点との間の距離数値を提供する。図面14・15・16からわかるのは、定規のあて板は定規を前と後の二部分に分け、あて板前の定規部分は装丁時、紙を盛り上げる作用がある、あて板後部分に横方向の目盛り18があり、装丁時紙に覆われないので、使用者は簡単に数値を読み取る。図面20を対照したらわかるのは、横方向18があて板に印刷されている。
【産業上の利用可能性】
【0026】
本発明は使用者を配慮した工業設計需要を満たし、外形が美しく、構造がしっかりして、操作性が便利である、ホッチキスの機能を増やすが、ホッチキスの基本的な使用習慣を変えない、使いやすい。本発明は資料装丁の規範性を強め、数本の針で一つの資料を装丁する技術的要求を満たしている、装丁をより便利で速やかに行え、仕事の効率を高め、強い実用性がある。本発明は現存のホッチキスの主体構造を変えないため、装丁構造は現存の共通部品を使用している、新規の部品構造が簡単で、性能指数の要求が低い、基本的にプラスチック材質を使用している、生産における技術度が低く、低コスト、普及しやすい。
【国際調査報告】