【実施例】
【0231】
略語:DMSOはジメチルスルホキシド;ESIはエレクトロスプレーイオン化;およびHPLCは高速液体クロマトグラフィーである。
【0232】
中間体1
6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン
ステップ1
4−ブロモ−2−フルオロ−6−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)ベンゾニトリル
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オール(3g、29.4mmol)をテトラヒドロフラン(50mL)に溶解した。ジクロロメタン中リチウムヘキサメチルジシラザン(1M、29.4mL)を5分間かけて少量ずつ添加し、反応混合物を周囲温度にて1時間撹拌した。次いで、反応混合物を0℃に冷却し、4−ブロモ−2,6−ジフルオロベンゾニトリル(5.82g、26.7mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度に加温し、16時間撹拌を続けた。反応混合物を約10mLにまで濃縮し、水(50mL)に注ぎ入れ、酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.54−1.77(m,2H)、1.91−2.05(m,2H)、3.52(ddd,J=11.6,8.6,3.0Hz,2H)、3.78−3.89(m,2H)、4.88−5.00(m,1H)、7.47(dd,J=8.8,1.5Hz,1H)、7.56(d,J=1.2Hz,1H)。
【0233】
ステップ2
6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン
4−ブロモ−2−フルオロ−6−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)ベンゾニトリル(7.5g、25mmol)のn−ブタノール(30mL)中溶液に、65%ヒドラジン水和物(7.5mL、100mmol)を添加し、反応混合物を終夜加熱還流した。次いで、反応混合物を真空中で濃縮し、水とジクロロメタン(50mL)との間で分配した。有機相を追加のジクロロメタン(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSO
4で脱水し、濃縮した。残留物を酢酸エチルとすり混ぜて、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.63−1.79(m,2H)、1.95−2.06(m,2H)、3.43−3.59(m,2H)、3.79−3.91(m,2H)、4.71−4.83(m,1H)、5.01(bs,2H)、6.57(s,1H)、6.95(d,J=1.0Hz,1H)、11.50(s,1H);MS(ESI+)m/z 312(M+H)
+。
【0234】
中間体2
6−ブロモ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−3−アミン
標題化合物は、ステップ1においてテトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールを1,1,1−トリフルオロプロパン−2−オールに置き換えたことを除いて、中間体1の調製について記載した手順を用いて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.49(d,J=6.4Hz,3H)、4.96(bs,2H)、5.51(p,J=6.4Hz,1H)、6.78(s,1H)、7.07(d,J=1.2Hz,1H)、11.65(s,1H);MS(ESI+)m/z 324(M+H)
+。
【0235】
中間体3
6−ブロモ−4−(シクロペンチルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン
標題化合物は、ステップ1においてテトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールをシクロペンタノールに置き換えたことを除いて、中間体1の調製について記載した手順を用いて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.56−2.01(m,8H)、4.57−5.20(m,3H)、6.41(d,J=1.3Hz,1H)、6.94(d,J=1.3Hz,1H)、11.48(s,1H);MS(ESI+)m/z 296(M+H)
+。
【0236】
中間体4
tert−ブチル4−[(3−アミノ−6−ブロモ−1H−インダゾール−4−イル)オキシ]ピペリジン−1−カルボキシレート
標題化合物は、ステップ1においてテトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールをtert−ブチル4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシレートに置き換えたことを除いて、中間体1の調製について記載した手順を用いて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.43(s,9H)、1.58−1.77(m,2H)、1.86−1.98(m,2H)、3.02−3.24(m,2H)、3.18−3.29(m,2H)、3.60−3.72(m,2H)、4.66−4.81(m,1H)、5.00(bs,2H)、6.56(d,J=1.3Hz,1H)、6.95(d,J=1.2Hz,1H)、11.50(s,1H);MS(ESI+)m/z 411(M+H)
+。
【0237】
中間体5
6−ブロモ−4−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ]−1H−インダゾール−3−アミン
標題化合物は、ステップ1においてテトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールを(S)−テトラヒドロフラン−3−オールに置き換えたことを除いて、中間体1の調製について記載した手順を用いて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 2.04−2.17(m,1H)、2.17−2.36(m,1H)、3.77(td,J=8.3,4.6Hz,1H)、3.83−3.90(m,1H)、3.92(d,J=3.0Hz,2H)、5.01(bs,2H)、5.12−5.20(m,1H)、6.42(d,J=1.3Hz,1H)、6.98(d,J=1.2Hz,1H)、11.53(s,1H);MS(ESI+)m/z 298(M+H)
+。
【0238】
中間体6
6−ブロモ−4−[(3R)−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ]−1H−インダゾール−3−アミン
標題化合物は、ステップ1においてテトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールを(R)−テトラヒドロフラン−3−オールに置き換えたことを除いて、中間体1の調製について記載した手順を用いて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 2.04−2.17(m,1H)、2.17−2.36(m,1H)、3.77(td,J=8.3,4.6Hz,1H)、3.83−3.90(m,1H)、3.92(d,J=3.0Hz,2H)、5.01(bs,2H)、5.12−5.20(m,1H)、6.42(d,J=1.3Hz,1H)、6.98(d,J=1.2Hz,1H)、11.53(s,1H);MS(ESI+)m/z 298(M+H)
+。
【0239】
中間体7
6−ブロモ−4−{[(2R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−1H−インダゾール−3−アミン
標題化合物は、ステップ1においてテトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールを(R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−オールに置き換えたことを除いて、中間体1の調製について記載した手順を用いて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.49(d,J=6.4Hz,3H)、4.96(bs,2H)、5.51(p,J=6.4Hz,1H)、6.78(s,1H)、7.07(d,J=1.2Hz,1H)、11.65(s,1H);MS(ESI+)m/z 324(M+H)
+;[α]
20D=−4°(c 0.94,CH
3OH)。
【0240】
中間体8
6−ブロモ−4−{[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−1H−インダゾール−3−アミン
標題化合物は、ステップ1においてテトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールを(S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−オールに置き換えたことを除いて、中間体1の調製について記載した手順を用いて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.49(d,J=6.4Hz,3H)、4.96(bs,2H)、5.51(p,J=6.4Hz,1H)、6.78(s,1H)、7.07(d,J=1.2Hz,1H)、11.65(s,1H)。);MS(ESI+)m/z 324(M+H)
+;[α]
20D=+5°(c 0.97,CH
3OH)。
【0241】
中間体9
6−ブロモ−4−[(1−メチルピペリジン−4−イル)オキシ]−1H−インダゾール−3−アミン
標題化合物は、ステップ1においてテトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールを1−メチルピペリジン−4−オールに置き換えたことを除いて、中間体1の調製について記載した手順を用いて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.65−1.86(m,2H)、1.85−2.04(m,2H)、2.18(s,3H)、2.20−2.37(m,2H)、4.53−4.64(m,1H)、5.02(bs,2H)、6.51(d,J=1.3Hz,1H)、6.94(d,J=1.2Hz,1H)、11.52(s,1H);MS(ESI+)m/z 325(M+H)
+。
【0242】
中間体10
6−ブロモ−4−イソプロポキシ−1H−インダゾール−3−アミン
標題化合物は、ステップ1においてテトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールをプロパン−2−オールに置き換えたことを除いて、中間体1の調製について記載した手順を用いて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.34(d,J=6.1Hz,6H)、4.71−4.79(m,1H)、4.99(s,2H)、6.45(d,J=1.0Hz,1H)、6.93(d,J=1.0Hz,1H)11.46(s,1H);MS(ESI+)m/z 270(M+H)
+。
【0243】
[実施例1]
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
ステップ1
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−フルオロベンゾニトリル
6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1、0.25g、0.8mmol)および4−シアノ−3−フルオロフェニルボロン酸(0.2g、1.2mmol)のジメトキシエタン:エタノール(4mL、1:1)中懸濁液に、1M炭酸カリウム(1.21mL)を添加した。混合物を窒素でパージし、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(0.027g、0.038mmol)を添加した。反応混合物をマイクロ波反応器(CEM Discover(登録商標)、≦300W)内で160℃にて20分間加熱し、次いで濃縮した。残留物を水とジクロロメタン(3×50mL)との間で分配した。合わせた有機層を濃縮し、残留物を、50−100%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲル上でクロマトグラフィー精製して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.65−1.88(m,2H)、2.07(dd,J=8.8,3.8Hz,2H)、3.50−3.62(m,2H)、3.82−3.93(m,2H)、4.88−5.01(m,1H)、5.04(s,2H)、6.75(s,1H)、7.12(d,J=1.1Hz,1H)、7.77(dd,J=8.1,1.7Hz,1H)、7.92(dd,J=11.3,1.6Hz,1H)、7.94−8.03(m,1H)、11.65(s,1H);MS(ESI)m/z 353(M+H)
+。
【0244】
ステップ2
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
ステップ1からの生成物(0.06g、0.17mmol)および1−フェニルピペラジン(0.11g、0.68mmol)のジメチルスルホキシド(1mL)中溶液を、120℃にて16時間加熱した。次いで、反応混合物を冷却し、メタノール(1mL)で希釈した。2M NaOH(0.1mL、0.19mmol)および30%過酸化水素(0.03mL、0.29mmol)を添加し、混合物を周囲温度にて5時間撹拌した。反応混合物を、10mM酢酸アンモニウム水溶液中10%から100%のアセトニトリルの勾配を12分間にわたって70mL/分の流速で使用するWaters Nova−Pak(登録商標)HR C18 6μm 60Å Prep−Pak(登録商標)カートリッジカラム(40mm×100mm)上での分取HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.68−1.89(m,2H)、2.00−2.12(m,2H)、3.10−3.22(m,4H)、3.32−3.40(m,4H)、3.51−3.63(m,2H)、3.82−3.93(m,2H)、4.86−4.99(m,1H)、5.06(s,2H)、6.67(s,1H)、6.82(t,J=7.2Hz,1H)、6.98−7.05(m,3H)、7.21−7.30(m,2H)、7.40−7.48(m,2H)、7.55(d,J=2.6Hz,1H)、7.82(d,J=7.8Hz,1H)、8.47−8.52(m,1H)、11.49(s,1H);MS(ESI)m/z 513(M+H)
+。
【0245】
[実施例2]
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−[4−(ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
標題化合物は、ステップ2において1−フェニルピペラジンを1−(ピリジン−3−イル)ピペラジンに置き換えたことを除いて、実施例1に記載した手順を用いて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.69−1.84(m,2H)、2.00−2.12(m,2H)、3.10−3.24(m,4H)、3.35−3.50(m,4H)、3.51−3.63(m,2H)、3.82−3.93(m,2H)、4.85−4.98(m,1H)、5.03(bs,2H)、6.67(s,1H)、7.03(d,J=1.0Hz,1H)、7.25(dd,J=8.5,4.5Hz,1H)、7.37−7.48(m,3H)、7.52−7.58(m,1H)、7.80(d,J=7.8Hz,1H)、8.03(dd,J=4.5,1.2Hz,1H)、8.38(d,J=2.9Hz,1H)、8.41−8.47(m,1H)、11.49(s,1H);MS(ESI)m/z 514(M+H)
+。
【0246】
[実施例3]
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(4−シクロプロピルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
標題化合物は、ステップ2において1−フェニルピペラジンを1−シクロプロピルピペラジンに置き換えたことを除いて、実施例1に記載した手順を用いて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 0.31−0.38(m,2H)、0.42−0.50(m,2H)、1.65−1.83(m,3H)、1.99−2.11(m,2H)、2.70−2.76(m,4H)、2.96−3.03(m,4H)、3.45−3.67(m,2H)、3.73−3.92(m,2H)、4.87−4.98(m,1H)、5.06(s,2H)、6.64(s,1H)、6.99(d,J=0.9Hz,1H)、7.37(d,J=1.7Hz,1H)、7.41(dd,J=8.0,1.6Hz,1H)、7.55−7.63(m,1H)、7.83(d,J=8.0Hz,1H)、8.60−8.65(m,1H);MS(ESI)m/z 477(M+H)
+。
【0247】
[実施例4]
2−(4−アセチルピペラジン−1−イル)−4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]ベンズアミド
標題化合物は、ステップ2において1−フェニルピペラジンを1−(ピペラジン−1−イル)エタノンに置き換えたことを除いて、実施例1に記載した手順を用いて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.59−1.86(m,2H)、1.85−1.98(m,2H)、2.05(s,3H)、)、3.02(d,J=21.4Hz,4H)、3.51−3.60(m,2H)、3.64(m,4H)、3.70−3.96(m,2H)、4.92(m,1H)、5.00(s,2H)、6.56−6.78(m,1H)、7.00(s,1H)、7.29−7.46(m,1H)、7.54(bs,1H)、7.77(d,J=7.9Hz,1H)、8.37−8.43(m,1H);MS(ESI)m/z 479(M+H)
+。
【0248】
[実施例5]
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−{4−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]ピペラジン−1−イル}ベンズアミド
標題化合物は、ステップ2において1−フェニルピペラジンを4−(2−(ピペラジン−1−イル)エチル)モルホリンに置き換えたことを除いて、実施例1に記載した手順を用いて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.63−1.89(m,2H)、1.94−2.11(m,2H)、2.19−2.44(m,6H)、2.41−2.48(m,4H)、2.61(bs,4H)、2.94−3.12(m,4H)、3.51−3.62(m,4H)、3.81−3.92(m,2H)、4.81−5.01(m,1H)、5.01(s,2H)、6.64(s,1H)、7.00(d,J=1.0Hz,1H)、7.36−7.45(m,1H)、7.41(d,J=9.2Hz,1H)、7.53−7.59(m,1H)、7.82(d,J=7.9Hz,1H)、8.54−8.60(m,1H)、11.48(bs,1H);MS(ESI)m/z 550(M+H)
+。
【0249】
[実施例6]
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−[4−(5−メトキシピリミジン−4−イル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
標題化合物は、ステップ2において1−フェニルピペラジンを5−メトキシ−4−(ピペラジン−1−イル)ピリミジンに置き換えたことを除いて、実施例1に記載した手順を用いて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.68−1.90(m,2H)、1.98−2.10(m,2H)、3.15(dd,J=6.0,3.4Hz,4H)、3.50−3.65(m,2H)、3.81−3.92(m,9H)、4.88−5.02(m,1H)、5.00(s,2H)、6.65(s,1H)、7.02(d,J=0.9Hz,1H)、7.36−7.46(m,2H)、7.52−7.58(m,1H)、7.80(d,J=7.9Hz,1H)、8.09(s,1H)、8.29(s,1H)、8.46−8.52(m,1H)、11.47(bs,1H);MS(ESI)m/z 545(M+H)
+。
【0250】
[実施例7]
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−[4−(3−ヒドロキシプロピル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
標題化合物は、ステップ2において1−フェニルピペラジンを3−(ピペラジン−1−イル)プロパン−1−オールに置き換えたことを除いて、実施例1に記載した手順を用いて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.56−1.69(m,2H)、1.70−1.83(m,2H)、1.93−2.18(m,2H)、2.32−2.51(m,2H)、2.49−2.66(m,4H)、3.04(t,J=4.3Hz,4H)、3.19−3.40(m,6H)、)、4.86−4.97(m,1H)、5.00(s,2H)、6.64(s,1H)、7.00(d,J=0.7Hz,1H)、7.41(dd,J=10.6,2.6Hz,1H)、7.55(s,1H)、7.82(d,J=8.0Hz,1H)、8.57(s,1H)、11.09−12.15(m,1H);MS(ESI)m/z 495(M+H)
+。
【0251】
[実施例8]
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
標題化合物は、ステップ2において1−フェニルピペラジンを1−(5−クロロピリジン−3−イル)ピペラジンに置き換えたことを除いて、実施例1に記載した手順を用いて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.68−1.85(m,2H)、2.01−2.18(m,2H)、3.05−3.28(m,4H)、3.43−3.68(m,4H)、3.80−4.09(m,2H)、4.88−5.02(m,1H)、5.02(s,2H)、6.66(s,1H)、7.02(s,1H)、7.44(dd,J=16.5,8.4Hz,1H)、7.47−7.61(m,2H)、7.79(d,J=8.0Hz,2H)、8.01(d,J=1.9Hz,1H)、8.32−8.42(m,1H)、11.47(s,1H);MS(ESI)m/z 548(M+H)
+。
【0252】
[実施例9]
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−[4−(1−メチルピペリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
標題化合物は、ステップ2において1−フェニルピペラジンを1−(1−メチルピペリジン−4−イル)ピペラジンに置き換えたことを除いて、実施例1に記載した手順を用いて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.35−1.51(m,2H)、1.71−1.83(m,4H)、2.0−2.1(m,2H)、2.14(s,3H)、2.63−2.70(m,4H)、2.70−2.75(m,1H)、2.75−2.89(m,2H))、2.99−3.06(m,4H)、3.46−3.63(m,2H)、3.75−3.96(m,2H)、4.03(bs,2H)、4.86−4.94(m,1H)、5.00(s,2H)、6.65(s,1H)、7.00(s,1H)、7.37−7.45(m,2H)、7.54(d,J=2.4Hz,1H)、7.82(d,J=7.9Hz,1H)、8.61(s,1H)、11.48(s,1H);MS(ESI)m/z 534(M+H)
+。
【0253】
[実施例10]
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−{4−[2−(ピリジン−2−イル)エチル]ピペラジン−1−イル}ベンズアミド
標題化合物は、ステップ2において1−フェニルピペラジンを1−(2−(ピリジン−2−イル)エチル)ピペラジンに置き換えたことを除いて、実施例1に記載した手順を用いて調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm 1.67−1.82(m,2H)、1.98−2.10(m,2H)、2.61−2.70(m,4H)、2.75(t,J=7.8Hz,2H)、2.94(t,J=7.6Hz,2H)、3.01−3.08(m,4H)、3.51−3.67(m,2H)、3.76−4.01(m,2H)、4.88−4.96(m,1H)、5.02(s,2H)、6.65(s,1H)、7.01(s,1H)、7.20(dd,J=7.5,4.9Hz,1H)、7.25−7.38(m,1H)、7.36−7.50(m,2H)、7.55−7.63(m,1H)、7.70(td,J=7.6,1.9Hz,1H)、7.77−7.87(m,1H)、8.43−8.51(m,1H)、8.56−8.64(m,1H)、10.79−12.56(m,1H);MS(ESI)m/z 542(M+H)
+。
【0254】
[実施例11]
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−{4−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチル]ピペラジン−1−イル}ベンズアミド
標題化合物は、ステップ2において1−フェニルピペラジンを2−(2−(ピペラジン−1−イル)エトキシ)エタノールに置き換えたことを除いて、実施例1に記載した手順を用いて調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm 1.60−1.84(m,2H)、1.99−2.16(m,2H)、2.55(t,J=5.9Hz,2H)、2.60−2.66(m,4H)、3.00−3.06(m,4H)、3.42(ddd,J=16.2,14.9,5.2Hz,4H)、3.46−3.54(m,2H)、3.53−3.63(m,2H)、3.80−3.91(m,2H)、4.86−4.97(m,1H)、4.99(s,2H)、6.69(d,J=42.2Hz,1H)、7.04(d,J=35.7Hz,1H)、7.33−7.51(m,2H)、7.54−7.63(m,1H)、7.79−7.90(m,1H)、8.53−8.61(m,1H);MS(ESI)m/z 525(M+H)
+。
【0255】
[実施例12]
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−[4−(3−クロロフェニル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
標題化合物は、ステップ2において1−フェニルピペラジンを1−(3−クロロフェニル)ピペラジンに置き換えたことを除いて、実施例1に記載した手順を用いて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.71−1.82(m,2H)、2.03−2.09(m,2H)、3.17−3.20(m,4H)、3.38−3.40(m,4H)、3.53−3.60(m,2H)、3.83−3.90(m,2H)、4.89−4.97(m,2H)、5.02(s,2H)、6.67(s,1H)、682(dd,J=7.9,1.2Hz,1H)、6.96−7.04(m,3H)、7.25(t,J=8.1Hz,1H)、7.40−7.45(m,2H)、7.58(d,J=2.8Hz,1H)、7.80(d,J=8.3Hz,1H)、8.44(d,J=2.8Hz,1H)、11.51(s,1H);MS(ESI)m/z 547(M+H)
+。
【0256】
[実施例13]
1−{4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)フェニル}エタノン
ステップ1
1−{4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−フルオロフェニル}エタノン
6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1、0.5g、1.62mmol)および4−アセチル−3−フルオロフェニルボロン酸(0.35g、1.92mmol)のジメトキシエタン:エタノール(6mL、1:1)中懸濁液に、1M炭酸カリウム(2.4mL)を添加した。反応混合物を窒素でパージし、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(0.054g、0.077mmol)を添加した。次いで、反応混合物をマイクロ波反応器(CEM Discover(登録商標)、≦300W)内で160℃にて20分間加熱し、次いで濃縮した。濃縮物を水/ジクロロメタン(3×50mL)に分配した。合わせた有機層を濃縮し、50−100%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲル上でクロマトグラフィー精製して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.66−1.84(m,2H)、1.96−2.13(m,2H)、2.61(d,J=4.2Hz,3H)、3.48−3.63(m,2H)、3.81−3.94(m,2H)、4.96(dt,J=12.2,4.1Hz,1H)、5.02(s,2H)、6.74(s,1H)、7.10(d,J=1.0Hz,1H)、7.64−7.76(m,2H)、7.88(t,J=8.0Hz,1H)、11.60(s,1H);MS(ESI)m/z 370(M+H)
+。
【0257】
ステップ2
1−{4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)フェニル}エタノン
ステップ1からの生成物(0.1g、0.27mmol)および1−フェニルピペラジン(0.176g、1.73mmol)のジメチルスルホキシド(1mL)中溶液を、120℃にて終夜加熱した。反応混合物を、10mM酢酸アンモニウム水溶液中10%から100%のアセトニトリルの勾配を12分間にわたって70mL/分の流速で使用するWaters Nova−Pak(登録商標)HR C18 6μm 60Å Prep−Pak(登録商標)カートリッジカラム(40mm×100mm)上での分取HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.76(dt,J=12.8,4.5Hz,2H)、2.05(d,J=15.7Hz,2H)、2.63(s,3H)、3.08−3.20(m,4H)、3.38−3.5(m,4H)、3.49−3.69(m,2H)、3.79−4.00(m,2H)、4.85−4.96(m,1H)、5.00(bs,2H)、5.74(s,1H)、6.66(s,1H)、6.81(t,J=7.3Hz,1H)、7.01(dd,J=8.3,4.3Hz,3H)、7.16−7.28(m,3H)、7.33−7.39(m,1H)、7.44(d,J=7.7Hz,1H)、11.49(s,1H);MS(ESI)m/z 512(M+H)
+。
【0258】
[実施例14]
1−{4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(4−シクロプロピルピペラジン−1−イル)フェニル}エタノン
標題化合物は、ステップ2において1−フェニルピペラジンを1−シクロプロピルピペラジンに置き換えたことを除いて、実施例13に記載した手順を用いて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 0.34(m,2H)、0.45(d,J=4.3Hz,2H)、1.59−1.84(m,2H)、2.05−2.09(m,2H)、2.27(d,J=1.8Hz,1H)、2.62(s,3H)、2.91−3.04(m,4H)、3.56(ddd,J=11.6,8.5,3.1Hz,2H)、3.81−3.92(m,2H)、3.94(m,4H)4.86−4.9(m,1H)、5.01(s,2H)、6.63(s,1H)、6.98(s,1H)、7.27(s,1H)、7.32(d,J=8.0Hz,1H)、7.41(d,J=8.0Hz,1H)、11.5(s,1H);MS(ESI)m/z 476(M+H)
+。
【0259】
[実施例15]
1−{4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−[4−(ピリミジン−2−イル)ピペラジン−1−イル]フェニル}エタノン
標題化合物は、ステップ2において1−フェニルピペラジンを2−(ピペラジン−1−イル)ピリミジンに置き換えたことを除いて、実施例13に記載した手順を用いて調製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm 1.70−1.81(m,2H)、2.00−2.11(m,2H)、2.67(s,3H)、3.07−3.13(m,4H)、3.52−3.61(m,2H)、3.82−3.90(m,2H)、3.90−3.96(m,4H)、4.91(dp,J=7.9,4.0Hz,1H)、5.00(bs,2H)、6.65(d,J=2.9Hz,1H)、6.66(dd,J=7.7,3.0Hz,1H)、7.02(s,1H)、7.35(s,1H)、7.36−7.39(m,1H)、7.44−7.50(m,1H)、8.37−8.42(m,2H)、11.46−11.58(m,1H);MS(ESI)m/z 514(M+H)
+。
【0260】
[実施例16]
1−{4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−[4−(ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル]フェニル}エタノン
標題化合物は、ステップ2において1−フェニルピペラジンを1−(ピリジン−3−イル)ピペラジンに置き換えたことを除いて、実施例13に記載した手順を用いて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.66−1.86(m,2H)、1.96−2.30(m,2H)、2.65(s,3H)、3.20(d,J=4.7Hz,4H)、3.39(d,J=5.1Hz,4H)、3.46−3.65(m,2H)、3.82−3.93(m,2H)、4.84−4.98(m,1H)、5.00(s,2H)、6.67(s,1H)、7.03(d,J=0.9Hz,1H)、7.25(dd,J=8.4,4.5Hz,1H)、7.31−7.44(m,3H)、7.46(d,J=8.0Hz,1H)、8.03(dd,J=4.5,1.3Hz,1H)、8.37(d,J=2.9Hz,1H)、11.49(s,1H);MS(ESI)m/z 513(M+H)
+。
【0261】
[実施例17]
1−{4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−[4−(4−フルオロフェニル)ピペラジン−1−イル]フェニル}エタノン
標題化合物は、ステップ2において1−フェニルピペラジンを1−(4−フルオロフェニル)ピペラジンに置き換えたことを除いて、実施例13に記載した手順を用いて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.60−1.88(m,2H)、1.96−2.21(m,2H)、2.64(s,3H)、3.19(d,J=4.0Hz,4H)、3.27(d,J=3.8Hz,4H)、3.46−3.66(m,2H)、3.79−3.95(m,2H)、4.92(ddd,J=10.0,8.2,4.0Hz,1H)、5.00(s,2H)、6.67(s,1H)、6.93−7.20(m,5H)、7.30−7.49(m,3H)、11.56(d,J=38.0Hz,1H);MS(ESI)m/z 528(M+H)
+。
【0262】
[実施例18]
1−{4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−[4−(3,3−ジメチルブチル)ピペラジン−1−イル]フェニル}エタノン
標題化合物は、ステップ2において1−フェニルピペラジンを1−(3,3−ジメチルブチル)ピペラジンに置き換えたことを除いて、実施例13に記載した手順を用いて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 0.90(s,9H)、1.38(dd,J=9.5,6.6Hz,2H)、1.68−1.87(m,2H)、1.96−2.14(m,2H)、2.35(t,J=8.0Hz,2H)、2.52−2.61(m,4H)、2.61(s,3H)、3.02(s,4H)、3.40−3.64(m,2H)、3.77−4.04(m,2H)、4.75−4.99(m,1H)、4.97(bs,2H)、6.64(s,1H)、6.99(d,J=0.9Hz,1H)、7.28(s,1H)、7.29−7.35(m,1H)、7.40(d,J=7.9Hz,1H)、11.48(s,1H)。
【0263】
[実施例19]
1−{4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)フェニル}エタノン
標題化合物は、ステップ2において1−フェニルピペラジンを1−シクロヘキシルピペラジンに置き換えたことを除いて、実施例13に記載した手順を用いて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.22(t,J=9.6Hz,4H)、1.54−1.63(m,1H)、1.67−1.88(m,6H)、1.95−2.14(m,3H)、2.30(t,J=11.7Hz,1H)、2.61(s,3H)、2.63−2.74(m,4H)、3.01(d,J=3.9Hz,4H)、3.56(ddd,J=11.5,8.5,3.0Hz,2H)、3.81−3.92(m,2H)、4.86−4.96(m,1H)、4.99(s,2H)、6.64(s,1H)、6.99(d,J=0.9Hz,1H)、7.27(s,1H)、7.31(dd,J=8.0,1.4Hz,1H)、7.40(d,J=7.9Hz,1H)、11.48(s,1H);MS(ESI)m/z 518(M+H)
+。
【0264】
[実施例20]
1−{4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−[4−(シクロプロピルカルボニル)ピペラジン−1−イル]フェニル}エタノン
標題化合物は、ステップ2において1−フェニルピペラジンをシクロプロピル(ピペラジン−1−イル)メタノンに置き換えたことを除いて、実施例13に記載した手順を用いて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 0.64−0.82(m,4H)、1.57−1.84(m,2H)、1.91−2.12(m,3H)、2.64(s,3H)、3.07(s,4H)、3.55(ddd,J=14.5,8.7,4.5Hz,2H)、3.63(d,J=13.6Hz,4H)、3.79−3.97(m,2H)、4.84−4.98(m,1H)、5.00(s,1H)、6.65(s,1H)、7.02(s,1H)、7.33(s,1H)、7.35−7.41(m,1H)、7.47(d,J=7.9Hz,1H)、11.49(s,1H);MS(ESI)m/z 504(M+H)
+。
【0265】
[実施例21]
1−{4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−[4−(1,3−チアゾール−2−イル)ピペラジン−1−イル]フェニル}エタノン
標題化合物は、ステップ2において1−フェニルピペラジンを2−(ピペラジン−1−イル)チアゾールに置き換えたことを除いて、実施例13に記載した手順を用いて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.76(d,J=8.5Hz,2H)、2.05(ddd,J=9.2,6.1,3.7Hz,2H)、2.65(s,3H)、3.13−3.20(m,4H)、3.51−3.64(m,6H)、3.79−3.95(m,2H)、4.92(ddd,J=10.8,6.3,2.5Hz,1H)、5.01(bs,2H)、6.66(s,1H)、6.89(d,J=3.5Hz,1H)、7.02(d,J=0.9Hz,1H)、7.21(d,J=3.5Hz,1H)、7.37(d,J=2.4Hz,1H)、7.40(d,J=1.5Hz,1H)、7.48(d,J=7.9Hz,1H)、11.50(s,1H);MS(ESI)m/z 519(M+H)
+。
【0266】
[実施例22]
1−{4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−[4−(ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル]フェニル}エタノール
水素化ホウ素ナトリウム(6mg、0.164mmol)を、1−{4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−[4−(ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル]フェニル}エタノン(実施例16、42mg、0.082mmol)のメタノール(3mL)中溶液に添加し、混合物を周囲温度にて5時間撹拌した。次いで、1Mクエン酸(2mL)を添加し、続いて1時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、水/ジクロロメタン(3×25mL)に分配した。合わせた有機層をMgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。5%メタノール/ジクロロメタンで溶出するシリカゲル上でのクロマトグラフィー精製により、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.38(d,J=6.3Hz,3H)、1.76(d,J=8.6Hz,2H)、2.06(d,J=13.9Hz,2H)、2.94−3.10(m,2H)、3.13−3.29(m,2H)、3.37(m,4H)、3.56(ddd,J=11.3,8.5,2.9Hz,2H)、3.77−3.94(m,2H)、4.86−4.95(m,1H)、4.97(s,2H)、5.02(d,J=4.5Hz,1H)、5.17−5.27(m,1H)、6.62(s,1H)、6.95(s,1H)、7.24(dd,J=8.5,4.5Hz,1H)、7.30−7.48(m,3H)、7.56(d,J=8.0Hz,1H)、8.03(dd,J=4.5,1.3Hz,1H)、8.37(d,J=2.9Hz,1H)、11.41(s,1H)。
【0267】
[実施例23]
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−N−シクロプロピル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
ステップ1
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−N−シクロプロピル−2−フルオロベンズアミド
6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1、0.33g、1.05mmol)および4−(シクロプロピルカルバモイル)−3−フルオロフェニルボロン酸(0.35g、1.57mmol)のジメトキシエタン:エタノール(5mL、1:1)中懸濁液に、1M炭酸カリウム(2.4mL)を添加した。混合物を窒素でパージし、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(0.035g、0.048mmol)を添加した。得られた混合物をマイクロ波反応器(CEM Discover(登録商標)、≦300W)内で160℃にて20分間加熱した。次いで、反応混合物を濃縮し、濃縮物を水とジクロロメタン(3×50mL)との間で分配した。合わせた有機層を濃縮し、濃縮物を、50−100%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶出するシリカゲル上でクロマトグラフィー精製して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 0.48−0.62(m,2H)、0.71(td,J=7.1,4.9Hz,2H)、1.64−1.87(m,2H)、2.05(dd,J=9.4,5.4Hz,2H))、2.78−2.92(m,1H)、3.48−3.62(m,2H)、3.82−3.93(m,2H)、4.89−4.98(m,1H)、5.01(s,2H)、6.48(s,1H)、6.69(s,1H)、7.04(d,J=1.0Hz,1H)、7.63(dt,J=9.8,5.1Hz,2H)、8.35(d,J=5.0Hz,1H)、11.54(s,1H);MS(ESI)m/z 411(M+H)
+。
【0268】
ステップ2
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−N−シクロプロピル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
ステップ1からの生成物(0.075g、0.18mmol)および1−フェニルピペラジン(0.09g、0.55mmol)のジメチルスルホキシド(1mL)中溶液を、120℃にて終夜加熱した。反応混合物を、10mM酢酸アンモニウム水溶液中10%から100%のアセトニトリルの勾配を12分間にわたって70mL/分の流速で使用するWaters Nova−Pak(登録商標)HR C18 6μm 60Å Prep−Pak(登録商標)カートリッジカラム(40mm×100mm)上での分取HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 0.50−0.63(m,2H)、0.73(td,J=7.1,4.9Hz,2H)、1.69−1.84(m,2H)、1.98−2.12(m,2H)、2.89(td,J=7.3,3.9Hz,1H)、3.18(d,J=4.5Hz,4H)、3.41(m,4H)、3.48−3.64(m,2H)、3.81−3.92(m,2H)、4.82−5.00(m,1H)、5.00(s,2H)、6.65(s,1H)、6.83(t,J=7.2Hz,1H)、6.98−7.05(m,3H)、7.21−7.31(m,2H)、7.42−7.49(m,2H)、7.76(d,J=8.4Hz,1H)、9.20(d,J=4.4Hz,1H)、11.48(s,1H);MS(ESI)m/z 553(M+H)
+。
【0269】
[実施例24]
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−N−シクロプロピル−2−[4−(ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
標題化合物は、ステップ2において1−フェニルピペラジンを1−(ピリジン−3−イル)ピペラジンに置き換えたことを除いて、実施例23に記載した手順を用いて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 0.50−0.64(m,2H)、0.62−0.77(m,2H)、1.77(d,J=8.4Hz,2H)、1.99−2.14(m,2H)、2.89(d,J=4.0Hz,1H)、3.04−3.26(m,4H)、3.46−3.51(m,4H)、3.48−3.64(m,2H)、3.81−3.92(m,2H)、4.96(d,J=22.9Hz,1H)、5.00(s,1H)、6.65(s,1H)、7.02(s,1H)、7.26(dd,J=8.4,4.5Hz,1H)、7.36−7.51(m,2H)、7.74(d,J=7.8Hz,1H)、8.04(dd,J=4.5,1.2Hz,1H)、8.38(d,J=2.9Hz,1H)、9.11(d,J=4.4Hz,1H)、11.23−11.76(m,1H)。);MS(ESI)m/z 554(M+H)
+。
【0270】
[実施例25]
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−N−シクロプロピル−2−[4−(2,2−ジメチルプロパノイル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
標題化合物は、ステップ2において1−フェニルピペラジンを2,2−ジメチル−1−(ピペラジン−1−イル)プロパン−1−オンに置き換えたことを除いて、実施例23に記載した手順を用いて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 0.51−0.66(m,2H)、0.68−0.83(m,2H)、1.23(d,J=3.6Hz,9H)、1.76(dd,J=8.3,4.3Hz,2H)、2.05(d,J=12.3Hz,2H)、2.83−2.94(m,1H)、2.99(m,4H)、3.56(t,J=8.5Hz,2H)、3.70(s,4H)、3.85(dd,J=11.0,5.7Hz,2H)、4.91(ddd,J=11.6,7.8,3.7Hz,1H)、5.00(s,2H)、6.62(s,1H)、7.02(d,J=16.8Hz,1H)、7.37(s,1H)、7.42(d,J=9.3Hz,1H)、7.70(d,J=8.0Hz,1H)、9.04(d,J=4.3Hz,1H)、11.47(s,1H);MS(ESI)m/z 561(M+H)
+。
【0271】
[実施例26]
4−{3−アミノ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−6−イル}−N−シクロプロピル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
標題化合物は、ステップ1において6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1)を6−ブロモ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−3−アミン(中間体2)に置き換えたことを除いて、実施例23に記載した手順を用いて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 0.52−0.59(m,2H)、0.66−0.88(m,2H))、1.54(d,J=6.3Hz,3H)、2.81−2.99(m,1H)、3.15−3.23(m,4H)、4.95(s,2H)、5.68(dd,J=12.9,6.4Hz,1H)、6.80−6.89(m,2H)、7.02(d,J=7.9Hz,2H)、7.14(s,1H)、7.26(dd,J=8.6,7.1Hz,2H)、7.50(s,1H)、7.53(dd,J=4.5,2.9Hz,1H)、7.78(d,J=8.2Hz,1H)、9.25(d,J=4.4Hz,1H)、11.63(s,1H);MS(ESI)m/z 565(M+H)
+。
【0272】
[実施例27]
4−{3−アミノ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−6−イル}−N−シクロプロピル−2−(4−シクロプロピルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
標題化合物は、ステップ1において6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1)を6−ブロモ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−3−アミン(中間体2)に置き換え、ステップ2において1−フェニルピペラジンを1−シクロプロピルピペラジンに置き換えたことを除いて、実施例23に記載した手順を用いて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 0.28−0.39(m,2H)、0.42−0.52(m,2H)、0.54−0.64(m,2H)、0.78(td,J=7.0,4.9Hz,2H)、1.53(d,J=6.3Hz,3H)、1.64−1.75(m,1H)、2.64−2.80(m,4H)、2.91(td,J=7.3,4.0Hz,1H)、2.92−3.09(m,4H)、4.94(bs,2H)、5.34−5.85(m,1H)、6.82(s,1H)、7.11(d,J=0.9Hz,1H)、7.43−7.54(m,2H)、7.82(d,J=8.0Hz,1H)、9.48(d,J=4.5Hz,1H)、11.62(s,1H);MS(ESI)m/z 529(M+H)
+。
【0273】
[実施例28]
4−{3−アミノ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−6−イル}−N−シクロプロピル−2−[4−(ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
標題化合物は、ステップ1において6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1)を6−ブロモ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−3−アミン(中間体2)に置き換え、ステップ2において1−フェニルピペラジンを1−(ピリジン−3−イル)ピペラジンに置き換えたことを除いて、実施例23に記載した手順を用いて調製した。粗反応混合物をPhenomenex(登録商標)Luna(登録商標)C8(2) 5μm 100Å AXIA(商標)カラム(30mm×75mm)上での分取HPLCにより精製した。アセトニトリル(A)および水中0.1%トリフルオロ酢酸(B)の勾配を、50mL/分の流速で使用した(0−0.5分が10%A、0.5−7.0分が10−95%Aの直線勾配、7.0−10.0分が95%A、10.0−12.0分が95−10%Aの直線勾配)。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm 0.54−0.64(m,2H)、0.66−0.76(m,2H)、1.55(d,J=6.3Hz,3H)、2.85−2.94(m,1H)、3.19−3.24(m,4H)、3.54−3.60(m,4H)、4.95(s,2H)、5.68(dt,J=12.7,6.4Hz,1H)、6.90(s,1H)、7.17(s,1H)、7.45(d,J=1.6Hz,1H)、7.51(dd,J=8.0,1.6Hz,1H)、7.70(d,J=7.9Hz,1H)、7.86(dd,J=8.9,5.3Hz,1H)、8.15(dd,J=9.0,2.7Hz,1H)、8.22−8.28(m,1H)、8.53(bs,1H)、8.96(d,J=4.4Hz,1H)、11.74(d,J=239.9Hz,1H);MS(ESI)m/z 566(M+H)
+。
【0274】
[実施例29]
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)−N−メチルベンズアミド
ステップ1
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−フルオロ−N−メチルベンズアミド
6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1、0.5g、1.62mmol)および3−フルオロ−4−(メチルカルバモイル)フェニルボロン酸(0.35g、1.92mmol)のジメトキシエタン:エタノール(6mL、1:1)中懸濁液に、1M炭酸カリウム(2.4mL)を添加した。反応混合物を窒素でパージし、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(0.054g、0.077mmol)を添加した。次いで、反応混合物をマイクロ波反応器(CEM Discover(登録商標)、≦300W)内で160℃にて20分間加熱し、次いで濃縮した。濃縮物を水/ジクロロメタン(3×50mL)に分配した。合わせた有機層を濃縮し、0−10%メタノール/酢酸エチルの勾配で溶出するシリカゲル上でクロマトグラフィー精製して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.67−1.83(m,2H)、2.00−2.13(m,2H)、2.80(d,J=4.5Hz,3H)、3.48−3.62(m,2H)、3.78−3.93(m,2H)、4.94(dt,J=12.1,6.2Hz,1H)、5.01(s,2H)、6.70(s,1H)、7.05(d,J=1.0Hz,1H)、7.58−7.74(m,3H)、8.19−8.22(m,1H)、11.51−11.58(m,1H);MS(ESI)m/z 385(M+H)
+。
【0275】
ステップ2
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)−N−メチルベンズアミド
ステップ1からの生成物(0.075g、0.18mmol)および1−シクロヘキシルピペラジン(0.092g、0.546mmol)のジメチルスルホキシド(1mL)中溶液を、120℃にて終夜加熱した。反応混合物を、10mM酢酸アンモニウム水溶液中10%から100%のアセトニトリルの勾配を12分間にわたって70mL/分の流速で使用するWaters Nova−Pak(登録商標)HR C18 6μm 60Å Prep−Pak(登録商標)カートリッジカラム(40mm×100mm)上での分取HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.18(dt,J=14.6,9.4Hz,6H)、1.40−1.63(m,1H)、1.79(dtd,J=13.1,8.3,4.1Hz,6H)、2.00−2.12(m,2H)、2.22−2.34(m,1H)、2.62−2.78(m,4H)、2.85(d,J=4.7Hz,3H)、3.00(d,J=4.0Hz,4H)、3.57(ddd,J=11.5,8.4,3.1Hz,2H)、3.81−3.92(m,2H)、4.83−4.99(m,1H)、4.99(s,2H)、6.64(s,1H)、6.99(s,1H)、7.37(s,1H)、7.40(dd,J=8.0,1.6Hz,1H)、7.77(d,J=7.9Hz,1H)、9.07(d,J=4.8Hz,1H)、11.47(s,1H)。
【0276】
[実施例30]
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−N−メチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
標題化合物は、1−シクロヘキシルピペラジンを1−フェニルピペラジンに置き換えて、実施例29に記載した通りに調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.69−1.84(m,2H)、1.99−2.12(m,2H)、2.85(d,J=4.7Hz,3H)、3.06−3.24(m,4H)、3.35(m,4H)、3.57(ddd,J=11.5,8.5,3.1Hz,2H)、3.88(dd,J=11.6,5.1Hz,2H)、4.93(ddd,J=10.8,7.5,3.4Hz,1H)、4.97(s,2H)、6.66(s,1H)、6.82(t,J=7.2Hz,1H)、6.98−7.06(m,3H)、7.21−7.30(m,2H)、7.40−7.48(m,2H)、7.78(d,J=7.8Hz,1H)、8.95(d,J=4.8Hz,1H)、11.48(s,1H);MS(ESI)m/z 527.3(M+H)
+。
【0277】
[実施例31]
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−N−メチル−2−[4−(ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
標題化合物は、1−シクロヘキシルピペラジンを1−(ピリジン−3−イル)ピペラジンに置き換えて、実施例29に記載した通りに調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.67−1.88(m,2H)、2.00−2.16(m,2H)、2.86(d,J=4.7Hz,3H)、3.18(s,4H)、3.37−3.46(m,4H)、3.57(ddd,J=11.4,8.7,3.0Hz,2H)、3.86(dd,J=11.2,5.8Hz,2H)、4.85−4.99(m,1H)、5.00(s,2H)、6.66(s,1H)、7.02(s,1H)、7.25(dd,J=8.4,4.5Hz,1H)、7.42(td,J=9.2,1.6Hz,3H)、7.75(t,J=7.3Hz,1H)、8.03(dd,J=4.5,1.2Hz,1H)、8.38(d,J=2.6Hz,1H)、8.90(d,J=4.9Hz,1H)、11.52(s,1H);MS(ESI)m/z 528(M+H)
+。
【0278】
[実施例32]
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−[4−(シクロプロピルカルボニル)ピペラジン−1−イル]−N−メチルベンズアミド
標題化合物は、1−シクロヘキシルピペラジンをシクロプロピル(ピペラジン−1−イル)メタノンに置き換えて、実施例29に記載した通りに調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 0.66−0.88(m,4H)、1.76(dd,J=30.0,21.2Hz,2H)、2.06(d,J=16.8Hz,2H)、2.87(d,J=4.7Hz,3H)、3.05(m,4H)、3.55(dd,J=14.2,5.7Hz,2H)、3.67(m,2H)、3.78−3.99(m,4H)、4.85−4.99(m,1H)、4.99(s,2H)、6.64(s,1H)、7.01(s,1H)、7.37(d,J=1.5Hz,1H)、7.42(d,J=8.1Hz,1H)、7.75(d,J=8.0Hz,1H)、8.90(d,J=4.7Hz,1H)、11.01−12.07(m,1H);MS(ESI)m/z 519(M+H)
+。
【0279】
[実施例33]
4−{3−アミノ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−6−イル}−N−メチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
ステップ1
4−{3−アミノ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−6−イル}−2−フルオロ−N−メチルベンズアミド
6−ブロモ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−3−アミン(中間体2、0.328g、1.01mmol)および3−フルオロ−4−(メチルカルバモイル)フェニルボロン酸(0.298g、1.50mmol)のジメトキシエタン:エタノール(4mL、1:1)中懸濁液に、1M炭酸カリウム(1.5mL)を添加した。反応混合物を窒素でパージし、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(0.026g、0.036mmol)を添加した。次いで、反応混合物をマイクロ波反応器(CEM Discover(登録商標)、≦300W)内で160℃にて20分間加熱し、次いで濃縮した。濃縮物を水/ジクロロメタン(3×50mL)に分配した。合わせた有機層を濃縮し、酢酸エチルで溶出するシリカゲル上でクロマトグラフィー精製して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm 1.54(d,J=6.3Hz,3H)、2.81(d,J=4.3Hz,3H)、4.96(bs,2H)、5.68(dq,J=12.7,6.3Hz,1H)、6.92(s,1H)、7.20(s,1H)、7.65−7.76(m,3H)、8.22−8.28(m,1H)、11.72(s,1H);MS(ESI)m/z 397(M+H)
+。
【0280】
ステップ2
4−{3−アミノ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−6−イル}−N−メチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
ステップ1からの生成物(48.2mg、0.122mmol)および1−フェニルピペラジン(98.2g、0.605mmol)のジメチルスルホキシド(1mL)中溶液を、150℃にて48時間加熱した。反応混合物を、10mM酢酸アンモニウム水溶液中10%から100%のアセトニトリルの勾配を12分間にわたって70mL/分の流速で使用するWaters Nova−Pak(登録商標)HR C18 6μm 60Å Prep−Pak(登録商標)カートリッジカラム(40mm×100mm)上での分取HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.54(d,J=6.1Hz,3H)、2.86(d,J=4.6Hz,3H)、3.17−3.20(m,4H)、3.36−3.38(m,4H)、4.94(s,2H)、5.62−5.70(m,1H)、6.79−6.85(m,2H)、7.01−7.04(m,2H)、7.15(s,1H)、7.23−7.28(m,2H)、7.48−7.51(m,2H)、7.79(d,J=7.8Hz,1H)、8.98(q,J=4.6Hz,1H)、11.65(s,1H);MS(ESI)m/z 539(M+H)
+。
【0281】
[実施例34]
4−{3−アミノ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−6−イル}−2−(4−シクロプロピルピペラジン−1−イル)−N−メチルベンズアミド
標題化合物は、1−フェニルピペラジンを1−シクロプロピルピペラジンに置き換えたことを除いて、実施例33に記載した通りに調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 0.32−0.36(m,2H)、0.44−0.49(m,2H)、1.53(d,J=6.4Hz,3H)、1.67−1.74(m,1H)、2.73−2.76(m,4H)、3.00−3.03(m,4H)、4.94(s,2H)、5.62−5.70(m,1H)、6.83(s,1H)、7.12(s,1H)、7.43−7.49(m,2H)、7.59(d,J=2.4Hz,1H)、7.84(d,J=7.9Hz,1H)、8.68(d,J=2.8Hz,1H)、11.62(s,1H);MS(ESI)m/z 503(M+H)
+。
【0282】
[実施例35]
4−{3−アミノ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−6−イル}−2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)−N−メチルベンズアミド
標題化合物は、1−フェニルピペラジンを1−シクロヘキシルピペラジンに置き換えたことを除いて、実施例33に記載した手順を用いて、酢酸塩として調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.10−1.30(m,5H)、1.52−1.61(m,4H)、1.75−1.82(m,4H)、1.89(s,3H)、2.26−2.34(m,1H)、2.68−2.70(m,4H)、2.85(d,J=4.8Hz,3H)、2.99−3.02(m,4H)、4.94(s,2H)、5.62−5.71(m,1H)、6.83(s,1H)、7.12(s,1H)、7.44−7.48(m,2H)、7.79(d,J=7.9Hz,1H)、9.13(q,J=4.5Hz,1H)、11.62(s,1H);MS(ESI)m/z 545(M+H)
+。
【0283】
[実施例36]
4−{3−アミノ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−6−イル}−N−メチル−2−[4−(ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
標題化合物は、1−フェニルピペラジンを1−(ピリジン−3−イル)ピペラジンに置き換えたことを除いて、実施例33に記載した通りに調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.54(d,J=6.1Hz,3H)、2.85(d,J=4.6Hz,3H)、3.18−3.21(m,4H)、3.41−3.44(m,4H)、4.94(s,2H)、5.62−5.70(m,1H)、6.85(s,1H)、7.15(s,1H)、7.01−7.04(m,2H)、7.25(dd,J=8.3,4.4Hz,1H)、7.41(ddd,J=8.4,2.9,1.4Hz,1H)、7.46−7.51(m,2H)、7.78(d,J=7.9Hz,1H)、8.03(dd,J=4.4,1.2Hz,1H)、8.38(d,J=2.8Hz,1H)、8.93(q,J=4.6Hz,1H)、11.63(s,1H);MS(ESI)m/z 540(M+H)
+。
【0284】
[実施例37]
4−{3−アミノ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−6−イル}−N−メチル−2−{4−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]ピペラジン−1−イル}ベンズアミド
トリストリフルオロ酢酸塩としての標題化合物を、1−フェニルピペラジンを4−(2−(ピペラジン−1−イル)エチル)モルホリンに置き換えたことを除いて実施例33に記載した通りに調製した。粗反応混合物をPhenomenex(登録商標)Luna(登録商標)C8(2) 5um 100Å AXIA(商標)カラム(30mm×75mm)上での分取HPLCにより精製した。アセトニトリル(A)および水中0.1%トリフルオロ酢酸(B)の勾配を、50mL/分の流速で使用した(0−0.5分が10%A、0.5−7.0分が10−95%Aの直線勾配、7.0−10.0分が95%A、10.0−12.0分が95−10%Aの直線勾配)。試料を1.5mLのジメチルスルホキシド:メタノール(1:1)に注入した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.55(d,J=4.4Hz,3H)、2.86(d,J=4.8Hz,3H)、2.97−3.15 9m,15H)、3.76(m,4H)、5.62−5.71(m,1H)、6.87(s,1H)、7.11(s,1H)、7.36(d,J=1.6Hz,1H)、7.50(dd,J=7.9,1.2Hz,1H)、7.68(d,J=7.9Hz,1H)、8.56(q,J=4.8Hz,1H)、11.84(s,1H);MS(ESI)m/z 576(M+H)
+。
【0285】
[実施例38]
4−{3−アミノ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−6−イル}−N−メチル−2−[4−(ピラジン−2−イル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
標題化合物は、1−フェニルピペラジンを2−(ピペラジン−1−イル)ピラジンに置き換えたことを除いて、実施例33に記載した通りに調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.53(d,J=6.1Hz,3H)、2.87(d,J=4.8Hz,3H)、3.13−3.16(m,4H)、3.77−3.90(m,4H)、4.93(s,2H)、5.59−5.69(m,1H)、6.84(s,1H)、7.15(s,1H)、7.23−7.28(m,2H)、7.45−7.51(m,2H)、7.78(d,J=8.1Hz,1H)、7.88(d,J=2.7Hz,1H)、8.12(dd,J=2.5,1.5Hz,1H)、8.41(d,J=1.4Hz,1H)、8.95(q,J=4.6Hz,1H)、11.62(s,1H)。);MS(ESI)m/z 541(M+H)
+。
【0286】
[実施例39]
4−(3−アミノ−4−{[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−1H−インダゾール−6−イル)−N−メチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
ステップ1
4−(3−アミノ−4−{[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−1H−インダゾール−6−イル)−2−フルオロ−N−メチルベンズアミド
6−ブロモ−4−{[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−1H−インダゾール−3−アミン(中間体8、0.992g、3.06mmol)および3−フルオロ−4−(メチルカルバモイル)フェニルボロン酸(0.892g、4.53mmol)のジメトキシエタン:エタノール(10mL、1:1)中懸濁液に、1M炭酸カリウム(5mL)を添加した。反応混合物を窒素でパージし、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(0.063g、0.09mmol)を添加した。次いで、反応混合物をマイクロ波反応器(CEM Discover(登録商標)、≦300W)内で160℃にて20分間加熱し、次いで濃縮した。濃縮物を水/ジクロロメタン(3×50mL)に分配した。合わせた有機層を濃縮し、0−10%エタノール/酢酸エチルの勾配で溶出するシリカゲル上でクロマトグラフィー精製して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm 1.54(d,J=6.3Hz,3H)、2.81(d,J=4.3Hz,3H)、4.96(bs,2H)、5.68(dq,J=12.7,6.3Hz,1H)、6.92(s,1H)、7.20(s,1H)、7.65−7.76(m,3H)、8.22−8.28(m,1H)、11.72(s,1H);MS(ESI)m/z 539(M+H)
+;[α]
20D=+15°(c 1.01,CH
3OH)。
【0287】
ステップ2
4−(3−アミノ−4−{[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−1H−インダゾール−6−イル)−N−メチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
ステップ1からの生成物(48.4mg、0.122mmol)および1−フェニルピペラジン(82.6g、0.5095mmol)のジメチルスルホキシド(1mL)中溶液を、150℃にて48時間加熱した。反応混合物を、10mM酢酸アンモニウム水溶液中10%から100%のアセトニトリルの勾配を12分間にわたって70mL/分の流速で使用するWaters Nova−Pak(登録商標)HR C18 6μm 60Å Prep−Pak(登録商標)カートリッジカラム(40mm×100mm)上での分取HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.54(d,J=6.1Hz,3H)、2.86(d,J=4.6Hz,3H)、3.17−3.20(m,4H)、3.36−3.38(m,4H)、4.94(s,2H)、5.62−5.70(m,1H)、6.79−6.85(m,2H)、7.01−7.04(m,2H)、7.15(s,1H)、7.23−7.28(m,2H)、7.48−7.51(m,2H)、7.79(d,J=7.8Hz,1H)、8.98(q,J=4.6Hz,1H)、11.65(s,1H);MS(ESI)m/z 539(M+H)
+。
【0288】
[実施例40]
4−(3−アミノ−4−{[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−1H−インダゾール−6−イル)−2−[4−(3,3−ジメチルブチル)ピペラジン−1−イル]−N−メチルベンズアミド
標題化合物は、1−フェニルピペラジンを1−(3,3−ジメチルブチル)ピペラジンに置き換えたことを除いて、実施例39に記載した通りに調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 0.91(s,9H)、1.41−1.36(m,2H)、1.54(d,J=6.4Hz,3H)、2.33−2.39(m,3H)、2.54−2.59(m,4H)、2.86(d,J=4.8Hz,3H)、2.99−3.03(m,4H)、4.93(s,2H)、5.61−5.69(m,1H)、6.83(s,1H)、7.12(s,1H)、7.43−7.49(m,2H)、7.79(d,J8.1Hz,1H)、9.10(q,J=4.2Hz,1H)、11.61(s,1H);MS(ESI)m/z 547(M+H)
+。
【0289】
[実施例41]
4−(3−アミノ−4−{[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−1H−インダゾール−6−イル)−N−メチル−2−[4−(ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
標題化合物は、1−フェニルピペラジンを1−(ピリジン−3−イル)ピペラジンに置き換えたことを除いて、実施例39に記載した通りに調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.54(d,J=6.1Hz,3H)、2.85(d,J=4.6Hz,3H)、3.18−3.21(m,4H)、3.41−3.44(m,4H)、4.94(s,2H)、5.62−5.70(m,1H)、6.85(s,1H)、7.15(s,1H)、7.25(dd,J=8.3,4.4Hz,1H)、7.41(ddd,J=8.4,2.9,1.4Hz,1H)、7.46−7.51(m,2H)、7.78(d,J=7.9Hz,1H)、8.03(dd,J=4.4,1.2Hz,1H)、8.38(d,J=2.8Hz,1H)、8.93(q,J=4.6Hz,1H)、11.63(s,1H);MS(ESI)m/z 540(M+H)
+。
【0290】
[実施例42]
4−(3−アミノ−4−{[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−1H−インダゾール−6−イル)−2−(4−シクロブチルピペラジン−1−イル)−N−メチルベンズアミド
標題化合物は、1−フェニルピペラジンを1−シクロブチルピペラジンに置き換えたことを除いて、実施例39に記載した通りに調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.54(d,J=6.4Hz,3H)、1.63−1.70(m,2H)、1.75−1.84(m,2H)、1.97−2.05(m,2H)、2.43−2.46(m,4H)、2.85(d,J=4.8Hz,3H)、3.00−3.03(m,4H)、4.93(s,2H)、5.62−5.69(m,1H)、6.83(s,1H)、7.12(s,1H)、7.45−7.49(m,2H)、7.79(d,J=7.8Hz,1H)、9.12(q,J=4.3Hz,1H)、11.62(s,1H);MS(ESI)m/z 517(M+H)
+。
【0291】
[実施例43]
4−(3−アミノ−4−{[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−1H−インダゾール−6−イル)−N−メチル−2−[4−(ピリミジン−2−イル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
標題化合物は、1−フェニルピペラジンを2−(ピペラジン−1−イル)ピリミジンに置き換えたことを除いて、実施例39に記載した通りに調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.53(d,J=6.4Hz,3H)、2.87(d,J=4.4Hz,3H)、3.13−3.16(m,4H)、3.77−3.80(m,4H)、4.94(s,2H)、5.61−5.69(m,1H)、6.84(s,1H)、7.14(s,1H)、7.45−7.51(m,2H)、7.78(d,J=7.9Hz,1H)、7.88(d,J=2.8Hz,1H)、8.13(dd,J=2.4,1.6Hz,1H)、8.41(d,J=1.2Hz,1H)、8.96(q,J=4.6Hz,1H)、11.62(s,1H);MS(ESI)m/z 541(M+H)
+。
【0292】
[実施例44]
4−(3−アミノ−4−{[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−1H−インダゾール−6−イル)−2−(4−シクロペンチルピペラジン−1−イル)−N−メチルベンズアミド
標題化合物は、1−フェニルピペラジンを1−シクロペンチルピペラジンに置き換えたことを除いて、実施例39に記載した通りに調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.31−1.42(m,2H)、1.49−1.68(m,7H)、1.79−1.87(m,2H)、2.54−2.67(m,5H)、2.85(d,J=4.8Hz,3H)、3.01−3.04(m,4H)、4.93(s,2H)、5.62−5.70(m,1H)、6.83(s,1H)、7.1(s,1H)、7.44−7.49(m,2H)、7.80(d,J=7.8Hz,1H)、9.16(q,J=4.6Hz,1H)、11.62(s,1H);MS(ESI)m/z 531(M+H)
+。
【0293】
[実施例45]
4−(3−アミノ−4−{[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−1H−インダゾール−6−イル)−2−[4−(2,2−ジメチルプロパノイル)ピペラジン−1−イル]−N−メチルベンズアミド
標題化合物は、1−フェニルピペラジンをtert−ブチルピペラジン−1−カルボキシレートに置き換えたことを除いて、実施例39に記載した通りに調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.23(s,9H)、1.53(d,J=6.4Hz,3H)、2.87(d,J=4.8Hz,3H)、2.98−3.01(m,4H)、3.74−3.77(m,4H)、4.94(s,2H)、5.60−5.68(m,1H)、6.83(s,1H)、7.13(s,1H)、7.40(d,J=1.6Hz,1H)、7.48(dd,J=7.9,1.6Hz,1H)、7.75(d,J=7.9Hz,1H)、8.90(q,J=4.6Hz,1H)、11.62(s,1H);MS(ESI)m/z 547(M+H)
+。
【0294】
[実施例46]
4−(3−アミノ−4−{[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−1H−インダゾール−6−イル)−N−メチル−2−[4−(ピラジン−2−イル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
標題化合物は、1−フェニルピペラジンを2−(ピペラジン−1−イル)ピラジンに置き換えたことを除いて、実施例39に記載した通りに調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.53(d,J=6.4Hz,3H)、2.87(d,J=4.4Hz,3H)、3.13−3.16(m,4H)、3.77−3.80(m,4H)、4.94(s,2H)、5.61−5.69(m,1H)、6.84(s,1H)、7.14(s,1H)、7.45−7.51(m,2H)、7.78(d,J=7.9Hz,1H)、7.88(d,J=2.8Hz,1H)、8.13(dd,J=2.4,1.6Hz,1H)、8.41(d,J=1.2Hz,1H)、8.96(q,J=4.6Hz,1H)、11.62(s,1H);MS(ESI)m/z 541(M+H)
+。
【0295】
[実施例47]
4−(3−アミノ−4−{[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−1H−インダゾール−6−イル)−2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)−N−メチルベンズアミド
標題化合物は、1−フェニルピペラジンを1−シクロヘキシルピペラジンに置き換えたことを除いて、実施例39に記載した通りに調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.10−1.26(m,5H)、1.52−1.61(m,4H)、1.76−1.83(m,4H)、2.25−2.32(m,1H)、2.67−2.70(m,4H)、2.85(d,J=4.8Hz,3H)、2.99−3.02(m,4H)、4.94(s,2H)、5.62−5.71(m,1H)、6.83(s,1H)、7.12(s,1H)、7.44−7.48(m,2H)、7.79(d,J=7.9Hz,1H)、9.13(q,J=4.2Hz,1H)、11.62(s,1H);[α]
20D=+14°(c 0.96,CH
3OH)。
【0296】
[実施例48]
4−(3−アミノ−4−{[(2R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−1H−インダゾール−6−イル)−N−メチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
ステップ1
4−(3−アミノ−4−{[(2R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−1H−インダゾール−6−イル)−2−フルオロ−N−メチルベンズアミド(
6−ブロモ−4−{[(2R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−1H−インダゾール−3−アミン(中間体7、1.11g、3.42mmol)および3−フルオロ−4−(メチルカルバモイル)フェニルボロン酸(1.01g、5.08mmol)のジメトキシエタン:エタノール:水(5mL:5mL:1mL)中懸濁液に、炭酸カリウム(844mg、6.11mmol)を添加した。反応混合物を窒素でパージし、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(0.078g、0.11mmol)を添加した。次いで、反応混合物をマイクロ波反応器(CEM Discover(登録商標)、≦300W)内で160℃にて20分間加熱し、次いで濃縮した。濃縮物を水/ジクロロメタン(3×50mL)に分配した。合わせた有機層を濃縮し、0−10%エタノール/酢酸エチルの勾配で溶出するシリカゲル上でクロマトグラフィー精製して、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm 1.54(d,J=6.3Hz,3H)、2.81(d,J=4.3Hz,3H)、4.96(bs,2H)、5.68(dq,J=12.7,6.3Hz,1H)、6.92(s,1H)、7.20(s,1H)、7.65−7.76(m,3H)、8.22−8.28(m,1H)、11.72(s,1H);MS(ESI)m/z 539(M+H)
+;[α]
20D=−12°(c 1.01,CH
3OH)
【0297】
ステップ2
4−(3−アミノ−4−{[(2R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−1H−インダゾール−6−イル)−N−メチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
ステップ1からの生成物(48.4mg、0.122mmol)および1−フェニルピペラジン(82.6g、0.5095mmol)のジメチルスルホキシド(1mL)中溶液を、150℃にて48時間加熱した。反応混合物を、10mM酢酸アンモニウム水溶液中10%から100%のアセトニトリルの勾配を12分間にわたって70mL/分の流速で使用するWaters Nova−Pak(登録商標)HR C18 6μm 60Å Prep−Pak(登録商標)カートリッジカラム(40mm×100mm)上での分取HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.54(d,J=6.1Hz,3H)、2.86(d,J=4.6Hz,3H)、3.17−3.20(m,4H)、3.36−3.38(m,4H)、4.94(s,2H)、5.62−5.70(m,1H)、6.79−6.85(m,2H)、7.01−7.04(m,2H)、7.15(s,1H)、7.23−7.28(m,2H)、7.48−7.51(m,2H)、7.79(d,J=7.8Hz,1H)、8.98(q,J=4.6Hz,1H)、11.65(s,1H);MS(ESI)m/z 539(M+H)
+。
【0298】
[実施例49]
4−(3−アミノ−4−{[(2R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−1H−インダゾール−6−イル)−N−メチル−2−[4−(ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
標題化合物は、1−フェニルピペラジンを1−(ピリジン−3−イル)ピペラジンに置き換えたことを除いて、実施例48に記載した通りに調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.54(d,J=6.1Hz,3H)、2.85(d,J=4.6Hz,3H)、3.18−3.21(m,4H)、3.41−3.44(m,4H)、4.94(s,2H)、5.62−5.70(m,1H)、6.85(s,1H)、7.15(s,1H)、7.25(dd,J=8.3,4.4Hz,1H)、7.41(ddd,J=8.4,2.9,1.4Hz,1H)、7.46−7.51(m,2H)、7.78(d,J=7.9Hz,1H)、8.03(dd,J=4.4,1.2Hz,1H)、8.38(d,J=2.8Hz,1H)、8.93(q,J=4.6Hz,1H)、11.63(s,1H);MS(ESI)m/z 540(M+H)
+。
【0299】
[実施例50]
4−(3−アミノ−4−{[(2R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−1H−インダゾール−6−イル)−2−(4−シクロブチルピペラジン−1−イル)−N−メチルベンズアミド
標題化合物は、1−フェニルピペラジンを1−シクロブチルピペラジンに置き換えたことを除いて、実施例48に記載した通りに調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.54(d,J=6.4Hz,3H)、1.63−1.70(m,2H)、1.75−1.84(m,2H)、1.97−2.05(m,2H)、2.43−2.46(m,4H)、2.85(d,J=4.8Hz,3H)、3.00−3.03(m,4H)、4.93(s,2H)、5.62−5.69(m,1H)、6.83(s,1H)、7.12(s,1H)、7.45−7.49(m,2H)、7.79(d,J=7.8Hz,1H)、9.12(q,J=4.3Hz,1H)、11.62(s,1H);MS(ESI)m/z 517(M+H)
+。
【0300】
[実施例51]
4−(3−アミノ−4−{[(2R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−1H−インダゾール−6−イル)−2−[4−(3,3−ジメチルブチル)ピペラジン−1−イル]−N−メチルベンズアミド
標題化合物は、1−フェニルピペラジンを1−(3,3−ジメチルブチル)ピペラジンに置き換えたことを除いて、実施例48に記載した通りに調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 0.91(s,9H)、1.41−1.36(m,2H)、1.54(d,J=6.4Hz,3H)、2.33−2.39(m,3H)、2.54−2.59(m,4H)、2.86(d,J=4.8Hz,3H)、2.99−3.03(m,4H)、4.93(s,2H)、5.61−5.69(m,1H)、6.83(s,1H)、7.12(s,1H)、7.43−7.49(m,2H)、7.79(d,J8.1Hz,1H)、9.10(q,J=4.2Hz,1H)、11.61(s,1H);MS(ESI)m/z 547(M+H)
+。
【0301】
[実施例52]
4−(3−アミノ−4−{[(2R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−1H−インダゾール−6−イル)−N−メチル−2−[4−(ピリミジン−2−イル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
標題化合物は、1−フェニルピペラジンを2−(ピペラジン−1−イル)ピリミジンに置き換えたことを除いて、実施例48に記載した通りに調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.53(d,J=6.4Hz,3H)、2.87(d,J=4.4Hz,3H)、3.13−3.16(m,4H)、3.77−3.80(m,4H)、4.94(s,2H)、5.61−5.69(m,1H)、6.84(s,1H)、7.14(s,1H)、7.45−7.51(m,2H)、7.78(d,J=7.9Hz,1H)、7.88(d,J=2.8Hz,1H)、8.13(dd,J=2.4,1.6Hz,1H)、8.41(d,J=1.2Hz,1H)、8.96(q,J=4.6Hz,1H)、11.62(s,1H);MS(ESI)m/z 541(M+H)
+。
【0302】
[実施例53]
4−(3−アミノ−4−{[(2R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−1H−インダゾール−6−イル)−2−(4−シクロペンチルピペラジン−1−イル)−N−メチルベンズアミド
標題化合物は、1−フェニルピペラジンを1−シクロペンチルピペラジンに置き換えたことを除いて、実施例48に記載した通りに調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.31−1.42(m,2H)、1.49−1.68(m,7H)、1.79−1.87(m,2H)、2.54−2.67(m,5H)、2.85(d,J=4.8Hz,3H)、3.01−3.04(m,4H)、4.93(s,2H)、5.62−5.70(m,1H)、6.83(s,1H)、7.1(s,1H)、7.44−7.49(m,2H)、7.80(d,J=7.8Hz,1H)、9.16(q,J=4.6Hz,1H)、11.62(s,1H);MS(ESI)m/z 531(M+H)
+。
【0303】
[実施例54]
4−(3−アミノ−4−{[(2R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−1H−インダゾール−6−イル)−2−[4−(2,2−ジメチルプロパノイル)ピペラジン−1−イル]−N−メチルベンズアミド
標題化合物は、1−フェニルピペラジンをtert−ブチルピペラジン−1−カルボキシレートに置き換えたことを除いて、実施例48に記載した通りに調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.23(s,9H)、1.53(d,J=6.4Hz,3H)、2.87(d,J=4.8Hz,3H)、2.98−3.01(m,4H)、3.74−3.77(m,4H)、4.94(s,2H)、5.60−5.68(m,1H)、6.83(s,1H)、7.13(s,1H)、7.40(d,J=1.6Hz,1H)、7.48(dd,J=7.9,1.6Hz,1H)、7.75(d,J=7.9Hz,1H)、8.90(q,J=4.6Hz,1H)、11.62(s,1H);MS(ESI)m/z 547(M+H)
+。
【0304】
[実施例55]
4−(3−アミノ−4−{[(2R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−1H−インダゾール−6−イル)−N−メチル−2−[4−(ピラジン−2−イル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
標題化合物は、1−フェニルピペラジンを2−(ピペラジン−1−イル)ピラジンに置き換えたことを除いて、実施例48に記載した通りに調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.53(d,J=6.4Hz,3H)、2.87(d,J=4.4Hz,3H)、3.13−3.16(m,4H)、3.77−3.80(m,4H)、4.94(s,2H)、5.61−5.69(m,1H)、6.84(s,1H)、7.14(s,1H)、7.45−7.51(m,2H)、7.78(d,J=7.9Hz,1H)、7.88(d,J=2.8Hz,1H)、8.13(dd,J=2.4,1.6Hz,1H)、8.41(d,J=1.2Hz,1H)、8.96(q,J=4.6Hz,1H)、11.62(s,1H);MS(ESI)m/z 541(M+H)
+。
【0305】
[実施例56]
4−(3−アミノ−4−{[(2R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−1H−インダゾール−6−イル)−2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)−N−メチルベンズアミド
標題化合物は、1−フェニルピペラジンを1−シクロヘキシルピペラジンに置き換えたことを除いて、実施例48に記載した通りに調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.10−1.26(m,5H)、1.52−1.61(m,4H)、1.76−1.83(m,4H)、2.25−2.32(m,1H)、2.67−2.70(m,4H)、2.85(d,J=4.8Hz,3H)、2.99−3.02(m,4H)、4.94(s,2H)、5.62−5.71(m,1H)、6.83(s,1H)、7.12(s,1H)、7.44−7.48(m,2H)、7.79(d,J=7.9Hz,1H)、9.13(q,J=4.2Hz,1H)、11.62(s,1H);[α]
20D=−13.2°(c 0.92,CH
3OH)。
【0306】
[実施例57]
4−(3−アミノ−4−{[(2R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−1H−インダゾール−6−イル)−N−メチル−2−(オクタヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−2−イル)ベンズアミド
標題化合物は、1−フェニルピペラジンをオクタヒドロ−1H−ピリド[1,2−a]ピラジンに置き換えたことを除いて、実施例48に記載した通りに調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.08−1.39(m,2H)、1.37−1.57(m,5H)、1.56−1.79(m,2H)、1.95−2.27(m,2H)、2.32(td,J=11.0,3.6Hz,1H)、2.65(t,J=10.5Hz,1H)、2.71−2.91(m,4H)、2.90−3.13(m,3H)、4.93(s,2H)、5.65(p,J=6.4Hz,1H)、6.83(s,1H)、7.12(s,1H)、7.42(d,J=1.8Hz,1H)、7.47(dd,J=8.1,1.6Hz,1H)、7.79(d,J=8.0Hz,1H)、9.06−9.17(m,1H);MS(ESI)m/z 517(M+H)
+。
【0307】
[実施例58]
4−(3−アミノ−4−{[(2R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−1H−インダゾール−6−イル)−2−(2−イソブチルモルホリン−4−イル)−N−メチルベンズアミド
標題化合物は、1−フェニルピペラジンを2−イソブチルモルホリンに置き換えたことを除いて、実施例48に記載した通りに調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 0.91(d,J=6.7Hz,6H)、1.09−1.29(m,2H)、1.35−1.51(m,1H)、1.54(d,J=6.3Hz,3H)、1.66−1.81(m,1H)、2.55−2.63(m,1H)、2.85(d,J=4.6Hz,3H)、2.89−3.22(m,3H)、3.62−3.79(m,2H)、3.88−4.08(m,1H)、4.93(bs,2H)、5.58−5.71(m,1H)、6.83(s,1H)、7.13(d,J=0.9Hz,1H)、7.37(d,J=1.7Hz,1H)、7.46(dd,J=8.0,1.6Hz,1H)、7.72(d,J=8.0Hz,1H)、8.84(d,J=4.7Hz,1H);MS(ESI)m/z 520(M+H)
+。
【0308】
[実施例59]
4−(3−アミノ−4−{[(2R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−1H−インダゾール−6−イル)−N−メチル−2−[4−(モルホリン−4−イル)ピペリジン−1−イル]ベンズアミド
標題化合物は、1−フェニルピペラジンを4−(ピペリジン−4−イル)モルホリンに置き換えたことを除いて、実施例48に記載した通りに調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.47−1.71(m,4H)、1.87−2.04(m,2H)、2.05−2.37(m,2H)、2.71−2.94(m,5H)、3.21−3.5(m,4H)、3.51−3.64(m,4H)、4.94(s,2H)、5.58−5.82(m,1H)、6.82(s,1H)、7.11(d,J=0.9Hz,1H)、7.35−7.62(m,2H)、7.79(d,J=8.0Hz,1H)、9.01−9.14(d,J=4.7Hz,1H)、11.61(s,1H);MS(ESI)m/z 547(M+H)
+。
【0309】
[実施例60]
4−(3−アミノ−4−{[(2R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−1H−インダゾール−6−イル)−2−(4−ヒドロキシ−4−フェニルピペリジン−1−イル)−N−メチルベンズアミド
標題化合物は、1−フェニルピペラジンを4−フェニルピペリジン−4−オールに置き換えたことを除いて、実施例48に記載した通りに調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.54(d,J=6.1Hz,3H)、1.76−1.80(m,2H)、2.15−2.26(m,3H)、2.89(d,J=4.6Hz,3H)、3.05−3.09(m,2H)、3.23−3.26(m,2H)、4.94(s,2H)、5.02(s,1H)、5.63−5.71(m,1H)、6.86(s,1H)、7.13(s,1H)、7.22−7.27(m,1H)、7.34−7.39(m,2H)、7.45−7.47(m,2H)、7.57−7.60(m,2H)、7.79(d,J=8.5Hz,1H)、9.12(q,J=4.2Hz,1H)、11.59(s,1H);MS(ESI)m/z 554(M+H)
+。
【0310】
[実施例61]
4−(3−アミノ−4−{[(2R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−1H−インダゾール−6−イル)−2−(4−シクロヘキシルピペリジン−1−イル)−N−メチルベンズアミド
標題化合物は、1−フェニルピペラジンを4−シクロヘキシルピペリジンに置き換えたことを除いて、実施例48に記載した通りに調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 0.99(m,2H)、1.17(m,4H)、1.31−1.49(m,2H)、1.53(d,3H)、)、1.62−1.82(m,8H)2.68−2.85(m,2H)、2.86(d,J=4.7Hz,3H)、3.25(m,2H)4.93(s,2H)、5.60−5.68(m,1H)、6.82(s,1H)、7.10(s,1H)、7.41−7.47(m,2H)、7.82(d,J=8.1Hz,1H)、9.23(q,J=4.2Hz,1H)、11.61(s,1H);MS(ESI)m/z 544(M+H)
+。
【0311】
[実施例62]
4−{3−アミノ−4−[(1−メチルピペリジン−4−イル)オキシ]−1H−インダゾール−6−イル}−N−シクロプロピル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
標題化合物は、実施例23について記載した手順を用い、6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1)を6−ブロモ−4−[(1−メチルピペリジン−4−イル)オキシ]−1H−インダゾール−3−アミン(中間体9)に置き換えて、酢酸塩として調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 0.50−0.57(m,1H)、0.73(td,J=7.1,5.0Hz,1H)、1.83(d,J=5.0Hz,1H)、1.92−2.07(m,1H)、2.08(s,3H)、2.19(s,3H)、2.22−2.41(m,1H)、2.52−2.64(m,1H)、2.79−2.94(m,1H)、3.13−3.20(m,2H)、4.75(s,1H)、5.00(bs,1H)、6.61(s,1H)、6.83(t,J=7.3Hz,1H)、7.02(d,J=8.0Hz,2H)、7.20−7.33(m,1H)、7.41−7.48(m,1H)、7.76(d,J=8.5Hz,1H)、9.21(d,J=4.3Hz,1H)、11.47(s,1H);MS(ESI)m/z 566(M+H)
+。
【0312】
[実施例63]
4−[3−アミノ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
ステップ1
tert−ブチル4−({3−アミノ−6−[4−カルバモイル−3−(4−フェニルピペラジン−1−イル)フェニル]−1H−インダゾール−4−イル}オキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート
標題化合物は、6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1)をtert−ブチル4−[(3−アミノ−6−ブロモ−1H−インダゾール−4−イル)オキシ]ピペリジン−1−カルボキシレート(中間体4)で置き換えて、実施例1について記載した通りに調製して、標題化合物を得た;MS(ESI)m/z612(M+H)
+。
【0313】
ステップ2
4−[3−アミノ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
ステップ1において得た生成物(0.12g、0.2mmol)のジクロロメタン(5mL)中溶液に、トリフルオロ酢酸(1mL)を添加し、混合物を室温にて1時間撹拌した。次いで、混合物を濃縮し、10%CH
3OH/CH
2Cl
2/1%濃NH
4OHで溶出してクロマトグラフィー精製して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.93−2.14(m,2H)、2.66−2.88(m,2H)、2.95−3.15(m,2H)、3.19(bs,4H)、3.3(bs,4H)、4.79−4.9(m,1H)、5.02(s,2H)、6.63(s,1H)、6.82(t,J=7.3Hz,1H)、6.98−7.05(m,3H)、7.17−7.32(m,3H)、7.40−7.47(m,2H)、7.56(s,1H)、7.82(d,J=8.1Hz,1H)、8.34−8.73(m,1H)、11.29−11.85(m,1H);MS(ESI)m/z 512(M+H)
+。
【0314】
[実施例64]
4−{4−[(1−アセチルピペリジン−4−イル)オキシ]−3−アミノ−1H−インダゾール−6−イル}−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
無水酢酸(0.018ml、0.19mmol)およびトリエチルアミン(0.075ml、0.54mmol)を、4−[3−アミノ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミド(実施例63、0.09g、0.18mmol)のジクロロメタン(10mL)中溶液に添加し、次いで混合物を周囲温度にて1時間撹拌した。反応混合物を、10mM酢酸アンモニウム水溶液中10%から100%のアセトニトリルの勾配を12分間にわたって70mL/分の流速で使用するWaters Nova−Pak(登録商標)HR C18 6μm 60Å Prep−Pak(登録商標)カートリッジカラム(40mm×100mm)上での分取HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.65−1.89(m,2H)、1.97−2.08(m,2H)、2.03(s,3H)、3.19−3.24(m,4H)、3.32−3.39(m,4H)、3.38−3.51(m,2H)、3.62−3.82(m,2H)、4.92−4.97(m,1H)、4.99(s,2H)、6.69(s,1H)、6.82(t,J=7.2Hz,1H)、7.02(m,3H)、7.17−7.32(m,2H)、7.45(d,J=9.4Hz,2H)、7.56(d,J=2.2Hz,1H)、7.82(d,J=7.9Hz,1H)、8.49(s,1H)、11.49(s,1H);MS(ESI)m/z 554(M+H)
+。
【0315】
[実施例65]
4−{3−アミノ−4−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ]−1H−インダゾール−6−イル}−2−(4−シクロプロピルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
標題化合物は、実施例1に記載した手順を用い、ステップ1において6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1)を6−ブロモ−4−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ]−1H−インダゾール−3−アミン(中間体5)に置き換え、ステップ2において1−フェニルピペラジンを1−シクロプロピルピペラジンに置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 0.25−0.40(m,2H)、0.41−0.52(m,2H)、1.65−1.76(m,1H)、2.08−2.25(m,1H)、2.22−2.37(m,1H)、2.68−2.77(m,4H)、2.94−3.06(m,4H)、3.80(td,J=8.2,4.7Hz,1H)、3.90(t,J=7.7Hz,1H)、3.96(d,J=3.2Hz,2H)、4.98(bs,2H)、5.28−5.35(m,1H)、6.52(s,1H)、7.02(d,J=0.9Hz,1H)、7.37−7.47(m,2H)、7.54−7.60(m,1H)、7.83(d,J=8.0Hz,1H)、8.64(d,J=2.4Hz,1H)、11.49(bs,1H);MS(ESI)m/z 463(M+H)
+。
【0316】
[実施例66]
4−{3−アミノ−4−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ]−1H−インダゾール−6−イル}−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
標題化合物は、実施例1に記載した手順を用い、ステップ1において6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1)を6−ブロモ−4−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ]−1H−インダゾール−3−アミン(中間体5)に置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 2.11−2.24(m,1H)、2.24−2.37(m,1H)、3.17−3.26(m,4H)、3.32−3.36(m,4H)、3.80(td,J=8.2,4.7Hz,1H)、3.86−3.96(m,1H)、3.97(d,J=3.3Hz,2H)、4.99(bs,2H)、5.28−5.37(m,1H)、6.55(s,1H)、6.82(t,J=7.3Hz,1H)、7.01(d,J=7.9Hz,2H)、7.06(s,1H)、7.25(dd,J=8.5,7.1Hz,2H)、7.35−7.52(m,2H)、7.54(s,1H)、7.82(d,J=8.4Hz,1H)、8.51(d,J=2.1Hz,1H)、11.50(s,1H);MS(ESI)m/z 499(M+H)
+。
【0317】
[実施例67]
4−{3−アミノ−4−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ]−1H−インダゾール−6−イル}−2−[4−(ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
標題化合物は、実施例1に記載した手順を用い、ステップ1において6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1)を6−ブロモ−4−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ]−1H−インダゾール−3−アミン(中間体5)に置き換え、ステップ2において1−フェニルピペラジンを1−(ピリジン−3−イル)ピペラジンに置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 2.13−2.39(m,,2H)、3.15−3.25(m,4H)、3.36−3.46(m,4H)、3.80(td,J=8.2,4.6Hz,m,1H)、3.90(t,J=7.7Hz,1H)、4.00(d,J=10.6Hz,2H)、5.00(bs,2H)、5.32(dt,J=5.5,2.8Hz,1H)、6.54(s,1H)、7.05(s,1H)、7.25(dd,J=8.4,4.5Hz,1H)、7.36−7.49(m,2H)、7.55(d,J=1.9Hz,1H)、7.81(d,J=7.8Hz,1H)、8.03(dd,J=4.5,1.2Hz,1H)、8.38(d,J=2.9Hz,1H)、8.45(d,J=2.4Hz,1H)、11.51(s,1H)。
【0318】
[実施例68]
4−{3−アミノ−4−[(3R)−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ]−1H−インダゾール−6−イル}−2−[4−(ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
標題化合物は、実施例1に記載した手順を用い、ステップ1において6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1)を6−ブロモ−4−[(3R)−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ]−1H−インダゾール−3−アミン(中間体6)に置き換え、ステップ2において1−フェニルピペラジンを1−(ピリジン−3−イル)ピペラジンに置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 2.13−2.39(m,,2H)、3.15−3.25(m,4H)、3.36−3.46(m,4H)、3.80(td,J=8.2,4.6Hz,m,1H)、3.90(t,J=7.7Hz,1H)、4.00(d,J=10.6Hz,2H)、5.00(bs,2H)、5.32(dt,J=5.5,2.8Hz,1H)、6.54(s,1H)、7.05(s,1H)、7.25(dd,J=8.4,4.5Hz,1H)、7.36−7.49(m,2H)、7.55(d,J=1.9Hz,1H)、7.81(d,J=7.8Hz,1H)、8.03(dd,J=4.5,1.2Hz,1H)、8.38(d,J=2.9Hz,1H)、8.45(d,J=2.4Hz,1H)、11.51(s,1H)。
【0319】
[実施例69]
4−[3−アミノ−4−(シクロペンチルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−[4−(ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
標題化合物は、実施例1に記載した手順を用い、ステップ1において6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1)を6−ブロモ−4−(シクロペンチルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体3)に置き換え、ステップ2において1−フェニルピペラジンを1−(ピリジン−3−イル)ピペラジンに置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.61−2.03(m,8H)、3.17−3.23(m,4H)、3.38−3.43(m,4H)、4.94(s,2H)、5.09−5.14(m,1H)、6.56(s,1H)、7.01(s,1H)、7.25(dd,J=8.5,4.6Hz,1H)、7.38−7.46(m,3H)、7.54−7.55(m,1H)、7.80(d,J=8.7Hz,1H)、8.03(dd,J=4.6,1.4Hz,1H)、8.38(d,J=2.8Hz,1H)、8.44−8.45(m,1H)、11.46(s,1H);MS(ESI)m/z 498.3(M+H)
+。
【0320】
[実施例70]
4−[3−アミノ−4−(シクロペンチルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−{4−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]ピペラジン−1−イル}ベンズアミド
標題化合物は、実施例1に記載した手順を用い、ステップ1において6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1)を6−ブロモ−4−(シクロペンチルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体3)に置き換え、ステップ2において1−フェニルピペラジンを4−(2−(ピペラジン−1−イル)エチル)モルホリンに置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.61−2.02(m,8H)、2.38−2.41(m,4H)、2.44−2.46(m,4H)、2.58−2.65(m,4H)、3.01−3.04(m,4H)、3.55−3.58(m,4H)、4.93(s,2H)、5.08−5.14(m,1H)、6.53(s,1H)、6.98(s,1H)、7.39−7.42(m,2H)、7.52(d,J=3.1Hz,1H)、7.82(d,J=7.8Hz,1H)、8.57(d,J=3.1Hz,1H)、11.46(s,1H);MS(ESI)m/z 534(M+H)
+。
【0321】
[実施例71]
4−[3−アミノ−4−(シクロペンチルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
標題化合物は、実施例1に記載した手順を用い、ステップ1において6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1)を6−ブロモ−4−(シクロペンチルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体3)に置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.59−2.03(m,8H)、3.19−3.22(m,4H)、3.33−3.36(m,4H)、4.94(s,2H)、5.09−5.14(m,1H)、6.56(s,1H)、3.82(t,J=7.3Hz,1H)、7.00−7.02(m,3H)、7.22−7.28(m,2H)、7.42−7.45(m,2H)、7.54(d,J=2.4Hz,1H)、7.82(d,J=8.5Hz,1H)、8.50(d,J=2.4Hz,1H)、11.46(s,1H);MS(ESI)m/z 497(M+H)
+。
【0322】
[実施例72]
4−[3−アミノ−4−(シクロペンチルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−[4−(4−フルオロフェニル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
標題化合物は、実施例1に記載した手順を用い、ステップ1において6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1)を6−ブロモ−4−(シクロペンチルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体3)に置き換え、ステップ2において1−フェニルピペラジンを1−(4−フルオロフェニル)ピペラジンに置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.61−2.03(m,8H)、3.18−3.23(m,4H)、3.27−3.33(m,4H)、4.94(s,2H)、5.09−5.13(m,1H)、6.56(s,1H)、7.01−7.11(m,5H)、7.43−7.47(m,2H)、7.54−7.57(m,1H)、7.81(d,J=8.7Hz,1H)、8.47−8.50(m,1H)、11.46(s,1H);MS(ESI)m/z 515(M+H)
+。
【0323】
[実施例73]
tert−ブチル4−{5−[3−アミノ−4−(シクロペンチルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−カルバモイルフェニル}ピペラジン−1−カルボキシレート
標題化合物は、実施例1に記載した手順を用い、ステップ1において6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1)を6−ブロモ−4−(シクロペンチルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体3)に置き換え、ステップ2において1−フェニルピペラジンをtert−ブチルピペラジン−1−カルボキシレートに置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.43(s,9H)、1.61−2.02(m,8H)、2.99−3.02(m,4H)、3.51−3.55(m,4H)、4.94(s,2H)、5.09−5.14(m,1H)、6.53(s,1H)、3.99(s,1H)、7.34−7.41(m,2H)、7.78(d,J=7.9Hz,1H)、11.46(s,1H);MS(ESI)m/z 521(M+H)
+。
【0324】
[実施例74]
4−[3−アミノ−4−(シクロペンチルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
標題化合物は、実施例1に記載した手順を用い、ステップ1において6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1)を6−ブロモ−4−(シクロペンチルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体3)に置き換え、ステップ2において1−フェニルピペラジンを4−シクロヘキシルピペリジンに置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.05−1.26(m,5H)、1.57−2.04(m,13H)、2.24−2.32(m,1H)、2.67−2.70(m,4H)、3.01−3.04(m,4H)、4.93(s,2H)、5.08−5.14(m,1H)、6.54(s,1H)、6.98(d,J=1.0Hz,1H)、7.36−7.42(m,2H)、7.52(d,J=3.1Hz,1H)、7.83(d,J=8.1Hz,1H)、8.63(d,J=3.1Hz,1H)、11.42(s,1H);MS(ESI)m/z 503(M+H)
+。
【0325】
[実施例75]
4−[3−アミノ−4−(シクロペンチルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−[4−(ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
標題化合物は、実施例1に記載した手順を用い、ステップ1において6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1)を6−ブロモ−4−(シクロペンチルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体3)に置き換え、ステップ2において1−フェニルピペラジンを1−(ピリジン−2−イル)ピペラジンに置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.58−2.02(m,8H)、3.14−3.17(m,4H)、3.67−3.70(m,4H)、4.94(s,2H)、5.09−5.13(m,1H)、6.55(s,1H)、6.68(dd,J=6.9,5.0Hz,1H)、6.90(d,J=8.7Hz,1H)、7.00(s,1H)、7.34−7.60(m,4H)、7.82(d,J=7.9Hz,1H)、8.15(dd,J=5.0,1.4Hz,1H)、8.50−8.51(m,1H)、11.45(s,1H);MS(ESI)m/z 498(M+H)
+。
【0326】
[実施例76]
4−[3−アミノ−4−(シクロペンチルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(4−フェニルピペリジン−1−イル)ベンズアミド
標題化合物は、実施例1に記載した手順を用い、ステップ1において6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1)を6−ブロモ−4−(シクロペンチルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体3)に置き換え、ステップ2において1−フェニルピペラジンを4−フェニルピペリジンに置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.59−2.05(m,12H)、2.64−2.75(m,1H)、2.92−3.01(m,2H)、3.28−3.37(m,2H+H
2O)、4.94(s,2H)、5.08−5.14(m,1H)、6.55(s,1H)、7.00(s,1H)、7.19−7.25(m,1H)、7.30−7.37(m,4H)、7.40−7.44(m,2H)、7.52(d,J=2.7Hz,1H)、7.86(d,J=7.8Hz,1H)、8.71(d,J=3.1Hz,1H)11.45(s,1H);MS(ESI)m/z 496(M+H)
+。
【0327】
[実施例77]
2−(4−アセチルピペラジン−1−イル)−4−[3−アミノ−4−(シクロペンチルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]ベンズアミド
標題化合物は、実施例1に記載した手順を用い、ステップ1において6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1)を6−ブロモ−4−(シクロペンチルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体3)に置き換え、ステップ2において1−フェニルピペラジンを1−(ピペラジン−1−イル)エタノンに置き換えて、トリフルオロ酢酸塩として調製した。粗反応混合物をPhenomenex(登録商標)Luna(登録商標)C8(2) 5um 100Å AXIA(商標)カラム(30mm×75mm)上での分取HPLCにより精製した。アセトニトリル(A)および水中0.1%トリフルオロ酢酸(B)の勾配を、50mL/分の流速で使用して(0−0.5分が10%A、0.5−7.0分が10−95%Aの直線勾配、7.0−10.0分が95%A、10.0−12.0分が95−10%Aの直線勾配)、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.58−2.02(m,8H)、2.05(s,3H)、3.00−3.09(m,4H)、3.63−3.67(m,4H)、5.12−5.17(m,1H)、6.65(s,1H)、7.08(s,1H)、7.39(d,J=1.4Hz,1H)、7.45(dd,J=8.1,1.7Hz,1H)、7.59(br s,1H)、7.80(d,J=7.8Hz,1H)、8.40(br s,1H)、12.12(s,1H);MS(ESI)m/z 463.5(M+H)
+。
【0328】
[実施例78]
4−[3−アミノ−4−(シクロペンチルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(4−シクロプロピルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
標題化合物は、実施例1に記載した手順を用い、ステップ1において6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1)を6−ブロモ−4−(シクロペンチルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体3)に置き換え、ステップ2において1−フェニルピペラジンを1−シクロプロピルピペラジンに置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 0.32−0.36(m,2H)、0.43−0.49(m,2H)、1.60−2.01(m,9H)、2.78−2.76(m,4H)、2.96−3.04(m,4H)、4.94(s,2H)、5.09−5.13(m,1H)、6.53(s,1H)、6.97(s,1H)、7.81−7.54(m,3H)、7.83(d,J=7.9Hz,1H)、8.62(s,1H)、11.45(s,1H);MS(ESI)m/z 461(M+H)
+。
【0329】
[実施例79]
1−{5−[3−アミノ−4−(シクロペンチルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−カルバモイルフェニル}ピペリジン−4−カルボキサミド
標題化合物は、実施例1に記載した手順を用い、ステップ1において6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1)を6−ブロモ−4−(シクロペンチルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体3)に置き換え、ステップ2において1−フェニルピペラジンをピペリジン−4−カルボキサミドに置き換えて、トリフルオロ酢酸塩として調製した。粗反応混合物をPhenomenex(登録商標)Luna(登録商標)C8(2) 5um 100Å AXIA(商標)カラム(30mm×75mm)上での分取HPLCにより精製した。アセトニトリル(A)および水中0.1%トリフルオロ酢酸(B)の勾配を、50mL/分の流速で使用して(0−0.5分が10%A、0.5−7.0分が10−95%Aの直線勾配、7.0−10.0分が95%A、10.0−12.0分が95−10%Aの直線勾配)、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.61−2.04(m,12H)、2.31−2.28(m,1H)、3.07−3.15(m,2H)、3.36−3.40(m,3H)、4.51(s,2H)、6.53(s,1H)、6.86(s,1H)、7.09(s,1H)、7.38(s,1H)、7.59(d,J=8.1Hz,1H)、7.66(s,1H)、7.90(s,1H)、7.96(d,J=8.1Hz,1H)、8.76(s,1H)、11.89(s,1H);MS(ESI)m/z 463(M+H)
+。
【0330】
[実施例80]
4−[3−アミノ−4−(シクロペンチルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(4−ベンゾイルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
標題化合物は、実施例1に記載した手順を用い、ステップ1において6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1)を6−ブロモ−4−(シクロペンチルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体3)に置き換え、ステップ2において1−フェニルピペラジンをフェニル(ピペラジン−1−イル)メタノンに置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.60−2.02(m,8H)、3.04−3.12(m,4H)、3.59−3.81(m,4H)、4.94(s,2H)、5.09−5.12(m,1H)、6.53(s,1H)、6.99(s,1H)、7.41−7.54(m,8H)、7.79(d,J=7.9Hz,1H)、8.44(d,J=2.4Hz,1H)、11.46(s,1H);MS(ESI)m/z 525(M+H)
+。
【0331】
[実施例81]
4−[3−アミノ−4−(シクロペンチルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−[4−(シクロプロピルカルボニル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
標題化合物は、実施例1に記載した手順を用い、ステップ1において6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1)を6−ブロモ−4−(シクロペンチルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体3)に置き換え、ステップ2において1−フェニルピペラジンをシクロプロピル(ピペラジン−1−イル)メタノンに置き換えて、トリフルオロ酢酸塩として調製した。粗反応混合物をPhenomenex(登録商標)Luna(登録商標)C8(2) 5um 100Å AXIA(商標)カラム(30mm×75mm)上での分取HPLCにより精製した。アセトニトリル(A)および水中0.1%トリフルオロ酢酸(B)の勾配を、50mL/分の流速で使用して(0−0.5分が10%A、0.5−7.0分が10−95%Aの直線勾配、7.0−10.0分が95%A、10.0−12.0分が95−10%Aの直線勾配)、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 0.71−0.78(m,4H)、1.58−2.08(m,9H)、3.0.−3.10(m,4H)、3.70−3.89(m,4H)、4.91(s,3H)、5.13−5.18(m,1H)、6.66(s,1H)、7.09(s,1H)、7.42(d,J=1.4Hz,1H)、7.45(dd,J=8.1,1.4Hz,1H)、7.60(s,1H)、7.80(d,J=8.1Hz,1H)、8.41(s,1H)、12.11(s,1H);MS(ESI)m/z 490(M+H)
+。
【0332】
[実施例82]
4−[3−アミノ−4−(シクロペンチルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−[4−(モルホリン−4−イルカルボニル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
標題化合物は、実施例1に記載した手順を用い、ステップ1において6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1)を6−ブロモ−4−(シクロペンチルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体3)に置き換え、ステップ2において1−フェニルピペラジンをモルホリノ(ピペラジン−1−イル)メタノンに置き換えて、トリフルオロ酢酸塩として調製した。粗反応混合物をPhenomenex(登録商標)Luna(登録商標)C8(2) 5um 100Å AXIA(商標)カラム(30mm×75mm)上での分取HPLCにより精製した。アセトニトリル(A)および水中0.1%トリフルオロ酢酸(B)の勾配を、50mL/分の流速で使用して(0−0.5分が10%A、0.5−7.0分が10−95%Aの直線勾配、7.0−10.0分が95%A、10.0−12.0分が95−10%Aの直線勾配)、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.60−2.05(m,8H)、3.04−3.08(m,4H)、3.17−3.20(m,4H)、3.37−3.39(m,4H)、3.57−3.60(m,4H)、4.57(s,3H)、5.12−5.17(m,1H)、6.64(s,1H)、7.07(s,1H)、7.40(d,J=1.4Hz,1H)、7.44(dd,J=8.0,1.5Hz,1H)、7.57(s,1H)、7.79(d,J=8.1Hz,1H)、8.41(s,1H)、12.00(s,1H);MS(ESI)m/z 534(M+H)
+。
【0333】
[実施例83]
4−(3−アミノ−1H−インダゾール−6−イル)−2−{4−[2−オキソ−2−(ピロリジン−1−イル)エチル]ピペラジン−1−イル}ベンズアミド
ステップ1
4−(3−アミノ−1H−インダゾール−6−イル)−2−フルオロベンゾニトリル
6−ブロモ−1H−インダゾール−3−アミン(0.86g、4.1mmol)および4−シアノ−3−フルオロフェニルボロン酸(0.85g、5.15mmol)のジメトキシエタン:エタノール(15mL、2:1)中懸濁液に、1M炭酸カリウム(5.0mL)を添加した。混合物を窒素でパージし、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(0.090g、0.128mmol)を添加した。反応混合物をマイクロ波反応器(CEM Discover(登録商標)、≦300W)内で160℃にて20分間加熱し、次いで濃縮した。反応混合物を水(50mL)に注ぎ入れ、酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をエーテルとすり混ぜて、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 5.43(s,2H)、7.30(dd,J=8.5,1.4Hz,1H)、7.59−7.60(m,1H)、7.76−7.82(m,2H)、7.91(dd,J=11.2,1.7Hz,1H)、7.96−8.01(m,1H)、11.62(s,1H);MS(ESI)m/z 253(M+H)
+。
【0334】
ステップ2
4−(3−アミノ−1H−インダゾール−6−イル)−2−{4−[2−オキソ−2−(ピロリジン−1−イル)エチル]ピペラジン−1−イル}ベンズアミド
ステップ1からの生成物(0.072g、0.285mmol)および1−(ピロリジノカルボニルメチル)ピペラジン(0.205g、1.04mmol)のジメチルスルホキシド(1mL)中溶液を、120℃にて16時間加熱した。次いで、反応混合物を冷却し、メタノール(1mL)で希釈した。2M NaOH(0.15mL、0.3mmol)および30%過酸化水素(0.05mL、0.5mmol)を添加し、混合物を周囲温度にて5時間撹拌した。反応混合物を、10mM酢酸アンモニウム水溶液中10%から100%のアセトニトリルの勾配を12分間にわたって70mL/分の流速で使用するWaters Nova−Pak(登録商標)HR C18 6μm 60Å Prep−Pak(登録商標)カートリッジカラム(40mm×100mm)上での分取HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.71−1.91(m,4H)、2.67−2.71(m,4H)、3.03−3.06(m,4H)、3.16−3.20(m,2H)、3.48−3.52(m,2H)、5.37(s,2H)、7.25(dd,J=8.5,1.4Hz,1H)、7.43−7.48(m,3H)、7.56(d,J=2.7Hz,1H)、7.77(d,J=8.1Hz,1H)、7.84(d,J=8.1Hz,1H)、8.61(d,J=2.7Hz,1H)、11.45(s,1H);MS(ESI)m/z 448(M+H)
+。
【0335】
[実施例84]
4−(3−アミノ−1H−インダゾール−6−イル)−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
標題化合物は、実施例83に記載した手順を用い、ステップ2における1−(ピロリジノカルボニルメチル)ピペラジンを1−フェニル−ピペラジンで置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 3.19−3.22(m,4H)、3.33−3.36(m,4H)、5.38(s,2H)、6.82(t,J=7.3Hz,1H)、7.00−7.02(m,3H)、7.22−7.28(m,3H)、7.45−7.50(m,3H)、7.54(d,J=2.0Hz,1H)、7.79(d,J=8.5Hz,1H)、7.81−7.84(m,1H)、8.50(d,J=2.7Hz,1H)、11.46(s,1H);MS(ESI)m/z 413(M+H)
+。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 3.19−3.22(m,4H)、3.33−3.36(m,4H)、5.38(s,2H)、6.82(t,J=7.3Hz,1H)、7.00−7.02(m,3H)、7.22−7.28(m,3H)、7.45−7.50(m,3H)、7.54(d,J=2.0Hz,1H)、7.79(d,J=8.5Hz,1H)、7.81−7.84(m,1H)、8.50(d,J=2.7Hz,1H)、11.46(s,1H);MS(ESI)m/z 413(M+H)
+。
【0336】
[実施例85]
4−(3−アミノ−1H−インダゾール−6−イル)−2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
標題化合物は、実施例83に記載した手順を用い、ステップ2における1−(ピロリジノカルボニルメチル)ピペラジンを1−シクロヘキシルピペラジンで置き換えて、アセテートとして調製した。反応混合物を、10mM酢酸アンモニウム水溶液中10%から100%のアセトニトリルの勾配を12分間にわたって70mL/分の流速で使用するWaters Nova−Pak(登録商標)HR C18 6μm 60Å Prep−Pak(登録商標)カートリッジカラム(40mm×100mm)上での分取HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.07−1.29(m,5H)、1.57−1.60(M,1H)、1.74−1.80(m,4H)、1.89(s,3H)、2.26−2.31(m,1H)、2.67−2.70(m,4H)、3.01−3.04(m,H)、5.38(s,2H)、7.24(dd,J=8.3,1.2Hz,1H)、7.42−7.48(m,3H)、7.53(d,J=2.8Hz,1H)、7.76(d,J=8.3Hz,1H)、7.84(d,J=8.7Hz,1H)、8.63(d,J=3.2Hz,1H)、11.45(s,1H);MS(ESI)m/z 419(M+H)
+。
【0337】
[実施例86]
4−(3−アミノ−1H−インダゾール−6−イル)−2−[4−(ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
標題化合物は、実施例83に記載した手順を用い、ステップ2における1−(ピロリジノカルボニルメチル)ピペラジンを1−(ピリジン−2−イル)ピペラジンで置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 3.14−3.17(m,4H)、3.68−3.71(m,4H)、5.38(s,2H)、6.68(dd,J=6.7,5.2Hz,1H)、6.91(d,J=8.7Hz,1H)、7.25(dd,J=8.3,1.6Hz,1H)、7.45−7.49(m,3H)、7.54−7.60(m,2H)、7.77(d,J=8.3Hz,1H)、7.83(d,J=8.3Hz,1H)、8.15(dd,J=4.8,1.2Hz,1H)、8.52(d,J=2.4Hz,1H)、11.46(s,1H);MS(ESI)m/z 414(M+H)
+。
【0338】
[実施例87]
4−(3−アミノ−1H−インダゾール−6−イル)−2−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
標題化合物は、実施例83に記載した手順を用い、ステップ2における1−(ピロリジノカルボニルメチル)ピペラジンを1−ベンジルピペラジンで置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 2.57−2.60(m,4H)、3.04−3.07(m,4H)、3.56(s,2H)、7.22−7.35(m,6H)、7.43−7.48(m,3H)、7.55−7.56(m,1H)、7.76(d,J=8.3Hz,1H)、7.84(d,J=8.3Hz,1H)、8.62(d,J=2.9Hz,1H)、11.45(s,1H);MS(ESI)m/z 427(M+H)
+。
【0339】
[実施例88]
4−(3−アミノ−1H−インダゾール−6−イル)−2−(4−シクロプロピルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
標題化合物は、実施例83に記載した手順を用い、ステップ2における1−(ピロリジノカルボニルメチル)ピペラジンを1−シクロプロピルピペラジンで置き換えて、酢酸塩として調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 0.31−0.36(m,2H)、0.43−0.49(m,2H)、1.67−1.74(m,1H)、1.87(s,3H)、2.72−2.74(m,4H)、2.99−3.01(m,4H)、5.38(s,2H)、7.23(dd,J=8.5,1.4Hz,1H)、7.39−7.48(m,3H)、7.57(d,J=2.4Hz,1H)、7.76(d,J=8.3Hz,1H)、7.84(d,J=8.0Hz,1H)、8.63(d,J=2.4Hz,1H)、11.45(s,1H);MS(ESI)m/z 377(M+H)
+。
【0340】
[実施例89]
4−(3−アミノ−1H−インダゾール−6−イル)−2−{4−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]ピペラジン−1−イル}ベンズアミド
標題化合物は、実施例83に記載した手順を用い、ステップ2における1−(ピロリジノカルボニルメチル)ピペラジンを1−(2−モルホリノエチル)ピペラジンで置き換えて、酢酸塩として調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.88(s,3H)、2.39−2.42(m,4H)、2.45−2.47(m,4H)、2.60−2.62(m,4H)、3.02−3.05(m,4H)、3.55−3.58(m,4H)、5.37(s,2H)、7.24(dd,J=8.5,1.4Hz,1H)、7.43−7.48(m,3H)、7.55(d,J=2.7Hz,1H)、7.77(d,J=8.5Hz,1H)、7.83(d,J=8.5Hz,1H)、8.58(d,J=3.1Hz,1H)、11.44(s,1H);MS(ESI)m/z 450(M+H)
+。
【0341】
[実施例90]
4−(3−アミノ−1H−インダゾール−6−イル)−2−[4−(ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
標題化合物は、実施例83に記載した手順を用い、ステップ2における1−(ピロリジノカルボニルメチル)ピペラジンを1−(ピリジン−3−イル)ピペラジンで置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 3.20−3.23(m,4H)、3.41−3.71(m,4H)、5.39(s,2H)、7.23−7.28(m,2H)、7.39−7.54(m,5H)、7.76−7.83(m,2H)、8.03(dd,J=4.4,1.2Hz,1H)、8.38(d,J=2.8Hz,1H)、8.38(d,J=2.0Hz,1H)、11.46(s,1H);MS(ESI)m/z 414(M+H)
+。
【0342】
[実施例91]
4−{3−アミノ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−6−イル}−2−[4−(ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
標題化合物は、実施例1に記載した手順を用い、ステップ1において6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1)を6−ブロモ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−3−アミン(中間体2)に置き換え、ステップ2において1−フェニルピペラジンを1−(ピリジン−3−イル)ピペラジンに置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.55(d,J=6.4Hz,3H)、3.21−3.24(m,4H)、3.41−3.44(m,4H)、4.94(s,2H)、5.61−5.70(m,1H)、6.86(s,1H)、7.15(s,1H)、7.25(dd,J=8.3,4.6Hz,1H)、7.40(ddd,J=8.5,3.1,1.4Hz,1H)、7.46−7.51(m,2H)、7.55(d,J=2.4Hz,1H)、7.82(d,J=8.1Hz,1H)、8.03(dd,J=4.6,1.2Hz,1H)、8.38(d,J=3.1Hz,1H)、8.47(d,J=2.4Hz,1H)、11.62(s,1H);MS(ESI)m/z 526(M+H)
+。
【0343】
[実施例92]
4−{3−アミノ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−6−イル}−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
標題化合物は、実施例1に記載した手順を用い、ステップ1において6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1)を6−ブロモ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−3−アミン(中間体2)に置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.54(d,J=6.4Hz,3H)、3.18.−3.25(m,4H)、3.34−3.38(m,4H)、4.95(s,2H)、5.62−5.71(m,1Η)、6.79−6.86(m,2H)、7.00−7.03(m,2H)、7.15(s,1H)、7.22−7.28(m,2H)、7.48−7.52(m,2H)、7.57(d,J=2.4Hz,1H)、7.83(d,J=7.9Hz,1H)、8.53(d,J=2.4Hz,1H)、11.63(s,1H);MS(ESI)m/z 525(M+H)
+。
【0344】
[実施例93]
4−{3−アミノ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−6−イル}−2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
標題化合物は、実施例1に記載した手順を用い、ステップ1において6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1)を6−ブロモ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−3−アミン(中間体2)に置き換え、ステップ2において1−フェニルピペラジンを1−シクロヘキシルピペラジンに置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.06−1.29(m,5H)、1.53−1.61(m,4H)、1.75−1.81(m,4H)、2.26−2.34(m,1H)、2.66−2.73(m,4H)、3.01−3.05(m,4H)、4.93(s,2H)、5.62−5.71(m,1H)、6.83(s,1H)、7.12(s,1H)、7.45−7.49(m,2H)、7.54(d,J=2.4Hz,1H)、7.84(d,J=8.1Hz,1H)、8.67(d,J=3.1Hz,1H)、11.61(s,1H);MS(ESI)m/z 531(M+H)
+。
【0345】
[実施例94]
4−{3−アミノ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−6−イル}−2−[4−(ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
標題化合物は、実施例1に記載した手順を用い、ステップ1において6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1)を6−ブロモ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−3−アミン(中間体2)に置き換え、ステップ2において1−フェニルピペラジンを1−(ピリジン−2−イル)ピペラジンに置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.54(d,J=6.4Hz,3H)、3.14−3.18(m,4H)、3.68−3.71(m,4H)、4.93(s,2H)、5.60−5.69(m,1H)、6.65−6.70(m,1H)、6.84(s,1H)、6.91(d,J=8.8Hz,1H)、7.15(s,1H)、7.45−7.60(m,4H)、7.83(d,J=7.8Hz,1H)、8.14−8.16(m,1H)、8.53(d,J=2.4Hz,1H)、11.62(s,1H);MS(ESI)m/z 526(M+H)
+。
【0346】
[実施例95]
4−{3−アミノ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−6−イル}−2−{4−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]ピペラジン−1−イル}ベンズアミド
標題化合物は、実施例1に記載した手順を用い、ステップ1において6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1)を6−ブロモ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−3−アミン(中間体2)に置き換え、ステップ2において1−フェニルピペラジンを4−(2−(ピペラジン−1−イル)エチル)モルホリンに置き換えて、酢酸塩として調製した。反応混合物を、10mM酢酸アンモニウム水溶液中10%から100%のアセトニトリルの勾配を12分間にわたって70mL/分の流速で使用するWaters Nova−Pak(登録商標)HR C18 6μm 60Å Prep−Pak(登録商標)カートリッジカラム(40mm×100mm)上での分取HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.54(d,J=6.1Hz,3H)、1.88(s,6H)、2.38−2.41(m,6H)、2.60−2.64(m,4H)、3.06−3.06(m,4H)、3.55−3.58(m,4H)、4.93(s,2H)、5.61−5.70(m,1H)、6.83(s,1H)、7.12(s,1H)、7.44−7.49(m,2H)、7.56(d,J=3.1Hz,1H)、7.83(d,J=8.1Hz,1H)、8.61(d,J=2.7Hz,1H)、11.61(s,1H);MS(ESI)m/z 562(M+H)
+。
【0347】
[実施例96]
2−(4−アセチルピペラジン−1−イル)−4−{3−アミノ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−6−イル}ベンズアミド
標題化合物は、実施例1に記載した手順を用い、ステップ1において6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1)を6−ブロモ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−3−アミン(中間体2)に置き換え、ステップ2において1−フェニルピペラジンを1−(ピペラジン−1−イル)エタノンに置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.53(d,J=6.4Hz,3H)、2.05(s,3H)、2.98−3.07(m,4H)、3.63−3.65(m,4H)、4.93(s,2H)、5.60−5.68(m,1H)、6.83(s,1H)、7.12(s,1H)、7.39(d,J=1.7Hz,1H)、7.48(dd,J=8.1,1.7Hz,1H)、7.54(d,J=2.4Hz,1H)、7.78(d,J=8.1Hz,1H)、8.42(d,J=2.7Hz,1H)、11.62(s,1H);MS(ESI)m/z 491(M+H)
+。
【0348】
[実施例97]
4−{3−アミノ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−6−イル}−2−(4−シクロプロピルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
標題化合物は、実施例1に記載した手順を用い、ステップ1において6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1)を6−ブロモ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−3−アミン(中間体2)に置き換え、ステップ2において1−フェニルピペラジンを1−シクロプロピルピペラジンに置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 0.32−0.36(m,2H)、0.44−0.49(m,2H)、1.53(d,J=6.4Hz,3H)、1.67−1.74(m,1H)、2.73−2.76(m,4H)、3.00−3.03(m,4H)、4.94(s,2H)、5.62−5.70(m,1H)、6.83(s,1H)、7.12(s,1H)、7.43−7.49(m,2H)、7.59(d,J=2.4Hz,1H)、7.84(d,J=7.9Hz,1H)、8.68(d,J=2.8Hz,1H)、11.62(s,1H);MS(ESI)m/z 489(M+H)
+。
【0349】
[実施例98]
4−{3−アミノ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−6−イル}−2−[4−(ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
標題化合物は、実施例1に記載した手順を用い、ステップ1において6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1)を6−ブロモ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−3−アミン(中間体2)に置き換え、ステップ2において1−フェニルピペラジンを1−(ピリジン−4−イル)ピペラジンに置き換えて、酢酸塩として調製した。反応混合物を、10mM酢酸アンモニウム水溶液中10%から100%のアセトニトリルの勾配を12分間にわたって70mL/分の流速で使用するWaters Nova−Pak(登録商標)HR C18 6μm 60Å Prep−Pak(登録商標)カートリッジカラム(40mm×100mm)上での分取HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.54(d,J=6.1Hz,3H)、1.88(s,6H)、3.17−3.53(m,4H)、3.52−3.55(m,4H)、4.94(s,2H)、5.60−5.69(m,1H)、6.84(s,1H)、6.89(m,2H)、7.14(s,1H)、7.43−7.50(m,2H)、7.55(d,J=2.4Hz,1H)、7.80(d,J=8.1Hz,1H)、8.16−8.21(m,2H)、8.41(d,J=1.7Hz,1H)、11.61(s,1H);MS(ESI)m/z 526(M+H)
+。
【0350】
[実施例99]
4−{3−アミノ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−6−イル}−2−[(3aR
*,6aS
*)−5−ベンジルヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル]ベンズアミド
標題化合物は、実施例1に記載した手順を用い、ステップ1において6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1)を6−ブロモ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−3−アミン(中間体2)に置き換え、ステップ2において1−フェニルピペラジンを(3aR*,6aS*)−2−ベンジルオクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロールに置き換えて、トリフルオロ酢酸塩として調製した。MS(ESI)m/z565(M+H)
+。
【0351】
[実施例100]
4−{3−アミノ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−6−イル}−2−[4−(3,3−ジメチルブチル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
標題化合物は、実施例1に記載した手順を用い、ステップ1において6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1)を6−ブロモ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−3−アミン(中間体2)に置き換え、ステップ2において1−フェニルピペラジンを1−(3,3−ジメチルブチル)ピペラジンに置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 0.91(s,9H)、1.36−1.41(m,2H)、1.54(d,J=6.4Hz,3H)、2.33−2.38(m,2H)、2.55−2.78(m,4H)、3.03−3.06(m,4H)、4.94(s,2H)、5.62−5.72(m,1H)、6.83(s,1H)、7.12(s,1H)、7.43−7.49(m,2H)、7.57(d,J=3.2Hz,1H)、7.84(d,J=7.9Hz,1H)、8.63(d,J=2.8Hz,1H)、11.62(s,1H);MS(ESI)m/z 533(M+H)
+。
【0352】
[実施例101]
4−{3−アミノ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−6−イル}−2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
標題化合物は、実施例1に記載した手順を用い、ステップ1において6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1)を6−ブロモ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−3−アミン(中間体2)に置き換え、ステップ2において1−フェニルピペラジンを1−イソプロピルピペラジンに置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.02(d,J=6.4Hz,6H)、1.54(d,J=6.4Hz,3H)、2.63−2.66(m,4H)、2.68−2.75(m,1H)、3.03−3.06(m,4H)、4.94(s,2H)、5.62−5.70(m,1H)、6.83(s,1H)、7.13(s,1H)、7.45−7.49(m,2H)、7.55(d,J=2.7Hz,1H)、7.85(d,J=7.8Hz,1H)、8.68(d,J=2.7Hz,1H)、11.62(s,1H);MS(ESI)m/z 491(M+H)
+。
【0353】
[実施例102]
4−{3−アミノ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−6−イル}−2−(4−シクロペンチルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
標題化合物は、実施例1に記載した手順を用い、ステップ1において6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1)を6−ブロモ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−3−アミン(中間体2)に置き換え、ステップ2において1−フェニルピペラジンを1−シクロペンチルピペラジンに置き換えて、酢酸塩として調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.43−1.50(m,2H)、1.60−1.64(m,5H)、1.68−1.74(m,2H)、1.87−1.93(m,2H)、1.96(s,3H)、2.26−2.34(m,1H)、2.70−2.72(m,4H)、3.13−3.15(m,4H)、5.03(s,2H)、5.72−5.78(m,1H)、6.82(s,1H)、7.22(s,1H)、7.54−7.58(m,2H)、7.65(d,J=2.4Hz,1H)、7.94(d,J=7.9Hz,1H)、8.78(d,J=3.1Hz,1H)、11.71(s,1H);MS(ESI)m/z 531(M+H)
+。
【0354】
[実施例103]
4−{3−アミノ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−6−イル}−2−[4−(シクロプロピルカルボニル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
標題化合物は、実施例1に記載した手順を用い、ステップ1において6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1)を6−ブロモ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−3−アミン(中間体2)に置き換え、ステップ2において1−フェニルピペラジンをシクロプロピル(ピペラジン−1−イル)メタノンに置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 0.71−1.78(m,4H)、1.54(d,J=6.4Hz,3H)、2.00−2.06(m,1H)、3.02−3.09(m,4H)、3.66−3.70(m,2H)、3.85−3.89(m,2H)、4.94(s,2H)、5.61−5.71(m,1H)、6.83(s,1H)、7.13(s,1H)、7.41(d,J=1.2Hz,1H)、7.48(dd,J=7.9,1.6Hz,1H)、7.55(d,J=1.6Hz,1H)、7.79(d,J=7.9Hz,1H)、8.43(d,J=2.4Hz,1H)、11.62(s,1H);MS(ESI)m/z 517(M+H)
+。
【0355】
[実施例104]
4−{3−アミノ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−6−イル}−2−[4−(2,2−ジメチルプロパノイル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
標題化合物は、実施例1に記載した手順を用い、ステップ1において6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1)を6−ブロモ−4−[(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ]−1H−インダゾール−3−アミン(中間体2)に置き換え、ステップ2において1−フェニルピペラジンをtert−ブチルピペラジン−1−カルボキシレートに置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.23(s,9H)、1.53(d,J=6.4Hz,3H)、3.02−3.05(m,4H)、3.74−3.78(m,4H)、4.94(s,2H)、5.60−5.68(m,1H)、6.83(s,1H)、7.13(s,1H)、7.40(d,J=1.6Hz,1H)、7.48(dd,J=7.9,1.6Hz,1H)、7.53(d,J=2.0Hz,1H)、7.79(d,J=7.9Hz,1H)、8.43(d,J=2.4Hz,1H)、11.62(s,1H);MS(ESI)m/z 533(M+H)
+。
【0356】
[実施例105]
4−(3−アミノ−4−{[(2R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−1H−インダゾール−6−イル)−2−[2−(シクロヘキシルオキシ)エトキシ]−N−メチルベンズアミド
カリウムt−ブトキシド(26.4mg、0.235mmol)をジメチルスルホキシド(1mL)に溶解した。2−(シクロヘキシルオキシ)エタノール(75mg、0.52mmol)をこの溶液に添加し、反応混合物を窒素でパージし、続いて周囲温度にて1時間撹拌した。4−(3−アミノ−4−{[(2R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−1H−インダゾール−6−イル)−2−フルオロ−N−メチルベンズアミド(50.7mg、0.128mmol、実施例48、ステップ1)を添加し、得られた混合物を終夜室温に保った。反応混合物を、10mM酢酸アンモニウム水溶液中10%から100%のアセトニトリルの勾配を12分間にわたって70mL/分の流速で使用するWaters Nova−Pak(登録商標)HR C18 6μm 60Å Prep−Pak(登録商標)カートリッジカラム(40mm×100mm)上での分取HPLCにより精製して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.15−1.31(m,5H)、1.46−1.55(m,4H)、1.65−1.73(m,2H)、1.84−1.92(m,2H)、2.86(d,J=4.8Hz,3H)、3.83−3.86(m,2H)、4.39−4.42(m,2H)、4.99(s,2H)、5.60−5.69(m,1H)、6.88(s,1H)、7.17(s,1H)、7.37−7.45(m,2H)、7.75(d,J=8.7Hz,1H)、8.24(q,J=4.2Hz,1H)、11.69(s,1H);MS(ESI)m/z 521(M+H)
+。
【0357】
[実施例106]
4−(3−アミノ−4−{[(2R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−1H−インダゾール−6−イル)−N−メチル−2−(2−フェノキシエトキシ)ベンズアミド
標題化合物は、実施例105に記載した手順を用い、2−(シクロヘキシルオキシ)エタノールを2−フェノキシエタノールに置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.50−1.55(m,3H)、2.75(d,J=4.8Hz,3H)、4.44−4.47(m,2H)、4.63−4.65(m,2H)、4.95(s,2H)、5.69−5.59(m,1H)、6.89−7.67(m,8H)、7.81(d,J=8.3Hz,1H)、7.92(dd,J=7.9,2.4Hz,1H)、8.17(q,J=3.7Hz,1H)、11.67(s,1H);MS(ESI)m/z 515(M+H)
+。
【0358】
[実施例107]
4−[3−アミノ−4−(シクロペンチルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−{4−[2−オキソ−2−(ピペリジン−1−イル)エチル]ピペラジン−1−イル}ベンズアミド
標題化合物は、実施例1に記載した手順を用い、ステップ1において6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1)を6−ブロモ−4−(シクロペンチルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体3)に置き換え、ステップ2において1−フェニルピペラジンを1−(2−オキソ−2−ピペリジン−1−イルエチル)ピペラジンに置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.32−1.50(m,2H)、1.50−1.72(m,6H)、1.69−1.84(m,2H)、1.82−2.08(m,4H)、2.63(bs,4H)、3.04(s,2H)、3.21(bs,4H)、3.41−3.53(m,4H)、4.94(s,2H)、5.08−5.12(m,1H)、6.53(s,1H)、6.99(s,1H)、7.38−7.41(m,2H)、7.57(d,J=2.4Hz,1H)、7.81(d,J=7.9Hz,1H)、8.51(d,J=2.8Hz,1H)、11.45(s,1H);MS(ESI)m/z 546.3(M+H)
+。
【0359】
[実施例108]
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−N−メチル−2−[4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
ステップ1
4−ブロモ−N−メチル−2−[4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
4−ブロモ−2−フルオロ−N−メチルベンズアミド(1.17g、5.04mmol)をジメチルスルホキシド(8mL)に溶解した。1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン(1.69g、10.05mmol)およびK
2CO
3(1.55g、11.22mmol)を添加し、反応混合物を120℃に17時間加熱した。反応混合物を水(100mL)と酢酸エチル(3×100mL)との間で分配した。合わせた有機層をブライン(100mL)で洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル、Rf=0.51)により精製して、標題化合物(1.60g、83%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 2.75−2.80(m,7H)、2.92−2.95(m,4H)、3.24(q.J=10.3Hz,2H)、7.25−7.28(m,2H)、7.48(d,J=8.5Hz,1H)、8.58(q,J=4.4Hz,1H);MS(ESI+)m/z 380および382(M+H)
+。
【0360】
ステップ2
N−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2−[4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
4−ブロモ−N−メチル−2−[4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド(ステップ1、1.59g、4.18mmol)をジオキサン(25mL)に溶解した。ビス(ピナコラト)ジボロン(1.61g、6.34mmol)、酢酸カリウム(1.65g、6.34mmol)および[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(90.8mg、0.124mmol)を、反応混合物に添加した。反応混合物を窒素で15分間パージし、次いで85℃に3時間加熱した。反応混合物を濃縮し、水(100mL)とEtOAc(3×100mL)との間で分配した。合わせた有機物をブライン(100mL)で洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン中20%酢酸エチル、Rf=0.30)により精製して、標題化合物(1.30g、73%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.30(s,12H)、2.77−2.82(m,7H)、2.91−2.94(m,4H)、3.25(q.J=10.3Hz,2H)、7.38−7.41(m,2H)、7.63(d,J=7.5Hz,1H)、8.81(q,J=4.4Hz,1H);MS(ESI+)m/z 428(M+H)
+。
【0361】
ステップ3
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−N−メチル−2−[4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−3−アミン(中間体1、1.43g、4.58mmol)およびN−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2−[4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド(ステップ2、1.62g、3.79mmol)のジメトキシエタン:エタノール(12mL、1:1)中懸濁液に、1M炭酸カリウム(4.5mL)を添加した。混合物を窒素でパージし、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(78.0mg、0.111mmol)を添加した。反応混合物をマイクロ波反応器(CEM Discover(登録商標)、≦300W)内で160℃にて20分間加熱し、次いで濃縮した。残留物を水(50mL)に注ぎ入れ、EtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル中0%→10%エタノール、Rf=0.10→0.29)により精製して、標題化合物(1.50g、74%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.72−1.80(m,2H)、2.03−2.07(m,2H)、2.81−2.86(m,7H)、3.02−3.04(m,4H)、3.27(q,J=10.2Hz,2H)、3.54−3.60(m,2H)、3.84−3.89(m,2H)、4.90−4.96(m,1H)、5.00(s,2H)、6.65(s,1H)、7.01(s,1H)、7.38−7.42(m,2H)、7.75(d,J=7.9Hz,1H)、8.95(q,J=4.6Hz,1H)、11.48(s,1H);MS(ESI)m/z 533(M+H)
+。
【0362】
[実施例109]
4−(3−アミノ−4−イソプロポキシ−1H−インダゾール−6−イル)−2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)−N−メチルベンズアミド
ステップ1
2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)−N−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミド
標題化合物は、ステップ1において1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジンを1−シクロヘキシルピペラジンに置き換えたことを除いて、実施例108、ステップ1および2の調製について記載した手順を用いて調製した;MS(ESI+)m/z428(M+H)
+。
【0363】
ステップ2
4−(3−アミノ−4−イソプロポキシ−1H−インダゾール−6−イル)−2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)−N−メチルベンズアミド
6−ブロモ−4−イソプロポキシ−1H−インダゾール−3−アミン(中間体10、98.9mg、0.366mmol)および2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)−N−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミド(ステップ1、218.8mg、0.512mmol)のジメトキシエタン:エタノール(2mL、1:1)中懸濁液に、1M炭酸カリウム(0.6mL)を添加した。混合物を窒素でパージし、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(9.9mg、0.014mmol)を添加した。反応混合物をマイクロ波反応器(CEM Discover、≦300W)内で160℃にて20分間加熱し、次いで濃縮した。反応物を水(35mL)に注ぎ入れ、酢酸エチル(3×35mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(35mL)で洗浄し、MgSO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、10mM酢酸アンモニウム水溶液中10%から100%のアセトニトリルの勾配を12分間にわたって70mL/分の流速で使用するWaters Nova−Pak(登録商標)HR C18 6μm 60Å Prep−Pak(登録商標)カートリッジカラム(40mm×100mm)上での分取HPLCにより精製して、標題化合物を酢酸塩(158.1mg、78%)として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.16−1.30(m,5H)、1.38(d,J=6.1Hz,6H)、1.57−1.60(m,1H)、1.75−1.83(m,4H)、1.87(s,3H)、2.25−2.31(m,1H)、2.67−2.70(m,4H)、2.8(d,J=4.8Hz,3H)、2.98−3.01(m,4H)、4.87−4.93(m,1H)、4.97(s,2H)、6.58(s,1H)、6.97(s,1H)、7.39−7.42(m,2H)、7.77(d,J=7.8Hz,1H)、9.09(q,J=4.4Hz,1H)、11.39(s,1H);MS(ESI)m/z 491(M+H)
+。
【0364】
[実施例110]
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−[4−(シクロペンチルメチル)ピペラジン−1−イル]−N−メチルベンズアミド
標題化合物は、1−シクロヘキシルピペラジンを1−(シクロペンチルメチル)ピペラジンに置き換えて、実施例29に記載した通りに調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.15−1.25(m,2H)、1.44−1.58(m,4H)、1.66−1.80(m,4H)、1.88(s,3H)、2.02−2.16(m,4H)、2.26(d,J=7.5Hz,2H)、2.54−2.58(m,3H)、2.85(d,J=4.8Hz,3H)、2.99−3.02(m,4H)、3.53−3.60(m,2H)、3.83−3.90(m,2H)、4.89−4.97(m,1H)、4.99(s,2H)、6.64(s,1H)、7.00(s,1H)、7.39−7.43(m,2H)、7.77(d,J=7.8Hz,1H)、9.06(q,J=4.3Hz,1H)、11.46(s,1H);MS(ESI)m/z 533(M+H)
+。
【0365】
[実施例111]
tert−ブチル4−{5−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(メチルカルバモイル)フェニル}ピペラジン−1−カルボキシレート
ステップ1
tert−ブチル4−[2−(メチルカルバモイル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキシレート
標題化合物は、ステップ1において1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジンをtert−ブチル1−ピペラジンカルボキシレートに置き換えたことを除いて、実施例108、ステップ1および2の調製について記載した手順を用いて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.30(s,12H)、1.42(s,9H)、2.82(d,J=4.6Hz,3H)、2.85−2.87(m,4H)、3.46−3.49(m,4H)、7.35(s,1H)、7.41(d,J=7.6Hz,1H)、7.63(d,J=7.6Hz,1H)、8.75(q,J=4.5Hz,1H);MS(ESI+)m/z 446(M+H)
+。
【0366】
ステップ2
tert−ブチル4−{5−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(メチルカルバモイル)フェニル}ピペラジン−1−カルボキシレート
標題化合物は、N−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2−[4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミドをtert−ブチル4−[2−(メチルカルバモイル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキシレート(ステップ1)に置き換えて、実施例108、ステップ3に記載した通りに調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.43(s,9H)、1.70−1.82(m,2H)、1.87(s,3H)、2.02−2.09(m,2H)、2.85(d,J=4.8Hz,3H)、2.95−2.99(m,4H)3.51−3.60(m,6H)、3.83−3.89(m,2H)、4.89−4.96(m,1H)、4.99(s,2H)、6.64(s,1H)、7.01(s,1H)、7.37(d,J=1.4Hz,1H)、7.72(dd,J=8.0,1.5Hz,1H)、7.76(d,J=8.1Hz,1H)、8.86(q,J=4.4Hz,1H)、11.48(s,1H);MS(ESI)m/z 551(M+H)
+。
【0367】
[実施例112]
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−N−メチル−2−(ピペラジン−1−イル)ベンズアミド
実施例29、ステップ1からの生成物(780.3mg、2.03mmol)およびピペラジン(919.2mg、10.67mmol)のジメチルスルホキシド(4mL)中溶液を、130℃にて21時間加熱した。反応物を1M NaOH(100mL)とジクロロメタン中10%イソプロパノール(3×100mL)との間で分配した。合わせた有機層を水(100mL)で洗浄し、濃縮して、標題化合物(907.4mg、99%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.71−1.82(m,2H)、2.02−2.09(m,2H)、2.85−2.92(m,11H)、3.53−3.60(m,2H)、3.83−3.90(m,2H)、4.88−4.96(m,1H)、5.02(s,2H)、6.83(s,1H)、6.99(s,1H)、7.35(d,J=1.7Hz,1H)、7.41(dd,J=8.1,1.7Hz,1H)、7.79(d,J=8.1Hz,1H)、9.17(q,J=4.8Hz,1H)、11.46(s,1H);MS(ESI)m/z 451(M+H)
+。
【0368】
[実施例113]
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−[4−(5−フルオロピリミジン−2−イル)ピペラジン−1−イル]−N−メチルベンズアミド
実施例112からの生成物(238.7mg、0.53mmol)、2−クロロ−5−フルオロピリミジン(196.3mg、1.481mmol)およびトリエチルアミン(0.15mL、1.08mmol)のジメチルスルホキシド(1mL)中溶液を、40℃にて20時間加熱した。反応混合物をメタノール(1mL)で希釈し、10mM酢酸アンモニウム水溶液中10%から100%のアセトニトリルの勾配を12分間にわたって70mL/分の流速で使用するWaters Nova−Pak(登録商標)HR C18 6μm 60Å Prep−Pak(登録商標)カートリッジカラム(40mm×100mm)上での分取HPLCにより精製して、標題化合物(204.3mg、71%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.73−1.79(m,2H)、2.03−2.03(m,2H,2.87(d,J=4.9Hz,3H)、3.08−3.10(m,4H)、3.54−3.58(m,2H)、3.84−3.91(m,6H)、4.89−4.94(m,1H)、5.00(s,2H)、6.65(s,1H)、7.01(s,1H)、7.39(d,J=1.5Hz,1H)、7.44(dd,J=7.9,1.5Hz,1H)、7.78(d,J=7.9Hz,1H)、8.05(s,2H)、9.00(q,J=4.6Hz,1H)、11.49(s,1H);MS(ESI)m/z 547(M+H)
+。
【0369】
[実施例114]
イソプロピル4−{5−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(メチルカルバモイル)フェニル}ピペラジン−1−カルボキシレート
実施例112からの生成物(452.3mg、1.00mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.5mL、2.86mmol)およびクロロギ酸イソプロピル(トルエン中1M、1.0mL、1.0mmol)のジクロロメタン(5mL)中溶液を、周囲温度にて2時間撹拌した。反応混合物をメタノール(0.1mL)でクエンチし、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル中0%から10%のエタノールの勾配、Rf=0.07→0.25)により精製して、標題化合物(256.2mg、48%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.21(d,J=6.1Hz,6H)、1.70−1.82(m,2H)、2.02−2.09(m,2H)、2.86(d,J=4.8Hz,3H)、2.97−3.00(m,4H)3.53−3.60(m,6H)、3.83−3.90(m,2H)、1.77−1.85(m,1H)、4.89−4.96(m,1H)、4.99(s,2H)、6.64(s,1H)、7.00(s,1H)、7.37(d,J=1.4Hz,1H)、7.43(dd,J=8.0,1.5Hz,1H)、7.76(d,J=8.1Hz,1H)、8.90(q,J=4.8Hz,1H)、11.45(s,1H);MS(ESI)m/z 537(M+H)
+。
【0370】
[実施例115]
N−エチル−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
ステップ1
4−ブロモ−2−フルオロ−6−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)ベンズアルデヒド
水素化ジイソブチルアルミニウム(CH
2Cl
2中1M、75mL、75.0mmol)を、4−ブロモ−2−フルオロ−6−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)ベンゾニトリル(18g、60mmol、中間体1、ステップ1)のCH
2Cl
2(250mL)中溶液に、室温にて20分間かけて滴下添加した。15分後、反応物を飽和NH
4Cl水溶液でクエンチし、続いてCH
2Cl
2(500mL)および1M HCl(500mL;アルミニウム塩を分解するため)を添加し、15分間撹拌した。有機相を分離し、脱水し(MgSO
4)、真空下で濃縮した。残留物をエーテルに溶かし、撹拌して微粉化し、濾過し、乾燥して、13.83g(76%)の標題化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δppm 1.75−1.95(m,2H)、1.98−2.15(m,2H)、3.53−3.71(m,2H)、3.91−4.05(m,2H)、4.64(tt,J=7.4,3.8Hz,1H)、6.80−6.99(m,2H)、10.40(d,J=1.1Hz,1H)。
【0371】
ステップ2
1−[4−ブロモ−2−フルオロ−6−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)フェニル]エタノール
室温の4−ブロモ−2−フルオロ−6−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)ベンズアルデヒド(13.8g、45.6mmol、ステップ1)のテトラヒドロフラン(150mL)中溶液に、メチルマグネシウムブロミド(60.8mL、182mmol)をエーテル中3M溶液としてゆっくりと添加し(わずかに発熱)、撹拌を終夜続けた。混合物を水(250mL)でクエンチした。飽和NH
4Cl(250mL)を添加し、混合物を15分間撹拌した。反応物をエーテル(500mL)と水(250mL)との間で分配した。有機相をブライン(2×250mL)で洗浄し、脱水し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。この物質をさらに精製することなく次の反応において直接使用した。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δppm 1.56(d,J=6.8Hz,3H)、1.76−1.90(m,2H)、2.03−2.15(m,2H)、3.62(ddd,J=11.8,5.8,2.3Hz,2H)、3.92−4.04(m,2H)、4.56(tt,J=8.0,3.9Hz,1H)、5.12−5.27(m,1H)、6.82(t,J=1.2Hz,1H)、6.87(dd,J=9.5,1.7Hz,1H)。
【0372】
ステップ3
1−[4−ブロモ−2−フルオロ−6−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)フェニル]エタノン
室温の1−[4−ブロモ−2−フルオロ−6−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)フェニル]エタノール(14.6g、45.6mmol、ステップ2)、4−メチルモルホリン4−オキシド(8.02g、68.4mmol)および4オングストロームのモレキュラーシーブ(20g、46mmol)のCH
2Cl
2(200mL)中混合物に、過ルテニウム酸テトラプロピルアンモニウム(0.802g、2.28mmol)を添加し、撹拌を(便宜上)終夜続けた。暗色反応混合物を珪藻土の1インチパッド(頂部)およびシリカの1インチパッド(底部)を備えた2000mLの焼結ガラス漏斗に通して濾過し;酢酸エチル(1500mL)で溶出した。濾液を濃縮して油状物を得、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(330gのカラム、0%から30%の酢酸エチル:ヘプタン)により精製して、12.52g(ステップ1から87%)の標題化合物を無色油状物として得、この標題化合物は静置すると白色固体に固化した。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δppm 1.72−1.86(m,2H)、1.94−2.13(m,2H)、2.52(d,J=0.9Hz,3H)、3.60(ddd,J=11.5,7.8,3.4Hz,2H)、3.77−4.05(m,2H)、4.53(tt,J=7.6,3.8Hz,1H)、6.86(t,J=1.3Hz,1H)、6.91(dd,J=8.7,1.5Hz,1H);MS(ESI)m/z 317/319(M+H)
+。
【0373】
ステップ4
6−ブロモ−3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール
室温の1−[4−ブロモ−2−フルオロ−6−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)フェニル]エタノン(12.5g、39.5mmol、ステップ3)のジメトキシエタン(120mL)中溶液に、ヒドラジン(6.26mL、197mmol)を添加し、反応物を90℃に加熱した。終夜撹拌した後、混合物を室温に冷却した。上澄み溶液を不溶性油状物から慎重にデカントし、濃縮した。残留物を酢酸エチル(2×250mL)から濃縮して痕跡量のヒドラジンを除去し、50%ヘプタン/エーテル(150mL)とすり混ぜた。固体を濾過し、ヘプタンで洗浄し、真空オーブン内で50℃にて終夜乾燥して、11.43g(93%)の標題化合物を白色固体として得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δppm 1.76−1.97(m,2H)、2.06−2.27(m,2H)、2.68(s,3H)、3.54−3.74(m,2H)、4.00(ddd,J=11.2,7.2,3.6Hz,2H)、4.69(tt,J=7.1,3.7Hz,1H)、6.53(d,J=0.8Hz,1H)、7.14(d,J=1.1Hz,1H);MS(ESI)m/z 311/313(M+H)
+。
【0374】
ステップ5
4−ブロモ−N−エチル−2−フルオロベンズアミド
4−ブロモ−2−フルオロ安息香酸(3.52g、16.07mmol)および塩化チオニル(10mL、137mmol)の混合物を、80℃にて80分間加熱し、次いで室温に冷却し、真空下で濃縮した。残留物をCH
2Cl
2(15mL)に溶かし、真空下で濃縮した。これをもう一度繰り返して、過剰の塩化チオニルを確実に除去した。残留物をCH
2Cl
2(15mL)に溶解し、エチルアミンの溶液(テトラヒドロフラン中2M、5mL、10mmol)で処理した。混合物を室温にて2時間撹拌し、次いで真空下で濃縮した。残留物を8%H
2SO
4水溶液(5mL)で溶かし、CH
2Cl
2(2×10mL)で抽出した。合わせた有機相を珪藻土に通して濾過し、濃縮して白色固体を得た。残留物をエタノール−水(1:1、25mL)から結晶化させて、標題化合物(2つの収穫物で849mg、90%)を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.10(t,J=7.2Hz,3H)、3.14−3.32(m,2H)、7.49(dd,J=8.3,1.8Hz,1H)、7.52−7.58(m,1H)、7.65(dd,J=10.0,1.7Hz,1H)、8.35(s,1H);MS(ESI)m/z 246/248(M+H)
+。
【0375】
ステップ6
4−ブロモ−N−エチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
1−フェニルピペラジン(1098mg、6.77mmol)および4−ブロモ−N−エチル−2−フルオロベンズアミド(555mg、2.255mmol、ステップ5)のジメチルスルホキシド(1mL)中混合物を、120℃にて150分間加熱した。混合物を熱水(30mL)で希釈し、室温に冷却した。沈殿物を濾過により収集し、エタノール−水(約2:1、30mL)から再結晶して、標題化合物(694mg)を得た。
1H NMR(300MHz,CD
3OD)δppm 1.24(t,J=7.3Hz,3H)、3.11−3.21(m,4H)、3.26−3.34(m,4H)、3.43(q,J=7.2Hz,2H)、6.66−6.93(m,1H)、6.97−7.10(m,2H)、7.19−7.29(m,2H)、7.33(dd,J=8.3,1.9Hz,1H)、7.42(d,J=1.9Hz,1H)、7.66(d,J=8.3Hz,1H);MS(ESI)m/z 388/390(M+H)
+。
【0376】
ステップ7
N−エチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミド
ビス(ピナコラト)ジボロン(395mg、1.56mmol)、4−ブロモ−N−エチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミド(300mg、0.773mmol、ステップ6)および酢酸カリウム(379mg、3.86mmol)のジオキサン(3mL)中混合物を、窒素流で5分間パージした。[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン)パラジウムジクロリド(5.6mg、7.65μmol)を添加し、混合物を100℃にて90分間加熱し、次いで室温に冷却した。反応物を水(15mL)で希釈し、CH
2Cl
2(30mL)で抽出した。有機相を濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル、90:10−65:35で溶出されるシリカゲル)により精製して、標題化合物(262mg)を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δppm 1.21(t,J=7.2Hz,3H)、1.35(s,12H)、3.19−3.30(m,4H)、3.34−3.41(m,4H)、3.44−3.62(m,2H)、6.96(t,J=7.4Hz,1H)、7.04(d,J=7.4Hz,2H)、7.28−7.43(m,2H)、7.64−7.74(m,2H)、8.16(d,J=7.9Hz,1H)、9.67(s,1H);MS(ESI)m/z 436(M+H)
+。
【0377】
ステップ8
N−エチル−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(2.8mg、3.99μmol)、N−エチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミド(40.0mg、0.092mmol、ステップ7)および6−ブロモ−3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール(25.2mg、0.081mmol、ステップ4)を、撹拌子を備えたマイクロ波バイアル内において合わせた。エタノール(2mL)および1,2ジメトキシエタン(2mL)を添加し、続いて1M K
2CO
3水溶液(0.16mL、0.160mmol)を添加した。バイアルに蓋をし、混合物に120℃にて20分間照射を行った(Biotage Personal Chemistryユニット、300W)。混合物を真空下で濃縮し、残留物を水(4mL)で希釈し、CH
2Cl
2(2×6mL)で抽出した。合わせた有機相を脱水し(MgSO
4)、真空下で濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル、50:50−0:100で溶出されるシリカゲル)により精製して、標題化合物(34mg、78%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.16(t,J=7.2Hz,3H)、1.76(tdd,J=10.7,7.1,3.4Hz,2H)、2.07(dtd,J=9.3,6.2,3.0Hz,2H)、2.61(s,3H)、3.16−3.24(m,4H)、3.26−3.42(m,6H)、3.53−3.67(m,2H)、3.87(ddd,J=10.8,6.9,3.6Hz,2H)、4.91−5.04(m,1H)、6.74−6.86(m,2H)、6.98−7.06(m,2H)、7.16−7.30(m,3H)、7.45−7.51(m,2H)、7.82(d,J=8.4Hz,1H)、9.17(t,J=5.6Hz,1H)、12.60(s,1H);MS(ESI)m/z 540(M+H)
+。
【0378】
[実施例116]
2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)−N−メチル−4−[4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]ベンズアミド
ステップ1
4−ブロモ−2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)−N−メチルベンズアミド
1−シクロヘキシルピペラジン(1.043g、6.20mmol)および4−ブロモ−2−フルオロ−N−メチルベンズアミド(1.00g、4.31mmol)のジメチルスルホキシド(2mL)中混合物を、120℃にて2時間加熱し、次いで加熱から取り出し、急速撹拌されている水(30mL)に徐々に添加した。20分後、薄黄色懸濁液を濾過し、ケーキを水でよく洗浄した。固体をエタノール−水(15mL、2:1)から再結晶して、標題化合物をオフホワイトの針状物(1.08g、66%)として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.01−1.31(m,5H)、1.53−1.63(m,1H)、1.67−1.85(m,4H)、2.19−2.34(m,1H)、2.57−2.68(m,4H)、2.79(d,J=4.7Hz,3H)、2.86−2.98(m,4H)、7.22−7.29(m,2H)、7.46−7.53(m,1H)、8.65(q,J=4.4Hz,1H);MS(ESI)m/z 380/382(M+H)
+。
【0379】
ステップ2
2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)−N−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミド
実施例115、ステップ7の手順を用い、そこに記載されている4−ブロモ−N−エチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミドを4−ブロモ−2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)−N−メチルベンズアミド(ステップ1)に置き換えて、標題化合物を調製した。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δppm 1.09−1.32(m,5H)、1.34(s,12H)、1.57−1.74(m,1H)、1.78−2.48(m,5H)、2.48−2.93(m,4H)、3.00(d,J=4.8Hz,3H)、3.02−3.16(m,4H)、7.63(d,J=7.5Hz,2H)、8.03−8.25(m,1H)、9.79−10.04(m,1H);MS(ESI)m/z 428(M+H)
+。
【0380】
ステップ3
6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール
無水ヒドラジン(4mL、127mmol)を、4−ブロモ−2−フルオロ−6−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)ベンズアルデヒド(1.00g、3.30mmol、実施例115、ステップ1)の1,2−ジメトキシエタン(8mL)中撹拌溶液に、30分間かけて滴下添加した。混合物を窒素下で100℃にて16時間加熱し、次いで室温に冷却し、真空下で濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル、80:20−60:40で溶出されるシリカゲル)により精製して、標題化合物を白色固体(0.82g、84%)として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.59−1.75(m,2H)、1.95−2.09(m,2H)、3.54(ddd,J=11.7,9.1,2.9Hz,2H)、3.88(dt,J=9.3,4.4Hz,2H)、4.84(tt,J=8.3,4.0Hz,1H)、6.80(d,J=1.3Hz,1H)、7.30(t,J=1.1Hz,1H)、8.04(s,1H)、13.13(bs,1H);MS(ESI)m/z 297/299(M+H)
+。
【0381】
ステップ4
2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)−N−メチル−4−[4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]ベンズアミド
実施例115、ステップ8の手順を用い、そこに記載されているN−エチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミドを2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)−N−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミド(ステップ2)に置き換え、そこに記載されている6−ブロモ−3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾールを6−ブロモ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール(ステップ3)に置き換えて、標題化合物を調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.04−1.32(m,5H)、1.51−1.93(m,7H)、1.92−2.21(m,2H)、2.23−2.33(m,1H)、2.64−2.73(m,4H)、2.85(d,J=4.5Hz,3H)、3.01(s,4H)、3.50−3.62(m,2H)、3.84−3.96(m,2H)、4.92−5.02(m,1H)、6.88(s,1H)、7.32(s,1H)、7.40−7.49(m,2H)、7.79(d,J=7.9Hz,1H)、8.07(s,1H)、9.07(d,J=4.7Hz,1H)、13.11(bs,1H);MS(ESI)m/z 518(M+H)
+。
【0382】
[実施例117]
N−シクロプロピル−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
ステップ1
4−ブロモ−N−シクロプロピル−2−フルオロベンズアミド
実施例115、ステップ5の手順を用い、そこに記載されているエチルアミンをシクロプロピルアミンに置き換えて、標題化合物を調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 0.44−0.62(m,2H)、0.62−0.78(m,2H)、2.82(tq,J=8.0,4.1Hz,1H)、7.45−7.54(m,2H)、7.63(d,J=9.6Hz,1H)、8.41(d,J=3.4Hz,1H);MS(ESI)m/z258/260(M+H)
+。
【0383】
ステップ2
4−ブロモ−N−シクロプロピル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
実施例115、ステップ6の手順を用い、そこに記載されている4−ブロモ−N−エチル−2−フルオロベンズアミドを4−ブロモ−N−シクロプロピル−2−フルオロベンズアミドに置き換えて、標題化合物を調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 0.47−0.60(m,2H)、0.60−0.74(m,2H)、2.77−2.90(m,1H)、3.05−3.12(m,4H)、3.22−3.27(m,4H)、6.82(t,J=7.2Hz,1H)、6.95−7.03(m,2H)、7.21−7.27(m,2H)、7.28−7.36(m,2H)、7.48(d,J=8.0Hz,1H)、8.80(d,J=4.3Hz,1H);MS(ESI)m/z 400/402(M+H)
+。
【0384】
ステップ3
3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾール
実施例115、ステップ7の手順を用い、そこに記載されている4−ブロモ−N−エチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミドを6−ブロモ−3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール(実施例115、ステップ4)に置き換えて、標題化合物を調製した。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δppm 1.36(s,12H)、1.85−1.98(m,2H)、2.07−2.18(m,2H)、2.76(s,3H)、3.63−3.75(m,2H)、3.96−4.05(m,2H)、4.85(tt,J=7.0,3.5Hz,1H)、6.79(s,1H)、7.52(s,1H);MS(DCI)m/z 359(M+H)
+。
【0385】
ステップ4
N−シクロプロピル−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
実施例115、ステップ8の手順を用い、そこに記載されているN−エチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミドを3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾール(ステップ3)に置き換え、そこに記載されている6−ブロモ−3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾールを4−ブロモ−N−シクロプロピル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミド(ステップ2)に置き換えて、標題化合物を調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 0.54(m.2H)、0.73(td,J=6.9,4.9Hz,2H)、1.68−1.83(m,2H)、2.00−2.17(m,2H)、2.61(s,3H)、2.83−2.94(m,1H)、3.13−3.22(m,4H)、3.25−3.33(m,4H)、3.60(ddd,J=11.3,7.5,3.2Hz,2H)、3.87(ddd,J=11.3,6.8,3.7Hz,2H)、4.97(tt,J=7.1,4.1,3.7Hz,1H)、6.78(s,1H)、6.83(t,J=7.3Hz,1H)、7.02(d,J=8.1Hz,2H)、7.21(s,1H)、7.22−7.29(m,2H)、7.45−7.51(m,1H)、7.46(s,1H)、7.77(d,J=8.5Hz,1H)、9.20(d,J=4.4Hz,1H)、12.59(s,1H);MS(DCI)m/z 552(M+H)
+。
【0386】
[実施例118]
N−シクロブチル−2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]ベンズアミド
ステップ1
4−ブロモ−N−シクロブチル−2−フルオロベンズアミド
実施例115、ステップ5の手順を用い、そこに記載されているエチルアミンをシクロブチルアミンに置き換えて、標題化合物を調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.56−1.74(m,2H)、1.92−2.09(m,2H)、2.13−2.29(m,2H)、4.27−4.45(m,1H)、7.44−7.55(m,2H)、7.64(dd,J=10.4,1.2Hz,1H)、8.59(d,J=7.4Hz,1H);MS(DCI)m/z 272/274(M+H)
+。
【0387】
ステップ2
4−ブロモ−N−シクロブチル−2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
実施例116、ステップ1の手順を用い、そこに記載されている4−ブロモ−2−フルオロ−N−メチルベンズアミドを4−ブロモ−N−シクロブチル−2−フルオロベンズアミド(ステップ1)に置き換えて、標題化合物を調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.01−1.31(m,5H)、1.51−1.63(m,1H)、1.63−1.83(m,6H)、1.90−2.08(m,2H)、2.16−2.36(m,3H)、2.61−2.69(m,4H)、2.86−2.94(m,4H)、4.27−4.46(m,1H)、7.25−7.32(m,1H)、7.30(s,1H)、7.53(d,J=8.3Hz,1H)、9.18(d,J=7.5Hz,1H);MS(DCI)m/z 420/422(M+H)
+。
【0388】
ステップ3
N−シクロブチル−2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]ベンズアミド
実施例115、ステップ8の手順を用い、そこに記載されているN−エチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミドを3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾール(実施例117、ステップ3)に置き換え、そこに記載されている6−ブロモ−3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾールを4−ブロモ−N−シクロブチル−2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)ベンズアミド(ステップ2)に置き換えて、標題化合物を調製し、この標題化合物を酢酸エチルからの結晶化により精製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.03−1.36(m,5H)、1.59(br d,J=11.5Hz,1H)、1.68−1.87(m,8H)、1.89−2.13(m,4H)、2.21−2.40(m,3H)、2.61(s,3H)、2.67−2.78(m,4H)、2.89−3.11(m,4H)、3.49−3.72(m,2H)、3.75−3.95(m,2H)、4.43(六重線,J=7.8Hz,1H)、4.92−5.04(m,1H)、6.77(s,1H)、7.19(s,1H)、7.39−7.51(m,2H)、7.82(d,J=8.5Hz,1H)、9.72(d,J=7.5Hz,1H)、12.59(s,1H);MS(DCI)m/z 572(M+H)
+。
【0389】
[実施例119]
N−{2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェニル}アセトアミド
ステップ1
1−(5−ブロモ−2−ニトロフェニル)−4−シクロヘキシルピペラジン
4−ブロモ−2−フルオロニトロベンゼン(204mg、0.927mmol)、1−シクロヘキシルピペラジン(328mg、1.947mmol)およびエタノール(4mL)の混合物に、120℃にて10分間照射を行った(Biotage Personal Chemistryユニット、300W)。溶液を室温に冷却し、真空下で濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル、90:10−70:30で溶出されるシリカゲル)により精製して、標題化合物(300mg、88%)を得た。
1H NMR(300MHz,メタノール−d
4)δppm 1.08−1.39(m,5H)、1.60−1.70(m,1H)、1.79−1.89(m,2H)、1.90−2.01(m,2H)、2.33(tt,J=10.7,3.2Hz,1H)、2.65−2.77(m,4H)、3.03−3.10(m,4H)、7.23(dd,J=8.8,2.0Hz,1H)、7.41(d,J=2.0Hz,1H)、7.68(d,J=8.8Hz,1H);MS(ESI)m/z 368/370(M+H)
+。
【0390】
ステップ2
4−ブロモ−2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)アニリン
固体塩化アンモニウム(436mg、8.15mmol)を、1−(5−ブロモ−2−ニトロフェニル)−4−シクロヘキシルピペラジン(300mg、0.815mmol、ステップ1)のアセトン(15mL)および水(3mL)中溶液に添加した。亜鉛粉末(533mg、8.15mmol)を2分間かけて少量ずつ添加しながら、混合物を室温にて撹拌した。得られた懸濁液を室温にて30分間撹拌し、次いで珪藻土に通して濾過し、その後、この珪藻土を酢酸エチル(30mL)ですすいだ。濾液を真空下で濃縮し、残留物をCH
2Cl
2(30mL)と1M NaOH(10mL)との間で分配した。有機相を脱水し(MgSO
4)、真空下で濃縮して、標題化合物(261mg、95%)を得た。
1H NMR(300MHz,メタノール−d
4)δppm 1.11−1.40(m,5H)、1.61−1.72(m,1H)、1.80−1.90(m,2H)、1.92−2.04(m,2H)、2.28−2.40(m,1H)、2.73−2.82(m,4H)、2.85−2.94(m,4H)、6.65(d,J=8.5Hz,1H)、6.96(dd,J=8.5,2.4Hz,1H)、7.04(d,J=2.4Hz,1H);MS(DCI)m/z 338/340(M+H)
+。
【0391】
ステップ3
N−[4−ブロモ−2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)フェニル]アセトアミド
無水酢酸(150μL、1.59mmol)を、4−ブロモ−2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)アニリン(261mg、0.772mmol、ステップ2)のCH
2Cl
2(5mL)中溶液に添加し、得られた溶液を室温にて3時間撹拌した。溶液を真空下で濃縮し、残留物をエタノール−水(2:1、4mL)から結晶化させて、標題化合物(215mg、73%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.03−1.32(m,5H)、1.51−1.64(m,1H)、1.69−1.86(m,4H)、2.09(s,3H)、2.20−2.33(m,1H)、2.63−2.70(m,4H)、2.76−2.83(m,4H)、7.15−7.26(m,2H)、7.77(d,J=9.2Hz,1H)、8.78(s,1H);MS(DCI)m/z 380/382(M+H)
+。
【0392】
ステップ4
N−{2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェニル}アセトアミド
実施例115、ステップ8の手順を用い、そこに記載されているN−エチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミドを3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾール(実施例117、ステップ3)に置き換え、そこに記載されている6−ブロモ−3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾールをN−[4−ブロモ−2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)フェニル]アセトアミド(ステップ3)に置き換えて、標題化合物を調製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.06−1.31(m,6H)、1.55−1.64(m,1H)、1.69−1.88(m,5H)、2.00−2.09(m,2H)、2.13(s,3H)、2.25−2.34(m,1H)、2.59(s,3H)、2.69−2.76(m,4H)、2.86−2.95(m,4H)、3.60(ddd,J=11.3,7.6,3.4Hz,2H)、3.81−3.90(m,2H)、4.96(tt,J=7.2,3.9Hz,1H)、6.73(s,1H)、7.11(d,J=0.6Hz,1H)、7.32−7.37(m,1H)、7.36(s,1H)、7.95(d,J=7.9Hz,1H)、8.82(s,1H)、12.52(s,1H);MS(ESI)m/z 532(M+H)
+。
【0393】
[実施例120]
4−[4−(シクロペンチルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−N−エチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
ステップ1
4−ブロモ−2−(シクロペンチルオキシ)−6−フルオロベンゾニトリル
シクロペンタノール(1.25mL、13.8mmol)を、カリウムtert−ブトキシド(1.62g、14.5mmol)のテトラヒドロフラン(25mL)中氷冷溶液に1分間かけて添加した。得られた溶液を0℃にて30分間撹拌し、次いで窒素下で−70℃に冷却した。4−ブロモ−2,6−ジフルオロベンゾニトリル(3.0g、13.8mmol)のテトラヒドロフラン(13mL)中溶液を30分間かけて添加し、混合物を徐々に室温に加温し、12時間撹拌を続けた。飽和NH
4Cl水溶液(15mL)および水(30mL)を添加し、混合物を酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた抽出物を真空下で濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル、100:0−90:10で溶出されるシリカゲル)により精製して、標題化合物(3.52g、90%)を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δppm 1.58−2.01(m,8H)、4.81−4.87(m,1H)、6.90(s,1H)、6.94(dd,J=8.1,1.4Hz,1H)。
【0394】
ステップ2
4−ブロモ−2−(シクロペンチルオキシ)−6−フルオロベンズアルデヒド
実施例115、ステップ1の手順を用い、そこに記載されている4−ブロモ−2−フルオロ−6−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)ベンゾニトリルを4−ブロモ−2−(シクロペンチルオキシ)−6−フルオロベンゾニトリル(ステップ1)に置き換えて、標題化合物を調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.54−1.85(m,6H)、1.86−2.02(m,2H)、5.04−5.14(tt,J=5.3,2.4Hz,1H)、7.22(ddd,J=10.3,1.6,0.8Hz,1H)、7.30(t,J=1.4Hz,1H)、10.18−10.20(m,1H)。
【0395】
ステップ3
6−ブロモ−4−(シクロペンチルオキシ)−1H−インダゾール
実施例116、ステップ3の手順を用い、そこに記載されている4−ブロモ−2−フルオロ−6−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)ベンズアルデヒドを4−ブロモ−2−(シクロペンチルオキシ)−6−フルオロベンズアルデヒド(ステップ2)に置き換えて、標題化合物を調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.52−1.87(m,6H)、1.89−2.07(m,2H)、5.02(tt,J=5.9,2.4Hz,1H)、6.64(d,J=1.2Hz,1H)、7.27(d,J=1.2Hz,1H)、7.98(s,1H)、13.11(s,1H);MS(ESI)m/z 281/283(M+H)
+。
【0396】
ステップ4
4−[4−(シクロペンチルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−N−エチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミド
実施例115、ステップ8の手順を用い、そこに記載されている6−ブロモ−3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾールを6−ブロモ−4−(シクロペンチルオキシ)−1H−インダゾール(ステップ3)に置き換えて、標題化合物を調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.16(t,J=7.3Hz,3H)、1.59−2.09(m,8H)、3.17−3.24(m,4H)、3.32−3.41(m,6H)、5.17(tt,J=5.8,2.9Hz,1H)、6.78(s,1H)、6.82(t,J=7.3Hz,1H)、7.02(d,J=7.8Hz,2H)、7.22−7.29(m,2H)、7.32(s,1H)、7.47−7.55(m,2H)、7.82(d,J=7.8Hz,1H)、8.01(s,1H)、9.16(t,J=5.6Hz,1H)、13.08(s,1H);MS(DCI)m/z 510(M+H)
+。
【0397】
[実施例121]
2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)−4−[4−(シクロペンチルオキシ)−3−メチル−1H−インダゾール−6−イル]−N−メチルベンズアミド
ステップ1
1−[4−ブロモ−2−(シクロペンチルオキシ)−6−フルオロフェニル]エタノン
メチルマグネシウムブロミドの溶液(エチルエーテル中3M、12.0mL、36.0mmol)を、4−ブロモ−2−(シクロペンチルオキシ)−6−フルオロベンズアルデヒド(実施例120、ステップ2、1.92g、6.69mmol)のテトラヒドロフラン(50mL)中冷(≦−60℃)溶液に滴下添加した。反応混合物を≦−60℃にて2時間撹拌し、次いで15分間かけて−20℃に加温した。飽和NH
4Cl水溶液(6mL)を徐々に添加し(発泡)、混合物を水(40mL)で希釈し、酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。合わせた有機相を飽和NaCl水溶液(20mL)で洗浄し、脱水し(MgSO
4)、真空下で濃縮した。残留油状物(2.02g)をCH
2Cl
2(100mL)に溶解し、クロロクロム酸ピリジニウム(5.03g、23.32mmol)を5分間かけて少量ずつ添加しながら、室温にて撹拌した。混合物を室温にて14時間撹拌し、次いでシリカゲルのカラム上に注ぎ、CH
2Cl
2(150mL)で溶出し、次いでヘキサン−酢酸エチル(90:10、600mL)で溶出して、標題化合物(1.75g、87%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δppm 1.59−1.98(m,8H)、2.48(s,3H)、4.78(tt,J=5.4,2.7Hz,1H)、6.82−6.89(m,2H);MS(DCI)m/z 301/303(M+H)
+。
【0398】
ステップ2
6−ブロモ−4−(シクロペンチルオキシ)−3−メチル−1H−インダゾール
無水ヒドラジン(4mL、127mmol)を、1−[4−ブロモ−2−(シクロペンチルオキシ)−6−フルオロフェニル]エタノン(ステップ1、1.75g、5.81mmol)のジオキサン(12mL)中撹拌溶液に30分間かけて滴下添加し、得られた混合物を窒素下で100℃にて14時間加熱し、次いで室温に冷却し、真空下で濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン−酢酸エチル、90:10−50:50で溶出される。)により精製して、標題化合物(1.40g、82%)を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.58−1.86(m,6H)、1.87−2.00(m,2H)、2.49(s,3H)、4.97(tt,J=5.2,2.6Hz,1H)、6.54(s,1H)、7.14(d,J=1.2Hz,1H)、12.59(s,1H)。
【0399】
ステップ3
2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)−4−[4−(シクロペンチルオキシ)−3−メチル−1H−インダゾール−6−イル]−N−メチルベンズアミド
実施例115、ステップ8の手順を用い、そこに記載されているN−エチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミドを2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)−N−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミド(実施例116、ステップ2)に置き換え、そこに記載されている6−ブロモ−3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾールを6−ブロモ−4−(シクロペンチルオキシ)−3−メチル−1H−インダゾール(ステップ3)に置き換えて、標題化合物を調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.09−1.33(m,5H)、1.50−2.06(m,13H)、2.19−2.35(m,1H)、2.54(s,3H)、2.64−2.72(m,4H)、2.85(d,J=4.6Hz,3H)、2.96−3.04(m,4H)、5.14(tt,J=5.3,2.5Hz,1H)、6.67(s,1H)、7.17(s,1H)、7.38−7.46(m,2H)、7.78(d,J=7.8Hz,1H)、9.07(q,J=4.6Hz,1H)、12.55(s,1H);MS(DCI)m/z 516(M+H)
+。
【0400】
[実施例122]
tert−ブチル4−{2−(メチルカルバモイル)−5−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェニル}ピペラジン−1−カルボキシレート
実施例115、ステップ8の手順を用い、そこに記載されているN−エチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミドをtert−ブチル4−[2−(メチルカルバモイル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキシレート(実施例111、ステップ1)に置き換えて、標題化合物を調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.43(s,9H)、1.69−1.83(m,2H)、2.00−2.11(m,2H)、2.60(s,3H)、2.86(d,J=4.7Hz,3H)、2.93−3.02(m,4H)、3.47−3.57(m,4H)、3.60(ddd,J=11.4,7.6,3.4Hz,2H)、3.86(ddd,J=11.2,7.1,3.7Hz,2H)、4.97(tt,J=7.1,3.6Hz,1H)、6.76(s,1H)、7.19(s,1H)、7.39(d,J=1.4Hz,1H)、7.45(dd,J=8.1,1.7Hz,1H)、7.77(d,J=7.8Hz,1H)、8.89(q,J=4.7Hz,1H)、12.59(s,1H);MS(ESI)m/z 550(M+H)
+。
【0401】
[実施例123]
N−メチル−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−[4−(ピリジン−3−イルメチル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
ステップ1
N−メチル−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(ピペラジン−1−イル)ベンズアミド塩酸塩
HClのジオキサン中溶液(4M、3mL、12mmol)を、tert−ブチル4−{2−(メチルカルバモイル)−5−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェニル}ピペラジン−1−カルボキシレート(165mg、0.300mmol、実施例122)の酢酸エチル(10mL)中溶液に室温にて添加し、得られたスラリーを16時間撹拌した。混合物を真空下で濃縮し、残留物をエタノール−酢酸エチル(2:1、約20mL)から結晶化させて、標題化合物(104mg、69%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.67−1.83(m,2H)、2.00−2.12(m,2H)、2.61(s,3H)、2.85(d,J=4.7Hz,3H)、3.18−3.32(m,8H)、3.61(m,2H)、3.87(ddd,J=11.1,7.0,3.6Hz,2H)、4.95(tt,J=7.1,3.4Hz,2H)、6.76(s,1H)、7.19(d,J=1.0Hz,1H)、7.30(d,J=1.4Hz,1H)、7.44(dd,J=8.0,1.5Hz,1H)、7.66(d,J=8.1Hz,1H)、8.46(q,J=4.4Hz,1H)、9.10(s,2H);MS(ESI)m/z 450(M+H)
+。
【0402】
ステップ2
N−メチル−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−[4−(ピリジン−3−イルメチル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド塩酸塩
シアノ水素化ホウ素ナトリウム(37.5mg、0.597mmol)を、N−メチル−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(ピペラジン−1−イル)ベンズアミド塩酸塩(29mg、0.060mmol、ステップ1)およびピリジン−3−カルボキシアルデヒド(32.0mg、0.298mmol)のエタノール(4mL)中混合物に添加した。反応混合物を室温にて90分間撹拌し、次いで真空下で濃縮した。残留物を20%K
2CO
3水溶液(10mL)で希釈し、酢酸エチル(2×15mL)で抽出した。合わせた抽出物を飽和ブライン(5mL)で洗浄し、脱水し(MgSO
4)、真空下で濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、5%CH
3OH/CH
2Cl
2で溶出される。)により精製した。生成物を酢酸エチル(3mL)に溶解し、4N HCl/ジオキサン(0.1mL)で処理し、得られた白色懸濁液を真空下で濃縮した。残留固体を酢酸エチル−エタノール(約1:1、2mL)から結晶化させて、標題化合物(8mg、22%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.63−1.87(m,2H)、1.97−2.12(m,2H)、2.60(s,3H)、2.85(d,J=4.7Hz,3H)、3.19−3.31(m,4H)、3.35−3.50(m,4H)、3.59(ddd,J=11.4,7.6,3.4Hz,2H)、3.79−3.92(m,2H)、4.50(s,2H)、4.94(tt,J=7.4,3.8Hz,1H)、6.75(s,1H)、7.17(s,1H)、7.31(s,1H)、7.45(dd,J=8.1,1.4Hz,1H)、7.62−7.68(m,2H)、8.23(d,J=8.1Hz,1H)、8.45(q,J=4.7Hz,1H)、8.74(d,J=3.7Hz,1H)、8.88(s,1H)、10.98(s,1H);MS(ESI)m/z 541(M+H)
+。
【0403】
[実施例124]
2−[4−(シクロプロピルカルボニル)ピペラジン−1−イル]−N−メチル−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]ベンズアミド
シクロプロパンカルボニルクロリド(6.5mg、0.062mmol)のCH
2Cl
2(1mL)中溶液を、N−メチル−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(ピペラジン−1−イル)ベンズアミド塩酸塩(25mg、0.051mmol、実施例123、ステップ1)およびトリエチルアミン(0.018mL、0.132mmol)の混合物に添加した。混合物を室温にて40分間撹拌し、次いでメタノール(2mL)で希釈し、室温にて12時間撹拌した。溶液を真空下で濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(5%CH
3OH/CH
2Cl
2で溶出されるシリカゲル)により精製して、標題化合物(9mg、33%)を得た。
1H NMR(300MHz,メタノール−d
4)δppm 0.80−0.88(m,2H)、0.88−0.95(m,2H)、1.82−1.96(m,2H)、1.96−2.06(m,1H)、2.09−2.22(m,2H)、2.69(s,3H)、3.00(s,3H)、3.03−3.18(m,4H)、3.70(ddd,J=11.4,7.6,3.4Hz,2H)、3.76−3.86(m,2H)、3.92−4.01(m,2H)、4.00(ddd,J=11.6,7.8,3.4Hz,2H)、4.93(tt,J=7.2,3.7Hz,1H)、6.74(s,1H)、7.19(d,J=1.0Hz,1H)、7.43−7.49(m,2H)、7.86(d,J=7.8Hz,1H);MS(ESI)m/z 518(M+H)
+。
【0404】
[実施例125]
イソプロピル4−{2−(メチルカルバモイル)−5−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェニル}ピペラジン−1−カルボキシレート
ステップ1
N−メチル−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(ピペラジン−1−イル)ベンズアミド
トリフルオロ酢酸(3mL、38.9mmol)を、tert−ブチル4−{2−(メチルカルバモイル)−5−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェニル}ピペラジン−1−カルボキシレート(実施例122、356mg、0.65mmol)のCH
2Cl
2(5mL)中氷冷溶液に添加した。得られた淡黄色溶液を氷冷しながら3時間撹拌した。溶液を真空下で濃縮し、残留物をCH
2Cl
2(5mL)に溶かし、再度濃縮して過剰のトリフルオロ酢酸を除去した。残留物を20%K
2CO
3水溶液(15mL)および1M NaOH(5mL)で溶かし、CH
2Cl
2(3×20mL)で抽出した。合わせた抽出物を脱水し(MgSO
4)、真空下で濃縮して、標題化合物(285mg、98%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.65−1.83(m,2H)、1.96−2.14(m,2H)、2.61(s,3H)、2.86(d,J=4.7Hz,3H)、2.92−2.97(m,8H)、3.60(ddd,J=11.2,7.4,3.4Hz,2H)、3.87(ddd,J=10.8,6.8,3.6Hz,2H)、4.96(tt,J=7.2,3.6Hz,1H)、6.76(s,1H)、7.18(d,J=1.0Hz,1H)、7.37(d,J=1.7Hz,1H)、7.44(dd,J=8.0,1.7Hz,1H)、7.79(d,J=8.0Hz,1H)、9.08(q,J=4.4Hz,1H)、12.59(s,1H);MS(ESI)m/z 450(M+H)
+。
【0405】
ステップ2
イソプロピル4−{2−(メチルカルバモイル)−5−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェニル}ピペラジン−1−カルボキシレート
クロロギ酸イソプロピルのトルエン中溶液(1M、0.41mL、0.41mmol)を、N−メチル−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(ピペラジン−1−イル)ベンズアミド(140mg、0.311mmol、ステップ1)のCH
2Cl
2(5mL)および20%K
2CO
3水溶液(3mL)中撹拌混合物に室温にて添加した。混合物を室温にて15分間撹拌し、次いでメタノール(1mL)を添加し、混合物をさらに30分間撹拌した。混合物を水(5mL)とCH
2Cl
2(10mL)との間で分配し、有機相を分離し、脱水し(MgSO
4)、真空下で濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(CH
2Cl
2−CH
3OH、98:2−95:5で溶出されるシリカゲル)により精製して、標題化合物(140mg、84%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.21(d,J=6.1Hz,6H)、1.67−1.82(m,2H)、1.99−2.13(m,2H)、2.60(s,3H)、2.86(d,J=4.7Hz,3H)、2.94−3.07(m,4H)、3.52−3.59(m,4H)、3.59−3.66(m,2H)、3.86(ddd,J=11.2,7.1,3.7Hz,2H)、4.81(qq,J=6.2Hz,1H)、4.97(tt,J=6.9,3.9,3.6Hz,1H)、6.76(s,1H)、7.19(s,1H)、7.37−7.41(m,1H)、7.45(dd,J=8.1,1.7Hz,1H)、7.77(d,J=8.1Hz,1H)、8.90(q,J=4.4Hz,1H)、12.60(s,1H);MS(ESI)m/z 536(M+H)
+。
【0406】
[実施例126]
2−[2−(シクロヘキシルオキシ)エトキシ]−N−メチル−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]ベンズアミド
ステップ1
4−ブロモ−2−(2−シクロヘキシルオキシ)エトキシ−N−メチルベンズアミド
2−シクロヘキシルオキシエタノール(827mg、5.74mmol)を、カリウムtert−ブトキシド(551mg、4.91mmol)のジメチルスルホキシド(10mL)中溶液に室温にて添加し、混合物を1時間撹拌した。4−ブロモ−2−フルオロ−N−メチルベンズアミド(1.00g、4.31mmol)を添加し、混合物を周囲温度にて2時間撹拌し、次いで水(100mL)で希釈し、酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。合わせた抽出物をブライン(100mL)で洗浄し、MgSO
4で脱水し、濃縮して、標題化合物(1.47g、96%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.13−1.34(m,4H)、1.44−1.51(m,1H)、1.61−1.67(m,2H)、1.82−1.88(m,2H)、2.81(d,J=4.8Hz,3H)、3.33−3.38(m,1H)、3.77−3.80(m,2H)、4.26−4.29(m,2H)、7.25(dd,J=8.3,1.9Hz,1H)、7.42(d,J=2.0Hz,1H)、7.75(d,J=8.5Hz,1H)、8.11(q,J=4.8Hz,1H)MS(ESI)m/z 356(M+H)
+。
【0407】
ステップ2
2−[2−(シクロヘキシルオキシ)エトキシ]−N−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミド
実施例115、ステップ7の手順を用い、そこに記載されている4−ブロモ−N−エチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミドを4−ブロモ−2−(2−シクロヘキシルオキシ)エトキシ−N−メチルベンズアミド(ステップ1)に置き換えて、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.21−1.27(m,5H)、1.30(s,12H)、1.46−1.51(m,1H)、1.64−1.69(m,2H)、1.83−1.89(m,2H)、2.82(d,J=4.8Hz,3H)、3.34−3.38(m,1H)、3.77−3.80(m,2H)、4.24−4.27(m,2H)、7.33−7.36(m,2H)、7.85(d,J=7.8Hz,1H)、8.23(q,J=4.6Hz,1H);MS(ESI)m/z 404(M+H)
+。
【0408】
ステップ3
2−[2−(シクロヘキシルオキシ)エトキシ]−N−メチル−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]ベンズアミド
実施例115、ステップ8の手順を用い、そこに記載されているN−エチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミドを2−[2−(シクロヘキシルオキシ)エトキシ]−N−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミド(ステップ2)に置き換えて、分取HPLC(25mM (NH
4)
2CO
3水溶液−CH
3OH、80:20−0:100、15分間にわたって40mL/分で溶出される30×100mm Waters C18 XBridge(商標)カラム)による精製の後、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,メタノール−d
4)δppm 1.21−1.43(m,5H)、1.51−1.64(m,1H)、1.70−1.82(m,2H)、1.83−2.03(m,4H)、2.10−2.23(m,2H)、2.69(s,3H)、2.98(s,3H)、3.38−3.48(m,1H)、3.70(ddd,J=11.4,7.5,3.7Hz,2H)、3.88−3.95(m,2H)、4.00(ddd,J=11.2,7.1,3.7Hz,2H)、4.37−4.43(m,2H)、4.94(tt,J=7.1,3.4Hz,1H)、6.77(s,1H)、7.22(d,J=1.0Hz,1H)、7.33−7.39(m,1H)、7.38(s,1H)、8.05(d,J=8.1Hz,1H);MS(ESI)m/z 508(M+H)
+。
【0409】
[実施例127]
N−{4−[4−(シクロペンチルオキシ)−3−メチル−1H−インダゾール−6−イル]−2−[(2−フェノキシエチル)アミノ]フェニル}アセトアミド
ステップ1
2−[(5−ブロモ−2−ニトロフェニル)アミノ]エタノール
2−アミノエタノール(350mg、5.73mmol)および4−ブロモ−2−フルオロ−1−ニトロベンゼン(315mg、1.432mmol)のエタノール(4mL)中溶液に、110℃にて20分間照射を行った(Biotage Personal Chemistryユニット、300W)。赤橙色溶液を真空下で濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル、90:10−60:40で溶出されるシリカゲル)により精製して、標題化合物(331mg、89%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 3.41(q,J=5.6Hz,2H)、3.63(q,J=5.6Hz,2H)、4.99(t,J=5.2Hz,1H)、6.83(dd,J=9.1,2.0Hz,1H)、7.30(d,J=2.0Hz,1H)、7.99(d,J=9.1Hz,1H)、8.29(t,J=5.0Hz,1H)。
【0410】
ステップ2
5−ブロモ−2−ニトロ−N−(2−フェノキシエチル)アニリン
アゾジカルボン酸ジイソプロピル(394mg、1.95mmol)を、フェノール(178mg、1.90mmol)、2−[(5−ブロモ−2−ニトロフェニル)アミノ]エタノール(330mg、1.26mmol、ステップ1)およびトリフェニルホスフィン(398mg、1.52mmol)のテトラヒドロフラン(10mL)中氷冷溶液に添加した。得られた黄色溶液を氷冷しながら1時間撹拌し、次いで室温に終夜(12時間)加温した。反応混合物を真空下で濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル、100:0−75:25で溶出されるシリカゲル)により精製して、標題化合物(430mg、92%)を得た。
1H NMR(300MHz,メタノール−d
4)δppm 3.70−3.80(m,2H)、4.26(t,J=5.3Hz,2H)、6.83(dd,J=9.2,2.0Hz,1H)、6.90−6.98(m,3H)、7.22−7.32(m,2H)、7.36(d,J=2.0Hz,1H)、8.03(d,J=9.2Hz,1H)。
【0411】
ステップ3
N−{4−ブロモ−2−[(2−フェノキシエチル)アミノ]フェニル}アセトアミド
塩化アンモニウム(683mg、12.8mmol)の水(4mL)中溶液を、5−ブロモ−2−ニトロ−N−(2−フェノキシエチル)アニリン(429mg、1.27mmol)のアセトン(40mL)中溶液に添加した。得られた乳白色懸濁液を氷中で10分間冷却し、亜鉛末(832mg、12.7mmol)を一度に添加した。15分後、灰色懸濁液をアセトン(40mL)ですすぎながら濾過した。濾液を真空下で濃縮し、残留物を飽和ブライン(30mL)に溶かし、酢酸エチル(50mL)で抽出した。有機相を脱水し(MgSO
4)、濃縮した。残留物をCH
2Cl
2(10mL)に溶解し、無水酢酸のCH
2Cl
2中溶液(1.0M、1.27mL、1.27mmol)を添加しながら、溶液を室温にて撹拌した。25分後、メタノール(5mL)を添加し、溶液を室温にて12時間撹拌し、次いで真空下で濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル80:20−30:70で溶出されるシリカゲル)により精製して、標題化合物(150mg、34%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 2.02(s,3H)、3.46(q,J=5.6Hz,2H)、4.12(t,J=5.6Hz,2H)、5.43(t,J=5.6Hz,1H)、6.72(dd,J=8.3,2.4Hz,1H)、6.88(d,J=2.0Hz,1H)、6.91−6.98(m,1H)、6.96(d,J=8.7Hz,2H)、7.08(d,J=8.3Hz,1H)、7.25−7.35(m,2H)、9.15(s,1H);MS(ESI)m/z 349/351(M+H)
+。
【0412】
ステップ4
4−(シクロペンチルオキシ)−3−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾール
実施例115、ステップ7の手順を用い、そこに記載されている4−ブロモ−N−エチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミドを6−ブロモ−4−(シクロペンチルオキシ)−3−メチル−1H−インダゾール(実施例121、ステップ2)に置き換えて、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δppm 1.36(s,12H)、1.56−1.90(m,4H)、1.90−2.06(m,4H)、4.93−5.13(m,1H)、6.79(s,1H)、7.52(s,1H);MS(ESI)m/z 343(M+H)
+。
【0413】
ステップ5
N−{4−[4−(シクロペンチルオキシ)−3−メチル−1H−インダゾール−6−イル]−2−[(2−フェノキシエチル)アミノ]フェニル}アセトアミド
実施例115、ステップ8の手順で、そこに記載されているN−エチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミドを4−(シクロペンチルオキシ)−3−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾールに置き換え、そこに記載されている6−ブロモ−3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾールをN−{4−ブロモ−2−[(2−フェノキシエチル)アミノ]フェニル}アセトアミド(ステップ3)に置き換えて、標題化合物を得、分取HPLC(25mM (NH4)2CO3水溶液−CH
3OH、80:20−0:100、15分間にわたって40mL/分で溶出される30×100mm Waters C18 XBridge(商標)カラム)により精製した。
1H NMR(400MHz,メタノール−d
4)δppm 1.63−2.00(m,8H)、2.16(s,3H)、2.61(s,3H)、3.62(t,J=5.6Hz,2H)、4.22(t,J=5.6Hz,2H)、5.00(tt,J=4.0,3.9,3.7Hz,1H)、6.63(s,1H)、6.92(t,J=7.5Hz,1H)、6.94−6.99(m,3H)、7.08(d,J=1.5Hz,1H)、7.11(s,1H)、7.20(d,J=7.9Hz,1H)、7.23−7.29(m,2H);MS(ESI)m/z 485(M+H)
+。
【0414】
[実施例128]
イソブチル4−{5−[4−(シクロペンチルオキシ)−3−メチル−1H−インダゾール−6−イル]−2−(メチルカルバモイル)フェニル}ピペラジン−1−カルボキシレート
ステップ1
tert−ブチル4−{5−[4−(シクロペンチルオキシ)−3−メチル−1H−インダゾール−6−イル]−2−(メチルカルバモイル)フェニル}ピペラジン−1−カルボキシレート
実施例115、ステップ8の手順で、そこに記載されているN−エチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミドを4−(シクロペンチルオキシ)−3−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾール(実施例127、ステップ4)に置き換え、そこに記載されている6−ブロモ−3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾールをtert−ブチル4−[5−ブロモ−2−(メチルカルバモイル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキシレート(228mg、0.573mmol、実施例172、ステップ1)に置き換えて、標題化合物を得、分取HPLC(CF
3CO
2H水溶液−CH
3OH、80:20−0:100、15分間にわたって40mL/分で溶出される30×100mm Waters C18 XBridge(商標)カラム)により精製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.43(s,9H)、1.57−2.08(m,8H)、2.54(s,3H)、2.86(d,J=4.7Hz,3H)、2.94−3.03(m,4H)、3.50−3.57(m,4H)、5.09−5.18(m,1H)、6.67(s,1H)、7.18(s,1H)、7.41(d,J=1.4Hz,1H)、7.45(dd,J=8.1,1.4Hz,1H)、7.77(d,J=8.1Hz,1H)、8.90(q,J=4.5Hz,1H)、12.56(s,1H);MS(ESI)m/z 534(M+H)
+。
【0415】
ステップ2
4−[4−(シクロペンチルオキシ)−3−メチル−1H−インダゾール−6−イル]−N−メチル−2−(ピペラジン−1−イル)ベンズアミドトリフルオロアセテート
トリフルオロ酢酸(2mL)を、tert−ブチル4−{5−[4−(シクロペンチルオキシ)−3−メチル−1H−インダゾール−6−イル]−2−(メチルカルバモイル)フェニル}ピペラジン−1−カルボキシレート(100mg、0.187mmol、ステップ1)のCH
2Cl
2(4mL)中氷冷溶液に添加した。溶液を氷冷しながら4時間撹拌し、次いで真空下で濃縮すると、標題化合物(100mg、97%)が残り、この標題化合物を次のステップにおいて直接使用した。
【0416】
ステップ3
イソブチル4−{5−[4−(シクロペンチルオキシ)−3−メチル−1H−インダゾール−6−イル]−2−(メチルカルバモイル)フェニル}ピペラジン−1−カルボキシレート
クロロギ酸イソブチル(12mg、0.088mmol)の酢酸エチル(0.12mL)中溶液を、4−[4−(シクロペンチルオキシ)−3−メチル−1H−インダゾール−6−イル]−N−メチル−2−(ピペラジン−1−イル)ベンズアミドトリフルオロアセテート(26mg、0.060mmol)の酢酸エチル(2mL)および飽和NaHCO
3水溶液(1mL)中混合物に添加した。混合物を室温にて1時間激しく撹拌した。有機層を分離し、水相を酢酸エチル(1mL)で1回抽出した。合わせた有機相をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル、80:20−20:80で溶出されるシリカゲル)により精製して、標題化合物(12.5mg、60%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 0.91(d,J=6.8Hz,6H)、1.57−2.06(m,9H)、2.54(s,3H)、2.86(d,J=4.7Hz,3H)、2.97−3.04(m,4H)、3.55−3.64(m,4H)、3.82(d,J=6.4Hz,2H)、5.13(tt,J=5.3,2.7Hz,1H)、6.67(s,1H)、7.17(s,1H)、7.40(d,J=1.7Hz,1H)、7.44(dd,J=8.1,1.7Hz,1H)、7.76(d,J=8.1Hz,1H)、8.89(q,J=4.7Hz,1H)、12.56(s,1H);MS(ESI)m/z 534(M+H)
+。
【0417】
[実施例129]
ベンジル4−{5−[4−(シクロペンチルオキシ)−3−メチル−1H−インダゾール−6−イル]−2−(メチルカルバモイル)フェニル}ピペラジン−1−カルボキシレート
実施例128、ステップ3の手順を用い、そこに記載されているクロロギ酸イソブチルをクロロギ酸ベンジルに置き換えて、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.56−2.04(m,8H)、2.54(s,3H)、2.86(d,J=4.7Hz,3H)、2.95−3.06(m,4H)、3.57−3.70(m,4H)、5.12(s,2H)、5.12−5.17(m,1H)、6.66(s,1H)、7.17(s,1H)、7.28−7.41(m,6H)、7.44(dd,J=8.0,1.5Hz,1H)、7.76(d,J=8.1Hz,1H)、8.88(q,J=4.3Hz,1H)、12.56(s,1H);MS(ESI)m/z 568(M+H)
+。
【0418】
[実施例130]
N−{4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(2−フェノキシエトキシ)フェニル}アセトアミド
ステップ1
4−ブロモ−1−ニトロ−2−(2−フェノキシエトキシ)ベンゼン
2−フェノキシエタノール(345mg、2.500mmol)を、カリウムtert−ブトキシド(306mg、2.73mmol)のテトラヒドロフラン(10mL)中懸濁液に添加した。懸濁液を10分間撹拌し、次いで4−ブロモ−2−フルオロニトロベンゼン(500mg、2.273mmol)を添加し、撹拌を室温にて41時間続けた。混合物を真空下で濃縮し、残留物を水(15mL)で希釈し、酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。合わせた抽出物を脱水し(MgSO
4)、真空下で濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル、100:0−90:10で溶出されるシリカゲル)により精製して、標題化合物(546mg、71%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 4.35−4.42(m,2H)、4.44−4.50(m,2H)、6.91−6.95(m,2H)、6.96−7.02(m,1H)、7.21(dd,J=8.8,1.7Hz,1H)、7.27−7.35(m,2H)、7.38(d,J=1.7Hz,1H)、7.74(d,J=8.8Hz,1H)。
【0419】
ステップ2
N−[4−ブロモ−2−(2−フェノキシエトキシ)フェニル]アセトアミド
実施例127、ステップ3の手順を用い、そこに記載されている5−ブロモ−2−ニトロ−N−(2−フェノキシエチル)アニリンを4−ブロモ−1−ニトロ−2−(2−フェノキシエトキシ)ベンゼン(ステップ1)に置き換えて、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 2.04(s,3H)、4.32−4.39(m,2H)、4.39−4.45(m,2H)、6.92−7.02(m,3H)、7.11(dd,J=8.8,2.0Hz,1H)、7.26−7.34(m,2H)、7.34(d,J=2.0Hz,1H)、7.91(d,J=8.5Hz,1H)、8.98(s,1H);MS(ESI)m/z 348/350(M+H)
+。
【0420】
ステップ3
N−[2−(2−フェノキシエトキシ)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]アセトアミド
実施例115、ステップ7の手順を用い、そこに記載されている4−ブロモ−N−エチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミドをN−[4−ブロモ−2−(2−フェノキシエトキシ)フェニル]アセトアミドに置き換えて、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δppm 1.34(s,12H)、2.08(s,3H)、4.31−4.36(m,2H)、4.41−4.48(m,2H)、6.93−7.02(m,3H)、7.32(dd,J=8.5,7.3Hz,2H)、7.38(s,1H)、7.47(d,J=7.9Hz,1H)、7.95(s,1H)、8.40(d,J=7.9Hz,1H);MS(ESI)m/z 398(M+H)
+。
【0421】
ステップ4
N−{4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(2−フェノキシエトキシ)フェニル}アセトアミド
実施例115、ステップ8の手順を用い、そこに記載されているN−エチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミドをN−[2−(2−フェノキシエトキシ)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]アセトアミドに置き換えて、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.66−1.83(m,2H)、1.98−2.12(m,2H)、2.07(s,3H)、2.60(s,3H)、3.59(ddd,J=11.4,7.6,3.4Hz,2H)、3.86(ddd,J=11.1,6.9,3.7Hz,2H)、4.37−4.43(m,2H)、4.47−4.55(m,2H)、4.95(tt,J=7.2,3.7Hz,1H)、6.77(s,1H)、6.96(t,J=7.5Hz,1H)、7.01(d,J=7.8Hz,2H)、7.16(s,1H)、7.23−7.29(m,1H)、7.28−7.35(m,2H)、7.40(d,J=1.7Hz,1H)、8.04(br d,J=8.1Hz,1H)、8.98(s,1H)、12.54(s,1H);MS(ESI)m/z 502(M+H)
+。
【0422】
[実施例131]
N−{2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェニル}アクリルアミド
ステップ1
tert−ブチル[4−ブロモ−2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)フェニル]カルバメート
二炭酸ジ(tert−ブチル)(1.55g、7.09mmol)を、4−ブロモ−2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)アニリン(2.0g、5.91mmol、実施例119、ステップ2)および4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン(0.144g、1.182mmol)のCH
2Cl
2(30mL)中溶液に添加し、得られた溶液を室温にて撹拌した。54時間後、溶液を真空下で濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル、100:0−80:20で溶出されるシリカゲル)により精製して、標題化合物(720mg、28%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.03−1.31(m,5H)、1.46(s,9H)、1.58(br d,J=11.9Hz,1H)、1.69−1.84(m,4H)、2.22−2.32(m,1H)、2.59−2.67(m,4H)、2.74−2.81(m,4H)、7.23(dd,J=8.6,2.2Hz,1H)、7.27(d,J=2.0Hz,1H)、7.69(d,J=8.7Hz,1H)、7.75(s,1H);MS(ESI)m/z 438/440(M+H)
+。
【0423】
ステップ2
tert−ブチル[2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]カルバメート
実施例115、ステップ7の手順を用い、そこに記載されている4−ブロモ−N−エチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミドをtert−ブチル[4−ブロモ−2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)フェニル]カルバメート(ステップ1)に置き換えて、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δppm 1.32(s,12H)、1.54(s,9H)、1.58−1.98(m,10H)、2.27−2.38(m,1H)、2.69−2.79(m,4H)、2.85−2.94(m,4H)、7.56(dd,J=8.1,1.4Hz,1H)、7.62(d,J=1.4Hz,1H)、7.88(s,1H)、8.06(d,J=8.5Hz,1H);MS(DCI)m/z 486(M+H)
+。
【0424】
ステップ3
tert−ブチル{2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェニル}カルバメート
tert−ブチル[2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]カルバメート(345mg、0.711mmol、ステップ2)および6−ブロモ−3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール(230mg、0.739mmol、実施例115、ステップ4)のエタノール(7mL)および1,2−ジメトキシエタン(7mL)中混合物を、窒素で5分間パージした。K
2CO
3水溶液(1M、1.4mL、1.4mmol)を添加し、続いてビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(25mg、0.036mmol)を添加し、混合物を窒素下で90℃に加温した。19時間後、溶液を室温に冷却し、真空下で濃縮した。残留物を水(7mL)およびCH
2Cl
2(35mL)で分配した。有機層を脱水し(MgSO
4)、真空下で濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(CH
2Cl
2−CH
3OH、95:5で溶出されるシリカゲル)により精製して、標題化合物(310mg、74%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.13−1.31(m,5H)、1.49(s,9H)、1.54−1.86(m,7H)、1.99−2.12(m,2H)、2.20−2.33(m,1H)、2.59(s,3H)、2.64−2.74(m,4H)、2.81−2.91(m,4H)、3.60(ddd,J=11.2,7.5,3.4Hz,2H)、3.86(ddd,J=11.4,7.4,3.9Hz,2H)、4.96(tt,J=6.8,4.1Hz,1H)、6.72(s,1H)、7.10(s,1H)、7.40(dd,J=8.1,2.0Hz,1H)、7.43(d,J=2.0Hz,1H)、7.80(s,1H)、7.87(d,J=8.5Hz,1H)、12.50(s,1H);MS(ESI)m/z 590(M+H)
+。
【0425】
ステップ4
2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]アニリン
トリフルオロ酢酸(1.2mL、15.6mmol)を、tert−ブチル{2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェニル}カルバメート(310mg、0.53mmol、ステップ3)のCH
2Cl
2(3mL)中氷冷溶液に添加した。溶液を窒素下で氷冷しながら2時間撹拌し、次いで室温に5時間徐々に加温した。溶液を真空下で濃縮し、残留物を20%K
2CO
3水溶液(20mL)に溶かし、CH
2Cl
2(2×20mL)で抽出した。合わせた抽出物を脱水し(MgSO
4)、濃縮して、標題化合物を得、この標題化合物を次のステップにおいて直接使用した(313mg)。
【0426】
ステップ5
N−{2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェニル}アクリルアミド
塩化アクリロイル(24mg、0.27mmol)のCH
2Cl
2(0.4mL)中溶液を、2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]アニリン(42mg、0.086mmol、ステップ4)およびトリエチルアミン(0.048mL、0.343mmol)のCH
2Cl
2(3mL)中氷冷溶液に添加した。得られた黄色溶液を0℃にて5時間撹拌した。メタノール(1mL)を添加し、混合物を室温に加温し、次いで真空下で濃縮した。残留物をHPLC(0.1%CF
3CO
2H水溶液−CH
3CN、80:20−0:100、15分間にわたって40mL/分で溶出される30×100mm Waters C18 XBridge(商標)カラム)により精製して、標題化合物(22mg、47%)を得た。
1H NMR(300MHz,メタノール−d
4)δppm 1.14−1.42(m,6H)、1.65−1.75(m,1H)、1.83−1.96(m,4H)、1.98−2.09(m,2H)、2.09−2.23(m,2H)、2.44−2.58(m,1H)、2.68(s,3H)、2.89−3.00(m,4H)、3.00−3.09(m,4H)、3.70(ddd,J=11.4,7.5,3.7Hz,2H)、4.01(ddd,J=11.3,7.2,3.6Hz,2H)、4.87−4.96(m,1H)、5.83(dd,J=10.0,1.7Hz,1H)、6.38(dd,J=17.0,1.7Hz,1H)、6.55(dd,J=17.0,9.9Hz,1H)、6.71(s,1H)、7.14(d,J=1.0Hz,1H)、7.43(dd,J=8.1,2.0Hz,1H)、7.47(d,J=2.0Hz,1H)、8.16(d,J=8.1Hz,1H);MS(ESI)m/z 544(M+H)
+。
【0427】
[実施例132]
4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]ベンズアミド
ステップ1
4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]ベンゾニトリル
実施例115、ステップ8の手順を用い、そこに記載されているN−エチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミドを4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾニトリルに置き換えて、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.66−1.86(m,2H)、2.00−2.16(m,2H)、2.60(s,3H)、3.59(ddd,J=11.4,7.9,3.4Hz,2H)、3.77−3.93(m,2H)、4.97(tt,J=7.5,3.7Hz,1H)、6.83(s,1H)、6.94(該当なし,1H)、7.25(s,1H)、7.87−7.97(m,4H)、12.69(s,1H);MS(ESI)m/z 334(M+H)
+。
【0428】
ステップ2
4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]ベンズアミド
NaOH水溶液(1M、0.21mL、0.21mmol)、次いで50%H
2O
2水溶液(0.068mL、1.1mmol)を、4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]ベンゾニトリル(46mg、0.138mmol、ステップ1)のジメチルスルホキシド(1mL)中溶液に添加した。得られた懸濁液を室温にて2時間撹拌し、次いで水(20mL)で希釈し、5分間加熱沸騰させた。混合物を室温に2時間冷却し、沈殿物を濾過により収集し、水(合計15mL)でよく洗浄し、次いで真空下で乾燥した。固体(39mg)をエタノール−水(60:40、3mL)から結晶化させて、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.57−1.72(m,2H)、1.90−2.03(m,2H)、2.49(s,3H)、3.49(ddd,J=11.1,7.9,3.1Hz,2H)、3.70−3.80(m,2H)、4.79−4.91(m,1H)、6.71(s,1H)、7.10(s,1H)、7.26(s,1H)、7.67(d,J=8.2Hz,2H)、7.85(d,J=8.2Hz,2H)、7.90(br s,1H)、12.51(s,1H);MS(ESI)m/z 352(M+H)
+。
【0429】
[実施例133]
N−{2−(4−シクロヘキシルピペラジン−1−イル)−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェニル}−2−オキソプロパンアミド
実施例131、ステップ5の手順を用い、そこに記載されている塩化アクリロイルの代わりに塩化ピルボイル(Ottenheijm、HCJら、Synthesis 1975;163−164頁により記載されている通りに調製した。)に置き換えて、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δppm 1.18−1.35(m,4H)、1.62−1.72(m,2H)、1.78−2.03(m,6H)、2.07−2.20(m,2H)、2.29−2.44(m,1H)、2.60(s,3H)、2.73(s,3H)、2.79−2.90(m,4H)、2.93−3.04(m,4H)、3.71(ddd,J=11.3,7.0,3.7Hz,2H)、4.03(ddd,J=11.5,7.6,3.6Hz,2H)、4.81(tt,J=6.8,3.7,3.4Hz,1H)、6.58(s,1H)、7.08(d,J=1.0Hz,1H)、7.36−7.44(m,2H)、8.47(d,J=8.1Hz,1H)、10.06(s,1H);MS(ESI)m/z 560(M+H)
+。
【0430】
[実施例134]
エチル4−{2−(メチルカルバモイル)−5−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェニル}ピペラジン−1−カルボキシレート
実施例125の手順を用い、そこに記載されているクロロギ酸イソプロピルをクロロギ酸エチルに置き換えて、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.09(t,J=7.0Hz,3H)、1.58−1.70(m,2H)、1.87−2.02(m,2H)、2.49(s,3H)、2.74(d,J=4.3Hz,3H)、2.83−2.92(m,4H)、3.40−3.53(m,6H)、3.69−3.80(m,2H)、3.96(q,J=7.0Hz,2H)、4.79−4.91(m,1H)、6.65(s,1H)、7.08(s,1H)、7.28(s,1H)、7.33(d,J=8.2Hz,1H)、7.65(d,J=8.2Hz,1H)、8.77(q,J=4.3Hz,1H)、12.49(s,1H);MS(ESI)m/z 522(M+H)
+。
【0431】
[実施例135]
プロピル4−{2−(メチルカルバモイル)−5−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェニル}ピペラジン−1−カルボキシレート
実施例125の手順を用い、そこに記載されているクロロギ酸イソプロピルをクロロギ酸プロピルに置き換えて、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 0.79(t,J=7.3Hz,3H)、1.48(六重線,J=7.1Hz,2H)、1.58−1.69(m,2H)、1.88−2.00(m,2H)、2.49(s,3H)、2.74(d,J=4.3Hz,3H)、2.84−2.91(m,4H)、3.40−3.54(m,6H)、3.70−3.78(m,2H)、3.87(t,J=6.6Hz,2H)、4.79−4.91(m,1H)、6.65(s,1H)、7.08(s,1H)、7.28(s,1H)、7.33(d,J=7.9Hz,1H)、7.65(d,J=7.9Hz,1H)、8.78(q,J=4.6Hz,1H)、12.49(s,1H);MS(ESI)m/z 536(M+H)
+。
【0432】
[実施例136]
2,2,2−トリフルオロエチル4−{2−(メチルカルバモイル)−5−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェニル}ピペラジン−1−カルボキシレート
実施例125の手順を用い、そこに記載されているクロロギ酸イソプロピルをクロロギ酸2,2,2−トリフルオロエチルに置き換えて、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.68−1.83(m,2H)、1.99−2.12(m,2H)、2.61(s,3H)、2.86(d,J=4.7Hz,3H)、2.96−3.10(m,4H)、3.54−3.66(m,6H)、3.86(ddd,J=11.2,7.1,3.7Hz,2H)、4.75(q,J=9.0Hz,2H)、4.97(tt,J=7.0,3.5Hz,1H)、6.77(s,1H)、7.20(s,1H)、7.40(s,1H)、7.45(dd,J=7.8,1.5Hz,1H)、7.76(d,J=7.8Hz,1H)、8.84(q,J=4.3Hz,1H)、12.60(s,1H);MS(ESI)m/z 576(M+H)
+。
【0433】
[実施例137]
2,2−ジメチルプロピル4−{2−(メチルカルバモイル)−5−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェニル}ピペラジン−1−カルボキシレート
実施例125の手順を用い、そこに記載されているクロロギ酸イソプロピルをクロロギ酸ネオペンチルに置き換えて、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 0.93(s,9H)、1.69−1.82(m,2H)、2.00−2.11(m,2H)、2.60(s,3H)、2.86(d,J=4.7Hz,3H)、2.98−3.04(m,4H)、3.54−3.66(m,6H)、3.74(s,2H)、3.81−3.91(m,2H)、4.97(tt,J=7.1,3.6Hz,1H)、6.77(s,1H)、7.19(s,1H)、7.40(d,J=1.4Hz,1H)、7.45(dd,J=7.9,1.5Hz,1H)、7.76(d,J=7.9Hz,1H)、8.88(q,J=4.7Hz,1H)、12.59(s,1H);MS(ESI)m/z 564(M+H)
+。
【0434】
[実施例138]
2−メトキシエチル4−{2−(メチルカルバモイル)−5−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェニル}ピペラジン−1−カルボキシレート
実施例125の手順を用い、そこに記載されているクロロギ酸イソプロピルをクロロギ酸2−メトキシエチルに置き換えて、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.68−1.83(m,2H)、2.00−2.13(m,2H)、2.60(s,3H)、2.86(d,J=4.7Hz,3H)、2.96−3.04(m,4H)、3.28(s,3H)、3.50−3.66(m,8H)、3.86(ddd,J=11.2,7.1,3.7Hz,2H)、4.12−4.18(m,2H)、4.97(tt,J=7.1,3.6Hz,1H)、6.76(s,1H)、7.19(s,1H)、7.39(d,J=1.4Hz,1H)、7.45(dd,J=7.9,1.5Hz,1H)、7.77(d,J=7.9Hz,1H)、8.88(q,J=4.3Hz,1H)、12.60(s,1H);MS(ESI)m/z 552(M+H)
+。
【0435】
[実施例139]
tert−ブチル4−{2−シアノ−5−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェニル}ピペラジン−1−カルボキシレート
ステップ1
tert−ブチル4−(5−ブロモ−2−シアノフェニル)ピペラジン−1−カルボキシレート
ピペラジン(115mg、1.34mmol)および4−ブロモ−2−フルオロベンゾニトリル(267mg、1.34mmol)のエタノール(4mL)中混合物に、120℃にて300分間照射を行った(Biotage Personal Creator 300Wユニット)。反応混合物を真空下で濃縮し、残留物をCH
2Cl
2(20mL)および1M NaOH(3mL)で希釈した。二炭酸ジ−tert−ブチル(353mg、1.62mmol)を添加し、混合物を室温にて80分間撹拌した。層を分離し、有機相を濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン−酢酸エチル、100:0−70:30で溶出されるシリカゲル)により精製して、標題化合物(245mg、50%)を得た。MS(DCI)m/z366/368(M+H)
+。
【0436】
ステップ2
tert−ブチル4−[2−シアノ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキシレート
実施例115、ステップ7の手順を用い、そこに記載されている4−ブロモ−N−エチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミドをtert−ブチル4−(5−ブロモ−2−シアノフェニル)ピペラジン−1−カルボキシレート(ステップ1)に置き換えて、標題化合物を得た。
1H NMR(500MHz,メタノール−d
4)δppm 1.35(s,12H)、1.49(s,9H)、3.12−3.17(m,4H)、3.57−3.67(m,4H)、7.45(d,J=7.6Hz,1H)、7.47(s,1H)、7.63(d,J=7.6Hz,1H)。
【0437】
ステップ3
tert−ブチル4−{2−シアノ−5−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェニル}ピペラジン−1−カルボキシレート
実施例115、ステップ8の手順を用い、そこに記載されているN−エチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミドをtert−ブチル4−[2−シアノ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキシレート(ステップ2)に置き換えて、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.43(s,9H)、1.68−1.80(m,2H)、2.00−2.11(m,2H)、2.61(s,3H)、3.16−3.27(m,4H)、3.50−3.55(m,4H)、3.60(ddd,J=11.4,7.7,3.6Hz,2H)、3.86(ddd,J=11.2,7.1,3.7Hz,2H)、4.97(tt,J=7.1,3.9Hz,1H)、6.78(s,1H)、7.24(s,1H)、7.36(d,J=1.4Hz,1H)、7.43(dd,J=8.1,1.4Hz,1H)、7.79(d,J=8.1Hz,1H)、12.67(s,1H);MS(ESI)m/z 518(M+H)
+。
【0438】
[実施例140]
tert−ブチル4−{2−カルバモイル−5−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェニル}ピペラジン−1−カルボキシレート
実施例132、ステップ2の手順を用い、そこに記載されている4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]ベンゾニトリルをtert−ブチル4−{2−シアノ−5−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェニル}ピペラジン−1−カルボキシレート(実施例139)に置き換えて、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.43(s,9H)、1.66−1.83(m,2H)、1.97−2.13(m,2H)、2.61(s,3H)、2.91−3.08(m,4H)、3.45−3.56(m,4H)、3.55−3.66(m,2H)、3.77−3.94(m,2H)、4.97(tt,J=7.2,3.9,3.7Hz,1H)、6.76(s,1H)、7.20(s,1H)、7.38(d,J=1.4Hz,1H)、7.44(dd,J=7.9,1.5Hz,1H)、7.51(d,J=2.0Hz,1H)、7.79(d,J=7.9Hz,1H)、8.39(d,J=2.4Hz,1H)、12.59(s,1H);MS(ESI)m/z 536(M+H)
+。
【0439】
[実施例141]
tert−ブチル4−{2−アセトアミド−5−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェニル}ピペラジン−1−カルボキシレート
ステップ1
tert−ブチル4−(5−ブロモ−2−ニトロフェニル)ピペラジン−1−カルボキシレート
4−ブロモ−2−フルオロニトロベンゼン(1.084g、4.93mmol)およびtert−ブチルピペラジン−1−カルボキシレート(1.835g、9.85mmol)のエタノール(15mL)中溶液を、マイクロ波(Biotage Personal Creator 300Wユニット)中で120℃にて10分間加熱した。溶液を室温に冷却し、真空下で濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン−酢酸エチル、100:0−80:20で溶出されるシリカゲル)により精製して、標題化合物(1.68g、85%)を得た。
1H NMR(300MHz,メタノール−d
4)δppm 1.47(s,9H)、2.98−3.07(m,4H)、3.50−3.58(m,4H)、7.29(dd,J=8.8,2.0Hz,1H)、7.45(d,J=2.0Hz,1H)、7.72(d,J=8.8Hz,1H)。
【0440】
ステップ2
tert−ブチル4−(2−アセトアミド−5−ブロモフェニル)ピペラジン−1−カルボキシレート
実施例127、ステップ3の手順を用い、そこに記載されている5−ブロモ−2−ニトロ−N−(2−フェノキシエチル)アニリンをtert−ブチル4−(5−ブロモ−2−ニトロフェニル)ピペラジン−1−カルボキシレート(ステップ1)に置き換えて、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz,メタノール−d
4)δppm 1.48(s,9H)、2.19(s,3H)、2.78−2.91(m,4H)、3.55−3.68(m,4H)、7.23(dd,J=8.5,2.1Hz,1H)、7.28(d,J=2.1Hz,1H)、7.84(d,J=8.5Hz,1H)。
【0441】
ステップ3
tert−ブチル4−[2−アセトアミド−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキシレート
実施例115、ステップ7の手順を用い、そこに記載されている4−ブロモ−N−エチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミドをtert−ブチル4−(2−アセトアミド−5−ブロモフェニル)ピペラジン−1−カルボキシレート(ステップ2)に置き換えて、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,メタノール−d
4)δppm 1.34(s,12H)、1.49(s,9H)、2.21(s,3H)、2.79−2.89(m,4H)、3.57−3.69(m,4H)、7.45−7.52(m,1H)、7.53(s,1H)、8.05(d,J=8.1Hz,1H);MS(ESI)m/z 446(M+H)
+。
【0442】
ステップ4
tert−ブチル4−{2−アセトアミド−5−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェニル}ピペラジン−1−カルボキシレート
実施例115、ステップ8の手順を用い、そこに記載されているN−エチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミドをtert−ブチル4−[2−アセトアミド−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキシレート(ステップ3)に置き換えて、標題化合物を得、この標題化合物をエタノールからの結晶化により精製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.43(s,9H)、1.67−1.84(m,2H)、1.98−2.11(m,2H)、2.15(s,3H)、2.59(s,3H)、2.82−2.91(m,4H)、3.52−3.59(m,4H)、3.57−3.67(m,2H)、3.86(m,2H)、4.95(m,1H)、6.73(s,1H)、7.12(s,1H)、7.31−7.44(m,2H)、8.00(d,J=8.5Hz,1H)、8.91(s,1H)、12.52(s,1H);MS(ESI)m/z 550(M+H)
+。
【0443】
[実施例142]
イソプロピル4−{2−カルバモイル−5−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェニル}ピペラジン−1−カルボキシレート
トリフルオロ酢酸(1mL、13mmol)を、tert−ブチル4−{2−カルバモイル−5−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェニル}ピペラジン−1−カルボキシレート(135mg、0.25mmol、実施例140)のCH
2Cl
2(2.5mL)中氷冷溶液に添加した。溶液を氷冷しながら1時間撹拌し、次いで室温に加温した。90分後、溶液を真空下で濃縮した。残留物をCH
2Cl
2(10mL)に溶解し、20%K
2CO
3水溶液(10mL)を添加した。クロロギ酸イソプロピル(トルエン中1M、0.50mL、0.50mmol)を混合物に添加した。混合物を室温にて40分間撹拌し、次いでCH
2Cl
2(15mL)と水(5mL)との間で分配した。有機相を分離し、脱水し(MgSO
4)、真空下で濃縮した。残留物をHPLC(25mM (NH
4)
2CO
3水溶液−CH
3OH、80:20−0:100、15分間にわたって40mL/分で溶出される30×100mm Waters C18 XBridge(商標)カラム)により精製して、標題化合物(72mg、55%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.21(d,J=6.4Hz,6H)、1.67−1.82(m,2H)、1.98−2.11(m,2H)、2.61(s,3H)、2.99−3.05(m,4H)、3.52−3.60(m,4H)、3.58−3.65(m,2H)、3.86(ddd,J=11.1,7.0,3.6Hz,2H)、4.81(六重線,J=6.2Hz,1H)、4.91−5.02(m,1H)、6.77(s,1H)、7.20(s,1H)、7.39(d,J=1.7Hz,1H)、7.44(dd,J=7.9,1.7Hz,1H)、7.51(s,1H)、7.79(d,J=7.8Hz,1H)、8.40(s,1H)、12.60(s,1H);MS(ESI)m/z 522(M+H)
+。
【0444】
[実施例143]
N−メチル−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−[4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
実施例115、ステップ8の手順を用い、そこに記載されているN−エチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミドをN−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2−[4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド(実施例108、ステップ2)に置き換えて、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.69−1.82(m,2H)、1.99−2.13(m,2H)、2.61(s,3H)、2.79−2.88(m,3H)、2.86(d,J=4.7Hz,3H)、3.00−3.07(m,4H)、3.32(dd,3H)、3.56−3.66(m,2H)、3.86(ddd,J=11.3,7.2,3.6Hz,2H)、4.98(tt,J=3.6Hz,1H)、6.77(s,1H)、7.20(d,J=0.7Hz,1H)、7.41(d,J=1.7Hz,1H)、7.44(dd,J=8.1,1.7Hz,1H)、7.76(d,J=7.8Hz,1H)、8.96(q,J=4.6Hz,1H)、12.60(s,1H);MS(ESI)m/z 532(M+H)
+。
【0445】
[実施例144]
N−{2−[4−(シクロブチルカルボニル)ピペラジン−1−イル]−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェニル}アセトアミド
ステップ1
N−{4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(ピペラジン−1−イル)フェニル}アセトアミド
トリフルオロ酢酸(3mL、38.9mmol)を、tert−ブチル4−{2−アセトアミド−5−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェニル}ピペラジン−1−カルボキシレート(735mg、1.337mmol、実施例141)のCH
2Cl
2(10mL)中氷冷溶液に添加した。溶液を氷冷しながら5時間撹拌し、次いで徐々に室温に加温した。6時間後、溶液を真空下で濃縮し、残留物をCH
2Cl
2(50mL)に溶かし、20%K
2CO
3水溶液(40mL)および1M NaOH(15mL)の混合物で洗浄した。有機相を脱水し(MgSO
4)、真空下で濃縮して、標題化合物(559mg、93%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.06(m,1H)、1.68−1.82(m,2H)、2.00−2.12(m,2H)、2.14(s,3H)、2.59(s,3H)、2.77−2.85(m,4H)、2.88−2.97(m,4H)、3.60(ddd,J=11.3,7.7,3.4Hz,2H)、3.81−3.91(m,2H)、3.91(s,1H)、4.94(tt,J=7.2,3.7Hz,1H)、6.72(s,1H)、7.10(s,1H)、7.31−7.39(m,2H)、7.98(d,J=7.1Hz,1H)、8.84(s,1H)、12.51(s,1H);MS(ESI)m/z 450(M+H)
+。
【0446】
ステップ2
N−{2−[4−(シクロブチルカルボニル)ピペラジン−1−イル]−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェニル}アセトアミド
シクロブタンカルボニルクロリド(20.97mg、0.177mmol)のCH
2Cl
2(0.2mL)中溶液を、N−{4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(ピペラジン−1−イル)フェニル}アセトアミド(53mg、ステップ1)およびトリエチルアミン(50mg)のCH
2Ci
2(1.5mL)中溶液に添加し、混合物を室温にて30分間撹拌した。メタノール(1mL)を添加し、溶液を室温にて4時間撹拌した。混合物を濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル−エタノール(100:0−97:3)で溶出されるシリカゲル)により精製して、標題化合物(54mg、86%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.66−1.83(m,3H)、1.84−1.97(m,1H)、2.00−2.29(m,7H)、2.15(s,3H)、2.59(s,3H)、2.81−2.90(m,4H)、3.50−3.65(m,4H)、3.65−3.73(m,2H)、3.80−3.92(m,2H)、4.94(tt,J=7.2,3.3Hz,1H)、6.72(s,1H)、7.12(s,1H)、7.32−7.42(m,1H)、7.37(s,1H)、8.00(d,J=7.9Hz,1H)、8.96(s,1H)、12.52(s,1H);MS(ESI)m/z 532(M+H)
+。
【0447】
[実施例145]
N−{2−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェニル}アセトアミド
シアノ水素化ホウ素ナトリウム(40mg、0.64mmol)を、N−{4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(ピペラジン−1−イル)フェニル}アセトアミド(44mg、0.098mmol、実施例144、ステップ1)、ベンズアルデヒド(0.14mL、1.4mmol)および酢酸(0.048mL、0.83mmol)のCH
3OH(5mL)中溶液に室温にて添加した。得られた溶液を室温にて90分間撹拌し、次いで真空下で濃縮した。残留物をCH
2Cl
2(15mL)と0.5M NaOH(10mL)との間で分配した。有機相を分離し、真空下で濃縮した。残留物をHPLC(25mM (NH
4)
2CO
3水溶液−CH
3OH、70:30−0:100、15分間にわたって40mL/分で溶出される30×100mm Waters C18 XBridge(商標)カラム)により精製して、標題化合物(32.9mg、62%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.65−1.83(m,2H)、1.99−2.12(m,2H)、2.13(s,3H)、2.59(s,3H)、2.59−2.68(m,4H)、2.89−2.97(m,4H)、3.57(s,2H)、3.56−3.65(m,2H)、3.86(ddd,J=11.2,7.1,3.4Hz,2H)、4.95(tt,J=7.2,3.7Hz,1H)、6.72(s,1H)、7.11(s,1H)、7.22−7.41(m,7H)、7.96(d,J=7.8Hz,1H)、8.82(s,1H)、12.51(s,1H);MS(ESI)m/z 540(M+H)
+。
【0448】
[実施例146]
イソプロピル4−{2−アセトアミド−5−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェニル}ピペラジン−1−カルボキシレート
実施例144、ステップ2の手順を用い、そこに記載されているシクロブタンカルボニルクロリドをクロロギ酸イソプロピルに置き換えて、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.21(d,J=6.1Hz,6H)、1.67−1.82(m,2H)、1.99−2.12(m,2H)、2.15(s,3H)、2.59(s,3H)、2.83−2.93(m,4H)、3.54−3.67(m,6H)、3.86(m,2H)、4.81(七重線,J=6.2Hz,1H)、4.95(tt,J=7.1,3.3Hz,1H)、6.73(s,1H)、7.12(s,1H)、7.35−7.43(m,2H)、8.01(d,J=8.1Hz,1H)、8.92(s,1H)、12.52(s,1H);MS(ESI)m/z 536(M+H)
+。
【0449】
[実施例147]
イソプロピル(2−{2−アセトアミド−5−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェノキシ}エチル)カルバメート
ステップ1
イソプロピル[2−(5−ブロモ−2−ニトロフェノキシ)エチル]カルバメート
N−(2−ヒドロキシエチル)フタルイミド(0.217g、1.14mmol)を、カリウムtert−ブトキシド(0.153g、1.36mmol)のテトラヒドロフラン(5mL)中懸濁液に添加した。懸濁液を5分間撹拌し、次いで4−ブロモ−2−フルオロニトロベンゼン(0.25g、1.14mmol)を添加した。混合物を室温にて14時間撹拌し、次いで真空下で濃縮した。残留物をCHCl
3(20mL)に溶かし、8%H
2SO
4水溶液(10mL)で洗浄した。有機層を脱水し(MgSO
4)、濾過した。濾液に、無水ヒドラジン(0.15mL、4.8mmol)を添加し、混合物を室温にて3時間撹拌した。混合物をCHCl
3(10mL)ですすぎながら濾過した。合わせた濾液および洗液を真空下で濃縮し、残留物を10%K
2CO
3水溶液(20mL)およびCH
2Cl
2(20mL)に溶かした。この混合物を、クロロギ酸イソプロピルのトルエン中溶液(1M、3.42mL、3.42mmol)を添加しながら、室温にて撹拌した。45分後、水層を分離し、CH
2Cl
2(10mL)で抽出し、合わせた有機相を真空下で濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン−酢酸エチル、90:10−60:40で溶出されるシリカゲル)により精製して、標題化合物(116mg、29%)を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δppm 1.23(d,J=6.1Hz,6H)、3.63(q,J=5.2Hz,2H)、4.18(t,J=4.9Hz,2H)、4.91(七重線,J=6.2Hz,1H)、5.19(br m,1H)、7.20(dd,J=8.5,2.0Hz,1H)、7.23(d,J=2.0Hz,1H)、7.77(d,J=8.5Hz,1H);MS(ESI)m/z 347/349(M+H)
+。
【0450】
ステップ2
イソプロピル[2−(2−アセトアミド−5−ブロモフェノキシ)エチル]カルバメート
実施例127、ステップ3の手順を用い、そこに記載されている5−ブロモ−2−ニトロ−N−(2−フェノキシエチル)アニリンをイソプロピル[2−(5−ブロモ−2−ニトロフェノキシ)エチル]カルバメートに置き換えて、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δppm 1.23(d,J=6.1Hz,6H)、2.25(s,3H)、3.62(dt,J=6.5,4.9Hz,2H)、4.03(t,J=4.7Hz,2H)、4.93(七重線,J=6.3Hz,1H)、4.89−5.01(br s,1H)、6.90(d,J=2.0Hz,1H)、7.07(dd,J=8.8,2.0Hz,1H)、8.32(d,J=8.8Hz,1H)、8.35(br s,1H);MS(ESI)m/z 359/361(M+H)
+。
【0451】
ステップ3
イソプロピル{2−[2−アセトアミド−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェノキシ]エチル}カルバメート
実施例115、ステップ7の手順を用い、そこに記載されている4−ブロモ−N−エチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミドをイソプロピル[2−(2−アセトアミド−5−ブロモフェノキシ)エチル]カルバメート(ステップ2)に置き換えて、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δppm 1.23(d,J=6.4Hz,6H)、1.33(s,12H)、2.26(s,3H)、3.62(q,J=5.1Hz,2H)、4.12(t,J=4.9Hz,2H)、4.87(s,1H)、4.85−4.98(m,1H)、7.19(s,1H)、7.43(dd,J=8.1,1.0Hz,1H)、8.43(d,J=8.1Hz,1H)、8.44(s,1H);MS(ESI)m/z 407(M+H)
+。
【0452】
ステップ4
イソプロピル(2−{2−アセトアミド−5−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェノキシ}エチル)カルバメート
実施例115、ステップ8の手順を用い、そこに記載されているN−エチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミドをイソプロピル{2−[2−アセトアミド−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェノキシ]エチル}カルバメート(ステップ3)に置き換えて、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.17(d,J=6.4Hz,6H)、1.65−1.83(m,2H)、2.00−2.13(m,2H)、2.16(s,3H)、2.59(s,3H)、3.45(q,J=5.2Hz,2H)、3.60(ddd,J=11.2,7.5,3.4Hz,2H)、3.86(ddd,J=11.0,7.0,3.7Hz,2H)、4.13(t,J=4.9Hz,2H)、4.81(七重線,J=6.3,Hz,1H)、4.95(tt,J=7.2,3.4Hz,1H)、6.75(s,1H)、7.14(s,1H)、7.19−7.27(m,1H)、7.24(s,1H)、7.41(t,J=5.8Hz,1H)、8.16(d,J=8.1Hz,1H)、8.97(s,1H)、12.52(s,1H);MS(ESI)m/z 511(M+H)
+。
【0453】
[実施例148]
N−{4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−[4−(ピリジン−3−イルメチル)ピペラジン−1−イル]フェニル}アセトアミド
実施例145の手順を用い、そこに記載されているベンズアルデヒドをピリジン−3−カルボキシアルデヒドに置き換えて、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.65−1.82(m,2H)、1.97−2.10(m,2H)、2.13(s,3H)、2.59(s,3H)、2.61−2.68(m,4H)、2.93(s,4H)、3.52−3.66(m,2H)、3.61(s,2H)、3.78−3.92(m,2H)、4.88−5.01(m,1H)、6.72(s,1H)、7.11(s,1H)、7.32−7.42(m,2H)、7.38(s,1H)、7.76(d,J=7.8Hz,1H)、7.96(d,J=7.5Hz,1H)、8.49(d,J=3.4Hz,1H)、8.55(s,1H)、8.83(s,1H)、12.51(s,1H);MS(ESI)m/z 541(M+H)
+。
【0454】
[実施例149]
N−{2−[4−(3−フルオロベンジル)ピペラジン−1−イル]−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェニル}アセトアミド
実施例145の手順を用い、そこに記載されているベンズアルデヒドを3−フルオロベンズアルデヒドに置き換えて、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.66−1.83(m,2H)、1.99−2.13(m,2H)、2.13(s,3H)、2.59(s,3H)、2.60−2.67(m,4H)、2.89−2.98(m,4H)、3.53−3.66(m,2H)、3.60(s,2H)、3.86(ddd,J=11.2,7.1,3.4Hz,2H)、4.95(tt,J=7.0,3.6Hz,1H)、6.73(s,1H)、7.07(dd,J=8.8,2.4Hz,1H)、7.12(s,1H)、7.13−7.24(m,2H)、7.32−7.43(m,3H)、7.96(d,J=8.1Hz,1H)、8.83(s,1H)、12.51(s,1H);MS(ESI)m/z 558(M+H)
+。
【0455】
[実施例150]
N−(2−{4−[(5−クロロ−2−フリル)メチル]ピペラジン−1−イル}−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェニル)アセトアミド
実施例145の手順を用い、そこに記載されているベンズアルデヒドを5−クロロフランカルボキシアルデヒドに置き換えて、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.69−1.80(m,2H)、2.00−2.09(m,2H)、2.12(s,3H)、2.59(s,3H)、2.61−2.69(m,4H)、2.90−2.95(m,4H)、3.56(s,2H)、3.60(ddd,J=11.4,7.6,3.5Hz,2H)、3.82−3.89(m,2H)、4.95(tt,J=7.5,3.7Hz,1H)、6.42(d,J=3.4Hz,1H)、6.46(d,J=3.4Hz,1H)、6.72(s,1H)、7.11(s,1H)、7.33−7.38(m,1H)、7.37(s,1H)、7.95(d,J=8.1Hz,1H)、8.85(s,1H)、12.53(s,1H);MS(ESI)m/z 564/566(M+H)
+。
【0456】
[実施例151]
4−{2−アセトアミド−5−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェニル}−N−イソプロピルピペラジン−1−カルボキサミド
イソプロピルイソシアネート(10mg、0.118mmol)を、ピリジン(0.102mL、1.264mmol)およびCH
2Cl
2(1mL)中のN−{4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(ピペラジン−1−イル)フェニル}アセトアミド(25mg、0.056mmol、実施例144、ステップ1)と合わせた。得られた溶液を室温にて3時間撹拌し、次いで真空下で濃縮した。残留物をHPLC(25mM (NH
4)
2CO
3水溶液−CH
3OH、80:20−0:100、15分間にわたって40mL/分で溶出される30×100mm Waters C18 XBridge(商標)カラム)により精製して、標題化合物(8mg、27%)を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.07(d,J=6.4Hz,6H)、1.70−1.80(m,2H)、2.01−2.10(m,2H)、2.15(s,3H)、2.59(s,3H)、2.82−2.89(m,4H)、3.48−3.54(m,4H)、3.60(ddd,J=11.3,7.6,3.4Hz,2H)、3.73−3.84(m,1H)、3.86(ddd,J=11.1,7.2,3.7Hz,2H)、4.95(tt,J=7.3,3.6Hz,1H)、6.23(d,J=7.6Hz,1H)、6.73(s,1H)、7.12(s,1H)、7.37(s,1H)、7.37−7.41(m,1H)、8.00(d,J=8.1Hz,1H)、8.92(s,1H)、12.52(s,1H;MS(ESI)m/z 535(M+H)
+。
【0457】
[実施例152]
N−メチル−2−{4−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピペラジン−1−イル}−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]ベンズアミド
ステップ1
N−メチル−2−{4−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピペラジン−1−イル}−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミド
トリフルオロ酢酸(0.8mL、10.38mmol)を、tert−ブチル4−[2−(メチルカルバモイル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキシレート(実施例111、ステップ1、49mg、0.110mmol)のCH
2Cl
2(2mL)中氷冷溶液に添加した。溶液を氷冷しながら1時間撹拌し、次いで真空下で濃縮した。残留物をCH
2Cl
2(2mL)に溶解し、4−メチルベンゼン−1−スルホニルクロリド(0.03g、0.157mmol)およびトリエチルアミン(0.2mL、1.435mmol)をこの順番で添加しながら、溶液を室温にて撹拌した。混合物を室温にて4時間撹拌し、次いでCH
2Cl
2(10mL)で希釈し、8%H
2SO
4水溶液(5mL)および20%K
2CO
3水溶液(5mL)で連続的に洗浄した。有機相を脱水し(MgSO
4)、真空下で濃縮して、標題化合物(51mg、93%)を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.29(s,12H)、2.43(s,3H)、2.60(d,J=4.6Hz,3H)、2.95−2.99(m,4H)、3.00−3.06(m,4H)、7.27(s,1H)、7.36(dd,J=7.5,0.8Hz,1H)、7.45(d,J=7.3Hz,1H)、7.50(d,J=8.2Hz,2H)、7.68(d,J=8.2Hz,2H)、8.27(q,J=4.6Hz,1H);MS(ESI)m/z 500(M+H)
+。
【0458】
ステップ2
N−メチル−2−{4−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピペラジン−1−イル}−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]ベンズアミド
実施例115、ステップ8の手順を用い、そこに記載されているN−エチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミドをN−メチル−2−{4−[(4−メチルフェニル)スルホニル]ピペラジン−1−イル}−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミドに置き換えて、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.69−1.81(m,2H)、1.99−2.11(m,2H)、2.43(s,3H)、2.60(s,3H)、2.63(d,J=4.7Hz,3H)、3.03−3.14(m,8H)、3.60(ddd,J=11.3,7.4,3.4Hz,2H)、3.86(ddd,J=11.3,7.2,3.5Hz,2H)、4.95(tt,J=7.2,3.7Hz,1H)、6.74(s,1H)、7.17(s,1H)、7.31(d,J=1.7Hz,1H)、7.39(dd,J=7.8,1.7Hz,1H)、7.50(d,J=7.8Hz,2H)、7.58(d,J=7.8Hz,1H)、7.69(d,J=8.1Hz,2H)、8.36(q,J=4.7Hz,1H)、12.59(s,1H);MS(ESI)m/z 604(M+H)
+。
【0459】
[実施例153]
メチル4−{2−(メチルカルバモイル)−5−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェニル}ピペラジン−1−カルボキシレート
実施例125の手順を用い、そこに記載されているクロロギ酸イソプロピルをクロロギ酸メチルに置き換えて、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.68−1.82(m,2H)、2.00−2.13(m,2H)、2.61(s,3H)、2.86(d,J=4.7Hz,3H)、2.95−3.04(m,4H)、3.54−3.60(m,4H)、3.60−3.64(m,2H)、3.63(s,3H)、3.86(ddd,J=11.2,7.1,3.7Hz,2H)、4.96(tt,J=7.2,3.8Hz,1H)、6.76(s,1H)、7.19(s,1H)、7.39(d,J=1.5Hz,1H)、7.45(dd,J=8.0,1.5Hz,1H)、7.76(d,J=7.8Hz,1H)、8.87(q,J=4.9Hz,1H)、12.61(br s,1H);MS(ESI)m/z 508(M+H)
+。
【0460】
[実施例154]
2−[4−(3−フルオロベンジル)ピペラジン−1−イル]−N−メチル−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]ベンズアミド
実施例123、ステップ2の手順を用い、そこに記載されているピリジン−3−カルボキシアルデヒドを3−フルオロベンズアルデヒドに置き換えて、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.66−1.85(m,2H)、1.97−2.12(m,2H)、2.61(s,3H)、2.85(d,J=4.7Hz,3H)、3.06−3.48(m,8H)、3.59(ddd,J=11.4,7.6,3.4Hz,2H)、3.87(m,2H)、4.46(br s,2H)、4.93(tt,J=7.2,3.9,Hz,1H)、6.74(s,1H)、7.16(s,1H)、7.30(s,1H)、7.31−7.49(m,4H)、7.52−7.69(m,2H)、8.41(m,1H)、9.76(br m,1H)、12.63(br s,1H);MS(ESI)m/z 558(M+H)
+。
【0461】
[実施例155]
N−イソプロピル−4−{2−(メチルカルバモイル)−5−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェニル}ピペラジン−1−カルボキサミド
実施例151の手順を用い、そこに記載されているN−{4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(ピペラジン−1−イル)フェニル}アセトアミドをN−メチル−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(ピペラジン−1−イル)ベンズアミド(実施例125、ステップ1)に置き換えて、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.07(d,J=6.4Hz,6H)、1.68−1.81(m,2H)、1.99−2.14(m,2H)、2.61(s,3H)、2.86(d,J=4.6Hz,3H)、2.98−3.03(m,4H)、3.49−3.55(m,4H)、3.57−3.65(m,2H)、3.76−3.81(m,1H)、3.87(m,2H)、4.97(tt,J=7.2,3.7Hz,1H)、6.27(d,J=4.6Hz,1H)、6.78(s,1H)、7.21(s,1H)、7.45(s,1H)、7.48(d,J=8.1Hz,1H)、7.80(d,J=8.1Hz,1H)、8.99(q,J=4.7Hz,1H)、12.58(br s,1H);MS(ESI)m/z 535(M+H)
+。
【0462】
[実施例156]
4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−[4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル]ベンゾニトリル
ステップ1
4−ブロモ−2−[4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル]ベンゾニトリル
1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン(270mg、1.606mmol)、4−ブロモ−2−フルオロベンゾニトリル(321mg、1.61mmol)およびトリエチルアミン(0.45mL、3.21mmol)のジメチルスルホキシド(1mL)中混合物を、蓋をしたバイアル内で120℃にて2時間加熱し、次いで室温に冷却し、急速撹拌されている水(30mL)に2分間かけて滴下添加した。得られたスラリーを室温にて20分間撹拌し、固体を濾過により収集し、水(20mL)で洗浄し、真空下で乾燥して、標題化合物(431mg、77%)を得た。
1H NMR(300MHz,メタノール−d
4)δppm 2.84−2.91(m,4H)、3.15(q,J=9.8Hz,2H)、3.21−3.28(m,4H)、7.24(dd,J=8.1,1.7Hz,1H)、7.30(d,J=1.7Hz,1H)、7.51(d,J=8.1Hz,1H);MS(ESI)m/z 348/350(M+H)
+。
【0463】
ステップ2
4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2−[4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル]ベンゾニトリル
実施例115、ステップ7の手順を用い、そこに記載されている4−ブロモ−N−エチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミドを4−ブロモ−2−[4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル]ベンゾニトリル(ステップ1)に置き換えて、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δppm 1.34(s,12H)、2.86−2.97(m,4H)、3.08(q,J=9.3Hz,2H)、3.22−3.34(m,4H)、7.42−7.46(m,1H)、7.43(s,1H)、7.55(d,J=7.8Hz,1H);MS(ESI)m/z 396(M+H)
+。
【0464】
ステップ3
4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−[4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル]ベンゾニトリル
実施例115、ステップ8の手順を用い、そこに記載されているN−エチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミドを4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2−[4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル]ベンゾニトリル(ステップ2)に置き換えて、標題化合物を得、この標題化合物をヘプタン−酢酸エチルからの結晶化により精製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.67−1.82(m,2H)、2.00−2.12(m,2H)、2.61(s,3H)、2.78−2.87(m,4H)、3.22−3.31(m,6H)、3.60(ddd,J=11.4,7.6,3.4Hz,2H)、3.86(ddd,J=11.2,7.1,3.4Hz,2H)、4.97(tt,J=7.2,3.7Hz,1H)、6.78(s,1H)、7.23(s,1H)、7.34(d,J=1.7Hz,1H)、7.41(dd,J=8.1,1.7Hz,1H)、7.77(d,J=8.1Hz,1H)、12.66(s,1H);MS(ESI)m/z 500(M+H)
+。
【0465】
[実施例157]
4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−[4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
実施例132、ステップ2の手順を用い、そこに記載されている4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]ベンゾニトリルを4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−[4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル]ベンゾニトリル(実施例156)に置き換えて、標題化合物を得、エタノール−水からの結晶化により精製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.66−1.83(m,2H)、1.99−2.13(m,2H)、2.61(s,3H)、2.80−2.87(m,4H)、3.03−3.10(m,4H)、3.27(q,J=10.2Hz,2H)、3.61(ddd,J=11.4,7.5,3.4Hz,2H)、3.87(ddd,J=11.2,7.1,3.4Hz,2H)、4.98(tt,J=7.2,3.6Hz,1H)、6.77(s,1H)、7.20(s,1H)、7.37−7.49(m,2H)、7.57(d,J=2.7Hz,1H)、7.81(d,J=7.8Hz,1H)、8.48(d,J=2.7Hz,1H)、12.59(s,1H);MS(ESI)m/z 500(M+H)
+。
【0466】
[実施例158]
tert−ブチル4−{5−[3−エチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(メチルカルバモイル)フェニル}ピペラジン−1−カルボキシレート
ステップ1
1−[4−ブロモ−2−フルオロ−6−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)フェニル]プロパン−1−オール
実施例115、ステップ2の手順を用い、そこに記載されているメチルマグネシウムブロミドをエチルマグネシウムブロミドに置き換えて、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δppm 0.92(t,J=7.3Hz,3H)、1.73−1.88(m,3H)、1.89−2.01(m,1H)、2.03−2.14(m,2H)、3.62(ddd,J=11.7,8.3,2.9Hz,2H)、3.91−4.01(m,2H)、4.56(tt,J=8.0,4.0Hz,1H)、4.91(dt,J=11.0,7.3Hz,1H)、6.78−6.84(m,1H)、6.85−6.89(m,1H);MS(ESI)m/z 350/352(M+H)
+。
【0467】
ステップ2
1−[4−ブロモ−2−フルオロ−6−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)フェニル]プロパン−1−オン
実施例115、ステップ3の手順を用い、そこに記載されている1−[4−ブロモ−2−フルオロ−6−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)フェニル]エタノールを1−[4−ブロモ−2−フルオロ−6−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)フェニル]プロパン−1−オール(ステップ1)に置き換えて、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δppm 1.17(t,J=7.3Hz,3H)、1.70−1.84(m,2H)、1.94−2.08(m,2H)、2.79(q,J=7.3Hz,2H)、3.59(ddd,J=11.5,7.8,3.4Hz,2H)、3.84−3.95(m,2H)、4.51(tt,J=7.5,3.7Hz,1H)、6.83−6.87(m,J=1.0Hz,1H)、6.91(dd,J=8.3,1.5Hz,1H);MS(ESI)m/z 331/333(M+H)
+。
【0468】
ステップ3
6−ブロモ−3−エチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール
実施例115、ステップ4の手順を用い、そこに記載されている1−[4−ブロモ−2−フルオロ−6−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)フェニル]エタノンを1−[4−ブロモ−2−フルオロ−6−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)フェニル]プロパン−1−オン(ステップ2)に置き換えて、標題化合物を得、エタノールからの結晶化により精製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.26(t,J=7.5Hz,3H)、1.61−1.76(m,2H)、1.97−2.13(m,2H)、2.96(q,J=7.5Hz,2H)、3.58(ddd,J=11.5,8.1,3.1Hz,2H)、3.84(m,2H)、4.83(tt,J=7.6,3.7Hz,1H)、6.69(d,J=1.2Hz,1H)、7.17(d,J=1.2Hz,1H)、12.61(s,1H);MS(ESI)m/z 325/327(M+H)
+。
【0469】
ステップ4
tert−ブチル4−{5−[3−エチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(メチルカルバモイル)フェニル}ピペラジン−1−カルボキシレート
実施例115、ステップ8の手順を用い、そこに記載されている6−ブロモ−3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾールを6−ブロモ−3−エチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール(ステップ3)に置き換え、そこに記載されているN−エチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミドをtert−ブチル4−[2−(メチルカルバモイル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキシレート(実施例111、ステップ1)に置き換えて、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.31(t,J=7.5Hz,3H)、1.43(s,9H)、1.70−1.81(m,2H)、2.02−2.13(m,2H)、2.86(d,J=4.9Hz,3H)、2.95−3.00(m,4H)、3.02(q,J=7.5Hz,2H)、3.50−3.55(m,4H)、3.61(ddd,J=11.3,7.6,3.4Hz,2H)、3.86(ddd,J=11.1,6.9,3.7Hz,2H)、4.98(tt,J=7.0,3.5Hz,1H)、6.76(s,1H)、7.20(s,1H)、7.39(s,1H)、7.45(dd,J=7.9,1.2Hz,1H)、7.77(d,J=7.9Hz,1H)、8.89(q,J=4.8Hz,1H)、12.60(s,1H);MS(ESI)m/z 564(M+H)
+。
【0470】
[実施例159]
2−(4−ベンジル−3−オキソピペラジン−1−イル)−N−メチル−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]ベンズアミド
ステップ1
tert−ブチル4−ベンジル−3−オキソピペラジン−1−カルボキシレート
二炭酸ジ−tert−ブチル(750mg、3.44mmol)を、ピペラジン−2−オン(344mg、3.44mmol)のCH
2Cl
2(13mL)中溶液に添加した。溶液を室温にて16時間撹拌し、次いで真空下で濃縮した。残留物をN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶解し、水素化ナトリウム(油中60%分散体、0.25g、6.25mmol)を室温にて添加しながら、窒素下で撹拌した。混合物を30分間撹拌し、次いで臭化ベンジル(0.532mL、4.47mmol)を添加した。混合物を窒素下で1時間撹拌し、反応物を水(3mL)の慎重な添加によりクエンチした。最後に、混合物を水(50mL)で希釈し、室温にて2時間撹拌した。得られた沈殿物を濾過により収集し、水(40mL)で洗浄し、次いで真空下で乾燥して、標題化合物(0.82g、82%)を得た。
1H NMR(400MHz,メタノール−d
4)δppm 1.46(s,9H)、3.30−3.33(m,2H)、3.60(t,J=5.2Hz,2H)、4.11(s,2H)、4.62(s,2H)、7.25−7.37(m,5H);MS(ESI)m/z 291(M+H)
+。
【0471】
ステップ2
1−ベンジルピペラジン−2−オン4−メチルベンゼンスルホネート
tert−ブチル4−ベンジル−3−オキソピペラジン−1−カルボキシレート(0.82g、2.82mmol、ステップ1)およびp−トルエンスルホン酸一水和物(0.645g、3.39mmol)の酢酸エチル(30mL)中溶液を、1時間加熱還流し、次いで室温に冷却し、16時間撹拌した。沈殿物を濾過により収集し、酢酸エチル(10mL)で洗浄し、真空下で乾燥して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz,メタノール−d
4)δppm 2.37(s,3H)、3.46−3.55(m,4H)、3.92(s,2H)、4.66(s,2H)、7.23(d,J=8.2Hz,2H)、7.27−7.39(m,5H)、7.70(d,J=8.2Hz,2H);MS(ESI)m/z 191(M+H)
+。
【0472】
ステップ3
2−(4−ベンジル−3−オキソピペラジン−1−イル)−4−ブロモ−N−メチルベンズアミド
1−ベンジルピペラジン−2−オン4−メチルベンゼンスルホネート(312mg、0.862mmol、ステップ2)、4−ブロモ−2−フルオロ−N−メチルベンズアミド(200mg、0.862mmol)およびトリエチルアミン(0.72mL、5.2mmol)のジメチルスルホキシド(1.5mL)中混合物を、120℃にて71時間加熱した。溶液を室温に冷却し、急速撹拌されている水(40mL)に徐々に添加した。得られた混合物を5分間加熱沸騰させ、次いでこれを室温に冷却しながら激しく撹拌した。粘着性ガム状物が分離した。水性上澄み液をデカントし、残留物を水(2×5mL)ですすぎ、次いでフラッシュクロマトグラフィー(CH
2Cl
2−CH
3OH、100:0−96:4で溶出されるシリカゲル)により精製して、標題化合物(99mg、29%)を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 2.70(d,J=4.6Hz,3H)、3.21−3.30(m,4H)、3.73(s,2H)、4.58(s,2H)、7.24(s,1H)、7.24−7.31(m,4H)、7.31−7.39(m,3H)、8.39(q,J=4.5Hz,1H);MS(ESI)m/z 402/404(M+H)
+。
【0473】
ステップ4
2−(4−ベンジル−3−オキソピペラジン−1−イル)−N−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミド
実施例115、ステップ7の手順を用い、そこに記載されている4−ブロモ−N−エチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミドを2−(4−ベンジル−3−オキソピペラジン−1−イル)−4−ブロモ−N−メチルベンズアミド(ステップ3)に置き換えて、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δppm 1.35(s,12H)、2.88(s,3H)、3.18−3.37(m,4H)、3.84(s,2H)、4.68−4.73(m,2H)、7.27−7.40(m,5H)、7.55(s,1H)、7.67(d,J=6.8Hz,1H)、8.07(d,J=6.8Hz,1H)、8.68(s,1H)。
【0474】
ステップ5
2−(4−ベンジル−3−オキソピペラジン−1−イル)−N−メチル−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]ベンズアミド
実施例115、ステップ8の手順を用い、そこに記載されているN−エチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミドを2−(4−ベンジル−3−オキソピペラジン−1−イル)−N−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミドに置き換えて、標題化合物を得、この標題化合物をヘプタン−酢酸エチルからの結晶化により精製した。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm 1.71−1.80(m,2H)、2.03−2.10(m,2H)、2.61(s,3H)、2.75(d,J=4.9Hz,3H)、3.31(s,4H)、3.60(ddd,J=11.4,7.6,3.4Hz,2H)、3.85(s,2H)、3.85−3.90(m,2H)、4.61(s,2H)、4.96(tt,J=7.1,3.5Hz,1H)、6.77(s,1H)、7.22(s,1H)、7.22−7.33(m,5H)、7.34(d,J=1.5Hz,1H)、7.42(dd,J=7.9,1.5Hz,1H)、7.60(d,J=7.9Hz,1H)、8.55(q,J=4.5Hz,1H)、12.63(s,1H);MS(ESI)m/z 554(M+H)
+。
【0475】
[実施例160]
N−メチル−2−[4−(3−メチルブタノイル)ピペラジン−1−イル]−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]ベンズアミド
実施例124の手順を用い、そこに記載されているシクロプロパンカルボニルクロリドを3−メチルブタノイルクロリドに置き換えて、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 0.92(d,J=6.8Hz,6H)、1.68−1.82(m,2H)、1.93−2.13(m,3H)、2.25(d,J=6.8Hz,2H)、2.60(s,3H)、2.86(d,J=4.7Hz,3H)、2.91−3.06(m,4H)、3.54−3.65(m,2H)、3.66(s,4H)、3.86(ddd,J=11.2,7.1,3.7Hz,2H)、4.96(tt,J=7.1,3.4Hz,1H)、6.76(s,1H)、7.19(s,1H)、7.37(d,J=1.4Hz,1H)、7.44(dd,J=8.1,1.5Hz,1H)、7.75(d,J=8.1Hz,1H)、8.86(q,J=4.7Hz,1H)、12.59(s,1H);MS(ESI)m/z 534(M+H)
+。
【0476】
[実施例161]
4−(シクロペンチルオキシ)−3−メチル−6−[5−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール
ステップ1
1−(5−ブロモピリジン−3−イル)−4−フェニルピペラジン
1−フェニルピペラジン(2.0g、12.3mmol)および3−ブロモ−5−フルオロピリジン(220mg、1.25mmol)の混合物に、220℃にて20分間照射を行った(Biotage Personal Chemistryユニット、300W)。生成物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘプタン−酢酸エチル、90:10−30:70で溶出される。)により精製して、標題化合物(222mg、56%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 0.71−0.98(m,1H)、1.22−1.27(m,2H)、3.21−3.30(m,4H)、3.35−3.46(m,4H)、6.76−6.87(m,1H)、6.97−7.04(m,2H)、7.20−7.29(m,2H)、7.57−7.64(m,1H)、8.07(d,J=1.9Hz,1H)、8.36(d,J=2.6Hz,1H)。
【0477】
ステップ2
4−(シクロペンチルオキシ)−3−メチル−6−[5−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル]−1H−インダゾール
実施例115、ステップ8の手順で、そこに記載されているN−エチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミドを4−(シクロペンチルオキシ)−3−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾール(実施例127、ステップ4)に置き換え、そこに記載されている6−ブロモ−3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾールを1−(5−ブロモピリジン−3−イル)−4−フェニルピペラジンに置き換えて、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.57−1.69(m,2H)、1.69−1.81(m,2H)、1.81−1.91(m,2H)、1.93−1.99(m,2H)、2.53(s,3H)、3.42(dd,J=21.5,7.4Hz,8H)、5.08−5.21(m,1H)、6.69(s,1H)、6.81(t,J=7.2Hz,1H)、7.01(d,J=7.9Hz,2H)、7.18(d,J=0.9Hz,1H)、7.24(dd,J=8.7,7.3Hz,2H)、7.53−7.63(m,2H)、8.32(d,J=1.7Hz,1H)、8.36(d,J=2.7Hz,1H)、12.59(s,1H);MS(ESI)m/z 454(M+H)
+。
【0478】
[実施例162]
tert−ブチル4−{2−[(メチルスルホニル)アミノ]−5−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェニル}ピペラジン−1−カルボキシレート
ステップ1
tert−ブチル4−{5−ブロモ−2−[(トリフルオロアセチル)アミノ]フェニル}ピペラジン−1−カルボキシレート
実施例127、ステップ3の手順を用い、そこに記載されている5−ブロモ−2−ニトロ−N−(2−フェノキシエチル)アニリンをtert−ブチル4−(5−ブロモ−2−ニトロフェニル)ピペラジン−1−カルボキシレート(実施例141、ステップ1)に置き換え、そこに記載されている無水酢酸を無水トリフルオロ酢酸に置き換えて、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.42(s,9H)、2.80−2.85(m,4H)、3.39−3.44(m,4H)、7.33(dd,J=8.5,2.1Hz,1H)、7.35−7.37(m,1H)、7.51(d,J=8.5Hz,1H)、10.50(s,1H);MS(ESI)m/z 452/454(M+H)
+。
【0479】
ステップ2
tert−ブチル4−{5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2−[(トリフルオロアセチル)アミノ]フェニル}ピペラジン−1−カルボキシレート
実施例115、ステップ7の手順を用い、そこに記載されている4−ブロモ−N−エチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミドをtert−ブチル4−{5−ブロモ−2−[(トリフルオロアセチル)アミノ]フェニル}ピペラジン−1−カルボキシレート(ステップ1)に置き換えて、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.30(s,12H)、1.42(s,9H)、2.76−2.84(m,4H)、3.39−3.49(m,4H)、7.44(d,J=1.0Hz,1H)、7.48(dd,J=8.0,1.2Hz,1H)、7.73(d,J=8.0Hz,1H)、10.38(s,1H);MS(ESI)m/z 500(M+H)
+。
【0480】
ステップ3
tert−ブチル4−{2−[(メチルスルホニル)アミノ]−5−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェニル}ピペラジン−1−カルボキシレート
実施例115、ステップ8の手順を用い、そこに記載されているN−エチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミドをtert−ブチル4−{5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2−[(トリフルオロアセチル)アミノ]フェニル}ピペラジン−1−カルボキシレート(ステップ2)に置き換えて、tert−ブチル4−{2−アミノ−5−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェニル}ピペラジン−1−カルボキシレートを得た。この物質(33mg、0.065mmol)をCH
2Cl
2(3mL)中のトリエチルアミン(0.05mL、0.36mmol)と合わせ、メタンスルホニルクロリド(22.4mg、0.2mmol)のCH
2Cl
2(1mL)中溶液を添加しながら、室温にて撹拌した。混合物を室温にて4時間撹拌し、次いでメタノール(3mL)で希釈した。濃NH
4OH(0.5mL)を添加し、混合物を室温にて14時間撹拌し、次いで真空下で濃縮した。残留物を、HPLC(0.1%トリフルオロ酢酸水溶液−CH
3CN、80:20−5:95、15分間にわたって40mL/分で溶出される30×100mm Waters C18 XBridge(商標)カラム)により精製し、次いでフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチルで溶出される。)により精製して、標題化合物(8.3mg、21%)を得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δppm 1.43(s,9H)、1.69−1.80(m,2H)、2.02−2.09(m,2H)、2.60(s,3H)、2.87−2.94(m,4H)、3.15(s,3H)、3.49−3.56(m,4H)、3.60(ddd,J=11.4,7.6,3.4Hz,2H)、3.86(ddd,J=11.1,7.2,3.7Hz,2H)、4.95(tt,J=7.1,3.5Hz,1H)、6.73(s,1H)、7.14(s,1H)、7.40−7.52(m,3H)、8.56(br s,1H)、12.55(s,1H);MS(ESI)m/z 586(M+H)
+。
【0481】
[実施例163]
1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル4−{2−(メチルカルバモイル)−5−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェニル}ピペラジン−1−カルボキシレート
ステップ1
4−ニトロフェニル(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)カーボネート
ビス(4−ニトロフェニル)カーボネート(2.93g、9.64mmol)を、1,1,1−トリフルオロ−2−プロパノール(1.10g、9.64mmol)およびトリエチルアミン(1.65mL、11.9mmol)のCH
2Cl
2(20mL)中氷冷溶液に、10分間かけて少量ずつ添加した。溶液を0℃にて1時間撹拌し、次いでCH
2Cl
2(20mL)で希釈し、1M NaOH(30mL)で洗浄した。有機相を脱水し(MgSO
4)、濃縮して、標題化合物(1.99g、74%)を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δppm 1.54−1.60(m,3H)、5.24(七重線,J=6.4Hz,1H)、7.37−7.45(m,2H)、8.26−8.35(m,2H)。
【0482】
ステップ2
1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル4−{2−(メチルカルバモイル)−5−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]フェニル}ピペラジン−1−カルボキシレート
固体N−メチル−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(ピペラジン−1−イル)ベンズアミド(実施例125、ステップ1)(37.3mg、0.083mmol)を、4−ニトロフェニル(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)カーボネート(27.8mg、0.100mmol)のCH
2Cl
2(1mL)中溶液に添加した。トリエチルアミン(0.040mL、0.29mmol)を添加しながら、混合物を室温にて撹拌し、得られた溶液を14時間撹拌した。メタノール(1mL)を添加し、撹拌をさらに90分間続けた。溶液を真空下で濃縮し、残留物をHPLC((NH
4)
2CO
3水溶液−CH
3CN、80:20−5:95、15分間にわたって40mL/分で溶出される30×100mm Waters C18 XBridge(商標)カラム)により精製して、標題化合物(14mg、29%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.38(d,J=6.8Hz,3H)、1.68−1.83(m,2H)、1.99−2.13(m,2H)、2.61(s,3H)、2.86(d,J=4.7Hz,3H)、2.97−3.09(m,4H)、3.55−3.66(m,6H)、3.86(ddd,J=11.2,7.1,3.7Hz,2H)、4.96(tt,J=7.2,3.9Hz,1H)、5.36(七重線,J=6.8Hz,1H)、6.76(s,1H)、7.20(s,1H)、7.40(d,J=1.4Hz,1H)、7.45(dd,J=8.1,1.4Hz,1H)、7.76(d,J=8.1Hz,1H)、8.85(q,J=4.7Hz,1H)、12.60(s,1H);MS(ESI)m/z 590(M+H)
+。
【0483】
[実施例164]
2−[4−(シクロプロピルアセチル)ピペラジン−1−イル]−N−メチル−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]ベンズアミド
固体1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−1−イウム3−オキシドヘキサフルオロホスフェート(HATU)(76mg、0.200mmol)を、シクロプロピル酢酸(29mg、0.29mmol)、N−メチル−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(ピペラジン−1−イル)ベンズアミド(実施例125、ステップ1)(60mg、0.133mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(0.047mL、0.27mmol)のCH
2Cl
2(2mL)中撹拌混合物に添加した。混合物を室温にて2時間撹拌し、次いでメタノール(1mL)および25%ナトリウムメトキシド/メタノールの溶液(0.2mL)を添加し、混合物をさらに2時間撹拌した。反応混合物を水(5mL)で希釈し、CH
2Cl
2(2×5mL)で抽出した。抽出物を真空下で濃縮し、残留物をHPLC(0.1%トリフルオロ酢酸水溶液−CH
3CN、80:20−5:95、15分間にわたって40mL/分で溶出される30×100mm Waters C18 XBridge(商標)カラム)により精製して、標題化合物(52mg、73%)を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm −0.02−0.06(m,2H)、0.31−0.38(m,2H)、0.81−0.94(m,1H)、1.58−1.68(m,2H)、1.88−1.99(m,2H)、2.20(d,J=6.7Hz,2H)、2.49(s,3H)、2.75(d,J=4.5Hz,3H)、2.85−2.94(m,4H)、3.44−3.59(m,6H)、3.70−3.78(m,2H)、4.85(tt,J=7.2,3.7Hz,1H)、6.65(s,1H)、7.09(s,1H)、7.29(d,J=1.2Hz,1H)、7.35(dd,J=8.0,1.2Hz,1H)、7.65(d,J=8.0Hz,1H)、8.79(q,J=4.5Hz,1H);MS(ESI)m/z 532(M+H)
+。
【0484】
[実施例165]
2−[4−(5−フルオロピリミジン−2−イル)ピペラジン−1−イル]−N−メチル−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]ベンズアミド
5−クロロ−2−フルオロピリミジン(73mg、0.55mmol)を、N−メチル−4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−(ピペラジン−1−イル)ベンズアミド(実施例125、ステップ1)(91.3mg、0.20mmol)およびトリエチルアミン(73mg、0.72mmol)のジメチルスルホキシド(1mL)中溶液に添加した。混合物を40℃にて17時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、HPLC(10mM酢酸アンモニウム水溶液−アセトニトリル、90:10−0:100、12分間にわたって70mL/分で溶出されるWaters Nova−Pak(登録商標)HR C18 6μm 60Å Prep−Pak(登録商標)カートリッジカラム(40mm×100mm))による精製に供して、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.70−1.80(m,2H)、2.01−2.10(m,2H)、2.60(s,3H)、2.87(d,J=4.8Hz,3H)、3.09−3.13(m,4H)、3.59−3.63(m,2H)、3.82−3.92(m,6H)、4.92−5.00(m,1H)、6.67(s,1H)、7.20(s,1H)、7.43(d,J=1.7Hz,1H)、7.47(dd,J=8.1,1.7Hz,1H)、7.80(d,J=8.1Hz,1H)、8.50(s,2H)、9.00(q,J=4.5Hz,1H)、12.58(s,1H);MS(ESI)m/z 546(M+H)
+。
【0485】
[実施例166]
4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−[6−(2,2,2−トリフルオロエチル)−2,6−ジアザスピロ[3.3]ヘプタ−2−イル]ベンズアミド
ステップ1
2−(2,2,2−トリフルオロエチル)−2,6−ジアザスピロ[3.3]ヘプタンビス(p−トルエンスルホネート)
2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(313mg、1.349mmol)を、tert−ブチル2,6−ジアザスピロ[3.3]ヘプタン−2−カルボキシレートヘミオキサレート(293mg、1.204mmol、Burkhard、J.ら、Org.Lett.2008;10:3525−3526頁により記載されている通りに調製した。)およびジイソプロピルエチルアミン(0.42mL、2.4mmol)のテトラヒドロフラン(3mL)中撹拌懸濁液に添加した。混合物を60℃にて3時間加熱し、次いで室温に冷却し、濾過した。固体をテトラヒドロフラン(1mL)で洗浄し、合わせた濾液を真空下で濃縮した。残留物(293mg)を酢酸エチル(10mL)に溶解し、p−トルエンスルホン酸一水和物(300mg、1.577mmol)の温酢酸エチル(4mL)中溶液で処理した。混合物を14時間加熱還流し、得られた懸濁液を室温に冷却し、濾過した。固体を冷酢酸エチル(3mL)で洗浄し、真空下で乾燥して、標題化合物(116mg、18%)を得た。
1H NMR(400MHz,メタノール−d
4)δppm 2.37(s,6H)、4.08(q,J=8.9Hz,2H)、4.35(s,4H)、4.50(s,4H)、7.25(d,J=8.1Hz,4H)、7.71(d,J=8.1Hz,4H);MS(ESI)m/z 181(M+H)
+。
【0486】
ステップ2
4−ブロモ−2−(6−(2,2,2−トリフルオロエチル)−2,6−ジアザスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)ベンゾニトリル
2−(2,2,2−トリフルオロエチル)−2,6−ジアザスピロ[3.3]ヘプタンビス(p−トルエンスルホネート)(ステップ1、116mg、0.221mmol)、4−ブロモ−2−フルオロベンゾニトリル(44.2mg、0.221mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(0.15mL、0.88mmol)のジメチルスルホキシド(3mL)中溶液を、120℃にて45分間加熱した。溶液を室温に冷却し、水(15mL)で希釈した。混合物をCH
2Cl
2(2×15mL)で抽出し、有機相を脱水し(MgSO
4)、真空下で濃縮すると、標題化合物(80mg、100%)が残った。
1H NMR(300MHz,メタノール−d
4)δppm 3.12(q,J=9.6Hz,2H)、3.61(s,4H)、4.26(s,4H)、6.71(d,J=1.7Hz,1H)、6.87(dd,J=8.5,1.7Hz,1H)、7.29(d,J=8.5Hz,1H);MS(ESI)m/z 360/362(M+H)
+。
【0487】
ステップ3
4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2−[6−(2,2,2−トリフルオロエチル)−2,6−ジアザスピロ[3.3]ヘプタ−2−イル]ベンゾニトリル
実施例115、ステップ7の手順を用い、そこに記載されている4−ブロモ−N−エチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)ベンズアミドを4−ブロモ−2−(6−(2,2,2−トリフルオロエチル)−2,6−ジアザスピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)ベンゾニトリルに置き換えて、標題化合物を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δppm 1.33(s,12H)、2.98(q,J=9.5Hz,2H)、3.57(s,4H)、4.29(s,4H)、6.84(s,1H)、7.12(d,J=7.8Hz,1H)、7.37(d,J=7.8Hz,1H);MS(ESI)m/z(M+H)
+。
【0488】
ステップ4
4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−[6−(2,2,2−トリフルオロエチル)−2,6−ジアザスピロ[3.3]ヘプタ−2−イル]ベンズアミド
実施例115、ステップ8の手順を用い、そこに記載されているN−エチル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミドを4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2−[6−(2,2,2−トリフルオロエチル)−2,6−ジアザスピロ[3.3]ヘプタ−2−イル]ベンゾニトリルに置き換えて、4−[3−メチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−[6−(2,2,2−トリフルオロエチル)−2,6−ジアザスピロ[3.3]ヘプタ−2−イル]ベンゾニトリル(23mg、58%)を得た。この物質を実施例132、ステップ2の手順に従って処理して、標題化合物を得、エタノール−水(2mL、50:50)からの結晶化により精製した(7.5mg、32%)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 1.57−1.70(m,2H)、1.87−2.01(m,2H)、2.49(s,3H)、3.06(q,J=10.1Hz,2H)、3.39(s,4H)、3.49(ddd,J=11.3,7.6,3.4Hz,2H)、3.75(ddd,J=11.2,7.1,3.7Hz,2H)、3.87(s,4H)、4.81(tt,J=7.1,3.5Hz,1H)、6.53(d,J=1.5Hz,1H)、6.58(s,1H)、6.87(dd,J=7.9,1.5Hz,1H)、7.01(s,1H)、7.14(s,1H)、7.18(d,J=7.6Hz,1H)、7.48(s,1H)、12.45(s,1H);MS(ESI)m/z 530(M+H)
+。
【0489】
[実施例167]
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−N−メチル−2−[4−(2,2,3,3−テトラフルオロプロピル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
ステップ1
4−ブロモ−N−メチル−2−[4−(2,2,3,3−テトラフルオロプロピル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
標題化合物は、実施例108、ステップ1の手順に従い、1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジンを1−(2,2,3,3−テトラフルオロプロピル)ピペラジンに置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 2.70−2.74(m,4H)、2.79(d,J=4.8Hz,3H)、2.92−2.95(m,4H)、3.00−3.11(m,2H)、6.32−6.69(m,1H)、7.25(m,1H)、7.27(m,1H)、7.49(m,1H)、8.60(m,1H);MS(ESI
+)m/z 412/414(M+H)
+。
【0490】
ステップ2
N−メチル−2−[4−(2,2,3,3−テトラフルオロプロピル)ピペラジン−1−イル]−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミド
標題化合物は、実施例108、ステップ2の手順に従い、実施例108、ステップ1の生成物をステップ1の生成物に置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.30(s,12H)、2.72−2.75(m,4H)、2.82(d,J=4.8Hz,3H)、2.91−2.94(m,4H)、3.02−3.13(m,2H)、6.39−6.73(m,1H)、7.40−7.43(m,2H)、7.67(m,1H)、8.94(m,1H);MS(ESI
+)m/z 460(M+H)
+。
【0491】
ステップ3
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−N−メチル−2−[4−(2,2,3,3−テトラフルオロプロピル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
標題化合物は、実施例108、ステップ3の手順に従い、実施例108、ステップ2の生成物をステップ2の生成物に置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.72−1.82(m,2H)、1.97−2.12(m,2H)、2.76−2.79(m,4H)、2.85(d,J=4.8Hz,3H)、3.01−3.05(m,4H)、3.08(m,1H)、3.13(m,1H)、3.53−3.59(m,2H)、3.84−3.90(m,2H)、4.92(m,1H)、5.00(br,2H)、6.36−6.71(m,1H)、6.64(m,1H)、7.00(m,1H)、7.37−7.43(m,2H)、7.76(m,1H)、8.95(m,1H)、11.47(m,1H);MS(ESI
+)m/z 565(M+H)
+。
【0492】
[実施例168]
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−N−メチル−2−[4−(3,3,3−トリフルオロプロピル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
ステップ1
4−ブロモ−N−メチル−2−[4−(3,3,3−トリフルオロプロピル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
標題化合物は、実施例108、ステップ1の手順に従い、1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジンを1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)ピペラジン二塩酸塩に置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 2.45(m,2H)、2.54−2.61(m,6H)、2.80(d,J=4.8Hz,3H)、2.91−2.94(m,4H)、7.25−7.28(m,2H)、7.49(m,1H)、8.59(m,1H);MS(ESI
+)m/z 394/396(M+H)
+。
【0493】
ステップ2
N−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2−[4−(3,3,3−トリフルオロプロピル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
標題化合物は、実施例108、ステップ2の手順に従い、実施例108、ステップ1の生成物をステップ1の生成物に置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.30(s,12H)、2.46(m,2H)、2.57−2.62(m,6H)、2.82(d,J=4.8Hz,3H)、2.90−2.93(m,4H)、7.37−7.41(m,2H)、7.64(m,1H)、8.84(m,1H);MS(ESI
+)m/z 442(M+H)
+。
【0494】
ステップ3
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−N−メチル−2−[4−(3,3,3−トリフルオロプロピル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
標題化合物は、実施例108、ステップ3の手順に従い、実施例108、ステップ2の生成物をステップ2の生成物に置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.70−1.82(m,2H)、2.01−2.09(m,2H)、2.43(m,2H)、2.59−2.64(m,6H)、2.85(d,J=4.8Hz,3H)、3.00−3.03(m,4H)、3.53−3.60(m,2H)、3.83−3.90(m,2H)、4.92(m,1H)、4.99(br,2H)、6.64(m,1H)、7.00(m,1H)、7.35−7.42(m,2H)、7.75(m,1H)、8.97(m,1H)、11.46(m,1H);MS(ESI
+)m/z 547(M+H)
+。
【0495】
[実施例169]
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−[4−(2,2−ジフルオロエチル)ピペラジン−1−イル]−N−メチルベンズアミド
ステップ1
4−ブロモ−2−[4−(2,2−ジフルオロエチル)ピペラジン−1−イル]−N−メチルベンズアミド
標題化合物は、実施例108、ステップ1の手順に従い、1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジンを1−(2,2−ジフルオロエチル)ピペラジンに置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 2.66−2.69(m,4H)、2.75−2.84(m,5H)、2.92−2.94(m,4H)、6.01−6.31(m,1H)、7.25−7.28(m,2H)、7.48(m,1H)、8.59(m,1H);MS(ESI
+)m/z 362(M+H)
+。
【0496】
ステップ2
2−[4−(2,2−ジフルオロエチル)ピペラジン−1−イル]−N−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミド
標題化合物は、実施例108、ステップ2の手順に従い、実施例108、ステップ1の生成物をステップ1の生成物に置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.30(s,12H)、2.69−2.71(m,4H)、2.76−2.85(m,5H)、2.90−2.93(m,4H)、6.01−6.31(h,1H)、7.37−7.41(m,2H)、7.63(m,1H)、8.81(m,1H);MS(ESI
+)m/z 410(M+H)
+。
【0497】
ステップ3
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−[4−(2,2−ジフルオロエチル)ピペラジン−1−イル]−N−メチルベンズアミド
標題化合物は、実施例108、ステップ3の手順に従い、実施例108、ステップ2の生成物をステップ2の生成物に置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.70−1.82(m,2H)、2.01−2.12(m,2H)、2.72−2.78(m,6H)、2.85(d,J=4.8Hz,3H)、3.01−3.04(m,4H)、3.53−3.61(m,2H)、3.82−3.90(m,2H)、4.92(m,1H)、4.99(br,2H)、5.99−6.36(m,1H)、6.64(m,1H)、7.00(m,1H)、7.37−7.44(m,2H)、7.75(m,1H)、8.96(m,1H)、11.47(m,1H);MS(ESI
+)m/z 515(M+H)
+。
【0498】
[実施例170]
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−N−メチル−2−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
ステップ1
tert−ブチル4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル)ピペラジン−1−カルボキシレート
tert−ブチルピペラジン−1−カルボキシレート(0.289g、1.55mmol)、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルトリフルオロメタンスルホネート(0.700g、2.481mmol)およびトリエチルアミン(2.2mL、15.78mmol)を、トルエン(7.8mL)中で80℃にて終夜加熱した。次いで、混合物を室温に冷却し、真空中で濃縮した。残留物を1M水酸化ナトリウム水溶液(10mL)で処理し、次いで混合物を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、濃縮した。粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(0から10%のメタノール−酢酸エチル、溶離液)により精製して、標題化合物を無色油状物、0.426g(86%)として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.46(s,9H)、2.60(m,4H)、2.99(m,2H)、3.43(m,4H);MS(ESI
+)319(M+H)
+。
【0499】
ステップ2
1−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル)ピペラジン
ステップ1の生成物(0.426g、1.138mmol)をCH
2Cl
2(4mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(4mL、51.9mmol)で処理した。混合物を室温にて2時間撹拌し、次いで真空中で濃縮した。残留物を1M炭酸カリウム水溶液(15mL)で処理し、次いでこの混合物をジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、濃縮して、標題化合物を無色油状物、0.292g(100%)として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 2.95−2.98(m,4H)、3.08(m,2H)、3.23−3.26(m,4H)、9.40(br,1H);MS(DCI
+)m/z 219(M+H)、236(M+NH
4)。
【0500】
ステップ3
4−ブロモ−N−メチル−2−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
標題化合物は、実施例108、ステップ1の手順に従い、1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジンをステップ2からの生成物に置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 2.72−2.81(m,9H)、2.92−2.95(m,4H)、7.25−7.28(m,2H)、7.48(m,1H)、8.59(m,1H);MS(DCI
+)m/z 430/432(M+H)
+。
【0501】
ステップ4
N−メチル−2−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル)ピペラジン−1−イル]−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミド
標題化合物は、実施例108、ステップ2の手順に従い、実施例108、ステップ1の生成物をステップ3の生成物に置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.30(s,12H)、2.77−2.84(m,7H)、2.90−2.93(m,4H)、3.20−3.28(m,2H)、7.38−7.42(m,2H)、7.64(m,1H)、8.85(m,1H);MS(ESI
+)m/z 478(M+H)
+。
【0502】
ステップ5
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−N−メチル−2−[4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
標題化合物は、実施例108、ステップ3の手順に従い、実施例108、ステップ2の生成物をステップ4の生成物に置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.81−1.84(m,2H)、2.04−2.07(m,2H)、2.86−2.89(m,7H)、3.09−3.11(m,4H)、3.30−3.35(m,2H)、3.53−3.56(m,2H)、3.88−3.92(m,2H)、4.87−5.02(m,3H)、6.84(m,1H)、7.16(m,1H)、7.48−7.50(m,2H)、7.79(m,1H)、8.96(m,1H)、11.77(m,1H);MS(ESI
+)583(M+H)
+。
【0503】
[実施例171]
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−{4−[(3,3−ジフルオロシクロブチル)メチル]ピペラジン−1−イル}−N−メチルベンズアミド
ステップ1
(3,3−ジフルオロシクロブチル)メタノール
水素化ホウ素ナトリウム(0.556g、14.70mmol)のテトラヒドロフラン(50mL)中懸濁液を0℃に冷却し、次いで3,3−ジフルオロシクロブタンカルボン酸(2g、14.70mmol)のテトラヒドロフラン(50mL)中溶液で滴下処理した。添加完了後、反応フラスコを冷浴から取り出し、反応物を室温にて1時間撹拌した。この後、反応混合物を再度0℃に冷却した。次いで、三フッ化ホウ素ジエチルエーテレート(1.862mL、14.70mmol)をゆっくりと添加し、反応物を0℃にて終夜、徐々に室温に加温しながら撹拌した。次いで、混合物を再度0℃に冷却し、25mLの95%エタノールでクエンチした。混合物を氷浴中で1時間撹拌し、次いで混合物を真空中で濃縮した。残留物をCH
2Cl
2とブラインとの間で分配し、相を分離した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、真空中で濃縮して、標題化合物を淡黄褐色油状物、1.629g(91%)として得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δppm 2.31−2.38(m,3H)、2.60−2.66(m,2H)、3.67(m,2H);MS(DCI
+)m/z 123(M+H)
+。
【0504】
ステップ2
(3,3−ジフルオロシクロブチル)メチル4−メチルベンゼンスルホネート
ピリジン(40mL)中のステップ1からの生成物(1.629g、13.34mmol)を0℃に冷却し、次いで3回に分けてp−トルエンスルホニルクロリド(6.61g、34.7mmol)で処理した。反応混合物を0℃にて終夜、徐々に室温に加温しながら撹拌した。次いで、反応混合物を氷水に注ぎ入れた。混合物をCH
2Cl
2で3回抽出し、次いで合わせた有機物をNa
2SO
4で脱水し、真空中で濃縮した。粗物質をシリカゲルクロマトグラフィー(5から50%の酢酸エチル−ヘプタン、溶離液)により精製して、標題化合物を無色油状物、1.926g(52%)として得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δppm 2.04−2.36(m,2H)、2.45−2.71(m,3H)、2.46(s,3H)、4.06(d,J=6.4Hz,2H)、7.37(m,2H)、7.80(m,2H);MS(ESI
+)m/z 294(M+NH
4)。
【0505】
ステップ3
N−メチル−2−(ピペラジン−1−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミド
標題化合物は、実施例170、ステップ2の手順に従い、実施例170、ステップ1の生成物を実施例111、ステップ1の生成物に置き換えて調製した。粗物質を精製することなく次のステップに直接持ち込んだ。MS(ESI
+)m/z346(M+H)
+。
【0506】
ステップ4
2−{4−[(3,3−ジフルオロシクロブチル)メチル]ピペラジン−1−イル}−N−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミド
標題化合物は、実施例170、ステップ1の手順に従い、tert−ブチルピペラジン−1−カルボキシレートをステップ3の生成物に置き換え、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルトリフルオロメタンスルホネートをステップ2の生成物に置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.30(s,12H)、2.21−2.33(m,4H)、2.62−2.72(m,4H)、2.81(d,J=6.7Hz,3H)、2.88−2.91(m,4H)、3.91(m,1H)、4.02(m,2H)、7.38−7.41(m,2H)、7.65(m,1H)、8.89(m,1H);MS(ESI
+)450(M+H)
+。
【0507】
ステップ5
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−{4−[(3,3−ジフルオロシクロブチル)メチル]ピペラジン−1−イル}−N−メチルベンズアミド
標題化合物は、実施例108、ステップ3の手順に従い、実施例108、ステップ2の生成物をステップ4の生成物に置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.71−1.81(m,2H)、2.01−2.08(m,2H)、2.23−2.37(m,4H)、2.56−2.59(m,4H)、2.85(d,J=4.8Hz,3H)、2.97−3.04(m,4H)、3.47−3.61(m,2H)、3.78−4.02(m,5H)、4.85−4.99(m,3H)、6.64(m,1H)、7.00(m,1H)、7.39−7.42(m,2H)、7.74−7.77(m,1H)、9.01(m,1H)、11.47(m,1H);MS(ESI
+)m/z 555(M+H)
+。
【0508】
[実施例172]
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−[4−(2,2−ジフルオロプロピル)ピペラジン−1−イル]−N−メチルベンズアミド
ステップ1
tert−ブチル4−[5−ブロモ−2−(メチルカルバモイル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキシレート
標題化合物は、実施例108、ステップ1の手順に従い、1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジンをtert−ブチルピペラジン−1−カルボキシレートに置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δppm 1.42(s,9H)、2.80(d,J=4.8Hz,3H)、2.89(m,4H)、3.47(m,4H)、7.27−7.30(m,2H)、7.51(m,1H)、8.57(m,1H);MS(ESI
+)m/z 398/400(M+H)
+。
【0509】
ステップ2
4−ブロモ−N−メチル−2−(ピペラジン−1−イル)ベンズアミド
標題化合物は、実施例170、ステップ2の手順に従い、ステップ1の生成物を実施例ステップ1の生成物に置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 2.80−2.92(m,11H)、7.23−7.28(m,2H)、7.53(m,1H)、8.74(m,1H);MS(ESI
+)m/z 298/300(M+H)
+。
【0510】
ステップ3
4−ブロモ−N−メチル−2−[4−(2−オキソプロピル)ピペラジン−1−イル]ベンズアミド
ステップ2(0.656g、2.2mmol)のアセトニトリル(11mL)中溶液を、炭酸カリウム(0.365g、2.64mmol)で処理し、室温にて5分間撹拌した。次いで、クロロアセトン(0.18mL、2.237mmol)を滴下添加した。反応物を室温にて5分間撹拌し、次いで終夜撹拌還流した。この後、混合物を室温に冷却し、水に注ぎ入れ、ジクロロメタンで3回抽出した。抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮した。残留物をシリカゲル上でクロマトグラフィーにかけて(0から10%のメタノール−酢酸エチル、溶離液)、標題化合物を濃厚な黄色油状物、0.596g(76%)として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 2.09(s,3H)、2.55−2.58(m,4H)、2.79(d,J=4.9Hz,3H()、2.93−2.95(m,4H)、3.25(s,2H)、7.25−7.28(m,2H)、7.50(m,1H)、8.64(m,1H);MS(ESI
+)m/z 354/356(M+H)
+。
【0511】
ステップ4
4−ブロモ−2−[4−(2,2−ジフルオロプロピル)ピペラジン−1−イル]−N−メチルベンズアミド
ステップ3(0.300g、0.847mmol)のジクロロメタン(9mL)中溶液を−78℃に冷却し、次いで(ジエチルアミノ)硫黄トリフルオリド(DAST)(0.34mL、2.57mmol)で滴下処理した。反応物を、最初は−78℃にて、次いで徐々に室温に加温しながら終夜撹拌した。この後、反応物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液(10mL)でクエンチし、次いで混合物をジクロロメタン(各20mL)で3回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で脱水し、濃縮した。粗物質をさらに精製することなく次の反応に直接持ち込んだ。MS(ESI
+)m/z376/378(M+H)
+。
【0512】
ステップ5
2−[4−(2,2−ジフルオロプロピル)ピペラジン−1−イル]−N−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミド
標題化合物は、実施例108、ステップ2の手順に従い、実施例108、ステップ1の生成物をステップ4の生成物に置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.30(s,12H)、1.65(m,3H)、2.69−2.93(m,13H)、7.39−7.42(m,2H)、7.66(m,1H)、8.92(m,1H);MS(ESI
+)424(M+H)
+。
【0513】
ステップ6
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−[4−(2,2−ジフルオロプロピル)ピペラジン−1−イル]−N−メチルベンズアミド
標題化合物は、実施例108、ステップ3の手順に従い、実施例108、ステップ2の生成物をステップ5の生成物に置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.65(m,3H)、1.72−1.80(m,2H)、2.03−2.08(m,2H)、2.75−2.86(m,9H)、3.01−3.03(m,4H)、3.54−3.59(m,2H)、3.84−3.89(m,2H)、4.90−5.00(m,3H)、6.64(m,1H)、7.00(m,1H)、7.38−7.42(m,2H)、7.76(m,1H)、8.99(m,1H)、11.48(m,1H);MS(ESI
+)m/z 529(M+H)
+。
【0514】
[実施例173]
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−{4−[(2,2−ジフルオロシクロプロピル)メチル]ピペラジン−1−イル}−N−メチルベンズアミド
ステップ1
2−{4−[(2,2−ジフルオロシクロプロピル)メチル]ピペラジン−1−イル}−N−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアミド
標題化合物は、実施例170、ステップ1の手順に従い、tert−ブチルピペラジン−1−カルボキシレートを実施例171、ステップ3の生成物に置き換え、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルトリフルオロメタンスルホネートを2−(ブロモメチル)−1,1−ジフルオロシクロプロパンに置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.18(m,1H)、1.32(s,12H)、1.60(m,1H)、1.84(m,1H)、2.56−2.69(m,6H)、2.81(d,J=4.7Hz,3H)、2.91−2.94(m,4H)、7.38−7.41(m,2H)、7.64(m,1H)、8.85(m,1H);MS(ESI
+)m/z 436(M+H)
+。
【0515】
ステップ2
4−[3−アミノ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)−1H−インダゾール−6−イル]−2−{4−[(2,2−ジフルオロシクロプロピル)メチル]ピペラジン−1−イル}−N−メチルベンズアミド
標題化合物は、実施例108、ステップ3の手順に従い、実施例108、ステップ2の生成物をステップ1の生成物に置き換えて調製した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δppm 1.20(m,1H)、1.61(m,1H)、1.71−1.93(m,3H)、2.02−2.08(m,2H)、2.57−2.68(m,6H)、2.85(d,J=4.7Hz,3H)、3.02−3.05(m,4H)、3.54−03.60(m,2H)、3.83−3.90(m,2H)、4.89−4.99(m,3H)、6.64(m,1H)、7.00(m,1H)、7.38−7.43(m,2H)、7.77(m,1H)、9.01(m,1H)、11.47(m,1H);MS(ESI
+)m/z 541(M+H)
+。
【0516】
生物学的活性の決定
略語:ahxは2−アミノヘキサン酸;ATPはアデノシン三リン酸;BSAはウシ血清アルブミン;EDTAはエチレンジアミン四酢酸;HEPESは(2−(4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル)エタンスルホン酸);LCKは白血球特異的タンパク質チロシンキナーゼ;Tween(登録商標)はポリエチレングリコールソルビタンモノラウレートである。
【0517】
TrkAキナーゼ、TrkBキナーゼおよびTrkCキナーゼにおける阻害能力の決定
TrkA、TrkBおよびTrkC酵素は、Invitrogenから(それぞれ、カタログ番号PV3144、PV3616およびPV3617として)入手した。化合物のTrkA、TrkBおよびTrkC酵素の酵素活性を阻害する能力は、別個のアッセイで決定した。酵素活性は、ビオチン化合成ペプチド基質(Genemed SynthesisからのLCKペプチド類似体、ビオチン−ahx−GAEEEIYAAFFA)の酵素的リン酸化を検出する、HTRF(登録商標)(均一時間分割蛍光)測定によって測定した。リン酸化は、ドナーフルオロフォアとしてEu
3+クリプレート(Cisbio)にコンジュゲートした抗ホスホチロシン抗体およびアクセプターフルオロフォアとしてアロフィコシアニン(ProZyme)にコンジュゲートしたストレプトアビジンの存在下でHTRF(登録商標)によって評価される。HTRF(登録商標)シグナルは、2つの異なる波長(620nmおよび665nm)で検出し、これを使用して蛍光比を計算した。
【0518】
各酵素は、初期反応速度の正確な測定を確保するために最適化された濃度まで滴定した。Trk酵素に活性化および自動リン酸化を受けさせるために、試験化合物およびペプチド基質の添加前にATPと一緒の20分プレインキュベーションを行った(最終標的酵素およびATP濃度の2倍で)。
【0519】
TrkAインビトロアッセイを、50mM HEPES pH7.4、10mM MgCl
2、2mM MnCl
2、100μM Na
3VO
4、1mMジチオトレイトール、0.01%BSA(ウシ血清アルブミン)中、ATP(200μM)と一緒にTrkA(2−10nM)を周囲温度で20分間プレインキュベートすることによって行った。次いで、活性化されたTrk酵素混合物に、2%ジメチルスルホキシド中試験化合物を添加した。10分後、ペプチド基質(125nM)を添加した。1時間後、等しい反応容量の検出/停止試薬(40mM HEPES pH 7.4、480mM KF、0.01% Tween(登録商標)20および0.1%BSAウシ血清アルブミン中60mM EDTA中にCisbioからのユウロピウムで標識された0.2μg/mLの抗ホスホチロシンモノクローナル抗体(カタログ番号PT66−K)およびProZymeからの4μg/mLのPhycoLink(登録商標)Streptavidin−Allophycocyaninコンジュゲート(カタログ番号PJ25S)を含有する)の添加によって、酵素反応を終了させた。PerkinElmer EnVision(商標)蛍光検出器で蛍光比シグナルを読み取る前に、反応プレートを4℃で一晩保存した。反応速度を得る時点で個々の反応ウェルを停止した。試験阻害剤化合物を、一連の濃度にわたって(例えば、高い化合物濃度として50μMまたは5μMで出発して)ハーフログ連続希釈で、二通りでアッセイした。Trk酵素阻害パーセントは、阻害されていない対照に対して阻害された反応の初期速度から計算した。以下の式1
阻害%=100[I]/([I]+[IC
50]) 式1
で、アッセイにおける阻害剤の濃度[I]に対して阻害パーセントを当てはめることによってIC
50値を計算して、IC
50を求めた。
【0520】
TrkBおよびTrkCインビトロアッセイは、これらの酵素について、標的にされたアッセイATP濃度が5μMであったことを除き、上に記載されたとおりに行った。
【0521】
【表1】
【0522】
骨関節炎疼痛を軽減するための化合物の効力の決定
上記のTrkA阻害剤のメンバーを試験し、骨関節炎疼痛の軽減に効果的であるとわかった。試験した化合物を、当業者に周知のインビボモデルである、モノヨード酢酸誘導骨関節炎疼痛のラットモデルで評価した。疼痛の様々なモデルの一般評論は、JoshiおよびHonore、Expert Opinion in Drug Discovery(2004年)1、323−334頁および書籍「Drug Discovery and Evaluation」、第2版(H.Gerhard Vogel、編者;Springer−Verlag、New York、2002年;702−706頁に見出すことができる。
【0523】
骨関節炎モデルにおける活性
疼痛挙動を、骨関節炎成体ラットで後肢把持力(GF)の測定によって評価した。概して125−150gの重さのある雄Sprague Dawleyラットに、モノヨード酢酸(MIA)ナトリウムの単回関節内注射で片側膝関節に注射した。MIA注射後に21−28日目でラットを試験した。活性誘導疼痛の挙動測定を行った。ピーク後肢把持力の測定を、市販の把持力測定システム(Columbus Instruments、Columbus、OH)において、後肢歪みゲージセットアップで及ぼした、重量グラム単位での最大圧縮力(CF
max)を記録することにより行った。
【0524】
試験中、各ラットを、その胸郭の周りでそれを把握することによって優しく拘束し、次いで、歪みゲージに取り付けたワイヤメッシュ枠を把握させた。次いで、実験者は、把持が損なわれるまで、吻側から尾側の方向に動物を動かした。各ラットをおおよそ2−3分間隔で連続的に2回試験して、生の平均把持力(CF
max)を得た。そして次に、この生の平均把持力データを各動物について、重量グラム/体重1kgとして、最大後肢累積的圧縮力(CF
max)に変換した。
【0525】
化合物効果を評価するために、MIA処置ラットにおける後肢把持力試験を、試験化合物を概して投与30−60分後に行った。年齢を適合させたナイーブ(MIAを注射していない)動物の群を、薬物投与群に対するコンパレータとして加えた。MIA処置動物の各群についてのビヒクル対照応答を0%応答(0%効果)として定義し、一方でナイーブ対照群を、通常応答および100%効果として定義した。効果%=(処置CF
max−ビヒクルCF
max)/ビヒクルCF
max]×100。効果%の数字が高ければ高いほど、モデルにおける疼痛からの緩和の増加を示し、100%は、通常(非骨関節炎)動物に見られる応答のレベルへの回復を示す。このモデルで薬物効果を評価する実験のすべては、無作為化盲検方式で行った。
【0526】
動物、化合物および投与。特に断りのない限り、Charles River Laboratories(Wilmington、MA)から入手した雄Sprague Dawleyラット(試験時に概して250−300g体重)をすべての実験に使用した。動物を、Abbott Laboratoriesにおける実験動物ケア評価認証協会(AAALAC)許可施設において、午前6時に点灯して制御された12時間の明暗周期下、温度調整された環境で飼育した。試験中を除いて、食物および水はすべての時間で自由に利用できた。すべての試験を、Abbott Laboratories組織的動物ケアおよび使用委員会で許可されたプロトコルで概略された手順後に行った。
【0527】
以下の表は、本発明の化合物が、経口投与後のMIAモデルにおける効力とともに、骨関節炎疼痛の軽減に有効であることを例証する:
【0528】
【表2】
【0529】
本発明の代表的化合物は、このモデルで活性であり、本発明の好ましい化合物は、約0.1から100mg/kg体重の範囲の用量で活性である。
【0530】
上述の詳細な説明および添付の実施例は、単に例証的なものであり、添付の特許請求の範囲およびこれらの等価物によってのみ定義される本発明の範囲に対する限定と見なされるべきではないことが理解される。開示された実施形態に対する様々な変化および変更は、当業者に明らかである。限定することなく、化学構造、置換基、誘導体、中間体、合成、製剤、もしくは方法、または本発明の使用のこのような変化および変更の任意の組合せに関連するものを含む、このような変化および変更は、本発明の精神および範囲から逸脱することなくなされてもよい。