特表2017-502403(P2017-502403A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 曲立東の特許一覧

特表2017-502403データタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォーム及び利用方法
<>
  • 特表2017502403-データタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォーム及び利用方法 図000003
  • 特表2017502403-データタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォーム及び利用方法 図000004
  • 特表2017502403-データタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォーム及び利用方法 図000005
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2017-502403(P2017-502403A)
(43)【公表日】2017年1月19日
(54)【発明の名称】データタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォーム及び利用方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20161222BHJP
   G06F 13/00 20060101ALI20161222BHJP
【FI】
   G06Q50/10
   G06F13/00 510C
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2016-538024(P2016-538024)
(86)(22)【出願日】2014年7月18日
(85)【翻訳文提出日】2016年7月28日
(86)【国際出願番号】CN2014082555
(87)【国際公開番号】WO2015085773
(87)【国際公開日】20150618
(31)【優先権主張番号】201310683777.8
(32)【優先日】2013年12月13日
(33)【優先権主張国】CN
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
(71)【出願人】
【識別番号】516076658
【氏名又は名称】曲立東
(74)【代理人】
【識別番号】100142804
【弁理士】
【氏名又は名称】大上 寛
(72)【発明者】
【氏名】曲立東
【テーマコード(参考)】
5B084
5L049
【Fターム(参考)】
5B084AA26
5B084AB31
5B084BB02
5B084DA16
5B084DC03
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】データタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォーム及び利用方法
【解決手段】本発明はデータタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォーム及び利用方法に関するものであり、コンピューター情報技術分野に属するものである。当該システム間データ対話プラットフォームはサービスリソース管理システム、データタグ管理システム、アプリケーション端末及びサービスリソースシステムを有し、そのうち、データタグ管理システムは異なるアプリケーションに基づき、サービスリソース管理システムから対応するサービスリソース情報を取得するとともに、データタグを生成する。また、アプリケーション端末は、データタグを解析し、対応するサービスリソース情報を取得した後、サービスリソースシステムと情報の対話を実行し、サービス結果を取得して、多くの種類のサービスアプリケーションが実現される。これにより、様々なサービスプリケーションシステムを容易に速く、且つ有効に整合することができ、各システム間のデータ対話が容易になり、同時にユーザの利用体験が改良され、これにより、データタグをより大規模な商業で応用させることができる。さらに、本発明におけるデータタグをベースとするシステム間データの対話プラットフォーム及び利用方法は、そのプラットフォームの構造がシンプルで、方法の実施形式が簡便であって、低コストを実現できるものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
データタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォームであって、
多くのサービスリソース情報を保存するために用いられ、前記サービスリソース情報が少なくともそれに対応するアプリケーション情報及びアドレス情報を含むサービスリソース管理システムと、
異なるアプリケーションに基づき、前記サービスリソース管理システムからそれに対応する少なくとも一つのサービスリソース情報を取得するとともに、取得したサービスリソース情報に基づきデータタグを生成するために用いられるデータタグ管理システムと、
ユーザ操作に基づき、前記データタグ管理システムからデータタグを取得し、対応するサービスリソース情報を解析して取得し、加えて、サービスリソースシステムと情報の対話を実行するために用いられるアプリケーション端末と、
多くのサービス提供サーバーを有し、各サービス提供サーバーは一つの前記サービスリソース情報に対応し、前記アプリケーション端末と情報の対話を実行して対応するサービスを提供し、さらにアプリケーション端末にサービス結果をフィードバックするために用いられるサービスリソースシステムと、
を有する、
ことを特徴とするデータタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォーム。
【請求項2】
前記データタグはバーコードであり、
前記データタグ管理システムは少なくともコード発行サーバーを有し、
前記コード発行サーバーは、異なるアプリケーションに基づき、前記サービスリソース管理システムからそれに対応する多くのサービスリソース情報を取得するとともに、取得したサービスリソース情報に基づきバーコードを生成するために用いられる、
ことを特徴とする請求項1に記載のデータタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォーム。
【請求項3】
前記データタグ管理システムはタスクサーバーを更に有し、
前記タスクサーバーは各アプリケーションに含まれる多くのタスク情報及び各タスク情報の特定の順序を保存し、
前記タスクサーバーは前記コード発行サーバーに前記タスク情報の特定の順序を提供し、前記バーコードが前記タスク情報の特定の順序を含む、
ことを特徴とする請求項2に記載のデータタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォーム。
【請求項4】
前記アプリケーション端末はバーコードのデコードモジュールを有し、
前記バーコードのデコードモジュールは、前記バーコードを解析し、対応するサービスリソース情報を取得するとともに、対応するタスク情報の特定の順序情報を利用するために用いられ、
前記アプリケーション端末は、前記タスクの特定の順序に基づき、サービスリソースシステム中の対応する多くのサービス提供サーバーと情報の対話を実行する、
ことを特徴とする請求項3に記載のデータタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォーム。
【請求項5】
サービスインテグレーションシステムを更に有し、
前記サービスインテグレーションシステムは、前記サービスリソースシステムが前記アプリケーション端末にフィードバックしたサービス結果を取得するとともに、サービス結果及び当該サービス結果を生成するサービス提供サーバーの情報を保存するために用いられる、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のデータタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォーム。
【請求項6】
前記サービスインテグレーションシステムは、前記サービス結果を前記データタグ管理システムに更にフィードバックして、異なるアプリケーションのサービスリソース情報及びサービス結果に基づき、前記データタグ管理システムに新しいバーコードを生成させる、
ことを特徴とする請求項5に記載のデータタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォーム。
【請求項7】
請求項1に記載のデータタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォームの利用方法であって、
(1)前記データタグ管理システムは異なるアプリケーションに基づき、前記サービスリソース管理システムから、それに対応する少なくとも一つのサービスリソース情報を取得するとともに、取得したサービスリソース情報に基づきデータタグを生成する;
(2)前記アプリケーション端末はユーザ操作に基づき、前記データタグ管理システムからデータタグを取得し、対応するサービスリソース情報を解析して取得し、加えて、サービスリソースシステムと情報の対話を実行する;
(3)前記サービスリソースシステムは、前記アプリケーション端末と情報の対話を実行して対応するサービスを提供し、加えてアプリケーション端末にサービス結果をフィードバックする、
という手順を含む、
ことを特徴とするデータタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォームの利用方法。
【請求項8】
前記データタグはバーコードであり、前記データタグ管理システムは少なくとも一つのコード発行サーバーとタスクサーバーを有し、
前記コード発行サーバーは、異なるアプリケーションに基づき、前記サービスリソース管理システムからそれに対応する多くのサービスリソース情報を取得するとともに、取得したサービスリソース情報に基づきバーコードを生成し、
前記タスクサーバーは、各アプリケーションに含まれる多くのタスク情報及び各タスク情報の特定の順序を保存し、当該タスクサーバーは、前記コード発行サーバーに前記タスク情報の特定の順序を提供し、前記バーコードが前記タスク情報の特定の順序を含むものであり、
前記の手順(1)は具体的には、
前記コード発行サーバーは異なるアプリケーションに基づき、前記サービスリソース管理システムからそれに対応する多くのサービスリソース情報を取得するとともに、前記タスクサーバーから対応するタスク情報の特定の順序を取得して利用し、さらに取得したサービスリソース情報に基づきバーコードを生成するものであり、前記バーコードは多くのサービスリソース情報の特定の順序情報を更に含む、
ことを特徴とする請求項7に記載のデータタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォームの利用方法。
【請求項9】
前記アプリケーション端末はバーコードのデコードモジュールを含むものであって、
前記手順(2)は具体的には、
(21)当該バーコードのデコードモジュールは前記バーコードを解析し、対応するサービスリソース情報を取得するとともに、対応するタスク情報の特定の順序情報を利用する;
(22)当該アプリケーション端末は前記特定の順序に基づき、サービスリソースシステム中の対応する多くのサービス提供サーバーと情報の対話を実行する、
ことを特徴とする請求項8に記載のデータタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォームの利用方法。
【請求項10】
前記対話プラットフォームは、サービスインテグレーションシステムを更に有し、(4)前記サービスインテグレーションシステムは、前記サービスリソースシステムが前記アプリケーション端末にフィードバックしたサービス結果を取得するとともに、サービス結果及び当該サービス結果を生成するサービス提供サーバーの情報を保存する、 という手順をさらに有する、
ことを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一項に記載のデータタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォームの利用方法。
【請求項11】
(5)前記サービスインテグレーションシステムは、前記サービス結果を前記データタグ管理システムに更にフィードバックし、前記データタグ管理システムは異なるアプリケーションのサービスリソース情報及びサービス結果に基づき、新しいバーコードを生成する、
という手順をさらに有する、
ことを特徴とする請求項10に記載のデータタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォームの利用方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はコンピューター情報技術分野に関するものであり、特にネットワークベースのデータタグアプリケーション技術分野に関するものである。具体的には、データタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォーム及び利用方法のことである。
【背景技術】
【0002】
バーコードがデータタグとして開発された後、その情報容量の大きさ、安全性の高さ、読取率の高さ、エラー修正能力の高さ等といった特性によって、まず物流業務管理、証明書及びカード管理等の分野において広く応用されるようになった。その後、データ通信機能を具備するインテリジェント端末の普及に伴い、バーコードのクラスメディアチャンネルといった特徴とインテリジェント端末のリアルタイム接続、ウェブカメラによるバーコードの識別といった特徴を利用して、情報の取得、オンラインショッピング、商品の偽造防止、身分証明、優待券の配布等のOTO分野において新たにバーコードが応用されるようになって来た。しかし、OTO分野(Object-to-Object)における現在のバーコードの応用は主に電子商取引でのアクセスの利便性という面に偏っており、より踏み込んだ応用がなされていない。
【0003】
一方、大規模な商業的な応用において、オンラインショッピングを利用する際には、製品情報サーバー、倉庫情報サーバー、物流情報サーバー及び決算サーバー等の多くのネットワーク装置間での情報の対話を実行することが必要であり、如何にして各種のサービスアプリケーションを一つのアプリケーションの中に容易に、且つ速く統合させることは、早急に解決されるべき問題となる。同時に、このことはタグデータの大規模な商業的な応用において極めて大きな制約ももたらしている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上述の従来技術における欠点を克服し、データタグを利用して、各種のサービスアプリケーションを有効に実現する便利で速い統合システムを提供し、これにより、各システム間のデータ対話が容易になり、同時にユーザの利用体験が改良されるため、タグデータをより大規模な商業で応用することができ、且つ構造がシンプルで、方法の実施形式が簡便であって、低コストを実現できるデータタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォーム及び利用方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述の目的を実現するため、本発明におけるデータタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォームは以下の構成を具備する。
【0006】
当該データ対話プラットフォームはサービスリソース管理システム、データタグ管理システム、アプリケーション端末及びサービスリソースシステムを有する。
【0007】
そのうち、サービスリソース管理システムは多くのサービスリソース情報を保存するために用いられ、前記サービスリソース情報は少なくともそれに対応するアプリケーション情報及びアドレス情報を含む。また、データタグ管理システムは異なるアプリケーションに基づき、前記サービスリソース管理システムからそれに対応する少なくとも一つのサービスリソース情報を取得するとともに、取得したサービスリソース情報に基づきデータタグを生成する。また、アプリケーション端末はユーザ操作に基づき、前記データタグ管理システムからデータタグを取得し、対応するサービスリソース情報を解析して取得し、加えて、サービスリソースシステムと情報の対話を実行するために用いられるものである。また、サービスリソースシステムは多くのサービス提供サーバーを含み、各サービス提供サーバーは一つの前記サービスリソース情報に対応し、前記アプリケーション端末と情報の対話を実行して対応するサービスを提供し、加えてアプリケーション端末にサービス結果をフィードバックするために用いられるものである。
【0008】
当該データタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォームにおいて、前記データタグはバーコードであり、前記データタグ管理システムは少なくともコード発行サーバーを含む。前記コード発行サーバーは、異なるアプリケーションに基づき、前記サービスリソース管理システムからそれに対応する多くのサービスリソース情報を取得するとともに、取得したサービスリソース情報に基づきバーコードを生成するために用いられるものである。
【0009】
当該データタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォームにおいて、前記データタグ管理システムはタスクサーバーを更に有し、前記タスクサーバーは各アプリケーションに含まれる多くのタスク情報及び各タスク情報の特定の順序を保存し、また、当該タスクサーバーは前記コード発行サーバーに前記タスク情報の特定の順序を提供し、前記バーコードが前記タスク情報の特定の順序を含む。
【0010】
当該データタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォームにおいて、前記アプリケーション端末はバーコードのデコードモジュールを有する。当該バーコードのデコードモジュールは、前記バーコードを解析し、対応するサービスリソース情報を取得するとともに、対応するタスク情報の特定の順序情報を利用するために用いられる。また、当該アプリケーション端末は前記タスクの特定の順序に基づき、サービスリソースシステム中の対応する多くのサービス提供サーバーと情報の対話を実行する。
【0011】
当該データタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォームは、サービスインテグレーションシステムを更に有する。前記サービスインテグレーションシステムは、前記サービスリソースシステムが前記アプリケーション端末にフィードバックしたサービス結果を取得するとともに、サービス結果及び当該サービス結果を生成するサービス提供サーバーの情報を保存するために用いられるものである。
【0012】
当該データタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォームにおいて、前記サービスインテグレーションシステムは、前記サービス結果を前記データタグ管理システムに更にフィードバックして、異なるアプリケーションのサービスリソース情報及びサービス結果に基づき、前記データタグ管理システムに新しいバーコードを生成させる。
【0013】
本発明はデータタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォームの利用方法を更に提供するものであり、前記方法は以下の手順を含む。
(1)前記データタグ管理システムは異なるアプリケーションに基づき、前記サービスリソース管理システムから、それに対応する少なくとも一つのサービスリソース情報を取得するとともに、取得したサービスリソース情報に基づきデータタグを生成する。
(2)前記アプリケーション端末はユーザ操作に基づき、前記データタグ管理システムからデータタグを取得し、対応するサービスリソース情報を解析して取得し、加えて、サービスリソースシステムと情報の対話を実行する。
(3)前記サービスリソースシステムは、前記アプリケーション端末と情報の対話を実行して対応するサービスを提供し、加えてアプリケーション端末にサービス結果をフィードバックする。
【0014】
当該データタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォームの利用方法において、前記データタグはバーコードであり、前記データタグ管理システムは少なくとも一つのコード発行サーバーとタスクサーバーを有する。前記コード発行サーバーは、異なるアプリケーションに基づき、前記サービスリソース管理システムからそれに対応する多くのサービスリソース情報を取得するとともに、取得したサービスリソース情報に基づきバーコードを生成する。また、前記タスクサーバーは、各アプリケーションに含まれる多くのタスク情報及び各タスク情報の特定の順序を保存し、当該タスクサーバーは、前記コード発行サーバーに前記タスク情報の特定の順序を提供し、前記バーコードが前記タスク情報の特定の順序を含む。
【0015】
前記手順(1)は具体的には以下である。
前記コード発行サーバーは異なるアプリケーションに基づき、前記サービスリソース管理システムからそれに対応する多くのサービスリソース情報を取得するとともに、前記タスクサーバーから対応するタスク情報の特定の順序を取得して利用し、さらに取得したサービスリソース情報に基づきバーコードを生成するものであり、前記バーコードは多くのサービスリソース情報の特定の順序情報を更に含む。
【0016】
当該データタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォームの利用方法において、前記アプリケーション端末はバーコードのデコードモジュールを含み、前記手順(2)は具体的には以下の手順を含む。
(21)当該バーコードのデコードモジュールは前記バーコードを解析し、対応するサービスリソース情報を取得するとともに、対応するタスク情報の特定の順序情報を利用する。
(22)当該アプリケーション端末は前記タスクの特定の順序に基づき、サービスリソースシステム中の対応する多くのサービス提供サーバーと情報の対話を実行する。
【0017】
当該データタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォームの利用方法において、前記対話プラットフォームはサービスインテグレーションシステムを更に含み、前記方法は以下の手順を更に含む。
(4)前記サービスインテグレーションシステムは、前記サービスリソースシステムが前記アプリケーション端末にフィードバックしたサービス結果を取得するとともに、サービス結果及び当該サービス結果を生成するサービス提供サーバーの情報を保存する。
【0018】
当該データタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォームの利用方法において、前記方法は以下の手順を更に含む。
(5)前記サービスインテグレーションシステムは前記サービス結果を前記データタグ管理システムに更にフィードバックし、前記データタグ管理システムは異なるアプリケーションのサービスリソース情報及びサービス結果に基づき、新しいバーコードを生成する。
【0019】
本発明を採用したデータタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォームは、前記プラットフォームがサービスリソース管理システム、データタグ管理システム、アプリケーション端末及びサービスリソースシステムを有し、そのうち、データタグ管理システムが異なるアプリケーションに基づき、サービスリソース管理システムから対応するサービスリソース情報を取得するとともに、データタグを生成する。一方、アプリケーション端末は、データタグを解析し、対応するサービスリソース情報を取得した後、サービスリソースシステムと情報の対話をし、サービス結果を取得して、多くの種類のサービスアプリケーションが実現される。これにより、様々なサービスプリケーションシステムを容易に速く、且つ有効に整合することができ、各システム間のデータ対話が容易になり、同時にユーザの利用体験が改良され、これにより、データタグをより大規模な商業で応用させることができる。さらに、本発明におけるデータタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォーム及び利用方法は、そのプラットフォームの構造がシンプルで、方法の実施形式が簡便であって、低コストを実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1は本発明におけるデータタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォームの利用方法のフローチャートである。
図2は本発明におけるデータタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォームが実際の使用において同じサービス内のタスク管理を実現する構造模式図である。
図3は本発明におけるデータタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォームが実際の使用において異なるサービス間のタスク管理を実現する構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明の技術的内容をより明確に理解できるよう、以下、実施例を挙げて詳細に説明する。
【0022】
実施形態の一つにおいて、当該データタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォームは、サービスリソース管理システム、データタグ管理システム、アプリケーション端末及びサービスリソースシステムを有する。
【0023】
そのうち、サービスリソース管理システムは多くのサービスリソース情報を保存するために用いられ、前記サービスリソース情報は少なくともそれに対応するアプリケーション情報及びアドレス情報を含む。データタグ管理システムは異なるアプリケーションに基づき、前記サービスリソース管理システムからそれに対応する少なくとも一つのサービスリソース情報を取得するとともに、取得したサービスリソース情報に基づきデータタグを生成する。また、アプリケーション端末はユーザ操作に基づき、前記データタグ管理システムからデータタグを取得し、対応するサービスリソース情報を解析して取得し、加えて、サービスリソースシステムと情報の対話を実行するために用いられるものである。さらに、サービスリソースシステムは多くのサービス提供サーバーを有し、各サービス提供サーバーは一つの前記サービスリソース情報に対応し、前記アプリケーション端末と情報の対話を実行して対応するサービスを提供し、加えてアプリケーション端末にサービス結果をフィードバックするために用いられるものである。
【0024】
当該実施形態で説明されるデータタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォームの利用方法は、図1に示されるように、以下の手順を含む。
(1)前記データタグ管理システムは異なるアプリケーションに基づき、前記サービスリソース管理システムからそれに対応する少なくとも一つのサービスリソース情報を取得するとともに、取得したサービスリソース情報に基づきデータタグを生成する。
(2)前記アプリケーション端末はユーザ操作に基づき、前記データタグ管理システムからデータタグを取得し、対応するサービスリソース情報を解析して取得し、加えて、サービスリソースシステムと情報の対話を実行する。
(3)前記サービスリソースシステムは前記アプリケーション端末と情報の対話を実行して対応するサービスを提供し、加えてアプリケーション端末にサービス結果をフィードバックする。
【0025】
好ましい実施形態において、前記データタグはバーコードであり、前記データタグ管理システムは少なくともコード発行サーバーを有し、前記コード発行サーバーは、異なるアプリケーションに基づき、前記サービスリソース管理システムからそれに対応する多くのサービスリソース情報を取得するとともに、取得したサービスリソース情報に基づきバーコードを生成する。また、前記データタグ管理システムはタスクサーバーを更に有し、前記タスクサーバーは各アプリケーションに含まれる多くのタスク情報及び各タスク情報の特定の順序を保存し、当該タスクサーバーは前記コード発行サーバーに前記タスク情報の特定の順序を提供し、前記バーコードが前記タスク情報の特定の順序を含む。
【0026】
当該好ましい実施形態に利用される前記データタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォームの利用方法において、その前記手順(1)が具体的には、前記コード発行サーバーは異なるアプリケーションに基づき、前記サービスリソース管理システムからそれに対応する多くのサービスリソース情報を取得するとともに、前記タスクサーバーから対応するタスク情報の特定の順序を取得して利用し、さらに取得したサービスリソース情報に基づきバーコードを生成するものであり、前記バーコードは多くのサービスリソース情報の特定の順序情報を更に含む。
【0027】
更に好ましい実施形態では、前記アプリケーション端末はバーコードのデコードモジュールを有し、当該バーコードのデコードモジュールは前記バーコードを解析し、対応するサービスリソース情報を取得するとともに、対応するタスク情報の特定の順序情報を利用するために用いられる。また、当該アプリケーション端末は前記タスクの特定の順序に基づき、サービスリソースシステム中の対応する多くのサービス提供サーバーと情報の対話を実行する。
【0028】
当該更に好ましい実施形態で利用される前記データタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォームの利用方法は、前記手順(2)が具体的には以下の手順を含む。
(21)当該バーコードのデコードモジュールは前記バーコードを解析し、対応するサービスリソース情報を取得するとともに、対応するタスク情報の特定の順序情報を利用する。
(22)当該アプリケーション端末は前記特定の順序に基づき、サービスリソースシステム中の対応する多くのサービス提供サーバーと情報の対話を実行する。
【0029】
更により好ましい実施形態において、当該データタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォームは、更にサービスインテグレーションシステムを有し、前記サービスインテグレーションシステムは、前記サービスリソースシステムが前記アプリケーション端末にフィードバックしたサービス結果を取得するとともに、サービス結果及び当該サービス結果を生成するサービス提供サーバーの情報を保存するために用いられるものである。前記サービスインテグレーションシステムは前記サービス結果を前記データタグ管理システムに更にフィードバックし、異なるアプリケーションのサービスリソース情報及びサービス結果に基づき、前記データタグ管理システムに新しいバーコードを生成させる。
【0030】
当該更により好ましい実施形態で利用されるデータタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォームの利用方法では、更に以下の手順を含む:
(4)前記サービスインテグレーションシステムは、前記サービスリソースシステムが前記アプリケーション端末にフィードバックしたサービス結果を取得するとともに、サービス結果及び当該サービス結果を生成するサービス提供サーバーの情報を保存する。
(5)前記サービスインテグレーションシステムは、前記サービス結果を前記データタグ管理システムに更にフィードバックし、前記データタグ管理システムは異なるアプリケーションのサービスリソース情報及びサービス結果に基づき、新しいバーコードを生成する。
【0031】
以下では二つの具体的な実施例を用いて、本発明の実際の利用について説明する。
1.OTOショッピング及び親による監督と支払(同じサービス内のタスク管理)について、そのプラットフォームを図2に示す。
18歳未満の青少年がOTOストアで商品を購入する場合には、商品が注文され購入された後に、システムは注文に対して支払われる必要があるデータタグを生成する。商品の購入者が18歳未満であるため、親(保護者)が確認し、貨幣での支払を行う必要がある。ここで、システム(サービスリソース管理システムとデータタグ管理システム)は注文内容をデータタグの形式で親(保護者、アプリケーション端末)に送り、保護者(アプリケーション端末を通じる)にて当該注文商品を購入するか否かを判断/決定させ、購入が決定された場合には(支払プラットフォーム、サービスリソースシステム)、当該ショッピングの注文に対し貨幣での支払を行う(支払結果はサービスリソース管理システムとデータタグ管理システムにフィードバックされる)。
【0032】
2.企業内部ERP(異なるサービス間のタスク管理)について、そのプラットフォームを図3に示す。
企業での会議において、販売スタッフが現在の企業倉庫物品の在庫状況を取得して販売計画を作成する必要がある場合において、販売スタッフは企業の倉庫スタッフ(サービスリソース管理システムとデータタグ管理システムを通じる)に対し、倉庫スタッフ(アプリケーション端末)が相応の倉庫物品の情報を開放する必要があるといったデータタグを送信する。倉庫スタッフは販売スタッフにより送信されたデータタグの情報を取得し、許可される必要がある情報に基づき、倉庫情報の開放及び許可の操作を実行する(サービスリソースシステムを通じる)。倉庫の物品情報は倉庫スタッフにより開放、許可された後に(倉庫の物品情報はサービスリソース管理システムとデータタグ管理システムにフィードバックされる)、販売スタッフが必要とする情報として会議での使用に提供される。
【0033】
本発明を採用したデータタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォームは、前記プラットフォームがサービスリソース管理システム、データタグ管理システム、アプリケーション端末及びサービスリソースシステムを有し、そのうち、データタグ管理システムが異なるアプリケーションに基づき、サービスリソース管理システムから対応するサービスリソース情報を取得するとともにデータタグを生成する。一方、アプリケーション端末は、データタグを解析し、対応するサービスリソース情報を取得した後、サービスリソースシステムと情報の対話をし、サービス結果を取得して、多くの種類のサービスアプリケーションが実現される。これにより、様々なサービスプリケーションシステムを容易に速く、且つ有効に整合することができ、各システム間のデータ対話が容易になり、同時にユーザの利用体験が改良され、これにより、データタグをより大規模な商業で応用させることができる。さらに、本発明におけるデータタグをベースとするシステム間データ対話プラットフォーム及び利用方法は、そのプラットフォームの構造がシンプルで、方法の実施形式が簡便であって、低コストを実現できるものである。
【0034】
本明細書において、本発明はその特定の実施例を参照し、説明するものであるが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、各種修正及び変更を行うことができるのは言うまでもない。従って、また本明細書と図は限定ではなく、例示説明を目的とするものとみなされるべきである。
図1
図2
図3
【国際調査報告】